ジャック「遊星のやつ、日記など付けていたのか……」 (83)

設定など知らない

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9月2日 雨

遊戯さんとデュエルをした

遊戯「行くぜ、俺のターン! クリボー増殖して二重召喚で3体を生贄にオシリスの天空竜! 1枚伏せて天よりの宝札で6枚ドロー! さあ遊星、君のターンだ!」

遊星「……」


遊戯さんはあの効果の天よりの宝札をどこで手に入れたのだろうか

9月3日 晴れ

十代さんとデュエルをした

遊星「行きます! スティーラー捨ててクイック(中略)シューティングクェーサードラゴン! これでターンエンドです!」

十代「俺のターン! スパークマン召喚して超融合!」



遊戯王は年功序列だと学んだ

9月8日 雨

遊馬とデュエルをした


遊星「スティーラーryクェーサー! ターンエンドだ!」

遊馬「いっくぜー! ガンバラナイトとトラブルダイバーでオーバーレイ! 現れろ希望皇ホープ!」

遊馬「そしてホープバスターでシューティングクェーサードラゴンを破壊だ!」

遊星「その効果はシューティングクェーサードラゴンの効果で無効にする!」

遊馬「まだだ! ホープをカオスエクシーズチェンジ! 希望皇ホープレイ! さらにZW-一角獣皇槍を装備して攻撃!」

遊星「くず鉄のかかし!」

遊馬「う……!」


遊馬「くっそー、やっぱつえーな遊星は!」

遊星「……」



遊馬は素直ないい子だ

4月8日 雨


ハネクリボー『クリクリ~』;;


遊星「……」

龍可「遊星……この子、どうしたの?」

遊星「わからない……」


十代さんのところから逃げてきたらしい

9月9日 虹が出ていた

TV < 遊馬『虹クリボーの効果発動!』

TV < 虹『クリボート! クリボール! クリボウガイ!』


十代「……」

ハネクリボー『……』

十代「……なあ、ハネクリボー」

ハネクリボー『……』

十代「おまえもさ、ああいうのやってみないk」


身の危険を感じて逃げてきたそうだ

9月12日 晴れ

十代「わりーな遊星、ハネクリボーが世話になっちまって」

ハネクリボー『クリ~……』

十代「ごめんごめん! もうあんなことしないからさ、そろそろ機嫌直してくれよー」

ハネクリボー『クリー!!』


遊星「……」

少し羨ましいと思った

9月14日 晴れ

TV < 助かったぜ虹クリボー!

TV < クリクリー





遊星「……」

9月17日 雨

クリボルト『クリクリ~』

遊星「特殊召喚能力を持つレベル1のクリボー……」

遊星「遊馬は新しく虹クリボーを手に入れたし……これなら……」


このカードはシンクロ素材にできない


遊星「……」

クリボルト『クリ~??』


このデメリットは本当にやめてほしい


9月19日 曇り

最近、どこからか視線を感じる

『……』

遊星「……」


気のせいだろう


9月20日 曇り


龍可「クリボンがいなくなっちゃったの……遊星、どこにいるか知らない?」




知らないと答えておいた


9月21日 雨


『クリー……』

遊星「……」


視線を感じるが、気のせいだろう

だらだらやっていくので、適当にネタ募集してます

増殖クリボーを生け贄とか宝札とか、アニメ準拠?

