コナミ「あれから半年、遊星達はWRGPに向けて……」【遊戯王5Dsタッグフォース】 (991)

このスレは

コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】
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コナミ「遊星達が頑張ってる、俺も頑張ろう」 【タッグフォース】
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の続きです


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日常パート 誰のストーリーにして行くのか?


1 不動遊星
2 ジャック・アトラス
3 クロウ・ホーガン
4 龍亞
5 藤原雪乃
6 原麗華
7 宮田ゆま
8 海野幸子
9 ツァン ディレ
10 レイン恵
11 高橋秀行

>>5

10



アパート 朝


コナミ「zzzzzz……」


ピンポーン



コナミ「zzzz…zzzz」


ピンポーンピンポーン



コナミ「zzzz…………zz」

ガチャッ バタンッ


「……………」


「にゃ……」



「三郎……GO……」バッ


「にゃあぁーーー!」バッ



ぼふんっ!



コナミ「!?ごふっ!」


「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!!」バタバタバタ!



コナミ「うぁぁぁあ………!暴れんなぁ…!なんだこれは!……」ぐぐぐぐ……



レイン「起きて………店長が呼んでる…」


コナミ「ぐぅ……恵か………?何でお前が…」


「にゃー…」


コナミ「三郎……お前が暴れたからベッド毛だらけじゃねーか…まったくよー…よっと」ヒョイッ


レイン恵「私は三郎の世話しないといけないから……休みの日は大体あの店にいる…」


コナミ「そうだったな………顔洗ってくるから待ってろ……鍵かけた方がいいかな……」ブツブツ スタスタ






……………‥……………………‥……………………‥……………………‥……………………


コナミ(ダークシグナーとの戦いから半年……シティとサテライトは繋がった)



コナミ(人々は街の復興に力をいれて頑張っているみたいだ…)


コナミ(俺はカードショップのバイトとして生計を立てている……遊星達ともよく連絡をしている)スタスタ



レイン恵「にゃ…………にゃー♪…………」モフモフ テクテク


三郎「ニャーニャー」


コナミ(こいつはレイン恵…半年ほど前から三郎という名の猫と共にショップに出入りしている)スタスタ


コナミ(三郎はショップに住みついてるからそれの世話をしているのだ…)スタスタ



コナミ「まだ10時じゃん、何のようだよ店長ー…」



カードショップKURUMIZAWA


カランカラン…


コナミ「どうした店長ーー」スタスタ



店長「おーコナミ、お前寝過ぎだ、もっと早くから活動した方がいいぞ」



コナミ「人は寝ることによって体力を回復してるんだよ、仕方ねーな」


店長「お前体力そんなに使わないだろ?」


コナミ「いや、ライティングは結構疲れるぞ」


店長「まあ、そんな事はいいや、ちょっと店番頼むぞ」



コナミ「またどっか行くのか?」


店長「ああ、配達頼まれたんだ、3時間くらいでもどるから」」スタスタ


カランカラン…


コナミ「………カードショップの店長が配達……?」





コナミ「たく………カウンターにいればいいんだろ?」どさっ


ピョンッ

三郎「にゃ…………」ゴロン


コナミ「あ、こいつカウンターで寝始めやがった」



レイン恵「そこは三郎のいつもの特等席…」


コナミ「え、そうなの?ならいいや…」


シーーーン


コナミ「それにしても……この店は客がこねえな…」



レイン恵「あと30分ほどでいつもなら客が集まる……一時間後位にピークが訪れる…」



コナミ「よく知ってるな……」


レイン恵「いつも三郎と一緒に見てるから……」


三郎「にゃ」


コナミ「ふーん…………あ、そういえば俺のDPってどれ位たまってんだ…?見てみるか…」カチャカチャ…


カチッ 300P

コナミ「あー………やっぱり家賃で結構消えてるな……300しかねえじゃん…」カチッ


レイン恵「店長が………ちゃんと払えって……愚痴ってた」


コナミ「そう言われてもな…食費やDホイールメンテで結構給料飛ぶんだよ……」








カランカラン…


コナミ「お、いらっしゃいませー」


あげは「あれ?キミが何でカウンターに?店長は…」スタスタ


コナミ「あ、あげはじゃないか、カードを見に来たのか?」


ゆま「私もいますよぉ」スタスタ



コナミ「珍しいな……あげはが一人じゃないとは」



あげは「う、うるさいよ!ボクだって友達くらいいるよ!」


ゆま「コナミさんはバイトですか?」



コナミ「ああ、生きるためにはやるしかないのさ」


三郎「にゃー」


ゆま「わぁ!三郎くん今日も可愛いですね!」モフモフ



あげは「今日もカウンターを占領してるんだね」


コナミ「え、このネコ結構知られてるのか?」



ゆま「アカデミアでは有名ですよ、KURUMIZAWAは」



あげは「通学路に近いし、カードの他にも色々あるしね」


レイン恵「そう………三郎はみんなに人気…」


ゆま「あ、レインさん!こんにちわ!」

あれ…眠い


ここまでで



シティ在住のアカデミア生徒



コナミ「で、何を買いに来たんだよ?」


あげは「新発売のブリューナクプリンだよ、今日発売だったでしょ?」


コナミ「プリン……カードショップでプリン…」


ゆま「この店はお菓子まであるからいいですよねぇ」


コナミ「でもたしかあのプリンって……高いんじゃなかったか?」


レイン恵「高い、ブリューナクプリンは2300円、グングニールプリンは2500円、トリシューラプリンは2700円」


コナミ「何だと………?プリン一つが2000円オーバー…?」


ゆま「お小遣い貯めて来たから大丈夫です!」チャラッ


あげは「ボクとゆまちゃん二人で一つだけどね」


コナミ「はあー………まあ好きにしろよ、あっちのコーナーにあると思うぞ」


ゆま「はーい!」スタスタ


三郎「にゃー」


コナミ「なあ三郎……プリン一つが俺の一週間分の食費だってよ……どう思う?」グリグリ


三郎「にゃにゃ!…」


レイン恵「こめかみをグリグリするな………俺にとっては一ヶ月分以上の食費だ………と言っている…」


コナミ「…………いつの間に猫語を覚えた………?!」


レイン恵「四六時中一緒にいるから……自然と覚えた…」フンス




コナミ「そうかい」


三郎「にゃ」


コナミ「そういえば…恵はアカデミアじゃどんな感じなんだ?あげはやゆまとは仲良いのか?」


レイン恵「私は……元々偵察が目的で潜入してるから………友達なんていらない…………」


コナミ(………設定だよな?)


レイン恵「……と、思ってた……けど、三郎に出会って……この店で育ててるうちに……有名になった……」


コナミ「ああ………このショップはアカデミア生徒よく見るからな、いつもいれば噂にもなるか」


レイン恵「それでアカデミアでも……よく話しかけられるように……なった………結構……楽しい」


コナミ「へえー、じゃあ友達いるんだな」



レイン恵「人と関わるのも……悪くないと…思った、三郎のおかげ…」ナデナデ


三郎「にゃー」


コナミ「良かったなー、ぼっちは多分つらいぜ?俺は学校がなかったからマーサに叩き込まれたけど」


レイン恵「そう………店長にも…感謝している……三郎を引き受けてくれた…」


コナミ「そうだな、店長意外と乗り気だったから」



レイン恵「でも……あなたには…一番感謝している…」



コナミ「ぅえ?」




レイン恵「あなたが………三郎を拾ってくれたから………全て…始まった……」


コナミ「ああ………まあそうだな」


レイン恵「あの出会いが無かったら…多分……未だに私は一人……」


コナミ「ははは………感謝しろよ」


三郎「にゃ」


レイン恵「………調子に乗るな帽子ヤロー……早く鯖缶もってこい……と言っている」


コナミ「なにぃ…!?偉くなったなコラ」グリグリ


三郎「にゃぁぁ……!」グリグリ


コナミ「だが……朝食まだか?三郎」



レイン恵「そういえば……店長与え忘れている………」


コナミ「そうか、仕方ねえ、鯖缶持ってくるか…」ガタッ



コナミ「………鯖缶俺が食いたいくらいだ……ちょっとパクってもばれないかな?………」ボソッ スタスタ


レイン恵「………」



三郎「にゃー」


レイン恵「………」ナデナデ




カチャカチャ

コナミ「持ってきたぞ、鯖缶の中身を皿にぶちまけただけだけどな」スタスタ


コトッ


コナミ「ほら食え三郎」


三郎「……………にゃ」



レイン恵「………何か少ない………さてはお前……くすねたなこのヤロー……と言っている」



コナミ「はぁ?!なな何を世迷い言を!」ドキン


三郎「しゃーーーー!」バッ



コナミ「うわあ!仕方なかったんだよ!腹減ってたし!」タタッ


タタタタタッ………! カランカラン


レイン恵「………ふふ……」


ゆま「お会計お願いしますコナミさん………あれ?」スタスタ



あげは「なんだ………店員がいないじゃん………もぉ」



レイン恵「………私が代わりにやる」

ゆま「え?いいんですか」


レイン恵「………いつも見てるからできる」



あげは「それじゃお願いしようよ、それにしてもレインさん…」



レイン「……?」



あげは「なんか表情最近柔らかくなったね、半年くらい前はもっと近寄り難かったっていうか…………あ、ごめん」


レイン恵「いい……………確かに………壁を作ってた………」


ゆま「でも、確かに最近は優しい顔になりました、えへへ」



レイン恵「………ありがとう」







コナミ「はあー………たく……鯖缶ごときで熱くなりやがって……」カランカラン


三郎「にゃ!」



ゆま「あ、コナミさん、三郎くんを頭に乗せて仲いいですね!」


コナミ「よく見な帽子に噛みつかれてるぞ、皮膚だったら大惨事だ」スタスタ



あげは「どうせ餌をネコババとかしたんでしょ、自業自得だよ、あははは」


コナミ「く…………2000円オーバーのプリンなど買う小娘には分からない、貧乏人は大変なんだよ」どさっ



レイン恵「………………三郎、食べな……」すっ



三郎「にー」ガツガツ……



あげは「さて………どこで食べる?」



ゆま「外は暑いんで店内の座れる所で食べましょう」スタスタ


あげは「そうだね」スタスタ










コナミ「それならよ、食べ終わったらデュエルでもしようぜ」


ゆま「あ、いいですね!」



あげは「キミバイト中でしょ?」


コナミ「カードショップじゃ店員が混ざるのはよくある事だろ」


あげは「……確かに…」



三郎「しゃぁー」



レイン恵「働け社畜のように……と言っている」



コナミ「三郎ー!口悪過ぎお前!」


ゆま「あはははは」


あげは「三郎くんが正しいけどねー」


レイン恵「………ふふ………」



コナミ「ん?どうした恵」



レイン恵「……毎日が…とても………楽しい」



コナミ「……は、そうか、良かったな」ナデナデ


レイン「!」ピク


コナミ「ん?どうした」



レイン「…………頭には電源スイッチがあるからあまり……触れないでほしい」



コナミ「また設定か、面白いなーお前」スタスタ



レイン「……………なに?この気持ち………」








次の日常パートに移行します


1 不動遊星
2 ジャック・アトラス
3 クロウ・ホーガン
4 龍亞
5 藤原雪乃
6 ジャッカル岬
7 海野幸子
8 ツァン ディレ
9 石原法子
10 牛尾哲

>>65

5


‥……………………‥……………………‥……………………‥……………………‥………………


あげは「スクラップ・ドラゴンで攻撃!」バッ


スクラップ・ドラゴン「ゥォォォーーーンン!!!」ドォオォーーー!


コナミ「ぐうええーーー!?」LP0 ピーー


ゆま「青葉さんが勝ちました!」


三郎「にゃ」


レイン恵「まだまだだな……と言っている」


コナミ「くそぉおおぉ………!」


あげは「ふふ、何度やっても同じ同じ」カシャッ


コナミ「あげは、強えなあー」



あげは「いや、君は拾ったカードなんか使わずに買いなよ、ここカードショップだよ?」


コナミ「いや、生活費で収入は消えるから」


あげは「あ、ごめん」


コナミ「くそー………あれからいろんなカード拾って強くなったと思ったんだけどな……デッキも組み直したし…」


ゆま「まあデュエルですから、勝つ時と負ける時両方あります」


コナミ「く……」


カランカラン


店長「ただいま、またせたなコナミ」スタスタ




コナミ「あ、店長おかえり」


ゆま「店長たんこんにちはです!」


あげは「こんにちはー」


レイン恵「………おかえり、店長…」


店長「今日は客が少ないな、君たちだけか…」スタスタ


あげは「確かに……もう少し賑わっててもいいよね」


店長「せっかく新パック発注したのにな……よいしょっ」どさっ


コナミ「え、その箱パックか?」


店長「ああ、戦士族が強化されるパックだ、今日から並べる」



ゆま「へえー、戦士族ですか、E-HEROはでますか?」


店長「どうかな?買ってみなくちゃ分からないな」


コナミ「ま、買えない俺には関係ないけどな」ガタッ


店長「あ、コナミ、店番ありがとよ、代わるぞ」


コナミ「ああ、サンキュー」スタスタ


カランカラン


龍亞「コナミいるーー!?」スタスタ


龍可「ちょっと龍亞、声大きい、他の人の迷惑になるわよ」スタスタ



コナミ「お、龍亞龍可」


あげは「あ、君たちも来たんだ」


店長「いらっしゃい」


龍亞「コナミ、遊星が呼んでたよ」


コナミ「え?何だ?」


龍可「さあ?とにかくポッポタイムに来てだって」


コナミ「ああ、分かった」


龍亞「よーし、あげは姉ちゃん、デュエルしようよ!」



あげは「いいよ、相手してあげる!」


ゆま「二人とも頑張ってください!」



コナミ「ちょっと出かけてくるな」スタスタ


店長「ああ」


龍可「いってらっしゃい」



クリボン「クリクリー」



龍可「あ、クリボン」ナデナデ


コナミ「…………?!」



コナミ「………え…?」


龍可「?どうしたの」ナデナデ


クリボン「クリ?」



コナミ「……」ゴシゴシ… パチッ


クリボン「クリー?」



コナミ「……なんだそいつは」


龍可「え……?そいつって………クリボンのこと!?」



コナミ「クリボン……モンスターか、何でそんな所で実体化してんだ?」


龍可「うそ………コナミ、見えるのクリボンが」


コナミ「え、普通に見えるけど……?」


龍可「カードの精霊が………見えるようになったんだ…」


コナミ「え!?これがお前がいつも言ってるカードの精霊!?」



コナミ「電波少女の電波発言じゃなかったのか!?」



龍可「ちょっとコナミ!それひどい!」



コナミ「あ、ああ……ごめん………まさか本当にカードの精霊なんているとは…」







コナミ「うわー……マジかよ…イキナリ見えるようになったぞ…」


龍可「まったく………でもこれでコナミも私と一緒ね」


コナミ「………ま、見えて不都合なことは無いし、いいか」



龍可「そうよ、この子達優しいし」ナデナデ


クリボン「くりー♪」

龍可「あ、それならさ…コナミ、頭の上見てみなよ」



コナミ「え?」ヒョイッ



ジェネクス・コントローラー「ウィンウィン♪」


コナミ「ジェネクス・コントローラ!?え、こいつも精霊!?」



龍可「うん、私にはいつも見えてた、コナミにいつもくっついてるその子が」


コナミ「うへぇ……そうだったのか」



コントローラー「ウィーーン」


コナミ「まさか捨てられてたこいつが精霊だったとは」コツコツ


龍可「その子もうれしそう、ふふ」


龍可「……あ、それよりコナミ、早く遊星の所行ったほうが…」


コナミ「あ、そうだったな」スタスタ





カランカラン




コナミ「おい、いつも俺の上に乗ってたのか?」



コントローラー「ウィン」



コナミ「なんて言ってるんだ……まあいいか…」スタスタ


コナミ「……あ!今Dホイールメンテナンス中じゃねーか!しまったぁあぁぁ……!」


コナミ「くう………メンテ終了は明日の昼だ………」



コナミ「……ま、ここからポッポタイムまで歩いても30分くらいだ」



コナミ「歩いて行ってもいいか」スタスタ




………………………………………………………………………………………………………………


中央広場


コナミ「……」スタスタ


コナミ「ここは結構人いるな」スタスタ



コナミ「あ、ミスティの広告だ、人気なんだなやっぱり…」



コナミ「なんか絵はがきが大量に送られてくるからちょっと怖いんだよな…」スタスタ


コナミ「あと俺の名前トビーじゃねえし」スタスタ



コナミ「……………ん?」




コナミ「あれって……」



ツァンディレ「ちょっと!………いきなりでてこないでよ!」



ヤリザ「お願いでござるよツァン殿ー……拙者ももうちょっとデュエルで使ってくだされー」



ツァンディレ「外では話しかけないで!虚空に向かって叫ぶ痛い人だって思われるでしょ!」



ヤリザ「なんで拙者はピン挿しなんでごさるか、カゲキ殿は三枚なのにー」



ツァンディレ「あの子は使えるからいいの!キミをピン挿ししてあげてるだけでもありがたく思ってよ!まったく!」



ヤリザ「時代は直接攻撃でござるよー」



ツァンディレ「ボクのデッキは普通にビートダウンで勝てるから必要ないの!何度も言ってるでしょ!」


ザンジ「ヤリザ!見苦しいぞ!ツァン殿も困っておられるだろう!」にゅっ



ヤリザ「む、ザンジ!貴殿は出番がそこそこあるからいいでござるよな!」


ツァンディレ「もぉおお…………!うるさぁーーーい!!」ブンブンッ


ぽんっ

ぽんっ


ツァンディレ「はぁ……はぁ……やっと消えた………」


ツァンディレ「……誰にも見られてないよね……?」キョロキョロ


コナミ「……………」ジー



ツァンディレ「ぁ!」




うわ

今みてみたら安価はゆきのんだった…


どうしよう すみません 雪乃も出します


今回はここまでで


ツァンディレ「‥………」


コナミ「……」


ツァンディレ「……………………見た?」


コナミ「………ああ」


ツァンディレ「…………ふぅん………そ、そう………」


ツァンディレ「何も無い所に大声出してる所見てたんだ…………笑えば?!」グスッ


コナミ「え、いや………侍みたいな奴と言い争いしてるのを見たんだが」


ツァンディレ「…………え?」


ヤリザ「なんと!?拙者達の姿が見えるのでござるか!?」にゅっと


ツァンディレ「っく!」ブンブンッ


ヤリザ「ツァン殿、すぐ消そうとするのやめて欲しいでござる」スッ


コナミ「ああ………お前ってやっぱり……カードの精霊か?」


ツァンディレ「うそ…………この子達が見えるなんて……」


ヤリザ「初めて会ったでござるな…」


コナミ「やっぱりそうか、大変そうだな」



ツァンディレ「え……うん、大変だよホントに…………ふぅ……」


ジェネクス・コントローラー「ウィーン」にゅっ



ヤリザ「む!貴殿は……!?」


コナミ「あ、俺も精霊いるんだよ」


ツァンディレ「!………この子達以外にもいたんだ」




コントローラー「ウィーンウィンウィン」



ツァンディレ「その子はなんか可愛い感じだね」



ヤリザ「いや、ツァン殿!騙されてはならぬ、彼奴は拙者よりも攻撃力が上でござる!あんななりしておいて!」



ツァンディレ「君が見かけゴツイくせに攻撃力低いだけだよ」



コナミ「そいつよく喋るなー、仲良いのか?」


ツァンディレ「べ………別に仲良くないよ…この子がうるさいから言い争いになるだけ」


ヤリザ「ツァン殿、ツンデレをここで使う意味がわからんでござる」



ツァンディレ「ツ、ツンデレじゃないし!バッカじゃないの!?ブンッ


ぽんっ


ツァンディレ「はぁ……はぁ……まったく…」


コナミ「大きい声出しすぎじゃね?周り見てみ…」


ツァンディレ「はっ……!」


クスクス………ナニアレー……ナニモナイトコロニハナシカケテルー……


ツァンディレ「ぅうぅ…………/////!」カァァ…


コナミ「あそこのベンチ……行くか…」スタスタ


ツァンディレ「…」スタスタ




…………………………………………………………………………………………………………


ミーーーンミーーーーン

コナミ「………暑…………大変だな」



ツァンディレ「………うん、まあね……気付いたらあの子達いたから」


コナミ「そうか………俺はちょうど今日見えるようになったから、そういう悩みはまだわかんねぇ」


ツァンディレ「はぁー……なんで初対面の人間にボクは愚痴ってるんだろ……」


コナミ「まあいいだろ、これもなんかの縁だよ、見える奴同士仲良くやろうぜ」


ツァンディレ「……………………アンタ…」


ツァンディレ「言っとくけどボクは初対面の人間を簡単に信用しないから」


ツァンディレ「何か手を出したらすぐセキュリティに連絡するからね」スッ


コナミ「信用ないなー俺……まあ当然か、別に手なんて出さねえよ……暑」


ツァンディレ「ふん………まあ、まだ連絡はしないであげる」スッ


コナミ「どうも…暑」


コントローラー「ウィンウィン」



ヤリザ「ほうほう………なるほど…」


ツァンディレ「……またあの子は………勝手に出てきて行動を……」はぁー……





コナミ「あいつが問題児か?」


ツァンディレ「まあね……あの子はいつも手札コストとかにしてるから…鬱憤が溜まってるんだと思う」


コナミ「精霊ってあいつだけ?」


ツァンディレ「いや………ボクは体質的にああいうのが集まってくるらしいんだ」


コナミ「へえ」



ツァンディレ「出てこないけど……デッキの中にあと11人精霊がいるよ」


コナミ「そんなにいるのか!すげえなー…」


コナミ「学校とか大変だろ、いきなり出てこられると」



ツァンディレ「………ふふ……学校……か」


コナミ(…………え、地雷踏んじゃった?)


ツァンディレ「別に寂しくないし…………孤高の存在なんだ…ボクはー……」ブツブツ


コナミ「…………と、友達いないのか……?」


ツァンディレ「い、いないとかそういうのじゃないもん!ボクは成績いいからみんな謙遜して話しかけられないだけだし!」ガバッ


コナミ「………………」



ヤリザ「流石我が主、その自信はなかなかもてないでござるよ!」パチパチ


コナミ「…………確かに……すげえなお前…………」



ツァンディレ「…………く………////」ペタン


ミーーーンミーーーーン………


コナミ「………あーーー…………暑い……」ジリジリ


ツァンディレ「そうだね………ぅう…………」ジリジリ


コナミ「これからお前………あ、名前聞いてなかったな……なんていうんだ…?」


ツァンディレ「…………まあ、名前くらいは教えてあげるよ…ボクはツァンディレ、あんたは?」



コナミ「ツァンな、分かった………俺はコナミだ」


ツァンディレ「コナミね………忘れるまでは覚えておくよ」



ヤリザ「と言いつつ一度聞いた名前を忘れるのは失礼だと思うから決して忘れまいとするツァン殿であった」


ツァンディレ「っ!うるさーーい!」ブンッ


ぽんっ


ツァンディレ「ふう……………」


コナミ「これからツァンはどこか行くのか?…暑…」



ツァンディレ「ボクは…そうだ…今日戦士族の強化パックが出るらしいからカードショップKURUMIZAWAに行こうと思ってたんだ」スクッ


コナミ「KURUMIZAWA…?奇遇だな、俺そこの店員だ」


ツァンディレ「え?そうなんだ」


コナミ「バイトだけどな、確かに戦士族パック仕入れてたな」





ツァンディレ「そろそろ行こうかな、じゃあね」


コナミ「おう、もしかしたらショップで会うことあるかもな」



ツァンディレ「そうだね、まあ覚えてないかもしれないけど」


ヤリザ「今まで人の名前を忘れたことなど無かったツァン殿であった」にゅっ



ツァンディレ「!」ブンッ


ぽんっ


コナミ「ははは、おもしれーなあいつ」



ツァンディレ「疲れるなぁもう……」スタスタ


コナミ「またなー」ブンブンッ



コントローラー「ギキロギーー」



ツァンディレ「罰として君は一週間鳳翼の爆風のコストね」スタスタ



ヤリザ「なんと!?」






……………………………………………………………………………………………………………………

カフェラジーン前


コナミ「……………」スタスタ


♪~~~♪~~~~


コナミ「ん?……なんだ」



嶺開花「ラーーーーー♪ラーーーーー♪♪」


ワーーー!ワーーーーーーー!!ワーーー!



嶺開花「♪ーーーーーー♪ーーーー」


コナミ「……あ、あれってアイドルの……」


嶺開花「みんなーーー!応援ありがとうーーー!」


コナミ「……嶺開花だ、テレビに出てたやつ!」


ワーーーーーーー!!嶺ちゃーーーーーん!



嶺開花「イエーーーーーーーーイ!☆」


コナミ「おおーーーーーー!やっぱりアイドルってのは華があるな!」


コナミ「頑張れーーーーー!」




「みなさん、ライブステージご覧いただきありがとうございました」


「嶺開花、ソロライブは終了します」



コナミ「あ、もう終わりなのか」


「そこの売店で嶺開花グッズが販売しておりますので」


コナミ「へえー、見てみよう、買えないだろうけど」スタスタ



スタスタ



コナミ「………ほう………うちわとかキーホルダーがあるな…」



「なにかお探しですか?」


コナミ「え、いや、ただ見てるだけ……」



「今なら無料くじ引きができますが、AからE賞までそれぞれ嶺開花グッズが当たります」


コナミ「無料?そうなんだ、あの子可愛かったし……じゃあやってみようか」


雪乃「はい、それではどうぞ…………」



コナミ「はい…………………」



雪乃「………」



コナミ「………」




今回はここまでで



ヤリザhttp://blog-imgs-43.fc2.com/s/u/n/sunetto/playmat_yarizadono.jpg

シャトルに隠れるのよ!



雪乃「………………」


コナミ「………雪乃……なにやってんだ…」


雪乃「……………嶺さんに頼まれて営業手伝ってるのよ……この企業には色々世話になっているし」


コナミ「…………そうか、頑張れよ」スタスタ


ガシィィッ!


コナミ「ぐふっっ………!?」カクンッ


雪乃「ぼうや………あなた嶺さんのことがお気に入りなのかしら?」ググ……


コナミ「ぐ………!て、手首が………砕け……!」ググ……


雪乃「気になるわ、答えてくれないかしら………嶺さんのどこが気に入ったか…」ググ……



コナミ「うぐぁあぁ…………!!!て、テレビでちらっと見かけて可愛いって思ったんだ………!」ぐぐぐぐ……


雪乃「わざわざこんなイベントにまでやって来るのだから相当お熱なのよね……?」ぐぐぐぐ……



コナミ「うおおぉぉ……!!?どこにこんな力が………!?」ミシ……ミシ…


雪乃「ふふふふ……………妬けちゃうわ…」ギリギリギリギリ………



コナミ「い、いや!ぐ、偶然通りかかっただけだ……!遊星の所に向かってんだよ……ぅおおぉ…!」ミシ……



雪乃「女優志望の私を差し置いて………いろんな娘をはべらかしているのでしょう……?」ぐぐぐぐ……



コナミ「誤解だぁああ…………!!ぐぉおおぉぉぉぉ…………!!」


>雪乃「女優志望の私を差し置いて………いろんな娘をはべらかしているのでしょう……?」ぐぐぐぐ……
>コナミ「誤解だぁああ…………!!ぐぉおおぉぉぉぉ…………!!」



えっ



……………………………………………………………………………………………………………………


雪乃「なに?偶然だったの…………それならそうと早く言いなさい」パッ



コナミ「いてて…………何回も言ってたんだけどね………」


雪乃「残念だけど私は今日は見ての通り忙しいの、ぼうやとお茶してる暇はないわ、残念だったわね」ウフフ


コナミ「いや、俺も用事あったし別にいいけど」



雪乃「…………………………おかしいわね…クラスメイトの男子はみんな残念そうな顔をしたのだけれど…」ブツブツ…


コナミ「あ、そういえばさ」



雪乃「なにかしら?」


コナミ「嶺開花ちゃんのくじ引きまだやってないんだが」


雪乃「…………………」



雪乃「…………一回15000円よ」



コナミ「…………え!?いやいや、さっきお前無料って」



雪乃「15000円よ」



コナミ「そんな高いくじ引きがあってたまるか…」



雪乃「15000円よ」



コナミ「く…………引かせない気かこいつめ」



雪乃「残念だけどお金がなくちゃ引けないわね、代わりにこれをあげるわ」スッ



コナミ「……なにこれは?」



雪乃「ゆきのんフィギュア、1/10スケール(制服ヴァージョン)よ」


コナミ「マジだ……………雪乃じゃん………フィギュア化してるのか」



雪乃「ふふ………私の美貌に惚れたフィギュア部がぜひ作らせてくれと懇願するものだから、作らせてあげたのよ」



コナミ「この自信満々の表情………そっくりだな」



雪乃「すごいでしょう?世界に一つしか無い一品よ、大切にしなさい、なんなら家宝にしなさい」


コナミ「貰っていいのか、これ」



雪乃「いいわよ、元々あなたにあげようと……、コホンッ…私が持ってても仕方がないし」


コナミ「そうか………………それならもらっとくわ、ありがとな」



雪乃「ふふ……………それを見て、いつでも私を思い出しなさい」


コナミ「部屋に飾っておくか……………ん?これってスカートの中はどうなってんだ?」スッ



ガシィィッ!



