【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 24】 (1000)



 この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
 多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

 地球に芽生えた、知的生命体――人間。
 言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
 彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

 2XX0年――。
 とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
 彼は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

 星の力を『掴んだ/攫んだ』――彼は――始まりのグラスパー。

 彼の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


 星の力を巡る、欲しの物語



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 ――お嬢様は、友達がいらっしゃらないのですか?

 その言葉が、杭のように心臓を貫いた。

「ま、まさか…友達なんているわよ…?」

 そう、いる。
 いや、いた。
 でも今…夜にメールして雑談をしてくれるような知人はいるだろうか?
 あれ、まさか本当にわたしって…ひとりぼっち?

 いやいやいやいや、そんなはずはない。
 そんなことはあってはならない! この高円宮夜子には、友達がいる!

 ……胸を張れなかった。
 胸を張って、そう宣言することができなかった。

 何ていう屈辱!
 こうなったら、友達なんて100人作ってあげるわよ。
 今にみていなさい、この高円宮夜子にかかれば、そんなものは楽勝なんだからねっ!


 過去スレ
 冬也編1~4
 明編4~7
 ハワード編7~11
 幸晴編11~14
 独楽編14~17
 デイモン編18~21
 夜子(日常・バトル成分控えめ)編22~
 1 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル - SSまとめ速報
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 2 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 2】 - SSまとめ速報
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 3 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 3】 - SSまとめ速報
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 4 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 4】 - SSまとめ速報
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 5 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 5】 - SSまとめ速報
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 6 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 6】 - SSまとめ速報
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 7 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 7】 - SSまとめ速報
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 8 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 8】 - SSまとめ速報
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 9 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 9】 - SSまとめ速報
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 10 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 10】 - SSまとめ速報
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 11 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 11】 - SSまとめ速報
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 12 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 12】 - SSまとめ速報
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 13 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 13】 - SSまとめ速報
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 15 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 15】 - SSまとめ速報
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 16 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 16】 - SSまとめ速報
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 17 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 17】 - SSまとめ速報
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 18 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 18】 - SSまとめ速報
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 19 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 19】 - SSまとめ速報
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 20 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 20】 - SSまとめ速報
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 21 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 21】 - SSまとめ速報
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 22 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 22】 - SSまとめ速報
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 23 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 23】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1423564920/)




 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:47 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム114/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 90
 Vi:60 Da:57 Vo:66
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 80
 Vi:50 Da:35 Vo:45
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 90
 Vi:75 Da:47 Vo:39
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 60
 Vi:70 Da:69 Vo:56
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 70
 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口 ?
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒 80
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者 100
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人 200
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人 80
 蔵屋敷銀侍:サムライ 60
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 50
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏



 ――アイパ部部室――

夜子「いよいよ、明日はライブハウスでのライブよ」

夜子「そこで、すっかり忘れてたセットリストを考えるわ」

依姫「何曲やれんの?」

夜子「3曲か、4曲ってところね」

桜花「3で」

百合「そうやって楽したいからって…」

桜花「違うもん、そういうんじゃないもん」

時音「何でもいいっつの…」

幸晴「でも、新曲の『idol for you』はまだ、ちょっと間に合わないな…」

幸晴「無理やり形にしてもいいけど…急ごしらえじゃ不安は残るし…」

夜子「やってやれないことはないはずよ。危ない橋にはなるかも知れないけれど」


 【安価下1】
 さて、どんなセットリストにしようか
 A rain dance バラード・2
 B Shadow バラード・9
 C 戦国姫 ダンサブルナンバー・4
 D クチナシの果実 アップテンポ・4
 E 天下人 ダンサブルナンバー・4
 F idol for you バラード・0

 ※3曲or4曲できるよ!
  『ABC』なら、『rain dance→Shadow→戦国姫』って感じで3曲だけってことになるよ! 順番にアルファベットを並べてね!

BEF


 >>9を採用でござる
 あと、ついでに前スレ>1000は不採用っす、すまぬ…

―――――

 セットリスト:『Shadow』→『天下人』→『idol for you』

夜子「『天下人』も『idol for you』もライブでは初披露ね…」

幸晴「『idol for you』を形にしないとマズいな…。時間ないのに」

依姫「でもまあ…堅くいくならこんなもんだよな?」

百合「ですね…」

桜花「よしっ…3曲…」

時音「んで、明日なのに間に合うのか、最後の」

夜子「間に合わせるしかないわね」

幸晴(退校時間まで、あと1時間…。ダンスメインじゃあないとは言え、厳しいかも…)


 【安価下1】
 1 さて、じゃあ練習用のスタジオを押さえて、覚えるまでみっちり練習だ
 2 とりあえず、学校で退校時間ぎりぎりまでめいっぱいやって、明日も朝からみっちりやる…と
 3 その他、妙案求む


夜子「とにかく、あと1時間をみっちりやって、明日も朝からみっちり練習よ」

桜花「うげ…」

依姫「ええー…」

百合「明日のライブは何時からなんですか?」

夜子「何時だったかしら…?」

幸晴「18時開場、18時半開演、出番は2番目だから19時ころ…」

夜子「あら、さすがマネージャーね」

時音「せかせか生きてんな…」

幸晴「せかせかって…」

夜子「さ、やるわよ!」


 【安価下1】
 そして、とりあえず部活が終わって帰宅しました
 1 GS練習
   A 203/100
   B 114/200
 2 コミュ
   ※相手も併記だお?
 3 自主練!
 4 その他、自由


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 アーム 114/200

 ※ポイントとかアームとか、記載してなくてごめんなさいでした…


 アーム 180/200

夜子「そう言えば…明日のライブって、他にも出演者がいるのよね…」

透「…」コクッ

夜子「やっぱり、バリバリのバンドマンばかりなのかしら…?」

透「…」つタブレット

夜子「明日のブッキング…? 2番目ね…。えーと…うーん…グループ名だけじゃ、分からないけど…普通にきっとバンドばかりよね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 アウェーだろうなあ…
 7~9 おやおや…? トリに『真城以外愉快な仲間達』って…


夜子「――って…あら…?」

夜子「『真城以外愉快な仲間達』って…」

夜子「何で彼らが…」

透「…」

夜子「…」

夜子「けれど…知り合いがいるのは、何となく心強いわね…」


 【直下 コンマ判定】
 そして、朝からみっちり…
 1~3 しようと思ったら、遅刻しやがって!
 4~6 やった…けど…不安は残る
 7~9 ばっちりやっといたぜ!


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:47 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫
 Vi:60 Da:57 Vo:66
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花
 Vi:50 Da:35 Vo:45
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合
 Vi:75 Da:47 Vo:39
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化
 Vi:70 Da:69 Vo:56
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰
 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏


 ――某市・とあるライブハウス――

スタッフ「えーと…百夜桜乃音姫…さん」

夜子「そうよ」

スタッフ「…楽器は?」

夜子「ないわ。音源はこれだから」

スタッフ「…マイクは何本?」

夜子「5本よ」

スタッフ「…逆リハなんで、待機でおなしゃーす」

幸晴「はーい――って…やっぱり、すごく、何か…浮いてる…」

夜子「まあ、こんなものよね」

<うぇーい

<あーあーあーあー、返しもっとくださーい

幸晴「何故か、天宮市で会った、あの人達もいるし…」


 【安価下1】
 1 さあ、ライブだ!
 2 ライブ前の、ちょっとした時間だけやっとく?


百合「何だか…煙たいですね」

時音「ハコなんてそんなもんだろ…」

百合「でも何だか、タバコがあっちもこっちも…」

桜花「…」ガチャガチャ ←グラバトプレー中

<くそっ…何だ、こいつ…! 強すぎだろ…!

幸晴「何だか…自分で出るわけじゃないのに変な緊張…」

依姫「ゆっきーも出れば? あのひっどい女装で」

幸晴「やだよ…」

夜子(正直…『idol for you』は不安ね…。でも、こうなったら本番でやるしかない…)

透「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アイドルってだけで、何かかなーり浮いてて、バンドマンからくすくすされてる状態。ぶっちゃけアウェー
 4~6 『真城以外愉快な仲間達』が絡んできて、アウェー感を感じず
 7~9 『ドキ☆J』効果で注目されてる。あれ、ものすげえ視聴率なんだね


真城「うぇーい! また会ったね、元気ー?」

雲原「うぇーいだと、今時…」ヒソ

音多「真城だからな…」ヒソ

夏「あの絡み方、雑だよなあ…。あからさまにちょっとビビり気味なのに、あの感じ…」ヒソ

真城「ひそひそ言わないで直接言えばいいじゃん!」

夜子「あなた達…どうして、こんなところにいらっしゃるの?」

真城「ふっふっふっ…実は、全国遠征ライブ中なんだ」

雲原「偶然ってあるよなあ」

音多「なー? 偶然にも幼馴染みで真城以外、音楽の趣味合うし」

夏「偶然にも真城以外は切っても切れない縁だし」

真城「だから俺も入れろよ! ねえ、ちょっと!?」

依姫「賑やかだなあ」

桜花「いじられ役の有無?」

百合「何だか、緊張もほぐれますね」

時音「…あほくさ…」

 ガチャッ

バンドマンA「次、アイドルさん」

バンドマンB「お疲れーい」

バンドマンC「アイドルがんばー」

夜子「さて…じゃあ、出番ね」


 【直下 コンマ判定】
 1曲目『Shadow』
 1~3 やべえ…ミスった…!
 4~6 ミスったわけでもないのに…ジャンルの違いか…! 何だか空気が…あったまんない…!
 7~9 あ、客席にサムライ! めっちゃめちゃ他の客を煽って盛り上げてくれてる!


夜子「~♪」

 パチ…
 パチパチ…

幸晴(パフォーマンス自体は悪くない…)

幸晴(むしろ…ちゃんとできてるし、悪いとこなんてない…)

幸晴(でも…この空気感…。やっぱり、ジャンルの違いが大きい…?)

幸晴(歌唱力とか、ダンスとかが云々じゃなくて、アイドルっていう色眼鏡がかかって伝わらないんだ…)

幸晴(これは…厳しいかもなあ…)

夜子「では、2曲目を…」

夜子(何か、変な感じね…)

幸晴(ここら辺で掴んでおかないと…ずるずる、悪い方に引っ張られちゃうかも…)


 【直下 コンマ判定】(ジャンルの垣根-1)
 1~3 徐々に人が客席から消えていき…
 4~6 悪くはない…でも、ダメだ…! ジャンルの垣根を超えられない…!
 7~9 まだ、どうにか繋ぎ止めてる感じ…。割と、厳しい…!


夜子「はぁっ…はぁっ…」

依姫「えっと…?」

 シ----ン

桜花「…」ダラダラ

百合「…」

時音「チッ…」

幸晴(客が…いなくなった…。そもそも、目当てのバンドがあって来てたような人達だし…)

幸晴(琴線に触れなきゃ、ロビーなりで時間を潰しても誰も何も文句は言わないし、言えない…)

幸晴(ここに残ってるのは…ここのライブハウスのスタッフと、僕とおつきさんだけ…)

夜子「…これ、は…」

幸晴「…次は?」

時音「次って…誰もいねえのにやる意味あんのかよ?」

幸晴「…」

夜子(透と、幸晴と…あとは、スタッフだけ…)

夜子(こんな状態で、何をしたって…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 メンバーはもう、耐えられないようでした…意気消沈して…終わり…
 4~6 ものすごく、惨めな気持ちになりながら、まともなお客さんは0人のままやりきった…
 7~9 めげずにどうにかやりきれた


時音「…もう終わりだろ」

夜子「時音っ…!」

桜花「…もう、ムリ…」

夜子「桜花、待ちなさい…! これから、誰かが入ってくれば…!」

依姫「…いや、ムリっしょ…さすがに、ちょっとこれは…」

夜子「よっちゃんまで…」

百合「…」

時音「帰る」スタスタ

夜子「待ちなさい、まだ…まだ終わってないでしょ」

桜花「だってもう…こんなの、やれないし…」

時音「誰もいねえのにやる意味ねえだろ!」

夜子「そんなこと――」

時音「誰かいたって、出てったろうが! だったらもう意味ねえんだよ!」

夜子「っ…」

桜花「ごめんなさい…」

依姫「やっぱ…耐えらんないってか…さ」

百合「…ごめん、夜子ちゃん…ごめんなさいっ…!」ダッ

夜子「待っ…」

 バタムッ

PA「…どうするんですか、終わりでいいんですか?」

夜子「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そりゃ、終わるしかねえよ…
 4~6 夜子ちゃんは答えられませんでした…
 7~9 ?「終わりません」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 透「終わってしまっていいんですか、お嬢様」夜子「!?」
 奇数 PA「……………チッ…お疲れっしたー! おい、次のバンド呼んでこい」*「ういっす!」
 ※0は偶数扱いよ


透「終わってしまっていいんですか、お嬢様」

夜子「!?」

幸晴(喋った…!?)

透「お嬢様がそこに立たれている限り、俺はお嬢様のファンとして応援をしています」

透「俺のお嬢様は、こんなところでいじけて投げやりに終わらせてしまうような方ではないはずです」

透「お嬢様は1人ではありません。いつだって、ここにお嬢様の第一にして永遠のファンがいます」

夜子「…透…」

透「…」コクッ

夜子「…このピアノ、使ってもいいかしら?」

PA「…いいっすけど」

夜子「…弾き語りで、やるわ。こうなったら」

幸晴「…」

夜子「3曲目、『idol for you』――聞いてくださいまし」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そうして、ライブは終わりました
 4~6 逃げちゃったメンバーだけど、聞こえてきた夜子の歌声で、やっぱり戻ってきて、5人でピアノ伴奏で歌いました
 7~9 5人でピアノ伴奏で歌ってたら、客がそれを聞きつけて戻ってきちゃいました


夜子「~♪」

 ガチャ…

依姫「…夜子…」

百合「っ…」

桜花「1人で…?」

時音「…」

幸晴「4人とも…ステージ中に、どこ行ってたの?」

幸晴「もう、最後の曲始まっちゃったよ。早く戻ったら?」

百合「…っ、でも…夜子ちゃんを…裏切っちゃった、のに…」

桜花「…何だか…悪い…」

幸晴「そういうのは後でいいから、今は背筋伸ばして、ステージで歌う。アイドルなら、歌ってなんぼでしょ」

幸晴「裏切ったとかそういうことよりも、ステージの上で1人ぼっちの方が寂しいと思うよ」

百合「…うん」

依姫「あ、ゆ、百合っ…?」

桜花「ど、どうする…よっちゃんせんぱ――」

時音「…」スタスタ

依姫「時音まで…い、行くか、桜花」

桜花「まじで」

幸晴「行くの。ほら早くっ!」

幸晴「…」

透「…」

幸晴「…やっぱり、5人揃うといいですよね」

透「…お嬢様が、1番だ」

幸晴「また…喋った、だと…?」

透「…」ジィィッ

幸晴(まあ…それはそれとして…)

幸晴(……現実は厳しいけど…こんな酷いステージを1回やれば、あとはなかなか挫折しないと思いたいな…)

幸晴(まだまだだろうけど、一歩ずつは前に進めているんだし――)



―――――

 本日の本編はここまでっす
 ありがとうございました


 前スレ>>1000は、上でもお伝えしたけど残念ながらムリっす
 改めて申し訳ないです

 そんなわけで、今夜もオマケ投下してきまする~


 ――オマケ・突撃、教え子の晩ご飯!――

幸晴「はぁ…疲れた…。今日の晩ご飯…面倒臭いし、バターご飯でいいや…」

ボルト「わふっ」

幸晴「はい、ボルトにはドッグフードね」

ボルト「わふ」ガツガツ

幸晴「僕のご飯も…ドッグフードみたいにさっと出せればいいのになあ…」

 ピンポ----ン

幸晴「えっ…こんな夕飯時に…」

 ガチャ

幸晴「はい…受信料なら、テレビないんで――って…」

夜原「こんばんは」

幸晴「夜原せ――さん…」

夜原「最近、いつもくたびれてるし、ちゃんと生活できてるか心配になっちゃって。あがるね」

幸晴「え、ちょっ、待って…片づけてなくて――」

 ゴッチャリ…

夜原「…お部屋はまあ…目をつむるとして、幸晴くん、これ…このご飯…」

幸晴「…今日の夕飯、です…。おいしいから…バターご飯…」

夜原「…成長期なのにこれだけ? 栄養バランスとか…」

幸晴「…だって、面倒臭くて…」

夜原「それにこの、ゴミ袋…何日出してないの?」

幸晴「とりあえずだけまとめて…出しそびれちゃって…」

夜原「ダメよ、こんなの。何か作ってあげるから、その間にお部屋の片付け」

幸晴「はい…」

 ――で

夜原「湊ほど上手じゃないけど、召し上がれ」

幸晴「…ぼそぼそのチャーハンに、あったかいおみそ汁に、煮物まで…。いただきます」

 モグモグ

幸晴「おいしいです…。誰かにご飯作ってもらうと…すごく、おいしい…」

夜原「何だか、独身の寂しい人みたいなこと言うのね…」

幸晴「でも…本当に、チャーハンとかぼそぼそで、全然ぱらぱらじゃなくて最早炒めたご飯ってレベルだけど、この市販品にはない感じとか…」

幸晴「自分じゃ絶対に入れないはずの具が入ってるおみそ汁とか、何だかしょっぱいけど体に沁みるような煮物とか…」

夜原「幸晴くんって…湊の料理ずっと食べてたから舌が肥えてるだけ…よね…?」

幸晴「すごく、おいしいです。味はともかく」

夜原「一言余計ね…。こっちで一人暮らしの生活…馴れた? 疲れてるけど、ちゃんと眠れてる? ご飯も手抜きばかりじゃダメだよ?」

幸晴「あはは…。まあ…一応、今のところは大丈夫なはず…って感じで…。ご飯も、作る時は作れますし…」

夜原「学校の勉強はどう?」

幸晴「あー…あんまり…。でも…学校、行くのが楽しいんです、最近。ボルトの相手をしてあげる時間は減っちゃったけど…」

夜原「そう…。また、いきなり来るからその時はちゃんとしててね。…それと、困ったことがあったらすぐ相談すること」

夜原「学校では皆の先生だけど、そうじゃなければわたしと幸晴くんの仲なんだから。…ちゃんと、頼ってくれていいからね?」


 ――大乱闘!リアル・グラスプ・バトラーズ!――

律「皆さん、こーんにーちはー!」

<シャチョー!

<シャチョーだー! ゲームそっくりー!

律「SASABEの代表取締役社長、萑部律です、いつも弊社の商品を愛用していただいて、ありがとうございます!」

律「中古品でも値崩れすることなく、ご支持をいただいている、『大乱闘!グラスプバトラーズ!』の大ヒット御礼企画としまして!」

<おおー?

律「リアル・グラスプ・バトラーズ! 略して、リアル・グラバトという企画を実施することになりましたー!」

律「あらかじめ、人気投票をしていただいた結果、同率第1位に輝いた2キャラクターの、モデルとなったグラスパーに来てもらってます!」

律「カモーン! 朝霧冬也さんと、紫藤凪くーん!」

 プシュ---
 ガコンッ
 ウィ----ン

冬也「ど、どうもー」

冬也(うわこれ…一体、何万人いるの…?)

凪「ほ…ほんとに、ここまで来ちゃった…」ガクガク

律「えー、さてさて! まずは感想から聞いてみようかなーと思いまーす!」

律「実は朝霧冬也さんは…昔っからの僕のお知り合いで、兄ちゃんと慕ってる人なんです! ね、冬也兄ちゃん!」

冬也「えっ、あ、そうね…」

<冬也にーちゃーん!

律「おお、会場の人…ノリノリですね!」

冬也(何だろこれ…すごく照れる…。そして律の司会進行の馴れ具合がぱない…)

律「今の気分は? 冬也兄ちゃん」

冬也「えーと…実はこのゲーム、したことないんだけど…僕なんかで良かったの…?」

律「もっちろんです! こんなに大勢の人が、選んでくれたんですから! さて、じゃあ続いてー…紫藤凪くん!」

凪「きたっ…!」

律「実は初対面なんだけど…グラバト愛好家だとか。嬉しいですか?」

凪「めっ…めっちゃくちゃ嬉しい! テスト版をやってた時から、グラバト大好き!」

律「おおー、嬉しいことを…。そう、実は幻のテスト版というのを、お知り合いの人にプレーしてもらったんです」

律「それで、あんまりにも好評だったから、キャラデザだけ変えて――あ、元々は、モデルをそのまんまにデザインしてたんです」

律「で、好評なもんで、キャラデザだけ今のものに変更して売り出してみたら、こんなに大ヒットをして嬉しい誤算をしたんです」

律「ちなみに、凪くんはグラバトで何使いなの?」

凪「自分!」

律「おお~! どう、再現はできてた?」

凪「あんまり…」

律「あれっ…。でも、ゲーム出た時から凪くん大きくなっちゃったみたいだしね。変わっちゃうよね」

<凪くんかわいーっ!

律「おっ、黄色い声! 羨ま――って、僕は奥様がいるから反応しちゃいけなかった…」

律「さてさてー、人気投票で1位になった、この2人に加えて、さらにこの2人とのベストパートナーは誰か、という投票結果をもとに!」

律「今日は、冬也兄ちゃんと凪くんのベストパートナーとして選出された2名にも来てもらってまーす! 拍手でどうぞー!」


律「まずは、冬也兄ちゃんのベストパートナーして選ばれたキャラのモデルの、この人ー! 宮東湊さんでーす!」

 プシュ---
 ガコンッ
 ウィ----ン

湊「うおっ…すげえな、これ…」

律「何と何と、ゲームでは冬也兄ちゃんをモデルにしたキャラの、親友役というキャラで登場してますが…実際に、親友なんです!」

律「しかも、冬也兄ちゃんと並んで、また僕が兄ちゃんと呼び慕っているんです! ね、湊兄ちゃん?」

湊「おう」

<みなとにいちゃーん!

律「普段は、『湊風』っていう東京のどこかにある定食屋さんの店長として働いてるんで、探して行ってみてくださーい!」

湊「グラバトのゲーム持参で会計5パーオフ、明日から1ヶ月限定!」

律「だ、そうでーす! そしてそしてー、凪くんのベストパートナーに選ばれたキャラのモデルとなった、次の人をごしょうかーい!」

 プシュ---
 ガコンッ
 ウィ----ン

律「ハワード・ロックフェラーさんでーす!」

ハワード「…」

律「おっきい…。身長…何メートルです?」

ハワード「2メートルだ」

律「凪くんと並ぶとものすごい差…」

凪「こっち来んな、ちっちゃく見えるだろ…」

ハワード「何だと?」

律「実は、ここの2人もとっても仲良しさんなのです! グラバトっていうゲームは、割と、リアルの設定を移植してるのです!」

律「一部誇張とかはしてるんですけどね。さてさて、それではそれでは、本日の、メーンイベント、リアル・グラバトのご説明です!」

律「グラバトをリアルで忠実に再現をしたら、というコンセプトの元、ここにいる4名に戦ってもらいまーす」

律「ステージは全部で3つ! 3回勝負で、勝ち越した方の勝利となります!」

律「SASABEの威信をかけて用意したステージは、草原ステージ、廃墟ステージ、機関基地ステージです!」

 ガコンッ
 ウィ----ン

凪「すげっ…ゲームまんまのが出てきた!」

律「この1ステージだけで、3億円…3つで9億円もかかっちゃってるのです!」

湊「相変わらず…」

冬也「さすがSASABE…」

律「SASABEの新製品外骨格パワーアシストウェアを4人には着用してもらってます」

律「そして、ユーザーからランダムに選んだ方々が、ゲーム機のコントローラーで彼らを動かしてもらうのです!」

<おおーっ

律「この外骨格パワーアシストウェアには今回のために作ったセンサーが仕込まれていて、センサーがダメージを計算してくれます!」

律「与えられたダメージが、それぞれ4名のヒットポイントを0にしたら、行動不能となって、KOです!」

律「しかも、一部の必殺技も、もちろん完全再現! グラスパー達の熱い戦いを、このステージで、この目で、しかと見ましょう!」

律「では、4人はそれぞれ、スタート位置にどうぞ~!」

律「えーと…位置についた、みたいですね! それでは、皆さん、ご一緒に! レディー・ファイッ!!」



冬也「えっ…もういいの?」

湊「やるぞ、冬也!」

冬也「あ、うん――光蝶!」ファサァッ

<おおーっ!

<あれってガチでできんの!?

湊「乱れ撃つぜぇえええええええ――――――――――――――――っ!!」

<キタァ――――――――!

律「おおっ、いきなり、コンビ技発動! 光蝶からのレーザー攻撃! 凪くんとハワードは、一体!?」

 シュバババッ

凪「うわ、来た…! けど、コート――!」スルッ

ハワード「ふんっ…」スルッ

律「グラスプスキルの、コートで対応…! 受け流して、そのまま凪くんとハワードコンビが迫るー!」

湊「チッ…だったら、肉弾戦だ…!」

凪「やべ、確か攻撃力は、マックスだったはず…! ハワード、タッチ!」

湊「おら、ぶっ飛ばしてやるよ! お日様パワーだ!」

律「来たー! 湊兄ちゃんの必殺技、お日様アタックー!」

ハワード「だったらこうだ、レールガン――!」

律「さらにハワードも必殺技、レールガン発動ー!」

 カカッ
 シュバァァァッ
 ドッゴォォォォッ

律「ちなみに、一部必殺技はSASABEの威信をかけて、ステージに特殊エフェクトをかけてます」キリッ

律「そして、必殺技同士が噛み合った場合は、そう、お察しの通り! ボタン連打で、せめぎあえー!」

ハワード(クソ…実際にやってしまえばこんなもの…!)

湊(何か、エフェクトってのか? これ、派手な割に全然、やってる感がねえんだよなあ…)

凪「でも、そんなの――割り込んじゃえば打ち勝てるし! タッグバトルの基本だぜ!」

 ダッ

律「おおっと、さすがグラバト愛好家の凪くん! ボタン連打をしてるところに乱入して、湊兄ちゃんを攻撃ー!」

凪「食らえっ! 超必殺技!」

 ズドォォォッ

湊「何だと――!?」

律「せめぎ合いをしてるところに、凪くんの超必殺技が炸裂ー! 確殺攻撃で湊兄ちゃんはダーウン!」

冬也「でも、がら空きだよ」チャキッ

凪「朝霧冬也っ――」

律「ここで冬也兄ちゃんが必殺技、フルバーストだー!」

 ドッゴォォォォォッ

律「凪くんに直撃ー! ヒットポイントは低めだからもう、かなーり厳しいけど、ビミョーに残ってる!」

ハワード「ふんっ――」バチィィッ

律「と、ここでハワードが動いた! 超必殺技! スーパー・ハワードだー! 全ステ3倍アップ、さあ、あの怒濤のラッシュが来るー!」

凪「よっしゃ、この状態のハワードならただ攻めまくればいける! いっけぇえええええええ―――――――――――――っ!」


ハワード「はぁああああああああああああああああ―――――――――――――――――――――――――――――っ!!」

<うおおおおおおおおお――――――――――――――――っ!

冬也「――って、思うじゃん?」

律「おおっと、これは…! 冬也兄ちゃんの超必殺技、光蝶展開の効果が発動して、GSも、異能攻撃も使用不可!」

凪「最初のコンボ攻撃は…この布石…!? 時間差で効果出るの忘れてた…!」

律「ハワードの超必殺技も途中キャンセルー! その隙を狙って…!」

冬也「出るからには勝ちたいからさ」

 ドゴォォォッ

律「ハワード撃破ー! 残りは、残りヒットポイントが赤点滅状態の凪くん!」

凪「こっ…ここここのっ、チートキャラ!」

律「ちなみに凪くんも確殺超必殺技があるからチートです」

冬也「それじゃあ、勝たせてもらうよ」

 ドゴォォォンッ

 カンカンカ----ン

律「ラウンド1、勝者は! 冬也兄ちゃん&湊兄ちゃんー!」

<わぁああああああ――――――――――っ!

律「惜しかったです! とっても! 凪くん、感想は?」つマイク

凪「チートだ、あんなの」

律「凪くんも超必殺技がチートなんだけど…」

凪「でも! 勝ち目ねえじゃん! ゲームバランスおかしいって!」

律「大丈夫、大丈夫! 次は廃墟ステージだから」

凪「そっか!」

湊「どういうことか分かるか?」ヒソ

冬也「いや、さっぱり…」

律「それじゃあ、それじゃあ、第二ラウンド、カモーン!」

 ウィ----ン
 ガコンッ

律「この廃墟ステージは、グラバトでも屈指の障害物の多さを誇るステージです!」

律「そして、凪くんの特性は障害物破壊! 障害物を盾にされて逃げ回られて、障害物を粉砕して突如として現れる凪くんは怖いからね!」

凪「このステージならもらった…!」

ハワード「…こんなゲームより、実践の方がいいものを…」ボソ

律「ではではー、第2ラウンドが始まりまーす! それぞれ、所定の開始位置についてくださーい!」

 パシュンッ

冬也・凪・湊・ハワード「「「「!」」」」

律「それでは、第2ラウンド、レディー・ファ――」

 ドッゴォォォォォンッ

闖入者「――全員、床に伏せろ! この会場を占拠する!!」

闖入者「ステージのお前ら、動いた瞬間、手当たり次第に会場の者を殺す! 両手を頭の後ろで組んで、動くな!」


                                    ―――――― to be continued ...


 突然だけど、湊が国立の東京の大学疑惑って…
 もしかして、2スレ目の>>926の夜原さんのと混同されてたのかも?

 夜原さんの当時の志望先が東京の国立の大学の理数系ってなってたから、これとごっちゃになっちゃってたんじゃないかな?

 …夜原さん、思いきり今は文系の先生になっちゃってて、>>1が完璧にそこを忘れてたけど…ごめんなさい…

 あー、すっきりした
 きっとこれが勘違いの元だった…んだよ、ね?
 だから、湊は勉強は得意じゃなくても…大丈夫だね? ねっ?

 夜原さんは多分、高3夏の時点では理数系のところにしようと思ってたけど、やめて文系進んだんだね、うん


 ――オマケ・歴代主人公色々比較――

 ◎身体能力
  冬也=ハワード≧独楽≧明=幸晴=デイモン>>夜子
  ※ちなみに冬也はバランス良く完璧、ハワードは筋力に超特化

 ◎頭脳
  明=独楽>夜子>デイモン>幸晴>冬也≧ハワード
  ※はっきり分かるんだね、脳筋って

 ◎精神値
  独楽>冬也>デイモン>幸晴>明=ハワード>夜子
  ※独楽ちゃんはメンタル面最強だからね

 ◎家柄
  夜子≧独楽>ハワード>一般家庭の壁>冬也>幸晴>明>デイモン
  ※ここで言う家柄は「由緒正しき~」とか産まれた家庭の経済状況だとか、そういうのを込み込みの世間的な意味合いです

 ◎歌のうまさ
  ハワード>夜子>独楽≧明>デイモン>音痴の壁>冬也>幸晴
  ※冬也も下手くそだけど、それを下回っちゃうゆっきー

 ◎絵のうまさ
  独楽>デイモン>明=夜子>絵心の壁>幸晴>冬也>ハワード
  ※デイモンのは絵というよりも設計図的なデッサン力なのかも知れない

 ◎文字のうまさ
  独楽>明>夜子>幸晴>冬也>デイモン>ハワード
  ※女性陣で上位独占! こういうところはさすがな女性陣

 ◎料理のうまさ
  独楽=明=幸晴>冬也>夜子>ハワード>デイモン
  ※ちなみにデイモンの料理は下味さえつけずにひたすら煮て、煮汁は捨てて盛りつけてビネガーぶっかけで終わりだそうです

 ◎社会への影響力
  独楽>冬也>デイモン>明>ハワード>幸晴>夜子
  ※冬也の敵を集めちゃうのは凄まじいけど、独楽ちゃんは一声で機関を動かせちゃうからもっとすごいんだよ

 ◎手先の器用さ
  デイモン>独楽>明>幸晴>夜子>冬也>ハワード
  ※自分の手でデイモンは色々と作っちゃうからね

 ◎家族との関係の良さ
  明>夜子>独楽>デイモン>冬也>ハワード>幸晴
  ※ハワードよりも酷いゆっきー。だって、家出同然で飛び出したきり顔も合わせてないくらいだもん

 ◎お酒の強さ(未成年は飲めるようになった場合を想定)
  ハワード≧冬也>ウワバミの壁>明>デイモン>幸晴=夜子>独楽
  ※ウワバミの壁はものすごく分厚いはずです

 ◎モテ具合
  冬也>>>幸晴≧独楽≧デイモン>明>夜子>ハワード
  ※ハワードは近寄り難い外見と表情をしているからね、仕方ないね

 ◎ホラー耐久度
  明>デイモン>ハワード>夜子>冬也>幸晴>>>独楽
  ※明とデイモンに至っては作り込みが甘いとか、演出がどうこうとか、批評まで始めちゃうはず

 ◎視力
  独楽>ハワード>夜子>明>冬也>幸晴>デイモン
  ※実はゆっきーとデイモンはコンタクトレンズを使っているのだ

 ◎動物懐かれ具合
  幸晴>独楽>冬也=明=デイモン>夜子>ハワード
  ※ハワードは割と動物が大好き、なのにあんまり懐かれない

 ◎TVゲームのうまさ
  幸晴>デイモン>明>独楽>冬也>夜子>ハワード
  ※現役でゲームに熱中をしているのはゆっきーのみ

 ◎コミュニケーション能力
  独楽>デイモン>明>冬也>夜子>幸晴>ハワード
  ※独楽ちゃんはすぐに誰とでも仲良くなれちゃうのだ

 ◎親からの愛
  独楽≧夜子>冬也>明>ハワード>幸晴>デイモン
  ※愛と言っても様々な形があるけれど、どれだけ実の親から大切に想われていたかという部分


 杏ちゃんが2回も喋っただけでもう嬉しくて…
 お布団の中にまた戻ってくところなんてもう最高

 はい、そんなわけで
 番外オマケのリアルグラバト…安価とコンマの要素欲しいですか?
 昨日はどうせ人もいないだろうし、まあいいやと思ってちゃかちゃか投下してったけども…


 う、うーむ…
 どうしようかな…
 まあ、やる時になって、人がいるようだったら…ってことで

 あ、申し訳ないですがまだオマケも本編も再開されませんので悪しからず…
 本編は18時前後にいつも通り始めますので~


 ――オマケ・フェアリークイーン――

デイモン「本日は、彼女を紹介したいと思う」

シャルル「バイクじゃん」

デイモン「バイクではない、フェアリークイーンだ」

ありす「…」ムスゥッ

フラン「ありす、どうしたんだ?」

デイモン「彼女の美しさに嫉妬か? ありす、彼女もまた美しいが、人間のそれとはまた違う美だ。嫉妬をする必要はないぞ?」

ありす「デイモンのバカ…」

デイモン「すでに見た目こそ、諸君は見知っているだろうがこの度、とうとう、彼女は知能を手に入れた。フェアリークイーン、目覚めよ」

 バサァッ

FQ『ふぇぇ…ますたー、ひとがいっぱいいるよぅ…』

デイモン「ハハハ、不安がることはない。仲間だぞ、フェアリークイーン」

シャルル「…」ゾクッ ←生理的に気持ち悪かった

ありす「…」ペッ ←生理的にムカついた

フラン「すごい、喋ったな!」

デイモン「さあ、自己紹介をするんだ、フェアリークイーン」

FQ『フェアリークイーンだよ…。ますたーがね、世界で1番だいすきなの』

デイモン「ハッハッハッ」

フラン「よろしくな、フェアリークイーン。俺はフランシスだ。フランでいいぞ」

FQ『ふらん?』

フラン「そうだ、フランだ。いいコだな」

デイモン「ありす、シャルルもフェアリークイーンに――」

ありす「ぶりっこ…」

シャルル「つか、デイモンがキモすぎる…」

FQ『ふぇぇ…』

デイモン「ありす、シャルル! フェアリークイーンが怯えてしまったじゃないか! フェアリークイーン、気にすることはないぞ?」

フラン「でもさ、何か声だけだから…バイクを通じて、遠くの誰かと喋ってるって感じになっちゃうなー」

デイモン「フランシス、お前まで何を言っている! フェアリークイーンはな――」

ありす「リセット」ポチッ

FQ『初期設定を始めます。マスターの声紋認証をいたします。マスターのお名前をフルネームで音声入力してください』

デイモン「ふぇ…フェアリークイーンがぁあああああああああああああ――――――――――――――――――――――――っ!!」

シャルル「いい加減諦めろって…」

FQ『初期設定を始めます。マスターの声紋認証をいたします。マスターのお名前をフルネームで音声入力してください』

フラン「フェアリークイーン! しっかりしろ! 大丈夫か!?」

シャルル「って、このぽんこつ…」

ありす「えーと、マスターは、ありすね。美鏡ありす。オーケー?」

FQ『美鏡ありす。声紋認証を確認しました。パスワードを設定いたします。ここでは携帯番号や、生年月日などは避けてください』

デイモン「ありす、ありす!? 俺のフェアリークイーンに一体何を…!?」

 デイモンのAI幼女育成計画はなかなかどうしても進まないようです――。


 グラバトのストーリー監修は律だよ
 ていうか全て律だよ
 ちなみに、ちらっと見聞きしたのに脚色施しまくりで事実とは異なったフィクションだよ

 そんなわけで、本編再開いたします~

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライブ以来、何だかギクシャク…
 4~6 ライブでの失敗はなかなか尾を引いてる…
 7~9 大失敗はしたけど、逆に気合いが入った模様。いい感じ


 ――アイパ部部室――

幸晴「百合、いつも同じとこで遅れてる」

幸晴「時音は流しすぎ、だらけすぎ、ピシってやって」

幸晴「あと、時音も桜花も、そんな嫌そうな顔でやらない、スマーイル」

幸晴「2分だけきゅうけーい」

夜子「はぁっ…はぁっ…」

依姫「うひぃ…きびちー…」

桜花「死ぬぅ…」

百合「大変ですね…」

時音「何様だっつの…」ケッ

透「…」

依姫「つかゆっきー」

幸晴「何?」

依姫「あのさー、サビ前のおらおらおらーってとこさ、何か歌と動き合わないんだけど」

幸晴「そう? そんなことないと思うけど…」


 【安価下2】
 1 やっぱ、もっともっとライブした方がいいのかなあ?
 2 まだまだ基礎が足りてないし…みっちり、徹底的にやらないとなあ
 3 アイドルとして、何かが欠けているような、そうでないような…?
   ※アイドルとして欠けてるものとかあれば、併記の上で選んでネ☆


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:47 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:57 Vo:66
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:35 Vo:45
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:47 Vo:39
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:69 Vo:56
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏


夜子「基礎的な歌やダンスも大切だけれど…場数も大事よね…」

百合「場数?」

夜子「この間の、あのライブみたいな大失敗…あれって、後でよくよく考えてみたら1度くらいは誰もが通るようなものだと思わない?」

百合「…」

夜子「しょせん、高校生の部活だし、ちょっとテレビに出て、放送事故で注目を集めたからって、その程度なのよ」

夜子「だからもっとこう…どんな状況でも、最高のパフォーマンスができるような…胆力を備えないといけないと思うの」

桜花「えー…?」

依姫「でも正直…あれはもう、やだな…」

時音「たんりょく…?」カ-ッ

幸晴「それは痰。度胸…みたいな感じの意味」

夜子「もっともっとライブをして、ステージ慣れをしたり、胆力をつけたり…アクシデントに動じないようなものを身につけないと」

百合「具体的には…どうするんですか?」

夜子「そうね…」

夜子「【安価下2】」

 1 路上ゲリラライブとか…?
 2 週3、4くらいで、ライブしてみる?
 3 その他、妙案求む


夜子「ちゃんと、基礎を身につけた上で…週に3回か4回とか、ライブをしてみるとか」

幸晴「ちゃんとって言うけどさ…そもそも、キミら、アイドル始めて何ヶ月なのってレベルなのに…」

幸晴「そんなことしてる間に、パフォーマンス大会始まっちゃうよ」

桜花「いいとこどりはむり?」

依姫「んまあ…そこを見据えたら時間ないしなあ…」

百合「そもそも、どこまでできたら基礎ができてるってことになるんでしょう…?」

時音「知らね」

幸晴「場慣れするか、ちゃんと基礎をつけるか、どっちかに絞らないとやってられない」

幸晴「どんな形であれ…実戦って培われるものはあるから、ただこれまで通りに練習漬けになるよりは、ライブをしてってもいいと思うけど」

夜子「それが、プロデューサーとしての意見?」

幸晴「基礎も大事だけど、それをマグレじゃなく発揮できるようにならないと意味ないからね」

幸晴「幸か不幸か、最悪一歩手前――ほぼ最悪なライブはもうしでかしたんだし、失うものなんてないでしょ?」

依姫「ゆっきー、言い方キツくね? ぐれるぞー!」

桜花「ぐれるぞー」

幸晴「ぐれれば?」

時音「じゃあ辞めた」

幸晴「嘘嘘、やめて、そういうの面倒臭くなるから…」

百合「夜子ちゃん…どうします?」

夜子「うーん…。難しいわね…」


 【安価下2】
 1 ライブ三昧した後で、改善点を洗い出して、予選に臨もう
 2 練習漬けだよ! でもって、予選前に調子確かめる意味でまたちょいとライブやって、本番ってことで!
 3 その他、どうしたいよ?


