遊星「アキは本当に可愛いな」(110)
遊星「前に何気なく頭撫でてやったらな」
遊星「最初はびっくりしたらしく怒られたんだが」
遊星「数日してから、アキの方からまた撫でてくれと言われてな」
遊星「それ以来アキに撫でられ癖が付いたと言うか、ことあるごとに頭撫でることになってな」
遊星「迷惑には感じていない。むしろ嬉しい」
遊星「何より撫でられているときの恥ずかしがりながらも嬉しそうにするアキの表情がだな」
クロウ「TFおもしれー」
ジャック「WCSも悪くは無いぞ」
遊星「おい、聞けよ」
ジャック「仕方があるまい。聞いていても俺たちには何の利益も無い」
遊星「聞いていて胸にグッと来るものはないのか?」
クロウ「無い」
ジャック「無い」
遊星「そうか……」
クロウ「つーか、お前ら二人とも相手がいていいよな」
遊星「ああ、クロウには結局フラグなかったな、そういえば」
クロウ「ジャックに至っては3人フラグ立ってるんだよな
クロウ「御影さんとカーリーと……あのウェイトレス名前なんて言ったっけ」
遊星「名前あったのか、あの人」
ジャック「一応あるぞ。忘れたが」
クロウ「ひでえwwwwwwwwwww」
クロウ「なあ、ジャック。お前、あの3人のうち誰選ぶん?」
ジャック「カーリー」
遊星「即答だな、ジャック」
クロウ「ちなみにその理由は」
ジャック「まあ、ここだけの話だが」
遊星「ああ」
クロウ「何だよ」
ジャック「俺の童貞は奴に奪われたからな」
クロウ「ちょwwwwwwwwwwwww」
クロウ「おいwwwwwwwwwwいつの話だwwwwwwwwwww」
ジャック「数か月前……」
クロウ「割と最近wwwwwwwwwwwwwwwwww」
遊星「? 奪われた、という表現に引っかかりを感じるのだが」
ジャック「まあ、その……何だ」
クロウ「おい言えよwwwwwwwww何があったのか言えよwwwwwwwww」
ジャック「いや、だから……な」
ジャック「以前、皆で集まったことがあっただろう?」
遊星「ああ。そう言えば、確かに数週間前に集まったな」
クロウ「同窓会みてーなノリでな」
ジャック「そのとき、カーリーが飲み過ぎて酔っただろう?」
遊星「そうだったな……それで、眠りこけたカーリーをジャックが家に送ると言って……」
クロウ「おい、じゃあ、まさか」
ジャック「家に着いた辺りでカーリーが目を覚まして……」
ジャック「酔っていたせいか、カーリーが妙に積極的で……無理やり……」
クロウ「逆レイプされてんじゃねーよ元キンwwwwwwwww拒めよwwwwwwwwww」
ジャック「まあ、何だ。俺も少しそんな気分だったというか」
クロウ「こwwwwのwwww野wwww郎wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
鬼柳「お、盛り上がってんな」
遊星「遅かったな、鬼柳」
鬼柳「悪いな。ちょっと道に迷っちまってよ」
鬼柳「ま、迷った先にコンビニがあったから、遅れた詫びも兼ねて土産持ってきたぜ」
ジャック「土産?」
鬼柳「1本満足バーだ」
クロウ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
遊星「しかし、久しぶりの四人集結だな」
クロウ「チーム・サティスファクションの復活だなwwwwwwwwww」
鬼柳「やめろwwwwwwwww俺の黒歴史wwwwwwwww」
クロウ「wwwwwwwwwwwwww」
ジャック「その黒歴史に付き合った俺たちも俺たちだがな」
遊星「今ではいい思い出だな」
クロウ「そーいや、鬼柳んトコはどうなんだ?」
鬼柳「何がだ?」
クロウ「さっきまで嫁の話してたからな」
遊星「ジャックに関しては逆レイプの話だがな」
ジャック「ちょ、遊星」
鬼柳「おいwwwwwwwwwwその話ちょっと詳しく聞かせろwwwwwwww」
クロウ「かくかくしかじか」
鬼柳「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジャック「笑うな! 半分は互いに合意の上だ!」
