あー、あー、
書き込みテスト、書き込みテスト………
※このSSにはダンガンロンパの壮大なネタバレが含まれています。
読む前にゲームを先にプレイすることを推奨します。
このSSによるネタバレ被害の苦情は一切受け付けません。予めご了承願います。
全ての始まり
【安価SS】モノクマ先生になって絶望を与えてみよう!【ダンガンロンパ】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375180341/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1644664490
※そうそう、このSSは作者の性格から、シリアス耐性必須だと思うけど大丈夫? 大丈夫だよね?
『プロローグ』
??「ってなわけでー、こーんな楽しいゲームにプレイヤーとして参加しないなんて、そんなの絶望的に寂しいです……ふざけんじゃねーぞこらぁ!?」
??「……で、でも。その。モノクマはどうするの……? 私じゃ」
??「そんなの残念なお姉ちゃんには期待してませんー、残念でしたっ!」
??「えっと……じゃあアル」
??「アルエゴちゃんもぉ、とってもワタクシ様のごとく絶望的思考回路を備えているけれど……自分の思考回路なんて簡単すぎてすぐに飽きるに決まってます……きゃぴ♪」
??「じゃあ……一体誰が操作するの?」
??「残念なお姉ちゃんのために残念な説明をすると、絶望式AIをぶっつけ本番で使っちゃいます♪」
??「AI?」
??「絶望を与えることのみを目的とした自立プログラム……アルエゴちゃんのようにあらかじめワタクシ様の模擬人格を与えて学習するのではなく、『モノクマ』という一個の人格して学習しつつ私たちにコロシアイ学園生活を――ドキがムネムネ、これサイコー!」
『モノクマ先生を動かして絶望を与えてみよう!』
…………
………
……
コロシアイ学園生活プレイヤーデータ
希望ヶ峰学園第78期生
二年間の学園生活の記憶は抹消済み。
絶望指数は精神状態を数値化したもの。星がすべて黒くなったら何らかの行動を起こす、一つの目安
今回は全ての生徒を☆10個で平均化して指数を調整している。
・苗木誠<超高校級の幸運>
能力的に特筆すべき部分はないね!
ただの幸運で希望ヶ峰学園に来たんだけど、普段の不運を見るとあまりそうは思えないよ
けど髪を立てるのは上手だよ! あ、あんなとこも立てちゃうのかな……フラグとか!
あとデータ見る限り、割とコミュ力高いんだよね、コイツ。
意見の衝突を避けるために自分が引っ込むクセがあるけど、いらない時だけ前に出るタイプだね!
・石丸清多夏<超高校級の風紀委員>
あれだよ、『勉強しかできない』タイプだよ。柔軟性が全然ないんだよね。鬱陶しいよね
あ、でも規律やルールを重んじるのはいいことだよ!
けど空気読めないからさ……そのあたりで反発食らったりするかもね?
・十神白夜<超高校級の御曹司>
主人公っぽい雑魚キャラだよね。なんといってもね。
まあ、頭も身体能力も平均して優れているけど、何より協調性がないからね。
自分が一番!みたいなやつがさ、折れる姿見たくない?
何でもゲーム感覚だから、割と積極的に参加してくれるんじゃないかって思うんだけど、どうだろね?
・大和田紋土<超高校級の暴走族>
あー、ドンドンパフパフ!っていう。このトウモロコシ頭とか悪ふざけでしょ?
でもまあ、リーダーとしての素質はあるよ。頭悪いから補佐が必須だけどね。
けど、意外にメンタル弱いんだよね……うぷぷぷぷ
・桑田怜恩<超高校級の野球選手>
脳みそとノリが軽いけど、練習せずに<才能>だけでトップに上り詰めたりして、その餓え<才能>に執着がないっていう。
この連中の中でも結構特異なタイプなんだよね。
そのあたりが、努力してトップに上り詰めたやつらの堪忍袋の緒を切っちゃったり、自分の命の火を消しちゃったりしないかなあって期待してるよ!
・山田一二三<超高校級の同人作家>
オタクだよ。オマエラ()だよ!
でも割とコミュ力はあるから、ぼっちになることはなさそうだね。
けどわけのわからないこだわりとかあるからさあ……そのあたりで衝突があるかもね?
・葉隠康比呂<超高校級の占い師>
こいつ、クズだから。けど不思議と憎まれないんだよね。
場に流されたりしやすいし、臆病だけど、でかいことをする勇気はないタイプだね。
突発的にわけのわからないことをしでかすんじゃないかな? 期待してるよ。
・舞園さやか<超高校級のアイドル>
苗木誠と中学が一緒らしいね。苗木の幸運ってそこで尽きたんじゃないの?
性格自体は清楚だし、ちょっと不思議でとぼけたことも言うし、可愛いんだけどさ……
キレたら怖いよ。あと、いい意味でも悪い意味でも決断が速いからね。
演技力と瞬発力が怖いところ。あとパラレルワールド(前回の周回)は引き摺るの止めてあげると、いろいろと楽かもしれないよ……作者が。
・霧切響子<超高校級の探偵>
一人で何でもやる自分カッケーとかムカつくんですけど! そんなのぼっちのいいわけだろうがよ!
まあ、記憶を処置して<才能>も忘れてるはずなんだけどね。割と目障りだけど
けどさ、探偵って事件が起きてからしか活躍できないの、知ってる?
そういう意味では、受動的にしか動けないんだよね。
どれだけ自分から動いてるように見えても、結局は事件が起きてからじゃないと何もできない子なんだよ。
・朝日奈葵<超高校級のスイマー>
おっぱいに脳みそに必要な栄養取られたんじゃないの、こいつ?
ってぐらい、感情で動く子。まあ、それが普通っぽいのかもしれないけどさ
けど、ムードメーカ-なのは間違いないからね。まあ、行き詰った時は何にも考えずに動くやつの方がきっかけになったりするんだけどね。
いい意味でも悪い意味でもムードメーカーの役目しかない。性善説信じすぎだろ、コイツ。
あと極端。ここら辺がポイント。
・腐川冬子<超高校級の文学少女>&ジェノサイダー翔<超高校級の殺人鬼>
多重人格とかどこの厨二設定だよ!
って言いたいけど、コイツガチだからなぁ……
絶望に落としたいというかこいつ、常に絶望少女だから。ある意味で。
下には下がないんだよね、って意味で落としようがなかったりするんだけど……
周りにはいい影響を与えるかもね?
・大神さくら<超高校級の格闘家>
人間か!? こいつ人間か!?
もうそういう範疇を超えてるよね。性格?割と真面目で、ザ!武人!って感じ。
割と女の子っぽいとこもあるんだけどさ。誰得だよ。
道場の人間を人質に取ってるよ。まだ伝えてはないけどね。
・セレスティア・ルーデンベルク<超高校級のギャンブラー>
厨二設定大好き少女。純日本人だろお前?
他人より自分。ポーカーフェイスとか嘘つきまくりとか、面倒だけどいい性格をしているよ。
発言は信用しない方がいいね。ま、痛々しさはともかく頭は悪くないからさ
・江ノ島盾子<超高校級のギャル>
黒幕って言ったらこいつを指すんだよね。忘れないでね。たとえ本人がそのことを忘れていても
<超高校級の絶望>は、こいつなんだからさ……
絶望指数
★★★★★★★★★★
<絶望>の象徴である彼女は、最初からマックスだよ。
・不二咲千尋<超高校級のプログラマー>
蚊が可哀想だから自分の血を吸わせてあげるとか、むしろそれバカだろ。
基本的には温和な性格なんだけど、臆病でビクビクしたり、鬱陶しい性格してるよ。
けどこいつの能力ってピンポイントでこっちの弱点ついてくるからなぁ……
あと、地雷踏み抜きスキルの持ち主でもあるんだよね。ここら辺が何かしでかさないかなあって期待だね!
・戦刃むくろ<超高校級の軍人>
江ノ島盾子の双子の姉で、こいつは二年間の記憶は奪っていないし、こっちとも通じている、いわば『協力者』だね
妹命!っていう子犬属性の持ち主なんだけど……あまりに残念なんだよね、いろんなところが。特に胸が
絶望指数
★★★★★★★★☆☆
やっぱり長年、姉として<絶望>に触れてきたからさ、絶望指数は高いんだけど、マックスではないんだよね。
なんでだろう? 姉意外に気になる人間でもいるのかな?
…
……
………
…………
――データ入力、完了。
うぷぷ……
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!
