【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4 (1000)

安価やコンマで、剣と魔法な世界で主人公が姫と結ばれる為に頑張りましょう
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を

1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1613877615/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1614871959/)
3スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい3 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1615814860/)

~簡単な舞台解説~

剣と魔法のよくあるRPGな世界の大陸の一つ
三つの大国が大陸を統べていましたが……


【公国】:大公エルクラッド
広大な領地を貴族達が治める国
自国の発展に力を注いでおり、使えそうなものはなんでも使う主義
この性質により民を含めて異国民にも寛容な者が多い
幅広い種類の道具を取り扱い、商業に力を注いでいる

1スレ目開幕から怒涛のコンマを叩きだし、一躍世界の覇者となった
現在各地に展開している公国兵の多くは傭兵や賊である
将軍が一人まさかの離反。だが未だ大陸最強です


【鉄国】鉄国王フリーデシルト
屈強な戦士の多い無骨な国
規模はまだ公国より下だが、鉱物や魔道を組み合わせ急速発展中
独自の工学文明により、高い技術力と戦力を保有
世界全体の工学発展を謳い、鉄工業に余念がない

1スレ目開幕から公国の奇襲により壊滅するという憂き目に……
しかし国王と騎士団長が揃って偶数ゾロ目を叩きだし生還するという意地を見せる
公国姫セレスティアのせいで国王はとばっちり被害が凄いことに


【森国】森国王カタリナ
深い森の中にある神秘の国
自然の恵みに感謝し、他国には無い魔法を操れる者が多い
人と異なる外見の者達も住む影響か、少々閉鎖的
変わらぬ安寧を良しとし、林業や農業が発展している

1スレ目から鉄国同様にコンマが荒ぶり、公国の奇襲により文字通りの大炎上
しかし国王が次々に荒ぶり、公国の隠し玉の一体を粉砕し逆襲の機会を狙う
閉鎖的な風習が祟ってか、辺境領まではこの事件はまだ広まり切っていない



~主人公や姫の簡易紹介~

【ジーク】
生きることと食べることに執着を持つフリーの傭兵。21歳
鉄国姫リアローズとは幼少期から出会っているが、お互いに覚えていない
このスレの主人公。頑張って姫と結ばれたいけど、正直今はまず生き延びることが大事
リーチェから譲渡された魔力で必殺剣を獲得。固有スキルと合わせてジャイアントキリングも可能に
・レベル132
・夜レベル100
・料理レベル100
・酔いやすさ27

【リアローズ】
鉄国の姫。18歳
メカクレで基本は大人しい。お人形大好きの優しい子
いきなり祖国を滅ぼされるわ重傷負わされるわで苦難の連続
それでもめげずにジークと共に祖国奪還を誓う
変装時は傭兵シェリルと名乗り、ジークを援護する
技能レベルは高いが酔いやすさまで高値を出して、思わず服を脱ぎ捨ててしまった
・好感度124
・レベル92
・夜レベル48
・料理レベル90
・人形作成レベル100
・鍛冶レベル100
・装飾レベル100
・酔いやすさ94

【リュノ】
森国の姫。17歳
ぼんやり優しげな見た目とは裏腹に探究心が強い行動派
戦闘能力は妹に劣るが、拠点作成と防衛に凄まじい才能を開花させる
鉄国と森国が壊滅している為、完全な安全地帯は彼女の拠点しかない
夜のお勉強も意外としているようだ
お父さんがやる気を出したことで、拠点を離れることも可能に
・好感度67
・レベル40
・夜レベル84
・料理レベル78
・龍知識99

【リーチェ】
森国のもう一人の姫。16歳
真面目で礼儀正しい妖精姫。羽の出し入れは自由自在
森国でジークに助けられて以後、彼と行動を共にすることに
回復魔法が得意だが、単純な戦闘能力はジークを上回る実力者
変装時は傭兵ルーチュと名乗り、ジークを援護する
ジーク傭兵団では最年少ながら一番酒に強い子になってしまった
・好感度127
・レベル134
・夜レベル19
・料理レベル82
・酔いやすさ14

【セレスティア】
公国の姫。18歳
表向きは大人しい金髪美少女
しかしその本質は欲しい物は絶対手に入れるという、公国の体現者
ここまでならまだよかったが、コンマが荒ぶった結果その執着心は限界突破
ひたすら愛しい人を求める乙女であるが、愛する人以外はどうでもいい
強力なペットと殺人的な料理の腕を持つなど、あらゆる面で突き抜け過ぎている
危うく暴走しかけたが、部下のアネットがギリギリ引き留めて事なきを得た
・好感度???
・レベル???
・夜レベル100
・料理レベル1

【ユージーン】
元・セレスティア直属の傭兵。25歳
見た目はヘラヘラした金髪糸目の男
情報を持ち帰ることに特化した傭兵だったが、ひょんなことからジークと遭遇
帰還用のワイバーンを倒されお縄となり、説得の末にジーク達に寝返る
敵の大部分の情報を握っているのはやはり大きい
・レベル46
・酔いやすさ36

【イアン】
鉄国騎士団の長。30歳
壊滅した鉄国からリアローズを逃がし、ジークに託した
ほぼ死亡確定の状況からゾロ目により一矢を報いつつ生存
その後無事にジークとリアローズとの合流を果たす
結婚願望は強いが、恩人のミナに向ける視線はまだ父性の方が強い?
・レベル82
・夜レベル91
・酔いやすさ40

【ミナ】
鉄国のシスター。子供体型だが20歳
優しく献身的で礼儀正しい、シスターの模範
瀕死のイアンの命を救ったが、その後は逆にイアンに庇われながら旅をしていた
実は希少な回復魔法の使い手ではあるが、最大魔力は控えめ
その為、自分の体力を削って他者を癒していたことが判明した
・レベル73(消耗時は2)
・夜レベル24
・酔いやすさ39

※詳しいキャラ設定や他の登場人物は前スレにて

~その他解説・留意事項など~

・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立ちます
・頻繁にコンマ判定や安価が飛びます
・コンマ判定は連取有。安価や多数決の時は連取無効となります
・質問には答えられる範囲で答えます
・判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・多数決時以外のゾロ目は、ボーナスがつくことが多いです↓

『奇数ゾロ目』
良結果判定。しかし判定内容次第では最悪の結果になることもあります

『偶数ゾロ目』
基本は良結果判定。しかし敵のレベルアップ判定、国の損害判定など極一部ではマイナスになることも

『コンマ00』
ハイパークリティカル。どんな判定内容であれ主人公にとっての確定最良結果となります


※コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう
 ここが一番大事です


・メイン級キャラクターは、その都度安価募集。のちに多数決で採用キャラを決めたりします
・敵、サブキャラクターは私が拾えそうなものを勝手に拾うことがあります
・多数決が同票の場合、コンマ判定。コンマ合計値が多いものを採用します(ゾロ目優先)
・キャラクターはあまりに設定が細かすぎると私が処理しきれない可能性が高いです。ご了承ください
・どんな強いキャラクターも、基本は複数の敵に囲まれると負けてしまいます
・諸事情につき、竜の力を持つキャラクターの登場は難しいです
・展開巻き戻しはありません

※このスレは姫と結ばれることを目的としているため、主人公のハーレム化はまず無理です。ご了承ください

※展開によっては姫含むキャラクターの凌辱や死亡もあります。こちらもご了承ください

~キャラクターシートテンプレ~

【名前】
【年齢】
【性別】
【所属】
【外見】
【使用武器】
【性格】
【その他備考】

※このシートを元にしますが、フレーバー判定等で設定が増えることもあります


~自由行動基本表~


所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【○○での行動】(朝と夜二回行動)


1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)


4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)


――

……

ジーク「さて……」


珈琲リキュール「……」ドン!


ジーク「団長の言葉を信じて、女性は甘い物が好きという発想で提案したはいいが……」

ジーク「……この酒、思ったよりも強いからな」

ジーク「本来の割合ではないが……」ドン!

ミルク「……」タプタプ

ジーク「こいつで相当に割ってやろう。酒の気分を感じられればそれでいい……」

ジーク「……あとは腹を埋められ、かつこの甘い味に適したようなつまみか」

ジーク「時間がない。とりあえずこの木の実類で……」



……



ガチャ…



ジーク「待たせたな」

リアローズ「い、いえ!」ドキドキ

ジーク「これが、リアローズでも飲めるかと思って作った酒だ」


カルーアミルク「……」テーン


リアローズ「つ、作った?」

ジーク「正しくは酒の一種を牛乳で割ったものだ」

ジーク「口当たりも柔らかく、飲みやすいとは思う」

ジーク「だが一気に飲まず、ゆっっくりと飲んだ方がいい」

リアローズ「わ、わかりました」

スッ…

リアローズ(あ、いい匂い……)

リアローズ「……」

リアローズ「……」コク…

ジーク「……」ドキドキ…


特殊判定!
↓1コンマ二桁!

リアローズの酔いっぷり

酔いやすさ94×1/3(対策酒)

=32

32>24

※基準値を下回った為、これでも酔っちゃう!

※激しく下回ったわけではないので、脱衣までは至らず

※が……

――


リアローズ「――お、美味しい……///」ニコリ

ジーク「……良かった」ホッ…

リアローズ「ほ、ほとんどミルク、ですよね?」

リアローズ「でもこれなら私でも……」コクコク…

ジーク「ま、待てリアローズ!? もう少しゆっくり……!?」



……



リアローズ「ほぇ……ぽかぽかします……///」フワフワ…

ジーク「……」ガクリ…

ジーク(これでも駄目か……)

ジーク(いや、今度は服を脱いでいない。これなら慣れて行けば……)



ムギュ!



ジーク「!?」

リアローズ「えへへ~、なんだかいい気分です……///」ギュゥ…

リアローズ「ジークさん、ありがとうございます~///」スリスリ…

ジーク「」



……

――

酒判定その1を取ったあたりでここまで
リアローズはほろ酔い状態ですが、この後まだ判定があったりします
色々とイベントフラグはあるので、どこかで自由行動時間増やしたりすべきかな……?

本日もありがとうございました!

こんばんはー
確かに行動増やすと遅い進行がさらに遅れる可能性あるんですよねぇ……
とりあえず現状このまま、状況を見て判断することにします
くっつけられそうなイベントはくっつけたり、コンマ次第で強制発動も視野に入れときましょう

ゆったり再開します

――


リアローズ「ふぇ~……///」ホワホワ

ジーク「……」


ムギュ…


リアローズ「これで、私もみんなと一緒にのめますね~……///」

ジーク「……ああ」

ジーク「……とりあえず、水を飲め」

リアローズ「お酒ではなく~……?///」

ジーク「水だ」

ジーク「酒に不慣れなうちは、水を傍に置いておけ」

ジーク「飲むものが酒しかないからと、深酒になりかねん」

ジーク(この酒は飲み易さが後押しするしな……)

リアローズ「そうなんですかぁ~?///」ヒック…

リアローズ「ではー……///」コクコク…

ジーク「……」スス…

リアローズ「あー……?///」ダキッ

ジーク「……っ!?」

ジーク「お、おいリアローズ……」

リアローズ「離れないでぇ……///」ギュゥ…

ジーク「くっ……」ムラァ…

ジーク「これでは、酒も水も飲めないだろう?」

ジーク「俺も、少し飲みたい気分なんだ」スクッ…

リアローズ「あっ……///」シュン…

ジーク「……っ」

ジーク(無防備……いや、絡み酒の一種なのか……?)

ジーク(服を脱がなかったのはいいが、これはこれでまずい……)


ジーク(とりあえず、俺も酒を飲むことで少し距離をとろう)

リアローズ「それは、なんですか~……?///」

ジーク「……これは渋みのある酒だ」

ジーク「リアローズの好みには、合わないだろう」コク…

リアローズ「……」

リアローズ「……どんな感じなのか、そばで見てもいいですか~?///」ヒック…

ジーク「な……」

リアローズ「んにゅ……///」ニジリ…

リアローズ「ふわ……頭がぽーっとする匂い……///」クラ…

ジーク「だ、だからやめておけと」アセ…

ジーク(どうあっても距離を詰めてくるな……)

ジーク「……酒を飲むときは、水もだがつまみ……軽食も用意しておくことが大切だ」

ジーク「腹が空いた状態で酒を次々に飲めば、大変なことになるからな」

ジーク「まあ、その甘い酒に合うつまみとなると意外と探すのに苦労するが……」

ジーク「こういった木の実の類なら、合う筈だ。あとは焼き菓子か?」ソッ…

ジーク「それをつまみつつ、ゆっくりと飲むんだ」ポリポリ…

リアローズ「んー……?///」ポリポリ…

リアローズ「あれぇ? でもリーチェさんは~……?///」

ジーク「リーチェはリーチェ。リアローズはリアローズだ」

ジーク「こう、ゆっくりと……」チビチビ…

リアローズ「……こう、ですかぁ?///」チビチビ…

ジーク「ああ、そうだ」

ジーク「……ん?」


リアローズ「ん……///」チビチビ…


ジーク(……既に酔っている状態で、さらに飲ませるのは愚策じゃないか?)



コテン…



ジーク「!!」

リアローズ「ふにゃ~……///」クテー…

リアローズ「どんどん、あったかくなる……///」

リアローズ「……ジークさんの身体も、あったかぁ~い……///」スリスリ…

ジーク「っ……」


ジーク「……」

リアローズ「……///」スリスリ…


――

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

ん?

んんー……?


―――――なんですと?(白目四散)


こ、これは想定していないというか、ここで来るか普通!?
ちょとお待ちください……

しかも私のコンマも偶数ゾロって(吐血)
三連ゾロ目なのでゾロ目チケットも進呈ですね(吐血)
2枚→3枚

リアローズの運命力どうなってんだろ……

1ジークの感情吐露

コンマ44

4 4


偶数ゾロ目:酒抜きで吐き出し


2リアローズの感情吐露

コンマ88

8 8

偶数ゾロ目:酒抜きで吐き出し

※!?

――


リアローズ「……///」ギュゥ…

ジーク「……っ」

ジーク(これ以上は……)

ジーク(少し強引だが、無理矢理引き剥がしたほうが……)



リアローズ「――あったかい。ジークさん、ちゃんと生きてる……」ポロ…



ジーク「リアローズ……?」

リアローズ「ジークさん……離れちゃいやなの……」ギュゥ…

ジーク「……安心しろ。傭兵の誇りにかけて、必ず――」

リアローズ「駄目なの、それじゃあ……!」ギュッ!

ジーク「っ!?」

リアローズ「……ジークさんは『生きる』って、言っていましたけど……」

リアローズ「本当に……?」ポロ…

ジーク「当たり前だ。俺は――」



リアローズ「――私が、また誰かに襲われても、絶対に……?」



ジーク「っ……」

リアローズ「……暗殺者の時も」

リアローズ「ワイバーンの時も」

リアローズ「私は、ジークさんに命を救われて……今を『生きて』います……」

ジーク「……」

リアローズ「生きているから……は、恥ずかしいことをしちゃったり、甘いお酒を飲めたり……」

リアローズ「こうして、ジークさんの体温を感じることができる……」

リアローズ「――でも、ジークさんはいつも無茶ばかりで……」スス…

ジーク「お、おい!?」

リアローズ「こんなに、酷い傷を……」ツッ…

ジーク「……っ、傭兵をしていれば、傷などいくらでもできる」

ジーク「傭兵である以上――」

リアローズ「――いつでも死ぬ覚悟はできている……ですか?」ポロ…

リアローズ「――ジークさんは『死ぬ覚悟をしながら』『生き続けている』のですか……?」

ジーク「―――っ!」

リアローズ「わからない、わからないよ……」ポロポロ…

リアローズ「イアンも、ジークさんも、どうして……!」

リアローズ「傭兵の覚悟と誓いは、それほどに重いのですか……?」

リアローズ「私が鉄国の姫だから、ですか……?」

リアローズ「報酬を期待して、ですか……?」

リアローズ「私は――」





ジーク「―――――違うっ!!!」ダン!





リアローズ「っ!?」ビクッ!

ジーク「はぁ……はぁ……」

ジーク「す、すまない……」

リアローズ「い、いえ……」ドキドキ…

ジーク「……俺は、傭兵だ」

ジーク「傭兵はいつ死んでもおかしくない。だから覚悟は決めている」

ジーク「――それでも、どれだけの致命傷を負ってでも」

ジーク「――無様に地面を転がろうとも、生き延びる決意をしてもいる」

ジーク「……」

ジーク「酒の回った酔っ払いの戯言と流してくれて構わない」

ジーク「俺が生にしがみつく理由……」




ジーク「――それは他でもないリアローズ、君の存在だ」




リアローズ「えっ……!?///」ボッ!

ジーク「……俺は人よりも、感情が薄いと言われてきた」

ジーク「何かに興味を持つことができない」

ジーク「食って、戦って、生きて、食って、また戦って……」

ジーク「ずっと、それの繰り返しだった」

ジーク「傭兵団は居心地はよかったが……生きる理由ではなかった」

ジーク「だが俺は……リアローズの笑った顔を見た時から……」

ジーク「――その顔を、また見たいと……その為に、生きたいと」

ジーク「そう、思うようになっていた……///」フイ…

リアローズ「~~~~~~~っ!?///」ワタワタ

ジーク「だから、団長に無理を言って……傭兵団を抜けて独り立ちしたんだ」

ジーク「あの日、俺が鉄国王城付近にいたのだって……」

リアローズ「はわ……はわぁ……!?///」アワアワ…

ジーク「……っ、この酒は回るのが早いな。妙に熱い///」

ジーク「……とにかく、リアローズの笑顔は俺の生きる目的の一つだ」

ジーク「また、あの日のように笑って欲しい……それだけだ」

リアローズ「あう、あう……///」プシュー…

ジーク「……だが、今の状況下ではあの笑顔は絶対に見ることができないだろう」

ジーク「姫として振舞い、笑顔を張りつけることもできるのかもしれない」

ジーク「だがそれは、俺が望む顔じゃないんだ……」フルフル…

ジーク「リアローズが死んでしまえば、勿論あの顔は二度と見ることができない」

ジーク「リアローズが悲しめば、やはりあの顔を見ることは叶わない」

ジーク「……だから、俺は……」

リアローズ「ジークさん……」




リアローズ「――私の為にジークさんが死んじゃっても、私はきっともう笑えないですよ……?」




ジーク「っ!?」

リアローズ「……私も、だいぶお酒が回ってきたのかもしれませんね……」

リアローズ「だから、姫にあるまじき言葉を口にしてしまっても、どうか許してくださいね……?」





リアローズ「――私は、鉄国が滅ぼされたあの日あの場所で」

リアローズ「――悲しみ以上に、あなたとまた会えたことに『喜び』を感じてしまいました」





ジーク「――っ!?///」ドキィ!

リアローズ「痛くて悲しくて辛くて、それなのに……」

リアローズ「だから、ジークさんが私のせいで死んじゃったら……」

リアローズ「きっと、あの時以上に……」ポロ…

ジーク「リアローズ……」

リアローズ「だから、ジークさん……」

リアローズ「どうか、どうか……『生きて』ください……」

リアローズ「私の為に、無茶をしないで……」

ジーク「……」

ジーク「……俺が生きねば、リアローズは笑ってはくれないのか?」

リアローズ「はい……」

ジーク「しかし、リアローズが倒れてしまえば……」

リアローズ「わ、私も、ジークさんを守れるように頑張りますから……!」

ジーク「そ、そうか」

ジーク「……」

リアローズ「……///」

ジーク「……姫としては、あるまじき言葉だろう」

リアローズ「はい……」

ジーク「だが……そう、これは……嬉しい、のだと思う……///」

リアローズ「……!」パアァ!

ジーク「まさか、一度遭っただけの傭兵にそこまでとは思うが……」

リアローズ「……」フルフル…







リアローズ「――多分、私がジークさんに命を救われたのは『あの日で三回目』……」






ジーク「……三回、目……?」

リアローズ「……私も、ずっと考えていたんです……」

リアローズ「どうしてあんなにジークさんのことが気になるのか……」

リアローズ「そして昨日、ふと思い当たる節を見つけたんです」

リアローズ「こうしてゆっくりお酒を飲まなかったから……もっと意識が朦朧としていて」

リアローズ「その、お外で凄く恥ずかしいことをしてしまったけど……///」

リアローズ「――私、そんな状態でもこれだけは投げ捨てなかったんです」





思い出のお守り「……」チャリ…





ジーク「―――――っ!!?」

リアローズ「――昔……外で石を探していた私は、魔物に襲われて」

リアローズ「――その時、男の子が身を挺して私を守ってくれて……」

ジーク「――子供でもできる簡単な仕事。素材となる石の回収と納品」

ジーク「――その途中で、俺は魔物に襲われている女の子を見つけた」

リアローズ「――その男の子は……そう、白髪の男の子だった……」

ジーク「――庇い傷を負った俺に泣きながら謝る女の子の瞳は、綺麗な紫色だった……」

リアローズ「――子供の私には何もできなくて、せめて何かお礼ができないかって考えて」

ジーク「――俺は、手作りのお守りを報酬として受け取った」



姫のお守り「……」チャリ…




リアローズ「やっぱり、ジークさんだったんだ……」

ジーク「まさか、あの子がリアローズだったというのか……?」

イベント途中ですが今日はここまで
流石にここでダブル偶数ゾロ目は想定してなかったですね(白目)
とりあえず双方のお守り解禁で先に見せてしまいますと

★『双姫のお守り』★(リアローズ+リーチェ)
敗北判定時、一度だけ発動
敵の全ての攻撃を確定停止させ、耐久値1の状態で耐える
発動後、判定表そのものに+10の補正を得る
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない

★『思い出のお守り』
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に耐久値1で復帰しジークの場所まで確定逃走が可能となる
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない

です。下段効果が現状では最も有益でしょう
ちなみにジークはこれ+もう一個解禁があります(白目)

なおセレスティアに関しての救済ですが、これは彼女が真っ当な道に戻る等であり
正直公国にブチ切れてるジークとコンマが荒ぶるリアローズリーチェを抑えてのメインヒロイン化は難しいと思われます……
判定表マスクにつきましては、信じてもらうしかないですね
どうしても表を先に全て公開してしまうと『狙った、狙ってない』『あいつのせいで、自分のせいでこうなった』
とか嫌な争いになってしまいそうなので……
もし展開自分好みにできるなら初っ端から二国壊滅なんて絶対しません(白目)


本日もありがとうございました!

反転コンマはやっているうちにいつか自分が反転を忘れてそのまま採用
からの書いてからコンマの間違いに気がつく、とかやらかしそうだからですね……
判定基準等が要所で変わるのも毎回同じだと先読みされることがあったからですが
では次回から試験的に判定内容全公開+反転コンマでやってみましょうかね……

こんばんはー
どうやら閲覧や書き込み可能な状態に復旧したようですね
タイミングがタイミングでしたので色々困惑しました……
Twitterだとかインスタだとかそこら辺は全くやっていないので生存報告もできず申し訳ありません

判定表のシステムに関しては悩み、多数決を取ろうかと考えましたが、
想定外の空白期間の発生、ただでさえ安価コンマ多いのに毎回多数決でスレを消費
してしまうと話の流れがぶつ切りになってしまう等々ありますので、
今回は従来通りこのまま進めさせて頂きたいと思います。元々亀速度ですし、今は前に進めたい気持ちが……
今後、やっぱり判定公開や逆転コンマがいいという方が増えた様子でしたら、
その時に改めて多数決を行いたいと思います

それでは人がいらっしゃるか怪しいですが、少しだけ再開
場面は、ジークとリアローズが共に幼少期の事実を知ったところからです

リアローズ「……嬉しいな。子供の拙いお守りなのに、ずっと……」

ジーク「……俺にとっては、これが傭兵としての初めての『報酬』だったんだ」

ジーク「傭兵団全体のものではなく、俺個人が受け取った初めてのな」

ジーク「それに、身に着けていると本当に守られているような気もしたからな……」

ジーク「しかし、成程。あの子がリアローズなら、このお守りの出来のよさも頷ける」

ジーク「あの頃からもう、手先の器用さの片鱗はあったということか……」

リアローズ「そ、そんなことは……///」

ジーク「リアローズこそ、よくそのお守りを持ち続けていたな」

ジーク「鉄国の姫ならば、もっと上等なお守りを持つこともできただろうに」

ジーク「そもそも俺のそれは、報酬として渡したわけでもない……ただの押し付けだった」

リアローズ「……」フルフル

リアローズ「お守りを受け取ってから『……これではお前が守られない』」

リアローズ「私のお守りを突き返さないで、自分の持っていたお守りを代わりにって……」

リアローズ「私のお守りを貰ってくれたことも、私を気にしてくれたことも、どっちも嬉しくて……///」

リアローズ「だから、ずっとずっと大切にしてきました……」

ジーク「……そう大層なものじゃない。俺がただ、身勝手なだけだよ」

ジーク「折角貰った報酬は返したくない。でもこの子が心配だ。でもやっぱり返したくない……」

ジーク「……思えば、物にあそこまで執着心を抱いたのもあの日が初めてか」

ジーク「とにかく、そのお守りはそう大したものでもなければ、子供の俺の欲の片鱗でもあってだな……」

リアローズ「……私も、今ならもう少しいいお守りが作れますよ?」

ジーク「き、気持ちはありがたいが、これはこのままがいい」

リアローズ「ふふ、私もこのお守りがいいんです……」ギュッ…

ジーク「そ、そうか……」

リアローズ「……」

ジーク「……」

リアローズ「……なんだか、夢みたい」

リアローズ「子供の頃の大切な思いでも……」

リアローズ「命を救ってくれた人への憧れも……」

リアローズ「今、抱いているこの想いも……」

リアローズ「全部、ジークさんだったんだ……///」

ジーク「……俺も、驚いている」

ジーク(……だが、不思議と納得もできた気がする)

ジーク(かつて、どうして俺は姫を狙う暗殺者を相手にあそこまで素早く反応できた?)

