【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第26位【アラフォーマーズ】 (1000)

・京太郎主人公

・安価スレ

・某掲示板ネタ

・原作本編の8年後。京太郎はプロになってる

・基本ギャグ仕立て時々しんみりシリアス

・でも腹パンとか川落ちとか関係ない

・京太郎は麻雀ガチ勢(ランキング13位)

・でもドラマに出たり(松実宥とゲスト同士共演)、料理番組を持ってたり

・異名は「オカルトスレイヤー」。堅実な技術を持つオールラウンダー。闘牌時は非常に獰猛

・でも上位ランカーのオカルト持ちと打つと、ミンチより酷い状態になる。プロ以外なら初見の魔物もルール次第で

・高校生の頃の恋人は高鴨穏乃。進学などの関係により、破局している

・大学時代、晴絵に息抜きとして連れていかれた先で鷺森灼と出会い、そして恋仲になる。

・なお、関係は切れている。灼が京太郎をフッた(身を退いた)

・弘世菫、小走やえと同じチーム

・同じ大学(T大)なのは、江崎仁美・辻垣内智葉・弘世菫・小瀬川白望(2年上級生)
 鹿倉胡桃(浪人)・臼沢塞(浪人)・荒川憩(1年上級生)、原村和・新子憧(同級生)

・カリス……ではなく、一とは高校時代に一緒にゲーセン行ったり、夏祭り行ったり、バッセン行く程度の仲

・脚力がヤバイ。女子サッカー日本代表にPK対決で勝利

・オカルトスレイヤーの愛称は、出演ドラマから
 超能力ヒーロー学園ものドラマ。超能力者に対抗する、唯一の魔法使い(物理)

・戦闘スタイルは完全にシャコさん

・大学2年時に、オカルトを暴走させた夢乃マホと対局し、敗北

・男友達はちゃんといるよ

・ムエタイの達人。パルクール(フリーラン)を習得

・バイク大好き。愛車には話しかけたりする

・ちょい熱い高校生→陰りのある大学生→三枚目の社会人、へと進化

・カピバラとは死別。死因はウィルス性の消化器潰瘍。ピロリ菌。ゴキブリ殺す

・高校時代の最終成績は男子インターハイ個人戦2位

・Bパート(Bは暴のB)は嘘喰い仕様

・T大の皆は仲良しでほのぼの


    須賀 京太郎 日[ ● ]本

   23歳 ♂ 184cm 76Kg
  『M.A.R.S.ランキング』 13位
    M.O.手術 〝昆虫型″
    ━サバクトビバッタ━


※有志の方のありがたいまとめwiki

http://www54.atwiki.jp/ocltslyrkyo/pages/1.html

※ネタ拾って気軽に編集してくれると嬉しい所存ー


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1389447788

※前スレ
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.2
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.9【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.10【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.11【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 Part.12【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第13位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第14位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第15位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第16位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第17位【アラフォーマーズ】

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第18位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1382191356/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第19位【アラフォーマーズ】
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【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第20位【アラフォーマーズ】
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(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383752033/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第21位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第21位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1384350934/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第22位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第22位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385036684/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第23位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第23位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385990078/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第24位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1386945958/)

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第25位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第25位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387738236/)

・安価を出して、安価先の内容を基に、
 そういう「そういう事があった」「そういうトピックのスレッドが立ってる」としてそれに絡めた話を書きます
 例えば安価先が【小鍛治健夜結婚】なら


引用元:【リアルババ抜き】 小鍛治健夜、結婚 【ターンエンド】

1 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ソースはブログ。すこやんが男の手料理を食べたとかなんとか

2 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
すこやんみたいな干物が手料理をごちそうになる……これは結婚ですなぁ

3 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっとすこやんにも春が来たんだね……遅すぎるとしても

4 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
釣りかと思ったらマジだった

5 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
【悲報】ついに人柱がささげられる

6 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
勇者ありがとう。お似合いだよ……どんな人かはしらんけど

7 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
おめでとうすこやん!これで俺も安心できる

8 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
なんだこれは……たまげたなぁ

9 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
しつぼうしました。うえのさんのふぁんになります

10 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
ん、でもこれさ……この背景……スッガが出てる料理番組じゃないか……?

11 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
糸冬 了

12 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:???
やっぱりそんな都合がいい話がすこやんにあるはずがなかった


・と言う感じで、これならその番組ですこやんで絡んだシーンとか

・開始時の人間関係はフラットです。安価で人間関係が決まります

・安価についても、明示された部分以外にはキュゥべえ理論展開されたり

・いちゃいちゃとかルートとかコンマで闘牌とか今のところ予定はない。今のところ

安価でお題を3つくらい募集
お題については以下

①いつもの掲示板形式
②掲示板によらない京太郎のオフの日の話
③高校・大学時代の話とか、作中で触れられたけどキンクリされた話(淡ラキスケ、やえタッグ)とか


一応のルールとか

【見出し系】
・基本、恋愛&マイナス結果確定系はNG
 状況なら確定系は可。
 例えば、『須賀プロ、○○プロと路上で口論』。
 但し、『須賀プロ、○○プロと路上で口論。その後、暴行』はNG
 同様に『○○プロ、須賀プロと共演。須賀プロを激怒させる』

・状況確定系でも恋愛関係確定はNG
 『恋人の○○と~』は駄目。
 『恋人と噂される○○と~』はギリOK
 あんまり恋人と噂が多いとなんか悪いこと起こるかもね

・順位確定系もアウト
 『須賀京太郎、M.A.R.S.ランキング2位に』みたいのは駄目

・暴行&下衆&鬱&エログロネタはNG
 AVデビューとかいじめ、強姦被害とか自殺とか薬物中毒とか元風俗嬢など。
 不良に絡まれたとかならまあよし

【ファンスレッド系】
・「○○プロ応援スレ」など
・一般人についてはNG

【質問、目撃スレ】
・「スッガと話したけど質問ある?」のような
・恋愛関係確定系はNG(彼女・元彼女など)


これ+同一IDの連続取得については最安価とします
なお、ズレて取得になった場合もこれにカウント

好感度

★10
ハギヨシ:師匠にして友人にして悪友にして戦友。この人抜きじゃ生きていけない。意外に悪乗り好きですよね…
大星淡:やたら絡んでくるアホの子ライバル。麻雀人生をやってもいいよ。当分話しかけるな

★8
弘世菫:菫さんは最高です! 菫さんのおかげで戦えるんです! 菫さんを目標に大学決めました! わりとお茶目なお人

★7
宮永照:強大な目標。勝負事では頼りになる人。なんか放っとけない。次こそは、勝つ……!
辻垣内智葉:姐さん、一生ついてきます! 姐さんがいたからあの大学に……! 正直俺も調子に乗りました

★5
小走やえ:頼りになる小走先輩だけど、やっぱ相棒としてやえさんのフォローもしないと……わおぉぉん!
赤土晴絵:師匠! 師匠がいなかったら俺は……。メメタァ。ハメタァ

★4
宮永咲:気のおけない幼馴染み。絶対の目標にして憧憬を覚えさせた存在
松実宥:なんでも共演。寒がり大変そう。正直おもちあるし結婚したい
国広一:一さんといると落ち着くんだよなぁ……僕っ娘いいよな。一本取られた
新子憧:高校大学と、本当に世話になった女友達。いい女。何年後かで、フリーなら結婚したい。ファン1号
松実玄:おっきくてやわらかい

★3
高鴨穏乃:元恋人。ありがとう……穏乃、本当にありがとう……
三尋木咏:流石の火力っすね……三尋木プロは。ごめんなさい、俺もやりすぎました
鶴田姫子:立てばセクハラ、座ればビッチ。歩く姿は猥褻物
小瀬川白望:シロさん、元気そうでよかったなぁ。思えば昔は色々あったよな
原村和:初恋……だったんだ。まあ、いい思い出って奴だよなぁ

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
片岡優希:いい女になったな
東横桃子:消えても追える
龍門渕透華:すっげえスポンサー
対木もこ:小動物可愛い
姉帯豊音:大きな小動物可愛い
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する
竹井久:部長がくれたあの言葉――俺は覚えてます。……悪癖も貰っちゃったけど
天江衣:ころたんいえーい
荒川憩:先輩のおかげで、俺、かなり体もいいとこまで行きました! 先輩笑顔可愛い、癒される!
江崎仁美:先輩の適当さに、結構俺って癒されてたんですよ? 政界、おめでとうございます!
鷺森灼:天の道を往き、総てを灼きつくす女

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
愛宕洋榎
愛宕絹恵
野依理沙
染谷まこ
花田煌
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
戒能良子
江口セーラ
上重漫
鹿倉胡桃
臼沢塞

13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80

★麻雀スキル
・『情報(0)』
・『分析(0)』
・『対策(0)』
・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』


☆スキル
>『爽やかな笑顔』
>女性キャラと(ゲーム的には初登場)遭遇時の判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『プロ並のシュートセンス』
>スポーツや運動関連の判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『愚行権』
>彼は本当の意味での凡人だ
>運があろうが実力があろうが、とにかく分かりやすい華はない
>因縁めいた偶然なんて存在しない
>物語の補正なんてのは、ない
>だからこそ、普通と違う誰かには、もの珍しく映ったり……
>【……思考が常識離れしている相手の好感度に影響】

>『反響定位』
>舌打ち音の反響により、無視界でも通常通りの活動が可能
>音感関連の判定や『反響定位』が活用可能な判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

>『マッハ!!!!!』
>大学時代限度ギリギリまで打ち込んだ古式ムエタイの成果
>立っている人間の肩を足場に走れる、肘でヘルメットを割れる等々……
>タイってスゲー。仏像や象さんに手を出すのはやめよう
>格闘やアクション判定について
>内容や判定に正の補正が加わります

>『舌使いが上手い』
>種を残して食べたサクランボを舌で結べる程度には舌の使い方が上手く、繊細で精密
>味覚を用いた判定や舌を使用する判定について
>内容や判定への正の補正が加わります

?位 「???」 宮永 照
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:30+?/60 防御力:30+?/60 速度:30+?/60
技術:45/60 幸運:30+?/60 気力:60/60

・『照魔鏡(0)』
・『黄金回転の連続和了(0)』
・『黄金回転の連続和了Act.2(10)』
・『連続和了Act.3(10)』
・『連続和了Act.4(10)』
・『神砂嵐(20)』


3位 「赤き腕を持つ帝王」 荒川 憩
ベーススタイル:『技術昇華+オカルト』

攻撃力:50/60 防御力:60/60 速度:35/60 
技術:45/60 幸運:50/60 気力:60/60
※(35+45)/2+50=90 コンマ10以上にて聴牌
※50×(50+45/2)=3650 これをコンマ一桁倍

・『赤き腕を持つ帝王(0)』
・『赤き腕を持つ帝王(10)』


?位「???」 宮永 咲
ベーススタイル:『技術昇華+運+オカルト』

攻撃力:?/60 防御力:?/60 速度:?/60
技術:?/60 幸運:?/60 気力:60/60

・『???』
・『???』
・『???』
・『???』


7位「退くことなき双剣の騎士」 小走 やえ
ベーススタイル:『技術昇華+運+不運』

攻撃力:45/60 防御力:45/60 速度:35/60
技術:55/60 幸運:35/60 気力:60/60
※(35+55)/2+35=80 コンマ20以上で聴牌
※45×(35+55/2)=2835 これをコンマ一桁倍

・『退くことなき双剣の騎士(0)』
・『退くことなき双剣の騎士(10)』


9位 「悪魔の天敵」 辻垣内 智葉
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:40/60 防御力:40/60 速度:60/60
技術:50/60 幸運:40/60 気力:60/60
※(60+50)/2+40=95 コンマ5以上にて聴牌
※40×(40+50/2)=2600 これをコンマ一桁倍

・『悪魔の天敵(15)』
・『神速(0)』

12位「天上の荒武者」 弘世 菫
ベーススタイル:『技術昇華+運』

攻撃力:30/50 防御力:40/50 速度:40/50
技術:50/50 幸運:40/50 気力:60/60
※(40+50)/2+40=85 コンマ15以上にて聴牌
※30×(40+50/2)=1950 これをコンマ一桁倍

・『天上の荒武者(0)』
・『シャープシュート Mk.Ⅱ改 トランジスタ・スライダーICBM(5)』


13位「オカルトスレイヤー」 須賀 京太郎
ベーススタイル:『技術昇華』

攻撃力:40/40 防御力:40/40 速度:40/40
技術:60/60 幸運:10/10 気力:80/80
※(40+60)/2+10=60 コンマ40以上にて聴牌
※40×(10+60/2)=1600 これをコンマ一桁倍

・『オカルトスレイヤー(10)』
・『最古の害虫(10)』
・『偽・闇を裂く雷神(10)』
・『偽・神眼の拳闘家(10)』
・『偽・悪魔の天敵(10)』
・『偽・天上の荒武者(10)』


44位「蒼い血の死神」 大星淡
ベーススタイル:『オカルト』
攻撃力:20/60 防御力:20/60 速度:30/60
技術:20/60 幸運:60/60 気力:60/60
※(30+20)/2+60=85 コンマ15以上にて聴牌
※20×(60+20/2)=1400 これをコンマ一桁倍

・『蒼い血の死神(0)』
・『蒼い血の死神(5)』

チップスの撮影


……京ハギやな

さて、コンビでボウリングやるってことだけど……

安価だすよー


※コンマが高い順に並べて、上から順にペアを作ります
※最下位が『あまり』です
※なお、ある特定キャラが『あまり』になると……


↓3 須賀京太郎
↓4 天江衣
↓5 宮永咲
↓6 愛宕洋榎
↓7 宮永照
↓8 姉帯豊音
↓9 花田煌
 

ほい

ころたん

おまかせあれ!

はい

ぼっちじゃないよー。
あ、立て乙。

ほい

姉帯さんを1人にはしない
絶対にだ

>>31
須賀京太郎:36

>>32
天江衣:14

>>33
宮永咲:68

>>34
愛宕洋榎:37

>>35
宮永照:45

>>36
姉帯豊音:95

>>37
花田煌:61


というわけで、

姉帯豊音――宮永咲
花田煌――宮永照
愛宕洋榎――須賀京太郎
天江衣

となりましたが……


 籤引きの結果……。


豊音「咲ちゃんと一緒なんて、ちょー嬉しいよー」

豊音「よろしくねー」

咲「あ、よ、よろしくおねがいしまひゅ」 ペッコリン

照(噛んだ)

京太郎(噛んだな)

煌(噛みましたね)

洋榎(噛んどるなぁ)


煌「むっ……これは……!」

照「……」

煌「すばらっ! なんと、宮永――ああ、いや――照プロではないですか!」

煌「あなたほどボールを上手く使えない、というのが実に残念ですね」

煌「足を引っ張ってしまったら申し訳ないって話じゃないところが……ちょーっと、引っ掛かるというか」

照「……気にしなくていい」

煌「ですが……」

照「……」

照「……違う」

照「私の背中――花田プロに任せるから」

煌「――」

煌「す、す、す、すばらっ! 不肖花田煌、任されましたっ!」

照「うん」


 そして――。


洋榎「えーっと、うちの相方は――」

衣「……ぁ」

衣(……衣は、独りぼっちか)

衣(たかが遊戯とはいえ、これは些かに……)

衣(いや、気にしない。衣は一人でも問題ない。これが遊戯の規定である以上は――)


京太郎「――ハギヨシさん。俺、ぼっちです」


ハギヨシ「は、判りました」

衣(――えっ)

衣(いや、それは衣の筈だ。断じてスガ・キョータローではなく――)


 片目を閉じる、須賀京太郎。

 どこか悪戯っぽさを湛えた、穏和で人のよい笑み。

 見る人を落ち着ける、春の陽気や夏の涼風を思わせる微笑みであった。


洋榎「ってなると、こどもプロかー」

衣「衣はこどもなどではなくっ」

洋榎「ん? こどもはこどもやって?」

衣「だからっ、衣は衣でこどもはこどもなどではなく!」

洋榎「もっかい、早口でゆーたらどうなるんかな」

衣「ころもはころもでこどもはころも……ふぎゅ」

洋榎「なんや、やっぱりこどもはこどもやなー」

衣「うう……」

洋榎「まぁ――――頼むで、相方さん?」

衣「うんっ」


京太郎(洋榎さんと一緒とか、楽しいから万々歳なんだけどなぁ)

京太郎(流石に……衣さんを一人でやらせる訳にはいかないよな)

京太郎(そういう意味だと、俺は最後の方のグループでよかったよ。最初に決まってたら、これができないから)

京太郎(豊音さんとか、咲とかが引いても代わるつもりだったし……)

京太郎(……あー)

京太郎(俺も、チームメイトと一喜一憂しながらゲームやりたかったけど)

京太郎(ま、しょーがないよな)


 やれやれと、息を漏らす。

 この店には一時、身を寄せていた。つまりは京太郎はこの店の身内である。

 なら、客を楽しませねばならない――のだ。少なくともそうだと思ってる。


京太郎「ところで、合計スコアを足して2で割ったのをポイントにするって話でしたけど」

京太郎「この場合、俺は俺だけのスコアでいいんですよね?」

ハギヨシ「いえ」

京太郎「は?」

ハギヨシ「2で割ります」

京太郎「えっ」

ハギヨシ「2で割ります」

京太郎「……」

ハギヨシ「……」

京太郎「……冗談っすよね?」


223 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mihoKo913
しつぼうしましたまる ちゃちゃのんのふぁんをやめますまる
これでいいのかしらはてな

224 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChachaNO
やめるんじゃ!やめんか!やめんかぁ……!

225 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TAKEMEEE
鬼畜執事(確信)

226 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MIHspring
執事強気攻め京太郎敬語受け

227 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:eomotRev
鼻血出た

228 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
大丈夫だ、須賀プロ。お前はぼっちじゃないぞ!私がついてる

229 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
へっへーん!やっぱ須賀みたいな奴にはぼっちがお似合いだよねー

230 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
流石にいい加減にしないとボクも黙っちゃいないんだけど?