コナミ「く………!?」


雪乃「……見たら潰すわよ」ギリギリ……








コナミ「………………分かった…覗かないようにする」


雪乃「万が一覗いた時は…………覚悟することね…」


コナミ「イエッサー…」



嶺開花「雪乃ちゃーん!」タタッ


雪乃「?嶺さん」


コナミ「あ!嶺開花、本物だ」


雪乃「イベントは終了したのかしら?」


嶺開花「うん!みんな楽しんでいってくれたみたい!」



雪乃「ふふ、良かったわね」


嶺開花「うん!………ん?君は?」



コナミ「え?ああ、俺はあれだ……偶然通りかかった奴だ」



嶺開花「へー!私デュエルアイドルの卵の嶺開花、よろしくねー☆!はい握手」ギュッ



コナミ「ああ」ギュッ



雪乃「…………」



コナミ(何か雪乃が睨んでくるな………)






嶺「あ、私スタッフの人たちに挨拶しにいかないと!じゃねー!」タタタッ


雪乃「ええ…」


コナミ「…………………嵐のようなやつだった」


雪乃「………コナミ、こっち向きなさい」


コナミ「え?」くるっ



雪乃「握手よ」ギュッ



コナミ「…………な、なんで?」ギュ…………



雪乃「それは……あれよ……………………上書き」ボソッ




コナミ「ん?」



雪乃「な、なんとなくよ!お姉さんと握手できるのを幸運に思いなさい……」ギュッ



コナミ「…………」ギュ……



雪乃「……………ふふ…」


……………………………………………………………………………………………………………………




ポッポタイム


コナミ「………やっぱり女子の手って柔らかいんだな」スタスタ


コナミ「……このフィギュア……」スッ



コナミ「………………やっぱり覗くのやめておこう…ポケットの中にいれておこう」スポッ



スタスタスタ…


コナミ「ここだな、ポッポタイム…………変に時間かかっちまったな」スタスタ



ゾラ「……」さっさっ



コナミ「あ、ゾラ、元気か?」



ゾラ「ん?ああ、コナミかい、別に風邪は引いてないよ」



コナミ「遊星たちいるか?」



ゾラ「ああ、車庫でまた実験でもしてるんじゃないかい?」


コナミ「そうか、サンキュー」スタスタ



ドオォォォオオォーーーーーーンン!!


コナミ「ぐぁあぁーーーー!?」ゴアアァァッ!


ゾラ「!!?」





パラパラパラ………シュウゥゥゥウ…



コナミ「ゴホゴホ………な、なんだぁぁぁ………!?」


ゾラ「くぅ………まーたやったね!」タタタッ


バターーン!


遊星「く…………また失敗か」


クロウ「ストップって言っただろうがジャック!」


ジャック「お前の声がちいさいからだ!」


ゾラ「またあんたたちかい!」



クロウ「う…………ゾラの婆さん」



ジャック「………ふん、うるさいババアだ」



ゾラ「なんだいその言い草は!マーサの知り合いだから置いてやってるのに、問題起こすなら出てっておくれ!」


ジャック「待って!これは事故だ!」 新しいエンジンを…」


ゾラ「早速言い訳かい!男なら黙って自分のやったことを認めるもんだよ!」


クロウジャック「く……………」


遊星「ゾラ………」



コナミ「おいおい、なんだよ今の爆発は」タタッ



クロウ「あ、コナミがきたぞ」




遊星「ゾラ………すまない」


ゾラ「あらー、いいんだよ遊星ちゃん、失敗の一つ二つ」


コナミ「!?扱いがまるで違う」



ゾラ「大家だから一応叱っておかないとね……ってことだから」


遊星「あ………ああ」



ジャック「不公平だ………」



……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「なんであんな爆発が起きたんだ?」



遊星「新エンジンの開発をしていたんだ」


コナミ「新エンジン……?なんで」



クロウ「知りねえのかコナミ、一年後のWRGPのこと」



コナミ「バイトで忙しいからわかんねえ」



ジャック「ネオドミノシティで開催されるライディング・デュエルの大会だ!」



コナミ「ライディング・デュエルの大会…」






コナミ「そういえば最近Dホイーラーが増えてきたよな………あれはそういうわけだったのか」



コナミ「それで、その大会に向けて開発してるのか」


遊星「ああ、それが無くては優勝は難しいからな」



ジャック「栄えある第一回大会!優勝者はライディング・デュエル界の伝説となる!」



ジャック「その優勝を手にすることこそ、俺たちの夢!」



コナミ「へー」


クロウ「そのために遊星は開発、俺とジャックは寝る間も惜しんで資金調達をしてるってわけだ」



コナミ「……でもお前らならスポンサーつくんじゃないの?」


遊星「それじゃ意味がないんだ、俺達だけで戦い抜く………そうする事で、見える気がするんだ」



遊星「俺達がどうやってこの街に貢献できるのか…」



コナミ「なるほど、一年後か………」



クロウ「あ、コナミ、お前も出ればいいんじゃねえか?」


ジャック「ふん、もし出ようというのなら、俺と戦う事がないよう祈るのだな」



コナミ「………考えとくわ」



遊星「………」

サラッとコナミをチームに入れない発言したぞこの元キン



コナミ「………そういえば、なんで俺を呼んだんだ?その大会の事言いに来たのか?」


遊星「……………そうだ、コナミ、言っておくことがある」


コナミ「?」



遊星「最近、ゴーストと名乗るDホイーラーの噂を聞いたことがあるか?」




コナミ「ゴースト…?いや、無いな」


遊星「気をつけろ、何人ものDホイーラーがそいつによってクラッシュに追い込まれている」



コナミ「クラッシュ……!?ライディング・デュエル中にか?」


遊星「ああ」



クロウ「多分そいつはWRGP出場者だぜ」



ジャック「大会前にクラッシュさせ、ライバルを減らそうという下衆な考えだろう」


コナミ「なるほど……そういう奴が出て来るのか」


遊星「牛尾達が探しているそうだが、まだ捕まえられていないらしい」



クロウ「気をつけろよコナミ」



コナミ「ああ、サンキュー」


今回はここまで


次の展開を決めよう


1 ゴースト討伐編
2 海野財閥編
3 闇のゆま編


>>192

安価は財布さんか…


しかし全部見てえええええ


次の日


コナミ「………zzz」



コンコン


コナミ「zzz……z」


カチャカチャ ガチャッ


コナミ「zz」


レイン恵「………」スタスタ


コナミ「zz……」



レイン恵「………起きて」シュッ


コナミ「ぐっは……!?」ゴッ


レイン恵「もう8時……」



コナミ「く…鳩尾に貫手はやめろ……8時だと………?余裕で睡眠タイムだわ…………」



レイン恵「アカデミア行く前に店長に頼まれた…」


コナミ「くそ………ていうか……何で入れた…?鍵をかけたはず…」ムクッ



レイン恵「店長から………合鍵預かってる………」チャラッ



コナミ「なにぃ………!?俺のプライバシーって一体……」


レイン恵「起きたようだから……私はアカデミアに行く…………」スクッ



コナミ「…………ああ…頑張れよ…」


……………………………………………………………………………………………………………………


コナミ「こんな早く起きて………どうするっていうんだ……」バシャバシャ


コナミ「ぁあぁ~~~……ふぅ~~~」ゴシゴシ…


コナミ「………………少しスッキリ」


コナミ「………テレビでもつけるか」スッ


ピッ


tv「続いてのニュースです」


コナミ「ニュース番組か…………ゴドウィンがいなくなった直後はそのニュースばかりで大変だったな…」


tv「海野財閥が開発したDホイールに走行中にボルトが外れる異常が見られたとして、回収騒ぎになる事件が起こりました」


コナミ「へー……走行中にボルトが………おっかねーな」


tv「海野財閥はDホイール開発に力をいれていただけにこの損害はあまりに大きく……」


ピッ


コナミ「まあ………俺の手作りのDホイールなら問題ねーし、丁度メンテナンスしてるし…」



コナミ「メンテナンス終了は正午だったからな……散歩でも行くか…」スタスタ


ガチャッ

バタンッ


コナミ「朝だからそんなに寒く無いな」スタスタ


コナミ「……………あれ」


コナミ「………………そういえば……さっき……何財閥って言った………?」



……………………………………………………………………………………………………………………

海野財閥本社 会議室



海野「あり得ないわ………ボルトが外れるなんて…」



「しかし………現実に7件……苦情が入っておりますし…」



海野「く…………他社の嫌がらせでは無くて……?!」


「はい…7件に共通点は見当たりません」


海野「技術開発部に………問題があったというの……?」



「まずいですよ幸子様………WRGPが一年後に迫ったこの時にこの事件………」



「損害額が甚大になる恐れが……」


「他社はこうしてる間にも………」



「Dホイール開発から身を引くとなると……」



ダンッ!

幸子「騒がしいわ!…とにかくわたくしは認めません!」



幸子「自分で確かめるまでは………!く……」


幸子「今からDホイール製造工場へ飛ぶわよ………ヘリ用意!」



……………………………………………………………………………………………………………………


バババババババ……!!!


幸子「工場にネズミがいるとすれば…………ボルガー&カンパニー社の回し者かしら……?」


幸子「しかし…………社長のボルガー氏はそんなタイプじゃなかったわ……」


幸子「しかし………他にこの辺でDホイールを扱っている大手企業は……」



ババババババババババババババ……!!!


……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「はあ…………学生ばっかだな、登校時間だからか…」



ゆま「あ、コナミさんおはようございます!」スタスタ



コナミ「おー、ゆま、頑張って勉強して来いよ」


ゆま「はい!」スタスタ



コナミ「…………」



ツァンディレ「あ……」スタスタ



コナミ「ん、ツァンじゃないか、また会ったな」


ツァン「そうだね、こんな朝早くから再開するなんて」



ヤリザ「運命を感じるでござるな」



ツァン「朝から……!引っ込んでて!」ブンッ


ぽんっ



コナミ「サムライも相変わらずか」




ツァンディレ「まあね、ふふ」


コナミ「ん……やけに機嫌がいいな」



ツァンディレ「あ、わかる?昨日買った戦士族強化パックでボクのモンスターが強化されてね」



コナミ「ほお………強くなったのか」


ツァンディレ「うん、今度の試験乗り切れそう」



コナミ「良かったな、またKURUMIZAWAに来てくれよな」


ツァンディレ「考えとくよ、じゃあね」スタスタ


コナミ「ああ」スタスタ


コナミ「コンビニで立ち読みでもしてるか」スタスタ



……………………………………………………………………………………………………………………



時は進み 正午


コナミ「あ、もうこんな時間か、Dホイール引き取りにいかないと」


ウィーーン


ウィーーン



コナミ「……まあ、多分問題ないとは思うけどな」スタスタ




海野Dホイール製造工場


コナミ「着いたー」スタスタ


ウィーーン



コナミ「ちょっといい」



受付「はい、いかがいたしましたか?」



コナミ「Dホイールをメンテナンスに出してたコナミなんだけど、引き取りに来た」


受付「コナミ様ですね、お待ちしておりました、こちらにどうぞ」スッ



コナミ「分かった」スタスタ


そして


コナミ「おお、綺麗になってるなー」



「検査の結果、どこにも異常は見られませんでした」


コナミ「ああやっぱり?サンキュー」



「カウルの塗装もしておきました」



コナミ「まじで?サービスいいな」





ブゥウウウゥウゥゥゥゥウウゥ………


コナミ「エンジンも問題無いな………」


「これからもご贔屓に…」



コナミ「ああ、それで代金は……?」


「○○円でございます」


コナミ「……………………く………○○円……」



コナミ「…………はい…」スッ



「丁度いただきます、ご利用ありがとうございました」


ウィーーン



コナミ「……………生活費の半分を持っていかれたぜ………」ゴロゴロ



ババババババババババババババ……!!!



コナミ「………?なんだ」



バババババババ……!!!



コナミ「……あ!………これって幸子のヘリ…………」







バババババババ……!!!


コナミ「何でここに………………あ、ここって海野財閥の工場か…」


ウィーーン


幸子「…」スタッ スタスタスタ


コナミ「幸子乗ってたし………あいつ店に入って行くな…」


ウィーーン


コナミ「…………なんか急いでた感じだ…」



コナミ「………………ちょっと気になるな…入ってみるか」スタスタ…



ウィーーン


コナミ「おーい、幸……」



幸子「時期社長権限です、わたくしを工場に入れなさい」ズイッ



受付「し……しかし…幸子様といえど……その…事前のご連絡が無くては………」


幸子「…いい?…あなたを今すぐクビにしてやっても良くてよ………」



受付「あ…………どうぞ」スッ



コナミ「怖…………」





幸子「ふん」スタスタスタ


コナミ「おい、幸子ー」



幸子「……く、なんですの…!?わたくしは急いで………」ばっ!



コナミ「俺だよコナミ、久しぶりだな」



幸子「……庶民、何でここに?」



コナミ「Dホイールのメンテナンスしてもらってたんだ」


幸子「…そう、気を付けて帰ることね」くるっ スタスタ


コナミ「まあ、待てよ、何でそんなに急いでるんだ、アカデミア休んだだろ」



幸子「…………庶民………あなた……今朝のニュース……見まして?」


コナミ「ニュース?…………もしかしてあの……ボルトが外れるっていう…?」



幸子「そう、わたくしの会社で……そんなミスを犯すなんて信じられないのよ…」



コナミ「やっぱりあって海野財閥だったか…」



幸子「というわけでわたくしは一刻も早く確かめなくてはならないの…妨害者が故意にやったものか…本当のミスなのか」


コナミ「なるほどな」



幸子「調べた結果ではここ一ヶ月間でこの工場を辞めた者は出ていないわ、ネズミがいるならまだ逃げられていない」


幸子「もしいるなら逃がす前に捕まえなくては…庶民と話している暇なんてないのよ」スタスタ




コナミ「……よし、俺も手伝ってやるよ」



幸子「………何ですって?」


コナミ「お前一人じゃ不安だろ?spもいないし」



幸子「………」


コナミ「しかも俺意外と起用だからよくDホイールの修理とかしてるんだよ、違和感あればすぐ気付くぜ」



幸子(………確かに……この庶民は身元がはっきりしている分信用はできますわ…)


幸子「………ふん、まあいいでしょう、ト・ク・ベ・ツ・について来ることを許可してあげますわ」スッ



コナミ「よし、任せな」スタスタスタ


幸子「わたくしの後に続きなさい庶民…!」スタスタ




受付「………………クビは免れたよね……?」



……………………………………………………………………………………………………………………


工場内


幸子「う…………このの匂い……好きじゃありませんわ」



コナミ「え?この匂い好きだけどなあ」



幸子「高貴なわたくしと庶民の鼻を同じにしないでくださいます?」


コナミ「……………相変わらずだな」

少し抜けますわ



幸子「さて…………わたくし達は何気無く見て回り、怪しい者を探しますわ、これをかぶりなさい」スッ


コナミ「?何だこの帽子」



幸子「作業員の帽子ですわ」


コナミ「ああ、でもお前のその長い髪は目立つだろ」



幸子「わたくしの美しい髪は……まあ仕方ないでしょう」サラッ


スタスタスタスタスタスタ…………


コナミ「じゃあ俺はあっちから…」スタスタスタ…………



……………………………………………………………………………………………………………………


スタスタスタ…………


幸子「…」スタスタスタ


(何だ?…………あの娘)カチャカチャ


(バカ…令嬢の海野幸子だ……!)ジジジ……


(え…!?海野財閥の………マジかよ…何でここに……?)


(知らん……働いとけ……)


幸子「………………」




コナミ「………」スタスタスタ…………


コナミ(…………ボルトをはめてるところを見てみるか…)スタスタスタ…………



……………………………………………………



コナミ「………ここか」


(………くく)カァーン!


カポッ


コナミ「あいつがボルト担当か…」



カァーン!


カポッ


コナミ「………?」



カァーン!



カポッ


コナミ「……」(何でボルトをハンマーで叩いてからはめてんだ……?)


(ひひひ……)カァーン!



コナミ(あんなことしたら緩んで危ないだろ…)



カァーン!


カァーン!


コナミ「………………………!!」



コナミ「あ、まさかあいつ…」


(くくく………海野財閥も終わりだ……)カァーン!



コナミ「おい、お前」


(!?)ビクッ



コナミ「ちょっといいか?」



「な……………なんですか?」


コナミ「お前さ………さっきボルトに細工してなかったか?」



「な、なにを………?言ってんだよ」



コナミ「だってこれ、これも、歪んでるぜ」スッ


「あ…………」


コナミ「ボルトが外れる事件がおこってんだよ、お前か……?」










幸子「……」


コナミ「おーい、幸子」ブンブン



幸子「ん………?どうしましたの庶民」スタスタスタ



コナミ「こいつのことを吟味してほしいんだが」



幸子「怪しい者が現れたの!?」タタッ



「く…………げえ!?海野財閥の……」



コナミ「ほれ、このボルト見てみろ」スッ



幸子「これは…………明らかに変形している…」



「う…………」(もっと早めに身を隠すべきだったか………!)


幸子「…………あなた、話を聞かせていただきますわ…」ゴゴゴゴゴゴ……


コナミ「コレは完全にクロだろ……」



幸子「説明していただきましょうか?庶民」ゴゴゴ……



「く…………その…」



ガターーーーーーーーーン!!


コナミ「!?」



幸子「!!逃げる気?」


「はははははは!こうなりゃ逃げるが勝ちだぜ!」タタッ


コナミ「ヤロォー!待てっ」



幸子「コナミ!追いかけるわよ!」



コナミ「ああ!」


タタタッ



「何だ…?」「脱走か?」「俺も次の就職先探さねえとなー」「ここ潰れるらしいしな」



………………………………………………………………………………………………


「十分妨害はした……!この工場はもう終いらしいしな…!」タタッ



「へへ…………Dホイールの数も減っただろ…!」


幸子「…コナミ、思い出したわ…あの男」



コナミ「ん?知り合いだったか?!」タタタッ


幸子「いえ………プロのDホイーラー……恐らくWRGPに向けてライバルを減らそうと考えて工場に侵入したのでしょう」タタッ



コナミ「なるほどな、Dホイールが少なくなればその分Dホイーラーも消えるから…!」


幸子「捕まえてマスコミの前に放り込んでやるわ……!」








ブォオオーーーーー!!!!


「ひゃははー!」ブォオオーーーーー!!!!


コナミ「あ!あいつDホイールで逃げやがった!」


幸子「逃がさないわ…!コナミ、あなたのDホイールで追うのよ!」



コナミ「よし、ちょうどいいところに止めておいて良かったぜ!」ブルルルルゥウウウ………



幸子「わたくしを後ろに乗せなさい!」バッ



コナミ「え……?まあいいや、ヘルメットはかぶれよ」スッ



幸子「ええ」カポッ



コナミ「よし………しっかり捕まってろよ!」ブルルルルゥウウウ………



ブォオオーーーーー!!!!



コナミ「おお!?メンテナンスのおかげか………!?いいスタートだ!」ブォオオーーーーー!!!!



幸子「このスピードなら追いつけるわ!」



…………………………………………………………





デュエルレーン


「………ふう」ブォオオーーーーー!!!!



コナミ「待てやコラァーー!」ブォオオーーーーー!!!!



「なに!?追いかけてきやがった!」


幸子「庶民!舐めた真似してくれたわね!許しませんわよ!」



「ち…………!」



コナミ「終わりだ!おとなしく捕まれ!」


「おとなしく………!?やなこった!ぜってえ逃げ切ってやるぜ!」



コナミ「はっ、性能じゃ俺の方が上なんだぜ!?」



「そのようだな……なら、これでどうだ!?」カチッ



ヴォオォ………………ン!!



幸子「これは……!?」



コナミ「スピードワールド2か………!」



「その通りよ!デュエルでケリつけようじゃねーか!!」





《スピード・ワールド 2》
フィールド魔法
このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けず、
フィールド魔法カードをセット及び発動する事ができない。
お互いのスタンバイフェイズ時に
自分用スピードカウンターを1つ置く(最大12個まで)。
「Sp(スピードスペル)」と名のついた
魔法カード以外の魔法カードをセット及び発動した場合、
そのコントローラーは2000ポイントのダメージを受ける。
お互いのプレイヤーは、自身のメインフェイズに
自分用スピードカウンターを以下の数だけ取り除く事で以下の効果を発動する。
●4個:手札にある「Sp(スピードスペル)」と名のついた魔法カード1枚につき、
相手に800ポイントのダメージを与える。
●7個:自分のデッキからカード1枚ドローする。
●10個:フィールド上のカード1枚を破壊する。



幸子「WRGPに向けて…新しく開発されたスピードワールド……!」



コナミ「デュエルを挑んできやがった……、どうする幸子?」



幸子「……ふん、さっさとなぎ倒してししまいなさい!あんな庶民に負けることは許しません!」



コナミ「……よし!そのデュエルのった!」カチッ


ブウゥウゥゥ………………ン!



「ひひ…………そうかいそうかい……!」



コナミ「行くぜ……!」



「「デュエル!!」」




ここまでで






《デュエルが開始されます 使用可能な最適レーンをサーチ デュエルレーン、セントラルに申請、オーソリぜーション》


ブォオォォーーーーーーー ガションガションガションガション…



幸子「………一般車両にとってはいい迷惑ね……」


コナミ「俺の先行だ!」シュッ


コナミ「ブロックマンを召喚!」バッ



《ブロックマン/Blockman》 †
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1000/守1500
このカードを生け贄に捧げる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在した自分のターン数と同じ数だけ
「ブロックトークン」(岩石族・地・星4・攻1000/守1500)を
守備表示で特殊召喚する。
このトークンは攻撃宣言を行う事はできない。


ブロックマン「ウス」


コナミ「カードを1枚セットしてターン終了だ!」バンッ 手札4


「俺のターン!」シュッ


コナミ sc0→1
enemy sc0→1



「俺はモンスターを守備表示でセット、同じくカードを1枚セットしてターン終了だ」バンッ 手札4


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札5


コナミ sc1→2
enemy sc1→2


コナミ「俺はサムライソード・バロンを召喚!」バッ



《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。


バロン「はァ!」


コナミ「バロンの効果を発動だ、お前のセットモンスターを攻撃表示にしてやる!」バッ


「なに……?」


ワーム・ヤガン「ウジュウジュ…」攻1000



《ワーム・ヤガン/Worm Yagan》 †
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1000/守1800
自分フィールド上のモンスターが「ワーム・ゼクス」1体のみの場合、
このカードを墓地から裏側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。
このカードがリバースした時、相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して持ち主の手札に戻す。


コナミ「!何だあれ……気持ち悪……!」



幸子「下品な…よりによってワームですの………!?」


「はははは、随分な嫌われ様だぜ……悪くはない効果があるんだがな、ワーム・ヤガンの効果発動!」バッ


バロン「うぉおっ?」ヒュンッ


コナミ「う…?サムライソード・バロンが手札に……?」



「ワーム・ヤガンが表になった時、モンスターを一体手札に戻せるんだよ!」


コナミ「く…………ブロックマンとワーム・ヤガンの攻撃力は互角か………!」


コナミ「あいつは残しておくとヤバイか…………?ここは…」



コナミ「仕方ねえ、ブロックマンでワーム・ヤガンを攻撃だ!」


ブロックマン「はぁっー!」ゴォッ!


「おっと、くず鉄のかかし発動!」カチッ



《くず鉄のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。


ガキィィンン!


コナミ「うっ!?」


「ヤガンは破壊させねえよ、はははは!くず鉄は再びセットする!」



コナミ「ち………ならばブロックマンの効果を発動、こいつを二体のブロックトークンに分裂する!」バッ


ブロックトークン×2 守備表示
星4/地属性/岩石族/攻1000/守1500


幸子「とっさに守りを固めたわね、しかし…」


コナミ「ターン終了だ!」手札5








「俺ののターン!」シュッ手札5

コナミ sc2→3
enemy sc2→3


「くく、ワーム・ゼクス召喚!」バッ



《ワーム・ゼクス/Worm Xex》 †
効果モンスター
星4/光属性/爬虫類族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター1体を墓地へ送る事ができる。
自分フィールド上に「ワーム・ヤガン」が存在する場合、
このカードは戦闘では破壊されない。


ゼクス「ウジュルル…」



幸子「う………コナミ!これ以上あのモンスター達を増やしたら起こるわよ!」


コナミ「んなこと言われてもな…」


「こいつの召喚時にデッキのワーム一体を墓地に送ることができる、俺はワーム・ヤガンを墓地に送る!」シュッ



「さらにsp-運命の呪縛を発動!」バッ



《Sp-運命の呪縛/Sp - Destiny Bind》 †
通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合、自分フィールド上に
表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターに呪縛カウンターを2つ乗せる。
呪縛カウンターを1つ取り除く事で、そのモンスターの
攻撃翌力の半分のダメージを相手ライフに与える。
呪縛カウンターは1ターンに1つしか取り除く事ができない。
呪縛カウンターを取り除く場合、そのターンそのモンスターは攻撃できない。


「俺はこの効果をワームヤガンに使う、ヤガンに呪縛カウンターを二つ乗せてやるぜ!」バッ


ヤガン「ウジュルル」呪縛カウンター2 攻撃翌力1000


「そしてこのカウンターを一つ取り除くことで、お前にヤガンの攻撃翌力の半分のダメージを与える!」


コナミ「ぐぉっ!?」LP4000→3500 ズォッ!


「はははは!ゼクスでトークンに攻撃だ!」


ゼクス「う!!」攻1800


トークン「ああー」バキィーン! 守1500



コナミ「まずい………!ヤロー……好き勝手してくれるぜ」


「ターンエンドだ!」手札3


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札6


コナミ sc3→4
enemy sc3→4


コナミ「俺はsp-サモンスピーダーを発動!」バッ



《 Sp-サモン・スピーダー》
通常魔法
自分用スピードカウンターが4つ以上ある場合に発動する事ができる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できない。


コナミ「手札の☆4以下のモンスターを一体特殊召喚できる、ジェネクス・コントローラーを特殊召喚!」バッ


コントローラー「ウィーーン」



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



幸子「それは……わたくしが譲ったモンスターですわね」


コナミ「ああ、かなり大切に使ってるぜ、シンクロモンスターもな」


コナミ「そしてジェネクス・ウンディーネを召喚!」バッ



《ジェネクス・ウンディーネ/Genex Undine》 †
効果モンスター
星3/水属性/水族/攻1200/守 600
このカードが召喚に成功した時、
デッキから水属性モンスター1体を墓地へ送って発動できる。
デッキから「ジェネクス・コントローラー」1体を手札に加える。



ウンディーネ「オッス」



「なに………モンスターが三体……まさか」



コナミ「そのまさかだよ!シンクロさせてもらうぜ!」


コナミ「俺は☆4のブロックトークンと☆3のジェネクス・ウンディーネに、☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」バッ


☆4+☆3+☆3=☆10 カッッ!


幸子「☆10のシンクロ……!?」


コナミ「現れろ!A・O・Jディサイシブ・アームズ!」バッ



《A・O・J ディサイシブ・アームズ/Ally of Justice Decisive Armor》 †
シンクロ・効果モンスター
星10/闇属性/機械族/攻3300/守3300
チューナー+チューナー以外のモンスター2体以上
相手フィールド上に光属性モンスターが存在する場合、
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●手札を1枚墓地へ送る事で、
相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。
●自分の手札を全て墓地へ送る事で、
相手の手札を確認してその中から光属性モンスターを全て墓地へ送る。
その後、この効果で墓地へ送ったモンスターの攻撃力の合計分のダメージを相手ライフに与える。


ディサイシブ「ガショォーーーーーーーーン!」



「な、なにぃ………!?よりによってそいつだと………!?」


幸子「なるほど!ワームはすべて光属性、A・O・Jの力が存分に使えるということね…!」



コナミ「これもくれてありがとな、幸子!」



幸子「ふふ………少しは強くなっているようですわね」



眠い…!

今回はここまでで


このデュエル…意外とすぐ終わるかもしれない


ディサイシブ・アームズのせいで

「まさかそいつが現れるとは………!」


コナミ「へへ、こいつは天敵だろ?光属性にとってはな」


「く…………!」



コナミ「さあ!ディサイシブアームズの効果を発動するぜ!一ターンに一度、相手のセットカードを一枚破壊する!」バッ!


「ノーコストで一枚破壊だと…………!」



コナミ「くず鉄のかかしが再セットされてたな、それを破壊してやる!」


ディサイシブ「エネルギー…………充電………!!」キュィィィィィ…



コナミ「発射!」


ドォオォォオォォーーーーーーーーーー!!!!!!


バリィィイン!!


「ぐああ………!!」


幸子「やりましたわ!奴の防御壁は崩壊!」


コナミ「よっし!バトルだ…!」


「くぅ………ゼクスはヤガンがいる限り戦闘破壊されねえぞ…!」


コナミ「ああ、なら当然まずは………ヤガンを狙うぜ!」


ディサイシブ「再充電…………………!!」キュィィィィィ


「く…………ヤガンの攻撃力は1000……」(攻撃を誘うために攻撃表示のままにしてたのが仇となったか……!)


コナミ「発射ーーー!」



ドォオォォオォォーーーーーーーーーー!!!!!!


ヤガン「ギェエェェェェーーーー!!!」ズアァァァ!!


「ぐあぁぁ!!」LP4000→1700 ゴォォオーーーーー


幸子「大ダメージを与えたわ!」


コナミ「見たか!」


「く……………くそが……!」


コナミ「俺はターンエンドだ!」手札3



「いい気になってんじゃねえぞ……!俺のターンだ!」」シュッ 手札4


コナミ sc 4→5
enemy sc4→5

「墓地のワームヤガンの効果を発動するぜ!」バッ



コナミ「墓地のモンスター効果を……!?」


「俺の場にワーム・ゼクスのみ存在してる時、ヤガンを裏守備表示で特殊召喚できる!」バシッ!


幸子「く………またあのモンスターが……バウンス狙いね…」



(だが……ディサイシブアームズは対ワーム用最終兵器…………このまま守りに入っちまうとヤバイ……)


「ここは攻める!俺はワーム・ゼクスをリリース!ワーム・イリダンを召喚だ!」バッ!


