【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう5」【リリカル】 (1000)

・安価スレです
・リリカルシリーズのニ次SSとなります
・システム現在改正中です




前スレ
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」【リリカル】 - SSまとめ速報
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」2【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう」2【リリカル】 - SSまとめ速報
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう3」【リリカル】
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【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう4」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう4」【リリカル】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1475071737

[プロフィール]

■総合魔翌力:【A】
■暫定魔導師ランク(戦闘力に限る):【S-】
■魔法体系:【古代ベルカ式】
■適正: 【空戦魔導師】
■デバイス:【ストレージ型 槍型】
■希少技能:【脳内物質操作】



〈技能1〉
【戦闘技術(S-) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:選択時コンマ補正+40
■回避:判定時にコンマ偶数なら成功(無傷)。奇数なら失敗

【魔翌力放出(A) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法:判定時にコンマ補正+20。行動選択中の敵全てに判定
■拘束魔法:判定勝利後。相手の技能補正封印(1ターン)。連続選択不可
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+30。判定敗北後、3ターン使用不可


〈技能2 (任意、自動発動)〉
①【脳内物質操作(希少技能)】
 耐久数値65以下時に任意の判断で発動可能
 A.判定時コンマ偶数成功:希少補正×3
 B.判定時コンマ奇数失敗:行動不能
 行動不能時にダメージを受けても必ず現在の耐久数値から一割残存確定
 二回目以降の奇数時では一割残存は発生しない。
②【カートリッジロード:装弾数3】
 任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に+15補正。次のコンマ判定時、反動補正-10
③【フルドライブ:オーバロード】
 任意の判断で装弾数2消費することで発動可能
 コンマ判定時に+30補正。判定後に自己ダメージ発生、耐久数値-20
④【鎮痛物質精製】
 任意の判断で二回発動可能。発動時にコンマ判定発生
 コンマ1桁の数値分、耐久数値が上昇する(耐久数値の上限は超えない)
⑤【中枢神経麻痺(痛覚)】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する


 〈経験値〉
戦闘技術 Lv3:残り【63】でLv上昇します
魔翌力放出 Lv3:残り【108】でLv上昇します
脳内物質操作:残り【─】【完成】
鎮痛物質精製:【─】【完成】
 

[好感度表]
(好感度は【200】でロックになります。ストーリー進行によって【250】まで解放されます)
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)



ギンガ:【200】『ロック』 (先輩が誰かを守るなら…私があなたを守ります)
フェイト:【176】 (……でも、わたしは)
はやて:【116】(話してて気が楽になる人やったな。うちの子が気にいるのも納得や!)
陸士隊員s:【116】  (退院おめでとさん! これからもよろしくたのむぜ!)
ゲンヤ:【79】  (無茶はするなよ? 俺たちがついてる)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【24】 (不思議な人だったな。また会いたいもんだ)
高町なのは:【11】 (なんて無茶を…! 早くしないと、間に合わない!)

【コミュ不可】
ドゥーエ:【163】 (さよなら)
レジアス中将:【101】  (…誰かの為に。そうだったよな、ゼスト。犠牲などあってはいけない)
スカリエッティ:【82】 (君は君の想うがままに進むといい。私はそれだけで楽しいのだから!)
チンク:【46】 (──強いな。ホントに…強いよ、お前は)
クアットロ:【11】 (許さない)
 

長々と待たせてしまってすいません!
一段落つきそうなので明日19:00から再開します

何度も何度もすいません…また遅くなりそうで(小声)
明日19:00予定ですが、もはや確証がないので開始するとしたら19:00とだけ
仕事が定時に終わらない…

 【午後 散策(カリム)】


???「あの…すいません。少しよろしいでしょうか?」

男「……?」

男(考え事をしていたら、背中から声を掛けられた)

男(どうやらよほどボーッとしていたようで…全く気づかなかった)


???「突然声を掛けてしまって…申し訳ありません。ただどうしてもあなたと話したくて──」

男「あなたは…どちら様でしょうか?」」


カリム「ああ、申し遅れました。私はカリム。カリム=グラシアです。管理局においての階級は少将です」

カリム「以後お見知りおきを」ペコ

男「は、はい」

男(…少将。レジアス中将の次に偉い人なのでは?)
 


男「まさか少将殿とは思わず…、失礼を」

カリム「いえそんな。頭をあげてください。少将と言っても名目上のもので…」

カリム「基本的に聖王教会の騎士団の一人として働いてる者ですから」

男「聖王…教会? 確かよく結婚式が挙げられてるところ、ですよね?」

男(TVなどでよくやっていた。管理局と関係あるのも知ってたが…正直詳しくは知らない)


カリム「ふふ、まさにそこです。厳密に言えば『聖王様』を崇める宗教団体なのですが。今日は偶然あなたを見かけて…つい声を掛けてしまいました」

カリム「あなたのご活躍…よく耳にしますよ? あなたの勲章授与の贈呈式も教会で挙げる予定です」
 


男「勲章…ですか?」

カリム「はい。あ、もしかしてまだご存知ありませんでしたか?」

男「…」コク

カリム「ふふ、隠すことではありませんしお伝えしておきますね?」

カリム「先日の事件からの功績が認められ、あなたに騎士の十字勲章が贈呈されます。貴方の魔法適正は古代ベルカ式…それらを鑑みた結果のようです。これで名実共に貴方は騎士を名乗れることになります!」

男「は、はい。ありがとうございます」

男(正直まだピンと来ないが…貰えるものは貰っておこう。その勲章に恥じないように己をさらに戒めるべきだろう…)


カリム「それと──これも言っていいのでしょうか。うーん…」

男「…?」


【安価】↓2
1.追求してみる
2.聖王教会について詳しく聞いてみる
 


男「カリム少将は聖王教会と管理局のどちらにも籍を置いてるようですが聖王教会は…」

カリム「具体的に言えば管理局の『遺失物管理部』専門の組織と言うべきでしょうか」

カリム「危険なテクノロジー。つまり『ロストロギア』の調査と管理が主な業務です」

男「ロストロギア…レリック」

カリム「はい…。私が貴方について詳しかったのも、先日のレリック事件絡みを通じて情報を得ていました。──そもそもレリックの回収を最初に頼んだのも…」

男「……?」

カリム「…ごめんなさい」
 


男「えっ?」

カリム「本来ならもっと早く貴方の元へ訪れて謝るべきでした。湖の件…聞いています」

男「…」

カリム「あの時、実ははやてに──八神一等陸尉にも私から助力を頼んでいたんです。レリックの反応が見つかったという報告を受けた時点で。ですが…」

男「大丈夫です」

カリム「…!」


男(少将の顔色を見れば大体わかる。本当にあの事件は色んな人に心配をかけてしまったようだ)

男(だけど──)
 


男(あの事件は決して誰かのせいというわけではない。自分の周りで色んな人が力を貸してくれていたということを知って、前よりそう思えた)


男「だから謝らなくても大丈夫です、少将」

男「それに…こう見えても結構頑丈なんです。怪我も大したことありません」ニコ

カリム「…」

カリム「そうですね…、謝るのは筋違いでした」


カリム「──ありがとうございます、陸士さん」ニコ

男「はい」


【午後 散策(カリム) 終了】
 

【夜 自室】

ゲンヤ「──そういうわけで。二日後に遺失物の護送任務があるんだ」

ゲンヤ「病み上がりなところわりーが、モノがモノなんでな。お前さんの力が必要だ」

男「確かジュエルシード…でしたっけ?」

ゲンヤ「おう! 厳重に封印されてる間は石ころと大差ないが腐ってもロストロギアだからな」

ゲンヤ「地方の山岳地帯をこっそりリニアで渡る予定らしい。俺たちはその警護だ」

男「二日後ですね。メンバーは?」

ゲンヤ「あまり目立たないように動くから少数精鋭だ陸士8人。お前とギンガを含んでな」

 
 


ゲンヤ「…正直妙な感じはするんだけどな。本来この手の任務はずっと事前に上から伝えられるもんなんだが今回はえらく急だ。そもそも地方まで護送するにしたってなあ…」

男「…」

男(そういえばギンガからこの件を聞いた時も妙な顔をしていた。指揮系統に少し問題が出たのか?)

男(レジアス中将の件もある。…中将の体調は大丈夫だろうか)


ゲンヤ「なんであれ、結局やるしかねえ…。頼んだぜ」

男「…」コク


【一日が終了します】

男(護送任務は【二日後】だ。よく準備しておこう)

【好感度コンマ】
1日の終わりに、初対面の人間の初期好感度をコンマで決めます
一度だけです。好感度は安価で上がっていきます

↓1コンマ判定 カリム(安価補正+10)
 

[好感度表]
(好感度は【200】でロックになります。ストーリー進行によって【250】まで解放されます)
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)



ギンガ:【200】『ロック』 (先輩が誰かを守るなら…私があなたを守ります)
フェイト:【176】 (……でも、わたしは)
はやて:【116】(話してて気が楽になる人やったな。うちの子が気にいるのも納得や!)
陸士隊員s:【116】  (退院おめでとさん! これからもよろしくたのむぜ!)
カリム:【83】 (新しい同志が…いえ、友人が出来たようでとても嬉しいです…!)
ゲンヤ:【79】  (無茶はするなよ? 俺たちがついてる)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【24】 (不思議な人だったな。また会いたいもんだ)
高町なのは:【11】 (なんて無茶を…! 早くしないと、間に合わない!)

【コミュ不可】
ドゥーエ:【163】 (さよなら)
レジアス中将:【101】  (…誰かの為に。そうだったよな、ゼスト。犠牲などあってはいけない)
スカリエッティ:【82】 (君は君の想うがままに進むといい。私はそれだけで楽しいのだから!)
チンク:【46】 (──強いな。ホントに…強いよ、お前は)
クアットロ:【11】 (許さない)
 


 【特殊イベント】【某所 予兆2】


クアットロ「……」


クアットロ「…あった。ドクターってば使う予定がないからって不用心ですねー」

クアットロ「これで…こんな埃臭い部屋に用はないですねぇ」

クアットロ「見てなさい」

ドゥーエ「──何を、ですか?」

クアットロ「!?」
 


クアットロ「お、お帰りなさい! ドゥーエお姉様!」ダキ

ドゥーエ「クアットロ…?」

クアットロ「ドクターから聞きましたよ! 暫くドゥーエお姉様がこちらに居座ると!」

クアットロ「どんな任務を任されていたのかは知りませんが、お疲れ様です!」

ドゥーエ「ありがとう、クアットロ…。と言っても任務はまだ継続中ですけどね」

クアットロ「…? まだ継続中なのに帰ってきたんですか?」

ドゥーエ「…」


ドゥーエ「少しやりづらくなってしまいました。ですが問題ありません。顔を変えればどうとでもなりますから…」
 わ


クアットロ「なんであれ、ゆっくりしていってくださいな! 皆歓迎しますよ!」

ドゥーエ「『セイン』の誕生が間近だそうですね…」

クアットロ「ええ! チンクちゃんってばそわそわしちゃて!」

ドゥーエ「今まで末っ子でしたからね。無理もありません」

クアットロ「そうですねー! まだまだあの子も…」


ドゥーエ「──それで? あなたはここで何を?」

クアットロ「…」

ドゥーエ「この部屋は『レリック保管室』ですが…こんな所に迷い込んだとは言いませんよね?」
 


クアットロ「さあ…なんの話でしょうか?」

ドゥーエ「クアットロ」

クアットロ「ふふ、ドクターから好きにしろと言われたので好きにようかな、と!」

クアットロ「ドゥーエお姉様も好き勝手してるようですし…人のこと言えませんよね?」

ドゥーエ「…」


クアットロ「じゃあ、私はここで…」

クアットロ「安心してくださいお姉様。あなたの憂いはようやくなくなりますよ」

 コッ コッ


ドゥーエ「…」


 【特殊イベント】【予兆2 終了】
 


恐ろしく短いですが、今日はここまでになります
明後日~明々後日19:00開始予定です

寝落ち寸前なので文章が書けてるか心配になります
今度は一気に護送任務まで書きたいところ

少し帰宅が遅くなるので、今日は20:30に開始予定です

  【朝 自室】

男「…」

男(明後日にジュエルシード護送任務だ)

男(レリックと同じロストロギア…。どうやら封印されてるらしいが詳細は詳しくしらない)

男(誰かにジュエルシードのことを聞いてみるのも、任務に備えて鍛えるのもありだ)



男「よし、行こう」

  ガチャ
 

  【フリーパート】

陸士隊員A「よっ」

陸士隊員B「おはっす」

男「どもです」


陸士隊員A「お前もだいぶ馴染んできたよなー」

陸士隊員B「そういやお前がここに所属して半年以上か…。うん、実感ねえな」

男(大半は病院暮らしだったからかな…)



【安価】 午前はどうする? ↓2
1.戦闘訓練(経験値↑ 好感度↑ 陸士隊員)
2.陸の仕事(経験値↑ 好感度↑ レジアス ゲンヤ)
3.コミュ(好感度↑ 知り合いキャラ安価指定)
4.散策(???)
 

