【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」 (615)


< しかいない >







龍田「そういう世界なら、遠慮無く殺したのに」

提督「あいつらを? 」

龍田「自分を。さすがに惨めが過ぎるもの」

提督「んなわけ。俺はお前を死なせないよ」

龍田「嘘吐き。…………キス、しましょう? 」

提督「煙草で? 」

龍田「煙草で。…………死んだらキスくらい幾らでも手向けてあげる」

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たぶん前の
【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
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そこそこ綺麗に着地したやつ
【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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蒼龍ちゃん好き
【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」
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< Zzz…… >







龍田「ね、__さん」

提督「んー? 」

龍田「好き、大好き。あなたの為なら私は私をやめても生きていられる」

提督「…………」

龍田「フゥ-……煙草だってやめるし、お酒だって飲まなくたっていいの。
誰かを皮肉ったりもしないし、ただ為されるが儘になったって構わない」

提督「…………」

龍田「愛宕や高雄と同じくらいなんて、言わない。
いえ、本当はそれ以上に、唯一人として愛してほしいけど、許す」

提督「…………」

龍田「あは……あぁ、今のこの夢、惨めだけど最高に幸せ」

提督「夢だって分かってるのに、寂しくない? 」

龍田「だからいいのよ馬鹿な私。……あゝ…………本当にこんな選択肢、あったのかもしれないのに」


【大湊警備府】










提督……大体それなりに魂は道民。髪も服もロング派

高雄……指輪持ち。殺したい程愛してからが真の生まれた日

愛宕……指輪持ち。恋と愛は両立させられるから恋愛という

加賀……指輪持ち。病んでいても髪とか血は入れないヒト

雲龍……天才の名をほしいままにするボンクラ。欲望に正直

天城……アルコール分が血液になっているともっぱらの噂

明石……衝動に任せて自分から病ンデレを引っ掛けた馬鹿

叢雲……ママであり娘でありシスターであり母であり……

漣………寂しさは埋められなくてもいい。埋めるなんて嘘

瑞穂……病んだ自覚は無いけれどそれはそれでいいかなって

海風……首輪を付けられて振り回されるのが一番の幸せ

江風……スポーツ冬の時代でも割となんとかなった。酒乱

Littorio……愛人もいいけど娼婦でもそれはそれで

Roma……お人形遊びが好き。あと世界が平和であるのなら

龍田……愛に生きたいけれど恋でいっぱいいっぱい。乙女

扶桑……病的な方の美人。讃美歌で寝られるヒト

山城……ハマると絶対に捨てられない。姉も時には敵

阿賀野……大体の歴史が好き。自分の経歴はそんなでもない

能代……姉の守りビト。ホントは恋愛も結婚もしたい

涼月……お人形にされることが最近は好き。無自覚で重い

初月……中二病と言いつつ実際には割とカッコいい大人

涼風……悪と言い切れない悪。自称ではクズ

旗風……自分の常識を守ることに関しては随一。ピュア芸人

松風……なんだか色々吹っ切れてきた。常識は投げ捨てた

伊13……海中でお魚さんと戯れるのが好き。割と悪ノル

伊14……ここぞというところでの常識人。基本はアホ


【横須賀鎮守府】








金剛……頼れるお姉さん。正統派の人気者

霧島……呆れるのが仕事なんだ、きっとそうだ、という諦念

時雨……狗。実はネコの自覚も結構あるけど相手がいない

春雨……ドライな自分が好き。擬態している自分も割と好き

浜風……最近またブラを変えた。太ったことは一度も無い

鈴谷……自称擦れてる他称ヒト誑し薄々理解はしてる

鹿島……失恋なにそれ美味しいのなヒト。自称諦めが悪い

若葉……可愛いしかわいいしカワイイしkawaiiな甘党

Graf Zeppelin……割と乱れる。バイかもしれない可能性

Warspite…割と乱れっぱなし。裏が普通にあるヒト

Aquila……戦闘以外も割とダメ。楽器だけはプロ並

Pola……酒だけは手放さない。でも酒を捨てる恋ならしたい

大淀……不憫な状況にらそこそこおかれる。モラルは高い

那珂……自称人間。大手を振るって陽の下を歩きたい

満潮……失恋して壊れそう。でもやっぱり諦めが悪い

大井……きっと永遠に恋をする。仮令あなたが消えても

Maestrale……本当は常識人枠なんて嫌だった。仕方無いね

あきつ丸……そろそろいいかな、って。進展が欲しい


【大湊警備府長期移籍中】








赤城……何が目的か誰も知らない。知りたいとも思われない



【横須賀鎮守府②】







蒼龍……普通の女の子。女子力高いしもう絶対普通の女の子



改めて前の

【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
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これからはもしかするとそろそろ矛盾が溢れそうかもしれなくもないです
実際にどうなるのかは全く分かりませんが

これからもよろしくお願い致します
ありがとうございました





< ユメ、醒めて >








龍田「……………………気分悪い」

山城「朝から随分と死んだ顔してるわね。吸う? 」

龍田「ん……火」

山城「ん…………フゥ」

龍田「…………」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………フゥ……吸わないなら、捨てれば? 」

龍田「とんでもないことね……ええ、本当にとんでもない」


< 矜持 >







龍田「えー、折角山城が着けてくれたし」

山城「じゃあ喫みなさいよ」

龍田「気分悪いのよ……嫌な夢見たの」

山城「もう一回寝てみたら? 」

龍田「今の気分だとさっきの続き見て幸せになっちゃいそう」

山城「それならいいじゃない」

龍田「今ってぼんやりした頭がつくる幸せに絶望してるのよ? 」

山城「それはそれは。……ふぅ…………気分良いから抱き締めて撫でてあげましょうか? 」

龍田「要らない。それはあの人にしか許さないから」

山城「あ、そ……」


< 何故か何もかもが歪んで都合の良い世界になっていたとして >







龍田「死ぬわねそんなの……ぁはっ」

山城「愛してるわ龍田ちゃん」

龍田「ありがと山城ちゃん。歪んでないって完璧に納得できた」

山城「酷いこと言うものね……フゥ…………私の都合は、考えてくれないわけ? 」

龍田「要らないものそんなの。……今日も友達でいてくれる? 」

山城「無駄にした煙草の代わり、呉れるなら」

龍田「ふふ、唇以外ならなんだって差し上げちゃう。……気分は、大体悪いままだけど」


< 内容の瑕疵には目を瞑って >







提督「くっそ怖い夢見た……」

龍田「ん……うん? 」

提督「抱き締めておっぱいで抱いてくれなかった所為だなこれは」

龍田「それはさすがに理不尽」

提督「ちーがーうーの……おっぱい……」

龍田「はいはい」





龍田「って夢を見たの」

提督「あ、そう……君最近物凄いグイグイくるけど、何? 」


< どこからが夢でどこからが現実なのか >







提督「つーか俺のキャラ」

龍田「取り敢えず共依存してくれる髪の綺麗な女と抱き合ってれば幸せでしょ? 」

提督「確かに。それ以外の幸せを知らない」

龍田「可哀想な男」

提督「可愛い女の子だね、たったちゃん」

龍田「当然」







提督「って夢を見たの」

龍田「あ、そう……それ私が昨日言ったやつだけど、そうなの。頭、大丈夫? 」


< 私の欲しいあなた >







提督「って夢を見たのさ! 」

龍田「うるさい」

提督「まぁまぁ。なんとでも言いなさい龍田さん」

龍田「キャラ」

提督「そんなものは捨てた」

龍田「困るんだけど」

提督「何で? 」

龍田「殺したくなるから」

提督「あ、そう……君らって馬鹿話とか冗談の途中で急に本音っぽいこと言うの上手いよね。
それ怖いだけで面白くないから、やめたら? 」


< 筆舌に尽くし難き裏切り >







提督「まぁ、いいけど……くっそだるい」

龍田「んー……どしたの? 」

提督「加賀と赤城がありったけのもやし炒めを食いてぇとか言いやがったんだけど」

龍田「? ええ」

提督「愛宕がストックにダメージ入れたくないからじゃあ胡麻油その他材料は新しく用意、って」

龍田「それで買ってきたの? 」

提督「もやしじゃんけんに負け胡麻油大富豪に負け塩胡椒バカラに負けラード花札でも負けたんだ。
同じスーパー短時間に四往復するとかマジでやべぇよな」

龍田「度を越した間抜けか気狂いの所業ね」

提督「あぁ、パートのおばちゃんに可哀想なものを見る……やめろ」

龍田「うん? 」

提督「全て俺一人で成し遂げるんだ。ここまできたら料理も完璧にやってあいつらを煽る」

龍田「あ、そう…………加賀さんたちもうもやし食べてたけどそれでいいなら」

提督「」


< もぐもぐもきゅもきゅぱりっぱり >







提督「……え? 」

龍田「もやしばかり盛ったお皿に焼酎で侵攻してるあの二人がいてね?
その他の皆さんもあればっかり食べてるから意味が分からなくてキッチン来たの。あれ何? って思って」

提督「……」

龍田「手伝う? 」

提督「…………こんなもんぶん投げて二人でどっか行かない? 」


< 刹那、心跳ねて >







龍田「残念だけど行かない。初デートがこんなくだらない理由じゃイヤ」

提督「初でも無いだろう。九年前のあの日を考えれば」

龍田「! ーーーーーーーー」

提督「あのときは俺のことなんてどうとも思っ……何? 」

龍田「……………………」

提督「? ……………………あぁ。……君もやしのひげ取る派? 取らない派? 」


< ピキュ-ン! >







加賀「……む? 」

赤城「うん? 」

加賀「……」

赤城「……」

加賀「……気持ちゆっくりめに食べましょう。何故か滞る気がします」

赤城「そうですね。……どうも自分たちで良いお料理をふいにした気もしますけど」


< 風が吹けば桶屋が云々 >







能代「ふぅ……さすがにもやし炒めばかりあんなにつくると疲れる」

阿賀野「そうだね。…………色々と余計なことした気がするなぁ」

能代「うん? 」

阿賀野「……別に」


< 蟠ったモノ一つずつ振り切って >







龍田「あなたも……」

提督「俺? 俺はちゃんと取る派」

龍田「そんなのどうでもいいから……あなたも」

提督「うん? 」

龍田「九年前のあの日のこと、覚えてくれてるの? 」

提督「お前と同じ日のことを考えてるとは限らないよ。俺酷いやつだから」

龍田「はいはい。…………………………………………ね」

提督「あん? 」

龍田「そのまま胡麻油と醤油ベースでつくりなさいな。
私はラードと塩胡椒ベースでつくってあげる」

提督「ん……」


< お人形遊びと笑わないで >








愛宕「龍田って」

高雄「? 」

愛宕「スイッチ入れられてベッド上がったら命令されないと微動だにできないタイプな気がする」

高雄「はい? 」

愛宕「私そういうの好き。というかそういう龍田欲しい」

高雄「あなたまで壊れたら私はどうすればいいのよ」

愛宕「一緒に壊れましょう? 一緒にあの人から龍田奪いましょう? 」

高雄「意味が分からないんだけど……」


ありがとうございました


< 最近の流行りって感じの言葉でもないけれど >








龍田「え? Humanismって人間至上主義って意味じゃないの? 」

提督「……」

山城「あら、白人至上主義じゃなかったかしら」

Littorio「……」

高雄「ふふ……富裕層唯一主義に決まってるじゃないですか」

愛宕「つまりお金が沢山ある私たちも人間ってことね」

涼風「そうじゃねーだろ。……いや、本当何の話ししてたら世の中とか全方位満遍無く喧嘩売れるんだよ」


< 普段の行状を >







金剛「~~~~♪ 」

時雨「やぁ、お婆ちゃん。機嫌良さそうだね」

金剛「BBAじゃねーデース。……咲いたの! 」

時雨「うん? 」

金剛「お部屋の仙人掌。榛名たちと育てて三年目」

時雨「それは凄い。あとで見せてよ」

金剛「オーキードーキー! ティータイムが近くなったら来ればいいネー。もちろん春雨も」

時雨「合うかは知らないけどお茶請けくらい持ってくよ。……何? 」

春雨「うぅん……初っ端は兎も角金剛さんと時雨ちゃんが普通に優しい会話してる……」

金剛「……」

時雨「あのさ……」


< まぁ、ここは英語圏では御座いませんが >








時雨「まぁ、でも確かに僕らしくないかもね。……金剛」

金剛「ンー? 」

時雨「オーキードーキーってさ、砕けた言い方とか子供っぽい言い方がニュアンスとしてあるけど」

金剛「I know」

時雨「近年の若者言葉じゃなくてある程度歳食った層の親愛みたいだよ、表現の幅としては」

春雨「あ、それっぽい」

時雨「ご期待には応えてあげないとね」

金剛「それっぽい、って……どこの誰も期待なんてしてねーデース」


< ジュポジュポ >







松風「はいボトル。今何の話し? 」

雲龍「ありがと。イかせる為のフェラと前戯というか後戯というか遊ぶ為のフェラは違うって話を」

高雄「まったくその通りね」

愛宕「ええ」

雲龍「もっと言うとお掃除はまた別かなって。遊びに片足突っ込んでるけど」

松風「ふ、ふーん」

旗風「はぁ。…………何故、それを旗風がいるときに言い始めたのかお訊きしても? 」


< アイデンティティーというもの >







雲龍「え? まだ語る? 」

旗風「……嫌味です」

雲龍「あら、この女の園でお妃様二人に嫌味を言うなんて度胸あるわね」

愛宕「あら~」

高雄「……ふむ」

旗風「いや、そういう蛮勇は……でも、嫌味ですよ、どうやっても嘘吐くことになるじゃないですかそれ」

雲龍「確かに」

高雄「仕方ありませんね」

愛宕「あの人にイカれちゃってるものねぇ~」

松風「そうだね。……旗風も自分が常識人みたいなキャラやめればいいのに」


ありがとうございました


< ♪ How do I live on such a field ? >







雲龍「ふぅ……」

天城「……」

葛城「……」

雲龍「私はこれだけでいいわ。何か、飲む? 」

天城「……えーと、適当な冷酒を」

葛城「同じので」

雲龍「そう……持ってくる」

天城「お願いしますね。…………」

葛城「…………」

天城「…………」

葛城「…………ガチな曲歌い逃げされた所為で私こそどこでどう生きればいいのって感じなんだけど」

天城「…………そうね」


< 分からないのが分からない、のが分からない、のが…… >







海風「清楚系JKに憧れた期間が極々短くあるんだけどさ」

江風「なンの話だよそれ」

涼風「意味分かんな」

海風「清楚と清楚系の違いと女子高生と女子校生とJKの違いみたいな感じかな。
こう、なんとなく外面は良い感じだけど楽しいことは楽しんでる感あるやつ」

江風「……なンの話だよそれ」

涼風「……意味分かんな」

海風「でもあの人あんまり歳下に興味無いみたいだったからその期間終わったの。
制服自体は結構好きみたいだけどね」

江風「…………なンの話だよそれ」

涼風「…………意味分かんな」

海風「???? 」


< 裏切り >







海風「あ、あと征服も好きだね。支配は嫌いみたいだけど」

江風「意味分か

涼風「それは分かる」

江風「涼風ぇ……! 」


< ♪ Sign >







葛城「てーか……あれかな。もしかして単に今日が満月だから歌っただけであとはただの気分? 」

天城「? 姉様が? 」

葛城「あんなガチな曲本気で歌わないじゃん普段は。
だからなんかセンチなのかなって思ったんだけど」

天城「まぁ、姉様ですからね……実際のところは、分からない? 」

葛城「説得力は有り過ぎる程あるけども」

天城「或いはそう、姉様が絶対に誰にも話さないあの人との想い出がこんな夜だったのかも」

葛城「なるほどね。……私はそっちの方が好みかな」


< ♪ 冷たい水面に言葉を浮かべて >







天城「でも、そうね……“ 効かない薬ばかり転がっているけど ”なんて歌われると自分が情け無くなるわ」

葛城「…………雲龍姉ぇはそんなこと

天城「知ってる。……でも知ってるだけじゃ、天城は救われないから」

葛城「“ 貴方なら救い出して ”、って縋ってくればいいじゃん」

天城「今日は天城の救い主二人が救い合う日ですもの。少なくとも天城は先程、思ったわ」

葛城「そう……そうだね。…………本当だ、天城姉ぇだけが、救われない」


< うんうん確かにそれはそ……うん? >







天城「ふふ……それならあなたが救ってみては? 」

葛城「いいよ。天城姉ぇが慰めてほしいなら私は私を捨てられる」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「…………瑞鶴さんは? 」

葛城「二人で約束したの。姉妹相手ならお互い何でもやるっていうのは許し合うって」

天城「……そう」

葛城「ん」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「……………………いえ、よく考えなくてもおかしいのでは? あの人のことを笑えないでしょうそれ」


< ♪ 分かり合えてるかどうかの答えは多分どこにも無い >








葛城「私はあの人を嘲笑ったこと、無いよ。
クズはクズだけど少なくとも女を何人も救ってるじゃん。
有象無象なんてどうでもいいやつらだよ」

天城「そうだけれど……そうだけれども」

葛城「ま、天城姉ぇに勇気が無いならそれでもいいけど。……次、何歌う? 」

天城「姉様も戻ってきませんしね。…………っと」

葛城「ふーん……」

天城「何? 」

葛城「別に。…………“ ひとりでなんて踊らないで ”? 」

天城「“ 何も信じられないくせに ”そんなこと言わないで。
……感傷って、優しくて痛いものね、笑ってしまうくらいには」


< ♪ 貴方がいなければただそれが全てだと >







龍田「今日は満月ねぇ~」

山城「あ、そう」

龍田「狼男に食べられてきたら? 」

山城「あなたが行けばいいじゃない」

龍田「私が行ったら明日からあなたたちはお呼びじゃなくなるけどいいの? 」

山城「寝取られてる焦燥感とか嫌悪感なんて普段から味わってるようなものだし。
一瞬だけだけれど取り返したような独占欲の承認だってあり触れた感情だもの」

龍田「言ってくれるじゃない。……本当、巫山戯た狼さんよねぇ……」


< 良夜にて弄月 >








提督「よう」

雲龍「ん……」

提督「ふぅ……煙草吸っていい? 」

雲龍「満月に紫煙がかかる、っていうのは中々変な趣きがあるものね。誰かとヤってきたの? 」

提督「別に。単に気分良いだけ。お前もそうだろう? 」

雲龍「そうね。素面で満月を見て肌寒さを味わえば……

提督「あん? 味わえば? 」

雲龍「あなたと絡み合うときの気分も特に良いわ。
月夜に愛を語るなんてそれだけで燃え上がれる」

提督「そうだな。…………ふぅ……もう少し寒くなったらさ、部屋に連れてってよ。
それまで勝手に気分良く月、楽しんでるから」


< 月華、花開く >








葛城「我らがおねーさまは結局どこ行ったのかな。お酒の約束ぶん投げて」

天城「たぶん……月を見に」

葛城「また中二染みた……いや、最高に似合うだろうけどさ。
少なくともヴィジュアルだけは」

天城「まぁ、今頃は大輪の月を背にしてあの人を眺めているかもしれませんけれど」

葛城「なるほどね。…………でも確かに月が綺麗な日にしかも二人で見たらその日は激しいしなぁ」

天城「…………あ、そう」


< ♪ 最後になど手を伸ばさないで >






雲龍「ぁふ……月が綺麗ですね」

提督「まだ死ねないよ俺は。…………臭い、付くぞ」

雲龍「どうでもいいわ。あなたみたいなクズに抱き着いただけで涙が出るくらい昂ぶるんだから」

提督「そ……」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………ふぅ……月が綺麗だね」

雲龍「私の次くらいにはね。……殺してくれるなら死んであげる」

提督「俺も同じだよ、それは。…………今夜は窓帷閉めないでいよう。お前の顔が見えなくならないように」


< 花も鳥も風も月もお団子には…… >






扶桑「えーと……あの」

加賀「何? 」

赤城「はい? 」

扶桑「……いえ、別に」

加賀「? 」

赤城「? 」

扶桑「美味しそうに食べていただけて嬉しいですよ。……月より団子、というか月だから団子、というか」


< ♪ 帰り路をなくして明日はどこに向かうのだろう >







時雨「なんとはなくだけどどっかで色々と台無しになった気がするね、本当になんとはなくだけど」

金剛「ンー? 」

時雨「や、なんでもないさ。……ほら、食べようよお団子。
折角二人だけでつくったんだから他の子にはあげられないよ」

金剛「別に私は分けても……」

時雨「僕が嫌だ」

金剛「ん…………そ、そう」

時雨「あぁ……」


僕等 バラ色の日々
青い鳥
辺りもかなり好きです

ありがとうございました


< 朝陽を見ると寝たくなる >







提督「ん……」

雲龍「あら、おはよう」

提督「……………………雲龍が起きてコーヒー淹れてる」

雲龍「あなたがたまにはしてほしいって言ったんじゃない」

提督「やー……それをまさか自分の誕生日にするとは思わねぇし」

雲龍「誕生日は昨日だもの。魔法の日は終わったから」

提督「……そ」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………ね」

提督「ッ……握ろうと、するな馬鹿」


< 拒みたいというわけでもなく >







提督「そもそも下着だけ着てコーヒー淹れるか普通」

雲龍「これでどれだけ盛っても温かいコーヒーが待ってるわ」

提督「保温させたまんまかよ」

雲龍「文明の利器って凄いのね」

提督「そうじゃねぇだろうが……だから」

雲龍「何? 」

提督「握るんじゃない馬鹿女ァ! 」


< 着たならばいつかは必ず脱ぐ >







雲龍「ガッツリ握られるくらいにさせてしまったあなたが悪いと思うけれど」

提督「男は朝になると……いやそういうことじゃねぇだろうがおい……なんで折角着た下着脱ごうとするのかなー? 」


< 調味料系は割と揃えるのがダルい >








扶桑「ん……随分とシンプルなおうどんね。美味しいけれど」

愛宕「大分のごまだしを使ってみたの。久々にやる気無かったから楽なのにしたくて」

山城「大体いつも無いと思うけれど……好みだから許すわ」

愛宕「はいはい。大体好評ねぇ~」

旗風「好評? 」

海風「そこはもう“ 大体 ”に疑問符付けるところだよ」

松風「ピュア芸極めてるんだ。迷走しても許してやって」

旗風「松姉さん?! 」

松風「なんだいピュアシスター」

旗風「あァァァァ?! 」

海風「朝から賑やかだね」

江風「美味けりゃなンでもいいよもう。…………そのうち全国のB級グルメ制覇しそうだな」


< 読み違え >







漣「雲龍さん雲龍さん! ちょっとこれ見てくださいマジで! 」

雲龍「ん、うぅん? ……何? 」

漣「アングラ寄りの洋物なんですけどこの子滅茶苦茶Libeccioちゃんに似てません? 」

雲龍「は? ん……まぁ、そうね」

漣「でっすよね? や、これ見つけたとき遂にこの国もそこまで落ちたかー、って思いましたね漣も」

雲龍「この子? この女優? が本当にLibeccioなら、そうね。……あなた」

漣「はい? 」

雲龍「私でもさすがにドン引きだわ。仮に見つけたとしてこんなの見せにくるのやめてくれる? 」

漣「えー……? ねぇなんで? 」

叢雲「……当ったり前でしょうが」


< 全て興味の有る無し >







旗風「でも意外ですよね。雲龍さんでもそのまま見な……いい加減再生止めたら? 」

漣「えー? 」

松風「えー? じゃないよ馬鹿。もういいだろうそれネタは割れたんだから」

旗風「本当だよ。……雲龍さんでも割にすぐ目を逸らすんですね」

雲龍「だって私ロリコンじゃないし」

叢雲「それもなんか違うでしょうが……」


< toxic >








雲龍「あの人と遊んだ後むーちゃんに正論でツッコまれるのって楽しいわ」

叢雲「むーちゃん言うな。……実は私も正論で突っ返すのクセになってるかも」

旗風「えっ」

叢雲「冗談よ。……………………たぶんね」


< 聞かれても困らないけれど >







WS「んー……この匂い……嗚呼…………これね」

GZ「やめろ、擽ったい」

WS「逃げればいいじゃない。……つむじの匂いってどうしてこんなに癒されるのかしら」

GZ「知るか。…………重くないか? 」

WS「伯爵も老淑女も大した変わらない重さだったでしょう? 」

GZ「まぁ、な」

WS「ね。……………………あぁ、このまま寝てもいい? 」

GZ「好きにしろ」






秋雲「みたいなこと言ってたの聞いてきたんだけどさ、伯爵の部屋の前で」

時雨「ソファに前後ででもいたのかな? 」

あきつ丸「知らん。…………それは普通に盗聴の類いだと思うのであります」


ありがとうございました


< 飼いたい動物 >








加賀「梟」

赤城「隼」

天城「鸚鵡」

瑞穂「文鳥」

葛城「兎。……何? 」

雲龍「いえ……羽、って数えるのは同じね、って。それ以外は似ても似つかないけれど」

龍田「飛べるか飛べないか、胸が有るか無いか? 」

葛城「あのさ……」


< こう極端に寄るって楽だからね >








葛城「胸の話はしてないし無いわけではないから。……雲龍姉ぇは? 」

雲龍「私? サンもエリザベスもいるし、ヴァイスもいるから別に」

葛城「そこはほら妄想というかお茶請けのお話みたいなものじゃん」

雲龍「ん……………………馬? 」

葛城「馬ぁ? 」

雲龍「単純に恰好良いし加賀さんに流鏑馬なんて修めてもらえば楽し……馬並の、とかそういう意味ではないのだけれど」


< 衛生面クリアできるならまぁ…… >








漣「漣は蛇とか爬虫類系っすかね。餌遣り少なくて済むし」

叢雲「あの辺って餌遣りは少なくても水のケアとかはシビアだったりするみたいだけど」

葛城「しかも餌って原形保った鼠の死体とかでしょ? 」

加賀「生き餌を与えることもあるみたいね」

漣「別に漣はその辺割り切れるタイプなん

赤城「鼠って美味しくは食べられないんでしょうかねぇ……」

漣「……」

叢雲「……」

加賀「……」

葛城「……東南アジア旅行か何かでも計画したら? 」


< まぁでもアサリのジャリジャリは許せる人とかいるし >








龍田「あらぁ~……広島の一部地域ではねずみ肉なご馳走みたいだけど? 」

山城「それはネズミザメのことでしょうが」

扶桑「相変わらず偏向報道だとか悪意ある切り取りみたいな言い方が好きね」

龍田「私が言うのもなんだけど山城はよく知ってたわね。……雲龍ちゃん? 」

雲龍「何? 龍田ちゃん」

龍田「サンが時々持ち帰ってくれるんじゃない? お・み・や・げ」

雲龍「あぁ……食べます? 」

赤城「いえ、結構。……そんな平然と訊いてこないでくれます? 」


< そこまで絞った後ならばつまり >









加賀「私も寝て起きたら枕元にお土産のある生活をしてみたいわ」

天城「あれ結構きついときありますけれどね。処理も、臭いも」

加賀「お土産をくれるなんて家族として愛されている証じゃない。羨ましいわ」

雲龍「では明日の朝は加賀さんの枕元にお土産を置きましょうか? 」

加賀「? 鼠の死体を? 」

雲龍「いえ、搾り取られた男の半死体を」

葛城「嫌がらせとかそういう問題ですらないね」

赤城「臭いは割と良い勝負になりそうですけれどねぇ……」


< 愛を求め愛には生きられずされど縋り >








雲龍「ふふ、でも、赤城さんは男と女の性臭が混ざり合ったあれあんまり分からないのでは? 」

葛城「想像はできるでしょ。自分単体のは一応分かるんだから」

加賀「まぁ、そういうこ……と、ね……? 」

天城「……赤城さんって、その、一人で、えーと…………シます?
いえ、答えなくてもいいです許してくださいごめんなさい」

赤城「はぁ。…………私ってもしかして本気で心無い機械か何かだと思われてます? 」


< 孤高(偽) >







葛城「や、でもほら、なんていうか……ネタ? を想像できない」

雲龍「あんなのでも能代は男相手のを、って言っていたけれど」

天城「それはまぁ……そんなものでは」

加賀「能代くらいなら普通に想像して納得できるわね」

龍田「あがのん使うのも割と多そうだけど」

山城「その“ 使う ”って言い方やめなさいよはしたない」

扶桑「仕方無いわ、ね? 」

能代「……能代にどう答えろというんです」

阿賀野「赤城さんと並ばされるって酷い話だよねぇ」

赤城「はぁ。…………何故誰も私の味方であってくれないんです、さすがにらおかしいでしょうこれは」


< happy berth day? >






提督「フ-……気分良い」

叢雲「こんな身体の女とホテルに入った時点で、そうでしょうね」

提督「俺はロリコンじゃない。ツインだし、親子でいいだろう」

叢雲「ダブルでも驚かなかったけど、そうね」

提督「俺がホテル誘うのそんなに自然? 」

叢雲「自然ね。……だから、でしょう? 」

提督「さすが我が師はよく分かっていらっしゃる」

叢雲「ただただ私を貪って捨て置いても良いと思うけど」

提督「俺だけが良しとはしないねそれは。…………殺す、息の根、止めてやる」

叢雲「ふーん……」

提督「乾坤一擲って言葉嫌いだけど、決めるぞ」

叢雲「やりなさいな。…………骸くらい、抱いて泣いてあげるんだから」


< 眺め、一(苦)笑 >







叢雲「はぁ。…………一本」

提督「はいよ」

叢雲「ん……フゥ……」

提督「フハァ……」

叢雲「口腔喫煙で留めておきなさいよ、ただでさえすぐに殺されそうなんだから」

提督「最強の護衛が複数いるものでね。肺より先に腎臓がイカれそうだけど」

叢雲「ハンッ。……子供ができたら」

提督「あ? 」

叢雲「未来を見られる話が増えるみたいだけど? あんたは、この澱んで腐った空間でいいわけ? 」

提督「自分の欲望には素直なものでね。今でいい、今がいい」

叢雲「くっさい話ね」

提督「他人なんて何の存在意義があるのかねむーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな。…………手、伸ばしてくれれば、取るしかないのにね」


変な部分があると大体酔ってる所為なので無かったことになります……

ありがとうございました



< 朝焼け眩しく目を擦り >







涼月「……………………Zzz」

Roma「…………身体は腕に収まるのに胸は手に収まらないのね」

涼月「Zzz…………」

Roma「…………」

涼月「……ん…………Zzz」

Roma「…………」

涼月「……………………ん……Zzz」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「……………………やってしまった」


< 事後()報告 >







Roma「ちょっと」

提督「フ-…………何? 早起きして海見に来る趣味あったっけ」

Roma「趣味じゃなくて不要でも不急でもない事情ね」

提督「分かりにくいから単語含めて否定重ねて掛けるのやめてくれる? 」

Roma「あなたの国の言葉が悪いわ」

提督「はいはい。……何? グレーのタンクトップが似合うかどうかなら最高に似合ってるよ」

Roma「言葉遊びをしに来たんじゃないの。聞いて」

提督「黒いブラ紐見えてんのもジャケット着崩してんのもいいね。……手短にどうぞ」

Roma「じゃあ遠慮無く」

提督「ん」

Roma「涼月と勢いで寝たわ」

提督「」


< 朝カレー >








鈴谷「カレーは報酬系の神経にガーッてクるからねー。一日の始まりには最適だぁ」

時雨「審議」

秋雲「拒

あきつ丸「鈴谷と食べるのならばまぁ、そうだな」

大井「答えは出たわね」

時雨「そうだね。…………生み出されてすぐに神経系を破壊するカレーでも食べたのかな鈴谷さんは」


< padreと言われても困るがね >







提督「や、やや……えーと…………君レズだったっけ。しかも自制が効かない程の」

Roma「否定したいところだけれど……現実を直視するとどうやらそうだったようね」

提督「すんなり認めんな。真面目なやつが振り切れたときはこれだから困る」

Roma「と、言う割に然程困ってもいなさそうじゃない」

提督「いいや? 周りの詮索とか涼月を大切にしてやるのはお前の自由だけどさ、
どうせお前自分と涼月を離すような配置は断れって言うんだろう」

Roma「そう……そうね。そういうことを言いに来たつもりは無いけれど、そういうことかもしれない」

提督「それがどんだけダルいことか……Roma」

Roma「なんなりと、padrone」

提督「そこはご主人様的ニュアンスの言葉じゃなくてcapofamigliaくらいは言ってほしいところ」

Roma「家長? 冗談でしょう? 」

提督「そうだね。…………お前の方がよっぽど冗談であってほしいことしでかしてると思うけどな」


< 気持ち(だけ)は分かるのだが >








提督「てーかまぁ……すげぇなお前」

Roma「何度も見ていそうな瑣末ごとでしょう、あなたのレベルなら」

提督「んなわけあるか、ってのは置いといてさ」

Roma「? ええ」

提督「お前はまぁ、いいよ。割に直情的で情熱家っぽいとは思ってたさ。
生憎とどこの男にも女にも向けてるのは見たこと無かったけど」

Roma「よかったわね。私と涼月以外だとそれを知ったのはあなたが初めて」

提督「茶化すな。……涼月を陥落させるってどうやったんだマジで」

Roma「なんとなく好ましく思って、欲しくなって、ふいに手が届くところにあるって気付いたから手折っただけよ」

提督「ふーん……」

Roma「何? あなたもそんなものでしょう? 」

提督「いや、こう、口説き落とすか口説き落とされるかなんなら押し倒されるかが大半というか……いやいや」


< てくにしゃん >







涼月「Zzz…………………………………………………………………………ん……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………あなたは本当に生娘なんですか、なんて訊いてもおしえてくれないんでしょうね」


< 需要が無いとは言わないが >








漣「大っ変な重要な大切なヤバい凄い事実に気付いちゃったんだけどさ」

叢雲「取り敢えず文法に喧嘩を売るのはやめなさい」

漣「愛宕さんとか高雄さんはまぁいいよ。雲龍さんなんて寧ろ気に入られるやつだよ」

叢雲「あん? 」

漣「このまま歳取っていくと漣たちって所謂ロリババアになるんだよ?
このなりのままのじゃとかわっちとか言い始めなきゃいけないんだよ? 」

涼風「いや、その理屈はおかしい」

漣「漣たちの将来はのじゃロリババアなんだぜー?! 」

叢雲「なんでいきなり脈絡無くぶっ壊れてるのよ……これで素面なんて有り得ないわ」


ありがとうございました


< オトモダチ >








「はぁ……そんなものなの? 」

雲龍「たぶん。女が一番女を信用してるの。一周回ったり逆説唱えたり一遍死んでみたりして。
男よりは女の方が女を信用しちゃうものなの」

「なるほどねー。……わたし、それなりに遊んだけど結婚してからは浮気なんて考えられないなぁ」

雲龍「そんなものでしょう? 度を過ぎてるわけでもないのに遊びを許容してくれない男以外はそれが普通」

「そっかなぁ。遊んでたからこそだけどアレは自分でもドン引き」

雲龍「悪いわね。私、男は今までもこれからも永遠に一人って決めてるから分からないわ」

「卑怯なこと言うねー」

雲龍「あら、それならあなたも旦那さんに処女って嘘吐けばよかったじゃない」

「脈絡……まぁ、でも? 自分の本当を知られてもいい、っていうか嘘なんて考えもしなかった男だから」

雲龍「へぇ」

「幸せだからいいの。もう、全部いいの。旦那が求めてくれるものならなんでもやれる自信あるし」

雲龍「至言ね。……ところで」

「? 」

雲龍「あなた、名前は? 」

「えぇ……」


< そういえば訊いてないし聞いてない >








葛城「…………あれ、何? 」

天城「偶然あの人のところに来ていた女性士官と謎の意気投合を見せている我らがお姉様」

葛城「なんだよそれ……なんなんだよ……」

天城「先月くらいに初めて会ってからあの調子。
函館の大佐から時々おつかいで来ているみたいね」

葛城「それはまぁ分かるけども……」

天城「あれで中々面白い人みたいですよ。自称元遊び人の人妻士官さん」

葛城「遊んでた感じには見えないけどね。まぁ、男好きはしそうだけど」

天城「それこそそんなもの、ってところ? 」

葛城「まぁね。……なんで名前も知らなかったわけあの馬鹿姉」

天城「姉様だから、としか」

葛城「そうだろうけども……はぁ? 」


< “ 個 ” >








「大体……旦那もアホじゃないんだから初めてか初めてじゃないかくらい分かるでしょうが」

雲龍「そうね」

「そもそも処女って年齢でもなかったけどさ」

雲龍「そう。……だからきっとカミサマは膜をつくったのよ。そういう嘘を吐く馬鹿女がいるから」

「あは、間違いない、うん、その通りね」

雲龍「ま、私は意中の男に捧げ切るつもりだけど」

「一々自慢しないでくれる? 化け物のくせに」

雲龍「ちょっと殴ったら死ぬ弱い生き物のくせに」

「あなたの男もそうでしょ。……じゃ、時間だから。
また、あなたの男かウチの間抜けが命令くれたら来るね」

雲龍「ええ、また」







葛城「……うん? 」

天城「色々言いたいことはあるでしょうけど……あの、姉様が一発で仲良くなれた相手、なんですよ? 」


< カウチでゆったりしつつ >







扶桑「……………………? ……あゝ……なんだか、随分と長い間読んッ?!

