【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 8】 (1000)


 この星には――あなた達の住まう、この星には力がある。
 多様な生命を生み出し、育み、時に滅ぼし、時に恵みを与える。

 地球に芽生えた、知的生命体――人間。
 言語を介し、文化を作り、文明を発展させた人間。
 彼らは時に星の上にあることを忘れ、時に星に畏怖し、星を探究する。

 2XX0年――。
 とうとう、始まりの人間が星の恩恵を知り、その手に握る。
 彼は星の恩恵を『借り/操り』――『掴む/攫む』。

 星の力を『掴んだ/攫んだ』――彼は――始まりのグラスパー。

 彼の出現後、人々は星の恩恵を『借り/操り』ようと躍起になり、とうとうそれを『掴む/攫む』術を見つけ出す。


 星の力を巡る、欲しの物語


「俺はロックフェラーだ」

「どうして俺を認めない、俺が弱いからか!?」

「何か言ったらどうなんだ!? 俺だってお前の、息子のはずだ!」

 届かない言葉、届かない手。
 どれだけ喧嘩をしても、どれだけ体を鍛えても、その男は振り向かない。

「自分の身の程を知れ、ハワード」

「お前はファミリーを率いる器ではない」

 いつだって、眼中に入ることはなかった。
 その男が見据えているのは他の兄弟ばかりで、何をしたところで彼のことを見なかった。

 見返してやる。
 無視することができないほどの、何かを成し遂げてやる。

 それがこの、ハワード・ロックフェラーの復讐だ――――。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1418913209



 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム341/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹 70
 露崎葉子:言子の祖母 05
 露崎にこ:言子のいとこ 50
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男 30
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気 10

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい 40
 ライト:バスタの部下 温度の異能 30



ハワード「はぁ…」

ハワード「頭が日本語でパンクする…」

 トボトボ…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 prrrrr…
 4~6 ライト「ハワード様」トントン
 7~9 ?「ねえ、ちょっと訊きたいんだけど」ハワード「?」

前スレ>>1000ってあり?
にこって安価変えた救済じゃなかったっけ


 prrrrr…

ハワード「…言子っ」

 ピッ

ハワード「ハロー?」

言子『お兄ちゃんっ、助けて、今、ファミリーの――』

 ブツッ

ハワード「…」

ハワード「言子…!」

 ダッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワード「言子っ!」バンッ 葉子「何ですか、いきなり!?」ハワード「いない――ここじゃない…!」
 4~6 ハワード「どこだっ…言子!?」
 7~9 ハワード「言子、どこに――」ライト「ハワード様、こちらです」スッ


 >>7
 ちょっと…アレはねぇ…
 お詫びに【直下 コンマ判定】
 1~3 前スレ>>997をかわりに
 4~6 前スレ>>998をかわりに
 7~9 前スレ>>999をかわりに
  0  代わりは、なしっす

―――――

 ――露崎家本邸――

ハワード「言子っ!」バンッ

葉子「何ですか、いきなり!?」

ハワード「いない――ここじゃない…!」

 ダッ

葉子「ふんっ…何てマナーのない…」

葉子「…それにしても、言子の帰りが遅いわね…」

 ・
 ・
 ・

 ――JR天宮駅周辺――

ハワード「言子…どこに…?」キョロキョロ

ハワード「【安価下2】」

 1 おいそこのお前、言子を知らないか!?
 2 あっちの方か?
 3 もう1回、電話…!


ハワード「おいそこのお前、言子を知らないか!?」ガシッ

*「ひえっ…な、だ、誰ですか…?」

ハワード「知らないならいいっ…!」

ハワード「おい、そっちのお前!」ガシッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 *「け、警察! 警察を!」
 4~6 ライト「ハワード様、こちらです」
 7~9 ?「言子…って?」ハワード「俺の妹だ、知ってるか!?」

レフトだな(確信)


 >>15-16 実はおれも…

―――――

ライト「ハワード様、こちらです」

 チョンチョン

ハワード「っ! お前…! 今までどこに!?」

ライト「今はそれどころではないと思いますよ?」

ライト「それに、そこらの通行人がただの女子高生を知っているはずない」

ライト「これだから脳筋――ああ、いえ、肉体派の方は筋肉で何でも解決できると信じていて、滑稽ですね」ププッ

ハワード「ふんっ!」ブンッ

ライト「だから、こういうことをしている場合じゃないでしょう」ガシッ

ライト「さ、行きましょう」

 【安価下1】
 言子を拉致った不届きもののお名前
 ※日本人名でも、外人名でもおkです

 【安価下2】
 その異能

壁・床・置き物を塗り替えることで景色を変える

カカ

すまん


 お名前を>>22
 異能を>>19でそれぞれ採用します

 【安価下1】
 カカって…
 1 女…っぽい名前だよね?
 2 男なん?


 oh! my god!
 >>22やなくて>>20でしたわ!
 引き続き、安価よろしゅうです!


  ID:Q8fPEzURoさん、ROMらんでもええんやで!
 ミスなんて>>1の方がきっと多いはずだから…(震え声

―――――

 ――天宮市郊外・廃倉庫――

カカ「アルマ様のお誘いを断ったから、今、あなたはここにいる」

カカ「これから俺が、お前にアルマ様に代わって、おやさしいことに何度もお誘いの声をかけてやりやがります」

カカ「断られる度に、ガラスのハートの俺はお前様のかわいい顔をひっぱたいて、ショックのあまりに殴り出したりするかもしれない」

カカ「露崎言子様、アルマ様にご協力をしてくださいますね?」

言子「…」

カカ「もしかして、怖くなって口が利けなくなった!? これはおいたわし屋さん…おい、おおいた…おいた、とび…」

カカ「何でもいい、口が利けないか試す」

 ジャジャジャッ

 カカが両腕を振るうと、その手から色のついた液体が飛ばされた。
 倉庫内の壁、床、天井が一瞬で塗り替えられていき――

言子「きゃっ…や、何…これ…?」

 何とも形容し難い、醜悪な獣と、それが食らう少女の画が空間を取り囲む。

カカ「口が利けた! 黙秘は認めません、さあ、協力をすると言ってもらえませんことはないですね?」

言子「っ…協力なんて、しないっ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 カカ「このクソビッチがぁっ!」バシッ
 5~9 カカ「ああ、胸が痛んで仕方がない…この痛みは、これでも撃ち込めば収まるかも――」カチャ ハワード「言子っ!」ドゴォォッ



カカ「ああ、胸が痛んで仕方がない…この痛みは、これでも撃ち込めば収まるかも――」カチャ

ハワード「言子っ!」ドゴォォッ

 カカが拳銃を取り出し、言子へ向けた。
 それに息を飲んだ瞬間に倉庫の壁が――まさしく少女を食らっていた醜悪な獣がいた場所が破られる。

カカ「っ…これはこれは、ハワード様ではな――」

ハワード「言子に、何をしてる!?」

 ハワードが飛び出して、一直線にカカへ殴りかかった。
 とっさにカカがいなそうとしたが、拳ではなく、筋肉がついた太い腕で喉を激しく打ちつけられた。
 そのまま床へ強かに叩き伏せられて、馬乗りになりながらハワードが拳で滅多打ちにする。

ハワード「言子を怖がらせたのか!? 泣かせたのは、お前か!?」

 ドゴォッ
 ドゴッ

カカ「げほっ…がっ…げぇぃっ…!?」

ハワード「死んでも永劫、許さないッ!!」

 ハワードの右腕がポイントで覆われる。
 顔を守ろうとして上がったカカの腕ごと、打ち降ろされたハワードの拳は粉砕した。

カカ「」

ハワード「ふぅっ…ふぅっ…」

 顔に飛び散った血を浴びたまま、ハワードが立ち上がって言子に目を向ける。

ハワード「言子…無事か?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 言子「触らないでっ!」ハワード「っ…!?」
 4~9 言子「う、うん…」


言子「う、うん…」

ハワード「立て」スッ

言子「っ…」ビクッ

 ハワードが血まみれの手を差し出す。
 それを見て言子が肩を震わせた。ハワードの差し出した手を取ることなく、ゆっくりと言子が立ち上がる。

言子「1人で立てるから、大丈夫だよ…」

ハワード「そうか」

ライト「あー、はいはいはい…」

 場違いな声がし、ハワードと言子は顔が陥没したカカを観察しているライトを見た。
 カカの傍らで膝を折ってしゃがみ込んでいる。

ライト「これは間違いなく、アルマ様の部下のカカでしょう」

ライト「鼻がとんがってたはずなんだけど、マッスルパンチで見事にまあ…おいたわしや、なんまんだぶ」

言子「ど、どなたですか…? ファミリーの、人…?」

ハワード「そうだ、お前は何なんだ?」

ライト「…怖がらなくてけっこう。言子様、騙されたと思って、僕の手を取って」スッ

言子「…」ギュッ

言子「あっ…」

ライト「恐怖は震え、即ち心の寒さ。僕の異能で、あなたの体をじんわりぽかぽかさせれば、それも多少は緩和される」

ライト「それにカカの画はどうも趣味が悪すぎて、常人が見ると不安感や恐怖感をいたずらに煽る…」

ライト「ここを出ましょうか。何度でも言いますが、僕はバスタ様の部下のはしくれ」

ライト「アルマ様の部下とは違って、粗野はマネはいたしません。ロックフェラー・ファミリーの名に誓いましょう」ニコリ



 ――露崎家別邸――

ライト「コーヒーはアメリカンで良かったですね?」

 コポコポ…

言子「いい香り…」

ライト「お褒めに預かり光栄です。おいしいコーヒーを淹れなければバスタ様には認めていただけませんので」

ハワード「コーヒーなんてどうでもいい。早く、お前のことを教えろ」

ライト「これだからマッスルメンというのは…」ボソ

ハワード「何か言ったか?」

ライト「いえ! 早急に物事を捉えようとして、他人を急かすその姿勢、態度! まことに感服至極でございます!」

ハワード「お前は気に食わない…」

ライト「それはそれは…よく言われますが、ちっとも傷つかない言葉の1つですよ」

ライト「よろしいでしょう、それではここへ参った理由を――折角ですから、言子様も交えて、説明しましょう」

言子「…」

ライト「わたしはバスタ様の部下です。バスタ様に賜った命は、ハワード様に利用価値があるか…という点を見極めるためです」

ハワード「利用価値だと!?」バンッ

ライト「ええ。利用価値です。そして、昼にテストをした結果、あなたは見事に合格となりました。よっ、弟君!」

ハワード「ふざけてるのか!?」

ライト「――黙れよ、面汚れ。話が前に進まないだろうが」ギロッ

ハワード「何…?」

ライト「と、ボスなら仰られるかも知れませんよ? ここはハワード様が大人になる…ということで、手をお打ちください」

ハワード「…」

ライト「さて、どうしてあなたに利用価値を見出そうとしたか。ずばり、バスタ様とアルマ様の跡目争いが関与しています」

ライト「長兄であられるアルマ様は、ボスによく似ておられて、そのカリスマ性は絶大! 確かな手腕も持ち合わせておられる」

ライト「しかし、バスタ様はボスと同じ道を辿るのであれば、ロックフェラーのさらなる繁栄はないと異を唱えられました」

ライト「かくして、ボスはバスタ様とアルマ様のどちらを次のボスにするか、競わせているのです」

ライト「どちらがより多くのファミリーからの信頼を得て、ファミリーに利益をもたらすことができるのか――」

ライト「それをご兄弟で競われているのですよ」

ライト「これでも、筋肉に圧迫された脳みそで分かるように説明したつもりですが…ご理解いただけましたかねぇ?」

ハワード「ぶん殴らせろ」

ライト「HAHAHA――ご冗談を。殴りたいなら、殴ってから言うものです、よっ――と!」

 すでに殴ろうとしていたハワードの拳を捕まえ、ライトが畳の上に叩きつけた。
 あっさりと巨体が宙を舞い、畳にぶつかって振動が響く。

ライト「殴りたければいつでもどうぞ。痛いのは嫌いだからそうはさせませんが」

ライト「さて、続きです。あなたのどこに利用価値を見出したのか――」

ライト「それは、あなたがボスに対して抱いている感情です。反抗的な態度を取りながら、自己顕示欲を満たしたいがために噛みつく子犬ちゃん」

ライト「どうせ噛みつくのなら、噛みつき方を教えてやるから上手に噛みついていればいい、と…」

ライト「わたしなりの言葉でバスタ様の意図をご説明すると、こうなります」

ライト「さて、ご質問はありますか?」

 ↓1~3 ライトへの質問・コミュ
 なければ「なし」でもおkっす
 00:59まで何も出なかったら、なしで進めて、何かあればそれで続けます


ハワード「お前の異能は何なんだ?」

ハワード「さっき、言子に何をした?」

ライト「僕の異能は温度を操作するという、実用性がないものですよ。あなたと一緒で」プププ

ハワード「…」ギロッ

ライト「対象に触れないといけませんし? それに実際は温度を操るとか言いながら、ただ脳みそに誤解を与えるだけ」

ライト「コンロの上にかかったヤカンを持とうとして、熱くないのにあちっ、てやるでしょう?」

ライト「あっ――ハワード様はコンロから火を出したことさえありませんでしたっけ? いやあ、他にいい例えが浮かびませんね」

ライト「申し訳ないです」ペコッ

ハワード「俺に何をしてほしいんだ?」

ライト「バスタ様が邪魔になる者を排除していただいたり…まあ、雑用ですよ」

ライト「しかし、ただの雑用ではあなたの欲も満たされないでしょう? だから、とっておきのお仕事を回してくださいますよ」

ライト「ボスの目にも留まるような大仕事ばかり。もっとも、それらはアルマ様の妨害――という前提あってのものになりますがね」

ライト「ギブ・アンド・テイク――わたし達、ロックフェラー・ファミリーでは、もっとも公明正大な価値観でしょう?」

ハワード「だったら、それがない時は俺の好きにしていいんだな?」

ライト「無論です。バスタ様は来る者拒まず、去る者追わず、ついでに鎖で繋ぐのは忠犬だけ――ですから」

ハワード「それなら日本にいる、強いグラスパーを教えろ。そいつらに会って、俺自身の価値をあげる」

ライト「ほおう、自己研鑽を怠らないとは何とも素晴らしい! よっ、ザッヘル=マゾッホの生まれ変わり!」

ハワード「誰だそいつは?」

ライト「それはそれは素晴らしいお方ですよ…とだけ言っておきましょう、わたしは好みではありませんが」

ハワード「教えるのか、教えないのか?」

ライト「嫌ですよ、面倒臭い…」

ハワード「だったらバスタとも手は組まない」

ライト「おや、筋肉まみれの脳みその持ち主がこの僕を困らせてしまうなんて…。仕方ない、その条件は飲みましょう」

ハワード「じゃあもう終わりだ、消えろ」

ライト「僕としても、一刻も早く汗臭くて、バカっぽい――おっと、申し訳ない、本当のことを…」

ハワード「お前っ!」ブンッ

 ガシッ

ライト「ご生憎なのですが、あなたの監督をしろと仰せつかっていまして」

ライト「つかず離れず、時々サボって目は放しますが――あなたのお傍で仕えますので、どうぞあまり手を煩わせないようお願いします」

ライト「さしあたり、この建物は部屋がまだ余っているようですから、そこを間借りさせてもらいましょう」

ライト「いやはや…畳というのに興味があったのですよ。では、わたしはこれで」

ライト「ああ、それと言子様…あなたも、自分の身が心配ならばバスタ様にご連絡を入れれば護衛をつけてくださいますよ」

ライト「もちろん、見返りなどというものは求めませんし、絶対の保証もできるわけではありませんが――」

言子「けっこうです…。ロックフェラーとわたしは、関わりがありませんから」

ライト「…気丈な方だ。しかし、その強く保とうとする心の陰に潜んでいるものを恐れているのなら、よく考えた方がいい」

ライト「僕が温めてあげられるのは、あくまで錯覚――誤解でしかないのですからね」

ライト「ではおやすみなさい。眠る前にコーヒーを飲むなんて、奇特なご兄妹であられますね」ニッコリ

―――――

 今夜はここまで、です! ありがとうございました


 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

ハワード「」プシュ-

言子「まだダメそうだね…」

五十嵐「ハワードくん、大丈夫?」

ハワード「…平気だ」ジロッ

五十嵐「そっかそっか、じゃあ先生も安心!」

五十嵐「気をつけて帰るんだよ、ばいばい!」

言子「今日も、勉強する?」


 【安価下2】
 1 するよ
 2 したくないよ
 3 それよかコミュしよう
   A 言子(選択肢「1」でも可能)
   B ライト
   C 五十嵐
 4 どこかうろつく
   A 1人で
   B 言子と
 5 その他、自由


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム341/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能


 ――天宮市・喫茶店――

言子「ひらがなとカタカナの使い分けはもう大丈夫そうだね」

ハワード「どうだ、すごいか?」

言子「すごいすごい、にこはまだ字も書けないし」

ハワード「だからあれとは比べるな!」ガンッ

言子「もう…そんなことして…。すっかりお店の人も馴れちゃってるよ…」

ハワード「ふんっ…」

言子「じゃ、ここからが難しいよ。漢字を覚えましょう」

ハワード「…」

言子「お返事は?」

ハワード「ふんっ…そんなの、俺にかかればすぐだ」

 【直下 コンマ判定】(BAKA-2)
 1~3 ハワード「」プシュ- 言子「先は長いよね」
 4~6 ハワード「…」言子(このケーキとコーヒーの組み合わせ、最高…)
 7~9 ハワード「」プシュ- 言子「今日は通算62分…ちょっとずつ勉強できる時間も長くなってるね」


ハワード「」プシュ-

言子「先は長いよね」

言子「日本語って世界でもすごく難しい言語らしいし…」

言子「ただ喋るだけでもがんばれてるけど、読み書きはひらがな、カタカナ、漢字…いっぱいだもんね」

言子「偉い偉い」ナデナデ

ハワード「撫でるなっ」ガバッ

ハワード「だいたい、こんなのできたところで何になる!」

言子「何に…って、お兄ちゃんでしょ、いきなり進学校に入ってきたの」

言子「無理やり入学しといて、成績悪くて進級できなくて退学とかつらいよ?」

ハワード「…」

 【安価下2】
 1 もう帰る
 2 言子とコミュ
 3 その他、自由


 【直下 コンマ判定】(アルマ様-2)
 1~3 刺客がまた来たの巻き
 4~6 ハワード「腹が減った。何か食べる」言子「じゃあ、食べてから帰ろうか」
 7~9 帰宅! 夜行動へ


 ――JR天宮駅周辺――

ハワード「腹が減った。何か食べる」

言子「じゃあ、食べてから帰ろうか」

ハワード(そう言えば…言子が前に言っていたグラスパーは、ハンジョーしてる店にいる…?)

ハワード(ハンジョーって何だ?)

言子「どこにしよっか?」

 【安価下2】
 1 サラリーマンが吸い込まれていくラーメン屋
 2 ミスター・フライヤー
 3 行列ができてる洋食屋


言子「7、8、9…」

言子「わたし達で10、11…」

言子「けっこう並んでるね。お兄ちゃん、待てる?」

ハワード「それだけうまいんだろう?」

言子「多分ね」

ハワード「だったら待つ…」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 ハワード「待ちきれない、帰る!」プンプン 言子「だろうと思った…」
 6~0 言子「ああ、お腹すいた…。やっと入れたね」


 ――天宮市・行列の洋食屋――

言子「ああ、お腹すいた…。やっと入れたね」

ハワード「もうちょっとで我慢できなくなってた」

言子「何食べようか? あ、オムライスもいいなあ…」

言子「エビフライとハンバーグ…これも美味しそう…」

ハワード「…」

ハワード(日本語が、読める…!)←カタカナメニューばかりのため

言子「お兄ちゃん、何か嬉しそうな顔してる?」

ハワード「そんな顔してない」

ハワード「【安価下2】」

 1 俺はステーキにする
 2 言子と同じのでいい
 3 オムライス…っていうのにする

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ただの繁盛店でした
 4~9 おっと…?
  0  ??「ご注文をおうかがいします」ニッコリ 言子(っ!? この店員さん…すごくカッコいい…)


ハワード「オムライス…っていうのにする」

言子(やっぱりお兄ちゃん、こういうところがかわいい…)

ハワード「どうした言子?」

言子「ううん。わたしは、ナポリタンと…サラダセットにしようっと」

言子「注文お願いします」

 スッ

店長「はい、おうかがいします」

言子「オムライスと、ナポリタンのサラダセットで」

店長「はーい、少々お待ちください」

言子「あ、お兄ちゃん。カウンターの向こうで作ってる」

言子「いい匂いするね」

ハワード「腹がへった」

 ガッシャ----ン

ハワード「…」イラッ

悪漢「おい、店長呼べや! この店、髪の毛が入ってたぞ!」

 スッ

店長「お客様、どうしましたか?」

悪漢「この店は客に髪の毛食わせんのか? ええ?」

店長「…申し訳ありませんが、ここに入ってる髪の毛は白髪…」チラッ

店長「当店には白髪のスタッフがおりませんし、お客様の髪では?」

悪漢「そんなはずねえだろうが!」

言子「いるんだねぇ…ああいう人って。お兄ちゃん、関わっちゃダメだからね――ってあれ?」

 ガタッ

ハワード「うる、さいっ!」

 ドゴォッ

悪漢「ぶべらっ…!?」

 ドサッ

悪漢「おっ…お前ぇ…な、何しやが――」

ハワード「出て行け、耳障りだ」ギロッ

悪漢「おっ…俺を誰だと思ってんだ、俺はな、ここらを仕切ってる組の者だぞ!」スチャッ

ハワード「そんなナイフでどうにかなると思ってるのか?」ゴゴゴ…

悪漢「っ…う、うるせえ、この外人!」

ハワード「っ――」

 悪漢が抜いたナイフでハワードを切りつけようとしたが、ハワードが動く前に店長の手が出た。
 悪漢の手首を掴んでねじり上げ、そのまま床に組み敷く。店員が慌てて入口のドアを開けると、店長が悪漢を放り投げた。

悪漢「うげっ…な、何しやが――」

店長「お引き取りください、お客様。煮込んでどぶ川に流されたくなければ」

 ピシャッ

 【安価下2】
 店長のお名前

エル・バイト


 >>67
 またサムラーイキラーになっちまいそうなんで…申し訳ない
 それにここは日本人にしときたいんで

―――――

十時「お客様、まことに申し訳ありませんでした。お怪我はございませんか?」

ハワード「お前、グラスパーか?」

十時「すぐに料理をお出しいたしますので、お席でお待ちくださいませ」

言子「お兄ちゃん、座って! もう、すぐにカッてなっちゃうんだから」グイ

ハワード「…」ムスッ

 ・
 ・
 ・

十時「大変お待たせいたしました。オムライスと、ナポリタンのサラダセットでございます」

ハワード「お前、グラスパーなのか?」

十時「ごゆっくり、お召し上がりください」

言子「お兄ちゃん、オムライス見て」クイクイ

ハワード「?」チラッ

オムライスにケチャップ字『22時以降にまたお越し下さい』

ハワード「22…にまたしさい…」

言子「用事があるなら、このお店が終わってからにしてってことだね」

ハワード「…ふん」グチャ

 モグ…

ハワード「!? う、うまい…言子、これは何なんだ?」

言子「オムライスはオムライスだよ」

ハワード「オムライス…覚えた」ガツガツ

言子(あ、夢中になってオムライス食べてるお兄ちゃんかわいい…)

言子(クマさんみたいなかわいさだよね、お兄ちゃんって)



 ――露崎家別邸――

ハワード「オムライス…オムライスうまかった…」

ライト「ハワード様」スッ

ハワード「…いきなり入ってくるな」

ライト「そう言われても、障子が開けっ放しだったものですから」

ハワード「何の用だ?」

ライト「ハワード様が日本にいるグラスパーを教えろと申されたので、パチンコの片手間に調べておきました」

ライト「その報告に。それにしても、日本のパチンコというものは恐るべき面白さですね」

ライト「あの演出が何ともこう…」

ハワード「早く教えろ」

ライト「コホン…では、お教えさせていただきます――」

ライト「と、その前に…どんなグラスパーがいいですか?」

ハワード「どんな?」

ライト「何か要望などがあれば」

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 最強にしか興味ない
 2 強いのを片っ端から
 3 ここからすぐ行ける距離で
 4 その他、自由要望


ハワード「強いのを片っ端から」

ライト「つまり質より量――クオリティーには拘らず、片っ端から歯牙にかけようと」

ライト「まるで盛った子犬そのものですね。体は大きいのに――あっ、中身が伴っていないから仕方ありませんか、これは失敬」

ハワード「ふんっ!」

ライト「よっと」

 パシッ

ライト「それでは、このままお話を進めましょうか」ググッ

ハワード「っ…!」

ライト「そうですねぇ…強いグラスパーを片っ端から…ですと――」

ハワード「このっ…!」パシッ

ライト「だったら機関にでも喧嘩を売ればどうです? 日本の機関もそうそう侮れませんからね」

ライト「それが嫌ならばー…じゃあ、こんな方はいかがです?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライト「1人殺すのに2000万円を取る、日本で1番の殺し屋がいるそうで」
 4~6 ライト「日本のアキハバラにいると言われる、熱血アニオタ軍曹…とかいうのは」
 7~9 ライト「この辺りに、日本最高齢グラスパーがいるらしいですよ」
  0  ライト「日本の裏社会で注目度がうなぎ上り、氷のグラスパーなんていうのは」


ライト「1人殺すのに2000万円を取る、日本で1番の殺し屋がいるそうで」

ハワード「殺し屋?」

ライト「ええ…何でも、NINJAらしいですよ」

ハワード「NINJA!?」

ハワード「やっぱり日本にはいたのか!?」

ライト「どうやら、そのようで…。しかも、電話1本で呼べるとか」

ハワード「NINJA――それを倒せば、俺はすごいか?」

ライト「ええ、バスタ様も、何度か金を積んで利用したとかの腕利きには間違いありません」

ハワード(バスタが利用した=それだけの価値がある=倒せば俺はすごい=親父を脅かせる…)

ハワード「NINJA…相手に不足はない」

ライト「早速呼びましょうか?」ニヤニヤ

ハワード「【安価下2】」

 1 今日はいい
 2 呼べ、俺がそいつを倒す


ハワード「今日はいい」

ライト「チッ…そうですか、いやあ、ハワード様のオツムが筋肉一色でなくて良かった!」

ライト「危うく、あなたを監視しろというバスタ様の命から解放されて自由の身になれるところでした!」

ライト「いやほんと、全くもって素晴らしくご賢明な脳みそですね!」

ライト「じゃ、僕は競馬予想をしなくちゃいけないので、これで」ススス

ハワード「…」

 【安価下2】
 1 コミュする
   A 言子
   B ライト
 2 夜の町へいく
 3 十時に会いにいく
 4 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 341/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 5 その他、自由


 ――天宮市・行列の洋食屋――

 カラン…

ハワード「来た」

十時「いらっしゃいませ」

十時「後片付けをしながらで良ければ、お話くらいは聞きますよ」

十時「料理はお出しできませんが、ご用があるのならどうぞ」

 ↓1~2 十時とのコミュ内容
 例)・俺と戦え  ・オムライスが食べたい  などなど
 ※なければ「なし」で進めます


ハワード「世界最強のグラスパーは誰だと思う?」

十時「世界最強…? さて、わたしはそういったことに興味はありませんから」

十時「それに力なんていうのがあったところで、どうなりますか」

ハワード「力がないと人間は生きられない! 力がないと、誰にも認められることがない!」

十時「なるほど…それはそう、かも知れない」

十時「ですが、最強だなんていうものに共通の物差しはない」

十時「きっとあなたが仰っているのは、暴力による力なのでしょうが…そんなもの、あったところでどうにもならないことはあります」

十時「誰かを殴ることで、他の誰かが笑顔になると思いますか?」

十時「それで笑うような人間がいたとしても、それは醜く歪んだ人間に違いない…」

十時「だったら、暴力なんていうものがどれだけ栄えたとしても、そこにあるのはただの混沌だけでしょう」

十時「それでも、世界最強のグラスパーを答えろと言うのなら…その人はどんなことでも受け入れることができる人物かと」

ハワード「どんなことでも、受け入れる…? そんなの、軟弱者と変わらない!」

十時「わたしが考える、世界最強の話ですから」

ハワード「だったら、俺と戦え。俺は強くなる必要がある」

ハワード「お前は強いと聞いた。だから、戦え」

十時「他のお客様のご迷惑になる、無礼なお客様は追い出しますが…好きでやっていることではありません」

十時「お断りします」

 【安価下2】
 1 だったらこっちから仕掛けるまで
 2 帰る
 3 何か自由台詞で煽るなり、さらにコミュするなり、自由


ハワード「お前がそう言うなら…」グッ

ハワード「俺からやる!」

 テーブルを拭いていた十時に向かってハワードが殴りかかった。
 十時が布巾を投げつけ、ハワードの視界を覆い隠す。足を払われて盛大に転がり込み、布巾が外れた。

十時「オムライスみたいに包んで日本海に流しますよ、お客様」

 起き上がろうとしたハワードの頭が、長靴で押さえつけられる。

ハワード「お前は、あのいけ好かないバスタの部下ほどじゃない――」

十時「っ…!?」

 膂力だけでハワードが起き上がり、しゃにむに、豪腕を振るった。
 それを十時は腕で受け止めるが、それはあっさりとはね飛ばされてしまい、ハワードの頭突きが顔面にめり込む。

 【安価下2】
 十時の異能とは!?


 料理人のくせに、調味料を武器にするとは…恐るべし

―――――

十時「全くもって…不本意極まりない…」ヨロッ

ハワード「異能だって使っていい。俺はお前と戦って、倒して、さらに強くなる」

ハワード「そうしないと俺は、認められることがない!」ダッ

 ハワードが起き上がった十時に掴み掛かろうと走った。
 瞬時に十時が卓上にあった塩を手にし、それを撒く――。同時にハワードは向かっていた方向と真逆に吹き飛ばされた。

ハワード「っ…!」

十時「あなたの言う力は、粗野な暴力にすぎない」

 背中からぶつかった壁から、ずるりと落ちてハワードが片膝を立てた。
 カウンター越しに厨房から白い粉を手にして、十時が深く息を吐き出した。

ハワード「だったら何だ!? これ以上に分かりやすい力が、他にあるのか!?」

十時「力は他のものに影響を及ぼして、その状態を変えてしまうもの」

 十時が白い粉を撒き散らすと、引力が発生した。
 テーブルの足を掴んでハワードが投げつけると、それが十時に猛スピードが向かっていく。
 それを十時は拳で粉砕したが、ハワードがすでに迫っていた。

ハワード「ごちゃごちゃ言うな! 俺に倒させろ!」

 大きな拳が繰り出される。
 真横からその拳を叩きつけて軌道をそらすと、十時が足を払った。
 塩が撒かれてハワードの巨体が出口のドアへとぶち当たる。今度は砂糖。
 成す術もなく、されるがままに十時へと引き寄せられていき、背中に十時の膝が突き刺さった。

ハワード「ぐっ…!?」

十時「そんな痛そうな顔にさせてしまう力なんて、いりません」

ハワード「だったら、お前の力を見せろ!」

十時「もうお見せしたはずですよ、あなたには」

ハワード「その変な異能か!?」

十時「…もう1回、分からせてあげないといけないようだ…仕方ない」

 ハワードが起き上がり、拳を構える。
 十時が開けていた調理服の第一ボタンを閉め、なぎ倒されていた椅子を戻した。

十時「お座りになってください。…わたしの力を見せてあげますよ?」

ハワード「どういうつもりだ…?」

十時「いらないのなら、このまま追い出すまで」

 【安価下2】
 1 椅子に座って迎撃の姿勢!
 2 問答無用! 殴り倒さないと気が済まない!


