小鳥「璃緒さんならわかるけど」
シャーク「ドルべだ」
遊馬「それでドルべは?」
シャーク「こいつを産んで干からびちまった」
小鳥「何の卵だろうね?」
遊馬「さあな」
シャーク「それにしても薄気味悪い卵だ・・・」
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遊馬「こういう時はカイトだ!」
小鳥「そうね!」
シャーク「あいつは雨の調査とかでどっか行ったぞ」
遊馬「そうだったな」
シャーク「もしかしたらあれかもしれねえ」
小鳥「あれって?」
シャーク「ああ!」
小鳥「璃緒さんの肛門に入った影響で卵を産む体質になったって事?」
シャーク「そうだ」
遊馬「見ろよ!卵にヒビが!」
小鳥「璃緒さん似かな?それともドルべかな?」
遊馬「それは見てのお楽しみってやつだぜ」
カイト「雨が上がった・・・これで」
遊星「カイト」
カイト「お前は不動遊星!?何故ここに」
遊星「十代さんに頼まれてな」
カイト「また何かあったのか」
遊星「この次元に卵を産むデュエリストは居るか?」
カイト「いや聞いた事がない」
遊星「そうか」
カイト「聞かせろ何があった」
遊星「ハートランドが再び動き出した」
カイト「奴がまた?今度は何を」
遊星「デュエリストに卵を産ませクラゲを増やす計画だ」
カイト「どういう・・・事だ・・・?」
カイト「なるほど肛門プレイに興じるどちらか一方に」
遊星「クラゲ卵を生み出す菌を侵入させ産ませるんだ」
遊星「アナル次元にてクラゲの本体を追い詰めたが逃げられたそうだ」
カイト「もしや遊矢も!?」
遊星「まだ産んでなかった」
カイト「・・・クラゲの本体は」
遊星「わからない。他に紛れ込んで誰かに卵を産ませているのかもしれない」
カイト「ここに居る可能性も」
遊星「ここはクラゲの出身次元だ・・・居るかもしれない」
カイト「探し出すぞ不動遊星」
遊星「ああ!」
クラゲ先輩「ハァ・・・」
遊馬「こ、こいつ」
シャーク「クラゲ野郎!?」
小鳥「やだ・・・どっちにも似てない」
クラゲ先輩「アァ!?クラゲ野郎だァ!」
シャーク「まさかお前が産まれるとはな」
クラゲ先輩「久しぶりだなァ!蘇ったぜ!てめえらに復讐するためによォ~!」
遊馬「クラゲ!」
クラゲ先輩「クラゲ?ふざけんな!どこ中だいったいよ!」
遊馬「ハートランド学園だぜ!」
クラゲ先輩「何ン個下だ?アァ!?」
遊馬「13歳だぜ!シャーク」
シャーク「人の仲間と妹を利用しやがって!」
カイト「あれは」
小鳥「遊馬・・・遊馬が!」
カイト「どうした!?」
遊星「これは酷い・・・穴という穴が犯されてる・・・それにこの腹」
カイト「まるで身籠ってるみたいだ」
遊星「産まれたクラゲは相手に卵を産み付ける習性がある・・・遊馬は妊娠した」
遊馬「うーん・・・うーん・・・」
シャーク「あのクラゲ野郎・・・前より強くなってやがる」
カイト「負けたのか凌牙」
シャーク「まだ負けてねえ・・・まだ俺は」
遊星「クラゲはどこに」
小鳥「わ、わからない・・・消えちゃって」
遊星「マズい事になった・・・」
遊星「カイトはクラゲを追ってくれ」
カイト「ああ」
シャーク「お、俺もだ」
遊星「いやお前はダメだ」
シャーク「やられっぱなしじゃ終れねえ!」
遊星「落ち着け!」
シャーク「くっ・・・」
遊星「クラゲの触手さらに柔らかなボディーで攻撃が全て封鎖された?」
シャーク「そうだ・・・遊馬は俺を庇って」
遊星「ならば修行だ」
シャーク「修行だと?」
遊星「ここに採石場みたいな場所は」
小鳥「ここを真っ直ぐ言って信号を右に」
シャーク「修行だと・・・一体何を」
遊星「これが通常のデュエリストのキックだ!」
バゴッ
シャーク「岩を砕いただと!?」
遊星「デュエリストの足腰は強靭だ。岩ぐらい砕ける」
遊星「さらにこれに空中前方宙返りを多く加えると威力が数倍に高まる」
シャーク「って事はそれさえ身につければ」
遊星「ああ、クラゲの柔らかなボディーを貫ける」
シャーク「それを俺に」
遊星「凌牙、自分達も世界は自分達で守らねばならない」
シャーク「ああ」
遊星「やってみろ。俺のように」
シャーク「わかったぜ!オオ!!!」
遊星「早くやらないとクラゲがどんどん増えていく・・・急がないと」
小鳥「どうだった?」
カイト「逃げられた」
遊馬「うーん・・・産まれる・・・」
カイト「凌牙は」
小鳥「それが何処か行っちゃって」
カイト「とりあえず遊馬を運ぼう」
小鳥「でも妊娠した遊馬なんて明里さんがひっくり返っちゃうよ」
カイト「広い場所がいい」
小鳥「カイトの家は?」
カイト「俺の家にするか・・・運ぶぞ」
小鳥「うん」
アリト「ドルべと同じように遊馬が卵を!?」
ギラグ「らしいぜ」
ミザエル「ナッシュも遊星と共に修行中らしい」
アリト「おい!俺達も行こうぜ!ぶん殴ってやる!そいつを!!」
ベクター「お前達が行っても意味ないんじゃないのォ~?」