ジーク(仕事の護衛対象ではなかった。守る義理もなかったというのに)

ジーク(……その理由が、これか)

ジーク(幼い俺にとっては、他人の命はいつ無くなっても不思議ではない程度の認識だった筈だ)

ジーク(だが俺は、見知らぬ子を……幼いリアローズを『守りたい』と思ったんだ)

ジーク(魔物に襲われることは珍しくはない。それでも、俺は駆けた。自分の身体を割り込ませた)

ジーク(俺が、守らねばと……ひよっこの分際で)

ジーク(……俺は、お守りだけでなく、もう一つの初めてをリアローズから貰っていたんだな……)

ジーク(――この子を、リアローズを守りたいという……『感情』そのものを)


――


※ジークが自身の感情を理解した為、スキル解禁


★『感情爆発・庇護』★
自身の耐久値を1上昇させ、姫と共に行動時は劣勢判定を一度だけ無効化する


――


ジーク(今、この感情は……かつてよりも、さらに大きくなっているのがわかる)

ジーク(俺は、生きる。生きて、リアローズを守ってみせる……!)

ジーク「……リアローズ」

リアローズ「……ジークさん」



――お互い、己の感情は理解した。

――決して一時のものではない。

――気がついていなかっただけで、10年も前からその想いは芽吹いていたのだ。

――そしてそれは、一方的なものではなく……



ジーク「……っ」

リアローズ「……っ」



――その事実は嬉しくもあり、辛くもある

――少女が普通の村娘であったなら、或いは

――青年が由緒ある騎士の家系であったなら、或いは

――傭兵と姫という立場が、邪魔をする

――ましてや姫は、亡国の姫

――祖国奪還を前に、想い人との駆け落ちは許される立場にない



――ああ、それでも





――感情が渦巻いて仕方がない





リアローズ「……」

ジーク「……」



追加特殊判定
↓1~2コンマ二桁

ゾロ目で……

1リアローズの口付け

80>75

※基準値を上回った為……?

2ジークの口付け

75>52

※基準値を下回った為、抑制

――


ジーク「……お守りを大切にしてくれていたことは、嬉しい」

ジーク「そして、リアローズの想いも……」

ジーク「……だが、俺は傭兵だ」

ジーク「そしてリアローズは鉄国の姫だ」

ジーク「生きて、リアローズを守り抜くことは誓おう。だが――」

リアローズ「えぇ、わかっています……」

リアローズ「お酒で、妙なことを口走ってしまいましたけど……」

リアローズ「このお守りと思い出が大切だというのは、本当ですからね……?」チャリ…

ジーク「ああ……俺もだ」

リアローズ「……」

リアローズ「……お酒は、怖いです。酔ってしまった勢いで、まだ変なことをしてしまうかもしれません……」フラ…

ジーク「お、おい?」

リアローズ「……」ジィ…




チュッ…




ジーク「なっ―――――!?///」




リアローズ「ああ、ごめんなさいジークさん……」ポロ…

リアローズ「お酒、まだ早かったかなぁ……もう、今日は早く休もうと思います」

リアローズ「……大丈夫、手首だから、これくらいは……許してくださいね……?」

ジーク「リアローズ……」

――


……


リアローズ(……しっかり、しないと)

リアローズ(嬉しくて、嬉しくて、仕方がないけれど)

リアローズ(ジークさんの言う通り、私は鉄国の姫)

リアローズ(浮かれていないで、鉄国の為に……)



リアローズ(――もし、鉄国を取り戻せたら……)





ジーク「……」ドキドキ…

ジーク(落ち着け。冷静さを失うな)

ジーク(たとえリアローズが、俺が初めて守りたいと思った子であったとしても)

ジーク(過ぎた報酬を望むな。欲を見せるな)

ジーク(俺はただ、リアローズを守る。それで十分だ)


チャリ…


姫のお守り「……」

蝶のお守り「……」


ジーク(……しかし、この守りたいという感情は、本当にそうなのか?)

ジーク(リーチェを『守れなかった』時に感じた、あの感情は怒り……)

ジーク(俺は、リアローズやリーチェにどういう感情を持っているんだ……?)

ジーク(守りたい、それは間違いない筈だが……)

ジーク(定かでも無い感情で、彼女達を惑わしてはならない……)

ジーク(公国を倒し、鉄国を奪還する。今はそれに集中しろ……!)

……



――


※お互いがお守りを見せ合ったことにより、スキル解禁

ジーク:
★『双姫のお守り』★
敗北判定時、一度だけ発動
敵の全ての攻撃を確定停止させ、耐久値1の状態で耐える
発動後、判定表そのものに+10の補正を得る
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない

リアローズ:
★『思い出のお守り』
自身が一人で戦闘を行う際、敗北判定時に耐久値1で復帰しジークの場所まで確定逃走が可能となる
このスキルを持つ者は死亡判定が発生しない

――

――

ジーク「……」

ジーク「……俺も、酔いが回っているのだろうか」

ジーク「頭も、胸の奥も、どうにも平常ではないようだ」

ジーク「……気を引き締めろ。油断した時こそ、やられるぞ……」


――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【森国領・大型都市での行動】3/4

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

5:武具屋(通常装備品の購入が可能。装備品はスキル扱いとなり、戦闘補正を加える)

少しした後安価多数決

自由安価多数決
↓1~3コンマ二桁

間違えた自由行動です
安価下

ミナの物理攻撃スキルはどれくらいのレベルで覚えるかな
>>130のスキルチャンスにのってないから何回か鍛錬する必要があるみたいだけど

コンマ最大値採用により
ミナの単体鍛錬ですね
少し早いですが、今日はここまで
また明日よりちびちび更新を続けていければと思います

なお自由行動は以後2回→判定値50or75(イベント難易度)でスタックされているイベントの強制発動の有無→公国・幕間の流れ
を採用するかもしれませんが、ここも状況を見て判断したいと思います
また以前質問にありましたお守りのリーチェへの譲渡は不可能というか、これはジークとリアローズの『固有スキル』扱い
ですので、譲渡や破壊といったことは起こりません
リーチェに関しては死亡無効スキルが最初から設定されていません。
が、話の展開次第で『ジークもリーチェにお守りを渡す』
という事態になり、高めの判定基準を乗り越えれば『お守り』スキルを獲得ということもあるかもしれません

本日もありがとうございました!

>>137
ミナは『物理攻撃もできる』シスターの為、メインは回復やサポートになります
各キャラクターにはこちらがある程度の初期スキル設定+レベルアップorイベント習得スキルを用意していますが
『レベル100以上』は一つの基準ラインではあります
なお、こちらのスキルストックが底をついた状態でさらにゾロ目でスキル獲得などの事態が発生すると
急遽新スキルを用意するor皆さんの了承があれば他キャラへのスキル獲得チャンス移動という扱いをとります

こんばんはー
手首へは無意識に、といった感じです。リアローズは以前の判定より独占欲は薄い為、
純粋な好意のみです
それと避難所の提示ありがとうございます。次回ダウンした時は早めの報告を心がけたいと思います

あまり進めないと思いますが、ちょっとだけ再開です
なおミナの個別鍛錬初回はちょっとだけフレーバー判定も追加されます

2・ミナの個別鍛錬

――

ジーク「……駄目だ。どうしても意識してしまう」

ジーク「こういう時は無心で素振りでもするべきだな」

ジーク「どこか適当な場所があればいいんだが……」



……


ジーク「…………どういうことだ、これは」




ミナ「いーち、にぃーい、さぁーん……!」ブオンブオン!



ジーク(ミナが、大きな杖を素振りしている……)

ジーク(およそ見た目から受ける印象とは違う、勇ましい姿)

ジーク(あの極度の虚弱状態の彼女を知っているからこそ、よりその衝撃は大きい)



ルーチュ「ああ、心配です……」ハラハラ…

ジーク「ルーチュもいたのか……」

ルーチュ「あ、ジークさん。その、実は……」

シェリル「……さ、最初は私がイアンに稽古をつけてもらおうと思ったんだけど……」ヒョコ

シェリル「イアンと一緒にいたミナさんが、今日はイアン様との時間を私にくださいって……」

ルーチュ「イアンさんとの個別鍛錬なんて、危険だと思って私も回復役として同行させて頂いた次第です」

ジーク「……一体何が彼女をそこまで駆り立てるんだ?」


イアン「ミナ、無茶はしなくていいんだぞ!?」ドキドキ!

ミナ「大丈夫です! 美味しいご飯を一杯食べれて、私ほんとうに丈夫になれた気がしますもの……!」ブオン!

ミナ「そして、一杯食べたら……運動も沢山しないといけません……!」ブオン!

ミナ「……そうしないと、背が伸びないと思うんです!」ブォン!



ジーク(……成長期は、過ぎているのでは?)



ミナ「てぇーい!」ブオン!


特殊判定
↓1コンマ一桁

コンマ64

ミナ:レベル73+4=77

――


ミナ「ふぅ、ふぅ……!」

イアン「も、もう十分だ! 休憩しようミナ!」アセアセ




シェリル「……私も、ハンマーの素振りをした方がいいのかな?」

ルーチュ「私はそのまま杖、でしょうか?」

ジーク「俺も素振りをしようと思っていたからなんとも言えないが……」

ジーク「シェリルとルーチュは、どちらかというと後衛……接近戦はあまりしないだろう?」

ジーク「勿論出来た方がいいのはそうだが、二人の場合は腕力よりも全体の体力の方が大切だ」

ジーク「俺の持論になるが、逃げる為の脚力……それこそ、ユージーンのような特化した鍛えかたでもいい」

シェリル「なるほど……」

ルーチュ「あれ、そういえばユージーンさんは……?」

ジーク「町をふらついていた。あいつもミナのように鍛錬に励むという気概があればいいんだがな」

ジーク(人それぞれ得手不得手はあるがな。あいつも『何かがあれば』鍛えるのだろうか?」

ルーチュ「でも、ミナさんの鍛錬はなんというか、こう……」ドキドキ…

シェリル「心臓に、悪いかも?」

ジーク「それはわかる……」


ミナ「はぁ、はぁ……」ダラダラ…

イアン「水分の補給も欠かしてはならないぞ。さあ、ゆっくり飲んで……」

ミナ「んく、んく……」

ミナ「申し訳ありませんイアン様、なんだか熱くて……」フゥ…



ジーク「……以前から思っていたが、それはその全身を覆い隠すシスター服のせいではないか?」

ジーク「シェリル達は傭兵の動きやすい格好だが、ミナは常時その格好だからな」



ミナ「!?」

イアン「!?」


――

フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁

――

1ミナのシスター服の下に隠された胸は?(キャラシートより最低保証70)

70>46

ミナ胸サイズ:70

参考基準値→61~80:豊乳。


2ミナの恥じらい

50>37

※基準値を下回った為、脱ぎ捨てて鍛錬続行!

――


イアン「ま、待てジーク。ミナは真面目なシスターなのだ」

イアン「何時如何なる時も、仕事着を忘れない……」

イアン「これは我が騎士団にも通ずるものがある、立派な行為であり――」


ミナ「――いえ、神もきっとお許しくださる筈です」

ミナ「私は、もっと力をつけて……イアン様達をお助けしたいのです……!」

ミナ「……」スー…ハー…

ミナ「え、ええ~い!」バッサァ!

ポーイ!


ミナ「……! 確かに、涼しいですし動きやすいです!」ボイン!



イアン「ん゛っ!?///」

ジーク「……っ」


シェリル「……」

ルーチュ「……」



ミナ「こ、これならもう少し頑張れるかもしれません!」

ミナ「てええーい!」ブオン!


追加レベルアップ
↓1コンマ一桁

コンマ32

ミナ:レベル77+2=79

――


ミナ「……あ、あれ?」フラ…

イアン「っと! だから無茶をするなと……」

ミナ「イアン様……」ボイン!

イアン「む、むぅ……///」ササ…


ジーク「いくら身軽になり、予想外の体力の持ち主とはいえ……」

ジーク「やはり元はシスター。戦う術は持っていなかったわけだからな」

ジーク「基礎を鍛えつつ、イアンの指導が今後の鍵を握りそうだな」

イアン「あ、ああ。任せてくれ。ミナには無理をせずに体力の向上を狙いたい」

イアン「この子が前線で戦うなど……」



イアン:レベル82←

ミナ:レベル79←



イアン「……ん?」

ミナ「?」


――

※個別鍛錬を終了します

――

ユージーン「おー、お疲れさん。ん、おっさんどうした?」

イアン「いや、なんでもない……」

ユージーン「おっさんらしくないねぇ……」

ユージーン「まあいいや。ちょーっと周辺を見てきたけどさ」

ユージーン「次ある程度動いたら、そろそろ一回ここを離れようぜ」

ユージーン「酒場で聞いた水の龍ってのも気になるしな……」

ジーク「そうだな。では次は……」

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【森国領・大型都市での行動】4/4

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

5:武具屋(通常装備品の購入が可能。装備品はスキル扱いとなり、戦闘補正を加える)

少しした後安価多数決

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

ゾロ目優先により、イアン個別鍛錬+スキルチャンス

2・イアンの個別鍛錬

――

イアン「……では、すまないが少し頼みたいことがある」

ジーク「珍しいな。何をすればいい?」

イアン「何、簡単なことだ」

イアン「――私の鍛錬の様子にも思うところがあれば助言を貰いたい


……


ミナ「イ、イアン様自らが徹底鍛錬を……?」ドキドキ

ルーチュ「そしてそれをジークさんが見守るのですね」

シェリル「イアンは、鉄国では恐れられた人だけど……」

シェリル「傭兵団で鍛え抜かれたジークさんだって、負けてない筈……!」

ユージーン「おっさんは守り重視っぽいが、どうなるかねぇ?」



イアン「……では、まずはミナに倣い、私も素振りから始めるとするか」チャキ…

イアン「ぬぅん!」ブオン!

イアン「でぇあ!」シュッ!


ジーク(流石、鉄国騎士団長。基礎はしっかりできているし……)


イアン「はあああああ!」ブオン!


ジーク(ミナとは違い、呼吸を乱すこともない)

ジーク(俺が何か言えることは無さそうだが……)



イアン(私の鍛錬方式は、姫様には適していない……)

イアン(ミナにもだ。素振り、走り込み、何ができる……?)

イアン(雑念を払う為にも、槍を振るわねば……!)ブオン!


――

特殊判定
↓1コンマ二桁

コンマ02

60>02

※基準値を下回った為、習得失敗

※次回以降、基準値緩和


イアン:レベル82+2=84

――


イアン「であああ!」ブオン!

ジーク「……」

イアン(ミナを、姫様を、前線に出すわけにはいかん……!)

イアン(私が、さらに強くならねば……!)


ジーク「……そこまでだ、イアン」

イアン「……何?」

ジーク「どうした? 何やら焦っている様に見えたが……」

イアン「っ……」

ジーク「……その気持ちはわかるがな」

イアン「私は……」

ジーク「個の力も、確かに重要だ」

ジーク「だが、今の俺達は『傭兵団』で……」

ジーク「『守るべき人』も、立派な戦士だ」

ジーク「あまり一人で抱え込み過ぎるな」

イアン「……そう、だな……」

イアン「鈍ってしまった身体を元に戻そうと、少し躍起になってしまったかもしれん」フゥ…



シェリル「イアン……」

ユージーン「珍しいな。おっさんでも武器がぶれることがあるのか……」

ミナ「イアン様も、お疲れなのですよ。今日は早く休んで、出発に備えましょう」

ルーチュ「そうですね。今から始めればだいぶ余裕が出てきそうです」


イアン(傭兵団、一人で悩まぬ鍛錬……か……)


――

※個別鍛錬を終了します

――

――

……


【公国・宮殿】


ゼルガー「そうですか、ネーロ殿が」

マリリン親衛隊「はっ! 今は療養中であります!」

ゼルガー「報告、ありがとうございます。下がっていいですよ」



ゼルガー(……やはり、帝龍の転移は負担が大きいようですね)

ゼルガー(彼女はエルクラッド様からの信が最も強い将であり、得難き人材です)

ゼルガー(酷使して本当に倒れてしまうような事態は避けねば……)

ゼルガー(まあ、ニイハオ殿と帝龍は既に『飛ばした』のです)

ゼルガー(敵の動向がわからない以上、今はこれで十分でしょう)

ゼルガー(それよりも……)



ゼルガー(――先程の報告に現れたのは、マリリン殿の配下の筈)



ゼルガー「……ふむ」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁

マリリンは確実にコンマ加護を持っていますね(白目吐血)
ここで奇数ではなく偶数ゾロ目、00に次ぐ良結果です

少々お待ちください

ゼルガーのマリリンへの警戒

コンマ88

8 8


偶数ゾロ目:あの人なら大丈夫ですよね。それより他の仕事を考えましょう

※完璧なる無警戒です。マリリンへの追手等のイベントが全消滅しました

※マリリンの離反は愚か、各将軍への感情にも気が付いていません

※相手が相手だけに、これは節穴と言われても仕方がない(白目)

――


ゼルガー「……まあ、ネーロ殿とは特に仲がいい様子でしたしね」

ゼルガー「先んじて身を案じて護衛を割いたと言ったところでしょうか」

ゼルガー「エルクラッド様から暇を出されて、本当に暇なのかもしれませんが……」

ゼルガー「彼の人心掌握、用兵の腕もまた得難きものですからねぇ……」

ゼルガー「エルクラッド様はとにかく視界から消したいご様子でしたが、それはあまりに勿体ない」

ゼルガー「彼を将軍位に就かせ続けることを提言して、本当によかったですねぇ……」

ゼルガー「……」

ゼルガー「思えば、あの時のエルクラッド様は渋々と言った様子ではありましたが……」

ゼルガー「それでも、私の考えを受け入れてくださったのだ……!」フルフル…!

ゼルガー「ああ、なんと幸せなことかっ!」

ゼルガー「……いけないいけない。私は私の為すべきことを為さねば」

ゼルガー「とにかく、ネーロ殿は休ませて、護衛もマリリン殿達に任せれば問題はないでしょう」

ゼルガー「それよりも気にすべきは、セレスティア経由と思われる更なる帝龍の出動要請……」

ゼルガー「ああ、それに未だ足取りを掴めないフリーデシルトの軍もですね……」

ゼルガー「うーむ……」ムムム…


――

※妨害消滅+前スレ緩和ボーナス+クリティカルボーナス
 により、マリリンとの遭遇率が最大値まで上昇しました(白目)

※次回、自由行動の調査時に超高確率で遭遇に成功してしまいます

――

ニイハオの判定まで行えていませんが、今日はここまで
……一応補足しておきますが、ゼルガーの能力は高いんです
そして本来なら離反者を将軍位に留めようなんてしたともなれば首になりそうですが、
ゼルガーのエルクラッドからの信頼は極大ですのでそれもなく、混沌とした状況になっていますね……

なお次回から自由行動二回→イベント強制発動コンマ判定方式となりますので、
自由行動時に無理にイベント系を選択する必要もなくなるかと思います
(強制発動に頼りたくない時は勿論選択しても大丈夫です)
そして覚えているうちにフレーバー判定二つを
↓1~2コンマ二桁で
本日もありがとうございました!

どや?

こんにちはー
すみません、急な火消し案件に巻き込まれ報告する間もありませんでした……
判定をいくつか取った後、夜にまた再開できればと思います

敵のレベルに関しましては推察されている方もいらっしゃいますが、
概ねその通りです。ただ今回はキャラシートの段階で考え付いたスキルや戦術、
敵将の善性が薄めなど諸々を考慮した結果少し手強い(汚い)かと思います
シャリオは想定していなかったボスキャラ案+名前から777設定となったイレギュラー
ですが、ワイバーン等は意図的に高めのレベルにしています

クリスとユリーカについてはちょっと事情がありますが、イベントが収まってきたら
いい加減アルテミシアサイドの描写を行いたいと思います


とりあえずまずは
マリリンフレーバー判定(>>193~)

1マリリン胸サイズ(詰め物)

17(いや、詰め過ぎると苦しいし……)
参考:01~20:無、貧乳。

2マリリン夜レベル
36(小さ目。興味も薄いため知識も最低限程度)

暴れ回ったマリリンも、こちらは控えめだったようですね
なおマリリンに関しましてはおそらくほとんどの人が合流を目指すと思いますが、
それに伴い重要な安価も発生する為、合流成功後は多数決判定となります

――

――

【森国領・???】


ニイハオ「うぅーん……いい雰囲気だ」クンクン…

ニイハオ「――妖精ちゃんは、どこにいるのかなぁ……?」

妖精兵達「「……」」ガタガタ…

ニイハオ「ああ、言わなくてもいいよぉ……?」

ニイハオ「獲物は、自分で見つけてこそ価値があるからねぇ……」ジュルリ…

ニイハオ「でも、助けを呼んでくれてもいいかなぁ?」

ニイハオ「泣き叫ぶ君達、憤慨して私を倒そうとする仲間達……」ゾクゾク!

ニイハオ「それをまとめて殺したら、きっと気持ちいいだろうなぁ……!」

妖精兵達「「……!」」ジャラ…

ニイハオ「……うんうん、私に探して欲しいということだね♪」

妖精兵4「お前なんか、リーチェ様にやられちゃえ……!」プルプル…

ニイハオ「うふ、うふふふ……!」

ニイハオ「よっぽどそのリーチェ様を信頼しているんだねぇ……」

ニイハオ「君の目の前で串刺しにしてあげようかなぁ……」ジュル…

ニイハオ「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

ニイハオの警戒心

50>06

※基準値を下回った為、ニイハオの油断有り

※一部スキルのマスクがはがれます

――

ニイハオ「――君達は、私に狩られる存在なんだよ?」

ニイハオ「――それを忘れたわけじゃ、ないよねぇ……?」


キィィィィィン!



★『妖殺の黒槍』★
敵に妖精がいる時のみ発動。常時攻撃状態を維持し、防御行動を一切とれなくなる
戦闘時、常時補正+255を加え、優勢取得時の威力を倍にする
さらに敵の通常魔法スキルを全て封印し、負傷判定を1段階増加させる



妖精兵4「うあああああぁぁぁぁぁぁぁ……!?」ガタガタ…

ニイハオ「ほら、魔法が使えない君達なんて……」ガシ!

妖精兵4「ひぐっ!?」

ニイハオ「小さくて、腕力も無いから、赤子同然なんだよぉ……?」グググ…

ニイハオ「――それでも、こんな綺麗な羽があるんだから、人間よりもずっと素晴らしいよねぇ!」ブチィ!