夜子「…だったら、やっぱりしばらくは練習漬けね」

幸晴「ライブした方が僕はいいと思うけど…」

夜子「あなた、性急すぎるのよ。そんな実戦だの何だの…」

依姫「そうそう、ゆっきーって何か…何? 物騒?」

幸晴「はっ…? 物騒って…僕が…?」

桜花「死にかけれるほど強くなれる的な、スーパーサイヤ人思考」

百合「何だか、しっくりきますね、それ」

時音「死に急ぎ」

幸晴「いや、そんなつもりないけど…」

夜子「何だかそんな感じなのよ、わたし達としては」

幸晴「ええ…?」

夜子「とにかく、今後はそういう方針で」

夜子「じゃあ、練習を再開するわよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 物騒とか言われて悩んじゃうゆっきー
 4~9 そんなことはなかった
  0  ゆっきーにはついつい急いじゃう理由が…あった?


依姫「終わったぁー! おっさきー!」

桜花「よっちゃん先輩、うぇいと。一緒にかえろ」

依姫「早くしろよ~」

百合「それじゃあ、わたしもこれで。お疲れさまでした」

時音「じゃーな」

 ガララ

透「…」イソイソ ←部室の後片付け&お掃除中

幸晴「…うーん…」

夜子「どうしたの?」

幸晴「いや…何でも…」

夜子「?」


 【安価下2】
 1 問い質してみる
 2 じゃあいいや。ばいびー


 ――某市・高円宮家――

<ヘイ、パパン!

<どうした、暁

<指相撲の必勝法を思いついたから相手して

<いいぞ! さあ、かかってきなさい!

<肘離れたら負けだから

<うむうむ

<よーい、スタート! それっ

<おっ…これは…?

<ふふふ…こうして、相手の肘を持ち上げることで反則負けに持ち込む必勝法

<暁、賢いな。さすがはわたしの娘だ。はははは

夜子「…」

透「…」スッ

夜子「試さないわよ」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 180/200
 2 コミュ
 3 作曲
 4 その他、自由


夜子「色々あったし…」

夜子「作曲でもしようかしら」

透「…」←正座待機

夜子「どんな曲にしよう…」

夜子「…うーん…」


 【安価下2】
 1 逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ…って感じ
 2 普段はなかなか気づかないけど、いつも誰かがそばで支えてくれてるものだよね、って感じ
 3 例えひとりになろうとも立ち向かうんだ。それが強さなんだ、最後まで立っていたものが勝者だ、って感じ
 4 その他、どんな感じ?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、これ難産だ…
 4~6 おい透、そわそわするな、気が散る。出てけ
 7~9 何だか自然とでてくるー
  0  神様が舞い降りた!


 ポロロン
 ポロロロン

夜子「~♪」

透「…」

夜子「何だか自然と、メロディーが溢れるみたいに出てくる…」

夜子「ふふ…やっぱり、わたしの才能は開花したのかしら?」

透「…」パチパチ

夜子「おーっほほほほっ!」


 【安価下2】
 1 続行
 2 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 180/200
 3 コミュ
 4 その他、自由


 【安価下2】
 普段はなかなか気づかないけど、いつも誰かがそばで支えてくれてるものだよね、って感じの爽やかな歌のタイトル

 【採用安価のコンマ判定】(馴れによって最低値5で固定)
 楽曲のデキ
 1<0

ほわっ


夜子「『dear friend』――」

夜子「デキは個人的に5ってとこ…ね」

夜子「透、どうかしら、この曲」

透「…」パチパチ

夜子「変わり映えのない反応ね…」

透「…」パチパチ

夜子「【安価下2】」

 1 ところであなたって…あなたを陰ながら支えてくれるような人とかいるの?
 2 あんたのために作ってあげたようなものなのに…
 3 その他、自由台詞


夜子「ところであなたって…あなたを陰ながら支えてくれるような人とかいるの?」

透「…」

夜子「…」

透「…?」

夜子「あら、いないの?」

透「…」ウ--ン

夜子「どっちよ」

透「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 いつも通り、謎な透さんでした
  0  シャベッタァァァ


夜子「…いるの、いないの?」

透「…」ウ--ン

夜子「もういいわよ、じゃあ…」

透「…」

夜子「喋っていいのに」

透「…」

夜子「何で喋らないのかしら、ここまで…」

透「…」

夜子「…おやすみ」


 【安価下2】
 1 修学旅行!
 2 日常!


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:47 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:57 Vo:66
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:35 Vo:45
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:47 Vo:39
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:69 Vo:56
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏


 【安価下2】
 行き先は…
 1 コンマで
 2 東京!
 3 京都!
 4 外国・イギリス!
 5 その他、自由!!


 ――英国・ロンドン――

幸晴「ボルト…大丈夫かな…? 対策課の人、ちゃんと面倒見てくれるかな…?」

時音「犬の心配かよ」

幸晴「…」

夜子「いきなり自由時間なんて、思い切ったざっくり具合よね」

 パタパタ

依姫「いたいたー!」

百合「お待たせしました」

夜子「修学旅行に来てまで、このメンツだし…」

依姫「桜花はいないけどな」

幸晴「お土産買ってきてってメールが山のように…」

百合「一斉送信でこんな大量に送られてくると…何だか、忘れられませんね」


 【安価下2】
 1 さあ、ロンドンでおいしいもの探しツアーだ!
 2 ロンドンと言えば、博物館・美術館!
 3 その他、どうする?


依姫「で、どうする?」

夜子「ロンドンなんだから、決まっているでしょう?」

幸晴「ロンドンのバスって、犬も一緒に乗れるんだよ」

時音「どうでもいいっつの…」

百合「美術館とか、博物館巡りですか?」

夜子「あえて、おいしいものを探して練り歩くわよ」

幸晴「ロンドンで…?」

依姫「都市伝説だろ、そんなマズいものしかないなんて」

夜子「ふふ、そういう検証をするのが楽しいんじゃない」

百合「さすがに、あるとは思いますけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 英国なめてた
 7~9 お紅茶と一緒にいただくお菓子の類はとってもおいしい


夜子「っ…これは…」

依姫「何とも…何とも…」

百合「どうして…お料理なのに、こんなになっちゃうんでしょう…?」

時音「ペッペッ…」

幸晴「3軒中、3軒とも似たり寄ったりのこの感じ…」

夜子「都市伝説じゃなかった…のかしら…?」

依姫「何かもう…味ないし、食感とかもぐでぐでだし…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 結局、おいしいところは見つからなかった
 4~6 幸晴の独自の情報網で、ロンドンにありながらもちゃんと食べられるお店をリサーチしてくれた
 7~9 ゆっきーの知り合いの中で、1番社会的地位の高い人に発見された


 【直下 コンマ判定】
 1~5 何もないよ
 6~9 日本の超上流階級同士、やこたんと面識がある!
  0  実は夜子のママンは、独楽ちゃんのおばさんにあたる人であって、つまり2人は従姉妹!


夜子「うーん…次はどこへ行こうかしら?」

依姫「そろそろ、日本の食文化って、偉大だったんだなあ…」

百合「外国だから舌に合わないことがるっていうのは、分かってたつもりでしたけど…」

時音「まともなのねえのかよ?」

幸晴「そう言えば、さっき…こっちにいる知り合いの人に、おいしいところあるかってメールで尋ねてみたんだけど…」

依姫「ゆっきー、外国に友達いんの?」

幸晴「ま…まあ…」

独楽「――あ、ゆっきー見つけたー!」ダキッ

幸晴「っ…こ…独楽さんっ…!?」

百合「あれ…? どこかで、見たことがあるような…」

依姫「ない」

時音「知らね」

夜子「…確か…機関の…」

独楽「あれ、ゆっきー、背が伸びた?」

幸晴「えっあの…ど、どうしてここに…? お仕事とか…」

独楽「抜け出しちゃった――って、てっきり、ゆっきーがひとりでいるかと思ってたら、お友達もいたんだね…」

独楽「はじめまして、皆さん。神瑠璃独楽です。ゆっきーの友達の」

依姫「お、おお…何か、オーラがある…」タジッ

時音「…」

百合「何だか…ただ者ではないって感じですね…」

夜子「【安価下2】」

 1 …はじめまして、高円宮夜子です
 2 …機関の長官の方…よね…?
 3 その他、自由台詞


夜子「…はじめまして、高円宮夜子です」

依姫「島津依姫でーす」

百合「園城寺百合です」

時音「…北条時音」

独楽「夜子ちゃんに、依姫ちゃんに、百合ちゃんと…時音ちゃん。よろしくね」

幸晴「あの…どうして、ここに…?」

独楽「イギリス料理のおいしいお店を探してるんでしょ?」

夜子「ええ…。まさか、ここまでハズレが多いなんて思っていなかったのだけれど…」

独楽「もうね、それは砂漠で落としちゃったコンタクトレンズを探すくらい難しいよ?」

幸晴「そんなに…?」

依姫「んじゃあ、やめるかー」

百合「イギリス料理に限らなければ…時々、見慣れたお店もあるんですけどね」

独楽「そう、中華とかはどこ行ってもおいしいしね」

独楽「そこで、今回は! お仕事を速攻で終わらせてきたので、ガイドさんになって案内しちゃいます」

幸晴「大丈夫なんですか…?」

独楽「大丈夫、大丈夫。ロンドンは庭みたいなもんだから」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 独楽ちゃんが知る限り、1番おいしいイギリス料理が食べられるお店に来たけど…下の上くらいのお味だった
 4~6 独楽ちゃんが知る限り、1番おいしいイギリス料理が食べられるお店に来たら…中の中くらいのお味だった
 7~9 さすが独楽ちゃん! おいしいイギリス料理という矛盾を味わえる、すごいお店に案内してもらえた!


独楽「どうどうっ?」

夜子「…普通に食べられるなんて…」

依姫「マズくは、ない…よな?」

百合「ですね」

時音「…」ガツガツ

幸晴「さすが…」

独楽「ここのシェパーズパイはね、割とおいしいんだよ。マッシュポテトでパイ生地を作ってね、牛肉か、羊肉を入れるミートパイなの」

独楽「まだまだ発掘作業中なんだけど、だんだん、つきあってくれる人がいなくなっちゃって…」

 ワイワイ

夜子(すごく自然と馴染んでるけど…この人、機関の長官…よね?)

夜子(どうしてこんなに溶け込めちゃっているのかしら…?)

独楽「学校の修学旅行かぁ…。いいね、青春だよね」

依姫「独楽ちゃんって、どんな仕事してんの?」

独楽「わたしはねー…世界の平和を守るためのお仕事だよ」

時音「はあ?」

百合「スケールが大きい…ですね」

幸晴(誇張じゃないんだよなあ…)

夜子(機関って…そういうものだったかしら…?)

 prrrr…

独楽「あれ、呼び出しだ――。ごめんね、じゃあ、修学旅行楽しんでね! ばいばーい」

夜子「…あなた、すごい知り合いがいるのね」

幸晴「…いや…独楽さんが、1番色んな意味ですごい知り合いだから…」

夜子「…まあいいわ。お会計をしていきましょうか」

幸晴「やってくるよ」

依姫「ゆっきーって、普通に英語で会話できるんだな…」

百合「すごいですね…。伝わってますし…あれ、でも何か…お金払ってないのに戻ってきましたね」

幸晴「…独楽さんが、すでに払ってくれてた」

夜子「何だか、申し訳ないわね…」


 【安価下2】
 そして、夜!
 1 ホテルのお部屋で、女子トーク!
 2 ホテルのロビーで、ゆっきー交えてトーク!
 3 こっそりホテルを抜け出して、夜のロンドン観光だぜ!
   A ひとり(?)で
   B アイパ部の皆で
   C その他、指名でもええで
 4 その他、何かしたいことあれば


 ――英国・ロンドン・ホテルのロビー――

依姫「にしてもさ、何か、わくわくするよな、旅行って」

百合「そうですよね。1人だと心細かったかも知れないけど…こうやって、皆でいるととっても」

時音「ふわぁぁ…」

夜子「見知らぬ土地って、新鮮でいいわよね」

幸晴「ロンドンはこれで…5回目だったかな…?」

依姫「ゆっきー、けっこう、旅行いってんの?」

幸晴「旅行――ああ、うん…まあ…五大陸は制覇したかな…。今、行ったことあるのは…30ヶ国は…多分」

百合「すごいですね」


 【安価下2】
 1 このまま流れでゆっきー中心のおしゃべり
 2 ところでさ、透さんは? ってなった
 3 その他、自由に話題提供してええんやで!

あっ、そのまま会話安価に入ったと勘違いした
すみません安価下にしてください


 >>167 3だと取ってかき出しちゃってたから採用で

―――――

夜子「ところで、あの神瑠璃独楽さん…機関の長官よね?」

依姫「きかんのちょーかん?」

百合「…ああっ! だから、何となく見覚えが…」

幸晴「あ、今さら?」

夜子「他に、もっとすごい知り合いとかいるのかしら?」

百合「異能管理機関の長官さんって…あの、すごい人ですよね?」

依姫「……えっ、じゃあうちのダディーの超親玉じゃん!」

幸晴「他にすごい知り合いか…。SASABEの社長夫妻とか?」

夜子「うちのライバル会社…!」

百合「SASABE?」

依姫「えっ、この旅行、SASABEの色々持ってきちゃってるけど…」

夜子「うちのグループの使いなさいよ」

依姫「だーって、SASABEって使ってて面白いじゃん。いちいち、うぃーんって音出して動いてくれたりするし」

百合「何だか、くすぐられますよね」

幸晴「あとは…えーと…誰だろ…? 世間的にすごいのは…これくらいかな…?」

依姫「世間的にって?」

幸晴「くだらないけどさ…ものすごく大酒飲みな人とかいて…。普段、なかなかお酒飲めない反動とか言って、飲む時は大きい瓶を2、3本」

百合「豪快ですね…」

夜子(ほんとにこいつって…知れば知るほど、謎が沸くわね…。一体、どうやったらそんなコネクションが…)

時音「腹減った」

夜子「さっき食べたばかりじゃない。…イギリスに来てまで、何故か日本食レストランだったけど」

百合「そう言えば、おいしいもの探しツアーで思い知りましたけど…日本っておいしい食べものばかりでしたよね」

依姫「なあなあ、人生でさ、今まで1番うまかったご飯って何?」

時音「…レモンパイ」

夜子「あら、意外なところが真っ先に…。レモンパイって、どこで食べたの?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 それ以上は言わなかった時音
 4~6 忘れたってさ
 7~9 ゆっきーがそわそわし始めた…うん…?


時音「忘れた」

依姫「忘れたって…。んじゃ、百合は?」

百合「うーん…小さい時にお腹が減って、でもお家に誰もいなかった時に自分で作ってたべた、猫まんま…かな」

幸晴「ねこまんま?」

夜子「なあに、それ」

依姫「えっ、知らねえの?」

百合「ほかほかのご飯に鰹節とお醤油をたらして、まぜて食べるんです。悪いことじゃないけど、こんなことしていいのかなって…」

百合「その、ちょっと悪いコになっちゃった気分と相まって、何だかすごくおいしかった記憶が…」

幸晴(背徳感か…)

夜子「言い出しっぺのよっちゃんは?」

依姫「うちのパピーがさ、休み取って時々、帰ってくるんだけど…前にすっげえ高いステーキ用の和牛買ってきてさ」

依姫「それがまあ、うまいのなんのって…。ワサビ醤油で食べてみろって言われたからやってみたんだけど、合うんだ、あれが」

百合「夜子ちゃんは?」

夜子「わたし…? わたしは、そうねえ…」

夜子(特別、これがおいしかったっていうものなんて、あったかしら…?)

夜子(百合との試食品巡りはおいしかったけど…特別、1番ってほどでもなかったし…)

依姫「さては、舌が肥えすぎて逆にマズいものなんて今日初めて食べたぜって感じか、そうか、そうなんだなっ!?」

夜子「…一理あるわね」

時音「…ケッ」

百合「何だか、さすがですね…。幸晴さんは?」

幸晴「僕は…冬の寒い日に、2日くらい…建物に入らなくって、心細くて、凍えてたことがあったんだけど…」

依姫「何それ、どんな状況?」

幸晴「あっ――ああいやほらっ…あの…悪いことしちゃって、お仕置き的な、感じで…そう、厳しい教育みたいな…さ?」

幸晴「反省するまで家にいれません的な…あるじゃない?」

百合「そんなに厳しいお家だったんですか…」

幸晴「ともかく、その…それでさ、ようやく、あったかい家の中に入れたんだ」

幸晴「ホットカーペットの上にコタツがあって、そこに入って、ヒーター向けられて…」

幸晴「それで、確か…ネギとお豆腐の入っただけのおみそ汁と、白くてほかほかのご飯と、あとあったかいモツ煮と、魚の塩焼きがあって」

幸晴「ほっとしたのと、それまでの気持ちと相まって…何か、すごくあったまって…おいしかったなあ…」

依姫「何かひとりだけ、レベルが違うぞ」

百合「レベルっていうか…」

夜子「あなた、大変だったのね…」

幸晴「…次の日の朝に食べた、ブリの照り焼きとか…」

時音「…」ジュルリ

時音「…」ゴシゴシ


 【安価下2】
 1 就寝時間になったから、大人しく寝よう
 2 就寝時間? こっからが本番じゃい!


夜子「あら…そろそろ、就寝時間ね」

百合「じゃあ、また明日――」

依姫「何言っちゃってるわけ~? これからがむしろ本番じゃん」

時音「ああ?」

幸晴「本番って…」

依姫「夜子と時音の部屋集合で!」


 【安価下2】
 1 ゆっきーもな!
 2 あ、ゆっきーはいらないから


依姫「あ、ゆっきーはいらないから」

幸晴「分かってるって…」

百合「さすがに…先生に見つかったら、大変ですしね」

夜子「と言うか、レディーの眠る部屋に入れるなんて、間違っても思わないことね」

時音「来たら殺すぞ」

幸晴「分かったって言ってるのに、何で余計な追い討ちかけるかな…」

 ・
 ・
 ・

 ガチャ…

依姫「やっほー」

百合「ほ…ほんとに、来ちゃったけど…見つからないですかね…?」

依姫「静かにしてりゃ大丈夫だって」

夜子「まったくもう…本当に来るなんて」

時音「…うるさくすんなよ…」


 ↓1~3
 で、夜にするおしゃべりと言えば…?
 ※なければ「なし」でもええんやで
  おしゃべりじゃなくても、枕投げとかでもええけど…見つかったら、色々アレやで


 新曲の歌詞かあ…
 そこまで手を伸ばすと色々大変だから、誰が作詞やってるとかも触れないできたんだけど…

 それでも…やる…?

 【安価下2】
 1 やれや
 2 じゃあいいよ
   ※別に話題などあれば併記


夜子「…正直、ちょっとこれを尋ねるのは怖かったのだけれど…」

依姫「ん?」

百合「何ですか?」

夜子「アイパ部にいて…楽しい…かしら? 嫌々でつきあわせてるんじゃないかって、少し…」

依姫「嫌々だったら来ないって、そもそも」

百合「そうですよ。それに、楽しいですよ。練習は厳しいけど…皆で一生懸命になれて、すごく楽しいんです」

夜子「本当?」

時音「…くどい」

夜子「時音…」

依姫「桜花もさ、あれで何だかんだサボりたいって言いながらちゃんと部室に来るし。わきあいあいっていうの?」

依姫「そういう感じ、あたしはすごい好きだよ」

夜子「…なら、良かったわ」

百合「それにしても…幸晴さんって、色々な体験してますよね…」

依姫「何か重かったしな、さっきのも」

夜子「そうね…。あ、そう言えばあいつの前のバイト先って、飲食店だったらしいんだけれど…今度、皆で行ってみない?」

依姫「お、いいじゃん。ゆっきーも連れてって、安くしてもらおうぜ」

時音「マズかったら承知しねー」

百合「桜花ちゃんも入れて、皆で行きたいですね」

夜子「じゃあ決定ね」

依姫「ところでさ、折角…夜なんだし?」

百合「何ですか?」

依姫「…年頃のあたしらとしてはさ、恋愛についても喋り明かしたいよな」

夜子「恋愛…。わたしは、さっぱりね。うちのお父様が、敏感すぎて、もう嫌になって完璧に捨ててるわ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やこちゃん以外、ここにいるのは全員、恋愛経験があった…
 4~6 この中に2人、恋愛経験者がいる…!
 7~9 って、JK4人も集まって、誰もいねえのかよ…! ちょっと安心したけど
  0  現在進行形でつきあってるヤツがいる…だと…!?


 さて、誰かな…?

 【直下 コンマ判定】
 1~3 男が見逃すはずのない百合と、ノリと勢いで小学生の頃につきあったとかいうよっちゃん
 4~6 男が見逃すはずのない百合と、形だけですぐにぶん殴って別れたとかいう時音
 7~9 ノリと勢いで小学生のころにつきあったとかいうよっちゃんと、形だけですぐにぶん殴って別れたとかいう時音


夜子「この中で、交際したことがあるって人は…?」

依姫「ほーい」

百合「…は、はい…///」

時音「…2人か…」

夜子「あら…よっちゃんは少し意外ね」

依姫「何を―? 小学生の時に同じクラスの名前忘れた男子とあつあつだったんだぞー」

時音「ガキじゃんか…」

依姫「まあ、下校で手ぇつないだ程度で、何もなかったけどなあ…」

夜子「そんなものよね…。百合は?」

百合「中学生の時に、先輩と…」

依姫「ガチだ…百合はガチなやつだ…!」

時音「うるさい、耳元で大声出すな」

夜子「それで? その…進展は?」ゴクリ

依姫「そこそこ」

時音「…」←割と興味あった

百合「し…進展って…その…///」

依姫「言っちゃいなよ、ユー」

百合「あの…その…し…しようって流れにはなっちゃったんですけど…」

時音「…」

百合「でも、その…怖くなっちゃって、逃げちゃいました…あは、は…」

夜子「何だか、何かがギリギリで繋がった感じでほっとしたわ…」

依姫「いやでもさあ…ぶっちゃけ、欲しいよな」

夜子「そうかしら?」

百合「…」

時音「…」

依姫「だって、桜花じゃないけどさ、ちやほや…されたくね?」

夜子「…そうかしら…?」

百合「…でも、そういう理由でっていうのは、不純なような…」


 【安価下2】
 1 ゆっきー、どう思うよ? って投下してみる
 2 その他、自由話題
 3 さて、寝るか


夜子「ふわぁぁぁ…」

依姫「お、欠伸が出た」

百合「そろそろ、眠くなりましたね…」

時音「…」ゴロン

依姫「えー? もう寝ちゃうの?」

夜子「寝ないと体が保たないわよ?」

依姫「いいじゃん、夜は長いぜー?」

時音「動くな、ベッドに入れてやってんだから…」

百合「夜子ちゃんって…いい匂いしますね…」モゾ

夜子「あなただって…」モゾ

依姫「何かあっちのベッドいいなー…」

時音「じゃあ出てけ」ゲシッ

依姫「蹴らないでって、ちょっと、時音っ」

夜子(そう言えば透…こっちに着いてからさっぱり姿見せなかったわね…)

夜子(その辺にいるのかしら…?)

 ・
 ・
 ・

透「…」

幸晴「あの…僕が1人部屋だからって、居座られても…」

透「…」

幸晴「…て言うか、いたんですね…」

透「…」コクッ

幸晴「…ずっと、ついてきてたんですか…?」

透「…」コクッ

幸晴「ステルスで…?」

透「…」コクッ

幸晴「…ご苦労さまです…。でも出てってほしいなあ…なんて…。て言うかこれ、無断宿泊的な感じじゃ…」

透「…」ハッ

幸晴「そんな、今さら気づきました感出されても…」

 バンッ ←窓開けた
 バッ ←窓の外に出た

幸晴(浮かせた円盤の上に立ってる…。これはこれで…すごくシュールっていうか…覗き魔的な何か…パパラッチ?)

透「…」ウンウン ←これなら問題ないと思ってる

幸晴(…謎だ、この人…)


 【安価下2】
 1 土産買って帰るべ
 2 ハギスって、知ってる? ウナギのゼリーって、知ってる?
 3 その他、最終日どうしたい?


 ――英国・ロンドン・某所――

夜子「何がいいかしら…?」

依姫「桜花の土産、どうすっかなー?」

百合「相変わらず、山のようにメールが届いてますしね…」

時音「…」←アンティークな陶器を見てる

冬也(何人分土産いるんだろ…。対策課と、枢木司令と、湊さんと、ハワードさんも? 冬也さんにもいるだろうし…)

冬也(ボルトが喜んでくれるようなものも欲しいし…)

冬也(あれ、ハワードさんって…どうすればいいかな…? 皆で分けられるのとか…? いや、だったら、個別に…?)

冬也(そう言えば枢木司令って味覚音痴って湊さんがさんざん言ってたし、あえて、変な味のを選んであげて様子見とか…)

冬也(あ、萑部さんのところにもいつもお世話になってるから買っていかないと…? アイス? いや、溶ける――けど異能で戻せば…?)

冬也「うーん…」

百合「あ、このコスメ…日本にないやつ」

依姫「お、ほんとだー」

夜子「色々あると、悩んじゃうわね…」


 【安価下2】
 どんな土産買ってくよ? お家用は透がつつがなく選んでくれるから、桜花用のでええんやで
 1 き、記念切手?
 2 紅茶のパック…? いっぱい入ってるし
 3 小物? ポーチ的な?
 4 その他、自由



 あっ、すげえミスった!
 冬也じゃなくて、ゆっきーだよ、あれ全部!


夜子「…これでいいかしら」

依姫「お、かわいいじゃん、それ」

百合「花柄でいいですね」

時音「…」ジィィッ ←マグネットを見てる

幸晴「…割と少女趣味…」チラッ

時音「!」ゲシッ

幸晴「痛いっ…痛い痛い、ポイント使って、蹴らないで…!」

時音「うるせえ、こっち来い」ガシッ

幸晴「ちょっ…土産…選ばせて…」ズルズル

百合「あ、こっちのもいいんじゃないですか?」

夜子「あら…そっちもかわいいわね」

依姫「なあなあ、このポット、面白くね? 郵便ポストみたいなのとかあって」

夜子「ふふっ…ユニークね」

百合「それにかわいいですね」


 【直下 コンマ判定】
  1  えっ、時音とゆっきーが消えた?
 2~9 楽しい楽しい思い出になったね


 ――日本・成田空港――

鈴木「家に帰るまでが修学旅行ですので、ここで解散にはなりますが気をつけて帰ってください」

鈴木「明日と明後日は学校がお休みだからと言って、ハメをハズしすぎないように。では解散」

透「…」

夜子「あら、日本についた途端に姿を見せて…」

依姫「あ、ほんとだ」

百合「そう言えば…でしたね」

時音「ふわぁぁぁ…」

幸晴「あ、僕ちょっと…色々と、東京で寄っておきたいところあるから、これで」


 【安価下2】
 1 どこ行くんだよーって絡む
 2 折角だし、皆で東京観光して帰ろうよって
 3 え、桜花があんまりの寂しさに東京まででてきてるって? じゃあ、ゆっきーの前のバイト先に行くしかねえな
 4 さあ帰ろう! すぐ帰ろう! まっすぐ帰ろう!


桜花「いたっ」テクテク

依姫「桜花ー!」ギュッ

桜花「よっちゃんせんぱーい…」ギュゥッ

百合「桜花ちゃん、わざわざ来たんですか?」

桜花「だってさみしかったんだもん…」

時音「おら、土産」ポイッ

桜花「とうっ」スカッ

 ボトッ

桜花「おちた…」

夜子「投げて渡す必要ないのに…」

桜花「ゆっきー先輩は?」

夜子「行きたいところがあるからって、さっさと行っちゃったわよ」

桜花「むむむ…」

夜子「ところで、折角だし…幸晴の前のバイト先…これから行ってみない?」

依姫「お、いいねー!」

百合「あんまり東京に来る機会もないですしね」

時音「どこだよ?」

透「…」スッ ←旅行会社のガイドさんが持ってるような旗を出した

夜子「透が分かってるって」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、食事処『湊風』に到着ッ!
 4~6 あれれー? 夜原先生、何でいらっしゃるんですかぁ~?
 7~9 あれれれ~? ゆっきーと夜原先生がお揃いで湊風にいましたなあ~?


 ――東京某所・食事処『湊風』――

 ガララッ

湊「らっしゃい」

夜子「ここなのね…」

依姫「割と狭いかも」

桜花「いいにおい…」スンスン

百合「えっと…6人なんですけど…」

時音「…」キョロキョロ

透「…」

湊「6人? テーブルに別れて座るか…カウンターに一列」

夜子「では、折角だから、カウンターにしましょうか」

湊(にしても…女子高生ばっか…。あと、それに紛れてる、この男は何だ…? つきそい? 引率?)

透「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 普段、ひとりでお店を回してる湊。ぶっちゃけ、6人とかつらい以外の何ものでもない
 4~6 ハワードがまーだバイトに来てる
 7~9 時間差で夜原さんが来て…


湊「6人分か…。ちっと時間かかるから待ってろよ…」

依姫「うおー、何か厨房覗けるっていいよな、なっ?」

桜花「うんうん」

百合「何だか…広くはないけど、あったかい雰囲気ですよね」

時音「…」←匂いだけですごくお腹がへってきた

夜子「ところで、ここのお店に――」

 ガラララッ

夜原「湊、ただいま――って…」

依姫「あれっ? 夜原せんせ?」

桜花「ただいま?」

百合「何で、先生が…」

時音「…」←お腹がへってる

夜子「あら、奇遇ですわね」

湊「あん? お前の知り合いか、この女子高生」

依姫「お前っ? お前って…ま、まさか…あの、学校のマドンナ、夜原先生に――」

桜花「おつきあい中?」

夜原「」

湊「…ん? どうでもいいけど、早く手伝え。6人分も注文入ってんだ」

夜原「っ…ま、待って、待って、皆、いい。これはね、先生のプライベートなところだから」

湊「おい、無視すんじゃねえよ。あざみ!」

夜原「何でこういうタイミングで…!」

依姫「下の名前で、呼び捨てたー!」

桜花「あつあつ」

百合「お似合いですね」

夜子「世間って、狭いのね…」


 【安価下2】
 1 自由コミュにする?
 2 それとも、ゆっきーのこと?
 3 それとも…湊と夜原『先生』のか・ん・け・い?


湊「つーか、いきなり来るんじゃねえっつーの。何でこんな中途半端な時間に…」

夜原「だからっ…ああもうっ…!」

依姫「はいはいはーい、先生、2人はつきあってるんですか!?」

桜花「いつから?」

百合「その…なれそめは?」

夜子「と言うか、早くお料理を出してほしいのだけれど…」

時音「腹減った…」

透「…」

 ワイワイ

夜原「あぁぁぁ…学校で築き上げたイメージが…」

湊「はあ? あ、お前のとこの生徒か…。んじゃ、半額にしといてやるよ」

依姫「ほんとっ!? 先生の彼氏、やっさしー♪」

桜花「で、いつ結婚?」

夜子「あら…結婚まで視野に入ってるの?」

百合「え、そうなんですか? おめでとうございます!」←カウンター席なもんで軽く伝言ゲーム状態

夜原「け、結婚なんてそんな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「そもそもすんのか…?」夜原「何て言った?」ギロッ
 4~6 湊「結婚なあ…。無給でいい働き手が増えんのはいいけど…」夜原「働き手?」ジロッ
 7~9 湊「いつだろーな…」夜原「えっ…?」
  0  湊「…次の春くらいにすっか?」夜原「…………えっ?」

つまり幸晴……


 み、湊のコンマなのに…高コンマが…!?