山城「? 姉さま? 」

扶桑「んぁ……ッ…………ぃ、たい」

山城「ええと、姉さま? どこか痛めました? 」

扶桑「いえ……………………喉」

山城「喉? 」

扶桑「攣った、わ……首、動かせない」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………あぁ、唾液を飲み込むのも一つの手みたいですよ。そのまま、上向いていてください」

扶桑「そ、う……じぶ、自分のでやるも、のでしょう、そんっっっっーーーー


< 戯れ >








夕立「グルルルルルルルルゥッ……! 」

春雨「何これまた発作? 」

速吸「大湊が駄目ならいっそ南方旅行がしたいと上申したようで」

満潮「はぁ……馬鹿? 」

春雨「馬鹿で間違い無いね」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

時雨「何やってんのさ……ほら、夕立、ほねっこ」

夕立「それほねっこじゃない! 魚雷! 」

時雨「よかったね、正気に戻れて」

速吸「……ほねっこならいいの? 」

満潮「……あんたたち姉妹の関係性が全く分からないわ私」

春雨「……こんなのと同じにしないでくれるかな」


< 分かってしまったときには、もう…… >








時雨「や、大体ね、中々懐かない犬っころに餌付けなんてしても状態は悪化するだけでしょ」

速吸「ご主人様と認識させる一つの手だとは思いますけど」

時雨「普通のわんこならね。こういう吠えて暴れることにしか能の無い馬鹿ならそうはいかない」

夕立「好き勝手言っちゃって。時雨だって狂犬扱いされてるじゃん」

時雨「戦場の姿をそう表現されることもあるだけだよ。君とは違う」

夕立「はるさめー、私は? 」

春雨「天真爛漫かつ口が直感と繋がってるタイプの腹黒で暴力味に溢れる狂犬? 」

時雨「まぁまぁ正解」

夕立「確かに」

満潮「……この姉妹の関係性が全く分からないわ私」

速吸「おいそれと分かられても……」


< 魂で聞く >







大井「む……」

那珂「ん……? 」

大井「…………いえ、錯覚だったわ。北上さんに呼ばれたと思ったんだけど」

那珂「大井が何言ってるのか分かんないよ……今、お風呂中だよ? 」


< オシオキ >







扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………余計、痛むわ」

山城「すみません……でも

扶桑「しかも、攣ったとかではなくて、噛み跡」

山城「すみません……でも、それなら代謝を励起して直せば……いえ、はい、私の所為です姉さま、そんなに強く触れっっっっーー


< 困難を極めます >






愛宕「うーん……扶桑に躾けられる山城、アリね」

雲龍「ずっと眺めていられそう」

愛宕「逆だともう面白みが無いのよねぇ~……」

提督「そうだな。……で? その山城宛の書類、何故渡せなかったかエロいの無しで説明してくれる? 」


< 幻燈 >







あきつ丸「む……? 」

時雨「? なんかあった? 」

あきつ丸「いや、何かあちらの方、堤防近くに光が見える」

時雨「うーん? あぁ、割に明るいね。誰かが季節外れの花火でもやってるんじゃない」

あきつ丸「見たところそのようでありますね。…………」

時雨「…………」

あきつ丸「……………………通販で買

時雨「通販で買えば良いと思うね。恥ずかしくてバーターが欲しくなったら呼んでよ」

あきつ丸「誰が鈴谷と二人でいて恥ずかしいものか」

時雨「う、うん……そう……」


ありがとうございました


< クイーン >







愛宕「クイーンって感じじゃあないわねぇ~」

高雄「私もまぁ」

山城「いいとこLittorioか当て嵌まるかどうか、ってところでしょう。
それでも天真爛漫な王妃だとか世間知らずの王女って感じが近いけれど」

Littorio「あら、随分と褒めますね」

山城「だってどうでもいいもの」

天城「他者への無関心という意味では皆さん当て嵌まるのでは? 」

龍田「持たない者への施しなんて塵芥程も考えていないけれどねぇ~」

明石「ノブレスオブリージュを体現するには自分が高みにいないといけませんから」

雲龍「まさか霊長の長たる人間様が最底辺の化け物に施しを受けて喜ぶ筈無いし」

叢雲「そうね。…………こういう集まり見てると中近世のサロン、って感じは割とするけど」


< キャラを語るキャラ、というキャラ >







雲龍「だからこう、つまりね、愛宕みたいなのの良いところは」

愛宕「んー? 」

雲龍「鼻から上はやたら挑戦的で目付きも遊んでやってる感が出てるのに唇から中の動きは献身的なところなのよ」

高雄「所謂ギャップ、というやつですね」

山城「媚びる感じの愛宕は考えられないわね確かに」







龍田「ねぇむーちゃん、私一応処女なんだけど」

叢雲「そうね。……今更そんなこと誰か一人でも気にしてくれると思ってるわけ? 冗談でしょ? 」


< 取り込まれる >







山城「そもそも媚びていそうなのが似合うのって誰よ」

雲龍「扶桑? 」

愛宕「扶桑でいいんじゃない」

高雄「そうね」

明石「まぁ、はい」

Littorio「殊更自分が挑戦的だとは思いませんけれどね」

叢雲「扶桑の媚態ってエゲツ無い感じはありそう」

龍田「そうねぇ~。…………むーちゃんまでそっち行ったら私どうすればいいの? 」


< ある出来事を切掛に、なんてありふれた >








叢雲「いいじゃないいつも通り適当に喋り倒しておけば」

龍田「そうなんだけどぉ~……ちょっとねぇ」

叢雲「最近本当妙な拗らせ方してると思うわ、あなた」

龍田「色々思うところあったっていうか……心から求めているモノを思い出したというか」

叢雲「ふーん……興味無いわ」

龍田「でしょうね。そういうのはそっちの方が楽」

叢雲「ええ。……そもそも私も処女だし。いいのよ、心とか認識とずれてても適当にしておけば」

龍田「そうねぇ~……それはそうなんだけど……」


< それはそれで >








龍田「いえね、でも気にしてほしいとかではなくて単純に自然な動きで同意を求められる理由」

叢雲「あなたがあなただからでしょう、仕方無いわね」

龍田「割とピュアな方だと思ってるんだけど」

叢雲「あいつにしか分からないじゃないそれは。
あなたが唯一無二になっても私たちとの絡みなんて変わらないでしょう? 」

龍田「まぁ……そうかも」

叢雲「ま、ほぼほぼ有り得ないけど」

龍田「そんなこと無いから」






江風「実際龍田さンが処女って何かの悪い冗談に思えるよな」

海風「まぁ……ほら、運命の人でも探してたんじゃない? 」

江風「余計龍田さンのキャラから離れてンじゃン……」


< 事故の記憶 >







提督「この前ボウリング行ってそのまま天城と遊んできたじゃんか、俺」

雲龍「よくもハブりやがって、と思ったわ」

提督「海風と楽しんでたじゃねぇかお前」

雲龍「それはそれ、これはこれ」

提督「んん……で、思ったんだけど」

雲龍「ええ」

提督「マスクフェラってあれだ、配信してるとか特定されちゃいけないとかそういうのが昂るポイントなんだな」

雲龍「物凄く広義な意味で語るとある意味では寝取られの遠縁みたいなものね。
あなたとパートナー、それだけでは完結し得ない」

提督「ほーん……」

雲龍「どうせならそれ撮って私と葛城に送ってくれたらよかったのに」

提督「や、なんかお前に見られても別に」

天城「天城はそんなこと絶対にしませんからね、絶対に」

葛城「……随分実感籠ってるね。理由は明白だけど」


< 見られてはいけない >








葛城「というか天城姉ぇがマスクフェラとかわざわざやった理由」

天城「え……」

提督「……」

雲龍「……あら」

葛城「い、いやいやいや……なんなのその反応超怖いんだけど、ねぇ? 」


< 媚態(偽) >








雲龍「えへへ」

愛宕「えへへ」

山城「えへへ」

天城「えへへ」

阿賀野「えへへ」

叢雲「……ふむ」

提督「……これは一体どういう状況なので? 」


< 混濁しゆく意識 >







雲龍「いえ、こう、似合う子はいるかな、と。一応」

阿賀野「なんか我ながら阿賀野が一番マシだった気がする」

提督「全員似合うよ。少なくとも俺と二人でいるときだけはね」

叢雲「……なる、ほど」

漣「……酔ったむーちゃんは変なとこで深く納得しないの」

龍田「普段のむーちゃんならツッコミ入れるべき場所よねぇ~」


< 冷たい風がよく沁みる >









扶桑「はぁ…………空はあんなに青いのに……」

涼風「フ-……遂に頭やっちゃったの? 今って夜だけど」

扶桑「青く美しい空だけを眺めていると錯覚したいだけよ」

涼風「それはそれでビョーキじゃないの」

扶桑「愚妹たちがね。……はぁ」

涼風「あん? 」

扶桑「こう、あの子たちが変に調子良くて口が滑るときってなんとなく分かるの。
今日は特におかしくなりそうな感じがしたから」

涼風「逃げて屋上で煙草に付き合ってるって? 」

扶桑「個人的にはそれ、止めてほしいのだけれど」

涼風「あたいが先客だ。それこそ真っ黒くて星も大して見えない空眺めてたんだ」

扶桑「そうね……はぁ…………空はあんなに青いのに」

涼風「なんかの呪いなのかよそれ……フゥ……」


ありがとうございました


< どーも獰猛な艟艨です >







時雨「はい」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

あきつ丸「だからなんだというのでありますか」

時雨「いや、急に駄洒落が言いたくなってね」

あきつ丸「……」

鹿島「大戦当時のこの国だと違いますけどね。
艟艨の意味は軍艦ですけど狭義では駆逐艦は軍艦ではありませんでした」

時雨「まぁね」

あきつ丸「どうでもいいな」

鹿島「そうですね。……何故夕立さんは今にも吠え出しそうなの? 」


< 太腿と膝の織り成す絶妙な >







時雨「いやね、秋雲に聞いたんだけどこのアホ犬、ゲーム激弱なんだ」

あきつ丸「自分も時雨も大してやったことは無いがそれにしても、弱いな」

夕立「うぅ……私ならあそこで躱せるもん」

時雨「そんなこと言ってるから弱いんだよ」

あきつ丸「まったくもって」

鹿島「はぁ。……えっと、このコントローラー? を使えばいいんですね? 」

あきつ丸「これですぐに負かされるようになれば傑作であります」

夕立「そんなこと有り得ないっぽい! 」

時雨「実に見事なフリだかフラグ。……鹿島さんが正座でゲームしてるってなんかこう、アレだね」

鹿島「?? 」


< 勝てばよかろうなの >







江風「ぅおぅっるぁっ! これがオレの単勝一点買いだぁぁ! 」

提督「なんだお前イケメンか」

江風「へへっ、今更気付いたのか」

提督「悪いな。俺の目は厳しいんだ」

江風「まぁ、勝ったけどな」

提督「さっすが江風様」

海風「…………あのですね、何故江風に競馬なんておしえたんです」

提督「え、麻雀とかで死にたくなる程ぶちのめされても何食わぬ顔でまた参加するから、つい」

海風「はぁ。…………だから、やめてほしかったと言ったんですけど? 」


< 才能である可能性に一縷の >







江風「ほーら勝ったまた勝った。単勝オンリーで転がしてプラス一万超えるって凄くね? 」

海風「?? 」

提督「いや、なんてーか普通にすげぇな。
八割くらいずつ利確してってるからマジですげぇわ」

江風「ふほほほほっ! ふえっ! 」

海風「???? 」

提督「普通複勝とかで転がす……いや、別にそんなルールは無ぇけど」

海風「復唱? 」

提督「? 」

江風「ダーッハッハッハッ! 」


>>4 辺りで >







速吸「忘れられていた気がするんです」

那珂「うーん? 」

春雨「ちょっと何言ってるか分かんないです」

時雨「そうだね」

あきつ丸「分からんな」

大井「まったくね」

速吸「はぁ……」

満潮「馬鹿なの? って言いたいところなんだけど……何か私も変な共感というか……うーん? 」


ありがとうございました


< 浪漫(正) >







初月「ほえ……」

涼月「わぁ……」

龍田「ふふ……似合ってるじゃない。まだギリギリ清楚に見えるわ」

扶桑「我が妹ながらこれは……うぅん、悪い意味でも無いけれど」

山城「……………………」

海風「……髪下ろしてセーラーな山城さんって割と破壊力ありますね」


< 乙女(純) >







龍田「いえね、でも本当に似合ってると思うわ。スカート長めなのも私は好き」

扶桑「そうね」

山城「…………」

龍田「ふふ、あの人にも見せてきたら? なんならそのまま誘ってきてもいいわ」

扶桑「もう麻雀はお開きってわけね、いえ、私も続け過ぎると負けそうだから構わな

山城「これで普段より楽しそうだったら傷付くからいい」

扶桑「……」

龍田「へ、へぇ……」

海風「……妙に幼い感じで素直な山城さんって恐ろしい誘引力ですね」


< 諦念 >







江風「つーか何? 姉貴、あの三人と麻雀してたわけ? 」

海風「? そうだけど江風も結構してるでしょ」

江風「そりゃそうだけど……よくまともでいられるなって」

海風「楽しいもん。別にそれだけ」

江風「つまンねぇとかじゃなくてさ……いや、姉貴がもしかしてもうそっち側に……そうか……」

海風「?? 」


< 愛らしくも棘のある人形 >







山城「…………それで? 」

龍田「んー? 」

山城「何故麻雀も罰ゲームも終わった筈なのに私はまだ着せ替え人形のままなわけ? 」

龍田「さぁ? 」

愛宕「私が楽しいから? 」

山城「……はぁ」

扶桑「セーラーから袴ってなんだか時代を逆行しているみたいね」

龍田「これはこれで中々」

愛宕「あの人の玩具から洋傘借りてきたしどーぞ」

雲龍「物置一つが玩具箱って凄いわね。……はい、コス用のブーツ」

愛宕「ありがと。うん? 」

山城「はいはい」

涼月「とんぼ玉の簪なんてどこから持ってきたんですそれ」

赤城「あ、それはたまたま私が持て余していたやつですね」

初月「普通そんなもの持て余すかな。……ほら山城、そんなに不機嫌そうな顔だとつまらん。
笑わなくてもいいからせめて凛としておいてくれ」


< いやいや案外とそこは >







提督「? 」

山城「……」

提督「……?? 」

山城「…………? 」

提督「……………………分かった、ちょっと待ってろ女学生」

山城「?? ……ええ」







江風「あれ何をどう通じ合って理解したンだ? 」

海風「さぁ」

扶桑「取り敢えず……あんなアイコンタクトだけで男と分かり合うものじゃないと思うけど、女学生」


< 反応に困る(困る) >






高雄「ふぅ……」

Littorio「高雄もvinoの楽しみ方、分かってきた? 」

高雄「分かった気にはなっているような。実際はよく分からないままかもしれないけど」

Littorio「いいんです、それで。それくらいが丁度良い」

高雄「……そう」

Littorio「ええ」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………Romaさんって恐ろしい女だったのね。涼月さんはもうあれ逃げられないわよ絶対」

Littorio「え、えーと……えーと…………」


< 手折るように愛しむ >







提督「……ん」

山城「…………? 」

提督「鏡……いや、手鏡じゃつまんねぇわちょっと来い」

山城「ぁ……」







龍田「あらぁ~」

扶桑「手を引かれて連れて行かれて……まったく」

初月「良い写真だな、我ながら」

雲龍「彼岸花を一房あしらった簪、か。
あの辺りのアクセサリーは山城に負けるわよね私たち。似合わないとは言わないけれど」

愛宕「そうね。……あんまり同意もしたくないんだけど、そうね」


< 喪失と獲得と >







Littorio「えーと……ほら、我が祖国の血がそうさせるのね、たぶん」

高雄「それなら私にも貞淑で勤勉な家桜になれる血が流れているわけね」

Littorio「それはもう高雄にだって流れていましたとも。
初めての夜にあの人が流し切ってしまいましたけれどね」

高雄「なるほど。…………ふふ、品が無い」

Littorio「ふふ……祖国の血が、そうさせるの」


< 毎日では困ってしまうけれど >







山城「高雄って自分の目が気持ち悪いって言うみたいじゃない」

提督「え、まぁ……そう思うみたいだな。赤目なんて化け物らし過ぎるでしょう、なんて」

山城「つまり私の目も化け物の最たるってことよね」

提督「俺は好きだけどな」

山城「高雄も同じ目をしているわけだけれどね」

提督「はいはい。……お前さては今日面倒臭い女の子の日か? そうなんだな? 」


ありがとうございました


< 猫がいるならセットでどうぞ? >






提督『お掃除ロボットなんて買うより家事代行とか契約した方がいい気がするけどなぁ……』

叢雲『人雇うまでは行かない小金持ちとしてはいいんじゃないその辺』

提督『いやいやいや、家事代行もお手伝いも毎日じゃないならそこまで高額じゃねぇし』

叢雲『じゃああれよ、家に他人入れたくない人間って多いじゃない。あんたもそうだし』

提督『まぁ、それなら分かる』







漣「お掃除ロボに穴はありませんからなぁ」

江風「なるほど」

涼風「間違っちゃいないけどさ……」


< ただゆったりと >






涼風「つーかあれだよな、ああやってテレビの前のソファに二人で座ってぼんやりしてると」

漣「うん? 」

涼風「親子みたいだなって。娘の見た目にしては随分若い父親かもしれないけど」

漣「言ってあげなよ。ご主人様は素直に喜ぶし叢雲ちゃんは射殺すような目付きで喜ぶよ」

江風「あの二人しか得しねーじゃン」

漣「得する為に他人褒めないでしょ普通」

江風「そりゃそーだけど」

涼風「っても言ってなんてやらないけどな。……あたいにはそこまで幸せにしてやる義理も無いし」


< 何にもしないやりたくない >






提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………麻婆豆腐食いたい」

叢雲「中華なら私は餡かけ焼そば」

提督「そっかぁ……」

叢雲「ええ」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………今日の昼食当番、誰? 」

叢雲「メインは瑞穂」

提督「……詰んだ」

叢雲「そうねぇ……」


< 中“ 華 “ >






叢雲「まぁ、でも」

提督「あん? 」

叢雲「頼めばつくってくれるとは思うわよ。どうせ一人でつくるわけじゃないし」

提督「あくまでメニュー決めてメイン張って指示出す役だもんな」

叢雲「ええ」

提督「ってもまぁ、いいさ。瑞穂のつくるさっぱりした和食好きだよ俺」

叢雲「本人に言ってやりなさいな」

提督「結構言ってると思うけどな。感想はちゃんと伝えてやるものだよ」

叢雲「そうね。…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………そーいやさ」

叢雲「? 」

提督「明日の執務、軽くする予定だわ」

叢雲「はいはい。……昼からおっさんと二人で中華作りなんて華の無い予定ね」


< そんな日常 >







提督「俺はむーちゃんと昼飯つくれて嬉しいよ」

叢雲「むーちゃん言うなばか」

提督「ばかで結構でーす」

叢雲「あっそ」







江風「…………おかしいな、クズの親玉とその懐刀の会話横目にしてるのにほンわかしてきたぞ」

涼月「悪くないじゃん別に。……確かにまぁ、えも言われぬ恐怖は覚えなくも無いけど」


< 気になる >







提督「車に興味無いとか関係無くさ」

叢雲「ええ」

提督「駐車したとき車体どころか車輪まで曲がったままのやつって何考えて生きてるんだろうな」

叢雲「知らないわよそんなの」

提督「やっぱ何も考えないで生きてんのかなぁ……」

叢雲「江風なら兎も角それは無いでしょ」

江風「しっつれーな。江風はここで運転練習してたときもちゃンと真っ直ぐ停めてたぜ? 」







Littorio「全員のお小遣いを出し合って買った車ではありますが周りに他を駐車するわけでもないのだし」

Roma「性格と言ってしまえばまぁ……でもそのうち擦ったうちは事故に入らないとか言い出しそうね」


< サディズムとはまた違ったものだと思うんですけどね >







雲龍「やってほしいことがあるのだけれど」

提督「もうやだぼくおうちかえる」

雲龍「あなたの家はここでしょう? 他に帰る家があるというの? 女の巣があなたの城でしょう? 」

提督「鬼かお前。……で? 」

雲龍「浮気プレイの一環で撮影しながら命令して」

提督「命令しろと命令されるこの心、どうすべきか」

雲龍「是非従うべきね、本能に」

提督「本能がやめたがってるんだけどー……? 」


< 筋違いとはいえ本人にはさすがに >







愛宕「組み敷かれて散々啼かされてね?
イキきった余韻の中でゆっくりおでこコツン、なんてやられたらもうそれだけで堕ちるわ」

高雄「まぁ……そうね」

涼月「はぁ。なんとなく司令と愛宕さんなら絵になるだろうな、とは思いますけども」

愛宕「そう? 」

涼月「Romaさんは兎も角として私にはとてもとても。息にもまだ余裕無いですし」

愛宕「そ、そう」

高雄「…………Littorio」

Littorio「さすがに妹のことで怨みがましい目をされても……」


< 酷いことを言おうというわけでも >







愛宕「でもあれよね、さすがに私もびっくりしちゃった」

高雄「まさかRomaさんが、というのがまずあって」

愛宕「まさか涼月が、で衝撃二倍よね」

高雄「全く予想もしないことって実際初めての経験だったかも」

愛宕「あぁ、私もそうかも」

高雄「そう」

愛宕「ええ。…………ふふ、でもこれで」

高雄「? 」

愛宕「揶揄う相手が増えてまた楽しくなるかも」

高雄「やめてあげなさいよさすがに……」


< カロリー? 何それ美味しいの? >







提督「ふっつーによくできた気がする」

能代「そうですね。……阿賀野姉ぇよりも加賀さん達の方が喜びそうですけど」

提督「それはそれでいいさ。あいつにとってはどうせ能代のプレゼントが一番嬉しいんだから」

能代「プレッシャーのかかるようなことを言いますね」

提督「甘んじて受け入れるがいいよ、仲良し姉妹」

能代「はいはい。…………この特大ケーキ自体はいいんですけどね」

提督「? 」

能代「板チョコ数枚に矢矧と酒匂含めて横須賀組何人かのメッセージってやり過ぎでは? 」

提督「うん? 」


< 何歳になっても祝われて嬉しい存在ではありたいね >







阿賀野「ふぅぅぅぅー……あっりがとうっ! 蝋燭の火吹き消したのなんて初めて! 」

能代「よかったね」

漣「ひゅーひゅー! お嬢ちゃん今日で何歳? 」

阿賀野「丁度はちじゅっちゃい! 」

漣「おっきくなったねぇ! 」

阿賀野「まだまだおっきくなるよー! 」

能代「うるっさいお婆ちゃんね。…………おめでとう、阿賀野姉ぇ」


< 素直に保存してどーぞ >







葛城「絶対やり過ぎだってあれ、普通ケーキに板チョコは載らないよ」

雲龍「板チョコって言ってもケーキ用のやつでしょう? 」

天城「それにしてもあれは……いえ、でもですね」

雲龍「? 」

天城「メッセージ付きのチョコレートを他のヒトに開け渡せるのかどうか」

雲龍「あぁ……」

葛城「あげるって言われてもちょっと、ねぇ……」


< 箸が転んでも嫉ましい年頃 >







愛宕「お花畑な少女趣味と化け物の尖った中二病からすればね」

高雄「うん? 」

愛宕「愛した男の子供を生んで育てる、そういうことには生物としての存在意義があると思うの」

高雄「言うまでも無く生物学的見地の一視点から見ればそれは正しいと思うけれど」

愛宕「んーん、繁栄の為のただの繁殖なんかじゃない。
我が遺伝子を分けた子孫というのは愛した人と自らが残す永遠性だわ」

高雄「自らが認識できない永遠性に何の意味があると? 」

愛宕「死に際と同じよ。あの人が看取ってくれていれば、泣きそうな笑顔で送ってくれると思いながら死ぬのと同じことでしょう? 」
愛した人と自分のヨスガが、共に生きた証が存在し続けると信じ込むことはできる」

高雄「…………」

愛宕「違う? 別に高雄の理想が私と違っても文句は無いけど」

高雄「そうね。…………」

愛宕「んー……」

高雄「……………………私が死んだ後も仮にあの人に時間が残されているとして」

愛宕「ん? ええ」

高雄「女なんか生んでいたら自分が逝く前に殺してしまいそうだわ。
あの人と共に私を悼むなんて嫉妬で狂いそう」

愛宕「え、えぇ……」


ありがとうございました


< な、なんだってー!!>







雲龍「今日は十月二十四日ね」

扶桑「まぁ、そうね」

雲龍「つまり二ヶ月後には性の六時間が……テンション下がるわ」

扶桑「まぁ、そうね。…………そこまでこじつけ始めたら何にでも打ちのめされる気がするけど」


< どちらにもまた別々の良さが >







漣「愛宕さんとか雲龍さんって時々脈絡無くコスプレして絡んでくるみたいですけど」

提督「え? まぁ、そうだな」

漣「たとえばこうセーラー着て『せんぱぁい♪ 』とか言ってきたとして」

提督「? 」

漣「コスプレをした愛宕さんとして接するんですか?
それともJKな愛宕さんとロールするんですか? 」

提督「む、むむ……難しいことを言うね君。難しい…………難しいよそれは、深遠過ぎる」


< ポケットが割と便利 >






阿賀野『ルームウェア? ふっつーにパジャマとかスウェットとか……まぁ、Tシャツも割と』

加賀『そう……そう……』

阿賀野『んー? 』

加賀『…………こう、尻尾のついた感じの、もふもふしたアレは着ないのかしら』

阿賀野『着ないかなぁ。持ってれば着るけど持ってないです』

加賀『そう……』






阿賀野「、とかいう遣り取りが一ヶ月前にあったからかなぁ、って」

能代「なるほど。……阿賀野姉ぇが着てるのは兎も角加賀さんからのプレゼントっていうのが凄いね、クマさんパジャマ」


< 案外とどこでも呼べば来るものだけれど >







雲龍「ここってデリヘルは来るの? 」

提督「何故俺に訊く」

雲龍「あなた以外は知るわけないじゃない馬鹿ね」

提督「俺も知るわけないと何故分かってくれないのか」

雲龍「性欲モンスターのくせに」

提督「他のやつからでも嫌だけどお前にだけはそんなこと言われたか無い」

雲龍「おかしいわね」

提督「おかしいのは君の頭の方なんですけどねぇ……」


< 何故×何故×何故 >







葛城「あ、結構あるみたいだよ大湊。これが多いんだか少ないんだかの判断は任せるけど」

提督「何故調べた何故任せた」

葛城「知りたいと思って? 」

提督「あのさ」

雲龍「ふ……」

葛城「何故ちらっと見て勝ち誇った」

雲龍「当然? 」

提督「そうだな」

葛城「なんか腹立つ。ねぇ天城姉ぇ? 」

天城「そうね。…………何故こんなのと仲の良い姉妹でいられているのでしょうね、天城という女は」


< 事実は小説よりも云々 >








龍田「ふふ……そもそもあなたも呼ばれたら売るじゃない、身体」

雲龍「馬鹿ね。あれは私が買ってるのよ」

提督「驚愕の事実だわ。俺って男娼だったのか」

葛城「衝撃的事実発覚! 帝国海軍随一の高級将校は化け物女に身体を売る淫らな男娼だった?! 」

龍田「面白そうな記事ね」

天城「よくそんなもの出版できたと褒めて差し上げましょうか」

雲龍「出版できてしまったとしてそこの役員は生きた心地がしないでしょうね」

龍田「編集長辺りが蜥蜴の尻尾切り的に責任を取らされるのかしら」

提督「たぶんな」

葛城「ま、出版なんてできるわけ無いけどね」

天城「しようとも思わないでしょうしね。
…………この世の中そういう蛮勇も無いことは無い気もしますが」


< ニヤニヤ、とは言いませんがね >







愛宕「こう、女側から見た男の好きな女の子って」

山城「あん? 」

愛宕「小柄で華奢で」

山城「海風が当て嵌まるかどうかってところね。
キャラと見た目的に背が高過ぎる気もするけど」

愛宕「肉感的で」

山城「逆にまぁ……大概当て嵌まるわね。女側が嬉しいかは兎も角として」

愛宕「ロングの綺麗な髪で」

山城「取り敢えずそれは私と自分の姉に喧嘩売ってるわね」

愛宕「お淑やかで」

山城「あれはそういうのより強い女の方が好きそうだけど。ガサツとかそういう意味でも無くて」

愛宕「しっかり自分を褒めてくれるような」

山城「大概あれの評価は甘々だと思うけど」

愛宕「大体いつも笑顔で」

山城「それは全員そうね。…………ニコニコ、なんて形容できるかは別として」


< そそくさと >







愛宕「ツッコミを入れつつもずっと付き合ってくれる山城、好き」

山城「暇なだけよ。姉さまはRomaに引き摺られて柔軟体操だかストレッチだかなんてやってるし」

愛宕「面白い組み合わせと理由ねぇ~。……まさか色々と吹っ切れたRomaに襲われてたりしない? 」

山城「さすがにそれは無いと思うわ」

愛宕「そうねぇ~。…………いってらっしゃい、飲み物くらい持っていってあげなさいな」


< できたらいいな、とは思うけどね分裂とか >







雲龍「あなた分裂はできないわけ? もしくは影分身だとかそういうのでも許すわ」

提督「ちょっと何言ってるか分からない」

雲龍「あなた以外の男なんて身の毛もよだつっていうのはもう知ってるわね? 」

提督「嬉しいけどなんかこの先を予想すると嬉しくねぇな」

雲龍「でもほら、輪姦ってこう、夢なのよ」

提督「知らねぇよそんなこと」

雲龍「どうにか、ならない? 」

提督「ならない。……なんでこの子冗談に見えない顔でこんな巫山戯たこと言えるの? 」

天城「天城に言われても……」


< 笑み隠して牙剥いて >







天城「まぁ……でもですね、突然脈絡無く発情しないでくれませんか、獣を笑えませんよ」

雲龍「笑わないもの。何にも問題無いわ」

提督「僕の仕事には問題ばかりが発生するんですけどねぇ……」

雲龍「知ったことじゃないし。ほら、姉妹丼楽しみましょう? 」

天城「天城も頭数に入っているんですね……はぁ」

提督「はぁ……じゃねぇの。諦め顔で参加しようとしないでくれる? ねぇ? おーい? 」


ありがとうございました

男も女も行けるんだから天城や海風にペニバンでも使って貰えよもう……

>>159
行為中の雲龍って提督には虐められたいがその他の女性に対しては虐めたいって感じじゃないか?