231 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あの、その……違くて。その……えっと、ごめん。ごめんなさい

232 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
やっぱりここは……!(ガタッ

233 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
黙って座ってなさい。いいわね?

234 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
あややややや

235 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
なにやってんのよ、ばか
せめて、これが生放送だったら……その……た、たすけ……

236 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NIKEnazca
外見ロリ内面ロリを気遣うその姿勢、グッドだな。子供には優しくしないと


京太郎「……」

京太郎「一応、全員のアベレージ聞いてもいいですか……?」

豊音「アベレージって、平均?」

京太郎「そんな感じっすね、はい」


豊音「100ぐらいなのかなー?」

咲「………………50~60」

洋榎「140~150やなー。仲間内では絹とゆーこが強いでー」

煌「ふっふっふ……私は、なぁぁあんとっ! 170台です!」

照「300」

煌「え゛!?」

煌「あ、あのー、宮永プロ? アベレージというのは平均値であって最高点ではないのですがー……?」

煌「というかまあそもそも最高点と間違えたとしても300出してる時点ですばらっとしか言いようがありませんけどすばら!」

照「……ああ」

照「そうなると……………………280~290くらい」

煌「すばっ!?」

煌「いやー、これほどまでに味方にしてよかったと思うことはないです。恐ろしい」

照「任せて欲しい」 フンス

照(猫が居てくれる……大自然のスケールがあるなら、黄金の回転は使用できる。問題ない)


照「ところで……花田プロ?」

煌「なんでしょう!」

照「おかし持ってない?」

煌「は?」

照「おかし。私のお腹が空いたらすぐおかしが、相棒の条件」

煌「は、はぁ……いや、糖分補給として持ってはいるけど……」

煌「……」

煌「半分こしましょうか」

照「うん。ありがとう」

照(大きい方を自然にくれた。……いい人だな。花田プロは)


京太郎「……」

京太郎(俺のアベレージ180~190なんだけど……)

寝落ちしてた。すまんち

ちょいアンケ


①おまかせあれ!
②しょーがな……
③仕方ありませんね
④「仕方ないな……さあ、ショータイムだ」

なにこの数は……

なにこの数は……


ちょい集計

① 16
② 20
③ 4
④ 7

計:47


多いよ(驚愕)

1は>>166含めると17
2は>>117、119が連投なので19
4も>>152、160が連投なので6

クロチャー及ばなかったか…

安価なんですがね、ええ
>>168のデータを参考にして割合をだします故
なお、このスレはホモスレではないため、最下位のハギヨシさんは除外されますのでご了承を

判定
1~39:松実玄
40~84:鷺森灼
85~00:灼との思い出を胸に……
ゾロ目:スキル『信念を貫く撃針』取得。パートナーはその範囲のキャラ

↓7

S(そこまでに)
S(しろよ)
M(松実玄)

ふえええ……

大丈夫、灼のヒロイン度は揺るがないから


京太郎(マジかよ……)

京太郎(プロになってからも続けてたけど……MAXでも300とかいかない。いくわけない)

京太郎(それで……この面子だろ?)

京太郎(花田プロ、照さんの組み合わせが正直凶悪すぎないか……?)

京太郎(……)

京太郎(……まあ)

京太郎(いいよな。元恋人の前で――醜態はさらせない!)


ハギヨシ「さて……」

ハギヨシ「須賀プロがもしも望むなら……ですが」

ハギヨシ「助っ人を用意しております」

京太郎「助っ人?」

ハギヨシ「ええ。貴方もよく知る方です」

京太郎(俺がよく知る……)

京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(……ここは奈良だからな)

京太郎(……)

京太郎(……)

京太郎(……やえさんだな!)


京太郎「お願いします!」

ハギヨシ「おや、意外にも即決」

ハギヨシ「須賀プロなら、2対1だろうが3対1だろうが構わない――と仰有るかと思いましたが」

ハギヨシ「なるほど……」

京太郎「これはチームプレイですからね」

京太郎「言わば、チームメイトとの相性! 助け合い! 愛!」

京太郎「そういう、コンビとしての素晴らしさ……つまり、愛を視聴者の方も望んでいるんじゃないか――ってね」

京太郎「そう考えまして」

ハギヨシ「なるほど……」

ハギヨシ「なら、須賀プロはそのコンビ愛を――示す、と」

京太郎「はい」

京太郎「愛を示します!」

ハギヨシ「……判りました」


ハギヨシ「それでは、お呼びしましょ――」

玄「――ご、ごめん灼ちゃん! 忘れ物しちゃって!」


ハギヨシ「……」

京太郎「……」

灼「……」

玄「えっ、えっ」

ハギヨシ「……」

京太郎「……」

灼「……」

玄「も、もしかして……」


ハギヨシ「はい、この方が助っ人です」

京太郎「えっ」

灼「タイミングわる……」

玄「えっ? えっ」


京太郎「おいカメラ止めろ」

ハギヨシ「止めません」

京太郎「止めましょうよ」

ハギヨシ「止めません」

京太郎「だってこの人一般人」

ハギヨシ「面白そうなので止めません」

京太郎「いや、流石に不味くないですか?」

ハギヨシ「以前、嫌でしょうでカメラに写ってますし……流石に、ちゃんと了承はとりますが」

京太郎「いや、了承とかではなく……」

ハギヨシ「番組的に面白そうなので」

京太郎「……」

ハギヨシ「……」

京太郎「なんかハギヨシさん、俺に厳しくないですか?」

ハギヨシ「ドSモードです」

京太郎「なんだよ、それ……」

ハギヨシ「さきほど、カメラの前で辱しめてくれたので」

京太郎「辱しめて、って……」


ハギヨシ(……本来なら)

ハギヨシ(透華お嬢様の予定だったのですが……)

ハギヨシ(……)

ハギヨシ(……まあ、いいでしょう。きっと衣装か目立つ方法か両方に手間取って、その間にこの人が来てしまった)

ハギヨシ(機を逸したなら、仕方ないですね)

ハギヨシ(松実さまからの了承が頂ければ――ですが)

すまん、軽く落ちてた
再開します


293 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:10CAp01s
むっきぃぃぃぃぃぃい!

294 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
オッペケテンムッキー?

295 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LeangleM1
呼んだ?

296 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
隣の部屋がうるさい

297 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RosenMaid
奇遇だな。俺んとこもだ

298 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
ずるいよ……

299 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
よかったね~

300 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
なっ!?だ、だったらあたしが行ったのに!

301 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
いいなー。でも、ボウリングはちょっと苦手なんだよなー

302 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mihoko913
あらあらまる
ならてんれんしゅうしたらいいとおもうわまる

303 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
最近なんだか影が薄い気がする

304 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
お仲間っすか?

305 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
なんかお前胸が大きそうだから組む気はない

306 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
ひどいっす!?

307 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
へえ……こいつ、潰しちゃってもいいよね?

308 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
どうして?

309 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
女の勘

310 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
全く意味が判らない理由だけどさ……こいつなら構わないから、やれ

311 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
ちょっと行ってくる

312 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:DragonEyE
いやー、生放送やないんやからな?


灼「……ってな感じ」

玄「つまり、助っ人ってことだね!」

灼「別に出なくてもいいと思う。玄も全国ネットに乗ることになるし……」

玄「きょ、きょうた……須賀くんの助けになるのかぁ……へへへ」

灼「……」

灼「まあ、無理にとは言わないし……普通に出なくても問題な……」

玄「お家の宣伝になるから、がんばるよっ!」

灼「あ、そ」

灼「じゃあ、京太郎のことは須賀プロ呼びで統一して」

玄「えーっと、変な噂にならないように?」

灼「そ」

玄「わかった! がんばるよっ!」

灼「……」


京太郎(なんか果てしなく気まずい)

京太郎(服の上からとは言え、ブラの上からとは言え……思いっきり胸揉んだからな。揉みしだいちゃったし)

京太郎(気まずいってのも、しょうがないよなぁ)

京太郎(向こうとしても、気にはするだろうしさ)

京太郎(なーんで、一心不乱に揉み続けたかなぁ……俺って奴はさー)


 ……理由なんて判ってる。

 なんもかんも堕天使マツミエル(妹)が悪い。

 堕天使マツミエル(姉)にはそういえば、番組にて抱きつかれたり抱き締められたりしたが、あれは本当に凄いボリュームだった。

 正直あれに迫られたら耐えきれない。もしもエレベーターに閉じ込められたら孕ませる自信がある。

 これが大星とかなら安心だ。

 望まぬ妊娠が似合いそうなことに定評がある大星であるが、もし仮に彼女とエレベーターに閉じ込められても何も起こらないだろう。

 そもそも、エレベーターに閉じ込められるなんて事態が現実で起こってたまるか。ありえん。


 閑話休題。

 そろそろ暴力ゴリラと貸した脳内憧に殴り飛ばされそうなので黙ろう。

 というか普通に今自分は混乱している。

 まさかの人材の登用。まさかの胸揉みセクハラ強制わいせつ被害者との再会。

 それら以上にまさかの、ハギヨシさんが辛く厳しいのである。悲しい。

 混乱するなという方が無理だ。


京太郎(……)

京太郎(なんか最近俺、完全に三枚目になってる気がする)

京太郎(……うし。やっぱ、ちゃんと元恋人の前でいいとこみせないと)

× そろそろ暴力ゴリラと貸した脳内憧に殴り飛ばされそうなので黙ろう。
○ そろそろ暴力ゴリラと化した脳内憧に殴り飛ばされそうなので黙ろう。

貸した → 化した


京太郎(……さて)


 呼吸よし。

 脈拍よし。

 眼圧正常。

 血糖値問題なし。

 服薬完了。

 サインはA。


京太郎「よろしくお願いします、松実さん」

玄「こちらこそ、ふつつかものだけどよろしくね!」

京太郎(呼吸と脈拍に異常がぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?)


 結婚しよ。

 そしてここに旅館とボウリング場と山と神社を建てよう。

 ……もう揃ってた。

 仕事はえーな奈良。流石吉野だ。伊達じゃない。


京太郎(いや……落ち着け、落ち着け)

京太郎「そんな! 俺の方こそ、松実さんが来てくれて良かったですよ」

京太郎「流石に一人で、しかもスコア半減とか洒落にならないですからね」

玄「あはは、私がどこまで力になれるか判らないよ?」

京太郎「いやいや、まさかそんな……」

玄「だって、こうやって誰かと(勝負)するの初めてだから……」

玄「私、あんまり上手じゃないかも知れないけど……精一杯がんばるから」

玄「須賀プロが、リードしてくれると……嬉しいなーって」

京太郎(心拍数ゥゥウ――――――――――――――ッ!?)

京太郎(呼吸と脈拍と思考回路が! 回路が!)


 初めて(意味深)。

 精、一杯(意味深)。

 リード(意味深)。


 ……ふう。

 涅槃に至った。この地に大仏を建てよう。

 もう建ってた。お釈迦様って働きもんだなオイ。

 


329 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ふきゅっ

330 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
おにーさんがリード……

331 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
あったかいの……いっぱい?

332 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
須賀プロがなにをどうしようがどうでもいいけど、さっきの奴はなにしてんのさ

333 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
防水タブレットって便利ー。温泉ってきもちー。今度、あいつ誘おっかなー

334 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
ちょっと!なにしてんのよ!

335 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
女将なら……実家に居ても堂々としてられるよね……家事手伝いで……

336 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
いいなぁ……お客さんが来るから、出会いも多いよね……

337 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
もう一人いたら、準決勝の先鋒が揃うんやけどな

338 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
ああ、なんとか寺さん

339 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
東大寺?

340 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
それは奈良やな。確かに収録奈良やもんな

341 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:g.kasumi3
鹿苑寺?

342 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
それは京都。修学旅行コースやな

343 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cockToo3
西園寺?

344 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
それはボートや

345 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Ka2dondon
西松屋?

346 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
もう寺でもなんでもあらへんやん……


347 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
えーっと……吉野屋!

348 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
ああ、吉野やもんな…

349 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:DragonEyE
だったら……なか卯で!

350 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
いや、連想ゲームやないんやけど…

351 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
お前ら……。……園城寺(おんじょうじ)だろう?

352 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
あんたええ人やな……しかも、振り仮名まで入れるって……
掲示板にもヒーローっておったんやな…

353 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
ん?いや、単に常識だと思ったんだが……

354 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
なぁ……うちと、すけべぇせーへん?

355 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
卓球とか楽しそうだよね。ぼっこぼこにして這いつくばらせちゃったりさ
あいつ誘おっかなー

356 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
あんた何してんのよ、ほんと……。というか到着早すぎるでしょ

357 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
元々用事で奈良に来てるの忘れてたんだよねー

358 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
そこは忘れんな!


359 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:RodRussia
段々、須賀プロ関連の実況スレもレベル高くなってきたなぁ…

360 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mihoko913
わたしもはやくれべるあっぷしててんみなさんみたいにかんじつかいたいですまる

361 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
ネタ?ネタじゃないなら白いの押せばいいよ

362 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mihoko913
おすしはたべてませんからねたはありませんまる
ねたじゃないほうはしゃりでしろいけどしゃりもありませんまる
おすしやさんにもっていったほうがいいのかしらはてな

363 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
何も書いてない細長いキーがキーボードにあるでしょ?スペースって奴
あんたがキチガイやネタじゃないなら、これを押したらいいから

364 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
白いの……

365 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
大学生になったおにーさんが家庭教師でおにーさんは独り暮らしで、独り暮らしのおにーさんはアパートに住んでて
おにーさんのとこに鍋に入れた肉じゃがを持ってって、「いつもありがとな」っておにーさんが笑ってくれて
おにーさんが白いご飯だけは炊いて待ってて、おにーさん家で夕飯ご一緒して
おにーさんがテーブルに勉強道具を広げるのを「まだ綺麗にしてないから」って台布巾で押し退けながら拭いて
おにーさんが勉強してる音を聞きながら背中向けて、エプロンつけて洗い物したい

そんなお話ってないかなぁ……

366 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Daruidaly
やられたことならある

367 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
やったこともやられたこともある

368 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
あややややややややややや

369 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KUGYUUUU
ぎゃーぎゃー、ぎゃーぎゃーうるさいアルよ!
発情期ですかコノヤロー

寝ますゆえー
ボウリングが始まらないアルよ

フラれた
いきなり音信不通とかそりゃないっすよマジ

というのはどうでもいいとして、シノチャーかわいいよね
元気がないシノチャーすごくかわいいよね
別にロリコンじゃないけど

地球滅ばないかな


京太郎「さて……じゃあ、行きますかね」


 取り出した注射器を――首筋に当てる。

 そしてそのまま、押し込んだ。


玄「えっ」

咲「あ、それ京ちゃんも買ったんだ」

京太郎「おう。色々と便利だと思ってな」

煌「この、先っぽからの電気がこりを解してくれてすばらです」

衣「衣はこれ、痛いから苦手なんだ……」


 続いて続々と、同様の注射器――を思わせる衣装のペンを首に押し当てる。

 元々は押し込んだ先に電気を流すという悪戯グッズ(電子ライターの着火装置と同機構)であったのだが、

 電気がこりに効くんじゃないかという話で、麻雀プロには愛用されていた。

 誰かしらが持ってたり道に落ちてたりする電子ライターを壊して着火装置を抜き取って、前の席の奴に喰らわせるのはデフォだと思う。

 かく言う京太郎も相当名を馳せた。雷帝なんて二つ名を付けられた。

 雷帝は職員室に呼び出された。反省文を書きながら泣いた。



380 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
――人為変態

381 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:KO1SAIKYo9
これ見る度に、変な薬でもやってるんやないかって思いますわ

382 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
お薬使うのはやり過ぎやっと

383 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
はやり過ぎは確かにデンジャーですね

384 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
還暦超えたら色々注意しないとね

385 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kituiA50
ちょっと!はやりんはまだ還暦なんかいってないでしょ!

386 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:cyborg008ch
乳ばっかりでかくなっても男捕まえられない必死さでマイナスなんですよー

387 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:g.kasumi3
そ、そんなことないわよ!

388 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Ka2dondon
はやりらいん(デッドライン)か

389 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:sukoyA50
すこやんはセーフ

390 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:catchamber
咏たんはセーフじゃね?

391 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:shinobayu
わ、わたセーフ

392 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NIKEnazca
全員アウトだ

393 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:kayoiAYA
やっぱり年下が一番だよね

394 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
同年代だってば

× 続いて続々と、同様の注射器――を思わせる衣装のペンを首に押し当てる。
○ 続いて続々と、同様の注射器――を思わせる意匠のペンを首に押し当てる。

 衣装の→意匠の


京太郎「さて、誰から投げる?」

ハギヨシ「あー、では」

ハギヨシ「トップを取った姉帯豊音&宮永咲プロからで」

ハギヨシ「で、ルールの変更です」

洋榎「おもろくなるんかー?」

ハギヨシ「ええ。なりますとも」

灼「ちょ、聞いてな……」


ハギヨシ「まず、コンビのうちのどちらか片方の方に投げていただきます」

ハギヨシ「それから、スイッチ。コンビのもう片方がその次を投げます」

ハギヨシ「常に誰かが先手を投げるもよし、或いは先投・後投を毎回スイッチするもよし」

ハギヨシ「或いはフレームごとの交代というのも認めます」

照「フレームの中で前と後に別れる形式をとっていて、ストライクが出た場合は?」

ハギヨシ「次のフレームにコンビの相方……という形になりますね」

照「……そう」

ハギヨシ「要するに、おおよそ同じ数を投げて下されば結構です」

咲「……アバウトだね」


京太郎「なんで急にルール変更を?」

ハギヨシ「それは実にシンプルな理由ですよ」

京太郎「シンプル?」

ハギヨシ「ええ」

ハギヨシ「須賀プロが、『コンビとしての相性を示す』! 『助け合い』! 『愛』! と仰っていましたので」

ハギヨシ「より、『愛』を強調する形に……と」

京太郎(そういうあなたが、今『愛』の発音を強調してましたね……)


京太郎(それは相方にやえさんが来ると思ったから飛ばした冗談なんだけどな……)

京太郎(玄さんとはメールしてるけどさ)

京太郎(というか、小走先輩や辻垣内先輩以外にこの手の冗談ブチかますつもりはなかったんだけど……やっべー)

京太郎(絶対、なんとなーく気まずく……)


玄「きょ、す、須賀プロ!」

玄「私もがんばるから、がんばろうね!」 ムフー

玄「先投は私におまかせあれ!」


京太郎(あれ? マジかよ、意外に乗り気!?)

