モバマス×ジョジョのクロスssです
前回
承太郎「おれがCGプロのプロデューサーだと?」
承太郎「おれがCGプロのプロデューサーだと?」【第一部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407647086/)
承太郎「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】
承太郎「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411469003/)
の続きになります
モバマスを知らない方でも読めるように頑張っています
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1417767700
2014年も最早残り1ヶ月だ。
来年はあの有名なノストルダムスの恐怖の大予言とは全く関係ないとかで、
日本や世界のマスコミは何も騒がず、
大抵の人が晴れ晴れとした気分でないにしても、
いつも生活しているように冬を迎えた。
オレの名前は――(まー......覚えてもらう必要はないけど)
結城晴 12才..........
http://i.imgur.com/RmVx5SG.jpg
........オレの場合はサッカーの試合、学校の進級、
この旅行の期待と不安で頭がいっぱいの1年だった。
............2人の奇妙な男女に会うまでは..........
【 結城晴!空条承太郎に会う! 】
ドシィン!
晴「うわっ!」
サッカーボール ポーイ
ヒュ ガシ!
晴「え!?」
晴「あれェ~~.........?おかしいな.........今ぶつかって転んだよな?」
晴「ボールも飛んでっちまったと思ったのに..........?」
?「よそ見しててすまなかったな.......この後のスケジュールを見ていたんでな」
ドドドドドド
?「..........................」
で.......でっけぇ~~っ、190以上はあるぞ
?「ひとつ尋ねたいんだが......この街に修学旅行生の団体を見なかったか?」
晴「修学旅行生......?さァな見てねぇぜ。そもそもオレはこの街の人間じゃあねぇし」
?「ならば旅行か?」
晴「あぁ」
?「そうか.........じゃあこの町で旅行客が多い動物園の場所はわかるか?」
晴「あぁ、それなら..........」
晴「あっちの方角だぜ。さっきここのバスっで行ってきたからな」
そう........この男だった
1人目は空条承太郎...........
あとで知ったところによると年齢は17、職業は学生兼プロデューサー。
芸能界では大手アイドル事務所を倒したとかで少し有名な奴らしい。
この男を、オレは不気味だとは思わなかった。ワイルドな風貌はしているが
知性ともの静かな態度があった。不気味と思ったのは、この男が
訪ねて来たという「もうひとりの方」だった..............
JK「いやー、もうその設定やめた方がいいよー」
?「せ、設定じゃないよ!」
晴「?」
JK「しまいには面倒くさがれちゃうよ~?」
?「うぐっ!」
承太郎「...........................」
晴「...................このバス停だぜ」
JK「じゃあやってよー、その超能力」
?「え、え~っと、スプーンがないとできないワケで............」
JK「も~」
晴「超能力............?」
JK「ユッコ~、もうエスパーとか古いって~」
承太郎 ピクリ
承太郎「なにィ...........堀裕子..........!」
http://i.imgur.com/Aj9wONH.jpg
晴「え?」
JK「さすがに私達も飽きたよ~」
裕子「えぇ!?えっ、えーっと!」
裕子「じゃ、じゃあ!あの石!あの石動かしてみるから!」
JK「ユッコ~」
晴「何言ってんだアイツ............」
裕子「(うっわ~!言っちゃった!で、でもやらなきゃ!)」
裕子「さ、さいきっく~~~!.......『ザ・ロック』!」
裕子「ふんぬぬぬぬぬぬぬぬぬ!!」
石 .........................
晴「..................そりゃ動かねーよ」
承太郎「..........................」
裕子「ふぬぬぬぬぬ~!(動けー!)」
JK「もういいよユッコ~」
裕子「ううううううう!」
承太郎「.....................」
JK「もう先行っちゃうよ~?」
裕子「ま、待って!ぬぬぬぬぬぬぅぅぅ~~~!!」
晴「.........................」
承太郎「..............................」
承太郎「.....................チッ」
承太郎「(..........スタープラチナ)」ボウ
石 コロコロ.......
全員「え!?」
JK「ユ、ユッコ!石、動いたよね!」
晴「ほ、本当に動きやがった.......信じらんねぇ...........」
裕子「え...............?」
裕子「わ、私本物の..........?」
承太郎「......................フン」
裕子「!」
JK「すごいじゃんユッコ!」
裕子「ふ、フフーン!エスパーユッコです!」
承太郎「..............やれやれ..........こいつが」
承太郎「こいつがおれの探していた............アイドルだとは!」
【 結城晴、空条承太郎!堀裕子に会う! 】
JK「あたし、みんなに伝えてくる!」タタタ
裕子「.......................ふぅ~」ヘナヘナ
本来ならオレの役目はここまでで終わりだった...........
この空条承太郎という奴に道を聞かれて教えただけだから...........
しかしオレは2人から目が離せなかった。あとあとまでこの2人に
関わりあうことになるのだ..........
この日本のアイドル未来を背負う2人だから............
裕子「サイキッカー............私が...............」
承太郎「堀裕子.............だな」
裕子「!?」
承太郎「堀裕子、16歳.........誕生日は3月13日」
裕子「.....................?」
承太郎「福井県出身だが、15歳で上京。そのまま東京の高校に転校する。
幼い時に見たマジックに興味を持ち、高校一年にして手品の活動を主とする
『マジック同好会、通称チープ・トリック部』を設立。だが部員は数か月で二人になった。
その部唯一の後輩の名前は...........」
承太郎「『渋谷凛』」
裕子「!」
晴「?」
承太郎「渋谷凛は15歳、つまりはてめーの一つ下.........凜は同じ学校の後輩であり、
同好会の後輩。そしてアイドルになった。アイドルの仕事が増えるにつれ、
学校に行くことも少なくなる。当然部にも顔を出さない」
裕子「..................................」
承太郎「あの女、『裕子が一人になってるからアイドルに誘ってあげたい』などと
聖人のようなセリフを吐いていた」
承太郎「見つけたぜ........おっと、口が悪かったな。おれの名は空条承太郎」
承太郎「一応はアイドル事務所のプロデューサーだ」
裕子「プロデューサー........?はぁ....どうも」
晴「.......................」
承太郎『なに?同好会?』
渋谷凛『うん、同好会』
http://i.imgur.com/fD0UMUT.jpg
承太郎『.....................』
凛『私もこうやって、徐々に仕事が増えてくると当然、学校にも行けなくなるんだよね。
まぁ授業に出たいとか友達に会いたいとかじゃないんだけどさ』
凛『何ていうか.......同好会に顔出せなくてさ』
承太郎『てめーがそういうものに興味があるとは思えんな』
凛『..........うん、半ば強引に誘われて断るに断れなかったし。まぁ暇潰しにはなってたしね』
承太郎『ほう............で、一体何の同好会だ』
凛『マジック同好会(チープトリック部)。色々な手品やったりとか』
承太郎『...........................』
凛『......それで、部員が私と先輩二人になっちゃってさ』
承太郎『つまり、そいつがいつも独り、ということか』
凛『そう』
承太郎『.............................』
凛『あの同好会に入って、その先輩に手品を教えて貰わなかったら、この前の志希とのバトルに負けてた』
承太郎『ロープマジック、か』
凛『うん..........だから私は先輩に小さな恩がある。私が今こうやってアイドルとして
楽しんでいるのを先輩にも味わってほしいんだ』
凛『だからプロデューサー、先輩をスカウトしてくれないかな?』
承太郎『..............確かに、てめーの意見はわかった。だが誰もがアイドルに
なれるわけじゃあねぇ。ましてや“売れるアイドル”にな.........』
凛『それは私もわかってる。先輩はルックスもいいし、個性も強い』
凛『アイドルにはもってこいの人だよ』
凛『............ほら、コレ。同好会の写真。これが先輩』
承太郎『....................ほう』
承太郎『個性が強いというのは?』
凛『実際会ってみれば一発でわかると思う』
承太郎『..............そうか』
凛『本当は今日連れてこようかと思ったんだけど、今日から1週間北海道に修学旅行らしくて.....』
承太郎『なに?北海道?』
凛『うん』
承太郎『...........................』ガサゴソ
承太郎『ちょうど北海道でのイベント企画が来ていたモンでな』
凛『!』
承太郎『仕事のついでだ。先輩とやらに会うぜ』
凛『うん!』
承太郎「................というわけで、てめーをスカウトしに来た」
裕子「なるほど..........凛ちゃんが............」
承太郎「どうだ?アイドルになる気はあるか?」
裕子「う~ん.......」
承太郎「(......凛の言っていた通り、個性の強さは一瞬で理解した........)」
裕子「う~~ん..........」
裕子「あっ、そういえばさっき石が動いた時、何かしました?」
承太郎「..............いや、なにも」
裕子「そうですか.............じゃあ私は本物の.........」
晴「(不気味だぜ.........こいつ............)」
承太郎「..........で、どうするんだ?」
裕子「あぁ、そうですね!えっと~.....いきなり言われても難しいというか..........」
裕子「ウーン......でもやりたくないわけじゃなくて.........」
承太郎「.....................」
裕子「でも、あなたといるとサイキックパワーが溢れそうな気が.......」
JK「ユッコー!そろそろ戻らないとヤバイよー!」
裕子「あ、はいはーい!」
承太郎「まぁ返事は急いでるわけじゃあねぇ。とりあえず連絡先を渡しておく。決心がついたら連絡をよこしな」
裕子「はい!それじゃあ、私はこれで!」ペコリ
承太郎「あぁ」
タッタッタ................