妖精兵4「いぎいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

妖精兵達「「あぁ……」」ガタガタ…

ニイハオ「ああ、ごめんねぇ? まだ片羽残っているし、死にはしないから安心していいよ」

ニイハオ「ふふふ、また私が彩られる……」ウットリ…

ニイハオ「妖精姫だろうがなんだろうが、私とこの槍の前には無力……」

ニイハオ「ああ、はやく会いたいなぁ……!」ゾクゾク…


――

※ニイハオのリーチェの警戒心はかなり薄いようです

※遭遇時、先制攻撃の危険性が無くなりました

――


――

【森国領・森中】


ジーク「……」ピクン

ジーク(何やら、不穏な空気を感じるな……)

イアン「どうした、ジーク?」

ジーク「いや、大丈夫だ」

ルーチュ「……」


トコトコ…


ルーチュ「ジークさん……」ギュッ…

ジーク「……大丈夫だ。心配はいらない」

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【森国領・移動中の行動】1/2

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
※マリリン遭遇大幅緩和中
※確率次第で他の遭遇もあり

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)


少しした後安価多数決

一端ここまで。夜に再開できれば

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

※ニイハオの黒槍の補正は255で間違いありません
キャラシートによる対妖精特化+防御不可のデメリット持ちのため、この補正値です
ニイハオの補正は他にも相当かかるため、部下や連携を除けばニイハオの単騎の力は六将でゼルガーに次ぎます


3:調査

――


ユージーン「……俺も、なーんか嫌な予感するんだよなぁ……」

ユージーン「なんていうか、臭いが違うって言うべきか?」

シェリル「に、臭い……?」クンクン…

シェリル「森の落ち着いた感じですけど……」

ジーク「……これは、俺達の勘というやつだろう」

ジーク「……」

ジーク「念の為、戦える準備はしておいてくれ」

ミナ「て、敵の臭いなのですか……!?」ワタワタ

ジーク「確証はないが……」

ルーチュ「……!」

イアン「あの街が公国兵を排していたところ見る限り、まだこの近辺に潜んでいる可能性はある」

ユージーン「警戒、強めた方がいいかね……」

ジーク「頼む」

ジーク(……)


――

特殊判定
↓1コンマ二桁

※ゾロ目以外でマリリンと遭遇

コンマ35

遭遇:マリリン

――

ガサガサ…



ジーク「……!」チャキン!

イアン「……!」サッ!

シェリル「イ、イアン……!」

ユージーン「獣の移動音じゃない。複数の、人間だ……!」ヒソヒソ…




ガサガサ!



ルーチュ「……」ブル…

シェリル「……フラネッタ」


フラネッタ「……」ガシン!


ミナ「だ、大丈夫。私だって、鍛錬をしたんですから……!」



ガサガサガサ!



バッ!




マリリン「ちょっと~! この虫除け薬まるで効果ないんだけど~!?」

親衛隊達「「申し訳ありません! 予定を変更して大型の都市に向かっていますので!」」




ユージーン「ぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


一同「「!?」」ビックゥ!



ジーク(ユージーンの絶叫に、誰もが身を竦める)

ジーク(俺も驚きはしたが、ユージーン程では無い)

ジーク(おかげで逆に少し冷静にはなれたが……)



ジーク(――森奥から、三人一組で陣を組み一人の少女を担いでいる異様な大男達が現れれば、驚かないわけがない)

マリリン「び、びっくりしたぁ。……って、あれぇ?」

マリリン「もしかして君、ユージーン? セレスティア姫のお付きの――」


ジーク「――ッ!?」

ジーク「こ、こいつ、公国の……!?」

ユージーン「き、気をつけろ大将! そんなふざけたなりだが、そいつの名前はマリリン!」


ユージーン「――公国六将の一人だ!」


イアン「なっ!?」


マリリン「おっとぉ? その口ぶり、もしかして――公国を裏切ったのかなユージーン?」ニヤリ

ユージーン「っ……」

ユージーン「だ、だったらなんだってんだよ! 俺は金さえ貰えれば誰にでもつくケチな傭兵だぜ?」

ユージーン「姫様に言いたければ言え……って言いたいところだが……」

ジーク「……ユージーン、下がっていろ」チャキン…


親衛隊達「「むっ!」」バババ!


イアン「敵は4人……いかに公国将といえど、勝ち目がないわけでもあるまい!」ジャキン!


マリリン「へぇ~……その様子、公国に対して相当な敵対心があるみたいね?」

マリリン「これは、思っていたのとは違うけど……」




マリリン「とにかくまずはユージーンえら~い! ご褒美にマリリンちゃんのキスをプレゼントしちゃうっ!」ピョーン!

ユージーン「おわああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


一同「「!!??」」


親衛隊一同「「う、羨ましい……!」」クッ…


ユージーン「た、大将! おっさん! たすけてくれええええぇぇぇぇぇ!?」

マリリン「ひっど~い! ご褒美からなんで逃げるの~!?」


ジーク「……な、なんなんだこの将は?」



……

――

――

……


ユージーン「はぁっ!? 公国六将を、抜けてきただぁ!?」

マリリン「うん、そうだよ~? もともと知名度を上げたいのと、ネーロちゃんの為に志願したんだけどね?」

マリリン「もー、ほんっと糞野郎ばっかりで耐えきれないのよぉ! ユージーンも知ってるでしょー?」

マリリン「あーよかった。ユージーンが裏切ってくれて、この溜まり溜まった鬱憤吐き出す相手が増えたね♪」

ユージーン「いや……」

マリリン「報酬? そりゃあお金じゃ買えないマリリンちゃんの満面の笑みだよー?」ニコニコ

ユージーン「そうじゃなくてだな……」チラ…


ジーク「……何故こっちを見る」


ジーク(団長、流石にこれは予測できないし冷静さを保てそうにないんだが……)

イアン「むぅ……にわかには信じられん。このような少女が将であるなどとは……」

ユージーン「騙されんなおっさん! こいつは見た目はともかく性別はれっきとした男――」



マリリン「――ふんっ!」バキャァ!



ユージーン「ごふっ!?」ベシャ…

マリリン「乙女の秘密を暴こうとする悪い奴は、みんなマリリンちゃんと馬に蹴られるから気をつけようねー?」

一同「「……」」

マリリン「とりあえず、ユージーンにはあとでお説教するとして……」

マリリン「そろそろ、あなた達のことを聞きたいな♪」キュルン!

マリリン「ユージーンが裏切って、君達はさっきマリリンちゃんと戦おうとした……」

マリリン「私一人じゃ弱いとは思うけど、それでもそこら辺の兵士なら蹴り倒せるつもりだよー?」

マリリン「――公国六将って知らなくて、それを聞かされて」

マリリン「――それでも逃げたり降伏したりしないで、戦おうとする」

マリリン「……強い覚悟が、あるんじゃないかなー?」

ジーク(こいつ……)

ジーク「……」チラ…

イアン「……」チラ…


マリリン「ん~……まぁ、なかなか信じては貰えないかなぁ」

マリリン「マリリンちゃんとしては、君達かなり気になるんだけど」

ジーク「……退かなかったからか?」

マリリン「それもあるけど、さっきユージーンを庇おうとしてたでしょう?」

マリリン「公国は使えるものは使うし、逆に言えば使えないものは使わない……処分されることもあるの」

マリリン「金に煩い姫付きの傭兵が裏切っただなんて、ばれたら間違いなく処刑もの」

マリリン「でも君はそれを庇った。一緒にいれば、巻き添えをくらうかもしれないのにだよ?」

マリリン「ユージーンも、逃げないで立ち向かおうとしていた……君達を、信じているみたいに見えた」

マリリン「『仲間』を信じて大切にする人は、マリリンちゃん信用できると思うんだー」

マリリン「少なくともあの薄汚い野良犬ジラワークよりもずーっとね?」

マリリン「あ、ジラワークってしらないか。磁力を操る魔法を使う黒狼の獣人なんだけど、これがまた――」

ジーク「い、いやそれはユージーンから聞いているが……」

マリリン「ふふ……」ニヤリ

マリリン「――公国六将の情報を聞き出しているってことは……やっぱり公国と戦うつもりなんだね♪」

ジーク「くっ……!?」

マリリン「ああ、そんな顔しなくていいよー? むしろマリリンちゃんとしては思わぬ儲けものだもん♪」

マリリン「可愛い女の子三人も連れて、それでも公国を相手取ろうだなんて……よっぽどの事情でしょ?」

ジーク「……」

イアン「……ジーク、ここまできたら、この者を少しは信じるほかあるまい」

イアン「公国将ならば、このような回りくどいことをせずとも私達を襲うことはできた筈だ」

マリリン「いやん、おじさまは話がわかりそうねぇ」クネ!

イアン「お、おじ……!?」

ジーク「……怪しい動きを見せれば、斬る」

親衛隊達「「それは我らがさせん!」」バッ!

マリリン「大丈夫大丈夫、どっちも動かなくて済む筈だから」

マリリン「……聞かせて貰える?」

ジーク「……」ハァ…

――

……


マリリン「……え?」

マリリン「ご、ごめんちょっと待って?」

マリリン「……こっちの子が、鉄国のお姫様で?」

シェリル「……」ドキドキ…

マリリン「こっちの子は、森国のお姫様でしかも妖精?」

ルーチュ「……」ドキドキ…

マリリン「も、もしかしてあなたも高貴な身分の王族とか……?」

ミナ「わ、私は鉄国の教会に勤めておりましたただのシスターです」

マリリン「お、驚いたわ……」

親衛隊達「「同じくです!」」

ジーク「……信じるか信じないかは、そっち次第だがな」

マリリン「……ううん、信じるよ」

マリリン「マリリンちゃんを前にしても退かない理由には十分過ぎる」

マリリン「それに、二人とも……格好こそ可愛くないけど、風格があるもの」

マリリン「そっか、そうだよね。公国の所業を考えれば、お姫様達が怒っても不思議じゃないもの……」

ジーク「……お前は、自分は違うと言いたいのか?」

マリリン「信じては貰えないだろうけどねぇ。公国の上層部が軒並み腐っているのは事実だし……」

マリリン「でも、こうして私と話をしてくれているってことは……少しは信じてくれたのかな?」キュルン!

マリリン「今は、それでいいよ。最初は誰だって信じて貰えない、見て貰えない……」

マリリン「地道にマリリンちゃんの良さをアピールして、いつの間にかマリリンちゃんの虜にしてあげるからね♪」

親衛隊達「「親衛隊に入れば、マリリン様お手製の耳栓も貰えるぞ!」」バッ!

ジーク「……信じたというよりも、俺の脳が理解を拒否しているのかもしれないがな……」ハァ…

ジーク「なんというか……疲れた」

マリリン「駄目だよー疲れた時は休まないと。働き過ぎはお肌の天敵!」

マリリン「……でもお姫様を守りながらの旅なら、仕方がないか」

マリリン「……」

マリリン「……ねぇ?」




マリリン「せめてものお詫びってわけじゃないけど――マリリンちゃんも手伝っていいかな?」



一同「「!?」」

――

【重要安価・マリリンの処遇】


・様々な判定の結果『六将・マリリン』レベル:140が仲間入りの可能性が出て来ました

・本来、六将は公国軍の幹部であり味方入りは完全に想定していません

・またキャラシートより『用兵術に秀でている』為、味方入りした場合は『サポートスキル』を多く覚えることになるでしょう

・イアンと同じく団体鍛錬術を覚えているのが自然であり、そうなると必然的に『団体鍛錬でレベル上げ効率が増してしまう』のは避けられません

・本来、他の戦術系スキルはイアンが習得するものでしたが、より適任者が現れたとなるとスキルの移行も発生

・これによりイアンのスキルが戦闘系のものにシフトしていきます(現時点での習得・予定スキルは変更なし)

・レベルアップの加速性、マリリンのスキルの有用性を考えると仲間の人数が増える度にその恩恵も増してしまいます

・そのため、マリリンが加入した場合は『ユージーンを除く現在のメンバー、マリリン』+最後にあと誰か一人の加入でジークチームを満員とします

・その他のキャラクターは、要所でのサポート、お助け要員となります

・加入の可能性があるのはリュノ、クリス、ソニア、バレットなどでしたが、傭兵団採用がこの中から一人と思ってください

・マリリンをリュノ拠点の防衛に回した場合、この制限はまだ発生しません。

・六将の一人がついたとなれば、しばらくした後に公国の警戒が確定で上昇します

以上を踏まえた上で、多数決安価を取りたいと思います


1:マリリンを正式にジーク傭兵団に(レベルアップ加速。親衛隊は拠点防衛に回します)

2:マリリンを拠点防衛に(リュノ、クリス等の同時加入が可能となります)


質問があれば受け付けます


10分後あたりに投票開始したいと思います

なるほどこういうことか
イアン団長の団体訓練とマリリンの団体訓練は効果重複するのかな?

>>241
重複してしまうからこその措置です(白目)
現状、団体鍛錬は一回でコンマ一桁1/2のレベルアップですが

イアンスキル強化成功→1/2撤廃

マリリン加入→コンマ結果+固定値分レベルアップ

なので、多少コンマ運が悪くても従来以上に上がるのは間違いありません

それでは……

マリリン、どうする?

↓1~7多数決コンマ

票数的に1番で決定ですかね

六将・マリリンの加入が確定しました!

なお、マリリンのレベルは六将の中で最も低い140(+コンマ判定で親衛隊の人数と練度を取って集団戦前提だったので)ですが、
それでも現時点でのジーク傭兵団ではリーチェと同率一位です
そしてスキルの恩恵を加味すると……
ジラワークはフラネッタ強化イベが発生したらリンチ確定、ニイハオすら強大な補正をレベルと人数の圧力で潰され、水帝すら射程範囲です(白目)
えらいことになった……
(なお、それでも公国コンマ次第では打撃を受ける可能性があります。大体残る三将の能力や性格のせいですが)

それでは今日はこのあたりで
本日もありがとうございました!

こんばんはー

ソニアはまだ公国についている可能性もある(この自由行動二回終了→イベント確定判定後の公国ターンで判定)
為、完全な味方入りかはまだわからない状態ですけどね
リュノやクリスのいずれかの合流を狙いたい場合は、幕間の選択で選ばれると確率が上がるでしょう

マリリンによる変装などは交流で選んで頂ければ大丈夫です(ジークは名前は伏せれません)
マリリンは団体の扱いに長けている将なので、単体超強化はできません

それではちびちび再開です

1:マリリン加入

――


ジーク「……それは、姫達を守ることに協力するということか?」

マリリン「うん。お姫様にこんな旅をさせちゃっているのは公国が原因だし……」

マリリン「それにリーチェ様が妖精でリアローズ様が鉄国のお姫様ってなるとちょっとねぇ」

ジーク「どういう意味だ?」

マリリン「マリリンちゃんと同じくらい小さいけど、妖精としては特大サイズじゃない?」

マリリン「ニイハオの奴に見つかったら何されるかわからないし、どうしても心配だよね♪」

マリリン「それに鉄国を滅ぼすことに執着のあるジラワークも、リアローズ様が生きていると知れば……」

マリリン「ぜーったい、俺が鉄国の姫を仕留めたんだーとか戦功狙いでつきまとってくるだろうし」

マリリン「ああそうだ。あいつの部下もみーんな疲れた顔してたからマリリンちゃんの親衛隊に勧誘しておいたの」

マリリン「元々あいつって部下の子全然大切にしてなくてねー? マリリンちゃんに取られても気づかないかも」

マリリン「仮に気が付いても、自分の活躍にしたくて『一人で戦場に向かう』可能性も高いけどねー?」

マリリン「正直に言っちゃうとね、マリリンちゃんもあいつらぶっ殺したいレベルで嫌いなの」

マリリン「だから、マリリンちゃんの個人的な思惑も絡んでいないと言うと嘘になっちゃうかも?」

ジーク「……そうか」

ジーク「……」




ジーク「――その言葉、信じてもいいんだな?」




マリリン「!!」

ユージーン「ちょっ……本気か大将!?」ガバッ!

ジーク「起きたかユージーン。そして俺は冗談は言わん」

マリリン「もー、酷いなぁユージーン。マリリンちゃんが仲間になるんだよ?」

マリリン「感動して涙で溺れちゃってもいいんだよぉ♪」

ユージーン「誰が溺れるか! ネーロちゃんがまともってのは同意するが、お前だって他の将と同じやばい奴だろうが!」

マリリン「それは心外なんですけどぉ!? あの野良犬達と一括りは許さないよぉ!?」プンプン!

ジーク「落ち着けユージーン。俺も何も考えていないわけでもない」


ジーク「まず第一に、公国六将ならば当然公国の地理を把握している」

ジーク「戦場、敵地の把握は生き延びる作戦を考える上では重要だ」

ジーク「そして同じ理由だが、六将ならば戦力としても申し分ない」

ジーク「龍が放たれているとわかった以上、強力な戦力を確保できるならしておくべきだろう」

マリリン「マリリンちゃんは『一人だとあんまり強くない』けど『二人以上で行動できれば』結構戦えると思うよ♪」

マリリン「とはいっても……もしかしてリーチェ様ってかなり強い?」

ルーチュ「そ、そんなことは……ジークさんがいなければ、もう幾度も命を落としています」

シェリル「わ、私もジークさんがいなければとっくに……」

マリリン「ふぅん、やっぱりジークもかなり強いんだねぇー」

マリリン(……セレスティア姫のペットと同名だけど、多分たまたまだよね?)

マリリン「元々マリリンちゃんは大勢の親衛隊を指揮して戦うのが基本だったの」

マリリン「だから『ジーク達の援護ならかなり上手くできる』と思うな♪」キュルン!

ジーク「あまり大人数過ぎても目立つ。大量の親衛隊を連れて行くことは流石に了承しかねるぞ?」

マリリン「そっかぁ……」

親衛隊達「「そんな!? 我々はマリリン様の忠実なる兵! ご命令がなければどうすれば!?」」オロオロ

マリリン「んー……」

マリリン「傭兵団のフリして動いているんだよね? 拠点とかないのかな?」

ジーク「……一応、あるにはあるが」

マリリン「それじゃあ、親衛隊? いつかマリリンちゃん達が戻るかもしれない場所を守り抜いて?」ニコリ

親衛隊達「「承知致しましたぁ!」」バッ!

ジーク(確かに、統率力は尋常ではないようだ)

イアン「ふむ……格好こそ珍妙なれど、『将』としての器は確かなようだな」

イアン「ジークが信用するというのであれば、私もそれに従おう」

ミナ「ええ。公国にも現状を良しとしない方がいた……これだけでも、大きな救いです」

ユージーン「おいおい……」

ユージーン「嬢ちゃん達二人はいいのか? こんな得体の知れない奴が着いてくるんだぞ?」

ルーチュ「えっと……」

シェリル「か、変わった人だなって思うけど……」

ルーチュ「ジークさんが大丈夫って判断を下されたのなら、大丈夫だと思います」

シェリル「はい……」コクコク

ユージーン「大将の信頼でかいなぁちくしょー……」

マリリン「うんうん♪ 信頼関係って大切だよねー♪」

ジーク「ああ。傭兵における最も重要視すべきものだ」

マリリン「……公国に集まっている傭兵にも聞かせてやりたいね」

ジーク「しかしユージーン、お前は慎重だから仕方がないのかもしれないが……」

イアン「確かに、私も人の事は言えぬがそれでも随分と……」

マリリン「マリリンちゃんの協力を喜んでくれてないよね? ああ、悲しくて涙が出ちゃう! だって女の子だもの!」ヨヨヨ…

親衛隊達「「マリリン様しっかり!?」」

ユージーン「だーかーらぁー! こいつはこれでも男なんだって!」

ユージーン「姫様やミナちゃんに混ざって風呂とか入ったりするかもしれねーぞ!?」

マリリン「マリリンちゃんはお風呂は一人で独占したいからいらない心配だね♪」

ユージーン「どうだかなぁ……というか大将、もっと驚こうぜ? こいつ今だからこうしているんじゃないんだぜ?」

ユージーン「公国にいる時からこの格好に言動だ。大公様の前でもずーっとな?」

ジーク「……つまり、女のような男だから気が乗らないということか?」

ユージーン「んー、ちょいと違うんだが……大将は気にならないの、こういう奴?」

ジーク「そうだな……」




ジーク「――俺の育て親、ソニア傭兵団の団長も似たようなものだったから、あまり驚きはない」




一同「「!?」」

ジーク「正確には逆だな。男のような女だ。こう言うと団長は笑顔で相手を捻り潰していたが」

マリリン「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

マリリン加入関係なしに特定の2人の交流も兼ねた鍛錬とかしてみたいと思ってたけどダメかな?

例えばイアンとマリリンでイアンのスキル獲得ボーナスとか、リーチェとジークで合体魔法剣攻撃みたいな連携技の考案みたいな……

ソニア傭兵団の知名度(キャラシート通り名より、補正+20)

コンマ42+20>50

※基準値を超えた為、知名度有り

※ジークの後の傭兵活動結果に補正追加

――


マリリン「ソニアってもしかして……あの緋色の悪魔?」

ジーク「ん、ああ。団長にはいくつか通り名があったが、そういうものもあったな」

シェリル「ひ、緋色の悪魔……?」ブル…

ユージーン「マジかよ、大将の育て親があの赤鬼って……」ゾク…

ルーチュ「有名な方なのでしょうか?」

マリリン「うん。私も憧れている人の一人かなー」ソワソワ

マリリン「女性の身だけど、男に負け知らずの豪快さ! そして多くの傭兵を従えるその手腕!」

マリリン「沢山の親衛隊を連れている身としては、その求心力はお手本にしたいよねぇ♪」

イアン「……確かその女性は、とてつもない怪力の持ち主だと聞いたな」

ジーク「ああ。熊を素手で殴り殺して、そのまま鍋にするような人だった」

一同「「……」」ゾクッ…

ジーク「自分のことを俺と言い、身長もイアンと同じかそれ以上。巨斧を片手で振り回す……」

ジーク「傭兵団の誰もが彼女を尊敬していたが、女性としては見ていなかった」

ジーク「彼女は男女を超越した『団長』だったんだ」

ジーク「だからか、然程マリリンの性別にも驚かないな」

マリリン「そっかそっか、男女を超越……」ウンウン…

マリリン「――いいね、それ♪」キュルン!

マリリン「それにマリリンちゃんを受け入れてくれるこの傭兵団なら、マリリンちゃんも全力出せそう♪」

マリリン「それじゃあ――これからよろしくねみんな♪」キュルルン!

ジーク「ああ」



ユージーン「あぁー……」ガクリ…

ユージーン(まあ、厄介な敵が一人減ったって意味ではよかったのかもしれんけど……)


――

※六将・マリリンが加入しました!

※スキル構成が『六将・マリリン』から『マリリン』のものになります

――

>>278
交流に分類されますので、自由行動時に
交流、○○と××の共同鍛錬
などと書いて頂ければ大丈夫です

――


親衛隊達「「それでは、我々は拠点とやらを目指しますが……」」

ルーチュ「その、森国領内なので……公国の方だと警戒されてしまいます」

ルーチュ「今急いで書状を用意しますから、少々お待ちください」カキカキ…


親衛隊1「……リーチェ様も可愛いな」ボソリ…

親衛隊2「おい!?」

親衛隊3「いや、それは間違いない。だがマリリン様には一歩及ばないというだけのこと」


ルーチュ「そ、その……どうか、森国の民とも仲良くしていただけれると……」アセアセ

親衛隊達「「そこはお任せください!」」ビシィ!