モノクマ「いいっすか!? やっちゃっていいっすか!?」
『各々が目覚め、集められた体育館で自己紹介をしている』
江ノ島「やっほー、よろしくね」
戦刃「あ……よろしく……」
江ノ島「あ、これ、うちの残念なお姉ちゃん。双子なんだよー」
苗木「え、でも……」
舞薗「苗木君、人の家の事情を詮索するのはよくありませんよ」
苗木「え!? なんでわかったの?」
舞薗「エスパーですから」
モノクマ『あー、あー、マイクチェック、あー、あー』
モノクマ『ただいまより、入学式を執り行います!』
《コロシアイ学園生活》
―スタート―
1日目、朝
…………
………
……
体育館で入学式を行った後、生徒たちはまず出口を探すことにしたようだ。
しかし見つからない。当然だろう。
食堂に集まり、今後を話し合うようだ。
乱入し、動機を提示しますか?
1、はい
2、様子を見る
>>7
再プレイして、久しぶりにやってみたくなったんだ。
前回挫折したから、今回は通したいな。
安価なら下、お願いします。
2
《食堂》
石丸「では僭越ながら取り仕切らせてもらおう!」
大和田「なんでてめえが仕切ってんだ、ああ?」
石丸「む、では大和田クンが代表を務めるかね?」
大和田「ち、かったりいな……てめえでいい」
石丸「他に立候補者がいれば、僕はかまわないのだが!」
(誰もいなかった)
(各々が調べた結果を報告していく)
腐川「で、結局、出口は?」
全員「…………」
腐川「な、ななな、ないんじゃ意味がないじゃない……!」
葉隠「どうせ学園が用意したレクリエーションだべ? 腐川っちは気にしすぎだべ」
江ノ島「アンタ、この状況でよくもまあまだ……」
苗木「と、とにかく、諦めるのは早いよ」
朝日奈「そ、そう! 探していけばきっと見つかるよ!」
山田「そうですぞ! みんなで力を合わせて──」
十神「俺は反対だ。一人でやらせてもらうぞ」
大和田「ああ? なんでだ? てめえ、勝手ぬかすと」
十神「もうこの中に殺人を考えている人間がいるかもしれないからな」
舞園「え……!?」
不二咲「そ、そんな」
セレス「あら、そういう発想が出るということは、十神君は既に考えている、ということでしょうか?」
十神「はん! ノーコメント、ということにしといてやる」
十神「とにかく愚民と一緒にいるのはごめんだ」
(十神が出て行った)
大神「……どうする?」
石丸「う。うむ。今は放っておくしかないだろう」
石丸「我々が団結しているのを見れば、きっと彼も見解が変わるはずだ!」
苗木「……うん、そうだね」
霧切「……だといいけど」
(いったん解散することになった)
1日目、昼時間
…………
………
……
『動機』の提示は2日目の夜時間に行う。それまでは干渉を最小限に留める。
監視カメラによる映像確認
キャラクターを指定してください
これより下、8レス出たら閉め切ります。
※キャラクターの組み合わせは、1・2番目のレス、3・4番目のレスと言ったように、レスの順番で決まります。
※一日は朝時間、昼時間、夜時間と分かれており、夜時間は夜十時からで立ち入り禁止区域が出ます。
舞園さん
ごめん、最初だから下4レスにします。
ごめん、最初だから下4レスにします。
>>10で舞園さんが出たから、安価下3レスお願いします。
あ、
さくらちゃんが人質による内通者、残ねえがそんなの関係ない協力者となっていましたが、
今回双子以外の全員に人質を用意しました!
絶対絶望少女からの引用です。
《玄関ホール》
舞園「…………」
不二咲「あ、舞園さん……」
舞園「あ、不二咲さん」
舞園「不二咲さん、顔色悪いけど、大丈夫ですか?」
不二咲「う、うん……大丈夫」
不二咲「ここで、何してたの?」
舞園「特に、何かしていたわけじゃないんですけど……」
舞園「ここが開けばいいのになって……どうしてこんなことになったんだろうって」
不二咲「そうだね……」
不二咲「ひ、人殺しなんて……絶対、ダメだよ……!」
舞園「……はい。でも」
舞園「そうは思ってない人が、いるかもしれない……」
不二咲「……十神クンのこと?」
舞園「十神君の言葉自体は、間違ってないと思うんです」
舞園「愚民とか、そういうのはともかく」
舞園「誰も考えてない、なんて……私は怖くて信じられなくて」
舞園「……怖いです」
不二咲「うん……ボクも、同じだよ」
不二咲「怖いよ……」
舞園「…………」
舞園「大丈夫」
舞園「不二咲さんはきっと、大丈夫だと思います」
不二咲「え……どうして?」
舞園「エスパーですから」
不二咲「え? え?」
舞園「冗談です」
舞園「不二咲さんが人を殺すなんて、考えられないですから」
舞園「だから、きっと……そんな不二咲さんを、守ってくれる人が、現れますよ」
不二咲「…………」
不二咲「だといいな……」
《玄関ホール》
舞園「…………」
不二咲「あ、舞園さん……」
舞園「あ、不二咲さん」
舞園「不二咲さん、顔色悪いけど、大丈夫ですか?」
不二咲「う、うん……大丈夫」
不二咲「ここで、何してたの?」
舞園「特に、何かしていたわけじゃないんですけど……」
舞園「ここが開けばいいのになって……どうしてこんなことになったんだろうって」
不二咲「そうだね……」
不二咲「ひ、人殺しなんて……絶対、ダメだよ……!」
舞園「……はい。でも」
舞園「そうは思ってない人が、いるかもしれない……」
不二咲「……十神クンのこと?」
舞園「十神君の言葉自体は、間違ってないと思うんです」
舞園「愚民とか、そういうのはともかく」
舞園「誰も考えてない、なんて……私は怖くて信じられなくて」
舞園「……怖いです」
不二咲「うん……ボクも、同じだよ」
不二咲「怖いよ……」
舞園「…………」
舞園「大丈夫」
舞園「不二咲さんはきっと、大丈夫だと思います」
不二咲「え……どうして?」
舞園「エスパーですから」
不二咲「え? え?」
舞園「冗談です」
舞園「不二咲さんが人を殺すなんて、考えられないですから」
舞園「だから、きっと……そんな不二咲さんを、守ってくれる人が、現れますよ」
不二咲「…………」
不二咲「だといいな……」
《腐川の部屋・前》
ぴんぽーん
苗木「…………」
プツ(インターホンが通じたようだ)
腐川『な、なによ』
苗木「あ、腐川さん? 大丈夫?」
苗木「夕食の時間になっても食堂に来なかったから、食事持ってきたんだけど……」
腐川『どどど、毒でも入ってるんでしょ!?』
苗木「入れてないよ……どこから手に入れてくるのさ」
苗木「何か食べないと、身体に悪いよ」
腐川『こ、こんな時に呑気に食べられるほど、私はアンタ達みたいに単純じゃないのよ!』
苗木「そ、そっか。余計なお世話だったならごめん」
苗木「でも、ずっとこのままってわけにも、いかないしさ」
苗木「出口もそうだし、モノクマを放っておけないし」
苗木「……とりあえず、ここに食事、おいておくから」
苗木「ボクはもう行くね。良かったら、ボクが行った後でも食べてくれると嬉しいな」
(苗木が去った)
(苗木が去ってからきっかり五分後、腐川が食事を回収した)
さて、このまま一日目が終わろうとしていますが、
誰かに人質のことを匂わせてみますか? 原作ではさくらちゃんが人質とられていることを知っていましたが、今回はどうするか考えてみよう!
