コナミ「ん?遊星どっか行くのか?」 【タッグフォース】 (981)



遊戯王5Dsタッグフォースのssです

設定など違う点がありますがよろしくお願いします




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368203291



サテライト


遊星「…」ブオオオオオオン


ラリー「……」ドキドキ

ブオオオオオオオーーーーーー!!



ラリー「!」カチッ


キキイイイイイッッ! シュウウウ………


ラリー「すっすごいよ遊星!今までで一番速い!」タタタタッ


遊星「…」スポッ


ラリー「これならパイプラインも余裕だよね!」


遊星「ああ…………そうだな」


ラリー「おいみんな!見てよこのタイム!」タタタタッ



タカ「なんだよラリー、お前も働けよ、食いっぱぐれても知らねえぞ」


ラリー「あ、タカ!遊星がついにパイプライン突破のタイムに到達したんだ!」


タカ「へえー、ついにやったのか遊星」


ラリー「これでサテライトから抜け出せるよね?遊星!」










遊星「………もう一度やる、タイムを頼む」


ブオオオオオオオーーーーーー


ラリー「わかった!」カチッ


タカ「タイム計測も結構だけどなラリー、働かないと飯も食えないんだぞ?」


ラリー「いいじゃん今日くらいはさ、今日の夜には遊星は出発しちまうんだから!」

ナーヴ「タカ、ラリーはほっとけよ、言い出したら聞かないんだから」


タカ「そうだな、俺たちは作業を続けないと」

ザッザッ





タカ「はあーー、毎日毎日ゴミの分別………嫌になるな」ガサガサ


ナーヴ「そう言うなよ、仕事があるだけ俺たちは恵まれてるんだ」ガサガサ


タカ「それはそうだけどよ…」ガサガサ


ナーヴ「おいブリッツ、そっちは間に合ってるか?」ガサガサ


ブリッツ「こっちはヤバイぞ、分別が間に合わない!一人じゃ限界だ!」ガサガサガサガサ


ナーヴ「一人?コナミもそっちで作業してるんじゃないのかよ」ガサガサ


ブリッツ「あいつならまたカードを拾いにいったぞ」


タカ「またかよ!?まったくあいつは……サテライトに捨てられてるカードなんかろくなものじゃないぞ」






ナーヴ「あいつは何回言っても聞かないからな………今はほっとけよ」

タカ「そうだな、今は仕事を終わらせるのが先だ」ガサガサ


………………………………………………………………………………………………





遊星「………よし」


ラリー「行くの?遊星」


遊星「ああ、次にパイプラインが止まった時、一気に駆け抜ける」


ラリー「ジャックに会いにいくんだよね?」

遊星「カードを返してもらうだけだ、安心しろ」


タカ「お、あと5分でパイプラインが止まるぞ」

ラリー「俺が盗んで来た強化チップのおかげですっげー速くなったんだよ!」

ナーヴ「でもそのせいで遊星はセキュリティに追われる事になったんだぞ、反省しろよ」


ラリー「それは………ごめん…」


遊星「いいんだ、ラリーは俺のためにやってくれた、感謝している」


遊星「あのセキュリティも約束は守った、あれで解決だ」


タカ「けど遊星、あの牛尾とかいうセキュリティは凄くしつこい奴らしいから、気を付けろよ」


ブウウウーーーーーーーン
















ラリー「ん?Dホイールの滑走音だ」


ナーヴ「コナミが帰ってきたんだ」


タカ「まったくあいつは……仕事サボってこんな時間まで」


ラリー「コナミのDホイールはコナミの自作なんだよね」


タカ「ああ、あんな技術どこで培ったんだか」


キキイイイイイッッーー


コナミ「ふうう…ただいま」


ナーヴ「おいコナミ、仕事サボってど行ってきたんだよ」


コナミ「捨てられたカードを拾ってきたんだよ、ほら、こんなに」パラパラッ


タカ「またか……まったく………そんなもの集めてどうするんだよ」


コナミ「決まってんだろ、Dホイールに乗っていながらデッキを持っていないってのも変な話、拾ったカードでデッキをつくるんだよ!」


遊星「カードは拾った……か」フッ


コナミ「今回の調達でやっと40枚カードが揃ったんだ!これが俺のデッキだぜー♪」ウキウキ

ナーヴ「はあ………コナミ、そんな寄せ集めで勝てるわけ無いだろ」


コナミ「ぬ?舐めるなよ、やるときはやるんだよ俺のデッキは」


ラリー「ははは………………あ、そういえば時間は!?」ハッ


ブリッツ「パイプライン停止まではあと1分だ」


ラリー「あと1分か、遊星、そろそろ準備した方が良さそうだよ」


遊星「ああ」ブウウウウウウ…………


コナミ「ん?遊星はどっか行くのか」


ラリー「遊星はパイプラインを越えてシティに行くんだ!」


コナミ「え?」


ナーヴ「ジャックに会いに行くんだとよ」


コナミ「ジャックって……今あいつキングだろ?会えるのか?」


遊星「必ず会う、あいつには仮がある」




コナミ「へえー……」


ラリー「遊星なら会えるよ!ジャックだって遊星に会いたいだろうし」

遊星「…」ブウウウウウウ…………ン


ナーヴ「おっと………パイプライン停止まであと………10秒だ」


ラリー「え!本当に!?」


遊星「いつでもいけるぜ」ブウウウウウウン…………


コナミ「………」カタッカタッ


コナミ「………」ブウウ…ン


ラリー「6!………5……4……3……2……1……」

ラリー「0!パイプラインが停止ま したよ!遊星!」


遊星「!!」ブウウウウウウーーーーーーン!!!

タカ「頑張ってこいよ遊星ー!」

ナーヴ「俺たちの分までなー!」


ブリッツ「ファイトだー!」


コナミ「ヒャッフォーーーー!!」ブウウウウウウーーーーーーン!!!


ラリー「ええ!!!?」


タカ「お、おいコナミ!」

ナーヴ「あいつ……遊星の後を……」


コナミ「俺もちょっくらシティに行ってくるぜーーー!」ブウウウウウウーーーーーー


遊星「……………………ふ」ニヤ



ブウウウウウウウーーーーーーーン!!

こんな調子でやってく


パイプライン内

ブイイイイイイーーーーーーーーーーン


遊星「…」


コナミ「…」

遊星「…………………コナミ」


コナミ「ん?なんだ?滑走音がうるさいからもう少し声のボリューム上げてくれると嬉しい」キイイイン


遊星「お前もジャックに会いに行くのか?…何か理由があるんだろ?」



コナミ「え?まあジャックにも会いたいけど、シティのを見てみたいってのが大きいかな」


遊星「そうか、変わらないなお前は、自分に正直だ」フッ



コナミ「まあなー!」キイイイイイーーン





遊星「………………………ん?コナミ、バックモニターを見てみろ」キイイイイイ


コナミ「バックモニター?」チラッ



遊星「何者かが追跡してきている…」


?「待ちやがれサテライトのクズ野郎ーーーー!!!」ブイイイイイイーーーーーーーーーーン


コナミ「げっ!あれってセキュリティのDホイールじゃね?」


遊星「そうだな………」


牛尾「ハッハーーー!俺から逃げられると思うなよーー!!」ゴオオオオーーーッ


遊星「またあいつか……」


コナミ「なんだよ、知り合いか?」


遊星「ああ…………」キイイイイイーーン


牛尾「俺はしつこい性格でね!貴様を潰すまではどこまででも追いかけてやるぜ!はははは!!!」


サージェント相川「牛尾さん、落ち着け」キイイイイイーーン


コナミ「ぬ?二人目だ!」


相川「標的を確実に捕獲しましょう!」キイイイイイーーン


牛尾「ははは!今回はダブルチームで完全にシャットアウトしてやる!」


遊星「くっ……二人か」キイイイイイ


コナミ「やっベーな……とにかく今は逃げようぜ!」


ゴオオオオーーーッ




牛尾「おやぁ?クズ野郎がもう一人増えてやがるな」キイイイイイーーン


牛尾「ついでにてめえも牢屋にぶち込んでやるぜ!」


コナミ「ついででぶちこまれたくねぇーー!」


遊星「とにかく今は走るんだ!パイプラインを越えてから対策を考える!」


牛尾「へっ!てめえらをシティには行かせねえよ!おい相川、手ぇかせ!」


相川「わかりました!」


牛尾「強制スピードワールドセット!」ピッ!


ウォォォーーーーン!


遊星「強制的にスピードワールドが!?…」


コナミ「な、なんだ?」


牛尾「セキュリティのDホイールには標的のDホイールを強制的にデュエル形態にする機能がついてんだよ!」


牛尾「てめえらはもうスピードの世界から逃れる事は出来ねぇんだよ!ハハハハー!!」





コナミ君のデッキとか手に入るカードとか禁止カードとかはTF5準拠?

初期デッキだとそのままじゃ使いにく過ぎる【次元メタビ】と悪名高いレスキューキャット入りの【地属性獣族】だけど




遊星「ッ!仕方ない、デュエルで倒してから突破する!コナミ!先に行け!」」ゴオオオオーーー


コナミ「わ、分かった!」ブイイイイイイーーーーーー



牛尾「おっと、逃がすと思うか?甘ぇんだよ!」


相川「すでにタッグデュエルモードが発動している、逃れられはしないぞ!」


遊星「く………」


コナミ「げっ、俺のDホイールもデュエルモードになってる!」


遊星「仕方ない………コナミ、力を貸してくれ!」


コナミ「え?あ、ああ!」ブイイイイイイーーーーーー



遊星「タッグデュエルでお前達を倒し、パイプラインを突破してやる!」


牛尾「ふん!サテライトのクズ野郎に俺が二度負けるかよ!特殊追跡デッキの恐ろしさをおもいしらせてやる!」



相川「行くぞ!」


「「「「デュエル!!」」」」


>>22


すまん
コナミのデッキは拾い物という設定ゆえまったくゲーム初期と関係なくなっています


禁止・制限は最新のTF6準拠という事で頼む

相川「本官のターン!ドロー!」


相川「ゲートブロッカーを召喚!」

《ゲートブロッカー》
★4/地属性/岩石族/攻撃翌力0/守備力2000
このカードが表側表示で存在する限り、相手の「スピードワールド」のお互いのスタンバイフェイズ毎にスピードカウンターを置く効果は発動しない


遊星「なに?スピードカウンター封じだと………?」


相川「カードを一枚セットしてターン終了!」バンッ


遊星「俺のターンだ!

牛尾&相川 スピードカウンター0→1

遊星&コナミ スピードカウンター0→0

遊星(ゲートブロッカーのせいでスピードカウンターが貯まらない、このままではどんどん不利になる)


遊星(だが、ゲートブロッカーの攻撃翌力は0!)


遊星「スピードウォリアーを召喚!」

《スピード・ウォリアー/Speed Warrior》
効果モンスター
星2/風属性/戦士族/攻 900/守 400
このカードの召喚に成功したターンの
バトルフェイズ時にのみ発動する事ができる。
このカードの元々の攻撃翌力はバトルフェイズ終了時まで倍になる。


遊星「行け!スピードウォリアーでゲートブロッカーを攻撃!ソニックエッジ!」


スピードウォリアー「へあああっ!!」ゴオッ


相川「トラップカードを発動《重力解除》!」


《重力解除じゅうりょくかいじょ/Zero Gravity》 †
通常罠
自分と相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。

スピードウォリアー「へああ…………」守400
ゲートブロッカー「へへへ……」守2000


遊星(攻撃を止められたうえにゲートブロッカーを守備に………)


遊星「ターンエンドだ……」

牛尾「俺のターンだ!ドロー!」


牛尾&相川スピードカウンター1→2

遊星&コナミスピードカウンター0→0

コナミ「俺たちのスピードカウンター全然変わらない……」


牛尾「俺はジュッテナイトを召喚!」


《ジュッテ・ナイト/Jutte Fighter》 †
チューナー(効果モンスター)
星2/地属性/戦士族/攻 700/守 900
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して表側守備表示にする。


遊星「チューナーモンスターか…」


牛尾「シンクロ召喚をするのはお前だけじゃないんだよ!」


牛尾「俺は☆4のゲートブロッカーに☆2のジュッテナイトをチューニング!シンクロ召喚!」

牛尾「いでよゴヨウガーディアン!」バンッ

ゴヨウガーディアン「ふぉふぉ」

《ゴヨウ・ガーディアン/Goyo Guardian》
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2800/守2000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
そのモンスターを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚できる。

牛尾「はははははは!!この攻撃力を見ろ!」

コナミ「な、なんだよあいつ」

遊星「権力ってやつか………気に入らねえ…」


牛尾「ゴヨウガーディアンでスピードウォリアーを攻撃!ゴヨウラリアット!」

スピードウォリアー「ぬおおっ」ドゴオーンッ

牛尾「ゴヨウガーディアンは破壊したモンスターを奪い取る!スピードウォリアーはもらった!」

遊星「く……」


牛尾「ターンエンドだ!」


コナミ「やっときたか、俺のターン!ドロー!」

牛尾&相川 スピードカウンター2→3

遊星&コナミ スピードカウンター0→1







コナミ「俺は魔法カード地砕きを発動!」バンッ


遊星「なっ!?」


ドゴオーンッ!


コナミ「ぐはああっ!?なんだ!?」

遊星&コナミLP4000→2000


牛尾「はははははは!!馬鹿野郎が!スピードワールドでは普通の魔法カードを発動すると2000Pのダメージを受けるんだよ!」


スピードワールド

フィールド魔法
「Sp」と名のつく魔法カード以外の魔法カードをプレイしたとき2000ポイントのダメージを受ける。
お互いのプレイヤーはお互いのスタンバイフェイズに1度、自分用のスピードカウンターをこのカードの上に1つ置く(最大12個まで)。
1度に受けたダメージが1000の倍数ごとに自分用のスピードカウンターを1つ減らす。


コナミ「く、クソ…だが地砕きの効果は続行だ!ゴヨウガーディアンを破壊する!」


《地砕き/Smashing Ground》 †
通常魔法
相手フィールド上に表側表示で存在する守備力が一番高いモンスター1体を破壊する。


牛尾「なにい!?クズの分際で………」


ゴヨウガーディアン「うわああああッ!!」ドゴオーーーーン!


コナミ「そして舌魚を召喚!」

《舌魚たんぎょ/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。


コナミ「舌魚でスピードウォリアーを攻撃!」

スピードウォリアー「グフっ」 ドォォーーン!

コナミ「カードを一枚セットしてターンエンド!」









相川「く…本官のターンだ!」

牛尾&相川スピードカウンター3→4

相川「サイバードラゴンは相手の場のみモンスターが存在している場合特殊召喚できる!いでよ!」


《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。


コナミ「いきなり攻撃力2100って……」


相川「覚悟しろ!サイバードラゴンは相手ので舌魚を攻撃!エヴォリューション・バースト!」


舌魚「ぎょーー!」ドォォーーン!


コナミ「ああ……俺のモンスターが焼き魚に……」 LP2000→1350

遊星「く………このままでは」


相川「さらにモンスターを守備でセット、ターン終了!」


遊星「俺のターンだ!」


牛尾&相川スピードカウンター4→5

遊星&コナミスピードカウンター0→1


コナミ「あれ?俺たちのスピードカウンターが減ってる………?あ、俺が2000Pもダメージを受けたからか…」











遊星「俺は Spーオーバーブーストを発動!」


《Sp−オーバー・ブースト/Sp - Over Boost》 †

通常魔法
自分用スピードカウンターを4つ増やす。
このターンのエンドフェイズに自分用スピードカウンターを1つにする。

遊星&コナミスピードカウンター1→5

コナミ「おお!スピードが上がった!」


牛尾「なんだぁ……?」


遊星「さらにSpーエンジェルバトンを発動!」

《Sp−エンジェル・バトン/Sp - Angel Baton》 †


通常魔法
自分のスピードカウンターが2つ以上存在する場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚墓地へ送る。


遊星「二枚ドローして一枚を墓地に送る!俺はボルトヘッジホッグを墓地に送る!」



遊星「ジャンクシンクロンを召喚!」

《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の
レベル2以下のモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。


遊星「その効果で墓地のスピードウォリアーを特殊召喚!」


スピードウォリアー「へああッ!!」

遊星「さらに!手札からドッペルウォリアーを特殊召喚!」


《ドッペル・ウォリアー/Doppelwarrior》 †
効果モンスター
星2/闇属性/戦士族/攻 800/守 800
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードがシンクロ召喚の素材として墓地へ送られた場合、
自分フィールド上に「ドッペル・トークン」
(戦士族・闇・星1・攻/守400)2体を攻撃表示で特殊召喚する事ができる。




遊星「そして墓地のボルトヘッジホッグは自分フィールド場にチューナーモンスターが存在している場合特殊召喚できる!」


ボルトヘッジホッグ「チュー」


コナミ「な、なんだ……?」


遊星「☆2のドッペルウォリアーに☆3のジャンクシンクロンをチューニング!集いし星が新たな力を呼び起こす。光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、ジャンクウォリアー!」


ジャンクウォリアー「ハアアッ!!」



牛尾「ち……シンクロ召喚か…」


遊星「ドッペルウォリアーがシンクロ素材となったため、ドッペルトークンを2体特殊召喚する!」

ドッペルトークン
戦士族・闇・星1・攻/守400 ×2

遊星「そしてジャンクウォリアーは自分フィールドの☆2以下のモンスターの攻撃力の合計分攻撃力がアップする!パワー・オブ・フェローズ!」


ジャンクウォリアー「ハアアアアアッ!!!」

2300+800+400+400+900=4800

相川「こ、攻撃力4800!?」


相川(だが本官の場にはサイバードラゴンと裏守備のゲートブロッカー……このターンはなんとか…)

コナミ「俺のトラップカードを発動!イタクァの暴風!」



《イタクァの暴風ぼうふう/Windstorm of Etaqua》
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。


ゲートブロッカー「おっす」攻撃力0 サイバードラゴン「くあー」守備力1600


相川「なにいいいーーーーーー!!!?」



牛尾「ば、馬鹿な!?」


コナミ(なんとなくセットしたカードが思いもよらぬ効力を発揮したようです…)


遊星「コナミ、礼を言うぞ!」


コナミ「あ、ああ!そうか!」







遊星「ジャンクウォリアーでゲートブロッカーを攻撃!スクラップフィスト!!」


ジャンクウォリアー「ハアアアーーー!!!!」ドォォーーン!


牛尾&相川LP4000→0 ピー……


牛尾「うおおおーーーー!!!?おぼえとけクズ野郎ーーーー!!!」ブシュウウウウーー


相川「エアバック作動ーー!」ブシュウウウウーー


遊星「行くぞコナミ!」


コナミ「よっしゃー!」ブウウウウウウウーーーーーーーン!!


ゴオオオオーーーッ!


コナミ(始めてのデュエルで勝利!ほとんど遊星の手柄だけどー)


ここまでで

そういえばイタクァの暴風じゃ裏守備のモンスターは表示形式変更しなかった


なんと言うミス 恥ずかしい すまん



ブオオオオオオオーーーーーーーー!


遊星「見えた!コナミ、あの穴に入ればシティに出られる!」


コナミ「おお、あれか!」


ドヒュウオオオオーーーーーン!!



コナミ「ハッハーーー!パイプライン突破ーー!」ブウウウウウウンッ


遊星「ふっ」ブウウウウウウンッ


ダンッ!


コナミ「焦ったなー、いきなり後ろからセキュリティだもの」


遊星「あまり大きい声を出さないでくれ、見つかったら面倒だ」


コナミ「おおっと、すまん」


コナミ「で、遊星はこれからどうする?もう夜中だけど」


遊星「俺は……ジャックに会いに行く」


コナミ「いや………難しいだろそれは、あいつはキングだぞ……会いたいと言って気軽に会えるやつじゃないぞ」







遊星「………」


コナミ「お前………まさかの無計画か?」


遊星「………絆があれば、会えるさ」


コナミ「便利だな絆」


?「はーーーーッはっは!待っていたぞ遊星!」


コナミ「ん?誰だ!」バッ


遊星「お前は…」




ジャック「キングだ!」


コナミ&遊星「ジャック!」




治安維持局………



ゴドウィン「イェーガー副長、キングの動向は?」


イェーガー「ご心配なく、監視カメラで捉えております」



ゴドウィン「その映像をモニターに写してください」


イェーガー「了解いたしました、ヒッヒッヒ」


カタカタピッ

ヴォンッ


ゴドウィン「ん?」


イェーガー「おや、何者かと会話していますね」


ゴドウィン(きましたか、不動遊星…シグナーの一人)


ゴドウィン(キングとデュエルを行うつもりでしょう、観察しましょうか)


ピッ

イェーガー「ん?連絡が」


セキュリティ「イェーガー副長!シティにサテライト住民が二人侵入したという連絡がいま入りました!」


イェーガー「侵入者が二人……?もしや」


ゴドウィン「キングと会話している二人のことでしょう」




ゴドウィン(そういえば遊星の隣にいる男は何者…?)


イェーガー「なんて事!キングともあろうお方がサテライト住民と会話など…即刻取り押さえなさい!」


セキュリティ「は、はっ!」


ゴドウィン「待ちなさいイェーガー副長、捉えるのは片方で結構です」

イェーガー「え?」


ゴドウィン「帽子の男を捉えなさい、赤いDホイールの男はしばらく泳がせておきなさい」


イェーガー「ち、長官どの…なぜ?」


ゴドウィン「赤いDホイールの男は赤き竜の痣を持つシグナーです」


イェーガー「なんと!そうでしたか、ヒッヒッヒ」


イェーガー「帽子の男だけ確保しなさい」


セキュリティ「了解!」ピッ




ジャック「久しぶりだな遊星」


遊星「ジャック…」


ジャック「そして………コナミ、なぜここにいる?」


コナミ「遊星との温度差激しいな!仲間だろ!」


ジャック「ふん、決闘者ではないお前と話す事など無い」


コナミ「ふ、今の俺は決闘者だ!デッキだって持ってるし」


ジャック「そんな事は今はどうでもいい、今用があるのは遊星だけだ」


遊星「……」


コナミ「ち………」


ジャック「遊星、お前はここに何をしに来たのだ?」


遊星「決まっている!スターダストを取り戻しにだ!」









ジャック「ふふふふ、やはりな、俺に奪われたスターダストを取り返しに来たか!」


コナミ「え?奪われた?なんだその話」


遊星「ジャック!俺とデュエルしろ!」


ジャック「ふ、そう慌てるな、真の力を発揮したお前を倒してこそキング」


ジャック「今スターダストは返してやる!デッキにいれるがいい!」シュッ!


遊星「…」バシッ


コナミ「お、それが奪われたカードか?良かったな遊星返してくれて」


遊星「………このカードはデュエルに勝ってから受け取る」


遊星「今はジャック!お前が持っていろ!」シャッ!


ジャック「…」パシッ


コナミ「あっ、もったいない」


ジャック「ふん!面白い!ならばデュエルしてやる!ついて来い」

ブオオオオオオオーーーーーーーー


遊星「!」ギュオオオーーーーッ


コナミ「お、おい!置いていくなよ!」ブウウウウウウン!





スタジアム


ブオオオオオオオーーーーーーーー


ジャック「はははは!あのスタジアムだ!あそここそキングが闘うにふさわしい!」


遊星「……」


コナミ「すげー……あんなにでかいのか」


ジャック「入口はこっちだ!ついて来い!」ブオオオオオオオ


遊星「……」ブオオオオオオオ


コナミ「これが入口か!いくぜ!」ブオオオオオオオーーーーー


ガシャーーーーーーーーーン!!



コナミ「!!なにいいーーー!!?」キキイイイイイイイイイィィッ

シュウウウウ………


コナミ「……………え?」



コナミ「いきなりシャッターが下がって……俺だけ入れない…だと」


コナミ「ジャックと遊星は中に入っちまった………」


コナミ「な、なんじゃこりゃぁぁぁぁっ」







コナミ「………なんとか別ルートで入れないか?」


コナミ「……」キョロキョロ



ブォォォォォォォーーーーー!!


コナミ「ん?!」



セキュリティ「いたぞ!!侵入者だ!!」 「つかまえろ!」


コナミ「げ!!またセキュリティかよ!」ビク


ブォォォォォォォーーーーー!!


セキュリティ「逃がすな!追えーー!」ブォォォォォォォーーーーー


コナミ「くそぉぉーーーーーー!!」ゴオオオオーーー


コナミ「流石に多すぎる!逃げるしかない!」


ゴオオオオーーーーーーーーーーー

……………………………………………………………………………………………



ジャック「いくぞ遊星!」


遊星「来いジャック!」


「「デュエル!!」」


……………………………………………………………………………………………






青葉あげは「はああ………お母さん…こんな夜中にお使いなんて………」


あげは「普通女の子を夜中に一人で外に出歩かせる?襲われたらどうするのさ」


あげは「急いで帰ろっ明日も学校だし」


ブウウウウウウウーーーーーーーン!

あげは「ひっ!な、なにこの音!?暴走Dホイーラー!?」


あげは「ど、どうしよう……………ボク、本当に襲われちゃったら……」ブルブル


あげは「走って行こう!」タッタッタッタ


…………………………………………………………………………………



コナミ「………」キョロキョロ


コナミ「Dホイールに乗ったままじゃ目立つという判断でおりて隠れたはいいが………Dホイールは確保されてしまった、くそ」


コナミ「なんとかして取り返すとして………今は見つからないように……」コソコソ……



コナミ「……」コソコソコソ………


コナミ「よし……セキュリティはいない……」


コナミ「このまま撒いてやる…………」


コソコソコソ………




あげは「ふっふっ………」タッタッタッタ


あげは「よし、あそこを曲がればすぐに家だ…」タッタッ


クルッ

ドンッ!


あげは「きゃあっ!」バタッ


?「うおおっ?」クラッ


あげは「いたた………」


?「く、な、何じゃいコラ!」


あげは「ご、ごめんなさい、急いでて」


高橋秀行「ああん!?どうしてくれんじゃ小娘!ワシの一張羅がよごれてしもうだぞ!!?」


あげは「え……?ど、どこも汚れてなんか………」





秀行「やかましいわぁ!!慰謝料払ってもらおうかぁ!!」


あげは「ええ!?い、慰謝料って……何の…?」


秀行「決まってらああ!ワシの折れた腕のじゃああ!」


あげは「お、折れたって、全然動いてるじゃん!」


秀行「何やぁ!?ワシが嘘ついてるっちゅうんか!?」


あげは「だ、だって現に今……」


秀行「うるさいわあ!おどれは悪いとは思わんのかぁ!?」

あげは「ぶ、ぶつかったのは悪いとは思うけど……ボクだけに非がある訳じゃ無いでしょ!」


秀行「こんのガキャアがあああ!!」

あげは「ひっ!ぼ、ボクは慰謝料なんか払わないよ!そ、そんなのおかしいもん!」




秀行「い、痛い目見なけりゃ分からんのかあ!おどれはああ!!」ブンッ


あげは「ひいっ!?」


ダダダダダダダダダダダダッ!


コナミ「うるせえええーーー!!!見つかるだろうが!!!」ドゴッ


秀行「ぐはあああああっっなっなんじゃあああっっ!!?」ザザアアッ


あげは「え………!?」


コナミ「そこのおっさん、大きい声を出すな!こっち方面にセキュリティが来ちまうだろうが!」


秀行「お、おどれええ………ドロップキック決めた上に謝らないじゃとお…………」ググググ……


コナミ「大体なんで大声出してたんだ?夜だぞ」


秀行「ワシはそこの小娘に慰謝料を要求してただけじゃあ!」


コナミ「え?」クルッ


あげは「う………ボ、ボクはただ小走りしてただけだもん……」


秀行「ああん!!?おどれのタックルでワシは腕の腱がプッツンいってしまってるんやぞ!!」


あげは「た、タックルなんてしてない!」


コナミ「………ほほう…………これはつまり……」


コナミ「おっさんが当たり屋ってことだな」




秀行「な、何じゃとクソガキがあああ!突然割り込んできて何わけの分からん事を…」


コナミ「そうだろうが!こんな華奢な女の子におっさんの腱をブチ切る力なんかあるか!」


コナミ「大体あんたの腕普通に動いてるし!」


あげは(何だろうこの人……突然出てきて………ていうかあなたも声大きいよ)ハラハラ


秀行「ぐぐぐぐ…………………!!」


コナミ「ぎぎぎぎぎ…………………!!」


あげは(逃げた方がいいのかな……でもこの人を置いて行くのも………)ハラハラ


コナミ「……………………わかった!デュエルで決着を着けようぜ!」


秀行「デュエルじゃとお!?」


コナミ「ああ!俺が勝ったらおっさんはおとなしく退け!おっさんが勝ったら俺が金を用意してやる!」


あげは「ええっ!?」


秀行「ほおお……オモロイやないかい!」


あげは「ちょ、キミ!キミがそんな事する必要は無いよ!」


コナミ「いいから任せなって」


あげは「でも……」


秀行「ワシにデュエルで挑むたあいい度胸じゃああ、ワシはなぁ、一時期プロだったことがあるんじゃい!」


あげは「うそ……!?」


コナミ「ほおー………落ちぶれたな」


秀行「うっさいわボォケ!!」




秀行「ついて来いやあ!誰にも邪魔されない秘密の場所に案内したるわあ!」


コナミ「へええ」(よっしゃ来た!)


コナミ(建物の中に入っちまえばセキュリティも見つけられまい)


あげは(なんでこの人はここまで……)


スタスタスタスタ……



……………………………………………………………………


ハイウェイ下


秀行「ここがワシの根城じゃあ、ほとんど人は来ん!邪魔は入らんわあ!」


コナミ「気に入った!」(ここならぜったいセキュリティに見つからねえ!)


あげは「…………ねえ、キミ……」


コナミ「ん?あ、なんで逃げないんだよ、この場は俺に任せて行けって」


あげは「そ、そんな事できないよ……ボクのせいでこんなことになったんだから」


秀行「ひひひひ、今頃怖気付いても遅いんじゃあ、デュエルディスク装置!」


コナミ「よし、ぶっ倒してやる」スタスタ


あげは「ね、ねえ!キミ強いんだよね!?自信満々だし…」



コナミ「………」


あげは「……」


コナミ「……………任せなって!」


あげは(なに?今の間は…………)


秀行「そっちのデュエルディスクはあるんかぁ?」


コナミ「おっとそうだ……」(Dホイールはセキュリティに確保されたんだった)


あげは「……ボクのをかしてあげるよ」カチャカチャッ


コナミ「おお、悪いなあ」


あげは「………」



コナミ「……よし!」カチャンッ


コナミ「準備完了だ!」


秀行「よっシャア!行くぞわれええ!」



「「デュエル!!」」


青葉あげは





高橋秀行 画像発見できず


今回はこれまで



コナミ「先行はもらったああ!ドロー!」バッ


コナミ「俺はUFOタートルを召喚!カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バン

《UFOタートル/UFO Turtle》
効果モンスター
星4/炎属性/機械族/攻1400/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。


秀行「ならばワシの番じゃあ!ドロー!」


秀行「ワシはエーリアンソルジャーを召喚じゃあ!」


《エーリアン・ソルジャー/Alien Shocktrooper》
通常モンスター
星4/地属性/爬虫類族/攻1900/守 800
謎の生命体、エーリアンの上級戦士。
比較的高い攻撃力を持つが、反面特殊な能力は身につけていない。


コナミ「攻撃力1900!?高っ!」


秀行「こんなもんでビビってんじゃないわい!エーリアンソルジャーで攻撃じゃー!」


ソルジャー「しゃああーー!!」ズバァ


タートル「げひいいっ」バーーン!


コナミ「くっそ……」LP4000→3500 ピッ


あげは(でもこれでUFOタートルの効果が発動する…特殊召喚するモンスターはきっと彼のデッキの軸となるカード)





コナミ「よし、UFOタートルの効果発動!デッキから攻撃力1500以下の炎属性モンスターを特殊召喚だ!」


秀行「ふん」(おどれのデッキの正体を掴んでやるわい)


コナミ「俺は炎の魔人を特殊召喚!」バッ


《炎の魔神/Fireyarou》
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。



あげは「………え?」


秀行「……何じゃあ?」


コナミ「ん?何だよ、ターンエンドか?」



秀行「………わ、ワシはカードを二枚セットしてターンエンドじゃあ!」


コナミ「よし!俺のターンだ!ドロー!」



あげは「…………」






コナミ 手札5枚 リバースカード一枚

秀行 手札3枚 エーリアンソルジャー リバースカード二枚


コナミ「俺は炎の魔人をリリース!タン・ツイスターをアドバンス召喚!」


《タン・ツイスター/Tongue Twister》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 400/守 300
アドバンス召喚したこのカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
この効果を発動した場合、このカードをゲームから除外する。



秀行「何じゃあ………そのモンスターは………?」


コナミ「え?あ!おっさん俺のモンスターを馬鹿にしてるだろ!」


秀行「当たり前じゃい!アドバンス召喚したと思ったら攻撃力400?なめてんか!?」


コナミ「ぐ……人のカードを馬鹿にしやがって…………」


コナミ「あんな大人にはなりたくないよな!女学生!」クルッ


あげは「…………まあ…ね……」目そらし


コナミ「………………」




コナミ「…………まあいいや、勝てばいいんだよ!」


コナミ「リバースカードを一枚セットしてターンエンドだ!」バンッ



あげは「………………本当に大丈夫……?」


秀行「リリースしたモンスターよりも弱くなったモンスターなんか相手になるかい!ドロー!」 手札四枚



秀行「リリースカードをオープン!毒蛇の供物!」バンッ



《毒蛇の供物/Offering to the Snake Deity》
通常罠
自分フィールド上の爬虫類族モンスター1体と
相手フィールド上のカード2枚を選択して破壊する。

秀行「こいつでザコモンスターとセットカードを一枚破壊じゃあ!」


コナミ「なにい!?」


タン・ツイスター「ぎええっ!」 イタクァの暴風「きゃーーーー」 ドゴオーン!


あげは「ああ、まずい!」


コナミ「まずい?ふ、女学生、安心しろ!対策はある!タン・ツイスターの効果発動!こいつが墓地に送られたときカードを二枚ドローする!」バッ


秀行「…」


あげは「おお、被害を最小限にできた!」







コナミ「どうだー?カードを無駄にしちまったなおっさん!」


秀行「……へ、それがどうしたってんじゃい!」


コナミ「え?」


秀行「ワシはエーリアンモナイトを召喚!そして効果を発動じゃ!」


《エーリアンモナイト/Alien Ammonite》 †
チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/爬虫類族/攻 500/守 200
このカードが召喚に成功した時、
自分の墓地からレベル4以下の「エーリアン」と名のついた
モンスター1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。



コナミ「なんだ?この塊は」


あげは「!この状況は…………いけない!」


コナミ「何だと!?」


秀行「そっちの小娘は知ってたか!ワシの最強モンスターが登場じゃー!」


秀行「墓地のエーリアンソルジャーをエーリアンモナイトの効果で蘇生!すぐさま二体をチューニング!」


コナミ「チューニング!?まさか」


あげは「シンクロ召喚だよ!」


☆4+☆1=☆5


秀行「シンクロ召喚!宇宙砦ゴルガー!」バーン!


ゴルガー「ぐあああああぁ」



《宇宙砦ゴルガー/Cosmic Fortress Gol'gar》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/光属性/爬虫類族/攻2600/守1800
「エーリアンモナイト」+チューナー以外の「エーリアン」と名のついたモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
フィールド上に表側表示で存在する魔法・罠カードを
任意の枚数選択して持ち主の手札に戻し、
その後手札に戻したカードの数だけAカウンターを
フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。
また、1ターンに1度、フィールド上のAカウンターを2つ取り除く事で、
相手フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。



コナミ「こ、攻撃翌力2600!?」LP3500


秀行「へへへへ!さらにワシの装備カードデーモンの斧を宇宙砦ゴルガーに装備!」バッ


《デーモンの斧/Axe of Despair》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃翌力は1000ポイントアップする。
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分フィールド上に存在するモンスター1体を
リリースする事でこのカードをデッキの一番上に戻す。


ゴルガー「があああーーー!」攻撃翌力3600


コナミ「うげえっ気持ち悪っ………」


あげは「それは確かに…………ってそんな事言ってる場合じゃ無いよ!攻撃翌力がキミのLPを上回っちゃったよ!?」


コナミ「うわああ!確かに!」


秀行「このまま攻撃して終わらせてもいいが……ワシは結構用心深くてのぅ、ひひひ」


秀行「ワシは永続魔法「A」細胞培養装置を発動じゃ!」


《「A」細胞培養装置/"A" Cell Incubator》 †
永続魔法
フィールド上のAカウンターが取り除かれる度に、
このカードにAカウンターを1つ置く。
フィールド上のこのカードが破壊された時、このカードに乗っていた全てのAカウンターを、
フィールド上に表側表示で存在するモンスターに置く。




秀行「そして宇宙砦ゴルガーの効果を発動!ワシの場のデーモンの斧と「A」細胞培養装置を手札に戻し宇宙砦ゴルガーにAカウンターを二つ乗せる!」


あげは「まずい!残ったリバースカードを破壊しにきたよ!」


コナミ「何だと!?」


秀行「その通りじゃ!続けてゴルガーの効果を発動!フィールドのAカウンターを二つ取り除くことで相手フィールドのカードを一枚破壊する!」


コナミ「ってことは……」

秀行「残ったリバースカードを破壊じゃあーー!砕けちれ!」


ゴルガー「ごあああーーーー!!」グオッ


あげは「なな、何とかならないの!?」




コナミ「ちっ!トラップカードを発動!逆さ眼鏡!」

《逆さ眼鏡》 †
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力を
エンドフェイズ時まで半分にする。



コナミ「これでその化け物の攻撃力は半分だ!」


秀行「何じゃと!?鬱陶しい奴じゃ……ワシは再びデーモンの斧を宇宙砦ゴルガーに装備!さらに「A」細胞培養装置を発動じゃ!」


ゴルガー「ぐううう………」攻撃力1300→2300


秀行「ゴルガーでガキにダイレクトアタックじゃ!」


コナミ「ぐおおおーーっ!?」3500→1200P


秀行「さらにワシはリバースカードを発動!チャリオット・パイル!」


チャリオット・パイル
永続罠(TF4オリジナル)
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に相手ライフに
300ポイントダメージを与える事ができる。
また、1ターンに1度、相手が直接攻撃を宣言した時、
800ポイントライフを払う事でその攻撃モンスター1体を破壊する。



秀行「こいつでさらに300Pのダメージじゃああ!」


コナミ「うおおっ!」1200→900P


秀行「ひひひ、ワシはカードを一枚セットしてターンエンドじゃ」バンッ

秀行 宇宙砦ゴルガー リバースカード一枚 チャリオット・パイル 「A」細胞培養装置 デーモンの斧 手札0枚


コナミ 手札5枚



コナミ「く、くそ…」


あげは(何とか凌いだけど………絶望的……)


あげは(大体この人のデッキは何なの!?勝とうとして作ったデッキなの!?)


あげは(このまま負けちゃったらこの人が………ボクのせいで………そんなの……)


あげは「ね、ねえ、キミ……もういいよ……これ以上ボクのために……」


コナミ「ん?心配すんなって!みてろよ!反撃開始だから!」


あげは「反撃って……」


秀行「もう諦めろや、おどれに勝ち目はないんじゃ!」


コナミ「どうかな!?ドロー!」


秀行(こいつがどんな手で来ようが無駄じゃ…ワシのフィールドには攻撃力3600のゴルガー……さらにリバースカードはデストラクト・サークルーA……勝ちは動かん!)




《デストラクト・サークル−A/Detonator Circle "A"》 †
通常罠
フィールド上に表側表示で存在するAカウンターが乗ったモンスター1体を破壊し、
お互いに1000ポイントダメージを受ける。



あげは(……この状況で……諦めてない……この人は勝つ気だ………どうして………)


あげは(なんでそんなに自信が持てるの………ボクはそれが羨ましい……)


コナミ「俺は手札からライトニング・ボルテックスを発動!」


《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》 †
通常魔法
手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。


コナミ「手札一枚をコストにゴルガーを破壊する!」


秀行「なに!?」

ゴルガー「ぐあああああああーーー!!」ドゴオーン!


秀行「ち、ゴルガーが……」


コナミ「よっしゃー!場が空いたぜ!俺は切り込み隊長を召喚!」




《切り込み隊長/Marauding Captain》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。



コナミ「切り込み隊長の効果で魔物の狩人を特殊召喚!」



《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。



あげは「よし!大ダメージを与えるチャンスだ!」


コナミ「いけ!魔物の狩人でダイレクトアタック!」


秀行「ちいっ!チャリオット・パイルの効果発動じゃ!一ターンに一度800LPを払うことでダイレクトアタックを無効にし破壊する!」4000→3200P


狩人「ぐえっ!」ドゴオーン

コナミ「まだまだ!切り込み隊長の攻撃!」


隊長「うらあっ!」ズバァ


秀行「ぐうう……」3200→2000P


コナミ「どうだ!勝負はまだわかんないだろ!カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バンッ




秀行「ちいい………ガキが……」


コナミ「一気に形成逆転だな、ゴルガーはいない、手札は0枚だ!」


あげは「すごい……勝てるよ……!」


秀行「いい気になるなやおんどりゃあぁーー!!」


秀行「ドローじゃああー!」シュバアッ

秀行「「!!おおっ!……はははははは!」


コナミ「………?」


あげは「いきなり笑い出した………?」


秀行「ワシの運命力は強いのぉーー!最高のカードをひきあてたわい!!」



コナミ「最高のカードだと………?」


秀行「おうよ!これでしまいじゃあ!魔法カード、侵食細胞「A」発動じゃああー!!」



《侵食細胞「A」/Corruption Cell "A"》
通常魔法
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択した相手モンスターにAカウンターを1つ置く。


秀行「おどれの切り込み隊長にAカウンターを乗せる!」


コナミ「へ!ゴルガーがいない今、Aカウンターなんか怖くないっつーの!」


秀行「ひひひひ、甘いのぉぉー!トラップカードを発動じゃー!デストラクト・サークルーA!」



コナミ「なんだ!?そいつは!?」


秀行「フィールドのAカウンターを持つモンスター一体を破壊しお互いに1000Pのダメージを受けるトラップカードじゃぁあーー!!」


あげは「1000P!?そんなっ!」


コナミ「……」900P


秀行「ワシは1000P受けようが生き残る!だがおどれはどうじゃあー!?」2000P

あげは「あの人のLPは900………これが決まれば……」


秀行「おどれの負けじゃあーーー!はははははー!!!」






秀行「弾け飛べ切り込み隊長!爆発じやぁあーーー!!」

隊長「うあああっっ」カッ ドゴオオーーーン!


コナミ「俺は運がいいな!トラップカード発動!リフレクト・ネイチャー!」



《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》 †
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。



秀行「な…………!なんじゃとおおーーー!!?」


あげは「すごい!土壇場であんなカードを!」


コナミ「俺の分のダメージ、合わせて2000P!くらいやがれえーーー!」


秀行「ぎゃああああーーーーーーー!そ、そんなばかなぁぁぁーー!」2000→0P ピー


コナミ「おっしゃああーーー!」


あげは「勝ったーーーーー!」




今回はここまでで


TFのキャラどんどん出して行きたいけど誰が人気あるのか分からん………



秀行「な、なぜじゃああ………!あんな使えないカードどもに………ワシが負ける訳がああ……!」


コナミ「おっさん!あんたの敗因はその傲りだ、俺を舐めすぎたんだ」


コナミ「いいか!使えないカードなんか無いんだ!全てのカードに意味がある!(って遊星が言ってた)」


秀行「ぐううう……………!!くそっ!もういいわい!」


秀行「さっさとどっかに行っちまえぃ!」


秀行「だが……これはワシとおどれの戦いの戦いの始まりにすぎないんじゃい!いづれまた戦うぞ!」


コナミ「おお!」


秀行「その時こそ、おどれをボロボロにしてやるわい……」


コナミ「ふう………」スタスタ………


あげは「………お疲れ様、助けてくれてありがとう」


コナミ「おお、女学生……デュエルディスク返すな」カシャカシャ……




あげは「その女学生っていうのやめてよ、ボクの名前は青葉あげはだよ」


コナミ「ふーん、あげはか、俺はコナミだ」


あげは「コナミ………うん、覚えたよ」


あげは「それでさ、お礼がしたいんだけど、何か無い?」スタスタ


コナミ「え?いや、いいよそんな、お礼なんて」 スタスタ


あげは「だめ、ボクめんどくさい性格してるからさ、借りっ放しは嫌なの」スタスタ


コナミ「ええー?自分でめんどくさいとか言うなし…」スタスタ


あげは「だってほんとの事だし…」


コナミ「うーむ…………お礼か……………」


コナミ「…………………………流石に金っていうのは………家に隠れさせてってのも迷惑だし………」ブツブツ


あげは(ブツブツ言いはじめた……)


コナミ「…………!」ピーン!



コナミ「そうだ、あげはさ、sp(スピードスペル)って持ってるか?」


あげは「え?spって…ライディングデュエルの?」


コナミ「そうそう、あったら譲って欲しいんだけど」


あげは「うーん……僕はDホイール乗れないからなぁ……spが入ってるパックは買った事無いんだよね……」


コナミ「そ、そうか…」


あげは「キミってライディングデュエルやるの?」


コナミ「ああ、まあね」


あげは「Dホイールはあるの?デュエルディスクも持ってなかったし……」


コナミ「ちょっと今はセキュリティに押収…………いや、何でもない!」


あげは「せ、セキュリティ……?」


コナミ「いやいやいや!忘れろ!忘れなさい!」ブンブン


あげは「う、うん」(この人何者なの……?悪い人には見えないけど…………)




コナミ「とにかく、spは持ってないんだな?」


あげは「うーん、お父さんが昔使ってたのなら………あったかもしれない」



コナミ「え?あげはのお父さんDホイーラーだったのか?」


あげは「う、うん……今は引退してるけど」ドキッ(いきなり名前で呼ばれた……慣れないなぁ)



あげは「家で探してみるよ、案内するからついてきて」


コナミ「え?俺も家に入っていいの?」


あげは「流石に中にはいれないよ、探してるあいだは外で待機してて」


コナミ「やっぱそうだよなー」


コナミ「……そういや今何時?………………午前3時か」



あげは「え?…ああーーーーーー!!!!!忘れてた!!明日も…っていうか今日も学校なのにー!!」ガーン


コナミ「はははは」


あげは「何笑ってんのさ!今から帰って寝ても3時間位しかねられないよー!」


コナミ「俺がデュエル前に帰れって言ったのになー」


あげは「あの時は一杯一杯だったの!と、とにかくボクはもう帰るね!」アワアワ


コナミ「え?spは?」







あげは「今は探してる時間ないよ!の放課後に渡すから!」


コナミ「集合場所は?」


あげは「ここ!この場所に16時ころ集合ね!」


コナミ「わかった、16時だな」


あげは「それじゃまたねっ!」タタタッ


コナミ「おーう……」フリフリ


タッタッタッタッ………


コナミ「…」



コナミ「……忘れないようにしないと………目印になるようなもの無いか?」キョロキョロ



カードショップKURUMIZAWA ドーン


コナミ「……………これは分かりやすい」




コナミ「さて………これから16時までどうしようか」


コナミ(昼頃にメチャクチャ寝てたから眠く無いんだよな……ていうか2日は寝なくても大丈夫なよう鍛えてるし……)


スタスタスタスタ………



コナミ「………………お、カード拾ったー♪」ヒョイッ スタスタ………



……………………………………………………………………………………



セキュリティ「侵入者を一人発見!捕獲しました!」


イェーガー「ご苦労様です、ひっひっひ」


…………………………………………………………………………………


遊星「くっ……」


セキュリティ「さっさと歩け!収容所に送り込んでやる!」



ジャック「…………………………」


………………………………………………………………………………


………………………………………………………………………………


遊星「うわああああああああああああああぁぁ!!!!」ジュアアアアアアア



「マーカーの刻印完了、収容所まで送りとどけよ」


セキュリティ「はっ!」


遊星「く…………」


………………………………………………………………………………



コナミ「そういや遊星はどうなったんだ?スタジアムでジャックとデュエルしてるんだよな………」


コナミ「見に行きたいけど………セキュリティが探し回ってるし…………うーむ…………」



コナミ「とにかく、身を隠そう」ササッ



コナミ「16時までは捕まるわけにはいかないからな」コソコソ……


コナミ「何とかしてDホイールも取り返さないといけないし…………ん?」コソコソ……


セキュリティ「……」ガラガラガラ……



コナミ「……あのセキュリティが押してるDホイール……遊星のだよな………」コソッ


コナミ「セキュリティが遊星のDホイールを押収したって事は………あいつ、捕まったな……」


コナミ「………………どうしよう」





…………………………………………………

イェーガー「帽子の男はまだみつからないのですか?」


セキュリティ「は、はい、現在全力で捜索中です」

………………………………………………………



牛尾「おらあーー!出てこいやサテライトのクズ野郎ーー!!!!」ブウウーーーーン!


コナミ「うへー……あのセキュリティしつこいな………」コソッ


コナミ「どうしよう……たしか逮捕された奴は収容所におくられるんだよな…」


コナミ「侵入して遊星を助けるか…………いやでも…うまく行くか?潜入なんて……」


コナミ「それに…………16時にあげはと約束があるし………」


コナミ「うーーーーーーーむ……!」

セキュリティ「………」ブウウーーーーーーーーーン!!