< 次回乞うご期待 >







提督「女の子はわざわざ正面からネクタイを結んであげたいようだけどもね」

高雄「はぁ」

提督「俺は後ろからギュッとしてくれるのの良さを提唱したいね。
柔らかい感触分けてくれて抱き締めてる送り出してほしいの男っていうのは」

高雄「そうですか。……どうぞ」

提督「いつもありがとう。……………………全く反応せずに正面から完遂、か」


< 理想は最初の発情期を迎える前ですが >







扶桑「牡に飢えていたのかしら、この子も」

山城「この子、も? 」

扶桑「言葉の綾よ山城。……サンジョルディもエリザベスも幸せだと思う? 」

山城「パートナーがいて、暖かい部屋があって、何もしなくても食事が出てくるんです。
なんならば雲龍のような何故か獣に好かれる女もいますし」

扶桑「そう……そうよね……ええ、幸せよね、きっと」

山城「そう信じ込むのが動物を飼う方の気持ちには必要だと思いますよ、私は」

扶桑「……そ」

山城「ええ」

扶桑「……」

山城「……」

扶桑「……猫って交尾の刺激で排卵するから100%に近い妊娠率らしいわ」

山城「なるほど。……だから去勢されてきたんですね、この子」


< まだ生まれて半月くらい >








加賀「あぁ……あぁ…………あぁ……あり得ないわ……ぅふ、ふふふふ……」

天城「あり得ないのは加賀さんの蕩け振りだと思いますけれど」

葛城「生まれてから結構経ってんのにね」

阿賀野「子猫って本当に小さいんだねぇ……こんなちっちゃいのが五匹かぁ」

能代「それぞれ模様にも個性があって楽しいものね」

加賀「あぁそんな……こんな、こんなにも愛らしい生き物がこの世に存在していいの……? 」

Littorio「いいのじゃないですかたぶん。
……そんなことよりそろそろ五匹分の名前、考え終わりました? 」


< 数の暴力(可愛い) >








扶桑「そもそも飼い猫として責任を持つなら避妊手術は重要らしいわ」

山城「あぁ、身体にも大きな負担になるんですってね、発情って」

扶桑「ええ、加賀さんが力説していたのの受け売りだけれど」

山城「私もですよ」

扶桑「そう……」

山城「……」

扶桑「……」

山城「…………オス二匹にメス三匹でしたっけ」

扶桑「みたいね。……こんな部分でさえ女優位なのね、って笑ってしまったわ私」


< 原罪の現在 >







赤城「ねぇ、さすがにおかしいと思いません? 」

龍田「えー、とぉ……」

赤城「あんな生後十数日の生き物にさえ怯えられるってなんなんですか、私が一体何をしたっていうんです、ねぇ? 」

龍田「あはは……」


< 最高にプリミティヴ >







雲龍「赤城さんまだ出禁なんですか? 猫部屋」

赤城「生まれた翌日少しだけ眺めてそれ以来一度も生では見ていません」

雲龍「はぁ」

龍田「ストレスを与え過ぎるのはよくないからってことみたいねぇ~」

雲龍「なるほど」

赤城「ヒトに怨まれて忌避される理由は沢山あるけれど……いえ、それだって殆ど表には……どうして? これがもしかして、天罰……? 」


< (苦笑) >








龍田「嫌ですねぇ~……こんなことでカミサマを見つけないでくださいよ」

赤城「苦痛を押し付ける格好の相手でしょう神仏の類いって」

龍田「まぁ、そうですけどねぇ」

雲龍「猫や犬にあれだけ嫌われていて何故神仏の皆さんには拒まれないと思えるんです赤城さんは」

赤城「…………」

龍田「くふ、ふ…………あっは……」


< NTT(猫・と・通信) >







雲龍「猫になりたいわ」

天城「今現在でも十二分に猫のような女だと思いますけれど」

雲龍「ところ構わず、空気なんて放って、舐め回したりできるのに。
言葉なんて無くたって全部分かったつもりになって甘えたりできるのに」

天城「その代わりあの人と褥を共にはできませんね」

雲龍「猫にだけはなりたくないわ私」

天城「はぁ」

葛城「姉が馬鹿過ぎるんだけどどうしたらいいのかな私」

伊14「知りませんよそんなのー……それこそ猫ちゃんくらいしか完璧な意思疎通できないんじゃないです? 」


< ソファが極楽に変わる >







雲龍「~~~~♪ 」

天城「~~~~♪ 」








漣「髪の毛まふまふ~♪ って感じかな? 」

能代「性獣に後ろから抱きすくめられてる妹、かぁ……うーん」

叢雲「んん……何故あれでレズっ気が全く無いのか分からなくなってきたわ。
いえ、そもそも二人とも両刀かもしれないけど女は別腹じゃなかったの? 」

海風「えぇ……」

江風「……叢雲の頭ぶっ壊すってココの魔窟具合やっぱおかしいよな」


< いや、でも、こう、尊ければ取り敢えず良くないかな >







海風「というかあれ何やってるんだろう。別にテレビ見てるわけでもないし」

漣「ソファで抱き締められて抱き締めてる、それだけじゃない? 」

叢雲「あの二人が……雲龍姉妹が考えてることなんて普通のヒトには分かりっこ無いわ」

葛城「しっつれーな。私はまともですけどー? 」

叢雲「そんなわけ」

能代「イヤホンで何か聴いてるとかそういう選択肢は? 」

江風「実にそれっぽいな。……ワイヤレスだとその辺分かりにくいし」


< 抱く > 抱かれる >







天城「>>159 というお便りが」

雲龍「漣も時々言うけどそれ、何なの? 」

天城「それこそ漣さんも言うと思いますけれど様式美です」

雲龍「様式美ね……私は」

天城「ええ」

雲龍「本当はあの男としか寝たくないのよ。
それでも寂しくて壊れそうだから妥協して女とも絡んでるの」

天城「男相手じゃなければ浮気じゃないみたいなのはどうかと思いますよさすがに」

雲龍「その辺は本当に妥協点としか言えないわ。
あれで女相手でも簡単に嫉妬してくれる男っていうのもあるけど」

天城「そうやって一人の女として見てくれる相手にその仕打ちとは」

雲龍「さすがに私あれよりクズな自信無いわ。許して? 」

天城「許すとかそういうことでもないですけどねぇ……」






提督「っくしゅ……ヤベぇな、風邪か? 」

高雄「猫の毛でも舞っているのかもしれませんね……暖房入れて換気でもしぁ……ぅ…………

提督「どうぞそのまま開けてよ。…………勝手に、あったまってるからさ」


>>160







雲龍「まぁ、でも……そうね、時々遊ぶならそれでもいいかもしれないわ」

天城「あの人と同等のレベルで腰を振れと? 」

雲龍「姉の為に頑張ってほしいわそのくらい」

天城「姉様の為に、というのは構いませんけれど理由も内容も酷過ぎると思いますよ」

雲龍「そんなの知らない」

天城「はぁ」

雲龍「それにきっと、あの人の良さだとか凄さを再確認できるし、次がまた楽しみになるし」

天城「酷い女。…………………………………………姉様くらい奔放なのに最後の一線が厳しい女であれば、もっと幸せだったのでしょうか」


< あくまであなたを見つめてさせてくれなきゃ >







雲龍「あとこう、単純に無機質なのって何か嫌。熱く燃やしてくれないと雑念に焦がされるわ」

天城「恋焦がれているわけですしそれでいいのじゃありません? 」

雲龍「それは燃え尽きる前の一瞬の輝きなの。業火に焼かれて踊ってるだけだから」

天城「ただ妹に擬似的にヤられるのは虚しい、と? 」

雲龍「そうね。…………それに矛盾するようだけど、それでも私あなたをあからさまな代用品扱いなんてしたくないから」


< ノットをいじらしく弄びながら >







提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明日は後ろからネクタイ結んで送り出してくれる? 」

高雄「それはあなた次第。…………今から私を上手く解いてくれたら、考えて差し上げましょうか」


ありがとうございました


< お手紙でも出しますか? >








能代「そういえば阿賀野姉ぇ」

阿賀野「んー? 」

能代「あのド腐れ優男には何貰ったの? 誕生日」

阿賀野「ふっつーに可愛いしばれガラスのグラス」

能代「ふぅん……? 」

阿賀野「本当はソーマチンが欲しかったんだけど別に言ってないからね。
さすがにそこまで求めてはいないよ阿賀野も」

能代「そんなサンタじゃないんだから……」


< 買えないことはないけどダルいらしい >







能代「ていうか、ソーマチン? 」

阿賀野「甘味料。いつか使ってみたいんだよね。
普通の砂糖とかスクラロースなんて目じゃないくらい激甘なやつ」

能代「それで何をつくるわけ? 」

阿賀野「? 普通のお料理とかお菓子だよ? 少なくて済むでしょ? 」

能代「……なんでそんな妙にセコいこと考えてるの? 」

Littorio「というか格段に甘いからといってもその言い方はお料理に対する侮辱では……? 」


< 精神的負荷と言った方が近いだろうか >








提督「俺はもう永遠に入らんと誓ったね、お化け屋敷」

漣「高雄さんと入ったのがそもそも間違いでしょ。
ご主人様そこまで空気と相手読めないアホでしたっけ」

提督「あいつが入ってみたいって言ったんだよ。
俺は楽しめるわけないって言ったんだぜ? 」

漣「ははぁ、ってことは高雄さんがアホだったわけですかねぇ」

提督「とも言い切れねぇだろう。兆が一怖がれて、楽しい恐怖ってやつを体感できるかもしれねぇし」

漣「理解はしますが桁が十は足りねぇですなぁ」

提督「だよな」






高雄「よく考えなくてもあの人に捨てられる方が余程恐ろしいですからね。
その他はホラーもですけれど怖いというよりただの嫌悪感ですし」

明石「そうかもしれないですけど怖いってそうじゃねぇと思いますよ……いやマジで」


< 決して羨ましくはない強さ >







高雄「では明石さんはあの人に捨てられるよりも怖いことがあると? 」

明石「あの人が先に死ぬこと。
嫌われたって捨てられたってね、
私は私の気持ちと愛情抱いていられればまだ想い出に生きていけますから」

高雄「なるほど。……理解も納得もしますけれど、明石さん」

明石「はい? 」

高雄「強いですね……ええ、最強と言ってもいい。私にはきっと永遠に手に入らない強さです」


< 与えよ、さらば与えられん >







愛宕「何か本当にしてほしかったらもうストレートに言った方がいいわ。
変に媚びたり機嫌取ったって足元見透かされて終わり」

涼月「そんな、ものでしょうか」

愛宕「矛盾するようだけどあぁいう天邪鬼に普通の意味での……“ お願いの正攻法 ”で迫っても仕方が無いもの」

涼月「それは愛宕さんの方が捻くれてるんじゃあ……」

愛宕「捻くれて当然なの。あぁいう男だから」

涼月「…………」

愛宕「何を頼みたいのかは知らないし酷い言い方をするようだけど」

涼月「え、ええ」

愛宕「今のあなたがあの人に与えられるメリットって、何?
そういうのが本当の意味であると自分で思える? 無いんなら、心ぶつけてきた方が悔いも少ないわ」

涼月「……………………」


< 闖入 >








龍田「いーけないんだー。私にやったみたいにまた他の女の子いじめてる」

愛宕「ッ…………あ、っなたに言ったのも、半分本音だったけど嫉妬の所為よ。今のは、違う」

涼月「…………」

龍田「嫉妬ねぇ。…………嫉妬なら何を言っても許されるって? 」

愛宕「悪かったわよ……うん、あのときは私が言い過ぎました。膝枕でもして慰めて差し上げましょうか? 」

龍田「要らないそんなの。……結果的には私の方が何か一つ吹っ切れたし」

愛宕「……そ」

涼月「話が読めない…………というか、あれ、私の話は? 」


< 愛の抱き方 >







愛宕「んー……まぁ、そうね、当ててあげましょうか? 」

涼月「はい? 」

愛宕「あなたがあの人にお願いしたいこと」

龍田「お願いねぇ……あぁ、分かりやすいかも」

愛宕「Romaとは引き離さないでほしい、って頼みたいんでしょう? 」

龍田「初月ちゃんが聞いたら苦笑いでショック受けそうねぇ~」

愛宕「あの子あれで想いが大分強い子みたいだものね」

涼月「……………………」


< 隙あらばイチャつく >








時雨「いつでも抱けるメスがいるってどんな気分なんだろうね」

秋雲「何それエロ同人の話? 」

GZ「? 素直に愉快な気分だが」

WS「そうね」

GZ「あ? 」

WS「何か」

GZ「メス本人に同意されるとどうもと思ってな、lady」

WS「メスはあなたの方でしょうよ、Die dame」

GZ「…………」

WS「…………」

秋雲「…………うん? 」

時雨「やれやれ……あきつ丸の方がまだ話が通じるねこれと比べたら」


< 二人きりになれるのを見計らって >







提督「んー……何? 」

涼月「頼みたいことが……いえ、お願いしたいことがあるんです」

提督「ふーん、言ってみ」

涼月「Romaさんとはできれば離してほしくないんです、今後の配置まで含めて」

提督「今後、ってやつの期間は? 」

涼月「あなたが退役したり亡くなったりした後のことまで含めて」

提督「はは、強欲だね」

涼月「いけませんか? 」

提督「いいや、いけなくなんか無いよ。……もう誰かに聞いたかもしれないけどさ」

涼月「はい」

提督「初月や他の姉妹、それからいつか得られるかもしれない親友、そういうのを一段階は捨てるってことなんだぜそれ。
涼月にそれが覚悟できるか? 俺が何の対価も求めずにそれを約束する男に見えるか? 」

涼月「できませんし見えません。けど、お願いできるのはあなたしかいませんから」

提督「っ、はは、ふふ……正直、馬鹿正直なこと言うね……うん、承りました。
約束はしてやれないけどでき得る限り努力致します。これでいい? 」

涼月「言質、取りましたからね」

提督「はいはい。……………………この雰囲気だと愛宕辺りが素直にいけって言ったのかなぁ」


< 天邪鬼と評価される人の自称天邪鬼とは >







涼月「はい? 」

提督「いーえ。……ま、対価って言うのもアレかもしれないけど」

涼月「身体でも捧げよと? 」

提督「要らないわけじゃないけど受け取れないよ。……酌、してくれない? 」

涼月「はい。…………」

提督「うん、ありがとう」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………つまり、私から得るものなど何も無いということ、でしょうか」

提督「そういうことじゃないさ。俺は好きでもない子を自分の周りに置いておこうと思う程の天邪鬼じゃないよ」

涼月「天邪鬼、ね。…………なるほど、分かりました」

提督「うーん……? 」


ありがとうございました


< そんなことを言い出す相手だとは夢にも >







涼月「あの……キスのとき息継ぎってどうやったら上手くやれますか? 」

雲龍「相手の呼吸もあるけれど合わせさせるか合わせるかをまず分かることね。
分かってくれば逆に混ぜっ返してタイミング奪ったり舌を遊ばせたりできるけれど」

涼月「なるほど……間合いの類いでしょうか」

雲龍「違う気もするけど不正解でもないと思うわ。……ねぇ」

涼月「はい? 」

雲龍「たぶん私相手が一番被害も衝撃も少なかったのは確かでしょうけれど……それでももう少し気を遣ってくれるかしら。まだ早朝なのよ? 」

涼月「えー、と……? 」


< 崇高とは >







涼月「雲龍さんなら戦場で息を切らせていても真顔で即答してくれるものかと」

雲龍「あなた私を馬鹿にし過ぎじゃないかしら」

愛宕「息なんて切らせないものねぇ~」

雲龍「そうじゃない。……愛宕でもよかったと思うけれど」

涼月「愛宕さんはこう、なんていうか、尊いんです」

愛宕「う、うぅん……」

雲龍「私、自分の愛情を崇高だとは言わないけれどね……その認識は問題だと思うわ、さすがに美化し過ぎ」


< 『Glory without Victory』 >









秋雲「某小説に出てくるみたいな完全な意味での両性具有者ってさ」

時雨「う、ううん? 」

秋雲「や、現実にいる人たちとか神性のある天使様とかはどうでもよくてね、あれって」

時雨「いや、別に何にも聞いてもいないし指摘なんてしてないんだけど」

秋雲「聖水ってどうなんだろうね。男としての部分から出るのか女としての部分から出るのか」

鹿島「うふ、聖水と呼ぶからには女としての部分からでは? 」

秋雲「なるほど確かに」

時雨「……あきつ丸くん」

あきつ丸「自分に言われても……こやつに飲ませ過ぎたのでは無くこやつが勝手に飲み過ぎたのであります」


< ただただ早朝に好き勝手悪酔いしている恐怖 >







あきつ丸「そもそも……朝起きだしてきた自分の目の前で瓶を傾けられれば自責などあり得まい」

時雨「本当そうだね。……何? 」

鹿島「うふ……あはぁ……えへ…………」

時雨「…………」

秋雲「…………えーと、自分はオクスリなんて関わり無いんですけどー」

あきつ丸「幸いにして自分もだな」

時雨「僕もだね。……鹿島さんもだよ」

あきつ丸「…………」

秋雲「…………こんなの見てるぐらいなら首絞めないとイけないとか言われる方が1mmくらいはマシだよ、まだ逃避てきる」


< 何でもない朝にあなたと >







山城「ん……ぅ……? 」

提督「ライター点かないくらいで怖い顔すんなよ……ん」

山城「……ん…………フゥ、ありがとう」

提督「いーえ。……フ-…………知ってる? 」

山城「あん? 」

提督「シガーキスなんて咥えたままやらなくても火点いた方手で差し出した方がやりやすいって」

山城「それなら別にもう諦めて吸わないわ」

提督「あ、そ…………フゥ、そうだな。……………………その方がこう、身体にも良さそうだ」


< 理由なんて雑でもいい >







山城「フゥ…………そもそもあなたのライターは普通に点くでしょうが」

提督「悪いね。今お前限定ぇ点けたくなかったの」

山城「あっそ」

提督「うん」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………」

提督「…………」

山城「…………私の舌の味、試してみる? 」

提督「喜んで。ヤニより濃いお前の味、分からせてよ」


うーん……うーん……
次いつ戻ってくるのかは誰も知りません

ありがとうございました


< いやでも本当エロい気持ちとかは無くね? >






雲龍「ふむふむ……ふむふむ」

天城「口でふむふむ言うのは何か面白いとでも思っているんですか姉様」

雲龍「探究者演出というやつね、ふむ」

天城「はぁ」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………ふむ」

天城「…………Tシャツの上からだとしてもこう、じっくりと揉み上げるのはやめていただけますか」


< 助手かな? >







雲龍「何故? 恥ずかしいの? 」

天城「ええ、寧ろ姉様は羞恥心をどこにやったのです」

雲龍「あの人にグチャグチャに荒らされてしまったわ」

天城「はぁ」

雲龍「いいわね、こういうの……しっかりと肉が詰まっているのに、柔らかくて、温かくて、反発さえしてくる」

天城「…………んっ」

雲龍「…………ふむふむ」

葛城「あのさぁ……もう一人妹がいるんですけどー? ねーえー……? 」


< 揉めないことなんて無いけどね >







雲龍「? 揉む? 」

葛城「揉むか! 」

雲龍「困ったわね……揉まれる側にはなれそうもないというのに」

葛城「言ったなてめぇ! あぁん?! 」

雲龍「面倒臭い……負けは負けよ葛城」

葛城「負け?! 負けっつったかこの姉?! おぉん?! 」

雲龍「本当に面倒…………この子、酔ってる? 」

天城「んぅ……酔って、ると、思いますけれど……素面でもこんなことしそうな姉様が酷いだけでは? 」


< カレースパの仲間(嘘) >






時雨「そういえばウォースパさんの誕生日だったね」

あきつ丸「あぁ」

時雨「伯爵が早々に部屋までお連れした所為で僕たち余り者がただ飲んでるだけだけど」

あきつ丸「自分は遅れてきた所為で今の今まで誕生日など忘れていたであります」

時雨「うん」

あきつ丸「あぁ」

時雨「…………」

あきつ丸「…………」

時雨「…………鈴谷さんいないし、寝れば? 」

あきつ丸「本気で友人のいないやつの行動な気がするのであります……」


< 酔った所為ですきっとそうです >







雲龍「ソープフラワーって」

天城「はい? 」

雲龍「ソープフラワーそのもののことなのかお風呂屋さんの綺麗なお姉さんの暗喩なのか迷うところよね」

天城「え、えーと……」

葛城「んなわけ無いでしょーが。天城姉ぇも一々そんな困惑したフリしなくていいんだよ? ……素じゃない、よね? 」

天城「え、えーと……えー…………」


< 私一人だけの所有物にしたいモノとそれ以外と >







雲龍「いえね、あの……あの人とのプレイを説明させられるのは普通に嫌なのだけれど」

松風「分からん……本当にその理由が、分からん」

旗風「これで本人の中では理路整然としてるらしいのが怖いよね」

雲龍「見せパンと勝負用の違いみたいなものよ」

山城「分からなくはないけれどもう少し品のある例えくらいできるでしょうが……」


< 内輪での外向き用 >







雲龍「じゃあ仕方無いからご期待にお応えして」

旗風「いえ、いいですから」

雲龍「バックでヤられているときに指をしゃぶらされる屈辱感でも説明する? 」

松風「いや、結構」

涼月「私にはできないことなので興味はありますね」

雲龍「そう? 」

涼月「まぁ、その辺りもRomaさん次第ですけれど」

雲龍「なるほど」

山城「えぇ……」

松風「……」

旗風「……」





Roma「何故かしら、最近妙に恨みがましい目を向けられる気がするの」

Littorio「Littorioも同じね。…………何故かは分かるしLittorio自身にはどうしようもない部類ですけれど」


< カミングアウトにならないカミングアウト >







葛城「え? ペニバン? 使うけど」

天城「そ、そう……」

葛城「まさか手首突っ込むわけにもいかないでしょ? 生の男なんてもっと嫌だし」

雲龍「そうね」

葛城「あれはあれで男とは違う動きと感覚だと思うんだよなー。
ある意味ではただただ喘がせて奉仕しているわけだし」

雲龍「あぁ……そう言われると興味が湧くわ。
出るものは無いわけだし限界は体力そのものだけなわけだから」

葛城「で、私たちには事実上その限界は無いみたいなものだから。……お待ちしておりますよ? お姉様」

雲龍「ま、私はヤっても腰振る方しかやりたくないけれど。……天城? 」

天城「は、はい? 」

雲龍「さすがに後退りされると傷付くわ。初めての動きだとしてもすぐ慣れてみせる」

天城「…………」

葛城「普通は“ さすがにヤらないから ”とか言うとこだと思うんだけどなぁ……」


< 接収されたりはしないだろうが >






雲龍「あぁでも……そう……そうなのね」

天城「はい? 」

雲龍「いえね、ちょっと時間置いて本人がいなくなったら急に衝撃を受けたの」

天城「えーと、なんとかいうバンドのことですか? 」

雲龍「カマトト振るのもいい加減にしなさいよ」

天城「天城は断固として捨ててはいけない恥じらいというものがあると信じていますので」

雲龍「あ、そ……ニュアンス的に装着する側らしいけれど……いえ、この際そんなものはどうでもいいわ」

天城「はぁ」

雲龍「通販でしょう? 私たちはあの人のアカウントを通したりあの人の階級のお陰で抜け道があるけれどね」

天城「ええ」

雲龍「確実に検閲されるのが分かっていてもなお普通に注文できてしまう葛城に愕然としたの」

天城「…………嗚呼……」


ありがとうございました


< 眉一つ動かさずに >







提督「十一月二十九日がいい肉の日ならさ」

加賀「ぁむ……なんです」

提督「沢山食って程良く酔ったから呟いてるだけ。食ってていいよ」

加賀「……」

提督「でも反応くらいはしろ。……十一月三十日はいい竿の日だよなぁ、って」

加賀「お肉の翌日はお魚というわけね。期待しているわ」

提督「うん。…………下ネタスルーされるとちょっと寂しい」


来月から本気出すたぶんきっとおそらく
なんか他に気分転換とかするといいかもしれなくもない気がします

また来ます
ありがとうございました


十二月は本気を出すとはなんだったのか


2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……??


< 本気と宣言する本気というもの >






提督「新年早々悪いんだけどさ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年はなんか本気で生きられないかもしれない」

愛宕「いつもでしょ」

提督「そんなこと無いよ」

愛宕「でも本気で愛してもらったこと無い気がするし」

提督「そんなこと、無いよ。……本気に、させて? 」

愛宕「私たちでバトルロイヤルでもしてみればいいのね? 」

提督「本気で止めねぇとな。…………ふぅ」

愛宕「んー……? 」

提督「今年は一緒に温泉行ってくれれば、本気出す。この風呂も悪くはないけどさ」

愛宕「はいはい。……………………ぅうん……」


2016年……吉
2017年……末吉
2018年……ピョン吉
2019年……凶
2020年……吉
2021年……吉
2022年……凶


中吉とか大吉って存在してるんですかね……

今年も1スレが目標です
十二月みたいに消える可能性も割とありますが

ともあれ今年もよろしくお願い致します
ありがとうございました


< 遅ればせながら新年を祝うにあたって昨年の思い出でも >







雲龍「地味にフェラゴムが難しいことに驚いた昨年でした」

加賀「……そう」

葛城「言いたいことが何かは分かるけどあれフェラゴムっていうの? 」

天城「口でゴムをつける、としか言いようが無いと思いますが」

雲龍「ま、名前はどうでも。取り敢えず、最初は難しかったのよ」

加賀「はしたない。…………赤城さん? 」

赤城「え、いや、なんというか……私って初心だったのかなぁ、とか、思わないでも? 」


< 論理と想像の飛躍(意味は同じ) >






雲龍「空母一初心でありながら世界有数の面従腹背クズ女というのも中々に濃いキャラクタですね」

加賀「馬鹿、初心というのは擬態よ」

葛城「男を飼う赤城さんかぁ……」

天城「モグモグし始めても驚きませんよね」

赤城「あのですねぇ……」


< 欲しいといえば欲しいような熨斗付けて返したいような >






赤城「でもですね、別に信じてくれなくても構いませんが純潔は保っているんですよ。
男にも女にも、この身体を許したことはありません」

天城「だから怖いんですよ」

葛城「しかも利になると思えば今すぐにでも娼婦にでもなれそうだし」

加賀「長く持てば長く保持する程強固になる鬼札ですものね。
赤城さんのイメージという分かりやすい武器の必殺」

雲龍「そこらのビッチな女よりも余程女を使っていますものね、この玉藻前」

赤城「それは当然でしょう? 出し渋り大事に取っておくものです、女なんてものは」

瑞穂「…………自他共に認める処女に力説されて説得力があるなんてもう意味が分かりませんね」


< 解放 >






提督「毎回手頃な美少女食い殺して化けてんなら、ほら」

雲龍「膜も再生しようというものね」

赤城「ええ、ええ、そうですとも……はい」

加賀「実は千二百年程前は若藻と呼ばれていたのでは? 」

叢雲「あれ摩竭陀の雑さは兎も角として褒姒の辺りとかその後とか時系列があやふやでよく分からないのよね。
本当のところおしえてくれる? 」

赤城「お昼寝してたんです。人々の悪意を溜め込んで」

提督「……なるほど」

雲龍「……ほう」

加賀「……嗚呼」

叢雲「……恐ろしいものね」

赤城「いや、これボケ……ボケなんですってば、くだらないボケに大層な集団ボケで返さないでくださいよぅ……」


< 何食べたい? >







提督「え、うーん……冷蔵庫を思い出して考え得る最適解は」

高雄「ええ」

提督「麻婆春雨に白米、中華スープ! 」

高雄「……叢雲さん」

叢雲「気分じゃない。あんたが気分変えなさい」

提督「はいよ。じゃあカルボナーラ。スープは絶対コンソメ」

高雄「心得ました」

叢雲「ふん。……あんたって」

提督「あん? 」

叢雲「なんでもいいとは絶対言わないわよね。内心そう思っていたとしても」

提督「ママ上殿の教育だな。なんでもいいとそれじゃ駄目でガチ喧嘩してから俺は変わった」

叢雲「馬っ鹿じゃないの……」


< 極狭の針に糸を通した末路 >




 


提督「ただまぁ俺が女の子にそこそこストレス与えずに満足してもらえてるならママ上殿の教育が九割はいくな」

叢雲「一見素晴らしい女性に思えるけど……ある意味あなたの母親が元凶じゃない。こんなクズ男生み出した」

提督「……確かに」


< やさぐれるというもの >







天城「思ったんですけどね」

雲龍「うん? 」

天城「あの人って女の子の泣き顔だとか痛がってる顔を見ながら楽しめる趣味が無いじゃないですか」

雲龍「残念なことね」

天城「はぁ。……で、雲龍姉様は本当に不快になるギリギリの痛苦が欲しい、と」

雲龍「そのラインを行ったり来たりする所まであの人を持っていくのが難しいのよ」

天城「ええ。……まぁ、そうであるのならつまりですね、姉様の演技にはまだ改善の余地があるのでは、と」

雲龍「なるほど……さすが天城ね。熟考に値するわ」

葛城「しねーよ……刹那の思考も要らないくらいのゴミみたいな価値さえねーよその流れ」


< 正しく自業自得といえる >







天城「でもほら、あの人はあの人でストレスを無意識に解消できるかもしれないし」

葛城「いやいやいや……あの人クズ極まってるけどそういうタイプのクズではないから」

雲龍「あら、抱かれたことも無いあなたにあの人の何が分かるの? 」

葛城「あんたら馬鹿姉二人が心真っ黒に染めるまで焦がれてる相手が自分の女の不幸願うわけ無いでしょうが」

天城「…………なるほど」

雲龍「…………確かに」

赤城「そこで深く頷くのもあの人に失礼な気はしますけれどねぇ……」


< 伝道師 >
 







提督「いや、水族館はいいぞ。デートならもう鉄板で構わない」

涼月「はぁ」

提督「ちょっと遠出できる上に海が近いから食事を普段より豪華にしても不自然じゃない。
場所によっては別のアクティビティもあるしラフな格好の方が映える」

涼月「色々考えてるんですね、意外でもないですけど」

提督「そう? あぁ、それになにより」

涼月「なにより? 」

提督「水族館は、楽しい! 」

涼月「はぁ」

提督「何も分かってない顔をしておるなお嬢さん。
行ってみ? Romaお姉さんと行ってみ? 世界、変わるよ? 」

涼月「は、はぁ……」

伊14「定期的に何かの回し者みたいになるけどこれなんなの? 何かの周期でもあるの? 」

伊13「知ら、ない……けど……でも、本気で楽しそうだよ……? 」


< いや、でも本当楽しいと思うの >







伊14「姉貴……すーぐ詐欺師とかに騙されそうで妹は心配だよ? 」

伊13「そんな、こと、無いから……この人が、悪い」

提督「そんなわけあるか。水族館は本気で楽しいんだぞ」

涼月「まぁ、そんなに言うなら誘ってみますけど……Romaさんに運転してもらった方がいいでしょうか」

提督「その方が無難かな。免許は二人とも持ってるけどどうしても見た目年齢のことがあるし」

伊13「涼月さんなら、大丈夫な気も、しますけど」

提督「まぁな。……リードさせてやれってこと。
あいつはそういうの気にする方だから大事にしてやれ」

涼月「……なるほど」

伊14「今日一の頷きだよー……? なんでぇ……? 」


< ふと逃げられると気付いて、そのまま >






愛宕「不思議よね。この人これでデート中は殆ど雑学喋り散らかしたりしないし」

高雄「こっちが訊いたとしても本当に丁度良いタイミングで打ち切ったり話変えるものね」

提督「…………」

Littorio「大分絶賛に近いと思いますけれど……そんなに聞いてほしいなら叢雲と旅行でもしてきては? 」

提督「喧嘩しそう」

叢雲「結局議論になるんだから今すぐここで始めようが水族館で始めようが同じね」

Littorio「そうですか。…………まぁ、いきなり二人で失踪されても困りますしね」


< 期待の目 >






提督「まぁ、むーちゃんがデートしよ? って上目遣いで囁いてくれたら是非も無いけど」

叢雲「そんな薄寒いこと言う私なんてどこが楽し……心から楽しいみたいな顔やめてくれる?
これだけじゃなくて、あなたたち全員よ馬鹿ァ! 」


< ヴゥゥゥゥ…… >








時雨「あのさぁ……横須賀鎮守府って一応は帝国でも有数の憧れ集めてる場所なんだけど? 」

鈴谷「まぁ、実際は人殺しのクズとか男女問わない色情魔とか大概なのばっかの魔窟だけど」

あきつ丸「不可解……いや、本当に不可思議極まるな」

鹿島「あら、またいつもの面子ですけど廊下の真ん中で突っ立って……うん? 」

大井「…………ローターって普通廊下の真ん中で震えているものなの? 」

那珂「知らないよそんなの……」


< 暴露る恐怖の度合い≒快感 >







鈴谷「てーかそもそも皆これが何かは分かるんだね」

大井「まぁ……ここでカマトト振る度胸のある女の方が怖いわ」

那珂「川内ちゃんとかは割と怪しい気もするけどねー。……止めないの? 」

時雨「那珂ちゃんはこれ触りたいのかい? 」

那珂「全く」

あきつ丸「そうだな」

大井「じゃあ、放置? 」

鈴谷「放置でしょ」

鹿島「そうですね。……こうよく見ると妙に粘ついたような光沢もありますしプレイ中か何かだったのでしょうか」


< 投げるな、置くな、跨ぐな >







雲龍「ぁ……」

提督「んだよ、ハッピー乳イヤーはヤったじゃねぇか。ずっと忘れててもよかったのに」

雲龍「どうせなら巫女コスをすればよかったかと思って」

提督「間に合ってる」

山城「間に合ってるわね」

扶桑「あの、私たちの戦闘衣は違いますけれど」

提督「ん? そうだね」

山城「……ええ」

扶桑「?? 」

雲龍「そう。……………………巫女さんな山城、か」


< 無敵 >






雲龍「知ってる? 巫女装束っていうのは神聖なもので護符と同じなの。
巫女装束三原則なんてものもあるのよ? その一つに“ 置くな ”っていうのがあって

山城「すぐに畳みましたとも。脱いでから畳むまで命令されて」

扶桑「…………」

提督「いや、あの、えっと……うーん……」

雲龍「……」

山城「何か? 」

提督「嘘は言ってねぇけどもだな……双方盛り上がったプレイを恣意的に語るって露悪と悪意が過ぎるんじゃねぇのかなって」


ありがとうございました

年表1~3は提督「俺と、高雄と愛宕」(【艦これ】提督「俺と、高雄と愛宕」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1479046877/))の>>654-656
年表4・5は愛宕「私とあの人と高雄」(【艦これ】愛宕「私とあの人と高雄」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511959941/))の>>634-635
年表8・9は提督「俺と……高雄と愛宕」(【艦これ】提督「俺と……高雄と愛宕」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1581775360/))の>>146-147
年表10・11は提督「俺と……愛宕と高雄」(【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1607956251/))の>>376-377

年表12
21/03/17 横須賀:クソ映画耐久飲み会(提供大湊警備府)
21/03/18 それぞれの「結婚とは?」又はおかしさの根幹について 雲龍流男女平等 クソ映画信徒の会結成? 葛城のマジで・タイム “傷”についての話 アレな小噺
 横須賀:速吸初登場 時雨の傑作な“事故” 秋雲が将校と作成した色々なランキングを発表
21/03/22 葛城着任辺りの回想と今現在 横須賀:瑞鶴傷心中 お目目ぐるぐるパーティー...
21/03/23 オオサンショウウオの映像を観たそれぞれの感想 麗しき(笑)雲龍型姉妹関係などなど 江風が泥酔(ベストコンディション)中...
21/03/24 後輩の結婚祝い選びから友人の恋愛対象の話へ... 雲龍が色々センチ 悪酔いした高雄が叢雲で遊ぶ(天丼芸:見たこと無いモノ)
21/04/01 雲龍の尊さ演出と江風(泥酔)の侮蔑... 漣を歪ませた犯人は? 雲龍の救い(掬い)
21/04/13 葛城が馴染んできた... 好きな戦国の三傑について 理想的なシチュエーション(ハジメテ?)を語る 焚き火で色々焼く 江風の親愛と龍田の親愛
横須賀:あきつ丸・時雨・の雑談(ブラウザ・陰毛のお手入れ) 速吸がツーアウトになった
21/04/21 天城の一日罰ゲーム(ミックス巻き)に扶桑も巻き込まれた 提督の偉大な言葉(?)と漣達の皮肉(女は星の数編) 
21/04/22 提督と山城が横須賀へ(色々暗躍) 高雄・愛宕戸籍を貰う 横須賀:鈴谷のカレー論と大井の鈴谷特効 「大湊に遣れ」って夕立が上申して即却下された
21/04/23 提督の誕生日(艦これ八周年)
21/05/12 高雄の誕生日 結婚生活において大切なこと三つ
別の世界線のアレ→【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」(【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1626532734/))
21/07/17 雲龍の特殊獣姦プレイ(?) 天城のロック論 提督が人間兵器について疑問を呈する(再) 年を取ることについて 横須賀:あきつ丸・時雨(酔)・春雨の雑談(厨二表現) 
21/07/19 デートにおける金銭感覚 あくまとのとりひき 漣に電気シェーバーが送られてくる... 初月・涼月の盗撮(対象加賀)と轟沈未遂 酷い暑さなので酒宴(天城暴走)
21/07/20 天城が引きこもる...「提督以外が参加してる」LINEグループを確認... 漣・明石が「月姫」で○○の好きそうなキャラを考える 昼食の鮪の漬けステーキ批評会
21/07/21 朝食にて叢雲作鯛の冷やし茶漬けが好評 高雄のサラシ・和柄のブラでの嘘吐き合戦
21/07/29 高雄の嫉妬 サンジョルディの妊娠が発覚...(雲龍が婿を捕まえてきた) “運”とゲームキャラになったら話 横須賀:鹿島が浴衣に着替えて...
21/07/30 明石が江風の愚行を思い出す 龍田に謎の連絡が 戸籍上の年齢話 胸が大きい利点とは? 横須賀:Aquila・あきつ丸の雑談(洋風鍋) アメリカンクラッカーの認知度
21/07/31 愛宕の長年の疑問(七草がゆ) 赤城の感性... 提督が訃報の連絡を受けて傷心...
21/08/02 江風のルール無用の自由人っぷり 『カチカチ山』の教訓から前科へ... 横須賀:Bismarck・Richelieu・Aquilのセッション 
21/08/12 不機嫌な雲龍に皆が振り回される... Romaのドイツでの過去話 赤城のファインプレーから見えた鎮守府内序列
21/08/17 初月・涼月との雑談(スカート丈・民族系)→Romaがアオザイを縫ってたので涼月が着る  業務用のガスレンジを発注 横須賀:スイーツビュッフェ開催中(Bismarck案)
21/08/18 提督に客人 爪切り事情 警備府大奥物語 江風の悪気ない言葉と龍田の言葉遊び(対象扶桑) 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷の雑談(常識・虫歯)
21/08/19 Littorio・Romaのオリーブの木栽培計画 夕食の為にフグ釣り 高雄・愛宕の取得資格が発覚 龍田の恋敵について 
21/08/22 扶桑・山城・龍田の不毛な議論 加賀の剣舞に惚れ惚れ 提督が競馬で壊れた日... 横須賀:時雨・あきつ丸・浜風の雑談(胸)
21/08/24 Littorioを草原と馬とビールと理不尽な悲哀の似合う女の子にして提督を浄化中 乙女探し 横須賀:那珂・Polaテキーラ勝負(Bismarck案) 翌日の早朝に赤城来訪
21/08/25 提督が高雄にマン島TTに出たいと言った時の思い出(明石がノリノリで準備中) 愛宕がなりたかった女の子... 漣の誕生日イブ
21/08/28 コンビニのあんぱんから連想されたこと 大当たりの日又は赤城の擬態日 横須賀:Aquilaがやらかす...
21/08/29 一航戦の正道と邪道 個々の倫理感 提督がゲータレードが伝わらずショックを受ける... 雲龍のお願い 横須賀:ネクタイとスカーフによる多様性 秋雲のあきつ丸評
21/08/30 阿賀野の栗の木成長日記 ツッコミ不在の為公序良俗さんはお休み中 総旗艦について 提督の失言 江風の古傷抉り中 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(瑞鶴...)
21/08/31 海風の四葉のクローバー探し 龍田・高雄の雑談『サロメ』 07/29に迎えた婿猫の名前発表「エリザベト」 横須賀:時雨・あきつ丸の恋バナ?


