【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい7 (1000)
安価やコンマで、剣と魔法な世界で主人公が姫と結ばれる為に頑張りましょう
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を
1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1613877615/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1614871959/)
3スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい3 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1615814860/)
4スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1617461230/)
5スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい5 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1620742232/)
6スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい6 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1622126549/)
~簡単な舞台解説~
剣と魔法のよくあるRPGな世界の大陸の一つ
三つの大国が大陸を統べていましたが……
【公国】:大公エルクラッド
広大な領地を貴族達が治める国
自国の発展に力を注いでおり、使えそうなものはなんでも使う主義
この性質により民を含めて異国民にも寛容な者が多い
幅広い種類の道具を取り扱い、商業に力を注いでいる
1スレ目開幕から怒涛のコンマを叩きだし、一躍世界の覇者となった
現在各地に展開している公国兵の多くは傭兵や賊である
戦力は将軍、帝龍ともにおよそ半数が倒れたが……?
【鉄国】:鉄国王フリーデシルト
屈強な戦士の多い無骨な国
規模はまだ公国より下だが、鉱物や魔道を組み合わせ急速発展中
独自の工学文明により、高い技術力と戦力を保有
世界全体の工学発展を謳い、鉄工業に余念がない
1スレ目開幕から公国の奇襲により壊滅するという憂き目に……
しかし国王と騎士団長が揃って偶数ゾロ目を叩きだし生還するという意地を見せる
娘達の活躍により、国は奪取。これからの復興に注力する
【森国】:森国王カタリナ
深い森の中にある神秘の国
自然の恵みに感謝し、他国には無い魔法を操れる者が多い
人と異なる外見の者達も住む影響か、少々閉鎖的
変わらぬ安寧を良しとし、林業や農業が発展している
1スレ目から鉄国同様にコンマが荒ぶり、公国の奇襲により文字通りの大炎上
しかし国王が次々に荒ぶり、公国の隠し玉の一体を粉砕し逆襲の機会を狙う
鉄国は奪還されたが、相変わらず公国からは危険な相手と認識されている
~主人公や姫の簡易紹介~
【ジーク】レベル225
生きることと食べることに執着を持つフリーの傭兵。21歳
このスレの主人公。頑張って姫と結ばれたいけど、正直今はまず生き延びることが大事
鉄国姫リアローズとは幼少期から出会っており、十年ぶりに互いの想いを自覚した。
過去に公国姫セレスティアの命も救っており、四姫中三人の危機を救っていることになる
リーチェにお守りのおかえしを贈ったり、前スレでは姫や仲間との親睦が深まった
・夜レベル100
・料理レベル100
・酔いやすさ27
・乗馬レベル95
・清掃レベル31
・お洒落レベル79
・歌唱レベル56
・細工レベル15
【リアローズ】レベル218
鉄国の姫。18歳
メカクレで基本は大人しい。お人形大好きの優しい子
苦難の果てに、ついに祖国を取り戻した
変装時は傭兵シェリルと名乗り、ジークを援護する
リーチェの想いを知っても一切の嫉妬をしない広い心の持ち主でもあった
その心の広さは、公国姫セレスティアを助けることにも繋がった
驚異的な各技能レベルを誇るが、苦手なものはとことん苦手と結構極端な子
・好感度154
・夜レベル48
・料理レベル90
・酔いやすさ94
・人形作成レベル100
・鍛冶レベル100
・装飾レベル100
・乗馬レベル6
・お洒落レベル100
・清掃レベル2
【リュノ】レベル156
森国の姫。17歳だが奇跡のようなツルペタちっぱい
ぼんやり優しげな見た目とは裏腹に探究心が強い行動派
戦闘能力は妹に劣るが、拠点作成と防衛に凄まじい才能を開花させる
妹リーチェが心配のあまり、父ソウキに拠点防衛を任せてジーク達に合流
変装時は傭兵ノエルと名乗り、その長髪を生かして髪型も好きに変えられる。
周りの影響を受け、ちょっとお洒落について考え始めた
・好感度77
・酔いやすさ96
・夜レベル84
・料理レベル78
・龍知識99
・乗馬レベル61
・お洒落レベル48
【リーチェ】レベル251
森国のもう一人の姫。16歳
真面目で礼儀正しい妖精姫。羽の出し入れは自由自在
森国でジークに助けられて以後、彼と行動を共にすることに
変装時は傭兵ルーチュと名乗り、ジークを援護する
嫌な場面を見ることが多いが、脅威の鋼メンタルを手に入れた強き姫
最近は食の好みも広がってきている
・好感度162
・夜レベル34
・料理レベル82
・酔いやすさ14
・乗馬レベル6
・お洒落レベル83
・歌唱レベル71
【セレスティア】レベル444→56
公国の姫。18歳
表向きは大人しい金髪美少女
しかしその本質は欲しい物は絶対手に入れるという、公国の体現者
ここまでならまだよかったが、コンマが荒ぶった結果その執着心は限界突破
ひたすら愛しい人を求める乙女であるが、愛する人以外はどうでもいい思考だったが……
リアローズとリーチェを追い詰めるが、彼女達の想いの強さの前に敗北、その後浄化された
以後は生来の大人しさを取り戻すが、過去の行いに悩まされることもしばしば
ジークとの語らいの末、今からでも戦争を止める為に正式に傭兵団に加入した
その際に呪術も取り戻すが、その性質は大きく変化している
・執着心→好感度149
・夜レベル100
・酔いやすさ1
・料理レベル壊滅→21
・お洒落レベル34
・乗馬レベル20
・竜操レベル52
・清掃レベル2
【ユージーン】レベル83
元・セレスティア直属の傭兵。25歳
見た目はヘラヘラした金髪糸目の男
情報を持ち帰ることに特化した傭兵だったが、ひょんなことからジークと遭遇
帰還用のワイバーンを倒されお縄となり、説得の末にジーク達に寝返る
実は現時点で登場人物中最も料理の腕が壊滅している
加えて夜技能も低いなど、色々と悩みの種が増えつつある
・夜レベル11
・酔いやすさ36
・料理レベル壊滅
・乗馬レベル91
・歌唱レベル54
【イアン】レベル164
鉄国騎士団の長。30歳
壊滅した鉄国からリアローズを逃がし、ジークに託した
ほぼ死亡確定の状況からゾロ目により一矢を報いつつ生存
その後無事にジークとリアローズとの合流を果たす
傭兵団一の巨乳趣味であることが発覚すると同時に、温泉でミナの嬌声を聞いてしまう
以後、彼女をそういう対象としても意識してしまうようになるが……?
・夜レベル91
・酔いやすさ40
・料理レベル61
・乗馬レベル74
【ミナ】レベル155(消耗時は2)
鉄国のシスター。子供体型だが20歳
優しく献身的で礼儀正しい、シスターの模範
瀕死のイアンの命を救ったが、その後は逆にイアンに庇われながら旅をしていた
実は希少な回復魔法の使い手ではあるが、最大魔力は控えめ
その為、自分の体力を削って他者を癒していたことが判明した
鉄国奪還後の姫達との交流でイアンを意識するようになってしまう
さらにリュノとセレスティアの手で知識も叩きこまれ、夜の知識が一気に深まった
・夜レベル68
・酔いやすさ39
・料理レベル41
・乗馬レベル100
・お洒落レベル76
【マリリン】レベル219
元・公国六将の一人。見た目はまさにアイドルだが22歳の男である
誰がどう見てもイロモノ、大公エルクラッドからは視界にも入れたくない程嫌われていたが……
実は内面はすごくまともな感性の持ち主であり、公国将ネーロ以外の上層部の全員に敵意か殺意を持つほど
耐えきれなくなり公国を飛び出し、やがてジーク達と出会い行動を共にすることに
自身が男であるという自覚はあるが、誘われてついていくのは女子会の方である
・夜レベル36
・料理レベル47
・乗馬レベル71
・酔いやすさ24
・お洒落レベル70
※詳しいキャラ設定や他の登場人物は前スレにて
~その他解説・留意事項など~
・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立ちます
・頻繁にコンマ判定や安価が飛びます
・コンマ判定は連取有。安価や多数決の時は連取無効となります
・質問には答えられる範囲で答えます
・判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・多数決時以外のゾロ目は、ボーナスがつくことが多いです↓
『奇数ゾロ目』
良結果判定。しかし判定内容次第では最悪の結果になることもあります
『偶数ゾロ目』
基本は良結果判定。しかし敵のレベルアップ判定、国の損害判定など極一部ではマイナスになることも
『コンマ00』
ハイパークリティカル。どんな判定内容であれ主人公にとっての確定最良結果となります
※コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう
ここが一番大事です
・メイン級キャラクターは、その都度安価募集。のちに多数決で採用キャラを決めたりします
・敵、サブキャラクターは私が拾えそうなものを勝手に拾うことがあります
・多数決が同票の場合、コンマ判定。コンマ合計値が多いものを採用します(ゾロ目優先)
・キャラクターはあまりに設定が細かすぎると私が処理しきれない可能性が高いです。ご了承ください
・どんな強いキャラクターも、基本は複数の敵に囲まれると負けてしまいます
・諸事情につき、竜の力を持つキャラクターの登場は難しいです
・展開巻き戻しはありません
・本編、雑談時問わずゾロ目が3つ連続で出た場合はゾロ目チケットを進呈(所持上限は5枚)
※このスレは姫と結ばれることを目的としているため、主人公のハーレム化はまず無理です。ご了承ください
※展開によっては姫含むキャラクターの凌辱や死亡もあります。こちらもご了承ください
~キャラクターシートテンプレ~
【名前】
【年齢】
【性別】
【所属】
【外見】
【使用武器】
【性格】
【その他備考】
※このシートを元にしますが、フレーバー判定等で設定が増えることもあります
~自由行動基本表~
所持アイテム
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『連絡用信号弾』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1
『風帝の翼膜』×1
【○○での行動での行動】2/2
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)
3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)
前スレより
ジーク武器とセレスティア防具の作成
――
リアローズ(ジークさんとリーチェさん以外、立ち向かうこともできなかった龍の鱗……)
リアローズ(とっても怖かったけど、ちゃんとお話のできる人で……)
リアローズ(ずっと、セレスティアさんのことを気にかけていた……)
リアローズ(……)
リアローズ(この鱗なら、きっとジークさんにいい剣を打ってあげられる……)
リアローズ(そして、セレスティアさんにも……)チラ…
セレスティア「?」
リアローズ(……離れていても、きっとシャリオさんもセレスティアさんのことが心配だよね?)
リアローズ(それならもう一つは……)
リアローズ「……よし。作りたいものも決まりました」
ベリィ「あなたならもう大丈夫だとは思いますけど……」
ベリィ「どんなに優れた素材も、私達鍛冶師が想いを込めなければ無駄になってしまいます」
ベリィ「誰の為に、どんなものを作るのか。自分は、どういう形に仕上げたいのか……」
リアローズ「……大丈夫」コクリ
ベリィ「そう……では、あちらの部屋へ。人払いもしておきます」
ベリィ「二つも想いを込めて作るとなると、少し時間がかかって大変だとは思いますけど……」
ベリィ「やる気になったあなたの集中力が凄いこと、母はよく知っていますからね」
ベリィ「……頑張るのですよ、リアローズ」
リアローズ「はい!」
――
※リアローズが装備作成に取り掛かりました
※森国出発前に完成します
※しばらく工房に籠るため、リアローズとの交流ができなくなりました
――
――
……
ジーク「リアローズは一体何を作るつもりなのだろうか……」
セレスティア(一瞬私が見られたような……気のせいですよね?)
リュノ「鉄国の鍛冶技術にも興味がありますけど……」
リーチェ「流石に、あれだけ真剣なリアローズさんとベリィ様のお邪魔をするわけにもいきません」
ミナ「鉄国は他にも鍛冶のお店はありますので、そちらに行けば或いは……?」
イアン「どれだけの場所が無事か、わからぬが……」
ユージーン「俺がちょいと探ってみた感じ、やっぱ工房とかは被害が大きいみたいなんだよなぁ……」
マリリン「鉄国の生産力を奪う目的だよね。いやらしいゼルガーだよまったく!」
ジーク「さて……」
――
所持アイテム
『ゾロ目チケット』×2(上限5)
『リアローズハンマー』
『連絡用信号弾』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1
『風帝の翼膜』×1
※鉄国奪還記念自由行動※2/3
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還により、姫と関係を持つことも可能になりました
:特殊交流
2・ミナとイアンの被害状況調査(判定多数。イアン確定スキル習得)
×・ベリィ工房(リアローズ鍛冶集中中)
3・鉄国王と公国姫(フリーデシルトと向き合うセレスティア)
4・フリーデシルトと作戦会議(鉄国から盗まれたものと、公国の防衛網)
しばらくしたら多数決コンマ
セレスティアは自由行動可能にしてあります(特殊交流+このあとリュノとおでかけもあるため)
そしてチケット三枚です申し訳ありません
自由行動安価
↓1~3多数決コンマ
2:ミナとイアンの被害状況調査
――
イアン「……ジーク、済まないが私とミナもしばらく時間を貰っていいだろうか?」
ジーク「ああ、問題ない。どの道もう数日は待機の状態が続くわけだからな。好きに動いてくれていい」
イアン「すまないな。ユージーンが少し動いて確認はしてくれたようだが……」
イアン「私もこれでも鉄国騎士団の長。やはり我が目で確認したい場所もあるのだ」
ミナ「その、私も……」
ジーク「……わかった。それでは全員、ここで一度解散といこう。用心は怠るなよ?」
……
イアン「……ジークはやはり、察していたようだな」
ミナ「ええ……」
ミナ「ですがイアン様、よろしかったのですか?」
イアン「何がだ?」
ミナ「……私の、教会を見に行きたいなどという我儘にイアン様を巻き込んでしまって……」
イアン「何を言うか。我儘などではないぞ。私も丁度様子が気になっていたところだ」
イアン「……教会の者達は、ミナを逃がしたのであろう?」
ミナ「……はい」コクリ
イアン「教会の者がミナを無事に逃がしてくれたからこそ、私の命も在るのだ」
イアン「私はその……神の信徒というわけではないのだが」
イアン「教会と神にも、礼を言いたいのだ……」
ミナ「イアン様……」
イアン「……さあ、そろそろ行こう。ミナ、私の傍を離れるな?」
ミナ「は、はいぃ!?///」ギュッ…
イアン「!?///」ドキィ!
ミナ(あぁ、思わずイアン様の手を握ってしまいました……/// 大きい……///)
イアン(い、いかん! 平常心を保て! ミナは小さく、荒れ地で転んでしまう恐れもあるのだ!)
イアン(私がしっかりと、護ってやらねば……!)
……
――
――
……
【鉄国・街道】
ザッ…ザッ…
イアン「……」
ミナ「……」
イアン「陛下や皆も奮戦しているが……」
ミナ「やはり、元々人が少ない場所の復興は遅れているようですね……」
イアン「復興をする人員が減ってしまっているのも原因の一つだろう」
イアン「あの日、民も騎士団も多くの犠牲が出た」
イアン「しかし、行方がしれなくなった者の人数と遺体の数が明らかに合致しない……」
ミナ「それは……」
イアン「……おそらくは、捕虜とされたのだろう」
イアン「いくら鉄国の技術や計画書を奪ったとして、それを作れる技術者は必要だ」
イアン「素材を掘り起こす為の、労働力もな……」
ミナ「……」ウツムキ…
イアン「……私の親友の姿も、見当たらなかった」
イアン「いや、あいつのことだ。上手く身を隠して機を窺っているだけかもしれないが……」
ミナ「……大丈夫です。イアン様の信頼なさっている方なのでしょう?」
ミナ「きっと、ご無事です……」
イアン「ああ……」
ミナ(……そう。きっと大丈夫です)
ミナ(私はイアン様に救われた。皆さんにも、きっと神の御加護が……)
焼け落ちた家「」ボロ…
イアン(……私は……)
……
――
――
ザッ…ザッ…
イアン「……我々が、もっと強ければ運命は変わっていたのだろうか?」
ミナ「……飛竜、いえ龍族が私達の前に敵として現れるなど、神であってもわからないでしょう」
ミナ「それに公国も絡んでくるなど……」
イアン「……龍は、長のシャリオが穏健派であったが故に身を潜めていただけのようだからな」
イアン「そこに野心を持ったポラリスが現れ、均衡が崩れた……」
ミナ「では、公国は何故なのでしょうか?」
イアン「……わからぬ。陛下も警戒なさっていたのは間違いない」
イアン「つまり、あの日よりも前から公国は戦争の計画を練っていたのかもしれないが……」
ザッ…ザッ…
ミナ「……あ」
イアン「……!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
えぇー!?(白目射出)
神の御加護って怖い……
少々おまちください……
ミナの教会の被害状況
コンマ44
4 4
偶数ゾロ目:もう仲間達が完璧に復興済
――
教会「……」ジャジャーン!
ガヤガヤ…
ミナ「」
イアン「」
ミナ「」
イアン「」
ミナ「……はっ!?」
イアン「みょ、妙だな。私達は荒れ果てた自国の様子を見てきた筈なんだが……」
ミナ「も、元の教会よりも立派になっているような……?」
イアン「……いや、それ以前に信じがたいものが見えるのだが」ダラダラ…
ミナ「え?」
イアン「……あれは、なんだろうか?」スッ…
ワイバーンの干物「」ヒカラビー…
ミナ「」
イアン「干からびているが、あれはワイバーンに見えるのだが……」
ミナ「神の十字架が突き刺さっています……」ブルブル…
イアン「これは一体……」
???「ん? おぉ、もしや君は!?」
ミナ「あ、あなたは……!?」
神父「ミナ! ミナではありませんか! 無事だったのですね! おぉ、偉大なる我らが主よ、ありがとうございます!」
ミナ「神父様も……ご無事だったのですね……!」ポロポロ…
神父「えぇ。私だけではありませんよ?」
神父「全くの無傷……とまではいきませんでしたが、皆が無事です」
神父「あの日からあなたの姿だけが見えずに、心配しておりましたが……」
神父「ああ、本当に良かった……!」
イアン「よかったな、ミナ……」
ミナ「はい……!」
神父「おや、あなた様はもしかして騎士団の……?」
イアン「ああ。先の争いでは役に立つこともできずなんと詫びればいいか……」
神父「いえいえそのようなことは!」
神父「……あの恐ろしい飛竜にいきなり襲われては、仕方がありません」
神父「私も、シスター達を逃している最中に、あの飛竜の雷に焼かれましてな」
神父「このような形で神の御許へ旅立つのかと覚悟を決めましたが……なんとか、生きています」
ミナ「神父様……」
イアン「……私も、ミナがいなければ命を落としていた」
イアン「彼女と、そして彼女を逃がしてくれたあなた方に、改めてお礼申し上げる」ペコリ
神父「そうでしたか、ミナも……」
神父「……」
神父「え?」
神父「……ミナが?」ダラダラ…
イアン「え、ええ。彼女が瀕死の私を救い――」
神父「ミナッ! またあのような無茶はなさっていませんよね!?」
ミナ「は、はい!? あ、いえ、イアン様をお助けする為に少しばかり……///」
神父「た、た、大変だ! みんな、今すぐミナに食事を用意するのです!」
ガタン!
シスター達「「ミナ!? 無事だったの!?」」
神父「かろうじてだ! 回復魔法を使ってしまったらしい!」
シスター達「「そ、そんなっ!? 死んでは駄目ですよミナ!?」」ワッ!
ミナ「だ、大丈夫ですよぉ!?」ワタワタ!
イアン(ミナのあの姿を知る者なら、慌てて当然だろうな……)
イアン(しかし、神父もシスターもこれだけの人数が無事だとは……)
イアン(一体、何があったのだろうか……?)
……
――
イベント途中ですが、今日はここまで
まさかあそこで偶数ゾロ目はびっくりです(白目)
間接的に少しベルゲ隊も弱体化しつつ、ミナにもイベント追加です
なお、この神父は普通の神父ですのでご安心ください
本日もありがとうございました!
おつー
ミナ的には最高の状況でよかったと思えるんだけど……
確か前スレの判定で教会は生殖者になってたよね?これはミナが更に他のシスターに入れ知恵される可能性ある?
おつおつ
でもこの神父様、教会の教義考えると性的にはめっちゃ強いor知識豊富なんだよね……
乙です
この教会の人達が捕虜となってベルゲ隊のメンバーになってたらミナのメンタルダメージ相当な物になっていた?
こんばんはー
>>44
性的な入れ知恵は前回されているのでありません(万が一高コンマで夜レベル100になると不味いですし)
>>45
大変知識豊富です
>>46
鉄国組へのかなり強烈なメンタルダメージ予定でした。最も別の爆弾が残っているのですが
遅くなりましたがちびちび再開していきます
――
……
イアン「シスター達に運ばれていったが、ミナは大丈夫だろうか……」ドキドキ…
神父「ミナは、皆から……おっと、洒落ではございませんよ?」
イアン「わ、わかっている」
イアン「先程の様子を見ればわかる。ミナはこの教会でも、気にかけられている存在だったのだろう?」
神父「えぇ……それはもう」
神父「彼女に救われたというイアン様なら、おわかりになられることでしょう」
神父「彼女はとにかく心優しい。自分のことなど二の次で、常に誰かを助けることに奔走しておりました」
イアン「ああ……」
神父「お腹を空かせた子供がいれば、躊躇いなく自身の分を差し出していました。あれだけお腹を鳴らしておきながら……」
神父「そんな状態で、怪我人が現れれば我先にと治療へ向かうのです」
神父「彼女は希少な回復魔法の使い手ですが、魔力量は少ない。それをあろうことか自らの身を削ってまで……」
イアン「私も救われた直後、ミナはあまりにも可弱く見えたものだ……」
イアン「その原因が後に私にあると知ったが、もう二度とミナにあんなことにはなってほしくない」
神父「えぇ、えぇ。私どもも初めて見た時は絶望したものですよ……」
神父「元々、我ら鉄国の民は魔法適正が低い」
神父「そんな中で回復魔法を扱えるミナは、その素晴らしい志を含め神が遣わしたかのような子とも言えるでしょう」
神父「それでいて魔力総量が少ないのは……きっと、神の御意志なのだと私達は考えます」
イアン「どういう意味だろうか?」
神父「もし、あの子が絶大な魔力を持っていて……沢山の回復魔法を扱えたとして」
神父「……おそらく、誰もが彼女を神の化身と崇めることでしょう」
神父「危険な作業に身を投じる者も多い以上怪我人も出やすく、回復魔法の使い手が少ない鉄国なら尚更ね」
神父「そして心優しいミナは、全ての者を治療しようとするでしょう。魔力があるのだから周りも当然それを望む」
神父「ですが、回復魔法は体力までは治さない。いつかミナは倒れてしまうことでしょう」
イアン「そうだな……」
神父「また彼女の力に頼り切り、誰もが耐えることや自然治癒を忘れてしまう恐れもある」
神父「回復魔法は確かに便利な代物です。ですがそれが無ければ生きていけないかと言えば答えは違います」
神父「……戦争を生き延びる貴方方には欠かせないものだということも、わかるのですがね……」
イアン「いや、仰りたいことはわかる。魔法に頼り切れば、人は堕落することだろう」
神父「その通りです。ですが実際のミナは、魔法が使えても身を削る様な魔法ですからね」
神父「当時、彼女が回復魔法を使えると知ったシスターがミナを妬むということもありましたが……」
神父「ミナの生来の性格を知り、そして昏倒する様を見てからは、何よりもミナのことを心配するようになりました」
神父「ミナはまさしく『あると助かるけど普段は使わない方がいい』という、力の理想を体現しているのですよ」
イアン「なるほど、そういう考え方もできるか……」
神父「加えてミナはあの愛らしい容姿ですからね」
神父「シスター達も率先してミナの負担を減らせるようにと、頑張ってくれたのです」
神父「回復魔法が使えないなら、薬草を採ってくる。傷薬を調合する。手当を素早く確実に行う……」
神父「皆が、回復魔法に頼ることなく腕を上げていきました」
神父「――そしてそれは、シスター達があの飛竜を打ち倒し、私の命を救ってくれることにも繋がったのです」
イアン「なっ!? あの飛竜を、シスター達が……!?」
神父「はい。私は雷に焼かれ瀕死となりましたが……」
神父「彼女達は、それでもあの飛竜に立ち向かったのですよ」
神父「せめて、ミナを逃がせるだけの時間を稼ぐつもりだったのでしょう」
イアン「……!」
神父「だが、どうやらあの飛竜は群れを見るとまとめて薙ぎ払う習性があったようで」
神父「一人のシスターはそれに気がつくと、自らを囮に他のシスター達を分散させたのです」
イアン「そのようなことをすれば……!」
神父「はい。彼女は飛竜の一撃の前に為すすべなく倒れましたが……」
神父「神の御加護なのでしょう。比較的軽傷で済み、今では元気に活動を続けていますよ」
イアン「よかった……」ホッ…
神父「飛竜の力は圧倒的でした。とても我らが束になって敵う相手ではありませんでした」
神父「しかし……ミナの為にと続けていた経験は、無駄にはなりませんでした」
イアン「?」
神父「薬草を採取していると、時々毒草が見つかることもあります」
神父「そしてその毒草を誤って子供が食べない様、間引いたり教育用に持ち帰ったりしていたのです」
神父「また別の勇敢なシスターは、その毒草を使って毒矢を用意したのです」
神父「さらに別のシスターは、樽に詰め込んだ毒草をそのまま飛竜の口目がけて投げつけたりも」
イアン「それはなんというか……逞しいな……」
神父「彼女達も鉄国の民ですから。ただ焦げていた私が情けなく思えますが……」
神父「当然簡単には飛竜は倒れませんでしたが、皆は傷つきながらも倒れることなく戦い続け……」
神父「ついに飛竜の動きが鈍りきったところを、総出で神の証を担いで突撃。見事打ち倒してみせたのです」
イアン「すると、あの干からびたワイバーンは……」
神父「諦めることなく力を合わせれば、あのような恐ろしい怪物にも打ち勝つことができる」
神父「それを示すようなある種の記念物となっております」
神父「……少々、景観に難があるという問題はあるのですが」ハァ…
イアン「だろうな……」
神父「ですが、子供達はあれを見て勇気を得ていることも事実」
神父「……あと、シスターを怒らせないようにと途端にやんちゃな子が減りました」ボソリ…
イアン「ああいう目に遭わされると思ってしまったのだな……」
神父「迅速な手当で私も命を繋げたわけですから、彼女達のそういった面も見て貰いたいのですがねぇ……」
イアン「まさか、私が死を覚悟した飛竜を相手にそこまで戦えるとは……」
神父「運が良かったと言ってしまえば、そこまでなのかもしれません」
神父「ですが『あの飛竜に対しての対抗策が見つかった』以上、やはり全てが神のお導きなのかもしれませんね」
イアン「『飛竜は物陰に隠れた者からの奇襲に対処できないことがある』ということか」
神父「ええ何より『毒に対する耐性を持たず弱体化も可能』という点ですね」
神父「『雷対策』をした上で『私達も毒矢で武装して奇襲をしかけ続ければ』……」
神父「『戦う力が弱い者達であっても、飛竜を相手に戦える』ということですね」
イアン「飛竜の雷撃に対する備えは、陛下も急務とされている」
イアン「ベリィ様が工房で用意されているのも、その一環のようだ」
イアン「しかし、毒矢か……」
イアン(『値は張るが『毒弾』を放てる銃の開発などもした方がいいのだろうか?)
イアン(いや、万が一悪人の手に渡った時が不味いな)
神父「シスター達も、今度は怪我人も出さずにあれを倒して見せると息巻いておりますよ」ハハハハ
イアン「騎士団としては不甲斐ない限りだ……」ガクリ
神父「いえいえ。これも彼女……ミナのおかげですよ」
神父「彼女がこの教会にいてくれるだけで、周りの者に良い影響を与えてくれた」
神父「神が遣わした絶対の存在ではなく、皆で守るべき存在と言いましょうか……?」
神父「さらにはあの穢れなき無垢さまで兼ね備えているとなると、本当にもう何がなんでも守らねば――」
イアン「ん? 穢れなき無垢さ……?」
神父「――あの子は、教会のシスターの中で唯一セックスは愚かオナニーの方法すら知らないのですよ」
神父「信じられますか? 20歳であの身体でですよ!? 本当に天使だと思いませんかイアン様!?」
イアン「」ゴフォォ!
特殊判定
↓1コンマ二桁
イアンの欲情
85>09(い、いかん! ミナを妄想で穢すなど……!)
※基準値を下回った為、妄想を振り払います
――
神父「我らが神の教えでは、愛する者と子を為していくことが強く推奨されています」
神父「そこに愛があればとにかくもうどんどんとやってしまえと」
イアン「」
神父「神の教えですから、当然私もシスター達もそれを忠実に守ろうとは思っているのですが……」
神父「しかしミナは、あまりにも無垢過ぎた。私達には眩しすぎたのです……」
神父「正直、ミナが回復魔法を酷使して衰弱した時に彼女を手籠めにする男がいつ現れるかと生きた心地がしませんでした」
イアン「」
神父「しっかりと性教育を行い、自らの身に降りかかりかねない災いから離れるように教えることもできたでしょう」
神父「しかし、それで彼女の分け隔ての無い優しさまで損なわせてしまうのではないか……」
神父「あと、教育担当者がミナからいやらしい人と思われるのではないかという不安から、誰も言い出せず……」
神父「時は流れ、今に至ります……」ガク…
イアン「」
イアン(ミナが、性知識を持たない……?)
――
幻ミナ「イ、イアン様? 突然裸になれだなんて……///」
幻イアン「大丈夫だミナ。これは何もおかしいことではない」
幻イアン「私はただ、ミナが心配なだけだ」
幻イアン「ミナの身体に異常が無いか、隅々まで調べるだけだ……」ハァハァ…
幻ミナ「そ、そうなのですか?」
幻イアン「そうだとも。だから何も心配しないで、全身検査をしような……」ハァハァ!
――
イアン「―――――うおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ダダダダダダ!
イアン「――煩悩退散っ!!!!」ガシャアアァァァァァン!
神父「イアン様!? 何故突然窓に頭突きを!?」オロオロ…
……
――
――
シスター1「ほ、本当に大丈夫なのミナ?」オロオロ
シスター2「無理は駄目ですよ?」オロオロ
シスター3「回復魔法は便利だけど、お薬もあるのよ?」オロオロ
シスター4「あなたが無事だという事実は何よりも嬉しいのですが……」
シスター達「「目を離した隙にまた倒れるんじゃないかと思うと心配で……」」
ミナ「だ、大丈夫ですって……!」アセアセ
ミナ「皆さんに逃がして貰ってから……大変でしたけど、旅の中で体力もついたんですから!」フンス!
シスター1「ほ、本当に?」オロオロ
シスター2「で、ではこれを持って……?」
木の枝「……」
ミナ「……持てますよ?」ヒョイ
シスター3「う、嘘……!?」
シスター4「あのミナが、苦も無く枝を持ち上げるだなんて……!?」ワナワナ…
ミナ「……」
ミナ「…………」プク…
シスター達((あのミナが怒った!? 怒ったの!?))
ミナ「……えぇい!」グッ!
木の/枝「」ボキィ!
シスター達「「!!??」」
ミナ「……どうですか?」ドヤ!
シスター1「あああぁぁぁぁぁぁ!?」オロオロ!
シスター2「な、なんて無茶を!?」オロオロ!
シスター3「待って、今の音ミナの骨が折れたんじゃないの!?」オロオロ
シスター4「た、大変! すぐに治療の準備を!?」ワタワタ
ミナ(……神よ。久々にこの教会に戻ってきて、わかったことがあります)
ミナ(やはり私は、多くの人々に御心配とご迷惑をおかけしてきたのですね……!)ガクーン!
シスター達「「ああっ!? やっぱり無理をし過ぎて四つん這いの格好になっている!?」」
ミナ「違いますー!」
……
――
――
……
シスター1「そ、そう。本当に……」
シスター2「よかった。丈夫な身体になれたのですね……」ウルウル…
シスター3「ミナを救ってくれた騎士様かぁ……」
シスター4「あなたが傭兵稼業など、とても想像できませんけど……」
ミナ「はい。昔の私なら、きっと何もできなかったことでしょう」
ミナ「ですが、今の私は違います」
ミナ「この教会には、大切な思い出が沢山あります……」
ミナ「ですが、逃げることから始まったこれまでの旅の中で……私はまた新たな思い出と知識を得ることができました」
ミナ「私の体質を把握することができました。どのくらい魔法を使えば、身体に力が入らなくなってしまうのか……」
ミナ「ご飯をお腹いっぱい食べられることの幸せも、知ることができました……///」
シスター2「うん、うん……」ポロポロ
シスター1「あなたはいつも子供達に食事を分けていたから……」ポロポロ…
ミナ「そ、それに……///」
ミナ「――男性の、イアン様の逞しさを知ることもできました……///」ポッ…
シスター達「「えっ!?」」ガタ!
ミナ「!?」ビクゥ!
シスター3「ミ、ミナの口からそんな言葉が出てくるだなんて……!?」
シスター4「逞しさを知るだなんて……///」
シスター4「い、一体騎士様とはどこまで――」
シスター1「こらっ! この子の前では禁句ですよ!」ピシ!
ミナ「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
ミナの欲望
50>28(イアン様の手を握るだけで緊張してしまいます……///)
※基準値を下回った為、知識が増えても根はやはり控えめなようです
――
ミナ「その……///」
ミナ「――イアン様の手を、握ってしまいました……///」
シスター達「「……」」
シスター達((よかった、ミナのままです……))ホッ…
ミナ「――わ、私にはまだ赤ちゃんを作るのははやいといいますか、もっとイアン様の事を――」
シスター達「「いやああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」」ガターン!
ミナ「え!?」
シスター1「だ、誰!? 誰なのミナに真実を教えてしまった人は!?」
シスター2「き、決まっています! ミナがこれだけの反応を示している騎士様ですよ!」
シスター3「そんな、真面目そうな人だったのに……!?」
シスター4「何も知らないミナの身体を無知のまま開発して、それから真実を告げたのですか……!?」
ミナ「あ、あの、その……///」
ミナ「赤ちゃんのお話とかは、姫様――」
シスター達「「リアローズ様ぁ!?」」ガシャーン!
シスター1「リアローズ様が、ミナに手解きを……?」ゴクリ…
シスター2「あんなに清楚を絵に描いたような方が……?」ゴクリ…
シスター3「騎士様が教えるよりもびっくりかも……」ゴクリ…
シスター4「いえ、姫様ともなれば日夜殿方をとっかえひっかえなさっても不思議ではない身分だもの……」ガク…
シスター2「そんな、まさか……」
シスター4「考えて御覧なさい。ベリィ様譲りのあの身体……その気になれば歩くだけで殿方を吸い寄せますよ……」
作戦会議って自由行動で選ばれずとも必然的に発生するイベントな気がするけど、自由行動で選択しなくても最低限の打ち合わせはあるのだろうか?
>>63
最低限の作戦会議は行います
特殊交流の会議は判定で公国に奪われた戦力の確認などを追加で行う感じです
――
ミナ「あの、その、そういうことではなくてですね……?」オロオロ…
ミナ(やっぱり、皆さんは昔から真実を知っていたのですね……)
ミナ(私が、色々なことに耐えられないと思って隠されていたのでしょうか……?)
ミナ(確かに、思い返しても色々と恥ずかしいのですが……///)
ミナ「――それでも、いつか……イアン様と一緒に……///」ポツリ…
シスター達「「……」」
ミナ「あ……///」カアァァァ…
ポン
シスター1「大丈夫ですよ、ミナ」ナデナデ
シスター2「あなたは誰よりも優しく、美しいのだから」
シスター3「騎士様でも誰でも、ミナを好きにならない人はいないよ。私達だって大好きだもの」
シスター4「それに、あなたにはその身体もある。本気になれば誰でもすぐに落とせますよ」
ミナ「……///」
ミナ「……いえ、これは私の我儘です。イアン様はとっても立派なお方……」
ミナ「私などよりも、もっと素晴らしい女性と結ばれる方が……」
ミナ「私は……イアン様がご無事であれば……」
ミナ「そして、たまにでいいんです。たまに、一緒にいていただけたら……///」
シスター達「「ミナ……」」
ミナ(……そうです。確かに、イアン様のことは気になります……)
ミナ(でも、私が一番恐れていることは……イアン様が傷つくこと)
ミナ(改めて思い知らされた、どれだけ自分の回復魔法が不完全なものであったかということ)
ミナ(これから、戦いは激しさを増してしまうのでしょう。そんな中でも、イアン様が退くことはない)
ミナ(私が、私がイアン様をお助けしないと……)
ミナ(……いいえ。皆さんを守れるように、もっと……!)
ミナ(神が授けてくださったこの力は、きっとそのためのものだから……!)グッ!
――
※ミナの決意によりスキルが統合強化!※
★『エナジーコンバート』
↓
★『献身の聖女』★
負傷判定を一段階緩和させ、戦闘時一度だけ敵のゾロ目攻撃を確定防御する
また自軍の全防御手段が枯渇した時に劣勢判定を2回まで回復するが、発動後自身は虚弱状態(軽傷と同様のペナルティー)となる
このスキルは敵の全てのスキルの影響を受けないで発動する
※この後のイベントにミナも参加することになりました
――
――
……
神父「ミナ! くれぐれも気をつけるのですよ!」
ミナ「はい。無理をしない範囲で、皆さまをお助け致します」
シスター達「「イアン様! ミナの事をしっかり見ていてあげてくださいね!」」
イアン「無論だ。ミナは守らねば……」
シスター達((近いような、遠いような……))グヌヌ…
……
イアン「しかしミナ、本当によかったのか?」
イアン「教会も人々も全てが無事だったのだ」
イアン「それこそ、神の奇跡と言っても過言ではないだろう」
ミナ「はい。だからこそ、安心して立てます」
ミナ「……」
ミナ「本当は、もっと酷い状態だと思っていました……」
ミナ「蹂躙され、奪われ……何も残っていない……」
ミナ「だからせめて、皆さんの供養をしたいと……」
イアン「ミナ……」
ミナ「ですが、神父様達はみんな無事だったんです」
ミナ「それに、恐ろしい飛竜相手に退かない程に……強かった」
ミナ「私を守ろうと……昔も、今も、必死で戦ってくださったんです」
ミナ「……」
ミナ「人を傷つけることは、怖いです」
ミナ「ですが、もっと怖いのは、イアン様達が傷つくこと……」
ミナ「私も、もっと――皆さんをお守りできる力が欲しい」
イアン「……!」
ミナ「イアン様、どうかお願いします」
ミナ「――このまま『騎士団の鍛錬場』の方に向かっていただけますか?」
イアン「……」
イアン「……そこは、元から私が向かおうとしていた場所だ」
ミナ「え?」
イアン(……すまない、ミナ。私がもっと強ければ、皆を守れる力があれば……)
イアン(力を求めているのは、私も同じこと……)
……
――
イベント途中ですが今日はここまで
お互い面と向かってぶちまけはしていない状態ですが、もう両想いではありますね
まさかミナまでスキルを獲得するとは思いませんでしたが、次はイアンの番となります
本日もありがとうございました!
おつおつ
ちょっと性にオープンだけどいい教会だった
ワイバーン対策は今後使うことあるのかな?
こんばんはー
>>73
ワイバーン軍に一般民が狙われた際に、有利な補正が入るようになっています
ただ補正のみで確定勝利できるようになるわけではありません
うっかり昨日判定忘れていたのですぐに判定からですが、ゆったり再開です
――
……
ザッ…ザッ…
イアン「……あの日」
ミナ「え?」
イアン「鉄国が陥落した日、私は姫様と少数の部下を伴い脱出していた」
イアン「だが、部下は全員ワイバーンの攻撃で命を落とした……」
ミナ「……っ」
イアン「城内では、さらに多くの兵達が命を落とした。陛下と姫様をお守りするためにな」
イアン「……この国を守る騎士となった以上、国の為に殉ずる覚悟は皆がしていたことだろう」
イアン「しかしあれは、あまりにも突然過ぎた。人がいつ死ぬかなど、誰にもわからぬとはいえ……」
イアン「あの日あの場で、力を満足に振るうこともできずにまとめて殺されていくなど、予想もできまい」
ミナ「はい……」
イアン「だがミナの教会が無事だったのは、本当に良かった」
イアン「全員が無事でワイバーンを仕留めるなどということも予想できぬ出来事だが、こちらはいい意味でだ」
イアン「血の気の多い者が多い鉄国だ。シスター達の活躍を知れば、民達の士気も上がることだろう」
イアン「広場の方が賑わっているというのも、その影響があったのかもしれないな」
イアン「民達は、皆強い。陛下達も全員が無事に戻られた」
イアン「この上なくめでたいことだ。鉄国は必ずや元以上の国へと生まれ変われるだろう」
イアン「……この喜びを、部下達とも共有したかったものだ」フッ…
ミナ「イアン様……」
イアン「元に戻っていく鉄国だが……喪われた命が戻ることは無い」
イアン「私が鍛錬場に向かいたかったのも、ミナと同じ考え……部下達を、弔いたかったのだ」
イアン「そして、その場で私は誓おうと思う。今度こそ、姫様も鉄国も……」
イアン「私が彼らの分も背負って、必ずや守り抜くとな」
ミナ「……イアン様、どうかその想い……私にも背負わせていただけないでしょうか?」
ミナ「私では、できることなどほんの些細なことでしょう」
ミナ「それでも……国の為、民の為に戦い続けた皆様の想いを、無駄にすることはできません」
ミナ「イアン様も、目を離せばすぐに無理をなさるから心配です……」
イアン「そ、そんなことはない。それを言えば、ミナの方もだろう?」
イアン「あの教会でのやりとりを見ていれば、ミナが昔から変わっていないということは明らかだ」
ミナ「……確かに、今になって皆さんにどれだけ心配をかけていたのか再認識はいたしましたが///」
ミナ「だからと言って、イアン様が無茶をしないということではありません」
ミナ「……イアン様、どうか一人で思い悩まないでください」
ミナ「私も、微力ですが……精一杯、お助けしますから……」ギュ…
イアン「ミナ……」
イアン「……ありがとう。君が傍らにいるだけでも、私は気力がわいてくるよ」
イアン「騎士とは、護る者だ。護るべき存在が傍にいれば、それは大きな力になる」
イアン「微力などではないさ」
ミナ「イアン様……///」
ザッ…ザッ…
【鉄国・騎士団鍛錬場】
ミナ「ここが、イアン様達の……」
イアン「ああ。騎士団の8割以上が死亡か行方不明という状態だが……」
イアン「彼らと私は、ここでお互いを高めあったものだ」
イアン「……!」
特殊判定
↓1コンマ二桁
鍛錬場の賑わい
90>50
※基準値を上回った為……?
――
ガキィン! キィン!
ワー!
イアン「これは……」
鉄国兵1「あ、団長!」パアァァ!
鉄国兵2「団長も鍛錬ですか?」
イアン「お前達……!? どうして……」
鉄国兵1「どうしてと言われましても……ねぇ?」
鉄国兵2「もう二度と公国の連中に後れをとらない為にも、鍛え直しているんですよ」
イアン「し、しかしこの人数は……」
ムギュゥ…
イアン「明らかに許容量を超えているというべきか……」
イアン「生き延びた者達のほとんどが集まっているというのか……?」
鉄国兵1「いや、これだけじゃないんですけどね?」
鉄国兵2「復興の方、民達の方からもどんどんと協力者が増えているおかげです」
鉄国兵2「フリーデシルト様のお言葉通り、モノだけではなく我らも改めて国と民を守る為に強くなろう、と」
鉄国兵1「悔しいって思ってるの、団長だけじゃないですからね!」
イアン「そうか……」ウッ…
ミナ「ふふ、イアン様? やはり一人で背負いこまなくても大丈夫でしたでしょう?」
鉄国兵1「あ!? 団長がシスターを連れている!?」
鉄国兵2「そんな!? 我らが鍛え直している最中に団長はお楽しみだったというのですか!?」ガーン!
イアン「ミ、ミナと私はそんな関係ではない!」
ミナ「……」ショボン…
イアン「それと、私をからかうのは構わんがミナを巻き込むのはやめろ……」キリキリ…
鉄国兵2「あ゛ぁ!? 冗談ですから頭から手を離してください団長ぉ!?」メキメキ…
イアン「まったく、お前達は……」フッ…
イアン「……これは、私と一緒にさらに鍛え直す必要がありそうだな」
鉄国兵2「く、わかってはいたがそうなりますよね」
鉄国兵2「わかりました。正直なところ今の時点で少し足にきていますが、やりきってみせましょう!」
イアン「うむ。よい返事だ!」
鉄国兵1「あ、ちょっと待ってください団長」
イアン「ん?」
鉄国兵1「言ったでしょう? これだけじゃないって」
鉄国兵2「実はですね……」
……
【鉄国・大型闘技場】
イアン「ここは……」
ミナ「け、結構歩きました……」ハァハァ…
ミナ「でも、大丈夫です!」キリッ!
鉄国兵2「すみませんミナさん、無理をさせてしまったようで……」
鉄国兵1「と言うよりも、なんでシスターまでここに?」
ミナ「わ、私もイアン様をお守りしたいのです……!」
鉄国兵2「……ほほう?」
イアン「ミナはシスターの鑑だ。困っている者には誰であれ救いの手を伸ばす素晴らしい――」
鉄国兵2「……あぁー……」
ミナ「……」
鉄国兵1「ああ、確かに団長の鍛錬って下手すりゃ怪我しますもんね」
鉄国兵1「確かにシスターが来てくれているのって丁度いいのかも?」
イアン「どういう意味だ?」
鉄国兵1「ふふ、入ってみればわかりますよ」
イアン「?」
……
追加特殊判定
↓1コンマ二桁
志願兵の人数
39(それなり。復興中と考えたら多い方かも)
――
志願兵1「たぁー!」
志願兵2「とぉー!」
イアン「あ、あれは……」
イアン「技術はかなり未熟なようだが、熱意は感じる」
イアン「彼らは一体?」
鉄国兵1「彼らは志願兵です」
鉄国兵2「そして……」
バレット「よぉーし! いい感じだぞ! 次は俺と一緒に走り込み鍛錬だ!」
ミナ「バ、バレット様!?」
イアン「」
バレット「あれ? イアンにミナじゃないか。奇遇だなー!」
鉄国兵2「教官役は、まさかのバレット様です」
鉄国兵1「王子も、俺も父さん助けられるように鍛えるんだーって聞かなくて……」
鉄国兵1「ここならば走り込みもできますし、銃を使った遠距離狙撃の練習もできますからね」
鉄国兵2「王城で何かやらかされると困ゲフン自由に動けるように陛下がここを紹介されたようです」
バレット「だってよぉ……俺、公国の偉そうな将軍のそばまで近寄れたんだぜ?」
バレット「俺がもっと強かったらあいつを倒せてたのかと思うと、悔しくてさ……」
志願兵1「私達も、このまま黙ってはいられません!」
志願兵2「騎士様に救われたこの命、鉄国の為に使わせてください!」
その他志願兵達「「お願いします!」」バッ!
イアン「……」
ミナ「イアン様。皆、気持ちは同じなのです」
鉄国兵1「団長達が戦っているのに、自分達だけ何もしないなんてまっぴらですよ」
鉄国兵2「団長、彼らの熱意は本物です。どうか、我らとともに久々に鍛えてください!」
志願兵達「「鉄国の為ならば、耐え抜いてみせます!」
バレット「俺も頼むぜイアン!」
バレット「銃は使わねえ。基礎の身体づくりから始めようと思ってな!」
ミナ「わ、私もどうかお願いいたします!」
イアン「し、しかし……」
バレット「大丈夫だって! この志願兵達だって、結構――」
イアン「――私は今、自分の無力さに打ちひしがれると同時に……」
イアン「――勇敢な志願兵の存在に、感動もしている……」
イアン「――今、鍛錬を始めたら……」
イアン「――やりすぎてしまうかもしれないな!」キラキラ!
バレット「……え?」ゾクッ…
鉄国兵2(あ、やばい。あの顔はやばい時の団長の顔だ)
イアン「―――そんなに私の鍛錬を望むなら、いくらでも鍛錬しよう!」
イアン「さあ、まずはこの重石を持ちながら走れぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」ドドドドドドド!
一同「「は、はいいいぃぃぃぃぃぃぃ!?」」
――
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
↓3~4コンマ二桁
闘技場でのイアンブートキャンプ
1イアン(補正+5)
コンマ84
レベル164+8+4+5=181
2ミナ(補正+5)
コンマ19
レベル155+1+9+5=170
3バレット(補正+10)
コンマ92
レベル62+9+2+10=83
4鉄国兵全体練度(補正+10)
コンマ17
レベル25+1+7+10=43
――
イアン「ふんふんふんふんふんふん!」
志願兵1「す、凄い。あんな速度で……」ハァハァ……
志願兵2「俺達もいつか、あれだけ強くならなきゃ……」ハァハァ…
ミナ「だ、大丈夫ですか……? お疲れでしたら、回復魔法を……」
志願兵1「い、いえ大丈夫です///」テレ…
志願兵2「シスター、ここは危ないので――」
ミナ「無理は禁物ですよ? 周りの方を悲しませてしまいますからね?」
ミナ「では、私も鍛錬にもどりましょう。いっちに、いっちに……」タッタッタッ…
志願兵1「……」
志願兵2「……」
志願兵達((小さいシスターに俺達体力負けてる!?))ガガーン!
……
バレット「よぉーし! 次は組手らしいけど、王子だからとかそんなの気にすんなよ!」パン!
バレット「一緒に強くなって、父さん達や鉄国を傷つける公国をぶっ飛ばしてやろうぜ!」
鉄国兵達「「はい!」」
バレット「それじゃあ、まずはお前からだな。どんとこーい!」
鉄国兵1「で、では王子。失礼して……」
鉄国兵1「――ベリィ様の気苦労を少しは理解してあげてくださいっ!!!」ドゴォ!
バレット「ぐほぉ!?」
ズザザザザザ…
鉄国兵2「お、おい!?」
バレット「いってぇ!? だけど、いい拳だぞ! その調子でもっと打ちこんでこぉい!」ムクリ…
鉄国兵1「わかりましたぁ! 王子の頼みとあれば仕方がありませんんんん!」
鉄国兵2「お前合法的に王子を殴ろうとしていないか!?」アセアセ
……
――
……
イアン「……」ブオン! ブオン!
志願兵達「「」」クタクタ…
鉄国兵1「凄い、流石団長だ……」ハァハァ…
鉄国兵2「これだけの鍛錬を積んで、まだ槍を振るう体力が……」ハァハァ…
ミナ「ん……しょ!」ブオン!
鉄国兵1「……そしてまさかのミナさんも杖の素振りというな」ブル…
鉄国兵2「シスターってそんなに杖を振る職だったかなぁ……?」
イアン(私は、未熟だ。この国を護る盾として、あまりにも未熟だ)
イアン(フリーデシルト様とベリィ様、お二人が望まれるのは武力に頼らぬ鉄国……)
イアン(しかし今、この時ばかりは力が無ければ守りたいものは何も護れない)
イアン(私には、力が必要だ)
ブオン!
イアン(……しかし、今回の戦いでわかったことが一つある)
イアン(龍族……ことあの覇銀龍の強さは別格だった)
イアン(咆哮の一つで、立つことすらままならなかった)
イアン(だが、ジークはそんな相手にも挑んでいった。そればかりか、あのリーチェ様までもが)
イアン(ああ、不甲斐なし。この無駄に丈夫な身体は何のためにある? 私は鉄国のなんだ?)
イアン(龍を相手に、一人の力で挑むことはあまりにも無謀……しかし、頼れる仲間達がいれば倒せない相手ではない)
イアン(……私個人の力では限界がある。私は私の持ち味を生かさねばならない)
イアン(頼れる仲間を、護れるように。身体だけでなく、騎士団の長として怯まぬ強い意志を持たねばならない!)
イアン(この志願兵達も、私の背を追ってくるのだ……たとえ相手がどれだけ強大であろうと、立ち向かう勇気を示すのだ!)
ブオン!
鉄国兵達「「団長……」」
イアン「――我が誇り高き鉄国騎士達よ!!!」
一同「「!!」」
イアン「――恐れるな! 常に前を見ろ!」
イアン「――心を奮い立たせるのだ! 己が意志を強く持て!」
イアン「――たとえ敵わぬ相手だとしても、決して心を折るな!」
イアン「――深手を負ったとしても、生きることを諦めるな!」
イアン「――龍の攻撃とて、受ければ必ず死ぬわけではない!」
イアン「――私達は、一人で戦うのではない!」
イアン「――仲間と共に戦うのだ!」
イアン「――自分の背には、護るべき仲間が……そして、自分を助けてくれる心強い仲間がいるのだ!」
イアン「――それを忘れずに、進むのだ!」
一同「「はいっ!」」
イアン(今度こそ私は、退かぬ! 屈さぬ! どのような敵が相手であろうと!!!)グッ!
……
――
※イアンのスキルが統合強化&新規取得!※
★『揺るがぬ騎士団長』
自身の耐久値を1増加させ、弱体補正を無効化する
↓
★『不屈の騎士団長』★
戦闘時自軍の耐久値を1増加させ、味方全体に対する弱体補正を全て無効化する
さらに敵スキルによる一定のレベル以下で戦闘不能となる効果も無効化する
★『不退の剛槍』
防御状態時補正+15
敵に自身よりレベルが30以上高い者がいた場合、
さらに常時補正+15を加える
――
――
……
志願兵達「「あ、ありがとうございました……!」」
イアン「うむ。諸君らのこれからの働きに期待しているぞ?」
バレット「ああ。とは言っても、無茶は駄目だからな?」
バレット「あぶねぇ相手には無理して挑まない。籠城だって立派な戦術だからな」
鉄国兵1「ええ。元々我らの戦い方も守りを重視していますからね」
鉄国兵2「今日だけではもだいぶ強くなれた気がします。これでもっと……!」グッ!
ミナ「はい。もっと皆さんをお助けしましょう!」
志願兵達((シスターがあれだけ頑張っているんだ! 負けてられん……!))
イアン「それでは、私はそろそろ戻ろうと思うのだが……」
バレット「ああ、俺はもう少しみんなと鍛えていくよ」
バレット「体力ついた気はするけど、俺の本職はやっぱり狙撃だしな」
バレット「父さんへの報告は俺がやっておくから、イアンもたまにはもっと休んでいいんだぞ?」
イアン「この前休んだばかりですので」
バレット「ああ、楽しかったな。また今度みんなで集まろうぜ!」
ミナ「この前……///」カアァァ…
鉄国兵1「あれ? ミナさん赤いけど大丈夫?」
鉄国兵2「や、やっぱり今になって鍛錬の疲れが出たのでは……」
イアン「何!? しまった、やはりミナには過酷過ぎたか……!」クッ!