ギラグ「そんな事言ってる場合じゃねえ!」
ベクター「もっと頭使えよォミザちゃん」
ミザエル「き、貴様!」
ベクター「行ったとこで邪魔ンなるだろ?」
アリト「そりゃそうだけどよ・・・でも」
ベクター「メラグは見て来いよナッシュが修行してるとこを」
ミザエル「何故メラグは!」
ベクター「妹だからに決まってんだろ?配慮がねえなァ・・・」
ミザエル「くっ・・・」
シャーク「オラァ!」
遊星「回転が足りない」
シャーク「ッッ」
遊星「それにスピードもだ!そこを狙われるぞ凌牙」
シャーク「もう一度だ」
遊星「ん?君は」
璃緒「凌牙の妹ですわ」
遊星「何か用か?」
璃緒「私にも凌牙と同じ修行を」
シャーク「やめろ!これは」
遊星「いいだろう!ただし生半可な修行ではないぞ!」
璃緒「はい!」
アリト「あれから3日か」
ギラグ「何の音沙汰もないぞ」
ドルべ「まさか私が産んだ卵が・・・」
ミザエル「大変だ!街にクラゲの大軍が!」
アリト「クラゲ?来やがったな!」
ドルべ「名誉挽回しなければ!」
ミザエル「カイト一人ではどうにもならない!急げ!」
ギラグ「遊馬の弔い合戦だ!」
アリト「ああ!」
ドルべ「これはデュエリストとクラゲの全面戦争だ」
ミザエル「心してかかるぞ!」
クラゲ先輩「アァ?どうした!これがクラゲの力なんだよ!」
カイト「人知れずこんなにクラゲを」
クラゲ先輩「クラゲ?先輩だろうが!クラゲ舐めんなよ!」
カイト「やるしかない・・・あれで」
アリト「何が先輩だ!クラゲ野郎!!」バキッ
クラゲ先輩「俺の分身を!こいつ!」
ギラグ「遊馬をよくも妊娠させやがったな!」
クラゲ先輩「チッ、バリアン七皇のお出ましか?やれクラゲ!」
ミザエル「クラゲが迫ってくる」
アリト「構う事はねえ!」
ギラグ「真っ向からやってやろうぜ!」
小鳥「大変な事になってる・・・」
クラゲ「クラゲェ・・・クラゲェ・・・」
クラゲ「クラゲェ・・・クラゲェ・・・」
小鳥「や、やだ!こっちに来る!」
クラゲ「クラゲェ・・・クラゲェ・・・」
小鳥「嫌ァ!」
ズボッ
クラゲ「クラゲェ・・・」
小鳥「お、落とし穴?」
ベクター「ジャンジャジャ~ン!」
小鳥「ベクター?」
ベクター「バカだよなァ~!真っ向勝負何かよりこっちのが楽なのによォ」
ドルべ「わ、私まで落とし穴にハマるなんて・・・」
小鳥「シャークは?シャークはまだ」
ベクター「知らねえ・・・けどもうすぐ来るだろうぜ」
ベクター「あいつはいつも来るのが遅えんだよ」
アリト「さあ残りはお前だ!行くぜ!!」
クラゲ先輩「先輩舐めんな!!!」
アリト「や、柔らかい!何だこいつ!」
クラゲ先輩「アァ!?こいつじゃねえだろォ!どこ中だよてめえ!」
カイト「奴は普通の攻撃じゃダメだ・・・だから」
遊星「待たせたなみんな」
アリト「ナッシュ!」
ギラグ「メラグ!お前どこ行ってたんだ」
遊星「修行は終わった!さあ行くんだ」
璃緒「これで終わりよ」
シャーク「来いクラゲ野郎!」
クラゲ先輩「いいぜ・・・水属性最強のクラゲで先輩の力見せてやるよ!」
シャーク「見える・・・奴の触手が!」
璃緒「右よ凌牙!」
シャーク「ああ!」
クラゲ先輩「こいつ動きが!?」
シャーク「隙ができた!璃緒!」
璃緒「うん!」
クラゲ先輩「何だァ?蹴りか?打撃は効かねえんだよ!」
シャーク「それはどうかな」
クラゲ先輩「何だと!?」
璃緒「これはただの打撃じゃない!」
クラゲ先輩「前方宙返り?回転を加えるのか?その程度じゃ」
シャーク・璃緒「「大回転デュエリストキーーーーーーック!!!!」」
ドゴォォォォォ
クラゲ先輩「ギエエエエエエエエエ」
アリト「やったぜ!」
遊星「見事な技だったぞ凌牙!璃緒!」
ハートランド「何て事だ・・・蚊忍者に続いてクラゲ先輩までも」
カイト「ハートランド!」
シャーク「お前だと思ってたぜ」
ハートランド「ファンタスティック・・・などと言ってる場合じゃないな」
遊星「どう足掻こうともデュエリストはお前達には負けん!」
ハートランド「ぐぬぬ・・・退却だ!」
シャーク「また逃げやがった」
カイト「四悪人のうち2人は退治できた」
璃緒「後は2人ね」
遊星「俺はこれで帰らせてもらう。その前にこれを」ゴソゴソ
シャーク「それは?」
遊星「2人が修行中に作っておいたクラゲ卵に対するワクチンだ」
カイト「さすが不動遊星というところか」
数日後
小鳥「大変だったよね」
遊馬「小鳥」
小鳥「・・・」
遊馬「・・・クラゲ騒動も無事解決したし万々歳だぜ!なあ!」
小鳥「う、うん!」
遊馬「かっとビングだったぜシャーク!いもシャーク!」
小鳥「凄かったんだよ2人とも!」
遊馬「当然デュエルだろ?」
小鳥「あ、キックだった・・・」
遊馬「・・・」
小鳥「ゆ、遊馬」
遊馬「何でキックなんだよ・・・たまにはデュエルしろよみんな」
終
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