 トントントン…
 ジュワァッ
 グツグツ…

ハワード「…………何を、している?」

十時「この時間の食事は体に良くはありませんが、仕方ない…」

十時「折角、厨房は片づけたんですけどね。ホールも片づけないといけないし、テーブルが1つおじゃん…」

十時「はぁ…」

 トンッ

十時「お待たせいたしました、お客様。当店の特製ハンバーグでございます」

ハワード「何でご飯を作る!? お前の力を見せると言っていたのに!」

十時「これがわたしの力。冷めない内にどうぞ」

ハワード「……」モグ

ハワード「!?」

ハワード「うまい…」

十時「これが、わたしの力です。苦痛に満ちた顔にさせるのではなく、頬を弛緩させて瞳へ喜びの光を入れる…」

十時「そういう変化を引き起こさせる、わたしの力」

ハワード「こ、こんなのが力なはず――!」

十時「でも、誰かにうまいと言わしめることができる力です」

十時「わたしの、この力は…認められないですか?」

ハワード「【安価下2】」

 1 認められるはずがない
 2 …こんなのを力だと、お前は本当に言っているのか?
 3 ……負けた
 4 その他、自由台詞


ハワード「……負けた」

十時「分かっていただけたなら、何より」

十時「暴力で相手を打ちのめすなんてナンセンスです」

ハワード「…」

十時「…昔はわたしも、少しは粋がっていました」

十時「けれど、疲れ果てていた時にふらっと立ち寄ったお店の食事がおいしくて、目が覚めたものです」

十時「あなたにも、そんな出会いがあればいいですね」

ハワード「でも…こんなの、親父は認めない」

ハワード「親父は俺のすることなんて、何も見向きしない」

ハワード「だから強くならないといけない、のに…」

十時「…またいつでも、今度は営業時間にお越し下さい」

十時「わたしの料理の力を思い知ることができたのなら、それは成長したということでしょう」

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 また来る。…うまかった
 2 その他、自由台詞でコミュ


 ――露崎家別邸――

ライト「僕からすれば極度の味覚バカや、頑固者には効かないし、力だなんて呼べるほどのものじゃないけどね」

ライト「ただ綺麗ごとを並べて逃げているだけの、日和見野郎に他ならないですよ」

ライト「そぉーんなのに、負けただなんて吐露しちゃうなんて、ハワード様は純真でいらっしゃいますね」プププ

ハワード「お前、見てたのか?」

ライト「まさか、盗聴器を仕込んで聞き流してただけですよ。あなたを尾行するなんて面倒臭くてたまりゃしませ――おっと、失礼」

ライト「あなたを尾行してプライベートを覗き見るだなんて悪趣味なマネ、バスタ様のご命令がなければ絶対にしないって前置きを忘れてました」

ハワード「出て行け」

ライト「出て行きますとも。この狭い部屋からは」

ハワード「ふん…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 341/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
   A 言子
   B ライト
 3 もう寝る
 4 その他、自由
   ※外出などはできません


 チュンチュン…

ハワード「ん…」パチ

ハワード「朝…ガッコーに――休みか…」

 ゴロン…

ハワード「…腹減った」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 341/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 外出する
   ※行きたい場所も併記
 4 戦いに行く
   ※ライトがコンマ判定で相手を紹介してくれます
 5 その他、自由


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム341/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 アーム 341/200


 アーム 389/200

ハワード(強いヤツと戦いに行くなら、休みの日の方が遠くまで行ける…)

ライト「コーヒーをお持ちしました」スッ

ハワード「…ご苦労」

 ズズ…

ライト「では、僕は鉄板のレースがあるので」


 【安価下2】
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 外出する
   ※行きたい場所も併記
 4 戦いに行く
   ※ライトがコンマ判定で相手を紹介してくれます
 5 その他、自由


 あ、数字直し忘れてた…

 正しくは、
 1 コミュ
   ※相手も併記
 2 外出する
   ※行きたい場所も併記
 3 戦いに行く
   ※ライトがコンマ判定で相手を紹介してくれます
 4 その他、自由

 でした


 ――天宮市・トレーニングジム――

ハワード「ふむ…」ムキッ

言子「お兄ちゃん、インストラクターの人より体が立派だよね…」

ハワード「腕立てよりははかどりそう」

 フン フン フン フンッ
 ガチャン ガチャン ガチャン ガチャンッ

言子(あれ、何キロのヤツだろう…?)

言子「案内ついでにわたしまで入会しちゃったし…まあいいや、わたしもやってみよっと」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワード「いい運動だった」言子「良かったね」
 4~6 オカマ「ねぇ~? あなた、とっても素敵ね、どこの人なの?」ハワード「…」ジロ
 7~9 五十嵐「あれれっ!? ハワードくん、休みの日まで遭遇するなんて奇遇だね!」


オカマ「ねぇ~? あなた、とっても素敵ね、どこの人なの?」

ハワード「…」ジロ

オカマ「やだぁ~、その平気で人を100人くらいぶっ飛ばしてそうな目、ス・テ・キ」ウインクッ

ハワード「っ!?」スッ

オカマ「ああーん、避けなくてもいいのに!」

ハワード「俺はお前に興味なんかない」

オカマ「えぇ~? そんなつれないこと言わないでよぉ~?」

 【安価下2】
 1 ガン無視、どっか行け
 2 喧嘩を売ってるなら買ってやる
 3 その他、自由台詞


ハワード「お前は喧嘩を売ってるのか?」

オカマ「やだぁ~、喧嘩じゃなくって、ナ・ン・パ☆」

ハワード「よく分かった…。ここでぶっ飛ばす!」

オカマ「きゃっ、もう~捕まえられるものなら、捕まえてごらんなさ~い」ダッ

ハワード「待てっ!」ダッ

言子「いっちに、さんっし――あれ? お兄ちゃん…ルームランナーあるのに走り回って…」

言子「…………他人のふりしよう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 オカマ「ハワード・ロックフェラーちゃん、追い詰めたのはあたしの方よ?」ハワード「お前っ…」
 4~6 ハワード「追い詰めた…」オカマ「やだ、こんなに追いかけてきてくれるなんて…」ハワード「覚悟しろ」
 7~9 ハワード「見失った…。ハッ、何で追いかけていたんだ…あんなのに構うなんて…」ブルブル


ハワード「見失った…。ハッ、何で追いかけていたんだ…あんなのに構うなんて…」ブルブル

ハワード「戻ろう」

 ・
 ・
 ・

ハワード「言子、そろそろ…ん?」

 キョロキョロ

ハワード「言子…?」

ハワード「【安価下2】」

 1 おいそこのお前、言子はどこに行った?
 2 先に帰った…のか?
 3 トイレか?


ハワード「トイレか?」

ハワード「…待つか」

ハワード「…」チラッ

ハワード「…」ムンズッ

 フンフンフンフンフンッ

<すげえ、あの人、あんな速度で懸垂してる…

 ・
 ・
 ・

ハワード「…戻ってこない」

ハワード「トイレじゃ…なかった…?」

 【直下 コンマ判定】(アルマ様-2)
 1~5 *「あの、お客様…お連れ様が、先ほどお知り合いらしき方と出て行かれましたが…何だか、無理やりのようでしたよ」
 6~9 言子「あ、お兄ちゃん」ハワード「どこに行ってた?」言子「友達とばったり会って、話し込んじゃったんだ」


*「あの、お客様…お連れ様が、先ほどお知り合いらしき方と出ていかれましたが…何だか、無理やりのようでしたよ」

ハワード「何だと?」グイッ

ハワード「詳しく話せ!」

*「ひぃっ…あ、えっと…外国人の方だったようで…!」

*「10分ほど前に、数人で取り囲んで、お客様と一緒にいた女の子を連れて…!」

ハワード「言子――!」バシッ

 ダッ

ハワード(またアルマか…!)


 【安価下2】
 1 ライトに連絡、捜索を命じる
 2 闇雲に捜しまわる
 3 言子の携帯に電話


ハワード「おい、言子を探せ!」

ライト『どうしてまた? 今、熱いレースで――そこだ、行け! 行け、三連単が、僕の三連単――あああああああっ!?』

ハワード「アルマの部下にまた、言子がさらわれた! 早く探せ!」

ライト『僕の三連単がっ! ああ、もうっ! クソっ、あのジョッキーが悪いんだ!』

ライト『馬のコンディションはばっちりだったのに、騎手め!』

ハワード「おい、聞いてるのか!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライト『それどころじゃない! 次のレースは絶対に当てないと…!』ハワード「っ!」
 4~6 ライト『はいはい、今から探しますって! それじゃ!』ブツッ
 7~9 ライト『聞いてますよ! 今やってて…えーと? …そこから東、3キロ先の大きな建物…ゴルフ場にいますよ』


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 チョンチョン ハワード「ん?」??「誰か捜してるなら、手伝う?」
 奇数 ライト『えーと…? あ、発信器の電池切れみたいなんで追えませんね。これじゃ僕が競馬外すのも当たり前だ』
 ※0は偶数扱いです


 チョンチョン

ハワード「ん?」

リク「誰か捜してるなら、手伝う?」

ライト『今探して、見つかったら連絡するんで。じゃっ』ブツッ

ハワード「手伝ってくれるのか?」

リク「いいよ。どんな人を探してるの?」

ハワード「妹だ。これの写真だ」スッ

リク「あっ、さっき見た女の子。車に乗せられてった」

ハワード「見たのか!? どこに行った!?」

リク「ちょっと待って」

 パシュンッ…

リク「――見つけた。あっち。行こう」タッ

ハワード「速い――お前も、グラスパーか!?」

リク「うん。こっちこっち!」タタタッ


 【直下 コンマ判定】
 1~5 アルマの部下3人一気に出てきたよ
 6~9 拉致した部下は2人だったよ


 ――天宮市郊外・とある建物の地下室――

リク「この下」

 prrrrr…

ライト『もしもし、言子様の居場所が分かりました』

ライト『て言うか、すでに到着してるなんてどういうミラクルですか、ハワード様』

ライト『ちなみに今回、言子様を拉致したのはアルマ様の部下の2人で間違いありません』

ライト『彼らの名前は【安価下1】と【安価下2】です」

 【安価下1】と【安価下2】
 アルマの部下のお名前
 ※日本人名、外人名、どちらでも可です


ライト『彼らの名前はネガーロとローレンス・ブラッドフォードです』

ライト『ネガーロはさほどじゃないですが、ローレンスは厄介な男です』

ライト『すぐに僕も向かいますけど、くれぐれも逆上して突っ込んで死なないようにしてくださいね』

ライト『ご自慢のマッスルでもどうにかならないことがあるんですから』プププッ

ライト『それじゃ、お気をつけて~』

 プツッ

ハワード「…」

 ブチィッ

ハワード「あいつは…絶対にその内、殺す!」

リク「怒った…」

ハワード「その前に言子をさらったヤツらを――ぶっ飛ばす!」

 バァンッ

ハワード「言子!」

言子「お兄ちゃんっ――」

ハワード「すぐに助ける…。その前に、こいつらを、ぶっ飛ばす!」

 【安価下2】
 ネガーロの異能

 【安価下3】
 ローレンスの異能

嘘を信じ込ませる


 >>161がすごく面白そうだけど面白くできるだけの自信ないんで…申し訳ない
 下にずらさせていただきやす…

―――――

ネガーロ「あっ、やっべぇー、もう来ちゃったよ」

ローレンス「いいから始末しろ、ネガーロ」

ネガーロ「あいあいっさー」ビシッ

ハワード「ぶっ飛ばす!」

 ハワードがアームを全身を強化して飛び出す。
 ローレンスへの敬礼をやめたネガーロが向かってきたハワードを向いて、手を伸ばす。

ハワード「っ――」

 直感でネガーロの手を警戒してハワードが身を引いた。
 だが、ぐらりと爪先が床を削りながら一回転してしまい、ネガーロの拳が腹に叩き込まれる。

ネガーロ「ひゃっふぅーっ!」

 激しく回転しながらハワードが殴り飛ばされて、コンクリートを打ちっぱなしの壁にめり込んだ。
 そのままネガーロが駆け出して追撃を仕掛け、ハワードが腕を振るった。バチッと音がして僅かな紫電が飛ぶ。

ネガーロ「あ痛っ!?」

ハワード「ぶっ飛べぇっ!」

 怯んだネガーロに拳を向けたが、その前にまた激しく体が回転して叩きつけられる。

ネガーロ「ムダ、ムダ~。届かないのよ、分かる、ハワード様?」

ネガーロ「あんたの異能強度じゃ、弱すぎなーの」

ハワード「ッ――」

リク「悪い人?」キョトン

ネガーロ「あん? 部外者は引っ込んでてね、これ、ロックフェラーの問題だから」

リク「…でも、あの女の子、すごく怖そうな顔してる」

ネガーロ「だーかーらー、どうでもいいって言ってんでしょうが!」

 ネガーロが懐から拳銃を抜いてリクへ向ける。
 きょとんとした顔のまま、黒光りする拳銃と、奥の言子を見比べて、リクがぽんと手を打った。

リク「じゅーとーほー違反、悪い人だ」

ネガーロ「いらいらさせないでく――」

 ネガーロが引き金を絞ろうとした瞬間、地下室が凍りついた。
 全面が氷に覆われて、ネガーロが拳銃を持つ手は突き出てきた氷に貫かれてしまう。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ローレンス「これは…退くか」
 4~6 ネガーロ「何だ、お前…!?」リク「正義の、味方?」
 7~9 ハワード「今度こそ――ぶっ飛べ!」ネガーロ「っ!?」
  0  リク無双


ネガーロ「何だ、お前…!?」

 氷の棘が捻られて粉砕し、ネガーロが後ずさった。
 しかし、床を蹴ったネガーロは氷で足を滑らせ、思いがけず体勢を崩す。

リク「正義の、味方?」

 自分で首を傾げながらリクが飛び出すと、氷が踏み込みで割れた。
 鋭い突きがネガーロの異能の発動さえ間に合わないスピードで突き込まれ、くの字に曲がったその体が厚い氷の柱に包まれる。

ハワード「強いヤツ…発見」

ローレンス「誰だか知らない、が…首を突っ込んできたなら血を見るのも覚悟しろ」

リク「じゃあ悪い人だ」

ローレンス「そうさ、だがヒーローに負ける創作物の悪者じゃあないんでね!」

 ローレンスが両手をリクへ向けた。
 手の平から光の弾が次々と発射されていく。

リク「っ!? か、カッコいい!」キラ-ン

 目を輝かせたリクに光弾が襲いかかるが、次々と氷の柱が立ち上がってそれを防ぐ。
 砕け散る氷の破片。光弾も氷も際限なく現れては相殺されていくのを見て、ハワードが飛び出した。

ハワード「言子を返せ…!」

ローレンス「あんたは今、どうだっていいんだ!」

 片手をリクに向けたまま、もう片方の手がハワードに向けられる。
 放たれた光弾を強引に左腕で弾き飛ばそうとしたが、凄まじい衝撃が弾けてハワードの左腕は焼けただれた。

ハワード「ぐっ――この、程度!」

ローレンス「暴れ牛かよ、あんたはぁ!」

 とうとうローレンスに近づいて、ハワードが回し蹴りを放つ。
 さらに体を回転させながら、右腕を振るってローレンスの襟を掴み、叩きつける。

リク「大丈夫?」

言子「あ、ありがとうございます…」

ローレンス「しまっ――いつの間に!?」

 ハワードの相手をしている間に、リクが言子を解放していた。
 縛っていたロープを氷の刃で切り落としてしまう。

ハワード「ぶっ、飛、ばす!」

ローレンス「こうなりゃ、撤退だな――」

 足元に光弾を放ち、撒き上がった氷と粉塵で目くらましをする。
 同時にステルスで姿を消してローレンスが粉塵を突っ切って走り出た。

ハワード「待て――」

言子「お兄ちゃんっ」

 追いかけようとしたハワードに言子が抱きついた。
 ぴたりとハワードが止まり、言子に目を向けて歯噛みする。

 【安価下2】
 1 ローレンスを今は見逃す
 2 やっぱり追いかけるしかない


ハワード「言子、放れろ。あいつを許せない!」

言子「待って、お兄ちゃん…!」

 言子の静止を聞かずにハワードが飛び出る。
 地上へ続く階段を駆け上がり、外に出ると黒塗りのバンが発進していた。

ハワード「待て!」

 アームで身体能力を強化し、バンを追いかける。
 だが、バンはバーニッシュで性能が向上させられていた。

 みるみる内に距離が開いていく。
 それでも賢明にハワードは走ったが、とうとう見失ってしまった。

ハワード「っ…クソ!」

ハワード「クソ、クソ、クソォッ!」

ハワード「クッソォオオオオオ――――――――――ッ!!」

 ハワードの怒鳴り声が響く。
 ライトはようやくその頃にSASABEの自動二輪で到着するが、遠巻きからその吼え声を聞いて、無言で引き返した。



 ――天宮市・露崎家別邸――

リク「おおっ…おおっ…おおおおっ!」キラキラ

リク「古いっ、臭いっ! 和風の家っ!」キョロキョロ

言子「あの、リク…さん? どうもありがとうございました」

リク「うん。ねえねえ、あのツボ、高いの?」

言子「いえ…別にそんなに」

リク「ふうん…」

言子「お兄ちゃんも、お礼言ってよ。助けてくれたんだから」

ハワード「【安価下2】」

 1 お前は何だ?
 2 俺と戦え
 3 ……ありがとう
 4 その他、自由台詞


ハワード「……ありがとう」

リク「うん」

リク「ねえねえ、あの掛け軸は高い?」

言子「いえ…多分、全然普通の…」

リク「ふうん…」

ライト「コーヒーを淹れてきましたよ」

ハワード「ぶっ飛ばす!」

 トレーに3人分のコーヒーを淹れて入ってきたライトに、ハワードが殴りかかった。

ライト「あっ、手が滑ったぁ~」

 熱々のコーヒーをハワードへかけるようにしてわざとトレーをひっくり返し、ライトがわざとらしく言う。
 コーヒーを被せられてハワードが畳の上を転がると、細かな氷の粒がそこに落ちる。

ハワード「熱っ――冷た、痛いっ!? 何をする!?」

リク「だって、熱いって言ってたから冷たくしてあげようと思って」

ライト「HAHAHAーーリクさんは素晴らしくやさしい方だ」

ライト「いやあ、あなたとはいい友人になれそうですね」ガシッ

リク「友達? ……うんっ」ニコッ

ハワード「消えろ!」

ライト「客人の前で戯れようとするあなたの自業自得でしょう」

ライト「さて、もう1度淹れてきますか…。熱々のを」ニヤリ

ハワード「っ…」

言子「お兄ちゃんが悪いんだよ、折角ライトさんが淹れてきてくれたのに…」

ハワード「あいつは気に食わない…」

言子「リクさん、何かお礼をさせてもらえませんか?」

リク「お礼? うーん…じゃあ、ご飯食べさせてくれる?」

言子「それだけ…?」

リク「うん」

言子「でも、それだけじゃあ…」

リク「じゃあ…しばらく住むところくれる?」

言子「いきなり飛躍した…」

リク「ダメ?」

言子「…………ここの離れなら…。いいよね、お兄ちゃん?」

ハワード「【安価下2】」

 1 嫌だ、ダメ
 2 …言子が言うなら…
 3 自分の家がないのか?


ハワード「…言子が言うなら…」

リク「やった」

言子「だけど、お家は?」

リク「お家遠いから。今ね、冬也を探して色々歩いてるの」

リク「でも全然見つからなくて…だからちょっと休憩」

言子(人探し中…?)

ハワード「邪魔するなよ」

リク「うん。ありがとう」

言子「それじゃ、ご飯作ってくるね。お兄ちゃん、喧嘩しちゃダメだからね?」ジロ

ハワード「…」フイッ

リク「ねえ、あの置物高い?」

ハワード「知らない」

リク「…ふうん」ジィッ

 ↓1~2 リクとのコミュが何かあれば
 例)・正義の味方って何だ?  ・お前は強いのか?  などなど
 ※なければ「なし」で進めるのでそう書いてくださいな


ハワード「お前はどうやって鍛えた?」

リク「鍛えた?」

ハワード「お前は強かった。何で強い? どこで鍛えた、どうやって鍛えた?」

リク「…見てたらできた」

ハワード「見てたら?」

リク「見てたら」

ハワード「…お前は何者だ? 正直に言え」

リク「うーんと…」

ハワード「…」

リク「うーん…」

リク「えーとねぇ…」

リク「うーん、うーん…」

ハワード「はっきり言え!」ガンッ

リク「じゃあ、人間!」

ハワード「何の答えにもなってない!」

リク「正義の味方!」

ハワード「意味が分からない!」

リク「改造人間リク!」

ハワード「ふざけるな!」

リク「えー? じゃあねー…うーん…」

ハワード「…」イライラ

リク「あっ! 分かった!」

ハワード「何だ!?」

リク「グラスパー!」

ハワード「…」ハァァ

ハワード(話が通じない…こんなヤツ、初めてだ…)

リク「どうかしたの?」

ハワード「【安価下2】」

 1 もういい…
 2 その他、自由台詞で問いつめてもよし、コミュしてもよし


ハワード「冬也ってのは誰だ」

リク「冬也はね、冬也だよ!」

ハワード「だからどんなのだ!?」

リク「どんなの…大好きなの」

ハワード「ゲイか、お前?」

リク「違うよ。冬也はリクって名前つけてくれて、湊と親友で、テッポー撃ってて、爆発しろってよく言われて…」

ハワード「何だそれは?」

リク「冬也だよ?」

ハワード「…」

リク「それで、いつも女の人に追いかけられてて、悪い人にも追いかけられてて、借金取りにも追いかけられてて…」

リク「あとは…やさしくて、あったかくて、何でも誉めてくれて、歌がヘタで、ヤなことあると抱きついてきて…」

リク「それと、背がぼくより小さくなって、女の人は足から見て、男の人は顔が恐いと避けて、歯磨きする時奥歯から磨いて…」

ハワード「もういい…が」

リク「?」

ハワード「そいつは強いのか?」

リク「うん!」

ハワード「どれくらいだ!?」

リク「うーん…サイキョー!」

ハワード「最強!?」

リク「サイキョー!」

ハワード「どこにいる!?」

リク「分かってたら探してないよ?」

ハワード「…そうか」

リク「前にね、ぱりってところからポストカード届いたんだけど、どこなんだろう? 知ってる?」

ハワード「ぱり…? ………知らない」

リク「そっかぁ…。冬也、どこにいるんだろう…?」

ハワード「最強…」



ハワード(変なのばっかり、ここに集まってきてる…?)

ハワード(とにかく、アイツを1日でも早くぶん殴りたい…)

ハワード(今日は6回仕掛けたのにダメだった…)

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 389/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 夜の街へいく
 4 戦いにいく
   ※ライトがコンマ判定で相手を紹介してくれます
 5 その他、自由


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 アーム 389/200


 アーム 476/200

 バチッ…

ハワード「ん…?」

ハワード「今、少し星のチカラが…」

ハワード「…………何だ?」

ハワード「…」

ハワード「…寝るか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 言子「リクさん…。黙ってたら、すごく格好いいけど…喋ってても明るくて、何かかわいいんだよなあ…」
 4~6 ライト「かしこまりました――。では明日、ハワード様に働いていただきます」
 7~9 リク「ハワード、どっか行こ~」グイグイ


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム476/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能


 ――露崎家別邸――

言子「おはよう、お兄ちゃん」

ハワード「ん…珍しいな、朝からこっち来るのは…」

言子「う、うん。ちょっとね。朝ご飯作ってあげようと思って」

ハワード「そうか…」

リク「んむぅぅ…眠い…」ウトウト

言子「!」

言子「リクさん、朝ご飯はパンとお米、どっちがいいですか?」

リク「パンとご飯? うーん…バタートースト丼がいい」

言子「ば…バタートースト…丼…?」

リク「知らないの?」

言子「えっ、あ、いえ…作ってみます、ね…」

リク「うん!」

言子(何、バタートースト丼って…?)

ライト「…」プププッ

ハワード「死ね!」ブンッ

ライト「おっと」ヒョイッ

ハワード「またダメだった…」チッ

ライト「いやぁ…いいですよねぇ…こういうのって。あ、パチンコに並びに行かないと。ではこれで」

ハワード「…?」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 476/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 どこかへ出かける
   ※行きたい場所も併記
 4 戦いにいく
   ※ライトがコンマ判定で相手を紹介してくれます
 5 その他、自由


 prrrrr…

ライト『はいはい? 何ですか?』

ライト『どんなわがままにも、素直な表情でお応えする、あなたではなくバスタ様の部下のライトですよ?』

ハワード「強いヤツを教えろ。戦いにいく」

ライト『ああ、そうですか…。ご苦労さまです』

 【直下 コンマ判定】
 偶数 ライト『電車に乗って1時間ほどですが、相当頭がイッちゃってるグラスパーがいるそうですよ』
 奇数 ライト『コートの達人がいるそうですよ。えーと、確か…どこの山の上に住んでたっけな~?』
 ※0は偶数扱いです

朝スキルの特訓やらないと1日1回になるんだっけ?


 ――どこかの険しい山ー―

ハワード「こんなところに…。いなかったらぶっ飛ばす…」

ハワード「どんな手を使ってでも、あいつをぶん殴る…」

ハワード「こんな山の…頂上に住む方も住む方だ…」ギリッ

 【直下 コンマ判定】
 1~3 コートの達人がまさかの留守…っぽい
 4~6 ハワード「着いた…」
 7~9 リク「山登り楽しいね」ハワード「何でついてきた?」リク「冬也いるかなって」

―――――

 一旦ここまでです
 どうもありがとうございました

 >>206
 その通りです
 休日は貴重な稼ぎ時


 ――どこかの険しい山・山頂――

リク「山登り楽しいね」

ハワード「何でついてきた?」

リク「冬也いるかなって」

ハワード「…」

リク「あっ、おやつ食べる?」

ハワード「いらない」

リク「そう?」モグモグ

リク「おいしいよ? サラミ」モグモグ

ハワード「…いらない」

 【直下 コンマ判定】
 コートの達人は…
 1~5 血の気が多い!
 6~9 振りかかる火花は散らす主義
  0  すでに亡くなっていた、だと…!?

 【安価下1】
 お名前
 ※日本人名でお願いします
  0が出た場合は、コートの達人とは別の人のお名前になります…

紫藤 凪 しどう なぎ


 えーと…
 うん、まあ別に関係ないか
 判定は>>213で、安価は>>214を採用ということで
 にしても、ほんとに出るとは思わなんだ…

 で、凪って…
 【安価下1】
 1 男?
 2 女?


 ガチャ…

ハワード「コートの達人というのはいるか?」

リク「お邪魔します」

 ソソッ

ハワード「そこか!」

凪「っ…」ビクッ

ハワード「…子ども?」

リク「あっ、おやつ食べる? サラミ」

凪「…だ、誰だ、お前ら!?」

リク「おやついらないの?」モグモグ

凪「い、いるかっ! 俺は誰の施しも受けない!」

ハワード「子どもに用はない。ここにグラスパーがいるんだろう?」

ハワード「どこだ、強いグラスパーに用がある」

凪「父ちゃんなら、もういないぞ」

ハワード「トーチャン…?」

リク「お父さんだよ、お父さん。どうしていないの?」

凪「…死んだ。殺されたんだ!」

リク「どうして? 悪いことしちゃったの?」

凪「するもんか!」

リク「じゃあ、ぼくがやっつけてきてあげる」

凪「はっ!? ど、どうしてだよ!?」

リク「だって…悪い人がお父さんを殺しちゃったんでしょ?」

リク「ぼくは正義の味方だから、やっつけてきてあげる」

ハワード「【安価下1】」

 1 お前の父親を殺したというのは、グラスパーか? なら俺が倒す
 2 無駄足…だった…? おいお前! お前の父親を殺したヤツを殺してやる! どこにいる!?
 3 帰る
 4 その他、自由台詞


ハワード「無駄足…だった…? おいお前! お前の父親を殺したヤツを殺してやる! どこにいる!?」

凪「お、お前には関係ないだろ!?」

ハワード「関係ある! こんな山の上まで来ていないなんて腹が立つ!」

ハワード「ぶっ殺さないと気が済まない!!」

凪「っ…」

リク「ハワードこわいよ? ねー?」

凪「!? こ、怖くなんかない!」

ハワード「さっさと場所を言え! お前から殺すぞ!?」

凪「ちゅ…中腹の別荘にいる…はず」

ハワード「ならばすぐ殺しに行く!」

リク「あ、ぼくがやっつけるの! ダメ!」

ハワード「うるさい、指図をするな!」

リク「むぅっ…じゃあ早い者勝ち!」ダッ

ハワード「待て!!」ダッ

凪「…な、何だ…あいつら…?」

 【安価下1】
 コートの達人を殺しちゃった、さらに強いグラスパーのお名前


 ――とある険しい山・中腹の別荘――

御堂「あぁーっ…退、屈…」グデ-

御堂「骨のあるヤツぁ、どっかにいねえもんか…」

御堂「コートの達人とかほざいといて、腑抜けたオッサンだったしなぁ…」

御堂「手頃なヤツでもいりゃあ――」

 メリメリィ…
 ドッゴォォォッ

ハワード「ぶち殺すっ!」

御堂「――へぇ~?」ニヤリ

リク「ぼくがやっつけるの!」ザッ

御堂「ほぉーう…? ちと若いけど…骨はありそうだなぁ?」

御堂「まとめて相手にしてやるよ。かかってこい」

 【安価下1】
 御堂の異能とは!?