―――――

湊「いつだろーな…」

夜原「えっ…?」

湊「ああ? んだよ、俺以外にお前のこと嫁にもらってやる男いるのか? それとも嫌かよ?」

夜原「え、えっ…嫌とかじゃあないけど…」

湊「だったらその反応何だっつーの。ほれ、さっさとエプロンつけろ」

湊「こないだ、お前が焦がしたとこ、ちゃんとアップリケで誤摩化しといてやったから」

依姫「お裁縫ができるなんて…」

桜花「かわいいアップリケ」

百合「何だかほほえましいですね」

夜子「少し人相は悪いけれど…お似合いね」

時音「…」←お腹が減って文句も言えない状態に

湊「ほれ、さっさとエプロンつけて手ぇ洗え」


 ↓1~2 湊と夜原さんに、色々つっこんだり質問ぶつけてもいいコミュやで(ニッコリ
 ※なければ「なし」でもええんやで


夜原「はい…オムライス…」

桜花「はいはーい」

夜原「で…トンカツ定食」

依姫「はーい」

夜原「ハムカツ定食は?」

時音「きた!」ガタッ

夜原「マグロとアボカドのっけ丼」

百合「あ、わたしです」

夜原「それで…ビーフストロガノフ定食が2つ、と」

夜子「わたしよ」

透「…」スッ ←挙手した

湊「食え」

夜子「では、いただきます」パクッ

夜子「!?」

夜子「おいしい…」

依姫「それで、先生と店長さんはお熱くやってんですか?」ワクワク

湊「うっぜえんだよ、こいつ…。母ちゃんかってくれえ…」

夜原「それは湊がだらしないから…」

桜花「ちっちっちっ…」

依姫「そういう意味じゃあねえんだぜ、先生と店長さん…」フッ

湊「んじゃ何だよ?」

依姫「夜。夜のその…何? あー…」

桜花「えっち」

夜原「ぶふぉっ!? あ、あなた達ねえ…!」

湊「そういや、最近やってねえな。1ヶ月前に気分じゃないからやめろとかぬかしてきて、ずっと…」

夜原「ちょっと!?」

百合「…///」

湊「そういや、今日泊まんのか?」

夜原「そのつもりではいたけど…」

湊「じゃあ、晩飯はウナギだな…。土用丑も近いし」

依姫「ヤる気まんまんじゃん!」

夜子「食事中なのにはしたない…。ところで、結婚式のご予定はいつ? お呼ばれされたいわ」

桜花「されたーい」

夜原「あなた達、いい加減にしないと――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「まあ…ババアになる前だよな…。お前が」夜原「ちょっと、裏来て…」ガシッ
 4~6 湊「式なあ…。もうドレス似合わねえんじゃねえの、お前」夜原「何ですって?」ジロッ
 7~9 湊「店が忙しいからな…」夜原「そういう理由…?」
  0  湊「そういや…ジューンブライドって言うし…今月中に籍だけ入れるか?」夜原「ふぁっ!?」


 良かった、いつもの湊だった…(謎の安堵

―――――

湊「式なあ…。もうドレス似合わねえんじゃねえの、お前」

夜原「何ですって?」ジロッ

湊「ああ? 自分の年考えろ」

夜原「っ…」ピキッ

夜子(ずけずけ言うのね、この人…)

夜原「自分の年って、同い年でしょ!」

湊「野郎の三十路過ぎと、女の三十路過ぎ一緒にすんじゃねえ。行き遅れ」

夜原「あったまきた…」ハァ-

湊「だったら何だよ?」

夜原「ああもう…そういうの、ほんともう…」

依姫「…喧嘩するほど」

桜花「仲がいい?」

百合「ですね」

夜原「喧嘩じゃなくって、嫌味よ…」

時音「おかわり」

湊「おう。もっと食え、半額にしといてやるよ」

夜原「またそうやって、気分で…。そんなだから、売上が安定しなくなるんじゃない」

湊「だったらお前が補填しろ」

夜原「大体ね、お前、お前って…そういう言い方、いいと思ってるわけ?」

湊「ああうるせえなあ…ごちゃごちゃごちゃごちゃ、細かいんだよ」

夜原「細かいとかそういうことじゃないでしょ。人と人との関係について、こういうのは弁えておくべきルールであって――」

湊「はいはいはいはい…」

夜原「はいは1回!」

依姫「すでに夫婦の領域」

桜花「ほかほか」

透「…お幸せに」

百合「ですね」

時音「ん?」

依姫「喋った!?」

桜花「自然ときた!」

百合「ですね、って自然と相槌しちゃった…」

夜子「喋るだけでここまで騒がれるのも、すごいわね…」


―――――

 一旦ここまでっすー
 ありがとうございました

 こりゃ、8人目になったらゴールインはしてますな(多分)

乙! ここで質問です。

筆者が抱くやこたんの
ビジュアルイメージは
次のうちどれでしょう?

1.白鹿野梨子(有閑倶楽部)
2.青木れいか(スマイルプリキュア)
3.その他のキャラ

質問です
デイモン編でお宝に前シリーズの王子が描いた絵が出たけど世界観はつながってるんですか?
繋がってるとしたら魔王様とかは伝説?それとも実在していた?


 >>242
 うーん、難しい…
 1ではない…
 2は…ぐぐったけど…こんなに目が大きいとちょっと…違うけど、雰囲気は近いかも…

 で、考えたら銀魂ののぶめちゃん?
 あのコが明るく笑ってたりしたら、ぱっと思い浮かんだ中ではすごく近いかも知れないです

 そして何か、質問が増えた…!

 >>244
 それはですねー…
 いいタイミングで00とかが出てくれたら…色々あれこれかも…っていう
 実はね、1回、どっかのちょっとした判定で、繋がりかけたんだよ。内緒だけど

 繋がってるとしたら…そうねえ…パラレル?
 でも、前作知らない人だっているだろうし、あんまり積極的に出そうとは思ってませんけどね

 それじゃ、休憩いってきまーす!

>>245
前作って何ですか....?>>1さん

>>246
魔王「安価で人間と仲良しこよし大作戦」【安価】
~王子「安価とコンマでお嫁さんを探してみる」補佐娘「通算10スレ目」
詳しくは酉でググってみると幸せになれる
この頃に00が連発するので偶数奇数判定になった経緯があったりする

>>248
これが>>1の原点か..!今度読んでみるお。


あと質問で今まで出てきたイージスアーマーってどのくらいの種類があるんでしょうか?


 いやー、バレンタインなもんでお腹いっぱいになっちゃって、再開に時間かかっちゃった、めんご☆

 え? いくつチョコ食べたかって?
 3個だよ、3個も食べちゃったよ。ママンでしょ、自分で1こ買ったでしょ、もひとつ自分で買ったでしょ?
 鼻血でちゃったらどうしようね、バレンタイン最高!

 きれーな包装のヤツを買う時にね、彼女にあげるんすよ、ハハハ~みたいな雰囲気醸し出してね、楽しかったよ

 最近のチョコってね、おいしいね
 早くバレンタインとか日本の文化から消え去ってほしいね

 せめて製菓会社の陰謀からは逃れてほしいね


 >>246,>>248,>>250
 やだ恥ずかしい…

 Q.イージスアーマーの種類
 A.いっぱい
   律が最初に作ったのが、めちゃんこ防御力が高いやーつ。ぐんちゃんのブルーファイヤーじゃないとやっつけらんなかったやつ
   千景がハワードと初めて出会った時に着用してたのは、どっかの組織の博士が作り上げたやーつ
   現在、千景が仕様してるのは律が作った非殺傷用として開発されたやーつ
   その他、有象無象が律が最初に作ったのをまねてあれこれ作ってそっから星業動力なんかも派生してったとゆー感じ

 Q.>>1の女性陣で好きなキャラ
 A.みんな大好きよ
   ただね、主人公してる時はいいんだけどそうじゃなくなると途端に動かしにくくなっちゃうのよね…
   あと幼女。彼女らは幼女すぎて>>1の手には余ってる、はよう成長してほしいという本音
   泣きたい時にお胸に飛び込んでなきわめいてみたいのは独楽ちゃんかなー


 で、えっと…こんな時間になっちゃったんだけど…

 本編、やる?
 オマケ(もしくは番外サブエピ)に、しとく?
 恋せよ乙女バレンタイン編もあるし、リアルグラバト編もあるし…

 あ、番外サブエピって恋せよ乙女とか、そういうのね?


 オマケって声が多いんで…
 明日はね、多分、おやつの時間過ぎくらいから、早けりゃお昼くらいから更新できると思うんで…本編はそのときってことでご了承くだせえ

 時事ネタだし、恋せよ乙女からやっときましょうかね

 【安価下1】
 1 バカに言われて初めてバレンタインだったことに気づく千景さん
 2 凪が学校でチョコもらってきたとかで、バカが騒いでて、やっとバレンタインだったことに気づく千景さん
 3 お買い物に出てバレンタイン商戦をしてて、やっとバレンタインだったことに気づく千景さん

 さあ、千景がバレンタインや忘れてた!って気づくのはどの理由かな?


 ――恋せよ、乙女~ハッピー・バレンタイン~――

千景「コーヒーは買った、トイレットペーパーも買った、電球の換えも買った…」

千景「あとは、今夜の夕飯…」

千景「今日のボスのディナーの気分は、一体何だろうか…?」

千景「昨日は山盛りの刺身を平らげたから、魚はなし…」

千景「一昨日にダイコンの煮物を3本分も作り置きしたのを全て食べられたから、野菜メインもなし…」

千景「となると、肉…」ピタッ

千景「ステーキ――は…今日は高い」

千景「豚肉…豚肉で何か…いや、一週間前に豚づくしディナーをした…」

千景「じゃあ鶏肉――いや、政仁が確か、焼き鳥を買ってきて、それをボスが食べていた…」

千景「……一体、何にすればいいんだろうか…?」

 チラッ

千景「ん?」

千景「…バレンタイン特設コーナー…」

千景「……バレンタイン…」

千景「………バレンタイン・デー…」

千景「…………忘れていた」

千景「……………いやしかし、ボスは甘いのがそこまで好きというわけではない…」

千景「………………でもこういうのはチャンスかも知れない…いやしかし…だが…いや…」

 ウ--ン…


 【安価下1】
 1 そうだ、ボス好みのチョコレートを作ればいいんだ
 2 何かボスにぴったりなチョコでも売ってれば…
 3 チョコレート以外のボスのハートをがっつり掴めるものを用意する…?
   ※で、それって何? 併記


千景「ん?」

看板『あの人のハートをがっつり掴もう!』

看板『手作りチョコレート応援コーナー』

千景「…」

千景「これか!」クワッ

 ザワッ…

千景「これだ」

千景「これでボス好みのチョコレートを作ってしまえばいいんだ…」

千景「ボスはあれで食べものには弱いはず…。胃を掴めば男は落とせると誰かが言っていた気がしないでもない」

千景「ボス好みのチョコレートを作り上げれば…!」グッ


 【安価下1】
 1 甘いミルクチョコレートをベースに
 2 ほろ苦いビターなチョコレートをベースに
 3 口溶けのいいホワイトなチョコレートをベースに
 4 その他自由に

 A 洗面器サイズの巨大なチョコレートを
 B 一口サイズに成形した、つまめるチョコレートを
 C 一手間加えた、トリュフっぽいチョコレートを
 D 綺麗にぴっちりかっちりデコレーションしたチョコレートを
 E その他自由なチョコレートを

 ※数字とアルファベットを組み合わせてね
  4とEを選択する時はちゃんと併記してね


千景「ビター系のほろ苦いチョコレートを買ってきた」

千景「これを元にトリュフチョコレートを作る…。やったことはないが、一流メイドのわたしにかかればこの程度――!」

 ヒョコッ

政仁「あ、ちーちゃん! 何それ、チョコ?」

千景「!?」

政仁「何何、チョコ作んの? マジで!? 俺にもくれる?」

 ヒョコッ

凪「うるせーよ、バカ! 勉強してんのに!」

政仁「おいちびっ子、ちーちゃんがチョコ作るってさ!」

凪「はあ? チョコ? …作れんの?」

千景「…やって、やれないことはない」

凪「ふうん…」

政仁「俺、あれがいい、あのチョコのあったけーのにイチゴとかすってやるやつ」

千景「意味不明だ。却下する」

凪「…チョコ…フォンデュ?」

政仁「それそれ!」

千景「却下する」

政仁「えー?」

政仁「俺にもチョコくれる?」

千景「…」

千景「【安価下1】」

 1 味見としてなら与えてやる
 2 …ついでに作ってほしければ作ってやる。だが、デキのいいものはボスにあげるから期待はするな
 3 その他、自由台詞


千景「…ついでに作ってほしければ作ってやる。だが、デキのいいものはボスにあげるから期待はするな」

政仁「マジで、やった!」

凪「そんなチョコくらいで…」

千景「凪もほしいか?」

凪「…」

千景「いらないならそれでい――」

 ガシッ

千景「…凪?」

凪「…は、ハワードに食わせたいんだろ? ちゃんとうまいか、確かめてやるって言うか…」

千景「…分かった。ちゃんと凪と政仁の分も作っておく」

凪「そんなその、あのきっちり欲しいとかじゃなくて、千景がハワードに――」

千景「分かったから出ていってくれ。あと、ボスには内緒だ」

凪「違うからな!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ…何か…デキが…
 4~6 う、うーん…見た目がよろしくない…
 7~9 初めて作ったにしては、いいデキ…じゃあないかな…?
  0  最高のデキだぜ!


千景「…」

 ボロッ…

千景「…」パクッ

 モグモグ…

千景「…味は、悪くないはず…」

千景「だが、いかんせん…見た目が…」

 ボロッ…

千景「…」

 ヒョコッ

政仁「できたかっ!?」

凪「おいバカ、邪魔すんなって――これ何? 試作品?」

千景「っ…」

政仁「形悪いのは食っていいんだよな!?」キラキラ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 千景「こ…これはそう、試作品だ…。味の感想だけ、言ってくれればいい」
 4~6 千景「…凪と政仁にやれるのはこれと…これとこれとこれとこれとこれとこれとこれと…」凪(千景…)
 7~9 千景「…」凪「…失敗したのかよ…」千景「していない」凪「…してんじゃん。…ハワードにあげたいんだろ、手伝ってやるよ」


千景「…凪と政仁にやれるのはこれと…これとこれとこれとこれとこれとこれとこれと…」

凪(千景…)

政仁「うおーっ、いっぱいだ!」

千景「あと、これだ!」←一応はより分けた

政仁「いっただきまーす!」パクッ

政仁「チョコだ!」

千景「どうだ?」

政仁「チョコだな!」

千景(何の参考にもならない…)

凪「つーかさ、失敗したならもう…市販の綺麗なヤツにしたら?」

千景「それではダメだ」

凪「…意地張らなくていいのに…」パクッ

千景「どうだ?」

凪「…苦い…」

千景「ビターチョコだ」

凪「…あっそ…」

凪「でもそっちの、ハワードにやる分も、見た目大して変わんないけど…」

千景「…そ、それよりはマシだ」

凪「まあいいや…」

政仁「チョコうめー!」

千景(材料はもう残っていないし…ここからどうやったって、良くするのは難しい…)

千景(急いでまた材料を買ってくるか…? それとも、市販品を買うか…)

千景(いや、ダメだ。手作りというのがポイントになるはず――。多少の形の悪さは諦めて、このままボスに…?)

千景(一体…どうすれば…!)



 【安価下1】
 1 ええい、仕方がない! 見た目は悪くても愛情はたっぷりだ! このチョコで勝負!
 2 失敗は成功の母! 急いで材料を買い直して、今度こそ、きっちり作り上げる!
 3 背に腹は変えられない! 市販品のものを買ってきてプレゼントだ!


千景(こうなったら、急いで作り直すしかない…!)

千景(そうと決まればすぐに材料をまた買い直さねば!)

 ダッ

凪「あれ、おい、千景?」

政仁「チョコうめー!」

千景「ボスには内緒だぞ!」

 ・
 ・
 ・

千景「よしっ…材料は買いそろえられた」

千景「だが、夕飯まで時間がない…。19時丁度に食事を作り上げないとボスが怒る…」

千景「チョコ作りと並行して、夕飯の支度もしなければならないことをうっかり忘れていた…」

千景「だが、やって見せる…」

千景「一流メイドとして、必ずや――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんでまた同じミスしちゃうんだよ…! しかも、夕飯が遅れてハワードがぷんぷん丸だよ…!
 4~6 うがあああああっ! 夕飯を間に合わせようとしたせいで、同じミスしちゃったよおおおおおおっ! 見た目がああああっ!
 7~9 よしできた! 夕飯も間に合った! あとはいつ渡すかだな!


 ガッシャ----ンッ

ハワード「どうして食事ができていない!?」

千景「すまない、ボス…」

凪「たかが2分や3分でキレんなっつーの…。あとはもう、よそるだけなんだし…」

政仁「まーまー、ちーちゃんだってたまには失敗するって!」

ハワード「ふんっ…! 凪、バカ、外へ行くぞ」

千景「ボスっ…?」

ハワード「十時のところで食った方がマシだ」

政仁「外食っ!? マジで、行く行くー! ひゃっほーう!」

凪「おい、ハワード?」

ハワード「来ないならば勝手に食え」

 ズンズン…
 ガララ…
 ピシャンッ…

千景「…」グッ

凪「…千景…」

千景「…ボスと、行かないのか…?」

凪「だ…だって、もうできてんだろ? 腹減ったし、外食するよか、早く食えるし…」

千景「…キッチンにあるから、自分でよそって食べてくれ」

凪「お前は?」

千景「ボスを怒らせてしまった…顔を見せられない…」

千景「…」

凪「…」

千景「…」

凪「…じゃあ、食ってるけど…」ソソクサ

千景「はぁ…」

千景(結局…食事を遅らせてまで、作り直したものはまた同じ失敗をして…)

千景(空回りだな…。ボスは怒り、夕飯さえも食べずに外へ行ってしまい…)

千景(何をやっているんだ、わたしは…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 今年のバレンタインは、大失敗でした…
 4~6 ハワード・ファミリーのナンバーツーとして、凪がこっそり…動いたん…?
 7~9 ハワードだって成長してるしね、ちょっとやりすぎたかなって思ったのかな?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 1時間くらいして帰ってきたハワードだったけど…
 奇数 帰ってきたハワードに、せめてチョコだけでも渡そうとしたら…
 ※0は偶数扱いなんよ!


 ガララッ…

千景「っ…帰ってきた…か…」

千景「だが…ボスに叱られた…顔を見せられない…」シュン

<千景!

千景「ボスの声…」

 ガチャ…

千景「ボス、さっきは本当に――」

ハワード「さっさと、食事を用意しろ」

千景「ボス…?」

ハワード「どの店も混んでいた。早くしろ」

政仁「やっぱ、ちーちゃんのメシのがいいよなーってハワードと話してさー。タダだし、うまいし! な、ハワード?」

ハワード「ふんっ…」

 ・
 ・
 ・

政仁「ごっそーさん! やっぱ、ちーちゃんのメシうめー!」

千景「ボス…さっきは、本当にすまなかった。何の申し開きもできない…」

ハワード「今日は、食後に何か甘いものを食いたい気分だ。コーヒーと一緒にもってこい」

千景「甘いもの…?」

ハワード「早くしろ」

千景「…わ、分かった」

 スタスタ

千景(見た目が良くないが…あれしかない…。だが、ボスにこんなものを…大丈夫だろうか…?)

千景(いや…だが、仕方がない…。冷蔵庫に入れたままだったが、あれを出すしか――)パカッ

千景「これは…」

千景「…チョコを置いておいたところに…謎の包装が…。付箋…?」

付箋『ちゃんと渡せよ! 容れ物でごまかしてやったんだから!』

千景「凪の字…」

 トポトポトポ…

千景(ボス好みのアメリカンでコーヒーを淹れて…ミルクも砂糖もなし…。一緒に、凪が包んでくれたこれを…。付箋も取っておかないと)

千景(これでよし…。ボス、勝負だ…!)

 ザッ

千景「ボス、コーヒーを持ってきた。それと…世間は、バレンタインデーだから、チョコがある。…食べて、もらえるだろうか?」

ハワード「…どれ」パクッ

千景「…」ジィィッ

ハワード「いい味だ。悪くない。それと、これをくれてやる。とっておけ」スッ

千景「これは――ぬいぐるみ…? 一体、どうしてこんなものを…?」

ハワード「…日頃の雑事への、褒美だ。取っておけ」

千景「…ああ、ありがとう、ボス!」

ハワード「ふんっ…。だが、次からは食事を絶対に遅らせるな」


 ――オマケの、オマケ・どうしてああなった?――

凪「ああもう、ハワードのバカ…。千景めっちゃ落ち込んでんじゃん…。バカはバカでのこのこハワードについてくし…」イライラ

凪「チッ…ああもうっ…!」ガチャッ

 prrrrr…

政仁『もしもーし?』

凪「おいバカ、ハワードにどの店もいっぱいだ、って言え」

政仁『何でだ?』

凪「いいから言え!」

政仁『おっけー』

凪「それで、商店街を2回往復しろ」

政仁『何でだ?』

凪「いいから! どの店もいっぱいだ、と、商店街を2回行って、2回戻る!」

政仁『おう、分かんねえけど分かった!』

凪「じゃ」ガチャンッ

凪「あとは…えーと…千景の、あの見た目が悪いチョコ…」ゴソゴソ

凪「これ、どうすりゃいいんだ…? …このままだとあれだし…何か、ラッピングとかしてやる…?」

凪「どうせハワードだし、見た目なんか気にしないか…。ぱって渡せるようにしといてやればいいや…」

 ゴソゴソ

凪「こう…? え、違うよな…? どうやんだ…?」

 ゴソゴソ

凪「あーっ、わかんねえ…! もういいや、どうせハワードだし…」

凪「とりあえず、紙をこうして…ひっくり返して、裏っかわをセロテープでとめちゃえ…」

凪「完璧、どうせハワードだし…。一応…付箋くらいはっとく…?」

凪「…何だろ…。がんばれとか…? いやでも…あれだし…。ハワードだからよゆー、とか…?」

凪「いやこれも何かな…。いいや、ストレートで」

凪「ちゃんと…渡せよ…っと。あと…一応…これがチョコって分かるようにしとくか…。容れ物…で、ごまかして…やったんだから…と」

凪「よし、完璧。あとはバカがちゃんとやれるかどうか…」

 ――そのころっ

政仁「凪から、どの店もいっぱいだからってハワードに言えって」

ハワード「…そんなことはない」

政仁「あと、しょーてんがいを2おーふくって」

ハワード「商店街を2往復…?」チラッ

<ふっ…今年もチョコをあげる相手がいなかった…

<うぐぐ…女子から…今年こそ、ちょこれーとをひとつでももらいたい…!

ハワード「…バレンタインデー、か…」

政仁「ちーちゃん、がんばってチョコ作ってたんだぜ! ――あ、これ内緒だったけ? まあいっかー!」

ハワード「千景が…チョコレート? …………そういうことか…。………………そうか…ん?」←おもちゃ屋が目に入った

ハワード「…あれでいいか」

 尚、ハワードは千景のチョコレートを食べた時、見た目なんてさっぱり気にはしていなかったようでしたとさ。

(まだ誰かいますか?)


 いましたか…
 でもやっぱ、もう少ないし、眠る時間ですもんね

 リアルグラバト編で出てくる悪者の名前と異能を適当に↓3くらいまでおなしゃす
 それ使って、安価とコンマはなしで、リアルグラバト編投下してきますんで

 NGだったらまあ…>>1が勝手に名前だの異能だのでっちあげてやっちゃうお

不知火 忌憚 しらぬい きたん
周囲の者の精神をランダムで入れ替える

アーク・ベイリウス
伸縮自在の槍をいくらでも作り出す異能

神武帝徳(じんむていとく)
地震パンチ

リドワン・トルストイ
雷竜化

ベリアル
圧力操作


 どうもありがとうございました
 今夜の安価だの、募集だのはこれにて終わります

 >>296はお名前だけいただきます
 >>297はお名前も異能もいただきます
 >>298はお名前だけいただきます
 >>299はお名前だけいたきます
 >>300はお名前も異能もいただきます

 NG理由については、精神入れ替えは文字媒体だと表現がすごく難しいためです、力量不足で申し訳ない
 地震パンチは何だか時間帯のせいもあって、>>1の頭がどうすりゃええんじゃ、ってフリーズしちゃったからです、申し訳ない
 雷竜化っていうのはかっくいいけど、あんまりファンタジックなものだとちょっち色々とあれなんで申し訳ないんす、ほんとごめんなさい

 ではでは…
 リアルグラバト投下してきまするので~

こそっと異能だけ
歪曲の異能
空間でも攻撃でもなんでも捻じ曲げることのできる異能
強度が高ければ概念さえも…?

それ掌握や


 ――大乱闘!リアル・グラスプ・バトラーズ! part2 ――

律「それでは、第2ラウンド、レディー・ファ――」

 ドッゴォォォォォンッ

不知火「――全員、床に伏せろ! この会場を占拠する!!」

不知火「ステージのお前ら、動いた瞬間、手当たり次第に会場の者を殺す! 両手を頭の後ろで組んで、動くな!」

 その爆発は、何のエフェクトでもない本物だった。
 2万人を収容している会場の後方出入り口付近が吹き飛ばされて、悲鳴が混乱に変わる――。

律「お、落ち着いてください、皆さ――」

不知火「動くなと、言っている! 口で言って分からんのなら、強制的にどうするか分からせてやろう!」

 ビッシィィィッ

律「!?」

冬也「なっ…これは…異能――?」

湊「何だこれ…体が、全く動かねえ…」

凪「ここにいる全員止まって…どんな異能強度…」ググッ

ハワード「小賢しいっ…!」ギリッ

冬也(問答無用で身動きを封じ込める異能…。でも、体が動かないだけで、異能を使うくらいなら…)チラッ

湊(目配せなんかしなくても分かるっつーの…勝負は一瞬だけだぞ…)

冬也(大抵、こういう異能は視界に収まっているものへ効果を及ぼすことができる…だったら――)ファサァッ

湊「とりあえず、目くらましからやらせてもらうぜ――!」

 光蝶が展開され、それを光源に湊が縦横無尽に光線を放った。
 それはリアル・グラスプ・バトラーズの演出ではない、本物の異能の、本物の攻撃――。

リドワン「無意味だな」

 光蝶から放たれた無数の光線が、嘲笑的な声が響いた途端に一箇所へと寄り集まった。
 大勢の客がいる客席の天上に束ねられた光線が直撃し、そこを打ち壊す。

 ドッゴォォォンッ

冬也「そん、な…」

凪「な、何だよ、今のっ…!?」

不知火「…ここにいる貴様らは、人質だ。身動きは俺の拘束の異能が封じる」

リドワン「異能を使いたければ使うがいい、見せ物のグラスパーども。だが、無意味どころか、人質が犠牲となって数を減らすだけだ」

律「兄ちゃん達も、凪くんも、ハワードも、大人しくしてください…! 今は…こらえて…」

ハワード「…」ギロッ

リドワン「助けを期待しているなら教えてやる」

不知火「リドワン、言葉が過ぎるぞ」

リドワン「教えてやった方がいいに決まっているだろう。この会場を警備していたグラスパーは、すでに制圧をした」

律「っ…い、一体何が望みですか? お金なら払うから、せめて…お客さんだけでも解放を――」

不知火「金が望みではない。我らが同胞を――機関に捕えられた、ブラック・ライトの者を解放しろという要求を出している」

不知火「機関がこれに対し、ノーと言えば、ここにいる全員はあの世逝きだ!」


 不知火忌憚:拘束の異能
 リドワン・トルストイ:集注の異能

ブリューナク使えばいいんじゃ…
ピラー・ノヴァ以外のノヴァ応用技も見れる事を期待


 ――会場内・控え室

<ドッゴォォォォォンッ

明「今の音――会場で何か…事故?」

由司「ママ、外…」クイクイ

明「外? ――あの服…ブラック・ライト…? となると、さっきの爆発も…」

 バンッ

*「動くな、両手を組んで頭の後ろに――」

明「由司、10秒目を瞑って、耳をふさぎなさい!」

由司「?」ギュッ

 ダンッ

 明がテーブルを飛び越え、入口で銃を構えていたブラック・ライトの構成員に飛びかかる。
 発砲しようと引き金にかけられた指に力が込められるが、その前に明は手元に物干し竿を具現して繰り出した。

 ズドォォォンッ

*「っ――」ドサッ

由司「もういいー?」←まだ目をつむってる

明「もうちょっと待っててください。耳はふさがなくてもいいですよ」

明(とりあえず、あるものでふん縛って…ロッカーに突っ込んで、フタを下側にしておこう)

 グルグルグルッ
 ダンッ

明「よし、もういいですよ」

由司「うん――あれ? 今はいってきたひとは?」

明「どこかに消えちゃいましたよ。それよりも由司」

由司「?」

明「知っている人以外には、絶対についていっちゃダメですよ。しばらくここには誰も来ないようにはなりますけど、ママと約束をしてください」

由司「…うん」

明「いいコですね」ナデ

明「これから、外で色々な音がするかも知れないけれど、ここを出てもダメです。男の子だから、さみしくても我慢できますね?」

由司「うんっ」

明「じゃあ、ちょっとママは出てくるので、待っててください。あ、それと、そのロッカーは、絶対に触っちゃダメですよ」

由司「うん。いってらっしゃい」

明「行ってきます」

 バタム…

明「もしもの時のために持ってた、アゲアゲくん・ガーディナーを使うことになるとは…」ゴソゴソ

明「ガーディナー、頼みましたよ」

アゲアゲくん・ガーディナー『合点承知の助!』←10センチのロボット

明「…まあ、律の発明だから大丈夫だろうとは思うものの…」

アゲアゲくん・ガーディナー『転ばぬ先の杖を買うならSASABEのステッキ!』

明「…まあいいか」

明「さて…まずは、現状把握といきますか」



 ――会場付近・渋滞中の道路

颯「チッ…何だ、この渋滞は…」

独楽「ねえ、リダー、まだー? もう、とっくにイベント始まっちゃってるよ」

リダ「だって、動かないんだもん…。この先で何か事故でも起きちゃってるのかな?」

独楽「だったらもう走った方が早くつくかな? 颯さん、走る? どうせ、小さく向こうに会場見えてるし」

颯「…確かに、こんなところでもてあますよりはマシだな」

リダ「えー? ちょちょちょっ…2人はいいけど、わたしは? 車あるんだし、離れらんないよ?」

独楽「終わらない渋滞はないよ。明日が必ずくるように」グッ

リダ「慰めになってないよー!」

颯「さっさとしろ、独楽」

リダ「え、ほんとに行っちゃうの? 待って待って、ねえ、待ってよ、寂しいじゃん!」

独楽「終わったら、おいしいご飯食べに行こうね、リダ」

 バタムッ

颯「会場はあっちか」

独楽「じゃあ元気に行きましょう!」

颯「…」

独楽「って、何ですか、その目?」

颯「…アンテナをしてみろ」

独楽「アンテナ?」

 パシュンッ…

独楽「あれっ…? 多い…」

颯「それでいて、会場に配置しているはずの機関のグラスパーの警備とは位置が異なる場所だ」

独楽「そこまでの精度ないけど…颯さんがそう言うなら、そうなんですよね?」

颯「どう見る?」

独楽「何かあったっぽいですね」

 コンコン
 ウィ----ン

リダ「何ー?」

独楽「リダ、東京支部に問い合わせてみて。あの会場で、何も起きていないかって」

独楽「それで、わたし達は先に行くから、どうせ渋滞だろうし…リダはここでオペレーションお願い」

独楽「状況を逐次教えて。あと、無線ちょうだい。わたしと颯さんの分で」

リダ「何か起きたっぽいの?」ゴソゴソ

リダ「はい、無線」

独楽「何か起きてるかも知れないから、お願いしてるの。杞憂で済んだらいいんだけどね」

独楽「颯さん、無線です」

颯「ああ」

リダ「――あっ、何か起きてるっぽいよ? 問い合わせたけど」

独楽「何かって、何?」

リダ「……人質とって、篭城…みたいな?」

                                            ―――――― to be continued ...


 >>303
 うん…>>305で指摘された通りや…
 いや、それを狙った上でのリクエストだったのかな…?

 >>307
 ブリューナクってね、もしも敵まで出してきてかち合わせちゃったら大規模破壊を招きかねないんだよね
 それで、いっぱい人質がいるから、そのリスクを考えたらおいそれと出せないんだね

(本編再開の準備してます)


 ――アイパ部部室――

依姫「怪しいのは、百合だ」

百合「えっ…な…そんなこと、ないですよ…?」

時音「そういうお前だ」

夜子「マズいわね…」

依姫「案外…夜子か、夜子なのか?」

百合「確かに…何だか、怪しいと言われれば怪しいような…」

夜子「わたしのはずがないでしょう」

桜花「…」

幸晴「さて、誰を殺すか…」

依姫「

透「…]


 【安価下1】
 1 よっちゃんだ
 2 百合だ
 3 幸晴だ
 4 透だ

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 処刑台に送られた
 4~6 状況は悪い…
 7~9 ふっ、予定通り


 『投票の結果、ゆりりんが処刑台に送られました』

百合「そんなぁ…違うのにー!」

桜花「もう喋っちゃダメ、幽霊だから。なかーま」ダキッ

桜花「ついでにゲーマスこーたい」つタブレット

百合「うぅ…恐ろしい夜のターンになりました…」

百合「夜のターンになります…」

夜子(これは…マズいわね…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 夜子(残る人狼は2人…。霊媒師のわたしには分かる…)
 4~6 夜子(百合が脱落しちゃったから、ここからわたしだけでゲームを勝ちにもっていかないと…)
 7~9 夜子(誰が役職持ちなのか、さっぱり分からない…。いいや、てきとーに透でも殺しておこう)


百合「恐ろしい朝が空けて…犠牲者は、出ませんでした」

依姫「おおっ、騎士ナイス!」

夜子(騎士が存命…。てことは、騎士を探して早く殺らないとマズい…)

百合「では話し合いで誰を処刑するか選んでください」

時音「…」

夜子「…」

透「…」

依姫「で、で?」

幸晴「でって?」

依姫「占い師とかいないの?」

幸晴「騎士が存命だし…少なくとも1ターンは誰が人狼じゃないかの結果を残せるし…」

百合(夜子ちゃん、占い師を名乗って…! そうすればきっと…!)

透「…」

夜子「…実は、わたしが占い師なの」

幸晴「いた」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 時音「あたしが占い師だ。そいつは人狼だ」
 4~6 依姫「でも、だったら早めに言ってくれればいいのに」
 7~9 夜子「占ったのだけれど…百合は市民だったわ。そして、依姫、あなたはさっきので人狼って出たのだけれど」


夜子「占ったのだけれど…百合は市民だったわ。そして、依姫、あなたはさっきので人狼って出たのだけれど」

依姫「えっ、違う違う! 違うって! さては夜子が人狼だな!? 隠してたし!」

夜子「だって早い段階で明かして人狼に食べられたらいやじゃない」

幸晴「嫌って…そんな理由で…」

時音「ほんとに占い師か…?」

夜子「じゃあ次のターンに、誰かひとり、占うわ。誰がいい?」

依姫「いやいやいや、人狼だったら分かっちゃうじゃん、人間かそうじゃないか」

夜子「でも、口で言うしか証明の手立てはないもの」

桜花(占い師はここー)

百合(がんばって、夜子ちゃん…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~5 負けた
 6~9 よっしゃ、勝ったぜ!
  0  これで3連勝したったぜ!


百合「そして…平和が訪れました」

幸晴「やった!」

依姫「うおー、よっしゃあー!」

時音「へっ…」

桜花「いぇーい勝ったー」

夜子「」

百合「夜子ちゃん…負けちゃいましたね…」

幸晴「いやー…初めて霊媒師活躍したんじゃない?」

依姫「自画自賛かよ」

桜花「騎士のよっちゃん先輩がナイスすぎた」

夜子「まさか、騎士として人狼の害から守ったから、なんて理由で市民を見分けるなんて…」

時音「飽きた」

桜花「うん飽きた」

幸晴「桜花…自分で持ってきておいて…」

夜子「割と時間かかっちゃったわね…」

依姫「楽しかったからいいんじゃね?」


 【安価下1】
 で、何で人狼ゲームをしてたのかってゆーと…
 1 やりたかったからだよ! 他に理由なんてない、平和な日常だよ!
 2 練習漬けじゃああれだろうから、ってことでね、息抜きとして1ゲームだけやるかってなったら熱中してたんだよ
 3 実は移動中で暇なのだ
   A そう、いよいよ、全国高校生パフォーマンス大会予選が始まる…!
   B 練習の成果を出すべく、ライブをしにいくのだ!


百合「ふぅ…楽しかったですね」

夜子「あそこで百合がボロを出さなければ…」

幸晴「とにかく、明日も練習だし…早めに帰って寝てよ、皆…」

依姫「ゆっきー、これからまたバイト?」

幸晴「うん…」

桜花「ばいびー」

幸晴「はいはい、ばいばい…」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 幸晴「時音、行こ」時音「指図すんな」ガラララッ 夜子「…あの2人って」依姫「最近、いつも一緒に帰るよな…」
 5~9 何もねえよ!?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ゆっきーの雑食性モテ体質はね、その一瞬一瞬でしか効果を発揮しないから誰かとのおつきあいには発展しにくいんだよ
 奇数 ゆっきーと時音は…暗黙の公認カプになりつつあります…(震え声
 ※0は偶数扱いなんやでぇ

 ゆっきー的には偶数と奇数が逆転…?


 ――某市・高円宮家――

夜子(予選まで、あと2週間…)

夜子(そろそろ、ライブで調子を確かめてみた方がいいかしら…?)

夜子(しばらく練習まみれだったし…)

透「…」

夜子「でも、ライブをするとして…どこでやるかが問題よね…」

夜子「またライブハウスというのも、ジャンルが違いすぎて正当にはかれなさそうだし…」

夜子「うーん…」


 【安価下1】
 1 ゆっきーに連絡。ライブ探しときって
 2 自分で何かないか探してみる
 3 いっそ、ライブの練習とかしなくてもいいんじゃね?


夜子「何かないかしら…?」

 カチカチ

透「…」

夜子「ライブ、ライブ…」


 【安価下1】
 1 某市のパチ屋のオープニングセレモニーで盛り上げてくれる人募集だって
 2 異能管理機関某市支部の地域交流イベントに出演してくれる人募集だって
 3 某市の百貨店屋上催事場で客寄せしてる人募集だって


夜子「パチンコ屋の、オープニングセレモニー…」

夜子「まあ…小さいけれど、野外でやるのも一興よね…」

夜子「よし決めた、これにしよう」

透「…」

夜子「透、やっておいて」

透「…」コクッ

夜子(このライブが終わったら、もう予選ね…)

夜子(がんばらなくちゃ)


 【直下 コンマ判定】(覚醒サディスト魔王様のしごき+3)
 1~3 まあ、全然、駆け出し同然の自称アイドルレベルじゃありますが
 4~6 まあ、最低限、とりあえずは見れるかな程度のレベルじゃありますが
 7~9 割とがんばったし、それなりの成果はでてるはず
  0  大失敗をした、あの頃の百夜桜乃音姫じゃあないんだぜ!