承太郎「..........................」
晴「..................なんか、不気味な奴だったな.........」
承太郎「.................................」ジー
晴「......な、なんだよ」
承太郎「そういや、てめーの名前を聞いてなかったな」
晴「そんなの必要ねーだろ。もう会わねーのに」
承太郎「空条承太郎」
晴「え?」
承太郎「空条承太郎、おれの名だ」
晴「承太郎.................」
晴「..................結城、晴」
承太郎「結城、か。てめーアイドルに興味はねーか?」
晴「お、オイ!まさかオレを誘うつもりか!?オレはぜってーやらねぇからな!」
承太郎「アイドルに1ミリも興味はねぇか?」
晴「1ミリもってわけじゃあねぇが......でもオレは可愛いだとか綺麗だとか、そういうのはゴメンだぜ!」
晴「............まぁ、菊地なんちゃらってのは正直イイと思ったけどな...........」
晴「でもオレは嫌だ!」
承太郎「........................」
........プロデューサー ジョウタローチャマー
晴「!?」
承太郎「来たか」
凛「遅れてごめんね、プロデューサー」
櫻井桃華「ごめんなさいですの」
http://i.imgur.com/yRcr6Qe.jpg
承太郎「いや、問題ねぇ.........それより仕事はうまくいったか?」
凛「うん。上手くいったし楽しかったよ」
桃華「相葉夕美さんでしたっけ?あの方、猫草とやらの育て方なんてどこで学びになったのかしら」
凛「不思議な花だったね。花屋の私でも初めて見たよ」
晴「..............................」
承太郎「紹介するぜ、うちのアイドルの渋谷凛と櫻井桃華だ」
晴「この二人が...........アンタのアイドル............」
桃華「...............あの承太郎ちゃま、そちらの方は......」
承太郎「あぁ、結城と言ってな。今スカウト中だ」
晴「だから!オレはやらねーって!」
桃華「あら、言葉遣いが汚くってよ?」
晴「男ばっかりの家族だから、こんな口調なんだ。文句あるかよ?」
桃華「い........いえ..............」
凛「...............................」
晴「とにかく!オレはぜってーアイドルになんかならねぇからな!」
承太郎「待ちな、念の為に連絡先を渡しておく」
晴「いらねーって!」バシ
承太郎「.............................」
晴「もう二度と会わないと思うが、じゃあな!」タタタ
承太郎「.................................」
凛「フラれちゃったね、プロデューサー」
承太郎「おい、そういう言い方はするんじゃあないぜ」
桃華「ふふっ」クス
承太郎「.........................やれやれ」
日本の北部に位置するここ、北海道地方は本州の次に面積が広い島である。
日本で一番寒い街として知られ、過去旭川市で最低気温は-41℃を観測した。
その割に農産物の出荷量は多く、日本の野菜業界を支える重要な地域でもある。
早い所だと10月には初雪が降り始め、交通に大きな影響を与える。
ちなみに北海道と言われ連想させられる牛の放牧は、非常に限られた地域のみ
でしか行っておらず、実際には室内が一般的である。
承太郎達は北海道に足を運んでいたのであった。
@宿
凛「ふー........噂通り寒いね、北海道」
桃華「見た目の割に暖かい宿で良かったですわ」
承太郎「だとしても常に厚着でいろ。体は壊すな」
凛「プロデューサーこそ、そんな学ランだけで寒くないの?」
承太郎「あぁ」
桃華「やっぱり承太郎ちゃまは変ですの」
凛「なんか自販機とかないかな?あったかいのが欲しい」
桃華「なら、わたくしが紅茶を入れて差し上げますわ!」
凛「紅茶セットなんてどこに」
桃華「先ほど宿主の方にお借りしてきましたわ」
カチャ コポポポポポ.........
承太郎「何も入れなくていいぜ」
桃華「はい♪凛さんはどうなさいますの?」
凛「ン.........そうだね、ミルクと砂糖も入れてくんない....」
桃華「ミルクと砂糖ですわね」カチャカチャ
桃華「どうぞですわっ」
承太郎凛 ズズッ
承太郎「......................美味いな」
凛「うん...........落ち着くね............」
桃華「良かったですわ♪」
承太郎「.......おっと、明日のミーティングをしなきゃならなかったな」
凛「そうだね」
承太郎「ここからすぐ近いミニステージでの短いライヴだ。いつも通りやればいい」
凛「二人で踊って歌うのもだいぶ慣れてきたね」
桃華「ええ、お互いが理解してきましたの」
承太郎「だが、2人のままじゃあこの先は難しい。もっとアイドルを増やすぜ」
凛「具体的に、何人まで?」
承太郎「千川と話し合った結果、てめーらを含め.........」
承太郎「12人だ」
桃華「12人!」
凛「あと10人.........」
承太郎「そしてアイドルの属性を3つに分け、各4人ずつとする」
桃華「3つの属性?」
承太郎「そういや、話してなかったな。ミーティングを兼て説明しよう」
承太郎「まず一つ目は『COOL』、名の通り感情の起伏はある程度抑えたタイプだ。冷静な判断と洞察力で仕事やライヴバトルをこなしていく」
承太郎「これは凛に当たる」
凛「私が『COOL』?」
承太郎「あぁ」
桃華「ピッタリですのっ!」
承太郎「二つ目は『Cute』、これはどの年齢層からも好かれやすい。判断や洞察力よりかはその愛くるしい言動で見るものを魅了するタイプだ」
承太郎「これは桃華に当たる」
桃華「フフっ、愛くるしいですって♪」
凛「ふーん.........で、三つ目は?」
承太郎「あぁ三つ目は『Passion』、考える前に行動するタイプだ。持ち前の根性と勇気でこなしていく、いわば走り出したら止まらんということだ」
承太郎「これは..................」
凛「.................いないね。まだ」
承太郎「.......................」
桃華「すぐ見つかりますわよ、承太郎ちゃま」
承太郎「......................あぁ」
承太郎「.....話は戻って明日の話だ。まずこの時間に.............」
承太郎達はその後、明日のミーティング、そして今後の方針について話し合い、
それぞれ床についたのであった。
@朝
携帯< ソシテツドイシ スターダースト
承太郎「...............................」
携帯< ヒャクネンメノメーザーメニー ヨーバーレテー
承太郎「..................おれの携帯か........」
携帯< オトコタトハ ピッ
承太郎「................空条だ」
?『あの、もしもし!』
承太郎「............聞いたことのある声だな」
?『私です!堀裕子です!』
承太郎「.......なに.......堀......堀か!」
裕子『はい!こんな朝早くにごめんなさい!』
承太郎「どうした、もう答えは出たのか?」
裕子『はい!私、サイキッカーユッコは......』
裕子『アイドルになります!』
承太郎「............................」
承太郎「凛、桃華.......『Passion』が決まったぜ........」
裕子『え?』
承太郎「いやなんでもねぇ、コッチの話だ」
承太郎「堀」
裕子『はい!』
承太郎「カードを並べた...........どれがいいか言え」
裕子『はっ!早速エスパーテストですか!?』
裕子『よくわかりませんけど............じゃあ右から三番目!』
承太郎「右から三番目...............」
ドドドドド
承太郎「てめーが引いたカード........『可能性』の暗示を持つ......!!」
ドドドドド
承太郎「 『 魔術師(マジシャン) 』ッ!! 」
凛「.............で、裕子が加わるのは本当なの?」カチャ
承太郎「あぁ」
凛「えっとコショウ....」パッパッ
凛「ハブショ!」
桃華「これで3つの属性が揃いましたわね!」モグモグ
桃華「まぁ!このお魚美味しいですわ!」
承太郎「奴は個性もルックスも心配なし、あとはアイドルに必要な歌がどうかだ」
凛「部活で口ずさんだりしてるけど、下手ではないと思うよ」モグ
凛「(あ、本当に美味しい)」
桃華「堀さんのご両親とは話しましたの?」
承太郎「その点については千川に任せた。奴は説得力があるからな」
承太郎「........ま、人道的とは言えんが......................」
凛「...............................」
凛「............でもありがと、プロデューサー。裕子を誘ってくれて」
承太郎「いや、奴には可能性がある。逆にてめーに感謝するぜ」
承太郎「..............................」
桃華「......................承太郎ちゃま、もしかして昨日の結城さんのことで悩んでらっしゃいますの?」
承太郎「............................」
桃華「やっぱりそうですのね。でも承太郎ちゃま、諦めも肝心ですわよ?」
承太郎「...................わかっている」
凛「すごい拒んでたもんね」
桃華「思い悩んでも仕方ありませんわ。気にせず次に進みましょう」
承太郎「...............................」
桃華「そういう時は美味しいものでも食べて......」カチャ カチャ
桃華「承太郎ちゃま、はいあーん、ですの♪」
凛「!?」
承太郎「...........おれはそういうキャラじゃあねぇ........」
桃華「あーんですの♪」
承太郎「..........................チッ」パクッ
桃華「どうです?」
承太郎「.........中々だな」
凛「プロデューサー、あーん」
承太郎「..........てめーもそういうキャラじゃあねぇだろ................」
堀『裕』子
①豊かでゆとりがあるさま
承太郎「ここがステージだ」
桃華「小さなステージですわね」
承太郎「どうもショッピングモールだとこの大きさになっちまう」
凛「うん.............そういや、プロデューサー。いつから車の免許取ったの?」
承太郎「先週だ。どうも車がねぇと不便なモンでな」
凛「そうだね」
承太郎「ステージまで時間がねぇ、さっさと用意しな。おれは客席で見ている」
凛「はい」
桃華「了解ですわ!」
@客席
ワイワイ ガヤガヤ
承太郎「(やはり日曜にしたのが正解だったな)」
裕子「あの!」
承太郎「!」
承太郎「来たか。悪いな、修学旅行中に」
裕子「いえ!もう学校には話はついてますし、それに今は自由時間なので!」
承太郎「そうか」
裕子「あっ、そうだ。あの、何てお呼びすれば........」
承太郎「プロデューサーでいい」
裕子「ではプロデューサー!これからよろしくお願いします!」
承太郎「あぁ、よろしくといったところだぜ」
裕子「このサイキッカーユッコがアイドルの未来を築いていきますよ!」
.....................................
タッタッタ................
晴「ハァ.....ハァ.......」
晴「......ったく、オヤジの奴、何度断ってもオレに可愛い服を着せてきやがる.......」
晴「これだからオヤジと買い物に行きたくねーんだ」
晴「.........................」スタスタ
晴「逃げて来たけど、面白いモンねーなー」スタスタ
晴「..........................ん?」ピタッ
晴「『CGアイドルミニステージ?』..........?」
晴「アイドル.............か」
晴「.........................」
晴「.......ま、暇だし見ていくか」スタスタ
晴「結構席埋まってんなー..............どこに座ろうか......」
晴「おっ、あそこでいいや」スタスタ
晴 トス
晴「(................隣の奴、足デケェな......外人か?)」チラッ
晴「あっ」
承太郎「ん?」
晴「ア..........アンタは.........ッ!」
承太郎「ほう............偶然だな、結城」
晴「CGってアンタのとこの.......」
承太郎「そうだ」
晴「そ、そうか!そうだったのか!じゃあな!」ガタッ
承太郎「待ちな」
晴「!」
承太郎「せっかくだ、見ていけ。いい暇つぶしになるぞ」
晴「...........そ、そうだな!どうしてもって言うんなら見てやっか!」トスッ
晴「小せぇステージだぜ!」
承太郎「フン.......................」
裕子「あれ?あなたこの前の................」
晴「ん?.............あっ、お前!あの時のエスパー!」
裕子「エスパーユッコです!」バーン
晴「まさかアイドルになったのか!?」
裕子「うん!」
晴「マジかよ........................」
承太郎「............................」
承太郎「結城、やはりアイドルになる気はねぇか?」
晴「だから!オレはアイド」
ジャジャーン!