ハワード「お前だな…山頂にいたグラスパーを殺したのは」

御堂「だったら何だ? ほら、かかってこいよ、ムキムキ外人」

ハワード「お前のせいで無駄足を…!」

 真っ先にハワードが飛び出して御堂に迫る。
 にやにやとした笑みを浮かべたまま、御堂がハワードが触れてくるのを待ち、紫電が迸った。

御堂「焦げちま――」

ハワード「死ねぇ!」

 雷電がハワードを直撃したかに思えたが、何の抵抗も感じさせないまま拳は振り切られた。
 その異変を敏感に察知して御堂が後ろへ跳んで避けようとしたが、無数の氷柱が飛来してくる。

御堂「何だ、こいつ…!?」

 拳と氷柱、双方をコートで御堂が受け流す。
 連続でハワードが猛攻を仕掛け始め、御堂は舌打ちをした。

御堂(俺の異能が効かねえ――)

御堂(アームで耐え切ったようにも見えなかったとなれば、こいつの異能も俺と似た系統か)

御堂(だったら俺の異能も、こいつの異能も、互いに効果は相殺されて全く通じないことになる…)

ハワード「ちょこまかと逃げるな!」

御堂「だったらこいつでどうだ」スチャッ

 袖の下から小刀が出てきて、御堂がそれにバーニッシュをかけた。
 振り切られた刃がハワードのアームごと皮膚を切り裂いて、浅い傷を作る。

御堂「言っとくが、今のはほんのお試しってやつだ」

御堂「お前程度のアームなら、余裕で切り裂ける。となりゃあ、やりようはいくらでもある」

ハワード「【安価下1】」

 1 だったら何だ! ぶっ飛ばす!
 2 氷を寄越せ!
 3 おい! あいつが避けないようにしろ!


ハワード「だったら何だ! ぶっ飛ばす!」

御堂「マジか、この筋肉野郎――」

 御堂が顔を引きつらせるが、ハワードは怒りだけしかない。
 袖の下から次々と出した小刀にバーニッシュをかけながら御堂が投擲する。

ハワード「小細工を、するな!」

 床板を剥がし、それで投擲された小刀を受けながらハワードが投げつけた。
 慌てて御堂が横っ飛びになりながら回避すると、リクが回り込んでいた。

リク「悪はやっつける!」

 容赦ない蹴りが御堂を襲うが、身軽な動きでそれは避けられた。
 しかし、巨大な氷の塊が屋根を圧し潰しながら落下してくる。

御堂「何だよ、その出力…!?」

 壁を破りながら御堂が別荘の外へ転がり出ると、氷塊がハワードに方向転換された。

ハワード「俺の邪魔を、するなァ!」

 怒りとともに拳が繰り出され、巨大氷塊が御堂目掛けて殴り飛ばされた。
 さらに無数の細かな氷柱が御堂に降り注ぎまくり、全方位に逃げ場が消える。

御堂「お前ら一体、何なんだ…!?」

 防御を捨てた御堂がポイントで拳に星のチカラを集めて、巨大氷塊を殴りつけた。
 細かなヒビが氷塊に広がって、派手な音を響かせて粉砕される。――が、砕け散った氷の向こうからハワードが迫っていた。

ハワード「ぶっ飛ばしに来た、だけだ!」

御堂「ッ!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 御堂「コー、ト!」
 4~6 リク「やあっ!」
 7~9 ハワード「死ねェ!」


ハワード「死ねェ!」

 ハワードの拳が御堂の顔面にめり込んだ。
 頬骨が砕け、首の筋繊維がぶちぶちとねじ切られながら御堂が殴り飛ばされる。

 ぱらぱらと降ってくる微細な氷の破片にさらされながら、ハワードは肩で息をしていた。
 向こうに立っていた木に直撃した御堂はピクピクと痙攣しながら気を失っていた。

リク「むぅぅ…ハワードに負けた…」シュン

ハワード「おいお前! お前のせいで、サシにならなかったぞ!」

ハワード「どう責任を取るつもりだ!?」

リク「あっ、そうだ。あの子にちゃんとやっつけたよって教えに行ってあげないと」

ハワード「待て! 俺の話を聞け!」

リク「~♪」

 【安価下1】
 1 リクにもふっかける
 2 リクを追いかけていく
 3 もう帰る


ハワード「そうか、無視をするか」

ハワード「ならばお前も、ぶっ飛ばす!」

 だんっ、とハワードが地を蹴ってリクに襲いかかる。
 それに気づいたリクが首だけ振り返って、にこりと笑った。

リク「やっぱりおやついる?」

 むんずっ、とハワードの口にサラミが突っ込まれ、偶然にもサラミを挟んでいた指が喉の奥を突く。

ハワード「ごふっ…!?」

リク「あれ? 変なとこ入っちゃった? 大丈夫」スリスリ

ハワード「俺に、触るなぁ!」ブンッ

 背中をさすってきたリクを太い腕で薙ぎ払う。
 だがリクは上体をのけぞらせてかわし、腕の下をくぐって軽快に山頂へ走り出す。

リク「悪い人をやっつけたから気分がいいね!」

ハワード「待てぇえええええ―――――――――――――ッ!」

 ダダダッ

 ・
 ・
 ・

 ――とある険しい山・山頂――

凪「ほっ…本当にあいつを倒したのか…?」

リク「うん」

ハワード(とうとう…こいつも殴れなかった…)

ハワード(何でだ、何で俺の周りには殴れないヤツばかりが…)ギリッ

凪「っ…どっちが?」

リク「ハワードだよ」

ハワード(だが逆に、こいつやあいつを殴れるようになれば…俺は強くなったことになる)

凪「は、ハワードっ!」

ハワード(そうすれば俺の価値が上がる…)

ハワード(まだまだグラスパーをぶっ飛ばさないといけない)

凪「あ…ありがとう」ギュッ

ハワード「ん?」

凪「と…父ちゃんの仇討ってくれて…ありがとう」

凪「俺、ハワードみたいな強い男になる!」

ハワード「【安価下1】」

 1 つまりそれは、俺がすごいということか?
 2 だったらお前をいずれぶっ飛ばしてやる
 3 お前はこれからどうするんだ?


ハワード「だったらお前をいずれぶっ飛ばしてやる」

凪「どっ…どうして…?」

ハワード「俺は強いグラスパーにしか興味がない」

ハワード「お前が俺ほどになるのならば、その時はお前をぶっ飛ばして俺の価値を上げる」

凪「………うん……?」

リク「ハワードの言ってることって、分からないよね?」

凪「えっ…」

ハワード「何だと?」

凪「えっ?」

リク「何でこの子をぶっ飛ばすの? じどーぎゃくたいは悪いことなんだよ」

ハワード「強いヤツならばぶちのめす! 俺はそれだけだ!」

ハワード「強くなったのならば、俺は強いヤツとしてぶっ飛ばすだけだ!」

凪「じゃ、じゃあ! 弟子にしてください! それで早く強くして!」

ハワード「そんなものいらない!」

凪「だったら子分にして!」

ハワード「子分?」

ハワード(…………アルマの部下は3000人…バスタの部下でも2500人…)

ハワード(俺の部下は…1人も、いない…)

ハワード(親父を認めさせるには…俺の部下もいた方がいい…?)

ハワード(だったら部下も集めないといけない…?)

凪「は…ハワード…?」

凪「俺、こう見えてもグラスパーだ! 父ちゃんにグラスプスキルもちょっとは教わった!」

凪「だからハワードの部下にして!」

ハワード「【安価下1】」

 1 いいだろう、お前は俺の部下1号だ
 2 強くなったら俺の部下にしてやる
 3 お前はいらない


ハワード「いいだろう、お前は俺の部下1号だ」

凪「ほんと!?」

ハワード「お前も今日から、ロックフェラー・ファミリーの一員だ」

凪「ロックフェラー…?」

ハワード「俺の言うことは絶対に守れ」

ハワード「俺の命令は神の下した命令だと思え」

凪「う、うん…」

リク「ねえねえ、ロックフェラー・ファミリーって何?」

凪「!」

ハワード「世界最強のマフィアだ」

リク「マフィア! かっこいい!」

凪「まふぃあ…?」

ハワード「お前、名前は何だ? 俺はハワード・ロックフェラー」

凪「俺、凪! 紫藤凪!」

ハワード「凪、来い。今日から俺のそばで仕えろ」

凪「うん!」

リク(これは…じどーゆーかい?)

凪「ねえ、兄ちゃんは?」

リク「リクだよ」

凪「ふーん」

リク(別にいっか)

リク「おやつあげる」

凪「いらないよ、サラミなんて。いっぱい食べたら気持ち悪くなるって父ちゃんが言ってた」

ハワード「さっさと来い! こんな山、さっさと降りるぞ!」

凪「こんな山じゃない! ここの山はすごいんだぞ!」


 ――露崎家別邸――

言子「――それで、連れてきた…の?」

ハワード「そうだ。俺の部下だ。だからそばに置く」

言子「でも…まだ子どもだよ?」

ハワード「…年齢は…関係ない。俺の部下だから」

言子「って言われても…」

ライト「いいじゃないですか、言子様」

ライト「僕も四六時中、ハワード様の近くにいる必要がなくなるんですから」

ハワード「いないくせに何を言ってる?」

ライト「嫌だなあ、証拠はあるんですか?」

ハワード「ふんっ!」ブンッ

ライト「甘い」ガシッ

ハワード「ちっ…」パシッ

凪(あの人もグラスパー? この家、外国人率高い…。ちゃんとやってけるかな…?)

 【安価下1】
 1 寝る!
 2 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 476/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 3 コミュ
   A 言子
   B ライト
   C リク
   D 凪
 4 その他
   ※外出などはできません


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 アーム 476/200

 【安価下2】
 凪の年齢を…
 1 10歳
 2 11歳
 3 12歳


 アーム 551/200

ハワード(やはり…トレーニングの成果か、アームが変質してきている)

ハワード(ガイアへの扉の入口には立てていそう…といったところか)

凪「ハワード!」

ハワード「何だ?」

凪「腕相撲しよう!」

ハワード「いいだろう」スッ

 ギュッ

凪「よーい、スタート!」

 ズドォッ

凪「痛っだぁ…」

ハワード「ザコめ」

凪「次、アームあり! アームありで!」

ハワード「いいだろう」

 ギュッ

凪「ふぅ…今度こそ…。よーい、スタート!」

 ガッ
 ググッ

ハワード「ふんっ」

 ズドォッ

凪「痛ってぇ~…」ゴロン

ハワード「少しだけ拮抗したか…」

凪「うぅ…ハワードみたいに筋肉つけるには、どうしたらいいの?」

ハワード「トレーニングでもしていろ。気づいたらこうなる」

凪「本当!? 分かった、がんばる!」

言子(お兄ちゃんは遺伝も大きいと思うんだけどなぁ…)

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム476/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 12歳少年

―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


 あ、次でいいかなーって…後回しにしてた

 じゃあ、折角だからとっておきますか

 【安価下1】
 凪の異能


 ハワード一派脳筋説、浮上
 ちょびっと(?)変えるけどね

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム476/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年


 ――オマケ・暴君ハワード様――

ハワード「腹が減った」

凪「今作ったよ!」

ハワード「こんな焦げたもの食えるか!」ガッシャ-ン

凪「そんなことしなくてもいいだろ!」

ハワード「作り直せ!」

ライト「…」

 ▽

ハワード「シーツにしわがある! こんなので寝られるか!」

凪「いいじゃん、別に! 死ぬんじゃないんだから!」

ハワード「俺にこんなしわのあるシーツで寝ろと言うのか!」

凪「すぐ怒るなよ、ケチ!」

ハワード「怒ってなんかいない! どこが怒ってる!?」

凪「そうやって怒鳴ってる時点で怒ってるだろ!」

ライト「…」

 ▽

ハワード「何で俺より先に風呂へ入ってる!?」ガララ

凪「うわっ!? そ、そんなことまで文句つけるのかよ!?」

ハワード「日本には偉いやつの背中を洗う文化があると聞いた。俺の背中を流せ!」

凪「~っ…折角、一番風呂だったのに…」

 ゴシゴシ

凪「背中でかいんだよ! でも筋肉すごい…硬っ…」ツンツン

ハワード「さっさと洗え!」

凪「分かったってば!」ゴシゴシ

 ▽

ハワード「おい、凪!」

凪「今度は何だよ!?」

ハワード「さっさと寝ろ!」

凪「でもハワードまだ起きてるんだろ?」

ハワード「お前はガキだ。俺は違う。だからお前は早く寝ろ」

凪「…何だよ、それ! ガキ扱いするな!」

ハワード「お前はまだ弱い。強くならなかったら、お前の価値もなくなる」

ハワード「満足に眠りもしないで強くなるならそれでいい。だが、俺は強くなろうともしないヤツなんか必要ない」ギロッ

凪「っ…わ、分かったよ! おやすみ!」

ハワード「ふんっ…」

ライト(………………何なんだ、この主従…?)

ライト(あんなのがボス? あんなのが部下? どうかしてる…)

ライト(もっとも――ロックフェラーで1番甘いボスと、1番甘えている部下かも知れない点だけは羨ましいけど…)



 おはようございます

 どなたかいらっしゃいますかね?
 いらっしゃったりしたら、やろうかなあと思ってるんですがどうですかね?


 じゃあ、しばらくは【下1】進行でやらせてもらいますね

―――――

 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

ハワード「」プシュ-

言子「お兄ちゃん、まだ馴れ…ないよね?」

ハワード「そんなこと、ない…」

言子「強がっちゃって…」

五十嵐「ハワードくんっ、学校には馴れた?」

五十嵐「最近、先生に構ってくれなくてちょっと寂しいぞ」

ハワード「そんなこと知らない」

五十嵐「えー? 良い子ポイントちょうだい、って言ってくれればお手伝いさせてあげるんだよ?」


 【安価下1】
 1 さあ日本語のお勉強の時間だ
 2 誰かとコミュ
   ※相手も併記
 3 うろつく
   ※行きたい場所の併記がなければ、判定で喧嘩を売られたり誰かと出会ったり
 4 その他、自由


 ――天宮市・喫茶店――

凪「ハワード、漢字も書けないの? 俺よりダメじゃん」

ハワード「何だと!?」ガンッ

凪「うわっ…お、怒るなよ!」

ハワード「ふんっ…」

言子「お兄ちゃん、がんばらないと凪に負けちゃうよ~?」

ハワード「なっ…」

凪「ふふーん、俺も漢字苦手だけどハワードより読めるし書けるもんね」

ハワード「っ…負けない」

言子(小学生と張り合ってる…けど、まあいっか)

 【直下 コンマ判定】
 1~4 言子「がんばったねー、偉い偉い」ハワード「」プシュ-
 5~9 言子「凪もまた…これはひどいね」凪「べ、勉強なんかできなくてもいいし…」


言子「がんばったねー、偉い偉い」

ハワード「」プシュ-

凪「ハワードださっ」

ハワード「ぶっ飛ばすぞ」ギロッ

凪「うひゃっ…」サッ

言子「男の子なら人に隠れないでよ」

ハワード「そんな弱いのはいらない」

凪「バカのくせにっ…」

ハワード「何て言った!?」ガンッ

凪「何でもないよ!」

 prrrrr…

 【直下 コンマ判定】
 1~4 ライト『ハワード様、そろそろ何か齧らないとストレスで死んでしまうころではないですか?』
 5~9 ライト『あ、ハワード様? いや~、今日、パチンコで大勝ちしちゃいまして』


 prrrrr…

ライト『あ、ハワード様? いや~、今日、パチンコで大勝ちしちゃいまして』

ハワード「ぱちんこって何だ?」

ライト『それでですね、今、僕、すっごーく気前がいいんですよ』

ライト『だからハワード様、ちょっとお食事でもどうですか?』

ライト『たまにはこうやってハワード様に恩を売りつけておかないと、いざという時に僕の威厳が損なわれちゃうと思いまして!』

ハワード「…」

ハワード「【安価下1】」

 1 お前が俺に媚びたいなら存分に媚びろ
 2 じゃあ今から言子と凪を連れて向かう
 3 お前は嫌いだから断る
 4 その他、自由台詞


ハワード「じゃあ今から言子と凪を連れて向かう」

ライト『いいですよ? 5人でも10人でも、じゃんじゃんどうぞ』

ライト『大人数になればなるほど、僕の多大な財力であなたに恩が売れますから』

ライト『あーとー、ドレスコードくらい守ってくださいね?』

ライト『ハワード・ロックフェラー様を歓待するに相応しい店でお待ちしていますから』

ライト『じゃ、また連絡しますから。くれぐれも、恥ずかしくない格好でいらしてください』

 プツッ

ハワード「…」

言子「誰から?」

ハワード「今日は豪勢なメシを食べさせてやる」

ハワード「だが…ドレスコード、か…」

凪「どれすこーどって何? ピッて機械で読むの?」

ハワード「【安価下1】」

 1 別にいいか、ドレスコードなんて
 2 俺と、俺の部下に相応しい服を用意するか
 3 たらふく食べるために、体を動かしておくか


 ――高級紳士服店――

ハワード「この店で1番高いのを持ってこい」

凪(ハワードかっけえ!)

店員「は、はい…」

ハワード「あと、こいつにも、最高のものだ」

店員「申し訳ありませんが…子供服は扱っていないものでして…」

ハワード「…凪、自分で買ってこい」

凪「えっ!? か、金なんかないよ!」

ハワード「これをやる」ポイッ

 ドサッ

凪「札束…!?」

言子「お兄ちゃん、思ってたんだけどどこからそんなお金…」

ハワード「屋敷を出る時にふんだくってきた」

言子「…」

凪「すっげえ…」

ハワード「取られるなよ」

凪「分かった、行ってくる!」タタッ

店員「採寸をさせていただいてよろしいでしょうか…?」ビクビク

ハワード「さっさとしろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライト「お待ちしておりました、ハワード様。…バスタ様が、お待ちです」ハワード「何?」
 4~6 ライト「あっれぇ~? ほんとにドレスコードしてきたんですかぁ? 恥っずかしい~」ハワード「」カチンッ
 7~9 ライト「馬子にも衣装とはこのことですか。いやほんと、立派な服に立派に着られて、立派そのものですよ」


 ――超高級フレンチレストラン――

ライト「お待ちしておりました、ハワード様。…バスタ様が、お待ちです」

ハワード「何?」

ライト「パチンコで大当たりしたから驕るなんて嘘に決まってるでしょう」

ライト「どうして、この僕があなたに金を恵んでやらなきゃいけないんですか? なのに張り切っちゃって…」プププ

ライト「バスタ様に会われるのに粗末な格好では失礼なので、ドレスコードは守ってもらいましたが」

ライト「ともかくどうぞ。今、貸し切っていますから」

 ギィィィ…

凪(中にいかつい外人ばっかいる…!?)

言子「…」

ハワード「…行くぞ」

ライト「こちらです」

 スタスタ…

バスタ「――ハワード、また会ったな」

ハワード「バスタ…。俺を呼び出して、何の用だ?」

バスタ「座れ。お前の部下も、席につくことを許す」

バスタ「それに言子…綺麗になったな。お前の母親の面影が見て取れる」

言子「…」フイッ

 ガタ…

バスタ「さあ、まずは食事だ」

ハワード「【安価下1】」

 1 呼びつけた用件を早く言え
 2 お前が食わせたいだけ食ってやる。さっさと持ってこい
 3 その他、自由台詞


ハワード「お前が食わせたいだけ食ってやる。さっさと持ってこい」

バスタ「そうしよう」

凪(すげー落ち着かない…)

言子「…」ギュッ

 ・
 ・
 ・

ハワード「これだけか?」

バスタ「お前の分だけ、量は多めにと指示しておいたが…それでも足りなかったか」

凪(お腹痛くなってきた…ご飯のおいしさも分かんないし、ここヤダ…)

言子「…」

バスタ「何か世間話でもするか? こうして、また顔を合わせたんだ」

ハワード「【安価下1】」

 1 必要ない。用件を言え
 2 話すのなら喋っていろ。聞くかどうかは俺が決める
 3 その他、自由台詞で質問・コミュしても良し


ハワード「世界最強のグラスパーを教えろ」

バスタ「…どれが1番かは、別として…そうだな」

バスタ「少なくとも、グラスパーとしての戦闘能力が飛び抜けている者を挙げるのならば…」

バスタ「やはり、アルマは挙がるだろう」

ハワード「…」

バスタ「それに最期のグラスパー…朝霧冬也」

バスタ「神様だなんだと言われている、エリオール・コンデンナー」

バスタ「最近、いきなり静かになった天上院秋雨も数えていいし、この国にはNINJAもいる」

バスタ「かのブラック・ライトのボスもまた、それらと遜色ない実力と聞いている」

バスタ「他には…【安価下1】などもいたか」

バスタ「もっとも、これは名が知られている中からピックアップしただけ」

バスタ「他にもいることはいるだろう」


 【安価下1】
 既存キャラに混じって出てきた、最強候補のお名前


ハワード(アルマ、朝霧冬也、エリオール・コンデンナー、天上院秋雨、NINJA、ブラック・ライトのボス、獅子堂将虎…)

ハワード(覚えた)

バスタ「頭の中はそればかりか?」

ハワード「親父を認めさせる。ファミリーに、俺を認めさせる」

ハワード「それが今、俺のすることだ」

 クスクス…

ハワード「今笑ったヤツ、出てこい。ぶっ飛ばす」ガタッ

バスタ「座れ、ハワード。それと…ハワードを笑ったのは誰だ?」

*「…はい」

バスタ「ハワードはそういうのに敏感なんだ。…死んで詫びろ」チャキ

 パァンッ
 ドサッ…

凪「うわぁっ…!?」ガタッ

言子「っ…!?」

バスタ「…悪いな、ハワード」

ハワード「ふん…」

バスタ「片づけろ。場所を借りているんだ。血痕も残さずに綺麗にしておけ」

凪「なっ…は、ハワード、もう帰ろうよ。こんなとこ…」

ハワード「黙っていろ」

バスタ「本題に入るぞ、ハワード。…ライトを通じて、お前が俺に協力する意思があると知った」

バスタ「見返りに俺は、今もお前にお前の求めることを教えた。今度は、俺の言うことを聞く番だ」

ハワード「尻尾などは振らんぞ」

バスタ「お前は誰かに尻尾を振るなんて未来永劫できない。そういう人間だ。だから、噛みつく相手を教えてやると言っている」

バスタ「アルマがこの国に麻薬密売ルートを新たに敷こうとしている。これまで麻薬で商売をしていた連中はそれを快く思わないだろう」

バスタ「だから、俺がそれを潰して、日本の裏社会に顔を広めておこうという算段だ」

バスタ「アルマはとある男に日本でのルートを一任している。お前は、そいつを始末すればいい」

ハワード「そいつは強いのか?」

バスタ「私兵まで持っているような権力者だ。全てぶち殺してもいい。グラスパーも抱えているだろう」

バスタ「期間は1週間。アルマの目論みを潰したとあれば、顔に泥を塗りつけてやれるぞ」

バスタ「アルマが躍起になってお前を始末しようと始めれば、その噂はすぐに親父の耳にも入る。――うまくやれ」

ハワード「【安価下1】」

 1 いいだろう
 2 俺に何か寄越すものはないのか?
 3 その他、自由台詞


ハワード「俺に何か寄越すものはないのか?」

バスタ「お前の目的に適っている。それだけじゃダメか」

ハワード「…」

バスタ「…」

バスタ「…いいだろう、何が欲しい?」

バスタ「金か、武器か、別の情報か?」

バスタ「ライトを通じて後でお前にやる。ここで何が欲しいか言え」

ハワード「【安価下1】」

 1 金だ
 2 武器だ
   ※どんな武器がいいかも、あったら併記してね
 3 情報だ
   ※どんなこと知りたいかも併記してね
 4 その他、自由要求
   ※完璧にそれが手に入るかは別…


ハワード「朝霧冬也の居場所を教えろ」

バスタ「朝霧冬也…?」

バスタ「ヤツは常にどこかしらへ移動しては、ECを消していく」

バスタ「その動きを追うのは困難だ。無数の組織がヤツを消そうと躍起にもなっている」

バスタ「それは、ロックフェラーも同じだ。【安価下1】があいつに女を取られたとか騒ぎ立てて、血眼になっている」

バスタ「居場所を掴んだとしても、そこへ行く間に消えてしまう」

バスタ「もしくは、辿り着いたところで逃げられる」

ハワード「お前でもムリと言うことか?」

バスタ「何か掴めれば随時教えてやる。だが、期待するな」

バスタ「寄せては返す波を追いかけるようなものだ――」


 すまぬ
 【安価下1】はロックフェラーの三男です
 外人のファーストネームを頼むでござる


 ――露崎家別邸――

凪「…」

言子「…」

リク「おかえりっ、あれ? どうしたの? 言子も凪も顔が青いよ?」

 スッ…

言子「っ…」

ライト「折角のお美しい顔が、恐怖に青ざめているのは見るに耐えません」

ライト「まやかしではありますが、あなたの心が少しでも暖まり、気分が優れられるのでしたら僕が温めましょう」ニッコリ

言子「…ありがとう、ございます」

リク「?」

ハワード「おいお前」

リク「なーに?」

ハワード「朝霧冬也がどこにいるか、情報を流してやると言ったらどうする?」

リク「ほんと!? 教えてほしい!」

ハワード「【安価下1】」

 1 ならば俺の部下になれ
 2 見返りにお前は、俺に何をする?
 3 その他、自由台詞


ハワード「見返りにお前は、俺に何をする?」

リク「…みかえり?」キョトン

ハワード「交換条件だ」

リク「…うーん…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「じゃあ、ぼくの宝物あげる」ハワード「金目のものか?」リク「はいっ、黒髪美女セミヌード特集!」
 4~6 リク「お友達同士は何もしなくても助け合うんだよ?」
 7~9 リク「じゃあ、正義の味方だからハワードが困ってたら何でも助けてあげる!」
  0  リク「ハワードがしてほしいこと、何でも1つ聞いてあげる」


リク「じゃあ、ぼくの宝物あげる」

ハワード「金目のものか?」

リク「はいっ、黒髪美女セミヌード特集!」

ハワード「…」

リク「それとも、こっちの笹舟の方がいい?」スッ

リク「あ、ハワードは外国人だから、こっちの外人美女特集の方がいいのかな?」スッ

 ゴソゴソ…

リク「沈没船で拾った金貨?」

リク「それとも、律にもらった星業動力のバイクがいい?」

ライト「星業動力のバイク!? 何ですか、それは。詳しく教えてください」

リク「旅に出るって言った時にね、もらったんだ」

ライト「是非、それを僕にお譲りください。言い値で買いましょう」

リク「今はハワードにあげるもの選んでるから後でね。えーと…あっ、このソンブレロとか?」

リク「宝物いっぱいあって困っちゃうなあ…」

凪(お、おっぱいが丸見えだ…)ドキドキ

言子(リクさん…やっぱり男の人だったんだ…)

リク「どれがいい?」

ハワード「…【安価下1】」

 1 いらない。タダで教えてやる…
 2 じゃあそれをもらってやる
   ※リクが出したものの中から、何か1つ選んでね


ハワード「…いらない。タダで教えてやる…」

リク「ほんと!? ありがとうね、ハワード!」

ハワード「…」ハァ

ライト「バイクの件を詳しく。まずは実物を見せていただきたい」

リク「うん。停めてあるよ。こっち」

<スペックを教えてもらえますか?

<すっごく速いよ!

凪(この本…こっそり借りよう)スッ

言子「凪」コホン

凪「えっ…」

言子「まだ凪には早いでしょ」

凪「…///」カァッ

ハワード「何なんだ、あいつは…。話してるとすごく疲れる…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 476/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 コミュ
   A 言子
   B ライト
   C リク
   D 凪
 3 寝る
 4 その他、自由


 すまん、アームは551だったね

 ※これは安価に数えません


ハワード「おい」

リク「なにー?」パタパタ

ハワード「…何をしている?」

リク「うつぶせになって座布団に顔埋めながら足をぱたぱたしてるよ」

ハワード「…」

 モゾ

リク「どうかしたの?」

 ↓1~3 リクとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で埋めてもらえれば進めます


ハワード「泳ぎのけいこか?」

リク「ううん、暇潰しだよ」

ハワード「…そうか。ますますお前は意味が分からない」

リク「そうかな?」

ハワード「あのバイクを作ったヤツは誰だ?」

リク「律だよ」

ハワード「誰だ」

リク「律はね、チビで、白衣着てて、ゴーグル首にやってて、色々作るの」

リク「あと会社の社長で、SASABEなの」

ハワード「SASABEの社長…? どうしてそんなのから、バイクをもらった」

リク「友達だから」

ハワード「…お前の人脈はどうなっている…」

リク「普通だよ?」

ハワード「…そんなはずがあるか」

ハワード「強さとは、力とは何だと思う?」

リク「強さ…力? うーんとね…うーん…」

リク「………うーん?」

ハワード「さっさと考えろ!」

リク「じゃあ、悪い人をやっつけること! 正義の味方はね、絶対に負けなくて強いんだよ!」

リク「だからぼくは正義の味方なの! 正義は絶対に勝つ! とうっ!」

ハワード「…そんなヒーローは現実にいない」

リク「いるよ」

ハワード「どこにいる!?」

リク「ぼく」

ハワード「…」

 【安価下2】
 1 コミュ終了
 2 もう1個だけ、何かコミュしたいことがあれば内容も併記してね


ハワード「冬也というのは最強と言ったな」

ハワード「お前より強いのか? ……俺は、勝てると思うか?」

リク「ハワードが冬也と?」

リク「…でも冬也、ハワードと戦わないよ」

ハワード「そうなった場合のことだ! 分かれ!」

リク「ハワードじゃ勝てない」

ハワード「っ…! 俺がどうして勝てない!?」

リク「冬也は強いもん」

ハワード「俺が弱いと言うのだな!?」

リク「うん」

ハワード「~っ…どこが劣っている!? 何なら勝てる!? どうすれば勝てる!?」

ハワード「お前と比べたらどうだ!? お前と冬也というのが戦ったらどうなる!?」

リク「ぼくは冬也と戦わないもん。絶対」

リク「ハワードはね、弱いグラスパーだからぼくにも冬也にも勝てないよ?」

 【直下 コンマ判定】(真正面から言われた-3)
 1~5 ぷっつん
 6~0 ハワード「っ――ふんっ…!」リク「行っちゃった…」


 ハワードが判定でさっぱりキレてない件について

―――――

ハワード「っ――ふんっ…!」

リク「行っちゃった…」

<ぶっ飛べ!