ミナ「い、いえそんなことは――」
ヒョイ
ミナ「へ?」
イアン「すまん! ミナを休ませる為にも急いで戻らせてもらう!」ダキアゲ!
ミナ「~~~!?///」
イアン「ではまた後日!」ドドドドドドド!
志願兵1「凄い、人を抱えながら走っても全然ぶれる気配も無い!」
志願兵2「イアン団長、憧れちまうなぁ~!」
鉄国兵1「……団長って本当に真面目だよな。俺だったらあんなこと絶対できないもん」
鉄国兵2「王子の腹を殴る暴挙はできた癖にな……」
バレット「はっはっはっ! 別にいいっていったろー?」
バレット「……俺も頼りない王子かもしれないけどさ。ちゃんと強くなるから、一緒に頑張ろうぜ!」
一同「「はい!」」
……
――
――
……
マリリン「昨日、ミナちゃんが談話室で転がってたんだけど……」
リュノ「何かあったんですかねぇ……?」
ユージーン「こっちではおっさんが妙に嬉しそうな顔をしてたぜ?」
ユージーン「もしかしておっさん本気で……」ゴクリ…
ジーク「ああ、どうやら鉄国騎士団に新たな志願兵がやってきたらしい」
ジーク「生き残りの騎士達と共に得るものが多い鍛錬ができたらしいぞ?」
ユージーン「なんだ、やっぱりおっさんは堅物のままってかー」
リュノ(……ミナさんの様子からして、何かしらはあった感じがしますけどねぇ)
ジーク「さて、今日は……」
――
所持アイテム
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『連絡用信号弾』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1
『風帝の翼膜』×1
※鉄国奪還記念自由行動※3/3 (最終行動)
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還により、姫と関係を持つことも可能になりました
:特殊交流
×・ミナとイアンの被害状況調査(教会と志願兵は今日も元気に頑張っています)
×・ベリィ工房(リアローズ鍛冶集中中)
2・鉄国王と公国姫(フリーデシルトと向き合うセレスティア)
3・フリーデシルトと作戦会議(鉄国から盗まれたものと、公国の防衛網)
しばらくしたら多数決コンマ
それでは
自由行動安価
↓1~3多数決コンマ
票が分かれましたが、コンマにより
鉄国王と公国姫(フリーデシルトと向き合うセレスティア)
ですね
次の行動が決まったあたりで今日はここまで
その次はリュノ+マリリンセレスティアのおでかけですが、こちらの案も良さそうなものがあれば緩く募集したいと思います
本日もありがとうございました!
団長のスキルで強制排除は防げるようになったぽいけど人数増える分帝龍がレベル上げてくるのまでは防げないのかな?
状況見ながら鍛錬したり今なら倒せそうな水帝を狩るべきか
おでかけ案はオシャレ興味あるわけだしアクセサリーショップとか
こんばんはー
>>114
その通りです。唐突な大怪我が防げるというのと、龍以外の開幕戦闘不能攻撃の回避が利点となっています
遅くなりましたがゆったり再開。判定まで行けるといいな
鉄国王と公国姫
――
……
セレスティア「その、ジーク様。少しよろしいでしょうか……?」
ジーク「どうしたセレスティア。どこかへ出かけたいのか?」
セレスティア「い、いえ。それはまたの機会に」
セレスティア「……」
セレスティア「もうすぐ、この鉄国を離れるのですよね?」
ジーク「ああ。用意されるという転移陣とリアローズの作るものが完成したらな」
ジーク「そして森国の復興を行い、その次は……」
セレスティア「はい。覚悟はできております」
セレスティア「お母様やアネットのことだけは気がかりではありますが……」
ジーク「追々フリーデシルト王とも今後のことを煮詰めたいところではあるが……」
ジーク「あの王の性格であれば、公国を敵とみなしても無益な殺しはしない筈だ」
セレスティア「……ええ。私も、そのような印象を受けましたの」
セレスティア「だから……」
セレスティア「だから、この鉄国を離れる前に。今の内に」
セレスティア「――フリーデシルト様にも、一度謝っておきたいのです」
ジーク「……それは、戦争に興味を持っていたことでは無く」
セレスティア「それも勿論あります。ですがフリーデシルト様にはそれだけでなく……」
セレスティア「その、私の身勝手な想いで危害を加えようとまで……」
ジーク「それに関しては、黙っていれば知られることもないと思うが」
セレスティア「いえ、駄目です。これも私の犯した過ちの一つですもの」
セレスティア「ですが、私一人で謁見など兵士の方が許してくださるか不安で……」
ジーク「それで、俺に同行してほしいというわけか」
セレスティア「申し訳ありません。お願い、できますでしょうか……?」
ジーク「その覚悟を無碍にするわけにもいかないだろう。俺でよければ、同行しよう」
セレスティア「あ、ありがとうございます!」
……
――
――
……
【鉄国・王の間】
フリーデシルト「やぁやぁ、僕に何か御用かな?」
ジーク「……吹き曝しの部屋で国王が護衛もつけずに一人でいるのはいかがなものでしょう?」
フリーデシルト「いやぁ、それがね? 僕も復興の手伝いしようとしたんだけどさ」
フリーデシルト「なんか、みんなから目を離した隙に居なくなりそうだからここから動くなって……」
フリーデシルト「実際問題、僕への相談事が民から寄せられることも多いから本当に動けないんだけどね?」
フリーデシルト「みんなは各地の復興にまわったり身体を鍛え直したり。対して僕は書類に印を押す仕事ばかり」ポン!
フリーデシルト「文官も減っちゃっててさ。結構これも大変なんだけど……」
フリーデシルト「君達の頼みなら、可能な限り聞き届けるよ?」
ジーク「ありがとうございます。しかし今日は……」
セレスティア「……」スッ…
フリーデシルト「おや、これは珍しいお客さんと言ったところかな?」
セレスティア「……こうして挨拶をさせていただくのは初めてですわね」
セレスティア「私は――」
フリーデシルト「うん。セレスティア公女だろう? 君のことはよく知っているよ」
セレスティア「っ……すみません、ご無礼を」
フリーデシルト「いいっていいって。僕個人としては、君とも仲良くしたいからね」
フリーデシルト「あんまり緊張しないで、らくーにしていいよ?」
セレスティア「し、しかし……」
フリーデシルト「……ベリィに言うと静かに怒られるんだけどさ。堅苦しいの僕苦手なんだよね」
フリーデシルト「だから僕は結構砕けて接しちゃうけど、それでもいいの?」
セレスティア「か、構いません。私の公女としての立場など、あってないようなものですし……」
フリーデシルト「そっかー……」
ジーク(バレットは本当にフリーデシルト王の血が濃いようだな……)
フリーデシルト「まあとにかく、君の自由にしていいよ。で、何の用かな?」
セレスティア「……謝って済む問題で無いということは、重々承知しております」
セレスティア「ですが、それでも……」グッ…
セレスティア「今回の戦争の非は、全面的に我が公国にあります」
フリーデシルト「んー、確かにそうなんだろうけどね」
フリーデシルト「君からは、特に何かをされた記憶はないんだよねぇ」
セレスティア「……いいえ。確かに、戦争を仕掛けようと決めたのは父のエルクラッドなのでしょう」
セレスティア「ですが私は……今回の戦争に、全くと言っていい程に興味を持っていなかったのです」
セレスティア「誰が生き、誰が死のうが構わない……ただ、何をするでもなく傍観していたのです」
セレスティア「……その気になれば、戦争を抑止できたかもしれない力を抱えながら」
フリーデシルト「力?」
セレスティア「はい。この王の間に転がっていた巨大な屍……風帝龍はご覧になられたことかと」
フリーデシルト「ああ、あれはびっくりしたねぇ。ここから運び出すのもかなり苦労したけど……」
フリーデシルト「生きて暴れ狂ったであろうあの生き物を相手にした君達の方が、苦労はしたんじゃないかな?」
セレスティア「……私は、あの風帝よりも上位に位置するとある龍と縁があるのです」
セレスティア「もし、私が彼に命じていれば……公国六将も帝龍も半数以上を撃破できていたかもしれないのです」
セレスティア「ワイバーンであれば、群れごと封殺することすらも……」
フリーデシルト「……! はは、それはまた随分と恐ろしい存在のようだね」
フリーデシルト「なるほどなるほど、つまりこういうことか」
フリーデシルト「君はどうしてか圧倒的な戦力を保有している」
フリーデシルト「信じられないことに、それ一つで戦局を変えることができる程の力を持つ存在を」
フリーデシルト「それを持ちながら、戦争に無関心でいた自分が間違っていたと」
セレスティア「……はい」コクリ
セレスティア「そして、それだけではないのです……」
フリーデシルト「おや?」
セレスティア「……私は、こうしてフリーデシルト様と直接お話しするのは初めてのことです」
セレスティア「ですが、私はあろうことか……」
セレスティア「私の身勝手な理由で、あなたを害そうと……殺意さえ、持ってしまいました」
セレスティア「今でこそこうしていますが、もし何か一つでも狂っていれば、或いは……」
フリーデシルト「あはは、僕のどの悪評が伝わったのかは聞きたくないところだね……」
セレスティア「い、いえ。悪評などではなく本当に私の……」アセアセ
フリーデシルト「うん、つまりこうか」
フリーデシルト「戦力を保持しながらの傍観に加えて、僕……国王への不敬を越えた殺意を持ってしまったことを、詫びたいと」
セレスティア「は、はい」
フリーデシルト「黙っていれば僕に知られることもなかったのに。随分と変わっているね」
フリーデシルト「わざわざ僕にそれを報告するということは、もう覚悟もできているのかもしれないけど」
フリーデシルト「――君の所業は、国によっては十分な極刑の理由に足るだろう」
セレスティア「……!」
ジーク「……!」
フリーデシルト「この国を滅ぼし、王の命まで狙う。許されない罪だと思ったんだろう?」
フリーデシルト「自分の命を持って償うしかないと、そう決めたんだろう?」
フリーデシルト「――でも残念。僕は君の命を奪うつもりはさらさらないよー?」
セレスティア「え!?」
フリーデシルト「そもそもさ、戦争なんてものには近づかないのが一番なんだよ」
フリーデシルト「戦争やってる人間なんて、差はあれどみーんな身勝手なんだからさ」
セレスティア「ど、どういう意味ですか?」
フリーデシルト「考えてごらん? 今回公国は僕らの鉄国を攻めてきただろう?」
セレスティア「は、はい」
フリーデシルト「でも公国に事情はあったのかもしれない。公国にも言い分があるのかもしれない」
フリーデシルト「でも僕達からみれば身勝手な行為だ。とても腹立たしい」
セレスティア「当然です。ですから――」
フリーデシルト「――とってもとっても腹立たしいから、怒りに任せて破壊に特化した兵器を造って報復しよう」
フリーデシルト「――遠距離から公国の地形を変えられる程の砲撃をしてしまおう」
セレスティア「!?」ゾクッ!
フリーデシルト「そう考えて、実行した場合。何もしらない多くの公国民が消し飛ぶ」
フリーデシルト「そして彼らは思うことだろう。鉄国はなんて身勝手で危ない国なんだとね」
セレスティア「……!」
フリーデシルト「ああ、実際にそんなものはそもそも造れないから安心していいよ?」
フリーデシルト「とにかく、戦争なんて何にもいいことがない。互いの報復がいつまでも続く底なし沼だ」
フリーデシルト「それがわかっていながら、僕は公国の兵士をもう何人も撃ち殺している」
フリーデシルト「『この国を守りたいから』『奪われたものは取り戻したいから』っていう僕の想いに従ってね」
フリーデシルト「見る人が見れば、これも身勝手さ。自分の主張を押し通したい人間の我儘なんだよ」
フリーデシルト「大公の考えはわからないけど『公国を豊かにしたいから』だったら……」
フリーデシルト「僕の考えも大公の考えも、根っこの部分は『自分の国の為』だ。然程差がないだろう?」
セレスティア「……それは」
フリーデシルト「戦争に正しいものなんてないんだよ。最初の原因がどちらかに偏っている可能性はある」
フリーデシルト「でも一度始まってしまえば、お互いが加害者であり被害者になるんだ」
フリーデシルト「身勝手な僕は、この国の為にこの後も公国と戦うことをやめるつもりはないけどね」
セレスティア「フリーデシルト様……」
フリーデシルト「それに、傍観も悪くない」
セレスティア「え?」
フリーデシルト「いや、そんな凄い戦力抱えてお父さんに素直に従っていたとするよ?」
フリーデシルト「……多分、今頃地図から鉄国が消えている筈だもの」ダラダラ…
セレスティア「あ……」
フリーデシルト「見て見ぬふりは確かに悪いことなのかもしれない」
フリーデシルト「でも少なくとも今回の戦争に関しては『加担してもいない』っていうのは僕らには非常にありがたい話だよ」
フリーデシルト「おっと、また身勝手な意見だったかな?」ハハハ
セレスティア「そ、そのようなことは」アセアセ
フリーデシルト「それに、もし君が仮に戦争を止めようと最初から動いてくれていたとしても……」
フリーデシルト「きっと、この戦争は止められなかった。だから気にする必要はないんだよ」
セレスティア「で、ですが!」
フリーデシルト「……僕はね、公国の考えは嫌いじゃないんだよ?」
セレスティア「え?」
フリーデシルト「使えるものは使う。いいことだと思う。一つのことに固執しすぎないで、色々試してみると新しい発見があるからね」
フリーデシルト「そして僕は、君のお兄さん……クリス君との交流の果てに、もしかしたら使えるかも? そんなことも考えてしまっていた」
フリーデシルト「彼は真面目で視野が広く、信頼できる若者だ。それに地位もある」
フリーデシルト「だから僕は、念の為に僕に公国軍の動きもついでに流してくれるようにお願いしたんだ」
フリーデシルト「……クリス君は快諾してくれた。公国の不穏な動きを、この戦争の前から僕に教えてくれていたんだよ」
セレスティア「そのようなことが……」
フリーデシルト「それでも、こうして鉄国は致命的な損害を被った。クリス君に一切の非はない」
フリーデシルト「ずっと前から、公国内で動いていたクリス君でも止められなかったとなれば……」
フリーデシルト「……悪いのは、彼の厚意に甘えて国の防衛をもっと徹底していなかった僕自身なんだよ」ハァ…
セレスティア「お兄様とフリーデシルト様にそんな関係があっただなんて……」
フリーデシルト「あー、クリス君にも会えたら謝らないとなぁ……」
フリーデシルト「彼、本当に真面目というか……」ウーン…
フリーデシルト「うん、今の君みたいにちょっと色々悩み過ぎちゃう節があるからねぇ」
フリーデシルト「下手をすると、全然悪くないのに自分のせいで鉄国がーとか思っていそうで」
セレスティア「……お兄様なら、ありえるかもしれませんわね」ダラダラ
フリーデシルト「そうそう、セレスティア。君のことについても相談されたこともあったんだよね」
セレスティア「お、お兄様がそんなことまで!?///」
フリーデシルト「うん。妹が年々どこかおかしくなっていく。どうしたらいいんだろうって」
フリーデシルト「それに昔は自分で出歩いていたのに、その機会も減ってなんだか痩せてしまった気もするって」
フリーデシルト「妹は心を落ち着かせる薬湯の勉強をしているのに、私は何の解決策も思いつかなくて情けないって」
セレスティア「お兄様……」
フリーデシルト「僕も彼が困っているのをなんとかしたいとは思ったんだけどね……」
フリーデシルト「一番傍にいるお兄さんのクリス君で原因がわからなければ、離れた場所にいる僕にもわかるわけもなく」ガクリ
セレスティア「も、申し訳ありません。まさか、以前から私がフリーデシルト様の悩みの種にまでなっていたなど」オロオロ
フリーデシルト「いやいや、別にいいんだよ。解決はできなかったけど、彼との話の種の一つにはなっていたわけだし」
フリーデシルト「それに……」
フリーデシルト「君のその反応を見ていればわかるよ」
フリーデシルト「クリス君、そして君自身を悩ませていた『病』は治ったみたいだからね。いい報せじゃないか」
セレスティア「あの、その……」
フリーデシルト「……戦争を傍観していた、僕に殺意を持った。でも今は、それを僕に謝りに来ている」
フリーデシルト「僕に謝罪は必要ないよ。でも、君がその感情を持ったということはとても喜ばしいことだと思う」
フリーデシルト「過去の出来事は変えられないけど、僕らは今を生きているんだから。生きていれば、色々なことができる」
フリーデシルト「僕は悔いている人に死罰は与えない。それは最も楽な逃避でもあるしね」
フリーデシルト「だから、僕がもし君に今から罰を与えるなら……」
フリーデシルト「――これまでを悔い続けるよりも、前を見ること」
フリーデシルト「――これからのことを自分で考えて、自分で答えを出すんだ」
フリーデシルト「――誰かに与えられるんじゃなくて、自分でね」
セレスティア「―――っ、はい……!」ポロポロ…
フリーデシルト「あらら、泣かせるつもりはなかったんだけど……」オロオロ…
フリーデシルト「ジ、ジーク? こういう時ってどうしたらいいのかな?」
ジーク「……自分で考えて、自分で答えを出すのでは?」クスリ
フリーデシルト「手厳しいなぁ!」
……
――
――
……
セレスティア「も、申し訳ありません、こんな……」グシ…
フリーデシルト「いや、僕もごめんね? ちょっと突き離しすぎた?」
ジーク「いえ、今のセレスティアには一番相応しい言葉だと思います」
ジーク「もっとも、既に彼女も道は決めているのですが」
フリーデシルト「……そうかい。つまりは」
セレスティア「……はい。私は、今からでもこの戦争を止めたいと思っています」
セレスティア「これ以上の、犠牲が出る前に」
セレスティア「ジーク様達と共に、祖国や父とも戦ってみせましょう」
フリーデシルト「うんうん。それが君の決めたことなら、僕からは何も言わないよ」
フリーデシルト「これは僕の持論だけど、悩むよりは行動あるのみさ」
フリーデシルト「動かなければ、何も変わらない」
フリーデシルト「動けば、変わる。いい時も、悪い時もあるけどね」
フリーデシルト「……」
フリーデシルト「でも、公国と戦うってのは実際大変だろう」
フリーデシルト「思わぬ隙を突かれるかもしれないし、何より未だに戦力がはっきりしない怖さがある」
フリーデシルト「君もクリス君ににて溜め込みやすい様子だし、もうちょっと発散した方がいいんじゃないかな?」
セレスティア「発散、ですか?」
フリーデシルト「そう発散」
フリーデシルト「……蒸し返して悪いけど、僕への殺意って今どのくらい残ってる?」ドキドキ
セレスティア「い、いえ微塵も残っておりません!?」ブンブン!
フリーデシルト「いやぁ、自分でもいくつか思い当たる節があるから困るんだよ」
フリーデシルト「僕って昔も今も結構好き放題してるからさぁ……」
フリーデシルト「無自覚に君に不快な思いさせてたかと思うと、申し訳なくて」
セレスティア(こればかりは言えません……髪が白いからだなんて……)ダラダラ…
フリーデシルト「あ」ピコーン!
フリーデシルト「ちょうどいい発散方法があったよ!」
セレスティア「え、なんでしょうか……?」
フリーデシルト「――僕に打ちこんできなよ!」サァ!
セレスティア「!?」
ジーク「あなたは何を言っているんだ」
フリーデシルト「いや、もしかしたらまだ心の底に殺意残っているかもしれないし……」ドキドキ
フリーデシルト「これから前を見て歩くなら、すっきりさせておきたいとは思わない?」
フリーデシルト「――それに僕、対人戦闘はそれなりに得意なんだ」トン、トン
フリーデシルト「これから公国と戦うなら、戦いは避けられないだろう」
フリーデシルト「一度殺意を持った相手になら、思いっきり全力でぶつかれる筈さ!」
フリーデシルト「……それで全部吐き出して、本当に僕への殺意を無かったことに……」
フリーデシルト「そしてできれば、その殺意の理由に関しては誰にも話さないで貰えると嬉しいかなぁ」ドキドキ
セレスティア「やはり気になさっているではありませんか!? 本当に申し訳ありません!?」
フリーデシルト「大丈夫! これで綺麗さっぱりお互い忘れよう! そうすれば君もクリス君の妹だから僕の友だ!」
フリーデシルト「こっちから攻撃はしないから、さあ!」
セレスティア「……」チラ…
ジーク「……国王自らが求めているんだ。ここは応えても問題はないと思うぞ?」
ジーク(……傭兵の性か、二人の実力を見て見たいという思いもあるが)ウズウズ…
セレスティア「ほ、本当によろしいのですか……?」
フリーデシルト「ああ! どーんと来るんだ! どーんと!」
セレスティア「で、では……」
ジーク「セレスティア、武器ならこれを使うといい」スッ…
訓練用木剣「……」
セレスティア「……何故お持ちなのです?」
ジーク「万が一事情を知らない鉄国兵がセレスティアを襲った時の備えで持って来た」
ジーク「流石に謁見の間に真剣は不味いと思ってな」
フリーデシルト「流石ジーク、用意がいいね! さあセレスティア!」
セレスティア「……!」グッ!
――
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
鉄国王との模擬戦
1セレスティアの調子取り戻し(コンマ1/2+15)
コンマ82
セレスティアレベル56+41+15=112
2奥義覚醒
95>36
※基準値を下回った為★スキル取得ならず
――
判定を取ったあたりで今日はここまで
フリーデシルトに綺麗に吐き出した後は、リュノ達のおでかけとなります
おでかけ先はコンマ判定になるかな? 他にも案があればまだ募集します
また無理に出かけずとも、談話室でだべるなどもありです
本日もありがとうございました!
こんばんはー
遅くなりましたが今日もぼちぼち進めて行きます
――
セレスティア「ふっ、てい!」シュッ!
フリーデシルト「おっと」ヒラリ
セレスティア「くっ!」バッ!
フリーデシルト「よ!」タン!
セレスティア(あ、当たらない……!)
フリーデシルト「うんうん、僕も少しは勘が戻ってきつつあるかな?」
ジーク(……よく鍛えられている。本来の得物を使わずとも、体捌きが段違いだ)
ジーク(王と王妃が共に穏健派、争いから離れようとする思想でなければ……)
ジーク(さらに苛烈な強さになっていたのだろうか?)
セレスティア「う、打ちこむのではなかったのですか……!?」ハァハァ…
フリーデシルト「うん。僕はかわすだけだからね。頑張って当ててみよう!」
セレスティア「で、でもこれでは……」
フリーデシルト「……セレスティア、実戦で回避しかしてこない敵はいないよ」
セレスティア「!!」
フリーデシルト「僕らが倒した公国兵は、ひたすらに攻めの姿勢だった」
フリーデシルト「攻め続ければ、どこかで防御の綻びが出てくるかもしれない」
フリーデシルト「そうなれば、君の剣も当たるかもしれない」
フリーデシルト「でもその前に、君が先に敵の攻撃を受けて倒れるかもしれない」
フリーデシルト「鈍った僕じゃ、そこまで参考にならないかもしれないけど……」
フリーデシルト「一つ、教えよう。敵に動きを読まれちゃいけない。こっちが読むんだ」
セレスティア「動きを……?」シュッ!
フリーデシルト「そう。どれだけ威力の高い刺突も、直線的な動きは見切りやすい」ヒラリ
ジーク(……実戦経験の差が大きい。セレスティアの双剣は確かに手数に優れているが……)
ジーク(フリーデシルト王は最初から複数人を相手取る鍛錬をしているのだろう)
ジーク(一人の人間の両の手による攻撃であろうと、その動きを見切っている)
ジーク(そして見切りつつ、移動先が攻撃直後のセレスティアの防御不可能な位置)
ジーク(銃を持っていれば、今頃セレスティアは穴だらけにされてしまっているのだろうな……)
ジーク(セレスティアも、それは理解しているだろうが)
セレスティア「はぁ、はぁ……」
セレスティア(フリーデシルト様の動きが速いのは勿論だけれど……)
セレスティア(『力』を失ったこの身体が、こんなにも上手く動いてくれないだなんて……!)
フリーデシルト「クリス君も武器は双剣だったけど、やっぱり兄妹ってことなのかな?」
フリーデシルト「でも、武器が同じだからって戦い方まで同じでいいというわけでもない」
フリーデシルト「クリス君は腕力が強い。斬撃は掠るだけでもかなりの威力になるだろう」
フリーデシルト「対して君は細身。どうしても腕力では劣ってしまうし武器の形状も違う」
フリーデシルト「細剣の利点は軽めなことと、一点に威力を集中できることだ」
セレスティア「……」フゥ、フゥ…
セレスティア(そう、昔の私は長時間戦うことが苦手だった)
セレスティア(それでもしっかり練習はしているのだと、認められたくて……)
セレスティア(時間をかけなくても済むように、すぐに相手を仕留められるような動きを……)
セレスティア(今の私のあの力に頼らない力量では、実戦で誰かを仕留めることはできない)
セレスティア(――でも、それでいい。私が為すべきことは、ジーク様達のお手伝い)
セレスティア(しっかりと、確実に当てに行くことが大切……!)ギュッ…
フリーデシルト「……!」タン…
セレスティア「そこ――っ!」ギュオ!
フリーデシルト「っと!」
バキィィィン!
セレスティア「……え?」
折れた木剣「……」ボロ…
フリーデシルト「ごめんごめん。ちょっと肝が冷えて思わず動いちゃった……」
セレスティア(あ、あの一瞬で私の剣を蹴りあげたというのですか……!?)
フリーデシルト「約束破っちゃったなぁ……怪我とかしてない?」
セレスティア「いえ、大丈夫です。……武器まで折られてしまっては、私の完敗ですわね」
ジーク「いや、最後の一撃は見事だったと思うぞ。フリーデシルト王も咄嗟に動いた程だからな」
フリーデシルト「うん。武器も鍛えられたものだったら蹴り折れてないだろうしね」
セレスティア「……ありがとうございました」ペコリ
フリーデシルト「いやいや、こちらこそ」
セレスティア(いい鍛錬にはなりましたが、課題も多いです……)
セレスティア(私がこれからすべきこと、目指すべき形は……)
……
――
――
……
鉄国兵達「「何をなさっているんですか陛下っ!!!」」
フリーデシルト「いや、これは不可抗力というやつでね?」アセアセ
フリーデシルト「色々悩んでいる感じだったからこう、僕もお手伝いできればいいなって……」
鉄国兵達「「御身を大切に! そしてお仕事も大切に!!!」」
フリーデシルト「わ、わかったってばぁ……」
フリーデシルト「ごめん、これ以上は無理そうだ。また遠慮なく来てくれていいからねー?」
鉄国兵達「「陛下!!!」」
ジーク「……あれだけ動き回れば、何事かと兵もやってくるに決まっているな」
セレスティア「……不思議な方でした」
セレスティア「ですが……少し、救われた気がします」
セレスティア「前を見て……自分で決める」ギュ…
ジーク「ああ。それが、生きるということだ」
セレスティア「はい。まだまだわからないことは多いですけど……」
セレスティア「ジーク様達に救われた大切な命ですもの。精一杯頑張りますわ」ニコリ
ジーク「その意気だ」
セレスティア「それにしても、お兄様が以前から鉄国と内密な関係にあっただなんて……」
ジーク「俺はあまり知らない人物だが、どんな兄なんだ?」
セレスティア「そうですわね……」ウーン…
セレスティア「フリーデシルト様の仰った通り、真面目で悩みやすい兄でしょうか?」
セレスティア「自他共に厳しい面もありますが……優しくも、ありました」
セレスティア「……お兄様にもユリーカにも、しっかり謝らないと」
ジーク「今は森国にいるらしいからな。もうすぐ会えるだろう」
セレスティア(……そう、もうすぐ)
セレスティア(こうして色々考えている今も、時間は流れていますの)
セレスティア(それはつまり、戦争の時間も……)
セレスティア(お兄様達、今の私を見たらなんと言われるのでしょう……?)
……
――
――『憧れの鉄国文化』――
……
ジーク「リアローズが?」
フリーデシルト「うん。かなり集中しているみたいでね」
フリーデシルト「満足のいく一本を仕上げるのにはもう少し時間がかかりそうなんだよ」
ユージーン「うへぇ、武器ってそんなに作るのが大変なのか……」
ユージーン「公国ではどんどん量産している感じだったのになぁ」
フリーデシルト「あはは、流石にそこら辺の量産品と一緒ではないよ」
フリーデシルト「確かに、決められた型に鉄を流し込んで同じものをどんどん増やすのも手の一つ」
フリーデシルト「でもベリィやリアローズが作っているのは、一つ一つ想いを込めて打ちこんだ『作品』なんだ」
セレスティア「想いを……」
フリーデシルト「時間はかかるけど、それだけの価値はあるよ。リアローズから贈られる子は幸せ者だよ」ハハハハ
フリーデシルト「とまあそんなわけだから、悪いけどもう少しだけ待っていてくれないかな?」
ジーク「わかりました」
……
リュノ「……」
リュノ「…………」ウズウズ…
リュノ(……ああ、どうしましょう)
リュノ(予定外に自由な時間が増えたとあっては……)
リュノ(妹達がおでかけを楽しんできた様子を見せられては……)
リュノ(――お洒落がわからないけど、私も外に出たくなるじゃないですかぁ……!)
リュノ(お父さんにもう少し淑やかにしろと言われたことはありますけど……)
リュノ(今になって姫の作法を気にしだすなんて、私らしくありません)
リュノ(一体どうすれば……)
リュノ「あ、そうです!」ピコーン!
……
――
――
……
マリリン「え、リュノ様もおでかけしたい?」
マリリン「それも私とセレスティア様も連れて?」
セレスティア「お誘いは嬉しいのですが……」ウーン…
セレスティア「お恥ずかしいことに、私はジーク様だけを求めてきた女」
セレスティア「改めようと思えど、この身にリュノさんを満足させることのできるような話術は……」
リュノ「いや、お二人だからいいんですよ」
リュノ「まず、マリリンさんは……少なくとも、私よりもずっと女の子です」
マリリン「えぇ~? そんなことないですけど、そう言われるとマリリンちゃん的には嬉しいな~♪」
リュノ「そしてセレスティアさんは私に近いですし、話題を共有したい人でもありますので」
セレスティア「わ、私が?」
リュノ「……お互い、その、お洒落への理解が、ですね……」シドロモドロ…
セレスティア「うぅ……」ガクリ…
リュノ「ですから、折角なのでマリリンさんに一緒にお洒落を教えて貰おうかなと」
セレスティア「な、なるほど」
リュノ「一人でお洒落がわからないなら、誰かのものを少し参考にした方がいいかなって思ったんですよ」
マリリン「うーん、リアローズ様達を見ているとマリリンちゃんのお洒落もまだまだ発展途上だけど……」
マリリン「そういうことなら、喜んで♪ 私もちょうど鉄国のお店は気になっていたしね♪」キュルン!
マリリン「セレスティア様も、お洒落は気になるんでしょう?」
セレスティア「は、はい。その、リアローズさんのようになりたいとまで贅沢はいいません」
セレスティア「人並みに、恥ずかしくないくらいには……///」
リュノ「そうは言いますけど、セレスティアさん髪の毛はすっごく綺麗でお洒落な感じですけど……」
セレスティア「これはアネットの小言……いえ、助言に押された形なのです。本来の私は……なんでもありません///」
マリリン「まあお洒落は大切だけどそれが全てでもないからそこまで気にしない♪」
マリリン「お出かけは楽しくね! それじゃあ早速『女子ぶらり旅』行ってみよー!」
リュノ&セレスティア「「お、おぉー!」」
……
――
女子3人……ナンパ判定とかある?
――
……
リュノ「マリリンさんマリリンさん」
マリリン「なーにー?」
リュノ「その……私も色々気になる場所はあるんですけど……」
リュノ「こういった場所がお洒落ーとか、そういったものもやっぱりあるんですかねぇ?」
マリリン「んー、鉄国だとそういうのは意外と探すのは難しいかも?」
セレスティア「お洒落な場所、ですか……」フム…
セレスティア「公国では、そもそも貴族達は皆自分の家をそのように飾っていましたね」
マリリン「あー、あったあった。人によって随分違ったけどねぇ」
セレスティア「……私にはどの家も同じに見えていたというか、興味が持てなかったというか……」ダラダラ…
セレスティア「ああ、私の馬鹿……!」
リュノ「どうどう落ち着いてセレスティアさん。これから一緒にお洒落度を上げていきましょうよ」
セレスティア「そ、そうでした。今日はそのためのおでかけなのです……」
マリリン「だからー、そこまで思い詰めちゃ楽しめるものも楽しめないんですってばー」
マリリン「女の子には、お洒落以外の喜びだってあるんだから♪」
マリリン「それじゃあ、どこから行こうかな……」
――
※女子旅、どこを重点的に攻める?
1:アクセサリーショップ(装飾品メイン。お洒落上がるかも?)
2:展覧会場(武具、衣服メイン。判定有)
3:スイーツ(食メイン。料理レベルも上がるかも?)
4:広場(リーチェに似た具合。楽しく遊覧)
↓1~3多数決コンマ
マリリンちゃん鉄国のドレス気になってたもんね
そういえば自室待機させられてた時に拡声器強化したいとも言ってた気もするけどそういうイベントはもう挟めないのかな
>>148
いません。いてもマリリンが蹴り倒します
>>154
今回はもう無理ですが、リアローズが道具一式を回収しているので森国でも可能になっています
――
2:展覧会場
――
マリリン「……それじゃあ、マリリンちゃんの独断で決めちゃってもいい?」
リュノ「ええ。マリリンさんが総合的に女の子成分が一番強そうですし」
マリリン「マリリンちゃん女子力高いかな?」キュルン!
セレスティア「女子力……ですか?」
マリリン「そうそう、女の子らしさって言えばいいのかな?」
マリリン「私的にはまだまだ上げたいというか、お料理とかもあるけど……」
マリリン「まあ、今は置いておこうね! そしてマリリンちゃんから一ついい情報!」ビシ!
リュノ&セレスティア「「!!」」
マリリン「ここは鉄国。鉄国と言えば近年急激に女の子の注目を集め始めた国!」
マリリン「これは常識だよね♪」
リュノ&セレスティア((知らないです……))ガクーン…
マリリン「まあ正しく言うと、ベリィ様の力が凄いんだけどね」
マリリン「お料理やドレス、武具に至るまでとにかく全部が綺麗でお洒落なのよ……♪」
リュノ「それはなんとなく想像がつきますね……」
セレスティア「ベリィ様の全身から、気品を感じましたもの……」
マリリン「鉄に勝る武器とまで言われるくらいだからね」
マリリン「――そしてベリィ様もそれを広める為に、展覧会を開いているんだ♪」
リュノ「お洒落王妃様の……」ゴクリ…
セレスティア「展覧会……」ゴクリ…
マリリン「これは行くしかないでしょ! まずはここに突撃―♪」
特殊判定
↓1コンマ二桁
oh…
ベリィ展覧会の略奪被害状況
86>85
※基準値を上回った為、手を回しきれない程の大被害
※公国はお洒落品まで奪っていく徹底ぷりだったようです
――
【鉄国・展覧会場】
ヒュゥゥゥゥゥ…
マリリン「……え?」
破壊された建物「」ボロ…
ぼろぼろになった布きれ「」プラン…
マリリン「……え?」
リュノ「こ、これは……」
セレスティア「何も、残されていない……?」
鉄国兵「ん? もしかしてジーク傭兵団の方々ですか?」
リュノ「は、はい。その、これは……」
鉄国兵「……公国の連中にやられたようです」クッ…
鉄国兵「我らはフリーデシルト様の命により、民達人命の救助を優先して動きましたが……」
鉄国兵「公国の連中はそれを好機と見たのか、展示物のほとんどを強奪」
鉄国兵「奪いきれないとみるや、ワイバーンの雷で焼き払ったようで……」
セレスティア「そんな……どうしてここまで……」
鉄国兵「ベリィ様の作られたものは、どれも高値で取引されていますからね……」
鉄国兵「公国の兵士が、欲に駆られて奪っても不思議ではありません」
鉄国兵「それに展示されているものの中には、ベリィ様が作られた武具もありました」
鉄国兵「これは公国の武器とは比較にならない見た目と性能ですからね。誰もが欲しがることでしょう」
リュノ「……ほんっと、むかつく奴らです……」ヒクヒク…
セレスティア「っ……」
鉄国兵「折角お越しくださったのに、申し訳ありません」
鉄国兵「ベリィ様のお時間があれば、いつかは蘇るとは思うのですが……」
リュノ「ベリィ様は今、鉄国の防衛の為に動かれています」
セレスティア「ベリィ様の品は気になりますけど、流石に優先順位は……」
鉄国兵「えぇ、本当に……無念です」ガクリ…
鉄国兵「今回は異色なものもあって、素晴らしい展覧会になる筈だったのに……」
リュノ「異色なもの、というと?」
鉄国兵「ああ、ベリィ様は普段から上品な服を作られることが多いのですが……」
鉄国兵「今回は一転して可愛らしさを重視したものもありましてね?」
鉄国兵「なんと、ピンク色が主体だったり、あちこちになんだか可愛いふりふりがついた服とかまで――」
マリリン「っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」ダァン!
一同「「!?」」ビックゥ!
マリリン「公国の兵士親衛隊とネーロちゃん以外全員死んじゃえよ糞がああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
マリリン「なんだ、なんでここまで狙うんだよ! 馬鹿か、馬鹿なのかあいつらはほんとによおおおぉぉぉぉぉぉ!」
マリリン「お前らが持って帰ったところでどうせ全部上に没収されて手元に残らないんだからせめてとっとと帰れよぉ!」
マリリン「エルクラッドに黙って奪った物資を私物にしても、どーせゼルガーにばれて消し炭にされんだからさぁ!」
マリリン「ジラワークか? またあの野良犬野郎の仕業か? 死んでもなお私をいらつかせるのかあいつは!?」
マリリン「いや違うそもそもはやっぱりエルクラッドオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!」ダンダンダンダン!
マリリン「今死ねすぐ死ね女の子の憧れまで奪うってあんまりだああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ビエエエエェェェェェン!
鉄国兵「」
リュノ「お、落ち着いてマリリンさん!?」ワタワタ
セレスティア「」
セレスティア(薄々、わかってはいたつもりなのですが……)
セレスティア(しかしこれは、予想以上のお父様への怒り……いや、殺意ですの……)ダラダラ…
セレスティア(……かつての私でもここまで激情を剥き出しにしたことはあったでしょうか?)
セレスティア(もしかしてマリリン将軍、今までずっと無理をして公国に……?)
……
――
※ベリィ装備及びベリィ服が公国に奪われていました
※公国の一部戦力が強化されます
――
――
……
マリリン「うえぇぇん……」シクシク…
セレスティア「その、なんと言えばいいか……」オロオロ…
マリリン「エルクラッドぜってぇぶっ飛ばしてやるぅぅぅぅ……」
マリリン「ジラワークはもう一回死ねぇぇぇぇぇ……」
リュノ「き、切り変えましょう! 確かに色々盗られちゃったのは悔しいですけど……」
リュノ「それを生み出したベリィ様はご無事だったわけですから!」
マリリン「ん……確かに、そうだね……」グシュ…
マリリン「ごめん、仮面を被るのは慣れてたつもりなんだけどなぁ……」
マリリン「何しろ、憧れてた場所だったから……」ズゥーン…
セレスティア「うぅ、改めて私達の罪の深さを実感します……」
リュノ「……よし! ここは明るくなれるような場所に行きましょう!」
リュノ「えーっと、えーっと……」
――
※気分を変えよう。次は何処へ向かう?(残り行動2回)
1:アクセサリーショップ(装飾品メイン。お洒落上がるかも?)
×:展覧会場
2:スイーツ(食メイン。料理レベルも上がるかも?)
3:広場(リーチェに似た具合。楽しく遊覧)
↓1~3多数決コンマ
ニアゾロもあって下手すりゃ4連ゾロ目の恐怖……
ゾロ目が出ていますが票数からアクセサリーですね。行先が決まったあたりで今日はここまで
ベリィの展覧会は緩めにしていたつもりですが、優秀な鍛冶の技を持つ故に公国が狙わないわけもないだろうという判定でした
残りは被害状況判定は無いので大丈夫です
本日もありがとうございました!
おつ
展覧会は残念だったけど下手すりゃミナの教会もこうなってたのかな
とりあえず次のオシャレを楽しみにしよう
こんばんはー
>>177
ミナの教会は場合によってはシスター達の屍や凌辱された痕が残されている感じで
メンタルへのダメージは結構大きい予定でした
判定が増えそうですが、今日もゆっくり進めていきましょう
1:アクセサリーショップ
――
リュノ「……ここはやはり、鉄国の装飾品を見に行きましょう!」
リュノ「それも、着飾れるようなものを見に!」
セレスティア「……だ、大丈夫なのですか?」
マリリン「ああ、服飾店は大丈夫……」
マリリン「鉄国では色々なお店があるみたいだし、奪われててもお店の人が頑張っているみたいだから」
セレスティア「そういえば、リアローズさんがジーク様より服を贈られていましたね」
リュノ「よしよし。それじゃあ早速行ってみましょう!」
セレスティア「でもリュノさん、その今着けておられる蝶の髪飾り」
セレスティア「それもお似合いだと思うのですが……」
リュノ「こ、これは特別ですよ。でも他にも、お洒落ってあるみたいじゃないですか?」
リュノ「ミナさんの言葉だと、身の回りの小物でしたっけ?」
セレスティア「なるほど、道具も着飾らせてお洒落に……」
マリリン「マリリンちゃんはあんまり好きじゃないんだけど、公国貴族には武具を装飾している貴族は結構いるしね」
マリリン「あれはお洒落目的というより、宝石をいっぱいつけて財力をひけらかす感じだけど」
セレスティア「いましたね、そんな貴族も」
リュノ「なんとなーく察せられるんですけど、着飾りすぎも駄目なんですよね?」
マリリン「うん。むしろさりげなくやった方がお洒落かな?」
セレスティア「誰かに見て頂けない、気がつかれることがなくても、それでも……なのですね」
マリリン「いつどこで誰にどう見られているかもわからないし」
マリリン「鋭い人が気づいて、そこがお洒落にまとまっているとその人からの評価も上がると思うなー♪」
リュノ「簡単そうで、難しそうです……」ゴクリ…
リュノ「ですが、興味を持ってしまったからには止められないこの衝動」
リュノ「比較的無事そうなお店を探して乗り込みますよー!」
……
――
――
……
【鉄国・服飾店】
キラキラ…!
リュノ「ほほぉー……これはまた、綺麗なものが一杯です……」
セレスティア「公国では金のものが多いですが、ここは銀が多いのですね」キョロキョロ
セレスティア「私個人としましては、こちらの方が好みかもしれません」
マリリン「うーん、やっぱり流石の鉄国製ね……」
マリリン「細かいところの仕事が全然違うわ……」ジー…
リュノ「やっぱり、一目でわかるものですか?」
マリリン「光り方とか、接合部の処理の仕方だとか、ぱっと見だとわからないかもねー」
マリリン「でも手にとってよーく見て見れば、公国よりも鉄国のものの方が質がいいってわかると思うよ♪」
セレスティア「魔導石……森国の技術を取り入れたものもあるのですね」
セレスティア(戦争なんてしかけなくても、鉄国と森国は繋がりを持てていたのに……)
マリリン「どうしよっかなー♪ どれにしよっかなー♪」
リュノ「確かにこれだけ色々あると悩みますねぇ」
セレスティア「でも、ただ全部を買って着飾ればお洒落と言うわけでもない……難しいところです」
リュノ「……そもそも、全部買うだけのお金はないんじゃないですかね?」
マリリン「こういうお店って、時々イチオシの高額商品もあったりするからねぇ……」
リュノ「いくら自由にしていいと言われていても、あからさまな無駄遣いをすれば流石のジークさんも怒りそうです」
セレスティア「それだけは避けなくては……」ブル…
リュノ「ここでお洒落の何かを掴めるといいんですけどね」
マリリン「そう簡単にお洒落を理解するのは難しいと思うけど、頑張っていこう♪」
リュノ「何かこう、お洒落初心者の私でも一発でお洒落と思えるような都合のいいものがありますように!」
……
――
特殊判定
↓1~3コンマ二桁
なん……だと……!?(白目射出)
お洒落を学ぼう。いいものは見つかったかな?
01~50:お洒落って難しい……
51~94:これ、可愛いかも?
95~00:好みのものを完全に理解した!
ゾロ目:???
1リュノ
コンマ77
7 7
ゾロ目:???
2セレスティア
コンマ56
51~94:これ、可愛いかも?
3マリリン
コンマ56
51~94:これ、可愛いかも?
……
セレスティア「……」キョロキョロ…
セレスティア(とりあえず、マリリン将軍をお洒落の参考としておきましょう)
セレスティア(性別を容易に偽れる程に、あの人の容姿はまさに女性らしいということですもの)
セレスティア(あまりに派手なものは、私も好みませんし……)
セレスティア(控えめに、でも折角買うからにはちゃんと普段から使いたいところです)
セレスティア(綺麗、美しい……うーん……)
キラッ!
セレスティア「……あら?」ピタ…
セレスティア「これは……」
……
マリリン「悩むなぁ……」ウーン…
マリリン「ここまで色々なものが残っていることにも驚きだけど、本当に凄いのね鉄国って」
マリリン(リアローズ様の話だと、地下はなんとか被害を免れたって話だったし……)
マリリン(このお店も地下かどこかに避難させてたのかな?)
マリリン「綺麗な銀細工も捨てがたいけど……あっ、これもいいなぁ」
マリリン「……猫目石の指輪? マリリンちゃんにちょっと似てるなぁ♪」
マリリン「あ、これもいい……」
……
リュノ「うぅー……」
リュノ「綺麗だと言うのはわかるんですけど、お洒落……」ムムム…
リュノ「お洒落をしても、私が好き放題に動いたらどこかに飛んで行ってしまうのではないでしょうか?」ドキドキ…
リュノ「このネックレスもいい感じですけど、宝石の先端が少し尖っています」
リュノ「……つけたままごろごろ転がっていたら、自分に刺さりそうで怖いです……」ソッ…
リュノ「んー、やっぱり私の場合はもっと根本的に、お淑やかさを見につけるのが先なんでしょうか?」
キラッ…
リュノ「――!?」
※フレーバーですが、セレスティアとマリリンがちょっといいなと思った品でいい案があれば自由安価
(リュノはゾロ目により固定品)
で↓1~2で募集。無ければこちらで適当に進めます
そして自由安価とは別に↓1コンマ二桁も判定
予想外に沢山色々な案をありがとうございます
個人的に似合いそうと思ったものをチョイスさせていただきます
いいもの見つけてお洒落の第一歩。コンマ数値分お洒落レベルアップ
コンマ84
1セレスティア
お洒落レベル34+8=42
2マリリン
お洒落レベル70+4=74
――
セレスティア「これ……」
アクアマリンブローチ「……」キラキラ…
セレスティア「綺麗……」ジー…
店員「おや、お客様お目が高い!」
セレスティア「え?」
店員「その商品は奇跡的に奪われずに済んだ品物でして……」
店員「その深く濃いながらも澄んでいる様はまさに最高級品の証でございます!」
セレスティア「やはり、そうなのですね」
セレスティア「とっても、綺麗……」
セレスティア(濃い青色。私の瞳と少し似ているかも……?)
セレスティア(でも私は、ここまで透き通ってなんか――)
店員「お客様の美しい瞳にも負けぬ輝きであると――」
セレスティア「――!?///」
……
マリリン「リボンまで置いているなんて、本当に迷っちゃうなぁ♪」
マリリン「でも……」チラ…
控えめなヘアピン「……」キラキラ…
マリリン「やっぱり、これかなぁ?」
マリリン「マリリンちゃんのこの髪の毛の美しさを邪魔しない感じ……」サラサラ…
マリリン「止める位置を変えれば髪型も結構変えられるかも?」
マリリン「うんうん、さりげないここの細工も可愛いし、これをいくつか買おうっと♪」
マリリン「あ、すごい。軽くて丈夫そう。これはますます気に入ったかも♪」ルンルン!
……
リュノ「……」ジー…
リュノ「……」ジー…………
リュノ(な、なんでしょう。すごく、良い物に見えます……)
……
――
――
……
アリガトウゴザイマシター!
セレスティア「うぅ、つい買ってしまいました……///」
マリリン「あ、セレスティア様も何か買ったんだー?」
セレスティア「え、ええ。かなり衝動的ではあったのですが。マリリン将軍も?」
マリリン「うん。さっそくつけてみたんだけどどうかな♪」キュルン!
セレスティア「あ、少し変わったと思ったら髪留めのせいだったのですね」ポン
セレスティア「……なるほど、目立たないけれど気がつくといいなと思える」
セレスティア「これが、お洒落……」ゴクリ…
マリリン「マリリンちゃんもまだまだなんだけどね♪」
マリリン「でも良かった。セレスティア様の目から見てもこれはいいなって思えるものだったみたいで!」
セレスティア「私も、まだ完全には……そもそも、私自身の好みさえ把握しきれていないのかもしれませんが」
セレスティア「私がつい買ってしまったものと、その髪留めは……いいなと、そう感じることができました」
マリリン「いいねいいね♪ そうやって自分の好みを理解しつつもっとお洒落に挑んでいこう♪」
マリリン「ところで、セレスティア様はどんなものを?」
セレスティア「その、何故か吸い寄せられて……/// これなのですが」パカッ
マリリン「わぁ……綺麗……こ、これ結構高かったんじゃ……?」
セレスティア「は、はい。流石にこれは、私がこちらに来る前に持っていたもので支払いました」
セレスティア(アネットが忍ばせておいてくれたのですね……ありがとうございます)
マリリン「なんだかセレスティア様の目みたいだなぁ」
セレスティア「や、やはりそうなのですか? 自分自身としては、ここまで綺麗な色合いではないと思うのですが……」
マリリン「んー、確かにセレスティア様の方がもう少し濃いかもしれないけど……」
マリリン「――今のセレスティア様は、目に『光』があってとっても綺麗だと思うな♪」
セレスティア「光が……そうですか。ありがとうございます……///」
セレスティア(これも、ジーク様達のおかげなのでしょうか……?)
マリリン「……」
マリリン「あれ? ところでリュノ様は?」
セレスティア「え? ご一緒ではなかったのですか?」
マリリン「流石に一人で動きはしないだろうし……」
セレスティア「もしかして、まだ店内に……?」
……
――
――
……
リュノ「……」ホゥ…
マリリン「あ、いた!?」
セレスティア「ど、どうされたのですかリュノさん?」
リュノ「へ? あ、ああすみません!?」ワタワタ
リュノ「その、やっぱりお洒落がよくわからないというか……」
リュノ「そもそも私に装飾品が似合うのかとか根本的なことを色々考え始めちゃいまして」
マリリン「大丈夫だから自信持っていいのにー」
リュノ「それで何か助言を頂こうかなと思っていた矢先……」
リュノ「不意に、これがすごく良い物に見えてきたんですよねぇ……」
セレスティア「わ、わかります。私もつい衝動買いをしてしまいまして……///」
マリリン「いいじゃないいいじゃない! リュノ様も気に入るものがあったならこのお店は大正解だよ♪」
リュノ「おっ? マリリンさんがつけている髪飾り……なるほど、確かにお洒落な感じですねぇ」
リュノ「そうなると、控えめなこれもやはりお洒落に分類されるんでしょうか?」
マリリン「うんうん♪ 初めは控えめに手堅く、リュノ様もやっぱりお洒落に目覚め――」
ダイヤモンドリング「……」キラキラキラ!
セレスティア「」
マリリン「」
リュノ「なんだか、いいと思いません……?///」ホゥ…
リュノ「基本は飾らない銀色の輪に、先端に慎ましく載った宝石……」
リュノ「そしてこれが、白色に光るかと思えば虹色に光って……」ドキドキ…
リュノ「控えめなんだけど、他にはない輝きを放っているといいますか……」ゴクリ…
リュノ「ねぇお二人とも、これがお洒落というものなんですかね?」クルリ
セレスティア「」
マリリン「」
リュノ「あ、あれ?」
リュノ「え? これ綺麗じゃありませんか?」オロオロ…
リュノ「ほら、どことなくシャリオさんの息にも似ている気もしませんか?」
セレスティア「え、ええ。私でもわかるほどに、間違いなく綺麗で美しいものだと言い切れます」
セレスティア「私以外の公国貴族令嬢も、きっと求めてやまないことでしょう」
セレスティア「で、でもこれは……///」ドキドキ…
リュノ「あれ? どうされたんです?」
マリリン「えっとぉ……」
マリリン「リュノ様、落ち着いて聞いてね?」
リュノ「はい?」
セレスティア「――この辺りの商品は、婚約指輪のようで……///」
マリリン「――お洒落とは別の世界に突き進んじゃうというか……///」
リュノ「」
マリリン「――そして、最高級の石に最高級の銀にこの印はベリィ様のものだから……」
セレスティア「お値段が……っ!?」ゼロガイッパイ…
リュノ「」
マリリン「まさか、リュノ様が心に決めた人との婚約をそんなに望んでいただなんて……///」
セレスティア「私でも見抜けませんでした……///」
リュノ「」
――
ゾロ目:婚約指輪ガン見
※ちょっと違うものだけど最高級品を見て目が肥えたようです
リュノお洒落レベル48+15=63
――
――
……
マリリン「そ、それでリュノ様が心に決めた人って……」ドキドキ…
セレスティア「気になります……///」ドキドキ…
リュノ「い、いやだから知らなかったですよ本当に!?///」ワタワタ!
リュノ「だから買わずにお店も出てきたじゃないですか!?」
セレスティア「それはそうですよ。婚約指輪は結婚を決意された殿方から贈られる品ですもの……///」ウットリ…
セレスティア「自分で買ってつけては、意味がありませんのよ?」
マリリン「凄い熱視線だったもんね……」
セレスティア「ええ、あれは誰かからこれが贈られることを希う視線……///」
リュノ「だから違うんですってぇ!? ほんとに、ほんとにあんな控えめだけど輝くものを見たのが初めてで……!」ワタワタ!
マリリン「……もしかしてジーク?」
リュノ「」ゴフッ!
セレスティア「ジーク様ならば焦がれてしまうのも無理はありません。リュノさんは至って正常ですね」ウンウン
リュノ「ち、違いますから! そもそも大前提が違うと言うか、お二人とも私の声って届いています!?」
マリリン「届いているよ? でもジークじゃないとなると……あ、もしかして森国にいるクリス様とか?」
リュノ「」ゴフッ!