クロウ「半分てwwwwwwwwwww」
鬼柳「残り半分やっぱり無理やりヤられてんじゃねーかwwwwwwwwww」
ジャック「黙れ!」
遊星「おい、クリームチーズケーキ味、最後の1本みたいだが、食べてもいいか?」
クロウ「あ、ちょっと待て。俺まだその味食ってない」
鬼柳「つーかよ、デュエルしに集まったんじゃねーのかよwwwwwwwwww」
鬼柳「何で嫁の話してんだよwwwwwwwwwwwwww」
クロウ「もうお前も話せよwwwwwwwwwあのニコって女の子とヤってんの?wwwwwwwww」
鬼柳「ヤってねーよwwwwwwwwww俺ロリコンじゃねーよwwwwwwwww」
遊星「え? 鬼柳、お前この間あの子とキスしてたはずじゃ……」
ジャック「なんと」
鬼柳「ちょ、遊星何で知ってんだよ!?」
遊星「……すまない。でまかせを言ってみただけなんだ」
鬼柳「」
クロウ「wwwwwwwwwwwwwwww」
クロウ「おいwwwwwww話せやwwwwwその話聞かせろやwwwwwwww」
鬼柳「や、その、ほら、ウェストとニコの奴ら、目の前で父親死んじまってるからよ……」
鬼柳「たまに、何か、滅茶苦茶寂しくなるときがあるらしくて……」
クロウ「あー……」
ジャック「なるほど……」
鬼柳「ウェストの場合は男だしまだ子供だし、大泣きする程度で済むんだが……」
鬼柳「ニコの方は、俺に抱き着いて静かに泣くわけよ」
遊星「ちょっとアキ泣かせてくる」
ジャック「おい」
鬼柳「そんで、ほら、あれから数年立って、ニコも成長してるわけで……」
鬼柳「俺のことを“良い人”じゃなくて“男”として見始めたというか……」
鬼柳「この間……何か、キス迫られて……」
クロウ「お前も女の方からかよwwwwwwwwwwwwwwww」
ジャック「人のこと笑っていられる立場ではなかったな」
鬼柳「うるせーな! 仕方ねーだろ!?」
鬼柳「女の子に抱きしめらて泣かれてキス迫られて断れるか!?」
遊星「ちょっとアキにそのシチュで頼んでくる」
ジャック「止まれ」
鬼柳「つーか子供とかならクロウはどうなんだよ!?」
鬼柳「お前が世話してた孤児の中に女の子いたろ!?」
クロウ「子供すぎるわwwwwwwwwww流石に無理wwwwwwwwww」
クロウ「つーかあいつら俺のこと家族的な扱いでしか見てねーからwwwwwww」
遊星「しかし世間には近親相姦というジャンルがだな」
ジャック「落ち着け遊星」
遊星「しかも血の繋がってない家族とかまさに」
ジャック「落ち着け」
鬼柳「ああ、もう、デュエルしようぜ! さっさとデュエルしようぜ!?」
遊星「いや、そこは『おい、デュエルしろよ』とだな」
クロウ「お前しか言わねーよそれwwwwwwwwww」
ジャック「どうする? 2つに分かれるか? タッグにするか?」
遊星「せっかくだからタッグでやってみないか」
クロウ「俺もタッグに賛成」
鬼柳「俺もタッグで構わねぇぜ?」
ジャック「ならタッグで決まりか。では、そうだな……どういう組み合わせにする?」
遊星「コンビニ袋の中にシリアルチョコとシリアルホワイトの満足バー2本ずつ入れてクジにしよう」
シリアルチョコ組
ジャック&クロウ
シリアルホワイト組
遊星&鬼柳
ジャック「先攻後攻はどうする?」
遊星「10円玉でコイントスしよう」
ジャック「では俺は数字が書いてある方に賭ける」
遊星「じゃあ俺は平等院鳳凰堂が描かれてる方に賭けるぞ」
ピーン カランカラン
鬼柳「平等院鳳凰堂が表だ。先攻はこっちで行くぜ?」
クロウ「上等だ! かかって来やがれ!」
遊星&鬼柳VSジャック&クロウ「デュエル!」
両者ライフ 4000
遊星「俺のターン、ドロー!」
遊星「モンスターをセットし、カードを1枚セットして、ターンエンドだ」
クロウ「俺のターン、ドロー!」
クロウ「俺の場にカードが存在しねーから、BF-逆風のガストを特殊召喚! 守備表示でな!」
クロウ「BFがフィールドに存在するとき、BF-漆黒のエルフェンはリリース無しで召喚できるぜ!」
クロウ「この瞬間、エルフェンの効果で、お前のモンスター1体の表示形式を変更だ!」