<HAHAHA、ご冗談を

 ガシャ-ン

リク「…?」

リク「まあいいや」


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム551/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年


 ――露崎家別邸――

ライト「おはようございます、ハワード様」ヌッ

ハワード「朝っぱらからお前の顔を見たくない。消えろ」

ライト「昨日のバスタ様とのお約束をお忘れですか?」

ライト「1週間以内に始末しないといけない男がいるでしょう」

ライト「ですから、わざわざ僕が電子板タイムスを読むのもおして、起こしにきたんです」

ライト「ああ、筋肉まみれの脳みそだったから、もしかして忘れていましたか? 申し訳ない、何度も言い含めておけば良かったですね」

ハワード「忘れていない。朝からお前の声を聞きたくないだけだ」

ライト「そうですか。ではお尋ねしますが、いつ動くのですか?」

ライト「しくじればあなたは、面目躍如どころか、さらに役立たずとしての印象をファミリーに与えるだけですよ?」

ハワード「【安価下2】」

 1 ガッコーが終わり次第始める
 2 なら、この朝から動いてさっさと終わらせてやる
 3 1週間もあるんだ、後回しでいい


ハワード「ガッコーが終わり次第始める」

ハワード「そんなことに1日中かまけてやる理由はない」

ライト「…そうですか。安心しました、のんきに待ち構えて、楽観的に解決しようとする、その心臓!」

ライト「まことにあっぱれです。では、今日も良い日になりますよう――」

ハワード「…」

 ・
 ・
 ・

 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

ハワード「」プシュ-

言子「相変わらず…。大丈夫?」

ハワード「こうしちゃいられなかった」スクッ

五十嵐「ハワードくんっ、ちゃんと学校をサボらずに来てるから、良い子ポイントをあげるね」

ハワード「別に特別なことはしていない」

五十嵐「でも、ちゃんと毎日ハワードくんの顔が見れて嬉しいから、良い子ポイントを贈呈です!」

五十嵐「この調子でがんばってね!」

ハワード「…」

言子「お兄ちゃん…昨日、バスタ兄さんに言われたことをする…んでしょ?」

ハワード「そうだ」

言子「…無茶はしないでね?」

ハワード「ふんっ、無茶をするようなことなど起きない」

 【安価下2】
 1 まずはライトに尋ねてターゲットを確認する
 2 ターゲットというアルマの部下について凪に調べさせる
 3 その他、何かある?


 【安価下2】
 バスタの部下のお名前
 ※日本人名でも外人名でも可


 バスタじゃのうて、アルマやった…
 すまぬ…
 ※これは安価に数えません


 ――露崎家別邸――

ライト「ターゲットの名前はレフェス・リンカーン」

ライト「メキシコの麻薬カルテルのボスの甥に当たります」

ライト「彼が日本で居を構えているのは横浜――ここからだと、新幹線を乗り継いで4時間ほどですね」

ライト「アルマ様の部下らしく、暴力にものを言わせる解決法を好みますが…」

ライト「そんなあなたと同じだけのような者が、アルマ様の信任を得られるはずがないのは言うに及ばないでしょう」

ハワード「レフェス・リンカーン…」

凪「うわ、この写真の人? 怖っ…」

リク「何してるの?」

ハワード「出て行け、邪魔だ」

リク「ちぇっ…」

ライト「で、どうされるおつもりで?」

ハワード「【安価下2】」

 1 今から行っても帰る時間がなくなる…。ガッコーに行かなかったら、良い子ポイントが減らされるかも知れない…
 2 もっと詳しく調べられないのか?
 3 その他、自由台詞


ハワード「もっと詳しく調べられないのか?」

ライト「さて、調べられるとは思いますが?」

ハワード「…だったら調べろ」

ライト「お断りします。僕はあなたの部下ではなく、バスタ様の部下」

ライト「あなたを監視するため、最低限の情報は開示しますが、それ以上の面倒を見る義務はありませんから」

ライト「その気になりさえすれば僕だけで全てに片をつけることだってできますが、それではあなたの株が上がらない」

ライト「情報収集も、どんな段取りを踏むのかも、全てはあなたが自分で決めて、自分で人を動かすこと」

ライト「ただし、あなたの手駒はあなた自身で揃えないといけない。小さい脳みそで、分かりますか?」

ハワード「…ならもう出て行け」

ライト「どうもありがとうございます。わたしの意図を察してもらえたようで」

ライト「考えるのは苦手でも、勘の冴えで僕の思ってることを理解できるなんて、あなたは素晴らしい」ニッコリ

 スタスタ…

凪「ハワード…どうすんの?」

ハワード「…あいつは必ずぶっ飛ばす」

凪「そうじゃないだろ!」

ハワード「【安価下2】」

 1 次の土日で消せばいい。それまでは自分を磨くのみ
 2 お前が調べてこい。命令だ
 3 その他、自由台詞


ハワード「次の土日で消せばいい。それまでは自分を磨くのみ」

凪「2日で大丈夫?」

ハワード「2日あればどうにでもなる」

凪「だけどっ…こ、この写真! 軍隊みたい!」

ハワード「軍隊が何だ。そんなもの、この身で蹴散らせば済む」

凪「っ…」

凪(カッコいい――けど絶対に無謀だ!)

凪(本当に大丈夫なのかなぁ…?)

ハワード「となれば、トレーニングをしなければ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 凪(ハワードを信じるしかない…)
 4~6 凪(何かいい方法…うーん…)
 7~9 凪(あ、そうだ)ピコ-ン
  0  凪「ハワード、俺が調べてくる!」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 551/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 トレーニング…の前に、凪の実力を確かめておく
 3 強いヤツを倒しにいく
   ※ライトが判定で教えてくれます
 4 その他、自由


凪(何かいい方法…うーん…)

ハワード「凪」

凪「何?」

ハワード「トレーニングの前に、お前の実力を確かめてやろう」

ハワード「表へ出ろ。お前が強いなら、ぶっ飛ばしてやる」

凪「…わ、分かった!」

 【直下 コンマ判定】
 凪のグラスプスキルは…
 偶数 脳筋系
 奇数 隠密系
 ※0は偶数扱いです

 【下2 コンマ判定】
 一応、凪の異能強度


 あ、このコつおい…

―――――

凪「――こっ…こんな感じ!」

 パラパラ…

ハワード「…」

リク「わあ…」

ライト「ほう…」

ライト(刺突の異能――素手だろうが、前蹴りだろうが、武器を持とうが、突き込めば刺し貫いて問答無用で破壊する物理破壊系統)

ライト(加えて習得しているグラスプスキルが、基本のポイント、アームに始まり、コートとバーニッシュ…)

ライト(とっさの判断の甘さ、実戦の経験はてんで未熟のようだが…これは思わぬ拾いものだったようだ)

凪「ど、どう?」

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 今、お前を本気でぶっ飛ばしてやる
 2 ま…まあまあといったところだ。俺にはまだ劣る…
 3 お前はまだまだ…だが、どうやってそうなった? 聞いておいてやる
 4 その他、自由台詞


ハワード「お前はまだまだ…だが、どうやってそうなった? 聞いておいてやる」

リク「え? でもハワードより――」

ハワード「ふんぬぅっ!」

 メリメリィ
 ブンッ

リク「わっ…!」

 ヒュオォォォ
 ガッキィィィ----ン

ハワード「言え。聞いてやる」

凪「う、うん…。父ちゃんに、毎日、特訓してもらった」

ハワード「どんな?」

凪「最初は紙1枚しか穴開けられないくらいの異能強度だったから、それを上げる練習とか――」

ハワード「詳しく言え」ギロッ

凪「…うん」

 【直下 コンマ判定】(凪も頭脳値は低めにつき-2)
 1~3 ハワード(さっぱり意味が分からなかった…)
 4~6 ハワード「だからどういうことだ、分かるように言え」凪「だーかーらー…」
 7~9 ハワード(これで、異能強度を上げるトレーニングもできるようになった…。俺はもっと強くなれる…!)グッ


ハワード「だからどういうことだ、分かるように言え」

凪「だーかーらー…」

リク「ふわぁぁぁ…」ウトウト

ライト(なるほど、原理は分かった…)

ライト(ふふふ…さて、どんなタイミングで持ちかけて、何を吹っかけるか、今から楽しみだ…)ニヤリ

ハワード「もういい!」

凪「ハワードのバカ!」

ハワード「ぶっ飛ばすぞ!」

凪「うわっ…ごめんなさいっ…!」

ハワード「ふん…」


 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 551/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 強いヤツを倒しにいく
   ※ライトが判定で教えてくれます
 3 コミュ
   ※相手も併記してね
 4 その他、自由


リク「むぅぅ…」ウツラウツラ

リク「もう寝ようかなあ…」コクリ コクリ

ハワード「おい」

リク「あ、ハワード」

リク「何?」

 ↓1~2 リクとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で埋めてもおkよ


ハワード「前に、ちらっと湊とか言う言葉が出てきたが…誰だ?」

リク「湊は湊だよ?」

ハワード「…いつも言っているが、そうじゃないだろうが」

リク「えー? だって…うーん…」

リク「湊はね、ぼくのお兄ちゃんみたいな、お父さんみたいな、お友達みたいな、そういうのなの」

ハワード「育ての親…のようなものか?」

リク「うん」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 リク「今は東京でお店やってるよ。年収520万円って言ってた」
 奇数 リク「いつもね、冬也のこと羨ましがっててね、その内ぶっ飛ばすーって、ハワードみたいなこと言ってるの」
 ※0は偶数扱いです


リク「いつもね、冬也のこと羨ましがっててね、その内ぶっ飛ばすーって、ハワードみたいなこと言ってるの」

ハワード「そいつら同士も知り合いなのか?」

リク「うん」

ハワード「朝霧冬也は最強と言っていたな。それをぶっ飛ばすと言うならば、そいつも強いのか?」

リク「うん。すっごく強いの」

ハワード「ほう…」

ハワード「それと、さっき凪が言っていたことをお前は理解できたか?」

リク「さっきのこと?」

ハワード「そうだ」

 【直下 コンマ判定】(リクは感覚派-1)
 1~5 リク「分かんない」
 6~9 リク「うん、分かったよ」
  0  リク「分かったけど、もっといい方法あるよ?」


リク「分かんない」

ハワード「そうだろうとは思った」

リク「凪、ハワードより強いもんね」

ハワード「そんなはずがあるか!」

 ブンッ

リク「わっ」ヒョイッ

ハワード「間違っても、凪の前でそんなことを言うな」

ハワード「言ったら次こそは、お前をぶっ飛ばす」

リク「うん、いいよ」

ハワード「本当に分かっているのか…?」

リク「うんっ」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 551/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 もう寝る


ハワード「寝るか…」

 ゴロ…

ハワード「…」

 ハッ

ハワード(グラスプスキルのトレーニングを結局しなかった…)

ハワード(……)

ハワード「ならば、逆立ち片腕立てで取り返さねば」

 フンフンフンフンフンッ

 ・
 ・
 ・

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム551/200
 良い子ポイント:4

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年


―――――

 休憩しまする…
 18時前後にまた再開できれば

 どうもありがとうございました


 ――天宮市・天宮高校・レフェス暗殺期限まで5日――

ハワード「…」フゥ

言子「お兄ちゃん、お疲れさま」

言子「帰ろう」

ハワード「ああ」

五十嵐「…」

ハワード「ん?」

五十嵐「ハワードくん、またねっ!」フリフリ

ハワード「…」フイッ

 prrrr…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ライト『特に何もしないで昨日は寝たようですが、随分と余裕なご様子で、僕は嬉しい限りです。じゃっ』ブツッ
 4~6 凪『ハワード、いいこと思いついた! もっとハワードの子分増やせばいいんだよ!』
 7~9 凪『もしもしハワード? リクがどっか消えた』


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 凪『もしもしハワード? 何か、変なのが来てるんだけど…』
 奇数 ライト『あ、ハワード様? レフェスが明後日には国外へ行くっぽいんで、お早めにどうぞ』
 ※0は偶数扱いです


 prrrrr…

ライト『あ、ハワード様? レフェスが明後日には国外へ行くっぽいんで、お早めにどうぞ』

ライト『もしかしたら身の危険を感じてのことかも知れませんし、逃したらあなた如きじゃ追いかけられませんよ』

ライト『見事に失敗してもらえれば、あなたの利用価値がゼロとみなされて、僕の任が解かれるかもしれないからいいんですが』

ライト『一応、ご報告まで。それでは、僕にとっての吉報を首を長くして待っていますので』

 プツッ

ハワード「あさって…というのはいつだ?」

言子「明後日? 明日の次だから…2日後だね」

ハワード「…決めた。レフェスは必ず、ぶちのめす」

 【安価下2】
 1 悠長なことは言ってる場合じゃねえ、乗り込むか
 2 まだ時間は多少ある。準備を万全に


 ――露崎家別邸――

 ビシッ

ハワード「これで、準備は完璧」

リク「あっ、ハワードがカッコいい服着てる」

リク「どこか行くの?」

ハワード「…」フイッ

リク「ねーえー?」クイクイ

ハワード「揺らすな」

凪「ハワード、準備できたよ」ピシッ

リク「あ、凪もきめてる。いいなあ、そういうの」

凪「ねえハワード、2人だけで行くの?」

ハワード「そうだ」

凪「ほんとに? 何か、持ち物とかないの? このカッコだけしか、準備ないの?」

 【安価下2】
 1 さあ出発だ(ハワードと凪のみ)
 2 他に誰か…手駒になりそうなのは…
   ※誰か1人だけ指定してね、交渉からの判定で成功すれば連れていけるよ
 3 他に何か、準備するもの…
   ※何か欲しいものがあれば
    手に入るかどうかは別の問題


ハワード「…」チラッ

リク「ストライプスーツってやつだよね?」

リク「シャツもネクタイも真っ黒でかっこいいなあ…」

ハワード「【安価下2】」

 1 着せてやろうか? その代わり、俺に従え
 2 正義の味方気取りのお前に、悪党を教えてやる
 3 その他、自由台詞でリクのハートキャッチャーをせよ


ハワード「正義の味方気取りのお前に、悪党を教えてやる」

リク「悪い人?」

ハワード「この男だ。フェレス・リンカーン――この国で麻薬の売買を始めようとしている」

リク「じゃあ悪い人だ!」

ハワード「今からそいつをぶち殺しにいく」

ハワード「軍隊並みの私兵もいる。…来るか?」

 【直下 コンマ判定】(正義の味方リク+3)
 1~5 リク「うん! じゃあ行ってくる!」ダッ ハワード「何…!?」凪「行っちゃった…」
 6~9 リク「うん! 一緒に行く! でもぼく、そういう服持ってない」ハワード「…お前の格好はどうでもいい」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 リク「ハワードは…こういう悪い人をやっつける人なの?」ハワード「…今は」リク「!」
 奇数 ローレンス「――突撃しろ。フェレスの私兵ども」
 ※0は偶数扱いです


リク「ハワードは…こういう悪い人をやっつける人なの?」

ハワード「…今は」

リク「!」

 ガシッ

ハワード「何だ? いきなり、手なんか握って…」パシッ

リク「じゃあ、ぼくもハワードの子分になる!」キラキラ

ハワード「!?」

リク「ダメ!? いいでしょ? ね?」

リク「正義の味方は正義の組織にいるんだよ! だからハワードがボスなの!」キラキラ

凪(リクがすごく目を輝かせてる…)

ハワード「お前なんか、俺は――」

リク「ボス!」ギュッ

ハワード「っ…」

ハワード「もう1回、そう呼んでみろ…」

リク「ボ・ス!!」

 【多数決】先に3票集まったものを採用
 1 ハワード「いいだろう。お前は俺の部下2号だ」
 2 ハワード「響きが違う…。やっぱりいらない」


ハワード「いいだろう。お前は俺の部下2号だ」

リク「本当!? やった!」

凪(2号…。1号は、俺…だから…)ハッ

凪「俺はお前の兄貴!?」

リク「兄貴!」ニコッ

凪「おぉ…」ジ-ン

リク「ボス!」ニコッ

ハワード「…お前のを買ってやる。来い」

ハワード「それから行くぞ」

リク「うん!」

ライト(まさか、リクを取り込むとは…)コソ

ライト(間違いなく、あれは特記戦力にカウントされる逸材…)

ライト(…………ハワード様のどこに、あんな魅力が…?)

ライト(いや、しかし、あんな幼児の空想にも似た理由では長続きはしない――のか?)

ライト(どちらにせよ、ハワード様自身がこのままならば…いずれ、耐えきれなくなるのは…)



 ――横浜・リンカーン邸――

凪「でっかぁ…」コソ

凪「見張りが変なの着てる…」パシャ

凪「壁がすごく高いし…中まで分かんないや」パシャ

凪「戻ろうっと…」

 タタタッ

凪「見てきたよ!」

ハワード「どうだった?」

凪「はい、カメラ」スッ

ハワード「…」ピッ

リク「あ、イージスアーマーだ」

ハワード「こんなのを用意しているのか…」

凪「いーじすあーまー?」

ハワード「動力を破壊すれば動かなくなる。お前の異能で胸を壊せ」

凪「うん」

リク「ねえねえ、すぐ行く?」

ハワード「【安価下2】」

 1 もう一晩、交替で見張っておけ
 2 行くぞ


ハワード「行くぞ」

ハワード「フェレス・リンカーンを、殺す」

リク「おー!」

凪「お、おー」

 ハワードが歩き出す。
 そのすぐ後ろを凪がついて、左前をリクが歩く。

 ザッ…

*「何者だ?」ジャキッ

 門番のイージスソルジャーが星業銃を3人に向け、低い声で問う。

ハワード「【安価下2】」

 1 ハワード・ロックフェラー。お前ら全員を、ぶち殺しにきた
 2 ザコと交わす言葉はない。…やれ、お前ら
 3 その他、自由台詞でカッコつけろ!


ハワード「ハワード・ロックフェラー。お前ら全員を、ぶち殺しにきた」

*「敵襲! 襲撃者3名! 消せ!」

 けたたましく警報が鳴り出し、星業銃の引き金が絞られかける。
 そのチャージの僅かな時間で門番の2人が氷に包まれて身動きが取れなくなった。

ハワード「やれ、凪」

凪「っ――えい、やあっ!」

 凍結したイージスソルジャーの胸部に凪の掌底が撃ち込まれる。
 同時に刺突の異能が発動されて、氷ごと胸部の星業動力、そして心臓が穿たれた。

 凪が硬く閉ざされている門を異能で破壊する。
 と、門の向こうには自走砲が3台待機していた。
 砲口が3人へ向けられるが、その前に地面から突き出た氷が自走砲を持ち上げて丸ごとこれも凍結されてしまう。

 ぞろぞろとイージスソルジャーが飛び出してくるが、その全てはリクの異能で凍結された。
 ハワードは足並みを乱さずにまっすぐ、屋敷の入口へと歩いていき、その進路で凍っていたものは凪が粉砕する。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 イージスソルジャー×グラスパー×2人
 4~6 イージスソルジャー×グラスパー
 7~9 グラスパー
  0  無双状態


 【安価下1】
 【安価下2】
 出てきたグラスパーのお名前

 【安価下3】
 【安価下4】
 それぞれ、その異能

 よろしくお願いしまーす!

しゃぼん玉を生み出して操作 割れると衝撃波を発する

名前ならオシフル・リークス
異能ならマグマ

三船 俊作
みふね しゅんさく


 えーと、じゃあ…
 >>421は両方採用
 もうひとりの名前を>>422で、異能が>>420ということで
 やっぱりまとめて取る時でもちょっと感覚空けた方が良かったね
 次から気をつけます

―――――

 ザッ…

オシフル「何だこのチートども…」

三船「侵入者は消すのみ」

 パシュンッ…

リク「あの2人、グラスパーだよ、ボス」

ハワード「そうか」

凪(うわ、強そう…)

 【安価下2】
 1 俺が戦ってる間、他のに邪魔をさせるな
   A オシフルの相手をする
   B 三船の相手をする
     1 外野はリクに任せる  2 外野は凪に任せる  3 リクは俺をサポートしろ  4 凪は俺をサポートしろ
 2 働け部下ども
   A リクはオシフル、凪は三船
   B リクは三船、凪はオシフル
     1 俺は先にいく  2 リクを助勢してやる  3 凪を助勢してやる

 ※ハワードがオシフルの相手をして、外野をリクに任せたい場合は「1A1」と表記してください


ハワード「リク、お前は日本人をやれ」

ハワード「凪、俺がお前を助勢してやる。もう1人をやれ」

リク「了解、ボス!」ニカッ

凪「わ、分かった…!」

オシフル「ふーん? 聞いたことあるぜ、ハワード・ロックフェラー…」

オシフル「ロックフェラーの役立たず…だっけか? 軽く揉んでやるよ」

 オシフルがブレードを抜いて斬りかかってきた。
 刃に身をすくませた凪の前へハワードが出て、アームをかけた腕でブレードを弾き飛ばす。
 バーニッシュのかかったブレードはハワードの皮膚の表面を削ぐように斬ったが、重傷にはならなかった。

ハワード「凪! 震えるな!」

凪「う、うん…!」

オシフル「だったらこれでどうだ?」

 オシフルが何かをあおり立てるように腕を下から振るった。
 瞬間、マグマが屋敷の床から滲むようにして出現してくる。

凪「熱っち…!?」

ハワード「異能――」

オシフル「言っとくが、イージスアーマーはマグマの超高温にも耐えられる」

オシフル「骨も残さず、溶かしてやるよ!」

 マグマが津波のようにハワードと凪へ襲いかかる。
 凪を抱えて床を蹴り、ハワードがそこから逃れるとスラスターを噴かせてオシフルが迫った。

オシフル「切り捨てる!」

 【安価下2】
 1 凪、貫け!
 2 電撃の異能でイージスアーマーを狂わせる
 3 スーツの上着をかけて視界を封じる


ハワード「凪!」

凪「ッ――」

 突撃してきたオシフルに凪が掌底を繰り出した。
 しかし、スラスターが切り替えられて華麗にオシフルが身を翻した。

オシフル「見え見えなんだよ」

 ブレードが閃き、ハワードが凪を蹴り飛ばした。
 鮮血が散ってハワードの強靭な腹筋に守られた腹が切り裂かれる。

オシフル「おおっと、まだ倒れるなよ?」

オシフル「そう深くやったつもりはまだねえからな」

 交錯してオシフルが後方で止まった。
 振り返ったハワードの腹部からは血がぽたぽたと垂れ、足元に溜まっていく。

凪「は、ハワードっ…」

 蹴り飛ばされて難を逃れた凪が顔を青くする。
 だが、ハワードはオシフルから目を放さないでいた。

ハワード「やはり…性に合わない」

ハワード「俺がこの手で、お前もぶち殺す!」ブチブチィッ

 シャツの第一から第三ボタンまでが弾け飛ぶ。
 その筋肉の隆起にオシフルが口笛を吹き鳴らした。

オシフル「やれるもんならやってみろよ。ただし、後方注意だぜ!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 マグマはヤバいっすわ
 4~6 ハワード「ふん、ぬぅっ!」
 7~9 リク「まだやってるの?」ガキィィィンッ オシフル「っ――何…!?」


 振り返った時には遅かった。
 マグマが大蛇のようにうねる筒状になり、背後からハワードに襲いかかる。

凪「ハワードっ…!」

ハワード「ッ――ぐ、おぉぉぉおおおおおおおおっ!?」

 マグマがハワードにぶつかり、さらに膨れ上がる。
 まとった星のチカラさえもその熱を遮断することはできず、皮膚が、肉が、骨が飲み込まれて熱によって融解する。

オシフル「ムダだ、ボケなす。どんだけアームをかけようが、そいつに飲まれりゃ一巻の終わりだ」

オシフル「やっぱ話に聞いてた通り、ただの筋肉ダルマだったなあ、お前」

オシフル「いっぺん死んどけ」

 吐き捨てるようにオシフルが言う。
 すでにハワードはマグマに飲まれ、その身体を消し去っていた。


                                    ―――――― DEAD END



 オシフルさんの異能はヤバいっす
 それに凪はスペック高くても中身が足りてないから十全に実力を発揮できません

 最終的にはコンマが悪かった、うん

 【安価下2】
 リトライ先を選んでください
 1 >>425
 2 >>429
 3 >>432


 ザッ…

オシフル「何だこのチートども…」

三船「侵入者は消すのみ」

 パシュンッ…

リク「あの2人、グラスパーだよ、ボス」

ハワード「そうか」

凪(うわ、強そう…)

 【安価下2】
 1 俺が戦ってる間、他のに邪魔をさせるな
   A オシフルの相手をする
   B 三船の相手をする
     1 外野はリクに任せる  2 外野は凪に任せる  3 リクは俺をサポートしろ  4 凪は俺をサポートしろ
 2 働け部下ども
   A リクはオシフル、凪は三船
   B リクは三船、凪はオシフル
     1 俺は先にいく  2 リクを助勢してやる  3 凪を助勢してやる

 ※ハワードがオシフルの相手をして、外野をリクに任せたい場合は「1A1」と表記してください


ハワード「俺はあの日本人をやる。凪、お前はもう1人をやれ」

凪「ええっ!?」

リク「ぼくは?」

ハワード「お前は周りのザコでも散らしていろ」

リク「うん」

凪「そんなっ…!? り、リク、兄貴の俺を手伝って!」

リク「いいよ」

ハワード「外野も忘れるな」

リク「うん」

三船「では、お前が俺の相手か。…侵入者は、消すのみよ」

 ブレードを下段に構え、三船が静かに言う。
 ハワードが拳を握ってそれに相対した。

三船「行くぞ…!」

 踏み込みの直後にスラスターが噴かされる。
 一瞬で最高速に達して三船がすれ違いざまにブレードを振るう。
 紙一重でハワードはそれを見切って半身になって避け、思いきり蹴り飛ばした。

ハワード「硬い――」

三船「これならどうだ」

 フワッ
 フワフワ…

ハワード「ソープバブル…?」

三船「触れれば痛いぞ」

 ハワードの周囲を無数のシャボン玉が取り囲む。
 三船が再び飛び出してきて、ハワードがそれを正面から取り押さえようとした。
 だが、肩に触れたシャボン玉が炸裂して巨体が揺らぐ。そこに三船が突撃し、ブレードが閃いた。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 左肩やられた
 4~6 どうにかブレードは回避
 7~9 反撃したったぜ


三船「かわすか――!」

 頬をブレードが掠めて、一筋の赤い線ができた。
 そこからぷつりと血の泡が1つ膨らみ、ハワードの頬を垂れていく。
 だが、背後から触れたシャボン玉が弾けてハワードを吹き飛ばす。

ハワード「くっ…!」

三船「ならば、今度は二刀。受け損なえば、その体は3つに引き裂かれるぞ!」

 ブレードをさらにもう1本引き抜いて、三船が大きく弧を描きながらハワードに迫る。
 舌打ちをしながらハワードが床板を踏み抜き、そこからベリベリと板を剥がして投げつけ、ハワードが駆ける。

三船「その程度――!」シュパァンッ

 三船の視界を遮るように投げられた床板が格子状に切り裂かれる。
 切り裂かれた床板ごとハワードが状態をのけぞらせながら引いた拳を、一気に解き放った。

 ドッゴォォォッ

 交差して重ねられたブレードが拳を受け止める。
 バーニッシュをかけられた2本のブレードは、しかし、ひび割れて粉砕された。

三船「何と言う怪力…!? だが、異能を打ち破らねば俺には届かんぞ!」

 【安価下2】
 1 そんなの関係ねえ!
 2 シャボン玉くらいなら強度が低い電撃の異能で割れる!
 3 その他、何かこうすれば勝つるっていうのがあれば


ハワード「そんな脆弱なもの、どうにでもなる」

 パリッ
 バァンッ

三船「っ…異能、か…」

 ハワードを取り囲んでいたシャボン玉が、静電気程度の電撃で割れて盛大な音を立てて弾ける。
 強度が低くとも電撃の速度は、三船がシャボン玉を操るより速く割ってしまう。

ハワード「小細工はよせ。――俺の手で、お前をぶっ飛ばす」

三船「それでも、イージスアーマーに包まれた俺を止められるか?」

ハワード「そんな鉄くずは、粉砕するまで」グッ

三船「気に入った! やれるものならやってみろ、ハワード・ロックフェラー!」

 クラウチングスタートのような姿勢を取り、三船がスラスターを噴かし始めた。
 前へ飛び出ようとする推力を抑え込み、低い視点からハワードを睨み上げる。

ハワード「来い」

三船「行くぞ――!」

 ズドォォォッ

 凄まじい勢いで三船が発射される。
 ブレードは予備も消え、三船が硬く握ったものは拳だ。

ハワード「ぶっ、飛、ばすッ!!」

 ハワードも躍り出て、拳を引いた。
 腰から体を捻り、三船をギリギリまで引きつけてから全てを放つ。

 バリッ

 纏われたアームが、僅かに変質した。
 誰もその変化には気づかぬまま、ハワードと三船の拳が激突する。

ハワード「オォオオオオオオオ――――――――――――ッ!!」

 ドッ
 ゴォォオオオオオオオッ

 【直下 コンマ判定】(身体能力超優秀+2)(イージスアーマー-3)
 1~4 三船「ッ――仕留め損なったか…!」ハワード「次で、決める!」
 5~9 ハワード「ふぅっ…ふぅっ…ぶっ飛ばした」三船「」


 かち合った拳が、僅かにズレた。
 一瞬で両者はすれ違い、次に向けて再び動き出す。

三船「ッ――仕留め損なったか…!」

ハワード「次で、決める!」

 素早く振り返ったハワードだが、右拳に違和感を覚える。
 激しく打ち合ったせいで、拳が開けなくなっていた。僅かに拳頭も変形して、皮膚がずる向けになっている。

ハワード(こんな時に――)

三船「行くぞ…!」

ハワード「ッ…!」

 【直下 コンマ判定】
 1 今度こそ仕留めるのみ
 2 受け流しながら最大出力の異能攻撃
 3 手がダメなら、足があるじゃないか


 すまぬすまぬすまぬ…
 コンマじゃなくて、選択肢だった…orz

 改めて、ここから
 【安価下2】
 1 今度こそ仕留めるのみ
 2 受け流しながら最大出力の異能攻撃
 3 手がダメなら、足があるじゃないか

 申し訳ない…
 お願いします


 三船が再び、飛び出した。
 傷ついた右手は重心移動のためだけに利用し、カウンターの要領で蹴りを放つ。

ハワード「ぶっ飛べ!」

 【直下 コンマ判定】(身体能力超優秀+2)(イージスアーマー-3)
 1~4 ダメでした
 5~9 三船「ぐっ、おおおっ…!?」


三船「ぐっ、おおおっ…!?」

 三船が押され、イージスアーマーの腕部装甲が中の三船の腕ごと圧し潰される。
 ぐしゃぐしゃとこもった音を立て、とうとう肘関節で逆向きにへし折られた。
 それでもハワードの攻撃が止まることはなく、とうとう三船の顔面が蹴りつけられた。

 ドゴォォォッ

 屋敷の壁を貫通し、さらに向こうの分厚い外壁に三船が突き刺さる。
 そのまま三船が動かなくなり、イージスアーマーは大爆発を起こした。

ハワード「ふんっ…」

 潰れかけている右拳をそっと撫でてから、ハワードは鼻を鳴らして勝ち誇った。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 凪とリク、まさかの劣勢中
 4~9 無事にオシフル撃破完了


オシフル「一体、何なんだよ、てめえは…!?」

 大蛇のようにうねりながらリクへ向かったマグマが、凍結される。
 オシフルを守るようにして立ちはだかったマグマもまた、凪が繰り出した掌底の先だけ凍結され、そこから吹き飛ばされた。

リク「正義の味方っ!」

凪「これで――トドメぇ!」

 マグマを吹き飛ばしながらさらに迫った凪が、オシフルの胸に掌底を食らわせた。
 イージスアーマーの強靭な装甲さえも無力化し、留まることの知らない突きがオシフルを穿った。

オシフル「っ…ぐ、が…」

 ドサッ

リク「成敗!」

凪「はぁっ…はぁっ…か、勝てた…」ペタッ

ハワード「へたりこむのは早い。フェレス・リンカーンを殺しに行くぞ」

 屋敷は丸ごと、氷に閉ざされていた。
 屋敷の外にいたイージスソルジャーも、近代兵器の数々も、リクの異能で凍結されている。

リク「はい、ボス!」ビシッ

凪「…ついてけないよ…」グッタリ

 ・
 ・
 ・

 バンッ

フェレス「っ――!?」

ハワード「フェレス・リンカーン――お前を殺しにきた」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 フェレスもグラスパーだった
 5~9 フェレスは弱かった


 【安価下2】
 フェレスの異能とは!?

