並木芽衣子「棚から牡丹餅」 (50)
アイドルマスターシンデレラガールズのSSです。
以下の物語から繋がってますが、多分大丈夫・・・なのかな?
千川ちひろ「後悔先に立たず」
千川ちひろ「後悔先に立たず」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1371/13715/1371571865.html)
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相原雪乃「転ばず先の杖」 - SSまとめ速報
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五十嵐響子「子は鎹」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1376/13762/1376272820.html)
小松伊吹「人の噂も七十五日」
小松伊吹「人の噂も七十五日」 - SSまとめ速報
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櫻井桃華「百聞は一見にしかず」 - SSまとめ速報
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─ 事務所・屋上 ─
モバP(以下P)「んー、だいぶ風が涼しくなったな」
藤居朋「そうよね、まさしく秋って感じよねー」
P(事務所を移転してすっかり秋の季節になっていた。新しい事務所には慣れ、仕事の待ち時間や休憩時間にはこの屋上が憩いの場となっていた)
P「缶コーヒーが美味い時期だ、グビグビいけそう」
朋「2本も飲んで・・・糖尿病になっても知らないからね?」
P「ちゃんと別で水分取ってるから・・・んで、朋はなんで屋上に?」
朋「今日のあたしのパワースポットが屋上なのよ!風水的にも良い位置に立ってるわ!」
P「へー、ちなみにラッキーアイテムは?」
朋「ふふん、この月のイヤリングよ!どう、似合う?」
P「いいんじゃないかな?今度、小物系のモデルも探してくるか」
朋「やっだー、ありがと♪」
P「どういたしまして・・・・・・おっと仕事のメールだ」
朋「アタシの?」
P「ああ、朋の仕事のメール。さぁ行こう」
朋「りょーかい」
P(櫻井桃華が我がプロダクションに移ってから約1週間半が経った。彼女は物凄い速度でこのプロダクションに溶け込み、さっそくモデルの仕事が入ってくるようになった)
P(あとは早坂美玲を主体にLIVEフェスを行った。他のプロダクションの凄くアクが強い子たちと緊急でグループを作って歌わせてみたけど、なんとか成功した)
P(そして、やっと・・・今日、Coプロダクションより梅木音葉が移ってくる。彼女はこのプロダクションに溶け込めるだろうか)
P(今夜は美玲のLIVE成功と2人の親睦会を兼ねてパーティーをする予定だ)
─ 事務所・会議室 ─
五十嵐響子「ホントうちの社長さんとかPさんとかってお祝い事好きですよね」
千川ちひろ「なにかあればパーティー。なるべくみんなが揃うタイミングを作りたがってるんですよ」
響子「・・・まぁ、Pさんと会えるならいっかー・・・」
小松伊吹「なーなーきょうこー、この皿はどこに置くのー?」
響子「えーっと、それは半分は戸棚に、もう半分はテーブルに置きっぱなしで構いません」
伊吹「んー。こういう時に家事が得意な響子がいると楽ちんだわー♪」
ちひろ「本当ですね。響子ちゃんに手伝ってもらうつもりはなかったんですが、おかげで予定よりも早く終わりました」
響子「えへへ。私の本領発揮です!」
─ 商店街 ─
杉坂海「ええと、ウチらが買うのはジュースとお酒と・・・テキトーなツマミだね」
相原雪乃「今日移られる音葉さんという方は十九歳だそうです。お酒は飲めませんね」
海「ウチといい、朋さんや伊吹さんといい、二十歳まであと一歩って年が多いから買うお酒の量を少な目にしてくれると嬉しいかな」
雪乃「?」
海「んと・・・ハメはずして飲んでしまわないようにって感じかな。Pさんの心配事増やさせたくないよ」
雪乃「ふふっ、やはりPさんは愛されてますね」
海「ほっとけないだけだよ。もうすでに何度か倒れてるんだから流石にね・・・」