【誰とコミュを行おうか】>>3
↓2

【フリーパート】

陸士隊員C「ふと思ったんだけど、お前は魔導師のランク試験受けないのか?」

男「? ランク試験?」

陸士隊員A「お前ならB…いやAは固いと思うぜ?」

陸士隊員C「強さだけならお前はそれ以上だろうが…試験は判断力や知識の深さも重要視されるからな」

陸士隊員C「機会があれば見に行って見るのもありだ」

ギンカ「ちなみに私は先日Bランクに試験に合格しましたよ!」

男(試験か…ちょっと気になるな)


【安価】 午後はどうする? ↓2
1.戦闘訓練(経験値↑ 好感度↑ 陸士隊員)
2.陸の仕事(経験値↑ 好感度↑ レジアス ゲンヤ)
3.コミュ(好感度↑ 知り合いキャラ安価指定)
4.散策(???)


■午前 コミュ(ヴァイス)
■午後 陸の仕事
■特殊イベント

すいません、少しだけ空けます

  【午前 コミュ(ヴァイス)】【首都 グラナガン】

男「…ここに来るのも久しぶりだな」

男(確か以前航空武装隊が気になって訪れたことがある)

男(ヴィータ三等空尉と出会って色々喋ったんだよな…)


「おっ、久しぶりに見る顔だ」

男「?」

ヴァイス「どうも、兄さん! 随分ぼんやりしてるな?」

男「ヴァイス陸曹!?」
 


ヴァイス「ヴァイスでいいっスよ。ヴァイスで!」

男「ヴ…ヴァイス──さん」

ヴァイス「はは、相変わらず口調が固いなぁ。もっと砕けた感じでいいんスよ?」

男「実はまだ階級制度になれてなくて。最近会う人会う人偉い人たちばかりで…感覚が」

ヴァイス「それはちょっと分かるな。でもあんたもその人たちに負けないくらいこっちでも噂になってるぜ? こう見えても元航空武装隊だからな。色々耳に入ってくる」

男「噂…ですか?」


【安価】↓2
1.噂について聞いてみる
2.前にあった時ぼんやりしてた理由を聞いて見る


男「噂って言うのは…やっぱりレリック絡みの件ですか?」

ヴァイス「まーな。あんた本人の件というよりそれに付随した未知の敵性存在。ロストロギアの件。これが大きな話題になってる。空や海としても無視出来る存在じゃないからな、ガジェットは」

ヴァイス「あんた本人の噂は…半々ってとこかな?」

男「…いい噂と悪い噂ってことですよね?」

ヴァイス「ああ。…悪い方はあんまり耳障りのいい話でもないんだがな」

 



ヴァイス「良い方はあんたの人格面と功績だな。上官に礼儀正しいのと病院の救助活動の件。ミゼット提督やクロノ提督なんかかなり賞賛してたらしいぜ。もしかしたら近いうちに海にスカウトとか来るかもよ?」

男「提督っていうと…次元船ですか?」

ヴァイス「ああ、時空管理局提督だな。地位で言えば少将より権威がある」

ヴァイス「そんで悪い方のことなんだが──」

男「…」コク

ヴァイス「なんかあんたのことを胡散臭いって思ってる連中が少なくないな…」
  


ヴァイス「言いにくいことだが…あんたは中将と仲がいいだろ?」

男「はい…尊敬してます」

ヴァイス「ただ中将の背景から妙な噂を吹き立てるやつが多くてな。彼自身あまり親しい人物もいない」

ヴァイス「…その噂とあんたと中将の良好な仲が合わさって下衆な勘繰りするやつもいるんだ」

男「…」

ヴァイス「悪かったな。久しぶりに会えたのに気分の悪くなる話しちまって…」

男「いえ…。参考になりました



男(ヴァイスさんはオブラートに包んでくれたが、陰で何を言われてるかなんとなく予想はつく)

男(でもその噂の一つ…戦闘機人計画に中将が関わってるのは事実だ)

男(…いつか決着をつけなくてはならない気がする。どんな結末になろうとも)

  
  
  


男「ヴァイスさんは…」

ヴァイス「ん?」

男「ヴァイスさんは噂のことどう思いますか?」

ヴァイス「…そうだな。正直噂の真偽はわからん。わからん以上俺が何言っても説得力がないだろ」

ヴァイス「ただあんたのことは嫌いじゃないぜ?」

男「!」

ヴァイス「又聞きした噂なんぞより、あんたと直に話してわかったことがある」

ヴァイス「あんたは噂よりいい奴で、真面目で…へへ、固い奴だってな!」

男「…ありがとう、ヴァイスさん」

ヴァイス「ヴァイスな! そろそろ砕けてくれよ! 心の距離感を感じるぜ!」
 


男「が、頑張ります!」

ヴァイス「頑張ってやることじゃないんだがなぁ」




ヴァイス「おっと…もうこんな時間か。今日はここまでだな」

男「そう言えば自分も午後からパトロールがあるんだった」

ヴァイス「パトロールか…。丁度いいし良かったら航空武装隊から誰か誘ってみたらどうだ?」

ヴァイス「運が良ければ誘えるかもよ?」


 【午前 コミュ(ヴァイス 終了】

 【午後 陸の仕事】

 コッ コッ

男「パトロールは久しぶりだな…」

男(そういえばパトロールでギンガと銀行強盗の事件に臨んだんだよな)

男(随分懐かしい…でも鮮明に覚えてる)


男「そういえばヴァイスさんが誘えって言ってたな…。どうするか」


【安価コンマ】↓2 選択レスのコンマが偶数なら誘い成功
1.ギンガと一緒にパトロール
2.なのはをパトロールに誘う
3.ヴィータをパトロールに誘う
4.シグナムをパトロールに誘う

〈陸の仕事〉

男「…」

男(どうやらここに見知った人はいないようだ。日を改めよう)

男(今回は一人でパトロールだ)

 


【コンマ判定】↓1

00~30 安穏とした日々(事件発生:─)
31~60 民家に火災発生(事件発生:民間から通報)
61~80 作業洞窟で落盤事故(事件発生:地上本部から出撃要請)
81~99 ?
  

 【53】【民家で火災発生】

 ピピピ ピピッ

男「!?」

ゲンヤ『民間から通報を受けた、火災が発生! 東部の13区画だ!』

ゲンヤ『現在のお前の位置から近い! 火の規模によっては二次被害で近辺の娯楽施設のパークロードに燃え移る可能性もある! 武装隊を発火場所と避難誘導に回すが逃げ遅れた人がいるかもしれん!」

男「わかりました! 現場に急行します!」

ゲンヤ『頼むぞ! 俺も指揮は取るが、現場の判断はお前の裁量が重要だ!』

男「はい!」
  

男(東部13区画まで飛ぶ…!)


【コンマ】火の規模
00~40 小規模(要救助者1名)
41~70 中規模(要救助者2名)
71~99 大規模(要救助?名)

(あっ、すいません。記し忘れてました)


【コンマ】火の規模 ↓1
00~40 小規模(要救助者1名)
41~70 中規模(要救助者2名)
71~99 大規模(要救助?名)

(あ、あくまで【53】なのでそこまで酷いことにはなりません…たぶん。対人戦ではないので!)

 

 【93】【大規模火災】

男「…っ、これは」

 全速力で空を駆け抜け、13区画まで辿り着いた。
 同時に熱風が自分の肌をわずかに焼いた。

 眼前に広がるのは燃え広がる住宅街。
 そして隣接しているテーマパークの一部施設にも燃え移っている。

「助けてくれ! 誰かぁ!?」
「子供が…いない! どこなの!?」
「どけっ! どけよお前ら邪魔だ!」


男「ひどい…!」

 住宅街以上にテーマパークの民間人はパニックになっている。
 だが施設の方の火の規模はさほど大きくない…火の被害よりむしろ人のドミノ倒しによる被害が懸念される。問題は住宅街だ。もはや発火元がわからないほど燃え盛っている。

航空魔導師A「君! 君は局員だな!?」

男「!は、はい!」
 


男「じ、自分は陸上の…それで」

航空魔導師A「落ち着け、冷静なれ。君は一人じゃない」

航空魔導師B「我々はパトロール中に報告があり現場に先行した。この場にいるのは三人だ」


航空魔導師A「陸上武装隊と航空武装隊の救援が来るまで5分以上は掛かる! だがもはや一秒の猶予もない! 独断での現場指揮の責任は自分が取る! 我々は動け!」

男「…っ」コク

航空魔導師B「…君のことは知ってる。強く名のある魔導師だ。酷な言い方になるが君は一人で動いて欲しい。その方が君は動きやすいはずだ。だからこそ君は──」



【安価】↓2
1.住宅街で取り残された人の救助活動へ
2.娯楽施設の安全確保と避難誘導へ


航空魔導師B「──住宅街で取り残された民間人の救助を優先してくれ」

航空魔導師A「火の勢い想像以上に強い…! 恐らく強風に乗って燃え広がったのだろう。我々2名の防護服より君の強い魔力で編まれた防護服の方が火の中をより深く行動できる!」

男「わかりました!」

航空魔導師A「だが決して無理はするな…。民間人の命は優先すべき──だが自分の命も諦めては絶対にいかんぞ」

男「!?」

航空魔導師B「危険な所を任せてすまない…。だが君の力が適切だ」

男「……行きます!」

航空魔導師A「頼んだぞ…!」
  


今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
区切りのいいところまでやりたかったんですが…もう眠気が。文字が書けない

開始は例によって19:00になります

それなんて上条当麻?

金髪のボンキュッボン…
フェイトにヴィクター(予定)にカリム?
あ、ヴィヴィオ(聖王モード)もか

19:30から少しだけ開始します


男(自分の命を…諦めない)

男(……)

男(とにかく今は人命救助に集中しろ…!)



男「…なんて火の勢いだ」

 被災現場上空へ旋回する軌道で赴いた。
 視界で捉えた限りではほとんどの民間人はこの近辺から既に避難済みのようだ。
 安全圏から遠巻きに見ている野次馬の喧騒見て取れる。だが──

 ジリジリと肌を刺す熱気がここからでも伝わる。
 防護服越しでこれなのだ。万一現場に取り残されてる民間人がいれば…。

男(エリアサーチするしかない…! 初めてだが上手くいくか!?)
 


男「…!」

 魔力で構成された消費型端末『サーチャー』を展開した。
 その端末から送られる視覚情報は常に術者へと発信される。中距離索敵魔法。

 障壁魔法、拘束魔法などの基礎中の基礎の魔法と共にに108部隊の人達に習っていたものだ。


男「頼むぞ…っ」

 上空からサーチャー四機を被災現場へと泳がせた。


【コンマ】サーチ結果 ↓1
00~40 逃げ遅れた被災者2名発見
41~80 逃げ遅れた被災者3名発見
81~99 逃げ遅れた被災者5名発見

これはGJ!


男「…! 要救助者5名を発見しました!」

航空魔導師A『よくやった! すぐに保護へ向かうんだ! 自分基準で安全を考えるなよ! 民間人は君ほど頑強ではない! 常に被災者の立場を考えて動くんだ!』

男「了解!」

 被災者は3名と2名。
 一軒家の中に閉じ込められてるのが一家らしき親子が3名。
 道路で倒れ伏している老夫婦らしき人達が2名。

男(どちらから向かう…!)



【安価】↓2
1.閉じ込められてるいる親子のところへ
2.倒れ伏している老夫婦のところへ

  


男「閉じ込められてる親子の所へ…!」

 サーチャの様子を見る限り火の回りが激しい家に家族が未だ佇んでいる。
 このままでは焼け死ぬというのに…そこにいる理由は──。

男「子供の足が柱の下敷きになってる…!」

 サーチャーから見て取れた断片的情報だが間違いない。
 両親はその柱の必死にどかそうとしてるが、このままでは全員焼け死ぬ。

男「…!」ギリ

 迷ってる暇などもはやない。



「お父さん…げほっ、苦しいよ…足…痛い…」
「喋るな! 煙を吸ったらいけない!」
「…待ってて! すぐ出してあげるから!」
  


「しっかりハンカチで口を覆って…!」
「お父さん…お母さん…逃げて。足が…もう」
「何言ってるのよ…! あなたを置いて逃げられるわけないじゃない!」


男「──管理局です! もう大丈夫…助けにきました!」
 


「! ああ…ゴホッ…助けが…!」
「うう…ぐすっ…」
「局員さん…げほっ…娘を…!」

男「親御さんは出来るだけ身を屈めて、自分の近くに寄ってください!」

 部隊で習った教本にこんな時の対処法が書かれていたはず。
 高温の煙などは肺や気動を焼き、死に至らせると。
 だからこそ、最優先にすべきことは──

男(障壁魔法で自分たちの空間を包むように…! 円形の形で…煙を出来るだけ隔絶するように…!)


【コンマ】↓1(障壁魔法補正+30)
00~40 障壁魔法(弱。煙を防ぎ切れない。後遺症の可能性あり)
41~60 障壁魔法(中。煙をある程度防ぐ。後遺症の可能性なし)
61~99 障壁魔法(強。煙を完全に隔絶する。後遺症の可能性なし。複数人以上囲える)

  判定結果:【57】+【30】=【87】
      :【障壁魔法(強)成功 呼吸困難、後遺症などは起こらない 5人以上同時に囲える】

「息が…楽になってきた」
「お願いです…お願いです。娘を助けて…!」

男「…」コク

「お兄さん…助けて…っ!」

男「大丈夫だ…! すぐここから出してあげるからね…!」


 少女の足が完全に柱の下敷きになってる。
 潰れてないまでも恐らく足の骨が折れている…だが医療センターなら十分対処出来るはず。

男(柱を力任せで吹き飛ばすことは簡単だ…)

男(だがこれ以上この子の足に負担はかけらないし二次被害が怖い…慎重に柱を持ち上げるんだ!)



男「…っ!」

 ぐっ、と柱に手を掛ける。火の回りも早い。幾ら障壁で囲ってるとはいえ、自分の魔力も無限ではない。
 ──老夫婦のこともある。慎重に、だけど素早く目の前の事態に対処するんだ。

男(行くぞ…!)


【コンマ】↓1 戦闘技術(身体動作) Lv3補正+40
00~30 救出失敗。二次被害(屋根が崩れ落ちる)
31~60 救出成功(少女の足に後遺症あり)
71~99 救出成功(少女の足に後遺症なし)

(修正になります)

61~99 救出成功(少女の足に後遺症なし)


  判定結果:【30】+【40】=【70】  【少女の足に後遺症なし。リハビリで骨折完治】
      :【3名の閉じ込められた家族、救出成功】


男「──」

 ゆっくりと加えられた力は柱をどかすには十分な膂力だった。
 ミシッ、と不穏な音を立てたが柱は少女の足からゆっくり離れた。

「う…っ、ううっ…! お兄さん…! ありがとうごさいます…ありがとうごさいます…!」
「よかった…! 本当に…!」
「局員さん…ありがとうごさいます! 娘を助けてくれて…!」

男「娘さんは自分が背負います! だからこの障壁から出ないよう出来るだけ自分の近くに!」

男「いまから安全圏へとあなた達を送ります!」

 


 
男「…!」

 火の回りもさることながら…半端じゃない煙の量が周囲一帯を覆っている。
 サーチャーの視界もかなり悪くなってきた。
 常に老夫婦の視覚情報は捉えているがこのままでは…。

「局員さん…? どうかしたんですか?」

男「──」


【安価】↓2
1.最優先で家族を安全圏へ、その後。老夫婦の元へ(コンマ補正-10)
2.このまま家族と共に老夫婦の元へ向かい、共に救出する(判定失敗で家族にダメージの可能性あり)
 


男「みなさん…聞いてください。現在この被災地ではあなた達3名の他に2名の被災者がいます」

「……」
「そう、なんですか…」
「…その方たちは」

男「その方達は丁度この近辺の道路で倒れ伏しています。だから──」

「大丈夫です」

男「えっ?」

「私達は局員さんを信じます…!」
「娘を助けてくれた人ですから…、その方達も救出するつもりなら私達はあなたの指示に従います!」

男「……」

男「ありがとう…ごさいますっ」

 煙と火、そして二次被害に気を使いながら一家を連れて老夫婦の救出へ向かった。


「……ゴホッ」
「……」

「おじいさん…しっかりしてください…」
「……」


男「──管理局です! 今からあなたの安全を確保します」

「! 局員さん…げほっ、おじいさんが動かないの…」

男「!」

 おじいさんの意識が完全になくなっている。
 恐らく煙を吸い過ぎたのだろう、悠長にここで構えてる場合ではない。

男「この障壁の中へ! 少しでも楽になるはずです!」

【障壁魔法(強)展開中 障壁コンマ:不要】

コンマ判定で進行距離を決めます
安全圏までの距離は【45】になります

進行距離コンマ判定後に、二次被害判定が発生します

【進行距離コンマ判定】【安全圏:45】
↓1


  判定結果:【54】 【安全圏到達】 【大規模火災発生事件、終了 要救助者5名救出成功】



男「…大丈夫です。ゆっくり確実に進んでください! 崩落と火は自分が対処します!」

 家族達と老夫婦を時には励まし、時には励ましあい。
 ゆっくりと確実に進んでいく。

「そっちは確か道が入り組んでたはず…、このまま直線の方がいいはずです!」

「お兄さん…助けてくれて、ありがとう…」
「…あなたのおかげで本当に、本当に助かりました…」

「おじいさん…しっかりして…! もう助かりますよ…」


男(もうすぐ…! もうすぐみんなを助けられるっ)

 そして──


陸士隊員A「すまない、遅くなった! よくやったぞ!」
航空魔導師A「こちらも避難活動は応援に引き継いだ! これからさらに要救助者を捜索する!」

ギンガ「先輩っ! 要救助者の搬送準備は出来てますっ!」

男「──」



 安全圏へと辿り着いた。誰一人、欠けることもなく。

 家族と老夫婦はすぐさま医療センターへ搬送された。
 早く安全圏へ辿り着いたことでおじいさんの方も後遺症はなかったようだ。
 逃げ遅れた要救助者は自分が救出した5名と航空魔導師がパーク内で救出した8名だった。

 後日、現場の救出活動に貢献した航空魔導師2名と陸上魔導師は強くメディアでも評価された。


【午後 陸の仕事 終了】


今日はここまでになります
見てくださってありがとうごさいます
次の開始は恐らく明日~明々後日のどれかの19:00になります

最近眠気のせいで進むペースが遅くてすいません
恐らく次で護送任務直前までいけるはず…!

入院するからこその主人公でしょ。

【Report】
■事件No AP000583──■■■■■
■事件種別 ガス火災 東部13区画火災事件
■担当者 1035航空武装隊 陸上警備第108部隊
■指揮官 ゲンヤナカジマ三等陸佐
■現場主任 航空魔導師

■概要
 事件初動。東部13区画のある住宅から大量の煙が発生。民間より通報があった。原因は古いプロパンガスへの誘爆と思われるが、現在調査難航中。
 当日強風が吹き荒れており発火した火が隣接するパークロードへ燃え移った。火災旋風による二次被害が発生したとされる。幸いパークロードへの二次被害は軽度だった。
 (中略)
 13区画近辺でパトロール中だった陸上嘱託魔導師及び航空魔導師2名が現場へ急行。
 現場指揮は航空魔導師が取り、後にゲンヤナカジマ三等陸佐と連携し事態を鎮圧した。
 (中略)
 嘱託魔導師が火災現場へ救助活動を行なった。
 航空魔導師2名がパークロードで救助活動を行なった。
 後に航空武装隊13名、陸上警備部隊21名が合流し合同による救助活動を行った。
 (中略)
 パークロード。要救助者8名(園内で取り残された民間人)
 住宅街。要救助者5名の救助活動(住宅街で取り残された民間人)
 
■最終被害結果
①パークロード:重軽傷者約80名(混雑とパニックによる二次被害が多数)
②住宅街:重傷者2名(後に後遺症無しで回復) 軽傷者3名

■レポート担当 時空管理局 ゲンヤナカジマ三等陸佐
 

今日は厳しいかもしれません
ただ出来れば21:00開始にします

明日は必ずやります!

【安価:コンマ】【陸の仕事 経験値】どれに経験値を与えますか? ↓2

1.戦闘技術 Lv3:残り【63】でLv上昇します
2.魔力放出 Lv3:残り【108】でLv上昇します

〈技能1〉
【戦闘技術(S-) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:選択時コンマ補正+40
■回避:判定時にコンマ偶数なら成功(無傷)。奇数なら失敗

【魔力放出(A) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法:判定時にコンマ補正+20。行動選択中の敵全てに判定
■拘束魔法:判定勝利後。相手の技能補正封印(1ターン)。連続選択不可
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+30。判定敗北後、3ターン使用不可


〈技能2 (任意、自動発動)〉
①【脳内物質操作(希少技能)】
 耐久数値65以下時に任意の判断で発動可能
 A.判定時コンマ偶数成功:希少補正×3
 B.判定時コンマ奇数失敗:行動不能
 行動不能時にダメージを受けても必ず現在の耐久数値から一割残存確定
 二回目以降の奇数時では一割残存は発生しない。
②【カートリッジロード:装弾数3】
 任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に+15補正。次のコンマ判定時、反動補正-10
③【フルドライブ:オーバロード】
 任意の判断で装弾数2消費することで発動可能
 コンマ判定時に+30補正。判定後に自己ダメージ発生、耐久数値-20
④【鎮痛物質精製】
 任意の判断で二回発動可能。発動時にコンマ判定発生
 コンマ1桁の数値分、耐久数値が上昇する(耐久数値の上限は超えない)
⑤【中枢神経麻痺(痛覚)】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する


 〈経験値〉魔力放出に【69】の経験値が与えられました。
戦闘技術 Lv3:残り【63】でLv上昇します
魔力放出 Lv3:残り【39】でLv上昇します
脳内物質操作:残り【─】【完成】
鎮痛物質精製:【─】【完成】

[好感度表](レジアス、ゲンヤに+【10】されます)
(好感度は【200】でロックになります。ストーリー進行によって【250】まで解放されます)
(好感度は信頼度のようなもので高ければ高いほどはやく悩みや秘密を打ち明けてくれます)



ギンガ:【200】『ロック』 (先輩が誰かを守るなら…私があなたを守ります)
フェイト:【176】 (……でも、わたしは)
はやて:【116】(話してて気が楽になる人やったな。うちの子が気にいるのも納得や!)
陸士隊員s:【116】  (退院おめでとさん! これからもよろしくたのむぜ!)
ゲンヤ:【89】  (もうヒヨッコとは呼べねーな。お前はもう…いっぱしの管理局さ)
カリム:【83】 (新しい同志が…いえ、友人が出来たようでとても嬉しいです…!)
ヴィータ:【75】 (なんか似た匂いがする…もしかして同郷か!?)
シグナム:【55】 (あれが噂の直談判の…面白そうなやつだったな)
ユーノ:【47】 (いつでも気軽に司書室の扉を叩いてほしい、力になるよ)
ヴァイス:【24】 (不思議な人だったな。また会いたいもんだ)
高町なのは:【11】 (なんて無茶を…! 早くしないと、間に合わない!)

【コミュ不可】
ドゥーエ:【163】 (さよなら)
レジアス中将:【111】(お前のおかげで何人もの民間人が救われたことか…。私はお前を誇りに思うよ)
スカリエッティ:【82】 (君は君の想うがままに進むといい。私はそれだけで楽しいのだから!)
チンク:【46】 (──強いな。ホントに…強いよ、お前は)
クアットロ:【11】 (許さない)
 

  【特殊イベント】【自室】

 コンコン

男(…? 誰だろう。こんな夜更けに)

 ガチャ

男「どちらさま──あ、!」

はやて「どもども! お久しぶりです陸士さん!」


男「八神一等陸尉!お、お久しぶりです!」バッ

はやて「あはは、相変わらず固い人やね。でも元気そうで安心しましたよ。こうして会うんは二回目やけど…あなたのことはよく耳にしてましたし」

はやて「今日はちょっとあなたにお話があって来たんです」

男「…長くなるようでしたら中に入りますか?」

はやて「ん。そうさせてもらおうかな」


 コト

男「粗茶ですが」

はやて「あ、これは…。気を遣わせてしまって」

男「…」

はやて「…」


はやて(気まずい!なんやこの空気…!ここまで気を遣わせたことは過去にそうないで!)

はやて(今まで小娘やからって舐められること多かったからなぁ…。──なんか泣けてきた)

男(…ヴァイスさんにもっと砕けたほうが良いって言われたけどすぐには難しいな。ギンガや陸士の先輩と接する時はそうでもないんだけど…やっぱり長く一緒に過ごしたからかな)


はやて「…あんまり長居してもあれですし、早速本題に──と行きたいところなんですけど」

男「…?」

はやて「今から話すことは出来るだけ内密にお願いしますね?特にレジアス中将には」

男「…わかりました」


男(中将には話せないこと。陸絡み…いや噂の真偽を確かめに来たのか?)


はやて「結論から言うと『あなた』をスカウトに来ました」

はやて「私はそう遠くないうちに『古代遺物管理部』を試験的に設立、運用する予定なんです」

男「…!」


男(その後。彼女から新部隊の概要について聞かされた)

 ──設立に踏み切る理由は管理局の問題点。その大きさ故の小回りの効かない面をカバーするため。
 ──新部隊の目的は例の『レリック』問題の調査及び対処の為。
 ──活動範囲は『地上ミッドチルダ』(例外あり)。部隊の試用期間はおよそ1年間。

男(…レリック問題。恐らく既に自分がレリックと関わってることは周知なのだろう)

男(その上で彼女は自分に誘いをかけている)


はやて「どうでしょう。メリットとしては在籍して頂ければ今後のキャリアの実績になります」

はやて「なによりあなたの力が部隊の助けになってくれるのと同時に、部隊があなたをサポート出来ます」

男「…」

男(たぶん病院の件も知られている。何故病院が襲撃に遭ったのか。──それはたぶん自分が狙われてるから)


はやて「初めに言っておくとこの部隊はあくまでロストロギア『レリック』を追う組織です。陸で活動するものの指揮系統に関しては陸上部隊とはまた違う。つまり陸上部隊とは別組織」

はやて「こちらに所属する場合、陸の仕事よりロストロギア関連の仕事が優先になります」

男「…それは」

はやて「と言っても表向きは…ですが!やることは普段と変わりませんよ!」


はやて「その他にも話すことが一杯…ってこんなんじゃ夜が明けてしまいますね」

男「ありがとうございます。概ね把握出来ました」

男(少し未来に設立されるであろう新部隊。所属する意思があるどうか…今の自分は)

【安価】新部隊に所属する意思は(確定ではありません。ストーリーに多少変化あり) ↓2

1.ある。前向きに検討させてもらう
2.まだ答えが出せない。勝手ながら保留にしてもらう


男「──わかりました。前向きに検討させてもらいます!」

はやて「ホントですか!?ありがとうございます!」ペコ

男「…」


レジアス『気をつけろ。お前はいま危険な場所に立っている…』


男(レリックの問題は戦闘機人の問題に繋がる。そして戦闘機人はレジアス中将に)

男(自分はまだ何も知らなすぎる。恐らくレジアス中将から聞き出せることはもうないだろう。彼は自分を深みに入れないように庇ってくれてる気がするのだ。だから…)

男「自分はレリックを追いたいです。それがきっと陸の為に…誰かの為になるはずだから」

はやて「ありがとう…陸士さん。ほんまに」


はやて「あー、肩の荷が降りた気分や…。正直断られるかと思いました」ポテン

男「ちょっ…八神陸尉!? 大丈夫ですか!?」

男(糸が切れたかのように彼女は床に座り込んだ…)

はやて「『はやて』でええですよ」

男「…え?」

はやて「こちらのワガママ聞いてくれて、これから長い付き合いになるかもしれませんからね。いつまでも他人行儀っていうのも堅苦しいですから! はやてって呼んでください」

男「い、いきなり言われても…。そういうの苦手で…」

はやて「苦手やったらなおのことですよ!私で練習してやってください!」

男(これは…呼ぶまで居着きそうな雰囲気だ)


男(レジアス中将。離れていても志は一緒だと信じてます…)

 【特殊イベント 終了】【1日が終了します】

(はやての好感度が+【20】されます)

 【朝】【自室】

 チュン チュン

男「ん。ふあ…」

男(昨日はそれなりに重要な決断をした気がする…。新部隊設立…。出来るだけ内密にしていて欲しいとは言われたのでギンガやゲンヤさんにもしばらく秘密にしておいたほうがいいのだろうか)

男(レジアス中将には特に言うな…とは言われたが、出来れば話しておきたいのが心情だ)

男「…」

男(いや、今は先のことより明日の任務に気を向かせるべきか)


男「考えることが増えたな…」

 【フリーパート】

男「おはようございます!」

ゲンヤ「おっ、いやに張り切ってるじゃねーか。何かあったのかい?」

男「明日の護送任務の為に気を入れ直してみました」

ゲンヤ「そうか。ま、空回りしなようにな?」

ゲンヤ「おっと、そういやお前さん宛に預かってるものがあるんだった」ゴソゴソ

男「…?」



【安価】 午前はどうする? ↓2
1.戦闘訓練(経験値↑ 好感度↑ 陸士隊員)
2.陸の仕事(経験値↑ 好感度↑ レジアス ゲンヤ)
3.コミュ(好感度↑ 知り合いキャラ安価指定)
4.散策(???)

 【フリーパート】

ゲンヤ「こいつさ。結構な量だがしっかり読んでやれよ?」

男「これは手紙…?」

男「…!」


男(そこには先日助けた一家、老夫婦の感謝の言葉が綴られていた'

男(それだけでなく病院の人達からも感謝の言葉と応援のエールが記されていた)

ゲンヤ「お前が助けた人達だ。何を迷ってるか知らないが、いざとなったらその人たちのことを思い出せよ? お前の今までの行動で傷ついた人もいれば、救われた人もいるってことを肝に銘じとけ」

男「…はい!」

男(またみんなに会いにいこう。今度はもっと立派になって…)


【安価】 午後はどうする? ↓2
1.戦闘訓練(経験値↑ 好感度↑ 陸士隊員)
2.陸の仕事(経験値↑ 好感度↑ レジアス ゲンヤ)
3.コミュ(好感度↑ 知り合いキャラ安価指定)
4.散策(???)


■午前 コミュ(なのは)
■午後 戦闘訓練
■特殊イベント

■大きな特殊イベント

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
明日でようやく護送任務直前までいけるかな?

ネタバレになりますが最後の特殊イベントはレジアスと安価会話になります
それともしかしたら追加で陸上部隊との掛け合いがあるかもしれません
最悪の場合、最期になるかもしれないので

次の大きな特殊イベントは色々ルートというか選択次第、戦闘結果で大きく過程が変わります
最悪の土壇場でゾロ目出す。みたいなことにならなけらば死ぬことはないので安心してください

ただ死んでもルートはあるので大丈夫です。主人公のキャラとステータスはある程度変更になりますが

  【午前 コミュ(なのは)】【応接室】

 ガチャ

男「!あ、…」

「お久しぶりです、陸士さん」

男「遅くなってしまって…申し訳ありません。高町二等空尉」

なのは「いえ!いきなり呼び出してしまったのはこちらですから!」

なのは「…こうして顔を合わせるのは、あの病院以来ですね」

男「はい」


男(今朝に八神──もとい、はやてさんから連絡があった)

男(なんでも高町さんと改めて顔を合わせて欲しいとのことだ)


なのは「話はもう伺ってます。はやてちゃんの新部隊設立…これに協力してくれる、と。たぶん私と陸士さんを会わせたかったのはこれから長い付き合いになるかもしれないからですね」

男「そうですね。高町さんとはほとんど面識はなかったですから…」

なのは「ふふ。でもフェイトちゃんとはわりと会ってるんですよね?よくお話してましたよ、陸士さんのこと。エリオについてアドバイスしてもらったって!」

男「エリオ…?」

男(ハラオウン執務官の言ってた保護した子のことかな?)

なのは「さて!一応この会談の表向きは以前起きた『病院事件のレポートの細部を埋めること』、ですから!作業を始めましょうか!細かい点は話せる状態じゃなかったですからね…」

男「す、すいません。迷惑をおかけして…」


男(実は病院事件後の入院時に高町さんと少し会って事件の概要だけ伝えたのだ。ただ細かい点は退院後ということでズルズル伸びてしまっていた)

男(その後。高町さんと二人でレポートを埋めていく作業を静かに始めた)


なのは「ふう。こんなものかな?それにしても改めて見るとすごい経歴ですね」

男「…?すごい、ですか?」

なのは「半年前は魔導師ですらない民間人だったと聞きます。それが今では陸のエース候補と名高い」

男「エース!?自分がですか!?」

なのは「ふふ、ご存知ありませんでしたか?結構噂になってるんですよ、期待の局員だって──と言っても主にメディアや民間人の方の評ですけどね?昨日の火災事件も後押しになったみたいです」

男「…そうなんですか。エース」


男「でも名実共にエースなのは高町空尉の方ですよね?他でもないエースオブエースですから」

なのは「うっ…!?それ未だに慣れてなくて…恥ずかしいからやめてください!」カア


男「…エース候補か」

なのは「?」

男(そう呼ばれるくらい色んな人に認められた。正直とても嬉しい…。だけどやっぱりしっくりこないのは自分以上に陸のエースに相応しい人たちがいるからだろう)

男(自分から見れば。陸士の先輩たちやゲンヤさんこそがエース相応しい。自分の苦労など及びもつかぬほど長い期間の間、陸と民間人を守ってきたのだから。──自分も彼らのように)

なのは「…」


なのは「それじゃあ、今日はこれで失礼しますね?あまり長居してもお邪魔ですから」ペコ

男「あっ──」


【安価】どうする? ↓2
1.高町先輩から戦いの心得を一つ授かる
2.実は高町空尉達に救われ、憧れてることを伝える


男「──ありがとうございます」

なのは「?いえ。仕事ですからそんなに畏まらなくてもいいんですよ?」

男「レポートの件じゃなくてもっと昔のことです」

男「半年ほど前に起きた空港火災事件…、実は現場に自分もいたんです」

なのは「…あの時の、事件に?」


男「直接高町さんに助けられた──というわけではないです。でも高町さん達が必死になって民間人を助けてる姿を遠目から見てたんです。その姿に憧れて、自分は管理局に入るきっかけになった」

男「だから…ありがとうございます。高町空尉」

なのは「──そう、だったんですか」


男「それになにより」

なのは「…?」

男「──いえ。やはりなんでもありません」

男「とにかく改めてお礼を言いたかったんです。こんなに遅くなってすいません…」


なのは「そんなことないですよ。感謝されて、嬉しくないわけないです」

なのは「自分の力が誰かの救う為になった。──そしてその人がまた多くの命を救ってくれた」

なのは「こちらこそ、ありがとうございます。陸士さん」ニコ



なのは「あなたの力が、また誰かの為になりますように」

なのは「私でよければいつでも力を貸しますから!」




【午前、コミュ(なのは) 終了】

  【午後 戦闘訓練1】【訓練施設】


男「さて戦闘訓練の時間だ」

ギンガ「そういえばさっき応接室で誰かと話してたようですけど…誰ですか?」

陸士隊員A「チラッと見えたけど、ありゃあ空のエースオブエース高町なのはだな!」

ギンガ「ええ!?そんな有名人が来てたんですか!?」

ギンガ「だったら一緒にハラオウン執務官とか来てましたか!?」

男「いや来てなかったけど、どうしたの?」

ギンガ「実は昔いろいろあってハラオウン執務官には憧れをですね…」


【安価コンマ】戦闘訓練開始 ↓2

1.魔力発露の鍛錬(技能:魔力放出にコンマ判定で経験値)
2.戦闘力上昇の鍛錬(技能:戦闘技術にコンマ判定で経験値)
3.模擬戦(好感度↑ 技能を一つ安価コンマ判定で経験値。ただし一度しか行えない)


男「──」

男(魔力を胸のリンカーコアから腕に、足に循環させていく)

男(もう少しでさらに繊細な魔力制御が行えるようになる気がする)




 〈経験値〉魔力放出に【11】+【ゾロ目11】の経験値が与えられました。
戦闘技術 Lv3:残り【63】でLv上昇します
魔力放出 Lv3:残り【17】でLv上昇します
脳内物質操作:残り【─】【完成】
鎮痛物質精製:【─】【完成】

【戦闘訓練2】

男「今度合わせてあげようか?ハラオウン執務官とはたまに連絡を取り合ってるから」

ギンガ「!是非お願いします!あの時のお礼をきちんと言わなきゃですから!」

ゲンヤ「ああ、そうか。ギンガは確かあの空港事件であの子に…」

男「…?」


【安価】どうしますか? ↓2
1.戦闘訓練を続ける
2.コミュ(ギンガor陸士隊員orゲンヤ 安価指定)

【戦闘訓練2 コミュ(ギンガ)】


ギンガ「半年前に起こった空港事件…覚えてますか?世間で大きなニュースになったやつです」

男「…!うん。よく覚えてるよ。──まさかギンガはその時空港にいたのか?」

ギンガ「はい。丁度火災中に空港に取り残されたんです。妹と一緒に」

男「…」

ギンガ「私なりに民間人の人を助けたりしてたんですが…一人になると怖くて心細くて」

ギンガ「そんな時に助けてくれたのがハラオウンさんのなんです!」

ゲンヤ「ついでと言っちゃあれだが、妹のスバルを助けたのは高町空尉だぜ?」

男「──」


男(こんな偶然があったのか。ギンガもあの人たちに救われて。妹さんも)

男(こういうのを縁っていうのかな…。なんか嬉しくなる)

ギンガ「…?なに笑ってるんですか、先輩?」

ゲンヤ「ハラオウンのお嬢ちゃんのこと思い出して鼻の下伸ばしてんじゃねえか?」

陸士隊員C「美人さんだったからな。男なら無理ないな。わかる」

男「え゛?」

ギンガ「…先輩」ジト


男「いや…そういうわけでは。ギンガ…そんな目で見ないで」

ギンガ「ふふ、冗談ですよ。この頃模擬戦負けっぱなしですからちょっとしたお返しです!」

ギンガ「執務官さんは私の憧れてる人──でもそれと同じくらい先輩のことも憧れてますから」

男「そっか」

ギンガ「いつか先輩たちの隣に立てるくらい…強くなってみせます!」


男(きっとなれるよ。ギンガなら)


【戦闘訓練2 コミュ(ギンガ) 終了】

  【特殊イベント1】【陸上警護部隊第108部隊】

ゲンヤ「さて、知ってると思うが明日は護送任務だ。明朝出発」

ゲンヤ「詳しいことは説明した通りだ。各自、身体を休めるようにな!特に護送任務に選ばれたやつら!」

男・ギンガ・陸士隊員s「はい!」

ゲンヤ「じゃあ解散!」



陸士隊員A「ふう。護送任務か…。ロストロギアだよな」

陸士隊員B「そういや滅多ない事だな、そんな大層なモンに関わるなんて」

男「そんなに珍しいことなんですか?」

陸士隊員B「そりゃあな。本来この手の任務は『海』の遺失物管理部が行うことだし」


陸士隊員C「最近続く『レリック』絡みの事件がおかしいだけさ。なんでもミッド地上以外でも発生してるようだ。ガジェット出現率も呼応するように上昇しつつある」

ギンガ「長い事件になりそうですね…」

男「…」

ギンガ「?先輩、どうかしました?」


男「先輩たちはかなり長い間この部隊に在籍してるんですよね?」

陸士隊員A「まあ…十年来の友人とか少なくないな。ポツポツ亡くなったりするけど」

男「みんなは戦う時や危険な事故の時、どういう想いで戦ってるんですか?」


陸士隊員A「いきなり妙なこと聞くな、お前」

男「す、すいません。ふと気になって…」

男「自分より遥かに強い敵や事態に相対した時…みんなはどうしてるのか、って」

陸士隊員A「んー、別に俺らの意見聞くより自分の心に従ったほうがいいとおもうが」


ギンガ「──私はどんな時でも前へ!先輩と戦う時はいつもそうしてます!」

陸士隊員A「俺もそんな感じかな、──とにかく倒れないこと。倒れるにしても前のめりに、だ」

陸士隊員B「──自分に負けないように心掛けてる。どんなに強い相手だろうが、臆せば相手というより自分に負けちまう。だから気持ちだけは切らさないように、だ」

陸士隊員C「──常に勝つための思考を働かせろ。思考を停止させたら後ろにいる人たちを失う、かな」


男「──」

陸士隊員A「参考になったか?あんまり気にしないほうがいいと思うけどな」

陸士隊員B「各々違う…っていうか土壇場だとまともに考えてる余裕もろくにねーからな。必死だ」

男「ありがとうございます…すごく参考になりました」

ギンガ「…先輩は少し危なっかしいですからね。まだ私では頼りないかもしれませんが、それでも頼ってくれると嬉しいです。最近何か悩んでいるようですから」

男「…」

ギンガ「…先輩?」




男(たまに思い返すんだ。『もしこの部隊へ配属されなかったら』って)

男(そういう未来もあったかもしれない)

男(でもいまようやくわかったんだ。自分が何故こんなにも『誰かの為』に頑張ってこれたのかを)

男(だからいまは胸を張ってこう言える)



男「──みんなと会えて、本当によかった」


【特殊イベント1】【終了】

  【特殊イベント2】

男「うん、準備は万端だ」

男(明日の護送任務は明朝に出発する)

男(明朝に第61管理世界『スプールス』と呼ばれる地方世界へ転送ポートで都市に飛ぶ。そこから遺失物取扱施設へ赴きジュエルシードを受け取りリニアで改めて都市へと護送しミッドチルダに再保管される)

男(ゲンヤ三佐はこの任務のことをかなり気に掛けていたので、注意しすぎることはないたろう)

男「…ふあ。もう寝よう」


 コンコン

男(…?誰だろ、こんな時間に)

「──入るぞ」


 ガチャ

レジアス「…」

男「…!?」


男「ちゅ…中将!?なんでここに…、身体は!?」

レジアス「騒ぐな、問題ない。とにかく入らせてもらうぞ」

男「は、はい…!どうぞ座布団の上におかけください!」

レジアス「ん」



レジアス「先日は見苦しいところを見せてしまったな」

男「大事はないようで、ホッとしました」

レジアス「今日は世間話しにここへ来たわけではない。──二乃についてだ」

男「!彼女の行方がわかったんですか!?」


レジアス「いや。完全に行方不明だ。戸籍などは実に巧妙に細工されていた」

レジアス「まあ、当然のことだがな」

男「…そうですか」

レジアス「…」


レジアス「あの女のことは忘れろ。それがお前のためだ」

男「…」

レジアス「それ以上…私の口からは何も言えん」

男「…」


男(忘れられる、わけがない)


レジアス「…」

男「…」

男(部屋が沈黙で覆われている。恐らくレジアス中将に深く追及しても無駄かもしれない)

男(いまの段階ではこれが精一杯の、彼なりの警告)

男(ロストロギア『レリック』を求める戦闘機人ナンバーズ。二乃さんは恐らくその一員)

男(だけど自分は──)


【安価】↓2
1.機動六課に所属する可能性を告げる
2.駄目元で、さらに追及してみる


男「──レジアス中将、お話があります」

レジアス「ああ、聞いてやる」


男(はやてさんから口止めされていたが…全て話した)

男(レリックを追いたい旨のことを、それが自分の出来る精一杯のことだと)

男(それが自分なりに考えた、中将の理想を叶える道だと)


男「だから自分は…」

レジアス「もういい。黙ってろ」

レジアス「…」


レジアス「途中で憤死しかけたぞ…あいつら地上で勝手なことをコソコソと」

男「中将…」

レジアス「だがそれは私も変わらんか…」


レジアス「お前の行き道筋は過酷だぞ…。真実の果てに何も報われないこともある」

男「…」

レジアス「場合によってはその命すら失うだろう。それは身を以て知ったはずだ」

レジアス「私もお前の敵に回るかもしれん。それでも真実を知りたいのか?」

男「…」


【安価】↓2
1.それでも自分は中将の理想を信じたい
2.真実を知りたい。なにがあっても


男「──それでも自分は中将の理想を信じたいです」

レジアス「…」

男「──」

 自分は何故『誰かの為』に頑張れるのか。
 たぶんそれは、──ギンガの、陸士の先輩達の、ゲンヤさんの、みんなの、そして中将の。

 誰かの為に。平和の理想の為に命を尽くすみんなを見て、自分はそれに憧れた。
 自分はきっとみんなの『理想』を守りたかったんだ。


男「だから自分は中将を信じます。自分にはきっとそれしか出来ないから」

レジアス「…」


レジアス「バカだよ…、お前は本当にバカなやつだ」

レジアス「絶対に生きて戻ってこい。お前は私の過去に捨てた『理想』そのものなんだからな」

男「はい。レジアス中将」



【特殊イベント2】【終了】


今日はこれで終わりになります
見てくださってありがとうございます
次は明日~明々後日19:00開始予定になります
次は大きな特殊イベントから開始です

なんか死亡フラグっぽくなってしまったのは
最悪の事態に備えて身辺整理な意味を考えてたらこんな典型的死亡フラグに…
たぶん死にはしないので大丈夫です

今日は少し無理そうなので明日19:00に大きな特殊イベントを開始します
明後日はようやく休みなので最悪その日には出来ます

  【陸上108部隊隊舎前】【大きな特殊イベント】

ゲンヤ「よし、全員揃ったな」

男「…」コク

ギンガ「少数精鋭での護送らしいですが…ホントに大丈夫ですか?封印されてるとは言えロストロギアの運搬はもっと慎重に取り扱うべきなのに」

ゲンヤ「もう決まったことだからな…泣き言言っても仕方ねえ。上を信じてベストを尽くすだけだ」

ゲンヤ「っと、出発の前にお前らに渡しとくもんがある」ゴソゴソ


男「これは──無線機、ですか?」

ゲンヤ「念話ジャミング対策の一つだな。強度の妨害の前では気休め程度のもんたが、特注品よ」


ゲンヤ「片耳に突っ込んでな。やばくなったらこれで最低限の連絡くらい取れる」

男(思ったより耳に違和感がない。無線というのは初めてだけど周波数を合わせることで連絡が取れるものだったかな?)トントン

男「ギンガは別の管理世界とかに旅行したこととかある?」

ギンガ「実はそんなにないんですよね。でも局の仕事では頻繁にあることですからはやく慣れないと、です!」

陸士隊員A「『スプールス』は自然保護区でもあるからな。観光するにはいいとこだぜ?」

ギンガ「へえ…。じゃあ引き渡しが終わったらちょっと眺めますか、先輩?」


ゲンヤ「んじゃ。みんな転送ポートの前に来い。五分後に空港に飛ぶぞ」

ゲンヤ「そっから次元航空船でスプールスまでひとっ飛びだ!」

  【第61管理世界 スプールス】【都市部】

男「おおっ…!」

ギンガ「空気が美味しいところですねー」

男(まさに自然といった感じだ。この都市部から見渡すだけでも森林地帯、山岳地帯が各々広がっている。恐らく様々な動植物、魔法生物も生息してるのだろう)


ゲンヤ「地方世界って言っても、この都市部は人の出入りが盛んだな。まあ観光客とかにウケがいいからな。緑も目に優しいし、空気はうまいし、おまけに飯もうまい所だ」

男「でも観光は危なくないですか?やっぱり危険な生息とかもいるんじゃ?」

陸士隊員B「別に竜とかいるわけでもないしな。ちゃんと自然保護隊員も付き添うだろ」

ゲンヤ「こっからリニアで移動だ。帰りもこのリニアで帰るからなー」

  【スプールス】【遺失物管理部】

局員「これが例のロストロギアが収納されてるアタッシュケースになります」

局員「数は2つ。厳重に封印もされていますが注意しずきるに越したことないものです。どうぞ本局への送還任務…よろしくお願いします」

ゲンヤ「こいつはどうも。くれぐれも取り扱いには注意します」


男「ジュエルシード…。レリックは爆弾みたいなものって言われてたけど」

ギンガ「レリックに関してはどうも解析が進んでないようです。どういう用途で使用するのか不透明らしく…失われた文明の遺産ですから簡単にはいかないようです」

男「そう、か」

男「…」

  【リニア 列車内】

 ガタン  ガタン

男「…」

男(レリックか。はやてさんの新部隊に所属したらこれをさらに追い求めることになる)

男(ナンバーズとガジェットはこのレリックを得ようとしている。それは『何の為』だ?単純に爆発物として利用する為とは思えない。リスクがデカすぎるしレリックを使う意味も薄い…)

男(中将は戦闘機人計画を裏で推進していた。やはり戦闘機人関連だとはおもうが)

男「でも結局何の為に…」


ギンガ「先輩?どうしたんですか、こんなところで一人で」

男「ギンガ…」


【安価】↓2
1.ジュエルシードについて聞いてみる
2.この前聞いた『妹』について聞いてみる


男「──ジュエルシードについて詳しく教えてもらっていいかな?」

ギンガ「うーん…私も深くは知らないんですが」

ギンガ「なんでも『願いが叶う宝石』であり次元干渉型のエネルギー体のようです」

男「願いが叶う…?」

ギンガ「資料では歪んだ形で、とありますが。とにかくこれが怖いのはその膨大なエネルギーの向き次第で単体でも『次元震』を引き起こす可能性があることです。その点ではレリックよりタチが悪い…」

男「…願い、か」

ギンガ「でもおよそ四年前に高町空尉、八神陸尉、ハラオウン執務官が解決したとか!」

ギンガ「当時10歳ほどで、私より年下だったのに!すごい!」


ギンガ「その後の『闇の書事件』に繋がる重要な案件だったらしいですよ?」

ギンガ「ただ詳しく調べようにも私の権限じゃデータベース覗けないので噂程度のものですけどね?」

男「?詳しく調べられないの?」

ギンガ「はい。なんでも管理者による規制がかかってるとかで。ハラオウン提督の権限で」

男「ふむ…──あ、」

男(そういえばユーノ君のところで見た写真──あれは当時のものだったのかな?)

男(今度詳しく聞いてみるのもよさそうだ)


 ガタン ガタン

ギンガ「へへ。結局仕事の話になっちゃいましたね?」

男「でも助かるよ。たぶんギンガより局のことは世間知らずだから…自分」

ギンガ「はい!どんどん頼ってください!」

ギンガ「ジュエルシードについてはハラオウン執務官に聞くのもありかと!」

男(ハラオウン執務官か…、この前ちょっと微妙な雰囲気でお別れして以来だな)


ギンガ「今度会うときは是非ご一緒させてくださいね?」

男「ん。そうするよ。じゃあそろそろ皆のところに──」


 
 ギギィ、と耳を思わず塞ぎたくなるような不快な摩擦音が鳴り響いた。
 同時に車内で身体が投げ飛ばされそうになり反射的に手近な座席にしがみついた。

男(なんだ!?急ブレーキ!?)

男「…っ」


ギンガ「これ、は…!」

男「皆のところへ向かう!」

ギンガ「はい、先輩!」






男「三佐!」

ゲンヤ「おう。いきなりリニアを止めちまってすまねえな」

ゲンヤ「だがえらいことになった。ここから西の山岳地帯で高エネルギー反応確認」


ギンガ「高エネルギー?」

ゲンヤ「観測データの波長的にほぼ間違いなくレリック」

男「…っ」

ゲンヤ「すぐにガジェットの群れが押し寄せてくるはすだ…!」


ゲンヤ「もはや護送任務を続けるわけにはいかん。ここから都市部までリニアで一時間以上かかる」

ゲンヤ「このまま遺失物管理部まで下がる…。あそこなら少なくない武装局員が存在する」

男「レリックは…、どうするんですか?」

ゲンヤ「…」


ゲンヤ「ガジェットの狙いは当然レリック。このジュエルシードは射程外のはず…だ」

ゲンヤ「レリックを追えばガジェットの群れと遭遇する可能性が高い。逆にこのまま下がればガジェットとの遭遇率は高くないはずだ」

陸士隊員A「だけどレリックにしても放置できるもんでもないですよね。このままじゃまず間違いなく奴らに取られるだろう。レリックの方はどう対処します?」

ゲンヤ「…」


男(この場で最も機動力があるのは空戦の適性がある自分だけだ)

男(自分、は)



【分岐点 安価】三回先取り↓
1.自分が単騎でレリックを回収に向かうことを進言する。部隊は後続へ下がらせる(Aルート)
2.レリックを諦め、このままみんなで警戒しながら後続へ下がる(Bルート)


男「──三佐。自分がレリック回収に向かいます」

ギンガ「!なら私も行きます!」

ゲンヤ「…」


ゲンヤ「この場での最大戦力はお前さんとギンガの二人だ。この二人を分散させるのはまずい」

ギンガ「そんなっ!なら私は反対です!みんなで下がるべきです!」

ゲンヤ「…我々はジュエルシードを死守し後続へ下がる。お前さんは一人でレリック回収に向かう──つまり部隊を二つに分けろとお前さんは言ってるんだな?」

男「はい。レリックは絶対に確保すべきです」

ゲンヤ「…」


男(どんな目的でレリックを集めてるのはまだわからない)

男(だけどあれを一つでも見逃せばあの『空港事故』のような地獄を生み出す可能性がある)

男(それに──)


男「自分に行かせてください、三佐」

ギンガ「お父さん!」

ゲンヤ「…」


男「新型のガジェットとの戦闘経験もあるし、空戦適性で最低限の機動力もあります。たぶんこの場でレリックを確保し、帰還出来る可能性があるのは自分だけです」

男「レリックを確保出来るチャンスは今しかありません…!」


ゲンヤ「…無線」

男「!」

ゲンヤ「使えるかどうかはわからん。だが常に連絡を寄越せ。新型ガジェット及び未知のガジェットを確認した場合は下がれ、レリックは見捨てていい。既に本局に増援要請は送ってる。個人的に八神にもな」

男「…はやてさん」


ゲンヤ「──」

ゲンヤ「たのむぞ」

男「はい。必ず…!」


【Aルートが選択されました】

  【スプールス】【某所】

『あーテステス!聞こえてますかぁ?』

「そんなに耳元で大きな声を立てるな…四番。父親そっくりだな」

『四番なんて他人行儀な呼び方しないでくださいよぉ!』

クアットロ『私にはクアットロって名前があるんですから!』

「それで…なんの用事だ?」

クアットロ『もう分かってるくせにー』


クアットロ『やっぱり出たでしょ、レリック反応!私の情報通りに!』

「そうだな。これから向かうところだ」


クアットロ『それとぉ。これは独り言なんですがぁ?』

「早く要件を言え」

クアットロ『今回のレリック…あなた達の目当てのNo.の可能性がある。──かも!』

「!?…確かなんだろうな」

「…ほんと?」

クアットロ『ホントですよ、お嬢様!ただそれには問題がありまして!』

「…」


クアットロ『バカが一人でレリックに向かってるらしいんですよ』

クアットロ『これ急がないと取られちゃうかもですねえ』


「…例の陸士か?」

クアットロ『ええ、まさに──ついで言うとあれはもう必要ないので殺してしまっていいですよ?』

「それは私が判断することだ」

クアットロ『ま、そのへんは期待はしてないんですけど』

クアットロ『ついでに耳寄りの情報なんですが、その陸士──レジアスのお気に入りらしいですよ?』

「…」

クアットロ『嫉妬しちゃいます、ゼストさん?』

ゼスト「…ふん。さてな」

  【スプールス】【山岳地帯】

男「…っ!」

 水平線の彼方から夕陽が落ちてくる。
 高速機動に乗りひたすら無線の指示に従い西へ向かう。
 日が完全に落ちたら索敵に優れているガジェットが俄然有利になってしまう。

男「その前に辿り着かないと…!」

ゲンヤ『観測機頼りだから詳細な位置が掴めん。魔力の濃いほうへ向かえ!』

男「了解!」

 ひたすら空を駆ける。空中機動にもだんだん慣れてきた。
 航空武装隊ほどではないにしろ、速さだけなら近いところまでいえるかもしれない。


男(どこだ…)

男(どこにある…)

 
男「──!」


男「これは…」

 岩石が入り組む山岳地帯へ急降下した。
 見間違いでなければ確かにここに。

男「あった…」

男「──レリックを発見、確保しました!」

ゲンヤ『よし、よくやった!今すぐ帰還しろ!ガジェットは周囲にいないんだな!?』

男「はい!…あ?」

 そういえばガジェットに一体も遭遇していない。
 それどころか反応すら見受けられないということはこの周囲にはいないということになる。
 つまりガジェットは後手に回っている。
 ──だが反応がないと『いない』はイコールじゃない。

男「三佐、まだ警戒してください。病院の時はガジェット反応が突然…!」

『気をつけ■■…!?そ…■■ガガ…ギ、魔力が』


男「三佐!?」

 デジャブを感じた。これは湖の時の、病院の時の。

男(妨害電波!逆に言えばこの周囲にナンバーズが…!)

男「こちらから妨害されてるのか…あちらから妨害されてるのか。どちらにせよ…!」

 ──はやく帰還する。そう思い空を駆けようとした時。


「行くのなら止めん。ただしレリックを渡していけ」

 背後から魔力反応が現れた。
 振り向くとそこにはボロボロのフードを深くかぶりこんだ男が佇んでいた。

男「ナンバーズか…!」
 


「…」

男「…答える気はない、か」

 本当に突然現れた。恐らく偽装スキンに近いものでも使用したのだろう。
 魔力の反応を極端に押さえていた。だがそれが噴き出したということは。

「断れば容赦はしない、渡せ」

男「…」

「はやく渡せ。でなければ取り返しのつかないことになるぞ──お前の仲間がな」

男「…!」

 まさか奇襲を受けているのか。それともハッタリか。
 どちらにせよ目の前のunkonwnから漂う研ぎ澄まされた魔力の大きさは──自分以上。



【安価】3つ先取り
1.絶対に渡さない(戦闘開始)
2.勝ち目が薄い、渡す(戦闘なし)


男「──絶対に渡さない。これは危険なものだ!」

「そうか。残念だ」

 その声色は優しく、本当にこちらを気遣ってるかのような 。


「なら交わす言葉はない。互いに時間もない。早々に決着をつけよう」

 彼の掌から鼓動を感じた。
 デバイスの起動──その形状は槍だった。
 どちらかというと矛に近いそれは、自分の形状と酷似していた。
 その鋒をこちらに向けられるだけで肌を裂くような魔力の鼓動を感じる。

『──』

「心配するな。一人で十分…──いや違うな。一人でやりたいんだ」

男(誰かと会話してるのか…?この妨害電波の中で…近くに仲間がいるということか?)


男「──無銘」

 掲げた宝石が空中で部品を組み上げ形を為していく。その形はあちらと同じ槍だ。

「お前も槍か。奇遇だな」

男「…」ガチ


男「名前は…なんだ?」

「──ゼスト」

男(…え?)


「行くぞ」


【戦闘開始】

〈技能1〉

【戦闘技術(S-) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時にコンマ補正+40
■回避:A.偶然時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う

【魔力放出(A) Lv3】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法:判定時にコンマ補正+20。行動選択中の敵全てに判定
■拘束魔法:判定勝利後。相手の技能補正封印(1ターン)。連続選択不可
■障壁魔法:判定時にコンマ補正+30。判定敗北後、3ターン使用不可


〈技能2 (任意、自動発動)〉
①【脳内物質操作(希少技能)】
 耐久数値65以下時に任意の判断で発動可能
 A.判定時コンマ偶数成功:希少補正×3
 B.判定時コンマ奇数失敗:行動不能
 行動不能時にダメージを受けても必ず現在の耐久数値から一割残存確定
 二回目以降の奇数時では一割残存は発生しない。

②【カートリッジロード:装弾数3】
 任意の判断で発動可能
 コンマ判定時に+15補正。次のコンマ判定時、反動補正-10

③【フルドライブ:オーバロード】
 任意の判断で装弾数2消費することで発動可能
 コンマ判定時に+30補正。判定後に自己ダメージ発生、耐久数値-20

④【鎮痛物質精製】
 任意の判断で二回発動可能。発動時にコンマ判定発生
 コンマ1桁の数値分、耐久数値が上昇する(耐久数値の上限は超えない)

⑤【中枢神経麻痺(痛覚)】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する

【戦闘開始】

男:耐久数値【100】



ゼスト:耐久数値【120】
【戦闘技術(S+)】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時コンマ補正+50
■回避(騎士の経験):判定時コンマ補正+10

        :A.偶然時。回避成功(0ダメージ)
         :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■魔力付与攻撃(古代ベルカ式):選択時にコンマ判定を行う。2ターンに1回、選択可能

              :そのコンマ2桁が判定時の補正値となる

【魔力放出】『戦闘コマンド↓』
■砲撃魔法(全体):判定時コンマ補正+30。敵全てに
■障壁魔法:判定時コンマ補正+30
     :判定敗北後。3ターン使用不可


①【カートリッジロード:装弾数4】
 任意の判断で使用可能。コンマ判定時に+15補正。
 次のコンマ判定は-10のデメリット補正

②【フルドライブ】
 任意の判断で装弾数1消費することで発動可能
 次の判定時に+20補正。判定後に自己ダメージ発生、耐久数値-10

③【融合騎とのユニゾン(アギト)】使用不可
 任意の判断で一度だけ判定次第で使用可能。
 A:偶数成功。戦闘技術、魔力放出にコンマ補正+10(三ターン後の判定時に解除)
 B:奇数成功。戦闘技術、魔力放出にコンマ補正+5(一ターン後の判定時に解除)
 自己ダメージ発生。耐久数値-50

④【人造魔導師(不全)】
 ターン毎に自己ダメージ発生。耐久数値-10
 5ターン目より行動補正値にデメリット補正-10
 レリックにより繋ぎとめられた不安定な肉体

男の耐久数値:35以下で???(安価)
男の耐久数値:0で???(安価orコンマ)

たぶん敵陣営では一番強い人…ということにしております(ボソ

  【戦闘開始】

男「ゼスト…」

 聞き覚えのある名前。確かそれは──。

レジアス『──ゼストという男だ』



ゼスト「…行くぞ。構えろ」

男「…!」

 いや、今は目前の敵に集中するべきだ。
 考え事しながら倒せる相手では決してない。

ゼスト「──」

男「──!」

 同時に空を蹴り、槍の間合いへと迫る。
 互いの距離(クロスレンジ)だ。



【敵の行動】
①ゼスト【120】 (近接戦闘+50)

【安価】↓2 (現在1ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮痛】複数選択可能)


ゼスト「……」

男「──」

 互いの距離に入った瞬間、自分の脳裏に浮かんだ『死』という文字。
 彼の威圧感と相まって連想されたその文字は、互いに命を刈り取れる間合だと訴えかけてくる。

男(…だが引けない。ギンガ達の元へ急がなければっ)

ゼスト(…)



【コンマ判定】
↓1 ゼスト(補正+50)
↓2 男(補正+40)

 男の判定:【11】+【11】+【40】=【62】
 ゼストの判定:【10】+【50】=【60】

 総合判定:ゼストにダメージ発生【62】-【60】=【2】 
 ゼストに自己ダメージ発生【10】
 ゼストの耐久数値【108】


男「つあっ!」

ゼスト「…っ!」

 交差した槍は互いの顔の横に突き抜けていった。
 だが、ほんの僅かだが…彼の頰を軽く切り裂いた。

ゼスト「やる…な」

男「…?」

男(呼吸が乱れてる?頰の肌を軽く掠っただけなのに…何故?まさか彼は──)


ゼスト「手心を加えるなよ?むしろ心配しているのはそちらの身のほうだ」

男「…!」

 彼の槍から高熱が発生し始めた。これはカートリッジシステム。

ゼスト「油断はしない。お前はチンクに勝った男がからな」




【敵の行動】
①ゼスト【108】 (カートリッジ任意発動+15。魔力付与攻撃:このレスの2桁が補正値)

【安価】↓2 (現在2ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】【回避】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】【鎮痛】複数選択可能)


ゼスト「まだお前はその術式をうまく使いこなせていないようだな」

男「なっ…」

 彼の槍から魔力が絡まっていくように、魔力が収束していく気配がする。
 カートリッジによって高まった魔力を槍に付与してこちらを叩き落とす算段。


男(あれは受けられない…!間に合うか!?)

ゼスト「──」

 魔力の奔流を滾らせた槍撃の軌跡がこちらに迫ってくる。


【コンマ判定】
↓1 ゼスト(補正+52。+15。 次のターン-補正10)
↓2 男(偶数回避。奇数失敗)

 男の判定:【14】偶数回避成功
 ゼストの判定:【75】+【15】+【52】=【142】

 総合判定:ゼストにダメージ自己ダメージ発生【10】
 ゼストの耐久数値【98】


男「おおっ! ──っ!」

ゼスト(あのタイミングで躱すか!見事な身体能力…!だがまだチンクほどではないぞ…!?)


ゼスト「ごほっ…!?」

 魔力付与後の後遺症なのか、元々の持病なのか。彼に吐血が発生した。

男(だが今なら斬り込める!)



【敵の行動】
①ゼスト【98】 (障壁魔法発動。+30-10)

【安価】↓2 (現在2ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】複数選択可能)

近接戦闘と魔翌力付与って重複しないのか?

>>704
はい
あくまでコンマ2桁の数値が補正値です
ギャンブル性の高い技能ということで


ゼスト(回避が間に合わん…!ここは防ぐしかあるまい!)

男(薙ぎ払う…!)


 足元にフィンを発生させ加速した。
 空中を弧の軌跡で駆け抜け、ゼストの元へと一直線に飛来した。

男(弱ってる今なら落とせる!)


 今度はこちらからの反撃の槍だ。


【コンマ判定】
↓1 ゼスト(補正+20)
↓2 男(補正+40)

 男の判定:【75】+【40】=【115】
 ゼストの判定:【37】+【20】=【57】

 総合判定:【115】-【57】=【58】
 ゼストにダメージ発生【58】 自己ダメージ発生【10】
 ゼストの耐久数値【30】


男「そこを──どけっ!」

ゼスト「…っ!」

 薙ぎ払われた無銘の一撃は彼の障壁を削り取っていく。
 一撃、二撃、三撃と放たれる槍は、遂に四撃目で障壁を破壊し。

男「──」

ゼスト「ごぼっ…──がっ!」

 彼の懐を突き抜けた。

 非殺傷とは言え削りきられた魔力は少なくない上に、この衝撃は耐えきれない。

ゼスト「があっ!」

男「なっ…!?」

 一撃を受けながらガッチリと無銘の鋒を掴んでいる。

ゼスト(…こんなところで負けられん!──ルーテシア…アルピーノ!)


【敵の行動】
①ゼスト【30】 (フルドライブ任意発動+20。魔力付与攻撃:このレスの2桁が補正値)

【安価】↓2 (現在4ターン目
1.戦闘技術(【近接戦闘+40】行動選択可能)
2.魔法の使用(【砲撃魔法(全体)+20】【障壁魔法+30】【拘束魔法】行動選択可能)
3.技能の任意使用(【カートリッジ】【オーバーロード】複数選択可能)

ゾロ目ボーナスは普通にあります…
いつも通りの判定になります。この場合33+33とフルドライブ分+20がつきます


男「離、せ!離れろぉ!」

 蹴撃を、拳を、何度も彼の肉体に叩きこむ。
 だがその筋骨はこちらの拳を遥かに上回る強度。
 まるで鉄板に拳を打ち付けていると錯覚するかのようで。

ゼスト「おおお゛お゛お゛!!!」

『──Full Drive』

男(この至近距離からフルドライブ…!?不味い…っ!これじゃ回避も…!)


 猛る騎士の咆哮が周囲を木霊する。
 その槍は、主人の心象を写すかのような荒れ狂う暴風のような魔力を司っていた。

 これを受けたら自分は恐らく──。
 


【コンマ判定】
↓1 ゼスト(補正+33+33+20)
↓2 男(補正+40)

なんか龍が如くのクライマックスヒート思い出したわw

 男の判定:【100】+【100】+【40】=【240】
 ゼストの判定:【28】+【33】+【33】+【20】=【114】

 総合判定:【240】-【114】=【126】
 ゼストにダメージ発生【126】 自己ダメージ発生【10】
 ゼストの耐久数値【0】 【ゼストの無力化成功】


男「──!」

 もはや数秒の猶予もない。
 恐らく3秒後にはフルドライブの魔力が収束完了し攻撃が向かってくる。──ならば。

男「…ぐっ、がああ!!!」

ゼスト「なっ…貴様っ!」

 無銘を掴まれて動けない。だがそれはこちらからも奴の槍を掴める距離ということだ。
 魔力が渦巻くそのゼストの槍を右手で掴みこむ。魔力の余波で右手の爪が剥げ、骨が軋み上げたが大した問題ではない。脳内物質を回せば痛みは無視できる。──そして。

ゼスト「…っ!?」

 彼の槍を己の握力で破損させた。
 

デバイスを握り潰すとかその発想は魔導師にねーわw


ゼスト(こいつ正気か…!?だがそれでは完全には止められ──)

男「がああああっ!!!」

 だが所詮は僅かな破損。敵のフルドライブの充填をさらに数瞬遅らせるに過ぎない行為。
 だが数瞬あれば十分だった。数瞬、ゼストは動揺によって懐が僅かに開いた。その間隙を縫い。

男「──っ!」

 全魔力出力を込めた己の拳を叩き込んだ。

ゼスト「…ぁ」

男「俺の…勝ちです。ゼストさん…」


ゼスト「ああ…。──見事だ」


  【戦闘終了】

今日はこれまでになります
見てくださってありがとうございます
次は明日~明々後日の19:00予定になります

まさか耐久数値無傷勝利とは…
色々救済措置やらギンガ誘拐ルートやらなんやら考えてたんですが、これは間に合いそうですね
ただあともう一山あります。クアットロはたぶんまともに戦いません

槍に集めた魔翌力が行き場を失うわけだからそのまま消えるか再び集束しなおすか
どのみち時間は掛かるわな

クアットロ「ゼスト相手なら無傷とはいかないでしょぉ」

男「来ちゃった」無傷

眼鏡が割れちゃう

描写では傷おってるけどコンマ中の戦闘ダメージじゃないから次の判定も無傷としてやるでしょ多分ってこと

近接と砲撃がまたレベルUPするだろうしねぇ(白目)

砲撃の経験値もあと11なんだよなぁ

そうだ、次の更新の時でもよかったけど
せっかくなのでこれやっときましょう


【コンマ被害判定(陸上108部隊)】(4ターンで戦闘終了の為、補正+20) ↓1
00~20 壊滅的被害(死者あり)
21~40 被害甚大(重傷者数名)
41~70 被害軽微(軽症者数名)
71~90 被害なし


レジアス「……」

男「オラァ! 消えろゴミ屑共ぉ!」

 バキッ ボゴォ

レジアス(杖で叩いとる…魔翌力弾出せよ)


………まあ荒れてたかもな

20:30に開始予定になります
遅れてすいません

初期の頃の主人公は…だいぶキャラ定まってませんでしたね
安価によってキャラ固まっていき大分軟化したと言った感じです
ついでに言うと、訓練校ルート=ティアナ、スバルがレギュラーキャラ
レジアス、はやてを追い払うor会わないだと自分で組織作ってました

(おまけ)

ルーテシア【85】
【魔力放出(S)】『戦闘コマンド↓』
■射撃魔法:判定時にコンマ補正+25
■拘束魔法:判定時にコンマ判定を行う
 A.判定勝利後。次の相手の行動補正値を0にする
 B.判定敗北後。そのコンマ数値で判定を行う
■召喚魔法:判定時にコンマ補正+10を行い『召喚魔力数値』を決定する
     :『召喚魔力数値』は選択される度加算されていく
 A.【ガリュー(魔法生物)再召喚】 召喚魔力数値50以上で召喚可能
 B.【地雷王(魔法生物)召喚】召喚魔力数値120以上で召喚可能
 C.【白天王(魔法生物・第一種希少個体)召喚】召喚魔力数値220以上で召喚可能

 『召喚魔法』によって召喚出来るのは戦闘中に一度のみ
 『魔法生物』が存在する限りルーテシアを攻撃選択対象に出来ない。(全体)攻撃の場合魔法生物がダメージを肩代わりする
 魔法生物が無力化された時その魔法生物の耐久数値の半分がダメージとして発生する

(おまけ2)


クアットロ【65】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘:判定時コンマ補正+25
■奇襲:自身が『隠蔽』時にのみ選択可能
   :判定時にコンマ補正+10
   :判定時に相手の補正値を0にする

■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
   :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■白銀の外套(防護):判定時コンマ補正+10
         :相手の『魔法』選択行動にコンマ補正を-10を付与

①【IS:幻惑の銀幕】
 任意の判断で使用可能。自身もしくは対象を3ターン『隠蔽状態』にする
 毎ターンのコンマ判定(偶数奇数)次第で看破され『隠蔽状態』が解除される
 『隠蔽状態』の間は『回避』『奇襲』判定時に+10補正

  【スプールス】【山岳地帯 夕刻】

ゼスト「…ごほっ、がはっ!」

男「気をしっかり持ってください!すぐ地面に降り立ちます!」

ゼスト「…ああ。すまない」

 戦闘終了後。自分はゼストさんを肩で抱えながら岩石が入り混じる大地へ降り立った
 無線は未だにノイズで満ちて使い物ならない

男(…っ!?右手が痛む。少し無理をしてしまったらしい)

 最後の局面。無銘を手放し、利き腕である右手でフルドライブの妨害と魔力付与打撃を行なった。
 幸い強い魔力を帯びさせていた為、骨は粉々になってはいない。だが皮膚表面が熱で焼け爛れ、爪が破損してしまっている。

男(…握力が相当イかれてる。これじゃ戦闘に支障が出そうだ。拙いけど応急処置をしておこう)

 鎖状の『拘束魔法』を数本発生させ、無銘と右腕を雁字搦めにするようにして拘束した。
 これなら無銘を握る手を固定できる。痛みさえ無視すれば戦闘は問題ない。
 


男「無銘。無茶させて悪かったよ」

『……』

男「その…ホントに…すいません」

『……』

男(今更だけど…なんて無口な奴なんだ。碌に声を聞いたことがない。信頼されてないのかな?)



 ゼストさんを連れ、自分は大地へ降り立った。
 かなり呼吸が荒い。自分が与えた肉体的ダメージより、遥かに大きなダメージが彼の肉体を蝕んでいるかのうような。それでもあの頑強な肉体を維持していたことに尊敬の念が浮かんできた。


ゼスト「…俺をどうするつもりだ?このまま拘束されるのはもう覚悟している」

男「…」

 時間がない。会話出来るのは一つだけだ。

 
【安価】↓2
1.ナンバーズの二乃の情報を話し、聞く
2.レジアスとの関係について聞く


男「──聞きたいことがあるんです。あなたはレリックを追い求めていた『ナンバーズ』ですね?」

ゼスト「…」

 少し逡巡するかのような雰囲気で顔をうつむかせた。
 そして半ば諦めたかのような、憂いを帯びた表情で呟き始めた。

ゼスト「ごほっ…! 私はナンバーズでは、ない」

男「えっ?」

ゼスト「だが俺の答えられる範囲でなら…なんでも答えよう。ナンバーズとも無関係ではない」

 咳き込みながら言葉を紡いでいく。
 ナンバーズではないということは、戦闘機人ではないのか。

男「…」

男「ナンバーズに二乃という女性がいるはずなんです。彼女のこと…知りませんか?」


ゼスト「二乃…?悪いが、記憶にない。全てのナンバーズと会ったわけではないが名前は熟知している。二乃というナンバーズは存在しないはずだ」

男「…偽名かもしれません。彼女は管理局内で身分を偽り潜入していました」

ゼスト「…」

 考え込むように黙り込む。本気で思考の隅まで情報を探し求めてくれているようだ。

ゼスト「それでも喋れることは…ないようだ。何も思いつかない」

ゼスト「能力、顔、性格…情報がない。恐らく私にも知らされてないのだろう」

男「そう…ですか」

ゼスト「その人は、お前にとってなんなんだ?」

男「…」


【安価】
1.自分にとって、かけがえのない存在(ストーリ展開にわずかな影響あり)
2.自分にとって敵であり、仲間でもあり、大切な友人

(修正)
【安価】↓2
1.自分にとって、かけがえのない存在(ストーリ展開にわずかな影響あり)
2.自分にとって敵であり、仲間でもあり、大切な友人


男「──自分にとって、かけがえのない存在です」

ゼスト「…そうか。大切な人なんだな」

男「はい。とても」

 今まで何度も彼女に助けられてきた。
 敵である彼女が何故自分を助けてくれたのか。
 情報のためなのか、偽物信頼のためなのか。まだわからなのか。

 それでも彼女に会いたい。話したい。そう自分は思っている。


ゼスト(ナンバーズにもいるのか。こんなにも想われてる者が…)

ゼスト(二乃…数字の2を連想させる。恐らく『ドゥーエ』。こいつについては何もわからない)

ゼスト(だがもしも私が彼女に会えたのなら…私から伝えよう、彼のことを)




男「…」

 時間だ。もうこれ以上ここにはいられない。
 この人をここで拘束して、部隊の元へ向かおう。
 ──だが、この人がそのまま大人しくしてくれるだろうか?

ゼスト「最初に言っておくが、拘束されても私は無様に最後まで抵抗するだろう。お前に大切な人がいるように…私にも『守らなければならない者達』がいるんだ」

男「…」

ゼスト「だが最後に一つ教えてくれ。そのレリックにナンバーが刻まれてるはずなんだ」

男「…?このレリックのナンバーは■■」

 素直に記されていたナンバーを伝えた。
 もしかするとこの人はレリックの使い方を知ってるのだろうか。

ゼスト「そうか。Ⅻではないか。──わかった。もはや私達はお前達を追わない」


男「…」

ゼスト「私個人としてはこのまま投降してもいい。だがそれはまだ出来ない」

ゼスト「約束する。全てが終わり次第…混乱を招いた償いをすると。そしてお前に頼みがあるんだ」

男「頼み?」

ゼスト「お前は…信頼出来る。だからお前に賭けたい」


ゼスト「ルーテシ──」

男「…っ!?」

 隣の空間が歪んだ。
  


男「……っ!?」

「──」

 横殴りにされる形でその場から弾き飛ばされた。恐らく光学迷彩で身を隠していた。
 反射的に防護が間に合いなき得たが、その謎の襲撃者の拳は人のものと思えぬほど頑健だった。


男「おまえは…何者だ!?こちらは管理局陸上警護108部隊、嘱託魔導師だ!」

「──」

 その者の風貌は昆虫を思わせる肢体を持っていた。
 複眼と思われるそれも自分は『人間』ではないと主張していた。

ゼスト「ガリュー…!?何故…!」

ゼスト(ルーテシアが私を保護しに?だがガリューの様子がおかしいぞ!?)

ガリュー「──ッ!」

 その赤い複眼から涙のようなものが溢れていた。
 だがその悲しみの感情とは別に大きな殺意を感じる。
 ──自分を殺す気だ。

 【スプールス】【某所】

クアットロ「あああ!ウザい!めんどくさいったらないですねぇ!」

クアットロ「ガジェットどもはジュエルシード持って来ないどころか部隊の連中一人も倒せてない!」

クアットロ「おまけにあっちはゼストさん負けちゃってるじゃないですか!なんで!?」ガンガン


クアットロ「最悪『覚悟』しとかなきゃならないかもですね…これは」

クアットロ「あれも連れて来てるのは1機だけだし…」

クアットロ「…」


クアットロ「こうなったらルーお嬢様も巻き込みましょう!死なば諸共です!」

  【スプールス】【山岳地帯 某所】

ルーテシア「ゼスト…!」

ガリュー「──」

ルーテシア(ゼストが負けちゃった…。そんな…)

ルーテシア(このままじゃあの人に捕まっちゃう。早くみんなを送らないと…!じゃないと──)


クアットロ『また一人になっちゃうかもしれませんものねぇ?ルーお嬢様ぁ?』

ルーテシア「…!?」

クアットロ『このままあの局員を野放しにしてたらそうなりますよ。ならやることは一つですよね?』

ルーテシア「──う゛う゛!?」

ルーテシア(頭が…痛い…)


クアットロ『邪魔なものはぶち殺して排除する。あなたは幼いですがそれが可能な力があります』

ルーテシア「でも…!?それは…いけないこと…!」

クアットロ『んー。可愛いですねぇ。ではそんな優しいルーテシアお嬢様にお手伝いを』

 ドクンっ

ルーテシア「あっ…かは、!?」

クアットロ『コンシデレーション・コンソール…。ちょっと感情のまま動いちゃうだけですよ!』

クアットロ『倒せないまでもあの畜生に手傷くらいは負わせてくださいね、ルーテシアお嬢様』ニコ


ルーテシア「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
 

  【スプールス】【山岳地帯】

男「ぐっ…、ううっ!」

ガリュー「──」

 ガリューの右腕装甲から跳ね出た刃と無銘が鍔迫り合う。
 尋常ではない膂力。ゼストさんほどではないがその身体機能は常軌を逸してる。
 なによりこの肌を突き刺すような殺意。明らかに正常ではない。

ルーテシア「ゼスト…」

男「…!今度はなんだ!?」

 いつの間にか彼の側でしゃがみ込む少女がいた。
 まさかこの少女がこの虫の魔法生物を操っているのか?

ゼスト「ルーテシ…がはっ!やめてくれ…!どうしたというのだ…!」

ルーテシア「…大丈夫。すぐあの人殺すから」

ルーテシア「だから私を…一人にしないで」




ゼスト「ルーテシア…頼む。正気に…うぐぅう!」

男(…っ!?やはりあの子は正気じゃないのか!?)

ガリュー「──っ!」

 気が逸れた瞬間、再びガリューの蹴撃で後退させられた。
 こいつとこれ以上戦闘に入るのは集中しなければ対処できない。

ルーテシア「…わたしが、守…母さ。ゼスト…」

男「…君は」

 事態は自分の想像以上に悪い方に傾いているようだ。
 あちらは一体どうなってるのか想像もつかない。

 だがこの少女も正気ではない。自分はこの子をどうすればいい。


男(選ばなければならない…道を)

【重大な安価】3つ先取り↓

1.仲間を信じ、ルーテシアを救う(【ルーテシア】【ガリュー】と戦闘。高難易度。危険)
2.仲間の元へ駆け抜ける(【ガリュー】と撤退戦。三ターンで強制終了)


男「…」

 一歩前へ踏み出した。無銘を構え、前だけをまっすぐ見据える。
 決めたのだ──自分の歩む道を。

ルーテシア「…なんで、逃げないの?」

ガリュー「──」

 二人の剥き出しの殺意がこちらに向かってくる。
 こんなにも殺意を明確に向けられたことは一度もない。
 膝が震えそうになる、罪悪感すら心に浮かんできた。
 恐らく彼女はゼストさんを傷つけた自分を憎んでいる。だけど。

 ──なんで彼女は泣いているんだ。


男(ごめんなさい…みんな…ごめんなさい。自分はみんなを…。だけど…!)


男「…」

 どうしようもなく痛いのだ。心が。
 ルーテシアとガリュー。二人の涙を、二人の感情を、受けて出した答えがそれだった。

 上から目線で、傲慢で、すでに後悔の念すら浮かぶほど情けなくて。
 そんな自分が出した答えは、『彼女たちを助けたい』だった。

男「…自分は」

 だから責任は持たなければならない。己の行動に。
 守らなければならない。みんなを
 ──己の命に代えても、守り抜くと決めたから。


男「君たちを」

ルーテシア「…殺してっ」

ガリュー「──っ!」

 殺せ、と彼女がさらに慟哭した。
 もはや引き返せない。それでも自分は。

男「君たちを助けたい…!」



 【戦闘開始】
 

今日はここまでになります
見てくださってありがとうございます
明日~明々後日19:00になります

非常に難易度は高くなりましたが、物語は収束するので大丈夫です
戦闘まで書きたかったのですがそれは次回になります

(おまけ3)

ガリュー【45】
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+25
■防御行動(外骨格):判定時に補正+30

■回避:A.偶数時。回避成功(0ダメージ)
     :B.奇数時。回避失敗。その数値でコンマ判定を行う
■衝撃弾:判定時に補正+10
    :次の相手の行動判定時に-10のデメリット補正を付与する

①【全武装解放】
 任意の判断で一度だけ使用出来る
 『近接戦闘(外骨格)』『防御行動(外骨格)』の判定時に補正+20
 次のターン行動不能状態になる
②【昆虫の神経節】
 耐久数値0になった時自動で発動
 1ターン行動猶予発生。次の判定後、相手の耐久数値が1以上の場合敗北する



白天王【120】(出るかわかんない人)
【戦闘技術】『戦闘コマンド↓』
■近接戦闘(外骨格):判定時に補正+20
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(20+コンマ2桁)
■防御行動(外骨格):判定時に補正+35
 選択時にコンマ判定を行う。その2桁が補正値に加算される(35+コンマ2桁)
■無差別破壊(全体):コンマ判定を行う

■殲滅砲撃(全体):判定時にコンマ判定を『2回』行う。その合計数が補正値となる

①【自我暴走】
 常時強制発動技能。
 2ターンに1度『無差別破壊』を行わなければならない

男が負けたらどうなるか明かされても示唆もされてなかったら、また違っただろうか
安価にしろその後のスレの反応にしろ

あと>>1さん次スレ立ててってもいいんじゃない?
それとも今の流れ変に引きずるとあれだし
次の更新まで立てないでおくが吉か?

>>985
ありがとうございます
このスレに次スレのURLを張っておきたいので今から次スレ立てて来ますね

次スレになります
遅くなってすいません

【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう6」【リリカル】
【安価コンマ】男「時空管理局に入局して魔導師になろう6」【リリカル】 - SSまとめ速報
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