女天使に変身する能力

バカにさせる

レフェスがいつのまにかフェレスになってる


 >>476
 一応、異能って奇跡的な現象ってことなもんで、グラスパーにしか作用しないのは基本的にNG…ってことになりました!
 ご理解を…
 >>468
 変身っていうのはいいけど、女天使っていうのが何をできるものか、はっきりしないんで…これもNGっす

 てなわけで、>>469は…あれ、何これ、どっかで見たことがあるような…けどまあイケるので採用っす

 >>470
 やべっ、すまんっ! ごめんなさい! ここから直してきます…もう出番少ないけど

―――――

ハワード「お前は俺が殴って殺す。左手でも殺すくらいならわけはない」ゴキゴキ

凪(手の骨鳴らしてる…あれ、どうやってやるんだろ?)

レフェス「っ…ははは、バカどもめ」

レフェス「俺をそれで追い詰めたつもりか?」

レフェス「例え何十人が束になってかかってきたところで、俺の異能の前には無意味だ」

ハワード「ほざいていろ」

レフェス「1+1は、なーんだ?」

ハワード「1+1…?」

リク「えーと…」

凪「1に、1を足すから…」

 ハワード、リク、凪が出された問題に指を折りながら数え始め、レフェスが窓を開け放ってそこから逃げ出す。

 【直下 コンマ判定】(元々BAKA+3)
 1~3 リク「あれ? 悪いのは?」ハワード「しまった…!?」
 4~6 凪「あっ、逃げた!」ハワード「足し算なんかどうでもいい、ぶっ飛ばす!」
 7~9 ハワード「そんなもの、どうでもいい!」レフェス「なっ…!?」


ハワード「そんなもの、どうでもいい!」

レフェス「なっ…!?」

 そもそも計算さえ不要なほどの計算を1秒で放り出し、ハワードが飛び出した。
 窓から飛び降りたレフェスの首根っこを掴んで引きずり上げ、激しい頭突きを見舞う。

レフェス「カッ――あがっ…」

ハワード「死ね」

 白目を剥いてレフェスが手足をだらりとさせる。
 床へ放り出し、ハワードがツバを吐き捨てた。ハワードが片足を上げ、凪が手で目を覆い隠すのと同時にぐしゃりと音がする。

 飛び散った血がハワードの右足を染めた。
 床に踏み砕かれた頭の破片が飛び散り、リクがそれをじいっと眺める。

ハワード「…帰るぞ」

 くるりと背を向けてハワードが冷たく言い放つ。
 真っ先に凪が部屋を飛び出し、ふぅーっと息を吐いた。

リク「いいことすると気分がいいね!」

凪「…リク、変…」ゲッソリ

リク「そう?」

 スタスタ…

 氷に閉ざされた屋敷を出て、ハワードがちらと振り返った。
 リクがパチっと指を鳴らすと、氷が全て砕け散って丸ごと消え去っていく。

ハワード「便利な異能だ…」

リク「えへへ~」

凪「疲れた…もう寝たい…」

 prrrr…

ハワード「…何だ?」

ライト『ご苦労さまでした、ちゃんとバスタ様にはご報告をしておきますので』

ライト『それでは、今夜はもうハワード様の声を聞かないことを切に望みながら失礼いたします』ブツッ

ハワード「ふんっ…」

ハワード「…手が痛い…」



 ――露崎家別邸――

ハワード「っ…痛いな…」ズキッ

ハワード「……俺の拳がここまで軟弱だったとは…」

ハワード「虫酸が走る…!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワード「ん…? 9時…? 寝過ごした…!?」
 4~6 ハワード「ん…? 8時15分…遅刻する…!」
 7~9 ハワード「凪、食事の支度をしろ!」

ハワードと子分の戦力差がありすぎてもう……
しかも気づかず威張ってるのが哀れというかなんというか


ハワード「凪、食事の支度をしろ!」

凪「してるってば…」ゴシゴシ

ハワード「ならいい」

リク「ぼく、まだ寝る…おやすみ…」ゴロゴロ

凪「…いいなあ…ふわぁぁぁ…」

凪「ねえハワード~…学校サボっていい?」

ハワード「…行け」

凪「ケチ…」

ライト「おっはようございまーす!」

ライト「おっ、ハワード様、右手が腫れ上がっちゃって、随分とまあ痛そうですねえ?」

ライト「しかも利き手がダメになったときた! いやあ、何をするのも苦労しそうだ、おいたわしや」

ライト「こりゃ、今日、僕が食べるご飯はきっと、どんなものを食べてもおいしくて仕方なくなりそうだ、太っちゃったらどうしよう!」

ライト「それでそれで~? 痛いのは我慢してる系ですか? そうですよね~、そりゃそうですよねぇ、弱味は見せられないもんね!」

ライト「ああ、いいのいいの、知ってますから、みなまで言わずとも」

ライト「それじゃ、僕は今日、遠出して競輪に行って来るんで! 猿山の大将であられるハワード様、お大事に~」

ハワード「~~っ…クソ!」ガンッ

凪「テーブル蹴らないでよ! あーあー、お醤油こぼれちゃった!」

ハワード「拭いておけ!」

凪「もう…人使い荒いんだから…」

ハワード「部下はボスの言うことは絶対だ!」

凪「分かったってば…怒んないでよ」

言子「お兄ちゃん、おはよう! 凪も! …あれ、リクさんと、ライトさんは?」

ハワード「リクは寝て、あいつはもう行った」

言子「ふうん…。あれ、お兄ちゃん、手、どうしたの!?」

ハワード「【安価下2】」

 1 何でもない
 2 痛む以外は何も問題ない
 3 その他、自由台詞

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アーム551/200
 良い子ポイント:5

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年



ハワード「痛む以外は何も問題ない」

言子「痛いならダメじゃん。動かせるの?」

ハワード「それぐらい、何とも――っ…」

言子「…ダメだよ、こんなの。ちゃんと手当てしないと!」

凪「言っても全然聞かなかった…」

ハワード「何も問題ない!」

言子「お医者さんのとこ行こう、付き添ってあげるから」

ハワード「必要ない」フイッ

言子「そんなこと言って…」

ハワード「だいたい、医者に何て言うんだ?」

ハワード「人間をぶっ飛ばしてケガをした? 言えない」

言子「お兄ちゃんがまともなこと言ってる――じゃなくてっ、それでも、何か…嘘ついてもいいじゃない」

ハワード「ふんっ…」

言子「お兄ちゃん!」

ハワード「【安価下2】」

 1 うるさい!
 2 何も理由を聞かない医者なら行ってやる
 3 その他、自由台詞


ハワード「何も理由を聞かない医者なら行ってやる」

言子「そんなお医者さんいないよ…」

ハワード「だったらこのままでいい。放っておけば治る」

凪(カッコいいけど、絶対に治らなさそう…)

言子「お兄ちゃんのバカ!」

ハワード「バカとは何だ!?」ガンッ

言子「分からず屋! 先に行くから!」フンッ

凪「あーあ、言子姉ちゃん怒っちゃった」

ハワード「知らない。早く食事」

凪「今、おしょうゆこぼしたところ拭いてたんじゃん!」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 凪「ねえハワード、すごいこぼしてる…」ハワード「左手じゃやりづらいだけだ」ムスッ
 5~9 言子(絶対にお兄ちゃんを医者に連れてってやる…)プンプン


 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

五十嵐「ちゃんと学校に来て偉いね、ハワードくん。今日も特別に良い子ポイントを贈呈です!」

ハワード「ふん…」

五十嵐「あれ? ハワードくん、右手はどうしたの?」

ハワード「何でもない」ガタッ

五十嵐「困ったことあったら、先生に何でも相談してね!」

ハワード「…」

ハワード(言子…もういない…。先に帰ったのか…)

 ズキッ…

ハワード(っ…そろそろ、痛いのがひどい…)

 【安価下2】
 1 闇医者探し
 2 コミュ
   ※相手も併記
 3 とりあえず帰宅
 4 どこかへ行く
   ※行きたい場所の併記がなければ、コンマ判定で何かが起きます
 5 その他、自由


ハワード(医者…闇医者がいる…)

ハワード(いつもこんなことになってたらたまらない…)

ハワード(だが、どこにいるかも分からない…)

 【安価下2】
 1 治安が悪い繁華街をうろついて探してみる
 2 誰かに尋ねてみる
   ※相手も併記
 3 凪に探させる
 4 その他、妙案求む


 ――天宮市・繁華街――

 ワイワイ

<ぶっ殺されてえのか!?

<上等だ、やってやらぁ!

 ワ-ワ-

ハワード「…こういうところにはありそう…だが」

ハワード「本当にあるのか…?」

 ドンッ

ハワード「っ――お前、俺にぶつかって、何も言わないのか?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 チンピラ「ああ!? 何だこら、やんのかぁ?」
 4~6 ?「ああ…酔っ払っちまってるもんで…ごめんなさいね…」フラフラ
 7~9 凪「あれ、ハワード?」ハワード「お前か…何でここにいる?」


チンピラ「ああ!? 何だこら、やんのかぁ?」

ハワード「ぶち殺してやる…」

 ドゴォッ

チンピラ「ぐえぇっ…!?」

<こっちでも始まったぞ!

ハワード「これで終わりか?」グイッ

チンピラ「ひっ…あ、ひえぇっ…か、勘弁してくれぇ…」フルフル

ハワード「【安価下2】」

 1 勘弁? するはずがない
 2 金を出せ、それで見逃してやる
 3 お前、医者を知ってるか?
 4 その他、自由台詞


ハワード「お前、医者を知ってるか?」

チンピラ「い…医者ぁっ?」

チンピラ「だ、だったら向こうの病院――」

ハワード「そういう医者じゃない。お前みたいなのが駆け込む医者だ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 チンピラ「し、知らねえよぉっ…! こ、これで勘弁してくれ…!」ダッ ハワード「…金で痛みはひかない…」チッ
 4~6 チンピラ「や…闇医者か? だ、だったら…こ、この辺の真っ赤な口紅をさしてる女がそうらしい…。け、けど詳しくは知らねえ」
 7~9 チンピラ「闇医者なら…た、確か、そ、その路地を曲がった先に…」ハワード「よし、行け」


チンピラ「闇医者なら…た、確か、そ、その路地を曲がった先に…」

ハワード「よし、行け」

チンピラ「ひぃぃっ…!」ダッ

ハワード「あそこ、か…」

 スタスタ…

ハワード「狭い…」

 グイグイ…

ハワード「ドア…この、先か…?」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 闇医者は高額請求する人のようです
 5~9 良心的な価格設定の闇医者でした

 【安価下2】
 闇医者さんのお名前


 揚羽ってお名前は…
 【安価下2】
 1 男?
 2 女?


 ――天宮市・繁華街・『アゲハクリニック』――

 ガチャ…

ハワード「ここに医者がいると聞いた」

蝶番「あら…お客さん? ふうん…へえ…?」

蝶番「いい男じゃない…」

ハワード「俺の右手を治せ」

蝶番「ええ、いいわよ? ただし、120万円」

ハワード「…手持ちの金じゃ足りない」

蝶番「だったら、耳を揃えて持ってきてからにしてくれる?」

蝶番「先払い制だから」

 【直下 コンマ判定】(筋肉もりもりマッチョメン+3)
 1~5 蝶番「金を持ってきたら、治してあ・げ・る」
 6~9 蝶番「――って、普通は言うんだけど…ふふ…いいわね、いい肉づき…気に行っちゃったかも」


蝶番「――って、普通は言うんだけど…ふふ…いいわね、いい肉づき…気に入っちゃったかも」

蝶番「タダで治してあげてもいいわよ?」

ハワード「…じゃあ治せ」

蝶番「だけど、そんなことしてたら商売上がったりなの」

蝶番「わたしが出す条件を飲めるなら、タダにしてあげる」

ハワード「言うだけ言ってみろ。考えてやる」

 【直下 コンマ判定】
 1~5 蝶番「ここに劇薬があるの…。効果は内緒…。飲んでくれる? それで出た副作用は責任取らないけど」
 6~9 蝶番「わたしのこと…揚羽って呼んでくれる? それだけでいいの…」


蝶番「ここに劇薬があるの…。効果は内緒…。飲んでくれる?」

蝶番「それで出た副作用は責任取らないけど」

ハワード「それは治るものなのか?」

蝶番「知らない。どうする…?」

蝶番「運が良ければお腹が緩くなるだけかも知れないし、何も効果は出ないかも…」

蝶番「運が悪ければ…すごーく、苦しむ…か・も」

ハワード「【安価下2】」

 1 金を持ってくる
 2 飲んでやる
 3 その他、自由台詞で口説け


ハワード「飲んでやる」

蝶番「ふふ…ス・テ・キ」

蝶番「あなたに惚れちゃいそう…」

蝶番「これよ。飲んで…一口で、この小瓶の中身をぜーんぶ…」

ハワード「…」

 キュポッ

ハワード(臭い…)

 ゴクッ…

 【直下 コンマ判定】
  1  ハワード「ッ――!?」バタッ 蝶番「あら…死んじゃった…?」クス
 2~3 ハワード「ッ…体が…焼け、っ…」蝶番「それだけ? もっと他にない?」
 5~6 ハワード「ぐっ…う…マズい…急に、寒く…」蝶番「ふうーん…?」
 7~8 ハワード「…」ギュルルル 蝶番「お手洗いはあっちよ?」
  9  ハワード「何とも…ない」蝶番「あら、良かったわねぇ…」ニッコリ


ハワード「ッ…体が…焼け、っ…」

蝶番「それだけ? もっと他にない?」

ハワード「っ…ふぅっ…はっ…うぐぅ…」ダラダラ

蝶番「あら、すごい脂汗…」ペロ

ハワード「舐めるな…!」ブンッ

蝶番「すごい、強ーい…。ふふ…本当に気に入っちゃった」

蝶番「それじゃあ、そのまま痛いところを見せて?」

蝶番「治してあげる」

ハワード「このまま、かっ…?」ギロッ

蝶番「そういう顔の方がステキだもの。ふふ…ダメかしら?」

ハワード「…」ギリッ

 【安価下2】
 蝶番の異能は…
 1 傷は一瞬で治るけど、一定以上の刺激で再発しちゃうような治療系の異能
 2 じわじわ傷が治ってって、治りきるまでめっさ痛む治療系の異能
 3 その他、何か一癖ある感じの治療系の異能を自由
   ※「1」と「2」みたいなちょっと不便な感じのデメリット忘れないでネ☆


蝶番「ほら、痛い分だけ治ってくから、がんばって歯を食いしばって」

ハワード「っ…ふぅっ…はぁっ…」

蝶番「ほんとにいい顔ねぇ…あなたみたいな人の、苦痛の表情がだーい好きなの」

蝶番「もっともっと、痛がって…」

蝶番「そう…痛いけど、必死に我慢しなきゃダメ」

蝶番「泣きわめいちゃうようなのは大嫌いだから、そのままそのまま…いいわよぉ…」

ハワード「ぐっ…うっ…」

 ・
 ・
 ・

ハワード「はぁっ…はぁっ…」

蝶番「はーい、ご苦労さまでした」

蝶番「途中で立っていられなくなっちゃったのね…」

蝶番「でも最後までがんばってたから、やっぱりあなたはステキな人…」

蝶番「いつでも来てね。…その苦痛の顔さえ見せてくれるなら、タダで治してあげるから…」

ハワード「…ふんっ」

 バタム…

蝶番「ふふ…」



 ――露崎家別邸――

凪「あれ、治ってる?」

ハワード「放っておけば治ると言った」

凪「本当だったの!? すげえ、どうやったの!?」

ハワード「言うか…」

凪「でも何か、汗臭い」

ハワード「ふんっ…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B アーム 551/200
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 強いヤツを倒しにいく
   ※ライトが判定で教えてくれます
 3 コミュ
   ※相手も併記してね
 4 その他、自由


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 アーム 551/200


 アーム MAX
 ガイア 42/400

 ブワァッ

ハワード「っ…」

ハワード「ガイアが、できた…?」

ハワード「…いや、これはまだ、未完成…」

ハワード「それでもアームよりは…強いはず」

 グッ

ハワード「よし…」

 【安価下2】
 1 コミュ
   ※相手も併記してね
 2 強いヤツを倒しにいく
   ※ライトが判定で教えてくれます
 3 夜の町へいく
 4 その他、自由


リク「~♪」

ハワード「何をしている?」

リク「アジア美女特集見てるの。ほら、これ、綺麗な女の人」パサッ

ハワード「…そうか」

 ↓1~2 リクとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で埋めてくれれば進めます


ハワード「お前の知り合いにグラスパーはいるか?」

リク「いるよ? 冬也とかー、湊とかー、ハワードとかー…」

ハワード「他には?」

リク「他? うーん…いっぱいいるから数えられない!」

ハワード「…そうか」

リク「それだけ?」キョトン

ハワード「俺は正義の味方じゃない」

リク「……そうなの?」

ハワード「俺はハワード・ロックフェラー。アメリカンマフィアだ」

ハワード「マフィアが何をしているかは分かっているだろう?」

リク「…悪い、こと?」

ハワード「そうだ」

リク「でもハワードは、何か悪いことした?」

ハワード「…人を殺す」

リク「ぼくも」

ハワード「…金を巻き上げる。利益のためなら、何でもする」

リク「でも、ハワードが悪いことしてるの、まだ見てないよ?」

ハワード「【安価下2】」

 1 お前が見ていないだけだ
 2 前から思っていたが…お前はまともじゃない。頭がおかしい
 3 その他、自由台詞


ハワード「お前が見ていないだけだ」

ハワード「俺が使っている金は、ファミリーの誰かが、誰かを脅したり、誰かを殺したりして得たものだ」

ハワード「資金源は違法な物品の売買、法外な金利、恐喝…そういったものばかりだ」

ハワード「それでも、お前は俺を正義の味方と言うのか?」

リク「だってハワードがしたことじゃないよ?」

リク「ハワードは言子を助けたし、凪のお父さんを殺したし、悪いやつもやっつけたよ」

リク「何も悪いことしてないし、正義の味方をやってるよ?」

ハワード「それでも――」

リク「それともハワードは、正義の味方に自分をやっつけてほしいの?」

ハワード「【安価下2】」

 1 もういい
 2 違う。お前がおかしいから言っているだけだ
 3 その他、自由台詞


ハワード「違う。お前がおかしいから言っているだけだ」

リク「…そうなの?」

ハワード「もういい…」

リク「…」

リク「ハワード!」

ハワード「…何だ?」ピタッ

リク「おやすみ」

ハワード「…ふんっ」


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア42/400
 良い子ポイント:5

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能

―――――

 一旦ここまでです
 どうもありがとうございました


 あ、訂正

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア42/400
 良い子ポイント:6

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能


 ――天宮市・天宮高校――

五十嵐「はーい、皆さーん!」

五十嵐「いよいよ、明日は、待ちにまった…一斉抜き打ち全時限小テストの日ですよー!」

<きゃぁあああああっ!

<天宮高校の都市伝説じゃなかったのかよっ!?

<ふっ…わたしにかかれば抜き打ちだろうと怖くないわ

 ワイワイ
 ザワザワ

五十嵐「はーい、静かにしてくださーい!」

五十嵐「この小テストは意外と成績に響くから気をつけてくださいねー」

五十嵐「何時間目に、何の科目の小テストが当たるかは分からないから気をつけてね」

五十嵐「それじゃあ今日はここまででーす! 解散していいよー!」

ハワード「抜き打ち…ショーテスト…?」

ハワード「……ショー…? 何かやるのか…?」

 トテトテ…

五十嵐「ハワードくん、明日、がんばってね」ニコッ

ハワード「…」

 【安価下1】
 1 言子に勉強を見てもらう
 2 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記
 3 ぶらつこう
   ※行きたい場所の指定がなければ判定
 4 強いヤツと戦いにいく
   ※ライトさんが判定で以下略
 5 その他、自由


 ――天宮高校・軽音楽部部室――

<あーいうぉーんふぉげーっ

<うぇんゆーせっどとぅみーすてーごーっ

<あーいうぉーんふぉげーっ

<おーうぇいいんまいはーっすてーごーっ

 デレレ デレレ デレレ デンッ

ハワード「何だ、この歌…?」

 ガララッ

ボーカル「喉枯れた―っ、きゅうけーい!」

ギター「ういうい」

ベース「あぢー、あぢーよー、クーラーほしい!」

ドラム「扇風機最強だわー」

ハワード「…」

ボーカル「うわっ、誰かいる!?」ビクッ

ハワード「【安価下1】」

 1 今のは何の歌だ?
 2 俺にも歌わせろ
 3 その他、自由台詞


ハワード「俺にも歌わせろ」

ボーカル「えっ?」

ベース「どうする?」ヒソ

ギター「別にいいんじゃね?」ヒソ

ドラム「でもあれ、どう見ても外人だろ、洋楽?」ヒソ

ボーカル「なあ、俺が暇になるんだけど」ヒソ

ドラム「お前はいいよ」

ギター「うん、お前喉枯れたんだろ、休んでろよ」

ベース「ニルヴァーナらへん?」

ドラム「どうする、ダニエルパウターとかあの外見で言われたら」

ギター「やるっきゃねえべ、何となく」

ドラム「マジでか」

ベース「いや、一応選択肢用意しとこうぜ。合わなかったらごめんなさいで」

ボーカル「仲間外れにすんなよ! 寂しいだろ!」

ギター「こっち来いよ! ニルヴァーナと、オアシスと、レッドホットチリペッパーズと、ディープパープル、何がいい?」

ハワード「【安価下1】」

 1 別に何でもいい
 2 やっぱりいい
 3 その他、自由台詞


ハワード「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」

ギター「乗ってきた! レッチリだと、レッチリ!」

ドラム「えーと、前何かやった、何だっけ?」

ベース「あの、あれ…あれ、あの、えーと…」

ボーカル「ダニ・カリフォルニア? あれ、歌詞忘れたな…何だっけ」

ベース「お前歌わないから気にすんなよ」

ギター「寝てろよ」

ドラム「出てけよ」

ボーカル「ねえお前らさあ、いじめて楽しい!?」

ハワード「早くしろ」

ドラム「よっしゃ、10分ちょうだい、思い出す!」

ギター「最初何だっけ? スコア持ってないの?」

ボーカル「あるぞ」

ベース「よし、お前もう役目果たしたから帰れ」

ボーカル「だからさぁー!」

 ・
 ・
 ・

ギター「よし、準備完了! やろうぜ!」

ベース「ダニ・カリフォルニア、オーケー?」

ハワード「いいだろう」

ベース「普通に日本語で返された、恥ずかしい…」

ドラム「よっしゃ、始めるぞー」

 ヅヅダッ ヅヅダッ

 【直下 コンマ判定】
 偶数 仲良しになれました
 奇数 ボーカルが拗ねました
 ※0は偶数扱いです


ギター「歌うめぇええええっ!」

ベース「で、なになに? ハワードってロック好き系?」

ドラム「なあなあ、秋に文化祭あるんだけどさあ」

ボーカル「いいよいいよ…どうせ俺よか、インパクトも迫力も満点のハワードの方がいいんだろ…どーせ…」

ギター「いいんならハワード、こいつの代わりに入ってよ」

ボーカル「あっさり捨てないで!」ヒシッ

ベース「きめえよ、ボーカル」

ボーカル「あ、はい…」

ドラム「うそうそ、1割嘘だから気を落とすなって」ポンポン

ボーカル「うぉおおおおんっ、ありがとよぉっ!」ガシッ

ハワード(…………こいつら、疲れる)

ギター「で? 入部希望?」

ハワード「【安価下1】」

 1 入ってやってもいいが、あまり来られない
 2 いや。たまに歌いにきてやる。じゃあな
 3 その他、自由台詞


ハワード「いや。たまに歌いにきてやる。じゃあな」

ギター「えーっ!? もう行っちゃうのかよ?」

ベース「また来いよ、なっ?」

ドラム「いつでも入部しに来いよ!」

ボーカル「俺の立場が危うい…!?」

ハワード「…ああ。じゃあな」

 ガララ…

ベース「見た目ゴツいけど歌うまいし、いいやつだよな、きっと」

ギター「だな」

ドラム「あーあ、こいつがハワードくらいうまけりゃなあ…」

ボーカル「どーも悪うございましたー! がんばりますぅー!」

ベース「あ? 何だ、その態度」

ボーカル「すんません、ごめんなさい、調子に乗りました」

ギター「んじゃ、再開しようぜ」

ベース「うーし、やるかー」

 ・
 ・
 ・

ハワード「…………たまに行こう」

ハワード「気に入った」


 【安価下1】
 1 誰かとコミュしよう
   ※コミュ相手も併記
 2 ぶらつこう
   ※行きたい場所の指定がなければ判定
 3 強いヤツと戦いにいく
   ※ライトさんが判定で以下略
 4 帰宅する
 5 その他、自由


五十嵐「ハワードくんっ、どうしたの?」

五十嵐「初めてハワードくんから先生のとこに来てくれたね。偉い偉い」

五十嵐「良い子ポイントを1点贈呈してあげましょう!」

ハワード「…」

五十嵐「それで、何の用かな?」

五十嵐「先生に何でも相談しなさい」エッヘン

 ↓1~2 五十嵐とのコミュ内容
 例)・良い子ポイントをもっとくれ  ・明日のテストの内容を教えろ  などなど
 ※なければ「なし」で埋めてもらえれば進めます



ハワード「勉強が分からない」

五十嵐「ええっ!? 明日、抜き打ちなのに!?」

五十嵐「困ったねぇ…。じゃあ、先生が今日はみっちり教えてあげる」

ハワード「みっちり…」

五十嵐「嫌な顔しないの、ポイント取り上げちゃうぞ?」

ハワード「…よいこポイントって、何点溜めたら何があるんだ?」

五十嵐「良い子ポイントは10点集めると、先生の電話番号を教えちゃいます」

五十嵐「それ以降はまだ決めてないからお楽しみです」

五十嵐「でも何かいいことあるかもね」

ハワード「それが何か聞いてる」

五十嵐「でも、あと3点集めたら、こんなにやさしくてかわいくて美人で小動物系の先生の電話番号教えてもらえるんだよ?」

五十嵐「ほらっ、何かすごいことに思えてきたでしょ?」

ハワード「……」

五十嵐「そんな顔しないの。はい、じゃあお勉強を教えてあげます」

五十嵐「明日のテストがんばったら、また良い子ポイントあげるね」ニコッ

ハワード「…」

ハワード「…軽めに頼んだ」

五十嵐「いいえ、みっちりです」



 ――露崎家別邸――

ハワード「」プシュ-

リク「ハワードどうしたの?」

凪「あの状態で帰ってきた…」

ライト「いやー、すっかすかの脳みそでムリするからですね」

ライト「ご飯がおいしくてたまりませんよ、HAHAHA」

ハワード(あいつを殴りたいけど、それだけの体力ももうない…)グヌヌ

 【安価下1】
 1 コミュ
   ※相手も併記
 2 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 42/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 3 もう寝る
 4 ここまできたら、もうひと頑張り勉強してみる
 5 その他、自由


ハワード「…」ムクッ

凪「あ、動いた」

ハワード「…」ゴソゴソ

リク「勉強道具出した」

ハワード「…」カリカリ

ライト「な、何だと…!? 勉強を、また…!?」

ライト「ハワード様、どんな恐ろしい病気に!?」ガシッ

ライト「正気に戻ってくれないと僕が色々と困ります! あんたを笑い者にしてないと僕の精神衛生が!」ユサユサ

ハワード「黙れ!」

 ゴスッ

ライト「ぐふぁっ…!?」

 ドサッ

ハワード「当たった…勉強の効果か…?」

ライト「チッ…何だ、元気じゃないですか…。とうとうイカレたかと思って心配して損したじゃないですか」

ライト「全く、人騒がせな…」

凪(絶対にライトの方が悪いのに…)

リク「ライトもバカなの?」

ハワード「お前らもうるさい! どこか行け!」


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア42/400
 良い子ポイント:7

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役


 ――天宮市・天宮高校――

五十嵐「はーい、じゃあ、小テストスタートです!」

 バッ
 カリカリカリ…

ハワード「…」ペラッ

ハワード(この問題、は――)


 【直下 コンマ判定】(普段から言子に教わってる+1)(五十嵐の補修+2)(自宅でも勉強+1)
 1~3 五十嵐「ハワードくん…擁護できないよ。良い子ポイントを1点没収です」
 4~6 五十嵐「ハワードくん、がんばったね。良い子ポイントを1点贈呈です」
 7~9 五十嵐「ハワードくん、とってもがんばったね。偉い偉い、良い子ポイントを特別に2点あげます!」
  0  五十嵐「ハワードくん…先生、ハワードくんはがんばればできるって、信じてたよ! 3点あげるね!」


五十嵐「ハワードくん、とってもがんばったね。偉い偉い、良い子ポイントを特別に2点あげます!」

五十嵐「この調子でちゃーんと勉強をがんばってれば、ハワードくんは立派な大人になれるよ」

五十嵐「だから、これからもこの調子でいてね」

ハワード「ふんっ…」

五十嵐「あと、先生のことをまたいつでも頼ってね」ニコッ

五十嵐「じゃあね、ハワードくん」

 トコトコ…

言子「お兄ちゃん、テストどうだった?」

ハワード「…これだ」ピラッ

言子「これ…すごい、お兄ちゃん、こんなに…!」

言子「現代文と歴史と理科はぼろぼろだけど、数学と英語で…」

言子「お兄ちゃん、おめでとう」ニコッ

ハワード「…これくらい、何でもない」フイッ

言子「ううん、お兄ちゃんががんばったからだよ」

言子「頭から湯気出すくらい、毎日、一生懸命だった結果が出て良かったね」

ハワード「…」

 【安価下1】
 1 仕方ないから今日も勉強してやるか
 2 別にがんばったとかそういうの関係なくてまたオムライスでも食べにいくか
 3 誰かとコミュ
   ※相手も併記
 4 強いヤツと戦いにいく
   ※ライト以下略
 5 ぶらつく
   ※行きたい場所が以下略
 6 その他、自由


 ――天宮市・行列の洋食屋――

十時「お待たせいたしました、オムライスです」コトッ

ハワード「きた…!」ガタッ

言子(お兄ちゃん、地味にオムライス気に入ってるよね)

言子(今度作ってあげようかな? 喜んでくれるといいけど…)

十時「何かいいことでもあったんですか?」

言子「はい、お兄ちゃんががんばって、小テストでいい方の結果出して」

ハワード「普通だ」ガツガツ

十時「それはそれは…」

言子「あれ? あの張紙…」

十時「うん? ああ、アルバイト募集?」

十時「アルバイトの子が辞めてしまって、1人だけ募集しているんだ」

言子「そうなんですか…。……あの、店長さん。わたしを雇ってもらえませんか?」

ハワード「言子…?」モグ

十時「アルバイト先、探してたの?」

言子「はい」

十時「元気そうだし、常識もあるし…大歓迎だよ」

十時「ただ、少し忙しいよ。大丈夫?」

言子「大丈夫です」

ハワード「…」モグモグ

ハワード「【安価下1】」モグモグ

 1 いつ、またアルマに狙われるか分からない。やめておけ
 2 …まあいいか
 3 その他、自由


ハワード「…まあいいか」モグモグ

十時「それじゃあ、今度履歴書を持ってきてね」

言子「はい、ありがとうございます」

ハワード「食べないならもらうぞ、言子」スッ

言子「ダメっ、あげないってば」サッ

<すいませーん

十時「はい、ただいま」

ハワード「…アルマには気をつけろ」モグモグ

言子「大丈夫だよ。また危なくなったらお兄ちゃんに電話するから」

言子「ちゃんと助けてね」

ハワード「…当たり前だ」モグモグ

 カランッ

ハワード「食べた。もう行くか」

言子「お兄ちゃん早いよ! わたし、まだなのに!」

ハワード「早くしろ」

言子「お兄ちゃんがやけに早いの。もう…」


―――――

 今夜はここまでにします
 どうもありがとうございました

 忘れない内に、ぺたり

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア42/400
 良い子ポイント:9

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役


 30分後くらいにやれたらと思ってまする
 つきあってやんよ、という方は以下の判定お願いいたしまする

 【直下 コンマ判定】
 1~5 ローレンス再び
 6~9 ライト「ハワード様、バスタ様より、次のご指示がございます」
  0  ライト「ハワード様、朝霧冬也が中東で目撃されたそうです」


 ――露崎家別邸――

ライト「ハワード様、バスタ様より、次のご指示がございます」

ハワード「…何だ?」

ライト「レフェスの死亡によって、麻薬の流通ルート敷設に問題が生じました」

ライト「そこでアルマ様はどうやら、大金を詰んで日本の麻薬流通を担っているヤクザを買収するようです」

ライト「いずれ、その内部からじわじわと乗っ取る腹づもりなのでしょう」

ハワード「それで?」

ライト「バスタ様は、アルマ様が目をつけたヤクザとは、また別のヤクザと交渉をしました」

ライト「そこで2つのヤクザの勢力同士が、代理戦争をするような形になっています。ハワード様はそこへ乗り込み、アルマ様方を潰してください」

ハワード「…」

ライト「そうすることで、手を組んだヤクザの面目を潰し、アルマ様が手を組んだヤクザを撲滅する」

ライト「表向き、ファミリー内では日本の麻薬流通ルートを拓いたのがハワード様ということになり、丸く収まる」

ハワード「…分かった」

ライト「バスタ様が手を組まれたのは、東京を本拠地とする美多組というヤクザです」

ライト「そして、潰すべき、アルマ様が手を組んだヤクザは【安価下1】組というそうです」

ライト「では、くれぐれも日本のヤクザに負けてしまわぬよう、お願いいたします」

 【安価下1】
 アルマ様が手を組んだヤクザさんの名前
 「○○組」の○○にあたるとこお願いします


ハワード「基旗組か…」

凪「聞いたことない。はい、コーヒー」スッ

 ズズ

ハワード「…こんなものが飲めるか!」ガシャ-ン

凪「別に普通じゃん!」

ハワード「安物なんか飲まない。淹れ直せ」

凪「もうっ…わがまま」ムスッ

ハワード「情報が欲しい…が、日本の事情は知らない…」

ハワード「…凪もリクも使えそうにない」

ハワード「…」

ハワード(きっとあいつも、手は貸さない)

ハワード(どうすればいいんだ…?)