コナミ「オット!」ササッ


コナミ「………このままじゃいずれ俺も捕まる気がする………」


コナミ「路地裏に行こう………」コソコソコソコソッ


今回はここまでで


今後のコナミの行動を安価で決めるぜ!

1 遊星を助けに収容所に侵入だ!
2 あげはとの約束を守り16時に約束の場所へ、遊星ならきっと大丈夫さ!


>>102

2


コナミ「…………まあ、遊星なら大丈夫だろ…」コソ…


コナミ「そのうち脱走でもして戻ってくるだろ」コソコソ


コナミ「俺は約束の場所に16時に行かなきゃな」スタスタ


ブウウウウーーーン!キイイーーーーーーン!


コナミ「…………こうもセキュリティだらけじゃ動きづらいな」


コナミ「このままじゃ隠れ続けるなんて無理だ………」


コナミ「よし、変装するか……久しぶりに」コソコソコソコソ


コナミ「まずは用意をしなくては」サササッ



…………………………………………………………………………



ブウウウウーーーン!ゴオオオオオーーーー!


牛尾「おい!見つかったか?」



セキュリティ「いえ!見つかりません!巧妙に隠れています!」



牛尾「ドブネズミ野郎が……………引き続き捜索するぞ!」ブウウウウーーーン

セキュリティ「はい!」キイイーーーーーーン


老人「……」スタスタ………フラフラ…


セキュリティ「じいさん、フラフラしてると危ないですよ」


老人「あ、これはすみません…………」スタスタ



キイイーーーーーーン!



老人「………」


老人(コナミ)「………へ、特殊マスクに騙されやがったな」



すまん

用事が突然入りました

続きは明日書きます



コナミ「この姿ならバレないってことだな、ゆっくりしていよう」フー


コナミ「………………グー」zzz


………………………………………………………………………………………………


コナミ「…………z」zzz


コナミ「…………ん……?……寝ちまったか………」パチリ



コナミ「ふー………さて、今何時かな…?」チラ


16:03


コナミ「……………」


コナミ「な、な、何だとオーーーーーーーー!!」


………………………………………………………………………………………………



カードショップKURUMIZAWA



あげは「…………………」ソワソワソワソワ







あげは「……………………遅いな……………」ソワソワ


あげは「もしかして…………忘れちゃった?」


あげは「いやいや…………まだ16:05だし…………」


あげは「もう少し待ってみよう……………」ソワソワ


「これからどうするー」「クレープ食べようよー」「わーわー」


ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ


あげは「…………」ポツン


あげは「みんな…楽しそうだな…………」

あげは「やっぱりボクって……友達少ないのかな……?」ボソ


あげは「いやいやいや!………………今日はたまたま………用事があったからで………」


あげは「教室でも別に一人って訳じゃないし……」


あげは「うん!大丈夫………………………………だよね……」


あげは「はあー…」


?「あれ?あげはさん、こんにちはっ、何してるんですかぁ?」


あげは「え?あ、ゆまちゃん」


宮田ゆま「えへへ!カードショップに行くんなら私と一緒に行きましょう!私も行こうと思ってたんです!」



あげは「あははは、相変わらず元気だね」


ゆま「はい!今日はテストで良い点数が取れたのでご機嫌なんです!」



あげは(テストの点関係なくいつも元気だと思うけど………)



ゆま「それでこの調子なら良いカードが当たるかもと思ったんです!」


あげは「それでこのショップで買おうとおもったの?」


ゆま「はい、ここが一番近いんです!」


ゆま「青葉さんも一緒に行きましょう!」


あげは「えーと…ごめんね、ボク今待ち合わせをしてて…」


ゆま「あうぅ…そうでしたか…それなら仕方ないですね………」


ゆま「それでは、行ってきますね…」トボトボ…


あげは「……………」(何か悪い事した気分)




あげは「……う……あ、あの!」


ゆま「?何ですか?」クルッ



あげは「やっぱり一緒に行くよ、すぐ近くだしさ」


ゆま「え?でも待ち合わせをしてるんじゃ?」


あげは「大丈夫、来たら店内からでもわかるしさ、行こう」


ゆま「いいんですか?ありがとうございます!えへへ」キラキラ



あげは(この瞳は裏切れない………)


ガチャッ


店長「いらっしゃーい」


あげは「それで、どのパックを買うかは決めてるの?」


ゆま「はい!今日は戦士族が集まってるパックを買おうと思います!」


あげは「え?ゆまちゃんって戦士族使うの?何か意外……」






ゆま「かっこいいんですよ!私を守ってくれるヒーローなんです!」


あげは「へー、ヒーローか…」


スタスタスタスタ


ゆま「店長さん、戦士族パックを二つください!」


店長「はいよー、戦士族ね」スッ


店長「350円です」カサッ


ゆま「DPでお願いします」スッ



店長「わかりました、デュエルディスクをだしてください」


ゆま「はい」ガチャッ


カチカチッガチャッ……………ウイイーーン…


あげは「ゆまちゃんDPどれ位たまってるの?」


ゆま「えへへ、昨日結構勝てたんで350くらいならあると思います」


DP………デュエルで勝つ事でもらえるポイント 買い物ができたりする


ウイイーーン…………ピッ


店長「はい、350Pいただきました、商品をどうぞ」カサッ


ゆま「ありがとうございます!」


店長(仕事でやってるんだからそんなにお礼言われても困る)





ゆま「えへへ、やっぱり開ける前はドキドキしますね…」


あげは「今は開けないの?」


ゆま「はい、家でゆっくり開けようと思います」


あげは「へえー」


ゆま「青葉さんは何か買わないんですか?」


あげは「え?うーん……そうだなー……」


あげは(今日はボクのシンクロデッキと合うカードが入ってるパックは入って無いんだよね………)


あげは「………………あ、あれ買って来るね、ちょっと待ってて」タタッ



ゆま「え?あれですか?」


スピードスペルパック



ゆま「青葉さんDホイーラーなのでしょうか?」?








そして

あげは「おまたせー」


ゆま「青葉さんはライディングデュエルをするんですか!?」


あげは「え?いや、ボクじゃないよ、知り合いが欲しがってたから買ってあげようと思って」


ゆま「へぇー、かっこいいですよねDホイール!私もいつか乗ってみたいなあー」


あげは「あはは、ゆまちゃんはおっとりしてるから、危ないんじゃない?」


ゆま「むうぅ………そうですかあ……?」


あげは「思ったより早く買い物が終わったね、これからどうする?」


ゆま「うーん、あ!あれをたべてみませんか!?新発売のメタモルポットアイス(700円)」



あげは「ああー、あったねそんなの……」




ゆま「5種類の味が楽しめるらしいですよ!」


あげは「ちょっと高いけど……まあたまにはいいかもね」


ゆま「えへへ、この店はアイスも売ってるから便利ですよねー」



スタスタスタスタ………


…………………………………………………………………………


あげは「…………ボクのはカレー味だったよ…………二度と食べたくないかな…………」


ゆま「あうう、残念でしたね……私のはレモン味でとても美味しかったですよ!」


あげは「ふふ…………そう…」


ゆま「あうぅ……………………………」



ダダダダダダダダダダダダダダダッ


あげは「………ん?おじいさんがすごい速さで店に向かって来るんだけど……」



ゆま「え?…わっ!本当です!元気なおじいさんですねー!」


ガチャッ ダダダダダダダダダダーー!!


老人(コナミ)「遅れてスマーーン!!」キキイィィィッ


あげは「ええええー!?」


ゆま「??????」




一旦抜けますぜ!



…………………………………………………………………………………



コナミ「あー…すまんすまん、変装中だってこと忘れてた」 マスク脱ぎっ


あげは「すごく怖かった……おじいさんにしてはすごく良いフォームで走るからさ」


ゆま「わあっ!いきなりおじいさんが若返りました!」


あげは「いや…ゆまちゃん、あれは特殊マスクを被ってただけで」


コナミ「このパッション溢れる女学生は何者なんだ?」


ゆま「あ、私宮田ゆまっていいます!青葉さんとはクラスメイトです!」


あげは「キミが来るのが遅いから話してたんだよ、何してたのさ、もう」


コナミ「ごめんごめん、ちょっと寝てた」


あげは「仕事に行きなよ………あとどうしてあんなマスク被ってたの?劇でもしてるの?」


コナミ「あれはお前……セキュリティの目を振り切……………なんとなくだ!」


あげは(やっぱりセキュリティって言った?なんなの?)


ゆま「…」キラキラキラ


コナミ「…………なんでゆまはそんなに綺麗な眼で俺を見るんだ、やめろ、視線に耐えられない」




ゆま「お名前はなんて言うんですか?」


コナミ「ああ、自己紹介してなかったか、コナミだ、よろしくな」


ゆま「は、はい!あの……コナミさんはもしかして…………Dホイーラーなんですか?」


コナミ「え?ああ、まあそうだけど……」


ゆま「すごいです!私、将来Dホイーラーになりたいんで尊敬します!」キラキラキラ


コナミ「ぐあああ………その眼で見るなぁぁあ」


あげは「…………………なにしてんのさ」


ゆま「かっこいいなぁ……私、コナミさんのこと憧れます!」



コナミ「……………そ、そんなに褒めんなし」テレテレ


あげは「………………………………デレデレしちゃって」



あげは「はい!家にあったスピードスペル全部持って来てあげたよ!」ガサッ


コナミ「え?おお!ありがとなあげは!20枚くらいあるな!」


あげは「あ、あとこれも」サッ


コナミ「ん?スピードスペルパック?なんだこれ?」


ゆま「青葉さんはコナミさんのためにパックを買ったんです!受け取ってあげてください!」


あげは「べ、別に……借りを返すだけだし」


コナミ「俺にくれるのか、悪いなあげは、重ね重ね」


あげは「ふーん……」


ガチャッ! カツカツカツカツ


コナミ「ん…?何だ……黒服のおっさんが沢山ショップに入ってきたぞ……」


コナミ(まさか俺を捉えに…!?)


カツカツカツカツ


ゆま「店長さんの所に行くようですね…………」


あげは「なんだろう……?」



黒服「………」


店長「な、なんですか?」

ザザッ!


コナミ「ん?黒服達が左右に別れた…?」


コツコツコツコツ……


コナミ「その間を誰かが…………ってあれ?お前達と同じ制服着てないか?」


ゆま「え?……うーん、顔が見えません……」グググ


あげは「?…………………あ」


コナミ「ん?あげはの友達か?」


あげは「いや…………隣のクラスの海野さんだよ」


海野幸子「ごきげんよう店長さん」コツ…


コナミ「なんだー?あのいかにも[お金持ってます]って感じの奴は……」


ゆま「えーと………たしか海野さんってトップスに住んでるんですよね!」


コナミ「トップス?」


あげは「シティの中でも特に裕福ってことだよ、しらないの?」


コナミ「へえー……」


ゆま「でも海野さん…あんなに怖そうな人たくさん連れて……」


コナミ「よからぬことがおこりそうだな」



幸子「突然ですが、貴方のこのお店、海野グループが買い取りますわ、ありがたく思いなさい」


店長「え!?」


コナミ「………なんて言った?」


あげは「この店を買い取るって………」




コナミ「おいおい………小娘が何言ってんだ…………店長にそんなこと言ってもしょうがないだろ……」


あげは「しっ、様子を伺おう」


幸子「すでに不動産……その他全てに話はついています、あとは貴方がサインを書けば完了よ」


店長「そ、そんなこと突然言われても………そ、それに…………なんでこの店を買い取るなんてことを……?」


海野「この店はアカデミアからもそう遠くなく立地条件も悪くないから、ですわ」


海野「この店から海野グループはカードショップ界を牛耳ることにしたのよ」


店長「うぅ…」


コナミ「……別にいいんじゃね?店長だって店が綺麗になったりしたら悪いことじゃないじゃん」ボソ



海野「それから、海野グループが買い取った暁には店長さん、貴方にはこの店から出て行ってもらいますわ」


店長「そ、そんなっ!!」


海野「店員も営業のプロに任せた方が良いのは当然、水が低きに流れるがごとし、ですわ」


あげは「………さすがにひどいよね」ヒソヒソ


コナミ「ああ、すっげー腹立つんだけど…」




幸子「さあ、サインを書きなさい、わたくし、無駄な時間は好きではないの」ヒラッ


店員「うううううぅぅぅぅううぅ……………」


黒服「…」


店長「店を失ったら俺は…………どうしたら…………」


幸子「さあ?庶民のことなんて一々知りませんわ、好きになさってくださる」



コナミ「…」プチーン


あげは「ひどい………店長さんにも生活があるのに」


ゆま「むううー、私、抗議して来ますー!」



クイッ

ゆま「おとと………え?」クルッ


コナミ「……俺が行く」ザッザッザッ


あげは「え?」


ゆま「……………?」





店長「くうう………」ポロポロ………


幸子「泣いている暇があったらサインを書きなさい、まったく、このわたくしが直々に来てあげたというのに」


幸子「自分で書けないならべつに構いませんのよ?判子だけ押していただくので」


コナミ「こらあああぁあーーー!!そこまでだ!!」バッ


店長黒服幸子「!!?」


幸子「…………庶民がわたくしに何か?」


幸子「今私は庶民と喋っている暇は無いの、黙ってなさい」


コナミ「やだね!お前達にこの店は渡さない!」


幸子「貴方はこの店の何です?そんなことを言う権利は貴方にはなくてよ」


コナミ「俺はこの店の常連だ!(嘘)店員とは5年の付き合いになる!(嘘)だから店員のピンチに黙ってる訳にはいかない!」



コナミ「なあ店員!」


店員「え?………あ、ああ!」


黒服「…………」ザッ


幸子「愚かな横の繋がりね、お前達、片付けてしまいなさい」


店員「!!そうだ、デュエルで決めるっていうのはどうです!?」



あげは「!?」


ゆま!?」


黒服「!?」


幸子「………デュエルですって?」


コナミ「?店長、デュエルできるのか?」


店長「つまり、そちらの代表とこちらの代表とでデュエルをして、白黒ハッキリさせませんかってことです!」


あげは「………決闘者なら逃げられないよね…」


ゆま「ナイスアイデアです!」


黒服「こいつ………逃れるためになめたことを……!」


幸子「……ふ、お前達、一旦下がってなさい」スッ


黒服「!?お嬢様!まさか!?」


幸子「安心しなさい、庶民に力の差を思い知らせるだけよ、デュエルを挑まれては受けるしかないもの」


幸子「店長さん、そのデュエル受けて立ちますわ!こちらの代表はわたくしよ!」


コナミ(なんかよくわからんが…………店長が勝てば解決って事か…)


店長「こちらの代表は俺の友人(嘘)が行きます!」


コナミ「…………………え!?俺!?」


店長「5年の付き合いじゃないか(嘘)たのむよ!」


コナミ「く……………」


コナミ「仕方ない………俺がやってやるぜ!」


幸子「ふん……誰が相手だろうと変わりませんわ、私には勝てないのよ」ガシャン


コナミ「どうかな!?やってみなくちゃわからんぜ!」

あげは「はい、またボクのデュエルディスクを貸してあげる」


コナミ「よっしゃー!行くぜ!」ガシャンッ



「「デュエル!!」」


今回はここまでで

宮田ゆま


海野幸子


コナミ「俺の先行、ドロー!」


コナミ「俺はサムライソード・バロンを召喚!」バッ



《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。



コナミ「ターン終了」


幸子「わたくしのターン、ドロー!」


幸子「手札からフィールド魔法、伝説の都アトランティスを発動!」


《伝説の都 アトランティス/A Legendary Ocean》 †
フィールド魔法
このカードのカード名は「海」として扱う。
このカードがフィールド上に存在する限り、
フィールド上の水属性モンスターの攻撃力・守備力は200ポイントアップする。
また、お互いの手札・フィールド上の水属性モンスターのレベルは1つ下がる。


サバアアアアーーーーーーーン


コナミ「うおお!「なんだ!?いきなり洪水が……し、死ぬ………!?」ゴボッ


店長「おちつきたまえ!ソリッドビジョンだ!」


コナミ「ふう………なんだ…」


幸子「このフィールドでは全ての水属性モンスターは☆が1下がり攻・守共に200p上昇しますわ」


コナミ「本当だ………服が濡れない」スカスカ


幸子「って、聞いてますの!?」


コナミ「おお、続くてくれ」


幸子「庶民の分際で………わたくしは暗黒大要塞鯱を召喚!」




暗黒大要塞鯱:Orca Mega-Fortress of Darkness
効果モンスター
星5/水属性/海竜族/攻2100/守1200
自分フィールド上の「魚雷魚」1体を生け贄に捧げる事で、
フィールド上のモンスター1体を破壊する。
自分フィールド上の「砲弾ヤリ貝」1体を生け贄に捧げる事で、
フィールド上の魔法・罠カード1枚を破壊する。


コナミ「うお、でかい…………☆5だと?」


あげは「アトランティスの効果で☆が1つ下がって☆4に為ってるんだよ」


コナミ「そうか!だからリリース無しで出てきやがったのか!」


店長(成り行きで任せてしまったがこの青年大丈夫か…?)


幸子「暗黒大要塞鯱でサムライソード・バロンを攻撃!」

鯱「ザバアアアアアアン!」


侍「ゴボッゴボゴボッ……」ドオオオン!


コナミ「くうっ……」LP4000→3300


幸子「おほほほ、わたくしはカードを一枚セットしてターン終了」バシッ


コナミ「いきなり攻撃力2300か………俺のターン!」


幸子「わたくしに勝てると思って?ほほほほ」


コナミ「LPがやけに減ってると思ったら……アトランティスでパワーアップしてたか………」


暗黒大要塞鯱 攻2100→2300


コナミ「なら俺のモンスターだってその効果を使うぜ!舌魚を召喚!」


舌魚「ぎょぎょ」 攻1350→1550 ☆4→☆3


《舌魚/Tongyo》 †
通常モンスター
星4/水属性/魚族/攻1350/守 800
他の魚を長い舌で捕まえ、エネルギーを吸収する。



幸子「ふん、不細工な魚ね、攻撃力も暗黒大要塞鯱に遠く及ばないわ」


コナミ「さらに手札から魔法カード渾身の一撃を発動!」バシッ



《渾身の一撃/Full-Force Strike》 †
通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターン、選択したモンスターは戦闘では破壊されず、
その攻撃によって発生するお互いへの戦闘ダメージは0になる。
また、このターン、選択したモンスターが相手モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算後にその相手モンスターを破壊する。


コナミ「このターン舌魚は戦闘では破壊されずダメージも受けない、さらにこいつとバトルしたモンスターは破壊される!」


幸子「なんですって!?」



コナミ「いけ、舌魚で鯱を攻撃!」

舌魚「ぎょーーーーー!」ゴアアッ


幸子「ふん、わたくしにそんな攻撃は通用しないわ、トラップカード、ポセイドンウェーブを発動!」カチッ



《ポセイドン・ウェーブ/Poseidon Wave》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にする。
自分フィールド上に魚族・海竜族・水族モンスターが表側表示で存在する場合、
その数×800ポイントダメージを相手ライフに与える。



バシャアアアッ


舌魚「ぎょ!?」


幸子「これで舌魚の攻撃は無効、さらにわたくしのフィールドの魚族・海竜族・水族モンスター一体につき庶民に800Pのダメージを与えますわ」


コナミ「なに!?舌魚!お前が波にビビってどうする!」

コナミ「ガボガボガボ……」バシャアアア 3300→2500P


あげは「ああ……止められちゃった……」






コナミ「クッソ…………カードを一枚セットしてターン終了!」バシッ



幸子「ふ、ならわたくしのターン、ドロー!」


幸子「わたくしは深海王デビルシャークを召喚!」



深海王デビルシャーク:Abyssal Kingshark
効果モンスター
星4/水属性/魚族/攻1700/守 600
このカードは1ターンに1度だけ、対象を指定しないカードの効果では破壊されない。



デビルシャーク「しゃあああ」攻1700→1900 ☆4→☆3


ゆま「ああ!強力モンスターが二体も……!」


店長「まずいぞこれは……」


幸子「さあ、まずはデビルシャークの攻撃!舌魚を破壊しなさい!」バッ


シャーク「しやああーー!」


舌魚「弱肉強食っっ………!?」


コナミ「俺もトラップカード発動!革命ートリックバトル!」



革命−トリック・バトル
永続罠(TF4オリジナル)
自分フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターと
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスターが戦闘を行う場合、
攻撃力の低いモンスターは戦闘では破壊されず、
攻撃力の高いモンスターが戦闘によって破壊される。


コナミ「破壊されるのはお前のモンスターだ!」


幸子「なっ………!?」


舌魚「ぎょー!」ドカッ


シャーク「しゃああっ!!?」ドゴオオン


コナミ「…………ダメージは俺が受けるんだけどね……」LP2500→2150





幸子「く…………わたくしのモンスターが……」


コナミ「どうする?鯱で舌魚を攻撃するのか?」


幸子「…」(今バトルしてもダメージを与えるだけで鯱は破壊されてしまう…………………それよりは…)


幸子「わたくしはカード渾身の一枚セットしてターン終了」バシッ


コナミ「攻撃やめたか………俺のターン!」


コナミ「…………しかたねえ!舌魚で鯱を攻撃!」


舌魚「ぎょぎょぎょ!」ギュン


鯱「ウボアアアアア」ドゴオオン


コナミ「鯱は破壊した!」


幸子「しかし庶民、貴方は戦闘ダメージを受けますわ」


コナミ「………そうなんだよな…」LP2150→1400


渾身の一枚ってなんだし………脳内補正してください



そしてすまんまた用事が

戻って来たら再開ってことで



店長「まずいぞ………青年のLPがどんどん減ってる」


ゆま「でも海野さんのモンスターは全滅できました!」



あげは「うん………状況的にはこっちが有利なはず」


海野幸子 アトランティス 手札2枚 LP4000 リバースカード1枚


コナミ トリック・バトル 舌魚 手札4枚


コナミ「さらにリバースカードを一枚セットしてターン終了!」


幸子「わたくしのターン!ドロー!」 手札3枚


幸子「暗黒大要塞鯱を倒した位で良い気にならない方がよろしくてよ、わたくしの最強モンスターを見せてあげましょう」


コナミ「最強モンスター?攻撃力が高ければ高いほどトリック・バトルの前じゃ不利になるんだぞ」


幸子「しかしプレイヤーのLPには限界があるでしょう?リバースカードオープン、リビングデッドの呼び声!」バッ



《リビングデッドの呼び声
/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。




幸子「わたくしは暗黒大要塞鯱を蘇生!」


鯱「ザバアアアアアア」




コナミ「またそいつか…!」


幸子「いいえ?このモンスターはリリース要因ですのよ、さらに暗黒大要塞鯱をリリース!」


幸子「超古深海王シーラカンスをアドバンス召喚!」バン


シーラカンス「おおおおおおおおおおおぉお!」ゴオオオーーー!


コナミ「うおおお!?不気味な魚だ…!」



《超古深海王シーラカンス/Superancient Deepsea King Coelacanth》 †
効果モンスター
星7/水属性/魚族/攻2800/守2200
1ターンに1度、手札を1枚捨てて発動できる。
デッキからレベル4以下の魚族モンスターを可能な限り特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。
また、フィールド上に表側表示で存在するこのカードが
カードの効果の対象になった時、
このカード以外の自分フィールド上の魚族モンスター1体をリリースする事で
その効果を無効にし破壊する。



コナミ「…ん?おい!そいつは☆7!リリースは2体必要だろ!?」


ゆま「コナミさん!アトランティスです!」


コナミ「え?…………あー…………そうか…!」☆7→☆6


幸子「ほほほほほ、驚いているようね、わたくしの最強モンスターを拝めるなんて光栄に思いなさい!」


シーラカンス 攻 2800→3000


あげは「攻撃力3000なんて…!」



店長「本格的にヤバイことに………」


幸子「攻撃力3000で舌魚攻撃力1550を攻撃すれば1450Pのダメージ、庶民のLPは1400、ほほほほ!」


コナミ「クソ………0になるって訳か…!」





幸子「ですが、わたくしは念をいれてシーラカンスの効果を発動!」


幸子「手札を一枚捨てることでデッキから☆4以下の魚族モンスターを特殊召喚する!」シャッ


コナミ「可能な限り……?」


幸子「わたくしは竜宮の白タウナギ、軍隊ピラニアを2体ずつ特殊召喚!」


《軍隊ピラニア/Piranha Army》 †
効果モンスター
星2/水属性/魚族/攻 800/守 200
このカードが相手プレイヤーへの直接攻撃で与える戦闘ダメージは倍になる。




《竜宮の白タウナギ/Royal Swamp Eel》 †
チューナー(効果モンスター)
星4/水属性/魚族/攻1700/守1200
このカードをシンクロ素材とする場合、
他のシンクロ素材モンスターは全て魚族モンスターでなければならない。



ピラニア「ピチピチ」×2

タウナギ「うねうね」×2



コナミ「うええ!?モンスターが五体!?」


あげは「大丈夫!シーラカンスの効果で特殊召喚されたモンスターは攻撃できないはず!」





幸子「その通り、ですがわたくしはこのモンスター達をこのままにしておくつもりは無くてよ」



コナミ「なに……!?」


ゆま「解りました!シンクロ召喚です!竜宮の白タウナギはたしかチューナーモンスター!」


コナミ「シンクロ召喚……………?………」


幸子「正解よ、わたくしは手札からフィールド魔法カードをセット!」


コナミ「フィールド魔法カードをセット!?なんの意味があるんだ!?」


幸子「解らないの庶民、新たなフィールド魔法がセットされた事でアトランティスは消滅するのよ」


アトランティス「ズズズズズ……………………」ゴゴゴゴ………


店長「自分でアトランティスを……………」



あげは「これで白タウナギと軍隊ピラニアの☆が元に戻った……高レベルのシンクロ召喚が可能…………」


コナミ「レベル調整のためか……!」



幸子「わたくしは☆2の軍隊ピラニアに☆4の竜宮の白タウナギをチューニング!シンクロ召喚!」


☆2+☆4=☆6 キラキラキラ カッ!


幸子「大地の騎士ガイアナイトを2体召喚!」


《大地の騎士ガイアナイト/Gaia Knight, the Force of Earth》 †
シンクロモンスター
星6/地属性/戦士族/攻2600/守 800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上



ガイアナイト「ふぅーーー」

ガイアナイト「ふうううー」


コナミ「……………………え!?」


コナミ「攻撃力2600が二体………!?冗談じゃないぞ」


幸子「ほほほほほ!格の違いを思い知ったかしら!?バトルよ、シーラカンスで舌魚を攻撃!」


シーラカンス「おおおおおー!!」グオオオ


舌魚「ぎょ!?」


コナミ「ち!トラップカードオープン!デプス・アミュレット!」


《デプス・アミュレット/Depth Amulet》 †
永続罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
手札を1枚墓地へ捨て、相手モンスター1体の攻撃を無効にする。
このカードは発動後3回目の相手のエンドフェイズ時に破壊される。


コナミ「こいつの効果で手札1枚をコストに攻撃を無効にする!」カサッ 手札3→2


幸子「むう?、無駄な足掻きね、手札を失っては逆転は困難!敗北が1ターン遅くなるだけでしてよ!ガイアナイトで攻撃!」



コナミ「俺は今墓地に送ったタスケルトンの効果を発動!」


幸子「なんですって!?」


《タスケルトン/Bacon Saver》 †
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、
墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。



コナミ「ガイアナイトの攻撃を無効にする!」


幸子「くうう、庶民の分際で………もう一体のガイアナイトで攻撃!」


ガイアナイト「うおおおおーー!!」


舌魚「うりやああー!」ゴウッ


ガイアナイト「ぐふううー!?」ドオオーン!


コナミ「ぐううう………!?」LP1400→150 ゴオオオーーー!


幸子「三回目は無効にしないのね、ガイアナイト一体は失いましたが……庶民のLPは残り150、ほほほほ!」


幸子「諦めなさい庶民!わたくしに勝とうなんて1000年早かったのよ!」














あげは「あああ………まずいよ…」


ゆま「コナミさんのフィールドにはトリック・バトルと舌魚……手札は2枚……」



店長「ぐぐ………だ、駄目かぁぁ………!?」



幸子「私はこれでターン終了!さあ庶民、足掻いて見せなさい」


コナミ「………俺の…ターン!」しゅっ! 手札2→3


コナミ「…………」


幸子「ほほほほ、いくら考えても無理なものは無理でしてよ!」


コナミ「………カードを3枚セットしてターン終了!」バババッ



幸子「ふふ………悪あがきね…………丸見えのブラフ……」


幸子「わたくしのターン!」シュッ 手札1→2


幸子「さあ!再びシーラカンスの効果を発動よ!」2→1


幸子「デッキからハリマンボウを3体特殊召喚!攻撃表示!」


《ハリマンボウ/Needle Sunfish》 †
効果モンスター
星3/水属性/魚族/攻1500/守 100
このカードが墓地へ送られた時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択した相手モンスターの攻撃力は500ポイントダウンする。


ハリマンボウ×3「………」


幸子「このモンスターは墓地に送られた時相手モンスターの攻撃力を500P下げる効果を持つ、ほほほほ、ますます盤石ね」


あげは「うう…………ダメだ………」


ゆま「望み薄ですぅ…………」



コナミ「……………………」



コナミ「……それはどうかな?」













幸子「?なんですって庶民?」ピクッ


コナミ「俺はこの時を待っていた!リバースカードオープン!イタクァの暴風!」



《イタクァの暴風
/Windstorm of Etaqua》 †
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。


コナミ「このカードでお前のフィールドのモンスターは全ての表示形式を変更する!」


幸子「わたくしのモンスターを全て守備に…?


店長「それは使い所が違うんじゃないか!?バトルフェイズに使えば攻撃を止められた!けど今じゃ表示形式を変更できる………!」


コナミ「いや、そいつ等の表示形式なんて心配しなくていいのさ、このカードがあるからな!リバースカードオープン!断頭台の惨劇!」



《断頭台の惨劇
/Tragedy》 †
通常罠
相手フィールド上モンスターが表側攻撃表示から表側守備表示になった時に
発動する事ができる。相手フィールド上の守備表示モンスターを全て破壊する。


コナミ「お前のフィールドの守備表示モンスターを全て破壊する!」


幸子「な、なんですって!!?守備って、今イタクァの暴風でみんな守備表示だから…………」


シーラカンス「きゃああー!」ズバアッ


ガイアナイト「おううっ!!?」ズバアッ


ハリマンボウ×3「ぐへぇーーー!」ズバアッ


ドカアアーーーーン!

幸子「ああああ!!?わたくしのモンスターが………!」


あげは「全滅した………!?」



幸子「あ……………あああ、わ、わたくし……が…」


舌魚 攻1350→0


コナミ「ハリマンボウで舌魚の攻撃力が下がったか……」


幸子「うう…………ぐぐ………」




コナミ「ショック中悪いが俺のターン!ドロー!」


コナミ「俺は舌魚をリリース、偉大魔獣ガーゼットを召喚!」


《偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。


ガーゼット「おううううう!」攻 2700


コナミ「よし!こいつはリリースモンスターの攻撃力を二倍した数値が攻撃力となる、舌魚の攻撃力1350の二倍、2700が攻撃力だ」


幸子「ぐ…………し、しかしその攻撃ではわたくしを倒す事はできませんわ!」4000P



コナミ「へへへ、シティはいいカードが落ちてるよ、さっき拾ったカードがもう役に立つなんて」


コナミ「リバースカードオープン!魔導師の力!」



《魔導師の力/Mage Power》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、
自分フィールド上の魔法・罠カード1枚につき
500ポイントアップする。



幸子「!!?そ、そのカードは……」


コナミ「これでガーゼットの攻撃力は俺の魔法・トラップ一枚につき500Pアップ!」


幸子「一枚につき500…………庶民のフィールドには………」


トリック・バトル デプス・アミュレット 魔導師の力


幸子「三枚……ってことは1500Pアップして………」



ガーゼット「うぐうううううう」2700→4200P


幸子「な、なんですってえぇーー!?」ガーン



コナミ「さあ、これで終わりだ!ガーゼットで攻撃!」





ガーゼット「うおおおおおおおおーーー!!!」4200 グアアアアアアーー!


幸子「きゃああーーーーーー!!!」ドゴオオオオオン! 4000→0 ピー



コナミ「うっしゃああーーー!!」


黒服達「ば、馬鹿な、お嬢様っっ!!?」


あげは「やったーー!」


ゆま「すごいですコナミさーーーーん!!!」ワーワー!


店長「うおおおおおーーー!よくやってくれたーー!」








今回はここまーでー



幸子「うぐう……………!?」 ピー!ピー! LP0



コナミ「いい勝負だったな」スタスタ


幸子「こ、こんな……………庶民にわたくしが………そ、そんな…」



コナミ「仕方ないさ、そういうときもあるだろ」


幸子「ぐぐ………勝者の余裕かしら…………!?」


コナミ「そんなんじゃねーよ、ただ人の事を庶民庶民とバカにするような発言は控えろよ、敵を作るぞ」


幸子「ふん!庶民に庶民と言ってなにが悪いのかしら!?」


コナミ「けー、あっそ、勝手にしてください」ケッ



コナミ「とにかく、偶然でもなんでも今回は俺の勝ちだ、店の件は取り消しといてくれよな」



幸子「く…………………決闘者である以上………約束は守りますわ…」


黒服「し、しかしお嬢様!この店を手に入れる事は海野グループにとって重大な…………」



幸子「おだまり!貴方達はわたくしに恥を上塗りしろと言うのかしら!?デュエルで決めた事は絶対なのよ!」



店長「そ、そうだそうだー!」



黒服「ぐぐ………!!?こ、このオヤジ……」






幸子「………それにわたくしはこの失態をこのままにしておくつもりはないわ」


幸子「いくらでも別の方法はあるわ、いくらでもね」



コナミ「………」



幸子「それから………庶民、貴方の名前を聞いておきましょうか」


コナミ「え?俺の名前?コナミだ覚えとけ!」


幸子「コナミね…………庶民らしいしょっぱい名前だわ」


コナミ「うるせーよ」


幸子「わたくしは海野幸子ですわ、覚えておきなさい庶民」



コナミ「うみのさちこか、分かった………………?うみのさち………?」



幸子「ゆきこよ!庶民!間違えるんじゃないわ!海野幸子(うみのゆきこ)!」



コナミ「あー、ああ!ゆきこね、オーケーオーケー」


幸子「二度と間違えるんじゃないわよ?今度間違えたら潰しますわ!」



コナミ「つ、潰す………だと!?」(何をだ……!?)





店長「………」オロオロ…


幸子「………………契約がおしゃかになった今、こんな古ぼけた店にいても仕方がありませんわ」ザッ



コナミ「ん?どこ行くんだ?」



幸子「わたくし達は引き上げます、今日の借りはいつか必ず返すのでそのつもりで、庶民……いや、コナミ」ザッザッザッ………



黒服達「…………」クルッ ザッザッザッ ゾロゾロゾロゾロ



ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ…………………………





コナミ「……」


店長「………」


ゆま「………」


あげは「…………………………嵐のような人だったね…………」



店長「と、とにかく!店は守られた、恩に着るよコナミくん!」


コナミ「いやー、俺もまさかいけるとは思わなかった」


コナミ「あ、デュエルディスク返すな、サンキュー」シュッ



あげは「あ、うん」パシッ (ボクのDPがどんどん溜まっていく………なんか悪い気分…)



店長「君にはなんて礼をしたらいいか……!」


ゆま「凄かったですコナミさん!海野さんに勝っちゃうなんて強いんですね!」


あげは(ほんと…………よくあのカード達で勝ったよね)



コナミ「な、なんだよー、こんな大勢に褒められたの初めてで……なんか照れるわ〜」テレテレ



店長「何か私にお礼をさせてくれないか?」


コナミ「え?お礼か…………そんなの別にいらな………!!」ピーン



コナミ「それなら店長、俺をこのショップの物置とか空いてる部屋に泊めてくれないか?」



店長「え?泊める………?キミは宿無しなのか?」



コナミ「えーと………まあそうなるかな」



あげは「家無いんだ…………」



ゆま「可哀想です……」



コナミ「やめろ!憐みの視線を俺に注ぐな……!」



店長「ふーむ……………そうか、それなら………………ちょっと待っててくれ!」タタッ



コナミ「え?」




五分後……



店長「おまたせー!」タタッ



コナミ「なにしてたんだよ店長、結構まったぞ」


店長「すまんすまん、これを取りに行ってたんだ」チャラッ



コナミ「ん?これは…」


あげは「…………鍵だよね」



ゆま「うーん……何の鍵なんですか?」



店長「実はね、俺は副業でアパートの管理人をやってるんだよ」ニヤ



コナミ「なんだって…………てことはこれは……!」


店長「そう、俺のアパートの部屋の一つの鍵だ、これをきみに貸そう」チャラッ



コナミ「お、俺に…?つ、つまり」



店長「ああ、その部屋はきみが使え、どうせ住居希望者なんか滅多に現れないんだ、家賃も通常の半分程度でかまわない」



あげは(一応家賃はとるんだ)



コナミ「て……………店長ーーーーー!!ありがてぇえ!!」



ゆま「良かったですねコナミさん!えへへ」


コナミ「ああ!」








……………………………………………………………………………………



店長「ここが俺のアパートだ」スタスタ


コナミ「へえー、結構綺麗だな」スタスタ


ゆま「カードショップのすぐとなりなんですね」スタスタ



あげは「へぇー」スタスタ



店長「この鍵だと………二階だな」カンカンカンカン……




ガチャッ


店長「ここだ、自由に使ってくれ」



コナミ「おう、ありがとな店長」


店長「いやいや、店を救ってくれたお礼さ」


ゆま「へぇー、ベッドがあるだけなんですね」



あげは「まあこれから先は好きなようにデコレーションするんでしょ」



コナミ「宿確保〜!ついてるな俺はー!」



店長「ふ、それじゃ俺は店に戻るよ、いつまでも開けとくと心配だからね」スタスタスタ



あげは「あ、それじゃボクもそろそろ帰ろうかな」


ゆま「私も帰りますねコナミさん、たまに遊びに行ってもいいですか?」


コナミ「おう、来てくれよ」(俺が無事ならな)


あげは「そ、それじゃあボクもたまには行ってあげてもいいよ!」



コナミ「ご自由にー」







ゆま「それじゃあさようならー!」フリフリ


あげは「またね」フリフリ

スタスタスタ…………………………



コナミ「…………ふう、ここにいればセキュリティからは隠れられるだろ……あと心配なのは…」


コナミ「遊星か……」


コナミ「……………まああいつなら何とかなるとは思うけど」


コナミ「明日から探してみるか……………特殊マスクもあるし」


…………………………………………………………………………………………………………




氷室「ここを出られるそうじゃないか、良かったな!」


柳「儂等もあと少しで出られるらしいから、会えたらいいなぁ!」


遊星「……ふ、ああ」


柳「あんちゃん、これ、持ってけ!」サッ トーテムポール


遊星「……いいのか?これはジイさんの…」



柳「いいんだいいんだ、あんちゃんが持ってた方がそのカードは輝けるだろうしなぁ」


遊星「なら、大切に使わせてもらう」フッ


氷室「俺からもこいつを」 大牛鬼 スッ


遊星「……………これは…」


氷室「そのカードはこれからお前を助けてくれる」


遊星「…………二人とも、ありがとう」グッ








ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ………


遊星「……………」ザッザッザッザッ………




牛尾「………………出てきやがったかクズ野郎」コソッ


牛尾「このキズの借り、きっちり返させてもらうぜ」







今回はここまでで




次の日


老人(コナミ)「…………」キョロキョロ


コナミ「うーん……やっぱりどこにもいない………収容所なんだろうか………」


コナミ「遊星………俺のDホイールもセキュリティに押収されちまってるし………」


コナミ「…………はーあ…やっぱり収容所に侵入するしか無いのかな……」スタスタスタ……



コナミ「でもどうやって侵入すれば…………」キョロキョロ



遊星「………」ザッザッザッザッ………



コナミ「ん!?あれ……遊星じゃね?!」バッ



遊星「……」ザッザッ………



コナミ「やっぱりそうだ!捕まらなかったのか、おーい!遊星ー!」タタタッ


遊星「?」ピタッ



コナミ「無事だったか遊星!」


遊星「お前は……………そのマスク…コナミか」


コナミ「あ、そういえば変装してたんだ」べリッ





コナミ「てっきりセキュリティに捕まったのかと思ったぜ、ん?何だその顔のラインは」



遊星「……マーカーだ、俺は捕まっていた」


コナミ「え!?やっぱり捕まってたのか!何でここにいるんだよ」


遊星「大切なものを取り戻しにきた、それだけだ」


コナミ「それってDホイールとデッキの事か?」



遊星「ああ、まさかお前も?」



コナミ「そうなんだよ、どこにあるのかわかんねーから手も出せなくてよ…」


遊星「そうか…なら俺と一緒にいこう、俺は今から取り戻しに行く」


コナミ「え?Dホイールを?」



遊星「ああ、仲間が情報を教えてくれた」スッ 大牛鬼


コナミ「へえー、なら俺もついて行くぜ」


遊星「よし、しかし……行動は夜からだ、今は明るいからな」



コナミ「なら俺のアパートに来いよ、あそこならセキュリティに見つかる心配ないし」






………………………………………………………………………………




遊星「……そろそろ行くぞ、ダウンタウンのとあるバーに向かう」ザッザッ………


コナミ「バーか……………面白くなってきたな」スタスタ……


ザッザッ………


黒服「……」


黒服「……長官、マーク中の男が動き出しました」 ピッ ザーーー


黒服「……はい、分かりました、尾行を続けます」ピッ



ザッザッザッザッ………


遊星「……」ザッザッ………


コナミ「……」スタスタ…


黒服「……」ササッ……コソコソ


……………………………………………………………………………………………



遊星「…………この店だな」 ザッ



コナミ「ここか、うわ…いかにも裏稼業御用達って感じだな」


遊星「……いこう」スタスタスタ……


コナミ「よし」スタスタスタ


店内


ガヤガヤワイワイ…


遊星「………」スタスタ…


コナミ「うおお………悪そうな奴ばっかりだな」スタスタ


マスター「いらっしゃ……ん?おい坊や達、お母さんとはぐれたか?ここは迷子センターじゃねぇぞ」


「くくくく………迷子センターだとよ……」 「けけけけ………」クスクス…


コナミ「………なんかバカにされてるな、どうする遊星?」



遊星「ミルクでも貰おうか」


マスター「このガキ、舐めてやがるのか!?」ぐいっ



ガチャッ


黒服「……」スタスタスタ……………



遊星「………」


マスター「………チッ」バッ



遊星「………こいつの紹介できた来た、雑賀って男は何処にいる?」スッ 大牛鬼



マスター「!?それは……」







マスター「………」コポコポコポ……


マスター「俺の奢りだ」タンッ


遊星「………?」


コナミ「…………?」


黒服「……」コソコソ……


マスター「それ飲んだら出て行ってくれ」



遊星「……」ゴクゴクゴクッ


コナミ(ミルクが好きなのか、初めて知ったぞ)


遊星「………邪魔をした、コナミ、行くぞ」タンッ



コナミ「え?もう良いのか、雑賀って奴の居どころは?」


遊星「……」スタスタ…… ガチャッ


コナミ「………無視かい……」スタスタ ガチャッ



黒服「……」コソコソ……





コナミ「…………」


遊星「…………」ザッザッ………


コナミ(何しに入ったんだ…?)


黒服「……」コソコソ


ブオオオオオオオオーーーーーーーーーン!


遊星コナミ「!!?」


コナミ「Dホイールの音だ、何処だ!?まさかセキュリティ…」


遊星「上だ!コナミ!建物の上から飛び込んでくる!」



ヴォォーーーーーーーーンッ! ダァン!



黒服「!!?」


雑賀「おい!早く乗れお前等!」グイッ


遊星「なっ……」ドサッ


コナミ「うおおっ…!」ドサッ


ヴオオオオオーーーーン!



黒服「!しまった逃げられた!!ち、長官に連絡を………」ピッピッ…



………………………………………………………………………………………………





………………………………………………


雑賀「氷室から話は聞いてるぜ、遊星だな、もう一人は誰だか知らないが……俺が雑賀だ」カタカタカタ……


コナミ「コナミだよろしく」


遊星「……あんた、何者なんだ…?」


雑賀「さあな……俺にもよく解らん、ま、何でも屋ってところだ、金さえ貰えばなんでも用意する」


雑賀「金なら心配いらないぜ、収容所に入る前に氷室から受け取ってるからな」


コナミ(ん?写真だ……これは…雑賀と……)カタッ


コナミ(写真たての下にカードがある………ボロボロだな……マシンナーズ・スナイパー……?)



遊星「セキュリティの保管庫に忍び込みたい、協力してくれ」



雑賀「なにぃ!?…………ちっ……分かったよ」


カタカタカタ……………


遊星「……」



コナミ「なあ、遊星これどう思う?」スッ 写真


遊星「ん?これは………」カタッ



雑賀「………」カタカタカタカタカタカタ………






雑賀「…………………よし、侵入成功………」カタカタカタカタカタカタ………



遊星「雑賀と………仲間の写真か…」


雑賀「…………………よし、これで」カタカタ…ターンッ!


ウィィーン ウィーーーン


雑賀「よし、セキュリティ本部の全体図を手にいれたぞ、侵入して何がしたいんだ?」


コナミ「俺たちのDホイールを取り戻したいんだ」



雑賀「Dホイール…?押収されたのか…………それなら多分………」カタカタ… ウィィーン



雑賀「やはり、最上階の保管庫にDホイールが二台収容されてるな、今パスワードをしらべてやる」カタカタカタカタカタカタ………


コナミ「仕事が速いな…」



雑賀「………」カタカタカタカタ……



……………………………………………………………………………………………………

建物の外

牛尾「へへへへ、この俺から逃げ切れると思ったか、甘いんだよサテライトのクズ野郎どもが!」


牛尾「はははははははははははーー!!」

………………………………………………………………………………………………


雑賀「……………………これで完了だ」カタカタッ


コナミ「お、完了か」


遊星「流石だな」


雑賀「必要な物は全て揃えたが………おそらくお前、収容所に逆戻りだな」ガサッ



遊星「…俺は仲間との絆を取り戻すだけだ」


雑賀「はっ、仲間ねぇ、くだらねえ事だ」


遊星「何故そんな事を言う、お前にも仲間がいるんじゃないのか」サッ


コナミ「あ、写真まだ持ってたのか」


雑賀「!!おい!人の物を勝手に持ち出すなよ!」


雑賀「…………ああ…………そうさ、かつては俺にも仲間がいた……だが…今はいない」



遊星「……」カタッ


コナミ「……」


雑賀「……ほら、持っていきな、このバッグの中に必要な物は全て入ってる」ガサッ


遊星「………ああ」スッ


コナミ「サンキュー…」スッ


雑賀「用が済んだら出て行ってくれ」


遊星「ああ…………」スタスタ…バタンッ


コナミ(この空気キツイ……)スタスタ…バタンッ




雑賀「……………………………………くそ………ユージ…」










今回はここまでで

セキュリティ本部 19:20


コナミ(清掃服)「……」スタスタ…


遊星(清掃服)「……」スタスタ…


パッ パッパッ…………パッ


コナミ「…………電気が切れた…職員全員帰ったっぽいな…」


遊星「……よし、最上階に向かおう」スタスタ…


ザッザッザッザッザッザッザッザッ………


警備ロボ「ウィーーーン」ウィーーーン


コナミ「!!」(あぶねっ)サッ


遊星「…………気を付けろ」コソッ


コナミ「あ、あぁ……………」ササササッ


コソコソコソコソコソコソコソコソ……


ザッザッザッ……




最上階


コナミ「………何とか辿り着いたな」


遊星「ああ、あとはこの保管庫のパスワードだが……」




遊星「雑賀が捏造したキーカードとパスワード入力で開くはず」シャッ ピッピッピッ


ウィィーーーーン


コナミ「おお、やった」


遊星「………」スタスタスタ……………


遊星「…………あったぞ、俺たちのDホイールだ」


コナミ「え?発見したのか!?」ササササッ


カカカカカカカッ!!


コナミ「うおおっ!?眩しっ!?」ピカー


遊星「!?く………」


コナミ「な、何だ……?」



牛尾「また会ったなクズ野郎ども!」


コナミ「げっ!セキュリティ、帰ったんじゃないのか……!」



牛尾「てめえ等の考える事なんざお見通しよォ!はははは!」



遊星「く……………」




牛尾「まさか保管庫に忍び込むとはな、流石はクズ野郎だぜ!」


遊星「俺たちは、仲間との絆を取り戻しに来ただけだ!」



牛尾「はっ!一つ教えといてやる!保管庫の物はネオドミノシティの物だ!そしててめえらクズの命も、ネオドミノシティの物なんだよ!さっさととっ捕まえろ!」



セキュリティ「うおおーーー!!」ダダダダッ



コナミ「うああ!ど、どうする遊星……!?」


遊星「……」ヴォォォォォォォン………!


コナミ「おお、なるほどっ!」ヴォォォォォォォン………!


牛尾「なっ…こいつらDホイールで……!」


ブオオオオオオオオーーーーーーーーーン!!!