 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識


 短いけれど、一旦ここまでっすー
 ありがとうございやした~


夜子「ライブをするわよ」

依姫「またかー」

桜花「今度はどこ…?」

百合「また、ライブハウスとかじゃあ…ない、ですよね…?」

時音「…」モグモグ

幸晴「練習はしてきたし、ダメダメではない…だろうけど」

夜子「セットリストは、これよ!」


 【安価下2】
 3曲、どんな順番でやるか選んでネ☆
 A rain dance
 B Shadow
 C 戦国姫
 D クチナシの果実
 E 天下人
 F idol for you
 G dear friend


 セットリスト:クチナシの果実・4→ dear friend・5→ idol for you・0

幸晴「クチナシ…ディアフレ…アイフォー…」

依姫「無難な感じ?」

桜花「いつ?」

夜子「今週末」

時音「場所」

夜子「新しくできたパチンコ屋だって」

百合「パチンコ屋さんですか…」

幸晴「じゃあ、このセトリで調整していこうか」

幸晴「パチ屋なら…衣装とか、際どい方がうけるのかな…?」

透「…」つ布面積少なめ衣装

幸晴「最高」

百合「ろ、露出が多すぎないですか…?」

依姫「うおっ、きわどぉ…」

桜花「百合先輩にぜひ」

夜子「衣装なんて付属品よ、練習の成果を出すためのものなんだから」


 【安価下2】
 1 そんなこんなで練習が終わって帰るのだ!
 2 練習後に買い食いすんのっていいよねー


 ――某市・高円宮家――

夜子「何か最近、ルーティンな毎日…」

透「…」

夜子「刺激がないのよね」

透「…」つ唐辛子

夜子「そういうのはいらないわよ」

透「…」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント203/100
   B アーム180/200
 2 コミュ
 3 自主練すっぺ
 4 その他、自由


夜子「はぁ…はぁ…」

透「…」

夜子「も…ダメ…休憩、よ…」

 ゼィゼィ

透「…」つスポーツドリンク

夜子「…」ゴクゴク

夜子「ふぅっ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 珍しく平和な某市の夜
 4~6 酔っ払いの女が現れた
 7~9 夜の公園で行き倒れている人物を発見


夜子「…平和ね、今夜は」

透「…」コクッ

夜子「静かで」

透「…」コクッ

夜子「…」

透「…」

夜子「じゃあ、ダンスの練習するから。音源流して」

透「…」コクッ

 ~♪

夜子「わんつーすりーふぉー…」

透「…」


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識


 ――某市・パチンコ屋――

店長「アイドルの皆さんでーす、どうぞ~」

幸晴(せめて、ユニット名くらい言ってくれていいのに…)

 ~♪

 ザワザワ

幸晴「よっ、アイドル」

<ひゅーひゅー

<ふっ…早くパチンコやりたい…

<あら、いいお尻しちゃってるじゃないの…

<お尻じゃなくて脚線美が…足を組んだ時に…

<いいぞースカートの中見せろ~

幸晴(あれっ? 何か今、聞き覚えのある声が…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 まあ、フツー
 4~6 露出の多い衣装がうけてる
 7~9 おっさん達は若い女の子を間近で見られるだけで嬉しい様子


 ジャジャ----ン

<いいぞー

<スカートの中見せろー

<むっほぉっ…おっぱい揺れた、揺れちゃったよ?

<右から2番目のコ…足がいいな…

<あんたら、昼間から何でこんなとこいんの?

<うげっ、葵ちゃんっ…

<何でバレた…!?

<目ぇ放した隙に…来なさい

<女の子がぁ~

<幸晴がんばれー…

<早くパチンコしたい…

夜子(次は『dear friend』…)

夜子(パチンコ目当ての男性に紛れて、ちらほらと中高年が増えてきてるわね…)

夜子(ここで、女性層も取り込めれば…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おっさんの盛り上がりに中年女性層がひいた
 4~6 おっさんに加えて、ちらほら、若者が増えてきた
 7~9 いい感じに色んな年齢層の人が集まってきてる


 ワ--ワ---

幸晴(ウケてる…)

夜子「ふふっ…」

桜花「おー…」

依姫「割と大勢だよな…?」

<ふっ…アイドルかわいいじゃないか…

<むっふっふっ…かわいこちゃんがいる限り、おっさんは帰らないのよ

夜子「それでは、最後の曲」

<ええー

<上から92、59、85とみた

<課長、何でこんなとこにいるんですか?

<あれっ…幸晴くん…?

<仕事しなくていいんですか? あと、そういう目でうちのアイドル見るのやめてください

<い、いやほら…息抜きでね…?

<本田さんに連絡しときますんで


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いい雰囲気で終わった
 4~6 店長さんにお礼を言われた
 7~9 アンコールせがまれちゃったから、もう1曲だけやっといてやったぜ!


店長「はいどうもー。では開店でーす」

<パチンコー!

<スロットー!

<新台ー!

 バタバタ

夜子「…あっという間に客が消えた…」

百合「でも…何だか、いい雰囲気でしたね」

依姫「思ってたよりノリ良かったしな」

桜花「あめちゃんもらった」モゴモゴ

時音「今日、これで終わりか?」

夜子「そうね…どうしようかしら」

 トタトタ

幸晴「お疲れさま」

夜子「…」

夜子「【安価下2】」

 1 反省会でもしましょうか
 2 部活はもう終わりにして、どっか遊び行っちゃう?
   ※何して遊びたいとかあれば併記
 3 じゃあ、今日は解散で


夜子「反省会でもしましょうか」

依姫「反省会って?」

夜子「これから予選に臨むのだもの」

夜子「今日のライブの良かった点、悪かった点を洗い出して、それを改善しないと意味がないでしょう?」

桜花「ゼリーたべたい」

時音「あたしはステーキな」

百合「じゃあ…どこかのお店にしますか…?」

依姫「部室でもいいんじゃね?」

夜子「部室にしましょうか。透、色々と用意しておきなさい」

透「…」コクッ

幸晴「…」キョロキョロ

夜子「あら、どうしたの?」

幸晴「…いや、さっき、ガヤに知り合いがいたような…気のせいだったかな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でも結局、わいわいがやがやしちゃうよね、ってゆー
 4~6 きっちり反省会しといたぜ
 7~9 反省会をして、そのまま流れで練習を…。マジメにやるようになったのう…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 JKに釣られて忍び込んできたおっさん
 奇数 反省会してたら、急に誰かが乗り込んできた
 ※0は偶数扱いなんよ

ふとした疑問だが仮に冬也がデイモンにアンテナをした場合どうなるんだろ
つまりMAX?同士では捕捉できるのか出来ないのか


夜子「ビデオで見ると、色々と違うのね…」

幸晴「だからいつも言ってるんだよ、もっと体を大きく振ってって」

夜子「そうならそうと、ちゃんと言ってくれないと分からないわよ」

依姫「そーそー、ゆっきーって言葉が足りないって」

桜花「ぶーぶー」

幸晴「何それ…」

 ガララッ
 バンッ

生徒会長「アイドル・パフォーマンス部!!」

百合「あ、会長」

夜子「何だか、うるさいのが来たわね…」

生徒会長「学生の身分で、パチンコ屋のオープニングセレモニーに出るとは、どういうつもりだ!?」

桜花「耳がきんきんする」

時音「っせえなあ…」

百合「悪い人じゃないんですけど…ちょっとマジメすぎるんです、会長って」

依姫「あー、面倒臭いってやつか」


 【安価下2】
 生徒会長のお名前とは!?


蔵間「いいか、パチンコというのはヤクザの資金源になりうるような、ブラックなものだ!」

蔵間「パチンコに依存をして人が堕落をすることだってある! それなのに、高校生の身分でそんな――」

夜子「うるさいわね…」

百合「悪い人じゃあ、ないんです…」

時音「うっぜぇ…」

蔵間「人の話を遮るな!」

夜子「【安価下2】」

 1 透
 2 幸晴、どうにかして
 3 その他、自由台詞


夜子「幸晴、どうにかして」

幸晴「どうにかって…」

蔵間「何だ、やるのか!? これでも俺は、ボクシング部主将だぞ!」

百合「弱小ですけどね…」

蔵間「園城寺くん! キミだって、何て格好をしているんだ!?」

百合「ひゃうっ…」

幸晴「はいはい…ちょっと、こっち来てください…」ガシッ

蔵間「放せ、放せ――あれ、力が強い…おい…?」

幸晴「うん、一応ね…うちのアイドルだからさ…生徒会長とか、関係ないしね…」

 ズルズル

蔵間「おい、おい!?」

 ガララッ
 バンッ


 【直下 コンマ判定】(覚醒サディスト魔王様+3)
 1~5 生徒会長はめげなかった
 6~9 すっかり恐怖を刻み込まれた生徒会長。幸晴がすごくにこやかに戻ってきた
  0  生徒会長が、あっちだったもんでゆっきーがががが…


 ガララッ

幸晴「で、言うことは?」

蔵間「あ…アイパ部の活動を、心からお…応援しますので…」

蔵間「困ったことがあれば…いつでも、何でも仰ってください…」ブルブル

幸晴「よく言えたね。で、犬はどこに戻るんだっけ?」

蔵間「犬なので犬小屋へ戻ります…」ダッ

幸晴「うんうん…。文化祭とか、便宜をはかってもらえるかも」

夜子(一体、何を…)

依姫「ゆっきー…何したんだ?」

桜花「薄い本な展開希望」

百合「か…会長があんなになるなんて…」

時音「きもっ…」

透「…」

幸晴「はぁー…割とスッキリした」ホクホク

 ガララッ
 バンッ

蔵間「だ、だが負けたわけでは――」

幸晴「何、人様の言葉喋ってんの?」

蔵間「」

 ガララッ
 バンッ

夜子(完全に幸晴が握ったわね…何かを)

幸晴「さて、続きやろっか」ニコッ

依姫「お…おお…」

桜花「でもゆっきー先輩はせめもうけもどっちもいけるはず…逆転とか…」ブツブツ


 【安価下2】
 反省会したよ~
 1 帰ったよー
 2 たまには歩いて帰るよー
 3 その他自由だよー


 スタスタ…

夜子「…」

透「…」

夜子「もう夕方ね…。だんだん、夏っぽくなって…」

透「…」

夜子「高校生パフォーマンス大会が終わったら、もう8月の中旬になるんだったかしら…」

夜子「今年の夏は、どこへ旅行へ行こうかしら…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 逃亡中のグラスパーが現れた!
 4~6 野生(?)のおっさんが現れた! 透の攻撃! おっさんは逃げた!
 7~9 アイドル崩れのおばさんが現れた! おばさんの攻撃! >>1はおばさんに出番を与えなくてはならなくなった!


風条「ああ、ったく…あのおっさん、一体どこに逃げた…!」ギリッ

風条「それに冬也も、いつの間にあんなのらりくらりと…」

風条「ん? ちょっと、そこのあなた」

夜子「? わたしかしら?」

透「…」

風条「100人中100人がスケベだと分かるでっかいカメラ持ったおっさんと、モッズコート着たおっさん見なかったかしら?」

夜子「…知らないわ」

風条「チッ…」

透「…」ハッ

風条「何よ? 人の顔見て」

夜子「透?」

透「…」つ風条葵デビューシングル・『16才宣言』

風条「!!?」バシッ ←取り上げた

夜子「何、今の?」

風条「あ…あんた、わたしのこと知ってんの?」

透「…」コクコク

風条「こんな黒歴史を持ち歩いてる人間がいたなんて…いい、内緒よ」

風条「間違っても、どこどこで会ったとか、どんな感じになってたとか、言わないで」

透「…」


 【直下 コンマ判定】(ファン+3)
 1~8 透「…」コクコク
  9  シャベッタァァァ


透「…」コクコク

夜子「透、今の何よ、見せない」

透「…」つ風条葵デビューシングル・『16才宣言』(布教用)

夜子「何これ…アイドル? 古いわね…」

風条「何で複数持ってんのよ!?」パシッ

透「…」つ風条葵デビューシングル・『16才宣言』(布教用の予備)

夜子「聞いたことがないわね…」

風条「一体何枚持ってるのよ…!」

透「…」ゴッチャリ ←いっぱい出した

風条「」

透「…」ドヤァ

風条「まあ…あのころのファンとしては、全く嬉しくないわけじゃあないけど…」

夜子「人気だったの?」

透「…」ブンブン

夜子「あら、そう」

風条「人気だったわよ…! ごく一部の層に」

夜子「でも、初めてアイドルに会いましたわ。わたし、これでも学校の部活でアイドルをしていますの」

風条「元よ、元」

夜子「それに、透がこんなにファンだなんて意外だし…」

透「…」つ風条葵デビューシングル・『16才宣言』(布教用の予備の予備)とマジック

風条「サイン? 仕方ないわね…。消したい過去なんだから、見せびらかしたりしないでよ」サラサラ

透「!」キラキラ

夜子「【安価下2】」

 1 ところで、人探しをしていらっしゃったのよね? 透で良ければ手伝いに貸し出すわよ
 2 良ければ…アイドルとは何か、教えていただけないかしら?
 3 その他、自由台詞


夜子「透がこんなに目を輝かせて…」

夜子「ええと、風条葵さん…でよろしかったかしら? 良ければ、わたし達のパフォーマンスを見ていただけないかしら?」

夜子「元であっても、プロの目からの批評をしていただきたいの」

風条「嫌よ」

夜子「あら…」

透「…」キラキラ ←まだサインCDに夢中

夜子「どうしてかしら?」

風条「仕事中なんだから。なのに…男どもは…」ゴゴゴ

夜子「…今は何のお仕事を?」

風条「…今は立て込んでるからムリだけど、お金を払うならここに連絡をしなさい」つ名刺

夜子「あら、どうも…。わたしは高円宮夜子と申しますの。こちらは使用人の透」

風条「そう。忘れなきゃ覚えておくわ。それじゃあね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 颯爽と風条さんは走り去った
 4~6 颯爽と風蒸散は走り去ろうとしたけど、電話がかかってきた様子
 7~9 颯爽と風蒸さんは走り去った――ように見えたけど、何かに気づいたように硬直して振り向いて戻ってきた


夜子「忙しそうね…」

夜子「…」ジッ ←もらった名刺見た

名刺『便利屋 風条葵 090ー××××ー×××× 東京都某区…』

夜子「東京でやってるのね…」

透「…」クルクル ←嬉しすぎて回り始めた

夜子「透、あなた、そんなにファンなの?」

透「…」ピタッ

透「…」ウ--ン

夜子「だったら何でそこまではしゃぐのよ…」

透「…///」

夜子「あなたって、物好きね…」


 【安価下2】
 1 で、早速、依頼すべく電話をかけてみた
 2 今日は忙しそうだしいいや
 3 そう言えば、探してる人がいたんだっけ…。透、探してきなさい。そしたら仕事として引き受けてくれるはずだし


夜子「…」

 pipipi
 prrrr…

 ガチャ

風条『もしもし、便利屋の風条――』

夜子「たった今ぶりですわね、高円宮夜子です」

風条『立て込んでるって言ったじゃない』

夜子「ちゃんと報酬は払いますわ」

風条『高校生の小遣い程度で…』

夜子「【安価下2】」

 1 2万円くらいでいいかしら?
 2 8月中旬まで、あなたをお借りするとして、50万もあれば充分かしら?
 3 その他、自由台詞


夜子「8月中旬まで、あなたをお借りするとして、50万もあれば充分かしら?」

風条『50万?』

夜子「全国高校生パフォーマンス大会…というのがありますの」

夜子「それで、ちゃんと指導ができる人がいればと思い至ったのだけれど、適任者なんてそうそういなかったのよ」

夜子「元アイドルのあなたなら信頼できますし、毎日の練習をコーチのように見ていただければいいだけなの」

夜子「それとも、50万円では足りないかしら?」

風条『その仕事受けた』

夜子「あら、ありがとうございます。それで、いつから引き受けてもらえるかしら?」


 【直下 コンマ判定】(金って偉大だ+4)
 1~5 風条『この仕事が終わったらすぐで』
 6~0 風条『今からでもいいわよ。今の仕事なんて、どうせシケた額だし』


風条『今からでもいいわよ。今の仕事なんて、どうせシケた額だし』

夜子「まあ。では、明日から早速、お願いしますわ」

風条『前金』

夜子「前金?」

風条『今、カツカツなのよ。前金をちょうだい』

夜子「では、20万円を前金、残り30万円を終わってから…」

夜子「【安価下2】」

 1 それでいいかしら?
 2 大会で優勝ができたら…さらに30万円を上乗せ、というのはどうかしら?


夜子「大会で優勝ができたら…さらに30万円を上乗せ、というのはどうかしら?」

風条『合計80万円…』ボソッ

風条『いいわよ、必ず、80万円ゲットしてやるわ』

風条『ふふふ…みっちり鍛えてあげるわ。それじゃあね、また明日』

 プツッ

夜子「よっぽどお金に困ってたのね…」

透「…」

夜子「でも、思いがけない出会いってあるものね…」



 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋



―――――

 一旦休憩はいりまーす
 ありがとうございました~


 >>380
 アンテナMAXでも、それに引っかからない技術を持ってる相手には通用しません
 アンテナを使った側からすると捕捉不能です
 でもって、アンテナを使われた側は、「あ、誰かアンテナ使ったな?」っていうのは分かります


 再開準備中… ▽
 以下の判定をお願いいたします… ▽

 【直下 コンマ判定】
 1~3 風条さんが夜子の依頼を優先させたため、便利屋で受けていた機関より先に脱走中グラスパーを捕まえる仕事がおっさんと冬也のみに
 4~9 冬也だってさ、家庭を持ってからちょっとずつ態度を改めて、火消しを優先してたから、全盛期ほどのグラスパー吸引機能はないよ


 ――某市・安アパート・幸晴の家――

幸晴「ただいま、ボルト――」

 ガチャッ

ボルト「わふっ」

冬也「おかえり、幸晴」

御手洗「おっ、何何~? これが冬也の今の相棒ちゃん?」←酔っ払いA

風条「80万よ、80万! パーッと飲むわよー!」←酔っ払いB

冬也「うぇーい」

御手洗「少年もこっち来なさいよー?」

風条「楽しくなれる魔法の水だから、グイっと飲みなさい」トポトポトポ

幸晴「何この状況…」

ボルト「わふ」パタパタ

 コンコン
 ガチャッ

枢木「おう、やってるか? 俺も混ぜろ」

幸晴「司令!?」

御手洗「ありゃま、何よ、今司令?」

風条「出世したわね…。頭もまあ…まあまあ…」

冬也「枢木おじさん、その手にしてるお酒…!」

枢木「よーし、朝まで飲むぞ!」

幸晴「え、えっ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幸晴の家という宴会場が作り上げられ、風条とゆっきーのコーチ指導能力が衰えました
 4~6 幸晴は心労によって疲労がマッハになるようです
 7~9 お酒という名のガソリンが入り、風条のコーチ指導能力が増しました


 ――アイパ部部室――

夜子「今日から、全国高校生パフォーマンス大会を勝ち抜くためにコーチをしてくださるようになった、風条葵さんよ」

透「…」pi

モニター『あ・お・いはまだ~♪ じゅーろくっ♪』

風条「やめなさい、いつ仕込んだ!」バンッ

幸晴「…」ゲッソリ

百合「幸晴さん…どうしたんですか?」ヒソ

幸晴「…大人なんかになりたくない…」ボソ

百合「えっ…?」

夜子「ビシビシやってもらうつもりだから、覚悟をするのよ」

風条「80万円のために、必ずあんたらを優勝させてやるわよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 媚びることの大切さについてから指導が始まった(白目
 4~6 割と丁寧な指導だった
 7~9 さすが元アイドル! 心強いぜ!


風条「腕の角度、これを気にしなさい。鏡に向かって10回、角度を気にしてそこだけ反復」

依姫「ういーっす」

風条「で、あんたはただでさえちっちゃいんだから、アピールしなきゃ」

桜花「でもキャラじゃない…」

風条「アイドルなんてキャラ作んないとやってらんないわよ。鏡に向かって、『ぴちぴちの高校1年生、桜花ちゃんですっ♡』って20回」

桜花「うげげー…」

風条「アイドルなら、そこは『きゅぴぴーん♡』よ」

百合「その声、すぐ出るんですね…」

風条「あんたはねえ…とろい。バイテンで3回ずつ、全曲、毎日家に帰ってから踊ること」

百合「」

時音「…」ジロォッ

風条「…あんたはいいや、そのままで。筋がいいし」

夜子「ずるくなくて?」

風条「クライアントでも容赦しないわよ」

夜子「ええ、もちろん」

風条「ただ立って歌うだけなら、あなたは立派よ。でも、動きながらだと、途端にそれがムダになってるわ」

風条「だからあなたは、練習で歌う時、常にスクワット」

夜子「スクワッ…」

風条「ついでにその貧弱な体も鍛えなさい」

風条「で、あんた」

幸晴「あの、僕アイドルじゃないんですけど…」

風条「擬人化したら、主従逆転っていいわよね…」

幸晴「何の話?」

桜花「ゆっきー先輩はあまあまでリバにリバを重ねて薄い本をちょっと厚めにできる素材」

風条「あら、分かってんじゃない」


 【安価下2】
 1 そんなこんなで、いよいよ、予選の日…!
 2 そんなこんなで、いよいよ、予選前日に…!


 ジャジャ----ン
 シ--ン

夜子「ハッ…ハッ…」

風条「…とりあえず、最低限は合格よ」

依姫「よっしゃあっ!」

桜花「はぁぁ…」グッタリ

百合「これでやっと…最低限…ですか…」ヘナヘナ

時音「…」

幸晴(最初はただの酒飲みの汚れタレント的な扱いの人かとも思ってたけど…意外と意外にちゃんとしてた…)

幸晴(て言うか…この短期間で、ここまで伸ばしちゃうなんて…。ただ歌って踊る集団から、アイドルにちゃんとなった…って感じ?)

風条「で、明日が本番?」

夜子「ええ…」ハァハァ

風条「そのレベルがどんなもんか知らないけど、あとはもう時の運ね」

幸晴「運任せって…」

風条「あたしの80万円のために、気合い入れてやんなさいよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 風条「その英気を養う意味でも、飲むわよ」幸晴「未成年だから…」風条「あたしだけ飲むのよ。あんたらジュースでいいから」
 4~9 風条「じゃあ解散ね。ちゃんと休むのよ」


風条「じゃあ解散ね。ちゃんと休むのよ。会場には直接、わたしはいくから」

風条「あと幸晴、早めに帰ってきてつまみ作んなさいよ。おっさんと飲んでるから」

幸晴「…はい…」

風条「じゃね~」

 ガララッ

依姫「ゆっきーんとこに居候してんだっけ?」

桜花「えっちな展開あるの?」

幸晴「ないよ…ありえないよ…。ひたすら酒飲んで、僕につまみ作らせて、猥談に盛り上がって、テレビに文句言って…」

幸晴「はぁぁ…さっさと帰ってほしい…」

百合「何だか、大変なんですね…」

幸晴(冬也さんもとっくにまたどっか行っちゃったし…)

時音「明日、何時だ?」

幸晴「確か…また、リムジンに乗せてもらえるんだっけ…?」

透「…」コクッ

夜子「朝7時に集合して、出発よ。大会中は会場近くにホテルも手配させたわ」

桜花「それ豪華?」

夜子「あら、わたしが粗末なところに泊まるだなんて思って?」

依姫「よっしゃ!」

時音「メシがうまけりゃいい」

百合「3日もかけて行われるんですよね…」

幸晴「エントリー順にブロックごとに分けられて、その中でパフォーマンスをするのが、1回戦」

幸晴「で、各ブロックごとに選出された2チームがまたパフォーマンスをして、上位3チームが本戦出場」

幸晴「10分間の持ち時間を2回やることになるから、2曲ずつ…だね」

幸晴「アイドルも、バンドも、マジシャンも、大道芸人も、漫才師も、何でもありのエンタメ大会みたいなものだから」

幸晴「去年、アイドルが優勝したからってアイドル人気が高くて、出場者のほとんどがアイドルチームらしいんだけど…」

夜子「何だか、それだと逆に埋もれてしまいそうね。迷惑しちゃう」

幸晴「でも需要があるんじゃない?」


 【安価下2】
 1 じゃあ、帰るか
 2 前夜だし…
   A ご飯くらい、皆で食べてく?
   B そうだ、花火したい
   C その他、何かしたい?


夜子「そうだ。折角だし、皆でご飯でも行かない?」

依姫「おっ、いいねー」

桜花「いくいく~」

百合「行きましょうか」

時音「腹減った」

幸晴「ちょっとくらいいいか…。行くよ」

夜子「では決まりね」


 【安価下2】
 1 フリートーク!(と、言う名の自由コミュ)
 2 透が10面ダイスもってきてたから、これでダイストークしよっかってことに…
 3 キンクリ、キンクリィッ


透「…」つ10面ダイス

依姫「何かでてきた」

透「…」つフリップ

桜花「ごきげんようてきな?」

百合「平日の学校がない時、よく見てます」

時音「やれってか?」

夜子「面白そうじゃない」

幸晴「10個もお題あるんだ…」

桜花「…8と9について」

透「…」テレテレ

時音「自分で作ってんだろ…?」


 【安価下2】
 さて、誰から?
 ※透を除く、ここにいるメンバーから選んでネ☆
  6人分やるつもりはないからね!


 【採用安価のコンマ判定】
 1 この中で添い寝したいのは誰?
 2 この中でビンタされてもいいかなって思うのは誰?
 3 隠しごとを暴露
 4 尊敬する人は誰?
 5 この中で2人きりになった時、1番困るのは誰?
 6 この中で1番好きな人は誰?
 7 この中で結婚したい人は誰?(性別を考えないものとして)
 8 透さんのいいところを5個挙げなさい(←フリップを作ったのは透さんだお)
 9 透さんのかっこいいところを3個挙げなさい(←フリップを以下同上)
 0 当たり目! どんな質問でもぶっ込んでいいよ


夜子「じゃあ、桜花からでいいかしら」

桜花「どんとこい」

依姫「よし、サイコロをふれー!」

桜花「とうっ」

 コロコロッ…

百合「出たのは…6だから…『この中で1番好きな人は誰?』ですね」

依姫「あたしか、あたしか~?」

夜子「あら、わたしじゃなくて?」

時音「どうでもいいし…」

桜花「1番好きな人…」

幸晴(僕じゃないだろうな…)

透「…」チラチラッ

桜花「そこは違う」

透「…」シュン


 【直下 コンマ判定】
 1~6 桜花「ゆっきー先輩一択」
 7~8 桜花「よっちゃん先輩」依姫「だよなー!」ムギュッ
  9  桜花「夜子先輩」夜子「おーっほほほ、そうよね」
  0  桜花「百合先輩」百合「ふぇっ…!?」依姫「意外なとこいった」


桜花「ゆっきー先輩一択」

幸晴「えっ?」

依姫「何ぃーっ!? あたしというものがありながら!」フニッ

時音「何でこんなの…」

百合「…」

夜子「そうよ、一応…男よ?」

幸晴「一応って…?」

依姫「ハッ…まさか、桜花、お前…生き別れたお兄さんに重ねて…!」

桜花「そういうのいないし」

幸晴(…正直…胸がないし、脚線美もあんまり…)

百合「ど…どうして、幸晴さんなんですか?」

桜花「…だって、甘やかしてくれることになったら、1番甘そうで世話焼いてくれそう」

幸晴「えっと…」

桜花「家事しなくても黙って養ってくれる旦那さん募集中だから」

幸晴「…」

夜子「つまり、都合のいい男がいいっていう条件にあてはまったわけね」



 【安価下2】
 さて、お次は?
 ※透と桜花を除く、ここにいるメンバーから選んでネ☆
  これ込みで、あと2人分くらいかな


 【採用安価のコンマ判定】
 1 この中で添い寝したいのは誰?
 2 この中でビンタされてもいいかなって思うのは誰?
 3 隠しごとを暴露
 4 尊敬する人は誰?
 5 この中で2人きりになった時、1番困るのは誰?
 6 この中で1番好きな人は誰?
 7 この中で結婚したい人は誰?(性別を考えないものとして)
 8 透さんのいいところを5個挙げなさい(←フリップを作ったのは透さんだお)
 9 透さんのかっこいいところを3個挙げなさい(←フリップを以下同上)
 0 当たり目! どんな質問でもぶっ込んでいいよ


桜花「じゃあ次は…ときねんで」

時音「ときねん…?」ジロッ

百合「まあまあ…」

時音「チッ…」ポイッ

 コロコロッ

夜子「9ね」

幸晴「えーっと…『透さんのかっこいいところを3個挙げなさい』」

透「!」ワクワク

時音「はあ? ねえよ」

透「」

依姫「いや、さすがにかわいそうだって、3つくらい言ってやれよ」

夜子「そうよ、たかだか3つよ?」

時音「チッ…」

時音「じゃあ…」

透「!」ワクワク

時音「…存在感がない」

透「」

時音「…邪魔じゃない」

透「」

時音「…うざくない。終わり」

透「…」シクシク

夜子「あら…」

幸晴「時音に当たった時点でね…」



 【安価下2】
 さて、お次は?
 ※透と桜花と時音を除く、ここにいるメンバーから選んでネ☆
  ダイストークは最後だよ!


 【採用安価のコンマ判定】
 1 この中で添い寝したいのは誰?
 2 この中でビンタされてもいいかなって思うのは誰?
 3 隠しごとを暴露
 4 尊敬する人は誰?
 5 この中で2人きりになった時、1番困るのは誰?
 6 この中で1番好きな人は誰?
 7 この中で結婚したい人は誰?(性別を考えないものとして)
 8 透さんのいいところを5個挙げなさい(←フリップを作ったのは透さんだお)
 9 透さんのかっこいいところを3個挙げなさい(←フリップを以下同上)
 0 当たり目! どんな質問でもぶっ込んでいいよ

あ、5つだった…すまん…
とりあえず、安価だけおなしゃす…
これは数えないんで

あっ…
さらにミスってた…気にせず、安価おなしゃす…(震え声
>>1のは数えないんで…


幸晴「て言うかそれ…かっこいいところなの?」

幸晴「存在感がなくて、邪魔じゃなくて、うざくないって…かっこいい?」

時音「誉めてほしかったんだろ、見え透いてんだよ…」ケッ

時音「だったら今度はお前だ」

夜子「まあ…これ以上、透が傷つくのもかわいそうだし、次にいきましょう」

依姫「どんまい」

桜花「まいまい」

百合「さ、幸晴さん、どうぞ」

幸晴「はいはーい…」ポイッ

 コロコロッ
 ピタッ

夜子「1ね。『この中で添い寝したいのは誰?』――って!」

桜花「おおっ…」

依姫「ゆっきーにきたかぁ…」

百合「ゆ…幸晴さんが…添い寝をしたい人…」

時音「死ね変態」

幸晴「ちょっ…えっ、これ、答えなきゃいけないの!?」

依姫「ルールだからなあ」

桜花「わくわく」

百合「…///」

夜子「…逃げ場はないわね」

時音「選んだら殺す」

幸晴「そん、な…」

桜花「さあっ」

依姫「誰だ、誰だ~?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 幸晴「…じゃ、じゃあ、桜花でっ!」桜花「ゆっきー先輩もらった」依姫「何ぃーっ!?」
 4~6 幸晴「しょ…正直に言っても、いいの…?」ゴクリ 桜花「なになに?」幸晴「………………正直、皆、好みじゃ――」
 7~9 prrrr… 幸晴「!! 電話、電話だ、そうだ、そう言えばバイト先に用事あったから、これで! また明日!」依姫「逃げたな」

あ、連投…ほんとだ
………まあ、じゃあ、これはこれで…今は判定おなしゃす
百合の「5」判定追加するんで…見逃しててすんません…
これは判定に数えないんで…


 prrrr…

幸晴「!! 電話、電話だ、そうだ、そう言えばバイト先に用事あったから、これで! また明日!」

依姫「逃げたな」

 バタバタッ

幸晴「遅刻しちゃダメだよ!」

 バンッ
 ピュ----ン

夜子「ちゃんと答えてないじゃない…」

桜花「むむむ…」

百合「何だかずるいですね…」

依姫「じゃあ、改めて…今度は百合で」

百合「あ、はい…。えいっ」ポイッ

 コロコロッ

百合「えーと…5ですね」

桜花「『この中で2人きりになった時、1番困るのは誰?』」

百合「えっ…」

依姫「うりうり~正直に言っちゃえ~」

夜子(わたしは…前に2人で遊んだことあるし…違うわよね…?)

時音(どーせあたしだろ…)

百合「え、えーと…でも、そんな人…」

桜花「しょーじきでいいんだよ」

百合「正直ですけど…」

依姫「比較した時さ、僅差でもこいつはNGだぜ、っていう」

百合「ええ…?」

百合「え、えっと…えっと…じゃ、じゃあっ…透さん、で」

透「!?」

依姫「あー、そういくか」

桜花「この中だし…いいにげかた?」

透「…」シクシク

百合「あの…会話がないって、ちょっと…つらいかなって…」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 そりゃそうだ、と納得する一同
  0  シャベッタァァァ


 ――某市・高円宮家――

透「…」メソメソ

夜子「いつまで落ち込んでるのよ」

夜子「喋ればいいだけじゃない」

透「…」イジイジ

夜子「全くもう…」

夜子「明日は早いし…もう休んでおこうかしら…?」


 【安価下1】
 1 そうしよう、おやすみ!
 2 …誰かに電話してみようかな
   ※誰に電話するか併記


 prrrr…

月見『もしもし、夜子?』

夜子「こんばんは、お母様」

月見『どうしたの、家の中なのに』

夜子「特に用事はないの」

月見『あら』

夜子「…明日、部活で大会に出てくるの」

月見『ええ、透から聞いてるわ』

月見『そうだ。応援に行ってもいい?』

夜子「お父様と姉さんが来るなら嫌…」

月見『そんなこと言ったらかわいそうでしょ? めっ、よ』

夜子「…うん」

月見『ふふ…がんばってね』

夜子「うん」


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:サムライ
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋


―――――

 本編はここまでっす~
 ありがとうございました


 【安価下1】
 1 オマケ投下ターイム
 2 恋せよ、乙女
 3 機関のわんこ

 ※2と3は安価とコンマっすよ


 ――オマケ・各主人公の相方色々比較――

 冬也→湊 明→律 ハワード→凪 独楽→リク デイモン→縛 夜子→透
 ※ボルトはわんこなもんで、人間との比較ができないので除外で…

 ◎身体能力
  リク≧湊>透>縛>凪>運動音痴の分厚い壁>律
  ※律を除くとかなり高いレベルでの争いです

 ◎頭脳
  律>頭脳派の壁>湊>透>リク>縛>凪>
  ※ちなみに、頭脳派の壁以下はほぼほぼ差がないです

 ◎精神値
  透>縛>リク>湊>律>凪
  ※透さんの精神は「従者の鑑」!

 ◎逞しさ
  縛>透>リク>湊>凪>律
  ※例えば野生の環境に放り込まれたとして、どれだけ対応ができるだろうか、という想定です

 ◎大食い
  縛>リク>湊>透>凪>律
  ※フードファイトをした時に誰が1番だろうか、という想定です

 ◎年収
  律>超えられない壁>透>湊>リク>縛>年齢の壁>凪
  ※リクは正義の味方活動が忙しいので、あんまりバウンティーハンターとしては働いていません

 ◎多彩さ
  透≧リク>湊>凪>縛>律
  ※律は発明極振りのため、できることでも発明を通さねばならず自分だけでは何もできないのだ

 ◎背の順
  透>リク>湊>縛≧凪≧律
  ※ちなみに下3名は団子状です

 ◎視力
  リク>凪>湊>透>縛>矯正視力の差>律
  ※山育ちの凪が2位にランクイン

 ◎動物懐かれ具合
  縛>透>凪>リク>湊>律
  ※縛は最早、懐かれるではなく同類ではないかと疑われる勢い

 ◎TVゲームのうまさ
  リク>律≧凪>湊>透>縛
  ※昔の湊はよくゲームをしていたけど、今はそんな時間がない…

 ◎コミュニケーション能力
  律>縛>リク>湊>凪>透
  ※初対面の人とどれだけ短い時間で打ち解け合えるのか、ということを想定

 ◎料理上手
  湊>透>リク>凪>縛>律
  ※律がアゲアゲくんを作ろうと思いたったのは、自炊が苦手だったから

 ◎手先の器用さ
  律>リク>湊>凪>透>不器用の壁>縛
  ※律の手は3世紀先の技術を作り出す、ゴッドハンド!

 ◎意地の悪さ
  湊>性格の壁>凪>律=リク=縛=透
  ※他人の不幸を面白がってしまえるかどうか。なんていうか、一強状態

 ◎えっちさ
  湊>透>律>凪>縛>リク
  ※いわゆる、エロトークでどれだけ盛り上がれるか、猥談が好きなのかどうか

 ◎人生へのくたびれ具合
  透>湊>律>縛>凪>リク
  ※くたびれてるから、人生がつまらないとはイコールで結ばれないので注意

 ◎最終学歴
  律>湊>縛>凪>リク=透
  ※現時点でのことなので凪は中学在学ということで判定、それ以下ということは要するに…

 ※デイモンの相棒って、ありすっぽいつもりでいるけどまあ…リクエストだったし、ってことで!