年表13
21/09/01 明石の布石で昼食はラーメンに 漣主催雲龍さんの反応賭博【お互いの好きなところは?】で提督が犠牲に... 涼風と三笠さんの特技(?) 龍田が古参の明石に質問
21/09/02 提督・涼風・龍田の殺艦事件の想定から不測の事態へ... 横須賀:恐ろしい相関図が... 時雨・GZの密談 レズの日
21/09/03 それぞれの“朝” 阿賀野の下着の事で提督と旗風が頭を悩ます 漣の冗談から流れるように赤城への批難へ 雲龍が江風の我儘を聞き江風を妹()にしようとする... 
21/09/04 教師と生徒についてのあれこれ ヤってるときの余韻?について 山城の条件反射又は共依存 横須賀:時雨・あきつ丸が戯れる
21/09/05 酒盗女は誰? 一航戦のレベルの低い誘導と能代の飯婦化 雲龍の季節外れの七夕
21/09/06 提督と加賀のノープランデート(外泊) 龍田と愛宕の譲れないもの又は嫉妬... 横須賀:時雨・あきつ丸・鹿島の雑談(罪深い人が選んだ最善ルートと嘗ての関係)
21/09/07 赤城の本気朝食編 前日のを引きずってる龍田が出先の提督に電話 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(空母群)
21/09/08 提督の永遠に見ていられるやつ 提督が引いたおみくじと山城の予想 赤城御膳と提督で提督が選ばれる 焼肉パーティーの裏で龍田と提督がピクニック中(同敷地内) 
雲龍・赤城・加賀・葛城は寝たり起きたりを繰り返し朝まで 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷・秋雲の雑談(おっぱい) 時雨・鹿島(・あきつ丸)の雑談(あきつ丸の良さ)
21/09/09 海風のお誘いと提督の開き直りと江風への被弾 Romaが涼月を採寸中に... 提督曰く大湊警備府は神だそうです 明石が指を落とす... 雲龍の馬鹿みたいな誘い方 
一航戦はファミレスに行ってみたいそうです(葛城・叢雲・漣が巻き込まれる) 提督宛に届いたあんこうスティックが好評 提督と雲龍の“残暑払い”
21/09/11 ハートのタトゥーシールどこに張りたいか? 提督作ガッツリ飯(漣と一航戦食) 雲龍の発想力(海防艦編) 提督・高雄のコスプレかん 海風へ江風のとある提案...
21/09/12 提督の理想と雲龍(しまむら)の反応... 龍田復活? 時雨が提督に相談の電話 クウボトーク 女子校生妄想 江風の誘い受け? 提督のセックス感と愛宕の言葉選び
21/09/13 後輩が子供を連れてきて珍百景が 何故か大量にあった板チョコの“使い道”(涼月の期待と江風の逃走) 鎖骨酒への返答不要の疑問(涼月の期待その二)
21/09/14 提督にとっての死活問題と高雄・愛宕にとっての物凄くくだらない事 横須賀:時雨・春雨の雑談(BBAは幾つから?)
21/09/15 愛宕・扶桑が釣りに挑戦(サポ:明石・伊13・伊14) 提督・天城・葛城・叢雲・漣・江風でボウリングへ出かける(疑似家族?・ニューゲーム・谷間の話) 赤城の回想

21/09/15 【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」(【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1631714169/))
21/09/15 龍田の幸せで嫌な夢...
21/09/18 龍田・提督の夢(?) もやし炒めパーティー 龍田・提督の九年前のあの日 愛宕の龍田奪還計画
21/09/20 Humanismについてで全方位に喧嘩を売る 雲龍・高雄・愛宕のフェラの違いについてと旗風のアイデンティティー 横須賀:金剛・時雨の優しい&それっぽい会話
21/09/21 雲龍型のカラオケ(雲龍は歌い逃げ) 海風の江風・涼風にとっては理解しづらい話 色んな場所でそれぞれの中秋の名月
21/09/25 雲龍の誕生日
21/09/26 雲龍と朝から 大分のB級グルメと旗風のピュア芸 漣が雲龍にドン引きされる... 横須賀:時雨・あきつ丸・秋雲の雑談(伯爵の部屋)
21/09/27 飼いたい動物とサンのお土産の話から赤城が何を“ 使う ”のかの話へ(能代に流れ弾) 叢雲の誕生日 提督と叢雲が外泊 
21/10/02 朝から提督にRomaが事後()報告 漣が気づいた将来又はいきなり脈絡無くぶっ壊れる 横須賀:時雨・あきつ丸・鈴谷・秋雲・大井の審議(朝カレー)
21/10/09 (雲龍の友人の)女性士官が来訪 山城が扶桑に躾けられてる為山城宛の書類が届かず 横須賀:夕立の上申が却下される 時雨・あきつ丸の雑談(季節外れの花火)
21/10/10 中近世のサロンのような日(キャラ・媚態について) ボーリング(09/15)での一幕がバレた
21/10/11 江風が提督に競馬を教わった 横須賀:時雨・あきつ丸・夕立・鹿島の雑談(駄洒落・ゲーム) 忘れられてる事
21/10/20 山城が罰ゲームで着せ替え人形に Littorio・高雄の雑談(祖国の血) 山城の面倒臭い女の子の日 
21/10/22 父娘のほンわかした日常 雲龍との本能的(?)な日常 愛宕は揶揄う相手が増えて楽しいそうです 阿賀野の誕生日パーティー 妻たちの理想又は嫉妬について
21/10/24 雲龍のテンション下がる日(?) 提督・漣の深遠過ぎる問題 阿賀野が加賀からクマさんパジャマを貰う 娼婦と男娼の話 愛宕・山城の暇つぶし 雲龍の叶わない夢
21/10/25 提督の理想のネクタイ結び  子猫達が産まれてる事を確認 赤城さんへの天罰(?) 叢雲の頭をぶっ壊す魔窟っぷり 
21/10/26 提督のお化け屋敷での思い出 明石の強さ 涼月が愛宕に相談と提督へのお願い 横須賀:時雨・秋雲・GZ・WSの噛み合わない話
21/11/22 涼月の相談事と崇高 提督と山城の試し事 横須賀:時雨・あきつ丸・秋雲・鹿島(悪酔い)の雑談(両性具有者)  
21/11/26 雲龍型の猥談 横須賀:時雨・あきつ丸の雑談(WSの誕生日)
21/11/29 今日は何の日ッふっふぅ~♪明日は何の日ッはっはぁ~ん♪
22/01/01 新年の宣言
22/01/10 赤城=玉藻前説 ママ上殿の教育論 提督が涼月へデートのアドバイス 山城が双方盛り上がったプレイを恣意的に語る  横須賀:θヴイィィイィィ
22/03/03 (七周年)


< お互いに先生って呼ぶっていうのは変かな? >







提督「先生と呼ばれる職業の人間が先生と呼ばれる職業の人間と付き合うとさ」

高雄「? 」

提督「自動的に先生呼びプレイができることに気付いた」

高雄「……」

提督「……」

高雄「……休憩、終わりですよ」

提督「うん。……ツッコミさえやめたらもう何も残らないと思うよ? ね? 」


< 閣下呼びは兎も角大尉呼びしてもなんかね >







高雄「はぁ……」

提督「何その心底呆れたみたいな顔」

高雄「呆れているんですよ、心底。……でも」

提督「うん? 」

高雄「言いたくないですし考えたこともありませんけど私たちも大概主従プレイなのでは? 」

提督「なるほど。…………む」

高雄「や、考え込むような顔されてもですね……」


< チョコ菓子ってこう本当にちょっとで満足するのはコスパが良いというのか >







高雄「チョコパイって美味しいですよね」

提督「え? うんまぁ……唐突だね」

高雄「ええ」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………バレンタイン後の胸焼けまだ残ってる気がするレベルなんだけど」

高雄「消費期限が近いものが発掘されたので……」


< 楽しませる側の方が楽しい >







提督「取り敢えず俺はもういい。終いには来年のバレンタイン禁止にするぞもう」

高雄「構いませんよ」

提督「うん? 」

高雄「その代わりホワイトデーも禁止ですからね」

提督「じゃあ禁止にしない。…………それが対抗になると思われてるっていうのもなんだかなぁ……」


< あくまで自己申告です >






加賀「安心なさい。これくらいすぐに無くなってしまうわ」

赤城「山と積まれたチョコ菓子ですか……うーん、壮観」

高雄「はぁ」

愛宕「よかったじゃない。私たちは好きなのだけちょっと摘んでいればいいんだし」

高雄「……そうね」

提督「……まぁ、沢山食べる子好きだよ。俺も偏ってるけど料理好きだから喜んでくれるのは嬉しいよ」

愛宕「で、その心は? 」

提督「え、おっぱい大きい娘って基本沢山食べるじゃん……? 」

高雄「うーん……否定はできませんけれど」

愛宕「そこまで食べてたっけ」

加賀「割と微妙なところね」

Roma「いやいやいやいや……何を真顔で……」


< 個人的に好きじゃないだけですが >







提督「俺まともに退役できたら作家になる予定なんだけどさ」

高雄「マンションの管理人と主夫と普通のサラリーマンとあとは何になる予定なんでしたっけ」

提督「まぁ、一応全部やってやれないことは無いじゃん」

高雄「それはそうですけれど」

愛宕「うーん、まずは新人賞からね」

提督「うん。……でさ、続編出したとして絶対に子供世代メインとかはやらないつもりなんだ。
というかさっきそう心に誓った」

愛宕「あ、そう……? 」

漣「何を読んだのか観たのか。候補が多過ぎますねぇ……」


< 重厚なファンタジー官能小説とか転がってたらおしえてください買います >







愛宕「というか物語なわけ? ノンフィクションとかエッセイじゃなくて」

提督「なんで辞めた後も軍のこと考えなきゃなんねぇんだよ」

愛宕「そうかもしれないけど」

漣「モテモテハーレム系のなろう系とか描いてもノンフィクションライクになりますがぁ? 」

愛宕「まぁ……そうね」

提督「…………」


< 媚び啼き >






雲龍「あれがオスに媚びているサンですよ」

加賀「くっ……」






葛城「なにあれ」

天城「ある意味でサンに恋している加賀さんの心を圧し折る姉様? 」

葛城「ちょっと何言ってるか分かんないんだけど……」


< 好きになった順番とか深さとかじゃなくてただ単純に >






葛城「サンがエリザベス選んで番になったんだからもうどうしようもないじゃん? 」

加賀「あなたそれ私含めて姉二人にも言える? 」

葛城「や、えー……えぇ……? 」


< 茶会を横目に見つつ時折溜息など吐いてみたりするも >







提督「やっと最低限終わった。……君らさ」

雲龍「? 」

天城「? 」

愛宕「? 」

提督「一応名目上は部下なんだから働く上官の前では口より手動かせば? 」

愛宕「私が判捺せるものは終わらせたし」

天城「命じられればやりますが」

雲龍「今日は口より手でしてほしいのね? 」

提督「違う、そうじゃない」


< 思い立ったが >







提督「んー……そういやちょっと実家帰ってくるわ。新年度関係の諸々も粗方終わらせたし」

愛宕「はいはーい。何日くらい? 」

提督「一週間くらいかな。友達にも会ってきたいし」

愛宕「りょーかい。全権委任は高雄でいいのね? 」

提督「いいんじゃない。別にお前でも加賀でも誰でもいいんだけど」

愛宕「非常時の連絡体制だとか全部理解してるのが高雄しかいないから無理でーす」

提督「あ、そう……じゃ、そういうことで」

愛宕「うん。…………うん? 」


< 明日も一緒だと思っていたのに >







高雄「いくらなんでも急過ぎませんか」

提督「ん、悪い」

高雄「悪いと思うなら……いえ、別に悪くはないけれど」

提督「まぁまぁ。今日はまだいるから許して」

高雄「お弁当は? 」

提督「つくってくれるなら喜んで貰う」

高雄「かしこまりました。……ところで」

提督「あん? 」

高雄「しっかりと予定を組み立てられる少将閣下はお弁当箱の中がチョコ菓子でも文句は言わないのでしょうね」

提督「え、いや、あのさ……根に持たないでくれよマジで。泣くよ俺」


< 含むところなんて欠片程も御座いませんとも >







漣「気が強いくせに」

叢雲「あん? 」

漣「打たれ弱い女の子って好かれやすいよね。男には」

叢雲「ここには誰もいないわね」

漣「そうだね」

叢雲「ええ」

漣「…………」

叢雲「…………」

漣「…………」

叢雲「…………」

提督「……会話下手かお前ら」


< 浅いと切り捨てられるものでもないけれど >






海風「ここには夜は献身的、なヒトって冷静に考えるといないですよね」

雲龍「貪り喰らう怪物だとか快楽の対価として献ずるようなのばかりではあるかしら」

海風「全く微塵も褒めてはいませんけどある種雲龍さんが一番献身的とさえ言えるかも」

雲龍「私も全く貶しているわけではないけれど高雄辺りが一番献身から遠いかもしれないわね」

海風「嗚呼……」

雲龍「……」

海風「…………深い、ですね」

雲龍「えーと……」


< 季節とかなんかそういうのは忘れたことにして >







提督「さて本日は」

加賀「? 」

提督「突発芋煮会を開催したいと思います」

加賀「ほう……」

赤城「なるほど」

提督「はい。……ですが」

加賀「? 」

赤城「? 」

提督「醤油、里芋、牛肉でいきますので悪しからず」

加賀「は? 味噌では? 」

赤城「豚肉では? 」

提督「まぁ、鍋はあるから隣でやれ。……ほらな? 里芋には文句入らなかっただろう? 」

天城「む……おかしいですね……」


< 楽しいです >







提督「だってジャガイモ煮崩れするじゃん。別に不味いとかそういうあれじゃねぇよ」

天城「それがいいんじゃないですか」

提督「俺は断固として里芋派ですのでね。……お前らもやんの? 味噌ベースの豚肉」

加賀「いえ、私は牛肉派ですので」

赤城「私も醤油派ですし」

漣「はいはーい! 味噌・ジャガ・豚肉で! 」

提督「は? 」

加賀「は? 」

赤城「は? 」

天城「は? 」

漣「ひえっ」

叢雲「面倒だから最初から全部用意してるって言えばいいのに……親の仇でも見つけたみたいな顔の演技楽しいの? 」


< 逆通訳ってそもそもなんだ >






高雄「ふぅ……長ネギこんなに要ります? 」

提督「長ネギとコンニャクは幾らあってもいいんだ」

加賀「味のバランスがおかしくなるでしょうが」

提督「肉も芋も沢山あるしいいだろうそれで」

赤城「そこはほら、贅肉というか脂肪というか……雲龍さん? 」

雲龍「身体が大きければお腹に肉が沢山あってもいいということになるけど? 」

提督「高雄、加賀、俺が悪かったよ。全面的に俺が悪い」

高雄「……」

赤城「雲龍さんを逆通訳にすると楽でいいですねぇ……」

加賀「赤城さん……? 」


< まぁ、いざ用意し始めると手癖でどうにかなる >






愛宕「締めは? うどん? 」

提督「当然。カレーうどん以外有り得ないね」

加賀「敢えてここは雑炊でも」

赤城「ほうとうっぽくするのもいいかもしれません」

愛宕「まぁ、ルウとうどんしか用意してませんけどね。……これから夕食用意するの死ぬ程怠いなぁ」


< キッチン横並びで唐突に >







山城「……………………」

雲龍「……………………」

山城「……………………」

雲龍「……………………」

山城「……………………割と真面目に普通の恋愛じゃあ楽しめない可能性」

雲龍「別にいいわそれで」

扶桑「あのね……」


< それはそれ >







涼月「あの……えーと……」

提督「うん? 」

涼月「ご相談というか……うーん…………違うかもしれないんですけど」

提督「言ってよ。くだらなかったら笑ってやるから」

涼月「ん……あの」

提督「あぁ」

涼月「“ 良いところにホクロ有るわね ”は褒め言葉ですか? 」

提督「当然」

涼月「そう、ですかぁ……はぁ……」

提督「ん、んん……君なんで変なこと訊いた自覚あるクセにそんな複雑な顔で俺を睨めるの? 」


< 指針や軸としては見上げられても >






涼月「だってですよ? 確かにまぁ経験豊富? なあなたがそういうのならきっとそうなんだろうって納得はできても」

提督「あぁ」

涼月「Romaさんの感性もあなた寄りってことじゃないですかそれ」

提督「そうだね。……なんで君は相変わらず俺のこと小馬鹿にしなきゃいけない病気に罹ってるの? 」


< 心当たりのある方が怖い気もする >







漣「アホのご主人様ー、お年玉欲しくありません? 」

提督「遂に頭ぶっ壊れたのか、可哀想に」

漣「お年玉が嫌ならお盆玉で」

提督「どっちでもいいよっていうかそもそも部下からのお年玉ってなんだよ、
どうせ玉落としてきたりする駄洒落だろう? 」

漣「いーえー? 公明正大清廉潔白大正義な漣ちゃん様がそんな非道を働くわけ」

提督「最後も四字熟語にしておけよ。……で? 」

漣「手、出して? あと目ぇ瞑って? 」

提督「んだよ……」

漣「はい、どーぞ? 」

提督「あん? ……何これ」

漣「お札。痴呆ですか? 」

提督「ちげーよ理由訊いてんだよ理由。
部下に野口さん二人掴まされる理由に心当たり無ぇよ……」


< 図星って割とポピュラーな逆ギレ要因なんですけどね >






漣「まぁまぁ。実家帰るのに託けて遊び呆けてくるんでしょ? 」

提督「ふっつーに実家メイン。里帰りです」

漣「またまたー。鬼嫁でヤンデレな皆さんから逃げて羽伸ばしてくるんでしょ? 」

提督「ちげぇから。つーかお前よくそんなこと口走れるな怖くないのかよ」

漣「だってここにそれ否定できるヒトいませんもん」

提督「…………」


< 絡んでいるだけとも言えるけれど >






漣「まぁ、そんなことはどうでもいいんですよ。ちょっと買ってきてほしいものがありまして」

提督「んなもん金渡されなくても大概買ってきてやるけど」

漣「ちっちっち、分かってませんなぁご主人様は」

提督「あぁん? 」

漣「こういうのは頼むって形にしておくと後々お土産が倍に増えて返ってくるんですよ。
頼んだものは労力無くゲットしてサプライズはお金も使わずに」

提督「確かに。……いや、でもお前それ精々二千円程度で引き出すってことは程度がーー






初月「あれを甘えるっていうんじゃないのか」

海風「私の甘えたいってああいうことじゃないんだけど……いや、悪いとかそういうことじゃなくてね? 」


< あなたの口に言わせたい(邪) >







愛宕「あの人がどれだけ薄汚い所業に手を染めていても」

高雄「? 」

愛宕「それでもなお今の地位っておかしいと思うのよねぇ~……」

高雄「……そうね」

愛宕「家柄一般後ろ盾は後付け好かれるのよりも嫌われるのが大得意」

高雄「ええ」

叢雲「…………そこまであからさまな目を向けるくらいならいっそ直接訊いたら? 」


< 誤魔化しているわけでもなく >







愛宕「え、いいの? 」

叢雲「訊くだけなら誰も反対しないと思うわ」

愛宕「そうねぇ~……」

高雄「叢雲さんと漣さんよりはまだあの人を酔わせた方が可能性としてマシな気がするわね」

叢雲「そうでもないと思うけど……あのね」

愛宕「んー? 」

叢雲「クソったれな冒険活劇ドラマがあったのよ。
あいつは言うに及ばず私や漣にも全く似合わないような致命的で刹那的な酷い時期が」

高雄「冒険……活劇…………? 」

愛宕「余計意味分からなくなってきたわねぇ……」


< 致命までいかなければまぁ…… >







加賀「あぁん……? 」

天城「……なんです」

加賀「飲めるものなら開けなさい。きっちり半分ずつに分けてあげる」

天城「言いましたね? ええ、乾してやりますとも」

加賀「もし残さず自分の分を飲めたら私の身体、一日好きにしてもいいわ」

天城「へぇ……天城を忘れられなくなっても知りませんから」

加賀「ふふ、あなたこそ私を手放せなくならないようにね」

天城「それはそれは。……ま、そんなの関係無く飲めますけれどね」

加賀「あぁん……? 」

天城「……なんです」

加賀「私の身体は醜いから見たくもないというのね? 」

天城「違います。……ではもし加賀さんが飲めなければ期間を二日にさせていただきましょうか」

加賀「望むところよ」






赤城「物凄く久方振りに悪酔いした加賀さん見ましたけれど相方は雲龍さんじゃないんですね」

明石「雲龍さんはもっと飲ませるの上手いですから。
天城さんより耐性も強いですし」

赤城「なるほど。……加賀さんってどれだけ我を無くしても記憶が残るタイプなんですよねぇ」


< 単純にホラー映画観たときよりも割と怖いかもしれない >







阿賀野「怖いなぁ……ちゃんと戸締まりして寝よ? 」

能代「どれだけ加賀さんたちが酔ってても別に阿賀野姉ぇは狙われないと思うけど」

伊14「能代さんの獲物だもんねー」

伊13「ヒトのモノ、盗るの、よくない」

能代「そういう変なあれじゃなくて……」


< 酔い醒めない >






松風「でもあれじゃない? あのヒトたちは今現在他の女の良人を狙ってるわけだから」

旗風「寧ろ阿賀野さんは丁度良い獲物かもしれませんね」

涼月「なるほど。……簡単には開けられないようにする鍵の掛け方おしえようか? 」

能代「別にいい。……いや、あのね、盗られるのが趣味とかそういうことじゃなくってねぇ……! 」


< その言い合いを矛盾とは思わないという当然 >






提督「ふぅ……今日も楽しく過ごしました、っと」

龍田「フゥ…………あなたは明日から暫くいなくなるけれどね」

提督「それでも楽しいことには変わりないさ」

龍田「まぁねぇ……」

提督「偶には俺がいない時間が無いと俺の価値を忘れちゃうだろう? 」

龍田「馬鹿ね。そんなわけ、無いじゃない」

提督「本当? 俺がいるのが至極当然みたいになってんじゃん皆」

龍田「だって当然だもの。あなたがいないのが不自然なのよ」

提督「ん……」

龍田「…………フ-」

提督「フゥ……」

龍田「……………………」

提督「……………………何? 」

龍田「……………………ちゃんと、帰ってきてくれるのよね? 」

提督「当然。お前らと一緒にいるのが俺の当然だよ。…………何の嘘偽りも無く、さ」


>>238
>>239
いつもいつもありがとうございます……失踪どころか消えかかっているのに……

お久し振りです。たぶんきっとまた来ます
ありがとうございました



< (自画自)賛美歌 >







扶桑「ふぅ……『いつくしみ深き』で目覚めるなんて、なんて化け物には罪深い」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………そっか、あの人暫くいないんだったわね」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………寝起きで下着姿の女としては中々に心惹かれる存在かもしれないわね、今の私」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………」

扶桑「…………山城、まだ起きていないでしょうね。さすがに聞かれていたら恥ずかしいわ」


< 滲み出る >






涼月「あのね、これでも私は健全にRomaさんと一緒にいたいの」

初月「いや、その身体で健全は無理だろう姉さん」

涼月「は? 」

涼風「寧ろ健全な女ってなんだよ、っていうね。
……エロいこと以外は健全ってことでもないからな」


< 更新な趣味って矛盾している気がしないでもない >







秋雲「はーやれやれ……ライフはコストだし墓地はデッキなんだよなー」

GZ「お前は何を言っているんだ」

春雨「大丈夫です。選ばれし変なのな皆さんしか理解できません」

GZ「そうか……」

WS「尊厳をコストにしている私たちには割と相応かもしれませんけれど」

秋雲「や、そんな高尚な話してないから。そういうんじゃないから」

WS「……? 」


< 物足りない >







雲龍「指先の力だけでシーツに穴が空くほど貫かれて、仰け反らされる程の快楽は中々無いものよ」

天城「まぁ……そうですね」

葛城「おねーちゃんその二は妹が越してきてから面倒になってたツッコミ放棄してない? 」

天城「いえ、品の無いお話ではあるけれど同意はせざるを得ないので」

雲龍「そうよね」

葛城「あんたにはもう期待なんてしないけども……そうなんだ」

天城「そうなんです」

雲龍「そうなのよ。……でもツッコミがいないとちょっとつまらないわね」


< エアリーディング◎ >







雲龍「同じ男を相手に盛った私とあなたが竿姉妹なら」

天城「……はぁ」

雲龍「同じ男を対象として慰めたことがあればそれはオカズ姉妹と言えるのでは? 」

天城「…………はぁ」

葛城「ツッコまない……ツッコまないから。なんかそういうことしたら満足させちゃう気がするし」


< 賛美はできませんけれどね >






山城「でも実際あの人を想像すると割に深くイけるわよね」

雲龍「ええ」

葛城「本人いなくなると途端に正直になるってどうかと思うよ」

愛宕「そこは山城のプレイみたいなものだから」

山城「そんなものじゃないわ。単に自分の想いの深さに安堵して浸っているだけ」

扶桑「それをプレイって言うんじゃあ……いえ、そのものを否定はできないけれど」


< 心に秘すことだけが愛じゃない >






山城「あら、姉様だってそうでしょう? 私と絡まるときよりもあの人に抱かれた記憶の方が甘美な筈」

扶桑「…………」

雲龍「だって、ということはあなたはそうなのね」

山城「当然。姉様に向ける愛とあの人に与えられる愛は質の違うものだもの」

愛宕「なるほど」

Littorio「姉妹に向ける色欲というものは一体どういう質を有するんでしょうね」

Roma「それはそれで割と気持ちの良いものよ」

Littorio「…………え? 」


< 深淵に至るまでの過程が >







愛宕「だし巻き卵は甘いのとしょっぱいのどっちが好き? って訊かれて」

高雄「ええ」

愛宕「甘じょっぱいのって言うのは駄目だと思うの」

高雄「まぁ……でも甘じょっぱいっていう味はあると思うけれど」

愛宕「それでもこう、ヒントが欲しいじゃない。嗜好というか」

高雄「それはそうね」






海風「とか言いつつ愛宕さんのつくるだし巻きが最高って顔して食べるんだよねあの人」

江風「最高の先に至らないと駄目ってことだな。……江風は姉貴のつくるのが一番好きだけど? 」


< いや、だからヒントが欲しくてですね >






海風「そりゃそうじゃん。もうだし巻きは諦めて江風の好みに合わせてるもん」

江風「そ、そうか……」

明石「完璧に合わせられてる時点で諦めなくてもよかったんじゃ……」


< その場合はきっと出会いもしない >






雲龍「あの人の痛みは私のモノ、私の痛みは私のモノ」

葛城「言葉だけ聞くと実に献身的で涙が出るね」

雲龍「実際に啼かされるのは私だけれど」

葛城「はいはい。……おねーさまはさ」

雲龍「うん? 」

葛城「本気で愛すべき相手を間違えたと思うんだよね。
こんなに献身的で何でもできる女普通は一生愛されるものだよ」

雲龍「? あの人は死ぬまで私を愛してくれるけれど」

葛城「そういうことじゃなくてさ……しかもそこは筈とか予定じゃなくて断定なんだ」

雲龍「だからつまりそういうことね」

葛城「そうだね。…………魂の共鳴、みたいな裏の無い少年誌的な世界だったらなぁ……」


< 面会許可、下りました >






加賀「嗚呼……なんて素晴らしい。桃源郷はここにあったのね」

天城「いえ、えーと……親バカ? 」

葛城「うーん……」

雲龍「そういうのは親バカというのではなくてただの馬鹿親というのでは? 」

加賀「……」

赤城「バッサリいきますねぇ……親猫二匹に仇敵みたいな顔向けられてる私はどうすれば? 」


< お昼寝眺めて嘆息して >






瑞穂「ふふふ……ぁふ……………………Zzz」

明石「…………………………………………」







天城「? どうしました? 」

明石「いえ……おっきなシロクマのぬいぐるみに嫉妬するなんて思いもしなかったなぁ、って」

天城「はぁ」

葛城「たぶん大体きっといい話。……提督さんが存在しなければ」

叢雲「そうね。…………でもあれが謝る方が失礼な気がする」


< キャラ(クタ)というもの >







時雨「僕はね、物語の為に使い捨てられる一般的な……なんていうのかな、社会通念上の正義として描かれるキャラクタを嫌いになれないんだ」

あきつ丸「あん? 」

時雨「物語では主人公だとかヒロインが妄言染みたことを平然と宣うじゃないか。
それを馬鹿にしたり嗜めたりして観客に馬鹿にされる役のこと。シンプルに敵と表現してもいいね」

あきつ丸「あぁ、ガストンみたいなやつのことか」

時雨「うん。勿論キャラクタ上普通に悪役だったりはするんだけどさ。……君」

あきつ丸「? 」

時雨「『美女と野獣』なんて真面目に観たことあるわけ? 怖いよ僕は」

あきつ丸「あのな……」


< 惚気? >







天城「葛城? ちょっと気分が良いので聞いてほしいのですけれど」

葛城「うん? 」

天城「あの人、素は本当にストイックなの」

葛城「そりゃあの筋肉維持してるくらいだしまぁ……」

天城「重いものは食べたくない、取り敢えず食べられれば何でもいいって言ったときに出てきたもの分かります?
我儘な天城が悪かったのかもしれませんけれど、
ささみとゆで卵がメインのサラダ、厚揚げわかめ豆腐のシンプルなお味噌汁、それからもち麦ですよ? 」

葛城「へぇ」

雲龍「毎食それが理想なのよあれは。なんならば私たちがつくったものなんて全部無駄な贅沢品」

天城「あれはあれで悪くないのですけれど……嗚呼、堕落させているのは寧ろ天城たちの方なのですね」

葛城「そうだね。…………唐突に私は何を聞かされてるんだろう? 」


< 記憶浚って >







提督『おい……そこの女子力がゴミな女』

葛城『女子力っぽい何かが有り過ぎる男に言われると傷付くんだけど……何? 』

提督『袖、釦、取れそう、馬鹿? 』

葛城『何故にカタコト……馬鹿ですけど何か?
そのうち天城姉ぇに直してもらおうと思ってたけど文句ある? 』

提督『袖貸せ。暇だから直してやる』

葛城『…………は? 』

提督『んだよ。男に触られるのは袖口だけでも嫌だって? 』

葛城『や、そうじゃなくて……え、何、ソーイングセットなんて持ってるの? 』

提督『悪いかよ』

葛城『だからそうじゃなくて……えぇ……』





葛城「……ま、あぁいう男だもんね。惚気というより再確認だって無理矢理思うこともできるかな」

天城「はい……? 」


< 私の感傷を返して >







雲龍「安産祈願子宝祈願で有名な神社だとかでレイプされたらどんな気分になるのかしら」

葛城「…………あのさぁ」

天城「知りませんよ……姉様が突然呟いたときの正解なんて」


< 逃げてきて >







天城「ふぅ……やっぱりこれ、気分が悪くなります」

山城「そうね」

天城「ヤニクラが好きだなんておかしな人間もいるものですね」

山城「生きている実感でも求めているのじゃなくて」

天城「そんな高尚なものでもないでしょう。
いえ、殊更に生の実感を高尚だとも思いませんけれど」

山城「そうかもしれないわ。……フゥ……」

天城「…………」

山城「…………」

天城「…………天城たちって」

山城「? ええ」

天城「実はあんまり絡みありませんよね」

山城「フゥ……そうね。だから何、という気もするけれど」


< 敢えて言わない方が上手く回る >






山城「フゥ……女の園にいる以上不用意な絡みは寧ろ無い方がいいのじゃなくて? 」

天城「それはそうですけれど」

山城「誰とは言わないけれどいないわけではないでしょう?
そこまで高雄や愛宕に絡まない子とか」

天城「確かに。……実は江風さんってオールラウンダーですよね」

山城「それがあの子のいいところだもの」

天城「はぁ」

山城「ふふ……でも別にあなたのこと嫌いじゃないのよ私。これは掛け値無しに本当、だけれど」

天城「ええ」

山城「それこそ女の園でこんなこと言われて信用できる? 」

天城「……そうですね」


ありがとうございました



< 昨日も見たきっと明日も見る日常 >







雲龍「ふむ……ハメ比べ……姉妹……平均……偏差……」

天城「……」

加賀「……ツッコまないから。ツッコみませんからね」

葛城「……まだ何も言っていませんけど」


< ではあなたがそうすれば良いのではなくて? >







雲龍「母乳の味って姉妹で似てるのかしら」

加賀「…………」

天城「…………」

葛城「…………我慢比べやってるわけじゃないんだからさぁ。
普通にツッコめば? ねぇ……? 」


< 遠く遠く其はまだ遠く >






雲龍「あぁ……本当放置プレイって最悪。早く帰ってこないかしらあの人」

天城「……………………」

加賀「……………………」

葛城「だからさ……ってーかまだ割と普通に会話できる内容でしょうが」


< ツッコミを入れないなら入れないで終わらない >







葛城「つーか馬鹿のおねーさまはよくそうくっだらない下ネタ際限無く浮かんでくるね」

雲龍「だって嘘や偽りの類いじゃないし」

葛城「あ、そう……」

加賀「……私たち、勝った? 」

天城「いつも通り負けたのでは。いえ、何をもって勝ちとするのかは天城にも分かりませんけれど」


< 常時フリーダム >







雲龍「私、シスターのコスは似合わないと思うの」

天城「……修道女、ということでよろしいですね? 」

雲龍「その言い方をするとあの人が面倒臭そうだから今まで言わなかったの」

加賀「あの人が面倒になるパターンを知っているのなら私たちが面倒がるパターンも知っていてほしいものね」

雲龍「やっぱりLittorioよね、いえ、Romaの方が目付きとしても性格としても愉しそう。
そもそも信心の話とはいえステレオタイプ的にコーカソイドな顔じゃないと駄目だわ」

加賀「…………阿賀野、叢雲」

阿賀野「歴史ネタ文化ネタではあるけどさぁ……」

叢雲「結局あいつじゃないと駄目なんだから私たちに振らないでくれる? 」


< (生命に)限りあるからこそ悪巫山戯 >







提督「俺の監視役また君か、って言う準備してたんだけどさ」

あきつ丸「はぁ」

提督「まさか本当にまたあきつ君だと思わなかったよ俺。飽きないの君」

あきつ丸「これはこれで中々に良いものなのですよ。
提督殿が面倒を起こさなければ半分休暇のようなものでありますので」

提督「あ、そう……はぁ」

あきつ丸「それとも……自分のような狗ではなく御し易い雌犬の方がお好みでしたか」

提督「んなこと無いよ。あきつ君と会うのは嫌いじゃない」

あきつ丸「はぁ」

提督「単に他意無く言ってみただけ。……いっそ俺の実家まで案内しようか? 婚約者とか言って」

あきつ丸「ご冗談を。気付けば背後に高雄や愛宕がいても驚きませんよ自分は」

提督「まっさか……ねぇ? 」


< やっぱされたいよねー、って >






鈴谷「あきつちゃんは出張かぁ」

時雨「今度のお土産は何かな? 」

鈴谷「さぁ? ……あきつちゃんが帰ってきてくれればそれでいいよ私は」

時雨「そうだね。…………いっそ鈴谷さんの方から告白すればいいのに」


ありがとうございました


< 熟語の解体は控え目に >







雲龍「私って実は守離なのよね」

天城「首里? 」

雲龍「うん? 形を守るのは基本を覚える為に大事だけれどいつの間にかそこから離れてるのよ」

天城「?? 」

叢雲「破った自覚も無く大概のモノものにするなんてとんだ人類の敵ね」

雲龍「ふふ、その通りね。人類の皆さんは早く私を殺した方が良いわ」

叢雲「まったくだわ」

天城「???? 」


< 別にそれで構わない >







伊14「あぁいう遣り取り見てると叢雲ってやっぱ叢雲なんだなーって思うよね」

伊13「あの人の、懐刀、だから」

漣「単にアホと通じ合えるアホなだけだと思うけどなぁ……頭が悪いのとは対極にいるだけで」


< 守破離の道 >






叢雲「そもそもあれよね、守破離って私気に食わないわ」

雲龍「そうなの? 」

叢雲「守はいいのよ。なんだって基本があって模倣から入るっていうのは分かる」

雲龍「ええ」

叢雲「破るのもまぁ、そうね。殻を破るって感覚なら確かにその通りかもしれないわ」

雲龍「ん」

叢雲「でも離れるって何よ。道を説く言葉ならそんな極一部の天才なんて言葉に含めるんじゃないわよ」

雲龍「うーん……」

天城「天城は分かりますよ。自分の努力している先に姉様みたいになんでもできるヒトがいると言葉は不愉快です」

叢雲「そうよね。別に雲龍を貶している意味ではなくて単純に凡人を戒める言葉であってほしいわ」

雲龍「はぁ」

明石「はいはい、お昼できたみたいですよ。……なんで雲龍さんが唸っていて私がお二人に睨まれるので? 」


< 平然とされると…… >








Roma「心は彼に、身体は彼女に、ねぇ……」

Littorio「…………なぁに、それ」

Roma「いえね、ちょっと手慰みというか暇過ぎて男向けのアレなのを観てたの」

Littorio「あ、嗚呼……あゝ…………」

Roma「…………崩れ落ちる程のこと? 」


< それはまぁ……ねぇ? >








Roma「別に殆ど何も感じなかったから安心してほしいわ姉さん」

Littorio「…………」

Roma「ふぅ……あれよ、最初は自分を男側に見た方が上手くいくのか自分もあの子も対等にただ女として見た方が上手くいくのか考えたかったの」

Littorio「そ、そう……なの」

Roma「ジェンダー論だとか世の潮流に喧嘩を売るようだけど私は性別に生き方を縛られたくない。
性別を利用することはあっても振り回されるんじゃあ考えられる意味が無い」