晴「!」
裕子「!」
承太郎「始まったな.............」
凛桃華「「ずっと強く そう強く あの場所へ 走り出そう~♪」」
ワー ワー
裕子「凛ちゃーん!」
凛「!」
凛「(裕子............)」フリフリ
凛「過ぎてゆく 時間取り戻すように~♪」
裕子「カワイイ........」
裕子「プロデューサー!私も凛ちゃんみたいなエスパーアイドルになれますか!?」
承太郎「凛はエスパーじゃあねぇ」
晴「............................」
桃華「目を閉じれば 抑えきれない~♪」
晴「(アイツ.............桃華って言ったか?.......オレと同じくらいなのに)」
~♪
ワー ワー
晴「スゲェ...............」
承太郎 ニヤッ
裕子「TVで見るよりやっぱり違いますね!」
裕子「う~!ワクワクしてきました!サイキッカーユッコの力が漲ってきます!」
~♪
晴「.............................」
承太郎「結城、ステージが小さく見えるか?」
晴「.............いや、でっかく見える.........」
晴「端から端までいっぱいに使って...........」
承太郎「...........................」
~♪
凛「みんなありがとう!」
桃華「ありがとうございますわーっ!」
パチパチパチ ワァァァー
...................................
..................
........
桃華「どうでしたか?承太郎ちゃま!」
承太郎「あぁ、良かったぜ」
凛「少しミスしちゃってけど、バレてなさそう」
裕子「凛ちゃん!」
凛「!」
凛「裕子.......」
裕子「ステージすっごく良かったよ!」ダキッ
裕子「それと、ありがと凛ちゃん!誘ってくれて!」
凛「ユッコに寂しい思いさせて悪かったと思ってるから....」
裕子「本当にありがとう!」
桃華「アナタが堀裕子さんですの?」
裕子「うん!」
桃華「申し遅れました、わたくし櫻井桃華と申しますわ」
裕子「じゃあ桃華ちゃん、でいい?」
桃華「はい♪」
晴「.........................」
承太郎「.................結城」
晴「な、なんだよ」
承太郎「もう一度聞く。アイドル」
晴「やらねーって!!」
全員「!!」
承太郎「.............................」
晴「言っておくけど、オレは何度誘われてもアイドルになんかならねぇからな!」
承太郎「..............................」
桃華「...............................」
晴「.....じゃあな、もう二度と会うこともねぇだろーよ」スタスタ
凛「............................」
裕子「..........................」
晴「....................だけど」ピタッ
晴「スゲェ良かったぜ......ステージ」
タッタッタ.........
凛「...............もう無理なんじゃないかな、プロデューサー」
承太郎「.....................................」
桃華「あの年頃は難しいものですわよ」
承太郎「てめーと同じ年に見えるが.......」
桃華「そんなことより承太郎ちゃま、わたくし北海道という町を見てみたいですの!付き合ってくださいます?」
承太郎「..............あぁ、いいぜ」
凛「ちょ、私も行くから」
裕子「あっとー.......私はちょっと戻ります」
承太郎「ん?........あぁ、そういえば修学旅行中だったな」
裕子「はいスミマセン!」
承太郎「じゃあ、また連絡する」
凛「今日はありがとう裕子、これからもよろしくね」
桃華「よろしくですわ!」
裕子「うん、二人ともよろしく!このエスパーユッコが加わったことでCGの未来は安心ですね!」
桃華「フフ、楽しみですわ♪」
裕子「それじゃ、私はこれで!」ペコリ
タッタッタッタ.....................
承太郎「............さ、行くか」
桃華「確かこの辺りだと................」
承太郎「人に聞くしかねぇな」
桃華「そうですわね........」キョロキョロ
桃華「では、あの方に聞いてみますわ」タタッ
桃華「そこのアナタ!」
?「........はい?」
桃華「お伺いしたいんですけれども、この辺りにある、いちご料理のお店を知りません?」
?「それなら、私も今から行くところです」
桃華「まぁ!でしたら案内してくださらない?」
?「いいですよ」
桃華「ありがとうございますわ!」
桃華「承太郎ちゃま~!凛さん~!」
承太郎「ん?」
凛「?」
桃華「この方が案内してくださるそうですわ」
凛「そうなの?」
承太郎「宜しく頼むぜ」
桃華「綺麗な方ですわね........お名前を聞いてもよろしくて?」
?「...................ありす......いえ」
橘ありす「橘......です」
http://i.imgur.com/3agFAho.jpg
ありす「ここです」
イチゴ料理屋 バーン
桃華「まぁ!素敵なお店ですわ!」
ウィーン
店員「いらっしゃいませ!4名様ですか?」
桃華「相席してもよろしいですの?」
ありす「..................はい」
店員「ではこちらへ~」
凛「.........日曜なのに人がいないね」トス
承太郎「あぁ........」トス
桃華「内装も外装もとても綺麗ですの......」トス
ありす「....................」トス
桃華「そういえば、名前を聞いておいて、名乗っていませんでしたわね」
桃華「申し遅れました、わたくし櫻井桃華と言いますわ」
凛「渋谷凛」
承太郎「空条承太郎」
ありす「...........................」
ありす「.........どこかで聞いたことのある名前ですね」
桃華「あら!もう有名になったのかしら!」
桃華「そうですの!わたくし達、アイドルですの!」
承太郎「おれはプロデューサーだ」
ありす「...........................」
凛「ねぇ、何か頼まない?」
桃華「そうですわね」
店員「お決まりですか?」
凛「イチゴパスタ」
桃華「では、このイチゴピザを」
ありす「牛肉のイチゴソース煮込み」
承太郎「コーヒー」
店員「かしこまりました!」
ありす「..................その、アイドルってやっぱりライヴとかを?」
桃華「はい、歌やダンスの他にバトル形式で行うものもあるんですわよ」
ありす「...............................」
承太郎「...............................」
ありす「.....あの、やってて楽しいですか?」
桃華「アイドルが、ですか?」
ありす「はい」
桃華「そうですわね.........確かに大変ですし、何度も打ちのめされますが......
それでも今の自分が輝いているってわかりますの」
桃華「だから、楽しいですわ♪」
ありす「そうですか.................」
凛「................................」
桃華「それはそうと橘さん、このお店によくいらっしゃいますの?」
ありす「はい、北海道に来たら必ず」
凛「ということはこの街の人間じゃないってこと?」
ありす「はい、兵庫出身です」
桃華「兵庫!わたくしは兵庫出身ですわ!」
ありす「!」
ありす「..............では兵庫でスカウトを?」
桃華「はい♪」
凛「じゃあ橘さんは旅行で?」
ありす「................まぁ、そのような感じです」
凛「ふーん」
店員「お待たせしました!こちらになります!」
桃華「これが..........」
凛「イチゴ料理!」
承太郎「.....................」
桃華「では早速いただきましょう!」
桃華 パクッ
凛 パクッ
ありす パクッ
桃華「マんずぅぅぅぅぅぅぅいっ!」
凛「こっ、これはああ~~~~!この味わあぁ~~~っ!」
桃華「サッパリとしたチーズにイチゴのねっとりとした甘味が絡みついてきますわ!」
凛「パスタがイチゴを!イチゴがパスタを台無しにさせる!」
桃華「『不協和音』って言うんですの~~」
凛「例えるならさだまさしとB'zのデュエット!春日に対するゴー☆ジャス!」
桃華「つぅー感じですわ~~.............」
承太郎「.......................」ズズッ
ありす「~♪」モグモグ
桃華「(橘さん......!これを平然と......ッ!)」
凛「(むしろ美味しく味わっているッ!)」
ありす「~♪」
桃華凛 ガクッ
承太郎「.....................やれやれだぜ」
カランカラーン
店員「ありがとうございましたー!」
凛「い、胃が..............」
桃華「うぅ..............ふ~っ...........」
ありす「美味しかった」
桃華「..........橘さん!」
ありす「はい?」
桃華「この後、ご予定はございまして?」
ありす「いえ、何も...............」
桃華「では、わたくし達とこの街を歩きません?」
ありす「............別に、イイですよ」
桃華「では参りましょう!」
桃華「いいですわね、承太郎ちゃま!」
承太郎「仕方ねぇ」
凛「ま、子のおもりはお姉さんの役目だしね」
.........................................
承太郎「おい、このデケェ携帯はなんだ」
ありす「タブレットですよ。知らないんですか?」
承太郎「...........................」
桃華「相変わらず承太郎ちゃまは時代遅れですわね」
凛「ふふっ」
.........................................
桃華「ここがゲームセンターですのね.........初めて入りましたわ.......」
承太郎「野球ゲームやろうぜ」
凛「桃華、あのダンスゲームやろうよ!」
桃華「イイですわね!アイドルの血が騒ぎますわ!」
スタタン スタタン クルッ
桃華「意外と!難しい!ですわね!」クルッ
凛「橘さんもやらない?」タタン クルッ
ありす「私は.............」
桃華「ほら、やりますわよ♪」グイ
ありす「あっ」
スタタン タタン クルッ
桃華「まぁお上手!」
承太郎「.....................」ピコピコ
..........................................
ありす「...............................」
凛「何?ウエディングドレスに興味あるの?」
ありす「あ、ありません!」プイッ
桃華「でも美しいですわね~........わたくしも着てみたいですわ..........」
承太郎「おれは和装の方がイイと思うがな........」
桃華「まぁ!承太郎ちゃまがそう言うのでしたら、わたくしは.........」ポッ
凛「ちょい待ちな」
ありす「........クスッ」
承太郎「...........もう陽が暮れたな.....そろそろ帰った方がいいんじゃあないか?」
ありす「そうですね................私はこれで.....」
桃華「わたくし、アナタと過ごしてとても楽しかったですわ!」
ありす「私も......です」
桃華「次会う時も、仲よくしてくださいまし♪」
ありす「.....................はい」
ありす「では皆さん、今日はありがとうございました」
凛「うん、じゃあね」
承太郎「じゃあな」
ありす ペコリ
スタスタスタ.........................」
桃華「................................」
凛「...........面白い娘だったね」
承太郎「.........................」
桃華「............................」
承太郎「............................桃華」
桃華「わかってますわ。承太郎ちゃま」
承太郎「!」
桃華「橘ありすさん..........あの方は.....」
桃華「“アイドル”ですわ」
承太郎「.......................」
凛「...........................」
桃華「今日一日行動して気付きましたの.........」
桃華「言動、身のこなし、そしてあの瞳....................」
桃華「間違いありませんわ」
堀裕子
http://i.imgur.com/K1Ao2bW.jpg
年齢 16歳
日本・福井生まれ
所属:CGプロ
誕生日 3月13日(魚座)
身長―157cm 体重―44kg
3サイズ:81-58-80
血液型:O型
破壊力―D スピード―B 射程距離―B
持続力―B 動作性―C 成長性―A
①自称サイキッカーのPassion系アイドル。
現在、スプーン曲げの能力しか習得しておらず、他の超能力は絶賛修行中。
ちなみに北海道エリアで出現(ゲーム)
②マジック同好会“チープ・トリック”の部長の席に座ったが
強引に部員を集めたために、退部が続き廃部寸前に。
修学旅行中に承太郎がスカウト
③可能性の暗示を持つ魔術師(マジシャン)のカード
あ、やべミスった。この前にこれが入ります↓
ありす「.....................」スタスタスタ
ありす「(あの人が......櫻井桃華.......)」
ありす「(私の出身、兵庫の大手プロダクション、エイジャプロを倒したと噂の...............)」
ありす「(噂なんかじゃあない..............あれは真実...................)」
桃華「『次会う時は仲良く』と言いましたけども............」
ありす「仲良くなんて出来ない........だって」
桃華「あの方は........」
ありす「あの人は..........」
桃華ありす「「 ライバルだから! 」」
堀裕子
http://i.imgur.com/K1Ao2bW.jpg
年齢 16歳
日本・福井生まれ
所属:CGプロ
誕生日 3月13日(魚座)
身長―157cm 体重―44kg
3サイズ:81-58-80
血液型:O型
破壊力―D スピード―B 射程距離―B
持続力―B 動作性―C 成長性―A
①自称サイキッカーのPassion系アイドル。
現在、スプーン曲げの能力しか習得しておらず、他の超能力は絶賛修行中。
ちなみに北海道エリアで出現(ゲーム)
②マジック同好会“チープ・トリック”の部長の席に座ったが
強引に部員を集めたために、退部が続き廃部寸前に。
修学旅行中に承太郎がスカウト
③可能性の暗示を持つ魔術師(マジシャン)のカード
@車内
ブロロロロロ..........