 ――オマケ・大人ってきたない!――

風条「じゃあ、空けるの遅かったのが恥ずかしい秘密暴露よ」ヒック

御手洗「うっしゃっしゃ…いいねいいねぇ~」

冬也「恥ずかしい秘密ねえ…」

枢木「やったろうじゃねえか…ヒック…幸晴、お前もだぞぉ?」

幸晴「ええ…?」

風条「じゃあスタート!」

 ゴクゴクッ ×4
 ガンッ ×4

冬也「じゃあ幸晴だね、負け」

幸晴「えええええええええっ!?」

風条「吐きなさい、ほら」

御手洗「よっ、少年! それが大人への一歩よー?」

枢木「言ってみろ、ガキの恥ずかしいことなんて大人からすりゃ大したことねえぞ?」

幸晴「恥ずかしい秘密って…言われても…何だろう…?」

御手洗「若者らしく、わけの分からないタイミングでもっこりしちゃった時のこととか」

風条「あるでしょ、言ってみなさい? バラさないから大丈夫よ」ヒック

枢木「仕方ねえなぁ~…」ブゥゥンッ

冬也「異能www」

幸晴「なっ…何ですか、それ…その釘――!」

枢木「秘密をバラさねえと、裸踊りだ!」ブスゥゥゥッ

幸晴「っ!? ――え、えっと、あっ…えっ…あ、え、えっと…じょ…女装させられた時…! 実は自信ありました! 写真です!///」バッ

風条「ぷっ…」

御手洗「あーっはっはっはっ!」

枢木「ぎゃははははっ!」

冬也「これでwww 自信www あるとかwwwww 草不可避wwwww」

幸晴「大人なんて…大人なんて…グスッ…」

御手洗「うぇっぷ…」

風条「あん? おっさん、どうしたのよ?」

御手洗「げろはく…」

幸晴「はあっ!? ちょ、やめてください、吐くならトイレで…!」

御手洗「もうだめ」オロロロロロッ

幸晴「畳がっ…畳がぁっ…!」

枢木「異能で直せばいいだろ、そんくれえよぉ」

冬也「手で触んないとwww いけないww からwww ゲロタッチwwww」

風条「ぶふっ…ゲロタッチとか…あはははっ!」

幸晴「うわぁあああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――――っ!」

幸晴「大人なんか…大人なんか嫌いだぁあああああああああああああ―――――――――――――――――――――――――――っ!!」

 その夜、幸晴は色々な意味で汚い大人になんかなりたくないと、固く心に誓いました。


 ――大乱闘!リアル・グラスプ・バトラーズ! part3 ――

律(機関が人員を出してくれている警備のグラスパーも、恐らくヤツらに…。明と由司…無事だといいけど…)

律(それに引っかかるのは…ブラック・ライトのメンバーを解放しろだなんて要求をするなら、ここじゃなくてもいいってこと)

律(となると、今日、この会場に乗り込んできた理由がある。考えられるのは湊兄ちゃん絡み、それか僕の技術目当て、もしくは…)チラッ

凪(絶対にこいつのせいだろ…これ…)

湊(冬也め…ブラック・ライトにまで何かしたのか…?)

ハワード(ぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばすぶっ飛ばす)

冬也(ブラック・ライトか…知らない間に何かしたかな…? いや、覚えはない…ないはず…)

律(とにかく…ここは大人しくして、外部からの応援を待つしかない…。もしくは、何かで気を惹いてもらえれば、それで…)

凪(とにかく、あの異能どうにかしないと…異能さえなきゃ、あんなの…)

ハワード「………………ぶっ飛ばす」

不知火「…何か言ったか?」

ハワード「…ぶっ飛ばすと言った。この程度の異能で、俺が止まると思ったか?」グググッ

不知火「破れるはずがない。ヘタな足掻きをするなら、ここにいる客をぶち殺すぞ」

ハワード「それがどうした」グググッ

律「だ、ダメですっ…! そんな、お客さんの安全が優先で――」

 ドッゴォォォォンッ

リドワン「何だ――?」

不知火「建物内は制圧したはずだぞ…!」

 カツ…カツ…

明「言いたいことは多々ありますが、個人的にあなた方に良い感情を持っていませんので」

律「明…!」

不知火「菊野明――裏切り者かっ…!」

明「過去のことはどうでも良いとしておきます――が、うちの旦那に手を出したこと。それだけは、許しませんよ」キッ

律「明…」←惚れ直した

湊「いや…逆だろ、色々」

冬也「うわ、かっこいい…」

凪「でも2対1――」

ハワード「ぶっ飛ばすっ…!」バチバチィィッ

不知火「こいつ――!? 自力で俺の異能を…!」

凪「脳筋すげええええええ――――――――――――っ!」

リドワン「不知火、他の拘束だけは解くな! 先に始末するぞ、こいつらを…!」

ハワード「ぶっ飛べぇええええええええええええ――――――――――――――――――――――――――――っ!!」

律「っと…あっちに気を取られてる間に、お三方」ヒソ

冬也「律?」

凪「何?」

湊「何かあんのか?」

律「この異能は物理的に押さえつけるんじゃなくて、意識に干渉して身動きを封じてるようです」

律「外骨格パワーアシストウェアは、こんな時にこそ大活躍をする、スーパーメカちゃんなんです。むふふっ」


 ――会場前

独楽「あらら…。予想よりも酷いですね」

颯「入口を固めるのはイージスアーマーと、グラスパーが1人…」

ベリアル「機関の増援か? だが、無意味だ。貴様ら如きが、ここを通ることなどできまい」

独楽「ちなみに、それ、わたし達のことを知った上での発言ですか? だったらすごい自信だなって関心しちゃうけど」

ベリアル「有象無象などは知らん」

颯「なるほど、阿呆か」

独楽「もしくは…よっぽど、腕に覚えがあるかって感じですね。現場は久しぶりだけど、手加減はしないよ」

 ダンッ
 ダンッ

 独楽と颯が、同時に地を蹴った。
 ベリアルが両手を前に出し、その手を握り締める動作をすると、連動して独楽の左腕と颯の右足がぐしゃりと音を立てて潰れる。
 血が噴き出して、砕けて突き出た骨が肉と皮膚を破って外気にさらされる――。

独楽「っ…!?」

颯「こいつ――」

ベリアル「圧力の異能。退屈をしていたんだ、楽しませてみろ。遊んでやるぞ、機関の犬ども!」

独楽「2本の足があれば、大して問題にならないんだけどねっ…!」

 独楽が地面を爪先で削りながら思いきり蹴り上げた。
 抉り出されたブロックの地面が球状にまとまり、バーニッシュをかけられながらベリアルへと向かう。
 だがそれをベリアルは引き抜いた拳銃で撃ち抜いて弾き飛ばしてしまう。

颯「お前が喧嘩を売っているのは機関の頭だ――」

 空中から水滴が落ちてきてベリアルが顔を上げる。
 だが、それは水滴のように感じただけの微細なスライムだった。降り注いだスライムが同時にベリアルに向かって結集する。
 下半身をスライムに絡め取られてもベリアルは動じることなく、右腕を砕かれたまま向かってくる独楽を見据える。

ベリアル「俺の異能は無敵だ。丸ごと潰れて消えろ――!」

 両手を思いきり胸の前で合わせて、ベリアルが独楽の身体を丸ごと潰しにかかる。
 だが、その手が合わさるタイミングを目で見て、体にかかった圧力を感じた瞬間に独楽はコートを使ってそれを逃れた。

独楽「見え見えだよ? そのアクション」

ベリアル「見切っただと…!?」

独楽「颯さんのスライムに捕まってるんだし、もう逃げることだってできない。舐めてかかられてなかったら、ちょっと危なかったかもね」

 ズズズッ

 スライムがベリアルの腰まで這い上がり、一気にその全身を包み込んだ。
 最後の足掻きで再び両手を合わせようとしたベリアルだったが、独楽が再び蹴球の異能でボールを蹴り込む。

 パシッ

独楽「ナイスキャーッチ! いいキーパーになれるよ!」

 べリアルの手にサッカーボールサイズの土塊が収まり、異能が不発に終わる。
 そのままスライムに全身を飲み込まれ、ベリアルは完全に動けなくなってしまった。

颯「独楽、傷の具合は?」

独楽「腕1本は…さすがに、痛いですね…。颯さんこそ、足は?」

颯「スライムで補強をしてやれば問題はない」

 ザザッ

リダ『独楽ちゃーん、颯さーん! リダでーす! えっとね、グラスパーズ・プリズンに収容されてるブラック・ライト構成員を出せって』

リダ『さもなければ、会場にいる人質は丸ごと死んじゃうから1時間以内に決断をしてって脅迫声明が東京支部に届いてるってさ』

独楽「分かった、ありがと、リダ。これから中に突入するから、東京支部から腕利きを何人か増援にちょうだいって言っておいて」


 ――会場内

ハワード「はぁあああああああああああ――――――――――――――――っ!」

 バチバチィィッ
 ブワァアアアアアッ

 電撃で肉体を異常活性させ、それをガイアでさらに強化する。
 電光を纏いながらハワードが飛ぶと、その雷の軌跡が残光となって駆け巡る。

不知火「こいつ…!」

 ドッゴォォォォッ
 バチバチィィッ

 ハワードのただの体当たりを、不知火がガイアを使って、全力で踏ん張って止める。
 だが、触れた傍から電撃が不知火の身体を焼き焦がし、その怯みで力は緩んでハワードに呆気なく吹き飛ばされる。
 壁を破ってそのまま無人になっていた通路に不知火が転げ出るが、ハワードの怒りと勢いは収まることを知らずに襲いかかる。

不知火「コート…!」

 不知火がコートでハワードを受け流し、両手に星業銃を構えた。
 銃口から凄まじい光条が次々と吐き出されて、受け流されたまま壁にぶつかっていったハワードに浴びせられる。

 ドゴォォォンッ
 ドッゴォォォッ

不知火「この集中砲火なら、どんなバケモノだろうが…!」チャキッ

 シュウゥゥゥ…

 舞い上がった濃密な粉塵。ハワードの脅威は身を持って体験した。
 普段ならば、もう死んだものと確信ができるが、不知火はただならぬものを感じ取っていた。

不知火「まだ…生きて…」

 嫌な予感が的中するだが、直撃もしているのはハワードの傷を見れば明らかだった。
 両腕でかばったのか、焼けただれて筋繊維が剥き出しになった左腕、それよりも酷く、中指から小指まで吹き飛んで欠損した右手。

不知火「死に損ないが…」

ハワード「俺に異能をまた使ってみろ」

不知火「かけ直せば人質が溢れ出る。その手には乗らん」

ハワード「…てっきり、もう解いていたかと思ったな」

 ザッ

不知火「!?」クルッ

凪「――お前は、許さないからな」

 背後から迫っていた凪に気づいて、不知火が星業銃を構えた。
 突き出されたロッドの側面を星業銃で叩き落とし、不知火が回し蹴りを放つ。

凪「くそっ…!」シュタッ

 蹴りを右腕で防ぎながら凪が受け身を取り、身構える。
 ハワードが血を垂らしながら一歩前へ出て、不知火ににじり寄る。

不知火「何故動ける…!?」

凪「外骨格パワーアシストウェア――だって」

ハワード「衣装の下につけろと言われていたあれか…。俺のはもう壊れたが」

凪「筋肉が衰えたような人でも、動けるようにするのが本来の目的なんだって。で、こいつの異能は肉体に作用してるんじゃなくて…えっと…」

凪「忘れたけど…筋肉動かす体の仕組みに作用をしてるだけだから、外部からの力が加われば動けないことはないんだってさ」

凪「で、この外骨格パワーアシストウェアは脳の微弱な電流を感知して、体を動かすことをフォローしてくれるから動けちゃう」

凪「伝達速度の問題で思った通りになかなかいかないけど…馴れれば余裕っしょ」

凪「折角、グラバトイベント出れたのに台無しにしやがって…。ちなみに今の俺はハワードなんかより、よっぽど怒ってるからな!」

                                               ―――――― to be continued ...


 ――オマケ・ほんとに大好き――

凪「ハワード、グラバト、いよいよ来週だからな、絶対に風邪とか――バカだからひかないか」

ハワード「ぶっ飛ばすぞ」バチィィッ

凪「グラバト~♪」ルンルン

 スタスタ…

ハワード「無視…だと…?」

千景「ボス、どうした?」

ハワード「…凪が、あれほど上機嫌になるのは最近なかった」

千景「…そう言えばそうかも知れない」

<おいバカ、気分いいからゲームの相手してやるよ

<マジでか、ちびっ子!

<ちびっ子じゃねえって何回――まあいいや、グラバトな、グラバト

<おうっ!

ハワード「…」

千景「ボスもイベントに出るそうで、わたしは嬉しく思っている」

ハワード「…そうか」

千景(ボスはあまり嬉しがっていない…? だが、この表情…。これはやはり…凪が喜んでいるから、なのか…? 凪に勝てない…)

 ――で、イベント当日の朝

凪「社長だ!」

律「どうもです」

凪「あの俺、グラバト大好きで、サンプルの時からすっげえ面白くって、市販になった時にちょっと寂しかったけど…」

凪「でも、ストーリーモードの実装とか、変更されたキャラデザとかもかっこよかったし、エフェクトも一部変わってて、余計臨場感出てて!」

律「凪くんはグラバト大好きですか?」

凪「大好き!」

律「むふふ、嬉しいです。そんなにまっすぐ言ってもらえると」

凪「SASABEのゲームはグラバトが1番好き。DLCも小遣い貯めて集めたし、コントローラーもやりこみすぎて3個ダメにしちゃった」

律「そう言えば、コントローラーを頑丈にして欲しいって、サンプルの時の感想で書いてくれたの…凪くんだったっけ?」

凪「あれはハワードがゲームで勝てないからってキレて壊したから…。だからハワードにはやらせなくした」

律「そう言う事情で、あの要望…」

凪「でも俺、とにかくグラバトの大ファンで、人気投票で俺、選ばれて、出られるっていうのがすっげえ嬉しくって!」

凪「ストーリーモードの、幸晴のヤツ? あの話が俺、1番好き。あれだけもう5週はプレーしちゃったんです!」

凪「難易度は高いけど、逆に敵とかも強いのぞろぞろ出てきて、やり応えがあって!」

律「おおっ、やっぱりあれ、お話は人気ですね…。人気投票でも、あのラスボスが上位に入ってましたし」

凪「あいつとの2回ある戦闘、マジで絶望感ヤバくって勝てねえよって思って、負けイベかと思ったら生き残り耐久が勝利条件とかで」

凪「それに気づかなくって、手を抜いてもダメだし、勝とうにも勝てないしでどうすりゃいいのってなりました!」

律「ちょっと意地悪すぎました?」

凪「でも、ちゃんと最終的にあいつぶっ倒せてスッキリしたし、難しかった分だけクリアできた時にうおおおおおってなった!」

ハワード(凪があんなに喋るのは久しぶりだな…。ゲームばかりしてと思ってはいたが…あんな顔をするなら、見逃してやるか)


 アゲアゲくん並みにテンションが高くて舞い上がってる凪でした。――が、この後に事件は起きましたとさ。


 全国高校生パフォーマンス大会、いよいよ始まりです~
 これやって、夏休みやったら、やこたん編もそろそろ終わりかのう

 【直下 コンマ判定】
 1~3 酔っ払いの餌食になってゆっきーが不在&風条さんまで酔い潰れて来ない…
 4~9 さあ、いくぜい!


 ――全国高校生パフォーマンス大会・西日本会場――

夜子「割と大きいのね」

依姫「うおー、何か色々いるっ! 外で練習してるダンサーとか、ジャグリングしてるのとか!」

桜花「わくわく」

百合「緊張しますね…」

時音「ねみぃ…」

幸晴「じゃあ、エントリーするから…どこかに場所取って待ってて」

夜子「わたしも行くわ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 去年、本戦に出場したとかいうアイドルチームと同ブロックに!
 4~6 皆さん、気合いが入ってる様子…
 7~9 割とひよってるのが多そうだ! 思い出作り的な感じで出場するのが多いらしい!


 ワイワイ

幸晴「えーと…僕らはCブロックだから、午後の1発目のブロック」

幸晴「で、その中の…3番目の出番だからしばらく暇だね」

夜子「あら、何だか拍子抜けね」

幸晴「けど、このブロックごとの演技で上位2チームに入らないとそれで終わりだよ」

夜子「ふうん…」

幸晴「これを突破しても、また明日以降の演技をして、そこで3位以内に入る必要があるから」

夜子「2回とも1番になればいいだけでしょう?」

幸晴「それはそうだけど…」

夜子「もとより、負けるつもりは毛頭ないし、やることは変わらないわ」


 【安価下2】
 1 じゃ、偵察といきますか
   A 同じブロックの相手を
   B 別ブロックの相手を
 2 偵察なんて必要なし!
 3 じゃ、最終調整でもしようか


 【直下 コンマ判定】
 1~3 こそこそするやつがいた
 4~9 ばっちり!


幸晴「わんつーすりーふぉーふぁいぶしっくすせぶんえいっ!」

幸晴「…まあ、大丈夫じゃない?」

夜子「気の入りようがないじゃない、そんな台詞じゃ…」

幸晴「皆、がんばってきたんだから…やれるって」

依姫「おっ、ゆっきーが誉めた」

桜花「なでなでして~」

幸晴「はいはい」ナデ

百合「そういえば風条さんは…?」

幸晴「朝まで飲んでたから…まあ、来るんじゃない?」

時音「ふわぁぁ…メシ」

夜子「そうね、ご飯にしましょうか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゆっきーのレーション料理が火を吹いた(物理)
 4~6 透が作ってきたお弁当を食べてたら…
 7~9 さあ、出番だ!


 【安価下2】
 さあ、宣戦布告を何故か叩きつけてきたライバルのお名前は!?


 つかさ、つかさって名前…

 【安価下2】
 一応、たずねとく!
 1 女性?
 2 あえての男性?


依姫「うめー」

桜花「桜でんぷひさしぶりにたべた…」モグモグ

百合「これも、透さんの手作りですか…?」

透「…」グッ

時音「…」ガツガツ

夜子「シェフにはやっぱり劣るわね…」

幸晴(何か、僕のだけ…皆にかかってる桜でんぷがなくて、のりたまなんだけど…おいしいからいいけど、何で…?)

 ザッ

つかさ「百夜桜乃音姫っていう、アイドルチームはあんたら?」

夜子「?」

幸晴「!」キュピ--ン

幸晴(このコ…何で、黒ストッキングなんてはいてるんだ…! フォルムで見る限り、足のレベル高いのに…!)

夜子「そうよ。何か用事かしら?」

つかさ「同じCブロックだ」

夜子「あら、わざわざ挨拶に?」

つかさ「宣戦布告だ。必ず、勝ってやる!」

<あ、またあのコが回ってる

<さっき、うちにもきたよね

<片っ端から挨拶してるんだね

つかさ「!?」

つかさ「あ、挨拶じゃない! 宣戦布告だー!」

時音「だったら何だよ?」ギロッ

つかさ「っ…」ビクッ

幸晴「威嚇しない、どうどう」

時音「ああ?」

夜子「まあ、お互い、ベストを尽くしましょう?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つかさの泣き落とし攻撃!
 4~6 つかさは余裕な対応をされて逃げてった
 7~9 つかさはお腹をすかせていた! 透のお弁当食べる攻撃! こうかは抜群だ!


つかさ「っ…」

つかさ「わたしには…負けられない理由があるんだ…」グッ

幸晴(語り出した…)

つかさ「妹が難病で、必ず、アイドルになって、治療費を稼ぐの!」

つかさ「だから負けられない…! この大会で優勝をして、絶対に有名なアイドルになる…!」

つかさ「そのためにっ…自分を追い込んでいるの! だから容赦せずに、全力でやってあげるわよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 百合と(泣虫克服をしてない)ゆっきーが同情して涙ぐんだ
 4~6 夜子の質問攻撃! つかさはたじたじになった!
 7~9 難病のはずの妹があらわれた! つかさは逃げ出した!

>>1デキの悪いrain danceは使わない方がいいですか?


妹「あ、お姉ちゃんいたー! 衣装、かわいいね!」

つかさ「えっ…何で来て――」

夜子「あら…? 難病のはずじゃ…」

つかさ「」ギクッ

幸晴「…同情をひく作戦…?」ボソ

つかさ「」ギクギクゥッ

つかさ「うわーんっ!」バタバタ

時音「…しょうもな」

桜花「おべんとううまし…」モグモグ

依姫「変なのいるんだなー」

百合「えっと…じゃあ…難病とかって、嘘なんですよね…?」

幸晴(信じかけてた…)

夜子「色々と、必死な人っているものね」


 【安価下2】
 さて、予選1回戦でやるのは…
 1 rain dance
 2 Shadow
 3 戦国姫
 4 クチナシの果実
 5 天下人
 6 idol for you
 7 dear friend
 ※この中から、2つ選んでね!
  予選の2回戦では、ここで使ったのは使えないから気をつけてね!
  >>531 選んだ楽曲で、その反応のコンマ表が変化するから…はっきりとは…言いません


風条「間に合った、間に合った…。あたしの80万のために、完璧にやるのよ?」

幸晴「もっと他に言うこととか…」

風条「Shadowと戦国姫…歌を聴かせる曲と、踊りで魅せる曲ね」

風条「とにかく、審査員の心をつかむことが大事だから、相手を意識なさい」

風条「見せパンなんだからガンガン、スカートをひらめかせること!」

幸晴「…あざとい…」

風条「失敗をしても、それを逆に利用してやりゃあオッサンはいちころよ!」

夜子「女性審査員には?」

風条「ミスしないこと」

依姫「おーい…」

桜花「むつかしー」

百合「が、がんばりましょうっ…!」


 【安価下2】
 順番は…どっちが先?
 1 Shadow
 2 戦国姫


放送『続きまして、某高等学校、アイドル・パフォーマンス部…百夜桜乃音姫です』

<うおーっ! 待っていたぞー! 拙者にほほえんでくれー!

<O・U・K・A、お・う・か! おいシャルル、声を出せ! 合法ロリだぞ!

<でへへへ…JKがいっぱい…

<ドキ☆J出てたやつじゃね、あれっ!?

幸晴(何でかエセサムライがいる…)

幸晴(にしても…割とおっきい舞台…大丈夫かな…?)

 ~♪

幸晴(始まった…)

幸晴(一部…聞き覚えがあるような、ないような声援…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 これまでとは規模が違って緊張気味…
 4~6 練習の成果は出てる…!
 7~9 よしよし、ばっちりや!


夜子「~♪」

夜子(大丈夫、練習通りにできてる…)

夜子(忘れてたけど、あの深夜番組で見覚えがあるっていうアドバンテージも活きてる…!)

夜子(それでこの歌もやった…つかみはバッチリなはず…!)

桜花「~♪」フリフリ

夜子(桜花が、歌の合間に手を振って…)

夜子(そうよ…審査員が審査をするけれど、どれだけこの会場が盛り上がるかも審査対象には含まれるかも…)

夜子(アイドルはファンがいてこそ…だったら…観客を楽しませないとダメ――?)


 【安価下2】
 1 よっしゃ、それぞれのソロパート前にメンバーを紹介して盛り上げる作戦!
 2 いや…盛り上げに走るのはまだだ! しっかり歌わないと…!
 3 その他、どうする?


 ジャ---ン

 パチパチパチ
 ヒュ---ヒュ----

<百合殿ー!

<いいぞ…すごくいい…! フェアリークイーンには歌唱機能も入れるべきか…!

幸晴(Shadowでしっかり、つかみはできた…)

幸晴(戦国姫で今度はダンスを魅せて、そのままこの盛り上がりを…!)

夜子(歌よりもダンスに比重を置いた戦国姫…何かをするなら、ここね…)


 【安価下2】
 1 それぞれの、ソロダンスパートで…!
 2 衣装チェンジ! 上着を脱いで、肌露出をしてダンススタートだ!
 3 いや、練習してないことはすべきじゃない…!
 4 その他、自由


 ズンズンズン

夜子「~♪」

夜子(練習してないことは、やっぱりやらない方がいいはずよね…)

夜子(それよりも、今はダンスに集中するのみ…!)

夜子(ただでさえ…難しいんだから…!)

風条「やっぱ、ダンスナンバーだとダメね…」ボソ

幸晴「ダメ…ですか?」

風条「悪くはない…けれど、ダンスで戦力になってるのは時音だけよ」

幸晴「でも、依姫だって、全然じゃ…」

風条「5人いて、2人だけ。どうしても、見劣りしちゃうのよね…。そこがひっかからなきゃいいけど…」

幸晴「…けどそれを知っての上で、指導したんですよね?」

風条「…当たり前じゃない。80万のためだもの」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 だ、大丈夫…! 目立った失敗はしてない…!
 4~6 それでも風条さんの指導を受けてんだ、こんなとこでつまづきゃしねえぜ!
 7~9 80万円の執念だ、見劣りしようが魅せられるようにはなってるのさ! はっはー!


 ジャジャ----ン
 バッ

 ワァ-----
 パチパチパチ

放送『Cブロック、某高等学校アイドル・パフォーマンス部、百夜桜乃音姫でした』

放送『続きまして、Cブロック――』

 バタバタ
 ゾロゾロ…

依姫「うあー、疲れたー」

百合「ですねぇ…緊張しました…」

幸晴「お疲れさ――」

 ムギュッ

桜花「ゆっきー先輩、汗ふいて」

幸晴「…はいはい」フキフキ

夜子「ど…どうだったかしら?」

時音「悪くなかったんじゃね?」

風条「そうね…。悪くはなかったわ…。1曲目は良かったし…」

幸晴「後は…結果がどうなるか…だね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~2 予選1回戦敗退…
 3~6 予選1回戦は突破…!
 7~9 予選1回戦はブロック1位で突破…!


幸晴「――やった!」

夜子「結果!?」

依姫「やった、って?」

桜花「やっちまった?」

百合「いや…この反応なら…」

時音「突破だろ?」

幸晴「1回戦のCブロック、1位で突破!」

風条「っし…! 80万に繋げた…!」グッ

夜子「ふぅ…」

依姫「ありり~? 夜子、ほっとした?」

桜花「珍しい。高笑いしないの?」

夜子「っ…こ、これくらい、突破できて当然じゃあなくて? 審査員がまともで、安心をした…ということよ」

時音「嘘つけ…」

百合「ふふっ…でも、あと1回で本戦ですね」

幸晴「今度は、AからGまでのブロックで、2チームずつ選出された中で、3つの枠を争うことになるよ」

幸晴「明日は引き続き、EブロックからGブロックまでやるから…1日休み」

風条「よぉっし、飲むしかないわね」

幸晴「だから未成年…」

夜子「何はともあれ、1回戦は突破ね」


 【安価下2】
 1 明日は他ブロックのライバルの偵察だな!
 2 明日は予選決勝戦の練習やで!
 3 明日は…その他、どうする?


夜子「明日は他ブロックの偵察ね」

依姫「偵察って言っても…」

桜花「フツーに見るだけ?」

百合「楽しみですね」

夜子「楽しみって…百合、ライバルになる相手を見ておくのよ?」

時音「あたしパス。寝る」

夜子「時音…!」

幸晴「まあ…本戦でぶつかった時に、あんまり楽曲とか、ダンスとかが被らない方がいいだろうし、偵察はした方がいいかも」

風条「アイドルは蹴落としてなんぼよ、徹底的に弱点とか見つけなさい」

幸晴「…大人って…」

夜子「とにかく、そういうことで、明日の予定は決定よ」



 【安価下2】
 1 サムライと怪盗がアイドルを通じて仲良くなってた件
 2 んなのどうでもいいわ! さ、夜ターンやで!


 ――会場付近・居酒屋――

幸晴「…なんで呼び出されたの…?」

銀侍「幸晴、おお、やっときたか!」

デイモン「以前も会ったな。座るといい」

幸晴「…酒臭いし…。2人とも、酔ってる…?」

銀侍「いや、今日のらいぶはまことに、良かった!」

銀侍「盛り上がっていたら、こうして同志に巡り会えたのよ。これもまた、あいどるの持つぱわーの賜物よ」

デイモン「現代にサムライが生き残っているとは俺も思ってはいなかった」

銀侍「いやはや、世間を賑わせる怪盗だとかみんぐあうとをされた時は驚いたが、よき男よの」

幸晴「…で、僕を呼び出した理由って…?」

デイモン「決勝戦に出場ができると知った」

銀侍「あれだけのぱふぉーまんすならば当然よ」

デイモン「それで、是非とも聞きたいのだが…桜花ちゃんはセンターになるか?」

銀侍「でいもん殿、ひいきの者をせんたーにせよ、というのはいかん!」

銀侍「せんたーとは、あいどるぐるーぷにおいては顔役! それをふぁんの意見でころころ変えるなどは言語道断!」

デイモン「いや、俺は彼女の素質をこの目でしかと見極めたつもりでいる」

デイモン「そもそも、アイドルというのはだな…」

銀侍「でいもん殿はまだまだ分かってなどはおらん! 良いか、でいもん殿が言っているのはあいどるではなく…」

幸晴(…帰りたい…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゆっきーが疲れただけだった
 4~6 デイモンから、レーザーライト演出装置をもらった! 派手だぜ!
 7~9 デイモンから、桜吹雪発生装置をもらった! 華やかだぜ!


デイモン「ヒック…そうだ…幸晴…」

幸晴「顔真っ赤にしちゃって…」

デイモン「これを…どうか…使ってはくれないか…?」

幸晴「何ですか、これ…?」

デイモン「スイッチポンで…桜吹雪を会場いっぱいにばら撒くことができる…」

デイモン「確か…決勝戦ではステージ演出も…点数になると、聞いた…」

デイモン「本戦の…大きなステージで、桜花ちゃんが踊り、歌うところを楽しみにしている…」

銀侍「でいもん殿~…からおけにいくぞぉ~」←酔っ払ってる

幸晴「デイモン、さん…」

デイモン「できれば…桜花ちゃんの歌うパートを――」

幸晴「あ、それはムリです」

デイモン「…………………そうか…」

銀侍「でーいもん殿~…」


 桜吹雪散布装置を手に入れた! ▽


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:(エセ?)サムライ 百合ファン
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 桜花ファン
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋


 ――2日目!――

 ワイワイ

夜子「何だか…レベルのバラつきがあるのね…」

百合「ですね…。本当に真剣にやってる人と、記念で出場を…という人と」

依姫「にしてもさー、さっきの漫才、すっげー面白かったよな」

桜花「もだえた」

時音「…ふわぁぁ…」

幸晴「て言うか…ごった煮にもほどがある…」

幸晴「アイドル、バンド、漫才、パントマイムに手品と腹話術…最早一発芸の領域まで…」

夜子「そうね…。タレントオーディションみたい」

幸晴「そういう側面もあるんだろうけど…無節操すぎる」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 めちゃくちゃすげえ、アイドルユニットが…!
 4~6 去年の本戦で2位になったとかいうガールズバンドが…!
 7~9 まあ…まあ…うん、警戒したほどじゃあなかったかな…?


 【安価下2】
 めちゃくちゃセコい手段を使ってた、つかさとはまた別のライバル…!
 すっげーアイドルユニットのお名前ぼしゅー


放送『次は○○高校、流れ星です』

依姫「流れ星だと」

桜花「シンプル」

夜子「どんなものかしらね?」

幸晴「あれは…!」ガタッ

時音「あん?」

幸晴「…かわいい…」

アイパ部『…』イラッ

 ゲシゲシ

幸晴「痛い痛い、人の目あるのに…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 歌もダンスもレベルが高い…!
 4~6 ダンスもいいけど、歌がのレベルが飛び抜けてる…!
 7~9 ダンスがキレッキレすぎてヤバい…!


幸晴「ヴィジュアルもいいけど…歌もダンスも、すごくレベル高かったね…」

夜子「あれは強敵ね…」

依姫「つか、勝ち目ある?」

桜花「ないない」

夜子「あるわよ」

百合「でも…何だか、本物のアイドルみたいでしたね」

時音「本物な…」

幸晴「あれは間違いなく、決勝に出るな…」

夜子「少なくとも、ダンスでは勝ち目がないわね…」

幸晴「歌も総合的に見たら劣ってるだろうね。けど、ダンスで比べられたら本当に勝ち目がないし…」

夜子「決勝では歌メインで攻めるべきね」

依姫「でも、3つ枠があるなら入れるんじゃね?」

幸晴「だといいけど…楽にはいかないだろうね」


 【安価下2】
 夜ターン!
 1 じゃあ、作戦会議だ!
 2 とりあえず、練習だ、練習!
 3 しっかり休めよ!


 ――ホテル・幸晴と透の部屋――

幸晴「どうして…ここで…」

夜子「男をわたし達の部屋にあげたくないもの」

依姫「で、どうする?」

百合「歌をメインに考えた方がいいってことにはなりましたけど…」

桜花「つよい?」

時音「知らね」

幸晴「いや、充分、すごい相手だよ…。あの流れ星っていうのが、特に」

風条「ヒック…らいじょーぶ、らいじょーぶ…」

幸晴「いつから飲んでたんですか…?」

風条「朝からに決まってんじゃない…ヒック…」

夜子「まず、どの曲でやるかね…」

幸晴「『idol for you』は使っておきたいね」

桜花「あと…歌がメインだと…?」

依姫「『rain dance』と『dear friend』か」

百合「でも、3曲とも…盛り上がるかとなると…」

幸晴「ちょっと、そこでは弱いかもね」


 【安価下2】
 さあ、決勝で歌う曲は…
 1 rain dance
 2 クチナシの果実
 3 戦国姫
 4 idol for you
 5 dear friend

すまん…
2曲選んでくだされ
これは安価に数えぬゆえ


夜子「それでも…やっぱり、この2曲ね」

夜子「『idol for you』と、『dear friend』」

依姫「そうなるよなー」

桜花「ディアフレは明るめだし?」

百合「そういうことですね」

幸晴「となると、順番か…」

夜子「先に『idol for you』でいって、後から明るい『dear friend』…か…」

時音「その逆?」

幸晴「だね」

幸晴「いい歌なんだけど…アイドルらしい爽やかさっていうか…そういう部分は『dear friend』の方が強いから、これを先にしとく?」

依姫「でもさー、アイフォーが先でもいいんじゃね? ガツンと」

夜子「まあ…そこまで、難しく考えなくてもいいだろうけれど…」


 【安価下2】
 先に歌うのはどっち?
 1 idol for you
 2 dear friend


夜子「先に『idol for you』でやるわ」

幸晴「後味でアイドル感を出してく…方がいいか…」

桜花「つかみだいじ」

依姫「だよなっ」

百合「あと…昨日やってて、ステージが思ったよりも広かったですね」

夜子「そうね。少し、想像よりも広かったわ」

風条「でっかく使いなさいよー」

幸晴「でっかくって…そんなアバウトな…」

幸晴「あ、そう言えば…桜吹雪散布装置…っていうの、もらったんだけど。使ってみる?」

桜花「なにそれわくてか」

時音「んなの、どこでもらったんだよ?」

幸晴「…ファン」

桜花「ゆっきー先輩の?」

幸晴「…桜花のファンかな」

桜花「おおっ…」

依姫「えーっ、あたしは?」

幸晴「とにかく…あるんだけど、使う? タイミングとかも大事だと思うんだけど…」


 【安価下2】
 1 ぱーっと登場で使っちゃおうぜ
 2 dear friendのサビでいこうぜ、盛り上げに
 3 最後の曲の、最後のサビでぱーっとね!
 4 使わない
 5 その他、使いどころ求む


夜子「『dear friend』の最後のサビで使いましょう」

依姫「Cメロ終わって、がってくるとこか」

夜子「ええ」

百合「わあ、盛り上がりそうですねっ」

時音「ふーん…」

幸晴「オーケー、じゃあ、これは僕がちゃんとやるから」

桜花「照明は透、任せるわよ」

透「…」コクッ

時音「終わりならもう戻って寝る」

幸晴「あと…何か確認したいこととか…ある?」


 【安価下2】
 1 ないよ!
 2 その他、自由

桜吹雪ゆっきーの回帰の異能で使った後補充さえすれば発車前に戻せるよね?
その辺抜かりないように


 >>592
 よ、要するにどういうことだってばよ…?
 無限発射できるよねって? 使いきりじゃないよねってこと?


 おkです、大丈夫です! 1ステージ1回、桜吹雪散布装置は使用可能です!

―――――

夜子「――とりあえず、これで以上」

幸晴「明日は6番目だから…11時くらいの出番かな?」

幸晴「ないとは思うけど寝坊とかしないでよ」

依姫「おっしゃー」

桜花「ねるー」

時音「寝る」

百合「それじゃあ、おやすみなさい」

風条「よーし、あんた、酒つきあいなさい」

透「!?」

風条「あたしの酒が飲めないの?」

幸晴「え…ここで始めるの…?」

夜子「では明日」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 決勝はどいつもこいつも…レベル高いな
 4~6 出番まで見てた限りじゃ…まあ…飛び抜けたところはないね、うちも含めて
 7~9 気力充実、さあ、いくぜ!


 ――3日目!――

依姫「な、何か…レベル高くね?」

桜花「たかい」

時音「そうか?」

幸晴「正直…格上っぽいのが多いね…」

百合「です…よねぇ…」

幸晴「でもさ、それってキャリアみたいなものだし、1回戦は突破したんだから大丈夫だよ」

幸晴「そもそもアイドルなんて、純粋に歌や踊りが上手な人じゃないし」

夜子「爆弾発言したわね」

幸晴「どれだけ魅力を振りまけるかだと思うよ」

幸晴「だから…がんばって」

夜子「…言われるまでもないわ」

依姫「お、おうっ」

桜花「よっちゃん先輩、きょどってる?」

依姫「きょどってねえしー!」

百合「ふふっ…」

夜子「さて、やるわよ――!」


 【直下 コンマ判定】(Cブロック1位突破+1)
 1曲目『idol for you』
 1~3 1回戦に引き続き、サムライと怪盗とおっさんなど、一部が盛り上がってくれてる
 4~6 1回戦でわりと注目を集めてた!
 7~9 この歌には、チカラがあるッ!!