Littorio「そう……そうね、それはよく、分かるわ」

Roma「ならいいじゃない姉さん。……でもよく考えると男向けのレズモノっていうのもよく分からないわね」


< 手に入れることはできても抱き締めることは >







加賀「ふぅ……でも本当に信じられないのは確かです。
赤城さんにパートナーがいないなんて」

赤城「そう、でしょうか」

加賀「ええ、赤城さんの眼鏡に敵う男も女もいない、というのは別としてですけれど」

赤城「はぁ」

加賀「だって自分のモノにしてしまおうと思えば赤城さんなら簡単にできてしまうでしょう? 」

赤城「そんなこと……私、これでも純潔の乙女ですよ? 初心なんです、初心」

加賀「だとして、『今すぐ意中の相手を落とす方法』なんて本でも書いてしまえそうじゃないですか」

赤城「内容が薄っぺらい割に分厚くて高い本になりそうですねぇ……いえ、私には一文さえ書けませんけれどね、ええ」


< 心底馬鹿にしたような表情でした >







山城「実際のところどうなんでしょうね。あれに見合いだとか申し込む間抜けな皆さんの意志というか思惑って」

扶桑「あの人の実態がその……えーと」

龍田「女を囲って散々楽しんでる人外魔境の王って知らないんだからただの有望な将校扱いでしょう? 」

扶桑「そう、それよ」

山城「それならこうもう少し逃げ場の無い誘導をしてもいい気がするのよね。
男なんて子供さえつくらせてしまえばある程度は次の行動予測できるわけだし」

龍田「そうねぇ……大穴としか言いようが無いけれどこの国の貴人や成金の皆様は人ができた善人ばかりだとか」

山城「ハンッ……」

扶桑「……私もそれは無いと思うけれど山城の反応、ちょっとどうかと思うわ」


< 容易く想像を越えてきそうでどうにも >







龍田「でも確かにそうね。一度父親になる覚悟を持ってしまえば情も湧くし引き返せなくなることもあるんだから」

山城「そこに賭けてみる中堅どころだとかはいても良さそうよね」

扶桑「まぁ……ええ」

高雄「ふふ……呼びました? 」

龍田「いいえー」

山城「呼んでないわ」

高雄「あら残念」

扶桑「そうね。……答えは知れるかもしれないけれど私もちょっと遠慮しておく。呼んでないわ」


< 楽で楽しくてそれが幸せで >







時雨「人間として戦う兵器なのか、兵器として戦う人間なのか、なんて」

秋雲「実に中二チックで好みだね。自分がそういう境遇に近くなければ」

時雨「兵器として使い潰される兵器だからね。
……や、こんなくだらないこと真面目に語りたいんじゃなくてさ」

秋雲「うん? 」

時雨「要は勝たなければ意味が無いってことに人間様はいつになったら気付くんだろうね」

秋雲「続けて真面目に語ってる気がするけど……気付くわけ無いじゃん? その方が楽なんだから」


< 呼んでほしいとは、言わないけれど >







提督「ふぅ……友達と飲んだ後にお前と飲むのってもう定例行事化してんな」

あきつ丸「偶然でありますね。偶々以前勧められたバーで飲んでいたに過ぎない。
提督殿が何故かこの店にフラフラと入ってきただけのこと」

提督「あっそ」

あきつ丸「ええ」

提督「…………」

あきつ丸「…………」

提督「…………ホテルにでも誘おうか? 」

あきつ丸「ご実家よりは幾分楽しめそうでありますなぁ……それに自分はそれを断れない」

提督「くだらない嘘……ふぅ、ダブルでいい? あぁ、部屋じゃなくてウイスキーのことだけど」

あきつ丸「構いません。……あぁ、ウイスキーのことだけでなく部屋のこともでありますが? 」

提督「ばーか」


< いっそ忘れたら? >







Littorio「ねぇ……高雄」

高雄「? ……何? その濁った目」

Littorio「妹がですね、えーと……」

高雄「今更涼月さん関係のことを言われても何も驚かないけれど」

Littorio「えーと……男性向けというのは置いておいてね、
彼氏のいる女を女が奪う作品を観ていたときはどう反応すればいいと思います? 」

高雄「」


< 女衒からの忠告 >








提督「そーいや君いつになったら鈴谷に告白すんの? 」

あきつ丸「んんっ……けほ、っ」

提督「酒喉に詰まらせんなよ勿体無い」

あきつ丸「そ、れはそれでどうかと思うであります。……提督殿には分かるまい」

提督「そうだね。いつすんの? 」

あきつ丸「だから」

提督「誰かに盗られるとは言わねぇけどさ。幸せな時間はどっか行っちゃうかもしれないよ」

あきつ丸「…………」

提督「や、まぁ手が早いって言われてるのの言い訳ではないけど。
……ちょっとは真面目に考えた方があきつ丸自身の為だと思うね」


ありがとうございました


< 謎は全て解けた! >







初月『彼シャツというものを経験したいと思ったんだ』

涼月『ん、んん? 』

旗風『彼女、というかお姉様のいる涼月さんには分からないかもしれませんね』

初月『おお、いつに無く攻撃的だ』

旗風『そういうんじゃありません。単にわたくしでも好きな男性の大きな衣類に包まれてみたいなんて漠然と思うだけです』

初月『そうだな』

涼月『うーん……』






涼月「旗風さん、私が間違っていました。あれ、すっごく良いです」

旗風「は、はい? 」


< お姉様がお姉様たる所以 >







Roma「ふぁ……ねぇ、涼月によく分からないことを吹き込んだのってあなた? 」

初月「よく分からないこと? 」

Roma「この前ロングのシャツをプレゼントされたんだけど今朝それを羽織らせてください、って」

初月「あ、あぁ……あれか。まぁ、僕が言ったといえば言ったかな」

Roma「そう……」

初月「なんだ、愉しませてやったんだから朝からキャンキャン戯れつくなとでも言うのかお姉様」

Roma「いいえ。…………よくやったわ、あれはあれでとても可愛らしかった」

初月「えぇ……」


< 方向性の違いで喧嘩でもしたのかな? >







漣「思ったんですけどね、雲龍さんって大概の楽器はすぐものにしちゃうじゃないですか」

葛城「まぁ……そうだね。なんであんなセンスあるのか知らないけど」

漣「で、天城さんってロック大好きじゃないですか。
漣は大して詳しくないんでよく分かりませんけど雲龍さんにギターでも始めてもらえばいいのでは? 」

葛城「だよね」

漣「だよね? 」

葛城「いや、なんてーか……普通に私も言ってみたら二人から親の仇でも見るような目で睨まれてさ」

漣「はぁ……? 」


< 愛を信ずる( ) >







伊14「やーいやーいシスコン女! イヨに勝とうなんて百年早い」

伊13「まだ、終わって、ない……終わって、ないから」

江風「江風三位なんだけど」

涼風「あたいは四位だな」

伊14「ぬふふ、君たちにはシスコン力が足りなーい! 」

江風「そんなものが必要なら江風はゲームなんて上手くなくていいや」

涼風「ドブにでも捨てちまえって感じだね」

伊13「む……それは、どうかと、思うよ? 」

伊14「やーいやーいシスコン女とシスコン力足りない女どもー」






瑞穂「あれは一体何を言っているんでしょう」

明石「さぁ……取り敢えず私はシスコンでもなんでもいいから兄弟姉妹欲しいですけどね」

瑞穂「明石さんには瑞穂がいるじゃないですか」

明石「いやいやいや……いやいや……」


< I love you で事足りるけれど >







瑞穂「瑞穂では妹力が不足していますか? 」

明石「圧倒的に現実が足りてないと思うけど」

瑞穂「では姉力は」

明石「それも同じく。……瑞穂さんは妹になりたいんですか? 」

瑞穂「明石さんをお姉様と呼びたいんです」

明石「は、はぁ……? 」


< あなたの隣にいさせてください >






明石「つーか姉力妹力って? 」

瑞穂「明石さんに必要とされたい真心そのものですが」

明石「そ、そう……」

瑞穂「はい。別に姉妹でありたいわけではありません。
近親相姦の禁忌を楽しみたいわけではありませんので」

明石「うん。……………………あの人相手の誰かなら病ンデレとか笑ってられるんですけどねぇ」


< 否定なんてもってのほか >







阿賀野「そもそもここにシスコンじゃないヒトっているのかな」

能代「私は違うと思ってるんだけど。割と本気で」

阿賀野「それは阿賀野も変なダメージ負いそうだから置いといてさ」

能代「加賀さん、赤城さん」

阿賀野「あのさ」

能代「はぁ。……言わせないでくれる? 全員ドン引きするくらい大概のシスコンだと思うわ」

阿賀野「…………そうだね」


< ガチホラーかくや >







金剛「むー……なんかヤベー気がしマース」

時雨「遂に腰でもやったのかいお婆ちゃん」

金剛「そんなのじゃないデース。……あれ」

時雨「うん? 」






Aquila「あのね、親しき仲にも礼儀ありって言葉知りません?
私だって許せないことも怒ることもあるんですよ」

GZ「あ、あぁ……私たちが悪かった、すまなかった」

WS「……そうね。謝るわ、ごめんなさい」







時雨「…………うっそでしょ何あれ」

金剛「Aquilaが本気で怒っているらしいこともそうだけど本気で謝っているってところが……むぅ」


< 何か問題でも? >







春雨「実はシーツ変えてみたんだけどさ」

浜風「んぐ……ええ」

春雨「食べたままでいいよ。……硬めのシーツの方が合うって気付いたんだ」

浜風「分かるような分からないような。
強いて言えば私は薄手の軽い方が肌に馴染むような気がしますが」

春雨「まぁその辺は好みだから。……でね、男の人と寝るんだったらやっぱり柔らかい薄手のやつの方がいいのかな?
って割と無意識に考えていることに気付いて笑っちゃったよね」

浜風「えー、と」

春雨「抱き締められていればそんなのどうでもよくなる筈なのに、おかしいよね」

浜風「えーと……え、そういう方向性なの? 」

春雨「……うん? 」


< 天真爛漫(偽) >








春雨「あ、勿論そんなこと望んだ形では一生経験できないっていうのもお笑いポイントだよ? 」

浜風「そ、そう」

春雨「? アイス、溶けちゃうよ? 」

浜風「……ええ」

若葉「……いっそ朗らか、か。浜風がスプーンの動きを止めるなどある意味あってはならないことな気がするな」


< 失礼な >







時雨「…………はっ、何か暫く意識飛んでた気がする」

金剛「三人とも連れ立ってどっか消えたデース」

時雨「そ、そう……何だったんだろうあれ、この世の終わりかな? 」

金剛「かもしれないネー。なんならあの光景を見せて反応を伺うドッキリであってほしいなー、つって」

時雨「本当そうだね。…………Aquila自身に何の瑕疵も無く本気で怒らせるってどうやったらいいんだろうか」


< ラブちゃんが粗い品さんに負けないことを祈る >







提督「まーた君か」

あきつ丸「仕方がありますまい。一応は監視役であるからして」

提督「そうかい。……君、口座持ってる? 」

あきつ丸「? 一応は」

提督「なんてーかな、お馬さん、好き? 」

あきつ丸「は? 」

提督「中央の推し馬その一が明日本番なんすよねぇ……暇だから一緒に見ない? 」

あきつ丸「構いませんが。…………勝ったとして自分はどうすれば? 」


< 分からない人にはきっといつまでも分からない >






提督「鈴谷にちょっとお高いプレゼントでも買えばいいじゃん」

あきつ丸「はぁ。……負けた場合は? 」

提督「最低彼女だろう? たかれ」

あきつ丸「本気のクズでありますね」

提督「そうは思わないけど」

あきつ丸「はぁ」

提督「まぁ、いいじゃんか。パパ上もお馬さん好きだけどちょっと一緒に観れない用事があるんだ」

あきつ丸「自分はまぁ勤務中でありますが構いませんよ」

提督「よし。……愛は勝つって知らしめないとな」

あきつ丸「ん、んん……? 」


ありがとうございました


< 食べている瞬間が幸せならまぁ >







愛宕「はいおつまみー」

提督「せんきゅー。……焼きたけのこって君ホント渋いね」

愛宕「昨日サラダにしようと思ってたのに忘れちゃってたのよねー」

提督「そっか」

愛宕「ええ」

提督「……」

愛宕「……」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「…………本気で似合わねぇな、食ってるもの」

愛宕「そんなの気にして食事なんてしないし……」


< だから幸せならいいんじゃないのって…… >







提督「たけのこで思い出したけどな、あれマヨネーズに合うんだよ」

愛宕「知ってるけど。私結構たけのこサラダつくるでしょう? 」

提督「まぁね。……俺の同期にたけのことマヨネーズを世界最高のマリアージュと断言する馬鹿がいてな」

愛宕「スイーツなら分かる表現だけどたけのこサラダねぇ……」

提督「それで嫁さんと喧嘩するくらいアホだからな」

愛宕「えぇ……」

提督「嫁さんは悪辣なるゴマドレッシング教徒だったんだとさ」

愛宕「微笑ましい夫婦な気もするけど……うーん……? 」


< 採らぬ筍の美味算用 >







愛宕「まぁ、でも、そうね。そのうちメンマをつくろうとは思ってるわ」

提督「メンマぁ? 」

愛宕「あっちの丘、道祖神だとかがある方って竹藪があるじゃない?
時々散歩に行く雲龍がたけのこもあるって言ってたのよ」

提督「んなとこ散歩してんのかよあいつ」

愛宕「夏行くと涼しいから好きって言ってたわ。簡単な屋根とハンモックをつくるつもりらしいし。
明石は明石でログハウスをつくりたいとかなんとか言ってたし」

提督「なんなんだあいつ……明石のは俺も首突っ込みたいけど雲龍は自由人極めてぇのか? 」

愛宕「まぁまぁ、その辺はいつものことじゃない。雲龍なんだから」

提督「や、そりゃあまぁそうだけども」

愛宕「それにほら、青森と言ったら根曲り竹でしょう?
採れたての根曲り竹でつくる姿焼きだとか炊き込みご飯は美味しいと思うの」

提督「あぁ……そっか、それは確かにいいな。うん、実に素晴らしい」

愛宕「それからなんといっても筍のお刺身よね。採れたて、刺身、グッド! って感じ」

提督「嗚呼……」

愛宕「うふ……」






旗風「…………普通の若夫婦ってどう考えても暫くは後になる採ってもいない筍であそこまで幸せそうにできるのかな」

松風「さぁね。……でも、少なくとも僕は好きだよああいうの。
歪んでいるとか壊れているとか言われたって気にしない。
あれに憧れないなんて僕はそんな嘘、吐きたくないから」


< 捨てられない線引き >







葛城「結婚してるわけでもないし付き合ってるわけでもない相手とよくキスできるよね、って」

雲龍「? 悪口? 」

葛城「んーん。自分のこと」

雲龍「瑞鶴さんとは付き合ってるわけじゃなかったの? 」

葛城「どうなのかな、って。その辺結構曖昧でさ、ただ一緒にいて楽しかっただけだし」

雲龍「お互いがそう思って身体まで許したのなら十分恋人といえると思うけれど」

葛城「そうなのかな? 」

雲龍「そうに決まってるじゃない。そうじゃないなら別にそれはそれで知ったことではないけど」

葛城「まぁ、私も客観的な関係とかはどうでもいいかな。
……だとして雲龍姉ぇとかのはちょっと違うと思うけど」


< ぼうけんのしょ に じゅうだいなばぐ が はっせい >






雲龍「それこそ知ったことじゃないわ。別に恋人でも夫婦でもない幸せだって実際は何も変わらないし」

葛城「まぁ……でもさ」

雲龍「? 」

葛城「なんかそこそこお高いマンションでそこそこお高い調度に囲まれてそこそこ愉快にあの人と夫婦であれたら……」

雲龍「あれたら? 」

葛城「…………んーん、もうそれはあの人じゃないからお話が破綻した」

雲龍「然もありなん、っていうところね」

龍田「でもそれを望む意志は捨てたらいけないと思うけど……それこそ幸福の更に先を望むなら」


< 迷ったらいつも通りの幸せを >







高雄「ふぅ……花札ってなんだか久し振りですね」

提督「そうかな? はい俺は四光」

葛城「あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“あ“ぁ”っ”?! 」

雲龍「きったない声」

天城「はしたないですね」

葛城「あたし胴二! アホ?! 馬鹿?! 私マイナスぅっ! 」

提督「うっせぇな」

高雄「うるさいですね。……私は赤短ですしどうということもないですけど」


< 分裂できたらいいんですけどねぇ…… >







漣「高雄さんと愛宕さん、それから以下略な皆さんと出逢わなかったことにしましょう。
それどころか海兵に収監されることもなくテキトーなリーマンになったとしましょう」

提督「今の俺だから言えるけど最低だなそれ。死んでもいい」

漣「まぁまぁ。……彼女が3P経験者だったとしてですよ? 」

提督「何そのクソみたいな前提条件」

漣「男2女1と男1女2のどっちが嫌です? なお結婚秒読み段階と致します」

提督「んなの女2の方に決まってんだろうが。
一瞬でも添え物扱いされること許容する女の子なんて嫌だね俺は」

漣「だそーでございますよ、どう考えても相互に添え物な瞬間のある御二方」

高雄「へぇ……」

愛宕「ふぅん……」

提督「……………………」


< それが一番嫌 >







愛宕「んふ……でも分かる気はしないでもないわ。
私も誰かと女分け合うようなメンタルの男なんて嫌だし」

高雄「そういう方向性なら分からなくはありませんね」

提督「な? いや、同意されても困るというかどうにもならないというか……うぅん? 」

漣「困った顔されてもねぇ……誰が悪いのか今一度ご再考するべきでは提督閣下? 」

提督「…………」


< いつぞやの巻き髪タイムを唐突に思い出した >







提督「…………」

天城「…………」

提督「…………」

天城「…………」

提督「…………」

天城「…………」

提督「…………」

天城「…………えっと、あの、これ、何の時間なのでしょう……?
脈絡無く春秀なんてもの出されて無言でいられる理由って……」

提督「……………………巻いて、ほしいんだ」

天城「巻く……? 」

提督「あぁ……………………一晩遊んで終わりだね天城ちゃん、とか言っておきながら、嗚呼……頼む、後生だから」

天城「?? 」

提督「軽く巻いて……笑ってくれ、できれば髪触らせて……お願い……」

天城「???? 」


< 軽く出歩ける季節になってきましたしね >






天城「えーと……別に巻き髪でもなんでも頼まれれば構いませんけれど」

提督「ありがとう……ありがとう……」

天城「そんな感極まるものでしょうか。……ところで」

提督「うん? 」

天城「唐突な衝動なら構いませんけれどね、帰省先でそれっぽいものを見て思い出したとかは言いませんよね」

提督「違う。……や、信用されてないのは知ってるけどそんな真面目な顔で言う? 」


< 俺の好みになってよ、ともちょっと違うが >






あきつ丸「鈴谷に頼みがあるであります」

鈴谷「うん? 頼み? 」

あきつ丸「こう、自分もよく分かってはいないのだが巻き髪? というやつを頼む」

鈴谷「巻き髪? まぁ、いいけどあきつちゃんちょっと髪短……え? 鈴谷が? なんで? 」

あきつ丸「決意の顔で何やら決めた顔を見て気になったというか……いやいや」

鈴谷「???? 」


ありがとうございました


< 授狩者 >







雲龍「ぅ、…………ふぅ……おはよ」

提督「? おはようございますお姉さん」

雲龍「なんでもない。…………あれだけ注がれれば孕んでもよさそうなのにね」

提督「俺がそういう意味で不能なのかもしれないぜ? 」

雲龍「まさか。あなたみたいなクズはそういうところでだけは優秀だと相場が決まっているのよ」

提督「どこの何の相場だよ。…………もし、さ」

雲龍「ええ」

提督「俺が政略結婚させられる程度には無能だったらよかったのかもな」

雲龍「ふふ、そうね。それは今まであの手この手で逃げてきてやった自慢? 恩着せがまし過ぎていっそ愉快だわ」

提督「暴露たか。…………こんなんでも子供服とか選んでみたくはあるんだぜ? 一応それなりには」


< 分かりやすいクズというのはふっつーに逆転無くクズなのです >







雲龍「ふふ、女の服ばかり選ばされているものね」

提督「まぁ……そうだな」

雲龍「いいのよ? そんなに孕ませてみたいんなら」

提督「あん? 」

雲龍「養育費だけ払って時々服でも贈ってあげればいいじゃない。
外で適当に見繕った人間の女相手に」

提督「悪虐非道極まってんな」

雲龍「それこそ今更。……孕ませるって征服欲物凄く満たされるんじゃない?
心に決めた相手ではなくて最初から屈服させたい格下相手だと尚更」

提督「最低にも程があるだろ……俺そういうことしそうに見える? いや、割と本気で訊きたいんだけど」


< 妬みや僻みと笑ってさえくれないから >







雲龍「今は見えないは、今は」

提督「あのな」

雲龍「ふふ……でも、あなたのあり得た、若しくはあり得る未来の一つではあると思うわ。
そういう絵に描いたようなクズ男」

提督「はぁ」

雲龍「今なら高雄と愛宕を喪ったらとか、
少し前なら叢雲と出会っていなかったらとか、
もっと前なら親友と呼べる友人を得られなかったらとか」

提督「いやいやいや」

雲龍「よかったわね。大事に想い合える相手が沢山いて」

提督「なんなの君……一応二人で起きてまだベッドだよ? 何があってそんな攻撃的なの? 」


< 悪口は人伝に聞くと云々 >






時雨「付き合うなら誰か、ねぇ」

あきつ丸「女所帯ということもあるが……千代田や筑摩が言っていたのであります」

時雨「どうせそれ自分の姉妹は無しで、ってレギュレーションなんだろう? 」

あきつ丸「でなければ話にならんからな」

時雨「あぁ。……いる? 君の場合は鈴谷さん無しでだよ? 」

あきつ丸「勿論いな……鹿島? 」

時雨「……鹿島さんがいなくてよかったね。真っ直ぐ振るより酷いよ今の反応」


< 誘導尋問近似 >






あきつ丸「ま、まぁ、自分は一途なのでありますよ。この想いが消えて無くなればそこで初めて次を探せる」

時雨「詩人みたいなこと言いそうだね。全く似合わない」

あきつ丸「だろうな。……時雨殿はいるのか? 色々と前提は投げ捨てて想えそうな相手は」

時雨「鈴谷さん」

あきつ丸「…………」

時雨「ふふ……冗談だよ。君のその顔が見たかったんだ」

金剛「普段の二人を見ていなければ直球の牽制だと思うところデース」

時雨「やめてよね。僕はそんな陰湿女じゃないんだから」

金剛「同意はしておきますケドー……割と今のは性格悪いやり方だったと思うネー」


< 金剛石への霹靂 >







時雨「まぁ……金剛は付き合うなら良い相手だと思うよ。
分かりやすく振り回してくれて、それとなく気遣ってくれて」

金剛「What???? 」

あきつ丸「珍しく全面的に褒めるな」

時雨「別に嘘で言ってるわけじゃないし実際僕が僕じゃなければ告白でもしてたかもしれないさ」

あきつ丸「ほう……」

時雨「恋人としては理想的だと思うよ。仮に結婚したとしても悪いことなんか無いと思うし」

あきつ丸「……ふむ」

金剛「何? この……えっと……怖いデース……」

時雨「はぁ……しっつれいな顔するね、君」


< 酔いも一瞬で醒めようというもの >







あきつ丸「まぁ、自分も割と分からなくはない。
男女問わずに好かれるというのは得難い才能ではある」

時雨「そうだね。やってやれないことは無いけどそれを演じて自分にストレス与えてたら世話無いし」

あきつ丸「そう考えると金剛をさえ嫌う女がいるというのは腐り切った女もいるものでありますね」

金剛「許して……許してください……私の時雨とあきつ丸を返して。
ほら、そろそろ私を意味も無く罵倒するところネー……? 」

時雨「……」

あきつ丸「……」

金剛「……? 」

鈴谷「……たぶん物凄く変なタイミングが噛み合って本音で言ってたんだと思うよ。
鈴谷もなんか気持ち悪いくらいだけど」


< 追い討つ >







あきつ丸「」

時雨「ふ、ふふ……傑作だね。気持ち悪いってさ」

鈴谷「や、あの、別に悪意持って言ったわけじゃない」

時雨「あぁ、悪意の無い素直な感想みたいだ」

あきつ丸「」

鈴谷「あのさ……」


< 悪意無く誠意のみで追い詰める >







金剛「そう! そういうのが私の時雨らしい時雨デース」

時雨「ふん、いつから僕は君のものになったんだい? 」

金剛「? 仲良くなったときから時雨は時雨デース。
私の中に住んでる女の子の一人ネー」

時雨「…………大湊の女衒に弟子入りでもしてきたの?
生憎と僕はそういうの好きじゃない」

金剛「んふ、照れなくてもいいんデスヨー? 」

時雨「……」

あきつ丸「……」

鈴谷「強過ぎる……でもあきつちゃんはいつまで固まってるの? ほら、部屋行くよ? 」


< 危機テレパス >







鹿島「はっ?! なんだか出遅れたような」

大井「あなたは突然何言い出したのよ怖いわね」

那珂「そうだね。……お風呂でいきなり北上さんに呼ばれている?! とか言い出すのと全然変わんないけど」


< 舞台からはけた後で >






時雨「まったく……君の所為で時間いっぱいまであきつ丸を弄れなかったじゃないか」

金剛「私は時雨を弄れたから問題無いし」

時雨「ふん」

金剛「ふふ。……時間いっぱい? 」

時雨「鈴谷さんが呼びに来ただろう? そのまま部屋に連れてったし」

金剛「うん」

時雨「鈴谷さんに頼んだんだってさ、巻き髪とか色々見せてほしいって」

金剛「なるほど? 」

時雨「本当はその辺も弄ってやるつもりだったのに……あれじゃあ免疫も準備も無くやられて終わるよ」

金剛「や、そんな防御の為に弄ってやってる感出されても困りマース……」


< ありふれたモノだから簡単に見つかるというわけではないのです >






大井「ふぅ……で? 」

鹿島「あきつ丸さん以外かぁ……うーん」

那珂「那珂ちゃんは大井かな。女子力高いし」

大井「あっそ、と言いつつ私も北上さん除いてしまうと割とあなたは安牌な気がするわ」

那珂「だよね。や、別にじゃあ付き合おっかとかそういうんじゃなくて」

大井「そうね。結局そこそこ話せて別々の趣味があって出来るだけ配慮できる相手ならいいのよ」

那珂「そういう相手って貴重なんだけどね」

大井「だから幸せって言うんじゃない」

那珂「御尤もなことでございます」


< 絞り出してやっと >






鹿島「うーん……ぁ、香取姉ぇ……? 」

大井「……何か違うと思うけど」

那珂「……間接的に振られたような相手と姉しか考えられないって大井より酷いよある意味」


< 素面では話せないことを話す場なの >








漣「はぁ、やれやれ。漣様を華麗にエスコートする気概も能力も無いくせに」

提督「え、いや、ヤりたくなったらふっつーに本気で誘うけど君馬鹿? 」

漣「そのヤりたくなったらってーのが来るわけないって話してんでしょーが」

提督「分かんねぇと思うけどな。別に好みだけで女の子選ばねぇし言いたくないけど俺の奔放さなんて今更だろう」

漣「ご主人様の奔放さは一応ご主人様なりの腐った指針がありますからなぁ」

提督「さてね。……で? 」

漣「はい? 」

提督「次のカード、出せば? 」

漣「んぎぎぎぎっ……」

江風「四人で大富豪してる自覚持ってくれねーかな」

叢雲「そんなの無理に決まってんでしょうが……」


ありがとうございました


< まだ日が登り切ってもいませんが >







提督「ふぃ……おっしごっと始めますかーっと」

高雄「ん……煙草変えたんですか? 」

提督「臭う? 」

高雄「そこまでは。でも別の臭いだったから」

提督「偶には甘いのでも吸おうかなって。気紛れ」

高雄「……そう」

提督「うん? 」

高雄「いえ……その、誰か他の女と一緒にいた残り香かと」

提督「違うよ。…………そのギュって裾握るの駄目。グッとき過ぎる」


< 実生活より生まれ出る >







漣「漣の好きな方の作品だと妾って一人称結構見るんだけどさ」

叢雲「わらわぁ? 」

漣「あれ謙ってる言い方なんだね。どっちかというと尊大なイメージあったけど」

叢雲「まぁ……でも実質的には尊大に感じていいのかもしれないわ。
それが本当に実社会で使われていた頃の妾なんて自称使う女は位が高かったんでしょうし」

漣「頭おかしい糸目のサイコパスキャラが私って言うみたいな? 」

叢雲「知らないけどそれでいいんじゃないもう」

漣「漣もどうでもいいけど。……本題はそんなことじゃなくて最近スッと自然にメカケって読んで文脈思い出すんだよね」

叢雲「……ノーコメント」


< 自称風評被害 >






初月「でもここの人たちはある意味では明るくて楽天的でさ、
妾って単語が孕む淫靡さとかは大分少ないと思うんだ」

叢雲「その辺は扶桑があるかどうかね」

初月「一人暮らしで落ち着いた雰囲気の一軒家に住んでいてくれたらよかったな」

漣「それはもう愛人を仕事にしてるザ・お妾さんってやつだね」






扶桑「はぁ。…………もういっそ一軒家とお手当でもねだってみようかしら」

山城「……はい? 」


< ガチ偉人 >








叢雲「今日はあれね、この国の人間が初めてエクスプローラーズ・グランドスラムを達成した日らしいわ」

江風「エクスプロ……なンだって? 」

叢雲「エクスプローラーズ・グランドスラム。七大陸の最高峰と南極点と北極点の全てに到達すること」

江風「なるほど。……すげーなそれ」

叢雲「しかも最年少二十歳の上に女なのよね。なんなら2017年達成だから今もまだ二十代」

江風「ほえー……世の中には意味わかンないくらい凄い人もいるもンだな」

漣「まぁ、やってることの凄さって視点を少しズラすとご主人様の方がよっぽど凄いんだよなー。
全く褒めてないしその凄い人とは全く正反対の負の方だけど」

叢雲「……そうね」

江風「……あぁ」

海風「なんでもかんでもさ……今日は何の日的な話って前座だったの? 」


< それこそ信頼の証なのですよ? >







叢雲「私はそんなつもりで喋ってない」

海風「そりゃそうだろうけど。……ていうか普通に比べるなんて失礼だよね。その人に対して」

漣「まぁ、局所的に好かれるゴキちゃんと少しでも比べられた時点で不愉快でしょうなぁ」

江風「そうだね。……よくこの為体でテートクのこと信頼してるとか愛してほしいとか宣えるよ、ホント」


< 聞いていただけの話が実際に降りかかってくると >








提督『クッソどうでもいいんだけどな』

明石『どうせそれ私にとってだけクソどうでもいい話なんでしょうね』

提督『約束してた部屋のベッドで半裸のナースが寝乱れてるのはどうしたらいいんだろう』

明石『知りませんよそんなの……雲龍さんですか? 』

提督『いいや、聞いて驚くな。天城だったぞ』

明石『雲龍さんに上手く酔わされてハメられたんですかねぇ……ははっ』

提督『実際困る。ドア普通に閉めて出てきちゃったよ』

明石『はぁ』






瑞穂「んぅ…………ぁか、し……さん…………Zzz」

明石「マジか……マジかぁ…………確かにこれは困る。
クッソどうでもいい感じもするけど困りますね、うん」


< スルー安定といえる >







提督「な? 実際困るだろう? 」

明石「ふっつーにドア閉めて逃げてくるところまでトレースしちゃいましたよ私」

提督「なんか逃げるよなあれ」

明石「まだパジャマとかなら普通に隣に入るんですけどね」

提督「うん」

明石「はぁ、っても自分の部屋だしなぁ……あなたは例の日どうしたんですその後」

提督「ちょっと時間置いて酒持って行って二人で飲んだよ」

明石「うーん……」

提督「ようは乖離し過ぎた二人の空気近いのに変えていってな?
どうしたいか確かめればいいだけだから小道具はなんでもいい筈だぞ」

明石「その難易度が途轍も無いと思うんですが……天城さんへのお酒みたいな特効あるものも思い付きませんしねぇ」


< 迸る違和感 >






瑞穂「明石さんに酷いこと吹き込まないでいただけます? 無視なんてされたら泣いてしまいます」

提督「え、えぇ……」

明石「…………ナースのまま部屋出てくるって頭でも打ったんですか? 」

瑞穂「?? 」


< だからスルー安定(要:生贄) >






瑞穂「いえ、別にこれくらいハロウィンだとか麻雀の罰ゲームでしているでしょう?
特に露出度が高いわけでもありませんし」

明石「まぁ、それたぶんこの前の罰ゲームで貰ってたやつだし見られて困るものでもないかもしれないけど」

提督「それならあれだな、雲龍がガチで用意したやつだからエロい意味でのナースじゃなくて普通にそのまま仕事できる看護師だわ」

瑞穂「ね? 何も問題がありません」

明石「……う、うぅん? 」

提督「別に酒の臭いしてるわけでもねぇしなぁ……本格的にぶっ壊れた感じもしないしどうしたものか」


< 呼ばれた気がしたので >






瑞穂「あぁもう! ほら、行きますよ明石さん」

明石「え、えぇ……? 」

提督「いってらー。……………………誘うとかプレイとかが目的のコスプレで部屋出るってヤバくない? 」

雲龍「頭おかしいと思うわ」

提督「うん。……出てくると思ったから呟いたけど本当に湧き出るように現れたなお前」

雲龍「うん? 」


ありがとうございました

連日ありがとうございます
お疲れ様です


< つまらないとは言わないけど楽しいとも言えない >








「フ-……ところで先輩」

提督「ん……なんだ」

「初めて会員制の店行ったのっていつです」

提督「酒の話だな? それかバー」

「女の話ですよ。……ちょっとミスりましてもう断れないところなんです。一回は利用しないとヤバい」

提督「好きな女抱いた後のクールタイムでそんな話されてもな……民間のやつからか? 」

「ええ。上官や海軍省のやつらは上手く躱してきたつもりでしたがね」

提督「フ-……ま、十年以上前、かな。年会費を勝手に払われてたよ、完全招待制で一般に受け付けてない店」

「その頃ならまぁ俺も結婚してないし嫁とも出会ってませんから嬉しかったかも」

提督「つまらないことはないぞ。頭の良い子とか趣味を指定しておけばな」

「なるほどね。…………ふぅ」

提督「避けるんなら今よりもっと辛い場面がやってくるわけだしな。……本ッ当、ダルい伝統だ」


< 首輪って割に心地良いものなんですけどね >







「権力を持った男を囲うなら女、っていうのはつまらないとかダルいを通り越して根腐れした伝統ですよ」

提督「ご希望ならその招待主に黙っていただく方法を教授して差し上げるが」

「結構。次の債権者があんたになるだけです、それは」

提督「まぁな。……それでも俺の方がまともな首輪だと思うけどなぁ……」


< この後も神っていくのかは知らない >







江風「まだまだ始まったばっかだけどメジャー的にはスズキがまた当たり扱いされンな」

Littorio「? 」

Roma「? 」

愛宕「朝のニュースで観たからその人は知ってるけど他のスズキって誰? 」

江風「……テートク」

提督「叢雲とか明石とかせめて天気予報のおまけでニュース観てる加賀がいるところで言え」

江風「だってその辺は合わせてくれるだけじゃン。
テートクじゃないとちゃンと分かってくれないよ」

提督「そうだな。……野球は知ってる江風くんに知らないだろうことおしえてやろうか?
俺、執務中、OK? せめて四人でお喋りしてろ間抜け」


< 露悪的偽悪 >







Littorio「でもLittorioも野球のルールは大体覚えましたよ。流し見でも続けていれば、えーと……うん? 」

江風「あのさぁ、江風と一緒になったのは……あれ? 」

Roma「えぇ……」

愛宕「2015年8月20日。あと少しで七年」

江風「そうそんな感じ。七年も観てればそりゃあね」

Littorio「愛宕はよく覚えてますねそんな瑣末なこと」

愛宕「家族が増えた日なんて絶対に忘れないから。
……まぁこれあざと重い発言なんだけどね? 」


< 個人的にはどちらも高得点 >







江風「審議! 」

Littorio「かなり嬉しかったので騙されておきます。肯定」

Roma「特に否定する材料も無いわね。肯定」

江風「可決! 」

愛宕「あ、そう」

江風「やったね! 」

愛宕「……何が? 」

Roma「まぁ、悪感情は無いわ。……あざといのと重いののどちらが良い意味で可決されたのかは分からないけど


< 突き抜けたクズっぽい方がまだ >








瑞穂「ヤンデレ相手にはいっそ無理に攻めて蕩けさせるを自で行く少将閣下ですけれど」

明石「ある種の防衛本能か何か染みてますよねあれ」

瑞穂「攻めの防衛本能ですか」

明石「それでギリギリ刺されてないわけですね」

瑞穂「なるほど。……でもそんな人がいても瑞穂は明石さん一す……一す……一筋です! 」

明石「……せめて雲龍さんとか他のヒトは性欲処理とか言ってくれればよかったのに。
一筋って言って良いですから躊躇わないでくださいよ」


< そろそろ一口くらいはね? >







旗風「大概のギャンブルはやったことあるって聞きましたけど今でもやってるのは何故競馬だけなんですか? 」

提督「うーん……動物好きだし馬って単純にカッコいいじゃん。
あと俺のなりたい職業上位に馬主がある」

叢雲「馬主って職業なの? 」

提督「じゃあ俺が是非欲しい社会的地位」

旗風「はぁ」

提督「なんだよクズ度際限無いとか思ってんのか」

旗風「あなたのクズ言動これくしょんではまだマシな方です。
……だとしても好評価とは言えませんけど」


< 逆を言えば負の感情が勝るのは辛過ぎる >








提督「あ、そう……うーん、まぁ、そうだな」

旗風「ええ」

提督「親に牧場とか連れて行ってもらってたってのは大きいかな。
ガキの頃からお馬さん見て育った感は割とある。
あぁ、あとオートとかお舟は俺の生まれたところだと馴染みが薄い」

旗風「その純真さ保てればよかったのに」

提督「ピュア芸極めてるやつに言われるとそうかもな。
それとパチンコ辺りは単純に黙って座ってるってのがどうも無理だし音が多いとこあんま好きじゃない」

旗風「そんなものは極めてません。……競馬場も大概では? 」

提督「好きは嫌いに勝る」

叢雲「まったくね。…………ええ、好きって感情の重さ、嫌悪の根深さとそれに反しての軽さ……その通りだわ」

提督「お、おう」

旗風「叢雲ちゃんがそんな深く同意する内容は知りたくないなぁ……」


< 年間収支がプラスなら全てよかろうなの >







海風「あの、何で江風に地方競馬なんておしえたんです。
何故選択肢を与えてしまったんですか馬鹿なんですか? 」

提督「馬鹿です。……ほら、なんか知らねぇけどあいつ俺より見極め上手いし」

海風「確かに何故か今日もプラスでしたけど」

提督「じゃあいいじゃん。門別開幕したからついおしえたけどよかったな」

海風「よくないです」

提督「まぁ、勝った分だけここの麻雀とかカードに突っ込むもんなあいつ」

海風「そうだけどそうじゃないです。単純に続くわけないじゃないですか……」


< シンプル本音真実罵倒 >







鹿島「あきつ丸さん、昨日は別に鈴谷さんといやらしいことしてませんよね」

あきつ丸「……は? 」

鹿島「いいですか? 私、まだ諦めてませんからね。
もし一線越えてたら私も手段選ばないですから」

あきつ丸「……?? 」

時雨「……遂に鹿島さんもぶっ壊れちゃったか」


< モッテモテ♥︎ >







鈴谷「てーか飲んでるとしても鈴谷がいるところでそれ言う理由」

鹿島「鈴谷さんがいるからですがぁ? あきつ丸さん、渡しません」

鈴谷「んー……? 」

あきつ丸「…………」

時雨「何か取り敢えず言っときなよせめて。
……二人の内片方でも共感してくれるかは別として」


>>378
っても好きでやってることですからね……リアルの影響で長期失踪してましたけど

ありがとうございました



< 禁じられる程求めたくなる云々 >







叢雲「暫くあいつに身体を許さなければ求めてくるわけだからそのときに過激なこと要求してみれば」

雲龍「私が耐えられるかどうかは置いといて……どう? 」

天城「五分五分といったところでしょうね。今更引かれるなんてことは無いでしょうけれど」

雲龍「『カリギュラ』を観なくても映画なんて沢山あるってことね」

天城「ええ」

叢雲「あ、そう……あなたたち知識的には普通にカリギュラ効果とか知ってるのね。割と頭はおかしいのに」


< 本来ならば出落ちする話 >






雲龍「そこはほら、そういう単語とか概念の好きな男が好きだから」

天城「『カリギュラ』を観させられながらおしえられましたよ天城は」

叢雲「あ、そう……それっぽいけどあれを自分の女と一緒に観れるわけ?
あのクソ男のメンタルはどんな形してんのよ頭おかしいんじゃない? 」


< ちなみに獺祭は好きです >







海風「うーん……」

江風「うン? 」

海風「ネット見ててさ」

江風「うン」

海風「洒落るって何? ダッサイ言葉だなぁ、とか思ったんだけどね」

江風「あぁ」

海風「言葉に対してダッサイとか考えたのはどうなのって上に若者言葉かも怪しい言葉にダッサイって感じたことに疑問浮かんで」

江風「うぅン? 」

海風「そもそもそんなこと考えた時点で海風がダッサイなって思ったの」

江風「……うーン? 」


< それを信じられずして生きている意味など >








涼月「ただいてくれるだけでいい、なんて私にはとても高尚過ぎて望めません」

雲龍「ふぅん……私は、それで十分だけれど。
もちろんいてくれるっていうのは物言わぬ人形が欲しいわけじゃなくて」

涼月「それはそうでしょうけど……愛情への報酬が欲しくはなりませんか、普通は」

雲龍「セックスじゃ駄目なの? それ」

涼月「それは恋愛感情への報酬でしょう。
クズ発言なのかそれとも所謂クサい発言なのかは分かりませんが私はそう思います」

雲龍「そ……要らないなんてとても言えないけれど、殊更に欲しくならないわ。
愛情というか、感情そのもの、好きになったら私はそこで、自分で完結するタイプだから」

涼月「……強いんですね」

雲龍「ええ。だって、私のことなんて心の片隅にしか住まわせてくれない男でも良いと信じた心だもの」


< ココロパリ-ン…… >








涼月「はぁ。……それでも、心の片隅にはいるんですね」

雲龍「何もかもを盲信することはできないけれど、それでも好きになった男のことだもの。
仮令それが自己暗示の類いだと謗られても、私は私の好きになった男の心を信じるわ」

涼月「…………」

雲龍「愛を信じさせてくれる相手っていうのは、そういうものよ。
時々不安にさせてくれるのはご愛嬌っていうところね」

涼月「…………」

雲龍「安心しなさい。Romaは、あなたのことを大事に思っているし、Littorioとは別の意味で愛の対象だわ」

涼月「雲龍さんの言葉を信じるのはちょっと……」

雲龍「」


< 喧嘩が始まればそれが万々歳 >







雲龍「」

涼月「えっと……」

天城「…………何をやったんです涼月さん」

葛城「雲龍姉ぇが暗い意味での愛情とかくっだらない下ネタとかの雰囲気以外で固まってる……」

涼月「冗談だったんです……あまりにも自分が惨め過ぎて軽口でもと……あぁ、ごめんなさい、私が悪いんです……私が、全部、悪いんです」

雲龍「…………え、ええ……そうね、私も軽く愛情とか言って悪かっ

天城「はぁ。……姉様、涼月さんに何を言わせたんです。天城でも仲間を傷付けられれば怒りますよ」

雲龍「ぇ…………」

天城「??…………?? 」

雲龍「…………」

葛城「ぁ……………………あーあ、しーらない。素面でヤってもいない雲龍姉ぇを素面の天城姉ぇがイジメた図とかしーらない」


< 沈黙よりも痛々しい >







雲龍「…………まぁ、これが映画や舞台なら惨劇、暗転……みたいなところね」

涼月「…………ごめんなさい」

天城「…………いっそ引っ叩いってください」

葛城「何この大惨事……さすがに私も言葉が無いよこの状況じゃあ」


< They lived happily ever after() >







提督「ブラしたまま横になって見つめてくれてるときの胸の形、好き」

愛宕「馬鹿? 」

提督「あと横に流れてる髪の形も好き」

愛宕「馬鹿? 」

提督「横転した視界で正対する女の子って不思議な可愛さだよね、好き」

愛宕「馬鹿? 」

提督「真理の探究者だよ。……ふぅ、でも結局全部好き」

愛宕「ばーか」


ありがとうございました


< 両方かもしくはどちらにもNoで >







提督「ふぅ……ぶっ殺されるかと思った」

叢雲「あら、いつにも増して死んだ顔してるわね」

提督「ん? あぁ、むーちゃんおはよう」

叢雲「むーちゃんではないけど、おはよう。
……疲れてんなら煙草は控えておきなさいな」

提督「や、良いセックスの後吸う煙草が俺の活力なんだよ……フゥ……」

叢雲「馬っ鹿みたい」

提督「馬鹿ですから。…………いや、でも本当ぶっ殺されるかと思ったんだよ。
それくらいこう、えーと……あー…………愛が重かったんだ」

叢雲「あっそ。……言葉選ぼうとしてその為体ってあんたの頭と夜の相手どっちに嘆けばいいわけ? 」


< 餌(皿)不足 >







時雨「軍施設内にATMって普通あるものなのかな」

あきつ丸「さぁな。ここにはある、それだけでいいであります」

時雨「まぁね。……籠の鳥に与える餌としては不足している気がするけど」

あきつ丸「然もありなん、といったところだな。
籠の鳥が求めるままに与えれば肥太った挙句そのうち飛べなくなろう」

時雨「飛ぶ機会を与えられるかは別としてね。……あのさ」

あきつ丸「知らん」

時雨「……何故ATMが誤作動起こしたくらいで化け物女が雁首並べて叫んでるんだろうか」

あきつ丸「…………知らん」


< でもなんというか取り敢えずは楽しい >







叢雲「で、あれでしょう? どうせ高雄でしょう? 」

提督「よく分かったな。昨日はむーちゃん早めに部屋戻ってたのに」

叢雲「一番気遣って長生きさせようとしてるようであんたのことなんて何にも考えないようなのはあれが筆頭でしょうが」

提督「悪意あり過ぎか。……まぁでも、なんだ、むーちゃん」

叢雲「だからむーちゃんじゃない」

提督「はいはい。…………我ながらテッペン近くまで昂った高雄の目に射抜かれて俺ってよく正気保ってるなとは思うよ」

叢雲「はぁ。…………あんたそれ、何が楽しくてヤってるわけ? 」

提督「さぁ? 」


< 小心者民族と言うべきか規律正しいと言うべきか >







鈴谷「別にお金なんか無くたって取り敢えず生きていられるのにね」

あきつ丸「そういうことでは無いと思うが、そうだな」

時雨「わざわざATMまで来てそれが壊れてるんじゃあ化け物の理性が保たないのかな? 」

浜風「いえいえ……それでも一時の激情ってあるものでしょう」

時雨「そりゃそうだけど」

浜風「かくいう私も一応お金を下ろしに来たわけなんですけどね」

あきつ丸「なるほど。…………誰も散らばった紙幣に目もくれず金が下ろせないと叫ぶのは何か、怖いであります」


< 誰までかは聞きたくもない >








提督「つーかな、お前ら全員戦場で昂ったら瞳が光ったり目元から綺麗な燐光放ち始めるじゃん」

叢雲「虚数空間がどうたら精神感応兵器故の想いの強さがどうたらってやつね」

提督「あれを素でベッド上る前から出せるんだぜあいつら。普通に怖いわ」

叢雲「狂気に片足どころか両肩まで浸かってるじゃない……というか、“ あいつら ”なのね」


< オチないというオチということでここは一つ >







時雨「まぁ、お札なんて薄汚いやつらの手垢に塗れてるからね。
皆できることなら新札がいいんじゃないの」

あきつ丸「何かの映画で札なんてものは麻薬中毒者とストリッパーの汗に塗れているなどと言っていたな」

時雨「滅茶苦茶B級っぽいセリフだね」

あきつ丸「そうだな」

時雨「大湊の女衒か速吸さんか、ってところだね観てたのは」

鈴谷「っても実際鈴谷も普通に新札の方がいいけど」

時雨「まぁね」

あきつ丸「そうでありますね」

浜風「お金はお金だと思いますが」

若葉「どちらも間違ってはいないな」

時雨「……」

あきつ丸「……」

浜風「……」

鈴谷「……あれ? オチは? 」

若葉「う、うぅん……? 何を言いたいのか分からない」


< 美化凄まじい味 >







提督「ふへぇ……テンション下がるぅ」

愛宕「? 面倒な案件なんてあった? 」

提督「や、友達とよく行ってた中華屋が廃業したんだってよ。
人生であと一回くらいは行っておきたかったのに」

愛宕「ふぅん? 」

提督「町中華ってのはこう、うん、実に思い出化しやすいものでさ」

愛宕「よく分からないわねぇ~」

提督「分かれとは言わないよ。…………嗚呼、我が青春の麻婆拉麺セット」

愛宕「うぅん……? 」


< しんみりと青春の解釈違い >







高雄「犯人が分かりましたよ。犯人というか犯店ですが」

提督「あん? 」

高雄「あなた時々麻婆豆腐が食べたいラーメンが食べたい青椒肉絲が食べたいって唐突に言うでしょう」

提督「あぁ……そうかも。あの味が染み付いてるのかもしれないね」

高雄「別に悪いことではありませんけど」

愛宕「想い出の味っていいわよねぇ~」

提督「うん。…………あ、犯店ってのは飯店と掛けた高度な駄洒落だな? 」

高雄「…………」

愛宕「…………」


< 自分も化け物と呼べるのかな、なんて >








提督「俺が博多のラーメン屋で目撃されたらしいぞ」

明石「はい? 」

提督「いや、まぁ、単に似てるやつを友達が見たってだけなんだけど」

明石「世の中に三人だか五人だか十人だかいるんでしたっけ、似てる人」

提督「結局何人なのかハッキリしねぇけどそうらしいな」

明石「実際は結構いそうですけどね。……私たちにもいるのかな」

提督「お前が生み出そうとしてるんだろう? 」

明石「それは似てるヒトではなくて全く同じヒトですよ。
正確には姿形が全く同じで記憶が違う化け物ですけど」

提督「化け物ではないと思うが」

明石「姿形が全く同じ存在なんて化け物以外無いでしょ? 」

提督「どうかな。……博多にいたやつが俺と全く同じ存在なら面白いのに」


< 自由であるということ >






明石「そんなの全く面白くないですよ、馬鹿」

提督「あん? 」

明石「完全フリーで民間人のあなたとかここのあなた要らないじゃないですか」

提督「……」

明石「……」

提督「…………」

明石「…………」

提督「……………………そうだな、うん。俺要らねぇわそれ」


< 御奉仕という名のそれを苦悦という >








葛城「雲龍姉ぇって本気出したら何時間ヤってららるんだろうね」

天城「さぁ……案外とお腹が空いた、なんて言って中断するかも」

葛城「それを越えて、なんて簡単にやらかしそうじゃない? 」

天城「まぁ……天城のいる寝台での姉様はもしかするとお遊びなのかもしれませんけど、どうでしょうね」

葛城「あれで中々ここだとヒーリングタイプらしいんだよねぇ……」







高雄「……何か責められている気がしますね」

山城「こっち見ないでくれるかしら」

扶桑「…………甚だ納得がいかないわ。こっち側に入れられるなんて」


< 癒されるという意味でもなく >






愛宕「うーん……言いたいことは分からないでもないけど私がヒーリング? タイプでいいの? 」

明石「消去法では? 」

海風「明石さんと私が体力負けテク負けで楽なんだとしたら愛宕さんがオンリーワンなのでは? 」

愛宕「なるほど。…………あんまり嬉しくないんだけどもしかしてこれが私の夜の個性だと思われてるのかしら」


< 流れに乗られると取り戻せない >








葛城「ま、あれでこいぬちっくな乙女ちゃんなときも多いらしいし?
下品な言動って寝台の上ではあんまりしないのかな」

天城「あれをされたいこれをやられたいとは言いますけどね、
姉様の身体は綺麗過ぎて下品な部分がありませんから」

葛城「う、うぅん? 」

加賀「随分と微妙なラインの話を……葛城も簡単に言葉に詰まらないでほしいわ」


< 何もかも世話をしている自慢かもしれなくも無い >








葛城「えー、いや、でも実際雲龍姉ぇの身体って綺麗だと思うし。
身長高いからか無駄な肉が少なく見えるし変に脈打ったりとか下品感は無いかなって」

加賀「それなら私が下品な身体をしているとでもいうのかしらあなた」

葛城「そうじゃなくてね、うーん……」

天城「いいじゃないですか、綺麗なものはただ綺麗だということで」






雲龍「……怖いんだけど、私って昨日の夜天城に何かしてた? 」

海風「そんな穿ち過ぎた見方しなくても……確かに恐ろしい暴走だとは思いますけど」


ありがとうございました


< れっつはいきんぐ! >







「巫山戯た……ええ、途轍も無く巫山戯たことを言うものね」

提督「ふふん、君はいつから上位者に居丈高な文句を言える立場になったのかね、__くん」

「これはこれは失礼致しました帝国海軍随一の守戦将校にして帝国有数の女衒たる__少将閣下。
軍需局の中佐風情が行き過ぎた暴言を」

提督「靴を舐めろとでも言うべきかい俺は」

「舐めろと言われれば、ふふ」

提督「靴底の裏で跳梁してくれるのかな」

「或いは夫が望むのなら、彼の為にならば」

提督「ご馳走様。…………ふぅ、いい? 」

「ええ、寧ろ私の前でよく同意なんて求めたものね」

提督「礼儀というかまぁ敬する相手への通例みたいなものだよ、フゥ…………。
同期の中で君だけだ、負けた男の山と灰皿に芸術的な山の両方を築く女の子は」


< 戯言も真心さえあれば >







「ハン……私のことさえ女の子扱いする馬鹿は同期の中で二人しかいないわ」

提督「同期の桜の中で本物の桜を見つけたのは君の夫だけだから実質それは一人じゃないか。
俺は君にそういう意味で興味は無いし君の方こそ余程無いだろう」

「家桜なんて柄でもないけれど……そうね。
あなたの魅力を感じ取れる能力はあるけどそれは好みじゃない」

提督「嬉しいことを言ってくれる。君に僅かばかりでも男として認識されていること程の誉れはそう無い」

「クソが…………まったくあなた程男としての魅力に溢れた男はいないでしょうよ。
女を何人も囲って納得とはいかずとも御せているのだから」

提督「嗚呼何というお言葉。海軍省随一の麗しき才媛たる__殿が口にしていい言葉とは到底思えませんよ、おfuckなどと」

「自分の夫を無理矢理fuckしたビッチにはお似合いの言葉でございますからねぇ……はぁ」

提督「愛ってそういうことだと思うけどね。……ほら、火。燐の匂いじゃなくて申し訳無いが」

「フゥ……どうも。……そんなもの、要らないんだけどね。目の前の人間があなたみたいなクズじゃあ、なければ」


< 舌が滑る >







「大体、私を下に置いていて今でも軍人なのは銀時計のキチガイとあなた、それから呉のゴミだけでしょうが」

提督「海軍省の眼鏡は入らねぇのか」

「あいつはあなたとゴミの友人だからそこにいるのよ。
芯が曖昧な代わりに友と認めた相手に全て尽くす男だから」

提督「まぁ、そうかな」

「或いは、打算で言えばあなたかゴミのどちらかが生き残ればそれで次官まで行けると踏んだ男だけれど」

提督「違い無い。本人もそう言ってたからな」

「でしょうね。そういうところが嫌われないでいて且つ本命には好かれる所以」

提督「君も好きかい、あいつ」

「ええ。夫があの人じゃなければそっちに跨っていたでしょうよ」

提督「それはそれは。……俺は? 」

「あなたを一番に見てあなたには一番にされない女で妥協できる女じゃないのよ私は。
……何か、文句があって? 」

提督「御座いませんとも。ええ……それは俺が一番分かっておりますとも」


< 言葉遊びが生き甲斐なのです >







「まったく……あなたといると戯言しか吐けなくて困る」

提督「俺は困ってないよ。雑談の為に君が呼んでくれたのならこれ程嬉しいことも無い」

「クソが。…………気を付けなさい」

提督「あん? 」

「あなたを狙ってる馬鹿がいるのよ。私に了解まで取り付けに来たわ」

提督「それはそれは……それはそれはとしか言いようが無いね」

「ええ。…………同期の桜、大切にしたいのよ」

提督「夫の為に? 」

「全ては、そう。……これであなたに媚びてるって言える? 」

提督「半々かな。…………忠告、痛み入っちゃうよ、まったく」


< 桜、咲けよと >






「まぁ……でも、そうね、あなたみたいな歴史オタク崩れの好みで言うと」

提督「ええ、何でございましょう姐御」

「吐き気がする呼び方をするな。……フゥ、どこぞの髭伍長や太平天国の間抜けみたいなやつよ」

提督「美大に落ちたのか科挙に落ちたのかでもしたので? 」

「海兵の席次に納得がいってないのよあれ」

提督「アホかな? 」

「アホなのよ。……よかったわね、私もあなたもゴミもついでに未来の次官殿もあれより上よ、席次」

提督「そりゃ最高ですね。……で? 」

「大層な理由をつくる能力も無かったのか陸軍に取り込まれてしまったみたい」

提督「へぇ」

「ただまぁ……私やあなたみたいなどこの馬の骨とも分からぬ卑しい家柄ではないのよ彼。
ただの無能なら恙なく次代に家と財産と名誉を残せる血統なの」

提督「それも処世術だろう。旧軍の教訓を鑑みれば陸と仲良くしていて損は無い」

「あなたってあれみたいな間抜けの真似得意よね」

提督「一歩間違えれば俺もああなってたから」

「程度の低い嘘ね。あなたがあれならそもそも軍人なんて志さない」

提督「そりゃまぁ俺という俺ならね。……借り一? 」

「私が返しただけ。何年か前の要港部さえ纏め切れなかったボンクラを支援してたこと、隠してくれたでしょう? 」

提督「さてね。……告げ口をしないというのを支援というなら、そうかもしれないかなぁ」


< 作品のルーツを見なければまぁ楽しいかもしれない >








時雨「うーん……」

あきつ丸「どうした、金剛に告白でもするか悩んでいるのでありますか」

時雨「するか馬鹿。……速吸さんにさ、映画を勧められたんだ」

あきつ丸「観る価値なんぞあると思うのかそんなもの」

時雨「世間的には割に評価の高い映画なんだ。
これなら私の評価があっても観る気になるでしょう? って」

あきつ丸「む……」

時雨「でもさ、漫画の実写なんだ。アニメも普通に評価高いやつ」

あきつ丸「むむ……」

時雨「悩むよね……絶対的なゲテモノ食いの言う世間的評価の高い実写っていう事実……うぅん? 」


< 明日なんて必ず来るとは限らないから >








提督「じゃ、お暇するけども」

「ええ、二度と会いたくないわ。会わずにはいられない関係だけど」

提督「甘い意味なんて微塵も無くね。……俺の幸せは君と君の言うゴミにかかってるんだからな」

「気に入らないけれど許してあげる」

提督「そりゃどうも。……どうぞ、姐御」

「だからあなたの火なんて……うん? 」

提督「燐寸に仕込んでもよかったけど流儀に反するから」

「あいつはデュポンに仕込むわけね。……しかと受領致しました、__少将閣下」

提督「うん。…………次も、助けてくれよ」

「こっちの台詞ね。…………フゥ……ええ、私も長生き、しなくちゃいけないから、そう頼むわ」


< 平和な日常です、勿論 >








初月「帝都旅行なんてほざいてたけど楽しんでるのかな今」

雲龍「さぁ。……これの顔見つめてみれば分かると思うわ」

初月「うん? 」

愛宕「うふ……どう見える? 」

初月「いつも通り魅力的だね」

愛宕「ありがと」

初月「…………」

雲龍「…………」

愛宕「…………」

初月「…………レズって悪くない、のかい? 」

涼月「はい? 」

葛城「勿論」

雲龍「うぅん……? 」

愛宕「…………あ、っは」


< 言葉にはしないという流儀 >







提督「ふん。……じゃあ本当にお暇するけど置き土産置いてくよ」

「あら、お高い葉巻でもくれるのかしら」

提督「次に色々お願いしたいときは贈り物にするよ。
……君は自分であいつを獲ったと思っているようだけど」

「あん? 」

提督「入学して一目見て君のことを可憐だ……なんて言ったあいつの思惑通りだと思うね、俺は」

「素敵じゃない。あの人の手の平でなら永遠に踊っていられるわ」

提督「だろうね。……あ、そうだ」

「帰れ」

提督「帰るよ。…………ゴミと眼鏡と俺からお土産。
出世の道具にしてくれると嬉しいな」

「いいから帰れ。……ねぇ」

提督「うん? 」

「…………」

提督「…………」

「…………」

提督「…………」

「…………チョコレイト、お好き? 」

提督「君がくれるなら。……板チョコなんて嬉しいなぁ。でもこれって中に入ってるシール的なのがメインだろう? 」

「知ってるなら早く帰りなさい。今日、早く帰れそうなのよ」

提督「はいはい。……ありがたく、いただきます姐御」


< 素養って何かな? >







初月「でもさ、我ながら素養はあると思うんだ」

愛宕「レズの素養って何? 」

初月「レズの素養じゃないよ。好きになったら性別なんてどうでもよくなる素養」

愛宕「それ、レズとどう違うの? 」

初月「男でもいいってことさ。仮令相手が女を女として不幸にするクズだとしてもね」

加賀「あら、私もレズの素養あるのね」

海風「私もあったんだね」

天城「天城もあったって今知りました」

初月「あのさ……」

龍田「クズを好きになる潜在的クズってだけよねぇ~……私は、違うけど? 好きになったのはあの人、だけだし? 」


< グランドフィナーレまで、ずっと一緒に >







提督「ふぅ……楽しかった」

高雄「……どこがどう楽しかったのか訊いても? 」

提督「同期と仲良く話すのは楽しいもんなんだよ。
仮令相手が口の悪くてヘビースモーカの他人妻だとしてもね」

高雄「はぁ」

提督「ま、分かれとは言わないさ。……高雄? 」

高雄「? 」

提督「ちょっと、付き合ってくれる? いつもとは違う覚悟で、いつもと同じことがしたい」

高雄「よく分かりませんが……あなたがそう言うのなら」

提督「ん。…………取り敢えず明後日、誕生日には期待してるよって言っておく」

高雄「当然。…………あなたがその日幸せを実感できないなら、殺してくださいね」

提督「うん。……………………いつもとは違う覚悟、してくれた? 」

高雄「馬鹿、いつも、してますよそんなこと」

提督「そ。……………………手、繋いでよ」


たぶんだいたいきっとおそらく畳むわけではございません

ありがとうございました


< 切り替え >







提督「ふぁ……眠い」

高雄「然程睡眠時期が短かったわけでも」

提督「自分のベッドじゃないとちょっとね。……the ってあるじゃん。定冠詞の」

高雄「はぁ? あるというか……まぁ、ありますが」

提督「あれこの国の言葉相手でも“ ジ ”って発音すんのかな」

高雄「……? 」

提督「や、テキトーに雑誌見てたら“ ザ おふくろの味 ”って書いてあってな」

高雄「“ ジ おふくろの味 ”では? と? 」

提督「そう」

高雄「くだらなさ極まれりって感じですね」

提督「そうかな? そうかも」

高雄「そうですとも」

提督「うん。…………よし、気合い、入れた。今日もなんとか乗り切ろうか、高雄大尉」


< 比較対象にダメージを受ける >







初月「ハンストってさ」

涼月「パンストに聞こえるよねとか言ったら泣くんだけど」

初月「そうか。…………姉さん」

涼月「何? 」

初月「言わないよそんなこと。姉さんこそ僕を嘆かせたいんじゃないのか」

涼風「今のはひでぇなって。雲龍さんでも初っ端からそんな飛ばし方しないよ」

涼月「…………」


< Reトライと言えるかどうか怪しいところ >







天城「えーと……別に構いませんけれどね」

初月「やめておきなよ姉さん。別に天城さんに迷惑じゃないとしても自分がダメージ負うだけだって」

涼風「あたいはまぁ好きにすれば、としか」

涼月「納得いかないんだもん……雲龍さんがどう反応するか試してみる価値はあるでしょう? 」

初月「だから無いって……無理して傷口拡げなくてもさ」

Littorio「負けが込んだギャンブラーを諭す気持ちなんでしょうかこれ。
……割とこういう場面で自然に説得してくれる男が今はいませんものね」


< ただただゆったりと幸せな状況 >








天城「ふぅ……今日は風が強いですね」

雲龍「ええ、でも暖かいしそろそろハンモックを出してもいい頃合かしら」

天城「いいのじゃないですか? 今年は天城も用意してみようかな、なんて」

雲龍「そう……」

天城「ええ」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………どうしたの? 」

天城「別に、いい風だなって。…………どう切り出せというんですこの状況で」


< あなたの禍福が私の禍福 >








提督「ふぅ……疲れんな帝都行脚」

高雄「殆ど友人同期の類いでそれ以外も利害の一致する相手ばかりでしょう」

提督「だから疲れないってわけでもないし。……ごめん、ちょっと手握って」

高雄「ん……」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………夜、何食べたい? まぁまぁの可能性で叶えてあげられないけど」

高雄「あなたが好きなものを。……なんならばあなたが要らないなら私も要りませんよ」


< それでも無理矢理に >








天城「えーと……ハンストって」

雲龍「? ええ」

天城「……」

雲龍「……」

天城「…………」

雲龍「…………? 」

天城「…………ハンストってパンストに聞こえません? 」

雲龍「滑舌が悪ければそうかもね。……何? 飲み過ぎてあなた壊れてしまったの? 」


< 世間的穴馬が推しに見え始めると終わりだよねって >







雲龍「馬鹿なの? 」

涼月「」

天城「ノーコメントで」

初月「だから言ったじゃないか、もう」

涼風「実に分の悪い賭けだったなー」

Littorio「その辺りの反応を読み切れる男の判断を聞くべきでしたね。……不幸なことにいませんけれど」


< 変わりたいというわけでもなく >






時雨「ふーん……そうなんだ」

あきつ丸「そうらしい」

時雨「まぁ時間の問題だったかなって気もするけど」

あきつ丸「そうでありますね。あれで変化を恐れない辺りが無能と言えない理由であります」

時雨「そりゃああの人捕まえて無能って言えるような人間はいないさ」

あきつ丸「人間性のマイナスを補って余りある小賢しさ、か」

時雨「うん。…………僕たちの特務にも利益はあるのかいそれ」

あきつ丸「さてな。恩は売ってやったでありますが……」

時雨「ならいいじゃん。あの人可愛いと思った女に売られた恩は言い値で買うよ」

あきつ丸「意図せぬ喧嘩も買われてしまうが。…………ふぅ」

時雨「僕たちにも覚悟を決めて変化を受け入れられる器が必要なのかもねぇ……」


< 疲れた >







提督「拾いなぁ! この貧乏人がよぉ! みたいな」

高雄「みたいな? 」

提督「そういうこと言われて臆面も無く這いつくばって銅貨を拾う人間になりたい」

高雄「あなたは世間に喧嘩を売らなければいけない病気なんですか、高給取りの将校でしょうあなた」

提督「初期中世で遺跡がまだ遺跡じゃない頃の廃墟で遊んで現実の蛮族に刃向かって幼馴染と恋したいぃ……」

高雄「はぁ……」

大淀「帰っていいですか……女を会話だけで楽しませられるのが数少ない取り柄でしょうに」


< 或いはそれを見せているのか >







提督「阿賀野と離されたタイミングで禁断症状出たわ、すまん」

大淀「他の女の名前を出すなんて高雄さんに謝るべきでは」

提督「高雄が西洋史の話喜んでしてくれたら女神じゃん? 完璧じゃん? 」

高雄「あなたを独占できるのなら幾らでも詰め込みますが」

提督「それはただ合わせてくれるだけじゃん……駄目じゃん……」

大淀「駄目なのはあなたの品性かと」

提督「ひっでぇこと言うね」

大淀「ひっでぇのはあなたの人間性かと」

提督「確かに」

高雄「はいはい。……ほら、官費でホテル取ってるでしょう。
車内では寝てもいいですからホテルの玄関からはエスコートしてくれますよね? 」

提督「うん」

大淀「はぁ。……あなたがまともな数の護衛も無しに帝都で酔っているなんて周りにどう思われると思ってるんです。
鎮守府ではないにしろどこに陸軍だか政敵だかがいるか分からないんですから」


< 知りたいかね? >






提督「だってもう用は済ませたし。大淀に渡した資料が今回最後の用だよ」

高雄「だからあとは好きに飲んでいよう、と」

提督「そういうことだね」

大淀「はぁ。これでも一応は接待の体で来ているんですけど私」

提督「じゃあ任務通り接待してくれ。
俺の話適当に聞き流してそれっぽく見える時間いっぱいこの店にいてくれればいいよ」

大淀「はぁ」

高雄「ま、そう面倒なことも無いわけですから好きに飲み食いしなければ損ですよ」

大淀「そうなんでしょうけどね。…………このレベルの資料を対価にあなたは何を欲したんです」


< コスパ× >







提督「言うわけ無いでしょ? 今回の君の任務にはそれを聞き出すことも含まれてるわけ? 」

大淀「いいえ、個人的な興味です。この情報って相当ハイリターンが無いと出せないものでしょう」

提督「高雄にもおしえてないことおしえてあげると思う? 」

大淀「股でも開きましょうか? 」

提督「それで大淀に得るものがあるなら考えてやるよ」

大淀「高雄さんとの絆に幾許かの擦り傷くらいは与えられてあなたの弱みを握れますね」

提督「あっそ。…………だそうだけど」

高雄「うぅん……ちなみに私が股を開けばおしえてくれるの? 」

提督「明日の夜か明後日中にはどうせおしえるから今はおしえてあげない」

高雄「なら、いいです。……どうぞ? 大淀さんの純潔、弄んできては? 」

提督「お、いいってさ」

大淀「結構です。……個人的興味で高雄さんに弱みを握られる方が余程酷い話ですし」


< 面白くないということが面白いものなのです、Z級って >






秋雲「うーん……なんか回線安定しないなぁ」

夕立「風が強いから? 」

秋雲「そんなことで不安定にはならないと思うけど……あのさ」

夕立「なぁに? 」

秋雲「秋雲さんは勝手にサブのモニターでゲームやってるからいいけどそのクソ映画って楽しいの? 」

速吸「? 当然つまらないですが」

夕立「このタイトルで面白いわけ無いじゃん」

秋雲「あ、そう……ならわざわざ大きいモニター使わせてなんて頼まないでほしいなぁ……」


< 嫌とは言わないが >






鹿島「あのー……夕立ちゃんに呼ばれたんですけど」

那珂「同じく。……もう既に画面と面子見て嫌んなったけど」

秋雲「他人の部屋に勝手に他人呼びやがって……お菓子食べる?
生憎と秋雲さんの部屋にお酒は無いよ」

鹿島「持ってきましたので」

那珂「お土産のお菓子も結構あるよー」

夕立「わーい」

速吸「嗚呼……なんて、なんて雑な編集なんでしょうこれ、素晴らしいです」

秋雲「はぁ。……もうこれ長時間滞在決定しちゃってるじゃん。
夕立は兎も角速吸さんとか鹿島さんはこういうキャラだったかなぁ……」


< 自由人が集まると誰が損をするだろうか >






那珂「んー、じゃあ那珂は? 」

秋雲「那珂ちゃんは何やってても違和感無いかな。便利キャラみたいな」

那珂「は? 」

秋雲「悪い意味じゃなくて大概周りに合わせられるじゃん。
そんなの夕立には不可能だしこの場合たぶん速吸さんも無理だよ」

鹿島「私や秋雲さんも今は怪しいところですしね」

秋雲「そんなわけ」

鹿島「誰かに合わせようというヒトは全くモニターから目を逸らさずにぞんざいな会話をしませんよ」

秋雲「部屋貸して大きいモニター貸してお菓子まで出してるんだけどこっち」

那珂「そりゃそうだけど。……まぁ、カシマールと適当に飲んでお喋りしてるから一息ついたら参加してね」


< 抱き枕が無いと寝られない身体に >







提督「ふぅ……疲れた」

高雄「お疲れ様でした。……シャワー? 」

提督「うん。でも高雄先にいいよ」

高雄「そうしたらあなたそのまま寝てしまうでしょう」

提督「別にいいじゃんそれで」

高雄「嫌です。汗臭い酒臭いままのワイシャツの人に抱き締められるよりは綺麗になった人の方がいいから」

提督「それを言われるとどうも。……先に寝るなよ? 」

高雄「あら、汗の匂いのする女好きだったのでは? 」

提督「はいはい大好き。じゃあ裸で寝ててくれたら許すよ。思いっきり嗅いでやるから」

高雄「……ばか」


< 暇潰しとしては割に優良なのですこれが >







愛宕「んー……」

龍田「……うん? 」

愛宕「? 知らない? 数独」

龍田「知ってるけど」

愛宕「ちょっとこれ難しいのよねぇ……」

龍田「あ、そう。…………あなたのルックスでビール片手に懸賞雑誌って何かの間違いだと思いたいんだけど」


< 女二人で懸賞雑誌というのもね >







愛宕「別に懸賞目当てじゃないのよ? 誰が買ったのかも分からないけど倉庫から出てきたの」

龍田「懸賞目当てだとは最初から思ってないけど……三年以上前のやつなのね」

愛宕「この前高雄と掃除してたときに出てきたの。
前の要港部から出てきたときに要らないものは結構捨てたはずなんだけど」

龍田「ふぅん? 」

愛宕「あの人も高雄もいないし、明石とか加賀さんは部屋に帰っちゃったし、誰かと寝る気分でもないし」

龍田「だとしてあなたがそれっていうのが……そこ、9じゃなくて1だわ。
そこさえ直せば他も全部分かる」

愛宕「あ、そうね確かに。……あげる」

龍田「要らないわよそんなの。…………久々にワインでも飲みましょう? チーズでも持ってくるから」


< さようなら昨日、こんにちはあなた >






提督「あー……クッソ眠い」

高雄「その割によく起きてましたね」

提督「シャワー浴び立てで良い匂いの高雄を抱き締めさせてくれるって聞いたから」

高雄「はいはい。……ん」

提督「バスローブのタイプで大体ホテルの好き嫌いが分かれる気がする」

高雄「ん、ふぅ……普通はそんなところで好きになったり嫌いになったりしませんよ」

提督「そうかな? 」

高雄「ええ、それに仮に好みのホテルじゃなかったとして」

提督「うん」

高雄「どうせ脱がしてしまえば良いと思ってるでしょう? 」

提督「まぁね。……寝て良い? 」

高雄「どうぞ。子守唄でも歌いましょうか」

提督「抱き締め返してくれればいいかな。…………ふぁ」

高雄「ふふ…………まるで大きな子供ね。そこが良いところ、だけれど」


ありがとうございました


< 誕生日にはつい油断が >







雲龍「あなたが手を付けた女の中で最胸と最高身長は私よね」

提督「まぁそうだけど君に俺の何が分かるんですかね」

雲龍「で、最小で最小なのは海風でしょう? 」

提督「や、海兵のときの彼女の方が最しょ……忘れろ」

雲龍「イヤ。……胸? タッパ? 」

提督「…………胸」

雲龍「ふぅん……? 」

提督「……………………」


< 気分としては、ですが >







提督「てーか漸くダルい仕事終わらせて帰ってきた誕生日にそんなこと言われる理由」

雲龍「誕生日だから優しくしてもらえると思わないでくれる? 」

提督「なんて言い草。お前は鬼か何かかよ」

雲龍「昨日も一昨日も高雄と二人きりで遊んできているんだからいいじゃない」

提督「遊んでねぇんだけど……な? 」

高雄「あなたと二人きりだったので気分としては遊んでいたようなものですが」

雲龍「ほら」

提督「あのさぁ……」


< 詭弁も数多弄せば理屈足り得るだろうか >






高雄「ま、気分としてそうだった、というだけです。あなたといたからですよ」

雲龍「つまり高雄と二人でいてもこの人気分としては楽しくなかったということね」

高雄「ほう……」

提督「……お前ら実は俺のこと嫌いだろう? そういう捻じ曲げ方するの酷くない? 」


< 感情の強さだけを見れば隔絶している >






高雄「ふふ……それこそ色んな視点から見れば」

提督「あん? 」

高雄「あなたのことなんて嫌いですよ。大っ嫌いです」

雲龍「そうね。ただ殺すだけじゃあ足りないわ」

提督「あ、そう……」

高雄「でも、だからいいんです。あなたは私なんかに相応しい相手だと思わせてくれる」

雲龍「私たち化け物のランクまで落ちてきてくれるわけだものね」

高雄「ええ、得難い人ですよまったく」

雲龍「これだからマゾはやめられないわ」

提督「……はぁ」


< 入口まででいいんです、どこかへ一緒に行くって >







阿賀野「ねぇねぇ、コミケ? って歴史ネタとかニッチな分野の実用書がメインのコーナーとかもあるんでしょ? 」

漣「まぁ、漣も行ったこと無いですしコーナーというかブースって感じな気もしますけどあるみたいですね」

阿賀野「ふむふむ……ね」

漣「いいですよ。なんだかんだ漣も行こう行こうと思いつつ行けてないですし」

阿賀野「ありがとー。いやー、持つべきは趣味に理解のある友達だねー」

漣「趣味を持つことには理解を示しますけど阿賀野さんの趣味自体には……いやいや」





叢雲「でもあれ結局二人とも分かれて回るのよね? 」

能代「まぁ……ほら、ようはここを出て回ってもいいですよねっていう言い訳作りで二人なだけだから……」


< 抜け忍とかそういう類いになり得る >







能代「というか、えーと……皆さん好き勝手していていいので? 」

叢雲「あいつの誕生日はね、さっきみたいに一瞬だけ馬鹿程騒いで後はそのまま飲んで食べるだけなのよ」

能代「誰かしら懐に潜り込むか高雄さんと愛宕さんに侍られるかしそうなのに。
全員が全員牽制し合って動けないなら分かるけど」

叢雲「ま、そうね。……あいつ、優柔不断極まってるのよ。
誰かの誕生日ならそれを理由にして幾らでも頑張るけど自分の日は受け身なの」

能代「ひっどい話」

叢雲「だからこれは罰ね。誕生日だけは、一人で寝なくちゃならないの」






漣「二人きりで飲んでも牽制すり抜けられる筆頭が無視決め込んでますからなぁ」

海風「そうだね。……いっそ周りに嫌われてもいいなら特攻してもいいんだけど」

Littorio「……今日が特別なだけで明日からはいつもの日に戻りますからね」


< あと364日待ってね ☆ >






赤城「少将閣下、ご機嫌麗しゅう」

提督「はいはい麗しい。……絡むなよ」

赤城「あなたが! いない! 所為で! 私の誕生日はグレードダウンしたんですよ! 」

提督「うっせぇよ……ほらこれでも食ってろ」

赤城「いただきます。……いなり寿司ってお酒に合います? 」

提督「合わない。でも別に悪くもない」

赤城「そりゃあお酒に全く合わない食べ物ってアル中からすれば無いかもしれませんけど」

提督「単純に好きだからだよばーか」

赤城「そうですか。……よく、やり切りましたね。正直あなたを侮っていたかもしれません」

提督「是非そのまま侮っていていただきたいね」

赤城「どうでしょうか。……お誕生日、お祝いしてもよかったですか? 」

提督「嬉しいよ。……ほら、どうせ来ると思って今持ってる。昨日は誕生日おめでとうございました」


< 指で挟んでこれ見よがしに掲げて >







赤城「あら嬉しい。食べ物ではないプレゼントなんてあなたとあと何人かですよ」

提督「酒だけどな。……加賀でも引き摺っていって飲んでこい」

赤城「あなたの本命はこっちのUSBなんでしょうねぇ……」

提督「当然だろ薄汚い牝狐」

赤城「酷いこと言いますね。……ならあなたは? 」

提督「平凡な人間かな。人間性に溢れてる気もする」

赤城「つまり一等醜いということですよね。……では」

提督「あぁ」

赤城「あぁ、私もあなたからの指輪が欲しいなぁ、なんて」

提督「ばーか。…………本当に欲しいなら靴底でも舐めるだろうよ、お前は」


< 良い気分と相殺される分だけ、まだ >






明石「はぁ……つまり? 」

高雄「雲龍さん、天城さん、扶桑さん、山城さんへの指輪が決定した、ってことですね」

明石「明日はクッソ気分悪いことになりそう……」

高雄「ああ、ついでに明石さんにも」

明石「はぁん? 」

高雄「よかったですね。これで夕張さんだとか大淀に自慢できますよ」

明石「あの人があの人じゃなければまぁ或いはってとこです。……マジ? 五人も? 」

高雄「ええ。詳細はあの人しか知りませんが」

明石「そうですか。…………せめて今日以外に知りたかったなぁ。割と良い気分で飲んでたのに」


< 悪いニュースは後に残しておく主義 >







涼風「マジか、マジかー……って感じ? 」

赤城「然程驚くことでもないでしょう? 彼とその上の思惑を考えれば」

涼風「どうかな。あたいは正直望んでいるようには見えなかったけど」

赤城「それは私やあなたの結婚観だとか恋愛観によるのでは? 」

涼風「そりゃまぁ経験豊富な女ですとは言えないけどさ」

赤城「私も同じくです。……さて、涼風さん」

涼風「あん? 」

赤城「私とあなたの情報レベルが同じなのか、賭けでもしますか? 」

涼風「大穴狙いの博打はしない主義なんだよ、江風と違って」

赤城「あの子はそれで勝つタイプですけどね。
……あぁ、どうせ明日には結果を知ってしまうでしょうが」


< 加速していく今日 >







提督「んー……」

瑞穂「? 体調が悪いのでしたらお休みになられては? 」

提督「や、体調は良いよ。気分もいつに無く大分良い方」

瑞穂「では飲み過ぎですね。やはりお休みになられては? 」

提督「そうだね……瑞穂さ」

瑞穂「? 」

提督「背の……あぁ、いや、ごめん、忘れてくれ。いつもの戯言を宣うところだった」

瑞穂「はぁ。別にいつものならそのまま言いっ放しにしてしまえば良いのに。……愛宕さんで良いですか? 」

提督「あぁ……頼むわ。はい、お駄賃」

瑞穂「えーと、ご丁寧にどうも? 」





天城「瑞穂さん、瑞穂さん、瑞穂さん? ちょっと待ってください」

瑞穂「はい? 」

天城「あの、えっと、何故に春秀の壺なんてものを無造作に抱えていらっしゃるので? 」

瑞穂「口調がちょっとおかしいですよ。……お駄賃? 」

天城「???? 」


< 思考を読めないから、人間は幸せなのです >







愛宕「はぁい、お呼ばれしましたぁ」

提督「ん? あぁ……うん」

愛宕「うん? 」

提督「…………」

愛宕「…………? 」

提督「…………」

愛宕「…………?? 」

提督「…………瑞穂にさ」

愛宕「ええ」

提督「必死に背伸びして蕩けた女の顔してる明石なんて絶対見れないだろうね、なんて言ったら性格悪過ぎるよな」

愛宕「酔ってたとしても最悪ね。言ったの? 」

提督「や、愛と気分の良さ故に踏み留まった。褒めて? 」

愛宕「思った時点で割と……あー、はいはい、よしよーし? 」


< コスプレでは終わらせないという意地がある >







江風「つーか本気で様になってンな。ふっつーに江風より様になる」

初月「僕もちょっと勝てないね。別に悔しくはないけど」

叢雲「ハン……私のタキシードなんてどこに需要があるんだか」

Roma「嗚呼……良いわ、素晴らしいものね。ガッツリ採寸してしっかり補正した甲斐があった」

叢雲「……あなたは涼月のメンタルをケアしてくれば? これはもう諦めて寝るまでは着てるから」

Roma「もう飲ませて潰したから今日はフリーなの」

叢雲「…………」

江風「えぇ……」

初月「……最低かお前」


< 不覚にも突き刺さるということ >







漣「まぁ、でも? 実際最高に似合ってる気はするよ。
ご主人様も花束渡されたとき泣きそうだったし」

叢雲「こっちの方が泣きそうよ。何が悲しくておっさんに花束渡すためにコスプレさせられた挙句ね、
ツーショット大会なんてやらされるのよ」

漣「そこは自分のルックスとキャラを恨むべきですなぁ。
叢雲ちゃんの正装とかホント可愛いから」

叢雲「あっそ。……でもあなただけは」

漣「うん? 」

叢雲「あなただけはツーショット欲しがらなかったわね、そういえば」

漣「漣様は頭悪いネタコスなら兎も角むーちゃんは素のむーちゃんだけでいい派なんで」

叢雲「…………」


< 無理矢理吉兆と思い込む努力が必要 >







提督「んあー……」

愛宕「一番キスが好きなのは? 」

提督「ん……高雄と山城のどっちかかな。
どちらかというと高雄は求めてほしい方で山城は自分から求めたい方」

愛宕「なるほど。じゃあ、しゃぶるのが好きなのは? 」

提督「…………天城? なんか気付くとしゃぶられてるかもしれない」

愛宕「なるほどなるほど。色んな意味で飲むの好きそうだものね」

提督「いや、最近まで天城は飲み込めなかったよ」

愛宕「あ、そう……じゃあ

龍田「ちょっとあなた何面白愉快なこと独り占めしてるのよ」

愛宕「ん? なんだか久々に一人で変な酔い方してるから遊んでたの。たぶん大概のことは答えてくれるわよ? 」

龍田「へぇ……じゃあ

明石「やめときましょうよもう……そういう酔い方した次の日ってほぼほぼ酷いことになるんだから」


< 憎まれっ子が望まれて憚ってもいいじゃない >






伊14「これ程新参者感に苛まれる日はありませんなー」

能代「まぁ……そうかな」

阿賀野「旧要港部組と横須賀の仲良し組は全員ツーカーみたいなものだから」

旗風「それでもこう、辛いものは辛いですよね」

松風「うん? あんな男どうでもいいんじゃなかったのかい」

旗風「苦しんで死んでしまえとは思ってるけど幸せな時間は共有させてほしいの」

伊13「最低……と言い切れない、というか……男として、じゃなくて、ボスとして……? 」


< 別に落ちても実害は無いとは思うものの >







松風「というか他にも新参はいる気がするけどそこはどうなんだい」

阿賀野「Romaさんは凶悪な酔い方して涼月ちゃん潰した挙句むーちゃんに付き纏ってるね」

伊14「涼風はイヨたちと別ルートの異動だったしなんかこう別枠のあれだし」

能代「赤城さんを新参って言える無能はさすがにいないから」

伊13「全員、元々クズか、ここに毒された、ヒトたち」

旗風「ここが最後の砦、と。…………我ながら本当に最終ラインな気がする」


< 大体生命の値段くらいのもの(適当) >







提督「うーん……たったちゃん」

龍田「ん、なぁに? 」

提督「あれ持ってきて、あれ」

龍田「さすがにこの状況からあれで伝わる程熟年夫婦染みてはないと思うんだけど私たち」

愛宕「私でもちょっと分からないわねぇ~」

明石「どうせお酒でしょ。完全に場所把握してるの龍田さんと天城さんくらいだし」

愛宕「そうね」

龍田「それは分かるんだけどぉ~……」

提督「あれって言ったらあれだよ。マッカランの25年。鍵三重にかけてるやつの手前の方の」

龍田「」

愛宕「うーん……高いやつなのね? 」

明石「たぶん。…………龍田のその顔だけで悪酔いできそうなんだけどやめてくれる? 」


< 良いことだと、いいねって >







龍田「えーと……別に持ってくるのはいいし飲ませてくれるなら喜んで靴でも舐めるけど」

明石「うそぉ……」

龍田「値段もそうだけどそもそも数が減り続けてるわけよ? こんな反応もしちゃうわ」

提督「よすよす。なんならほら、鍵束貸してやるから好きなの持ってこい」

愛宕「久々に見たわその趣味悪い鍵束。南京錠とか多種多様な鍵ジャラジャラしてるやつ」

明石「まぁ、一応これでも大湊を預かる身として金庫とか書庫とかの数は……それ工廠奥に前から鎮座してる金庫の鍵? 」

提督「え? あぁ、そうそう。貸そうか? 」

明石「い、いいいいやいやいやいや結構です。
あなたそれ中身見た瞬間封印決めてたやつじゃないですか要りませんよそんな呪物」

愛宕「えぇ……」

龍田「…………本格的にぶっ壊れてるじゃないこれ。明日は何が起こるっていうのよ」


< 面倒なことは全て投げ捨てて >






提督「まぁまぁ。悪いことじゃないさ。少なくとも俺にとっては」

愛宕「俺にとっては、っていうのが非常に重要なポイントね」

明石「龍田は全部諦めてお酒取りに行ったし……私も全部忘れようかな? 」

愛宕「一人くらい仲間でいてよぅ。……私にとっては? 」

提督「さぁね」

愛宕「んん……? 」

明石「うーん……ただの疲れと泥酔、そういうことにしたいポーカフェイスですねぇ……」


ありがとうございました


< 大丈夫ではないのでお願いします、と言いたいところ >







提督「…………………………………………飲み過ぎたしなんかヤベーくらい頭痛い」

愛宕「えーと……そうねぇ…………あ」

提督「……うん? 」

愛宕「大丈夫? おっぱい揉む? 」

提督「……………………」

愛宕「……………………」

提督「……………………」

愛宕「……………………」

提督「……………………はぁ、もうそれでもいいや。
なんか流行とかキャラとかから離れてる気がするけど疲れて判断できない」

愛宕「……………………忘れて」


< 何にも分からなくても取り敢えず目の前にあれば >







提督「ん、いや、なんだ、普段ならノってた」

愛宕「あ、そう……」

提督「…………む」

愛宕「む? 」

提督「…………」

愛宕「…………? 」

提督「……ふへぇ……あったかい…………ふほぉ……」

愛宕「…………谷間に指突っ込むだけって斬新ね。
ねぇ、ホントに疲れてると思うの、もう一回寝たら? 」


< 朝日が眩しいのかあなたの笑顔が眩しいのか >








提督「あぁ……ずっと指遊ばせてられそう」

愛宕「んっ……ぁ、はっ……やめてよ、焦らすの」

提督「そういうわけじゃ……あーちゃん」

愛宕「んー……? 」

提督「結婚しよ? 」

愛宕「ん、いいけど……もうしてない? 」

提督「俺はしてないと思うよ」

愛宕「そ、じゃあ、する」

提督「そっか、ありがとう」

愛宕「いえいえ。……よろしくお願い致します、旦那様? 」


< 最悪っていうのはまぁ願望混じりの言葉だよねって >







山城「何よあなた、そんな青褪めた顔して」

扶桑「酒臭、いのはまぁ時々あるけどどうしたの? 」

龍田「……………………なんとなく全部分かった気がする。まぁ、推測の域だけど」

山城「はぁ……? 」

龍田「最悪……あぁ、この瞬間も最悪の底更新し続けてる気がする」

扶桑「???? 」


< 頭ぱんぱかぱーんレベルの混乱 >







愛宕「指輪……? 」

高雄「首輪ではなくて……? 」

提督「ちげぇよそんな趣味無い。
……悪いけど同じものにするつもりだから二人で話し合ってくれ」

愛宕「……」

高雄「……」

愛宕「…………マジ? 」

提督「マジ」

高雄「……………………」

愛宕「ちょっとフリーズしないでよお姉ちゃん……私だけ取り残されたみたいじゃないこれ」


< さすがにそこまで衝撃を受けるとまでは >







提督「なんならドレスも考えてほしかったんだけど」

愛宕「」

高雄「……………………ごめんなさい、ちょっと言っていることが分かりませんでした、少将閣下」

提督「だから指輪とドレス考えて、って。
申し訳無いが参列者は俺の親二人だけだし牧師の類いもいないぞ」

高雄「」

愛宕「」

高雄「」

愛宕「」

提督「…………………………………………酷い」


< 終わりの始まりには良い酒を >







明石「あぁ……そういう、ね……」

龍田「そうとしか考えられないでしょう?
昨日はなんだか状況に飲まれた上に楽しく酔わされて考えられなかったけど」

明石「確かに。……そっかぁ……うん、そういうことならまぁ、分かるかな」

龍田「別に今すぐこの状況が変わるわけではないと思うけど……」

明石「明確に何某かを終わらせようとはしてるんでしょうね、あの人」

龍田「遂に捨てられる準備が整った、ってことかしら」

明石「嫌な言い方」

龍田「でも一番的確でしょう? 」

明石「まぁ……」

山城「…………私も酔いたくなってきたから鍵貸しなさい」

龍田「はいどーぞ」

扶桑「そんな簡単に渡していいものじゃ……あぁ、私も要らないとは言ってないわ山城、私も行く」


< 逃避するには場所が足りません >







愛宕「いひゃい……ちゅねりゃないへ」

提督「気絶したような顔で黙るお前が悪い」

高雄「」

愛宕「いえ、いえ、いえいえ……私たちが悪いわけじゃないと思うんだけど」

提督「そうかな? 」

愛宕「そうかな? じゃないし……えーと、まぁ、指輪もドレスもどうにかはするわよ。
精々目玉が落ちない程度のお高いやつ用意して見た瞬間発情しない程度に綺麗なやつ用意するけど」

提督「そっか。どんとこい」

高雄「」

愛宕「あのね……や、でもお姉ちゃんはもう少しお姉さんらしくしなさい。たかおー? 」

高雄「いひゃい……ちゅねら…………夢の中でも顔の痛みはあるわよね。勿論それも含めて夢だもの」

愛宕「無理無いけどそうじゃないみたいなのよねぇ~……」

提督「そうじゃないんですよお姉さん」

高雄「そんな他人事みたいね……嗚呼、他人事だった方がどれだけ楽か……」


< パンドラの底には云々() >







龍田「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

明石「…………」

龍田「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

江風「おは、よ……う? 遂にテートクが死ンだりしたのかこれ」

明石「おはようございます。そうじゃないですので安心して怖がっててください」

江風「はぁ……? 」

明石「…………我ながらこう、場違いな気がしますね。
まだここまでの瘴気を纏っていないって後ろ向きな理由だけど」


< 世迷言も現実にしてしまえば愛の言葉に >







高雄「ふぅ……落ち着きました、取り敢えず」

提督「そうか」

愛宕「冷たい水飲んで落ち着くって本当に有効なのね~」

高雄「そうね。……あなたは後で暫くほっぺつねらせなさいね」

愛宕「嫌でーす。あれは高雄が悪いと思いまーす」

提督「俺もそう思う」

高雄「あなたの所為じゃない。いきなり考え得る限りでも最大級を優に越す世迷言を宣うんですから」

提督「いや、そんなこと言うなよ……割と頑張ったんですよ僕」

高雄「それはそうでしょうけどね……」

愛宕「一言ぐらいあってしかるべきよねぇ~……や、あったとしてもしかしたら必死で止めたりしたかもしれないけど」


< 特に酔う必要も無いという幸せ >







赤城「実に鮮やかな手並でしたねぇ……全ての配下に指輪を与えたいと思っていると思わせるところから始めて」

涼風「佐世保の本体にも、呉や舞鶴の隷下にもシンパを増やして」

赤城「決して自分が音頭を取っているようには思われないようにしながら、
決して自分が失敗したのだと思われないように立ち回って」

涼風「ここまで妥協したのだ、と言わんばかりに指輪四つと他人から見れば何の意味も無さそうな重婚もぎ取っていきやがった」

赤城「軍事力強化を目論む現場としては実にいつも通りの妥協でしたからね。
各地に数十個の指輪が与えられて終わったわけですから」

涼風「重婚、というかその紙切れだけが欲しかったのにな。
あたいには見えるよ、あと何年だか十何年で軍から消える三人が」

赤城「何年も保つかすら怪しいですよ。……ふぅ、涼風さん? 」

涼風「あん? あたいは何も協力してないよ。妨害もしてないけど」

赤城「信じられるものじゃあ……いえ、涼風さんの方こそ私のことなんて信頼はしてくれないでしょうけどねぇ……」


< 合法的に冷静になれるクスリって売ってないのかな? >






愛宕「で、えーと、なんだったかしら……親、二人、呼ぶ? サンレツ? 」

高雄「惨い烈士と書いて惨烈という熟語があるわね。
極めて惨たらしいというそのままの意味だけれど」

提督「参加して列するの参列のつもりなんだけど。いない方がよかった? 」

高雄「そうではなくてですね……」

愛宕「正気? 遂にあなたヤリ過ぎて狂ったの?
それともご両親二人とも世の中に反発する狂人の類いだったの? 」

提督「失礼な。……俺がしたいって思ったときにたまたま親が側にいたから話してみただけだよ」

愛宕「嘘吐き」

高雄「誰が信じるっていうんですそんなの」

提督「まぁ、そうか。……オーケー、分かったもう一回冷たい水飲もうか。
なんでこんな冗談だけで親の仇見るような目で見られるんだよ俺」


< クールタイムにはあと何年必要だろうか >







提督「全部話してきたんだ」

愛宕「……は? 」

提督「軍の広報が出してる強化外骨格だか義体だか分かんねぇのじゃなくてな、
” 艦娘 ”ってのがどんな存在でどういう運用をされているのかも」

高雄「それは海軍どころか世界にとって秘中の秘では」

提督「知らねぇよそんなもの。身寄りは自分の姉妹しかいない、倫理なんてものは自分たちがつくる。
そういうやつらに絆されて共に生きようと思ってしまったって伝えてきた」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「…………帰省してきた一人息子が唐突にそんなことほざき始めるのを聞かされたご両親に同情すればいいの? 」

高雄「そんなものを一応は飲み込んで全て認めた狂気に恐怖した方がいいのでは? 」

提督「はいはい。…………煙草吸ってくるけど、二人で頬つねりあったりするなよ? 」


ありがとうございました


< 大体いつも通り一夜明けて >








雲龍「どうせ勝ちようがなかったじゃない。
別に今すぐ捨てられるわけでもないみたいだし」

天城「……」

雲龍「これはこれで女としては責任も感じずに楽しめるでしょう?
ただやりたいことだけして時々愛情分けてもらって」

天城「…………」

雲龍「えーと、ほら……おっぱいがただ大きいだけの女には到底勝ち得なかったってことね」

天城「…………」

雲龍「…………助けて葛城」

葛城「私にどうせえと……寧ろ雲龍姉ぇがいつも通りを演じられることに驚いてるよあなたの妹は」


< おかしいとかおかしくないとかどうでもいいよね >







雲龍「ん……演じているわけでもないというかなんというか」

葛城「事実をそのまま飲み込めてるとでも言うわけ? 頭ピンクなおねーさまは」

雲龍「飲み込めてるというかいつこうなるかって話だったでしょう?
今更こんなことで取り乱す程浅い覚悟で好きになったわけじゃないもの」

天城「…………」

葛城「はい追い討ち入りましたー。……それマジで言ってる? 」

雲龍「別にショックを受けてすらいないとかどうでもいいと思ってるわけではないけれど、そうね」

葛城「それマジで言ってんなら……いやいや」

雲龍「うん? 」

葛城「マジモンの化け物みたいな精神してんね、って」

雲龍「そうかも。……なんならこの足でベッドに誘ってきてもいいくらいなんだけど、おかしい? 」


< そうやって出直してくる人ならばこんなことには >







能代「あのですね……割とこう、ストレートに大惨事なんですけど」

提督「ん? ってもまぁいつかしらはこうなるんだから早い方が良かっただろうたぶん」

能代「随分な自意識過剰……って言いたいところですが」

提督「現にこうなってるもんな。別に何にも思ってないわけでも考えてないわけでもないよ、俺」

能代「そんな男を好きになったとは皆さんも思いたくないでしょうね」

提督「あぁ。…………そんなドライな目で正論吐かれたら好きになっちゃいそう」

能代「馬鹿。…………せめてもう少し、好色で最低で自分本位な、
本気っぽい顔を演じられるようになってから出直してきてくれます? 」


< ただこの時を >







雲龍「百年を超えて寄り添うよりもただ一瞬の時を分かち合う方が良いことだってあるのよ。
負け惜しみだと思われても良い、実際にそうなのかもしれない、でも信じさせられてしまったの」

天城「……………………」

雲龍「別にいいのよ? あなたが脱落してくれればそれだけ一人分の時間が浮くわ」

葛城「まぁ、確かに」

雲龍「私は変わらずあの人を求めるし、捨てられても簡単には諦めない。
あなたがそこで死んでしまうならあなたの感情もその程度の強さだったってことね」

天城「……………………そうですね」

雲龍「はぁ。…………葛城」

葛城「だから無理だって……私に何ができるっていうのさ」

雲龍「私が煽ったんだから、鎮火? 」

葛城「鎮めちゃ駄目じゃない? …………でも頭おかしいハメ撮り送信してきたときより真っ当な理由で沈んでる気がしないでもない」


< 欲しいものに拒まれても望むことをやめない >







龍田「ふぅ……」

山城「……」

扶桑「……」

龍田「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

龍田「…………これほど籠の鳥でよかったと思うことは永遠に無いでしょうね」

山城「ええ。……どうせ最初から一番にはなれなかったってすぐ諦められたもの」

扶桑「或いはそれが悲劇な気もするけれど。……お酒でも飲みに行きましょうか、あの人たちと」


< それでも距離でいえば短い >






Littorio「うーん……意外といえば意外、そうではないといえばそうではないですね」

海風「? 」

Littorio「雲龍の正真正銘化け物染みたメンタルだとか、
龍田が最初から全部諦めてなお唯一人を欲しているだとか、
扶桑姉妹のように追い縋って哀願することに甘美を感じているだとか、
そういった極端なタイプを除外してみて」

海風「一番ダメージを受けていそうなのが天城さんだということが? 」

Littorio「ええ、Littorioは雲龍や龍田を混ぜたようなメンタルに近いですし、
最初から異国人として情欲に振り回される役も楽しんでいますけれど」

海風「残ったのが加賀さん天城さん明石さん、と考えるとまぁ確かに」

Littorio「実は普通の女の子というやつに一番近かったのは天城だったというオチ? 」

海風「かもしれませんね。……ここからなら月でも太陽でもどちらもひたすら遠い、みたいな差ですけど」


< 舞い上がっているのか追い詰められているのか >






高雄「ふぅ……どうやらまだ私は夢を見ているようね」

愛宕「随分長いおねむねぇ~」

高雄「……本気で指輪もドレスも決めるの? 」

愛宕「決めないの? 高雄がそれでいいなら私は喜んで一人で行くけど」

高雄「そうじゃなくて……あの人本当に正気だと思う? 」

愛宕「種明かしをされればまぁ理屈はついたかなって。
色々長い間、それこそ要港部にいたときから根回しし続けて、
そのときの材料まで恐喝に使って漸くここまでやれたって言われれば、ね? 」

高雄「…………」

愛宕「そこまでして手に入れたかった、って言われちゃったら私にはもう選択肢が無いもの」

高雄「そう、ね。…………強いあなたが羨ましい」

愛宕「馬鹿ね。高雄程冷静じゃいられないだけよ。……これを逃したらもう永遠に手に入らない、みたいな」


< 未知なるものへの恐怖 >






愛宕「でもまぁ……それこそ冷静になったつもりになって考えてみると」

高雄「ええ」

愛宕「諸々のファンタジー要素だとか軍どころか世界の大嘘はまだ一応想像くらいできそうじゃない。
小説でも映画でもなんでもいいんだけど」

高雄「陰謀論の類いとしてはかなり人気にはなりそうよね」

愛宕「ええ。……サラッと姉妹二人娶る重婚飲み込んでるご両親って何者? 」

高雄「え、えー…………えー、と……」


ありがとうございました


< 鯖の味噌煮ランチとかだと魅力が半減する気もする >







雲龍「ようは全部言い換えでしかないと思うのよね、そういうのって」

葛城「うーん……」

雲龍「何とかランチセットって結局のところ何とか定食みたいなものでしょう?
正直なところオムライス定食でもラザニア定食でも中身は変わらないわ」

葛城「まぁ、そう言われると確かに? 」

雲龍「お洒落に言えば良くなると思ってるのよ皆」

葛城「まぁ……実だけを見ればそういう見方もできるかな」

雲龍「だからね? 逆説的に重いマゾ女というのも愛情の深くて懐の広い女に

葛城「、はなりません。……そんなこと宣うためにわざわざ割と沢山の企業とか女に喧嘩売ったの? 」


< 他人の庭が汚く見える >







雲龍「ま、別に私重いマゾ女でいいんだけど」

葛城「そんなんでもいいとかいう女にならなくてよかったよ私」

雲龍「本当そうね。私じゃない女がそんなこと言ってたら見下げ果てるわ」

葛城「あ、そう……そういうよく分からない精神構造怖くなってきたよ最近。
もうちょっと妹の精神衛生とか気にしてくれない? いや、割と本気で」


< 手に入らないからといってそれを壊してしまうなんてあり得ない >







高雄「横須賀を筆頭として各地の鎮守府や隷下の要港部に詰める戦力を底上げするみたいですね」

明石「ふぅん……」

高雄「勿論、その妥協に次ぐ妥協の始発に一人の男のくだらない目的が介在していたなんて誰も知りませんけれど」

明石「くだらないってことは無いでしょ。曲がりなりにもたった一つの理想叶える為に何年もかけて成し遂げたんだから」

高雄「塵も積もれば、というかなんというか」

明石「幸せ積み重ねてく過程経て成就させたんでしょうが。……本気で殺してやりたいくらいですよ、私」

高雄「あの人を? 」

明石「高雄さんたちを。……私、相手の女に向かうタイプだったみたいです。これ、つい先日気付いたんですけど」


< 平素と何も変わらない微笑みでせめてもの毒を >







愛宕「んふ……どうしたの? 」

天城「いえ……なんというか、思ったよりも普通ですね、と」

愛宕「鼻歌歌って相好崩しながら何も手に付かなかったりしていてほしかった? 」

天城「余計天城が惨めに……いえ、そうかもしれません。
それなら億が一ですけれど愛宕さんを殺して終わらせたかもしれません。
友人の生命を奪った罪に耐えかねて自死する、そんな理由も付け加えられますし」

愛宕「天城はそんなことしないわ」

天城「できなかった、だけなんですよ」

愛宕「いいじゃないそれで。……どうする? あの人、今なら罪悪感で大概のことはしてくれそうじゃない? 」

天城「いいえ、祝って差し上げますよ、心から。
それがせめて背中を預けられる数少ない友人への義理ですし、それに」

愛宕「ええ」

天城「それが、あなたたちを一番苦しめられるから。
……あの人はそんなもの最初から背負っていて、
高雄さんが孤高を貫けるヒトだから愛宕さんが一番辛いでしょう? 」

愛宕「…………ええ」


< それこそ最高の褒め言葉です >







加賀「ま、これでも祝う気持ちは本当にあるわ。よく、ここまで耐えたわねって」

愛宕「それはそれは。ありがとうございます? 」

加賀「どういたしまして。……どう? 」

愛宕「はい? 」

加賀「気分はどうなの、って。赤城さんや涼風は一応少し前から動きを把握していたみたいだけど、
あなたたちには気取られないように隠していたんでしょう? 」

愛宕「最高に幸せですね。全て一人でやり遂げる覚悟と成功って素晴らしいと思います」

加賀「……そう」

愛宕「ええ。そんなに想われているなんてそれだけで達してしまいそうなくらい幸せ」

加賀「そう。…………煽った私が言うのもなんだけど、いい性格してるわね」


< 根底からこの場を覆し得る >








雲龍「あら、私にも呉れるのねその紛い物」

天城「……まぁ、これが問題無く作動すればあなたの気持ちは信じられますか」

扶桑「高次にある精神感応をより高める為に両者の想いを糧に相互補助を生み出す触媒、だったかしら」

明石「持ち運びを簡易にするためでもありますけど一応絆の証として指輪の形になってるわけですよ」

雲龍「笑っちゃうわねさすがに」

天城「それでも……これはある種天城たちのような存在だからこそ欲する形です。
二人きり信頼し合えるのなら寧ろ形が指輪である必要すらありません」

山城「そこはもう問題にするべきところじゃないわ。……ね? 」

提督「そうだな。いよいよ殿下が自分の終わりを考え始めたってことだ」

扶桑「なるほど。…………確かに、今更気持ちの持って行き場なんて考えている場合ではありませんね」


< 妹の立場で妹として以上に慕う、というプレイ >







鈴谷「ねぇ、妹、要らない? 今なら鈴谷のを一人あげるよ」

GZ「要らん。……しかしやはり妹とは特別な存在だと思うのだが」

時雨「やれやれ、これだからまともに妹のいないヒトは」

金剛「本当そうネー」

鈴谷「そうそう。実際に妹なんていてもあぁそうか、って思うだけだよ」

浜風「いえ……金剛さんと鈴谷さんはちょっと特殊だと思いますけど。妹さんそのものが」


< 身内になればまた一味違った >







鈴谷「まぁ、姉は姉で時々どうかなって思うときもあるけど」

時雨「まったくだね」

金剛「そこは私には分からないネー」

GZ「榛名や霧島に訊けば深く頷いてくれそうではあるな」

金剛「もうっ、比叡の悪口は許さないデース? 」

GZ「違うそうじゃない」

鈴谷「それはさっきの妹トーク編の内容だね」

時雨「まぁ……姉としてなら金剛の方が穏当な気は……いやいや」


< 導火線に精一杯息でも吹き掛けるかな? >







時雨「つまりさ、春雨が好きな提督っていうのは自分がいないときの提督なんだよね」

春雨「……そうだね」

時雨「ロリータ趣味でもなくて、ちょっとだけ薄い壁つくってなくて、対等に見てくれる」

春雨「……うん」

時雨「だけどもし仮にだよ? 春雨が人間でいう大体二十代後半くらいの見た目だとして」

春雨「? うん」

時雨「それでも提督のこと好きになったと思う? 」

春雨「当然でしょ? 精神年齢では別に幼いつもり無いんだけど」

時雨「そうだね。…………こういう潜在的な爆弾はあの女衒どうするつもりなんだろう」

春雨「?? 」


< 薄味とか濃い味とかそういう話ですらなくて >






愛宕「本日のメインはチーズカルビ煮込みでーす」

提督「おおう、また何か変化球できたな」

高雄「ですね」

江風「えぇ……」

Roma「なんでこんな専用っぽい鍋何個もあるの……」

愛宕「? 買ったからよ? 」

明石「設備は私が用意しましたよー」

Roma「それはそうでしょうけれどね……」

松風「……辛い」

旗風「? 甘くない? 」

松風「は? 」

旗風「?? 」

山城「辛味の旨みに敏感だということにしておくけれど……。
さすがに甘いと本気で思ってるならなんとかした方がいいと思うわ、本気で」


< 自分の感情に素直と言えないこともない >







天城「そういえば姉様と他愛無い話をしていたときに」

伊14「はい? 」

天城「イーゼルで殴り飛ばすわよ、なんて言われたんです」

伊14「あー、絵が趣味でしたっけ」

天城「絵“ も ”趣味なんです。……そういう冗談が言えるところに一瞬だけ変な憧憬を抱いたんですよ」

伊14「うーん……分からなくは、ない? 自分に縁の無いないもの持ってるヒトって凄く感じるもんね」

伊13「まぁ……そう、かも。普通、イーゼルなんて言葉、出ません」

天城「ええ。……それでよくよく考えるとあの為体の女相手に変な意味だとしても憧憬を抱く回数の方が多い自分に軽く眩暈を覚えまして」

伊14「……まぁ、才能は物凄くあるヒトだから」

伊13「……侮蔑したくなる、回数が多い、よりは……まぁ……? 」


< 施設ではなくて城だと思えばまぁ >







伊14「んふふふふ……でもそっか、絵筆とか沢山持ってるんだよね? 」

天城「そうですね。部屋にもありますけれど殆どの画材は専用の別室に」

伊13「お絵描き、部屋? 」

天城「ええ、汚しても良いお絵描き部屋と防音の楽器部屋を持ってますからね」

伊14「えぇ……」

天城「それからまぁ、逢瀬用の別荘みたいな部屋も。
共用の厨房よりも余程気合いを入れているであろう場所が」

伊13「えぇ……」

伊14「まぁ、必要は必要なんだろうけど……今更ながらに軍事施設ってなんだっけ……? 」


< 秘密の部屋 >







伊14「でもそっか、皆さん大体自分と姉妹だとかの部屋とは別にあの人呼べる部屋も維持してるんだ」

天城「ええ、お互い他人のそこには入らないのが不文律なのでどんな場所かは天城も知りませんが」

伊13「なる、ほど? 」

天城「時々通販だとかでものを頼んでいるのを見掛けたのに厨房に無いときだとかは間違い無くそのお部屋用ですよ」

伊14「なるほどねぇ……」

伊13「そっか……じゃあ、海風ちゃんが、頼んでた、あれは……そう……」

伊14「姉貴ぃ……? 」

天城「…………何を頼んでいたんです。そんな青褪める部分無かったでしょうこの流れに」


< いつかは通らなければならない道 >







雲龍「はーい、一人? 」

提督「ん? あぁ、なんか皆自分の部屋帰っちゃった」

雲龍「新婚予定の奥様お二人は? 」

提督「自分たちの部屋。俺はお呼びじゃないみたいだ」

雲龍「指輪と……本物の指輪とドレスでも選んでいるのかしらね」

提督「ッ……そう、かもな」

雲龍「この程度で後ろめたいような顔なんてしないで。余計惨めになる」

提督「悪い。…………ふぅ、何飲む? 今なら何でも、出すけど」


< 抑え付けたものの清算を >







雲龍「はぁ。…………抱いて、犯して」

提督「いいけどなんかあった? 」

雲龍「無いと思っているんなら……」

提督「うん」

雲龍「…………いえ、そんなのどうでもいいから、抱いて。
殺してくれてもいい、気持ち良く最中に逝かせてくれるのなら」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「……っ…………き、分じゃないなら、い

提督「莫迦。……くっさいキッモいサイテーな札、使っていいかな」

雲龍「こば、っめるわけ……ヤ、見ないでよ馬鹿。泣きた、っく、なんて無いのに、馬鹿っ」

提督「ごめん。…………二人きりになれるところ、行こっか」


< 似ているようで全く違うものを貰った、貰ってしまった >







山城「ふぅ……なんだかんだいって譲ってしまったわね、雲龍に」

明石「まぁ、想いの深さと抑圧していたモノの量がちょっとね。
想いで劣っているとは思いませんけど」

天城「ふふ、この紛い物の指輪、握り潰してやりたくなります」

扶桑「そのうち高雄たちが正真正銘本物のこれを嵌めているのを見なくてはならないものね」

山城「……ええ」

明石「……そう、ですね」

天城「…………ボディに、入りましたよ今の」

扶桑「…………あの、さすがに空気を読めていないとかそういうことを言われても困るのだけれど」


< 泣いていないとは露程も思えない >







明石「それにしても……ふふ、指輪を貰ってこんなに沈む女って他にいます? 」

山城「いないわね。勿論問題無く作動したことには嫌でも喜ばされたけど」

天城「これだけ想い合っていてなお自分がナンバーワンでは無いことに打ちのめされますけれどね」

扶桑「人間の精神って深いというか強いというか、怖いと思ったわ」

明石「ただの重婚とかならクズの権力者が……とか思うところですけどねぇ……」

山城「これで合計八人? 少なくとも八人の女を一定以上は同時に愛するってドン引きよね」

扶桑「そんな男を愛してしまえる私たちもある意味では恐怖の対象かしら」

天城「真っ当な人間から見ればきっと。…………今頃姉様はどんな涙を流しているのでしょうね」


ありがとうございました


< 寝起きに、ふと >






雲龍「……………………Zzz」

提督「ん……」

雲龍「…………ん……………………Zzz」

提督「…………」

雲龍「……………………」

提督「…………」

雲龍「……………………」

提督「…………」

雲龍「……………………」

提督「…………」

雲龍「……………………」

提督「…………痛い、雲龍。頸筋なんて噛んでも、楽しくはなれないよ」


< 朝日が眩しいから、背けているのです >






雲龍「もしかすると化け物具合が進行してヴァンパイアになってるかも、って思って」

提督「そんなわけ」

雲龍「それか、あなたの血を啜れば支配できるかと思って」

提督「そんな、わけ。……支配、したいの? 」

雲龍「されたいの。本音を言えば、あなたの唯一無二になれるなら立場は何でもいい」

提督「…………」

雲龍「ふふ……最低な顔」

提督「…………」

雲龍「嗚呼……最低、本当に、最低。あなたの苦しそうな顔見て安心するなんて、最高に最低ね」


< 一夜明け、団居は果てる >







雲龍「ん……ごめんなさいね、面倒な女で」

提督「別に。女の子は皆面倒なものだから」

雲龍「それはそれは……さすが女衒様ね」

提督「でも、それを面倒だと思わないのがいい男の条件だよ」

雲龍「よくそんな巫山戯たことノータイムで言えるわね」

提督「本音だからね。……気分、どう? 」

雲龍「いつも通り、ってところ。良くも悪くもないわ」

提督「そ……ありがとう」

雲龍「何が? 」

提督「俺なんかと一緒にいてくれて。……何、食べたい? 」

雲龍「助手席で風を受けたい気分」

提督「風食べたいとか霞食ってる仙人かな。……ん、シャワー浴びて、着替えてきて」


< “ くらい ” >







山城「あぁ……なんだか今日も気分が悪いわ」

龍田「何故でしょうねぇ~」

扶桑「分かり切ったことって案外と頭の隅にしか居場所無いものね」

山城「ええ。……本当に気分、悪いわ。朝から愛車にもたれ掛かって女待つ男見た所為で」

龍田「あら~」

扶桑「それはそれは」

山城「ふぅ…………最悪、もう何もかも失ったくらいに、悪いわ」


< 帰らなければいけない場所があるから >








提督「こんな適当に流して帰ってくるのでいいの? 」

雲龍「あら、このままどこまでも逃げてくれるっていうの? 」

提督「悪いな。……悪い」

雲龍「ふふ……いいの、これで。気分悪いからそれを拭いたくて抱かれて、
その朝に自分の身の程整理してるだけだから」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………佳い、風ね。ええ、このまま終われるなら、何も要らないくらいには」