裕子「じゃあバトルもするんですね!?」
承太郎「さっきからそう言っている」
裕子「ムムン!プロデューサーの考えていることがテレパシーで伝わりますよ!」
承太郎「...................................」
凛「(完全なパッションだ........)」
桃華「歌やダンスの他に色々な力が試されるのですわ」
裕子「心配なし!このエスパーユッコに敵は無し!」
承太郎「..........................まぁいい」
凛「......................寒っ」ブルブル
承太郎「寒いか、凛」
裕子「じゃあ銭湯でも寄りましょうよ!」
@銭湯
カポーン...................
桃華「わたくし、銭湯なんて初めて来ましたわ......」
桃華「ふ~............」
凛「ふ~................」
桃華「凛さんは寒いの苦手ですの?」
凛「...........まぁ、ずっと東京だったし、慣れてないかな。二人は?」
桃華「わたくしは世界中を周りましたもの。ここより寒い所なんてたくさんありましたわ」
裕子「私も北海道とまではいかないけど、福井も寒いからね」
凛「そっか................」
裕子「それに、いざとなればサイキック自加熱があるから!」
凛「なにそれ......」クスッ
凛「......そういえば裕子、同好会は」
裕子「..................廃部しそう」
凛「..............................」
桃華「でも、夢があっていいですわね」
裕子「え?」
桃華「その“チープ・トリック”を同好会から正式な部にすればいいんですわ。
裕子さんがアイドルとしてマジックを宣伝するんですの。そしたら部員も増えますわよ♪」
裕子「そっかぁ.........そっかぁ!」パァァァ
裕子「よし!このエスパーユッコ!マジックを広めていきますよ!」
桃華「そのいきですわよ♪」
凛「頑張ろうね、裕子」
裕子「うん!」
裕子「そういえば聞きたかったんだけど、アイドルって私達3人で固定なの?」
凛「うぅん、プロデューサーが言うには全部で12人だって」
桃華「つまりはあと9人ですわ」
裕子「9人...........」
凛「本当に集まるのかな」
\アツメルゼ/
凛「塀越しに答えなくていいから」
TV<マイケルはまだか?マイケルはどこにおる?」
晴「......................」ピッ
TV<今週の第三位は先週から5ポイントジャンプアップの!
晴「......................」ピッ
TV<本日の金相場は1オンス
晴「......................」ピッ
TV<おーいネコドラくーん
晴「面白いのやってねーなー」ピッ
TV<キャッピピピピピーン
晴「おっ」
TV<マッコマッコリーン!
晴「ははっ、そんなキャラじゃねーだろ」
晴「............................」
晴「アイドル.................か」
晴「けっ、くだらね」
承太郎「忘れ物はねーか」
桃華「大丈夫ですの」
裕子「................」
承太郎「どうした、堀」
裕子「あれ.......」
凛「天体観測かな?」
裕子「ちょっと見てきます!」タッ
桃華「わたくしも!」タタッ
凛「ちょ」
承太郎「やれやれ....................」
裕子「あの!」
?「.................?」
裕子「星を見てるんですか?」
?「ダー......はい」
裕子「私も見せてもらってイイですか!?」
?「どうぞ」
裕子「やった!」
裕子「うわ~!すっご~い!星から不思議な力を貰える気がする~!」
桃華「わたくしも見たいですわ!」
桃華「すごいですわ~!」
凛「ごめんさない、うちの子が」
裕子「ちょ、お母さんみたいに!」
桃華「ちょ、お母様みたいに!」
?「あなたも、どうぞ」
凛「いいんですか?.........すいません」
凛「わ~........綺麗......」
承太郎「すまねぇな」
?「いえ...........」
凛「プロデューサーも」
承太郎「...................」クルッ
?「!」
?「あの、ズヴェズダのアザが................」
承太郎「ん?ズヴェズダ?」
?「ダー、星の.........」
承太郎「.............あぁ、コレのことか」
承太郎「生まれつきのアザでな、不思議な事に親族にもある」
?「親族にも..........ダー........素敵です、とっても............」
?「まだ見ているのか、アナスタシア」
アナスタシア「プロデューサー」
http://i.imgur.com/78glo7a.jpg
全員「!!!」
凛「(今、言った.....)」
桃華「(ハッキリと.....)」
裕子「(プロデューサーと!)」
承太郎「.........................」
?P「ん?コイツらは...........」
アナスタシア「ダー.....はい、一緒に星を見ていました」
?P「そうか...................!」
?P「君、そこの長い黒髪の子」
凛「...............私?」
?P「そうだ、名前は?」
凛「渋谷凛だけど」
?P「ほう.........ジョリーン、いい名だ」
凛「違うんですけど」
穴吸「オレの名はアナスイ.......アイドル事務所のプロデューサーだ」
桃華「名前がヒドすぎますわ」
裕子「他になかったのかな」
アナスタシア「.......................」
アナスイ「ジョリーン、オレは君をアイドルにしたい.........どうだい?」
承太郎「ちょい待ちな」
アナスイ「!」
承太郎「凛は既にアイドルだ。余計なことをするんじゃあないぜ」
アナスイ「なに........それじゃ、あんたは.........」
承太郎「空条承太郎..........てめーと同じく、プロデューサーだ」
アナスイアナスタシア「!!」
アナスイ「ほう...........随分と運命的な出会いをしたものだな......」
アナスイ「では承太郎さん、あんたにひとつ頼みがある」
承太郎「..........................」
アナスイ「ジョリーンの引き抜きの『許し』をいただきたい」
承太郎「..........今、なんと言った?おまえ...............」
アナスイ「『許してくれる』だけでいいんだ.......あなたが」
凛「..........................」
桃華「.....................」
アナスタシア「プロデューサー.............」
裕子「............................」
承太郎「言っている事がわからない.............イカレてるのか......?」
アナスイ「オレのバーニング・ダウン・ザ・ハウスプロは北海道でも中々に
有名なプロダクションだ。ジョリーンのアイドル人生を任せられるだろう」
凛「黙ってるのをいいことに.............よくも勝手なコトをぬかしてくれるね」
アナスイ「あぁ............その気迫.........美しい............」
アナスイ「オレは何としてでもジョリーンを引き抜く」
承太郎「そうはさせねぇ..........」
桃華「大人気ですわね~.....」
裕子「うん」
アナスタシア「...................」
アナスイ「ジョリーンはオレが貰う!」
承太郎「ダメだね、凛はおれのものだ」
凛「ちょ!///プロデューサー!///」
桃華「ヤけますわね~」
アナスイ「ならば........これならどうだ!」
アナスイ「ライヴバトルで勝ったらジョリーンを貰う!」
承太郎「てめー、いい加減な事を........ッ!」
凛「受けて立つよ」
全員「!」
承太郎「凛!」
裕子「凛ちゃん!」
凛「私の問題だしね、私がカタを付ける」
承太郎「.............................」
承太郎「.................てめーが負けた場合は?」
アナスイ「............アナスタシアを........くぅ!」
承太郎「いいや、それはダメだ。それじゃあてめーと一緒だ」
承太郎「引き抜きはしねぇ......ま、おれでも迷うほどの魅力はあるがな」チラッ
アナスタシア「あ、あの........///」
承太郎「ならば、てめーのバーニングなんたらプロがおれのCGプロを後押しするってのはどうだ?」
承太郎「ほんの少し、後押しをすればいいだけだぜ............」
アナスイ「そんな簡単でイイのか?........ならば、ライヴバトルは二日後.......いいか?」
承太郎「あぁ、受けて立つぜ」
凛「言っておくけど、私はCGを離れる気もないし、負ける気もない」
アナスイ「いい瞳だ..........その冷たい瞳がオレをかきたてる........」
承太郎「行くぞ」クルッ
凛「うん」
裕子「はいっ!」
桃華「えっと、スパシーバ、アナスタシアさん♪」
アナスタシア「あっ、はい..................」
スタスタスタ...........................
アナスイ「......................」
アナスタシア「......................」」
アナスイ「明後日のライヴ、任せたぞ」
アナスタシア「ダー.....はい.....」
アナスイ「さ、望遠鏡を片すか」
アナスイ「そういえばアナスタシア、この天体望遠鏡と言うのは普通に地上も見えるのか?」
アナスタシア「ダー.......はい。接眼レンズを付けて、あーしてこーして..........」カチャカチャ
アナスタシア「どうぞ」
アナスイ「ほぉ~...........どのくらい遠いかわからんが、綺麗に見えるものだな」
アナスイ「...............ん?星........?」
アナスタシア「ズヴェズダ?シトー..........星は見えないはずですが?」
アナスイ「いや、星のアザだ。星のアザを持った男がいるな」
アナスタシア「ではさっきのプロデューサーの方が.............」
アナスタシア「........でも帰ったのは逆の方向.....それに車...........?」
アナスタシア「貸してください」
アナスイ「あぁ」
アナスタシア「..........................」
アナスタシア「ズヴェズダのアザ...........でもさっきの人と違う.............」
アナスタシア「もしかして..........親族の方........?」
アナスタシア
http://i.imgur.com/HGEcCuX.jpg
年齢 15歳
日本・北海道生まれ
所属:BDHプロ
誕生日 9月19日(乙女座)
身長―165cm 体重―43kg
3サイズ:80-54-80
血液型:O型
破壊力―B スピード―A 射程距離―A
持続力―A 動作性―A 成長性―B
①日本人の母親とロシア人の父親を持つハーフアイドル。
両言語を話せるが、日本人よりなのでロシア語を日本語に
直すことが多い。
②星を見ていたアナスイと意気投合し、スカウトした
@車 ブロロロロ
裕子「プロデューサー、凛ちゃんが負けたら........」
承太郎「渡すつもりはねぇ」
凛「そういうと思った..........」
桃華「まったく承太郎ちゃまは~」
裕子「プロデューサーらしいですね」
承太郎「例え負けても千川が...............」
桃華「あら................」
裕子「わぁ~...........」
凛「雪...............」
シンシン................シンシン..............