マリリン「むむ、流石お姫様。マリリンちゃんに迫らんばかりの求心力……」

ユージーン「いや、ルーチュちゃんの圧勝だからな?」

マリリン「ふふん、そういうユージーンも、だんだんマリリンちゃんの虜になっちゃうかもねぇ……♪」



シェリル「な、なんだか一気ににぎやかになったかも……?」

ジーク「ああ。だが、気は抜けないな」

――

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【森国領・移動中の行動】2/2

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇+固定値)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)


少しした後安価多数決

自由行動安価多数決
↓1~3コンマ二桁

1イアンとマリリンの鍛錬(特殊交流)


――


マリリン「うんうんうん! ジークは偉いねぇ。こつこつ地道な努力ってとっても大切だよね!」

マリリン「いい子にはマリリンちゃんの抱擁を――」

ジーク「いらん。だがその口ぶり……将の座に甘えず鍛錬は続けていた口か?」

マリリン「うん。元々マリリンちゃんはちょっと魔力がある程度で、戦闘は苦手だったからね♪」

マリリン「昔は悪戯してくる嫌な奴も多くてねぇ……色々頑張って今のマリリンちゃんがあるんだ♪」

イアン「公国、敵国の将なれど、その志は見事なものだ」

マリリン「今は傭兵団の歌姫だけどねー♪ ここからなり上がっていくのも楽しいと思わない?」

マリリン「それにしても、おじ様も叩き上げって感じがして好感が持てるわねー?」

イアン「……私は、まだ若輩ものなのだが」

マリリン「そう、実際はそうじゃなくても謙虚な姿勢を見せる! この立派さ、あの野良犬に見せたいなぁ」

イアン「……」

ユージーン「諦めろ、おっさん」ポン

ミナ「イ、イアン様はまだお若く逞しいです!」アセアセ

イアン「ありがとう、ミナ……」

マリリン「お姫様達も、かなり戦えそうな雰囲気だし……」

マリリン「やっぱり、ジークやおじ様が鍛えていたの?」

ジーク「一応、な。最近ではイアンがやってくれているが」

イアン「だが、どうにも悩んでいるところなのだ」

イアン「見ての通り、姫様方やミナは華奢だ。私が部下達に課していた鍛錬方法では成果がでないのではないかと、な」

マリリン「ふむふむ。確かにがっしりしたおじ様式の鍛錬だと、お姫様達には大変かも?」

マリリン「――それじゃあ、ここは早速可憐なマリリンちゃんの出番だね♪」キュルン!

マリリン「女の子と言わず、その子に適した鍛錬補法を一緒に考えてみようかー♪」

マリリン「マリリンちゃんは女の子だけど、男の子でもあるから少しは丈夫だから大丈夫」



マリリン「――少し、おじ様のやり方を見せてもらおうかな?」


イアン「私の、やり方?」

イアン「……ぬん!」ダン!


――

イアン:レベル84
★『揺るがぬ騎士団長』
自身の耐久値を1増加させ、弱体補正を無効化する

『不動鉄の鍛錬』
防御状態時、補正+10
さらに鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる

――


マリリン「ふんふん、見た目通りおじ様は守り主体……」

マリリン「揺らがぬ要塞として、お姫様達を守ろうっていう気持ちが伝わってくるね♪」キュルン



マリリン「――でも『拠点防衛ならともかく』として『敵を倒さなきゃ負けな時はそれじゃ駄目』だよ?」スッ…

イアン「!?」



――

マリリン:レベル140

★『偶像陣形』★
戦闘時、味方が複数人存在する時のみ特殊な『無双状態』となる
自軍の攻撃状態時補正及び防御状態時補正を全て常時補正として扱い、
さらに敵軍の攻防状態指定効果、全体攻撃スキルを全て無効化する

★『響き渡る声援』
戦闘時、味方が複数人存在する時、味方全体のレベルを+10増加させる
この効果は敵スキル発動よりも優先される

★『影の努力』
鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる
さらに判定結果に加えて3の固定レベルアップを加算する

★『惑乱音響』
攻撃状態時、補正+20
戦闘時、敵の戦闘補正と逃走に-25の補正を加える
さらに劣勢判定を受けた時、一度だけ無効化する

――


マリリン「戦いは『みんなで協力して相手を叩きのめす』ってのがマリリンちゃんの信条♪」トン、トン

マリリン「『守りつつも攻められるような』陣形をとれればそれが一番いい」トントン

マリリン「そしてもし華奢な女の子一人でも大丈夫なように――」キュッ…



ビュオン!



イアン「っ!?」

マリリン「――相手の脳天に蹴りを入れられるような、身軽さを生かした鍛錬とかね♪」ピタッ…




ジーク「っ……!?」

シェリル「イ、イアンが全く反応できないだなんて……!?」

ジーク「これが、公国六将……」


――

※イアン習得緩和+マリリン指導でスキルチャンス60→50→25

↓1コンマ二桁、↓2コンマ一桁

1イアン

コンマ96>25

※基準値を上回った為スキル獲得成功!

『不動鉄の鍛錬』
防御状態時、補正+10
さらに鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる



★『鉄鬼の鍛錬』
防御状態時補正+20
さらに鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる
このスキルを持つとき、対象者全員にレベルアップ判定時のコンマ1/2を撤廃する

に強化!

イアン:レベル84+6×1/2=87


2マリリン

コンマ39

マリリン:レベル140+9×1/2=145

――


イアン「なるほど……」タラリ…

イアン「剛と柔を織り交ぜた鍛錬、これならば姫様達も……!」グッ!

マリリン「うんうん、おじ様何かを掴めたみたいだね♪」

マリリン「結構本気で頭狙ったのに、動じた様子もみせないでかっこよかったよ♪」

マリリン「これからは鍛錬する時、マリリンちゃんも協力するから、みんなどんどん頼っていいんだよ?」ニッコリ

ユージーン「ぐへぇ……あいつが生き生きしてやがる……」ハァ…

ジーク「だが、あの力は本物だ。これから先、かなりの手助けになりそうだ」


――

※イアンの鍛錬スキルが強化されました

※マリリンとの鍛錬スキルと効果が重複します

※以後、団体鍛錬は各キャラコンマ一桁+3がレベルアップの値となります

――

――


【自由行動を終えて……】


イアン「よし、ああしてこういう鍛錬であれば、ミナでも……」ブツブツ…


ユージーン「おっさんが自分の世界に入っちまった……」

ジーク「イアンは真面目な男だからな。さっきのやりとりで得るものがあったんだろう」

マリリン「私もおじ様のがっつり鍛錬は見習うところあったかなぁ」

マリリン「ほら、このお肌を考えるとどうしても無茶は避けてきちゃったから♪」プリン!

ミナ「た、確かに羨ましいくらいの肌艶……!?」

マリリン「……ミナちゃん、なんかお肌に妙にくたびれた痕跡があるけど何したの?」




シェリル(マリリンさんは、まだどういう人なのかよくわからないけど……)

シェリル(多分、変わっているけど悪い人じゃ、ない……)

シェリル(そんな、公国の将軍の人でも嫌う……ジラワーク将軍……)

シェリル(鉄国を、みんなを、滅茶苦茶にした人の一人……)

シェリル(……)


ルーチュ「……シェリルさん?」



シェリル「……」


イベント強制判定(50以上で発動)
↓1コンマ二桁

83>50

ということでフラネッタ強化イベント(さよならジラワーク)が確定した辺りで今日はここまで
マリリンは本当に『味方になればこれほど頼もしいものはない』スキル持ちだったので、ジーク達の恩恵は計り知れませんね……
(なおこれでも味方入りに伴い一部スキルを除外しています)
六将や帝龍は最低保証戦闘を挑める為、どれだけレベルを上げても絶対に勝てるというわけではありませんが、有利になるのは間違いありません

本日もありがとうございました!

おつおつ
無双状態ってワイバーンの強制防御とかも防げるのか
団体鍛錬だけかと思ったらこれとんでもなく強いスキルなんじゃないか?

3連ゾロってこうポンポンでるもんだっけ?
ジラワークは天使なネーロちゃんが助けてくれる可能性ワンチャン?海外侵略失敗の時も庇ってたし

ジラワーク戦での課題だった魔翌力障壁はマリリンちゃんが張ってくれるかね?

乙です
どこまでフラネッタ強化されるのか楽しみ

>>278の合体魔法剣みたいな連携技って他の人物の組み合わせでもあったりするかな

フラネッタって壊れても直せるからくりだからと選ばれた側面もある訳だけど、やっぱり壊される場面もあるのかな

こんばんはぎゃああぁぁぁぁ!?(白目射出)

まさかのここで三連ゾロ目……チケット進呈です

ゾロ目チケット3→4

……どうしようこれマジでチケット暴力で虐殺されそう(白目)


>>302
安定性も加味すると間違いなく最強クラスのスキルだったりします

>>305
ジラワークのみ、ネーロの出動はなかったりします(エルクラッドからの評価より)

>>308
フラネッタで全て弾けてしまったりします
もしフラネッタが無くても、マリリンを何回か鍛えれば障壁使えていましたが

>>309
連携スキルは基本的に『バランスブレイカ―』という認識をしていますので、
条件が余程噛み合っていても、こちらで習得条件をかなり変則的にしたりしますので、
まず習得はできないと思ってください。
またこの世界の魔法剣は『非常に高難易度』の技術であり、実現は熟練者でも難しい扱いです

>>311
未強化状態で、敵の劣勢をガードないし大攻撃を被弾した時に破損予定だったのですが……
(あとジラワークに無対策だと目の前で再起不能な破壊)
その前にミスリル獲得してフラネッタが現状では最大レベルまで強化された為、
もうよほどのことが無い限り壊れません

遅くなりましたがほんの少し再開です

『ジラワーク対策会議・フラネッタの強化』

――


シェリル「ルーチュさん、その……お願いしたいことがあるんですけど……」

ルーチュ「なんでしょう? 私にできることであれば」

シェリル「その、ジラワーク将軍の対策を取れればなって……」

マリリン「ああ、そうか。あの野良犬の魔法は対策しないとお姫様とおじ様は辛いね……」

ジーク「対策は把握している。魔力障壁を用意できればいいんだろう?」

マリリン「うん。どんな強力な魔法も、受ける側の力が強ければ防ぎやすいからね♪」

マリリン「ただ、あの野良犬『性格はともかくとして魔法が強力なのは確か』だからねぇ……」

マリリン「障壁を展開するにしても『マリリンちゃんのレベルだとちょっと維持できない』かも……」ショボン…

ミナ「で、では私が魔力を搾りだして……!」グッ!

イアン「やめてくれ!」ガシ!

ユージーン「ルーチュちゃんの魔力はジラワークの防御を貫通するのに欠かせないしな……」

マリリン「わかってはいると思うけど、無対策でぶつかると痛い目を見ちゃうよ?」

マリリン「それに障壁で身を守れても、あいつが自分を守るために使う魔法は防げない」


★『磁操・鉄鎧』
戦闘開始時、敵が複数体の時発動
自軍にレベル80の『鉄鎧兵』を6体呼び出し操作する


マリリン「こんな感じで、あいつは自分を守ったりするからね」

ルーチュ「鎧、ですか。流石に複数体をまとめて破壊するのは難しいですね……」

マリリン「親衛隊抜きだと、ちょっと厄介な相手なんだよねー」

マリリン「ここは、ジークとリーチェ様の力量に頼りたいところかも?」

ジーク「もう少し、鍛錬を積んでおくのが確実ではあるか」


シェリル「――わ、私も!」グッ!


一同「「!!」」


共同鍛錬の時にイアンとマリリンの2人とも個別鍛錬の時と同じ倍率でレベルが上がったけど、個別鍛錬をわざわざ選ぶ意味って無くなった感じ?

ゾロ目チケットは使用を促す意味も兼ねて枚数上限設定しても良いんじゃ無いかなあと思ってたりはする

シェリル「私も、戦えるようになりたいの……!」

シェリル「鉄国の為にも、ジークさんの為にも……!」

マリリン「……でも、お姫様の戦い方って……」


フラネッタ「……」ズダン!


シェリル「この子です……」

マリリン「からくり……人形?」ウーン…

ジーク「……俺の常識の無さが招いた結果だ」

シェリル「こ、これはこれで可愛いと思います!」

マリリン「いや、うーん……?」

マリリン「と、とにかくそれ、見た目通りに鉄製でしょー?」

マリリン「あの野良犬汚いから『相手の装備品を奪って自分のものにもする』んだよー?」

シェリル「わ、わかっています。だから、ルーチュさんに協力して貰えないかなって……」

ルーチュ「?」

シェリル「この前、一個だけだけど……」スッ…


ミスリル銀「……」キラン!


シェリル「ミスリル銀鉱石が手に入ったから、これをフラネッタの『核』に使おうかなって……」

シェリル「ミスリル銀なら、沢山の魔力を蓄えておける。ルーチュさんの魔力を注いで貰って……」

シェリル「それをフラネッタの全身に巡らせられたら『攻撃にも防御にも使える』ようになると思うの……!」

ジーク「俺がやった魔法剣と同じか。フラネッタにもルーチュの魔法の効果が一時でも宿るのならば……」

ユージーン「万が一の時はルーチュちゃんが障壁を使えるってわけだ」

イアン「いや、鉄鎧を『操れて当然』と思っている相手ならば、フラネッタの攻撃で『虚を突ける』だろう」

マリリン「あいつ無駄にプライド高いからね。『操れないのに人形にばかり集中する』可能性もあるかなー♪」

ミナ「本来であれば、シェリルさんを前線に出すのは気がひけるのですが……」

イアン「こうなってしまった姫様は、退かないからな……」

ジーク「だが、フラネッタが奪われないのは有利だ」

マリリン「おじ様一人なら、マリリンちゃんでも守り切れるかも♪」

シェリル「急にこんなことを言ってごめんなさい。でも……」

ルーチュ「いえ、私でよければ、喜んで!」ビシ!


……

――

>>314
あの共同鍛錬はかなり特殊です
スキル獲得に悩むイアンと、多数を鍛え操ることに長けたマリリンの組み合わせ
だからこそ通した感じです。
でも団体鍛錬が非常に効率的になってしまったのもあるので、
以後は個別鍛錬→共同鍛錬(2人を選択し同時にスキルチャンス処理)の方がいいかもしれませんね

>>315
そうですね。チケット上限5枚としておきましょう。
3連ゾロなんてまず出ないよねと油断しすぎました……

――



カン…カン…


シェリル「ふふ、外でお人形の手入れするの、久々だなぁ……」

ルーチュ「いい鉱石です。これなら私の魔力も……」キィィィン!

シェリル「……ごめんね、ルーチュさん」

ルーチュ「え?」

シェリル「私……自分でも、あまり人と話すことは得意じゃないって思っていて」

シェリル「大人しく、お人形と一緒にいられたらそれでいいやって、考えていたこともあったのに……」

シェリル「今では、こんなに我儘ばかり言って、みんなに迷惑をかけて振り回している……」

ルーチュ「このくらい、迷惑でもなんでもありませんよ?」

ルーチュ「シェリルさんはただ、鉄国を想って行動されている。とても立派なことだと思います」

ルーチュ「そしてそのお手伝いができるともなれば、私も誇らしいです♪」ニコリ

シェリル「で、でもこんな夜中に……眠くありませんか?」

ルーチュ「……リュノお姉様との夜更かしで慣れています///」

ルーチュ「シェリルさんこそ、大変な作業だと思いますけど……」

シェリル「わ、私、好きな事なら時間を気にしないから……///」カァ…

ルーチュ「ふふ、それも素晴らしいことだと思いますよ?」

シェリル「あうぅ……///」

ルーチュ「……お母様もお姉様も、私の魔力を凄いと褒めてくれたけど」

ルーチュ「この力が、具体的にどう役に立つのか、わからなかった」

ルーチュ「でも、今ならわかります」

ルーチュ「こうして、ルーチュさんやジークさんの力になれる。奪われた国を取り戻す力になれる……」

ルーチュ「だから、遠慮せずにどうか受け取ってください。私の魔力」キィィィィン!

シェリル「ありがとう……」


魔導ミスリル「……」キラキラ!


シェリル「これをフラネッタの核にして、カタリナ様のものとも掛け合わせて……」

ルーチュ「今の内に、あらかじめフラネッタの全身も私の魔力で覆っておきましょう」キィィン!

ルーチュ「フラネッタも、一緒に戦ってくれる仲間。傷ついてほしくないですものね」

シェリル「うん……!」



カーン!

カーン!



シェリル「ごめんなさい、この鉄糸もお願いできますか?」

ルーチュ「勿論ですよ」キィィィン!


ギュッ…


ギュッ…


シェリル「――で、できた!」グイ!


ギュルルルルル!


ダァン!


魔装雷騎士フラネッタ「……」バチバチィ!



――

※フラネッタがリーチェの協力により強化!


★『からくり乱舞・魔装雷騎士フラネッタ』★
★を含む鉄国対象スキルを全て無効化し、戦闘時、常時補正+25を加える
優勢取得時、敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
劣勢判定を受けた時、一度だけ無効化。さらに再度判定を行いコンマ50以上で相手に劣勢を跳ね返す
また雷属性攻撃の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる
さらに追撃優勢取得時、その成功率を上昇させる


――



フラネッタ「……」ガキョーン!


シェリル「これが、新しいフラネッタ……!」キラキラ!

シェリル「ありがとう、ルーチュさん……!」

ルーチュ「いえ、私はただ魔力を流しただけですよ」

ルーチュ「より洗練された形に完成させたのは、シェリルさんのお力です」

サラダはちょっと手強い雑魚敵扱いです。初遭遇時はイベントと判定が発生
調査や傭兵団の仕事であいまみえる可能性があります

――

シェリル「そ、そんなこと……」

シェリル「でもカタリナ様の雷の魔力も上手く流せたみたいでよかった……」ホッ…

シェリル「これなら、もっと鋭い追撃もできるかも……?」


ルーチュ「……うーん……」

ルーチュ(私の魔力とお母様の魔力、二つの力が宿ったフラネッタは強力無比です)

ルーチュ(それを正確に操るシェリルさんの腕があれば、敵もたまったものではない筈)

ルーチュ(ですが、私の未熟さ……不完全さ故でしょうか)

ルーチュ(……『まだ、強化できる余地がある』ようにも思えます)

ルーチュ(……私が持たない魔力、『氷』の力。これを、補えれば……)

ルーチュ(それに、折角持っているらしい『光』の力も、もっと使いこなせるようにならないと)


ルーチュ「……私も、シェリルさんに負けないよう頑張らないと!」グッ!



――

※フラネッタが現時点での最大強化状態となりました

※ジラワークの『鉄滅の波動』『武装略奪』を味方全体含めて確定防御可能となりました

※リーチェが鍛錬で『光』属性のスキルを習得できるようになりました

※リーチェが『氷』属性に興味を持ちました(リーチェ本人には氷の才能はありません)

確定イベント・おしまい

――

――


【公国・大公の間】


エルクラッド「……何?」

ベルゲ「いえ、私めも小耳に挟んだ程度でございまして」

ベルゲ「兵士の一人が渋々と私の薬を受け取りに来たのですが……」

ベルゲ「どうにも、ユリーカ様とお会いできないそうでして」

ゼルガー「ああ、それは私も耳にしましたねぇ」

ゼルガー「おそらくは、セレスティア様のお部屋に入り浸っているか……」

ゼルガー「或いは――アルテミシア様のお屋敷か」

ベルゲ「いかが致しましょう。一部とはいえ、兵の士気に影響が出るとなると……」

エルクラッド「ふむ……」


エルクラッド「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

セレスティアェ……

エルクラッドのセレスティア以外の家族への信頼

1ユリーカとクリス

70(……私が干渉せずとも、自分で考えて動ける子達だ)

2側室・アルテミシア

90(……何も、言わないでくれ)
※疎遠だが……?


判定を取ったあたりで今日はここまで
エルクラッドの信頼度が現時点で全体的に高めなことに……
予想より高いため、ちょっと追加で色々考えた方がいいかも?

そんなエルクラッドからの評価が低くネーロの救援も望めず、フラネッタに能力の半分を完封される
ジラワークの明日はどっちでしょう

本日もありがとうございました!

ここまで家族のこと信頼してるなら何故セレスティアだけ道具のように育てられたのか疑問が残る

キャラシの記述はもしかしたらセレスティアの主観なのかもしれないけど

フラネッタの見た目ってさまようよろいみたいなイメージ?それともKHのガードアーマー?

判定結果抜きにしてもセレスティアだけ判定そのものにマイナス補正かかってたから何かあるのは間違いないんだろうな

ごめん 更に魔翌力属性をこめるならより強力な核も必要になるのかなと思って

氷属性の魔法ついては一回森国拠点に戻ってからかなコンマ判定ではカタリナやリュノが(カタリナは確定かな?)氷属性使えるかもしれないし、使えなくても氷属性の使い手紹介してくれそう

『挑む前に対策徹底して叩きのめせ』ってのが推奨?正規?ルートっぽいから順当に進んでると使い所が無さそう

そういえば今森国から鉄国に行軍してるけどとりあえず100%表記として今何%位進んでるんだろ?

こんばんはー

>>330
>>332
セレスティアの幼少期の境遇については考えはまとまっておりまして、
それプラス現在のようなある意味の男狂いになって評価がどん底になった感じですかね
ただ他が揃って高くなったのはちょっと予想外

>>331
さまようよろいを各部に操り糸がついている見た目を想像していただければ
鉄国のリアローズの部屋を取り戻せれば、所謂真っ当なからくり人形フォルムになることも可能です

>>335
リュノとカタリナの氷適正も基準値75での判定になりますので、厳しめです
確実に付与を行いたければ『氷帝龍をジーク達が自分の手で撃破』するのが確実です
そもそも現時点では完全貫通能力が無くても十二分に強すぎます

>>335
基本は敗北寸前の戦闘の逆転、キャラクターの死亡回避に使用するのが無難かと
余れば追加イベント発生とかも考えています

>>337
そもそも本来『敵将の手の内はここまでオープン予定ではなかった』というのが本音です
大体ユージーンとマリリンが寝返ったのがとんでもなく大きいです
ですので現在『ジーク達は順調そのもの』ですが『公国も蓄積コンマで鉄壁』という状態ですね

>>341
鉄国領に入るだけなら、あと二回の自由行動で入ります
その場合は戦う順番はジラワークが最初となり、ニイハオは判定次第で一度公国に戻ります
マリリンが離反した為、ジラワークとニイハオを撃破した場合、大イベントの発生となります

遅くなりましたが公国サイドからちびちび再開です


エルクラッド「……捨て置け」

エルクラッド「ユリーカも、クリスも……我が血が流れておる」

エルクラッド「ならば、公国の為に何を為すべきか。いずれわかる筈だ」

エルクラッド「アルテミシアの元にいるのならば、寄るだけ時間の無駄というものだ……」

ベルゲ「はっ!」

ゼルガー「しかし、エルクラッド様。アルテミシア様は難病の療養中……」

ゼルガー「もし、ユリーカ様が病を患い……それをこちらにまで持ち込まれる危険性は?」

ベルゲ「む、いけませんな。公国で病原菌など――」

エルクラッド「だから、療養という名で隔離してあるのだ」

エルクラッド「ユリーカ達にも同じ症状があれば、すぐに我が手で処す」

ベルゲ「し、失礼致しました……!」

エルクラッド「……そんなことは、些細なこと」

エルクラッド「兵が為すべきことは、公国の為に尽くすこと。それを教え込めばよいのだ」

ゼルガー「はっ……!」

エルクラッド「……それよりも、計画はどうなっておるのだ」

ベルゲ「私めの方は万事抜かりなく。捕虜共の改造は進んでおります」

ゼルガー「私の方も同じく。現在、ニイハオ将軍とジラワーク将軍がそれぞれ森国と鉄国方面に」

ゼルガー「ネーロ将軍は先日の帝龍転移の疲労から、休養中でございます」

エルクラッド「……それでよい」

ゼルガー「そしてマリリン将軍ですが」

エルクラッド「そやつの報告はいらぬ」

エルクラッド「我が公国軍に抜かりはない。ならば、件の残党どもはどうだ……?」

ゼルガー「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

森国女王と鉄国王の抵抗

1カタリナ

72>50

※基準値を上回った為、進軍

※カタリナが『帝龍』との交戦率が高まりました

2フリーデシルト(セレスティアの妨害+15)