京太郎(あれがあった気まずさとかないのか? スゴいぜ、この人! おもちと一緒で大物だ!)

京太郎(それともこれ、俺に脈あったりするのか!? まさかのゴーサイン出てるのか!?)

京太郎(うわ、なんか棚から出た駒……じゃなくて瓢箪から出たぼた餅、でもない)

京太郎(おいおい。マジか……なんかショックのような嬉しいような驚きが勝るような――)


ハギヨシ「おや、松実さんは乗り気ですね」

ハギヨシ「それほどの愛があると?」

玄「はい! 須賀プロはお客さんです!」

ハギヨシ「なるほど。そうしている内にお互いが惹かれ合い――」

玄「――当松実館は、すべてのお客様に愛を持ってサービスしていますので!」

玄「愛なら、負けないです!」

ハギヨシ「……なるほど」

ハギヨシ「いいお言葉です。素晴らしいプロ精神ですね」

玄「てへへ」

ハギヨシ「この場に集まったのは、麻雀プロ……ではなく、各職業のプロという訳ですね」

灼「……あなたは?」

ハギヨシ「あくまで、執事です」

灼「そ」



京太郎(ハハ、だよなぁ……)

京太郎(玄さんが俺のことをそう思ってたら意外すぎるって話だし)

京太郎(……)

京太郎(よし! 俺もがんばるか! 麻雀プロだけど、社会人として!)


玄(……うん。これなら、京太郎くんにめーわくかからないよね)

玄(……)

玄(えへへ、愛かぁ……)



412 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
なんだかわからんがとにかくよし

413 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
こういう旅館の古くさいゲーム箇体ってなんっかたのしーよねっ

414 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
もうあんたはそのまま奈良に住め。奈良に骨埋めろ



ハギヨシ「それでは――」

ハギヨシ「宮永咲プロ、第一投目をお願いします」

咲「は、はいっ」

洋榎(あ、手と足同じやな)

衣(フラついてる)

咲「えいっ」

咲「……あ」 ガター

衣「……」

洋榎「……」

玄「……」

煌「……すばらくない」

照「……」 モグモグ


咲「ご、ごめんなさい!」

咲「わ、私……その……!」

豊音「仕方ないよー」

豊音「どんまいどんまい、まだまだ始まったばっかりだから! ね!」

洋榎「なあ、天江」

衣「衣でいいぞ」

洋榎「なあ、衣」

衣「なに?」

洋榎「天使っておるんやな」

衣「衣はよく、ハギヨシから天使って言われるぞ!」


ハギヨシ「え」

京太郎「やだ……ロリコン……犯罪……」

ハギヨシ「いや、ちょっと……やめてください。信じて下さいよ」

ハギヨシ「そういう本気のような避け方はよしてくれませんか? 貴方と私の仲ではないですか」

京太郎「そうですよね」

京太郎「もしもし……すみません、警察ですか?」

ハギヨシ「ちょっと、京太郎くん!?」


洋榎「あー、今のは?」

衣「うむ、衣なりの冗談っ」

洋榎「既に冗談じゃすまないんやないんかな……」

衣「?」


ハギヨシ「大体、ロリコンとかそんなことを言ったらあなたは――」

京太郎「カウ・ロイ!」

ハギヨシ「むッ」

京太郎「流石に避けますか……!」

ハギヨシ「当然です」

京太郎「無理矢理でも手籠めにして口を封じようと思ったんだけどな……やっぱり、師匠相手じゃ役者不足だよな」

ハギヨシ「相撲で言うなら、顔じゃないって奴ですね」

京太郎「まあ、思いっきり今、顔狙いましたけどね……。……バチバチ面白いですよね」

ハギヨシ「バチバチ面白いですね」

京太郎「はい」

ハギヨシ「ええ」


玄(今、何を言いかけたのかな?)

玄(ちょっと、気になるよね……うん)

玄「あのー、今なんて……」

京太郎「俺のことをロリコンって言いたいなら、それは違うと言わせて貰いますよ」

ハギヨシ「ほう、その心は」

京太郎「確かに俺は相棒の小走やえさんを大切だと思ってます。あの人意外に俺の相棒はいません!」

ハギヨシ「ほうほう」

京太郎「だけど、俺は小走プロに欲情することなんてまずあり得ないし!」

京太郎「そもそも、あの人は低身長――俺に比べれば――であって、ロリキャラじゃないんだよ!」

京太郎「以上、証明終わり!」

ハギヨシ「……なるほど」

ハギヨシ「まあそれ、小走プロがロリキャラじゃないから欲情しないって風にも取れますよね」

京太郎「そっすね」



420 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
いや、まあ、それはそうだろうけど……

421 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
二度風呂~♪快適かいてーき!

422 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
あんたはいつまでそこまでいんのよ



玄「小走さんって……」

玄「ああ、あの無くは無いとも言えるけど残念なおもちの人!」

玄(須賀プロはおもち好きだから仕方ないよね。うん)


423 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
拾ったミサイルどこ仕舞ったっけ

×京太郎「確かに俺は相棒の小走やえさんを大切だと思ってます。あの人意外に俺の相棒はいません!」
○京太郎「確かに俺は相棒の小走やえさんを大切だと思ってます。あの人以外に俺の相棒はいません!」

意外に→以外に



ハギヨシ(私としたことが、まさかの事態に慌てて口を滑らせかけた――彼の元恋人について)

ハギヨシ(それを……自分を犠牲にしてまで助けて下さるなんて……。すみません、京太郎くん)

京太郎(そこは、ありがとうでお願いしますよ) グッ

ハギヨシ(ですが……これでは貴方は……)

京太郎(いいんです。俺と、ハギヨシさんの仲じゃないですか)

ハギヨシ(ええ。ありがとうございます……京太郎くん) グッ

玄(……いきなり無言で見つめ合ってる)

玄(仲良しさんなんだね、二人とも)


照「……」 モグモグ

照(『私としたことが、全国放送で口を滑らせかけてしまいました――彼との関係について』)

照(『それを……カムアウトのようなことをして、自分犠牲にしてまで助けて下さるなんて……。すみません、京太郎くん』)

照(『大丈夫、そこはありがとうと言って下さいよ。恋人なんだから』)

照(『ですが……この道は茨の道。未来ある貴方に全国放送で咎を負わせる訳にはいかない』)

照(『そんな! そんなの、俺とハギヨシさんの仲。二人の愛の前なら……!』)

照(『御容赦下さい……この世界は、貴方が考えているほど優しくはないのです』)

照(『でも俺……俺のハギヨシさんへの愛は、変わりませんから!』)

照(『ええ。ありがとうございます……京太郎くん』)

照(こんなところかな?)

照「……」 モグモグ


煌「あのー、宮永プロ……?」

照「……」 モグモグ

照「……」ゴクン

照「……照でいい」

煌「あ、はい。……照さん。そのおかしはどこからー……?」

照「ポケットにあった」

煌「あ、さいですか……」


煌「いやいや、そうじゃなくて!」

照「……?」 モグモグ

照「……あ」

照「これ、御返し。さっきはありがとう、花田さん」

煌「あ、はい。わざわざご丁寧に――」

煌「――って、違う! 違いますよ! 今、本番中ですから!」

照「……」 モグモグ

照「……」 ゴクン

照「……大丈夫。問題ない」

照「それより、そのおかし食べないの?」

煌「いえいえ、いただきます――、――じゃなくて!」

照「?」

煌「本番中なんですよ、本番中! それなのにどうしておかしが食べられるんでしょうか! いじめいくないですっ!」

照「……」

照「最後のは関係ないよね?」

煌「そうでした……」


照「……」

煌「……」

照「……」

煌「……」

照「……」 ツマミ

煌「あっ、ま、また……!」

煌「だめです! すばらくないです!」

照「……むう」

照「……」

照「……ふぅ」

照「……私が大丈夫だと言ったのは」

煌「言ったのは?」

照「花田さんがここに居てくれるからだよ」

煌「…………………………へっ?」

煌「えっ」

煌「いや、えっ」


照「須賀プロと仕事をしているとき、私はいつもこんな感じにしている」

照「それは、安心できるから」

照「須賀プロならしっかりしてるから、私が変に気を使わなくていい」

照「むしろ、私が変に気を使うことが須賀プロの負担になってしまうかもしれない……」

照「そんな風に……」

照「私は、花田さんにも安心と信頼を感じてるんだ」

煌「宮永プロ……」

煌「いい話になっていますが、それとおかしを食べるのは別問題でしょう」

照「えー」

煌「駄目です」

照「……」

照「……背中は任せたから」

煌「いや、ですから……」

京太郎「はは、どっちが背中か判らな――おっぱぁぁぁぁあ!?」


玄「ひッ、す、須賀プロ!?」

洋榎「はは、東京のツッコミは過激やなー」

洋榎「…………うちはつっこまんからな」

衣「あ、頭の横を鉄球が……」

咲「今のは京ちゃんが悪い」

豊音「あわわわわわわわわわわ」



450 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
呼んだ?

451 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
なんでもないから、そのまま温泉で入水してなさい

452 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
りょーかいだよっ

453 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SMSMHIMEko
あはっ、混ぜて欲しかー。欲しかね


灼「……はぁ」

灼「皆さん、行きますよ」

京太郎「あ、はい」

煌「すみません……」

照「本当だよね」

京太郎「……」

煌「……」


豊音「じゃー頑張って、スペアとっちゃうよ!」

咲「お願いします」

豊音「だいじょーぶ! 私に任せて……えいっ」

豊音「あー」 カタァァアン

豊音「ごめんね? 1つ残っちゃったよー」

咲「そんな! 私がいきなり外しちゃったから……」

豊音「咲ちゃんの所為じゃないよ! これは、私が駄目だったんだよー」

咲「でも、それを言ったら私が……」

豊音「ううん、私の方が……」

京太郎「あー」

京太郎「もう、お互い様ってことでいいんじゃないっすか」

京太郎「ほらこれ、コンビなんだから……」

咲「京ちゃん……」

豊音「京太郎くん……」


京太郎「まあ、あえて悪いとか言うとしたら……」

京太郎「咲、お前だよな?」

咲「あう」

京太郎「っていうか、前にボウリング行ったときに教えただろ?」

咲「前って……それ、高校の頃だよ」

京太郎「いいんだよ、そーいうのは。とにかく……俺は前に教えたよな?」

咲「う、うん」


京太郎「なんでそれなのに元通りになってるんだよ」

咲「そんな、5年も前のことを覚えてろだなんて……無茶だよ」

京太郎「口答えすんなって」 デコピンッ

咲「あうっ」

京太郎「ほら、ボール選びから始めるぞ? その後は投球フォームな」

咲「そんなぁ」

咲「京ちゃんってば、強引すぎ!」

京太郎「強引でけっこう。ほら、行くぞ」

咲「ちょ、ちょっと待ってよー! もう!」


豊音「仲良しさんだねー」

玄「そ、そうですねー」

洋榎「なぁ」

衣「どうした?」

洋榎「あの二人、カメラ回っとるん気付いとるんか?」

玄「さあ……」

灼「……」

ハギヨシ「……どうしましたか?」

灼「コーチ」

灼「この店の店長として、不得意な客には教えなきゃいけな……」

ハギヨシ「なるほど。プロ意識ですね」

灼「代役、立てとくから」


照「……」

照「……」 ギュルルルル

照「……」 ギュルルルルルルルルルルルルルル

照「……『Act.2』」

煌「お見事っ!」

煌「一度ガターに入ったのに再びレーンに戻るのがどういう原理かは知りませんが……あれだけの回転があれば、溝を弾いてもおかしくない」

煌「すばら! すばらなストライクですよ!」

照「……」

照「……花田さん」

煌「なんでしょう?」

照「いぇーい」

煌「……」

照「……」

煌「……」

照「……やっぱり、なんでもない」



煌「……」

煌「……ハッ」

煌「宮永プロ?」

照「……」 ムスッ

煌「照さん?」

照「……何?」

煌「いやー、そのー」

煌「いぇーい! …………とか言っちゃったりして」

照「……」

煌「……」

照「いぇーい」

煌「すばらです!」


ハギヨシ「中々凄まじいスピンのかかったボールが、見事ストライクをものにしました」

ハギヨシ「あれだけ強い横方向スピンなら、ガターの溝に嵌まりきらずに回転のパワーで弾いてきても不思議じゃありません」

ハギヨシ「通常かけられる縦回転ではなく、横の回転の理由はこの為だったようですね」

ハギヨシ「ガターと見せかけてのストライク……このような強引さは、今後の流れを引き寄せるかもしれません」

ハギヨシ「解説はどう観られますか?」

カブト「にゃー」

ハギヨシ「にゃー、ですか……はい」

ちと中断ー
今日はもう色々疲れた

ちょっとアルコール入ってるけど進めます

どうでもいいけど、慕ちゃんの1索を轟盲牌したい

その後、あるはずなのにない1索を探し続けて、リチャに白が5枚あって1枚が不自然なことを指摘されてレイプ目になる慕ちゃん可愛くないですかね
このスレが本当に火星行きやったらなぁ……

あ、どうでもいいけど鎧武のニーサンとみっちーはテラフォ読んでて、二人でその話で盛り上がったらしいっすね
雑誌に書いてありました


まあ、気を取り直して今夜中には終わらせたい所存ー

でも本編のシノはアラサーなんやで?


衣「わーい、衣の親番だー」

洋榎「出親やないけどな」

衣「うん」

洋榎(さて……)

洋榎(なんとも信じられへんけど、満月どーこうに左右される天江衣の……)

洋榎(上位ランカーとしての力を、存分に――)


衣「あっ」 ガター


洋榎「――って、上位ランカーとボウリングは関係ないやろ!」

玄「ひゃっ」

豊音「うわっ」

衣「うえっ」

煌「すばっ」

照「……」 モグモグ

洋榎「あ、あれー?」

洋榎(こーいうときは、いっつも須賀が『そりゃそうでしょ』とか『いやいや実は』とか話繋いでくれるんやけどなぁ……)

洋榎(あれ?)


京太郎「だからな、まず目安として球は体重の10分の1くらいで……」

咲「10分の1って……ポンドだと判らないよ、京ちゃん」

京太郎「1ポンドってのは453.6グラムだから、10ポンドで4.5キロ」

京太郎「女なら、10分の1から2つ3つ落としてもいいけど……9ポンドより下だと破壊力足りないからな?」

咲「そもそも、それ以下って子供用になっちゃうんじゃ……」

京太郎「あー、大丈夫大丈夫。この店はちゃんと大人用の指に合わせたボールが置いてあるから」

咲「へー」


洋榎(……って)

洋榎(むっちゃ、妹の方の宮永プロと話しとるー!?)

洋榎「って、誰がおもろい顔の姉貴の方や!」

玄「ひぃっ」

豊音「ひやっ」

衣「ふえっ」

煌「すばっ」

照「……」 モグモグ

洋榎「……」

洋榎(あかん)


480 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:bomberMAN
これだと……おもろい顔の方やなくて……

481 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:NOyoNOyo3
残念な方の愛宕なのよー

482 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:k1nuEATG
なにやっとるん、愛宕プロ……

483 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
妹の方の宮永は、須賀プロと同中同高の幼馴染みやから……ツッコミよりもそっちの方に行くみたいですわ

484 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
なんか頭痛くなってきたわ



ハギヨシ「ツッコミ不在の超特急ですね」

ハギヨシ「解説の鷺森さん、どう思われますか?」

カブト「にえ゛ぇ~」

ハギヨシ「あ、はい。そうですか」


ハギヨシ「『それよりも次の愛宕プロの投球は、奇しくも宮永咲‐姉帯豊音と同じ形』」

ハギヨシ「『下手にピンが残るよりも、1投目はガターの方がスペアを狙い易い』」

ハギヨシ「『スペアの次なら倒すピンの数は重要だけど、1フレーム目なら戦略としてはアリ』」

ハギヨシ「『ストライクをとれるのが一番いいにしても……ストライクを取りに行って、スペアも取れないピン残しになるよりは』」

ハギヨシ「『先へ繋ぐという意味では十分に問題ない形である』」


ハギヨシ「なるほど、ありがとうございます」

ハギヨシ「そう言っている間に、見事愛宕プロがスペアを拾いましたね」

ハギヨシ「……」

ハギヨシ「……須賀プロがいないとツッコミが不在すぎて困ります」



灼「……須賀プロ」

京太郎「あ、店長の鷺森さん」

灼「そろそろ出番だから、戻った方がいいと思……」

京太郎「うっす」

京太郎「でも、咲が……」

灼「私がやっとくから、だいじょーぶ」

灼「店に来た客にレクチャーするのは、店員の役目だから」

京太郎「あー、じゃあ、お願いしますね!」

灼「そ」

京太郎「咲、鷺森さんに迷惑かけるなよ?」

咲「もう! わかってるよ、このお節介やき!」

京太郎「へへっ、じゃあ、行ってくるぜー」

灼「いってら……」 フリフリ

咲「……」

灼「それじゃ、教えるから……」

咲「鷺森さん、京ちゃんと何かありました?」

灼「へ」


京太郎「おまたせしましてすみません」

玄「う、ううん! 全然待ってないよ一条くん!」

京太郎「……一条くん?」

京太郎(……えっ)

京太郎(この人の彼氏か誰かなのか……? いや、まさか……マジですか……)

玄「……あ」

玄「空き時間に読んでた小説と間違えちゃった! ごめんね!」

京太郎「……は、ハハハ」

京太郎「いやだなー、ついに俺名前まで忘れられたかと思いましたよー」

玄「そんなことないよっ、って、ごめんね……?」


京太郎「ははは……」

京太郎(何故だか憧が……大学当初のときのツンケンしたときの憧が浮かんできた)

京太郎(そういえばあの頃のアイツ、よく殴って来たよなー)

京太郎(まあ、身長差のせいで顔面に当たることはなかったんだけどさ。バインダーで後頭部叩かれることはあってもな)

京太郎(……)

京太郎(ゴリラ……火星……幼馴染み……うっ頭が)

玄「……須賀プロ?」

京太郎「あ、はい」

玄「どっちが、最初に……するの?」


 だからそのうわめづかい、やめい。

 目を潤ませるの、やめい。

 頬っぺた赤くするの、やめい。


玄「できれば……そのだけど、私……初めてで」

玄「あんまり上手にできないかも知れないから……後じゃなくて、先にしたいな」

玄「前で……やってもいい、かな?」

玄「須賀プロには……後ろから、私の、その、駄目なところをやって欲しいんだけど……」

玄「それでいい……かな?」

京太郎「大丈夫です何も問題ない」


 いや、やめなくていいわ。

 続けて、どうぞ。


玄(ううっ)

玄(あんなことがあったから、やっぱり京太郎くんと顔を合わせると恥ずかしいよ……)

玄(気まずく……なってないよね?)