セレスティア「ああ、お兄様も公国ではかなり人気があったご様子ですものね」
セレスティア「お兄様は少々固いところがありますが、逆にそこが縛られない自由なリュノさんとの相性がいい可能性も……?」ムム…?
リュノ「違います違います違いますってばぁ!/// 私、本当にそういうのはまだ興味ないですから///」
リュノ「女子会でも、そう説明した筈なんですけどぉ!?」
セレスティア「思わぬ心変わりがあったとか……」
リュノ「ないですよ! と、とにかく今の私が求めているのはお洒落のことであって、そんな婚約だとか……///」
マリリン「……」ジリ…
セレスティア「……」ジリ…
リュノ「リーチェェェェェェェ! 助けてくださーい!?」
……
――
――
……
リュノ「はぁ、すっごく綺麗だったのに複雑な気分ですよまったく……」
セレスティア「本当に何も知らずに……?」
リュノ「えぇ、何度も言いますけど本当ですってばぁ……」
リュノ「だって、虹色に光るんですよ? それでいて下は控えめな銀色なんですから」
セレスティア「輝く虹色と銀色に惹かれた……」
セレスティア「……」
セレスティア「まっ、まさかリュノさん!? シャリオに恋をされたのですかっ!?」
セレスティア「い、いけません。いくらなんでも体格が違い過ぎて――」
リュノ「ち・が・い・ま・すっ! いや、思い返すとシャリオさんも綺麗だったと思いますけど!」
マリリン「うんうん。あの角もなんだか凄かったよねぇ。シャリオもお洒落に気を遣ってたりするのかな?」
リュノ「龍にお洒落度合が負けていたら本気で落ち込みそうですよ……」
リュノ「でも、勘違いではありましたが……」
リュノ「私の中での好みがわかったのは結構大きいかもしれませんね」
マリリン「うんうん。いいものを知るとものの良し悪しもわかるようになるから、変なもので飾る心配は減るかもね」
セレスティア「では、次のお洒落がありそうな――」
リュノ「お、お洒落は少し置いておきましょう。次は……」
――
※勘違いはあったけどガールズトークは弾んだ。次は何処へ向かう?(残り行動1回)
×:アクセサリーショップ
×:展覧会場
1:スイーツ(食メイン。料理レベルも上がるかも?)
2:広場(リーチェに似た具合。楽しく遊覧)
↓1~3多数決コンマ
1のスイーツに行動が決定した辺りで今日はここまで
三人のおでかけが終わった後は、公国ターン→リアローズ武具などのイベント→森国へ
の流れになるかと思います
森国では少し大事な判定も取る予定ですが、公国ターンのイベントがどうなるかも大きいかもしれません
私が言うのも不味いかもしれませんが、キャラクターに愛着湧いてくると本当にずっと平和でいたいです(白目)
本日もありがとうございました!
おつおつ
ほんと平和なエンディング迎えたいけどそうすると今度はジークを巡る戦いが起きてしまいそうなジレンマ
しかしリュノがシャリオにってのは冗談だろうけどシャリオがメスドラゴンに好意を寄せるとかあんのかな?
乙
ジークの恋愛周りは最終的にどういう着地点になるのかはかなり気になる
そもそもメインキャラ全員が生存するのかも不明な状況で、こういうこと考えてる場合じゃ無いのは分かってるけど
こんばんはー
>>215
ちょっと考えたことなかったですね
でも多分シャリオはあんまり興味無さそうかも?
>>217
初期構想と全然違うんで、私もどう着地するかわからないです(白目)
最終的に姫の誰かと結ばれてエンディング(スレタイ回収)を想定してはいるのですが
少し早めに来れたので頑張って進めたいところ。ぼちぼち再開します
1:スイーツ
――
リュノ「私も色々考えたんですけど……」
リュノ「鉄国が近年推しているものには、服飾品以外にもあるんですよね?」
マリリン「ベリィ様が多才な方みたいだからねぇ」
マリリン「ドレスは勿論だけれど――お料理もね♪」
セレスティア「うぅ、やはり避けては通れない道なのですね……」
リュノ「鉄国というと、お肉の印象が結構ありますけど……」
マリリン「うん。鉄と火の扱いに長けた国だからこそだと思うけど、最近は別のものも有名になってきているの!」
マリリン「――ずばり、あま~いお菓子!」
リュノ「お菓子……」
マリリン「それもただのお菓子じゃなくて、綺麗で可愛くて……」
セレスティア「――お洒落、ということですね?」
リュノ「や、やっぱり……!」
セレスティア「公国の貴族も求める……見た目の華やかさは容易に想像ができます」
マリリン「全部が全部そうってわけではないと思うけど、やっぱり気になるよね♪」
リュノ「ええ。マリリンさんを見ている限り、甘いものも女性の必需品のようですし!」
リュノ「着るものや飾るもの以外、食べる方面からもお洒落を調べてみたいと思いましてね」ワクワク
リュノ「それにその……ちょっと、お腹も空いてきましたし///」クゥ…
セレスティア「言われてみれば……」クゥ…
リュノ「お腹を満たしつつ、お洒落なものを食べに行きましょう!」
マリリン「わーい♪ マリリンちゃん甘いもの大好きー♪」
リュノ(ベリィ様の展覧会が駄目でも、考案されたお菓子ならマリリンさんも楽しめる筈です)
リュノ(折角のお出かけ、楽しまないと損ですもんね)
……
――
――
……
【鉄国・甘味店】
ガヤガヤ…
リュノ「す、すごい人気ぷりです……」
セレスティア「女性だけでなく、男性もかなりの人数がいらっしゃるようですね?」
マリリン「お洒落なものもあるし、軽食代わりのおやつも両方出しているみたい。それでかな?」
リュノ「というよりも、もしかしてこのお店?」
セレスティア「複数のお店が、共同して……?」
マリリン「なるほど、今は使えるお店を使って営業しつつ復興していく感じなんだね」
鉄国民1「甘い! 美味い!」モグモグ
鉄国民2「俺達に、こんな乙女染みたものは似合わないと思っていたが……」モグモグ
鉄国民3「なんだか、身体に染み渡るぜ! これでこの後の仕事にも精をだせるってもんだ!」モグモグ
リュノ「あ、あの人が食べているあれ美味しそうですねぇ……」
セレスティア「かなり甘そうに見えますけど、あんなに食べられるものなのでしょうか?」
マリリン「女の子の身体に甘いお砂糖は欠かせないんだぞ♪」キュルン!
リュノ「……やっぱり時々忘れそうになりますけど、マリリンさんって一応男性なんですよね?」
マリリン「いいの♪ ほら、さっきの人達だっていかつい男だったけど美味しそうに食べてたし!」
マリリン「甘いお砂糖は生きとし生ける者に欠かせないんだぞ♪」キュルン!
セレスティア「……」
セレスティア「アネットの話では、糖分の取り過ぎは身体に毒とあったのですが」
セレスティア「どれだけ美味しくても、節度を守らないとやがて体型が――」
マリリン「……ジークも甘いものが大好物なんですよセレスティア様ー?」
セレスティア「アネットの話は嘘だったようですね。ジーク様の身体は素晴らしいですもの」ウンウン
リュノ「それでいいんですかセレスティアさん……」
リュノ「でも、確かに贅沢をするのは今日限りですし、大丈夫ですよね?」
マリリン「大丈夫大丈夫! のりこめー♪」
……
――
――
……
ワイワイ…
リュノ「復興中でもこの人気はやっぱりすごいですよねぇ」
マリリン「しばらく食べられなかったから、久々に食べられるって人もいると思うよ?」
セレスティア「定期的に食べていたい、そう思える程の味ということですか」
マリリン「高級品とわかっていても、お砂糖の誘惑には逆らえないよね♪」
セレスティア「私は、それほどではないと思うのですが……」
リュノ「私もあんまりわからないんですよねぇ」
リュノ「森国だと、甘いものは果物が基本なんですよ。お砂糖は控えめなことが多いんです」
マリリン「果物はまた違った甘さと魅力があるよね♪」
セレスティア「そういえばシャリオもああ見えて果物が好きでしたのよ?」
リュノ「い、意外です……お? これを見る限り果物を使った品も結構取り扱っているようですよ?」パラパラ…
セレスティア「こんなに沢山……すごい」パラパラ…
セレスティア「……ところどころ、聞いたことのない言葉が書かれていますね?」パラパラ…
マリリン「ベリィ様が考案したものなのかな? これだけあると迷っちゃう♪」
リュノ「悩みますねぇ。あ、飲み物はどうされます? 私は紅茶で」
セレスティア「私も紅茶にしましょう」
マリリン「マリリンちゃんもお砂糖たっぷりの紅茶で♪」
リュノ&セレスティア((今から甘いものを食べるのに……))
マリリン「ん? どうしたの?」
リュノ「い、いえなんでも。では飲み物はみんな紅茶にするとして……」
セレスティア「何を食べるか、ですね」ウーン…
リュノ「果物を使ったものもいいですし、ケーキも……」
セレスティア「初めてのお店です。まずは手堅く行くべき……?」
マリリン「でも折角ならベリィ様監修のものも食べたいよねぇ……」
一同「「うーん……」」ムムム…
――
特殊判定
↓1~3コンマ二桁
可愛いお洒落スイーツ。今後の参考になるかな?
01~50:手堅く苺のショートケーキ
51~94:お店一番人気のパンケーキ
95~00:ベリィ監修高級マカロン
ゾロ目:???
1マリリン
コンマ64
51~94:お店一番人気のパンケーキ
2セレスティア
コンマ56
51~94:お店一番人気のパンケーキ
3リュノ
01~50:手堅く苺のショートケーキ
――
……
店員「大変お待たせしましたー」
店員「こちらパンケーキになりまーす♪」
コト、コト
パンケーキ1「……」フワフワ!
パンケーキ2「……」フカフカ!
マリリン「か、可愛いぃぃぃぃぃ♪」キャー!
セレスティア「お、美味しそう……///」
店員「そしてこちら、ショートケーキになりまーす♪」
コト
ショートケーキ「……」キラン!
リュノ「おおぅ……」ゴクリ…
リュノ(つい外さないような安全なものを選んでしまいましたけど……)
リュノ(それでも、この洗練された見た目! 鉄国やはり恐るべしです……!)
マリリン「リュノ様が選んだそれも可愛いなぁ♪」
セレスティア「なんて綺麗なのでしょう。食べられる蝋燭のような?」
マリリン「あ、確かに似てるかも!」
マリリン「でもまさか、私とセレスティア様が同じものを頼むなんてねー」
セレスティア「お店がおすすめしているようでしたので。そしてこれは正解だったようですけど……」
セレスティア「マリリン将軍はベリィ様のこちらを選ばれるかと思っていました」
マリリン「うん、それも気になったけどね。やっぱりさっき外で見た誘惑に負けちゃった///」
リュノ「私もそっちにするべきでしたかねぇ?」
マリリン「えー? でもそっちも捨てがたいでしょー?」
リュノ「いや、このケーキも食べる前から絶対に美味しいってわかるからいいんですけど」
リュノ「見てくださいよ、この見た目」
ショートケーキ「……」キラキラ…
天辺の苺「……」ドォン!
リュノ「一切の無駄を省いた、白く美しい土台の上に輝く真っ赤な苺……」
リュノ「基本に忠実かつ、それを崩さないでこんなに綺麗に……」
リュノ「これでは、可愛いやお洒落というよりも美しいという感情が先に出てきます」
リュノ「ここまで完成された美しさだと、参考のしようもありませんよ」
セレスティア「た、確かに崩したくないほどに、綺麗としか言えませんの……」
マリリン「わかるなぁ。でも、美味しいから食べちゃうんだよねぇ」
リュノ「ええ。ではお先に失礼して一口……」パク…
リュノ「――ふおぉぉ……///」トロン…
セレスティア「ま、眩しい……!?」
マリリン「リュノ様が満面の笑みに!?」
リュノ「おいひぃ……♪ すっと入るフォークでもしやとは思いましたけども」
リュノ「なんて柔らかくて、そして軽いんですか……♪ そして中にも苺が入っていて……♪」モムモム
リュノ「これ、幸せで何個でも食べれちゃいそうですねぇ……♪」
リュノ「やっぱりこれは大正解です! きっとそちらの可愛いものも大正解ですよ!」
パンケーキ「……」
マリリン「うん、これも見た瞬間からふわふわでふかふかってわかるもん……!」
セレスティア「それにしても、なるほど……」
セレスティア「本体は至って飾らない真ん丸」
セレスティア「でもその周りを果物やクリームが彩って印象が全然変わるのですね」
マリリン「それに、お皿の方にも別に綺麗なソースがかかっていて綺麗だよねぇ♪」
セレスティア「これが、お洒落なおやつなのですね……!」
セレスティア「流石に、私ではこんな素晴らしいものは作ることは出来ませんけど……」
セレスティア「彩り方やお皿も料理の一部として考える……これはいいお勉強になります」
セレスティア「私のサラダも、今度は彩りを増やしてみましょう!」
リュノ「森国のサラダが気に入って頂けてなによりです」
リュノ「でも、やっぱり味も大切ですからね?」
リュノ「ささ、味の感想を聞かせてくださいよ!」ワクワク!
セレスティア「で、では……」スッ…
マリリン「この可愛い状態を壊したくないけど、仕方がないよね」スッ…
パク!
セレスティア「――!?」フカフカ!
マリリン「――!?」フカフカ!
セレスティア(な、なんですのこれ……!?///)
マリリン(口の中があったかい幸せなのぉ♪)
――
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
この経験、自分の料理の糧に!(コンマ一桁分料理レベル上昇)
1セレスティア
コンマ04
料理レベル21+4=25
2マリリン
コンマ43
料理レベル47+3=50
――
セレスティア(お、思ったよりも甘くない……? とっても食べやすい///)
セレスティア(それよりもこの食感、どうやって……)
セレスティア(この果物のソースとクリームの量も丁度良くて……)
セレスティア(――この私が、もう一口もう一口と、ジーク様じゃないものを求めてしまいますの!)パクパク!
マリリン(ど、どうしてこんなにふかふかなの!?///)
マリリン(このケーキの存在は前から知ってはいたよ? 材料は簡単だからって自分で作ったこともあるけど……)
マリリン(マリリンパンケーキとは全然違う……! こんな軽い感じにはならなかったもん……!)
マリリン(それにこの味、お砂糖は控えめなの? でも、こんなに美味しい……!)パクパク!
リュノ(あの二人が、もくもくと凄い勢いで食べています)
リュノ(その顔を見れば美味しいのだと一目でわかりますけども……)
リュノ(今度来た時は、私もあれを注文……いや……)
バッ!
リュノ「すみません、このパンケーキの追加注文お願いできますか?」
セレスティア「んぐ!? リュノさん!?」
マリリン「わ、私も我慢できないから、ショートケーキ追加注文で!」
セレスティア「え、えっとえっと……私も追加注文お願いします///」
アリガトウゴザイマース!
……
――
――
……
リュノ「……美味しかったですねぇ///」ポンポン
セレスティア「……ですけど、この格好をアネットに見られたら絶対怒られますの///」ポンポン
マリリン「甘いものは女の子を惑わすから、仕方がないよね……///」ポンポン
リュノ「もう途中からお洒落よりも美味しさの方に注力してしまいましたけど……」
セレスティア「どれも私には新鮮な驚きと美味しさでした……///」
マリリン「お腹一杯で諦めたけど、他にも気になるものがあったよねぇ」
リュノ「まかろん? も気になりますよね!」
セレスティア「他と比べると値が張るようでしたけど、あれだけの品を作る店ならば……」
マリリン「ベリィ様も監修しているし、外さないね……!」
リュノ「今度、また行きましょうよ! 今度はリーチェやリアローズさん達も連れて!」
セレスティア「ジーク様も甘いものが大好物ならば、是非ご紹介しなくては」
マリリン「ミナちゃんも好きそうだし、おじさまとユージーンも呼んで……」
リュノ「要するに傭兵団のみんなでまた来ればいいんですよ」
リュノ「人数が増えれば、違うものも頼めますし」
リュノ「それにさっきはうっかりしていましたけど、一口交換して味見とかもできますしねぇ」
マリリン「楽しそう♪ 絶対また来ようね♪」
セレスティア「ええ、是非♪」
リュノ「お洒落で、可愛い料理……」
リュノ「まだ全部が全部わかったわけじゃありませんけど……」
リュノ「今日は、お二人ともありがとうございました」ペコリ
リュノ「おかげで少しは、お洒落や女の子らしさというものがわかったかもしれません」
セレスティア「いえ、こちらこそ。今日は貴重な体験をさせていただきありがとうございます」
マリリン「展覧会だけ残念だったから、また今度展覧会の方も見にいこーよ♪」
リュノ「いいですねぇ。さて、でも今日はこのお腹です」ポンポン
リュノ「他のお店も気になりますけど、歩いて運動しながら戻るとしましょう」
マリリン「あ、それじゃあ広場の方を通っていいかな?」
セレスティア「広場……ここからですと少し迂回する感じですけど、食後の運動にはいいかもしれませんね」
リュノ「では、のんびり行くとしましょうかー」テクテク
……
――
――
……
【鉄国・大広場】
ワイワイ…
マリリン「……あー、残念。今日は音楽団の人帰っちゃったみたい」
リュノ「なるほど、それが目当てでしたか」
マリリン「飛び入りで歌っても大丈夫みたいだから、いけるかなって思ったんだけどね」
マリリン「まあそれはまた今度でいいや♪」
マリリン「……よく考えたらこのお腹に食後で歌を沢山歌うって大変だし……」ダラダラ
リュノ「ですよねぇ。でも、音楽団が帰ったあとでもこの賑わいは凄いものです」
セレスティア「何かまだ沢山の人を惹きつけるような――」
フワァ…
マリリン「――甘い匂い?」ピク!
露店のわたあめ「……」フワフワ
露店の林檎あめ「……」ピカピカ
その他露店甘味「「……」」アマイヨー
マリリン「」
リュノ「」
セレスティア「」
三人((こ、こんなところにまで甘味が!?))ガーン!
リュノ「で、でも待ってください。さっきのケーキと比べれば、絶対に質は落ちている筈です」ゴクリ…
セレスティア「え、ええ。お洒落という雰囲気ではありませんものね……」ゴクリ…
マリリン「それなのに、どうして私達はゆっくりとあっちに向かっているの……?」ゴクリ…
リュノ「あんなに沢山、食べちゃった後なのに……」フラー…
イラッシャイ! ヤスクスルヨ!
三人「「……」」フラフラー…
三人((甘いものって、怖い……))
……
――
――
……
リュノ「……美味しかったですね」パンパン!
マリリン「素朴な甘さもいいものだよね……」パンパン!
セレスティア「こんなお腹、ジーク様には見せられません……///」パンパン!
セレスティア(でも、美味しいと思いながらこんなに沢山食べたのは初めてですの……///)
リュノ「……とりあえず、お店が無さそうな道を選びながらゆっくり帰りましょう」
マリリン「さんせーい……」
セレスティア「戻るまでに、少しでもお腹が元に戻ればよいのですが……」
マリリン「走るのは無理かもー……本当にゆっくり帰ろうー?」テクテク
リュノ「そうですねぇ。我ながら未知の甘味に突き進み過ぎました……///」
マリリン「美味しかったから仕方がないよね♪」
マリリン「それじゃあ、帰りながらゆっくりお話ししない? その中にもお洒落に繋がる何かがあるかも♪」キュルン!
リュノ「えー? 知っている話題の中にお洒落情報があったら私だってもう少しお洒落になってますってー」
セレスティア「……髪の毛」
リュノ「え?」
セレスティア「やっぱりリュノさんの髪の毛、凄く手入れが行き届いてお洒落ですし……」
リュノ「ああ、これですか? お母さんへの憧れで伸ばしましたけど、リーチェも気に入ってくれたみたいで///」
リュノ「確かに、ここだけは気を使っているのかもしれません」
マリリン「何か秘密があるのかな?」
リュノ「秘密というわけではありませんけど、前は自家製の香油を馴染ませてましたねぇ」
セレスティア「自家製の香油……既に拘りの様子が見えますの」
リュノ「いやいや、本当にそんな凄いものじゃないんですって。きっとベリィ様ならもっと――」
リュノ「あ、今度はそういった用品を見に行くのも楽しいかもしれませんね!」ポン!
リュノ(……楽しい。嫌なこともあるけど、外の世界は楽しいことが一杯です)
リュノ(まだまだもっともっと、色々なことを知りたい。食べてみたい見てみたい)
リュノ(こんな楽しい毎日が、ずっと続いたらいいのに……)
……
――
――
……
【公国・???】
ネーロ「ゼルガー将軍、準備完了致しました」
ゼルガー「ありがとうございますネーロ殿」
ゼルガー「セレスティア様の件でお疲れだったでしょうに、無理を言って申し訳ありません」
ネーロ「いえ、私はエルクラッド様の為ならどのようなことでも……!」フラ…
ネーロ「っ……!」ダン!
ゼルガー「……本当に、申し訳ありません」
ゼルガー「セレスティア様の行動は、私にも予測ができず……」
ネーロ「いえ、ゼルガー将軍のせいではありません」
ネーロ「あのお姫様がエルクラッド様に従わないのは今に始まったことではありませんし……」
ネーロ「普段から、色々な人が巻き込まれていました。今回は、たまたまそれが私だったというだけです」
ネーロ「今は、ゼルガー将軍の作戦に集中します」
ネーロ(ユージーンさんとマリリンさんのことは、話せませんし……)
ゼルガー「いやはや、本当にご立派だ……」
ゼルガー「ジラワーク殿も、もう少し協調性があれば生き延びたかもしれませんが……」ヤレヤレ…
ゼルガー「やはり、あなたは別格です。この作戦が終われば、すぐにでもまとまったお休みを約束致しましょう」
ネーロ「で、ですが……!」
ゼルガー「その身体を大切にすることも、エルクラッド様の為なのです」
ネーロ「……っ」
ゼルガー「……それに、今回の作戦がどうなるかは私にもわかりません」
ゼルガー「成功しても失敗しても、次の策を練る必要がある」
ゼルガー「その次の策の為にも、どうかご自愛ください」
ネーロ「その、今回の作戦は……」
ゼルガー「鉄国の奪還は少し予定とは異なりますが、まだ許容範囲内の出来事です」
ゼルガー「誰が奪還したにせよ、国王が一人である以上フリーデシルトは鉄国から動けない」
ゼルガー「ジラワーク殿、そして風帝すら破る存在は脅威ではありますが、まだ情報が少ない」
ゼルガー「そうなると、現状況下でこちらが情報を握る最大の脅威は――森国王カタリナです」
ゼルガー「彼女は敵ながらに見事なものです。僅かな兵を伴い我が公国の軍勢を打ち払い……」
ゼルガー「それでいて、彼女は愚かではありません」
ネーロ「?」
ゼルガー「彼女は紛れもない強者です。しかし、自分一人ではエルクラッド様には勝てないことを恐らく察しています」
ゼルガー「鉄国が奪還されたと聞けば、まず間違いなく鉄国との合流――連合軍を打診することでしょう」
ネーロ「連合軍……」
ゼルガー「二王が完全に手を組んだ場合、なかなか面倒なことになるでしょうからね……」
ゼルガー「ですが、愚かではない……賢い者の方が、時にそうやって次策が読みやすいこともまた事実」
ゼルガー「最後にカタリナが公国の兵を蹴散らした報告があったのが、ここです」トン
ゼルガー「そして鉄国でフリーデシルトとの合流を目指すのであれば……」スススス…
ゼルガー「――ここです。今までの進軍経路から考えれば、彼女はこの道を通って鉄国へと向かう筈です」
ネーロ「だから、その場所に……」ゴクリ…
ゼルガー「ええ……」
ゼルガー「――森国王カタリナを、沈めます」
……
――
【???・???】
……
妖精兵「カタリナ様ー!」ピューン!
カタリナ「おかえりなさい。様子はどうでしたか~?」
妖精兵「はい! やはり鉄国は無事に公国の手から奪還されたようです!」ビシ!
カタリナ「そう、よかった……」ホッ…
カタリナ(公国軍の撤退では無く、奪還であればフリーデシルト王は間違いなくご無事の筈)
カタリナ(それにきっと、そこにはジーク達も……)
森国兵1「見たか、公国の奴らめ!」ヘヘン!
森国兵2「我々が相手にしてきた公国兵も、倒せない相手ではありませんでしたもんね!」
森国兵3「我が国も、鉄国に続きましょう……!」グッ!
カタリナ「ええ。森国は、必ず取り戻します」
カタリナ「――ですが、この戦力でこのまま公国へと深入りするのは危険でしょう」
森国兵2「し、しかしカタリナ様! 敵は間違いなく、鉄国を奪還され狼狽えていることでしょう!」
森国兵1「再度鉄国を奪う為、鉄国により多くの軍を派遣する筈」
森国兵3「そうすれば、公国の守りはさらに手薄になります……!」
カタリナ「……いいえ」フルフル
カタリナ「何か、嫌な予感がするのです」
カタリナ「公国の中に、恐ろしい何かが……」
妖精兵「森国を焼いた、炎の龍のような敵がまだ?」
森国兵2「で、でもカタリナ様なら!」
カタリナ「……」
ジーク達以外の戦闘の時にゾロ目券って使えるの?
>>246
一応使えるようにはしてあります
――
カタリナ「……いえ。このままこの道を進み、鉄国へと――」
キィィィィィィィン!
森国兵達「「!?」」ザワ!
カタリナ「これは、転移反応……っ!?」ゾクッ!
カタリナ(私達が罠を踏んだわけじゃない……!)
カタリナ(陣は無い、無差別……? いいえ、ここで私達の眼前にだなんてあまりに出来過ぎている……!)
カタリナ(――公国の高位術士の転移攻撃! そうなると……)
カッ!
カタリナ「――みんなっ! 散って逃げてぇ!」
森国兵達「「!?」」
特殊判定
↓1コンマ二桁
まさかのモブ達の意地とは(白目)
折角だしこのタイミングで聞きたかったこと聞いてみよう
国の損害判定は偶数ゾロ目の方が結果が悪くなるって書いてあるけど、教会の時は偶数ゾロでむしろ良結果だったのは何か理由がある?
モブ森国兵の事前逃走
???の効果により逃走判定-30補正
コンマ88
8 8
偶数ゾロ目:全員生きて戦地を離脱。鉄国へ
――
妖精兵「わ、わあああああぁぁぁぁぁぁぁ!?」ピュー!
森国兵達「「わ、わかりましたぁ!?」ダダダダダ!
ズウウゥゥゥゥゥゥゥゥン!
氷帝龍「―――コオオオオオオォォォォォォォォ!!!」
カタリナ「っ!? 三つ首の、氷の龍……!?」ゾクッ!
氷帝龍「……」ギロリ
――『絶零結界』発動――
★★『絶零結界』★★
氷属性。戦闘開始時、レベル180以下の敵を強制的に戦闘不能(死亡判定)状態にする
さらに敵の★を含む回復スキルを無効化。以後、敵味方の増援を封じて結界内の者のみで戦闘を行う
発動後、続けて『貫く氷槍』を発動させる
氷帝龍「コアアアアァァァァァァァァァァァァ!」ゴオオォォォォォォォォ!
森国兵達「「う、うわあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」」
カタリナ「――ッ!? これは……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!
ガキィィン!
妖精兵「し、死ぬかと思った……」ガタガタ…
森国兵1「こ、これは氷の結界……!?」ブルブル…
森国兵2「少しでも遅れていたら、俺達は……」ゾクッ…
森国兵3「カ、カタリナ様!!!」
……
――
>>253
教会は鉄国の極一部であり国全体の被害ではないので
(展覧会場も良品は固まっていましたが同様です)
――
【絶零結界内】
ヒュオォォォォ…
氷帝龍「コオォォォォォォ!」
カタリナ「くっ……!?」
★★『絶零結界』★★
氷属性。戦闘開始時、レベル180以下の敵を強制的に戦闘不能(死亡判定)状態にする
さらに敵の★を含む回復スキルを無効化。以後、敵味方の増援を封じて結界内の者のみで戦闘を行う
発動後、続けて『貫く氷槍』を発動させる
護衛水晶群「「」」パキパキ…
パリィン…
カタリナ「そんな……!」
カタリナ(この凄まじい冷気、これでは……うまく、呼吸が……)ブルブル…
――『翠緑領域』を無効化
氷帝龍「コアアアアァァァァァァァ!」ブオン!
カタリナ「!?」
★★『貫く氷槍』★★
氷属性。初回時と優勢時コンマ一桁が3の時、敵に★防御スキルを貫通する1×3回の劣勢を与える
以後、優勢時の自身の攻撃を全て★防御スキルを貫通する2劣勢とする
氷槍「……」ゴオオォォォォ!
カタリナ「くぅ!」バッ!
――『樹氷の戦衣』発動――
★『樹氷の戦衣』★
氷属性。戦闘時、劣勢判定を一度だけ確定回避
さらに★を含む敵のカウンターと回復を無効化する
また氷属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
――
氷槍威力1×3
戦衣回避1、減少1
3-1-1=1
――
ドスゥ!
カタリナ「ぐっ、ぅ……!」
カタリナ(防ぎ、きれなかった……!)
――
カタリナ残耐久4→3
カタリナ「……っあああああああ!」キィィィィィィン!
氷帝龍「!?」
――『四元の覇者』発動――
★★『四元の覇者』★★
戦闘開始時、攻撃の補佐を行う4体の護衛を召喚できる
また戦闘開始時に敵に貫通する4劣勢を与え、以後は
優勢判定時のコンマ一桁が4の時に発動
カタリナ「――受けなさい!」
ドゴオオオォォォォォォォォ!
氷帝龍「コアアアアァァァァァァ!」ダン!
パキパキ!
――『アイスシールド・改』発動――
★『アイスシールド・改』★
劣勢判定を三回分まで肩代わりする
盾の残耐久がある限り、雷属性の攻撃とクリティカル、連撃を全て無効化する
盾が破壊された時、常時補正+90を自身に加える
――
四元威力4
身代わり耐久3
3-4=-1
――
バキィィィィン!
氷帝龍「コアァ!? コガアアアアアアアァァァァァァ!」ジュワアァァァ!
――
氷帝龍残耐久?-1
――
――
氷帝龍「コオオオオォォォォ……!」ギロッ!
――盾が破壊された時、常時補正+90を自身に加える
カタリナ「……」スゥ…フゥ…
――『奪力の纏い気』発動――
★★『奪力の纏い気』★★
敵の通常スキルを全て封印し、常時防御状態固定にする
さらに★を含む敵の戦闘中の補正上昇を全て無効化する
――怒りによる補正上昇を無効化
氷帝龍「コアアァァ……?」
カタリナ「……」スッ…
カタリナ(傷が、癒せない……それでも……)
カタリナ(みんなは、なんとかこの結界に閉じ込められずに済んだ筈)
カタリナ(もう少し、私が頑張って時間を稼がないと……!)
カタリナ「――森国の王カタリナ、参ります!」ダン!
氷帝龍「コオオォォォ!」ダン!
森国軍
森国王カタリナ:レベル520
VS
公国軍
氷帝龍:レベル510
――戦闘開始!!!
戦闘開始まで行きましたが、今日はここまで
カタリナへのメンタル攻撃であった部下への即死攻撃がまさか完全回避されたのには驚きました(白目)
ただ肝心のカタリナは以前の判定により氷の軽減能力を得ていますが、相性の関係でかなり不利ですが、勝ち筋が無いわけでもない筈です
明日が少し怖いところです……
本日もありがとうございました!
ゾロチケの使用範囲拡大自体は良いけど「誰を守る為に使うべきか?」という問題で少し揉めそうな(このキャラには使ったのにこっちのキャラの窮地には使用宣言しないのか、みたいな)
個々の宣言や多数決で発動を決めるよりは「味方が負けそうな時に確定で自動発動する保険アイテム」というポジションで固定した方が無難な気がする
ゾロ目への反撃をする敵もいるらしいし、今回に関しては「『一応』使える」と意味深な言い方だからやっぱり無闇に使うのは危ないかな……
>>254で多分氷帝は逃走マイナス30スキル持ってるのも確実だし、戦闘開始2~3ターン様子見て負けそうならあえて負けて
負傷判定と逃走判定でチケット使った方が安全かも?攻撃にカウンターあるかもしれないけど守りに使えばそれもないだろうし
しかしなんで炎じゃなくて雷に耐性あるんだろ氷帝
ここまでのカタリナの強化量に関係無く★★四元の覇者★★でどのみち破壊される性能のスキルだから単に激戦感出すための演出にも見えるな
それとチケットは敵が発狂する前に畳み掛けるという使い方もあるにはあると思う、氷帝龍の体力が不明だから今回は微妙だけど
>>276
純水(とそれからできた氷)が電気を通さないとかそういう?高位の龍ともなればそれだけ純度の高い氷壁も生成できるのかなって。そうなると必然的に水帝龍も雷耐性持ちってことになるけどパーティに雷使うキャラいないし然程影響はなさそう
こんばんはー
>>269
自動消費にしてしまうと、一部イベントでの使用などができなくなってしまう問題もあるんですよね……
敗北する時も相手によってその後の扱いも違う問題があり(言ってしまうとベルゲが突き抜けて最悪の結果になります)
その見極めも含めて、自動消費は無しの方向で
>>270
今後も使えます。一応というのは、おそらくジーク達に優先して使う人が多いと判断してです
>>276
こちらで作成した一部ボスの外見や能力の一部、スキル名は某ゲームから取っている影響があったりしますが、
個人的に氷と雷は仲が悪い印象が強くなってしまった為に付加された能力です(雷帝は逆に氷耐性持ちです)
>>277
そもそもカタリナと戦うことを想定していません(白目)
>>278
水帝は回復メイン以外は戦闘力抑え目かつ今はリュノがいる為苦労する相手ではないでしょう
光>雷>氷>風>地>水>炎なので
いきなり戦闘開始ですがぼちぼち進めていきましょう
森国王カタリナ:レベル520
【スキル】
★★『慈愛の女王』★★
自軍の耐久値を2上昇させ、奇襲及び罠、マイナス補正を無効化し常時攻撃状態を維持する
さらに補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行い、
負傷判定を2段階緩和させる
★★『四元の覇者』★★
戦闘開始時、攻撃の補佐を行う4体の護衛を召喚できる
また戦闘開始時に敵に貫通する4劣勢を与え、以後は
優勢判定時のコンマ一桁が4の時に発動
★★『奪力の纏い気』★★
敵の通常スキルを全て封印し、常時防御状態固定にする
さらに★を含む敵の戦闘中の補正上昇を全て無効化する
『フォレストランペイジ』
戦闘時、敵の逃走補正-25
敵の人数が自軍より多い時、 自軍の合計値に自身のレベル×(敵軍人数-1)を加算する
★『翠緑領域』★
劣勢判定を受けた時、常時その値を1減少させる
★『巡雷装』★
雷属性。戦闘時、常時補正+30。さらに逃走補正+30
敵の★を含む連撃スキルの発動を無効化する
また雷属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
★『ミラーシールド』★
敵が判定を無視した2劣勢以上を与えるスキルを使用した時、そのスキルを無効化
さらに貫通2劣勢判定として相手に反射する
★『優しい毒』★
自身に対する状態異常を全て無効化する
このスキルは他のスキルの影響を受けない
★『樹氷の戦衣』★
氷属性。戦闘時、劣勢判定を一度だけ確定回避
さらに★を含む敵のカウンターと回復を無効化する
また氷属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
氷帝龍:レベル510
【スキル】
★『蹂躙する者・改』★
戦闘時常時補正+60
敵対象が複数の場合、自身の基礎レベルを(敵人数-1)×160上昇させる
★『上帝の覇気・氷』★
自身への氷属性による攻撃や弱体、異常を全て無効化する
このスキルは他のスキルの影響を受けない
★★『絶零結界』★★
氷属性。戦闘開始時、レベル180以下の敵を強制的に戦闘不能(死亡判定)状態にする
さらに敵の★を含む回復スキルを無効化。以後、敵味方の増援を封じて結界内の者のみで戦闘を行う
発動後、続けて『貫く氷槍』を発動させる
★★『貫く氷槍』★★
氷属性。初回時と優勢時コンマ一桁が3の時、敵に★防御スキルを貫通する1×3回の劣勢を与える
以後、優勢時の自身の攻撃を全て★防御スキルを貫通する2劣勢とする
★『アイスシールド・改』★
劣勢判定を三回分まで肩代わりする
盾の残耐久がある限り、雷属性の攻撃とクリティカル、連撃を全て無効化する
盾が破壊された時、常時補正+90を自身に加える
『???』×?
カタリナ:レベル520
【攻撃状態固定】
残耐久3
回復:0
『翠緑領域』×
減少:常時-1
『樹氷の戦衣』氷
『巡雷装』雷
カタリナ:合計補正…30
『巡雷装』+30
VS
氷帝龍:レベル510
【攻撃状態固定】
残耐久?-1
防御:0
『アイスシールド・改』0
氷帝龍:合計補正…60
『蹂躙する者・改』+60
レベル差10=補正+10
スキル補正差-30
合計補正-20
コンマ70以上で優勢
コンマ69以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ52
――カタリナ劣勢!
氷帝龍「コオオオォォォォォォ!」ゴオオォォォォォ!
カタリナ「くっ……!」
カタリナ(なんという吹雪……!)
カタリナ(同じ龍族なのだとしても、あの炎の龍よりもさらに強い……!)
カタリナ(そして何より……)
グオン!
氷帝龍「コアアア!」ガチン!
カタリナ「っと!?」ヒラリ
カタリナ(三つの首がばらばらに動いて、攻撃の軌道を読み切れない……!)
――『貫く氷槍』発動――
氷帝龍「コアアアアァァァ!」ブオン!
カタリナ「しまった……くっ!」
――『樹氷の戦衣』発動――
――氷槍威力を軽減
ガスッ!
カタリナ「っぅ……!」グラ…
カタリナ「まだ、まだです……!」
――
カタリナ残耐久2
コンマ70以上で優勢
コンマ69以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ43
――カタリナ劣勢
+
一桁3により『貫く氷槍』威力上昇!
――
カタリナ「せめて、みんなが逃げるだけの時間は稼がないと……!」ググ…
氷帝龍「……」
氷帝龍「……」ニヤリ…
カタリナ「!?」
★★『貫く氷槍』★★
氷属性。初回時と優勢時コンマ一桁が3の時、敵に★防御スキルを貫通する1×3回の劣勢を与える
以後、優勢時の自身の攻撃を全て★防御スキルを貫通する2劣勢とする
氷帝龍「コアアアァァァァァァァァ!」ブオン!
氷帝右「コアアァァァ!」ブオン!
氷帝左「コアアァァァ!」ブオン!
カタリナ(三連撃……!? いけない、かわさないと……!)
氷帝龍「コオオオオオォォォォォ!!!」ゴォォォォォォ!
カタリナ「吹雪まで、そんな……!」ググ…!
カタリナ(私の氷装だけじゃ、防げな……)
パリィン!
ドスッ!
ドスッ!
氷槍威力1×3
戦衣軽減1
カタリナ残耐久2
2-(1×3-1)
= 0
カタリナ「っ……ぁ……!」ガクリ…
ドシャァ…
敗北……
氷帝龍「……」ズシン…ズシン…
カタリナ「ごほっ……」
氷帝龍「……」ニィ…
――『冷酷なる刻印』発動――
★★『冷酷なる刻印』★★
負傷判定を2段階増加させ、敵の逃走判定に常時-30の補正を与える
さらに勝利時、判定により敵に後遺症を残し基礎レベルをダウンさせる
カタリナ「……!」ゾクッ!
★★『慈愛の女王』★★
自軍の耐久値を2上昇させ、奇襲及び罠、マイナス補正を無効化し常時攻撃状態を維持する
さらに補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行い、
負傷判定を2段階緩和させる
氷帝龍「……」グオッ!
――
※負傷判定-2+2=相殺
判定
↓1コンマ二桁
――
※負傷判定-2+2=相殺
判定
↓1コンマ二桁
『負傷判定』※相殺
01~10:死亡
11~30:重傷
31~60:中傷
61~95:軽傷
96~00:無傷
コンマ25
11~30:重傷
+
『冷酷なる刻印』発動
※ゾロ目チケットを使いますか?
※無傷であっても、この後の逃走を切り抜けないと捕まります(逆に重傷でも逃走できれば生き延びます)
失礼しました
↓1~5多数決で
――
ゾロ目チケット使用!
コンマ25→00 ハイパークリティカル!
ゾロ目:一命を取り留め復帰で強化
――
カタリナ(くっ……禁じ手ですが、やむを得ません……!)キィィィィィィィン!
氷帝龍「コァ……!?」
周辺の樹木「」シオシオ…
カタリナ(ごめんなさい、どうか許して……!)グググ…
カタリナ「はぁ、はぁ……!」ヨロ…
カタリナ(なんとか、この結界からの脱出を……!)
氷帝龍「コアアアアアアア!」ブオン!
カタリナ「っ……!?」サッ!
氷帝龍「!?」
カタリナ(敗者に、追い討ちを……!?)
――
ゾロ目により『冷酷なる刻印』不発
――
カタリナ(この身体が今動いているのは半ば奇跡……なんとか……!)タタタ!
――
判定1
↓1コンマ二桁
逃走判定
基準値50
『巡雷装』+30
『冷酷なる刻印』-30
相殺
基準値50
73>50
※基準値を上回った為、逃走成功!
――
カタリナ(後のことを考えている余裕はありません……!)キィィィィン!
ドゴォォォォォ!
絶零結界「」パキパキ…
氷帝龍「コアアァァァ!?」
バリィィィィン…!
カタリナ(雷の魔力を全身に……! 逃げることだけを考えて……!)パリパリ…!
氷帝龍「コオォォォ……!」ズシン…ズシン…
カタリナ(やはり、移動速度は遅いようです……)
カタリナ(なんとか、あの氷槍の範囲外、森の中まで逃げ切れれば……!)
――
判定2(最終)
↓1コンマ二桁
増援判定
基準値50
偶数:ベルゲ
奇数:ゼルガー
コンマ47
増援:ゼルガー
※カタリナの逃走成功は確定ですが、少しイベントが発生します
ゾロ目チケットを使いますか?
↓1~5多数決
チケット不使用
増援:ゼルガー
――
氷帝龍「コォォォ……」ガクリ…
カタリナ(よし……なんとか……!)パリパリ…
キュオン…
カタリナ「!」ピクッ!
ドゴオオォォォォォォン!
カタリナ「っ!」バッ!
カタリナ(剛火球!? 氷の龍じゃない……!)
???「――なるほど、なるほど……」
バサァ!
ゼルガー「氷帝龍からその程度の傷で逃げおおせるとは……」
ゼルガー「流石女王と言うべきか、はたまた悪運が強いのか、どちらでしょうか……」ククク…!
カタリナ「あ、あなたは……!?」
ゼルガー「おっと失礼。私の名はゼルガー」
ゼルガー「偉大なる大公エルクラッド様の忠実なる駒でございます」
ゼルガー「お見知りおきを」ククク…!
カタリナ(な、なんて目に悪い色の人なの……)
ゼルガー「さて、どうやら見たところ……」
ゼルガー「私の読み通り、あなたの強みは無尽蔵な回復力にあったご様子」
ゼルガー「氷帝龍をぶつけてみて正解でしたねぇ……」
カタリナ「……氷の結界は突破しました。今なら回復も……」ジリ…
ゼルガー「できたらとっくにしているでしょう? 流石のあなたも、敗走する程追い込まれては即時回復は無理なようで」
カタリナ(くっ……)
ゼルガー「このまま私の手で、とどめを刺してあげてもよいのですが……」
ゼルガー「どうですカタリナ様? 我が公国の力、その身を持って味わえたでしょう?」
ゼルガー「エルクラッド様の道を阻もうなど愚かなことです」
ゼルガー「……しかし、あなたは敵ながらに見事なのも確かなこと」
ゼルガー「エルクラッド様も私も、優秀な人材は正しく評価する主義です」
カタリナ「お褒めいただき光栄ですけど……何が言いたいのですか……?」ジリ…
ゼルガー「――大人しく降伏しなさい。そしてエルクラッド様に忠誠を誓うのです」
ゼルガー「そうすれば、私達はもう森国を攻めることはありません」
ゼルガー「そして捕えている捕虜も全員、しっかりと森国へお返しいたしましょう」
カタリナ「……お断りさせていただきます」
ゼルガー「おや? 女王がそのようなことを口にしてよろしいのですか?」
ゼルガー「あなた一人が忠誠を誓うだけで、森国は救われるのですよ?」
カタリナ「……もう森国は、とっくに焼け落ちた荒野ですよ」
カタリナ「あなたは、木々が立派に育つまでどれほどの時間がかかるか知っていますか……?」
カタリナ「公国のお金などでは、森国が救われることはないのです……!」
ゼルガー「ふむ……初手でやりすぎましたかな。これは失敗」
ゼルガー「では、捕虜はどうするおつもりで?」
カタリナ「……無事である保証があるのですか? あんな非道な行いをするあなた達を、信じろと……?」ジリ…
ゼルガー「……確かに、今はそれを証明する手立てはありませんな」
ゼルガー「……」
ゼルガー「では、こうしましょうか」
ゼルガー「エルクラッド様に忠誠を誓わないあなたは愚かだ」
ゼルガー「しかしここまで戦い抜いたのは見事だ」
ゼルガー「その頑張りに敬意を表し――捕虜を後で何人か森国に送っておきますよ」
カタリナ「!?」
ゼルガー「聡明なあなたならもうお気づきのことでしょう」
ゼルガー「我が公国には、最強の転移術士がいるのです。人でも龍でも転移が可能なのですよ」
ゼルガー「まぁ、今は流石に無理が祟っているのですが。だから捕虜の全員のお返しはできないということです」
ゼルガー「どうです? 嬉しいですか? 嬉しいですよねぇ、お優しい女王様ならば」
ゼルガー「あなたの頑張りは、無駄ではなかったのです」
ゼルガー「あなたが頑張ったおかげで、捕虜たちは生きてもう一度故郷の土を踏めるのです」
カタリナ「……」ジリッ…
ゼルガー「――だから、あなたはこれ以上頑張る必要はない!」バッ!
カタリナ「!!」
ゼルガー「ここでゆっくりと、永久の休暇を満喫なさい!」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
ゼルガーのスキル
91>75
※基準値を上回った為、一つスキル公開!
――
ゼルガー「炎よ! あの腑抜けた色の女王を真っ赤に染め上げてやりなさい!」
――クリムゾンフレア発動――
★★『クリムゾンフレア』★★
炎属性。優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9なら発動
敵の★を含む防御と回避を貫通する3劣勢を与える
このスキルは炎軽減の影響を受けない
カタリナ「――!」キィィィン!
護衛水晶盾「」ガキン!
ゼルガー「む!?」
バキィィィィン!
ゴオオオオォォォォ!
……
メラメラメラ…
ゼルガー「逃げられましたか……雷の魔法まで使えるとは」
ゼルガー「まさか、あれほどの余力を残していようとは予想外ですが……」
ゼルガー「やはり、彼女の能力は守りに偏っているようですね」
ゼルガー「氷帝なら倒せない相手でもないことも確か……今はこれでよしとしておきましょう」
ゼルガー「ネーロ殿が完全に回復するまで、束の間の命をじっくり味わうといいですよ……」ククク…
ゼルガー「……まぁ、約束は約束ですからね。使わない捕虜を返すぐらいはしてあげましょう」
ゼルガー「エルクラッド様の慈悲に、感謝することです……」ククク…
ゼルガー「さて、しかし今の盾はかの女王が作ったにしては妙に脆かった」
ゼルガー「逃げる時間稼ぎの為に魔力を出し惜しんだ、というわけでもないでしょう」
ゼルガー「そうなると恐らくは……」
……
氷帝龍「コアアァァァ……」ハァハァ…
ゼルガー「……あなたの結界も完璧ではなかったようですねぇ」
ゼルガー「帝龍一の冷酷さに期待していたのですが」フゥ…
ゼルガー(兵士達の死体が一つもない……)
ゼルガー(雑兵どもなどどうでもいいことですが、これはカタリナの手によるものか)
ゼルガー(やれやれ、本当に一筋縄ではいかない相手だ。だが……)
護衛水晶破片「」
ゼルガー「……やはり、ありましたか」
ゼルガー「ふーむ、砕けてなおカタリナの強力な魔力が宿っているようですね」
ゼルガー「少し予定は狂いましたが、氷帝もほぼ傷を負わずカタリナを倒せたことは事実」
ゼルガー「ありがたく、戦利品として頂戴しましょうかねぇ……」ゴソゴソ…
――
※カタリナの水晶片(火・水・土・風)がゼルガーに回収されました
――
イベント途中ですが、今日はここまで
今回はカタリナのコンマ運が無かったですね……
ただ直前でモブ兵が全員生存+カタリナの傷も癒える範囲のもの
なのでリュノとリーチェへのダメージだけは少なくて済みそうです
この後は敗走したカタリナ側の描写後、リアローズ装備お披露目→森国へ
の流れになります
また明日になるかと思いますが、カタリナが敗北し森国へ即時帰還ができなくなった関係で
『森国の将』を一人募集するかと思います
本日もありがとうございました!
おつおつ
カタリナさん負けちゃったけど生きていることが何よりありがたい
しかしゼルガーは毎回いやらしくてなんかFEifのマクベスを優秀にした見た目イメージ出てきた。メインは炎攻撃?
手の内全部晒した上で非公開スキル1つも開示させずに負けたとなると絶望感が凄い……とはいえこの対戦カードは相性差で生じた不利が大きかったようだから、ジーク達が戦う事になる時はカタリナほどの強さに至れずとも太刀打ちは出来るかな?
氷龍が開幕で180以下に即死ぶちこんでくるとなると、上位の龍はもっとヤバいのぶちこんでくるかもしれないけどひとまずはそこが最低限ラインかな
貫通攻撃は無効スキルを無視だが軽減は可能、防御不可は軽減無視だが無効化自体は出来るって事でいいのかな?回避ってなんだろう
>>343
前に>>1が言ってた気がするけど
敵の優勢攻撃に対する防御行動スキルが回復、防御、回避の3パターンがあって、それぞれ対応する貫通スキルが無いとダメージが与えられない
現状ジーク達は敵の星無し防御行動スキルは全部突破できるけど★付きはまだリーチェが防御だけをたまに貫通できる程度止まりの筈
こんばんはー
>>338
キャラシートが赤かったのでメイン属性も炎にしました
>>340
カタリナの強みである常時回復と護衛召喚両方が潰される相手だったので、本当に相性悪いですね……
氷帝は開幕絶対零度の対策とコンマ運による氷槍連打をされない限り今のジーク達なら太刀打ちできるはずです
>>341
『自分が開幕攻撃でダウンする』条件を満たしたイアンが開幕攻撃対策スキルを覚えたので、イアンがいる限りは大丈夫です
ただ今後、イアンと分断→ノーイアンの方に帝龍が飛ぶなどの事態になった場合は少し危険かもしれません
ただ現在の傭兵団のレベルから考えれば、おそらく戦う頃には耐えられる筈です
>>343
>>345の方が説明してくださっていますが、こちらの通りとなります
ただ今回傭兵団の中に回避っぽいキャラクター(狩人、盗賊など)がいなかった為、傭兵団では回避が馴染み薄い状態ですね
遅くなりましたがゆったり再開です
――
……
【???・森奥】
カタリナ「はぁ……はぁ……」
ドサ…
カタリナ「……痛い、なぁ……」
カタリナ「いつ以来でしょう……」
カタリナ「逃げるのに後先考えずに魔力使っちゃったし……」
カタリナ「なんだか寒いし……」
カタリナ「このまま、眠って……しまいたい……」カク…
妖精兵「カ、カタリナさまあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ピューン!
カタリナ「あなたは……」ケホ…
妖精兵「酷い怪我……はやく治さないと!?」オロオロ
カタリナ「逃げて……まだ、氷の龍に強力な公国の将まで近くに……」
妖精兵「そんな! カタリナ様を残して行くことだなんてできません!」
妖精兵「みんなだって、本当はカタリナ様の為に残りたかったんです! でも……」
カタリナ「えぇ、それでいいの……鉄国に、あの氷の龍と……私が敗れたことを伝えて貰わないと」
カタリナ「だから、あなたも逃げて……?」
カタリナ「私は大丈夫、大丈夫~……」ニコリ…
妖精兵「そんなに無理して笑わないでください……!」ポロポロ…
カタリナ「本当に、大丈夫ですよ……?」
妖精兵「嘘です! とにかく、気休めかもしれませんがこの薬草を!」
妖精兵「そして、どうかお休みください……! カタリナ様は、生きなきゃ駄目なんです!」
妖精兵「――カタリナ様に何かあればソウキ様もリュノ様も、リーチェ様も森国の民も、みんなが悲しみます!」
妖精兵「――私だって……!」ヒック…
カタリナ「……泣かないで~」ナデナデ
妖精兵「カタリナ様……」
カタリナ「大丈夫、大丈夫~……」
カタリナ「――私も、生きることは諦めていませんよぉ……?」ググ…!
妖精兵「カタリナ様!」パアァァ!
カタリナ「とりあえず、あの氷の龍とゼルガーという方の動きは少しは把握できました……」
カタリナ「今度は……負けません……」
カタリナ「絶対に生き延びて……もっと、みんなを守れるように……」
カタリナ「だから、今だけは少し……眠らせて……」
カタリナ「しばらく眠れば、魔力も戻ると思う……からぁ……」
カタリナ「……くー……」スヤァ…
妖精兵「カタリナ様……」
妖精兵「……」
妖精兵「……カタリナ様は、絶対にお目覚めになる! それまで、私がカタリナ様をお守りするんだ!」グッ!
……
――
※カタリナが休息状態に入り、しばらく行動ができなくなりました
※復活後、森国に到達することで自己強化を開始します
――
――
……
【鉄国・ベリィ工房】
カァン!
カァン!
リアローズ(ここまで、すごく大変だったなぁ……)ダラダラ…
リアローズ(シャリオさんの鱗、加工が凄く大変だし……)
リアローズ(でもその分、きっと良い物ができるって思える……)
リアローズ(ううん、良い物にして見せる……!)
リアローズ(呪術道具は、人の悪い想いを物に打ちこんだもの……)
リアローズ(それなら、私は私の想いを全て込める……!)
リアローズ(そして、この鱗を残したシャリオさんの想いも……!)
カァン!
カァン!
リアローズ(使う人のことを考えて……)
リアローズ(私を何度も助けてくれたジークさん……)
リアローズ(反対する人もいるだろうけど、新しいお友達のセレスティアさん……)
リアローズ(――生きて、もっと長い時間みんなと楽しくお話ししたい。その為の力を……!)
カァン!
カァン!
