【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう10」【リリカル】 (1000)

・安価コンマスレです
・リリカルシリーズのニ次SSとなります
・システム現在改正中です




前スレ
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」【リリカル】
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう9」【リリカル】
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1480592513


■総合魔力:【A】
■暫定魔導師ランク(戦闘力に限る):【S-】
■魔法体系:【古代ベルカ式】
■適正:  【空戦魔導師】
■デバイス:【アームドデバイス『槍型』 AI:『非人格型?』】
     :【ストレージ型の記憶媒体機能一部参考、搭載】
■希少技能:【脳内物質操作】



〈技能1〉
【戦闘技術(S) Lv4】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+45
■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

【魔力放出(A) Lv4】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法(全体):判定時にコンマ補正+25。行動選択中の敵全てに判定
■拘束魔法:判定時にコンマ判定を行う
 A.判定勝利後。次の相手の行動補正値を0にする
 B.判定敗北後。そのコンマ数値で判定を行う
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+30
 判定敗北後。3ターン使用不可





 〈経験値〉
戦闘技術 Lv4:残り【200】でLv上昇します(上限はLv5までになります)
魔力放出 Lv4:残り【200】でLv上昇します(上限のLv5までになります)
脳内物質操作:残り【─】【完成】
鎮痛物質精製:【─】【完成】

〈技能2 (任意、自動発動)〉

①【脳内物質操作(希少技能)】
 耐久数値65以下時に任意の判断で発動可能
 A.判定時コンマ偶数成功:希少補正×3
 B.判定時コンマ奇数失敗:行動不能
 行動不能時にダメージを受けても必ず現在の耐久数値から一割残存確定
 二回目以降の奇数時では一割残存は発生しない。

②【カートリッジロード:装弾数3】
 1ターンに1度、任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に補正+15。反動のデメリット補正-10(1ターン)

③【フルドライブ:オーバロード】
 任意の判断で装弾数2消費することで発動可能。コンマ判定時に補正+30
 判定後に自己ダメージ発生。耐久数値-20

④【鎮痛物質精製】
 任意の判断で二回発動可能。発動時にコンマ判定発生
 コンマ1桁の数値分、耐久数値が上昇する(耐久数値の上限は超えない)

⑤【中枢神経麻痺(痛覚)】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する

⑥【リミットブレイク(肉体破損無視)】
 装弾数を任意の判断で消費することで使用可能(戦闘終了まで強制持続)
 A.使用した装弾数の数×15の数値を全ての行動補正値に加算する(継続)
 B.判定後に耐久数値-【50】の自己ダメージ発生(継続)

 (自己ダメージで耐久数値【0】になった場合『中枢神経麻痺』は発動する)
 (自己ダメージで【0】になる時、希少一回目と併用しててた場合。『1割』残存する)
 

 [好感度表1]
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)


ギンガ:【240】 (フェイトさんと先輩。どっちもすごかったです!)
フェイト:【196】 (なのはがもう一人増えたみたいだ…)
陸士隊員s:【146】  (信じてるぜ。お前が帰ってくるのを)
はやて:【146】 (機動六課ロングアーチにようこそ!これから頑張ろな!)
レジアス中将:【141】 (私は会わなくてはならない。あいつと)
ルーテシア【114】 (に…兄さ──うん。恥ずかしくてムリ。まだ陸士さんでいいよね!)
ゲンヤ:【99】  (──)
ティアナ:【95】 (ボロボロね。噂通りなら…兄さんとちょっと似てる…の? 関係ない、か…)
高町なのは:【91】 (な・の・は!です!)
スバル:【84】 (お父さんたちの言う通りいい人でした!)


カリム:【83】 (新しい同志が…いえ、友人が出来たようでとても嬉しいです…!)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
エリオ:【69】 (すごい近接攻撃だった…!もし戦うなら速さで撹乱して…ぶつぶつ)
キャロ:【60】 (やっぱりフェイトさんはすごいなあ…。いつか頼ってくれたら…)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【44】 (礼儀正しいが無理してるように見えるぜ?もっと肩の力を抜いてきましょ!)

[好感度表2]

【コミュ不可】
ドゥーエ:【173】 (本当にバカな人ですね。そんなあなただから…)
ゼスト【102】 (ルーテシアを頼む。そして…あいつを)
スカリエッティ:【92】 (最後の舞台。君にはそこで踊ってもらうよ)
チンク:【46】 (──強いな。ホントに…強いよ、お前は)
クアットロ:【22】 (タフすぎるでしょう!?)
  

1スレ目 【レジアス、直談判、入局、陸上部隊、銀行強盗事件】
2スレ目 【大きな特殊イベント 湖 ナンバーズ、長期リハビリ】
3スレ目 【大きな特殊イベント 病院 ナンバーズ】
4スレ目 【ドゥーエ 火災事故】
5スレ目 【大きな特殊イベント 護送任務】
6スレ目 【大きな特殊イベント 護送任務 第一級希少個体 運命の分かれ道】
7スレ目 【大きな特殊イベント 護送任務 転移デバイス 崩れる世界】
8スレ目 【大きな特殊イベント 護送任務 崩れる世界 未来へ】
9スレ目 【傷痕 機動六課】

【適正コンマ】【回復魔法】
【10】【才能が微塵も存在しない】


男「くっ…!」

シャマル「…」

男「う…おおおっ!」

シャマル「…」

 何かが、掴めそうな気がする。




シャマル「はい。では健康診断はこれで終わりです!」

シャマル「結果は追って報告しますね?」

男「…はい」

 どうやら回復魔法は自分に向いてなかったようだ。
 才能がないものは仕方ない。
 切り替えて自分に出来ることをやろう。


シャマル「…」

【検診結果】【コンマ判定】
↓1

00~10 ???
11~30 異常あり【???】
31~50 異常あり【???】
51~70 異常あり【戦闘、日常生活、問題なし 後遺症は継続中】
71~90 異常なし【後遺症、リンカーコアの損傷、人体の破損、快方に向かっている】
91~99 異常なし【四年前より健康になっている】


シャマル「そうですね。これならお仕事…大丈夫かな?」

はやて『そか。でも後遺症が怖いなぁ…』

シャマル「…本来ならさらに数年の療養を強く勧めるんですけどね」

はやて『いまさらそれは、陸士さんが納得せえへんからね。酷いことしてる自覚はあるよ…』

 それでも彼の力を借りたかった。
 数年前のナンバーズ事件から彼が深く関わってる。関わりすぎてる。
 敵に狙われてるにせよ、何か重大な秘密を握ってるにせよ。近くにいてくれた方が安心できる。


はやて『…難儀やな。ほんまに』

  【午後】【フェイトと訓練】

フェイト「あ!こっちです!こっち!」

男「…!」

 六課に存在する訓練スペース。
 その隅に位置する茂み地帯にハラオウン執務官に呼び出された。

男「遅れてすいません…定期検診があったので」

フェイト「いえ!無理言って誘ったのはこっちなので。それに検診は大事ですから」


フェイト「昨日の模擬戦…お疲れ様でした」

男「こちらこそ。すごくタメになりました」

 自分にはまだまだ学ぶべきことが多い。
 そう実感せざる得ない一戦だった。


フェイト「色々言いたいことがあったんですが…いま何を言っても逆効果な気がして」

フェイト「だから陸士さんと一緒に訓練したかった。伝える言葉をゆっくり探すことにします!」

男「…はい。ハラオウン執務官」

 昨日。フォワードみんなから悲しい顔をしてると言われていたが。
 いまのハラオウン執務官は元気なようだ。その内心までは窺い知れないが。


フェイト「それじゃあ訓練を始めましょう!」

男「はい!」

 ハラオウン執務官主導による訓練を受けることになった。

【技能候補】
(習得可能な技能候補になります)
(先取りで習得する技能を選択してください)


【技能変化】【経験値:80で習得】
①回避(短距離:瞬間移動):判定時にコンマ補正+20
 A、偶数時。回避成功(0ダメージ)。『近接戦闘』に補正+10(1ターン)
 B、奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

【技能変化】【経験値:50で習得】
②回避(加速:フェアーテ):コンマ判定を行う
 A、偶数時。回避成功(0ダメージ)。『魔力付与攻撃』に補正+20(1ターン)
 B、奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

③【雷速の模倣】【習得】
 『回避』失敗時に自動で発動する
 そのコンマ判定を無効にして、再判定を行う

④【フィン:距離を取る】【習得】
 任意の判断で戦闘中に一度だけ使用できる。コンマ判定を行う
 コンマ30以上の場合。このターン互いに『近接戦闘』が使用できなくなる(敵の行動は再設定)
 ※ターンは経過しない
 

(22:30に先取りを行います)

③【雷速の模倣】【習得】
 戦闘中に一度だけ使用できる。『回避』失敗時に自動で発動する
 そのコンマ判定を無効にして、再判定を行う

(修正)

【技能獲得】↓先取り3つ
>>32より選択してください

  

③【雷速の模倣】【習得】
 戦闘中に一度だけ使用できる。『回避』失敗時に自動で発動する
 そのコンマ判定を無効にして、再判定を行う


男「…っ」

フェイト「はあ!」

 槍と鎌が交錯する。
 一合、二合と撃ち合う度。辺りに金属音が鳴り響き空気を震わせた。

フェイト「──」

男「…ぐっ!?」

男(…また、消えた!?)

 だがこの数時間で知覚は無意識に反応した。
 ──後ろに回り込まれている。

 模擬戦で、今日の訓練で。
 痛いほど身体に染み込まされた彼女の動きを、自分は咄嗟に模倣した。

フェイト「…!」

 薄皮一枚掠めながらも、その黒い一太刀に対応出来た。
 ようやく今日初めて、ハラオウン執務官の高速機動による一撃を回避した。


男「やっ…!」

フェイト「気を緩めない!」

男「ごっ…!?」

 切り返しによる二太刀目までは身体が碌に反応出来ず、バルディッシュによる一撃を腹に受け後方へ大きく弾き飛ばされた。


フェイト「すごい…。少しだけどもう動きを覚えられた。レアスキルで集中力が高まったのかな?」

フェイト「でも陸士さんの動きを私が覚えることも出来ます!」

男「ごほっ…。おええっ…」

フェイト「あっ!?す、すいません!つい…必死で!」

 手痛い一撃を授業料に、一つ成長出来た気がする。


【午後】【フェイトとの訓練終了】
【フェイトと主人公が一つ成長しました】(技能変化)

  【夜】【自室】

はやて「あはは!またえらい目にあいましたねー!フェイトちゃんが熱くなるなんて珍しい!」

はやて「でも本職のなのはちゃんの訓練に比べたらまだまだ優しいですからね!」

シャマル「はいはい。お腹見せてくださいねー」

男「…本当に、みんな強い人達ですね」

 シャマル医務官に回復魔法を施されながら、彼女達の強さを痛感した。
 恐らく他の隊長、副隊長もハラオウン執務官と同等以上の強さなのだろう。
 改めてこの部隊の戦力の高さを実感できた。


はやて「今日は仕事のお話に来たんです。有り体に言えば『三日後』に警備の仕事です」

男「…警備?」


はやて「骨董美術オークションのホテル『アグスタ』。その会場警備と人員警護」

はやて「それが六課のお仕事。陸士さんの初仕事になります」

男「…?ホテルの警備が六課の仕事なんですか?」

はやて「上から取引き許可の出てるロストロギアとか出品するんですよ。そのロストロギア反応をガジェットが『レリック』と誤認。それから守るのが六課の仕事ですね」

男「ロストロギアのオークションですか…中止した方がいいのでは?」

はやて「んー。そうしたいのは山々なんですが…ちょっと難しいんですよね」

 どうやら事情が事情らしい。
 オークションの取引き事態は陸佐の権限でも難しいようだ。

はやて「警備の場所などは同じ遊撃のザフィーラやガリューと決めて欲しいんです」

はやて「おーい!入ってええよ、ザフィーラ!」

 ガチャ

血反吐吐きながら準備オッケーなオバロギンガも見てみたくはあるな・・・


ザフィーラ「邪魔をするぞ…」

 ヒョコっと、半開きになっていた扉の隙間から『青い毛並みの犬』が入って来た。
 自分の耳がおかしくなってなければ喋ったと思うのだが。

男「えっ…、犬?」

ザフィーラ「犬ではない。守護獣だ」

 その双眸からは強い芯と強さを感じられる。
 間違いなく自分より経験を経ている先達だと理解した。

 使い魔…ルーテシアのように使役された魔法生物なのだろうか、と尋ねたら『守護獣』の一点張りだった。どうやら『守護獣』はとても誇りある役職らしい。

ザフィーラ「これから任務で一緒になることが多いだろう…。お前の強さは既に聞き及んでいる」

ザフィーラ「よろしく頼むぞ、陸士」

男「はい、ザフィーラさん」

 そのあと無言で頷き、トコトコと出て行った。
 六課ってすごい…、改めてそう思った。

【一日が終了します】

【好感度コンマ】
1日の終わりに、初対面の人間の初期好感度をコンマで決めます
一度だけです。好感度は安価で上がっていきます

↓1コンマ判定 シャマル(+20)
↓2コンマ判定 ザフィーラ(+10)

補正に助けられたか


シャマル:【54】 (定期検診です!今日も定期検診です!逃げないでくださいね!?)
ザフィーラ:【28】 (想像以上に傷だらけの男だ。…少しでも俺が盾になってやらねばな)

 

ザッフィー△

  【???】

「君はどうする?」
「懐かしい顔に会えるかもしれないよ?」

「──」

「ふふっ、そうかい!そんなに恥ずかしいのであれば仕方ない!」
「私はどうするかな…、こんな些細な件ではまだ会いたくないな。でも直で見たい気持ちもある」

「──」

「ああ、ずっと考えてたんだよ。この四年間」
「…彼の最も嫌がることをね」

  

259 名前:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[saga] 投稿日:2016/09/03(土) 17:36:04.97 ID:wYYl2vb90 [21/63]

二乃「人間の身体とは不思議なもので…発生させる種類によってはその精神を上書きします」
二乃「例えば凶悪な力の前に震える身体でも脳内物質を変化させれば、恐怖は快楽に変わったり」
二乃「臓腑を穿たれても、骨を砕かれても、その痛みを無視し行動することが出来る…かもしれない」
男「……っ」
二乃「いえ! これは極端な例ですよ? そんな危険な使い方が出来るとは思えませんし、貴方がするとは思いません!」
二乃「せいぜい…痛み止め程度に使ってくださいね。別段魔翌力が変化するタイプではないので」


最初から読み返してたらこの部分で変な笑いでた


「そのためにはあの失敗作にも働いてもらうつもりだよ」
「まあこっちは大して期待はしてないがね」

「──」

「心配ないさ。何度も身体を弄ったおかげでもう首輪は外れない」
「ルーテシアがいなくなったのは痛いが…その代わりあの騎士はこっちの駒だ」

「物理的に、逆らえんよ」

「──」

「ああ。三日後だ。久しぶりに楽しくなりそうだ」



スカリエッティ「ふふ。元気かな。陸士君は?」

 
  【特殊イベント】【終了】

二乃さんが結果的に節穴みたいになってて草。

  【朝】【自室】

  ちゅん… ちゅん

男「…っ」

 夢見が悪かったようだ。
 気持ち悪い汗が背中に張り付いついる。

男「…」

 三日後に仕事だ。
 今日と明日は自由に行動できる。気をしっかり持って過ごそう。

 ガチャ バタン
  

  【フリーパート】

男「…あ」

スバル「!おはようございます、陸士さん!」

スバル「朝早いですねー。勤務時間までまだまだあるのに」

男「スバルも早いね。ランニング?」

スバル「はい!ティアと一緒に朝練してるんですよ!」

 ティア…ランスターさんのことか。
 『スターズ』のメンバーはどうやら気合が相当入ってるらしい。

スバル「それじゃあ、また!あんまり遅いとティアに怒られちゃうので!」

男「…」コク


【安価】 午前はどうする? ↓2
1、戦闘訓練(経験値↑好感度↑+10 スバル  ティアナ)ランダムで訓練キャラ変化
2、コミュ(好感度↑最低保障+10 知り合いキャラ安価指定)
3、散策(???)
4、自由安価(不可能なものは安価下)

  【フリーパート】


男「丁度いい機会だし、自分も訓練しようかな」

 確か今日の訓練スペースはスターズの部隊が大きく使用するらしい。
 もしかしたら合同訓練になるかもしれない。

男「ギンガは…明々後日かな」

 スバルの訓練姿を見ると、ギンガを思い起こしてしまう。
 やはり姉妹だな、としみじみと思った。


【安価】 午後はどうする? ↓2
1、戦闘訓練(経験値↑好感度↑+10 ザフィーラ)ランダムで訓練キャラ変化
2、コミュ(好感度↑最低保障+10 知り合いキャラ安価指定)
3、散策(???)
4、自由安価(不可能なものは安価下)

  【フリーパート】

【午前】【戦闘訓練】
【午後】【コミュ(ティアナ)】

  

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次の開始は明日~明々後日の20:30の予定です

ホテルの特殊イベントは、ホテルの中を警備する(ロストロギア近辺)
ホテルの外を警備する(スターズ、ライトニングのどちらかの近く)
全く別の区画を警備する(???)
大まかに分けるとこんな感じになる予定です

乙です

異常ありのところで上3つだとどうなりましたか?

>>100
大体こんな感じでした
ただシステム的には00~10以外は影響ありません
体力が実戦で一割切った時、再び検診判定が発生するかもしれません
検診判定の度に内容は少し酷くなるかも

00~10 脳にさらなる後遺症が発生していた(記憶の欠落)
11~30 異常あり【後遺症の悪化+五感の一部が欠落?(判定)】
31~50 異常あり【後遺症の悪化(手足の震え 吐き気 目眩 知覚の一部麻痺の影響が顕著に)】

  【午前】【戦闘訓練1】


なのは「あっ、陸士さん!どうかしたの?」

男「自分も訓練に励もうと思って…、邪魔にならないスペースを貸してもらっていいでしょうか?」

なのは「んー、せっかくだし合同にしましょうよ!任務でも一緒になる時あるかもですし!」

なのは「ティアナー!スバルー!集合ー!」

 高町空尉の合図と共にスターズの二人がこちらへ集合した。
 お言葉に甘えて一緒に訓練をすることにしよう。

スバル「さっきぶりですね!」

ティアナ「…」


【安価コンマ】戦闘訓練開始 ↓2

1、魔力発露の鍛錬(技能:魔力放出にコンマ判定で経験値)
2、戦闘力上昇の鍛錬(技能:戦闘技術にコンマ判定で経験値)
3、模擬戦(好感度↑ 技能を一つ安価コンマ判定で経験値。ただし一度しか行えない)

  【午前】【戦闘訓練1】

ティアナ「せっかく合同なんだし、模擬戦とかどうです?」

スバル「おっ!いいね!陸士さんとフェイトさんの戦いすごかったし!」

なのは「陸士さんと模擬戦か…、まだ早いんじゃないかなー。でも確かにいい機会だし」

 高町空尉は少し迷っているようだ。
 自分としては実戦勘を戻せるチャンスなので断る理由はない。
 
 そのまま高町空尉へ伝えてみた。

なのは「そうだね。じゃあ始めようか!」

なのは「ただし陸士さんには条件いっぱい付けるけど…」


【安価】↓先取り2
1、スバルと模擬戦(好感度↑)
2、ティアナと模擬戦(好感度↑)
3、スバル+ティアナと模擬戦(好感度↑)


なのは「それじゃあスターズ03、04!スタンバイ!」

ティアナ「はい!」
スバル「はい!

男「…!」

 スターズの二人が防護服を着装していく。
 こちらは既に準備万端だ。

 後輩と模擬戦は久しぶりだ。
 カッコ悪いところは見せられない。

男「よし、行くぞ『無──」

なのは「あ、これ陸士さんの条件表ね?」

 なぜだろうか。
 少し高町空尉の笑顔が怖い…。


【③スバル+ティアナ】【模擬戦闘開始】


【模擬戦は、1vs1の時は最大3ターンで終了。1vs2は最大5ターンで終了】
【終了時の合計耐久数値で勝敗判定。耐久数値は半分から開始。敗北すれば経験値は半分】
【ボーナスはノーダメージで勝利した場合。もしくは多人数戦を3ターンで勝利した場合です】
【ボーナス内容は戦闘技術、魔力放出すべてに経験値判定です】


※模擬戦を選択出来るのは『戦闘訓練1』のみになります
※一部技能が制限されています
【リミットブレイク使用不可】
【希少技能使用回数1度まで】
【中枢神経麻痺使用不可】

  【戦闘開始】

男:【50】>>2-3 >>42


ティアナ【30】
【魔力放出】『戦闘コマンド↓』
■射撃魔法(誘導制御):判定時にコンマ補正+30
 この行動に対して相手は『回避』を選択出来ない
■砲撃魔法(直射):判定時にコンマ補正+20
■障壁魔法:判定時コンマ補正+30
 判定敗北後、3ターン使用不可

【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+15
■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

①【カートリッジロード:装弾数4】
  1ターンに1度だけ任意の判断で発動可能。コンマ判定時に+15補正
 反動のデメリット補正-10(1ターン)

②【幻術魔法】
 任意の判断で使用可能。コンマ判定を行う
 A.そのコンマ1桁の数値を相手の行動値に-補正として付与する
 B.判定敗北時。『自陣』が受けるダメージを半分にする

③【ファントムブレイザー】
 任意の判断で使用可能。コンマ判定を行う
 A.『砲撃魔法』にその数値を補正値として加算させる(1ターン)
 B.次のコンマ判定時。行動補正値が0になる(1ターン)


スバル【40】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+30
■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■魔力付与攻撃(近代ベルカ式):選択時にコンマ判定を行う。2ターンに1回、選択可能
 そのコンマ2桁が判定時の補正値となる

【魔力放出】『戦闘コマンド↓』
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+45
 判定敗北後、3ターン使用不可
■障壁魔法(一点集中):選択時にコンマ判定を行う
 そのコンマ2桁が判定時の補正値となる

①【ウイングロード】
 任意の判断で使用できる
 『近接戦闘』『回避』にコンマ補正+5を加算する(二ターン)

②【ディバインバスター】
 『近接戦闘』可能な距離で任意の判断で使用できる
 『魔力付与攻撃』にコンマ補正+20

③【IS:振動破砕】使用不可
 任意の判断で使用できる
 A、『近接戦闘』にコンマ補正+50
 B、判定後に自己ダメージ発生『-50』
 C、次のターンにデメリット補正『-25』
 D、『戦闘機人』『ガジェット』に使用した場合、判定時にコンマ補正×2


なのは「二人とも訓練通りしっかりね!二人がかりなら倒せない相手じゃないよ!」

なのは「ティアナもスバルも、実戦経験をしっかり積んでるから自信を持って!」

スバル「頑張ろうね、ティア!」
ティアナ「当然よ!絶対に勝つ…!」

 戦闘開始だ

【転送地点】↓1
1、偶数:近距離開始 【近接戦闘が可能な距離】
2、奇数:遠距離開始 【近接戦闘が互いに不可能な距離】
(>>147スバルに『カートリッジ×4』を書き忘れたので追加します)

  【模擬戦闘:開始】【偶数:近距離】


男「…!」

スバル「おっ!近い近い!ティアー!」

ティアナ「分かってるわよ!バカスバル!念話で話しかけなさい!」

 ハラオウン執務官と戦った風景と同じ、廃墟地帯だ。
 スターズ二名は眼前に揃っており、瞬時に戦闘行動へ移れる距離。

スバル「へへ!ギン姉の先輩だから先輩先輩ですね!」

スバル「胸を借りるつもりでドカッと行きます!」

男「ああ。来い…」

 彼女は拳を、自分を槍を構える
 彼女の面影はやはりギンガを思い出す。


【敵の行動】
①スバル【40】 近接戦闘+30
②ティアナ【30】 障壁魔法+30

【安価】↓2 (現在1ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+45(スバルorティアナ指定)】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+25】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【希少】【鎮痛】複数選択可能)


スバル「マッハキャリバー!」

男「…!」

 速い。ローラー型のデバイスでこちらを高速疾走してくる。
 短距離の最高速ならば恐らく自分を遥かに上回る。
 強い魔力を感じる。昔のギンガよりも、恐らく力だけならこちらより。
 だが工夫の薄い直線ならば──

 小細工なしで正面から受けられる。
 刺突の構えで、迎え撃つ。

男「…っ!」
スバル「でぇああい!!」

ティアナ「…」スッ


【コンマ判定】
↓1 スバル(+30)
↓2 男(+45)


 スバルの判定【73】+【30】=【103】
 男の判定【47】+【45】=【92】

 【総合判定】
 男にダメージ発生 【103】-【92】=【11】
 男の耐久数値【39】


スバル「吹っ…飛べえ!」

男「…ぐっ!?」

 互いに力任せに振り切った一撃はスバルに軍配が上がった。
 筋力と魔力での力比べはあちらが上。

 コンクリート造りを廃墟へ文字通り弾き飛ばれた。

スバル「ティア!」

ティアナ「だから叫ぶなっての!」

男「…!」

 強い。と思う間もなく何かがこちらに飛来してくるのを感じた。



【敵の行動】
①スバル【40】 障壁魔法(一点集中) 【このレスのコンマが補正値となる】
②ティアナ【30】 【カートリッジ+15】射撃魔法+30

【安価】↓2 (現在1ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+45(スバル】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+25】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【希少】【鎮痛】複数選択可能)


『Cartridge Lord』

男「…」

スバル「げっ!?やば!砲撃する気だ!」

男「無銘っ!」

 弾幕がこちらの区画を覆う。
 壁面でなんとか弾丸を凌いでいるがこじ開けられるのは時間の問題だろう。
 ならばダメージ覚悟でこちらから仕掛ける。

 弾丸を連射してるということは位置を移動していないということ。
 ランスターさんの位置特定は容易い。

ティアナ「…やってみろ!」



【コンマ判定】
↓1、スバル(+64)
↓2、ティアナ(+45)【次ターン。デメリット-10】
↓3、男(+40。全体)【次ターン。デメリット-10】

 スバルの判定【64】+【84】=【148】(防護成功0ダメージ)
 ティアナの判定【45】+【85】=【130】
 男の判定【46】+【40】=【86】

 【総合判定】
 男にダメージ発生【130】-【86】=【46】
 男の耐久数値【0】 【行動不能】


スバル「さっせるかぁ!」

 砲撃でスバル、ティアナを射線に入れて放つ。
 だがその砲撃の先端はスバルの強固な障壁魔法により大きくズラされた。
 これでは肝心のティアナへは届かない。

 
ティアナ「…そこっ!」

男「…うっ!?」

 こちらの間隙を縫うかのような一つの弾丸が胸を射抜いた。
 その胸を刺す衝撃に一瞬目眩を起こしてしまった。

 二人とも、本当に強い。

なのは「そこまでだよ!戦闘終了!」


【模擬戦闘】【主人公 敗北】
 

  【戦闘訓練2】

なのは「三人ともお疲れ様」

スバル「よっし!勝ったぁ!ありがとうございます!」

ティアナ「はしゃがないの…、これだけ有利で勝てなきゃこっちの立場がヤバイわよ」

男「いや…二人とも本当に強かったよ。特にティアナの狙撃…針の穴を縫うみたく繊細だった」

ティアナ「ど、どうもです…」

 少なくともこちらは本気だった。
 自分以上に二人の連携と練度が上だったのだ。
 まだまだ、自分は経験不足。この六課で過ごす日々はいい糧になってくれそうだ。



【安価】どうしますか? ↓2

1.戦闘訓練を続ける
2.コミュ(スバルorティアナorなのは 安価指定)

  【戦闘訓練2】【コミュ(ティアナ)】


【経験値:安価コンマ】【敗北のため経験値半減】↓2
1、魔力放出にコンマ判定で経験値
2、戦闘技術にコンマ判定で経験値

2

(これは番号記載されてる>>233の②のコンマ96半減で、オーケーでしょうか?)

  【戦闘訓練2】【コミュ(ティアナ)】

【経験値】
戦闘技術に『48』の経験値が与えられました
戦闘技術 Lv4:残り【152】でLv上昇します(上限はLv5までになります)

  【戦闘訓練2】【コミュ(ティアナ)】

なのは「ほらスバル!足を止めない!」

なのは「ロードも直線過ぎると動きを簡単に読まれちゃう!曲線を意識して!」

スバル「ひいっ!はいぃいい!!!」

男「…」

 高町空尉から休むようにと言われて休息がてら、スターズの訓練を眺めていた。
 高町空尉の誘導弾から悲鳴をあげながらも高機動でスバルは回避していく。

ティアナ「ねえ、陸士さん…」

男「…?」

ティアナ「陸士さんって、入局してどれくらい経つんですか?」

男「半年…、いや四年と少しかな?それがどうかした?」

 横で一緒に休息を取るようにと言われたティアナがポツリと話しかけてきた。


ティアナ「訓練生時代に話題になってたんですよ。ほら病院のテロ事件」

ティアナ「『ある陸の魔導師が病院患者を守って、表彰される』って」

男「…」

 あの事件。ナンバーズどガジェットによる襲撃。
 あれからもう四年以上経っていることになる。
 少し感慨深いものを感じる。患者のみんなは元気だろうか。

ティアナ「そのあと…、その陸士はロストロギアの暴走を止めたって」

ティアナ「メディアでは陸士さんじゃなくて、特務が解決したみたいになってるけど。局ではみんなそれを知ってますよ。湖での事件とかも、陸士さんの本格的な初任務だったらしいですね」

男「…?」

 結局何が言いたいのだろう。それに、やけに詳しい気がするが。


ティアナ「どの件でも生死を彷徨ったと聞きます。犯人と交戦して」

男「…」

 声のトーンが少し冷たくなった気がする。
 責められてるような、悲しんでるような。

ティアナ「…なんで、そんな…まだ」

なのは「ティアナー、陸士さーん!休憩終わりでーす!」

ティアナ「…」

 高町空尉から集合の合図をかけられた。
 ランスターさんは小さくこちらに会釈して走り去ってしまった。

 何か、こっちに聞きたいことがあるようだ。
 午後にでも話を聞いてみようか。



【午前】【戦闘訓練終了】
【午後、コミュ(ティアナへ)】

  【午後】【コミュ(ティアナ)】

男「…!」

ティアナ「ども…。隣いいですか?」

男「…」コク

 朝の訓練を終え、木陰で涼んでいる時に横から声を掛けられた。
 そこにはランスターさんが変わらない仏頂面で佇み、こちらを眺めている。
 まさかあちらから再度声を掛けてくるとは思わなかった。

ティアナ「…」

男「…」

 微妙な静寂が生まれた。
 訝しむ…というより不思議なものを見るような瞳で再び見つめてくる。


ティアナ「フェイトさんと戦ってた時…すごい動きしてましたよね。さっきの比じゃなかった」

ティアナ「あれって、私も覚えられますか?」


男「…!」

 『リミットブレイク』のことを言ってるのだろうか。
 あれは自分の肉を文字通り削る術式。彼女は賢い。だからリスクはわかってるはず。
 それを教えろ、と。ランスターさんの目は暗にそう言っていた。

ティアナ「模擬戦の手応え的に、陸士さんは私よりかなり格上」

ティアナ「でも隊長格ほどではない…。それなのにあれだけフェイトさんに肉薄出来たのは」

 ハラオウン執務官との模擬戦はこちらの完敗だった。
 だがランスターさんにはそう見えなかったらしい。

ティアナ「私は…強くなりたいんです」

 どう答えるべきか。


【安価】先取り↓3つ
1、リミットブレイクを教える(ティアナ:コンマ判定)
2、逆に『幻術魔法』について教えを乞う(適正コンマ判定。技能獲得フラグ。補正-10)
3、ティアナの過去に追及する(好感度コンマ判定)


男「ランスターは…何故?」

ティアナ「…っ。教える義理はありません」

男「それでも教えてほしい」

 知りたかった。
 何故それほどの痛みを背負ってでも強くなりたかったのか。

 自分が痛みを背負うのは、『先輩の墓前での誓い』『誰かの為。理不尽を払う為。守る為』
 そして中将の為──

 ティアナに全て言葉にして伝えた。
 
ティアナ「わ、私は…」


【好感度コンマ】【100以上で】
↓1 (好感度補正+95)


ティアナ「…っ」

 ランスターさんは深く逡巡していた。
 だが決心した表情を見せ、堰を切ったかのように言葉を紡ぎ始めた。

 兄、ティーダ=ランスターの殉死のこと。それを中傷されたこと。
 自分の境遇のこと。スバルに救われたこと。執務官を目指していること。
 兄の強さを、ランスターの弾丸を証明したいということ。

ティアナ「私は…もう誰も失いたくないから」

ティアナ「そのために強さが欲しいんです…」

 ティアナ曰く、日々の訓練だけでは強くなってる実感が薄いらしい。
 自分の才能の有無と周りの強さに焦りを覚えている、と弱気を小さく吐露した。


男「…」

 ランスターさんの潜在能力は非常に高いと思う。
 確かに希少技能は持っていないらしいが、そんもの大したハンデにならない。

 模擬戦で敗れた自分から見て、彼女の才能は自分を遥かに凌ぐと断言できる。
 それほど精密な弾丸と空間視野を持っていた。

 だが、今の自分に何が言えるだろうか。
 こんなヒヨッコな自分に。この子に何か伝えられるほど大業を成したのか。
 この子の想いを肯定するのも、否定するのもどちらも間違ってる気がする。

男「ランスターさん、自分は──」

 自分に出来るのは『誰か』を信じること。
 ただそれだけだ。


【安価】↓先取り3
1、高町空尉を信じ欲しい
2、自分達と一緒に、ゆっくり強くなろう
3、まだ答えが出せない


男「自分達と一緒に、ゆっくり強くなろう」

ティアナ「…」

 一つずつ積み重ねて共に強くなる。
 自分が今、出せた答えはそれだった。
 かつて強くなろうと必死だったギンガに伝えた言葉。

 例え『今』は未熟でも、みんながいる。
 これはすぐに強くなりたいとする彼女の意志に反するものかもしれない。
 それでも、彼女の『強さ』はみんなと共にあるものだと信じたかった。



ティアナ「…はい」

 彼女は一つお辞儀をしてゆっくり去っていく。
 ランスターさんの表情は、未だに迷っていた。
 彼女の曇った空を晴らすには、まだ時間がかかりそうだ。


ティアナ「それでも私は、もっと強くなりたいです…」

ティアナ「早く強くならなきゃ…失っちゃいそうで」

ティアナ「陸士さんも…私が守ってあげないと」

ティアナ「兄さんみたいになりそうだから…」

 

【午後】【コミュ(ティアナ)】

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次の開始明日~明々後日20:30になります

ティアナの選択肢に①②関しては、事件時に補正がかかります
補正によっては少し内容が変化するかもしれません

【好感度】

ティアナ:【135】 (……)
スバル:【94】 (模擬戦楽しかったなぁ。またやりたい!陸士さんおねがいしますね!)
 

  【朝】【自室】

 カーテンから木漏れ日のように朝の日差しが差し込んできた。

 明日はホテル『アグスタ』オークションの会場警備任務だ。

 やり残しのないように今日を過ごすとしよう。

男「…ティアナは大丈夫かな」

 もう自分が伝えられることはない。
 でもやはり心配だった。無茶をしなければいいのだが

 だが自分のこともしっかりしなければ。

 解かれていた包帯で再び左目を覆い、義肢のメンテナンスを行って六課へと赴いた。

  【フリーパート】

シャマル「あとこれとこれ…、あ!これもちゃんと目を通しておいてくださいね?」

男「は、はい…」

 六課の訓練スペースへ向かう途中、シャマル医務官に捕まってしまった。

 明日のホテルの見取り図、人員配置、オークションに展示される物品のリストなど。
 
シャマル「義肢の不備などあったら是非声を掛けてくださいね?義肢は接続してるだけで身体に負担が蓄積されていくものですから…特に戦闘をしていると」

 しっかり頷いて、シャマル先生の元を後にした。


【安価】 午前はどうする? ↓2
1、戦闘訓練(経験値↑好感度↑+10 エリオ キャロ)ランダムで訓練キャラ変化
2、コミュ(好感度↑最低保障+10 知り合いキャラ安価指定)
3、散策(???)
4、自由安価(不可能なものは安価下)

  【フリーパート】


男「…!」

エリオ「あっ!おはようございます、陸士さん!」

キャロ「お、おはようございます!」

男「おはよう、二人とも。二人は訓練中?」

 はい!と元気よく返事をしてくれた。

 その赤毛を揺らしながらエリオはこちらをしっかり見据えてくる。

 芯のある、強い瞳だ。キャロには…まだすこし人見知りされているようだ。



【安価】 午後はどうする? ↓2
1、戦闘訓練(経験値↑好感度↑+10 なのは フェイト)ランダムで訓練キャラ変化
2、コミュ(好感度↑最低保障+10 知り合いキャラ安価指定)
3、散策(???)
4、自由安価(不可能なものは安価下)

4ギンガとデート

>>333

(今ギンガとお出かけは少し難しいので)
(明日の大きな特殊イベント後に>>339の約束と下の>>340の二つで大丈夫でしょうか?)

  【フリーパート】

エリオ「よければ朝の訓練を一緒にしませんか?みんなでやったほうが効率よさそうですし!」

男「…ん?迷惑でないなら、お言葉に甘えようかな。エリオの教えも受けたいし」

エリオ「え!?教えるの自分ですか!?」

 エリオとキャロ。小さな二人を見てると可愛い後輩がまた出来たようだ。

 後輩と言えばギンガに先輩らしいことを一つも出来てなかった気がする。
 忙しかったのもあるけれど…。

 先輩らしいこと…って、なんだろうか、
 とりあえずギンガに一つメールを送っておいた。午後には返信が来てることだろう


■【午前】【①戦闘訓練】
■【午後】【ギンガの返信】【④デバイス整備班の元へ】

  【戦闘訓練1】

エリオ「てぇあ!」

キャロ「…、フリード!」

 訓練スペースではエリオが高速機動の訓練で、槍からジェット噴射のような魔力を放ちながら空中を駆け回っている。そのすぐ横では『フリード』と呼ばれた竜種が吼えながらエリオと並走していた。

 …さっきまでのフリード君はキャロの肩に乗るくらい小さかった気がするが。
 気のせいだろうか。

男「…こっちも、訓練を始めよう」

 無銘を起動し、無機質な防護服の制服を着装した。


【安価コンマ】戦闘訓練開始 ↓2

1、魔力発露の鍛錬(技能:魔力放出にコンマ判定で経験値)
2、戦闘力上昇の鍛錬(技能:戦闘技術にコンマ判定で経験値)
3、模擬戦(好感度↑ 技能を一つ安価コンマ判定で経験値。ただし一度しか行えない)


エリオ「一手ご指導をお願いします!」

男「…!」コク

 互いの武装は長モノの『槍』。
 模擬戦とは言えぬまでも、エリオと自分で槍の技量を高めるため撃ち合ってみた。

エリオ「──!」
男「──!」

 結果。やはり子供とは思えない卓越した技量を持っていた。
 天才とはこの子のことを言うのかもしれない。



【経験値】
戦闘技術に『36』の経験値が与えられました
戦闘技術 Lv4:残り【116】でLv上昇します(上限はLv5までになります)

  【戦闘訓練2】

男「そういえば二人はルーテシアと仲がいいの?」

 実は最近会っていない。
 中将宅ではなくこの六課の隊舎で過ごしてるらしいが、さっぱり見かけない。

キャロ「はい!最初はとっつきにくかったですけど…、今では親友です!」

エリオ「キャロとはこの六課で初めて会って、最初はぎこちなかったんですがルーが仲を取り持ってくれて。ちょっと意地悪なとこあるんですが…大切な友人ですよ!」

 どうやら六課内では問題ないらしい。
 どこに行ったのだろうか。あとで八神陸佐に尋ねてみよう。


【安価コンマ】戦闘訓練開始 ↓2

1、魔力発露の鍛錬(技能:魔力放出にコンマ判定で経験値)
2、戦闘力上昇の鍛錬(技能:戦闘技術にコンマ判定で経験値)

  【戦闘訓練2】

男「…」

 体外から魔力素を取り込みリンカーコアへ。

 そしてリンカーコアから精製された魔力を身体の隅々へ循環させる。

 当初に比べて魔力の起動はスムーズになった気がする。

 一度に体外へ放出できる出力量もそろそろ限界が見えてきた。

男「…なにか、もっと他の手段で。魔力の出力を上げられないだろうか」

 現時点。リミットブレイクでも不満はないが、継戦能力に不安が残る。
 魔力出力を上げる手段はやはり──デバイスのシステムに干渉しなければならない。
 出来るだけ継戦できる手段も持っておきたい。



【経験値】
魔力放出に『89』の経験値が与えられました
魔力放出 Lv4:残り【111】でLv上昇します(上限のLv5までになります)

  【午後】【デバイス整備室】

 コンコン

男「失礼します。八神陸佐に紹介されて来たのですが…」

「…え゛!?あ、すいません!少し待ってください!」

男「…?」

 バタバタと扉の向こうで忙しなく誰かが駆け回っている。
 確かこの部屋ではデバイス、及び通信システムなどの整備が行われてるとのことだが。

シャリオ「し、失礼しましたー!」

 ギィ、と申し訳なさそうな顔で眼鏡を掛けた女性が現れた。髪をボサボサにしながら。

シャリオ「いやー、ちょっとマッハキャリバーのメンテナンスで徹夜に──あっ!」

男「…?」

シャリオ「無銘君を木っ端微塵にした陸士さんですね!」

 …ごめんなさい、無銘君。

 
 ロストロギアの戦闘で全壊してしまった無銘を限りなく元通りに復元してくれた功労者。
 それを成してくれたのは彼女『シャリオ』とマリーと呼ばれる科学者らしい。

 もう少しデバイスを労わるようにと額を小突かれながら軽く説教をされてしまった。

 とりあえず無銘を撫でてみた。──反応無し
 シャリオさんが撫でてみた。──点滅しながら反応してる。

 何故なのか。

シャリオ「それで何かご用ですか?あ、無銘君のメンテナンスですかね?」

男「あっ…はい。すみません…それとは別件でご相談が…すいません…」

 とりあえずカートリッジについて相談をしてみた。


シャリオ「ふむ。カートリッジの装弾数増加。もしくはリロード用の支給品を増やす」

シャリオ「もしくは新システムの搭載。ですか」

 少し難しい顔をしていた。
 どうやら全て行うのは難しいらしい。

シャリオ「んー…難しくはないんですよ。最後のはともかく」

シャリオ「ただカートリッジによる負担が問題ですね。使えば使うほど陸士さんの負担は当然増えます。ただでさえボロボロの身体を酷使することになる」

 ──ぶっちゃけ、負担のかかるシステムの増設は許すな。と厳命されてるらしい。
 主に隊長格の三人から。

シャリオ「でもカートリッジだけならなんとかなりますよ。ただ装弾数そのものを増やすのは時間がかかりますが…リロード分のカートリッジ支給くらいは許されてます」


【優先してもらうカートリッジシステムの安価になります】

【カートリッジ安価】
1、カートリッジの装弾数『1』増やすのを優先してもらう 【三日後になる】
 【選択されなければ五日後になる】
2、リロード分のカートリッジを融通してもらう  【明日から支給可能になります】


(②を選択された場合↓)
②【カートリッジロード:装弾数3】【リロード】
 1ターンに1度、任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に補正+15。反動のデメリット補正-10(1ターン)
 ※『リロード』戦闘後に装弾数が全て再装填される。一度のみ


↓先取り3つになります

  【②リロード分のカートリッジを融通してもらう】


シャリオ「承りましたー!」

 シャリオさんが笑顔で敬礼してきた。
 どうやら人懐っこいようで、その笑顔を見てる自分も嬉しくなる。

シャリオ「あ、それと…三人のことを悪く思わないであげてくださいね?」

シャリオ「別に陸士さんが強くなるのを阻害してるわけでなく…その、すごく心配してるだけなので」

 わかっている、とシャリオさんに伝えた。

 自分は誰かに迷惑を、心配をかけながらいつも戦ってる。

 いつか、支えてくれた人達に恩返しできる日が来るのだろうか。
 誰かをこの『魔法』。それを与えてくれた中将には特に、そう思う。



男「あ…」

 ギンガから返信が来ている。
 確かギンガに送った内容は『何かして欲しいことありますか?』だった。

 返信内容は──
 『まず怪我を治して。規則正しい生活をして。仕事を休み数年療養して。etc…』

 ぎっしりである。それに下の方にも事細かに内容の詳細が記載されてる。
 どれもこれも、少々叶えてやるには難しそうなことばかりで…。

男「…!」

 『二人で過ごしませんか?』と最後の隅に小さく記載されていた。
 これくらいなら叶えてあげられそうだ。


 返信メールを出して、デバイスをしまった。
 明後日。オークションが終わったあとに予定された。

男「…」

 久しぶりにギンガと会える。
 お買い物…?的なことをするんだろうか。
 先輩として全てを奢ってやるべき…なのか?

 碌に私生活で引き落とされず、埃を被っていたキャッシュカードと通帳を使う日が来た。
 それに108部隊の先輩達…、ゲンヤさんにも会えるかもしれない。

男「…楽しみだな」

 そのためには明日のオークション任務。
 しっかりこなして、五体満足で帰ろう。ギンガが心配しないように。

 そう心に決めて自室へと戻っていた。
 その足取りは不思議と軽かった。

【一日が終了します】

  【???】

「そういうわけで!そのオークションで骨董品を少し取って来て欲しいんだよ!」

「構わないかい、騎士ゼスト?」

ゼスト「…」

ゼスト「俺に拒否権などないのだろう?」

「まさか!君の自由意志を出来るだけ尊重するさ!」

ゼスト「…よく回る口だ」

アギト「てめー!変態野郎!お前そんな口ぶりで何回旦那をこき使ってきたよ!」

ゼスト「アギト…」


「じゃあ詳細は娘から追って伝えさせるよ。期待してるよ、ゼスト」

アギト「てめー!無視すんなコラァ!?」

「ああ、そうだ。肝心なことを言い忘れていた」

「例の彼も来る可能性があるらしい。君もゼスト君の監視がてら見てきたらどうだい?」

「チンク」

チンク「…」

チンク「他の、妹や姉達も行くのですか?ガジェットだけでは六課の相手は厳しいかと」

「んー、そうだねー」


【ナンバーズがオークションに来る人数をコンマで決めます】
【多ければ多いほど遭遇確率が高まります】【情報を得られる可能性も高まります】

【ナンバーズ:参戦人数コンマ】↓1

00~30 ナンバーズ【三名】
31~60 ナンバーズ【四名】
61~90 ナンバーズ【五名】
91~99 ナンバーズ【五名以上】


「末っ子の試運転も兼ねて少し遊ばせようかなと思ってるよ」

「といっても相手の戦力を考えるとそんな余裕はないから、本格戦闘は控えめにさせるがね」

チンク「…セインからディードまで?」

「希望者がいればね。特にセッテノーヴェは陸士君とやりたがってたよ。他の娘も興味があるようだ」

「クアットロは…どうかな。まだ拗ねてそうだ」

チンク「…」

「遊んであげなよ、チンク!進化した今の君なら陸士君を殺せるかもよ!?」

チンク「殺害許可はまだ出てるんですね…」

(あっ、間違えてしまった)
(→トーレ、ノーヴェでした)


チンク「…」

「…」

「じゃあ、そういうわけで。しっかり妹達を見てあげてくれよ?」

「調子にのって深入りしてあっちに回収されてしまったら目も当てられないからね。陽動で十分だ」

チンク「…」

ゼスト「…」

アギト「ちっ…!」

「私はかなり『忙しい』のでこれで。期待してるよ」

「…ふふ。彼の為にちょっとしたサプライズを用意してるのでね」


【特殊イベント】【終了】

【好感度コンマ】
1日の終わりに、初対面の人間の初期好感度をコンマで決めます
一度だけです。好感度は安価で上がっていきます

↓1コンマ判定 シャリオ

 [好感度表1]
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)


ギンガ:【240】 (フェイトさんと先輩。どっちもすごかったです!)
フェイト:【196】 (なのはがもう一人増えたみたいだ…)
陸士隊員s:【146】  (信じてるぜ。お前が帰ってくるのを)
はやて:【146】 (機動六課ロングアーチにようこそ!これから頑張ろな!)
レジアス中将:【141】 (私は会わなくてはならない。あいつと)
ティアナ:【135】 (……)
ルーテシア【114】 (に…兄さ──うん。恥ずかしくてムリ。まだ陸士さんでいいよね!)
ゲンヤ:【99】  (──)
スバル:【94】 (模擬戦楽しかったなぁ。またやりたい!陸士さんおねがいしますね!)
高町なのは:【91】 (な・の・は!です!)


シャリオ:【89】 (もっと愛情を込めて撫でてあげるんですよ!)(男「愛情とな…?」)
カリム:【83】 (新しい同志が…いえ、友人が出来たようでとても嬉しいです…!)
エリオ:【79】 (同じ槍使いの先達として…勉強させてもらいます!)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
キャロ:【70】 (外見はちょっと怖いけど…、話してみると優しそうなだったなあ)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【44】 (礼儀正しいが無理してるように見えるぜ?もっと肩の力を抜いてきましょ!)


 

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次の開始は明日~明々後日の20:30になります

参戦するナンバーズの数が多いですが、場所によってはわりとスルーすることも出来ます
ナンバーズも率先して戦闘は仕掛けてきません(トーレ、ノーヴェ、ゼスト以外は)
だいたい初期配置の安価次第で展開が決まると思います

  【大きな特殊イベント】【ホテル『アグスタ』】

 バ、バ、バと空気を裂くブレード音が機体内部にいる自分耳にも届く。

 現在輸送ヘリコプターでオークション会場『アグスタ』へと自分は輸送されてる最中だ。

男「ルーテシアが?」

ザフィーラ「ああ。昨日からシグナム達とアグスタの警備に一足早く訪れてる」

 人数の問題で自分とザフィーラさんの二人は、前線フォワードメンバー達と別の輸送ヘリだ。
 ここでザフィーラさんから今回の概要を受けた。


①管理局から取り引き許可の出ている『ロストロギア』のオークション会場
②ロストロギアの反応に引っ張られて、ガジェットの襲撃が予測される
③オークション会場の警備、及び人員警護が今回の任務

④スターズ、ライトニング、ロングアーチの隊長はホテル内で警護 【ホテル内 警護】
⑤前線フォワードメンバー及び副隊長はホテル前で警護 【ホテル前 警護】
⑥ルーテシア、ガリューはホテル近辺を虫で広域警戒 【ホテル周辺 警護】


ザフィーラ「私はフォワードの『ライトニング』と共に警護予定だ」

ザフィーラ「お前の希望警護場所はあるか?出来るだけ融通は効かせてやる」

男「…」
 


 ルーテシアは既に警護に入っている。
 昨日会わなかったのはその為。

 ルーテシアのことは気になるが、仕事中に念話などで尋ねてみることも出来る。

 今はどこを自分は警護するかだ。
 ガジェットが来る可能性があるということは、もしかしたら『ナンバーズ』も来る可能性がある。
 
ザフィーラ「候補としては──」

①【ホテル内──オークションエリア】【なのは、フェイト、はやて】
②【ホテル内──駐車場エリア】【一人】
③【ホテル内──保管庫(出品物)エリア】【一人】
④【ホテル玄関】【フォワードメンバー】
⑤【ホテル周辺】【ルーテシア】


【次に初期配置エリアを安価します】


ザフィーラ「非常時には別れて事に当たる可能性も十分ある」

ザフィーラ「…気をつけろよ。私やシャマルもいる。ヤバくなれば引くことも考えろ」

男「はいっ」

 その鋭い眼光は歴戦の勇士を思わせる強さを。
 同時に心から自分を案じているという心遣いをザフィーラさんから感じる。

 レリックは確実にホテルにはない。
 だからナンバーズと当たる可能性自体は低いかもしれない。
 だが警戒するに越したことはない。

男「自分の護る場所は──」


【初期配置:安価】↓先取り3つ
①【ホテル内──オークションエリア】【なのは、フェイト、はやて】
②【ホテル内──駐車場エリア】【一人】
③【ホテル内──保管庫(出品物)エリア】【一人】
④【ホテル玄関】【フォワードメンバー】
⑤【ホテル周辺】【ルーテシア】


男「──保管庫エリアを警備したいです」

ザフィーラ「そうか…。今回は敵の目的の『レリック』はない」

ザフィーラ「率先して狙われる場所ではない…と思いたいが前線メンバーの防衛ラインを抜けられるとガジェット共が群がってくる可能性がある。最終防衛ラインというべき場所だ」

男「高町空尉たちは…」

ザフィーラ「主にオークション内の人員警護が彼女たちの任務だ」

ザフィーラ「有事の際。そこから大きく離れることは少し難しいかもな。あくまで仮定だが」

 保管庫エリアは、駐車場エリアに隣接した場所にあるらしい。
 警護要員は警備員数名と自分だ。

ザフィーラ「そろそろ着くぞ。お前の初任務だ」

 

  【ホテル『アグスタ』】

男「…結構立派な建物ですね」

ザフィーラ「どうやら有名な学者などが演説や教鞭を執ることもあるらしいからな」

ザフィーラ「オークションだけの施設…とはまた違うのだろう」

 輸送ヘリが無事ポートに着陸し、ホテルの玄関前までザフィーラさんと共に歩いてる。
 駐車場エリアや保管庫エリアの見取り図も昨日渡されているので迷うことはないはずだ。

スバル「あっ、陸士さんだ!おーい!」

エリオ「別の輸送ヘリに乗ってたんですね!」

ティアナ「…」

 フォワードの皆が迎えてくれた。
 ティアナは…どうやら任務に集中しているようだ。
 


 


男「…」

ザフィーラ「オークション開始まで時間はある」

ザフィーラ「何かやり残しがあるならこの10分で済ませておけよ」

 そう自分に伝えてるとノソノソとエリオたちの元へ向かっていった。
 どうやらザフィーラさんにはかなり心配されてるようだ。

男「…」

男「やっぱりいないな…」

 ルーテシアの姿が見当たらない。
 警護場所は玄関からもまた離れてるいるのか。
 集中しているのだとしたら念話するのも邪魔かもしれない。

男「何をしようか」

【安価】【フリーパート】↓先取り2つ

1、隊長陣に挨拶に行く 【なのは、フェイト、はやて】
2、ホテル内を歩く(コンマ) 【ユーノ ??? ???】
3、ルーテシアと話す 【ルーテシア】
4、保管庫エリアへ速やかに移動する  【???】
 


 ホテル内を把握しておこう。

 事前の資料である程度頭の中に見取り図があるとは言え、正直自分の記憶力に自信はない。

 自分の目で見て覚える方が性に合ってる気がするのだ。

男「…有名な学者さんか。もしかしたら会えるかもしれないな」

 四年前。無限書庫で自分に力をくれたあの人ことを思い出した。

【コンマ判定】↓1
00~30 ユーノ
31~50 ヴェロッサ
51~70 ???
71~99 警備員?


ユーノ「君はっ!」

男「!スクライアさ──じゃなくて、ユーノくん?…司書長?」

ユーノ「だからユーノでいいって!」

 ホテル会場へと続く一般通路。
 優雅なドレスなどで着飾るオークション参加予定の人たちをすり抜けて会場前まで来れた。

 その一般通路の十字路の影で久しぶりの顔に出会った。
 まさか本当に会えるとは──

ユーノ「四年ぶりだね。覚えてるかい、ボロボロの身体で書庫まで来てたの」

男「覚えてるよ…、本当に久しぶりだね」


ユーノ「ずいぶん災難だったらしいね。ジュエルシード事件…聞いてるよ」

ユーノ「その腕と目で察するよ。ろくに会いに行けず…すまない」

 本当に申し訳なさそうに頭を下げてきた。
 
 むしろこちらが頭を下げたいくらいだ。
 彼に教わった技術が何度も力になってくれたから。

ユーノ「そう言ってくれると救われるよ…、ところで今日はどうしたんだい?」

 ユーノ司書長こそどうしたの?と尋ねると少し照れ臭そうに教えてくれた。
 こちらも六課の護衛任務について話した。

 互いに軽口を交えながら久しぶりに懐かしい友人と雑談出来て嬉しかった。



ユーノ「そうか…、そんなことが」

 彼と別れてから起きた出来事。
 ロストロギアを巡る戦いについて詳しく話した。

 すると難しい顔で唸り──

ユーノ「…よく生きてたね。ホント」

 何か、別の生命体を見るかのような目で見てきた。
 地味に傷ついたので軽く彼の首にチョークを掛ける。

ユーノ「あはは…ごめんごめん!でも聞く限りホントよかったよ。想像以上にいつ死んでもおかしくない状況だったらしい。回復魔法はまだ覚えてないのかい?それだけでだいぶ変わるよ」

男「…察してほしい」

 うーん、と考え込むようにユーノ司書長は俯いた。

ユーノ「それなら医療キット…、いや応急処置にもならないかな。それなら──」

ユーノ「いや…これ以上はやばいか」

男「…?」


 何か提案があるようだが、口ごもっている。
 博識の彼のことだ。恐らく回復魔法に代わる何らかの技能候補があるのかもしれない。

ユーノ「すまない。そろそろ時間だ…行くよ」

男「…あ」

ユーノ「無理は──ってこれはもう誰かに散々言われてそうだね。それに聞かなそうだし」

ユーノ「でも敢えて言うよ『無理はしちゃいけない』。君はもっと周りを頼ってもいいんだ」

 ユーノ司書長はそう口にすると自分の元を後にした。
 こちらももう時間だ。

男「…何を言おうとしたんだろう」

 保管庫エリアへ向かう途中、彼の最後の歯切れの悪さが妙に頭に残った。



【技能獲得フラグ】【『コミュ』や『自由安価』で無限書庫へ】

  【保管庫エリア】【保管庫 前】

男「…暗いな。電灯悪いのかな。

 ホテル内。保管庫エリア。
 駐車場エリアと地続きになってるせいで、少し灯油の匂いする。

 保管庫、と言っても本日出品される物品は既に会場へ運び出されてるらしい。
 ここにあるのは今日、オークションに出されるものではない。

男「…」

 自分が歩を進める度にアスファルトの床が辺りを木霊する。

男「ルーテシアとティアナ…大丈夫かな」

 保管庫の入り口へと辿り着いた。


 ルーテシアにメールはしたが事務的な返信が来ただけだった。

 ティアナも昨日の件がある。

 暴走する、ということはさすがにないだろうが心配なことに変わりはない。

男「…」

 いや。いまは自分の任務について集中すべきだ。

 護送任務の時もレリックの存在は確認されてなかった。

 それなのにあの大惨事へと導かれたのだ。油断は出来ない。

男「ナンバーズか…」

 二乃さん。小柄で銀髪のナイフ使い。存在を遮断する悪辣なあの女。
 自分が遭遇したのはこの三人だ。

男「二乃さん…」


男「…っ!?」

 コツン、と。何者かが通路を歩く音が響き渡った。
 警備員は現在、駐車場エリアの巡回をしてるはず。

 こちらの警備を任されてから五分も経ってない。
 何より、この音。違和感を感じる。

男「…」

 再び、音が鳴った。
 こちらに来る様子はない。だが遠ざかる様子もない。

 まるで自分をこちら側に誘っているように思えてならない。

男「…誰なんだ」

 まだ『敵性存在』とは判断出来ない。
 迷い込んだ一般客や一足先に戻って来た警備員の可能性もある。

 どうする。




【安価】先取り3つ
1、足音の元へ赴く(コンマ判定)
2、保管庫の前から離れるわけにはいかない(コンマ判定)

 


 離れるわけにはいかない。
 罠だった場合、取り返しのつかないことになる。

男「…!」

 音が止んだ。

 再び静寂があたりを包んだ。
 点滅する壊れかけの電灯の音がチカチカと聞こえるだけだ。

男「…」

 その後、五分間。様子をみたがやはり音はしなくなった。
 なんだったんだ。さっきの音は




ドゥーエ「…」


男「…」

 音が去ってから、胸騒ぎがする。嫌な予感だ。

 ピリピリと肌を刺す何かを、背中から感じていた。

男「…っ」

『Set up』

 防護服を着装し、槍を右手に握り込んだ。
 保管庫を背にして前を見据える。

 音はしない。気配もない。
 だがそれが油断する理由にはならない。

 隠蔽技術に優れたナンバーズがいることは分かっている。
 突然現れてこちらを襲撃してくることも十分考えられ──
  


「撃て。ディエチ」



男「…っ!?」

 全身の魔力経路が、胸の奥の核が。
 『何か』を感じ取り警報を鳴らした。

 全神経を張り巡らせ、意識を先鋭化させる。

男「…なんだ!?」

 同時に遠くから轟音が鳴り響いた。
 まるでシェルターにミサイルを撃ち込み壊したかのような破壊音が。

「──」


【襲撃者:判定】【ナンバーズ】

【コンマ判定】↓1

00~30 【ノーヴェ】
31~60 【トーレ】
61~90 【???】
91~99 【ノーヴェ】【トーレ】【???】


男「…!」

 破砕音がこちらの鼓膜を阻害した、その刹那の間を縫うように。
 一つの銀閃が煌めいた。

 その軌道はこちらの頭蓋付近だと瞬時に判断し、半ば反射でその銀閃を槍で弾いた。

 同時に銀閃が起爆した。

男「…っ!? これはっ!」

 この技術の高さ。この爆発。
 それは脳に刻み込まれたあの激痛と恐怖を、強制的に思い起こさせた。

 「…久しぶりだな、まさか会えるとは」

 その爆破は牽制だった。
 そうでなければ自分の顔面はさらに焼けていただろう。

 電線が完全に切れて、明かりが消えていた。
 闇の奥から白のコートをはためかせて、奇襲の相手が現れた。


男「ナンバーズ…」

チンク「チンクだ。そういえば名乗るは初めてだったか?」
 

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次は明日~明々後日20:30開始になります

チンクと遭遇しました。戦闘に入るかはまだ確定しておりません。次回の安価次第になります
ドゥーエと会っていたらコンマ判定で、後ろから刺されて強制昏倒or会話or戦闘でした
高確率で戦闘にはなりませんでしたが


チンク「…」

男「…っ」

 ゆらゆらとコートの裾を揺らしながらこちらを見つめてくる。

 小柄な彼女に不釣り合いなその長いコートは、手元をこちらに見せない為のものだろう。

 いつ彼女の手から銀のナイフが飛来してくるのか読めない。

チンク「その義手。ロストロギアとの戦いで失ったものか?」

男「…」

チンク「その包帯の奥…左目も失ったらしいな」

 お揃いだな。と自嘲じみた笑みで彼女は右目の眼帯こちらに見せつけるかのように指差した。
 ──みんなの状況はどうなってる?


チンク「仲間が心配か?」

男「…チンク。君は」

 『ガガ…陸士さ…ん!?聞こえますか!?こちらシャマルです!』

男「…!」

 頭の中にシャマル医務官の念話が伝わってきた。
 現在の現場指揮権はシャマル医務官が執っているようだ。

男「状況は!?」

 『ホテルに狙撃砲が…ジジ、込まれ…した!はやてちゃんたちが…避難、誘導…!次弾警戒!』
 『ホテル周辺に…ガジェット!シグナムザフィーラ…、ヴィー…が迎撃へ!』

 『フォワード陣は玄関…待機!…でもナンバーズの影が確認されてます!』
 『ルーテシアちゃん…、アンノウンの騎士…と交戦中!』


男「…騎士」

 まさか、と頭をよぎったのは彼の姿だった。
 騎士ゼスト。死亡したと聞いたレジアス中将の友人。

 彼とは四年前に共闘し、ルーテシアを託された。
 だが仮にそうだとしたら何故ルーテシアと?

 『そちらガガ…状況は…!?』

男「…ナンバーズと、交戦中です」

 『わかりました!情報を共有しま…!』

 そう言い終わると念話が途切れた。
 恐らく戦闘中のこちらの集中力を削がないように気を遣ってくれたのだろう。


チンク「終わったか?」

男「ああ…」

 念話中のこちらの隙を突くそぶりすら、彼女は見せなかった。
 彼女は戦意がないのか?だがこの保管庫に来たということは。
 ──どうする


チンク「私は、お前の後ろの部屋に収納されてる品物を奪いに来た」

男「…何のために?」

チンク「知らん。命令だ。大して興味もないしな」

 トントン、と身体を馴らすかのようにアスファルトの床の上を小さく跳ねる。

チンク「お前とは奇縁で結ばれてるようだ」

チンク「だがこんなところで会ってしまうとは…。運がいいのか、悪いのか」

チンク「お前にも私にも立場というものがある。互いに…見ないふりというわけにはいかない」

 彼女の身体から威圧感が増した。
 戦闘は彼女の本意ではないようだが、それでも戦闘態勢へ移行してるのがわかる。

 こちらの行動は──

【安価】先取り3つ

1、チンクへ『近接戦闘+45』を仕掛ける 【コンマ判定】【チンクの現在ステータス開示】
2、ホテルの外へ脱出。仲間の援護へ 【コンマ判定】
3、なんとかチンクから情報を引き出す 【コンマ判定】
4、チンクと本格的に戦闘へ 【チンクと戦闘する】
 

【情報:コンマ判定】

00~20 情報無し【会話に応じられない】
21~40 情報あり【チンク自身について】
41~60 情報あり【二乃について】
61~80 情報あり【黒幕について】
81~99 情報あり【???】
↓1


男「チンク。君とは二度戦った」

チンク「…」

 湖。病院。どれも命懸けの戦い。
 忘れられない死闘の数々。

 だがその最中にいつも感じていた。
 彼女からは、明確な殺意が感じられなかったこと。

 悲しそうな、表情を。薄れゆく意識の中で見たんだ。

男「だから、チンク。君は──」

チンク「止めろ」

 自分の言葉を、刺すように制止された。

チンク「お前のことは、嫌いではない」

チンク「だが話し合ってもどうにもならない。互いに辛いだけだ…」
 
チンク「だから止めろ」


チンク「私の任務は強奪だ。お前のすべきことはなんだ?」

チンク「任務を全うするために、私と殺し合うのか」

チンク「仲間の為に任務を放棄して、仲間の元へ向かうのか」

チンク「選べ」

 彼女の言葉が終わった時、まるで氷柱に貫かれたかのような悪寒が自分の身体を覆った。
 ──戦う気だ。

チンク「選べないなら、ここで死ね」
 

【チンクが近接戦闘を仕掛けて来ます】【コンマ判定後に再び>>623の選択肢提示されます】
【コンマ判定になります】


男「…っ!?」

チンク「──」

 数メートル先に存在してたはずのチンクの体躯が、

 一瞬でこちらの懐まで接近していた。

 過去の戦いと同じ動き。速度で。こちらを刺しにくる。

チンク「──!」

男「──!」


【コンマ判定】
↓1 チンク (『近接戦闘(強化フレーム)』+50)
↓2 男(『近接戦闘』+45)


 チンクのナイフがこちらの胸を貫くより前に、こちらの知覚が反応した。

男「…っ、!」

 膝蹴りで彼女の腕ごと蹴り抜き、ナイフを空中へと弾き飛ばした。

 一切の間を置かず、体勢を変化させそのまま空中からの回し蹴りをチンクに打ち付ける。

チンク「…!」

 防御越しにチンクを弾き飛ばし、強制的に距離を置かせた。

 ──だが。

 コートの奥の左手で握られていた影の二射目を放たれ、爆破された。
 アスファルトを砕き、土煙を巻き上げられ視界が遮断される。

男「…!」

 どこから奇襲が来る、そう警戒した瞬間。

 死角からの彼女の鋭利な蹴りが、こちらの頬肉を抉った。
 蹴りで。しかも掠めただけで肉を切り裂けれた。

チンク「──強くなったな。本当に」


【男:待機数値『95』】


 


男「…っ」

 左の頬がまるで鋭いガラスで裂かれたかのように、スッパリと開いた。
 そのまま包帯も斬られたようで、血が滲んだ包帯が地面に落ちていく。

 思ったより深く抉られた。
 簡単には血が止まりそうにない。

チンク「四年前のお前なら…今のでもっと深いダメージを受けていたはずだ」

男「…」

チンク「ふふ。負けた私が言うのも、滑稽だがな」

 少し楽しそうな笑みを浮かべて見つめてきた。
 


 対話する余地がもうない。
 今の一撃は彼女なりの警告だろう。

 次の行動で方向が決まる。

男「…」

チンク「どうする?」

 死闘に臨むか。
 仲間の元へ向かうか。


【安価】↓先取り3つ
1、ホテルの外へ脱出。仲間の援護へ 【コンマ判定】
2、チンクと本格的に戦闘へ 【チンクと戦闘する】


 『ルーテシア…ガガ…負傷した可能性が…!通信が切れました!』
 『ホテル玄関前…!ガジェット…が、抜けてきました!フォワード陣と接敵!』

男「…!」

チンク「…」

 どうする。ここでチンクと戦闘になればただでは済まない。
 どうやったって時間が掛かる。

 シャマル医務官からの報告では状況は芳しくない。
 同じだ。あの時と。

 護送任務でルーテシアと相対した時と。
 先輩を失った時と。

 自分は──


チンク「行け」


チンク「雑念だらけになったな。今のお前とやってもつまらん」

男「…っ」

チンク「お前を『殺害してもいい』と命は下ってる。だが『殺害しろ』とは言われてない」

チンク「だからもう行け。『私』は見逃してやる』

 だが確実に彼女は目的は達成されるだろう。
 彼女の目的は明確に保管庫の奥のもの。

 この場を離れることは任務の不達成を意味する。

 だがそれでも──

男「…また、君と戦う日が来るのかな」

チンク「…」

 彼女は無言で応えた。
 望めるならその日は来ないで欲しい。
 


男「──!」

 ドッ、と地面を蹴り上げ加速する。
 目指すはホテルの外。
 戦闘中の仲間を援護する。

チンク「…」

 チンクの横を通り過ぎ瞬間、彼女と一瞬視線が交錯した気がした。
 彼女とは縁があるのかもしれない。

 再び邂逅する予感を胸に自分は保管庫から去っていった。



チンク「『ゆりかごの日』に決着をつけよう」

チンク「その日に全てが終わる」

 

短いですが今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次は明日~明々後日に20:30になります

眠気がすごくてミスが…すいません
運と安価次第でこの大きな特殊イベントは戦闘無しの可能性も出てきました
チンクとは完全にフラグが立ったので今後のメインストーリーに組み込みます

これでティアナも例によってやらかしたら笑う

主人公の仲間の援護の為に離脱ってのは…部隊のトップがはやてだしその辺は理解してくれそう。レリック取られるわけでもなし。てか原作だと取られたんだよな?何取られたんだっけ?

>>696
(…実は調べて見たんですが原作でも何を盗まれたのか説明がなくて困ってたりしてます)
(骨董品でレリックでなくオークションでも使う予定のなかったものらしいんですが)

(とりあえず判明しなければオリジナル解釈で進めると思います)
(知ってる人は教えていただければすごく助かります)

(忘れていました。チンクのステータスになります)
(一応近接戦闘を行なったので提示されます)

(今日もまた帰りが遅くなりそうで、出来そうにないです。すいません)


チンク【100】(フレーム増設による身体的負担により耐久数値が低下)(暫定)
【戦闘技術(S+)】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(強化フレーム):判定時コンマ補正+50
■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■ハードシェル(防護):判定時コンマ補正+30
          :相手の『戦闘技術』コマンドに補正-10を付与する
【IS:ランブルデトネイター】 『戦闘コマンド』
■オーバーデトネイション(全体):判定時に補正+50


①【改造型IS:リミットオーバー:デストラクション】
 任意の判断で使用できる。コンマ判定を行う(ゾロ目は振り直し)
 A、①『00~50』 そのコンマ2桁を全ての行動値に+補正として加算する(継続)(再使用で重複)
  、②自己ダメージ『30』発生(継続)(再使用で重複)
 B、『51~99』 コンマ補正×2

②【右腕強化装甲(単分子ブレード)】
 任意の判断で使用可能
 A、『近接戦闘』判定時にコンマ補正+10
 B、相手の選択行動が『障壁魔法』などの防御行動の場合コンマ補正+10
 C、判定敗北時に使用不可能になる

③【左腕強化装甲(AMF:伝道高倍率)】
 任意の判断で一度だけ使用可能。コンマ判定を行う
 A、偶数:相手は『任意技能』を選択出来ない(1ターン)
 B、奇数:相手にコンマ補正-15を付与する(1ターン)
 
④【強制駆動プログラム】
 耐久数値が『55』以上の時、耐久数値が『0』になるダメージが発生した場合、
 自動で発動する。コンマ判定を行う
 A、偶数:耐久数値が『1』残存する
 B、奇数:戦闘不能になる

運命さんのスピードフォームは公務員として不適切だと思います(市民からの投書)

  【ホテル『アグスタ』】【裏口】

男「こちらロングアーチ遊撃!シャマル医務官!ホテルの裏口へ出ました!状況は!?」

 『!あなたの相手のナンバーズは…、』

男「…すいません」

 『──?』

 手短に要点だけを纏めてシャマル医務官へ保管庫エリアでの出来事を伝えた。

 ナンバーズと遭遇したこと。目的のモノは不明だが狙いは出品物。そして離脱したことを。

 『…なるほど。そんなことが』

 『言いたいことは色々あるけれど…とにかく無事でよかった』

 『想定以上の戦力で敵はこのホテルを襲ってきようで…正直こちらの分が悪いです』

 ──現在、自由に行動出来るのは君だけ。

男「…っ」


 『だけど襲撃の最中。隠密行動で保管庫を真っ先に狙ったとなると現在の襲撃は陽動』

 『その『チンク』というナンバーズは恐らく目的を達成し既に逃亡に移ってる。そう考えるとホテル外周で襲撃してるナンバーズとアンノウンは撤退する可能性が高いですね』

男「…自分はどうすれば?」

 『撤退する敵を深追いする必要はありません。敵の情報が足りなさすぎるので危険です』

 『でも未だに残ってる敵を見逃してあげる必要もありません!防衛を優先しつつ仲間の援護へ向かって下さい!出来うるなら敵の捕獲を!場所の候補は指示します!』

男「…はいっ」

 シャマル医務官が念話で他の戦況を読み上げていく。
 どこに向かうべきか。


①ホテル玄関へ 【現在。『ガジェット』『ナンバーズ』数名を確認】【フォワードが防衛中】
②ホテル周辺─西 【現在。『ルーテシア』の最終補足地点】【謎の騎士を確認】【交戦中?】
③ホテル周辺─北 【現在。『ガジェット』数十機を確認】【副隊長二名と遊撃部隊二名が防衛中】

 ホテル内の高町空尉、八神陸佐、ハラオウン執務官は避難誘導。及び奇襲。再襲撃に備えて待機。
 一定間隔でエネルギー砲撃がホテルを襲ってくるのでその防衛に徹している。


 『北の戦地はもうすぐ方がつきそうです!』
 『副隊長がフォワード陣とあなたをフォローしに戻ってきます!』


男「…」

 どこに向かうべきだ。

【次に援護先を安価します】

【援護先を指定します】↓先取り3つ

①ホテル玄関へ 【現在。『ガジェット』『ナンバーズ』数名を確認】【フォワードが防衛中】
②ホテル周辺─西 【現在。『ルーテシア』の最終補足地点】【謎の騎士を確認】【交戦中?】
③ホテル周辺─北 【現在。『ガジェット』数十機を確認】【副隊長二名と遊撃部隊二名が防衛中】