玄(ごめんねごめんね。こんなおもちのなり損ないのおもちでごめんね)

おもちのなり損ないでキャスパーが目玉焼きのなり損ないになったの思い出した



ハギヨシ「ふむ、これは……」

カブト「にゃー」

ハギヨシ「『知っているのか、ハギヨシ』」

ハギヨシ「ええ、これは伝説の『美愚匍雨(ビッグフォー)』」

ハギヨシ「4番、6番、7番、10番が形成する形です……」

ハギヨシ「ちなみに……ボウリングの各ピンはこうなので」


     ⑦⑧⑨⑩
 .     ④⑤⑥
 ..     ②③
 .     ①



ハギヨシ「残り方としては、こういう形となりますね」


    ●○○●

  ...   ●○●
      ○○
  .     ○


ハギヨシ「無難に6‐10ピン……或いは4‐7ピンを取りに行くべきですかね」

ハギヨシ「正直、運がよくなきゃ不可能って感じでしょう、これは」

ハギヨシ「松実さん、これは痛恨です」



520 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:noWYNWDNO
流石にこれは……須賀プロでもハードなんじゃ

521 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
まーさか。ないない

522 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
そうそう。あり得ないって

523 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
これぐらいで死ぬよーな根性なしじゃないから。根性だけはあるんだから、こんじょーは

524 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
ああ……まだ、アイツの目が死んでない

525 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
京太郎なら――ここで! 負ける筈が、ないッ!

526 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
(いやこれ麻雀じゃなくてボウリングっす)

527 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
(ボウリングって根性だけでどうにかなるもんかしら?)



玄「ご、ごめんね……」

玄「まっすぐ、真っ正面から行ったら……こんな形になっちゃって」

玄「折角の試合なのに、最初の最初で……私……!」

京太郎「……」

玄「その、なんでもするから……ごめんね! ごめんなさい!」

京太郎「……」

京太郎「……はぁ」

玄「……っ」 ビクッ

京太郎「今、なんでもするって……言いましたよね?」

玄「う、うん……」



京太郎「なら――笑ってて下さいよ」


玄「へ?」

京太郎「これから、俺が……格好よくスペアを取ってくるのに」

京太郎「相方がそんな顔じゃ、楽しいものも楽しくなくなる」

玄「で、でも……」

京太郎「……ふう」

京太郎「『男がやっちゃいけないことは2つある』」

京太郎「『女の子を泣かせることと、食べ物を粗末にすることだ』……らしいっすよ。あの店員さん曰く」

玄「灼ちゃんが……?」

京太郎「……ま」

京太郎「前に――さっき――かるーく聞いただけなんでよく意味は判らないんですけど」

京太郎「そういうことなんで……」



542 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:DragonEyE
あー、これは来るやろなー

543 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
き、来ちゃうわね

544 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
いう

545 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
い、いっちゃうね!

546 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
ボウリング、そこまで出来るわけじゃないってのに……

547 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
言ったからには、後には引けなくなるけどいいのかな?

548 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:10CAp01s
この! 格好つけの! 目立ちたがりや男! ですわ!



京太郎「さあ――ショータイムだ!」



京太郎(……なーんて、言ってみたはいいけどさ)

京太郎(別にそんなスゲー得意ってワケじゃないんだよな。ムエタイとかサッカーと違って)

京太郎(うーん……)

京太郎(両方に共通するのは足技だから、いっそボウリング球を蹴ってみるか? なーんてな)

京太郎(ハハハ)

京太郎(……)

京太郎(流石に、思い出のこの店の球を荒く扱いたくはないし……)

京太郎(手で出来ないことだけど足でやれば出来るなんてのは、壊すことだけだからな。除外だ除外)

京太郎(というか蹴るボウリングとか、誰得なんだ? 馬鹿馬鹿しすぎるぞ)

京太郎(……)

京太郎(どんな理由でも、負けられない……!)



550 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:mihoko913
これは……ボールの目とレーンの偏りを読む必要があるわね。
偏りについては、先ほどの松実さんのである程度は把握できてると思うけど……

551 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:DragonEyE
あとは、ボールの重心とか表面の傷とか、松実玄ちゃんの動きから投げた速度と方向と回転を……

552 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ultraQhna
……いえ。まだ、1フレーム目ですから、須賀プロの“眼”では難しいんやないかと
ボウリングにしろ何にしろ、データ集めるには足らなさすぎますわ。初めも初めやと

553 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
初見相手だと、実力の5分の1もだせないんじゃないの?

554 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SHeepD4C
(だから……麻雀やなかとボウリングやって)

……はぁ。

もうよか。もうなんでんよか

555 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
……それなら。それなら尚更、須賀プロは……大丈夫だよ

556 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
どゆこと?

557 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
えっと………………須賀プロは、人の夢を守る人だから?


灼「……どうして、そう思った?」

咲「いやー」

咲「いつもの京ちゃんなら、まず初対面の店員さんに『うっす』だなんて言わないですし……」

咲「『鷺森さん』じゃなくて、『店員さんに迷惑かけるな』って言います。大体は」

咲「『お節介やき』とか言われたら、『うっせーぽんこつ』ぐらいは言うから……」

咲「……あと、紹介するときに『店長の鷺森さん』って回りくどい言い方も多分ないです」

灼「……そ」


咲「その……だから……」

咲「もしかして、京ちゃんは何か失礼なことはしませんでしたか!?」

咲「気が利くけど、頑固だし……売り言葉に買い言葉みたいなこともありますし」

咲「ひょっとしたら、何かやっちゃってないかな……って」

灼「……」

灼「須賀プロに迷惑はかけられてない」

灼「ただ、スタッフの方にちょっと……」

咲「……ああ」


灼「須賀プロとは、番組の準備を一緒にやった。その時に、色々と面白い話聞いた」

灼「それの所為と思……」

咲「あ、そうなんです。よかったぁ……」

灼「……そう」

灼「それだけの――話」

すまんがここまでや。流石に眠い。
慕ちゃんは首絞めが似合うと思うけど顔に平手の方が似合ってて、玄ちゃんは尻叩きが似合うと思う

おやすみー

さあ、ほのぼのの時間でやんす
慕ちゃんはリチャと幸せになって欲しいですね


京太郎「……」


 目を閉じて、ボールを磨く。


京太郎『あー、スペアが上手くいかない!』

京太郎『パワーストライクとかは行けるんだけどなぁ……。スペアって、ストライクより難しいよな』

京太郎『あーあ、どうしたらいいんだよ』

灼『へたくそ』

京太郎『いや、スコア自体は悪くないだろ?』

灼『……』

灼『……はぁ』

京太郎『なんだよ、その目』

灼『パワーでどうにかしようとしすぎ。力だけなら、ゴリラでも出来るから……』

京太郎『ゴリラでも出来るって…………それ、人間じゃ殆ど出来ないって意味では』

灼『じゃあ、これからゴリラって呼んで欲しい?』

京太郎『……勘弁してください』


灼『とりあえず、まずはコツだけ教えるから』

灼『左足の爪先の方にボールは飛ぶ』

灼『ボールは投げるんじゃなくて、振り子のように足下に置く』

灼『狙うときはあの矢印……アローを目安にする』

京太郎『いや……それ、真っ直ぐ飛ばす方法だろ?』

京太郎『それはもう聞いたって。それで、①ピンと③ピンの間を狙うとストライクがとりやすい――って奴』

灼『そうだった?』

京太郎『そうですよ』

灼『……』

京太郎『……』

灼『じゃあ、グリークチャーチのスペアの取り方を教える』

京太郎『いや、なかったことにしないで下さいよ』

灼『グリークチャーチは、④⑥⑦⑨⑩ピンが残った形で……』

京太郎『いやいやいやいや』

灼『ここから⑨ピンがなくなると、ビッグフォーになる』

京太郎『なに平然と解説続けてるんですか?』

灼『狙いとしてはやや⑩ピンよりに⑥ピンを狙っていって……』

京太郎『あのー、ちょっと――』

灼『うるさい』

京太郎『いや、理不尽すぎるって……』


京太郎(懐かしいな……色々と)

京太郎(……)

京太郎(正直あの人からの扱いはよくなかったけど……今思えば、よくそれで恋人までいったな)


 確かに――ボウリングはそこまで得意ではない。

 まあ、鷺森灼からの教授のおかげで、人並みよりは多少は出来るようになったというところか。

 1ヶ月以上ボウリング場で住み込みのバイトをして教われば、誰だって大抵はこのレベルには到達するであろう。


 そういう意味では――一番得意なものは何かと言われたら、多分麻雀だ。

 出来る人間からしたら、8年も費やしてこの程度かという話になるが……ずぶの素人だった昔に比べたら、成長著しい。

 理論的に、人間が習得できるすべての技術は使用できるのだ。

 切り出し位置判断、目線移動判断、癖判断、バイタル判断、データ判断、カウンティング、心理戦、思考読み、捨て牌読み――それらすべて。

 (単純なデジタル的な期待値は、スタイルと合致していないので重用はしない)


 勿論、それを得意としている人間からしたら児戯に等しい。単体では彼女たちの足下にも及ばない。

 一つ一つは、ある程度打てる人間にはできることでしかないのだ。

 ただ、普通に使ったら多少の判断材料にしかならないものも――自分自身、須賀京太郎の持つ技能すべてを統合することで、自身の“特性”を生かす専用武器になる。

 あらゆる意味でのオールラウンダーは、一点を貫く獣の槍と化すのだ。


 そんな、麻雀のように……。

 積み重ねることこそが、須賀京太郎が生まれつき持った“特性”であり、培った才能だ。

 それは――だからこの場でも変わらない。

 麻雀以外でも、変わらない。


京太郎(……ここで、どれだけボール投げたっけな)

京太郎(……)

京太郎(レーンの特性は――昔の状態なら、手に取るように分かった)

京太郎(今のは――)


 ――油の塗り具合は、投げたボールから見ること。いい?


京太郎(……ああ、そうですよね)

京太郎(ってなると、玄さんが投げたボールを見ないとな)


 ――そしたら、レーン上のオイルの分布を測って。分布次第で曲がり方が変わるから。

 ――オイルが少ない方が、摩擦が強いからよく曲がる。それは判る?


京太郎(なんとなく……だよな)

京太郎(あのときの――昔の見え方と今の見え方を比較して、照らし合わせる)

京太郎(それで、大まかに把握できる)


 ――強いフックだと、最終的にリリース前にボールを乗せる。

 ――中指と薬指が残る。親指がない分、手首への負担が多くなる。

 ――だから、手首は鍛えておいた方がいいと思……。


京太郎(鍛えてるよ……鍛えてる)

京太郎(ドラマだのなんだののアクションのトレーニングのお陰で、学生の頃よりよっぽどフィジカルは強い)

京太郎(だから、問題はないんだよな……これぐらいなら)


 ――あとは、球の重心も大事。

 ――ボールの中心と、ボールの重心が違ったら……当然ボールは自然とそっちに縒れた回転が増す。

 ――それを上手く使えば、少ない力で強力な回転をかけることができるし……。

 ――ピンとの接触で回転と重心の関係位置が変われば、ボールはまた急激な変化を起こす。

 ――ほらね? どう?

 ――……む。簡単そうって……。

 ――なら、京太郎がやってみたらいいと思……。できたらなんでも一つ願いを叶えたげるけど。


京太郎(俺は……『こけしに叶えられる願いって電動マッサージ以外にあるんですか?』とか言ったっけ)

京太郎(今考えると……無茶苦茶失礼過ぎないか、俺?)

京太郎(そりゃあ、灼さんだって怒るよ)


 ――もういい! 知らな……。

 ――おゆはんは鍋焼きうどんだから。覚えといて。

 ――ふん。どうにかしたいなら、やってみたらいいから。そしたら願いを叶えたげる。

 ――ほら。とーぜん……!



京太郎(結局ここでも――麻雀でやることと何も変わらない)

京太郎(持てる手札を全部積み上げて、何もかもを引き換えに――運以外の全てを埋めて大博打を打つ)

京太郎(それが俺のスタイルだ。多分、そーゆーもんなんだろうなぁ)


 手首は強くなっている。

 オイルの状態も判る。

 球の比重だって判る。

 あとは――――教えられた通りに、球を置いてくるだけだ。そっと手放すだけだ。



京太郎『スプリットってのが、スペアを取るのに難しい形なんですよね』

灼『ん、そ』

京太郎『じゃあ、取り方とか……必勝法とかあるんですか?』

灼『あるよ』

京太郎『へっ?』

京太郎『ひ、必勝法あるのか!? 本当に!?』

灼『だからそー言ってるんだけど……』

京太郎『マジ……? 俺、今初めて灼さんのことを尊敬してるかも……』

灼『……は?』

灼『……』

灼『そんな言い方するなら、教えな……』

京太郎『いやいやいやいや、ごめんなさい。調子に乗りました。灼さんは可愛くて最高です!』

京太郎『このとーりだからさ! な!』

灼『……ちょーしよすぎ』

灼『……』

灼『ま、まあ……その。もう少し誠意を見せるなら、教えてあげてもいいよ』

京太郎『誠意?』

灼『明日明後日の店番と買い出しと風呂掃除と料理』

京太郎『……マジもんの誠意ですね』

灼『それ以外にある?』

京太郎『……ないです。はい』




600 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
見えた!2ピン残るで!

601 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
不吉だからやめてよ!須賀ががんばってんのに!

602 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
いや――これは、スペアだな!きっと!

603 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
……ごめん。なんかしんないけど、もっと不吉な気がする

604 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
投げられたんだ
あとは、『祈る』しかないよ……『納得』と『感謝』できるように

605 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:10CAp01s
これだけやって目立ちきれないなんて、そんなの絶~~~~対にっ! 許しませんわ!

606 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:semaitoko
まだ1フレーム目なのよねぇ……



京太郎「次のあなたたちの台詞は――」

京太郎「『曲がった!? それも急激にッ!』だぜ」


ハギヨシ「――曲がった!? それも急激にッ!」

ハギヨシ「……ハッ」

衣「――曲がった!? それも急激にッ!」

衣「……えっ」

洋榎「――曲がった!? それも急激にッ!」

洋榎「……なんやと」

煌「――曲がった!? それも急激にッ!」

煌「……なんと! すばらですっ!」

照「モグモグ――このおかしおいしい」

照「……はっ」


豊音「うわー、格好いいよー!」

玄「すごいすごい! 須賀プロすごい!」

豊音「ね! ね!」

玄「うん! 格好良すぎるよ、こんなのって……!」


灼「だから、手首はこう……こう投げると、自然とフックがかかる」

咲「えっと……こうですか?」

灼「そう。いい感じ」


京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……流石に全員の思考を一括りに読むのは無理だよな、うん」

京太郎「……ははは」

京太郎「……」

京太郎「……」

京太郎「……ま、ま~たまたやらせていただきましたァン!」


622 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
あーあー。やだやだ、出来ない方にかけてたのになー
あーあー。ったく、なんでとっちゃうかなー
あーあー。たくさー、空気読みなよ。ばーかばーか

623 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
あれ?おかしいなぁー……?

624 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
よし、私の思った通りだったな。うん。私の目に狂いはない

625 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:PeachMMM
何故だか海のリハクって言葉を連想したっす

626 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ここで決める奴だから、惚れるんじゃない

627 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
惚れる……?

