モバP「なっちゃんと夏の事務所」 (27)
1作目 モバP「なっちゃんという同級生」(モバP「なっちゃんという同級生」 - SSまとめ速報
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2作目 モバP「なっちゃんという担当アイドル」(モバP「なっちゃんという担当アイドル」 - SSまとめ速報
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3作目 モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」(モバP「ナナ先生のメルヘンデビュー」 - SSまとめ速報
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4作目 モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」(モバP「なっちゃんと恋人ごっこ」 - SSまとめ速報
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5作目 モバP「なっちゃんと後輩アイドル」(モバP「なっちゃんと後輩アイドル」 - SSまとめ速報
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6作目 モバP「なっちゃん達のガールズトーク」(モバP「なっちゃん達のガールズトーク」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436281527/))
7作目 モバP「なっちゃんと俺」(モバP「なっちゃんと俺」 - SSまとめ速報
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8作目 モバP「なっちゃんとその後」(モバP「なっちゃんとその後」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445267426/))
9作目 モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」(モバP「なっちゃんと年越し」 鷹富士茄子「思い出話、追加注文です♪」 - SSまとめ速報
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10作目 モバP「なっちゃんと春休み」(モバP「なっちゃんと春休み」 - SSまとめ速報
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11作目 モバP「なっちゃんと梅雨」(モバP「なっちゃんと梅雨」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1466864378/))
の続きです
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ミーンミンミンミン……
P「暑い……」
凛「暑いね……」
光「あづい。あづい……」
菜々「みなさん、暑いと思うから暑いんですよ。まずは暑いというワードを出さないように……ナナが一番暑いって言ってますね」
茄子「ありえない……私が日常的に通う場所でエアコンが壊れるなんて……天地がひっくり返ってもありえない事象なのに……」
P「なっちゃん、時々めちゃくちゃ傲慢になるよな」
凛「茄子さんがエアコン叩いたら直ったりしないの? 幸運的ななにかで」
光「おおー、なんかヒーローの超能力みたいでかっこいい」
菜々「さすがは茄子さんですねっ」
茄子「P君大変です。なんだか勝手にハードルを上げられています」
P「神様仏様鷹富士様に期待してるぞ」
茄子「恋人も敵でした……孤立無援です」
P「実際暑くてかなわないから、なんでもいいから頼りたくなるみんなの気持ちもわかる」
光「茄子さん」
凛「茄子さん」
菜々「茄子さんっ」
茄子「む、むむむ……や、やってみます」
茄子「ほわたぁっ!」ペシッ
エアコン「………」
P「直ってないな」
凛「ダメか……まあ、当たり前だよね」
光「茄子さんの幸運も敵わないのか……」
菜々「ほんの少しだけ期待してましたけど、茄子さんも人の子ですもんね」
茄子「P君大変です。私の神性が、幸運の女神としての神秘性が下がっています」
P「そんなもの元からあったか?」
茄子「P君に向こう一年ガリガリ君のあたりがでない呪いをかけました」
P「微妙すぎるだろ」
茄子「微妙とはなんですか。ガリガリ君を買う時の『ああ、70円でアイスが2本食べられるなんて幸せ……』という気持ちが味わえなくなるんですよ」
凛「100パーセントあたりが出る前提で話してない?」
P「だいたい、毎度毎度2本も食べられるとは限らないしな。むしろ1本で十分なときのほうが多いぞ、ガリガリ君」
茄子「そういう時は隣にいるP君に押しつければいいです」
菜々「いつもPくんが隣にいる前提で話してますね」