65>60

※基準値を下回った為、後退

※公国から遠のきましたが、シャリオからは距離が取れました

――



ゼルガー「それが……」

ゼルガー「やはり、森国王カタリナも健在であったようで」

ゼルガー「烏合の衆ではありますが、女王の強さは普通ではないようです」

ゼルガー「『下位の帝龍では相手にならない』恐れもありますが……」

ゼルガー「『上手く二体以上の帝龍を同時にぶつけることができれば、殲滅可能』と思われます」

エルクラッド「ふむ……」

ゼルガー「続きまして、鉄国王フリーデシルトの軍ですが……」

ゼルガー「こちらは、退けることに成功致しました」

エルクラッド「ほう?」

ゼルガー「やはりこちらも国王が手強い相手ではありますが」

ゼルガー「兵の報告によれば、謎の動く野菜の群れが鉄国兵を溶殺して陣形を崩したと……」

ゼルガー「我が軍も一部で同様の被害が出ており、新種の魔物の乱入があったものと思われます」

エルクラッド「…………」

ベルゲ「現在、私が薬を投与した元鉄国の兵達も遭遇地点に派遣してあります」

ベルゲ「かつての仲間を殺し合い、より戦力と精神を摩耗させることができましょうぞ」

エルクラッド「……なるほど」

エルクラッド「目障りな二王だが、まだ好きにさせておけ……」

エルクラッド「陽動の可能性もある。帝龍はまだ、公国の防衛につかせよ……」

ゼルガー「はっ!」

エルクラッド「我が軍の兵の練度はどうなっている?」

ベルゲ「私の新薬を兵の全てに投与するには、今しばらくお時間を頂きたく……」

ゼルガー「こちらも花酒の手配を進めていますが、ベルゲ殿のものと比べれば効果は薄い」

ゼルガー「やはり、元々の素体が悪いということもあるのでしょうか……」

ベルゲ「公国の害虫たる賊ごとき、その程度で当たり前ですがな」

ゼルガー「金に釣られた傭兵も、似たようなものです」

ゼルガー「……実は私、とある策を思いついてはいるのですが」

エルクラッド「……ほう?」

ゼルガー「ですがこの策を実行に移すのは、先程の二王の行動から考えて……」




ゼルガー「――大きな勝利に湧いて油断しているところに撃ちこむのが、最も得策でしょうねぇ」ククク…




ゼルガー「ですので、今はさらにこの策を綿密に練り上げようかと」

ゼルガー「どの道、今はしばらく実行には移せません故に」

ゼルガー「それとは別の策もありますが……」

ゼルガー「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

ソニア傭兵団の公国所属具合(75以上でソニアも所属)

26>25

※基準値を上回った為、所属有り

※しかしほとんどいないようです

※ソニアのフリー状態が確定しました

――


ゼルガー「なかなか、ままならないものです」ヤレヤレ…

ゼルガー「名の知れた傭兵団や、かつてそれに所属していた傭兵にも粉はかけましたが……」

ゼルガー「ほとんど、成果はありませんでしたね」

ベルゲ「ふん。薄汚い傭兵に公国の大切な財を払う必要はありますまい」

ベルゲ「お待ちくださいゼルガー将軍。すぐに我が『ベルゲ隊』を揃えて見せましょうぞ……」

ベルゲ「そして必ずや、公国とエルクラッド様に勝利を……!」

エルクラッド「……期待しているぞ、ベルゲよ」

ベルゲ「はっ!」

エルクラッド「ゼルガーよ。傭兵は今のままで構わぬ……」

エルクラッド「使えるものを使えばよいのだ……」

ゼルガー「かしこまりました」

ゼルガー「それでは、以後はベルゲ殿と協力し戦力の拡大を行っていきましょう」

ベルゲ「ふふ、捕虜の連中も嬉しかろう……」

ベルゲ「この公国の為に、その命を役立てられるのだからな……!」


――

※公国軍の強化方向が決まりました

※若干とはいえソニア傭兵団の仲間も所属している為、コンマ次第でジークにダメージあり

※ですが割合的にリアローズとリーチェの方が大きいかもしれません

――

――


エルクラッド「……では、下がってよいぞ」

エルクラッド「また良い報告を、期待している」

ゼルガー&ベルゲ「「はっ!!」」バッ!



バタン…



エルクラッド「……」



エルクラッド(……全て、順調だ)

エルクラッド(『外』の力は侮れぬが……)

エルクラッド(森王も鉄王も、未だ我が喉元には程遠い……)

エルクラッド(拠点と多くの兵を奪われた連中に、それらを奪い取った公国が敗れる道理はない)

エルクラッド(たとえ遭遇戦で敗れようとも、民が暮らすこの場所こそ、最も強き者共が守る場所)

エルクラッド(二王を討ち取れば、公国以外の全ての国は滅びる)

エルクラッド(公国は、唯一無二の豊かな国となるのだ……)


エルクラッド「……」


エルクラッド(ゼルガー達は、その為によく動いてくれている)

エルクラッド(だが、何故私は――最も信頼する腹心にさえ、偽りを教えている?)

エルクラッド(取るに足らぬ、些細な偽り。だが……何故そんな下らないことを?)

エルクラッド(――アルテミシアは、難病になどかかっておらぬ。たったそれだけの偽りを……)

エルクラッド(……そう偽った方が、誰も近寄らぬからか?)

エルクラッド(……わからぬ)

エルクラッド(だが、ならば間違ってはいない筈だ)

エルクラッド(アルテミシアに構うことなど、誰もが時間の無駄になることなのだ)

エルクラッド(……私も、それは同じこと。近寄るべきではない)

エルクラッド(そんなことよりも、公国全体のことを考えなくてはならない)

エルクラッド(何よりも、それが優先される……)


……

――

海外侵略ずっと停止してるけどどのくらいしたら再開されるんだろう?

――


【公国・辺境の教会】


やつれた淑女「……」オイノリ


使用人「――アルテミシア様、またこちらにおられたのですか……」


アルテミシア「……ごめんなさい。私は、愚かで無力な女ですから……」

アルテミシア「クリスとユリーカが訪ねてくれることも無くなり、本当に何もできない愚者……」

アルテミシア「そんな私はこうしてただ、祈ることしかできないのです……」

使用人「そのようなことは……」

アルテミシア「……」フルフル…

アルテミシア「全て、私が悪いのです。私が『欲』を持ってしまったからこそ……」

アルテミシア「それが巡り巡り、あの人を狂わせ……セレスティアを狂わせ……この世界をも狂わせてしまった……」

アルテミシア「この戦争は、私が招いたも同じこと……だというのに、それを止める術ももたない……」

アルテミシア「神に亡くなった多くの方の鎮魂と私への神罰を祈ることしか、できないのです……」

使用人「アルテミシア様……」

使用人「……ユリーカ様の伝書梟より手紙が届いております」

アルテミシア「……!」

使用人「内密の案件であり、場所は明かせないそうですが……」

使用人「ユリーカ様は現在、クリス様と共にお元気だということです」

使用人「アルテミシア様のお身体を気遣う文面が続いておりますが……」ペラペラ…

使用人「最後に、こう綴られています」スッ…

アルテミシア「……」ソッ…



ユリーカ『私もクリス兄様と一緒に、公国の正しい道を探して見せます!』


アルテミシア「クリス、ユリーカ……」ギュッ…

使用人「しばらくは、この館に滞在していると誤魔化すことはできるでしょう」

使用人「ですがそれがいつまでもできることでないことは、聡明なお二人も覚悟している筈」

使用人「アルテミシア様も、どうかお心を強くお持ちください」

アルテミシア「……無理です。ああ、こんな私のせいで、あの子達にまでこんな選択を……!」

アルテミシア「私が、私が悪いのです……! 私が、あの人を想いさえしなければ……!」

使用人「……」


使用人(エルクラッド様は、この館をもう訪れない)

使用人(けれど、資金の援助だけは何故か続けている……)

使用人(セレスティア様があのようなことになられてからも、ユリーカ様がお生まれになっている……)

使用人(それでもアルテミシア様の想いは、決して許されないものだというのでしょうか……?)



……

――

――――


【幕間・各地の情勢】

※ジーク達の行動、公国の動きが一段落しました

続きまして、気になる人物の行動にスポットライトを当てたいと思います
選ばれずとも、行動はしています。選ばれた場合、行動中の様子やイベントが発生したりします
敵将の場合、判定次第で進軍が遅くなることもあるかもしれません

・森国王カタリナ
・鉄国王フリーデシルト

・鉄国王子バレット(コンマ次第でジーク合流あり(緩め))
・森国姫リュノ(コンマ次第でジーク合流あり(緩め))
・公国王子クリス+公国姫ユリーカ(コンマ次第でジーク合流あり(通常))
・傭兵団長ソニア (コンマ次第でジーク合流あり(かなり厳しめ))

・公国将ゼルガー
・公国将ネーロ
・公国将ベルゲ
・公国将ジラワーク

時間が遅いため、今日はここまで
投票は明日行いたいと思います

そしてこの幕間後、ジーク達の判定に移行していきますが……
マリリンの合流もあり『六将・ニイハオ』と『水帝龍』との遭遇率が上がった状態で遭遇判定が発生します
……まあチケット盛り込めば確殺できてしまうというか、自由行動で団体鍛錬選ばれる限り
ボス勢のほとんど涙目コースになりかねないんですけどね(白目)
なお先の判定でフリーデシルトが敗走している為、彼も若干ジークに近づいています(仲間入りはできませんが)
それ以外の仲間候補は、選ばれた場合『ジーク傭兵団の最後のメンバー』として加入する可能性が出てきます
(このイベントは以後も発生する為、今回無理に選ぶ必要はありません)

明日の夜までに考えをまとめて頂ければ幸いです
本日もありがとうございました!

デバフは防げるだろうけど敵自身のバフはどうなんだろう?遊戯王でいう対象をとる取らないみたいな話

あージラワーク以外に対鉄国デバブ考えるとキツそうだよね確かに
でもバレットのギャン泣きはまた見たい
とりあえず仲間の上限人数決まってるけど拠点で人数そのままに一時的なメンバーチェンジとか出来ればいいけどそれって多分無理そうだよね……本当に悩むね

>>366
一応前作は三すくみがあって帝国>聖国>王国>帝国…な関係だった(三すくみ負けすると補正マイナス10)
んで、コンマが荒ぶった結果聖国(魔法特化)が王国(魔法防禦脆弱)に奇襲かけて国壊滅させて根こそぎ奪って、
聖国の裏切り者や血が混じるヒロインに強制レベルダウン付与とかのメタはあった(覚醒ヒロインが途中から無効化してくれたけど)
とりあえず前作見てる身からするとジラワークやニイハオよりゼルガーが一番やばいメタを通り越した禁じ手使ってきそうで怖い

こんばんはー

>>357
六将が半壊(3人脱落)すると再開予定でしたが、マリリンが離反した為、
ジラワークとニイハオの撃破で公国が動く感じです

>>368
ジラワークのデバフは防げますが、バフ(自己防御)は普通に発動します
が、リーチェ及び強化フラネッタがそれを貫通できてしまいます

>>369
鉄国に対するデバフはジラワーク以外は現状存在しません
が、鉄国と森国の技術を奪い潤沢な資金のある公国は『バフとかデバフとか上から押しつぶす力技』
をしてくる可能性はあります

>>370
多分、お察しの通りですが伏せておいてください


それでは遅くなりましたが、幕間投票を行いたいと思います

【幕間・各地の情勢】

・森国王カタリナ
・鉄国王フリーデシルト

・鉄国王子バレット(コンマ次第でジーク合流あり(緩め))
・森国姫リュノ(コンマ次第でジーク合流あり(緩め))
・公国王子クリス+公国姫ユリーカ(コンマ次第でジーク合流あり(通常))
・傭兵団長ソニア (コンマ次第でジーク合流あり(かなり厳しめ))

・公国将ゼルガー
・公国将ネーロ
・公国将ベルゲ
・公国将ジラワーク

15分後あたりに投票開始
質問は受け付けます

バレット
リアローズのお兄ちゃんなので仲良くすれば外堀埋めできるかも?
遠距離狙撃が可能の為、状況次第では公国戦にてネーロを遠距離から無効化できる可能性あり
メンタルに難あり

リュノ
長年の夢の外の世界を堪能させてあげられる
リーチェと姉妹仲良く
龍知識99の為、シャリオ以外の帝龍を遭遇時、戦闘前に龍スキル全公開
レベルはコンマ判定で増加する可能性あり

クリス+ユリーカ
公国の常識人かつ上層部なので公国での行動にプラス補正
クリスは前衛型、ユリーカは戦闘は出来ないが全員の戦後負傷判定緩和
判定次第で公国警戒上昇

ソニア
戦力としてはまさに無双級
ただし判定は厳しめ
連れていると当然公国の警戒も跳ね上がる

こんなところでしょうか?

それでは……
様子を見たい人物を選んでください
↓1~7多数決コンマ

開幕4票入ったのでリュノですね
加入成功すれば、三姫を連れ歩く豪華な傭兵団となるでしょう
なお他のメンバーは常時行動ではなくなるだけであり、判定次第ではバレットがネーロ攻略に動いてくれる可能性もなどもあります
それではリュノ幕間を書いていきたいと思います

――【幕間・森国姫の葛藤】――


【森国・地下拠点】


クリス「これはどちらに運べばいいかな?」

森国民「えっと、それはあちらの倉庫ですが……」

森国民「公子様自らがそのような重労働をなさらずとも、我々が……」

クリス「いや、森国の人々にこのような暮らしをさせてしまっているのも、我が公国が原因」

クリス「今の私にできることはこの程度しかないのです。これで罪滅ぼしになるとは思ってもいませんが」



ユリーカ「えっと、この薬草とこの薬草を調合して……」ゴリゴリ…

ユリーカ「これで、よく眠れるお薬になるかな?」

ソウキ「ううむ、見事な腕前だ。これも難なく調合できるか」

ソウキ「それならどうだろう、少し大変だがこちらの薬も……」



リュノ「……」




森国民女性1「クリスさん、かっこいいよね……」ヒソヒソ…

森国民女性2「公国大公の子だっていうから、縛って吊るしてやろうと思ってたのに……」

森国民女性3「大公や野蛮な公国兵とは違うわ。優しくて逞しくて素敵……///」


森国民男性1「ユリーカちゃん、小さいのに凄いな……」ヒソヒソ…

森国民男性2「あんないきいきとしたソウキ様、久々に見た気がするよ」

森国民男性3「公国も、全てが敵と言うわけじゃないのかもな……」



リュノ(クリスさんとユリーカさんは、民達にも受け入れられるようになっています)

リュノ(私やお父さんの説得以上に、あの二人の真摯な態度が民の心を動かしたのでしょう)

リュノ(薬学に長けたユリーカさんのおかげで、お父さんも楽しそうでなによりです)

リュノ(全てとは言えずとも、公国の手の内がわかったのも大きい)

リュノ(未知の強大な国から、強大ではあるが隙が無い国でもないとわかった民は、少なからず安心しています)

リュノ(お母さんは深入りはしない性格で、そしてあの強さ。きっとここに戻ってきてくれる)

リュノ(あの最悪な状況から比べれば、ゆっくりとですが事態は好転している筈です)

リュノ(そうなると、やっぱり気になるのは……)

リュノ「リーチェ、無事だといいけど……」ポツリ…

リュノ(ジークさんもリアローズさんも、いい人に見えました)

リュノ(クリスさんもユリーカさんも、話していてとても楽しい)

リュノ(……外の世界には、殴りたい奴もいるけどいい人だって沢山いる)

リュノ(それがわかっただけでも収獲ではありますが……)


リュノ「……」ムズムズ…


リュノ(……生まれ持ったこの性格は、そう簡単には変わりません)

リュノ(むしろ、収穫があればある程、外の世界への想いは募るばかり)

リュノ(それにリーチェが心配というのも重なり、気になって仕方がありません)

リュノ(ジークさん達がいい人でも、それこそ嫌な公国兵に遭遇したりしていないでしょうか……?)

リュノ(あの子にとっても、外の世界は未知の世界……知らない人や物で、溢れている)

リュノ(そうさせてしまったのは、妹が出来たとはしゃいで……)

リュノ(あの子に本を読み聞かせ続けた、私のせいでもあるのだけれど)

リュノ(……本は、いいものです。森国にいても、外の世界を旅できる)

リュノ(そしてそれを語り合う妹がいて、より楽しくなって……)

リュノ(今頃リーチェは、どうしているのでしょう……)

リュノ(珍しい妖精だと、悪い奴に狙われていないでしょうか……)

リュノ(そんなことはなく、外の美味しい食べ物や品物を見つけて楽しんでいるのでしょうか……)




リュノ「――ああ、気になる……」ハァ…



森国兵「リュノ様?」

リュノ「ああ、ごめんなさい。ちょっとリーチェのことが気になって……」

森国兵「……私どもも、同じお気持ちです」

森国兵「リーチェ様は聡明で心優しい方ですが……」

リュノ「ええ。あの子はいい子過ぎるし、人を疑うこともしません」

リュノ「それにいくら魔力を持っていても、実戦経験に乏しいです」

リュノ「戦い慣れしているジークさんが傍にいられない時があれば、万が一もありえますからね……」

森国兵「……」

リュノ「……血は繋がっていないけど、あの子は私の可愛い妹なんです」

リュノ「森国の姫なら、こんな状況下では民のことを第一に考えるべきだというのに」

リュノ「それでも私は、今もこうしてあの子を案じてしまっているんです……」

リュノ「お母さんが戻ってきたら、怒られちゃうかなぁ……」

森国兵「いえ、カタリナ様もこの場におられれば……」

森国兵「違いますね、きっと今も……リュノ様とリーチェ様のことを案じておられることでしょう」

リュノ「……」

森国兵「リュノ様?」

リュノ「確かに、お母さんなら心配してくれるでしょう」


リュノ「――でも、私の今のこの感情はきっとお母さん以上なんです」


リュノ「――できるなら、今からでも助けに行きたいって」


リュノ「――ここを守る役目を投げ出してでも……あの子を助けたいと、そう思ってしまっているんですよ?」


森国兵「それは……」

リュノ「ええ、わかっておりますとも。私は然程強くないというのでしょう?」

リュノ「ですが、クリスさんから聞いた公国の残り7体の龍」

リュノ「そして書物から探し出した銀龍の力の一端……」

リュノ「公国との戦いが激化すれば、龍とぶつかってしまう可能性は高まります」

リュノ「少なくとも……知識の面では、私はリーチェを上回って助けることができる筈です」

リュノ「……それに、お父さんが立ち直ってくれたのも大きいんです」

リュノ「今のお父さんなら、生きてお母さんと再会するためにこれまで以上に動くでしょう」

リュノ「対龍霧も、ユリーカさんが加わった今なら私がいなくても作れる筈です」

リュノ「民達の士気も、上がってきている」

リュノ「拠点は元々年月をかけて作った広大さで、拡張の必要もないでしょう」




リュノ「――今、この拠点から私が抜け出しても大きな影響は無いと言えるんです」



森国兵「それは……」

森国兵「ですがリュノ様。今から外に飛び出しても、確実にリーチェ様達と合流できるとは限りません」

森国兵「リーチェ様を捜索されている途中、もしリュノ様が襲われたらと思うと……」ブルッ…

リュノ「その心配は、ごもっともですね」


リュノ「……」

リュノ(私は……)



――


特殊判定!
↓1~2コンマ二桁!

リュノ判定

1姉妹の絆

60>30

※基準値を上回った為、リーチェと合流!


2女王カタリナの血筋

79>75

※基準値を上回った為、レベルアップ+追加判定!

――


リュノ「……」ゴソゴソ…


綺麗な指輪「……」キラン


森国兵「それは?」


リュノ「今こそ、これを使う時です」

リュノ「リーチェにもしもの時があった時の為に用意したものですが……今がその時でしょう」

リュノ「あの子には、お揃いの指輪を渡してあるんです」

リュノ「――そしてこれは、一度限りですがその所持者の元へ転移できる魔力が込めてあります」

リュノ「昔かなり無理を言ってお母さんに用意してもらったんですよねぇ……」

森国兵「さ、流石リュノ様。以前からこのような事態を見越されていたのですか?」

リュノ「いーえ。本来は森で迷子になったあの子を助ける為だったんですよ?」

リュノ「ですが駆けつけるべき重要性は、迷子の比ではありませんからねぇ」

リュノ「あとは、魔力の問題ですね……」

リュノ「実は、これも少し思い当たるところがありまして……」




ソウキ「……行くのか、リュノ」ザッ…




リュノ「お、お父さん!?」

森国兵「ソウキ様!?」

ソウキ「安心しろ。止める気はないよ」

ソウキ「お転婆なお前が、ずっとここに閉じ籠もっていられるとは思っていないしな」ハハハ!

リュノ「むぅ、どういう意味ですかそれ?」

ソウキ「言葉通りさ。お前も……それに着いて回っていたリーチェも、折れないところがあるからね」

ソウキ「そしてその口ぶりからして、もう気づいているんだろう?」

リュノ「ええ」



リュノ「――お父さんとお母さん、どっちの差し金かはわかりませんが」

リュノ「――私には、魔力抑制薬飲ませてましたね?」



森国兵「!?」

ソウキ「はは、正解は俺とカタリナ両方が考えて、だ」

リュノ「それは予想外っ!?」ガーン!

リュノ「えっと、その……理由を聞いても?」


ソウキ「興味本位で知らず知らずに危ない魔法研究されると危ないから」


リュノ「娘への信用低くありませんかぁ!?」ガーン!

リュノ「え? じゃあリーチェにも?」

ソウキ「リーチェは普通のジュースだよ。リュノと違って変なことはしないだろうから」

リュノ「明かされた差別ですよ!?」ガガーン!

ソウキ「安心するんだリュノ。そもそも大した薬じゃない。一日に出せる魔力量を抑える薬で害はない」

ソウキ「そしてこれが、それをすぐに打ち消せる薬だ」チャプン…

ソウキ「これを飲めば、もしかしたら本来のリュノの力が――」


パシ!


リュノ「うわああぁぁぁぁぁん! すぐに飲んでリーチェのところに行ってやるううぅぅぅぅぅ!」ゴクゴク!

リュノ「!!!」


カッ!


特殊判定
↓1~4コンマ二桁

綺麗に射抜かれたぁ……(白目)

リュノ、封印解除

1レベル解放

コンマ84×1/2=42レベルアップ

2氷 75<79

3雷 75>06

4光 85>21

※基準値を上回った為、氷魔法に適正あり!

※スキル増加

※姉妹が協力すれば……


イベントの途中ですが、今日はここまで
合流成功はともかくレベルアップがかなりの良値+氷獲得って……
雷は弱効果ですがフラネッタが所持している為、呪術以外属性コンプですね(白目)
もう少しやり取りの後、ジーク達の遭遇判定(リュノが先に合流するかも判定です)となります

本日もありがとうございました!

すみません解放後のレベル抜けてますね
リュノ:レベル82
です

それと質問の回答を

・リュノが合流成功しましたが、現段階でセレスティア側のアクションはまだ増えません

・リュノはジークに対しての好感度はほどほど+既にリーチェが想いを自覚している為、
余程のことがない限りLOVEな感情は向けません
が、現状リアローズとリーチェは想いを自覚している状態ではあります
そしてリアローズは判定コンマよりリーチェも大切に想っている為、展開次第でジークを諦める可能性もあります
当然リーチェも同じく。ジークの性格と傭兵の立場を考えると、ハーレム化はかなり厳しいです

姫がセレスティア以外揃ったのもいいけど、レベル82のドラゴン対策できる氷使いが加入って戦略面でもでかいな
しかしふと思ったが六将のマリリンがレベル140なのに、サラダのレベル132って冷静に考えるとやばくない?
しかも一回の料理で複数体生み出せるって……

合流方法とレベル調整のゴリ押し感すこ

復活したぽい?
折角森姉妹合流できたし自由行動で健全に二人にジークのこれまでの冒険譚とか語って欲しいとも思うけどガールズトークとかも見てみたい気持ちある
しかしその場合マリリンはどっちに分類されるのか

こんばんはー
思ったより復旧早かったようですね
原因はよくわかりませんが、時たまダウンするということなのでしょうか?
今日はちょっと無理ですが、仮にまた落ちるとしても気にせずちびちび更新できればと思います
再開予定は明日の夜ですので、お時間ありましたらよろしくお願い致します

こんばんはー

>>422
サラダは実はかなり基礎レベルが高いです
そしてとある条件を満たしてしまうと、レベルアップ+スキル追加が発生します


>>425
申し訳ありません。色々予定外な事態が重なっており、
リュノなら距離が離れた今だと単位と魔力解放がつなげやすいかな、と

>>434
トークなら女性陣、入浴等は男湯の方に入ります

間が空いてしまっていますが、ゆるゆる再開です


※簡単なあらすじ
・リュノがリーチェが心配で合流を決意
・判定の結果レベル82まで上昇、氷才能のみ開花
・この後合流時期判定

※マリリンの陣形は最初から完成状態です
 イアンは別名の陣形をスキルとして獲得する可能性はあります
――

リュノレベル:82

氷属性解放
――

リュノ「おぉ……!?」コォォォ!