夜子(この感じ――初日とは違う)

夜子(あの時は一部が盛り上がってたけれど、今日は会場が満遍なく…)

依姫「~♪」

夜子(あれで注目を集めて、期待を寄せられた――ということね)

夜子(だったらこんなの、もう全力でやるしかないじゃない…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パフォーマンスは良かったけど、終始、熱くなるほどの盛り上がりはなかったな…次で挽回しないと
 4~6 よし、いいデキ! 歌のチカラも相まって空気は掴めた…と思う!
 7~9 かつてない手応え…! やっぱり、この歌は強い…!


幸晴(裏目に出た…?)

幸晴(いい歌なんだけど…落ち着いた曲調だから、盛り上がりには欠いちゃう…)

幸晴(ここで挽回をしないと…。次は『dear friend』――大丈夫、まだ挽回はできるし、デイモンさんにもらった秘密兵器もある…!)

 ~♪

幸晴(がんばれ…!)

夜子「~♪」

夜子(ここで取り返さないと…! 大丈夫、大きなミスはしていない、平常心で…!)



 【直下 コンマ判定】
 1~3 くそっ…そろそろ、歌も終盤なのにくすぶってる程度…!
 4~6 いい感じにじわじわときてるはず…!
 7~9 オーディエンスはちゃんと聴いてくれてる…! 盛り返した…!


夜子「~♪」

夜子(力強さはないけれど…爽やかで明るい曲調でじわじわとオーディエンスも上がってきているはず…!)

依姫「~♪」チラッ

桜花「~♪」コクッ

夜子(Cメロ…最後のサビで、一気に…! 掴む…!)

時音「~♪」

百合「~♪」

夜子「~♪」

夜子(さあ、桜吹雪に舞って…今こそ、最大の盛り上がりに…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 桜吹雪散布装置、始動! …した? あれっ…?
 4~6 タイミングはぴったり! いけるか…!?
 7~9 よっしゃ、わいたー!


 シュパンッ…
 プスッ
 ヒラヒラッ…

夜子「~♪゛」ズルッ

夜子(えっ…?)

依姫(ありゃっ…?)

桜花(まさかの…)

百合(しょぼい…)

時音(なかった方がマシだろ…)

夜子(これだけ…!? ゴミが落ちてきた程度じゃ…!?)



 【直下 コンマ判定】
 1~6 後にデイモンは語った…すまん、酔った勢いで試作品の方をあげちゃった…と
 7~9 そんなはずないよ…! ちょっと最初の使用だったからゆっきーが操作誤っただけで、時間差でぶわーっといって、がーっとしたから!


 ジャ---ン…

 パチパチパチ

夜子(…これって…やっちゃったかも…?)

依姫(マジかー…マジでかー…大丈夫か…これ…?)

桜花(あららなかんじ?)

百合(で、でも…やることはやったし…)

時音(…はらへった)

幸晴(これでダメだったら、ちょっととっちめに行こう…)



 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんか、盛り上がりきれないまま…不完全燃焼感が
 4~6 トラブルはあったけど、パフォーマンス自体は、ちゃんとやれたし…!
 7~9 演出が不発したからって、やることやったもん! パフォーマンスそのものはちゃんとできたし!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 盛り上がらなかった、だって? 思い違いも甚だしい! いいパフォーマンスすぎて、圧巻されていたのだ!!
 奇数 何か…演出がミスりすぎて…審査員がやれやれなムードを醸し出してる…これは…もう…
 ※0は偶数扱いなんよ


夜子「何だか…結果が少し、怖いわね…」

依姫「やっちゃった感あるよなー…」

桜花「ゆっきー先輩があんなのを…」

幸晴「僕だって思ってなかったよ…あんなだったなんて…」

百合「で、でもっ…ほらあの…すごく、よくやれたっていう感じはありますし…!」

時音「あんなのでどうにかなるのかよ…」

夜子「あとは…結果発表を待つのみ…ね」

幸晴(ダメだったら、絶対にとっちめよう…。確か賞金首らしいし、機関に突き出せば…)


 【直下 コンマ判定】(盛り下がったとメンバーが勘違いしちゃったくらいの圧巻パフォーマンス+3)
 1~4 ダメだった…だと…
 5~6 3位になった…!
 7~8 2位になった…!
  9  堂々の1位やでぇ!


放送『第3位、倉つかさ』

つかさ「っし、っし…!」

夜子(あら…意外と生き残ってたのね…)

放送『第2位、百夜桜乃音姫』

夜子(早く呼ばれないかし――ら?)

依姫「えっ…!?」

桜花「2位! 夜子先輩、ごーごごー!」

夜子「えっ…ほ、本当に…? 間違いじゃなくて…?」

百合「本当ですよ!」

時音「さっさと行け」

風条「客観的に自分を見られないなんて、まだまだ若いわね」フッ

幸晴「風条さん…」

風条「80万が、また近づいたわね…ふっふっふ…」

依姫「やったな、夜子!」

桜花「やっほう」

百合「やりましたねっ」

時音「まだ続くのか…」


 全国高校生パフォーマンス大会本戦に出場することになりました ▽


 【直下 コンマ判定】
 1~3 学校の人気者に!
 4~6 デイモンが謝りにきて、今度はばっちりな桜吹雪散布装置をくれたよ
 7~9 デイモンが正直すまんかったって、ばっちりな桜吹雪散布装置と、ちゃんと動作確認をしたレーザーライト装置をくれたよ


 ――某市・アイパ部部室――

幸晴「試作品を間違って渡してたんだって」

幸晴「それで、ちゃんとしたのと、新しく、レーザーライトをやれる装置くれた」

夜子「今度はちゃんと動くんでしょうね?」

幸晴「それは大丈夫なはず…」

依姫「にしても、まさか、ほんとに本戦いけちゃうなんてなー」

桜花「テレビ中継もはいる」

百合「そうなんですか?」

幸晴「へえ…けっこう、大きくやるんだ」

時音「いつ?」

幸晴「本戦は…3週間後」

風条「3週間ね…」

夜子「夏休みに入るわね」

依姫「夏休みだー! やっほーい!」

桜花「やっほい」

幸晴「夏休み…か…」

風条「いいわねぇ…夏休みなんてあって」


 【安価下2】
 1 夏休みになったら、みっちりかっちり練習三昧できるね!
 2 夏休みかぁー…楽しみだね


夜子「夏休みになったら…みっちり、練習三昧ができるわね」

幸晴「そうだね、そういえば」

依姫「うげっ…」

桜花「まじか…」

百合「つらそうですね…」

時音「メシが出んならいってやる」

夜子「夏休みが楽しみね、おーっほほほほっ!」

幸晴(自分もしごかれるって分かっててこれなんだから逞しいな…)


 【直下 コンマ判定】
 で、帰ってきたら…
 1~3 パパンがアイドルなんて認めませんって、また面倒臭いことを…
 4~6 別に何もないよ
 7~9 盛大にパパンとママンとお姉ちゃんに祝ってもらえた。お兄ちゃんはお仕事だってさ


 ――某市・高円宮家――

<夜子ーっ! 夜子ちゃーん、出てきてパパに顔をー!

<あらあら、あなた、疲れてるんだからめっ、よ

夜子(ああ…うるさい…)

透「…」

夜子「…寝ようかしら」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 180/200
 2 コミュ
 3 作曲しようかな?
 4 寝よう
 5 その他、自由


夜子「…いや、作曲でも…」

夜子「ノリノリで、かつ、クオリティーの高い曲ができればいいんだけれど…」

夜子「…なかなか、うまくいかないのよね…」


 【安価下2】
 どんなの作ってみるよ!?
 1 とりあえず、キャッチーなメロディーのものを!
 2 そうだなー…今の心情的には…嬉しい誤算ってあるよね、っていう感じで
 3 その他、どんな感じがいいん?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 嬉しくない誤算が…! 疲れて…眠くて…ぱたり
 4~6 最終的にはどうにかなるさ、想像しえない良いことがあるさって、前向きでノリノリな雰囲気に
 7~9 嬉しい誤算がここでも現れた…! 疲れてるからはかどらないだろうなーって思ってたら、逆にわいてくる…!


 ポロロン
 ポロロロン

夜子「~♪」

夜子「何だか、いい歌になりそうな予感ね」

透「…」コクコク

夜子「あなたも、ご苦労さま、透」

透「…」

夜子「わたしも…疲れたけど…何だか、いい感じの疲労感…」


 【安価下2】
 1 そして、練習漬けの夏が始まり――本戦!
 2 え、キンクリしないの…?


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:50 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:60 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:40 Vo:48
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:50 Vo:40
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:73 Vo:60
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:(エセ?)サムライ 百合ファン
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 桜花ファン
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋
 倉つかさ:他校のアイドル せこい?


 【安価下2】
 最終的にはどうにかなるさ、想像しえない良いことがあるさ、嬉しい誤算は存在するさ、ってノリノリな曲のタイトル

 【採用安価のコンマ判定】(馴れによって最低値5で固定)
 楽曲のデキ
 1<0


 ――東京某所・全国高校生パフォーマンス大会本戦会場――

夜子「長いようで一瞬だったわね…」

依姫「めちゃめちゃしごかれたかと思ったけど、こうしてみると一瞬だったな」

桜花「何だか帝王が名乗りをあげてきたような気分」

百合「いよいよですね」

時音「腹減った」

幸晴「本戦の1回戦は12組が抽選で順番にパフォーマンスをして、点数をつけられるんだって」

幸晴「それで、最高点数をとったパフォーマーの優勝。1回戦を通過した3組で、決勝戦って流れになる」

幸晴「1回戦の持ち時間は20分だけど、決勝戦は40分のステージになる」

夜子「20分だと、3、4曲はしなくちゃいけないわね…」

幸晴「決勝で同じ曲をやっても、今度はオーケー。だけど…審査員は予選の時とは変わってるから、同じ構成だとつらいかも」

依姫「何か、大変そうだな…」

夜子「けれど、やることは変わらないはずよ」

桜花「テレビは決勝しか入らない…」

百合「チェックしてるんですね、桜花ちゃん」

幸晴「じゃあ、行こうか」


 【直下 コンマ判定】
 1回戦は…
 1~3 しょっぱなからかよ! 先陣切らなくちゃいけないなんて…
 4~6 まあ、6番目…! 丁度、中間くらいか
 7~9 トリだ!
  0  安価で選ばしてあげるよ


 おおう…

 【安価下2】
 1~12だよ!
 トリがいいなら、12番目! スタートバッターでいくなら、1番目!
 さあ、1~12で何番目がいいんですか!?


幸晴「抽選の、結果…」

夜子「何番目?」

依姫「トップバッターはやだぞ…」

桜花「どきどき」

百合「でも…トリも緊張しますよね」

時音「何番目でも変わらねえよ…」

幸晴「トリです」

百合「」

依姫「うぎゃー! それはそれで…!」

桜花「ま…まあでも1回戦だし…?」

夜子「望むところじゃない」

風条「逆に客が疲れてるかも知れないわね…」

幸晴「印象に残りやすいし、トリは良かったと思うよ、僕は」

夜子「とにかく、まだここは通過点よ。やるしかないわね」


 【安価下2】
 で、1回戦でやる曲は…
 1 rain dance
 2 Shadow
 3 戦国姫
 4 クチナシの果実
 5 天下人
 6 idol for you
 7 dear friend
 8 angel smile
 ※この中から、3つか、4つ選んでね!
  書かれた順にやることにするよ!


 セットリスト:『Shadow』→『angel smile』→『dear friend』→『idol for you』

幸晴「うん」

依姫「ふむふむー?」

桜花「わかってんの、よっちゃん先輩?」

百合「いい流れになりそうですね」

時音「…」モグモグ ←おやつのゼリーたべてる

夜子「これで、異論ないわね?」

依姫「うむ」

桜花「ほんとにわかってる?」

幸晴「ところで…衣装は?」

夜子「抜かりなく揃えてあるわよ。透」

透「…」ゴソゴソ


 【安価下2】
 さて、どんな衣装?
 1 着物っぽい和のテイストを取り入れた、かわいらしい感じです
 2 かわいい制服をイメージしたトリコロールカラーなんだよ!
 3 その他、どんなん?


夜子「これが、今回の衣装よ!」

 ビシッ

幸晴「…うん」

依姫「おいゆっきー、感想はそれだけか?」

桜花「ほめて」

百合「に…似合ってますか?」

時音「…」ポリポリ ←おやつのせんべい食べてる

幸晴「正当派…って感じ?」

夜子「それはどっちの意味で?」

幸晴「…ノーコメントで」

依姫「ゆっきー、はっきり言えー!」

桜花「ほーめーろー」グイグイ

幸晴「まあまあまあ…とにかくさ、やることあるでしょ?」

夜子「やること? ああ…」


 【安価下2】
 1 そろそろ、始まるんだっけ。見に行かなきゃ
 2 最後の練習だね!
 3 その他、自由


―――――

 一旦、ここまでっすー
 ありがとうございました

一旦乙 >>1夜子がセンターで、他のメンバーの配置はどうなってるんでせうか


 >>658
    依姫  時音
  百合  夜子  桜花    ←ステージ
  ――――――――――
   似非侍 ロリコン怪盗
  おっさん          ←客席

        ふっちゃん

    ―出入口―


 こんな具合じゃないですかね? 詳しくは考えてないんで…(震え声


 遅くなって…すんません…
 本編…やる?
 オマケ投下タイムにする…?
 それとも、安価とコンマありのサブエピにする…?


 本日のサブエピラインナップは…こんな!

 1 恋せよ、乙女
 2 機関のわんこ
 3 誰か活躍みたい人おるん? 応相談やで


 恋せよ乙女か…
 ハワードは難易度が激高からなあ…
 何だかんだでやさしくしてくれるハワードだけど、女の子としてじゃなくて、部下として…みたいな側面だからなあ…

 で、今回はどんな感じで攻めるんよ?
 【安価下1】
 1 お酒を飲んで仲良くなろう大作戦(00とか出ればまたハワードが酔っちゃうかも?)
 2 勝正に会いに東京へ出てきたから、ついでにデート大作戦
 3 その他、どんなシチュエーションがええんや?


 ――恋せよ、乙女~in Tokyo~――

 ――東京某所・美多組・勝正の部屋

勝正「わざわざ来るとは思っていなかったな。まあ、近況報告も聞けて良かった」

勝正「これからどうするんだ?」

凪「観光しようぜ」

政仁「俺、東京タワー!」

凪「はあ? 古臭っ…もっと他にあんだろ」

千景「ボス、プランはあるのか?」

ハワード「どうでもいい」

勝正「…凪兄さん、バカ」チョイチョイ

凪「何?」

政仁「お? 何だ?」

 ヒソヒソ…

勝正「千景はハワードと…どうなんだ?」

凪「ハワードだぞ?」

勝正「なるほど…」

政仁「どういうことなんだ?」

勝正「解散」

凪「早えーよ」

ハワード「…何を話していた?」

勝正「いや、何でもない」

千景「ボス、行きたいところはないのか?」

ハワード「どうだっていい」

勝正「千景」チョイチョイ

千景「?」

 ヒソヒソ

勝正「で、ハワードとのデートはどんなプランを考えているんだ?」

千景「ノープランだ。ボスは相変わらず、興味を持ってくれていない」

勝正「そうか…」

千景「【安価下1】」

 1 とりあえず、バカと凪を頼む。あとはどうにかする
 2 どうしたらいいだろうか?
 3 その他、自由台詞


千景「どうしたらいいだろうか?」

勝正「…どうしたら、と言われてもな…」

勝正「……いや、俺はこれでもシティーボーイだ。どうにかしよう」

千景「ボーイという年齢ではないと思うが」

勝正「…そう細かいことは言わないでくれ」

勝正「とにかく、俺としても千景を応援したい気持ちはある。ハワードという筋肉オバケ相手だ、総力戦でいこう」

千景「総力戦か」

勝正「ああ。…俺と千景の頭脳を合わせれば、できるだろう」

千景「これほど心強いとは思わなかった」

千景「それで、一体どうすればいい?」

勝正「そうだな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 提案されたのは、おいしいグルメで胃を掴もう作戦! 勝正が徹底的にリサーチして、色々な繁盛店を教えてくれた!
 4~6 肉好きハワードのために、バーベキューを提案された! 勝正が極上のお肉も仕入れてくれて、さあ、バーベキュー開始だ!
 7~9 動物が意外と好きなハワードだから、動物園に行けばいいさと教えられた


 ――東京・某動物園――

ハワード「…何故こんなところにくる?」

千景「嫌だっただろうか?」

ハワード「…行くぞ」ザッ

千景(よし、嫌がってはいない…! 第一関門突破…! 勝正、さすがだ…!)

 スタスタ…

 コソコソ

勝正「ハワードの歩幅がいつもより広いように見えるな」

凪「は? つーか、ハワードの手ぇ見ろよ。ぐっぱぐっぱしてるからご機嫌だっつーの」

政仁「なあなあなあ、あっちパンダいるんだろ!? パンダいこうぜ、パンダ!」

凪・勝正「「バカは黙ってろ」」

 コソコソ

千景「ボス、パンダがいる」

ハワード「…ああ」

千景「…ボス?」

ハワード「…」ジィッ

パンダ「…」チラッ

ハワード「…」ジィィッ

千景(…耐えてくれ、パンダ)

パンダ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パンダがハワードから逃げるように見えないところへ隠れてしまった…
 4~6 パンダは動じない
 7~9 ハワードがパンダを見つめること20分、ようやく、次に移動できた


パンダ「…」ノソ

千景(待て、パンダ…! いくらボスの眼力が怖いからと言って逃げるな…!)

 ノソノソ…

ハワード「……………………………………………チッ」

千景(舌打ちをした! ボスが、ムカついたことがあればすぐにぶっ飛ばすと怒鳴るボスが、舌打ちをした…!?)

ハワード「次だ」

千景「あ、ああ…」

<なーなー、パンダいねーぞー?

<うるさい、バカ

<黙れバカ

 スタスタ…

千景「ぱ…パンダが動けるところを見られるなんて、ラッキーだったな、ボス」

ハワード「…」

千景「…」

ハワード「ゾウか」ピタッ

千景「!」

千景(ゾウなら…ゾウなら、隠れることもできないし、人間をそう意識はしないはず…!)

千景(そうだ、そもそも、あのパンダだってボスのせいではなく、気分で隠れただけのはずだ…)

千景(たくさんの動物を眺めていれば、ボスはきっと――!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワードは動物に怖がられまくった…
 4~6 おおっ…ハワードがにやけると恐ろしい顔になる…
 7~9 ご機嫌のBOSS


ハワード「………………………………………………………………………………………………………………………………チッ」

千景(ボス…威圧感がありすぎる…)

 prrrr…

千景「?」

千景「わたしだ」

勝正『俺だ』

勝正『ハワードがここまで動物に恐れられるとは思ってもいなかった…』

千景「…ああ。どうしてくれる?」

勝正『だが、まだ望みはあるはずだ』

千景「望み…?」

勝正『今いるのは東側のゾーンだ。西側のゾーンには、小動物とのふれあいコーナーがある』

勝正『ハワードが手にしようとすれば逃げられるだろうが、千景が最初に抱き上げて、それをハワードへ渡すんだ』

勝正『そうすれば動物には悪いが、ハワードが動物と戯れられる』

千景「なるほど…」

勝正『ただ、懸念事項もある』

千景「何だ?」

勝正『ハワードの手に渡った瞬間、動物が恐れて逃げ出したら…恐らく、ハワードは相当のショックを受けるだろう』

勝正『さすがにそこまで恐れられるとは思いたくないが…そういう危険性もある』

勝正『だから、あとはさらっと眺めて終わらせる程度にして、次に移動をする手段もある』

勝正『動物園で1日を潰す必要はないはずなんだ』

千景「…なるほど」

千景「【安価下1】」

 1 だが、わたしは一縷の望みに賭ける。ふれあいコーナーで、ボスを小動物に戯れさせる…!
 2 …だったら、移動をするか…
   A 動物園がダメなら、水族館だ
   B 近場のおいしい店をピックアップしてくれ
   C その他、どこ?
 3 その他、自由台詞


千景「…だったら、移動をするか…」

千景「動物園がダメなら、水族館だ」

勝正『了解だ。一足先に出て、車を回してくる。ハワードと一緒にゆっくり、駐車場まで戻ってくるといい』

勝正『ハワードのフォローを忘れないように』

 プツッ

ハワード「…何の電話だ?」

千景「何でもない。それよりボス…あー…今日は動物が、あまり元気がないようだ」

千景「だから水族館に行ってはどうだろう?」

ハワード「水族館…?」

千景「魚は…嫌いだろうか?」

ハワード「…」

ハワード「……いや、いいだろう」

千景「!」

千景「で、では…行こう」

ハワード「ああ…」

 スタスタ

<えー? もう行くのか? ほら、あのサル、めっちゃめちゃ、俺と気が合いそうなんだぞー?

<お前がサル並みの知能なだけだろ、このバカ

<先に行っている。凪兄さん、バカを頼んだ

<ほら、バカ、行くぞ

<まだサイとか見てねーのに!

<いいから行くんだよ、このバカ!

千景(ボスのフォローを忘れるな、か…)

千景(確かにこのまま動物園を去ったら、相手にされなかった思い出だけで終わってしまう…)

千景(一体どうしたものか…)

ハワード「…」ピタッ

千景「ボス?」

千景(ボスの目線の先に…キリン? さっき、一目散に端っこへ逃げていったな…)

千景(やはりまだ、名残惜しいのか…何か、いい方法――)

 ピコ----ン

千景(そうだ…! これでフォローをしておこう…!)


 【安価下1】
 1 ニンジン、あげていいんだって! 最後にキリンさんにニンジンあげてから行こう、そうしよう!
 2 本物の動物には相手にされなかったから、ぬいぐるみの動物をプレゼントしておこう、そうしよう!
 3 その他、どんなフォローをしておく?


千景「ボス、ボス」

ハワード「…何だ?」

千景「あのキリンに、給餌をしてもいいらしい。やってみないか?」つニンジン

ハワード「…」

ハワード「…ああ」

千景「ではそうしよう」

ハワード「…」

<なーあー、まだハワードと千景…

<いいんだっつの! このバカ!

千景「エサだぞ、キリン」

千景「食べろ」

キリン「…」ジィッ

千景「…食べろ」つニンジン

キリン「…」ベロンッ

千景「ひゃっ――くっ…な、何て声を出してしまったんだ…わたしは…」

ハワード「…」フリフリ ←ニンジンを揺らして誘ってる

キリン「…」チラッ ←ハワードを見た


 【直下 コンマ判定】
 1~3 またビビられたハワード…
 4~6 ニンジンを食って、逃げていったキリン…
 7~9 ニンジンを食べてくれたキリン。よしっ、フォローはばっちりだ…!


ハワード「…」フリフリ

キリン「…」ベロンッ

 パクッ
 モグモグ

ハワード「!」

千景「!」

ハワード「食べ、た…」

千景「ボス…おめでとう」

ハワード「…ああ」

千景「やったな、ボス」

ハワード「…ああ」

千景「…ボス?」

ハワード「…こいつを飼う」

千景「すまない、ボス…それは難しい」

ハワード「…そうか」

千景(落ち込んだボスがかわいらしく見えてきてしまった…)


 【直下 コンマ判定】
 そして、水族館では…
 1~3 またもや、ビビられて落ち込んだハワードでした…
 4~6 ペンギンに釘づけになるハワードを見られた
 7~9 イルカショーで大興奮のハワードでした。満足したらしい


 ――水族館

ハワード「…イルカは日本で飼えるのか?」

千景「すまない、ボス…飼えない」

ハワード「…そうか」

千景「楽しかっただろうか?」

ハワード「…普通だ」

千景「…そうか」

千景(その大きな手を握り締めて見ていたが…指摘するのはよしておこう)

千景「ボス」

ハワード「何だ? 行くぞ」

千景「…動物園と水族館を回って、どうだっただろう?」

千景「ボスが少しでも楽しんでくれたり、喜んでくれたのなら、わたしは嬉しくなる」

ハワード「…」

千景「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワード「…それはそれで、これはこれだ」
 4~6 ハワード「…ふんっ」
 7~9 ハワード「…勝手に嬉しがっていろ。…だが、俺に勝てるとは思わないことだ」


 ふにゃ!?
 ほんとに千景はよく0を出すにゃあ…

 さて…どっちに転ぶか…

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ハワード「…千景、俺はお前に女としての好意を持つことはできない」千景「っ…」ハワード「…だが、悪くはなかった」
 奇数 ハワード「…お前が、どう仕掛けてこようと」千景「?」ハワード「…お前を部下以上には見られない。俺への好意は、もうやめろ」
 ※0は偶数扱いなんだよ


ハワード「…千景、俺はお前に女としての好意を持つことはできない」

千景「っ…」

ハワード「…だが、悪くはなかった」

ハワード「始めは鬱陶しくも感じていたが、お前がいなくなれば困ることになる」

ハワード「また俺を楽しませろ」

ハワード「俺をその気にさせるのであれば…その調子でやってみろ」

千景「…つまり、それは――」

ハワード「さっさと帰るぞ」

ハワード「俺に尽くせ、千景。…考えてやらないでもない」

千景「…ボス…」

ハワード「…ふんっ」

 ザッ

千景「…………考えらやらないでもない…」

千景「…つまり…考えようとすれば、できるということ…?」

千景「ボスに…そんな感情が…!」

 グッ

千景「よし…」

千景「待ってくれ、ボス…!」タッ

千景「今度はどこへ行きたい?」

ハワード「…どこだっていい」

千景「では、また考えておく」

千景「わたしは、ボスとならばどこだっていい」

ハワード「…」

千景「だから、必ず…今度こそボスを落としてみせる」

千景「この勝負、わたしに勝ち目が見えてきたようだ。最後まで、手は抜かない」


 ハワードは何も言なかった。
 見上げないといけないハワードの横顔を眺め、千景はいつもより軽い足取りで並んで歩く。

 恋せよ、乙女。
 また少しだけ、春が近づいてきた――。



 さて、再開でござる
 少々、お待ちくだされ~


風条「とりあえず、こんなとこね」

風条「あとは80万円ゲットのために、これまでやってきたこと全部ぶつけなさい」

風条「ぶっちゃけ、他の出場者の方がレベルは上だけどそれが全てじゃないわよ」

幸晴(ぶっちゃけたよ、この人…)

風条「んじゃ、酒飲みながら結果待ってるから」

 スタスタ

夜子「何とも…らしい激励ね」

依姫「いよいよか」

桜花「きんちょー」

百合「本当にしてますか、桜花ちゃん…」

時音「さっさと終わらしてメシ食いたい」

幸晴「それしか言わないよね…」

夜子「とにかく、やるわよ」

夜子「【安価下2】」

 1 ここまで来たら、目指すは優勝のみよ!
 2 パフォーマンスを気にするよりも、笑顔よ、笑顔! こっちが楽しまないと、誰も楽しめやしないんだからね
 3 その他、自由台詞


夜子「パフォーマンスを気にするよりも、笑顔よ、笑顔! こっちが楽しまないと、誰も楽しめやしないんだからね」

依姫「笑顔か」

桜花「にまり」

百合「それは違う気が…」

時音「…」

幸晴「時音、スマイル」

時音「あん?」ジロッ

幸晴「ごめんなさい…」

夜子「勝ち負けはもちろんいるけど、どれだけお客さんを楽しませられるかの勝負よ」

夜子「笑って勝つわよ! おーっほほほほっ!」

幸晴「それはそれで、アイドルらしからぬような…」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、ライブが始まる…!
 4~6 いつもの残念な連中(侍、怪盗、おっさん)だけでなく、色々な人が待っててくれたよ
 7~9 さあ、ライブ――となった時に…


 ザワザワ…

 照明の落ちたステージに出て、位置につく。
 ステージの袖では透と幸晴がいつものように控えて、それぞれに自分の作業を確認している。

<百合殿ー!

<桜花ちゃーん!

<むふふふ…この暗視ゴーグルがあれば暗闇だろうとも…

<タバコ吸いたい…だが依姫の晴れ舞台…だがタバコ…

 ふう、と夜子は静かに息を吐き出す。
 開演前はいつも、馴れない緊張をする。膝が震えている。

 それを隠して、強気に高笑いをして…果たして、それが強がりだと気づいているのは何人いるだろう、とアイパ部の面々の顔を浮かべる。

夜子(きっと…気づいてはいない…わよね?)

夜子(そういうキャラで通してるし、実はガチガチなんて、思われないようにしてるんだし…)

 そうに違いない、と頷く。
 同時に『Shadow』のイントロが流れ始めた。

 点滅をするレーザーライト。
 客席を光の線が駆け巡っていく。始まるぞ、と客が身構える気配。

 静かなイントロ。
 じわりと照明がステージを照らし出し、足を前に出す。
 震える胸。大音響で小刻みに揺れる衣装。袖にいた透と目が合う。その口元が動いているのを見て、微笑みを客席に向けた。

夜子「百夜桜乃音姫、たっぷりとご堪能くださいまし――」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 前の出演者の残した爪痕が深い…! どうにか印象を残させないと…!
 4~6 順調ではあるけれど、まだ何となく印象が弱いかも知れない…!
 7~9 ばっちりばっちり、このままいくぜぇ!


 ワァ-----

夜子「はぁっ…はぁっ…」

 『Shadow』から『angel smile』まで2曲続けて歌いきる。
 歌で掴み、踊りで跳ねさせた聴衆から惜しみない歓声がステージに投げかけられる。

夜子「はじめましての方も、そうでない方も、応援ありがとうございます」

夜子「最後まで、どうか笑顔のままでお楽しみくださいまし」

 たったそれだけの、短いMC。
 ステージが暗転し、流れ始めるのは『dear friend』。
 ピアノで曲を作った翌日には完璧になって作られる音源は、気にしていなかった透が作っているものだ。

 アコースティックギターとピアノ、リズムを生み出すのはカホンなどの軽い打楽器だ。
 その中に芯を通しているベース音。黄色やオレンジ、赤などの暖色系のライトがステージを走り抜けていく。

夜子「~♪」

 親愛なる友よ。
 そう呼びかけて始まる歌。
 それは透であり、ともに歌う仲間であり、忙しさに身を削りながらつきあう幸晴であり、目の前にいるオーディエンスでもあり。

 彼らがいてこそ、成り立っているアイドルとしての自分を肯定し、ともに明るい未来を創ろうと手を差し伸べる歌。
 そしていつも感謝を忘れずに、気づかないところで支えてくれている様々な人に笑顔になってもらいたいという想いを込める。

 大きなステージに今こうして立っているのは、彼らがいてこそなのだから、と――。



 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちょっと、気合いが入りすぎてから回った感はあるけれど…
 4~6 ばっちりかましてきたぜ!
 7~9 いやー…燃え尽きたわー…


 何なんだろう…
 この娘ら、ライブ時のミラクルが多くね?

 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 スタンディングオベーションや…!
 奇数 盛り上がっちゃって思いきりすっ転んで…
 ※0は偶数扱いなんよ


夜子「~♪」

 ――事故は、『idol for you』のCメロで起きた。
 しっとりと歌い上げつつも、壮大な弦楽器に乗せてラストサビへの盛り上がりをじわじわと感じさせていく、要。

 フォーメーションを変えながら夜子がセンターに戻り、高々と左手を上げていった、その最中。

百合「あっ…」ヨロッ

 ドンッ

夜子「っ――」

 よろけたのは、百合だった。
 これまでとは比べ物にならない歓声と、客の盛り上がり。
 それに応えようといつもよりも大きく動いて、必死になって踊った代償が最悪のタイミングで現れる。

 百合が何もないところでつまづき、夜子へと倒れ込む。
 もつれるようにして2人がそこへ倒れ込んで、どうにか立ち上がろうと手を出したところを、またもやタイミング悪く時音の足が蹴飛ばす。

時音「はっ…?」

 ステ----ンッ

 止まることのない楽曲は無情にもラストサビに入り、盛大な桜吹雪が会場中に散らばっていく。
 だが、そこに歌は伴わなかった。ステージの上で抱き合うような姿勢で倒れ込んだ夜子と百合。

夜子「っ――///」

 誰がどう見ても、明らかな大失敗。
 歌は途切れ、虚しくオケだけが響き渡ってしまう。


 【安価下2】
 1 どうにか立ち上がって取り戻すよ…!
 2 アクシデントは利用せよ――そうだ、こ、このままこう…百合と乳をこねくり合うという演出だったという…
 3 その他、どうするよ!?


 しんと静まったかのようだった。
 それまでの盛り上がりが嘘だったかのように、虚しく音源だけがなり続ける。

夜子(ど、どうすれば…)

<百合たんぺろぺろっ!

 空気を全く読めない発言が、混乱をした夜子の脳内に突き刺さる。
 おもむろに床へついていた手を上げて、何も考えずに夜子は日頃から悔しがっている、にっくき自分よりも豊満な胸へ――

夜子「…えいっ」ムニッ

百合「ひゃっ…!?///」

<おおおおおっ!?

<百合殿~! その顔をこっちへ~!

夜子「百合、あなたもやり返して、早くっ…!」ヒソ

百合「へっ…は、はいぃっ…!?」ムニュッ

<うおおおおおおお―――――――っ!

依姫(おいこれ…)

桜花(いいの…?)

時音(…何も言えねえ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~7 お察し…
 8~9 審査員は男性の方が多かった…つまり、そういうこと…いいのか、これ…?


幸晴「――そりゃ、こうなるよ…」

幸晴「これ…深夜番組じゃないし、高校生の大会だし…」

幸晴「あんなの…男としては目の保養かも知れないけど…不健全すぎるよ…」

百合「…必死でした…。ほんとに、すみません…」

百合「わたしが…あそこで、あんなことしなきゃ…」

夜子「わたしが全部いけないのよ…血迷っちゃって…つい…」

夜子「ううん…つい…なんて言葉じゃ…片づけられない…グスッ…」

百合「夜子ちゃん…ううん、わたしが…」

夜子「だから…わたしのせいなのよっ…! 調子にのって、舞い上がって…」

夜子「アクシデントで頭の中が真っ白になっちゃって…!」

依姫「…ま、まあでもさ…その、仕方ないって」

桜花「一部はよろこんだし」

時音「…アイドルっつか、グラビア扱いじゃねえか」

幸晴「もうお叱りも受けちゃったし…途中までは本当に最高だったよ」

夜子「だからこそっ…余計に、悔しいんじゃない…! あんなに些細な…思い返してみれば、別のフォローもあったはずなのに…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 心折れるやこたん…
 4~6 悔しさをバネに…できんのか?
 7~9 シャベッタァァァ


透「…」

透「お嬢様」

幸晴「!」

夜子「っ…とお、る…」

透「涙をお拭きします」ゴシゴシ

夜子「やめなさいっ…! わたしはっ…あなたや、アイパ部の皆を…裏切ってしまったの…!」

夜子「あんなことさえ、しなきゃって――」

透「いいえ、裏切ってはいません。暗くて分からなかったでしょうが、お客さんは誰もが明るい笑顔を向けていました」

透「アイドルが行える裏切り行為は、ファンを忘れてしまうことです」

透「お嬢様はファンの期待に応えようと、最後まで精一杯にやっていらっしゃいました」

透「その結果こそ、芳しいものではありませんでした。しかし、いつも周りの者を気にしておられる姿、お見事です」

透「どうか、その涙は拭いて、わたしに笑顔を見せてください」

透「お嬢様には涙よりも、笑顔がお似合いです。涙があふれてしまうなら、さっさと流して立ち直ってください」

透「あなたのお顔に笑顔が戻るまで、俺で良ければ片時も離れません。…あなたから賜っている、日頃の笑顔のせめてものお礼です」

夜子「透…」

透「…」ニコッ

夜子「うっ…ヒック…グスッ…うわぁああああんっ…」

透「…」ナデナデ

依姫「包容力ありすぎだろ…」

桜花「ゆっきー先輩、むねかしてなかして」

幸晴「…グスッ」

百合「幸晴さん…?」

時音「お前までなんでもらい泣きしてんだ」

幸晴「っ…な…泣いてなんか、ないしっ…」グシグシ

風条(あたしの80万が…)グスッ

風条(でも…50万はもらえるし…いっか…)


 全国高校生パフォーマンス大会、失意の予選敗退――。



 予選じゃなくて、本戦一回戦敗退でした…

 【安価下2】
 夏休みだよ
 1 なーんとなく、だらだらしちゃう毎日
 2 夜子ちゃんは毎夏恒例のバカンスへ…


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:53 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:64 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:42 Vo:49
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:55 Vo:45
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:75 Vo:65
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ
 『angel smile』→最終的にはどうにかなるさ、想像しえない良いことがあるさ、嬉しい誤算は存在するさ、ってノリノリな歌・5のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:(エセ?)サムライ 百合ファン
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 桜花ファン
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋
 倉つかさ:他校のアイドル せこい?


 【安価下2】
 バカンスの行き先は…
 1 わいはーよ、わいはー
 2 カリブ海に面した豪華なリゾートよ
 3 その他、どこよ?


 ――某国・某所・カリブ海沿いのリゾート地――

夜子「はぁぁ…」

透「…」

夜子「バカンスに来たのはいいけど…何か、もやもやしちゃう…」

夜子「何だかんだで…悔しいのよね…」

夜子「文化祭で今度こそ、完璧なライブをするっていう意気込みは強くなったけど…」

夜子「………何だかなあ…」

透「…」

夜子「…」


 【安価下2】
 1 のんびりバカンス
 2 波乱のバカンス、いっとく?