628 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
ふにゅ

629 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
まあ、ちゃんとショータイムって言ってたからね

630 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
ここで勝たなきゃ、いつ勝つんだッ!
って感じだったから、大丈夫だったな。須賀プロは、そんなタイプだからさ


京太郎(油の塗りは把握してた……過去の記憶と照らし合わせた)

京太郎(重心も……ここの、この16ポンドボールのことは判ってた。何度も何度も使ったもんな)

京太郎(元々16ボンドなんて、あまり使われない球だから……5年経っても中々入れ替えられない)

京太郎(で、ボールとレーンの情報があったところに……それをベースにして)

京太郎(俺なりにコースを作り上げた。勝ちへの『光輝く道』を)


京太郎『……で、必勝法って?』

灼『作らない』

京太郎『 は?』

灼『そもそも、スプリットを作らない。これ大事』

京太郎『はあ?』

灼『……む』

灼『これが必勝法。文句ある?』

京太郎『いや……ないけどさ……。うーん』

灼『なら、ちゃんと示したげるから待ってて……』

灼『どういう回転で、どういうコースで……どこにぶつかったら、どういう形ができるのか』

灼『そんな風になる投げ方をしなければ、ある程度平気……』

灼『……ま』

灼『ボウリングは何が起こるか判らないから、こうなるとは限らないんだけど』

灼『覚えとくと、いいと思……』


京太郎(松実さんは……)

京太郎(真っ直ぐ、真ん中を狙ってというよりは……ポケット――①③ピンの間――を狙っていた)

京太郎(ただ、回転が足りなかったから――力が足りなかったから、そして角度が甘かったからあんな形になった)

京太郎(ボールは投げられる度に、油を奪う)

京太郎(つまりは――少なくともその部分、他より油が少ない)

京太郎(そして……ここはさっきまで玄さんが使ってたレーン)

京太郎(スケジュールがせっつかれてたから、オイルを塗り直してる暇なんてのはない)

京太郎(そこらへんに拘るほど詳しい局やスタッフじゃないってのが幸いしたな)

京太郎(だから――俺の絵図通りに、⑥ピンの辺りで急激にスピンが増した)

京太郎(そしてやれやれ……)

京太郎(狙った感じでボールは⑥ピンを弾いて、④⑦ピンを倒し、接触の衝撃で回転がまた変化したボールは⑩ピンを捉えた)

京太郎(とりあえず――面子は保てたな)


玄「須賀プロ?」

京太郎「ああ、はい。なんでしょうか?」

玄「その、須賀プロの番だよ?」

京太郎「もう?」

京太郎「あー……結構考え事に没頭してましたか、俺?」

玄「うん……」

寝落ちんご。すまんち

百合とか書きたくなるけど、大体が病むのをどうにかしたい

40分後から始めるでー
今日は安価を出すゆえー

友人が紹介してくれるって言うんで立ち直りました
ほのぼの始まるぞおらー


京太郎「それで、どんな感じですか?」

玄「えっと、姉帯さんたちが……」


豊音「やったやった! すごいよ! ちょーすごいよ、咲ちゃん!」

咲「うわっ、ちょっと、怖い! 怖いよ!」

豊音「ちょーすごいよー! ストライク決めるなんてすごいよー!」

咲「高い、高いよ! あ、姉帯プロ!?」

豊音「豊音だよー! そう言うまで下ろさないよー!」


京太郎「……」

玄「……」

京太郎「なるほど、咲はストライクを決めた……と」

玄「う、うん……」

京太郎「楽しそうだな、うん。咲ってああいう風に強引にやられても、何だかんだ悪い気してないんだよな」

玄「でも、あれだとスカートの下が見えちゃうんじゃ……」

京太郎「……カメラ砕くしかないか。カメラマンの頭蓋骨も」

玄「ええっ!?」

京太郎「いやいや、流石に冗談っすよ。ハギヨシさんが居れば……大丈夫な筈です」

玄(いなかったらどうしたんだろう……)

京太郎「そんときは、こっちで絵的にオイシイことして、カメラを寄せます」

玄「い、今の声に出てた……?」

京太郎「いえ」

京太郎「まあ、状況的に考えるのってそれしかないかなーって」

玄「そ、そうなんだ……」

京太郎「はい」


京太郎「……で」

京太郎「照さんと花田プロの方は?」

京太郎「まあ、スペアぐらいは押さえてきてるような……」

玄「それが……」


照「もうおかしを絶つ。絶命する」

煌「だ、駄目です宮永プロ! そんな早まったことをしては!」

煌「そもそもと言うなら、私がストライクを取らなかったのが問題で――」

照「……違う」

照「もう、私はストライクを倒すことは愚か……ボールを投げることも……」

煌「そんな……」

照「だから、もうおかしを断つ。それしかない」

煌「そこまで思い詰めて……」

照「まずは、今手に持ってるものを処分しないと……」

煌「……」

煌「……ハッ」

煌「捨てるなんて、そんな勿体ないことは――」

照「……ん?」 モグモグ

煌「……あ、普通に食べるんだ」


照「……」 モグモグ

照「……」 モグモグ

照「……」 モグモグ


煌「……」

照「……ふう。ごちそうさま」

照「……」

照「……ハッ」

照「まだ、ポケットにおかしがあった」

照「これも……処分しないと」

煌「あ、はい」



玄「花田さんが9ピン倒したんだけど、宮永さんはスペア取り損ねちゃって……」

京太郎「……あー」

京太郎(そういや、カブトの姿がないな)


照「……ハッ」

照「ポケットにまだあった」

煌「おかしをやめるつもりないでしょう!?」


京太郎「……で」

京太郎「愛宕プロと、天江プロは?」

玄「それが……」


衣「……衣は、いらない子なのかな」

洋榎「そ、そんなことないわ! な? な!」

ハギヨシ「はい」

衣「……」

衣「ハギヨシはそれしか言わない」

ハギヨシ「えっ」

ハギヨシ「こ、衣様……?」

衣「……」

衣「ハギヨシは衣よりもスガ・キョータローの方が大事なんだ」

ハギヨシ「確かに京太郎くんは良き友人ですが、私はあくまで執事です」

ハギヨシ「私は、いつまでも衣様の味方で――執事ですよ」

衣「……」

衣「……この間」

ハギヨシ「はい」

衣「キョータローと虚偽共謀して、同性愛者と――衣を謀ったのにか?」

ハギヨシ「……」


ハギヨシ「……いえ、あれは、あくまで京太郎くんが――」

衣「――余計な言い訳など、聞くつもりはない」

衣「お前は執事ではなく、ただのハギヨシ…………いや、ホモヨシだ!」

ハギヨシ「衣様!?」

衣「つーん」

ハギヨシ「あれは、言うにまれない事情があってですね……」

衣「……」

衣「……その結果が、ホモヨシか?」

ハギヨシ「いえ、ですから――!」

衣「……ハギヨシと語る口はない」

ハギヨシ「衣様!? 衣様!?」

ハギヨシ「……」

ハギヨシ「この世に生まれついて幾余年……青春を捧げ、誠心誠意尽くしてきたのに……」

ハギヨシ「私は……」

洋榎「……」

洋榎「お願い。ボケさせて」


京太郎「……」

玄「……」

京太郎「……愛宕プロが標準語になってるなんて」

玄「驚くとこ、そこなの!?」


京太郎「……なるほど」

京太郎「咲と姉帯プロのところが、9とストライク――19点+次2投」

京太郎「照さんと花田プロのところが、ストライクと9――28点」

京太郎「愛宕プロと天江プロのところが、スペアとガター・スペアで――20点+次1投」

京太郎「……これならなんとかなりそうだな」

京太郎「……」

京太郎「松実さん、何本倒せましたか?」

玄「ごめんね……8ピンしか倒せなくて……」

京太郎(スペア+8――つまり26点は確定。これで俺がスペアを決めれば、まだ問題ない)

京太郎(少なくとも、目下強敵だと思われてた宮永照&花田煌ペアには差をつけられる)

京太郎(いつものアベレージよりは下がるが――このままなら、まだ勝てる)

京太郎「いやいや、全然問題なしですよ!」

京太郎「松実さんは美人なんだから、ほら! 俺を信じて笑って笑って!」

玄「……う、うん」

玄「でも――――」


    ●○○●

  ...   ○○○
      ○○
  .     ○


玄「残りピン、あれなんだけど……」


 松 実 ス ネ イ ク 。



722 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MegeBara3
これは……

723 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:YOU908HTT
えぇ……く、玄ちゃん……

724 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:LegenDA30
やってしまったなぁ……

725 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ChaliceH1
お仕置きだね(ニッコリ

726 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:bomberMAN
これ前にやったら、おでこに蛇の目かかれたんやけど……

727 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:HOKU10ki
あー、こっち見とったかー
二順先やったなー

728 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:MOKOTANN
ボウリング行ったことないから判んないけど、どういうこと?

729 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:SAeKOshi
スネークアイってスプリット

730 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:TOMOkiii
超ムズい

731 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:42noMount
あー、うん。がんばって

732 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:Awaawaii
きょーたろーなら余裕でしょ!

733 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:magicSSSS
それでも、須賀プロならば……きっと

734 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:ANGELAKO
そのー、うん、し、信じてるわよ……?

735 名前:名無しさんリーチ 投稿日:20XX/XX/XX(X) XX:XX:XX.XX ID:niwakaOOO
……須賀プロは人間だかんな?



灼「……説明する」

灼「あれは、スネークアイって呼ばれるピンの残りかた。⑦ピンと⑩ピンがそれぞれ蛇の目に見えるから、スネークアイ」

灼「ぶっちゃけると、取れたら奇跡」

灼「……」

灼「普通なら、片側どっちかのピンを倒しにいくとこ……」

灼「……須賀プロなら、どうするんだろ」



京太郎「……」

玄「……」

京太郎「……」

玄「……で、でも」

玄「す、須賀プロなら大丈夫だよね?」

玄「須賀プロはかっこいいプロだから、玄のこと怒ったりしないよね?」


 松 実 ス ネ イ ク。

 松 実 ス ネ イ ク (わりとしたたか)。

 大 事 な 事 だ か ら 三 回 言 い ま し た 。


 こっちのスネイクをブチ込んだろかコラ。

 スプリットというかベヘリット呼び出すぞオイ。

 ボウリングじゃなくてボーリング(性的な意味で)にしますぞコノヤロー。

 ちゃちゃのんのふぁんをやめます。

 それよりやっぱり千棘が可愛いんですコノヤロー。

 うるせえ、るりちゃんのツンドラがいいんだよバカヤロー。

 どっちも結ばれて欲しいんだよバカヤロー。


京太郎(……ハッ)

京太郎(ヤバすぎて意識を失ってた)

 

>玄「……で、でも」

>玄「す、須賀プロなら大丈夫だよね?」

>玄「須賀プロはかっこいいプロだから、玄のこと怒ったりしないよね?」

これは20代半ばの大人に言われたらイラッとくるわーwwwwww


京太郎「……松実さん」

玄「な、なにかな?」

京太郎「人間の頭とボウリング玉って、似てると思いませんか?」

玄「へ?」

京太郎「目と口って、入れる穴の数も一緒ですよね?」

玄「ひいっ」 ビックゥゥン


 思わずフリーザ様みたいな声になってしまった。いけない、いけない。

 初めてですよ。私をここまでコケにしてくれたお馬鹿さんは。

 ほほえたわすれみ顔に……いや、微笑み忘れた顔になっていた。マジな話。


京太郎「お仕置き」

玄「あ、痛っ!?」


 とりあえず指先一つを喰らわせる。ダウンは奪わない。

 さっきのアクシデントで、京太郎のスネイクをアップさせてくれた分、ダウンは勘弁しよう。

 アップだのダウンだのやかましいわ。

 溺れそうだよ。今は状況的にアップアップだよ。気持ちはダウンダウンだけど。


京太郎「はあ……」

玄「ご、ごめんね……?」

京太郎「あとで、身体で払って貰います」

玄「え、えええええ――――!?」

京太郎「後片付けやらレーン整備やらなにやら、手伝って貰いますよ?」

玄「――」

京太郎「松実さん?」

玄「だ、駄目だよそんなの! だって私おもちじゃないから――」

京太郎「お仕置き」

玄「あうっ」


 ……まあ。

 麻雀じゃないにしても、全国のお茶の間のファンがいますし。

 この間、「諦めない須賀プロに励まされます。僕も須賀プロみたいに手術頑張ります」って、少年から御便り貰ったし。

 他にも「浪人してたらおにーさんと同じタイミングで入れませんでした。入れ違いでした。皆でファンクラブ作りました」って手紙もあったし。

 ……二つ目関係ねーな、オイ。

 ま、とにかく……。


京太郎「逆に……腕が鳴るよな、こういうの」


 ――ぐうぅぅぅぅぅううう。


玄「うえ……」

玄「ご、ごめんね……はしたなくてごめんね」


 腕じゃなくて腹鳴らしてんじゃねーぞオイ。

 腹がへらない身体にしてやろうか。拳骨一杯食べさせてやろうか。

 可愛いしおもち大きいし優しいし普段癒してくれるし愛らしいけど――


京太郎「ちったぁ、空気を読みやがれ――――!」


 流石にこれには顔真っ赤になるわ。

 というか、黄色と黒だわ。警戒色だわ。松実玄残念警戒発令だは。

 もう、気分的には対象の玄い生物が死ぬまで針突き入れるわ。






 ……業腹ながら。

 叫びながらの方が、パワーとかスピードでるのってなんなんだろうね、あれ。

  



※RESULTS※

須賀京太郎『オカルトスレイヤー』――→『「スコアよりも何よりも、一番目立ったからこそ優勝ですわ」の言葉に一番傷付く』

松実玄『ドラゴンロード』――→『京太郎の所為で足腰が立たなくなる(性的な意味ではなく)』

宮永照『どちらが背中か判らない』――→『花田煌と仲良くなる』

花田煌『ネムリユスリカ』――→『嫌でしょうの準レギュの危機』

愛宕洋榎『おもろい顔の方の愛宕』――→『世の中にはボケさせて貰えない理不尽があると知る』『妹に電話する』

天江衣『C‐MOON』――→『暫く鷺森レーンに通うことを決意』

姉帯豊音『大天使八尺様』――→『衣を肩車して二人ともご満悦』

宮永咲『ラブ・トレイン』――→『ボウリングがちょっと上達する』

萩原『スタープラチナ』――→『京太郎と一緒に山に行って気分転換する』

鷺森灼『マスクドライダー・カブト』――→『京太郎がボウリングを続けてくれてたことに静かにガッツポーズ』

カブト『ストレイキャット』――→『夕飯がちくわ明太子だった』『猫ながら健康的な意味で食べて良いか迷う』

志崎綾『AKFC』――→『密かに阿知賀京太郎ファンクラブを作るが、京太郎の中でのファン1号は新子憧』


←To be continued...


【ハギヨシの好感度が上昇しました!】

【松実玄の好感度が上昇しました!】

【鷺森灼の好感度が上昇しました!】

【宮永咲の好感度が上昇しました!】

【宮永照の好感度が上昇しました!】

【姉帯豊音の好感度が上昇しました!】

【愛宕洋榎の好感度が上昇しました!】

【花田煌の好感度が上昇しました!】

【天江衣の好感度が上昇しました!】

>>498
ハギヨシ=サンの顛末が書いていない
この失態、もはやこれはミラーシェード=サンのケジメ案件では?

>>507
>萩原『スタープラチナ』――→『京太郎と一緒に山に行って気分転換する』
萩原=ハギヨシやで

これは教育やろなあ…

好感度

★11
ハギヨシ:師匠にして友人にして悪友にして戦友。この人抜きじゃ生きていけない。ほ、ほら……俺が傍に居ますから!

★10
大星淡:やたら絡んでくるアホの子ライバル。麻雀人生をやってもいいよ。当分話しかけるな

★8
弘世菫:菫さんは最高です! 菫さんのおかげで戦えるんです! 菫さんを目標に大学決めました! わりとお茶目なお人
宮永照:強大な目標。勝負事では頼りになる人。なんか放っとけない。次こそは、勝つ……! 花田さんを番組に呼びたい……だと……

★7
辻垣内智葉:姐さん、一生ついてきます! 姐さんがいたからあの大学に……! 正直俺も調子に乗りました

★5
小走やえ:頼りになる小走先輩だけど、やっぱ相棒としてやえさんのフォローもしないと……わおぉぉん!
赤土晴絵:師匠! 師匠がいなかったら俺は……。メメタァ。ハメタァ←誤解だった
宮永咲:気のおけない幼馴染み。絶対の目標にして憧憬を覚えさせた存在。ったく、仕方ねーなぁ……咲は
松実玄:おっきくてやわらかい。軽く残念な人

★4
松実宥:なんでも共演。寒がり大変そう。正直おもちあるし結婚したい
国広一:一さんといると落ち着くんだよなぁ……僕っ娘いいよな。一本取られた
新子憧:高校大学と、本当に世話になった女友達。いい女。何年後かで、フリーなら結婚したい。ファン1号

★3
高鴨穏乃:元恋人。ありがとう……穏乃、本当にありがとう……
三尋木咏:流石の火力っすね……三尋木プロは。ごめんなさい、俺もやりすぎました
鶴田姫子:立てばセクハラ、座ればビッチ。歩く姿は猥褻物
小瀬川白望:シロさん、元気そうでよかったなぁ。思えば昔は色々あったよな
原村和:初恋……だったんだ。まあ、いい思い出って奴だよなぁ
鷺森灼:天の道を往き、総てを灼きつくす女。色々かわいい
姉帯豊音:大きな小動物可愛い。大天使豊音
天江衣:ころたんいえーい。あの、ハギヨシさんのことを苛めないで下さい。俺の大事な人なんです

★2
亦野誠子:お互い大変っすよねー……今度、海釣り行きましょうよ!
片岡優希:いい女になったな
東横桃子:消えても追える
龍門渕透華:すっげえスポンサー
対木もこ:小動物可愛い
夢乃マホ:可愛い可愛い後輩。何かあったら、今度こそは俺が止める
渋谷尭深:大学時代紹介されたし、おもちあるしおしとやかでタイプ……なのになんだか寒気する
竹井久:部長がくれたあの言葉――俺は覚えてます。……悪癖も貰っちゃったけど
荒川憩:先輩のおかげで、俺、かなり体もいいとこまで行きました! 先輩笑顔可愛い、癒される!
江崎仁美:先輩の適当さに、結構俺って癒されてたんですよ? 政界、おめでとうございます!
愛宕洋榎:当意即妙。いや、流石にお笑いはやりませんから……
花田煌:聖人。デートの約束ですよね?

★1
佐々野いちご
瑞原はやり
小鍛治健夜
愛宕絹恵
野依理沙
染谷まこ
加治木ゆみ
新免那岐
福路美穂子
白水哩
薄墨初美
石戸霞
滝見春
狩宿巴
戒能良子
江口セーラ
上重漫
鹿倉胡桃
臼沢塞

玄が来た時点で、松実スネイクという落ちは決まってたけど長かった……
これにて地雷は解消でやんす!