ソウキ「やはり、カタリナの血が色濃いな」

ソウキ「俺とは違って、リュノは戦うことができる……」

リュノ「の、ようですねぇ……」グッ…

リュノ「流石に、天賦の才を持つお母さんやリーチェには及びませんけど」

リュノ(でも、この感じ……)

リュノ(樹木魔法だけじゃなくて、私には氷魔法の才能もあったということなのでしょうか?)

リュノ「……」

リュノ「……えい」キイン!


小さな氷「……」パキパキ…!


リュノ(……『これまで馴染んでいなかったことに加えて鍛錬不足』ですねぇ)

リュノ(『実戦で使えるようになるには、少しは鍛えないと駄目そう』かも)

リュノ(でも、魔力さえあればいつでもどこでも氷が作れるのは素晴らしいことです)

リュノ(これで、やってみたかったこととかもっと色々……試せそうですね!)



リュノ「……」ソワソワ…



森国兵「リュノ様が凄く嬉しそうだ……」

ソウキ「ああ」

ソウキ(好きなものへの興味や関心が抑えきれないのは、俺の血なのかな……)

ソウキ(嬉しい反面、もう少しカタリナの様に落ち着いて欲しかった気もする)



リュノ「とりあえず、その辺の公国兵なら殴れそうな力はありますけど……」

森国兵「リュノ様!?」

リュノ「冗談ですよぉ。気持ちはありますけど実行はしません。残念ですけどね」

ソウキ「やれやれ、本当におてんばに育ってしまって……」フゥ…

ソウキ「……くれぐれも、無茶はしないこと。いいね?」

リュノ「わかっていますって。私だって、まだ死にたくはないですから」

リュノ「それでも……」

リュノ「外の世界のこと、もっとちゃんと知りたいんです」

リュノ「そして、あの子と一緒に……」

ソウキ「……わかっている。もう、すぐに行くのか?」

リュノ「そうですねぇ……」


綺麗な指輪「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

リュノ合流所要時間

79>50

※基準値を上回った為、少し要する模様

※ジーク達の遭遇判定+自由行動2回終了時に合流

――


リュノ「……リーチェは心配ですが、私ももう少し準備したいと思います」

リュノ「もし指輪の転移魔法がおかしくなっていたら大変ですから、ちゃんと確認もして……」

リュノ「変装用の道具とか、最低限の持ち出しておくべき道具とかも揃えないと」

リュノ「それではお父さん、そういうことですので。私はここで失礼致します」ペコリ

ソウキ「ああ」


タタタタタ!


ソウキ「……」

森国兵「ソウキ様、よろしかったのですか?」

ソウキ「ああ、これでいいんだ」

ソウキ「リュノは賢い子だ。きっとうまく立ち回ってくれる」

ソウキ「リーチェも、傍にリュノがいればきっと心強いだろう」

ソウキ「……俺も、カタリナやあの子達が帰ってくる場所を守らないといけないな」

ソウキ「……よし!」パン!

ソウキ「すぐに、公子様達も呼んでくれ。改めて、ここの防衛機構を見直そうと思う」

森国兵「はっ!」

ソウキ(俺も、敗けるわけにはいかないんだ)

ソウキ(リュノ、リーチェ。こちらは気にするな。思う存分、思うがままに動いてくれ)




……

――

※一定時間後、森国姫リュノが合流します

※幕間・おしまい

――

――


【森国領・???】


ガサガサ…


ガサガサ…



ガサ…



ガサガサガサ…


ジーク(……この辺りは、植物が多いな)

ジーク(だがここを突っ切れば、鉄国領にはかなり近づくことができる)


ガサガサ…


ジーク(だが、なんだ……?)ゾクリ…

ジーク(傭兵の勘が、告げている……)

ジーク(この辺りには、得体のしれない何かが……)


ガサ…


ジーク(――確実に、蠢いている)



ジーク「……」ゴクリ…




――

遭遇判定!

特殊判定
↓1コンマ二桁


遭遇判定

01~50:サラダの群れ
51~75:ニイハオ
76~95:水帝龍
96~99:???

コンマ62

51~75:ニイハオ

――


ピリ…


ジーク「っ……!?」ゾクッ!

ジーク(みんな、止まれ!)バッ!

ジーク傭兵団「っ!?」ピタ!


ガサガサ…


ジーク(この、嫌な気配は……)


ユージーン(全身にまとわりつくような、湿った気配……)ゴクリ…

マリリン(これは、まさか……)


ガサガサ!


イアン(獣や魔物、ではない……! こちらに向かっているのか……!?)チャキ…


ガササササ!



バッ!


ジーク「!!」



妖精「あ……」ボロ…



ジーク「……よ、妖精?」

リーチェ「!!」

妖精「リーチェ、さま……?」ポロ…


リーチェ「は、はい! 今は身分を偽っていますが……」

リーチェ「一体、何が――」



妖精「 逃 げ て 」



リーチェ「え?」


ジーク「リーチェっ!!!」グイッ!

リーチェ「きゃっ!?」フワ…




ニイハオ「ヒョアアアァァァァァァ!」ドヒュッ!



★『妖殺の黒槍』★
敵に妖精がいる時のみ発動。常時攻撃状態を維持し、防御行動を一切とれなくなる
戦闘時、常時補正+255を加え、優勢取得時の威力を倍にする
さらに敵の通常魔法スキルを全て封印し、負傷判定を1段階増加させる



妖精「あ゛っ――」グチャア!


ビチャビチャ…



リーチェ「……え?」



ニイハオ「ふうううううぅぅぅぅぅぅぅぅ♪ 外しちゃったあああぁぁぁぁぁぁぁ……♪」ジュルリ…


★『殺戮逸楽』
妖精を殺すたびに、自身に常時補正+30を加算していく。
さらに2体殺す度に自身の耐久値を1増加させる


ニイハオ「でもっ……快ッ感ッ……///」ブルブルッ!


リーチェ「あ……?」ブル…


妖精の残骸「」グチャァ…



ジーク「貴様……っ!」

ユージーン「き、気をつけろ大将! そいつが……!」

マリリン「――公国六将・ニイハオだよ……!」チャキン!


ニイハオ「……おやおやぁ?」ジュルル…

ニイハオ「どこかで見た……見たっけなぁ……?」クネ…

ニイハオ「ああ、でもこっちは覚えているよぉ……」

ニイハオ「――どうしてマリリン将軍が、妖精のお姫様の傍にいるんですかねぇ……?」

マリリン「っ……」




ニイハオ「んまさかっ、私から、その極上の獲物を横取りする気なのかなぁっ!?」ギョロリ





マリリン「……は?」ピキッ

ニイハオ「わかる、わかるともその気持ちっ! こんな大きな妖精、見たことがないものっ!」クネクネ!

ニイハオ「はあぁぁぁぁ……♪ 姿を隠しても無駄ですよぉ……? 私の妖精好きを甘くみないでくださぁい……」ジュルリ…

ニイハオ「妖精はみぃんな匂いでわかる。どこにも逃げ場なんて、ありゃしないんですよぉ……」




ニイハオ「――その身体なら、きっと羽も立派なんだろうねぇ! 綺麗に毟り取って、この私の身体の彩りにしてあげますよっ!」バッ!


彩る蝶羽「……」キラキラ…


一同「「――っ!?」」ゾクッ…


ニイハオ「ああ、愉しみだぁ……!」ブルブル…




★『歪んだ性癖』★
戦闘時、常時補正+20。敵に森国所属者がいた場合さらに補正+20
敵に妖精姫リーチェがいた場合、追加常時補正値を+255とする





ニイハオ「――君は、私が求めていた運命の妖精なのかもしれないねぇ……♪」ニイィィィィ…



リーチェ「……っ」ブルブル

ジーク「リーチェ、下がれ……!」バッ!

ジーク「貴様、それ以上――」

ジーク(なんだ? 奴が握っているのは槍だけじゃない。あれは、鎖……?)


ニイハオ「ああ、安心していいよぉ♪ 私には、大きな妖精に会えたらどうしても叶えたい夢があったんだ!」バッ!

ニイハオ「すぐに殺したりだなんて、とんでもないっ!」

ニイハオ「さっきは興奮のあまり一人殺しちゃったけど、まずは感動の場面を作らないとっ!」ジャララ…


ニイハオ「――ほら、みんなが会いたがっていた妖精のお姫様だよぉ……!」


妖精兵1「……ぁ……」

妖精兵2「う……」

妖精兵4「リーチェ、様……!」



リーチェ「み、みんな……!?」


妖精兵4「リーチェ様、やっぱり、ご無事だった……!」ポロポロ…

妖精兵4「ごめんなさい、私達、こんな奴らに捕まっちゃって……」

リーチェ「いえ、いえ……あなた達は何も悪くありません……!」ポロポロ…

妖精兵4「この首輪……身体が、言うこと、きかないの……だから……」ジャキン!

ニイハオ「大好きなお姫様にも、武器を向けちゃうんですよぉ……♪」

リーチェ「っ! 待っていてください。すぐに、私が――」


ジーク「リーチェ、後ろへ。こいつは俺が殺す」ジャキ!

マリリン「いーや違うよ。マリリンちゃんも一緒!」ダン!

シェリル「私も、フラネッタも……!」バッ!

フラネッタ「……」バチバチィ!

イアン「貴様のような悪逆の徒、断じて許すわけにはいかん!」ジャキン!

ミナ「……妖精への非道の数々。神もこればかりは、お許しにはなりませんよ?」

リーチェ「皆さん……!」


ニイハオ「へぇ、妖精のお姫様にはこんなに護衛がいるのか……」ジュル…

ニイハオ「……」ニチャア…



ユージーン「……っ!?」ゾクッ!

ユージーン「た、大将!」



特殊判定
↓1コンマ二桁

ニイハオの正気度

30>19

※基準値を下回った為、完全なる狂人

※リーチェへの追加メンタル攻撃発生+???

――


ユージーン「――はやくそいつを殺せ! そいつは――狂ってやがる!」


ニイハオ「ヒャハアアアア!」バッ!

グイッ!

妖精兵達「「うっ!?」」ジャララララ!


一同「「!?」」


ニイハオ「――うれしいなああああぁぁぁぁぁ! こんなに観客が多いなんてぇ!」クネクネ!

ニイハオ「私はねぇ、こうやってぇ……」ガシッ!

ジーク「や、やめろっ!」


ブチブチブチィ!


妖精兵達「「ぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」」ブシャアア!

リーチェ「―――ッ!?」


ニイハオ「妖精のきれぇーな羽を集めるのも大好きなんだけど、本当の夢はねぇ……?」ゴソゴソ


ボロン!


シェリル「きゃっ……!?///」

イアン「き、貴様まさか――」


妖精兵達「「……!?」」ゾクッ!

グチュウウウウゥゥゥゥ!



ニイハオ「こうやってぇ、妖精に私の子供を孕んで貰うことなんですよぉ♪」グッチュグッチュ!

妖精兵「」ブチュ…ブチュ…

ニイハオ「そうすれば、何人も何人も子供を作って、羽を毟って、その子にまた子供を産ませて……」グッチュグッチュ!

ニイハオ「ずーっと愉しめる、最高の家庭ができあがるんだけど……っ!」ドピュッ

妖精兵「」ゴポゴポ…

ニイハオ「……私の槍は下もなかなか長くてねぇ。こうして妖精の身体、押し潰しちゃうか精液で溺れ死んじゃうんですよねぇ……」ヤレヤレ…




ニイハオ「――お姫様なら、壊れる心配も無い♪ やっと、私の夢が叶う……!」クネクネ…!




ニイハオ「ああ、本当に夢のようだ。こんな大きな妖精がいると知ってしまったら、もうこんなものじゃ満足できない……♪」ポイッ…


ドチャ…


リーチェ「あっ……」フサガレ

ジーク「……」


ニイハオ「……さて」


ザリ…


ジーク「……それ以上、喋るな」

マリリン「……殺すぞ」


ニイハオ「無駄、無駄ですよぉ♪ かつてない程に昂ぶった私を殺すことなんて……君達にはできない♪」ギンギン!


ジーク「イアン、リーチェを連れて後ろに下がってくれ」

イアン「っ……」



リーチェ「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

リーチェメンタルダメージ(妖精凌辱により+25)

コンマ50+25=75
85>75

※基準値を下回った為、戦線離脱回避!

※耐えきった為、勝利後リーチェにボーナス発生

――


リーチェ「……っ!」グッ!


リーチェ「私も、戦います……!」ポロポロ…

ジーク「リーチェ!?」

シェリル「リーチェさん!?」

リーチェ「私は、私は……っ!」




リーチェ「私はっ! あなたを絶対に許しませんっ!」バッサァ!



ニイハオ「んんんんんんんんんんぅぅぅぅぅぅぅぅ極上の羽ェェェェェェ♪」ドピュウ!

ニイハオ「でも残念♪ 妖精はこの槍の力から逃げ出すことはできない……!」チャキン!


★『妖殺の黒槍』★
敵に妖精がいる時のみ発動。常時攻撃状態を維持し、防御行動を一切とれなくなる
戦闘時、常時補正+255を加え、優勢取得時の威力を倍にする
さらに敵の通常魔法スキルを全て封印し、負傷判定を1段階増加させる



リーチェ「はああぁぁぁぁぁぁぁ!」ゴゴゴゴゴゴ…!


★『四元の加護』★
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
また炎水風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる

※黒槍の封印を防御


バチィィィン!


黒槍「……」カタカタ…

ニイハオ「なっ……!? 馬鹿な、妖精がこの槍に抗えるわけが……」タジ…


リーチェ「……ジークさん!」バッ!

ジーク「ああ、わかっている!」

ジーク「――総員、この男を潰せぇ!」

ジーク傭兵団「「はっ!」」バババ!


――戦闘開始!!!

欠員がでることなくニイハオとの戦闘が決まったあたりで今日はここまで
……補正値を見れば分かる通り、本来ならニイハオは難敵です
ですがマリリンが合流してしまったこと、ジークとリアローズの制圧スキル獲得、
そして何より潤沢過ぎるチケットの存在で負けようがない状態です(白目)
(リーチェ一時離脱でもおそらく勝ててしまうと思います)

リュノは合流が遅れましたが、ある意味よかったかも……?
本日もありがとうございました!

こんばんはー

コンマは特に気にせず取って頂くのが一番です
戦闘以外では判定内容を伏せていますし、結果が良かろうが悪かろうがほんと気にせずに
万が一ロストが起きた時も、コンマ取得者の方は落ち込まず、また周りの方も責めるのはご遠慮ください

そもそもチケット大量+実は既に攻防相当強化されているジーク達は
ネーロ分断に遭わない限りはまずロストまでは起きない筈です

それでは遅くなりましたがニイハオ戦より再開します

ニイハオ「ふっ……」

ニイハオ「ははははははははは!」

ニイハオ「妖精以外、殺しても何も面白くないけれどぉ……!」

ニイハオ「――私の邪魔をするなら止む無しだよねぇ!?」ジャキン!

ニイハオ「はあぁぁぁぁ……♪ 槍の力さえ跳ね除ける妖精! ますます欲しいよぉ!」ギンギン!

マリリン「黙れクソが! 可愛い妖精ちゃんにあんな真似して、無事で済むと思うなよ!?」

ニイハオ「ひゃはぁ、いつもの木偶人形も連れていないのに強きじゃないですかマリリンさぁん?」

ニイハオ「エルクラッド様は、君よりも私を評価してくださっている……」

ニイハオ「――つまり、私の邪魔をしたあなたを始末したところで、咎められることはない……♪」

ニイハオ「――興奮した私の強さは、よぉくご存じでしょぉ……?」

マリリン「……確かにね。私一人じゃ、すぐに串刺しにされて死んでると思うわ」

マリリン「――でも、戦いで大切なのは仲間と一緒に戦うこと。そしてジークはそれをもう理解している」

マリリン「だから……」スゥ…

ニイハオ「……!」


★『偶像陣形』★
戦闘時、味方が複数人存在する時のみ特殊な『無双状態』となる
自軍の攻撃状態時補正及び防御状態時補正を全て常時補正として扱い、
さらに敵軍の攻防状態指定効果、全体攻撃スキルを全て無効化する


マリリン「――合言葉は今度覚えてね! 今は直接言うから!」

マリリン「ジークとおじ様前に4歩! 姫様とミナちゃんはそこから飛べるだけ右! ユージーンは後方警戒!」

イアン「む!?」

ジーク「なるほど、そういう陣形か。心得た」バッ!

ジーク(団長よりもやや攻撃型だが、悪くない。これなら……!)

マリリン(流石ジーク。元から陣形の大切さもわかってるみたいだね♪ みんなで覚えたらかなり強くなるぞぉ♪)

ミナ「うう、私はあの槍の光のせいか、上手く魔力が……」アセアセ

マリリン「安心してミナちゃん!」キィィィン!


★『響き渡る声援』
戦闘時、味方が複数人存在する時、味方全体のレベルを+10増加させる
この効果は敵スキル発動よりも優先される


ミナ「こ、これは……!?」

シェリル「なんだか、やれそうな気持ちが……!?」

リーチェ(とても、明るい声……)

リーチェ(……悲しむのは、後です。今は、あの子達のような犠牲者をこれ以上出さない為にも!)ギュッ!

ジーク傭兵団:レベル総計132+92+140+87+79+145
『響き渡る声援』により6×10レベルアップ
=735
【攻撃状態】→【無双状態】
耐久値:2+2
感情爆発・庇護1
揺るがぬ騎士団長1

防御:4
感情爆発・庇護1
からくり乱舞・魔装雷騎士フラネッタ1
からくり護操・蜘蛛糸1
惑乱音響1

回復:1
癒しの大妖精1

ジーク:合計補正…110
『感情爆発・憤怒』+100
『傭兵流戦闘術』+10

リアローズ:合計補正…95
『からくり乱舞・魔装雷騎士フラネッタ』+25
『鉄姫の制裁』+70

リーチェ:合計補正…30
『四元の加護』+30

イアン:合計補正…20
『鉄鬼の鍛錬』+20

マリリン:合計補正…20
『惑乱音響』+20

VS

六将・ニイハオ:レベル175
【スキル】
★『公国六将』
このスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を4にし、
補正差が50以上であったとしても30まで軽減し戦闘を行う

★『歪んだ性癖』★
戦闘時、常時補正+20。敵に森国所属者がいた場合さらに補正+20
敵に妖精姫リーチェがいた場合、追加常時補正値を+255とする

★『妖殺の黒槍』★
敵に妖精がいる時のみ発動。常時攻撃状態を維持し、防御行動を一切とれなくなる
戦闘時、常時補正+255を加え、優勢取得時の威力を倍にする
さらに敵の通常魔法スキルを全て封印し、負傷判定を1段階増加させる

★『迸る性欲』
敵に妖精がいる時のみ発動。
自身に対する弱体化を無効化しつつ、攻撃に貫通能力を付与する

★『殺戮逸楽』
妖精を殺すたびに、自身に常時補正+30を加算していく。
さらに2体殺す度に自身の耐久値を1増加させる

★『彩る蝶羽』
自身の耐久値の限界突破が可能となる
自身の耐久値が1減るたびに、自身に常時補正+15を加えていく

耐久:4+4×1/2=6

ニイハオ:合計補正…650
『歪んだ性癖』+275
『妖殺の黒槍』+255
『殺戮逸楽』+120

弱体妨害

※『迸る性欲』により無効化

レベル差560=補正+560
スキル補正-375

合計補正+185

『公国六将』により補正を30まで軽減
コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

チケット使用(ハイパークリティカル)ですね。
昨夜の様子からして一発は使いたい人も多いようなのでこのまま採用します

残り3枚……龍戦で悪用されないことを祈ります

チケット使用!(4→3)

コンマ35→00

ハイパークリティカル!!!

――

ザザザ!


ニイハオ「くっ……!?」



イアン「ぬぅん!」ブオン!

ニイハオ「ふん、私と同じ槍使いですか。だが、今の私は――」


ミナ「え、ええーい!」ブオン!

ドゴォ!


ニイハオ「なっ……!?」


ニイハオ(後衛の治療師が、何故前線に!?)


マリリン「危ないけど、おじ様なら守ってくれそうだからねぇ♪」クイッ、クイッ

マリリン「常識外の奇襲は、相手の隙を作り出す常套手段だよニイハオ?」バッ!


ジーク「でああああぁぁぁぁ!」

ニイハオ「ぐっ!」ガキィン!

ジーク「槍の弱点は接近を許しすぎた時だ。距離を詰められれば武器としての利点はなくなる」ギチギチ…

ニイハオ「ぬぅぅ……!」


ジーク「――今だ、リーチェ!」


リーチェ「はいっ!」キイィィィィン!

ニイハオ「おお、近くで見るとますます――」


ドゴオオオオォォォォォォ!


ニイハオ「げぎゃあああぁぁぁぁぁぁぁ!?」ブシャアァァァ!


ジーク「戦場で自ら服を脱ぎ捨て防御を落とすなど愚の極みだな、ニイハオ」バッ!



シェリル「今! フラネッタ!」グイン!

フラネッタ「……」ゴオオォォォ!


追撃判定
※フラネッタ効果により判定緩和

コンマ15以上で追撃優勢
↓1コンマ二桁

コンマ27

――ジーク傭兵団追撃優勢!

――


フラネッタ「……」ブオン!

ニイハオ「ぐっ、この、程度でえぇぇぇぇ!」グオン!


ガキィィィン!


シェリル「……!」

フラネッタ「……」ギチギチ…

ニイハオ「はぁ、はぁ……! 妖精以外が、よってたかってぇ……!」

ニイハオ「まずは君から風穴を開けて――」


シェリル「ふっ……!」ギュリリ!

フラネッタ「……」ガキョン!

ニイハオ「なにっ!?」ガクン!

ニイハオ(力を緩めたと同時に、鎧人形の関節で槍を挟み込むだと……!?)

ニイハオ(くっ、抜け――)



ジーク「――うまいぞ、シェリル」

ニイハオ「しまっ……!?」


――『煌破断』発動――


ズシャアアアァァァァァ!



ニイハオ「がっ……ああああぁぁぁぁぁぁぁ……!?」


ビシャビシャ…!


ニイハオ「かはっ、はあぁぁ……!?」ガクガク…

ニイハオ「よ、よくもぉ、よくも私と……集めた羽をおおぉぉぉぉ……!?」



イアン「し、信じられん。がら空きの身体にジークの一撃をまともに受け、まだ息があるというのか!?」

ミナ「妖精の羽の魔力のせい、なのでしょうか? あるいは……」

リーチェ「……」


――

ハイパークリティカル威力2
追撃・煌破断威力3

ニイハオ耐久6-2-3

= 1

――

――



★『彩る蝶羽』
自身の耐久値の限界突破が可能となる
自身の耐久値が1減るたびに、自身に常時補正+15を加えていく


ニイハオ「ああああ゛あ゛あ゛!」ゴオォォォ!

ニイハオ「ゆる、さない……!」ギョロリ

ニイハオ「お姫様の羽を毟って、孕ませて、その子供から、孫から……!」

ニイハオ「全員から羽を毟らなきゃ、埋まらないですよこの損失はああぁぁぁぁ!?」



マリリン「っ……」ゾク…

ミナ「なんと、おぞましい……」ブル…

イアン「狂っている、としか言えぬ……」

リーチェ「……」ブル…

シェリル「……大丈夫。絶対に、そんなことはさせない……!」ギュッ…

ジーク「ああ……」チャキン…



ニイハオ(ああ、私が集めた羽が、崩れていく……)

ニイハオ(私の身体も、崩れていく……?)ガクガク…

ニイハオ(いや、まだ動く。はやく、あの妖精の姫ををを……!)