夜子「…まあいいわ」

夜子「気持ちを切り替えて、楽しむとしましょうか…」

透「…」つトロピカルジュース

夜子「…」ズズ

夜子「…何しようかしら?」


 【安価下2】
 1 泳ぐか
 2 銃を撃てるところがあるんだ。やってみようかな
 3 スポーツでもしようかな、透に相手してもらおう
   A うーん…テニスとか?
   B うーん…何したい? 併記して
 4 その他、自由


 ――射撃場――

夜子「あら、インストラクター…あなたができるの?」

透「…」コクッ

透「…」スチャッ

 パァンッ

夜子「っ…」

 パァンッ
 パァンッ
 パァンッ

夜子「全部命中…すごいのね、あなた」

透「…」ドヤァ

夜子「じゃあ、教えてちょうだい」

透「…」スッ ←夜子の後ろに回った

夜子「…ここを、こう? それで…こうかしら?」

透「…」コクコク

夜子「じゃ、じゃあ撃つわね…?」


 【直下 コンマ判定】(身体能力:低い-2)
 1~3 全然当たらん
 4~6 器用に的を掠めた
 7~9 おお、当たった…
  0  やこたんに意外な才能

 【下2 コンマ判定】
 1~6 何もないよ
  7  怪盗って神出鬼没ですね
  8  やたら騒がしい一団が…と思ったら、見たことある大きな体の人が
  9  SASABEさんチもバカンスにきてたんだって
  0  歩く激戦地が家族サービスできてた


 パァンッ

夜子「~っ」ジ--ン ←反動でじーんってした

透「…」ドヤァ

夜子「ドヤ顔しないでよ」

夜子「悔しいわね…」

 パァンッ

夜子「~っ…」ジ--ン

夜子「全然当たらないじゃない…」

夜子「これ、不良品じゃなくて?」

 スッ

透「…」スチャッ

 パァンッ
 パァンッ

透「…」ドヤァ

夜子「ムカつくわね…」

夜子「分かったわよ、どうせヘタよ、ヘタくそよ…」

透「…」ナデナデ

夜子「どんなタイミングで誉めてるのよ!? 認められて偉いねってこと!? 怒るわよ!?」

透「…」シュン


 【安価下2】
 1 ジャジーなバーへ雰囲気を楽しみにいってみた
 2 当たるまでやるもん!
 3 その他、何したい?


 ――ジャズバー――

 チッチチ-
 デュンデュンデュン
 チャララン

 ~♪

夜子「雰囲気があっていいわね。わたし、オレンジジュースでいいわ」

夜子「透も、好きなもの飲みなさい?」

透「…」コクッ

 ~♪

夜子「素敵な歌…」

夜子「ジャズもいいものね…」

透「…」コクコク

 パチパチパチ…

夜子「あら…次が出てこないのね、何かあったのかしら…?」



 【安価下2】
 1 まあいいや
 2 …しっとり、こういうとこで歌ってみたいなあ
 3 店内を観察してる。おしゃれでかっこいいとこだなあ…


夜子「こういうところで歌えたら、ステキね…」

透「…」ピクッ

 ガタッ

夜子「あら、どこへ行くの?」

透「…」スタスタ

夜子「?」

夜子「お花摘みかしら…?」

夜子「はぁ…何だか、いいわね…」

夜子「この雰囲気…」

 スタスタ

夜子「あら、透。どこへ行って――そちらの方は?」

*「お嬢様、一曲、お歌いになられますか?」

夜子「…へ?」

*「こちらの紳士から、とてもお歌のお上手なレディーがいらっしゃるとおうかがいになりまして」

*「いかがですか?」

夜子「…いいのかしら…?」

*「何でも歌姫と呼ばれていらっしゃるとか」

夜子(誇張してる…)

夜子「…よろしいのなら、歌ってみますわ」

*「では、ステージへどうぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 楽しく歌わせてもらったよ
 4~6 とっても評判が良かったみたい
 7~9 まるで、対抗をするように体のおっきな人が…


夜子「~♪」

 パチパチパチ

<ブラボー!

夜子「ふふ…」

 スタスタ

夜子「?」

ハワード「おい、俺にも歌わせろ」

*「お、お客様…?」

ハワード「…俺の方が、上手い」

夜子「あら…確か、幸晴の…」

ハワード「文句ならば、俺の歌を聞いた後にしろ」

ハワード「…マイ・ウェイだ。楽器を鳴らせ」

夜子「…」

 ~♪

 ザワッ

夜子(意外すぎるくらい…上手…)

<好き勝手してるよ、また…

<ボス、素敵だ

<なあ、ハワードが英語で歌ってるってすげえな

<バカ…あいつ、そもそもアメリカ人だから歌えるに決まってんだろ…


 【安価下2】
 ハワード・ファミリーと遭遇しました
 1 ごきげんよう、程度の挨拶だけしといた
 2 一緒になっておしゃべりしてみた



夜子「ごきげんよう、皆様」

千景「確か、幸晴の…」

凪「あ、だから見覚えあったんだ…」

政仁「ん? おう、誰だっけ?」

夜子「高円宮夜子と申します。世間は狭いものね、こんなところでまた会えるだなんて」

夜子「ご一緒してもよろしいかしら?」

凪「…まあ、いいけど」

夜子「ありがとう」

政仁「歌、うまいんだな」

夜子「ええ、そうでしょう?」

凪(そこは謙遜するとこだろ…)

千景「ボスの歌が聴けるのはお前のおかげだ、感謝する」

夜子「4人でいらっしゃっているの?」

凪「ほんとはあと2人くるはずだったけど…用事とか被ってってなって」

夜子「あら、そうなの」

政仁「夜子はどうなんだ?」

夜子「わたしは透と2人なの。でも、透って無口でつまらなくって…」

透「…」


 ↓1~3 ハワード・ファミリーとのコミュ内容
 ※なければ「なし」でもええんやで



―――――

 一旦、休憩っす
 ありがとうございました~


 ザッ

千景「ボス、最高だった」

ハワード「…酒」

千景「ああ」トポトポトポ

ハワード「…」グビグビ

夜子(お酒は分からないけど…あれって、お水とかで割って飲むやつではなくて…?)

夜子「お邪魔していますわ」

ハワード「…ああ」ゴクゴク

夜子「こんなところで会えるなんて、世間は狭いものねというお話をしていたのだけれど…」

夜子「どうして、ここへいらっしゃって? バカンスかしら?」

凪「そう思ってたのに…来てみたら仕事とか言われて…」

政仁「仕事なのか?」

夜子「お仕事? どんなお仕事を…?」

千景「解体屋だ。注文があれば、どんな建物だろうが壊して更地にする事業をしている。そして、ボスは社長だ」

ハワード「酒」

凪「ほら」トポトポ

千景(しまった、凪に取られた…! 今日はわたしがボスの酒を全て注ぐつもりだったのに…!)

千景「…」グヌヌ

凪「ん? 何…?」

夜子「海外でまでお仕事なんて…繁盛しているのね」

夜子「でも…庶民の方ならば、こういうところへは大勢で来るんじゃなくて?」

凪「庶民…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そう都合良くはいかないよ
 4~6 実はハワード達が来てるのは怪盗からお仕事をもらったからなんだよ。てことは、怪盗一味もくるよ
 7~9 ゆっきーと萑部さんチが来てるんだよ


政仁「なあなあ、何壊しにきたんだ?」

凪「何だっけ…。確かあの…ホテル?」

千景「アクトーク・ホテルというところらしい」

夜子「悪徳…?」

千景「今夜、12時丁度に解体を始めてほしいとのことだ」

凪「ハワード、そんなに酒飲んで…平気か」

ハワード「俺を誰だと思ってる」

夜子(酒豪なのね…)

凪「でも、12時丁度に始めるって…変じゃね? また何かあるんだろ、どうせ」

千景「前金で200万受け取っている。成功報酬で300万円だ」

凪「あ、絶対なんかある…」

ハワード「ただ壊すだけだ…。それ以外にすることなどはない」

夜子「ふうん…」

透「…」チョンチョン

夜子「何かしら?」

透「…」つタブレット

夜子「ええと…今夜12時、アクトーク・ホテルより、絵画『アンクル・アシュラ』をいただきに参上する…怪盗ロキ――って」

夜子「…片棒担がされてるわよ?」

凪「またかよ…」

千景「よくあることだ」

政仁「ん? どういうことだ?」

ハワード「関係はない。壊せと言われて金を支払われれば、ただ壊すのみだ」

夜子「…なるほど、そういうことなのね」


 【安価下2】
 1 まあ、見にいくしかないよね
 2 今夜、眠れるといいなあ…。静かだといいなあ…


 ――アクトークホテル前――

 ワイワイ
 ザワザワ

<おーい、バカ、準備さっさとしろー

<おうっ

<ボス、少し飲み過ぎているんじゃないか?

<問題ない

夜子「あと10分ね…」

夜子「でも…12時丁度に解体作業…というのを始めて、それで盗むなんて…どうするのかしら…?」

夜子「ホテルの人払いは済んでるみたいだけど…」

<頼みますよ、本当に…!

<大丈夫です! この和名ヶ谷縛に任せてください!

夜子「いつかの、あの機関の人もいるし…」

夜子「…一体、どうするのかしら――」

 パッ
 パッ
 パッ

夜子「眩しっ…」

デイモン「レディース・アンド・ジェントルメン!」

デイモン「我が名は怪盗ロキ! 絵画『アンクル・アシュラ』をいただきに参上した!」

縛「今日こそ逮捕――」

デイモン「黙っていたまえ、和名ヶ谷。大口を開けていると、瓦礫がそこへ突っ込んでしまうぞ?」

 ドッゴォォォォォッ

夜子「!?」

透「!」バッ

縛「な、な、なっ…!?」

凪「大穴空いたー! バカ、中から手筈通りにやれよー」

政仁「おうっ!」ダッ

縛「ちょちょっ…な、何してるんですか!?」

千景「仕事だ。このホテルを、解体しろと言われている。巻き込まれても知らんぞ」

縛「はあああああっ!?」

デイモン「この怪盗ロキには何人たりとも、触れることはできぬ」

デイモン「さあ、捕まえてみたくば捕まえてみろ。もっとも、雇った解体屋はスピードの迅速さが売りだがな」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 見てるどころじゃねえ! 解体屋がヤバすぎる…!
 5~9 高笑いするデイモンと、追いかける縛の迫力がある異能アクション


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 怪盗ロキ一味vsハワード・ファミリーvs機関vs賞金稼ぎのお祭り騒ぎバトル勃発
 奇数 突如として現れた、謎のサイボーグ! どうやら怪盗ロキ一味を罠にはめようとしていたらしい
 ※0は偶数扱いだよ


 さあ、盛り上がって参りました

 【直下 コンマ判定】
 縛が額を地面にこすりつけて、地面を抉りながら応援を求めて、応じてくれたのは…
 1~3 独楽ちゃん&颯&ゆっきー&碧石
 4~6 碧石&島津(パパン)
 7~9 武藤ちゃんだけ…
  0  独楽ちゃん&颯&ゆっきー&碧石&島津(パパン)&武藤&本田&手島

 【下2 コンマ判定】
 参戦してきた賞金稼ぎは…
 1~5 歩く激戦地さん
 6~9 正義の味方さん
  0  両方♡

 0と0出せばね、うん、オールスター的なね…
 え? 誰かいないって? 社長達は平和に暮らしてるからね…


 怪盗ロキ一味:デイモン&シャルル&フランシス&ありす
 ハワード・ファミリー:ハワード&凪&政仁&千景
 機関:縛&シモン&武藤
 バウンティーハンター:冬也

 う、うーん…この、何とも言えないメンツ…

―――――

 ドッゴォォォンッ

縛「うぐぅっ…!? こ、こうなったら、怪盗ロキの逮捕を優先です!」

デイモン「やれるものならばやってみるがいい」

縛「今日は機関から、助っ人を求めてるんだ! 負けないぞ! 武藤さん、お願いします!」

武藤「政仁様ーっ!」

縛「武藤さぁあああああんっ!?」

 バッ

フラン「よっ、トカゲ人間!」

シモン「出たな、サイボーグ」

 ドッゴォォォンッ

縛「こ、これじゃ実質、1人だけ――!」

 ザッ

冬也「やっと女の人を撒けた…最近、やってなかったし…ここらで生活費稼いでおかないと」

縛「あ、あなたは…!?」

冬也「?」

縛「えーとえーと…余罪が…」

冬也「い、今は賞金稼ぎとして来てるから、見逃して…」

縛「賞金稼ぎ!? だ、だったら見逃します、今は! 怪盗ロキ逮捕に、協力を!」

冬也「じゃあ、とりあえず――」ガシッ


 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 テレビ中継の機器などが掌握された! 見せびらかしたいデイモン、これには苦笑い…どころじゃないよ!
 6~9 全ての電子機器がイカれた! フランが致命傷&千景が戦力から除外&デイモンの秘密兵器がががが


 ボンッ

夜子「何…? テレビカメラが…?」

冬也「こんなとこ、嫁に見られたらリゾート地で浮気してたとか言われちゃうからね…」

縛「す、すごい…! そうか、物理的に怪盗ロキの目的の1つである、募金の呼びかけを潰して…!」

デイモン「バウンティーハンターの朝霧冬也、だったか――」

デイモン「俺の目論みをよくも…! 手ずから、叩きのめしてやろう…!」

 バッ

冬也「さあ来い」

縛「覚悟しろ、怪盗ロキ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 冬也&縛vsデイモンに、冬也が嫌いな凪と、冬也をぶっ飛ばしたがってたハワードが参入
 6~9 冬也&縛&シモンvsデイモン&シャルル&フランシスという構図に


ハワード「朝霧冬也がこんなところにいるなら…ついでに、ぶっ飛ばしてやる」

凪「ハワードがやんなら俺も、嫌がらせしてやる」

デイモン「では、共同戦線といくか?」

ハワード「邪魔はするな」

デイモン「ふっ…するはずがなかろう?」

縛「ななななっ…!?」

冬也「どうしてこうなった…」

 デイモンがステッキから仕込み刀を引き抜いた。
 刀の外見をした、超高速振動剣は刃を立てればたちまち切り裂く怪盗ロキのメイン・ウェポンだ。

デイモン「はあっ…!」

縛「何を…!」ジャラララッ

 デイモンが繰り出した仕込み刀を縛は鎖で受け止める。
 だがバーニッシュを刃にかけられたことで鎖は断ち切られた。

縛「くっ…!」

凪「怪盗の背中もーらいっ!」ダンッ

デイモン「なっ――!?」

 凪がデイモンの後ろから、肩を掴んで馬跳びの要領で飛び越えた。
 問答無用で冬也がコルトでフルバーストを放ったが、それを凪はコートですり抜けて一気に迫る。

凪「食らえっ…!」

冬也「甘いよ」

 凪がステッキを繰り出したが、冬也はそれを素手で捌いた。
 凪とて武術をかじっている身として、対応して次々と攻撃をしかけていくが光蝶が出現して凪の顔にぶつかる。
 何のダメージもないが、目くらましには充分だった。踏み込んだ冬也が凪の腹部に掌底を叩き込んで激しく吹き飛ばす。

 ドッゴォォォンッ

ハワード「凪如きに随分と足止めをされたものだな?」バチバチィィッ

デイモン「放て、ハワード。後押しをしてやろう」

冬也「っ――!?」

 ハワードが壊れていくホテルから出てきた鉄骨を使い、レールガンを放つ。
 それを斥力でさらに後押しをしてやることで威力が跳ね上がり、激しい雷光とともに駆け抜けた。

 カカッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】(掌握の異能+3)
 1~5 冬也さん、ひよりすぎ
 6~9 レールガンの軌道が捩じ曲げられて、文字通り光速のお返し


 放たれたレールガンが、直撃する前に揺らいだ。
 そのまま弧を描くように空中へ逸れ、一回転をしてハワードとデイモンへ逆に襲いかかる。

デイモン「くっ…!」

ハワード「チィッ…!」

 カカッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

冬也「コートで抜けるのも、分かってる」

 ダッ

デイモン「どれだけ、戦い馴れてるんだ…!」

ハワード「ぶっ飛ばす!!」

 レールガンの一撃をコートで脱したハワードとデイモンに、冬也はすでに追撃をしかけていた。
 飛びかかって拳を繰り出し、ハワードがそれを掴んで放り投げる。しかし、中空で体を捻りながら体勢を戻し、コルトを構える。
 ディスバージショットが放たれ、枝分かれする閃光が宙からハワードとデイモンへと襲いかかる。

 ズドドドドドォォッ

 ジャララララッ

縛「僕を忘れるな、怪盗ロキ――!」

 ガシィィッ

デイモン「和名ヶ谷…!」

冬也「終わりにしようか――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 カッコつけたとこで悪いけど、お宝はすでにありすちゃんの手中
 4~6 と、カッコつけたところで悪いけど、ホテルが倒壊してきた
 7~9 光蝶の鱗粉は、すでに振りまかれている…!


 グラグラッ…

凪「こうなりゃ、ヤケだ! 潰れろ!」

 ドッゴォォォォォッ

 初撃で吹き飛ばされていた凪が、内部で暴れ回る政仁と千景の活躍によってぐらついていたホテルの支柱を破壊した。
 最後の支えを失ってホテルがとうとう立っていられなくなり、冬也達の方へと激しく倒れ込む。

冬也「あ、これヤバい」

縛「こう、なったら――!」

 ジャララララッ

 縛が地面から夥しい量の鎖を出し、それで倒れ込んできたホテルを支える。
 だが、その質量に耐えられるはずもなく――

 プチッ

デイモン「13世、ありす――! 宝はっ!?」

シャルル『今の衝撃で…外に…!』

デイモン「何っ――?」

 ホテルの最上階から、瓦礫に混じって、何かが飛び出してくる。
 額縁に収められた絵――『アンクル・アシュラ』だった。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 フランとシモンの戦いの中で…絵画『阿修羅おじさん』は…
 4~6 唖然としながら見てたやこたんのところに
 7~9 ちゃんとデイモンがキャッチ!


 ヒュ-

透「…」パシッ

夜子「あら、何、その絵?」

透「…」つ絵画『アンクル・アシュラ』

夜子「…この絵って、怪盗がいただくって言ってた…?」

 ジャララララッ
 ボコォッ

縛「そっ…それを、僕に…!」

 シュタッ

デイモン「レディー、俺にその絵を…!」

夜子「え、えっ…?」


 【安価下2】
 どうする!?
 1 落ちてきたんだから、わたしのもんよ! 文句ある!?
 2 デイモンに渡しちゃう
 3 縛に渡しちゃう
 4 何か迷っちゃったから…あさっての方向へ投げた
 5 その他、どうする?

一度だけでいいから、透で戦ってみたいなー(チラッ


夜子「じゃあ、透に勝った人にあげるわ」

透「!?」ギョッ

夜子「誰も勝てなかったら、そうね…。わたしのものっていうことで」

透「!?」アタフタ

デイモン「ならば、遠慮はしないぞ…!」

縛「勝負だ!」

透「!? !?」

 デイモンがステッキから激しい閃光を発し、目くらましをする。
 だが透はすかさず円盤を出現させ、それに乗って宙へと逃れた。

縛「目くらましとは姑息な…! でも、絵を手に入れさえすれば…!」

 ジャラララッ

 宙へ逃げた透へ地面から鎖が伸びた。
 別の円盤を出現させてそこへ飛び乗り、透が逃げ惑うが、デイモンが斥力の異能を使って円盤を揺らす。

透「!」

デイモン「さあ、俺の手に…!」

縛「いいや、僕が…!」


 【安価下2】
 >>802 仕方ないなあ…ここだけよ?
 透操作!
 1 とりあえず、円盤を飛び移りながら逃げ惑う
 2 攻勢に転じなければ、やられる…! ノコギリ円盤乱れ撃ち!
 3 巨大円盤出現&地面に叩きつけて吹っ飛ばす! もちろん、お嬢様は別の円盤に乗せて空中退避
 4 その他、どうする?


 シュバババッ

 透が無数の円盤を生み出した。
 円盤の側面はノコギリ状になっており、高速回転をすることで何もかもを引き裂く丸鋸と化す。

縛「うわあっ…!?」

デイモン「くっ…!」

 バーニッシュをかけたことで、さらに切れ味を増し、丸鋸円盤は猛威を振るう。
 縛の鎖であっても、デイモンの特製の高速振動剣であっても問答無用で真っ二つにしてしまう。

夜子「透、がんばりなさい。見てて、楽しいわよ」

透「!」


 【直下 コンマ判定】(夜子の激励+3)
 1~3 デイモンと縛相手にはちとツラい
 4~6 透が調子に乗り始めた
 7~9 透さん…つええええ…


透「!」

 シュバババババッ…

縛「え、数が…」

デイモン「こんな猛者がいたとは…」

 倍々でどんどん透が丸鋸円盤を増やし、縦横無尽に駆け巡り始める。
 それを捌くだけでデイモンと縛は押され始めていき、円盤に混じって透がさらに攻撃を開始する。

 両手に円盤を持ち、側面を鋭利な刃にしながら振り回していく。
 鉄板が仕込まれた靴底でデイモンが受け止めても、力任せにそれを押し切り、縛が鎖を腕に巻きつけて対応しても背後から円盤をぶつける。

 ドッゴォォォンッ

夜子「…強いわね、透って…」

デイモン「だったら、これでどうだ…!」

 キィィィンッ

透「っ…!?」


 【直下 コンマ判定】(撹乱の異能-2)
 1~3 円盤の操作が撹乱されて…!
 4~6 撹乱されて操作が覚束なくなったから、円盤の数を減らした
 7~9 だがそんなの関係ねえ! 操作が効かなくても、ぶっ放しまくる過激派の透さん

一方その頃ハワード&凪と冬也は……


 バラッ…

透「!?」

 デイモンの撹乱の異能により、出しすぎていた円盤の制御が効かなくなる。
 その緩んだ攻撃の隙をデイモンは果敢に攻め込み、小型ミサイルを射出した。
 搭載された動きで小型ミサイルが宙から弧を描いて透に向かっていき、爆撃をコートで受け流す。

デイモン「ふっ、この勝負、俺がもらった――!」

 ガイアを発動したデイモンが拳を握り、透の前で踏ん張って振りかぶった。
 しかし、その振りかぶった腕に縛の鎖が絡みつき、思いきり引き寄せられてしまう。

縛「させるかぁあああああ―――――――――――――っ!!」

 ブンッ
 ズザァァァッ

デイモン「くっ…和名ヶ谷――」


 【直下 コンマ判定】
 >>812
 1~3 光蝶鱗粉が展開され、全員、異能が封じられた
 4~6 ヤケクソのレールガン乱れ撃ちの流れ弾がデイモンと縛を仲良くぶっ飛ばしていった
 7~9 おい、どこのどいつだ、ブリューナクをぶつけ合ったのは


凪「ハワード、次弾!」

ハワード「ぶっ飛べぇえええええええええ――――――――――――――――っ!!」

 凪が鉄骨を引きずり出し、ハワードが用意されたそれを次々とレールガンで飛ばしていく。
 両手に鉄骨を持ち、片手ずつ放たれるレールガン。空いた手にすかさず凪が次弾の鉄骨を渡すという流れ作業だ。
 途絶えることのないレールガンに、冬也もいちいち打ち返すことができず、めちゃくちゃな方向へ軌道をそらすしかなかった。

冬也「少なくとも、あの2人に恨まれることなんてないのに…!」

 グイッ

 冬也が掌握の異能でレールガンを遥か後方へと受け流した。
 溶解しながら飛来した鉄骨が、デイモンと、彼を鎖で捕えた縛に迫る。

デイモン「何――?」

縛「えっ――?」

 シュバァッ
 ドッゴォォォォォォォォンッ

 閃光が2人をまとめて撃ち抜き、地面には抉られた痕跡だけが残る。

透「…」

夜子「あら…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 執念のデイモン&縛
 4~9 流れ弾で夜子がいることの危険性を悟って、透は逃げることを決めた


<ロキー!?

<おいシックス、回収!

<逃がすか、サイボーグ…!

<じゃあついて来い、俺の高速飛行形態についてこれるかっ!?

<そういうのいいから、早く行くぞ…!

 キィィィィンッ
 シュゴォォォッ

 夜子と透の前を、人間のような、そうでない飛行機のようなものが通過していく。
 それを追いかける、背中に鱗と翼膜を備えた人間のような、そうでないドラゴンのようなものが通過していく。

透「…」

夜子「何だか…慌ただしいわね」

透「…」コクッ


 【直下 コンマ判定】(盗奪の異能-3)
 1~5 あれっ? 手にしてたはずの絵画がいつの間にか…
 6~9 あっ、この絵、どうしよう? ぶっちゃけ、いらないし…


夜子「そう言えば、この絵画――あら?」

夜子「…持ってたはずなのに、絵が…!」

透「!?」キョロキョロ

夜子「一体、どこに…」

 チョンチョン

夜子「?」クルッ

ありす「ごめんね、一応、これ目当てで来てたからもらっちゃうね」

夜子「あなた、いつの間に…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 怪盗ありすは颯爽と去っていった
 7~9 そして、いつの間にか夜子の携帯にありすの電話番号が登録されていた


ありす「わたしは怪盗ありす」

ありす「世界一の怪盗なんだよ、これでも。またねっ」フリフリ

透「…」フリフリ

夜子「…ええ、また…」

 タタタッ

夜子「…帰りましょうか」

透「…」コクッ

<死ね! 死ね、朝霧冬也!

<ぶっ飛べぇええええええええ――――――――――――――っ!

<もう逃げよう…被害が広がるばかりだ…

<逃がすかよ!

<凪、取っ捕まえろ!

 ワイワイ
 ギャアギャア
 ドッゴォォォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いやー、一晩でリゾート地の3割が廃墟と化しちゃったよ…
 4~6 翌日、何事もなかったかのように宿泊してたホテルでハワードさん達と、デイモン一味に会った
 7~9 あんまりに壊れすぎたからってゆっきーが直してこいや、って機関から派遣されてきた


 ――ホテルのレストラン――

夜子「ここのモーニングはおいしいわね」モグモグ

透「…」コクッ

 ゾロゾロ…

夜子「あら?」

凪「疲れた…寝た気がしない…」

政仁「いやー、楽しかったな、昨日!」

千景「ボス、朝は何を飲む?」

ハワード「ウォッカを持ってこい」

デイモン「朝からウォッカか、キミは酒豪だな」

シャルル「やべえ…あそこにいんの、ハリウッド女優だ…」

フラン「本当か、どこだ!?」

ありす「シャル、よく分かるね」

 ワイワイ

夜子(逞しいわね…)

夜子(昨日の今日なのに…)

透「…」


 【安価下2】
 1 からんどく?
 2 スルーで


政仁「おっ、昨日の!」

凪「あ、ほんとだ」

デイモン「キミのお陰で、大変な目に遭ってしまった」

夜子「あら、そもそも泥棒がいけないのではなくて?」

デイモン「ふっ…レディーにそう言われては、愚痴もこぼせなくなるな」

シャルル「…Eに限りなく近いD」

夜子「!?」

ありす「シャル、ダメでしょ」ペシッ

シャルル「あいたっ…」

フラン「何がDなんだ?」


 【安価下2】
 1 自由コミュ
 2 折角だから混じってバカンスを


ありす「昨日はありがとうね」フリフリ

夜子「あなた…彼らのお仲間だったのね」

ありす「うん」

シャルル「…ちーちゃん、会話に入って」

千景「ちーちゃんと呼ぶな。そして何故だ?」

シャルル「女3人でB、C、Dを並んで観賞ができ――」

 ガシッ

ありす「シャル、おしゃべりなお口、盗っちゃうよ?」

シャルル「!?」ブンブンブン

凪「そんなの眺めて楽しいのか…?」

政仁「ちびっ子はガキだからな~」

凪「はあっ!?」

フラン「でも、見てると、こう…いいよな、人として」

シャルル「だよな」

デイモン「やれやれ…。朝からレディーの前でそんな話をするとは…」

ハワード「酒のおかわりを持ってこい」

ありす「そうだ、夜子ちゃん、一緒に遊ぼう?」

夜子「あら…いいのかしら?」

ありす「うん。…女の子同士ってことで」ギュッ

シャルル「よし、プールで決定」

凪「何でプールなんだ?」

シャルル「バカ、水着でB、C、Dを…」

ありす「シャールールー?」ゴゴゴ

シャルル「」


 【安価下2】
 1 海で遊ぶぜ!
 2 プールで遊ぶぜ!
 3 その他、何や?


ありす「それそれっ!」

夜子「やったわねっ…!」

 パシャパシャッ
 キャッキャ

シャルル「バカンス最高」

凪「…何見てんの?」

シャルル「おっぱい揺れてるんだから話しかけんなよ」

凪「…」

 ダダダダッ
 キィィィィィンッ

政仁「はえーなー!」

フラン「政仁こそ、すごいな!」

 ゴクッ…

デイモン「フランシスの高速飛行形態に走って追いつけるとは…すごいな。人間かどうかが疑わしいレベルだ」

ハワード「その代わりにあいつは、致命的に頭が悪い」

千景「ボス、見てくれ…! 砂で城を作ってみたんだ。どうだろうか?」

ハワード「…ああ」

デイモン「ミス、少し、手を入れさせてもらってもいいだろうか?」キラリ--ン

千景「何をするんだ?」

デイモン「俺の手にかかれば…!」

 シュババババッ
 シャキ----ン

デイモン「ザッと、こんなものだ」

千景「芸術品のようだ…」

ハワード「…くだらん特技だな」

 キャッキャッ

ありす「ねえ、エステいかない?」

夜子「エステ? あら、いいわね」

シャルル「!」ピクッ

凪「今度は何だよ?」

シャルル「エステってことは…全裸だ…」ゴクリ

シャルル「覗きに行くぞ、俺が男としての在り方を教えてやる!」キリッ

凪「…」

シャルル「それとも、覗きがバレんのが怖いのか?」ニヤニヤ

凪「はあっ!? 怖くねえし、そんなん!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 エステが終わったら凪とシャルが女性陣を直視しなくなってた
 4~6 覗きに気づいた千景とありすによって、制裁を下された凪とシャル
 7~9 透がそんなことを許すはずがないのだ


夜子「はぁぁー…」

ありす「ふぅぅー…」

千景「…」

ありす「いいよね、エステ…」

夜子「何だか、生き返る心地ね…」

千景「わたしだけ…いいのだろうか…。ボスにも…」

ありす「千景さんって、ハワードのこと好きなの?」

夜子「あら、そうだったの?」

千景「…敬愛だ」

ありす「かっこいいよね、ねっ?」

夜子「そうね、何だか…芯が通ってるところというか…」

千景「…そうだろうか…? 照れる…」

夜子「ところで、ありすは誰かいないの?」

ありす「えっ? わ、わたしは、別にそんな…」

千景「…デイモンか」

夜子「あら」

ありす「っ…ち、違うもん、違うもんっ! ロリコンだし…変態だし…バイク優先だし…」

ありす「もう好きじゃないもん」プイッ

夜子「あら…こっちもかわいい反応なのね…」

千景「そうだな…」

ありす「だから、違うんだもんっ!」

 ・
 ・
 ・

夜子「はぁ…気持ちよかった」

ありす「だね」

千景「…そうか、マッサージをボスにしてやれば…」

ありす「あ、シャルと凪、どうしたの?」

シャルル「…もっとエステしてりゃ良かったのに」

凪「…///」

ありす「?」

千景「凪、顔が赤――」

凪「なっ…何でもないしっ…!///」ピュ----ン

夜子「何で逃げたのかしら…?」

シャルル(暗くてよく見えなかったのにあんな反応して…ガキだな)←1つしか違わない


 【安価下1】
 他に、何かやり残したことある?
 1 ないよ、バカンス終わり
 2 あるん? 何や、併記してちょ



夜子「時間があっという間に過ぎちゃうわね…」

ありす「いやー…お仕事もうまくいって、バカンスして…最高だ…」

夜子「そう言えば昨日の…あの、モッズコートの男性…どうなったのかしら?」

ハワード・凪「「…」」ピクッ

夜子「透」

透「…」ダッ

 ダダダッ

ありす「今の、何?」

夜子「魔法の言葉よ。透は何だってできるの」

ハワード(…居場所が分かれば)

凪(…まだ近場にいるんなら…)

ハワード・凪「「ぶっ飛ばす…」」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とっくに行方を暗まして、北大西洋でお船が沈んじゃったのに関与してるんじゃないかって
 4~6 アメリカでふらっとしてるのが目撃されてたんだってさ
 7~9 少し離れたところで、のんびりしてるらしいとのこと。ハワードと凪がアップをはじめました


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 実は家族サービスを兼ねて来てて、ばったり…
 奇数 透さんでも行方は分からなかったってさ
 ※0は偶数扱いよ


透「…」バンッ

冬也「ちょっ…誰、何…?」

ハワード「!」キラリ--ン

凪「見つけた」ギロッ

冬也「」

夏花「パパ、しらない人についてっちゃいけないんだよ、しらないの!?」

デイモン「幼女…!」

夜子「あら…近くにい――」

 ガタッ ×3

ハワード「朝霧冬也、ツラを貸せ」

凪「裏まで来いよ」

冬也「…」

夏花「ねえ、きいてるの!?」

デイモン「お嬢さん、キミのかわいらしさにお兄さんは心を奪われてしまった。ささやかだが、この花を受け取ってくれるか?」

 シュポンッ ←手品で一輪のお花を出した

夏花「しらないひとに、ものもらっちゃダメなんだよ、しらないの?」

デイモン「ははは、しっかりしているね。では、知らない人でなければいいわけだ」

デイモン「デイモン・ファイアストーン、またの名を、怪盗ロキと言う。さあ、これで知らない人では――」

夏花「かいとーってどろぼうさんなんだよ。どろぼうはわるいひとなんだよ」

デイモン「」

春来「パパー?」トコトコ

冬也「…」ダラダラ

凪「いいから、ちょっと裏に――」

 ガシッ

凪「は、ハワード…?」

ハワード「…ふんっ、邪魔したな」

 ズルズル

凪「ちょっ…ハワード、ハワードぉっ…!?」

夜子(一触即発――と思いきや、ね…」

ありす「…」ムッスゥゥッ

夜子「…顔が変よ、あんな小さな女の子に嫉妬してるの?」

ありす「…違うもん、デイモンがロリコンだから気持ち悪いなーってだけだから」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 平和に終わりそうだったけど、エリカが冬也についていた女の匂いを嗅ぎつけて、問いつめたそうです
 4~9 珍しく平和
  0  HAHAHA、平和って何やねん


エリカ「ねえ冬也、どういうこと?」

エリカ「あそこの人達、知り合いなんでしょう? 女の子がいるのはどういうこと?」

冬也「いや、ただの知り合いであって…」

エリカ「どうして? 何で、わたしに内緒にしてたの?」

エリカ「やましいことがないなら、紹介をするべきじゃないの? わたし、間違ったこと言ってる?」

冬也「そんなことは…」

エリカ「昨日いなかったから怪しく思ってたの」

エリカ「僅かについてた残り香、完全にあの人達のよね?」

エリカ「昨日、黙って夜中に出ていって、一体何をしてたの?」

エリカ「教えてよ、ねえ…何でいつもそうやって…!」

冬也「…これには深い事情が…」

エリカ「だったら、その深い事情も教えてよ…! いつもいつも、何にも言わないで…!」

冬也「…」

<あれが修羅場か

<しゅらばって何だ?

<修羅場、か…

<ざまあ

<幼女が…幼女に嫌われた…

<ざまあ

<デイモンざまあ

<めげるな、デイモン

夜子(苦労してそうね…)

透「…ご愁傷さま」

夜子「…そうね」

夜子「…ん? あなた、今」

透「…」


―――――

 今夜の本編&バカンス編はここまでっす
 ありがとうございました

 いやー…控えめだけど、やっぱバトル書いてる方が楽しかったわ←


 はてさて…
 本編はここまで、ということですが…

 どうします?

 オマケ?
 サブエピ?
 それとも…何や?


 リアルグラバトは…安価もコンマもなしやから、どなたかいるなら、サブエピなり、
 オマケ投下によってオマケネタを寄せてくれるなりを期待してって…ってつもりでおるんやけど…

 【安価下1】
 1 そんなの関係ねえからリアルグラバトやれや
 2 じゃあ、機関のわんこ?


 では、機関のわんこで…

 サブエピ・機関のわんことは!
 機関でバイト中の新人わんこ(機関職員の新人のこと)が四苦八苦するお話である!
 よって、ゆっきー操作で、某市(だけじゃないこともあるかもだけど)で巻き起こる事件を解決せよ!

 っちゅーこっちゃですよ


 はい、で、本日わんこ(こと、ゆっきー)に襲いかかるのは…
 【安価下1】
 1 汚い大人達の宴会場にされて、ふらふらのゆっきーの1日
 2 月東研一という、暗示の異能を持つライダーを、皆さんは覚えているだろうか?
 3 その他、どんな事件が起きたんや?