《ワーム・イリダン/Worm Illidan》 †
効果モンスター
星5/光属性/爬虫類族/攻2000/守1800
自分フィールド上にカードがセットされる度に、
このカードにワームカウンターを1つ置く。
このカードに乗っているワームカウンターを2つ取り除く事で、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。


イリダン「ォォォオォオオ」


コナミ「攻撃力2000程度じゃねえか!」


幸子「いや…あのモンスターは確か…!」






「くく……カードを2枚セット!」バッ


「この瞬間!イリダンにワーム・カウンターが二つ乗る!」


コナミ「ワームカウンター……?」


幸子「イリダンは自分がカードをセットするたびにカウンターが乗るのよ…」


「そう、そしてカウンターを二個取り除くごとにカードを一枚破壊するんだよ!」


コナミ「!なんだと」


「俺はワーム・イリダンの効果を発動!ワームカウンターを取り除きディサイシブアームズを破壊する!」バッ



イリダン「ォォォオォオオ!!」ブォォーー!


幸子「まずい………!ディサイシブアームズを失ったらもう…!」


コナミ「く…………!」


ドゴォオォァァァオォンン!


ディサイシブ「グァァァ…………!!」


「はははは!ディサイシブアームズ撃破ーーーーーー!」


幸子「…………なんてこと!」


コナミ「……」


「ディサイシブアームズがいなくなった以上勝負は見えたぜ!てめえは終わりだ!」



コナミ「終わりだと………ディサイシブアームズがいなくなっただと?」



コナミ「フィールドを見てみろ!」


「なに?……………」


ディサイシブ「フゥ……………」


「!?馬鹿な………確実に破壊したはずだ……!?」







幸子「?!………何がおこったの……?」



コナミ「トラップカードが発動してたんだよ!」



《リボーン・パズル/Puzzle Reborn》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体のみが
カードの効果によって破壊された場合、その1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。



「!………そいつはリボーン・パズル……!」


コナミ「破壊されたディサイシブアームズは再びフィールドに戻ってきた!」


「そんな…………くそ……!ターンエンドだ!」手札1


コナミ「俺のターンだ!」シュッ 手札4


コナミ sc5→6
enemy sc5→6


コナミ「俺はディサイシブアームズの効果を発動!手札を一枚捨てることで相手の魔法トラップを全滅させる!」シュッ 手札3



「俺の魔法トラップを全滅だ…………と……!?」


ディサイシブ「エネルギー…………チャージ……!」キュィィィィィ


コナミ「発射ーーーー!」


ドゴォオォァァァオォンン!


バリィンバリィンバリィン!

リビングデッドの呼び声 奈落の落とし穴



「あああ………!」




コナミ「そして俺は、スピードワールド2の効果を発動!」バッ


「ス…スピードワールド2の……?」


コナミ「スピードカウンターを4つ取り除き、手札のスピードスペル一枚につき800Pのダメージを与える!」sc5→1 ピッ


コナミ「俺のスピードスペルは一枚、800のダメージだ!」バッ!


バリリリリリ!!!


「ぐあぁあーーー!」LP1700→900


コナミ「よし………これでお前のLPはディサイシブアームズとワーム・イリダンの攻撃力の差以下になった…」



「ぐ…………ま、まさか………!負ける……!?」



幸子「やってしまいなさい!コナミ!」



「相性が悪かったばっかりに……俺がこんな素人に………!」


コナミ「運が悪かったな!とどめだ!」



コナミ「ディサイシブアームズ!ワーム・イリダンに攻撃だ!」バッ!


ディサイシブ「トドメダーーーーーー!!!」ドゥウゥゥッ!!! 攻3300


イリダン「ぎぇええぇええぇ……………!!」ジュワァアァァ… 攻2000


「ぐああーーーーーーー!!!」ギャギャギャギャ……LP900→0


コナミ「よっしゃーー!プロに勝ったぜ!」


幸子「……奇跡的に相性が良かったからだと思いますわ」



幸子「とにかく、停止後捕獲するのよ!」




なんか眠れないの続きを書きました


次回の展開を決めておこう!


1 ゴースト討伐編
2 闇のゆま編
3 アカデミア訪問編


>>295

2


………………………………………………………………………………………………………


黒服「……」ぐぐぐぐ……



「イテテテテテッ!ちょ、優しくしてくれ……!にげないから…!」グギギ………


幸子「ふう、連れて行きなさい」


黒服「はい」


「くそが……!もう少しだったのに…………!」



スタスタスタ………



コナミ「…………行ったか、一件落着だな」



幸子「ええ、手間をかけさせてしまったわね」



コナミ「いいって、前にカードを貰っただろ、そのお礼だ」


幸子「そう言ってくれると気が楽ですわ」


幸子「わたくしも庶民のデッキも少しは強化されているようで安心しましたわ」



コナミ「まあ、シティにはいろんなカード落ちてるからな」


コナミ「そうだ、俺とデュエルするか?この前言ってたろ、リベンジするって」



幸子「………今はやめておくわ、時間もないし」



コナミ「ああ、そう」



幸子「わたくしはこれからやる事があるので帰ります、また会いましょう庶民」スッ



コナミ「おう、暇な時にはKURUMIZAWAに来てくれよな」



幸子「考えておきましょう」スタスタスタ…………



コナミ「じゃーなー」ブンブン


スタスタスタ…………



コナミ「………さて、まだ日が沈むには時間があるな……」


コナミ「うろついてみるか」ブウゥゥウゥウ…………



コナミ「なんかDホイール調子いいな」



コナミ「ヒャッホホーーーーーー!!」ブウゥーーーーーーーーーン!


………………………………………………………………………………………………………



デュエルアカデミア高等部



ゆま「…………」




ツァンディレ「…………」


先生「試験デュエル、はじめっ!」







ゆま ツァンディレ「よろしくお願いします!」


…………………………………



ツァンディレ「新六武衆-シエンで攻撃!」ばっ!


シエン「ハアアーー!」ズバッ!



ゆま「あううぅ………!!」LP0 ピーーー



先生「勝負あり!」


ツァンディレ「ふふ………やった!」ぐっ



ゆま「負けちゃいました……」



ツァンディレ「良い勝負だったよ、ボクも危なかったし」



ヤリザ「先行一ターン目に六武の門を発動した者の台詞とは思えませんぞ」にゅっ



ツァンディレ「!」ブンッ ぽんっ


ゆま「えへへ…………また勝負しましょうね」



ツァンディレ「あ、うん、もちろん…」









…………………………………


ナオミ「裁きの龍で攻撃!」バッ


龍「ぶぉぉぉおおぉ!!!」ゴォォオーーーーー!



ゆま「きゃああぁ………!」LP0 ピーーー



先生「勝負あり!」



ナオミ「よし………」ぐっ



ゆま「うぅ………」



ナオミ「宮田さん、気にする事ないわ、今回は私が勝っただけだからね」



ゆま「そうですね……うう」



ナオミ「あ、帰りに家に寄っていかない?宮田さんの好物のワタポン饅頭用意したんだけど…」



ゆま「また負けちゃいましたぁ………」ブツブツ スタスタスタ…………



ナオミ「……………あ、聞こえてなかった?………」


ナオミ「なかなか可愛い女子を家に連れ込めないわね……やり方変えようか……」ブツブツ…







そして


先生「今日はここまで、解散!」


ザワザワザワ…


帰りどこか寄っていくー? そうだねー

俺Dホイール試験受かるかな…? 今から練習していくか?

ザワザワザワ


ゆま「……」ガタッ…


トボトボ………


あげは「………ゆまちゃん、なんか元気ないね……」


ひなた「うん、ゆまちゃん今日の試験散々だったから…」


あげは「ああ…………ツァンさんと大庭さんのペアね……」


ひなた「成績トップクラスの二人だから、気を落とす事は無いよって言ったんだけど…結構ダメージ大きいねあれは」


あげは「明日には戻ってるといいけどね……」


………………………………………………………………………………………………………

シティ内陸部



ゆま「………はぁ………悔しいです………」スタスタ



ゆま「私のHEROの……何がいけないんだろう…」スタスタ





ゆま「うー………もう7連敗中………」


ゆま「はぁ………」スタスタスタ…………



プラシド「おい」



ゆま「?!………私ですか?」


プラシド「そうだ、お前…勝利に飢えてるだろう」



ゆま「え…………?い、いきなりなんですか?そんな」



プラシド「隠さなくて良い、お前は勝利を強く望んでいる…」



ゆま「う…」


プラシド「くく…………こいつをお前に譲ろう」スッ



ゆま「………これって……?」



プラシド「お前のデッキの悪を増大させる仮面だ、お前が勝てないのは甘さが抜けないからだ」


プラシド「こいつを付けてデュエルしてみろ……お前は無敗…………トップにもたてる…!」



ゆま「うぅ…………でも………」



ゆま「そんな………悪い力に頼って………」



プラシド「勝ちたくはないのか?また負け犬になりたいか?」


ゆま「………………で、でも…」


プラシド「………ち……手間を取らせやがる……もういい」


ゆま「え……?」


プラシド「お前は強制的に手駒になってもらう!この街をカオスに陥れるためにな!」グィィッ



ゆま「きゃっ!や、やめてください……!」


プラシド「はじめから俺は貴様の考えなど知ったことではない!無理やり付けさせてやる!」


ゆま「や、やめて………」ガバッ!


プラシド「ふん……………これでいい」


ゆま「あ……………ぅ……」ズズ…………


プラシド「おい、貴様はなんだ?」



ゆま「私は…………破滅の女神……ダークネスゆま…」



プラシド「っはははは!それでいい、貴様は今から俺の手駒だ!」


………………………………………………………………………………………………………





次の日


午前8時

コナミアパート


コンッコンッ


ガチャッ


レイン恵「…………」スタスタ


レイン恵「……起きる時間………ん?」



コナミ「ふぁあ…………起きてるよ、そう何度も攻撃で起こされちゃたまんないからな…」ぐぐ……



レイン恵「……意外………貴方が起きてるなんて………」



コナミ「そうかい、俺のことはいいから、アカデミア行って来い」スタスタ ジャーー バシャバシャ


レイン恵「……………なんか…………物足りないけど…………わかった…」


コナミ「物足りないって…………朝に俺を攻撃するのが日課みたいになっちまってるぞ…」


レイン恵「いってくる…………」バタン




コナミ「いってらっしゃーい……今日はバイトだ………ふう」


コナミ「用意するか…」モゾモゾ



コナミ「………」シャカシャカシャカシャカ


コナミ「……ガラガラガラガラ…ぺっ!」


コナミ「よし、ショップ行くか…」



………………………………………………………………………………………………………



アカデミア高等部


先生「よーし…授業始めるぞー」


あげは「………………ゆまちゃん来てない………」


ひなた「本当だ、どうしたんだろうね?」


ツァンディレ「………」ソワソワ…


ヤリザ「宮田殿来ないでござるね………」



ツァンディレ「そ、そうだね……………昨日やりすぎたかなぁ……」



ヤリザ「いいや、デュエルは真剣勝負…手を抜いたりするとかえって相手を傷つけることになるでござる、ツァン殿はあれで良かったでござるよ」


ツァン「………………う、うるさいし!わかってるよそんな事!」ブンッ



ヤリザ「拙者いい事言ったのになぜー……」ぽんっ




今回はここまでで



シティ沿岸部



ゆま「…………」フラ……フラ……


ゆま「………デュエル………デュ……エル…」フラ……フラ……



田中康彦「ん?………何をしてるんだいレディ」


ゆま「…………」


康彦「制服を来ているって事は君は学生だろ?アカデミアに行かないのかい?」


ゆま「デュ……………エル」



康彦「は……?」


ゆま「デュエルを………しましょう…」カシャンッ



康彦「デュエル……?」


康彦「何だって……?ミーとデュエルをしたいのかい?」



ゆま「……………」


康彦「ミーは女の子が相手なら別にいいけど、キミ……なんか変じゃないかい?…」



ゆま「……デュエル!」


康彦「!………あ、ああ………」カシャッ




………………………………………………………………………………………………………


アカデミア 放課後


あげは「…結局最後まで来なかったね…」


ナオミ「連絡もなしに欠席なんて………宮田さんらしくないわ」


ひなた「うん……ゆまちゃんに何かあったのかな…」



あげは「……で、でも…一日休んだだけでそれは……」



ひなた「……………今日さ、ゆまちゃんの家に行ってみようよ!」



ナオミ「宮田さんの家……」


ひなた「風邪ひいてるだけかもしれないしさ、ね?」


あげは「そうだね、行ってみようよ」


ナオミ「ええ」

スタスタ…………



ツァンディレ「…………」


ヤリザ「ツァン殿は行かないでござるか…?」


ツァンディレ「………だ、だって……ボク…青葉さん達とあまりしゃべった事ないし……」


………………………………………………………………………………………………………



カードショップ


コナミ「あーー……だれもこねぇ…………ひ、ま」



カランカラン


コナミ「お、いらっしゃいませーー」


雪乃「あら?コナミだけなの?」



コナミ「あ、雪乃、店長は今いないぜ」



雪乃「そう」スタスタ



コナミ「今のオススメは入荷したばかりの戦士族デッキだ、買っていくか?」


雪乃「いえ、今日は買いにきたわけじゃないわ」


コナミ「え?」



雪乃「ここでゆっくりするのも悪くないと思ったのよ」


コナミ「……ここ店なんだけどな」



雪乃「一人も客がいないならいいじゃない、この椅子借りるわよ」


三郎「にゃっ」



コナミ「三郎か、まだ夕飯には早いぞ」


雪乃「あら可愛い」ナデ…


三郎「にーー……」ゴロッ



コナミ「こいつ………初対面の人間には媚を売ってやがる…俺が撫でようとしようものなら猫パンチをかましてくるくせに……」コポコポ…………


雪乃「ふふ…」


コナミ「まあいいや、緑茶でも飲んでいけよ」コトッ


雪乃「いただくわ」ズズ……


コナミ「しかし……………来ないな客………」


シーーーーーン………………


雪乃「アカデミアが終わったし、学生がそろそろ来るわよ」


コナミ「そうかな………?」





ピッ

コナミ「この時間はニュース速報がやってるはずだな」


雪乃「ダーク・シグナーの騒動以降のネオドミノシティは平和ね……」


コナミ「ああ……でも最近はWRGPの開催地って事もあってDホイール関係の事件が起こってるからな…」


………………………………



コナミ「………」ボーー…



雪乃「…………」ボーー…



コナミ「……………ん?今…何時だ?」



雪乃「………え?あ……あら、もう20時……?」スッ



コナミ「マジかよ、居心地が良くてついぼーっとしてたら…」



雪乃「私も……ふふ、家以上に落ち着けるわこの場所は…」



雪乃「もうこんな時間ね……そろそろ帰るわ」ガタッ


コナミ「ああ、事故に気を付けろ」


雪乃「ええ」


TV「速報です、黒薔薇の魔女、再来か?ネオドミノシティ沿岸部で傷害事件が発生しました」


コナミ「……ん?」




雪乃「傷害事件……?物騒ね…」


コナミ「ていうか……黒薔薇の魔女ってたしか、十六夜の事だったはずだ……」


雪乃「そういえば………まさか、十六夜さんがまた…?」



コナミ「ええ………!?それはないと信じたい…あいつ遊星にあってから落ち着いたし……」ピッピッピッ



プルルルルル………



雪乃「だれに連絡しているの?」



コナミ「十六夜」


ピッ


アキ「コナミ?何の用?」



コナミ「あ、十六夜…お前今日シティ沿岸部に行ったか?」



アキ「え………?今日はアカデミアから帰ってきて、今は遊星達のガレージにいるのだけれど」



コナミ「ああそうか…………わかった、何でもないんだ」



アキ「え?そう、じゃあ切るわね」



ピッブツッ


コナミ「……十六夜のじゃねえな…」


雪乃「そう………つまり……別の…」




コナミ「ああ、黒薔薇の魔女って言われてるから……多分サイコ・デュエリストだな………」


雪乃「……あ、まさか…コナミが倒した……」



コナミ「……あ、ディヴァイン……!?まさか…」


雪乃「可能性はあるわ…」



コナミ「うう…………ま、とにかく近づかないのが一番だな、沿岸部ってここから結構遠いし」



雪乃「そうね、私の家からも離れてる……関わらないのが懸命ね」



コナミ「俺たちは賢く生きて行こうぜ」


雪乃「……あ、そういえば今日、珍しく宮田さんが休んだのよ」


コナミ「宮田……?あ、ゆまね」



雪乃「あの子の事、何か聞いてないかしら?」


コナミ「いや、しらねぇ」


雪乃「そう、じゃあ……今度こそ私、帰るわね」スッ



コナミ「ああ、じゃあなー」



TV「この事件により、一般男性2人とデュエルアカデミア高等部の女子生徒数名が怪我を負いました」



コナミ雪乃「!!?」




コナミ「……アカデミア高等部の女子生徒数名………?」



雪乃「何かしら………胸騒ぎがするわ……」



コナミ「いや………女子生徒なんて沢山いるからな……」


雪乃「ええ…………知り合いの可能性は低いわ……大丈夫よね……」



コナミ「………あげはに連絡とってみるか……」ピッピッピッ


プーーーーーーープーーーーーーー………


コナミ「…………………」



雪乃「……………」



コナミ「……………やばいか………?」


雪乃「どうかしら………偶然携帯の電源が入っていないという事も……」



TV「被害にあったのは、田中康彦さん、高橋秀行さん、青葉あげはさん………」



コナミ「沿岸部にいくぞぉおおおぉおおぇあぁあーーーー!!!」ダッ!


雪乃「まさか本当に……!」ダッ



ブオォォーーーーーーーーーーーー!!!!!



…………………………………………………………………………………………………………………


シティ沿岸部



ブオォォーーーーーーーーーーーー!!!!!


キキキィイイイ!!


コナミ「ふう、着いた!」



雪乃「事件現場は……?」



牛尾「ん?なんだお前ら、こんな時間に、帰って寝る時間だぜ」



コナミ「あ、牛尾!お前事件を調べにきたのか!」



牛尾「ああ、黒薔薇の魔女再来らしいな」


コナミ「怪我人はどうなったんだ?お前も知ってるだろ、あげは達が巻き込まれたんだ」


牛尾「安心しろ、運良く全員軽傷ですんでる……全員病院で二、三日入院すりゃ回復するよ」



コナミ「何だそうか…」


雪乃「安心したわ…」



牛尾「俺は犯人を調べにきたんだ、黒薔薇の魔女をな」


コナミ「なんか分かってんのか?」



牛尾「奴はどうやらデュエルをしかけてくるらしい、そのデュエルが実際のダメージを伴うデュエル……まあ十六夜の力と同じ様なものなんだ」



コナミ「やっぱりサイコ・デュエル…」




牛尾「しかし……………この様子じゃあ……もうここにはいねえな」


コナミ「逃げたあとか………」



雪乃「しかし……………何の目的で……」


牛尾「さあな………今日は引き上げるか、お前らも帰れ」



コナミ「ああ………」



バタンッ


ブォオオォォォォーーーーー………



コナミ「………牛尾は行ったか…」



雪乃「で?どうするのコナミ…青葉さん達は無事だったみたいだけど……」



コナミ「明日…………病気行ってあげは達に聞いてみるか……今日は帰ろう」


雪乃「そうね………私も同行するわ」



コナミ「お前アカデミアあるだろ?」



雪乃「いいじゃない、友達のお見舞いくらいするわよ」



コナミ「………まあいいや」





次の日 午前11時


病院


コナミ「あげはは105号室か………こっちだな」スタスタ


雪乃「お見舞いの品、メロンで良かったかしら?」スッ


コナミ「いいだろ、ていうかいいなそれ、俺も食べたい」



雪乃「残念だけど青葉さん達の物だから、コナミにはあげられないわ」スッ


コナミ「ち……………あ、見えたぞあの部屋だ」スタスタ


ツァンディレ「105号室………こ、ここだ………」ドキドキ


ツァンディレ「お見舞いの品…………りんごで大丈夫だよね………うん…」カサッ



ツァンディレ「べ、別にクラスメイトだし…!お見舞いくらい当たり前だし……!」


コナミ「ん?」



ツァンディレ「………………ぁ」



雪乃「………ツァンさん…………?」






今回はここまででー

今日のゼアル見逃してしまった……





コナミに 「お、ツァンじゃないか、お前も見舞いに来たのか?アカデミア休んで」



ツァンディレ「も、文句あるっ……?」



コナミ「いや、俺は教師じゃないし、どうこう言うつもりはねーよ、入ろうぜ」スタスタ



ツァンディレ「う………うん」スタスタ



雪乃「ツァンさんもニュースを見たの?」



ツァンディレ「藤原さん………まあ、そんなところ…」



雪乃「そう…」


スタスタスタ…………




雪乃(なんか…知らないうちにどんどんコナミの知り合いの女の子が増えてきてない………?)スタスタ…


コンッコンッ


コナミ「入るぞー」ガララ……




あげは「ん……?あ、コナミに藤原さん」


ナオミ「………ああ、アンタね」


ひなた「ん?えーと……誰かな?」



コナミ「あれ?…あげはだけじゃ無かったか」スタスタ


雪乃「大庭さんと夏乃さんも怪我をしてたのね」スタスタ



ツァンディレ「し、失礼します」おずおず…


ナオミ「あら、藤原さんとツァンさん、お見舞いにきてくれたの?嬉しいわありがとう」ニコッ


コナミ「ナオミ、俺もいるぞ」



ナオミ「ち………あんたは来なくて良かったわ」



コナミ「辛辣すぎる………」


あげは「えーと……ニュースでやってたの?ボク達の怪我のこと」



コナミ「ああ、黒薔薇の魔女にやられたらしいじゃないか」



あげは「…………………うん…」


雪乃「夏乃さん、親族の人達は…?」


ひなた「あ、さっき帰ったよ、入れ違いになった感じ」



ツァンディレ「こ、これ…よかったら…」スッ


ひなた「え、リンゴだ、ありがとー!」カサッ





…………………………………………………………………………………………………


コナミ「それにしてもお前ら、不運だったな」


雪乃「というか………なんで沿岸部になんて行ったの?」


ひなた「そ、それは……その…」


ナオミ「……」



あげは「じ………実はさ、昨日ボク達ゆまちゃんをさがしてたんだ」


ツァンディレ「…………う…」


ひなた「そ、そうなんだよ………ゆまちゃんの家に行ってみたら昨日から帰ってきてないって言われて…」


雪乃「昨日って…」


ナオミ「つまり試験デュエルがあった日から帰ってないってこと」


コナミ「ふーん」


ツァンディレ「…まさか負け続けたのがショックで………」


あげは「そうかもしれない……ゆまちゃんは悲しいことしまい込むから…」



雪乃「それで?」



ひなた「アタシ達そのあと心配になってさ、探すことにしたんだよ、しらみつぶしに」





あげは「ゆまちゃんが行きそうなところを回ってみたり、デュエルレーン行ってみたりしたんだけど…見つからなくて」


あげは「そのあと沿岸部に行ってみたんだよ、もしかしたらいるかもしれないと思ってさ」


コナミ「そこで襲われたのか?」



あげは「うん…」


雪乃「ふう…………宮田さん、どこに行ったのかしらね」



ツァンディレ「あ、案外もう家に戻ってたりしてね」


ひなた「………」



あげは「…」



ナオミ「…………ちょっといい?」



コナミ「ん?」


ナオミ「二人が言わないから言うけど…………私達を襲った人が…」



あげは「待って、決めつけは良くないよ…!」


ナオミ「でも…特徴が似てたでしょ?」


あげは「う…………」


ひなた「そ、そんなわけないと思うけどなー……」



雪乃「…?」



コナミ「なに……?話が見えないぞ」



ナオミ「ああ、話を続けるけど……私達を襲った人………フードをかぶってたからよく分からなかったんだけど……髪の毛の色が栗色で…」


ナオミ「デュエルアカデミアの制服を着ていた………ように見えたのよ」


コナミ「…………栗色…」



ナオミ「あと…身長も小柄で………私のセンサーが働いたし…おそらく女性だった……」


雪乃「アカデミアの制服を着ていたって………」



コナミ「まさか十六夜………」


ナオミ「お姉様がそんなことする訳ないじゃない、人中穿つわよ」


コナミ「あ、はい」


ツァンディレ「………それって………まるで宮田さんの外見…」



ひなた「いやいやー、偶然だって!見間違いかもしれないし、そもそもゆまちゃんにあんな力無かったし」


ナオミ「でもHEROデッキ使っていたじゃない」



ひなた「うぐ……」


雪乃「黒薔薇の魔女はHEROデッキ……?」


シャアアアアーーー!



秀行「おんどりゃぁ!話し声うっさいぞ!病院じゃ静かにせんかいぼけぇ!」


コナミ「なに… !?おっさんの方がうるせーぞ!」


秀行「「ぁん……!?あ、おどれは………」



コナミ「ん……?」



コナミ「ああ、エーリアンの元プロのおっさんじゃないか」


あげは「え?あ、本当だ」


秀行「いつかのムカつくジャリどもかい…」


秀行「けっまさかこんなところで再開するとはのう…」


コナミ「おっさんも黒薔薇の魔女にやられたのか?」



秀行「………ち、不覚をとっただけじゃあ…いつもならこうはいかん…!」


コナミ「やられたんだ……」


秀行「まさかデュエルのダメージが現実のものになるなんざ………信じられんかった…」



コナミ「それは確かにな」



秀行「わしゃこんなところで寝てる暇はないっちゅーのに…」ゴロン


ゴロン「まあ、慌てないでゆっくり休んでいけよ」



雪乃「あ、私からもこれ、メロン、みんなで食べて頂戴」スッ



ひなた「ええ!?なんか悪いなぁー…すぐ退院なのにこんな……ありがとう!」


ツァンディレ(見舞い品の質で負けてる………!)ガーン


………………………………………………………………………………………………………………………………




本当に誰だゴロン


コナミのミスでした



ハイウェイ

ブォオオォォォォーーーーー!!!


コナミ「……」ブォオオォォォォーーーーー



雪乃「………コナミ、シティ沿岸部に行くの………?」ギュー


コナミ「ああ、雪乃はどうする、アカデミアに送ってやろうか?」ブォオオォォォォーーーーー


雪乃「いいえ、一緒に行くわ」



コナミ「そうか、構わないぞ」ブォオオォォォォーーーーー


ツァンディレ「ボクも一緒にいくよ!」ブォオオォォォォーーーーー



コナミ「好きにしろー」



コナミ「ていうかお前、Dホイーラーだったのか!」



ツァンディレ「まあね、移動手段にもなるし放課後暇だったから頑張って練習してライセンスをとったんだ」ブォオオォォォォーーーー



コナミ「へえ…」


コナミ「若いのにやるじゃねーか………放課後暇……?」ブォオオォォォォーーーーー



雪乃「……深くは考えちゃダメ」



ツァンディレ「………く……」ブォオオォォォォーーーーー





シティ沿岸部


ブォオオォォォォーーーーー

キキキィイイイ!!!


コナミ「ふう…………」


雪乃「着いたわね」



ツァンディレ「ふう…………」



コナミ「ツァン、なかなかの運転だったぜ」



ツァンディレ「ちょっと緊張した、ライダースーツもまだなれないし…」キュッキュッ



コナミ「まあいずれ慣れるさ、さて………探索してみるか」スッ



雪乃「私はあっちを探すわ」スタスタ



ツァンディレ「それじゃあボクはあっちを」スタスタ



コナミ「気を付けろよー」スタスタ


………………………………………………………………



コナミ「……」キョロキョロ



コナミ「………うーん…誰もいねえな」スタスタ



ツァンディレ「ふう…………」テクテク



コナミ「あ、ツァン、黒薔薇の魔女見つかったか?」



ツァンディレ「いや…全然」



コナミ「そうだよな………ここを中心に行動してるって訳じゃないのかもな」



ツァンディレ「無駄骨だったかも……学校休んで」



コナミ「そういうなよ、とりあえず雪乃と合流しようぜ」スタスタ


ツァンディレ「そうだね」スタスタ


スタスタスタスタ…………



コナミ「ん?………この辺にいるはずだがな………」



ツァンディレ「よく探してみようよ」



コナミ「雪乃ーーーーーー!おーーーい!」




コナミ「………返事がない」



ツァンディレ「そんな遠くに行ってるのかな……」


コナミ「おーい……」スタスタ…………



雪乃「…」ぐた…



ツァンディレ「………………!!?藤原さん………!」



コナミ「んあ?見つかったか?……………!!あ、雪乃ーーー!」タタッ



雪乃「………」



コナミ「おい、雪乃…!どうした大丈夫か!?」グッ


ツァンディレ「………気絶してるね……外傷はたいした事ないみたいだけど」


コナミ「そうだな………そのうち目覚めるか……………」



雪乃「………」


コナミ「…………………」チラッ


ツァンディレ「……………いま、アンタ…いやらしい目で見たでしょ?」



コナミ「!!?ば、バカ言ってもらっては困る……!」サッ



ツァンディレ「はあー、やだやだ」フリフリ


コナミ「く…とにかく!雪乃は俺が背負って行くから、周りを警戒しろ!」バッ





ツァンディレ「………そうだね、藤原さんをやった奴がこの辺にいるから……」キョロキョロ


コナミ「ああ………背後警戒怠るな……」スッ


ツァンディレ「言われなくてもわかってるよ…」キョロキョロ



ヤリザ「拙者も手伝うでござるよ…」にゅっ


ツァンディレ「……今回は素直にお願いするよ…」


コナミ「……………………………む!?」



ゆま「…………」ザッザッ…



コナミ「黒いフード…………あいつは…」



ツァンディレ「え…………?まさかあれって……」



ゆま「……」ザッザッ…




コナミ「……………ちらっと見える髪の色は………栗色だな……」



ツァンディレ「ほぼ確定じゃないかな…」


コナミ「お前もそう思うか…………」




ゆま「…」ザッザッ…



コナミ「おい!止まれお前!」バッ


ゆま「………」ザッザッ



ツァンディレ「……止まる気ないよ…………」


ゆま「………」ピタッ



コナミ「止まった…」



ツァンディレ「……」



ゆま「……」


コナミ「……何者だ……?お前は」


ゆま「………デュエル……」



バサァアッ!!