シン..............シン.............
シン.................
車 ガチャ
バタン
承太郎「さ、早く宿に行け」
桃華「湯冷めしてしまいますわ~」ピョンピョン
裕子「サ、サイキック自加熱~!」グググ
凛「雪が降るとさらに寒いね.........」
承太郎「...............................」
裕子「どうしたんですか?プロデューサー」
承太郎「...................おい、ありゃ何だ」
裕子「?」
?「うぅぅ~~どうしてこんなことにぃ~.............」
?「ブモ~!」
http://i.imgur.com/Y1RbRRA.jpg
凛「..............................」
承太郎「また面倒なことになりそうだぜ................」
@宿
?「ありがとうございますぅ~、保護してくれた上に服まで戴いちゃって~」
?「ブモ!」
承太郎「..............いや、問題ねぇ」
桃華「........................」
承太郎「てめーには色々聞きてぇ事がある.........まず名前を教えな。どうやら日本人じゃあねぇようだな」
イヴ・サンタクロース「はい~、私はイヴ・サンタクロースと申します~。出身地はグリーンランドですよ~」
承太郎「イヴ・サンタクロース...........何?サンタだと?」
三人「えぇ!?」
イヴ「はい~、本物のサンタですよ~、こっちはトナカイのブリッツェンです~」
ブリッツェン「ブモッ!」
承太郎「.............................」
凛「どういうこと.........................」
承太郎「そういう設定か」
イヴ「設定じゃないですよ~!プレゼントを配るのに街の下見をしていたら~、
服もソリもプレゼントも盗まれちゃって~..........うぅ...............」
ブリッツェン「ブモ~..............」
承太郎「.......................ますます嘘クセェな.........」
凛「うん...........................」
承太郎「そんな設定誰が信じ」
桃華「本物のサンタさんですのね!?」キラキラ
承太郎「」
イヴ「はい~そうですよ~」
裕子「テレパシーで欲しい物を把握するんですか!?」キラキラ
イヴ「そんな感じです~」
承太郎「てめーもか」
桃華「では毎年プレゼントはあなたが!」
イヴ「はい~」
凛「純粋」
ソウダッタンデスノ! テレパシー! ハイー ギャイィィン
承太郎「.........で、てめーはこの後どうするつもりだ」
イヴ「お金を貯めてプレゼント代を稼がないといけないので~」
承太郎「.......................そうか」
イヴ「あの~ひとつお伺いしたいことが~」
承太郎「なんだ」
イヴ「あなた方の関係がよくわからないのですが~.......親子、ですか?」
承太郎「..........おれはアイドルのプロデューサーだ」
イヴ「アイドル!」
承太郎「そしてコイツらがおれのアイドルだ」
イヴ「そうだったんですね~」
承太郎「...............それと、親子と言ってもおれは17だ」
凛「プロデューサー、まだその設定だったの?」クスッ
桃華「ふふっ♪」
裕子「さすがにそれは超能力つかわなくてもわかりますよ!」
承太郎「このエセサイキック野郎」
裕子「んな!?」
承太郎「とりあえず、今日はここに泊まっていきな」
イヴ「いいんですか!?ありがとうございますぅ~!」
イヴ「やったねブリッツェン~」
ブリッツェン「ブルル!」
桃華「いいですわね!わたくしもサンタさんに聞きたいことがたくさんありますし!」
裕子「私も!」
承太郎「.................................」
承太郎「それとサンタ、そろそろその羽織っている学ランを返しな。さすがに寒いぜ」
イヴ「あ、はい~温かったものでつい~」ヌギ
イヴ「どうぞ~」
承太郎「あぁ」
ヒラヒラ.........
イヴ「あっ、カード落ちましたよ~」ヒョイ
イヴ「はい~」
承太郎「........................悪い」パシ
承太郎「.....................女帝(エンプレス).......」
承太郎「...............................」
@夜中
桃華「スー.........スー...........」
裕子「かー.............くかー.......んん.......さいきっく.......」
イヴ「くー...........くー............」
凛「...............プロデューサー、起きてる?」
承太郎「ん」
凛「イヴさんはスカウトしないの?」
承太郎「.............................」
承太郎「同じ国の人間じゃねぇと、プロデュースには難しい点がいくつもある」
承太郎「.................それに、奴には奴の目的がある。それだけだ」
凛「......................そっか.............」
凛「おやすみ」
承太郎「..............................」
凛「雪はやんだけど、結構積もってるね」
桃華「銀世界ですわね~」
凛「イヴさんはどうするの?」
イヴ「私は今からブリッツェンと仕事を探しますよ~♪」
裕子「サイキック雪合戦!」ブン
承太郎 サッ
凛「痛っ」ボス
凛「この!」ヒュ
桃華「あたっ!やりましたわね~」
ワー! ツメタイ! センキュウダ! オラオラオラオラオラオラオラオラ
イヴ「元気ですね~」
ブリッツェン「.....................」
承太郎「..............................」
承太郎「おい、遊んでねぇでさっさとレッスン場に行くぞ」
裕子「とるにたらぬ人間どもよ!支配してやるぞッ!我が「知」と「力」のもとにひれ伏すがいいぞッ!」
凛「モンキーが人間に追いつけるかーッ!アンタはこの凛にとってのモンキーなんだよモモカァァァァ――――ッ!!」
桃華「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアア!アハハハハハハハハハーッ!」
イヴ「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄~~!」
承太郎「混ざるなサンタ」
オラオラオラ ムダムダムダ アリアリアリ ボラボラボラ
子供「うぅ..........グスッ..............」
全員「!」
イヴ「どうしたの~」トテトテ
子供「お母さんとはぐれちゃって......グスッ........」
イヴ「あら~」
凛「どうする?プロデューサー」
承太郎「どうやら、そのガキの親を」
イヴ「いえ~、私が探しますよ~」
四人「!」
承太郎「いいのか?」
イヴ「はい~、どちらにしろここでお別れでしたから~」
ブリッツェン「ブモ」
桃華「ここで、お別れですのね.........でも楽しかったですわ!」
凛「うん...........」
裕子「もっとサイキックサンタのお話聞きたかったです!」
イヴ「私も~あなた達と一緒にいて楽しかったですよぉ~♪」
イヴ「昨日は本当にありがとうございました~」
イヴ「じゃ、お母さんを探そうね~」
子供「うん...................」
イヴ「では~」
ブリッツェン「ブモ!」
桃華「さよーならーですわー!」
裕子「また会いましょうね~!」
凛「じゃあね」
承太郎「...........................」
イヴ フリフリ
凛「行っちゃったね.......................」
桃華「でもサンタさんに会うなんて、もう一生ないですわ.....」
裕子「超能力教わりたかったな~」
承太郎「.......さ、おれ達もレッスン場へ行くぞ」
三人「はい」
@レッスン場
裕子「ほっ!はっ!」タタン
凛「そこでステップ、はいはい!」
裕子「はっはっ!」スタタン タタン
桃華「ターンですわ!」
裕子「えっと、はいターン!」クルッ!
承太郎「.........................」
裕子「~♪」
桃華「可愛い声ですわ~」
凛「うん、しっかり歌ってるね」
承太郎「(歌やダンスは、人並みだな。これと言って秀でてるわけでもない)」
承太郎「ま、要練習だな..............」
裕子「あっ」ズテ
桃華 ガシッ
桃華「サポートしますわ!」
凛「私も」
裕子「ありがと二人とも!」
承太郎「(この短時間で三人の絆が形成されているな.............)」
裕子「ムン!ムン!」ブン ブン
承太郎「もうやめな」
裕子「出来る気がするんです!レッスン後のレベルアップしたエスパーユッコに物体を消す能力など容易!」ブン ブン
承太郎「おい、奴はいつもこんな感じなのか?」
凛「......................うん」
承太郎「............................」
桃華「ですが、こう愉快な方ですと、見ているこっちも楽しくなりますわ!」
承太郎「............そうかもしれんな」
裕子「もう考えるのもめんどクセェ――ッ!」ガオン!
承太郎「修学旅行には戻らんでいいのか?」
裕子「はい!あっちもわかってくれてるし、農作業手伝うより、歌って踊る方が楽しいですし!」
承太郎「そうか」
凛「こんな寒い中で手伝いなんて大変だね」
裕子「凛ちゃんも2年生でやるかもよ?」
凛「修学旅行はフケるぜ」
承太郎「凛、桃華、明日のライヴバトルの準備は出来ているのか?」
凛「大丈夫だよ」
桃華「はい!」
裕子「ライヴバトルか~............早く見たいな~」
承太郎「いい勉強になるぜ.......」
桃華「近畿の次は北海道、こうして一つ一つ制圧していくのですわね?」
承太郎「言い方が悪いな.............だが、そういうことだぜ」
凛「どんなアイドルがいるのか、楽しみだね」
裕子「うん!」
承太郎「レッスンも終わった。帰るぞ」クルッ
凛「ちょ、早いよ」
ザム.............ザム..............ザム..............
凛「そんなに積もらなくてよかったね......」ザム......ザム.......
桃華「温かい紅茶が恋しいですわ......」ザム......ザム.......
裕子「私も飲みたい」ザム......ザム.......
桃華「あら、では宿に戻ったら入れて差し上げますわ♪」
裕子「やた!」
承太郎「おれも頼むぜ」
桃華「まぁ!承太郎ちゃまも気に入ってくださいましたのね!」
裕子「早く飲みたい~」
<...............マセンカー
凛 ピタッ
桃華「凛さんも紅茶を.............」
桃華「凛さん?」
<...........ウーン.................
凛「..............................」
承太郎「どうした、凛」
<...........イラッシャイマセンカー....