 【安価下1】
 1 とりあえず部下に丸投げ、調べてこい
   A 凪
   B リク
   C 両方いけ
 2 ヤクザ事情を知っていそうな知り合い…いる?
   A 十時
   B 蝶番
   C その他、誰か指定
 3 美多組とバスタは手を組んでいるらしいから、いっそ会いにいく
 4 その他、妙案求む


ハワード「凪」

凪「何?」

ハワード「基旗組を探ってこい」

凪「ど、どうやって?」

ハワード「自分で考えろ」

凪「ええーっ!? 大体、探るって何を?」

ハワード「規模、戦力、ボスのこと」

凪「どこにいるの?」

ハワード「知らない」

凪「あぁぁ…もう…」

ハワード「【安価下1】」

 1 行ってこい
 2 いつ、何をするかも調べておけ
 3 その他、何か要望など


ハワード「いつ、何をするかも調べておけ」

凪「例えば? 誰かと会ったとか? 買い物行くとか?」

ハワード「バカか、お前は」

凪「ハワードに言われたくないよっ!」

ハワード「何だと!?」ガンッ

凪「うわぁっ、ごめんってば!」

ハワード「ふんっ…。抗争が起きるなら、その準備をするはずだ」

ハワード「武器の流れ、兵隊の流れを調べろ」

凪「そんなのどうやって…」

ハワード「自分で考えろ。資金だ。行け」ポイッ

凪「分かったよ…期待しないでね…」

凪「行ってきまーす…」トボトボ

ハワード「…さて」

 【安価下1】
 1 他に俺ができること…
   A 特に思い浮かばない、だってBAKAだから…
   B その他、妙案求む
 2 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 42/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 3 コミュ
   ※相手も併記、ただし凪は情報収集中のため不可
 4 その他、自由


ハワード「おい」

ライト「何ですかー? 今、競馬の予想にいそしんでるんで後にしてもらえます?」

ハワード「ぶっ飛ばす!」

 ブンッ
 ガシッ
 グルンッ

ハワード「っ…!?」

 ドゴォッ

ライト「うーん、難しいなこれは…」

ハワード「…」

 ↓1~3 ライトとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で進行するのでそれで埋めてください


 途中でなし入ったけど、すぐ次のがあったから、オマケで3つ分にしときます

―――――

ハワード「朝霧冬也はロックフェラーに何をした? レイン以外のことで、だ」

ライト「レイン様以外…そうですねぇ、末端のファミリーが喧嘩吹っかけて返り討ちにされたとか…」

ライト「ロックフェラーで保管していたECが朝霧冬也に強奪されて、綺麗に消し去られたとか…」

ライト「そうそう、バスタ様の部下だった女が朝霧冬也に寝返ったなんてこともありましたよ」

ライト「物的な被害を挙げるなら、レイン様が血眼になって追いかけて差し向けたファミリーが何十…何百とボロ雑巾にされたり…」

ライト「折角、かき集めていた武器を朝霧冬也に投入してそのほとんどが破壊されて使い物にならなくなった程度ですかね」

ライト「さっさとレイン様もぶっ殺されたり――あ、こりゃ失礼、ついハワード様と同格みたいなこと口走っちゃいました」

ライト「あんな威張るしか脳がない男と一緒にされちゃ、ハワード様でも嫌がって…あれれ? でも、これじゃ同類みたいですね」

ハワード「…で、朝霧冬也の動向は掴めているのか? まだ何も聞いていない」

ライト「アフリカ大陸にいたそうですけど、逃げられて今は行方不明だそうで」

ライト「にしても、ハワード様もレイン様も、無能という点はそっくりの兄弟であられますよね。バスタ様とは似ても似つかないのに」

ハワード「俺をあれを一緒にするな。大体、お前はどうなんだ? 兄弟はいないのか?」

ライト「僕の兄弟?」

 【安価下1】
 1 僕とは似ても似つかない、腹黒のクソみたいな兄貴がいますが、何か?
 2 僕とは似ても似つかない、口が悪くて慇懃無礼な弟がいますが、何か?


ライト「僕とは似ても似つかない、腹黒のクソみたいな兄貴がいますが、何か?」

ハワード「お前そのものだ」

ライト「失敬な…。大体、あれはアルマ様に仕えている時点で唾棄すべき男ですよ。同じ血が流れているとは思いたくもない」

ライト「そもそもですよ、あなただって分かるでしょう?」

ライト「ただ同じ血が流れているだけで序列を定められて比べられる、兄弟なんていうものの忌まわしさは」

ライト「それとも、まさかそんなことも理解せずに嫌っていた? ややっ、これはこれは迂闊でしたが、また1つ、賢くなれて――」

ハワード「死ねぇ!」

 ブンッ
 ガシッ
 ゲシッ

ライト「ああ、成長なんてもの、あなたには縁遠いものでしたね。申し訳ありません、つい本音がぽろりと」ニンマリ

ハワード「お前のその動きはどこで、どう身につけた? それにどうして、非力そうなお前が俺を投げ飛ばせる!?」

ライト「はぁ~?」

ライト「ジュージュツですよ、ジュージュツ。もっとも、基礎だけ見よう見まねで覚えて、アレンジ加えまくりですけど」

ライト「柔能く剛を制す――技術、というものですよ。ハワード様の喧嘩殺法とは全く違う、重ねられてきた知恵と経験の賜物です」

ハワード「どこでそれを覚えた?」

ライト「どこでも何も…そりゃ、僕は物心ついた時からロックフェラーに仕えていましたから」

ライト「これくらい身につけないと死んじゃうんですよ。生き残るために自然と身につけていっただけです」

ライト「あなたとは違って、温室で文句を言いながらぬくぬく育ったんじゃありませんから」

ライト「それだけですか? これでも忙しい身なんですよ、競馬の予想にパチンコの新台チェックに、ポーカーのイカサマの練習…」

ライト「用がないなら、どうぞお引き取りを。ハワード様」

ハワード「【安価下1】」

 1 ふんっ…さっさとお前なんかくたばれ
 2 その他、自由台詞でコミュ・質問など


ハワード「ふんっ…さっさとお前なんかくたばれ」

ライト「奇遇ですね。わたしも、あなたに対して全く同じことを考えていました」

ライト「いやあ、こんな以心伝心があるものだとは…お互い、ハラワタが煮えくり返って仕方ありませんね」ニコッ

 ・
 ・
 ・

ハワード(あいつと話すと腹が立つ…)ギリッ

ハワード(そろそろ寝るか…)

 【安価下1】
 1 その前にグラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 42/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 0/200
 2 よし寝よう


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 バーニッシュ 0/200


 あ、すまん
 アームMAX補正というのがあるんや
 それで +20 が入ります

 これは分子が分母を超えるまでは追加されます

 ので、
 0+68+20=88となります

 バーニッシュ 88/200


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア42/400 バーニッシュ 88/200
 良い子ポイント:9

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役


 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

言子「お兄ちゃん、わたし、今日からバイトだから」

ハワード「今日からか…」

言子「わたしがいなくても、喧嘩しちゃダメだからね?」

言子「あと、危ないことはしないこと」

言子「勉強見てあげられなくてごめんね。それじゃ、行ってきます」

ハワード「…」

五十嵐「ハワードくんっ」

ハワード「…」ジロッ

五十嵐「呼んでみただけだよ。気をつけて帰ってね。ばいばい」フリフリ

 【安価下1】
 1 ぶらつきながら帰る
 2 勉強なんて1人でできるもん
 3 コミュ
   ※相手を併記
 4 どこか行く
   ※行きたい場所も併記
 5 その他、自由


 「遠出」をすると翌日の学校に遅刻の可能性:大です
 学校を遅刻・欠席すると良い子ポイント没収の可能性もあり
 なので遠出の時は休日を狙った方が良さげ…なんですが

 それでも、行っとく?
 【多数決】↓1~3 で最多票を採用
 1 行くで
 2 今は見送ろう


 ――露崎家別邸――

ハワード「リク」

リク「何ー?」

ハワード「東京へ行く。湊とかいうのに会う」

リク「湊に会いたいの?」

ハワード「支度をしろ。お前もついて来い」

リク「いいよ! 何でいく? 新幹線? 車?」

ハワード「…お前、運転できるのか?」

リク「じゃーん! 自動車とバイクの免許! すごいでしょ?」

ハワード「…」

 【安価下1】
 1 新幹線やで
 2 車で行ったろうじゃん
 3 その他、何かある?


リク「ハワードおっきいから、ムリ…」

ハワード「…行け」

リク「重量オーバーなの! ハワードと二人乗りはムリ!」

ハワード「そうか…」

 【安価下1】
 1 じゃあ新幹線
 2 じゃあ自動車
 3 ならサイドカー買えばいいじゃんか


 ――東京駅――

ハワード「人がうざいな…」

リク「まっすぐ湊のところ行く?」

ハワード「今、いるのか?」

リク「多分」

ハワード「【安価下1】」

 1 じゃあまっすぐ行く
 2 うろついてから行く
 3 その他、自由


 さあ…
 湊が今、何をしているのかのお時間です…

 【直下 コンマ判定】
 1~4 定食屋を経営してました
 5~9 バーを経営していました
  0  何でも屋をしていました


 ――東京某所・食事どころ『湊風』――

 ガララ…

湊「らっしゃーい」

リク「湊」

湊「ん? ――リク! お前っ、いきなり帰ってきやがって…」

湊「ああ? 何だ、その後ろの…でかっ」

湊「まあいい、リク。ちょっと手伝え。今混んでんだ。ホールやれ」

リク「はーい。ハワード、待っててね」

ハワード「…【安価下1】」

 1 じゃあ、このオムライスで
 2 何でもいいからうまいの持ってこい
 3 その他、自由台詞


ハワード「…じゃあ、このオムライスで」

リク「はーい、かしこまりましたー。オム一丁ねー!」

湊「あいよ、オム一丁」

<やだ、あの店員さん、すごくカッコいい…

<すみませーん、ちょっといいですかー?

リク「はーい」トコトコ

湊(よっしゃ、リクがホール入れば女性客が軽く4倍まで見込める!)

湊(へっへっへっ、いきなり帰ってきたんだから稼がせてもらうぜぇ…)

ハワード「…狭い店だな」

 ・
 ・
 ・

湊「――よーし、閉店!」

湊「んで? 何で帰ってきた、いきなり?」

湊「また小遣いくれってか? 仕方ねえなあ…いくら?」

リク「いくらでもいいよ」

湊「ああ? 自分で稼げっつーの…。ほれ、とりあえずこれでいいか?」スッ

リク「うん、ありがとう、湊」

リク「…ねえハワード、湊に何の用があったの?」

ハワード「【安価下1】」

 1 俺と戦え
 2 特に用はない
 3 その他、自由台詞


ハワード「俺と戦え」

湊「ああ?」

ハワード「怖いのか?」

湊「いきなりやって来て、戦え? 怖いのか?」

湊「ふざけたこと言ってんじゃねえよ、ぶっ飛ばすぞ、こら」

ハワード「やってみろ」

 バチバチ…

リク「…」

湊「だが、店の中でやられて壊されちゃあたまんねえからな…」

湊「ついて来い、思いっきり暴れられる場所まで連れてってやんよ」

 ・
 ・
 ・

 ――東京某所・とある私有地――

湊「最近、体がなまってたんだよなあ…」ボキボキ

湊「手加減なんざ、してやらねえぞ?」

ハワード「それでいい。――ぶっ飛ばす!」

リク「始まっちゃった…」


 【直下 コンマ判定】(湊は強いのよ+3)(しがない定食屋の主の現在-1)
 1~5 湊TUEEEEEEEE
 6~9 劣勢だけど、まあやろうか
  0  湊さん、勘がにぶりすぎてたどころか、魔女の一撃

補正のプラマイ逆じゃない?
結果変わらないからあれだけど


 >>665
 あ、そうでした…結果変わらないからあれだけど、気をつけます
 ごめんなさい

―――――

湊「とりあえずこれでどうだ、小手調べからやってやるよ!」

 細い無数の光線が空から降り注いだ。
 夜空から降りそそぐレーザービームは、何万光年を旅して地球に到達した星々の瞬き。

ハワード「っ――!?」

 光線の破壊力はさほどではないが、その数は100や200でも足りない。
 言葉通りである、星の数ほどの光線がハワードに続々と襲いかかっていく。
 ダメージを覚悟でハワードが湊へと飛びかかって拳を振るうが、湊も臆することなく拳を突き出した。

湊「おらよおっ!」

 ドゴォッ
 ドゴォッ

 ハワードの拳が湊の顔面に、湊の拳がハワードの腹に突き刺さる。
 弾かれたように両者が距離を取ると、再び星屑の光線がハワードに向かっていく。

ハワード「だったら――ガイア!」

 莫大な星のチカラをハワードが纏う。
 星屑の光線はガイアを破ることができずに無効化された。

湊「ガイアってのはな、こうやんだよ!」

 猛スピードでハワードが湊へ突っ込む。
 しかし、湊が発動した完成形のガイアはそれを上回った。

ハワード「ッ――!?」

 ドッゴォォォォォッ

 ハワードの巨体が盛大に殴り飛ばされて芝の地面を抉った。
 茶色の土がハワードの擦れた場所に太い線を残す。すかさずハワードが起き上がるが、湊がジッポーを点けていた。

湊「てめえなんざ、これで充分だ」

 地上を照らし上げるには不確かで、遠すぎる星の輝き。
 元々の光源は遠く及ばないが、ジッポーの炎の揺らめきは距離としては星より遥かに明るいものだった。

 揺らめくジッポーの炎から放たれた光線は、容易くハワードのガイアを突き破った。
 タバコをくわえ、湊がジッポーで点火する。ふうっと煙を吐き出し、にやりと湊は口元を歪めた。

湊「この湊様に勝とうなんざ、100万年早え」



 ――東京某所・食事所『湊風』・2階和室――

ハワード「っ…く…」ムク

ハワード「ここは――っ…俺は、負けたのか…」

 ガチャ

リク「あ、ハワード起きた」

リク「もう朝だよ?」

ハワード「8時、か…。もうどうやっても間に合わないな」

リク「湊が朝ご飯作ってくれたよ。下行こ?」

 グイッ

ハワード「…」

 トットットッ…

湊「おう、起きたのか。デカブツ」

湊「朝飯だ。食っとけ」

ハワード「これは何だ?」

湊「ひじきの煮物と小松菜の煮びたしと肉じゃがだ。それに白米、みそ汁」

リク「昨日の残り物…」

湊「文句言うんじゃねえよ、こんにゃろ。早めに来るって言えばご馳走用意してやったってのに」グリグリ

リク「やめてよー」

 ワチャワチャ

ハワード「…」モグ

ハワード「うまい…」

 【安価下1】
 この後どうするよ?
 1 おいとましとく?
 2 コミュしとく?


湊「んで? 何でいきなり喧嘩なんかふっかけてきたんだ?」

湊「喧嘩なんざ売られりゃ買ってやるだけでどうでもいいけどよ」

湊「にしても弱っちいクセに生意気こいてんじゃねえぞ、こんにゃろう」

湊「いいストレス解消にはなったけどな。サービスだ、こんにゃくの煮物も食っとけ」

 コトッ

ハワード「…」モニュ

ハワード「…うまい…」

 ↓1~3 湊とのコミュ内容
 ※なければ「なし」で埋めてもらえれば進めます



ハワード「お前ほどの強さの男が、どうしてこんな店をやっている?」

湊「こんなとは何だ、てめえ」

湊「職にあぶれただけだっつーの。俺だってお前くらいの頃はまっとうなだな…」ブツブツ

リク「クビになったもんね、アルバイト」

湊「るっせえ! 生意気になりやがって!」ブンッ

リク「えへへー」パシッ

リク「何これ?」

湊「お前が欲しがってた、仮面ライダー2号のソフビ」

リク「わあっ! ありがと、湊!」

ハワード「…」

 【直下 コンマ判定】(プライド高め-1)(でもボロ負けして湊の強さは思い知った+2)
 1~4 ハワード「…俺を鍛えろ」湊「やなこった。どうしてもってんなら、もっと頼む姿勢ってのを見せやがれ」
 5~9 ハワード「…俺を、鍛えろ――くだ、さい…」グヌヌ 湊「ああ?」


ハワード「…俺を、鍛えろ――くだ、さい…」グヌヌ

湊「ああ?」

湊「何だって? 悔しげな呻き声の方がでかくてよく聞こえねえよ」

ハワード「俺を鍛えろと言っている!」

湊「鍛えろ…ねえ」

湊「理由は?」

ハワード「俺は強くなって、俺の価値をあげないとならない。認めさせないといけないヤツがいる」

ハワード「だがこのままじゃ弱いままだ。だから、お前を見込んで俺を鍛えさせてやる」

湊「何だそりゃ、頼む態度じゃねえだろっつうの…」

ハワード「…だったら、頭を下げればいいのか?」

湊「…そういうのができねえ人間ってか…」

湊「だがダメだ。俺は誰かを鍛えるなんてしたことねえし、忙しいんだよ」

湊「休日なんて、月に2回だぞ、2回。それをどこの誰とも知らねえヤツの面倒見るために使うなんてできるか」

ハワード「頼む」

湊「…」

ハワード「【安価下1】」

 1 何でもする。頼む
 2 弱いままではいられない。頼む
 3 その他、自由台詞


ハワード「弱いままではいられない。頼む」

湊「…とっとと帰れ」

湊「リクに聞いたぞ。学校もサボるようなヤツが、他のことできると思うんじゃねえ」

湊「土曜に来い。お前が店を手伝って、いい働きをした日だけ…しごいてやるよ」

ハワード「それは了承でいいんだな」

湊「言っとくが、俺はスパルタだぞ? こら」

リク「ねえ湊、これもう1つほしい」

湊「しっかたねえな、探しといてやるよ」

湊「それとリク、お前、いつまでふらふらしてんだ?」

リク「冬也見つからないんだもん」

湊「あいつがそうそう見つかるかっつーの…」

湊「大体なあ、お前は――」

 ペチャクチャ
 クドクド

ハワード「…」グッ

 【安価下1】
 1 よし、帰ろう
 2 帰る前に東京をぶらついちゃおう


 ――JR天宮駅――

リク「お腹へった。何か食べようよ、ハワード」

リク「ねーえー」グイグイ

ハワード「…」

 【安価下1】
 1 今から行けば5時限目の授業に間に合う…
 2 今日はもうサボタージュするか


 ――天宮市・天宮高校――

五十嵐「もうっ、先生、ぷんぷんです!」

五十嵐「思いつきで遠くに行って、それで学校を遅刻するなんて、めっですよ!」

ハワード「…」

五十嵐「ハワードくんは、悪い子なので、良い子ポイントを没収です!」

 【直下 コンマ判定】
 1~4 2ポイント没収
 5~9 1ポイント没収


 良い子ポイント 7

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

言子「お兄ちゃん、わたしが目を放したらいきなり遠くに行って、夜も帰らないなんて…」

言子「心配してたんだよ?」

ハワード「…」フイッ

言子「もうっ、お兄ちゃんのバカ」

 タッタッタッ

ハワード「…ふん」

 prrrrr…

凪『もしもしハワード? 基旗組のこと、調べたよ』

 【直下 コンマ判定】
 1~3 凪『でも何も分かんない。見た目が怖い人はいっぱいいる』
 4~6 凪『いつも事務所にいるのは30人くらいだと思う。出前30人分とかとってたから』
 7~9 凪『すごくいっぱい、人が出入りしてる』


凪『いつも事務所にいるのは30人くらいだと思う。出前30人分とかとってたから』

ハワード「他には?」

凪『それだけ』

ハワード「引き続き調べろ。定時連絡は怠るな」

凪『はーい』

 ブツッ

ハワード(常駐しているのが、30人…か)

 【安価下2】
 放課後ターン
 1 帰宅しよう
 2 どこか行こう
   ※併記がなければ以下略
 3 コミュ
   ※相手も併記
 4 戦いにいく
 5 その他、自由




 ――露崎家別邸――

リク「とうっ、やあっ」

ハワード「…何をしている?」

リク「仮面ライダー2号で遊んでるの」

ハワード(幼児か、こいつ…)

 ↓1~3 リクとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で埋まれば進めます


ハワード「何故2号なんだ。1号じゃないのか」

リク「2号はね、1号がいるから2号なんだよ」

リク「ぼくも2号だから、2号がいいの」

ハワード「意味が分からない…。普通は1がいいはずだ」

リク「ぼくは2が好きなの」

ハワード「…そうか。ところで、あの湊という男が好きなものはなんだ?」

リク「湊が好きなのはね、綺麗な黒い髪の毛の女の人と、ハムカツと、お日様だよ」

リク「でもハムカツあげるとね、文句ばっかり言うの。だからぼくは買ってあげない」

ハワード「好みにうるさいのか…。面倒だな」

リク「ハワードもね」

ハワード「俺は違う! 悪いものを悪いと言うだけだ!」ガンッ

リク「そうなの?」

ハワード「で、朝霧冬也はあれよりも強いのか?」

リク「うーん…お酒は湊の方が飲むよ。2人は親友だから喧嘩しても戦ったりしないから、分かんない」

ハワード「戦うとなったら」

リク「ええー…? 分かんないけど…うーん…………うーん…」

ハワード「…」イライラ

リク「…引き分け?」

ハワード「…引き分け、か…」

リク「あ、でも湊はモテないから、そこは冬也が絶対に勝つの」

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 そうか、もういい。
 2 あと1つだけ、コミュ・質問など自由台詞


ハワード「親しいように見えた…。何か思い出話はあるか?」

リク「うん! いっぱいあるよ!」

ハワード「…話してみろ」

リク「じゃあ…【安価下2】」

 1 湊がジョナンっていうお話するね
 2 ぼくが湊の大好きなところいっぱい教えてあげる
 3 湊が正義の味方1号ってお話するね


 ――8年前・冬――

湊「てめえ、うちのコを性懲りもなく…」

リク「みなとっ…!」

 吐き出される息が白くなる、寒い日の、寒い倉庫だった。
 ブラック・ライトの刺客を単身で5人撃破して、湊がようやくそこへ辿り着く。
 開け放たれたドアから吹き込んだ寒風が、湊の首に巻かれている赤いマフラーをはためかせていた。

*「動くんじゃねえぞ、ガキ。それにお前もだ。妙な動きをしたら、俺の異能で串刺しになるってこと忘れるんじゃねえ」

*「俺のアンテナ精度は異能が発動される兆候さえも感知する。3710号――てめえもついでに、連れ帰ってやるよ」

湊「っ…」ギリ

リク「みなと…」

*「その前に、痛めつけてやらねえといけねえけどな…。抵抗するんじゃねえぞ、抵抗すれば串刺しだ。そこの手錠を自分ではめろ」

湊「…悪趣味な野郎だ…」ガチャンッ

 手錠を嵌めた湊に男がゆっくり近づき、思いきり湊の腹を殴った。
 無抵抗の湊は一方的になぶられ、鈍い音が響く。口から血を吐き、骨が折れていく。

*「はっはっはっ…これが、あの3710号かよ…。笑えてくるなあ?」

湊「…」ギロッ

*「そんな目ぇ、2度とできねえようにしてやるよ!」ドゴォッ

湊「ぐふっ…」ガシッ

*「ああ? 何、俺の足を受け止めてる?」

湊「ようは、異能かグラスプスキルを使わなきゃいいんだろ…? てめえなんざ、生身で充分だ」

*「じゃあやってみろやぁ!」

 湊の髪を掴んで、男が顔を殴打した。受け身も取れずに湊が倒れ込み、そこに鉄パイプが降りそそぐ。
 だが、両手を体の前で拘束されたまま湊は走り出し、男に体当たりをする。倒れ込んだ男の首筋に素早くかみつき、その肉をかみちぎった。

*「っ――こ、のォ…!」

湊「それは俺の台詞だ――」ガンッ

 強烈な頭突きが叩き込まれて、男が気絶した。呼吸を荒げながら湊がアームで手錠をひきちぎり、よろよろとリクに向かう。

リク「みなと…みなと、痛くない…?」

湊「大丈夫に決まってんだろ。寒かったな。もう平気だぞ、リク…」ナデ

 傷だらけの笑顔を見せ、湊はリクを縛っていたロープをほどいた。
 リクが湊にしがみついて、湊もその小さな体を両腕で抱きとめる。

湊「帰るぞ」

リク「うん…。でも…ぼくがいたらまた…みなとが痛いの…?」

湊「……何バカ言ってんだよ。いいか、リク。実は言ってなかったけどな、俺は正義の味方だ」

リク「正義の味方!? 仮面ライダーなの!?」

湊「おう、そうだ。それに正義の味方っていうのは、絶対に負けねえし、ぼろぼろになっても1週間後には元気だろ?」

湊「だから大丈夫なんだ。…何も心配することねえから、バカなこと言ってねえで帰るぞ」

湊「うぅっ…さっぶいな、ここ…。ちょっと血で汚れてるけど…まあいいか。ほれ、これ巻いとけ」グルグル

リク「あったかい…。ねえみなと、ぼくも仮面ライダーになれる?」

湊「ああ? そうだな…。悪いことしてるヤツを懲らしめたら、もう正義の味方だ。けど、お前はまだ早い」

湊「せめて、俺より背ぇ高くならないとな。だから、帰ってメシ食って、寝る。なっ? それでいいんだ」ナデ

 手を繋いで仰ぎ見た正義の味方。
 だらしなくて、悪人面で、それでも傷だらけになりながら守ってくれる、リクのヒーローだった。


 一旦休憩です
 どうもありがとうございました


リク「それで、湊より大きくなったから2号になったの」エッヘン

ハワード「…そうか」

ハワード(ブラック・ライトに狙われた理由がはっきりしない…)

ハワード(グラスパーだからとて、それだけの理由で6人も投入するものか…?)