10月1日 晴れ

遊馬が頼みごとをしてきた


遊星「……」

遊馬「ど、どう? 直りそう?」

遊星「かなりの精密機械だが……直せないことはないだろう」

遊馬「おおー! よかったー、さすが遊星だぜー!」

遊星「しかし凄いマシンだな、これは。飛行マシンに変形するバズーカとは……」

遊馬「俺もそう思ってた……ったく、あいつが自分で壊したんだから、直す方法も自分で探せばいいのに……」

遊星「……」


遊馬「ところで、今日はジャックもクロウもいねーの?」

遊星「クロウは仕事中だ。ジャックも仕事を探しに行ったが……本当に探しているかは怪しいところだな」

遊馬「あ、あはは……そっちも大変なんだな……」


気を遣わせてしまったらしい
ジャックも早く定職に就ければいいんだが……

10月2日 晴れ

アキが勉強を教えてほしいと言ってきた


アキ「この物理の問題なんだけど」

遊星「ここは……」

アキ「……」ニコニコ

遊星「……フッ」

アキ「なっ……急にどうしたの、遊星?」

遊星「いや、なんでもない」

アキ「なんでもないって……」


最初に会った時は怖くてしょうがなかったが、思えばアキも随分と丸くなった
シティの女はみんなこんな奴なのかと、都会の恐ろしさに気圧されたものだが


アキ「なんなのよ、もう」プクー

遊星「……」


本当に良かった


アキ「……」

遊星「……ああ、この問題はだな……」


だがそれでも、あまり機嫌は損ねないようにしたい
正直、あれは痛かった 本当に


クロウに話を聞いたが、ジャックも仕事を見つけたらしい 本当によかった

10月4日 晴れ


< なら見せてやろうか~? もっと面白いものをよォー!!!


遊星「……」


< 快感が走るぜェ……


遊星「……」


遊星「……」フニフニ



どうやったらあそこまで表情筋を柔らかくできるのだろうか

10月5日 雨

遊星「……」フニフニ


遊星「 も っ と 速 く 疾 走 れ ー ! ! 」グニャー


遊星「……違う、こうじゃない」


遊星「……」フニフニ


遊星「 最 高 に 高 め た 俺 の フ ィ ー ル で 、 最 強 の 力 を 手 に 入 れ 」


ジャック「帰ったぞ、ゆうせ……ッ!?」

遊星「!?」

ジャック「 」

遊星「あっ……いや、違う!」

ジャック「……」

遊星「なっ、待ってくれジャック! ジャック!」


失敗した
今度からは絶対に人のいないところで練習しようと思う

しかしこの時間帯に帰ってくるということは、また仕事をクビになったのだろう
クロウもため息をついていた

10月10日 晴れ

ラリーが遊びに来た
ジャックはまだ職を見つけていないようだが、ラリーが来ると居心地が悪そうに出かけて行った


ラリー「……もう、盗みなんかしなくても、ちゃんとパーツを集められるんだよね」

遊星「ああ。ちゃんと料金は払わなければならないがな」

ラリー「まあ、そうだけど……もう、ジャンクパーツを拾ったりはしてないの?」

遊星「いや、それも今まで通り集めているが……」

遊星「……一緒に探しに行くか?」

ラリー「! うん、行く!」


ラリーと一緒に使えそうなパーツを集めた
久しぶりにラリーと話せて楽しかった。またこんな機会があると嬉しい


夜遅くにジャックが帰ってきたが、やはり仕事はうまくいかなかったようだ
面接はパスできることも多いのだから、勤務態度をどうにかすればちゃんと働けると思うのだが……
今度また話してみよう

10月13日 晴れ

龍亞がデッキの調整をしたというので、デュエルの相手になった


龍亞「D・ラジオンで攻撃!」

遊星「スピード・ウォリアーが破壊される……」

龍亞「ラジカッセンでダイレクトアタックだ!」

遊星「速攻魔法、ダブル・サイクロンを発動! 俺の場の伏せカードと、D・ラジカッセンに装備されたダブルツールD&Cを破壊する!」

遊星「さらに、破壊されたカードはリミッター・ブレイク! 墓地からスピード・ウォリアーを特殊召喚する!」

龍亞「だったらスピードウォリアーを攻撃して破壊! もう一度攻撃だ!」

遊星「永続トラップ、エンジェル・リフト! 墓地からスピード・ウォリアーを特殊召喚する!」

龍亞「うっ……スピード・ウォリアーを破壊してターンエンド!」

遊星「俺のターン! 貪欲な壺でスピード・ウォリアーと他4枚をデッキに戻して2枚ドロー!」

遊星「クイックスティーラーワーウルフでロードウォリアーをシンクロ召喚! デッキからスピード・ウォリアーを特殊召喚!」

遊星「スピード・ウォリアーをリリースしてターレット・ウォリアー! さらにジャンク・シンクロンを召喚して墓地からスピード・ウォリアーを……」


龍亞は確実に強くなっている、俺もうかうかしていられないな……


ジャックと仕事のことについて話したが、やはり聞き入れてはくれなかった
「俺に合った仕事がない」という言い分はわからなくもないが、そんな態度ではこの社会でやっていくことなどできないだろう
今のジャックを雇ってくれるところがあるとは思えない どうすればいいのだろう