ニイハオ(何故だ、かつてない程に昂ぶり、怒り、私の限界を超えた力を発揮している筈なのに……)


リーチェ「……」キィィィィィン!



ニイハオ(――何故、勝てる未来が見えない?)ゾクリ…



コンマ20以上で優勢
コンマ19以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ25

――ジーク傭兵団優勢!



ニイハオ(勝てない? 私が?)

ニイハオ(妖精を相手にして?)

ニイハオ(ここで、負ける……?)



ニイハオ「――あありえなぁい、そんなことはっ!」ガバッ!

ニイハオ「私はぁ! その羽をぜぇったいにぃぃぃぃぃ!」ドドドドドド!




リーチェ「……」スゥ…




リーチェ「――みんなの苦しみ、その一部でも味わってください!」カッ!


ゴオオオォォォォ!


ニイハオ「よ、四属性の包囲弾……」

ニイハオ「何故だ、何故槍が魔力を打ち消さない……!?」

ニイハオ「何故だ、何故妖精が私に牙を剥ける!?」


ドゴオオオォォォォ!



ニイハオ「ぐがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……!?」


ニイハオ残耐久

1-1

= 0



ニイハオ「が……」プスプス…


ドシャァ…



マリリン「……終わったね。ざまあみろ」


――勝利!!!

ジーク「であああああ!」ブオン!


黒/槍「」バキィィィン!


ジーク「……これで、少しは手向けになっただろうか」

リーチェ「ええ、もう、あの子達のような犠牲者は出ないでしょう……」

ジーク「……すまない。俺が、もう少し早く動いていれば」

リーチェ「いえ。ジークさんのせいではありません」フルフル…

リーチェ(動けなかったのは、私も同じ。それに……)

リーチェ(あの子達が戦場に出る様なことがなければ、そもそも……)




ニイハオ「――ま、だ、だ……!」ググ…!



一同「「!?」」


ミナ「こ、この人この傷でまだ……!?」




ニイハオ「――ネーロさん! ネーロさあぁぁぁぁぁん!」




マリリン「!!!」



特殊判定
↓1コンマ二桁

ネーロの救援・弱

94>75

※基準値を上回ってしまった為、ネーロ推参!

※特殊状況下の為、追加判定発生

――


ニイハオ「私を、助けに……!」パリィン!


ジーク(奴め、何を砕いた……!?)

マリリン「ま、まずい……! 今のはネーロちゃんに救援を報せる魔道具だよ!」

マリリン「狩りの邪魔をされると嫌だからって、こいつ普段は持ち歩かない癖に……!」



シュイィィィン!



ネーロ「帰還のご要望――ニイハオ将軍!?」ビクゥ!


ニイハオ「かはぁ……は、はやくそこの妖精と私を一緒にぃぃぃぃ……!」


ネーロ「そ、そこの妖精って……」オロオロ

ネーロ「……!?」




ネーロ「マリリン、さん……!?」




マリリン「……ここで、会いたくなかったよネーロちゃん」


ジーク(あれが、転移に特化した六将ネーロか……!)

ジーク(ここで倒せれば……)



ネーロ「っ……!」



追加特殊判定
↓1コンマ二桁

ニイハオ逃走判定
↓2コンマ二桁(1番目の判定結果により基準値変動)

1ネーロの動揺

78>50

※基準値を上回った為、動揺

※ニイハオの救出を行わず帰国し、さらに追加判定発生


2ニイハオ逃走(ネーロ救援なら逃走補正+50)

基準値50

逃走妨害
『四元の加護』-20
『惑乱音響』-25

基準値95

95>34

※基準値を下回った為、逃走失敗!

――


ネーロ「う……あ……」チラ…


ニイハオ「はやぐぅぅぅ……!」ズルリ…


ネーロ「……う……」チラ…


リーチェ「……!」


ネーロ「……っ」チラ…


ジーク「……」ジャキン!

マリリン「ま、待って! ネーロちゃんだけは……!」バッ!


ネーロ「……っ、ごめんなさい!」




ネーロ「――ニイハオ将軍!」



シュイン!



ジーク「!?」

ジーク(この男を助けずに、帰った……のか?)



ニイハオ「ま、待って……!? どうして、私と妖精を連れて帰らないのですかぁ!?」

ニイハオ「わ、私はまだ……死ねない、これからなんですよぉ……!?」

ニイハオ「やっと、やっと夢が叶って……」

ニイハオ「これから……もっと、妖精を……」

ニイハオ「ころ……し……て……」

ニイハオ「……」

ニイハオ「」


パタ…


マリリン「ネーロちゃん……」

【公国・ネーロ私室】



シュイン!


ネーロ「はぁ……はぁ……!」ブルブル…

ネーロ「うっ……!」ギュゥ…


ネーロ(わ、私……ニイハオ将軍を、見殺しにしたの……?)

ネーロ(ち、違う……あんな、全身に致命傷を負った状態、もう助からなかった筈……)

ネーロ(私は、私は……)ブルブル…

ネーロ(どうして、マリリンさんが……?)

ネーロ(マリリンさんが、ニイハオ将軍を殺した……?)

ネーロ(……違う。臓腑が零れ落ちる程の深い斬撃、身体が焼け焦げるような魔法……)

ネーロ(どちらも、マリリンさんでは無理……)

ネーロ(マリリンさんと一緒にいた人達が……?)

ネーロ(どうして、どうして……!?)

ネーロ「ううぅぅぅ……!」



追加特殊判定
↓1コンマ二桁

マリリンのコンマ運がもはや異常(白目吐血)

ネーロの報告と僅かな葛藤

97(マリリンさんにも、事情がある筈……)>95

※基準値を上回った為、報告前にニイハオの件の完全な握り潰し

※公国へマリリン離反及びジーク達の存在の情報漏洩がブロックされました

※以後、『ネーロからは』ジーク傭兵団の情報が洩れなくなります


判定を取った辺りで今日はここまで
以前の判定結果(ネーロのぐらつき)が無ければ確定報告だったのですが……
ニイハオ戦勝利ボーナス、リーチェイベント等はまた明日判定を行います

なお、六将撃破の報告が遅れる→おそらく次にぶつかるジラワークにもその情報が届かない
ジラワークはニイハオよりも弱い=……

本日もありがとうございました!

こんばんはー
遅くなりましたが、レベルアップ判定と次の行動決めだけでも進めたいと思います

ネーロは忠誠心が高い+エルクラッドの最もお気に入り+能力が反則級
なので本当に余程のことが無い限り引き込めないでしょう
前回といい今回といい、ぐらついているだけでも凄いことです

――

ネーロ(……確かに、ニイハオ将軍の行動は目に余りました)

ネーロ(マリリンさんなら、それを止めたくなるのも……)

ネーロ(でも、エルクラッド様はニイハオ将軍の実力を評価している……)

ネーロ(それをどんな理由であれ討ち取るだなんて、エルクラッド様への叛逆行為)

ネーロ(……)

ネーロ(それだけじゃない。ニイハオ将軍は、妖精と一緒に連れ帰れと私に命じられた)

ネーロ(あの中で妖精の羽を持っていたのは、あの女の子だけ)

ネーロ(小柄だったけど、妖精としてみればとても大きい……)

ネーロ(――考えられるとすれば、森国の第二姫というリーチェ姫?)

ネーロ(森国妃カタリナは今も公国へ激しい抵抗を続けている。そうなれば当然、娘も……)

ネーロ(マリリンさん、一体あなたに何があったというのですか……?)

ネーロ(ニイハオ将軍の殺害、敵国の姫への加担が事実であれば、すぐさまに処刑されてしまいますよ……?)

ネーロ(……エルクラッド様の、公国の為です。このことは、すぐにお伝えしないと)


ネーロ「……」グッ……


ネーロ(それなのに、どうして私の足は動かないの……?)

ネーロ(……マリリンさんだって、公国を裏切ればどうなるかわかっている筈)

ネーロ(だから、きっと意味があるんだって、思いたいの……?)

ネーロ(わからない、わからない……)


ゴロン…


ネーロ(――私が口にしなければ、エルクラッド様もゼルガー将軍もあの森の出来事を知ることは無い)

ネーロ(どうして、こんな考えを持ってしまうの?)

ネーロ(エルクラッド様に、嘘をつくなんて……許されない、ことなのに……)ポロ…

ネーロ(どうして、私は泣いているの……?)

ネーロ(わからない、わからない……)


……

――

――


……


ザッ…


ザッ…


イアン「……簡素だが、埋葬はこれでいいだろう」

ジーク「あの男、ではなく犠牲になった妖精達の為だがな」

ミナ「神よ、どうか彼女達の魂をお導きください……」スッ…


シュタッ…


ユージーン「戻ったぜ大将。わかっちゃいたが、やっぱりニイハオは単独行動してたみてぇだな」

ユージーン「しかし驚いたぜ。まさかあいつをぶちのめすだけじゃなくて、ネーロちゃんまで退けるなんてなぁ」

ユージーン「……俺下がっててよかったわ。セレスティア様に報告されたらどえらいことになってたからな……」ブル…

ジーク「いや、あのネーロという将軍は自ら逃げたというか……」

マリリン「……ちょっと、しくじったねぇ」

マリリン「ネーロちゃんは、大公エルクラッドに深い恩があるんだ。そしてとても純粋な子」

マリリン「だから、エルクラッドを裏切ることはない。つまり、マリリンちゃんが裏切ったことを報告されているだろうね……」

イアン「主君を裏切ることは、その国からすれば恥ずべきこと。当然配下の将を含めて黙ってはいないであろうな……」

ユージーン「しかも妖精ってことも多分ばれてるよな。あの子、頭も回るから正体が森国の姫って正体にも辿りつきかねないぞ?」

ジーク「厄介な相手は倒したが、状況が悪化した可能性が高いということか……」

マリリン「ごめんね……」ショボン

ジーク「いや……いずれは気付かれることだ。後悔するよりも、これからの事を考えろ」

マリリン「……うん。そうだね」

マリリン(ネーロちゃん、あの時……少し躊躇っていた)

マリリン(前のネーロちゃんなら、淡々とニイハオ拾って帰っていた筈なのに……)


リーチェ「……」


妖精達の墓「……」


リーチェ「……ごめん、なさい……」ポロ…

シェリル「リーチェさん……」

リーチェ「ご、ごめんなさい……!」ゴシ…

リーチェ「悲しんでばかりも、いられませんよね……!」

リーチェ「公国に、私達のことがばれたかもしれない……」

リーチェ「それなら、見つかる前に鉄国まで急いで、取り戻すことを優先しないと……!」

シェリル「……」フルフル…

シェリル「急がないで。今は、もう少し……」

シェリル「私も、あの子達の為に祈りたいから……」スッ…

リーチェ「ありがとう、ございます……」


シェリル(……本当に、強いなリーチェさんは)

シェリル(今だって、気丈に振る舞っているけど……)


リーチェ「……」ブル…


シェリル(まだ、恐怖は残っている筈。だって、あんなに酷い光景を見せられて……)

シェリル(自分も、狙われた……あの日と、同じように……)

シェリル(もし、私が同じ立場だったら……震えて泣いて、ジークさんやイアンに縋っている……)

シェリル(リーチェさん、大丈夫かな……)


リーチェ(……森国の姫として、弱音は吐けません)

リーチェ(この程度の恐怖、なんともありません……)

リーチェ(あの子達が受けたものに比べれば、全然……)


――

……


ミナ「ん……」パアァ!

ミナ「ふぅ……恐ろしい人でしたけど、私の魔力でも皆さんの怪我を治せるということは……」

イアン「傷らしい傷は負わずに済んだ、ということであろうな」

ユージーン「俺からすれば奇跡みたいなもんだぜ、あいつを相手に無傷だなんて……」

イアン「やはり、同じ六将が味方についているというのが大きかったのだろうか?」

マリリン「ふふん、嬉しいお褒めの言葉だけど、そうじゃないよ」

マリリン「マリリンちゃんはみんなを鼓舞して、少し陣形を変えただけ」

マリリン「……言い方を変えちゃえば、小手先の技って言われても仕方がないの」

マリリン「あいつを倒せたのは、みんなの地力と鍛錬の成果があってこそだよ?」

ジーク「……そうだな。そして今回の戦いも……」


レベルアップ判定
↓1~3コンマ二桁

六将戦勝利ボーナスレベルアップ(マリリン加入状態の為格上ボーナスは無し)
+戦闘時ハイパークリティカルボーナス10

1コンマ86
リーチェ:140+8+10=158
リアローズ:92+6+10=108

2コンマ32
ミナ:79+3+10=92
イアン:87+2+10=99

3コンマ15
マリリン:145+1+10=156
ジーク:132+5+10=147

――

ジーク「……かなりの経験になったと言えるだろう」

ジーク「『公国六将のおおまかな力』を感じることができたというのも大きい」

イアン「うむ。特にあの男は『武器や特殊状況下で強さを増す類』だったが……」

イアン「同じ将に名を連ねているのであれば『個の練度には然程差は無い』のではないか?」

マリリン「そうねぇ……確かに」

マリリン「今のみんななら、『対人』相手ならまず『負けることは無い』筈だよ」

ユージーン「『ワイバーン級』すら、もう何匹かまとめてきても倒せちまいそうだもんな……」ブル…

イアン「しかし、油断はできんな……」

ジーク「ああ。確かに俺達は強くなった」

ジーク「だがそれは『傭兵団全体』で見た場合であって、『俺達個々はまだ六将には届いていない』……」

マリリン「……ま、『あと一回鍛錬するだけでも』マリリンちゃん野良犬ジラワークに追いつけそうだけどね♪」

ユージーン「これでとりあえず、六将の厄介な奴はこいつを含めて二人いなくなったことになるが……」

ユージーン「性格や性癖は屑の極みでも、ニイハオは戦術的には『マシな部類』に入る」

ユージーン「残る『六将筆頭ゼルガー』と『六将・ベルゲ』はニイハオとは違った意味で危ない奴らだ」

ユージーン「気をつけろよ、みんな……」

ジーク「ああ……」

ユージーン(……嬢ちゃん達の手前、大きな声では言えないが、ジラワークもニイハオも本当にマシなんだ)

ユージーン(確かに、鉄国と森国の脅威ではあるが、逆に言えば『他国に対してはそれほどでもない』)

ユージーン(特化しているからこその有能さ。だが、あとの二人は……)ブル…

そういえばマリリンは鍛錬入れれば魔翌力障壁張れるんだっけ。リーチェにアタッカーに専念してもらいたいしマリリン+誰かで個別鍛錬狙おうかな

――

……


イアン「……今は敵影はないようだが、どうするジーク?」

ジーク「……もう少し、留まろう」

ミナ「リーチェ様も、まだお辛い筈です……」

イアン「うむ……」



所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『鉄鉱石』×4

【国境付近の森での行動】1/2


1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら自由行動安価多数決

この言われ方だと龍はやっぱ危ないのか
ところでリーチェのメンタルってもう大丈夫なん?

そうえばジークたちは六将については少し知ってるけどエルクラッドについてはほとんど知らないよね今のうちにマリリンに聞いておきたいな

>>550
フラネッタが防御するので、もう障壁を張らなくても大丈夫だったりします

>>552
戦線離脱こそ防ぎましたが、判定値75なのでダメージそのものは大きいままです

>>553
マリリンのエルクラッド情報はネーロからの伝聞なので、全ての情報開示は不可能です

それでは…

自由行動安価多数決コンマ
↓1~3コンマ二桁

1
ジークによるリーチェメンタルケア

はっえぇ……
でもゾロ目でケアになったか?

偶数ゾロ目により
リアローズと一緒にリーチェのメンタルケア
ですね
ちょうどいいので、リーチェ強化判定もここで行いたいと思います

鉄国領まで今回除いて後3回の自由行動ですが、この後にリュノ(レベル82+氷付与)も加入
するので、よっぽどコンマが酷い(ピンポイントゾロ目)ことにならない限り鉄国奪還も大丈夫でしょう

……先に言ってしまいますが、ジラワークのレベルは160です


本日もありがとうございました!

おつー
>>313
★『磁操・鉄鎧』
戦闘開始時、敵が複数体の時発動
自軍にレベル80の『鉄鎧兵』を6体呼び出し操作する
ってジラワークのスキル書いてあるけど160+480=640だから今なら楽に捻り潰せそう…

こんばんはー
ちょっと今日の夜更新できるかわからないので
先にリーチェメンタルケアでの取る行動や言葉があれば(ジーク、リアローズの指定があればそれも)
↓1~3自由安価で(混ぜれそうなら混ぜます)

ついでにご指摘があったのでリュノの目の色も
↓1~3多数決コンマで

アナログ絵しか描けんですまんです、リュノちゃん
https://i.imgur.com/UCOPS16.jpg

こんばんはー

>>582さん、いつも支援絵本当にありがとうございます!
こちらも服装や容姿のイメージがしやすく感謝の極みでございます

それではリーチェケア(一部おまけ判定あり)からゆるゆる再開したいと思います

1:リアローズと一緒にリーチェのメンタルケア

――


ジーク「もうしばらく、この辺りで休もう」

ジーク「敵影はないとのことだが、あの転移の将がまた来るかもしれない」

ジーク「この天幕周辺を離れる時は、二人以上で行動してくれ」


リーチェ「その……沐浴をしてきてもよろしいでしょうか?」


ジーク「あ、ああ」

ユージーン「あー、アイツの返り血だとか埋葬の泥とかでみんな汚れてるもんな」

ユージーン「そんじゃお姫様優先として、大将覗くなよー?」

ジーク「……ユージーン」

ユージーン「本気で睨むなよ……だが他にもう一人ってなると――」



シェリル「わ、私も結構汚れちゃったから、一緒に沐浴に向かっていいですか……?」



イアン「姫様?」

シェリル「あ、もちろんミナさんがお先でも大丈夫なんですけど……」ワタワタ

ミナ「いえ、私は大丈夫ですよ?」

マリリン「でもミナちゃんも女の子なんだから後で軽く浴びるだけでもした方がいいよぉ?」

マリリン「護衛は……おじ様なら大丈夫そうかな♪」

イアン「!?」

ミナ「そうですね。イアン様なら安心できます」

シェリル「うん。イアンなら大丈夫……」

ユージーン「おっさん、枯れてる可能性あるもんなぁ……」

イアン「…………」

シェリル「それじゃあ、行ってきます……」

リーチェ「……」


……

――

――

【森林・沐浴場】


シュル…

パサ…


リアローズ「ふぅ……ちょうどいい場所があってよかった……」


スルスル…


リーチェ「……リアローズさん、どうして?」

リアローズ「え……?」

リーチェ「いつものリアローズさんなら、まずはフラネッタの整備をしますよね?」

リーチェ「特に今回の戦いでは……あの黒槍と打ち合い、そして身体の一部で受け止めたのです」

リーチェ「間違いなく、これまで以上に傷を負っている筈……」



リアローズ「――リーチェさん、無理はしないで……?」



リーチェ「……っ、無理など……」

リアローズ「……」フルフル…

リアローズ「無理、してる……あんなこと、すぐに受け入れられるわけがない……」

リアローズ「姫としての責務で、耐えているだけ。本当はフラネッタよりも誰よりも、リーチェさんが傷ついている……」

リーチェ「……私、は……」ポロ…

リアローズ「わ、私も鉄国の姫だけど、人前で泣いちゃうことよくあるし……」

リアローズ「だから、私の前だけでも……森国の姫の立場を忘れても、いいと思うの……」

リーチェ「……ごめん、なさい……!」ポロポロ…

リアローズ「うん、溜め込まないで……」

リアローズ「辛い時や苦しい時は、お人形や誰かに吐き出した方がいいから……」

リーチェ「うっ……うぅっ……!」

……


リーチェ「……あの子達の、最期の姿が頭から離れないんです」ポロポロ…

リーチェ「私の髪に、顔に付着したこの血は、私のものではない……」

リーチェ「私に助けを求めるのではなく、逃げてと願ったあの子の血……」ブルブル…

リーチェ「お母様やお姉様、周りの色々な人に褒められても……私は、戦をあまりにも知らなさすぎた……」

リーチェ「痛い目を見て、もう大丈夫と思っていたのに。私はあの時、あの子を助けることしか頭になかった……」

リーチェ「ジークさんが動いてくださらなければ、私はあの槍であの子の代わりに貫かれていたでしょう」

リーチェ「……もっと、私がしっかり反応できていれば、槍を受け止め反撃もできたかもしれない」

リーチェ「そうすればあの子は無事で、その後も……」ウツムキ…

リアローズ「……うん、私も少し……わかるよ……?」

リアローズ「鉄国から逃げ出したあの日、沢山の近衛騎士が私を守ってくれた……」

リアローズ「せめて、私が瓦礫に潰されて怪我をしていなかったら、イアン達は私を庇わずに戦えたかもしれない……」

リアローズ「私が一人でもワイバーンに立ち向かえる程強ければ、誰も死なずに済んだかもしれない……」

リアローズ「……今更、そんなことを言っても……みんなは帰ってこないけれど……」

リアローズ「だから、私を守ってくれたみんなの為にも、鉄国は絶対に取り戻したいの……」

リーチェ「リアローズさん……」

リアローズ「リーチェさんは……?」

リーチェ「……私も、同じです」

リーチェ「また、静かで落ち着いた森国を取り戻したい……」

リーチェ「妖精達が気まぐれであちこちに遊びに出ても、安心できるような……」

リーチェ「……その為にも、立ち止まっている時ではありませんね」ギュッ…

リアローズ「わ、私も頼りないかもしれないけど、お手伝いしますからね……!」

リーチェ「いえ、そんな。ありがとうございます」ペコリ

リーチェ「……」ブル…

リーチェ「その……早速で申し訳ないのですが、少しお手伝いをお願いしてもよろしいでしょうか……?」

リアローズ「は、はい!?」

リーチェ「……髪、洗うのを手伝って欲しいんです。まだ、あの子の血に触れると……震えてしまって……」

リアローズ「わ、わかりました!」


……

――

――

……


ワシャワシャ…


リアローズ「これで、血の汚れは落ちた筈……」

リーチェ「申し訳ありません。きっと、もうすぐ慣れますので……」

リアローズ「……無理は、駄目だよ?」

リーチェ「……はい」

リアローズ「……それにしても、リーチェさんの髪の毛って長くて綺麗……」ソッ…

リーチェ「そう、でしょうか? 私、毛先が癖っ毛のようで……」

リアローズ「それくらい気にならないよ? 明るく輝いているし、とっても艶があって……」

リーチェ「ふふ、本当なら嬉しいです。お母様やお姉様に少しは近づけているのでしょうか?」

リアローズ「カタリナ様とリュノ様? 確かに、綺麗な髪だったかも……」

リーチェ「二人とも凄いんですよ? 滑らかで艶やかで落ち着く色合いで……」

リーチェ「私も昔はもう少し髪は短かったんです。でもリュノお姉様を見ていたら、憧れちゃって……」

リーチェ「頑張って伸ばして、香油でお手入れして……いつかお姉様みたいになれたらなって///」

リーチェ「……今は、こんな状況ですからね。そのお手入れもする余裕がないのですが」

リアローズ「……大丈夫。すぐに、またお手入れやお洒落ができるようになります」

リーチェ「そう、ですね。頑張らないと」

リアローズ「でも、万全な状態じゃなくてもこんなに綺麗なの……ちょっと、羨ましい……」

リーチェ「リアローズさんの髪も、とっても綺麗だと思いますよ?」

リーチェ「そうだ、私の髪を洗って頂いているのですから、終わったら今度は私がリアローズさんの髪を洗ってもいいですか?」

リアローズ「えぇっ……!? な、なんだか恥ずかしい……///」

リアローズ(でも、なんだろうこの感じ……)

リアローズ(初めてのことだけど、こんな時だけど……)

リアローズ(――なんだか、楽しいかも?)