ハワード「1つ、最後に確かめておきたい」

リク「なに?」

ハワード「…かめんらいだーとは何だ?」

リク「…知らないの?」


 【安価下2】
 夜ターン
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 42/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 88/200
 2 夜の町へいく
 3 戦いにいく
 4 コミュ
   ※相手も併記
 5 その他、自由


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 ガイア 42/400


 ガイア 58/400

ハワード「…こんな日もある」

 【安価下2】
 1 凪に情報収集を任せたきりで大丈夫だろうか…
   A 行け、部下2号
   B でも何かできることある? 妙案併記求む
 2 夜の町へいく
 3 戦いにいく
 4 コミュ
   ※相手も併記
 5 その他、自由


ハワード「リク」

リク「何ー?」

ハワード「基旗組というのを探ってこい」

リク「なにそれ?」

ハワード「…悪者だ」

リク「じゃあ、やっつけるの?」

ハワード「そのための準備だ」

ハワード「規模、戦力の充実度、動向…」

ハワード「そういうものを探ってこい。すでに凪がやっているが、心もとない」

リク「分かった!」

ハワード「【安価下2】」

 1 いい手段は思い浮かんでいるのか?
 2 行け
 3 その他、自由台詞


ハワード「いい手段は思い浮かんでいるのか?」

リク「ううん」キッパリ

ハワード「…」

リク「行ってきまーす」

 タタタッ

ハワード「…こういうことに使える部下がいない…」

ハワード「問題だ…」

 【直下 コンマ判定】
 翌日の定時報告…
 1~5 凪『やっぱ何も分かんないよ』リク『ぼくも!』ハワード「…」
 6~9 凪『見張ってたら、たくさんの拳銃買ってたよ』リク『やっつけちゃったけど良かった?』
  0  凪『カレンダーの今度の日曜日のとこ、バッテンしてあったよ』


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア58/400 バーニッシュ 88/200
 良い子ポイント:7

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役
 宮東湊:『湊風』店長 光線の異能


 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

凪『見張ってたら、たくさんの拳銃買ってたよ』

リク『やっつけちゃったけど良かった?』

ハワード「取引を邪魔したのか?」

凪『リクがいきなり…。俺とリクは無事だったけど』

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 勝手なことはするな
 2 今度はやるな
 3 適当にちょっかいかけてやれ
 4 その他、自由台詞


ハワード「今度はやるな」

リク『ダメだった?』

ハワード「ダメだ。慎重になられたら困る」

ハワード「凪、今度は止めろ」

凪『うん』

ハワード「他に分かったことは?」

凪『別に何も…』

ハワード「そうか。ならいい」

 プツッ

ハワード「…」

言子「お兄ちゃん」

ハワード「何だ?」

言子「今日はバイトおやすみだから、久しぶりに勉強見てあげようか?」

ハワード「…」

 【安価下2】
 1 久しぶりに言子とスタディー・タイム
 2 街をぶらつく
   ※行きたい場所が以下略
 3 戦いにいく
 4 コミュ
   ※相手も併記
 5 その他、自由


 ――天宮市・競馬場――

ライト「行け、そこだ! そこ、そこそこ! 抜け!」

ライト「抜け、抜くんだ――あああああああっ!? 鉄板のはずだったのに!」

ライト「くっそー!」

 ビリビリッ
 バサァッ

ライト「ハワード様が来るからこうなるんですよ。馬もあなたみたいな筋肉の塊見れば萎縮するんですから…」

ライト「んでー? 何の用ですか?」ホジホジ

 ↓1~3 ライトとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で以下略

ライトとコミュ取るとき強いヤツ聞けば、戦いも出来るのかな


 あんまり間を置かずに3つ目きたんで、オマケでまた入れときます

―――――

ハワード「耳障りだ、いつもいつも…。ギャンブルなんかやるんじゃない」

ライト「はぁ? あなたは僕のボスじゃないんですよ? あなたに言われる筋合いはありませんね」

ライト「大体、自分の金で好きにやってるんだからいいじゃないですか」

ライト「僕の数少ない趣味をやめろなんて言う権利はあなたにないですし、だいたい、のこのこ競馬場に来てるあなたは何ですか」

ライト「ここ、18歳未満はダメなんですけどねぇ」ケッ

ハワード「…朝霧冬也の居場所は?」

ライト「ロンドンでどんぱちしたそうですよ? そのまま西に向かったらしいですけど、今はどこにいるんだか…」

ライト「んで? それだけですか?」

ハワード「前にお前そっくりの兄貴がいると言っていたな。名前は?」

ライト「そんなの聞いてどうなるんだか…」

ライト「【安価下2】ってコードネームですよ」

ハワード「コードネーム…?」

ライト「本名ないんでね、僕ら」

 【安価下2】
 ライトの腹黒の兄の名前


ハワード「アルマの部下のヘヴィ…聞いたことがない」

ライト「そもそも? あなた、ファミリーのことがどんだけ分かってるんです?」

ライト「どれだけの派閥があるか知ってます? 知りませんよねぇ、蚊帳の外だったんですから」

ライト「知ってるはずないでしょう、あなたが」

ハワード「と言うか…安直だ。コードネーム」

ライト「安直も何も…そんなでいいんですよ、てきとーで」

ライト「しょせんはそれで呼ばれるだけの名前ですし」

ライト「もういいですか、これから宝くじ買いに行くんで」

ハワード「【安価下2】」

 1 どこへでも行け
 2 その他、自由台詞でもう1つだけコミュなり、質問なり


―――――

 >>743
 どこにいるか教わるのは可能ですよー
 その後で行くかどうかの選択肢出てきますんで


ハワード「強いヤツを教えろ」

ライト「物好きですね…」

ライト「まあいいですけど…」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 ライト「ここから電車で1時間ほどのところに、SAMURAIっていうのがいるそうですよ」
 奇数 ライト「ここから電車で4時間揺られた先に、アル中のグラスパーがいるそうですよ」
 ※0は偶数扱いです


ライト「ここから電車で1時間ほどのところに、SAMURAIっていうのがいるそうですよ」

ハワード「サムラ、イ…?」

ライト「知らないんですか? ああ、可哀相に…NINJAに並ぶ、日本の神秘の1つですよ」

ライト「それじゃ、これで」

ハワード「…1時間なら、行ける」

 【安価下2】
 1 サムラーイ、いく?
 2 行かないでおこうか?

 ※明ではありません、あれはアルさんの勘違いと誤解です


 ――JR天宮駅周辺――

ハワード「…サムライか…」

ハワード「別にいい…」

 スタスタ…

 【直下 コンマ判定】
 1~3 prrrrr… 凪『もしもし、ハワード? 何か、慌ただしくなってきた』
 4~6 ドンッ ?「すみませっ――あれ? 同じクラスの…」ハワード「誰だ?」
 7~9 五十嵐「あっ、ハワードくーん!」パタパタ


五十嵐「あっ、ハワードくーん!」パタパタ

ハワード「…」チラッ

ハワード「…」フイッ

五十嵐「無視しちゃダーメっ! 捕まえました!」

ハワード「…何だ?」

五十嵐「ハワードくん、体おっきいから遠くからすぐ分かるね」

ハワード「俺からは見えなかった」

五十嵐「むっ、先生を小さく見るなんてハワードくんはダメだなあ」

ハワード「実際そうだ」

五十嵐「ぷんぷん、失礼しちゃうなあ」

五十嵐「でーも、先生は今日、お給料日でとってもご機嫌だから許してあげます」

五十嵐「ねえねえ、先生とお喋りしたいこととかないの?」

ハワード「お喋り…?」

五十嵐「だって、ハワードくんはまだ1回しか先生のこと頼ってくれないんだもん」ムスッ

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 何もない
 2 その他、自由台詞でコミュなり質問なり


ハワード「好きな食べものは?」

五十嵐「先生の好きな食べもの?」

五十嵐「うーん、先生、何でもいっぱいよく食べるからなあ…」

五十嵐「強いてあげるなら~…ポッキーのマヨネーズディップとか?」

ハワード「…何だ、それは…?」タジ

五十嵐「おいしいんだよ、ポッキーにね、マヨネーズをディップして食べるの」

五十嵐「でも先生、よく他の人から味覚バカって言われちゃうんだよね…」

五十嵐「普通にみんながおいしいって言うのも、おいしいんだけど」

ハワード「…」

ハワード「【安価下2】」

 1 とりあえずお喋りしてやった、もういいな。帰る
 2 その他、自由台詞


ハワード「よいこポイントは誰にでもやっているのか?」

五十嵐「ううん、ハワードくんだけだよ」

ハワード「俺だけ? 何故だ」

五十嵐「ハワードくんを特別、目をかけてみてあげてるからだよ」

ハワード「理由は?」

五十嵐「ええ~? 恥ずかしいから言わせないでよぅ」ペシッ

ハワード「叩くな」

五十嵐「先生のお喋りにつきあってくれたから、良い子ポイントを1点あげます」

五十嵐「それじゃあね、ハワードくん」フリフリ

ハワード「…」

 ・
 ・
 ・

 ――露崎家別邸――

ハワード「何で俺だけ…?」

ハワード「別にいいか…」

 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 58/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 88/200
 2 コミュ
   ※リクと凪は情報収集中のため不可
 3 その他、自由


 【直下 コンマ判定】(アームMAX+20)
 コンマ二桁分加算
 バーニッシュ 88/200


 バーニッシュ 123/200

ハワード「…もう寝るか」

ハワード「明日行けば、土曜になる…」


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア58/400 バーニッシュ 123/200
 良い子ポイント:8

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役
 宮東湊:『湊風』店長 光線の異能


 すまぬ!
 bとdで見間違った!
 びーとかでぃーとか、BとかDって表記してもらえると、ミスがなくなるかと!

 あんまりいい数でもなかったし、オマケでやり直し
 15低くなってたら、15にしておくから!
 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 ガイア 58/400


 じゃ、バーニッシュは 88/200 に戻して、
 ガイアが 58+62 で 120/200 ってことで

 ちなみに、アームMAXの補正がかかるのは コート バーニッシュ のみだよ

 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア120/400 バーニッシュ 88/200
 良い子ポイント:8

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役
 宮東湊:『湊風』店長 光線の異能


 120/200 やのうて 120/400 だったね…
 ごめんね、ほんともう…

―――――

 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

五十嵐「はーい、それじゃあ来週も元気に遅刻せず、登校してきてねー!」

五十嵐「さようならー!」

ハワード「」プシュ-

言子「あ、最近、勉強してなかったから、また湯気出してる…」

言子「調子に乗ってると、すぐ置いてかれちゃうから気をつけてね」

ハワード「…ふんっ」

言子「それじゃあ、今日もバイトだから」


 prrrrr…

 【直下 コンマ判定】
 1~4 凪『ハワード? 見張ってたら、急に何か…慌ただしくなってきたよ』
 5~9 凪『あ、ハワード? 何か、今日、いっぱい人が集まってきてる』


凪『ハワード? 見張ってたら、急に何か…慌ただしくなってきたよ』

ハワード「説明しろ」

凪『うん、1時間くらい前にぼろぼろの格好の人が事務所に駆け込んでって、それからどんどん車が集まってきて…』

凪『あっ、何かぞろぞろ出てきた…』

凪『これから始まるのかも』

ハワード「【安価下2】」

 1 そのまま見張れ。すぐに向かう
 2 すぐに向かう。俺が行くまで抗争が始まらないように、何か妨害をしておけ
 3 すぐに向かう。抗争が始まったら、基旗を消せ
 4 その他、自由台詞


ハワード「すぐに向かう。俺が行くまで抗争が始まらないように、何か妨害をしておけ」

凪『ぼ、妨害って、どうやって?』

ハワード「自分で考えろ」

 プツッ

ハワード「…やはり、あいつらだとこうなったか」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 凪「妨害しようとしたんだけど、失敗しちゃって…。今、美多組? で派手に…」
 4~6 凪「ハワード、抗争じゃなくて何か…鉄砲玉? があったんだって」
 7~9 凪「足止めばっちり」


 ――東京某所――

凪「妨害しようとしたんだけど、失敗しちゃって…。今、美多組? で派手に…」

ハワード「…早く行くぞ」

ハワード「基旗を潰さないといけない」

リク「車、回してきたよ」

ハワード「急げ」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 美多組がもうすぐ勝ちそうです…今さら出てっても…
 4~6 抗争激化中
 7~9 美多組が劣勢、どうにかなりそう


 ――美多組――

<うぉおおおおおお――――――――――っ!

<殺せぇえええ――――――――っ!

 ザッ

 車を降り立ったハワードの前で、無数の血飛沫と弾丸が飛び交う。
 凪が縮こまりながらその傍らに立ち、ハワードを不安そうな顔で見上げた。

凪「こ、ここに乗り込む…の?」

ハワード「怖がるな。ここに見えている中にグラスパーはいない」

 パシュンッ…

リク「奥にはいるみたい」

ハワード「何人だ?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「6…7人かな?」
 4~6 リク「5人くらい?」
 7~9 リク「2人…。片方、もう弱ってるけど…」
  0  リク「あれ? この感じって…明…?」


リク「5人くらい?」

ハワード「そうか。行くぞ。外野は黙らせておけ」

ハワード「監視していたなら、基旗の人間は分かるだろう。それ以外は傷つけるな」

凪「ど、どうやって――」

リク「えいっ」

 ガッキィィィンッ

 リクが異能を発動した瞬間、暴れ回っていた基旗の組員だけが凍結された。
 いきなり人間が氷漬けにされたのを見て、美多組がハワード達3人に注目する。

 その中を悠々とハワードが歩いていく。

<何者だ、あいつ…?

<ロックフェラーの者じゃねえか?

 ザワザワ…

ハワード「【安価下2】」

 1 俺は基旗のボスをやる。お前らは他のグラスパーを始末しておけ
 2 基旗のグラスパーは片っ端からぶっ飛ばす。俺の力を見せつけてやらないといけない
 3 その他、自由作戦(?)・方針


ハワード「俺は基旗のボスをやる。お前らは他のグラスパーを始末しておけ」

リク「はい、ボス!」ビシッ

凪「ええっ、で、でも…ヤクザに手ぇ出したら大変なことになるって父ちゃんが…!」

ハワード「今さら言うか、そんなこと」ボソ

凪「…そっか、今さらか…」ボソ

 屋敷の中に土足で踏み入ると、激しい戦闘の音が響いてきた。
 目の前の廊下の壁が破られて、グラスパーが2人、通過する。
 それをハワードが目で合図すると、リクが頷いてそれを追いかけていった。

凪「リクが行っちゃった…」

凪「てことは、次、俺!?」

ハワード「うろたえるな。堂々と構えろ」

凪「う、うん…」

凪(ハワード、こういう時はやっぱりカッコいい…)

 襖を開け放つと、畳の広間でまた激しい戦闘が繰り広げられていた。
 凪がそれを見てたじろぐが、ハワードを見てからコクリと頷いて息を吐き出した。

ハワード「行け」

凪「わ、分かった…!」

 そうしてハワードが1人になって、さらに奥の間へと進む。

 【直下 コンマ判定】
 1~4 旗本組長、強めのグラスパーやったでぇ…
 5~9 旗本の取り巻きと、美多組組長、それに美多組の跡取りがおったで


 バッ

ハワード「邪魔をする」

 ガチャッ

 その部屋に入ると、基旗の取り巻きが一斉にハワードへ銃口を向けた。
 拳銃や、アサルトライフルに混じってドスを抜いている者もいる。

基旗「誰だ?」

美多「新手ではない――じゃあ、あれは…?」

ハワード「俺は、ハワード・ロックフェラー」

ハワード「美多組のボスはお前か? この出入り、俺がケリをつけてやる」

旗本「ロックフェラー…? バスタとか言うのに続いて、またか…」

旗本「だが勝手なことを言っていると、お前は蜂の巣になるぞ」

ハワード「やれるものなら、やって――」

跡取り「ダメだ! これはっ…この一件は俺がケリをつけ――ぐっ…うぅ…」

ハワード「…何だ、お前は?」

 【安価下2】
 美多組跡取り坊ちゃんのお名前


 此方って…読み方がね、そこそこあってね…
 それより重大な問題で、一発で変換できるのが見当たらない…んだ…
 だから、下にずらすね、ごめんね

 それと、基旗が「旗本」とかって表示ぶれぶれでごめんなさい

―――――

勝正「俺は、美多勝正…。この組を継ぐ男だ…!」

ハワード「…知ったことではない」

基旗「のろのろと話すべきことはない。さっさと撃ち殺せ!」

 基旗が取り巻きに命じると、幾重にも銃声が響いて銃弾が吐き出された。
 だが、ハワードの発動したガイアはただの銃弾では傷1つ与えることができずに弾頭が潰れて落ちていく。

基旗「何っ…!?」

ハワード「さあ、お前をぶち殺してやる」

基旗「ま、待て! 何が目的だ、金か!?」

基旗「金ならいくらでもやる、だから待て!」

 弾丸をものともせず、ハワードがゆっくり基旗に近づいていく。
 一歩近づくごとに基旗の声は震え、そのトーンが高くなっていく。

ハワード「【安価下2】」

 1 お前が死ねば、それでいい
 2 黙れ、死ね
 3 その他、自由台詞


ハワード「俺は悪人だからな、聞く道理はない」

基旗「た、頼むっ…まだ、まだこんなところで死にたくなど――」

ハワード「死ね」

 ハワードが基旗の頭を掴んだ。
 ドスがハワードを刺し貫こうとしたが、刃は簡単に折れて飛ぶ。

 ぐしゃっ、と音がして基旗の頭が握りつぶされた。
 血と脳漿が飛び散り、それまで賢明に基旗を守ろうとしていた組員が恐れを成して逃げていく。

ハワード「…ふんっ」ポイッ

勝正「っ…お、お前は…何なんだ…?」

ハワード「お前に興味はない」

ハワード「美多組のボス」

美多「な、何だ…?」

ハワード「バスタはお前と手を組まないかも知れないな」

ハワード「もう少しでアルマのいいようにされるところだった」

美多「…何が言いたい?」

ハワード「ただ、それだけだ。…俺がここへ来て、良かったな」

美多「っ――まさか、初めから…!?」

ハワード「俺はもう行く。バスタとよく相談してやることだ」

ハワード「…腰抜けが跡取りなら、いずれは消えるかも知れないがな」

 ザッ

勝正「お、俺は腰抜けじゃない!」

ハワード「…」ピタッ

ハワード「【安価下2】」

 1 今、喧嘩を売ったか?
 2 それならどうして、グラスパーでありながら、あの状況になっていた。吼えるだけなら犬でもできる
 3 その他、自由台詞


ハワード「それならどうして、グラスパーでありながら、あの状況になっていた」

ハワード「吼えるだけなら犬でもできる」

勝正「ッ――それは、戦いが続いて、もう…体力が…」

ハワード「四肢が揃い、口を利けて、それだけで戦う気力のなくなるはずがない」

ハワード「ただの腰抜けだ」

勝正「…っ」

ハワード「俺はもう行く。腰抜けなどと近くにはいられない」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 勝正「組は俺が守る…。お前を殺してでも…!」
 4~6 勝正「…クソ!」ハワード「…ふん」
 7~9 勝正「待て、待ってくれ…! 腰抜けじゃない、俺はっ…俺は強くなりたくてっ…!」ハワード「…」


勝正「…クソ!」

ハワード「…ふん」

 鼻を鳴らしてハワードが引き返す。
 通ってきた道を引き返すと、凪がぐったりしながら畳の上で大の字になっていた。

凪「ハワードっ…倒せた…」

ハワード「行くぞ、起きろ」

凪「誉めてよ…最近、あんぱんと牛乳しか食べてなかったのに…」

ハワード「泣き言を言うな」

 玄関まで来ると、リクが冷凍みかんを頬張っていた。

リク「ハワードも食べる?」

ハワード「いらない」

 そうして美多組を後にする。
 車が発進したところで、門から勝正が走り出てきていた。

勝正「―――――!」

 何か彼が叫ぶ。
 だが、何も聞こえてこなかった。


 【安価下2】
 1 このまま湊のところへGO
 2 とりあえずホテルへGO
 3 その他、自由


 ――東京某所・食事処『湊風』――

リク「ただいまー♪」

 ガララ

湊「早乗りかよ、ご苦労なこっ――何じゃ、その格好は!?」

湊「客商売だぞ、着替えてから出直せ、ボケ!」

 ゲシッ

ハワード「…」ムスッ

凪(ハワードが尻を蹴っ飛ばされて…怒ってない…!?)

 ・
 ・
 ・

凪「はぁー…お腹いっぱい」ポンポン

ハワード「とりあえずご苦労だった」

凪「それだけ?」

<すみませーん

リク「はーい」

湊「お前ら、食ったなら上行け、邪魔だ」

ハワード「…」ガタッ

凪(さっきからハワードが、この人には怒んない…!? 何で!?)


 【安価下2】
 1 グラスプスキルのトレーニング
   A ポイント 100/100
   B ガイア 120/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 88/200
 2 コミュ
   ※相手は「リク」「凪」「湊」のいずれか
 3 湊のところに行って、早速手伝ってみる
 4 もう寝る


 【直下 コンマ判定】
 コンマ二桁分加算
 ガイア 120/400

 【下2 コンマ判定】
 1~6 何もなし
 7~9 湊「お前さぁ…」ハワード「何だ?」


 ガイア 210/400

凪「あ、ガイアだ」

ハワード「そうだ」

凪「でもハワードって、それしかないの?」

ハワード「…うるさい」


 ――個人情報――
 名前:ハワード・ロックフェラー 性別:男 職業:高校生 年齢:16才
 身体能力:超優秀 精神:怒りん坊 頭脳:BAKA
 異能:電撃 特技:歌、ストリートファイト 願望:自分の力を認めさせる
 グラスプスキル:ポイント100/100 アームMAX ガイア210/400 バーニッシュ 88/200
 良い子ポイント:8

 ――家族――
 露崎言子:腹違いの妹
 露崎葉子:言子の祖母
 露崎にこ:言子のいとこ
 バスタ・ロックフェラー:ロックフェラーの二男
 アルマ・ロックフェラー:ロックフェラーの長男 危ない雰囲気
 レイン・ロックフェラー:ロックフェラーの三男 朝霧冬也に女を奪われた(?)

 ――知人――
 五十嵐ミナミ:担任教師 明るい
 ライト:バスタの部下 温度の異能
 十時譲治:洋食屋店長 塩斥力砂糖引力の異能
 リク:氷の異能 部下2号 人探し中
 ローレンス・ブラッドフォード:アルマの部下 光弾の異能
 紫藤凪:部下1号 刺突の異能 12歳少年
 蝶番揚羽:アゲハクリニック院長 闇医者 治療系異能
 軽音部メンツ:ボーカルがいじられ役
 宮東湊:『湊風』店長 光線の異能
 美多勝正:美多組跡継ぎ グラスパー


湊「――んじゃあ、折角前のりしてきたんだ」

湊「開店から閉店まで、みっちり働いてもらうぞ」

凪「がんばれー」

ハワード「…何をすればいい?」

湊「お前、接客なんかできなさそうだからな…」

湊「ぶっちゃけ何ができるんだよ、お前」

湊「仕込みでも延々やってるか?」

ハワード「【安価下2】」

 1 リクと同じのでいい
 2 お前と同じことでいい
 3 ならそのしこみとやらをやってやる


ハワード「ならそのしこみとやらをやってやる」

湊「やってやる、だあ?」

ハワード「…」

湊「そうじゃねえだろ? なあ、おい。立場分かってんのか?」

凪「やらせてください」ボソ

ハワード「……………………やらせて、ください…」ググッ

湊「それでいいんだ、それで」ニヤニヤ

湊「んじゃ、とりあえず、あの段ボールのジャガイモ全部、皮向いて芽を取っとけ」

湊「でもって、このエビの殻剥き」

湊「それとショウガを全部擦り下ろして、ダイコンおろしだろ」

湊「それから――」

凪(ハワードがこき使われてる…)

リク「おふぁよぉ…」

湊「起きたか、ねぼすけ。メシ冷めるぞ、食え」

リク「うん…」

凪(俺、暇になったなぁ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 湊「使えねえな、お前…。ジャガイモの皮がこんなに分厚いはずあるか? ええ?」ハワード「…」
 4~6 湊「たらたらしてんじゃねえ、さっさと済ませてけ」ハワード「…」
 7~9 湊「まあまあだな」
  0  湊「意外とやれんじゃねえか、それでいいんだ、それで」


湊「まあまあだな」

ハワード「…まあまあ、か」

湊「けどまあ、及第点はやるよ。閉店後、しごいてやる」

ハワード「そうか」

湊「…で? お前、何をどうなりてえんだ?」

湊「強くなりてえなんて言っても、具体的には?」

ハワード「【安価下2】」

 1 異能強度を上げたい
 2 グラスプスキルを強化したい
 3 戦いの技能そのものを上げたい
 4 その他、自由要望


湊「――よし、閉店ガラガラ」

ハワード「何だ、ガラガラとは」

湊「何だっていいだろ、何だって」

湊「異能強度か…。お前の異能って何だ?」

ハワード「これだ」

 バチッ

湊(静電気の異能…いや、異能強度があまりにも弱すぎてるだけで…電撃の異能か?)

湊(これ…化けるヤツだぞ…)

湊「異能強度を上げんのは楽じゃねえ…が、できなくもない」

湊「とりあえず、やるだけやってみるか」

ハワード「頼む」

 【直下 コンマ判定】
 コンマ一桁分加算
 1<0 0は10で扱います
 異能強度 07/100


 異能強度 13/100

湊「まだ大した変化はねえな…」

湊「異能強度はある一定まで超えねえと、ほとんど効果は現れねえ」

湊「ただし、間違ったやり方をすりゃあ暴走する危険性がある」

湊「俺の監督なしにやるんじゃねえぞ」

ハワード「…分かった」

湊「んじゃ、今日は終わり。俺ぁもう寝る」

湊「お前も1日働いて疲れたろ、さっさと寝ろよ」


 【安価下2】
 1 大人しく寝る
 2 グラスプスキルの練習
   A ポイント 100/100
   B ガイア 210/400
   C コート 0/300
   D バーニッシュ 88/200
 3 コミュ
   ※相手は「リク」「凪」「湊」のいずれか


 ――翌朝――

湊「んじゃもう帰れ」

凪「やっと帰れる…言子姉ちゃんのご飯食べたい…」

リク「ばいばい、湊」

湊「おう」

ハワード「【安価下2】」

 1 また来る
 2 ……………ありがとう…また来る
 3 その他、自由台詞


ハワード「また来る」

湊「礼の1つくらい言えるようになれっつーの」

湊「…お前らしいけど」

ハワード「…ふんっ」

湊「さっさと行け。…気をつけて帰れよ」

 ・
 ・
 ・

 ――JR天宮駅周辺――

凪「帰ってきたぁーっ!」ノビッ

リク「早く帰ろうよ」


 【安価下2】
 1 帰るか
 2 ぶらつく
   ※行きたい場所以下略
 3 戦いにいく
 4 コミュ
   ※相手も併記
 5 その他、自由


 ――天宮市・天宮高校――

<しんりゃく、しんりゃく、しんりゃく、しんりゃく

<しんりゃく、しんりゃく、いかむすめっ! へいっ!

 ガララ…

ハワード「…」

ボーカル「喉枯れたー、きゅうけーい」

ベース「うぇーい――あっ、ハワード来た」

ギター「よっしゃ、何やる何やる?」

ドラム「すぐ休憩とか言い出す役立たずの代わりにマジ入れよ」

ボーカル「楽しいかよ、俺を蔑ろにして楽しいのかよ!?」

ギター「とりあえずジュースでも飲めよ。ボーカルが買ってきてまだ未開栓のだけど」

ドラム「冷めてて悪いな」

ベース「コーラ嫌い?」

ハワード「飲む」

ボーカル「俺のコーラがぁぁ…」

ドラム「また買って来ればいいだろ。俺らに4人分」ポンッ

ボーカル「そっか、また買えば――って、俺の分は!? それ、俺の分カウントしてないよね!?」

ベース「さっさと行けよ」

ボーカル「おっす、すんません!」ダッ

 【安価下2】
 1 さて、歌っていくか
 2 何か連中と会話する?
 3 その他、自由


ボーカル「買ってきたぜ、5人分!」

ベース「じゃ、ハワード2本で」

ボーカル「ねーえー、ひどくない!?」

ドラム「嘘だって、1割だけ、う・そ」

ボーカル「もうその手は食わねえぞ、9割本当のこと――うわぁああああっ、気づかなきゃ良かったぁー!?」ゴロゴロ

ギター「うるせえよ、黙ってろ」

ボーカル「あ、はい、すんません」

 ↓1~2 軽音楽部メンツとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で以下略


 【安価下1】
 ボーカルのお名前

 【安価下2】
 ギターのお名前

 【安価下3】
 ベースのお名前

 【安価下4】
 ドラムのお名前


ハワード「入部してやる。自己紹介をしろ」

ハワード「たまに顔を出す程度で」

真城「マジでか!? まあいいや、おら真城安彦! ボーカル!」

雲原「雲原石榴、ギター。真城はクズ」

音多「音多有斗、ベース。真城はアホ」

夏「名字が夏のくせに名前が真冬の夏真冬。ドラム。真城はチンカス」

真城「ねーえー、皆、ひどくない!?」

真城「大体、チンカスってさ、俺のチンカス見たことあるわけ!?」

雲原「きったねえんだよな、こいつ」

音多「そうそう、マジ汚くて臭くて、チンカス」

夏「そう、チンカス」

真城「もういいよ…いいよ、いいよ…」

ハワード「お前らは長いつき合いなのか?」

真城「ふっふっふっ…何を隠そう!」

雲原「このチンカス以外は幼馴染み」

真城「ちょっと!? 俺もだよ、ねえ、俺も幼稚園から一緒だったよ!?」

音多「いたっけ、こいつ?」

雲原「さあ?」

真城「どいひー…」

夏「いや、確かいたぞ」

真城「なっちゃん!?」キラキラ

夏「芋掘り遠足行った時に肥だめに落ちてうんこまみれで泣いてた」

音多「あー、あったあった!」

雲原「そうそう、うんこまみれになって泣きながら先生に近寄ってって拒否されてた」

真城「やめて、忘れたままでいて!? 俺幼馴染みじゃなくなっていいから!」

ハワード(いもほりって何だ…?)