>>22 キャラクター名
双子以外でお願いします。
敢えて舞園さんにいく、よくわからんけど
えってなった、前の人いたんですね。
舞園さんの人質はグループのメンバーです。
ということで今回は、さくらちゃんじゃなくて舞園さんが内通者になります。さくらちゃんもっていうのなら、そのうち安価出すと思います。
深夜
《舞園の部屋》
モノクマ『ではでは、いい夢を……おやすみなさい』
舞園「…………」
ぴょーい
モノクマ「の前に話があるよ!!」
舞園「きゃ!? も、モノクマさん、どこから!?」
モノクマ「どうだっていいじゃないの、そんなこと」
モノクマ「それよりさ、聞いてほしいものがあるの」
モノクマ「うぷぷぷぷ……応援メッセージだよ」
「……さやか、逃げて……!」
舞園「!? この声、」
「負けないで……」
(破砕音)
舞園「――!! あなた、何をしたの!?」
モノクマ「何もしてないよ? 今はまだね」
舞園「今は、って何ですか!?」
モノクマ「うぷぷぷぷ!」
モノクマ「早くここから出ないと、この声が聞けなくなるよってことだよ!」
舞園「そ、そんな!?」
モノクマ「うぷぷぷぷ! ぎゃあっはっはっは!!」
ぴょーい
舞園「……みんな、どうなってるの?」
舞園「みんな、大丈夫だよね? そうだよね?」
舞園さやか
★★★☆☆☆☆☆☆☆
次の更新は明日になりますが、監視はまだ続きます
下4レス、キャラクター名お願いします。
2日目
朝時間
《食堂》
苗木「おはよう」
舞園「……おはようございます」
苗木「……どうしたの? 顔色悪いよ」
舞園「…………」
舞園「私は……大丈夫です」
苗木「そうは見えないけど……本当に大丈夫?」
舞園「…………」
舞園「ごめんなさい、苗木君」
舞園「今は話せないけど、相談することにしたら、きっと苗木君に一番に話しますから」
舞園「だから今は……」
苗木「舞園さん……」
苗木「うん。わかったよ」
苗木「……思いつめないでね」
舞園「…………」
(舞園は去って行った)
苗木「……すごくしんどそうだった」
苗木「舞園さん、早まったマネ、しないよね……?」
《購買部》
江ノ島「あ、不二咲ちゃんじゃん」
不二咲「あ、江ノ島さん……」
江ノ島「はあ、マジあり得ないっての。ホントに出口ないのかな」
不二咲「入口がある以上、出口はあるはずだよ」
不二咲「頑丈な鍵がかかっているけど……」
江ノ島「そんな鍵、すぐに見つかるとこにあるわけないじゃん」
不二咲「う、うん。そうだよね」
江ノ島「不二咲ちゃん、すぐ泣くの止めた方がいいよ」
江ノ島「そういうのウザい」
不二咲「う……」
江ノ島「……あー、泣いてたら弱みに付け込むやつとかいるじゃん?」
江ノ島「不二咲ちゃんが涙を武器にできるほど器用には見えないしさー」
江ノ島「今の状況が状況じゃん?」
不二咲「う、うん。そうだね」
不二咲「ありがとう、江ノ島さん」
江ノ島「はあ? なんでありがとう?」
不二咲「ボクも、すぐ泣いてちゃだめだって思うけど。それをはっきり言ってくれる人は少ないから」
不二咲「だから、ありがとうって」
江ノ島「……まあいいけど」
不二咲「きっと、外に出れるよね」
江ノ島「あー……、多分?」
不二咲「江ノ島さんは、意外と楽観的じゃないんだね」
江ノ島「ちょっとでも考えたらこれ結構絶望的じゃん」
江ノ島「何か、手掛かりがあるといいんだけどね」
不二咲「そうだね……」
この後、夕食ぐらいの時間に『動機』発表があるわけですが、
「外の世界のDVD」を一回目に出すと、原作とあまり変わりない動きになるので、
1、ひゃっくおっくえーん!
2、秘密の暴露
3、お前らの中に内通者がいるぞ!
下5レスで多いのにします。今度こそ寝ます。ではではいい夢を。おやすみなさい。
3が多いので3にしますね。
《食堂》
舞園「…………」
苗木「大丈夫? 舞園さん」
舞園「え?」
苗木「朝もそうだったけど……、今もひどい顔色してるよ」
舞園「…………」
舞園「あ、あの」
舞園「二人で……話がしたいんです」
舞園「ダメですか?」
苗木「うん、いいよ」
(各々の夕食が進んでいく)
『じゃんじゃじゃーん!』
ぴょーい
モノクマ「なんでこんなに辛気臭いのさ!」
モノクマ「若者はれっつえんじょいの精神! これ大事!!」
桑田「意味わかんね」
霧切「で? 用件は?」
モノクマ「うぷぷぷぷ!」
モノクマ「皆さん、体育館までお集まりくださーい! 来ない人にはペナルティがあるよ!」
ぴょーい
霧切「……行くしかないようね」
《体育館》
モノクマ「みんな、集まったようだね?」
十神「手短に話せ。何の用だ?」
モノクマ「うぷぷぷぷ!」
モノクマ「みんなさっさとコロシアイしてほしいのにさ! 全然動こうとしないから」
モノクマ「だから発表しちゃいます!」
霧切「発表?」
モノクマ「この中に“裏切者がいます”」
全員「!!?」
モノクマ「裏切者は色々と僕の手助けになってくれるだろうなあ」
霧切「…………」
苗木「裏切者って、そんなの」
モノクマ「でもね、ただ発表するだけじゃ面白くないから」
1、裏切者を殺したら全員卒業
2、裏切者を差し出したらご褒美をあげる
3、その他(再安価、フリーで意見求めます)
>>45までで多い奴
1
モノクマ「『裏切者を殺したら全員卒業』ってのはどう?」
舞園「!?」
戦刃「…………」
十神「ふん。まあ妥当なところだろう」
霧切「その前に、“裏切者”の定義を教えてくれるかしら?」
モノクマ「ん? 裏切者は裏切り者だよ?」
モノクマ「君たちの誰かがボクと通じているんだよ!」
全員「!!」
モノクマ「んじゃ、バイナラ!」
ぴょーい
石丸「と、とにかく話し合おうではないか!」
石丸「食堂へ移動しよう!」
《食堂》
大神「うーむ。裏切者、か」
朝日奈「そんなのいないよ! モノクマの出まかせだよ!!」
桑田「そうだといいんだけどよー」
舞園「…………」
苗木「裏切者なんていないと思うけど」
苗木「大体なんで裏切ったのかとか、よくわかんないし」
セレス「金銭や黒幕の信条の一致」
セレス「要素はいくらでもありますわよ?」
山田「あのー、それでも死んだら意味がないんじゃ」
霧切「例えば、保険金が掛けられていたとしたらどうかしら?」
霧切「遺族への金銭目的に死にたがることはあるかもしれない。勿論、これは例えだけど」
石丸「うむ。僕の意見を言っていいだろうか?」
大和田「なんだよ?」
石丸「『裏切者は探すが殺さない』」
石丸「これを方針にするのはどうだろう?」
戦刃「……探しはするの?」
石丸「放っておくわけにはいかないからな!」
大和田「放っておけないには賛成だぜ」
セレス「それで? 見つけたらどうするのです?」
石丸「それは……まだ考えていないのだが」
霧切「泳がせて、黒幕との情報源に使う」
霧切「それができれば理想的なのだけど」
山田「リスクが高すぎる……気がしますな」
十神「殺してしまえばいい。それで解決する」
舞園「…………」ビクッ
不二咲「そ、そんなのだめだよ……!」
腐川「で、でも……何するかわかんないし」
腐川「モノクマが約束守るかどうかは別にして、裏切者は放っておけないんじゃないの?」
腐川「だってそうでしょ!? 裏切者が何をするかなんて」
腐川「コロシアイを進めることでしょ!?」
全員「…………」
霧切「処遇はさておき」
霧切「見つけるのは早い方がいいと思うわ」
霧切「どうするかは今すぐ決める必要はない」
舞園「…………」
戦刃「…………」
苗木「こうやって、疑い合いをさせるのが、黒幕の目的なんだ」
苗木「ボクは信じてる。裏切者にも、事情がきっとあるって」
全員「…………」
(解散となった)
※裏切者は『舞園さやか』『戦刃むくろ』の二名です。
しばらく様子を見ましょう。下4レス、キャラクター名安価お願いします。
《舞園の部屋》
舞園「…………」
ぴんぽーん
舞園「……はい」
苗木『あ、ボクだけど』
舞園「苗木君……」
(扉を開けた)
苗木「さっき、二人で話したい、って言ってたから」
苗木「……大丈夫?」
舞園「……どこか、二人きりになれる場所、行ってもいいですか?」
苗木「う、うん」
《1-A教室》
舞園「…………」
苗木「舞園さん?」
舞園「……こうしている間にも……」
舞園「……苗木君」
舞園「苗木君は“裏切者”を見つけたら、どうしますか?」
苗木「う、うーん。どうもしない、かな」
苗木「だってまだ、何もしてないし」
舞園「……何かをしてからじゃ遅いって考えは、ないんですか?」
苗木「“裏切者”が誰かはわからないけど」
苗木「話してもいないうちに何かするなんてできないよ」
舞園「…………」
苗木「舞園さん。ボクでもわかるよ」
苗木「舞園さんの様子がおかしいって」
舞園「……そうですよね」
舞園「……こうしている間にも……」
舞園「……私が、消えていく……」
舞園「私の仲間が、努力が……忘れ去られてく……」
舞園「希望ヶ峰学園に来れば、ずっとアイドルでいられると思ったのに」
舞園「もう嫌なことも、別れることも、なくなるって思ったのに」
舞園「どうしてなの!?」
苗木「ま、舞園さん」
舞園「…………」
舞園「ごめんなさい」
舞園「苗木君だけには、話そうと思って」
舞園「私、“裏切者”が誰か、知っています」
苗木「え!?」
苗木「だ、誰!?」
舞園「…………」
舞園「ごめんなさい。言えません」
舞園「危なく、なるから……その人が」
苗木「え、あ、そ、そっか」
舞園「苗木君……」
舞園「私、弱いんです」
舞園「自分で自分を守れないから」
舞園「私は、どうすればいい?」
舞園「教えて……苗木君」
苗木「…………」
苗木「ボクが」
苗木「ボクが、守るよ」
苗木「ボクが、舞園さんを守るよ」
苗木「絶対に」
苗木「だから……泣かないで」
舞園「…………」
苗木「一緒にここを出よう」
苗木「それで、黒幕を、やっつけるんだ」
舞園「…………」
舞園「ありがとうございます」
舞園「苗木君と話したおかげで、少し楽になりました」
苗木「舞園さん……無理しないでね」
舞園「はい。大丈夫です」
舞園「ありがとう……苗木君」
舞園「本当に、ありがとう」
《食堂》
セレス「戦刃さんは“裏切者”についてどう思われますか?」
戦刃「……別に」
セレス「別に?」
戦刃「私は盾子ちゃんがいればそれでいいから」
セレス「あなた方は双子にしては似てませんわよね」
戦刃「かもしれない」
戦刃「でも、私には盾子ちゃんしかいなくて、盾子ちゃんには私しかいないから」
戦刃「だから、守る」
戦刃「誰からも。“裏切者”とか関係ない」
戦刃「先入観は動きを鈍らせるから」
セレス「そうですか」
セレス「あなたはそういう考えなのですね」
セレス「まあ確かに、“裏切者”を特定するには」
セレス「手がかりが足りませんわよね」
戦刃「…………」
裏切者に行動させよう!!