……
――
……
リアローズ「――できたぁ!」パアァァ!
ベリィ「……見事です。リアローズ」スッ…
リアローズ「お、お母さん!?///」
ベリィ「あなたなら、そろそろ完成させる頃合いかと思って……ね」
ベリィ「それが、あなたが想いを込めて作った品々なのですね?」
リアローズ「はい……!」コクリ
ベリィ「では、早速あなたの頑張りを皆さんにも見て頂かないと」フフ
リアローズ「え?」
ベリィ「言ったでしょう? そろそろ完成させる頃合いだと思ったって」
ベリィ「もう、この工房にジーク傭兵団の皆さんをお招きしてあるのですよ?」
リアローズ「え、えぇぇぇぇぇ……!?」
リアローズ「ど、どうしよう。上手くできたとは思うけど、まだ心の準備が……///」ドキドキ…
ベリィ「頑張るのですよリアローズ」
リアローズ「お、お母さんは……」
ベリィ「ごめんなさい、私はまだまだ手が離せなくて……」ハァ…
ベリィ「耐雷装甲は順調に作れているのだけれど……」
ベリィ「傭兵団の方々によれば、敵は転移魔法で恐ろしい龍を送れるというではありませんか」
ベリィ「そうなると対ワイバーン用の防壁では不安が残りますからね……」
ベリィ「せめて……『森国から何人か魔法を使える方』が来てくださったなら……」
ベリィ「『国防の要として転移妨害結界を用意できる可能性が出てくる』のですが……そうも言ってられません」
ベリィ「今ある素材と人員で、最高の仕事をこなす……今はこれが一番ですし、これが私の戦いでもあります」
ベリィ「だからリアローズ。あなたも……どうか、無事に」ナデ…
リアローズ「はい!」
……
――
――
……
イアン「姫様! ご無事ですか!」バァン!
リアローズ「だ、大丈夫だよイアン? ただ鍛冶をしていただけだから……」
ユージーン「まず、一国のお姫様が鍛冶をするってのが驚きだがな……」
ミナ「ベリィ様もなさいますし、最近では貴族に広まっているという噂も耳にしますよ?」
リュノ「うーん、もしかしたら近い将来……女の子の憧れの職業が鍛冶師になる可能性もあるんですかねぇ?」
マリリン「ちょ、ちょっと気になるけどマリリンちゃんとしてはもう少し可愛い方がいいなぁ……」
リーチェ「私は鎚を持てる自信がありません……」
ジーク「俺も果たして、リアローズのように集中力が続くかどうか怪しいな……」
セレスティア「とても重労働なのでしょう? 感服致します……」
リアローズ「えへへ……/// 私はこういう作業、好きだから……///」
ユージーン「まさに鉄国お姫様だねぇ……あの綺麗な王妃様を見事に継いでいるよ」
イアン「しかし、ちょうどよかったですな。先程陛下からも報せがありました」
イアン「――傭兵団の拠点の完成と、森国への転移結界の用意ができたと」
リアローズ「……!」
イアン「鉄国は奪還致しましたが、依然として公国は健在です」
イアン「森国の状況はわかりませんが、姫様方がこちらにおられる以上、共に手を取り――」
リアローズ「うん、わかってるよ。次は、森国も復興させていかないと……」
リュノ「申し訳ありません。地下の拠点はともかくとして……」
リーチェ「地上は、本来の王都があった場所を含めて焼き尽くされ凄惨な状態で……」
ジーク「公国の連中が何をしてくるか予測もできない」
ジーク「ある程度の防衛が可能な域までは、早急に戻す必要があるだろう」
リアローズ「鉄国は心配だけど、今はお父さんもお母さんもお兄ちゃんも、みんな揃ってる……」
リアローズ「――森国に、行かないと」
リアローズ「転移陣が開けば、鉄国と森国を行き来して必要なものを届けやすいかもしれないし……」
リュノ「いい考えですね。森国は食糧の方には余裕がある筈ですから、それを鉄国の方にお届けしましょう」
リアローズ「ありがとうリュノさん……!」
リアローズ「……」
リアローズ「そ、それじゃあ出発する前に、ちょっとだけ見て欲しいものがあるんだけれど……///」モジモジ…
ユージーン「お? 完成品のお披露目ってか?」
ミナ「リアローズ様自らが作られた一品……」ゴクリ…
リアローズ「そ、そんなに期待されても困っちゃうよ……!?///」ワタワタ
イアン「……姫様、自信を持ってください。あなた様の才は、ベリィ様がお認めになられるほどなのですから」
リアローズ「うぅ、お母さんとは作ってきた物の絶対数が違うのに……」
リアローズ「……でも、今の私の技術を想いは全て込めました!」グッ!
リアローズ「――なので、まずはジークさん、こちらをどうぞ……!」スッ!
ジーク「お、俺に……」
覇鱗の煌剣「……」ギラン!
ジーク「こ、これは……!」
――
★★『覇鱗の煌剣』★★
戦闘時、常時補正+60
自身の攻撃が常時万能属性となり、物理無効及び魔法無効のスキルを確定貫通する
また魔法剣使用時、練磨によりその性能を上げることができる
この装備は敵のスキルでは奪われず破壊もされない
――
ミナ「す、すごい……見たことも無い輝きです……」
リュノ「こ、これも時折虹色に光って見えるような……?」
リアローズ「ジークさん、いつも最前線で戦うのに……使っている剣、ボロボロになっていたから……」
ジーク「……これでも、砥いではいたんだが」
イアン「量産品の剣では、劣化も激しい。砥ぐことにも限度があるからな」
リアローズ「シャリオさんの鱗、とっても硬くて鋭くて……」
リアローズ「それに、ミスリル銀以上に魔法の力も馴染ませやすい不思議な鱗だったから……」
リアローズ「リーチェさんの魔法の力を借りた魔法剣の負担も減るんじゃないかなって思って」
リアローズ「それで、ジークさんの為の……ジークさん専用の剣を作ってみたんです///」
ジーク「俺専用の、剣……」
覇鱗の煌剣「……」ギラン!
ジーク「……俺も長いこと傭兵をやってきたが」
ジーク「これほどまでに、恐ろしさすら感じる武器を手にしたことはない」
ジーク「――ありがとう、リアローズ。これも、大切にしよう」
ジーク「――そして、この剣で俺達の道も切り拓いてみせよう!」チャキン!
リアローズ「……うん!///」ニコリ
リアローズ「それと、こっちはセレスティアさんに」
セレスティア「え……わ、私の為に……!?」
セレスティア「あの、その、ええと……!?///」ワタワタ
リアローズ「め、迷惑……だったかな……?」オズオズ…
セレスティア「そ、そんなことはありませんの……!」ブンブン!
セレスティア「ただ……」
セレスティア「どうして、私などに……と思って……」
リアローズ「セレスティアさん、私とリーチェさんと戦った時から……自分の身体の事、考えてなかったから……」
セレスティア「それは……」
リアローズ「それに呪術が無くなってしばらくしてからも、どこか……危ない感じがしたから……」
リアローズ「だから、セレスティアさんが傷つかないような、身を護れるようなものが作れたらなって」
リアローズ「きっと、シャリオさんもセレスティアさんの安全を一番に考えたと思うから……」
セレスティア「リアローズさん……」ジワァ…
セレスティア「……ありがたく、頂戴いたします……!」スッ…
――
★★『七星の守護』★★
戦闘時、自身に対する状態異常を全て無効化し耐久値を1増加させる
さらに劣勢判定時、コンマ一桁が7の度に判定を無効化しその場で敵の行動を強制終了させる
この装備は敵のスキルでは奪われず破壊もされない
――
七星の守護「……」キラキラ…
セレスティア「綺麗……」ホゥ…
セレスティア「これは、ケープですの?」
リアローズ「うん。鎧も考えたけど……」
リアローズ「セレスティアさんの動きを邪魔しないのは、そっちの方がいいかなって……」
リアローズ「魔力生地に、頑張ってシャリオさんの鱗を練り込んでみました……!」
リアローズ「それなら、普段着の上からでも着けられると思ったし……」
セレスティア「……私も、これを大切にしますわ」
セレスティア「絶対に……!」ポロポロ…
……
ユージーン「おい大将、ちょっとその剣見せてくれ!?」
マリリン「す、すごい……柄の方まで細かい細工がされててお洒落さにも抜かりがないよ!?」
イアン「姫様手ずからの剣……鉄国の騎士であれば、これ以上ない誉だぞ?」
ジーク「ああ、わかっている……」
ジーク「……」
ジーク(……凄まじい剣だ。素材がシャリオ、かつての龍族の長の鱗ということも大きいのだろうが)
ジーク(それをここまでの業物とし、しかもセレスティアの為の防具まで作るリアローズの腕前には本当に驚かされる)
ジーク(俺も、この剣を持つに恥じない傭兵にならねばな……)
セレスティア「……」ヒラヒラ…
トコトコ…
セレスティア「……」ヒラヒラ…
トコトコ…
セレスティア「……///」
リュノ「ちょっとちょっと、見てますかセレスティアさんのあの顔!」
ミナ「ええ、とても素晴らしい笑顔だと思います♪」
リーチェ「セレスティアさんの綺麗な髪と相まって、本当にお綺麗です……」
リアローズ「き、気に入って貰えたのかな……?」ソワソワ
ミナ「ええ。間違いなく」
リーチェ「そうでなければ、はためくケープをあんなに見つめませんよ?」クスクス
リアローズ「よかったぁ……」ホッ…
リアローズ「――やっぱり、フラネッタみたいな全身鎧の方がよかったんじゃないかって不安で」
リュノ「あれで大正解だと思いますよ……?」
―ー
※ジークとセレスティアの装備が最上級品となりました
※装備品の質向上により、二人のレベルが35上昇します
――
――
……
リアローズ「またいい素材が見つかるといいなぁ……」
リアローズ「あ、あとごめんなさい……」
リアローズ「実は、折角工房を借りたからフラネッタも少し弄ってて……」
銀雷フラネッタ「……!」ガシーン!
――
※鉄国奪還+シェリルからの譲渡によりフラネッタ強化!
★★『からくり乱舞・銀雷騎士フラネッタ』★★
雷属性。★を含む鉄国対象スキルを全て無効化し、戦闘時、常時補正+45を加える
優勢取得時、敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
劣勢判定を受けた時、二回まで無効化。さらに再度判定を行いコンマ50以上で相手に劣勢を跳ね返す
また雷属性攻撃の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
さらに追撃優勢取得時、その成功率を10上昇させる
――
リアローズ「『今の状態でできる一番の強さ』にできたと思うよ……!」
リアローズ(シェリルの剣は、高純度のミスリルだから……『まだ何かできそう』な気もするけど……)
リアローズ「あと、私の糸も少し強くしてみたりとか……///」
――
帝龍との戦いを経て『絡み付く鉄の糸』が強化!
★『封縛の鋼糸』
戦闘時、常時補正+15
優勢取得時、敵を防御状態に固定し-10の補正をかける
さらに敵の★以外のスキル、武器スキルを全て封じる
――
リアローズ「わ、私だって……このまま鉄国でじっとなんてしていられないもん……」
リアローズ「私だって、頑張って見せます……!」
ジーク「……」
ジーク「ああ、頼りにしている。リアローズ」
リアローズ「はい……!///」
リアローズ(……『私の装備はこれ以上の強化はすぐにはできない』かな……)
リアローズ(あとは、私自身が強くなって技を磨かないと……)
リュノ「本当に頼もしいですねぇ……」
リュノ「……もちろん、私だって黙ってはいませんよ?」
リュノ「皆さんと比べたら、まだまだではありますが……」
ヒュオオオォォォ…
キラキラ…
リュノ「――ようやく、少しは実戦でも使えそうな域になってきました」
――
帝龍戦を経てリュノが才能開花!
★『舞い散る氷華』
氷属性。戦闘時自身に常時補正+10、敵に常時-10の補正を与える
優勢判定を得た時、敵の回復行動と回避行動を無効化する
――
リュノ「今後とも、ご指導いただけたらと……」ペコリ
リーチェ「わ、私も……!」ペコリ
ユージーン「……みんな可愛いのに、姫様達揃って凄いよなぁ……」
セレスティア「ええ……」
ユージーン「あ、いえ、セレスティア様が可愛くないとか凄くないという意味ではなくですね?」
セレスティア「大丈夫ですよ、ユージーン。私自身が、よくわかっていますの」
セレスティア(想いの力……私も、鍛錬をして力を戻していかないと……!)グッ!
ジーク「……士気は上々といったところか」
イアン「ああ。姫様の剣まで得たのだ。全体で見れば、上々以上だろう」
ジーク「この勢いで、公国を蹴散らしたいところだが……」
ジーク(フリーデシルト王が、何を語るかにもよるな……)
……
――
装備品のお披露目が終わったあたりで今日はここまで
この後森国へと向かいますが、先日お伝えした通り
『森国の将』
の案を募集したいと思います(採用は一名のみです)
・年齢性別問わず
・性格は善より(カタリナの治める森国にジラワークのような不満無し)
・カタリナよりはレベルは結構下
でお願い致します
あと途中で提案がありましたが、森国では森姫姉妹の技能判定も取ろうと思います
明日は私用により更新できないかもしれませんが、よろしくお願い致します
本日もありがとうございました!
森国の将案を
【名前】フレスヴェルグ
【年齢】23
【性別】男
【所属】森国
【外見】茶髪で金眼の男前。黒いフライトジャケットとズボンにブーツを履いていて、背中に翼があるやや細身の青年
【使用武器】飛行能力がない相手は上空へ連れ去ってフリーフォールをさせる、それ以外では高速で上空から突撃した勢いを乗せた蹴りをしたり、魔法で身体を硬質化させてはがねのつばさみたいな翼撃をしたりと、森国軍では珍しく魔法主体での戦闘をあまり行わない高速物理アタッカー
別に魔法での攻撃が全く使えない訳ではないけど高速物理アタッカー(脳筋)戦法の火力の方が上なのでそちらを主体にしている
【性格】軽くチャラついているが根は真面目で誠実な愛国心が強い努力家、社交的で人に頼られ愛される末っ子気質
【その他備考】
ハヤブサの獣人、しかし数世代前の先祖からの隔世遺伝があった影響か人間の要素の方がかなり多めで獣人としての要素は背中から翼が生えている程度。かつて他の鳥類系獣人達のコミュニティからは容姿的に浮いた存在だったが、現在では持ち前の気質や将に着いた実績から頼りにされ子供達からも憧れの人として慕われている
若輩者ではあるが森国鳥類系獣人の中でトップクラスのスタミナや飛行能力とその速さ、その飛行能力に伴い索敵や回避能力の高さを森国軍から評価をされている
他にも彼の人柄による部隊の士気の向上などをみこまれ森国将軍の一席へ就任し、先輩兵達からも可愛がられていた
彼にはファンクラブがあり所属するファンの事をオレの小鳥ちゃん達と呼んでいる、つまり森国軍の中でトップクラスにモテてもいる
将軍案
【名前】ミリア
【年齢】16
【性別】女
【所属】森国
【外見】ピンクの長髪に赤目の猫耳少女。服装は動きやすさ重視の軽装が多く、へそ出し服にミニスカがデフォ
【使用武器】弓矢、短剣
【性格】普段は明るく誰とでもフレンドリーに接するタイプだが、公務時は真面目で固い態度が多い
【その他備考】
猫耳の獣人少女。つい最近将軍なりたてのほやほやのため、結構緊張することが多い
若者らしく閉鎖的な森国には反対であり、鉄国との交流を始めたカタリナ家を強く支持している
弓と短剣捌きは将軍の名に恥じぬ腕で、風魔法とあわせて後方支援が得意。軽い身のこなしで密偵の仕事もできる
リュノとリーチェとは歳も近いこともあり仲がいいが、リュノから借りた本の影響で彼女同様外の世界と性の世界への興味は強め
将軍案
【名前】レオーナ
【年齢】見た目は30代前半位
【性別】女
【所属】森国
【外見】健康的き焼けた肌、ライオン耳としっぽと牙と爪があるアマゾネス的な格好をしているダイナマイトボディー
【使用武器】鋭い爪を使った体術&牙での噛みつき
【性格】豪快で男勝りでだらしないところもあるが心優しい女性で意外と見た目に反して家庭的で夫に尽くしていちゃつくところがある
【その他備考】
ライオンの獣人でカタリナの義理の姉、つまり夫ソウキの実姉で、ソウキと違って父親の血が強く出ている
ソウキがカタリナに襲いかかった事件の後にソウキの事を滅茶苦茶にしばいた挙句縛り上げて森国中を引き摺り回して根性を叩き直している
ソウキからは怒ると絶対逆らえない鬼畜な姉として恐れられている
森国の面々からは姉御として慕われつつも厳しい鬼教官として恐れられている
しかし一転家庭では夫に尽くし、いつも目の前でいちゃつかれている子供達から文句を言われている一面もあったりする
そういえば転移妨害結界の話出てたけど、ネーロレベルだとそれすら掻い潜って人数限定で飛ばしてきたりするんだろうか
【名前】エーテル
【年齢】20
【性別】女
【所属】森国
【外見】リーチェ並のちびっ子、しかし胸部装甲は虚無。髪は銀色でサラサラと流れるロングヘアー、瞳は透き通るようなライトブルーで前髪は目が隠れ切る程ではないが結構長い。両親から貰った花冠をいつも頭に載せている
【使用武器】
光魔法によって起動する魔翌力盤。森国を含む広域の地形情報に加えて敵味方の位置を把握することができる
光魔法の中でも特に月の力を操ることに長けていて夜になれば自力での戦闘も可能
【性格】口数が少なく必要最低限しか会話をしない。極度の人間不信+泣き虫(ジワァ……なイメージ)。心を許した相手には手を握ったり抱きつこうとしたりと、無口なりの甘え方をするようになる
【その他備考】
数少ないハイエルフの末裔。長寿な種族故か年齢に対して精神年齢は幼い。
コミュ力の低さから幼少期から人間不信になってしまったが、カタリナの抱擁力を前に陥落。以後少しずつ心を開いていくようになったものの公国襲撃の一件で森国以外の人間に対しては不信感が加速してしまった。その幼げな容姿や仕草は人々の庇護欲を駆り立て、本人の意思に反して彼女の周りには彼女を守ろうとする人達が沢山集まってしまう。
月の力を扱う事のできるハイエルフは長きにわたり国防の要として貢献しており、その役目が自分に回ってきたという形で将となった。彼女は特に月の力が強く、加えて戦況を見定める力にも優れていた為両親からの期待が大きかった……にも関わらず今回の戦争においてはネーロの戦力転送に対応できずに森を焼き払われる形となってしまった事がトラウマになっている
将軍案をば
【名前】ミレイナ
【年齢】19歳相当(外見)
【性別】女
【所属】森国
【外見】金のロングヘアーにエルフ耳、眼鏡をかけたつり目の長身スレンダーボディ。常に弓兵用の軽鎧を身に付けている。
【使用武器】弓
【性格】冷静沈着かつ頭脳明晰、しかし王族関連、特にカタリナのこととなると途端に周りが見えなくなるほどの忠誠心を持つ
【その他備考】
森国の将軍を務めるエルフ。王族であるカタリナやソウキ、リーチェとリュノを慕っている。
実はカタリナとは幼なじみであり無二の親友。子供の頃から身分に関係なく気さくに話し合う仲であり、現在は国民への示しもあって敬語で接しているが二人きりの時など限られた場面でのみ話し方が戻る。
カタリナ達のことは常に大切に思っているので想定外のことが彼女達に起こると途端にテンパってしまうのが珠に瑕だがそれ以外では有能。戦いでは的確な指示を飛ばしつつ自身も樹上に潜み弓による狙撃を行う。カタリナが樹を生やし彼女がその中から狙撃、というのは昔からのコンビネーションとこのと。
なおカタリナに対して過保護な面がちらほらあり、カタリナの夜の知識が乏しい原因の一端も担っていたりする(彼女自身の夜の知識はしっかり備わっている)
森国将軍案
【名前】ルシャ
【年齢】20歳前後?
【性別】男
【所属】森国
【外見】薄い柔らかな金髪をした小柄な体格 女性に見えるほど童顔で整った顔立ちをしている
【使用武器】多種多様な動物たちと共同で戦い、自身は馬や狼等の動物の背中に乗りながら弓を武器にして戦う
【性格】大人しくおっとりしてどこか浮世離れた性格 野生の動物達の弱肉強食の自然の摂理を間近で見てきたからか死生観についてはドライでシビアな面も
【その他備考】
森国の将であるが森国生まれの人物であるかは不明であり、十数年前に森国内で保護されて育てられた
母親と思わしき女性は発見されたときには既に死亡していたが、ルシャの方はまるで護られるように動物達に囲まれていたという
彼の生まれ持った体質か魔法的な力であるかは謎であるが彼が成長した後にも多種多様な動物が集まり従い、彼の護衛や敵対者の排除・攪乱・偵察・伝令等様々な役割を一致団結しながら行う
それを統率し指揮する彼の姿は普段の姿とは違い、まさに一軍の長である
【名前】ハーメル
【年齢】29
【性別】女
【所属】森国
【外見】肩までの茶髪、優しげな顔立ちで、プロポーションは良い。戦闘時は迷彩柄のマントを被る。
【使用武器】弓矢に魔法を纏わせて使用
【性格】謙虚な平和主義者。戦闘に対してはやや臆病だが、家族自慢は長い
【その他備考】
森国将の一人。一児の母で、たまの休みに家族と行くピクニックが何より大切と語る、根っからの平和主義者。
戦闘では弓や魔法の兵を率いて、アウトレンジから敵を近寄らせないor無力化する戦法をとる。個人の力量より将として優秀なタイプ。
形勢が不利と悟ると、特製の鏑矢で大音量を鳴らして撤退することから、敵からは臆病者の悲鳴と嘲られるが、カタリナからは無駄な損害を出さない勇敢な将だと評価されている。
基本温厚で部下からの信頼も厚いが、家族自慢が始まると、周囲は一律に愛想笑いとなる。酒が入ると夜の自慢も始まり、そちらは皆聞き入る。
実はジラワークの同期。戦闘力の劣る自分の方が上から評価されていたことが、彼の離反に繋がり、結果として今回の被害を引き起こしたのではないかと悩んでいる。
案によって将としての立ち位置も様々に異なってて面白そう
可能な範囲で複数人採用とか無いっすかね……(チラチラ
こんばんはー
いつもながら皆さん沢山のキャラクター案をありがとうございます
本当出番が少ないのは申し訳ないです(土下座)
キャラ案が現時点で7人(多数決数と同値)であり、分散した場合自己投票などでも選ばれる可能性が高まった為、
既に案の出ているある程度絞る→コンマ判定の手法を取らせていただきたいと思います
また>>380さんのおっしゃる通り、立ち位置も結構違うため複数採用も考えたのですが……
森国到着と同時に将軍+親衛隊3人+新兵1人でまたキャラクター増えるんですよね。捌ききれるかが怪しい(白目)
いけてギリ二人だと思うので(そもそも森国軍壊滅してますし)
ここはまず二人になるかどうかをコンマで決めましょう
↓1コンマ二桁
偶数:1人だけ
奇数:2人
コンマ09
奇数:2人
……頑張ります
では二人分の判定表をわけて用意しますので、少々お待ちください
全体的に弓使いが多いのかな?
それではまず一人目……
↓1コンマ二桁
将軍1(弓以外)
01~33:>>373(レオーナ)
34~66:>>375(エーテル)
67~99:>>369(フレスヴェルグ)
コンマ58
34~66:>>375(エーテル)
一人目の将軍はエーテルとなりました
続いて弓の将軍
↓1コンマ二桁
将軍2(弓系統)
01~25:>>379(ハーメル)
26~50:>>378(ルシャ)
51~75:>>377(ミレイナ)
76~00:>>372(ミリア)
コンマ95
76~00:>>372(ミリア)
二人目の将軍はミリアとなりました
少々お待ちください
森国将1
【名前】エーテル
【年齢】20
【性別】女
【所属】森国
【外見】リーチェ並のちびっ子、しかし胸部装甲は虚無。髪は銀色でサラサラと流れるロングヘアー
瞳は透き通るようなライトブルーで前髪は目が隠れ切る程ではないが結構長い。両親から貰った花冠をいつも頭に載せている
【使用武器】
光魔法によって起動する魔翌力盤。森国を含む広域の地形情報に加えて敵味方の位置を把握することができる
光魔法の中でも特に月の力を操ることに長けていて夜になれば自力での戦闘も可能
【性格】口数が少なく必要最低限しか会話をしない。極度の人間不信+泣き虫(ジワァ……なイメージ)。
心を許した相手には手を握ったり抱きつこうとしたりと、無口なりの甘え方をするようになる
【その他備考】
数少ないハイエルフの末裔。長寿な種族故か年齢に対して精神年齢は幼い。
コミュ力の低さから幼少期から人間不信になってしまったが、カタリナの抱擁力を前に陥落。以後少しずつ心を開いていくようになったものの
公国襲撃の一件で森国以外の人間に対しては不信感が加速してしまった。
その幼げな容姿や仕草は人々の庇護欲を駆り立て、本人の意思に反して彼女の周りには彼女を守ろうとする人達が沢山集まってしまう。
月の力を扱う事のできるハイエルフは長きにわたり国防の要として貢献しており、
その役目が自分に回ってきたという形で将となった。彼女は特に月の力が強く、
加えて戦況を見定める力にも優れていた為両親からの期待が大きかった……
にも関わらず今回の戦争においてはネーロの戦力転送に対応できずに森を焼き払われる形となってしまった事がトラウマになっている
森国将2
【名前】ミリア
【年齢】16
【性別】女
【所属】森国
【外見】ピンクの長髪に赤目の猫耳少女。服装は動きやすさ重視の軽装が多く、へそ出し服にミニスカがデフォ
【使用武器】弓矢、短剣
【性格】普段は明るく誰とでもフレンドリーに接するタイプだが、公務時は真面目で固い態度が多い
【その他備考】
猫耳の獣人少女。つい最近将軍なりたてのほやほやのため、結構緊張することが多い
若者らしく閉鎖的な森国には反対であり、鉄国との交流を始めたカタリナ家を強く支持している
弓と短剣捌きは将軍の名に恥じぬ腕で、風魔法とあわせて後方支援が得意。軽い身のこなしで密偵の仕事もできる
リュノとリーチェとは歳も近いこともあり仲がいいが、リュノから借りた本の影響で彼女同様外の世界と性の世界への興味は強め
こうなりました
……どっちかはガチ系当たるかと思ったら人見知り無口ちみっ子将軍と新米将軍とは……
将軍はカタリナに代わりクリス達と森国兵の底上げ鍛錬をしてくれている予定だったのですが、これはどうしたものか(白目)
それとふと気になった点としてミリアのキャラクターシート上に耳は記載があるのですが尻尾の記載がない
ので、ちょっと多数決を
ミリア尻尾ある?ない?
↓1~3多数決
尻尾ありですね。ミリアキャラクターシートを微修正
【名前】ミリア
【年齢】16
【性別】女
【所属】森国
【外見】ピンクの長髪に赤目の猫耳と尻尾を持つ少女。服装は動きやすさ重視の軽装が多く、へそ出し服にミニスカがデフォ
【使用武器】弓矢、短剣
【性格】普段は明るく誰とでもフレンドリーに接するタイプだが、公務時は真面目で固い態度が多い
【その他備考】
猫耳の獣人少女。つい最近将軍なりたてのほやほやのため、結構緊張することが多い
若者らしく閉鎖的な森国には反対であり、鉄国との交流を始めたカタリナ家を強く支持している
弓と短剣捌きは将軍の名に恥じぬ腕で、風魔法とあわせて後方支援が得意。軽い身のこなしで密偵の仕事もできる
リュノとリーチェとは歳も近いこともあり仲がいいが、リュノから借りた本の影響で彼女同様外の世界と性の世界への興味は強め
片や公国のせいで人間不信悪化した将軍と片や妹への性教育問題が再発しかねない将軍となるやクリスの胃痛が酷くなりそう
将軍による鍛錬はちょっと展開を考えておきます
それでは本編を進められていませんが今日はここまでとさせていただきます
途中送信失礼いたしました
質問への回答を忘れていたのでここで
>>374
転移妨害結界にはネーロも敵いません
が、妨害結界は通常結界と違って攻撃への耐久性を持たないため、
帝龍を転移させる→妨害で予定位置よりも外に弾かれる→帝龍自力飛行で結界に物理突撃→結界損傷
とはなってしまいます
本日もありがとうございました!
こんばんはー
ハイエルフはここではとりあえず『寿命が少し長くて普通のエルフよりも特殊な魔法が使える種族』としたいと思います
そして将軍の鍛錬ですが、どう考えてもエーテルが指導している姿が考え付かなかったので、ミリア単体にしておこうと思います(元々一人採用予定でしたし)
そして森国での重要な行動が防衛強化であった為、人間不信のエーテルを説得していく感じの流れにしようと思います
遅くなりましたが、ゆったり再開です
――
……
【鉄国・王の間】
フリーデシルト「や、呼びつけてしまってごめんごめん」
フリーデシルト「拠点の屋敷と森国への転移陣はどんどん使ってくれていいんだけど……」
フリーデシルト「今の内に、ちょっと君達に伝えておきたいことがあってね」
ジーク「……何でしょうか?」
フリーデシルト「……僕達が鉄国に戻って、それなりの時間が経った」
フリーデシルト「それで色々調べて、全部じゃないけど公国軍による被害の状況もわかってきたんだ」
イアン「……!」
フリーデシルト「まず、騎士団。生き残った騎士団の士気は素晴らしい程に高いんだけど……」
フリーデシルト「……『総数で言えば本来の8割強を喪っている』状態だ」
リアローズ「……」ギュッ…
フリーデシルト「復興は民も手伝ってくれているからともかく、『君達に戦力をまわす余裕は無い』」
フリーデシルト「それどころか『再び公国軍に襲われた場合、君達の力を借りる』こともあるだろう」
ジーク「問題ありません」
フリーデシルト「ありがとう。まあ僕達も頑張って迎撃の用意は整えておくよ」
フリーデシルト「民や家屋の被害とかも色々あるんだけど、これは今は君達には必要ない情報だろう」
フリーデシルト「鉄国は、今度こそ僕が責任を持って守り抜こう」
イアン「陛下……」
フリーデシルト「そして……君達に伝えなければならないもう一つのこと」
フリーデシルト「これこそ、伝えておかなければならない重要なことだ」
フリーデシルト「できれば、森国にも伝えておいて欲しい」
リーチェ「……!」ゴクリ…
リュノ「森国にも更に被害が出かねない、ということですね……」
フリーデシルト「ああ……」
フリーデシルト「鉄国は公国の手によって地上は壊滅的な打撃を受けた」
フリーデシルト「だが壊れたものは作りなおせる。皆で力を合わせれば、復興はできる」
フリーデシルト「ただ……その『作る情報』を奪われている。ほぼ根こそぎね」
リアローズ「……設計図?」
フリーデシルト「そう。危険だからって『僕が廃棄命令出した試作装備群』とかのも含まれている」
フリーデシルト「森国の被害状況にもよるだろうけど『両国の技術が掛け合わされた魔導兵器』が公国で作られる可能性もあるんだ」
一同「「……」」ゴクリ…
フリーデシルト「『素材の品質の問題で鉄国純正よりは劣る』だろうけど、僕らの技術は悪用されれば危険なものも多い」
フリーデシルト「いずれ公国に乗り込む機会があったら、十分に気をつけてくれ」
イアン「……承知致しました」
フリーデシルト「そして、兵器だけでなく『一部の将兵』にも気をつけて欲しい」
フリーデシルト「展示場所から『ベリィが作った武具も奪われていた』からね……」
マリリン「ぐぬぬぬぬ……!」ムカムカ…
フリーデシルト「僕の奥さんの武具はとびきり優秀だ」
フリーデシルト「なんでもない相手だと思っても『思わぬ強敵になるかもしれない』」
フリーデシルト「鍛えられた君達ならそれでも倒せるかもしれないけどそれは君『達』ならばの話」
フリーデシルト「もし『万が一、一人で戦うような事態に追い込まれたら合流を優先』するんだ」
ユージーン「それはよーくわかっていますよ。仲間無しにやばい相手と出くわしたら、逃げるのが一番だ」
フリーデシルト「うん。逃げることは恥ではないよ。引き際を見誤らないようにね」
フリーデシルト「また何かあったらすぐに報せるよ」
フリーデシルト「拠点には誰か残っておいてくれると助かるかな?」
フリーデシルト「それじゃあ、引き留めて悪かったね。森国にいるというクリス君にもよろしく伝えておいてね」
……
――
――
……
【鉄国・ジーク傭兵団拠点】
屋敷「……」ドォォォォォォォン!
一同「「……」」
ユージーン「すっげぇ……王都のすぐそばの好立地で、このでかさに三階建て……」
ユージーン「普通の仕事どんだけこなしたらこの屋敷買えるんだ?」ゴクリ…
ジーク「フリーデシルト王は、傭兵団の拠点として使っていいと言っていたが……」
イアン「同時に、ここは秘匿された森国との連絡通路ともなる。公国軍に感づかれれば……」
ジーク「森国にまで瞬時に被害が及ぶということだ」
リュノ「その逆も然り、ですねぇ……森国でも、急いで防衛戦力を固めておきたいところです」
リーチェ「傭兵団の拠点であると同時に、両国の要にもなっているんですね……」
ミナ「立派なお屋敷ですけれども、役割はむしろ砦と言うべきなのでしょうか……?」
リアローズ「わ、罠とかも作っておいた方がいいのかな……?」
ユージーン「本職じゃない奴が罠作っても限界あるだろ? むしろ仕掛けた方が逆に怪しまれる」
セレスティア「そもそも私、間違って作動させてしまう恐ろしさが……」
マリリン「私もそれやっちゃいそう……」
イアン「表面上は傭兵団の拠点の一つで通し続けるしかないということだな」
ジーク「ああ。そもそも、空路以外でここまで侵入を許した時点で戦況が厳しすぎるからな」
ジーク「とにかく、飛竜や帝龍に空からここが森国にも繋がっていると感づかれないようにしなくては」
ミナ「フリーデシルト様もそれを見越して、魔法陣を地下に用意なさったのかもしれません」
ユージーン「実際、王都や店の方も地下は無事だった場所が多いんだもんな」
リュノ「言われてみると、今の森国の拠点も地下ですからね。公国軍も地下への対策は緩いのかもしれません」
ジーク(厄介そうな地帝龍は団長のおかげで討伐できたしな……)
マリリン「お家の中も気になるけど、まずはお仕事をちゃんとしないとね」
リュノ「ええ。まずは森国へ色々伝えに戻らないといけません」
……
――
――
【拠点・地下室】
転移陣「……」フォォォォン…
ジーク「これが……」
リーチェ「かなり大がかりな陣ですね。複雑な構造に加えてこの大きさ……」
リュノ「固定された二カ所同士しか移動できない代わりに、半永続的に機能し複数人を同時に飛ばせるようですね」
ユージーン「わかっちゃいたけど、便利なもんだねぇ転移魔法ってやつは……」
マリリン「その分、扱える人は限られるよ。ちょっと魔法使える程度の人じゃ、一生かかっても無理だもの」
ミナ「常用できれば、人々の暮らしにも大いに役立ちそうなのですが……」
ジーク「国と国を誰もが行き来できるようになれば便利ではあるな」
ジーク「しっかりと、設置する場所は考える必要がありそうだが」
リュノ「ですねぇ。でも……」
リーチェ「今、目の前にあるこの陣は鉄国と森国を繋ぐもの……」
リーチェ「戦争の状況を確認する為とかじゃなくて、いつかもっと気楽に使えたら楽しくなりそうです」
リュノ「ええ、まったく。さて、そろそろ使ってみましょうか!」ワクワク!
リュノ「この陣の転移先をお母さんがどの辺りに設定しているのかは知りませんけど……」」
リュノ「これでも森国の姫です。よほどの場所じゃない限り、皆さんを拠点までは案内できると思いますよ」
ジーク「……よし、行くぞ!」
シュイン!
――
※ジーク傭兵団が拠点の屋敷を手に入れました
※自由行動時、鉄国←→森国間の移動が自由にできるようになりました
――
――
【森国・王都跡地】
シュイン!
ジーク「っと……」
リュノ「ここは……」
ヒュオォォォォォ…
ユージーン「な、なんだよこれ……」
ミナ「ひどい……」
イアン「鉄国以上に、延焼被害が酷かったのだな……」
マリリン「公国のせいで、ここまで……」
セレスティア「っ……」
リーチェ「……」
リアローズ「リーチェさん……」
リーチェ「……あの日、燃え盛る森の中でジークさんとリアローズさんにお会いできていなければ」
リーチェ「私も、この木々と運命を共にしていたでしょう」スッ…
炭「」パラパラ…
リュノ「しかし外に出てようやくわかりましたが、まさか森国の兵士が裏切っていただなんて……」ハァ…
マリリン「ほんっとあの糞野良犬……」ピキピキ…
リュノ「……とはいえ、国防を結界に頼りすぎていた私達にも落ち度がありそうですけど……」
リュノ「エーテルさん、無事だといいなぁ……」
ジーク「エーテルさん?」
リーチェ「森国の防衛の要とも言える方です。お母様でも扱えないような、特別な魔法を使える方なんですよ?」
リュノ「ただ、ちょっとばかり――」
ガサッ…
一同「「!!」」
特殊判定
↓1コンマ二桁
この流れで聞くのどうかと思ったけど気になるからちょっと質問
鉄国の将軍クラスの人間ってイアンを除いて生存してるメンツとかは居ない感じだったりするのかな?
>>412
鉄国は元々軍縮傾向(フリーデシルトとベリィの性格より判断)の為、将軍が少ない
加えて副長のアインが公国に捕らわれた為、鉄国の将はイアンのみです
森国もエーテルとミリア以外は全滅状態です
遭遇判定
01~33:親衛隊とアッシュ
34~66:クリスとユリーカ
67~99:ミリア
コンマ05
01~33:親衛隊とアッシュ
――
ガサガサ!
バッ!
青年「何者だっ! って、あなたは!?」
ジーク「む……お前は、確か……?」
青年「はい! カタリナ様に救われ、あなたに傭兵の心得を教えられた公国の……」
アッシュ「いえ、森国の新兵アッシュです!」ビシ!
リュノ「おや、あの時の。なんだか少し明るくなったというか、元気になりました?」
アッシュ「こ、これはリュノ様まで! 失礼致しました!」ビシ!
ジーク「……お前、俺以外の誰かにも叩き直されたな?」
マリリン「……マリリンちゃん、その敬礼の仕方にすごーく見覚えがあるんだけど……」
アッシュ「マ、マリリン!? ではあなたが――」
ドドドドドドド
セイム「――様をつけろと教えただろうアッシュゥゥゥゥゥゥゥ!」ドゴォ!
アッシュ「先輩すみませんー!?」ズザァー!
一同「「!?」」ビクゥ!
マリリン「や、やっぱりセイムだったんだ……」
セイム「なっ!? マリリン様!? いつこちらへ!?」ビシッ!
一同((敬礼を教えたのこの人だ……))
マリリン「つい今さっきだよ。鉄国から――」
マリリン「――マリリン様のご帰還だああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
https://i.imgur.com/ZHK8L92.jpg
エーテルちゃんかわいい!
支援絵のリンクは貼っていただいて大丈夫なんですけど、読者の方々的にはどうなんでしょう……
>>414
本当にいつもありがとうございます!
エーテル決定からこの短時間で用意してくださるなんて本当にありがたいです
リンク許可もありがとうございます。次スレにて張らせて頂きたいと思います
やっぱり嫌だという時は、一言頂ければすぐに取り下げますので
――
バババ!
ガルム「おお、よくぞご無事で!」バッ!
キスト「ふっ、私にはわかっていた。美しきマリリン様が倒れることなどありえないと!」
マリリン「ガルムとキストも……よかった、三人とも無事だったみたいだね」
セイム「はっ! 我ら親衛隊、マリリン様の命を忠実に守り、森国の警邏を続けております」ビシッ!
ガルム「おや、よく見ればマリリン様以外の皆様も……」
一同「「」」ポカーン…
マリリン「あ、そういえばまだみんなにはちゃんと紹介してなかったよね?」
マリリン「ほらみんな、軽く自己紹介!」ビッ!
セイム「私の名はセイム。偉大なるマリリン様の親衛隊の一人。よろしくお願い致します」ビシッ!
マリリン「セイムはマリリンちゃんの一番初めの親衛隊なんだー♪」
マリリン「ちょっと真面目過ぎるところもあるけど、実力は確かだよ」
ガルム「続いては私ですかな。私の名はガルム。こんな老兵ですが、よろしくお願いしますぞ」
イアン「ろ、老兵とはとても思えぬ出で立ちだがな……」
マリリン「ガルムさんも特別な親衛隊なんだよ? マリリンちゃんや親衛隊みんなのお父さんみたいな感じかなぁ?」
ガルム「ふふ、この歳になってこんなにも多くの息子や娘達に巡り合えるとは思いませんでしたな!」ワハハ!
ユージーン(マリリンのことはどっちとして扱ってんだろーなこのおっさん……)
キスト「最後は私か……」ファサ…
キスト「私の名はキスト……マリリン様の第三の親衛隊だ」ファサ…
リュノ「な、なんで一々髪をかきあげるんですこの人?」
マリリン「あはは、キストもちょっと変わっているから。マリリンちゃんを見た時からこうなっちゃったみたい」
キスト「……ツインテールモカワイイナ」ボソ…
リュノ「え?」
ゴン!
セイム「キスト、お前という奴は……」ハァ…
キスト「し、仕方がないだろう!? 世の中にはマリリン様を筆頭に、美しいものが溢れすぎているのだ!」
ガルム「……森国の女性は、美しい方が多いですからな」ウムウム
ジーク(変わり者の将には、変わり者の部下がつく、か……)
セイム「しかし、流石はマリリン様。既に我らの耳にも、鉄国奪還の報せは届いております」
キスト「我らも、マリリン様の崇高なる思想の為に、己を磨くことは忘れておりません……」ファサ…
ガルム「新しい親衛隊候補も見つかりましたし、未来は明るいですぞ!」ワハハ!
アッシュ「え? 俺、鍛えてくれた先輩方に感謝はしていますけど……」
アッシュ「――親衛隊になるならカタリナ様の――」
セイム「アッシュ、貴様の性根をまた叩き直してくれるわっ!」クワッ!
アッシュ「わあああぁぁぁぁぁぁ!?」ピュー!
キスト「……リーチェ様とリュノ様も可愛いのだ。カタリナ様も必然的に可愛いことになる」
キスト「マリリン様こそが至高だが、他の女性に惹かれるのもわかるぞアッシュ……」ウンウン
ガルム「あの子の場合、やはり命を救われたというのが大きいのでしょうな」
マリリン「ねぇ、森国の方は今どんな状態なの?」
キスト「これは失礼致しましたマリリン様……そうです、今のマリリン様はお忙しい身だ……」クッ…!
ガルム「簡潔に申し上げるならば『異常なし』ですな。我らが到着して以後、公国軍の襲撃はありませぬ」
キスト「美しき森国を焼き払った我が国の罪の深さは果てしない……」
キスト「贖罪には程遠いですが、争いが無いため我らは森国の生き残った民の補佐を続ける毎日でございます」
ガルム「クリス様とユリーカ様が先にいらしていたのが驚きですが、非常に助かりましたな」
キスト「クリス様も私よりも美しく……そして立派な真の貴族。既に森国の民達の心を解しておられました」
キスト「ここにマリリン様も加われば、心強いことこのうえなしでございます……!」
ガルム「うむうむ。マリリン様の来訪は、きっとお二人の……ん?」
セレスティア「……」コソコソ…
キスト&ガルム「「」」
マリリン「あ、やっぱり気になるよねぇ?」
セレスティア「わ、私のことは密にお願いしますの……!」ヒソヒソ…
マリリン「ちょっとこっちも色々あってね……」
ガルム「しょ、承知致しました」
キスト「流石はマリリン様、私如きには想像もできないような道を歩んで来られたのだ……」
ガルム「私どもが立ち入り過ぎてはならぬ話もあるのでしょうな……」
セレスティア「いえ、その……全面的に私に問題があったといいますか……」
キスト「……セレスティア姫も、美しくなられたような気がするな?」ボソリ
セレスティア「!?」
ガルム「これ、キスト。麗しい女性を想う気持ちはわかるが、お前はちとその回数が多い」
キスト「も、申し訳ない。ですが、本当に美しくなったというか……」
キスト「いえ、なんでもありません。事情がおありのマリリン様をこれ以上お引止めするわけには……!」クッ!
ガルム「そうですな。我らも警邏を怠るわけにはいきませぬ。名残惜しいですが、また後ほど」
マリリン「うん。みんな元気そうで安心したよ。頑張ってくれて本当にありがとう♪」
キスト「勿体なきお言葉ぁ!」
ガルム「……皆様、どうかマリリン様をよろしくお願い致します」
ガルム「私共にできることがあれば、なんなりとお手伝いいたしましょうぞ」
キスト「マリリン様の為ならば、私はどんな困難にでも立ち向かっていける……」ファサ…
キスト「……」
キスト「……いや、あの困難だけは私もガルムさんも、セイムでも乗り越えられなかったが……」ガクリ…
マリリン「え!? 何かあったの!?」
ガルム「いえ、比較的平和ではあったのです。ですが、実は……」
……
――
ミナ:守護らねばならぬロリ(合法)
ユリーカ:(戦闘力的に)守護らねばならぬロリ
エーテル:守護らねばならぬ←NEW!!
――
……
【森国・地下拠点】
リュノ「やっぱり、あの場所は元々王都があった場所だったんですねぇ……」
ガルム「まさか国を繋ぐ転移陣とは……驚きました」
マリリン「でも困難がどこにあるかって言われて、拠点に連れてこられるだなんて……」
ジーク「少し、警戒したくなってくるな……」
リーチェ「大丈夫です。嫌な気配はしませんし、懐かしい香りです……」
キスト「……では、我らはここで失礼させて頂きます」
ガルム「警邏の続きと、そろそろアッシュを助けに行かねばなりませんからな」
マリリン「うん、ありがとう! あとセイムに言っておいて。親衛隊になるのを無理強いしちゃ駄目って!」
ガルム「承知致しました。それでは」
ザッ…ザッ…
リアローズ「……な、なんだか凄い人達だったかも」ドキドキ
ミナ「はい。マリリンさんの親衛隊という方は、皆さんあのような?」
ユージーン「似たり寄ったりってところだな……」」ハァ…
イアン「少々、度を過ぎた忠誠心を感じたような気もするな……」
マリリン「それだけマリリンちゃんが魅力的ってことだよ♪」キュルン!
セレスティア「人の事は言えませんけど、お父様よりも人望があるのでは……?」
マリリン「んー……それは難しいかも」
マリリン「エルクラッドの事は大っ嫌いだけど、ネーロちゃんは今でもあの人を慕っているし」
マリリン「あのゼルガーさえ、死ねと言われたら喜んで命を差し出す。それくらいに心酔している」
マリリン「そして公国の暮らしは年々豊かになっているから、民からすれば不満もでない」
マリリン「全体的な掌握は、エルクラッドの方がずっと上なんだ」
マリリン「さ、今はそれよりも森国に訪れている困難を解決しないと――」
――!
リュノ「ん?」
リーチェ「今の声は……もしかして?」
桃色猫少女「エーテルさぁん、お願いですから出てきてくださいよぉ……!」
桃色猫少女「私、将軍になったばかりで右も左もわからないんですよ!?」
桃色猫少女「それなのに、公国から来た人や果ては公子様からまで敬礼されて、もうどうにかなりそうなんです!」
桃色猫少女「私、一番末席なんですよ!? ソウキ様がお忙しいからって、なんで次が私になっちゃうんですか!?」
桃色猫少女「エーテルさんの方が先輩ですし、ここはどうか私に代わって……」
光壁球体「…………無理」
桃色猫少女「そんな~! 私、これ以上将軍として振舞えませんってばぁ~!」
桃色猫少女「カタリナ様リュノ様リーチェ様、はやく帰ってきて~!」
トン
リュノ「……お母さんはいませんけど、ただいまですミリアさん」
リーチェ「ミリアさんがお元気そうで安心しました」ニコリ
ミリア「リュ、リュノ様!? リーチェ様!? ゆ、夢!?」
リュノ「あはは、ちゃんと現実ですよ。いろいろ大変でしたけど、なんとか帰ってこれました」
リーチェ「ジークさんや色々な方に助けられて……ここに戻ってこれて、本当に嬉しいです///」
ミリア「……申し訳ありません。あの日、私は任務で王都を離れていて……」
リュノ「それで無事でいられたなら、恩の字ですよ」
ミリア「しかし……」
リーチェ「ふふ、無理に畏まらなくても大丈夫ですよ」クスクス
ジーク傭兵団「「……」」ジー…
ミリア「!?」ハッ!
ミリア「し、失礼致しましたぁ!?」ズザァ!
ミリア「あ、あなた方がカタリナ様が信頼したという傭兵ジーク様御一行でございますね!?」カチコチ
ミリア「わわわ私は森国の将が一人、ミリアと申します!」ピシ!
ミリア「じゃ、若輩ものではありますが、どうかよろしくお願い致します!」バッ!
リアローズ「しょ、将って……?」
イアン「ううむ、その若さで……」
リーチェ「ミリアさんは弓と短剣の名手なんですよ?」
リュノ「おまけに身のこなしも軽やかで、私とリーチェがこっそり何かをしても黙っていてくれるいい人でしてねぇ」
ミリア「きょ、恐縮です!」
マリリン「……」ジー…
ミリア「はうっ!? ななな何かご無礼を!?」オロオロ
ミリア耳「……」ピコピコ
ミリアスカート「……」ヒラヒラ
ミリア尻尾「……」ニャーン!
マリリン「……ま、負けないからねっ!?」ビシ!
ミリア「え、ええええぇぇぇぇぇ!?」オロオロ
リュノ「ああ、この人は少し変わった人だから気にしなくても大丈夫ですよ?」
リーチェ「私達も普通に接して貰っているから、ミリアさんも無理はしなくて大丈夫だと思うけど……」
ジーク「ああ。そこまで緊張されては、申し訳ない」
ジーク「本来、俺は唯の傭兵。然るべき言葉を使うのは俺の方なのだが――」
ミリア「い、いえいえいえ! カタリナ様が信頼なさるほどのお方! 私のような末席が……!」
ジーク「だから、気にしないと。その方が俺も接しやすい」
ミリア「……ほ、本当に?」
ジーク「ああ」
ミリア「よ、よかったぁ……私、本当にもう押し潰されそうで……」フゥ…
ミリア「あなたがジークさん……」ジー…
光壁球体「…………」ジー…
フレーバー判定
↓1~3コンマ二桁
なん……だと……!?(白目)
1ミリア夜レベル(キャラシートより興味補正+10)
06+10
=16(初期リーチェ並。リュノから借りたのは多分健全な恋愛小説か何か)
2ミリア胸サイズ
88(弓使いなのに圧倒的なボリューム! え? この胸で動きまくるの?)
参考→81~94:巨乳。埋まりたい大きさ
3エーテルのジーク傭兵団への現在好感度(キャラシートより極大-補正70)
45-70
=-25(………怖い人、やだ)
――
判定結果を公開したあたりで今日はここまで
ミリアこれ騙されて色々されかねない値なような……
そしてエーテルの好感度が-に振り切れた為、この後はミリアと共に説得して殻から出す流れになります
行動は自由安価形式になるかと思います
本日もありがとうございました!
おつおつ
森国将が二人ともベクトル違うけど護らねばならない存在じゃないか……!
はい!エーテルの夜レベルも気になります!
森国編とはしつつも鉄国への襲撃があったらまた転移陣で戻ったりする感じ?
森国の将軍二人以外全滅って文言見た後からなんとなく他の募集されてた将軍案の人達が討たれたみたいにも考えられてきた
>>444
予定外のシャリオの出張+氷帝龍勝利による転送+帰還の二度の転移
によりネーロの体力消耗が著しい為、しばらく鉄国及び森国への襲撃が起きません
(ただし一定時間。公国ターン時によっては襲撃or龍ではなく兵の出兵はありえます)
エーテルが国防将+好感度マイナスの為、森国行動では彼女と友好関係を築き上げつつ、
守りを固めていく流れとなるでしょう
>>445
流石にあれだけのキャラクター達を描写無しで全員死亡扱いは難しいので、討たれたのは別の将とさせてください
>>437
確かにミリアだけってのも変ですね
というわけでエーテル夜レベル判定をとってからゆるゆる再開します
(胸サイズはキャラシートより00(虚無)確定です)
↓1コンマ二桁
エーテル夜レベル82(……リュノ様の本好き///)
※こっちが閉じこもってエッチな本を読んでしまったようです(白目)
ミリアとエーテルがなんかすごい色々対極的な将になりましたね……
それでは本編再開していきます
ミリア「リュノ様とリーチェ様をお守りくださり、本当にありがとうございます!」バッ!
タプン!
ジーク「……っ、ああ」
イアン(礼をしただけで揺れたような……)ゴクリ…
イアン(い、いかん! 森国の優秀な将をそのような目で見ることなど!)バッ!
ミナ「イアン様?」キョトン
イアン(――だからと言ってミナを見るんじゃない私ぃ! 心が弛んでいるぞぉ!)ガァン!
ミリア「わひゃあ!? そ、そちらの方はどうして急に樹に頭突きを……?」
イアン「……失礼致しました。根に躓いただけです」ヒリヒリ…
リアローズ「だ、大丈夫イアン……?」
ミリア「そ、そちらの方がもしやリアローズ様ですか!? 申し訳ありません、すぐに――」
リアローズ「ま、待ってください……! 私も、普通で大丈夫……」
リュノ「大丈夫ですよミリアさん。私達、今は傭兵団の一員という扱いでもあるんですから」
ミリア「そ、そうなのですか? そうなると姫様方を従える立場のジークさんはやはり……」
ジーク「団長なのは便宜上だ。気にするな」
ミリア「……はぁ~……本当に、助かります……」ヘニャ…
ミリア「私、元々はちょっと運動できるだけの一般人で教養とかあんまり無くて……」
ミリア「ただカタリナ様達の御力になりたいなーってだけで突き進んできて、礼儀作法とかも不慣れで」
ミリア「リュノ様とリーチェ様が、もっと砕けていいからと仰ってくれてからはそれに甘えてしまい……」
ミリア「こうして、なんとも頼りない将軍が生まれてしまったのです、はい」ガクリ
リュノ「初めて会った時のミリアさん、かちんこちんでしたもんねぇ……かなり可笑しかったですよ」
リーチェ「同い年のようですし、私も未熟ですからって言ってもなかなか受け入れてもらえなくて」クスクス
ジーク(――なんだと?)