牛尾「くそがっ!逃がすものかよ!」ダッ


セキュリティ「追えー!」ダダダダッ


ブオオオオオオオオーーーーーーーーー…………





遊星「…………」ゴオオオーーーーーーーー


コナミ「よし、このまま外に脱出しちまおう!」ゴオオオーーーーーーーー


遊星「ああ」オオオオオオオオーーーーーー



牛尾「待ちやがれゴミ野郎共ーーーーーーー!!!」ブオオオオオオオオーーーーーーーーーン!


コナミ「なっ、あいつ追いかけてきやがったぞ!」


サージェント相川「牛尾さん、応援に来たぞ!」ブオオオオオオオオーーーーーーーーー



牛尾「おお相川、他の隊員は?」ゴオオオーーーーーーー


相川「指示通りモニター室で扉の操作だ」ブオオオオオオオオーーー


牛尾「へへへへ、よし、よくやったぜ!」キイイイーーーン



コナミ「またあのコンビか……しつこいよなー!」ブオオオオオオオオー



遊星「………飛ばすぞ!」グッ ゴオオオーーーーーーーー!



牛尾「おっとお!逃げられるわけねえだろ!?この俺様からよぉ!」ブオオオオオオオオーーーーーーーーー



相川「………」ゴオオオーーーーーーーー




遊星「……」グオオオオオオォーーー!


コナミ「くうう……」キイイイーーーン


牛尾「はーーーははははは!どこまででも追いかけてやるぜ!それとも、決闘者らしくカードで決着をつけるかぁ!?」ゴオオオーーーーーーーー


遊星「何だと……!?」


牛尾「スピードワールド強制発動!!セットオン!」ポチッ ヴォォォォンッ


遊星「………く、また強制的に……!」ヴォォォォォォォン!


コナミ「うおお………」ヴォォォォォォォン!



相川「……」ヴォォォォォォォン!



牛尾「さあどうするクズ野郎共!はははははははーーー!」


遊星「………」チラッ



コナミ「…………え?俺……俺は別に構わないけど…!」ブオオオオオオオオーーーーーーーーー


遊星「………………そのデュエル、受けて立つ!」


牛尾「ははははは!!そうかいそうかい!タッグフォースモード作動!!」カチッ



「「「「デュエル!!」」」」





牛尾「俺のターン!ドローだ!」バッ


牛尾「俺はサーチストライカーを召喚!」バンッ



《サーチ・ストライカー/Search Striker》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1600/守1200
このカードが裏側守備表示モンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わず裏側守備表示のままそのモンスターを破壊する事ができる。
この効果を発動した場合、このカードはバトルフェイズ終了時に守備表示になり、
次の自分のターンのエンドフェイズ時まで表示形式を変更する事ができない。



牛尾「カードを一枚セットしてターンエンドだ!」バッ



コナミ「俺のターンだ!」シュッ

遊星コナミ スピードカウンター 0→1

牛尾相川 スピードカウンター0→1



コナミ「俺は一撃必殺侍を召喚!」バンッ



《一撃必殺侍/Sasuke Samurai #4》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1200/守1200
このカードが戦闘を行う場合、
ダメージ計算の前にコイントスで裏表を当てる。
当たった場合、相手モンスターを効果によって破壊する。



コナミ「いけ!一撃必殺侍でサーチストライカーを攻撃!」


牛尾「何だぁ?そんな雑魚で攻撃だと?」


コナミ「一撃必殺侍がバトルを行う場合、コイントスをして表が出れば相手を効果破壊できるのだ!」


牛尾「ぬうう!?」


ピーーーーーン パシッ! 表



コナミ「どうやら表だ!サーチストライカーを真っ二つだ!」



一撃必殺侍「うらああーーーー!!」ズバアアア


サーチストライカー「うっっっ!!?」ドシャアアア




牛尾「ちぃ…………クズのくせに……!」


コナミ「俺はカードをセットしてターンエンドだ!」バッ



相川「本官のターン!」シュッ


遊星コナミ スピードカウンター1→2

牛尾相川 スピードカウンター1→2



相川「本官はサイバードラゴンを特殊召喚!」バッ



《サイバー・ドラゴン/Cyber Dragon》 †
効果モンスター
星5/光属性/機械族/攻2100/守1600
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。




コナミ「またそいつか……!」


相川「さらにサイバー・ドラゴン・ツヴァイを召喚!」バンッ


《サイバー・ドラゴン・ツヴァイ/Cyber Dragon Zwei》 †
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1500/守1000
このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
1ターンに1度、手札の魔法カード1枚を相手に見せる事で、
このカードのカード名はエンドフェイズ時まで「サイバー・ドラゴン」として扱う。
また、このカードが墓地に存在する場合、
このカードのカード名は「サイバー・ドラゴン」として扱う。



遊星「ぐっ…………!」






相川「まずはサイバー・ドラゴン・ツヴァイで一撃必殺侍を攻撃!」


コナミ「来やがったか!一撃必殺侍の効果発動!コイントス!」


ピーーーーーン 表


コナミ「よっしゃああー!!サイバー・ドラゴン・ツヴァイを返り討ちだ!」


一撃必殺侍「ぜああああー!!」


ツヴァイ「ロロロロロロロッ!?」ドオオーーン!


相川「ち………サイバードラゴンで一撃必殺侍を攻撃!」


コナミ「ぐ……………コイントス発動!」



ピーーーーーン 裏



サイバードラゴン「カァーーー!」ゴヮアアア!


一撃必殺侍「ぐううっ!?」ドオーーン



コナミ「うおおお………!流石に三回連続は無理か…………!」LP4000→3100



相川「ふふふ、本官はターンエンドだ」



遊星「……俺のターンだ!」シュッ


遊星コナミ スピードカウンター2→3

牛尾相川 スピードカウンター2→3



遊星「sp-エンジェルバトンを発動!カードを二枚ドローし手札を一枚捨てる!」シャッ





《 Spスピードスペル−エンジェル・バトン》

通常魔法
自分用スピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。
自分のデッキからカードを2枚ドローし、その後手札を1枚捨てる。



遊星「そしてジャンク・シンクロンを召喚!」



《ジャンク・シンクロン/Junk Synchron》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の
レベル2以下のモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。



遊星「ジャンク・シンクロンの効果発動!墓地の☆2以下のモンスターを特殊召喚できる、復活しろボルト・ヘッジホッグ!」


ボルト・ヘッジホッグ「ちゅー」



《ボルト・ヘッジホッグ/Quillbolt Hedgehog》 †
効果モンスター
星2/地属性/機械族/攻 800/守 800
自分のメインフェイズ時、このカードが墓地に存在し、
自分フィールド上にチューナーが存在する場合、
このカードを墓地から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したこのカードは、
フィールド上から離れた場合ゲームから除外される。



コナミ「よーし!いいぞ遊星!」


牛尾「ち…………生意気な野郎だ」


遊星「俺は☆2のボルト・ヘッジホッグに☆3のジャンク・シンクロンをチューニング!集いし星が新たな力を呼び起こす、光さす道となれ!シンクロ召喚!いでよ、《ジャンク・ウォリアー》!」



ジャンク・ウォリアー「ふおおおおっ!!」



《ジャンク・ウォリアー/Junk Warrior》 †
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/戦士族/攻2300/守1300
「ジャンク・シンクロン」+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は自分フィールド上に存在する
レベル2以下のモンスターの攻撃力を合計した数値分アップする。




コナミ「よし!シンクロ召喚成功だ!」


牛尾「成功?そいつはどうかなぁ!?」


遊星「……なに?」


牛尾「トラップカード発動!ディスコード・カウンター!」ピッ



ディスコード・カウンター
通常罠 (TF4オリジナル)
相手がシンクロモンスターのシンクロ召喚に成功した時に発動する事ができる。
そのモンスター1体をエクストラデッキに戻す。
さらに、そのモンスターのシンクロ召喚に使用したモンスター一組を
相手の墓地から相手フィールド上に特殊召喚する。
相手は次の相手ターンのエンドフェイズ時までモンスターを
召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。



牛尾「こいつの効果でシンクロモンスターはエクストラデッキに逆戻りだ!」


コナミ「な、なにい……!?」


ジャンク・シンクロン「やあっ」 ボルト・ヘッジホッグ「ちゅー」 パンッ



遊星「く………チューニング前に戻された……!」



牛尾「さらにてめえらは次のてめえらのエンドフェイズまでモンスターを召喚できねえ!はははは!」


遊星「…………カードを一枚伏せる…ターンエンドだ」バンッ




今回はここまでで

現在状況

遊星コナミ ジャンク・シンクロン ボルト・ヘッジホッグ 伏せカード2枚 LP3100 スピードカウンター3


牛尾相川 サイバー・ドラゴン LP4000 スピードカウンター3






牛尾「俺のターン!」シュッ

遊星コナミ スピードカウンター3→4

牛尾相川 スピードカウンター 3→4


牛尾「俺はヘルウェイ・パトロールを召喚!」



《ヘルウェイ・パトロール/Stygian Street Patrol》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1600/守1200
このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターのレベル×100ポイントダメージを相手ライフに与える。
自分の墓地に存在するこのカードをゲームから除外する事で、
手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。



牛尾「くず野郎の鉄屑モンスターを破壊してやる!ヘルウェイ・パトロールでジャンク・シンクロンを攻撃!」


パトロール「ういいいいーーー!」 攻1600


シンクロン「ぐえっ」ドオーーン! 守500



遊星「く…………!」LP3100→2800 ピッ


牛尾「ヘルウェイ・パトロールは破壊したモンスターの☆×100Pのダメージを与える!さらにサイバー・ドラゴンで攻撃!」


サイバー「コオオーーー!」


ボルト・ヘッジホッグ「ちゅっ!」ドゴオオーーン


コナミ「うおおーーー!?モンスターが全滅……!」


遊星「……………」





牛尾「はーーーはははは!!ターンエンドだ!」


コナミ「くっそ……俺のターン!」 シュッ


遊星コナミ スピードカウンター4→5

牛尾相川 スピードカウンター4→5


牛尾「てめえはディスコードカウンターの効果でモンスターは召喚できないぜ!」


コナミ「げっ!そういえばそうだ…!」


遊星「………すまない」


コナミ「ならばsp-スピードストームを発動!」バンッ


《 Sp−スピードストーム》

通常魔法
自分用スピードカウンターが3つ以上ある場合に発動する事ができる。
相手に1000ポイントのダメージを与える。
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在する場合、自分用スピードカウンターを3つ取り除く事で、
このカードを手札に戻す事ができる。

コナミ「自分用スピードカウンターが3以上ある時に発動できる、相手に1000Pのダメージを与える!」


牛尾「ぬあああぁーーー!!?」ズオォォォー!! LP4000→3000 スピードカウンター 5→4



コナミ「 俺はモンスターをセットしてターンエンドだ」バシッ


牛尾「く…………ヤロォ…セットなら確かに可能だ…」」


相川「本官のターンだ!」シュッ



遊星コナミ スピードカウンター5→6

牛尾相川 スピードカウンター4→5


相川「本官はサイバー・ドラゴンでセットモンスターを攻撃!」



サイバー・ドラゴン「ケアアアアーーーー!」



UFOタートル「ぐええ」ドゴオオーーン!」


コナミ「おっと!UFOタートルの効果発動!デッキから攻撃力1500以下の炎族モンスター一体を攻撃表示で特殊召喚できる、炎の魔神を特殊召喚!」


炎の魔神
/Fireyarou》
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。





相川「ならばヘルウェイ・パトロールで炎の魔神を攻撃!」


パトロール「パロロロロロロロ!」


魔神「うっ」 バゴォォーーン!


コナミ「ぐう………!?ヘルウェイ・パトロールの効果ダメージも来たか………」LP2800→2100



相川「本官はカードを一枚セットしてターンエンド!」バッ



遊星「俺のターン!」シュッ 手札3→4


遊星コナミスピードカウンター6→7

牛尾相川スピードカウンター5→6


遊星「俺は墓地のsp-スピードストームの効果を発動!スピードカウンターを3取り除く事で墓地のこのカードを手札に加える!」カサッ


遊星コナミスピードカウンター 7→4


遊星「そして再びsp-スピードストームを発動!スピードカウンターが3以上ある時に発動、相手に1000Pのダメージを与える!」


牛尾「ぐおおおおおおぉっ!!」LP3000→2000 スピードカウンター 6→5


遊星「そしてラピッド・ウォリアーを召喚!」



《ラピッド・ウォリアー/Rapid Warrior》 †
効果モンスター
星4/風属性/戦士族/攻1200/守 200
メインフェイズ1でのみ発動する事ができる。
このターンこのカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
この効果を発動するターン、このカード以外の
モンスターは攻撃する事ができない。





遊星「効果を発動!ラピッド・ウォリアーは直接攻撃ができる!」


牛尾「なにい!?」


コナミ「よし!これで大ダメージだ……!」


ラピッド・ウォリアー「へああっ!!」シャッ


相川「トラップ発動!攻撃の無力化!」ピッ



《攻撃の無力化/Negate Attack》
カウンター罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。
相手モンスター1体の攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する。



相川「バトルフェイズは終了だ」


遊星「……く」


遊星「俺はカードを一枚セットしてターンエンドだ…!」



牛尾「ならば俺のターン!」シュッ


遊星コナミ スピードカウンター 4→5


牛尾相川スピードカウンター 5→6


牛尾「へへへへ!俺はヘル・セキュリティを召喚!」



《ヘル・セキュリティ/Stygian Security》
チューナー(効果モンスター)
星1/闇属性/悪魔族/攻 100/守 600
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキからレベル1の悪魔族モンスター1体を特殊召喚する。



コナミ「チューナーモンスターか………!」


牛尾「俺は☆4のヘルウェイ・パトロールに☆1のヘル・せきをチューニング!」

☆4+☆1=☆5


牛尾「シンクロ召喚!ヘル・ツイン・コップ!」


コップ「おおおおおおぉぉ!!」



《ヘル・ツイン・コップ/Stygian Sergeants》
シンクロ・効果モンスター
星5/闇属性/悪魔族/攻2200/守1800
悪魔族チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードの攻撃力をバトルフェイズ終了時まで800ポイントアップし、
もう1度だけ続けて攻撃する事ができる。


ミス ヘル・セキュリティをチューニングだった すいません



コナミ「な、何だこいつは……!!」


牛尾「はーーはははは!こいつはモンスターを破壊した時、続けてもう一度攻撃ができるモンスターだ!さらにその間攻撃力は800Pアップする!」


コナミ「や、やばいぞ遊星!」



遊星「………」


牛尾「観念しなくず野郎!ヘル・ツイン・コップでラピッド・ウォリアーを攻撃!」バッ


遊星「やらせはしない!トラップ発動!くず鉄のかかし!」ピッ



《くず鉄のかかし/Scrap-Iron Scarecrow》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
その攻撃モンスター1体の攻撃を無効にする。
発動後このカードは墓地へ送らず、そのままセットする。



遊星「攻撃を無効にし、再びセットする!」


かかし「おらっ」 バイインッ


コップ「うおっ」


牛尾「なにい………?ちっ、ならばサイバー・ドラゴンでラピッド・ウォリアーを攻撃!」


ラピッド「うおおおぉぉーーー!!」ドゴオオーーン!」


遊星「ぐっ…………!」LP2100→1200


牛尾「はーーーはははは!ターンエンドだ!」





コナミ「くそったれ、俺のターン!」シュッ


遊星コナミ スピードカウンター 5→6

牛尾相川 スピードカウンター6→7


コナミ「俺は墓地のsp-スピードストームの効果を発動!スピードカウンターを3取り除く事で墓地のこのカードを手札に加える!」スチャッ スピードカウンター 6→3


コナミ「そして発動!sp-スピードストーム!自分用スピードカウンターが3以上ある時に発動!相手に1000Pのダメージ!」バシッ


牛尾「ぐおおおー!?このワンパターンヤロォォォ!!」ズォォォォォ!! LP2000→1000 スピードカウンター 7→6



コナミ(今までのダメージ全部スピードストームの効果だ………あれ?次の遊星のターンで同じ事やれば勝ちじゃね?)


牛尾「ちいい………」


コナミ(どうするか………俺のリバースカードは今は役に立たないし)



コナミ(次の遊星のターンにスピードストームを使えば勝てる………ここは)


コナミ「モンスターをセットしてターンエンドだ!」バッ








相川「本官のターン!」シュッ


遊星コナミスピードカウンター 3→4


牛尾相川スピードカウンター 6→7


相川(奴らの墓地のスピードストームが厄介だ……何とかせねば…良いカードをひいたぞ)


相川「アサルト・ガンドックを召喚!」



《アサルト・ガンドッグ》

効果モンスター
レベル4/地属性/獣族/攻撃力1200/守備力800
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから「アサルト・ガンドッグ」1体を特殊召喚する。



相川「サイバー・ドラゴンでセットモンスターを攻撃!」


タスケルトン「ぐああああーー!ぶひっ」ドゴオオーーン!


コナミ「く…………」


相川「ヘル・ツイン・コップでダイレクトアタック!」


コップ「うおおおー!!」


コナミ「それはやばいって!くず鉄のかかしを発動!」ピッ


かかし「おらっ」バイインッ


コップ「うえっ」


相川「だがアサルト・ガンドックの攻撃は止まらない!いけっ!」


ドック「ガルルルーーー!」


遊星「まずい…これが決まると俺たちは………!」


コナミ「墓地のタスケルトンの効果を発動!このカードを取り除く事でバトルを無効にする!」


相川「ぬうう…!?く…………まあいい、カードを一枚セットしてターンエンドだ」バッ



《タスケルトン/Bacon Saver》
効果モンスター
星2/闇属性/アンデット族/攻 700/守 600
モンスターが戦闘を行うバトルステップ時、
墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
「タスケルトン」の効果はデュエル中に1度しか使用できない。





遊星「俺のターン!」シュッ


遊星コナミ スピードカウンター4→5

牛尾相川スピードカウンター 7→8


遊星「よし、俺はsp-オーバーブーストを発動!」バッ



《 Spスピードスペル−オーバー・ブースト》

通常魔法
自分用スピードカウンターを4つ置く。
エンドフェイズに自分用スピードカウンターを1つにする。


コナミ「よし!これでスピードカウンターは9!スピードすで勝ちだっ!」スピードカウンター5→9


遊星「そして……」


相川「トラップ発動!転生の予言!」

《転生の予言/The Transmigration Prophecy》
通常罠
お互いの墓地のカードを合計2枚選択して発動できる。
選択したカードを持ち主のデッキに戻す。



コナミ「なにいい………!!?」


牛尾「よし、助かったぜ相川!」


相川「この効果でスピードストームとサイバー・ドラゴン・ツヴァイをデッキに戻す……」


コナミ(なんて事だ………あいつらはスピードストームを警戒してたのか………!通信で遊星の手札を知っていた俺はともかく……あいつらはスピードカウンターが足りないと思って警戒なんてしないと思ってたのに!)


遊星「…………」シュッ




あと少しだけど今回はここまでで


現在状況

遊星コナミ LP1200 リバースカード三枚(一枚はくず鉄) スピードカウンター9

牛尾相川LP1000 アサルト・ガンドック ヘル・ツイン・コップ サイバー・ドラゴン



ブオオオオオオオオーーーーーーーーーンッッ!!



牛尾「スピードストームがないてめえらにもう打つ手は無い!!観念しろや!!」


遊星「……俺はsp-シフト・ダウンを発動!」バッ



Sp−シフト・ダウン
魔法カード
自分用スピードカウンターを6つ減らして発動する。 自分のデッキからカードを2枚ドローする。

遊星「スピードカウンターを6取り除く事でカードを2枚ドローする!」シュッ スピードカウンター9→3


遊星「………モンスターを守備表示でセットしてターンエンドだ……」バッ スピードカウンター3→1



牛尾「終わりにしてやるぜ!俺のターン!」シュッ


遊星コナミスピードカウンター 1→2

牛尾相川スピードカウンター 8→9


牛尾「目障りなセットモンスター…だがこいつでどうだ!?」


牛尾「sp-ディフェンス・バスターを発動!」バッ


Sp−ディフェンス・バスター
通常魔法
自分用のスピードカウンターが2つ以上ある場合に発動する事ができる。 相手フィールド上に存在する守備表示モンスター1体を表側攻撃表示に変更する。


遊星「なに………!?」


シールドウイング「くあっ」



《シールド・ウィング/Shield Wing》
効果モンスター
星2/風属性/鳥獣族/攻 0/守 900
このカードは1ターンに2度まで、戦闘では破壊されない。


コナミ「なにいい……!?攻撃力0………!」


牛尾「へっ、シールド・ウイングか………良いモンスターだが攻撃表示じゃただのサンドバッグだぜ!」


遊星「く…………!」



牛尾「くたばれクズ野郎!アサルト・ガンドックでシールド・ウイングを攻撃!」


ドック「ガルルルーーー!」


遊星「トラップ発動!くず鉄のかかし!」ピッ



牛尾「まあそうだろうな!だが次はどうだ!?サイバー・ドラゴンでシールド・ウイングを攻撃!」


サイバー「カアアアアア」


遊星「リバースカードオープン!パワー・フレーム!」ピッ



《パワー・フレーム/Power Frame》
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが、
その攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターの
攻撃対象に選択された時に発動する事ができる。
その攻撃を無効にし、このカードを攻撃対象モンスター1体に装備する。
装備モンスターの攻撃力は、
その時の攻撃モンスターと攻撃対象モンスターの攻撃力の差の数値分アップする。


牛尾「なにいい……!?」


遊星「サイバー・ドラゴンの攻撃を無効にし、攻撃力の差分シールド・ウイングの攻撃力をアップさせる!」


シールド・ウイング 攻撃力 0→2100


牛尾「この野郎………!ヘル・ツイン・コップでシールド・ウイングを攻撃!」


遊星「シールド・ウイングは2回まで戦闘では破壊されない!」


コップ「しゃっ!」


ウイング「ぬうっ!!?」ドゴオオオオッ


遊星「く…………!」LP1200→1000


牛尾「さらにカードを二枚セットしてターンエンドだ!」ババッ


コナミ「俺のターン!」シュッ

遊星コナミ スピードカウンター2→3

牛尾相川 スピードカウンター9→10



コナミ「どうする……ピンチだが………チャンスはある…………はず」


遊星「コナミ!アサルト・ガンドックを狙え!」


コナミ「え!?」

遊星「アサルト・ガンドックは戦闘破壊された時強制的に二枚目のアサルト・ガンドックを特殊召喚するモンスター、そしてその攻撃力は1200!」


コナミ「そうか………あいつらのLPは1000、削りきれる!」


牛尾「………………」


コナミ「よし!俺は舌魚を召喚!」


遊星(シールド・ウイングの攻撃力は2100、舌魚は1350、アサルト・ガンドックを二回破壊すれば合計ダメージは1050!奴らのLPを上回る…!)


牛尾「はははーーはは!ばかめ!そうはいくかよ!トラップ発動!パワー・バインド!」



《パワー・バインド》

通常罠
相手フィールド上のモンスターが召喚に成功した時に発動できる。
その相手モンスター1体はこのターン攻撃できない。
次の相手ターンのスタンバイフェイズまで、そのモンスターの攻撃力を0にる。



牛尾「こいつの効果で舌魚は攻撃できない!さらに攻撃力を相川のスタンバイフェイズまで0にする!」



コナミ「な、何だと……!」


遊星「読まれていた……!」


コナミ「ぐ……………ターンエンドだ……!」



相川「本官のターン!」シュッ

遊戯王コナミ ススピードカウンター3→4

牛尾相川スピードカウンター 10→11


舌魚「ぎょ」攻撃力0→1350


牛尾「俺はここでトラップカード、ファイナル・カウントダウンを発動!」


《ファイナル・カウントダウン/Terminal Countdown》

TF4オリジナル
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分は魔法・罠カードを発動できない。
相手のエンドフェイズ時に1度、自分のデッキから魔法または罠カードを1枚選択し、
お互いに確認して自分の魔法&罠ゾーンにセットする事ができる。
自分のメインフェイズ時に自分フィールド上に存在するこのカードと、
このカードの効果でセットした魔法・罠カードを全て墓地へ送る事で、
墓地へ送った枚数によって以下の数値分のダメージを相手ライフに与える。
●2枚:500ポイント
●3枚:1500ポイント
●4枚:3000ポイント
●5枚:6000ポイント



ミス

ファイナル・カウントダウンはコナミのターンエンド時に発動と言う事で 少しだけ書き直します



コナミ「ぐっ…………!ターンエンドだ……!」


牛尾「おおっと!ここでトラップカード、ファイナル・カウントダウンを発動!」ピッ


コナミ「なに……!?」


牛尾「こいつはてめーらのエンドフェイズごとにカードをセットし、自分のターンでこのカードとセットカードを墓地に送る事でてめーらにダメージを与える!」


コナミ「く……!」


牛尾「さあさあ!まずは一枚目を………セット!!」バッ



相川「そして本官のターンだ!」シュッ


舌魚 攻撃力0→1350


遊星コナミ スピードカウンター 3→4

牛尾相川スピードカウンター 10→11






相川「アサルト・ガンドックをリリースし、手錠龍をアドバンス召喚!」



《手錠龍/Handcuffs Dragon》
効果モンスター
星5/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1800
このカードが相手モンスターの攻撃によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを装備カード扱いとしてそのモンスターに装備する事ができる。
装備モンスターの攻撃力は1800ポイントダウンする。
装備モンスターが破壊される事によってこのカードが墓地へ送られた時、
このカードを自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


手錠龍「オオーー!」


相川「行くぞ!ヘル・ツイン・コップで舌魚を攻撃!」


コナミ「ならばくず鉄のかかし!」ピッ


かかし「ほいっ」ガキィィン!


相川「知っていた!サイバー・ドラゴンで舌魚を攻撃!」


サイバー「カカカカカカカッ」


舌魚「ぎょっっ!!」ドオオーーン


コナミ「ぐううう……!」LP1000→250


相川「ターンエンドだ!」


牛尾「これでファイナル・カウントダウンの効果で必要なセットカードの枚数は2枚数で良くなった!つまり、クズ野郎、てめーのラストターンだ!!」



遊星「…………」




コナミ「ゆ、遊星……」


遊星「……俺の…ターン!」シュッ


遊星コナミスピードカウンター 4→5

牛尾相川スピードカウンター11→12


コナミ(流石に1ターンでLPを0にするのは………遊星でも難しいか…俺の最初のターンから伏せてあるこのカードが役にたつか……)



遊星「俺はマッシブウォリアーを召喚!」

《マッシブ・ウォリアー/Fortress Warrior》
効果モンスター
星2/地属性/戦士族/攻 600/守1200
このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
このカードは1ターンに1度だけ、戦闘では破壊されない。


遊星(今……召喚できるモンスターはこいつだけ………このモンスターではLPを削りきれない)


遊星「………」


牛尾「んん!?どうしたクズ野郎!意気消沈か!?はははは!!」


遊星「く…………」


コナミ「やっぱりやばいのか……!なら俺のこいつを使え!トラップ発動!奇策!」



《奇策/Nitwit Outwit》
通常罠
手札からモンスター1体を捨て、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、捨てたモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。



遊星「………!!コナミ…!」


牛尾「何だと!?」


コナミ「これは俺の手札にコストとなるモンスターがいなくていつまでも使えなかったカードだ!遊星、お前がつかえ!」


遊星「………ふ、礼を言うぞ!コナミ、ありがたく使わせてもらう!」




遊星「俺は手札から攻撃力1900のサルベージ・ウォリアーを墓地に捨て、奇策の効果を発動!」


遊星「手錠龍の攻撃力を0にする!」



《サルベージ・ウォリアー/Salvage Warrior》
効果モンスター
星5/水属性/戦士族/攻1900/守1600
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
手札または自分の墓地からチューナー1体を特殊召喚する事ができる。


手錠龍「くああああ」攻撃力1800→0



牛尾「なんだとおおおお!?」



相川「ま、まさか……」



遊星「攻撃力2100のシールド・ウィングで手錠龍を攻撃!」


ウィング「かああああーーーー!」


手錠龍「ウゴオオオオオーー!」ドオオーーン!


牛尾相川「うおおおおおおーーーーーー!!!!?」LP1000→0 ピーーーーーーー



コナミ「よっしゃああーーー!マッシブウォリアー出した意味なかったけどー!!!」


遊星「よし!行くぞコナミ!脱出だ」ブオオオオオオオオーーーーーー






相川「く、Dホイールにロックがかかっちまった……!」ぷしゅゅゅゅううううう


牛尾「絶対逃がさねえええー!!この建物は現在完全ロック中だ!!外になんか出られねーんだからなぁぁ!!」ぷしゅゅゅゅうううう


コナミ「………だってよ、どうする遊星……!」ブオオオオオオオオーーーーーーー



遊星「……………く」ブオオオオオオオオーーーー




ドゴオオオオオオオオオオォォォォォォン!


遊星コナミ「!!?」


雑賀「おいお前ら!こっちだ早く来い!」



遊星「雑賀……………!?」


コナミ「なんでお前が………!」


雑賀「今は話している暇は無い!爆弾で穴を開けたから出るんだ!」


遊星「………行くぞコナミ!」ゴオオオオオーーーー


コナミ「よっしゃー!」ゴオオオオオーーーー


ブオオオオオオオオーーーーーーーーーン……………



牛尾「あ!あのクズ野郎共壁に穴開けて出て行きやがった………!!」



相川「また逃がしてしまったか…」



牛尾「ぐぐ………………くそがあぁぁーーーーーーーーーー!!!!」




ブオオオオオオオオーーーーーーーーー………


遊星「………」


コナミ「………」


雑賀「……」


遊星「雑賀……なぜ助けにきてくれた…?」


雑賀「へ………仲間なんて言う甘っちょろい野郎の末路を拝みにきただけさ…結果的に救っちまったようだがな」


遊星「…………ふ、ありがとう」


コナミ「本当だよ、雑賀が来てなかったらあの建物から出られなかったからな」


雑賀「安心するのは速いぜ、前を見てみろ」ブオオオオオオオオー


遊星「……前?」ゴオオオオオーーー


コナミ「あれは………セキュリティ軍団!?」


セキュリティ軍団「捕まえろーーー!!」ゴオオオオオオオオオオォォオー!


雑賀「左右に逃げ場はなし、引き返しても後ろからも来てるだろう………どうする?」


コナミ「あ、あんな数どうしろってんだ?!」


遊星「……………突っ込むぞ!」ブオオオオオオオオーーーーーーーーーン


雑賀「そうだな、後は運次第だ!」ゴオオオオオオオオオオォ


コナミ「ええ!?……………仕方ねえーー!!!!」キイイイイーーーーン!!



セキュリティ軍団「おとなしくしろーーーーーー!!」ブオオオオオオオオ


コナミ遊星雑賀「うおおおおおおおぉぉおー!!!」

ダァァンッッ!!


セキュリティ「なっ、と、飛んだぁぁ………!!?」


セキュリティ「Dホイールごとジャンプした!?」


セキュリティ「落ち着け!着地点で囲むんだ!」

ブオオオオオオオオーーーーーーーーー


遊星「ぐぐ………………!!」ダァンッ ブオオオオオオオオーーーー!


コナミ「はあああぁあーーーー!!」ダァンッ ゴオオオオオオオオオ


雑賀「ぐっ…………!」ダァンッ ブオオオオオオオオーーーーー


セキュリティ「三手に別れたぞ!!追えーー!!」



キイイイイーーーーン!

………………………………………………………………………………………………………



遊星「……………」ゴオオオオオオオオオオォォ


遊星「…上手くまいたか…………」


ガキイィンッ


遊星「なっ!?」グラッ


ガシャアアアアーーーン!


遊星「ぅぐうう……………!!?」ゴロゴロッドサッ


遊星(…ぐ……………で、Dホイールで…………大きめな石を踏んでバランスを崩してしまったのか…………ま、まずい……セキュリティに捕まるわけには……)ぐぐっ………


遊星「…………く………」ガクッ…ドサッ



シーン………

ガチャッ バタン


龍亞「なんかすごい音がしたね、なんだろう」タタタッ


龍可「危ないから外出るのやめなさいよ龍亞…」


龍亞「だって気になるじゃーん…………ん?」


遊星「………………」

……………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「……………後ろ…セキュリティ来てないよな」ブオオオオオオオオーーーーーーーー


コナミ「何とか逃げ切ったか………良かった……」


コナミ「しかし………雑賀と遊星……無事だといいが」


コナミ「…………Dホイール通信機能を使って連絡を……」カチカチ…


コナミ「……………………応答しないな………大丈夫か………!?」


コナミ「どうしようか…………探すのは危険だし…………………」うーむ



コナミ「………………今は……21:20か…………とりあえずアパートに戻るかな、遊星もくるかもしれないし」


ワイワイガヤガヤ


コナミ「ん?なんか騒がしいな…こんな夜にまったく…」チラッ



1男「なあお嬢ちゃん、俺たちとデュエルでもしないか、へへへへ」


2男「デュエルを通じてお嬢ちゃんの事いろいろ知りたいんだよ、な、いいだろ?」


藤原雪乃「うふふ…おあにくさま、お姉さんはぼうや達の遊びに付き合ってる暇は無いの、お家に帰りなさい」





コナミ「…………なんだあれ」

今回はここまででー




コナミ「あれがナンパってやつか………初めて見たぞ」


男「一回くらい良いじゃん!こっち来いよ!」ぐいっ


雪乃「あんっ、ちょっと?乱暴なのは嫌われるわよ?」


2男「ちょっと人がいない所に行くだけだって!ほらっ」グイグイッ


雪乃「はあ………うるさいぼうやたちねぇ…」



コナミ「…………なんかピンチか?」


雪乃「わかったわよ、ぼうやたちのわがままにつきあってあげる、デュエルディスクを出しなさい」カシャンッ


男「よーし、それじゃ路地裏に行こうか!」


雪乃「え?ここでやればいいじゃない?」


2男「俺達のデュエルディスク路地裏にあるんだよ、ついて来てくれ!」


雪乃「ぼうやたち、あまりからかうんじゃないわよ、行くわけないじゃない、私、無理矢理じゃ興奮しないの」


男「うるせえ!さっさと来い!」ぐっ……


雪乃「あんっ、こら!私の髪の毛に無断で触らないで」


2男「へへへへ、おら、早く路地裏に来いよ!かわいがってやるから!」


ズルっズルズル………


コナミ「……おいおいおい……やばいんじゃないのか………!?」




コナミ「あの女子生徒が路地裏に無理矢理連れていかれた……!」


コナミ「あいつら………絶対まともにデュエルする気ねーよな…て、ことは………」


コナミ「やばい………!!性の乱れが発生するかも…………!!」


ダダダダダッッ!


コナミ「俺には関係ないが………黙って見過ごすのはなんか…………心が痛いし……」ササッ


コナミ「この路地裏に入って行ったんだよな……………」チラッ


コナミ「………………うーん………仕方ねえ!」


コナミ「様子を見に行くか!」サササササッ





路地裏


コナミ「…………夜だから真っ暗だな…………視界が悪い…………」ザッザッ



コナミ「あいつらはどこに行ったんだ…………?」キョロキョロ


コナミ「もう少し進んでみよう……」スタスタスタ…


グニッ


コナミ「ん?なにを踏ん……………?」



男&2男「………………」グタァァァ…………


コナミ「うおおおっっっ!?こいつら…………!?ち、失神してる………!!?」














雪乃「あら?ぼうや、この子達の仲間かしら?」


コナミ「ぇ………?あ!女子生徒、無事だったのか………お前が連れ込まれるのを見て追いかけて来たんだ……」


雪乃「ん?てことはぼうや、あなたは私を助けに来てくれたということ?」


コナミ「あ、ああ……見過ごすのもなんか嫌だし………そしたらこいつらがのびてたんだ」


男&2男「…………」グッタリ



雪乃「へえー、私を助けにねぇ……うふふふふ、面白いぼうやねえ」


コナミ「いや………そのぼうやってのやめてくれよ、ところで、こいつら倒したのはお前なのか?」


雪乃「ええ、護身用のスタンガンで感じてもらっただけよ」スッ バチバチバチッ



コナミ「す、スタンガンだと…………最近のアカデミア生徒はそんなものを常備してるのかよ…………」


雪乃「多分私だけよ、ほら、私は美しいから、我慢できなくて先走っちゃうぼうやが多いのよ」


コナミ「美しいって自分で…………まあ確かに整った顔してるけどな……自信があるのは良いことだし」


雪乃「ふふ、褒めてくれてあ・り・が・と、さっさとこんな汚い場所からはおさらばしましょう」


コナミ「そうだな」スタスタスタスタ……



ザッザッザッザッザッザッザッザッ……



表通り


コナミ「ふう……とにかく、何事も無くて良かったぜ」


雪乃「私を心配して来てくれたって聞いた時、少しだけぼうやにキュンってきたわ♡」


コナミ「え?マジで!?……ぼうやって言うのはやめないんだな」


雪乃「ふふふ、ぼうやはぼうやだもの」







雪乃「それじゃ、私は帰るわね、ぼうやもお家に帰って寝なさい」


コナミ「そうだな、女の子がいつまでも夜の街で一人ってのはすげー危険だ、帰ったほうがいいな」


雪乃「うふふ、また機会があったら会いましょうね、あなたは私を熱くさせられるかしら」


コナミ「ああ、またな」


ダダダダダダダダダダッ!!!


男「まてやこらああああーーーーーーー!!!!!」ダダダダダッッ


コナミ「!?」


雪乃「………あら、つまらないぼうや、もう起きたの?」


男「小娘が!俺を馬鹿にしやがって………絶対にゆるさねええーーー!!!」



雪乃「だってあなたじゃ私を腰抜かしにすることはできないもの」


男「だまれ!痛い目を見せないと気がすまねぇ!!おい!デュエルしやがれ!!」カシャンッ


雪乃「あら………ちゃんとデュエルディスク持ってるじゃない、あわてんぼうね」


男「ただし!負けた方はDPを全て没収されるというハードバトルだ!分かったか!」


コナミ「おいおい……………あいついきなりなにを………」


コナミ「どうするんだ女子生徒、あんな提案してるけど……」



雪乃「うふふふ、挑まれたデュエルは、受けなきゃねえ」カシャンッ


コナミ「受けるのかよ!」


雪乃「ふふ、安心しなさいぼうや、私の力を見せてア・ゲ・ル」


男「覚悟しやがれこのダボが!」



「「デュエル!!」」

短いけどここまでで

もう夜遅くなので

藤原雪乃


男「俺のターン、ドロー!」シュッ


男「俺は守備表示でモンスターをセット、さらにカードを2枚セットする!」ババッ


コナミ「全部セットカードか…………正体不明だな」


雪乃「…」


男(へへ…俺の場は万全だ、リバースカードは神の宣告と聖なるバリア-ミラーフォース、完全に遮断した)


男(さらにさらに、それらをかいくぐってセットモンスターに攻撃をしたとしても、こいつはグレイブ・スクワーマー)


男(戦闘破壊された時にカードを一枚破壊する便利なモンスターだ……)


男(もはや勝負はみえたぜ…………)ニヤニヤ


《グレイブ・スクワーマー/Grave Squirmer》
効果モンスター
星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
フィールド上に存在するカード1枚を選択して破壊する。




コナミ「なんだ………?随分嬉しそうだな……」


男「俺はこれでターンエンドだ」





雪乃「ふふ、私の、ターンね」シュッ


男(さあ、なんでも召喚してみろや)


雪乃「マンジュ・ゴッドを召喚ね」バッ


《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》
効果モンスター
星4/光属性/天使族/攻1400/守1000
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
自分のデッキから儀式モンスターまたは
儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。


男(攻撃力1400で儀式モンスターまたは儀式魔法を手札に加えるカードか…………まだ神の宣告は保留だな)


雪乃「マンジュ・ゴッドの効果を発動、高等儀式術を手札に加えるわ」サッ


高等儀式術/Advanced Ritual Art》
儀式魔法
手札の儀式モンスター1体を選び、そのカードとレベルの合計が
同じになるようにデッキから通常モンスターを墓地へ送る。
その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。



雪乃「そしてそのまま高等儀式術を発動ね」バッ


男(儀式召喚か………ヤバそうだから止めておくか)


男「リバースオープン!神の宣告!高等儀式術を無効にする!」ピッ


《神の宣告/Solemn Judgment》
カウンター罠
ライフポイントを半分払って発動できる。
魔法・罠カードの発動、モンスターの召喚・反転召喚・特殊召喚の
どれか1つを無効にし破壊する。


男「はははは!てめーの思い通りにはいかねえ!」LP4000→2000



雪乃「あら………せっかちさんね」


雪乃「私は魔法カード、魔法石の採掘を発動するわ」バッ


《魔法石の採掘/Magical Stone Excavation》
通常魔法
手札を2枚捨て、自分の墓地の魔法カード1枚を選択して発動する。
選択したカードを手札に加える。


男「な、なにぃ………!?」


雪乃「ふふふ、これで高等儀式術はもう一度手札へ」シュッ



雪乃「高等儀式術を発動するわ」バッ 手札3→2


雪乃「私はデッキのネオバグ二体をリリースするわね」シュッシュッ


男「ち………だが………」(まだ俺には二つの罠がある…)


雪乃「ふふふふ、終焉の王デミスを召喚!」バンッ 手札2→1


デミス「ぅおおおおおおぉぉぉぉ………………!」


《終焉の王デミス/Demise, King of Armageddon》
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
フィールドか手札から、レベルの合計が8になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
2000ライフポイントを払う事で、
このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。



男(攻撃くるか………?)


雪乃「私はデミスの効果を発動、LPを2000払ってこの子以外のフィールドのカードを全て破壊するわ…!」


男「な……………なんだとおお…………………!!?」


デミス「ぅおおおおおおぉぉぉぉ…おおおおお……………!」


ドゴォオォォォォーーーン!


男「うおおおおっ…………………!!?」


雪乃「そしてデミスでダイレクトアタックね、楽しかったわ……!」バッ


デミス「おぉぉぉぉぉぉぉ!!」ゴアッ


男「ぎゃあああああぁぁ!!!?」LP2000→0 ピーーーー


雪乃「ふふふふ、呆気ないわね、もうイッちゃったの?」


コナミ「……………なんだいこれは」





………………………………………………………………………………………………



男「くそったれええーーー!」ダダダーーーーーーー!!


コナミ「……………なんて捨て台詞だ………」



雪乃「うふふふふ、ぼうやには刺激が強すぎたかしら?」



コナミ「いやいや…………まさか1ターンで決着をつけるとは………」


雪乃「まだ手札のデビルドーザーを使ってないのよ…………欲求不満だわ………ふふ」


雪乃「私を熱くさせてくれるようなデュエリストはいないのかしらね?…」


コナミ「すげえ自信………」


雪乃「ぼうやはどうかしら?私を満足させてくれる?」


コナミ「えー?どうだろうな………?やって見なくちゃわからねぇ」


雪乃「ふふ、男らしいのね、嫌いじゃないわ、私とデュエルしてみる?」


コナミ「え?でも帰るんじゃ無かったのか?」



雪乃「このまま帰っても身体が疼いて寝られないわ、さっきのデュエルは物足りなかったし」


コナミ「そうか………よーし…!相手してやるぜ!」カシャンッ



雪乃「ふふふふ、そうよぼうや、私を熱くさせてちょうだい」カシャンッ



ブオオオオーーーーーーーーーーーーー!
ブウゥゥウウーーーーーーーーーーーーーン!!



コナミ「ううっ!!?」(この音………セキュリティがまだ探してるのか………!?)


雪乃「………どうしたの?」


コナミ「なんか………セキュリティがうるさいなと思って…」


雪乃「そういえばそうね、何かあったのかしら?」


コナミ「き…………今日の所は、帰ろうかな……ちょっと風邪気味だし…………」


雪乃「え?そう……?残念ね」


コナミ「うーん………残念だ………せっかくデュエルしようと思ったのに」



雪乃「それならデュエルディスクIDを交換しましょう、連絡が取れるようにね」



コナミ「え?ID?」



雪乃「知らないの?IDを交換すればそのデュエルディスクに連絡をとれるのよ」



コナミ「へー、そうなんだ」


ちょっと一旦抜けます…



ピロピローーーン♪


雪乃「これで完了よ、ぼうやのデュエルディスクにも私のIDが入ったから、大切にしなさい」


コナミ「おお、確かに、これで連絡が取れるのか」


雪乃「ふふ、私もそろそろ帰ろうかしら、明日は大切な日だからね」


コナミ「え?ほ何かあるのか?」


雪乃「ぼうや、忘れないでちょうだい、明日はデュエル・オブ・フォーチュンカップじゃない」


コナミ「……………?」



雪乃「あそこなら私を熱くしてくれる男がいる気がするわ、それじゃあねぼうや、風邪、早く治るといいわね」スタスタスタ…


コナミ「あ、ああ……多分明日には治ってるけどな」(風邪嘘だし)


………………………………………………………………………………………………




遊星「…………フォーチュンカップ?」



龍亞「うん!世界中からすっげー奴が集まるんだってさ!龍可が出ないっていうもんだから俺が出ようと思って!」


遊星「………」


龍亞「大会で優勝したらさ!なんとキングとデュエルができるんだってー!燃えてくるよね!」


遊星「キングと………………?」


龍可「龍亞には無理よ」


龍亞「うるさいよ龍可ー!遊星もさ、そんなに強いんだから出てみない?!」


遊星「…………………助けてもらったのは感謝するが……あまり俺に構わない方がいい」




遊星「俺に関わるとお前達まで危険だ、俺はもう行く……」ガラガラ…………


龍亞「あ!遊星ー!行っちゃうの……?」


龍可「大会に出るかどうかは別として、今日くらいは泊まって行けば?」


遊星「………………」


………………………………………………………………………………………………………………………………



深夜


遊星「…………」コソコソ………



龍可龍亞「くー…………」zzz


遊星「…………」チラッ………ガチャバタン……





遊星「………………」ガラガラ…………



イェーガー「そこのあなた、ちょっとお待ちを」


遊星「?!……………あんた誰だ?」



イェーガー「わたくし、治安維持局副長官、イェーガーというものです、イッヒッヒッヒッ」



遊星「副長官……?そんな人間が俺に何の用だ…………?」



イェーガー「不動遊星、貴方はフォーチュンカップの出場者に決定いたしました、そのことを伝えに来たのです」


遊星「なに…………?悪いが……俺は大会には出る気はないんだ」



イェーガー「イッヒッヒッヒッ、残念ですがこれは強制です、貴方が断れば、この方々の命が危険にさらされます」ピラッ



遊星「写真?……………これは………!?」(ラリー達)



イェーガー「それでは………イッヒッヒッヒ」シュンッ



遊星「おい!?待て…………!」


シーーーン………


遊星「く……………ラリー…………」

………………………………………………………………………………………………………………………………………

次の日


コナミのアパート


コナミ「えー?……そいつがラリー達を人質に……?」


遊星「ああ、俺にフォーチュンカップ出場を強制してきた…………」



コナミ「どうするんだ?……」


遊星「俺は…………大会に出る、ラリー達を見捨てるわけにはいかない………」



コナミ「そうか、でもセキュリティはどうなる?俺たちはセキュリティに追いかけられてるんだぞ?」



遊星「それは問題ない、どうやら俺たちは解放されたらしい」


コナミ「お!マジで!?もう追いかけられないの?」


遊星「ああ、あの副長官が手を回したんだろう」


コナミ「はああ…………………!やっと解放されたか………………!」クタッ



遊星「俺はスタジアムに向かうが、、お前はどうする?」


コナミ「えーと…解放されたならおれは応援に行くよ、どうせ暇だし」


遊星「ふ、そうか…俺は先にスタジアムに向かう、選手登録があるからな」


コナミ「分かった」


ガチャバタンッ


ブォォォォーーーーーーーーーーーーーーン!


コナミ「………………自由か…………やっっっっったぜぇぇーーーーー!!!!」ウオオーーー



店長「ちょっと!?朝からうるさいぞ!」


コナミ「あ、店長、すまん」










コナミ「あれ?今日は店休みなのか?」


店長「ああ、今日はフォーチュンカップだからな、見に行こうと思って」ガラガラ…………


コナミ「はあー………自由業はいいな、ところでデュエルアカデミアも休みだったりするのか?」


店長「ああ、確か今日は休みだな………街全体がフォーチュンカップに意識を向けてるだろ、TV中継もされるらしいぞ」ピッ


TV「爬虫類のようななめらかな肌に、ミスティも使っているレプティレス化粧水……」


店長「まだやってないか………」ピッ


コナミ「ふーん…………そんな大規模な大会だったのか………」



店長「まあ世界中からデュエリストが集まるからな、興味はわくよ」


コナミ「うーん……………」


コナミ(こういうイベントの時ってなんか裏で良くないことが起きてる気がするんだよな………)


………………………………………………………………………………………………




ディヴァイン「アキ、そろそろ行くよ」



十六夜アキ「ええ、分かっているわ」






そして


コナミ「そろそろスタジアムに向かうか」ブゥゥーーーン



コナミ「………………ん?」ブゥゥーーーン


ゆま「あわわっ遅刻しちゃったぁぁー!!」タッタッタッ


コナミ「誰かと思えばゆまじゃないか、そんなに急いでどうした?」キキィッ


ゆま「え?………あ!コナミさん!おはようございます!それコナミさんのDホイールですか?」


コナミ「ああ、スタジアムに向かってるんだ」



ゆま「かっこいいなぁ…………すごいです!」キラキラ…


コナミ「ははは、かっこいいだろ、後ろ乗ってくか?」


ゆま「え!?いいんですか!ぜひ乗せてください、私もスタジアムに向かってるんですが、遅刻しちゃって………」


コナミ「よし、Dホイールならすぐ着くぜ、乗れ」


ゆま「はい!」サッ


ブォォォォーーーーーーーーーーーーーーン!!





スタジアム


ゴォォォーーーーーーーーーーーーーーーッ キキィィィィィッッッ!!


コナミ「ふう、ついたぞ」


ゆま「ありがとうございます!おかげで間に合いましたぁ!」


コナミ「スタジアムにきたのはやっぱり観戦のためか?」


ゆま「はい!でもその前にアカデミア生はスタジアム周りのゴミ拾いを請け負うことになってるんです」


コナミ「ゴミ拾い……?アカデミア生徒で?」


ゆま「はい、私も早くゴミ拾いをしないと!送ってくれてありがとうございました!」ペコッ タッタッタッ



コナミ「………………俺だったらサボってる………」



………………………………………………………………………………………………………………………………



遊星「……………」


龍亞「あ!遊星ーーー!」ダダダッ



遊星「…………龍亞」


龍亞「もおー!朝起きたら居なくなっててビックリしたじゃん!でもここにいるってことは、………」



遊星「ああ、俺は大会に出場する」



龍亞「おおーーーー!じゃあ俺と遊星は戦うかもしれないね!」



遊星「そうだな………」





運営「出場者の皆さんは集まって下さ〜い」


龍亞「お、ついに始まるのかなー!」ウキウキ


遊星(…………無事なのかラリー……みんな……)


アキ「…………」



遊星「………………ん?」



アキ「…ふん…」プイッ



遊星「…………………?」



ザッザッザッ…………



…………………………………………………………………………………………………………

スタジアム周り

コナミ「………確かにアカデミア生徒は皆クリーン活動してるな………何で誰一人サボらない………?」スタスタ



コナミ「……………………ん?」スタスタ…



雪乃「はぁ…………………何で私がこんなことを……」ブツブツ…


原麗華「ほらほら雪乃さん!口を動かしてもゴミは集まりませんよ!手を動かしてください!」パッパッ



雪乃「厄介な子に見つかっちゃったわぁ…………」カサカサ………



今回はここまで

原麗華



雪乃「あのスタジアムの中には素晴らしい男がいるというのに……」カサカサ………


麗華「あと一時間で清掃は終わりなんですから、充分間に合うでしょう?」ガサガサ


雪乃「甘いわね、私は一刻も早く見たいのよ、真の『男』って奴をね」フフ


麗華「あーはいはい、我慢してくださいね、あと一時間頑張りましょう」ガサガサ


雪乃「まったく……あら………こんな所にポイ捨て、嫌だわぁ……」カランッ


コナミ「おーい、女子生徒、来てたのか」フリフリ


雪乃「女子生徒?失礼しちゃうわ、私は藤原雪乃って名前が…………あら昨日のぼうや」クルッ


麗華「ん?雪乃さんのお友達ですか?」クルッ


コナミ「いや、友達ってほどじゃ……昨日の知り合ったばかりだし」


雪乃「ふふふ、もう再び会う事になるなんて、ぼうやとは縁があるわね」


コナミ「フォーチュンカップに行くって言ってたからな、そういえば名乗ってなかった、俺はコナミだ、よろしく」


雪乃「あら、名前を聞いても私はぼうやって呼ばせてもらうわよ、ふふふ、私は藤原雪乃、よろしくね」


麗華「いつも雪乃さんがお世話になっております、私はクラスメイトの原麗華です、よろしくお願いします」ペコッ


コナミ「なんて綺麗なお辞儀なんだ…………!」


麗華「両親が真面目人でして、きっちり作法を教え込まれました」










雪乃「そんなことよりぼうや、あなたも大会を見に来たのかしら?」


コナミ「え?ああ、俺の友達が出場するんだよ、応援に来たんだ」


麗華「へぇ、治安維持局から推薦された人しか出場できない大会に友達が、おめでたいですね」



雪乃「あら、楽しみねぇ、その人は熱いのかしら?」



コナミ「うーん………熱いってのとは真逆かな………かなり冷めた奴だよ、デュエルはすごく強いけど」


雪乃「へえ………見て見たいわぁ」



麗華「雪乃さん、そろそろ雑談は終わりにしましょう、あっちはまだゴミが散乱してるんですから」


雪乃「真面目すぎるわ委員長、もう少し優雅に行きましょう」


麗華「はいはい、行きましょう」ズルズル



雪乃「…………あそこのカフェでゆっくりしたいわぁ……………」ズルズル……



コナミ「ははははは、頑張れよ雪乃、と麗華、俺は一足先にスタジアムに行ってるぜ」スタスタ


………………………………………………………………………………………………



ジャック「遊星!スターダストは今度こそ貴様に返す、そのカードと共にキングの元へ登ってくるがいい!」シュッ


遊星「ジャック…………!」パシッ



ジャック「ふん、楽しみにしている」ザッザッザッ………



………………………………………………………………………………………………



スタジアム


ワァァァアアアアァァアアアアァアアアアアァァ!!!!

コナミ「おおー、すでにかなり満員気味だな………座れる場所あるのか…………?」


コナミ「そろそろ開会式の時間だ……………」


ドンッドンドンドンッ!パチパチパチ……


コナミ「うおっ!?花火か………?」



MC「レディーーーーーーーーース・アンド・ジェントルメェエーーーン!!これよりデュエル・オブ・フォーチュンカップの開会式を始めまーーーーーーーす!!!!」ワァァァ!!


ワアアァアアアアアァァ!!!!

コナミ「おおっ!ついに始まった!」


MC「まずは出場者の紹介だぁぁーーーー!全出場者にゅうじょーーーーーーう!!」


アキ「……」ザッザッザッ

ボマー「……」ザッザッザッ

遊星「……」ザッザッザッ

龍亞「うわぁ……すごいいっぱいの観客、燃えてきたぁ…!」スタスタ…


「……」ゾロゾロゾロゾロ……………



コナミ「お、出てきた!頑張れよ遊星ーーーーーーーー!!!!」


柳「あんちゃーーーん!勝てよぉおーー!」


氷室「遊星!負けんじゃねえぞーー!!」


龍可「龍亞も頑張ってー!」


天兵「遊星も龍亞も頑張れーー!」


コナミ「…………………ん?」


柳「………んぁ?そこのあんた……」



コナミ「じいさん、じいさんも遊星を応援してるのか?」


柳「それじゃ、にいちゃんも?」


氷室「何だ?お前も遊星の仲間なのか?」


コナミ「ああ、一緒にシティにきた仲間だ」


龍可「じゃあ、遊星が言ってたコナミって人?」


コナミ「そうそう、なに?遊星俺の事何か褒めてた?」



龍可「ちょっと騒がしいけど、悪い奴じゃないって言ってたわ」


コナミ「…………へえ」(騒がしいて………他に言いようあっただろ)



天兵「遊星の知り合いならさ!一緒に応援しようよ、席一つ空いてるし」



コナミ「いいの、立ってんの嫌だから助かるー」


柳「ワシと氷室ちゃんはな、あんちゃんに救ってもらったんだ」


氷室「ああ、怪しい者じゃないから安心してくれ」


コナミ「へー、分かった」


MC「そして孤高のキング、ジャック・アトラスの登場だあーーーー!!」


ジャック「…………」ウイイイイィーーン


ワァァァアアアアァァアアアアァアアアアアァァ!!!!


コナミ「うわあ…………すごい人気だ」







ジャック「キングは一人、この俺だあああぁぁーー!!!」バッ


ワァァァアアァァアアァアアアアアァ!!!!


コナミ「…………あれが決め台詞か…」



MC「それでは一時間後に一回戦を始めます!暫しの休息をーーー!出場者退場!」バッ



ザッザッザッザッザッザッザッザッ…


………………………………………………


コナミ「一時間後か…………俺ちょっと外回ってくるよ」スッ



氷室「ああ、席は確保しといてやる」



コナミ「サンキュー」ザザザザッ



…………………………………………………………………………




遊星「………」スッ スターダストドラゴン


遊星「………」


コナミ「あ、やっぱり外にいたか遊星」スタスタ…



遊星「……コナミか」


コナミ「ん?それ何だ?」


遊星「これは…………ジャックが奪っていったスターダスト・ドラゴンだ」


コナミ「え、返してもらったのか」



遊星「ああ、このカードと共に上って来いと、あいつは俺にそう言った」


コナミ「ラリー達の件もあるからな………どうしたら解放してくれるんだ?」




雑賀「そこで俺の出番だ」


コナミ「あ、雑賀、いや、便利なおっちゃん」


雑賀「その言い方はやめろ」



遊星「雑賀が大会中に情報を集めてくれるそうだ」


コナミ「金なしでお前が動くのか?」


雑賀「へ、いざこざが解決してな、礼がしたいんだよ、まあまかせておきな」


コナミ「へえ………」


遊星「そして俺は優勝する、そしてジャックと決着を着ける」


コナミ「なら俺も情報を集めようかな………席確保してくれてる氷室さんには悪いけど…」


雑賀「決まりだな………………ここに集まってるのは良くないな、俺はうごきだすぞ」スタスタ…


コナミ「…………そうだな、俺も行くか」スタスタ…



遊星「二人とも、無理はするなよ」



コナミ雑賀「ああ」


ザッザッザッザッ…………………………………………………




……………………………………………………………………………………………………………




雪乃「ふうう………委員長、まだ一時間たたないのかしら?もう開会式は終わっちゃったわよ?」


麗華「そうですね…………実はすでに10分ほどオーバーしてます」チラッ


雪乃「何ですって…………?何で言わないのよ」


麗華「言ったら終わりにしちゃうじゃないですか」


雪乃「くう……………………はあ、もういいわ、終わりましょ」



麗華「そういえばボランティア活動のお礼として治安維持局から一人一個肉まんが配給されるそうですよ」



雪乃「……………広場に急ぐわよ、あまりがもらえるかもしれないわ」スタスタスタスタ……………



麗華「食べすぎると太りますよ……」




スーーーーーーーーーー…………… 蜘蛛「………」


スポッ


麗華「あれ?何かが襟にはいっ………………た………」ズォォォ……………


………………………………………………………………………



ゴドウィン「!!?」


イェーガー「?いかがなされました?長官どの」


ゴドウィン「………いえ」(今の感覚は…………まさかダークシグナーが………?)









……………………………………………………………………………………………


ゆま「肉まん美味しいですね」ハフハフ……


あげは「ゆまちゃん、それ何個目………?」



ゆま「まだ二個目ですよ、結構余ってますけど?」ハフハフ


あげは「いや、ボクは一個食べたからもういいよ……あまり食べ過ぎないようにね」


ゆま「えへへ…………」ハフハフ


あげは「ちょっとボクお花を摘みに行ってくるね」スタスタ…



ゆま「あうう………逆に隠せてないですよぉ……」ハフハフ


あげは「ご、こめんね………」スタスタスタスタ…………


ゆま「いってらっしゃい、私ここにいますから」ハフハフ



スーーーーーーーーー…………………蜘蛛「………」

ポトッ


ゆま「えう?なんだろう………服の中に何か………………が………」フラァ………ズォォォ……………




…………………………………………………………………………………………………………



雪乃「まだ肉まん余ってるわよね……?無かったら委員長、どうしてやろうかしら」タタタッ


配給「あら、お疲れ様、美味しい肉まんをどうぞ」ニコッ


雪乃「ふふ、おばあさん、ありがとうございます」スッ


雪乃「はあ…………やっぱりいいわあ………美味しい」ハフハフ………


配給「喜んでもらえて嬉しいよ」ニコ



雪乃「…………委員長はこないのかしら?」ハフハフ


雪乃「一応彼女の分の肉まんは残しといてあげましょうか………」ハフハフ


雪乃「……………………はふぅ………ん?」ハフハフ


麗華「……」ザッザッザッザッザ…………




雪乃「…………委員長?………何で広場と逆方向に行くのかしら?」ハフハフ


雪乃「あっちの地区は廃ビルだらけのはず…………」ゴックン…



麗華「…………」ザッザッザッザッザ……



雪乃「……………尾行してみましょう、ふふふ、どこへ向かうのかしら?」コソ………



ザッザッザッザッザ……………………………………………………




廃ビル


麗華「………」ザッザッ……



雪乃「…………」(何?この廃ビルは………何も無いじゃない)


麗華「………」ピタッ



雪乃(止まった…………何をしようとしてるの?お堅い委員長の事だから男性と待ち合わせなんて事は無いと思うけど………)


麗華「………」ズズズ……


雪乃「!?」(委員長の腕………暗く光ってる?あれは何……?)



麗華「……………………雪乃さん、いる事は分かっています、出てきなさい」


雪乃「!?」ピクッ


麗華「…」


雪乃「…………ふ、何をしているのかと思えば…………私を誘き寄せたって事かしら?」スタスタ


麗華「そうです、あなたをここへ誘いたかった………」



雪乃「何のため?恋人になってっていうお願いならお断りよ、私はノーマルなの」


麗華「私もノーマルなのでご安心を、なぜあなたを誘き寄せたかと言うと……」


…………………………………………………………………………………………………………



コナミ「はあ………………ラリー達の情報なんか見つからねぇよ…………どうしよう」スタスタ


コナミ「…………ん?何だあの廃ビルから出てる暗い炎みたいなものは…………怪しいな……」




……………………………………………………………………………………


麗華「あなたの命を奪うためです」


雪乃「………………何ですって?」



麗華「今から始まるのは闇のゲーム、あなたは負ければ肉体が消滅します」



雪乃「………………ふふふふ、うふふふふふふふふふふ…………!」



雪乃「真面目な顔して委員長、あなた何を言ってるの?ふふふふ、おかしいわぁ……」



雪乃「負ければ死ぬ闇のゲーム?そんなものがあるわけ……



ボボボボボボボボ…………………!!!!!



雪乃「…!!?」(なに?周りを炎が……………逃げられなくなった……?)



麗華「残念ながら冗談ではありません、優秀なデュエリストは我々の邪魔となります、なのでここで消えてください」



雪乃「……!あなた!どういうつもり!?こんなトリックが私に通用すると思う!?」


麗華「トリックじゃありません、ダークシグナーの地上絵です」ズォォォ……



雪乃「く……………その腕の光も………かっこいいとでも思ってるのかしら!?」



麗華「これもダークシグナーの証です」



雪乃「…………………ば、バカバカしいわ、頭を冷やしなさい……」クルッ…



ゆま「逃がしませんよ」ヌッ



雪乃「!!?あ、あなたは…………み、宮田ゆまさん……………なんでここに………!?」



麗華「彼女もダークシグナーです、あなたを完全に消滅させるために隠れててもらいました」



ゆま「さあ…………私達とデュエルしましょう」カシャンッ


雪乃「う………………な、なにが起こっているの…………二人ともまるで別人………」


麗華「時間が勿体無いです、始めましょう」カシャンッ



雪乃「く……………」カシャンッ


雪乃「……………まさかあなた達………操られてる…?」


麗華「いいえ?操られてなどおりませんが?」


雪乃「委員長!あなた…………こんな事をする人じゃ無かったわ………!口うるさいけど……」


麗華「そんなものは知りません、手札を引きなさい」



ゆま「2対1の変則デュエルでいきます、あまり手間をとらせないでください」



雪乃「ぐ…………2対1なんて…………あなた達は恥ずかしくないの……!?決闘者としての誇りは……!?」


麗華「そんなものは知りません」



ゆま「私達はただ勝つだけです」



雪乃「……………どうしちゃったのよ…………本当に……」ブルブル…



ゆま「それでは始めましょう、デュエ」


コナミ「待ってもらおうかぁぁーーーーー!!」シャッ



ゆま「上から!?」


麗華「飛び降りて………」



雪乃「…………………ぼ、ぼうや?!」







コナミ「ふっ」 (やべ、ちょっと高すぎたか?) ダアンッ


麗華「何ですかコナミさん……………邪魔をしないでください」


ゆま「コナミさん、あなたは関係ありません」


コナミ「へ…………残念だがこの炎の円を消してもらわないと脱出できないんだが」


ゆま「…………む」


麗華「仕方がありません………二人まとめて消滅させましょう」


ゆま「そうですね」


雪乃「ぼうや…………何でここに……?」


コナミ「遠くから炎が見えてな、行って見たら雪乃達がいてびっくりしたぜ」


雪乃「さ、さっきの話を聞いていなかったの!?」


コナミ「え?負けたら消滅ってやつか?聞いてたさ」



雪乃「何で入ってきちゃったのよ…………!あなたまで危険に………」



コナミ「だってこのままじゃ雪乃が消滅しちまうだろ、2対1なんて無茶だしな」


雪乃「私の……………ために?」



コナミ「助けられる範囲で助けてやりたいんだよ、お前も…………あの二人も」


雪乃「あの…………二人も?」



コナミ「ああ、間違いない……あいつらは洗脳されてる」






ゆま「………」


麗華「………」



雪乃「洗脳って…………何でそんな事が…………」



コナミ「いや、だっていつもと様子が違いすぎるだろ、麗華はさっき知り合ったばかりだから何とも言えないが…ゆまの変わり様はおかしい」



雪乃「委員長……………確かにいつもと様子が違うわ…………」


コナミ「だろ?だったらもう、操られてると考えるしか無いだろ」



ゆま「コナミさん、私達は正気です」



麗華「操りなんてありません」



コナミ「操られてる奴が『操られてます』なんて言うかよ」



雪乃「そうよね…………私も操られてると思うわ…!」


コナミ「ならさっさと目を覚まさせるぞ!力ずくでな!」カシャンッ


麗華「………………ふむ、いいでしょう、ついでに消滅させてあげます」



ゆま「光なき世界へ」



コナミ「そんな台詞ゆまが吐くかよ」


雪乃「委員長、あなたの正気を取り戻してあげるわ、感謝しなさい…………!」



麗華「ふふ………」



「「「「デュエル!!」」」」





今回はここまでで


…………………………………………………………………………………………


遊星「つ………」フラ…


アキ「ふふ………楽しいわ………私を孤独に追いやる全ての者達に………」


アキ「私の力によって痛みを与えるのが本当に楽しい……!!」



遊星(く……………こいつは…………人を傷付ける事を楽しんでいる…………だが、その喜びを彼女自身は………)


アキ「ブラック・ローズ・ドラゴンで攻撃!」バッ



ブラック・ローズ「ァァァァァアアアアアア!!!!」ドォォォ!!!



遊星「ぐうぅぅっっ………………!!!?」ズォォォアッ


MC「黒薔薇の魔女、十六夜アキの猛攻が不動遊星を襲うぅーーーー!!!」


龍亞「ああ!ゆ、遊星………!!」


氷室「まずいぞ………遊星は本物のダメージをサイコ・デュエルによって感じている…………このままじゃ…!」



遊星「……っう…………俺の、ターン!」シュッ


……………………………………………………………………………………………………



麗華「私の先行です、ドロー!」シュッ


コナミ「…………雪乃、落ち着いて行くぞ」


雪乃「……え、ええ、ぼうやに言われなくとも分かっているわ…」


麗華「私は魔法カード、昼夜の大火事を発動!」バンッ



《昼夜の大火事/Ookazi》
通常魔法
相手ライフに800ポイントダメージを与える。



コナミ「え?いきなりか………!」


雪乃「そう………委員長のデッキはバーンデッキ、厳しい戦いになるわよぼうや…………!」


麗華「それにチェーンして速攻魔法、非常食を発動!」バッ


《非常食/Emergency Provisions》
速攻魔法
このカード以外の自分フィールド上に存在する
魔法・罠カードを任意の枚数墓地へ送って発動する。
墓地へ送ったカード1枚につき、自分は1000ライフポイント回復する。



麗華「まだまだ、さらにチェーン発動、速攻魔法、連鎖爆撃!」バッ


《連鎖爆撃 /Chain Strike》 †
速攻魔法(準制限カード)
チェーン2以降に発動できる。
このカードの発動時に積まれているチェーンの数
×400ポイントダメージを相手ライフに与える。
同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、
このカードは発動できない。



コナミ「な、なにい!?」



麗華「あははは、そして最後にもう一枚連鎖爆撃を発動!」バッ


雪乃「最悪の展開だわ………………!」


コナミ「一ターンに4枚の魔法を…………!」



麗華「さあさあ処理していきましょうか!まずはチェーン4で発動している連鎖爆撃、ダメージは1600ポイント!」


ドドドドゴォォォンン!!!


コナミ「ぐはあぁっっ…………!!?」LP4000→2400 ズザアアッ



雪乃「な、なに?この衝撃は……………!?」



ゆま「ダークシグナーとの戦いではダメージは本物となって襲いかかりますよ」


雪乃「な………何ですって…………?」


麗華「続いてチェーン3で発動している連鎖爆撃!ダメージは1200P!」


コナミ「うぉおおおおっっ!!!?」 LP2400→1200 ドッガアアアァァァァアアン!!


麗華「そしてチェーン2の非常食、私達はLPを1000回復します」LP4000→5000


コナミ「ハァ………………ハァ………く…」


麗華「最後に昼夜の大火事を発動、ダメージは800ポイント!」


ボワァァァアアアアァ!!!


コナミ「ぐううううぅぅうう!!?………!」LP1200→400


コナミ「が……………はっ」ドサッ


雪乃「ぼうや!!大丈夫!?」タタッ



コナミ「う……………な、何とかLPが残ったか…………」ザッ……



麗華「ふふ、微妙に残りましたか、まあいいでしょう、カードを2枚セットしてターンエンドです」ババッ 手札2→0


コナミ「ハァ………………ハァ……俺のターンだ!」シュッ


雪乃「く…………でも…LPが400じゃ………



コナミ「諦めたらそこまでだ、やれるだけの事はやるぞ!」






コナミ「切り込み隊長を召喚!」



《切り込み隊長/Marauding Captain》
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。


コナミ「切り込み隊長の効果を発動!手札から☆4以下のモンスターを特殊召喚できる、サムライソード・バロンを召喚!」バッ


《サムライソード・バロン/Samurai Sword Baron》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1600/守1200
1ターンに1度、相手フィールド上に守備表示で存在する
モンスター1体を選択して発動する事ができる。
選択したモンスターを表側攻撃表示にする。



雪乃「よし………委員長の場にモンスターは無いわ」


コナミ「目覚めさせてやるぜ、切り込み隊長で攻撃!」バッ


隊長「しゃあああっ!」


麗華「あまいですね、一時休戦を発動!」カチッ


《一時休戦/One Day of Peace》 †
通常魔法 (制限カード)
お互いに自分のデッキからカードを1枚ドローする。
次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。


麗華「残念ながらあなたのターンエンド時まで全てのダメージは0となりました、一枚ドローしてください」シュッ 手札0→1


コナミ「く………くそ……!」シュッ 手札4→5


コナミ「カードを二枚セットしてターンエンド!」ババッ



ゆま「私のターンです」シュッ


ゆま「私は融合を発動!手札のE・HEROワイルドマンとバーストレディを融合します」


ゆま「E・HEROノヴァマスターを融合召喚!」バッ



《E・HERO ノヴァマスター/Elemental HERO Nova Master》
融合・効果モンスター
星8/炎属性/戦士族/攻2600/守2100
「E・HERO」と名のついたモンスター+炎属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。



コナミ「い、いきなり☆8かよ………!!」



雪乃「まずいわ…………私達のLPじゃ受け切れない………!」



ゆま「ノヴァマスターで切り込み隊長を攻撃!」

ノヴァマスター「うおおっ!」



コナミ「トラップカード、イタクァの暴風を発動!相手の全てのモンスターの表示形式を変更する!」カチッ



《イタクァの暴風/Windstorm of Etaqua》 †
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの表示形式を変更する。


雪乃「な……………何とかしのいだわね…」


ノヴァ「むう…」守2100 カシャンッ



ゆま「むう……………カードを一枚セットしてターンエンドです」バンッ 手札3→2






あれ………なぜそんな事を忘れていたのか

<<362 すみません

麗華のターンのメイン2にあらかじめ使っていたという事にしといてください こういうミス嫌になりますな




雪乃「……わ、私のターン」シュッ


雪乃(どうすれば……デミスは使えないし…………ああもう!ぼうやのデッキを調べておくべきだったわ………!今後の対策が……)


雪乃(とにかく、ノヴァマスターは倒さないと……)


雪乃「高等儀式術を発動、デッキのネオバグを二体墓地に送るわ」スッ


雪乃「っあ!?」バララッ


コナミ「うお………ネオバグを落としたか、大丈夫か?手札を見せないように気をつけろ」


雪乃「え……ええ、分かってるわ」カタカタ…………


雪乃(身体が震える…………緊張しているの…………?!」カタカタ…………


麗華「どうしました?」


雪乃「………続行するわ、ネオバグを二体墓地に送り、闇の支配者-ゾークを特殊召喚!」バッ




《闇の支配者−ゾーク/Dark Master - Zorc》
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2700/守1500
「闇の支配者との契約」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
1ターンに1度だけサイコロを振る事ができる。
サイコロの目が1・2の場合、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
3・4・5の場合、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。
6の場合、自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。



ゾーク「ほおぉぉ……………!」


コナミ「よし、いいぞ!」


雪乃「そして……ゾークの効果を………………」


雪乃「………………く…」



雪乃(もし6が出たら…………ゾークは破壊され……対抗策も………いや、六分の一なんてそうは…………)


雪乃(でも…万が一ファンブルなら………私達は敗れて…………………消滅………)


雪乃(消………………滅………………?)



コナミ「……どうしたんだ……?」




雪乃「………………く………」


雪乃(ぼうやの切り込み隊長とサムライソード・バロンもいる…………ここは、無理はできない……!)


雪乃「……………わ、私はゾークでノヴァマスターを攻撃!ダークフェノメノン!」バッ


ゾーク「うおおおおぉぉ!!」ドウウンッ!!


ゆま「トラップ発動!ヒーローバリア!」カチッ


《ヒーローバリア/Hero Barrier》 †
通常罠
自分フィールド上に「E・HERO」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合、相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする。



ガキイイイイィン!


雪乃「く………………!!」


雪乃(ゾークの効果で破壊できていれば…………直接攻撃ができた………さらにぼうやのモンスター達でも…………)


雪乃(……な、何をしているの私は……!臆さずいけば……合計ダメージは5000を超えて……勝っていたのに……!)ブルブル…



コナミ「……………」



雪乃「…………か、カードを一枚セットしてターンエンドよ………!」バッ 手札4→3









麗華「ならば私のターンです」シュッ 手札1→2


雪乃(………委員長がバーンカードを使ってきたらそれで終わる………攻撃なら……リバースカード和睦の使者で無効にできる………)


麗華「……………ふ、」


雪乃「!!?……」ドキッ



麗華「私は魔法カード、ご隠居の猛毒薬を発動!」バッ



《ご隠居の猛毒薬
/Poison of the Old Man》 †
速攻魔法
以下の効果から1つを選択して発動する。
●自分は1200ライフポイント回復する。
●相手ライフに800ポイントダメージを与える。


雪乃「そ…………そんな……!?」LP400



麗華「ここまでですね、相手に800ポイントのダメージを与える方を私は使います!」


猛毒薬「バシャアアアアアァッッ!!」


雪乃「うっ……………!!」


コナミ「トラップ発動!リフレクト・ネイチャー!」カチッ


雪乃麗華ゆま「!!?」




《リフレクト・ネイチャー/Nature's Reflection》
通常罠
このターン、相手が発動したライフポイントにダメージを与える効果は、
相手ライフにダメージを与える効果になる。





コナミ「効果ダメージは読んでたぜ、800Pくらうのはお前らの方だ!!」バッ


麗華「うぐうっっっ!!?」LP5000→4200 ジュワァァァアア……


雪乃「………ッ………………ハァ……ハァ…」(た……助かったわ……)



コナミ「はははは、残念だったな委員長」


麗華「…………ふん、まあいいでしょう、次の手です、ノヴァマスターで攻撃…………!!」


雪乃「あ……!と、トラップ発動!和睦の使者!」カチッ



《和睦の使者/Waboku》
通常罠
このカードを発動したターン、相手モンスターから受ける
全ての戦闘ダメージは0になる。
このターン自分のモンスターは戦闘では破壊されない。



麗華「…………………ならカードを一枚セットしてターンエンドです」バンッ



コナミ「サンキュー雪乃、助かった………!」



雪乃(………そ…それは私の台詞よ………ぼうや…)



コナミ「俺のターン!」手札3→4



コナミ「俺はゾークの効果を発動!」バンッ


雪乃(躊躇わずにいった…………!恐怖は無いの……!?)








コナミ「サイコロ転がれぇーー!」


カラカラカラカラカラカラカラカラ…………


コトッ 3


コナミ「よし!3の効果は相手モンスター一体の破壊!くたばれノヴァマスター!」バッ


ノヴァ「ぐおおおぉおえおおぉお!!!」ドカァァン!


ゆま「うう…………!!」



コナミ「そしてネコ耳族を召喚!」バッ



《ネコ耳族/Cat's Ear Tribe》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣戦士族/攻 200/守 100
相手ターン時のみこのカードと戦闘する相手モンスターの
元々の攻撃力はダメージステップ時に200になる。



雪乃(攻撃力の合計は5000を超えている…………ぼうやの攻撃が決まれば…………!)



ゆま「く…………」



麗華「………」


コナミ「バトルだ!ゾークで麗華にダイレクトアターーーーック!!」バッ


ゾーク「あああぁぁああ!!!!」




麗華に「簡単には行きませんよ!トラップ発動!聖なるバリア-ミラーフォース!」



《聖なるバリア−ミラーフォース−/Mirror Force》 †
通常罠(
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
相手フィールド上に攻撃表示で存在するモンスターを全て破壊する。


コナミ「うぇ!?」


ゾーク「ぐああ」ドォォォン!


バロン「がはっ!」ドカァァン!


隊長「ぐふぅ?!」ドカァァン!


ネコ耳族「にゃああっ!!?」ドカァァン!



雪乃「あああ……………!!私達のモンスターが全滅……!委員長……土壇場であんなカードを…!」



麗華「ふふふふ、残念でした、コナミさんのモンスターは全滅です」


雪乃「…………ほ、ぼうや…………何か手は有るのかしら…………?」



コナミ「く……………カードを二枚セットしてターンエンドだ!」ババッ


麗華「ふふふふ………特殊召喚はできませんでしたか」


ゆま「私のターンです!」シュッ 手札2→3




雪乃(…モンスター全滅………ぼうやに………責任は無いわ……………あるのは私の方ね…………)


雪乃(私が………あの時ゾークの効果を使っていれば……十中八九勝てていた……)フルフル………



雪乃(勝利を掴めていながら………手放してしまった、心が弱い方に流れたばかりに……!)ブルブル


雪乃(あの失策のせいで私だけじゃなく…………ぼうや……いや、コナミの命まで危険にさらされて……!)ブルブル…………


雪乃(私は………なにもできないで………終わっちゃうのかしら…………!!)ブルブル…………



雪乃「うぅ………………!」グスッ



コナミ「諦めるのが早すぎるぞ、なに泣いてんだよ雪乃」



雪乃「こ、コナミ……………?」



コナミ「まだ希望はある、LPが0にならない限りはな、諦めてんじゃねえよ!」


雪乃「う……………!」




ゆま「私はミラクル・フュージョンを発動、墓地のワイルドマンとバーストレディを融合!」



《ミラクル・フュージョン/Miracle Fusion》
通常魔法
自分のフィールド上または墓地から、融合モンスターカードによって
決められたモンスターをゲームから除外し、「E・HERO」という
名のついた融合モンスター1体を融合デッキから特殊召喚する。
(この特殊召喚は融合召喚扱いとする)


ゆま「いでよ、E・HEROガイア!」バンッ



《E・HERO ガイア/Elemental HERO Gaia》
融合・効果モンスター
星6/地属性/戦士族/攻2200/守2600
「E・HERO」と名のついたモンスター+地属性モンスター
このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードが融合召喚に成功した時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
このターンのエンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力を半分にし、
このカードの攻撃力はその数値分アップする。



ゆま「現在そっちにモンスターはいませんが、関係無いですね」


ゆま「さらに手札からE・HEROスパークマンを召喚!」



《E・HERO スパークマン/Elemental HERO Sparkman》
通常モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1600/守1400
様々な武器を使いこなす、光の戦士のE・HERO。
聖なる輝きスパークフラッシュが悪の退路を断つ。



ゆま「終わりです、スパークマンでダイレクトアタック!」


スパークマン「しぁああ!」


雪乃「!……」ギュッ…


コナミ「トラップ発動!逆さ眼鏡!」カチッ



《逆さ眼鏡》
通常罠
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの攻撃力を
エンドフェイズ時まで半分にする。



ゆま「う……?たとえ攻撃力が半分になったって、関係はありません!」バッ



スパークマン「しゃあぁーー!!」ババッ


コナミ「さらにトラップをチェーン発動!女神の加護!」カチッ



《女神の加護/Aegis of Gaia》
永続罠
自分は3000ライフポイント回復する。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがフィールド上から離れた時、
自分は3000ポイントダメージを受ける。



ゆま「なっ……………?」



コナミ「回復させてもらうぜ、往生際が悪くてな!」LP400→3400


スパークマン「はっ!」攻1600→800


コナミ「くうっ!!」 LP3400→2600 バキィッ


ゆま「さらにガイアでダイレクトアタック!」バッ


ガイア「はああああーー!」ゴウッ! 攻2200→1100


コナミ「げはあぁっっっ!!!」LP2600→1500


ドシャァアアアアンッ!!


コナミ「ぐふぅ…………く……痛て…」


雪乃「大丈夫!?コナミ………!」


コナミ「……へ、何とか生きてるな」グググ…………





ゆま「…………私はこれでターンエンドです」


コナミ「へ………さあ雪乃………お前の…ターンだ…」



雪乃「わ…………私には………」



コナミ「いける………お前なら逆転できるさ………あの時に見た1ターンキル……あれができたお前なら……」


雪乃「うう………………!!」



麗華「LP4200を1ターンで?そLPじゃデミスも使えないんですよ、無理でしょう」


コナミ「いいや!俺は信じるよ……こいつはお前達を1ターンで倒す………」


雪乃(!…………私を信じる…)


雪乃(………………いつまでうじうじしてるつもりかしら………私は!………)



雪乃(コナミは私を信じてボロボロになりながらターンを繋いでくれた………)



雪乃(私の役目は…………絶対に勝つ事よ!……泣いてる暇なんて無いわ…!)



雪乃「私のターン!」シュッ 手札3→4



雪乃「私は魔法カード、契約の履行を発動!」




《契約の履行/Fulfillment of the Contract》
装備魔法
800ライフポイントを払う。
自分の墓地から儀式モンスター1体を選択して
自分フィールド上に特殊召喚し、このカードを装備する。
このカードが破壊された時、装備モンスターをゲームから除外する。





雪乃「800Pを払いゾークを復活させるわ!」LP1500→700


ゾーク「あああああぁ!!」ゴゴゴ…


ゆま「またゾーク………」


雪乃「そして………………」


雪乃「………ゾークの効果を発動!洗脳ダイス!」



カラカラカラカラカラカラカラカラ…………


カラン 5


雪乃「5!……………その効果は相手モンスター一体の破壊!私はガイアを破壊するわ…!」バッ



ガイア「おおお!!?」ドカァァン!


ゆま「くう…………!でもまだまだ!」


雪乃「さらに私は、墓地のネオバグを二体除外することでデビルドーザーを特殊召喚!」バッ 手札3→2




《デビルドーザー/Doom Dozer》
効果モンスター
星8/地属性/昆虫族/攻2800/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の昆虫族モンスター2体を
ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手のデッキの上からカードを1枚墓地へ送る。



ゆま「ええっっ!!?攻撃力2800………!?」



雪乃「まだよ、まだ届かないわ……!甲虫装甲騎士を通常召喚!」バッ 手札2→1



《甲虫装甲騎士/Insect Knight》 †
通常モンスター
星4/地属性/昆虫族/攻1900/守1500
昆虫戦士の中でも、エリート中のエリートのみが所属できるという「無死虫団」の精鋭騎士。
彼らの高い戦闘能力は無視できない。




麗華「ま、まさか!?1ターンでこれだけのモンスターを!?」






コナミ「ははははは!よっしゃあーーーー!やっちまえ!」


雪乃「いくわよ…!甲虫装甲騎士でスパークマンを攻撃!」バッ


騎士「しゃああ」攻1900


スパークマン「おうっ!」攻1600 ズバァ!


ゆま「あうううぅ…………!!!?」LP4200→3900


雪乃「続いてゾークでダイレクトアタック!ダークフェノメノン!」


ゆま「うう………!れ、麗華さん…………!その1ターン目からあるリバースカードは…………!?」


麗華「……………すみません、積み上げる幸福です…………」



ゆま「あううぅっっ!!!?」LP3900→2200 ドォォオオオン!


雪乃「そして、デビルドーザーでとどめの攻撃よ…………!!目を覚ましなさい…!!」バッ


ドーザー「じゅるるるるっっ!!」ドドドド



ゆま「あああああぁぁーーーーー!!!!!?」ドゴォォーーーーン! LP220→0 ピー


麗華「ううぅ………………」フラァ……ガク……



雪乃「ふぅ……………ふぅ…ふぅ……………」ハァハァ……


コナミ「マジに1ターンでやりやがった………すげえな………!」



雪乃「………………ぅ……」ガクンッ ドサッ



コナミ「!?ど、どうした……………!」タタタッ











今回はここまででー


ミスも良くあると思いますが最後まで付き合ってくれたら嬉しいです


……………………………………………………………………………………………………………


遊星「シューティング・ソニック!!」バッ


スターダスト「キュォォォォオオオォォオオ!!」ブォォアアアアアーーーーー!


アキ「うぁぁっっ!!?」LP0 ピー ドゴオオオーーーン


龍亞「やったーー!遊星が勝ったぁ!」


氷室「よくやったぞ遊星!」


遊星「ハァ……ハァ……」


アキ「うぅ…………こ、こんな…」ググ…………


アキ「く……………」


遊星「十六夜………大丈夫か…………?」タッ



ディヴァイン「アキ!…………手を貸そう」スッ



アキ「う………………ディヴァイン…」スッ


ディヴァイン「よくやった………さ、メディカルルームへ行こう、少し休むんだ」



アキ「ありがとう………ディヴァイン」



ザッザッザッ………



遊星「……………十六夜」







……………………………………………………………………………………………………………


コナミ「………………………」



雪乃「………………ぅ……?………」


麗華「…………………」


ゆま「……………………」



コナミ「………んお?目覚めたか雪乃、いきなり失神するからびっくりしたぜ」


雪乃「あ……………コナミ…………私、寝ちゃってたのね……」パチッ



コナミ「ああ、ゆま達を倒したらいきなりパタリとな………」



雪乃「ごめんなさい………あなたの方がボロボロなのに……」スッ



コナミ「まあいいけどな、いきなり命懸けなんて言われて緊張したんだろ、俺もだしな」



雪乃「ふふ…………わたしもまだまだね……精神が安定しないわ…………」


コナミ「安静にしてな、勝ったんだからもう大丈夫だ」


雪乃「強いのね…………」


コナミ「そんなこた無いさ、座って二人が起きるのを待とうぜ」





コナミ「多分10分くらいで起きるだろうしな」


雪乃「そう、私もここで座って待つわ」スッ


ポスッ


コナミ「ん?おーい、どうした?重いんだけど」


雪乃「いいじゃない、私疲れちゃったわ………少し肩を貸してちょうだい……」



コナミ「そうか………仕方ない、存分に休んでけよ」



雪乃「ふふ…………私に寄り添われるなんてコナミは幸せ者よ……」スリスリ



コナミ「……………ん?今名前で呼んだのか?」


雪乃「………………………べ、べつにどう呼ぼうが私の勝手じゃない…」スリスリ



コナミ「いや、俺としては名前の方が良いけどよ」



雪乃「…………………////」


………………………………………………………………………………………………………………………



ゆま「…………うう?」パチ…



麗華「……………………ん?…」パチ…






コナミ「お、目覚めたか」


ゆま「あれ…………………?ここは……………」



麗華「………………廃………ビル……?……」



雪乃「全く………貴女達は……心配かけてくれるわね」



麗華「雪乃さん…………?なんで私はここに…………?」



ゆま「あれぇ……………記憶が曖昧です…………」ボー……



コナミ「麗華たちは消滅しないんだな、安心したよ」



麗華「消滅……………?ってコナミさん!ボロボロじゃないですか!」



ゆま「あ!本当です!爆発に巻き込まれたりでもしたんですか!?」アワワ…



コナミ「いやいや…………何でも無いから、お前等は心配しなくていい」



ゆま「でも…………うう…心配です…………」




麗華「病院に行きますか?すぐに連絡できますよ」


コナミ「いいっていいって、お前達が目覚めたなら」


麗華「う…………そういえばなんでこんなところに……?」


雪乃「きっと疲れてたのよ、委員長はいつも頑張りすぎねぇ、気張るのも程々にしなさい」



麗華「………雪乃さん、ご気遣いありがとうございます」



ゆま「おかしいなあ……私、青葉さんを待ってたはずなのに……」



コナミ「あー、ところでゆま、聞きたいことがあるんだが」



ゆま「?何ですか」



コナミ「ダークシグナーって知ってるか………?」



ゆま「ダークシグナー……?なんでしょう……わかりません」


雪乃「…………どうやら本当に操られていたみたいね」



コナミ「信じられないけど…………そうなるな」



雪乃「委員長、ちょっと腕を見せてくれる?」



麗華「腕ですか?構いませんが……」スッ



雪乃「…………………」(あの暗い光は消えてるわね…………)




雪乃「ありがとう、もういいわよ」


麗華「?はあ」スッ



コナミ「さあ、こんなところにいつまでもいないで、スタジアムに行こうぜ」



ゆま「あ、そうですよ!もう決勝戦が始まってるかもしれないです!」



麗華「もうそんな時間……………雪乃さん、急いだ方がいいですよ、貴女が見たいものがスタジアムにあります」



雪乃「……………『熱い男』…………そうね、急ぎましょう、時間的にはもう決勝戦よ、見逃すわけにはいかないわ」スッ



ゆま「青葉さん……先にスタジアムに行っちゃったでしょうね………あう」



コナミ「ま、歩いてもすたまでは10分くらいだろ」



雪乃「出口はこっちよ、ついてきなさい」クルッ


ギュッ



コナミ「うおっ雪乃、手を引かれなくても分かるって」グイイッ



雪乃「…………だ、ダメよ、フラフラして危なっかしいから、私が引いてってあげるわ、か、感謝しなさい」スタスタ



ゆま「わあ、二人とも仲がいいですねぇ」



麗華「本当ですね、何かあったのでしょうか?」



………………………………………………………………………………………………………………………



遊星「行くぞジャック!」


ジャック「来るがいい遊星!」


「「ライディングデュエル・アクセラレーション!」」


ブォォォォオオオオオオオォオォーーーーーーー!!!



氷室「まけんな遊星ーー!」


龍亞「頑張れーーー!!遊星ーーーーー!!」



柳「あんちゃーーん!!行けえーーーーー!!」


ワアアアァアアアァァァアアアアァアア!!

………………………………………………………………………………………………


ゴドウィン「………………おそらく、このデュエルで赤き龍は姿を現すはずです……」



ゴドウィン(そういえばダークシグナーの反応が消えましたが何者かに倒されたのでしょうか……?)



イェーガー「シグナーの覚醒という訳ですね、イッヒッヒッヒ」



ゴドウィン「よく見ておきなさい」



……………………………………………………………………………………



コナミ「間に合ったかー!」



ゆま「どうやら始まったばかりみたいですね」


麗華「ふう…………少し走ったので疲れました」



雪乃「……………………これが決勝戦ね」ギュッ



コナミ「あ、雪乃、もう離しても大丈夫だぞ、フラフラなんてしないから」ギュ……



雪乃「………………だめよ」ギュッ



コナミ「なんでやねん……」




ジャック「うぉぉおおおおおぉぉおお!!」



遊星「あああぁああぁあああああああぁあああぁぁ!!」


コナミ「おお!やっぱり遊星が決勝に進出してる!頑張れ遊星ーーーーーー!!!!」ワアッ



ゆま「遊星?………挑戦者のあの人ですか?」



コナミ「ああ、俺の仲間なんだ、お前等も応援してやってくれよ」



ゆま「はい!遊星さーーーん!!頑張れーーーー!!」



麗華「キングを応援しないのは少数派ですね、まあコナミさんの仲間だと言うのなら私も応援しましょう」



雪乃「……………」



コナミ「雪乃も応援しようぜ」



雪乃「………ええ、勿論よ」ギュッ








ジャック遊星「ウォォオオオオーーーーーー!!!!!」



MC「こ、これはすごい戦いだあーーー!フォーチュン・カップのファイナルを飾るにふさわしい熱い鎬の削りあい!」


MC「真のキングの座に輝くのは度っちだあああぁああぁぁーーーーー!!!?」



コナミ「遊星ーーーーーーーーー!!!!」



氷室「遊星!!!」



龍亞龍可「ゆうせーーーーーい!!」




遊星「響け!シューティング・ソニック!!!」


ジャック「アブソリュート・パワー・フォーーーーース!!!」



ドォォオオオオォォオオオオン!!


今回はここまでで

第一部フォーチュン・カップ編はこれで終了ということで


続いてダークシグナー編を始めたいと思いますが、その間に日常パートを幾つか挟みたいと思います

1 青葉あげは編
2 高橋秀行編
3 宮田ゆま編
4 海野幸子編
5 不動遊星編
6 龍亞編
7 田中康彦編
8 藤原雪乃編
9 ツァン ディレ編
10 メイ喜多嬉編
11レイン 恵編
12 ジャック編
>>408


11


フォーチュン・カップから2日後


コナミのアパート


コナミ「zzzzzz」ぐーぐー


コナミ「zzzz」


ガチャッ


遊星「コナミ、起きてるか?」バタンッ


コナミ「………zzz」


遊星「悪いが起きてくれ、話したいことがあるんだ」ユサユサ…


コナミ「んぁ…………?遊星か…………?」パチッ


遊星「ああ、朝早くからすまない」


コナミ「ふわぁ……………まだ7:00じゃん…………どうしたこんな時間に」


遊星「聞きたいことがあるんだ」



コナミ「ちょっと待って、顔洗って来るから………」のそのそ



遊星「ああ」





3分後


コナミ「ふう…………ある程度はスッキリした」スタスタ



遊星「それにしてもこの部屋は何も無いな」


コナミ「まだ住み始めたばっかりだからな、そのうち色々増えるだろ、テレビでも見る?嶺 開花(りんかいほう)って新人アイドルが可愛いんだよ、しかもネオドミノシティのアカデミアに通ってるんだってー」ピッピッ


遊星「いや、テレビはつけないでくれ、もう一度言うが聞きたいことがあるんだ」ピッブツン


コナミ「あ………分かったよ、で?何だよ」



遊星「コナミ……お前はダークシグナーという言葉を聞いたことがあるか?」



コナミ「ダークシグナーだって!?」


遊星「その反応………知ってるんだな?」



コナミ「いや…………何で遊星がそんな単語を?…………」


遊星「俺は昨日、ダークシグナーを名乗る男にデュエルを挑まれた」



コナミ「ええ?!それって負けたら肉体が消滅っていう………?」




遊星「ああ、お前も襲われたのか……」



コナミ「実はそうなんだ……」




遊星「何とかそいつは退けたんだが………奴らは明らかに俺たちを狙っている」


コナミ「そうだな………デュエリスト狩りをしてるって聞いたぞ」



遊星「とにかく、気をつけてくれ、奴らは危険だ」



コナミ「ああ、ま、そう簡単には出くわさないとは思うけどな」


遊星「俺は他の仲間たちにも注意を呼びかけようと思う、今から」


コナミ「でも遊星、お前新キングだろ?フラフラしてて良いのかよ」



遊星「どうやらサテライト育ちの俺をキングと認めている人は少ないらしい、マーカーもあるからな」



コナミ「確かにマーカー持ち=悪人ってイメージだもんな」


遊星「俺としてはこっちの方が動きやすくて良い、さて…………行くか」スクッ



コナミ「もう行くのか、もうちょっとゆっくりしてけよ」


遊星「みんなが心配でな………」



コナミ「とりあえずミルク淹れたからこれだけでも飲んでけよ、好きなんだろ?」コトッ



遊星「ミルクか…………」ゴクゴクッ……



コナミ「この前バーで頼んでたからな」



遊星「ふぅ………………ありがとう、コナミ」コトッ



コナミ「頑張れよー」



ガチャ……バタンッ





ダメだ……眠い………


続きは明日で



コナミ「ふぅ………………遊星随分頑張るな……」


コナミ「俺も外に行くか………今日はやること無いしな」スッ


ガチャ…

カンカンカンカン………


コナミ「7:00だから人もすくねーなー、ジョギングしてる人がチラホラいるくらいか…」スタスタ


コナミ「カードショップも開店前だし」チラッ


店長「…………」さっさっ……


コナミ「お、店長おはよう、起きんの早いな」


店長「ああ、コナミおはよう、この季節は落ち葉がすぐたまるからな、いつも箒で掃いてるんだ」さっさっ


コナミ「へえー、頑張れよ」スタスタ



店長「ちょっとまて、手伝ってくれないか?」



コナミ「ええ?面倒臭いし………」



店長「頼むよ…さっきいきなり配達の予定が入っちまったんだ」



コナミ「………仕方ないなー、ほら、箒かせよ」



店長「ありがとよ、じゃあ行ってくるから」タタタッ








ブロロロロロローーー……


コナミ「……………はぁー」さっさっさっ


コナミ「さっさと終わらせるか」さっさっさっ……



コナミ「つってももう落ち葉なんてそんなに無いし………」さっさっさっ


コナミ「もう終わっても良くね?」さっさっさっ


コナミ「………………ん?」


ヒラリ……



コナミ「あ、カードが落ちてる、ラッキー」タタタタッ


コナミ「まったく……大切にしろっての………援護射撃か………」ヒラッ


コナミ「ありがたく使わせてもらう」キリッ


コナミ「ふぅ…………………まだまだカードが落ちてるかもしれない」キョロキョロ



レイン恵「……………」


コナミ「…………?なにしてんだあの女学生」





レイン恵「………」


スタスタスタスタ……


コナミ「おーい、そんな所に屈んでなにしてる?掃除の邪魔になるんだけど…」



レイン恵「…………」



コナミ「……………聞いてる?」スタスタ……



レイン恵「……………」じぃぃーーーーー


コナミ「何を見つめてんだ?…………」ヒョイッ



猫「にゃうー」


コナミ「ああー………すて猫か………」



レイン恵「……………………かわいい」



コナミ「え?ああ、確かにな…」



レイン恵「…………かわいそう」



コナミ「それも確かにな、ひどい奴がいるもんだ」




レイン恵「ずっとここにいる………」



コナミ「え?なに?お前…………いつから眺めてたの?」


レイン恵「…………一時間くらい前から」


コナミ「へぇ……………早起きなんだな」



レイン恵「5時に活動開始って設定してあるから…………」



コナミ「………………?」



レイン恵「……この猫どうしよう………」


猫「ニャー」


コナミ「うーん……………女学生は飼えるのか?」



レイン恵「………私の名前はレイン恵………マスターからもらった名前………」




コナミ「レイン恵か…………分かったよ、それで、飼える?」(マスターって………親の事か…?)



レイン恵「…………飼い方が分からない…………無理……」





コナミ「無理か…………猫嫌いな親もいるしな………」


レイン恵「………………このままじゃ………可哀想…」シュン…


猫「……にゃう」


コナミ「ううん………そうか………残念だな」


レイン恵「私の代わりに………………飼ってあげる人が必要………」


コナミ「ああ…………………そうだな」



レイン恵「…………………飼ってあげる人が必要………」じいいぃ………



コナミ「………………え?何、その目線は…」



レイン恵「飼ってあげる人が………………必要」じいいぃぃいぃ………


コナミ「…………まさか俺に世話しろと…?」



レイン恵「……………………そう…………」じいいいいぃ…



コナミ「えぇぇぇ…………あって5分程度の俺にそんな義理は…」



レイン恵「………………………猫が可哀想……………お願い…」じぃいいい………



コナミ「………ぐぐ……視線に弱いわ俺ぇ………」


レイン恵「………………」じいいいいぃ


コナミ「でも……俺も飼い方よく知らんし…………金も無いし…」


レイン恵「そう…………………シュン…




コナミ「悪いな…」


レイン恵「いい………………………可哀想………」



コナミ「………………………ん?おい、まさか今の可哀想って言葉、金がない俺に向かって言ったか!?」


レイン恵「……………………」



猫「にゃああ」



コナミ「く………………飼ってやるわ!いいだろう、俺に任せとけよ!」



レイン恵「……………本当?」



コナミ「ああ、俺は有言実行だ」



猫「にゃ」


レイン恵「……………良かったね……」ニコッ


コナミ「………さて…………どうするか………とりあえず店長の店の中に入れて……」ブツブツ…



………………………………………………………………………………………………



20分後


店長「予想より早く終わったな……コナミはちゃんとやってるかな」ブロロロ



店長「………………ん?店が空いてる?コナミに合鍵を一応渡してはいたけど…………何をしてるんだ?」


キキイイー……… ガチャ…バタンッ



店長「開店時間はまだなのに……」スタスタ…………



店長「店の中で何をしてるんだろうか?」チラッ



コナミ「よし、ここに住処を作ろう、レジのすぐ隣だ」モフッ



レイン恵「…………いいと思う…………」



猫「うにや」



レイン恵「三郎もここがいいって言ってる……………」



コナミ「三郎?何その名前」



レイン恵「この猫の名前………ピーンときた………この顔は三郎…」



コナミ「ダメだな…………その名前は却下だ」



レイン恵「じゃあ……………どんな名前………?」



コナミ「そうだな…………うん………舌魚…………でどうだ……」



レイン恵「…………」


コナミ「………」



レイン恵「………だめ、三郎に決定……………」



猫「にゃう」


コナミ「そうだな…………それでいいよ」


レイン恵「それでは三郎の家は…………このレジ隣の毛布に………決定ー………」モフッ



コナミ「うん、店長なら立派に育ててくれるさ」



猫「にー」モフモフ



レイン恵「ふふ…………嬉しそう…………」



コナミ「餌って何がいいんだ…………?…人間と同じもので行けるか…………?」ブツブツ…


レイン恵「あなた…………名前は?」



コナミ「ん?ああ、俺の名前か、コナミっていうんだ」



レイン恵「………………コナミ………ありがとう」



コナミ「礼は俺じゃなく世話してくれる店長に言ってくれ、そろそろ戻ってくるから」








店長「おいおいおいおい!何勝手に決めてるの!?」ガチャッ


コナミ「お、この人だ、この人が猫の世話をしてくれる」



レイン恵「……………お願いします」


猫「にゃふ」


店長「いやいや…………飼うなんて言ってないから!」


コナミ「店長ー、この通り!」パンッ


レイン恵「…………この通り……」モフッ



猫「にゃにゃ」モフッ



店長「ええ…ダメだって…………荒らされたら困るし…」



コナミ「く…………きついか……」


レイン恵「…………………」シュン…



猫「………にう」シュン…



店長「そ、そんなにがっかりしないでくれよ……」



コナミ「頼む!世話ならこの恵や俺がやるから!」



レイン恵「毎日世話にくる……」





店長「うぅーーーーーん………」


コナミ「………」


レイン恵「………………」



店長「………………」ムムム…


猫「…………」


店長「…………本当に毎日来る?」



コナミ「来るって、なあ恵?」


レイン恵「来る…………欠かさず来る…………何ならデータに加える………」


コナミ「ほら、こう言ってるぞ」



店長「………………はあ…しょうがない、好きにしな」



コナミ「おお!サンキュー店長!」



レイン恵「……………許可がおりた」パア……


猫「にゃ」モフッ




そして


レイン恵「毎日餌を持って来るから………」


コナミ「ああ、所で時間は大丈夫か?アカデミアは?」



レイン恵「心配ない…………データに遅刻しないよう入力してある………」



コナミ(たまに変な事言うなこいつ………)



猫「にゃにゃ」


レイン恵「三郎嬉しそう………………そろそろいかなくちゃ……」


コナミ「ああ、言って来いよ」


店長「トイレとか置かないとな………うーん………」ブツブツ


レイン恵「…………アカデミアが終わったらすぐ来る…………二人とも……ありがとう……」


ガチャッバタンッ………カランカランッ


コナミ「………………行ったか…………無口な奴だったな……」



店長「………へぇ……………歯磨きとかも必要なのか………缶詰は高いな………」カタカタカタ………


コナミ「…………店長、パソコンで何調べてんだ?」












店長「いや、猫を飼うに当たって必要な物を調べてるんだ」カタカタカタ………


コナミ「へえーー……」


店長「…………よし、大体分かった」パチッ


カキカキカキカキ…


店長「コナミ、この紙に書いてある物を買ってきてくれ、金も渡しとく」ピラッ



コナミ「え?なんだいこりゃ」ピラッ



店長「とりあえず猫に必要な物だ、近くにスーパーあるから、そこでな」



コナミ「お……おう、分かった」



カランカラン ガチャッバタンッ


スタスタスタスタ……………



コナミ「…………何か……店長ものりのりだな…」スタスタスタスタ……………





今回はここまででー

あと一回日常は続きます

1 青葉あげは編
2 高橋秀行編
3 宮田ゆま編
4 海野幸子編
5 不動遊星編
6 龍亞編
7 田中康彦編
8 ツァン ディレ編
9 藤原雪乃編
10 メイ喜多嬉編
11 ジャック編

>>451

それでは

10でオナシャス

忘れてたこれを

レイン恵


メイ喜多嬉 決定しました



…………………………………………………………………………………………………………


ガーーーーウィーーン


アリガトウゴザイマシターーー


コナミ「ふぅ………………これでいいのか?猫用歯ブラシなんてひつようかなぁ………」ガサッ


コナミ「猫一匹飼うのも金がかかるねー」スタスタスタスタ………


スタスタスタスタ……………


コナミ「今は……12:00か、結構時間かかったな………試食品コーナーでもたついてたからな……」スタスタ



コナミ「………ん?」


龍亞「手続きも完了したし、これで俺たちも来週からアカデミアに通えるね、楽しみだなー」スタスタ


龍可「私ちょっとつらいなぁ………体の調子が悪い時もあるし……」スタスタ


龍亞「きつくなったら俺に言ってね!龍可は俺が守るから!」


龍可「はいはい」


コナミ「あれは……龍可と龍亞か………あいつら学校にはいってないのか?」


龍亞「ん?あ、コナミだ!おーい!」ブンブン



龍可「本当だ、何してるの?」




コナミ「おう、店長に頼まれてお使いだ」


龍可「相変わらずフラフラしてるのね」



コナミ「く……………べ、べつにフラフラはしてないだろ、ショップでバイトだってしてるんだぜ、Dホイール修理の副業だってあるし」


龍 亞「今日は予定無いの?」



コナミ「ああ、普通にオフだ」



龍亞「じゃあさ!俺にデュエル教えてよ!」



コナミ「え?」



龍亞「遊星が言ってたよ、コナミ遊星と同じくらい強いんでしょ!?」



コナミ「……………………………ま、まあな」(何その情報…………俺のデッキ掻き集めなんだぞ………)


龍亞「だからさ、俺に特訓してよ、もっと強くなりたいんだ!」


コナミ「……………………」



龍可「やめなさいよ龍亞、コナミが困ってるわ」



コナミ「…………そうだな……また今度で…」





龍亞「あ……そうだね、ごめんコナミ」


コナミ「ちなみに………お前らの家ってトップスにあるんだよな?」


龍亞「うん、そうだけど?」



コナミ「トップスってどんな所なんだ?気になってたんだけど」



龍亞「へー、それじゃあ家に来てみる?招待するよ!」



龍可「龍亞、コナミにも予定が………」



コナミ「いや、大丈夫だ、招待してくれ、すごく行ってみたいから」スタスタ


龍可「あ、そう?それなら私も構わないけど」


龍亞「よーし、出発!」スタスタ……



………………………………………………………………………………………………………………………………………




警備員「……………」


龍亞「おじさんお疲れー」スタスタ


警備員「はい」



龍可「ご苦労様です」スタスタ


警備員「はい」


コナミ「引き続き頑張ってください」スタスタ



警備員「待ちたまえ」ガシャッ




警備員「不審者を通すわけには行かないな」ググ……


コナミ「うぐぐ…………」グググ………



龍亞「おじさん、その人は俺たちの友達なんだ、通してあげてよ」



警備員「そういう事なら構いません」スッ



コナミ「ふぅ………………じゃあ行くか」スタスタスタスタ……



龍亞「うん、こっちだよ」スタスタ……



コナミ「…………うお………でっかい建物ばっかりだな……」スタスタ


龍可「ネオドミノシティで一番裕福な人が住んでる地帯だから」スタスタ



コナミ「はあ…………海馬コーポレーション本社…………喜多嬉コーポレーション………海野財閥………?海野……?」



龍可「どうしたの?」




コナミ「海野財閥って……………社長令嬢の名前が幸子だったりする?」



龍可「よく知ってるわね、アカデミアに通ってるわよ」スタスタ……



コナミ(あいつか………本当に令嬢だったのか)




スタスタ……


龍亞「………あれが俺たちの家だよ」ピッ



コナミ「え?あれ?めっちゃでかいじゃん!」



龍可「龍亞と二人じゃ広すぎるのよ」


コナミ「だろうなー、プールまである……」


ギイイイイイイィィ……



龍亞「さあさあ、入ってよ!」タタタッ


龍可「いきなりはしらないで」スタスタ……



コナミ「ふぅ………慣れねえ…………ん?」


カード「……」


コナミ「あ、またカードが落ちてる」タタタッ



男「………………」スタスタスタスタ……………グシャッ



コナミ「ああ!!?」ガーン!



男「んぁ?何か踏んだか………カードか…………」ピラッ















コナミ「ああ…………」


男「ん?何だよ、お前のカードだったか?」



コナミ「いや………………違うけど……」



男「なら大声出すんじゃねえよ、まったく……」ピラッ



男「ほら、このカードやるよ」ヒュッ



コナミ「…………」パシッ



コナミ「…………」無抵抗の真相 ピラッ


コナミ「埃がついちまったぞ……まったく……」ぱっぱっ


男「はっ…………そんなカスカード何かどうってことはねえだろ」



コナミ「カスっていうな、どんなカードにだって使い道はある」ぱっぱっ (遊星の受け売りだけどな)



男「貧乏くせぇなあお前、トップスに住んでる奴とは思えねえ、はははは」


男「拾ったカードを大切にするなんざ、シティやサテライトのカスどもくらいだと思ってたわ、珍しい野郎だな」



コナミ「……………」プチーン










コナミ「サテライトのカスッて…………なんだよ」スタスタ


男「ああぁ?サテライトの人間はカスだろうが……あいつら俺たちの残飯漁ったりゴミ処理で生計立ててたりするんだぜ?ははははは!」



コナミ「おい………おいおいおい……!それ以上侮辱は良くないぜ……マジにやめとけ…!」ギリ……



男「何怒ってんだよ、知ってるか……?あいつら……くく…一生シティに出られないんだってよ!サテライトでその人生を食い潰すらしいぜ、笑っちまうよなあ………はははは………」



コナミ「………………ぁあ…………笑っちまうな」スタスタスタスタ………


男「なんか………どんなに人生失敗してもあいつらより下にはならないって感じ………くくく……安心感があるよなぁあ!!!」




コナミ「ほうほう…………ほぉう……!」スタスタ



コナミ「なるほど………!!」スタスタスタスタ………



男「はははは……………ん?何だよ、そんな近づいて」



コナミ「おらっ!」 シュッ



男「ぐほぉぉっ!?…」ドゴゥッ!


ズザザァ………!


9月25日 PM16:27 



上条「はあ。ひどい目にあった。やっぱり喧嘩は良くないよな。うん」

そろそろ日が暮れてしまう。
思ったより時間を食っていたようだ。

上条「そう言えば今、金が無いな」

ごばくった

申し訳ありません



男「ぐおお…………こ…………のヤロぉ………」グググ


コナミ(!!!!やべえ……!カッとなってつい手が出ちまった…………!)



コナミ(明らかに俺が悪い奴だ…………ど、どうする…………!?)



男「ゆ…………ゆるさねぇぞ………!」ザッ



コナミ「…………す、すまん!だが………仲間を……………あんたは俺の仲間を侮辱しちまったんだ…………それは……ゆずれねぇ……」



男「訳分からんこと言ってんじゃねぇぞ!」ザッ



コナミ「く………………!」ギュッ


男「おらぁああっ!」ブンッ



コナミ「ぐっ!?」バキャッ!



ドシャアアァ!



コナミ「うぐ……………!こ、これでイーブン…………だぞ……!」グググ………



男「さっさと立ちやがれ!まだまだ怒りは収まらねえぞ!デュエルしろや!」ガシャッ





コナミ「ごほっ……ごほっ………!!く………デュエルだと……?」



男「負けたらDP全没収だ!それくらいしないと気が済まねぇ!」



コナミ「し…………仕方ねえ!受けてやる…!俺が勝ったらもう二度とサテライトやシティをバカにしないと約束しろよ!」


男「へっ!さっきから聞いてりゃお前、何だよ?トップスの人間じゃねぇな!?」



コナミ「ああ、俺はトップス出身じゃない…」



男「通りでシティやサテライトの肩を持つはずだぜ!はははは、無能な貧乏人がよぉ!」


コナミ「く………………」



男「てめぇらみたいな下級人民が、俺に勝てるとでも思ったか!?トップス出身の俺にな!」




コナミ「トップストップスって………トップスってだけでそんなに偉いのかお前は!デュエルには何も関係ねえだろ!俺は認めねぇぞ!」



男「じゃあかかってこいよ!圧倒的な差を見せつけてやる!」



コナミ「ちっ!」ガシャッ



男「いくぜ…………デュエ………!」




「やめなさい貴方達」



男コナミ「!?」










メイ喜多嬉「昼間からキーキーと、うるさいったらないわ」



コナミ「…………?だ、だれだ……?」



男「!?あ!あんたは………!?」


メイ「あら………そちらの庶民は私のことを知らないようね」



コナミ「あ………ああ、すまん」



メイ「まあいいわ、これを気に覚えておきなさい、わたくしはメイ喜多嬉よ」



コナミ「メイ……喜多嬉……?………あれ?喜多嬉ってたしか………」クルッ



喜多嬉コーポレーション本社 ドーン


コナミ「……………この会社の…………令嬢…?」



メイ「その通り、覚えておきなさいよ庶民、オホホホホホ」



コナミ(幸子みたいな笑い方だな…………)



メイ「おっと、本題に入らないといけないわね」



男「ほ、本題……?」



メイ「貴方達の言い合いはずっと見ていましたわ」



男コナミ「うぐ……………!」






メイ「あまりにも目に余るので喜多嬉コーポレーション代表として言わせていただきます」



メイ「ふう…言いたい事が多すぎて……何から言えばいいやら………」



メイ「まずそちらのトップスの貴方」



男「は、はい」



メイ「もう少し品という物を持ちなさい、トップスはシティ以下の手本とならなくてはいけないのですからね」



男「う……!」



メイ「まったく……………今回は厳重注意で良しとしますけど、今度同じような問題を起こしたら………わかりますわね?」


男「うう…………」



メイ「……………ま、貴方はこれくらいでいいでしょう、今の段階ではね」



男「は、はい!失礼しました!」



シーーン……………………




コナミ「………………」



メイ「…………そして、庶民、あなたの番よ」



コナミ「うぐ…………」





メイ「貴方も…………年下の小娘にこんな事言われて………恥ずかしいと思いなさい」



コナミ「う…………」



メイ「仲間のためだかなんだかは知りませんが、浅い理由で手を出したらダメでしょう?」



コナミ「……く…………………」


メイ「第一ね、仲間の為とか言ってますが、それはちがいましてよ」



コナミ「…………」


メイ「ようは貴方が頭にきたから手が出た訳で、それを仲間を理由に正当化したのよ、貴方は」



コナミ「………………ああ……何も反論はできない…………」」



メイ「少しでも悔やむ気持ちがあるなら、この経験を今後に役立てなさい」



コナミ「……そうだな…ありがとう」


クルッ


コナミ「おっさん……殴ってごめんな、浅はかだった」



男「あ………ああ、まあ、俺も言いすぎた節があったし……な、こっちこそすまん」





…………………………………………………………………………………………………………………………………


そして

メイ「ふぅ………………とりあえずは一件落着ね」



コナミ「おーい、えっと………メイ……って言ったっけ?」 タタッ



メイ「?庶民………ええ、まだ何か?」



コナミ「いや、お礼をしようと思ってよ」



メイ「あら?あなた、突然割り込んできた小娘に好き勝手言われて………腹は立たなかったのかしら?」



コナミ「いや…………正直………正論を言われすぎて………ぐうの音も出なかった……」



メイ「へえ…………庶民、あなた面白いわね、ほほほ」



コナミ「………あのまま熱くなっていったら…多分最低な奴になっちまってたと思うんだよ……」



メイ「確かにね………わたくしから見ても程度の低い言い合いでしたもの」



コナミ「だから礼を言っとく………ありがとう」バッ



メイ「……………………ふふ、そうやって悔やむ事ができるなら、まだ救いはあるわね」





ガチャッ

龍亞「おーい、名何してんのさコナミー」タタッ



龍可「全然入って来ないから心配したわ」スタスタ……



コナミ「ああ、ごめんな」



コナミ「そうだ、メイ、この紙を渡しとく」ピラッ



メイ「?なにかしら?………ID?」ピラッ



コナミ「ああ、俺のデュエルディスクのIDだ、何かあったら連絡してくれ」




メイ「…………ほほほほ、喜多嬉コーポレーションの令嬢にこんなものを?……気に入りました、もらっておきますわ」カサッ



コナミ「一応Dホイール修理も請け負ってるからな」



メイ「わかりましたわ、それではわたくしはこれで、忙しい身なのでね」スタスタスタスタ…



コナミ「…………またなー」フリフリ



龍亞「コナミ!早く家に入ってデュエルやろうよ!」



龍可「私も座りたいー」




コナミ「…………」















今回はここまでで、次回からダークシグナー編が始まりますー

メイ喜多嬉


次の日

コナミのアパート


コナミ「zzzzz」


コンコンッガチャッ


遊星「コナミ、起きてくれ」スタスタ


ユサユサ……



コナミ「ん?……………く……遊星か…………?」ふわぁぁ……



遊星「ああ、もう9:00だ、活動を始めた方が良い」



コナミ「俺は朝弱くて……………ふぅ…」ブンブンッ



遊星「良いニュースを持ってきたぞ」



コナミ「?何だよ」



遊星「クロウと再開した、今さっきな」



コナミ「クロウ………?え?マジで?」



遊星「ああ、今下で待たせてるんだ、会ってみろ」





コナミ「久しぶりだなー、あいついつもセキュリティに捕まってたからな」ゴシゴシ



遊星「先に行ってるぞ」スタスタ


…………………………………………………………………………………………………………



クロウ「へぇ、じゃあコナミもデュエリストになったのか?」



遊星「ああ、俺と同じく拾ったカードだけどな」



クロウ「あいつと会うのも久しぶりだな、譲り受けた俺のこのブラック・バードを魔改造した時は腹立ったけど」


遊星「許してやってくれ、真っ直ぐすぎるだけなんだ」




クロウ「まあ昔の事だし……別に今は怒ってないぜ」



カンカンカンカン………



コナミ「クロウ!久しぶりだな!」



クロウ「おう、コナミ、まさかお前がデュエリストなんてな」




…………………………………………………………………………………………………………


コナミ「久しぶりにこれだけ集まったな、これから喫茶店でも行くか?」



遊星「いや、やめておこう」


クロウ「今からサテライトに向かうんだとよ」



コナミ「サテライト?何でだ?フォーチュン・カップの後、ラリー達の無事は確認しただろ」



遊星「…………俺は昨日、ゴドウィンと話をした」



コナミ「?」



遊星「そこでシグナーとダークシグナーの永きに渡る闘いの宿命を聞いたんだ」



コナミ「ダークシグナー?!………シグナーって………?」



遊星「このアザを見てくれ」ぐいっ


コナミ「ん?遊星、ぶつけたのか?赤くなってるじゃねーかよ」



クロウ「うお、本当だ、シップ貼っとけよ遊星」


遊星「……………………これは怪我じゃない、シグナーの証だ」



コナミ「え?………って事は遊星はシグナーなのか?」



遊星「ああ、このアザを持つ者はダークシグナーとの闘いの運命が待っている…」



コナミクロウ「……………」ゴソゴソゴソ………


コナミ「…………うーむ、俺はないな」



クロウ「俺もだ、肘に擦りむいた跡があるくらいだな」



コナミ「あ、それって3年前のあの時のやつか?」



クロウ「そうそう、ハデに転んだからな」


遊星「…………ダークシグナーに負ければ、地獄の世界になってしまうらしい」


コナミ「え!?何そのヤバイ話、いきなりそんな事言われても……」



クロウ「他のシグナーって見つかってるのか?」



遊星「ああ、ジャック、十六夜アキ、龍可の三人が確定している………あと一人いるはずだが………分かっていない」



コナミ「龍可も?あいつ体弱いのに………龍亞は?」



遊星「龍亞にはアザはなかった……」



コナミ「へー」





クロウ「ダークシグナーってのは何人いるんだよ?」


コナミ「あ、ダークシグナーなら俺と雪乃で二人倒したぞ、やったね」


遊星「……コナミ、残念だがそれらは全て操られていただけにすぎない……一般人だ」


コナミ「なん………………だと?」



クロウ「ま、シグナーと同じくらいの数だろ」


遊星「ああ……それで俺は今からゴドウィンの進言通りサテライトに向かう、そこにダークシグナーがいるらしい」



コナミ「なるほどな……」



クロウ「俺もついていくぜ!ガキどもにも会いたいしな!」


コナミ「………よっしゃ、俺もいくぞ!」



遊星「ふ…………分かった」



ブゥゥウウウウウウゥウウウウウウウ………………



ゴオオォオオオォオォーーーーーー!!


………………………………………………………………………………………………………


改札


ジャック「………」スタスタスタスタ…



ビーーーーー カイサツケンヲイレテクダサイ


ジャック「むう!?なぜ通れないのだ!」


カーリー「わー!何やってんのよジャックー!目立っちゃうんだから!」バタバタ

…………………………………………………………………………………………………………
サテライト

ゴオオォオオオォオォーーーーーー!! キキィイィ


マーサハウス前


クロウ「久しぶりに来たな」



コナミ「そうだな、マーサは元気にしてるかな?」



遊星「入ってみよう」スタスタスタスタ



ガチャッバタンッ


クロウ「ガキどもー!クロウ兄ちゃんがきてやったぞーー!」



コナミ「マーーーサーーー!!!腹減ったーーー!」



遊星「…………ここは変わらないな」スタスタスタスタ



少年「え?あ!クロウ兄ちゃんだー!」タタタッ



少女「ええ?本当だー!」タタタッ



戦士手島「なにぃ!?クロウだとー!」タタッ



ジャッカル岬「おーーい!!ガキども走るな!マーサにゲンコツくらいてーのか!!?」




手島「うお………そ、それはまずいな」てくてく…


クロウ「最近はカード持って来れなくてごめんな、さみしかったか?」


少女「うん、でもみんなと一緒だから大丈夫だよ!」



手島「へ、俺様がこいつらを仕切ってやってるから問題ねーよ!」



コナミ「おうおう、手島、相変わらずのお山の大将か?」



手島「うるせー!コナミ、お前がマーサハウスの外壁に穴開けた事もうマーサにチクったからな!」



コナミ「な…………!?なんだと?」



手島「ざまーみろバーカバーカ!」



コナミ「あ、あれは俺たちの秘密だろうがよ!」


手島「へ、仕方ねーだろ、マーサに気付かれたんだからよ」



岬「まあビニールシートで隠すだけじゃ怪しまれて当然だけどな」



コナミ「な…………………なんてこった…」








遊星「……………岬、マーサはいないのか?」



岬「あ?ああ、マーサはさっき最近住み始めた雑賀って奴と一緒に買い出しに行ったぞ」



遊星「雑賀だと………?あいつ、ここに住みついたのか」



コナミ「ふぅ……今はいないのか、助かった」



クロウ「なんだよ……久しぶりに会おうと思ったのに」



遊星「ああ…………少し待つか」



コナミ「やっぱりか…………仕方ない、腹くくるか」




手島「おいクロウ!俺とデュエルしろよ!」



クロウ「なにい?面白いじゃねえか!」


タタタッ



少年「クロウにいちゃんと手島君がデュエルするんだって!みんな見に行こうよ!」タタタッ





ワイワイガヤガヤ


遊星「…………ここは平和だな」



岬「ああ、俺も退屈だよ」



コナミ「ジャッカル、お前まだケンカに明け暮れてんのか?」



岬「へ、そんな事してたらマーサにしばかれるだろうが、たまにしかしてねえよ」


コナミ「たまにしてんのかよ………まあ、俺も偉そうな事言えないけどよ」



岬「いきなりお前と遊星がシティに侵入したって聞いた時は俺も驚いたぜ」



コナミ「マーサハウスまで伝わってたのか…」



遊星「ふふ………」



…………………………………………………………………………………………………………



クロウ「BF-暁のシロッコでとどめだ!」


手島「うがああぁーーーーー!!!?」ドオオオォオオォオオォ!!






クロウ「俺に勝とうなんて10年はえーぜ!!」



手島「くそおおぉーーー!!インチキ効果共ぉおおーー!!」



少年「やっぱり手島くん負けちゃった」



少女「クロウおにいちゃんすごーい!」



クロウ「はははは、まあな」



手島「ち………次は俺が勝つからな!」



クロウ「いつでもかかって来いよ」



ザッザッザッザッ



マーサ「あんたたち、なにしてんだい?」ザッザッザッ



雑賀「騒がしいな……」ザッザッザッ



クロウ「ん?お、マーサ」



マーサ「あんた……?クロウじゃないか!」






…………………………………………………………………………………………………………



マーサ「遊星、クロウ、コナミ、よく来たね」



雑賀「まさかまた会うとはな…………」



コナミ「いてぇ…………く………いきなりゲンコツとは」



マーサ「壁を破壊して黙ってたお仕置きだよ、まったく……」



岬「でかいタンコブできてるぞ」


クロウ「元気なようで安心したぜ」



マーサ「まだまだくたばりはしないさ、あんた達の成長を見届けるまではね」



コナミ「へへ、なんかいいなその言葉」



遊星「ああ、心が暖かくなる、ありがとうマーサ」



マーサ「ま、今日のところは泊まって行きな、もてなしてあげるからね」




今回はここまでで


戦士手島


ジャッカル岬





夕方


マーサ「コナミ、まだあんたは野菜も満足に切れないのかい!?」



コナミ「ぐ…………なかなか難しいぞこれは………指切りそうになるしよ……」トン…トン…



クロウ「うわああ……!いきなり味噌汁が溢れて……あっちいいい……!!」


雑賀「バカ、よく見て温度を調節しろって言っただろうが」カチャカチャ



遊星「…………」トントントントントン……



コナミ(遊星だけ手慣れている………奴め、一体どこで?) トン…トン…



岬「おいおい、役に立たないなら邪魔だから居間にいやがれ!」ジューーーー



クロウ「お前は魚を焼くだけの楽な仕事だからいいよな!」



コナミ「まったくだ………岬が包丁使えば指切り落とすな」トン…トン…



マーサ「喋ってないで手を動かしな!」ガタガタッ



少年「夕ご飯まだー?」


手島「腹減ったぞー!」




…………………………………………………………………………………………………………

深夜


コナミ「zzzz」


マーサ「……」スー……スー……



雑賀「zzzz」


手島「…………zzzz」



岬「……」



少年少女「くー…」スー……スー……



遊星「…………」ムクッ


コソコソ…


カチャッ…………パタン…



ザッザッザッ……



遊星「………」ザッザッザッ




クロウ「一人で行く気か遊星?」



遊星「!?……クロウ、起きてたか」



クロウ「ダークシグナーのところに行くなら俺もついて行くぜ」


遊星「………だが、危険が伴う」




クロウ「かまわねーよ、俺たちは仲間じゃねーか、お前一人に危ない橋は渡らせねえよ」


遊星「………ありがとうクロウ、なら一緒にきてくれ」



クロウ「ああ、………コナミはどうした?」


遊星「あいつは寝ていた」



クロウ「まったく……気づかないもんかな?ま、無理に起こす事もねえか」


遊星「ああ、俺たちだけで向かおう」


クロウ「で?行き先は決まってんのか?」



遊星「ああ、サテライトの無法地帯、通称BADに向かう」



クロウ「BAD!?まじかよ……」


遊星「あそこにダークシグナーが待っているとゴドウィンから聞いた」



クロウ「はあ………よっしゃ、じゃあ行こうぜ」


ブウウウゥゥゥ…………………


ゴォオオオォオォオーーーーーーーーーーー!!!!



岬「…………」


コソコソ…………


ガチャッバタンッ…


コナミ「zzz」


ぺチーン!



コナミ「うお痛っ………!?だ、誰だ……?」ムクッ


岬「何ぼさっとしてんだよ」






コナミ「ぼさっとって…………夜は寝るだろ」


岬「バーカ、いいのか?遊星とクロウはどっかに行っちまったぞ?」


コナミ「え!?こんな夜中に何をしに?」


岬「なんか………ダークシグナーの所に行くとか………言ってたが…」


コナミ「ダークシグナー………!?なんだよ水くせえな…俺も起こせし」ガバッ


岬「追いかけるのか?」



コナミ「ああ、心配だしな、どこ行くか言ってたか?」



岬「BADだってよ……まったく……危険だぜ?」


コナミ「BAD………か、まあいい、急ぐぜ」コソコソコソコソ


ガチャッバタンッ


スタスタスタスタ…


コナミ「今から向かえば追いつけるはずだが……」ドサッ


岬「よし、ぶっ飛ばしてけよ」ポスッ



コナミ「………………なんで後ろ乗るんだよ?」


岬「おいおい、俺を仲間外れにすんなよ、俺だって行きたいぜ」




コナミ「………まあいいや、ヘルメットはかぶれよ、ほれ」ヒュッ


岬「よーし、まかせな」カポッ


ブウウウゥゥゥ…………………


コナミ「BAD区に向けて出発だあぁーー!!」


ゴォオオオォオォオーーーーーーーーーーー!!!!


…………………………………………………………………………………………………………



BAD区


ゴーーーーーーーーーォォォーーーーーー!!!



遊星「…………」キイイイーーーーーン



クロウ「…………遊星、まだつかないのか?」キイイイーーーーーン



遊星「もうすぐだ!あの鉄くず広場に行くぞ!」キイイイーーーーーン!



ゴーーーーゥーーーーーォォォーーーーーー!!!



ゴオオオオォオオオオーーー!!



シャッ!


遊星「!!?危ない!」ギュイイイーーーン!!キキイィィ!!



ザクッ!



クロウ「な、なんだ!?カードが飛んできたぞ?あの岩に突き刺さった…」


「ブラッド・ヴォルス」



クロウ「……!こ、このカードは……!」




遊星「大丈夫かクロウ!」


クロウ「ああ、誰だ!?出て来い!」



鬼柳「久しぶりだなぁ!遊星!クロウ!」ザッ



遊星「!!お前は…………鬼柳!?」



クロウ「生きていたのか鬼柳京介!」


鬼柳「あぁ、お前らに復讐する為に蘇ったんだよ、ヒャハハハハハ!!」



遊星「く……………なんでお前がここにいる!?このBAD区に!」



鬼柳「くくくく…………このアザを見ろよ」スルッ


遊星「!!………それは」



クロウ「き、鬼柳!お前がダークシグナーだったのか!」



鬼柳「その通り!ダークシグナーの鬼柳京介だ!遊星、テメェと戦うのは俺なんだよ!」



遊星「??!」





鬼柳「ヒャハハハハハ………俺はこの時をずっと待っていた!」


鬼柳「逃がしはしないぜ!」カアァァ!!!


ボボボボボボボボッッッ!!!

ドドォオオオオォォォォオオオオォォ!!!


遊星「な、なんだ!!?」



クロウ「地面から炎が……………これは……地上絵か!!?」



鬼柳「ヒャッハーーー!」ブォオオオーーーー!!


ダンッ



鬼柳「さあ遊星!死のライディングデュエルを始めようぜ!」



遊星「く……」(鬼柳を倒さなければ………この地上絵からは出られないという事か………)



遊星「いいだろう……!そのデュエル受けて立つ!」



クロウ「く…………遊星!」


鬼柳「アハハハハハハ!!!スピードワールドセット!オン!」ピッ



遊星「!」ブオオオオオオォォォォーー!!!!




ギュイイイーーーン!!


鬼柳「俺かお前、どっちかがくたばるまでここからは出られない、行くぜ遊星!」


遊星「…………来い!鬼柳!!」


「「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」」


ギュイイイーーーーーーーーーーー!!!




クロウ「Dホイールで電波を飛ばせば……デュエルの内容を知る事ができる……負けんなよ遊星………!」ピッ ウィィーーーーン



…………………………………………………………………………………………………………………

ネオドミノシティ上空ヘリコプター内

ババババババババババ…………



ジャック「まだ着かないのか!ダークシグナーに逃げられてしまうぞ!」


深影「もう少しですアトラス様」


カーリー「うう…………なんかドキドキしてきたんだから……」



ジャック「!!?何だあれは…………空に模様が……」


深影「え!あ、本当……あれは……巨人……?」



カーリー「うわー!写真撮っとこう!」パシャッ








…………………………………………………………………………………………………………


ブオオオオオオォォォォーー!!!!

コナミ「そろそろ追いつくか!?」



岬「てめーがしまりのある走りができりゃあもっと早くついたんだけどな」


コナミ「うっせーよ!お前は走れんのか!」



岬「Dホイール持ってねーし!」


ゴーーーーーーーーーォォォーーーーーー!!!


?「…………」フラフラ


?「………」フラフラ


コナミ「ん?うおおーーーーー!!?危ねえ、飛び出しだ!!」キキィィィィィ!



岬「うおお…………なんだと!?」グラグラ



コナミ「ふぅう………轢かずにすんだ…」


岬「おい!てめえらどこ見て歩いてんだよ!危ねえだろうが!」



ノーマネー弥生「…デュエルしろ………」キィィイイィィン


kenyou「デュエルしようぜぇぇ…………」キィィイイィィン



岬「ん?…………!あ、姉御……!?」





コナミ「!!おい、この二人アザを持ってる………ダークシグナーだ…」


岬「ああ!?この二人が……?」



弥生「あたい達と………デュエルしやがれ………」ズズズ…



kenyou「つーか、にがさねぇしー」ズズズ…


ボボボボボボボボッッッ


岬「うおお…………!?何だこりゃ、炎が下から……!」



コナミ「あの時と一緒だ…………こいつら操られてるぞ」



岬「なんだと…………」



弥生「命を……差し出しな………………」カシャッ



kenyou「つーか……負ければ死ぬからな…………」カシャッ



岬「く…………おい、弥生の姉御!どうしちまったんだ!?」



コナミ「落ち着け岬、気持ちは分かるが落ち着け!」




岬「うるせえ!姉御に何があったんだ??!」


コナミ「遊星が言ってた話だが……あの形のアザを持つダークシグナーは操られてるんだ、本物は別にいる」



岬「く…………なにか?姉御はそいつに利用されてるって…………そういう事か?」



コナミ「ああ………前にも同じ事があったんだ」


岬「くっそ…………そいつは許さねぇ……………!!見つけ出してズタボロにしてやる……!!」



コナミ「ああ、だが今はこの状況を乗り切らないとな…」


岬「姉御はどうしたら元に戻るんだ………?」


コナミ「デュエルで勝つんだ、それが一番手っ取り早い」



弥生「デュエル………しなぁ…………!」



kenyou「やろーぜえ、デュエル………」



岬「……………ち、それしかないってんなら仕方ねえ!」ガシャンッ


コナミ「一人で行こうとすんなよ、2対1だぞ」



岬「関係ねーよ!速攻で目を覚まさせてやる!」


コナミ「いやいや、俺も混ぜろって!」ガシャンッ




岬「ああ……?なんだよ、お前デュエルできるようになったのか」


コナミ「ああ、2対2の方が絶対いいだろ」



岬「へ、仕方ねえな!足引っ張んなよ、俺のデュエルについてこい!」



コナミ「やけに自信満々じゃねーか、よし、行くぜ!」



弥生「消えろ………消えろ…!」



kenyou「つーか……目障りだから消えてくんねー?」



「「「「デュエル!!!」」」」



…………………………………………………………………………………………………………



鬼柳「ヒャハハハハハ!俺の先行だ!満足させてくれよォ!!!」




遊星「鬼柳………………!!!」




今回はここまでー


ノーマネー弥生


kenyou
まさかの画像見つからず



岬「俺の先行、ドロー!」シャッ


岬「ガンナードラゴンを召喚!」バッ


ガンナードラゴン「ウォオォオォォ」


《可変機獣 ガンナードラゴン/Fusilier Dragon, the Dual-Mode Beast》 †
効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2800/守2000
このカードは生け贄なしで通常召喚する事ができる。
その場合、このカードの元々の攻撃力・守備力は半分になる。


コナミ「なに?いきなり☆7のモンスターを召喚!?」



岬「へへへへ、ガンナードラゴンはリリースなしで召喚できるんだよ、能力値は半減するけどな」


ガンナードラゴン 攻2800→1400


コナミ「なんだ……ルール無視かと思ったぞ」



岬「俺がんな事すっかバーカ!カードをセットしてターンエンドだ!」バシッ 手札4


弥生「あたいのターンだ、ドロー!」シャッ


弥生「アマゾネスの剣士を召喚だよ!」バッ


《アマゾネスの剣士/Amazoness Swords Woman》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが戦闘を行う事によって受ける
コントローラーの戦闘ダメージは相手が受ける。



弥生「アマゾネスの剣士でガンナードラゴンを攻撃!首刈りの剣!」




アマゾネスの剣士「おおおぉぉ!!」


ガンナードラゴン「カーーー」


岬「へへへ!リバースカードを発動!禁じられた聖杯!こいつでガンナードラゴンの効果を無効にするぜ!」ピッ



《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。



ガンナードラゴン「カアアアアーー!!」攻1400→3200


岬「ザコを返り討ちにしろ!ガンナードラゴン!」


アマゾネスの剣士「ギャアアアァ!!」ドオオォン!


弥生「ち…………」


コナミ「よっしゃ!いきなりやりやがった…………ん?」LP4000→2300 ピッ



岬「…………!?なに?俺達のLPが減ってるぞ!?」


弥生「アマゾネスの剣士と効果だよ、戦闘ダメージは相手が受ける!」



岬「なんだと………さすがは姉御だぜ…………」


弥生「あたいはリバースカードをセットしてターンエンドだ!」手札4 バッ



コナミ「俺のターンだな!」シュッ




コナミ「ダメージには驚いたが………相手の場はガラ空きだ……ガンナードラゴンの攻撃力は2800……」


コナミ「この勝負もらった!魔物の狩人を召喚!」バッ



《魔物の狩人/Kojikocy》 †
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1500/守1200
人を狩る凶悪な狩人。岩をも砕く強い力を持つ。


コナミ(自陣の合計攻撃力は4300!ジ・エンドだ)


弥生「残念だが……トラップ発動だよ!激流葬!」カチッ



《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠(準制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。



ザバアアアァァァアアーーーーーン!!!!!


コナミ「うわああああーー!!」



岬「ちっ……!このバカヤロオー!!」ザザーーーンッ


弥生「あんたらのモンスターは全滅だ、くくくく」



コナミ「くそ…………………なんてこった………ガンナードラゴンまで死んじまった……!」



コナミ「くぅ……………カードを二枚セットしてターンエンドだ!…」ババッ 手札3



kenyou「んじゃ俺のターン………」シュッ






kenyou「どーすっかなぁ………マタンゴ召喚…」バッ



《マタンゴ/Mushroom Man #2》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1250/守 800
自分のスタンバイフェイズ毎に、コントローラーに
300ポイントダメージを与える。
自分のエンドフェイズに500ライフポイントを払えば、
このカードのコントロールは相手に移る。



コナミ「く………変なのが出てきた…」


ken「マタンゴで攻撃すっかぁ………!」バッ


マタンゴ「ひゃはーーー!」ドグッ!



コナミ「ぐほぉおお!!?」ドオオオーン! LP2300→1050


コナミ「ぐ………ダメージはマジもんなんだった…………」ぐぐ……



岬「何してんだこら!その二枚のリバースカードは飾りかよ!」



コナミ「ぐう………うるせー!トラップ発動!無抵抗の真相!」カチッ



《無抵抗の真相/Wolf in Sheep's Clothing》 †
通常罠
相手モンスターの直接攻撃によって自分が戦闘ダメージを受けた時、
手札のレベル1モンスター1体を相手に見せて発動する。
相手に見せたモンスター1体と、自分のデッキに存在する同名モンスター1体を
自分フィールド上に特殊召喚する。


コナミ「俺は手札のバニーラを選択する!こいつとデッキのもう一体のバニーラを特殊召喚だ!」ババッ 手札3→2


《バニーラ/Bunilla》 †
通常モンスター
星1/地属性/獣族/攻 150/守2050
甘いものがとっても大好きな甘党うさぎ。
世界一甘いと言われる甘糖人参を探し求め、
今日も明日もニンジンをかじりたい。


バニーラ×2「むぅぅ……」





ken「なーんかうっぜぇなぁ…………カードをセットするわ………」バンッ


ken「エンドフェイズにマタンゴの効果を発動すっかぁ、LPを500払ってマタンゴをお前らにやるわぁ」LP4000→3500


マタンゴ「よろしくー」ピョンッ


コナミ「な、なんだあ……キノコがこっちきたぞ…」


岬「………まあいい、俺のターンだな、ドロー!」シュッ



ken「マタンゴの効果がこの瞬間発動ぅ………300Pのダメージを与えるわぁ」


岬「あぁ!?」


バリバリバリバリバリ!!


岬「うぅあああぁあああぁー!!!?」LP1050→750 ビリビリビリビリ!



コナミ「!!大丈夫か岬!」


岬「ぐぐ…………う…こ、この程度の痛み…………きかねえよ……」フラ…



岬「このキノコが………キメェ効果だぜ……………てめえなんかいらねえよ!」


岬「俺はバニーラ二体とマタンゴをリリースだ!」バッ



マタンゴ「ああーーーー」

バニーラ×2「「ひぃいーー」


岬「神獣王バルバロスを召喚!」バッ


《神獣王バルバロス/Beast King Barbaros》 †
効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。




コナミ「おお、攻撃力3000とは!」



岬「それだけじゃないぜ、こいつは3体をリリースして召喚された時、相手の場を破滅させる効果があるんだよ!」


弥生「ち…………!」



ken「マジでぇ…………?」



岬「てめえのリバースカードを破壊してやるぜ!」


バルバロス「ヴアアアアー!」カッ!



ドゴオオオォォオオォォ!


ken「まじかよー、リビングデッドの呼び声が………」


岬「さあ道は開かれた、くらいやがれよ、バルバロスでダイレクトアタックだ!トルネードシェイパー!」


バルバロス「ゥォオオオオーーー!!!」ゴアアアアァ!!!



ken「ぐふぅううううぅ!!…………まじ……でぇ……!?」ドオオオォオオォオオォ!! LP4000→1000




岬「どうだよ!思い知ったかこの野郎が!」



コナミ「よし!3000もダメージを与えたぜ!」


岬「さってと……………俺はカードをセットしてターンエンドだ!」バッ 手札3








弥生「ちぃ………あたいのターンだ!ドロー!」シュッ


弥生「あんまりいい気になるんじゃないよ………あたいはアマゾネスの聖戦士を召喚!」バッ



《アマゾネスの聖戦士/Amazoness Paladin》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1700/守 300
自分のフィールド上の「アマゾネス」という名のついたモンスターカード1枚につき、
このカードの攻撃力は100ポイントアップする。



アマゾネスの聖戦士「うぉっ!」攻1800→1900


弥生「さらにリバースカードを二枚セットするよ!」ババッ 手札2



岬「どうしたよ姉御、そんなモンスターじゃバルバロスに瞬殺だぜ?」



弥生「…………………ふん、あたいはターンエンドだよ」


コナミ「俺のターン!」シュッ 手札3→4


コナミ「どうすっかな…………」



岬「コナミ、さっさと二人を解放してやれよ、バルバロスで攻撃すりゃ終わりだぜ」



コナミ「ああ…………でも………なんか怪しくね?」



岬「はあ?」



コナミ「バルバロスいるのに攻撃表示だぞ………あのリバースカードが何かあると思う……」





弥生「…」リバースカード2



岬「ビビってんじゃねえよ、あんなのたいしたことねーって」



コナミ「ビビってるとかじゃねーよ、く…………」



コナミ「どうするか………」



弥生「……………へ!そんなに悩んでんならあたいが決めてやるよ!トラップ発動!」ピッ



コナミ「なんだと!?」



弥生「バトルマニアだ!お前のモンスターは攻撃を強制された!」



《バトルマニア/Battle Mania》 †
通常罠
相手ターンのスタンバイフェイズ時に発動する事ができる。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターは全て攻撃表示になり、
このターン表示形式を変更する事はできない。
また、このターン攻撃可能な相手モンスターは攻撃しなければならない。



コナミ「攻撃を強制…………!?」




岬「おいおい、あっちからきてくれるとはな………やっちまえコナミ!」


コナミ(なんか…………ヤバイぞ!)


コナミ


コナミ「く…………だが………もう止められねえか!」


コナミ「よし、やってやるぜ!バルバロスの攻撃だ!トルネードシェイパー!」バッ



岬「これで決まりだああぁ!!!」


バルバロス「アアァァウォォオオ!!!」ゴオオォオ!



弥生「ははは!トラップ発動!アマゾネス転生術!」カチッ


《アマゾネス転生術/Amazoness Shamanism》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在する
「アマゾネス」と名のついたモンスターを全て破壊する。
その後、破壊した数と同じ数まで
自分の墓地に存在するレベル4以下の「アマゾネス」と名のついたモンスターを
表側守備表示で特殊召喚する事ができる。


コナミ「なんだと!?」


岬「くっ!?」


弥生「あたいのフィールドのアマゾネスの聖戦士を破壊して、墓地のレベル4以下のアマゾネスを特殊召喚する!」



岬「墓地のアマゾネス……?だと」



弥生「蘇れアマゾネスの剣士!」バッ



アマゾネスの剣士「はあぁっ!」バンッ



コナミ「そ、そいつは!」


弥生「くくくく、そうさ、ダメージを相手に与えるモンスターさ」


岬「!!やべえ!コナミ!ストップだ!」



コナミ「ああ!攻撃を中断……!…」



弥生「残念だが!バトルマニアの効果で中断はできないね!」



バルバロス「ウオオオオオ!!」ゴオオォオ!


アマゾネスの剣士「うあああ…!」









今更だがアマゾネス転生術の効果で矛盾が発生しました……このまま勢いで続けてしまおうと思います

岬「くそ!なんて事だ……バルバロスとアマゾネスの剣士の攻撃力の差は1500!」LP750


弥生「消えちまいなぁあああ!!!」



バルバロス「ゔぉおおおおおおーーーー!!」



アマゾネスの剣士「ヌンッ!」



コナミ「リバースカードオープン!撤収命令!!」カチッ




《撤収命令/Sound the Retreat!》 †
通常罠
自分フィールド上に存在するモンスターを全て持ち主の手札に戻す。



岬「!?それは…………!」



弥生「何だってええ…………!?」



コナミ「バルバロスを手札に戻す!これでバトルは終了だ!」


バルバロス「さらばぁ!」シュンッ


コナミ「俺の手札に戻れ!」パシッ!手札4→5


今回はここまでで………


ホントに嫌になってきますね………こういうミスは


すみません…


めげずに行きたいとおもいます

アマゾネス転生術は地霊術だったということで



弥生「ち…………しぐじっちまったか……」


ken「なんだよォ………」LP500


岬「ふう………ハラハラさせやがって」



コナミ「やっぱり攻撃はやばかっただろ?俺の勘は意外と鋭いからな」



岬「ち……………今回は反論できねえよ」



コナミ「俺はカードを一枚セット!」手札5→4


コナミ「さらにバルバロスを妥協召喚だ!」バシッ 手札4→3


バルバロス「再びヴォォオオオオオォ!!」攻1900



コナミ「ターンエンド」



コナミ岬 バルバロス リバースカード×2 LP750



弥生ken アマゾネスの剣士 LP500


ken「なんかやベーなー、俺のターン?」シュッ 手札4→5











ken「どーすっかなー………」


弥生「アマゾネスの剣士の自爆攻撃じゃ奴らのLPはけずりきれないからねぇ」




ken「言われなくてもわかってるっつーの…………んじゃ先ずはこれか?」スッ


ken「サイクロン発動ー、コナミの場のリバースカードを破壊でー」バッ



ゴオオォオーーーーーーー!!


バリイインン!


コナミ「ぐ……!?断頭台の惨劇が……」


ken「そして巨大ネズミを召喚だーー!」バッ


巨大ネズミ「チュー」攻1400

《巨大ネズミ/Giant Rat》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1400/守1450
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
デッキから攻撃力1500以下の地属性モンスター1体を
表側攻撃表示で特殊召喚できる。



コナミ「なんだよ、そんな奴じゃバルバロスには勝てねえぜ」



岬「俺のバルバロスを舐めんなよ」






ken「別に舐めてねーしー、手札から強制転移を発動なー」バッ 手札3→2


《強制転移/Creature Swap》 †
通常魔法
お互いはそれぞれ自分フィールド上のモンスター1体を選び、
そのモンスターのコントロールを入れ替える。
そのモンスターはこのターン表示形式を変更できない。


コナミ「は?………モンスターを入れ替えるだと!?」



岬「俺達の場にはバルバロスしかいねえ…………」


ken「バルバロスもらいー、巨大ネズミを代わりにくれてやるよ」


バルバロス「グオオォオオオ!!」クルッ



ネズミ「チュー」クルッ



コナミ「うああ!バルバロスが取られた!これってやばくね!?」



ken「総攻撃で終わりだな…」


弥生「くくく、あたいのアマゾネスの剣士の攻撃もあるからねえ!」



コナミ「ぐ…………!ど、どうする……岬!?」


岬「…………」



コナミ「!?…………」








ken「くらえー、バルバロスでこーげきー!」


バルバロス「ヴォォオオオオオォ!!」ゴアアアアァ!!!



ネズミ「し、死ぬ…………!?」



コナミ「く……………!」



岬「…………………へへへ」



コナミ「ん……?岬?」



岬「トラップ発動!魔法の筒!」カチッ


《魔法の筒/Magic Cylinder》 †
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。
攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。



岬「こいつは攻撃を無効にし、その分のダメージをてめぇらに与えるカードだ!」



コナミ「よし!ナイスだ岬!ダメかと思った!」ぐっ



ken「ええーーーーーーーー?まじかよーーーー!」



弥生「そんなばかな……………!!?」



ゴオオォオオォォォォォォオオオオ!!!!




弥生「おい!責任持ってなんとかしな!」バッ


ken「ええー?無理だしー」


ドガアアアアァァア!!


ken「うげえええーーーーーーー!!」LP500→0 ピーー


弥生「うああああぁぁあ……………!!」



岬「よっしゃ!やってやったぜ!」


コナミ「勝った!!最後呆気なかったけど!」



ボボボボボ…………………シュウウウ……


岬「!……炎も消えた……」


弥生「うっ…………」ドサッ



ken「きもちわりっ」ドサアッ



コナミ「あ!倒れたぞ!洗脳がとけたのか!!?」



岬「あ、姉御ーー!」タタッ



…………………………………………………………………………………………



………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「この二人、どうだった?」



岬「大丈夫だ………気絶しただけ……呼吸もある…」


コナミ「んー?あ、アザも消えてる、洗脳も解けたようだな」


岬「く……………姉御を洗脳なんかしやがって…………!!」


コナミ「許せねえな、ダークシグナー……」



岬「おおよ、見つけ次第デュエルでぶちのめしてやる!」



コナミ「よっしや!その意気だぜ!」



岬「行くぞコナミ!遊星達を追いかけるんだよ!」ガバッぼすっ



コナミ「ああ、すぐ近くにいるはずだからな!」カポッ



ブウウウゥゥゥゥゥウウ……………



コナミ「いくぞ岬!」




岬「ぶっとばせ!!」




ブウウウゥゥゥゥゥウウオオオオォォォォォオオオオォォオ!!





短いけどここまでで、明日続きます


コナミ「おらああぁあ!!」ブオオォォーーーーーー!!


岬「ひゃはーーーーーーー!!」ゴオオォオーーーーーーー!!



…………………………………………………………………………………………………………………


鬼柳「ひやはははははははははは!!!!!終わりだ遊星!地縛神Ccapac Apuで攻撃!!」バッ



コカパクアプ「おおぉ」ゴゴゴゴゴッッ!



クロウ「遊星…………!!」



ジャック「遊星ーーーーー!!!」



遊星「く……………スターダスト!!」バッ



スターダスト「コォオオォォオオォォ!!」ゴアアァ!!


スカッ



鬼柳「無駄だ!地縛神は直接攻撃ができる!」



コカパクアプ「おぉぉーー」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………



遊星「何!?く…………くず鉄のかかし!!発動!」カチッ



かかし「」にゅっ



かかし「」すぽっ ぱたんっ



遊星「!?くず鉄のかかしが無効に………!?」





鬼柳「ひゃーーーーははははーーーー!!!!それも無駄だあ、地縛神にトラップは通用しない!!」


遊星「ば、ばかな……………!!?」


コカパクアプ「おおぉおおぉ」グアアアアアァッ



クロウ「なにぃ!?直接攻撃できてトラップの効果を受けない………?インチキ野郎があ!」



ジャック「かわせ遊星!!」



遊星「ぐ………オートパイロットモードになっている………自由が効かない!!?」グラグラッ



鬼柳「しねぇぇえええーーーーーー!!」



ドゴオオォオオォォオオォオオオ!!!!!



…………………………………………………………………………………………



グラグラッ


コナミ「ん?地震か…………?」ブオオォォーーーーーー!!



岬「!?お、おい!あれをみろ!」ピッ



コナミ「ん?…………おお!?なんだあれ………巨人……!?まさかダークシグナー?」



岬「あそこに遊星達もいるかもしれねえ!おい!スピードを上げろ!」バシバシ


コナミ「しゃああーーーーー!!」ブオオォォーーーーーー!!





……………………………………………………………………………………………

ガシャアアアアアァアアアア!!!



遊星「ぐああぁああああぁぁあぁぁあああぁぁ!!!!」ドオオォオォン!!


ゴロゴロゴロッ ドサアッ



クロウ「遊星ーーーーー!!!」


ジャック「く……………おのれ…!」



鬼柳「ははははははははーーーーーー!!!!」ブオオォォーーーーーー!!


遊星「うぐぅぅ…………………!!」


ブオオォォーーーーーー!! キキィィッ



鬼柳「………………へ、Dホイールの性能の悪さに救われたな……運がいい野郎だ」


遊星「ぐ……………」


鬼柳「ヒャハハハハハ!苦しめ!怯えろ!かって俺が味わった辛酸を貴様も味わうがいい!!」



遊星「ぅう…………………」




鬼柳「へ、命は預けた、次に会う時まで恐怖に怯え生き恥を晒すがいい!」



ブオオォォーーーーーー!!!!








ブオオォォーーーーーーオオオオオォォォーーーーー!!



コナミ「あ!見えてきたぞ!クロウ達だ!」


岬「あのヘリは………ジャックじゃねえか?」


ブオオォォーーーーーー!!



鬼柳「?何だあのDホイールは…」



クロウ「ん?あ!コナミ!起きてたのかよ!」



ジャック「コナミだと……?」



遊星「ぅぐ………………こ…………コナミ?」



ブオオォォーーーーーー!!


岬「んあ!!?おい!遊星が倒れてるぞ!負けちまったのか!?」



コナミ「隣のあいつ………………?まさか…?」


鬼柳「あぁ…………?コナミだと…………?ふ、ヒャハハハハハハハハハハハハ!!!!!!おいおい!こいつはいい!チームサティスファクションの復活じゃねえか!!ヒャハハハハハハハハ!!」



コナミ「……あ!あいつ鬼柳だ!」


岬「あ?誰だ?」



ブオオォォーーーーーー!!



キキイイイィィィィィ!!!



コナミ「おいおい!大丈夫か遊星!………げ、腹に尖ったやつ刺さってる……!ヤバイ…………!」タタタッ



クロウ「岬、お前がコナミを起こしたのか?」



岬「ああ、こいつも必要だと思ってよ」


鬼柳「くくくくく、コナミ、会えて嬉しいぜ……」



コナミ「どうしたんだ鬼柳?!何でここに………………ってかそのアザは……」



鬼柳「あ?ほお………アザの事を知ってたか、くくく…………そうだよ、俺がダークシグナーだ!正真正銘、操り人形なんかじゃなくなぁ………」


コナミ「なにぃ………!?セキュリティに捕まっちまって………どうしてたのかと心配してたら………ダークシグナー……!?」



遊星「ぐ……………コナミ…危険だ………離れろ…………!」



コナミ「遊星……………あまりしゃべるな…おーい!クロウ!遊星を頼む!!」


クロウ「ああ!遊星!」タタタッ


鬼柳「ひひひひひ、遊星はこの俺に対する恐怖に怯え、もうまともにデュエルも出来ねぇかもなぁ………」


遊星「あぐ………………」ズルル……


コナミ「鬼柳……!何でこんな事を………!」





鬼柳「裏切られた復讐だよ、ヒャハハハハハハハハハハハハ!!!いずれてめえらも地縛神の生贄にしてやるからよ!楽しみにしてな!」ブウウウゥウウウウ………………



コナミ「あ!ま、待て!」ザッ



鬼柳「あばよ!ヒャッハァーーーーーーーー!!!!!!!」ゴオォォオーーーーーーー!!!!


キィイィーーーーーーーーーーーーン!



コナミ「く……………鬼柳……………」


ジャック「おのれ鬼柳!待たんか!!!」ガタガタッ



カーリー「ちょっとジャック!暴れないで!ヘリの中は狭いんだからー!」



深影「落ち着いてください!アトラス様!」


岬「……………上騒がしいな………!つうか!あの野郎!逃げやがって!!」くそー!




クロウ「とにかく!遊星をマーサの所に運ぶんだ!俺がDホイールで連れてってやる!」ドサッ



遊星「ぐ…………」



コナミ「ああ!頼む!!」


ブオオォォーーーーーー!!!!!!





オオオオオォォォーーーーー!!


深影「私たちも一旦戻りましょう、いいですね?アトラス様?」



ジャック「ふん…………勝手にするがいい!」



ババババババババ……………………




岬「……………」


コナミ「………」



岬「……結局……俺達は間に合わなかったって訳か…………」



コナミ「そうだな…………鬼柳には会えたけど」



岬「つうかよ、あの鬼柳って奴は何なんだ?お前らの知り合いかよ?」



コナミ「うんまあ…………昔の仲間でな…………今はいいだろその話は……」



コナミ「それよりも………あれ、どうする?」



岬「あ?あれ?」クルッ



遊星号の残骸「…………」



岬「……………ほっとけばいいじゃねえか」



コナミ「いやいや…………あれは遊星の大切なDホイールだから…………持ってってやろうぜ」


岬「持ってくだぁ?バカ言えよ、お前はDホイールに乗っていくから………俺一人で持っていかなきゃならねえじゃねえか!」



コナミ「……無理か?」



岬「流石に重すぎるぜ、人手が足りねえ……しかもここはサテライトの無法地帯BADだ」



コナミ「ぐ……………途中で追い剥ぎに襲われる事もあるかもな………」




岬「タイイチなら負ける気はしねーが………大勢で来られちゃ流石にきついぞ、Dホイールをかばわなきゃならねえし…」



コナミ「く…………………無理か…………?」



岬「ああ、お手上げだ」



コナミ「うう…………さっきジャック達がヘリで持ってってくれればよかったのによぉー!」



岬「気が利かねえな………」


コナミ「ヘリ……か…………うう…………そんなもん一般人に用意できるわけ………………」



コナミ「………………うん?」ピーン!



コナミ「そうだ…………Dホイールの連絡機能で…………」タタッ



岬「?」



カチャカチャカチャ…………






ビーーーーーーーーーーーーー


岬「何だ?どっかに連絡入れてんのか?」



コナミ「ああ、こんな夜中につながるかは分からないが…………寝てるだろうし…」ビーーーーーーーーーーーーー



ビーーーーーーーーーーーーー ガチャッ



雪乃『こ、コナミかしら…………?こんな夜中に連絡なんて随分大胆じゃない…………おねえさんに何の用?』



コナミ『お!つながった!雪乃か!?』



雪乃『ふふ………私のIDなんだから当たり前よ』



コナミ『そうだな、こんな時間にすまん!』



雪乃『まったくよ、睡眠不足は肌に悪いのよ?この私に夜更かしさせるつもりかしら?ふふ』



岬「おい、誰だよ電話相手は、そいつがDホイールを動かせんのか?」



コナミ「まあまて……………色々話してみないとわかんないからよ」



雪乃『!?…………コナミ……近くに誰かいるのかしら?……今の声………女性の声じゃない……?』



コナミ『え?ああ、知り合いがいるぞ………それでよ、こんな夜中にこんな願い事をするのははばかれるんだけど…………』



雪乃『だれ?』


コナミ「え………?なに?だ、誰って?」



雪乃『近くにいる知り合いって誰なのかしら?すごく気になるわ』





コナミ『い、いや…………今はそんな事は……………』



雪乃『誰?』


コナミ『だから………えっと……』



雪乃『誰なの?』



コナミ『幸子の番号…………知ってたり……』



雪乃『その人は貴方の何なのかしら?』



コナミ『……………おーい…話が噛み合って無いぞ…』



雪乃『こんな夜中に一緒にいるような仲なのね?』


コナミ『だーかーらー………それは今は…………』



雪乃『まさかそこはコナミの家?一緒に住んでるとか?どうなのかしら?』



コナミ「…………」



雪乃『見せつけるために連絡を取ってきたの?そういうのが燃えるの?』



コナミ『…………ただの知り合いだから、変な妄想はやめてくれ!深夜のテンションか?!」



岬「めんどくせぇ…………」ハァ…



………………………………………………………………………………………………………………………………………




今回はここまでで

600レスこえたなー



ブオオォォーーーーーー!!


遊星「ぐ………」



クロウ「もうすぐマーサハウスに着く!気張れ遊星ー!」ブオオォォーーーーーー!!



ゴオオオォォォォォォオーーーーーーーーーーー!!!


遊星「く…………き……鬼柳…………!」


ギキィィィ!!!



クロウ「よっしゃ到着!待ってろ!今マーサを起こしてやる……!」タタタッ



ドンドンドンドン!



クロウ「おい!マーサ!起きてくれ!遊星がヤバイんだよ!」ドンドンドンドン


ガチャッ


マーサ「クロウかい………?こんな夜中に何を…………」


クロウ「遊星を運ぶのを手伝ってくれ!」タタッ



マーサ「え?!!ゆ、遊星……!どうしたんだい!酷い怪我じゃないか!」タタタッ


クロウ「早く医務室に………………!」ズルズル…



遊星「う…………………く、クロウ………………」



マーサ「待ってな!今医者を呼んでくるからね!」タタタッ


雑賀「どうした…………な!?遊星!……しっかりしろ!」ダダッ


クロウ「あんた………!運ぶのを手伝ってくれ!……」ズルズル…


雑賀「わ、分かった!」







……………………………………………………………………………………………………………………………


雪乃『ふぅ…………ごめんなさい、少し取り乱してしまったわ」


コナミ『やっと落ち着いてくれたか……』


雪乃『この事は後でじっくり問い詰めるとするわね』



コナミ『ええ………なにそれ………終わったんじゃないのかよ………』


岬「……………」


雪乃『で?結局何の用?こんな丑三つ時に………』


コナミ『ああ………………あのさ、雪乃ってデュエルアカデミア生徒だよな?』



雪乃『ええ、制服着てたじゃない』


コナミ『そうだよな………結構交友関係って広いのか?』



雪乃『ふふ、何?コナミは私の周囲が気になるのかしら?安心して、確かに交友関係は広い方だけど私を満足させられた男はいないわ」



岬「…………こいつ聞いてない事よく話すな……」ボソッ



コナミ『はははは、そうかー、友達多いんだな』



雪乃『ええ私の美貌は知らぬうちに周りを虜にしてしまうようね♡」



コナミ「そうか…………それじゃあさ、海野幸子って奴とは友達か?」



雪乃『…』ガシャアアアァァン!


コナミ岬『!!?』ビクッ



コナミ『……………え?何だ?雪乃?今の音………何か破壊したみたいな音が…』



雪乃『海野さんに貴方が何の用かしら?』






コナミ『いやいや、どこか怪我してないのか?今の結構な…………』


雪乃『今はそんな事関係ないでしょう…………?私と会話しましょう?』


コナミ『あ………ああ』


雪乃『海野さんってトップスの海野さんでいいのね?』



コナミ『お、おう…………海野財閥の令嬢の…………』



雪乃『………………』



コナミ『……………?雪乃?』



雪乃『……………なに?貴方………海野さんと仲がいいの?』



コナミ『え?い…いや………デュエル仲というか………知り合いっつーか』


雪乃『…………へぇ………海野さんと知り合いなの…』


コナミ『…まあな……………』


雪乃『………………逆玉狙ってるのかしら?』



コナミ『何でそうなるんだよ!話の繋がりからしてあり得ねえだろ!』



雪乃『で、でもね、聞いてコナミ、私も女優デビューが決まってて中々に裕福よ?』



コナミ『聞け!聞いてくれ!俺がゲス野郎みたいに感じるから……!」


……………………………………………………………………………………………



雪乃『なによ?重いものを運びたいから海野財閥の力を借りたいって事?』


コナミ『ああ、俺たちだけじゃとても無理なんだ』



雪乃『まったく………そんな事で私の睡眠を妨害してきたの?』



コナミ『いや…………一刻を争うんだよ、この地域には盗人が多いから、気づかれる前に運びたいんだ』




雪乃『…………ま、仕方ないわ、貴方には借りがあるもの、海野さんのIDを送ればいいのね?』



コナミ『ああ、頼む』



雪乃『でも……コナミ、いくら知り合いっていってもヘリコプターなんてものをポンとかしてくれるかしら?』



コナミ『う…………た、たしかに…俺とあいつの関係ってデュエルしただけだし………』



雪乃『ふぅ…………それじゃ無理よ、あの娘はそう簡単に首を縦には振らないわ』



コナミ『や………やっぱり……?図々しいとは思ってたが……………!」


雪乃『あの娘はプライドが高いから………何か恩でも売っておけばやりやすいのだけど』



コナミ『恩か…………そんなもの無い……!』ガクッ



岬「え?おい!どうした……!?」


雪乃『……………………ふふ………コナミ……運がいいわ、私に連絡を取った事は幸運よ』



コナミ『え?』








雪乃『IDはやっぱり送らないわ』


コナミ『え?それは困るんだけど…』


雪乃『どうせ貴方じゃ弾かれておしまいよ』


コナミ『そ…………そうかもしれないけど、一応連絡取ってみて………』



雪乃『絶対に無理よ、確実に』



コナミ『…………そんなに無理?』



雪乃『ええ』



コナミ『ぐ……………じゃあどうすれば……………!』



岬「なんだよ?ふりだしに戻っちまったか?」



コナミ『ああ………………無理があった……』



雪乃『……だから、私に任せなさい♪』



コナミ『え?』



雪乃『私が海野さんに頼んであげるわ』



コナミ『で、でも……成功するか?』



雪乃『ふふ、おねえさんには秘策があるのよ』


コナミ『お、おお…………じ、じゃあ頼む…』



雪乃『コナミには借りを返さなきゃいけないからね、ふふ』


コナミ『本当に助かる、サンキュー、一度切るぜ?』


雪乃『ええ、あ、それとコナミ、あなたのデュエルディスクのサーチモードをONにしておきなさい』



コナミ『サーチモード?』


岬「ID持ってる奴に自分の居場所を送信するモードだ」


コナミ「詳しいな岬、そうか……このボタンか?」カチッ


ブォン…………



雪乃『……コナミの居場所がわかったわ、ここに行けばいいのね?』


コナミ『お、送られたか、頼むぜ』



雪乃『任せておきなさい♡』


ブチッ……………ツーツー……………


コナミ「……ふぅ…………雪乃がうまくやってくれればいいけど……」



岬「連絡を待つしかねえな…」



コナミ「ああ………………そういえば、岬…何でサーチモードなんて知ってんだ?」



岬「馬鹿野郎、デュエルディスクの機能くらいガキでも知ってるぜ」



コナミ「あ………そうすか」


岬「さてと…………俺は武器を集めてくる…木材とかしかねえだろうけどよ……」スッ



コナミ「武器?なんでそんなものを」



岬「今集団に襲われたら危険だろうが、獲物持ってりゃそれだけでアドバンテージなんだよ」スタスタ…



コナミ「なるほどな」


…………………………………………………………………………………………



遊星「うぐあああぁあぁああぁぁぁぁ…………!!!!!!」ズキズキズキ………



マーサ「頑張るんだよ遊星………!」ギュッ



医者「もう少しで破片は抜ける………!我慢してくれ……!」



遊星「あぐぅうううぅぅううぅぅ………………!!!!!」


マーサ「遊星…………………!!」ギュウウウ………


部屋の外


ぐああぁあぁぁぁああぁぁぁぁぁ…………!!!!



クロウ「遊星……………!!耐えてくれ………!」


雑賀「ぐ……………遊星………!!!!!」



手島「頑張れ遊星ーーーー!!!!!」



少年「遊星兄ちゃん…………頑張って……」ギュッ



少女「お兄ちゃん………」ギュッ



ぐああぁあぁあぁああぁぁぁあぁ……………!!



医者「よし……………摘出完了………あとは傷を塞ぐだけだ………!」





クロウ「く……………」


雑賀「クロウ…………岬とコナミはどうした……?」



クロウ「…………わかんねえ急いで俺が戻ってきたからな………」



雑賀「たく………どこにいるんだ………」


…………………………………………………………………………………………



岬「フンッフンッ!」ブンブンッ


コナミ「中々いい太刀捌きだな、木材だけど」


岬「へ、デュエル喧嘩番長舐めんなっての」ブンブンッ



コナミ「そういえば………遊星大丈夫かな………」



岬「あいつがあんなんでくたばるかよ、信じろや」ブンッブンッ



コナミ「そうだな…………」


岬「俺たちは遊星のDホイールをきちんと回収するんだ、それが任務だ」



コナミ「おう、盗まれるわけにはいかねえぞ」




20分後


バババハバババババババ………!!!



コナミ「お!ヘリコプターだ、幸子か?」



岬「…………側面に海野財閥って描いてあるな………」



コナミ「雪乃の交渉が成功したんだ!」


岬「こっちに近づいてくる…間違いねえな」


バババハバババババババ………!!!



ヘリ内部



幸子「まったく………!こんな夜中に何でこのわたくしが直々にサテライトなんて行かなくてはなりませんの?……しかもあの庶民のお願いで……!」グチグチグチグチ…………


雪乃「あら?無理に貴女がくる事はなかったんじゃないかしら?ヘリコプターを貸してくれればそれで良かったのよ?」


幸子「お父様が言うんですもの……!『お前も一度くらいサテライトを見ておいた方がいい』って……!」


雪乃「私もサテライトに行くのは初めてね…………上空から見た限りじゃ……鉄くずの山ばっかりなのねぇ………」



幸子「さっさとおさらばしたいですわ!こんな所!」



雪乃「明日が………もう今日ね、今日が休日で良かったわ………」



バババハバババババババ!



黒服「幸子さま!見えました!コナミがいます!」


幸子「ふう………雪乃さんに借りがなければ……こんな面倒な事にはならなかったのだけどねぇ…」



雪乃「ふふふふ、貴女の財閥が関係してるキャンペーンのイメージガールになってあげたのだから、感謝してほしいものね」



幸子「く……………正イメージガールが体調を崩さなければ…………というか、何で貴女も乗ってるの?ついてくる意味が無いと思うのですが?」



雪乃「いいじゃない、私にも色々あるのよ」






今回はここまででー



バババハバババババババ…………


コナミ「こっちだこっちだ!」


岬「こんなのが降りたらいろんな奴に勘付かれちまわねえか?」



コナミ「そんな事言ってらんねえだろ」


バババハバババババババ………!!!



雪乃「ふふふ、感謝しなさいよコナミ」


雪乃「………………誰かしら隣のあの娘?」


シュゥゥゥ………………


ウィーーーーーーン…ガチャン…



幸子「来てやったわよ庶民!」スタスタスタ


コナミ「おお、幸子、ありがとな」


幸子「ふん、借りを返しただけですわ、トップに君臨するものは義理堅いのよ」


雪乃「…ふふ……」スタスタスタ










コナミ「雪乃も来てくれたのか、わざわざすまないな」



雪乃「いいのよ、私が勝手に来ただけ」スタスタ



コナミ「早速ついて来てくれ、運んでほしい物はこっちなんだ」ダダッ



幸子「はぁ………降りて改めて見ても酷い所ですわね」キョロキョロ



岬「…………あ?」



幸子「どんな生活を送っていますの?サテライトの人々は?」スタスタスタ…



岬「おい、サテライト馬鹿にしてんじゃねーぞ」



幸子「あら?なんですの貴女は?」




岬「サテライト在住者だよ、住んでる所の悪口は聞いてて気持ちよくねーんだ」



幸子「そうでしたの、ごめんあそばせホホホホホホホ、まだどんな所か把握できていませんゆえ」




岬「チッ……………」スタスタスタ…






コナミ「おーい、幸子こっちだ来てくれ」



幸子「庶民の分際でわたくしに指図かしら!?」スタスタスタ…


黒服「………」スタスタスタ…



岬「………ま、運んでくれるんだし………感謝はしねえといけねえか………」スタスタスタ…



雪乃「…………」ジイィィーー………



岬「………………?」



雪乃「……」ジイィィィィィィィ………




岬「……………おい、紫ツインテ」


雪乃「……それは私の事かしら?私には藤原雪乃という名前があるのよ」



岬「あーそうかい、藤原な、俺はジャッカル岬だ」



雪乃「……岬さんね…………」



岬「なんだよ?さっきから俺の事ジロジロ見やがって………」







雪乃「…………あなた、コナミの仲間?」



岬「あ?ああ、まあな」



雪乃「コナミの………何かしら?」



岬「はぁ?何……?ダチっつーか……腐れ縁っつーか………まあそんな感じだ」



雪乃「………そうなの」



岬「それがどうしたよ?」



雪乃「いえ、なんでも無いわ、ふふ」(とりあえず現時点では問題はなさそうね…)スタスタ…



岬「変な奴だ………」スタスタ…



コナミ「このDホイールだよ」



幸子「Dホイール……?これが?わたくしにはジャンクにしか見えませんわ…」



コナミ「ああ……訳あってクラッシュしちまってな」



幸子「ふうん……………はあ…まさか鉄くず一つを運ぶのにわたくしが動かされるなんてね…」


黒服「……」




コナミ「これをここから5kmくらい離れたマーサハウスって所に運んでほしいんだよ」


幸子「なるほど、分かりましたわ、さっさとやってしまいましょう」パンッパンッ


黒服「かしこまりました」ガシッ


ぐぐぐぐ…………


コナミ「おお…………黒服のおっさん……一人でDホイールを持ち上げやがった…」



幸子「黒服がヘリにジャンクを運んだら出発しますわ」スタスタ…



黒服「………」ズルズル……


コナミ「分かった」



幸子「雪乃さん、あなたもヘリに乗りなさい、置いていきますわよ」



雪乃「ええ、わかったわ………ん?」ピクッ



岬「………何だよ」



雪乃「岬さんはどうやって移動するのかしら?」




岬「あ?俺はいつも通りにコナミのDホイールに乗ってくぜ?」


雪乃「………」





幸子「雪乃さん?………わたくし同じ事を何回も言いたくないのですが」



雪乃「…」



岬「どうした?あいつが呼んでるぜ?」



ブウウウウゥゥゥウ………


コナミ「よし、俺のDホイールはやっぱり問題ねぇ……フルスロットルでいけるぜ…………ん?カードが落ちてる」スッ


ブラッドヴォルス


コナミ「あ…これ昔鬼柳が使ってた……………あいつおとしたのか?ったく、拾っておこう」スッ



コナミ「おーい!いくぞ岬!」



岬「ん?ああ」スタスタ…



雪乃「ちょっと待って岬さん」



岬「ああ?」



雪乃「Dホイールには私が乗ってもいいかしら?」


岬「……………なんだと?」






…………………………………………………………………………………………


3分後


コナミ「おっせーな岬……なにしてんだ?」



雪乃「ふふふ、お待たせコナミ♪」



コナミ「ん…!?雪乃か?何でおまえが」



雪乃「Dホイールの後ろには私が乗るわ、岬さんはヘリで行くそうよ」



コナミ「そりゃまたなんで…………?」



雪乃「なんでもいいじゃない、さ、ヘルメットを貸しなさい」



コナミ「……ああ…まあいいや、ほれ」シュッ



幸子「……………………遅いわね……!」イライラ……



岬「……………失礼するぜ」スタスタ



幸子「え?なぜ貴女が…?雪乃さんは?」




岬「コナミのDホイールの後ろに乗ってくとよ」



幸子「……………どうしてかしら?」




岬「さあな、しつこいし涙目になってきてたから変わってやったよ」



幸子「……………まあいいですわ、とにかく出発よ!」



黒服「いえっさー」ガチャンッ


バババハバババババババ………!!!








コナミ「俺たちが動いて案内してやんないとな、ちょっと速くなるけど、大丈夫か?」



雪乃「ええ………捕まってるから大丈夫よ………ふふ…////」ギュッ


コナミ「よし、行くぜ!」ブウウゥゥゥウウウウ…………



ブオオォォーーーーーー!!!


…………………………………………………………………………………………


幸子「黒服、コナミのDホイールを追いかけなさい」



黒服「イエッサー」グイっ


岬「うへぇ…………たっけーなー……」



バババハバババババババ………!!!



…………………………………………………………………………………………



コナミ「ひゃっほーーーーーー!!!」ブオオォォーーーーーー!!



雪乃「ううぅ………!こ、コナミ………速すぎじゃないかしら……?!」ギュゥゥ……



コナミ「そんな事ねーよ、普通くらいだぜ」ブオオォォーーーーーー!!



雪乃「ひいぃ…………うう……」ギューーー………







…………………………………………………………………………………………



そして


マーサハウス


ブオオォォーーーーーー!!! キキキキキィィィィィイ!!!



コナミ「ふう、着いたぜ」



雪乃「…………………め、目が回るわ……」グワングワン…


コナミ「よく耐え切った、Dホイールの才能あるかもな」



雪乃「ふふ……地面が………安定しないわ………」フラフラ…



バババハバババババババ………!!!



コナミ「幸子達もついてきたな」



プシュウウウゥゥウウゥ………ウィーーーーーーン…ガチャン…


幸子「着いたわね………この建物はなんですの?」


岬「マーサハウスっていう孤児院だよ」



幸子「……………孤児院………」


黒服「……」ズルズル……ガシャン!






今回はここまでで

さらば




コナミ「ご苦労さんお前らー」スタスタ



雪乃「この建物はなんなのかしら?」


コナミ「え?ああ、俺たちの母親みたいな奴が住んでる所だよ」



雪乃「…へえ、母親ねぇ………………………………!!!?」




幸子「庶民、このジャンクはどこに置けばいいの?」


コナミ「ああ、その辺に置いといてくれ、俺は中の様子を見てくる」



タタタッ



ガチャッ


コナミ「クロウ………?居るのか……?」



クロウ「ん…………おお、コナミじゃねーか」



雑賀「どこ行ってたんだお前は」



コナミ「あ、雑賀もいたか……………みんなはどうした……?」



クロウ「ガキどもは寝たよ、騒ぎまくって疲れたんだろ」







コナミ「そうか……………遊星は?大丈夫か?」



クロウ「ああ………運よく医者が近くに居てな、今は寝てるよ」



雑賀「大変だったぜ…」



コナミ「へえ…………ふう、とりあえずは安心だな」



クロウ「ああ、遊星が回復したらこれからの対策を考えようぜ……」


雑賀「それにしても…………遊星があそこまでやられるとは…」


コナミ「…………………ダークシグナーはかなりヤバげな連中だ……」



クロウ「………そして…鬼柳が生きてたなんてな…」



コナミ「あいつとはじっくり話し合わねーと…」



雑賀「うむ……………そういえば、コナミは何をしてたんだ?」


クロウ「ああ、確かに、ずいぶん帰ってくるのが遅かったじゃねーか」



コナミ「ん?ああ、遊星のDホイールを運んできたんだよ、手間取っちまった」



クロウ「遊星のDホイール………?クラッシュしたやつか……」


コナミ「あれは遊星にとって大切な物だからな」






ガチャッ!


クロウ「どこだ?」スタスタ


コナミ「あれだよ、知り合いがヘリで運んでくれたんだ」スタスタ


雑賀「ヘリだと……!?すごいな…」スタスタ



コナミ「幸子、ありがとな」スタスタ



幸子「ふん、もっとかしこまりなさい」



クロウ「あんたが運んでくれたのか?」スタスタ



幸子「……………また一人無礼そうな庶民が現れましたわね」



岬「お前ホントに偉そうだな」



黒服「……」ガシャッ



雑賀「う………これはひどいな、直るのか……?」



クロウ遊星ならできるだろ、コナミもいるしよ」



コナミ「ああ、俺も手伝ってやるぜ」






クロウ「……ま、とにかく行動は日が登ってからだ、今は休もうぜ」



コナミ「そうだな、遊星が回復してからだ」


雑賀「わざわざすまない、こんな所までヘリを使わせてしまって………」



幸子「ふん…………貧窮な庶民に手を差し伸べてやるくらいの情が無くてはトップとは言えませんわ」



雪乃「……………ど、どうしましょう………コナミのお母様が…………いや………でも早すぎる気も………」アタフタ



岬(………なにしてんだあいつ、おもしれー…………)



クロウ「おい、あんたらもマーサハウスに入れよ、布団くらいならあるぜ」



幸子「いいえ、わたくし達はお暇させていただきますわ、暇では無いので」


黒服「………」コクッ



クロウ「そうか……………おーい、そっちのお前はどうする?」



雪乃「…え?ど、どうしましょうか…………明日は休日だものねぇ……」



コナミ「もう真っ暗だし、泊まってけばいいんじゃね?」



雪乃「そ…そうね……コナミがそういうのなら、泊まって行きましょうか……」ギクシャクギクシャク…





クロウ「ふああぁ………俺も眠いぜ………」


雑賀「まってろ、人数分の布団を用意してくる」スタスタ


岬「………俺も疲れた…寝たいぜ…」


雪乃「……………ど、どんな人かしら………コナミのお母様………」ドキドキ…


スタスタスタスタ…………



ガチャッ


バタンッ



幸子「…………さて、黒服、帰りますわよ」ザッ


黒服「はい」



コナミ「気をつけて帰れよ、またな」ブンブンッ


幸子「庶民も気をつけなさい、危険はどこに潜んでいるかは分からないのだからね」スタスタ…


カサッ



幸子「?……何か踏みましたわ………これは…カード……?」



ジェネクス・コントローラー



コナミ「お、カード拾ったのか、いいな」


幸子「…………ふん…拾ったカードなんてこの私が使えませんわ…庶民に譲ります」スッ


コナミ「まじ?ありがとう」サッ








コナミ「ラッキー………ん?こいつチューナーなのか………困ったな」


幸子「?何が困りますの?」



コナミ「いや………俺さ、シンクロモンスターを持って無いんだよね…だからこのままじゃこいつを使いこなせないんだ」


幸子「シンクロを持ってない……?そういえば………庶民のデッキって…………マイナーなカードばかりだった気がしますわ…」



コナミ「ああ、俺のデッキは全部拾ったカードでできてんだ」



幸子「………………」



コナミ「……………………?」



幸子「………な…なんですって……?」ブルブル…



コナミ「え?だから拾い物デッキだって……」



幸子「……………わ、わたくしは………そんな…拾い物に…………ま……負けましたの…!!?」ブルブルブル…



コナミ「ど、どうしたんだ?」



幸子「!!」キッ!



コナミ「うっ…睨むなよ……」




幸子「庶民!」


コナミ「な、なんだ!?」


幸子「この屈辱は……忘れませんわ!!」



コナミ「え!?い、いきなりどうしたんだ!?」


幸子「わたくしが一度でもそんなデッキに、遅れをとるなど………!」ワナワナ…



幸子「黒服!」パンパンッ



黒服「あいあいさー」ガサガサ………スッ


コナミ「………?なんだ?このアタッシュケースは………」



黒服「……」ガチャッガチャガチャ……


スッ



幸子「ごくろうさま」スッ



幸子「庶民!」シュッ!



コナミ「ん?いきなりカード投げんなよッ……」パシパシッ



幸子「そのシンクロカード達は貴方に譲りましょう、そしてきちんとしたデッキを作り上げなさい」



コナミ「え?!わ、悪いぜそんなの……こんなに、たくさんのシンクロモンスター……」




幸子「うるさいわ!そしていずれわたくしと再戦なさい!今度こそ完膚なきまでに屈服させてやりますわ!」


コナミ「そんな熱くなるなよ」


幸子「ふん!」プイッ


幸子「…………そのシンクロモンスターたちはそのチューナーと合わせてこそ力を発揮します……よく考えて使う事ね」



コナミ「あ、ああ……このシンクロモンスター……全部名前にジェネクスってつくのか……」カサカサ…



幸子「………ったく………イライラしますわね………」ザッザッ…


黒服「……」ザッザッ



コナミ「あ………お、おい!」



幸子「コナミ!」



コナミ「!なんだ………?」


幸子「貴方との再戦……………楽しみにしてますわ」ザッ…ザッ…



コナミ「………………………へへへ」



コナミ「おう!俺も楽しみだぜ!また会おうな!」


幸子「ふ…」スタスタ…




ババババババババババッッ!……………


コナミ「………………」




コナミ「………………いっちまったか……忙しいんだろうな…………」



コナミ「ふう…………俺も寝ようかな………」スタスタスタスタ…………



コナミ「幸子との約束を果たすには……ダークシグナーに勝たねえと………」



ガチャッ


バタンッ


………………………………………………………………………………………………………………………



シティ


アルカディアムーブメント内部



龍亞「うわああぁぁあああーー!!!」ドオオオォォーーーン!!!!




龍可「龍亞ーーーーーーーー!!!!!!」



ディヴァイン「ふん、こいつはサイコデュエリストではないか」



今回はここまでで!





…………………………………………………………………………………………………………………………


早朝


マーサハウス


チュンチュン………



雑賀「くー…………」zzz


岬「スー………スー…」zz



コナミ「くー…………」zzz



コナミ「ん…………?朝か…………?」


モゾモゾ……


コナミ「ん?……………なんかいるのか……?」ピクッ



雪乃「お…………おはよう………コナミ…………/////」


コナミ「……………!!!?」


コナミ「ぬおおぉぉぉっっ!!?」ガバっっ!


ギュルルルッ! ダンッ



コナミ「な…………なんだあっ!?ゆ、雪乃……………!!?」


雪乃「ふ……ふふふふ、な、なにかしら………興奮しちゃった……?ふふ………私の魅力に////」


コナミ「い………いや…びっくりした…………いきなり同じ布団に……」




雪乃「か、勘違いはして欲しくないわね…ふ、ふふ……寒かっただけよ………////」モゾモゾ……



コナミ「あ、ああそう…………変な汗かいちまった……ふー」



コナミ「ちょっと顔洗ってくるな」スタスタ… 」


スタスタ…


雪乃「……………抱きつくくらいするべきだったかしら…………?でも緊張するし…………」ブツブツ…



コナミ(朝からはヤバイって、からかうんじゃないよ…………)スタスタ ドキドキ…



…………………………………………………………………………………………………………………



そして


クロウ「ふう…………朝か………」


コナミ「クロウ、起きたか」




クロウ「あれ?早いなコナミ…………」フワァ…


雪乃「私もいるわよ…」


クロウ「あんたもか、健康的だな」



コナミ「……………まあな」






岬「んぐ………………ふぁぁ」ゲシッ



雑賀「がっ…………おい…蹴るなよ………ふわぁぁ」



岬「あぁ…………わりい……」モゾモゾ



コナミ「みんな起きてきたな、子供も起こすか」スタスタ



クロウ「ああ、頼む、俺は遊星の様子を見てくる」スタスタ


コナミ「わかった」スタスタ…



コナミ「おい!手島、朝だぞ起きろ!」ワッ



手島「んぐ…………うっセーな〜………」モゾモゾ……



コナミ「………背中に氷入れとくか」カランッ



ぐおおぉおぉぉぉーーーーっ!!?



そして…



コナミ「ははは」



手島「くそ…………ぶっ飛ばしてやる………」



コナミ「さっさと起きないのが悪いのだ」




岬「ふう…………寝みぃな………」


雑賀「ふう…………」



コナミ「みんな起きたか……」



タタタタタッ


クロウ「おい!遊星が目覚めたぞ!お前ら!」



コナミ「え……………!マジか!?………今どこに?」



クロウ「ベッドに寝てるよ、こっちだ」


タタタッ



ガチャッ!



コナミ「遊星ー!」タタッ



遊星「…………コナミか」


マーサ「静かにしなコナミ!体に悪いよ!」


コナミ「ああ…………ご、ごめん」





遊星「心配をかけたな、もう大丈夫だ」


コナミ「そうか…、腹は?」



遊星「ああ、それも問題ない、痛みはない」



クロウ「目覚めて良かったよ」



遊星「さて………動きだそう、俺たちは寝ている暇は無い」ザッ



マーサ「遊星?!安静にしてなきゃダメだよ!」



遊星「マーサ、ありがとう、だが俺は行かないとならないんだ……」



クロウ「もう動けるのか?」



遊星「ああ、まずはシティに戻ろう」



マーサ「遊星…………!」



コナミ「…………」



…………………………………………………………………………………………………………………………



遊星「……」ブウウゥゥゥウウゥゥゥ………


クロウ「ふう…………」ブウウゥゥゥウウゥゥゥ………



コナミ「…………いくか」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ……………




マーサ「…………」


岬「もう行くのか」



雑賀「あいつらにはやる事があるんだろ」



手島「勝ち逃げかクロウーーー!!」


少年「またねー!」


少女「頑張ってねぇーー!!」



クロウ「…………」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ……………



遊星「………マーサ、すまない……」



マーサ「遊星………クロウ……コナミ……」



コナミ「マーサ、俺たちは大丈夫だって」



遊星「ああ、必ず戻る」



雪乃「………」ギュッ


マーサ「……」


遊星「………いくぞ!」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ


クロウ「ああ!」



コナミ「捕まってろよ雪乃!」ブウウゥゥゥゥゥゥゥ



雪乃「ええ」



ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




キィィィィイイーーーーーーン!


雑賀「…………行ったか」



岬「…………心配だぜ…」



マーサ「……………」


…………………………………………………………………………………………………………………………

アルカディアムーブメント最上階


カーリー「あはははは!消えなよディヴァイン!永遠の闇に!」



ディヴァイン「ぐああぁああぁ!!!??」



ドゴオオォォォォオオオオォォォオオ!!!



吹き抜け


アキ「!?この衝撃は……!?」



ミスティ「ふふ、地縛神の力よ、貴女の大切な人に何かあったのかも?」



ディヴァイン「うあああぁぁああーーー!!?」ゴオオォォオオオ!!



アキ「ディヴァイン!?落ち…………!」








ちょっと消えます………

夜あたりに再開するかも……



アキ「ディヴァインーーーーーーーー!!!!」


ああああぁぁぁぁぁ…………………



ミスティ「この高さじゃ助からないわね」



アキ「く…………よくもディヴァインを…………………!」


ミスティ「人の心配をしてる暇はないわよ、後ろを見て見なさい」スッ


アキ「…………?」クルッ



Ccarayhua「アアァァァァアアァ…………」



アキ「!?な、なに………この大きさは…………!!」ビクッ



ミスティ「これが地縛神、ふふふふ」


Ccarayhua「……」ギョロリ


アキ「ひっ………」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………



アキ「?!…………これは…」



ミスティ「………この建物……崩れるようね………残念だけどここまでかしら」カシャンッ





アキ「く…………」グラグラ……



…………………………………………………………………………………………………………………………


ジャック「なんだ………?あれは………地縛神…………!?鬼柳とは別の……………?!」ブオオォオーーー



ジャック「いってみるか!はああーー!」ブオオオォオオォォォォォーーーーー!



ジャック「あの建物………崩れるのか!?中に人は…………!」ブオオオォオオォォォォォーーーーー



…………………………………………………………………………………………………………………………


アルカディアムーブメント屋上


ミスティ「さ、行きましょう」



カーリー「……………」


ババババババババ……………!!!



カーリー「……………………ジャック………」



…………………………………………………………………………………………………………………………



アキ「ぐ…………」グラグラグラグラ…………ゴゴゴゴゴゴ………!



キィィィィイイーーーーーーン! キキイィイ!!



ジャック「おい!誰かいないのか!?」


アキ「…………う………」



ジャック「!?あれはたしか………十六夜……………!?」


ゴゴゴゴゴゴ………




ジャック「ちぃい!」




ジャック「脱出だ!掴まれ十六夜!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!


………………………………………………………………………………………………………………………………



シティ

ブオオォオオオォォオオオ!


コナミ「…………雪乃、家どこだ?」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!



雪乃「ひぃぃ………え?あ、ああ………あそこを曲がった所よ……」ゴオオォォォオーーーーー!!!!!!




コナミ「遊星!俺は雪乃を家に送って行く!」



遊星「ああ、わかった」


クロウ「俺たちはどこに行く?遊星」



遊星「どこか適当な所にDホイールを止めて情報収集をしよう」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!



クロウ「了解!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




コナミ「俺もまた合流するからなー!」ゴオオォォォオオオオオーーーーーーーー!!!!!!




キキィイィィイ!