ルーちゃんは大物呼ぶ前に畳み掛けられるとヤバいしな
前衛に行きたい

【②】【ホテル周辺─西】

 『西』へ飛ぶ。ルーテシアの最終消息地点。
 アンノウンの騎士と交戦中とのことだが…嫌な予感が止まらない。

 ルーテシアは現在『魔力』に大きな制限を管理局に掛けられている。
 召喚生物も『白天王』どころか『地雷王』でさえ上から許諾が下りなければ召喚不可能。

 そして、もし自分の予想してる人物がルーテシアを襲っていると仮定したら。

男「…っ!」

 『ルーテシアちゃんの最後の反応の詳細は──』

男「…ルーテシア。無事でいてくれ」

 地面を一つ足で弾き空中へと飛翔した。
 シャマル医務官の指示通りに、最速で、ルーテシアの元へ。

  【ホテル『アグスタ』より西】【森林地帯】

ルーテシア「ゼスト…ゼスト…!」

ゼスト「逃げ…■■ろっ。ルーテ、…!」

ルーテシア「…ッ!きゃあっ!?」

 槍の一閃がルーテシアの肩へと突き刺さった。
 辛うじて後ろへ跳躍出来たのと、ゼストが寸前で槍を止めたおかげで深くは刺さらなかった。

ルーテシア「…ゼスト。ごめんね…ゼスト。私…のせいで…こんなつもりじゃ…なかったの」

ゼスト「…っ、■■、─ぐっ、」


 『とりあえず。四肢を砕いて連れ帰りたまえ、ゼスト君』
 『なあに。元はうちの子なんだ。ゆっくりラボで説得すればわかってくれるさ』
 『君のようにね。ゼスト君』


ゼスト「黙…れ!」

おう四肢を砕くなら男君にしてもらおうか
こっちは慣れてるから


ルーテシア「私は…、ただ…」

 会いたかった。
 六課に入りレリックな関わり続ければ──ゼストを、母を追う手がかりが得られと思ってたから。

 だから昨夜からホテルの周りに虫達を散布させ、周辺で常に情報を得ていた。
 『あの人』にも伝えなかったのはこれ以上心配を掛けたくなくなかったから。

 そして四年ぶりに、ようやく会えたと思った。抱きつきに近づいたら。
 ──ゼストが悲鳴をあげて、斬りかかってきた。

ゼスト「うぐっ…、!ああ…があっ!」

アギト「旦那…っ」

ゼスト「アギト…ルーテ、…■を──!?」

 言葉を全て紡ぐ前に。自分の意思を無視して、槍をルーテシアに突き立てた。


ゼスト「…■っ…?」

ルーテシア「…あ」

 突き立てた──はずだった。
 だがその槍の穂先の感触は人の肉を貫いたものではなく。

 『金属製』の何かがゼストの槍の穂先を挟み込んでるかのようなもので。


男「…」
 
ルーテシア「に、いさん」

 鋼の義肢で、ルーテシアを貫く寸前の槍を受け止めた男をゼストは見た。

牽制の初手義手破損、これにはおもわず整備班も阿鼻叫喚


男「…ルーテシアから」

 この場所に辿り着いた瞬間、おおよそ状況は理解した。
 ゼストさんがルーテシアを害する理由などありはしない。つまり──

 それでも槍を。殺意を彼女に向けた光景を見た時、どうしようもない『怒り』が自分に芽生えた。

男「…離れろ」

ゼスト「ぐう…っ!?」

 それはゼストさんへの怒りなとではなく。
 彼の背後にいる者へのもの。人の意志を弄ぶ邪悪に対してへの怒りだ。

 左腕の義肢を軋み上がる音を耳にしながら、そのまま槍を握り込み。
 ゼストさんへ蹴りを一つ撃ち込んだ。


ルーテシア「…陸士さん。ごめんなさい…私のせいで」


男「大丈夫だよルーテシア。大丈夫」

ルーテシア「…っ、うっ、ああ」

男「ゼストさんは…ルーテシアをずっと愛してる。──今もだよ」

 だからこそ命を懸けて自分と共に白天王へと挑んだのだ。
 だからこそルーテシアを管理局へ預けてくれたのだ。

男「…だから」

ゼスト「陸■…士…!」


ゼスト「俺■■■…を、こ■で…殺せ…!」

 だからゼストさんを助けるんだ。


ゼスト「ごっ…がはっ!」

男「…っ!?ゼストさん…その血は…」

 激しく咳き込みながらゼストさんは吐血した。
 前回戦った時も似た症状を抱えていたはずだ。

 あの時は必死で。深く考えていなかったが。
 ゼストさんは非常に大きなダメージを。病を抱えているのか?

ゼスト「…■■ッ、があっああ゛゛!」

アギト「…っ」

 ゼストさんの近くに小さな妖精を思わせる小柄な少女が彼に寄り添っていた。
 彼女もどうすることも出来ないのか。

ルーテシア「ゼスト…」

 ゼストさんの魔力が高まり、その余波が辺りの木々を消し飛ばさんと風が吹きすさぶ。
 ──どうするべきなんだ。戦っていいのか本当に。

【次に選択肢になります】


男「…っ」

 ルーテシアはもう戦えそうにない。
 肩口もそうだが殴打もされているようだ。
 それ以前にルーテシアの今の規制された魔力で彼と相対するには厳しすぎる。

ゼスト「■■■、あ゛あ゛!」

 四年前以上の魔力と威圧感を滾らせてこちらを睨みつけてきた。
 その目にはもはや彼の慈愛の瞳の面影はなく。兵器のような眼差しに成り下がった。

 だが問題は彼の身体だ。明らかに致命的なダメージが。
 ルーテシアの時のように魔力ダメージで洗脳を解く──そのダメージすら危険域かもしれない。



①ゼストの『命』を信じて戦う 【ゼストと戦闘へ】
②ゼストの『心』を信じて呼びかける 【コンマ判定150越え成功】【好感度補正+102】【失敗時『30』のダメージ発生】

【次に安価になります】

【安価指定】先取り4つになります↓

①ゼストの『命』を信じて戦う 【ゼストと戦闘へ】
②ゼストの『心』を信じて呼びかける 【コンマ判定150越え成功】【好感度補正+102】【失敗時『30』のダメージ発生】

【②】【ゼストの『心』を信じて呼びかける】


男「…無銘」

 槍を。無銘を地面に強く突き刺し、その手を離した。
 そして前へ一歩出た。殺意迸るゼストさんの元へ。

 『!陸士さん、何してるの!?なんで武器を──』

 シャマル医務官の声を最後まで聞くことなく。
 遮るように念話を切り離した。

 ごめんなさい、シャマル医務官。自分は。

ゼスト「■■っ、!」

男「ゼストさん…」

 彼の『心』を信じたい。
 これ以上のダメージは彼の命の時計を早めかねない。
 だから呼びかける。何度ゼストさんにこの身体を壊されても。


【洗脳解除:コンマ判定に入ります】【男の耐久数値:『95』】

【洗脳解除:コンマ判定】【男の耐久数値:『95』】
【150以上で解除】【判定後にダメージ30】

↓1 (補正+103)

なあにまだチャンスはいくらでもある
食いしばりだって残ってるぜぇー

  【103】+【25】=【128】 【解除失敗】
  ダメージ発生【30】 男の耐久数値『65』

ゼスト「■■■■──!」

男「ごっ!?…があっああ!」

 ゼストさんの拳が、自分の顔面を思い切り殴打した。
 魔力が付与されたその拳撃は無抵抗の自分の頭蓋を陥没させかねない力で何度も打ち付ける。

男「ゼス…ト…さ──がはっ!」

 彼の名前を呼びかけた。だがまるで聞こえていない。
 それでも自分にはそれしかない。

 膝蹴りを顎に撃ち込まれ意識が飛びかけた。
 ルーテシアの悲鳴が後ろから聞こえた気がする。

 ゼストさんの槍から、魔力の高まりを感じる。──次は刺す気だ。

【洗脳解除:コンマ判定】【男の耐久数値:『95』】
【150以上で解除】【判定後にダメージ30】【ゾロ目の倍増は今回は無しです】

↓1 (補正+103)

  【103】+【14】=【117】 【解除失敗】
  ダメージ発生【30】 男の耐久数値『35』

男「…っ、ルーテシアが…泣いちゃいますよ…!」

ゼスト「■■■■!!!」

 魔力を侍らせた槍の一撃が、こちらの心臓へと放たれた。
 これは受けてはいけない。終わってしまう。

男「…ぐっ、うおおっ!」

 大きく跳躍してその場から離脱を試みた。
 だがその心臓狙いの一撃はこちらの回避を誘発する為のもので。

ゼスト「──!」

男「ごっぼっ!?」

 足首を掴まれ、そのまま地面へ身体を叩きつけられた。
 そしてゼストさんは自分の右腕の前で佇み──

男「…ぁ」

 自分の右腕を踏み砕くようにして、肘を砕いかれた。

【洗脳解除:コンマ判定】【男の耐久数値:『35』】
【150以上で解除】【判定後にダメージ30】【ゾロ目の倍増は今回は無しです】

↓1 (補正+103)

 【103】+【42】=【145】 【解除失敗】
  ダメージ発生【30】 男の耐久数値『5』

男「──ッ、ぎっ、あ」

 言葉にならない。痛みが、頭の中を駆け巡った。
 へし折られた腕が自分の臓器になったと錯覚しそうで。
 強い吐き気が喉元まで迫っていた。

 刺される、焼かれる。それとはまた違う痛みの波が襲ってきた。

ゼスト「■■■!」

男「が、ああああ゛あ゛!!」

 トドメの槍の振り下ろしを義肢で防御した。
 僅かに軌道がそれで右肩を貫く結果になったが、その代償は大きく。
 槍と接触した義肢が粉々に砕け散った。

【洗脳解除:コンマ判定】【男の耐久数値:『35』】
【150以上で解除】【判定後にダメージ30】【ゾロ目の倍増は今回は無しです】

↓1 (補正+103)

通常時は幸運値-なのにHP減るとリアルラックが上がる謎運命力

  【103】+【56】=【159】 【解除成功】
  男の耐久数値『5』

ルーテシア「う、わあああ!!!」

ゼスト「■■■!?」

 ルーテシアが横合いから殴りつけるようにゼストさんを弾き飛ばした。
 そのまま悲痛な顔で射撃魔法をゼストに向けたが。

ゼスト「■■■■っ!」

ルーテシア「がはっ!?」

 ルーテシアの脇腹に蹴りを撃ち込み、茂みの奥へと弾き飛ばした。
 その時ルーテシアの顔は本当に泣きそうで──。
 頭の奥の何がキレた気がした。

男「ゼス…と」

男「ゼストォおおおお!!!」

ゼスト「■■■っ!?」

 知ったことではない。自分の身体など。
 その折れた直後の右腕でゼストの頬を渾身の力で殴りつけた。
 威力の出ない、その右腕で。
 

なのは達あっちは基本的に魔翌力の打ち合いだからね、中身(魔翌力)が削れても外は削れないから外観上無傷だし中身が満ちれば万全になる
かくいう男君は男君も含め骨は砕き間接を折り、武器は相手に刺す物といった戦いガチ勢ばかり、ずいぶんと差がついてしまいました、悔しいですねぇ


ゼスト「あ…」

 本来曲がり得ない曲がり方を、殴りつけた腕はしてしまった。
 だがアドレナリンが出てるのか麻痺してるのか。
 痛みの波はさっきよりマシだった。

男「レジアス中将は…あなたを想ってた。後悔してた」

男「自分には…まだ、話してもらえてないけれど。それだけはわかってるんです」

 四年前。全てとは言えないまでも話してくれた。
 ゼストさんについて。彼はゼストの名前言うたび目が優しくなっていた。
 きっとレジアス中将を本当の意味で理解し、助けて上げられるのは──

男「ゼストさん…だけ、なんです」

男「だから…、それまで、ゼストさんは死んじゃいけないし、誰も殺してもいけないんだ…」

男「だって…ゼストさんも、…俺の先輩なんだから」


ゼスト「■■っ、ぁ…」

 コツン、と最後の力でゼストさんの胸に頭突きをした。
 いや。頭突きというより、もたれかかったに近いそれだった。

男「…ルーテシアも、レジアス中将も。みんなをあなたを待ってる…」

 きっと本当の意味でレジアス中将を救って上げられるのは自分ではなく、彼なのだ。

男「だからゼストさんはみ──」

ゼスト「……」

 そこで意識が暗闇に落ちていった。
 倒れる寸前。最後の最後。ゼストさんの目は、狂気の目ではなかった。



ゼスト「ありがとう…」

【洗脳解除:成功】【大きな特殊イベント終了】

調べたけど1ヶ月固定1~2ヶ月固定くらいらしい、男君の場合折れてる上にブン殴った上全身だからさらに1,2ヶ月追加されてもおかしくない
ということでシャマル先生一晩でお願いします

ミス 1~2ヶ月リハビリや治療

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
次は明日~明々後日に20:30になります

なかなかギリギリでした。ちなみに洗脳解除失敗だった場合は死にはしませんでした。
ただ大きなフラグを逃すことになります。洗脳解除出来たので自動でフラグは消化されます
リハビリに関してはシャマル先生がいるので以前よりは比較的楽です

比較的楽、か
まぁ良かった

しかし、ギンガ、隊長格衆、特にティアナには悪影響与えそうだな


>>925
なのはさん「ティアナ!無茶しちゃダメ!」
入院中の男「せやな」
説得力が紙クズになりそう

無傷で倒した戦いでも手ボロボロにしてたからな
真に無傷で済ませた戦いは最序盤の銀行強盗くらいか
と思ったけど読み返したら弾丸掠めてたぜ

【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう11」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう11」【リリカル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1481797528/)

>>988
(次スレありがどうございます!)
(ただ今日はちょっと更新が難しそうで、すいません)
(明日は通常通り開始します…遅れる場合は告知します)

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