凛「ねぇ................アレ...............」
裕子「?....................あっ!!」
桃華「あっ!」
イヴ「この子のお母さんはいらっしゃいませんか~?」
ブリッツェン「ブモ!」
子供「スー.............スー...................」
全員「「「 イヴ(サンタ(さん! 」」」
イヴ「あら~皆さん~」
ブリッツェン「ブモ!」
凛「まさか、ずっと探してたの?」
イヴ「はい~」
桃華「この雪の中を............」
裕子「しかも背負って...................」
承太郎「...................................」
承太郎「買ってやった服がボロボロじゃあねぇか..................」ニッ
イヴ「それでは~.......」ヨロッ
承太郎「おっと」ガシッ
イヴ「あっ........すみません~.........」
承太郎「凛、サンタを頼む。ガキは任せな」ヒョイ
凛「了解、宿まで運ぶね」
子供「うぅん...........スー...........」
イヴ「ごめんなさい~..........」
桃華「気にしなくて大丈夫ですわ、いきますわよ♪」
裕子「わっ!冷た!」
裕子「あっためてあげます!サイキック~レッドバイント!」サスサスサスサス
イヴ「あったかい~」
凛「それじゃ、プロデューサー」
承太郎「あぁ」
桃華「トナカイさんも行きますわよ!」
ブリッツェン「ブモッフ!」
承太郎「........................」ザム...........ザム..............
子供「...スー..............スー..............」
子供「...........う~ん.....」ゴシゴシ
承太郎「起きたか」
子供「あれ..........お兄さん誰.........?サンタさんは..........?」
承太郎「サンタからてめーを預かった」
承太郎「おれは............そうだな..............」
子供「もしかして..........サンタさんのお手伝いの人.........ですか?」
承太郎「..........................あぁ」
承太郎「サンタは世界中のガキの味方だ。てめーの他に困っているガキは山ほどいる。あとはおれの仕事だぜ................」
子供「そうなんだ.....................」
子供「サンタさんに会えたんだぁ..................」
子供「夢じゃなかったんだぁ....................」
子供「えっへへ...........♪」
承太郎「...........................」
子供「.......................でも」
承太郎「?」
子供「でも.............千枝、悪い子なんです.........」
承太郎「千枝...........?それはてめーの名前か?」
佐々木千枝「はいっ」
http://i.imgur.com/o5ohkvH.jpg
承太郎「何故悪い子なんだ」
千枝「千枝...........すぐ疲れちゃって...........そうしたらおんぶしてもらって.........」
千枝「こんなに助けてもらったのに...................」
千枝「お礼........言えてないです................」
承太郎「................................」
承太郎「サンタに、恩返しをしたいか?」
千枝「はいっ!」
承太郎「なら..................『信じろ』」
千枝「え?」
承太郎「奴を...........サンタを『信じる』ことだ」
承太郎「信じ...........そして忘れるな................」
承太郎「それが奴にとっての唯一の恩返しだぜ.....................」
千枝「わかりました............信じます。絶対、忘れません.........」
承太郎「.....................あぁ」
\ チエー! チエー! /
承太郎「...........おっと、お迎えが来たようだな...........」
承太郎「降りな」シャガミ
千枝「ありがとうございますっ」ストッ
千枝母「千枝!こんなところにいたのね!」ギュ!
千枝「お母さん~痛いよ~..........」
千枝母「もう心配したんだから!一人で寂しかったでしょう?」
千枝「一人?ずっと一人じゃなかったよ」
千枝母「え?」
千枝「あのね、サンタさんと、お手伝いの人がね!」
千枝「...........................あれ?」
千枝「いない................?」
裕子「寝ちゃいましたよ、プロデューサー」
凛「トナカイさんもね」
イヴ「クー..................クー.................」
ブリッツェン「ブルル................ブルル..............」
承太郎「そうか」
凛「よっぽど疲れてたんだね..............」
桃華「それもそうですわ、あの寒さに加え、子供一人背負ってたんですもの」
凛「うん...........でも見つかって本当に良かった.............」
承太郎「あぁ....................」
承太郎「あとはおれが見る。明日はライヴバトルだ、寝な」
凛「うん、それじゃあおやすみ」
桃華「おやすみなさい」
裕子「サイキックグッナイ!」
バタン....................
承太郎「............................」
チク........タク........チク........タク........
承太郎「...............................」
チク........タク........チク........タク........
イヴ「う~ん......................」
承太郎「!」
イヴ「............ん~、ふあぁ.................」
イヴ「あれ...........ここは~......」
承太郎「宿だ。昨日のな」
イヴ「そうですか~........あっ、あの子は!」
承太郎「おれが届けた。心配するな」
イヴ「あ.............ありがとうございます~、何から何まで~」
承太郎「..................................」
承太郎「おいサンタ、何故ボロボロになってまでガキを助ける?」
イヴ「サンタは子供の..........みんなの味方ですから~」
イヴ「人に喜んでもらうための存在ですよ~♪」
承太郎「................................」
イヴ「それが例え、子供じゃなくて大人でも助けてましたよぉ~☆」
承太郎「................大人は迷子にゃならねーぜ」ニッ
イヴ「それもそうですねぇ~♪」クスッ
承太郎「..............................イヴと言ったか」
イヴ「はい~」
承太郎「少し早いが、おれにもプレゼントをよこしな」
イヴ「ん~、恩返しをしたいのは山々ですけど~今はお金がないもので~........」
承太郎「いや......................金なんか必要ねぇ..............」
承太郎「欲しいのは...................」
承太郎「てめーの“未来”だ」
イヴ「!」
イヴ「それはつまり..............私がアイドルに~?」
承太郎「あぁ、そうだぜ」
承太郎「アイドルになって売れれば、プレゼント代なんてすぐに稼げる。それにアイドルにとって
『人を喜ばせたい』よいう気持ちは何よりも大事だ」
イヴ「.....................そうですね~」
ブリッツェン「ブモ!」
イヴ「わっブリッツェン~、起きてたんだぁ~」
イヴ「ねぇブリッツェンはどう思う~?私がアイドルになること~」
ブリッツェン「ブルル!」
承太郎「なんと?」
イヴ「一応は肯定してくれてるみたいです~」
イヴ「普段より稼げて~、みんなを喜ばせることも出来るんですね?」
承太郎「あぁ」
イヴ「なら私...............アイドルになりますぅ~!」
ブリッツェン「ブモ!」
承太郎「了解だぜ........................」ガサゴソ
承太郎「サンタ、このカードを覚えているか?」
イヴ「あ、はい~」
承太郎「これは『女帝(エンプレス)』と言ってな...........『包容力』を暗示する」
承太郎「てめーにピッタリのカードだぜ........」ピッ
承太郎「宜しく頼むぜ」
イヴ「はい~、よろしくですぅ~♪」
@ドア前
凛「...................ふふっ」タタタ......
イヴ・サンタクロース
http://i.imgur.com/QAMgjkx.jpg
年齢 19歳
グリーンランド生まれ
所属:CGプロ
誕生日 12月24日(山羊座)
身長―165cm 体重―44kg
3サイズ:81-56-80
血液型:B型
破壊力―D スピード―B 射程距離―A
持続力―A 動作性―C 成長性―A
①自称サンタクロースのアイドル、Passion。
プレゼントもソリも服も何者かに盗まれ、雪中に残される。
プレゼント代を稼ぐためにアイドルとなる。
趣味は煙突探し
②子供に対する包容力を見た承太郎がスカウト
③女帝(エンプレス)のカード
@次の日
桃華「わたくし、感動していますわ!まさかあのサンタさんとお仕事ができるなんて!」
イヴ「ありがとうございます~」
凛「よろしくね、イヴ」
裕子「よろしく!」
イヴ「はぁい♪」
承太郎「さぁ、ライヴバトルに行くぞ。準備しな」
@車
承太郎「また降ってきやがったか...................」
桃華「流石は北海道、と言ったところでしょうか」
イヴ「私の故郷はもっと降りますよ~」
裕子「恐るべきグリーンランド!」
凛「寒い.................................」
ブロロロロロ......................
承太郎「アナスイとかいう野郎に場所を指定されたが...................」
凛「まさかの野外ステージ....................」
アナスイ「ほう、早いな」
承太郎「来たか。おい、これはどういうことだ」
アナスイ「野外、そのままだ承太郎さん。ここでアイドルらしい歌と踊りでバトルしてもらう」
アナスイ「バトルは前半と後半、分けて行い、その両方の投票で結果とする」
アナスイ「前半はアナスタシア、後半はうちの隠し玉を使う」
桃華「隠し玉............................」
承太郎「................................」
凛「..................................」
アナスタシア「ドーブルイヴィエーチル.............こんばんは、みなさん」
裕子「アナスタシアさん!」
アナスイ「.................ん?見ない顔がいるな」
承太郎「あぁ、昨日スカウトした」
イヴ「イヴ・サンタクロースですよぉ~☆」
アナスイ「(サンタ...........?)」
アナスタシア「(サンタ..............?)」
アナスイ「..........まぁいい、で約束は忘れたわけじゃあないな?」
承太郎「わかってるぜ」
凛「.............................」
承太郎「うちのアイドルはどこよりも魅力がある。負ける気はしねぇ」
アナスイ「自信があるのだな」
承太郎「...................と言いてぇところだが...........」
アナスイ「何?」
承太郎「あいにくだが、凛はコンディションが悪い」
凛「!?」
全員「えぇ!?」
桃華「承太郎ちゃま!」
承太郎「凛は...........この慣れねぇ寒さに耐えられてねぇ」
凛「気づいてたんだ.....................」
承太郎「てめーはやせ我慢が得意だ。だが、こう極端なものには従えねぇ...........」
凛「...................................」
承太郎「ここで凛をだせねぇなら負け.........と考えるだろうが」
承太郎「『凛を出す』という条件は聞いてねぇモンでな」
アナスイ「...............ならば、どうするつもりだ」
承太郎「...............................」
桃華「承太郎ちゃま、わたくしが二人まとめて相手いたしますわ」
承太郎「いや、それは」
裕子イヴ「「私にやらせてください!」」
承太郎「...........................なに?」
裕子「桃華ちゃんには最後に頑張ってほしいですし!それにレッスンだってしましたし!」
イヴ「私も歌やダンスは下手じゃないですよ~」
凛「二人とも................」
アナスタシア「ヤー......私は大丈夫ですよ。二人でも」
アナスイ「大きく出たな、アナスタシア」
アナスタシア「ダー、はい。その方がステップアップしますから........」
裕子「だからプロデューサー!私にやらせてください!」
イヴ「お願いします~!」
承太郎「..............................チッ、どうなってもしらねーぜ」
裕子「やった!」
イヴ「頑張りましょ~♪」
承太郎「いいかアナスイ」
アナスイ「あぁ、かまわない。素人二人には負けない」
アナスイ「もうすぐ時間だ。じゃあな」
アナスタシア「ダー..................」
承太郎「.....................................」
スタスタ........................
承太郎「..........................」
凛「みんな..........ごめん」
桃華「気にすることありませんわ!」
裕子「そうだよ凛ちゃん!困ったときはお互い様!」
イヴ「ですよ~」
凛「ありがとう...........................」
承太郎「よしエセエスパー、てめーが歌いエセサンタが踊る。簡単そうに見えて相当難しい」
裕子イヴ「エセじゃないです!」
承太郎「そして............ラストは桃華、あのバーニングなんたらの隠し玉の相手だ」
桃華「わかりましたわっ!」
承太郎「衣装は予め作っておいた。それを着な」
三人「はい!」
『それではまもなく、バーニング・ダウン・ザ・ハウスプロ対CGプロのライヴバトルを開催いたします』
ワァァァァァァ!