P「俺はガリガリ君とかよりもう少しリッチなアイスが好きだから」
茄子「高いって、ハーゲンダッツとかですか?」
P「いや、126円アイス」
茄子「うわあ……それをリッチと表現するんだ」
P「いいだろ別に! パルムとかガリガリ君よりリッチな味するだろ!」
茄子「あーっ、ガリガリ君をバカにしましたね! 一生パルムのあたりが出ない呪いかけますよ!」
P「パルムにあたりは存在しない!」
光「なんか喧嘩になっちゃったぞ。ふたりとも、仲良くしないと」
凛「いいんだよ、放っておいて」
光「でも」
菜々「光ちゃんもそろそろわかってきたんじゃないですか? あれは喧嘩というよりも」
茄子「じゃあ今度、お互いの好きなアイスを食べさせあうってことでいいですね」
P「望むところだ。俺のセンスのほうが上だと思い知らせてやる」
茄子「ふふふ、楽しみです♪」
P「俺もだ、ククク」
菜々「イチャついてるだけです」
凛「うん」
光「んー……よくわからないけど、確かに雰囲気が悪くなってるわけじゃなさそうだなあ」
ちひろ「みなさん、扇風機を出してきましたよ」
光「扇風機!」ガタッ
菜々「これで少しは涼しくなりますねぇ」
凛「……っし」←無言のガッツポーズ
P「ありがとうございます、ちひろさん」
ちひろ「いえいえ」
P「そういえば、もう一台くらいどっかに余ってたような気がするな。扇風機」
ちひろ「あら、そうでしたっけ。どの部屋でしょう」
P「俺が探しに行くので大丈夫です。ちひろさんは涼んでいてください」
ちひろ「そうですか? では、お言葉に甘えて」
茄子「私も手伝いましょうか?」
P「ひとりで十分だよ。なっちゃんも涼んでてくれ」
P「あ、でも扇風機の真正面を占領しちゃだめだぞ」
茄子「はい♪」
光「わーれーわーれーはー、うーちゅーうーじーんーだー」
光「人間を愛する、M78星雲からやってきたうーちゅーうーじーんーだー」
茄子「さすが光ちゃん。定番の『扇風機の前で宇宙人ごっこ』もヒーローテイストですね♪」
菜々「はぁ~。この後マストレさんのダンスレッスンですよね……あっちの部屋は冷房が効いているとはいえ、この猛暑日にしごきを受けると思うと気分が」
凛「でも、サボるわけにもいかないしね。毎日少しずつやって、少しずつ前に進んでいかないと」
凛「私達、まだ甘くはない青い果実だからね」
光「お、ネクサス!」
凛「ふふっ」
茄子「そして、凛ちゃんは光ちゃんのヒーローテイストに染まりつつありますね♪」
菜々「ナナ、いまだにリコちゃんの絵のシーンはひとりじゃ見られません……」ブルブル
光「次は凛さんが涼む番!」
凛「ローテーションで扇風機の前に移動するの、案外悪くないかも」
ちひろ「ひとりひとりが一気に風を浴びられますからね」
茄子「年齢の若い順で並んでいますから、次は」
凛「茄子さ……あ、菜々さんか」
菜々「凛ちゃ~ん……」ジトーー
凛「わ、わざとじゃないから」
菜々「それはわかってますけど……うーん、もっと自然に17歳だという意識を刷り込ませないと」ブツブツ
光「? 菜々さん、どうしたんだ?」
茄子「いろいろあるんですよ」
茄子「ところで凛ちゃん。凛ちゃんは宇宙人ごっこしないんですか?」
凛「え? しないけど」
茄子「えー」
凛「なに、その反応……しないよ」
凛「さ、そろそろ交代かな。菜々さん、涼んでいいよ」
菜々「あ、はーい」
菜々「わーれーわーれーはー、うーさーみーんーせーいーじーんーだー」
茄子「わーれーわーれーはーうーちゅーうーじーんーかーもー」
ちひろ「みーぎーにーおーなーじーです♪」
光「へっへっへ~、しーんーぱーいーすーるーこーとーはーなーいー」
茄子「はい凛ちゃん」
菜々「どうぞ」
ちひろ「みんなやったので」
光「楽しいよ?」
凛「外堀全部埋められた気分……」
P「ただいまー。2台目の扇風機持ってきたぞ」
『おかえりなさーい』
凛「………おかえり」
P「? 凛、顔が赤いけどどうかしたのか」
凛「なんでもない……みんなの団結力に負けただけ」
P「?」
夕方
光「じゃあ、また明日!」
凛「お疲れさま」
菜々「暑い日が続きますから、みなさん無理をしないように!」
凛「先生モード?」
ガチャ、バタン
P「なっちゃん、まだ帰らないのか?」
茄子「んー……P君は?」
P「俺はもう少しかかるかな。7時までにはやること全部終わると思うけど」
茄子「そうですか。なら、それまで待ちますから、晩御飯一緒に食べませんか」
茄子「私は大学の課題でもやってます」
P「ああ、いいぞ」
茄子「やった♪」
P「どこ行くんだ? たまにはちょっと洒落たところにでも」
茄子「カレー、カレー食べに行きましょう!」
P「はは、りょーかい」
茄子「夏野菜カレーが食べたいです。ナスが多めに入ってるような」
P「共食い?」
茄子「ふふふ、ナス界隈は弱肉強食です。私より弱いナスは食われる運命」ククク
P「おお、乗ってきた」
茄子「乗ってあげました♪」
P「『ナスじゃなくてカコですよ~』って返されるかと思った」
茄子「声真似気持ち悪いです」
P「すんません」
P「………」
P「ふう」
P「あー……よくないな。だんだん集中力が切れてきた」
茄子「大丈夫ですか?」
P「なっちゃんが応援してくれたら頑張れるかもしれない」
茄子「なるほど……ではでは」
茄子「がんばれ♡ がんばれ♡」ニコニコ
P「おお、気力が回復してきた」
茄子「がんばれぇ♡♡♡ がんばれぇんっ♡♡♡♡」
P「なんでそんなに艶めかしい声出すの」
茄子「P君の車の中にあった雑誌」
茄子「その中の漫画の部分で、こういうハートマークがいっぱいのセリフがたくさんあったので」
P「」ビクッ
茄子「ああ、P君はこういうえっち本が好きなんだなあと思ったので、再現してあげました♪」ニコニコ
P「い、いつの間に巧妙に隠された俺のお宝本を……」
茄子「知りたいですか?」
P「う、うん」
茄子「まあなんかアレですよ幸運的なアレ」
P「雑すぎだろ!」
P「はあ……マジかあ。いつの間にかエロ本が見つかってたのは恥ずかしい」
茄子「大丈夫ですよ。男の人がそういうの好きなこと、私はちゃんと理解してますし♪」
P「なっちゃん……」
茄子「だから気にしなくていいですよ、H君」
P「名前変わってる!?」
茄子「あら? S君でしたっけ、M君でしたっけ」
P「100パーセント悪意しかない間違え方だ……」
茄子「ふふっ♪ なんだか不思議ですね。P君相手だと、ついついはしゃいでからかっちゃいます♪」
茄子「自分でも子どもっぽいなあと思うんですけど、楽しくて」
P「確かに、俺相手とそれ以外じゃ結構態度が違うよな。時々毒吐いてくるし」
茄子「ちなみにP君は、大人っぽい女性が好みですか? それとも子どもっぽいほうが好みですか?」
P「大人っぽいほうが好みだと答えると、どうなるんだ」
茄子「私の態度がもっと子どもっぽくなります」
P「本当に子どもみたいだな」
茄子「いやですか?」
P「いや、面白いからいい」
茄子「ふふ♪」
P「………」カタカタカタ
P「よーし、終わったぞ」
P「さっさと帰ろう……って」
茄子「……すぅ……すぅ」スヤスヤ
P「いつの間にかソファーですやすやしてるし……途中からやけに静かだと思ったんだよ」
P「おーい、なっちゃん起きろ」
茄子「……んぅ……」モゾモゾ
P「起きないとめくれかけのスカートを完全にめくりあげるぞー」
茄子「……すぅ……はっ倒します……すぅ」
P「物騒な寝言だ……ていうか起きてるだろう、なっちゃん」
茄子「P君……すき……むにゃむにゃ」
P「どさくさに紛れて告白するな。ほら、いい加減起きて帰るぞ」
茄子「む~。バレましたか」ムクリ
P「バレないと思うほうがおかしい」
茄子「寝言に紛れてこっそり愛をささやく作戦、失敗です」
P「次はもっと自然にやってみるんだな」
P「荷物片づけたら帰るから、そっちも準備しておいてくれ」
茄子「はーい」
茄子「あ、そうだ。ねえP君」
P「ん?」
茄子「好きです」
P「………」
茄子「好きー、好きー♪」
P「………」
P「うるさい、好き」
茄子「知らないです、好き」
P「早く荷物まとめなさい、好き」
茄子「そうですね、好き」
P「俺もさっさと帰りたいからな、好き」
茄子「りょーかいです、好き」
P「………」
茄子「………」
P「はははっ! なんだこれ」
茄子「あははっ……まるでバカップルみたいですね、私達♪」
茄子「片づけ、終わりました」
P「よし。じゃあ帰るか。電気消すぞ」
茄子「はい」
茄子「……また明日、会いましょう」ペコリ
P「部屋に挨拶してるのか」
茄子「毎日通ううちに、すっかり愛着が湧いてしまいましたから♪」
P「なるほど。俺もたまには挨拶しておくか」
P「お疲れさま。また明日もよろしく」
茄子「お疲れさまでした♪」
茄子「カレーを食べに行くこと、覚えてますよね?」
P「もちろん。どこの店行こうか」
茄子「歩きながら考えましょう♪」
P「そうだな」
茄子「私、P君と並んで歩くの好きなんです♪」
P「俺もまあまあ好き」
茄子「むむ、まあまあですか。これは大好きになってもらうしかありませんね」
P「頑張れ」
茄子「頑張ります♪」
茄子「とりあえず、今日のカレーは――」
おしまい
おわりです。お付き合いいただきありがとうございます。たぶんいつもより甘さ控えめだったと思います
先日追加された茄子さんのRの絵柄がすごい好みで、早くデレステにも来ないかなーと日々感じています
過去作
関裕美「自然なプレゼントのねだり方……」
アナスタシア「またひとつ、約束を」
的場梨沙「で、ハートさんの体重はいくつなのよ」 佐藤心「0キロ☆」
などもよろしくお願いします
乙
みたいじゃなくて完全にバカップルデスヨネ
乙乙
一体いつから自分たちがバカップルでないと錯覚していた?(砂糖ドバー
バカップル乙
まるでじゃなくてバカップルだよ!
と全員と感想がかぶる
乙
甘い甘い
控えめ
控えめってなんだ
乙です
乙
まるでじゃなくて本物のバカッp
(死因:体が砂糖の柱になって崩壊)
やんでれちえりん、つんでれちえりんの人だったのか…
カコ作調べてて知ったよ
何気にたくさん読んでたわ、俺もそろそろトリ覚えるようにしよう
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