さあ、次のお題を決めようかー
ちょっと整理するからまっとってなー

その前に追加ID勢

ID:bomberMAN → ボンバー漫 → 上重漫
ID:NIKEnazca → ナイキ(NIKE)・ナスカ → 内木一太
ID:DragonEyE → 竜・眼 → 清水谷竜華
ID:mihoko913 → 美穂子・カイザ → 福路美穂子
ID:kayoiAYA → 通い綾 → 志崎綾
ID:10CAp01s → 10(とう)CA(か)・p01s(ホライゾン) → 龍門渕透華

お題
・【栄光の】須賀氏、新作TVドラマにてスタントなしでのバイクアクションを披露【プロ雀士】

・南の島に漂流

・松実旅館で若手プロの交流会(実際はただの飲み会)

・京太郎怒りの日本原産大雀蜂 (VSモブ。京太郎ブチ切れモード)

・【牌の】小走・須賀両プロがにわか共に送る新作映画評論【…なんだこの人達】

・そうだ、龍門渕、行こう。(メイドフラグ回収)

>>1000なら椿野美幸と神戸を巡る旅番組で共演

・【果たして】スッガ、逃走中に出演【捕まえられるのか】

・昔の照、咲、京太郎の日々

・仕事帰りにエレベーターの中に淡と一緒に閉じ込められる

・阿知賀の同窓会と鉢合わせ

・憧とツーリングに

・雷帝、戦闘態勢。 (VS 小鍛治健夜)


わーお、ほのぼのだらけ
纏めるからちょいまち


①京太郎「……一列に並べ、外道ども」
 VS中国班(名有りモブに無双) ~京太郎怒りの日本原産大雀蜂~

②激動・阿知賀同窓会(ギャグというかラブコメ)

③【summer/少年時代】(照過去編。シリアス要素なし)

④南の島で、逃走中(メンバーを安価)

⑤京太郎「オフだしハギヨシさんと一さんに会える!」(京太郎、マネージャーメイドを手に入れる)

⑥【牌の】小走・須賀両プロがにわか共に送る新作映画評論【…なんだこの人達】

⑦松実館にて若手プロたちの親睦会(さらに安価あり)

⑧エレベーターの中にいる(ラブコメorヒロイン度上昇)


こんなところかなー
今回はちょっと安価の形式変えるでー
今回は範囲安価で、そのなかで一番コンマが高かったレスで選ばれた番号のを採用しますゆえ

安価は次だしますよーぅ

えらべえ

↓1~9

99が出てて吹いた

⑦やなー
言うまでもなく今回掲示板ネタは出てきませんゆえー

で、安価というのは話しかける相手やねんけど……
まず、未登場キャラ枠。「原作単行本時点にて打ち方が不明なキャラ」「プロに慣れるほどの実力が厳しいキャラ」は残念やけど、外します
あと、ランキングはこっちで当てます

いいかねー?

須賀京太郎  23歳
宮永咲    23歳(この時点で)
大星淡    23歳(この時点で)
新子憧   24歳(この時点で)

天江衣    24歳(この時点で)
松実玄   24歳(この時点で)
鷺森灼   25歳(この時点で)
福路美穂子 25歳(この時点で)
小瀬川白望 26歳(この時点で)

戒能良子  28歳(この時点で)

戒能さんまでは若手としよう

未登場枠から選ぶのですぼくたち


※原作にて闘牌(ry
※実力が(ry

↓4 ↓6 ↓8

誰も8位を引かないのか……(驚愕)

というか既に、引かれてるんだよな、8位。随分前の安価で
ちょっと8位も合わせて現状の判定するでー

エイスリン・ウィッシュアート

1~20:ファン。塞&白望&胡桃から話は聞いてた
21~40:ファン。塞&白望&胡桃繋がりで顔を合わせたり
41~70:超熱心なファンというか即効抱き付くレベル
71~99:M.A.R.S.ランキング10位(これ以外の場合、姉帯豊音が該当者に)
偶数ゾロ目:実はあのとき……
奇数ゾロ目:チームメイト

↓8

やべーよ
やべーよ

……やべーよ


何がヤバイって姉帯さんのランクもやべーよ

んじゃあ、次

南浦数絵
1~20:対戦経験くらいは
21~40:高校の頃に優希繋がりで
41~70:M.A.R.S.ランキング15位『視えざる空の支配者』
71~99:上&チームメイト&南浦プロ(爺さん)繋がりで
ゾロ目:実はあのとき……

↓7

わお。お爺ちゃん公認且つチームメイトですか……壊れるなぁ……

という訳で華菜ちゃんは自動的に21位だし!


池田華菜

1~20:「昔キャプテンに付きまとってたアイツだし!」
21~40:「おー、清澄のー。元気ー?」
41~70:「あのとき、キャプテンに習ったのを生かせてるようで何よりだし」
71~99:「須賀ー、たまには妹たちに顔を見せてやって欲しいし」
ゾロ目:彼女とかじゃないけどエピソードはあったんじゃないですかね、高校時代に


↓7

おい

おい


前後が高いのに……高いのに……
休日華菜ちゃんとこの三つ子預かってあげてたり、お家に遊びに行ったりしてたのに……のに……
なんでや華菜ちゃんかわいいやろ!

じゃ、例の人
ドラマ分と合算するので評価が他と変わります


清水谷竜華
1~20:M.A.R.S.ランキング8位『神眼の格闘家』
21~40:&ドラマで共演(ゲスト)
41~70:&ドラマで共演&チームメイト
71~99:&ドラマはヒロイン役&チームメイト
ゾロ目:実はあのときの……

↓7


京太郎「『LESSON5(今までのおもちとの縁のなさは)』はこのために……」

京太郎「本当に……」

京太郎「なんて……なんて遠い廻り道……」

京太郎「ありがとう……ありがとう穏乃……」

京太郎「本当に……ありがとう……」

京太郎「須賀京太郎の奇妙な冒険は今回で終わりです」

京太郎「次週からは清水谷京太郎の奇妙な冒険が始まります」


マジっすか
マジっすか

これで京太郎が大雀蜂になったら、日米合同班間違いなしだ
というか竜華と京太郎が一緒に立ってるだけでオカスレファンのエイちゃんは興奮死します

じゃあ、今まで登場プロ枠から話すキャラ決めようかねー

では

↓1~9 コンマ高い順に4人

高い順も糞もなかった

・姉帯豊音
・宮永咲
・大星淡
・天江衣  ←ここまで
・宮永照


話すメンバー

・エイスリン・ウィッシュアート 10位
・南浦数絵 15位
・池田華菜 21位
・清水谷竜華 8位
・姉帯豊音 上位(強化前京太郎をミンチ)
・宮永咲  上位(パラポネラ+バクダンオオアリ)
・大星淡 44位(ヒョウモンダコ)
・天江衣 上位

魔境(確信)

・南浦数絵 結構ある
・弘世菫 あることはある(PAD抜きで)
・清水谷竜華 そりゃもうある
・小走やえ なくはない(実は壁クラスではない)
・京太郎 年間10万回を超える腕立て伏せの成果(でもごつすぎない)

幸せじゃないかこいつ

スッガ「私の方が……おっぱい大きいわっ! 私の方がおっぱい大きいわっ!!」

菫さんはディスられるほどじゃないけど、絵によっては普通に淡の方がある風に見える不思議


チーム名:アネックス東京(仮)

先鋒:小走やえ 7位『退くことなき双剣の騎士』 (奈良)
次鋒:弘世菫 12位『天上の荒武者』 (東京)
中堅:須賀京太郎 13位『オカルトスレイヤー』 (長野)
副将:南浦数絵 15位『視えざる空の支配者』 (長野)
大将:清水谷竜華 8位『神眼の拳闘家』 (大阪)

オーダーとチーム名は仮だけど、東京のチームなのに東京出身者が1人しかいない

>>721
トリックスター、マジトリックスター

それじゃあ、チームメイトが埋まったという嬉しさがあるので今日はここまで
というかこのチームだと、ぽんこつ枠が京太郎になるんだろうかね

おやすみー

始めようかー




 【酒の席の過ちなら大目に見ろって風潮はなんなんだろうねあれ】



京太郎「ハギヨシさん……大丈夫かな、あれ」


 今まで見たことがないくらい落ち込んでいた萩原を思いながら、溜め息を漏らす。

 あの狼狽のしようは本当に驚いた。

 まさかあの素敵滅法完璧超人超絶技巧完全調和の萩原のあんな顔を見ることになるとは。

 もし、自分か彼のどちらかが異性であったなら、普段とのギャップで恋に落ちていたかもしれない。


 ……なーんて。

 それは冗談だとしても、親友があそこまで落ち込んでいたら心を痛めるのが人情である。

 今まで、自分がその状態であるときに散々ばら世話になっているし、萩原の為なら一肌でも二肌でも脱ごう。トランクスは脱がない。そもそも履いてない。

 勿論、ボクサーパンツであってトランクスではない的な意味で。

 ……と。


京太郎「お待ちしておりました、御嬢様方」

竜華「あはは、今度は何キャラなん?」

数絵「私服で言われてもね……」


 恭しくお辞儀をして荷物を受け取るが、不評らしい。

 やはり本物の執事とはいかない。

 落ち込んでいる萩原に代わり、一時的に龍門渕の執事(と書いて便利屋と読む)を試みたが、駄目らしい。

 なお、龍門渕透華には――「素質的には執事になれますが、資質が執事向きではありませんわ」と、にべもなく断られた。

 目立ちたがりというか、格好つけは駄目らしい。


京太郎「あれ、やえさんは?」

数絵「遅れてくるって」

京太郎「あー、あの人何だかんだ人見知りするというかテンパるから……」

竜華「多分、盛り上がってるとこにそーっと入ろうとしてるんやないかな?」

数絵「みたいね。ちょっと時間潰してからくるって」

竜華「地元の高校に顔を出してからくるって、ゆーとったな」

京太郎「……それ、飲み会に来るより見知らぬ人に囲まれるんじゃ」


 当人がそれでいいなら、構わないけど。

 できれば、相方枠として――それこそ壁になるのも吝かではないのだが、何故声をかけてくれなかったのか。

 水臭いな、とも思うが……母校を訪ねるのに、部外者が訪れるのもどうかという話だ。

 だから、仕方ないと言えば仕方ない。小走やえがそう望むなら、そうなのだろう。


数絵「あ、京太郎に伝言だけど」

京太郎「どんなのだ?」

数絵「『こっちの心配とか余計なお世話。判ってるわよね?』だそうよ」

京太郎「そっか。りょーかい」


 見抜かれていたという話か。

 なんていうかそこらへん、流石は相方である。

 まだ一年と少々。大学時代を含めても二年に届くか届かないかという話であるが……。個人的には届いてほしい。


数絵「それにしても……」

京太郎「どうかしたか?」

数絵「まさか……気違いが気遣いの男に戻るなんて」

京太郎「え、なんで俺いきなりディスられてるんだ……?」

数絵「宮永照と旅行に行った辺りから、狂人度が上がってきてたわね」

京太郎「なあ、いつの間にそんなステータス用意されてるんだ?」

数絵「団体だと専らの噂だったけど……ぽんこつ菌に感染したって」

京太郎「スルーっすか……え、なんだその菌」

数絵「菫さんみたいに、感染した人間は残念になるって菌なんだけど」

京太郎「あの人残念枠なのかよ!?」


 時々抜けてたり、真面目が故に融通が利かなかったり、勘違いをしてしまったりと……確かに、彼女も間違いを犯してしまう。

 ただ、人間なので仕方ないだろう。

 それ以外は普通に面倒見がいいし、段取りや準備などの細かい仕事を進んでやってくれるし、

 他人の意見を纏めて舵を切ったり或いは進んで提案をしたりと、何かと立派な先輩である。ミスのカバーなども含めて。

 ……あの、魔法少女コスは。

 うん、あれはスポンサーからの依頼なので仕方ない。決して本人の趣味でない思いたい。本人の趣味だと思いたくない。


数絵「……」

竜華「……たはは」

京太郎「ちょっと二人とも俺の目を見てくださいよ! 清水谷先輩!?」

竜華「ごめんな……? そのな……」

竜華「うちには、標準語は難しくてちょっと……」

京太郎「俺より東京長いのに!?」

数絵「やめて。騒がないで。人がこっちを見てるから」

京太郎「いや、振ってきたのそっちだったろ……」

数絵「ごめんなさい。間違えちゃって」

京太郎「ん? いや、間違えたって……」

数絵「やめて。喋らないで。あなたと居るところを、人に見られたくないの」

京太郎「わお、余計に酷くなった」


 訂正後に訂正前より酷くなるのは、赤ペン先生ならぬバカペン先生だろう。とんだ赤っ恥先生だ。

 というか、悪くなるのを訂正とは言わない。言うなら訂悪である。どうでもいいが。

 そういえば、エトペン先生とかいないのだろうか。いても、ペンを持てないこと請け合いだけど。

 バカペン先生よりバカっぽい。多分、バカペン先生の方がペンを持って自分の名前を書けるだけマシだ。

 むしろいくらバカでもペンギンに負ける人間なんて見たくない。

 人間じゃない奴に負ける人間なんてそれこそもうそいつは人間じゃない。というか人間じゃなくなれ。


 ちなみにペンギンは“人鳥”、エトピリカは“花魁鳥”と書く。確か。

 ひょっとしたら人間というのはペンギンから何かを“とり”落としたのかもしれない。或いは取りそびれたか。単位かなんかを。

 それならバカペン先生がエトペン先生に負けても不思議じゃない――って、何の話をしてたんだっけな。


数絵「どうしたの、馬鹿になったの?」

京太郎「いや、そんな訳ないから」

数絵「ごめんね。馬鹿に戻ったのかしら?」

京太郎「だからなんで言い直した方が酷くなるんだよ!?」


数絵「ほら、後半から本気出すのが私のスタイルだから……」


 日常生活でまで麻雀のスタイルを出すのはどうかと思う。


竜華「京太郎くんがそれを言ーてもな」

京太郎「言ってません。というか清水谷先輩、今さらっと“特性”使いながら言わないで下さい」

京太郎「……というか」

京太郎「さっきから二人ともなんか、辛辣すぎないか……?」


 唯一の男子虐めとか、週刊誌にネタを提供するのはよそう。

 しかもね、南浦数絵は一番の年下枠。須賀京太郎よりも誕生日が遅い。

 それなのにこれ。年上に対する敬いとかがない。いや一週間しか先じゃないけど。

 仮にチームを家族としたら、言わば京太郎お兄ちゃんだ。お兄ちゃんに対してこの辛辣な物言い。言葉の家庭内暴力だ。

 日本国では言論の自由は認めていても暴言の自由と暴力の自由は認めていない筈だ。冒険の自由は知らない。多分、勇者には保障されてる。


 京太郎お兄ちゃんは大人だから玄の裸をみたらいやらしい気持ちになりますが、どちらかと言えば着衣からのチラリズムが好きです。

 ……あ。

 先ほどまでボウリングをやっていた、件の松実玄は一足先にというか一足違いに松実館に戻った。準備の駄目だ。

 ついでに、一足飛びに実家へと舞い戻り、ドラム缶の焚き火で暖をとる姉を引き連れていった。

 なんでも、姉が戻ってくるついでに阿知賀麻雀部の同窓会を行うらしい。そのため、夜やることを早く済ませたいのだとか。

 まあ、松実玄曰く「おねーちゃんはぐうたらさんだから戦力にはあんまりならないかな」とのこと。

 結婚したら、こっちが家事をやらなければならないのか。悩みどころだ。

 ちなみにその松実宥の前で、「松実館の中にあるドラム缶」と呟いたら、この世の地獄のような目を向けられてしまった。反省。

× 先ほどまでボウリングをやっていた、件の松実玄は一足先にというか一足違いに松実館に戻った。準備の駄目だ。
○ 先ほどまでボウリングをやっていた、件の松実玄は一足先にというか一足違いに松実館に戻った。準備の為だ。