承太郎「幕が開いたようだな..................いけ」トン
二人「はい!」タタタ
桃華「頑張ってください!」
凛「頑張って!」
裕子「みんなー!盛りあがってうわぁ!?すごい人!」
イヴ「いっぱいですねぇ~」
カワイイー ワー ワー!
裕子「こんな雪の中なのに!さっすがエスパーユッコ!魅力アリアリのサイキッカー!」
イヴ「さすがですぅ~☆」
裕子「自己紹介!堀裕子です!」
イヴ「イヴ・サンタクロースですよぉ~♪」
ユッコ! サンタ! カワイイ!
裕子「寒い!寒いけど~!」
裕子「サイキック自分紅葉~!!!!」グググググ!
裕子「あったまってきましたぁ~!」
イヴ「グリーンランドの方が寒いですからへっちゃら~!」
裕子「それじゃあ早速!エスパーユッコのサイコソング!」
裕子「ミラクルテレパシー!」
ワァァァァァ!
『 ミラクルテレパシー
作詞 日暮裕紀
作曲 日暮裕紀 』
裕子「どんな信じられない!ことも信じ続けて♪」
イヴ「~♪」クルッ タタタン
ワァァァ カワイイ ワー!
裕子「強く念じてみれば~スーパーナチュラル!」
キレイー! サンタサーン!
桃華「二人ともお上手ですわ!」
承太郎「あぁ.............................」
晴「はぁ~...........さっみー」
晴「北海道ってやっぱスゲェな」
晴「こりゃ早めに帰らねーと風邪ひ」
ワァァァァァァァ!!
晴「うわっ!?なんだ!?」
トッテオキノエスパーハ♪
晴「歌..........なんかのイベントか?」
晴「...............行ってみっか」ザム.....ザム.....
晴「んなっ!?あのエスパーじゃねーか!」
晴「ってことこは!」キョロキョロ
晴「いるな................アイツも..........」
承太郎「............................」
アナスタシア「ハラショー......素晴らしいです.............」
アナスイ「中々だな、承太郎さん」
承太郎「...........................」
裕子「あなたと交わすシンパシー♪」
イヴ「~♪」クルクル
凛「キレイだね................」
晴「へ~、アイツ歌うまかったんだな~」
晴「............あの隣に踊ってる奴は誰だ?」
裕子「奇跡を越えて~、みんなに届け~♪」
裕子「サイキック!」
裕子「ミラクル!テ・レ・パ・シ・イ!」
イヴ タターーーン!
ジャーーン!
............................
ワァァァァァァァ!
裕子「みんなありがとー!」
イヴ「ありがとうございますー!」
晴「スッゲェな..............」
承太郎「初めてにしちゃあいいデキじゃあねぇか」
裕子「ありがとうございます!」
イヴ「はい~♪」
凛「正直ビックリしたよ」
桃華「最高でしたわ!」
『続いてはバーニング・ダウン・ザ・ハウスプロ!』
ワァァァァ!
承太郎「来るぜ...........」
四人 ゴクリ..............
アナスタシア「ドーブルイヴィエーチル.............こんばんは」
ワァァァァァァァァァァァァァ!!
アナスイ「...........」ニヤッ
凛「地元力!」
桃華「不利ですわね..........」
承太郎「.........................」
裕子「うぅ~.......」
イヴ「ん~............」
アナスタシア「それでは聴いてください」
『 You're stars shine on me
作詞 貝田 由里子
作曲 NBSI 』
アナスタシア「見上げた夜空~ 涙とけた雫~♪」
凛「キレイ.............」
裕子「声が透き通って.............」
承太郎「.............................」
晴「は~............聞き入るぜー...........」
凛「だめだ...実力の差がはっきりしすぎてる......これじゃあ甲子園優勝チームに、
バットも持ったことがない茶道部か何かが挑戦するようなもの......みじめ.....すぎる......」
アナスタシア「Just Alive~♪ 星のシルエット~♪」
アナスタシア「奇跡を集めて~ Staring only you~♪」
ワァァァァァァァ!
晴「さっきとは歓声がちげーな」
裕子「結果は!?」
ピピピピピ!
CGプロ 2122票 BDH 2378票
晴「あーあ」
裕子「あっ.................」
イヴ「あ~...............」
アナスイ「...................」ニヤリ
アナスタシア「ヤー......私は星を見ていたい............」
裕子「ごめんなさいプロデューサー.........」
承太郎「十分だぜ。初めてのライヴ、ましてや、ろくにレッスンもしてねーのに
2000人を魅了した。上出来だぜ...........」
イヴ「プロデューサーさん.............」
桃華「ほらっ!わたくしが仇を討ちますわよ!」
承太郎「あぁ、任せたぜ。ハイプリエステスッ!」
凛「勝って!」
桃華「はいっ!」ダッ!
桃華「櫻井桃華ですわ~ッ!」
ワァァァァァァァァ!
晴「おぉ!桃華!」
桃華「会場は寒くなくって?でも安心してくださいまし!わたくしがあたためてあげますわ!」
ワァァァァ!
晴「へへっ、面白いなアイツ」
『バーニング・ダウン・ザ・ハウスプロのアイドルの登場です!』
バーーーン
ワァァァァァァァァァァァァァァァ!
桃華「...........................」
桃華「やはり.................アナタでしたのね...........ッ!」
桃華「橘ありすさんッ!」
ありす「YES!I AM!」
橘 ありす
http://i.imgur.com/slWVZe5.jpg
年齢 12歳
日本・兵庫生まれ
所属:BDHプロ
誕生日 7月31日(獅子座)
身長―141cm 体重―34kg
3サイズ:68-52-67
血液型:A型
破壊力―E スピード―B 射程距離―A
持続力―A 動作性―A 成長性―A
①感情は薄く、自分を名前で呼ばれるのを嫌う。
将来は歌や音楽の仕事をしたいと想い、アイドルになる。
元々アイドルには興味なかった。
タブレットとイチゴが好き。
②いちご専門店でアナスイが狂い悶えている時に会いスカウト
③信念と突進の暗示の意味『戦車(チャリオッツ)』のカード
承太郎「......................戦車か」ピッ
承太郎「........................」
ありす「あなたとは闘いたくなかったですが............手加減はしません!」
桃華「凄まじい殺気ってやつですわッ!ケツの穴にツララを突っ込まれた気分...........!」
承太郎「おい」
凛「交互に歌って決着をつける形式だね。泣いても笑ってもこれで終わり....」
承太郎「あぁ.............」
イヴ「頑張ってください~!」
デーレーレデーレ! デーレーレデーレ! デーレーレレーレーレー
晴「アイドルらしくねぇイントロだな」
『 STAND PROUD
作詞 藤林聖子
作曲 若林タカツフ 』
ありす「そして集いしスタァダーゥスツ!」
桃華「百年目の目醒ァめに、呼ばァァれてぇぇ!」
晴「なんの歌だよコレ」
ありす「男たァちは向かう~」
晴「男..........?」
桃華「時の~砂を超えるジャアニィー!」
承太郎「いい調子だぜ」
凛「こんな歌あったっけ」
ありす「鎖のように連なる!絡み合うカルマァ~!」
桃華「ひぃかぁりぃぃで断つさぁぁだぁぁめぇぇぇぇぇ!!」
イヴ「............................」
アナスイ「......................」
アナスタシア「えっと..........あの..........」
晴「何だコレ(真顔)」
ありす「スタダッ!スタダッ!スタダッ!」
ありす「うぅぃちぃぃこぉぉぉむのはアアアアア!!!」
桃華「オララッ!オララッ!オララッ!」
桃華「ほぉこりぃぃぃのバレェェェ!!!」
ジョジョ! ジョジョ! ジョジョ!
ありす「ブレキュダン!ブレキュダン!ブレキュダン!」
桃華「こぉぉぶしぃぃぃぃぃはなつぅぅぅぅぅぅ!!」
ありす「せいなぁぁるヴィィジョン!」
桃華ありす「「スタァァァァンプラァァァァァ!!!」」
デデ デデ デデェ!
晴「なんかスゲーな................アイドルって」
承太郎「いい歌だぜ」
凛「う、うん」
裕子「...........................」
イヴ「(あの裕子さんが真顔..............)」
桃華「(わたくしは............負けません!絶対に!)」
父『また!また間違えたぞ!桃華!』
桃華『申し訳ありませんお父様!』
父『桃華!お前それでも私の娘か!作法がなっとらんぞッ!作法が!』
桃華『はいっ!』
桃華「お父様に認めてもらうのですわ!」
テーレーレーレーレーレレーレーレー
晴「え?」
桃華「とじられてた時ぃぃにぃぃ!」
晴「フルかよ!」
ありす「陽のひぃかり浴びせぇぇるのはだぁぁれだぁぁぁぁぁ!」
晴「でも............なんか燃えてきたぜ!」
晴「ハイ!ハイ!ハイ!ハイ!」
桃華「未来残すきぼぉおおおおお!」
ありす「流れるぅほぉしのクルセイダァァァ!」
晴「ハイ!ハイ!」
桃華「賭けるのはぁぁ命ぃぃ!」
ありす「まぁもるべぇきぃぃぃ愛と~」
桃華「カァド~は配らァァァれぇぇぇたぁぁぁ!!」
晴「ハーイ!」
桃華「スタダッ!スタダッ!スタダッ!」
ありす「たぁぁちぃはぁぁぁだかるぅぅぅぅ!!」
ありす「オララッ!オララッ!オララッ!」
桃華「敵をぉぉぉぉ倒しィィィィ!!」
晴「ジョジョ!ジョジョ!ジョジョ!」
桃華「ブレキュダン!ブレキュダン!ブレキュダン!」
ありす「みぃぃちぃぃをぉぉひらくぅぅぅぅ!!」
桃華「たましぃぃのヴィィジョン!」
桃華ありす晴「「「スタァァァァプラァァァァァァァ!!!」」」
デーーーーーーーン!!
ワァァァァァァァァァァァァァァ!!