↓コンマ奇数だと舞園さんに、コンマ偶数だと残ねえに接触
残ねえちゃん、相変わらず残念
舞園さんに何をさせよう? もしアイデア書いてくれたら取り入れるかもしれないししないかもしれない。
ちょっとだけ、意見待ちします。
このまま死人が出なかったら舞園が裏切り者だと皆にバラす
裏切り者だと皆にバレて殺されたくなければさっさと誰か殺して自分だけでも脱出しろと揺さぶりをかける
苗木誠を籠絡してこちら側(裏切り者陣営)に引きずりこめと命令する
苗木誠と舞園さやかの活躍により他の人間を皆殺しに出来た暁には二人の脱出を保証する
ちょっと様子見
個人的には>>59が好みです
他の案も募集中です。明日まで待ってみますね。
2にしますね、3票集まったので。
今夜更新します。
《舞園の部屋》
舞園「…………」
ぴょーい
モノクマ「ばあ!?」
舞園「わあ!?」
舞園「な、何ですか!?」
モノクマ「うぷぷぷ! へこんでいるね? どうしたの?」
舞園「う、裏切者って……私のことですか?」
モノクマ「そうだよ? 実際、ボクとこうやって二人きりで話してるじゃん?」
舞園「わ、私は何も……!」
モノクマ「“裏切者”である舞園さやかを殺せば全員解放」
舞園「!!」
モノクマ「これは決定事項だよ!!」
舞園「そんな……私、どうしたら……」
モノクマ「まあまあ。裏切者にも救済を与えないと」
モノクマ「ゲームとしては面白くないよね?」
舞園「……救済……?」
モノクマ「舞園さん、苗木君と中学の時一緒だったんだよねえ?」
モノクマ「一緒に出たくない?」
舞園「…………な、なんですか? 意味がわからないです」
モノクマ「まあまあ、最後まで聞いて」
モノクマ「ろーらくって知ってる? 篭絡って書くんだけど」
モノクマ「苗木誠を篭絡して、こちら側の陣営につけてよ」
舞園「え!?」
モノクマ「それで舞園さんと苗木誠の活躍でコロシアイが起きたら」
モノクマ「舞園さんと苗木誠の二名は“卒業”だよ!」
舞園「…………!」
舞園「わ、たしは……誰かを犠牲にしたくない……!」
モノクマ「外に出たくないの? 外がどうなっているか知りたくないの?」
舞園「……!!」
モノクマ「ま、考えてみてよ」
モノクマ「時間はたっぷりあるからさ」
モノクマ「うぷぷぷぷ……」
ぴょーい
舞園「…………」
舞園「苗木君……外の世界……」
舞園「…………!!」
今夜また更新しますが、
……人いないかな。まあ仕方ないかな。愚痴ってごめんね。
まあそう言わないで。安価いくつ下にしようかとか、結構迷ってね。
深夜
《苗木の部屋》
モノクマ『……ではでは、いい夢を。おやすみなさい』
苗木「……くそっ、こんな生活続けてたまるか」
苗木「…………」
ぴんぽーん
苗木「!?」
苗木「……誰?」
舞園『私です。舞園です』
苗木「舞園さん?」
(扉を開けた)
舞園「…………」
苗木「えっと……、大丈夫?」
舞園「…………」
苗木「あ……、座っていいよ」
舞園「……すみません」
(舞園はベッドに座った。苗木は傍で立っている)
苗木「どうしたの?」
舞園「……私、言いましたよね」
舞園「“裏切者が誰か知ってる”って……」
苗木「……!」
舞園「…………」
舞園「……しです」
苗木「え?」
舞園「私が……“裏切者”なんです……」
苗木「…………」
舞園「…………」
苗木「……えっと、」
苗木「理由があるんだよね? じゃないとボク、信じないよ」
舞園「……口止めされてないから、言いますが」
舞園「私のグループのメンバーを人質に……とられていて」
舞園「……逆らえません」
苗木「なっ! そ、そんなの、裏切りとかそんなんじゃない!!」
苗木「黒幕が卑怯な手を使って、舞園さんを陥れようとしてるんだ!!」
舞園「でも、私は……逆らえません」
舞園「それに……外に出ないと」
舞園「メンバーの、みんなの無事を……確認しないといけないんですっ!!」
苗木「!!」
舞園「……すみません、急に怒鳴って」
苗木「い、いや、それはいいんだけどさ」
苗木「どうしてボクに……話したの?」
舞園「苗木君なら、私を、裏切者を殺したりしないと思ったから……」
舞園「きっと、殺人なんて手段は絶対に選ばないと、そう思ったから」
苗木「……うん。もちろん、そうだよ」
苗木「舞園さんのことは、絶対に守る」
苗木「……ありがとう、話してくれて」
舞園「苗木君……苗木君……!!」
舞園「…………!!」
苗木「…………」
舞園「……すみません、泣いちゃって」
苗木「いいんだ、こんな状況じゃ仕方ないよ」
舞園「皆さんに、私のこと、話しますか?」
苗木「い、いや、話す気はないよ」
苗木「みんなの意見が分かれてるし……危ないと思う」
舞園「…………」
舞園「じゃあ、二人で」
舞園「二人で一緒に、行動してくれますか?」
舞園「お願い……苗木君しか頼れる人、いないから……」
苗木「ボクでよかったら、全然いいけど……」
苗木「どうしようか?」
舞園「…………」
舞園「明日、」
舞園「明日、考えませんか?」
舞園「すみません、今日はもう……」
苗木「ううん、疲れたよね。仕方ないよ」
苗木「でも、逃げられない戦いだから……戦わなくちゃ」
舞園「…………もう、休みますね」
苗木「うん。気を付けて、舞園さん」
舞園「はい。おやすみなさい」
苗木「うん。おやすみ」
(舞園が出て行った)
苗木「……人質なんて、卑怯な真似を……!」
苗木「くそ! モノクマのやつ……!!」
《舞園の部屋》
舞園「…………」
ぴょーい
モノクマ「やあ!」
舞園「ひっ!?」
モノクマ「うぷぷぷぷ」
モノクマ「いやあ、味方につけることには成功したようですな!」
舞園「…………」
舞園「本当に、コロシアイが起きたら」
舞園「私と苗木君、二人は卒業なんですよね?」
モノクマ「モノクマウソつかない!」
モノクマ「多分ね」
モノクマ「うぷぷぷぷ……ぎゃあっはっはっは!!」
ぴょーい
舞園「……信じられない、けど」
舞園「行動しなかったら、きっと……」
舞園「でも、怪しい動きをしたら、疑う人も出てくる……」
舞園「……どうしたらいいの……?」
3日目
朝
《食堂》
(石丸の号令の下、十神以外の全員で朝食をとっている)
石丸「この後は話し合いだぞ! 全員、腹ごしらえをきちんとするのだ!」
セレス「わたくし、朝はロイヤルミルクティーしか飲まないのですが」
山田「マイペースにも、ほどがありますな……」
桑田「ま、食べようぜ。な、さやかちゃんも、ほら」
舞園「あ、私は……食欲がなくて」
霧切「……。野菜ジュースでも飲めばいいんじゃないかしら」
苗木「あ、ボク作ってくるよ」
舞園「あ、いえ。自分で作ります」
大神「なら我も手伝おう」
朝日奈「あたしもあたしも!」
江ノ島「アタシももらおっかなー、頼んでいい?」
舞園「あ、じゃあいっしょに作っちゃいますね。一人分だと返って面倒ですし……」
戦刃「…………」
腐川「……ふ、ふん! 毒でも入ってるんじゃないの?」
戦刃「あの、どこにもそんなの、なかったと思う……」
(舞園・大神・朝日奈の3人が厨房に入り、野菜ジュースを作ってきた)
(大きい瓶に入っている)
不二咲「わあ、ボクも頼めばよかったかな……」
大和田「肉食わねえと大きくなれねえぞ」
不二咲「う、うん……そうだよね……」
十神「馴れ合いは済んだか?」
全員「!」
石丸「おお、十神クン、来てくれたのか!」
石丸「今呼びに行こうと思っていたところだ」
十神「フン。有益な情報をもたらしてくれるんだろうな?」
霧切「“裏切者”の件ね」
霧切「そもそも、本当にいるのかどうかすらわからないけど」
苗木「……モノクマの……言うことだしね」
舞園「…………」
戦刃「…………」
セレス「わたくしは“いる”方に賭けますわ」
セレス「賭けでの安全策は好きではありませんが、“いない”に賭けるには危険過ぎますから」