クロウ「そのセットモンスターを攻撃表示にするぜ!」
遊星「俺がセットしていたのは、ロードランナー! 攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない!」
クロウ「だが、攻撃表示ならダメージは入る! エルフェンでロードランナーに攻撃!」
遊星「くず鉄のかかし!」
クロウ「だと思ったよ! カードを1枚伏せてターンエンドだ!」
鬼柳「俺のターン、ドロー」
鬼柳「インフェルニティ・デーモンを召喚! ロードランナーを守備表示に変更!」
鬼柳「バトルだ! デーモンでガストに攻撃!」
クロウ「ガストの効果で、BFに攻撃してきたモンスターの攻撃力は、ダメージステップの間300ポイントダウンする!」
鬼柳「それでもデーモンの攻撃力は1500! ガストの守備力は1400! ブッ倒すには十分だぜ!」
クロウ「くそっ……」
鬼柳「カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
ジャック「俺のターン、ドロー!」
ジャック「チューナーモンスター、ドレッド・ドラゴンを召喚!」
ジャック「自分フィールド上にドラゴン族モンスターが存在するとき、手札からスタンピング・クラッシュを発動できる!」
ジャック「お前たちの魔法・罠を1枚破壊する! 当然、セットされていることが判明しているくず鉄のかかしを破壊だ!」
ジャック「さらに、破壊したカードのコントローラーに、500ポイントのダメージを与える!」
鬼柳「ちっ……」
遊星&鬼柳残りライフ 3500
ジャック「バトルだ! 漆黒のエルフェンでデーモンに攻撃!」
遊星&鬼柳残りライフ 3100
鬼柳「エルフェンでデーモンを、ドレッド・ドラゴンででロードランナーを戦闘破壊するためにシンクロしなかったんだろうが……」
鬼柳「甘いぜジャック! インフェルニティが戦闘で破壊されたとき、手札をすべて捨て、インフェルニティ・リフレクターを発動!」
鬼柳「戦闘破壊されたモンスターを特殊召喚し、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える! 戻って来い、デーモン!」
ジャック「くっ……!」
ジャック&クロウ残りライフ 3000
鬼柳「特殊召喚とバーンは同時扱いだ! 手札が0のときに特殊召喚されたデーモンの効果で、デッキからインフェルニティと名のつくカードを手札に加える!」
鬼柳「俺はインフェルニティガンを手札に!」
ジャック「ならば、ドレッド・ドラゴンでロードランナーに攻撃!」
ジャック「そしてロードランナーを戦闘破壊した直後、クロウの伏せていた罠カード、緊急同調を発動!」
鬼柳「緊急同調だと!?」
ジャック「鬼柳。お前は俺の戦術を甘いと言ったな? だが、俺はお前の考えのさらに2歩先を行く!」
ジャック「レベル6のエルフェンに、レベル2のドレッド・ドラゴンをチューニング!」
ジャック「王者の鼓動、今ここに列を成す! 天地鳴動の力を見るが良い!」
ジャック「シンクロ召喚! 我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
ジャック「そして、再びデーモンに攻撃する! アブソリュート・パワーフォース!」
鬼柳「くそっ、最初っからこれが狙いでメインフェイズにシンクロしなかったのか……」
遊星&鬼柳残りライフ 1900
ジャック「カードを2枚セットし……ターンを終了する!」
遊星「俺のターン、ドロー!」
遊星「自分フィールドにモンスターが存在しないとき、ジャンク・フォアードを特殊召喚できる!」
遊星「そしてチューナーモンスター、ドリル・シンクロンを召喚!」
遊星「さらに鬼柳の伏せていたリミット・リバースを発動し、墓地から攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚!」
遊星「攻撃力800のインフェルニティ・ドワーフを特殊召喚!」