イアン(――リーチェ様と同い年ということは16歳……)
マリリン(――それであの可愛さに耳と尻尾におっぱいにおまけで綺麗なピンク色!?)ワナワナ…
マリリン(ま、負けない……! マリリンちゃん負けないもん!)グググ…
ミナ(……私よりも、大きい……?)モニュ…
ユージーン(……みんなミリアちゃんの胸にちょくちょく視線飛んでんなぁ……気持ちはわかるが)
ユージーン(ただ、ちょいとでかすぎる。もっとこう、細やかな品の良さの子いないもんかねぇ……)
ミリア「では、ジーク傭兵団の皆様。改めてよろしくお願いいたします」
ミリア「私のことは気楽にミリアと呼んでいただければ嬉しいです」ピョコピョコ
マリリン(耳、動くんだ……)
ジーク「わかった。ところでミリア、先程は何か叫んでいたようだが……」
ミリア「あー……すみません。ちょっと、困ったことがありまして……」
リーチェ「困ったこと?」
ミリア「その……エーテルさんが」スッ…
光壁球体「……」ガキーン!
ユージーン「え、あれ人だったの!?」
ミナ「強い魔力を感じます。もしかして……」
マリリン「全方位障壁展開……かなり高度な魔法だね」
リアローズ「もしかして、閉じ籠もってるの……?」
ミリア「はい……私が何を言っても出てきてくださらず」
リアローズ(ちょ、ちょっと親近感……)ホワ…
ジーク「エーテルと言うと、さっき話していた?」
リ-チェ「ええ。ご無事だったのはいいんですけど……」
リュノ「やっぱり、ああなっちゃいましたか……」
リアローズ「エーテルさんも、知らない人と会うのが……?」
リュノ「彼女にも色々ありまして、恥ずかしい以前にかなりの人間不信なんですよ……」
ミリア「それに……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテル両親の安否
偶数:生存
奇数:死亡
コンマ26
偶数:生存
※負傷はしたが命に別状はないようです
※人間不信の更なる悪化が無くなりました
――
ミリア「……森国が焼かれた日、エーテルさんのご両親も怪我をなさったそうで」
リーチェ「そんな……!」
ミリア「新月の日でしたからね……一番力が弱まる日を狙われたのだと思います」
ジーク「月の出方で強さが変わるのか?」
リーチェ「エーテルさんの一族は、光魔法……その中でも特別な月魔法を扱えるのです」
リュノ「四大属性や氷、雷では真似のできないような強力な魔法ではあるんですけどねぇ」
リュノ「制約なのか、攻撃的な力は月が出ている夜しか使えないそうなんです」
ミリア「ええ。とはいえ、お二人ともかつては森国の将だったお方です」
ミリア「物理で公国兵の頭をかち割って、なんとか無事に逃げ延びることには成功したそうです」
ミリア「ただ、ご両親を傷つけられ……森を焼き払われ……エーテルさんも、かなり落ち込まれてしまって」
光壁球体「……」
ミリア「負傷も軽くはないとのことで、今は僻地で療養なさってはいるんですが……」
ミリア「そうなるとなおのこと、今の森国を守るにはエーテルさんの力が必要なんです」
ミリア「でも、出てきてくださらないんですよ」ガクリ…
リュノ「むむむ、困りましたねぇ……」
リュノ「エーテルさんがああなってしまっては、ちょっとやそっとでは出てきてくれません」
リーチェ「なんとか、出てきてくれないでしょうか……?」
リュノ「……一応、声はかけてみましょう」
リュノ「おーい、エーテルさーん!」
光壁球体「……」ピク…
光壁』エー『球体「……」チラッ…
光壁球体「……」パタン!
リュノ「あー、やっぱり駄目です……」
リーチェ「やはりジークさん達を警戒してしまっているのでしょうか……?」
マリリン「ねぇ、さっきの話を聞く限りだと……」
ユージーン「ま、ジラワークの奴が情報を流したんだろうな……」ハァ…
ミリア「ジラワーク? どこかで聞いたような、聞かなかったような?」ウーン?
マリリン「ああ、気にしないで♪ 汚い野良犬のことだからさ♪」
マリリン「とにかく、森国の被害は鉄国以上……これを復興していくにはやっぱり結界は必須だと思う」
ミナ「ええ。教会にも小さいですが結界石はありましたが……」
ジーク「護国の結界ともなれば、魔力を溜める石も結界を展開する術者も、高位のものが必要だろう」
リアローズ「石や宝玉なら、鉄国の鉱山から用意できるかも……?」
イアン「ええ。陛下ならば許可を下さるとは思いますが……」
リュノ「どう頑張っても、専門家は欠かせません。そして今はエーテルさんしかいない状況」
光壁球体「……」ガキン!
リアローズ「……? もっと、強く閉じ籠もった……?」
ユージーン「な、なんでだ?」
ジーク(守りの要の一族……)
ジーク(一度結界を破られ、森国をこうも蹂躙され尽くしては……)
ジーク「……辛い、だろうな」ボソリ…
リーチェ「ジークさん?」
ジーク「……なんでもない。とりあえず、エーテルという将をあそこから出せばいいんだな?」
ミリア「は、はい! しかし一体どうすればいいのか……」
――
※閉じ籠もってしまった森将エーテル
※彼女の警戒をどうにかして時、会話ができる程度まで頑張りましょう
作戦内容自由安価
↓1~3(混ぜられそうなら混ぜたり、連続したり)
……
――作戦開始!
『作戦その1』
リュノ「とりあえず、エーテルさんも私達には心を開いてくれています」
リュノ「……多分」
リーチェ「お母様なら、確実なのですが……」
ミリア「うう、私もエーテルさんともっと仲良くなりたい……」ショボン…
リュノ「とりあえず、皆さんがどこかに去って、私とリーチェだけの状況になれば……」
リュノ「或いは、出てきてくれるかもしれません」
リーチェ「でも、これだと根本的解決には至っていないんですよね……」
ミリア「ええ。森国軍は壊滅状態……」グッ…
ミリア「ここから森国を復興しようと思ったら、色々な人達の手助けが不可欠です」
ミリア「その為にも、エーテルさんにも他国の人の良さを知って貰えたらいいなと思うのですが」
ミリア「せめて、傭兵団の皆様に対してだけでもあの警戒姿勢を解除して貰いたいところです……」
リーチェ「エーテルさんに、ジーク傭兵団の良さを……」
リーチェ「……」ウーン…
リーチェ「……」
リーチェ「……!」ピコーン!
リーチェ(……エーテルさんの仕草……好み……)
リーチェ「……」スッ…スッ…
リーチェ(エーテルさんの身長は、確か私とほぼ同じです……)
リーチェ(それなら……)ドキドキ…
リーチェ「……」
リュノ「リーチェ、どうしたんです?」
リーチェ「その……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
作戦1
ジークと仲良しアピール作戦、どのくらい?
92(す、凄く仲良しな感じを見せます……!///)>75
※基準値を上回った為……?
――
リーチェ「エーテルさんの身長は、私と同じくらいです」
リュノ「そういえばそのくらいでしたねぇ」
リーチェ「そして……」
リーチェ「――エーテルさんは時々お母様に甘えたがっている現場も目撃しています!」フンス!
光壁球体「……」ピク
イアン「甘えたがっている……?」
ミリア「エーテルさん、長寿の一族らしいんですけど……」
ミリア「その影響なのか、身体も精神も成長が緩やかなんだそうです」
マリリン「つまり、子供みたいなところもあるってこと?」
リーチェ「はい。ですので……」
リーチェ「わ、私がジークさんに甘えて、ジークさんは甘えても大丈夫な人なんだってエーテルさんに見せますっ!///」カアァァァァ!
一同「「えっ!?」」
ジーク「!?」
ジーク(い、いや待て。落ち着け。鉄国でも手を握ってきたじゃないか。そのくらいなら大丈夫だ、大丈夫……)
……
リーチェ「で、ではジークさん、失礼します……///」ドキドキ…
ジーク「あ、ああ……」
ユージーン「しっかし、あの大将に甘えるって結構難しくないか?」
ミナ「エーテルさんが甘えたくなるようなことを見せてみればいいんですよね?」
マリリン「うーん、でもジークって目つきは結構鋭いし、甘えたくなるかなぁ?」
リアローズ「……わ、私は頭を撫でてもらったりしたら嬉しいかも///」
イアン「しかし依然としてあの障壁は展開されたまま。こちらの様子はわかるのだろうか?」
ミリア「はい。中からはこちらの様子がわかるようです」
リュノ「でも、二人とも結構緊張している感じですよ? あれじゃあ……」
リーチェ「ジ、ジークさん……!」
トテトテ…
リーチェ「――だ、だっこ///」バッ
ジーク「」
一同「」
光壁球体「」ガタン!
ジーク(リ、リーチェ……!?///)ヒソヒソ…
リーチェ(エ、エーテルさんは抱っこが好きなんです……!///)ヒソヒソ…
光壁球体「……」ジー…
リーチェ(視線を感じます……///)
ジーク(く、やらねば俺は信頼されないというのか!?)
ジーク(しかし、姫を抱っこなどそれこそ信頼が……)ダラダラ
ジーク(……えぇい!)バッ!
ジーク「よ、よーしよしよし。いい子だリーチェ」ヒョイ
リーチェ「あ……///」
ダキッ
ジーク「……///」
リーチェ「……///」ギュゥ…
二人((た、体温が……///))
リアローズ(……いいなぁ。私じゃ背が高すぎて恥ずかしくてできないけど///)
セレスティア「……」カタカタ
リュノ(セレスティアさん、ミリアさんから隠れておきたいなら身体の震え止めておきましょう?)ヒソヒソ
セレスティア(う、羨ましくて……!)カタカタ
ミリア「わ、わぁ……///」ドキドキ
リーチェ「……///」スリスリ…
リーチェ(さ、さあエーテルさん! これでどうですか……!?)
光壁球体「……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテルの響き(甘えアピールクリティカルによりコンマ1/2威力)
コンマ69×1/2=35
好感度-25+35= 10(……リーチェ様?)
――
エー『光壁球体』ヒョコ
リュノ「あ!?」
光壁球体「……」パタン…
ミリア「あぁー……駄目でした」ガクリ
リーチェ「そ、そんな。ジークさんは、こんなことまでしてくださるんですよ?///」ギュッ…
ジーク「リ、リーチェ。少しは効果があったようだが、これ以上は無駄だろう……」
ジーク「そろそろ、離れてくれ……///」ストン…
リーチェ「あ……す、すみません///」
リュノ「びっくりしましたよまったく。確かにエーテルさん前にあんなことしてましたけど」
リュノ(昔は私にせがんできたのになぁ……)
リアローズ「……背が低くなったりしないかなぁ」
イアン「昔は姫様も、私にああやってせがんできましたな……」シミジミ…
リアローズ「イ、イアン!/// も、もう私だって子供じゃないから……!」アセアセ
リーチェ「……///」カアァァ…
リアローズ「ち、違うのリーチェさん!?」ワタワタ
マリリン「いい作戦だと思ったのになぁ。マリリンちゃんが親衛隊にするとみんな卒倒するよ?」
ユージーン「男が正面から抱きついてきたらそりゃそ――」
マリリン「ふん!」ゲシ!
ユージーン「いってぇ!?」
光壁球体「……」
エーテル(リュノ様……リーチェ様……)
……
――
――
『作戦その2』
リュノ「エーテルさん好みのことを仕掛ける作戦は、思いのほか効果はあったようです」
光壁球体「……」
エ『光壁球体』「……」チラ…
光壁球体「……」パタン…
ミリア「ちょっとだけ、ちょっとだけ出てきてくれるようになってます! この調子でお願いします皆さん!」
リーチェ「……///」
ジーク「……///」
リュノ「この調子、となると次は私がジークさんにだっこをせがむべきなんでしょうけど……」
一同「「!?」」
ジーク「」ゴフ!
リュノ「なんて、冗談ですよ。二番煎じが通じるとは思えませんし、私リーチェよりは重くて恥ずかしいですし……///」
リュノ「なのでここはリアローズさんにお願いしましょう」
リアローズ「ええぇぇぇぇぇ……!?」
リアローズ「ジ、ジークさんにだっこ……///」
リアローズ「……だ、だめだめだめ! 私大きいからリュノさんよりももっと重いもん……!///」
ジーク「いや、誰であれ担ぐ程度なら――」
イアン「待てジーク、何故姫様の時は乗り気なのだ?」
ジーク「ち、違う。そういうことではなくだな……」
ミナ「……体重で言えば、私の方が軽いのでしょうか?」
イアン「ミナァ!?」
マリリン「マ、マリリンちゃんは黙秘させてもらおっかなー……♪」ダラダラ
セレスティア「だ、だっこ……対面座位……///」
ユージーン「おい姫様、今変な言葉漏らすのはまずいって……」ヒソヒソ…
リュノ「な、なんで皆さんそんなだっこに固執するんですか……」
リュノ「違いますよ。リアローズさんなら、心を閉ざした人の話し相手もできそうかなって」
リアローズ「あ……」ポン
……
――
――
……
リアローズ「……」トコトコ…
光壁球体「……」
リアローズ「……」チョコン
光壁球体「……」
リアローズ「は、初めまして。エーテルさん……?」
光壁球体「……」
リアローズ「その……」
光壁球体「……」
リアローズ「……」
光壁球体「……」
リアローズ「返事は無くても、大丈夫だから……」
光壁球体「……」
リアローズ「す、少しだけ、私とお話ししてくれませんか……?」
光壁球体「……」
リアローズ「……」
光壁球体「……」
リアローズ「……私、知らない人が怖いの」
光壁球体「……」ピク
リアローズ「知っている人でも、上手く話せないこと、多くて……」
光壁球体「……」
リアローズ「……」
光壁球体「……」
リアローズ「だから最初は……人と話さないで、お人形とばかり話してた」
リアローズ「お人形は、私を急かさないし……私の話を、ゆっくり最後まで、聞いてくれるから……」
光壁球体「……」
リアローズ「そうしたら、いつの間にかお人形の声が聞こえるようになってたけど……」
光壁球体「……」カタン
リアローズ「ほ、ほんとだよ?」アセアセ
リアローズ「だから……ますます、お友達はお人形だけでいいって思ったこともあるの……」
光壁球体「……」
リアローズ「……でも、私の周りにはこんな私にでも優しくしてくれる人がいた……」
リアローズ「あっち、見えるかな……? あの銀髪の大きな男の人が、イアン」
光壁球体「……」ジー…
リアローズ「いつも私を守って、傍にいてくれて……お父さんみたいな人なんだ」
リアローズ「それと、その横の白髪の人が……ジークさん」
リアローズ「悪い人に襲われた私を、何度も助けてくれた大切な人……///」
光壁球体「……?」
リアローズ「え? うん。子供の時から今の今まで、ずっと助けられてばかりで……」
光壁球体「……!?」ガタ!
リアローズ「あっ!? ご、ごめんなさい。勝手に聞き返されたと思っちゃって!?」ワタワタ
光壁球体「……!」
リアローズ「そ、そういえばそっちからは私が見えているんだよね……?」
リアローズ「ご、ごめんなさい! 髪もこのままで……」クシクシ…
シェリル「……ちゃ、ちゃんと話さないといけない時は、目を見なきゃいけないよね……///」
光壁球体「……」
シェリル「……目線、合ってるのかな……///」カァァァ…
ミリア「だ、大丈夫でしょうか? ずっとリアローズ様しか喋っていないような……?」
ジーク「……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテルの響き(控えめっ子同族クリティカルによりコンマ1/2威力)
コンマ53×1/2=27
好感度10+27= 37(……この人、怖くない?)
※残り13ポイント!
――
シェリル「……」
光壁球体「……」
シェリル「……」ジー…
光壁球体「……」
パカ…
シェリル「え?」
エーテ『光壁』「……同じ?」ジィ…
一同「「あっ!?」」
エーテ『光壁』「!!」ビク!
パタン…
シェリル「あ……!」
シェリル「もう……! 急に大きな声を出すから……!」
一同「「すみませんでした……」
ミナ「で、でも確かに今……」
マリリン「可愛い声が聞こえたよ!」
ジーク「リアローズのおかげだな」
ミリア「あともう少し、あともう少しですよ多分……!」
リアローズ「ふぅ……」クシクシ…
リアローズ「ごめんね、驚かせちゃって……」
リアローズ「でも、ジークさんもみんなも、本当にいい人ばかりだから……」
光壁球体「……」
リアローズ「……こんな私でも、もっと色々お話ししたいなって……」
リアローズ「そう思わせてくれた人たちなの。だから、エーテルさんも……」
パカ…
光壁/エーテ/球体「……」ジィ…
リアローズ「あ……」
リアローズ「ふふ……もう少しだけ、見てて……?」
リアローズ「エーテルさんのこと、絶対に安心させてみせるから……」
……
――
作戦2が終わったあたりで今日はここまで
作戦3でも届かなかった場合でも、日を跨いでクリスとユリーカが挑んでくれるので大丈夫です
そして作戦3はかつてユージーンを堕としたジーク料理+エーテルとミリアの料理技能判定などです
なおエーテルが殻から出てもすぐには動いてくれないので、その次は公国きょうだいの再会ととある判定に移行します
本日もありがとうございました!
半球じゃなく球体という表記だから丸い光の球がふよふよ浮かんでるイメージでいいんだろうか
>>485
地面からちょっとだけ浮いた月の様な魔力球体をイメージしていただければ
その中でエーテルが体育座りしていて、好きな位置の光壁を解除して様子を窺ったり顔を覗かせている感じです
乙です
そういえば前々から気になっていたけど、リアローズの人形の声が聞こえる能力ってどういう原理なのだろう?
魔法や呪術とはまた違うみたいなようだけど、シェリル(人形)の声?をジークが感じ取っていたこともあったけど
そういえば話見てると
森国→果実酒
鉄国→麦酒
公国→混酒(カクテル)
って特産品分けてある?ぽいけど料理もやっぱり明確にわけてあるのかな?
こんばんはー
ちょっと夜に再開できるか怪しいですが、ほんの少しだけ判定まで再開しておきます
>>490
キャラクターシートのものをそのまま採用しているので、魔法ではなくリアローズの固有の力で
原理とかは深く考えていないです(白目)
ただこういう子なら物や人形も大切にするだろうし、九十九神のようにそれに応えてくれるんじゃないかなと
物言わぬ相手のことを想い、言葉に出さずともそれを察せられるといいましょうか
>>492
一応
公国→魚多め。味と見た目両方に拘る。甘味も多め
鉄国→肉多め。味付け濃い目でがっつり量重視
森国→野菜多め。余計な事しないで素材重視
こんなイメージはしています
――
――
……
光壁/エーテ/球体「……」ジー…
ミリア「見てください、エーテルさんがこっちを見ています!」
リアローズ「少しは、心を開いてくれたんだと思います……!」
リュノ「もう一押しといった具合ではありますけど、どうしましょう?」
ミナ「無理強いはいけません。傷ついた心も身体も、時でしか治せない時もありますし……」
イアン「うむ。とすれば、あと一回程度に留めておくとしよう」
ミリア「そうですね。エーテルさんも疲れてしまうかもしれませんし、また明日もありますし!」
ジーク「しかし、これ以上何かといわれると結構難しいものがあるな」
マリリン「ここはマリリンちゃんの魅力と歌で! って言いたいけど……」
セレスティア「大きな声にも怯える方で、しかも私達が公国の出身と知れば……」ヒソヒソ…
リーチェ「もう少し出てきてくれてからじゃないと、難しいかもしれません……」ヒソヒソ…
ジーク「……やはり、そうすぐに信頼を得られるものでもあるまい」
ジーク「こうしてこちらの様子を窺う程度には興味を持ってくれたというのであれば……」
ジーク「あとはこちらの誠意、森国を建てなおしていく行動を見せて信頼を勝ち得るしかないだろう」
ミナ「地道な活動は、どこであっても大切ですからね」ウンウン
リュノ「とりあえず、ジークさんが甘えても大丈夫な人でリアローズさんが落ち着いて話せる人だということは伝わった筈ですからね」
リーチェ「次はジークさんの作戦通り、こちらの誠意を見せるのが一番かもしれません」
ユージーン「ってもなぁ、あまり悠長なことやってる余裕も無さそうだが……」
ユージーン「……」
ユージーン「待てよ? 要はこれ、あの隠れている将軍を説得しているってことだよな?」
ミリア「まあ、説得ですね。私が最初にしていたのもそれですし」
ユージーン「なら、まだ手はあるぜ。それもとびっきりのな……!」
一同「「!?」」
ユージーン「――ずばり、料理だ!」
ミリア「りょ、料理……ですか?」
ユージーン「おう。これは意外と馬鹿にできねぇぜ?」
ユージーン「何しろ、このユージーン様が即陥落する程の――」
セレスティア「……ユージーン?」ジー…
ユージーン「あ゛っ!? あ、いや、その、違うんですよー?」アハハハ…
ユージーン「別に俺、姫様へそこまで深い忠誠心を持っていなかったとかそんなんじゃなくて……」ジリ…
セレスティア「……」
ユージーン「……ジークの料理はそれほどの域ということです、はい」ダラダラ…
セレスティア「べ、別に怒ってはいないのです。ただ、お金に執着するあなたが珍しいと思って……」
セレスティア「ですが、成程。普通にお金を払っても食べられない程の腕前なのですねジーク様♪///」
ジーク「それなりに作れはするつもりだが、持ち上げても何も出ないぞ……?」
ユージーン「いや、ほんとあのサラダの後に大将の料理は誰でも堕ちると思うぜ……?」
ユージーン「……料理だけじゃ、なかったけどな」フイ
ジーク「ユージーン……」
セレスティア「……ユージーン」
ユージーン「な、なんでしょう?」
セレスティア「今の私は得意料理がサラダですの。機会があればお詫びも兼ねてご馳走――」
ユージーン「」パタ…
セレスティア「ユージーン!? 流石にそれはあんまりです!?」ガーン!
イアン「……餌付けされたのか、ユージーン」
マリリン「その理由なら普通ばれたら首がとんでっちゃうね……」
リュノ「まあ、実際ジークさんのご飯美味しいですけど」
ミナ「はい! 美味しいご飯を沢山食べられる幸せは国を問わないと思います」
ミリア「んー、よくわかりませんけど、ジークさんは人の心を動かすほどの料理の腕の持ち主なのですね?」
ジーク「そう御大層なものでもないと思うんだが……」
リーチェ「いえ、ジークさんの手料理なら、もしかすると……?」
リアローズ「エーテルさんは森国の将。森国料理なら……!」
ジーク「待て待て、本気で言っているのか?」
ジーク「……俺のいた傭兵団にも、警戒心の強い男はいた」
ジーク「そいつは特に、人が作った料理には特に警戒を強め……自分が作った物以外は食わない主義だった」
ジーク「俺にはよくしてくれたが、それでも食事だけは受け取って貰えなかったんだ」
リアローズ「ジークさんのものでも……?」
ジーク「ああ。だから、あの警戒のしようからするに……見知らぬ男の作った料理など怖すぎるのではないか?」
リーチェ「で、ですが先程私がだっこしていただいて……///」
リーチェ「リアローズさんがさらにジークさんが悪い人では無いということもゆっくりとお話しされていました。今なら……」
ジーク「少しは警戒が薄れていると? だがそうだとしても、もう一つ問題がある」
リアローズ「え?」
ジーク「――相手の舌が肥えていた場合、こちらが用意しなければならない料理の仕上がりも相当なものが要求される」
ジーク「リーチェとリュノが相当作れるのは知っているが、森国でのエーテルの腕前はどのくらいだ?」
ミリア「えっと……」
――
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
1ミリア料理レベル
96(外の世界に憧れる若者。森国流に縛られず色々試して作ってます!)
2エーテル料理レベル
42(コミュ障……一人でも生きる為にはある程度は自炊できないと生きていけないもの)
判定をとったあたりで一端ここまで。ユージーンが報われる日はくるのか……
夜にこれそうならまた再開していきます
こんばんはー
昨夜は戻ってこれず申し訳ありませんでした
ゆったり再開していきます
1ミリア料理レベル
96(外の世界に憧れる若者。森国流に縛られず色々試して作ってます!)
2エーテル料理レベル
42(コミュ障……一人でも生きる為にはある程度は自炊できないと生きていけないもの)
――
ミリア「エーテルさんは確か、簡単なものなら自分で作れる筈ですよ?」
ミリア「どうにも、あの障壁の中で籠ってご飯を食べる時もあったようで……」
ミナ「だ、駄目ですよそんなの……」
ミナ「ご飯は皆さんと食べることで、さらに美味しさが増しますもの」
ジーク「ミナの言う通りだ。一人で落ち着いて食べたいという時もあるだろうが……」
ジーク「食事は、そんな窮屈にするものではない」
リアローズ「うん。それに……食べてくれた人が『美味しい』って言ってくれると嬉しいし……///」
ミリア「誰かに……」
リュノ「ミリアさんどうしたんです?」
ミリア「あ、いえ。私、実はお料理には結構自信があるんです!」エッヘン!
ミリア「……外の世界に憧れはあるんですけど、森国から離れられない身ですからね」
ミリア「せめて、外ではどんなものを食べているのか気になってしまって」
ミリア「リュノ様からお借りした本で、結構色々作れるようにお勉強したんですよ」
ジーク「……ほう?」ソワソワ…
ミリア「でも、そう言えば自分の為で……」
ミリア「――誰かの為にって、作ったことなかったなって思いまして」
ジーク「……」
ジーク「それなら、丁度いい。今、エーテルの為に作ればいいだろう?」
ミリア「わ、私がですか!?」
ミリア「むむむ無理ですよ!? もし、失敗して、エーテルさんが閉じ籠もってしまったら……」
ミリア「私、結構緊張しがちな性格でもありまして……」ガチガチ…
リュノ「あー、ミリアさん普段通りでいい時も硬くなってしまうことありますもんね」
リーチェ「でしたら、ジークさんと一緒に作られてはどうでしょうか?」
ジーク「俺と?」
ユージーン「あー、そりゃいいかもな。元々は大将の腕で挑む作戦だったわけだし」
ユージーン「ミリアちゃんが本当に料理上手なら、大将の手間も減って上手くいくんじゃないか?」
ユージーン(……ミリアちゃんが本当に上手いのかも気になるしな)ドキドキ…
リアローズ「うん、横にジークさんがいると安心感があるし……ミリアさんも、緊張しないかも……?」
ジーク「なるほどな。確かにミリアと共同で作れば、俺が何か妙なものを混ぜるのではないかという不安も解消できる」
ジーク「頼めるかミリア?」
ミリア「は、はい!? 精一杯頑張らせて頂きます!?」ビシィ!
ジーク「よし。エーテルの警戒が少し薄れている今が好機だ」
ジーク「リアローズ、リーチェ。すまないが、俺達が準備を整えるまでの間でいい」
ジーク「なんとか、エーテルのあの状態を維持するように説得を頼めるか?」
リアローズ&リーチェ「「は、はい!」」
リュノ「あの状態を維持って……できあがった料理の匂いで誘惑するんじゃないんですか?」
ジーク「いや……」
ジーク「人は、美味いものを食う為に生きていると言ってもいい」
ジーク「だが、それをいつでも食いたいと思ったら――自分で作れるようになるのが一番だ」
ジーク「美味い料理を食いたい。どうすれば作れるようになるのか……」
ジーク「あまり料理が作れないのであれば、より上を目指したいという興味を刺激してもいいかと思ってな」
ジーク「――どうせやるなら、エーテルの目の前で作ってみよう」
一同「「!?」」
……
――
――
……
ゴトゴト…
光壁/エーテ/球体「……?」
リアローズ「あ、準備ができたみたい……!」
リーチェ「エーテルさん。今から、ジークさんとミリアさんが面白いものを見せてくれますよ?」
リアローズ「……私達も、ジークさんのお手伝いしてみたかったですねリーチェさん?」
リーチェ「ええ。また機会があるといいなぁ……」
ジーク「よし。準備はいいか?」
ミリア「はい!」ビシ!
イアン「……ジークの纏う気が、戦のそれだ」ゴクリ…
リュノ「ミリアさんも、相当な気合の入りようです……」ゴクリ…
ユージーン「提案した俺が言うのも変だけどさ、料理にここまでの気迫いるか……?」
セレスティア「……私は、まだサラダしか作れない身ですけども」
セレスティア「それでも、誰かの為に『想い』を込めるということの大切さは、わかるつもりです」
ミナ「……美味しいものを食べて貰いたい。その想いを込めることも大切なのですね」
マリリン「これは、マリリンちゃん達のいい勉強にもなるかも……!」
ミリア「ジークさんのご要望通りの材料は揃いましたけど……」
ミリア「この材料……作るのはクリームシチューですか?」
ジーク「ああ。森国将ならばやはり森国の野菜を多く使ったものの方が馴染みがあるだろう」
ジーク「そこに少しだが鉄国の要素と公国の要素を足していこう」
ジーク「私物で悪いが、このベーコンとコンブを使おうと思う」ドン
ミリア(し、私物で食糧を……! やっぱりジークさん、いつでも作れる準備をしているんだ!)
ジーク「ミリアには野菜の下処理を頼みたいが……この量だができるか?」
ミリア「このくらいならばお任せあれ! 普段使い慣れた包丁も持って来ましたから!」シャキン!
ジーク(手入れの行き届いた自分用を持つか。これはミリアの腕にも期待できそうだ)
光壁/エーテ/球体「……」ジー…
ジーク「では、行くぞ! そっちは任せる!」バッ!
ミリア「はい!」バッ!
マリリン「は、始まった……!」
ミリア(使う野菜はたまねぎにじゃがいも人参、それにキャベツとブロッコリーか……)
ミリア(エーテルさん小さいからなぁ……あまり大きく切り過ぎると食べにくいかも)
ミリア(それなら……煮込んで崩れないけど小さ目の辺りを攻めよう!)グッ!
ミリア「――たああぁぁぁぁぁぁぁ!」カカカカカカカカカカカ!
一同「「は、速い!?」」
ジーク(淀みない動き! ああもはやくくし切りにできるか)
ジーク(想像以上にミリアが手慣れているな。先にコンブを水につけておこう)チャプ…
ミリア「ジークさん! 人参は皮付きのままでもいいですか?」
ジーク「問題ない。じゃがいも共々面取りも頼む」
ミリア「わかりました! 水にさらした後はこっちですね」テキパキ
ジーク「……野菜の切り方からしてエーテルは小柄か?」
ジーク「それなら残りも小さくて問題ない。こっちのベーコンとキャベツも小さめの角切りにでもしておこう」カカカカカカ!
ミリア(す、凄いジークさん! 少し切りにくい食材でもあんなに素早く均等な大きさに切れるなんて!?)
セレスティア「」ポカーン…
ユージーン「」ポカーン…
リュノ「動きに無駄がないのに丁寧でびっくりです……」
……
ジーク「よし、野菜とベーコンの炒めは任せた!」サッ!
ミリア「はい! 加減はどういたしましょう? 私は結構炒めてあった方が好きなんですけど……」
ジーク「完成形に完璧な白さを求めないのであれば、焦がさないように炒めた方が旨味もでる。慣れたやり方で頼む」
ミリア「わかりました! ではまずたまねぎから炒め……あ、火を――」
リーチェ「よ、用意します!」パタパタ!
リーチェ「初級火炎魔法!」ボッ!
ミリア「す、すみませんリーチェ様!」ジュー!
ジーク「リーチェ、すまないがこっちにも弱火を頼む」
リーチェ「は、はい!」ボッ!
フワァ…
リーチェ「あ、バターのいい香りが……」クンクン
ジーク「ミリアに負けてはいられないな。俺もソースの方に気を使うとしよう」
ジーク「どうしても時間がかかる以上、ミリアのように魅せれはしないが……」トロトロ…
ユージーン「た、大将はなんであんな弱火でちんたらやってるんだ……?」ボソ…
ジーク「ユージーン。料理は火力が全てではないぞ」
ジーク「ことこのベシャメルはそんな真似をすれば即座に死ぬ」
ユージーン「死ぬの!?」
セレスティア「ええ、私は身を持って学びましたけど、高火力は時に仇になりますの……!」
ジーク「バターが溶けきったら、振るった小麦粉を少量入れる。一度にまとめていれずに分けていれる方がいい」トサ…
ジーク「木べらで伸ばし混ぜて……粘り気が無くなったら、一度火から離す」コト…
ジーク「そして牛乳を少量入れて混ぜて……固まってきたら、再び牛乳を加えて混ぜる」チョロ…
ジーク「これを何度か繰り返したら、また弱火でゆっくりと混ぜ伸ばしていくんだ」
ジーク「ユージーン、じれったいなどと感じるな。美味いものの為には相応の労力が存在する」マゼマゼ…
ユージーン「」
セレスティア「美味しさの為に妥協をしない……これがジーク様……!///」トロン…
イアン「なるほど、鉄国とはまた違う……ん?」
ミナ&マリリン「「……」」メモメモ…
……
ミリア「すごいなぁジークさん…」ジュー…
ミリア「こっちはたまねぎとベーコンもいい具合に炒まったし……」ジュー!
ミリア「残りの野菜もいれて、最後にじゃがいもも炒めて……」コロコロ…
ミリア「お水はさっきジークさんがコンブを浸けていたこれを使えばいいのかな?」
ミリア「うん、我ながらいい匂いだね。あ、そろそろブロッコリーも塩茹でしておかないと……!」パタパタ!
光壁/エーテ/球体「……」ジー…
リアローズ(エーテルさん、ずっと見てくれてる……)ニコリ
……
コトコト…
ユージーン「な、何分くらい煮込んだよ?」
リュノ「んー、まだ30分くらいだと思いますよ? 基本の範疇です」
ユージーン「みんなこの匂い嗅いで腹減らないのかなぁ……」グゥー…
ミナ「だ、駄目ですよユージーンさん……! エーテルさんの為のものなんですから……!」グゥー…
……
ジーク「よし、そろそろいいだろう」カタン
ジーク「ベシャメルを野菜を煮込んだ鍋に入れて……」トローン…
ミリア(すっごい滑らかだぁ……!?)
ジーク「よし……後は焦がさないように弱火で10分くらい煮込もう」
ミリア「あ、チーズはどうします?」
ジーク「おお、いいな。少し入れて、あとは各々で足せるようにしておこう」ファサ…
ミリア「さっきちょっと味を見たんですけど、もう少し胡椒を入れた方が整いますかね?」
ジーク「ふむ……」ペロ…
ジーク「そうだな。一つまみ程度」
ミリア「わかりました!」ファサ…
ジーク「もうすぐ完成だ……!」グールグール…
光壁/エーテ/球体「……」ジー…
……
――
……
ジーク「よし……!」バッ!
ジーク「いい感じのとろみだ。さっそく器に盛ろう」トロトロ…
ミリア「あ、彩りのブロッコリーも乗っけておかないと」サッ!
クリームシチュー「……」ジャジャーン!
ユージーン「ふおおぉぉぉ……!」ガタ!
マリリン「ユージーン座って」ガシ
イアン「目的を見失うな」ガシ
セレスティア「簡単そうにみえても、ただ煮込むだけではないのですね……」
ジーク「つけあわせはパンで大丈夫か?」
ミリア「はい。それではいよいよ……」ゴクリ…
ミリア「――エーテルさん! お昼を用意しましたので、いかがですか!?」
コト…
一同「「……」」ドキドキ…
光壁/エーテ/球体「……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテルの響き(ミリアハイレベルアシストによりコンマそのまま威力)
コンマ52
好感度37+52= 89(……美味しい///)
※基準値50を超えたため、障壁解除!
――
……パカン!
光壁/「」パリン…
/球体「」パリン…
一同「あ……」
エーテル「い、いの……?」ビクビク…
ミリア「は、はい! 勿論です!」
ミリア「さぁ、どうぞ!」
エーテル「……」チラ…
ジーク「……熱いから、気をつけて食べて欲しい」
エーテル「……!」
エーテル「……」チラ…
リアローズ「うん……!」
リーチェ「大丈夫ですよ」
エーテル「……」チラ…
クリームシチュー「……」ホカホカ
エーテル「……」トテトテ…
エーテル「…………」
エーテル「……!」ハムッ!
一同「「……」」ドキドキ…
エーテル「――……おいしい///」パアァァ!
一同「「」」キュン!
……
――
……
エーテル「……♪」ハフハフ…
ジーク「……」
ミリア「やりましたねジークさん!」
ジーク「ああ。だが……」
ユージーン「……なぁ、大将」
ユージーン「結界だとか、国防の話は……日を改めないか?」ヒソヒソ…
ミリア「私も、それがいいと思います……」ヒソヒソ…
リュノ「同じくです……」ヒソヒソ…
リーチェ「あんなに美味しそうにご飯を食べているエーテルさんを見ていると……」ヒソヒソ…
ジーク「……俺も、食事を楽しんでいる最中だけは仕事の話は遠慮したいからな」ヒソヒソ…
ミリア「申し訳ありません。ここまでして頂いて……」ヒソヒソ…
ジーク「いや、俺も楽しめた。それに、こうして他国の人間が作った料理を食べてくれる程度には、警戒を緩めてくれたんだ」
ジーク「当初の目的は達成できたと言っていいだろう」
ジーク「焦ることはない。俺達もしばらくはここに滞在するし、リュノにリーチェもいるからな」
ミリア「……及ばずながら、私も。エーテルさんがもっと落ち着かれるまでは、私が将として頑張らないと」
ミリア「……それではエーテルさん、おかわりここに置いておきますので」コト
ミリア「先程は、私の我儘で急かしてしまい申し訳ありませんでした」ペコリ
ミリア「また、日を改めて伺いますので……失礼致します」
ジーク「……」ペコリ
エーテル「……」ハフ…
エーテル「……」
エーテル「……」フキフキ…
トテトテ…
ギュッ…
ジーク「……ん?」クルリ
エーテル「あ……」
エーテル「……」
エーテル「……あり……がと……う……///」ニコリ
ジーク「……///」
エーテル「……また、ね……」フリフリ…
……
――
――
……
リュノ「いやぁ、エーテルさんが初対面のジークさんに声をかけるとは」
リュノ「やっぱりあのシチューが美味しかったのもあるんでしょうけど……」
リュノ「リアローズさんの落ち着いた声とか、リーチェのだっこ作戦も効果があったんですかねぇ?」
リアローズ「エーテルさん、出てきてくれてよかったな……♪」
リーチェ「ええ、本当に……///」
イアン「しかし、まさかリーチェ様に続きあのような少女までもが森国の優秀な将だとは」
ミナ「とても愛らしいというか、何と言えば良いのでしょうか?」ウーン…
マリリン「ミリアちゃんとは全然系統が違うけど、エーテルちゃんも負けられない好敵手ね……!」グヌヌ…!
ユージーン「いや……あの子は奇跡の産物だろ……」プルプル…
ジーク「……俺も一瞬、妙な感情に襲われた。これは……」
ユージーン「こう、護ってやらなきゃって感じになるよなぁ……///」
ユージーン(それに、あの控えめな身体……俺の好みに直撃だぜ……///)
ユージーン(あーあ、でも年齢がなぁ)
ミナ「でも、宜しいのですか? 見たところまだかなり幼いご様子でしたが……」
リュノ「エーテルさんはあれでも20歳。私達姉妹より年上でミナさんと同い年ですよ?」
ミナ「え!?」
ユージーン「ご、合法だとぉ!?」クワッ!
セレスティア「きゅ、急にどうしましたのユージーン……」ビク…
セレスティア「でも、年齢は些細なものです。なんというのでしょう、ユリーカと同じかそれ以上に……」
ジーク「……庇護欲?」
セレスティア「そう、それですジーク様!」
イアン「うむ……確かにあれは、ある意味でミナと同類。護らねばという思いにさせてくる」ウンウン
ミリア「あれ? ユリーカさんをご存じなんですか?」
セレスティア「え、ええ。ちょっと……彼女にも会えればと思うのですが……」
ミリア「それならばお任せください!」
ミリア「今ちょうど皆さんをご案内している先も、来客用の個室がある場所でして」
ミリア「ユリーカさんもクリスさんもそちらにいらっしゃると思いますよ」
セレスティア「……!」ドキドキ…
――
……
【森国地下拠点・来客区域】
ミリア「こちらです」
リュノ「おぉ、私が留守にしていても皆で頑張って作ってくれたんですねぇ……」
ミリア「ソウキ様を含めて、王族の皆さんが戦われているんだから俺達も……と、多くの方からの協力が」
ミリア「地上のリュノ様達のお部屋が無くなってしまったので、お二人もこちらでの寝泊りとなってしまいますが……」
リーチェ「いえいえ、全然大丈夫です!」ブンブン!
リュノ「特に大切な本は避難させておいて正解でしたねぇ、本当に」
リアローズ(自分のお部屋、やっぱりもう残っていないんだ……)ショボン…
ジーク「流石は森国だな。こういう寝床も風情があっていいものだ」
ユージーン「豪勢な場所じゃなくてこういう落ち着く場所の方がゆっくり寝れるしなー」
ユージーン「んで、クリス様とユリーカ様はどの辺りに……」
ミリア「えっとですね、本来ならば私との稽古をしている時間なのですが……」
ジーク「稽古?」
ミリア「はい。クリスさんはとても真面目な方で、私などにも鍛錬を相手を務めて欲しいと……」
ミリア「私もこれでも将の端くれですから、身体が鈍らない鍛錬は欠かせません」
ミリア「お互いにとって有意義な提案ではあったのですが……」
マリリン「何か問題があったのかな? あ、あの金髪ってもしかして……」
ミリア「あ、そうです! クリスさーん! お客様がいらっしゃってますよー!」ピョーン!
ユリーカ「あ、ミリアさんが呼んでいますよ兄様!」
クリス「……」
フレーバー含む特殊判定
↓1~4コンマ二桁
クリスェ……(白目吐血)
森将ミリアと特訓・公国兄妹
1ミリアレベル(エーテルと森国最後の双壁。基準値100+コンマ値)
コンマ78
100+78= レベル178
※自称末席、かなりの高レベルです
2クリスの鍛錬後レベル(コンマ1/2分加算+キャラクターシート真面目補正+20)
コンマ08×1/2
クリスレベル81+4+20=105
3おまけ・クリスの好みの胸の大きさは?(コンマ値分そのまま採用)
コンマ91
91(考えてはいけない。それはわかっている。だがしかし優しい癒しを求めずにはいられない!)
4おまけ・ちょっと鍛錬ユリーカ(コンマ二桁+一桁分レベルアップ)
コンマ37
ユリーカレベル25+3+7=35
※多分クリスはミリアの胸が原因で鍛錬に身が入ってませんねこれ(白目)
――
タタタタタタタ!
クリス「――ミリアさん!」
ミリア「は、はい!?」ビクゥ!
クリス「い、以前もお話ししたと思いますが、そう跳ねてはいけません……!」
ミリア「で、でも私は素早さが身上でもありまして、あっちこっちに跳ねて動いてが基本でして……」タプン!
クリス「~~~っ///」
ミリア「あとはしゃがんで隠密行動とか……」シャガミ
クリス「だぁ!? 駄目です! そんな丈が短いというのに脚を開きながら屈まれては……!///」
ミリア「?」チラッ…
クリス(見えてる見えてるどうしてこの人はこうも無防備な姿で鍛錬ができるというのだ……!?///)
クリス(ああ、女性の下着を盗み見るなどあるまじき行為だというのに……!)チラ…
クリス(しかし視線をずらせばより危険なものがぁ……!)
クリス「も、申し訳ありませんミリアさん。今日の鍛錬は……」
ミリア「あ、ああごめんなさいクリスさん。お客様がいらっしゃっていますから、今日は無理ですね」
ミリア「でも、体調が優れない時に無理な鍛錬は禁物ですよ?」
ミリア「私でよければいつでも大丈夫ですので、まずは不調を治してくださいね」
クリス「……はい。面目ありません。ところでお客様とは……」
セレスティア「……お兄様……」スッ…
クリス「」
クリス「セ……セレスティア、なのか……?」ジリ…
セレスティア「……はい」
テテテテ!
ユリーカ「はぁ、はぁ、置いていかないでくださいにい……さま……?」
セレスティア「あ……」
ユリーカ「ね、姉様……! セレスティア姉様……!」テテテテテ!
セレスティア「あ、う……」オロオロ…
セレスティア「……」チラ…
ジーク「……セレスティアの思った通りに、動けばいい」
セレスティア「……っ」
バッ!
セレスティア「……ごめんなさい! ごめんなさい、ユリーカ……! ごめんなさい……!」ダキッ!
ユリーカ「姉様だ……! 昔の、優しい姉様だぁ……! うわああぁぁぁぁぁぁぁん……!」ポロポロ…
クリス「これは、どういうことだ……?」
クリス「セレスティアのあの瞳の色は……昔の……」ツゥ…
ミリア(え、え? 姉様って、え!? こ、これって私今すぐ消えた方がいいですか……!?)ヒソヒソ…
リュノ(大丈夫です。邪魔をしない範囲で、見守りましょう)ヒソヒソ…
リーチェ(どうしても、確認しておきたいこともありますし……)
……
――
――――
―――
――
―
……
クリス「そうでしたか、皆様が妹を……」
クリス「本当に、ありがとうございます……」フカブカ…
クリス「妹は……いえ、我ら公国は許されぬ罪を犯したというのに……」
クリス「まさか、鉄国と森国両国の姫君が前線で戦われ、妹を救ってくださるなど……」
リアローズ「い、いえ私は何も……」ワタワタ…
リーチェ「私も少し回復魔法を使った程度です」
リュノ「私もセレスティアさんの件に関しては何もお手伝い出来ていません」
リアローズ「そもそも、ジークさんからセレスティアさんのお話しを最初に聞いていなかったら……」
クリス「ジーク殿……あなたが、妹が全てを擲ってでも追い求めていた……」
ジーク「……申し訳ないことをした。俺が、身勝手な行動をしたばかりに……」
クリス「いや、それは違う。妹の感情は異常だったとはいえ……ジーク殿のおかげで、妹は生き延びたのです」
クリス「そして今再び、ジーク殿達のおかげで……昔の妹が、こうして帰ってきたのです……」
クリス「巻き込んでしまった申し訳なさこそありますが、怒りの感情などどこにもありません」
クリス「どうか、顔をお上げください……」
セレスティア「ユリーカ……」ギュ…
ユリーカ「姉様ぁ……」ギュ…
ユリーカ「――ついに憧れていた殿方とご対面できたということは、もう毎日お尻――」モガモガ
セレスティア「ユリーカ、今は何も言わないで/// 本当に、本当にごめんなさい……!///」クチフサギ
クリス「……全てが元通り、というわけにもいきませんが」フゥ…
クリス「公国が各地にのこした爪痕と比べたら、それも些細なことです」
クリス「このクリス、妹共々罪を償うことを……ここに誓いましょう」
ジーク「……フリーデシルト王からの言伝になりますが」
ジーク「王も、あなたを巻き込んだことを悔いておられました」
ジーク「そして、妹君にも死を求めずに自分で考えて生きていくことを望まれています」
クリス「そう、ですか……フリーデシルト様……」ウッ…
リュノ「そういうことです。私も公国軍は嫌いですけど、クリスさん達きょうだいは好きですよ?」
クリス「リュノさん。リュノさんもご無事で何よりです」
リュノ「お、私の呼び方は忘れていないようですね。それなら妹共々、もう少し砕けて呼んでくれて大丈夫ですよ?」
リュノ「ミリアさんにも伝えましたけど、今の私達はジークさんを団長とした傭兵団の一員」
リュノ「そしてこれから、共に戦う仲間にもなるわけですからね」
クリス「……ありがとうございます」
リーチェ「あの、クリス……さん?」
クリス「はい、なんでしょうかリーチェ……さん?」
リーチェ「実は少し、セレスティアさんのことで気になっていることがあるのです」
リアローズ「私とリーチェさんは、呪術で生み出された結界の中でセレスティアさんと戦いました……」
リアローズ「そして……ギリギリでしたけど、なんとか勝てて……最後に、リーチェさんが光魔法を使ったのです」
クリス「……セレスティアは呪われた子と呼ばれていましたが、まさか本当に呪術の才が眠っていたとは……」
クリス「それならば、これまでの行動が年を経ることに強さを増していったことにも合点がいきます」
クリス「――ですが、確か生まれ持った呪術は光魔法での解呪を受け付けないのでは?」
リーチェ「!! そう、まさにそこなんです。それも、私の光魔法もまだ不完全なものですから……」
セレスティア「……?」
ユリーカ「姉様?」
リュノ「セレスティアさん本人に聞こうと思ったこともあるんですが、彼女も思い出せないようでして……」
リュノ「こうなると、セレスティアさんの記憶にない幼少期に何かあったか……」
リュノ「あるいは、クリスさんとユリーカさんも実は呪術の才を秘めているのか……」
クリス「いえ、私では自覚は持てていないのですが……」
リーチェ「クリスさん、何か、思い出せることはないでしょうか?」
リュノ「セレスティアさんが思い出せないとなると、セレスティアさんの過去を知っていそうなのはあなただけなんです……!」
クリス「セレスティアの過去……呪術……」ウーン…
判定
↓1コンマ二桁
チケット使わずぴったり持っていきますか(白目吐血)
少々お待ちください……
クリスの記憶の底
85≧85
※基準値と同値の為、思いだし成功!
※これにより……
――
クリス(……そうだ。解呪が出来たというのなら、それは呪術道具と同じ……)
クリス(――『後から付けられた』能力の筈……)
クリス(だが、セレスティアは産まれた時から、呪われた子と蔑まれ……)
クリス(……もし、これが事実なら許せぬ。セレスティア自身の行動に非が無いわけではないが……!)
クリス(少なくとも、呪術が無ければ蔑まれることもなかった筈。今とは違う道も歩めた筈ではないか……!)グッ…!
クリス(思い出せ、思い出すのだ私……! 誰か、誰かいた筈なのだ……!)
クリス(幼いセレスティアに誰にも感づかれずに呪術を……)
クリス(……)
クリス(……待て、妙だ。それはありえぬ)
クリス(呪術、闇の力が忌み嫌われるのには様々な理由があるが……)
クリス(そのうちの一つに、かけられた対象は例外なく重い苦しみを味わうということ)
クリス(そしてその力は、回復魔法と光魔法の双方が揃わねば払えない)
クリス(自分の身体の一部を侵し続け……『かけられた者の手では、どうにも扱えないもの』のはずだ!)
クリス(――では、何故セレスティアは呪術を扱えた?)
クリス(リアローズさんとリーチェさんの話を聞く限り『強力な自己強化』に使用していたのは明らかだ)
クリス(ただ術の対象に選ばれたセレスティアが、それほどの力を振るえるわけがない)
クリス(それこそ、生まれ持った呪術の才でなければ不可能な領域……)
クリス(しかし外部干渉で解呪されたという、嬉しくも妙なこの矛盾……どういうことだ?)
クリス(幼少期……生まれ持った才……)
クリス(……生まれる、前……?)
――――
―――
――
―
幼クリス「母上、おからだのぐあいはだいじょうぶですか?
アルテミシア「ええ、大丈夫ですよクリス。ありがとう」
幼クリス「もうすぐ、ぼくは兄になるのですね……」
幼クリス「弟でも妹でも、ぼくが見本になってみせないと!」
アルテミシア「ふふ、あなたなら大丈夫ですよ」
アルテミシア「あの人との、二人目の子……///」サスサス…
ガチャ…
ローレシア「アルテミシア、具合は大丈夫?」
アルテミシア「ロ、ローレシア様!?」アセ…
ローレシア「ああ、じっとしていて大丈夫よ? お腹の子に何かあったら大変でしょう?」
幼クリス「ローレシアさま、おはようございます!」ペコリ
ローレシア「ふふ、おはようクリス。大きくなったわねぇ」
ローレシア「こっちのアルテミシアのお腹も……」サスサス…
アルテミシア「あの、ローレシア様……」
ローレシア「どうしたのアルテミシア、そんな顔をして」
ローレシア「もうすぐ赤ちゃんが産まれるのよ? もっと喜ばないと」サスサス…
ローレシア「私は何故かあの人の子をなかなか授かれないから……あなたがまた子を宿してくれて本当に嬉しいわ」サスサス…
アルテミシア「あの……、そんなに撫でられると少しくすぐったいのですが……///」
ローレシア「ああ、ごめんなさいね? 私、どうしても楽しみで楽しみで仕方がないの」
ローレシア「――きっと、すごーくイイコが産まれるわよ……?」サスサス…
ローレシア「――子供……赤ちゃんって……本当にイイ『モノ』よねぇ……」スリスリ…
ローレシア「――はやく産まれてきてね? 私の『想い』をいっぱいいっぱい――授けてあげるからねぇ……?」サスサススリスリ…
―
――
―――
――――
クリス「―――――――ぐッ!!??」ゾクッ!
セレスティア「……お兄様?」
ユリーカ「どうしたの……?」
イベント途中ですが、今日はここまで
クリスがミリアの胸で鍛錬に集中できないという事態が発生してしまいましたが、
大事な判定を自力で突破する辺りはやっぱり真面目な公子なのです
少し誘惑されるくらいは大目に見てあげてください(白目)
このイベントの後は複数回の自由行動で、公国きょうだいや森将の二人との交流も可能となります
本日もありがとうございました!
国の為に動くパートと自由安価行動は別々にあるといいなー、更に欲を言えばキャラが多いので自由行動多めに欲しい(公国並の欲張り)
乙
自由行動では最後の鉄国自由行動のように特殊交流があるのかな?それはそれとして普通の交流もしたい
ローレシアが亡くなったタイミングによってはユリーカもワンチャン何か仕込まれててもおかしくないんよなぁ(一応セレスティアと違ってユリーカは呪われた子云々言われてないから可能性は低いっちゃ低いけど)
あと故人ってのも実際はセレスティア&アルテミシアへのやらかしがエルクラッドの逆鱗に触れたか何かで死亡扱いで永久追放、みたいなのも有り得そう
サブキャラでも名前プラス設定もあれば通してくれる>>1がローレシアだけは名前のみだったのはこの歪んだ性格が既に決まってたからか……
それはそれとしてむっつりクリスがチラ見してたミリアの下着にも興味がありま(ry
そういえば月齢って>>1側で設定してるんかな
こんばんはー
>>557
>>561
んー、少し様子を見ながら行動回数の増加を検討しています
(細かく積もって公国に有利な状況になりつつあるので)
>>562
ローレシアが落命しているのは確定です
>>564
ローレシアの性格が明るいとかだとこの呪術問題が破綻しそうだったので、彼女は名前のみ募集となりました
そしてサブキャラのミリアまで下着気になります? どこかで絡みそうなイベントがあれば安価取ってみましょう
>>565
細かい月齢は設定していないです(白目)
万が一エーテルが前線に出る羽目になった場合、月光力判定をとって能力変動とかを考えています
遅くなってしまいましたが少しだけ再開です
――
――
……
一同「「産まれる前に仕込まれた!?」」ガタ!