大和田「“裏切者”なんて許さねえ! ギッタギタにしてやる!!」
舞園「……!」
苗木「きゅ、急に大声出したらダメだよ……」
江ノ島「ビックリするし」
戦刃「そ、それで……どうやって見つけるの?」
十神「フン。愚民め」
十神「罠を張ればいいだけの話だ」
朝日奈「罠?」
石丸「どのような?」
十神「ここに“裏切者”がいるかもしれないのに、教える馬鹿がいるか?」
石丸「ぐぬぬぬ……確かに僕は天才ではない!」
石丸「しかし馬鹿のつもりもないぞ!! 馬鹿は努力できないからな!!」
江ノ島「話トんでない?」
十神「有益な情報な内容だな。これで失礼する」
(十神が出て行った)
苗木「……いいの? 止めなくて」
桑田「いや、止めても無駄っしょ、アイツは」
霧切「……、罠、ね……」
霧切「私も考えはあるけど、今は言わないでおくわ」
霧切「十神君と同じ意見ではある。“裏切者”がいる場合、手の内を明かすような真似はできないから」
舞園「…………」
戦刃「…………」
(解散となった)
↓4レス、キャラクター名お願いします。
《1-A 教室》
舞園「苗木君……言わないでくれてありがとうございます」
苗木「い、いや、ボク、何もしてないし……」
舞園「……苗木君」
苗木「うん?」
舞園「十神君と霧切さんが怖いんです」
舞園「あの人たち、特に十神君は……私のことがわかったら、私を殺すかもしれない」
苗木「そんなこと、させないよ」
舞園「え?」
苗木「絶対、させない」
舞園「……ありがとう」
苗木「でもこれから、どうすればいいんだろう」
舞園「…………」
舞園「十神君、霧切さんに直接接触するのは危険ですが」
舞園「間接的に接触することは……できるかもしれません」
苗木「どうやって?」
舞園「ひどい話ですが、濡れ衣を着せるんです」
舞園「私達は十神君と霧切さんを疑っている、と」
舞園「誰かに相談という形で話すんです」
苗木「そ、それは……」
舞園「本当にごめんなさい」
舞園「こんな卑怯で、最低な手……私も嫌です」
舞園「でも、私だけじゃダメなんです。単純に、人数が多い方が信用されやすい話なんですが」
舞園「私としては……苗木君と一緒じゃないと、ダメなんです」
舞園「あの二人なら自力で何とかできると思います。だからこそ少しでも何を考えているか、知らないといけない」
舞園「そう思います」
苗木「…………」
苗木「誰に“相談”するの?」
舞園「それは……」
2回のコンマで決めます。1回目。
00~25
石丸・大和田・朝日奈
26~50
腐川・葉隠・桑田
51~75
山田・セレス・江ノ島
76~99
戦刃・不二咲・大神
この直下でお願いします。
では、
01~33
戦刃
34~66
不二咲
67~00
大神
直下、お願いします。
ちーたんか、わかりました!
続き書きますね、しばらくお待ちください。
《ランドリー室》
戦刃「あ……」
霧切「…………」
戦刃「ご、ごめんなさい、すぐどくから」
霧切「別に、待つわ」
戦刃「そ、そう……」
戦刃「……霧切さんは、見当がついているの?」
霧切「いいえ。ああ言えば接触してくる人がいるかと思って」
戦刃「……罠を張ったってこと?」
霧切「端的に言えば、そうね」
戦刃「……いたの?」
霧切「あなた以外は、まだね」
戦刃「う」
霧切「別にこの程度の会話で決めつけるようなことはしないわ」
戦刃「……そう」
霧切「…………」
戦刃「…………」
戦刃「わたしは、盾子ちゃんのために、盾子ちゃんが望まない限り、わたしは死ぬわけにはいかない」
霧切「そう」
霧切「死ねない理由があるのは、いいことだわ。きっとね」
戦刃「霧切さんには、あるの?」
霧切「…………」
霧切「死にたくはないわ。それに、死ねない理由も多分ある」
戦刃「多分?」
霧切「……でも死を恐れていては、真実は掴めない」
霧切「それが一番、怖いわ」
戦刃「そう」
戦刃「…………」
戦刃「危ないことなら、わたしに任せて」
霧切「……、わかったわ。頼りにするときはするから」
(霧切が去った)
戦刃「……わたし、何をすればいいんだろう」
戦刃「指令があればいいのに……」
深夜
《不二咲の部屋》
モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい……』
不二咲「……はあ」
不二咲「寝よう……」
不二咲「……いつまでこんな生活続くんだろ」
不二咲「ぐすっ」
ぴんぽーん
不二咲「え!? え、え、誰!?」
苗木『あ、その……ボク、苗木と』
舞園『私、舞園です。三人で話したいことがあるので、中に入れてくれませんか?』
不二咲「う、うん」
(苗木・舞園が入ってきた)
不二咲「な、何かな?」
苗木「えっと、……なんて言ったらいいかな」
舞園「苗木君、私から話していいですか?」
苗木「……うん。わかった」
舞園「不二咲さん、不二咲さんは誰が“裏切者”だと思いますか?」
不二咲「そ、そんなの、わからないよぉ」
不二咲「ボク、そういう人を疑ったりとか、苦手だから……」
舞園「私達は、十神君と霧切さんが怪しいと思っています」
不二咲「え? どうして?」
不二咲「探し出すのに、積極的な方だと思うけど」
舞園「それは……」
舞園「……そう見せかけているのだとしたら?」
不二咲「え!?」
舞園「単独行動を好む十神君に、<才能>を明かさない霧切さん」
舞園「怪しむには十分な理由だと思いませんか?」
不二咲「う、うん……そうかもしれないけど、でもそれで決めつけるのは」
舞園「もちろん、何もない可能性もありますが、私と苗木君は十神君と霧切さんを注意していく予定です」
舞園「そこで、お願いしに来たんです」
不二咲「お願い……? ボクに?」
舞園「一番、怪しまれていないのは、不二咲さんです」
舞園「だから私達も、不二咲さんを信じてお願いしたいんです」
苗木「うん……危ないかもしれないけど」
不二咲「え!?」
舞園「不二咲さんには単独で接触してほしいんです」
舞園「そう、」
1,十神
2,霧切
↓3レスで多い方
舞園「十神君に接触してほしいんです」
不二咲「え!?」
苗木「ま、舞園さん。やっぱり、難しいんじゃないかな」
不二咲「ボ、ボク……話すのが上手じゃないし……苗木君や舞園さんのこともばれちゃうかも」
舞園「3人が組んでいる、という事実は逆に“裏切者”の疑いを晴らすと思います」
苗木「…………」
舞園「積極的に明かす必要はないですが、私達のことはばれても構いません」
舞園「全員で行くと警戒するだろうから、一番警戒されない不二咲さんが一人で行くのがいいんです」
舞園「不二咲さんの後ろは、私達で守ります……だから……」
不二咲「…………」
不二咲「……ボクでよかったら」
苗木「本当……!?」
不二咲「…………」
舞園「大丈夫ですよ」
舞園「どうしても怖くなったら、逃げてください」
苗木「十神クンと話すとき、ボク達が絶対傍にいるから」
不二咲「……わかった。ボクにできることがあるなら……協力したいと思う」
舞園「じゃあ、明日。打ち合わせをしましょう」
苗木「うん。手紙とかの方がいいのかな?」
舞園「じゃあ、明日、文面を考えましょうか」
不二咲「あの」
苗木「うん?」
不二咲「ボクのこと、信じてくれて、ありがとう」
不二咲「えへへ……ボク、頑張るよ」
《苗木の部屋》
舞園「遅くまですみません」
苗木「だましたようで……ちょっと、辛いね」
舞園「……ごめんなさい」
苗木「不二咲さんのガードは必ずするのはいいんだけど」
苗木「舞園さんにさせるのは論外だし、ボクも力が強い方じゃないからな……」
舞園「もう一人ぐらい、味方が欲しいですね。肉体的に強い人ならなおさらいいんですが……」
01~33
戦刃
34~66
大神
67~00
大和田
(肉体的に強そうな人をこちらが偏見で選びました)
直下、コンマお願いします。
大和田になったぁ。
続きは明日書きます。事件まではまだかかるかもです。