ジャック「あのとき、インフェルニティ・リフレクターで墓地に送ったモンスターか……」
遊星「レベル3のジャンク・フォアードと、レベル2のインフェルニティ・ドワーフに、レベル3のドリル・ウォリアーをチューニング!」
遊星「集いし願いが、新たに輝く星となる! 光差す道となれ!」
遊星「シンクロ召喚! 飛翔せよ! スターダスト・ドラゴン!」
遊星「そして装備魔法、ファイティング・スピリッツをスターダストに装備!」
遊星「相手モンスター1体につき、攻撃力を300ポイントアップさせ、戦闘破壊される場合、このカードが身代わりとなる!」
ジャック「フン、スターダストの戦闘破壊を防ぎ、守りを固めたか……」
遊星「バトルフェイズ!」
ジャック「何っ!?」
遊星「スターダスト・ドラゴンで、レッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃! シューティング・ソニック!」
ジャック「バカな!? スターダストの攻撃力は、上昇しているとはいえ2800! 俺のレッド・デーモンズの方が高いはずだ!」
遊星&鬼柳残りライフ 1700
遊星「戦闘破壊の身代わりに、ファイティング・スピリッツは破壊される」
遊星「そして、通常召喚を行ったターン、ワンショット・ロケットを特殊召喚できる!」
ジャック「!」
遊星「そして……ワンショット・ロケットをリリースすることで……」
遊星「俺のモンスターと戦闘を行った相手モンスターを破壊する!」
ジャック「わ、我が魂レッド・デーモンが、こんな方法で!?」
遊星「最後に残った手札をセットし、ターンエンドだ」
クロウ「ちっ、遊星までハンドレスコンボってか? 俺のターン!」
クロウ「俺は、手札抹殺を発動!」
クロウ「互いに手札を全て捨て、捨てた枚数分ドローする!」
遊星「俺の手札は0……ドローはできない」
クロウ「俺は3枚捨てて、3枚ドローだ!」
クロウ「……ヘッ、悪いなジャック! 使わせて貰うぜ! 罠カード、ロスト・スター・ディセント!」
クロウ「墓地からシンクロモンスターを、レベルを1つ下げ、守備力0にした状態で、守備表示で特殊召喚する!」
クロウ「戻って来い! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
クロウ「そして、チューナーモンスター、BF-空風のジンを召喚!」
クロウ「レベル7となったレッド・デーモンズ・ドラゴンに、レベル1の空風のジンをチューニング!」
クロウ「黒き疾風よ! 秘めたる想いをその翼に現出せよ!」
クロウ「シンクロ召喚! 舞い上がれ! ブラックフェザー・ドラゴン!」
ジャック「フン、俺のレッド・デーモンズを素材にするとは、いい度胸だな、クロウ」
クロウ「っせーな。バトルフェイズだ!」
クロウ「ブラックフェザー・ドラゴンで、スターダスト・ドラゴンに攻撃! ノーブル・ストリーム!」
遊星「スターダスト・ドラゴン……!」
遊星&鬼柳残りライフ 1400
クロウ「カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
鬼柳「俺のターン、ドロー!」
鬼柳「インフェルニティガン発動! そして効果で、手札のインフェルニティ・ネクロマンサーを墓地に送る」
鬼柳「インフェルニティガンの第2の効果! このカードを墓地に送り、墓地からインフェルニティモンスター2体を特殊召喚する!」
鬼柳「来い! インフェルニティ・デーモン! インフェルニティ・ネクロマンサー!」
鬼柳「そして、手札が0のときにデーモンが特殊召喚されたため、デッキからインフェルニティカードをサーチ!」
鬼柳「サーチしたモンスター……チューナーモンスター、インフェルニティ・リベンジャーを召喚!」
鬼柳「ネクロマンサーの効果! 手札が0のとき、墓地のインフェルニティ1体を特殊召喚できる!」
鬼柳「インフェルニティ・デストロイヤーを蘇生!」
鬼柳「レベル3のネクロマンサーと、レベル4のデーモンに、レベル1のリベンジャーをチューニング!」