 駄目だ → 為だ


数絵「そりゃ……」

竜華「仕事やらなくてボウリングやってるんやもん、京太郎くん」

京太郎「……仕事です。俺にはあれも仕事です」


 レクリエーションめいているというか、そのまんまレクリエーションだったが。

 それでも麻雀並みに消耗したので、やっぱり仕事だと思う。

 というか仕事でしかない。オファー来てたし。


数絵「まあ、こっちも似たようなものだったけどね」

京太郎「なんだったんだ?」

数絵「麻雀教室」

京太郎「いや、麻雀教室とボウリングは全然違うと思うけど……」

数絵「どっちにも球とピンがいっぱい」

京太郎「わーお」


 まさかの南浦数絵からの下ネタである。軽く衝撃だ。

 というかね、無理にそんなキャラ演じなくてもいいから。下ネタキャラじゃなくてもいいから。

 もう下ネタ痴女枠は鶴田姫子で間に合ってる。

 しかも下ネタ痴女百合方言少女実は純情とかいうキャラ付け。ごてごてし過ぎて胃もたれする。

 そこに真面目系辛辣下ネタポニテ痴女。

 もう、化学反応しか起こらない。二人は痴女キュアセックスハードだ。やかましいわ。


数絵「……ま」

数絵「元気そうでよかったわ。最近顔合わせてなかったから……」

竜華「ちゃんとご飯食べてる? 無理しとらん?」

京太郎「ああ、いや……大丈夫」

京太郎「っていうか、チームメイトが最近顔合わせない麻雀クラブチームってなんなんですかね」

竜華「……たはは」

数絵「M.A.R.S.ランキングに合わせて私たちも取られたから、普通の側と違って団体戦がね……」


 団体戦の数が少なく、それぞれどっかしらにブッ飛ばされてたりする。

 チームが分断されすぎである。これが火星なら死んでる。


数絵「あ、京太郎。お祖父様から伝言」

京太郎「聡さんから?」

数絵「『麻雀だけじゃなくて、生活でも耐えることを覚えろ』……だって」

京太郎「りょーかい」

数絵「あと、『お前がシニアに来るまでこっちは待ってるんだからな』って」

京太郎「長生き宣言するなぁ……」


 つまりは――まあ。

 要するに、一時引退を考えたことが……バレたのである。この二人に。

 まあ、というか、本気モードの清水谷竜華の前では隠し事が困難なので必然だろう。

 だから、あまり顔を合わせないようにしていたのだけれど――。


竜華「水臭いなぁ……」

竜華「うちら、チームメイトやったのに……」

竜華「そっかぁ……うちらは京太郎くんにとってはその程度の存在なんやな」

竜華「はぁ……」

京太郎「いやー、これは、そのー……深い事情があって……」


 一体何と言えばいいのか。


数絵「人に祖父まで紹介させておいて、利用するだけ利用したらポイ……なんてね」

数絵「これに怒るなって言う方が、無理な話じゃない?」

数絵「しかも、何だかんだとランキングが私よりなのに……。枠が空いて嬉しい、とかじゃなくて」

京太郎「あー、ああ。うん、その……」


 確かに、相談はするべきかなとは思う。

 しかしながら、相談すべきタイミングというか相談したいタイミングで、仲間同士顔を合わせることなく。

 その後は、既に自分の中で諦観が結論を纏めて上げた後になってからだったので、何となく避けてしまった。

 そういう事情があったといえば――あったのだ。

 やめる、やめないなんてのはとどのつまりは自己責任である――と。


 ……まあ。

 今になって言うなら、間違いではないにしても、そんな独りよがりで結論を出すなんてどうにかしてるとしか言いようがないが。

 忙しくて碌に睡眠時間が取れず、仕事続きだったのでどこか弱っていたのかもしれない。

 今とは違い、社会人成り立て――から暫く、慣れるか慣れないか、合うか合わないか、好きか嫌いかの瀬戸際だったし。


竜華「それで、いっつも気ぃ遣っとった筈の京太郎くんが……」

数絵「まさか、カメラ回ってるのに気が違ったようなぽんこつっぷりを発動してたらどう思うかしら?」

京太郎「あー、心配かけてごめんなさい」

竜華「中々会えんかったから、急に狂ったのかと思ったんやからな?」

数絵「『考えすぎて脳ミソ融けたんじゃねーのか?』なんてお祖父様は言い出すから……」


竜華「なーんてな」

数絵「これくらいでいいかしら? 疲れるから」

京太郎「ん……ああ、そういうことっすか」

竜華「判る?」

数絵「戻った?」

京太郎「ぶっちゃけさっきまでの会話で、俺の状態測ってたんだよな?」

京太郎「二人にしては、やけにテンションがおかしいと思った」

竜華「京太郎くんに言われたくないわ」

京太郎「あー、ごめんなさい。ありがとうございます、心配してくれて」

数絵「全く……私はこれでも心配してたんだから。今夜の夕飯と同じくらい」

京太郎「軽いなオイ。というか、そのキャラまだ続けるんですか……」

数絵「ちょっと気に入っちゃった」

京太郎「いつもの素直な数絵に戻ってくれ」


 つまり、シリアスさんはこれまでである。

 早く明るく楽しい飲み会にしたいと、誰もが望んでいるのだ。語り手も聞き手も。

 まあ、話をとりあえず整理しておかないと始まらない話もあるのだ――。


 ……で。


エイスリン「AIEEEEEEEEEEEEEE!? WHY!? WHY OCLTSLYR!?」

エイスリン「OCLTSLYR!? Really OCLTSLYR!? Why!?」

エイスリン「I'm GEEEEEEeeked up! OMG! Oh! GOoooooooD!」


 なにが始まるんです?(すっとぼけ)


 こわい(社会人二年生並の感想)。


数絵「え、あれは確か……」

竜華「あーっと、憩のチームの助っ人外国人――」


 清水谷竜華が、口を開くよりも先に。

 その金髪の生命体は、須賀京太郎の前に飛び出した。

 が、飛び出すと言うには小さい。外人なのに京太郎より小さい。


 外人はデカイんじゃないのか(偏見)。

 でもその理論で言うと姉帯豊音も外人になる(驚愕)。

 原村和と松実宥と石戸霞も外人になっちゃう。日本終わっちゃう(絶句)。


エイスリン「U are so freaking COOL guy! I really heart your style!」

エイスリン「I'm really, really,really... huge head over heels in your action! I 've crush on U!」

エイスリン「I've never felt this WAY before saw U! U are the one!  The ONLY ONE for ME!」

エイスリン「Can I hug U? Can I kiss ? Can I shake handz?」


 矢継ぎ早に捲し立てる外人。

 英語で言うならファスター・ダン・アロウである。嘘である。

 英語ではなく戒能良子の言語である。

 略して能良語。字を変えると野良語。言葉が主人(民族や文化的な意味で)を失ってるのでちょうどいい。


数絵「なんて言ってるかわかります……?」

竜華「……聞かれても、ちょっと判らへんわ」

京太郎「あー」


竜華「そういえば、京太郎くんはT大出身やったな」

数絵「忘れられがちな設定ですよね」

竜華「忘れがちって……私は、京太郎くんは勉強熱心なええ子やと思っとるで」

数絵「頭は?」

竜華「……」

数絵「頭は?」

竜華「……たはは」

竜華「なんて言うか……すこーし、杓子定規とゆーか器用貧乏やね。うん」


京太郎(……)

京太郎(リーディングは結構できる。リスニングはそこそこ)

京太郎(スピーキングはあんまり得意じゃないからなぁ……)

京太郎(メッチャ早口で捲し立てられてるけどオカルトスレイヤーって言ってるのは判るし……)

京太郎(作中にあった台詞でも言っとけば、いいのか?)


京太郎「――Why not, princess charming?」

エイスリン「――」



※メガン・ダヴァン先生の判りやすい注釈※

メガン「久しぶりでスネ、このコーナー」

メガン「バシバシ解説していきまショウ」

メガン「エー」

メガン「……」

メガン「めんどいので、意訳しマス」


エイスリン『アイエエエエエエエエエエ!? ナンデ!? オカルトスレイヤーナンデ!?』

エイスリン『オカルトスレイヤーなの!? 本当に!? オカルトスレイヤーなの!? ナンデ!?』

エイスリン『もう駄目、すっごく興奮して押さえられない! 信じられない! 神様! 神様ありがとう!』

エイスリン『あなた、最高にクールなの! 私、あなたのスタイルの大ファン!』

エイスリン『頭の天辺から、爪先まで――本当に、本当にあなたのアクションに夢中! あなたにぞっこん!』

エイスリン『あなたを見るより前にこんな気持ちになったことなんてなくて……! もう、運命の相手! あなただけよ、ここまでなっちゃうの!』

エイスリン『ハグしていい? キスしていい? 握手は?』


メガン「無茶苦茶興奮してまスネ」

メガン「heartは動詞で、loveと同意義かつ今風の表現なので、覚えておきまショウ」


メガン「で、次。オカルトスレイヤーの返答でスネ」

メガン「“Why not”なら、ニュアンスとしては――“何故駄目なんだい?”=“いいよ”“駄目な理由がないよ”」

メガン「と、なりまスガ……この場合ハ、そのあとの言葉が問題でシテ」


京太郎『いいのかい? 俺は食っちまうぜ?』

京太郎『嬉しいこと言ってくれるじゃないの、子猫ちゃん』

京太郎『まさか、そこまで言って冗談とは言わないよな、ベイビー』

京太郎『勿論。可愛らしいね、お姫様』


メガン「こんな感じのいずれかのニュアンスになりマス」

メガン「皆さんも、口の聞き方には注意しましょウネ。サトハが口を酸っぱくして言ってまシタ」

メガン「それじゃあ、またどこカデ……」


※メガン・ダヴァン先生の判りやすい注釈、終わり※


エイスリン「~~~~~~~~~~~~///」


 おや、どうしたことだろうか。動かなくなった。

 真っ赤なのは――さっきから、早口で捲し立てていたからというのと……言うまでもないだろう。

 さすがにこの反応を見て、気付かない方がどうにかしてる。明らかすぎてあからさまだ。

 彼女は、ファンなのだろう。オカルトスレイヤーの大ファン。

 そりゃあ、ここまで興奮する。生台詞が出たら興奮天元突破間違いなし。

 実際――愛宕絹恵に出会った須賀京太郎が、こうだったんだし。 


京太郎「あー……Are you OK?  at ease...」


 大丈夫? 楽にしてよ――という意味だ。

 意味だった。

 そのとき、エイスリンの脳内に電撃が走る――。


エイスリン(チカラ抜ケヨ!?)


 合ってるようで違う。


エイスリン(At Easeハmilitaryデハ「休め」ダカラ……)

エイスリン(大丈夫カ、休メヨ……覚悟ハイイカ……休憩場所……)

エイスリン(ココデ休憩シテイカナイカ!?)


 合ってるどころか全然違う。

 意訳って凄い。


エイスリン「あ、アノ……」


京太郎(……手?)

京太郎(ああ、握手か……そういや、キスとかなんか言ってたような)

京太郎(流石に外人は積極的って言っても、いくらファンだっても口にキスはあり得ないだろし)

京太郎(頬っぺたか? なんか、容易に頬っぺたにキスする絵が浮かぶぞ)

京太郎(……うーん)

京太郎(相手にされるより、もっと危なくない場所に俺からした方がいいよな?)

京太郎(頬っぺたより安全……で、princessって台詞だから……)

京太郎(映画とかでもよくある表現だし――ちょうどいいよな?)


 思うが早いか――その手をとって。

 傅き、手の甲に口付けをする。

 いや、しようとしたんだよ。うん。

 なんだけどさ……。


エイスリン「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!? !? !? !?」


 ビクッと引っ込められそうになってね。

 手のひらにキスしちった。



エイスリン「アノ……」

エイスリン「ワ、ワタシ……」

京太郎「?」


 口を開いて――何かを言いかけた瞬間。

 ドシャァァァアンとか。パリィィィンとか。グジャァァァアとか。

 凄い音がして、それから――。


豊音「わー、エイスリンさんだよー!」

衣「ト、トヨネ!? 衣が今上に乗って……わぷっ、ふにゅ、ふぎゅ」


 背後から駆け寄り、ドシドシと横を通り過ぎる3m級巨人。

 違った。

 天江衣を肩車した、姉帯豊音だった。


 首がすわらないというか、首の辺りに座ってるのに据わってないというか……まどろっこしいな。

 とにかく、姉帯豊音が大股で一歩踏み出す度に首が上下左右ガクガクと揺れる。

 首に座っている天江衣の首が据わらない。

 声にして読んでしまえば、実にまぎら……まぎ……まぎわらしいだったか、まぎらわしい――とにかくゴチャゴチャであり。

 正しく今、降り乱れる天江衣の金髪のように乱れていた。


 ……で。


 肩にかかった手。

 逆側の視界の端に移った金色の何か。


咲「きょーう、ちゃん♪」

淡「この間以来だよね、きょーたろー♪」


 こわい(本日二度目)。



 怖くて振り向けない。


咲「京ちゃん……知ってる?」

咲「手のひらにキスって懇願って意味があるんだよ?」

咲「京ちゃんなら、それが結局はどういう意味になるかって――判るよね?」


 だってもう、咲、キレてるもん。

 この声色、中々聞く機会がない声だもん。

 なんかビキビキいってるもん。多分血管浮いてるもん。



淡「ねー、須賀ー」

淡「この間の件で、懲りてないのかなー」

淡「迂闊に女にそーゆー風な態度をとったりすると、大変なことになるって……」

淡「こないだはドッキリだったから良かったけど、もしかしたら笑い話じゃ済まなくなるんだよ……って」


 うるせえ、黙れタコ。

 辻垣内智葉の深謀遠慮ならともかく、ぱーぷりんの大星淡にそんなことが考えられるもんかよ。

 深謀遠慮どころか、辛抱も遠慮もしないからな。


 ああ、ここはハッキリと――


京太郎「咲、大星、落ち着け。まずはルルイエ神殿の入り口を探すんだ」

寝ますゆえ
とりあえずまだ酒が入る前までやね。ここは

あなたたちの中での女子中学生が、まず、この私に石を投げなさい(迫真)
むしろ、踏みなさい(真顔)

おやすみー

一応時系列


バッドインシデント・パッドアクシデント
 ↓
離別(灼)
 ↓
プロローグ
 ↓
天江衣、新人女流王
 ↓
(オカルトスレイヤーKYO)
 ↓
松実宥ふぁんすれっど
 ↓
SUGA'sキッチン
 ↓
大星淡に三倍満直撃
 ↓
熱愛発覚。飯屋で遭遇
 ↓
VS照・透華・玄
 ↓
MOCO's キッチン
 ↓
孤独じゃないグルメ
 ↓
プールに浮かぶ水死体
 ↓
やえさんとタッグフォース
 ↓
突撃、隣の辻垣内組
 ↓
PK勝負
 ↓
写真集発売
 ↓
夏休み麻雀教室
 ↓
インハイ解説
 ↓
ワールドイズマイン/君の知らない物語
 ↓
★(VS照・憩・智葉)
 ↓
人為変態戦士マーズレッド
 ↓
同然だった自分の隣に&彼に同行、女の子
 ↓
須賀プロ執事体験
 ↓
鹿児島、行こう
 ↓
ギャルゲ主人公&コードマーズ
 ↓
YOU's キッチン
 ↓
ブランコを漕いだ日/積乱雲グラフィティ
 ↓
真夏の夜の16ポンド
 ↓
(キンクリ・淡の家で勉強会したり)
 ↓
この世界における麻雀プロ制度について
 ↓
10/27 愛に気付いてください(咲ちゃん誕生日ネタ)
 ↓
Saki's キッチン
 ↓
(秋)咲ちゃんファンスレ
 ↓
(小ネタ・ハギヨシin女子会あったり)
 ↓
12/15 マシンガントーク/みゅーじっく・あわあわー
 ↓
12/20 アノニマスに花束を/夢乃マホは電気鰻の夢を見るか
 ↓
12/24 メリー・ゴーアラウンド・クリスマス
 ↓
12/31~1/1 大晦日とお正月
 ↓

玄米ですのだ(小声)
懐かしいなぁ……大体、あっちだと淡がメズールのメダル2枚ブンどってヒロイン確定させたあたりやったね


慕ちゃんと仲良くなってから踏まれたい。レイプ目で

始めるでー



 ◇ ◆ ◇


京太郎(……ぽんこつかぁ)

京太郎(確かに――思えばそうだな。そうだった)


 思えば躁だな。躁だった。

 夏――特にこの季節はいい思い出がなかった。加えて、夏場の仕事ラッシュ。

 些か精神的にアレだったらしい。わりと暴力を主軸に考えたり、残念なおどけ方をしたり。

 鬱に備えて躁になっている躁鬱である。そんな都合がいい躁鬱があるのかは知らない。あえて言うなれば情緒不安定で安定しているだろう。

 まあ、結果的には、鬱に備えるどころか鬱に供えることになったが。鬱は死んだ。遺影に向かっていえーい。


 様々な人が背中を押してくれたり、流してくれたり、笑い飛ばしてくれたり――おかげで立ち直った。本当に幸いだが。

 実にハートフルな人々と物語だ。

 これが奈良で良かった。これが山で良かった。

 もしこれが海ならどうなるか。

 様々な人が背中を押して、流して、笑い飛ばす――実にハートレスな人々と物語である。猟奇的以外のなにものでもない。

 もう遺影に向かっていえーいとか言ってられない。言ってるとしたらそいつら絶対多額の保険金ぶっかけてる。

 人死にからシームレスにハートフルな気持ちになれるなんて、なんてハートレスな人々なんだろう。略してシートレス。

 間違いなくお通夜に来た弔問客のシートなんて作ってない。だって遺影にいえーいしてるとこ見られたら一大事だもんな。

 ああ、シートレス。実にぴったりだ。ぴったりな奴らだ。

 ああ、そんな人が居ることを想像するだけで鬱だ。


 ……というか。

 良く考えたら山もヤバいんじゃないか。山と言えば川、川と言えば急流である。相場が決まっている。

 むしろ、凄まじい勢いで流されないし、岩もないし、浮力もあるしで……海の方が安全じゃないのか?