 ワイワイ
 ・
 ・
 ・

ハワード「そろそろ帰る。またな」

音多「おう、また来いよ!」

夏「タダでコーラ飲みたくなったら真城小突けば金入れなくても出てくるから」

雲原「そうそう、コーラ以外も出てくるから」

真城「ちょっと!? 俺自動販売機じゃないよ!?」

ハワード「またな、自動販売機」

真城「ハワードまで!?」



 ――露崎家別邸――

ハワード「疲れた…」

凪「おかえりー」

リク「~♪」パタパタ

 【直下 コンマ判定】
 1~4 ライト「おかえりなさいませ、ハワード様。ギリギリ、カッコだけつけられたそうで、ご苦労さまでした」
 5~9 凪「ねえハワード、何か、人来てるんだけど…」ハワード「誰だ?」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 勝正「ハワード・ロックフェラー! お前の舎弟にしてくれ!」ガバッ 凪「………何か、帰ってきたらいたよ」
 奇数 prrrr… ハワード「言子か?」ローレンス『言子様はこちらでお預かりさせてもらった』
 ※0は偶数扱いです


 prrrr…

ハワード「言子か?」

ローレンス『言子様はこちらでお預かりさせてもらった』

ハワード「その声――!」

ローレンス『バスタ様の差し金で、アルマ様の邪魔をしてくれたハワード様には、少しもてなそうかと』

ローレンス『これからゲームを始める』

ローレンス『5人のグラスパーが、ハワード様のところへ向かう』

ローレンス『5人がそれぞれ、カギを持っている』

ローレンス『このカギを手に入れないと、なかなか協力していただけない言子様は日本海に沈んでいただくことになる』

ローレンス『タイムリミットは2時間だ。是非とも、楽しんでみてくれ――』

 ブツッ

ハワード「っ…!」

凪「どうしたの、ハワード?」

ライト「あーあー、目を放すからこうなるんですよ。アルマ様は執念深いお方なのに」

ハワード「【安価下2】」

 1 言子の居場所を突き止めておけ。カギはこっちで集める
 2 言子の居場所を探せ。ローレンスをぶっ飛ばしにいく
 3 その他、自由


ハワード「言子の居場所を突き止めておけ。カギはこっちで集める」

ライト「言子様の居場所…分かりました。貸しですよ?」

ハワード「凪、リク。グラスパーが来る。ぶっ飛ばして、カギを手に入れろ」

凪「カギ?」

リク「言子がどうかしたの?」

ハワード「カギがないと言子を助けられない」

リク「! 分かった!」

 パシュンッ…

リク「――市内にぽつぽつグラスパーがいる」

ハワード「ならば手分けをするぞ。カギを集め次第、合流だ」

ハワード「お前はそれまでに、言子の居場所を突き止めろ」

ライト「分かりましたって…。では、行ってらっしゃいませ」

ライト「あなたが死んでも、言子様のご心配はなさらずに。言子様は僕がどうにかいたしますから」ニッコリ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ハワードに集中して3人も同時に来ちまったよ
 4~6 ハワードに2人もグラスパー来ちゃったよ
 7~9 最初のグラスパーと接敵


 ハードモード突入決定

 【安価下1~3】
 やって来たグラスパーのお名前
 ※外人名、日本人名、不問


 ――天宮市・繁華街――

アレス「ハワード様を発見」

往生「ふうーん、これね。話に聞いてた通り、筋肉丸出しだ」

船木「でもちょっと、アルマ様っぽい?」

ハワード「お前らか、カギを持っているのは」

船木「そうだよ?」

ハワード「だったらまとめて、ぶっ飛ばす!」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 3人まとめて相手
 4~6 往生「ストップ! その前に、じゃんけんで順番決めるから待ってて」
 7~9 ??「ハワード・ロックフェラー! 見つけたぞ!」


往生「ストップ! その前に、じゃんけんで順番決めるから待ってて」

船木「じゃーんけーん、ぽんっ」

アレス「むっ…負けた…」

往生「よーし、1番乗り!」

ハワード「片っ端から、ぶっ飛ばす!」

往生「それはどうだろうね、ハワードちゃん」

 ハワードが飛び出す。普通ではない4人の様子に、野次馬も遠目から眺めるだけだった。
 アームで強化した最高級の身体能力でハワードが往生に殴りかかるが、往生は大振りな攻撃を素早く避ける。

往生「迫力満点だ、こりゃ」

ハワード「消えろ!」

 バリバリ、と電撃がハワードから発せられた。
 コートで電撃が受け流されるが、そこへハワードの拳がヒットする。

往生「っ――ぶねえ…」ズガガッ

往生「なーんか、聞いてたより異能強度が上がってんなぁ…」

 路上に2本の靴の擦れた後を残し、往生が立ったまま後ろへ吹っ飛ばされる。
 じんじんと痺れてしまった両腕をだらりと下げ、不敵に笑みを浮かべる。

 【安価下2】
 往生の異能

遠当て

なんでも切り裂く星の刃を隙間なく身に纏う

爪が刃みたいになる


 一周回ってシンプル系に落ち着いてきた…?
 >>895を採用です

―――――

ハワード「このままぶっ飛ばす――!」

往生「けど中身は話に聞いてた通りだな、こりゃ」

 再びハワードが飛び出す。往生が石畳の地面をその場で踏みつけた。
 ずどんっ、とハワードは目に見えない何かに下から殴られて突き上げられる。

往生「おらおら、どうしたー?」

往生「目の届くところぜーんぶ、俺のテリトリーなんだぜ?」

ハワード「異能、か…!」

往生「そうだよ、異能さ。グラスパーなんだぜ、こちとら」

往生「おらおら、どんどん行っちゃうぜ?」

 【安価下2】
 1 ダメージ覚悟で、ガイア特攻
 2 電信柱を投げ飛ばすパワープレー
 3 その他、自由戦法


ハワード「う、おぉぉぉおおおおおおおおお――――――――――――――っ!」

 ズボォッ
 ブンッ

往生「ッ――マジか、こいつ…!?」

 ハワードが電信柱を引き抜いて、往生へ投げつける。
 電線をたゆたわせながら往生へ一直線に飛ばされていった。
 右肩で電信柱を受け止めて往生が払い飛ばすが、電線を掴みながらハワードが迫る。

往生「そんなゴリ押しで、どうにかなると思ってんのかよ!?」

ハワード「ぶっ飛ばす!」

 バチバチッと電線が火花を散らした。
 そこから電気を受けながら、ハワードが異能を発動する。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 往生「っぶねえなあ!」
 4~6 往生「ッ――!?」
 7~9 ハワード「――次は、どいつだ?」


 電力供給を受けて発動された異能は、凄まじい電光を放った。
 往生が電撃を受けて全身を痺れさせ、そこにハワードの鉄拳がめり込んだ。

 ドッゴォォォッ

 石畳を突き破り、腰半分まで往生が体をくの字に曲げたまま埋まる。
 白目を剥いた往生のシャツから金色のカギを取り出して、ハワードがアレスと船木を振り返った。

ハワード「――次は、どいつだ?」

往生「」

船木「アレス…あれ、ほんとにハワード・ロックフェラー?」

アレス「そのようだ。あんなめちゃくちゃなこと、他にやる人間がいるか?」

船木「だよ、ねー…」

船木「仕方ない、やりますかっ!」

ハワード「女だろうが、容赦はしない」フシュ-

船木(何あれ…ターミネーターかよ…)

 【安価下2】
 船木の異能

―――――

 一旦ここまでです
 どうもありがとうございました

 ちなみに、>>896が採用されてたら「星の刃」ってとこで>>1の想像力が足りずに「?」ってなって
 土星の輪っかみたいなのが展開されるような感じで採用されることになりました

 >>897とかウルヴァリンみたいでかっけええええええってなります、>>1はそういうの好きです


 ちょっと普段より早いけど、本日第三部につき、【下1】タイム突入~

―――――

船木「往生が舐めプしなきゃ、もうちょっとダメージ入ってたはずなのに…」

ハワード「ごちゃごちゃ言っている間に、ぶっ殺す!」

 往生が1/4ほど削った電信柱を抱え、ハワードが振り回した。
 迫ってきた電信柱をくぐって船木がハワードに近づき、しなやかな腕を振るう。
 凄まじい水圧で発射された真水がハワードの全身を強かに打ちつけた。

船木「とりあえず、じわじわやろっと」

 よろめいたハワードに船木の13センチハイヒールキックが突き刺さる。
 鉄芯の入れられたヒールはバーニッシュもかけられ、ハワードの腹部に深々と突き刺さった。

船木「あ、良かった、中身機械じゃなかった」

ハワード「この女…!」

 ぎゅっと腹筋を締めてヒールを捕まえ、ハワードが手を出した。
 サッと船木がヒールを脱いで飛びずさり、今度は水圧カッターを放つ。

船木「もうちょっと威力欲しいとこなんだけど、まあいっか」

 悪戯めいた笑みを船木が浮かべる。
 ハワードの右からから左腰までが切り裂かれて、血が噴出した。

ハワード(致命傷ではない、が――このままでも良くはない)

 【直下 コンマ判定】
 1~5 ハワード「だが、考えるまでもなく、ぶち殺すまで!」ブチブチブチィッ
 6~0 ぷっつんせず


ハワード「だが、考えるまでもなく、ぶち殺すまで!」ブチブチブチィッ

船木「嘘、今までキレてなかったの…!?」

 ガイアを発動してハワードが船木に迫る。
 水を放ち、その圧力で船木が止めにかかったが、キレたハワードは止まらない。

ハワード「うぉおおおおおおおお――――――――――――――――っ!」

船木「だったら、これで…!」

 ベルトの裏から船木がナイフを引き抜いて、バーニッシュをかけた。
 水の放出を消し去ったことで圧力が消えて前のめりになったハワードにナイフを繰り出す。

ハワード「そんな、ものぉっ!」ガキィンッ

 顔面を貫こうとしたナイフを、ハワードが歯で噛んで止めた。
 そのまま噛み砕き、口の中へ入った刃物を近距離で船木に吐きつける。

 スパンッ

船木「痛っ――」

 刃の欠片が船木に突き刺さる。
 瞬間、ハワードの豪腕が船木の細い胴にぶち込まれた。
 横薙ぎに吹き飛ばされながら、船木が全力の水圧カッターを噴出する。

 【直下 コンマ判定】
 1~3 直撃しました
 4~6 ハワード「右腕1本なくても、ぶち殺すのはたやすい」
 7~9 ハワード「うぉおおおおおおおおおおおお――――――――――――――――――っ!!」


ハワード「右腕1本なくても、ぶち殺すのはたやすい」

 二の腕から先が切り落とされながら、ハワードが全身を打ちつけた船木に歩み寄っていく。
 ぼたぼたと落ちる夥しい量の血が、その歩みを追いかける。

船木「ま、マジで…ターミネーターなの…?」ガタガタ

ハワード「死ね」

 動けなくなった船木の顔面を、ハワードが蹴り飛ばした。
 船木が建物の壁を抉りながらめり込んでいき、動かなくなる。

ハワード「次は、お前だ…」

アレス「まるでケダモノ…。思っていた以上に危険か…」

アレス「だが、その手負いの状態で、どこまでやれる?」

 【安価下1】
 アレスの異能


ハワード「どこまでだと?」

ハワード「俺の歩みに果てはない。お前が見届けることも、永劫ない」

アレス「やはりケダモノか――」

 アレスが吐き捨てるように言うと、黒い粒子状のものが一面に霧散した。
 構わずにハワードがアレスへ向かって飛び出して蹴りを放つ。だが、体表面の星のチカラが滑るようにして受け流される。

アレス「コートにはこういう応用もある」

ハワード「それがどうした!」バリィッ

 電光が迸り、アレスが飛び退く。
 それをハワードが追いかけて左腕でアレスの胸ぐらを掴んだ。
 鋭い踏み込みとともに頭突きが放たれてアレスの頭を強打する。

アレス「~っ…!」

ハワード「おぉぉおおおおおおおおお――――――――――――っ!」

 思いきりアレスを割れた石畳へ叩きつけ、そのまま自分の体を激しく叩き落とす。
 コートですり抜けるだけの隙間もなく直撃されるかと思われたが、ピラーで弾き飛ばされた。

ハワード「ふぅーっ…ふぅーっ…」ムクリ

アレス「そろそろ、回るころだ」

ハワード「――っ!?」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 アレス「呼吸困難に留めておいた。もがき苦しめ」
 4~6 アレス「目の焦点が合わない程度の、ごくごく軽い軽い毒だ」
 7~9 アレス「わたしを早く殺さないと、全身が少しずつ壊死するぞ」


アレス「わたしを早く殺さないと、全身が少しずつ壊死するぞ」

ハワード「…問題はない。殺せば済むだけなら、それでいい」

アレス「だが、ハワード様、右腕を失い、出血もあれば、腹に穴を空けられ…それで殺せるのか?」

ハワード「俺が殺すと言ったら殺す」

ハワード「お前を殺して、カギをもらう」

アレス「よく分かった。――ならば、返り討ちにするまで」

 【安価下1】
 1 ガイアで脳筋プレー
 2 電撃を駆使しつつ、ぶん殴ってトドメ刺そうぜ
 3 その他、自由戦法


ハワード「ガイア…!」

アレス「バカの一つ覚えか――」

 踏み込んだ地面は抉れて弾け飛ぶ。
 アレスに飛びかかって振るわれた豪腕は、ヘタに受ければそれだけで死に至る暴力。

アレス「ピラー!」

 阻まれた壁をハワードが打ち破る。
 鋭い蹴りをカウンターでアレスが叩きつけるが、力負けしてハワードの突進を受けた。
 暴れ牛の如くそのままハワードが撥ね飛ばす。それでもアレスはまだ行動を続け、引き抜いたナイフを投擲した。

 ナイフが振り返ったハワードの左肩に突き刺さる。
 着地したアレスが、もう1本ナイフを引き抜いて駆けながらバーニッシュをかけた。

アレス「バーニッシュ…!」

 突き刺さったナイフを引き抜き、ハワードが逆手に握った。
 たんっ、と目前でアレスが跳ぶ。ハワードがナイフを受け、激しく火花が散った。

 【直下 コンマ判定】(負傷-2)
 1~3 一歩及ばず
 4~6 ぶん殴ったぜ!
 7~9 怒り心頭のハワードだぜ!


ハワード「ぶっ飛べェ!!」

アレス「――ッ!?」

 ハワードが握っていたナイフが耐えきれなくなって砕け散った。
 その瞬間に、柄だけを握り締めたハワードの拳がアレスにぶち込まれる。
 内臓を破裂させられ、背骨まで折り砕かれ、アレスが上空へ殴り飛ばされた。

 ドサッ

ハワード「ふぅーっ…ふぅーっ…」

ハワード「カギを、寄越せ…」

 アレスの懐をまさぐり、血まみれになったカギを探し当てる。
 それから船木の方へ向かい、ネックレスのようにして首から下がっていたカギを引きちぎった。

ハワード「これで…3つ…」

 【安価下1】
 1 アゲハクリニックに向かう
 2 凪のところへ向かう
 3 リクのところへ向かう
 4 ライトに居場所を掴めたか問いつめる


 prrrrr…

ハワード「俺だ…言子の居場所は分かったか…?」ゼィゼィ

ライト『ええ、掴みました。天宮市から向かうと、時速60キロの車に乗り、ノンストップで向かっても30分かかります』

ライト『ところで、随分と息が荒いようですが…死にかけですか?』

ハワード「俺は死なない…」

ライト『…あなた死のうがどうでもいいですがね、僕は』

 プツッ

ハワード「はぁ…はっ――ぐっ…」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 動けなくなっちまったよ
 4~6 どうにかまだ動けるぜ
 7~9 蝶番さんが嬉々として走ってきたよ


蝶番「あらあらあら~?」タタタッ

蝶番「とぉっても、ステキだったわよ」

蝶番「その顔…今にも死にそうなくらいなのに、強がって眉間にしわを寄せてる表情筋…」

蝶番「ぞくぞくしちゃった、あなたの無謀すぎる蛮勇に…」

蝶番「ねぇ…治療して欲しい…?」

蝶番「もっともぉーっと…痛い思いして、治しておきたい?」

ハワード「…」

ハワード「【安価下1】」

 1 どれだけ痛くてもいい、早く治せ
 2 すぐに治せ
 3 別にいい…
 4 その他、自由台詞


ハワード「どれだけ痛くてもいい、早く治せ」

蝶番「どれだけでもいいの?」

蝶番「ふふふ…それでこそよ、わたしが見込んだ人…」

ハワード「早く、しろ…」

蝶番「じゃあ、いつもの3倍速で、4倍の苦痛で治してあげる――」

ハワード「そんなことが、できるのか…?」

蝶番「でも、ショック死しないでね? 動かない苦痛の顔なんて、そそらないから…」

 【直下 コンマ判定】
 1~2 ショック死
 3~7 あまりの激痛で、痛みは引いてもダメージをしばらく引きずることに…
 8~9 アドレナリンは痛みを緩和してくれました


 ・
 ・
 ・

ハワード「っ…ふぅっ…ふぅっ…」ダラダラ

蝶番「はい、おしまい」

蝶番「傷は治っても、体は痛みを覚えたまんまだから」

蝶番「ふふふ…腕がにょきにょき生えていく時のあなたの顔、最高だったわ…」

蝶番「また来てね。もっともっと…あなたの苦痛に歪んだ顔を見せて…」

ハワード「…」

蝶番「それじゃあね…」

 【安価下2】
 1 凪のところへ
 2 リクのところへ
 3 言子がいる場所へ先に向かう
   A 走る
   B チャリ


 すまぬ、【下1】でした…


 【直下 コンマ判定】(00出ないと部下にならないはずだったリクさんのチートについて+4)
 1~5 リク「今終わったよ」
 6~9 ハワード「凪と一緒にいたのか」凪「リクが来て助かった…」ゼィゼィ


 ――天宮市・田んぼのど真ん中――

ハワード「凪と一緒にいたのか」

凪「リクが来て助かった…」ゼィゼィ

リク「うん。カギ2つだよ、ぼくと凪で」

ハワード「俺は3つだ」

凪「ハワード、1人で3つ!? すげえー!」

ハワード「タイムリミットまで――あと50分か」

ハワード「カギを俺に寄越せ」

ハワード「【安価下1】」

 1 リク、お前のバイクを借せ。行ってくる(1人で乗り込む、速い方法)
 2 リク、車を出せ。かっ飛ばせ(3人で乗り込む、運が良ければ余裕で間に合う)
 3 その他、何でどう行く?



 ――大きな国道――

凪「は、早いっ! 早い早い!」

ハワード「もっと急げないのか」

リク「行けるよ!」

ハワード「よし、行け」

凪「怖い怖い怖い、ぶつかるってばー!」

ハワード「お前の異能なら突っ込んでも突き破れる」

凪「冷静に言わないでよ! リク、やりすぎ! 事故るってば! 周りが!」

リク「大丈夫大丈夫、気をつけてるから」

 【直下 コンマ判定】
 1~3 リク「あれ、道に迷ったかも…?」→ギリギリなことに…
 4~6 ハワード「あと20分…」リク「意外と混んでたね、道が」凪「日曜の夕方だから…」
 7~9 ハワード「よくやった、30分もある。ローレンスをぶっ飛ばすぞ」

―――――

 今夜はここまでです
 どうもありがとうございました



 ――天宮市外・某所・埠頭の倉庫――

 キキィィッ
 バタンッ

ハワード「道に迷うなど論外だ!」

リク「ごめんね、知らない道だったから」

凪「それどころじゃないって! 急がないと言子姉ちゃんが…!」

 ザッ

ローレンス「早い到着だったな、ハワード様」

ローレンス「以前はどなたかも知らずに無礼な口を利いたが…ここで死ぬならどうだっていいか」

ハワード「言子はどこにいる?」

ローレンス「さあ? そろそろ、膝下くらいまでは海に浸かってるはずだなあ」

ハワード「【安価下2】」

 1 こいつは俺がぶっ飛ばす。お前らは言子を助けろ
 2 こいつをぶっ飛ばしておけ
 3 その他、自由台詞



ハワード「こいつは俺がぶっ飛ばす。お前らは言子を助けろ」

 集めた5本のカギがハワードから凪に渡される。

凪「わ、分かった。リク、行くぞ!」

リク「……うん」

ローレンス「そうそう行かせると思って――」

 ローレンスが光弾を射出した。
 同時にハワードがガイアを発動して飛び出す。
 リクと凪に向かった光弾は氷の壁に阻まれ、すかさず方向転換してハワードに向けられたものは強靭な肉体で弾き飛ばされる。

ハワード「おぉおおおおおおおお――――――――――――っ!」

ローレンス「正面から突っ込むだけの能無しが――」

 光弾を払い飛ばしてハワードが肉薄する。
 だが、ローレンスが拳銃を懐から抜いて発砲した。
 バーニッシュ・プラズマの弾丸はハワードのこめかみを撃ち抜くはずだったが、避けられて左耳が削り飛ばされる。

ハワード「ぶっ飛ばす!」

ローレンス「止まれよ、イノシシ野郎!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 凶弾がハワードに直撃!
 4~6 投げ飛ばされた!
 7~9 とりあえず1発目


 殴りかかった拳が捕まえられ、腹部に無数の光弾が至近距離で撃ち込まれる。
 激しい衝撃とともにハワードが背中から硬いコンクリートの床に叩きつけられた。

ローレンス「勝手に興奮してんなよ? お前なんざただのゴミなんだぜ!」

 拳ではなく、掌底をローレンスがハワードの腹部に突き込んだ。
 その掌に溜め込まれた星のチカラが異能に変換され、発生したエネルギーの塊が放出される。

 ドゴゴゴゴゴッ

ハワード「ッ――!?」

 口から血を吐き出しながら、ハワードの上体と足が上がる。

ローレンス「いい感じじゃねえ、か!」

 ローレンスがハワードの体を蹴り飛ばした。
 蝶番の治療の後遺症で残っているダメージも相まって、起き上がるだけでさえハワードはのろのろとした動きだった。

ハワード「お前は必ず…殺す」

ハワード「もう逃がしはしない」

ローレンス「そんな状態で何言ったところで、格好なんかつかねえぞ」

ハワード「格好などをつけたところで、俺は強くなれない」

ハワード「そんなもの、後から勝手に出てくればいい」


 【安価下2】
 1 脳筋プレーあるのみ
 2 近距離なら電撃で一瞬くらい隙を作れる。そこを狙う
 3 その他、自由


ハワード「今はお前を、ぶっ飛ばすだけだ」

ローレンス「…んじゃもういいか」

ローレンス「惨めにぶっ殺してやるよ!」

 ローレンスが両腕を広げると、その背後に無数の光弾が浮かんだ。
 空間を埋め尽くすかと思えるほどの圧倒的な物量に、ハワードが口元を歪める。

ハワード「それでいい」

ハワード「全て、ねじ伏せる」

 大股でハワードが走り出し、ガイアを発動した。
 その行動にローレンスは冷めた目を向け、右腕を前へ出す。

ローレンス「耐えられるはず、ねえだろうが」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 脳筋プレーの限界
 4~6 ???「本当にあなたは、脳みそまで筋肉でできているようですね」
 7~9 脳筋ってすごい


 次々と撃ち出される光弾を、ハワードが走りながら腕で弾き飛ばして猛進する。
 弾き飛ばされた光弾は倉庫の壁や天井を無作為に破壊して、その破片が盛大にばら撒かれた。

ローレンス「おい、マジでか?」

ローレンス「止まれよ、止まれ!」

ローレンス「普通じゃねえぞ、てめえは!?」

 捌ききれない光弾は容赦なくハワードの体を右へ、左へと揺さぶる。
 それでも尚、留まることを知らぬかのようにハワードは進撃した。

ローレンス「だったらこいつで、どうだァ!?」

 無数の光弾が寄り集まり、巨大なものに形を変えた。
 振り子のように光弾がハワードに向かって突撃をしていくが、両腕を顔の前で交差させて駆ける。

 カッ
 ドッゴォォォォォォッ

ローレンス「こんだけやりゃあ――」

 大爆発でとうとう、倉庫が半壊して吹き飛ばされた。
 巻き上がった粉塵の中から、ハワードが飛び出た。

ハワード「ぶっ飛ばす!!」

 皮膚が焼けこげてめくれ上がり、血で全身を染め上げた悪魔が叫ぶ。
 3メートルの距離にまで迫ったハワードを止める手立てはもうなかった。

ローレンス「ッ――!?」

ハワード「オォオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――ッ!」

 咆哮が響き渡り、ローレンスの顔面が陥没する。
 その頭が千切れ飛ぶより早く、体が地を離れて殴り飛ばされた。
 かろうじて残っていた倉庫の太くて大きな柱にローレンスが叩きつけられ、鉄骨が飴細工のように曲がる。

 それまで保たれていた建物は、それが決定打になってとうとう完全崩壊する。
 瓦礫と粉塵の中で、血塗れの悪魔は背を丸めながら荒い呼吸をしていた。

ハワード「ふぅーっ…ふぅーっ…」

ハワード「この俺に、不可能はない――」

 勝ち誇ってハワードが笑みを浮かべた。
 が、そのまま白目を剥いて倒れ込んで気を失った。



 ――露崎家別邸――

ライト「言子様、お手を」

ライト「季節にはまだ早い海に、着の身着のまま漬けられ体が冷えているでしょう」

 スッ

言子「…お兄ちゃんは…?」

ライト「じきにお戻りになられますよ」

ライト「腕のいい医者のところへ担ぎ込みました」

ライト「そこでハワード様が目覚めればすぐにでも治療を受け、帰られるでしょう」

言子「わたしが誰の側にも立たないから、こんなことになるんですか…?」

言子「だったらわたしっ――」

ライト「アルマ様のやり方に屈して、よろしいのですか?」

言子「っ…」

ライト「それは短絡的なお考えと申し上げるしかありません」

ライト「バスタ様の側に立つと仰られれば、わたしを始めとした者があなたをお守りいたします」

ライト「しかし、再びあなたはロックフェラーに身を投じることになられる」

ライト「ハワード様はろくな地位もなく、部下も2人しかおらず、あなたをお守りするには力不足でしょう」

ライト「言子様…あなたさえ望むのならば、ロックフェラーに関係なく、わたしがあなたをお守りいたします」

言子「でもあなたは、バスタ兄さんの…」

ライト「違います。もちろん、今はバスタ様の部下ではありますが、わたしが言ったのは個人的なことです」

ライト「バスタ様や、ロックフェラーの誰もがあなたを追いかけようとも、わたしがあなたのナイトになって守護します」

言子「どうして…ですか? 何でわたしに、そんなに…」

ライト「野暮なことを仰られる。心の底から、あなたの美しさに、あなたの心の在り方に、惹かれているためです」

ライト「例えあなたが拒否をされても、わたしは個人的にあなたの味方です」

ライト「バスタ様があなたを消せと仰られようと、あなたがその場でわたしに助けを求めるのならば救いましょう」

ライト「そして、どこへなりともともに逃げ仰せましょう。あなたはわたしの、女神です」ニッコリ

言子「…」



 ――天宮市・繁華街・アゲハクリニック――

ハワード「治療はこれで…終わった、か…?」

蝶番「1時間や2時間で、また傷だらけになって戻ってきてくれるなんて、すごく嬉しいわ…」

蝶番「あなたがわたしを求めてくれるのが、すごく嬉しい」

蝶番「それに、あなたの苦痛の表情は永遠に愛でていたいほどステキ…」

蝶番「ねえ、ハワード」スッ

ハワード「…」

蝶番「また来てね? 約束よ、何度でも…あなたを治してあげるから…」

ハワード「離れろ。…もう帰る」

蝶番「ええ…。それじゃあね」

 ガチャ…
 バタム

ハワード(目が覚めたら、あそこにいた…)

ハワード(だが、凪もリクも、ここのことは知らないはず)

ハワード(一体誰が、どうして…)

 ワイワイ…

ハワード「真夜中でも、ここはうるさいな…」

 タッタッタッ

凪「ハワードっ!」

リク「あ、ハワードいた!」

ハワード「お前らか。どうした?」

凪「どうしたって、ハワードが消えてたんじゃん! どこ行ってたんだよ!?」

ハワード「…言子は?」

リク「もうお家だよ。ライトがハワードのことを探しに行けばって」

ハワード「そう、か…」

凪「結局あいつ、何もしてなかったし…」

ハワード「…ふんっ、どうでもいい。帰るぞ」

凪「うん!」

リク「ねえハワード、お腹へった~」

凪「あ、俺も。ハワード、何か食べたい」

 グイグイ

ハワード「引っ張るな。どこへでも行ってやる」

リク「やったー!」

凪「じゃあ俺、天丼食べたい!」

リク「ぼく、おやこどーん!」

ハワード「何だ、それは?」

凪「知らないの? じゃあ食べ行こ! 決まりね、決まり!」

ハワード(…また、アルマは言子を狙いにくるのだろうか――)



 ――天宮市・天宮高校――

 キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン

五十嵐「ハワードくんっ」

ハワード「…何だ?」

五十嵐「今日って何か用事あったりする?」

ハワード「…理由は?」

五十嵐「先生のお手伝いしてほしいなーって」

五十嵐「旧校舎が倉庫になってるんだけど、荷物をそこから持ってこなきゃいけないの」

五十嵐「だからハワードくん、手伝ってくれる?」

ハワード「【安価下2】」

 1 断る
 2 …いいだろう
 3 その他、自由台詞


 ――天宮市・天宮高校・旧校舎――

 ガララ…

五十嵐「うわー、埃すっごいね」パタパタ

五十嵐「綺麗そうな机…えーと、あれでいいかな?」

五十嵐「ハワードくん、運んでくれる?」

ハワード「…これだけか?」

五十嵐「うん。あ、でもそのまま持ったらお洋服汚れちゃうね」

五十嵐「ちょっと拭くから待ってね」

 フキフキ…

ハワード「この程度なら、俺がいなくても平気に思える」

五十嵐「むむっ、それは先生が美人でやさしくて小動物系でお箸より重いものを持てない路線でいこうとしてるのを否定してるのかな?」

ハワード「…意味が分からないが」

五十嵐「ええー? 分かってよぅ、ハワードくんのケチ~」プンプン

五十嵐「はい、じゃあこれお願いね。さ、校舎に向かいましょー、おーう」

 ガタッ…

五十嵐「助かっちゃった、ありがとうね。良い子ポイントを1点贈呈でーす」

ハワード「…そうか」

ハワード「【安価下2】」

 1 これを運んだらもう帰るぞ
 2 何でこんなのを運ぶ必要がある
 3 その他、自由台詞


ハワード「何でこんなのを運ぶ必要がある」

五十嵐「ふふふ、実はまだ生徒には内緒なんだけどね、転校生が来るんだよ」

ハワード「…てんこーせー?」

五十嵐「うん、新しくクラスのお友達になるの」

五十嵐「事情があって、こんな変な時期になっちゃったらしいんだけどね」

五十嵐「だから明日、ハワードくんが運んでくれた、この机と椅子に転校生が座るんだよ」

ハワード「…そうか」

五十嵐「ハワードくん、仲良くしてあげてね」

ハワード「必要ない」

五十嵐「むっ、そんなことは言っちゃいけません。先生とのお約束です」

ハワード「…」フイッ

五十嵐「むむむぅ…もう」ムス-

 ゴトッ

ハワード「ここまででいいのか?」

五十嵐「うん、ありがとうね。お手伝いしてくれて」

五十嵐「それじゃあまた明日、元気に学校に来てね」


 【安価下2】
 1 帰宅
 2 ぶらつこう
 3 戦いにいく
 4 コミュ
   ※相手も併記
 5 その他、自由


 ――露崎家別邸――

ライト「…」

 プルプル

ライト「…」

 ソソソ…

ライト「ふぅー…」

ハワード「何をしている?」

ライト「見て分かんないですか? ボトルシップ作りですよ」

ライト「意外といい値で売れるんで、内職中です。それにアルマ様は帆船もお好きですから」

ライト「渾身のデキができればご献上しようかとも」

ライト「まっ、あなたがこれを作ってる時に来てしまったせいで、これはもういいデキにはなりませんね、きっと」

ライト「あーあ…やっぱり、清浄な空気を吸わないといい仕事はできないものですよねぇ…」

ハワード「それをぶち壊すぞ」

ライト「どうぞ、ご自由に。何度でも作ればいいんですから。だいたい、こんなの駄作になりますよ」ケッ

 ↓1~3 ライトとのコミュ内容
 ※なければ「なし」で進みます

 この続きは次スレで
 建ててくるので、誘導前に埋めないでね


なに?妹のこと好きなの?認めてやろう

強い奴を教えろ


 次スレです
 【オリ設定】安価とコンマで異能バトル【part 9】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1419244075/)

 >>992はハワードがそのことを知らないんで、ムリっす
 申し訳ない
 なので、>>993-995までを採用です


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1000なら明が軽音部顧問

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