…………………………………………………………………………………………………………………………




病院



アキ「……………」ピッ……ピッ…


龍可「………アキさん」



龍亞「大変な事になったね…………」



ジャック「……………」



医師「ご家族の方は…………?」



タタタタタッ


十六夜英雄「せ……先生……!あの子の親です…!」


十六夜節子「あの子は………娘の容態は………?」



医師「こちらの部屋でお話ししましょう…」スタスタ…ガチャッ


龍亞「アキ姉ちゃんのお父さんとお母さんか……」



ジャック「……ふん、こんな状態になるまで娘を放置とは、ろくな親ではないな」


龍可「仲直りできるのかな……?」



ジャック「………さあな」










そして


ガチャッ

英雄「あぁ………なんて事に………」


節子「うぅう…………アキ…………」



龍亞「あ、アキ姉ちゃんは大丈夫なんですか?」



英雄「ああ…………死ぬなんて事はないらしいが…………問題はアキが目を覚ましたあと………」



龍可「どういう事……?」


英雄「アキは………支えとなる人を失ったショックで軽いパニック状態にあるらしい……」


節子「うううぅ………私たちが…アキを拒絶してしまったから………」



英雄「目が覚めた時………パニックをおこしてしまう可能性があると…………く………」


ジャック「ディヴァインの事か……やつは救えん」



英雄「どうすれば………!私達では……今のアキの支えになってやる事なんて………できない…!」


龍亞「……………」


龍可「……」



ジャック「……………一人だけ、この女の心の扉を開きかけた男がいた……やつなら……」



英雄「え……!?だ、誰です……」



ジャック「不動遊星」







…………………………………………………………………………………………………………………………


遊星「…………」スタスタ…



クロウ「…………」スタスタ…



遊星「…………?あの建物…………」


クロウ「え?うお…崩壊してんな…………なんだありゃ」



遊星「人だかりができている………行ってみるか」タタタッ



ガヤガヤガヤガヤ……


遊星「ちょっと聞きたいんだが」


男「ん?なんだよ」



遊星「この建物に何があったんだ?」



男「ああ、アルカディアムーブメントな、突然崩れたんだとよ」




遊星「アルカディアムーブメント…………?」



クロウ「………突然って……?」





男「ニュースでもやってたんだが、二体の巨大な化け物がビルを襲ったらしいぞ」


遊星「二体の巨大な化け物………………まさか」


クロウ「遊星………」


遊星「く……………じ、地縛神…………」カタカタカタ………


クロウ「おいおい………決めつけすぎじゃねえか…?」



遊星「いや………アルカディアムーブメント……この建物には十六夜がいた…………」



クロウ「十六夜…?」



遊星「シグナーの一人だ…地縛神を持つダークシグナーに狙われてもおかしくは無い……」カタカタカタ………



遊星「く…………ふ、震えが……………」カタカタカタ………



クロウ「……………」(まだ鬼柳に対する恐怖が抜け切ってねえ………)



クロウ(ここは……俺がダークシグナーを一人でも潰して、遊星に楽をさせねぇと…)



クロウ「遊星、悪い、ここからは別行動だ……用事が出来ちまった」




遊星「え?ああ………わかった」ブルブル…




クロウ「また会おうな!」タタタタッ


遊星「……ああ、気をつけろよ…」



遊星「…………十六夜は無事なのか……………」



遊星「あいつは………ディヴァインに利用されていた……解放してやりたい…………………」



遊星「だが………俺に………今の俺に十六夜の力になる事など…………」



プルルルルルルルルル…………



遊星「?通信が入った…………」ピッ




遊星「だれだ?」


英雄『不動遊星さんですか………?』


遊星「ああ………あんたは?」



英雄『申し遅れました……私は十六夜英雄………アキの父親です』



遊星「!?…………十六夜の……………?」



英雄『貴方と話がしたい………会えませんか?』



遊星「……………………わかった……カフェ・ラジーンで待っている」




英雄『ハイ、それでは………』ピッ



ツー…ツー…



遊星「………………く…………」





今回はここまでで!


…………………………………………………………………………………………………………………………


カフェ・ラジーン


遊星「…………………」



コツコツコツコツコツ………



英雄「遊星さんですか………?」



遊星「ああ……………あんたが十六夜の……………?」



英雄「ハイ……父の英雄です…」



遊星「座ってくれ……」カタッ



英雄「失礼します」スッ



遊星「………………それで…?なぜ俺と話を…?」


英雄「…………遊星さん……娘を………アキを助けてください……!」バッ



遊星「!?…………どういう事なんだ…十六夜に何か……?」



英雄「ええ…………アキは今……入院してます………」



遊星「なんだと………?」





英雄「



遊星「なんでそんな事に?」


英雄「すべて話します………今回の事………そして私達親子の亀裂も…」



10分後


遊星「…………そんなことがあったのか…」


英雄「私達がアキを拒絶してしまったばかりに……あの子の心は閉ざされてしまいました…!」


遊星「それでアキはアルカディアムーブメントに…………」


英雄「そして今……ディヴァインはいなくなりました…アキの心を支える存在が必要なんです………遊星さん……貴方にお願い出来ませんか…!?」



遊星「く……………俺にそんなことが…」



英雄「どうかお願いします………!あのジャックアトラスから私は聞いた…………貴方ならやってくれると…!」


遊星「今の俺に………何ができると………?」


英雄「アキと会ってあげてください………どうか…………!」



遊星「……………………」



遊星「…………………………………く……分かった」



…………………………………………………………………………………………………………………………………







ブオオォオオオォォオオオ

キキキキキィィィィイイィ!!


コナミ「ふう…ここでいいか?」


雪乃「ええ…………でも、別に私…今は家に戻る気は無いわよ?」



コナミ「え?」


雪乃「今日は休日だもの、家でじっとなんてしてられないわよ」


コナミ「ああ……確かにな」



雪乃「ふふ、このままツーリングと行きましょうか?」



コナミ「うーん……でも俺やることあるし…」


雪乃「そういえば貴方たち…シティで何をしているの?朝急いで蟹頭の人のDホイールを修理したと思ったらすぐ出発して、明らかに急いでるわよね?」


コナミ「ああ………実はな………ダークシグナーとの戦いが始まったんだ」


雪乃「ダークシグナーって………まさか委員長達を操った…!?」


コナミ「ああ………遊星はそれに負けてあんな怪我を負っちまった」



雪乃「危険じゃない………コナミ…………そんなのやめなさい」



コナミ「く………………あ、ユーフォロイド」ピッ



雪乃「え?」クルッ


コナミ「またなーーーーー!!!」ブオオォオオオォォオオオ!


雪乃「しまった……こ、コナミ………!!!」


ブオオォォオオオーーーーーーーーーン



雪乃「……………コナミ…」






そして…

キキキキイイィィィィィ!



コナミ「ふう……雪乃には悪いけど………俺だけ逃げるってわけにも行かないよな………」


コナミ「遊星達は何をしてんだ………まずは合流しないとな」ピッピッピッ


コナミ「通信モード………ON!」カチッ


プルルルルルルルルル………………


ガチャッ

遊星『コナミか……?』


コナミ「ああ、合流しようと思うんだけど、どこにいんの?」



遊星『俺は今病院に向かっている』



コナミ「病院?まさか傷が開いたか!?」



遊星『いや、俺じゃない、十六夜が入院してるんだ』


コナミ「十六夜……って確かシグナーの………?」



遊星『ああ』



コナミ「ふーん………分かった、俺も向かうな、どこ?」




遊星『○○病院の○○○室だ』


コナミ「○○○室……ね、わかったよ、一度切るぜ」


遊星『ああ、あまり十六夜を刺激しないでくれ、不安定な状況らしいからな』



コナミ「りょーかい」ピッ ツー…ツー…


コナミ「…………ふう……十六夜アキか………シグナーって大変だな…」


「ちょっとあんた、今十六夜アキって言った?」



コナミ「え?あ、ああ………どうしたそれが」



「アキお姉様の居場所を知ってるの?」



コナミ「え…………お姉様って?……」



「質問に答えなさい!」ゴウッ


コナミ「ぐっ………!?」(なんだこいつのプレッシャーは……!)ビリビリ…



コナミ「ああ…………知ってるけど」


「私を連れていきなさい」ガッ



コナミ「えー……でも知らないやつにそんな…」



「ひねり潰すわよ?」ギギギギギ…………!



コナミ「おおおぉぉぉぉおおぉおぉ…………!!!?」(こ、この女学生……細いくせになんて握力………!つ、潰れ………!)


コナミ「わ、分かった!OKOK!連れてくよ!」







「分かればいいのよ、わざわざ私も汚い手を触らなくて済むし」フキフキ……


コナミ「おのれ………お前十六夜とはどんな関係だよ、流石にそれくらいは聞いておかないといけないぜ」


「え?ふ、私はね、アキお姉様の恋人よ!」バン



コナミ「恋人…………え?でもお前女………まさか十六夜アキが………男…?」


「ぶっ潰すわよ!そんなわけないじゃない!」シュッ


コナミ「ぐふっ」ドコッ


「私達の間に下賎なy染色体なんてないのよ!」



コナミ(こ……こいつつまり……あれか……)


コナミ(……同性愛者………ガチレズだ…)


コナミ「そ、そうか………つまり…お前………えーと…?」



大庭ナオミ「大庭ナオミよ、教えとておくわ」


コナミ「ああサンキュ…十六夜とナオミは女だけどお互いを愛し合っている………」


大庭ナオミ「その通りよ、男の割には理解が早いわね」



コナミ(十六夜って同性愛者だったのか……)


ナオミ「それで、お姉様はどこにいるのよ、最近アカデミアにもまったく来なくなって……枕を濡らしたわ」



コナミ(なんか危ない奴だが)


コナミ「うーん…………仕方ない………連れて行こう」




ナオミ「言っておくけど、あんた私に触れないでね?汚いから」


コナミ「…………お前言いたい放題か……」


ナオミ「だって本当のことだし」



コナミ「く……………じゃあDホイールも無理か?後ろで俺に捕まることになるんだが」


ナオミ「え?無理に決まってるじゃない、あんたにしがみつくなんてゴメンよ」


コナミ「…………Dホイールはどっかに止めとくか…」ゴロゴロゴロ……


ナオミ「……」スタスタ…



コナミ「……あ、そういえば俺の名前は……」



ナオミ「別に覚える気ないし、言わなくていいわよ」


コナミ「…………そうすか」






…………………………………………………………………………………………………………………



○○病院


アキ「……」


遊星「……………十六夜」





アキ「……………」ピッピッピッ…


龍亞「龍可、アキ姉ちゃん大丈夫かな…?」



龍可「遊星ならなんとかしてくれるわよ………きっと…」



ジャック「……………」



英雄「…………アキ」ギュ…………


節子「……………」ギュ…………




ピッビッピッ………


遊星「………十六夜」


アキ「……………………ぅ」パチ……



英雄「!………目覚めた!」


節子「アキー!」タタタッ



ジャック「……………どうなる?」タッ



龍可「目覚めたって!」



龍亞「うそ!」タタタッ


アキ「う……………こ、ここは……?」


遊星「十六夜、大丈夫か?」





アキ「あなたは………遊星…?」



遊星「ここは病院だ、お前は怪我をして気を失ったんだ」



アキ「う…………た、確か…………」



英雄「アキ!」タタタッ


遊星「親父さん達もきてくれたぞ」



アキ「!!?…………パパ…ママ……何しにきたの…………」


遊星「い、彼らはお前を心配して…」



アキ「そんな訳ないじゃない!この二人は私を捨てたのよ!?」



遊星「違うぞ十六夜!この二人は…………」



アキ「違くない!だから私はアルカディアムーブメントに入ったの!」



英雄「う………あ、アキ…………」


節子「うぅ……………ごめんなさいアキ……………」



アキ「そしてそこでディヴァインは私に………パパが私から取り上げた物を与えてくれた………!」



アキ「あぁあ…………思い出した……ディヴァインは……………」



アキ「ディヴァインは……………もういない……唯一の私の理解者……………」ブルブル…



英雄「あ、アキ…………………」


アキ「!」


アキ「あなたは……………また私を笑いにきたのね………!」


遊星「まて十六夜!その人はお前と……!」



アキ「聞きたくないわ!もう私はカラッボよ!………ディヴァイン亡き今………この世のすべては憎むべき物になってしまった…」



節子「………………そんな」


アキ「つまり…あなた達は!………私から居場所を奪う敵………!」ゴゴゴゴゴゴ………



遊星「!?」



遊星「まて!いざよ……」



アキ「はああぁぁあ」ゴアアァアアアアァァア!!


ガシャアアアアン!


遊星「ぐうっ…………!!」ゴオオォォ!!!!!!



龍亞龍可「うあああぁぁ!?」



ジャック「ぐ………これがサイコデュエル!?」



英雄「うわああぁぁ!!」



節子「うううぅぅ!」


アキ「ハア…ハア…」



遊星「く………やはり……十六夜の心を開くには……デュエルしか…」カシャンッ




アキ「そう!………私達は仲間じゃない!……やはり戦う運命なのよ!」カシャンッ



英雄「アキ!やめてくれ!」タタッ



ゴオオォォォォウウウゥ!!



英雄「うあああ!!」ドオオオ……



遊星「下がっていてくれ!十六夜の心は取り戻して見せる!」





アキ「みんな引き裂いてやるわ………大切な物を壊してあげる………私からディヴァインをうばったように!」



遊星「十六夜!これは俺達が仲間であることを確かめ合うデュエルだ!」



龍可「遊星頑張って……!」



龍亞「遊星ー!」


ジャック「……………」


英雄「ぐう………わ、私達は………やはり何もできないのか……………!?」



節子「………………アキ」



遊星「いつでも来い!」



「「デュエル!!」」



…………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「………」スタスタ……



ナオミ「………………まだつかないの?」スタスタ



コナミ「え、ああ、歩きだからな」スタスタ



ナオミ「ふぅん……………どこに向かってんのよそもそも」




コナミ「ん、病院だ」


ナオミ「はあ!?病院………?なんでそんな所にお姉様が?………」







コナミ「分からねえけど………そこに入院してるんだとよ」



ナオミ「………入院……まさか……」





ナオミ(美しすぎるアキお姉様→下衆な野獣が手を出す→お姉様が心に傷を負う→ショックで学校どころではない)


コナミ「…………ん?」



ナオミ「……………」ギリギリギリギリ…………!!


コナミ「!!?な、なんだ…………」


ナオミ「………………許せないわ……確実に駆逐してやる…!」



コナミ「え?物騒なことを何突然……………」



ナオミ「急ぐわよ!アキお姉様の所へ!」



ナオミ「お姉様は心の癒しを求めているに違いないわ!私が抱きしめてあげないと!」


コナミ「あ………ああ、そう」



ナオミ「モタモタしてんじゃないわよ!早く!」



コナミ「わかったよ!ついて来い!」タタタッ



ナオミ「待っててお姉様!!」タタタッ








○○病院前


コナミ「あの病院だ!」



ナオミ「いくわよ!最短距離で!」タタタタタッ


鈴木泰斗「……」ヌッ


ナオミ「!?あっぶな!」ギギキキキィィィ!!


コナミ「なんだあのセキュリティ……突然出てきやがって……?」


ナオミ「ちょっと……危ないじゃな…………危ないじゃないですか!」



コナミ(一応男でもセキュリティには敬語で行くのか)



泰斗「……………デュエルしましょう」カシャンッ


ナオミ「はあ……?」



コナミ「…………!?まさかこいつ…」



泰斗「……………」ズズズズ………



コナミ(!あのアザ………ダークシグナー………本物か…………!?)



サージャント相川「………デュエルだ………!」ザッザッ………


ナオミ「もう一人!?……なんか気持ち悪っ………」



コナミ「…!あ、あのセキュリティ………牛尾と一緒にいた……………あいつは操られてるな…」


ナオミ「通してくれませんか?急いでるので」



泰斗「デュエルで……勝ったらどきましょう」カシャンッ


相川「負ければ消えてもらう……!」カシャンッ




ナオミ「な、なんなのこのセキュリティ………!?」



コナミ「おい!そいつらから離れろ!」タタッ



相川「逃がさん」ズッ………



ボボボボボボボ…………!!



コナミ「!?遅かったか……!」



ナオミ「?!………周りが………炎に囲まれた……?」



泰斗「これでデュエルするしかない……………」



相川「一生でられんぞ」



コナミ「……く、ナオミ、こうなったらやるしかないぜ」



ナオミ「え…………くう………もう少しだったのに………邪魔を……」



ナオミ「これがなんなのかは分からないけど………デュエルで勝つと消えるのね?」



コナミ「ああ、あいつらを倒せばいいんだ!」


泰斗「………」


相川「…」


ボボボボボボボ…………



ナオミ「………ふん、それならやってやるしかないわ」カシャンッ



コナミ「俺も手伝うぜ」カシャンッ



ナオミ「…………男とはタッグなんて組みたくなかったけど………仕方ないわね」



コナミ「我慢しろ」



コナミ(負けたら死ぬとか言わない方がいいよな……プレッシャーになるし…)



相川「いくぞ!…………」



泰斗「光なき世界に…」



ナオミ「あんた………足引っ張らないでよ、速攻片付けてお姉様に会うんだから」



コナミ「善処する」


ナオミ「こんな周りの炎なんか、私とお姉様の愛の炎に比べればなんてことないわ!」



コナミ(変なこと言い始めたぞこいつ)



「「デュエル!!」」



今回はここまでで

大庭ナオミ


相川 &泰斗
http://blog-imgs-24.fc2.com/l/i/g/lightofjustice/30-4.jpg



コナミ「俺の先行だ、ドロー!」シュッ


コナミ「俺はネコ耳族を召喚!」バッ



《ネコ耳族/Cat's Ear Tribe》 †
効果モンスター
星1/地属性/獣戦士族/攻 200/守 100
相手ターン時のみこのカードと戦闘する相手モンスターの
元々の攻撃力はダメージステップ時に200になる。


ネコ「にゃ」


コナミ「カードを3枚セットしてターンエンドだ!」ババッ 手札6→2


ナオミ「………三枚?」



コナミ(デプス・アミュレットとリフレクト・ネイチャー、断頭台の惨劇の三枚………とりあえずは固めたか)



相川「本官のターン!」シュッ


相川「本官は魔法カード、大嵐を発動!」バッ


《大嵐Heavy Storm》 †
通常魔法(制限カード)
フィールド上の魔法・罠カードを全て破壊する。


コナミ「…………………は?」



ドオオオオォォォォーーーー!!!!



コナミ「うおおおーーー!?マジかぁ!?」 リバースカード3→0


ナオミ「な…………なにやってんのアンタ!対策もなしに3枚もセットするんじゃないわよ!バカ!」



コナミ「ぐ………あんなカードがあったなんて」





相川「はははは!本官はサイコリターナーを召喚!」バッ



《人造人間−サイコ・リターナー/Jinzo - Returner》 †
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻 600/守1400
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
このカードが墓地へ送られた時、自分の墓地の
「人造人間−サイコ・ショッカー」1体を選択して特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚した「人造人間−サイコ・ショッカー」は、
自分のエンドフェイズ時に破壊される。


リターナー「おおお…」


コナミ「キモイな…だがネコ耳族には……」


相川「サイコ・リターナーでダイレクトアタック!」


リターナー「しややゃゃああああ!」ドオオオォォ!


コナミ「え!?うごおおおっ!?」ドオオォォォオン!! LP4000→3400


ナオミ「サイコ・リターナーはモンスターの有無関係無くダイレクトアタックできるのよ!知らないの!?」



コナミ「ぐ…………かは…そうだったか…」



ナオミ(妙に苦しそうね………ソリットヴィジョンなのに)


相川「カードを2枚セットして本官はターンエンドだ」ババッ 手札6→2



ナオミ「よし、むさ苦しいセキュリティなんかすぐに………私のターン!」シュッ


ナオミ(2枚のリバースカードか……しかしここは)





ナオミ「私はライトロード・パラディンジェインを召喚!」バッ


《ライトロード・パラディン ジェイン/Jain, Lightsworn Paladin》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1200
このカードは相手モンスターに攻撃する場合、
ダメージステップの間、攻撃力が300ポイントアップする。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。


ジェイン「…………」


ナオミ「そんな人造人間は粉々にしてやるわ!パラディンジェインで攻撃!」



ジェイン「はああ!」攻1800→2100


リターナー「うひ…」攻600



相川「本官がそんなことをさせるか!速攻魔法発動、月の書!」ピッ


《月の書/Book of Moon》 †
速攻魔法(制限カード)
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。


ジェイン「裏向き………!?」ぱたんっ


ナオミ「く…………これじゃ墓地にカードを捨てられない……」


ナオミ「カードを1枚セットしてターンエンドよ…」バッ 手札6→4


コナミ「おのれ相川…」


泰斗「私のターンですねぇ」シュッ




泰斗「そうですね………魔法カード、クロス・ソウルを発動します」バッ


《クロス・ソウル/Soul Exchange》 †
通常魔法
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
このターン自分のモンスターをリリースする場合、
自分のモンスター1体の代わりに選択した相手モンスターをリリースしなければならない。
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。



泰斗「裏守備のジェインをリリースしさせていただきましょう」



ナオミ「何ですって…?」


泰人「私は氷帝メビウスをアドバンス召喚!」バッ



《氷帝メビウス/Mobius the Frost Monarch》 †
効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上の魔法・罠カードを2枚まで選択して破壊できる。


コナミ「ナオミのモンスターを使ってアドバンス召喚だと……!?インチキやろう!」


泰斗「ふふふふふ、メビウスの効果を発動、ナオミさんのリバースカードを破壊します」


メビウス「こおおおおぉぉー!!」ピュオ!


ナオミ「ふ………なめるんじゃないわ、リバースカードを発動!激流葬!」カチッ



《激流葬/Torrential Tribute》 †
通常罠(準制限カード)
モンスターが召喚・反転召喚・特殊召喚された時に発動できる。
フィールド上のモンスターを全て破壊する。


ナオミ「これであんた達のモンスターは全滅よ、クロスソウルの効果でバトルも行えない!」


ザバアアァアァァァーーーン!!


泰斗「ううん………?困りましたね…」



相川「はははは!甘いぞ!トラップ発動!サイコ・ショックウェーブ!」カチッ


《サイコ・ショックウェーブ/Psychic Shockwave》 †
通常罠
相手が罠カードを発動した時、
手札から魔法・罠カード1枚を捨てて発動できる。
自分のデッキから機械族・闇属性・レベル6のモンスター1体を特殊召喚する。


ナオミ「え!?」


相川「本官は手札の非常食を捨てて効果を発動!サイコショッカーをデッキから特殊召喚だ!」ババッ 手札2→1




ナオミ「サイコショッカー……!?」



《人造人間−サイコ・ショッカー/Jinzo》 †
効果モンスター
星6/闇属性/機械族/攻2400/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いに罠カードの効果は発動できず、
フィールド上の全ての罠カードの効果は無効化される。


ショッカー「おおおぉぉぉぉぉぇぉえぇぉお!」


相川「そしてぇ!サイコショッカーがフィールドにいる限り!トラップの効果は無効となるぞ!トラップサーチ!」


ドゴオオォォォォン!


ナオミ「うう!?激流葬が…………!」



コナミ「おいおいおい………やばくねえか…あの二人やけに息があってやがるな…」


相川「はははは!」



泰斗「バトルはできないので……私はターンエンドですね」手札6→4


コナミナオミ フィールド 無し LP3400


相川泰斗 フィールド サイコショッカー メビウス リターナー LP4000



ナオミ「く………赤帽子!何とかするのよ!私までターンを回しなさい…!」


コナミ「頑張ってみるけどよ………ドロー!」手札2→3


コナミ(サイコショッカーがいる限りトラップが使えねえだと…………嘘だろ…)



コナミ(どうするか……)








これタッグフォースのルールではないんだな
泰斗のターンで相川のデッキからサーチしてるし


コナミ「……………く……やばい……!」


コナミ「どうすれば………、ん?」

ジェネクス・コントローラー


コナミ「……………………よし…幸子、使わせてもらうぞ!」


コナミ「俺は切り込み隊長を召喚!」



《切りこみ隊長/Marauding Captain》 †
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚できる。


隊長「はっ」



コナミ「切り込み隊長の効果発動!手札からジェネクス・コントローラーを特殊召喚する!」バッ




《ジェネクス・コントローラー/Genex Controller》 †
チューナー(通常モンスター)
星3/闇属性/機械族/攻1400/守1200
仲間達と心を通わせる事ができる、数少ないジェネクスのひとり。
様々なエレメントの力をコントロールできるぞ。


コントローラー「ウッス」



ナオミ「チューナーモンスター?」


相川「ほう」


コナミ「いくぜ!☆3の切り込み隊長に☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」


3+3=6


カアッ!


コナミ「シンクロ召喚!ジオ・ジェネクス!守備表示だ!」バッ!



《ジオ・ジェネクス/Geo Genex》 †
シンクロ・効果モンスター
星6/地属性/機械族/攻1800/守2800
「ジェネクス・コントローラー」+チューナー以外の地属性モンスター1体以上
1ターンに1度、自分フィールド上にレベル4以下の
「ジェネクス」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードの元々の攻撃力と元々の守備力をエンドフェイズ時まで入れ替える事ができる。



ジオ・ジェネクス「ギギギギ…………」守2800

コナミ「ふう……守備力2800これなら……」


ナオミ「少しはやるじゃない、一ターンでシンクロ召喚するなんて」


泰斗「硬いですねぇ…」


コナミ「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3→0


相川「本官のターン!」シュッ手札1→2



相川「ふ…………ジオ・ジェネクスか……なかなかの守備力じゃないか!」


ショッカー攻2400 メビウス攻2400 リターナー攻600


相川「本官のフィールドのモンスターでは倒せんな」



コナミ「へ、ならターンエンドしろよ」


相川「ははは!だが!ジオ・ジェネクス、機械族が仇となったぞ!」



ナオミ「何をする気?!」


相川「本官はリターナーをリリース!サイバードラゴンをアドバンス召喚!」バンッ


サイバードラゴン「オオオォオオォ」攻2100


コナミ「そいつじゃジオ・ジェネクスは倒せねーよ、諦めろ!」



相川「そして本官は!サイバードラゴン、サイコショッカー、そしてお前の場のジオ・ジェネクスを融合!」



コナミ「はあ!?俺のモンスターを使って融合………だと!?」



相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンを特殊召喚だ!」バシュウ!


ジオジェネクス「ギギギギ!?」シュウウウウウ



コナミ「ジオ・ジェネクスーーー!」


《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
自分・相手フィールド上の上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000ポイントになる。


フォートレス「カァァーーーーーーーーーー!!」攻3000


今回はここまでで

>>754 タッグフォースルールだと難しいので……



ミス


>>759に言われて気づきました

サイコショッカーではなくサイコリターナーをリリースということで



さらにミスった


リターナーはいないのでサイバードラゴンとジオ・ジェネクスの二体でフォートレスの攻撃力は2000ということで!


何度も済まん………




ジオ・ジェネクス「ギギギギ…………」守2800

コナミ「ふう……守備力2800これなら……」


ナオミ「少しはやるじゃない、一ターンでシンクロ召喚するなんて」


泰斗「硬いですねぇ…」


コナミ「俺はカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3→0


相川「本官のターン!」シュッ手札1→2



相川「ふ…………ジオ・ジェネクスか……なかなかの守備力じゃないか!」


ショッカー攻2400 メビウス攻2400 リターナー攻600


相川「本官のフィールドのモンスターでは倒せんな」



コナミ「へ、ならターンエンドしろよ」


相川「ははは!だが!ジオ・ジェネクス、機械族が仇となったぞ!」



ナオミ「何をする気?!」


相川「本官はリターナーをリリース!サイバードラゴンをアドバンス召喚!」バンッ


サイバードラゴン「オオオォオオォ」攻2100


コナミ「そいつじゃジオ・ジェネクスは倒せねーよ、諦めろ!」



相川「そして本官は!サイバードラゴン、そしてお前の場のジオ・ジェネクスを融合!」



コナミ「はあ!?俺のモンスターを使って融合………だと!?」



相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンを特殊召喚だ!」バシュウ!


ジオジェネクス「ギギギギ!?」シュウウウウウ



コナミ「ジオ・ジェネクスーーー!」


《キメラテック・フォートレス・ドラゴン/Chimeratech Fortress Dragon》 †
融合・効果モンスター
星8/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」+機械族モンスター1体以上
このカードは融合素材モンスターとして使用する事はできない。
自分・相手フィールド上の上記のカードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードの元々の攻撃力は、
このカードの融合素材としたモンスターの数×1000ポイントになる。

フォートレス「カァァーーーーーーーーーー!!」攻2000

これで良しと



現在状況

ナオミコナミ リバースカード1 ネコ耳族 LP3400


相川泰斗 メビウス フォートレス ショッカー





ナオミ「な……………なんてこと…シンクロモンスター消された挙句相手にモンスターが増えたなんて」


コナミ「くそ………………トラップカードも使えないし…」


相川「さて、消し去ってやるか!」


泰斗「ふふふ、あきらめてください」



コナミ「やべぇよ…………攻撃力2000越えが3体だと……」


相川「キメラティック・フォートレス・ドラゴンでネコ耳族を攻撃だ!エヴォリューション・リザルト・アーティレリー!!」


フォートレス「キュオオオオォォォォォォォォォォォ………………」


ネコ耳「にゃ……!?」


コナミ「ネコ耳族の効果を発動!こいつに攻撃したモンスターの元々の攻撃力は200になる!」



相川「関係あるか!いけ!」


フォートレス「カァ!」ゴオオォォォ!!! 攻200


ネコ「にゃ!」攻撃200


ドゴオオオオォォォォン!


コナミ「く………相打ちだ………!」







相川「フォートレス・ドラゴンは失ったが、まだメビウスとサイコショッカーが残っているぞ!」


コナミ「共に攻撃力2400だと…………!」


ナオミ「コナミ!なんとしても凌ぎ切るのよ!」


泰斗「しかしトラップは封じられていますからねぇ」


相川「滅びろ!サイコショッカーで攻撃!電脳エナジーショック!」


ショッカー「うぉおお!」ギュオオ!


コナミ「させるか!速攻魔法発動、終焉の焔!」カチッ




《終焉の焔/Fires of Doomsday》 †
速攻魔法
このカードを発動するターン、
自分は召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
自分フィールド上に「黒焔トークン」
(悪魔族・闇・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは闇属性モンスター以外のアドバンス召喚のためにはリリースできない。



相川「なんだと…!?」


トークン「うぇーい」×2


コナミ「俺に攻撃は通らねえよ!」


相川「ち、ショッカー、メビウスでトークンを二体破壊!」バッ



ショッカー「うぉぉ!」 メビウス「シャア!」シュバッ


トークン「うげえ!」ドォン!





コナミ「ふう……危ねえ危ねえ」



ナオミ「全くよ………ま、よく守ったわ」


相川「ち………本官はターンエンドだ」手札1


ナオミ「待ちに待ったわ、私のターン、ドロー!」シュッ 手札4→5


ナオミ「手札から光の援軍を発動!」バッ



《光の援軍/Charge of the Light Brigade》 †
通常魔法(制限カード)
自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動する。
デッキからレベル4以下の「ライトロード」と
名のついたモンスター1体を手札に加える。


ナオミ「まず手札を三枚墓地に送るっ!」シャッ!

ライトロード・ビースト ウォルフ
ライト・リサイエンス
リビングデッドの呼び声


ナオミ「おっと………ビーストウォルフの効果を発動よ、このモンスターを特殊召喚!」バッ


《ライトロード・ビースト ウォルフ/Wulf, Lightsworn Beast》 †
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻2100/守 300
このカードは通常召喚できない。
このカードがデッキから墓地へ送られた時、このカードを特殊召喚する。



相川「なんだそいつは………!」


ナオミ「そして光の援軍の効果で私は……………ライトロード・サモナー ルミナスを手札へ!」ニュッ


ナオミ「ふふふ……私はウォルフをリリースしてライトロード・エンジェル ケルビムをアドバンス召喚!」バッ!




《ライトロード・エンジェル ケルビム/Celestia, Lightsworn Angel》 †
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻2300/守 200
「ライトロード」と名のついたモンスターをリリースして
このカードのアドバンス召喚に成功した時、
自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送って発動できる。
相手フィールド上のカードを2枚まで選択して破壊する。

ちょっとぬけますね



ケルビム「ふふふふふふふふ」


コナミ「おお?」


相川「なんだそいつは………!?」


ナオミ「このモンスターがライトロードをリリースしてアドバンス召喚された時、デッキを4枚墓地に送ることで相手カードを2枚破壊する!」シュバッ


ライトロード・ハンター ライコウ
ライトロード・レイピア
閃光のイリュージョン
スキル・サクセサー


ナオミ「私はサイコショッカーとメビウスを破壊するわ!」バッ


ショッカー「おおぉぉぉぉぉぉ!!!」ドゴオオオオォォォォン!


メビウス「ぎゃゃあああぁあ!」ドゴオオオオォォォォン!


コナミ「おおお!?すげえ、あのモンスターを一瞬で!」



相川「なにいぃぃ!?不正か?不正なのか!?」


ナオミ「そして墓地に送られたライトロード・レイピアの効果を発動!」バッ


《ライトロード・レイピア/Lightsworn Sabre》 †
装備魔法
「ライトロード」と名のついたモンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は700ポイントアップする。
このカードがデッキから墓地に送られた時、
このカードを自分フィールド上に存在する「ライトロード」
と名のついたモンスター1体に装備する事ができる。


ナオミ「エンジェル ケルビムの攻撃力を700Pアップ!」


ケルビム「ふふふふふふ」攻2300→3000


泰斗「攻撃力3000ですか…………」


コナミ「がら空きだ!やっちまえ!」


ナオミ「あんたに言われるまでもないわ、ケルビムでダイレクトアタック!」



ケルビム「はっ!」シュバッ



相川「ぐはあああああぁぁぁぁーーー!!」ドゴオオオオォォォォーーー! LP4000→1000


ナオミ(?やけに吹き飛んだわね…)


相川「ぐぐう………………おのれ…………!」ぐぐぐぐ…


コナミ(いたそ…………)


ナオミ「……私はカードを2枚セットしてターンエンドよ」ババッ 手札4→2




泰斗「………私のターン」シュバッ 手札4→5


コナミ「攻撃力3000ならそう簡単にはやられないだろ」



ナオミ「甘いわよ、安心はできないわ」


泰斗「私はクリボーを呼ぶ笛を発動します」バッ


《クリボーを呼ぶ笛/The Flute of Summoning Kuriboh》 †
速攻魔法
自分のデッキから「クリボー」または「ハネクリボー」1体を選択し、
手札に加えるか自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。


泰斗「私はデッキからクリボーを守備表示特殊召喚」バッ


クリボー「くり……」


コナミ「いやにちっちぇえのが出てきたな」



ナオミ「たしか…………あのセキュリティは前のターンメビウスをだしてきた………」



ナオミ「まさか?…………」


泰斗「私はクリボーをリリース、雷帝ザボルグをアドバンス召喚します」バッ



《雷帝ザボルグ/Zaborg the Thunder Monarch》 †
効果モンスター
星5/光属性/雷族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。


ザボルグ「天罰!」カッ



ケルビム「ぐはああああぁあぁ!?」バリバリバリドッカーン!


コナミ「うわっ!?ケルビムがやられちまった………!?」


ナオミ「く………やはり帝…………」




泰斗「意外と呆気ないものですねぇ」


ナオミ「………く…」


泰斗「さらに私は、永続魔法、進撃の帝王を発動」バッ




《進撃の帝王/March of the Monarchs》 †
永続魔法
このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上のアドバンス召喚したモンスターは
カードの効果の対象にならず、カードの効果では破壊されない。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚できない。


コナミ「な、なんだと……………!」


ナオミ(これじゃリバースカードの一枚、ミラーフォースは使えない……!)


泰斗「いきますよ、ザボルグでナオミさんにダイレクトアタック」バッ


ザボルグ「しゃああああ!」バリバリバリバリ…………


ナオミ(ここは受けるしか…………!)



コナミ「!おい、ガードしろ!」



ナオミ「は…?」



バリィィィイイイイイィイィ!!!!


ナオミ「あああああぁああぁああぁあぁぁぁぁ!!!!??」バリバリバリバリバリバリバリバリ! LP3400→1000



コナミ「ナオミーー!!!」ダダダッ



ナオミ「ぐ……………は」どさっ…………





コナミ「おい!大丈夫か………!?」タタッ



ナオミ「く…………な、何?今の痛みは…………」ぐぐぐ………


コナミ「手を貸してやる、立て」サッ


ナオミ「べ…………別にいらないわ……男の手助けなんか……」ぐぐぐ………


コナミ「立ててねぇだろ!ほら!」ぐいっ



ナオミ「うっ…………く、余計なことを……」

ザッ



コナミ「…すまんな、だまってて……」


ナオミ「……このデュエルはなんなの?この周りの炎も…」



コナミ「……このデュエル、ダメージは本物だ………そういうふうに出来てる」



ナオミ「はあ!?何を……………って、いままさに体験したばかりだし………」フラッ


コナミ「あいつらを倒せば問題ないってことは本当だ……」


ナオミ「……………勝ったらって…………負けたら?」


コナミ「……………えっと……………」


泰斗「負ければあなた達死にますよ、地縛神の生贄になります」



コナミナオミ!!余計なこと……!)



ナオミ「死ぬ……!?まさか?…………本当に?」



コナミ「………く………………ああ、マジだ」






ナオミ「…………………」


コナミ「…………………………」(女学生にこの現実は………辛いかやっぱり……)


ナオミ「………………なんで黙ってたわけ?」


コナミ「え?」


ナオミ「あんたは知ってたんでしょ?……なんで最初に言わなかったのよ」


コナミ「それは…………プレッシャーを与えてはヤバイと……」


ナオミ「………………このバカ!」バチィィン!!


コナミ「ぐはらああぁぁ!!?」ドサッ



ナオミ「…………余計な気を聞かせるんじゃないわよ…」



コナミ「な、なんだと………?」


ナオミ「私は…………私はアキお姉様に会うためなら……どんなことだってしてやるわ!」


ナオミ「負けたら死ぬ?それがどうしたってのよ、そんな恐怖じゃ私の愛の炎は消せないわ!甘く見るんじゃないわよ!」


コナミ「す………すまん」(なんて奴………ある意味カッコいいぜ………)


ナオミ「この現象がなんなのかは今は置いといて、絶対勝つわよ、燃えてきたわ!」


コナミ「………………よし、わかった!」



泰斗「…………………あ、終わりました?私はカードを1枚セットしてターンエンドです」 手札3→2 バッ



コナミ「俺の………ターン!シュバッ 手札0→1




相川「はははは!手札1枚で打破できるか!?」


コナミ「…………………く…!」 偉大魔獣ガーゼット


コナミ(こいつはリリースしなきゃ召喚できねえ………だめだ…)


ナオミ「………………あんた、もしかしてピンチ?」



コナミ「え?………ああ」



ナオミ「……仕方ない、男に私のカードを使われるのは嫌だけどそうも言ってられないわ……リバースカードオープン!閃光のイリュージョン!」カチッ


《閃光のイリュージョン/Glorious Illusion》 †
永続罠
自分の墓地の「ライトロード」と名のついたモンスター1体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
また、自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを2枚墓地へ送る。



ナオミ「私は墓地のライトロード・エンジェル ケルビムを特殊召喚!」


ケルビム「はあ!」攻2300


コナミ「!…ナオミ、ナイスだぜ!」



ナオミ「あんたに託したわ、使いなさいよ」



コナミ「おう、俺はケルビムをリリース!そして偉大魔獣ガーゼットをアドバンス召喚だ!」バッ



《偉大魔獣 ガーゼット/Great Maju Garzett》 †
効果モンスター
星6/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
このカードの攻撃力は、生け贄召喚時に生け贄に捧げた
モンスター1体の元々の攻撃力を倍にした数値になる。



ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」攻4600




相川「攻撃力………4600だとお!?不正か!?」


コナミ「不正じゃねえ!ガーゼットの攻撃力はリリースモンスターの倍になるんだよ!」

泰斗「あら…………これは………」LP1000


相川「や、ヤバイぞ……………」


ザボルグ「………」攻2400


ナオミ「よし……!ザボルグとの、攻撃力の差は2200…!」


コナミ「くらえ!ガーゼットでザボルグを攻撃!」ばっ


ガーゼット「があああぁぁぁぁ!!!」


泰斗「そうは行きませんよ、トラップ発動、奇策」カチッ

《奇策/Nitwit Outwit》 †
通常罠
手札からモンスター1体を捨て、
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力は、捨てたモンスターの元々の攻撃力分ダウンする。


コナミ「あ!それは俺も持ってる…………」


泰斗「私は手札の地帝グランマーグを捨てて効果を発動、ガーゼットの攻撃力を2400Pダウンさせます」サッ 手札2→1


ガーゼット「ガァァア!!!!」攻4600→2200

ザボルグ「しゃあ!」攻2400


コナミ「攻撃力が逆転しちまった………!!ヤバイ!」


相川「ははは!次のターンお前を守るモンスターはいなくなる!終わりだ、しねぇ!!!」


ザボルグ「しゃあー!」バリバリバリバリ!


コナミ「もう手札もリバースカードも無い…………くそっ!」


ナオミ「いいえ、まだ墓地があるわ、私は墓地のトラップカード、スキル・サクセサーを発動!」カチッ



コナミ「え!?」


相川「墓地だとぉ!?」

《スキル・サクセサー/Skill Successor》 †
通常罠
自分フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。
また、墓地のこのカードをゲームから除外する事で、
自分フィールド上のモンスター1体を選択し、
その攻撃力をエンドフェイズ時まで800ポイントアップする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できず、
自分のターンにのみ発動できる。

ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」攻2200→3000


ザボルグ「えええぇぇ!?」攻2400



相川「い、いつの間にそんなカードを……!!」


ナオミ「ちゃんと確認したわよ、忘れてたの?」


泰斗「予想外です……」



ガーゼット「ガアアァァァァァア!!!!」ドォオオオン!!!


ザボルグ「ぐえ!」


泰斗「うぐ……………!」LP1000→400



コナミ「はあ…………はあ…………た、助かったな………サンキューナオミ!」



ナオミ「まだ勝ったわけじゃないわ、油断しないこと」


コナミ「ああ、俺はやることがねえ、ターンエンド!」手札0



相川「ぐぐ………おのれ、本官のターン!」シュッ 手札1→2


ガーゼット「ガアアア」攻2200


今回はここまでで

ケルビムの墓地送りはコストだから
レイピアの墓地から装備する任意効果はタイミングを逃すんじゃなかった?



>>806

確かにその通りでしたね………


これからもミスが発生してしまうかもしれませんが

暖かい目でお願いします(-_-)




相川「本官はカードを二枚セットだ!」バッ


コナミ「悪あがきするんじゃねえ!」


相川「……ターンエンドだ」手札2→0


ナオミ「私のターン、ドロー!」シュッ 手札2→3

ナオミ「さて…………決めるわよ、ガーゼットでダイレクトアタック!」



ガーゼット「ガァァァ!」ゴォォォォ! 攻2200


相川「ふん、通してたまるか!リビングデッドの呼び声を発動!」カチッ


《リビングデッドの呼び声/Call of the Haunted》 †
永続罠
自分の墓地のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。


ナオミ「ちっ!」



相川「本官は墓地のサイコショッカーを蘇生する!」


ショッカー「おおおぉ」攻2400



ナオミ「サイコショッカー………!ガーゼットの攻撃をストップよ!」



ガーゼット「…………」



コナミ「またトラップ封じか…………」


ナオミ「ふう……………どうしようか…このLPじゃ…裁きの龍の効果は使えないし………」LP1000


ナオミ「でも………出し惜しみなんてしてる場合じゃないわね……私は手札から裁きの龍を特殊召喚!」バッ



《裁きの龍/Judgment Dragon》 †
効果モンスター
星8/光属性/ドラゴン族/攻3000/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の「ライトロード」と名のついた
モンスターが4種類以上の場合のみ特殊召喚できる。
1000ライフポイントを払う事で、
このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊する。
また、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
自分のエンドフェイズ毎に、自分のデッキの上からカードを4枚墓地へ送る。


コナミ「なんだこいつは……!でか…」



裁きの龍「woooooooooo」


ナオミ「これで攻撃を抑制するわ………カードを一枚セットしてターンエンド」手札3→1



泰斗「攻撃力3000ですか………厄介ですね…………私のターン」シュッ手札2→3


ナオミ(安心はできないわ………帝を召喚されればあっという間に消されてしまう)



泰斗「そうですね……私はサイコショッカーをリリース、そして風帝ライザーをアドバンス召喚します」バッ


《風帝ライザー/Raiza the Storm Monarch》 †
効果モンスター
星6/風属性/鳥獣族/攻2400/守1000
このカードがアドバンス召喚に成功した時、
フィールド上のカード1枚を選択して持ち主のデッキの一番上に戻す。



ナオミ「うわ……よりによって…………!」


ライザー「ひょおおおお」


コナミ「また新しい奴が……!」


泰斗「ライザーの効果を発動、裁きの龍をデッキの一番上に戻します」



裁きの龍「nooooooooooo」ヒュンッ!



ナオミ「く…………!」



泰斗「ふう、これでよし、さて、ガーゼットをライザーで攻撃しましょう」バッ


ナオミ(!進撃の帝王でまたミラーフォースが通用しない…………!)


ライザー「ひゅおおおおお!」ビュウウウウウ!


ガーゼット「ごおおおぉぉ!?」ドカン!

ナオミ「あううぅぅぅううぅ!!!」ゴアアァァア! LP1000→800


コナミ「ナオミ!大丈夫か?!」



ナオミ「………ええ……くっ…」フラッ


泰斗「ふふ、私はターンエンドです」手札2




現在状況


コナミナオミ リバースカード2(一枚はミラーフォース) LP800


相川鈴木 ライザー 進撃の帝王 リバースカード1


コナミ「俺の…………ターン!」シュッ 手札0→1



泰斗「また手札1枚ですか、大変ですねぇ貴方は」



相川「ははははは!もう逆転はない、諦めろ!」



ナオミ(流石に厳しい…………?あいつのデッキにこの状況を打破できるカードがあるの……?)



ナオミ(癪だけど……信じることしかできないわ……一応補助の為にカードを伏せておいたけど………)


相川(ふ……カード効果で殺れない以上戦闘破壊しかあるまい…だが…それができれば苦労は無いんだよ)


コナミ(ライザーに進撃の帝王…………カード効果では破壊されないだと………くそ………………)



コナミ(頼む……逆転を………………)チラッ

炎の魔神



コナミ「!こ、こいつは……………」










コナミ「ぐ……………だめだ…」


コナミ(炎の魔神は低レベル通常モンスター……守備で出すくらいしか無い……)


ナオミ「………あんた………いいカードが引けなかった…………?」



コナミ「え?………ああ、すまねえ……」


ナオミ「………………私のカードを使いなさい、それでなんとかするのよ…」


コナミ「…………なんだと…?」


ナオミ「リバースカード、リビングデッドの呼び声を発動!」バッ


相川「何?!お前もか………!」


泰斗「今日はリビングデッドがをよく見ますねぇ…」



コナミ「それは…………!」



ナオミ「残念だけど私達の墓地の最強モンスターはライトロード・エンジェルケルビム……攻撃力2300でライザーに及ばない……」


ナオミ「それでも何とかするのよ!このままじゃジリ貧で負けるわ………!」


コナミ「く…………墓地から一体を蘇生……………一体何を………?」


コナミ(普通に考えれば………守備力2800のジオ・ジェネクス……?いや、リビングデッドは攻撃表示でしか召喚できない………だめだ…)








相川「はははは!何を復活させようが無駄だ、諦めるのだ」


コナミ「くそ………………!ムチャぶりをしてくれるぜ………」



ナオミ(………やっぱり無理……?)


相川(はははは……本官のリバースカードはディメンション・ウォール…攻撃対策も出来てるのだ……)


コナミ「く………………………ん?」


炎の魔神


コナミ「…………………あ」



コナミ「…………まてよ…………そうだ……」



ナオミ「……?どうしたのよ」



コナミ「………………………」



コナミ「よし、俺は決めたぜナオミ、ありがたく使わせてもらうぞ!」



ナオミ(何か思いついた?)「ええ、勝手にしなさいよ」







コナミ「俺は墓地のジェネクス・コントローラーを蘇生する!」バッ



ジェネクスコントローラー「ウゥゥゥィイイイ」


相川「!?ジェネクスコントローラー………そいつは」


ナオミ「攻撃力1400の通常モンスターじゃない……どうする気?」


コナミ「確かに攻撃力は低い……だがこれでいいんだ」


コナミ「俺は手札から炎の魔神を召喚!」バッ



《炎の魔神/Fireyarou》 †
通常モンスター
星4/炎属性/炎族/攻1300/守1000
炎につつまれた魔人。
まわりの炎を自在に操り攻撃する。


魔神「おおおっす!」


相川「ふん……低レベルモンスターばかりならべて……なんだっていうんだ」



泰斗「いや……シンクロ召喚でしょう」



相川「なに?……またか?」



コナミ「俺は☆4の炎の魔神に☆3のジェネクス・コントローラーをチューニング!」


4+3=7





コナミ「シンクロ召喚!A・ジェネクス・トライフォース!」バッ



《A・ジェネクス・トライフォース/Genex Ally Triforce》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2500/守2100
「ジェネクス」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードのシンクロ素材としたチューナー以外のモンスターの属性によって、
このカードは以下の効果を得る。
●地属性:このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動できない。
●炎属性:このカードが戦闘によってモンスターを破壊した場合、
そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。
●光属性:1ターンに1度、自分の墓地の光属性モンスター1体を選択して、
裏側守備表示で特殊召喚できる。



トライフォース「シャアアアアアアァァ!!ヤッテヤルゼ……!」攻2500


ナオミ「なるほどシンクロ召喚………!」


相川「ぬうう…………!?攻撃力がライザーを超えた……!」LP400


コナミ「はははは!戦闘で破壊しちまえば文句あるまい!」LP800


泰斗「…………あれ?あのモンスターの効果ってたしか…………………」


コナミ「いけ!トライフォースでライザーを攻撃!」バッ



トライフォース「ファイヤーーーー!モエヤガレクソガーーーーー!!」ボオオォォォ!!!



