【艦これ】龍田「私とあの人と……愛宕と高雄、とその他」 (188) 【現行スレ】


< しかいない >







龍田「そういう世界なら、遠慮無く殺したのに」

提督「あいつらを? 」

龍田「自分を。さすがに惨めが過ぎるもの」

提督「んなわけ。俺はお前を死なせないよ」

龍田「嘘吐き。…………キス、しましょう? 」

提督「煙草で? 」

龍田「煙草で。…………死んだらキスくらい幾らでも手向けてあげる」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1631714169


たぶん前の
【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
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そこそこ綺麗に着地したやつ
【艦これ】提督「この絶望的な海へと」【あんこ】
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蒼龍ちゃん好き
【艦これ】提督「カップサイズ幾つ? 」蒼龍「I だけど」
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< Zzz…… >







龍田「ね、__さん」

提督「んー? 」

龍田「好き、大好き。あなたの為なら私は私をやめても生きていられる」

提督「…………」

龍田「フゥ-……煙草だってやめるし、お酒だって飲まなくたっていいの。
誰かを皮肉ったりもしないし、ただ為されるが儘になったって構わない」

提督「…………」

龍田「愛宕や高雄と同じくらいなんて、言わない。
いえ、本当はそれ以上に、唯一人として愛してほしいけど、許す」

提督「…………」

龍田「あは……あぁ、今のこの夢、惨めだけど最高に幸せ」

提督「夢だって分かってるのに、寂しくない? 」

龍田「だからいいのよ馬鹿な私。……あゝ…………本当にこんな選択肢、あったのかもしれないのに」


【大湊警備府】










提督……大体それなりに魂は道民。髪も服もロング派

高雄……指輪持ち。殺したい程愛してからが真の生まれた日

愛宕……指輪持ち。恋と愛は両立させられるから恋愛という

加賀……指輪持ち。病んでいても髪とか血は入れないヒト

雲龍……天才の名をほしいままにするボンクラ。欲望に正直

天城……アルコール分が血液になっているともっぱらの噂

明石……衝動に任せて自分から病ンデレを引っ掛けた馬鹿

叢雲……ママであり娘でありシスターであり母であり……

漣………寂しさは埋められなくてもいい。埋めるなんて嘘

瑞穂……病んだ自覚は無いけれどそれはそれでいいかなって

海風……首輪を付けられて振り回されるのが一番の幸せ

江風……スポーツ冬の時代でも割となんとかなった。酒乱

Littorio……愛人もいいけど娼婦でもそれはそれで

Roma……お人形遊びが好き。あと世界が平和であるのなら

龍田……愛に生きたいけれど恋でいっぱいいっぱい。乙女

扶桑……病的な方の美人。讃美歌で寝られるヒト

山城……ハマると絶対に捨てられない。姉も時には敵

阿賀野……大体の歴史が好き。自分の経歴はそんなでもない

能代……姉の守りビト。ホントは恋愛も結婚もしたい

涼月……お人形にされることが最近は好き。無自覚で重い

初月……中二病と言いつつ実際には割とカッコいい大人

涼風……悪と言い切れない悪。自称ではクズ

旗風……自分の常識を守ることに関しては随一。ピュア芸人

松風……なんだか色々吹っ切れてきた。常識は投げ捨てた

伊13……海中でお魚さんと戯れるのが好き。割と悪ノル

伊14……ここぞというところでの常識人。基本はアホ


【横須賀鎮守府】








金剛……頼れるお姉さん。正統派の人気者

霧島……呆れるのが仕事なんだ、きっとそうだ、という諦念

時雨……狗。実はネコの自覚も結構あるけど相手がいない

春雨……ドライな自分が好き。擬態している自分も割と好き

浜風……最近またブラを変えた。太ったことは一度も無い

鈴谷……自称擦れてる他称ヒト誑し薄々理解はしてる

鹿島……失恋なにそれ美味しいのなヒト。自称諦めが悪い

若葉……可愛いしかわいいしカワイイしkawaiiな甘党

Graf Zeppelin……割と乱れる。バイかもしれない可能性

Warspite…割と乱れっぱなし。裏が普通にあるヒト

Aquila……戦闘以外も割とダメ。楽器だけはプロ並

Pola……酒だけは手放さない。でも酒を捨てる恋ならしたい

大淀……不憫な状況にらそこそこおかれる。モラルは高い

那珂……自称人間。大手を振るって陽の下を歩きたい

満潮……失恋して壊れそう。でもやっぱり諦めが悪い

大井……きっと永遠に恋をする。仮令あなたが消えても

Maestrale……本当は常識人枠なんて嫌だった。仕方無いね

あきつ丸……そろそろいいかな、って。進展が欲しい


【大湊警備府長期移籍中】








赤城……何が目的か誰も知らない。知りたいとも思われない



【横須賀鎮守府②】







蒼龍……普通の女の子。女子力高いしもう絶対普通の女の子



改めて前の

【艦これ】提督「俺と……愛宕と高雄」
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これからはもしかするとそろそろ矛盾が溢れそうかもしれなくもないです
実際にどうなるのかは全く分かりませんが

これからもよろしくお願い致します
ありがとうございました





< ユメ、醒めて >








龍田「……………………気分悪い」

山城「朝から随分と死んだ顔してるわね。吸う? 」

龍田「ん……火」

山城「ん…………フゥ」

龍田「…………」

山城「…………」

龍田「…………」

山城「…………フゥ……吸わないなら、捨てれば? 」

龍田「とんでもないことね……ええ、本当にとんでもない」


< 矜持 >







龍田「えー、折角山城が着けてくれたし」

山城「じゃあ喫みなさいよ」

龍田「気分悪いのよ……嫌な夢見たの」

山城「もう一回寝てみたら? 」

龍田「今の気分だとさっきの続き見て幸せになっちゃいそう」

山城「それならいいじゃない」

龍田「今ってぼんやりした頭がつくる幸せに絶望してるのよ? 」

山城「それはそれは。……ふぅ…………気分良いから抱き締めて撫でてあげましょうか? 」

龍田「要らない。それはあの人にしか許さないから」

山城「あ、そ……」


< 何故か何もかもが歪んで都合の良い世界になっていたとして >







龍田「死ぬわねそんなの……ぁはっ」

山城「愛してるわ龍田ちゃん」

龍田「ありがと山城ちゃん。歪んでないって完璧に納得できた」

山城「酷いこと言うものね……フゥ…………私の都合は、考えてくれないわけ? 」

龍田「要らないものそんなの。……今日も友達でいてくれる? 」

山城「無駄にした煙草の代わり、呉れるなら」

龍田「ふふ、唇以外ならなんだって差し上げちゃう。……気分は、大体悪いままだけど」


< 内容の瑕疵には目を瞑って >







提督「くっそ怖い夢見た……」

龍田「ん……うん? 」

提督「抱き締めておっぱいで抱いてくれなかった所為だなこれは」

龍田「それはさすがに理不尽」

提督「ちーがーうーの……おっぱい……」

龍田「はいはい」





龍田「って夢を見たの」

提督「あ、そう……君最近物凄いグイグイくるけど、何? 」


< どこからが夢でどこからが現実なのか >







提督「つーか俺のキャラ」

龍田「取り敢えず共依存してくれる髪の綺麗な女と抱き合ってれば幸せでしょ? 」

提督「確かに。それ以外の幸せを知らない」

龍田「可哀想な男」

提督「可愛い女の子だね、たったちゃん」

龍田「当然」







提督「って夢を見たの」

龍田「あ、そう……それ私が昨日言ったやつだけど、そうなの。頭、大丈夫? 」


< 私の欲しいあなた >







提督「って夢を見たのさ! 」

龍田「うるさい」

提督「まぁまぁ。なんとでも言いなさい龍田さん」

龍田「キャラ」

提督「そんなものは捨てた」

龍田「困るんだけど」

提督「何で? 」

龍田「殺したくなるから」

提督「あ、そう……君らって馬鹿話とか冗談の途中で急に本音っぽいこと言うの上手いよね。
それ怖いだけで面白くないから、やめたら? 」


< 筆舌に尽くし難き裏切り >







提督「まぁ、いいけど……くっそだるい」

龍田「んー……どしたの? 」

提督「加賀と赤城がありったけのもやし炒めを食いてぇとか言いやがったんだけど」

龍田「? ええ」

提督「愛宕がストックにダメージ入れたくないからじゃあ胡麻油その他材料は新しく用意、って」

龍田「それで買ってきたの? 」

提督「もやしじゃんけんに負け胡麻油大富豪に負け塩胡椒バカラに負けラード花札でも負けたんだ。
同じスーパー短時間に四往復するとかマジでやべぇよな」

龍田「度を越した間抜けか気狂いの所業ね」

提督「あぁ、パートのおばちゃんに可哀想なものを見る……やめろ」

龍田「うん? 」

提督「全て俺一人で成し遂げるんだ。ここまできたら料理も完璧にやってあいつらを煽る」

龍田「あ、そう…………加賀さんたちもうもやし食べてたけどそれでいいなら」

提督「」


< もぐもぐもきゅもきゅぱりっぱり >







提督「……え? 」

龍田「もやしばかり盛ったお皿に焼酎で侵攻してるあの二人がいてね?
その他の皆さんもあればっかり食べてるから意味が分からなくてキッチン来たの。あれ何? って思って」

提督「……」

龍田「手伝う? 」

提督「…………こんなもんぶん投げて二人でどっか行かない? 」


< 刹那、心跳ねて >







龍田「残念だけど行かない。初デートがこんなくだらない理由じゃイヤ」

提督「初でも無いだろう。九年前のあの日を考えれば」

龍田「! ーーーーーーーー」

提督「あのときは俺のことなんてどうとも思っ……何? 」

龍田「……………………」

提督「? ……………………あぁ。……君もやしのひげ取る派? 取らない派? 」


< ピキュ-ン! >







加賀「……む? 」

赤城「うん? 」

加賀「……」

赤城「……」

加賀「……気持ちゆっくりめに食べましょう。何故か滞る気がします」

赤城「そうですね。……どうも自分たちで良いお料理をふいにした気もしますけど」


< 風が吹けば桶屋が云々 >







能代「ふぅ……さすがにもやし炒めばかりあんなにつくると疲れる」

阿賀野「そうだね。…………色々と余計なことした気がするなぁ」

能代「うん? 」

阿賀野「……別に」


< 蟠ったモノ一つずつ振り切って >







龍田「あなたも……」

提督「俺? 俺はちゃんと取る派」

龍田「そんなのどうでもいいから……あなたも」

提督「うん? 」

龍田「九年前のあの日のこと、覚えてくれてるの? 」

提督「お前と同じ日のことを考えてるとは限らないよ。俺酷いやつだから」

龍田「はいはい。…………………………………………ね」

提督「あん? 」

龍田「そのまま胡麻油と醤油ベースでつくりなさいな。
私はラードと塩胡椒ベースでつくってあげる」

提督「ん……」


< お人形遊びと笑わないで >








愛宕「龍田って」

高雄「? 」

愛宕「スイッチ入れられてベッド上がったら命令されないと微動だにできないタイプな気がする」

高雄「はい? 」

愛宕「私そういうの好き。というかそういう龍田欲しい」

高雄「あなたまで壊れたら私はどうすればいいのよ」

愛宕「一緒に壊れましょう? 一緒にあの人から龍田奪いましょう? 」

高雄「意味が分からないんだけど……」


ありがとうございました


< 最近の流行りって感じの言葉でもないけれど >








龍田「え? Humanismって人間至上主義って意味じゃないの? 」

提督「……」

山城「あら、白人至上主義じゃなかったかしら」

Littorio「……」

高雄「ふふ……富裕層唯一主義に決まってるじゃないですか」

愛宕「つまりお金が沢山ある私たちも人間ってことね」

涼風「そうじゃねーだろ。……いや、本当何の話ししてたら世の中とか全方位満遍無く喧嘩売れるんだよ」


< 普段の行状を >







金剛「~~~~♪ 」

時雨「やぁ、お婆ちゃん。機嫌良さそうだね」

金剛「BBAじゃねーデース。……咲いたの! 」

時雨「うん? 」

金剛「お部屋の仙人掌。榛名たちと育てて三年目」

時雨「それは凄い。あとで見せてよ」

金剛「オーキードーキー! ティータイムが近くなったら来ればいいネー。もちろん春雨も」

時雨「合うかは知らないけどお茶請けくらい持ってくよ。……何? 」

春雨「うぅん……初っ端は兎も角金剛さんと時雨ちゃんが普通に優しい会話してる……」

金剛「……」

時雨「あのさ……」


< まぁ、ここは英語圏では御座いませんが >








時雨「まぁ、でも確かに僕らしくないかもね。……金剛」

金剛「ンー? 」

時雨「オーキードーキーってさ、砕けた言い方とか子供っぽい言い方がニュアンスとしてあるけど」

金剛「I know」

時雨「近年の若者言葉じゃなくてある程度歳食った層の親愛みたいだよ、表現の幅としては」

春雨「あ、それっぽい」

時雨「ご期待には応えてあげないとね」

金剛「それっぽい、って……どこの誰も期待なんてしてねーデース」


< ジュポジュポ >







松風「はいボトル。今何の話し? 」

雲龍「ありがと。イかせる為のフェラと前戯というか後戯というか遊ぶ為のフェラは違うって話を」

高雄「まったくその通りね」

愛宕「ええ」

雲龍「もっと言うとお掃除はまた別かなって。遊びに片足突っ込んでるけど」

松風「ふ、ふーん」

旗風「はぁ。…………何故、それを旗風がいるときに言い始めたのかお訊きしても? 」


< アイデンティティーというもの >







雲龍「え? まだ語る? 」

旗風「……嫌味です」

雲龍「あら、この女の園でお妃様二人に嫌味を言うなんて度胸あるわね」

愛宕「あら~」

高雄「……ふむ」

旗風「いや、そういう蛮勇は……でも、嫌味ですよ、どうやっても嘘吐くことになるじゃないですかそれ」

雲龍「確かに」

高雄「仕方ありませんね」

愛宕「あの人にイカれちゃってるものねぇ~」

松風「そうだね。……旗風も自分が常識人みたいなキャラやめればいいのに」


ありがとうございました


< ♪ How do I live on such a field ? >







雲龍「ふぅ……」

天城「……」

葛城「……」

雲龍「私はこれだけでいいわ。何か、飲む? 」

天城「……えーと、適当な冷酒を」

葛城「同じので」

雲龍「そう……持ってくる」

天城「お願いしますね。…………」

葛城「…………」

天城「…………」

葛城「…………ガチな曲歌い逃げされた所為で私こそどこでどう生きればいいのって感じなんだけど」

天城「…………そうね」


< 分からないのが分からない、のが分からない、のが…… >







海風「清楚系JKに憧れた期間が極々短くあるんだけどさ」

江風「なンの話だよそれ」

涼風「意味分かんな」

海風「清楚と清楚系の違いと女子高生と女子校生とJKの違いみたいな感じかな。
こう、なんとなく外面は良い感じだけど楽しいことは楽しんでる感あるやつ」

江風「……なンの話だよそれ」

涼風「……意味分かんな」

海風「でもあの人あんまり歳下に興味無いみたいだったからその期間終わったの。
制服自体は結構好きみたいだけどね」

江風「…………なンの話だよそれ」

涼風「…………意味分かんな」

海風「???? 」


< 裏切り >







海風「あ、あと征服も好きだね。支配は嫌いみたいだけど」

江風「意味分か

涼風「それは分かる」

江風「涼風ぇ……! 」


< ♪ Sign >







葛城「てーか……あれかな。もしかして単に今日が満月だから歌っただけであとはただの気分? 」

天城「? 姉様が? 」

葛城「あんなガチな曲本気で歌わないじゃん普段は。
だからなんかセンチなのかなって思ったんだけど」

天城「まぁ、姉様ですからね……実際のところは、分からない? 」

葛城「説得力は有り過ぎる程あるけども」

天城「或いはそう、姉様が絶対に誰にも話さないあの人との想い出がこんな夜だったのかも」

葛城「なるほどね。……私はそっちの方が好みかな」


< ♪ 冷たい水面に言葉を浮かべて >







天城「でも、そうね……“ 効かない薬ばかり転がっているけど ”なんて歌われると自分が情け無くなるわ」

葛城「…………雲龍姉ぇはそんなこと

天城「知ってる。……でも知ってるだけじゃ、天城は救われないから」

葛城「“ 貴方なら救い出して ”、って縋ってくればいいじゃん」

天城「今日は天城の救い主二人が救い合う日ですもの。少なくとも天城は先程、思ったわ」

葛城「そう……そうだね。…………本当だ、天城姉ぇだけが、救われない」


< うんうん確かにそれはそ……うん? >







天城「ふふ……それならあなたが救ってみては? 」

葛城「いいよ。天城姉ぇが慰めてほしいなら私は私を捨てられる」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「…………瑞鶴さんは? 」

葛城「二人で約束したの。姉妹相手ならお互い何でもやるっていうのは許し合うって」

天城「……そう」

葛城「ん」

天城「…………」

葛城「…………」

天城「……………………いえ、よく考えなくてもおかしいのでは? あの人のことを笑えないでしょうそれ」


< ♪ 分かり合えてるかどうかの答えは多分どこにも無い >








葛城「私はあの人を嘲笑ったこと、無いよ。
クズはクズだけど少なくとも女を何人も救ってるじゃん。
有象無象なんてどうでもいいやつらだよ」

天城「そうだけれど……そうだけれども」

葛城「ま、天城姉ぇに勇気が無いならそれでもいいけど。……次、何歌う? 」

天城「姉様も戻ってきませんしね。…………っと」

葛城「ふーん……」

天城「何? 」

葛城「別に。…………“ ひとりでなんて踊らないで ”? 」

天城「“ 何も信じられないくせに ”そんなこと言わないで。
……感傷って、優しくて痛いものね、笑ってしまうくらいには」


< ♪ 貴方がいなければただそれが全てだと >







龍田「今日は満月ねぇ~」

山城「あ、そう」

龍田「狼男に食べられてきたら? 」

山城「あなたが行けばいいじゃない」

龍田「私が行ったら明日からあなたたちはお呼びじゃなくなるけどいいの? 」

山城「寝取られてる焦燥感とか嫌悪感なんて普段から味わってるようなものだし。
一瞬だけだけれど取り返したような独占欲の承認だってあり触れた感情だもの」

龍田「言ってくれるじゃない。……本当、巫山戯た狼さんよねぇ……」


< 良夜にて弄月 >








提督「よう」

雲龍「ん……」

提督「ふぅ……煙草吸っていい? 」

雲龍「満月に紫煙がかかる、っていうのは中々変な趣きがあるものね。誰かとヤってきたの? 」

提督「別に。単に気分良いだけ。お前もそうだろう? 」

雲龍「そうね。素面で満月を見て肌寒さを味わえば……

提督「あん? 味わえば? 」

雲龍「あなたと絡み合うときの気分も特に良いわ。
月夜に愛を語るなんてそれだけで燃え上がれる」

提督「そうだな。…………ふぅ……もう少し寒くなったらさ、部屋に連れてってよ。
それまで勝手に気分良く月、楽しんでるから」


< 月華、花開く >








葛城「我らがおねーさまは結局どこ行ったのかな。お酒の約束ぶん投げて」

天城「たぶん……月を見に」

葛城「また中二染みた……いや、最高に似合うだろうけどさ。
少なくともヴィジュアルだけは」

天城「まぁ、今頃は大輪の月を背にしてあの人を眺めているかもしれませんけれど」

葛城「なるほどね。…………でも確かに月が綺麗な日にしかも二人で見たらその日は激しいしなぁ」

天城「…………あ、そう」


< ♪ 最後になど手を伸ばさないで >






雲龍「ぁふ……月が綺麗ですね」

提督「まだ死ねないよ俺は。…………臭い、付くぞ」

雲龍「どうでもいいわ。あなたみたいなクズに抱き着いただけで涙が出るくらい昂ぶるんだから」

提督「そ……」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………」

提督「…………ふぅ……月が綺麗だね」

雲龍「私の次くらいにはね。……殺してくれるなら死んであげる」

提督「俺も同じだよ、それは。…………今夜は窓帷閉めないでいよう。お前の顔が見えなくならないように」


< 花も鳥も風も月もお団子には…… >






扶桑「えーと……あの」

加賀「何? 」

赤城「はい? 」

扶桑「……いえ、別に」

加賀「? 」

赤城「? 」

扶桑「美味しそうに食べていただけて嬉しいですよ。……月より団子、というか月だから団子、というか」


< ♪ 帰り路をなくして明日はどこに向かうのだろう >







時雨「なんとはなくだけどどっかで色々と台無しになった気がするね、本当になんとはなくだけど」

金剛「ンー? 」

時雨「や、なんでもないさ。……ほら、食べようよお団子。
折角二人だけでつくったんだから他の子にはあげられないよ」

金剛「別に私は分けても……」

時雨「僕が嫌だ」

金剛「ん…………そ、そう」

時雨「あぁ……」


僕等 バラ色の日々
青い鳥
辺りもかなり好きです

ありがとうございました


< 朝陽を見ると寝たくなる >







提督「ん……」

雲龍「あら、おはよう」

提督「……………………雲龍が起きてコーヒー淹れてる」

雲龍「あなたがたまにはしてほしいって言ったんじゃない」

提督「やー……それをまさか自分の誕生日にするとは思わねぇし」

雲龍「誕生日は昨日だもの。魔法の日は終わったから」

提督「……そ」

雲龍「…………」

提督「…………」

雲龍「…………ね」

提督「ッ……握ろうと、するな馬鹿」


< 拒みたいというわけでもなく >







提督「そもそも下着だけ着てコーヒー淹れるか普通」

雲龍「これでどれだけ盛っても温かいコーヒーが待ってるわ」

提督「保温させたまんまかよ」

雲龍「文明の利器って凄いのね」

提督「そうじゃねぇだろうが……だから」

雲龍「何? 」

提督「握るんじゃない馬鹿女ァ! 」


< 着たならばいつかは必ず脱ぐ >







雲龍「ガッツリ握られるくらいにさせてしまったあなたが悪いと思うけれど」

提督「男は朝になると……いやそういうことじゃねぇだろうがおい……なんで折角着た下着脱ごうとするのかなー? 」


< 調味料系は割と揃えるのがダルい >








扶桑「ん……随分とシンプルなおうどんね。美味しいけれど」

愛宕「大分のごまだしを使ってみたの。久々にやる気無かったから楽なのにしたくて」

山城「大体いつも無いと思うけれど……好みだから許すわ」

愛宕「はいはい。大体好評ねぇ~」

旗風「好評? 」

海風「そこはもう“ 大体 ”に疑問符付けるところだよ」

松風「ピュア芸極めてるんだ。迷走しても許してやって」

旗風「松姉さん?! 」

松風「なんだいピュアシスター」

旗風「あァァァァ?! 」

海風「朝から賑やかだね」

江風「美味けりゃなンでもいいよもう。…………そのうち全国のB級グルメ制覇しそうだな」


< 読み違え >







漣「雲龍さん雲龍さん! ちょっとこれ見てくださいマジで! 」

雲龍「ん、うぅん? ……何? 」

漣「アングラ寄りの洋物なんですけどこの子滅茶苦茶Libeccioちゃんに似てません? 」

雲龍「は? ん……まぁ、そうね」

漣「でっすよね? や、これ見つけたとき遂にこの国もそこまで落ちたかー、って思いましたね漣も」

雲龍「この子? この女優? が本当にLibeccioなら、そうね。……あなた」

漣「はい? 」

雲龍「私でもさすがにドン引きだわ。仮に見つけたとしてこんなの見せにくるのやめてくれる? 」

漣「えー……? ねぇなんで? 」

叢雲「……当ったり前でしょうが」


< 全て興味の有る無し >







旗風「でも意外ですよね。雲龍さんでもそのまま見な……いい加減再生止めたら? 」

漣「えー? 」

松風「えー? じゃないよ馬鹿。もういいだろうそれネタは割れたんだから」

旗風「本当だよ。……雲龍さんでも割にすぐ目を逸らすんですね」

雲龍「だって私ロリコンじゃないし」

叢雲「それもなんか違うでしょうが……」


< toxic >








雲龍「あの人と遊んだ後むーちゃんに正論でツッコまれるのって楽しいわ」

叢雲「むーちゃん言うな。……実は私も正論で突っ返すのクセになってるかも」

旗風「えっ」

叢雲「冗談よ。……………………たぶんね」


< 聞かれても困らないけれど >







WS「んー……この匂い……嗚呼…………これね」

GZ「やめろ、擽ったい」

WS「逃げればいいじゃない。……つむじの匂いってどうしてこんなに癒されるのかしら」

GZ「知るか。…………重くないか? 」

WS「伯爵も老淑女も大した変わらない重さだったでしょう? 」

GZ「まぁ、な」

WS「ね。……………………あぁ、このまま寝てもいい? 」

GZ「好きにしろ」






秋雲「みたいなこと言ってたの聞いてきたんだけどさ、伯爵の部屋の前で」

時雨「ソファに前後ででもいたのかな? 」

あきつ丸「知らん。…………それは普通に盗聴の類いだと思うのであります」


ありがとうございました


< 飼いたい動物 >








加賀「梟」

赤城「隼」

天城「鸚鵡」

瑞穂「文鳥」

葛城「兎。……何? 」

雲龍「いえ……羽、って数えるのは同じね、って。それ以外は似ても似つかないけれど」

龍田「飛べるか飛べないか、胸が有るか無いか? 」

葛城「あのさ……」


< こう極端に寄るって楽だからね >








葛城「胸の話はしてないし無いわけではないから。……雲龍姉ぇは? 」

雲龍「私? サンもエリザベスもいるし、ヴァイスもいるから別に」

葛城「そこはほら妄想というかお茶請けのお話みたいなものじゃん」

雲龍「ん……………………馬? 」

葛城「馬ぁ? 」

雲龍「単純に恰好良いし加賀さんに流鏑馬なんて修めてもらえば楽し……馬並の、とかそういう意味ではないのだけれど」


< 衛生面クリアできるならまぁ…… >








漣「漣は蛇とか爬虫類系っすかね。餌遣り少なくて済むし」

叢雲「あの辺って餌遣りは少なくても水のケアとかはシビアだったりするみたいだけど」

葛城「しかも餌って原形保った鼠の死体とかでしょ? 」

加賀「生き餌を与えることもあるみたいね」

漣「別に漣はその辺割り切れるタイプなん

赤城「鼠って美味しくは食べられないんでしょうかねぇ……」

漣「……」

叢雲「……」

加賀「……」

葛城「……東南アジア旅行か何かでも計画したら? 」


< まぁでもアサリのジャリジャリは許せる人とかいるし >








龍田「あらぁ~……広島の一部地域ではねずみ肉なご馳走みたいだけど? 」

山城「それはネズミザメのことでしょうが」

扶桑「相変わらず偏向報道だとか悪意ある切り取りみたいな言い方が好きね」

龍田「私が言うのもなんだけど山城はよく知ってたわね。……雲龍ちゃん? 」

雲龍「何? 龍田ちゃん」

龍田「サンが時々持ち帰ってくれるんじゃない? お・み・や・げ」

雲龍「あぁ……食べます? 」

赤城「いえ、結構。……そんな平然と訊いてこないでくれます? 」


< そこまで絞った後ならばつまり >









加賀「私も寝て起きたら枕元にお土産のある生活をしてみたいわ」

天城「あれ結構きついときありますけれどね。処理も、臭いも」

加賀「お土産をくれるなんて家族として愛されている証じゃない。羨ましいわ」

雲龍「では明日の朝は加賀さんの枕元にお土産を置きましょうか? 」

加賀「? 鼠の死体を? 」

雲龍「いえ、搾り取られた男の半死体を」

葛城「嫌がらせとかそういう問題ですらないね」

赤城「臭いは割と良い勝負になりそうですけれどねぇ……」


< 愛を求め愛には生きられずされど縋り >








雲龍「ふふ、でも、赤城さんは男と女の性臭が混ざり合ったあれあんまり分からないのでは? 」

葛城「想像はできるでしょ。自分単体のは一応分かるんだから」

加賀「まぁ、そういうこ……と、ね……? 」

天城「……赤城さんって、その、一人で、えーと…………シます?
いえ、答えなくてもいいです許してくださいごめんなさい」

赤城「はぁ。…………私ってもしかして本気で心無い機械か何かだと思われてます? 」


< 孤高(偽) >







葛城「や、でもほら、なんていうか……ネタ? を想像できない」

雲龍「あんなのでも能代は男相手のを、って言っていたけれど」

天城「それはまぁ……そんなものでは」

加賀「能代くらいなら普通に想像して納得できるわね」

龍田「あがのん使うのも割と多そうだけど」

山城「その“ 使う ”って言い方やめなさいよはしたない」

扶桑「仕方無いわ、ね? 」

能代「……能代にどう答えろというんです」

阿賀野「赤城さんと並ばされるって酷い話だよねぇ」

赤城「はぁ。…………何故誰も私の味方であってくれないんです、さすがにらおかしいでしょうこれは」


< happy berth day? >






提督「フ-……気分良い」

叢雲「こんな身体の女とホテルに入った時点で、そうでしょうね」

提督「俺はロリコンじゃない。ツインだし、親子でいいだろう」

叢雲「ダブルでも驚かなかったけど、そうね」

提督「俺がホテル誘うのそんなに自然? 」

叢雲「自然ね。……だから、でしょう? 」

提督「さすが我が師はよく分かっていらっしゃる」

叢雲「ただただ私を貪って捨て置いても良いと思うけど」

提督「俺だけが良しとはしないねそれは。…………殺す、息の根、止めてやる」

叢雲「ふーん……」

提督「乾坤一擲って言葉嫌いだけど、決めるぞ」

叢雲「やりなさいな。…………骸くらい、抱いて泣いてあげるんだから」


< 眺め、一(苦)笑 >







叢雲「はぁ。…………一本」

提督「はいよ」

叢雲「ん……フゥ……」

提督「フハァ……」

叢雲「口腔喫煙で留めておきなさいよ、ただでさえすぐに殺されそうなんだから」

提督「最強の護衛が複数いるものでね。肺より先に腎臓がイカれそうだけど」

叢雲「ハンッ。……子供ができたら」

提督「あ? 」

叢雲「未来を見られる話が増えるみたいだけど? あんたは、この澱んで腐った空間でいいわけ? 」

提督「自分の欲望には素直なものでね。今でいい、今がいい」

叢雲「くっさい話ね」

提督「他人なんて何の存在意義があるのかねむーちゃん」

叢雲「むーちゃん言うな。…………手、伸ばしてくれれば、取るしかないのにね」


変な部分があると大体酔ってる所為なので無かったことになります……

ありがとうございました



< 朝焼け眩しく目を擦り >







涼月「……………………Zzz」

Roma「…………身体は腕に収まるのに胸は手に収まらないのね」

涼月「Zzz…………」

Roma「…………」

涼月「……ん…………Zzz」

Roma「…………」

涼月「……………………ん……Zzz」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「…………」

涼月「…………」

Roma「……………………やってしまった」


< 事後()報告 >







Roma「ちょっと」

提督「フ-…………何? 早起きして海見に来る趣味あったっけ」

Roma「趣味じゃなくて不要でも不急でもない事情ね」

提督「分かりにくいから単語含めて否定重ねて掛けるのやめてくれる? 」

Roma「あなたの国の言葉が悪いわ」

提督「はいはい。……何? グレーのタンクトップが似合うかどうかなら最高に似合ってるよ」

Roma「言葉遊びをしに来たんじゃないの。聞いて」

提督「黒いブラ紐見えてんのもジャケット着崩してんのもいいね。……手短にどうぞ」

Roma「じゃあ遠慮無く」

提督「ん」

Roma「涼月と勢いで寝たわ」

提督「」


< 朝カレー >








鈴谷「カレーは報酬系の神経にガーッてクるからねー。一日の始まりには最適だぁ」

時雨「審議」

秋雲「拒

あきつ丸「鈴谷と食べるのならばまぁ、そうだな」

大井「答えは出たわね」

時雨「そうだね。…………生み出されてすぐに神経系を破壊するカレーでも食べたのかな鈴谷さんは」


< padreと言われても困るがね >







提督「や、やや……えーと…………君レズだったっけ。しかも自制が効かない程の」

Roma「否定したいところだけれど……現実を直視するとどうやらそうだったようね」

提督「すんなり認めんな。真面目なやつが振り切れたときはこれだから困る」

Roma「と、言う割に然程困ってもいなさそうじゃない」

提督「いいや? 周りの詮索とか涼月を大切にしてやるのはお前の自由だけどさ、
どうせお前自分と涼月を離すような配置は断れって言うんだろう」

Roma「そう……そうね。そういうことを言いに来たつもりは無いけれど、そういうことかもしれない」

提督「それがどんだけダルいことか……Roma」

Roma「なんなりと、padrone」

提督「そこはご主人様的ニュアンスの言葉じゃなくてcapofamigliaくらいは言ってほしいところ」

Roma「家長? 冗談でしょう? 」

提督「そうだね。…………お前の方がよっぽど冗談であってほしいことしでかしてると思うけどな」


< 気持ち(だけ)は分かるのだが >








提督「てーかまぁ……すげぇなお前」

Roma「何度も見ていそうな瑣末ごとでしょう、あなたのレベルなら」

提督「んなわけあるか、ってのは置いといてさ」

Roma「? ええ」

提督「お前はまぁ、いいよ。割に直情的で情熱家っぽいとは思ってたさ。
生憎とどこの男にも女にも向けてるのは見たこと無かったけど」

Roma「よかったわね。私と涼月以外だとそれを知ったのはあなたが初めて」

提督「茶化すな。……涼月を陥落させるってどうやったんだマジで」

Roma「なんとなく好ましく思って、欲しくなって、ふいに手が届くところにあるって気付いたから手折っただけよ」

提督「ふーん……」

Roma「何? あなたもそんなものでしょう? 」

提督「いや、こう、口説き落とすか口説き落とされるかなんなら押し倒されるかが大半というか……いやいや」


< てくにしゃん >







涼月「Zzz…………………………………………………………………………ん……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………」

涼月「……………………あなたは本当に生娘なんですか、なんて訊いてもおしえてくれないんでしょうね」


< 需要が無いとは言わないが >








漣「大っ変な重要な大切なヤバい凄い事実に気付いちゃったんだけどさ」

叢雲「取り敢えず文法に喧嘩を売るのはやめなさい」

漣「愛宕さんとか高雄さんはまぁいいよ。雲龍さんなんて寧ろ気に入られるやつだよ」

叢雲「あん? 」

漣「このまま歳取っていくと漣たちって所謂ロリババアになるんだよ?
このなりのままのじゃとかわっちとか言い始めなきゃいけないんだよ? 」

涼風「いや、その理屈はおかしい」

漣「漣たちの将来はのじゃロリババアなんだぜー?! 」

叢雲「なんでいきなり脈絡無くぶっ壊れてるのよ……これで素面なんて有り得ないわ」


ありがとうございました


< オトモダチ >








「はぁ……そんなものなの? 」

雲龍「たぶん。女が一番女を信用してるの。一周回ったり逆説唱えたり一遍死んでみたりして。
男よりは女の方が女を信用しちゃうものなの」

「なるほどねー。……わたし、それなりに遊んだけど結婚してからは浮気なんて考えられないなぁ」

雲龍「そんなものでしょう? 度を過ぎてるわけでもないのに遊びを許容してくれない男以外はそれが普通」

「そっかなぁ。遊んでたからこそだけどアレは自分でもドン引き」

雲龍「悪いわね。私、男は今までもこれからも永遠に一人って決めてるから分からないわ」

「卑怯なこと言うねー」

雲龍「あら、それならあなたも旦那さんに処女って嘘吐けばよかったじゃない」

「脈絡……まぁ、でも? 自分の本当を知られてもいい、っていうか嘘なんて考えもしなかった男だから」

雲龍「へぇ」

「幸せだからいいの。もう、全部いいの。旦那が求めてくれるものならなんでもやれる自信あるし」

雲龍「至言ね。……ところで」

「? 」

雲龍「あなた、名前は? 」

「えぇ……」


< そういえば訊いてないし聞いてない >








葛城「…………あれ、何? 」

天城「偶然あの人のところに来ていた女性士官と謎の意気投合を見せている我らがお姉様」

葛城「なんだよそれ……なんなんだよ……」

天城「先月くらいに初めて会ってからあの調子。
函館の大佐から時々おつかいで来ているみたいね」

葛城「それはまぁ分かるけども……」

天城「あれで中々面白い人みたいですよ。自称元遊び人の人妻士官さん」

葛城「遊んでた感じには見えないけどね。まぁ、男好きはしそうだけど」

天城「それこそそんなもの、ってところ? 」

葛城「まぁね。……なんで名前も知らなかったわけあの馬鹿姉」

天城「姉様だから、としか」

葛城「そうだろうけども……はぁ? 」


< “ 個 ” >








「大体……旦那もアホじゃないんだから初めてか初めてじゃないかくらい分かるでしょうが」

雲龍「そうね」

「そもそも処女って年齢でもなかったけどさ」

雲龍「そう。……だからきっとカミサマは膜をつくったのよ。そういう嘘を吐く馬鹿女がいるから」

「あは、間違いない、うん、その通りね」

雲龍「ま、私は意中の男に捧げ切るつもりだけど」

「一々自慢しないでくれる? 化け物のくせに」

雲龍「ちょっと殴ったら死ぬ弱い生き物のくせに」

「あなたの男もそうでしょ。……じゃ、時間だから。
また、あなたの男かウチの間抜けが命令くれたら来るね」

雲龍「ええ、また」







葛城「……うん? 」

天城「色々言いたいことはあるでしょうけど……あの、姉様が一発で仲良くなれた相手、なんですよ? 」


< カウチでゆったりしつつ >







扶桑「……………………? ……あゝ……なんだか、随分と長い間読んッ?!

山城「? 姉さま? 」

扶桑「んぁ……ッ…………ぃ、たい」

山城「ええと、姉さま? どこか痛めました? 」

扶桑「いえ……………………喉」

山城「喉? 」

扶桑「攣った、わ……首、動かせない」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………あぁ、唾液を飲み込むのも一つの手みたいですよ。そのまま、上向いていてください」

扶桑「そ、う……じぶ、自分のでやるも、のでしょう、そんっっっっーーーー


< 戯れ >








夕立「グルルルルルルルルゥッ……! 」

春雨「何これまた発作? 」

速吸「大湊が駄目ならいっそ南方旅行がしたいと上申したようで」

満潮「はぁ……馬鹿? 」

春雨「馬鹿で間違い無いね」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

時雨「何やってんのさ……ほら、夕立、ほねっこ」

夕立「それほねっこじゃない! 魚雷! 」

時雨「よかったね、正気に戻れて」

速吸「……ほねっこならいいの? 」

満潮「……あんたたち姉妹の関係性が全く分からないわ私」

春雨「……こんなのと同じにしないでくれるかな」


< 分かってしまったときには、もう…… >








時雨「や、大体ね、中々懐かない犬っころに餌付けなんてしても状態は悪化するだけでしょ」

速吸「ご主人様と認識させる一つの手だとは思いますけど」

時雨「普通のわんこならね。こういう吠えて暴れることにしか能の無い馬鹿ならそうはいかない」

夕立「好き勝手言っちゃって。時雨だって狂犬扱いされてるじゃん」

時雨「戦場の姿をそう表現されることもあるだけだよ。君とは違う」

夕立「はるさめー、私は? 」

春雨「天真爛漫かつ口が直感と繋がってるタイプの腹黒で暴力味に溢れる狂犬? 」

時雨「まぁまぁ正解」

夕立「確かに」

満潮「……この姉妹の関係性が全く分からないわ私」

速吸「おいそれと分かられても……」


< 魂で聞く >







大井「む……」

那珂「ん……? 」

大井「…………いえ、錯覚だったわ。北上さんに呼ばれたと思ったんだけど」

那珂「大井が何言ってるのか分かんないよ……今、お風呂中だよ? 」


< オシオキ >







扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………」

山城「…………」

扶桑「…………余計、痛むわ」

山城「すみません……でも

扶桑「しかも、攣ったとかではなくて、噛み跡」

山城「すみません……でも、それなら代謝を励起して直せば……いえ、はい、私の所為です姉さま、そんなに強く触れっっっっーー


< 困難を極めます >






愛宕「うーん……扶桑に躾けられる山城、アリね」

雲龍「ずっと眺めていられそう」

愛宕「逆だともう面白みが無いのよねぇ~……」

提督「そうだな。……で? その山城宛の書類、何故渡せなかったかエロいの無しで説明してくれる? 」


< 幻燈 >







あきつ丸「む……? 」

時雨「? なんかあった? 」

あきつ丸「いや、何かあちらの方、堤防近くに光が見える」

時雨「うーん? あぁ、割に明るいね。誰かが季節外れの花火でもやってるんじゃない」

あきつ丸「見たところそのようでありますね。…………」

時雨「…………」

あきつ丸「……………………通販で買

時雨「通販で買えば良いと思うね。恥ずかしくてバーターが欲しくなったら呼んでよ」

あきつ丸「誰が鈴谷と二人でいて恥ずかしいものか」

時雨「う、うん……そう……」


ありがとうございました


< クイーン >







愛宕「クイーンって感じじゃあないわねぇ~」

高雄「私もまぁ」

山城「いいとこLittorioか当て嵌まるかどうか、ってところでしょう。
それでも天真爛漫な王妃だとか世間知らずの王女って感じが近いけれど」

Littorio「あら、随分と褒めますね」

山城「だってどうでもいいもの」

天城「他者への無関心という意味では皆さん当て嵌まるのでは? 」

龍田「持たない者への施しなんて塵芥程も考えていないけれどねぇ~」

明石「ノブレスオブリージュを体現するには自分が高みにいないといけませんから」

雲龍「まさか霊長の長たる人間様が最底辺の化け物に施しを受けて喜ぶ筈無いし」

叢雲「そうね。…………こういう集まり見てると中近世のサロン、って感じは割とするけど」


< キャラを語るキャラ、というキャラ >







雲龍「だからこう、つまりね、愛宕みたいなのの良いところは」

愛宕「んー? 」

雲龍「鼻から上はやたら挑戦的で目付きも遊んでやってる感が出てるのに唇から中の動きは献身的なところなのよ」

高雄「所謂ギャップ、というやつですね」

山城「媚びる感じの愛宕は考えられないわね確かに」







龍田「ねぇむーちゃん、私一応処女なんだけど」

叢雲「そうね。……今更そんなこと誰か一人でも気にしてくれると思ってるわけ? 冗談でしょ? 」


< 取り込まれる >







山城「そもそも媚びていそうなのが似合うのって誰よ」

雲龍「扶桑? 」

愛宕「扶桑でいいんじゃない」

高雄「そうね」

明石「まぁ、はい」

Littorio「殊更自分が挑戦的だとは思いませんけれどね」

叢雲「扶桑の媚態ってエゲツ無い感じはありそう」

龍田「そうねぇ~。…………むーちゃんまでそっち行ったら私どうすればいいの? 」


< ある出来事を切掛に、なんてありふれた >








叢雲「いいじゃないいつも通り適当に喋り倒しておけば」

龍田「そうなんだけどぉ~……ちょっとねぇ」

叢雲「最近本当妙な拗らせ方してると思うわ、あなた」

龍田「色々思うところあったっていうか……心から求めているモノを思い出したというか」

叢雲「ふーん……興味無いわ」

龍田「でしょうね。そういうのはそっちの方が楽」

叢雲「ええ。……そもそも私も処女だし。いいのよ、心とか認識とずれてても適当にしておけば」

龍田「そうねぇ~……それはそうなんだけど……」


< それはそれで >








龍田「いえね、でも気にしてほしいとかではなくて単純に自然な動きで同意を求められる理由」

叢雲「あなたがあなただからでしょう、仕方無いわね」

龍田「割とピュアな方だと思ってるんだけど」

叢雲「あいつにしか分からないじゃないそれは。
あなたが唯一無二になっても私たちとの絡みなんて変わらないでしょう? 」

龍田「まぁ……そうかも」

叢雲「ま、ほぼほぼ有り得ないけど」

龍田「そんなこと無いから」






江風「実際龍田さンが処女って何かの悪い冗談に思えるよな」

海風「まぁ……ほら、運命の人でも探してたんじゃない? 」

江風「余計龍田さンのキャラから離れてンじゃン……」


< 事故の記憶 >







提督「この前ボウリング行ってそのまま天城と遊んできたじゃんか、俺」

雲龍「よくもハブりやがって、と思ったわ」

提督「海風と楽しんでたじゃねぇかお前」

雲龍「それはそれ、これはこれ」

提督「んん……で、思ったんだけど」

雲龍「ええ」

提督「マスクフェラってあれだ、配信してるとか特定されちゃいけないとかそういうのが昂るポイントなんだな」

雲龍「物凄く広義な意味で語るとある意味では寝取られの遠縁みたいなものね。
あなたとパートナー、それだけでは完結し得ない」

提督「ほーん……」

雲龍「どうせならそれ撮って私と葛城に送ってくれたらよかったのに」

提督「や、なんかお前に見られても別に」

天城「天城はそんなこと絶対にしませんからね、絶対に」

葛城「……随分実感籠ってるね。理由は明白だけど」


< 見られてはいけない >








葛城「というか天城姉ぇがマスクフェラとかわざわざやった理由」

天城「え……」

提督「……」

雲龍「……あら」

葛城「い、いやいやいや……なんなのその反応超怖いんだけど、ねぇ? 」


< 媚態(偽) >








雲龍「えへへ」

愛宕「えへへ」

山城「えへへ」

天城「えへへ」

阿賀野「えへへ」

叢雲「……ふむ」

提督「……これは一体どういう状況なので? 」


< 混濁しゆく意識 >







雲龍「いえ、こう、似合う子はいるかな、と。一応」

阿賀野「なんか我ながら阿賀野が一番マシだった気がする」

提督「全員似合うよ。少なくとも俺と二人でいるときだけはね」

叢雲「……なる、ほど」

漣「……酔ったむーちゃんは変なとこで深く納得しないの」

龍田「普段のむーちゃんならツッコミ入れるべき場所よねぇ~」


< 冷たい風がよく沁みる >









扶桑「はぁ…………空はあんなに青いのに……」

涼風「フ-……遂に頭やっちゃったの? 今って夜だけど」

扶桑「青く美しい空だけを眺めていると錯覚したいだけよ」

涼風「それはそれでビョーキじゃないの」

扶桑「愚妹たちがね。……はぁ」

涼風「あん? 」

扶桑「こう、あの子たちが変に調子良くて口が滑るときってなんとなく分かるの。
今日は特におかしくなりそうな感じがしたから」

涼風「逃げて屋上で煙草に付き合ってるって? 」

扶桑「個人的にはそれ、止めてほしいのだけれど」

涼風「あたいが先客だ。それこそ真っ黒くて星も大して見えない空眺めてたんだ」

扶桑「そうね……はぁ…………空はあんなに青いのに」

涼風「なんかの呪いなのかよそれ……フゥ……」


ありがとうございました


< どーも獰猛な艟艨です >







時雨「はい」

夕立「ウゥゥゥゥ……」

あきつ丸「だからなんだというのでありますか」

時雨「いや、急に駄洒落が言いたくなってね」

あきつ丸「……」

鹿島「大戦当時のこの国だと違いますけどね。
艟艨の意味は軍艦ですけど狭義では駆逐艦は軍艦ではありませんでした」

時雨「まぁね」

あきつ丸「どうでもいいな」

鹿島「そうですね。……何故夕立さんは今にも吠え出しそうなの? 」


< 太腿と膝の織り成す絶妙な >







時雨「いやね、秋雲に聞いたんだけどこのアホ犬、ゲーム激弱なんだ」

あきつ丸「自分も時雨も大してやったことは無いがそれにしても、弱いな」

夕立「うぅ……私ならあそこで躱せるもん」

時雨「そんなこと言ってるから弱いんだよ」

あきつ丸「まったくもって」

鹿島「はぁ。……えっと、このコントローラー? を使えばいいんですね? 」

あきつ丸「これですぐに負かされるようになれば傑作であります」

夕立「そんなこと有り得ないっぽい! 」

時雨「実に見事なフリだかフラグ。……鹿島さんが正座でゲームしてるってなんかこう、アレだね」

鹿島「?? 」


< 勝てばよかろうなの >







江風「ぅおぅっるぁっ! これがオレの単勝一点買いだぁぁ! 」

提督「なんだお前イケメンか」

江風「へへっ、今更気付いたのか」

提督「悪いな。俺の目は厳しいんだ」

江風「まぁ、勝ったけどな」

提督「さっすが江風様」

海風「…………あのですね、何故江風に競馬なんておしえたんです」

提督「え、麻雀とかで死にたくなる程ぶちのめされても何食わぬ顔でまた参加するから、つい」

海風「はぁ。…………だから、やめてほしかったと言ったんですけど? 」


< 才能である可能性に一縷の >







江風「ほーら勝ったまた勝った。単勝オンリーで転がしてプラス一万超えるって凄くね? 」

海風「?? 」

提督「いや、なんてーか普通にすげぇな。
八割くらいずつ利確してってるからマジですげぇわ」

江風「ふほほほほっ! ふえっ! 」

海風「???? 」

提督「普通複勝とかで転がす……いや、別にそんなルールは無ぇけど」

海風「復唱? 」

提督「? 」

江風「ダーッハッハッハッ! 」


>>4 辺りで >







速吸「忘れられていた気がするんです」

那珂「うーん? 」

春雨「ちょっと何言ってるか分かんないです」

時雨「そうだね」

あきつ丸「分からんな」

大井「まったくね」

速吸「はぁ……」

満潮「馬鹿なの? って言いたいところなんだけど……何か私も変な共感というか……うーん? 」


ありがとうございました


< 浪漫(正) >







初月「ほえ……」

涼月「わぁ……」

龍田「ふふ……似合ってるじゃない。まだギリギリ清楚に見えるわ」

扶桑「我が妹ながらこれは……うぅん、悪い意味でも無いけれど」

山城「……………………」

海風「……髪下ろしてセーラーな山城さんって割と破壊力ありますね」


< 乙女(純) >







龍田「いえね、でも本当に似合ってると思うわ。スカート長めなのも私は好き」

扶桑「そうね」

山城「…………」

龍田「ふふ、あの人にも見せてきたら? なんならそのまま誘ってきてもいいわ」

扶桑「もう麻雀はお開きってわけね、いえ、私も続け過ぎると負けそうだから構わな

山城「これで普段より楽しそうだったら傷付くからいい」

扶桑「……」

龍田「へ、へぇ……」

海風「……妙に幼い感じで素直な山城さんって恐ろしい誘引力ですね」


< 諦念 >







江風「つーか何? 姉貴、あの三人と麻雀してたわけ? 」

海風「? そうだけど江風も結構してるでしょ」

江風「そりゃそうだけど……よくまともでいられるなって」

海風「楽しいもん。別にそれだけ」

江風「つまンねぇとかじゃなくてさ……いや、姉貴がもしかしてもうそっち側に……そうか……」

海風「?? 」


< 愛らしくも棘のある人形 >







山城「…………それで? 」

龍田「んー? 」

山城「何故麻雀も罰ゲームも終わった筈なのに私はまだ着せ替え人形のままなわけ? 」

龍田「さぁ? 」

愛宕「私が楽しいから? 」

山城「……はぁ」

扶桑「セーラーから袴ってなんだか時代を逆行しているみたいね」

龍田「これはこれで中々」

愛宕「あの人の玩具から洋傘借りてきたしどーぞ」

雲龍「物置一つが玩具箱って凄いわね。……はい、コス用のブーツ」

愛宕「ありがと。うん? 」

山城「はいはい」

涼月「とんぼ玉の簪なんてどこから持ってきたんですそれ」

赤城「あ、それはたまたま私が持て余していたやつですね」

初月「普通そんなもの持て余すかな。……ほら山城、そんなに不機嫌そうな顔だとつまらん。
笑わなくてもいいからせめて凛としておいてくれ」


< いやいや案外とそこは >







提督「? 」

山城「……」

提督「……?? 」

山城「…………? 」

提督「……………………分かった、ちょっと待ってろ女学生」

山城「?? ……ええ」







江風「あれ何をどう通じ合って理解したンだ? 」

海風「さぁ」

扶桑「取り敢えず……あんなアイコンタクトだけで男と分かり合うものじゃないと思うけど、女学生」


< 反応に困る(困る) >






高雄「ふぅ……」

Littorio「高雄もvinoの楽しみ方、分かってきた? 」

高雄「分かった気にはなっているような。実際はよく分からないままかもしれないけど」

Littorio「いいんです、それで。それくらいが丁度良い」

高雄「……そう」

Littorio「ええ」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………」

Littorio「…………」

高雄「…………Romaさんって恐ろしい女だったのね。涼月さんはもうあれ逃げられないわよ絶対」

Littorio「え、えーと……えーと…………」


< 手折るように愛しむ >







提督「……ん」

山城「…………? 」

提督「鏡……いや、手鏡じゃつまんねぇわちょっと来い」

山城「ぁ……」







龍田「あらぁ~」

扶桑「手を引かれて連れて行かれて……まったく」

初月「良い写真だな、我ながら」

雲龍「彼岸花を一房あしらった簪、か。
あの辺りのアクセサリーは山城に負けるわよね私たち。似合わないとは言わないけれど」

愛宕「そうね。……あんまり同意もしたくないんだけど、そうね」


< 喪失と獲得と >







Littorio「えーと……ほら、我が祖国の血がそうさせるのね、たぶん」

高雄「それなら私にも貞淑で勤勉な家桜になれる血が流れているわけね」

Littorio「それはもう高雄にだって流れていましたとも。
初めての夜にあの人が流し切ってしまいましたけれどね」

高雄「なるほど。…………ふふ、品が無い」

Littorio「ふふ……祖国の血が、そうさせるの」


< 毎日では困ってしまうけれど >







山城「高雄って自分の目が気持ち悪いって言うみたいじゃない」

提督「え、まぁ……そう思うみたいだな。赤目なんて化け物らし過ぎるでしょう、なんて」

山城「つまり私の目も化け物の最たるってことよね」

提督「俺は好きだけどな」

山城「高雄も同じ目をしているわけだけれどね」

提督「はいはい。……お前さては今日面倒臭い女の子の日か? そうなんだな? 」


ありがとうございました


< 猫がいるならセットでどうぞ? >






提督『お掃除ロボットなんて買うより家事代行とか契約した方がいい気がするけどなぁ……』

叢雲『人雇うまでは行かない小金持ちとしてはいいんじゃないその辺』

提督『いやいやいや、家事代行もお手伝いも毎日じゃないならそこまで高額じゃねぇし』

叢雲『じゃああれよ、家に他人入れたくない人間って多いじゃない。あんたもそうだし』

提督『まぁ、それなら分かる』







漣「お掃除ロボに穴はありませんからなぁ」

江風「なるほど」

涼風「間違っちゃいないけどさ……」


< ただゆったりと >






涼風「つーかあれだよな、ああやってテレビの前のソファに二人で座ってぼんやりしてると」

漣「うん? 」

涼風「親子みたいだなって。娘の見た目にしては随分若い父親かもしれないけど」

漣「言ってあげなよ。ご主人様は素直に喜ぶし叢雲ちゃんは射殺すような目付きで喜ぶよ」

江風「あの二人しか得しねーじゃン」

漣「得する為に他人褒めないでしょ普通」

江風「そりゃそーだけど」

涼風「っても言ってなんてやらないけどな。……あたいにはそこまで幸せにしてやる義理も無いし」


< 何にもしないやりたくない >






提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………麻婆豆腐食いたい」

叢雲「中華なら私は餡かけ焼そば」

提督「そっかぁ……」

叢雲「ええ」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………今日の昼食当番、誰? 」

叢雲「メインは瑞穂」

提督「……詰んだ」

叢雲「そうねぇ……」


< 中“ 華 “ >






叢雲「まぁ、でも」

提督「あん? 」

叢雲「頼めばつくってくれるとは思うわよ。どうせ一人でつくるわけじゃないし」

提督「あくまでメニュー決めてメイン張って指示出す役だもんな」

叢雲「ええ」

提督「ってもまぁ、いいさ。瑞穂のつくるさっぱりした和食好きだよ俺」

叢雲「本人に言ってやりなさいな」

提督「結構言ってると思うけどな。感想はちゃんと伝えてやるものだよ」

叢雲「そうね。…………」

提督「…………」

叢雲「…………」

提督「…………そーいやさ」

叢雲「? 」

提督「明日の執務、軽くする予定だわ」

叢雲「はいはい。……昼からおっさんと二人で中華作りなんて華の無い予定ね」


< そんな日常 >







提督「俺はむーちゃんと昼飯つくれて嬉しいよ」

叢雲「むーちゃん言うなばか」

提督「ばかで結構でーす」

叢雲「あっそ」







江風「…………おかしいな、クズの親玉とその懐刀の会話横目にしてるのにほンわかしてきたぞ」

涼月「悪くないじゃん別に。……確かにまぁ、えも言われぬ恐怖は覚えなくも無いけど」


< 気になる >







提督「車に興味無いとか関係無くさ」

叢雲「ええ」

提督「駐車したとき車体どころか車輪まで曲がったままのやつって何考えて生きてるんだろうな」

叢雲「知らないわよそんなの」

提督「やっぱ何も考えないで生きてんのかなぁ……」

叢雲「江風なら兎も角それは無いでしょ」

江風「しっつれーな。江風はここで運転練習してたときもちゃンと真っ直ぐ停めてたぜ? 」







Littorio「全員のお小遣いを出し合って買った車ではありますが周りに他を駐車するわけでもないのだし」

Roma「性格と言ってしまえばまぁ……でもそのうち擦ったうちは事故に入らないとか言い出しそうね」


< サディズムとはまた違ったものだと思うんですけどね >







雲龍「やってほしいことがあるのだけれど」

提督「もうやだぼくおうちかえる」

雲龍「あなたの家はここでしょう? 他に帰る家があるというの? 女の巣があなたの城でしょう? 」

提督「鬼かお前。……で? 」

雲龍「浮気プレイの一環で撮影しながら命令して」

提督「命令しろと命令されるこの心、どうすべきか」

雲龍「是非従うべきね、本能に」

提督「本能がやめたがってるんだけどー……? 」


< 筋違いとはいえ本人にはさすがに >







愛宕「組み敷かれて散々啼かされてね?
イキきった余韻の中でゆっくりおでこコツン、なんてやられたらもうそれだけで堕ちるわ」

高雄「まぁ……そうね」

涼月「はぁ。なんとなく司令と愛宕さんなら絵になるだろうな、とは思いますけども」

愛宕「そう? 」

涼月「Romaさんは兎も角として私にはとてもとても。息にもまだ余裕無いですし」

愛宕「そ、そう」

高雄「…………Littorio」

Littorio「さすがに妹のことで怨みがましい目をされても……」


< 酷いことを言おうというわけでも >







愛宕「でもあれよね、さすがに私もびっくりしちゃった」

高雄「まさかRomaさんが、というのがまずあって」

愛宕「まさか涼月が、で衝撃二倍よね」

高雄「全く予想もしないことって実際初めての経験だったかも」

愛宕「あぁ、私もそうかも」

高雄「そう」

愛宕「ええ。…………ふふ、でもこれで」

高雄「? 」

愛宕「揶揄う相手が増えてまた楽しくなるかも」

高雄「やめてあげなさいよさすがに……」


< カロリー? 何それ美味しいの? >







提督「ふっつーによくできた気がする」

能代「そうですね。……阿賀野姉ぇよりも加賀さん達の方が喜びそうですけど」

提督「それはそれでいいさ。あいつにとってはどうせ能代のプレゼントが一番嬉しいんだから」

能代「プレッシャーのかかるようなことを言いますね」

提督「甘んじて受け入れるがいいよ、仲良し姉妹」

能代「はいはい。…………この特大ケーキ自体はいいんですけどね」

提督「? 」

能代「板チョコ数枚に矢矧と酒匂含めて横須賀組何人かのメッセージってやり過ぎでは? 」

提督「うん? 」


< 何歳になっても祝われて嬉しい存在ではありたいね >







阿賀野「ふぅぅぅぅー……あっりがとうっ! 蝋燭の火吹き消したのなんて初めて! 」

能代「よかったね」

漣「ひゅーひゅー! お嬢ちゃん今日で何歳? 」

阿賀野「丁度はちじゅっちゃい! 」

漣「おっきくなったねぇ! 」

阿賀野「まだまだおっきくなるよー! 」

能代「うるっさいお婆ちゃんね。…………おめでとう、阿賀野姉ぇ」


< 素直に保存してどーぞ >







葛城「絶対やり過ぎだってあれ、普通ケーキに板チョコは載らないよ」

雲龍「板チョコって言ってもケーキ用のやつでしょう? 」

天城「それにしてもあれは……いえ、でもですね」

雲龍「? 」

天城「メッセージ付きのチョコレートを他のヒトに開け渡せるのかどうか」

雲龍「あぁ……」

葛城「あげるって言われてもちょっと、ねぇ……」


< 箸が転んでも嫉ましい年頃 >







愛宕「お花畑な少女趣味と化け物の尖った中二病からすればね」

高雄「うん? 」

愛宕「愛した男の子供を生んで育てる、そういうことには生物としての存在意義があると思うの」

高雄「言うまでも無く生物学的見地の一視点から見ればそれは正しいと思うけれど」

愛宕「んーん、繁栄の為のただの繁殖なんかじゃない。
我が遺伝子を分けた子孫というのは愛した人と自らが残す永遠性だわ」

高雄「自らが認識できない永遠性に何の意味があると? 」

愛宕「死に際と同じよ。あの人が看取ってくれていれば、泣きそうな笑顔で送ってくれると思いながら死ぬのと同じことでしょう? 」
愛した人と自分のヨスガが、共に生きた証が存在し続けると信じ込むことはできる」

高雄「…………」

愛宕「違う? 別に高雄の理想が私と違っても文句は無いけど」

高雄「そうね。…………」

愛宕「んー……」

高雄「……………………私が死んだ後も仮にあの人に時間が残されているとして」

愛宕「ん? ええ」

高雄「女なんか生んでいたら自分が逝く前に殺してしまいそうだわ。
あの人と共に私を悼むなんて嫉妬で狂いそう」

愛宕「え、えぇ……」


ありがとうございました


< な、なんだってー!!>







雲龍「今日は十月二十四日ね」

扶桑「まぁ、そうね」

雲龍「つまり二ヶ月後には性の六時間が……テンション下がるわ」

扶桑「まぁ、そうね。…………そこまでこじつけ始めたら何にでも打ちのめされる気がするけど」


< どちらにもまた別々の良さが >







漣「愛宕さんとか雲龍さんって時々脈絡無くコスプレして絡んでくるみたいですけど」

提督「え? まぁ、そうだな」

漣「たとえばこうセーラー着て『せんぱぁい♪ 』とか言ってきたとして」

提督「? 」

漣「コスプレをした愛宕さんとして接するんですか?
それともJKな愛宕さんとロールするんですか? 」

提督「む、むむ……難しいことを言うね君。難しい…………難しいよそれは、深遠過ぎる」


< ポケットが割と便利 >






阿賀野『ルームウェア? ふっつーにパジャマとかスウェットとか……まぁ、Tシャツも割と』

加賀『そう……そう……』

阿賀野『んー? 』

加賀『…………こう、尻尾のついた感じの、もふもふしたアレは着ないのかしら』

阿賀野『着ないかなぁ。持ってれば着るけど持ってないです』

加賀『そう……』






阿賀野「、とかいう遣り取りが一ヶ月前にあったからかなぁ、って」

能代「なるほど。……阿賀野姉ぇが着てるのは兎も角加賀さんからのプレゼントっていうのが凄いね、クマさんパジャマ」


< 案外とどこでも呼べば来るものだけれど >







雲龍「ここってデリヘルは来るの? 」

提督「何故俺に訊く」

雲龍「あなた以外は知るわけないじゃない馬鹿ね」

提督「俺も知るわけないと何故分かってくれないのか」

雲龍「性欲モンスターのくせに」

提督「他のやつからでも嫌だけどお前にだけはそんなこと言われたか無い」

雲龍「おかしいわね」

提督「おかしいのは君の頭の方なんですけどねぇ……」


< 何故×何故×何故 >







葛城「あ、結構あるみたいだよ大湊。これが多いんだか少ないんだかの判断は任せるけど」

提督「何故調べた何故任せた」

葛城「知りたいと思って? 」

提督「あのさ」

雲龍「ふ……」

葛城「何故ちらっと見て勝ち誇った」

雲龍「当然? 」

提督「そうだな」

葛城「なんか腹立つ。ねぇ天城姉ぇ? 」

天城「そうね。…………何故こんなのと仲の良い姉妹でいられているのでしょうね、天城という女は」


< 事実は小説よりも云々 >








龍田「ふふ……そもそもあなたも呼ばれたら売るじゃない、身体」

雲龍「馬鹿ね。あれは私が買ってるのよ」

提督「驚愕の事実だわ。俺って男娼だったのか」

葛城「衝撃的事実発覚! 帝国海軍随一の高級将校は化け物女に身体を売る淫らな男娼だった?! 」

龍田「面白そうな記事ね」

天城「よくそんなもの出版できたと褒めて差し上げましょうか」

雲龍「出版できてしまったとしてそこの役員は生きた心地がしないでしょうね」

龍田「編集長辺りが蜥蜴の尻尾切り的に責任を取らされるのかしら」

提督「たぶんな」

葛城「ま、出版なんてできるわけ無いけどね」

天城「しようとも思わないでしょうしね。
…………この世の中そういう蛮勇も無いことは無い気もしますが」


< ニヤニヤ、とは言いませんがね >







愛宕「こう、女側から見た男の好きな女の子って」

山城「あん? 」

愛宕「小柄で華奢で」

山城「海風が当て嵌まるかどうかってところね。
キャラと見た目的に背が高過ぎる気もするけど」

愛宕「肉感的で」

山城「逆にまぁ……大概当て嵌まるわね。女側が嬉しいかは兎も角として」

愛宕「ロングの綺麗な髪で」

山城「取り敢えずそれは私と自分の姉に喧嘩売ってるわね」

愛宕「お淑やかで」

山城「あれはそういうのより強い女の方が好きそうだけど。ガサツとかそういう意味でも無くて」

愛宕「しっかり自分を褒めてくれるような」

山城「大概あれの評価は甘々だと思うけど」

愛宕「大体いつも笑顔で」

山城「それは全員そうね。…………ニコニコ、なんて形容できるかは別として」


< そそくさと >







愛宕「ツッコミを入れつつもずっと付き合ってくれる山城、好き」

山城「暇なだけよ。姉さまはRomaに引き摺られて柔軟体操だかストレッチだかなんてやってるし」

愛宕「面白い組み合わせと理由ねぇ~。……まさか色々と吹っ切れたRomaに襲われてたりしない? 」

山城「さすがにそれは無いと思うわ」

愛宕「そうねぇ~。…………いってらっしゃい、飲み物くらい持っていってあげなさいな」


< できたらいいな、とは思うけどね分裂とか >







雲龍「あなた分裂はできないわけ? もしくは影分身だとかそういうのでも許すわ」

提督「ちょっと何言ってるか分からない」

雲龍「あなた以外の男なんて身の毛もよだつっていうのはもう知ってるわね? 」

提督「嬉しいけどなんかこの先を予想すると嬉しくねぇな」

雲龍「でもほら、輪姦ってこう、夢なのよ」

提督「知らねぇよそんなこと」

雲龍「どうにか、ならない? 」

提督「ならない。……なんでこの子冗談に見えない顔でこんな巫山戯たこと言えるの? 」

天城「天城に言われても……」


< 笑み隠して牙剥いて >







天城「まぁ……でもですね、突然脈絡無く発情しないでくれませんか、獣を笑えませんよ」

雲龍「笑わないもの。何にも問題無いわ」

提督「僕の仕事には問題ばかりが発生するんですけどねぇ……」

雲龍「知ったことじゃないし。ほら、姉妹丼楽しみましょう? 」

天城「天城も頭数に入っているんですね……はぁ」

提督「はぁ……じゃねぇの。諦め顔で参加しようとしないでくれる? ねぇ? おーい? 」


ありがとうございました

男も女も行けるんだから天城や海風にペニバンでも使って貰えよもう……

>>159
行為中の雲龍って提督には虐められたいがその他の女性に対しては虐めたいって感じじゃないか?


< 次回乞うご期待 >







提督「女の子はわざわざ正面からネクタイを結んであげたいようだけどもね」

高雄「はぁ」

提督「俺は後ろからギュッとしてくれるのの良さを提唱したいね。
柔らかい感触分けてくれて抱き締めてる送り出してほしいの男っていうのは」

高雄「そうですか。……どうぞ」

提督「いつもありがとう。……………………全く反応せずに正面から完遂、か」


< 理想は最初の発情期を迎える前ですが >







扶桑「牡に飢えていたのかしら、この子も」

山城「この子、も? 」

扶桑「言葉の綾よ山城。……サンジョルディもエリザベスも幸せだと思う? 」

山城「パートナーがいて、暖かい部屋があって、何もしなくても食事が出てくるんです。
なんならば雲龍のような何故か獣に好かれる女もいますし」

扶桑「そう……そうよね……ええ、幸せよね、きっと」

山城「そう信じ込むのが動物を飼う方の気持ちには必要だと思いますよ、私は」

扶桑「……そ」

山城「ええ」

扶桑「……」

山城「……」

扶桑「……猫って交尾の刺激で排卵するから100%に近い妊娠率らしいわ」

山城「なるほど。……だから去勢されてきたんですね、この子」


< まだ生まれて半月くらい >








加賀「あぁ……あぁ…………あぁ……あり得ないわ……ぅふ、ふふふふ……」

天城「あり得ないのは加賀さんの蕩け振りだと思いますけれど」

葛城「生まれてから結構経ってんのにね」

阿賀野「子猫って本当に小さいんだねぇ……こんなちっちゃいのが五匹かぁ」

能代「それぞれ模様にも個性があって楽しいものね」

加賀「あぁそんな……こんな、こんなにも愛らしい生き物がこの世に存在していいの……? 」

Littorio「いいのじゃないですかたぶん。
……そんなことよりそろそろ五匹分の名前、考え終わりました? 」


< 数の暴力(可愛い) >








扶桑「そもそも飼い猫として責任を持つなら避妊手術は重要らしいわ」

山城「あぁ、身体にも大きな負担になるんですってね、発情って」

扶桑「ええ、加賀さんが力説していたのの受け売りだけれど」

山城「私もですよ」

扶桑「そう……」

山城「……」

扶桑「……」

山城「…………オス二匹にメス三匹でしたっけ」

扶桑「みたいね。……こんな部分でさえ女優位なのね、って笑ってしまったわ私」


< 原罪の現在 >







赤城「ねぇ、さすがにおかしいと思いません? 」

龍田「えー、とぉ……」

赤城「あんな生後十数日の生き物にさえ怯えられるってなんなんですか、私が一体何をしたっていうんです、ねぇ? 」

龍田「あはは……」


< 最高にプリミティヴ >







雲龍「赤城さんまだ出禁なんですか? 猫部屋」

赤城「生まれた翌日少しだけ眺めてそれ以来一度も生では見ていません」

雲龍「はぁ」

龍田「ストレスを与え過ぎるのはよくないからってことみたいねぇ~」

雲龍「なるほど」

赤城「ヒトに怨まれて忌避される理由は沢山あるけれど……いえ、それだって殆ど表には……どうして? これがもしかして、天罰……? 」


< (苦笑) >








龍田「嫌ですねぇ~……こんなことでカミサマを見つけないでくださいよ」

赤城「苦痛を押し付ける格好の相手でしょう神仏の類いって」

龍田「まぁ、そうですけどねぇ」

雲龍「猫や犬にあれだけ嫌われていて何故神仏の皆さんには拒まれないと思えるんです赤城さんは」

赤城「…………」

龍田「くふ、ふ…………あっは……」


< NTT(猫・と・通信) >







雲龍「猫になりたいわ」

天城「今現在でも十二分に猫のような女だと思いますけれど」

雲龍「ところ構わず、空気なんて放って、舐め回したりできるのに。
言葉なんて無くたって全部分かったつもりになって甘えたりできるのに」

天城「その代わりあの人と褥を共にはできませんね」

雲龍「猫にだけはなりたくないわ私」

天城「はぁ」

葛城「姉が馬鹿過ぎるんだけどどうしたらいいのかな私」

伊14「知りませんよそんなのー……それこそ猫ちゃんくらいしか完璧な意思疎通できないんじゃないです? 」


< ソファが極楽に変わる >







雲龍「~~~~♪ 」

天城「~~~~♪ 」








漣「髪の毛まふまふ~♪ って感じかな? 」

能代「性獣に後ろから抱きすくめられてる妹、かぁ……うーん」

叢雲「んん……何故あれでレズっ気が全く無いのか分からなくなってきたわ。
いえ、そもそも二人とも両刀かもしれないけど女は別腹じゃなかったの? 」

海風「えぇ……」

江風「……叢雲の頭ぶっ壊すってココの魔窟具合やっぱおかしいよな」


< いや、でも、こう、尊ければ取り敢えず良くないかな >







海風「というかあれ何やってるんだろう。別にテレビ見てるわけでもないし」

漣「ソファで抱き締められて抱き締めてる、それだけじゃない? 」

叢雲「あの二人が……雲龍姉妹が考えてることなんて普通のヒトには分かりっこ無いわ」

葛城「しっつれーな。私はまともですけどー? 」

叢雲「そんなわけ」

能代「イヤホンで何か聴いてるとかそういう選択肢は? 」

江風「実にそれっぽいな。……ワイヤレスだとその辺分かりにくいし」


< 抱く > 抱かれる >







天城「>>159 というお便りが」

雲龍「漣も時々言うけどそれ、何なの? 」

天城「それこそ漣さんも言うと思いますけれど様式美です」

雲龍「様式美ね……私は」

天城「ええ」

雲龍「本当はあの男としか寝たくないのよ。
それでも寂しくて壊れそうだから妥協して女とも絡んでるの」

天城「男相手じゃなければ浮気じゃないみたいなのはどうかと思いますよさすがに」

雲龍「その辺は本当に妥協点としか言えないわ。
あれで女相手でも簡単に嫉妬してくれる男っていうのもあるけど」

天城「そうやって一人の女として見てくれる相手にその仕打ちとは」

雲龍「さすがに私あれよりクズな自信無いわ。許して? 」

天城「許すとかそういうことでもないですけどねぇ……」






提督「っくしゅ……ヤベぇな、風邪か? 」

高雄「猫の毛でも舞っているのかもしれませんね……暖房入れて換気でもしぁ……ぅ…………

提督「どうぞそのまま開けてよ。…………勝手に、あったまってるからさ」


>>160







雲龍「まぁ、でも……そうね、時々遊ぶならそれでもいいかもしれないわ」

天城「あの人と同等のレベルで腰を振れと? 」

雲龍「姉の為に頑張ってほしいわそのくらい」

天城「姉様の為に、というのは構いませんけれど理由も内容も酷過ぎると思いますよ」

雲龍「そんなの知らない」

天城「はぁ」

雲龍「それにきっと、あの人の良さだとか凄さを再確認できるし、次がまた楽しみになるし」

天城「酷い女。…………………………………………姉様くらい奔放なのに最後の一線が厳しい女であれば、もっと幸せだったのでしょうか」


< あくまであなたを見つめてさせてくれなきゃ >







雲龍「あとこう、単純に無機質なのって何か嫌。熱く燃やしてくれないと雑念に焦がされるわ」

天城「恋焦がれているわけですしそれでいいのじゃありません? 」

雲龍「それは燃え尽きる前の一瞬の輝きなの。業火に焼かれて踊ってるだけだから」

天城「ただ妹に擬似的にヤられるのは虚しい、と? 」

雲龍「そうね。…………それに矛盾するようだけど、それでも私あなたをあからさまな代用品扱いなんてしたくないから」


< ノットをいじらしく弄びながら >







提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………」

高雄「…………」

提督「…………明日は後ろからネクタイ結んで送り出してくれる? 」

高雄「それはあなた次第。…………今から私を上手く解いてくれたら、考えて差し上げましょうか」


ありがとうございました


< お手紙でも出しますか? >








能代「そういえば阿賀野姉ぇ」

阿賀野「んー? 」

能代「あのド腐れ優男には何貰ったの? 誕生日」

阿賀野「ふっつーに可愛いしばれガラスのグラス」

能代「ふぅん……? 」

阿賀野「本当はソーマチンが欲しかったんだけど別に言ってないからね。
さすがにそこまで求めてはいないよ阿賀野も」

能代「そんなサンタじゃないんだから……」


< 買えないことはないけどダルいらしい >







能代「ていうか、ソーマチン? 」

阿賀野「甘味料。いつか使ってみたいんだよね。
普通の砂糖とかスクラロースなんて目じゃないくらい激甘なやつ」

能代「それで何をつくるわけ? 」

阿賀野「? 普通のお料理とかお菓子だよ? 少なくて済むでしょ? 」

能代「……なんでそんな妙にセコいこと考えてるの? 」

Littorio「というか格段に甘いからといってもその言い方はお料理に対する侮辱では……? 」


< 精神的負荷と言った方が近いだろうか >








提督「俺はもう永遠に入らんと誓ったね、お化け屋敷」

漣「高雄さんと入ったのがそもそも間違いでしょ。
ご主人様そこまで空気と相手読めないアホでしたっけ」

提督「あいつが入ってみたいって言ったんだよ。
俺は楽しめるわけないって言ったんだぜ? 」

漣「ははぁ、ってことは高雄さんがアホだったわけですかねぇ」

提督「とも言い切れねぇだろう。兆が一怖がれて、楽しい恐怖ってやつを体感できるかもしれねぇし」

漣「理解はしますが桁が十は足りねぇですなぁ」

提督「だよな」






高雄「よく考えなくてもあの人に捨てられる方が余程恐ろしいですからね。
その他はホラーもですけれど怖いというよりただの嫌悪感ですし」

明石「そうかもしれないですけど怖いってそうじゃねぇと思いますよ……いやマジで」


< 決して羨ましくはない強さ >







高雄「では明石さんはあの人に捨てられるよりも怖いことがあると? 」

明石「あの人が先に死ぬこと。
嫌われたって捨てられたってね、
私は私の気持ちと愛情抱いていられればまだ想い出に生きていけますから」

高雄「なるほど。……理解も納得もしますけれど、明石さん」

明石「はい? 」

高雄「強いですね……ええ、最強と言ってもいい。私にはきっと永遠に手に入らない強さです」


< 与えよ、さらば与えられん >







愛宕「何か本当にしてほしかったらもうストレートに言った方がいいわ。
変に媚びたり機嫌取ったって足元見透かされて終わり」

涼月「そんな、ものでしょうか」

愛宕「矛盾するようだけどあぁいう天邪鬼に普通の意味での……“ お願いの正攻法 ”で迫っても仕方が無いもの」

涼月「それは愛宕さんの方が捻くれてるんじゃあ……」

愛宕「捻くれて当然なの。あぁいう男だから」

涼月「…………」

愛宕「何を頼みたいのかは知らないし酷い言い方をするようだけど」

涼月「え、ええ」

愛宕「今のあなたがあの人に与えられるメリットって、何?
そういうのが本当の意味であると自分で思える? 無いんなら、心ぶつけてきた方が悔いも少ないわ」

涼月「……………………」


< 闖入 >








龍田「いーけないんだー。私にやったみたいにまた他の女の子いじめてる」

愛宕「ッ…………あ、っなたに言ったのも、半分本音だったけど嫉妬の所為よ。今のは、違う」

涼月「…………」

龍田「嫉妬ねぇ。…………嫉妬なら何を言っても許されるって? 」

愛宕「悪かったわよ……うん、あのときは私が言い過ぎました。膝枕でもして慰めて差し上げましょうか? 」

龍田「要らないそんなの。……結果的には私の方が何か一つ吹っ切れたし」

愛宕「……そ」

涼月「話が読めない…………というか、あれ、私の話は? 」


< 愛の抱き方 >







愛宕「んー……まぁ、そうね、当ててあげましょうか? 」

涼月「はい? 」

愛宕「あなたがあの人にお願いしたいこと」

龍田「お願いねぇ……あぁ、分かりやすいかも」

愛宕「Romaとは引き離さないでほしい、って頼みたいんでしょう? 」

龍田「初月ちゃんが聞いたら苦笑いでショック受けそうねぇ~」

愛宕「あの子あれで想いが大分強い子みたいだものね」

涼月「……………………」


< 隙あらばイチャつく >








時雨「いつでも抱けるメスがいるってどんな気分なんだろうね」

秋雲「何それエロ同人の話? 」

GZ「? 素直に愉快な気分だが」

WS「そうね」

GZ「あ? 」

WS「何か」

GZ「メス本人に同意されるとどうもと思ってな、lady」

WS「メスはあなたの方でしょうよ、Die dame」

GZ「…………」

WS「…………」

秋雲「…………うん? 」

時雨「やれやれ……あきつ丸の方がまだ話が通じるねこれと比べたら」


< 二人きりになれるのを見計らって >







提督「んー……何? 」

涼月「頼みたいことが……いえ、お願いしたいことがあるんです」

提督「ふーん、言ってみ」

涼月「Romaさんとはできれば離してほしくないんです、今後の配置まで含めて」

提督「今後、ってやつの期間は? 」

涼月「あなたが退役したり亡くなったりした後のことまで含めて」

提督「はは、強欲だね」

涼月「いけませんか? 」

提督「いいや、いけなくなんか無いよ。……もう誰かに聞いたかもしれないけどさ」

涼月「はい」

提督「初月や他の姉妹、それからいつか得られるかもしれない親友、そういうのを一段階は捨てるってことなんだぜそれ。
涼月にそれが覚悟できるか? 俺が何の対価も求めずにそれを約束する男に見えるか? 」

涼月「できませんし見えません。けど、お願いできるのはあなたしかいませんから」

提督「っ、はは、ふふ……正直、馬鹿正直なこと言うね……うん、承りました。
約束はしてやれないけどでき得る限り努力致します。これでいい? 」

涼月「言質、取りましたからね」

提督「はいはい。……………………この雰囲気だと愛宕辺りが素直にいけって言ったのかなぁ」


< 天邪鬼と評価される人の自称天邪鬼とは >







涼月「はい? 」

提督「いーえ。……ま、対価って言うのもアレかもしれないけど」

涼月「身体でも捧げよと? 」

提督「要らないわけじゃないけど受け取れないよ。……酌、してくれない? 」

涼月「はい。…………」

提督「うん、ありがとう」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………」

提督「…………」

涼月「…………つまり、私から得るものなど何も無いということ、でしょうか」

提督「そういうことじゃないさ。俺は好きでもない子を自分の周りに置いておこうと思う程の天邪鬼じゃないよ」

涼月「天邪鬼、ね。…………なるほど、分かりました」

提督「うーん……? 」


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