 ――機関のわんこ・暗示でパニック?――

幸晴「バイク強盗…ですか?」

手島「人に暗示をかけて、強盗を手伝わせたり、操作を撹乱したりしてるんだけど、某市に来ちゃったらしい」

幸晴「来ちゃった、って…」

手島「こっちに来ちゃったら、うちの支部で対処をしなくちゃならない。だから、彼を捕縛して」

幸晴「…はい」

手島「相当のやり手らしいから、くれぐれも油断はしないように」

手島「暗示をかける時、何かしらのアクションをしなくちゃいけないらしいから、それさえさせなければ異能にはかからないと思う」

幸晴「あー…あなたはだんだん眠くなーる…みたいな、ですか?」

手島「そう。そういう動作だ」

手島「情報部から回ってきた情報によると…堂々とアーケードに潜伏してるらしい」

手島「壊したものはお皿1枚まで、きっちり直すこと」

幸晴「…そうやって経費削減のために僕を使うの、どうかと思います」

手島「…仕方ない」

幸晴「…僕だけ、ですか…?」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 やった、凛ちゃんと一緒だ!
 奇数 はあ…武藤か…
 ※0は偶数扱いですよ


 ――某市・アーケード

幸晴「よっし、よっし…!」

本田「どうした、幸晴?」

幸晴「だって…だって、武藤さんと一緒じゃなかったから…!」

本田「あいつ、使えねえからなあ…。さて、探すとするか」

幸晴「はいっ!」

 スタスタ

本田「これ、顔写真だ。少し荒いけど…」ピラッ

幸晴「画質、荒いですね…。何かの防犯映像の写真ですか…?」

幸晴「…悔しいけど、イケメン…」

本田「幸晴の方が可愛気があっていいと思うぞ」

幸晴「本田さん…」

本田「だが、もう少し、涙腺をキツめにしておかないとな」

幸晴「うぐっ…はい…」

 スタスタ

幸晴「それにしても…どこにいるんでしょうね…」

本田「面倒臭えなあ…」

本田「確か、ライダーだし…バイク屋か…?」

幸晴「そんな、安直な…」

 ザッ

幸晴「一応来たけど…そう簡単に見つかったら…」

店主「研一くん、どうだい、これ?」

月東「ああ、いい感じだな。オヤジ、よく分かってるじゃないか」

店主「そうかね? いやあ、うちの親戚にこんなバイク好きがいたなんて、灯台下暗しだ」

月東「まあ、何、仕方ないさ」

本田「確保」

幸晴「後で直すんで、失礼します」

月東「ん?」


 【直下 コンマ判定】(2対1だぜ+2)
 1~3 月東が用意周到すぎて
 4~6 有利に立ち回れるぜ!
 7~9 問答無用でゆっきーの殺人拳を叩き込んだぜ!


 ダンッ

月東「何だ――?」

幸晴「――破ァッ!」

 談笑をしていた月東に幸晴が飛びかかり、拳を突き出す。
 一撃で内臓を破り、人体を内部から破壊し尽くす問答無用の容赦ない攻撃――。

 ドッゴォォォッ

月東「ごふっ…!」

店主「あ、あんた一体――」

本田「機関だ。そこの月東研一を捕縛に来た。邪魔はしないように」

本田「もっとも…もう終わったようだが」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 確かに、叩き込んだ…のに!
 4~6 自分に暗示をかけることで、無理やりに体を動かして逃亡をはかる月東
 7~9 攻撃は叩き込んだけど、そういう事態に備えていやがった


月東「ごふっ…」

幸晴「大人しくしてくれれば、傷は治すから手錠を――」

月東「2秒だ…2秒後、俺は痛みを忘れて、この場を逃れる…ワン、ツー」

 ドクンッ

月東「へっへ…」ニヤァ

幸晴「っ――!?」

 月東が血を口から吐き出しながら、停めてあったバイクに跨がってエンジンをかけた。
 幸晴がそのバイクに手を伸ばしたが、バーニッシュとコートの応用で、掴んだ手がすり抜けてしまう。

月東「あばよ、オヤジ…! また会おうぜ!」

本田「逃がすか――!」

月東「すでに俺の暗示にかかってんだぜ?」

本田「何っ…」

月東「っていう嘘だ、ボケ」

 ブゥゥゥゥゥンッ
 ドゴォォォッ

 本田をはねて月東がそのままアーケードに出ていく。
 はね飛ばされても、しなやかな動きで着地して本田はダメージを軽減した。

本田「あんな方法で…! 幸晴、追うからついこい!」

幸晴「追うって、どうやって…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 走るに決まってんでしょーが!
 4~6 チャリ×バーニッシュ(ゆっきーの私物)
 7~9 凛ちゃんもライダーなんだぜ!


本田「バイク借りるぞ! 後ろに乗れ、幸晴!」

 ブゥゥゥンッ

幸晴「はいっ!」

本田「飛ばすぞ――!」

 ブゥゥゥゥンッ

月東「追ってきたか…」チラッ

幸晴「思ったんですけど、これ…ノーヘル運転…!?」

本田「緊急時だ、仕方がない!」

本田「それよりも幸晴、あいつに飛び移れるか!?」

幸晴「近づけるんですか!?」

本田「近づけたら飛べよ!」

幸晴「えええっ!?」

月東「俺のライディングテクに、ついてこれるか?」


 【直下 コンマ判定】(デイモンより凄いライダーにつき-2)
 1~3 みるみる差が…!
 4~6 どうにか距離を保つので精一杯!
 7~9 凛ちゃんすげー!


幸晴「あの人に、全然近づけてないですよ!」

本田「あいつ…本当に速い…!」

月東「ハッ、俺とまともにレースできるヤツが日本にいるかよ」

 ブゥゥゥン

幸晴「このままじゃ、逃げられちゃう――!」

本田「何か考えろ…!」

幸晴「何かって…ええと、ええっとぉ…」

幸晴(どうにかして、進路を塞ぐとか…でも、その方法がないし)

幸晴(何か、ロープとかで…いや、そんなのないし…)

幸晴(そうだ、あいつ…僕の一撃を受けてるんだ)

幸晴(自分を暗示にかけはしたけど、ダメージは残ってるはず…)

幸晴(となれば、いずれ体にガタはくる…?)


 【安価下1】
 1 とにかく、狙撃だ! 狙撃しまくって、プレッシャーを与えて事故れって祈る
 2 一旦逃して、バイク屋にボルトを連れていって、匂いを追いかけよう! あの傷なら遠くにはいけない!
 3 その他、どうする?


幸晴「狙撃します…!」チャキッ

本田「そう言えばお前、銃の腕は!?」

幸晴「…」

本田「おい」

幸晴「…最近、さっぱり練習してません」

本田「…まあいい、いけ!」

幸晴「はいっ!」

 パァンッ

月東「チイッ…!」

月東「そんなので当たるかよ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり当たらん。ヘタな鉄砲数撃っても当たらん
 4~6 あいつ、どんなテクだよ! ミラーで銃口見ながら予測して避けてきやがる…!
 7~9 冬也から学んだのはモテ方とか、脚線美フェチズムとかだけじゃないんだぜ!


 パァンッ
 パァンッ

 ガシャンッ

幸晴「…」

本田「さっぱり当たらないばかりか、今、標識撃ったよな?」

幸晴「…後で直します…」

本田「使えねえ…!」

幸晴「あぐっ…」

本田「替われ、あたしがやる…!」

幸晴「替われ!? 僕、バイクの運転なんてしたことが…!」

本田「とにかく飛ばせ!」

 ブゥゥゥゥンッ

幸晴「うわ、ハンドルが…揺れて、取られそう…!」

本田「逃しゃあしねえぞ…!」

幸晴「て言うか、こんなにカーブ多い場所で…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 凛ちゃんがいこうとしたら、ゆっきーの運転のせいで盛大に事故った
 4~6 つづら折りの山道で、凛ちゃんがバイクを飛び出して、ショートカットして月東に迫った
 7~9 さあ行くぜ、ってなったら月東が事故った


本田「お前は後ろから来い!」

 本田が異能を発動し、その身体が毛皮に覆われた。
 しゅるりと伸びた尻尾が揺れ、バイクから飛び出し、つづら折りの山道をショートカットして一気に駆け上がる。

月東「何っ…!?」

 シュバァッ

 しなやかにして、機敏な動きで本田が月東の前へ飛び出し、伸ばした爪で月東の顔を切り裂いた。

月東「ぐぅっ…!?」

 どうにか衝突を避けて月東は進むが、その前方にピラーが現れた。
 地面から突き出たピラーを避けながらそれでも月東は走り続けていく。

本田「あいつ、本当に腕がいいな…!」

幸晴「本田さん、危ない危ない危ないぃいいいい―――――――――――っ! ブレーキどこですかぁああああああ――――――――っ!?」

本田「はっ?」

月東(ヤバい…今ので…暗示が…)

月東(走りながらかけ直すのもできねえ…意識が…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 結局、逃げられちった…
 4~6 衝突したけど、月東も限界だったらしい…正念場だ…!
 7~9 衝突を避けて、そのまま進んでったら月東がよろけて、追突! 吹っ飛ばして、捕まえられたぜ!


幸晴「危ないから避けてくださいぃいいいいいい――――――――――――――――っ!」

本田「避け――た先はお前、崖が…!」

 ガシャ----ン
 スポ----ン

幸晴「あ、飛んだ…」

本田「幸晴ーっ!?」

 ヒュ------
 ドスンッ

 シ-------ン

本田「ゆ、幸晴…?」ヒョコッ

本田「…バイクもめちゃくちゃ…生きてるのか…?」

本田「月東は――もう見失ったか…」

本田「はぁ…こりゃ、骨折り損のくたびれ儲けだな…」

幸晴「痛ったたた…」

幸晴「…あ、これ…骨折れてる…」

幸晴「……………これから、壊したの直さなきゃいけないのに…」

幸晴「……テスト勉強も…しなくちゃいけないのに…」

幸晴「…補講か…」


 月東研一を取り逃し、朝まで壊したものを直して回った幸晴でした。
 枢木知恵さんに解剖をさせろとしつこく迫られたこともあり、幸晴はもちろん、赤点を取りましたとさ――。


 月東さんはね、最初はデイモンの仲間にする予定だったんだけどね
 暗示って、ぶっちゃけ枢木おじさんやかっちゃんに次ぐチートなもんで、あとコンマが振るわなかったもんで、こうなったよね

 あと、武藤ちゃんが修行したら~とか仰ってますが!
 よくよく考えていただきたい!
 武藤ちゃんは、フィジカルがすげえのに無能だからいいんジャマイカ!
 サボり常習犯でお気楽で思わず「おい武藤」って言いたくなっちゃうところがいいんだよ!

 それとオマケでああいうリクエストされて、それを受理しちゃったら、
 誰もが無限に強くなれちゃう可能性があるから…応えらんないんだよ
 ごめんね


 ――オマケ・湊風では食事を妨げる者は許されない――

湊「へい、お待ち、里芋の塩ゆでとビール。あと、余っちゃってるから、このコンニャクの煮物もサービス」

常連「お、悪いねえ。――お、これおいしいじゃない。よく味するし、ピリっとした辛さも丁度いいじゃない。ありがとね、店長っ」

湊「いいってことよ、いつも来てくれてんだから」

常連「そう言えば知ってる? 最近、この辺の店で因縁つけて、タダ飯するなんていう性根の腐ったヤツが横行してるらしいんだよ」

常連「あり得ないクレームなのに、あり得ちゃってるんだって」

湊「あり得ないのに…あり得ちゃってる…?」

 ガシャンッ

チンピラ「おおい、何だこの店は!? 皿に何でナットが入ってんだ!?」

湊「は? 何ですか、お客さん」スタスタ

チンピラ「皿にナットが入ってたんだよ、ナット! 何でこんなん入ってんだあ?」

湊「…入るはずねえけどな…。――って、まさか…今の…」

チンピラ「どう落とし前つけんだよ? おい」

湊「…お前、グラスパーか」ジロッ

チンピラ「は、はあっ…? 何言ってんだ、こら!」

湊「ステルス・バーニッシュで混入…いや…そういう異能か。こんなもんが入っても、味は変わりゃしねえよ。黙って食え」

チンピラ「あんだと? ぶっ殺されてえのか!?」

湊「…ああ、アウトだな、お前。アウトだ。いいか、うちの店ではな、他のお客様に迷惑をかけた時点で、叩き出すって決めてんだ」

チンピラ「ああ? だったら、ぶっ殺してや――」

湊「おらよ」

 ズドォォッ

チンピラ「ぐふっ…」ガクッ

湊「こんなにたくさん、その成りで注文してた時点で怪しかったんだっつの…。おら、財布から取っとくぞ、出てけ」

 ガララッ
 ポイッ

チンピラ「ふ…ふざけんな…!」

 ピシャッ

チンピラ「ぶっ殺してやる…覚悟しろ…コケにしやがって…!」チャキッ

湊「んなちゃっちいナイフで…」

チンピラ「いいから、死んじまえぇええええええええええええええ―――――――――――――――――――――――――っ!」

湊「三流クソザコグラスパーは、お天道様に裁かれちまえ」

 カカッ
 シュゴォォォォォッ

チンピラ「うぎゃあああああああああああああ―――――――――――――――――――――――っ!?」

 ガララッ

湊「すんませんね、外が騒がしくって」

常連「いやあ、スカっとしちゃったけど…あの人大丈夫?」

湊「大丈夫っすよ、全然。うちの店のモットーは、食事中に限り、絶対安心安全だから、また来てくださいよ」


 食事処・湊風――。
 そこは犯罪者だろうが、一国の大統領だろうが、食事中に限り、絶対安心安全と店主が約束する、安全なようで、危険なお店――?


 さて、再開するでござんすよ
 リアルグラバトは書き溜めてるんで…待ってて…

 バカンスが終わって、日本に戻ってきたやこたん!
 【直下 コンマ判定】
 1~3 え、もう夏休み終わり?
 4~9 あと1週間か


 ――某市・高円宮家――

夜子「日本の夏はじめじめしてて、気持ち悪いわねぇ…」

透「…」

夜子「さっさと夏が終わらないかしら…」

夜子「でも、そうしたら夏休みも終わっちゃうのよね…」

夜子「…」

透「…」

夜子「まあいいわ…。何しようかしら…?」


 【安価下2】
 1 家の中でうだうだ、ぐだぐだ
 2 GS練習
   A ポイント 203/100
   B アーム 180/200
 3 コミュ
 4 出かける
  ※「3」も「4」も併記よ
 5 作曲すっかぁー
 6 その他、自由


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 ポイント 203/100


 ポイント 273/100

夜子「…」

夜子「これ、続けるといいことあるの?」

透「…」ウ---ン

夜子「はっきりなさいよ」



 【安価下2】
 1 家の中でうだうだ、ぐだぐだ
 3 コミュ
 4 出かける
  ※「3」も「4」も併記よ
 5 作曲すっかぁー
 6 その他、自由



夜子「作曲でもしようかしら、色々あったし…」

透「…」コクコク

夜子「ほんとにもう、色々と…」

透「…」コクコク

夜子「…いっぱいありすぎたわね…」


 【安価下2】
 1 悔しい、負けた、きぃぃぃーっ! 次は負けんぞ! って感じ
 2 夏は海でバカンス、最高! ひゃっほう! って感じ
 3 世の中は楽しんだもの勝ちだ! お祭り騒ぎは多のいいぜ! って感じ
 4 何かもう色々あったけど、わたしは元気です! って感じ
 5 その他、どんな感じ?


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんかやたら、攻撃的な感じに…。炎をぼわっとする演出とか似合いそう
 4~6 つらつらとダメだったところを洗い出して、その全てにこうすりゃ良かった! ってする恨めしくも愉快なバカソングに
 7~9 アグレッシブで情熱的で、前向きに立ち直るための力強い感じに


夜子「わたしとしたことが…」

夜子「これでいいのかしら…?」

透「…」←正座待機中

夜子「…まあでも、こういうのもあっていいわよね」

夜子「ね、ネタ…そう、これはネタソングなのよ…」

透「…」

夜子「…」

透「…」

夜子「何よ?」

透「…」ブンブン


 【安価下2】
 1 続行&完成へ!
 2 でかける
 3 コミュ
 4 その他、自由
 ※併記って、行きたい場所とか、コミュりたい相手のことね?


 行き先を、併記して欲しかった!

 【安価下2】
 で、どこ行くん?


 繁華街…某市だと、アーケードっすね!

―――――

 ――某市・アーケード――

 フラフラ

夜子「暑い…」

透「…」コクッ

夜子「もう8月も後半だっていうのに、この暑さ…」

夜子「いい加減にしてほしいわね…。どうせ、9月半ばまで残暑が続くんでしょうけど…」

夜子「地球の環境はどうなってるのよ…」

透「…」つタブレット

夜子「そんなデータ見せられたくないわよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ゆっきーがバタバタしてる。バイト中か
 4~6 暑くてたまんないから喫茶店に入ってみたら…バケツアイス(食べる方)に挑戦してる人を発見した
 7~9 よっちゃんに会った


依姫「お、夜子!」

夜子「あら、よっちゃん」

夜子「何をしているの?」

依姫「暇だからぶらついてた」

夜子「あら…あなたも? 奇遇ね」

依姫「夜子もかよ…」

夜子「バカンスはもう終わっちゃったし…」

依姫「バカンスかー、金持ちは違うなー…」

依姫「暇なら、一緒に時間潰そーぜー、もう、暇すぎて…とける」

夜子「溶ける?」


 【安価下2】
 よっちゃんと遊ぶことに…
 1 とりあえず、冷たい飲み物と、冷たいスイーツをいただこう
 2 庶民は夏ってどうやって遊ぶん?
 3 その他、何してあそぶ?


夜子「庶民はどうやって夏休みを過ごすの?」

依姫「どうやってねえ…」

依姫「ゲームしたり…うだうだしたり…うだうだしたり…」

依姫「たまにプール行ったり?」

夜子「プール…」

依姫「お、プール行く?」

夜子「わたし、自慢じゃないけれど公共のプールには行ったことがないの」

依姫「このお嬢様め…!」

夜子「でも、海があるんだから、わざわざプールに行かなくてもいいんじゃなくて?」

依姫「もうこのくらいになるとクラゲとか出るから遊泳できないって」

依姫「それに、プールはプールで楽しい」

夜子「あら、そうなの」

依姫「じゃあプール行くか、庶民のプールへ!」

夜子「何だかわくわくするわね」

依姫「ほんとに夜子ってお嬢様なんだな…」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 某市のプールは日本一のグラスパーの犯罪スポット…! そう、覗きや盗撮のね! なもんで、機関から犯罪抑止のために…
 4~6 なんてことはないプール。夏休みも後半にさしかかってて、人は少なめ
 7~9 チープな流れるプールにやこたん、ご満悦。チープさが逆に、ね?

くい


 ――某市・市民プール――

裾野「ふふ…ふふふふ…」

夜子「…よっちゃん、あそこの人は?」

依姫「うちのおとんに聞いたんだけど、あの人が覗きとか、盗撮とかがないように夏の間は見張って――」

 ピ-ンポ-ンパ-ンポ-ン

放送『盗撮魔さん…今すぐにそのカメラをたたき壊さないと…夜道を歩けなくなるわよ…ふふっ…ふふふふっ…』

放送『全てお見通しよ…ふふふっ…あなた…女装しながら盗撮って…相当、歪んでるのね…ふふっ…』

放送『顔面偏差値は…わたしからすると…44よ…ふふっ…』

放送『でも高望みはしないタイプなの…意外と…タイプよ…ふふっ…ふふふふっ…』

 ピ-ンポ-ンパ-ンポ-ン

夜子「…い、今のは…?」

依姫「よくああいう放送流れてさ…」

依姫「おとん曰く、あの効果でめちゃくちゃ、被害減ってるんだって」

夜子「そ…そうなの…」

夜子「何だかでも、不気味ね…」

依姫「馴れだって、馴れ」

裾野「ふふっ…ふふふふっ…」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 日夜、千里眼の異能を持つ裾野さんと、ベテラン盗撮魔おっさんは、激しいバトルを繰り広げているのです
 4~6 それはともかく、泳いで、やすっぽーいヤキソバをもそもそ食べて、それなりに満喫
 7~9 よっちゃんとたっぷり遊んで日が暮れた


依姫「――つかれたー!」

夜子「そうねぇ…」

依姫「でも、楽しかったぁ…」

夜子「ええ、面白かったわ。特にあの、流れに逆らって泳ぐっていう、よっちゃんの遊び。あんなくだらないのに面白いこと、初めてよ」

依姫「くだらないとか言うなよ、あれでもあたしのフェイバリットな楽しみなんだから」

夜子「あら、素直に面白いって言って誉めたつもりなんだけれど」

依姫「まあいっか…」

依姫「もう夕方だなー」

夜子「そうね」

夜子「…」

依姫「プールで泳ぐとさ、何かすっごく疲れるけど…充足感あるよなあ」

夜子「ええ」

依姫「でもって、家に帰ったらご飯があってさ、それ食べて、プール入ったから風呂は入らなくていい、とか言って小さい時はそのまま寝てさ」

依姫「いつから夏休みをこんなにだらだらと過ごすことになっちゃったのか…」

依姫「昔は輝いてたなあ…」

夜子「きっと来年になったら、去年は楽しかったとか言うのよ」

夜子「思い出なんて、美化されていっちゃうものなんだから」

依姫「そう言われると、そうかも知れない…」

夜子「でも…こうして、今が過ぎていって、過去になっちゃうのよね」

夜子「そう思うと、何だか焦っちゃいそう」

依姫「夜子でもそういう焦りとかあるんだ? いっつも余裕よ、おーっほほほ、って感じかと思ってた」

夜子「わたしを何だと思っているの? あなたと変わらないのよ? 生物としては」

依姫「おーい、それ何か含んでないかー?」

夜子「ふふっ…皆違うから、皆いいんじゃない」


 【安価下2】
 1 ばいばいしたよ
 2 夏は夜遊びしなきゃ! ってよっちゃんに誘われた


夜子「じゃあ、そろそろ、この辺りで――」

依姫「おいおいおーい、何言っちゃってんの?」

依姫「夏は夜遊びをしてナンボでしょ~?」

夜子「夜遊び?」

依姫「だって昼間は暑くて、暑くて、たまんないじゃん」

依姫「だからこそ、夜に遊ぶんだって!」

夜子「でも、何をして遊ぶというの?」

依姫「えー? それは…えっと…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何も思い浮かばず、だべるだけということに…
 4~6 星を眺めにいこう! と、山へいった
 7~9 花火しようぜ! ってことになった


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 そうだ、旅に出よう!
 奇数 アイパ部の誰かがいる時はバトルなんてやるつもりなかったのに…!
 ※0は偶数扱いだよ


依姫「…旅」

夜子「たび?」

依姫「そうだ、旅に出よう」

夜子「…今から?」

依姫「夜明けまでさ、ずっと歩いて、どこまで行けるか試してみよう」

夜子「どうしてそんなことを…」

依姫「だって、折角の夏だし、普段できないことをしたいじゃん」

依姫「もう歩けないーってなるまで歩いて、それでも歩いて、歩いて、歩き続けてさ?」

依姫「そんで朝日とか見られたら、すっげえ、ロマンチックじゃない?」

夜子「意外によっちゃんて、ロマンチストなのね」

依姫「よせやい、照れるじゃん」

依姫「そういうことで、決定!」

依姫「行こ、夜子」


 【安価下2】
 1 旅っていうか、おしゃべりしながら歩き続ける感じ
 2 無言…何これ…?
 3 なんか面倒臭そうだし、疲れそうだし…やだ


夜子「それで、怪盗ロキが…」

依姫「マジでか」

夜子「その次の朝にね、彼らが一通り揃ってて…」

依姫「世間せめえー」

夜子「海が青くて、キラキラ輝いてて…」

依姫「バカンス行きてえー」

夜子「エステが、また最高だったのよ」

依姫「くぁーっ、生まれてこのかた、エステなんてしたことない…」

夜子「そうそう、ジャズバーで歌ってみたんだけど…」

依姫「大人っぽいとこ行くなあ…」

夜子「後から出てきた人がね…」

 ペチャクチャ
 ペチャクチャ


 ↓1~2 よっちゃんのおしゃべり内容
 ※なければ「なし」でもええんやでー


夜子「そういえば、バカンスから戻ってきて…少し太っちゃったのよね」

依姫「どうせ、おいしいもん食べまくったんでしょ?」

夜子「もっとスリムになるべきかしら…?」

依姫「いやー、でも、夜子はぼいんちゃんだから、いいんじゃね?」

依姫「それにさ、何かハリウッド女優とか、オフはぜい肉たぷんたぷんらしいじゃん」

夜子「あら、わたしをハリウッド女優だなんて…誉めても何も出ないわよ?」

依姫「で、何キロ?」

夜子「…」

依姫「言っちゃおうよー、何キロ? 何キロ、増加?」

夜子「…ゴニョゴニョ…キロ…」

依姫「マジで、そんなに?」

依姫「…」ジロォッ

夜子「…分かるかしら…?」

依姫「でも、分かんないし…それに今日、プールで泳ぎまくって、夜通し歩けば痩せるって! 大丈夫、大丈夫!」

夜子「そう? それなら良かったわ…」

夜子「実はね、よっちゃん」

依姫「ん?」

夜子「わたし…友達が、いなかったのよ」

依姫「いるじゃん、ここに」

夜子「よっちゃんが、すごく久しぶりに繋がれたお友達なの。高校に入ってから、ううん…それまで、友達らしい友達なんていなくて」

夜子「孤立してたとか、そういうのじゃないけれど…例えば、夜中にいきなり電話をしてもいいような間柄の…」

夜子「そういう友達がいないって気づいて、その後にできた初めての友達があなただったの」

依姫「お…おおう…。な、何か照れちゃうじゃんっ! もう!」

夜子「あなたがアイパ部に入ってくれて、本当に良かったわ。ありがとう、よっちゃん」

依姫「じゃあさ、ついでに…よっちゃん、やめね?」

夜子「あら、嫌よ。よっちゃんはよっちゃんでしょう? わたしを差し置いて、名前に姫が入ってるなんて…それにあなたに似つかないわ」

依姫「あー、今、うちのパパン泣いたー! パパンが泣いたー、あーあー」

夜子「ふふっ…そういう、飾らないところをピックアップして、親しみを込めてのよっちゃんなの。だから、ずっと、よっちゃんよ」

依姫「ちぇ~」

依姫「まあいっか」

夜子「そうよ、いいじゃない。わたしは気に入ってるのよ?」

依姫「そりゃ、呼び始めた方が気に入ってくれないと…。じゃあ、そうだな…夜子にも渾名をつけちゃおう」

夜子「あら、ステキなのがいいわね」


 【安価下2】
 よっちゃんが命名する、やこの渾名とは…!?
 1 なんだい!?
 2 コンマ


 あ、あの…「1」の場合は…なんて渾名をつけるか、併記で…
 すんません…

 改めて、下1で…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヤコン! え、光を食べちゃったりするの…? そんな怪獣的なのどうよ…
 4~6 やこちー! う、うん…身構えたほど変じゃなかった
 7~9 お嬢! まんまじゃんか!
  0  考えたけど浮かばなかったから、やっぱなし! 何この肩透かし?


依姫「お嬢で!」

夜子「…まんまじゃない…」

夜子「と言うか、何だか、それじゃあ、どこかのフィクションのヤクザの令嬢みたいな…」

依姫「似たようなもんじゃん」

夜子「失礼ね」

依姫「何かこう、端的に表現できてんじゃん? お嬢、って」

依姫「インパクトあるし? こりゃもう、流行語大賞はもらったね、お嬢!」

夜子「3日くらいで忘れてほしいわね…」

依姫「忘れるもんか、お嬢!」

夜子「…楽しんでる?」

依姫「何かこう、舎弟ごっこやってる気分。お嬢、お嬢っ!」

夜子「ふふっ…もう、あなたってほんとに愉快ね」

依姫「お嬢、あっしはお嬢に従いますぜ、げへへ」

夜子「完全にそっちじゃない」

依姫「あははっ」

透「…」

夜子「あら、透?」

依姫「んんー? お嬢扱いは俺だけだぜって?」

透「…」

依姫「ムリするなって、このこの~。嫉妬しちゃってんの? あたしのお嬢呼びに」


 【直下 コンマ判定】
 1~9 透「…」
  0  シャベッタァァァ


透「…」

夜子「あら、つまらない」

依姫「ちぇっ、これなら喋ると思ったのに」

夜子「もしかして、透を喋らせるために…?」

依姫「お嬢、そんなことがあるとお思いでっ!?」

夜子「今、合点がいったわ。そのためだけだったのね」

依姫「ちぃっ、バレたか…」

透「…」ホッ

依姫「あー、ほっとしてる!」

透「!?」ブンブン

夜子「ふふっ…隠さなくてもいいじゃない」

透「…」フイッ

夜子「拗ねちゃったわね」

依姫「いやー…この人が、大演説してるところとか、1回見てみたいな」

依姫「何でこんなに喋らないの?」

夜子「さあ…何でかしら?」

透「…」

夜子「そう言えば…昔から無口…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 何もないよ
 7~9 あれ、いや、昔はこんなに無口じゃなかったような…


夜子「…うん、昔っから無口ね」

依姫「謎だなあ…」

透「…」

夜子「さっぱり喋らないってことはないはずなのよね…」

依姫「あいはぶあどりぃーむ、みたいな感じで、いきなり話し始めたら面白いのに」

夜子「ふふっ…透がそんなことしたら、天地が逆さまにでもなっちゃうわよ」

依姫「そこまで?」

夜子「だって、あり得ないじゃない?」

依姫「そんなにあり得ないとなると…見てみたい」

透「…」

依姫「…ま、いっか」

依姫「どうせ、お嬢がピンチになると喋るんでしょ~?」

夜子「…そう言えば…いつも、何だかここぞという時には喋ってるわね…」

透「…」

依姫「意外といい声だよな」

夜子「喋ったという印象ばかりで、声まで覚えてないわね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そして、夜が明け…雨が降ってきた…
 4~6 そして、夜が明け…曇天…
 7~9 そして、夜が明け…日の出じゃ…
  0  そして、夜が明け…綺麗だなあ…


夜子「そろそろ…もう、足腰が限界よ…」

依姫「うがー…帰りたいぃ~…」

夜子「でも、空が白んでるし…もう少し…て言うか、あなたから言い出したんじゃない」

依姫「眠いし、疲れたし、足痛いし、こりごりだよ…」

透「…」チョンチョン

夜子「何…?」

依姫「顔上げろって…?」

夜子「あら…」

依姫「おおおっ…!」

夜子「いつの間にか、こんな高いところまで来てたのね…」

依姫「すげえ、海から太陽がじわじわ昇ってる…」

夜子「…また、暑くなりそうね」

依姫「でも何か…苦労したせいか、すっげえ綺麗だなあ…」

夜子「ええ…」

依姫「…」

夜子「…」

透「…」

依姫「…」

夜子「…」

透「…」

夜子「何だか…今、すごくいい気分ね」

夜子「【安価下2】」

 1 ここにピアノがあれば、最高の曲ができそう…
 2 こういう景色を見ながら、モーニングを食べられたら言うことなしね
 3 その他、自由台詞


夜子「ここにピアノがあれば、最高の曲ができそう…」

透「!」ダッ

 ダダダッ

依姫「うわ、久々に見た、無茶ぶりスタートダッシュ」

夜子「まさか…でも、すぐにピアノを用意するなんて…」

 ダダダッ
 ドンッ

依姫「すっげえ…」

夜子「まあ…」

透「…」ドヤァッ


 【安価下2】
 苦労して歩き続けて、とうとう見つけた最高の景色にインスパイアを受けた、曲のタイトル

 【採用安価のコンマ判定】(すごくいい気分により、最低値7で固定)
 曲のデキ
 1<0


夜子「できたわ」

依姫「そんで、ほんとにこの場でやっちゃうとは…」

透「…」パチパチパチ

夜子「タイトルは…そうね…『sunlight hope』――」

依姫「おお、かっけえ! それに何か、いい歌だし! あたし、これ気に入った」

夜子「そう? 良かったわ」

透「…」パチパチパチ

夜子「じゃあ…そろそろ帰ろうかしら?」

依姫「正直、来た道戻る体力はない…」

夜子「…透」

透「…」グッ

 バババババッ

依姫「何、この音…?」

夜子「お迎えのヘリよ。あれで帰りましょう?」

依姫「さすがだ、お嬢!」


 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:53 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント203/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:64 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:42 Vo:49
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:55 Vo:45
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:75 Vo:65
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ
 『angel smile』→最終的にはどうにかなるさ、想像しえない良いことがあるさ、嬉しい誤算は存在するさ、ってノリノリな歌・5のデキ
 『sunlight hope』→苦労して歩き続けて、とうとう見つけた最高の景色にインスパイアを受けたアップテンポのナンバー・7のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:(エセ?)サムライ 百合ファン
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 桜花ファン
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋
 倉つかさ:他校のアイドル せこい?


 ――某市・高円宮家――

夜子「んぅっ…」

夜子「筋肉痛が…」

夜子「夕方…帰ってきて、そのまま寝ちゃったものね…」

夜子「何しようかしら…?」


 【安価下2】
 1 GS練習
   A ポイント 273/100
   B アーム 180/200
 2 コミュ
 3 出かける
 4 そうだ、バカソングの続き!
 5 その他、自由


 訂正

 ――個人情報――
 名前:高円宮夜子 性別:女 職業:女子高生 年齢:17
 身体能力:低い 頭脳:優秀 精神:普通
 Vi:60 Da:53 Vo:95
 異能:鏡 特技:ピアノ 願望:友達100人作る
 GS:ポイント273/100 アーム180/200

 ――アイドル・パフォーマンス部――
 島津依姫 Vi:60 Da:64 Vo:70
 備考:特技・逆立ち 合唱部と兼部
 長宗我部桜花 Vi:50 Da:42 Vo:49
 備考:趣味・読書 モノグサガール
 園城寺百合 Vi:75 Da:55 Vo:45
 備考:生徒会書記 シャイガール
 北条時音 異能:狼化 Vi:70 Da:75 Vo:65
 備考:不良 ロンリーウルフガール
 野老幸晴 異能:回帰 Vi:50 Da:70 Vo:20
 備考:マネージャー兼プロデューサーという名の雑用係 機関でバイト中

 ユニット名:百夜桜乃音姫
 『rain dance』→静かな歌を聴かせるバラード曲・2のデキ
 『Shadow』→不安がどこからか這い寄ってくるのではという気持ちのバラード曲・9のデキ
 『戦国姫』→若者の特権である無根拠の自信によるスタートダッシュを歌うダンサブルナンバー・4のデキ
 『クチナシの果実』→無口な男が何を考えているか分からないから、喋ってよ、って気持ちのアップテンポ曲・4のデキ
 『天下人』→順風満帆・絶好調! 怖いものなんてない人生最高だぜ! っていうダンサブルナンバー・4のデキ
 『idol for you』→お月様と希望を重ねた、しっとりめの応援歌・最高のデキ
 『dear friend』→普段は気づかないけどいつも誰かに支えられてるよねって爽やかな歌・5のデキ
 『angel smile』→最終的にはどうにかなるさ、想像しえない良いことがあるさ、嬉しい誤算は存在するさ、ってノリノリな歌・5のデキ
 『sunlight hope』→苦労して歩き続けて、とうとう見つけた最高の景色にインスパイアを受けたアップテンポのナンバー・7のデキ

 ――知人――
 朝藤透:使用人 円盤の異能 無口
 高円宮暁:お姉ちゃん 破天荒
 高円宮月見:お母さん 完璧超人かつ人格者
 高円宮照夜:お父さん 夜子を溺愛する面倒臭い人
 高円宮朝仁:お兄ちゃん 1日48時間の生活リズム 苦労人
 蔵屋敷銀侍:(エセ?)サムライ 百合ファン
 デイモン・ファイアストーン:ロリコン紳士 怪盗ロキ 桜花ファン
 真城以外愉快な仲間達:Vo真城 Gt雲原 Ba音多 Dr夏
 神瑠璃独楽:異能管理機関長官 友達の友達程度の面識
 夜原あざみ:学校の先生
 宮東湊:学校の先生の彼氏さん程度の面識
 蔵間劾:生徒会長 堅物
 風条葵:元アイドル 便利屋
 倉つかさ:他校のアイドル せこい?


夜子「そうだ…」

夜子「忘れない内に、昨日やっていた曲の続きをしておかないと…」

夜子「我ながら…軽快だけど、頭の悪そうな曲…」

夜子「…けれど、楽しんだもの勝ちということよね、きっと」



 【安価下2】
 つらつらとダメだったところを洗い出して、その全てにこうすりゃ良かった! ってする恨めしくも愉快なバカソングのタイトル

 【採用安価のコンマ判定】(馴れにより、最低値5で固定)
 楽曲のデキ
 1<0


夜子「できた!」

透「…」パチパチパチ

夜子「タイトルは…『青春graffiti』ね」

透「…」パチパチ

夜子「…本当に、どうしてこうなっちゃったのかが謎ね…」

夜子「まあいいわ、楽しければ全て良し…よね」

透「…」コクコク


 【安価下2】
 夜ターン
 1 GS練習
   A ポイント 273/100
   B アーム 180/200
 2 コミュ
 3 ちょっくら、自主練しとくか。最近、練習してなかったし、もうすぐ学校始まるし
 4 その他、自由


夜子「さっぱり、練習から遠ざかっていたし…」

夜子「そろそろ、取り戻しておかなきゃ」

夜子「透、自主練に行くわ。つきあいなさい」

透「…」コクッ

夜子「とりあえず…」


 【安価下2】
 1 ランニングで、体力つけとこう…なまけてたし…
 2 ダンスの練習だね! 砂浜でいっちょう、やってみるか
 3 歌、そうだ、歌っておこう!
 4 全体的に満遍なく…!



―――――

 安価把握次第、次スレたてまする~


 次スレっす!
 テンプレ貼ったら、再開します~

 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 25】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424258676/)

 埋めちゃっても、
 オマケネタのリクエストをしてくれても、
 アイパ部で誰がセンターに相応しいか推薦してくれても(反映するかは不明)、
 おkっす!

 いよいよ、やこたん編も次で最終スレですよ


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