クリス「……幼い私のおぼろげな記憶です。確証はありませんが」
クリス「しかし、そうであれば説明もついてしまう」
クリス「父エルクラッドの正妻、ローレシア……」
クリス「彼女のあの時の口ぶりを考えると……」ブル…
ユリーカ「よくわかりませんけど、セレスティア姉様が産まれる前から酷いことをしていたということですか!?」
ユリーカ「そんなの、そんなの酷すぎます……!」ポロポロ…
ジーク「産まれる前から、赤ん坊に呪術を仕込むなど可能なのか……?」
リュノ「……理論上は、可能です。考えついても、それを実行に移すのは相当どうかしていますけど……」ブル…
リーチェ「……セレスティアさんを『人』として見ていない……心の底から『道具』だと認識していたのだとしたら」
リーチェ「時間をかけて、術者の『想い』……『呪い』を込めた『呪術道具』を作る作業と、変わりませんから……」ブル…
ミナ「そんな……! その方は、人の命をなんだと思っているのですか!?」
イアン「これが事実だとすれば、とても人の所業とは思えぬ……」
イアン「流石の大公も、正妻を咎めるのではないか?」
ユージーン「……いんや、それは無理だ」
イアン「何?」
マリリン「……ローレシア様は、もう亡くなっているの」
一同「「!?」」
マリリン「そもそも、エルクラッドがここまで各国に攻撃的になった理由の一つに数えられているくらいだからね」
クリス「……父も、以前は誇れる存在でした」
クリス「ですが近年、どんどんと武力を拡大していき……そして、このような戦争が起きてしまった……」グッ…
ユージーン「大公様が『おかしく』……今まで以上に国の発展に執着するようになった理由の一つが正妻ローレシア様の死」
ユージーン「そしてその間にできた子供も同時に死んだばかりか、親友までまとめて死んだからって公国民はよく言ってるよ」
マリリン「ネーロちゃんによれば、大公になる前にお兄さん二人も亡くしているみたい」
ジーク「……近しい者の立て続けの死が、大公を狂わせたと?」
クリス「……どのような理由があっても、それは他国を滅ぼしていい理由にはなりません」
リアローズ「で、でも……セレスティアさんにどうしてそこまでの仕打ちを……?」
クリス「憶測でしかありませんが、私達きょうだいの母アルテミシアは妾の立場」
クリス「正妻の自分に子ができないのに……そういう恨みの感情を抱いてしまったのではないでしょうか」
リュノ「だからって、人の子を呪術道具として扱うなんておかしいですよ!」
リュノ「セレスティアさんも――」
セレスティア「……もし、お兄様の話が本当だとして」
セレスティア「私が呪術道具として扱われていたのだとしたら……」
セレスティア「自分でも抑えきれなかったあの力は、植え付けられたもの……私のものではなかったのかもしれません」
セレスティア「――でも、あの人はジーク様を知らない」
セレスティア「――ジーク様を求め、ジーク様の為にと全てを投げ捨てたのは……紛れもなく、私の感情なのです」
クリス「セレスティア……」
セレスティア「そして……多くの人を傷つけたのも、私の感情が原因」
セレスティア「私が、私の想いを抑えきれなかったから。私の心が弱かったことが原因なのです」
セレスティア「植え付けられた呪いを理由に逃げることは、許されません……」
ユリーカ「ねえさまぁ……」ギュ…
セレスティア「それに、今はそれも無くなったのです」
セレスティア「今度こそ、紛れもない私自身の想いで……自分自身で悩み考え、償っていきたいと思います」
クリス「……私も、共に。傍にいながら何もできず、お前を見限った愚かな兄でよければだが……」
ユリーカ「わ、私もです……」
セレスティア「ありがとう、二人とも……」ポロポロ…
セレスティア「大丈夫、覚えていますもの……ずっと、私の味方だった……!」
セレスティア「私が、二人を手放してしまった……! でも、今度こそ……!」ギュゥ…!
クリス「ああ……」ギュ…
ユリーカ「もう、姉様を離しません……!」ダキッ!
ユージーン「……良かったな、姫様達」ボソリ
マリリン「ユージーン、ここは黙って見守るのが大人だよ……?」ヒソヒソ…
セレスティア(お兄様……ユリーカ……それに、お母様……)
セレスティア(ごめんなさい、そしてありがとう……)
セレスティア(……)
セレスティア(ローレシアが、私に……)
セレスティア(どうしてでしょう。久しく、その名を忘れていた気がします……)
セレスティア(でも、お兄様のおかげで、私の記憶も少し戻ってきた……)
……
アルテミシア「どうして、私ではなく……あの子を、セレスティアを……!」ポロポロ…
ローレシア「私は何もしていないわ。どうしてはこちらの台詞。呪われた子を産んであの人の評価まで下げるつもり?」
……
エルクラッド「セレスティアの呪いを解く方法はある筈だ! すぐに治療師を集め――」
上層部貴族1「な、なりませぬ! そんな大々的に動けば、宮殿内に呪われた子がいると露見してしまいます!」
上層部貴族2「そうなれば、公国全てが呪いに包まれると民達が恐れて混乱してしまう! それだけはなりませぬ!」
……
アルテミシア「……あなた、こんな場所に来てはなりません。私は呪われた女なのですよ……?」
アルテミシア「この子は、セレスティアは悪くない。悪いのは全て私……」
エルクラッド「何の為に、ここに教会を併設したと思っているんだ。光は闇を払う。神はきっと私達を見捨てない……」ギシ…
……
ユリーカ「オギャー! オギャー!」
セレスティア「わたしの、いもうと……?」
エルクラッド「ああそうだ。アルテミシアと考えて、ユリーカという名前にしたんだ」
ローレシア「あ、あなた……どうして、どうしてまだあの女とぉ……!?」ワナワナ…
……
セレスティア(そう……お母様も、お父様も……私に、優しかった……)
セレスティア(もし、私が呪いの力に屈さず……もっと周囲に気を配れていたら)
セレスティア(もっと純粋に、ジーク様以外の大切な人達の想いにも応えていたら……)
セレスティア(もしかしたら、違う世界があったのかしら……?)
セレスティア「……」フルフル…
セレスティア(……過去は変えられない。そして罪を犯したとはいえ、今この時が大切なのは間違いない)
セレスティア(私は、前に進まないと……守りたい人達がいるから)
……
――
――
……
クリス「申し訳ありません。私達のせいで……」
ユリーカ「も、もうしわけありませんでした……!」グシグシ…
セレスティア「ユリーカ、目を擦らないで。ほら、拭いてあげますから」コシコシ…
リュノ「いえ。家族が大切だって気持ちは、私達もよくわかりますし」
リーチェ「セレスティアさんの呪術の謎も解けましたし……」
リーチェ「生まれ持った呪術でないのであれば再発の恐れもありませんし、本当によかったです」
セレスティア「え、ええ」
セレスティア(……性質を変えたとはいえ、自らの意思で戻したことはもう少し黙っておきましょう)ダラダラ…
リアローズ「お父さんもクリスさんとセレスティアさんのことは責めていませんでした……」
リアローズ「だ、だから、その……あまり、気にしないで私達に話しかけてくれると……」
クリス「……ありがとうございます。私も落ち着いたら、フリーデシルト様に直接お会いしたいとは思います」
クリス「しかし今は、皆さんと協力して森国を建てなおすのが先決ですね」
クリス「微力ながら、我らきょうだいもお手伝いいたしましょう」
ミリア「私も、すこしづつですがセレスティアさんも受け入れて貰えるように民達に声をかけていこうと思います」
ミリア「元々、クリスさんとユリーカさんのおかげで最初にあった公国全てへの悪印象も薄れていますから、頑張ります!」ビシ!
セレスティア「私も緊張しますけど、自らの足で動こうと思います」
ジーク「ああ、それがいい」
クリス「しかしジーク殿、よろしかったのですか?」
クリス「森国の防衛の話を考えているとうかがったのですが……」
ジーク「大丈夫だ。元から要のことも考えて少し時間をあけるつもりだった」
リアローズ「今は、きょうだいの時間を……」
クリス「本当に、ありがとうございます……」フカブカ
ジーク「何かあれば、また後日連絡させてもらおう」
ユリーカ「姉様姉様! 森国の新鮮な素材で薬湯もさらに美味しくなりました!」グイグイ!
セレスティア「ユ、ユリーカ? もう身体は大丈夫ですのよ?」
ユリーカ「姉様、まだ痩せ気味ですもの! 今までの分、もっと健康に気を使って欲しいのです!」ジャパー!
セレスティア「あ、甘いぃぃ……!」ゴクゴク…
ジーク「……」
ジーク(人を物として扱い、呪術道具とする、か……)
ジーク(……)
……
――
――
……
ジーク「……地下だというのに、目覚めがいいな」ノビー…
ジーク「香が焚かれていたいたおかげか、そもそも森国の樹の匂いの力か……」
ジーク「わからないが、調子はいい」
ジーク「さて……」
所持アイテム
『ゾロ目チケット』×2(上限5)
『リアローズハンマー』
『連絡用信号弾』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1
『風帝の翼膜』×1
【森国拠点での行動・その1】1/2
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)
3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)
※エーテル、ミリア、クリス、ユリーカとの交流も可能
※親衛隊ズ、ソウキは現時点ではまだ不可能
しばらくしたら多数決コンマ
リーチェ(★60)
マリリン(40、★95)
リュノ(50)
リュノ&リーチェ(★50)※第一段階
ジーク(★60)※第一段階
多分これであっているはず?
途中でスキル統合やイベント挟んだせいで抜けもあるかも……
それでは
自由行動安価
↓1~5多数決コンマ(試験的に増やしてみます)
パーティの人数制限って本来何人の予定だったんだろう
個別鍛錬やそれ以外のイベントの優先度が高いせいで団体鍛錬を中々選べず、結果的にマリリン加入の恩恵をそこまで感じられてないというか今のところ人数制限のデメリットだけが響いてる気がする
>>581
当初の予定は6人です(白目)
あとマリリンは陣形スキル一個だけで破格です
森国姉妹を連れてエーテルとの交流
――
ジーク「色々と気になることはあるが……」
ジーク「……」
ジーク「やはり、エーテルともう少し信頼関係を築いておきたい」
ジーク「俺一人ではやはり警戒されるかもしれないが……」
……
リュノ「え? 今日もエーテルさんの様子を?」
ジーク「ああ。警戒を解いてくれたようではあるが……」
ジーク「今後を考えれば、もう少し信頼関係を築くべきだと思ってな」
ジーク「そこで二人にも少し協力してもらいたい」
リーチェ「そういうことであればお任せください!」
リュノ「……まただっこ作戦はだめですからねリーチェ?」ジトー…
リーチェ「わ、わかっていますお姉様……!///」アセアセ
ジーク「それにできれば、どれだけの力を持っているかも気になってな……」
リュノ「力、ですか……」
リーチェ「見せてくれると参考にはなるかもしれませんけど……」
ジーク「わかっている。本来は争いごとを嫌う性格なのだろう」
ジーク「だが国を護る要ともなれば、鍛錬が必要な可能性もあるからな」
リーチェ「む、無茶をさせては駄目ですよ……!?」
ジーク「わかっている」
リュノ「えっと、エーテルさんの魔力は……っと」
……
――
そう言えばセレスティアの戦い時に好感度の値に関するスキルあったけど、まだ好感度に関わる敵登場するとか好感度上げる意味まだあるのかな?
やっぱり最終的に一番好感度高い姫とジークと結ばれるとかになったりする?
(正直早めにルート確定してくれたら色々割りきって迷いなく鍛練とかの選択肢選べるけど)
――
……
【森国拠点・エーテルハウス(仮)】
リュノ「エーテルさーん? いらっしゃいますかー?」
エーテ/扉「……リュノ様?」ヒョコ
リーチェ「あ、朝早くからごめんなさい。まだお休み中でしたか?」
エーテ/扉「……リーチェ様、まで……?」
エーテ/扉「……」
扉「……」パタン
ジーク「……これは大丈夫なのか?」
リュノ「大丈夫だと思います」
リーチェ「あの反応だと多分……」
パタン
エーテル「……お、お待たせ……しました……」ピシ!
ジーク(寝癖を直して来たのか……)
エーテル「――――!?」ビックゥ!
ジーク「―――!?」ビク!
エーテル「…………」
ジーク「……」ドキドキ…
エーテル「……ジーク、さん?」
ジーク「あ、ああそうだ。……おはようエーテル」
エーテル「……おは、よう」ニコ…
リュノ「うんうん。ちょっと驚いただけで、ジークさんは結構もう慣れた様子ですね」
リーチェ「私達も昔は大変でしたから、そう考えるとジークさんは本当に凄いです」
――
……
エーテル「……お茶、どうぞ」コト…
リュノ「ありがとうございます」
リーチェ「あれ? このお鍋は……」
シチュー鍋「」カラッポ
リュノ「昨日、ジークさんとミリアさんが作ったシチューが入っていたお鍋ですねぇ」
ジーク「結構作ったつもりだったが、全部食べてくれたのか?」
エーテル「……あ……う……」
エーテル「……」
エーテル「……ごちそう、さまでした……///」
エーテル「……おいし、かった……///」
ジーク「そ、そうか。ミリアにも、伝えておいてくれ」
ジーク(なんだか、絆されてしまいそうな独特な空気の持ち主だな……)
ジーク「そういえば、ミリアの腕前はどのくらいなんだ?」
リュノ「しばらく国を離れていたからわかりませんけど……」
リーチェ「単純な戦闘技能だけで見れば、森国でも随一の筈です」
ジーク「確かに謙遜していたが、公国の兵とは比較にならん気配を感じたな」
ジーク「そしてエーテルは、それ以上だというのか……」
エーテル「……あ……」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテルレベル(ミリアと森国最後の双壁。基準値100+コンマ値+国防一族補正20)
コンマ81
100+81+20= レベル201
※臆病な泣き虫ですが、才に甘えず鍛錬は欠かしていないようです
――
判定を取った辺りで今日はここまで
森将二人がかなりのレベルを叩きだして来ましたね……
カタリナ不在は痛いですが、森国的には頼もしい限りです
クリスは煩悩を頑張って打ち払いましょう
なおこの交流→もう一度自由行動のあと一度公国ターンを挟みたいと思います
その後は幕間も挟めればと思います
本日もありがとうございました!
しまった質問への回答抜けてました
>>587
セレスティア以外にもう一人だけ戦闘時に好感度も影響してくる相手はいます
誰と結ばれるかは最終的には多数決になるかと思われます
下着といえばミリアやエーテルのも気になるけど、そういえばユリーカって判定したっけ?
パンツ判定したのは姫4人とミナだけやね
夜レベルからするとユリーカもエーテルも背伸びしたのつけてる可能性ありそう
そういやセレスティアは今もシースルー紐なのだろうか
こんばんはー
>>603
ユリーカ年齢的にアウトな気もしますけど、下着気になる人多いんですねぇ……
投下終わり辺りに少し案募集でもしておきましょうか
>>604
まだ紐です。下着を追加で買わない限りずっと紐です
今までこれが常識と思ってきたので、機会が無いと他のを試せないのです
遅くなりましたがゆっくり再開
フレーバーを交えつつエーテル判定を続けていきます
エーテルレベル(ミリアと森国最後の双壁。基準値100+コンマ値+国防一族補正20)
コンマ81
100+81+20= レベル201
※臆病な泣き虫ですが、才に甘えず鍛錬は欠かしていないようです
――
エーテル「…………」オロオロ…
ジーク「……ん?」
エーテル「……!」ビクッ!
ジーク「う……」
エーテル「……」オロオロ…
リュノ「この感じは……ジークさんに力を教えて大丈夫かどうか悩んでいるんですかね?」
エーテル「……」コクリ…
ジーク「特殊な光魔法、月の力を使うとは聞いたが……」
ジーク「そんな魔法は初耳だからな。少し興味はあったが」
ジーク「何しろ国を護る――」
エーテル「……ぅ……」ジワァ…
ジーク「!?」
ジーク「す、すまん!?」
エーテル「……ん……ぅ……」ジワァ…
ジーク「……」オロオロ…
ジーク「……」チラ
リュノ「そ、そんな顔でこっちを見なくても大丈夫ですよジークさん」
リュノ「エーテルさんはちょっとだけ、涙もろいだけですから」
リュノ「……あの日以来、エーテルさんは不安で仕方がないみたいです」
リュノ「結界を破られ、森国を焼き尽くされてから……」
ジーク「……そうだったな。すまない、嫌なことを思い出させた」
リュノ「ジラワークという裏切り者のせいだと話したんですけど、それでも駄目みたいで……」フゥ…
ジーク「……同じ悲劇を繰り返すかもしれない。だから、俺に見せることもできない、か」
エーテル「……」プルプル…
リーチェ「……」
リーチェ「エーテルさん、少しよろしいですか?」
エーテル「……?」
リーチェ「……外の世界、外の人が怖いというあなたの気持ち」
エーテル「……」
リーチェ「私も、よくわかります」
エーテル「……!」
リーチェ「私は、森が燃える中でジークさんとリアローズさんに出会えました」
リーチェ「こんな時なのに、酷い傷を負っているのに、躊躇いも無く私達森国を助けようとしてくれたんです」
リーチェ「おかげで、公国の人は怖いけれど……そうでない人もいると知ることができました」
リュノ「ええ、私も知ることができました」
エーテル「……」
リーチェ「……でも、ある日私はジークさんの言いつけを破って一人で行動してしまったんです」
リーチェ「気が緩んでいたと言ってしまえば、それまでです。私は外の世界を知ったつもりになっていたんです」
リーチェ「……そして、そんな私は身を持って外の恐ろしさを刻み込まれました」
エーテル「……え?」
リーチェ「――公国の一部隊に痛めつけられ、服を全部破かれて……」
リーチェ「――この羽も、一度無理矢理引き千切られたんです」パタパタ…
リュノ「――っ!?」ガタ!
エーテル「――っ!?」ガクブル…
リーチェ「痛かったです。怖かったです。辛かったです……」ブル…
リーチェ「……でも、もう駄目だと思った時」
リーチェ「私を心配して探してくれていたジークさんが、助けてくださったんです///」
エーテル「……!!!」
リーチェ「悪いのは私なのに、何度も謝られて……涙を流されて……」
ジーク「あれは、完全に俺の落ち度だと言っただろう。これでは信頼など――」
エーテル「――……ジーク、さん……リーチェ様、襲わなかった……?」
ジーク「」ゴフ!
リーチェ「?」
リュノ「エ、エーテルさん、思っても口に出さないで……!」アセアセ
エーテル「……男……皆ケダモノ、ソウキ様……違う……?」ハテ…
リュノ「……今度はどの本読んじゃったんですかエーテルさん?」
リュノ「いや、お父さんもお父さんですけど……ジークさんはそういう感じじゃないですもんね」
リーチェ「ジークさんは、本当にお優しい方なんです」
リーチェ「しばらく怖くて仕方が無かった私も、ジークさんが傍にいてくれたおかげで、克服できたんです」
リュノ(いつの間にかジークさんに随分とべったりだとは思っていましたけど……)
リュノ(そんなことがあったんですね……)
エーテル「……」ジー…
ジーク「……」ドキドキ…
リーチェ「ジークさんの傍は本当に安心が出来ます。それに、楽しいんです」
リーチェ「一緒にお出かけして、美味しいものを食べたり……」
リーチェ「一緒に歌を歌ったり……」
リーチェ「一緒にお酒を楽しんだり……」
エーテル「……!」
――
フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁
フレーバー技能判定
1エーテル歌唱力
91(普段は絶対に人前で歌わない。夜中一人の時に口ずさむ彼女の歌を耳にできればとても幸運だろう)
2エーテル酔いやすさ
94(リュノに負けぬレベルのベロンベロン泥酔。飲んだらやっぱり脱いじゃうレベル)
――
エーテル「……」ジワァ…
リーチェ「えっ……!?」
ジーク「ど、どこに泣く要素があったんだ……!?」オロオロ…
エーテル「……こ、怖い……お酒……」ガクブル…
リュノ「……どうやら、本能的に危機を察知したようですねぇ」
リュノ「うん、お酒はとんでもなく危険なものです。一緒に気をつけましょうねエーテルさん?」
エーテル「……」コクコク!
リーチェ「……」
リーチェ「……」ショボン…
ジーク「……また、二人で飲もう」ボソリ…
リーチェ「……!」パアァァ!
リュノ「あれ? でも意外ですね。歌は怖くない……?」
ジーク「……この怯え方だからな。人前で歌うなど、俺以上に難しいだろう」
ジーク「声を聞く限り、歌えれば上手くなりそうではあるがな」
リーチェ「可愛くもあり、綺麗でもありますものねエーテルさんの声」
エーテル「ぁぅ……///」カァァァ…
リーチェ「と、とにかくですね、ジークさんと一緒にいると安心できて楽しいのです!」
リーチェ「……こんな感情を持ったのは、生まれて初めてです……///」パタパタ…
エーテル「……」
リーチェ「……そしてジークさんの優しさは、私に限ったものではありません」
リーチェ「きっとエーテルさんのことも、大切に扱ってくれます」
リーチェ「大丈夫。ジークさんは、とても信頼できる方ですから」
リーチェ「エーテルさんの力を見ても、それを悪用したり……誰かに教えて回ることはしませんよ」
エーテル「……」
エーテル「……」
エーテル「…………」
トテトテ…
エーテル「……」ジー…
ジーク「っ……」
ギュ…
エーテル「……///」
ジーク「……!」
リュノ「おぉ、エーテルさん自ら手を握りに……!」
リーチェ「ジークさん、そのまま……!」
ジーク「あ、ああ」
ギュ…
エーテル「……!///」ホワァ…
ジーク「……!」
――『感情爆発・庇護』発動――
ジーク(お、俺が姫達以外に感情を揺さぶられるとは……っ!)プルプル…
エーテル「……///」
トテトテ…
ゴト…
リュノ「おぉ?」
エーテル「……ん」サッ!
魔力盤「……」ピカピカ…
ジーク「これは、鏡か……?」
エーテル「……」フルフル
キィィィィィン!
エーテル「……秘密、だよ?」
ジーク「!!」
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
エーテルのお披露目
75>23
※基準値を下回った為、一つだけスキル公開
――
魔力盤「……」キィン!
ズズズズズ…!
エーテル「……戦い、怖いけど……できます」
鏡像エーテル「……」
ジーク「なっ……鏡の中のエーテルが出てきただと!?」
――
★★『シャドウサーバント』★★
戦闘開始時、自身の分身体を召喚する
以後、劣勢判定を受けるまで自身の優勢攻撃、スキル攻撃を2回連続で行う
劣勢判定を受けた時、その攻撃を確定無効停止させた後このスキルは効力を失う
――
エーテル「……」フゥ…
鏡像エーテル「」シュゥゥゥ…
ジーク「き、消えた……」
エーテル「……朝……疲れる……」クテ…
ジーク「す、すまない。無茶をさせたのか!?」
リュノ「今は月の力も弱いみたいですからねぇ……」
リュノ「それを抜きにしても、エーテルさんは朝弱いんですけど」
リーチェ「でも、今の魔法は……本当に、滅多に使わない月魔法です」
リュノ「それを見せてもいいと思うくらい、ジークさんは信用を得たということですかねぇ?」
ジーク「そうなのか……ありがとう、エーテル」
エーテル「……い、いえ……///」
リュノ「この魔力盤はエーテルさんの魔力にだけ反応するんですけど……」
リュノ「……やっぱりやめておきましょう。またエーテルさんが話したり見せたくなった時の方が楽しそうですし」
ジーク「勿体ぶるのはどうなんだ……? 無理強いは当然しないが」
ジーク(己の分身の召喚……確かに、見たことも無い魔法だな)
……
――
――
……
エーテル「……」フリフリ…
リュノ「よかったですねぇジークさん。あのエーテルさんが手を振って見送ってくれていますよ?」
ジーク「ああ。力の一部も見せてくれて、どうやら信頼を得ることには成功したようだな」
リーチェ「この調子なら、きっと近いうちにお母様と同じ信頼を得られる筈です」
ジーク「カタリナと同じ信頼か……」
ジーク「そうなるとどうなるんだ?」
リュノ「エーテルさんがゆっくり駆け寄ってきて抱きついてきます」
ジーク「!?」
リーチェ「甘えたい時だと、だっことおんぶに発展しますね」
ジーク「!?」
リュノ「そう考えると、もう少し頑張りましょうかジークさん?」ニコニコ
ジーク「い、いや……そこまでいくのは、どうなんだ……?」
リュノ「あー、リーチェはだっこしたのにエーテルさんはだっこしないんだー」
ジーク「」ゴフ!
リュノ「ひどいなー、エーテルさんに言っちゃいましょうかねぇ?」
リーチェ「だ、大丈夫です! ジークさんならエーテルさんもお姉様もだっこしてくれる筈です!」
リュノ「なっ!? わ、私はいいんですよ別に……!///」
リュノ(ちょ、ちょっと興味はあるんですけど……)ソワソワ…
エーテル「……」
エーテル(……カタリナ様達以外の……怖くない人)
エーテル「……」ホワァ…
……
――
――
……
ジーク「……ミナ、少し聞きたいことがある」
ミナ「なんでしょうか?」
ジーク「……これくらいの身長の子供が抱きついてきた場合、どうすればいいと思う?」
ミナ「勿論、受け入れてあげるのです」
ミナ「教会でも、子供達は温もりを求めて神父様や私に抱きつくことが多くありましたもの」
ジーク「そういうものか……」
ミナ「ええ」ニコニコ
ジーク(……小さいが、年齢と立場を考えるとな……)
ジーク(俺の理性の問題もあるが)
ジーク(とりあえず、この後のことを考えよう……)
所持アイテム
『ゾロ目チケット』×2(上限5)
『リアローズハンマー』
『連絡用信号弾』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1
『風帝の翼膜』×1
【森国拠点での行動・その1】2/2
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)
3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)
※エーテル、ミリア、クリス、ユリーカとの交流も可能
※親衛隊ズ、ソウキは現時点ではまだ不可能
しばらくしたら多数決コンマ
それでは
自由行動安価
↓1~5多数決コンマ
――
少し悩みましたが、
姫5人(リアローズ、リュノ、リーチェ、セレスティア、ユリーカ)
でお月見にしたいと思います
ユリーカ的には各国と姉が揃った夢見た光景になるわけですね
ちょっと展開を練る時間が欲しいので今日はここまでとさせて頂きます
そして冒頭で少し触れましたが、お手すきの方は
森将二人とユリーカの下着案を出していただけるとありがたいです
(使う場面来るのか怪しさ満点ですが)
本日もありがとうございました!
エーテルからの信頼度がもっと上がると森国での戦闘時限定で加勢してくれるとかある?
おつおつ
姫全員が並んでお月見とかいう平和なイベントだし公国ターンも穏便に済んで欲しい
ミリア…ピンクの少しフリルついた可愛い感じのやつ(ただし動くから少し食い込んでる)
エーテル…下は背伸びした面積少なめシルクパンティ。ブラは多分いらないよね?
ユリーカ…セレスティアの悪影響で紐パンノーブラ(シースルーは流石に恥ずかしい)
エーテルちゃん中身幼いけどエロ知識あるわけだしお尻半分はみ出るくらいの黒のローライズとか
ところでありえないけどエーテル・ユリーカ・リュノのひんぬー組にユージーン挟まれたらどうなる?
今ってシナリオの進行具合どの辺なんだろう
流石にもう中盤までは来た?
こんばんはー
思ったよりも多い下着案……
今日の投下が終わった後、軽く多数決決定にしたいと思います
>>638
現状でもミリアとエーテルは森国限定ですが加勢してくれます
今後のコンマや安価次第では、公国戦でも援護してくれる可能性もあります
>>640
残念ながら、これから公国の行動は通常or酷いパターンになるので、穏便に済む可能性下がってます
>>642
かなり特殊状況ですが、万が一起きたらコンマ判定で昇天(絶頂)するんじゃないでしょうか?
>>645
カタリナ不在の状況ですが『二国立て直しから公国に正面から挑む』状況になっているので
シナリオ的には半ばを過ぎた状態にあたります
ただやっぱりコンマや安価次第で短くなったり長くなったりもあるかもです
おそくなりましたがゆっくり再開
1五姫達の交流とお月見
――
ジーク「……いや、今日はもう少し対応の仕方を考えるとしよう」
ミナ「子供達のためにですか?」
ジーク「いや、森国将のエーテルのことで少しな……」
ミナ「ああ、あの可愛らしい方ですね?」
ミナ「見ているとなんだか、護らなければという気持ちになりますよね」
ジーク「ミナが動けば、もれなくイアンも動きそうだな」
ミナ「そ、そうでしょうか?」
ジーク「だが、あれで実力は確かだ。見た目だけで判断すると痛い目にあうだろうな」
ジーク「そう考えるとセレスティアの妹、ユリーカ姫ももしや……?」
ミナ「いえ、以前セレスティアさんからうかがいましたが……」
ミナ「ユリーカさんは、戦う術を知らないそうです」
ミナ「ただそれでも、薬の調合などで傷ついた兵士の命を救う……私達シスターに近いのかもしれませんね」
ジーク「なるほど。少し顔を見ただけだが、確かに血気盛んな感じはしなかったな」
ジーク「幼いとはいえ姫の一人。改めて挨拶をしておくべきだろうか?」
ミナ「うーん……今日は少し難しいかもしれませんね」
ジーク「?」
ミナ「……恐ろしい呪術によって、ユリーカさん達のきょうだいの絆も歪み壊れていったのです」
ミナ「きっと今頃は、セレスティアさんに飛びついているのではないでしょうか?」クスリ
ジーク「……子供とは、そういうものなのか?」
ミナ「ええ」
……
――
――
……
ユリーカ「姉様姉様♪」
セレスティア「ユリーカ……少し落ち着いて」
セレスティア「いいですか? 私達は公国の人間」
セレスティア「あまり人前ではしゃぐのは……」
ユリーカ「う……ごめんなさい……」
ユリーカ「でも、姉様が帰ってきてくれたことが本当に嬉しくて」
ユリーカ「もう……どんなお薬でも駄目なんだって、諦めていたから……」ポロ…
セレスティア「……ごめんなさい、ユリーカ」ポン、ポン…
ユリーカ「本当に、よかったよぉ……!」ギュッ…
セレスティア「……もう、あの力に呑まれはしません」
セレスティア「これからはまた、あなたの傍にもいられるようにしますからね」
ユリーカ「えへへ! 約束ですからね、姉様!」
セレスティア「ええ、約束です」
ユリーカ「わーい♪」キャッキャッ!
セレスティア(眩しいユリーカの笑顔……いつ以来でしょう……)ギュ…
ユリーカ「それじゃあ、早速約束を果たして頂きます姉様!」パシ!
セレスティア「え? え?」
ユリーカ「実は、私も何かお役に立てないかとお薬を調合したり、薬草を摘んだりしているんです」
ユリーカ「でも今ソウキ様はお忙しいそうなので、薬草採集が主です!」
ユリーカ「姉様と一緒にやってみたかったのです! 是非!」キラキラ!
セレスティア「うっ……」
セレスティア(薬草の知識など、まるでありません。でもこんな純粋な瞳で見つめられたら……)
ユリーカ「大丈夫です! まずはリュノ様に見本を見せて貰える筈ですから!」
ユリーカ「さあ、行きましょう姉様!」グイ!
セレスティア「ちょ、ちょっとユリーカ……!?」
……
――
――
……
リュノ「――ですから、リアローズさんももしよろしければ」
リアローズ「い、いいの……?」
リーチェ「はい! リアローズさんも是非!」
コンコン…
リュノ「はーい、あいてますよー?」
ユリーカ「失礼致します!」
セレスティア「す、すみません。急に押しかけてしまって……」
リーチェ「ユリーカさんにセレスティアさん? どうしたんですかそんなに慌てて」
リアローズ「も、もしかして何かあったの……?」
セレスティア「いえ、特に何かがあったわけではありません」
セレスティア「ただこの子が、私と一緒に薬草を摘みに行きたいと……」
ユリーカ「姉様の為に、まずは見本を見ておいた方がいいかと思ったのですが……」チラ…
ユリーカ「も、もしかして大事な会議の途中だったり……?」ビクビク…
リュノ「あはは、大丈夫ですよ。ただちょっとこの後リアローズさんを連れてお出かけに行こうかなと思っていただけです」
ユリーカ「あう……やはり、お邪魔だったようです」ショボン
リーチェ「いえ、そんなことはありませんよ?」アセアセ
リュノ「んー……つまりユリーカさんはセレスティアさんとおでかけをしたいんですよね?」
ユリーカ「はい!」
リュノ「薬草が急ぎで無ければ……そして私達こそお邪魔でなければ、一緒にお出かけ行きませんか?」
セレスティア「え?」
ユリーカ「よ、よろしいのですか!?」
リュノ「私とリーチェは大丈夫です。リアローズさんは?」
リアローズ「私も、大丈夫……きっと、セレスティアさんとユリーカさんも好きそうだし」ソワソワ
リュノ「他の方も誘っていいんですけど……」チラ…
リュノ「……よく見れば、各国の姫が集まったんですねぇ。折角ですから、姫らしくみんなでお忍びおでかけと行きましょう!」
リーチェ「お、お姉様? お忍びおでかけは姫らしいものなのでしょうか……?」
ユリーカ「でも響きがなんだか格好いいです!」
……
――
……
【森国・焼き払われた大地】
ヒュオオォォ…
ユリーカ「お、おでかけが夕方過ぎのお外なのは予想外です……」
セレスティア「……公国の手で、このようなことになってしまったのですね……」
ユリーカ「……」ウツムキ
リュノ「今は楽しいおでかけ中なんですから、少しそういうのは忘れちゃってくださいよ」
リュノ「まあ、目的地につけばそんな悩みも吹っ飛ぶと思いますけどね?」
セレスティア「一体、目的地はどこなのです?」
リアローズ「わ、私も知らないの……ただ、リーチェさんとリュノさんが話しているのを耳に挟んで……」
リュノ「私もリーチェも、久々に森国に帰ってきましたからねぇ」
リュノ「たとえ面影を残さない程に焼け落ちたとはいえ、それでも私達の故郷はここなんです」
リーチェ「――そして、思い出の場所も忘れることはありません」
リアローズ「思い出の場所……?」
リーチェ「はい。私とお姉様の……」
リーチェ「でもお姉様本当に?」
リュノ「エーテルさんにも確認を取って貰いましたから」
リュノ「もうちょっと距離はありますけど、きっと皆さんに満足して貰えると思いますよ?」
セレスティア「は、はい」
セレスティア(お二人の、思い出の場所……気になります)
セレスティア(でもそれ以上に、どこまでも続くこの惨状が堪えます……)
ユリーカ(どうして、お父様はこんな酷いことを……)
リュノ「……」
リュノ「ふっふっふっ……でもそれまで退屈かもしれませんし、ここは私が一肌脱ぐとしましょう」
ユリーカ「え?」
リュノ「あんまりやりすぎると公国軍に気付かれかねないんで、私達の周りだけですけど……」ブツブツ…
ポン!
ユリーカ「あ!?」
ポポポポポポポポン!
ユリーカ「す、すごい! お花が沢山生えてきましたよ姉様!」キラキラ!
セレスティア「こ、これは……」
リュノ「ふふん、どうです? 戦いじゃ役に立たないですけど、なかなか楽しい魔法でしょう?」
リュノ「流石に私一人で焼かれた場所全部を復活させることはできませんけど……」
リュノ「こうして、私の魔力に反応してくれる木や花はいるんです」
リュノ「魔法に頼らずとも、植物達は強いですからね。いつかは自力でこうして生えてきてくれる」
リュノ「森国は、また必ず蘇りますよ」
ユリーカ「すごいすごい! リュノ様すごいです!」
リュノ「ふふふ、これだけじゃないですよ?」
リュノ「リーチェ、この子達をもっと元気にしてあげてください」
リーチェ「わかりました。それでは範囲を狭めますけど……」
リーチェ「……恵みの雨よ!」バッ!
サアアァァァァァ…
森国花達「~♪」イキイキ!
ユリーカ「お花が元気になりました! リーチェ様も凄いです!」
リーチェ「い、いえ。お姉様ほどでは……///」
リュノ「これで目的地までも少し楽しめるでしょう?」
リュノ「薬草もいいですけど、折角ですからお花の名前を当てながら先に進むとかどうです?」
リアローズ「あ、楽しそうかも……♪」
ユリーカ「是非!」パアァァ!
セレスティア「森国は、色々な花があるのですね」キョロキョロ
紫色の花「……」イキイキ!
セレスティア「これも見たことがない花ですね……」
リアローズ「!? だ、だめセレスティアさん……!」
セレスティア「え!?」ビク!
リアローズ「それ、可愛いけど毒草……!」
セレスティア「!?」ガーン!
リュノ「ご、ごめんなさい。無差別に広域を活性化させましたから……」
リーチェ「森国の森では、こういった草花も普通に自生しているんです……」
ユリーカ「お花当て、身を護る為にも大事かもしれません……!」ブル…
……
――
――
……
リュノ「ではあれは――」
リアローズ「あのお花は――」
リーチェ「それでは、あちらは?」
リアローズ「あっちは――」
リュノ「リアローズさんのお花知識にびっくりです……」
リーチェ「お花、好きだったんですか?」
リアローズ「う、うん。 昔はお人形の為にお花の冠とか作ってたから……///」
リアローズ「エーテルさんの冠も可愛かったなぁ……」
ユリーカ「お、お花の冠……」ソワソワ
セレスティア「……」
セレスティア「その、不躾で申し訳ないのですが……」
セレスティア「今度、この子に作っていただけませんか?」
ユリーカ「ね、姉様!?」
セレスティア「ユリーカは大人びようとしていますが、まだまだ子供で」
セレスティア「甘いものや可愛いものは大好きなんですのよ?」
ユリーカ「……///」カアァァァ…
リュノ「それなら、今早速用意しましょうよ。ね?」
リーチェ「リアローズさんなら、お花も適量しか摘まないと思いますし」
リアローズ「えぇ!? せっかく咲けたのにいいのかな……?」
リュノ「魔法でちょっとズルしちゃったわけですからね。大丈夫、また綺麗な花を咲かせますよ」
リュノ「リアローズさんの花冠に興味があるっていうのも大きいんですけどね?」ワクワク!
リアローズ「そ、そんなに凄いものは作れないよ……?///」
リアローズ「えっと、それじゃあ……」キョロキョロ…
リアローズ「……このお花と、こっちのお花と……」プチ
リアローズ「これをこうして、こう……」テキパキ
リアローズ「こっちはこれのほうがいいかな……?」テキパキ
一同((て、手際がよすぎる……!))
……
リアローズ「……完成!」パッ!
可愛い花冠「……」ジャーン!
ユリーカ「わああぁぁぁぁぁ! かわいい!」キラキラ!
リアローズ「丁度いい大きさに作れたと思うけど……どうかな?」ポス
ユリーカon花冠「えへへへ/// 似合いますか……?」ニコニコ!
セレスティア「ええ、とっても。よかったわねユリーカ?」
ユリーカ「はい!」
セレスティア「ふふ……」
ポス…
セレスティアon花冠「……え?///」
リアローズ「せっかくだから、セレスティアさんの分も作ってみたんだ……」
リアローズ「お揃いだと、なんだか嬉しくないかな……?」
リュノ「うんうん、わかりますよそれ……!」
リュノ「私もリーチェと一緒だと嬉しくなります!」
リーチェ「私も、です……///」
セレスティア「うっ……/// しかし、私などにこのような可愛いものは……///」
ユリーカ「姉様も、とってもお似合いです!」キラキラ!
ユリーカ「リアローズ様、お揃いの冠をありがとうございます!」ホクホク
リアローズ「ううん、私も楽しかったよ……?」
セレスティア「……///」
セレスティア「ありがとう、ございます……///」
ユリーカ「えへへ、姉様とお揃いだ~♪」クルクル
リュノ「リアローズさんのおかげで予想以上に楽しめましたね」
リュノ「……さて、そうこうしているうちに目的地に到着ですよー?」
リアローズ「え? ここが……?」
――
……
【森国・焼け焦げた大樹】
リアローズ「大きい、けど……」
セレスティア「容赦なく、焼き尽くされていますね……」
ユリーカ「真っ黒です……」
リーチェ「覚悟はしていましたけど……」
リュノ「原型が残っているだけでも立派と言うべきでしょう」
リュノ「……この状態でも、私とリーチェなら大丈夫だとは思いますけど」
リュノ「今日はお客さんがいますからね」
リュノ「是非とも、本来の状態で楽しんでもらいたいものです」
パン!
リュノ「――ちょっとだけ、下がってくださいね」
一同「「!?」」
リュノ「ん~~~~~~っ!」ゴゴゴゴゴゴゴ!
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
リュノの大樹生成、実戦運用できる?
85>56
※基準値を下回った為、まだ実戦登用はできず
――
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
大樹「」ニョキニョキニョキ!
ユリーカ「わ、わ、わ!?」
セレスティア「ま、まさかこれもリュノさんが!?」
リュノ「ええ。詠唱に時間かかるし私もごっそり魔力をもっていかれる、まだ不完全な魔法ですけど……」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ!
立派な大樹「……」ドオオォォォォォン!
ユリーカ「す、すごぉい……!?」キラキラ!
リュノ「ちょ、ちょっと気合入れすぎましたかねぇ……」
リュノ「でもこれで終わりじゃありませんよ。目的地はこの樹の上です」
リアローズ「こ、この樹に登るの……!?」
リュノ「大丈夫です。私が魔法を使ったんですよ? ほらそことかあそことか、足をかける場所の用意も抜かりはありません」
リーチェ「ふふ……♪」
リーチェ「ちょっと高いかもしれませんけど、頑張って登りましょう?」ヨジヨジ…
セレスティア「あ、あら? リーチェさんは飛べるのでは……?」
リーチェ「……ここでは、飛ばずに登りたいんです」
セレスティア「?」
リュノ「ささ、皆さん私達に続いてください」ヨジヨジヨジヨジ…
ユリーカ「は、速いですリュノさん!?」ガーン!
リュノ「ふふーん、伊達にお父さんにお転婆呼ばわりはされていませんよー?」
リーチェ「お姉様、多分それは褒められていないです……」
ヨジヨジヨジ…
……
――
……
【大樹・天辺】
キラキラ…
セレスティア「これは……なんて、綺麗な星空……」ホゥ…
ユリーカ「それだけじゃありません……」ホゥ…
満月「……」
リアローズ「お月様まで、真ん丸で綺麗……」ホゥ…
リュノ「ふふ、どうですか? 幹に寄りかかりながら眺めるこの綺麗な空は」
リーチェ「ここは、私が初めてお姉様に星空をみせて貰った思い出の場所なんです」
リュノ「そろそろかと思いましたけど、今日は月もはっきり見えてまさに絶景ですねぇ……」
リュノ「他の国からも見えるかもしれませんけど、森国の空気は特に澄んでいて夜空もはっきり見えます」
リーチェ「私もお姉様も、この景色が大好きです……」
セレスティア「暗い空を、星々と月の光が照らす……」
セレスティア「本当に、綺麗という言葉しか出てきません……」
ユリーカ「はい……」
リアローズ「こんな風に星空を眺めた事、初めてかも……」
リュノ「いいものでしょう? 綺麗ですし、世界は広いんだって実感もさせてくれます」
ユリーカ「……」
ユリーカ「……皆さん、笑わないで……聞いて頂けますか?」
リュノ「?」
ユリーカ「……私、昔から夢があったんです」
ユリーカ「ここまで綺麗ではありませんでしたけど、星空を眺めながら……」
ユリーカ「流れ星にも、お願いをしたことがあります」
ユリーカ「色々な人に、子供の戯言だって……馬鹿にされてきましたけど……」ギュッ…
セレスティア「……っ」
ユリーカ「……『他国の人ともわかりあいたい』って」
一同「「……!」」
ユリーカ「まだ、皆さんとは知り合って間もないですけれど……」
ユリーカ「一緒にお花を眺めながら、楽しくお散歩できて」
ユリーカ「姉様とお揃いの花冠を頂いて……」
ユリーカ「そして今、みんなで同じ綺麗な空を眺めて」
ユリーカ「このままもっともっと、仲良くなりたいって……」
ユリーカ「わかりあいたいと思ってしまうのは、いけないことなのでしょうか……?」
一同「「……」」
ユリーカ「ご、ごめんなさい。森国も鉄国も、公国のせいでこんな酷いことになったのに……図々しいですよね?」
リーチェ「――そんなことはありませんよ」ニコリ
リアローズ「――うん。とっても素敵な夢……」ニコリ
リュノ「――でも、願うだけじゃ駄目ですよ?」
リュノ「――お姫様でも、自分で夢に向かって突き進まないと」
ユリーカ「!!!」
リーチェ「……今、こうして私達は同じ空を眺めていられるんです。きっと、これからも……」
リアローズ「セレスティアさんも、一緒にね……?」
セレスティア「……ありがとう」ツゥ…
ユリーカ「……っ!」ポロポロ…
リュノ「泣かない泣かない。折角の満月ということで、お団子も持って来ましたよ?」
リーチェ「みんなで仲良く、わけて食べましょう?」ニコリ
――
おまけ判定
↓1~2コンマ二桁
判定を取ったあたりで今日はここまで
下着投票は遅くなってしまったのでまた後日にしたいと思います
五姫は仲良くできても、国同士はどうなるか……?
もう少しだけイベント描写した後、公国ターンに移行します
自分で用意したイベントだけど、姫達の平和を願ってしまいます
本日もありがとうございました!
1月への願い
95>91
2流れ星への願い
95>57
※基準値を下回った為、ゾロ目チケット発見ならず
――
支援絵ありがとうございます!
氷帝龍は結構嫌な能力を盛っていますが、リュノが先に暴いちゃうんですよねぇ……
なおご指摘の通り氷帝はこの後の公国ターンで結構がっつり強化入ります(白目)
こんばんはー
うっかり昨日判定表張り忘れてましたね……
残念ながら幸運は発見ならず
そして本編再開前に先に以前の下着多数決しておきましょう
ミリア
・飾り気のない白
・髪色にあわせたもの
・フリルピンク
・丘だけ布地がある他の部分は紐の黒
・その他自由安価
エーテル
・髪色にあわせたもの
・面積少な目シルク
・黒のローライズ
・案外普通の下着
・魔獣刺繍プリント
・その他自由安価
ユリーカ
・ドギツイの
・紐パン
・白だけど横とかお尻半分とか透けてる
・その他自由安価
それぞれ選択して多数決コンマ
↓1~3
ミリア
・フリルピンク
エーテル
・髪色にあわせたもの
ユリーカ
・紐パン
ですかね?
使う時がくるのかわかりませんが、間接的にクリスの好みは決まったような気がします(白目)
それではゆっくり再開していきます
――
……
満月「……」
星空「……」
ユリーカ「お団子美味しいです!」モグモグ
ユリーカ「でも、どうしてお団子なのですか?」
リュノ「私が持っていた本に少しそんな記載があったんですよ」
リュノ「月に対するお供えか何かだったような……」
リアローズ「お供え……もしかして、エーテルさんの一族が……?」
リーチェ「エーテルさんがお団子をお供えしているのは見たことがないような?」
リュノ「まあ出処はよくわかりませんけど、リーチェのお団子が美味しいからそれで良しです」モグモグ
ユリーカ「え!? このお団子リーチェ様が!?」
リーチェ「ええ。もう少し時間があれば蓬を入れたものとかも作れたのですが」
セレスティア「……次は私も、お団子に挑戦してみようかな……」ボソリ…
リュノ「お、セレスティアさんが新たな一歩を踏み出しそうですよ?」
リアローズ「確かにお団子なら、失敗しないで作りやすいかも?」
セレスティア「ミリアさんも凄まじい料理の腕前で、森国にはそういう何かが流れているのかもしれません」
セレスティア「私もそれにあやかりたいです……」
リュノ「んー、でもお母さんはほどほどなんですけどね?」モグモグ…
リーチェ「お母様も今もどこかで、この月と星空を眺めているのでしょうか……?」
セレスティア「……」
リアローズ「あれ……? セレスティアさん、どうしたの?」
セレスティア「あ、いえ。……シャリオも、よく星を眺めていたなと思いまして」
ユリーカ「シャリオ?」
セレスティア「……私が『ジーク』と呼んでいた龍の、本当の名前ですよ」
セレスティア「彼と知り合って、もう何年になるのでしょう……」
ユリーカ「そ、そんなに前からのお付き合いだったのですか!?」
セレスティア「ええ。私が子供の頃ですもの」
セレスティア「酷い怪我を負っていて、私は回復魔法なんて高等なものは使えなくて」
セレスティア「かといって誰かに見せることもできず……」
セレスティア「結局、ゆっくりと時間をかけて自然治癒に専念したシャリオは、森からほとんど動いていませんでしたから」
リーチェ「それでも、一度動けばあの恐ろしい強さなのですよね……」
リュノ「本に書いてある以上の、とんでもない生物でした……」
リアローズ「でも……悪い人じゃなかった……よね?」
セレスティア「ええ。怪我を抜きにしても、元からあまり動かない平和主義だったようですから」
セレスティア「……彼にも、何かと迷惑をかけてしまいました」
セレスティア「それでも、まだ私の身を案じてくれていたのは……嬉しかったです」
セレスティア「……」
セレスティア「もし」
セレスティア「もし、お父様を止めてこの戦争を終わらせて……」
セレスティア「その裏にいる金龍ポラリスを倒せれば……」
セレスティア「シャリオにも平穏が……やりたいことを探せる時間ができるのでしょうか?」
セレスティア「あの頃は、星を眺めている彼に声をかけても何も返ってきませんでしたけど……」
リュノ「それなら、また今度改めてこういう風に星空を眺めるようセレスティアさんから誘えばいいんですよ」
リュノ「ユリーカさんにも言いましたけど、行動あるのみですよ?」
セレスティア「……えぇ、そうですね」フフ…
セレスティア「私、こう見えて行動力はありますもの」
ユリーカ「龍とも仲良くなれる世界……素敵だと思います!」キラキラ!
ユリーカ「新しくお月様とお星様にお願いしておきましょう!」オイノリ
リアローズ「流れ星じゃないけど……うん、私も」スッ…
リュノ「それじゃあ、私達も」スッ…
リーチェ「ええ」スッ…
セレスティア「……」スッ…
――どうか、平和な未来を――
……
――
――
……
【公国・???】
エルクラッド「……セレスティアの駒だけ帰ってきただと?」
ゼルガー「は、はい。なんでも流石に我慢ならない仕打ちをされたとかで……」
ゼルガー「殺しはしていないそうですが、灸をすえるために僻地に捨て置いてきたと自ら……」
エルクラッド「……仕打ちとは?」
ゼルガー「それが……」
エルクラッド「……?」
ゼルガー「……足の生えた魚を食べさせられた、と……」
ゼルガー「現場に居あわせたアネットも同様の被害にあいかけたそうで、彼女すら銀龍の仕打ちを認めている辺り、事実かと」
エルクラッド「……」
ゼルガー「も、申し訳ありません。私ごときの知恵では、セレスティア様がどのような物を食べさせようとしたのかは見当もつかず……」
エルクラッド「……よい。我にもわからぬ……」
ゼルガー「……」ホッ…
ゼルガー「……エルクラッド様、懸念していた銀龍をセレスティア様が操るということは起こりえなかったのです」
ゼルガー「確かに目に余る行為ではありますが、自らにその罰のようなものも返っています」
ゼルガー「ここはやはり、捜索に割く兵力を従来の予定通りに……」
エルクラッド「……」
特殊判定
↓1コンマ二桁
公国の海外侵攻再開
26>05
※基準値を上回った為、再開
――
エルクラッド「……そうだな」
エルクラッド「公国に利を為さぬセレスティアは許されぬ存在だが……」
エルクラッド「それ以上に優先されるべきは、公国の発展……」
エルクラッド「まだ見ぬ『外』の力を手に入れ、公国はさらに栄えねばならぬ……」
エルクラッド「ゼルガーよ……わかっておるな?」
ゼルガー「はっ!ただちに!」バッ!
エルクラッド「うむ……」
エルクラッド「――しかし、セレスティアへの兵を全て下げることは許さぬ」
ゼルガー「……!」
エルクラッド「……駒を持たぬあやつ程度……すぐに野で果てるであろうがな」
ゼルガー「……承知、致しました」
エルクラッド「不穏分子は……公国には必要ない……」
ゴゴゴゴゴゴ…
エルクラッド「――公国を、より良き未来に導かねばならない……!」
ゼルガー「……!」ゾクッ…
……
――
※公国攻撃激化。以後の公国判定でエルクラッドのスキルが発動します
★★『運命歪執』★★
自国に関する判定時、ゾロ目が出現した際に発動
奇数:判定結果を自国に最も有利なものへと変える
偶数:判定結果による自国への損害を0にする
ただし00のみ対象外となる
――
これってエルクラッド以外の視点の時の公国関連の判定にも影響するのか?
――
――『帰還した帝龍』――
……
コツコツ…
ゼルガー「……」
雷帝龍「シャアアアアァァァァァァァ!」ピキピキ!
氷帝龍「……」フフン…
ゼルガー「……何をしているんですか」ハァ…
ゼルガー「カタリナを打ち倒したとはいえ、無傷ではなかったでしょう?」
雷帝龍「……」ニヤ…
氷帝龍「コオオォォォォォ……!」ムカァ…!
ゼルガー「ネーロ殿の疲労が限界とはいえ、またいつ出撃があるかわからないのです」
ゼルガー「エルクラッド様の為にも、常に万全な状態を心がけておきなさい」
氷帝龍「……」フン…
雷帝龍「……」フン…
ゼルガー「……」
バサァ…!
シャリオ『……』ジロリ…
氷帝龍「……!?」ドスンドスン…
雷帝龍「……!?」ダダダダダダ…!