10月14日 雨


遊星「……」ウロウロ

クロウ「ん? どーした遊星、なんか探してるのか?」

遊星「いや……スピード・ウォリアーのカードが見当たらなくてな」

クロウ「なくしちまったのか?」

遊星「そうらしい。昨日デュエルした時はデッキに入っていたはずなんだが……」

クロウ「おまえがあんまりこき使うもんだから、家出でもしたんじゃねーか? ハハッ」 

遊星「……そうかもしれないな……」

クロウ「お、おい、本気にすんなって! 冗談だよ冗談!」

遊星「……」

クロウ「まあ、スピード・ウォリアーがよく働いてくれてるのは確かだけどさ」

クロウ「……ジャックのやつも、少しは見習ってくれたらいいのによ」

遊星「……」





龍可「……冗談じゃないみたいだけどね……」

クリボン『クリクリ~??』

過労死『……』

10月21日 晴れ

スピード・ウォリアーのカードが見つかった
デッキケースから出てきたが、この場所は前に一度探したはず
どうして見つからなかったのだろう


ジャック「フン、有給休暇でも取っていたのではないか?」

遊星「……」


ジャックが冗談めかして言っていた
もしかすると、本当にそうかもしれない

しかしジャック、お前は有給休暇なんて言葉を口にできる社会的地位を持っていないだろう
そう言うとジャックは怒ってどこかに行ってしまった


クロウと何度も話したが、やはりジャックが働くためには態度の矯正が必要らしい

10月31日 雷

ジャックに考えを改めさせる方法は、やはりデュエル以外にないだろう
絶対に負けるわけにはいかない
しかし最悪の事態を想定して、俺が負けた場合のことはクロウに頼むことにした
念には念を入れて鬼柳にも応援を頼むべきかもしれないが、あいつもあいつで忙しいだろうし、あまり苦労は掛けたくない
シェリーに連絡がつけばいいのだが……

この前遊馬が言っていた。「デュエルは神聖な儀式」「デュエルをすればすべてがわかる」
確信を突いた言葉だと思う
ジャックもデュエルで決まったことなら言うことを聞くだろう
デュエルで奴を矯正する

具体的な性格矯正の方法については、アキと一緒に検討する
ともかくまずはデュエルで勝つことだ
デュエルでジャックを下してから、そのあとは……


クロウの休暇の都合、決行は一週間後になる
それまでにデッキを完璧な状態へ仕上げておかなくては

ジャック「……」パタン

ジャック(遊星のやつ、こんな日記を……いや待て、一週間後だと? 今日ではないか!)

ジャック(この俺にデュエルを挑むだと? いったい何を)


ガタッ


ジャック「!?」


遊星「……ああ、帰っていたのか、ジャック」


ジャック「遊……星……」


遊星「今日は早かったな」

ジャック「あっ……ああ」

遊星「……その日記を……見たのか?」

ジャック「……」

遊星「……」

遊星「ジャック」







 お い 、 デ ュ エ ル し ろ よ 






~~~~



遊星「鬼柳! どうしたんだ、急に」

鬼柳「別に大した用じゃねえ、こっちへ出てくる用事があったんでな……ちょっと遊びに来ただけだ」

遊星「そうか……大したものは出せないが、お茶くらいは出そう」

鬼柳「なんだよ、水臭いじゃねーか。俺にそんな気遣いはいらねえ」

鬼柳「それより、ジャックとクロウはどうした?」

遊星「クロウは仕事中だ。ジャックは……今ここにはいない」

鬼柳「今いない? どういうことだよ」

遊星「待っててくれ、確か買い置きのコーヒーがあったはずだ」バタバタ

鬼柳「おいおい、いいって言ってんのに……」

鬼柳「……行っちまった」



鬼柳「しかし、あいつら3人ここで暮らしてんのか……」キョロキョロ

鬼柳「……ん、日記? 遊星のか?」

ペラペラ

鬼柳「あいつ、日記なんかつけてたのか……」






11月7日 雨

いつになくジャックが手ごわかった
本当に厳しい戦いだった





だが、俺は勝利した

~つづく~

予想以上にいろいろ来てビビってますがまあ拾える限り拾いますがんばります

>>27
天よりの宝札は遊戯さん補正ですが増殖クリボーがリリースできないのは普通に忘れてました ごめんなさい

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