ゆま「デュエルしましょう………」



ツァンディレ コナミ「!!?」










ツァンディレ「宮田さん……………!?」


コナミ「おいおいおい…………どうなってんだよ…」



ゆま「私は………破滅の女神………ダークネスゆま!」ドン



ツァンディレ「ダークネスゆま……?」



コナミ「なんだあの仮面は………」



ゆま「さあ…………デュエルしましょう………私と……」



ツァンディレ「デュエルって………やっぱり宮田さんが青葉さん達を……!?」



ゆま「さあ…………早く」ズズズズ……………



コナミ「……………話が通じないな…………なんか様子が変だ……」



ツァンディレ「確かに………藤原さんはどこかで休ませておいた方がいいよ」


コナミ「そうだな」タタタッ


ゆま「……」



ツァンディレ「………」




………………………………………


コナミ「雪乃はそこに休ませておいた」


ツァンディレ「そう…どうする…宮田さん…」



ゆま「デュエル……………デュエル……」



コナミ「…………ち、仕方ねえな……ここは戦うしかないだろ………」



ゆま「……ふふ」カシャッ



コナミ「ふっ!」カシャッ



ツァンディレ「…………よし、ボクも参加させてもらうよ」カシャッ



ゆま「………二対一……………いいでしょう……………」


ゆま「いきますよ…!」ゴアッ!


ゴオォォォーーーーーー


コナミ「くっ……!」


ツァンディレ「!っ……なに……この圧は…」






ゆま「私達三人のLPはそれぞれ4000…………ただし、私には二対一のハンデとして手札を倍の10枚もらいます」



コナミ「LPは変わらないで…手札を10枚だと…」



ツァンディレ「……まあ、仕方ないか…!」



コナミ「そうか………よし、それでいいだろう!」バッ



ゆま「ふ、ふふ………いきますよ…!」



コナミ「……!」



ツァンディレ「……よし…準備オッケー!」



「「「デュエル!!」」」



コナミ「先行もらった!ドロー!」シュ 手札6



コナミ「俺は舌魚を召喚!」バッ



《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。



舌魚「ギョッ」


コナミ「カードを2枚セットしてターンエンドだ!」ババッ 手札3




ゆま「私のターン」シュッ 手札11


ゆま「私は、E・HEROバブルマンを召喚します」バッ


《E・HERO バブルマン/Elemental HERO Bubbleman》 †
効果モンスター
星4/水属性/戦士族/攻 800/守1200
手札がこのカード1枚だけの場合、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に
自分のフィールド上と手札に他のカードが無い場合、
デッキからカードを2枚ドローする事ができる。



バブルマン「はぁっ」


ゆま「私もカードを2枚セットします」バッ 手札8



ゆま「ターンエンドです」


ツァンディレ「ボクのターン!」シュッ 手札6


ツァンディレ(バトルロイヤルでは…一巡目は攻撃できない…………)


ツァンディレ(とはいえ……手札は悪くない)


ツァンディレ「よし、永続魔法カード、六武の門を発動!」カッ!


《六武の門/Gateway of the Six》 †
永続魔法(制限カード)
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを2つ置く。
自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。
●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた
効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。


ゆま「……」


ツァンディレ「さらに永続魔法、六武衆の結束を発動!」



《六武衆の結束/Six Samurai United》 †
永続魔法
「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、
このカードに武士道カウンターを1つ置く(最大2つまで)。
また、武士道カウンターが乗っているこのカードを墓地へ送る事で、
このカードに乗っていた武士道カウンターの数だけデッキからカードをドローする





ツァンディレ(よし……!門と結束……この二つを使って……)


ツァンディレ「ボクは真六武衆ーカゲキを召喚!」バッ



《真六武衆-カゲキ/Legendary Six Samurai - Kageki》 †
効果モンスター
星3/風属性/戦士族/攻 200/守2000
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の
「六武衆」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する事ができる。
自分フィールド上に「真六武衆-カゲキ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は1500ポイントアップする。

カゲキ「任せいっ」


ツァンディレ「カゲキの効果を発動、手札から六武衆の影武者を特殊召喚する!」バッ



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。


影武者「ふう…………」


コナミ「一ターンでチューナーと飛チューナーを揃えたか…!」


ツァンディレ「さらに!この瞬間六武の門と六武衆の結束に武士道カウンターが乗る!」バッ


六武の門カウンター×4

六武衆の結束カウンター×2


ツァンディレ「ここで………」


ゆま「この瞬間速攻魔法を発動します、マスク・チェンジ!」バッ




《マスク・チェンジ/Mask Change》 †
速攻魔法
自分フィールド上の「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、
選択したモンスターと同じ属性の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。



ツァンディレ「!マスク・チェンジ……!?」


ゆま「この効果により、バブルマンを墓地に送り、同じ属性のM・HEROを特殊召喚します…!」


バブルマン「ふ」シュンッ



コナミ「変身するのか……!」


ツァンディレ「く………!」


ゆま「M・HEROアシッドを特殊召喚!」バッ



《M・HERO アシッド/Masked HERO Acid》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2600/守2100
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊し、
相手フィールド上の全てのモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。


アシッド「ずあああぁ……!」ドンッ



コナミ「攻撃力2600だと…」


ゆま「さらにアシッドが特殊召喚に成功した時、相手の魔法トラップをすべて破壊します、Acid rain」!」バッ



ザバアァアアーーーーンンンンン!!!

バリィンバリィン

ツァンディレ「な………!?六武の門と六武衆の結束が……!」


コナミ「ああ……!俺のカードも……」女神の加護 トラスト・チェーン


ゆま「さらに相手モンスターの攻撃力を300Pダウンさせます」


ツァンディレ「くっ……!」


舌魚攻撃力1050 カゲキ 攻撃力1400 影武者攻撃力100



ここまでで


M・HEROアシッドhttp://blog-imgs-54.fc2.com/s/y/o/syosinnsu/PP14-JP005.jpg

手札調整忘れた
ゆまの手札はエンドフェイズに6枚になりました

時戒神はTF版でもカード化されるとチートすぎ
むしろ神なのにましなのは評価されるべき

>>421
ミチオン「我々は」
ハイロン「チートではない」
サンダイオン「絶対にだ」



ツァンディレ(なんてこと………ボクのデッキのキーカードが対策されていた…)


ゆま「ふふふ……」


ツァンディレ(いつもの宮田さんじゃないね……)


コナミ「おいツァン……なんとかなるか……?」



ツァンディレ「………当たり前」



ツァンディレ「ボクは☆3のカゲキに☆2の影武者をチューニング!」バッ!


☆3+☆2=☆5 カッ!


コナミ「シンクロ召喚…か!」


ツァンディレ「いでよ!真六武衆ーシエン!」バッ!



《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。


シエン「しゃああ!」


ゆま「………」



ところでツァンちゃんの名前欄だけなんでフルネームなんですかね



コナミ「攻撃力2500か……おしい…アシッドの2600にわずか及ばず…!」


ツァンディレ「ふん、そんなことはわかってるよ、カードを一枚セット!」バッ


ツァンディレ「ターン終了」手札1


コナミ「……よし、俺のターン!」シュッ 手札4


ツァンディレ「このターンから攻撃ができる、アンタがアシッドを倒しちゃえばそれが一番だよ」


コナミ「そうだな……俺はジェネクス・ニュートロンを召喚!」バッ


《ジェネクス・ニュートロン/Genex Neutron》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1200
このカードの召喚に成功したターンのエンドフェイズ時に発動できる。
デッキから機械族のチューナー1体を手札に加える。




ニュートロン「参上ダゼ」



コナミ「……カードを一枚セットする………ターン終了だ!」バッ



ツァンディレ「!?ちょっと、結局倒せないんじゃん!」



コナミ「そう簡単に行くか!俺だって倒せるもんなら倒したかったわ!」


コナミ「だが、この瞬間ジェネクス・ニュートロンの効果を発動!バッ


ニュートロン「ジェネコン君ネー……ホレッ」ぽいっ


コナミ「このモンスターが召喚したターンのエンドフェイズにデッキの機械族チューナーを手札に加えることができる」パシッ


コナミ「ジェネクス・コントローラーをサーチ!」手札3







ツァンディレ「サーチか……随分のんびりしてるね…」


ゆま「なら私のターン」シュッ 手札7


コナミ「ここで俺のトラップを発動!」フィッシャーチャージ!」バッ


《フィッシャーチャージ/Fish Depth Charge》 †
通常罠
自分フィールド上の魚族モンスター1体をリリースし、
フィールド上のカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊し、デッキからカードを1枚ドローする。


ゆま「!…」


コナミ「俺の舌魚をリリースする事でアシッドを破壊する!」


舌魚「さよならギョッ」シュンッ



アシッド「ぅずああーーー!?」ドーーン!



ツァンディレ「おお!しかもフィッシャーチャージはカードを一枚ドローできる!」


コナミ「その通り!はははは!」シュッ 手札4


ゆま「く…………!」


ツァンディレ「少しはやるじゃない」



コナミ「まあな」


ゆま「……私は魔法カードサイクロンを発動します」バッ



《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。



ツァンディレ「む……!」



ゆま「ツァンさんのセットカードを破壊!」


ゴォォォーーーーーーー!!


ツァンディレ「ふふ、甘いね!ボクのフィールドのシエンの効果を発動!」バッ



シエン「キェエエエーーーー!」バキィィン!


ツァンディレ「一ターンに一度魔法トラップカードの発動を無効にして破壊する!」


コナミ「セットカードを守ったか…!」



ツァンディレ「よし……シエンがいる限り、宮田さんの動きは鈍くなる…」


ゆま「………ふ、ツァンさん、そんな早くその効果を使うのはいかがなものでしょう?」


コナミ「なにぃ………?」



ツァンディレ「……………」


ゆま「私はシエンの効果を忘れたわけじゃありません、今のサイクロンは囮です」


ゆま「ミラクル・フュージョンを発動!」バッ


《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》 †
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって
決められたモンスターをゲームから除外し、「E・HERO」という
名のついた融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)



コナミ「ミラクル………?墓地融合だと……?!」



ツァンディレ「…何を出す気………?」


ゆま「私は墓地のバブルマンとアシッドを除外し融合……!」バッ


グニャァアアアァァ……



ゆま「E・HEROアブソルートZeroを融合召喚!」バシッ




《E・HERO アブソルートZero/Elemental HERO Absolute Zero》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


アブソルート「はあああ!」シュバッ



コナミ「く………簡単に上級モンスターが出てくるな…!」


ツァンディレ「アブソルートZero……嫌なやつが現れたね……」


ゆま「さて…………攻撃の前に………手札のE・HEROキャプテン・ゴールドを墓地に捨てて効果を発動します!」シュッ




《E・HERO キャプテン・ゴールド/Elemental HERO Captain Gold》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 800
このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。
デッキから「摩天楼 -スカイスクレイパー-」1枚を手札に加える。
また、フィールド上に「摩天楼 -スカイスクレイパー-」が存在しない場合、
このカードを破壊する。


ゆま「デッキから摩天楼ースカイスクレイパーーを手札に加える事ができる」シュッ


コナミ「摩天楼…?」


ゆま「私はE・HEROエアーマンを召喚!」バッ


《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールド上の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。
●デッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。



エアーマン「ブーーーン!」


コナミ「またヒーローが増えたぞ」


ゆま「エアーマンの召喚に成功した事で、デッキからE・HEROオーシャンを手札に加えます」シュッ


ゆま「フィールド魔法、スカイスクレイパー発動……!」カシャンッ



ゴゴゴゴゴォゴゴゴゴゴゴォゴ……………!!!!!!


コナミ「うぉぉ……!?なんだなんだ………!?高層ビルが生えてきやがった……!」


ツァンディレ「ハデなフィールドだね………!」



ツァンディレ「…このフィールドがある限り、E・HEROが攻撃力で勝るモンスターを攻撃する場合、攻撃力をダメージ計算時のみ1000Pアップする……」



《摩天楼-スカイスクレイパー-/Skyscraper》 †
フィールド魔法
「E・HERO」と名のつくモンスターが攻撃する時、
攻撃モンスターの攻撃力が攻撃対象モンスターの攻撃力よりも低い場合、
攻撃モンスターの攻撃力はダメージ計算時のみ1000ポイントアップする。



ゆま「その通り」



コナミ「なんだと……ずるいじゃねーか……!」



ゆま「これで……エアーマンがシエンを破壊できますね、ふふ」



ツァンディレ「うく………狙いはボクか…………!」


ゆま「いきますよ……!エアーマンでシエンを攻撃!」バッ



エアーマン「ブーーーーーーーーーン!」ギュオッ! 攻1800→2800


シエン「ぬぅ……!?」攻2500


ツァンディレ「来た…………でも簡単にはいかないよ!トラップカード、発動!」カチッ



《六武派二刀流/Six Style - Dual Wield》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターが、表側攻撃表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体のみの場合に発動する事ができる。
相手フィールド上に存在するカード2枚を選択して持ち主の手札に戻す。





むま「う…!?」


ツァンディレ「ボクのフィールドに六武衆モンスターが攻撃表示で一体だけいる場合、相手のカードを2枚手札に戻す事ができる!」


コナミ「よし…!ゆまのモンスターを無力化できる…!」



ツァンディレ(アブソルートZeroはフィールドを離れた時にこちらのモンスターを道ずれにする……しかし…)


ツァンディレ(次のボク達のターンでモンスターを出し、総攻撃で4000Pは削れるはず……ならモンスターは邪魔…!)


ツァンディレ「宮田さんのフィールドのエアーマンとアブソルートZeroを手札に戻すよ!」バッ



シエン「シャアアー!」シュバアアッ!


コナミ「行ったーーー!!」



ゆま「こちらだって簡単にはいきません、手札から速攻魔法を発動、マスク・チェンジ!」バッ


ツァンディレ「え………?!また…!」




《マスク・チェンジ/Mask Change》 †
速攻魔法
自分フィールド上の「HERO」と名のついた
モンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターを墓地へ送り、
選択したモンスターと同じ属性の「M・HERO」と名のついた
モンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚する。


ゆま「対象になったアブソルートzeroを一手早く墓地に送ります」シュッ


ゆま「変身召喚!M・HEROヴェイパー!」バッ




《M・HERO ヴェイパー/Masked HERO Vapor》 †
融合・効果モンスター
星6/水属性/戦士族/攻2400/守2000
このカードは「マスク・チェンジ」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードはカードの効果では破壊されない。



ヴェイパー「ウリャーーー!」




ゆま「ふ、ふふふふ」手札4


ツァンディレ「六武派二刀流が躱された……!」



ゆま「エアーマンは効果を受けたので手札に戻しますね」シュッ手札5


ゆま「そして、アブソルートZeroの効果を発動!相手モンスターをすべて破壊する!」



ズバァァアアーーーーーーーーー!!!!!!!


コナミ「ええぇーーーー!!?」


シエン「グ………!スマヌ…!」ドォォォン!


ジェネクス・ニュートロン「ぐっええええぇ!」ドォォォン!



ツァンディレ「シエン……………」


ゆま「バトルをする場フェイズを続行します、ヴェイパーでツァンさんにダイレクトアタック、フリアティクエクスプロージョン!」バッ


ヴェイパー「カアアーー!」シュバアッ 攻2400


ツァンディレ「く……」LP4000



コナミ「ツァン!守れ!これが危険なデュエルだって事を忘れたかー!!」



ツァンディレ「!!」バッ


ゴアァァアアーーーーーー!!!!


ツァンディレ「!!?あぐううぅうううぅ………!!!!!」ドシャアアァァァッ!! LP4000→1600





ミス

ゆま「バトルをする場フェイズを続行します」←なんだこれ


ゆま「バトルフェイズを続行します」
でした



コナミ「ああ!ツァンがぶっ飛ばされた……!」



ツァンディレ「あぐ…………………ぅ…」ぐぐ………


コナミ「大丈夫か……!?」タタッ


ゆま「あはははは………!」


ツァンディレ「く…………へ…へっちゃら…!」グググ……


ツァンディレ「ハァ………く、ゲホッ…」


コナミ「無理すんな……それにしてもゆま、人の怪我を笑うとは…………」



ツァンディレ「み、宮田さんは…………そんな事しないよ……………」



コナミ「…そうだな………やっぱり…操られてんのか………?」


ゆま「ふふ、私はカードを一枚セットしてターン終了です!」バッ 手札3


ツァンディレ「……ゴホ…ボクのターン……!」シュッ 手札2


コナミ(ツァンがピンチだ…………フィールドがガラ空きで手札は2枚しかねえ…)


ツァンディレ「………カードを、二枚セット………!」バッ 手札0


ツァンディレ「ターン……エンド…」


コナミ「俺が何とかしなくては……!ドロー!」シュッ 手札5







コナミ「だが…………ヴェイパーは効果で破壊できない特殊なモンスター………ディヴァインの野郎の切り札と同じか………」


ツァンディレ「フゥ…………ふう…………」



コナミ(これ以上のツァンへのダメージはマジに危ない……)


コナミ(二枚の伏せカードか……)


コナミ「関係ねーよ………魔物の狩人を召喚!」バッ


《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。


狩人「ぉうう」


ツァンディレ「………だめだ………」



ゆま「コナミさん、そんなモンスターで何をする気ですか……?」



コナミ「どうするかって……?こうするのさ」スッ



コナミ「魔法カード発動、鹵獲装置!」バッ



《鹵獲装置/Creature Seizure》 †
通常魔法
お互いが自分フィールド上モンスターを1体ずつ選択し、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
ただしこのカードのコントローラーは自分フィールド上に
表側表示で存在する通常モンスターを選択しなければならない。


ゆま「鹵獲装置………!?」



今回はここまでで


>>432 全部名前かと…


ズズズズ……………!


ツァン「こ………の、機械は…?」


コナミ「この効果により、俺のフィールドの通常モンスターと相手のフィールドのモンスターのコントロールを入れ替える!」


ゆま「コントロールを………」



コナミ「俺の魔物の狩人とゆまのヴェイパーを交換させてもらう!」


ジジジジ……!!!


ヴェイパー「……………」シュンッ


魔物の狩人「…」シュンッ



コナミ「これでヴェイパーは俺のものだ!」



ゆま「くぅ…………」



ツァン「よし…!ヴェイパーはカード効果で破壊されない……」



コナミ「いくぞ!ヴェイパーで魔物の狩人を攻撃!フリアティクエクスプロージョン!」バッ



ヴェイパー「ハーーー!」ゴアッ 攻2400



狩人「………え?」攻1500



ズァアアーーーー!



ゆま「あぅう…………!」攻4000→3100 ゴゥウウッ





ゆま(くぅ…………セットカードの一枚、聖なるバリアは通用しない…)


コナミ「よし……カードを2枚セットして……ターン終了!」手札1


現在状況

コナミ 手札1 M・HEROヴェイパー リバースカード2 LP4000

ツァン 手札0 リバースカード2 LP1600

ゆま 手札3 リバースカード2 スカイスクレイパー LP3100




ゆま「ぬぅ…………ドロー!」シュッ 手札4


ツァン「……宮田さんの手札は確実に減ってきてる……あと一息…!」



ゆま「まだ………!E・HEROエアーマンを召喚!」バッ



《E・HERO エアーマン/Elemental HERO Stratos》 †
効果モンスター(制限カード)
星4/風属性/戦士族/攻1800/守 300
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●このカード以外の自分フィールド上の
「HERO」と名のついたモンスターの数まで、
フィールド上の魔法・罠カードを選んで破壊できる。
●デッキから「HERO」と名のついたモンスター1体を手札に加える。



エアーマン「ブーーーン!」

ゆま「エアーマンの召喚に成功したため、デッキからE・HEROフォレストマンを手札に加えます」シュッ 手札4



ゆま「魔法カード、融合を発動!」バッ



《融合/Polymerization》 †
通常魔法
手札・自分フィールド上から、融合モンスターカードによって決められた
融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体を
エクストラデッキから特殊召喚する。



コナミ「また合体………」



ゆま「手札のE・HEROオーシャンとフォレストマンを融合………!」グニャァアアアァァ


ゆま「二体目のアブソルートZeroを召喚!」バッ


《E・HERO アブソルートZero/Elemental HERO Absolute Zero》 †
融合・効果モンスター
星8/水属性/戦士族/攻2500/守2000
「HERO」と名のついたモンスター+水属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードの攻撃力は、フィールド上に表側表示で存在する
「E・HERO アブソルートZero」以外の
水属性モンスターの数×500ポイントアップする。
このカードがフィールド上から離れた時、
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。


アブソルート「はあぁ!」


ツァン「………厄介な…」


コナミ「攻撃力2500か…」


ゆま「さらに、融合回収を発動!」バッ



《融合回収/Fusion Recovery》 †
通常魔法
自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、
融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。


ゆま「融合カードとE・HEROフォレストマンを再び手札に」シュッ 手札3


ゆま「私は…………融合を発動!」バッ


コナミ「おいおいおい……!」


ゆま「フィールドのエアーマンと手札のフォレストマンを融合!」グニャァアアアァァ……




ゆま「………E・HEROGreatTORNADOを召喚!」バッ



《E・HERO Great TORNADO

/Elemental HERO Great Tornado》 †
融合・効果モンスター
星8/風属性/戦士族/攻2800/守2200
「E・HERO」と名のついたモンスター+風属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在する
全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。



TORNADO「ブーーーーーーーーーーーーーン!!」



ツァン「こ、このモンスターは………!?」


ゆま「このモンスターの融合召喚成功時、相手のモンスターは攻撃力守備力が半減する!ダウンバースト!」バッ


ヴェイパー「うぉおぉ!?」攻撃力1200 ギュルルルルルルル



コナミ「げぇ……!ヴェイパーが………!」


ゆま「これで………敵はいない…………!」


コナミ「ヤバイ………、俺はともかく……ツァンは……!」



ツァン「…………く………」LP1600


ゆま「バトルフェイズ!アブソルートZeroでヴェイパーを攻撃!」


アブソルート「はあ!」攻撃力3000


ツァン「!?アブソルートZeroの攻撃力が上がってる………ヴェイパーが水属性だからか……!」


コナミ「くそ……!トラップカード発動!逆さ眼鏡!」カチッ


《逆さ眼鏡》 †
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力を
エンドフェイズ時まで半分にする。


ヴェイパー攻撃力600


アブソルート攻撃力1500



ゆま「関係ありません!瞬間氷結!」バッ


ズギャァーー!


コナミ「がはっ……!」LP4000→3100 ゴゥウウッ


ツァン「だ、大丈夫……!?」



ゆま「人の心配をしている暇はありませんよ、Great TORNADOでツァンさんにダイレクトアタック!スーパーセル!」バッ


TORNADO「ブゥゥゥウゥーーーン!」ギュルルルルルルル 攻1400


ツァン「!?あぁーーーーーー!」LP1600→200 ドォーーーーーーーーン!


ズシャアアアア………!!


ツァン「う………ぐ………」


ゆま「……LPが妙に残っちゃいましたね…ターン終了です」手札1


ツァン「………ぅ……」


コナミ「…………ツ、ツァン……」




ゆま「ツァンさん、あなたのターンですよ?」


ツァン「く…………」ズリ……


ゆま「立てないデュエリストにターンは回ってきませんよ?」


コナミ「ちょ、少しくらい待てや!」



ツァン「負ける…もんか…」ズリ……


コナミ「おお、立てたか…」



ツァン「ボクの…ターン……!」シュッ 手札1


ツァン「く………」フラッ


ツァン(ど、どうする………アブソルートZeroは道ずれにしてくる…………)



ツァン(今……引いたカードと…………伏せカード2枚………これで何とかする……!…)


ツァン「……………リバースカードをオープン、諸刃の、活人剣術……!」カチッ



《諸刃の活人剣術/Double-Edged Sword Technique》 †
通常罠
自分の墓地の「六武衆」と名のついたモンスター2体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊され、
自分はその攻撃力の合計分のダメージを受ける。



ツァン「ボクは……墓地の真六武衆ーシエンと…………六武衆の影武者を……特殊召喚……!」バッ



《真六武衆-シエン/Legendary Six Samurai - Shi En》 †
シンクロ・効果モンスター(制限カード)
星5/闇属性/戦士族/攻2500/守1400
戦士族チューナー+チューナー以外の「六武衆」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、相手が魔法・罠カードを発動した時に発動する事ができる。
その発動を無効にし破壊する。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊する事ができる。



《六武衆の影武者/Kagemusha of the Six Samurai》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 400/守1800
自分フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体が
魔法・罠・効果モンスターの効果の対象になった時、
その効果の対象をフィールド上に表側表示で存在するこのカードに移し替える事ができる。



ゆま「……」


ツァン「さらに……六武衆ーヤリザを……召喚!」バッ



《六武衆-ヤリザ/The Six Samurai - Yariza》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する場合、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「六武衆」と名のついたモンスター1体を破壊できる。


ヤリザ「任せるでござるっ」シュンッ


ツァン「く……………」



ヤリザ「ツァン殿、拙者に任せて下されっ!」


ツァン「…ハァ………今は……しんどいから…話しかけないで……ハァ…」


ヤリザ「………スマヌ…!」


コナミ「ツァンの場にモンスターが三体……………!」



ゆま「それで、どうするんですか?」


ツァン「バトルフェイズ……!ヤリザ、行ってきて……!」バッ



ヤリザ「いくでござるっ!」ダッ!


ゆま「え…?」



コナミ「ヤリザの攻撃力は1000だぞ……!」



ツァン「……ヤリザは………他の六武衆がいる時……ダイレクトアタックができる……!」







ゆま「トラップカード発動、聖なるバリアーミラーフォース!」カチッ


《聖なるバリア-ミラーフォース-/Mirror Force》 †
通常罠(準制限カード)
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。

キィィン!


コナミ「モンスター破壊のトラップだ!」


ツァン「シエンの効果を………!発動…!一ターンに一度、魔法トラップの発動を……無効にする…」」バッ



シエン「ゆけぇぇ!ヤリザ!邪魔はさせぬ!」バキィイン!


ヤリザ「はあー!」ズバッ


ゆま「く………!」LP2100 ビリリ………


ヤリザ「よし、やったでござる!ツァン殿…!」スタッ


ツァン「………ご苦労様………」



ゆま「ふん……………しかし、この程度……」



ツァン「まだまだ……!魔法カード…発動、六武式三段衝……!」カチッ



《六武式三段衝/Six Strike - Triple Impact》 †
通常魔法
自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが表側表示で3体以上存在する場合、
以下の効果から1つを選択して発動する事ができる。
●相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。
●相手フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを全て破壊する。
●相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを全て破壊する。




ゆま「…?」


コナミ「それは……」


ツァン「ボクの場に……六武衆が…三体以上いる時………三つの効果を選んで発動できる……………!」


ツァン「………相手の…モンスターを全滅する効果を…………発動……!」


ゆま「私のモンスターを……全滅…!?」


コナミ「だ、だか………アブソルートZeroは道連れ効果を…」


ツァン「………………コナミ…」



コナミ「ん?」


ツァン「後は………よろしくね」スッ


コナミ「なんだと……?」



ギュアァアアアアア!!



ゆま「く……………!させません、トラップ発動!亜空間物質転送装置!」カチッ



《亜空間物質転送装置/Interdimensional Matter Transporter》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。




ツァン「…………く…?!」


ゆま「アブソルートZeroを除外…!」


グニャァアアアァァ


コナミ「野郎……!逃げやがった…!」



ゆま「アブソルートZeroの効果は除外されても発動します!相手モンスターを全破壊!」バッ


ツァン「くうう……………三段衝……発動ぉ………!」バッ



TORNADO「ぐおおーーー!」ドーーン!


シエン「グァァ……!」


影武者「がはぁ…!」


ヤリザ「ぎゃーーーー!」


ギュウゥゥーーーーーーーン!


シュウゥ…………


コナミ「フィールドが焼け野原になった…………!」



ツァン「アブソルートZeroを…仕留め損なった………!」


ゆま「ふぅ……………」



ゆま「さあ、ツァンさん、どうします?」



ツァン「…………」


コナミ「どうするって………手札もフィールドも空のツァンに………何ができるんだよ」

ここまででー





ツァン「…………っ…」フラッ


ドサッ


コナミ「!おい、ツァン………」


ツァン「……………ご……ごめん…」ズリ……



コナミ「ボロボロじゃねーか、もういい、寝てろ!」


ゆま「放棄ですか……?それならこれからツァンさんのターンはスキップさせてもらいますよ」


コナミ「なに………?」


ツァン「………ターン…終……了…」LP200 手札0



ゆま「エンドフェイズにアブソルートZeroは帰ってきます」


グニャァアアアァァ


アブソルート「はあっ」


ツァン「……く」ガクッ



コナミ「くそ……………俺のターン!」シュッ 手札2 LP3100


コナミ「俺が決める………!終わらせてやるぜ…」



ゆま「できますか?」




ゆま「アブソルートzeroはリセット効果がある……手札2枚で倒せると……?」



コナミ「やらなくちゃなんねえだろ、ツァンが漢を見せたんだ…………」



コナミ「ジェネクス・コントローラーを召喚!」バッ



《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



ジェネクス「ウィーン」


ゆま「チューナーモンスター……しかし一体では何もできませんよ」


コナミ「行け、ジェネクス・コントローラー!アブソルートzeroを攻撃だ!」バッ



ゆま「!?」



コントローラー「ウィーン!」攻1300


アブソルート「かあぁ!」攻2500



コナミ「トラップ発動、窮鼠の進撃!」カチッ



《窮鼠の進撃/Attack of the Cornered Rat》 †
永続罠
自分フィールド上に存在するレベル3以下の
通常モンスターが戦闘を行う場合、
そのダメージステップ時に100の倍数の
ライフポイントを払って発動する事ができる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力は払った数値分ダウンする。



ゆま「!それは…」



コナミ「俺の☆3以下の通常モンスター戦闘時に発動できる、俺がLPを払った分だけアブソルートZeroの攻撃力を下げる!」



コナミ「俺のLP2500を持って行け!」LP3100→600 ピーーー


アブソルート「うぉおお………!?」攻0


ゆま「アブソルートzeroの攻撃力が0に……!」


コナミ「くらえぁーーーーーーーーー!!!」


ドゴォォオオォーーン!!



ゆま「ぐうぅぅぅう………!!!」LP2100→800


コナミ「よっしゃー!倒した………!」



ゆま「ぐ………しかし…アブソルートzeroはジェネクス・コントローラーを道ずれにします!」バッ



バシャアァアーーー!!


コントローラー「ギギギィィ……!!」ドガァアン!!



コナミ「く……………」LP600



ゆま「…………お互い……LPが1000を下回りましたね………!」LP800



コナミ「ああ………そろそろ……決着だぜ…………!」




コナミ「お前の手札は1枚……次のドローで2枚……フィールドは空…………」



コナミ「俺を………倒せるかな……?しつこいぜ……?俺は………!想像以上にな…!」



ゆま「……コナミさんは手札1枚じゃないですか、それで守れると…?」



コナミ「……試してみろ、カードを一枚セットしてターン終了!」バッ 手札0



ゆま「私のターン!」シュッ 手札2


コナミ「…………」



ツァン「………く…………」ズリ……



ゆま「…………リバース除去カードが引ければ良かったのですけど…………運がいいですね」



ゆま「E・HEROボルテックを召喚!」バッ



《E・HERO ボルテック/Elemental HERO Voltic》 †
効果モンスター
星4/光属性/雷族/攻1000/守1500
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
ゲームから除外されている自分の「E・HERO」と名のついたモンスター1体を
選択して自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


ボルテック「カァァアーー!」





コナミ「モンスターを引いたか………!」



ゆま「この攻撃………躱せますか?」



ツァン「ま………………まずぃ…………宮田さんの…攻撃…を……!」



コナミ「……」



ゆま「ボルテックでコナミさんにダイレクトアタック!ボルテック・サンダー!」バッ



ボルテック「カァァアーー!」バチバチバチバチッ! 攻1000



ツァン「コ………コナミ…………!…」



コナミ「甘いぜ、トラップ発動!ピンポイント・ガード!」カチッ




《ピンポイント・ガード/Pinpoint Guard》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、
戦闘及びカードの効果では破壊されない。



ゆま「ピンポイント・ガード…………!?」



コナミ「俺は墓地の☆4以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する!現れろ!ジェネクス・コントローラー!」バッ




コントローラー「ウィーン!」 守1200


ゆま「く…………ボルテックでは倒せない……」



コナミ「ピンポイント・ガードで召喚されたモンスターはこのターン破壊できないけどな」


ゆま「………しのがれましたか……カードを一枚セットしてターン終了です!」バッ 手札0


ツァン「………ボ……ボク…のターン……」


ゆま「ツァンさん、あなたにターンは回ってきませんよ」



ツァン「………………く……そぉ………」



コナミ「ツァン、休んでろ!このターンで決着だ!」シュッ 手札1



コナミ「俺はグレイヴ・オージャを召喚!」バッ




《グレイヴ・オージャ/Grave Ohja》 †
効果モンスター
星4/地属性/岩石族/攻1600/守1500
自分フィールド上に裏側守備表示モンスターが存在する限り、
このカードを攻撃対象に選択する事はできない。
自分フィールド上のモンスターが反転召喚する度に、
相手ライフに300ポイントダメージを与える。


オージャ「ゴアアアア……!」


ゆま「攻撃力1600………!」



コナミ「お前を正気に戻してやる、ジェネクス・コントローラーを攻撃表示に変更!」



コナミ「ジェネクス・コントローラーでボルテックを攻撃!」バッ!






コントローラー「ウィーン…!」攻1400


ボルテック「カァァア……!」攻1000



ツァン「決まった……………!」



ゆま「終わりません!速攻魔法を発動、収縮!」カチッ




《収縮/Shrink》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの元々の攻撃力はエンドフェイズ時まで半分になる。



ゆま「ジェネクス・コントローラーの攻撃力を半減して返り討ちにします!」



コントローラー「ウィィィ」攻1400→700


コナミ「逃がしはしないぜ!窮鼠の進撃の効果を発動!」バッ!



《窮鼠の進撃/Attack of the Cornered Rat》 †
永続罠
自分フィールド上に存在するレベル3以下の
通常モンスターが戦闘を行う場合、
そのダメージステップ時に100の倍数の
ライフポイントを払って発動する事ができる。
このターンのエンドフェイズ時まで、
戦闘を行う相手モンスター1体の攻撃力は払った数値分ダウンする。



ゆま「くぅうぅぅ…………!」



コナミ「俺のLP……ギリギリまで持って行きやがれ!」バッ LP600→100


ボルテック「カァァア……………!?」攻1000→500



ツァン「再逆…………転…………!」


ゆま「そんな………!」





ドガァアン!!


ゆま「あううぅ………!!」LP800→600 ズアアッ



コナミ「そして、最後の攻撃はグレイヴオージャ…………」


オージャ「グォォォオ……」攻1600



コナミ「攻撃ー!」バッ



ドォーーーーーーーーン!



ゆま「きゃああぁーーーーーー!!!!」LP600→0 ピーー


ドォォォォオオオオーーーーー!



カラアンッ!



コナミ「やった!………ん、仮面が外れた………」



ゆま「あうぅ………!」ドサッ












………………………………………………………………………………



プラシド「……………ちっ使えん奴め…あんなゴミ共に遅れを取とるとは…」



プラシド「……まあいい………これは遊びにすぎない……重要なのはゴースト……」



ルチアーノ「プラシド、こんなところにいたんだ、探したよ」



プラシド「……ルチアーノか、何のようだ?」



ルチアーノ「お前が送り込んだゴースト、あれ、破壊されたぞ、ヒャーーーハハハハ!!」



プラシド「なに………?ゴーストが………」



ルチアーノ「ホセからの連絡じゃ、不動遊星ってやつにやられたらしいよ」



プラシド「……少しは骨のあるやつがいるみたいだな」



ルチアーノ「くく……それにしても……プラシドの考えることって大体うまくいかないよね、ヒャハハハ!!」



プラシド「チ………次の手は考えてある」



ルチアーノ「へぇー、くく、楽しみにしてるよ」



グニャァアアアァァ……






………………………………………………………………


コナミ「ツァン、大丈夫か」スタスタ



ツァン「あ、うん、少し座ってたら随分楽になったよ」



コナミ「そうか、ゆまはこの仮面に洗脳されてたらしい」カランッ



ツァン「この仮面…………さっさと捨てちゃいなさいよ」


コナミ「まあ、ゆまと雪乃が目覚めるまで待とうぜ」


雪乃「………………ぅ………?ここは…」ムクッ



コナミ「あ、言ったそばから、大丈夫か雪乃」



雪乃「……コナミ…私は…?」



コナミ「黒薔薇の魔女にやられたんだよ」



雪乃「………………!あ、そういえば……!」



コナミ「安心しろ、そいつは倒した、もう危険はないから」



雪乃「倒したっ………て、あなた達ボロボロじゃない…」



コナミ「大変だったんだよ」



ツァン「いてて………ボクも明日は筋肉痛がすごいかも……」



雪乃「大分無理したのね………」


コナミ「いや…たいしたことねーよ」



ツァン「ちょっと、アンタさっきと言ってること違うじゃん」


コナミ「ははは、気分次第だからな」



ツァン「ふふ、何それ意味わかんない」


ははは…………ふふふ………



雪乃「…………あなた達……さっきまでより仲良くなってない……?」



コナミ「え…?そうかな」


ツァン「や、やめてよ藤原さん!別に意識してる訳じゃないけど…?」


雪乃「……………私の気のせいかしら………」


雪乃(いや………ツァンさんのあんな照れたような笑顔は見たことないわ…………)


コナミ「おいツァン、埃がついてるぞ」パッパッ


ツァン「え?あ、本当だ」


雪乃(!?…………あんな簡単にボティタッチを……!?…ま、まさか………)



コナミ「よし、とれた………」


ツァン「……あ、い…い、一応お礼言っておく……あ、ありがとうね…………」カァ……



コナミ「え?埃落としたくらいでそんな礼いらねえよ」



ツァン「え……ち………ちがうよ…!さ、さっきのデュエルのこと…………!」



コナミ「いや、俺だってお前のサポート無かったらヤバかったさ、それも別に礼なんて必要ない」


ツァン「あ……ふ、ふん、そうだよ!君一人じゃボッコボコだよ…!」


コナミ「まあなー、だけど、デュエルをすれば俺たちはもう仲間だ、そうだろ?」


ツァン「!あ、そ、そそ、そうだね……まあ……少しくらい……キミの事を認めてあげても……いいよ…!///」カァ……


コナミ「ああ、サンキュー」


雪乃「……………」(………ライヴァル出現…………!?)ビキ…ビキ……



雪乃(デュエルをしたことで………信頼関係が出来上がったのね………!)


ゆま「………う……うぅ……?」ぱちっ



コナミ「む、ゆまが目覚めたぞ」



ゆま「あれ…………?」



ツァン「み、宮田さん…?」



ゆま「え………あ、ツァンさん、どうしたんですかぁ?」


コナミ「さっきまでのこと、何か覚えてるか?」



ゆま「あ、コナミさん、こんにちはです!」



ゆま「…………あれぇ………記憶が………どこかから途切れてます………うーん……」



ツァン「やっぱり覚えてないか…それが一番なんだけどね…)



コナミ「ああ……いや、何でもなかったわ、ゆま、お前ここで寝てたんだぞ」



ゆま「ええ!?私こんなところで…!?」



コナミ「まったく…天然にも限度があるぜ、ちょっと探したよ」




ゆま「あぅぅ………ごめんなさい」


ツァン(…そういうことにしておくんだね)



雪乃「……………あれ、結局魔女って宮田さん……」



コナミ「雪乃、もういいんだよ、あいつは消滅したんだから」こそっ



雪乃「え?ああ、そうなの?宮田さんじゃなかったの…まさかダークシグナーの生き残りとか……?」



コナミ「ああー…まあ、そんな感じだ」



キリが悪いがここまででー


…………………………………………………………………………………………………………


数日後 日曜日


カードショップKURUMIZAWA


コナミ「……………ひーーーーまーー………」



レイン「……」ナデナデ


カランカラン


コナミ「む、いらっしゃい」


三郎「にゃ」


ツァン「…あ、本当に働いてる…」



コナミ「んぁ?ツァン、来たのか」



レイン「……ツァン…学校以外で会うのは……初めて…」



ツァン「レイン恵さん、こんにちは」スタスタ



コナミ「日曜日だっていうのに客来ないから暇でよー、好きなだけ見ていってくれ」


ツァン「え、………本当だ、ガラガラじゃない……」


コナミ「いつもならもう少しすればぽつぽつと人が集まるんだよ」


ツァン「ふーん…」




コナミ「あ、そういえばゆまはどうだ?」


ツァン「ああ、宮田さんなら元気になったよ、最近負けないらしいし」



コナミ「そうか、あの仮面は?あいつが欲しいっていうからあげちゃったけど」



ツァン「あの仮面ね…………デュエル中つけるようにしてるよ」



コナミ「え?大丈夫なのか…」



ツァン「特に何にも変わらないんだ、性格変わったり痛い攻撃したりも無いし、ただポーズとしてつけてるみたい」



コナミ「ほー………魔女化にあの仮面は関係無いのか」



ツァン「そうかもね、青葉さん達もすぐ退院したし、一件落着って感じ」


コナミ「はあー、良かったな」



ツァン「うん、さて……どうしようかなー…」



コナミ「戦士族パックでも見ていくか?」ゴソッ



ツァン「いいよ、この前見たし…………あ、コナミ、ボクとデュエルしない?デュエルスペースあるじゃん」


コナミ「え?デュエル?………ていうか、お前俺のことアンタッて呼ばなくなったな」



ツァン「!そ、それは…べ、別にいいでしょ…!?何て呼んだって!」



コナミ「いや、いいけどね」



レイン「…………コナミ、デュエルは……やめた方がいい………ツァンはいつも学年上位………」






コナミ「え、そうなの?」



ツァン「まあね、ふふ、ボクは優秀だから」



ツァン「放課後時間がいつもあまりに余ってるからね!………言ってて悲しくなってきた」


コナミ「まあー、いいや、かかってこいツァン!」カシャッ



三郎「にゃ」



レイン「三郎もやめとけって………言っている……」



コナミ「まあみてろ」



ツァン「お、よーし、準備オッケー!」カシャッ



コナミ「手加減はしないぜ」



ツァン「こっちだっておなじだよ」


「「デュエル!」」



…………………………………………………………………………………………………………



ツァン「シエンと師範で攻撃ーーーー!!!」



ズバアーーー!

コナミ「ぐはぁーーーー!?」LP0ピーーー


レイン「………はや……」


三郎「にゃー」







ツァン「ふ、やった!」グッ



コナミ「くそ………ダメだった……!」ダンッ



ゆま「さすが………ツァン……」





ツァン「へへーん、一ターン目に門と結束が手札にあればボクは負けないよ!」



コナミ「く…………でもこの前ヤバかったじゃん」



ツァン「…あ、あれは……効果を使う前に除去されたから!ボクが先行だったらあんなことにはならなかったよ!」



コナミ「ならば……!次はライディングデュエルだ…!」



ツァン「え?今日ボク歩いて来たんだけど…」



コナミ「あ、何だそうか……じゃあできないな…」



ツァン「ライディングデュエルかー………Dホイール持ってるけどあまりやらないな……」



ツァン「楽しそうなんだけどね、風切りながらデュエルっていうのも」



コナミ「まあ、女子生徒が一人でっていうのは危険だしな」



ツァン「アカデミアでもライセンス持ってる人少ないし………」



コナミ「でも最近Dホイーラー多いよな、WRGPが近いからな」



ツァン「………WRGP………か……」




ツァン「コナミは出ないの?」



コナミ「今は別に出る予定無いかな」



ツァン「出ればいいのに、せっかくの大会なんだから、あ、ポスター」ピラッ



ツァン「……へー………優勝すれば最高の栄誉と賞金100万だって………」



コナミ「………………なんだと……!?」



レイン「………ツァンも………出ればいい…………」



ツァン「あはは………でもこの大会………三人一組で出場するんだって」ペラッ



ツァン「残念だけど僕にはメンバーがいないから………」


コナミ「おいツァン…」



ツァン「?なによ」



コナミ「お前………出たいか?」



ツァン「え?だからメンバーが…」



コナミ「メンバー関係なしに、出られるなら出たいのかって聞いてるんだ!」バッ



ツァン「な、なに…いきなり凄んで…………ま、まあ…出てみたい気持ちはあるけど…」


まぁ名声の方がメインだろうし




コナミ「そうか…………………わかった」



ツァン「?………何だったの…」



コナミ「あと一人…………遊星達はあの三人で組むだろうし………」ブツブツ



三郎「にー」



レイン「ブツブツ何言ってんだ早く餌よこせ………………と言っている……」



ツァン「そういえばライディングデュエルって普通の魔法使えないんだったっけ………門も結束も狼煙も…あれ、ヤバくない…?」



………………………………………………………………………………………………………………………

そして


ツァン「……あ、もうこんな時間…ボク帰るね」ガタッ



コナミ「お、何か用事か?」



ツァン「うん、待ち合わせをね、十六夜さんと」



コナミ「十六夜と…………?なんだその組み合わせ」



ツァン「今度Dホイールのライセンスが欲しいらしくてさ、教えてあげる約束してたんだ」


コナミ「へー、遊星の影響かな………?」




バタンッ


コナミ「あいつも人付き合いが増えて来たのかな…」



レイン「……………………コナミ」



コナミ「ん?」



レイン「………三郎が………お腹をすかしてる…………」



三郎「にゃにゃん」



コナミ「ああ、キャットフードもってくるな」スタスタ



…………………………………………………………


そして 午後7時



コナミ「……………お、交代時間だな」


レイン「…………店長が帰ってきた……」



カランカラン

店長「またせたなコナミ、代わるからあがっていいぞ」スタスタ



コナミ「ああ分かった、じゃ、出かけてくるな」



レイン「………?どこかに……用事……?」



コナミ「ああ、牛尾達から食事に呼ばれてるんだよ、高級レストランで」






……………………………………………………………………………………………………………………


高級レストラン



コナミ「ここか………なんか……場違いな感じ………」


コナミ「入りづらいだろこれは……………」



コナミ「本当に何なんだよ……牛尾め……いきなり奢るなんて言い出して………怪しいよな…」



クロウ「お、コナミ、もう来てたのか!」スタスタ



コナミ「ん、クロウ、来たか」



遊星「ここで牛尾と深影さんが待っているのか」スタスタ



ジャック「ふん、どうせまた何か頼むつもりだろう、さっさといくぞ」スタスタ


ギィィ……


「いらっしゃいませーー」



牛尾「お、お前ら、こっちだ」ブンブン



遊星「牛尾、何の用だ?」スタスタ



深影「まあまあ、座って」












…………………………


コナミ「やっぱり美味いな……こういうところの料理は」ズズッモニュ……モニュ……


クロウ「ああ…、初めて食ったが……悪くねえな!」ゾフ……クチ…モニュ……モニュ……



遊星「コナミ、クロウ、食べすぎるな」


ジャック「そうだぞ、こいつらのことだ、食事につけ込んで何か要求してくるぞ!」



牛尾「ま……実はそうなんだよ」


遊星「……俺たちに何をしろと……?」



深影「実は………人を一人預かって欲しいんです」



ジャック「人を……なんだそいつは」



深影「それが……記憶喪失で身元が分からないんです」



ジャック「なに?!記憶喪失…!」



遊星「なんで俺たちが…?」



牛尾「セキュリティでも捌き切れなくてな、頼むよ」



遊星「断る」


ジャック「断る!」


クロウ「悪いなぁ…」ズズッ……


コナミ「俺も無理だわ」ガツガツ…




牛尾「ぐ…クロウ、コナミ!貴様らそれだけ食っておいて…!」


クロウ「ぐぅ……?それを言われると……」



遊星「大体……そいつはどこに………?」



深影「あれ……そういえば……一緒の車に乗って来たのに……」



ジャック「フラフラとどこかに消えたのか」



クロウ「あ、な、なんだ、それじゃあしょうがねえじゃん、この話はなかったってことで」



牛尾「…………ぬぅ………」



コナミ「悪いな、こっちもギリギリだから」


ジャック「一人増えたらさらにレッドデーモンズヌードルの消費が激しくなってしまう」


遊星「…………帰らせてもらう」ガタッ



……………………………………………………………………………………………………………………

駐車場



スタスタスタスタ………


牛尾「たく…………あいつはどこに…?」


ジャック「とんだ無駄足だったな」


コナミ「俺は美味いもの食えて良かったけどな」


遊星「……………ん?」



ブルーノ「ほーら、いい子ちゃんねー」ガチャガチャ…

今回はここまでで

>>538
富・名声・力。かつてこの世の全てを手に入れた男、遊戯王、不動遊星。

彼の死に際に放った言葉は人々をデュエルにのめり込ませた。

遊星「オレのカードか?カードは拾った」

遊星「忘れるな、どんなカードにも意味がある!」

人々はそれぞれの思いを胸に秘めデュエルをする。

世はまさに大デュエル時代!!


モブ'S「「「「「「シンクロ召喚!!」」」」」」


アポリア「どうしてこうなった」



コナミ「なんだあいつ…」


ブルーノ「ここの汚れも拭いてあげるからね、ほら、綺麗になった」キュッキュッ



ジャック「む!?貴様ァ!俺のホイールオブフォーチュンに何をしている!?」ダッ!


ブルーノ「え?」



バキッ!


ブルーノ「ぐえっ!」ドサッ



クロウ「おい、ジャック!やめろって」



遊星「どうした…?」スタスタ


コナミ「ジャックのDホイールがいじられてたんだ」



ジャック「貴様、さてはDホイール窃盗団の残党かぁ!!」ぐいっ


コナミ「Dホイール窃盗団…?」




クロウ「ああ、この前ジャックが潰したんだよ」



ブルーノ「ち、違います……!すごくいいDホイールだったから、つい……!」



ジャック「二度と俺のDホイールに近づくな!」バッ

ブウゥゥ……


ブォオーーーーーー!!!



遊星「おい、大丈夫か!?」タタッ



ブルーノ「く…………」



クロウ「おい遊星、そんな奴ほっとけって」



遊星「そういうわけにもいくか!」



牛尾「どうした、なにがあった!?」タタタッ



クロウ「あ、ジャックが悪いんじゃねえぜ、あいつがホイールオブフォーチュンを盗むから」



ブルーノ「ち、違います…!」



深影「あ!ブルーノ!何だってこんなところにいるの!?」



ブルーノ「うわああぁ…!!ごめんなさい……!つい触りたくなっちゃって…!」ペコペコ



遊星「……おい、まさか、俺たちに預けようとしてたのは……」



深影「この人なのよ…」



クロウ「まじでぇ…!?どうすんだよ遊星」


遊星「どうするって言われても…」




コナミ「いい体格してんなー」



ブォオーーーーーー!!!



コナミ「ん?ジャックが戻ってきた」


ブルーノ「え?……うわァ!」ガシッ




ジャック「こいつは一晩借りていくーー!」ブォオーーーーーー!!!



クロウ「連れて行きやがった!どうなってんだ…!?」



遊星「おうぞ、コナミ、クロウ」ブォオーーーーーー!!!



……………………………………………………………………………………………………………………


ポッポタイムのガレージ


ゲシッ!


ブルーノ「うわああ!や、やめてください、暴力反対!」バッ


ジャック「ふん」


クロウ「どうしたんだよジャック」


ジャック「さあ吐け!俺のホイールオブフォーチュンになにをした!」



遊星「どういうことだジャック」



ジャック「ホイールオブフォーチュンのパワーが上がっている」



遊星「何だと……?」



コナミ「あれ、遊星が頑張っても無理だったんじゃなかったっけ?」



ブルーノ「そのDホイールのコンピューターをちょっと調整しただけなんだ…!」



クロウ「遊星があんだけ手こずってたっつーのに…」



遊星「どうやったのか、教えてくれないか……!」ガシッ



ブルーノ「え?…あ、うん」


………………………………………………………



カタカタカタカタカタカタ…………



ブルーノ「ここなよ、ブーストのタイミングを変更したんだ」カタカタカタカタ



ブルーノ「これで少しはパワーアップできる」ターーーンッ


遊星「なるほど……それには気付かなかった」



コナミ「へー、そんなやり方あんのか」



クロウ「…………なんのこっちゃ?」


ジャック「さっぱりわからん、だが油断するな、こいつが味方かどうかはわからん」



ブルーノ「これは遊星やクロウ、コナミのDホイールにも当てはまるよ、以前よりパワーが増すはずだ」カタカタカタカタ



クロウ「おお!本当かよ」



ジャック「クロウ、俺の話を聞いているのか?!」


ブルーノ「うん、すぐに調整しておくよ」


クロウ「おお!頼もしいぜ!」



ジャック「くぅぅ…………」



遊星「それで、きみはえっと………」



ブルーノ「僕はブルーノっていうんだ」



遊星「俺の名は……」



ブルーノ「しってるよ、遊星にクロウ、ジャック、コナミだよね」



遊星「ブルーノ、お前の腕を見込んでこれをみて欲しい、制御が上手くいかないんだ」カタカタカタカタカタ



ブルーノ「これは………遊星粒子を使ったモーメントエンジンだね」



ブルーノ「制御装置を作ってるみたいだけど、今はそれを優先した方がいい」



コナミ「頼りになるなブルーノ」





ジャック「まて遊星!それは極秘の設計図、やすやすと見せるんじゃない!」



遊星「黙っていてくれジャック、今は真面目な話をしているんだ」



ジャック「な、俺との会話は真面目じゃないというのか…!」


コナミ「ジャック、ドンマイ」



クロウ「くく、今二人は真面目な話をしてるんだからよ」



ジャック「き、貴様らまで……!勝手にしろ!」スタスタ



コナミ「さて……もう夜遅いし………俺も帰るかな」


遊星「コナミ、お前も一緒に考えてくれないか」



コナミ「え?いや帰らないと」



遊星「ハンモックはまだ吊るせる、泊まっていってほしい」



コナミ「ふーん…………」



クロウ「ま、いいじゃねえかコナミ、今日くらい泊まっていけよ」



コナミ「………まあいいや、それじゃ甘えさせてもらおうか」



遊星「ああ、それでここのエネルギーだが……………」



ブルーノ「ああ、それはモーメントの…………」



………………………………………………………………………………………


チュンチュン……

次の日


ブルーノ「この設定でどうかな?」



遊星「ああ、試して見る価値は十分にある」



コナミ「じゃあ俺がチューニングしてみるかな」カチャカチャ



遊星「ありがとうブルーノ、きみの意見はすごく参考になる」



ブルーノ「いやいや、遊星の設計がしっかりしてるからさ」



遊星「なあブルーノ、記憶喪失なんだって?」



ブルーノ「え、うん、気付いたら海岸に打ち上げられてて」



遊星「きみさえ良ければ、しばらくここにいてくれないか?」


遊星「WRGPに向けて、新しいエンジンが必要なんだ、協力して欲しい」スッ


ブルーノ「え、いいのかい……僕で良かったら、君たちの夢を叶えるための歯車になるよ」ギュッ


コナミ「…………WRGP…………」

…………………………………………………………



次の日


遊星「ここのパワーを………」


ブルーノ「それなら……………」


クロウ「……遊星の奴、まるで水を得た魚だな…」



コナミ「ほんと、飽きずによくやるよな……」



クロウ「あ、コナミ、お前は参加しないのか?」




コナミ「もう二日間ぶっ続けでな………流石に休憩が必要だ……バイトは無いし…」




ジャック「…………」


ドタドタドタ



龍亞「ねえ遊星、遊ぼうよ!」タタッ



龍可「龍亞が新しいコンボ見つけたのよ」


スタスタスタスタ



アキ「遊星、この物理の問題なんだけど…」スタスタ


クロウ「あ、シーーーーー」



龍亞「ん?あの人誰?」



ジャック「治安維持局に押し付けられた風来坊だ」



クロウ「いまじゃ遊星が雇ったスーパーメカニックに昇格だがな」


龍亞「へぇー、スーパーメカニック!俺のDボードも改良してくれるかなぁ!」



クロウ「かーもよ」



コナミ「俺が見てやってもいいぜ」



龍可「それにしても良く飽きないわね、そんなに喋ることあるのかな」



龍亞「まるでおしどり夫婦だね」



龍可「それは男と女で使うのよ」



アキ「………フン、帰るわ、ここにいても邪魔みたいだし」クルッ






新しいコンボ(リモコンからのクェーサー)


…………………………………………………………



遊星「………………」カタカタカタカタカタカタ



ブルーノ「…………………よし、いける」カタカタカタカタカタカタ



コナミ「…………これ終わったらラーメンくれよな」カタカタカタカタカタカタ



遊星「……………………………できた!」カタカタカタカタカタカターーーッン!



コナミ「………こっちもできた!」ターーーッン



ブルーノ「やったね遊星、コナミ!これは奇跡のプログラムだ!」ウィーーン



遊星「ああ、みんなのおかげだ」


コナミ「よーし、これくれ、おしるこヌードル」スッ



ブルーノ「僕は少し横にならせてもらうよ、何日も寝てないんでね」ガタッ



遊星「ああ、俺もだ、マシンへのインストールは明日だ」ガタッ



コナミ「おやすみー」ズズーーー


……………………………………………



深夜



遊星「……zz」



ブルーノ「……zzzzzzz」



コナミ「…………誰かいなかったかな……………後一人のDホイーラー………大会出たいしな………」カタカタカタカタカタ……



ゴソッ



コナミ「………ん?物音」ガタッ



?「…………」コソコソコソ…………



?「…………ヒッヒッヒ……」カタカタカタ……



?「……………これでよし……………」




?「データはいただきましたよ…………ヒッヒッヒ…」



?「…………このラーメンももらっていきますか」ゴソッ




シュバッ!


?「…………ヒッヒッヒ…………それではごきげんよう」



ガシィイッ!



?「なぁ……!!?」ガクンッ




コナミ「何だお前?」ぐぐぐぐ……




ここまででー


ブルーノ http://smokeball.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/02/11/photo.jpg

元キング←馬鹿
満足←馬鹿
クロウ←Dホイールは専門外
コナミくん←馬鹿

あっ…(察し)



?「な、なんと…………!全員寝ていたと思いきや……………!」


?「私としたことが……何という不覚…………イタタタタッ、やめてください!」ぐぐ………


コナミ「てめー、泥棒しようとしやがったな!その手にあるのは死に物狂いで俺たちが作り上げたデータじゃねえか!」



?「ぬぬぬぅ………!」




コナミ「コナミ「かえせっ!ん?」スポッ



スタッ!


?「ヒッヒッヒッ、私を捕まえようなんて10年早いですよ」


コナミ「なに…!?いつの間に抜けた…」


?「このデータはありがたく頂戴いたします、ごきげんよう!」タンッ



コナミ「させるかーーー!」ダッ ブンッ


ザシャアアァーーーー!!



?「ぬあぁーー!?」グラグラ


コナミ「逃がすか!」ダンッ



?「道化である私の動きについてくるとは……あなた、只者じゃありませんね!」


コナミ「昔から体を動かすのは得意なんだよ!」ダッ







?「ぬぬぬぬ………!かくなるうえは……!」バッ



コナミ「ん?あ、お前……見たことあるぞ!」


?「さらばです!」ボウウン!!



モクモクモクモクモクモクモクモクモクモク…………



コナミ「ぬおお………!え、煙幕だと……!」


?「ヒーーーーヒッヒッヒッ!」バサァッ



コナミ「ど、どこだ、待ちやがれ!」



?「いい動きでしたが、それだけではこの治安維持局副長官を捕らえることは叶いませんよ!」フワフワフワ


コナミ「な…………気球に…………え?治安維持局副長官……」



イェーガー「…………あ!!言ってしまいました………!」フワフワフワ



フワフワフワ……………………………



コナミ「あー、くそ、逃げられた………!」


タタタタタタッ



ジャック「おいコナミ!なにをしている、こんな夜中に」



コナミ「あ、ジャック!大変だ、データが盗まれちまった!」


ジャック「!?なんだとぉ…!」



……………………………


クロウ「なにぃい!?あのプログラムが盗まれたぁ!?」



コナミ「ああ」



ブルーノ「な、なんてこった……」



遊星「く…………迂闊だった…………コナミですら捕えられない相手とは………」



ジャック「コナミ!貴様なにをしている!」



コナミ「俺は取り返そうと必死だったんだよ!だけどあいつ……煙幕なんか放ちやがって」


遊星「気にするな、コナミのせいじゃない」



ブルーノ「でも、どうしよう」



ジャック「もう一度最初から作れんのか!?」



ブルーノ「プログラムを作るのは、バンドのセッションみたいなもので……アドリブも大きいんだ………同じプログラムは…そうはできないよ」



クロウ「なんてこったぁ!くそ………誰なんだ盗んだ奴は!」


遊星「そうだ、コナミ、相対したんだろう?姿は見たんじゃないのか?」



コナミ「ああ、バッチリ見たぞ」



ブルーノ「おお、じゃあ追いかけられるじゃないか、よかったー」



ジャック「で、誰なんだ」



コナミ「あれは間違いない、イェーガーだ」



遊星「イェーガー……!?」


クロウ「あのドングリピエロが!?」


ジャック「許さんぞ………!よく見たらラーメンが一つ消えてるではないか………!」



ブルーノ「え?知り合いなのかい……」


遊星「ああ…………イェーガー、奴は治安維持局の副長官だ」



ブルーノ「副長官……?そんな人がなぜあのプログラムを…?」


遊星「分からない……だが、追いかけることに代わりはない」



クロウ「そうだぜ!早くぶっ飛ばして奪い返さねえと!」


ジャック「奴はどこに行くのだ………!」



コナミ「普通に考えれば治安維持局じゃないか、ちょっと発信機を見てみるか」カチッ



遊星「発信機……………?」



コナミ「ああ、逃げられそうだったからとっさの判断でコートに小型発信機をつけといたんだよ」カチカチ



クロウ「おお!すげえぞコナミ!」


ジャック「でかした!」


ブルーノ「これで行き先がわかるね!」



コナミ「ははは、褒めろ褒めろ、さて………どこにいるんだ…?」カチッカチッ



ピコーーンピコーーン


コナミ「む、ここは…………シティの工場だな…………治安維持局じゃないぞ」


クロウ「工場?なんでそんなところに」



ジャック「とにかく、そこにそいつが居るというのなら、向かうしかあるまい!」


ブルーノ「うん、誰かの命令で盗んだのなら、受け渡しをするのかも…」



遊星「一刻の猶予もない、急ぐぞ!あのプログラムは俺達の夢に繋がる大切な物だ!確実に取り戻す!」


コナミ「よし、結構近いぞ」


ジャック「行くぞ!」



ダダダダダダッ!!!


…………………………………………………………


シティ


コナミ「こっちだ!」ダッ


遊星「ああ!」




雪乃「あらぁ?コナミ」



コナミ「む!?雪乃……!」キキィッ


クロウ「うぉっ!いきなり止まるな!」




コナミ「こんな深夜になにしてんだ?」


雪乃「うふふ、夜だからこそ私は活動を始めるのよ、あなたこそ何を……」


「なーなー!ねーちゃんよ!そんな奴ほっといて俺らとあそぼーぜー!?」


「デュエルでもしながらお互いのこと知り合おうや!」


雪乃「………ふう、うるさいぼうやたちねぇ、お姉さんはいま話をしてるの」



コナミ「ん?何だこいつらは」


雪乃「私という光に当てられてフラフラとよって来た蛾ってところかしら、ふふ」



コナミ「…………………は?」



「こそこそしゃべってんじゃねーぞねーちゃん!」


「デュエルスペースに案内すっからよぉ、ほら、こっちだ」ぐいっ



雪乃「あん、乱暴なのは好きじゃないわ」ぐいっ


コナミ「…………お前と始めてあった時もこんな感じだった気がするな」



クロウ「おいコナミ!急いでんだぜ俺たちは!」



コナミ「え、ああ………だけど絡まれてる雪乃をほっとくわけにも…」


遊星「確かにな…………彼女は今危険な状況にある」



ブルーノ「だけど僕たちも急いでいるよ……!」


クロウ「………ち、めんどくせえ場面に出くわしちまったな」



雪乃「ちょっと、強く引っ張りすぎよ、嫌われるわよ?」ぐいっ


「うるせぇー!こっちにこいって!」ぐいっ


雪乃「きゃっ……コナミ、助けてくれないかしら?」ニコッ



コナミ「なんか………余裕じゃね?お前」



ジャック「ええい!コナミ!さっさとそいつを助けて来い!俺たちは先に行っているぞ!」


遊星「なに?ジャック…」


クロウ「ま、確かに俺達全員で行く必要はねえよ、相手は2人だけだ」



ブルーノ「でも………」



コナミ「あー、わかった、先いっててくれよ、すぐ行くから」



遊星「コナミ………分かった、行くぞ!」


ジャック「ああ!」


クロウ「がんばれよー!」


タッタッタッタッ


雪乃「………もしかして、急いでたの?邪魔しちゃったかしら?」


コナミ「いや、問題無い」



コナミ「でも雪乃、お前危険だから夜は出歩くなって」


雪乃「好きで出歩いてる訳じゃないのよ、今日はアカデミアで自習してたら遅くなって、家に帰ろうとしてたのよ」


雪乃「そしたら絡まれちゃって、いい迷惑だわ」


コナミ「やけに余裕じゃねーか」



雪乃「護身用のスタンガンを身につけてるから、初めてあった時使ったでしょう?」


コナミ「ああ……………そういえばな」


「……………おいこら、無視してんじゃねーぞぁあ!?」



「帽子のてめーには用はねぇーんだよ帰れ!」



雪乃「ふう…………さて、ぼうや達はデュエルがしたいのね?」


「お、やってくれるのか!?」



「負ければただでは済まないぜぇ」


雪乃「ふふ、いいわ、仕方ないから受けてあげる」



コナミ「いいのか?あんなこと言ってるが」



雪乃「いいわよ、二人まとめてかかって来なさい、ふふ」


「おいおい、二人まとめてだとよ」



「んじゃあそうさせてもらうかぁ」


コナミ「二人まとめてって……流石に……」


>雪乃「私という光に当てられてフラフラとよって来た蛾ってところかしら、ふふ」

>コナミ「…………………は?」
そんな素のリアクション返されたら言ってる方も恥ずかしくなるだろ…



………………………………………………………………………………………


雪乃「デミスとゾークとデビルドーザーで攻撃!」バッ!


グオォォォオオオォォンン!!!



「「ぐわあああぁぁああぁあああ!!!!」」LP0 ピーーー


コナミ「うおお……!!1ターンで二人を……1ターン2キル……!」


雪乃「久しぶりに熱くなったわぁ、ふふ」カシャッ



「くそぉおぉ…………!こいつつええ………!」


「手札10枚を許したとはいえ………まさか……!」


雪乃「もう少しいい男になってから、出直して来なさい、ぼうや達」


コナミ「おい………そんな挑発すると……」



「て、てめえぇえ!」ダッ


「こらぁああぁああ!!」ダッ


雪乃「ふっ」バチバチバチ!!



「「ぐあぁーーーーーーー!!!」」ビリビリビリ



コナミ「でたー!スタンガン!」


雪乃「持ってて良かったわぁ、ふふ」カチッ




……………………………


そして


雪乃「今日はスリルがあったわね」



コナミ「これっきりにしとけよ」



雪乃「絡んでくるぼうやがいけないのよ」


コナミ「ていうか俺いる意味がなかったしな」



雪乃「そんな事ないわ、頼もしかったわよ」



コナミ「そうか、それなら良かった」



雪乃「さて……そろそろ帰るわね」



コナミ「ああ、俺もいかなくちゃならないから」



雪乃「ええ、おやすみなさい」



コナミ「また明日ー」



スタスタ………



コナミ「さて、工場は…………こっちか……」




タタタタタタタッ


コナミ「遊星達は大丈夫かな?」



「……………」



コナミ「……………」タタタタタタタッ



「……………」ススッ


コナミ「………!?」(後ろに誰かいる!?)


ドキュゥウーーーーン!!


ビリビリビリビリ!!



コナミ「ぐおぉぉお……!!!?」(ショックガン………!?)ビリビリビリビリ!


コナミ「だ…………だれ…………だ!?」



ドサアッ


「……………へ、よし、鉱山に運ぶぞ、新しい労働力だ」


「ああ」


コナミ「……………ぐ…………」







今回はここまでで


次回の展開を決めよう!


1 元ジャック編


2 クラッシュタウン編

>>642

1





………………………………………………………………………………………………………



ガラガラガラガラ………………


コナミ「……………………………く………?」



コナミ「…………………………………ここは…………?」ムクッ



ガラガラガラガラ………………


コナミ「………なんだ、馬車の中……………?」



コナミ「なんでだ……………えーと………」コキコキ……



コナミ「……………あ、そうだ、気絶させられて……………」



コナミ「えぇ……………何だこれ………」



コナミ「どこに連れていかれるんだ…」



ガラガラガラガラ………………



コナミ「まあ拉致するような奴だからな………ろくな所じゃねーだろ」


コキ………コキ…………



コナミ「うりゃぁー!」げしっ!



バゴンッ



ギャバーーーーーーン!


「な、なんだあ!?」


コナミ「出られたっ!」スタッ



「野郎、気づきやがったか!」



「もう少しで鉱山だったってのに…………!」



コナミ「おいてめーら!なんでこんな事をした!」


「うるせえ、もう一度おとなしくしてろ!」バキューン!



コナミ「あぶね……!」シュッ


「おらぁー!」バキューン


コナミ「ち…………切れた奴らめ…………ここは引いた方がいいな」シュバッ!



タタタタッ


「あ!逃げやがった!」バキューン



「労働力が…………くそったれが!」バキューン



コナミ「おーっと!」シュッ


………………………………………………



コナミ「……………ふう、まいたか…………」



スタスタ………



コナミ「それにしても………何だよここは、荒野だ………」



コナミ「くそ………シティからだいぶ離れちまったか………」ジーー



コナミ「………………あ、あれか………シティが…霞んでみえる……………ウソぉ…」



コナミ「…………どうすっかな………」スタスタ



コナミ「とにかく歩いてみるか…………」スタスタ………



…………………………………



コナミ「……はあー、喉乾いた………」スタスタ



コナミ「…………あ、この先崖か…………」スタスタ



ザッ

コナミ「遠くまで見渡せるな………あ、町がある!」



コナミ「なんか西武風だが………」



ズラァ………


コナミ「………………ん、なんだあれ…デュエルディスクが刺さってる……」



コナミ「もったいない事しやがる……一個くらいもらってもいいかな………」



「うわああぁああぁ!」ダダダダダダッ


「ひいいぃぃ!」」ダダダダッ



コナミ「ん?」



マルコムファミリー「へへへへ!もう逃げられねえぞ!」ダダダダ



「くそぉおぉ…………!崖で先に進めねえ…!」ズリズリ



マルコムファミリー「勝手に鉱山から居なくなりやがって、覚悟はできてんだろうなぁ?あぁ?!」



「や、やめてくれ………!」


「………く…………」ブンッ



マルコムファミリー「くらえ!」バッ!



ビリビリビリビリ!



「ぎゃああぁあぁぁぁ!…!」



「ぐあぁぁあぁああぁ……………!!」


どさっ


マルコムファミリー「まったく、手間かけさせやがって…」




コナミ「おい!」



マルコムファミリー「ぁ?何だてめぇは!」



コナミ「その人たちに何をしてんだ!」



マルコムファミリー「へ、見ての通りよ、労働サボったバカどもに制裁したんだよ」ズルズル…ドサッ



コナミ「労働…………?」



マルコムファミリー「くく、お前も見た所デュエリストだな、腕に覚えがあるならあの町に行ってみな」



コナミ「どういうことだ!」



マルコムファミリー「へへ、うまく行けば死ぬほど稼げるかもな、ははははは」スタスタ



ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!



コナミ「あ、行っちまった………………あの町って………あれか…」



コナミ「よくわかんないけど、喉乾いたし行ってみるか………」



ザッザッザッ……



…………………………………………………………………



クラッシュタウン


ヒュウゥウゥーーーー…………



コナミ「………………」スタスタ



コナミ「………窓から何人かこっち見てるな…………」



コナミ「外に人が一人も居ないし………どうなってる?」



マルコムファミリー「おうおうおう、何だお前、金色のデュエルディスクなんかつけちゃってよぉ!」



マルコムファミリー「ここに稼ぎに来たのかい!」



マルコムファミリー「えらいハリキリボーイがやってきたじゃねえか!」



コナミ「あ?何だよお前ら」



マルコムファミリー「ここに来たんだ!腕に自信があるんだろ?」



マルコムファミリー「いっちょもんでやろうか?」



コナミ「断る、まともにデュエルするっていう奴らじゃ無いだろお前ら!」



マルコムファミリー「何だと!?」



マルコムファミリー「上等だ!良い啖呵を切りやがるが、そういう奴ほど地獄行きが早くなる!」


コナミ「地獄行き……………?」





マルコムファミリー「そうよ、気付いたら周りは鬼ばかり」カシャッ


マルコムファミリー「さて、ハリキリボーイの力を見せてもらおうじゃないの!」カシャッ


コナミ「く……………………!」



コナミ「さらばっ」シュッ タンッ



マルコムファミリー「なにぃ…!あいつなんてジャンプ力だよ…!」



マルコムファミリー「一瞬で屋根まで……!」



マルコムファミリー「2・3メートルは跳んだか……!?」



コナミ「じゃあな!」スタスタ



マルコムファミリー「くそー!」



…………………………………




コナミ「ふう…………再びまいたか…………」スタスタ………



コナミ「ああぁ……………喉乾いた………」



コナミ「ん……?」



ニコ「……………」スタスタ




流石チームサティスファクションのメンバーだ!




コナミ「なあ、きみ」



ニコ「ひっ、え………………?ファミリーの人じゃない…」



コナミ「悪いけど…水くれない……?」



ニコ「…あ…………はい、まっててください」タタッ



そして


ニコ「……どうぞ」



コナミ「おおぉ!」ゴクゴク………


コナミ「…っ、はあー………助かった、ありがとう」



ニコ「あの………あなたは?」




コナミ「え、ああ、迷い込んだんだ」



ニコ「迷い込んだ………?稼ぎにきた人じゃないんですか…」



コナミ「稼ぎに……………さっきから言われてるんだが、それってなんなんだ?」



ニコ「……………あ………その…」






コナミ「デュエルで稼げるんだってよ…………」



ニコ「……………それは……………もうすぐわかります…」



コナミ「え?」



ニコ「……………そろそろ夕日が地平線に沈みます…………」



コナミ「?どういう…」



ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!


ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!



コナミ「!この音は……!?」


ニコ「来ました……………!」



ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!

キキキィィ!



コナミ「何だぁ……?」



マルコム「おらぁあ!ラモン!」



ラモン「マルコム、今日も勝たせてもらうぜぇ…!」





ラモン「先生!やっちゃってくざせぇ!!」


巨大男「………へ、連勝野郎はどいつだ」ザッ



ラモン「ご苦労なことだぜ、どうせ鉱山送りだってのによ」



ラモン「先生、今日もお願いします!」



コナミ「先生…………なんだ……何が起こってる…!?」



ニコ「……………うぅ…」


♪~~~~~~~♪~~~~~~



コナミ「………………ハーモニカの音……?」


♪~~~~~~♪~


マルコム「来やがったか死神野郎……!」



コナミ「ん?…………………」



ザッザッザッ……



ウエスト「来たー!」タタッ



ニコ「ウエスト!危ないから…!」



ザッザッザッ……


鬼柳「…………♪~~~~~♪~」



コナミ「………………!!!?あっれぇーー!?」



ニコ「!?ど、どうしました…?」



コナミ「あ、あれって…………まさか………!」



鬼柳「……」ザッ



ラモン「死神野郎………!今日こそ…………!」



コナミ「………鬼柳!」ダッ!



ニコ「!いっちゃだめです!」ガシッ



コナミ「え!?な、何で?」



ニコ「いま割り込んだら……連れていかれてしまいます……!」



コナミ「………?」




鬼柳「…………」



ウエスト「鬼柳にいちゃん!」



巨大男「へ、 おもしれえ…!」


ラモン「死神野郎……!今日こそ…………!」



マルコム「死神野郎……!今日こそ…………!」


でした



鬼柳「…………」


巨大男「……………」



ビュウウゥーーーー………



コナミ「………なんだ、二人とも動かねえぞ」



ニコ「デュエル開始は………夕日が地平線に触れた時です……」



…………………………………



コナミ「……」



鬼柳「…………」



巨大男「…」


マルコム「………………きた!デュエルーー!」



「うおぉぉおおおーーーーー!!」



鬼柳「…………!」シュバッ



巨大男「!」シュバッ




カシャカシャカシャ! シュシュシュ!



鬼柳「………………俺の方が速かったな、先行だ」



巨大男「ち………!」


コナミ「あのデュエルディスク…………刺さってたやつと同じ…」




ここまででー


不満足 http://blog-imgs-35.fc2.com/t/a/k/takaoadventure/manzoku20091126.jpg

パラドックス「君の切り札は頂いて行く」シャバババババババ(舌魚)


パラドックス「Sin舌魚を特殊召喚!」



…………………………………


鬼柳「インフェルニティ・デストロイヤーの効果発動、手札0でこのモンスターが相手モンスターを破壊し墓地に送った時、相手に1600Pのダメージを与える!」バッ



デストロイヤー「カァアーーー!!」ドゴーーーーン!


巨大男「ぐわあぁーー!」LP0 ピーーー



コナミ「やっぱり強え……鬼柳のハンドレスコンボ……」


マルコム「くそっ!また負けちまいやがった!」



ラモン「はははは!流石は先生、五十連勝だぜ!」



鬼柳「………」カシャッ シュッ



巨大男「くそおお…………………」


送り人「ひひ、ほれっ!」シュッ


クルクルクル ギュッ



巨大男「うわああぁ!は、はなしてくれぇ!」ズザザザッ



コナミ「なんだ!?負けたマッチョが変な二人組に連れていかれるぞ!助けないと……!」



ニコ「だ、ダメです……!ルールを破れば……貴方まで!」ギューー!



コナミ「ルール…………?なんなんだマジに…………」





パカラッパカラッパカラッ………



ラモン「へへへ、マルコム、使えそうな奴をありがとよ、あの筋肉なら長持ちするかもなぁ」


マルコム「くうううう……!ラモンてめえ!いまに見てやがれ、その死神もろともてめえも鉱山おくりにしてやるぁ!」



ラモン「楽しみにしてるぜ、はははは、じゃあな」ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!


ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!



鬼柳「…………」ブウウウゥウ………



コナミ「おい!鬼柳!」タタッ



鬼柳「……………!お前…………コナミ……」



コナミ「何でお前がこんなところに?旅してたんじゃないのか?」



鬼柳「………………」



ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!



コナミ「あ、シカトされた…」


マルコム「ち、帰るぞ!」



ブォオオーーーーーーーーーーーーーー!



コナミ「…………謎は深まるばかり……」



……………………………………………………………………


ニコ&ウエストの家



コナミ「何であいつらあんな争いしてんだ ?」



ニコ「……窓からみえる山…………すべての始まりはあの鉱山からDホイールの駆動部品に欠かせないダインという鉱石が取れる事が分かってからでした」


コナミ「……………あの山か」チラッ



ニコ「以来………ゴールドラッシュの様に人々が集まって、この町はできました…」



ニコ「山を仕切ったのは、先ほどのマルコムファミリーとラモンファミリー……彼らは鉱石を掘る作業員を取り合いました…」



ニコ「やがて彼らはデュエルで人々を取り合う事にしました……聞いた話ですけど」


コナミ「へーデュエルで……」



コナミ(あれ、俺普通に拉致されたんだけど、イレギュラー?)




ニコ「この町は………デュエルに支配されてしまいました………」



コナミ「なるほど……負けたマッチョは?」



ニコ「あの人は勝ったラモンファミリーの鉱山の作業員にされます……負ければ二度と抜け出せない死の鉱山の……」



コナミ「………そんなやばいデュエルを鬼柳はやり続けてるのか………何でだ…?」



ニコ「鬼柳さんは………ある日突然やって来ました……死に場所を求めるように…」




…………………………………






鬼柳「♪~~~~~~~……」



タタタッ



鬼柳「……?」



ウエスト「やっぱり鬼柳にいちゃんここにいた!」



鬼柳「お前か……………俺には近付くな…」



ウエスト「今日のデュエルすごかったね、流石はサティスファクションのリーダーだ!」



鬼柳「………やめろ」


ウエスト「僕も鬼柳にいちゃんみたいに強くなって、いずれ山に送られた父ちゃんを連れ戻すんだ!」



鬼柳「諦めろ、山からは戻れない」


ウエスト「そんな事ないさ!鬼柳にいちゃんみたいになれれば……!」




鬼柳「……デュエルは何もしてくれない……俺みたいにお前はなるな……」



ウエスト「え?」


鬼柳「俺はデュエルに取り憑かれた……お前はこうなっちゃダメだ……」





ウエスト「そんな」


鬼柳「お前は姉ちゃんを連れてこの町から出ろ……デュエルに取り憑かれるまえに…」



ウエスト「にいちゃん……」



…………………………………



コナミ「さっさとこの町から出た方がいいんじゃないか?何でお前らは残ってるんだ」



ニコ「……………私のお父さんは………この町に稼ぎに来ました……」



コナミ「え、それってさっきのデュエル?」



ニコ「はい……………例に漏れず……山に連れていかれてしまったんです」



コナミ「………………」



ニコ「…………私たち………お父さんを置いてこの町を出るなんて……できないんです……!」



コナミ「…………なるほどな」



ニコ「貴方は………この町を離れた方がいいです……稼ぎにきたわけじゃないのでしょう?」


コナミ「まあそうなんだが………鬼柳のあんな姿見て……無視はできないし……」



ニコ「鬼柳さん……?コナミさんは鬼柳さんと関係が…?」




コナミ「ああ、昔のチームメイトっていうか」



ニコ「え?それってまさか…」



コナミ「サティスファクションっていうチームなんだけど」



ニコ「やっぱり……、ウエストがファンなんです……鬼柳さんにベタベタで…」



コナミ「弟が……?なんか照れるな………でも尊敬される理由なんかあったか………?」



ニコ「ウエストが聞けば喜びます…」



コナミ「そうかな………」



ニコ「この町を離れるまえに一度、会ってあげてください」



コナミ「ふーむ………………なあ、ここって電話あるのか?」



ニコ「え………すいません、この町は孤立していて連絡手段が…………」



コナミ「そうか、まあデュエルディスクで連絡できるからいいよ」カチカチッ



ニコ「………?」



コナミ「…………」ピピピピピ………ピピピピピ………



プツンッ



遊星『コナミか?』





コナミ「ああ」



遊星『どこに居るんだ、こっちは大変だったぞ』



コナミ「イェーガーは捕まえられたか?」



遊星『ああ、何とか一件落着した、お前がいつまでたっても来ないから心配したぞ」



コナミ「ごめん、超展開に巻き込まれて……いまクラッシュタウンって所に居るんだ」



遊星『クラッシュタウン…………どういう事だ?』



コナミ「まあ色々省いて説明するけど、遊星にきてほしいんだよ」



遊星『俺に……?』




コナミ「ああ、驚け、ここに鬼柳がいるんだ」



遊星『鬼柳が……!?』



コナミ「しかも結構あぶねーことしてるんだよ、遊星の力が必要なんだ」



遊星『………………よくわからないが……分かった、俺も向おう』




コナミ「サンキュー!」



遊星『だがこっちも色々あるんだ………一週間後になってしまうぞ…』



コナミ「一週間後………まあ、分かったよ、あ、俺のDホイールも一緒に持ってきてくれないか?」



遊星『Dホイール………ああ、分かった』



ピッ


コナミ「よし……」



ニコ「あの………コナミさん?一週間後っていうのは……」



コナミ「ああ、すまん勝手に話を進めて……申し訳ないんだけど……ここに何日か置いてくれないか?」



ニコ「………え?」



コナミ「俺がお前達の父親を連れ戻してくるから」



ニコ「!?お父さんを……?どうやって………」



コナミ「まあ任せろ………潜入は得意なんだ」



ニコ「はあ……………」




コナミ「まずは…………」


…………………………………



マルコムファミリー拠点



マルコム「ちきしょぁぁああ!!ラモンの野郎調子に乗りやがって!」ゴクゴクッ


マルコム「あの死神を地獄に送れる奴はいねぇのか!?」





マルコムファミリー「お頭、あいつを倒すのは無理かと……」



マルコム「うるせぇ!このやろ!」ガシャンッ!


マルコム「……く、あぁーーあ、こんな時修行の旅に出てる弟が帰ってくればよぉ………」ゴクゴクッ



マルコムファミリー「明日のデュエルは誰で行きます…?」



マルコム「あぁ!?勝てる奴を連れて来い!」


マルコム「む、無茶な………」



コナミ「………」コソ……



コナミ「……………あの銃……確かショックガンだった………あれの入手は必須だ…」



ワーーワーーー!ギャーーギャーー!



コナミ「幸い騒々しい………よし!」



シュタタッ ガシッ シュタタッ



コナミ「…………一丁ゲット………!」



コナミ「あんまり取りすぎても疑われるし……これで帰るか…」



シュタタッ




再び ニコ&ウエストの家


コナミ「ただいま」ガチャッ



ニコ「あ、コナミさん、どこへ…?」



コナミ「ちょっとこれをかしてもらってきた」スチャッ



ニコ「!それって、この町で使用するデュエルディスク……」



コナミ「え?デュエルディスク………?まさかここをこうして…」



カシャカシャカシャ!



コナミ「……マジだ!銃にもなるしデュエルディスクにもなる………鬼柳もこれを使っていたのか」



ニコ「まさかそれを盗んで……?」




コナミ「あ、まあ…あれだよ、ちょっと貸してもらうだけ」カシャカシャカシャンッ



ニコ「それをどうするつもりなんですか?まさかコナミさんがマルコムファミリーのデュエリストに……?」



コナミ「いやいや、ちょっと分解して調べるだけ、あっちの部屋借りていいか?」クルクルクル……ザッ



ニコ「あ、どうぞ…」


コナミ「ありがとう」スタスタ


ガチャッ





次の日 午前5時


チュンチュン……



コナミ「……どうやらショックガンのエネルギーを造る装置は………単純な作り……俺でも頑張れば複製可能………」カチャカチャ…



コナミ「遊星が来るまでの一週間だと………できて4・5丁か…」



コナミ「……………いっちょやるか!ブルーノがいればもっとできたんだろうが………」



カチャカチャ…



コナミ「ちょっと休憩…………」ガタッ



ガチャッ



ウエスト「………あ!コナミのにいちゃん!」




コナミ「ん?あ、弟の…………たしかウエスト?早起きだな」




ウエスト「うん!コナミにいちゃんもサティスファクションのメンバーだったんだよね!僕尊敬してるんだ!」




コナミ「あ、そ………そうかい……」



ウエスト「えへへ!」






コナミ「これから一週間ほどここに世話になるんだが………よろしくな」



ウエスト「うん、いろんな話聞かせてよ!」



コナミ「すまん………してやりたいのは山々だが…やることがあってな…」



ウエスト「あ、そうなんだ…」



コナミ「まあお前達の父ちゃん、助けだしてやるから、待ってろ」



ウエスト「え………父ちゃんを……?」



コナミ「ま、できれば……な」



ウエスト「す、すごい!流石はサティスファクションのメンバーだ!」



コナミ「一週間も世話になるからな、礼をしたいし」



コナミ「鬼柳も助けてやらないと…」



ウエスト「うん、お願いします!鬼柳にいちゃん………限界が近いみたいなんだ……」



コナミ「……そうか………………早く来いよ遊星…………!」



コナミ(とにかく俺はショックガンデュエルディスクを複製しないと…)



…………………………………………………………………………………………



そして一週間後……… 午前8時


ネオドミノシティ ポッポタイムのガレージ


遊星「ふう……………やっと終わった…」



ブルーノ「それは……依頼されていたエンジンかい?」



遊星「ああ、やっと完成したんだ」



遊星「さて…………急がないと……」



ブルーノ「?どこかに行くのかい?」



遊星「ああ、それでブルーノ、このエンジンを依頼人の所に届けてくれないか?」



ブルーノ「ああ、構わないよ」



遊星「ありがとう、それじゃいってくる、もしかしたら何日か帰って来ないかもしれない、それまで頼んだぞ」スタスタ



ブルーノ「え?ジャックやクロウには…?」



遊星「テーブルの上に置き手紙をして置いた、すぐ見るさ」



ブルーノ「そう、分かったよ」



バタンッ




遊星「………そうだ、コナミのDホイールを頼まれていたんだ」



遊星「連結して行けば運べる…………たしかKURUMIZAWAの隣のアパートだったな……」スタスタ



‥………‥………‥………



カードショップKURUMIZAWA



遊星「…………一応挨拶しておくか」



カランカラン



遊星「店長………いないのか…?」



遊星「………ん?」スタスタ



雪乃「……………」イライライライラ……



レイン「………………」ショボン……


三郎「にゃーーー………」




遊星「………お前達……………店長は?」







雪乃「あら………チャンピオンじゃない………」イライライライラ



遊星「藤原…………」



レイン「店長は……………配達…………最近……忙しい……」



三郎「にゃ」




雪乃「そうよ……忙しいのよ………おバカさんが行方不明のせいでね……!」イライライライラ



遊星「コナミの事か……………」



レイン「Dホイール……置いたまま………行方不明……………心配…」



雪乃「宮田さんの失踪が二日程度だったのにコナミはもう一週間よ………!」



雪乃「私をここまで心配させて…………ただじゃおかないわ………!」イライライライラ



遊星「…………藤原…クマができてるぞ…」



雪乃「そうよ……私の美貌を汚す原因にもなってるわ………ますますお仕置きが必要ね……!」イライライライラ



レイン「………雪乃………足をダンダンするのを………やめてほしい…」




ちょっと抜けます




遊星「…………店長はいないか……コナミのDホイールを借りて行くと伝えておいてくれ」



雪乃「!?何ですって…………?」



レイン「………何で……貴方が………?」



遊星「コナミから頼まれてな……」



雪乃「頼まれた……!?コナミはいま何処にいるの?!」



遊星「連絡じゃ、クラッシュタウンだ」



雪乃「クラッシュタウン……?」




レイン「シティから40km離れた…………町………」



遊星「その通りだ」



雪乃「何でそんなところに………まさかまた危険な事に首を突っ込んでいるの…?!」



遊星「多分な…じゃ、俺は行く、邪魔をしたな」スタスタ



雪乃「ちょっ、待ってチャンピオン!」




遊星「…?」



雪乃「私も連れて行ってくれないかしら」



遊星「なに……馬鹿な」



遊星「悪いが危険だ、キミがついてくると」



雪乃「それでも………」



レイン「……雪乃………やめた方がいい……クラッシュタウンは…死の町…」



雪乃「死の町………?」



遊星「?どういうことだ」



レイン「デュエルで………負けた方に強制労働を強いる………そんな事を毎日繰り返している町…」



雪乃「何ですって……!?」


遊星「な……!?では……鬼柳が危ない……というのは…」



レイン「おそらく……………」



遊星「くっ!待っていろ!鬼柳!」ダッ



カランカラン



雪乃「あ!ちょっと………………もう!



レイン「私たちは…………信じる事しかできない…」



雪乃「…………コナミ……」




‥…………‥…………‥…………


クラッシュタウン



コナミ「………よーし、ショックガンデュエルディスク…4丁完成……!」



コナミ「パクったの合わせれば5丁………十分だ……」



ガチャッ



コナミ「ニコ、ウエスト」



ニコ「あ、おはようございます、コナミさん」



ウエスト「おはよう!」



コナミ「おそらく今日、遊星が来る…………勝負の日だ」



ウエスト「え、それってまさか………父ちゃんを……?」




コナミ「ああ、任せろ」



ニコ「コナミさん………無茶はしないでください…」



コナミ「なに………やばくなったら撤退するよ」



そして8時間後


午後4時



ブォォオオオォォォオオオォォォーーーーーーー!!!!



コナミ!この音……来た!」



ニコ「え!」




コナミ「このまま堂々と入ると不味いか…………」



ガチャッ タタッ



遊星「………………!」ブォォオオオォォォオオオォォォーーーーーーー!!!!




コナミ「遊星、後ろに回れ!こっちだ!」



遊星「コナミ!分かった…!」



ギュオオオーーーーン!



キキィイ!!



ウエスト「あの人もサティスファクションのメンバーなんだ!」



………………………………………………………






再び ニコ&ウエストの家



遊星「早速だが………コナミ、鬼柳は………まさかデュエルを」



コナミ「ん、知ってたのか…?鬼柳が強制労働をかけてデュエルしているのを」




遊星「く……やはり………」



ニコ「鬼柳さんを………救い出してあげてください…!」



遊星「よし……どうすればいい?」



ウエスト「うーん………勝っちゃうと鬼柳にいちゃんが鉱山送りだし………」



コナミ「それについては遊星、考えがある」



遊星「ん?」



コナミ「このショックガンを使え」カシャッ



遊星「これは………」




コナミ「ここではデュエルディスクはその銃型だ、早抜きで先行を決める、ショックガン機能が付いてるのとついてないのがあるんだが……」



コナミ「俺の特製だからついてるんだ」



遊星「これで……」



コナミ「送り人が鬼柳を連れて行くところが狙い目だ、ショックガンで仰け反らせ、その隙に奪還する」





遊星「なるほど」


コナミ「威力は抑えてあるから安心しな」



ウエスト「なるほど!」



ニコ「これで鬼柳さんを………」



遊星「……よし、ありがとうコナミ」クルクルクルシュバッ



コナミ「でもそのためにはまず、マルコムファミリーに雇ってもらわないとならないぞ」



遊星「…………………すぐに向おう」ザッ



コナミ「頑張って来い!あっちのバーにいつもいるから!」



遊星「ああ、このポンチョ、借りていいか?」スッ



ニコ「あ、はいどうぞ」



遊星「……………そうだ、コナミ、お前のDホイール、俺のDホイールの後ろに置いてあるぞ」



コナミ「お、ありがとう」


スタスタ………




ここまでで


マルコム




…………………………………


そしてマルコムファミリー拠点



遊星「ニトロウォリアーで攻撃!ダイナマイトナックル!」



ニトロ「ヴァアア!!」バキィイイィ!!



マルコムファミリー「うわあああーーー!!」LP0 ピーー ずざあぁぁあぁ!!



遊星「…………ふ」クルクルクルカシャッ


マルコム「おぉ……一ターンで三人を……ワンターンスリィキル………!」



マルコム「こ、こいつぁすげええ……!」タタッ



マルコム「あ、あんたならあの鬼柳にも勝てるかもしれねえ!」




遊星「だが俺はレアだぜ、報酬は高いぞ」



マルコム「あぁ、金ならいくらでも持って行ってくれよ、くくくくく!」



遊星「俺を、雇うか?」




マルコム「ああ!頼むぜ先生、これから丁度デュエルタイムだ!」



遊星(…………待ってろ鬼柳)




…………………………………


クラッシュタウン


ビュゥウーーーー……………



コナミ「………」



ニコ「遊星さん、うまくいくでしょうか?」



コナミ「大丈夫だろ、あいつチャンピオンだし」


ウエスト「鬼柳にいちゃんを倒して、救ってあげるんだ…!」



コナミ「……そろそろ夕日が沈むな」



ニコ「…………………あ」




ブォォオオオォォォオオオォォォーーーーーーー!!!!


ブォォオオオォォォオオオォォォーーーーーーー!!!!



コナミ「きやがったなマルコムファミリーとラモンファミリー……!」



キキィィイィィィィ!!!



ラモン「くく、おいマルコム…昨日のマッチョ、あいつダメだな、もうぶっ倒れたらしいぜ」



マルコム「なにぃ?」


ラモン「今度は頑丈なやつをくれよな、ははははは!」



マルコム「てめぇラモン!もう勝った気でいやがるのか!」



ラモン「うちの先生が負けるかよ、んじゃ、今日もお願いしますよ先生」


鬼柳「……」スッ


マルコム「死神野郎…………今日はこっちだってすげえ先生を連れてきてんだよ!先生!」


遊星「……」スタッ







鬼柳「………!遊星………そうか……コナミが連れてきたのか」



遊星「鬼柳、俺はお前を連れ戻しにきたんだ!」



鬼柳「一緒に帰る事はできない………どちらかは鉱山に送られる…」



遊星「く…………」



コナミ「………どうやら雇われたらしいな」



ニコ「はい、遊星さんのデュエルディスク…ショックガンなんですよね」



コナミ「ああ、俺が作ったやつな…………さて」



ウエスト「?どこに行くの?」



コナミ「デュエルタイムで人が少なくなってる今がチャンス、鉱山に潜り込んでお前らの父ちゃんを連れてくる」



ニコ「ええ?!潜り込むなんて…」



ウエスト「あ、危ないよコナミにいちゃん…!」



コナミ「任せろ………………お前らには一丁ずつショックガンを渡しておく、何かあったら身を守れ」スッ



ニコ「そんな…」


コナミ「時間が惜しい………じゃ、行ってくる!」


ブオオオォオオ…………



ブウウゥウゥゥーーーーーーーーーンン!



ウエスト「………大丈夫かな」


ニコ「コナミさんを信じましょう……」



マルコム「夕日が地平線に触れた!デュエルだぁぁあ!!」



遊星「!」シュバッカシャッ



鬼柳「…!」シュバッカシャッ!



ラモン「は、速い……!」



ラモンファミリー「ど、どっちが先行だ……?」



遊星「……………鬼柳が一瞬、速かったな」



鬼柳「どうやらそのようだな、俺のターン!」シュッ



ウエスト「あ、始まっちゃった…!」



ニコ「遊星さん……!」


…………………………………


マルコムファミリー鉱山 ふもと



ブウウゥウゥゥーーーーーーーーーンン!


キキィィイィィィィ!!!



コナミ「ふう………ここからは歩いて行こう…」





コナミ「…………」チラッ



マルコムファミリー「まだ交代時間じゃねえのか?」



マルコムファミリー「あと少しだ」


マルコムファミリー「ああー、酒飲みてぇ…………」



マルコムファミリー「今日は何人ぶっ倒れるかな、くくく」



ワラワラワラ……



コナミ「ち…………やっぱりだ、数が多すぎる………デュエルでどうにかなる人数じゃない」



コナミ「どうにかして侵入しないと」



コナミ「…………む?」



マルコムファミリー「はぁあ…………小便小便」スタスタ………



コナミ「…………しめた、あいつ単独行動を」



ススッ



マルコムファミリー「…………ここら辺でしちまうか」スタスタ


マルコムファミリー「誰も見てないよな………」



コナミ「すまんっ」タンッ




マルコムファミリー「ううぅんっ!?」カクンッ



ドサッ


コナミ「ちょっと寝ててくれ………衣装借りるぞ…」



…………………………………


コナミ(マルコムファミリー衣装)「……」スタスタ


マルコムファミリー「ん?あれ、お前……初めて見る顔だな」



コナミ「え、ああ、今日からここに配属されたんだ、よろしくな」



マルコムファミリー「そうかい」



コナミ「さて、ちゃんと労働してるか見てくるかなぁ」スタスタ



マルコム「くく、あまり鞭を使いすぎるなよ」



コナミ「ああ、加減はするさ、ぶっ倒れられちゃ困るからな」



スタスタスタスタ………



コナミ(よーし潜入成功………あとは探すだけだが………こうも広いと)



カサカサッ



コナミ「お………ポケットに………これは!」カサッ



コナミ「この鉱山の見取り図!ラッキィイーー!」



コナミ「…………ほー、採掘場は4つあるのか…………どれかにニコ達の父親がいるんだな……」



コナミ「ぶっ倒れられちゃ困るからな…………早く見つけないと……」



スタスタスタスタ………





………………………………………………………………………………………………………


クラッシュタウン



遊星「響け!シューーーティングソニック!」バッ!



スターダスト「キュオォォォオ!!」ゴファアァーーー!!



ズオォォオオオーーーーー!!


鬼柳「………………これで……いい……やっとデュエルから解放される……」LP900→0 ピー



ニコ「遊星さんが勝った…!」



ウエスト「鬼柳にいちゃん!」



ラモン「な、なんだって………!先生が負けた………!!?」



マルコム「よっしゃああああぁーーーーーー!!!」



遊星「鬼柳………」



送り人「……」パカラッパカラッ




遊星「!まずい、連れていかれる……鬼柳が…!」



遊星「このショックガンで………!」ガチャッ


ドキュウーーーーーーーン!!



遊星「!?ぐああぁ……!」ビリビリビリビリビリビリ!!



鬼柳「!遊星…!?」



ニコ「!?遊星さん」



ウエスト「遊星にいちゃんが撃たれた!?」



遊星「ぐ……………だ、だれ………だ……?」ドサッ



バーバラ「ふふ、あんたの役目はおしまい、ご苦労様」カチャッ



遊星「……お、お前は………?何者だ…………!?」



マルコム「へっへっへっへっ、すまねえな先生よぉ、そいつは俺の愛人だ」



遊星「なに……………どういう」



マルコム「聞いた通りさ、先生はもう用済みだ」



遊星「う…………裏切るのか………!?」



マルコム「邪魔な鬼柳を葬ってくれた事は感謝するぜ、ロットンの手を借りずに済んだ」



遊星「………ロットン…………?」



マルコム「帰ってきたんだよ、弟がなぁ、ほれ、見てみろ」スッ



遊星「………く……?」ググ…



ブウウゥウゥゥーーーーーーーーーンン!



ロットン「いぃいぃーーーーーーやっふおおぉおぉぉーーーー!!!」ブウウゥウゥゥーーーーーーーー!!




ブウウゥウゥゥーーーーーーーー!!!


遊星「Dホイーラー……!?」



マルコム「デュエル修行の旅から帰ってきた自慢の弟よ、はっはっはっはっ!」



キキィィイィィィィ!!!


ロットン「………」スッ


遊星「こいつは一体………?」



マルコムファミリー「いゃっはぁああ!!!ロットンさんだぁぁあ!!」



ワーーーー!ワーーーーー!ワーーーー!



ロットン「…………くくく」



ラモン「………こ、こいつはたしか………」




ロットン「ぬんっ!」ブンッ



ラモン「!うわああぁぁ!」ガシャッ



遊星(何を投げた ………?デュエルディスクか……)



鬼柳「くっ!」シュルルルッドサアッ



遊星「鬼柳……!運ばれてしまう………!」



送り人「よし、行こう」パカラッパカラッ



ロットン「まて」



送り人「?」



ロットン「まだ送ってもらう奴が残ってる」シュッ


スタンッ





ニコ「な、何が起こっているの?」



ウエスト「超展開すぎてついていけないよぉ!」



ラモン「てめえは……マルコムの弟……ロットン!」



ロットン「おい、ラモン、デュエルだ!」カシャッ LP4000



ラモン「なにぃ……!ば、バカいうな!そろそろ日が沈む!デュエルタイムは終わりだ!」



ロットン「へ、ワンターンあれば十分だ」スッ




ラモン「なにぃ!?」



遊星「ワンターンで………!?」



ロットン「まさか?デュエル挑まれて背中向けるつもりじゃねえだろうなぁ?」



マルコム「どうしたラモンさんよぉ!」



マルコムファミリー「はっはっはっはっはっ!」



ラモン「ちぃ、な、舐めんじゃねえ!」カシャッ! LP4000



ロットン「ほお、抜いたか、だが先に抜いたのは俺だ、先行はもらうぜぇ!」シュバッ 手札6





ロットン「ガトリングオーガを召喚!」バッ



《ガトリング・オーガ/Gatling Ogre》 †

効果モンスター
星3/炎属性/悪魔族/攻800/守800
自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送る事で、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。



ガトリングオーガ「うぉおぉ!」



ロットン「さらに…………カードを五枚セット!」バババババッ



ラモン「ば、バカかてめえは!先行はな、最初のターン攻撃できねえんだ!」



ラモン「ルールも知らねえ素人か!」



ロットン「そりゃてめえだ、ガトリングオーガの効果を発動、ガトリングファイア!」バッ



ガトリングオーガ「おおぉぉえ!」カチャンッ



ババババババババババババババババババババババババ!!!!!!



ラモン「!?ぐああぁぁぁああぁぁぁぁああ!!!!?」LP4000→0 ピーーー


遊星(?!本当にワンターンで……なんて奴だ……)



ラモン「ど、どうなって………」



ロットン「ガトリングオーガの効果により、俺のセットカードを一枚を墓地に送るごとに800Pのダメージをてめえに与える」



ラモン「そ、そんなもん……どうやって…………………汚ねえ……!」ドサッ






ロットン「ふん、おい、連れていけ」ブンッ



送り人「あ、はい」ドサッ


遊星「く…………!」



バーバラ「あ、ついでにこいつもよろしくね」ゲシッ



遊星「ぐぁ……!」ドサッ



ニコ「ど、どうしよう…………」



ウエスト「コナミにいちゃんの作戦が完全に失敗しちゃったよ……!」



ロットン「不動遊星、俺がいない間、厄介な死神野郎を潰してくれたそうだな」



遊星「く………お前達のためにじゃない!」



ロットン「なんでもいいさ、礼を言っておくぜ、地獄で余生を楽しめよ、はははははは!!」



マルコム「ラモンの野郎も消えた!これでこの町は我がマルコムファミリーのものだ!」



「うおぉぉおおおぉーーーーーーー!!!!」



ロットン「へ、おい、行け」



送り人「あ、はい」パカラッパカラッパカラッパカラッ




………………………………………………………………………………………………………


マルコムファミリー鉱山


コナミ(マルコムファミリー衣装)「あーあ………三つの採掘場言ったけど全部外れ、運悪いなー俺」スタスタ………



コナミ「まあ次の採掘場には必ず居るだろ」スタスタ



コナミ「ここだ………」



コナミ「おい!労働者ども!」



「?な、なんだ…………」



「またひどい事するのか………」



「手がいてえよ………休ませてくれ……」



ザワザワ…



コナミ「この中にニコとウエストって子供を持つ奴はいるか!?いたら正直に手を上げろ!」



ザワザワ…ザワザワ…



コナミ(………出て来ないか…やっぱり子供に手を出されると思って名乗りあげないのかな………仕方ねえ…心苦しいが…)



コナミ「出てこねぇとニコとウエストにひどい事するぞ!永久歯抜いたりな!」



セルジオ「や、やめてください!私です!私が親です!」ガタッ


コナミ(やっと見つけたか)




コナミ「あんたか、よし、こっちに来い」スタスタ



セルジオ「うぅ……はい」スタスタ


「な、なにされるんだろうな………?」


「かわいそうに……」



…………………………………


コナミ「………確かこっちが出口で……」カサカサ



セルジオ「………」スタスタ



コナミ「………ああ、こっちか」スタスタ



セルジオ「…あ、あの、どこに行くんですか?」



コナミ「え、外だけど」



セルジオ「!?外………?」



コナミ「騙して悪かったな、実は俺はニコとウエストに頼まれてあんたを助けにきたんだ」スルッ



セルジオ「え!?ま、マルコムファミリーの人じゃないんですか………!?」



コナミ「ああ」



セルジオ「ニコとウエストが………私のために………」


コナミ「無事で良かったよ、すげー心配してたぜ」




セルジオ「そうですか……………、あ、ありがとうございます……!」ギュッ



コナミ「まあ、礼は無事に出れてからだ」



そして



鉱山 ふもと



コナミ「…………よし、逃げ切った!」



セルジオ「この山を………降りれた………!」



コナミ「Dホイールは……よし、無事だ」



セルジオ「ニコ……ウエスト……!また会える時がくるなんて……!」グスッ



コナミ「いい話だ」



セルジオ「本当に…ありがとうございます……………!」



コナミ「ああ、Dホイールに、のれよ、クラッシュタウンまで送るぜ」



セルジオ「はい…………!」



コナミ「…………ん?」



パカラッパカラッパカラッ……



コナミ「あの馬車は……?」サッ



セルジオ「あ!あれは敗者を鉱山に送る馬車です……!」



コナミ「なるほど…………」(作戦が成功してれば…あの中は空のはず……)



送り人「おい、出ろ」カタンッ


鬼柳「………」スタッ



コナミ「!?なに………鬼柳…!遊星は失敗したのか……!?」


遊星「く……」スタッ



コナミ「!!?あっれぇ……遊星も一緒だ理解不能…!」



ラモン「くうぅ……」スタッ



コナミ「最後にラモンファミリーのトップ、ラモンも出てきた!どゆこと!?」



セルジオ「さ、三人も一緒に送られるなんて……何が……」



コナミ(とにかく………ヤバイな、作戦は失敗と見て間違いない………くそ……遊星と鬼柳を助けないと……!)


セルジオ「?どうしました………?」



コナミ「……おっさん、悪い、歩いてクラッシュタウンに向かってくれ、そんなに遠くないだろ」



セルジオ「え!?じゃ、じゃあ貴方は?」



コナミ「今運ばれてきた奴……仲間なんだ、助けないと」


ちょっと抜けます

http://blog-imgs-35.fc2.com/t/a/k/takaoadventure/gozu20091213.jpg
ガトリングオーガ


…………………………………………………………………………………………………………


クラッシュタウン


ドンチャンドンチャン


マルコム「はははは!飲め飲め!今日は宴だぁ!」



マルコムファミリー「あははははは!」



バーバラ「ふふ……」


ロットン「くくく………………」



ワーーーー!ワーーーーー!


ロットン「………?」


ロットン「おい」



マルコムファミリー「え?なんすか」



ロットン「そこに不動遊星のDホイールがあったはずだ……うまく隠されてはいたがな………どこいったか分かるか?」



マルコムファミリー「知りませんよぉ、そんなの、はははは」ぐびぐび……



ロットン「…………………気になるな」



ロットン「嫌な予感がするぜ」






……………………………………………………

鉱山



鬼柳「………」カツーーン!カツーーン!



遊星「……鬼柳」



鬼柳「………」カツーーン!カツーーン!



遊星「俺と共に、ここに出よう!」



鬼柳「…………へ、さっき付けられたこの首輪………これからは電流が流れるんだぜ…」



鬼柳「どうやって外す………そもそも、俺はここにいたい、ここで満足だ」



遊星「バカな、お前がこんなところに満足するわけないだろ!」



マルコムファミリー「喋ってんじゃねぇ!」ペシーーン!



鬼柳「ぐ……………!」カツーーン!カツーーン!



遊星「………鬼柳…………」(さっきこっそり手に入れた釘………これで首輪は外せる)



遊星(あとは…どこから脱出するかだが……………)



遊星(!………あそこに使われてないトンネルが…………あそこからいける…!)


遊星「おい、鬼柳………」ボソッ



鬼柳「……………ほっといてくれ」



…………………………


遊星「……」カツーーン!カツーーン!



鬼柳「…」カツーーン!カツーーン!


マルコムファミリー「交代の時間か」



マルコムファミリー「おう、代わるぜ」



遊星「……………見張り交代の時間…………チャンスだ………」



遊星「おい鬼柳、いくぞ……」



鬼柳「いいと言ってるんだ……首輪が外せない………」



遊星「これをみろ」スッ



鬼柳「!……遊星、さすがだな………釘一本でロックを解除するとは…」



遊星「お前のも外してやる…………」



鬼柳「……………いいよ、ここに残る……お前一人で行け」



遊星「鬼柳…………悪いが無理矢理にでも連れて行く……!」シュッ



鬼柳「ぐっ!?遊星……………?」ドゴオッ ガクッ



遊星「…………」カチャカチャ………パチンッ


遊星「…………よし、行こう」ささっ





…………………………


遊星「ふう………外だ………」ズルズル…



遊星「どうにかして降りないと…」



鬼柳「………う……」



遊星「鬼柳、目覚めたか」



鬼柳「………こ、ここは……!遊星!お前………!ほっといてくれっていってるだろ!」ぐいっ



遊星「鬼柳!俺はお前を満足させるんだ!」


鬼柳「遊星…………………!………?ここは…」



遊星「え……………デュエルディスクが刺さっている……………」



鬼柳「…………………そうか……ここは墓場…」




遊星「!労働者のか…………途中で倒れた…」



鬼柳「………ここの何人かは……俺が」



遊星「鬼柳、自分を追い詰めるな!」




鬼柳「だってそうだろう?俺に負けた奴は……何人も鉱山に送られたんだから!」





遊星「……………………」



鬼柳「くそ………!俺は…………!」ダンッ!



遊星「………ん?」



ウエスト「よいしょ………よいしょ……このDホイールを遊星にいちゃんに届ければ」ずりずり



ニコ「きっとなんとかしてくれるはず…………!」ずりずり



鬼柳「ニコ、ウエスト!」



遊星「お前ら…なんでここに!?」



ニコ「!遊星さん!」



ウエスト「あ!鬼柳にいちゃんも……抜け出したんだね!」


タタタッ



遊星「俺のDホイール…運んできてくれたのか」



ニコ「これに乗って早く脱出してください!」


ウエスト「頑張って持ってきたんだよ!」



鬼柳「お前ら……危険だろうが」



ニコ「……鬼柳さんを………助けたかったから…!」



ウエスト「鬼柳にいちゃんは僕のヒーローだもん!」



鬼柳「…………く…………俺なんかのために……」




ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!!!


遊星「……!?なんだ…………」



鬼柳「この音は……Dホイール……!?」




ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!!!



ロットン「やはりな、奴ら、逃げ出しやがった」


鬼柳「!ロットン………!来てやがった…!」



遊星「勘付かれていたのか……!……」



ウエスト「うわあああ…!」



ニコ「どうしよう……!」



ロットン「ひき殺して粗挽き肉団子にしてやるぜ!」ブオオォォオオオォォォーーーー


遊星「鬼柳、二人を!」



鬼柳「ああ!関係ない二人に、手は出させねえ!こっちに来い!」ぐいっ


ニコ「は、はい!」タタッ



ウエスト「いっぱいくるよ!」タタッ



ロットン「逃げ切れるか、行けお前ら!」



マルコムファミリー「はい!へへへ!」ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!!!


マルコムファミリー「逃がさねえぞーー!」ブオオォォオオオォォォーーーーーーー



遊星「く、俺がDホイールでかき回すしか……………………ん?」



コナミ「ちょっと待て!」ブオオォォオオオォォォーーーーーー!



遊星「コナミ…!」





ロットン「ん?後ろから変なのが来たな……!」


遊星「なんでお前が?!」



コナミ「今はそんな事どうでもいいだろ!遊星、お前は鬼柳の援護をしてくれ!」




遊星「なに……お前は!?」



コナミ「ふっ!」グンッ!


ガガッガガッ!!



ロットン「ぬ…………へ、小さいDホイールでタックルされても効かねえんだよ!」



コナミ「お前は俺が相手をしてやる!」



遊星「お前がロットンを…!?」



ロットン「くく、面白え、潰してやるぜ」



コナミ「遊星、行け!」ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!!!



遊星「く……………コナミ!無理するなよ!」ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!



ロットン「ははははははーーーーー!!!」ブオオォォオオオォォォーーーーーーー!!!



ゴオオォーーーーーーー!!!



コナミ「この洞窟に……!」


ブオオォォオオオォォォーーーーーー




ゴオオォーーーーーーー!!!



ロットン「くくく、まさに袋のネズミだな、観念するんだな」



コナミ「くそ………!おい、デュエルだ!」



ロットン「ほう……俺と?面白え……望むところだ」



コナミ「スピードワールド2、セットオン!」カチッ


《デュエルモードオン!》ヴォン!



コナミ「……よし、ぶっ倒してやる……!」


………………………………



遊星「コナミは……ロットンの恐ろしさを知らない……!」



遊星「デュエルは挑んじゃダメだ……コナミ!」ブオオォォオオオォォォーーーーー



………………………



コナミ ロットン「ライディングデュエル!アクセラレーション!」


ゴオオォーーーーーーー!!!


ここまでで




ブオオオォォーーーーーーーーーーー!!


ロットン「俺の先行で行かせてもらうぜ!」シュッ 手札6


コナミ「………………」ブウゥーーーーーーーーーン



ロットン「俺はガトリングオーガを召喚!」バッ




《ガトリング・オーガ》
効果モンスター
レベル3/炎属性/悪魔族/攻撃力800/守備力800
自分の魔法&罠カードゾーンにセットされたカード1枚を墓地へ送る事で、
相手ライフに800ポイントダメージを与える。



ガトリングオーガ「うぉぉ」



コナミ「なんだあいつは…」



ロットン「くく、このモンスターはな、セットカードを一枚墓地に送る事で800Pのダメージを与える効果を持つんだよ」



コナミ「一枚につき800だと…………」



ロットン「そして、弾を装填!」バババババッ


コナミ「五枚セットしやがった……って事は」



ロットン「てめえに風穴を開けてやる!ははははは!」



コナミ「4000Pのダメージだと!?」





ロットン「死ね!ガトリングファイアーーーーー!!!」バッ



ガトリングオーガ「うぉぉお!」ガラガラガラガラ


ババババババババ!!!!



コナミ「いやいや!一回も俺のターン来てないし!こんなもん躱せるか!インチキ野郎!」



ロットン「なんとでも言え!」



コナミ「くそ………!ん?」


コナミ「………よし、こいつがあった!」チャッ



コナミ「俺は手札のハネワタを墓地に送り効果を発動!」シュッ


《ハネワタ/Hanewata》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/天使族/攻 200/守 300
このカードを手札から捨てて発動できる。
このターン自分が受ける効果ダメージを0にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。



ハネワタ「ふぃー」



コナミ「このターン俺が受ける効果ダメージは0になる!」



ロットン「!?俺の先行ワンターンキルを…………」


チュインチュインチュインチュイン!!



コナミ「そんな弾丸当たるかバーカ!」



ロットン「ち、一枚無駄になったか、ターンエンドだ!」



コナミ「ふうぅ…………間一髪、俺のターン!」シュッ 手札6


コナミ SC0→1
ロットンSC0→1



コナミ「さて…瞬殺はまぬがれたが………ガトリングオーガを潰さないとヤバイ」


コナミ「よし、カードガードを召喚!」バシッ




《カードガード/Card Guard》 †
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守 500
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
このカードにガードカウンターを1つ置く。
このカードに乗っているガードカウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
また、1ターンに1度、このカードに乗っているガードカウンターを1つ取り除き、
このカード以外の自分フィールド上に表側表示で存在するカード1枚に
ガードカウンターを1つ置く事ができる。
選択したカードが破壊される場合、代わりにガードカウンターを1つ取り除く。


カードガード「グエエエイイィ!」



コナミ「このモンスターの召喚時、ガードカウンターが乗る!攻撃力300アップ!」



カードガード「うっしゃああ!」攻1600→1900


ロットン「ほう……」



コナミ「……………セットカードは4枚…………だがここは!」



コナミ「カードガードでガトリングオーガを攻撃!」バッ!