 開けていて人目に付きそうな海より、山の方が危ない気がする。突発的に保険金に目が眩んだとかじゃなくて、絶対計画的だ。


 閑話休題。


京太郎(……高校の頃は違った筈だ)

京太郎(だよな……ああ)


 例えばこんなことがあった――。

 あれは確か秋だ。秋だった。

 インターハイも終わって、「それじゃあ須賀くんのことなんだけど……」と話を切り出されてというか繰り出されて。

 受験勉強の息抜きという名目で――名目である。彼女は捻くれている――麻雀を教えられていた。

 そんなある日だ。


久『須賀くん! まこの眼鏡は透け透け眼鏡なのよ!』

京太郎『……何言ってるんですか』

久『もう、ノリが悪いわね』

京太郎『頭が悪いのに比べたらマシです』

久『頭が悪い……どこにそんな人がいるのかしら?』

京太郎『……鏡見ます?』

久『須賀くん』

京太郎『……なんですか?』

久『いい?』

久『鏡ってのはあれが物体の反射をしているだけなんだから、鏡の中の世界なんてのはないのよ?』

京太郎『誰も鏡の中に頭の悪い出歯亀がいるなんて言ってません』

久『そうよね』

久『出歯亀の為に鏡の中に入っちゃうなんて、とんだ天才よね』

京太郎『あなたのその発想が天才以外のなにものでもねーよ』

久『あら、褒めても何も出ないわよ?』

京太郎『大丈夫。貶してますから』


久『……で、話が逸れたわね。戻すわよ』

京太郎『もともと道から外れてますけどね』

久『……で』

京太郎『……まだやるんですか』

久『勿論!』

久『須賀くん、まこの眼鏡は透け透け眼鏡なのよ!』

京太郎『へー』


京太郎『どんな具合に透けて見えるんですか?』

京太郎『服とか……それともその手の道具系のオチみたいに、肉とか、人間全部透けちゃって結局壁だけしか見えないとか』

久『ふふ……そんなスケールの小さいものじゃあないわよ!』

京太郎『と、言うと?』

久『貴方の人間性が透けて見えるわ!』

久『そう、この質問への答えによって貴方の人間性を看破するという凄まじい眼鏡なの!』

京太郎『……話であって質問ではないですね』

久『……あれ?』

久『私、質問とかしてなかったかしら?』

京太郎『断定しかしてませんね』

久『……』

京太郎『……』

久『さて、気を取り直しましょうか』

京太郎『気を取り乱しているのはあなただけっすけど』


久『須賀くん、まこの――以下略』

京太郎『へー』

京太郎『全略』

久『ばっさりいくわね……まあ、いいでしょう』

久『ふふ……そんなスケールの小さいものじゃあないわよ!』

京太郎『というと?』

久『未来が透けて見えるわ!』

京太郎『おお、確かにスケールが大きいですね。しかも便利そうだ』

久『なんと、この眼鏡……百年後の未来が透けて見えるのよ!』

京太郎『どっちにしても人間透けちゃって結局壁だけしか見えねーよ!』



 ……あれ。

 今の自分、ツッコミ不在のあのときの部長と同じじゃないか。

 ツッコミ入れてくれる人がいないから、なんかモノローグ使ったら、ギャグとかシュールとかじゃなくて酸素欠乏症になってる感じじゃねーか。

 これは由々しき事態だ。

 もう、一人称より三人称でボケるのやめよう。


 というか、狡いな。流石竹井久。小狡い。

 ツッコミ待ちのボケポジションを竹井久から須賀京太郎に変更。

 冷めて呆れるツッコミポジションを須賀京太郎から小走やえに変更。

 これで会話の内容を変えなかったらどうなるのか。


 ……ちょっとやってみようか。


京太郎『小走先輩! 辻垣内先輩の眼鏡は透け透け眼鏡なんですよ!』

やえ『……何言ってんの』

京太郎『もう、ノリが悪いっすね』

やえ『頭が悪いのに比べたらマシよ』

京太郎『頭が悪い……どこにそんな人がいるんですか?』

やえ『……鏡見る?』

京太郎『やえさん』

やえ『……なによ?』

京太郎『いいっすか?』

京太郎『鏡ってのはあれが物体の反射をしているだけなんだから、鏡の中の世界なんてのはないんですよ?』

やえ『誰も鏡の中に頭の悪い出歯亀がいるなんて言ってないから』

京太郎『そうっすよね』

京太郎『出歯亀の為に鏡の中に入っちゃうなんて、とんだ天才ですよね』

やえ『あんたのその発想が天才以外のなにものでもないわよ』

京太郎『あれ、褒めても何も出ないっすよ?』

やえ『大丈夫。貶してるから』


 うわー。なんだよこれ。

 部長がボケてるときは、二人してシュールな会話をしてるって感じなのに……。

 竹井久を須賀京太郎、須賀京太郎を小走やえに変えるだけでもこうも違うか。

 竹井久は、判ってて会話を盛り上げようとしている風なのに、須賀京太郎だと……ただただ残念だ。

 つくづく、人望とかキャラ付けとかあるらしい。

 須賀京太郎がボケに回ると、残念だったりぽんこつだったりという印象が拭えなくなる。


 『不良が雨の日に捨て猫を拾い上げるといい人に見られる現象』の真逆――『真面目な委員長が蛙の尻に爆竹詰めてたら危険』現象だ。

 いや、よく考えたら真面目な委員長がやらなくてもそりゃ危険だ。

 閑話休題。



 ……なんでさっきから閑話休題させてるのに、本題に入らないかって?


淡「そんなに殺して欲しいのかなぁ……?」

華菜「やれるもんならやってみろし!」


 面倒臭いからだよ(直球)。


京太郎「はぁ……」

咲「どうしたの、京ちゃん?」

京太郎「いや……それがな……」


 ちら。


京太郎「既に21位の池田華菜が犠牲になっちまったから……」

咲「……ああ」

華菜「まだなってないし! 華菜ちゃん死んでないからな!」


 元気いいなぁ。

 そういうとこ、素直に尊敬する。というかかなり尊敬してる。

 実際、あんまり暗さとか悲壮感とか感じさせないで前向きに賑やかなのって、凄いと思う。


京太郎「いや、すみません……池田先輩」

華菜「全く、本当だよ」

華菜「いくら気遣いの男だなんだって言われても、そこんとこが結局キャプテンに付きまとってたときから変わってないし!」

華菜「そういうとこ直さないと、人間的にまだまだだからなー?」

京太郎「ハハ……はい」

淡「……」 ゴゴゴゴゴゴ


 で、何故だか判らないけど……これが。


淡「ああもう、うっさいなー」

華菜「何が? あと、先輩には敬語ってのを忘れんなよ」

淡「先輩? 先輩って誰です? 私、そんけーできる人間以外は先輩だと思ってないんですよねー」


 正しくは嘘。

 ○○先輩と呼びながらも、わりと大星淡は相手を呼び捨てにする場面もある。

 慇懃なのは無礼なときだけ。それ以外は普通に無礼なだけ。あとは馬鹿っぽいか。

 馬鹿っぽく、且つ完全に懐いている対象なんてのは宮永照ぐらいだろうか。

 それでも当人いわく――


淡『ん、テルー?』

淡『そんけーしてるし、恩人だし、大好きだけど……いつかは私が追い越すからね!』

淡『リベンジ、誓ってるから!』


 ――だ、そうだ。

 拾われる(というのが何を指すのか判らないが)ときに負けたのは、尊敬は尊敬として、やっぱり雪辱したいらしい。

 まあ、三歩歩いたら忘れそうだ。


咲「京ちゃん……流石にそれは淡ちゃんに悪いよ」

京太郎「そうか?」

京太郎「じゃあ、散歩に行ったら忘れそうだな」

咲「ちょっとだけ歩く距離増えた!?」


淡「ってゆーかさ、なんなのあんた」

淡「なーんか脇から出てきたと思ったら、上から目線で語ってくれちゃってー」

淡「確かに、コイツは……気も利かない・気も遣えない・気も許さないの三拍子揃った馬鹿だけどさー」


 おい、最後のは関係ないぞ。


淡「いきなり、部外者のあんたにどーこー言われる筋合いはないっての」

華菜「……なんだと?」


京太郎「なあ、咲」

咲「何、京ちゃん」

京太郎「部外者って……いつからアイツは部内者になったんだ?」

京太郎「それを行ったら部外者っての、二人とも一緒だよな」

咲「……」

竜華「……」

数絵「……」


 ちなみに、天江衣とエイスリン・ウィッシュアートは2m級の巨人に拉致された。

 巨人じゃない。大天使だ。


京太郎「……どうすんだよ、これ」

咲「猫と蛸は相性が悪いからね……」

竜華「なんか、語感は似てるんやけどな」

数絵「蛸を食べると猫の腰が抜けちゃうから、仕方ないわね」

京太郎「それ、加熱処理する前の生蛸限定らしいぞ?」

数絵「へー」


 事の発端はあれだ。

 エイスリン氏への、なんとなくうろ覚え勘違いからの口説き文句の一件について、宮永咲と大星淡から説教を受けていたら……。

 「公共の場でぎゃーぎゃーうるさいし! 猫の発情期顔負けだし!」と、池田華菜が顔を出したのがスタート。

 で、咲から事情の説明を受けた池田華菜により、「……この駄目男が13位とか屈辱だよ」とか言われたあたりで雲行きが怪しくなり、

 「キャプテンに付き纏ってたときと一緒でしょーもない」とか「キャプテンの力借りといて不甲斐ない」とか、「間接的にキャプテンへの侮辱だな」とかでいよいよ大時化。

 それからやや置いて、邪神ガタゾノーアが顔を出した。


 なお、一応言っとくなら池田華菜の主張は尤もであると思う。騒いだのに関しては特に。

 その他のも、なんだかんだ彼女なりの気安さを持ったコミュニケーションだ。

 流石に、本気でそうは思っていないだろう。

 思っていても口に出さない程度には、分別がある筈だ。


 ……が。

 そんな事情を知らない大星淡は、あからさまに不機嫌になり噴出した。

 お説教の強制中断。自分のテリトリーに割り込まれたと思ったのだろう。知らんけど。

 あとはご覧の有り様だ。


咲「で、話逸らさないでよね。京ちゃん」

京太郎「オレェ?」

数絵「ほら、早くなんとかして来なさいよ」

京太郎「なんとかって……」

数絵「早くなんとか首吊って来なさいよ」

京太郎「いつまでその辛辣キャラ引っ張んだよ」


数絵「いや、気に入っちゃって……」

京太郎「それ、どっちかと言うと……気がイっちゃってるな」

数絵「奈良に来て良かったわ」

京太郎「……奈良はそんな辛辣サド生産所じゃねーからな?」

数絵「大丈夫よ、生産じゃなくて精算しただけだから。これまでの私を」

数絵「言うとしたら、生産じゃなくて育成かしらね」

京太郎「これまでお前を育て上げた聡さんに、顔向けできないことしちまった……」

数絵「私を体よく精算したのよ」

京太郎「そんな恐ろしいことする奴が、あんな嬉しそうに孫娘の活躍をスクラップにするか!」


 おかしい。

 南浦数絵は、確かに少し硬いという嫌いがあったが……いまでは邪知暴虐、傍若無人な女に。

 この旅行が何を産み出してしまったのか。恐ろしい。


咲「京ちゃん」

京太郎「なんだ?」

咲「早く、止めてこようね?」

京太郎「……あー」

咲「返事は?」

京太郎「……はい」


京太郎「あー、もしもし、お二人さん?」

淡「須賀は黙ってて!」

華菜「須賀は口を出すなし!」

京太郎「……二人とも」

京太郎「あの、騒がないで下さい。人が見てますから」

淡「むっ」

華菜「う……」

京太郎「というか喋らないで下さい。一緒に話してるとこ誰かに見られたくないです」

淡「……っ」

華菜「そこまで!?」


 「奪われた」と、南浦数絵が呟いた。

 それはすまないと思うが、まあ、許して欲しい。わりと緊急事態だ。


京太郎「どうしても争いたいというなら――雀士らしく、勝負で決着をつけましょう」

淡「へー、須賀にしては気が利いてんじゃん!」

華菜「望むところだ! 人間は、魔物なんかに負けないし!」


 わりと直情径行の二人は、案の定乗り気になった。

 判りにくいところがある――――というか女性の心理なんてのはまるで判らんが、心理なんて読めなくても思考の傾向は判る。

 火花を散らす二人。実に丁度いい。


淡「で、面子どーすんの?」

華菜「足りないの、誰入れるんだよ?」

京太郎「ああ、そうだなあ……まずはモモだろ」

淡「……んゅ?」

京太郎「で……辻垣内先輩、弘世先輩、豊音さんとして」

京太郎「そうだな、あと4人どうすっかな」

華菜「どんだけの数集めるんだよ!? トーナメントでもやるつもりか!?」

京太郎「いや、10人いないとバスケできないだろ? 3on3ならいいけどさ」

華菜「はぁ!?」

淡「なんでバスケとか言ってんの!?」

華菜「馬鹿だとは思ってたけど……ここまでとは思わなかったし!」

淡「ばーかばーか!」


淡「大体須賀って、いっつも唐突だよねー!」

華菜「キャプテンのとこに来たときからそうだったし!」

淡「なにそれ? キャプテンってだーれー?」

華菜「福路美穂子アナウンサーって言ってだな……」


 そのまま、やいのやいのと話し出す二人。

 池田華菜は、高校生の頃の須賀京太郎を知っているから――あることないこと吹き込まれないといいが。

 悪口というかなんというかで盛り上がる二人に紛れるように、数絵が耳打ちした。


数絵「……なんでバスケ?」

京太郎「この間、モモとやったら思いの外いいコンビだったから」

竜華「あー、そうなん?」

竜華「ちなみに私も得意やで、バスケ」

京太郎「でしょうね……」


 東横桃子の消える特性から現れる変幻自在なパスは実にヤバい。ドライブもヤバい。

 弘世菫もヤバい。コート内のどっからでもシュート決められるからヤバい。

 辻垣内智葉もヤバい。トップスピードもさることながら、緩急がヤバい。ボール感覚がヤバい。 

 ちなみに京太郎は滞空時間とバネが自慢だ。伊達にムエタイやフリーランをやってはいない。

 だが、それらを考慮しても――――その麻雀の“特性(スタイル)”からして、清水谷竜華が一番恐ろしいだろう。

 胸的な意味でも。

 スクリーンとかゴール下争いとかできないよ。



 オカルトとは違って、技術を昇華させる――というのはそのパーツが、スキルが自分の中に存在しているということ。

 運動能力は関係ないが――勘や感覚や思考能力や観察眼などは、麻雀にしか使えない訳ではない。

 基本的に皆、それは麻雀で使う――つまり戦闘態勢や集中状態でなければ用いられないが……。

 やろうと思えばできるのである。


 清水谷竜華はその“眼”。

 麻雀に於いては、ブラフやハッタリやポーカーフェイス――心理的な惑わしを無効化し。

 そして、その“眼”で得た情報と、更にまさに昇華である能力を用いて戦うスタイルであるのだが。

 スポーツでやられると、ましてやバスケという競技でやられると、多分どうしようもない。


京太郎「……で、そろそろいいかな」

京太郎「二人とも、もういいだろ? だいぶ気が晴れたはずだぞ」

淡「そ……そうだね、うん、あはは……」

京太郎「池田ァ! 何を吹き込んだァ!」

ちょっと次スレ立てて来ますわ

姉帯さんが紫やねん。マホちゃんは黄色いねん

【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第27位【アラフォーマーズ】
【安価】京太郎「プロになったはいいけれど……」 第27位【アラフォーマーズ】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1390010291/)

ほい、という訳で次スレ

ジョセフめいた策略と声優的な意味で、京太郎が花宮ポジに入れるがラフプレーとは無縁なのだよ


正直、キャプテンの能力より竜華の能力の方がスケールとしては、遥かにヤバい……と解釈させて貰ってます
特に、麻雀以外なら尚ヤバい。正にヤバい
ただ、原作本編だといいとこなし&怜ちゃんとかいうあれがあるから仕方ないんやけど……まあ、追々ヤバさ解説します

竜華じゃなかったら、キャプテンが8位だったね。長野1位のツモ運だし

んじゃ、ちょっと続き書くんでー


華菜「華菜ちゃんは、嘘は吐いてないからな?」

京太郎「ああ、つまりは恣意的に事実を隠蔽はしたってことですねありがとうございます」


 嘘は吐いてないよ。

 ただ、聞かれなかったからね。

 僕は断言なんかしてないよ。

 僕の感想を言っただけで、それが事実だなんて一言も言ってないよ。

 嫌だなあ、騙すなんて……認識の齟齬を正さなかったのは君の方じゃないか。


 ――と、こういうことだ。

 マスコミやワイドショーはお得意の手法だ。

 「コップの中の水が半分」という事実に対して、「コップの中の水がもう半分しかない」と答えるのか「コップの中の水がまだ半分ある」なんて、

 事実を伝えるにしても言い方次第でどうにでもなる。

 更にここに「妹の為に残していた」という事実があったとしてもそれを隠蔽し、

 オマケにコメンテーターの個人的な考えを追加すればあら不思議――妹思いの兄貴は、自己中の粗忽者に早変わり。


 つまりはこうなる。

 「妹の為にコップの水を半分残した」

 →「いやー、半分も水を飲み干してしまうなんて信じられませんね。しかも、喉が渇いている妹さんがいるのに。これはどうなんでしょう?」


 なんとも恐ろしい現象だ。これで嘘を吐いてないんだから恐ろしい。

 嘘を吐いてない=正直者というのは、大きな誤りである。誤りでしかない。正直者に謝れ。


京太郎「大星……?」

淡「ひっ」

京太郎「……」

京太郎「池田ァ!」


華菜「一々怒鳴るなし……しかも、華菜ちゃん年上だからな?」

京太郎「大星ここまで怯えさせて、年上もクソもないですよね?」

華菜「んー」

華菜「ちょっと話を面白おかしくしただけなんだけどなぁ」

京太郎「それでここまでなります……?」

華菜「それは正直予想外過ぎた……というか、須賀なら遣りかねないと思われてるんじゃないのか?」

京太郎「う……」

華菜「それって正直、今までの須賀の言動が原因じゃないの?」

京太郎「……」

京太郎「……いや、確かに最近」

京太郎「だけど……なんだかんだ絆があるはずで……でも……」

京太郎「これは……いや……」

華菜「うだうだ言ってないで直接本人に聞いたら?」


 言われてみれば。

 早速、彼女の中の須賀京太郎像を確認してみるとしよう。

 で、大星淡に向き合ってから気付いた。

 ――そもそも、話した当人である池田華菜に聞けばよかった!


京太郎「なあ、大星?」

淡「う……」

京太郎「そのー、なんでそんなに怯えてるんだ?」

淡「だって……」

淡「幼児を5時間に渡ってつれ回したり……」

京太郎「遊んでやってただけな。5時間も」

淡「電化製品のコードで人を縛ったり……」

京太郎「逆。俺は絡まった人を助け出した方だからな」

淡「プロ雀士カードで、5連続で同じあんまりレアじゃないキャラカードを引いたり……」

京太郎「8連続だって」

淡「雨の中で傘も持たずに校門のところで正座して待ってたり」

京太郎「雪の中だな」

淡「それに、さ……」

京太郎「ん?」

淡「女の子の涙目とか悔しがったり苦しがったりする顔が好きだからプロ雀士になった、って……」

京太郎「池田ァ!」


 嘘吐いてるじゃねーか!


京太郎「なあ……」

京太郎「大星、お前の知ってる俺はそんな人間だったか?」


 信じたい。信じて欲しい。

 図らずも一緒に飯食ったり、遊んだり、酒飲んだりしたんだから。

 ライバルだし……。

 信頼関係ぐらい、築けてるよな……うん。


淡「そうだよね……」

京太郎「だろ?」

淡「胸を揉みしだくが入ってない!」

京太郎「おい!」

淡「あと、人を蹴るのとか殴るのとかが大好きなのも!」

京太郎「ちょっと、信頼関係ィィィィイ――――――!?」



咲「京ちゃん」

咲「胸を揉みしだくって何?」


 怖くて振り向けない。

じゃあ、また夜に
埋めちってもええよー

1000ならマッサージでチームメイトの女体を極楽に誘う

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