苗木「大和田クンはどうかな?」
舞園「大和田君……ですか?」
舞園「確かに喧嘩は強いと思いますが……大神さんや戦刃さんは?」
苗木「不二咲さん、大和田クンの傍にいることが多いんだよね」
苗木「仲いいんじゃないかなって思ってさ」
舞園「……どう、なんでしょうね……」
苗木「……ダメかな?」
舞園「……いえ、ダメではないんですが」
苗木「舞園さん、信頼の方が大事だと思うんだ」
苗木「不二咲さんが大和田クンに心を開いているなら、ボクはそっちを優先したい」
舞園「……わかりました。そもそも、私が“裏切者”なんですから」
舞園「何かを言う権利はないんですけど」
苗木「あ、そうじゃなくってさ!」
舞園「いいんです、苗木君の言うとおりだと思います」
舞園「明日、お願いしてみましょう」
苗木「うん。そうしよう」
苗木「舞園さん、そろそろ寝た方がいいんじゃないかな」
舞園「そうですね。そうします」
舞園「それじゃあ、おやすみなさい、苗木君」
苗木「おやすみ、舞園さん」
(舞園が去った)
4日目
《1-A 教室》
不二咲「えっと、何かな……?」
苗木「ボクらのほかに、もう一人、協力をお願いしようと思ってさ」
……コッチデス、アリガトウゴザイマス
(大和田と舞園が入ってきた)
大和田「……なんだあ? 不二咲に、苗木までいるじゃねえか」
舞園「すみません、大事な話でしたので」
舞園「苗木君から説明してくれませんか?」
苗木「え? ボ、ボクでいいのかな……」
(十神に不二咲を接触させようとしていること、危ないので護衛を大和田に頼りたいと説明した)
大和田「は! あいつから向かってくりゃいいがな。そしたらボコボコにできる」
不二咲「な、何もしてないのに、暴力はダメだよぉ」
大和田「ああ、泣くなよ、女はめんどくせえな」
大和田「十神が怪しいのはわかった、アイツを放っておけねえのもわかる」
大和田「俺、頭使うのは苦手なんだ。身体動かす方が性に合ってんだよ」
大和田「だから考えるのは任せた」
苗木「い、いいのかな、それで……」
不二咲「えへへ……ありがとう、大和田クンが傍にいてくれたら、勇気が出るよ」
大和田「お、おう」
舞園「…………」
不二咲「……それで、どう接触したらいいかな?」
舞園「手紙が無難かなって思います」
舞園「『裏切者の正体を知っている』と書けば、真偽はどうあれ食いつくと思うんです」
大和田「十神に『裏切者はお前だ』って言うのか?」
舞園「いえ、違う人の名前を出します」
舞園「そう、」
1,舞園の名前を出す
2,苗木の名前を出す
↓3レスで多い方
舞園「その……、わ、」
苗木「ボクの名前を出すんだ」
不二咲「え!?」
舞園「苗木君!?」
大和田「マジで言ってんのかよ?」
苗木「具体的に誰かの名前をあげないと、十神君は食いつかないと思う」
苗木「ならボクしかいないと思うんだ。もちろん、ボクは……“裏切者”じゃない」
苗木「十神君を騙すことになるけど……できる?」
不二咲「で、でも。苗木クンが危なくないかな?」
大和田「その時のための俺だろうが」
大和田「不二咲こそヤバくなったらすぐ逃げろよ」
舞園「……苗木君……」
苗木「じゃあ、手紙の内容は……」
『十神クンへ
ボクは偶然だけど、“裏切者”の正体を知りました。
十神クンの意見が聞きたいです。
よかったら、ボクの部屋に来てください。
不二咲千尋』
不二咲「これでいいかな……?」
大和田「俺はシャワー室にいればいいんだな?」
苗木「うん。ボク達はどうしようか」
舞園「……食堂が無難だと思います」
苗木「そうだね。そうしようか」
(いったん解散となった)
《十神の部屋・前》
(不二咲は大和田と一緒に手紙を送ることにしたようだ)
ぴんぽーん
十神『誰だ?』
不二咲「あ、その……不二咲だけど」
不二咲「手紙、扉の下から入れるから、読んでほしい」
不二咲「だ、大事な……話だから」
十神『……さっさと手紙を置いて失せろ』
不二咲「あ、う、うん……」
プツッ
大和田「ちっ、出てこないなんざ拍子抜けだぜ」
不二咲「な、何もなかったよ……それがいいよ」
不二咲「あとは二人でボクの部屋で待とう」
不二咲「……あ、ボクの部屋で待ってて」
不二咲「食堂に行って、二人に十神クンの態度を説明したいし……」
不二咲「ご飯も用意しなくちゃ。時間指定してないから」
大和田「時間指定しちゃいけなかったのか?」
不二咲「うーん、微妙だけど……十神クンだと罠がある可能性を考えちゃうんじゃないかなって」
不二咲「敢えて時間指定しない方が、十神クンのペースを尊重してるっていう誠意になるんじゃないかなって思って」
大和田「誠意な……うざってえ」
大和田「ああ、俺のギョーカイだと誠意って面倒だからよ」
不二咲「そ、そっか。怖いね」
──────
────
──
大和田は不二咲と一緒に不二咲の部屋に引きこもるようになった。
舞園と苗木は二人で行動することに決めたようだ。
↓4レス
キャラクター指定ください。
大和田だけ無効になります(不二咲の部屋に隠れているから)
苗木・舞園はセットになります。安価で名前が出たら3人の組み合わせになります。
《厨房》
戦刃「…………」
十神「なんだ。愚民がいたのか」
戦刃「……探し物?」
十神「コーヒーをな」
戦刃「インスタントならあるけど」
十神「そんな安物、俺が飲むと思うか?」
十神「焙煎からに決まっているだろう」
戦刃「できるの?」
十神「十神にできないことはない」
十神「自分でやらなければならないのは業腹だが、今は誰も信用できんしな」
戦刃「……そうね」
戦刃「わたしじゃ、コーヒー淹れる手伝いはできそうにないから」
戦刃「気を付けて、十神君」
十神「…………」
《体育館》
(苗木はバスケをし、舞園がそれを見ている)
苗木「あー、また外した」
舞園「運動は得意じゃないんですか?」
苗木「いや、人並みのつもりだけど……ボク背が低いから、バスケは苦手意識があって」
舞園「そうなんですね。私はボール遊びは好きですけど……ダンスの方が好きですね」
苗木「舞園さんって本当に心からアイドルなんだね」
舞園「…………」
舞園「これで、なんとかなるんでしょうか?」
苗木「わからない。でも二人を信じるしかないよ」
舞園「そうですね……」
大神「お前たちも鍛錬か?」
舞園「大神さん。あれ、朝日奈さんは?」
大神「昼ごはんの最中だ。あとから来るだろう」
苗木「鍛錬ってほどじゃないけど、身体動かさないと不安でさ」
大神「……なるほどな。我が相手になってもいいが」
舞園「二人がかりでも、大神さんには勝てそうにないですね」
苗木「確かに……」
大神「…………」
大神「我は駆け引きができぬ。だから単刀直入に問おう」
大神「“裏切者”は誰だと思う?」
苗木「それは……」
舞園「……わかりません。ごめんなさい」
大神「わからないならよい」
大神「我も見当がつかぬ」
大神「こういった疑りあいは苦手でな」
大神「性に合わぬ」
苗木「大神さんらしいね」
苗木「……他の人は、どう思っているんだろう」
三人「…………」
別のキャラに動きがあったようです。
>>111 十神、戦刃・苗木・舞園・大神以外のキャラクター名をお願いします。
十神、戦刃・苗木・舞園・大神の名前が出た場合、無効として直下レスが指定キャラになります。
霧切
《購買部》
霧切「…………」
(モノクマシーンで何かを試しているようだ)
霧切「…………外れ、ね」
(『塩』が手に入ったようだ)
霧切「…………」
(霧切が監視カメラを睨みつける)
霧切「『裏切者を殺したら全員卒業』」
霧切「他の人間だった場合は、その人だけが<卒業>?」
霧切「……引っかかる言い方ね」
四日目、深夜
…………
………
……
うぷぷ。
うぷぷぷぷぷ。
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!
『事件』が起きた! 『事件』が起きた!
さあ、『死体発見アナウンス』の準備をしよう!
『モノクマファイル』も用意しなくちゃ!!
仕事がたくさんたくさん増えた!
皆の絶望が見れる! 嬉しいな、嬉しいな!!
うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!!!
あーはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!
※<『事件』発生以降と解決までは苗木視点となります>
《苗木の部屋》
苗木(ボクの部屋に舞園さんがいる光景にも、ようやく慣れてきた)
舞園「……来ないですね、不二咲さんに、大和田君」
苗木「うん……ちょっと様子を見に行ってみようか」
苗木「確か……不二咲さんの部屋に大和田クンがいるはずだよね?」
(ボク達は廊下に出た。すると……)
《廊下》
舞園「霧切さん……?」
苗木「霧切さん?」
苗木(なんだかふらふらしてるぞ……?)
霧切「……苗木、君? 舞園さん……よね?」
霧切「誰かに頭を殴られて……しばらく購買部で動けなかったの」
苗木「え!?」
霧切「……こぶになっているみたい。出血がないのは幸いだけど」
舞園「触って大丈夫ですか? ……わ、本当、大きなこぶが……!」
うわあああああああああああああああ!!
ぴんぽんぱんぽーん
モノクマ『死体が発見されました! 一定の捜査時間の後、学級裁判を開きます!』
舞園「え!? これって」
苗木「あそこ……! 扉が開いてる!!」
苗木(ボクたちのほかにもアナウンスを聞いて、みんなが飛び出した)
大神「何事だ!?」
葉隠「い、いきなりなんだべ!?」
セレス「不躾ですわね」
朝日奈「な、なになに!?」
山田「何があったですと!?」
戦刃「……不二咲さんの部屋の前に、十神君が」
江ノ島「それって」
霧切「行きましょう」
《不二咲の部屋》
不二咲「な、なんで……!?」
大和田「こりゃあ……なんだ?」
十神「フン……」
苗木「みんな、何があったの!?」
十神「見ての通りだ」
十神「桑田が死んでる」
苗木(その言葉を聞く前に)
苗木(シャワー室で血まみれになっている桑田クンを、ボクは見て)
苗木「うわあああああああああああああああ!!」
それは、<絶望>の始まり。
──残り15人――
明日以降、捜査編書いていきます。頑張ります。
ちょっとネタバレ
何故被害者が桑田になったのかというと、
「○○できそうなのが桑田しかいなかったから」
です。あとゲームの第一章とも掛けています。
他のキャラにも描写を当てたかったのですが、安価だとなかなか思い通りに行きません。そりゃそうだ。
予想レスとかは、書いてくれた方が嬉しいです。
《不二咲の部屋》
十神「まず聞くことがあるな」
十神「おい、見てるんだろう? 出てこい」
ぴょーい
モノクマ「はいはい、呼んだ?」
十神「今のふざけたアナウンスは何だ?」
モノクマ「うぷぷぷぷ……」
苗木(そしてモノクマは説明する)
苗木(『死体発見アナウンス』は3人以上が発見した時に鳴ること)
苗木(そして……)
セレス「『学級裁判』、ですか?」
モノクマ「そう! シロの皆さんは、クロを当てられなかったらクロ以外の全員がオシオキ」
モノクマ「そしてクロだけが卒業となります!!」
モノクマ「逆にクロを当てたら、クロだけがオシオキ」
モノクマ「キツイオシオキが待ってるよ!!」
舞園「そ、そんなの……聞いてません!!」
モノクマ「今言ったもんねー」
霧切「一つだけわかってることが……っつ、あるわ」
霧切「そんな『学級裁判』が行われるということは、桑田君は“裏切者”ではないのね?」
苗木「……あ、そうか」
モノクマ「はい、桑田クンは“裏切者”ではありません」
モノクマ「うぷぷぷぷ!」
セレス「しかし、捜査と言っても、いつ死んだかなどがわからないと」
モノクマ「それなら大丈夫! 『ザ・モノクマファイル』!」
(『モノクマファイル』
死体発見現場は不二咲千尋の部屋。死亡時刻は午後10時半ごろ。
死因は心臓への刃物が刺されたことによるもの。右手の手のひらにガラス片が刺さっている)
霧切「…………」
苗木「……霧切さん。頭、冷やした方が良くない……?」
大神「具合でも悪いのか?」
舞園「私、タオルを氷水で冷やしてきますね!」
(舞園が去った)
霧切「先に裁判の前に言っておくわ」
霧切「私は購買部で、誰かに頭を殴られ、気絶して動けなくなっていたの」
朝日奈「え!?」
山田「そ、それは一体、誰が?」
霧切「分からない……体術には自信があったのだけど」
霧切「気配を感じなかったの」
石丸「一切抵抗することができなかったということだな!」
石丸「か弱い女性を狙うとは、卑劣な……!!」
霧切「死体を調べるわ」
石丸「え」
十神「……ちっ、人数が多すぎるな」
十神「俺はトラッシュルームを調べに行く。付いてきたい奴は勝手に付いてこい」
腐川「じゃ、じゃあわ、わた、私も……シャワールームに入れそうにないので」
大神「我も行こう」
朝日奈「あ、じゃああたしも」
(十神・腐川・大神・朝日奈が去った)
不二咲「…………うう」
苗木「……大和田クン、不二咲さんをどこか別の場所に連れて行ってくれないかな」
大和田「……お、おう、わかった」
(大和田と不二咲が去って行った)
葉隠「はあ、マジでこんなことになるなんて、冗談じゃないべ」
山田「我々も捜査するべきですが、役に立てないこと間違いなし!!」
山田「我々は証拠隠滅のないよう、見張り役になりますぞ!!」
葉隠「は? 俺も?」
セレス「いいのでは? 自分の無能を理解していることはいいことです」
戦刃「盾子ちゃん、検死を霧切さんだけに任せちゃだめだと思う」
江ノ島「アタシ、知識ないし。わかるのは、この部屋で争いはなかったことだけね」
(『不二咲の部屋』
綺麗に整っており、荒らされた形跡はない。)
戦刃「シャワー室行ってくる」
苗木「あ、じゃあ、ボクも……」
《シャワー室》
苗木「う……」
苗木(桑田君とはそんなに話していない)
苗木(でも、軽いノリの人だったけど……人を殺しそうには見えなかった)
苗木(……誰が殺した?)
苗木(殺した)
苗木(彼は殺されたんだ……!)
セレス「突っ立ってないで中に入るか外に出てくれません?」
苗木「あ、ごめん。ボクも調べるよ」
苗木(と言っても、てきぱきと霧切さんが調べまくってるんだけどな)
戦刃「苗木君」
苗木「戦刃さん……戦刃さんの目から見て、どう?」
戦刃「衣服が比較的綺麗だから。抵抗してないと思う」
苗木「抵抗してない……」
霧切「私も同意見よ。さらに言うなら、ここで殺されたかどうかは定かではないわ」
苗木「どういうこと?」
戦刃「多分、シャワーで水をかけられたんだと思う」
(『シャワー室』
シャワーを使った形跡がある)
セレス「確かに床に血痕はありませんが、それが証拠隠滅の果てによるものかは定かではない、ということですか?」
霧切「2つ、パターンは考えられるわ」
霧切「現場がここである場合と、あとから死体がここに運ばれた場合よ」
苗木(……水で流したのは、犯行現場をごまかすため?)
苗木(それだけなのかな……?)
苗木「『モノクマファイル』によると、右手にガラス片があるって」
苗木「ガラス片って、ガラスなんてないよね?」
苗木「窓が塞がれているんだもの」
霧切「……単純な窓ガラスじゃなさそうね」
霧切「平面がないのよ、このガラス片」
戦刃「平面がない……?」
(『右手に刺さったガラス片』
平面がないので、窓ガラスなどの破片ではないようだ)
江ノ島『霧切ー! 舞園が呼んでるけど?』
苗木「あ、そうだよ、霧切さん、ケガしてるじゃないか!」
戦刃「そうなの?」
セレス「見えませんわね」
霧切「頭のこぶなら大したことないわ」
戦刃「頭を打ってるなら、今からでも冷やした方がいいと思うけど……」
苗木「そうだよ、いったん舞園さんのタオルもらってこようよ」
霧切「……わかったわ」
《不二咲の部屋》
舞園「厨房まで氷をとってきたので、少し時間がかかって……ごめんなさい」
霧切「別に……ありがとう」
江ノ島「どこで打ったワケ?」
霧切「打ったんじゃないわ。襲われたのよ」
江ノ島「お、襲われた? 誰に?」
霧切「さあ」
江ノ島「クール気取りかよ」
苗木「舞園さん、みんなはどうしてた?」
舞園「すみません、ちょこちょこ見かけてはいましたけど、全員は……」
舞園「あ、ランドリー室に十神君と腐川さんが入っていくのは見ましたよ」
苗木(…………)
苗木(桑田君の事件もそうなんだけど、霧切さんを襲ったやつも気になるし)
苗木「ボクはトラッシュルームとランドリー室、それから購買部を調べてみたいんだ」
苗木「あとやっぱり……不二咲さんの話を聞かないと」
舞園「あ、私も行きます」
霧切「私も行くわ」
舞園「……ケガ、大丈夫ですか? 結構大きいこぶでしたけど。気絶もしていたんでしょう?」
霧切「私を襲ってみせた犯人は気になるから」
舞園「頭が痛くなったら、すぐに言ってくださいね」
――捜査編前編・終了――
ちょっと力尽きたので、明日更新します。問題点は整理されてきたでしょうか?
――捜査編・再開――
《トラッシュルーム》
苗木「あれ? 大神さんと朝日奈さん、石丸クンも…、?」
霧切「十神君や腐川さんは?」
石丸「どこかに行ったぞ」
朝日奈「証拠隠滅されないためにここに残ってろだって。ぶーぶーだよ」
朝日奈「……本当に、桑田、死んだんだよね……」
石丸「やはりその……不二咲君が犯人なのか?」
朝日奈「そんなわけ……ないと思うけど」
大神「不二咲の身体能力で、不意打ちでも桑田に勝てるとは思えん」
朝日奈「じゃあ、誰が……?」
舞園「……桑田君……」
舞園「動機もわからないですよね?」
霧切「まあ動機は全員にあるわ。桑田君が“裏切者”ならラッキー、そうでなくてもここから出られる」
朝日奈「そんな言い方、酷いよ!」
霧切「私が言いたいのは、捜査において動機の優先順位は低いということよ」
苗木「……そう、なのかな」
霧切「考えたいなら考えればいい。でも時間は限られているわ」
舞園「そうですね。ここの鍵は?」
大神「当番は、……不二咲だ」
朝日奈「今は開いてるけど」
苗木「最初から開いていたの?」
大神「ああ」
舞園「ここにおかしなところは、見当たらないと思うんですが……皆さんはどう思いました?」
石丸「犯人が証拠隠滅したならば、時すでに遅しだな!」
霧切「何らかの方法で不二咲さんから鍵を奪ったとしたら?」
大神「何らかの方法、だと?」
霧切「……どうやら、“処分されたと思われる証拠”を探すべきね」
舞園「それって」
霧切「凶器が確定していないわ」
苗木「でも、ここが使われたかどうかもわからないのに、凶器はここで処分されたと断定するのは……」
霧切「不二咲さんが犯人でないと仮定するならの話だけど」
霧切「不二咲さんの部屋に自由に入れる人間が、トラッシュルームの鍵を無視するとは思えないの」
朝日奈「そんな人、いるの?」
苗木「……その」
舞園(苗木君。その話は、可能な限り後回しにしましょう)
舞園(裁判で説明しないといけないと思いますが、そうしたら次に疑われるのは大和田君です)
苗木(……そうだね)
《ランドリー室》
葉隠「ああああああ!!」
葉隠「俺の水晶がないべ! 誰かが盗ったんだべ!!」
苗木「葉隠クン? 現場に残ってたんじゃ」
葉隠「水晶のことを思い出して、抜けてきたんだべ」
葉隠「手のひらに乗っかるぐらいでよ、それを見ると未来が見える」
舞園「そうなんですか?」
葉隠「気がするべ! なんと二億円もしたんだべ!!」
舞園「にっ」
苗木「二億!?」
霧切「それより、確かにここに置いていたの?」
葉隠「確かだべ! 間違いないべ!」
霧切「最後に確認したのはいつ?」
葉隠「昨日の夕食後だから……7時ぐらいだべか?」
(『無くなった水晶玉』
昨日の夜から無くなっていたようだ)
霧切「…………」
苗木「き、霧切さん?」
霧切「不二咲さん達はどこかしら?」
舞園「食堂にいるって聞きましたけど……」
霧切「購買部に行くついでに、話を聞きに行くわ」
苗木「あ、ボクらも行くよ。頭の傷、心配だし……」
霧切「別にいいけど」
《食堂》
不二咲「…………」
大和田「大丈夫か? しっかりしねえと、学級裁判なんてふざけたことやらされっぞ」
不二咲「……ご、ごめん」
(霧切、苗木、舞園が入ってきた)
霧切「ちょっといい?」
不二咲「う、うん。その」
不二咲「ボクを疑ってるんだよね……?」
苗木「そ、そんなことないよ!」
舞園「全員に聞いて回ってるんです。不二咲さんに人が殺せるとは、思えませんから」
不二咲「…………」
霧切「夜、10時半前後。何をしていたの?」
不二咲「……十神クンと一緒に、十神クンのお部屋にいたよぉ」
大和田「俺が後ろからついてった。間違いねえ、そうだな?」
舞園「3人一緒にいたんですね」
大和田「……ああ」
霧切「どういう用件でいたの?」
不二咲「……“裏切者”の話だよ」
不二咲「話が終わって、十神クンと大和田クンに送ってもらって、帰ってきたら……」
不二咲「う、う、シャワー室が開いてて、おかしいなって思って」
不二咲「そしたら……」
不二咲「…………」
苗木(……?)
苗木(なんか……違和感がある、な)
苗木(なんだろう?)
霧切「トラッシュルームの鍵はどうしたの?」
不二咲「モノクマから預かって……そのまま、部屋の中に置いてたよ」
霧切「そう。……協力、感謝するわ」
苗木「何か、わかったの?」
霧切「購買部に行くわ」
苗木「え? あ、うん……」
《購買部》
舞園「……苗木君」
舞園(あの人の行動……おかしくないですか?)
舞園(何かまだ、隠してることがあるのかも……)
苗木(あの人って……舞園さんもそう思った?)
苗木(ボクたちに言えないことが、あるのかな……)
苗木「……霧切さん、何か見つかった?」
霧切「……おそらく、掃除されてるわ」
霧切「床に埃一つないのはおかしいもの」
舞園「確かに、もっと……掃除が行き届いていなかったように思いますけど」
霧切「そうじゃない。私がこぼした物がないのよ」
苗木「何それ?」
霧切「塩。そこのモノクマシーンから出てきたやつよ」
霧切「後ろから殴られた時に、こぼしたはずなんだけど……」
(『消えた塩』
霧切が襲われた時にこぼした塩だが、
処分されたようだ)
ぴんぽんぱんぽーん
モノクマ『えーもうそろそろ飽きちゃったので』
モノクマ『体育館前の、赤い扉の前にお越しください!』
《エレベーター》
十神「遅いぞ、お前達」
舞園「ごめんなさい、霧切さんのタオルを冷やし直してたので」
霧切「さあ、行きましょう」
不二咲「……本当に、裁判なんてやるの……?」
《エレベーターの中》
苗木「…………」
(桑田怜恩。
あまり話せなかったけど、軽いノリが好きで、もしかしたら仲良くなれたかもしれなかった)
(もし、不二咲さんが犯人じゃないとしたら)
(犯人はどうやって桑田クンを不二咲さんの部屋の中へ……?)
(霧切さんを襲った人も気になる)
(犯人は桑田クンを殺した人なのか、別にいるのか?)
(命がけの謎解き、命がけの裏切り、命がけの騙し合い、命がけの信頼)
(命懸けの学級裁判が、始める)
人数多いと出番に差が出てすみません。
これからどんどん減っていきます。
ちなみにミステリーとしての要素はほぼないので、
ホワイダニット(何故? 動機)中心に構成されています。トリックとか、あんまり期待しないでください。
先に謝っておきますすみません
提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
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魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
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外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう
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