ゼルガー(……やはり、この銀龍の方が帝龍よりも格が上の様子)
ゼルガー(私もこればかりは相手にできませんし、頷けるのですが)
ゼルガー(しかし、氷帝龍は……)
――
特殊判定
↓1コンマ二桁
>>687
幕間の時などは対象外ですが、公国ターン時に発動します
――
氷帝龍レベルアップ
コンマ42
レベル510+4+2+35(カタリナ撃破)
=551
――
ゼルガー(あの女王カタリナを倒し、経験を積んだ様子……)
ゼルガー(より強力な駒として動いてくれるでしょうし、次はより楽にカタリナを御せることでしょう)
ゼルガー(そして、私も……)
護衛水晶片「」チャリ…
ゼルガー(カタリナを仕留め切れなかったことは痛いですが、得る物もあった)
ゼルガー(これで事実上、鉄国と森国の動きは封じたも同然)
ゼルガー(警戒すべきは、エルクラッド様が望まれている『外』の軍勢)
ゼルガー(そして……風帝とジラワーク殿を葬った『傭兵団』……)
ゼルガー(公国であれだけ傭兵を雇用しましたが、まさかそれほどの練度の傭兵がいようとは)
ゼルガー(こちらについてくれれば楽だったのですがね……)
ゼルガー(稀代の傭兵ソニアは相も変わらず追手を苦にもせず行方をくらませたといいますし……)
ゼルガー(これから先の戦い……もしその傭兵団と一戦交えることがあった場合)
ゼルガー(もはや、傭兵や賊では相手にならないでしょう。そして、帝龍すらも或いは……?)
ゼルガー(……エルクラッド様の望みを叶え、かつこの傭兵団を葬るにはどうするべきか)
ゼルガー(……やはり、あの人に相談するのが一番でしょうかね)
……
――
――
――『相違する二将?』――
ベルゲ「これはゼルガー将軍。お疲れ様です」
ゼルガー「いえ、この程度。ベルゲ殿もご多忙でしょうに」
ベルゲ「いやはや、人の噂話とは恐ろしいものですな」
ベルゲ「奴らめ、どこで聞いたのか鉄国の奪還を知っている者もおりましてな」
ゼルガー「ほう?」
ベルゲ「まったく、己の立場も弁えずに吠えてばかりで……」
ベルゲ「――おかげで、いつも以上に念入りな調教と洗脳を施す羽目になってしまいましたよ」ククク…
ゼルガー「お疲れ様です」
ゼルガー「……ところで、ベルゲ殿」
ベルゲ「なんですかな?」
ゼルガー「鉄国の捕虜はいいとして……森国の捕虜は持て余しておりませんか?」
ベルゲ「ふむ……?」
ゼルガー「不必要であれば、森国に送り還そうと思いましてねぇ……」
ベルゲ「これはこれは、一体どうされたのですゼルガー将軍?」
ベルゲ「――やつらは公国に刃向かった愚か者。何故そのようなことを?」
ゼルガー「なに、ほんの気まぐれですよ」
ゼルガー「戦は、勝たなければ意味がありません」
ゼルガー「ですがそれでも、森国の女王は氷帝と私から逃げ延びた……」
ゼルガー「兵は有象無象。実質一人で我が国の相手をしながら、彼女は敵ながらに実に見事な戦績をおさめています」
ゼルガー「その頑張りに対する、ちょっとしたご褒美みたいなものです……」ククク…
ベルゲ「……」
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
あかん(臓物射出)
1ベルゲ隊完成度(75以上で出動+捕虜譲渡)
コンマ88
88
ゾロ目 × 2
= 1 7 6
我が部隊は、窮極の域に達しましたぞおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!
※臨界突破。ベルゲの辞書に自重だとか倫理だとか常識だとかは一切ありません
※精神、肉体双方に要警戒
※ベルゲが全ての手段を講じて部隊の強化を行います
2捕虜に対する???
75>32
※基準値を下回った為……?
――
ベルゲ「――ええ、構いませんとも」
ベルゲ「――あんな連中の価値など、もはや私にはありませぬ」
ベルゲ「――ゼルガー将軍のお役に立つのであれば、奴らも本望でしょう」
ゼルガー「ありがとうございます、ベルゲ殿」
ベルゲ「その代わりと言ってはなんですが……」
ベルゲ「少し、私の願いも聞いていただけないでしょうか?」
ゼルガー「私にできることであれば」
ベルゲ「いえいえ、ゼルガー将軍でなければできないことです」
ベルゲ「今私が提言すれば、エルクラッド様に首を刎ねられてしまいます」
ゼルガー「ま、まさか。一体何を……?」
ベルゲ「簡単なことではあるのです。普段ならばね……」
ベルゲ「――ネーロ将軍に、もう一働きお願いしたいのですよ」
ゼルガー「!?」
――
……
【公国・ネーロの私室】
ネーロ「げほ……ごほ……!」
ベルゲ「おやおや、話には聞いておりましたが……」
ベルゲ「気休めですが、少しでも回復なさってください」パアアァァ…
ネーロ「けほ……はぁ……あ、ありがとうございますベルゲ将軍……」
ゼルガー「ベルゲ殿、ネーロ殿の疲労の原因は肉体以上に、度重なる大型転移による消耗です」
ゼルガー「医学にも魔導にも精通するあなたならわかる筈だ。これ以上彼女を酷使すれば……!」
ベルゲ「ええ、ええ。わかりますとも」
ベルゲ「だが、公国に残る龍は氷帝、雷帝、光帝……それに件の銀帝でしたかな? この4体のみ」
ベルゲ「これらは国防の観点から見ても、そう何度も転移させるものではありませんからな」
ベルゲ「つまり、今この時の疲労が最も辛い状態。これを乗り切れば、もう彼女もここまで苦しむことはないのです」
ゼルガー「しかし……」
ベルゲ「何、言ったでしょう? お願いは本来簡単なことであると」
ベルゲ「――ただ、私一人を飛ばしてくれるだけでいいのです」
ベルゲ「ああ、帰還用の転移の護符なり宝珠なりも欲しいところですがな」
ゼルガー「……では、私のものを使ってください。今のネーロ殿にはこれを用意する余力もありませんからね」スッ…
ベルゲ「ありがたく頂戴致します。ご安心を……必ずや、公国の……皆さんの為になることですからな」
ゼルガー「……」
ネーロ「だ、大丈夫ですゼルガー将軍……公国の為ならば……頑張れます……」ムクリ…
ネーロ「それでは、ベルゲ将軍……どちらに、転移させればいいのでしょうか……?」
ベルゲ「負担はかけさせません。以前も転移させたことがある場所に、私を送っていただくだけで結構です」
ベルゲ「――かつてニイハオ将軍を送った場所に、私めを是非」ニタァ…
ネーロ「――――ッ!?」ゾワ…
……
――
――――
―――
――
―
【森国領・???】
ザク…ザク…
ベルゲ「くくく……調教がてら、妖精の解剖もして正解でしたな」
ベルゲ「自然と鼻が、妖精の羽で彩られていたニイハオ将軍を追える……」
ザク…ザク…
ベルゲ「おや、ここでもない。となるとここは妖精の墓でしたか」
ベルゲ「ニイハオ将軍がわざわざ埋葬する筈も無し。そうなれば……ああ、やはり」
折れた黒槍「」
ベルゲ「ニイハオ将軍、そこに埋まっているのですね?」
ザク…ザク…
ニイハオ屍「」ドシャ…
ベルゲ「おぉ、なんと無残な姿に……」
ベルゲ「妖精にしか興味の無いあなたでしたが、召集にはしっかり帰ってきていましたからね……」
ベルゲ「まさかとは思いましたが、この損傷具合からして随分前に討たれていたようで……」
ベルゲ「……ええ、ええ。あなたの無念はよくわかります。あの生意気な妖精共を、畜生共を、もっと犯して殺したかったですよね?」
ベルゲ「――このベルゲめにお任せを。あなたの遺志と身体、そしてこの槍も……全て私が有効的に活用してあげますからねぇ……!」ニヤリ
……
――
※ベルゲがニイハオの屍と槍を回収してしまいました
※公国軍全体にニイハオの死が伝達されます
※ゼルガーの転移手段が一時的に失われました
――
公国ターン終了間際ですが、今日はここまで
……せめてもの救いは、このままベルゲが直接森国に攻めてくることはないということでしょう
数値上2番目に出うる高値なので、ベルゲは一切の自重をしません
幕間の募集はまた明日できればと思います(ベルゲは抜いておきます)
あと途中のミリアの支援絵ありがとうございます!
オフの私服ならクリスが惑わされることもないかも?
本日もありがとうございました!
今更だけどこの魔封じの黒槍って誰が作ったんだ
個人的には強さの調整的に何かの強化イベント欲しいところ
ないだろうけど
誰もつっこんでないけど>>704でベルゲが水帝龍をカウントしてないんだけど、
これってまさかこいつもう水帝龍も実験材料とかにしてるんじゃ……
こんばんはー
>>707
扱いとしては作者不明の呪術道具の一つとしてあります
(強大な力の代わりに狂気に染まり手放せず、防御もできないデメリット)
>>713
現状強化イベントは起こせませんが、次の自由行動二回が終わったあとならおそらく望まずとも発生するかと
>>715
うっかり書いてしまったところをしっかり突っ込まれましたね(白目)
隠しようがないので、このあと追加描写入れます
おそくなりましたがちょっとだけ再開です
――
……
【公国・ネーロの私室】
ベルゲ「いやはや、ありがとうございます」
ベルゲ「おかげさまで、見つかりましたよ」
ベルゲ「――ニイハオ将軍の御遺体がね」
ネーロ「……!」
ゼルガー「……放浪にしては長すぎるとは思っていましたが、やはりですか……」
ベルゲ「ええ、彼も志半ばで倒れ無念だったことでしょう」
ベルゲ「遺体は私が責任を持って弔うとしましょう」
ゼルガー「お願いします。しかしベルゲ殿、ニイハオ殿の為に……?」
ベルゲ「ええ、まあそんなところです」
ベルゲ「――ただ、遺体に少し妙なところがありましてねぇ?」
ゼルガー「妙なところ、ですか?」
ベルゲ「ええ。ネーロ将軍は衰弱していますからな」
ベルゲ「――ニイハオ将軍が持っていたであろう転移宝珠を拝借しようとしたのです」
ベルゲ「――ところが、彼は持っていなかった。すぐ傍に……砕けた破片のようなものはありましたがな?」
ネーロ「―――ッ」サァ…
ベルゲ「もしや、ありえないとは思うのですが」
ベルゲ「――ネーロ将軍、彼が討たれたことを知っていたのではありませんかねぇ……?」
ネーロ「……!」
ゼルガー「……おそらくニイハオ殿は妖精の狩りに夢中になり過ぎたのでしょう」
ゼルガー「妖精を前にすると魔槍も力を増すと彼も口にしていましたし、その力で転移の魔法すら打ち消してしまった……」
ゼルガー「そこを、妖精とは違う森国の将に不意を突かれて敗れた。こう考えるのが妥当でしょう」
ゼルガー「女王カタリナがあの手強さです。まだ情報の無い手練れの将が一握り程残っていても、不思議ではない」
ゼルガー「妖精殺しで名を馳せるということは、妖精以外をぶつければいいと敵も判断しやすいでしょうからね」
ベルゲ「ふむ……なるほど。そういうことですか」
ベルゲ「いや、これは失礼しました。私もニイハオ将軍の死で動転してしまったのかもしれませぬ」
ゼルガー「私もただちにエルクラッド様への報告に戻ります」
ゼルガー「これで六将のうち二人が、帝龍も地帝が戻らないことからして恐らく討たれ残り4体……」
ゼルガー「我が国の優位は変わりませんが、楽観しすぎるには少し厳しい状況でもあるでしょう」
ベルゲ「そうですな。私もただちに調教の再開に移りたいと思います」
ベルゲ「それでは、失礼」
パタン…
ネーロ「……」
ゼルガー「……妙に、生き生きとしていましたねベルゲ殿」
ネーロ「……えぇ」
ゼルガー「……」
ゼルガー「ネーロ殿」
ネーロ「……!」ビク
――
特殊判定
↓1~2コンマ二桁
二将のネーロへの疑念
1ベルゲ(ニイハオ発見現場確認により+30)
コンマ42+30
=72(……私、怪しいものは嫌いなんですよね)>50
※基準値を上回った為……?
2ゼルガー(エルクラッドお気に入り同士補正-10)
コンマ20-10
=50>10(彼女に限ってそんなことはありえないでしょう)
※基準値を下回った為、ネーロへの処罰は無し
――
ゼルガー「……あまり、気にすることはありませんよ」
ゼルガー「あなたの転移魔法は非常に強力ではあるが、魔法の範疇」
ゼルガー「絶対に妨害されたり無効化されたりしないという保証は無いのです」
ネーロ「あ……」
ゼルガー「ニイハオ殿の槍と、魔法の相性が悪かった。それだけのこと」
ゼルガー「救援ができなかったとしてもそれはあなたのせいではありませんし、深入りしすぎたニイハオ殿にも責がある」
ゼルガー「エルクラッド様も、きっとそうおっしゃることでしょう」
ネーロ「ゼルガー将軍……」
ゼルガー「さて……度重なる無茶を言ってしまい、申し訳ありませんでした」
ゼルガー「今度こそ、何も気にせずゆっくりとお休みなさい」
ゼルガー「そしてまた、エルクラッド様の為にその力を生かすのです」
ネーロ「はい、ありがとうございます……」
ゼルガー「それでは、私はこれで失礼致します」
パタン…
ネーロ「……」
ネーロ「……」バクバク…
ネーロ(ゼルガー将軍はああ言ってくれましたけど、本当は、ベルゲ将軍が正しい……)
ネーロ(あの穏やかな顔立ちのベルゲ殿がさっき見せた私への視線は……)
ネーロ(――私を、疑うもの……)カタカタ…
ネーロ(……何を、震えているの私は……)
ネーロ(エルクラッド様の為ならば、この命なんて……!)
ネーロ「……」ポロ…
ネーロ(……マリリンさん、私はどうやら……)
……
――
――
コツ…コツ…
ベルゲ「……」ゴソ…
折れた黒槍「」
ベルゲ「……折れていては、本来の力の確認のしようもない」
ベルゲ「ゼルガー将軍の言い分が正しい可能性も大いにありますが……」
ベルゲ「――ネーロ将軍、やはりどうも怪しいような……」
ベルゲ「助けに向かった瞬間、間に合わずにニイハオ将軍が惨殺される現場を目撃したのかもしれないが……」
ベルゲ「ううむ、喉奥に小骨がひっかかったようなこの感じ……」
ベルゲ「家畜共の調教で、気を晴らすとしますかな」
ベルゲ「まさか私の些細な疑問程度で、同じ六将の仲間を手にかける真似などできる筈も無し」
ベルゲ「何よりあの転移の力は圧倒的だ。あの力が広まれば、公国はより素晴らしい国に――」
ベルゲ「……」
ベルゲ「…………」
ベルゲ「――彼女を母体にどんどん増やしていけばいいのでは?」ニタァ…
ベルゲ「……!?」ハッ!
ベルゲ「おっといけない。エルクラッド様に首を刎ねられてしまう」
ベルゲ(しかし、その有用性と公国の将来性を綿密に説ければ……)ウズ…
ベルゲ「……これはいけない。雑念があっては調教も上手くいかん」
ベルゲ「今はそれよりも、確かな期待の持てるあちらが優先される。良い素体も手に入りましたからな……」ククク…
――
※ネーロが????、????
――
――
……
【公国・捕虜収容所深部】
パン…! パン…!
グチュ…! グチュ…!
ベルゲ「くくく……励んでいるか、家畜共?」
鉄国捕虜「ベ、ベルゲ様!?」
森国捕虜「も、勿論でございます!」
水帝龍「ギュウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ!?///」グチョグチョ…!
巨漢捕虜1「穴、穴、挿れる、雌、孕ませるぅぅぅぅ……!」フシュゥ…
巨漢捕虜2「産ませる、産ませる、ベルゲ様のために……!」パン! パン!
ベルゲ「ふん、いいザマだな獣風情が」
ベルゲ「どうやってエルクラッド様にすり寄ったかは知らぬが……」
ベルゲ「龍だと? 所詮は野に住むケダモノ。家畜にも劣る屑に過ぎん」
ベルゲ「より強き龍が敗れ、水が無ければ何もできない貴様などに、もはや価値はない」
ベルゲ「だが喜ぶといい! この私のおかげで、貴様は生きる価値を見いだせたのだから!」
ベルゲ「――貴様も家畜に昇格するのだ! 優秀な孕み袋としてな……!」
ベルゲ「私の薬を投与したその家畜共は、雌を瞬時に孕ませることができる」
ベルゲ「――公国の為に、どんどんと戦力を産み落とすがいい……!」ニヤリ
水帝龍「ギュイイィィィィィ!?///」ビクンビクン!
ボチャ…
水龍幼体「キュ……」
ベルゲ「ふはははははははははははは!」
……
――
※ベルゲ隊に幼龍~成体龍が追加されます
※さらに人間のベルゲ隊に???付与
――
【幕間・各地の情勢】
※ジーク達の第一行動、公国の動きが一段落しました
続きまして、気になる人物の行動にスポットライトを当てたいと思います
(選ばれずとも、行動はしています。選ばれた場合、行動中の様子や+補正が発生したりします)
・鉄国王家(フリーデシルト、ベリィ、バレット)
・森国王カタリナ
・公国六将・ゼルガー
・公国六将・ネーロ
・傭兵団長ソニア
・覇銀龍シャリオ&アネット
・森将エーテル&ミリア
10分後あたりに投票開始です
すみませんポラリスは現状まだ無理です
(基本的にエルクラッド以外には姿を見せないので)
それでは……
様子を見たい人物を選んでください
↓1~7多数決コンマ(今日中に集まりきらなかった場合はその時もっとも票の多いもの採用です)
――
票数+ゾロ目二つでネーロですね
敵ながらかなり踏んだり蹴ったりなことになっているこの子ですが、
実はまだ受難があったりします……
せめてマリリンに動揺させられていなければ、盲目的に突き進めたとは思いますが
それでは対象が決まったあたりで今日はここまで
明日は少しこれるかどうか怪しいですが、幕間ネーロ→森国自由行動2回→公国2ターン目
を予定しております
本日もありがとうございました!
乙ネーロはなぁマリリンは助けたいみたいだけど正直公国以外の二国からは壊滅の主原因の一人だし微妙なとこなんだよなぁ
おつ。
龍の血を浴びると不死身になるとかいうけど、人間のベルゲ隊の付与の理由は龍姦やってるからかな
龍の血は猛毒とされる伝説とかもあるけど付与の中身が気になるな
ポラリスは部下が人に孕ませられてるのどう思ってるんだろう不快に感じているのか弱いからせいぜい役にたてなのか
全く知らなかったらあとで面倒事になり得るか?
水龍がメスなのってシャリオが同族の異性に興味云々の話が繋がってきたりするかな
こんばんはー
>>760
ネーロは兵士を送ってはいますが、直接的壊滅にはあまり関わっていなかったりします
鉄国はワイバーンとジラワーク(手柄欲しさに他の協力拒否)
森国はジラワークが結界情報を売る→炎帝とワイバーンの上空からの絨毯爆撃
が主な壊滅理由です
>>765
浴びているではなく、ベルゲが捕虜に打ちこんで能力付与してる感じです
>>768
ポラリスにとって帝龍は『勝手についてきた戦争に使えそうな道具』程度の認識しかありません
むしろ人間に敗れた=龍の面汚しと思うレベル
>>769
雌なのはなんとなくイメージなだけで、シャリオの異性興味とかは多分おきないでしょう
遅くなりましたが、ネーロ幕間をゆっくり始めていきます
――幕間・公国将の紅一点――
……
【公国・ネーロの私室】
ネーロ「……」
マリリン親衛隊「ネーロ様、お身体の方は……」
ネーロ「大丈夫です、私は」
ネーロ「……それよりも、マリリンさんは大丈夫なのですか?」
マリリン親衛隊「マリリン様に限り、何かが起きるということはないでしょう」
マリリン親衛隊「セイムさんを筆頭に、我ら親衛隊の中でも指折りの実力者もついております」
ネーロ「……」
ネーロ「…………」
マリリン親衛隊「ネーロ様?」
ネーロ「……先日、私はあの身勝手なセレスティア姫に拉致されました」
ネーロ「幸い、殺されることはなくこうして生きてはいますが……」
マリリン親衛隊「も、申し訳ありません! 我々がついていながら……」
ネーロ「いえ、いいのです。あの銀龍には、誰も勝てるわけがありません」
ネーロ「ただ、その時に……今はもう燃やしてしまいましたが、ある人から紙片を握らされました」
マリリン親衛隊「?」
ネーロ「……マリリンは、俺達と一緒に戦っている。それだけが書いてありました」
マリリン親衛隊「……!」
ネーロ「……その紙を見る前から、マリリンさんが公国と……敵対関係にあることは知っていました」
マリリン親衛隊「それは……」
ネーロ「……私からは、エルクラッド様や他の将の方に報告するつもりはありません」
マリリン親衛隊「……よろしいのですか?」
ネーロ「わかりません……エルクラッド様は私の全て」
ネーロ「でも、マリリンさんは……苦境の中でも明るく前を見て、自分の道を進める人」
ネーロ「……大切な、友人。失いたくない……」ギュ…
マリリン親衛隊「ネーロ様……」
ネーロ「あなた達は、マリリンさんの目的や居場所を把握されているのですか?」
マリリン親衛隊「いえ……」
マリリン親衛隊「……マリリン様は、今の公国の在りかたに疑問を持たれていました」
マリリン親衛隊「居場所は我々も把握していません。ただ、指示書は頂いております」
ネーロ「指示書?」
マリリン親衛隊「……戦況を把握しつつ、段階的に親衛隊は各地に散らばれと」
マリリン親衛隊「そして、ネーロ様の護衛を務める我らにも」
マリリン親衛隊「――我らは逆将マリリンに騙された被害者」
マリリン親衛隊「――恨みを晴らすべく、討伐隊が組まれた時はネーロ様の護衛をしつつも参加せよ、と……」
ネーロ「……!」
マリリン親衛隊「マリリン様は、いかなる状況でもあなた様のことを気にかけておられるのです」
マリリン親衛隊「可愛くて、強敵として意識しちゃうけど……大切な友達だと。そう仰っていました」
ネーロ「マリリンさん……」
ネーロ「……マリリンさんは恐らくですが、鉄国を奪還したという傭兵団の傍にいると思われます」
マリリン親衛隊「!!」
ネーロ「……大丈夫。もう護衛は不要です。どうか、あなた達もマリリンさんのところへ」
マリリン親衛隊「し、しかし!」
ネーロ「体調も、少しはよくなりました」
ネーロ「あなた達数人を、以前も訪れたことがある場所に飛ばすくらいなら……できます」
ネーロ「あなた達だって、マリリンさんと戦いたくはないでしょう?」
マリリン親衛隊「それは……」
ネーロ「……私に縛られてはいけません。どうか」
マリリン親衛隊「……少し、考えさせてください……」
パタン…
ネーロ「……」
ネーロ「……」フゥ…
ネーロ(これでいい……)
ネーロ(ゼルガー将軍は、私のこともマリリンさんのことも信頼してくれている……)
ネーロ(その信頼を裏切ってしまうのは心苦しいけど、とにかくゼルガー将軍はまだ大丈夫)
ネーロ(でも……ベルゲ将軍は、そうではない)
ネーロ(ニイハオ将軍の安否確認に向かった……マリリンさんのことを探さないとは言い切れない)
ネーロ(それにもし本当に、マリリンさんがユージーンさんや例の傭兵団の傍に居れば……)
ネーロ(遠からず、マリリンさんの裏切りはばれてしまう。そうなれば親衛隊の皆さんもきっと……)
ネーロ(今の内に、どこかへ逃げて貰わないと……)
ネーロ(……)
ネーロ(私は、どうすればいいの……?)
ネーロ(エルクラッド様に、嘘の報告をしてしまった……)
ネーロ(そして今、それをベルゲ将軍に疑われている)
ネーロ(エルクラッド様の利にならないことをしてしまった私を待つのは……)
ネーロ「……」
――
フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁
1ネーロ清掃技能
95>75(かなり綺麗好き。余分なものは置かない主義)
※基準値を下回った為、ゾロ目チケット発見ならず
2ネーロ夜レベル
40(最低限は知っている。でも自分には関係ないと深くは勉強していない)>30
※一応、ベルゲが『女』に対して何かをする程度の知識はあるようです
――
ネーロ「……」ゾワ…
ネーロ(ベルゲ将軍が、私に罰を与えるとしたら……)
ネーロ(死なない程度に……『辱められる』のでしょうか……)
ネーロ(魔法の才がある捕虜は『優遇』すると、以前聞いた記憶はありますけど……)
ネーロ(あの人の視線の奥から感じたものは……)ブル…
ネーロ「……」キョロキョロ…
綺麗な部屋「……」スッキリ
ネーロ(私は、転移魔法以外取り柄の無い女……)
ネーロ(それを何らかの手で封じられては、何か道具の力を借りなければ戦うことも逃げることもできない)
ネーロ(自分の部屋ながらに、役立ちそうなものがまるで見当たらない)
ネーロ(なまじ綺麗なばかりに、隠れることもできない)
ネーロ(……私は、何を考えているのだろう)
ネーロ(エルクラッド様の意に反した私が、許されるわけがないのに)
ネーロ(どうして、こんな……)
ネーロ(――自分の身を危ぶむような、考えを……)ギュッ…
ネーロ(私は、助けを求めるニイハオ将軍を見捨てたというのに……)
ネーロ(エルクラッド様……)
追加特殊判定
↓1~2コンマ二桁
これは笑ってしまいそうです(白目笑)
ネーロらしいと言えばネーロらしいのですが
少々お待ちください
ネーロの『本音』
1ベルゲや死んだニイハオ、ジラワークへの信頼
07(……好きになれる人がいるんですか?)
※エルクラッドの為に相当我慢していたようです
2死への恐怖
30>26(エルクラッド様の為ならば……)
※基準値を下回った為、やはり『エルクラッドの為』ならば死も恐れていません
――
ネーロ「……っ」グッ…
ネーロ「……何故、エルクラッド様はあのような人達を……っ!」
ネーロ「いくら森国への有効手段だからって、ニイハオ将軍の行為は……!」
ネーロ「ジラワーク将軍だって、いつも一人で勝手に動いて……!」
ネーロ「っ、ベルゲ将軍も、捕虜を辱めるなど……!」プルプル…
ネーロ「どうして……!」
ネーロ「エルクラッド様が望まれたからこそ、私は将としてできる限りの振る舞いを……」
ネーロ「……」
ネーロ「ああ、そうか」
ネーロ「――私、ベルゲ将軍に……エルクラッド様以外の人に何かされるのが嫌なんだ……」
ネーロ「……」スゥ…
ネーロ「そう、エルクラッド様の為なら、なんでもできる……」
ネーロ「私を救ってくれた、エルクラッド様の為ならば」
ネーロ「この命が果てても、悔いはありません」
ネーロ「……でも」
ネーロ「……どうしても、気になってしまう」
ネーロ「どうして、エルクラッド様はあのような人達まで将に……」
ネーロ「……」
ネーロ「……死人に口はありません」
ネーロ「どの道エルクラッド様に裁かれるのであれば、違うことで……」
……
――
※ネーロの感情は完全に板挟み状態のようです
※イベントを少し変更し、エルクラッドの元へと向かいます
――
――
……
【公国・大公の間】
エルクラッド「おぉ、ネーロ……」
エルクラッド「大事はないか?」
ネーロ「はい。この命はエルクラッド様のもの」
ネーロ「エルクラッド様の命があるまでは、倒れるわけにはいきません」
エルクラッド「うむ……無理をする必要は無い」
エルクラッド「鉄国は奪還されたとはいえ、それもゼルガーの策のうち……」
エルクラッド「森国の小賢しい女王も傷を負わせ退かせたという……」
エルクラッド「我が国は、公国はこれからさらに豊かになるのだ……」
ネーロ「はい……」
ネーロ「……エルクラッド様、少しだけ……お時間を頂戴してもよろしいですか?」
エルクラッド「お前の願いであれば、構わぬが……」
ネーロ「申し訳ありません」
ネーロ「――不敬だと思われれば、すぐにでも私の首を刎ねてください」
エルクラッド「……!」
ネーロ「――エルクラッド様、どうして……ベルゲ将軍やジラワーク将軍、そしてニイハオ将軍を登用されたのですか?」
エルクラッド「……あやつらが、使えると思ったからだ」
エルクラッド「事実、鉄国と森国は容易く陥落させることができた……」
エルクラッド「ニイハオが討たれていた報せは聞いたが……」
エルクラッド「惜しくはあるが、務めは果たしたと言えよう……」
ネーロ「……公国の、利になると……エルクラッド様の慧眼だと……」
エルクラッド「……全ては、公国の為だ。公国は……より豊かにならねばならない……」
ネーロ「……っ」
――
特殊判定!(『運命歪執』発動対象外)
↓1~2コンマ二桁!
1ネーロのささやかな『反抗』
71>70
※基準値を上回った為、エルクラッドを追及!
2エルクラッドの『咎め』(信頼度最強補正-15)
14-15
= 0 (ネーロ……)
※エルクラッドは咎めず、ネーロの言葉を受けるようです
※ネーロの反抗成功+咎め無しにより追加判定発生
――
ネーロ「――っ、それが、他国を必要以上に踏み躙ったものであっても……ですか……?」ポロ…
エルクラッド「……どういう意味だ?」
エルクラッド「我は、公国をより豊かにせねばならぬのだ……」
ネーロ「……っ」
ネーロ「エルクラッド様は、以前……私にこう仰ってくれたではありませんか……!」ポロポロ…
ネーロ「――公国だけが豊かになっては駄目なのだ。それでは公国は妬まれ、必要以上の敵を生んでしまう」
ネーロ「――各国と手を取り合い、それぞれが豊かになっていく……これが私の理想とする形だと……!」ポロポロ…
エルクラッド「……っ!」
ネーロ「私は、エルクラッド様に命を救われました……!」
ネーロ「そればかりか、その後も私などを気遣ってくれた……!」
ネーロ「私に色々なことを教えてくださったのも、エルクラッド様です……!」
ネーロ「エルクラッド様がいたからこそ、今の私があるのです!」
ネーロ「だから、だから……!」
ネーロ「だから、どんな些細なことでもいい……!」
ネーロ「ただ、あなたのお役に立ちたいと……!」
ネーロ「あなたが望まることなら、どんなことでも叶えたいと……!」
ネーロ「そう思い、私は私なりに力を尽くしてきたつもりです……!」
ネーロ「でも……わからないのです……」ポロポロ…
ネーロ「――これが、本当に正しいのか……」
ネーロ「――エルクラッド様……あなたは、どうして……」
ネーロ「――あの頃のあなたは……何処へ……」
ネーロ「――それとも、こちらが本来の、エルクラッド様なのですか……?」
ネーロ「――ただ、一言だけ……お願いします……」
ネーロ「『そうだ』でも……『違う』でも……『死ね』でも……どれでも構いません……」
ネーロ「エルクラッド様のお言葉で……この迷いも、きっと……晴れますから……」ポロポロ…
エルクラッド「……!」
――
エルクラッド最終判定!(『運命歪執』対象外)
↓1コンマ二桁
うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??
――(心停止)
しょ、少々お待ちください……
ネーロもちすぎちゃう……?
エルクラッドの『本音』
コンマ99
9 9
ゾロ目:???
※さらに最大値の為……?
――
エルクラッド「ネーロ……我が望むのは――」
ズキィ!
エルクラッド「――がっ……!?」
ネーロ「エルクラッド様……!?」
エルクラッド「――ちが、う……私、は……」フラ…
ネーロ「エルクラッド様――」
エルクラッド「――ネーロ……逃げろ……」
ネーロ「――え?」
エルクラッド「――セレスティアと、共に――」
ポラリス「――ふん、腑抜けたか大公よ?」
ネーロ「――!?」
――『北極星の裁定』発動――
★★★『北極星の裁定』★★★
戦闘開始時、敵に回復、カウンター不可の1劣勢を7連続で与える
さらに敵の通常装備をすべて破壊し、そのスキルを封印する
破壊した装備一つにつき敵に常時-50補正を与える
ドドドドドドド!
ネーロ(黄金の、雨……逃げ――)
バッ!
エルクラッド「――ぬあああああぁぁぁぁぁぁ!」ガガガガガガガ!
ネーロ「エルクラッド様!?」
シュウゥゥゥゥゥゥ…
エルクラッド「く……!」
ポラリス「ふん……貴様もあやつ同様、我が威光を耐えるか」
ポラリス「口惜しいが、それでこそ我も楽しめるというものよ……」ニタァ…
ポラリス「なぁ、大公よ……我は、静寂を嫌う」
ポラリス「――欲するままに奪え、殺せ。人間とはそういう生き物であろう?」
ポラリス「――そんな小娘一人の言葉に、まさか絆されはしまい?」
エルクラッド「……ネーロ!」
ネーロ「……っ!」
シュイン!
ポラリス「ほぉ? 面白い、陣も使わずに我から逃げおおせるとは」
ポラリス「我が力も、まだ戻り切っておらぬか、或いは……」グッ…グッ…
エルクラッド「……」
エルクラッド「……我のなすことは、変わらぬ……」
エルクラッド「公国を、より豊かに……」
エルクラッド「ネーロは、その為に必要な駒だ……」
ポラリス「……確かに、稀有な力を持った人間のようではあるがな」
ポラリス「いや、それは貴様も同じことか……」
ポラリス「我を失望させるなよ、エルクラッド……?」
エルクラッド「……わかっている」
エルクラッド(ネーロ……)
……
――
――
……
【公国・ネーロの私室】
ネーロ「はぁ……はぁ……!」
ネーロ(だ、誰なの……あの金髪の男の人……)
ネーロ(全身に装飾品をつけてて、ゼルガー将軍よりも目に悪い……)
ネーロ(ち、違うそんなことは大事じゃない……!)
ネーロ(エルクラッド様に攻撃を……! いや、私を狙ったのを……)
ネーロ(エルクラッド様が――庇ってくださった……?)
ネーロ(エルクラッド様はご無事なの……?)
ネーロ(駄目だ、頭がうまく働かない。情報が多すぎる……)グルグル…
――ネーロ……逃げろ……
――セレスティアと、共に――
ネーロ(あの時の、エルクラッド様の言葉……)
ネーロ(あれが、エルクラッド様の……本当の……?)
ネーロ(黄金の光を放つ、謎の男、それから逃げろと……?)
ネーロ(公国から、この私がエルクラッド様を残して……?)
ネーロ(あのエルクラッド様に従わない、わがままなお姫様と共に……?)
ネーロ(いえ、そもそもその姫様が私を使って……?)ウーン…
ネーロ(……落ち着こう。落ち着いて、エルクラッド様の真意を考えるのよネーロ……)
ネーロ(――あの時の声は、昔のエルクラッド様そのものだったんだから……)ギュッ…
――
ゾロ目:エルクラッドの『本心』とポラリスの露呈
※次回公国ターン時、ネーロが……?
幕間 おしまい
――
ということでネーロ幕間でした
……まさか最後の判定で99ってほぼ最良叩き出すなんてびっくりです(白目吐血)
ネーロはエルクラッドへの忠誠心が死も辞さないレベルになっているので、今回は離脱はしません
(どのみちこの後のイベント的にネーロ離脱は不可能でしたが)
未だ混乱が収まっていませんが、今日はここまで
次は再び森国自由行動ができればと思います
本日もありがとうございました!
こんばんはー
ゼルガーはキャラシートにもう目に悪い色と書かれていましたし、
実際に全身真っ赤コーデともなればもう色彩の暴力ということで……
なおご指摘の通り、ゼルガーとネーロは互いにエルクラッドのお気に入りということもあり信頼度は高めです
自由行動を決定していなかった為、開幕から多数決安価ですがご容赦ください
ちびちび再開です
――
セレスティア「……?」
クリス「どうした、セレスティア?」
セレスティア「いえ、今お父様の声が聞こえたような……?」
クリス「まさか。父が攻めてきていたら、今頃大変な騒ぎになっているよ」
セレスティア「それは確かにそうなのですが……」ウーン?
クリス「さて……それはそれとして、説教の続きだセレスティア」
セレスティア「う……」
クリス「……お前の異常の原因に気がつくことのできなかった私に対しては、どんな言葉も甘んじて受けよう」
クリス「私からも、お前を攻めることはできない」
クリス「――だが、ユリーカに妙な知識を吹き込んだことだけは許せんっ!」ダン!
セレスティア「ひぃ!? わ、私はただジーク様と望む未来をユリーカに話しただけで……」
クリス「ジーク殿を殺すつもりか!? なんだ、その……お、男の尻と繋がって突き上げるだとか何だと……!///」
セレスティア「あの頃の私にとっては、それが一番の愛だと思って……」オロオロ…
セレスティア「ジーク様助けてぇ!?」
クリス「そこになおれ!」
――
【森国拠点での行動・その2】1/2
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)
リーチェ(★60)、マリリン(40、★95)、リュノ(50)、リュノ&リーチェ(★50)※第一段階、ジーク(★60)※第一段階
3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)
※エーテル、ミリア、クリス、ユリーカ、親衛隊ズ、ソウキとの交流も可能
※次回公国行動終了後、ソウキ達との会議が入ります
しばらくしたら多数決コンマ
それでは
自由行動安価
↓1~5多数決コンマ
クリスとの親睦会
――
……
クリス「はぁ……」
クリス「セレスティアは、あれでわかってくれたのだろうか?」
クリス「色々と話したいことはあったが、やはりあの件だけはな……」
クリス「せめて、ユリーカだけは真っ当に育って欲しいものだ」
クリス「……」
クリス「……しかし、セレスティアとあれだけ言葉をかわしたのもいつ以来だろう?」
クリス「我らが犯した罪は消えない。だが……」
ユージーン「ん? クリス様じゃないですか。どうしたんですそんなに疲れた顔して」
クリス「ユージーンか……お前こそ、どうしてこんなところで?」
ユージーン「いえね、なんというか、俺は腕っぷしはイマイチなもんで」
ユージーン「ジークに拾われてからは、こうやって警戒散策に出ることが多かったんですよ」
ユージーン「んで、今じゃ染みついちまったのか……こうして見回りをついついしちまうんですよね」
ユージーン「まあ、ここはマリリンの親衛隊も頑張っているみたいなんで、俺のは半ば朝の散歩になってますけどねー」ヘラヘラ
クリス「いや、敵への警戒は被害を減らす重要な誇るべき仕事だ。もっと自信を持てユージーン」
ユージーン「へへ、ありがとうございます」
ユージーン「しかしまさか、俺とあなたがこんなところで再開するとは、人生何があるかわからないもんですねぇ」
クリス「ああ。セレスティアがいたことにも驚いたが、お前にマリリン将軍まで傭兵団に所属していたのには驚いたよ」
クリス「私とユリーカはゼルガーが動く前に酒を隠れ蓑に正面から脱出したんだが……」
ユージーン「……結構な博奕してますね。俺は普通に、セレスティア姫の任務で動いている最中にジークに出会ったんですよ」
ユージーン「それからまあ、いろんなことがありましたけど……なかなか、居心地がいいもんで」
クリス「そうなのだろうな。まだ知り合って間もないが、ジーク殿の傭兵団に所属している者は表情が柔らかい」
クリス「……ユージーンもな」
ユージーン「俺はいつでも笑顔ですけどねー」ヘラヘラ
ユージーン「……んじゃ、クリス様もちょっと来てみます?」
クリス「何?」
ユージーン「ここでこうして再開したのも縁ってやつですよ。となると……」
……
――
クリスがエルクラッドの身内補正で転移宝珠持ってないか判定発生したりしない?ワンチャンすぐにネーロちゃん呼べそう
――
……
クリス「これは……」
ジーク「ユージーン……いきなり交友会を開こうなど、突拍子も無いぞ?」
ジーク「それにここは借り宿のようなもの。あまり部屋の内装を弄ることはまずい」
ユージーン「だから、とりあえずつまみだけでいいって言ってるじゃんか大将ー♪」
ジーク「森国の人が気前がいいからこうして分けて貰えてはいるがな……」ジュー…
ジーク「本当に、軽いものだけだぞ? 朝から飲んで潰れるなど傭兵の恥だ」
イアン「傭兵というよりも、人の恥だと思うがな……」
イアン「酒を頂いてきたが、これを全て私が朝から飲むと思われていないか不安だ……」ゴトゴト…
ユージーン「そう言うなっておっさん。これは国際交流なんだから大丈夫だって!」
イアン「むぅ……」
ユージーン「大体、クリス様は鉄国とも繋がりがあったんだろ?」
ユージーン「尚のこと交流は大切だろーが。違うか?」
イアン「確かに、そうかもしれんが……」コホン…
イアン「……失礼致しました、クリス様」
イアン「私は鉄国騎士団の長、イアンと申します」ペコリ
クリス「あ、あなたがイアン殿……! その武勲と忠誠心は、フリーデシルト様よりも幾度も……」
イアン「へ、陛下が?」
クリス「はい。鉄国が誇る、最も頼れる男だと誇らしげに語られておりました」
イアン「……///」
ユージーン「へへ、よかったなぁーおっさん?」ウリウリ
クリス「やめないかユージーン……」
イアン「いえ、お気になさらず。もう慣れてしまいました故」
クリス「公国の底の印象をこれ以上下げる様な真似はやめてくれ……」キリキリ…
ユージーン「相変わらずかったいなぁクリス様は」
ユージーン「……ここでくらい、肩の力抜いてもいいんですよ」
ユージーン「俺は元からだし、大将もおっさんもあなたが思っている以上に寛大で、いじれるところもある奴らですから」
ジーク「おい、どういう意味だ?」
イアン「肩の力を抜いても大丈夫というのには、同意するがな……」
ジーク「とりあえず、折角の機会ではある。そこの席に座ってくれ」
クリス「わ、私達で食事会をしようということなのか……?」
――
※マリリンは女子扱いの予定でしたが、確かに男同士だと判断つきませんね
ということで参加か否かコンマ判定
↓1コンマ二桁
>>843
残念ながらクリスもユリーカも宝珠も護符も未所持確定しています
偶数:参加
奇数:不参加
折角のゾロ目ですが、今回の判定内容には影響がないためチケットに変換させていただきます(白目)
2→3枚
ガチャ…
マリリン「お菓子も貰ってきたよー♪」キュルン!
クリス「マ、マリリン将軍!?」
マリリン「あ、クリス様おはようございます」
ジーク「しかしマリリン、よかったのか?」
マリリン「ん? 何がー?」
ジーク「前回は女子会の方に参加していたと思うんだが……」
マリリン「お姫様達は今日はお姫様同士で集まる感じだったしねー」
マリリン「ミナちゃんは普段はお酒控えているし、流石にユリーカ様には飲ますわけにはいかないし」
マリリン「森国の果実酒飲みたさに今日はマリリンちゃんもちょっと男に戻っちゃいまーす♪」
クリス「あ、相変わらず自由なようで……」
ユージーン「何を今更って話ですよ。俺もいつの間にか慣れつつあるのが怖いくらいで……」
イアン「人は意外と環境に順応しやすいからな」
マリリン「そこはマリリンちゃんが可愛いからってことにして欲しいな♪」キュルン!
マリリン「……」
マリリン「マ、マリリンちゃん可愛いよね?」
マリリン「なんか、エーテルちゃんにミリアちゃん見てるとちょっと心が折れそうになったけど……」
ユージーン「あれにまともに挑もうって根性だけは認めてやるよ」
ジーク「好みは人それぞれだ。今はそういったことは忘れて……」ゴト…
極上のつまみ達「……」ジャジャーン!
ジーク「ユージーン発案の、クリスとの交友を深める会を始めるとしよう」
ユージーン「待ってました!」
クリス「わ、私と……?」
※魔法組の護符判定はシビアですが強制イベント時に判定予定です
――
ジーク「……半ば、朝から酒が飲みたいユージーンに利用されている感じも否めないが」
ジーク「俺個人としても、交友は深めたいとは思っている」
ジーク「セレスティアの兄君ということもだが、あのフリーデシルト王が信頼するという公子……」
ジーク「今後の公国と向き合う上でも、その人となりを知っておくことは有益だろう」
ユージーン「かぁー! 固いねぇ大将も」
ユージーン「いいか? この人はこう見えて結構背負い込みがちなのよ」
クリス「そ、そんなことはないぞ? 私に答えられる範囲ならば、どんな情報でも教えよう」
ユージーン「……」ピク
マリリン「……」ピク
ユージーン「おいおいマリリン、聞いたか今の?」
マリリン「聞いた聞いたー♪」
イアン「……では、公国の守りの堅さ――」
マリリン「んもぅ、だめだめおじ様! こういう場所で話す内容ってのは、そんな重いものじゃないの!」
クリス「公国の城壁は非常に堅牢で――」
ジーク「……なるほど、公国に似つかわしくない程に真面目な性格らしい」ウンウン
ジーク「俺としては、かなり好感が持てる」
ユージーン「それってどういう意味大将!? 違う違う、だから真面目な話だとこの人本当にそれしか話さないんだって!」
ユージーン「考えてみろよ、これはいわば親睦会……身分の差なんて関係ない質問だってできるんだぜ?」
ジーク「いや、その理屈は――」
ユージーン「たまにはクリス様もぱぁーって弾けたい時があるに決まってんだろ!」
マリリン「というわけでクリス様、早速いってみよー♪」
クリス「い、一体私は何をされるのですか!?」
イアン「ご、ご安心を。酷いことにはならないと思います。……おそらくは」
クリス「イアン殿!?」
フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁
1クリス料理技能
84(相当な腕前。鉄国で色々と学んできた成果なのだろうか?)
2クリス酔いやすさ
61(ちょっと弱め。でも自覚しているから悪酔いまではしない)
※ユージーンに仲間が一向にできる気配がありません
――
ユージーン「まずはクリス様ぁ、正直にお答えくださいよぉ!?」クワッ!
クリス「む……!?」
ユージーン「――ずばり、あなたは料理ができますかっ!」
クリス「……ん???」
イアン「……大体、このような感じで我々は飲む機会が増えております」
ジーク「料理の腕前は、ユージーンにとってはかなり重要なことになったようで……」ヒソヒソ…
クリス「な、なんだ。身構えて少し損をしたかな」
クリス「そうだな……このつまみを見る限り、ジーク殿の腕前は凄まじい」
クリス「流石にこれほどのものまでは作れないが、私もこれでもそれなりのものは作れるんだ」
クリス「地位に甘えて用意された食事をただ待つだけなど――」
ユージーン「く・そ・が・あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」ビッターン!
クリス「!?」ビクゥ!
マリリン「うーん、クリス様も作れちゃうのかぁ。マリリンちゃんも練習頑張らないとなぁ」
マリリン「でも、結構面白いね? 男の人も料理上手の人が結構多――」
ユージーン「うがああああぁぁぁぁぁぁぁ……!」
クリス「ど、どうしたんだユージーンは……?」
ジーク「……セレスティアの料理を見たことは?」ヒソヒソ…
クリス「あ、ああ。何度かは。あれは恐ろしかったが……」
ジーク「……彼女の腕はその頃よりも上がっているが、ユージーンの腕前は恐らく当時のセレスティアと同等という……」ヒソヒソ…
クリス「……ユージーン」ポン…
ユージーン「同情するなら金よりも料理の腕をくださいクリス様ぁ!」
クリス「なるほど、これは重傷のようだ……」
ユージーン「ちくしょぉ、これが飲まずにいられるかぁ……!」グイ…!
ユージーン「くそぉ、涙で味が変わってそうだがそれでもうめぇ……」
ジーク「……ん、なるほど。かなり熟成されている感じだな」コク…
クリス「……皆さんは、結構飲酒を?」
イアン「お恥ずかしながら、これでも私は酒の誘惑には弱いほうでして……」ポリポリ…
イアン「クリス様との交友を免罪符に、酒を朝から飲むという禁忌に近い行為にも抗えず……」コク…
イアン「こうして飲んでしまうほどには……///」
マリリン「マリリンちゃんもユージーンも結構飲んじゃう方ですねー」コクリ…
ジーク「俺も人よりは強めの部類だろう。しかしその口ぶりだと……」
クリス「飲めない、ことはないのですが。おそらくは人よりは酔い易い部類だと思います」
クリス「嗜む程度に留め、酔い潰れるような恥を見せないように気をつけなければ……」
マリリン「んー、お考えはご立派なんだけどー……」
マリリン「セレスティア様と違ってとんでもない強さってわけじゃないんですねー」
クリス「な、何? セレスティアはそれほどまでに……?」
マリリン「……多分、飲み比べをしたら傭兵団の全員潰されちゃうんじゃないかなぁ……」
クリス「セレスティア、お前まだ厄介ごとを抱えているのか……!」キリキリ…
クリス「うぅ、不安の種が増えたら急に胃が……!」キリキリキリ!
ユージーン「またですか……」
イアン「普段から、相当な気苦労が重なっているようだな。いや、立場を考えれば当然のことなのか……」
ジーク「真面目過ぎるというのも考えものか……ユージーンが誘った理由もわかった気がする」
ジーク「……胃に優しい牛乳粥も作っておいた」コトリ…
クリス「申し訳ありません……」キリキリ…
……
クリス「……すごく、落ち着く味でした。ごちそう様です」フキフキ
クリス「もう胃の調子も戻りましたので、私のことはお気になさらず……」
イアン「胃痛慣れをしておられる……」
マリリン「お肌にも悪いし、ちゃんと気をつけないと駄目ですよクリス様ー?」
ユージーン「でもどうです? 公国に居た頃にはなかなか経験できないことだと思いません?」
クリス「ははは、それは確かに」
クリス「まさかこんな話題で食事の席を誰かと囲むなんて、考えたこともなかった」
クリス「セレスティアに注意すべきことも、新たに知れたからな……」
ジーク「……彼女は今、自分を見つめ直してもいます。どうか、お手柔らかに」
クリス「ええ、そこはわかっています。ただ、ユリーカへの影響を考えるとね……」ハァ…
マリリン「そういえばクリス様とユリーカ様は上手く公国を早めに抜け出せたみたいだけど……」
マリリン「今まで、ずっと森国に?」
クリス「ああ。リュノさんとソウキ様の寛大な措置に救われたが……」
クリス「私とユリーカは、森国の方々に少しでも詫びねばと率先して働いていたんだ」
ジーク「……公国では、苦労するわけだ」ハァ…
イアン「だが、素晴らしきお考えだ。フリーデシルト様が信を寄せるのも頷ける」
クリス「いえ、私などまだまだです。そちらの件も、フリーデシルト様の寛大なお心があったからこそで……」
マリリン「でも、ずっと働き詰めで大丈夫だったんですか? それにユリーカ様は……」
クリス「ああ、肉体労働は私が主だ。ユリーカはソウキ様のお手伝いや怪我人の手当などをしていた」
クリス「そうこうしているうちに、なんとか受け入れられるようになってな……」
ユージーン「……んで、あのミリアちゃんにも認められて一緒に鍛錬もするようになったと」
クリス「ま、まあそんなところかな……?」
ユージーン「ふーん……」
クリス「な、なんだユージーン。言いたいことがあるなら言ってくれて構わないぞ?」
クリス「さっきも言ったが、私に答えられることならなんでも――」
ユージーン「そうですか。それじゃあ……」
フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁
1クリス清掃技能
95>68(結構綺麗好き。勉強家だけど部屋は綺麗にまとまっている)
※基準値を下回った為、ゾロ目チケット発見ならず
2ユージーンの気づき
30>15
※クリスの視線はユージーンにばれていたようで……?
※基準値を上回った為追加判定発生
――
ユージーン「さっきジークも言ってましたけど、ここって借家みたいなもんですよね?」
クリス「あ、ああ。そうだな」
ユージーン「ってことは結構森国で長いこと生活をしていたと」
クリス「そうだが……?」
ユージーン「……」
ユージーン「クリス様、部屋の手入れや片づけってちゃんとできます?」
ユージーン「セレスティア姫はそれはそれはもう凄いもんだったんで、ちょっと心配になっちまいましたよ」ハハハ
ジーク(なんだ? ユージーンの奴、今一瞬……)
マリリン(お片付けは女の子も男の子も大切なこと。だけど……)
イアン(この質問は……何かを誘い出そうとしている……?)
クリス「そうだ、セレスティアにはその問題もあった……」ハァ…
クリス「……」
クリス(……呪術の件を抜きにしても妹に問題点が多すぎないか???)
ユージーン「クリス様ー?」
クリス「っと、すまない」
クリス「部屋の掃除、だったな。まあ、凄く拘っているというわけではないんだが……」
クリス「人並みくらいには、片づけられると思うよ」
クリス「ジーク殿とユージーンの言う通り、ここは借りている場所だからな」
クリス「この食器も、あとでしっかり洗っておこう」
ユージーン「ほうほう、クリス様はお掃除もそつなくこなすと……」
ユージーン「流石に、公国でも人気のあるお方だ。隙が無い」ニヤリ…
クリス「な、何が言いたいユージーン……?」タジ…
ユージーン「えー? 簡単なことですよー?」
ユージーン「――ミリアちゃんのこと見てましたよねクリス様?」
クリス「」
――
追加判定
↓1~2コンマ二桁
クリスェ……(白目)
男子会で本当に良かった
1天然悩殺ミリアに対するクリスの欲情
84>75
※基準値を上回ってしまった為……
2クリスのぶっちゃけ
58>50
※基準値を上回った為、正直にぶっちゃけ
※???
――
クリス「く……」
ユージーン「いやいや、恥じることは無いですよクリス様ぁ?」ニヤニヤ
ユージーン「男なら、あの立派なもんはついつい見ちまうってもんだ」
ユージーン「何を隠そう、このおっさんもしっかり見ていたくらいで」ニヤニヤ
イアン「なっ……! あれは違う! すぐにミナの方を向いただろう!?///」
ユージーン「あー、ミナちゃんも大きいもんなぁ」ニヤニヤ
イアン「ぐぅ……!?///」
ジーク「……」
ユージーン「おいおい大将、澄ました顔してるがお前さんも好きだろう?」
ジーク「……少なくとも、エーテルの身体に反応を示したお前よりはまともだと思うが」
ユージーン「あ、おいこらそれは今関係ないだろ!?」
マリリン「え? 本当にクリス様ミリアちゃんのおっぱい見てたの?」
ユージーン「ああ、おっさんよりも凝視してたねあれは」
クリス「」
ユージーン「気にすることはないんですよクリス様?」
ユージーン「俺達、男ですもん!」
ユージーン「女に身体が反応してしまうのは、仕方がないことですって!」ハハハハ!
ジーク「もう酒がまわったかユージーン……?」
ユージーン「いやいや、堅苦しいこの人の殻を破って、もっと気楽にして貰おうって俺なりの――」
クリス「――そうだ。仕方がないことなんだよユージーン」
ユージーン「……え?」
クリス「私に答えられる範囲なら答えると言ったな。だから、私は正直に話そうと思う」
クリス「……」スゥ…
クリス
「ユージーンの言う通り、私はミリアさんに邪な視線を幾度となく向けていた。それが悪いことであるという自覚がありながら。
だが、私とてただの人間。ただの男なんだ。決して公子だから特別な存在などということはないわけで。
つまりどういうことかといえば、正直に言おう。
私は欲求不満だ。それは偽り用のない事実であり、私がこの感情を嫌っていても抑えようがない生理現象なんだ。
だが考えてくれ。性欲がない人間がいると思うか? あのフリーデシルト様すら、凄まじい性欲の持ち主なのだぞ?