ゴオォオッ!


ロットン「くく、そうはいくかバカめが、トラップ発動、くず鉄のかかし!」カチッ



《くず鉄のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。



ガキィイイィン!!



コナミ「あれは……!たしか発動後セットできるカード……!」



ロットン「その通り!カード消費無しでてめえの攻撃を止めてやったぜ!」パタンッ



コナミ「くっそぉぉ………!なんだよあれ!」


ロットン「次のターン、俺がモンスター以外を行けばセットカードは合計5枚…………再び地獄行きに届く」



コナミ「く………………カードを2枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3



ロットン「くっくくくくく、さて、俺のターン!」ビュッ 手札1


コナミSC1→2
ロットンSC1→2


コナミ「どっちだ…………!モンスターか?それ以外か………………?」



ロットン「………………」チラッ




ロットン「……ち、運の良い野郎だ」サクッ



コナミ「………よし…モンスターだ…………」



ロットン「即死とは行かねえが、何発かの弾丸は食らってもらうぜ、ガトリングファイア!」バッ



ババババババババ!!!!


コナミ「ぐああぁあぁ………………!!!!」LP4000→1600 チュインチュインチュインチュイン!!



ロットン「カードを3枚墓地に送り2400Pのダメージだ」



コナミ「く…………!残ったあれは……くず鉄のかかし……………!」



ロットン「くく、俺の勝利に変わりはない、勝利パターンは無数にある」



ロットン「ガトリングオーガをリリース!フルアーマーオーガをアドバンス召喚!」バシッ



《フルアーマー・オーガ》
効果モンスター
レベル5/炎属性/悪魔族/攻撃力1600/守備力1600
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える。
フィールド上に存在するこのカードが破壊された時、
自分の墓地に存在する「ガトリング・オーガ」1体を特殊召喚する。



フルアーマー「うおおぉ!」



コナミ「ガトリングオーガをリリース……?ラッキーじゃね……」



ロットン「くく…」



コナミ「フルアーマーオーガの攻撃力はたかが1600じゃねーか、カードガードには及ばねえぜ!」



カードガード「ふ………」攻1900



ロットン「かまわねえよ、行け!フルアーマーオーガでカードガードを攻撃!」バッ



コナミ「なにい………?」


ロットン「ここで、最初のターン不発に終わった弾丸、墓地のスキル・サクセサーの効果を発動!」ヴォン!


《スキル・サクセサー/Skill Successor》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上のモンスター1体を選択し、
その攻撃力をエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、
自分のターンにのみ発動できる。



フルアーマーオーガ「うぉ!!」攻1600→2400



コナミ「く…!」



ロットン「さらに…………フルアーマーオーガはモンスターを破壊した時、1000Pのダメージを与える!」


コナミ「はあああーー?!」LP1600


ロットン「くははははははは!!」




ロットン「くらえ!ファイア!」バッ


ドギャアアァァアンン!!


コナミ「くぁあ………!!?」LP1600→1100



ロットン「終わりじゃない!弾丸が残っているぜ……!よくみろ!」



ギュルルルルルルル…………!!



コナミ「な」



ドオォォォオーーーーーン!!



コナミ「おおおお……!?」LP1100→100



ロットン「くははははははは!残り100P!心臓の鼓動もじき止まる!」



コナミ「くそおぉお…………!」



ロットン「ターンエンドだ!次のターンでおわりだな」




コナミ「ち……………俺のターン!」シュッ 手札4


コナミsc2→3
ロットンsc2→3





コナミ「残り100…………ガトリングオーガは消えたが………次のターンでスピードカウンターは4………」



コナミ「ロットンがスピードスペルを引けば俺は弾け飛ぶ………」



《スピード・ワールド 2》
フィールド魔法
このカードは魔法・罠・効果モンスターの効果を受けず、
フィールド魔法カードをセット及び発動する事ができない。
お互いのスタンバイフェイズ時に
自分用スピードカウンターを1つ置く(最大12個まで)。
「Sp(スピードスペル)」と名のついた
魔法カード以外の魔法カードをセット及び発動した場合、
そのコントローラーは2000ポイントのダメージを受ける。
お互いのプレイヤーは、自身のメインフェイズに
自分用スピードカウンターを以下の数だけ取り除く事で以下の効果を発動する。
●4個:手札にある「Sp(スピードスペル)」と名のついた魔法カード1枚につき、
相手に800ポイントのダメージを与える。
●7個:自分のデッキからカード1枚ドローする。
●10個:フィールド上のカード1枚を破壊する。




コナミ「とにかく……フルアーマーオーガをを潰さねば……!忍犬を召喚!」



《忍犬ワンダードッグ/Nin-Ken Dog》 †
通常モンスター
星4/風属性/獣戦士族/攻1800/守1000
忍術を極めた犬忍者。厳しい修行により、擬人化の忍術を使う事が可能となった。


ワンダードック「ワン!」


ロットン「ほう……」


コナミ「ワンダードックでフルアーマーオーガを攻撃!」バッ



ワンダードック「ワンワンワン!」バシィッ!


ズバアアァ!!


ロットン「く…………」LP4000→3800







コナミ「よし」



ロットン「残念だが余計に首をしめたぜ!くず鉄のかかしを発動しなかったのはわざとだ!」



ロットン「フルアーマーオーガが破壊された時、ガトリングオーガを墓地から特殊召喚する!」



ガトリングオーガ「ウォォ!」バン


コナミ「な………………?」



ロットン「これで次のドローに左右される事なく、てめえは死ぬ!」



コナミ(くず鉄を弾丸にする気か…………!だが!)



コナミ「俺はsp-オーバーブーストを発動!」バシッ



《Sp-オーバー・ブースト/Sp - Over Boost》 †

通常魔法
自分用スピードカウンターを4つ増やす。
このターンのエンドフェイズに自分用スピードカウンターを1つにする。




コナミ「俺は、scを2上昇!」sc3→7 手札2


コナミ「さらに、sp-サモンスピーダーを発動!」バッ





《Sp-サモン・スピーダー/Speed Spell - Summon Speeder》 †

通常魔法
自分用スピードカウンターが4つ以上ある場合に発動する事ができる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。



コナミ「ジェネクス・コントローラーを特殊召喚!」バッ


《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。



コントローラー「ウィン」



ロットン「チューナーか」



コナミ「俺は☆4のワンダードックに☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」バッ!



☆4+☆3=☆7 カッ



コナミ「現れろ!ウィンドファーム・ジェネクス!」



《ウィンドファーム・ジェネクス/Windmill Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/風属性/機械族/攻2000/守1600
「ジェネクス・コントローラー」+チューナー以外の風属性モンスター1体以上
このカードの攻撃力はフィールド上にセットされた
魔法・罠カードの数×300ポイントアップする。
また、手札を1枚墓地へ送って発動できる。
フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。




ウィンドファーム「ブイィイィーーーーーーーン!ヒャッハーーーー!」



ロットン「何が出てこようが俺のコンボは止められねえよ!」



コナミ「それはどうかな………」



ロットン「なに………」



コナミ「トラップ発動!無謀な欲張り!」カチッ




《無謀な欲張り/Reckless Greed》 †
通常罠
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
その後、自分のドローフェイズを2回スキップする。



コナミ「二回のドローフェイズをスキップする事で、二枚ドローする!」シュッ 手札2


ロットン「ハイリスクハイリターンなカードを………」



コナミ「ウィンドファームジェネクスの効果を発動!手札を一枚墓地に送りセットされたくず鉄のかかしを破壊してやる!」バッ



ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!


バリイイィン!!



ロットン「ぐ……?ち、悪あがきを」



コナミ「………これが限界か…………カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札0



ウィンドファーム「ブォォォォオン」攻2600



コナミsc7→1 ピッ



ロットン「オーバーブーストの効果でてめえのscは1になった、ドローもできない、ボロボロじゃねえか!」



コナミ「るっせーー!さっさと引け!」



ロットン「いいだろう……モンスター以外なら俺の勝ちだ………!」チャッ



コナミ「……………………」



ロットン「く、くくく………ドロー!」シュッ 手札1




コナミsc1→2
ロットンsc3→4



ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



コナミ「…………」



ロットン「……………」チラッ


コナミ「……………!」



ロットン「く……ははは!俺はカードを一枚セット!」バッ!



コナミ「!!?」



ロットン「ガトリングオーガの効果を発動!ファイアーーーーーーーー!!!!!」バッ



ババババババババ!!!!!!



コナミ「く、だが!トラップ発動、リフレクト・ネイチャー!」カチッ




《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》 †
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。




ロットン「ぬう………!?」


チュインチュインチュインチュイン!!!



コナミ「効果ダメージを跳ね返す!」バッ



ロットン「ぐおおぉ……!!?」LP3800→3000 チュインチュイン!




コナミ「見たかってんだ!」



ロットン「くうううぅ…………!野郎、ターンエンド!」手札0



コナミ「俺のターン!あ、引けねえ!」スカッ



ロットン「無謀な欲張りの代償を受けろ、ははははは!」



コナミ「ち、なんてこった……………」手札0



ウィンドファーム「ブォォォォオオオオーーーーーーー」攻2300


……………………………………………………



鉱山



ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



遊星「鬼柳達がトロッコで逃げたはいいが………見失ってしまった………!」ブォォォォーーーーー!!!!



遊星「く………敵が迫っているというのに」



ガラガラガラガラーーーーーーーー!!




遊星「!あそこか…………!鬼柳ーーーーー!」



ここまでで


現在状況


コナミLP100 ウィンドファームジェネクス リバース1 sc2→3 手札0 (無謀な欲張り一ターン目)


ロットンLP3000 ガトリングオーガ sc4→5 手札0


クラッシュタウン遊星

http://blog-imgs-38.fc2.com/l/i/g/lightofjustice/86-8.jpg



ゴオオォーーーーーーー!!!


鬼柳「くそ………しつこい野郎どもだ………」ガラガラガラガラ



ウエスト「鬼柳にいちゃん!あいつらが追いついて来たよ!」



マルコムファミリー「ひゃははーーーーー!!逃がさねえぞ!」ブォォォォオオオオーーーーーーー!



マルコムファミリー「観念しやがれ!!」ブォォォォオオーーーーーー



鬼柳「く……なんとか外に………!」



ニコ「あ、そうだ、コナミさんから受け取ったショックガンがあるんです!」カチャッ


鬼柳「!でかした」



鬼柳「くらえっ!」ドキューン! ドキューン!



マルコムファミリー「ぐあああぁ!??」ビリビリ



マルコムファミリー「あああァぐ!?」ビリビリ



鬼柳「よし、ひるんでる、クラッシュしちまえ!」


マルコムファミリー「や、やろおぉお…………!!!!」



ウエスト「よーし!僕も!」ドキューン!


遊星「鬼柳ーーーーー!」




鬼柳「遊星!」


遊星「俺も加勢する!」グンッ


ガガガガガガガガッ!!!



マルコムファミリー「ぬおおお!?こいつ………!調子に乗りやがって!」グラグラッ



ガタァアアンン!!



鬼柳「よし、一人転倒しやがった!」



ゴオオォーーーーーーー!!!



遊星「このまま外に出るぞ!」



ニコ「で、でも…どっちが出口か…………」



遊星「次のトンネルを右に行くんだ!そうすれば出られる!」


ウエスト「本当!?」



鬼柳「わかった!」グイイイッ



マルコムファミリー「さ、させるかよ!おい!リモコン!」



マルコムファミリー「あ、ああ!」ピッピッピッ



ガタンッ


鬼柳「!!?なに、レールチェンジしやがった!」



遊星「く…レールは術中に落ちてたか………!」



ニコ「これじゃ左側のトンネルに…!」



ゴオオォーーーーーーー!!!





マルコムファミリー「ははははーー!絶対てめえらは鉱山から出さねえぞ!」ブォォオーーーーーーー!!


鬼柳「ち……………」 ドキューン!


ウエスト「このぉ」ドキューン!


遊星「こっちのレールは………!」



ゴオオォーーーーーーー!!!



マルコムファミリー「奈落に突き落としてやるぜぇ!」



遊星「吹き抜け………!」



鬼柳「………………あ、見ろ!」



ウエスト「え、ああ!レールが途中で途切れてる!」



遊星「なんだと!」



ニコ「このままじゃ落ちてしまう!」



鬼柳「く……………直前のレバー……あれを切り替えればレールが変わる………」



遊星「よし!俺が行く!」ブォォォォオーーーーーーー!


マルコムファミリー「おっと!させるかよ!」バキューンドキューン!


チュイイン!


遊星「ぐあっ……く!」グラグラッ



マルコムファミリー「そこでおとなしくしてやがれ!」


ガラガラガラガラーーーーーーーーー!


鬼柳「どうすれば…!」


ウエスト「落ちちゃうよ!」



遊星「き、鬼柳!」



ダダッ!



セルジオ「私に任せてください!」タッ



マルコムファミリー「!?なにぃ、労働者か……!」


ウエスト「あ!父ちゃん!?」



ニコ「お父さん!?」



鬼柳「?!」



遊星「なに……コナミが助けに行ったという……なぜここに?」



セルジオ「一度はコナミさんのおかげで脱出した、だけどニコ、ウエスト、お前達が鉱山に入って行くのを見て戻ってきたんだ!」


鬼柳「あれが……お前らの父親か」



ウエスト「やった!父ちゃん、早くレバーをーーー!」



ゴオオォーーーーーーー!!!



セルジオ「ああ!」ガシッ


マルコムファミリー「野郎……!」



マルコムファミリー「おい、あいつ首輪ついたままだ!」



マルコムファミリー「え?あ、よし!」カチカチッ



バチバチバチバチバチ!!



セルジオ「!!?ぐおおおぉぉぉおおおお…………!!?」ガクッ



ニコ「お父さん!?」



鬼柳「?!………………!首輪か」



ウエスト「や、やめろー!」バキューン!バキューン!



セルジオ「くううぅぅ…………!こ、これしき………!」ぐぐっ


遊星「!おい、無理をするな!」



ズルウゥゥゥッ!


セルジオ「!?うわああぁ」ガクーン!



鬼柳「やべえ!落ちる……!」


ウエスト「父ちゃんー!」



ガシッ


セルジオ「お……落ちるわけには……!」ぐぐっ… ビリビリビリビリ


マルコムファミリー「ち、片手でしがみついてやがる……」



マルコムファミリー「出力増強してやる」カチカチッ



遊星「!させるかーー!」ギャギャギャギャ!


ガガガッ!



マルコムファミリー「ぐおお……!!またタックルを……!」グラグラッ



ゴオオォーーーーーーー!!!



セルジオ「く……………ぅ…うおおおおぉお!!!」ぐぐぐぐ!



ギ…ギギギギギギ…!


ガコオォン!


鬼柳「レールが変わったぜ!」



ウエスト「やった!父ちゃん、手を!」バッ


ニコ「早くトロッコに!」




バチバチバチバチバチ!!


セルジオ「ぐあぁあああ………………!」



鬼柳「や、ヤバイぞ………!」


遊星「く…………電撃を止めろ!」



マルコムファミリー「あぁ?止めるかバーカ!」



鬼柳「この野郎!」バキューン!ドキューン!



マルコムファミリー「おおっと」スカッ


遊星「ふっ!」シュッ バキッ



マルコムファミリー「ぐっへ!」ポロッ



マルコムファミリー「あ!なにリモコン落としてんだ!」



遊星「よし!止めたぞ!」



ウエスト「父ちゃん!早くー!」



セルジオ「わ………私は…………」フラッ



セルジオ「す…すまん…ニコ、ウエスト…………」ズルッ



ニコ「!お父さん!」




ガシッ


セルジオ「く…………」



鬼柳「また腕一本で………このままじゃ落ちちまう…」



遊星「俺が行くまで待っててくれ!すぐに助ける!」ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



セルジオ「私は………お前達に………迷惑ばか………り…」ズズ……



ウエスト「父ちゃん!」


セルジオ「生きて………鉱山を………抜けてくれ………!」



鬼柳「おい!あと少し!遊星が行くまで耐えるんだ!」



セルジオ「……………く」ズルゥッ


ヒュウウゥウウウゥウウ



遊星「!」



ニコ「お父さん!」



鬼柳「あ!……………お、落ちちまった…………」



ウエスト「と、父ちゃーーーーーーん!!」バッ


ウウゥゥ………


マルコムファミリー「へ、この高さだ、お陀仏だな」



遊星「な、なんて事だ……」





ゴオオォーーーーーーー!!!


ウエスト「うわぁあぁあああぁーーん!」ぐすっぐすっ


ニコ「ううぅぅ…………!鬼柳さん………………!」ぐすっぐすっ…



鬼柳「ど………どうして……なんでこんな事に…………」



キィイィーーーーーーン!


マルコムファミリー「あいつらも絶対逃がすなーー!」



遊星「許さん!」ドゴッ!


マルコムファミリー「ぐっふううぅ!?」



キキィィィィィ!!ガタンッ



鬼柳「………トロッコは……終わったか…」



マルコムファミリー「て、てめえら!地獄に送ってやる…!」チャキッ



鬼柳「!それは!」ダンッ



鬼柳「俺の台詞だ!外道ども!」ゲシィィィ!



マルコムファミリー「ぎゅふぁああ!!?」ドサァア!!



遊星「鬼柳!こいつらのDホイールに乗り移れ!」



鬼柳「ああ……!ニコ、ウエスト!」



鬼柳「と……その前に…」ザッ



マルコムファミリー「くうぅ………いてて……」スリスリ



鬼柳「寝てろ!」バキャッ!


マルコムファミリー「ぎゃふう!」ガクンッ


キィイィーーーーーーン!


遊星「このままこの道を行けば、出られるはずだ…」



鬼柳「そうか……」



ウエスト「うううぅぅ………」ぐすっぐすっ


ニコ「ううう……」ぐすっ



鬼柳「……泣くな、お前ら…」



鬼柳「お前らの親父は、お前らに死に様を見せたんじゃない……!」



鬼柳「お前達を守ろうという……生き様を見せたんだ!」




ウエスト「ううぅ…………」ぐすっ



鬼柳「目が覚めたぜ………今度は俺が見せてやる…鬼柳京介の生き様を…!」



遊星「鬼柳!お前…」



鬼柳「お前達は俺が守ってやる!」



ニコ「………ぅ、鬼柳さん………!」


二人乗りと聞いて

                                       更 圭圭≧=-    /            \l|     |  〉
                  ヽ:i:i:i:i:i:i:i\\ヾ:i:i:\   オ   最    な  三二ニ==‐ 1  〈,     ム ‘《l,___\_,l|    |  } 零ゼ 無 ハ  こ
.         /// ヽi:i:>、_.≧孑㌣下≧\:i_> レ   高    る  圭三ニ=-    |  |ハ    Ⅵ、 マΘ刈`l|    |  | 式ロ    ン  れ
や 手 .最  <{ {/\ \i:i:i:i:《 /tつ  j}7   \  の   に   ヽ共 三≧=    |  {l圦   `【:\`く   l|    | ノ  だ  手 ド  が
る に  強  ∠ y ,|i:i:i>、 ヾi:i:《__,,. -=ア”   ≪  フ  高   ン両 圭三ニ≡=‐  |  |【::る、\ `マ゙\\__j|_   |く   ぁ    レ  オ
ぜ 入 .の  /__//| |:k Qj\ヾi:Xく__ "ヘ    ≪  ィ  め    口  三≧≠‐    |  |个k" \}\{\ ,`¨丁´ || )   (  .札 ス  レ
.!!  れ .力  /|//:i代”\ ` ̄   ,.ィヘ ` ..   Z_ l   た   人匚 圭圭≧=‐-  |  |兮    __..斗匕}  |   l| | 〈   )    コ  の
   て  を  |. |/:i:i/Λ  ` __,,...彡   ',  ;, ∠ .ル       へ  三≧≠==-  | , 入] ー≪´.:::::::::::::::}  |   l| | }  (   .必 ン
       ハ|.  l:i:// ハ   `ヽ     _}   ;; // .で \\    l7l7 圭人_人_人_/| | | ト、   ヽ::::::'⌒7  |   l| | {   )    ボ
/|/∨圭V圭三ニ|//=- >.  \/⌒´ノ   V.::}/\ ミミ\\  00 }`ー'       (_| | | | |\  ∨   /  j|   l|| |  l7l7  殺    /
圭圭圭圭圭三ニ!/ニ=- ..... >. `ー'^   /j;;    ミミミ圭;;,   `ー'   さ オ   /| | | | | |\ `彡′/ |   l|/〈  00   ・   __厂
圭圭圭圭圭三三ニニ=- .....    >.    /彡     ::ミミ圭三;..   ジ   せ レ  {=| | | | |{ 乂_\___,/\_|   l|::::::::)'⌒V⌒\/
圭圭圭圭圭圭三三二二ニ=- ......:::::::::`ー'^入              ャ   て を  (__| | 乂\\\`ヽ\.::::::ヒ|  |::::::::::::::::::::::::::::::::..
圭圭r'⌒¬冖77、三二ニ=-   .....::::::;;ミミミ/{: :\            ッ  く  満  〈 | }三二::\\\|  ::::у| ハ|___:::::::::::::::::::::::::..
圭::( ヾ\/ //ヾ,,.}三二二ニ=- ...::;;ミミア’ :} {  ≫ \  \     ク  れ 足   〉 /.......::::::::::::\|::::::::::::://:j// ⌒\\:::::::::::::::::::::::::..
ニ(   ヾ/ // y !三二ニ=-   .::ヌ'". : : : : :|: : |{: : . \  \  ( よ      /|/.::::::::::::::::::-===ミ// /.:::::::::::::::::::::: ┼ヽ:::-|r‐、::レ |
ニ;{ べ、/ //^¨\,ノ 二二ニ=- .:::/ {{: : : : : : : : :j} : : : .  \  \ ) ぉ    (_,x≪´∠ニ7.:::::::::::::У/ .::::::::::::::::::::::::::.d⌒) :/| _ノ:::__ノ



鬼柳「お前ら…………しっかり掴まってろよ!」


ウエスト「あ………………う、うん!」ギュッ



ニコ「………はい!」ギュッ


鬼柳「この町を変えてやる!行くぜ!遊星!」ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



遊星「ああ!やってやろう!」




遊星「まずはここをでるぞ!」ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!


………………………………………………………………………




ロットン「さあどうする!手札0だぜ!」LP3000


コナミ「それはお前も同じだ!」LP100



ロットン「へ、てめえは次のターンもカードを引けないんだぜ、諦めろよ!」



コナミ「引けなくてもな、攻撃力2300のウィンドファームジェネクスが俺にはいる!」



コナミ「ガトリングオーガを潰す事は簡単なんだよ!リバースカードも無いしな!」



ロットン「ほおぉ…………そうかい」



コナミ「なんだ………あの余裕は…」



ロットン「やってみろよ、ガトリングオーガを潰してみろ!」



コナミ「言われなくてもやってやるよ!ウィンドファームジェネクスの攻撃だ!」


ウィンドファーム「マカセレーーーー!ブーーーン!」攻2300



ガトリングオーガ「うぉ」攻800



コナミ「ガトリングオーガを破壊しろ!」バッ



ロットン「はーーーははは!墓地のトラップカード、ダイナマイトウォールを発動!」ヴォン!



コナミ「墓地のトラップ!?」




《ダイナマイト・ウォール/Dynamite Wall》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃時に発動する事ができる。
その攻撃モンスター1体と自分フィールド上に存在するモンスター1体を破壊する。
また、相手モンスターの攻撃時に自分の墓地に存在するこのカードを
ゲームから除外する事で、その攻撃モンスター1体と
自分フィールド上に存在する全てのカードをゲームから除外する。



ロットン「てめえの攻撃モンスターウィンドファームジェネクスと、俺のフィールドのカードを全てゲームから除外するぅ!」バッ!



コナミ「なんだと…!?」



ロットン「はーーーーははははは!てめえのモンスターを爆殺してやる!」




ピカアァァァアアァア!!



コナミ「カウンタートラップ発動!空間跳躍ージャンプー!」カチッ



《空間跳躍-ジャンプ-/Jump》 †
カウンター罠
自分のターンのバトルフェイズ中に相手のカードの効果で
モンスターが破壊または除外される場合に発動する事ができる。
対象となるモンスター1体を除外して、
その攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



ロットン「なんだと……?」



コナミ「除外されるウィンドファームジェネクスの攻撃力分のダメージをお前に与える!」バッ



ズオオォォォォォーーーー!!!



ロットン「ぐぁ………!」LP3000→1000


コナミ「食らわしてやった!」


ロットン「ちいいいぃ…………だがモンスターは消し飛んだ……次のドロー、またはその次のドローでモンスターかスピードスペルを引けば、てめえが弾ける!」



コナミ「やってみやがれ!ターンエンド!」手札0


コナミ(一応ウィンドファームジェネクスの効果を使う時に捨てたコスト、タスケルトンが墓地にある……攻撃を一回は凌げるが………………)



ロットン「俺のターンだ!くく!」








コナミ「……………………ん?」ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



ロットン「あん?」



コナミ「あ、光が漏れてきている!出口が近いんだ!」ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



ロットン「なにぃい!?もうそんなところか!」


ブォォォォオオオオーーーーーーー!!!!



遊星「コナミー!」ブォォォォオオオオーーーーーーー



コナミ「あ、遊星!鬼柳も!」



鬼柳「外に出るぜコナミ!こんな場所じゃ満足できねえ!」



コナミ「よし……わかった!」



ロットン「おい……!冗談じゃねえぞ!逃がしてたまるかよ!」



遊星「ロットン………!」



ロットン「逃がすくらいなら………このダイナマイトでてめえら吹き飛ばしてやる!」スッ



コナミ「!?だ、ダイナマイトだあぁーーー!?」



ロットン「ははははははは!」








遊星「まずい本気だ……!」



鬼柳「ロットンてめえ……!」



コナミ「やめろ!コラァーー!」ピッ



ロットン「ぶっとべ!Dホイールと共になぁ!!」カチッ



ポイッ


ゴトンッ



コナミ「く……出口だってのに」



遊星「受け身の準備を…!」



鬼柳「ニコ!ウエスト!しゃがめ……」



カッ!



ドッゴオオォォォォオオオォーーーーーーーーーンン!!!!



ブオォォオオオ!!



遊星「ぐああぁあーーー!」ブワァッ



コナミ「うおおぉおーーーーーーー!?」ブワァッ



鬼柳「くうううぅぅう!」ブワァ



ニコウエスト「あああぁぁぁぁっ!!」ブワァッ



ロットン「おおぉおおおぉおー!?」ブワァッ




コナミ「ええぇぇーーー!?お前も巻き込まれんのかよ!」




ニコ「き、鬼柳さん……!」 ヒュウウゥウウウゥウウ




鬼柳「ニコ………ニコー!!」バッ ヒュウウゥウウウゥウウ



ニコ「鬼柳さぁああああーーーん!」バッ



ヒュウウゥウウウゥウウ……………!



コナミ「ぐっは!!?」ドゴッ


遊星「ぐうっ!?」ドゴッ



鬼柳「がはっ……!」ドゴッ


ヒュウウゥウウウゥウウ……………



………………………………………………………………………………………………………………………………



ロットン「はぁ…………はぁ…………」ズリ……ズリ……



ロットン「へ…………崖から落ちたか……この高さなら生きてはおるまい……!くくくく…」



ウエスト「……」



ニコ「……」



ロットン「気絶したか………へへ」スタスタ




………………………………………………………………


コナミ「痛てて…………くそ……結構高いところから落ちたな…………」



コナミ「遊星、鬼柳、無事か?」



遊星「く……ああ、昔会得した五点着地のおかげでな」


鬼柳「………同じくな……だが………」



鬼柳「くそぉ!………守れなかった!ニコ、ウエストを!」だんっ!



鬼柳「誓ったのに…………!俺は………俺は………!」



鬼柳「満足できなかった…………!」



コナミ「鬼柳…………」


遊星「く……………!ここは…………デュエルディスクの墓……か」



鬼柳「え…………また、ここに来たのか…………すまねえ…倒れていった労働者たち………」



鬼柳「やはり俺には……………町を変える事なんて………!」



遊星「まだだ、鬼柳!俺たちはまだ終わっていない!」



コナミ「そうだ、何よりまだ満足してないぜ!」



鬼柳「お前ら…………」




遊星「最後の勝負に行こう!クラッシュタウンに戻って!」


鬼柳「遊星………………」



コナミ「まだニコとウエストは無事だ、間に合う」


鬼柳「コナミ……」



……………………キュゥン……



鬼柳「………?」



キュウウゥウウゥーーーーーーーーーン



遊星「!…この刺さっていたデュエルディスク、生きている」



コナミ「いきなり動き出したな………」



鬼柳「これは……………………」



鬼柳「そうか…………お前らはまだ俺には戦えというんだな………」



鬼柳「……くく…………いいぜ…」



カシャァン!


鬼柳「お前たちの力、かしてもらう!」バッ!




鬼柳「クラッシュタウンに乗り込むぜ!」



遊星「鬼柳!俺達も手を貸すぜ!」



コナミ「ああ、ちょっと待ってろ」


カパッ ゴソゴソ…



コナミ「鬼柳!」バッ



鬼柳「ん?これは…………………満足ジャケット!」フサァッ



遊星「まだ持っていたのかコナミ」



コナミ「ああ、遊星も」バッ



遊星「よし」ガシッ



鬼柳「へへへ…………乗ってきたぜ…………!」



鬼柳「待ってろクラッシュタウン………………この俺を…」



鬼柳「満足させてもらおうか!」バッ!





ここまでで


次スレに移る必要があるようです

リアリスト

新スレ立ちました


よかったら見てください

コナミ「WRGPか」 ツァンディレ「このチーム大丈夫?…」【遊戯王5Dsタッグフォース】
コナミ「WRGPか」 ツァンディレ「このチーム大丈夫?…」【遊戯王5Dsタッグフォース】 - SSまとめ速報
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