雪乃「さて、ファンの方に見つかる前に終わらせてしましましょう」
海「わかった」
─ デパート ─
櫻井桃華「美玲さんのプレゼントはどういたしましょうか」
村上巴「あの犬っころの事じゃけん。“ぱんく”とか言う衣装のアクセサリーが良いじゃろう」
成宮由愛「でもパンクってどういうのを指すんでしょうか・・・」
2人「・・・・・・」
由愛「え、えっと・・・下手なことより、ネックレスとかイヤリングの方がいいと思う」
桃華「そうですわね・・・今からなら、宝石店に間に合いますわ」
巴「ちょい待っちょれ、確か借りてきた伊吹姐さんの雑誌に」
由愛「これ・・・首輪・・・」
桃華「チョーカーですわね。わたくしはあまり使ったことありませんわ」
巴「美玲は常日頃から見てる雑誌にもこれがあったはずじゃけぇ、これでよか」
─ 駅前 ─
並木芽衣子「私たちは梅木さんって人を探せばいいんだね」
イヴ・サンタクロース「Pさんは不思議な雰囲気な人って言ってましたね」
芽衣子「イヴちゃんも結構不思議な雰囲気持ってると思うよー」
イヴ「そ、そーですかー☆恥ずかしいなー☆」
キャッキャッ・・・
「・・・ずいぶんと明るい色の方がいますね・・・」
そんなこんなで皆、夜に向けて思い思いの行動をしていった。
そして、日が沈むころ・・・。
─ 事務所 ─
朋「たっだいまー♪」
「「おかえりー」」
ちひろ「プロデューサーさんは一緒じゃなかったんですか?」
朋「それがねぇ、撮影で・・・」
ちひろ「撮影・・・?あれ、もうアイドルの皆さんは帰ってますよ?」
朋「いやいや、なんかニッコリ動画の生放送に緊急出演することになったみたい、Pは色々趣味持ってるからねぇ」
ちひろ「あー・・・」
朋「ほんの20分だけの出演だって言ってたからすぐ戻る、だから先にパーティ始めててくれだってさ」
社長「なら彼の言葉に甘えて先に始めてしまおう」
ちひろ「でも社長・・・」
社長「・・・これで待ってたら彼の胃にまた穴を開けることになるかもしれん」
ちひろ「・・・そうですよねー(絶対、俺のせいで皆を待たせてしまったって考えますよね)」
─ 都内某所 ─
「カードゲーム放送局ー!今日のゲストはなんと○○プロダクションのプロデューサーさん!」
P「はじめまして、Pと申します」
「今人気の○プロのプロデューサー。どうですか?アイドルではなく自分がテレビに映る感覚は?」
P「大変恐縮です。普段はライトの下ではなく暗いところから見守ることしかしてませんからね」
P(おぉう・・・まさか俺が緊急で呼ばれるとは思わなかったヨ、音葉さん怒ってないかな・・・桃華に呆れられてないかな・・・)
P(きっと響子が腕振るって料理作ってるだろうし、ちゃんと食べてあげないと失礼だよな)
P(ああ、遅くなればなるほど雪乃さんや由愛に後で問い詰められてしまう)
P(それに今日は美玲にプレゼント渡す日だったよね、意外と根に持つタイプだった気がするし忘れちゃいけないよな)
P(それにそれに・・・・・・)ブツブツ
「Pさん!もしもーし!Pさーん!?」
場所は元に戻って・・・。
社長「皆、ちゃんと集まってるかな?」
「「はーい」」
社長「元気があって結構、ではすでに1週間経ってる子もいるが改めて自己紹介をしてくれ」
桃華「わかりましたわ。Cuプロダクションから来ました櫻井桃華ですわ。よろしくお願いします」
梅木音葉「・・・今日付けでこのプロダクションに入った、梅木音葉です・・・」
社長「二人とも実力のしっかりついたアイドルだ。これから共に戦っていく仲間となるが、この二人に負けないように!」
「「「はい!」」」
社長「それと・・・早坂君、前に出なさい」
早坂美玲「え・・・あ、はい」
社長「君は先日のフェスティバルの際にとても良い成績を残してくれた、これは皆からのご褒美だ」
美玲「なんだこれ・・・って、わっ!ウチが欲しかった服だ!それにチョーカーまで!」
由愛「そのチョーカーは巴ちゃんが選んでくれたんです」
美玲「うっっそぉ!?」
桃華「どの服にも合うようにって派手過ぎないものを探すのは大変でしたわ」
美玲「へぇ~・・・これが巴がねぇ・・・」
巴「・・・文句があるなら返せ」
美玲「ない!絶対返さないからな♪」
海(珍しく喧嘩に発展しないだと・・・?)
社長「皆、グラス持ったか?・・・これからの発展を願い、カンパイ!」
芽衣子「えへへへー♪」
雪乃「芽衣子ちゃん?勢いよく飲みすぎじゃないかしら?」
芽衣子「だってプロデューサー帰ってこないんだもーん!」
ちひろ「すでにグラスを3杯飲んでる・・・」
芽衣子「このワイン美味しいしねー」
社長「今日と明日は休みを取ってある。ちゃんと管理できるならいくら飲んでも怒らない」
芽衣子「さっすがしゃちょー♪」
雪乃「一応、芽衣子ちゃんは私が見ていますので」
芽衣子「雪乃さーん、もっと飲もー♪」
ちひろ「・・・大丈夫かな?」
社長「そういえばプロデューサーが好きなお酒はどうだったかな?」
ちひろ「確か、ビールより日本酒派とは言ってたような・・・」
社長「そうか、なら確保しておいた方が良いだろうな」
芽衣子「えっ、プロデューサー日本酒好きなんだー♪私も飲むー♪」
社長「Oh...」
朋「このから揚げとかポテトサラダとか全部響子ちゃんが作ったの!?」
響子「そうですよ」ドヤァ
朋「うぐっ、女子力の差がついてるなんて・・・」
海「味付けも濃すぎず薄すぎず・・・ウチも出来る時は夕ご飯作ったりするけど、ここまではいかないよ」
響子「えへへ、あとでケーキ作るんですけど、皆で作りませんか?」
朋「ケーキね、いいじゃない!響子ちゃんのスキルをもらうチャンスだわ!」
海「ウチも参加しようかな。多く作って弟たちに持っていきたいし」
響子「あ、伊吹さんもやりましょう!バレンタインの時に見せた情熱をもう一度!」
伊吹「ああっ、引っ張んないで!今日のアタシは食べるの専門っ!」
響子「ほらほら早く早く!」
朋「なんで響子ちゃん、あんなに強引なの・・・?」
海「伊吹さん、つまみ食いしたんだよ・・・しかも大量に」
朋「あらら・・・」
ブリッツェン「ブルルッ!」
音葉「優しい声・・・歓迎してくれてるのですね・・・」
イヴ「そうですよぉ~☆ブリッツェンはとっても紳士なんですよ♪」
若林智香「もちろん私たちも音葉さんを歓迎しますっ!」
音葉「・・・私もこの音の一つになれるよう・・・頑張りますね」
ブリッツェン「ブモッ!」
智香「ブリッツェンはなんて?」
イヴ「『音葉さんのような心の持ち主ならすぐに溶け込める』だそうです~」
音葉「ふふっ」
ちひろ「音葉ちゃんも桃華ちゃんもここでの生活に支障はなさそうですね」
社長「そうだな、だがもっと一体感を求めたいところだ」
ちひろ「いきなりの要求はムリだと思います」
社長「・・・方針はプロデューサーに委ねるとしよう」
ちひろ「そうです、なんだかんだやれる人です。ネガ思考ですが」
社長「ネガ思考なー・・・なんでモテるんだアイツ・・・」
ちひろ「私に言われても・・・」
─ 屋上 ─
芽衣子「ふーっ!やっぱ夜風が気持ちいーっ!秋って感じだねっ」
雪乃「芽衣子ちゃん、景気よく飲みすぎですわ」
芽衣子「えっへっへっ、だってプロデューサーおっそいんだもーん!」
雪乃「だからといって先にへばりそうになっちゃダメですよ?ここのベンチで涼んで、酔いを醒ましてくださいね」
芽衣子「りょうかいだよー♪」
雪乃「・・・Pさん着いたら、呼びに来ますわ」
芽衣子「はーい!ルンルラル~ン♪」
雪乃(Pさんの胃のためにもこのまま放っておくのもアリかもしれませんね)
それから1時間後・・・。
ガコンッ!
P「た、ただいま戻りましたー!・・・ゼェ・・・ハァ・・・」
巴「おかえり、遅かったのぅ」
P「ゼェ・・・ゼェ・・・こ、これでも最速なんだけどなぁ」
雪乃「何かあったんですか?」
P「話の種を披露してたら・・・試合申し込まれちゃいまして・・・ハァ、ハァ・・・」
P「そんなことより、水・・・水・・・これでいいや」
雪乃「あぁ!そのグラスは!」
グビッ・・・グビッ・・・。
P「うぇ・・・これお酒・・・?」
雪乃「それは芽衣子ちゃんが飲み残した日本酒です・・・」
P「マジデスカ」
由愛「Pさん・・・一気飲みしちゃったんですか?」
P「っぽい」
雪乃「す、すぐに水持ってきますわ!」
P「・・・・・・」
由愛「Pさん?」
P(風に当たってこよう。まずは落ち着くことが大事・・・)
音葉「・・・・・・」ジー
─ 再び屋上 ─
P「ベンチに座って風を浴びれば・・・気持ちも休まるはず・・・」
「あれ、プロデューサー?帰ってたんだ」
P「芽衣子か。どうしたんだ?」
芽衣子「プロデューサーが遅いからね、少し飲みすぎちゃった」
P「そうか・・・俺もそんな感じなんだ」
芽衣子「ん?」
P「芽衣子が残した日本酒一気飲みしちゃってさ」
芽衣子「あはは、間接キッスだね♪」
P「・・・そうだな」
芽衣子(まさかパーティの日に1人で休んでたらプロデューサーと二人っきりになれた!まさしく棚から牡丹餅だよ、やったね!)
芽衣子「ささ、プロデューサー。隣に座って?」
P「ん」
芽衣子「大丈夫?私はもう大丈夫だけど」
P「ちょっと頭がクラクラする、まぁ、大丈夫だろう」
P(ベンチから見える風景は、町は煌びやかに、月が見えないくらい空は真っ黒に染まっていた)
P(酔いで火照った頬を風が自分を落ち着かせてくれる)
P(それに人が側にいてくれるってことが安心させてくれる)
芽衣子「・・・プロデューサーに触れてなくても、熱が伝わるよ」
P「俺もだ」
P(お酒に加え気温がやや低めなせいだろうか、芽衣子の体温が触らずとも伝わる)
芽衣子「えへへ」
P(芽衣子は俺の肩に頭を預けてきた、甘えるように体全体でよりかかってきている)
芽衣子「・・・今日は拒まないんだね」
P「・・・ちょっとそんな力ないかな」
芽衣子「ねぇ、プロデューサー」
P「ん?」
芽衣子「アイドル始めてから、色んなところ、色んな国に渡ったけどさ」
芽衣子「ここの空はまったく星が見えないんだよ」
P「そうだな、星の光より地上の光が勝っちゃってるんだろう、外の国の空は綺麗なんだろうなぁ」
芽衣子「うん、すっごく綺麗。まるで自分も星のひとつになれたみたいにたくさんの星が見えるんだ」
P「はははっ、それはここの空の何倍も価値がありそうだな」
芽衣子「そんなことはないよ」
P「?」
芽衣子「・・・私はこの空も好きだよ」
P「ん?どうしてだ?」
芽衣子「だって、プロデューサーもこの空の下にいるんだよ。悲しみも喜びも分かち合ってくれる大切な人がこの空の下でいつでもいてくれる」
芽衣子「そんな空を私は嫌いにはなれないよ」
P「・・・恥ずかしいこと言うなぁ」
芽衣子「それにね」
P「お、おい芽衣子?」
芽衣子「今なら、星たちは誰も私たちを見てないんだよ・・・」
芽衣子「だからさ」
芽衣子「ふたりだけの秘密・・・作っちゃおうよ・・・」
芽衣子は俺の腕に両腕で抱きついて、口先をちょっぴり尖らせてこちらに向けている。
P(これは・・・キスしろって言ってるのか)
P(いつもなら仕事や他のアイドルたちの事が浮かんで、この腕のしがらみを外せるのに)
何も、何も止めるものがなかった。目を開けても、目を閉じても、芽衣子が雛鳥のように俺の唇を求めている姿しか見えなくなっている、お酒の力だろうか。
芽衣子「んー・・・」
P「・・・・・・」
ガシッ
俺は空いていた方の手で彼女の背中に手を回し、少し強引に抱き寄せた。
芽衣子「あっ」
寄せた拍子に絡ませていた腕はほどける。
俺はそのほどけた手で彼女の首に触れる。
芽衣子「ん~・・・っ」
目を細めて、くすぐったそうな笑みをを見せられた。
P(もう・・・我慢できないかも・・・)
鼻同士が触れ合うくらい顔を近づけて
そのまま唇を・・・
Pipipipipipi......!!
P「おわっと!?」
芽衣子「ちぇーっ」
P(け、携帯!?誰だ?)
「・・・Pさん?」
P「その声、音葉さん!?」
音葉「はい・・・雪乃さんが探してますよ」
P「あ、お水持ってくるって言ってたから・・・」
音葉「はい・・・今、アタフタしてます。屋上、いるんですよね・・・?」
P「お、おう。よく分かりましたね」
音葉「車の急ぐ無骨な音、慌てるような風の音、電話越しに・・・聞こえますから」
P(すごいな・・・)
音葉「迎えに行きます・・・下手に動くと悪酔いしますから・・・」
P「あ、ありがとう」
P「め、芽衣子?」
芽衣子「ささ、続きしよっ♪」
P「い、いや、音葉さん、音葉さんが来るから!」
芽衣子「見せつけてあげればいいのに!ちゅー♪」
P「や、やめい!(あ、俺、今、我に返ってる)」
芽衣子「やだやだぁ!チューする!」
P「芽衣子お前酔いが戻ってないか!?それともヤケクソか!?」
芽衣子「酔っぱらってないよ!これが素だよ♪」
P「よりたちが悪いわ!」
芽衣子「じゃあ部屋の中でしよ!」
P「変に聞こえるから止めて!」
芽衣子「文句ばっかなプロデューサーにはこうだ!」
P「ごふぅ!(タックル!?)」
ガチャ
音葉「Pさん・・・?」
P「ああ、音葉さんどいてどいて!!」
音葉「え、あ・・・きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
・・・・・・。
この叫び声を聞いて駆け付けた千川ちひろ氏はこう語る。
ちひろ「いや~・・・さすがプロデューサーさんですよ」
ちひろ「倒れて気絶しながらも音葉ちゃんと芽衣子ちゃんを怪我させまいと下敷きになろうとして抱え込んだんですよ」
ちひろ「これだけならただの武勇伝なんですが、ラッキースケベと言いますか」
ちひろ「音葉ちゃんと芽衣子ちゃんの唇を同時に奪っちゃってるんですよね、いわゆる3人でキスですよ、キス」
ちひろ「顔真っ赤にしてソファで悶える音葉ちゃんと」
芽衣子『棚から半分餅になっちゃったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
ちひろ「って泣き叫ぶ芽衣子ちゃんは見ものでしたね、はい」
ちひろ「え、プロデューサーさんはどうなったかって?」
ちひろ「あの人なら急性アルコール中毒でまた病院送りですよ、まったく!」
終わり。
お酒を飲むときは適量で、体を壊さない飲み方をしましょうね。
以上です。読んでくれた方はありがとうございます。
なかなか書くのが時間かかってしまったので、この際なら芽衣子の誕生日に合わせようと思ってちょっと遅れました。
ともかく芽衣子ちゃん誕生日おめでとう!
今回のお話はお酒は怖いよ、ってことです。
お酒での定番なネタを入れたつもりですが、後半駆け足だったかもしれません。
次回は
・藤居朋「まな板の鯉」
・若林智香「雨垂れ石を穿つ」
・大和亜季「虎穴に入らずんば虎子を得ず」
のどれかでお送りします。
では、また。
乙乙
大和さんってこのシリーズで出てたっけ?
>>48
まだ未登場です。
他にも出したい子がいますけどねぇ・・・。
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