私は真面目だとか硬いとか言われるが、それは公国のおかれている状況があるからこそだ。
他国を害した公国の、ましてやフリーデシルト様に情報を流しておきながら戦争を防げなかった私が、性欲に負けていられるか?
幸か不幸か私は男としてそれほど優れているわけではない。激務に追われ、私は自慰をすることも無く性欲を忘れ去っていたよ。
だが森国を訪れ、しばらくした頃だ。ミリアさんが任務から戻ってこの地下拠点までやってきた。
彼女は真面目な将だった。それこそ、私よりも遥かにずっと真面目で硬いと言われても仕方がない程にね。
そしてその真面目さからなのだろう。私が公子と知るや、敵国の者だというのに一番のもてなしをしなければならないと言い始めたんだ。
当然私も断ったが、他の森国の民達からも後を押されてしまった。働き過ぎだから、ゆっくりと安心できる場所で生活するべきだと。
だが、まさかその宿泊先がミリアさんも使っている将軍用の家だとは思わないだろう!?
厚意を無碍にするわけにもいかないが、仕事でごまかしていただけで性欲は普通にある私が彼女と同じ屋根の下などどうなるかわかるか?
わからないだろう? だからちょっと考えて欲しいんだ。
森国特有の木の香りは素晴らしい睡眠を提供してくれる。目覚めも快適だ。
豆を挽き一杯淹れ、新たに始まる一日を考えているそんな頃合いに……
ミリアさんが! 着崩れた私服のままで! おはようございます……などと眠たげな目をこすりながら、尻尾も揺らし無防備に私の傍にやってくるんだ!
朝は当然髪をおろしているが、それもいい香りがする!
だがやはり真に恐るべきは、あの胸部……! ミリアさんの私服は可愛らしいものだが、着崩れているばかりか薄手だ!
分かるかな? ミリアさんの体型がよくわかるような服でだぞ?
その状態で無防備に、やってくるんだぞ?
ふらついた足取りだけでも、目の前で揺れて私を惑わす!
だが私は罪を犯した公国大公エルクラッドの第一子! 鉄国にも森国にも今後一切の愚かな真似はできない!
当然、性欲を向ける対象にはできようはずもない! ただ耐えるだけしかできない!
それだというのに、鍛錬の時は変わらず私を惑わしてくる! 今度は、激しい動きを交えて!
挙句の果てにはスカート丈まで短いものだから大変だ。 可愛らしい桃色の下着が頻繁に見え隠れして鍛錬どころではない。
これはもしかしたら私への罰なのだろうか? 常人なら気が狂っているかもしれない。
だから私は――」
ジーク「」
イアン「」
マリリン「」
ユージーン「」
一同((我慢強過ぎるのも大変だ……))
……
――
イベント途中ですが今日はここまで
溜め込みやすい人ほど、炸裂した時の勢いは凄まじいものだと思います
なお、ぶっちゃけていますがこれでジーク達との親密度は上がります(白目)
もう少しクリスと交流したあと、二回目の自由行動に移行予定です
本日もありがとうございました!
クリスさり気なくフリーデシルトを絶倫呼ばわりしているけど、なんで知ってるんですかねぇ……?
というかクリスもこれじゃユリーカにちゃんと性教育できる人材いないのでは
こんばんはー
>>880
フリーデシルトが惚気話をつい溢した時に聞いた感じです
あと弾けてもクリスは根が真面目なので、ユリーカには真摯に対応します
遅くなりましたがクリス交流からゆったり再開です
――
……
クリス「……誰か私を殺してくれないだろうか?」ガクーン…
ジーク「酔いがさめたか……」
マリリン「それはちょっと無理というか……」
ユージーン「クリス様、あんたどんだけ溜め込んでんだよ……」
イアン「いや、しかしそのような状況下であっても理性を保ち続けてきたということではないか?」
イアン「……それに、私にはクリス様のお気持ちもわかる」
クリス「!?」
イアン「私もこれでも多くの部下を預かり、姫様をお守りする大役も任されている」
イアン「当然、皆の模範であらねばならぬと心がけ……時に、己を殺すこともある」
イアン「私も鉄のような男だと言われたことがあるが、実際はそんなことはない」
イアン「こうして朝から酒を飲むという誘惑に勝つこともできず」
イアン「……女性の大きな胸に癒されたいとも考えてしまっている///」
クリス「イ、イアン殿が……!?」
イアン「……わかります。もし、もし私も恩のある胸の大きな女性と同じ屋根の下だと思うと……」
……
幻ミナ「おはようございますイアンさまぁ……」ヨタヨタ…
幻ミナ「すぐに、着替えて支度をしますぅー……」ヌギヌギ…
幻ミナ「……胸につかえて、うまく脱げません~……」ミチミチ…!
……
イアン「――いかんっ!?///」
イアン「わ、私はなんという妄想を!? 私の欲望で彼女を穢すわけにはいかんっ!?」
イアン「耐えろ! 耐えるのだ私!」グググ!
クリス「わかります、わかりますよイアン殿!」
クリス「恩義や負い目がある人を性欲の捌け口になどできるわけがありません!」
クリス「ミリアさんは、ただ純粋に厚意から私の鍛錬につきあってくれているだけなのです」
クリス「それを私が、弱い私が欲に塗れた眼で見ているにすぎないのです!」
クリス「ああ、やはり私の両目は潰した方がいいのではないか!?」
マリリン「だからだめだってばー!?」ワタワタ
ジーク「……落ち着けクリス」
ジーク「あなたの反応は、至って正常だ」
ジーク「そして俺も、その葛藤がわかる」
クリス「ジーク殿……」
ジーク「……朝の光景を想像しただけで、俺も昂ぶる何かを感じた」ムラァ…
ジーク「そして俺も状況は違えど、これまでに何度も似たような経験をしてきた」
ジーク「――自分が手を出してはいけない、そんな者達からの誘惑。しかも胸も大きいときている」
クリス「も、もしやジーク殿も?」
ジーク「ああ。俺も胸は大きい方が好みだ。胸で全てを判断はしないが、ある程度はやはり欲しいと思う」
マリリン「マリリンちゃんも本当はもっと大きなおっぱいがいいんだよねぇ……」
マリリン「大きなおっぱいには夢と希望も沢山詰まってるから、クリス様が惹かれちゃうのも当然だよね♪」
クリス「マリリン将軍まで……!?」
ジーク「というよりもだな……」
イアン「思い返すと、この傭兵団は……」
クリス:91
イアン:83
ジーク:75
マリリン:72
イアン「――皆、大きな胸が好きなのだな……///」
マリリン「……しかも、何故か周りにはおっぱい大きい子が多いというね」
クリス「そのような環境でこれまで旅を……!?」
クリス「ううむ、やはり日頃からの精神の鍛錬の賜物なのだろうか? 私も精進しなくては」
ユージーン「ったく、確かに可愛い子の大きな胸は悪くねぇが……」
ユージーン「リュノちゃんやエーテルちゃんの胸の方が慎ましやかでいいだろうがよぉ……」ボソリ…
ユージーン(今んところバレットしか趣味が近い奴いねぇの辛れぇなぁ……)
ユージーン(そのバレットすら好みはセレスティア様……所謂美乳好きだ。ちょっと違うんだよ!)
ユージーン(……どっかにいねえかなぁ、控えめな胸が好きな同志……)
……
――
――
……
イアン「そ、それで……?」ゴクリ…
クリス「……その日の鍛錬は悲惨の一言でした。誰にも見せられたものじゃありません」
ユージーン「いや、そもそもミリアちゃん正気かよ……」ゴクリ…
マリリン「武器を失った時に備えての体術訓練、それも寝技だなんてもう……」ゴクリ…
クリス「えぇ、かけても地獄ですしかけられても地獄ですよ……」
ジーク「だろうな……俺も耐えられる気がしないぞ?」ゴクリ…
クリス「私も必死に耐えましたが、そちらにばかり力を割いた結果……技からは抜け出せませんでした」
クリス「もう、あの揺れるあの大きな双つの果実がですね、私の身体で押し潰されて形を変えるわけです」
イアン「……」ゴクリ…
クリス「流石に昇天するわけにはいきませんし、抵抗しようにも……」
クリス「ミリアさんは鍛錬時は肌の露出が増えていて……その……///」
ユージーン「……あの服じゃ、どこに手を伸ばしてもどこかしっかり触っちまいますもんね」
マリリン「おっぱいも凄いけど、括れたお腹周りも凄いよねミリアちゃん……」
クリス「すべすべしていました……」
ジーク「……よく、耐えたなクリス」
クリス「……意地ですよ。信頼を裏切るわけにはいきませんから」
ジーク「見事な心がけだ。公国だからといって、全てが腐っているわけではないのだな」
クリス「ありがとうございます。ですが、それに加えて……」
クリス「――ユリーカも鍛錬を見に来ることがあって……」ガクリ…
ユージーン「……あの子の前で醜態さらしたら、死にたくなるよそりゃ……」
マリリン「万が一反応を示そうものなら、無垢な顔で質問が一杯飛んでくる光景が見える……」
クリス「しかもあの子は、セレスティアのせいで妙な知識を得ていて……」
クリス「怖くて確認もできないが、下着までセレスティアを見習っているとかで……」ヨヨヨ…
マリリン「それは危険すぎる……」ガタガタ…
イアン「……あなたはよく耐えてきた。今この場でくらい、飲んで楽になるといいでしょう」ポン…
ジーク「勿論、他言もしない。傭兵の名にかけて誓おう」
ユージーン「俺達も協力できることはしますから、さあ飲んで飲んで……」トクトク…
クリス「うぅ、ありがとう……!」クピクピ…
ユージーン「……そしてこんな状況でも飲む量ちゃんと控えているのがほんと真面目だよなぁ……」
……
――
――
……
イアン「む……いつの間にか、こんな時間か」
ジーク「流石に一度、解散した方がいいか。朝から晩まで飲み続けるわけにもいかないだろう」
マリリン「そうだねー。みんなも心配しちゃうかもしれないし」
ユージーン「結構酒もまわった感じだし、腹も膨れたしな」ポン
クリス「……朝から酒を飲み、とても人には話せないようなことを次々に口にする」
クリス「……こんな経験は、生まれて始めてだ」
ユージーン「んで? 真面目が服を着て歩いているようなクリス様のご感想はどうですかねーっと?」
クリス「……」
クリス「――とても、清々しい気分だ。身体が軽くなった気すらする」
クリス「……もし。もし、皆さんがよろしければ……」
クリス「また……お誘い頂けるでしょうか?」
マリリン「もちろん♪」
ユージーン「お前は女子の方に混ざっているかもしれないがな……」
イアン「我々こそ、公子様と酒の席を共にできる希少な体験でした」
イアン「今度は、フリーデシルト様のことでも語り合いたいところです」
クリス「それは是非とも」
ジーク「……真面目な公子とは好感が持てるが、背負い込み過ぎも動きを鈍らせる」
ジーク「俺達でよければ、息抜きにつきあおう」
クリス「ジーク殿、ありがとうございます……!」
ジーク「ただし、鍛錬はしっかりしないと危ないぞ?」
クリス「頑張ります……」
――
※クリスが溜め込み過ぎなくなりました
――
――
ミナ「イアン様、もしかしてお酒を……?」
リアローズ「イアンもやっぱり疲れてるもんね……」
イアン「いえ、これはその……」チラ…
ジーク「……俺が少し、飲みたい気分になってな」
リアローズ「そ、それなら、今度は私が……!」
イアン「姫様!?」
ジーク「……嬉しいお誘いだが、無理は駄目だ」
ジーク「森国の熟成された果実酒は、独特な風味のものも多い」
ジーク「あまり酒に慣れていない状態で飲むと、ただ不味いと感じてしまうかもしれないぞ?」
リアローズ「ジ、ジークさんはわかるの……?」
ジーク「まあ、ある程度はな……」
リアローズ(お、大人だぁ……!)
イアン「んん!」コホン
イアン「しかし、酒を飲んでばかりもいられない。この後はどうするか……」
ミナ「お疲れでしたら、ゆっくりお休みすることも大切ですよ?」
――
【森国拠点での行動・その2】2/2
1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)
リーチェ(★60)、マリリン(40、★95)、リュノ(50)、リュノ&リーチェ(★50)※第一段階、ジーク(★60)※第一段階
3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)
※エーテル、ミリア、クリス、ユリーカ、親衛隊ズ、ソウキとの交流も可能
※次回公国行動終了後、ソウキ達との会議が入ります
しばらくしたら多数決コンマ
それでは自由安価多数決
↓1~5コンマ二桁
これはえぐいというか上手いというか……展開的に自然かつ最大効率ですね(白目)
少々お待ちください
ユリーカはどうしようかなぁ……
森国防衛作戦+公国に備えての大規模鍛錬
――
【地下拠点・鍛錬場】
ミリア「ふっ、てい!」キィン!
森国新兵「うわっ!?」ドサ…
ミリア「勝負ありですね」チャキ…
森国新兵「あ、ありがとうございました……!」
……
ミリア「うーん……」
ミリア(クリスさんがお休みだから、新兵の人と一緒に鍛錬したけど)
ミリア(なんというか、身が入っていない感じだったなぁ……)ガクリ…
ミリア(クリスさんは、私に怪我をさせまいとする優しさを感じるんだけど……)
ミリア(新兵の皆さんは、どうにも心ここにあらずというか……)ウーン…
ミリア(末席の将である私にこうも容易く敗れていては、森国の兵の練度が心配だよ)
ミリア(カタリナ様がとてもお強いことに甘えてしまっているような、そんな感じもするし)
ミリア(リュノ様はこの拠点を作られ、リーチェ様は複数の属性を操れるという、お二人共まさに天才……)
ミリア(その力を信じていないわけじゃないけど、だからこそ私達が頑張ってお守りしないといけないのに……)
ミリア(ソウキ様はまだお忙しいはずだし……そうなると……)
ミリア(……)
ミリア「――ここは、私がしっかりとしないと駄目だよね!」スック!
ミリア「……あ、あとエーテルさんも誘って……」コソコソ…
ミリア「今日は出てきてくれるかなー……」
ミリア「ジークさん達も参加してくれるといいんだけどなー」
……
――
――
……
リュノ「森国の防衛網を見直したい?」
ミリア「はい。現状、残っている将は私とエーテルさんの二人だけ……」
ミリア「それに兵士の皆さんの練度を考えると、恐ろしい公国軍を迎撃できるだけの力があるか怪しいと思うのです」
リーチェ「確かに、公国と森国では戦力差があり過ぎますけど……」
セレスティア「……持久戦は不利と断言しましょう」
セレスティア「将軍から渡される兵士の質からして、練度はそれほどでもないとは思うのですが」
ユージーン「一人一人は大したことなくても『その気になってとんでもない数でやってきたら』面倒な相手になるわなぁ……」
リュノ「クリスさん、公国の兵士の総数とかわかりませんか?」
クリス「難しいですね。そもそも今の公国兵は傭兵と賊の混成部隊が主です」
ジーク「金を積めば『無尽蔵に増える』と言ってもいいだろうな」
マリリン「あ、でも『正規兵はかなり減った』筈だよ。船団ごと壊滅したらしいし」
ユージーン「逆に言えば、船団丸々潰されてなお完全には堪えてないくらいの兵力はあるって話だけどさ」
リュノ「つまりどう頑張っても『数の暴力』が待っているということですね……」
ミリア「そうなると、やはりカタリナ様やジークさん達だけにお任せはできません」
スッ…
エーテル「……強くても、分けないと駄目」
リーチェ「エーテルさん!」
リュノ「め、珍しい……こんなところに来られるなんて」
エーテル「……ミリアさん、大変」
エーテル「……私、も……頑張らない、と……」
ミリア「えへへ、私がまた無理を言ってしまいました」テヘ
エーテル「……喋るの……苦手、だけど……」
ユージーン「さっきのはどういう意味だいエーテルちゃん?」
エーテル「あぅ……」
ユージーン「……大将かリアローズ様お願いしまーす……」
……
エーテル「……」ドキドキ…
ジーク「無理はしないで欲しいが……」
リアローズ「エーテルさん、見ているとどきどきしちゃいますよね……」ドキドキ…
リュノ「でも、エーテルさんは戦況判断にも優れているんです」
ミリア「そういった面から見ても、どうしても協力は必要なんですよ」
エーテル「……」
エーテル「……///」プルプル…
リーチェ「あ、これは恥ずかしさが限界にきているのではありませんか!?」ワタワタ
ジーク「参ったな……森国の兵にも教えるとなると、この様子では……」
マリリン「……絵を描いてもらうとかどうかな?」
一同「「絵?」」
マリリン「うん。ジークもマリリンちゃんもおじ様も、戦術はそれなりに把握しているつもりだからね♪」
マリリン「森国の地形を生かした陣形だとか、戦う上での注意点だとか……」
マリリン「エーテルちゃんが喋れなくても、紙に書いてくれればそれを私達で見て……」
イアン「なるほど、それを我らが改めて説明するというわけか」
ジーク「いい手だな。書き記すことならば、無理をして喋る必要も無くなる」
エーテル「あ……ご、ごめん、なさい……」ジワァ…
マリリン「ち、違うの泣かないで!?」ワタワタ
イアン「人には、それぞれ得意とするものや苦手とするものがあるからな」アセアセ
ジーク「ああ。森国においての地形把握や戦術は、エーテルが一番わかっている筈だ」
ジーク「頼めるか?」
エーテル「………うん」コクリ
エーテル「……」サッ
エーテル「……」カキカキ…
エーテル「……」カキカキ…
バッ!
イアン「これは……」
敵 敵 敵
敵
自
ミナ「これは……どういう意味なのでしょうか?」
リアローズ「多分、自分が敵軍に攻め込もうとしている絵かな……?」
ジーク「なるほど……エーテルの言いたいことはよくわかった」
ユージーン「ま、まじかよ大将? 単に公国軍とこっちの戦力差ってだけじゃないのか?」
ジーク「それもあるだろうが……絵を見てみろ」
ジーク「このまま行くと、自軍は手前に出ている敵と遭遇するだろう」
イアン「単純な練度であれば、こちらが上回っている。そうなれば、この敵は蹴散らせる」
イアン「問題はこの後だな」
マリリン「戦いってさ、やっぱり数の力って大きいんだよね」
マリリン「弱くても束になって、それも守りを固められると意外と持ち堪えるものだし」
ジーク「これは鉄国の戦い方にも似ているな」
イアン「ああ。敵の正面からの攻撃を耐え……或いは受けながら後退する」
リュノ「こ、後退ですか?」
ミナ「それは押されてしまっているのでは……」
ジーク「いや、勝てる戦い、じりじりと退く相手を見れば勢いづこうと深追いしがちだ」
ジーク「そうなると……」
エーテル「……」カキカキ…
敵
敵
敵 自 敵
ジーク「……当然、こうなるな」
一同「「!!」」
エーテル「……強い人、油断駄目……」
エーテル「……深入りし過ぎ、左右からも囲まれる」
マリリン「ここから更に、後ろから伏兵が来たらもう駄目だね。逃げようがない」
イアン「包囲戦は基本だが、確実な策の一つでもある」
クリス「なるほど。加えて公国にはあのゼルガーまで控えていますからね……」
マリリン「あいつだったらもっと容赦ないことしてくると思うよ」
ジーク「さらに言えば、公国は帝龍とワイバーンもいる。上空からの攻撃も加えたら……」
一同「「……」
エーテル「……ジークさん、カタリナ様でも……正面突破、無理……」
イベント途中ですが、今日はここまで
かなり前の判定ですが、ゼルガーのせいで公国軍は侵略してくる軍勢より防衛軍の方が手強かったりします
なお予定が少し早まりましたが、この鍛錬で森国兵全体の底上げも先に行うことになります
そして名有りキャラ出せるだけということでしたので、先に判定を三つほどとっておきます
↓1~3コンマ二桁
本日もありがとうございました!
乙
ソニアのタイマン強要スキルなら1万2万と兵がいようと強者以外は一人で全滅させられそうな気がするけど、流石に戦力差による強制中断処理とか入るの?
この感じだとマリリン親衛隊の初期レベル判定かな?
今森国にネームドキャラ15人くらいいて大変そうだけど本気エーテルちゃんはちょっと見たい
こんばんはー
>>910
通常公国兵はどれだけ束になってもソニアにぶっ飛ばされます
ただ当然それを知れば公国も対策として『優先的にソニアを潰し』にかかります
逆に言えばソニアが援護してくれれば通常公国兵の群れは楽に処理でき、強敵を引き受けてもくれるということです
またソニアに限らず、フリーデシルトとカタリナも公国兵の群れは薙ぎ払えます
>>911
一応、満月のすぐあとなので戦えはするんですよね
エーテルとミリアだけは個別に模擬戦開いた方がいいかな?
マリリン精鋭親衛隊レベル(>>905より)
1ガルム(基準値50+コンマ+将兵経験+20)
コンマ38
50+38+20=レベル108
2キスト(基準値50+コンマ)
コンマ82
50+82=レベル132
3セイム(基準値50+コンマ+六将級+50)
コンマ35
50+35+50=レベル135
※アッシュは新兵15+森国経験10でレベル25です
数えたらソウキを抜きにしても鍛錬メンバー計18人でした(白目)
一桁と二桁を使っても9の判定が必要になり、
数が多いので、↓2コンマ二桁から私のレス含めてコンマを先に拾いたいと思います
そして案のあったできれば高くあってほしいエーテル画力判定も
↓1コンマ二桁
あと今日書き溜めもなければ展開もコンマで変わりかねないんでいつも以上に遅いですが
ご容赦ください
画力の高さ(50で並。70以上でかなり上手。偶数ゾロ目最強奇数ゾロ目スプー)
エーテル86(一人で結構風景の絵とか描いている。お家に飾りたくなる上手さ)
――
……
イアン「そうなると、ここでこう……」
森国兵達「「なるほど……」」
マリリン「こう来た場合はこうだねー」
森国兵達「「ふむふむ」」
ジーク「戦場では生き残ることを優先しろ。逃げる場合は……」
森国兵達「「こんな手が……」」
森国兵達「「エーテル様の絵の分かり易さも相まって、凄く勉強になります!」」ビシッ!
エーテル「……///」
リュノ「確かにエーテルさん、絵が上手ですよね……」
リーチェ「綺麗ですし、とてもわかりやすいです!」
ミリア「とりあえず、これで最低限の戦術は学ぶことができそうですね」
ジーク「しかし問題は……」
ミリア「はい。どれだけ策を考えても、戦う力が無ければ押し負けちゃいますから……」
イアン「やはりここは、鍛錬をするしかないということだな」
イアン「私も鈍っていたが、やはり強き肉体と精神は鍛錬の積み重ねにより作られる」
イアン「鍛錬鍛錬、また鍛錬! これはどこの国であっても同じことだろう」
クリス「私も、今度こそは……!」
リュノ「大規模な合同鍛錬ということですか……植物を動かして、広い場所を作った方がいいですね」ウニョウニョ
マリリン「それなら、人数が多い方が刺激も強いかな?」
マリリン「よーし……!」ピイイィィィィィ!
ザザザ!
セイム「お呼びでしょうかマリリン様!」ビシィ!
ガルム「ご安心を。既に鍛錬の準備はできております!」
キスト「ふ……こんなこともあろうかと、安全な武器も揃えてあります」
ミリア「す、凄い! これが、本当の将軍の統率力……!」
ミリア「私も、頑張らないと……!」フンス!
エーテル「……」ジワァ…
ミリア「エ、エーテルさんは大丈夫だと思いますよ……!?」アセアセ
……
――
おっと、もう埋まっていたんですね……
先にコンマを拾わせて頂きますのでお待ちください
ゾロ目でかなり困ったことになりましたが、とりあえず進めることにします(白目)
特殊団体鍛錬
各コンマ桁分+3(スキル)+5(イベント補正)レベルアップ
――
……
イアン「では、まずは鍛錬を勧める私から一番槍を務めさせて貰おう!」ザッ!
セイム「一番槍か……ならば、私がお相手しよう!」ビシィ!
セイム「マリリン様の親衛隊が一人セイム、参る!」ダッ!
イアン「鉄国騎士団団長イアン、ゆくぞ!」ダッ!
……
キィン!
ガキィン!
セイム「くっ……!」
セイム(流石、鉄国騎士……! 私の剣をことごとく弾いてくる……!)
イアン「ぬぅん!」ビュオ!
セイム「っと……!」
セイム(そして、私が隙を少しでも見せれば槍が来る……!)
セイム(いや、これは……!?)
イアン「そこだ!」ゴッ!
セイム(拳……! 受け止めきれ――)
キィン…
カラカラ…
イアン「……勝負ありだ」
セイム「……お見事です。私も、マリリン様の為に更に強くならねば」
ガルム「なんと……」
キスト「我らが親衛隊最強の男が、ああも容易く……」
マリリン「セイムも強いけど、おじさまはちょっと相性が悪かったかもねー?」
――
第一試合86
イアン:レベル164+8+8=180
セイム:レベル135+6+8=149
……
ガルム「……では、次は私が出るとしますかな」
ガルム「老兵故、あまり期待はしないでくだされよ?」
ガルム「して、お相手は……」
スッ…
エーテル「……私」
ガルム「な、なんと……!?」
エーテル「……守り、得意そう」
エーテル「……駄目?」
ガルム「はうぁ!?」キューン!
ガルム(な、なんと愛らしい……! うぅ、昔の娘を思い出す……!)
ガルム「……よいでしょう。森将エーテル殿、その胸をお借りします!」
ユージーン「おいおい、めちゃくちゃ体格いいおっさんとエーテルちゃんって大丈夫か……?」ハラハラ
ミリア「ガルムさんって優しいお父さんの気配が溢れていますからね。エーテルさんもそれに心を許したのかもしれません」
ミリア「それに、守りが堅いガルムさん相手になら……アレも使えますから」
ユージーン「アレ?」
キィィィィィン!
光壁球体「……」ガキン!
ドォン!
一同「「!?」」
ガルム「ぬ、ぬおおおぉぉぉぉぉぉぉ!?」ガギギギギギギギ…
バキィン!
訓練大盾「」バラバラ…
ガルム「な、なんという威力。盾を砕かれては私の負けですな」オテアゲ
エーテル「……」ペコリ
ザワザワ…
マリリン「障壁ごと体当たりって……」タラリ…
ユージーン「あのおっさんのふんばりがなきゃ、確実にどっかにふっとばされてるな……」
――
第二試合73
エーテル:レベル201+7+8=216
ガルム:レベル108+3+8=119
――
うっわ酷いのやらかしてる(白目吐血)
本当に申し訳ありません、急いで拾おうとして癖で最初から拾ってたんですね……
ちょっと急いで修正入れますが、第一第二試合の描写だけはそのままに……
エーテルがゾロ目ってより事態が悪化しとる(白目)
――
第一試合73
イアン:レベル164+7+8=179
セイム:レベル135+3+8=146
第二試合66
6 6
偶数ゾロ目:双方★スキル獲得
エーテル:レベル201+10+8=219
ガルム:レベル108+10+8=126
これが正しいですね。大変失礼致しました
――
……
セイム「ガルムさん、大丈夫でしたか?」
キスト「まさか、あのような戦法を使ってくるとは……」
キスト「美しい花には棘があるというが、まさしく彼女はその通りかもしれん……」
ガルム「はっはっはっ! しかし、非常に参考になった!」
ガルム「エーテル殿は全身防御の構えから、魔力で勢いをつけて突進をしてきたのだろう」
ガルム「この老体ではそんな真似はできないが……セイムの風魔法を受ければどうだろうか?」
セイム「……! なるほど、先程の攻撃を疑似的に再現できるというわけか!」
キスト「普段の大盾なら、威力もさらに増す! これは新しい戦法が見つかったかもしれないぞ!」
三人「「これでさらにマリリン様をお助けできる!!!」」カッ!
マリリン「みんな盛り上がってるなー♪」
ジーク「向上心の高さは見習いたいな」
ジーク「……」チラリ…
エーテル(……全力じゃなかったけど、受け止め、られた……)
エーテル(…………もっと……!)キィィィィィン…!
ジーク(……見た目に似合わず、こちらも将としての責任感が強そうだ……)タラリ…
――
※エーテルとガルムが後日★スキルを獲得します
――
……
ミリア「やっぱり、エーテルさんは凄いなぁ……!」
ミリア「つ、次は私がやってみたいと思います!」
ミリア「できれば、折角の鍛錬なので苦手な相手……防御が堅そうな方がよかったのですが」
ミリア「イアンさんもガルムさんも終えてしまったし……」オロオロ…
リアローズ「あ……それなら、私が……」ギュリン!
フラネッタ「……!」ガシーン!
ミリア「わひゃあ!? こ、これが鉄国のからくり……! で、ではお手合わせお願い致します!」
リアローズ「はい……!」
……
ガガガガガ!
リアローズ「フラネッタ……!」グイ!
フラネッタ「……!」ゴガァン!
ミリア「うぅ……つ、強い……!?」
ミリア(これは自動人形じゃない。リアローズ様が操っている鎧……)
ミリア(普通の相手なら、操者を一気に倒せるけどこれは……!)シュパン!
フラネッタ「……!」キィン!
ミリア「速い……! 矢も弾かれるし、短剣じゃあの剣は受け止めきれない……!」
ミリア「なんとかして当てないと……あ」スカッ…
ミリア「矢が底をついてた……私の負けですぅ……」オテアゲ
リアローズ「ご、ごめんなさい。やっぱりフラネッタはずるかったかな……?」
ミリア「いえ、剣は鍛錬用ですし、リアローズ様の反応が鋭かったのは紛れもありません」
ミリア「自分の未熟さを痛感します。ありがとうございました!」ペコリ
リアローズ「こ、こちらこそ……!」ペコリ
クリス「リ、リアローズさんはあれ程までの実力を……!?」
クリス(おかげでミリアさんを邪な目で見ずに済んだのだけども)
イアン「姫様も、すっかり立派になられて……」
ジーク「しかし、リアローズも攻めきれていない様子だったな」
ユージーン「素早い遠距離攻撃だからな。どうしたって防御を意識しちまうよなぁ……」
――
第三試合54
リアローズ:レベル218+5+8=231
ミリア:レベル178+4+8=190
――
……
リーチェ「……森国の将が進んで戦っているのに、私が倣わないわけにはいきませんよね」スク
リーチェ「次は、私が。どなたかお相手をお願いしたいのですが……」
キスト「ふっ……ならば、この私がお相手しましょう」ファサ…
キスト「先のエーテル嬢の戦いは見事の一言……」
キスト「ならば森国の姫君ともなれば、どれほどの実力なのか?」ファサ…
キスト「このような機会がなければ、私などが触れていい相手でもない……ここは是非とも、お願いしたいところだ」
リーチェ「ありがとうございます。それでは、よろしくお願いします」ペコリ
マリリン「あー……キスト、気をつけてね?」
キスト「え?」
……
リーチェ「――中級水魔法、中級土魔法!」ゴゴゴゴゴゴ!
濁流「……」ドバアアアアァァァァァァ!
キスト「ぬおおおぉぉぉぉ……!?」
キスト(水と土の混成魔法……! 足場を不安定にされ、私の動きを鈍らせに……!)
キスト(しかし、このくらいでは我が拳を止めることはできん!)ダッ!
リーチェ(……! この不安定な足場でも、前に……! でもそれなら!)カッ!
バキィィィィン!
キスト「ぐっ……!? 光の壁……はっ!?」
リーチェ「その状態では、この火球はかわせない筈です」メラメラ…
キスト「……ああ、私の負けだ」オテアゲ
キスト「やはり、綺麗な花には棘がある……か」フッ…
キスト「ありがとうございました。やはり世界は広い……」ペコリ
リーチェ「私の方こそ、ありがとうございました」ペコリ
セイム「むぅ、鉄国も森国もなんと精強な……」
ガルム「奇襲を許さなければ、公国の攻撃にも耐えられたのかもしれませんな……」フム…
――
リーチェ
第四試合71
リーチェ:レベル251+7+8=265
キスト:レベル132+1+8=141
――
セレスティア(やはり、リアローズさんとリーチェさんは……ジーク様への想いだけじゃない)
セレスティア(戦う力も、相当な強さ。私も、ジーク様のお役に立つには……)
クリス「……セレスティア。一戦頼めるか?」
セレスティア「お兄様……!? よ、よろしいのですか?」
クリス「……誰に頼むか、悩んでいそうだったからね。私ならどれだけ殴っても大丈夫だろう?」
セレスティア「そ、そんなことはしません。でも……ありがとうございます」
……
ガガガガガガガガガ!
クリス「く……!」ズザ…
セレスティア「っ……!」ズザ…
ザワザワ…
森国女性民「クリス様ー! 頑張ってー!」
森国男性民1「あの子、公国の姫らしいけど……あんまり悪い子には見えないな?」
森国男性民2「ああ。戦い方もクリスさんに似ているし、ひた向きさを感じるというか……」
ジーク「二人とも二刀流なのか……」
ユリーカ「元々、姉様に二刀流を勧めたのは兄様だそうですよ?」
ジーク「そうなのか? フリーデシルト王に影響を受けたものだと思ったが……」
ユリーカ「……昔、姉様にずるをして勝とうとした人が、左右から襲ってきたそうで……」
ジーク「それで左右同時攻撃、二刀流を勧めたのか……」
ガガガガガガガ!
クリス「……っはは、まいった……強くなったな、セレスティア」
クリス「これは、呪いの力など関係ない……お前が自ら努力して得た力だ……!」
セレスティア「ええ……まだ、身体が馴染みきっていませんが……」
セレスティア「――今度は、守りたいものを守るために剣を振るいたいと思います!」タッ!
クリス「そうか……!」タッ!
キィン!
セレスティア「……!」
クリス「だが、この模擬戦だけは私の勝ちのようだ」チャキ…
セレスティア「迂闊に、踏込みすぎましたか……」
クリス「……地力はもうお前の方が上だよ。だが、私もこのまま終わる気はない」
クリス「私にだって、守りたいものはあるのだから……」
セレスティア「お兄様……」
ミリア「クリスさんの勝ちです! なんだか今日は凄く調子がよさそうですよ!」ピョン! タプン!
イアン「う、うむ……そういう日もあるものだ……///」
――
第五試合07
セレスティア:レベル147+1+8=156
クリス:レベル105+7+8=120
イベントの途中ですが、今日はここまで
手前の方でご指摘いただき本当にありがとうございます
危うくとんでもない大惨事になるところでした(白目)
……個別に戦う予定のエーテルがここで強化されるという事態になってしまいましたが
護ってあげつつ護ってもくれる子になりそう(白目)
本日もありがとうございました!
おつおつ
各模擬戦がちゃんと書かれているけどコンマが高かった方が勝ってるのかな?
エーテルちゃんの攻撃方法がまさかすぎて驚いたけど頼もしい
あ、細かいようだけどリーチェのレベルアップ表記にミスがあった。251+7+8だから合計266
>>952
親衛隊が全員かまs主要キャラの引き立て役になってる辺り、組み合わせだけが予め決めてあってその上で描写が自然になるようにコンマ反映させてるんじゃないかな?
前スレ>>1000さん、デフォルメで申し訳ないです
その内またちゃんとしたもの描きたいな……
https://i.imgur.com/2zrZ9aJ.jpg
こんばんはー
>>952
>>956
模擬戦なので、レベル差があってもコンマが高い方が勝つような感じの描写を考えていました
ただ今回は全体的にコンマ二桁目(キャラリストナンバーが若い方)が高かった為こういう結果になりましたね
親衛隊とアッシュはちょっと運が無かったです
>>955
ありがとうございます。一度ミスすると連鎖的に起きるから怖い……
>>957
支援絵ありがとうございます! デフォルメだからこそできる可愛い持ち方ですよね
遅くなりましたが再開していきます
なんとか模擬戦だけでも終わらせたいところです
……
……
リュノ「えー……お姫様がみんな率先して戦ったら、次は私が行くしかない流れじゃないですかー……」シブシブ…
リュノ(でもよく考えたら、早い方が対戦相手を選べるんですかね? それじゃあ今度は早めの方が……)ムム…
リュノ「……」キョロキョロ…
リュノ「すみませんミナさん、お相手お願いできます?」
ミナ「わ、私でよろしいのですか?」
リュノ「ミナさんがいいんですよ。なんだか、苦手な戦闘でも怖くないというか……ミナさんなら安心できるといいましょうか」
ミナ「せ、精一杯頑張ります……!」
ザワザワ…
森国兵1「おいおい、リュノ様とシスターが模擬戦をするようだぞ?」
森国兵2「先程までは白熱していたが、これは平和な試合になりそうだな」
ジーク「…………」
……
ガッガッガッガッ!
リュノ「おらー!」ブオン!
ミナ「てーい!」ブオン!
ガァン! ガァン!
一同「「」」
リュノ「ちょっ、皆さん揃ってそんな目で見ないでくださいよ!?」
ミナ「ごめんなさい! 魔法を使うと体調を崩しやすいもので……///」
リュノ「外で覚えたんです! 杖でも敵は倒せるんだって!」ブオン!
ミナ「素振りの成果でしょうか、いつもより多く振れているかも!?」ブオン!
一同「「」」
リュノ「~~~っ!/// おかーさんなんて樹をそのまま振り回すんですよ!? 私のこれなんて可愛いものでしょう!?///」ブオン!
カーン!
ミナ「あっ!?」
リュノ「ご、ごめんなさい!? つい力んで振ってしまいましたけど……大丈夫ですか?」
ミナ「は、はい。私の負けですね。ありがとうございました」ペコリ
森国兵達((リュノ様を怒らせないようにしよう……))ブルブル…
――
第六試合61
リュノ:レベル156+6+8=170
ミナ:レベル155+1+8=164
……
アッシュ「うう……カタリナ様だけじゃなくて、リュノ様まであんなに逞しいなんて……!」
アッシュ「お、俺ももっと強くならないと……!」グッ!
アッシュ(でも、一体誰と戦えばいいんだろう? みんな明らかに父さんと同じかそれ以上に経験豊富そうだし……)
アッシュ「えっと……次は俺が――」
ユリーカ「すごい、すごい! 小柄なミナさんでもあれだけ大きな杖を振るえるんですね!」ピョン!
ユリーカ「戦いは身体の大きさだけが全てではない……ということですね!」キラキラ!
ユリーカ「私も、兄様や姉様と同じ公女です! 痛くても経験として、今日は頑張ります!」フンス!
アッシュ「」
ユリーカ「あれ? アッシュさんが私のお相手をしてくださるのですか!?」ワクワク
アッシュ(ユ、ユユユユユユリーカ様ぁ!? なんで俺が手を挙げると同時に前に!?)
アッシュ(うう、カタリナ様についたとはいえ、この純粋な期待を裏切るようなことは、俺にはできない……!)
セレスティア「ユ、ユリーカ!? 大丈夫ですの!?」オロオロ
クリス「……いざとなれば、我が身をもって止めよう」ダラダラ…
ミリア「……」
……
ユリーカ「てーい! たー!」ブオンブオン!
アッシュ「うわわわわ!?」ギィンギィン!
セイム「アッシュ! 覚悟を決めろ! 本気で剣を振れ!」ガタ!
キスト「信じられんが、ユリーカ様の動きが下手な公国兵よりもいいぞ!?」ガタ!
ユリーカ「見よう見真似ですが、さっきの兄様と姉様の動きを参考にさせていただきました!」ブオンブオン!
アッシュ(う、嘘だろぉ!? 本気でやっても押されるんじゃ……でも、万が一当たり所悪かったら大変だし……)ガキン!
ユージーン「……あの子、仲良くなった公国兵から護身術教えて貰ったこともあるらしいしなぁ」
ユージーン「あれ、アネットともいい勝負できるんじゃね?」トオイメ
セレスティア「そうだったのですか……」
ユリーカ「やぁー!」ブオン!
キィン!
アッシュ「あぁっ!? ……お、俺の負けです……」ガクーン…
ユリーカ「やったぁ! ありがとうございました!」ペコリ
ガルム「やはりアッシュは、優しすぎるところがありますな。そこが彼のいいところでもありますが」
マリリン「それを抜きにしても、ユリーカ様が私の想像以上に動いてたんだけど……」
ミリア「実は、前に頼まれてちょっとだけ鍛錬を一緒にしてしまっていたり……」テヘ…
クリス(私が休んでいた時にそんなことが……つまり私のせいなのか!?)キリキリ…
――
第七試合92
ユリーカ:レベル35+9+8=52
アッシュ:レベル25+2+8=35
……
森国兵1「はぁー……凄い戦いばかりだったな」
森国兵2「皆さんとんでもない強さだな。そしてやはりリーチェ様やエーテル将軍の魔法は素晴らしい」
森国兵3「リュノ様とミリア将軍の動きもキレがあった。カタリナ様もおられるし、これはやはり公国軍にも――」
ジーク「……」ゴゴゴゴゴ…
森国兵達「「」」ビクゥ!
ジーク「成程、確かにミリアの危惧した通りか。兵士の一部は少し弛んでいるようだな」
ジーク「……まとめてこい。団長と比べればまだまだだが、傭兵流の戦い方を教えてやる」ゴキィ…
……
森国兵1「わああああ!」ブオン!
ジーク「遅い!」ドゴォ!
森国兵2「でああああ!」ヒュン!
ジーク「甘い!」サッ!
リュノ「す、凄いですねジークさん。素手で兵士10人をまとめて相手にしていますよ……」
キスト「むぅ、流石はマリリン様も認めた男ということか。私以上に拳が鋭い……」
ジーク(多数に囲まれる戦闘は久しぶりだな。この経験は今後の公国兵との戦いでも役に立つだろう)
ジーク(森国の兵士も、数で押せない相手もいることを理解してくれたらいいんだがな……)
ジーク(だが、それ以前に……)ピキ…
ジーク「お前達っ! そんな動きで国を――姫を守れると思っているのか!?」
森国兵達「「!!」」
ジーク「俺一人すら倒せないようでは、姫を守ることなどできん……!」
ジーク(そして俺も、この程度の戦いを切り抜けられないようでは、守ることはできん……!)
ジーク「来いっ!!!」
森国兵達「「わああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」ドドドドド!
ドゴォ! バキィ!
森国兵の山「「」」シシルイルイ
ジーク「……すまん、熱が入り過ぎた」
リーチェ「か、回復ー!?」パタパタ!
――
第八試合95
ジーク:レベル260+9+8=277
森国兵(全体):レベル20+5+8=33
……
森国兵達「「ありがとうございましたぁ!」」ボロボロ…
イアン「いい働きだったジーク。これで彼らも、心身共に強くなれただろう」
ミリア「ありがとうございます! 本当は、私が頑張るべきだったんですけど……」
ミリア「まさか素手であれだけの人数を捌ききるだなんて、凄いですジークさん!」キラキラ!
ジーク「いや、俺も少し前までなら数人が限度だっただろう」
ジーク「色々あったが、旅の中で俺は……俺達は、確かに強くなれているということなんだろうな」
ジーク(それでもまだ、シャリオには遠く及ばない。もっと、練磨を……)ギュ…
リアローズ「私も、少しは戦えるようになってきた実感があるかも……?」
ミリア「いやいや、少しなんてものではなかったですよ……?」
イアン「姫様も驚きだが、私はやはりミナの姿が衝撃的過ぎてな……」
ミナ「いえ、皆さまと比較すれば私など全然……」
ミナ「皆さまの足を引っ張らない様に、これからも頑張らせていただきますね」
ユージーン「……」ソローリ…
ガシ!
マリリン「はーい♪ ミナちゃんまで頑張っているんだから逃げないのユージーン♪」
ユージーン「も、もう大将が兵士鍛えて終わった流れだったろぉ!?」
マリリン「ふふん、マリリンちゃんまだ鍛錬やってないもーん!」
マリリン「大丈夫、安心していいよ。ユージーンの得意分野――かけっこで勝負してあげるから♪」
ユージーン「い、言ったな!? 俺の脚力なめんなよ!? すぐに――」
マリリン「マリリンちゃんは後ろから音波飛ばして撃墜を狙うから、必死に逃げてね♪」キュルン!
ユージーン「」
……
ユージーン「うおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!? しつけえええぇぇぇぇぇぇ!?」ドドドドドドドド!
マリリン「あはははは♪ ユージーンはやいはやーい♪」キィィィィィン ドン!
ユージーン「あぶねぇ!?」サッ!
ユージーン「てかさ、今更だけどこれっていつ勝負おわんの!?」
マリリン(むぅー……素早い動きの相手に当てる為の訓練にぴったりと思ったけど、本当になかなか当たらないなぁ)
マリリン(多分、ゼルガー達は私達が知っている頃よりも強くなっている。こっちも頑張らないと……!)
ミリア「ユージーンさんの脚、凄いですねぇ……」ホェー…
ミリア「でも、そろそろ暗くなってきましたからほどほどのところで終わってくださーい!」ブンブン!
マリリン「じゃあ後5週ー♪」
ユージーン「本当だな!? 逃げ切ってやるああぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドドドドドドドドド!
――
第九試合30
ユージーン:レベル83+3+8=94
マリリン:レベル219+1+8=228
……
ユージーン「」ゼヒュー…ゼヒュー…
マリリン「ほ、本当に逃げ切られちゃった……」ハァハァ…
ジーク「流石だなユージーン」
ユージーン「……生まれて初めて、正面から戦った方がましだったかもしれないと思ったぜ……」
ユージーン「武器持った模擬戦なら、弾くか弾かれればそれで終わりなんだもんな……」
ミリア「お疲れ様でした。私も含めて、兵士の皆さんもかなりいい経験が積めたと思います!」
クリス「とはいえ、私が見る限りではまだ公国正規兵の練度には至っていない……」
クリス「油断はできない状態と言えるでしょう」
イアン「流石に、即座に森国の兵士全員を公国に対抗できる域にまで持っていくのは難題だからな」
イアン「我が鉄国の兵も日夜励んでいるが……それでも、厳しいものはあるだろう」
ジーク「それでも、経験の積み重ねは大切だ。全体を底上げしなければ、公国には勝てん」
ジーク「そして、それを率いる者も手本となるように……強くならねばな」グッ!
ミリア「……」
エーテル「……」
――
※森将との特別模擬戦イベント1
※エーテルorミリアと一対一の模擬戦ができます(次は選ばれなかった方と模擬戦)
※対戦相手とジーク傭兵団+親衛隊+クリスの中から挑むメンバーを決めてください
例:クリス、ミリア 等
↓1~3多数決コンマ
リーチェとエーテルですね
……護るべき姫に夜のフルパワーで牙剥く将軍がいた!(白目)
組み合わせが決まった辺りで今日はここまで
ちょっとスレ残量が微妙なので、明日は先に1000代わりの自由安価イベント募集→模擬戦になると思いますので、
よろしければ案を考えていただけるとありがたいです
次スレにも割り込むかな?
本日もありがとうございました!
こんばんはー
開幕で申し訳ありませんが、まずは自由安価イベントの募集です
・ゾロ目チケットが増える
・○○を無条件撃破
等の無茶や急な無理のある展開は御遠慮ください
10分後辺りに募集予定。質問などがあれば受け付けます
個別超鍛錬などはありですが、流石にその二名とカタリナは除外させてください(白目)
それでは……
『自由安価イベント』
↓1~5多数決コンマ
ジークリュノの二人がエーテルの絵のモデルになるイベント
ですね
イベントの挟みどころに悩みそうですが、了解致しました
ちょっと先に次スレの用意をしてきます
スレ終わりに近づくといつも思うのだけどこのタイミングでしか取り得ないようなイベントの例って何かあるかな?よく考えたら自分の安価は自由行動の交流の時でもよかったかもって考えることがある
次スレになります
【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい8 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1626354133/)
>>986
基本的に普段の自由行動交流でも仲間同士の交流はできるようにしてあるので、
あえて自由安価イベントでなければ見ることも無いであろうイベントは極論で言うと
『ゼルガー密着24時』
『敵味方含めた○○技能一斉査定』
などでしょうか。要するに、普段交流できない人物+本筋でまず見せない姿を見る等です
それではゆったり再開していきます
――
エーテル「……」
エーテル「…………」
エーテル「……あ、あの……」オズオズ…
リュノ「ん? どうしたんですかエーテルさん?」
エーテル「……」
エーテル「その……」
エーテル「――……こ、個別鍛錬……お願い、です……!」ペコリ!
一同「「!?」」
リュノ「エ、エーテルさんが進んで更に鍛錬を……!?」
ミリア「多分、今のジークさんの言葉に触発されたんだと思います」
ミリア「カタリナ様達がいらっしゃらない今、エーテルさんが森国で一番強いわけですから……」
リュノ「……怖くても、逃げる時ではないと……そう思ったんですね」
エーテル「……」コクリ…
エーテル「……誰、か……お願い、します」
一同「「……」」ウーン…
一同((儚くて気が引ける……))
スッ…
リーチェ「――では、僭越ながらここは私が」
一同「「……!?」」
リーチェ「私ならばエーテルさんの月の魔法も知っていますから、万が一の時も大丈夫でしょう」
リーチェ「……エーテルさんやミリアさん、お母様。みんなが頑張っているのに、姫の私が頑張らないわけにはいきませんもの」
エーテル「……リーチェ様……」オロオロ…
リーチェ「エーテルさん、お願いします」ペコリ
エーテル「あ……う……」
エーテル「……」
エーテル「……わ、わかり、ました……!」ブルブル…
フォン…
リーチェ(夜の、月の力が満ちているエーテルさん……)ゴクリ…
――特別模擬戦開始!!!
※特殊模擬戦のため、双方最低保証20ありで戦闘を行います
【ジーク傭兵団】
リーチェ:レベル266
【スキル】
★『癒しの大妖精』
戦闘時、劣勢を一度だけ無効化
さらに負傷判定を一段階緩和させる
★『四元の加護』★
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
また炎水風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
★『妖精光壁』★
★を含む森国対象スキルと状態異常を全て無効化し、戦闘時、常時補正+20を加える
また光属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
★『覇者の片鱗』
戦闘時、常時補正+20
優勢取得時、コンマが偶数であった場合は敵の★を含む防御スキルを貫通する必中攻撃となる
★『透華のお守り』
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に耐久値1で復帰する
VS
【森国軍】
エーテル:レベル219
【スキル】
★『月影の民』
戦闘時、月の力が不足している時、
『俯瞰の鏡盤』と『月光障壁』以外の自身のスキルを使用不可とする
★『俯瞰の鏡盤』
敵の奇襲を無効化し、自軍の奇襲成功率に補正+50
さらに戦闘時地形や天候等による影響を受けない
★『月光障壁』★
光属性。戦闘時、自身を常時防御状態へ移行させる
防御状態時、補正+30。また劣勢判定を2回まで無効化し
無効化する度に敵に成功率60のカウンターを行う
さらに光属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
★★『シャドウサーバント』★★
戦闘開始時、自身の分身体を召喚する
以後、劣勢判定を受けるまで自身の優勢攻撃、スキル攻撃を2回連続で行う
劣勢判定を受けた時、その攻撃を確定無効停止させた後このスキルは効力を失う
★『反月鏡』★
敵が判定を無視した3劣勢以上を与えるスキルを使用した時、一度だけ発動可能
受ける劣勢を1まで軽減し、残りの数値の半分に貫通効果を付与し相手へカウンターを行う
★『ムーンライトレイ』★
光属性。戦闘時、常時補正+60
優勢取得時、コンマ一桁が9だった時は敵に貫通する2劣勢を与える
★★『フェイタルミラー』★★
戦闘時敵が複数の時、一度だけ発動可能
自身が受ける劣勢の威力を倍増させ、敵対象一人に個別で回避不能の貫通カウンターを行う
――『シャドウサーバント』発動――
ズズズズズ…
エーテル「……!」
鏡像エーテル「……」
一同「「!?」」
ジーク(また現れたな……しかし、今日は消えることもなく姿を保っている!)
――
森国軍
エーテルレベル219+鏡像レベル219=438
レベル差172=-170補正
※特殊模擬戦により補正差軽減
――
リーチェ「……っ!」
リーチェ(静かながらも、凄まじい魔力……!)
リーチェ(普段であれば、誰もこの気配には……)ゴクリ…
エーテル「……い、いきます……!」タッ!
リーチェ「たとえ、勝ち目が薄くとも……!」タッ!
コンマ80以上で優勢
コンマ79以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ23
――リーチェ劣勢!
エーテル「……ご、ごめんなさい……!」キイイィィィン!
鏡像エーテル「……」キイイィィィン!
光壁球体×2「「……」」ガキン!
イアン「ま、またあの形態に……!」
ミナ「ということは……」
ドォン!
リーチェ「くっ!?」ガキィィィィン!
リーチェ(硬いし、突進力が……! 私の魔力障壁じゃ抑えきれない……!)ググ…!
ガッ!
リーチェ「つぅ……!」
エーテル「……!」ジワァ…
――『癒しの大妖精発動』――
劣勢判定を無効化
リーチェ「……これくらい、大丈夫です!」
リーチェ(でも、もう一人のエーテルさんが……!)
ガッ!
リーチェ「……っ! まだ大丈夫です!」グッ!
エーテル「……!」
鏡像エーテル「……」
――
コンマ80以上で優勢
コンマ79以下で劣勢
↓1コンマ二桁
コンマ40
――リーチェ劣勢!
ドォン!
ドォン!
リーチェ「くっ……!」ヒラリ…
ユージーン「おおっ!? かわした!?」
クリス「障壁突進は凄まじい速度だが、逆に言ってしまえば常に直線上の攻撃!」
イアン「しかしあれが二個同時に飛び交うのをかわしきるのは……」
エーテル(……怖い。でも、このままじゃ……リーチェ様に怪我させちゃう……)
エーテル(……)
クイッ…
キュオオオオ!
リーチェ「!?」
ジーク「障壁越しにさらに光線だと!?」
リーチェ「くぅ!?」ズガァ!
リーチェ残耐久1-2=-1
敗北……
リーチェ「っ……!」ググ!
★『透華のお守り』
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に耐久値1で復帰する
――リーチェ戦闘復帰!
リーチェ(倒れられない……! ジークさん達は、もっと……!)チャリ…
リーチェ「ま、まだ……!」ググ!
エーテル「!?」オロオロ…
――
コンマ80以上で優勢
コンマ79以下で劣勢
↓1コンマ二桁
偶数優勢確認
次スレに移行しますので埋めて大丈夫です
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません