【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第31位【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・原作本編の8年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない

・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位ランカーのオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる。プロ以外なら初見の魔物もルール次第で。イカサマ相手だとランク以上に強くなる

・高校生の頃の恋人は高鴨穏乃。進学などの関係により、破局している

・大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。

・なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた)

・同じ大学(T大)なのは、江崎仁美・辻垣内智葉・弘世菫・小瀬川白望(2年上級生)
 鹿倉胡桃(浪人)・臼沢塞(浪人)・荒川憩(1年上級生)、原村和・新子憧(同級生)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん

・大学2年時に、オカルトを暴走させた夢乃マホと対局し、敗北

・男友達はちゃんといるよ

・ムエタイの達人。パルクール(フリーラン)を習得

・バイク大好き。愛車には話しかけたりする

・ちょい熱い高校生→陰りのある大学生→三枚目の社会人、へと進化

・カピバラとは死別。死因は細菌性の消化器潰瘍。ピロリ菌。ゴキブリ殺す

・高校時代の最終成績は男子インターハイ個人戦2位

・Bパート(Bは暴のB)は嘘喰い仕様

・T大の皆は仲良しでほのぼの

・チームメイトは、小走やえ・弘世菫・南浦数絵・清水谷竜華である

・マホの暴走を止められてたら穏乃と結婚して奈良で教師をやってた。なお憧はお察し

・照は幼馴染みだったけど、思い出を咲と混同。なお互いの初恋はこれだった模様


    須賀 京太郎 日[ ● ]本

   23歳 ♂ 184cm 76Kg
  『M.A.R.S.ランキング』 13位
    M.O.手術 〝昆虫型″
    ━サバクトビバッタ━


※有志の方のありがたいまとめwiki

http://www54.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/1.html

※ネタ拾って気軽に編集してくれると嬉しい所存ー

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394111086

※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第19位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第21位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384350934/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第22位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385036684/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第23位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385990078/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386945958/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第25位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387738236/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第26位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第26位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389447788/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第27位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第27位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390010291/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第28位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第28位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390664910/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第29位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第29位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391513849/)
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第30位【アラフォーマーズ】

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・安価についても、明示された部分以外にはキュゥべえ理論展開されたり

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

安価でお題を3つくらい募集
お題については以下

①いつもの掲示板形式
②掲示板によらない京太郎のオフの日の話
③高校・大学時代の話とか、作中で触れられたけどキンクリされた話(淡ラキスケ、やえタッグ)とか


一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については再安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント
多重投稿の際は最も低いコンマを適用し、その投稿の数だけ範囲や安価先を下にズラします

好感度

★13+4★
大星淡:やたら絡んでくるアホの子ライバル。麻雀人生をやってもいいよ。甘いものやるから笑えよ。いや、お前なら判ってくれるかなって……

★13★
ハギヨシ:師匠にして友人にして悪友にして戦友。この人抜きじゃ生きていけない。大丈夫です! ハギヨシさんのためなら……俺……!

★11
宮永照:強大な目標。勝負事では頼りになる人。なんか放っとけない。次こそは、勝つ……! 幼馴染み?はは、御冗談を……

★10
宮永咲:気のおけない幼馴染み。絶対の目標にして憧憬を覚えさせた存在。付き合いたいって言うか、なんか20年後もこうしてそうなイメージが……
辻垣内智葉:姐さん、一生ついてきます! 姐さんがいたからあの大学に……! ……怒ってませんよね?

★9
弘世菫:菫さんは最高です! 菫さんのおかげで戦えるんです! 菫さんを目標に大学決めました! だからこの人普段は頼りになる人だって何度も……

★8
松実玄:おっきくてやわらかい。軽く残念な人。結婚したいんだけど、その場合俺はどうしたらいいんだろうな。見ててください、俺の変身……!
松実宥:なんでも共演。寒がり大変そう。正直おもちあるし結婚したい。その場合、玄さんにはお義兄ちゃん呼びされる……?
赤土晴絵:師匠! 師匠がいなかったら俺は……。ぶっちゃけ、結構可愛い人だと思うけどな
天江衣:ころたんいえーい。駄目です、そっちの道は! その……俺にはハギヨシさんがいるから……

★7
小走やえ:頼りになる小走先輩だけど、やっぱ相棒としてやえさんのフォローもしないと……。だいぶ打ち解けたよなぁ

★6
新子憧:高校大学と、本当に世話になった女友達。いい女。何年後かで、フリーなら結婚したい。ファン1号。あんまり酷いと押し倒すぞ?
高鴨穏乃:元恋人。ありがとう……穏乃、本当にありがとう……。お前以外と付き合ってたら、多分俺はこうはなれなかったよ。ファン2号
国広一:一さんといると落ち着くんだよなぁ……僕っ娘いいよな。俺としては、一さんがマネージャーになってくれても……って、なんでもないです
姉帯豊音:大きな小動物可愛い。大天使豊音。酔うとやばいよこの人
鶴田姫子:立てばセクハラ、座ればビッチ。歩く姿は猥褻物。付き合ったら痴女じゃなく……ならないよな、うん

★5
鷺森灼:天の道を往き、総てを灼きつくす女。色々かわいい。バーニングこけしカワイイヤッター
竹井久:部長がくれたあの言葉――俺は覚えてます。……悪癖も貰っちゃったけど。ノリノリでしたね、部長……俺を苛めるの楽しいですか……?
三尋木咏:流石の火力っすね……三尋木プロは。ごめんなさい、俺もやりすぎました。いや、俺は全然オッケーですけど

★4
東横桃子:消えても追える。俺たち、バスケなら世界狙えたんじゃねーの? お前の場所判るからって、全力で急所狙ってくるなよ……
エイスリン・ウィッシュアート:ニンジャは実在しない。いいね? というか、あの時のあの人がどうしてこんな……

★3
小瀬川白望:シロさん、元気そうでよかったなぁ。思えば昔は色々あったよな
原村和:初恋……だったんだ。まあ、いい思い出って奴だよなぁ
池田華菜:KMG(華菜ちゃんマジゴッド)。正直男前過ぎて今すぐ告白したい。あ、あれから全部1位……ハハハ
龍門渕透華:すっげえスポンサー。結構めんどくさ可愛いし、いい人。あのー……智紀さんからの提示連絡とレポートって一体……
清水谷竜華:おもちもちもち。頼りになるチームメイト。その眼はヤバイ。結婚したい。その眼、スポーツでも使えるとか反則過ぎませんかね?
沢村智紀:巨乳メイドマネージャー。でもなんか寒気がする……。その、なんの……レポート……?
江口セーラ:実際楽しそうだし……ギャップがまた、ちょっと気になるよな

好感度その2

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
片岡優希:いい女になったな
対木もこ:小動物可愛い
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する
荒川憩:先輩のおかげで、俺、かなり体もいいとこまで行きました! 先輩笑顔可愛い、癒される!
江崎仁美:先輩の適当さに、結構俺って癒されてたんですよ? 政界、おめでとうございます!
愛宕洋榎:当意即妙。いや、流石にお笑いはやりませんから……
花田煌:聖人。デートの約束ですよね?
南浦数絵:一緒に戦う仲間。大丈夫だって、前に言ったよな? その辛辣キャラはなんなんだよ……
瑞原はやり:なんか目がマジな話怖い。光がないんだもん
小鍛治健夜:アハハ……ハハ……
野依理沙:怒って……ませんよね……?
戒能良子:JOS(実際・おもち・凄い)。解説でのフォローありがとうございます……。うちの部長が……
上重漫:JOS(実際・おもち・凄い)。その節はどうもお世話に……
佐々野いちご:うおっ、本物のちゃちゃのんだ!? ドラマの際は大変お世話になりました

★1
愛宕絹恵
染谷まこ
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
鹿倉胡桃
臼沢塞
井上純

13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80

★麻雀スキル
・『情報(0)』
・『分析(0)』
・『対策(0)』
・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』
・『信念を貫く撃針(10)』


☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『舌使いが上手い』
>種を残して食べたサクランボを舌で結べる程度には舌の使い方が上手く、繊細で精密
>味覚を用いた判定や舌を使用する判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:45/60 幸運:30+?/60 気力:60/60

・『照魔鏡(0)』
・『黄金回転の連続和了(0)』
・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
・『連続和了Act.3(10)』
・『連続和了Act.4(10)』
・『神砂嵐(20)』


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:50/60 防御力:60/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(35+45)/2+50=90 コンマ10以上にて聴牌
※50×(50+45/2)=3650 これをコンマ一桁倍

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
・『赤き腕を持つ帝王(10)』


5位「爆ぜる報仇の女王」 宮永咲
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:55/60 防御力:40/60 速度:40/60
技術:40/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(40+40)/2+50=90 コンマ10以上でテンパイ
※55×(50+40/2)=3850 これをコンマ一桁倍

・『爆ぜる報仇の女王(0)』
・『爆ぜる報仇の女王(5)』
・『怒れる大天使の鉄槌(10)』
・『???』


7位「退くことなき双剣の騎士」 小走 やえ
ベーススタイル:『技術昇華+運+不運』

攻撃力:45/60 防御力:45/60 速度:40/60
技術:55/60 幸運:35/60 気力:60/60
※(40+55)/2+35=83 コンマ17以上で聴牌
※45×(35+55/2)=2835 これをコンマ一桁倍

・『退くことなき双剣の騎士(0)』
・『退くことなき双剣の騎士(10)』


8位「神眼の拳闘家」 清水谷 竜華
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:60/60 防御力:45/60 速度:35/60
技術:55/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(35+55)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※60×(40+55/2)=4050 これをコンマ一桁倍

・『神眼の拳闘家(0)』
・『神眼の拳闘家(10)』
・『神眼の拳闘家(15)』


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:60/60
技術:50/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(60+50)/2+40=95 コンマ5以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『悪魔の天敵(15)』
・『神速(0)』

10位「夢を盗む天使」 エイスリン・ウィッシュアート
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:30/50 防御力:35/50 速度:35/50
技術:40/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(35+40)/2+45=78 コンマ22以上にて聴牌
※30×(45+40/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『夢を盗む天使(0)』
・『夢を盗む天使(10)』


12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:30/50 防御力:40/50 速度:40/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(40+50)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※30×(40+50/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『天上の荒武者(0)』
・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライダーICBM(5)』


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80
※(40+60)/2+10=60 コンマ40以上にて聴牌
※40×(10+60/2)=1600 これをコンマ一桁倍

・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』


15位「視えざる空の支配者」 南浦 数絵
スタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:40/50 防御力:40/50 速度:30/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(30+50)/2+40=80 コンマ20以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『視えざる空の支配者(0)』
・『視えざる空の支配者(10)』


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:45/60 防御力:30/60 速度:40/60
技術:40/60 幸運:45/60 気力:60/60
※(40+40)/2+45=85 コンマ15以上にて聴牌
※45×(40+40/2)=2700 これをコンマ一桁倍

・『蒼い血の死神(0)』
・『蒼い血の死神(5)』
・『蒼い血の死神(10)』
・『???』

このスレは普通に終わるよー。どっかで終わるよー
ひょっとしたら、外部サイトとかで月1でガチ闘牌とかやるかもしれんけど、この形式は無理やね
あとアラサーに結婚話振らないで下さい。フラれたんで

それにしても両方ゾロ目とは……たまげたなぁ……

ちなみに塞さんは普通に大学の上級生というのが決定してるので、ゾロ目は意味ないです
なんでまあ、とりあえず最高評価に

フナQさんが、ムエタイ使いに助けられてますね


マホにやられる
 ↓
オデノココロハボドボドダ
 ↓
憧と同棲
 ↓
憧と喧嘩
 ↓
白望排卵事件
 ↓
フナQ助ける
 ↓
多分そのあとも交流ある

とりあえず


・大正義あらたそ
・ジョインジョイントキィ
・女教師塞さん、京太郎と交流あり
・フナQ、まさかの王子様(物理)に助けられる

となりました

どうでもいいですが、京太郎の物理スキルは仲間内では多分一番下という共学の事実

・よーすけ:シャドウとガチれる
・フルチン:知将。喧嘩になると人格が100個変わるとか変わらないとか
・三番目:種が弾けたりなんやり。現・職業軍人
・京太郎:古式ムエタイ(対人特化の殺人術)

まあ、戯言ですだけど


始めますゆえ――




 【全国プロアマタッグ大会:導入編】



 ――――全国麻雀プロ・アマチュア合同タッグ大会。


 全国国民麻雀大会とは異なる、そんな大会。

 丁度新春、そろそろ桜も咲き出すかも知れない――梅は咲いているけど――というそんなとき。

 須賀京太郎は――


京太郎「……はぁ」


 捨てられた仔犬、いや寧ろある程度育てられた成犬のように肩を落とした。

 いや、犬に肩があるのかは知らないが。


 タッグと来たら、当然自分と彼女が出るものとばかり考えていた。

 恐らくは日本一――気持ち的には、世界一と言いたいほどのタッグであるのだ。

 それは、同じ卓についた場合であっても、或いは団体戦方式でも変わらない。

 京太郎はその為に小走やえに求められるという形で、今のチームに入った。

 知ったのは、本人の口からではないのだが……それはいいだろう。


 かつて、プロでも破れない――と言わしめた、白水哩と鶴田姫子のコンビを、

 その能力を、支配力などというオカルトによらずに、作戦と特性で打ち破ったのは自分達だけ。

 だから、必然的に自分と小走やえはタッグとして大会に出るものだと確信していたのだが――


やえ『悪いけど、あんたとのコンビはちょっと解消するからね』


 ――と、フラれた。



 ブッダよ! 寝ているのですか!?

 そんな風に叫びたくなった。

 ……が、なんとか抑えた。とりあえず虚勢を張った。誤魔化した。取り繕った。


 青いベンチ。やけに背中がスースーする。

 ハンバーガーと照り焼きバーガーをかじりながら、俺、これからどうしたらいいんだろうと空を眺める。

 やや離れた向こうの空の雲行きが怪しい。雷が起こりそうだ。

 いっそ、今なら呼べるんじゃないか――――なんてテンションになる。


久「あら、須賀くん。どうしたの?」

京太郎「あ、部長」

久「そんなに暗い顔してると、運が逃げるわよ?」

京太郎「あ、はい……」

久「だから――――じゃんじゃんそんな顔していいわ! 私は今日、勝ちに行きたいからねー!」

京太郎「……エグくないですか、部長」

久「勝つためならなんでもするわ!」

京太郎「うわぁ……」

久「って、間違えちゃった。なんでもやって勝つわ!」

京太郎「意味同じですよね?」



咲「……あ、京ちゃん」

京太郎「おう、咲。お前……タッグに出るのか?」

咲「うん」

久「コンビは私よ!」

京太郎「……」

久「コンビは私よ!」

京太郎「いや、聞こえてます」

咲「あはは……」


京太郎「なあ、咲」

咲「どうかした、京ちゃん?」

京太郎「お前、借金とかさせられてないか?」

咲「えっ」

京太郎「変な契約書とか書かされてないか?」

咲「い、いや……」

京太郎「勝手なスキャンダルでっち上げられて、ありもしない脅迫を――――」

久「ねえ……ちょっと、須賀くん」

久「あなた、私をどういう目で見てるの?」

京太郎「いや、だって部長ですし……」

咲「だって部長だから……」

久「うわーん、まこー! 後輩が虐めるの――――って、まこはいない」


 なんて懐かしいような騒がしいやり取りを済ませて、二人は居なくなった。

 元清澄。

 M.A.R.S.ランカーとアナウンサーのコンビだ。



京太郎(咲と部長って恐ろしいコンビな……)

京太郎(部長は……言うなら思考を麻痺らせる毒使いってところ)

京太郎(勿論、いくら部長って言っても……M.A.R.S.ランカーじゃない以上って言いたいけど――――咲が一緒だ)

京太郎(アイツ、人のことも爆弾にできるからなぁ……)


 そうなると、十分――――いや、十二分に――M.A.R.S.ランカーと渡り合える。

 しかもそれで、竹井久は心理戦使い。

 咲の起こす“爆発”が動揺を生むところに、上手い具合に付け込むだろう。そうなるとなんともえげつない。


 ……まあ、コンビ相手のいない自分には関係ない話ではあるのだが。


怜「セッカッコー!」

京太郎「うわらばっ!?」


怜「あれ……ここやなかったか」

竜華「んーと、もう少し上やな」

京太郎「いきなり、何するんですか!?」

京太郎「というか……見てないで止めて下さいよ、清水谷先輩」

竜華「視てるだけやないで? ちゃんと、アドバイスしとったやん」

京太郎「余計に酷い!?」

怜「あはは、ホンマ京太郎はおもろいなぁー」

京太郎「……人の脇腹の、筋肉と筋肉の境目突いて言うのがその台詞ですか?」

怜「ごめんな、京太郎」

京太郎「あ、いや……別に謝って貰うつもりは……」

怜「うち病弱やから、手ぇ震えて間違えてまってな……」

京太郎「……」

京太郎「間違えなかったら、どうなってたんですか……?」

怜「痛みに悶絶して、今ごろ話してられなかったなぁ」

京太郎「そんなのを他人にできる方が間違ってませんか、それ?」


 センキュー間違え。

 ファッキュー正解。


怜「うち、病弱やから……」

京太郎「……頭の病気かなにか」

怜「そうなんよ。だから、言ったかも忘れて一日に二度も病弱アピールを……」

京太郎「……明らかに、二回ってカウントしてませんかね?」

怜「病弱だから忘れてもーたわ」

京太郎「全国の病人に謝った方がいいんじゃないでしょうか?」



 お前のような元気な病人がいるか。

 というか寧ろ、病人や怪我人を癒す側の立場である。この園城寺怜という人間は。

 まるで、未来を預言するように――――的確に病名や怪我の箇所を言い当てる。

 一分一秒を争う医術の世界、或いは正確に処置をしなければならないそんな場で、如何にその力が凄まじいものか。

 斯く言う京太郎も、撮影で怪我をする度にお世話になっている。


怜「りゅーかー、京太郎が虐めるー」

京太郎「それ、逆じゃないですか!?」

竜華「たはは」

京太郎「清水谷先輩、笑ってないでなんとか……」

竜華「なら、怒った方がええかな?」

京太郎「ああ、はい」


竜華「駄目やん、怜。京太郎くんを苛めたらアカンって」

京太郎「……」

竜華「こう見えても傷付きやすいし、繊細で真面目なんやから……」

京太郎「……」

竜華「あんまり苛めたり追い詰めたりしたら、また悩んでまうやん。な?」

京太郎「……」

京太郎「……あの、ごめんなさい」

竜華「えっ」

怜「りゅーかは、ナチュラルに言葉のボディブローかますなぁ……」

スッガ(おもち人が俺に告白するなんてそんなオカルトありえません!これは罠だ!)



 酔うとあんな風に絡んでくるあたり、実はサドっ気があるのかもしれない。

 いや、ただなんかズレてるだけかも。


京太郎「……それで、なんでいきなり脇腹を?」

怜「ん?」

怜「いや、元気なさそうやったから……こうしたら、ちょっとは明るくなるかなってな」

京太郎「……」

京太郎「……園城寺さん」

怜「ん?」

京太郎「――俺と結婚してください」

竜華「ちょっと、京太郎くん――――!?」

怜「――私でええなら、ええよ?」

竜華「怜も何ゆーてるん!?」


怜「家事も育児も炊事もやらんけど、家に帰らずにお金だけ入れてくれるんなら……」

京太郎「あー、せめて電話越しに愛を囁くのを許してくれるなら」

怜「んー、一分二千円なら……」

京太郎「割引利きますか?」

竜華「……なんなん、この二人」

怜「聖飢魔II覇者やな」

京太郎「入院してる子供たち、喜んでくれましたね」

竜華「ちゃっかりコンビ組んどるんか……怜」



 なんて笑った後、二人と別れる。

 病院ではレクリエーションとして二人で漫才コンビを組んで歩いたりしたが、今日は清水谷竜華と園城寺怜がコンビである。

 やはり、こちらも厄介なコンビだ。


京太郎(嘘か本当かは知らないけど……園城寺さんは未来を読む)

京太郎(清水谷先輩が、そんな園城寺さんを“視た”なら――――実質的に未来を視る人間が二人いるのと一緒)

京太郎(この二人なら、十分ランカーに通用するよな)


 ただの技能、ただのオカルト、ただの強運でM.A.R.S.ランカーと相対するのは無謀に近い。

 或いは中位や下位ならば及ぶだろうが、上位ランカーを相手にしたなら――――それこそ天と地の差。

 それほどまでに隔絶があるが……。

 だけれども――先ほどの宮永咲・竹井久や今の清水谷竜華・園城寺怜のように、互いの特性を相乗させて、

 打点や速度を上昇させるか、逆にランカーの力を更に引き出せるのならば――――コンビとしては強力になる。


 なんて、無意識に分析してしまう自分のこれは職業病だろうか。

 ……と。


エイスリン「スッガ!」

京太郎「……その呼び方はどうなんでしょうか」

というところで寝ます
後々の対局部での面子に使えるように、色々コンビ出しますが悪しからず

おやすみー

前世スッガ「腹パン楽しませるぞ」

京太郎と喧嘩した後にトラックに跳ねられそうになって、自分を庇って冷たくなった京太郎に縋り付く淡の画像下さい(足立区の方言でこんばんは)

元ネタはヒラコーのあとがきやねん



……と、このようなことになるのでスレに関係ない作品ネタはほどほどにな
1としては枯れ木も山のなんとやらだから雑談オッケーだし散々別作品オマージュしてるんで皆の良識に任せます

どうでもいいけどお空可愛いよお空

あ、雀士の強さとしては

幹部クラス≧M.A.R.S.ランキング1桁>M.A.R.S.ランキング上位≧魔物>(初見京太郎ライン)
>インハイ上位(オカ持ち・豪運)≧ランキング下位>オカ持ち・豪運>>>インハイ参加者≧中級者

ぐらいの感じで

前確かどっかの話で書いたけど

 M.A.R.S.ランキングを樹木としたら、その根幹――幹となる人間。
 ――故に“幹部”。

的な感じで、今のところ咲・照・憩ちゃんさんが幹部にあたりますね。ハイ
あとは対イカサマ時の京太郎


京太郎は誰と戦っても勝つ可能性も負ける可能性もある程度の能力やね
上位と魔物以外には苦戦やミンチはありえないけど

あの下足と竜田コンビを

何事もなく正面から自分の麻雀で潰せる=幹部クラス
対応する必要はあるが問題なく潰せる=1桁陣
対応する必要があり、最初はちょっと攻撃食らうけど潰せる=上位ランカー
麻雀だから卓の面子とその状況によるとしか言えないだろ。麻雀に絶対とかねーよJK=初見の京太郎

という感じでしょうかね。まあ、参考までに


エイスリン「スッガ、ダメ……?」

京太郎「いやー、なんというか……その……」

エイスリン「humm...mmm...」

エイスリン「ジャア、ocltslyr!」

京太郎「……」

京太郎「いや、普通に須賀で……」

エイスリン「スッガ!」

京太郎「……」


 なんだろう。そんなに須賀という発音は難しいのだろうか。

 そんなことはないと思いたい。

 随分昔、大学時代に御一緒したことがある留学生は普通だったし……。


 ……ここで思うのが。

 例の彼女――――同じチームなのに先輩で、誕生日が京太郎よりも後の、忍耐強く慇懃ながら負けん気の強いポニーテールの彼女の――、

 その名前を言わせてみたらどうなるか、という話である。


京太郎「……あの」

エイスリン「ナニ?」

京太郎「ちょっと、清一色七対子南浦プロって――――」


数絵「――須・賀・く・ん?」

京太郎「清一色七対子南浦プロって和了してましたねーハハハ」

エイスリン「?」


 このあと滅茶苦茶セッキョウされた。


数絵「京太郎のそういうところ、どうかと思うから……お祖父様に話した方がいいんでしょうかね」

京太郎「ごめんなさいすみませんでした許して下さい」

数絵「はぁ……」


 このあと滅茶苦茶溜め息吐かれた。

 ひょっとして例の辛辣キャラというのは、唐突にキャラ作りしたのではなくて色々積み重ねた末だったのか。

 怒らせた覚えはない。


数絵「京太郎も、コンビ打ちに?」

京太郎「フラれた」

数絵「え?」

京太郎「いやー、小走先輩にフラれたんだよなぁ」

数絵「そ、そう……」


京太郎「数絵も出るのか? コンビは――」

エイスリン「?」 ニコニコ

京太郎「まさか、エイスリンさんと?」

数絵「いえ……」


 紹介すると、手のひらを差し向けた。

 その先に居たのは――


優希「久しぶりだな、京太郎!」

京太郎「お前は……2PVERの新子憧!?」

優希「おい」


 どこかで、

 『2P――そ、それはもちろん二人っきりがいいしいきなり3Pとか言われても困るしあたし初めてで好きでもない人を交ぜるのは嫌だし――』、

 『そもそも好きでもない男とだなんて嫌に決まってるし、初めてはちゃんとあげたいって言うか三人でするとしたらまさか後ろも――』と、

 なんだかふきゅふきゅしい声がしたのは置いておこう。

 よく知っている誰かに似ている声だが、ここは東京であるし、何よりその誰かはそんなエロ同人みたいな妄想ブチ撒いた台詞は言わない。


優希「光太郎コンビだじぇ!」

京太郎「……光太郎?」

優希「東」

数絵「南」

京太郎「ヒーロー戦記懐かしいな」


 あれってそう言えばクロスオーバー、中の人ネタの走入(はしり)だよなとか。

 ゼネラルシャドウがオカマとかV3がズバットとかキャラ崩壊ってレベルじゃねーよな、とか。

 立花藤兵衛と科特隊のキャップ中の人ネタとか、ツインテールのステーキとか芸が細かいよな、とか。

 でもBGMもドット絵の変身も格好いいしストーリーも好みだから続編でないかなガイアセーバーズなど存在しないしスパヒロ作戦は昭和ライダーだせよ、とか。

 まあどうでもいいことを考えた。


 東の方は光の巨人で自爆技を持っている方で、南の方は光の戦士で爆殺技を持っている方だ。

 閑話休題。


京太郎「会社は大丈夫なのか?」

優希「プロからコンビ誘われたって言ったら、両手を上げて送り出してくれたな」

京太郎「あー」


 なるほど、と頷く。


 だけど、優希の特性なら――下位ランカークラスには十分通用するだろうが、M.A.R.S.ランキング上位には無謀だ。

 それこそ、こちらは本業なのだから――。

 素の状態で、東場の優希の速度や打点を持っているだろう。

 ランカー同士の戦闘では目立たないというか、ある程度拮抗してしまうが故に表に現れては見えないが……。


 或いは優希もプロになっていたら、その中でも特筆されて語られただろうが――――そうでないのが現実である。


数絵「そこはまあ、秘策があるので」

優希「大体タコスを食べれば人為変態完了だからな!」

京太郎「そんなオカルト俺が殺すべし慈悲はないからな?」


 まあ、当人がいいと言うならいいだろう。

 そんなまさか、一般人がちょっと手解きされただけで能力を昇華させる――というのはありえない。

 スタイルと言うのは、年間ウン千時間打ち続ける人間たちの、力と技と命の結晶なのだから……、と。


京太郎(いや……)

京太郎(アイツだって、インハイ出場して他校のエースとやってるんだから油断は禁物だよな)

京太郎(それに、誰が相手だって麻雀は麻雀。苦しくて、悩んで……でも楽しい競技だもんな)


 実際やっている最中はしばしば投げ出したくもなるし――負けたら、それはそれは悔しいものだけど……。

 それでも京太郎は、麻雀の奥深さとスリルが好きである。

 どれだけ辛いと思ってもまた戻ってきてしまうのは、そういうことだろう。きっと。


優希「それじゃあ、また後で……」

京太郎「いや、俺は……」

数絵「あなたと打つの、楽しみにしてるから」

京太郎「……あ、おい」


 ……どうでもいいけどさ。

 『そんなオカルト俺が殺すべしアイエエエエ慈悲はないナンデ!?』って言ったら、ちょうどSOAだと思った。


エイスリン「……」

京太郎「あ、エイスリンさん……その、すみませんでした」

京太郎「あれ、俺のチームメイトと……高校の頃の同級生で……」

エイスリン「ウシロ」

京太郎「へ?」


 考えるより先に、背中にのしかかるなにか――ふにゅぅぅう――だらしないがしかし均衡のとれた自己主張するこれは……。

 かつて味わったこれは……!

 これは……!


白望「……」

京太郎「シロさん!?」

白望「おひさ、京太郎」


 シロナガスゴマフオオナマケモノアザラシである。


京太郎「これはまた……どうしてここに?」

白望「エイスリンに呼ばれたからだよ……ホント、ダルいなぁ」

エイスリン「フフッ」


 キャンバスには、白望を引きずるエイスリンの絵が書かれていた。

 ただし、幸村誠チックなタッチで。

 どう見ても海賊が戦利品を持ち帰る絵にしか見えない。奴隷にする気マンマンである。


 ……ここってヴィンランドだっけ。ニュージーランドって、デーン人の巣だっけ。


エイスリン「ガイジン、タイサナイヨ!」

京太郎「……アッハイ」

京太郎「それをエイスリンさんが言うのは引っ掛かるけどさ……」

白望「事実だから仕方ない」


京太郎「……で、シロさん」

白望「何…………?」

京太郎「嫁入り前の娘さんがはしたないですよ。ほら、離れて下さい」

白望「ふぅん」

京太郎「……なんですか?」

白望「嫁入り前の娘さんを傷物にさせようとしたのに?」

京太郎「ブッ!?」


 その後、耳元で行われるリピート。

 とても不味い。普通に不味い。かなり不味い。背中のおっぱいの感触美味しいです。

 そういえば松実玄とのハプニングの後に思ったが、

 よく考えれば、同等かそれ以上――身長を考えればサイズ的には上かも――なおもちを味わったことはあった。

 無意識的に封印していたのだけれども。


京太郎「……何でもするんで許して下さい」

エイスリン「ヨツンヴァイニ、ナレ!」

京太郎「……どこでそんな言葉覚えたんですか?」

エイスリン「ヒッサ!」


 ファッキューヒッサ。



塞「どうしたの、そんな大声出して」

京太郎「いや、実はシロさんとエイスリンさんが……」

胡桃「シロとエイスリンが?」

京太郎「俺のことを苛め――――アイエエエエ!? ナンデ!? 先輩ナンデ!?」

豊音「私もいるよー」

京太郎「ここ岩手でしたっけ」

白望「京が望めばどこだってそこはエデンだよ……」

京太郎「アッハイ」


 ハデスとはなんだったのか、あの漫画。

 いつものプロの面子であんな事態にあったら――と想像してみたが、大体いつもと変わりなかった。

 宮永照は鉄球を叩き込むだろうし、荒川憩はにこにこ麻酔なしで手術するだろうし、

 辻垣内智葉は例の勘の良さと危険察知能力とそれを利用した意表を突く速度、清水谷竜華はゾーンに入れば例の眼があるし、

 何より――。

 弘世菫は「何故我々人類が、科学兵器の開発以前に絶滅しなかったか知ってるか?」と、投擲力で無双してくれるだろう。実に頼りになる。

 そう考えると現代だろうが古代だろうが気にせず麻雀を打てる環境になるわけだ。


 どこだってそこはエデンと言うか、実際どこだってそこは火星である(M.A.R.S.ランキング的な意味で)。


 そう考えると女って強い。

 というか回りに女傑しかいない。勝負事をやっているから皆負けん気が強いのだ。

 パッと考えて、守らなきゃなというタイプが松実宥と天江衣しか思い浮かばないあたり、わりと深刻だ。


京太郎「タッグって言うと……」


 数えてみる。

 一、ニ、三、四、五……。

 もう一度数えてみる。

 一、ニ、三、四、五……。


京太郎「あれ、誰か余る?」

豊音「ぼっちじゃないよー」

京太郎「って言うと――」


 もう一人、用意があるのか。

 いや、違う。きっとこれは――――。


京太郎「あ、俺を誘いに来ました?」

豊音「違うよー?」

塞「小走プロと出るんじゃないの?」 ズバァ

胡桃「小走プロと出るんでしょ?」 ドゴォッ

エイスリン「ウヌボレンナ!」 ズバッ

京太郎「……」


白望「京と組んでもいいけどさ……」

京太郎「本当ですか!?」


 結婚しましょう、と言いかけて――


白望「でも先約あるんだよな」

エイスリン「センヤク!」

京太郎「ですよね」


 知ってた、と肩を落とす。

 大体そんな都合がいいことなんて起きない。

 須賀京太郎に漫画的な因縁とか運命は無縁なのだ(オフの日の大星淡との遭遇を除く)。


豊音「私はさえと出るんだよね」

塞「正直ランカーを塞ぐのって、無理だけどね……体力もたないからできて数巡ってとこ」

京太郎「付いてましょうか? 何かあったときの為に」

塞「いや、いいからお姉さんに任せなさい」

京太郎「はい。……何かあったら、すぐ行きますけど」

塞「だいじょーぶ、だいじょーぶ」


 ……さて、となると。

 まさか、余ったのって……。
 


胡桃「うん、私」


 ……。

 まさか宮守出身者でハブが行われていたとは、たまげたなぁ……。

 やっぱり地上に天国なんてなかったのか。とんだパラダイスロストだ。


豊音「熊倉先生と一緒に出るんだよー」

京太郎「なるほど」


 やっぱりぼっちはいなかったのか。

 やっぱりラピュタってあったんだと呟く、パズー少年になった気分だ。

 名探偵コナンのビデオを借りに行ったら、母親が間違えて未来少年コナンを持ってくるのは関係ない。

 コロコロを頼んだらボンボンを、ジャンプを頼んだらマガジンを、夏の再放送で知ったV3を頼んだら真・仮面ライダーを……とかはもっと関係ない。

 どうでもいいが、新・仮面ライダーと言うとスカイライダーの番組名である。


塞「にしても、残念だったね?」

京太郎「……ああ。なんで、やえさんがコンビ一時解消なんか……」

塞「一緒じゃないって知ってれば、ねぇ……胡桃?」

胡桃「う、うるさいよ!」



京太郎「そうですよね。久しぶりに、俺も鹿倉先輩と一緒に打ちたかったな」

胡桃「う……」

京太郎「え、どうかしました?」

胡桃「うるさいっ」

京太郎「へっ」

胡桃「あと、胡桃でいいって言ってるでしょ!」

京太郎「あ、はい」

豊音「でも、勝ってれば同卓できるよー!」

京太郎「そうですよね!」

胡桃「うー」

塞「……そういうことじゃないと思うんだけどなぁ」


 エントリーがあるからと、五人と別れる。

 アマチュア同士のタッグは県ごと――という規模ではないが、地方ごとに予選がある。

 登録はそこで終わっているのだが、プロ同士やプロとアマチュアのコンビは違う。

 そういうのは抜きに、改めてエントリーという形であった。


京太郎(それにしても……こう思うと知り合いと顔合わせる率半端ないな)


 高校から麻雀部で、挙げ句プロになり、麻雀大会なんだから当然だろうが。


 ……なら。

 このパターンから言えば――。


玄「あ、京太郎くん!」

宥「本当だぁ……」


 ……奈良。



京太郎「どうも、松実プロと玄さん」

宥「えぇ……」

京太郎「え、どうかしました?」

玄「おねーちゃんはおねーちゃんだから、ちゃんと呼んであげないと……」

京太郎「……あ、すみません」


 確かにそうである。二人とも松実姓だし、紛らわしいってレベルじゃあない。

 よく考えれば判る。よく考えなくても判る。

 実際宮永咲と宮永照を混ぜて呼びはしないし、当然だ。


京太郎「じゃあ、おねーちゃん」

玄「――」

宥「えぇー……!?」

京太郎「はは、なんちゃってです」

玄「――」

京太郎「じゃあ、宥さんって呼んでもいいですか?」

宥「うん」

玄「――」

宥「じゃあ……京太郎くんって、呼んでもいい?」

京太郎「あ、はい」

宥「ふふ」

京太郎「何か?」

宥「お付き合いが長いのに……今更だな、って」

京太郎「プロ一年目からですからねー」

玄「――」


玄(お、おねーちゃんってことは……確かにおねーちゃんはおねーちゃんだけど、おねーちゃんをおねーちゃんにするってことだから……)

玄(き、気が早いよ京太郎くん……)

憧(お、おねーちゃんってことは……確かに宥姉は宥姉だけど、宥姉を宥義姉にするってことだから……)

憧(え……ええええええええええええ!?)


京太郎「……ん?」

宥「どうしたの?」

京太郎「今、何か気配が……」


 徐に茂みに歩み寄り、手を突っ込んで掴み上げる――。


京太郎「よ、憧」

憧「おはよ、京太郎」

憧「……」

憧「下ろしてくれる?」

京太郎「おう、悪いな」


 地面に下ろすと、やれやれとスカートを払って着衣を正す新子憧。

 高校一年生の頃に比べたら身長も多少は伸びてはいるものの、

 それでも相変わらず何だかんだちんまりしていて可愛らしい。


憧「あんたが無駄に身長高いだけよ」

京太郎「まったくもって」


京太郎「それにしてもお前、軽くないか? ちゃんと食べてんのか?」

憧「……女には色々あるのよ、女には」

憧「あんたみたいな筋肉バカとは違って」

京太郎「筋肉バカって……俺、スタイルは細身なんだけど……」

憧「……細身なのに普通以上動けるのを筋肉バカって呼ばないで何て言うのか、他に言い方あるなら教えてくれない?」

京太郎「アスリート」

憧「……あんた、麻雀プロよね」

京太郎「俺もそのつもりだけど、チームがメディア路線で押してた所為もあるんだよ」


 大学生の頃に最低限の下地は作ったが、実際的にそれをパフォーマンスとして見せられるぐらいに高めたのはプロになってから。

 経験とトライアンドエラーとトレーニング。

 アクション俳優やスーツアクターばりのことをやらされたのもやる羽目になったのも、プロになってからのドラマの撮影の所為だ。

 それまではあんま、絵的にド派手で物凄いことはできていない。


憧「とにかく、色々あるのよ。女の子には」

憧「ね、宥姉?」

宥「確かに……そうだねぇー」

玄「そうなの?」

憧「……」

宥「……」

玄「えっ」

京太郎「うおう」


 今、女同士の溝というのを初めて見たかもしれない。


京太郎「無理にダイエットとかしても、体に悪いし却ってエネルギー吸収率が上がって意味がないって聞くけどな」

京太郎「脂肪落としたいのか、体重減らしたいのかによっては俺も力になれるからな? これでもトレーニングに気を使ってるしな」

憧「……パス」

京太郎「そうか……そんなら仕方ないな」


憧(す、すす、好きな男に体重教えてダイエットプラン作らせるとかどんな拷問よ!)

憧(あ、あと……)

憧(あんたは……実際の恋人からして、細身の方が好きなのかなって思っただけだし)

憧(だから、別に……無理して削らないでいいなら、それで……)


憧「……ま、まぁ」

憧「あんたがご飯に誘ってくれるなら……いっぱい食べてもいいわよ?」


憧(よ、よし……言いきった。頑張った、あたし!)

憧(これで二人でご飯食べてお酒飲んでドライブして車の中――――じゃなくてっ! DVD借りて京太郎の家に行って映画見ていい雰囲気になって――)

憧(それから手を繋いでコンビニ行ったり、二人でアイス食べさせあいっこしたり、一緒に料理したり料理してあげてる間お皿並べて貰ったり――)

憧(京太郎の寝顔見て幸せな気持ちになったり布団かけてあげたり朝よって起こしてあげたりお弁当屋つくってあげたり――)

憧(ネクタイしめてあげたり行ってらっしゃいのきききき、キ、キスしちゃったりぃ!? ……ご、ごほん)

憧(それで留守中に買い物とか洗濯して京太郎のことを考えて幸せな気持ちにいっぱい浸ったり――)

憧(――って感じで、最後は二人で色んなことがあったって孫を送り出した後に縁側で過ごして、幸せな老後を)


京太郎「皆で行くか? 折角揃ってるし」

憧(――うん、知ってた。知ってたわよっ!)

ということでここまで。残りは夜に

憧ちゃんは1PVER(意味深)だから仕方ないね

初見なんだけど、テラフォーマーズは無関係ですか?

>>183
キャラの麻雀の打ち筋がテラフォのランカーのベース生物めいてます。人間大の昆虫と人間くらい雀力に差があります
13位はワンパンミンチKOされます(されてました)
アラフォーミング計画により産み出された(嘘)結婚できないアラフォーマーが「じょうじ(情事)、じょうじ(情事)」と迫ってきます
テラフォと違ってほのぼのしてます。番外編のノリです

テラフォがオマージュ元で、テラフォキャラは端役でしか登場しません


キャップ


智葉

やね、師匠枠


憧ちゃんが素直になったりズルい女になったら終了しちゃうから仕方ないね

始めるのは後だけどモブ枠として下足ちゃんと竜田ちゃんだしてええかね

しょ、小学生やぞ……?

始めるでー

ちょっと聞きたいけど、京太郎が残念になるのと京太郎が普通に苦労人なの、どっちがいい?

了解ー

残念VERだとこうなりました


京太郎「ところで、憧は誰とコンビなんだ?」

憧「あたしは……」

やえ「――私よ」

京太郎「こ、小走先輩!?」

やえ「知らない仲じゃ――というか知らない奴と組むのはちょっと……ごほんっ!」

京太郎「――」

やえ「と、とにかく知ってはいるから打ち方の把握も楽だからね」

京太郎「――」

やえ「私もサポートしやすいし――――って、聞いてんの?」

京太郎「……」 ワナワナ

京太郎「……憧」

憧「なによ」

京太郎「お前、俺から小走先輩を寝取りやがったな! さては、あのソフトタッチでたらしこんだな!」

憧「寝取……っ!? たらしこ……っ!?」

やえ「ちょっと、きょ、京太郎!」

京太郎「俺はお前を許さない!」

憧(なんで初恋の男に睨まれてんだろあたし)


京太郎「……で、お前は誰とコンビなんだ?」

憧「あたしは……」

憩「――うちやな~ぁ」

京太郎「け、憩さん!?」

憩「京くん元気~?」

京太郎「は、はい…………って、先輩」

憩「ん~?」

京太郎「ち、近いです……近いです」

憩「あ、ごめんな~ぁ」

憩「京くんやーって思うと、どうしても気になってもーてなー?」

憩「もっと近くで身体診たくなっちゃうんよーぅ」

憧「ふきゅっ」

憧(身体診たい身体診たい身体診たい身体診たい身体診たい身体診たい)

憧(京太郎とお医者さんごっこ京太郎とお医者さんごっこ京太郎とお医者さんごっこ京太郎とお医者さんごっこ)

京太郎「……どうかしたか?」

憧「な、なんでもないっ!」

京太郎「あ、ああ……」


玄(か、身体見たいってどーゆー意味かな……おねーちゃん?)

宥(……玄ちゃん)

玄(なに、おねーちゃん?)

宥(夜のご飯、蟹さんのお鍋食べにいこ……?)

玄(まだお夕飯の話はしてないよ、おねーちゃん)


京太郎「てっきり憩さんは、対木さんと組むのかと思ってたんですけど……」

憩「なんか、撮影の関係で予定合わなくてなーぁ」

京太郎「……なるほど」


 新子憧は京太郎に副露のイロハを教えた人物。

 彼女は、並の雀士よりも副露の手札が多い。

 役牌やタンヤオができない、面前で進めるには重い手を――三色同順や一気通貫などで副露させて、小気味良く繋いで行く。

 更に大学時代、そこにはチャンタ系が加わっていて、正に一角の加速力を披露していた。


 なるほど。速度に難がある荒川憩のフォローにはなるだろう。

 だが、憩とて速い。十分に速い。

 勿論、辻垣内智葉や宮永照などに比べたら彼女の速度は見劣りがするが――――それでも彼女はM.A.R.S.ランカー。

 更には、その基幹や根幹をなす3位である。

 防御力に優れるということは、他家の攻撃を掻い潜りながら攻撃できるということ。

 単純な加速力は彼女には不必要で、また、憧の副露による加速もM.A.R.S.ランキング上位陣には些か役者不足の面もある。

 だけれども……。


憩「んー?」

京太郎(憩さんのことだから、当然折込済みで……しかも策があるだろうな)




晴絵「お疲レジェンドー」


 



京太郎「……」

憩「……」

宥「さ、寒いぃぃ……」

玄「おねーちゃん!?」

憧「晴絵、ハウス」

晴絵「いやいや、ちょっとした冗談……」

玄「ちょ、ちょっと空気読んで欲しいかなって……」

憩「空気吸わんでええよーぅ」

宥「空気……空気…………炎……?」

憧「晴絵、ギルティ」

晴絵「え、なんか当たり強くない?」


玄「おねーちゃん苛めるなら、赤土先生でも許さないよっ!」 フンス

宥「く、玄ちゃん……」

憩「ちなみに脳に10秒間完全に血が行かなくなると後遺症がでるのは、半分くらい。20秒なら9割方やねーぇ」

憧「晴絵、ゴーアップステアウェイ・トゥ・ヘブン」

晴絵「なんという向こう見ずな暴言……これが……」

憩「――若さやね」

晴絵「ぐふっ」

相性がグンバツなんだろうね。(麻雀の)
「たとえるならサイモンとガーファンクルのデュエット! ウッチャンに対するナンチャン!
高森朝雄の原作に対するちばてつやの『あしたのジョー』! …つうーっ感じっスよお~っ」(億安並の感想)


あー、暫くwikiには触らんようになー?

まあ、ガセならガセで善しとします

実に4週間ぶりに鎧武を見て、昼過ぎから今日はあっちを進めるんでおなしゃっす

2300からあっちを始めますがまあちょっとこっちを進めます


玄「実は私、脚本家もやってるんだけどね」

京太郎「え」

京太郎「本当っすか!?」

玄「うん。……玄淵虚って名前で」

玄「何を書いてもバッドエンドにしかならないんだけど……どうしたらいいのかな」

京太郎「あー」

京太郎「幸せになったらいいんじゃないですかね?」

玄「幸せ?」

京太郎「俺と結婚しましょう」

玄「京太郎くん……!」


こうもうしたか>玄のこと、げんって読んでた


晴絵「京太郎ー」

京太郎「あー、はいはい、大丈夫っすよ。俺は師匠の味方っすから」

晴絵「……ホテル行く?」

京太郎「……ノーセンキューでお願いします」

憧「!?」

玄「!?」

宥「……行った、の?」 プルプル

憩「京くん、お盛んやったり?」

京太郎「……一応言っておきますけど、ドッキリのときの冗談ですからね?」

憧「……あ、そ、そうなんだ! そうよね!」

玄「だ、だよね! そうだよね!」

宥「あれかぁ……」

憩「性欲ないん?」

京太郎「……あの、これ、拷問ですか?」


 女性の多い場所で性欲云々を訊かれるなんてのは、それは尋問ではなく拷問だ。


憩「性欲ないんならな、亜鉛とらんとあかんよーぅ? 亜鉛を」

京太郎「アッハイ」

憩「亜鉛が足らんと、味覚も駄目になるし……気も滅入りやすくなってな?」

京太郎「アッハイ」

憩「喫煙するとビタミンCが壊れやすくなるから、亜鉛の吸収もしづらくて――」

京太郎「アッハイ」

憩「硬度にも影響が出てな? だから――」

京太郎「アッガイ」


 なにこの拷問。

 硬度とか、女の下ネタって生々しいんだよな。

 大学の喫煙所で生理の重さの話をしてる女たちがいたが、あれは本当に困った。

 君の生理じゃなくて、喫煙所の空気が重いんだよ。先月とかじゃなくて、今正にその瞬間の喫煙所の空気が。


 ……まあいいか。

 ちょっと味方に助けを求めようか。


晴絵「(ガンバっ!)」 グッ

憧「~~~!? ~~~~!? ~~~~!?」

玄「あうぅぅ……」


 ――何だよ俺、味方いないじゃん……。

なんでや! 味方いるやろ!(役に立つとは言ってない)



宥「ところで赤土先生は、誰と……?」

晴絵「んー、そりゃあ決まってるでしょ」

晴絵「勿論――」


 かつてチームメイトだった、新子望だろうか。

 彼女とは憧とニセのコイビトを演じて以来だから――随分と久しぶりだ。

 なんというか、人を喰ったような――


晴絵「――な、シズ!」

穏乃「うえぇ!?」


 違う。人を喰ったようなじゃなくて前に喰った人だった。

 ――って、やかましいわ。下ネタか。


晴絵「ここはこう、久しぶりに師弟――教師と教え子でね」

穏乃「そ、そういうことで……」


 おかしいな、ここは奈良かな?


憩「うちもいるよーぅ」


 あ、奈良じゃなくて関西だった。


穏乃「な、夏ぶりだね……」

京太郎「おう。……元気だったか?」

穏乃「そりゃ勿論!」


 ドン、と胸を叩く穏乃。

 残念ながら揺れない震源地だ。色々試したけど効果なかった震源地だ。

 山登りは好きだし山育ちのTさんなんだけど、残念ながら本人の山は育たなかったのだ。

 でもそこらへん気にして謝ったりするとことか、女の子らしくて非常に可愛かったので許す。

 全力で見逃す。というか可愛いから全力で見続ける。


京太郎「あれ、ジャージじゃないのな?」

穏乃「流石にもうそんな年じゃないし……」

京太郎「だよなぁ」


 ちなみに穏乃の格好は、黒いホットパンツにエンジニアブーツ。白の英字Tシャツに、グレーのパーカー。

 胸元にあるシルバーがワンポイントである。

 ……。

穏乃「な、何?」

京太郎「いや……何でもない」



憧「……しず」

京太郎「居たのか」

憧「居たわよ! ってか、さっきから話してたでしょ!」

京太郎「いや、軽い冗談……」

憧「なら黙ってなさい」


 奈良だけに?――などとは言うまい。

 約一名がとんでもないことになるし、こういう――なんだか真剣そうな空気を茶化すのは性に合わない。

 自分がやられても嫌なものは嫌だし、あんまりそんな馬鹿げたことはするものではないのだ。


憧「しず」

穏乃「うん」

憧「――負けないから!」

穏乃「――こっちこそ!」


京太郎(盛り上がってるのなぁ……)

憩(青春やねー)

京太郎(もう20代も半ば入りますけどね)

憩(たしか、三十路前までは青春ってゆーてもええらしいよーぅ?)

京太郎(へー)

晴絵(……え゛)

玄(あはは……)

宥(く、玄ちゃん……)

京太郎(いや、俺にとっても笑い事じゃないな……)


 最近、女っ気ないし。

ここまでー
あっちにいきますゆえ――

1は、
部長が麻雀解説し、初心者京太郎が麻雀覚えるスレ……だったんだけど、適度にほのぼのした小ネタ書き散らすスレ
(このスレの前身というかこのスレが読みきりからの派生的なサムシング)
白糸台でグダグダとジョジョや漫画やライダーの話をするスレ
仮面ライダーに変身する京太郎が淡と付き合いながらもヤンデレに狙われる、いつも心に宮永咲な京咲スレ
を書いてるね

まあ、正直このスレが超ほのぼのしてるけど他2つの京太郎が出るスレは人を選ぶので御注意をば

ヒント:>>1の言う「ほのぼの」とは足立区の方言。
あ、乙。

夜からはあっちをやりますが、それまではボチボチ進めます

あと、ちゃんと部長が出とるやん!
何を書いても京咲になるぐらい咲ちゃんヒロインで出てるだろいい加減にしろ

すみませんちょい予定入ったんで1900までお待ちをば

お待たせ、始めます


 というか忙しさで性欲が湧いている暇すらないのが現状だ。

 最近はマシになったが、プロ一年目とか殺そうとしてるんじゃないかというレベルの忙しさであった。

 実際何度か命の危機もあったので(物理的に)、かなり困る。

 ちなみに園城寺怜とはその辺りで知り合った。何回か飲みに行った。


晴絵「それじゃあ、また後で!」

穏乃「じゃあ、またっ!」

玄「頑張ろう、おねーちゃん!」

宥「うん……頑張ろう、玄ちゃん」

憩「当たったらええなーぁ、京くん」

憧「えっとその……あたしと戦う前に負けたら、判ってるわよね?」

京太郎「……無茶言いますね」


 そも、参加できるかすら不明なのに。

 というか、このままでは極めて無理だろう。夢のまた夢という奴だ――――と、六人の背中を見送りながら思う。

 そもそも、コンビも組めてないのだ。どうしろと言うのか。

 分身は習得してない。無理である。


 知り合いで、組んでくれそうな人間。

 背中を合わせるに足る人間。

 京太郎の打ち方を理解してる人間と言えばそれは――


京太郎(……ハギヨシさんだよな)


 ――彼を除いておるまい。



一「や、京太郎くん」

京太郎「ハギヨシさん!?」

一「いや、違うけど」


 彼のことを考えていたら、遭遇した――となったら正に運命だろうが……。

 そんなのはなかった。

 大星淡とのやたらの遭遇は要らないから、こっちにくれればいいのに。


京太郎「一さん! これから暇ですか!?」

一「何、ナンパ?」

京太郎「そう考えて貰っても大丈夫ですよ、ある意味!」

一「へっ?」

一「……」

一「さては、コンビがいないとか?」

京太郎「うおう」


 察しがいいな、おい。


京太郎「エスパーですか?」

一「マジシャンだね」


京太郎「だったら――」

一「君の次の台詞は――」


一「『俺と組んで下さい』――だね」

京太郎「――俺と組んで下さい! ……ハッ」


 なん……だと……。

 最近、某テニス漫画で空間を削り取ってボールを止めるという荒業を見たときより衝撃的だ。

 氷雪系最強さんがさらっと追い抜かれたことよりも、超衝撃的である。


一「今回のジョジョごっこはボクの勝ちだよね?」

京太郎「渋いねぇ……おたくまったく渋いねぇ……」


 実にしてやられたという形になる。


京太郎「えっと、誰とですか?」

一「君の後ろにいるよ?」

京太郎「へっ」

>一「君の後ろにいるよ?」

ヤバイ 「PENIS」がIN!!



衣「――わっ」

京太郎「キャオラッッッッ」

衣「わっ!?」


 とりあえず凄い顔をしてみる。

 メリーさんが来たらどうするのか、京太郎なりに考えた結論だ。

 冗談だが。


衣「や、やるな京太郎……!」

京太郎「衣さんが喜んでくれると思って」

衣「うん!」


 可愛い。娘にしたい。

 仮に誰かと結婚して自分にも子供ができたら、やっぱり娘も金髪になるんだろうか。

 個人的には、娘も自分と同じ髪の色だと嬉しい。


 ……子供どころか、妻さえも彼女すらもいない現状では夢のまた夢だが。


京太郎「ってことは――二人がコンビなんですか?」

一「そうなるよ」

京太郎「じゃあハギヨシさんは!?」

一「……」


 溜め息混じりの視線を受けたが気にしない。

 てっきり、天江衣とハギヨシが組む――と考えていたが、そうでないとするなら彼は余る筈だ。

 ならば、気にしても然るべきではないか。


一「いや、とーかと一緒」

京太郎「透華さんもこの大会に?」

一「いや? 長野からは別に出てくるよ。君も知ってるコンビが」

京太郎「じゃあ……」

衣「トーカはイベントに行くそうだ」

京太郎「イベント……?」


 龍門渕関係のセレモニーだろうか。それとも、何かの仕事か。

 そう考えると、実に彼女も大変である。普段がフランクな態度であるが故、どうにも忘れてしまいがちだ。

 イベント、と言うと……そういえば……。


京太郎「智紀さんも今日、何か予定があるって言ってましたね」

一「………………………………それだよ」

京太郎「あっ」


 察し。



 ……というか。

 もしも想像が正しければ。正しいとするのなら。正しくあってしまったのならば――。

 そんな場所に、萩原を連れていくなどというのは――。


一「…………………………ちなみに純くんも強制連行されたよ」

京太郎「あっ」


 察し(二度目)。


京太郎「……待ってて下さい、ハギヨシさん」

京太郎「俺が――――俺があなたを、助ける……!」

一「……落ち着きなよ、京太郎くん」

京太郎「冷静ですよ、俺」

一「君が行っても……」

京太郎「…………火に油を注ぎかねませんよね」

一「うん。残念ながら」


 なんということだ。

 なんということなのだ。

 大会には参加できそうにないから、ならば友人である彼を助けに向かいたいが――――。

 そうできないのが現実。あんまりで酷すぎる。こんなのってないよ。


衣「再び相見える秋(とき)を鳧趨雀躍として、衣は待ちわびるぞ」

一「……まあ、誰か好い人見付けるの頑張って」

京太郎「はい。全力を尽くします」


 と、別れた。


 実際この近場でなんとかなる人間は――。


京太郎「あ、おう。陽介? ……あ、そう。だよなぁ……。実家か」

京太郎「古市……駄目か。繋がらないな」

京太郎「シンか? 実は…………あ、訓練ね。判った。頑張れよ! あともげろ」


 ……全滅だ。

 こうなったら――誰を頼るべきだろうか。選択肢は三つある。


 一、弘世菫。やっぱり頼りになる先輩。

 二、宮永照。ただし、彼女に下手な援護は必要ない。

 三、大星淡。正直、あの能力との相性は悪くないし、サポートもやりやすい。だけど…………なんというか、癪だ。


 それに全員が全員、既にメンバーを見つけてしまってそうだ。

 また、なんというか……フラれたから次を手当たり次第に探すというのは、不誠実な気がしてならない。


京太郎「どうしたらいいんだ……?」

浩子「女に囲まれたと思ったら、女の番号と睨めっことはええ身分ですなぁ」

京太郎「うおっ……って、あなたは……!」

浩子「どーも、王子様」


 王子様、と言う割りにはその声には艶はない。

 何だかんだと――――それこそ大学のアレがあって、プロになってからは雑誌の記者とプロ雀士という立場になっているのもあり、

 ある程度は打ち解けはしているものの、決して色っぽい関係ではない。


京太郎「……取材ですか、船久保さん」

浩子「スーツ着てるように見えるなら、眼科行った方がええんとちゃいますか?」


 にべもない。

 ズバッと切り裂かれる物言い。真実を的確に摘出し適合させるペンの使い手。

 その正確な分析と解説が、信頼できる麻雀雑誌として販売部数の多大なる増大への立役者とも言われる敏腕記者。


 ――船久保浩子。


京太郎「……なんか、当たり強くないですか?」

浩子「今の見て『須賀プロ女性スキャンダル!?』って記事作らんだけ優しいと思えないなら、そうなんやないかって」

京太郎「……はい」



 なんか知らないけど……態度は硬い。

 硬いというか冷たいというか、コルホーズというか、シベリアというかツンドラだ。

 なんか、前にも増してそう感じる。


セーラ「よ、久しぶり」

京太郎「あ、お疲れさまっす」

セーラ「そんな畏まらんでもええって!」


 そう快活に笑うのは、江口セーラ。

 相変わらず、男装――――とまで言わなくても、女性らしくない格好。

 それでいてもやはり、女性であると判る美貌。髪型を変えれば、男が放っておかないだろう。


浩子「江口先輩は結局その格好ですか……」

セーラ「阿呆! 誰があんなウィッグとか付けるか!」

浩子「ロン毛、似合うとは思いますけどね」


 ちょっと想像してみる。

 ……。

 ……ギャップでやられそうになった。危ない危ない。


セーラ「俺のことはええやろ! それより――――」

京太郎「それより?」

セーラ「浩子、なんで怒っとるんや?」

京太郎「えっ」

浩子「……」

浩子「乙女心を弄ぶ鬼畜に天誅くれたりましょうか、思って」

京太郎「鬼畜……?」

浩子「……あんた以外がいるなら教えて欲しいですね。後学んために」

京太郎「オレェ?」


 オレェ?



セーラ「なんや、おもろそうやん」

京太郎「いや、俺ですか……?」

浩子「……はぁ」

浩子「自覚ないなら言ったるけど――」


 やおら、船久保浩子は切り出した。


浩子「まず……まあ、詳しくは避けますけど、うちがうら若き乙女のピンチになっとったんですけど」

セーラ「……いきなり物騒やな」

浩子「所謂ひとつのSOSでしね。男は狼やから気を付けなさいとはあのことです」

セーラ「年頃になったなら慎まんとな」

京太郎「あのー……それ、話が逸れて」

浩子「判っとるから黙っとって下さい」

京太郎「はい」

浩子「まあ――そんなひとつのピンチを、この王子様が助けてくれた訳なんやけど」

浩子「探して、御礼しよって漸く見付けたら――」


 はあ、と船久保浩子は肩を落とす。


浩子「この男、忘れてました」

セーラ「あー」

京太郎「あれは暗かったというか、咄嗟だったから……」

浩子「黙らっしゃい! ……まあ、それは良しとしましょう。助けてくれはっただけで十分感謝なんで」

セーラ「せやなぁ」

浩子「で、こっちがそれでも御礼したいって言ーたら……この男、なんて言いはったと思います?」

セーラ「……判らん」

×浩子「所謂ひとつのSOSでしね。男は狼やから気を付けなさいとはあのことです」
○浩子「所謂ひとつのSOSでしたね。男は狼やから気を付けなさいとはあのことです」

なんだろう。フナQが超可愛い気がしてきて筆が乗る


浩子「『あ、別に大したことじゃないから……大丈夫ですよ、気にしなくて』」

浩子「こちとら三ヶ月近く探し回り、どっか怪我しとるんやないか、入院してはるんやないかって心配して――」

浩子「んで、これですわ。ホンマに何とも思ってへん……って」

京太郎「いや、ですけど……」

浩子「黙っとって下さい」

京太郎「……はい」


浩子「挙げ句――――挙げ句に、この男!」

セーラ「な、なんや?」

浩子「人が化粧室行ってる間に、勝手に会計済ませとったんですよ? 信じられますか?」

京太郎「腹が減ってて結構食っちまったから……悪いなーと」

浩子「逆やろ! 逆やないか! 逆って言わないでなんて言うのか教えてくれませんか!」

京太郎「……」

浩子「その後も、御礼するってゆーてものらりくらりと躱し続けよって……!」

京太郎「いや、無事ならそれで……」

浩子「どこのヒーローやねんって話ですわ! テレビの世界から抜けて来たんかって!」

京太郎「実際、俺も相談に乗って貰ってたから……それでプラマイゼロじゃ……」

浩子「プラマイゼロは宮永咲だけで十分ちゃいますかね? なぁ?」

浩子「あんなん、あんたが助けてくれはったことに比べたら利子にもならんことばっかやないか」


 いや……と口を開きたくなるが、堪える。

 実際助けられてるから、そうとは思えないのだが――あちらは京太郎とは違う考えらしい。



浩子「その態度が……本当に気に食わなくて、いつか目にもの見せたろーって」

セーラ「フナQは粘り強いからなぁ」

京太郎「いや、粘り強いというか……」

浩子「なんですか?」

京太郎「……なんでもないっす、はい」

浩子「なら、余計なことを言わんといて下さい」


 こちらを見る眼差しはまさに絶対零度。

 邪魔な口を利いたら、肉を削ぎ落として骨の髄までむしゃぶりつくさんとばかりの殺気を感じる。

 こういうときは大人しく黙る他ない。


セーラ「でも、それ……そんな気にすることか?」

セーラ「須賀の奴が別に構へんって言うなら、それで……」


 ナイス援護射撃。


浩子「……はぁ」

浩子「まず先輩、うちは人生のピンチらしきものを助けられた――ってのはええですか?」

セーラ「おー、詳しくは判らんけどな」

浩子「で、恩人を数ヵ月探し回った……けど完全に消息不明音信不通やったのも、ええですか?」

セーラ「心配するなぁ」

浩子「で、御礼に対して『別に大したことじゃないからいいです』って態度」

セーラ「無欲なヒーローやな」

浩子「これにムカつかん理由がありますか?」

セーラ「どうしてそうなったんや!?」





 同じく訊きたい。

 どうしてそこでそうも怒るのだろうか。あまり想像がし難い事態である。

 ひょっとして関西ではそれがスタンダード――――って、江口セーラも関西だった。

 じゃあ……。


浩子「やってこれ……結局、うちんことどうでもええって言っとるのと同じやないですか」

セーラ「ん?」

浩子「こちとら人生最大の危機で、感謝してもしたりんちゅーのに――」

浩子「当の王子様でヒーローにとっちゃ、『どうでもいい』んですよ?」

セーラ「あー」

浩子「それこそトラブルが日常茶飯事なヒーローなら判りますけど、平和なとこでまさか日常茶飯事な訳ないやろって……!」

京太郎「そのー、絡まれてる女の子、あれから2回助けたんですが……」

浩子「ド阿呆!」

京太郎「へっ」

浩子「暴力沙汰やなんや騒がれたら困るかって思って伏せとんのに、なんで自分からバラしはった!?」

京太郎「……あ」


 これは……まあ、ミスだろう。ミスだ。


京太郎「いや、江口プロならタレコミはしないんじゃ……」

セーラ「まーな。必要ないやん」

浩子「……」 ギギギ

浩子「たまたま! こん人やったからよかったとしても! 人の口に戸はたてられへんやないか!」

浩子「そこらへん、プロとしての自覚足りてひんのとちゃいますか? なあ、須賀プロ」

京太郎「あー……」

もう結婚して尻に敷かれればいいんじゃないかな?
ちょうど胸も小さい部類だし



 やだ。またお説教が始まる。始まろうとしている。

 正直なところ、無事ならばそれでいいというのは紛れもない本心であるのだ。

 あれは自暴自棄で、ただ死ぬ口実を――普通より有意義で前向きな死に方を探した八つ当たりの人助けだ。

 確かに人助けも目的だったが、相手は誰でも構わなかった。人助けでなくても構わなかった。

 達成感を感じて死ねたなら、少しはマシな人生だ……と胸を張れると思っていて、それが全てだったのだ。


 だから――ここまで感謝される謂われもなければ、不誠実な人助けをしたのが何だか申し訳ないし……。

 何よりも、自分の黒歴史を思い出して違う意味で死にたくなるので受け流して欲しい事態であるのだ。

 そこらへん、どう伝えたらいいのか悩みどころである。


京太郎「そ、それより……二人はタッグマッチに?」

セーラ「おう、そや! プロアマ混じりだから、この方が楽しいんやないかって思ってな」

浩子「いつもデータ集めばかりだから、たまには味わってみたくなるっちゅーことですけど」


 上手く話を反らせたらし――


浩子「――で、小走プロの代わりのコンビは見付かっとるんやろなぁ?」


 ――い゛!?


京太郎「い、いやー……それは……」

浩子「ほーほー」

浩子「須賀“プロ”には是非とも“プロとしての自覚”を取材させて貰わへんとなぁ……!」


 この後滅茶苦茶セッキョウされた。


 その際、「恩人の頼みならマネージャーになってやったのに」とか「十分儲けとるからマネージャーの賃金でも問題なかったわ」とか、

 「うち以外に分析優れる奴がおるんなら連れてこい」とか「また安請け合いで流されてマネージャー雇ってへんか」とか、色々言われた。

 女って怖い。改めてそう思った。

という訳で以上


京灼
京浩
京胡桃
京セラ
京一

書きたいネタが貯まっていくでござる

京咲
京久
京穏
京灼
京浩
京セラ
京やえ
京照
京淡
京一
京純
京もこ
京マホ
京初
京胡桃

現状割りとすんなり一本かけそうな面子
見事におもちがいねぇ……

京ちゃん「…重大な反逆行為(おもち偽装)により世の男の夢を打ち砕いた者達」
京ちゃん「幹部 弘瀬菫と以下十五名…」
京ちゃん「PADを持ったままで構わん」
京ちゃん「一列に並べ!!!」

こうですかわかりません

深夜でオナシャス(震え声)

京憧は書きやすいよ
無理なのは

京和
京竜
京キャップ

あたり。諦めろん

京和はこのスレの関係がイメージできる最大限だから書くのは無理ですわ
特に最近、咲よりも人間味感じないから男にデレてる姿が想像できない
後、京桃も中々無理やねん
友情を確立出来たり戦友になっても恋人はほぼ無理やねん諦めろん

おもちがあるから仕方ないね。諦めろん


1830あたりに始まるんじゃないっすかね。知らんけど

恋人は無理(セフレになれないとは言ってない)

恋人は無理(嫁は無理とは言っていない)

何とは言わんが書きやすいのは

京咲
京タコ
京照
京淡
京憧
京松実
京宥
京怜

ですかね。純愛的な意味で




京太郎「ふぅ……」


 どうするかな、と天を仰ぐ。

 清澄の皆には頼れない。新幹線でブッ飛ばしてもここまでたどり着かないからだ。

 そも、宮永咲は駄目。竹井久も駄目。片岡優希も駄目。

 パッと思い付くうちで残るは原村和と染谷まこ、室橋裕子と夢乃マホだが――。


 原村和は、こと麻雀に於いての相性は最悪である。

 典型的なアナログ・データ打ちの京太郎に対して、原村和は一切合切を見切り統合と統計で判断する完全デジタル。

 対戦するにしても、協力するにしても相性は最悪なのだ。

 そもそも、原村和には協力という発想がないのだから最早言うまでもあるまい。

 彼女のそのブレなささ、そしてそれを裏付けする引きは脅威的であるが――ランカー相手には分が悪い。

 ランカーも勝手が違うことに悩まされるだろうが――特に人を読む8位と9位などは――、

 その程度で止められるならばそもM.A.R.S.ランキングなどと大層持て囃されて呼ばれる筈がない。正面から叩き潰しに向かうだろうし、彼女らはそれもできる。


 また、12位や10位や7位にとっては、典型的な真っ直ぐや完全なるデジタル打ちはカモでしかない。

 弘世菫の狙撃は和に電子の妖精として飛び立つ暇を与えず、エイスリンの毒は幻想から抜け出すことを許さず、小走やえは幾重もの罠で切り刻む。

 単独がM.A.R.S.ランカーに匹敵するなら下手にコンビを考えずとも通用するが……、些か厳しいと言わざるを得ない。


 それでも彼女の完全デジタル能力・完全デジタル思考は、プロをしても稀な精度と言わざるを得ない完成度と言っておくが。



 染谷まこのアレは、M.A.R.S.ランカーにも通用する部分がある。

 もっとも――。

 皆が皆ほぼアナログである以上、まこが卓の表情を変えたのならそれに合わせて後出しで変化させる為、完全なる鎮圧は不可能だ。

 M.A.R.S.ランキングが『麻雀における制圧力』と揶揄されるのはそこに尽きる。

 様々に変化する麻雀の場面に如何に対応し――或いは状況を『制圧』できるかというのが、ランキングに概ねの指標。

 京太郎のような選択肢の多様性から来る対応力。

 或いは辻垣内智葉みたいに、実力が許す無形の形の応用力。

 それとも荒川憩のごとき、膂力が認める一本気の制圧力。

 種々の状況をどれほど自己の力で好いように出来るかが、つまりある種の懐深さがM.A.R.S.ランカー――特に上位ランカーほど顕著だ。


 また、あれはまこが引きや鳴きで相手を上回れるから通用する。

 辻垣内智葉相手には鳴きが間に合わず、清水谷竜華には仕掛けを見抜き、小走やえは容易く変化する。

 まあ、それを考慮しても――彼女とのコンビは魅力的である。

 だけど、長野から東京は遠い。

 呼びつけるのも気が引けるし、呼びつけたとてエントリーにも間に合わない。

 つまり無理だ。


 室橋裕子は医学部でそろそろインターンで、時間がないので駄目。

 夢乃マホは論外だ。

 手慰みの麻雀ならともかく、これほどまでに強力な麻雀打ちが揃う場で、彼女を打たせたくはない。

 如何なる化学反応が起こるか、知れたものではない。――予想は付くが。


京太郎「……やっばいよなぁ」 




 で、となるといよいよ組むべき相手がいないわけだ。

 実に困ったものだ。本当に不味い。

 ここに来てまさか出ない――とは言えないが、実際のところどうしたものだろうか。


 と、そこで……。


「あ、こんにちは」


 と、声をかけられて振り向く。

 金髪の少女と黒髪の少女。

 忘れもしない、あの日――須賀京太郎がオカルトスレイヤーとして戦った少女。

 名前は確か――龍田早苗と九頭竜琉生と言ったか。

 魔物級の力の持ち主――それぞれ、倍満確定能力と局が進むだけ無駄ヅモをさせる能力――である。

 かく言う京太郎も、初見であったことを差し引いてもかなりの苦戦を強いられた小学生だ。


京太郎「あれ、ここ……東京だけど」

早苗「私たち、タッグなんですよ」

琉生「長野県代表の」

京太郎「あー、そうなのか」


 腐ってもM.A.R.S.ランキング13位のトッププロの須賀京太郎を初遭遇とは言え追い詰めたのである。

 ならば、確かに代表となっても然るべきだろう。



早苗「私たち、須賀プロと打ちたくて!」

琉生「須賀プロなら――その、タッグとして有名だから、大会に出てるかなって」


 どうやら彼女たちはあれから、須賀京太郎についての情報を集めたのだろう。

 何とも気恥ずかしいというか――面映ゆい感じで、京太郎は後頭部を掻いた。

 最初出会ったときの態度からは、想像も出来ない慇懃さ。ならばつまりは、京太郎が行ったあの行為は決して無駄ではなかったのだろう。

 だけれども……。


京太郎「俺と打ちたくなったって……やっぱり、またなのか?」


 浮かぶのはそれ。

 あの日、京太郎は――約束したのだ。

 麻雀に絶対的なものがあって、それ故につまらないと言うのならば――そんな絶対なんてないと、否定すると。

 運がない、能力がない常人でも――それでも絶対なんてものはないって、何度でも証明してやると。

 彼女たちが涙を流すのなら、いつでもその涙を拭いにいくと。諦観や悔恨、悲哀や絶望の涙など、希望と言う名の宝石に変えてやると。


 ならば……。


琉生「いえ、違います」

早苗「須賀プロみたいに強い人は中々いないけど――それでも私たち、麻雀、今すっごく楽しくて!」

京太郎「そうか……麻雀、楽しいんだな」

琉生「はい!」

早苗「それはもう!」


 なら良かったと、溜飲を下げる。どうやら杞憂だったらしい。


京太郎「じゃあ……どうしたんだ?」


琉生「色んな強い人がいるなら……」

早苗「是非、打ってみたいなって」


 やにわ、少女たちの目が好戦的な光を帯びる。

 井の中の蛙と言うよりは――自ら作った籠の中に囚われていた鳥は、羽撃く楽しさに目覚めたらしい。

 より大きな空を目指して、高く飛び上がろうという時期なのだろう。


琉生「あとは、私……須賀プロと……」

早苗(ちょ、あんたまさか抜け駆け――)

琉生(別に抜け駆けとかじゃなくてこれは――)

早苗(は? 今明らかに須賀プロに――)

琉生「よく言えますね。自分こそ、今日の為に服を――」

早苗(なんで知ってんのよ! そういうあんただって化粧したり睫毛を――)

琉生(これは最低限、恩人に会うにあたって身支度を――)

早苗(私も恩人に会う為に服を新しくしただけ――)

琉生(パソコンで東京のケーキ屋さん調べといて、よくぞそんなことを――)

早苗(あんたこそ、デートスポットとか探しといてよくもまあそんな風に――)

京太郎「?」


 いきなり、小声でどつきあっている小学生(来年は中学生らしい)二人。

 聞こうと思えば聞けなくもないが、女性のこういう話は聞くものではないと新子憧から言い含められていた為、黙って待つ。

 なんだか手持ち無沙汰だったが……数分後、若干服装が乱れた二人が京太郎に向き直った。


早苗「……お待たせしました」

琉生「考えたらずの相方がすみません」

早苗「は? それはあんたの方――」

京太郎「あー、うん。元気そうでよかった」



 まあ、お互いなんだかんだ中は言いはずだ。

 悪かったら、二人で東京になぞ来るまい。きっと。


京太郎「にしても、二人で東京って……大丈夫なのか?」

早苗「親戚がこっちにいるんです」

琉生「そこに止めさせて貰ってます」

京太郎「そうなのか……。一応、俺の連絡先渡しとくな」


 まあ、軽めの東京案内ぐらいならできるかも――と、名刺の裏にプライベート用の電話番号とメールアドレスを書きなぞり手渡す。

 すると、目を輝かせて小躍りを始めた。

 普段が長野の片田舎の分、東京はさぞかし刺激的だろう。かく言う自分もそうだった。


京太郎「……で、また、どうして?」

早苗「あれから、私たち……ちゃんと自分の考えで、麻雀打ち出したんです」

琉生「だから……それでどこまで出来るのか試したいのと……。あと、そんな私たちを須賀プロに見て欲しいな……って」

京太郎「そう、か」


 それは嬉しい。

 嬉しいのだが、自分は――




「お祖母ちゃんが言っていた……『人が歩むのは人の道、その道を拓くのは天の道』と」

>>405
× まあ、お互いなんだかんだ中は言いはずだ。
○ まあ、お互いなんだかんだ仲はいいはずだ。

まあ小学生は須賀プロに憧れた末に高校とかで京太郎みたいなタイプとラブコメするんじゃないっすかね

とりあえずここまでで、一旦中断
あとは灼とオチだけやな
ひょっとしたら闘牌入れるかもしれないけど

小学生がオカルトスレイヤーに連絡先を渡される事案が発生。

始めます、2300まで




早苗「へっ」

琉生「はっ」

京太郎「この声は――――灼さん!?」

灼「ぶい」


 ふ、と太陽を指差す鷺森灼。

 だけど悲しきかな。まだ、太陽は真上には到達してはいなかった。

 というかそもそも太陽が真上に到達するのは赤道か、日本国内なら夏至の日の沖縄である。ありゃ暑い。


灼「細か……」

京太郎「あ、すみません」

灼「煩わし……」

京太郎「アッハイ」


 今日はつくづく奈良づくしである。というか女づくしだ。

 まあ、そもそもM.A.R.S.ランキングの大半は女性だから仕方ないのだが……。

 それにしてもこれだけ女性との出会いが多い職場ながら、恋人の一人や二人が出来ないというのはどうなっているのだろうか。なんかおかしい。

 ニーチェは言った――神は死んだ。

 神は言った――ニーチェは死んだ。

 まあ、一人以上恋人ができたらそりゃ異常であろう。




早苗「えっとさ……」

琉生「その、そっちの子は一体……」

京太郎「あー」


 元恋人。

 などと言えたらそれが一番適切だろうが、そうも吹聴する気になぞなれる筈がない。

 この二人がバラすとは思えないが――先ほど散々ばら船久保浩子にプロの良識について説教を受けたし、何よりこちらを思って身を引いた灼に申し訳ない。

 さて、ならなんと答えたものか(奈良だけに)。

 というかそもそも、鷺森灼が何故この場にいるのかを京太郎が存ぜぬ以上、説明も何もあったものではないが……。


灼「ドーモ、オカルトスレイヤーグレートです」


 なんて言い放ったので、いよいよ訳が判らない。

 ナンデ!? オカルトスレイヤーナンデ!?

 グレートとか、耽美的なアトモスフィアを感じるネーミングセンス。素敵。実際ヤバイ。


京太郎「……頭打ちました?」

灼「……液体窒素につけた豆腐とちくわのどっちがいい?」

京太郎「遠慮させてください」


 ちくわのどっちって、どんなのどっちなんだろうな。



早苗(オカルトスレイヤーグレート……?)

琉生(私たちより……どう見ても年下だけど、まさか前に須賀プロに助けられたり……?)

早苗(兄弟子……いや、姉弟子って奴?)

早苗「ドーモ、オカルトスレイヤーグレート=サン。オカルトスレイヤーハイパーアルティメットです」

琉生「ドーモ、オカルトスレイヤーグレート=サン。オカルトスレイヤーウルトラエターナルマキシマムです」


 なんだそのネーミングセンス。小学生か。

 ……小学生だった。

 一部分が一部分なので、鋭利に整っていながらも若干幼さの残る顔立ちはともかく、高校生と間違えそうになるが。


灼「京太郎」

京太郎「はい?」

灼「あとでバーニングライダーキックの刑」


 どんな刑だよ。

 荒川刑の方が恐ろしいけど(サンボと柔術的な意味で)。


灼「まぁ……一応言っておくと、私が京太郎の師匠」

早苗「えっ」

琉生「本当ですか!?」

京太郎「あー、まー、そういえばそうだな」


 ボウリングの。


灼「む」

灼「リハビリにも付き合ったと思……」

京太郎「あー……そういう意味なら、確かに師匠かも……」

早苗「本当に!?」

琉生「す、すごい……!」

灼「ども」


 明らかに尊敬の目を向ける小学生コンビ二人に、やや得意気に気持ち胸(板)を反らす鷺森灼。

 正確に言うなら――。

 あれは尊敬ではあるが、「私たちより年下なのに凄い」という類いのものであろう。きっと。

 ……まあ、余計に口を出すのはやめておこう。口は災いのなんとやらである。

 実際灼も、口には出さないが気にはしているし。


早苗「それじゃあ、須賀プロ……またあとで!」

琉生「メールしますね?」

京太郎「おう、気をつけてくれよな」

灼「じゃね……」 フリフリ


 ……と、予定があるのか小学生たちは去っていった。


灼「京」

京太郎「なんですか?」

灼「メールって?」

京太郎「小学生の、しかも女の子二人だから……なんかあったらって」

灼「……」

灼「……はぁ」

京太郎「え?」

灼「なんでもな……」



 なんだ? 何か悪いことでもしたのか?

 小学生の、しかも女の子が、普段いる場所とは異なる土地に来ているのだ。

 見知らぬものも多いだろうし、見知らぬことも(特に新宿駅。毎年長距離バスで来た受験生が途方にくれる様を見かける)、あるだろう。

 ならばせめて見知った人間が手を貸すというのは、至って自然であり普通のことだ。


灼「別に……」

京太郎「そうですか? ところで――」


 それよりも。


京太郎「こっちには、どうして?」

灼「頼まれたから。コンビとして」

京太郎「誰に……、ってまさか――」

灼「小走さんに」

京太郎「……やっぱり」


 それにしても、何故小走やえは鷺森灼に頼んだのだろうか。


灼「昔、壮行会とか色々やったから……」

京太郎「なるほど……でも、なんでプロでもない灼さんに……?」

灼「プロじゃないからだと思……」

京太郎「え?」

灼「プロじゃないから、今日は京太郎が主体にならなきゃいけない。アシストじゃなくて、主導権を……」

京太郎「俺が……?」

灼「勝手な推測だけどね」

口には出さない(口内に射してないとは言っていない)


灼「まあ――その辺、自分で考えたらいいと思……」

京太郎「はぁ」


 決して――決して、彼女に頼り切っている訳はなかった。

 彼女の“特性”に任せて有効牌を切り出して貰い副露するとか、彼女に足止めを任せるとかそういう訳ではない。

 京太郎が彼女の特性を逆手にとってアシストしたり、また、哩姫コンビ封じの立案をしたのは京太郎であったりした。

 どちらかに任せきりで他を上回れるなんて――タッグ日本一は、生易しい称号などではないのだ。


灼「まあ、その辺は京が考えて」

灼「案外、プロ二人がかりは大人げないってだけかもしれないし……」

京太郎「あー、確かに」

京太郎「今思えば、皆一般の人と組んでたなぁ」

灼「そ」


 M.A.R.S.ランカー同士で組んだなら、同じくM.A.R.S.ランカー同士でないと相手は困難を通り越して不可能だ。

 下位ならばともかく……上位二人というのは、極めて強力過ぎるのだ。

 それでは、プロアマ混合の意味がない。そう考えていても、おかしくはなかった。


灼「……なんでもいいけど」

京太郎「はい?」

灼「こうして、京と一緒に組むのは初めてだから……」

灼「――よろしく、オカルトスレイヤー」

京太郎「――こちらこそ、オカルトスレイヤーグレート」






 ……なお。


照「私のコンビ。よろしく」

煌「これはこれは、あの日のボウリングの……」

煌「いやはや、不詳花田煌……全力で当たらせて貰いますのでよろしくお願いしますです!」

京太郎「……あ、はい」

灼「ども……」


灼(……)

京太郎(……)

灼(……これは?)

京太郎(ま、まあ……この二人は元々コンビとしても凶悪性能じゃないから)

灼(まだ、セーフ……?)









 ……オチ担当は。


菫「ん? お前、やえと一緒じゃないのか?」

智葉「……おい。話が違うぞ」

菫「……誤差だ。狙撃には誤差がある」

智葉「……」

京太郎「……」

灼「……」


灼(これは……?)

京太郎(アウトォォォォォォオ――――ッ!)

灼(へっ) ビクッ

京太郎(俺が見てきた中で――間違いなく、最強のコンビです……!)

灼(あっ)


 お察し。


 ……ちなみに。

 大星淡は、おめかししながら携帯電話の前で来るはずのない電話を、

 「別にあんな奴と組みたくなんかないけどー」とか「誘われても有り得ないよねっ、須賀とか」とか「第一アイツ相方いるし、ないない」とか、

 「でもでもー、私との相性悪くないよねっ」とか「案外声かけようかなー、とか思っちゃってたり!」とか「そーなったらどうしようかなー?」とか、

 あーだーこーだうだうだと百面相で宣いながら、待っていたとかいないとか。







【エントリーコンビ】

宮永咲(麻雀プロ)――竹井久(アナウンサー)
清水谷竜華(麻雀プロ)――園城寺怜(医療関係)
南浦数絵(麻雀プロ)――片岡優希(会社員)

エイスリン・ウィッシュアート(麻雀プロ)――小瀬川白望(デイトレーダー)
姉帯豊音(麻雀プロ)――臼沢塞(教育職)
熊倉トシ(シニアプロ・教育職)――鹿倉胡桃

松実宥(麻雀プロ)――松実玄(旅館経営)
荒川憩(麻雀プロ)――新子憧(教育職)
赤土晴絵(麻雀プロ)――高鴨穏乃(土産品店・和菓子屋)

天江衣(麻雀プロ)――国広一(女中)
江口セーラ(麻雀プロ)――船久保浩子(雑誌記者・編集者)
龍田早苗(小学生)――九頭竜琉生(小学生)

宮永照(麻雀プロ)――花田煌(麻雀プロ)
辻垣内智葉(麻雀プロ)――弘世菫(麻雀プロ)
須賀京太郎(麻雀プロ)――鷺森灼(ボウリング店店主)

他、多数

中学生かな?(すっとぼけ



【宮永咲の好感度が上昇しました!】

【竹井久の好感度が上昇しました!】

【清水谷竜華の好感度が上昇しました!】

【園城寺怜の好感度が上昇しました!】

【南浦数絵の好感度が上昇しました!】

【片岡優希の好感度が上昇しました!】

【エイスリン・ウィッシュアートの好感度が上昇しました!】

【小瀬川白望の好感度が上昇しました!】

【姉帯豊音の好感度が上昇しました!】

【臼沢塞の好感度が上昇しました!】

【鹿倉胡桃の好感度が上昇しました!】

【松実宥の好感度が上昇しました!】

【松実玄の好感度が上昇しました!】

【荒川憩の好感度が上昇しました!】

【新子憧の好感度が上昇しました!】

【赤土晴絵の好感度が上昇しました!】

【高鴨穏乃の好感度が上昇しました!】

【天江衣の好感度が上昇しました!】

【国広一の好感度が上昇しました!】

【江口セーラの好感度が上昇しました!】

【船久保浩子の好感度が上昇しました!】

【宮永照の好感度が上昇しました!】

【花田煌の好感度が上昇しました!】

【辻垣内智葉の好感度が上昇しました!】

【弘世菫の好感度が上昇しました!】

【鷺森灼の好感度が上昇しました!】

胡桃は女教師に一票。正直安価を取り忘れたのを後悔している
他には、かじゅモモ・愛宕姉妹・キャップ華菜・哩姫などが参戦している模様

フナQのこの方向性は正直アリなんじゃないかと思っているというか、これだけで短編一本書けそうな気がする

お題
>>1000なら椿野美幸と神戸を巡る旅番組で共演

・憧とツーリングに

・雷帝、戦闘態勢。 (VS 小鍛治健夜)

・マッサージでチームメイトの女体を極楽に誘う

・レジェンドとか先輩とかとの師弟対決

>>1000なら白糸台で麻雀教室


これがお題ですね

ある程度消化したら闘牌増えます。ランカーステータスの関係で
そろそろエンディングに入れるようにしようかなーと

んじゃ、お題は以下にー


①あたらしドライブ

②木偶人形とハート様(マッサージ)

③全国プロアマタッグ(宮永咲&竹井久VS魔物小学生編)

④全国プロアマタッグ(エイスリン・ウィッシュアート&小瀬川白望VS松実宥&松実玄編)

⑤白糸台麻雀教室~魔法少女すみれ☆マジか…~


こんなんやねん

魔王(他称)が小学生を涙目にする事案が発生・・・?

あ……。あたらしドライブは

①【あたらしドライブ/偽(ニセ)?・故意(コイ)?】(ツーリング)

でオナシャッス


①【あたらしドライブ/偽(ニセ)?・故意(コイ)?】(ツーリング)

②木偶人形とハート様(マッサージ)

③全国プロアマタッグ(宮永咲&竹井久VS魔物小学生編)

④全国プロアマタッグ(エイスリン・ウィッシュアート&小瀬川白望VS松実宥&松実玄編)

⑤白糸台麻雀教室~魔法少女すみれ☆マジか…~


↓3~11

1

白糸台やね。じゃあ、導入だけ始めようか

あ、淡は出ませんので悪しからず


引用元:【魔弾の】白糸台麻雀教室~魔法少女すみれ☆マジか…~【投手】


56 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
白糸台で麻雀教室があるのか

57 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ただし高校生限定な

58 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
まあしゃーない

59 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
誰だっけ、白糸台出身

60 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
てるてる
あわあわ
魔法少女SSSS

61 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
魔法少女とか可愛そうに。はやりんコースだね

62 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
胸がない小鍛冶プロの方が悲惨じゃないかな☆



菫「なあ、照」

照「なに、菫?」 モグモグ

菫「お前のことは信用してるし……大丈夫だとは思っているが」

照「うん」 モグモグ

菫「くれぐれも……くれぐれも、嫌でしょうでやっているような態度はとるなよ?」

照「大丈夫」 モグモグ

照「……」 ゴクン

照「おかわりある?」

尭深「あ……はい」

菫「……」

菫「……不安だ」




98 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
そういやあわあわ出ないらしいな

99 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ああ、バッティングしたんだっけ。なんかの大会と

100 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
SSSSさん過労死するんじゃないか?

101 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
大星プロが居ても居なくても一緒やなかと?

102 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
確かに……

103 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
その辺、SSSSさんは流石だよな

104 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石の精密機械

105 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
流石の狙撃手

106 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
面倒見いいしね

107 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:southR15kaz
基本弘世プロはしっかりしてるから

108 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
苦労人ですけど

109 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
その分時々弾けてストレス解消しないと……

110 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
実際過労死しないか心配

111 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SHeepD4C
強力な助っ人行くから大丈夫やっち



菫「……で、淡の奴は出られないのか」

尭深「大会と被ってて……それで……」

菫「……はぁ。フリーランスでやるからそういうことになるんだ」

菫「アイツのやり方だから、好きにしろとしか言えないけどな」

照「……」

照「……菫」

菫「ん、なんだ?」

照「淡が居なくて……大丈夫?」

菫「……ああ」



菫「アイツも――ダブリーを使わないときはそこそこ普通に打ってるから、ある程度の指導はできるだろう」

菫「だから……いないと、痛いが」

照「……」

菫「助っ人を呼んでるから、大丈夫だ」

菫「淡よりも、よっぽど向いている奴を」

照「助っ人?」

菫「ああ」

菫「……正直、私としては気が進まなかったんだけどな」


京太郎「どうも……すみません、遅れました!」

菫「……まだ予定集合時間には五分ある」

照「京ちゃん……?」

京太郎「お疲れさまです、照さん。……あ、弘世先輩! これおみやげです!」

菫「……ああ、すまない」



140 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
スッガかよ!?

141 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
あわあわの助っ人に入るスッガ……京淡あるで

142 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
ないから。ないから



菫「最終的に頼んだこっちが言うのもどうか、という話だが……」

京太郎「はい?」

菫「お前な、気を回しすぎだ。それに働きすぎだろう」

菫「手伝いを申し出てくれたのは本当に有り難かったし、感謝してるが――」

菫「もう少し、自愛したらどうだ? 頼んだ私に言える義理はないし、言いたくもないが」

京太郎「えーっと……マネージャーがいるんで無理はないです、というのど……」

菫「え?」

京太郎「え?」

菫「いや、なんでもない。続けてくれ」

京太郎「は、はい」

菫(……)

菫(マネージャー、居たのか? ……聞いてないぞ)

×京太郎「えーっと……マネージャーがいるんで無理はないです、というのど……」
○京太郎「えーっと……マネージャーがいるんで無理はないです、というのと……」



京太郎「それに……他ならぬ弘世先輩の頼みですから、俺が断る訳ありませんよ」

菫「……」

菫「……須賀、お前はそういうところがいい後輩だと思う」

京太郎「へ? は、はぁ……」

菫「ただな、変な遠慮はしなくていいんだからな? 先輩として、お前に余計な負担は増やしたくない」

京太郎「あー」

京太郎「大丈夫です! 弘世先輩の頼みに、余計なことなんてないんで!」

京太郎「基本的に弘世先輩が殆どの段取りをしてるから……本当に、負担とかはないですよ」

菫「そうか?」

菫「なら……まあ、甘えさせて貰うか」

京太郎「おまかせあれ!」


照「京ちゃん、予備のおかしが欲しい」

京太郎「あ、はい」

菫「照、お前は甘えすぎだ!」

菫「須賀、お前も舌の根が渇かないうちに働こうとするな!」

照「……」

京太郎「……了解です」

菫「……はぁ」

菫(本当に大丈夫なのか、これは……?)

という訳でここまで

誠子さんは淡のマネージャーです
ボディーガード兼用なので、淡が諏訪湖で発見される事態は極めて避けられております

採用


「多分、相手も最初はプロの大星淡とは知らずにやったんだろうな。表の人間相手ならやり方があるのに、そうじゃない方をしてしまった」

 だから、と辻垣内智葉は息を漏らした。

「解放も処分もままならない。愉しんだ後は――精々が、物好きが飼うか地下に潜らせて客をとらせるか。
 代打ちとして使うというのも、あるだろうな。薬か、薬を使った性交を餌にして――」

「……辻垣内先輩」

「怒るな、私は可能性の話をしただけだ」

 無神経だったことは認めるがな――と、智葉はやにわ眼光を凍てつかせた須賀京太郎に釈明する。

 彼は落ち着いていた。冷えきっていた。
 故に、智葉は理解した。京太郎は紛れもなく本気であり、そして、既に覚悟を済ませているのだと。
 穏和な男が笑みすら浮かべず何の表情も作らないということはつまり、そういうことだった。

「お前、そうなると……」

「判ってます。麻雀プロとしての須賀京太郎は、今日で死にました――これから、また死ぬ」

「……いいのか?」

「嫌ですよ。嫌に決まってます。約束もある……ファンも、応援してくれる友人も、目標だって」

 ただ、と京太郎は言葉を区切った。

 閉じられた瞳には、万感の想いが籠っていた。
 これまでの彼の半生、人生の繋がりを振り返っているのだろうか。
 どれほど瞼を落としていただろうか。彼は、今までの生活を暖かい夢とした。眦を上げると同時に夢から醒めた。
 色褪せた、冷めた双眸。

「ただ、どちらにしても俺は死にます。あいつを助けにいっても――見捨てて暮らすにしても」

「なら、後悔がない方を?」

「後悔しかありませんよ。……何にしても、もう遅い」

 呟く京太郎に悲観の色はなかった。
 彼はもう、人としての情動を捨て去ったのだ。
 これは死人だ。目的を果たすまで止まらない、動く死人。その瞳からは髑髏の眼孔が如く、光が喪われている。

 死人は恐い。

 智葉は父から、そんな言葉を受けていた。
 死人は恐怖を知らず、痛みを知らず――だからこそ皮肉にも、最も死から遠い。
 最早、彼は命を無視された――自らの意思で無視した――兵隊である。死を食むまで止まらぬ不死身の猟犬。

「もう、あいつの涙は止められな――なら、それ以上の血で贖わせるだけだ」

 ――殺すべし。慈悲はない。



「……淡」

「あ、きょーたろー。……ほんもの?」

「俺だよ。判らないか?」

「……うん、きょーたろーだ。ゆめでもなんでも、きょーたろーだからいいか」

「……なあ」

「なに?」

「あっちに、麻雀卓あると思うか?」

「どっちかわからないけど……わたしは、きょーたろーにリベンジするやくそくわすれてないよ」

「……ああ、約束だったな」

「うん。だいじなやくそくだよね」

「ああ、続きやんなきゃな」

「うん。だれだっけ、いっしょに打ってたの」

「さあなあ……。待ってれば、来るんじゃないのか」

「じゃあ、それまではきょーたろーとふたりっきりだね」

「大丈夫だ。もう、この手は離さないから……俺が一緒にいてやるから」

「へへへ、いっしょかー」

「ああ……嫌か?」

「まあ、きょーたろーでもいいかな。べつに」

「なんだよ、それ」

「なんでもない。勝ったら、おしえてあげよっかな?」

「じゃあ、頑張んなきゃな」

「うん。……きょーたろーと打つの、たのしみー」

「俺もだよ、淡」



 ――本日の明朝、諏訪湖にて男女二人の遺体が発見された。

 ――遺体の状況などから警察は、事件性のあるものとして捜査を進めている。

 ――では次のニュース。

 ――本日、須賀プロと大星プロが主演する映画「水底の焔」が公開された。

 ――本作品では須賀プロ主演作品としては珍しいハードボイルドサスペンスであり、失踪した恋人を追う主人公の破滅をテーマとしている。

 ――須賀プロ、大星プロともにスケジュールの都合から舞台挨拶は中止となったが……。



「……ねえ」

「どうした?」

「流石に、これはないって」

「そうか? 俺はまあ、アリだと思ったんだけど……」

もうこれが淡エンドでいいんじゃないかな
最後のは“あっち”で麻雀してる時の会話か、それとも途中の会話が映画の台詞で実際は役について愚痴ってるだけなのかはお好みって感じで

30分後から始めます

このスレほのぼのスレですしおすし
幻想郷に雀卓あるなら、あの世(あっち)に雀卓があってもいいよね

始めるゆえ――



菫「とにかく、今日の麻雀教室にあたっての注意だが――」

照「うん」 モグモグ

京太郎「はい」

菫「まず、照。お前はおかし禁止だ」

照「……」

照「……………………………………えっ」

照「危なかった。…………なんで?」

菫「器用にしゃがみながら口でキャッチするな、お菓子を。はしたないぞ」

照「大丈夫、何があっても京ちゃんが貰ってくれるから」

京太郎「え? 流石に食べかけはちょっと……」

照「酷い……。でも、私は食べかけじゃないから大丈夫だよ」

京太郎「へ? 今、現に……食べかけだったんじゃ……」

照「え?」

京太郎「ん?」

菫「……はぁ」



菫「とにかく、お菓子を食べるな。教室中は勿論、休憩中も」

照「どうして?」

菫「私たちはOG。その後輩と後輩になるかもしれない中学生に無様な姿を見せられるか?」

照「……大丈夫」

菫「何がだよ」

照「私、いっつも菫に迷惑をかけてばっかりで……感謝も上手く言葉にできてないけど……」

照「菫に余計な心配させないようにしようって、努力するから」

菫「唐突に猫を被るな、猫を」

照「でも本心」

菫「………………そうか。ありがとう」


菫「だけど、それとお菓子は別の話だ」

照「ひどい。信じてるのに」

菫「私もお前を信じてるよ」

照「なら……」

菫「迷子しかり、ちゃんと手綱を握っておかなきゃ何かをやらかすって信じてる」

照「酷い」

照「それに……それは違う」

菫「どこがだ? というか、何がだ?」

照「私は道に迷ってない。道が迷った。私のことを見失っただけ」

菫「……哲学的だな」

照「本が好きだから。京ちゃんの次ぐらいに」

菫「……」

菫「…………なら、行間くらい読め」

照「?」

菫「嫌味に気付け」

照「? 嫌味って……?」

菫「……はぁ」



照「なら、せめて充電させて」

菫「充電……?」

照「京ちゃんの膝の上に――」

菫「却下」

照「酷い。まだ言い終わってもない」

菫「知人がやってたから判るんだよ。どこで仕入れたのかは知らないが……」

照「私のオリジナル」

菫「……」

照「私のオリジナル」

菫「……判った。それでいいから、もう喋らなくていい」

照「お菓子をくれたら喋らないでいいけど……」

菫「却下」

照「……むぅ」

照「お菓子をくれたら――」

菫「却下」


京太郎「ん、ああ……憧か?」

京太郎「おう、ありがとうな。良く俺の誕生日とか覚えてたなぁ」

京太郎「ん? 悪い……小さすぎて聞き取れな――あ、そうか、なんでもない」

京太郎「話したいこと多いけど……今仕事中だからさ」

京太郎「ああ、じゃあ、また夜に」

京太郎「――Ich leibe dich.」

京太郎「なんてな、冗談。なんかこういう恋人とか新婚みたいの、憧れないか?」

京太郎「憧? もしもし?」

菫「……」



菫「……須賀」

京太郎「あ、すみません! 電源切っておきます!」

菫「いや、それは別にいいが……」

京太郎「?」

菫「発音が違う。ただしくは“Ich liebe dich.”だ」

京太郎「アッハイ」

照「……」



210 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
SSSSさんってどんなコンセプトの魔法少女だっけ?

211 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんか全部技名がドイツ語

212 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
魔弾の射手だから仕方ない

213 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
魔弾の射手ならドイツ語だもんな

214 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
カスパールと違って弾切れとは無縁だけどな

215 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際ヒラコー絵のSSSSさんは想像しやすい

216 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
(なかの人の趣味じゃ……いや、なんでもない)>ドイツ語

217 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
趣味だよ




菫「須賀、お前には3つだ」

京太郎「はい」

菫「まあ、指導という名目で打つこともあるかも知れないが――トラウマになりそうなメタ攻撃はやめろ」

京太郎「……え」

菫「お前、13位だろう? お前をインハイに放り込んだら、十分に地獄絵図になるぞ?」

京太郎「そんな、咲じゃあるまいし……トラウマなんて……」

菫「ないとは思うが、お前の打ち方は中々際どい攻めだからな。昔は、電撃を叩き込むと言われていたし……」

菫「その辺りの見極めは出来てると信じるが」

京太郎「はい」


菫「2つ目」

菫「照を甘やかすな」

照「……!?」

京太郎「了解です」

照「――!?」

照「酷いよ、菫」

菫「お前、なんでか知らないが須賀といるとやたらだらけるからな。禁止だ」

照「それは……」

照「……」

照「京ちゃんは、照おねーちゃんの味方だよね?」

京太郎「いい年して、自分をおねーちゃんとか言わないで下さいよ……。それに俺に姉はいませんから」

照「……」

照「……判った」

??「スミレ=サンはピチピチのマホウショウジョだ。いいね?」

奈良は地雷原だわ、あわあわは目を離すと諏訪湖に入水してるわで
どうすればいいんですか猿渡さん!
こんなんじゃ俺京ハギに走りたくなっちまうよ…


照「……」

京太郎(……? やけに悄気てるけど、甘やかされないのがそんなにショックなのかよ)

京太郎(……)

京太郎(照おねーちゃんとか……聞き覚えがあるようなないような気がするけど、飲み会かなんかだったっけな?)


菫「3つ目。これが一番大事だ」

京太郎「はい」

菫「女子高生に女子中学生を誑かすな」

京太郎「オレェ?」

菫「他に誰がいるんだ、誰が?」

京太郎「……」

京太郎「……弘世先輩が」

菫「なんで私なんだよ」

京太郎「長身で、スラッとしてて、格好いい美人で頼りになるから……お姉様的な」

菫「馬鹿馬鹿しい。それに、お姉様も何も私に妹はない」

京太郎「……」

照「……」

菫「なんだ?」

京太郎「何でもないです」

照「なんでもない」

寝落ちすまんち。とりあえずは淡エンドは全部Bad Endでいいってことかな

救いはないんですか(白目
たまには[二人は幸せなキスをして終了]なあわあわENDがあってもいいじゃない!
まぁシャドウゲイトばりに膨大(かつ理不尽)なBADENDを超える必要がありそうだが

選択肢を間違えると14(諏訪湖)へいけ

鉄砲魚じゃないっすかね
高俊くんだったのかなと思うけど、なら爆くんが知らない訳ないし……

あ、今日はちょっとお酒飲むので開始が夜になります

始めるよー

ま、実際BAD ENDはないから
前にも言ったようにNormal END、Not Bad END、Bitter ENDの三種類だから安心して欲しい

苦いのとかしょっぱいのじゃなくて甘いのがいいんですがそれは…




280 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
クールビューティーだよな、SSSSさん

281 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
SSSSさんの打ち方好き。トップから直取り逆転とか、4位を撃ち抜いて首位浮上とか

282 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
安定性とトラップの7位
高打点と回避力の8位
救援と精密さの12位
安定感とドラマ性の13位
追い上げと超加速の15位

つよい(確信)

283 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
実際、15位以上の上位ランカーが5人いるとか凄い豪華なチームだよな

284 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
それでも幹部クラスがおらんのは厳しいとこやけど



菫「尭深、スケジュールの確認いいか?」

尭深「あ、はい……今、出します」

菫「ああ。できたら、暗記していてくれた方がよかったんだけどな……。それはタブレットか?」

尭深「はい」

京太郎「それにしても、やっぱり弘世先輩は頼りになりますね」

照「うん。……私の自慢の友達」

京太郎「俺の自慢の先輩です」

京太郎(実際弘世先輩と居て、俺が何かをやたらにやんなきゃいけないってのはないからなぁ)

京太郎(……酒は除くけど)



302 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
SSSSさんは格好いいよな、台詞も

303 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
若干厨二入ってるけどな

304 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
魔法少女だから仕方ない

305 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
「私たちのモットーはなんだ?」
「左の頬を殴られたらアイアンクローです」
「お優しいことだな。お前は聖人か? ベジタリアンの差別主義者か?」
「正しくは“左の頬を殴られる前にブレーンバスター”だ」

これは滅茶苦茶やと思いました

306 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
左の頬ば叩かるる前に、お尻ば差し出すんが普通



菫「……さて、粗方の準備は良さそうだな」

菫「いよいよ始まるが……ふたりとも、さっき言ったことはいいな?」

京太郎「はい!」

照「判った」

菫「よし――――いくぞ!」



320 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
JKいないと報告受けられないのか

321 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Terr3Terr3
待ってて

322 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
女子高生!?

323 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shrutupyou
こんなところに書き込んじゃ駄目でしょ!

324 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
滅びよ

325 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
ブラック☆ホール

326 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
パンツうp



 その後、至って普通に麻雀教室は進行したが……。

 数人が、「本当にPADなのかな」「魔法少女ってキツいよね」と口にしたことで一変する。


菫「ふふふ……怯えることはない」

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「ほ~らほらほらほら」 ロンッ

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「よいしょっと」 ロンッ

菫「ほ~らほらほらほら」 ロンッ


 京太郎が間に入ってミンチになるまで、ハート様のコンボは続けられたらしい。


【弘世菫の好感度が上昇しました!】

【宮永照の好感度が上昇しました!】

【渋谷尭深の好感度が上昇しました!】

寝落ちすまんち

好感度

★13+4★
大星淡:やたら絡んでくるアホの子ライバル。麻雀人生をやってもいいよ。甘いものやるから笑えよ。いや、お前なら判ってくれるかなって……

★13★
ハギヨシ:師匠にして友人にして悪友にして戦友。この人抜きじゃ生きていけない。大丈夫です! ハギヨシさんのためなら……俺……!
宮永照:強大な目標。勝負事では頼りになる人。なんか放っとけない。次こそは、勝つ……! なんですか、照おねーちゃんって……

★11
宮永咲:気のおけない幼馴染み。絶対の目標にして憧憬を覚えさせた存在。タッグ戦、負けねーからな!
辻垣内智葉:姐さん、一生ついてきます! 姐さんがいたからあの大学に……! ……大人げないんじゃ
弘世菫:菫さんは最高です! 菫さんのおかげで戦えるんです! 菫さんを目標に大学決めました! ……あの、普段の弘世先輩はどこへ?

★9
松実玄:おっきくてやわらかい。軽く残念な人。中々、結婚したいんだけどな……
松実宥:なんでも共演。寒がり大変そう。正直おもちあるし結婚したい。玄さんにはお義兄ちゃん呼びでもいいかな
赤土晴絵:師匠! 師匠がいなかったら俺は……。負けませんよ、師匠
天江衣:ころたんいえーい。駄目です、そっちの道は! その……ハギヨシさんのことを労ってあげて下さい

★7
小走やえ:頼りになる小走先輩だけど、やっぱ相棒としてやえさんのフォローもしないと……。だいぶ打ち解けたよなぁ
新子憧:高校大学と、本当に世話になった女友達。いい女。何年後かで、フリーなら結婚したい。ファン1号。飯行こうか
高鴨穏乃:元恋人。ありがとう……穏乃、本当にありがとう……。お前以外と付き合ってたら、多分俺はこうはなれなかったよ。ファン2号。かわいい
国広一:一さんといると落ち着くんだよなぁ……僕っ娘いいよな。あ、終わったら遊園地行きませんか?
姉帯豊音:大きな小動物可愛い。大天使豊音。酔うとやばいよこの人。今回ばかりは、負けない

★6
鶴田姫子:立てばセクハラ、座ればビッチ。歩く姿は猥褻物。付き合ったら痴女じゃなく……ならないよな、うん
鷺森灼:天の道を往き、総てを灼きつくす女。色々かわいい。今度は――俺が護るッ!
竹井久:部長がくれたあの言葉――俺は覚えてます。……悪癖も貰っちゃったけど。絶対このコンビはマズイ……

★5
三尋木咏:流石の火力っすね……三尋木プロは。ごめんなさい、俺もやりすぎました。いや、俺は全然オッケーですけど
エイスリン・ウィッシュアート:ニンジャは実在しない。いいね? もしかして俺、宮守の全員と知り合ったんですか?

★4
東横桃子:消えても追える。俺たち、バスケなら世界狙えたんじゃねーの? お前の場所判るからって、全力で急所狙ってくるなよ……
小瀬川白望:思えば昔は色々あったよなぁ。あの、押し付けられるのは……俺も男なんですよ?
江口セーラ:ギャップにやられるかも知れない
清水谷竜華:おもちもちもち。頼りになるチームメイト。その眼はヤバイ。結婚したい。ナチュラル辛辣

好感度その2

★3
原村和:初恋……だったんだ。まあ、いい思い出って奴だよなぁ
池田華菜:KMG(華菜ちゃんマジゴッド)。正直男前過ぎて今すぐ告白したい。あ、あれから全部1位……ハハハ
龍門渕透華:すっげえスポンサー。結構めんどくさ可愛いし、いい人。あのー……智紀さんからの提示連絡とレポートって一体……
沢村智紀:巨乳メイドマネージャー。でもなんか寒気がする……。その、なんの……レポート……?
花田煌:聖人。デートの約束ですよね? ……あ、照さんとのコンビっすか
南浦数絵:一緒に戦う仲間。大丈夫だって、前に言ったよな? その辛辣キャラは……。お祖父さんに言い付けるのは……
片岡優希:いい女になったな。大丈夫か? M.A.R.S.ランカー相手はキツいぞ?
荒川憩:先輩のおかげで、俺、かなり体もいいとこまで行きました! 先輩笑顔可愛い、癒される! けど拷問
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
対木もこ:小動物可愛い
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
江崎仁美:先輩の適当さに、結構俺って癒されてたんですよ? 政界、おめでとうございます!
愛宕洋榎:当意即妙。いや、流石にお笑いはやりませんから……
瑞原はやり:なんか目がマジな話怖い。光がないんだもん
小鍛治健夜:アハハ……ハハ……
野依理沙:怒って……ませんよね……?
戒能良子:JOS(実際・おもち・凄い)。解説でのフォローありがとうございます……。うちの部長が……
上重漫:JOS(実際・おもち・凄い)。その節はどうもお世話に……
佐々野いちご:うおっ、本物のちゃちゃのんだ!? ドラマの際は大変お世話になりました
鹿倉胡桃:かわいい真面目な先輩。先輩、充電って……アッハイ
臼沢塞:頼りになるお姉さん先輩。臼沢先輩、今度はどこへ遊びに行きます?

★1
愛宕絹恵
染谷まこ
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
井上純

>>632(訂正)

好感度その2

★3
原村和:初恋……だったんだ。まあ、いい思い出って奴だよなぁ
池田華菜:KMG(華菜ちゃんマジゴッド)。正直男前過ぎて今すぐ告白したい。あ、あれから全部1位……ハハハ
龍門渕透華:すっげえスポンサー。結構めんどくさ可愛いし、いい人。あのー……智紀さんからの提示連絡とレポートって一体……
沢村智紀:巨乳メイドマネージャー。でもなんか寒気がする……。その、なんの……レポート……?
花田煌:聖人。デートの約束ですよね? ……あ、照さんとのコンビっすか
南浦数絵:一緒に戦う仲間。大丈夫だって、前に言ったよな? その辛辣キャラは……。お祖父さんに言い付けるのは……
片岡優希:いい女になったな。大丈夫か? M.A.R.S.ランカー相手はキツいぞ?
荒川憩:先輩のおかげで、俺、かなり体もいいとこまで行きました! 先輩笑顔可愛い、癒される! けど拷問
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
対木もこ:小動物可愛い
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
江崎仁美:先輩の適当さに、結構俺って癒されてたんですよ? 政界、おめでとうございます!
愛宕洋榎:当意即妙。いや、流石にお笑いはやりませんから……
瑞原はやり:なんか目がマジな話怖い。光がないんだもん
小鍛治健夜:アハハ……ハハ……
野依理沙:怒って……ませんよね……?
戒能良子:JOS(実際・おもち・凄い)。解説でのフォローありがとうございます……。うちの部長が……
上重漫:JOS(実際・おもち・凄い)。その節はどうもお世話に……
佐々野いちご:うおっ、本物のちゃちゃのんだ!? ドラマの際は大変お世話になりました
鹿倉胡桃:かわいい真面目な先輩。先輩、充電って……アッハイ
臼沢塞:頼りになるお姉さん先輩。臼沢先輩、今度はどこへ遊びに行きます?

★1
愛宕絹恵
染谷まこ
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
井上純
園城寺怜
船久保浩子

次のお題を決めるか、ホワイトデーネタのどっちがいい?

ホワイトデーネタは……

①コメディ
②ほのぼの(若干いちゃこき)
③短編(登場人物決定)
④アコチャーネタここで消化しよう

となるけど

じゃあ、ホワイトデーネタはやる
かつコメディな。了解




    【ホワイトデーのお返しをとりあえずホワイトチョコにしといたらブチギレられたりするから気を付けろマジで】


 


京太郎「いよいよ今年度も終わりだな……来月からはプロ三年目か」

京太郎「うーん、来年度の目標は来年度の目標として……とりあえずはホワイトデーだよな」

京太郎「手紙は漸く……多すぎて5000から先は数えてなかったけど」

京太郎「知り合いの分はちゃんと返さないとな」


京太郎「……うーん」

京太郎「返すって言っても、どうしたらいいんだ?」

京太郎「去年はあんまりそれどころじゃなかったから、チームの皆を誘って食事って感じだったよな」

京太郎「……」

京太郎「……こういうときはハギヨシさんだよな」

京太郎「友チョコのお返しの催促をしてると思われないように気を付けないと」

京太郎「よし!」


京太郎「あ、もしもし……ハギヨシさんですか?」

ハギヨシ『おや、京太郎。……どうしましたか?』

京太郎「実は――」


ハギヨシ『なるほど、ホワイトデーのお返しですか』

京太郎「今までそんなに貰って来なかったり、貰ったとしても高校大学はファミレスで奢りとか……」

京太郎「去年はちょっといいとこのレストラン、みたいな感じだったんで……どうしたらいいんだろう、って」

ハギヨシ『……ふむ』

ハギヨシ『お聞きしますが、そのチョコの中に……高価なものや手作りのようなものは?』

京太郎「いくつか……ありましたね」

ハギヨシ『なるほど』

ハギヨシ『……義理ですか』

京太郎「義理じゃないですか?」

京太郎「社会人にもなって、チョコ渡して告白――とか考えにくいですし、別にメッセージカードもなかったんで」

ハギヨシ『判りました』


ハギヨシ『その場合は、やはりお菓子でお返しでよろしいのではないでしょうか?』

京太郎「いいんですか、本当に?」

ハギヨシ『付き合っている恋人同士なら三倍返しを期待することもあるでしょうが、恋人でないのならばそれもあまりありません』

京太郎「確かに……周りにそんな感じの人はいませんね」

ハギヨシ『なら、お菓子で』

ハギヨシ『ただ……この際の値段も三倍――二倍~五倍くらいがベターではないでしょうか』

ハギヨシ『お返しを指定されているなら、それに沿ったものとあと何か一つを気持ちで』

京太郎「なるほど、なるほど」

ハギヨシ『京太郎くんの手料理を気に入られている方は?』

京太郎「いますね」

ハギヨシ『なら、その方には手作りでもよろしいかもしれませんね』

京太郎「了解です」


ハギヨシ『ただ、覚えておいて欲しいのは――』

ハギヨシ『衣様が? 判りました。ただいま向かいます』

京太郎「あ、じゃあ切りますね」

ハギヨシ『申し訳ありません』

ハギヨシ『手短ですが――返すのは、クッキーがよろしいかと』

京太郎「クッキーですか? ……判りました」

ハギヨシ『では、失礼します』

京太郎「お休みなさい、ハギヨシさん」

ハギヨシ『お休みなさい、京太郎くん』



京太郎「……よし、じゃあ作るか」

京太郎「お菓子作りは分量を正確に……あんまり得意じゃないんだよな、こういうの」

京太郎「形は……麻雀牌とか、あんがい面白いかもな」

京太郎「よし!」


 ・
 ・
 ・


京太郎「なんとか作った。それに自信作だ!」

京太郎「ただ、ミスったし……結構数が足りないかもな」

京太郎「でも、もうスーパーも閉まってるよな。さすがに」

京太郎「うーん」

京太郎(待てよ……前に確か……)

京太郎(確かあれは駅の近くにあったから……よし、買ってくか)

京太郎(迷惑かけてるしな。手作り以上で返した方がいいよな、絶対)

ちょい中断

再開します


 ◇ ◆ ◇


京太郎「あ、智紀さん。これ」

智紀「別にいいって言ったのに」

智紀(既に脳内で京ハギのたっぷりホワイトデーが開催されてるから)

京太郎「……!?」 ゾクッ

京太郎「何か今、寒気が……」

智紀「風邪?」

京太郎「そうかも……まあ、走れば治るから大丈夫ですよ」

智紀「……体育会系の走れば治る理論は本当に判らない」

京太郎「骨折以外なら何とかなるんですよね、何故か……」

智紀「アルコールも?」

京太郎「走れる程度なら走れば二日酔いにならないですね」

智紀「……」


京太郎「おはようございます」

数絵「おはよう」

竜華「おはよーさん」

怜「おはよ」

やえ「おはよう」

菫「いい朝だな」

京太郎「……って、なんで怜さんが!?」

怜「非番やから」

京太郎「……非番なのに、ここに?」

怜「りゅーかの太股でリフレッシュしに」

京太郎「なるほど……。……って、平然と部外者が入り込んでるのかよ!?」


竜華「だってもう、京太郎くんの主治医みたいなもんやないか」

京太郎「いや……俺はそこまで怪我は……」

京太郎「というか、主治医が必要だと思われるぐらい俺って怪我してるのか!?」

数絵「今更じゃないの?」

菫「今更だな」

やえ「アクションなんかやるからでしょ」

怜「ぼっこぼこやな」

京太郎「……酷くないですか?」


怜「それとも……京太郎は、私が来るのがそんなに嫌なんか?」

京太郎「思い付きで変なツボを押されるのを好ましいと思えれば」

怜「なんや、うちが居てもええってことやな」

京太郎「今のどこにそんな言葉がありましたか?」

怜「あんまり大声出さんといてな……うち、病弱やから」

京太郎「あなたみたいに元気な病人はいませんよ」

怜「……」

京太郎「……」

怜「りゅーかぁ、京太郎が虐めるー」

京太郎「ちょっと!?」

竜華「駄目やん、京太郎くん。怜虐めちゃ」

京太郎「どこからそう思ったんですか!? 神眼あるのに!?」

怜「恋は盲目って言わん?」

京太郎「言いますけど……って、まさか……俺に……!」

怜「それはないな」

菫「それはないだろう」

数絵「それはないでしょ」

やえ「どうしてあると思った」

竜華「たはは」

京太郎「ホワイトデーって男の心を寄ってたかって殴る日だったんですね。失望しました」


 ・
 ・
 ・


淡「テルー、暇だねー」

照「うん」

照「お菓子まだかな」

淡「ねー」

照「今日は人を脅せばお菓子を貰える日って聞いた」

淡「本当!?」

尭深(それはハロウィン。しかもちょっと違う)

淡「あの雑誌、あてになんないなー」

照「雑誌?」

淡「う……ま、まあ雑誌は雑誌だよ?」

照「……」

尭深(バッグに忍ばせた女性雑誌――ホワイトデー特集ですね、判ります)


京太郎「おはようございます」

照「おはよう」

尭深「おはよう……京太郎君」

淡「なに、こんな朝から何の用?」

京太郎「あー」

京太郎「この間のお返しって奴でな」

照「待ってた。お腹が空いたらすぐお菓子」

京太郎「ははは……」

淡「……で、な、何? その……お返しって?」

京太郎「最初はクッキーでも――って思ったんだけど、なんだか色々迷惑かけただろ?」

淡(クッキーは――友達でいましょうーだったよね、確か)

京太郎「だから、色々考えたんだよ」

京太郎「で、これにした」


淡「バッグ……?」

京太郎「照さんにも、これ」

照「……ありがとう」

京太郎「この間のあれ――で、迷惑かけちゃいましたし」

京太郎「番組の方も(明らかに俺の方が迷惑かけられてるけど)、色々と助けられることの方が多いんで」

淡「……」

照「……」

京太郎「確か、前にそれを可愛いって言ってたよな? ショッピングに行ったとき」

京太郎「どうせなら、照さんと色違いで――って思ったけど、駄目だったか?」

淡(……覚えてたんだ)

京太郎「ん?」

淡「ううん、なんでもないっ」

京太郎「そうか?」


尭深(二人とも、スリングバッグを受け取っていた)

尭深(バレンタインのお返しにバッグ。それも、前に欲しいと言ってたやつ)

尭深(これはポイント高いですね)

尭深(……これを題材に京セラで一本描けそうだ)

尭深(ふふふ、腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐腐、ふふふ)


淡「まー、きょーたろーにしてはセンスがあったんじゃないのー?」

淡「んふふ~♪」

照「京ちゃん、ありがとう」

京太郎「いえいえ」


照「……で、お菓子は?」

京太郎「あー、バッグの中に入ってます」

照「そう。ありがとう。お腹が空いてた」

京太郎「ははは……」

京太郎(朝飯食べればいいのになぁ)


誠子「ただいま戻りましたー」

京太郎「どうも、お邪魔してます」

誠子「あ、どうも」

京太郎「これ……この間のお返しです」

誠子「うん? ありがとうな、わざわざ」

京太郎「いえいえ、そりゃ今日は男の心を袋叩きにする日じゃなくて男がお返しする日ですから」

誠子「……何かあったの?」

京太郎「後で聞いてもらえます?」


淡「見て見て、せーこ先輩! これ、きょーたろーからー!」

誠子「へぇ……」

誠子「って、私のと違いすぎないか?」

淡「だってー、私ってばプロ100段ですからー」

淡「~♪」

京太郎「前、この二人にはやっちゃいましたから……」

誠子「あー、ゴミ箱ダンク事件か……。流石にあれはなぁ」

京太郎「……申し訳なかったです」


誠子「それにしても二人ともお揃いかぁ」

京太郎「この二人なら仲がいいからって思ったんですけど……駄目でした?」

誠子「いいんじゃないか? 二人とも、色違いのマシュマロスリングバッグだし」

京太郎「ならよかった」

淡「……ん?」

淡「……んんん?」

淡「“マシュマロ”……スリングバッグ……?」

照(お菓子お菓子……あった)

照(高級そうな袋だな、これ)

照(中身は――――)




                  7;;;;7;;;;;;/;;;;;;;;;;;;,;∥イ;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;;;;;;i;;i;;i;;{;;;;;;;;;;;,X:::::ハ;;;;;;;ヘヘ;;;;;;;ハ;;;;;;;;_!

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                  .{;;;{;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;川;;;ハ;;;;;ヘ、:::ヘ;;;;;;;;;;;;'i;;i;;iY:::::::::::::::j::::}-‐ニ'二冂ニ;;、_!
                  {;;;;;;{;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;川{:::::{;;;;{::::::::`゛〟;;;;;;;;;i;i;;i|::::;, ‐'_仁;;}─二ニゞ;;}ゝ、}};|
                 .{;;;;;;{;;;;;;;;ハ;;;;;;;;;;{川-‐ヘ::{‐、、;::::::ヘ\;;;;;゛、ヘ"〃フ¨V//´ .,、 `V `ゝ} !

                  .{;;;;;;{;;;;;;;;i;;;{;;;;;;;;;{Ⅵィ ´ ̄_≒ョヽヘ;;;;;;;;;;;;ii;i;:::::"´ / {;{.  { }  .j¶ 从.|
                 {;;;;;;;{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;;;;;iii/ / ./´ ,、`ヽ,ゝ`;\;;;;;;;;ヾ::::::::::  ヽ  `′ ノ ' ハ !
                 ,{;;;;;;;;;{;;{;;;;;;{;;`i;;;;;;;V.ヾ {  { }  } ::::::::::::\;;;;;ヾ;::::::::::... ``‐-‐_ニ〃::7;;l.!
                  ノ;;;;;;;;;{;;;{;;;;;;;{;;ト;;;;;;;;`{.ヽ.ヽ `′ノ::::::::::::::::::::ヽ、;`ヽ:::::::::::::::::'' ̄´.::::::/;;イ!
                /;;;;;;;;;;;{;;;;{;;;;;;ヽ{iヽ;;;;;ヘ _ ` ‐‐´.:::::::::::::::::::::::::ヽi`ヽ`ヽ::::::::::::::::::::::::://:};|

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              /;;;;;;;;,/ /;}iヘ;ヘ、;;;;;;;;ヘ;゛;;ヘ:``;::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://::::/;;彳      γ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ
            /;;;;;;;ィ´ ノ;;;};;ハ;ヘヽ;;;;;;;ヽ゛;;ハ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::___:::::::::::::::::::::::::::::;/'::::::/;∥!       |    ――――――――――      |
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  /   |::::::::::ハ ヾ ゞ.。   ,丶i ゙:j  ヘ/ / 厶::::ハ:::i    丶

 ∧ヾ   |:::::::/    ヽ.、     ヾ     イ   /::/i::::′      ゝ_
../ ∧ヽ.  |::::/.      i > _  ̄ . r  ./.  // i:/         /.:/i_
.i  ∧ヽ  |:/       丶    ̄    /  /  レ         /.:// ヽ



 ◇ ◆ ◇


憧「はーい」

憧「京太郎からの宅配便かぁ」

憧「……なんだろ?」

憧(クッキーなら『友達でいましょう』、マシュマロなら『お前なんて大嫌い』)

憧(それで……)

憧(って、メッセージカードが入ってる)

憧(何々……『開ける前に電話してくれ』?)

憧(……なんだろ)

憧(ま、まさか……!)


憧「もしもし、京太郎ー?」

京太郎『よ、憧……』

憧「……どうしたの、なんか息も絶え絶えだけど」

憧(耳元で京太郎の荒い息とか、落ち着かないってレベルじゃないんだけど……)

京太郎『ホワイトデーってさ』

憧「うん」

京太郎『男がお返しする日でもなくて、男の心を寄ってたかって殴る日でもなくて……』

京太郎『男を物理的に寄ってたかって殴る日だったんだな。すげー勉強になった』

憧「……だ、大丈夫?」

京太郎『ああ……なんとか』


憧「お返し……開けてもいい?」

京太郎『おう。気に入ってくれると嬉しいけど……』

憧「えっと、これは――」

憧「ネックレス……?」

憧「すごい……綺麗……!」

京太郎『……気に入ってくれたみたいだな、よかった』

憧「これ、高かったんじゃ……?」

京太郎『あー』

京太郎『高校生のときから今までの、お返しの分。まとめてな』

憧「そう……」


憧(カルティエ……)

憧(し、しかもこれ……カルティエのキャンディチャーム……!)

憧(ど、どうしよう。こんなに高いの、本命の女の子も中々貰えないよね?)

憧(し、しかもキャンディって――キャンディって、つまり……!)

憧(きょ、京太郎ってばあたしのことを……!)

憧(し、しかもこれ象の形ってことは――まさか、まさかまさかまさかアイツ、あ、あああああああたしのことを!? あたしのそこを!?)

憧(ば、バレンタインデーにできたら12月24が誕生日になっちゃうけど……ホワイトデーならどうなるの!?)

憧(~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ)

憧(ふっきゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅうぅぅぅうううううう!?)


京太郎「聞いてるか、憧?」

憧「あ、あたしの準備はいいわ! つ、作るわよ!」

京太郎「何をだよ!?」



新子憧――→『その後誤解を解かれる』『思い返して死にたくなる』『でも嬉しくてベッドで枕に顔をうずめてバタバタしたりネックレスをかざしてみたり』

須賀京太郎――→『ボコボコにされる』『クッキー・キャンディ・マシュマロの意味を理解する』

大星淡&宮永照――→『貰ったマシュマロスリングバッグが小型犬用のキャリーバッグとしって再度京太郎に詰め寄った』

はい、という訳でホワイトデー小ネタコメディ
流石にマシュマロそのままでは捻りがないのでちょい変化球

ちなみに憧が貰ったのはカルティエのキャンディチャームにチェーンを通したネックレスだ
ダイヤモンドとエメラルドを使った奴で、50万とかするぞ!あと18金だ!(意味深)


良い子の皆、小型犬用は論外だけど、マシュマロパーティバッグを送っても酷い目に遭うぞ!お兄さんとの約束だ!

それじゃあ、次のお題に行こうか
なお、今現在のお題まででwiki換算で97話の模様
昔書いたほのぼのがと込みで大体150。10分の1も鬱とか書いてないのに何故か鬱とか言われるのは不思議だね

ちょいまちー

お題
>>1000なら椿野美幸と神戸を巡る旅番組で共演

・憧とツーリングに

・雷帝、戦闘態勢。 (VS 小鍛治健夜)

・マッサージでチームメイトの女体を極楽に誘う

・レジェンドとか先輩とかとの師弟対決


これやね
普通にお題全部消化しても100超えるとかたまげたなぁ

これやね、お題

①【あたらしドライブ/偽(ニセ)?・故意(コイ)?】(ツーリング)

②木偶人形とハート様(マッサージ)

③全国プロアマタッグ(宮永咲&竹井久VS魔物小学生編)

④全国プロアマタッグ(エイスリン・ウィッシュアート&小瀬川白望VS松実宥&松実玄編)

ほい、えらべえ


①【あたらしドライブ/偽(ニセ)?・故意(コイ)?】(ツーリング)

②木偶人形とハート様(マッサージ)

③全国プロアマタッグ(宮永咲&竹井久VS魔物小学生編)

④全国プロアマタッグ(エイスリン・ウィッシュアート&小瀬川白望VS松実宥&松実玄編)

>↓3~11 コンマ反転、高いもの

ゾロ目ですかい……良かったね、アコチャー

っしゃあ、ラブコメの時間だー

と言いたいけど、今日はここまででー
おやすみー

マホ  中2→中3→高1→高2→高3→大1→大2→大3→大4(→社1)
京太郎 高1→高2→高3→大1→大2→大3→大4→社1→社2(→社3)

あれ……もうじき卒業じゃねーか……

まあ、正しくは

マホ  中2→中3→高1→高2→高3→浪人→大1→大2→大3(→大4)
京太郎 高1→高2→高3→大1→大2→大3→大4→社1→社2(→社3)

こうなんで、あしからず

今週中はあっち主体で行かせて貰いますというか、どっちもそろそろ終わりそうだなぁ

ちょい進めますが、寝落ちしたらすまんち




【あたらしドライブ/偽(ニセ)?・故意(コイ)?】



「きょ、京太郎……」

「なんだ、どうかしたのか? コーヒー今淹れるからちょっと待っててくれよな」

「う、うん……」


 ドリッパー。ティーポッド。サーバー。ペーパーをいそいそと用意。

 大学生、須賀京太郎。丁度ペーパードリップに嵌まってしまうお年頃だった。

 というのも今一人暮らしをしている生活圏に――そこそこコーヒー屋が多いこと。

 喫茶店そのものだったり、コーヒー豆屋だったり、あるいはその半々だったりと――なにかと縁がある。

 コーヒーの、鼻腔を擽る苦い甘味のその匂いに釣られて入店。一杯引っ掻けようかと思ったらコーヒー豆販売だった。


 どうしたものか。

 ドアを開けてしまった以上、即座に踵を返すのは店主に失礼である風に思えてならなかったが、さりとて何をどうすりゃいいのか判らない。

 コーヒーを飲みに来たのであって、コーヒー豆を飲みに来たのではない。豆の文字があるのとないのでは大きな違いがある。

 ……と、そんなときにその店主から勧められたのがスタート。

 以降、いそいそと豆を買いに行ったり、コーヒーブレンド用だったり美味しい淹れ方だったり、実にドハマリしている。

 まだ自分で挽くレベルにはなってはいないのが幸いだが。


「えっとさ……あ、あのね?」

「どうした? らしくもないけど……」

「あたしと――付き合ってくれない?」

「――」


 ペーパーの上端からお湯が溢れだした。蒸らし、失敗。

 コーヒー豆は挽いてないけど、憧の態度には引いた。

今日というか、今週はあっち主体で進めますのでよろしくお願いっす

まあ、昔書いたものをサルベージし始めたんで……
“京太郎 オカルトスレイヤー”で検索して出たまとめwiki以外のページで、適当に読めますんであんまりに暇ならお読み下さい

寝落ち覚悟で進めますのでよろしゅう
あっちで死ぬほど淡をデレさせたからこっちの淡はもういいんじゃないかな……って
それ以上に何より、登場人物が普通にイチャイチャしてる世界の平和さに違和感しか覚えないという問題

始めるでー



「コーヒーのドリップじゃなくて、いつの間にか異世界にトリップしてたのか……俺」

「よし、“天国(うえ)”の世界と“地獄(した)”の世界――どっちがいいか選ばせてあげるわよ」

「どのみち死ぬよな、それ」


 このコーヒーの風味みたいに。

 今、部屋中に香ばしさの中に甘さを隠した妙香が漂っている。

 鼻孔を擽る、その匂い。

 実に心地好く、これこそが――格好よさとかより何より――京太郎をコーヒーの虜としたものだが、これでは駄目だ。失敗だ。


 コーヒーは死んだ。何故だろうか。

 坊やだからさ(京太郎が)。

 なお、黒服の玄人は関係ない。凄腕のイカサマ使いとはある種憧れるが、京太郎には関係ない話だ。イカサマはやらない信条である。

 閑話休題。

 ドリップコーヒーの肝は蒸らし(蒸かし)に尽きる。これがコーヒーの八割を担っているに等しい。

 豆の品質とタイで一位に入る。どんな豆を使おうが、ここを失敗したら何もかもが台無しとなるのだ。

 如何に均一に、豆を湯に触れさせるのが目的。

 これじゃあ――どうしたものか。


「……悪い。聞こえなかったんだけど、なんて言ったんだ?」

「あたしと付き合って、って言ったのよ」

「ああ、あれだろ? 病院の付き添いって奴だよな? うん、そっかそっか……そうだよな?」

寝落ちすまんち

申し訳ないが理由のないグロと暴力はNGで


「……なんで病院なのよ」

「いや……それは……」

「なに?」


 首を傾げる新子憧に、言い淀んだ言葉を霧散させる。

 「産婦人科?」、などと言おうものなら鉄拳制裁が待っているだろうし、流石にそこまで尻軽だと思いたくない――思えない――し、

 そんなことを口にするほど京太郎はデリカシーがない人間ではないし、そもそもそれを言い出したら想像した時点でだいぶ失礼に当たる。

 では……


「ああ、カップル限定メニューがある喫茶店とか? 行くのか?」

「はあ!? ぜ、絶対嫌に決まってるじゃない!」

「絶対って……そこまで言いますか……」

「当たり前でしょ? な、何が嬉しくてあんた何かとカップル限定メニュー食べなきゃなんないのよ!」


 「カップルに誤解されたらどうするのよ」と捲し立てる新子憧を尻目に、京太郎も吐息を漏らす。

 叫び出しはしないが、嘆息したいのは京太郎も同じ。

 彼女には高校時代の恩もあるとは言え――ここまで邪険にされてしまえば、こちらの対応も同様のものになるのは必然。


「……お互い様というか、それは俺の台詞だろ」

「うー……言い出したのあんたでしょ!」

「それは――、確かにそうだな……うん」


 畢竟、そんな恩義だ義理だの話はどこかに行って、ああ言えばこう言う――――売り言葉に買い言葉の関係が成立する。

 ただ、彼女が気にしてそうなことには突っ込まないし口にもしないように心がけてはいる。男が苦手とか。


「大体なんであんたみたいな残念で空回りでヘタレでええかっこしぃの甲斐性なしなんかと……」

「……うるせー、万年処女」


 ごめん嘘。無理だった。



「しょ……!? なななな、なに言ってんのよあんた!」

「悪かったな、初恋もまだの新子憧さん」

「は、はあ!? あたしだって好きな人の一人や二人はいるわよ!」

「いや……」


 二人は問題だろ。

 二人はプリキュアってレベルじゃねーぞ。二人はセクキャバってレベルのビッチだ。

 頭とか尻とか軽そう。


「言葉の綾よ! そんな風にあんたの一々細かいとこが気に食わないの! 男の癖に!」

「男の癖って……そういうの、逆セクハラって言う――」

「せっ、セク!? なに言ってんのよ、このセクハラ男!」

「なに言ってって……今、お前が言ってるんだけどな」

「うるさいわよ!」


 無茶苦茶だ。色々と無茶苦茶すぎる。

 それを言ったら、新子憧に対する須賀京太郎もそれなりに無茶苦茶な感じである。

 そもそも京太郎は、紳士だ。温厚である。誠実である。社交的である。

 女ばかりの部活でやって来たのだから必然、相手の機嫌を損ねないよう気を付けるし……元々京太郎は、誰かの気分を害するような言動をしないタチだ。

 なのに、新子憧の前では時々しばしば中々にこうなってしまう。ある意味、気心が知れてるからだろうか。

 ……いや、あっちからはかなり敵視されているか。うん。

 それでも腐れ縁なのだから――まあ、よしとしよう。


「でも、意外だったな……憧にも、好きな人か」

「う……」

「誰なんだ? 俺の知ってる奴か? なんなら、アドバイスとか告白とか飲みのセッティングとかしてやるけど……」

「……」

「……憧?」

「……なんでそれをあんたに言わなきゃ駄目なのよ。別に関係ないよね?」

「関係は……確かにそうだけど、今まで世話になったから……なんか手伝えないかってな? 何だかんだ、付き合い長いから」


 そこらへん、時々――どころではなく――辛辣にあたられるとしても、高校以来の知人。

 同じ大学、同じ学部と関係性が深いので手伝ってやりたいという純粋な気持ちだ。

 だが、


「……………………はぁ」


 とだけ憧は嘆息し、ギロリと京太郎に独特の猫のようなパッチリした吊り目を向けてくる始末。

 よく見れば睫毛などが調えられており、お洒落に気を使っていることが判る。

 尤も、男性の相手が不得手である以上それは宝の持ち腐れ――、と、片想いの相手がいるんだったか。

 そう考えると、大学に入って益々そういった外見へと気を遣っているのも頷ける。

 或いはただ単純に、同じ学部学科で、更には家が隣ということで彼女と顔を合わせる機会が増えたがために、

 以前より新子憧を目撃するようになった故の錯覚かもしれないが。



「で、付き合ってって……病院でもなきゃ、喫茶店でもないんだよな?」

「……そう言ってるでしょ」

「じゃあ、なんだ? 水着とか洋服のショッピングとか、大学の購買とか、夕飯の買い物とか――」

「……違うって」

「じゃあ、一体……」

「い、いわゆるその……彼氏彼女として」

「は? ――っ、あ、熱ッ!?」


 ドリッパーの上に、盛大にお湯をブチ撒けてしまった。

 溢れたお湯がそのままジーンズへと溢れかかり、電気的な刺激として脳へとアラートを送る。

 手元が狂って駄目になった。コーヒー豆も駄目になるだろう。勿体ない。


「大丈夫、京太郎!?」

「悪い、ちょっと濡れタオルかなんかとってくれ」

「判った! ちょっと待ってて!」

「すまん、ごめん」

「お、お待たせ京太郎――って何脱いでんのよ!?」

「うおっ!? わ、悪い……脱いだ方が早いかって……」

「い、言い訳はいいから早くズボン上げてよ! この変態! ヘタレ露出狂!」

「悪かったって! ……あ、布がジッパーに噛んで」

「何してるの!? 信じらんない!」

「いや、本当悪いって……! クソ、外れな……」

「ならあたしが外し――、ってこっち向くな! 見せんな!」

「無茶ですよね、それ!?」



 なんて騒動があって。

 ひとまず落ち着いて、仕切り直し。


「……で、彼氏彼女として付き合ってくれ?」

「……そうよ」

「……気持ちは嬉しいけど、せめてもっとムードはどうにかならなかったのか?」


 言い合いの最中とかじゃなくて、二人で遊びに行ったときとか。

 或いはもっと照れたり恥ずかしがったり、そういう可愛らしい面を全面にだしてくれたら良かっただろう。

 二人っきりで、しかも家。

 ムードさえあれば、キスしてそこから――という流れになるであろう。なるはずだ。ならなければ不能である。


 ……が。


「……なに勘違いしてんのよ」

「えっ」

「彼氏彼女として付き合ってって言っても、フリに決まってるじゃない。フリに」

「フリ……?」

「そうよ? フリに決まってるでしょ」


 何を当然、という口調の憧。

 そりゃあ確かに――何だかんだとロマンチスト(スイーツとも言う)――の憧としてはこんなムードもへったくれもない告白はしないだろうし、

 何よりこうも犬猿の仲――とまでは言わなくとも、ト●とジェ●ー、マ●オとク●パ、ミッ●ーとピ●ト的な関係。

 そんな男に告白するなど、あり得ない筈だ。どうかしてる。

 言わばベジータがカカロットに告白するようなもの。どうかしてる。ちなみにピッコロはネイルと同化してる。


「ははーん、それとも勘違いしちゃった? いい人止まりでモテないから?」

「いや、全く。冗談で良かったなぁ……ってさ」

「………………ふーん。あっそ」


 得意気に笑った顔が、途端に不機嫌なものになる。つまらなそうに口を尖らせる新子憧。

 まあ、優位に立ったと思った直後に舞台を返されれば誰でもそうなるだろう。

 残念だのいい人止まりだの言われていた京太郎からすれば、些か溜飲が下がる思いだ。

 それにしても、フリとはどういうことか。



「実は、あたしにはお姉ちゃんがいて……」


 新子憧にはどうやら、姉がいるらしい。

 まず、意外にも妹キャラというのに驚いた。実は甘えたがりなのだろうか。いや、妹キャラに対する偏見かもしれないが。

 ただ、色々とちゃっかりしているのは事実なので、その辺りは色々と苦労の多い長男長女と違って、妹である所以なのかもしれない。


 しかし、新子憧が妹キャラ。

 つまり例えば――「京太郎お兄ちゃん♪」とか「京太郎先輩♪」とか言うキャラなのか。似合わない。

 似合わないってレベルじゃない。脳の病気を疑う。

 というか、なんか憧の声と外見でそんな台詞で甘えられるとなんか碌なことがなさそう。

 具体的に言うと奢らされそう(直球)だし、貢がされそう(ストレート)だし、そもそも普通にお金をせびられそう(暴投)。

 別にそんな趣味のない、しかも同学年の京太郎でさえそう思うのだから――憧の声は偉大だ。つくづくこいつが男苦手でよかった。

 そうじゃなかったら、稀代の女王蜂になっていただろう。

 ありがとう憧。


「な、なによ……? なんか、変?」

「いや……お前、いい奴だなって」

「へ? あ、ありがとう」


 なんか急に気勢を失う憧。俯いてもじもじと居心地が悪そうにしている。

 まあ、いきなり褒められたら誰だってそうなるだろう。


(じっと見ちゃって……お化粧ちょっと薄くしたけど大丈夫ってことかな……? それとも、リップつけてるのとか、香水変えたのとか……?)

「どうした?」

「……なんでもないわよ」


 女性のなんでもない――というのに何か意味があると聞くが、突っ込んでも碌なことにならないと体感済み。

 前に憧にそれで訊こうものなら、「なんでもないって言ってるのにしつこい!」というお叱りが飛び出した。

 なので黙る。余計な、宛にならない変な知識なく接するのが一番だ。

 何事も素直のストレートが一番いい。


「で、都会に出て……変な男に捕まったり、変な遊びに嵌まったりしてないかって……心配させたくないから」

「そうよ。……別に深い意味はないけど、あんたが適任かなって」


 そう評価されるのは嬉しいしありがたいが、単に他に頼めそうな男がいないからという気がしなくもない。

 ……と。


「そうだ! お前、片想いの相手がいるって言ったよな? だったらその人に頼んだらどうだ?」

「……」

「そうすれば距離も縮まるし……名案だろ?」

「はぁ……」

「な、なんだよ?」

寝落ちすまんち

                 ` .i:.: i.       ,  ,          ,      i :.:ii
          /     ,   i:.: i.    ./   / /        ヘ、.. |   |  :.  .i :.:i゙ :..       / ̄ ̄ ̄\
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            イ       ' i>´ `ハ  /| 丶 :,r ― 、.:.:. ,i   |   |  ]ゝく  |    |    /         |
          // /       | `卜-イ. ,' i  λ.:{::(O).:}:..イ   .}   |  l;::::(  |   {  .. .|    人     :|
           ' 〃          i;;;::i  |;; | |  、乂__,イ丿  ,/| /| /  |  '  ∧|.    |         |
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          {/ /   / /  / {  |;;;;;;.Ⅵ≧!、,|   | 、 |   _/ム斗七:;;;; i  /: /} ''    i|         |
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          '  / /イ Ⅵ :.  Ⅵ;;;:,,  Vzり \  、 }  /  Vzり ´;;;;;;; }/  /       .ji|         j
          /        | 从   | γ ̄ ̄     \ ∨/    ヘ ̄ ̄`,  /      .  ∧    を    /
                _∨∧ i.,/            ` \        `\ :_ノ> 、_ 、_   }i\      /
    ___   ,  <//////{/{{`ハ、         、            ハ }}//////> 、、 \   ー一 ´
  ./     \´//////////// l| イ ヘ              _   .i´ / ||///////////>
  |        |/////////////从 ヘ  `、         _  ィ -vノ   ,' _イ } /////////////
  |   嘗   |/////////////{/∧ `ヘイ、  ー=≦__ ,   ´    ヘ-ヘ  iイ∧/////////////
  |   め   |/////////////|//∧.  ヽ`ハ          iヘ//  /'/////}//////////////
  |:    ん    |/////////////|///∧.   {. リゞ_. ._/ ̄ヽ_ .; イ  ;イ  /'/////}//////////////
  |:    な   |/////////////|////∧.   ヘ ハ`=ハ_ . __ . _i-ハ.ノ   /'/////}//////////////
  |:    よ   |
  |        |
.  \____/


今日明日はあっち。明後日はちょっとお飲み会の予定があるので、アコチャーのドッキドキバーニングラブについてはしばしおもちください

さりげなく明かされる艦長の4位に泣いた

ジョセフさんは「人間に出来ることは全部最高峰のレベルでできる」って感じなんかね
他生物変身漫画で正直やりすぎだろそれと思わなくないけど、生身でゴキブリ切ってたジョージさんの本家なら……うん

暫定1位のキャラには「人類の到達点」という二つ名になりますが……うん、設定的にはこれ照じゃなくて……

まあ、素でノーマルゴキ(インハイ上位)を圧倒&M.O.手術(特性)はまだ使ってないって考えたら大丈夫かな、と
京太郎は変態しない(出来ない)ジョセフと考えてくれたらちょうどいいかと

今夜はちょっと酒が入ってるんでこっちを進めますー
どうでもいいけど酔い潰れた年下が「すみません、年下なのにすみません」って謝ってると面倒くさ可愛いよね。比率1:9くらいで。性別に関わらず

ごめんな介抱しとった

憧ちゃんのバーニングラブ始めます
声的にクロチャーが居ればもっと楽しかったんになぁ



 我ながらかなりいい提案だと思った。

 相手には――まあ、遠回しに気があると伝えることになるかもしれないがそこは置いておこう。

 憧のことだから間違いなく、苦手意識と警戒心に負けず嫌いが合わさってその相手とは碌に会話できていないだろう。

 だから、そういう機会となるイベントは大事だ。

 恋人を演じなければならないとなったら、憧としても無口ではいられないと言うのもワンポイント。

 最初のハードルが高いが、ハードルを潜ればそれでひとまずはいい。


 で、更には。

 恋人のフリをするということは、恋人となった憧がどんな感じか判るということだ。

 そこで憧の可愛さが判ったんなら、男の方も――いやひょっとしたら女かもしれない。麻雀をやってる女子はどこか百合百合しい人間の比率が高い――乗り気になる。

 そうしたら、ゴールするのではないだろうか。相手からの告白で。


 いつぞや憧は、やっぱり相手から告白されたい――それも情熱的なもので(京太郎と穏乃を例に挙げた)――と言っていたので、

 きっと彼女にとっても喜ばしいだろう。

 悪くない提案だと思えるのだが……。


「何よ、フリって。そんなこと言い出した時点で、告白してるのと一緒でしょ?」

「そうなのか?」

「あんたみたいによっぽど鈍感な奴じゃなかったら、言われた時点で意識するわよ。だったら一緒じゃない」

「あー、そうか? でも、俺みたいに他に適任者が居ないからって理由だったら……そう思うんじゃないのか?」

「そりゃ、あんたみたいな鈍感限定よ!」

「鈍感って……あのな、それでも間違いだったら恥ずかしいからって予防線張りたくなるタイプもいるからな?
 憧の片想い相手も、そんなタイプかもしれないだろ?」

「……ッ、あたしの片想いの相手はもっと鋭いから判るわよ! あんたと違って!」

「さいですか……」

「そ、そうよ! そうなの!」


(ふーむふむ……なるほど、俺とは違って鋭いタイプか)


 誰だろうと、憧と関わりそうな男でタイプに沿った相手を指折り数えてみる。

 邪魔かもしれないが、やはり付き合いが長いし世話になってることも多いので助けになってやりたい。それとなく。



(こいつが俺に言い出してきた意味は――)


 今の発言で判ったことがある。言わば京太郎からのある種のSOSサインだ。

 正面から聞いても、この意地っ張りが素直に答えるとは思えない。それゆえの変化球。

 いや、別にそんな面倒くさいことをしなくても別に構わないのだけど。


(①本気で姉を心配させたくない。
 ②本当に他に頼る相手が居なかった。
 ③単に俺のことが好き)


 思い返してみる――。

 高校のとき、初めて出会ったときは警戒心全開。距離を取られた。

 それから、呆れ顔。何だかんだ付き合いはいい。

 こっちに来てからは、呆れ顔に怒鳴り顔に意地っ張りな表情にふてぶてしい態度につんけんした言動。


(この否定っぷりからして、③はないな)


 となると、①か②のどちらか。

 どちらにしても――やることはひとつだ。


「判った。任せといてくれよ! 俺にできることなら何でもするから!」

「……あんたって無駄に思いきりよくて、無駄に変なとこ優しいわよね」

「?」

「……べーつーにー」

京太郎はジョセフ(ジョースター)の台詞を多用する
京太郎は麻雀以外では一定クラスに上手である
金髪のイケメンである

京太郎は人類の到達点だったんだよ!
実際、「やえさん」を「ミッシェルさん」に変えると違和感ないのがヤバイ


ちょっと早いですが、40度近く熱でた直後の飲み会で羽目を外し過ぎたのでここまでとさせてください


淡「絶対安全圏とダブリーだけが私の能力だと思わないでよね」

京太郎「じゃあ、なんなんだ?」

淡「なんと……溶けかけのホームランバーを綺麗に剥くことができるんだよね!」 ババーン

京太郎「地味にすげえ」

淡「でしょ、でしょー?」

京太郎「……でもそれ、麻雀でどう役に立つんだ?」

淡「……はっ」


憩「なあ、京くん」

京太郎「なんですか?」

憩「よくカニバサミって言うけどな? クワガタさんの鋏む力って自重の300倍もあるんよーぅ」

京太郎「それは……凄いですね」

憩「なー、すごいなーぁ」

京太郎「いや、凄いな……それ」

憩「なー」

京太郎「……」

憩「……」 ニコニコ

京太郎「……」

憩「……なんの話しとったっけ?」

京太郎「さぁ……」

ベッドに突っ伏してたらこんなのが思い付くとか疲れているのかもしれない

今日の夜、アコチャーバーニングラブを進めるかも

ごめんちょっと息抜きに、関係ない小ネタ書き散らします


【憧ちゃんと】

京太郎「なあ、憧……」

憧「なーに?」

京太郎「オイスターソースどこか判るか?」

憧「あんたいっつも、確かその棚のとこ入れてなかった?」

京太郎「ここ?」

憧「もうちょっと右」

京太郎「お……あったあった」

憧「もう、しっかりしてよね。自分の家じゃない」

京太郎「いや、ここお前の家……」

憧「……」

京太郎「……」

憧「……へ、部屋が隣同士で間取りが一緒なのがいけないのよ!」

京太郎「いや俺まだ何も言ってな……」

憧「うるさい! 黙ってなさい!」

京太郎「理不尽だろ」



【灼さんと】

灼「京太郎」

京太郎「どうしました、灼さん」

灼「猫耳」 バッ

京太郎「……」

灼「……」

京太郎「……えっと」

灼「なんでもな……忘れて」

京太郎「い、いや可愛いですよ猫耳! 似合います! 似合いますって!」

京太郎「いやー、まさかおにぎりを二つ頭に乗せて猫耳を表現するとか予想外でした。かなりの大ヒットです! じわじわ来ますね!」

灼「そ」

京太郎(ちょっと満足げだ)

灼「猫耳好きなら……猫耳カチューシャ買って来ようか?」

京太郎「ブッ!?」


【怜ちゃんと】

怜「また怪我して……今度は何やったんや」

京太郎「撮影です」

怜「そら、撮影ってのは判っとる……どんな撮影をしたんか、って」

京太郎「昔懐かしのクレーンに付いた鉄球が襲いかかってきて……」

京太郎「それを丁度よく空中で両足の裏で受け止めて、反動で跳んでアクロバットに回転しながらオープンカーに飛び乗るってシーンです」

怜「なにそれ……おもろいなぁ」

京太郎(本当ですけど)

怜「なあ、コンビ組まへん? 患者さんの前でお笑いする奴」

京太郎「いや……あの、俺」

怜「こうして病院に来てくれたときだけでええからな、やってくれたら嬉しいなぁ……って」

京太郎「あの……」

怜「笑いは免疫にも関わっとるから、大事なんやけど……」

京太郎「う……」

怜「……駄目か?」 ウルウル

京太郎「……来たときだけなら」

怜「よし、ならコンビ名は“聖飢魔II覇者”で決定やな」

京太郎「既にコンビ名用意済みですか!?」



【浩子さんと】

浩子「なあ」

京太郎「はい?」

浩子「聞いとりますか?」

京太郎「聞いてますけど……」

浩子「……なら、三分二十秒前にうちがなんて言ったか覚えてますか?」

京太郎「『C大学麻雀部の主将の牌符はこんな傾向にあって……』」

浩子「なんで答えはりますか!」

京太郎「聞いてたのに怒られるのかよ!?」

浩子「ほんまデリカシーない奴で……」 ブツブツ

京太郎「あ、船久保さん」

浩子「……なんですか?」

京太郎「これ、誕生日プレゼントっす」

浩子「…………………………は?」

京太郎「確か、四月十二日でしたよね……誕生日」

京太郎「ちょっと早いかも知れませんけど、いつもお世話になってる御礼ってことで……まあ、一つ」

浩子「……」

京太郎「船久保さん?」

浩子「……死なへんかな、この男」

京太郎「そこまで気に入らなかったのかよ!?」


【一さんと】

一「例えばの話なんだけどさ」

京太郎「はい」

一「例えば明日世界が滅ぶとしたら、どうする」

京太郎「壮大っすね」

一「壮大だね」

京太郎「……うーん」

京太郎「明日ですよね?」

一「うん」

京太郎「……なんで世界が滅ぶんですか?」

一「あー」

一「隕石とかかな? 凄く大きな隕石がぶつかるとして」

京太郎「隕石ですか……うーん」

京太郎「……」

京太郎「……そうですね。テレビに出たいってところかな。スタッフ居ないだろうから、全部自分でやることになりますけど」

一「テレビ?」

一「えっと、理由は?」

京太郎「最後まで自棄にならないように、テレビから皆を勇気づけたいかなー的なアレで」

一「うわー、ヒーローだね。まさにイケメン」

京太郎「どうもどうも」

一「まあ、そうなったら……京太郎くんが一人で全部やるのは大変だろうから、ボクも手伝ってあげようかな?」

京太郎「本当ですか? 流石一さんですね」

一「精神的貴族と呼んで欲しいね」


ハギヨシ「……あの、お二人は何を?」

一「ジョジョのポージングをしながら雑談」

京太郎「楽しいですよ?」

ハギヨシ「は、はぁ……」


【透華さんと】

透華「思ったんですの」

京太郎「そうですか。大事に胸に閉まっていて下さい」

透華「そうそう。大切な思い出は鍵をかけて胸の宝箱に…………って、違いますわ!」

京太郎「アッハイ」

透華「貴方、麻雀プロだって言うのに目立ち過ぎじゃありませんこと?」

京太郎「それは……俺も思ってるますね。麻雀以外で悪目立ちしてるな、って」

透華「という訳で……考えましたわ」

京太郎(嫌な予感が……)

透華「ハギヨシ!」

ハギヨシ「はい、こちらに」

透華「このプランを御覧なさい!」

京太郎「えっと……」

透華「どうせなら麻雀でも目立てばいいのですわ!」

京太郎「いや……それは確かにそうですけど」

透華「エキジビション麻雀デスマッチ! 電流! 人喰い鮫! 食中植物! スカイダイビング! 爆弾! コールタール!」

透華「このプランで麻雀を打てば……きっと何よりも目立つこと、間違いなし! ですわ!」

京太郎「……」

透華「どうかしました?」

京太郎「……これ、そもそも俺以外参加者集まらないんじゃ」

透華「あっ」


【淡ちゃんと】

淡「ねえ、須賀須賀」

淡「絶対安全圏とダブリーだけが私の能力だと思わないでよね」

京太郎「ああ、修行したって言ってたよな」

淡「甘い甘い。違うんだなー、これが」

淡「修行とかそーゆーの必要なしにできるんだよ!」

京太郎「……じゃあ、なんなんだ?」

淡「なんと……溶けかけのホームランバーを綺麗に剥くことができるんだよね!」 ババーン

京太郎「地味にすげえ」

淡「でしょ、でしょー?」

京太郎「……でもそれ、麻雀でどう役に立つんだ?」

淡「……はっ」

京太郎(バカだ)

淡「……で、でもでもーまだあったりして!」

京太郎「そうなのか?」

淡「さくらんぼの蔕で、蝶々結びができまーす!」

京太郎「すげえ!?」

京太郎「……けど、やっぱり麻雀関係ないな」

淡「……はっ」

淡「じゃあ、海苔を千切りとることなくコンビニのおにぎりを剥く能力!」

京太郎「……凄い、のか? 麻雀は関係ないけど」

淡「むっ。だったら、そんなに言うなら須賀が何か凄い力見せてよ!」

京太郎「俺?」

京太郎「中身入った牛乳瓶の口に掌底して、底を抜く能力……とか?」

淡「なにそれ凄い」

淡「でも麻雀関係ないよね。やーいやーい」

京太郎(うぜえ……)

淡「へへーん♪ 罰として須賀のケーキはぼっしゅー」

京太郎「……ッ、おい!?」


【照さんと】

照「京ちゃん」

京太郎「チョコですか? ビスケットですか? クッキーですか?」

照「……違う」

京太郎「飴と……ああ、グミもありますね」

照「……そうじゃなくて」

京太郎「じゃあ、ジュースか……スポーツドリンクしかないんだよな」

京太郎「確か照さんはポカリ派でしたよね?」

照「だから、違う…………って、京ちゃん今」

京太郎「へ?」

照「私、ポカリ派って言った?」

京太郎「あれ? なんか、そんな気が……」

照「……」

京太郎「照さん?」

照「照ねーちゃん」

京太郎「はい?」

照「照ねーちゃんって呼んで」

京太郎「は?」

照「お願い」

京太郎「……」

京太郎「……今日の収録はやめにしましょうか? 具合、悪いんじゃないですか?」

照「ち、違っ……」

京太郎「ちょっと渋谷さんに言ってくるんで、待ってて下さい」

照「京ちゃん……!」

照「……」

照「……京ちゃん」

ほい、息抜きなんでここまで
ツンデレフナQがツボ過ぎてヤバイので誰か京フナ下さい


 人間に限らず、哺乳類の幼生というのはあるフェロモンを出す――というのが明らかになっている。

 即ち、庇護欲。

 我々が哺乳動物の幼生に感じる愛くるしさというのは実は、遺伝子の力によってそう仕組まれているに過ぎないのだ。


照(どうして……?)


 宮永照を守ると約束した須賀京太郎は、記憶の混乱に際して――――。

 より庇護欲を刺激される宮永咲を、守るべき対象であると思い込むようになっていた。

 その方がより自然であると、本能に仕組まれた反応。


照(どうして、そんな動物みたいなことをするの……?)

照(やだよ、京ちゃん)

能力+闘牌時電撃出す描写+(思い出)NTRで、照のランキングを変えられるんじゃないかなって思った
吐き気を催す邪悪を全力で書いてると、ほのぼの書きたくなって仕方ないね


【穏乃ちゃんと】

穏乃「いやー、食べた食べたー」

京太郎「食べたなぁ」

京太郎「……というか、ラーメンで良かったのか?」

穏乃「なにが?」

京太郎「何って……いや、いいならいいんだけどさ」

穏乃「?」

穏乃「それにしてもラーメンはやっぱり偉大だよな! あの味! 食感! 値段! ボリューム!」

穏乃「流石は私が二番目に好きなだけあるよ、うん」

京太郎「二番目?」

穏乃「そう、二番目」

穏乃「一番はモチロン――」

京太郎「俺、とか?」

穏乃「――和菓、子………………へっ」

京太郎「……あ」

穏乃「……」

京太郎「……」

穏乃「うぅぅ……」

京太郎「おおう……」

京太郎(……なにこれ恥ずかしい)


穏乃「だ、大丈夫!」

京太郎「へっ」

穏乃「きょ、京太郎は――その、あの、えっと……」

穏乃「特別枠だからさ! ね!」

京太郎「……」

穏乃「……」

穏乃「……駄目?」

京太郎(首かしげが可愛すぎる……卑怯だろ)


【憧ちゃんとアゲイン】


憧「京太郎、いる……?」

京太郎「いるから安心しろよな」

憧「そっか……うん」

京太郎「大丈夫だから寝てろって。な?」

憧「うん……ごめん」

京太郎「気にするなよ。風邪なんだから、仕方ないだろ」

憧「でもあんた、バイト……」

京太郎「バイトは代わりがいるから問題ないって。それよりはこっちだろ?」

憧「……ごめんね」

京太郎「いいから、大人しくしてろよ。ジダンに頭突きされたマテラッツィみたいにさ」

憧「ふふっ、なにそれ……?」

京太郎「とにかく、病人は治すのが仕事ってな。寝なさい」

憧「……うん」

憧「……」

憧「……ごめんついでに、もう一ついい?」

京太郎「ん、なんだ?」

憧「手……」

京太郎「ん?」

憧「寝るまで、手……握ってて」

京太郎「おう、お安いご用だ。ハンドパワー送ってやるからな」

憧「……ばーか」

憧「……」

憧「………………ありがと、京太郎」

小ネタだけど一応、全部実際にあった感じで


憧ちゃんは

・同じ学部で同じ部活
・部屋が隣
・ほぼ一緒に昼飯食う
・どっちかの部屋で夕飯一緒に食う
・絡まれてるとこを助けて貰う
・酔った勢いでベロチューする
・胸揉まれる(揉ませる)
・水族館デートする
・映画館デートする
・ボウリングデートする
・ゲーセンデートする
・ショッピングする
・水着選んで貰う
・クリスマスイブ一緒に過ごす
・二年参りする
・お互いの実家に顔を出す
・二人で銭湯に行く
・二人で花火大会に行く
・同棲する

してるけど付き合ってないからなー

んじゃあ、ちょっくら続きします
まだ熱が8℃近いから何レスかで区切るけど許してーな



 さて、彼氏彼女のフリか。

 具体的にはどうしたらいいのだろうか。考えてみる。


 二人で山に登る――山がない。

 野外でいちゃこらする――即通報待ったなし。

 カラオケでいちゃこらする――店員から変なアダ名つけられる。

 ショッピングモールに行く――都心にショッピングモールはない。


 ……駄目だ。打つ手がない。

 というか、どれも姉の前でする話じゃない。問題すぎる。羞恥プレイ好きか。

 他に、と頭をフル回転。

 確かあれは高校生、夏のインハイで狩宿巴とデートみたいなことをしたことがあった。

 カップル限定のメニュー食べたりしたのだ。


「なあ」

「なーに?」

「彼氏彼女のフリって言っても……何をどうしたらいいんだ?」

「それは……」

「それは……?」

「えっと、その……」

「……考えてなかったんだな」

「うっさいわね! その辺の少女漫画でも読んでなさいよ!」

「俺物語はハードル高いな」


 あとはホスト部と7SEEDSと川原泉作品ぐらいしか家にはない。

 ……ホスト部が一番参考になるだろうか。



「彼氏なんだからリードしてよ!」

「いや、まだ始まってないんだけど……」

「うっさい! 細かいこと気にする男はモテないわよ!」

「彼氏に他の女にモテること要求するなよ」

「まだ始まってないでしょ! 彼氏面しないでよ!」

「無茶言いますね新子さん」

「う……か、彼氏なんだからちゃんと名前で呼びなさいよ!」

「いや、まだ始まってないってお前が……」

「うっさい! バカ京太郎!」

「お前、言ってること無茶苦茶過ぎ……それになぁ」

「何よ」

「彼氏だから名前呼びって言ってるけど、普段から名前で呼んでるよな? それってどうなるんだ?」

「……ふきゅ」

「え?」

「な、なんでもないわよバカっ!」


 あー。

 こりゃ、確かに須賀京太郎以外に頼める筈がない。

 普段とのギャップが激しすぎて、彼氏役の男は半分ぐらい居なくなりそうである。

 長らくの付き合いである京太郎は馴れたものだが(それでも売り言葉に買い言葉となる)、そうでないなら尚更。


 ……そう考えると不憫になってきた。


「憧」

「な、なによ」

「しょうがないから(この役は)俺が貰ってやるよ」

「よしその喧嘩買ったわ」



 そのまま暫く言い合いが続く。

 なんだかんだ、いつもの流れだが……これを憧の姉の前で出してしまったとしたら問題である。

 そうならないように、気を付けなくてはいけない。


「まあ……安心して貰うからには、そういう感じの人柄を出していくのが一番だよな」

「どんなの?」

「気が利いて、明るくて、几帳面で、真面目だけどあんまり堅苦しすぎなくて……何よりも優しい感じか?」

「それって……」

「心当たりあるのか?」

「べ、別に……」

「そうか……難しいよな、こういうの」


(それって普段のあんた……なんて言えるわけないでしょ!)


 憧がまた百面相を展開するのは置いておく。

 その、理想の彼氏像とやらを想像していらっしゃるならそれでいい。

 憧は憧として、京太郎も京太郎で考えなくてはならないのだ。


「ところで……お姉さんは、いつ来るんだ?」

「えっと……怒らないで聞いて欲しいんだけど」

「まさか明日とか言わないよな?」

「今日の、お昼前。多分そろそろ東京駅着いた……かも」

「おい」


 おい。

すまんが今日はここまででー

憧ちゃん

・同じ学部で同じ部活
・部屋が隣
・ほぼ一緒に昼飯食う
・どっちかの部屋で夕飯一緒に食う
・絡まれてるとこを助けて貰う
・酔った勢いでベロチューする
・胸揉まれる(揉ませる)
・水族館デートする
・映画館デートする
・ボウリングデートする
・ゲーセンデートする
・ツーリングデートする
・ショッピングする
・水着選んで貰う
・クリスマスイブ一緒に過ごす
・二年参りする
・お互いの実家に顔を出す
・二人で銭湯に行く
・二人で花火大会に行く
・風邪の看病して貰う
・バイト先で待ち合わせ
・二人でお鍋
・DVD借りて二人で見たり
・同棲する

穏乃
・水族館デートする
・映画館デートする
・ゲーセンデートする
・ショッピングする
・一緒に山に登る
・野外(意味深)
・カラオケ(意味深)
・漫画喫茶(意味深)


・同棲する
・猫耳(意味深)
・制服(意味深)


・ほぼ一緒に昼飯食う
・絡まれてるとこを助けて貰う
・アクシデントでチューする
・勢いでチューする
・胸揉まれる
・映画館デートする
・プラネタリウムデートする
・ゲーセンデートする
・ショッピングする
・水着選んで貰う
・クリスマスイブ一緒に過ごす
・二年参りする


うーんこのツンデレども



シズ:元カノ(意味深野外等)
灼:元カノ(意味深猫耳等)
憧:友人(元カノ以上に彼女っぽい事等(意味浅))
松実姉妹:結婚したい
やえ:ご主人様

阿知賀って何なんですかね……

キンクリしたネタ書きたいんだけど尺がないから仕方ないね

始めようか

・タッグマッチでVS舞姫
・桃子のバスケ
・淡と勉強会
・やえさんに指名された件
・金銀銅残念トリオ+三番目の男のグダグダ日常生活
・あらたそルート突入時

やね



 なんて恐ろしいことをしでかすのだろうか。

 それは確かに京太郎以外に頼れる人間がいないはずだ。

 ドタキャンならぬドタお願いドタオッケーである。最近すっかり見なくなった和泉元彌もビックリ。

 ……和泉元彌とドタキャンの意味が判る人間が何人いるだろうか。そもそも和泉元彌が判るのか。


 閑話休題。

 確かに近場にいて、いきなり頼んで、最低基準を満たすのは須賀京太郎しか居ない。

 ひょっとして新子憧は自分に気があるのでは、なんて思ってしまった自分が憎らしい。恋愛ピンク脳か。

 まあ、そういうことならそういうことだ。


「――っと、悪い。電話だ」

「どーぞ」


 着信を見る――前に音で判る。

 この音は、“悪友”のグループ設定。つまりはいつもの彼らだ。


『もしもし、須賀か?』

「おう、どうした?」

『今、古市とシンと一緒なんだけどさ……なあ、これから暇だったりしないか?』


 暇かと言われると――。


「悪い。今日ちょっと用事があるんだよな」

『あっちゃー、用事か……こりゃ三麻決定だな』

「ごめんな。外せないからさ」

『平気平気。仕方ないよな、急だったんだから。……で、ちなみに何の用事だ?』

「それは……」



 なんと答えたらよいものか――。

 言い淀んだその瞬間を、電話口の向こうの呆れ気味な声が鋭く指摘した。


『……女じゃないのかよ』

『バカ、何言ってんだよシン。京太郎に限ってそんな訳ないだろ』

『そーだそーだ、京太郎は俺たちを裏切らないからな? なあ、ソウルフレンド』

「あ、ああ……勿論だろ! な!」


 誤魔化しは――


『……』

『……』

『……聞いたか、陽介』

『……聞いたか、古市』

『今の間は……なぁ』

『知将がそう思うなら……だよなぁ』

『えっ、本当だったのか……!?』


 ――失敗した。

 シン、許すまじ。後でナンパの刑に処すしかなさそうだ。


『オーノー、シンだけじゃなくて須賀まで裏切りやがった!』

『なんて時代だ! ちょっと髪の毛が金髪だからって!』

『いや、金髪は関係ないだろ』

『うるせー! 「銀髪ってクールそうだけど……残念だね」とか「古市くん中学の頃から変わったね(苦笑)」って言われる気持ちがお前に判るか!』

『そうだそうだ! 茶髪もチャラいって見なされるのに、何故か金髪には王子様イメージも付いてるんだぞ!』

『あんたも王子様じゃ……』

『残念王子とか呼ばれても嬉しくないっつーの!』

『これだから巨乳とフラグ立ててる奴は……』

『それは関係ないだろ!』

「あー……後で掛けなおすから」


 三十六計、ジョースター家の伝統的方法である。


「……なんて?」

「あー、麻雀のお誘いだった。……部活の誰か紹介した方が良かったか?」

「……人に寄ってはトラウマ作っちゃうかもしれないわよ」

「そうかぁ? 皆優しいと思うけどな」

「……」
 

×「……人に寄ってはトラウマ作っちゃうかもしれないわよ」
○「……人によってはトラウマ作っちゃうかもしんないわよ」

ちょっと次スレ立ててきます

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第32位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第32位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396274421/)

ほい次スレ
970あたりになったら埋め開始してもええかも



 確かに厳しいところは厳しいが、優しいところは優しい。

 ちゃんと、麻雀部以外との――本気だが全力ではなく、或いは全力だが真剣ではない打ち方をやるぐらいの常識はあるはずなので大丈夫な筈だ。

 麻雀でトラウマとか、なにそれって話だし……。


 『京くん、そう甘いとなーぁ? 気にせず進まれて正面からやられるよーぅ』

 『迷彩は、迷彩を気にする相手にしか意味ないからなー』

 『「何が悪かった」? んー、判るまでもっかい打とーか』

 『大丈夫、大丈夫。そんぐらいの直撃やったらまだ片腕がなくなっただけやから』


 ……。

 トラウマはともかく、優しいとは言いきれないかもしんない。


 例えが一々エグいし。

 点数が減ったら「今のは投げられて頸椎折れとるよ」とか「あちゃー、頭蓋骨陥没」とか「脾臓と小腸潰れちゃったねー」とか。

 「これ、死んだ方がいくらかマシパンチ」とか「ついでに両足折っとくなーぁ」とか「目潰しになっとるねー」とか。

 点数の減り具合を肉体ダメージに換算して指導するのはお止め願いたい。


「憧」

「何?」

「お前、優しいのな」

「な、何よ……いきなり」


 目線を反らしながら毛先をくるくると弄り出す憧。

 照れているらしい。そりゃ、褒められたらこうもなろう。

 かと思えば、割りと本気で叫ばれたりするあたり……女というのはよくわからない。


「まあ、そろそろなら……お姉さん迎えに行ってきたらいいんじゃないか?」

「うん……でも……」

「その間に考えとくから、な?」

「じゃあ、お願い。……コンビニとか行くなら、鍵はお願いね」

「おう、判った」

一旦切ります
このスレ京憧スレじゃないから流れに乗って一気に書かないとキツい


埋め小ネタ安価するがよろしいか

>>1000はまあいつもと同じく考慮なら

↓3~7の内から適当に埋め小ネタ


【ある集まり】


咲「……」

霞「……」

宥「……」

憧「……」

智葉「……」

華菜「……」

やえ「……」

竜華「……」

怜「……」

一「……」

玄「……」


ハギヨシ「どうぞ、粗茶でも」


咲「……あ、ありがとうございます」

霞「あら、すみません」

宥「ふわぁ……!」

憧「ど、どうも……」

智葉「……悪いな」

華菜「お気遣いどーもだし」

やえ「……ぁ、ど、どうもありがと」

竜華「あ、すんません」

怜「これ……膝枕の体勢じゃ飲めんなぁ」

一「あ、ボクも手伝……遅かったか」

玄「これはこれはご丁寧に!」


ハギヨシ「いえいえ」


【ある集まり】


咲「……」

霞「……」

宥「……」

憧「……」

智葉「……」

華菜「……」

やえ「……」

竜華「……」

怜「……」

一「……」

玄「……」


ハギヨシ「それではお待ちください」


咲(……人多いなぁ)

霞(どうして私、こんなところにいるのかしら……?)

宥(あったかいお茶……)

憧(京太郎が好きそうな巨乳ばっか……何よこれ)

智葉(弘世に押し付けて帰りたい)

華菜(なんで誰も喋らないんだよ……お通夜ムードだし)

やえ(人多いのよね……肝心なときに京太郎どこ行ってんのかしら)

竜華(なんやろこれ? って……ちょ、怜!?)

怜(ええやろ、うち病弱やから……)

一(うーん、マジックでもして場を和ませた方がいいのかな?)

玄(これは……! あっちにおもち、こっちにおもち……! おねーちゃん、おもちパラダイスだよ!)


京太郎「どうも、失礼します」

京太郎「ってなんだ!? 人多っ」

ハギヨシ「こちら、粗茶です」

京太郎「ありがとうございます」

京太郎「……って、うおっ!? ハギヨシさん!?」

ハギヨシ「今日の私は黒子です」

京太郎「は、はぁ……」


ハギヨシ「唐突ですが」

京太郎(あ、黒子なのに喋るんだ)

ハギヨシ「この集まり、なんの集まりか判りますか?」

京太郎「さぁ……」

ハギヨシ「……ふむ。あとで改めてお訊きします」

ハギヨシ「石戸様は如何でしょうか?」

霞「私?」

霞「……麻雀関係者、かしら?」

ハギヨシ「近いですが……違いますね」

ハギヨシ「では、宮永様は?」

咲「私ですか!?」

咲「え、えっと……京ちゃんの知り合い、とか?」

ハギヨシ「半分正解です。惜しいですが、足りませんね」

玄「えっと……はい!」

ハギヨシ「では、松美玄様。どうぞ」

玄「ふくよかですばらなおもち繋がりです!」

ハギヨシ「……」


憧「例外多いでしょ」 ズバッ

玄「あうっ!?」

智葉「病院行くか?」 ズバァッ

玄「ひえっ!?」

怜「そらうちもなくはないけどな」 ドヤズバッ

玄「ほうっ!?」

一「もう少し周りを見てから物を言おうよ」

玄「なるほど……」


玄「なるほどなるほど……」

やえ「……?」

華菜「な、なんだよ……?」

咲「あはは……」

一「……」

玄「私が間違ってたよ!」

やえ「おい」



京太郎(あとでやえさんフォローしなきゃな……)

ハギヨシ「思い付きましたでしょうか?」

京太郎「へっ」

京太郎「い、いやー」

京太郎(なんだろうな……判らないんだけど……)

京太郎(適当なこと言って、うやむやにしとこうか)

京太郎「俺が結婚してほしいと思ってる人……とか? なんちゃって……」


咲「……!」

霞「……!」

宥「……?」

憧「……っ」

智葉「……」

華菜「……」

やえ「……」

竜華「……?」

怜「……」

一「……?」

玄「……っ」


ハギヨシ「正解です」


咲「……!?」

霞「……!?」

宥「……!?」

憧「……!?!?!?!?!?」

智葉「……!?」

華菜「……!?」

やえ「……!?」

竜華「……!?」

怜「……!?」

一「……!?」

玄「……!?!?!?!?!?」



咲(……もう、京ちゃんってば)

霞(……私にも、春が来たのね? 甘えさせてくれるのかしら?)

宥(別に、嫌じゃないか……も?)

憧(……京太郎。京太郎、京太郎、京太郎――き゛ょ゛う゛た゛ろ゛う゛ぅぅぅ……ぐすっ、うえっ、や、やっとあたしのこと) ポロポロ

智葉(……好条件と言えなくもないか、須賀なら)

華菜(……えっ? そんなフラグどっかにあったか?)

やえ(……あれ、マジだったの? それはともかくなんで阿知賀の先鋒と同列なのよ)

竜華(京太郎くんかぁ? いや、悪い子やないんやけどな? ドラマも一緒やったし……)

怜(うーん、どないしよか……)

一(……いやいやいやいやいや、君とボクは親友君とボクは親友君とボクは親友君とボクは親友)

玄(つまり……やっぱり、ここのメンバー的に京太郎くんはおもち好きなんだね! あれ、でも……小走プロとかは……?)


京太郎「うわー、マジですか?」

ハギヨシ「マジです」

京太郎「本当に?」

ハギヨシ「本当です」

京太郎「そうなんですか……意外だな」

京太郎(俺が結婚してほしいと思ってる人、こんなにいるのか……)

京太郎(……そんなに早く身を固めろなんて思われてたんだな。それもこんなに大勢に)

京太郎(婚期心配されるキャラなんだ、俺)


 ※俺が結婚してほしい=須賀京太郎の結婚を望んでいる

続きはあっちに貼るので埋めをば

照=手間がかかる介護対象(放っとけない&何故か世話を焼きたくなる)
菫=頼りになる人だし師匠だから、そういう目で見れるかって言われると……
淡=論外。結婚するとか考えたくもない

てな具合。敢えて挙げるなら亦野さんが「結婚したい」枠

>>1000なら
エイプリルフール須賀事変の巻~T大編~

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