鬼柳「死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の龍は放たれる!」
鬼柳「シンクロ召喚! 出でよ! インフェルニティ・デス・ドラゴン!」
訂正 ワンショット・ロケット→ワンショット・ブースター
鬼柳「デス・ドラゴンの効果! 手札が0のとき、相手モンスター1体を選択し破壊!」
鬼柳「破壊した相手モンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」
鬼柳「インフェルニティ・デス・ブレス!」
クロウ「くそっ……ブラックフェザー・ドラゴンのダメージの代わりに黒羽カウンターを乗せる効果は、破壊されちまったら使えねえ……!」
鬼柳「ブラックフェザー・ドラゴンの攻撃力は2800……その半分、1400ポイントのダメージだ!」
ジャック&クロウ残りライフ 1600
鬼柳「デス・ドラゴンが効果を発動したターン、デス・ドラゴンは攻撃は行えない……」
鬼柳「だが、俺にはまだデストロイヤーが残っている!」
鬼柳「バトルフェイズ! デストロイヤーでダイレクトアタックだ!」
鬼柳「この攻撃が通れば、俺たちの勝ちだ!」
クロウ「させるかよ! 墓地のBF-陽炎のカームの効果!」
クロウ「相手のバトルフェイズ中、俺の場にモンスターが存在しない場合」
クロウ「このカードを墓地から除外して、俺の墓地のシンクロモンスターを蘇生する!」
鬼柳「バカな!? そんなモンスターは今まで1度も場に出て……いや」
――クロウ「俺は、手札抹殺を発動!」――
鬼柳「あのときか……!」
クロウ「ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、バトルフェイズ終了時に除外される!」
クロウ「甦れ! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
鬼柳「ちっ……バトルを中断! そしてバトルフェイズを終了させる!」
クロウ「レッド・デーモンズ・ドラゴンは除外される……」
鬼柳「俺はこのまま、ターンエンドだ」
クロウ「エンドフェイズ! ジャックの伏せた2枚目のセットカード、闇次元の解放を発動!」
クロウ「除外されている闇属性モンスターを特殊召喚する!」
鬼柳「何!?」
クロウ「戻って来い! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
鬼柳「くそっ……墓地だの除外ゾーンだの……いろんな所から復活して来やがって……」
遊星(何故だろう、俺のスピード・ウォリアーを思い出すな……)
クロウ「さあ、後は任せたぜ、ジャック!」
ジャック「任せておけ! 俺のターン!」
ジャック「散々俺のカードを使ってくれたのだ。今度は俺がお前のカードを使わせてもらおう!」
ジャック(というか……このセットカード……どちらも通常魔法ではないか)
ジャック(つまり、ブラフを2枚も伏せていたということか……フン、クロウらしい)
ジャック「リバースカードオープン! 死者転生!」
ジャック「俺は手札のビッグ・ピースゴーレムを墓地に送り、墓地からBF……この際何でも良い。逆風のガストにでもするか。手札に加える!」
ジャック「そして魔法カード、エネミー・コントローラーを発動! デス・ドラゴンを守備表示にする!」
ジャック「リバースカードをさらに発動! ブラックフェザー・シュート!」
ジャック「手札のBFを墓地に送り、相手フィールドの守備表示モンスターを墓地に送る! デス・ドラゴンには消えて貰おう!」
鬼柳「デス・ドラゴンが!?」
ジャック「バトルだ! レッド・デーモンズ・ドラゴンで、インフェルニティ・デストロイヤーに攻撃!」
ジャック「アブソリュート・パワーフォース!」
鬼柳「ぐぅっ……!」
遊星&鬼柳残りライフ 700
ジャック「もはやお前の立ちのライフも風前の灯! そしてお前の場にあるのは、1枚のセットカードのみ!」
ジャック「そして、次の遊星の手札は0!」
ジャック「このデュエル、貰った!」
ジャック「ターンエンドだ!」
遊星「……」
遊星(このドローに……すべてがかかっている……)
遊星「俺の……」
遊星「ターン!」
遊星「俺は……」
遊星「ジャンク・シンクロンを召喚!」
ジャック「!?」
遊星「そして、墓地からレベル2モンスター……インフェルニティ・ドワーフを特殊召喚!」
遊星「レベル2のインフェルニティ・ドワーフに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
遊星「集いし星が、新たに輝く星となる! 光差す道となれ!」
遊星「シンクロ召喚! ジャンク・ウォリアー!」
ジャック「ここで……ジャンク・ウォリアーだと!?」
遊星「シンクロ召喚に成功したため、ジャンク・ウォリアーの効果が発動する……」
遊星「自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計が、ジャンク・ウォリアーの攻撃力に加算される」
ジャック「だが、お前の場に、レベル2以下のモンスターなど……」
遊星「そして、ジャンク・ウォリアーの効果にチェーン発動!」
ジャック「このタイミングでチェーン発動だと!?」
遊星「罠カード、星食-レベル・クライム-!」
♪走れー 明日に続く 進化の道はー
遊星「シンクロモンスターが特殊召喚されたとき、そのモンスター1体を選択して発動!」
遊星「俺の場に星食トークンを呼び出し、トークンをレベルを、選択したモンスターと同じレベルにする!」
遊星「そして、選択したモンスターのレベルは、1になる!」
遊星「そして……この効果で、俺の場には……」
遊星「レベル1となったジャンク・ウォリアーにいることになる!」
ジャック「ま……まさか……!」
遊星「ジャンク・ウォリアー自身の攻撃力を、ジャンク・ウォリアーに加算する!」
クロウ「攻撃力……」
鬼柳「4600……!」
遊星「バトルだ! ジャンク・ウォリアーで、レッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!」
遊星「 ス ク ラ ッ プ ・ フ ィ ス ト ! 」
ジャック&クロウ残りライフ 0
デュエルゥー♪
クロウ「あーっ、くそっ、負けたー!」
ジャック「また腕を上げたな、遊星……」
遊星「いやまあ、アキから貰ったカードで勝ったわけなんだがな」キリッ
クロウ「リア充爆発しろ」
鬼柳「グレイモヤ発動」
遊星「スターダストの効果で無効! ヴィクティム・サンクチュアリ!」
鬼柳「くそっ!」壁ドン
ジャック「やめろ。隣に迷惑だ」
クロウ「んじゃ、次は1対1でやろうぜ。遊星にリベンジしてぇ」
遊星「ああ、いいだろう」
ジャック「ならば鬼柳、俺とやるか」
鬼柳「おう!」
四人「デュエル!」
チーム・サティスファクションの同窓会は、まだまだ終わらない。
終わり
アキ「…………え?」
即興アキ編
遊星「また料理の腕を上げたな、アキ」
アキ「そ、そう?」
遊星「ああ。日に日に美味しくなってる」
アキ「ホ、ホントに?」
遊星「俺がアキに嘘をつくはずないだろ?」
アキ「遊星……」
遊星「しかし……前から思ってたんだが、どうしてテーブルを挟んで向かい合ってじゃなくて、横に並んでるんだ?」
アキ「だ、だって、その……」
遊星「……ああ、そうか」ナデナデ
アキ「あぅ……」
遊星「すぐ隣にいないと、上手く撫でられないものな」
アキ「……うん」
遊星「アキは本当に可愛いな」
これでいいですか
屑鉄戦士「いや、今回も星クズさん差し置いておいしいトコ貰っちゃって
マジサーセンwwwフヒヒヒwwww」
星クズ 「フン、OCGじゃ私の優遇っぷりには適うまいよ」
屑鉄狂戦士「アニメでのオレのかませっぷりがパない」
高速戦士「クイックなけりゃオレらぶっちゃけ荷物だよな」
核戦士「最終回に出れるだけまだマシか」
屑鉄弓「つーかオレ召喚すりゃもっと楽に勝てた試合結構あるじゃねーか」
道戦士「誰か…私のことも思い出して……」
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