ありす「結果は!」
桃華「どうですの!」
バーーーン
BDH 2099票 CG 2401票
承太郎「合計が出るぞ!」
凛「負けないで!」
BDH 4477票 CG 4523票
桃華「か、勝ったんですの...........?」
凛「勝った................勝ったよ!」
『勝者 CGプロダクション!』
裕子「やったぁぁぁぁぁぁ!!!」
イヴ「さすが桃華さんですー!!」
承太郎 グッ
晴「すげぇぇぇぇぇ!!」
アナスイ「ま.............負けた...........」
アナスタシア「ダー.............はい」
ありす「負けました............か」
桃華「素晴らしいバトルでしたわ、ありすさん♪」
ありす「............................」
ありす「負けて悔しいですが.........」
ありす「自分の運命に満足しています.......全て受け入れてますよ」
ありす「今日は本当にありがとうございました。やっぱり、神戸のエイジャプロを倒しただけあります」
桃華「そういえば、地元が一緒でしたわね...........知ってらっしゃいましたか」
ありす「はい」
ありす「次会う時は................」
桃華「はい♪お友達ですわ♪」
ありす「....................はい」ニコッ
タタタ...........
桃華「承太郎ちゃま!やりましたわ!」
承太郎「あぁ、最高だった」
凛「凄かったよ、桃華。色んな意味で」
裕子「感動しました!」
イヴ「私も~」
アナスイ「クソ!ジョリーンを!ジョリーンを!」
承太郎「残念だったな」
アナスイ「もうバトルなど関係ない。承太郎さん、『許可』をくれ」
承太郎「ふざけんな」
凛「欲しかったら、私達を後押ししなよ、バーニングなんたらプロ」
アナスイ「おぉ...............ジョリーン...........それでこそだ.............」
裕子「またどこかで会いましょう!アナスタシアさん!」
イヴ「また勉強させてくださいね~」
アナスタシア「スパシーバ.............ありがとう、二人とも......」
承太郎「橘」
ありす「はい」
承太郎「てめー..............いいアイドルになるぜ」
ありす「...................ありがとうございます」
承太郎「じゃあな、バーニングなんたらプロ」ザッ
アナスイ「.....................あぁCなんたらプロ」
アナスタシア「.......................」
アナスタシア「!」
アナスタシア「あの!」
承太郎「ん...........?」
アナスタシア「あなたと同じ!ズヴェズダのアザをした男の人を見かけました.....」
承太郎「な.....に..................?」
桃華「?」
アナスタシア「それだけ...........です」
承太郎「....................貴重な情報だ。礼を言うぜ」
アナスタシア「ダー.................」
承太郎「(.......................星のアザ)」
承太郎「(おれと同じ..........................)」
承太郎「(馬鹿な.........................いや)」
承太郎「(...............十分に考えられるぜ.........)」
晴「はぁ~スゴかったなぁー」
晴「やっぱアイドルってスゲェん.....だな」
晴 フラッ
晴「おっと.......寒さにやられたか..........?」フラフラ
晴「興奮して.............ははっ.............さっみぃ~...........」
晴「...................................」バタッ
晴「.................................」
ヒュゥゥゥゥゥゥ..................
ヒュゥゥ.......
ブォォォン.......ギュルルル...........ブォォォォォン.......ギュルルルルル
晴父「晴!しっかりしろ!すぐ病院に連れてってやるからな!」
晴「.......ハァ.............ハァ............」
オレは雪中で倒れた。その冬の日は、北海道でも大雪だった..........
いつまでも連絡のないオレを探したオヤジは、心配になってホテルを出た。
そこでオレを見つけた。
ブォォォォン ギュルルルルル!
スノーチェーンを付けいているにもかかわらず、車輪が雪にとられて
虚しく空回りするだけで、前にも後にも進まなくなった。
ギュルルル!
晴父「ダメだ...........!近くの電話で救急車か誰か呼ばなくては........!」
だけど辺りを見て、オヤジは青ざめた。
そこはホテルから離れ、病院も近くにはない。
しかもそこは農道であと1~2キロは民家のない所だった。
晴父「なんてことだ!救護の人に「ただのカゼですよ」って言われようとも晴をこの雪の中へ連れ出すんじゃあなかった!」
その時だった。
ふとオヤジがバックミラーを見ると、雪の降る夜道に学ランを着た青年が車を覗き込んで立っていた。
とっさに、本能的にオヤジは警戒した。
晴父「何の用だ........あっちに行け」
「そいつ.............」
「風邪ひいてんだろ?車、押してやるぜ..............」
晴父「え?」
そう言うなり青年は着ていた学ランを脱ぎ.............
なんとためらいもせず、スッと後輪の下に敷いた
「さっさとアクセルを踏みな..............」
「走り出したら止まるんじゃあないぜ........突っ走りな........また雪にタイヤをとられるからな」
ブォォォ
ブォォォォォォォ!!!
..........................
オレはこれから2日間もうろうとした意識の中で、自分の勲章であろう学ランを
ためらいもせず『青年』が車輪の下へ敷いたのを記憶の中で見ていた。
きっとチェーンタイヤでズタズタになったであろう学ランを着て........。
あのあと『青年』は雪の中をグショグショになりながら帰って行ったのだろう.................
その『青年』は直接オレを救ったわけではないかもしれない
だけど..........オレにとっては、まだガキのオレにとっては
その青年の行動が自分のヒーローに感じた。
心の底に焼きつく『憧れ』になった。『生き方の手本』になった.......................
承太郎「この北海道ともお別れだ....................」
凛「色々あったけど、楽しかったね」
桃華「また会えるでしょうか...............」
裕子「会えるよ!」
イヴ「アナスタシアさんにもまた会いたいですね~」
イヴ「ブリッツェンはしばらく留守番だったから知らないんだよね~」
ブリッツェン「ブモ~」
承太郎「この一週間、てめーらは大きく成長した」
承太郎「闘った奴らの事を.........忘れるんじゃあないぜ」
四人「はい!」
イヴ「あの~」
承太郎「なんだ」
イヴ「飛行機にトナカイは~」
ブリッツェン「ブモ..................」
承太郎「おいトナカイ、人形みたいにじっとできるか」
ブリッツェン「..............................」
承太郎「上出来だぜ」
凛「バレないかなー..............」
承太郎「さ、行くぜ」
凛「バイバイ、北海道」
桃華「また来ますわ...........」
裕子「エスパーユッコの名を刻んだ街!」
イヴ「さらば~☆」
ザッ!
「待てよ」
全員「!」
承太郎「てめーは...........」
承太郎「結城!」
晴「.................................」
晴「オレに別れの挨拶もなしかよ」
承太郎「フン、てめー自信、別れの挨拶を必要としているのか?」
晴「................................」
晴父「ハァ.......ハァ........晴!どうしたんだいきなり走り出して!」
晴父「..............あなたは..........?どこかで.............?」
承太郎「知らんな..............................」
晴父「この人達は?」
晴「アイドルとそのプロデューサーだぜ」
晴父「なに!?アイドル!?」
晴「おわっ!なんだよ!?」
晴父「あ、あの!晴を宜しくお願い致します!」
全員「え!?」
晴「はぁ!?」
晴父「晴は!男ばかりの我が家で育ってきまして、お分かりのように男っぽくて!」
晴父「ですがわたくし!晴には可愛い立派な女の子になってもらいたいのです!」
晴「お、おいオヤジ!」
桃華「フフ♪」
晴父「なので!みなさんの手で!晴を立派で誰からも愛される可愛いアイドルにしていただけませんか!?」
晴「オヤジいいかげんに!」
承太郎「いいぜ..................」
晴「!」
承太郎「.................だが、本人が嫌がってちゃあその話は無理だ」
承太郎「..............もう一度聞くぜ、結城晴」
承太郎「アイドルに....................ならねーか?」
晴「................................」
晴「..................っわーったよ」
晴「わかったよ!アイドルになってやらぁ!ただしカッコイイアイドルだからな!」
桃華「まぁ!」
凛「新しい仲間だね!」
裕子「やった!」
イヴ「賑やかになりますねぇ~♪」
ブリッツェン「ブモ!」
承太郎「よろしくだぜ、結城晴」
晴「あぁ!」
晴「じゃーなオヤジ!寂しくて泣くんじゃねーよ!」
晴父「あぁ!可愛いアイドルになれよー!」
晴「ならねーよ!」
................................................
.............................
..............
承太郎「『皇帝(エンペラー)』................か」
晴「意味はなんだよ」
承太郎「『男性的』、だ」
晴「へ!今のオレにピッタリじゃねーか!」
晴「カッコイイアイドル目指すぜ!」
承太郎「..............................」
凛「よろしくね晴」
桃華「よろしくですわ!」
裕子「さいきっく!」
イヴ「よろしくです~」
ブリッツェン「.......................」
晴「あぁ、よろしくな!」
凛「プロデューサー、バーニングなんたらプロは後押ししてくれるって?」
承太郎「あぁ」
イヴ「良かったですねぇ~」
承太郎「そういえば................」ガサゴソ
裕子「?」
承太郎「新曲を書いたぜ、評価を頼む」
晴「おっ、カッコイイ歌ならいいけどな!」
『 アタシ サイキョースタプライド 』
オラオラ オラしちゃったの
無駄無駄 無駄DIO「フン」
(デコのハートがラーブリー)
最強スタプラが おされてるなんて馬鹿な
(あなたは多分 気付かない)
ドーンときた瞬間に 何が始まったの
最強のアタシ もうすぐハジケそうよ
ウリィィィィィィィィィ
オラオラオラオラ 無駄無駄
時を 止めちゃおっかな~
(止めちゃえ!)
ハート 殴っちゃおっかな~
(やっちゃえ!)
生まれたてのスタンド 強い
カイロはとっくにもう着いたの
ドーン!
時を止めっちゃったかも~
(オラオラ!)
吉良くる 来るって誰なの?
(とぅるるるるるる)
今日から厄介な敵くる
男の子なんです
花京院「チャンチャン☆」
晴「な、なんだこのクソみてーな歌詞は!」
承太郎「なん................だと.............?」
イヴ「花京院って誰ですか~」
凛「意味わからない............」
桃華「承太郎ちゃま...........センスゼロですわ............」
裕子「私でももっとマシなの書けます」
承太郎「おい待ててめーら、いっぺんに責めるんじゃあないぜ」
晴「はぁ~、これじゃあ先が思いやられるなぁ~」
晴「やれやれだぜ....................」ニヤッ
終わった!第三部完!
無駄に長くてすいませェん.............
乙
安定の面白さ
誰かDIOのリンク持ってない?
>>118
こちらになります
1
DIO「このDIOがモンキーのプロデューサーだと?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397891865/)
2
DIO「貧弱貧弱プロダクション」【第二部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398399787/)
3
DIO「これが765の爆発力、あなどれんッ!」【第三部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399360114/)
4
DIO「961PRO...貴様はこのDIOを怒らせた」【第四部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1400243054/)
5
DIO「コイツらがッ!輝くまで!プロデュースをやめんッ!」【第五部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402053063/)
6
DIO「765の時は動き出す」【第六部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404623349/)
7
DIO「俺はプロデューサーをやめるぞ!765ォーーッ!」【最終部】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405826839/)
このSSまとめへのコメント
作曲のセンスがDIOと同じwww