ライザー「ギャアアァァァィア!!」ボオオオオオオォ!


相川(ダメージは100!これならディメンション・ウォールは温存だな…………!)



泰斗「うぐ……………!」LP400→300








相川「どうした!?これで終わりか?まだLPは残っているぞ!」


コナミ「へ、残念だがデュエルは終了だ…!」



相川「なに?」



コナミ「A・ジェネクス・トライフォースは炎属性モンスターをシンクロ素材にした時、破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える効果を得るんだよ!」



相川「なんだと…………破壊したモンスター攻撃力…………って」



ライザー 攻撃力2400



相川「なにぃぃーーーーー!!!?」


ナオミ「これで奴らに2400Pのダメージ!あんた、よくやったわ!」



相川「す、鈴木……………!」



泰斗「…………私にはどうしようもないです」


相川「そ………そんなバカな……………!」



トライフォース「マルヤキニシテヤルゼ!クソドモガーーーーーー!!」ボオオオオオオォ!




相川泰斗「うわああああああぁあぁぁぁあ…………………!!!」ボオオオオオオォ LP300→0 ピーーー



…………………………………………………………………………………………………………………………


相川「…………」


泰斗「……………」



コナミ「ふう……………危なかった」



ナオミ「もうボロボロよ……これ制服なのに」


コナミ「………休日になぜ制服を着るんだ…?」



ナオミ「アカデミアの帰りだったのよ!まったく………スカートもズタズタになってるわ………」スリスリ



コナミ「ま……助かっただけよしとしようぜ」



ナオミ「………この男どもはどうなったの?まさか……………」



コナミ「ん?ああ、大丈夫だ、こいつらは死んでない、気絶してるだけだ」



ナオミ「ふーん………少し安心したわ、男といえども命ですもの」



コナミ「俺もお前が男にそれくらいの情を持ってて安心だよ……」



ナオミ「ふん……………周りの炎も消えたわね…」





ナオミ「………そうだ!アキお姉様!」


ダダダダダタダダダッッ!!?



コナミ「うお!?おい、病院じゃ走るなよ!?」



ナオミ「待っててくださいお姉様!!!」ダダダダダタダダダッッ



コナミ「………ブレねぇ〜…………」スタスタ…



………………………………………………………………………………………………………………



遊星「スターダスト!攻撃だ、シューティング・ソニック!」バッ



スターダスト「カアアアアアアァァァァァ!!」



ブラックローズ「ウオオォオ…………!」ドカアァァァァン!!



アキ「……………遊星…ありがとう…」LP0 ピー



英雄「アキ……………!」ギュ…



節子「ううう…………アキ……………!」ギュ…



アキ「パパ……ママ…………ありがとう…………ごめんなさい………」ギュ…




遊星「お前にはその二人がいる、一人じゃないんだ」



遊星「そして……そのアザも忌むべき印じゃない、俺達の仲間の印だ!」バッ



ジャック「……」



龍可「……………アキさん」



龍亞「そうだよ!………俺はアザないけどー」




アキ「みんな……………う…………ありがとう……!」ブルブル



遊星「……………ふ、さあ、一緒に行こう」


ジャック「……フン、ようやくシグナーが集まったか、まだ1人見つかってないがな」


龍亞「アキ姉ちゃんも仲間になってくれたらすごく心強いよ!」



アキ「……………パパ」


英雄「…………いいんだ、お前の好きなようにしなさい、私達は止めないさ」


節子「そうよ、遊星さんなら安心だわ………」



アキ「………ありがとう、私、いくね……」タタタタ………


遊星「…………」



ダダダダダタダダダッッ!


ジャック「……なんだ?」


バァン!!


ナオミ「アキお姉様!!」



遊星達「!!!?」



アキ「え………………貴女は………………ナオミ…?」










ナオミ「!アキお姉様……………!」タタタッ ギュッ



アキ「ち、ちょっと………!」



英雄「この子は?アキの友達かね?」



アキ「え、ええ、アカデミアの級友というか………」


ナオミ「お姉様…………私、寂しかったです、お姉様がアカデミアにこなくなって」き


アキ「………ご、ごめんなさいナオミ」



英雄「………アキのことを慕ってくれる子もいるじゃないか、良かったな、アキ………」



アキ「いや……ナオミは慕ってくれるというか………」


ナオミ「ふふふふ………」ギュ……



ジャック「……なんだあいつは」



遊星「おそらく…コナミが連れてきたんだろう、アキはやはり一人じゃなかった、アカデミアにも居場所はあるんだ」


スタスタ………



コナミ「遊星いるか………?」スタスタ…



遊星「コナミ、きたか」


龍亞「あ、コナミだ!」



ナオミ「♪」ギュ……


コナミが「あ、やっぱりナオミも来てたか」



ジャック「あの小娘はお前が連れて来たのか?」


コナミ「あ、ジャック……ああ、あいつは十六夜アキに会いたくて仕方ないんだってよ」



遊星「それほど慕われているのか……」



コナミ「うん……ていうかあいつな、十六夜アキと付き合ってるんだってよ」



龍亞龍可「?え?」


ジャック「…………十六夜とあの小娘がか?」


遊星「?つまりあの子は男なのか?」


アキ「!ちょっとあなた!何を言ってるの!?」



ナオミ「お姉様…………!」ギュ……



アキ「は、離してナオミ…!」


コナミ「いや、実は十六夜アキな…………同性愛者なんだってよ……」ボソッ



龍可龍亞「」


ジャック「」



遊星「…」


アキ「」


英雄節子「」



ナオミ「うふふ……」ギュ……



英雄「な…………何だってキミ……………」


節子「ま、まさか……………」



ジャック「そ………そうか」


龍可「ひ、人の自由だから!」



龍亞「う、うん!いいと思うよ別に!」



アキ「………ち、ちが…………違うの遊星…!そんな事実は……!」



遊星「………………ふ、アキ、安心しろ、どんなことがあっても俺たちは仲間だ…………がんばれよ」グッ


アキ「」



ナオミ「うふふふ………お姉様…………」ギュ………



コナミ「……………ん?なんかまずったか?……俺」



アキ「……………」ズズズ…ズズズズズズ………


ジャック「!?な、何だあのオーラは……!」


遊星「………!?」



アキ「帽子のあなた………………覚悟はいい………?」




コナミ「え?俺?……コナミってんだ、よろしく…………!?」



アキ「ローズテンタクルスを召喚!!」バッ



コナミ達「うおおおおお!!?」








今回はここまででーーーー



……………………………………………………………………………………………………………………………………………………



コナミ「がは……………」



ジャック「くそ……………あの女…」


遊星「なんとか…助かったな……………」



アキ「………………自業自得よ」



龍亞「アキ姉ちゃんサイコパワー操れたじゃん」



龍可「怒りで制御したのね…」


ナオミ「素敵ですお姉様…………!」ギュ



アキ「ああもう………!少し離れてっナオミ」バタバタ



コナミ「……………んで、これからどうする…?」



遊星「これからか……………ゴドウィンの所に向かおう」



ジャック「ゴドウィン?……なぜだ?」



遊星「奴から呼ばれてるんだ、シグナーに話があるらしい」








ジャック「ほう……ならば行くぞ」



遊星「ああ、ゴドウィン邸はここから近い、歩いて行こう」



龍可「どこ行くの?」



龍亞「遊星?」



コナミ「ふうん………長官の所か」



アキ「ふう……………………私も行くわ、シグナーだもの」


英雄「ああ、行ってきなさい、遊星さん、アキを頼みます」



遊星「ああ、アキは絶対に守る、安心してくれ」



アキ「遊星……………………」


龍亞「よーし、行こう!」タタタッ



ナオミ「お姉様が行くなら私も行くわ、お姉様は私が守る!」



………………………………………………………………………………………………………………




用事が…………短くてすみません


今回はここまでで……



ゴドウィン邸


遊星「ここだ……」スタスタ


ジャック「ふん、相変わらず無駄に広い」スタスタ



アキ「………………ハア」スタスタ



ナオミ「♪〜」スタスタ ギュッ


龍可「結構広い……………」スタスタ



コナミ「ん?龍亞、あそこにカード落ちてね?」



龍亞「え?あ、本当だ!何だろ!?」タタタッ



コナミ「俺にくれよー」


龍亞「拾った者勝ちだよー!」タタタッ



キーメイス


龍亞「………」


コナミ「ん?何だった?」


龍可「二人とも、置いて行かれるわよー!」








遊星「…………」スタスタ



ゴドウィン「お待ちしておりましたよ、シグナー諸君」


遊星「ゴドウィン……」



ジャック「貴様、我々に何の用だ!」



アキ「ダークシグナーについて……知ってるのね?」



ゴドウィン「ふ、まあ、入ってください、話はそこで」スッ



遊星「ああ………」スタスタ…



ジャック「俺は二度目だ……」スタスタ


龍可「ほら、遊星たち先に入っちゃったわ、行きましょう」スタスタ


コナミ「キーメイスか…………くれるのか?」


龍亞「うん、俺のデッキじゃ使えないし、よーし、行こう!」タタタッ


ナオミ「お姉様、私たちも行きましょう!」


アキ「そうね、あと離れて」スタスタ


ゴドウィン「待ちなさい」ザッ



コナミ「?」



ゴドウィン「君達は 行ってください」スッ



アキ龍可「え?はい」スタスタ…


スタスタスタスタ…


ナオミ「あ、お姉様ー」タタッ


ガシッ!


ナオミ「!?」



龍亞「?!何すんのさオジサン!」


ゴドウィン「君達はシグナーじゃありませんね、招待した覚えはないが?」


龍亞「え?そ、そんな固いこと言わないでさぁー」


ゴドウィン「シグナーじゃない者に用はありません、お引き取り願います」


龍亞「え?あ…………ぅ」



ナオミ「ていうかいつまで腕を掴んでるつもり!?」ブンッブンッ


パッ


ゴドウィン「私は君たちを屋敷に招くつもりはありません」


コナミ「えぇ?マジで……?」







ナオミ「……」


コナミ「……」



龍亞「…………あ……あの」


ゴドウィン「帰りなさい、警備の者を呼びましょうか?」



タタタッ


龍可「待って!」



龍亞「!龍可……」


龍可「私は龍亞と一緒じゃなきゃ行かない!」



ゴドウィン「…………」


コナミ「おお………いい奴だな龍可」



ナオミ「あの子も可愛いわね」


龍可「さ、行きましょう龍亞」グッ



龍亞「………………俺は…いいや」


龍可「え?」



龍亞「行ってきなよ龍可、俺のことはいいからさ」タタッ


龍可「!龍亞!!」






コナミ「あ!おい龍亞ー!」タタタッ


龍可「わ、私も…!」


ナオミ「あいつに任しておけば大丈夫よ、龍可ちゃんは中に入って」


龍可、え?で、でも……」


ゴドウィン「そうです、あんな少年にかまってる暇はありません」、他のシグナー諸君を待たせてしまいますからね」



龍可「う…………」



ナオミ「私がここで見張ってるから、心配しないで行ってきなさい」


龍可「………分かりました、お願いします」スタスタ…



ゴドウィン「私も行きますか」スタスタ…


ザッザッザッザッ…


ナオミ「………………ムカつくオヤジね…」



………………………………………………………………………………………………………………………






広場


コナミ「龍亞?どこ行った?」タタタッ


コナミ「うーん………あいつあんなにショックだったのか…?」タタタッ


コナミ「どこだー!龍亞ー!………ん?」




龍亞「………………………」



コナミ「おいおい、どうしたんだこんなところで体育座りして」スタスタ…



龍亞「…………………コナミ……ごめんね、勝手に駆け出して…」



コナミ「ゴドウィンに邪魔者扱いされたのが堪えたのか?俺だって同じだぜ」



龍亞「うん………でもそれだけじゃないんだ………俺、龍可の事守れるのかな………」



コナミ「え?」



龍亞「俺さ、いつも龍可は俺が守るーって粋がってた………でも、最近薄々気付いてきたんだ……」



コナミ「何だよ…………龍可を守れないって事か?」




龍亞「………………………うん」



コナミ「何でだよ、そんな決めつけて…」


龍亞「…………フォーチュンカップであっさり負けてさ……アルカディアムーブメントでもディヴァインって人にやられちゃった…」



龍亞「………それなりに努力してきたつもりだったんだ…龍可を守るために」



コナミ「……」


龍亞「でもダメだったんだ………シグナーじゃないし、アザもない………俺が龍可を守るなんて………」



龍亞「凡人の俺じゃさ………龍可の迷惑になるって…………」





コナミ「…………努力してきたのか」




龍亞「え?うん………必死にデッキを考えたりシミュレーションしたりしたんだ………」



コナミ「へえ…………それじゃああれじゃね?お前に足りないもの」


龍亞「?俺に足りないもの……?」



コナミ「実践経験」


龍亞「え?」






龍亞「実践経験……って」



コナミ「ああ、確かお前ら、アカデミアには行ってなかったんだよな」


龍亞「うん………家庭学習だよ……」


コナミ「お前、いつも龍可とばっかりデュエルしてなかったか?」



龍亞「それは……………他に相手がいないから…」



コナミ「それだろ、多分経験が足りてないんだって」



龍亞「そうかな…?」


コナミ「俺も弱かったけどな、正直最弱だった、でもいろんな奴とデュエルしたんだ」


コナミ「やってるうちにだんだんわかってくるんだよ、次はどうすればいいのか、とか、戦術はどうするかとか………」



龍亞「………」


コナミ「まあ、今も正直強くない、タッグパートナーとかに助けられて頑張ってきたって感じだ」



龍亞「え?でも遊星は……」



コナミ「あれはお世辞みたいなもんだよ、遊星は気を使うから」


龍亞(確かに…………龍可とばっかりデュエルして………新しい戦術とか………全然考えてなかったかも…)




龍亞「…………いろんなデュエリストと…デュエルしなきゃダメかな」



コナミ「そうだ!お前は弱くなんかない、少なくとも俺よりは」



コナミ「あとは実践なんだよ」



龍亞「……おれ、龍可をまもれるかな………?」



コナミ「ああ、余裕だ!」



龍亞「………………よーし……!やる気出てきたかも……!!」すくっ



コナミ「その意気だよ、龍亞復活!龍亞復活!龍亞復活!龍亞復活!」



龍亞「……………デュエルしてぇ〜〜〜…………」



コナミ「………」



龍亞「…………………………ぷふっ」



コナミ龍亞「アハハハハハハハハハハ!!!」



…………………………………………………………………………………………………………………………………………




シティ ゴドウィン邸近く


コナミ「よーし」スタスタ…



龍亞「コナミ、どうしてここにきたの?」


コナミ「今から龍亞がデュエルするためだ」



龍亞「え!?いきなり………?」



コナミ「ああ、デュエルディスクはめてる奴がいたら話しかけるんだ」



龍亞「うわ………緊張してきたかも……断られないかな……?」



コナミ「デュエルするためにディスクはめてんだから、大丈夫だって」



龍亞「いろんな奴とデュエルか……………」



コナミ「ここで脅威的レベルアップして、龍可達を驚かせてやろうぜ」




龍亞「う、うん!…………でも遊星たちほっといてもいいのかな?」



コナミ「大丈夫、遊星にはメール連絡をいれといたから」




龍亞「そっか………よーーーし!まっててね龍可!俺強くなって帰ってくるから!」カシャンッ


コナミ「さてさて………誰と戦う?」



龍亞「…………さ、最初はあんまり強くない感じの人がいいなー」


コナミ「甘えるな!」


龍亞「うぐっ!だ、だって」


コナミ「龍亞の負け癖を払拭するためには、そんな事は言ってられんわ!」



龍亞「ま、負け癖って言わないでよ!」



コナミ「いいから、デュエリスト探そうぜ」キョロキョロ…


龍亞「うー…………いないかな…………」キョロキョロ


……………………………



コナミ「……あ!あいつデュエリストだ、龍亞!」


龍亞「!よ、よーし……………」



見つけた相手は!?
タッグフォース登場キャラクター

>>880

ゆきのん



コナミ「…………ん?あの紫ツインテ………は……」


龍亞「すいませーーん!俺とデュエルしてください!」タタタッ


雪乃「あら?私?ふふ、可愛いお誘いね」


龍亞「ありがとうございます!コナミ、OKもらったよー!」


コナミ「あ、ああ、そうか」



雪乃「あら………コナミ?コナミかしら?」スタスタ


コナミ「雪乃…………久しぶりだな…」


龍亞「え?このお姉さんと知り合いなのコナミ」



雪乃「うふふふふ、3時間ぶりくらいじゃない、私を放置して………さみしかったわ、身体が熱くなったもの」


コナミ「あーー、すまん」



雪乃「今度は離さないわ、ふふふふ、ダークシグナーと戦うのなら私も連れて行きなさい」



コナミ「ぇえ……………分かったよ……お前がそこまで言うなら」


雪乃「うふふふ、探し回った甲斐があったわ」




コナミ「それでさ、さっき言った通りこの龍亞とデュエルしてやってほしいんだよ」



龍亞「俺、龍亞っていいます!」


雪乃「かまわないわよ、ふふふ」




雪乃「コナミ、あなたは?」


コナミ「ああ……俺は今回は応援するんだ」



雪乃「へえ…………私を応援してくれるのかしら?」



龍亞「ええーー!?俺を応援してよコナミー!」


コナミ「うぐ……………ど、どっちも応援するぞ!頑張れよ!」



雪乃「ふ……………コナミらしいわ……さて、始めましょうか」カシャンッ



龍亞「オッケー!よろしくね……えーと…?」



雪乃「ああ、ふふふ、私は藤原雪乃よ、よろしくねボウヤ」



龍亞「雪乃姉ちゃんだね!よーし!負けないぞ!」



コナミ「………………でも雪乃ってワンターンキルをやったことあるよな……………」


コナミ「大丈夫か龍亞…………」


雪乃「コナミ、私の強さ見せつけてあげるわ、一瞬も見逃したらダメよ」



龍亞「なにをー!俺だってー!」



「「デュエル!!」」




今回はここまででー

http://blog-imgs-43.fc2.com/t/a/k/takaoadventure/rua20110113.jpg


雪乃



龍亞「俺のターンだ!ドロー!ジャキィーーン!」シュ


龍亞「D・ステープランを召喚!」バッ!



《D・ステープラン/Morphtronic Staplen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1400/守1000
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが戦闘によって破壊された場合、
このカードを破壊したモンスターの攻撃力は300ポイントダウンする。
●守備表示:このカードは戦闘では破壊されない。
このカードが攻撃された場合、そのダメージ計算後に
相手フィールド上に表側攻撃表示で存在するモンスター1体を選択して守備表示にし、
このカードの表示形式を攻撃表示にする。


ステープラン「ウィーーン」



龍亞「さらにカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札6→4


雪乃「私のターン、満足させてねボウヤ、フフフ」シュッ



雪乃「私はソニックバードを召喚ね」バッ



《ソニックバード/Sonic Bird》 †
効果モンスター
星4/風属性/鳥獣族/攻1400/守1000
このカードが召喚・反転召喚に成功した時、
自分のデッキから儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。


龍亞「何だろ……?」


バード「くぁー…」



雪乃「ソニックバードの効果を発動、デッキから高等儀式術を手札に加えるわ」カサッ









雪乃「ふふふ、そして高等儀式術を発動するわ」バッ



《高等儀式術/Advanced Ritual Art》 †
儀式魔法(準制限カード)
手札の儀式モンスター1体を選び、そのカードとレベルの合計が
同じになるようにデッキから通常モンスターを墓地へ送る。
その後、選んだ儀式モンスター1体を特殊召喚する。



龍亞「え?」


雪乃「私はデッキからネオバグを二体墓地に送り、闇の支配者ゾークを召喚するわ」バッ



《闇の支配者−ゾーク/Dark Master - Zorc》 †
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2700/守1500
「闇の支配者との契約」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
1ターンに1度だけサイコロを振る事ができる。
サイコロの目が1・2の場合、相手フィールド上のモンスターを全て破壊する。
3・4・5の場合、相手フィールド上のモンスター1体を破壊する。
6の場合、自分フィールド上のモンスターを全て破壊する。


ゾーク「おぉぉ……………!」


龍亞「うわああ!………ウッソー!?」



コナミ「落ち着くんだ龍亞ー!」


龍亞「う……………うん………!」



雪乃「ふふふふ、いくわよボウヤ」





雪乃「ゾークの効果を発動、サイコロを振る洗脳ダイス!」



カラカラカラカラカラ…………


龍亞「サイコロ?なになに?」



からんっ 4


雪乃「ふふふふふ、4の効果は相手モンスター一体を破壊する、私はステープランを破壊するわ」



ステープラン「ガガガ……!」ドゴォォン!



龍亞「うわーー!?ステープランが………!」


コナミ「うわー!」



雪乃「さあ行くわよ、ゾークでボウヤを攻撃するわ」バッ


ゾーク「おおおぉぉぉぉ!!!」ゴォォォォ!


龍亞「うわーーーーーー!!!」ドゴォォン! LP4000→1300




雪乃「まだまだこれからよ、頑張りなさいボウヤ、ふふ」



龍亞「あ、あっという間にLPが………!」











雪乃「私はさらにソニックバードでボウヤを攻撃、終わりかしら?」バッ


龍亞「うっ、さ、させるもんか!トラップ発動、コンフュージョン・チャフ!」カチッ



《コンフュージョン・チャフ/Confusion Chaff》 †
通常罠
1度のバトルフェイズ中に2回目の直接攻撃が宣言された時に発動する事ができる。
その相手モンスターは、直接攻撃した1体目の相手モンスターと戦闘しダメージ計算を行う。


雪乃「!なんですって……」



バード「くああーー!」攻1400


ゾーク「ぉお!!」ドゴッ! 攻2700


雪乃「うっ…………!ふふ」LP4000→2700


コナミ「あぶねー、あわやワンターンキルだ」


龍亞「ふう………遊星の真似をして入れてみたんだ、良かったー」


雪乃「やるじゃないボウヤ、私はカードを1枚セットしてターン終了よ」バッ 手札5→4


龍亞「よーし……………負けるもんか……俺のターン!ドオオーン!」シュッ 手札4→5











龍亞「………魔法カードサイクロンを発動!そっちのリバースカードを破壊するよ!」バッ


ゴオオオオオオオ!


サンダーブレイク


雪乃「うっ………ふふふふ、結構分かってるじゃない…」


龍亞「へへへ、俺はジャンクBOXを発動!」バッ



《ジャンクBOX/Junk Box》 †
通常魔法
自分の墓地からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」
と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンのエンドフェイズ時に破壊される。



龍亞「復活しろ!ステープラン!」バッ


ステープラン「ウィーーン」



龍亞「さらにD・リモコンを召喚!」



《D・リモコン/Morphtronic Remoten》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 300/守1200
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、
デッキからそのモンスターと同じレベルを持つ
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●守備表示:1ターンに1度、手札の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地からそのモンスターと同じレベルを持つ
他の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。



雪乃「チューナーモンスターね……」



コナミ「おお!」




龍亞「行くぞ!俺の切り札を見せてやるぜー!」


雪乃「ふふふ」



龍亞「俺は☆4のステープランに☆3のリモコンをチューニング!」


☆4+☆3=☆7


龍亞「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!」


パワーツールドラゴン「ウィィィイーーーーーン!!」



龍亞「愛と正義の使者、パワー・ツール・ドラゴン!」



《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。



コナミ「おおー!何だよこいつ!」


雪乃「なかなか楽しませてくれるわね」


龍亞「へっへーん!パワーツールドラゴンの効果を発動!パワー・サーチ!」



シャシャシャッ!


龍亞「デッキの装備カード3枚選択してランダムに相手に一枚選ばせる、そのカードを手札に加えるよ!」ザッ


雪乃「私が選ぶのね?………………真ん中よ」



龍亞「オッケー!真ん中以外はデッキに戻すよ!」カサッ シャシャシャシャシャシャ!





コナミ「そしてそして?」


龍亞「俺はパワー・ツール・ドラゴンに装備カード、ダブルツール・D&Cを装備するよ!」バシッ




《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。



パワーツール「ウィィィイーーーーーン!!」ギュルルルルル! 攻2300→3300


雪乃「攻撃力3300……!」



コナミ「ゾークを上回ったぞ!」


龍亞「いくよ!パワーツールでゾークを攻撃!クラフティ・ブレイク!」


パワーツール「ウィィィイーーーーーン!」ギュルルルルル!



ゾーク「おごぉおぉぉぉ!!」ドォォォン!


雪乃「ううぅぅ!…………」LP4000→3400


龍亞「やった!」






ミス 雪乃 LP2700→2100





龍亞「へへへ、ターンエンドだ!」手札2



雪乃「私のターン、ドロー」シュッ 手札4→5


パワーツール「ウィィン」 攻3300→2300


龍亞「ダブルツールD&Cの効果が変更するよ!相手ターンだと攻撃力は戻る」


雪乃「ふぅ…………私は手札から奈落との契約を発動するわ」バッ


《奈落との契約/Contract with the Abyss》 †
儀式魔法
闇属性の儀式モンスターの降臨に使用する事ができる。
フィールドか手札から、儀式召喚する闇属性モンスターと同じレベルになるように
生け贄を捧げなければならない。



龍亞「また儀式魔法かー…」


雪乃「手札の甲虫装甲騎士とフィールドのソニックバードをリリース」



雪乃「終焉の王デミスを儀式召喚!」バッ


《終焉の王デミス/Demise, King of Armageddon》 †
儀式・効果モンスター
星8/闇属性/悪魔族/攻2400/守2000
「エンド・オブ・ザ・ワールド」により降臨。
フィールドか手札から、レベルの合計が8になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
2000ライフポイントを払う事で、
このカードを除くフィールド上のカードを全て破壊する。





雪乃「ふふふ、覚悟はいいかしら?」



龍亞「うわああ………で、でも俺にはパワーツールがいる……!」



雪乃「ふふ、私はデミスの効果を発動!LPを2000払うわ」LP2100→100


龍亞「え?2000も………?」



雪乃「そしてフィールドのこのモンスター以外のカードをすべて破壊する」



龍亞「ええ………!?」



デミス「アァァアァアアァァ!!!」


ドゴォォォォォン!


コナミ「龍亞ーーー!」



龍亞「く……でも、パワーツールは装備カードを身代わりにできる!」



雪乃「残念だけど装備カードも一緒に破壊されるわ、その身代わりは使えない、残念ねボウヤ、ふふ」



龍亞「え!?」



パワーツール「ウィィィ…………………ンンンン」ゴオオオオオオオ!





ドゴォォォォォン!


龍亞「パワーツール………!!」



コナミ「やばい……龍亞のフィールドが空に……」



雪乃「これで終わりね、楽しかったわ、ふふ、デミスでボウヤにダイレクトアタック!」バッ


デミス「アアアアァァァ!!」ドォォオオ!!


龍亞「うわぁーー!」LP1300→0 ピー



コナミ「あちゃー!」




雪乃「ふふふ、なかなか楽しめたわよ」



龍亞「うう〜〜〜〜………」ぐぐっ


コナミ「龍亞、大丈夫かーー!」タタッ


龍亞「コナミ………うん、へっちゃらだよ」スクッ









ソニックバードはゾ—クに戦闘破壊されたはずじゃ?



…………………………………………………………………………………………………………………………



龍亞「結局負けちゃったかー…………」



コナミ「でもいい経験になっただろ?」



龍亞「うん!龍可とは全然違うデュエルができて楽しかったよ!」



コナミ「これを何回かやれば強くなるさ」


雪乃「ふふふ、ボウヤとのデュエル楽しかったわ」




龍亞「あ、雪乃姉ちゃん、俺とまたデュエルしてくれる?」



雪乃「ええ、いずれまたやりましょう、ふふ」



コナミ「前向きになったな龍亞」



龍亞「うん!早く次の人とデュエルしようよ!」



雪乃「この子は伸び代あるわね、この楽しんでる感じ、嫌いじゃないわ」



>>913 出ました凡ミス もう一体も手札の甲虫装甲騎士ということで…………すんません


龍亞「よーーーーーし!次の相手を探すぞーー!!」キョロキョロ



コナミ「もうか、頑張るな」


龍亞「へへ、早くデュエルしたいんだ!強くならないといけないし!」



雪乃「若々しいわねぇ、お姉さんも見習わなくちゃ……」



コナミ「俺も探すか」キョロキョロ


雪乃「今日は休日だし結構いると思うけど…」



龍亞「うーん………やっぱり強そうな人と戦った方がいいのかな…」キョロキョロ



コナミ「………………お、龍亞!あそこの奴デュエルディスクはめてるぞ!」



龍亞「ん!?」



見つけた相手は!?
タッグフォース登場キャラクター ラスト
>>919



ネオ



龍亞「え?でもコナミ、あの人セキュリティだよ、仕事中じゃないの?」


コナミ「ま、はなしかけてみようぜ」スタスタ



コナミ「すんませーん、デュエルしませんか?」



ネオ「ん!?デュエルだと?俺っちとか!?」




コナミ「ああ……仕事中なら……無理にとは言わないけど」



龍亞「…」



ネオ「いいだろう!俺っちは今日は休みだからな!」



コナミ「おお!……セキュリティの服着てるのにか?」




ネオ「これは治安維持局の決まりだからだ!」



コナミ「へえ」




龍亞「なーんだ、良かった、よーし!オジサンよろしくー!」



ネオ「ん?ボウズが相手か?!」



龍亞「うん!強くなりたいんだ!」



コナミ「頑張れよ龍亞、今度こそ」




雪乃「ふふ、頑張りなさい」



ネオ「よーーし!!俺っちがボウズを鍛えてやる!セキュリティの力を教えてやるぞ!」カシャンッ



龍亞「へへ、いくぞー」



「「デュエル!!」」



ここまでで


可能なら今日中に入ってもう一度来ます


http://blog-imgs-24.fc2.com/l/i/g/lightofjustice/32-5_3.jpg 茂野間ネオ



ネオ「俺っちの先行だ、ドロー!」シュッ



ネオ「俺っちは王虎ワンフーを召喚!」バッ



《王虎ワンフー/King Tiger Wanghu》 †
効果モンスター
星4/地属性/獣族/攻1700/守1000
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
攻撃力1400以下のモンスターが召喚・特殊召喚に成功した時、
その攻撃力1400以下のモンスターを破壊する。



ワンフー「グァルルル…」



龍亞「うわー、強そー」



ネオ「こいつがいる限り攻撃力1400以上のモンスターは召喚成功時に破壊されるぜ!気を付けなボウズー!」


龍亞「え?攻撃力1400以上って」



雪乃「早速マズイわね…」


コナミ「ん?どうした」



雪乃「あのボウヤのディフォーマーモンスターは全体的に攻撃力が低いのよ、下手をすればワンフー一体で制圧されてしまうかも…」


コナミ「え?マジ………?」



龍亞(やばいよー………俺の手札には攻撃力1400以下のモンスターしかいない…)



ネオ「さらに俺っちは!強者の苦痛を発動だ!」バッ



《強者の苦痛/Burden of the Mighty》 †
永続魔法
相手フィールド上のモンスターの攻撃力は、
そのモンスターのレベル×100ポイントダウンする。



龍亞「今度は何それ…?」


ネオ「へへへへへ!これがある限りボウズのモンスターの攻撃力は☆一つにつき100Pダウンする!」


龍亞「ええ……………!?」



雪乃「…………ボウヤにとって最悪の展開だわ」



コナミ「あのセキュリティ強くね?頑張れ龍亞ー!」



ネオ「俺っちはこれでターンエンドだ」手札4




龍亞「う………お、俺のターン!ジャキィーーン!」シュッ


龍亞「どうしよう………モンスターを出したらやられるし…」



龍亞「ワンフーの攻撃力は1700…………ここは…」



龍亞「俺はモンスターをセットするよ!」バッ



雪乃「ここはそれしかないわね」


龍亞「さらにカードを二枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札3


ネオ「くくくく、防戦一方かボウズ、俺っちのターン!」シュッ 手札4→5







ネオ「俺っちは霊滅術師カイクウを召喚!」バッ



《霊滅術師カイクウ/Kycoo the Ghost Destroyer》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手の墓地のモンスターを2体まで選択してゲームから除外できる。
また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はお互いの墓地のカードをゲームから除外できない。



カイクウ「南無阿弥陀仏南無阿弥陀佛」



龍亞「うわー……怖い…」



ネオ「いくぜボウズ!カイクウでセットモンスターを攻撃!」



カイクウ「破ッッッッ!!!!」ドォォオ!


D・ボードン「ウィィィイーン……ヤカマシインダケド!」 守1800



ガキィィィン!


龍亞「へへ!残念だったね、ボードンの守備力はカイクウの攻撃力と同じだよ!」

《D・ボードン/Morphtronic Boarden》 †
効果モンスター
星3/地属性/機械族/攻 500/守1800
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターは
相手プレイヤーに直接攻撃できる。
●守備表示:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスターは
戦闘では破壊されない。


ネオ「ぬ……………」



コナミ「おお!何とか防いだぞ!」


龍亞「へへ!残念だったね!」



ネオ「やるじゃないか!面白くなってきたぞ!」


ネオ「俺っちはカードを1枚セットしてターンエンドだ!」バッ 手札4→3


龍亞「俺のターン!ジャキィーーン!」シュッ



龍亞「………俺はD・モバホンを召喚!ドォォオン!」バッ



モバホン「ウィーーン」攻100→0



《D・モバホン/Morphtronic Celfon》 †
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 100/守 100
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードをめくる。
その中からレベル4以下の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選び、
召喚条件を無視して特殊召喚し、
残りのカードはデッキに戻してシャッフルする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。
●守備表示:サイコロを1回振り、
出た目の数だけ自分のデッキの上からカードを
確認して元の順番でデッキの上に戻す。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


雪乃「!?そんなモンスターじゃ……!」



ネオ「へへへへ!ワンフーの効果が発動だ!攻撃力が1400以下のモンスターは破壊される!」



ワンフー「グァルルル!」ゴォ!





龍亞「へへ!俺だってそれくらいわかってるもんね!速攻魔法発動!禁じられた聖杯!」カチッ


《禁じられた聖杯/Forbidden Chalice》 †
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は
400ポイントアップし、効果は無効化される。


龍亞「これをワンフーに使うことでワンフーの効果は無効になるよ!」


ワンフー「グァルルル……!」攻1700→2100


ネオ「なにぃーー!?」


雪乃「考えたわね、ふふ」



龍亞「よーし!俺はモバホンの効果を発動!ダイヤルーーーーー・オーーン!」バッ


カラカラカラカラカラ…………3


龍亞「3だ!デッキを3枚めくっディフォーマーがいれば一体を特殊召喚するよ!」シャシャシャ…


D・ゲイザー
D・リモコン
ガジェット・トレーダー


龍亞「よーし!俺はD・リモコンを特殊召喚!」バッ


《D・リモコン/Morphtronic Remoten》 †
チューナー(効果モンスター)
星3/地属性/機械族/攻 300/守1200
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:1ターンに1度、自分の墓地の
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選択してゲームから除外し、
デッキからそのモンスターと同じレベルを持つ
「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
●守備表示:1ターンに1度、手札の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスター1体を墓地へ送り、
自分の墓地からそのモンスターと同じレベルを持つ
他の「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を選んで手札に加える。



リモコン「ウィーーン」攻300→0


コナミ「おお!モンスターがこんなに」


龍亞「俺は☆3のボードンと☆1のモバホンに、☆3のリモコンをチューニング!」


☆3+☆1+☆3=☆7


龍亞「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!」


パワーツール「ウィーーン!!」攻2300→1600


龍亞「愛と正義の使者、パワーツールドラゴン!」


《パワー・ツール・ドラゴン/Power Tool Dragon》 †
シンクロ・効果モンスター
星7/地属性/機械族/攻2300/守2500
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。
デッキから装備魔法カードを3枚選んで相手に見せ、
相手はその中からランダムに1枚選ぶ。
相手が選んだカード1枚を自分の手札に加え、
残りのカードをデッキに戻す。
また、装備魔法カードを装備したこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードに装備された装備魔法カード1枚を墓地へ送る事ができる。


ネオ「おおおぉぉ…………!?」


コナミ「またでた!龍亞の切り札!」


龍亞「パワーツールの効果をはつどーう!!パワー・サーチ!」シャシャシャ…


龍亞「装備カードをおっちゃんがランダムに選んで、それを手札に加えるよ!」



ネオ「ぬ…………………右だ!」


龍亞「オッケー!それ以外はデッキに戻す」シャシャシャ!


雪乃「何が加わったのかしら?」










ネオ「だが、パワーツールの攻撃力は強者の苦痛によって1600、俺っちのモンスターにはかなわないぞ!」


龍亞「そこで俺は装備カードを使う!団結の力!」バッ



《団結の力/United We Stand》 †
装備魔法
装備モンスターの攻撃力・守備力は、自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体につき800ポイントアップする。


パワーツール「ウィーーン!!」攻1600→2400


ネオ「おおおぉおおーー!?」


コナミ「きた!パワーツールが敵の攻撃力を超えた!」


雪乃「へえ………」



龍亞「いけ!パワーツールドラゴン!クラフティ・ブレイク!」



ギュイイイィイィィィン!!


ワンフー「グァルルル!!?」攻2100


ネオ「…………ふ!甘いぞボウズ!速攻魔法を発動!サイクロン!」


《サイクロン/Mystical Space Typhoon》 †
速攻魔法
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


コナミ雪乃「!?」





ネオ「これで俺っちは団結の力を破壊する!パワーツールの攻撃力も戻るぞ!」


ごぉおぉぉおおおおぉおぉぉぉ!!


雪乃「まずいわ…………いまパワーツールを失ったら……!」



コナミ「何とかしろ龍亞ーーー!!」



龍亞「うわああぁ…………と、トラップカードオープン!亜空間物質転送装置!」



《亜空間物質転送装置/Interdimensional Matter Transporter》 †
通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までゲームから除外する。


ネオ「ほう……」


龍亞「こ、これで俺はパワーツールドラゴンを除外するよ…!」


グニャアアアアァア


コナミ「ふぅ…………何とか止まったか…」



雪乃「ええ……でも……やられるのが一ターン伸びただけかも……」


ネオ「ふ、パワーツール破壊はならなかったが、団結の力は消滅した、攻撃力も1600に逆戻りだな」


龍亞「うぐ……………俺はカードを2枚セットしてターンエンドだよ」手札3→1








グニャアアアアァア

パワーツール「ういいぃいいん」攻1600



ネオ「戻ってきたかパワーツール!倒してやるぞ!」シュッ手札3→4


ネオ「二枚のリバースカードか……」


龍亞「………」



ネオ「さては罠を張っているのか……?俺っちに対して…」


コナミ「………」



ネオ「ふ………ならば魔導戦士ブレイカーを召喚!」




《魔導戦士 ブレイカー/Breaker the Magical Warrior》 †
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1600/守1000
このカードが召喚に成功した時、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大1つまで)。
このカードに乗っている魔力カウンター1つにつき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
また、自分のメインフェイズ時に
このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事で、
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。


ブレイカー「ふっ!」


雪乃「次から次へと汎用性の高いモンスターを……」


龍亞「く…………」





ネオ「ははは!ブレイカーの効果を発動!魔力カウンターを一つ取り除くことで魔法罠カードを一枚破壊する!」



ブレイカー「は!」ゴアッ!


龍亞「うわっ!」バリィイン!


重力解除


ネオ「重力解除か………このままバトルをしていれば止められていたな……くくく」


龍亞「くっそーー!」


コナミ「ああ………トラップが…」


雪乃「万事休すかしら………?」


龍亞「うぐ……………」


ネオ「さあいくぜ!俺っちはカイクウでパワーツールを攻撃!」



カイクウ「滅ッッッッ!!!!」ゴアッ 攻1800


パワーツール攻1600






コナミ「龍亞ーー!!」



龍亞「させるもんか!トラップ発動!D・インパクトリターン!」



《 D・インパクトリターン》

通常罠
相手フィールド上に存在する魔法・罠カードを2枚まで選択して発動する。
選択したカードを相手の手札に戻し、
手札から「D(ディフォーマー)」と名のついたモンスター1体を自分のデッキに戻す。


ネオ「なんだと!?」



龍亞「俺は手札のD・チャッカンをデッキに戻す!」手札1→0 カシャッ


龍亞「そして、おっちゃんの強者の苦痛を手札に戻す!」


シュッ


ネオ「ぐ……………!」



パワーツール「ウィーーン!」攻1600→2300


カイクウ「諸行無常!!?」攻1800



ドゴォォォォォン!


ネオ「うごぉぉお!」LP4000→3500





龍亞「返り討ちにしろ!パワーツールドラゴン!」



ネオ「く…………やってくれるじゃないか……!俺っちも熱くなりそうだぜ…!」


雪乃「何とか跳ね返したわね……」



コナミ「でも手札が0になっちまったぞ……」



ネオ「俺っちはワンフーを守備表示に変更、さらに強者の苦痛を再発動してターンエンドだ!」シュッ


龍亞「俺のターン!ドーーン!」シュッ手札0→1


雪乃「再び強者の苦痛……パワーツールの攻撃力が1600に……」


龍亞「俺はパワーツールの効果を発動!パワー・サーチ!」シャシャシャ!


ネオ「また選ぶのか………真ん中だボウズ!」


龍亞「よし、他のカードはデッキへ」シャシャシャ!



龍亞「俺はダブルツールD&Cをパワーツールに装備だ!」バッ


《ダブルツールD&C/Double Tool C&D》 †
装備魔法
自分フィールド上の「パワー・ツール・ドラゴン」または「D(ディフォーマー)」と
名のついたレベル4以上の機械族モンスターにのみ装備可能。
それぞれのターンで以下の効果を適用する。
●自分のターン:装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが攻撃する場合、
バトルフェイズの間だけ攻撃対象モンスターの効果は無効化される。
●相手のターン:相手は装備モンスター以外のモンスターを攻撃対象に選択できない。
また、装備モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージステップ終了時、
その相手モンスターを破壊する。



パワーツール「ウィーーン!!」攻1600→2600


コナミ「よし、攻撃力2600!」





龍亞「いけ!クラフティ・ブレイク!ワンフーに攻撃だー!」


ギュイイイィイィィィン!!



ワンフー「ゥォォォォオオン!!」ドゴォォォォォン!



ネオ「く……!」


龍亞「よし!カードを一枚セットしてターンエンドだよ」バッ 手札1→0


現在状況


龍亞 手札0 パワーツールドラゴン ダブルツールD&C リバースカード1 LP4000


ネオ 手札3 魔導戦士ブレイカー LP3500



雪乃「結構巻き返してきたわね」


コナミ「ああ、厄介なワンフーも消えた」


ネオ「ぐ、俺っちのターンだ!!」シュッ 手札3→4


ネオ「俺っちは異次元の女戦士を召喚!」


《異次元 の女戦士/D.D. Warrior Lady》 †
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外できる。



女戦士「ふぁ!」


龍亞「それは………」


ネオ「ふ、いくぞ、パワーツールを攻撃!」



コナミ「!?どういうことなんだ、強者の苦痛があるにしてもパワーツールの攻撃力は1600、女戦士は1500だぞ」


雪乃「状況解説ありがとう、女戦士には厄介な効果があるのよ」



ネオ「そう!女戦士とパワーツールをゲームから除外するぞ!」



龍亞「!?除外?」



雪乃「除外じゃパワーツールの効果も使えない……」



グニャアアアアァア………


ネオ「ふふふ、パワーツール破れたり」LP3500→3400


龍亞「くそー……!」


ネオ「だが………俺っちはターンエンドだ」手札3


龍亞「よし!俺のターン、ジャアアン!」シュッ 手札0→1


龍亞「俺はD・ラジカッセンを召喚!」バッ



《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。



ネオ「く……モンスターを引いたか」


ラジカッセン「オレノデバンカ」攻1200→800



龍亞「ラジカッセンは二回攻撃ができるんだ!行けー!!」バッ


ネオ「二回……!?」


ドゴドゴッッ!!



ネオ「ち…………」LP3500→1900





龍亞「俺は……ターンエンドだよ」


ミス


↑無しで

グニャアアアアァア………!


ネオ「ふふ、パワーツール破れたり」LP3500→3400


龍亞「うぐ……………」



コナミ「マズイぞ……パワーツールが」


ネオ「魔導戦士ブレイカーでダイレクトアタック!」



ブレイカー「は!」ズバ!



龍亞「くう……………」LP4000→2400


ネオ「ははは!俺っちはターンエンドだ」手札3



龍亞「お、俺のターン!ドーーン!」シュッ 手札0→1


龍亞「俺はD・ラジカッセンを召喚!」バッ



《D・ラジカッセン/Morphtronic Boomboxen》 †
効果モンスター
星4/地属性/機械族/攻1200/守 400
このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
●攻撃表示:このカードは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃する事ができる。
●守備表示:1ターンに1度、自分フィールド上の「D(ディフォーマー)」と
名のついたモンスターが攻撃対象に選択された時、
その攻撃を無効にできる。


ネオ「ふ、攻撃力1200……いや、800か、対したことはないぞ!」


龍亞「まだだ!リバースカードを発動!リビングデッドの呼び声!」




コナミ「またみた、リビングデッドの呼び声!あれ便利だよなー」


雪乃「ま、確かによく見るカードよね」



龍亞「俺はD・モバホンを蘇生させるよ!」



モバホン「ウィーーン!」攻100→0


ネオ「また出てきたか、しかしそれでどうする!?」


龍亞「モバホンにかける!効果発動、ダイヤルーオーーン!」



カラカラカラカラカラ…………2


龍亞「う………2か………デッキから2枚めくるよ」ペラ



アームズ・ホール
D・リモコン


龍亞「きた!リモコンを特殊召喚!」バッ



リモコン「ウィーーン」


ネオ「そいつはチューナーモンスター……」



龍亞「リモコンの効果を発動!墓地のボードンを除外して、デッキからチャッカンを手札に加えるよ!」サッ



コナミ「ほうほう………」





龍亞「そして☆1のモバホンに、☆3のリモコンをチューニング!」





コナミ「☆4?」



龍亞「シンクロ召喚!いでよ、アームズエイド!」



《アームズ・エイド/Armory Arm》 †
シンクロ・効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1800/守1200
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に装備カード扱いとしてモンスターに装備、
または装備を解除して表側攻撃表示で特殊召喚できる。
この効果で装備カード扱いになっている場合のみ、
装備モンスターの攻撃力は1000ポイントアップする。
また、装備モンスターが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


コナミ「なに!?☆4のシンクロなんていたのか!?」



雪乃「知らなかったの?数は少ないけど確かにいるわよ」



ネオ「あ、アームズエイド……?」



龍亞「へへ…………これも遊星の真似してみたんだ…」


雪乃「でも……確かにアームズエイドとラジカッセンのコンボは強力ね…」


コナミ「え?」



龍亞「いくよ!俺はラジカッセンにアームズエイドを装備させる!」



アームズエイド「イクゾー」


ラジカッセン「イイフィットカンダゼ!」ガシャン! 攻800→1800


ネオ「く………そして確か…ラジカッセンは二回攻撃ができる………マズイな」



龍亞「これでおっちゃんの負けだよ!ラジカッセンでブレイカーを攻撃!」


ブレイカー「ぐあ!!」ドーーン!



ネオ「く!…………ん?な、何だこの減り方は!」LP3400→1600


龍亞「へへ、アームズエイドは装備したモンスターに破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与える効果を備わせるんだ!」


戦闘ダメージ200+効果ダメージ1600=1800


ネオ「ヌウウーー!?俺っちのLPが……」



龍亞「さあ!もう一度ラジカッセンで攻撃だ!くらえーーーー!!!」



ラジカッセン「シャアアア!」ドォォオオ!!



ネオ「おおーーーーーーー!!?」LP1600→0ピー


コナミ「決まったーーー!!龍亞の勝ちだ!」




雪乃「ふふふふ、楽しませてもらったわボウヤ」





………………………………………………………………………………………………………………



龍亞「やったよコナミー!勝ったー!」


コナミ「ああ!お前強くねー!?」



龍亞「ほんと!?えへへへへへ…………!」



ネオ「く………俺っちの負けか………だがいい勝負だったな」



龍亞「うん!おっちゃんとのデュエルすっごくよかったよ!」



ネオ「へ、俺っちもさ、あんなに熱くなったのは久しぶりだ」


ガシッ!


龍亞「また勝負しようね!」



ネオ「ああ!俺っちのリターンマッチだ!」


………………………………………………………………………………………………………………


ゴドウィン邸


遊星「ん?コナミ達から連絡か…………」ビビッ



龍可「え?龍亞は!?龍亞は見つかった?」



遊星「……………ああ、書かれている、見つかったらしい」



龍可「よかった…………」


遊星「写真が貼られてるな………なんだ?」カチッ



【龍可がコナミと雪乃とネオと一緒に笑顔で楽しそうな写真】



遊星「ふ…………どうやら龍亞にいい事があったみたいだな…」



龍可「……いいな……龍亞……こんなに楽しそう…………私といる時より……」



遊星「ん?」



龍可「!いや………な、なんでもない」


今回はここまでで


新スレに移行したいと思います

このスレを見てくれてありがとうございました( ´ ▽ ` )ノ

新スレ立てました


コナミ「遊星達が頑張ってる、俺も頑張ろう」 【タッグフォース】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371918933/)

これからもよろしくお願いします

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