< たまには真面目な話をしろとか言われたので >







Pola「実はベジタリアンになろうと思ったことあるんですよ~。
ヴィーガンとかいうお笑いじゃなくてブレッサリアンくらいの」

時雨「はぁ? 」

Pola「Polaたちって人理から乖離した化け物じゃないですか~。
だからそもそもこの世の何かを消費するのが罪を重ねることなんじゃないかって」

時雨「全く同意はできないけど、そうかい」

Pola「酸素だとかはまぁ仕方無いとして、
何にも食べなくても一応は生きていけるじゃないですか」

時雨「戦闘はかなり厳しいし精神的に死にそうだけどね」

Pola「そうそう~。……何でやめたと思います? 」

時雨「不毛さに気付いたんだろう? 」

Pola「ベジタリアンの発祥ってね、大英帝国なんです」

時雨「HAHAHA! そりゃあ続けてられないね! …………とでも言えばいいのかい? 馬鹿なの? 」


< いや、真面目にやってる人を否定したいとは想いませんけれど >







WS「でもあなたワインだけでどうにかなりそうだしリキッダリアンくらいならできるのじゃなくて? 」

Pola「こう見えてPolaそれなりにお料理好きなんですけど~……」

時雨「そもそも僕はそのブレッサリアンだとかリキッダリアンがよく分からないけどね」

WS「どうでもいいことですよ」

Pola「ですよ~」

あきつ丸「ハンッ、身体に悪いから食べないなら兎も角動物が可哀想で食べない?
いっそお前が死ねば全て終わるだろうが間抜け」

鈴谷「そもそも感謝して食べる、が一番まともだと思うけどねー。まぁ、鈴谷野菜カレーも結構食べるけど」

GZ「まったくだな。……全てカレーに結び付けるのはどうかとは思うが」


< それはどんな出逢いになるのだろうか >







海風「星座別ラッキーコスメってなんなんだろうね」

江風「や、知らないけど」

海風「一応十一月二十七日って星座的には射手座なんだけどさ」

江風「うン」

海風「ラッキーアイテムがゴールドのアイシャドウって何の冗談なんだろうね、って」

江風「それ使うとどうなるわけ? その占い的な何かに従うと」

海風「“ 突然の友人からの紹介やお誘いで素晴らしい出逢いがあるでしょう ”だって」

江風「うーン……」

龍田「ん……おはよ」

海風「…………」

江風「…………」

龍田「? なぁに、私が何かした……? 」


< 愛してくれるならwin-win? >







海風「えーと……私と龍田さんって、友人ですか? 」

龍田「そんなこと訊かれたら普通傷付くと思うんだけど……まぁ、友人でいいんじゃない? 」

海風「私に誰かを紹介するってなったらどんな人選んでくれます? 」

龍田「ごめんなさいね、本当に意味が分からないんだけど……」

江風「占い擬きネタで喋ってるだけだからテキトーに返してくれればいいよ」

龍田「ふぅん? ……そうねぇ~」

海風「ええ」

龍田「…………ふふ、あの人を優に超えるガタイのサディストと一途なロリコンどっちがいい? 」

江風「ンなのどっちも願い下

海風「サディストさんで。どうせ私壊れませんし」

江風「あ、姉貴ィ……? 」


< 続ける意味は特にありませんが >







江風「あのさぁ……」

海風「だって占いネタに被せてノってくれたんだからこっちもノらないと」

龍田「ふふ……本当に紹介してあげましょうか? 」

海風「構いませんよ? 私にメリットがあるなら」

江風「メリットって姉貴さ」

龍田「うーん……あの人の先輩に当たる筈だけどそれなりに実家はお金持ちみたいだし財界方面には強いわねぇ」

海風「なるほど。つまりその人を釣ればあの人には役立つんですね? 」

龍田「そうかも」

江風「だから、あのさ……」


< 皮肉(直球) >







龍田「まぁ、その人一応子沢山の愛妻家って評判ではあるからよっぽど上手くやらないと駄目かもね」

海風「へぇ」

江風「そういう評判があるくせにサディスト呼ばわりってなンなンだよ」

龍田「子沢山が正妻一人の胎からとは言ってないし愛する妻が一人目とも言ってないわ」

海風「なるほど」

江風「えぇ……」


< ゆったりと楽しむ様を横目に見つつ >







愛宕「今日はサバしゃぶでーす」

提督「いぇーい……なぁ」

愛宕「何? 」

提督「サバしゃぶはいいよ、好きだよ俺」

愛宕「そうよね」

提督「遂には旅館で見るような固形燃料で一人一鍋なのもいいよ」

愛宕「ええ」

提督「何故加賀と赤城は普通の土鍋なんだ、それなら全員普通に鍋でやればいいだろうが」

愛宕「だって誰かが勝手に沢山買ったのに放置してたし私も一回使ってみたかったんだもん」

提督「あ、そう……じゃああいつらの分にも」

愛宕「本気で? 」

提督「や……やー…………いいわ、俺が馬鹿だった、忘れてくれ」


< 結果 >






加賀「素晴らしいわ、ありがとう愛宕」

愛宕「別に。私もやってみたかっただけですし」

赤城「でもこれ本当にいいシステムですね。誰も損をしません」

加賀「お皿だとかは全部私たちが綺麗にするわ」

赤城「そうですね。それくらいはせめて」

愛宕「はーい」

明石「おいし。…………鍋は個々人でも大皿が別にあるんだから結局はこの二人の独擅場なのでは? 」

愛宕「……」

提督「……言うな」


< わんわんはお休み >







江風「姉貴ー」

海風「なに? 」

江風「暇だしフリスビーしようぜ」

海風「いいけど……結構海風の吹き凄いよ? 別に駄洒落じゃなくてさ」

江風「そこはほら、身体励起して超人フリスビーにしよう」

海風「まぁ、面白そうだからいいけど。他に誰か呼






提督「だりぃ……高雄、煙草いいか? 」

高雄「別に許可なんて要りませんよ。一本か二本で戻ってくるなら休憩くらいしてきてください」






江風「うン? 」

海風「…………私、着替えてくるね? 先行ってて」

江風「あ、あぁ。…………どうせ巫山戯たミニとか履いてくるンだろうなぁ。外れたら全裸で踊ってやる」


< 末路 >







龍田「どうぞ? 」

海風「どうぞ」

提督「どうぞ」

江風「…………」

高雄「寧ろはしたなくならないようにトレーニングウェアでしたね。
……それはそうと早く戻らないと、怒りますよ? 」


< 結末 >







提督「ってもな高雄。江風の全裸ダンス見たくねぇの? 」

高雄「別に。興味ありません」

江風「それはそれで妙に傷付くな。……しねぇからな? 冗談の範疇だろ? 」

海風「なんだつまんない」

龍田「本当つまらないわねぇ~」

提督「代わりに海風がしてもいいよ? 」

海風「あなたのメスにされたのは私の意志ですけどあなたの玩具になって無様を見せる理由はありません」

提督「お、おう……」

高雄「それこそ冗談の範疇ですね。……そろそろ戻らないとあなたに踊らせますから、さっさと戻りますよ、ほら」


< だからといって太いとは言わないが >







雲龍「さっき小耳に挟んだのだけれど」

提督「うん? 今、仕事中、オーライ? 決裁事項、溜まってる、高雄、おこ、オーライ? 」

雲龍「オーライオーライ。……痩せてると騎乗位で骨が当たって痛いって本当? 」

提督「知らん。以上」

雲龍「知らないの? 」

提督「知らないの」

雲龍「本当に? 」

提督「あぁん? 」

雲龍「ねぇ、聞いた? 私たちって痩せてはいないのね、高雄」

高雄「みたいですね」

提督「…………あぁん? 」


< ラベルの向きが云々持ち方が云々 >







江風「そーいや旗風とか松風って着任したときの飲み会でさ」

旗風「? 」

江風「ボトル持って回ったよな」

旗風「一応普通のことじゃないの? 新参者なわけですし」

松風「ビール瓶を持って行ったら代わりにウイスキーボトル持たされるのはどうかと思ったけどね」

伊13「? 普通、じゃない? 」

伊14「やー、かなり特殊だと思うけどねぇ……」


< 後輩のことを考えないというのはある意味先輩らしくある気もする >







松風「まぁ、司令がウイスキー好きなのはこの際いいよ。
曲がりなりにも警備府任されてる少将だし多少の勝手だって許される」

初月「加賀さんや天城さんには冷酒を注ぎLittorioさんにはワインを注ぎ叢雲にはブランデーを注ぎ」

涼月「それだけでもおかしいのに雲龍さんなんて横に置いてる缶チューハイ注がせてきましたよね」

雲龍「うん? 単にあなたが無理矢理注いできただけじゃない」

涼月「ビールは要らないわざわざボトル持ってこさせるのは悪いとかなんとか言ってたじゃないですか」

雲龍「無理に注がなくていいのに」

涼月「今ならまぁあなたがそういうヒトだって分かってはいますけれどね……」

初月「目線も寄越さないで胡乱な目をした真顔の先輩に下手なことはできないじゃないか」

雲龍「そう……私これもう要らないの。食べない? 」

初月「貰うよ。…………大皿とはいえ殆ど食べた様には見えない皿を渡されてもさ、
普通は嫌がらせか試されてるかそういう風に思うんだ。ちょっとは分かってくれない? 」


< 全て気の赴くままに >








雲龍「でも私今はローストビーフよりスライスレモンの方が食べたいから」

初月「スライスレモンなんて無いじゃないか」

雲龍「いいのよ。つまり何も食べなければいい」

涼月「はぁ……」

天城「姉様……また迷惑かけているんですか? 」

雲龍「かけられに来るのが悪いわ」

天城「かけているのを否定してほしいところですけれどね。……そちらも食べますか? スライスレモン」

初月「まぁ……うん」

松風「あー、あればいただきます」

涼月「わっ、私が用意してきますからっ」

天城「いえいえ……姉様」

雲龍「? 」

天城「天城も酸味のあるもの欲しいのでカットしてきていただけます? 」

雲龍「ん……席だけ、残しておいてね」

天城「ええ」

松風「…………行動原理が全く分からないんだけどどうなってるのかなあれは」


< 何もかもいつも通りのようでいて、けれど >







天城「そんなもの無いんですよ。
姉様が明確に考えているのはあの人のことと加賀さんのことだけくらいであとはもうコロコロ変わる何かだけですから」

松風「……社会不適合者にも程がある」

天城「自分だけなら何も要らないけれど誰かが欲しいと頼んでくればやる。それだけのことです」

松風「それだけって言われてもね」

天城「愛してくれとは言わないけれど欲してくれれば捧げる、そういう女なら天城も楽だったのですけれど」

松風「あ、あぁ、そう……」

初月「いきなり重い話なんてしないでくれるかな。
……いや、ヘラヘラされても困るのは確かだけど」


< 怖い先輩って程でもないという自己申告 >







伊14「まぁ、でも龍田さんとか山城さんに注がなくてよかったのはね」

伊13「楽、だった、かな? 」

瑞穂「同期といえば同期ですものねここだと」

扶桑「あの二人ってお酒の好みに五月蝿いものね」

伊14「…………本気で言った? 」

伊13「ボケ……うぅん、本気、かも」

瑞穂「扶桑さんですからねぇ……」

扶桑「?? 」


< 無礼講という永遠の罠 >







江風「ン……まぁ、何が言いたいかっていうとさ」

海風「うん」

江風「江風たちが着任したときって人数少なかったからか別に注ぎに行かなかったし楽だったよなって」

海風「そ、うだね、うん」

瑞穂「……そうですね」







明石「飲まされ過ぎて寝落ちしたヒトたちのお陰ですよね、ちょっと自重するようになったの」

加賀「あれがアルハラっていうんだってはっきり分かったから。尊い犠牲だったわ」

赤城「私の場合何故か注ぎに行く前に注ぎに来られたんですけど……」


< 私とあなたの楽しい明日があれば >








提督「……………………」

愛宕「んふ……何? 今更プロポーズ後悔してるの? 」

提督「んなわけあるか。……愛宕大尉」

愛宕「はっ」

提督「これより語るは我が秘中の秘だが、守れるかな」

愛宕「当然。閣下のお言葉、私の最期まで胸に秘めることに何の躊躇いも御座いません」

提督「そうか。…………あーちゃん」

愛宕「ん、なぁに? 」

提督「好き、ごめん、ありがとう。明日も隣にいてほしい、ごめん。殺してくれていい」

愛宕「はっ、閣下の隣は私の唯一の居場所でありますからして……__さん」

提督「うん? 」

愛宕「莫迦? 今更言葉遊びで試さないでくれる? 」

提督「ごめん。…………で、明日も隣にいてくれるの? 」

愛宕「ごめんなさい、もしかするとあなたの上に跨ってるかも」

提督「……ばーか」


ありがとうございました


< 罪を憎んでヒトに驚く >








あきつ丸「」

鈴谷「」

時雨「」

あきつ丸「」

鈴谷「」

時雨「」

あきつ丸「…………」

鈴谷「…………」

時雨「…………艦娘のロリコンってさ、捕まるものなんだね。ビックリしたよ本当」


< 慰める体で >







あきつ丸「…………度し難いであります」

鈴谷「うん…………マジに冗談じゃないの? 」

あきつ丸「人間・海軍・政府との関係上すぐに釈放されはしたが……佐世保に飛ばされるらしい」

鈴谷「えぇ……」

時雨「……なにそれ」

あきつ丸「こうくるともう何も信じられないでありますね」

時雨「本当そうだね」

鈴谷「はぁ。…………でもどうせ始まるんだろうなー、誰が被害者だったのか探し出す嫌な流れ」

あきつ丸「……」

時雨「……だろうね」


< さて何が? >







天城「載るんです」

雲龍「載るわよね」

天城「ええ、載りますよね」

雲龍「載るわ。というか今も」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………姉様に同意されたのは兎も角ですね、勝手に載るんですよ、テーブルに」


< 寂寥と懐古と >







提督「ん……あいつは、まったく」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………この場合、お返しは三人分でやらなきゃなんねぇのかなぁ」







愛宕「? あれ、何してるの? 」

高雄「どこで聞き付けたのかBismarckさんから来たお祝いを眺めてるの」

愛宕「ふぅん……? 」

高雄「あんな顔をされては……あぁ、本物の指輪と求婚を受けてもこんなに妬くなんて、なんて、酷い」


< 過去の二人にしか分からない、分からせない >








愛宕「というかあれ、何? 懐中時計? 」

高雄「ええ、しかも螺鈿細工の一点物」

愛宕「どこにそんな伝手があるのよあの麗人」

高雄「さぁ? ……そんなものよく探してきたものですね、って言ったら」

愛宕「うん」

高雄「“ 御目出度う ” って達筆な漢字でそれだけ書かれたメッセージカードを無言で見せられたわ」

愛宕「それはそれは……それはそれはとしか返せる言葉が無いわねぇ……」


< 今が大切とは言うものの >







愛宕「でもまぁ……寄り添って時を刻め、ってことなのかしら」

高雄「たぶん」

愛宕「これで刃物なんて贈られてたら宣戦布告にも思えるけど」

高雄「或いは自分との関係や感傷を断ち切れ、とも思えるけれど……そうね」

愛宕「うーん……」

高雄「……」

愛宕「…………何、返せばいいのかしら」

高雄「返すの? 」

愛宕「私たちが返さなくてもあの人は絶対に返すじゃない。
連名じゃないんなら完璧に勝ち逃げ許すだけだわ」

高雄「……そうね」

愛宕「…………」

高雄「…………」

愛宕「どうしたらいいのかなぁ……絶対に勝てない、過去に生きる美化された女相手に、ねぇ~……」


< 啜る音は天高く >







加賀「ふぅ……今年初素麺、良きものでした」

赤城「薬味の数も、良きものでした」

瑞穂「……そうですね」

葛城「……お中元用素麺みたいなサイズの箱が沢山倉庫にあるってさぁ」

能代「あんなにあったら化粧箱の意味も薄れるでしょうに……」


< まぁ、好きなもの入れたらいいと思うよ >







提督「やっぱ錦糸玉子だなぁ。さすが俺、美味い」

加賀「基本中の基本としてネギには拘りました」

赤城「梅干しも拘りましたよ」

天城「天城は胡麻を」

扶桑「私は大葉を」

海風「おろし生姜は江風にやらせました」

叢雲「わんこ蕎麦じゃあ無いんだから……。
あぁ、素麺そのものはしっかり選んで積み重ねた年数分の絶妙な茹で加減にしたつもりだけど」

松風「いちいちこんな大所帯で分担用意する程のものだったかなぁ……や、素麺嫌いとかじゃなくてさ」


< 眠さ故のコミュ障 >







提督「ラブホテルとプラモデルってさ」

高雄「はい? 」

提督「響き似てるよな」

高雄「ラウドネスの方が近くありません? 」

提督「そうかな?……真顔で即答されるとちょっとなぁ。くっだらない冗談だよこれ」


< 大変に怨嗟の籠ったお言葉 >







高雄「なんだか眠いし、ちょっとまともに頭動いてないんですよ」

提督「寝てくれば? 」

高雄「誰があなたを監視すると? 」

提督「せめてサポートと言ってほしいね。……そんなに信用無い? 」

高雄「ありません、欠片も、微塵も、一筋の光すらも」

提督「あ、そう……」


< あの人好きなことになると早口になるよね >







提督「ってもびっくりした。高雄LOUDNESSなんて知ってるんだ」

高雄「はい? 基本的な英単語では? 」

提督「うん? 」

天城「ここは天城がご説明しましょう。LOUDNESSは1981年に結成されたバンドでーーーー






雲龍「あぁ……メタルだとかロック好きだものね、あの子」

高雄「そういう問題なんでしょうかあれ……まだ聞いてると思いますよあの人。グループ自体は知ってるのに」


< 起こったというか起こしたというか勃たされるというか >







愛宕「まぁ、実際に起こったことで言えばおねショタ? ってやつなわけで」

提督「そうかもしれんけど」

愛宕「八十超えのお婆ちゃんと三十代まだまだ若者の恋愛なわけで」

提督「……そうかもしれんけど」

愛宕「なんなら粘膜接触が奇跡な年齢差なわけで」

提督「…………そうかもしれんけど」

愛宕「しかも求めてくるのが若者の方なわけで」

提督「そうかもしれないけどさ。…………お前は俺にどうしてほしいんだよ、マジで」


< 確定させなければ、まだ…… >







愛宕「あ、でもこんなこと言ってて思ったんだけど」

提督「あん? 」

愛宕「高機能な体重計だとかであるじゃない、体脂肪率どころか骨年齢とか出すの」

提督「体組成計のことかそれ」

愛宕「たぶんそれ。……私たちの組成でちゃんと出ると思う?
体内年齢だとかってエラー出たりしそうじゃない? 」

提督「……」

愛宕「……」

提督「…………忘れよ? なんか凄いブルーになる気がする」

愛宕「はっきりさせたいなら買うか明石に訊……分かった、ごめんなさい、私が悪かったからそんな顔しないで? 」


< 甘美なる汚泥 >







雲龍「ところで全員飲み込めるの? 」

提督「あん? 」

雲龍「口に出したら、飲んでくれるの? 」

提督「あのね君……」

雲龍「何? 」

提督「まぁ、酔ってる所為にすればいいか……全員ではないよ。飲めない子もいる」

雲龍「やっぱりいるのね。正直私も望んではやりたくないわ」

提督「そりゃまぁそ

瑞穂「意外なこと言いますね。大概の体液は汚液であればある程悦んで啜りそうなのに」

雲龍「表現……望んでいないことをやらされるのがいいのよ、分かる?
でも、最初から望んでいては、駄目なの。分からない? 」

瑞穂「はぁ? 」

提督「……」

天城「……はぁ」


< 流れというかなんというか >







雲龍「本当は嫌なことを嫌なのに嬉々として嫌々楽しく愉悦を堪えてやるって難しいのよ? 」

天城「そもそも普通そんな難解なことはできないと思いますけれど」

瑞穂「というかできなくていいですよね」

雲龍「あなた、飲めないの? 」

天城「割と嫌ではないですから飲め……いえ、別に変な意味ではありませんが」


< 穿って逆から混ぜっ返して >







雲龍「嘆かわしいわ。親愛なる妹様がクズの情夫に精飲漬けにされていただなんて」

提督「してねぇよなんなんだよお前ら」

天城「“ ら ”ではありませんけれど……そもそも割と最近まで本当に嫌でしたよ」

雲龍「なるほど。つまり最近精飲の良さに目覚めたってことね」

天城「…………」

提督「そこで黙るってことはお前……や、何にも俺の責任は無いと思うが? なぁ? 」

瑞穂「……ノーコメントで」


< フィッティングそのものはスタッフさんにお任せ >







愛宕「どう? 」

提督「や、別に行くのはいいよ、今まででも普通のショップは着いていってるからな」

愛宕「じゃあいいわね」

提督「ん…………オーダーメイドのブラ買うのに男、いるか? 」

高雄「えーっと……まぁ、デザインを決めるとき、とか? 」


< こう、ある種コスセの相談に近いかもしれなくもない >







高雄「とは流れで言っえみたものの……そもそも男の視点でブラのデザイン決めるってどうなの? 」

愛宕「いいじゃないもう夫婦なんだから」

高雄「夫婦だからってランジェまで決めるようなものじゃないでしょう」

提督「まぁ、サプライズも大事だしな」

愛宕「なるほど」

高雄「そんなことを言いたいのじゃなくてですね……」


< 何を言ってもたぶん結末はあまり変わらない >







愛宕「全く女を武器にしないっていうのは難しいかもしれないけど」

高雄「ええ」

愛宕「殆どしないような子が一人もいないのは嘆かわしいかもしれないわね」

雲龍「確かに腐り切ってジメジメウジウジしているのしかいないわね」

高雄「それが好みなんだから仕方無いでしょう? それこそ雲龍さん風に言えば

愛宕「調教された? 」

高雄「そう、それ」

雲龍「私風ってあなたたちね」

提督「てーか自分の身体つき自覚してない無邪気な子も……。
や、その藪蛇狙い撃ち抜きましたみたいな得意顔おかしくない? 」


< わざと上滑りさせてスライドさせる会話が楽しいのです >







提督「つーか俺は多少自覚しつつもそれ以外にもっと大切なことがあってそっちに夢中な子を振り向かせたいんだが」

山城「また気持ち悪いこと宣ってる」

提督「魂の叫びに対して宣うとは殺生な」

山城「随分と薄汚い汚穢に塗れた叫びなのね」

龍田「魂が汚れているもの」

提督「知ってるだろう? 」

山城「そうね」

龍田「まったくね」

提督「な? 」

高雄「な? じゃないですよ……あなたたち本当に誰か一人はツッコミに回らないと意味が分からなくなるわ」


< 絶妙な温度感 >






提督「頭おかしいんじゃないの」

龍田「あなた程ではないわねぇ~。重婚を政府に認めさせるって何なの? 」

山城「オンリーワンになりたかった女の戯言は兎も角、そうね」

龍田「戯言? これから私が奪い取れば重婚解消で私も幸せになるんだけど? 」

提督「それを目の前で言われてもだな……」

山城「ま、私は婢女でも玩具でもいいから」

提督「あのな……」







高雄「…………」

雲龍「? 妬いてるの? 」

高雄「仲の良さにも心底楽しそうな顔にもずっと妬いていますけれど……あんなのに妬いている自分が信じられなくて」

雲龍「……そうね」


< 結局のところ人の世は勝ち負けなのです >






愛宕「高雄? 決めたわ、私。あなたが反対するなら別に拘らないけど」

高雄「? 」

愛宕「あれよ、Bismarckに贈る、お返し」

高雄「あぁ……何? 」

愛宕「招待状。あの人と私たちと、あの人のご両親しかいない式に、呼びましょう」

高雄「…………それは」

愛宕「歪みに歪んで壊れ切った私たちが限界まで頑張って選んだ人にしか共有させられない舞台に、呼んであげるの」

高雄「…………」

愛宕「それに、これは勝利宣言と同時の宣戦布告。
私たちの明日を祝ってもらわなきゃ、あの人も彼女も今から逃げられなくなる」

高雄「…………」

愛宕「ふふ……嗚呼、簡単な話だったわね。最高のお返しが、最高に醜い女の敵意になるなんて」


< 勝ち負けという自らを納得させる技法 >







愛宕「だって、そうでしょう? 私、あの女の影に怯えて生きるなんて嫌」

高雄「……強いのね、あなた」

愛宕「何度もあなたにそう言われるけれど、違うの。私、弱いからあの女を断ち切りたいの」

高雄「…………」

愛宕「自分がおかしなことをおかしなテンションで言ってる自覚はあるわ。
でも、ここで断ち切らなきゃ、勝ったって思わなくちゃ」

高雄「…………」

愛宕「そうじゃないと、私、あの人の一番だって胸を張れない」

高雄「あなたは……」

愛宕「うん? 」

高雄「…………」

愛宕「…………? 」

高雄「…………いえね……あなたって、強い、女なのね」

愛宕「ばーか」


ありがとうございました


< 実にアニメチックというかコスプレチックな黒いやつ >







雲龍「あらこんばんは。お昼振りね」

提督「そっすね。……もう明らかに面倒臭い感じするから俺はシカトして風呂行くからな」

雲龍「つれないわね。折角ライダースーツなんて着てみたのに」

提督「どうせ全裸で着てみたとか吐かすんだろう?
いいよちょっとだけ付き合ってやるよ谷間見せてみろよもう」

雲龍「あなた何故そんな投げ遣りなの? つまらない」

提督「つまんなくて結構だよ……仕事量ヤバくて疲れてんの」

雲龍「ふぅん……あの、ね」

提督「あん? 」

雲龍「これ、駄目。肌にベタベタ張り付くし自分で何回か試してみたけどスッと臍辺りまで下ろすなんて無理だわ」

提督「馬っ鹿じゃねぇのお前……」


< 似合わないとも言えない辺りが逆に溜息を >






雲龍「最悪どこかしらから鋏を入れればすぐ抜け出すことはできるのだけれど」

提督「勿体無いというかさすがに物を無駄にするのはどうかと思うぞ。
くだらないネタをやりたいが為に買ったコス衣装みたいなものでも」

雲龍「そうよね。……ねぇ」

提督「……なんすか」

雲龍「脱がすの、手伝って? 私もお風呂入りたいし」

提督「…………はぁ」


< 到底可能だとは思えないキツさ >







提督「ってもあれじゃね? こう、ゆっくりでも胸の下くらいまで下ろしたらさ」

雲龍「ん……ええ」

提督「汗はまぁあれだけどすげぇ濃厚な匂いしそう」

雲龍「まぁ……でしょうね」

提督「そう考えると悪くはないのかもな」

雲龍「そう……」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………お前これ無理矢理着ただろ絶対。どうやって胸の上までジッパー上げたんだ? 」


< 最初から最後まで開き直るというキャラ >







雲龍「こう、気合いで? 」

提督「アホちゃうこの子……割とこう人生で初めてかもしれねぇわ。
純粋におっぱいが邪魔で苛々してきたの」

雲龍「珍しいハジメテを貰ってしまったわ」

提督「あ、そう……うーん」

雲龍「んんっ……駄目、少し、苦しい」

提督「悪い。…………いっそジッパーだけ壊してRomaに直してもらった方が早くね? 」

雲龍「交渉は任せたわ」

提督「あのさ……」


< 特定の場においては褒め言葉ではある >







Roma「はぁ……馬鹿なのも間抜けなのも救い難いのも知ってはいたけれど」

雲龍「つい湧いた出来心だったの」

Roma「そんなものを注文して即日届くなら騙されてあげてもいいけれどね……あぁ、ちょっと腕上げて」

雲龍「こう? 」

Roma「違う。もう少し外に角度付けて……だからそうじゃない、もうすこし右肩だけ上げて、猫背気味に」

雲龍「ん、んん……ぅん……」

Roma「ほら、私が胸と生地抑えておくから、あなたはジッパー下げなさい。
勢いは付けないでゆっくり目に」

提督「お、おう……おおう? お……? 」

雲龍「あら、普通に臍まで下りた」

Roma「姿勢を変えれば多少なりとも隙間くらいできるでしょうが」

雲龍「さすが当警備府一の服飾職人だけはあるわね」

提督「や、マジで助かったわ。俺早く風呂入りに行きたかったんだ」

Roma「あ、そう……ほら、あとはもうゆっくりなら脱げるでしょう?
さっさとお風呂なり自室になり行きなさい」

雲龍「ええ、ありがと」

提督「さんきゅーRoma。今はお前が神だ」

Roma「馬っ鹿じゃないの。…………酔っているわけでもないのによくこんなこと日常的にできるわねあなたたち」


< 酔い(真) >







海風「こうね、それが目的だったとかじゃなくて、
単に私の腕が保たなくて崩れそうになったとき、あぁ、バックのときだったんだけど」

江風「その思い出したような注釈の入れ方やめろ」

海風「髪、掴んで、っ……って無意識に言っちゃったの」

江風「はぁ……」

海風「本当にそれ無意識にただ目の前にあって気兼ね無く使えるものって感じで言ったんだけど終わった後さ」

江風「……うン」

海風「『お前あれ雲龍に言われたのか』とか言われたときはさすがに怒ったよね。
そんなわけ無いし他の女の名前出すなって」

江風「…………うン」

海風「うん? 」


< 生地とかなんかその辺的に >







提督「ふぅ……マジで無駄に疲れた。勘弁してくれよもう……」

雲龍「いいじゃない。あんなシチュで身体触れるなんて中々無いわよ」

提督「あんなシチュで触ってもなぁ……跡、付いてない? 」

雲龍「そんなものすぐ直……あぁ、確かめてくださる? 」

提督「仕方無ぇな……」





天城「……ライダースーツ? って普通に洗濯機じゃあ……あぁ、駄目ですよね、当然」

Roma「そうね。…………そもそもそれ、たぶんコスプレ用のやつだからあんまり関係無いと思うけれど」


< 身体が勝手に、とも少し違うが >







Roma「あぁ、私何があってもそれ洗わないから。
普段着なら頼まれれば代わってあげてもいいけどそれは嫌」

天城「真っ当過ぎて変な笑いが込み上げてきますね。
……まぁ、天城がなんとかしておきますのでRomaさんはお好きにどうぞ」

Roma「そうね、まだ飲み足りなかったから……ねぇ」

天城「はい? 」

Roma「何故あなたちょっと嬉しそうなわけ? それはもう奴隷根性とかそういう領域超えてると思わない? 」

天城「えーと……別にしたいわけでもないんですけど……うーん……? 」


< 期待しているわけでもないのだが >







山城「そりゃあ……大きい方が良いのではなくて? 」

扶桑「そうね。何でも大は小を兼ねるとは言わないけれど」

龍田「ふぅん……そういうものかしらね」







漣「何の話してるのかまではよく聞こえなかったけどさ」

叢雲「? ええ」

漣「あれでフッツーに白菜の大きさがどうのとかお米何キロ買うかとか話してんだよきっと。
別にエロい意味なんて考えもせずに」

叢雲「そっちの方が普通だと思うけど……何が不満なわけ? 」


< 純粋にノリです() >







旗風「え、だって結婚するんでしょう? 普通に祝い事では? 」

漣「ピュアか」

松風「どうもこれ我がピュア姉妹です」

初月「ピュアっピュアだな。これもまぁ、悪いとは言わないが」

涼月「こんな風に見られてたかもしれないんだ……Romaさんに感謝しておかないと」

旗風「……もうそれ殆ど悪口じゃありません? 」

涼月「さぁ……? 」

涼風「旗風がそう思うんならそうなんじゃない」

旗風「……」

山城「何やってるのよあなたたち……」


< 愚痴を吐ける相手というものは >






旗風「実はここの大体の皆さんって旗風のこと嫌いですよね」

愛宕「うぅん……何? 酔ったの? 」

旗風「丁度良く酔ったから本音で喋れるんです。……ピュアとかそういうあれは悪口ですよね? 」

愛宕「そんなこと無いと思うけど」

旗風「分かってるんですよ……ええ……」

愛宕「んー……? 」





龍田「あそこで愛宕に行く辺りが甘えたがりよね~」

扶桑「うん? 」

龍田「愛宕なら万が一機嫌が悪くてもどうともならないけど?
不機嫌な高雄の方に行ってたら物凄い冷たいこと言われるでしょう? 」

山城「確かに」

高雄「あのですね……そんな確定事項みたいなこと言われる謂れは無いと思いますが」


< 迷いが薄れるという意味で >






雲龍「ふぅ……少しだけクリアになった気がする」

提督「そうかい。満足した? 」

雲龍「ええ。大分充で……充液されたから」

提督「頭はぶっ壊れたまんまかよ」

雲龍「不良品女で悪かったわね」

提督「そういうことじゃなくてな……シャワーでも浴びるか? 」

雲龍「お風呂から始まってこうなったのにまたシャワー浴びるの? 」

提督「もう少しクリアになるかもしれない」

雲龍「なるわけ無いじゃない。シャワーでスッキリするのは身体の表面だけよ」

提督「まぁ、そうか、な……? うーん……? 」


うーん……お久し振りでした
たぶんまたそのうち来ます

ありがとうございました




< botの類い >







愛宕「はい」

提督「…………ん」

愛宕「はい」

提督「……………………ん」

愛宕「はい」

提督「…………………………………………ん」

愛宕「はい」

提督「やだ」

愛宕「はい」

提督「やめろ。……ボケたの謝るから流れ変えずに書類渡すのやめてくれる? 」


< 『むすんでひらいて』とかあったなって >








愛宕「はい」

提督「うん」

愛宕「はい」

提督「うん」

愛宕「はい」

提督「うん」

愛宕「はい」

提督「うん。……お前さては飽きたな? いい加減その書類渡せ。
手遊び歌擬きで戯れついてる場合じゃねーんすけど」


< 言葉にしないと分からない振りをするという意思表示 >








愛宕「なんで? 」

提督「なんでも」

愛宕「ねぇ、なんで? 」

提督「はぁ。…………お前とこの後遊びに行きたいからだよ、知ってんだろ」

愛宕「言ってもらわないと分かりませーん」

提督「そうかい」

愛宕「ええ」

提督「……」

愛宕「……」

提督「…………ほら、次くれ。こんなやつの愛を実感したいならな」


< 努めて平静を装いつつ >







愛宕「~~~~…… ♪ 」







雲龍「結婚が決まって、でもまだ籍を入れていなくて、
指輪も無くて、そんな期間の誕生日ってどんな気分なのかしら」

天城「天城たちには一生味わえない感覚だと思いますよ。想像もできません」

雲龍「そう……そうね」

天城「はい」

雲龍「…………」

天城「…………」

雲龍「…………」

天城「…………ぁ、そういえば婚約指輪と結婚指輪両方頂くんでしょうか。今は何も嵌めてませんけれど」

雲龍「」

天城「姉様? 」

葛城「…………やめてあげなよ天城姉ぇ」


< 欲しいものは欲しいのですが >







加賀「あぁ……いいわね、暖かくなって外でこういうことをしても良くなってきた」

赤城「控え目に言って最高ですね」

葛城「そっすね」

龍田「こんな生々しいけれど死んだものよりもっと新鮮で生きたものがあるのに」

葛城「そっすね。雲龍姉ぇみたいなこと言わないでくれる? 」

漣「順に肉の欲に囚われたやつら三人と肉欲に囚われた二人です」

叢雲「まったくね」

涼風「三人目と二人目が重複してんじゃねーか」

涼月「どちらも望むなんて欲深いヒトですこと」

初月「さすが我が主人殿と瑞穂さんの次くらいにヤバいヒト」

葛城「そっすね。……私への評価はもう甘んじて受け入れるとしてさ、
提督さんがいない所為で火付けからやらされてうんざりしてんだけどなんでそんな酷いこと言うの? 」


< 相対的つまて便利な言葉だね >






加賀「素晴らしい火加減ね、さすがだわ」

赤城「さすがあの人の一番弟子なだけありますね」

葛城「あんなのの弟子扱いとか侮辱かな? ……振られたような面子で焼肉って虚しくない? 」

加賀「全く」

赤城「私は関係ありませんし」

加賀「そもそも勝てるとも思っていないし、私の日は私にだけ尽くしてくれるもの」

赤城「そうですね」

葛城「うん。…………高雄さんよりはまぁ、悪くない気分かもね」


< 瞑目して、万感を >






高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「…………」

高雄「……………………寝ましょうか」


< 約束したらその時点で勝ち、みたいな >







提督「ふ、ぅ……今の、き、つかった」

愛宕「ッ…………ぁあ、そうね…………私も、気、遣りそう、だった」

提督「…………」

愛宕「…………」

提督「……………………」

愛宕「……………………」

提督「……………………来年は、勝つぜ? 」

愛宕「私の方こそ。…………来年、また二人きりで過ごせるなら、どうでもいいけど」


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