リアローズ「じゃ、じゃあ……後で、お願いできます……?」


……

――

――

……


リーチェ「いいなぁ……」サラ…

リアローズ「え?」

リーチェ「あ、ごめんなさい」

リーチェ「リアローズさんの髪、とってもさらさらで……」

リーチェ「癖もついていないし真っ直ぐで……」

リアローズ「リ、リーチェさんの方が綺麗だと思うよ……?」

リーチェ「いえいえ、これは……」サラ…

リーチェ「リアローズさんは、髪を伸ばされたりはしないのですか?」

リアローズ「わ、私はリーチェさんみたいにちゃんとお手入れできる自信ないよ……///」

リアローズ「それに鉄国は火を扱うことも多くて、暑いことが多いから……」

リーチェ「なるほど……」

リーチェ「でも、前髪は少し長め――」

リアローズ「こ、これは知らない人と目を合わせるのが恥ずかしくてっ……///」ワタワタ

リアローズ「姫として、駄目だなぁって思うんだけど……」

リーチェ「誰にでも、苦手なことはありますよ」クスクス

リーチェ「それに、イアンさんもミナさんもとってもリアローズさんの事を慕っているじゃないですか」

リーチェ「それだけ、リアローズさんが評価されているのです」

リアローズ「や、やめて、恥ずかしい……///」プシュゥ…

リーチェ「私も、リアローズさんのことは大好きですよ?」

リアローズ「……///」



ザパァ…



リーチェ「これで大丈夫でしょうか?」

リアローズ「……ふぅ、ありがとうリーチェさん」プルプル

リーチェ「いえ、元は私がお願いしたことですから」

リーチェ(それにしても……)

リアローズ(やっぱり、リーチェさんの髪の方が綺麗だよね。それに……)


リーチェ「……」ジー…

リアローズ「……」ジー…



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

1リアローズ胸サイズ(キャラシートより最低保証70)

70(高めの身長と相まってとてもバランスの良い豊乳です)>04

2リーチェ胸サイズ(キャラシートより最低保証60)

60(妖精として巨躯なせいか、こちらもなかなかの大きさ。年齢考えると成長の可能性も?)>25

――


リーチェ(リアローズさん、身体も綺麗……)ゴクリ…

リアローズ(リーチェさん、身体は小さいけど白くて綺麗な肌……)ゴクリ…



リーチェ(――そしてお母様やお姉様よりも胸がご立派です///)



リアローズ(前も思ったけど、大きい、よね……/// そういえばジークさんの好みはどうなんだろう……///)


リーチェ「……///」

リアローズ「……///」



二人((……髪があの触り心地なら、身体はどうなのでしょうか?))


リアローズ「……その、折角だから身体の方も洗った方が……?」

リーチェ「えっ!? あ、いや……その……///」

リーチェ(身体は流したから大丈夫だと思いますけど……)

リーチェ(で、でも、お礼にリアローズさんの身体も流すことになれば……)


リーチェ「……で、では折角ですから……お願いします……///」

――

……


リアローズ「……」コシュコシュ…


リーチェ「ん、んぅ……///」ピクン!


リアローズ(つ、つい変なことを言っちゃった気がするけど……)

リアローズ(リーチェさん、ほんとにすべすべ……いいなぁ……)


リーチェ「あ、リアローズさ……///」


リアローズ(でも、リーチェさんは……あのニイハオ将軍に、性的な目で見られていたし……///)

リアローズ(きっと、触れられると嫌だよね。胸とかはあまり刺激しないようにしないと……)


コシュコシュ…


リーチェ「ん……///」モジモジ…

リーチェ(ジークさんに触れられている時ほどじゃないけれど、むずむずします……///)

リーチェ(水は冷たい筈なのに、なんだか身体が熱くなってきたような……?)

リーチェ「リ、リアローズさん、もう大丈夫です! 今度は、私が……」コシュ…


リアローズ「んっ……!?///」ピクン!

リアローズ(や、やだ、変な声が……///)

リーチェ(綺麗……それに、私と違って細い腕なのに折れてしまいそうな感じもしない……)

リーチェ(フラネッタを操ったりしているから? しなやかで、美しいというべきでしょうか……?)サワサワ…

リアローズ「ひゅ……!?」ビクン!

リーチェ(いいなぁ。リアローズさん、背も高くて格好良さすら感じます……///)ナデナデ…

リアローズ「リ、リーチェさん、ちょっとくすぐったいかも……///」

リーチェ「ご、ごめんなさい!?」ワタワタ


……

――

――


……


シュル…


リーチェ「……///」

リアローズ「……///」

リーチェ「ご、ごめんなさいリアローズさん……」

リアローズ「う、ううん。大丈夫……」

リーチェ「つい、昔お姉様と洗いっこをした時を思い出してしまいました……///」

リアローズ「わ、私は初めての経験だったかな……///」


リアローズ「――でも、少しリーチェさんが明るくなれたなら、よかったかな」


リーチェ「……!」

リーチェ「ふふ、そうですね。あれだけ悲しかったのに……」

リーチェ「楽しい、そう感じられました」

リーチェ「……リアローズさんも、なんだかお姉様みたいですね」クスクス

リアローズ「わ、私はリュノ様ほど立派じゃないよ……!?」ワタワタ

リーチェ「いえ、なんと言えばよいのでしょうか?」

リーチェ「……一緒にいると、安心できる?」

リアローズ「……!」

リーチェ「……でも、そろそろ戻らないといけませんね」

リーチェ「髪をかわかしたら天幕へ……」コシコシ…

リアローズ「あ、それなら火魔法と風魔法を組み合わせてみれば……」

リーチェ「?」

リアローズ「その、前に会った女剣士さんが、濡れた身体を乾かす時にそうしていたから……」

リーチェ「……なるほど。程よい熱風で乾かすのですね? では初級火炎魔法、初級風魔法!」フワアアァァァ…

リーチェ「……こ、これはいいですね。あ、リアローズさんの方にも」フワアアァァァ…

リアローズ「本当だ。これなら乾かしやすいかも……」コシコシ…


リアローズ(リーチェさん、仲良くなれた気はするけど……)

リアローズ(やっぱりまだ、不安は残っているよね……)

リアローズ(一緒にいて、安心できる。それなら……)


……

――

――


……

【ジーク傭兵団・野営地】


ジーク「……なんだと?」

リアローズ「だ、だから、ジークさんにもリーチェさんと一緒に寝て欲しいんです……!」ヒソヒソ…

ジーク「……」クラ…

リアローズ「ジークさん!?」

ジーク「……待て、落ち着いてくれリアローズ」アタマオサエ

ジーク「いいか? 俺は一介の傭兵だ。そして二人は大国の姫だ」

リアローズ「……」コクコク

ジーク「まず大前提として、夜に男を自分の天幕に呼ぶ行為が不味い」

ジーク「加えてこの立場の問題。とどめに人数の問題がある」

ジーク「これが公になってみろ。俺は首が飛び、二人にもよからぬ噂が流れかねん……」

リアローズ「……」ジィ…

ジーク「うっ……」

ジーク(最近わかったが、俺はリアローズのこの目には弱いようだ……)

リアローズ「わ、私だって、それはわかっています……///」

リアローズ「でも、私もリーチェさんも――ジークさんを信用していますから」

ジーク「……普段ならありがたい言葉なんだがな」ハァ…

ジーク「しかしいくらリアローズ達が信用してくれたとして、周りが――」

リアローズ「イアンは、もう説得済です……」

ジーク「!?」

リアローズ「イアンも、ジークなら姫様達を必ず守ってくれるだろうって……」

ジーク(……団長。積み上げた信頼は大切だが、今俺はそれに追いつめられている気がするぞ?)

ジーク「信じられん。イアンがそんな許可を出すなど……」

ジーク「一体、どうやって説得したんだ?」

リアローズ「……リーチェさんも私も、疲れが溜まっているからぐっすり眠りたい」

リアローズ「だから、ジークさんも一緒の天幕でって……」

ジーク「…………」

リアローズ「……ごめんなさい、急にこんなこと……」

リアローズ「でも、きっとリーチェさんも傍にジークさんがいれば、安心して眠れると思うの……」

リアローズ「怖いことや辛いことがあった後って……寝付けないことも、あるから」

リアローズ「リーチェさんは、平気なフリをしかねないから……」

リアローズ「すぐに忘れられるわけはないって、わかっているけど……」

リアローズ「だからこそ、安心させてあげたいの……!」

リアローズ「この後ももしかしたら……辛いこと、あるかもしれない」

リアローズ「我慢したまま積み重なったら、きっと……」

ジーク「……そう、だな」

ジーク「あの男は始末できたが、同族を殺され自身も狙われ……リーチェが辛くないわけがない」

ジーク(……公国に、妖精の捕虜が残っている可能性も高いしな……)

ジーク「俺も、できることなら……」

ジーク「しかし、俺といるからといってリーチェの不安が拭えるとは……」

リアローズ「大丈夫……」

リアローズ「私も、リーチェさんも、ジークさんと一緒なら大丈夫なの……」ニコ…

ジーク「――っ///」

ジーク「……その笑顔は、ずるい」ボソリ…

リアローズ「?」


……

――

――



【リーチェ天幕】



リーチェ「あ、あの……!?///」


←リアローズ・リーチェ・ジーク→


リアローズ「その、リーチェさん、まだ色々不安だと思ったから……///」

ジーク「……妖精たちの犠牲は、俺の責でもある」

ジーク「これでリーチェを安心させることができるのかは、甚だ疑問ではあるんだが……」

リーチェ「はわ……///」

リーチェ(ジ、ジークさんがこんなに近くに……)ドキドキ…

ジーク「……無論、俺が邪魔だと思えば遠慮なく放り出して欲しい」

リーチェ「い、いえそんなことは……///」アセアセ

リアローズ「……あ、私が出た方がいいのかな?」

リーチェ「そ、それも違います!?///」ワタワタ

リアローズ「……よかった」ニコ

ジーク「……今は、休めリーチェ」

ジーク「俺もリアローズも……他のみんなもいる」

リアローズ「安心して……」

リーチェ「……は、はい……」



リーチェ(あたたかい……)

リーチェ(もう、さっき十分に泣いたと思ったのに……)ジワ…


リアローズ「……」

ジーク「……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

なん……だと……!?(白目射出)


リーチェのメンタル回復度

コンマ77

7 7

ゾロ目:???


――

ここでゾロ目が来るとは……
ちょっと追加描写とかも考えたいので、イベント途中ですが今日はここまで
なお今回はリアローズとジークがケアに回っていますが、この二人(+イアンとミナ)も今後メンタルダメージを負う
可能性は高めなので、その時はリーチェが逆に頑張ってくれるかもしれません

本日もありがとうございました!

こんばんはー
最近ちょっと更新遅くなってて申し訳ないです

昨日のまさかのリーチェゾロ目からゆったり再開です

リーチェのメンタル回復度

コンマ77

7 7

ゾロ目:???


――


リーチェ「……ごめんなさい、少しだけ……」

リーチェ「少しだけ、こうしてていいですか……?」ギュッ…

ジーク(手を……)

リアローズ「……うん。大丈夫」ギュッ…

ジーク(やはり、小さな手だ……)

リーチェ「……あたたかいです///」

リーチェ「……私が、眠れるまで、握っていて頂けますか?」

リーチェ「明日には、気持ちも切り替えますから……」ギュゥ…

ジーク「……わかった」

リアローズ「……」

リアローズ(リーチェさん、安心してくれたみたいだけど……)

リアローズ(もう少し……?)

リーチェ「……」ギュ…

ジーク「……」ギュ…

リアローズ(もし、私がリーチェさんの立場だったら……)

リアローズ(一番落ち着けるのは……)

リアローズ「……あの」

ジーク「ん、どうした?」




リアローズ「――ジークさん、リーチェさんを抱きしめてあげてください」




リーチェ&ジーク「「!?」」


リーチェ「ま、ま、待ってリアローズさん……!?///」

ジーク「そ、そうだ。流石にそれは……」

リアローズ「ジークさんなら、大丈夫……!」

リアローズ(だって、私もリーチェさんもジークさんのことを……)

リアローズ「……私が怖くて辛い時も、ジークさんが傍にいてくれたから耐えられました……」

リアローズ「揺れる馬上で強く抱きしめられて安心できたから……」

リアローズ「温かいお布団の中でなら、きっともっと安心できると思うんです……///」

リアローズ「だから、ジークさん……!」

リーチェ「……///」カアァァ!

ジーク「い、いや、それは……あの時は……」アセアセ

リアローズ「……リーチェさんは、あの時の私と同じ状態です」ジトリ…

ジーク「うっ……」

ジーク「しかし、リーチェが……」

リーチェ「……///」

リアローズ「……」

リアローズ「……リーチェさん」コソコソ…

リーチェ「……?」



リアローズ「――本当に安心できるから、試してください」コソコソ…



リーチェ「……」ゴクリ…

リーチェ「……」

リーチェ「ご、ご迷惑でなければ……お願い、します……///」バッ!

ジーク「」

リアローズ「……」ジー…

ジーク「わ、わかった。わかったからせめて灯りを消してくれ」

ジーク(とても、冷静に姫達の顔を見ることはできそうにない……)


フッ…


……

モゾ…


リーチェ「し、失礼致します……」コロン

ジーク「お、俺の方こそ、失礼する……」

リアローズ「ジークさん、ちゃんと強く、ですよ……?」

ジーク「く……」アセアセ

ジーク(リーチェの身体は、リアローズよりも細く小柄だ)

ジーク(強く抱きしめて壊れてしまうのではないか?)

フワ…

ジーク(……いや、以前も感じたこのリーチェの甘い香り……)ムラァ…

ジーク(気を抜けば、俺が先に壊れてしまうかもしれん……)

ジーク(流石にこんな依頼は断るべきだった。しかし……)


リーチェ「……///」ドキドキ…


ジーク(……リーチェの苦しみも、本当のものだ)

ジーク(これで、少しでもそれが拭えるのなら……)

ジーク「……やめて欲しい時は、すぐに言って欲しい」スッ…


ギュゥゥゥ…!


リーチェ「……んっ!?///」ビクン!

リーチェ(これ……っ/// 駄目です……っ///)

リーチェ(暗くて見えないけど、だからこそ余計にジークさんの体温が……///)

リーチェ(す、少し身体を引かないと……)


ソッ…


リアローズ「……どう、リーチェさん?」ニコ

リーチェ(う、後ろにぴったりリアローズさんが……!?)

リーチェ(こっちも温かい……/// だけどそうじゃなくて、これではジークさんとの密着から離れられない……///)


ジーク「……大丈夫か、リーチェ」

リーチェ「ひゃい……///」


リーチェ(み、耳のすぐそばでジークさんの声が……///)ゾクゾク…!


リーチェ「……///」

ジーク「……」


ナデ…


リーチェ「~~~っ!?///」

ジーク「……安心しろリーチェ」ナデナデ…

ジーク「お前は一人じゃない。俺達がついている……」

リアローズ「一人で、抱え込まないで……?」

ジーク「ああ。ニイハオに限らず、公国の連中の横暴をこれ以上許す気はない……」ナデ…

ジーク「その羽も身体も、もう誰にも傷つけさせない。だから……」ナデ…

リーチェ「ジーク、さん……リアローズさん……」ポロ…

ジーク「今はゆっくり、休んでくれ……」ナデ…

リーチェ「はい……」ギュゥ…

ジーク「……」ナデ…

リーチェ「……///」



ジーク(……そういえば、ずっと昔……)

ジーク(俺が子供の頃、団長にこうして撫でられたことがあったな……)

ジーク(不思議とあれは、落ち着けた。ならば俺は、リーチェを落ち着かせることができているのか?)

リーチェ「……///」スリ…

ジーク(それなら、いいが……)

ジーク(……この小さな姫は守らなくてはいけない)

ジーク(俺が一度任務を失敗したからではなく、ただそう思う……)

ジーク(リアローズとは少し違うような、リーチェに抱くこの感情は、なんなのだろう……?)

ジーク(今はただ、悪夢を見ることなくゆっくり休んで欲しい……)ナデ…


リーチェ「……///」スリスリ…


……

――

――

……


リアローズ「すぅ……すぅ……」

ジーク「………すー……」

リーチェ「……」

リーチェ「……///」



リーチェ(ど、どうしましょう。ずっとドキドキしたままで、眠れそうにありません……///)

リーチェ(本当に、ジークさんの腕の中は安心できますね……)

リーチェ(どんなことがあっても守ってくれる……そう感じられます……///)

リーチェ(……とても、心地良いです。でも、これに甘えすぎてはいけない……)

リーチェ(……あの子達の為にも、森国の為にも、私は挫けるわけにはいかない)

リーチェ(――でも、それ以上に……今この時を、失いたくない……!)ギュ…!

リーチェ(優しくて、温かくて、弱い私を見せても大丈夫なんだって思えるこの場所を……)

リーチェ(私以上に辛い思いをしてきたリアローズさんが、気遣ってくれた)

リーチェ(私に姫としての在り方を説いてくれたジークさんも、こうして抱きしめてくれた)

リーチェ(――外の世界で見つけた、家族とは違う大切な人達)

リーチェ(森国は大切だけれど、この人達も同じくらい大切……)

リーチェ(これから先、きっとリアローズさんやジークさんにも心身共に辛いことが起きてしまう)

リーチェ(……私を支えてくれるお二人を、私も支えたい)

リーチェ(……外の世界で覚えた、誰かに対する初めての激情。この感情は、それとは違う……)

リーチェ(この先何があってもお二人を、みんなを――私も守りたいっ!!!)


――

ゾロ目:鋼メンタル

※リーチェの想いが昇華!『妖精光壁』を取得した!

★『妖精光壁』★
★を含む森国対象スキルと状態異常を全て無効化し、戦闘時、常時補正+20を加える
また光属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる

※以後、リーチェへのどれだけのメンタル攻撃があっても怯まなくなりました

――

リーチェ(もっと、心と身体を強く……)

リーチェ(姫としては勿論、友達と団長を守る傭兵ルーチュとしても……)

リーチェ(でも、今だけはもう少し……甘えさせてください……///)ポス…


リーチェ「……///」スリスリ…

ジーク「……」

ジーク「…………///」



……



ユージーン「ふわぁ……」ノビー…

ユージーン「……なんか、早く起きちまったな」

ユージーン「……」キョロキョロ…

ユージーン「……気配なし、と」

ユージーン「……大将の気配も感じないってなるともしかすると?」

ユージーン「まーさかとは思うけど、嬢ちゃん達に手を出してたり……?」ニヒ…

ユージーン「おっさんと比べると大将は結構わかりやすいしな」トッ、トッ…

ユージーン「……これはあくまで、傭兵団の団長を気遣っての行動だ」

ユージーン「決して、暇潰しのネタを見に行くわけじゃない」


天幕「……」


ユージーン「たいしょー? そろそろ朝だぜーっと?」


バサ…


おまけ特殊判定
↓1コンマ二桁

リーチェの覚醒具合

25>13

※基準値を下回った為、睡眠中

※ジーク抱き枕を気に入ったようです

――

リアローズ「……」ニコニコ…

リーチェ「んみゅ……ジークさん……///」ギュゥ…

ジーク「……///」ドキドキ…



ユージーン「」




ジーク「……!?」ハッ!

ユージーン「……!?」



リアローズ「……フラネッタ」ボソリ…


ユージーン「!?」

ユージーン「ま、待てって!? このことは誰にも言わないって――」



ジーク「大きな声を出すな……! リーチェが起きてしまうだろう……!」ヒソヒソ!

リアローズ「ユージーンさん、めっ! です……!」ヒソヒソ!


ユージーン「!?」ガーン!


――

※平常時でも、三人川の字就寝が可能となりました

――



アナウンス漏れですが、両姫の好感度+10入っています

――

ジーク「……よし」パン、パン!

マリリン「お、気合入ってるねぇジーク♪」

ジーク「……改めて気を引き締めねばと思った」

イアン「昨夜は姫様達の護衛を任せてきってしまったが……」


リーチェ「~♪」テツナギ

リアローズ「~♪」テツナギ


ミナ「ふふ、お二人ともぐっすりとお休みになられたようですね」



ユージーン「……」ゲソ…



イアン「そしてお前は何があった……?」

ユージーン「なんでもないぜー……?」ヘラヘラ

イアン「?」

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『鉄鉱石』×4

【国境付近の森での行動】2/2

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら自由行動安価多数決

それでは
自由行動安価多数決コンマ
↓1~3コンマ二桁

コンマ00により確定

2ジークとマリリン、陣形打ち合わせ

――


マリリン「それじゃあ気合入っているみたいだし、ジークにちょっと付き合ってもらおうかな♪」

ジーク「ん?」

マリリン「ニイハオの時は突然だったから、まだちゃんと陣形について話せてなかったでしょう?」

ジーク「ああ。確かに、動きやすい陣形だったな」

イアン「うむ。我々を見事に動きやすい配置にしたその手腕、見事なものだ」

ユージーン「俺をすぐに後ろに下がらせて伏兵探らせたのも、まぁ流石ってところかね……」

マリリン「ふふん♪ マリリンちゃんは元々はそういったことの方が得意だったからね!」

マリリン「今までは私と親衛隊の間で合言葉を決めて、短い言葉を飛ばしてそれで陣形をどんどん組み替えていたの」

マリリン「戦場って、予期せぬ出来事ですぐに戦況変わっちゃうからね。それに合わせてすぐに陣形も変えないと」

イアン「古来より伝わる形は強力ではあるが、逆に言えば対策を取られやすくもあるからな……」

マリリン「そういうこと♪ まあ、決まった形が無いからこそ、ちゃんと指示を出さないとそのまま瓦解する難点もあるけどね」

マリリン「特に、ちゃんと信頼関係を築けていないとそもそも命令通りに動いてくれないこともあるわけで……」

マリリン「だから、マリリンちゃんが陣形を考えるけど……それはまずジークに伝える」

マリリン「そしてジークがそこからさらに細かくみんなに指示を飛ばしてくれると嬉しいな♪」

ジーク「俺が、か? しかしそれなら最初から……」

マリリン「お姫様達のあの顔見れば、ジークが相当信頼されてるってのは誰でもわかるよー?」

マリリン「それにユージーンもおじ様も。ミナちゃんは……」

ミナ「も、勿論私もジークさんのことは信頼していますよ?」アセアセ

マリリン「だってさ♪」

ジーク「……何故だろうな。以前ならただありがたいだけの信頼が、むず痒く感じることがある……」

マリリン「ありがたく受け取っておくべきだよ♪ 誰からも信頼されないかわいそーな野良犬だっているんだしねぇ」

ユージーン(あいつはなぁ……自ら信頼捨てに行ってる感すらあるしな……)

マリリン「と、言うわけで!」ビシ!

マリリン「お姫様達も呼んで、少し陣形の勉強をしておこっか♪」


……



マリリン「敵がこう動いた! それじゃあ次は?」


ジーク「……」バッ!バッ!


リアローズ「……!」タッ!

リーチェ「……!」スッ!

イアン「……!」グッ!

ミナ「……!」ピタ!



マリリン(へぇ、すごいなぁジーク……!)

マリリン(両手の動きだけで、みんなにしっかりと指示を出せている)

マリリン(多分、ジークを起点とした『前進』『同行』『待機』『後退』かな?)

マリリン(簡素だから仲間にはわかりやすい。でも声を出していないから敵は気づきにくい……)

マリリン(大勢の親衛隊に出す指示には向かないけど、少数の傭兵団を纏め上げるにはこっちの方がいいかもね)

マリリン(なるほどなるほど。これが、ソニア傭兵団育ちの力か……)ゴクリ…

マリリン(これに少しでも声の指示を加えれば、色々と動けそうだね)


ジーク「……こんな具合でいいのか? 団長の真似事をしただけだが」

マリリン「ううん♪ 想像以上で驚いちゃったよぉ。これなら大丈夫そうだねぇ♪」


――

※陣形打ち合わせにより、ジークとマリリン以外にも小ボーナス
特殊判定
↓1~2コンマ二桁

陣形ボーナスレベルアップ(コンマ1/2)
1コンマ36
リアローズ:108+2=110
リーチェ:158+3=161


2コンマ16
イアン:99+1=100
ミナ:92+3=95

――


リアローズ「ジークさんの手がこうなったら、こう……」タッ!

リーチェ「こうだったら、こう! ですね」タン!


イアン「ううむ、鉄国騎士団再編の際にはこれも参考にすべきか……」

ミナ「これくらいなら、私でも覚えられそうですね」



ジーク「……なんとか、覚えて貰えたようだな」

マリリン「ジークが上手いのもあるけど、やっぱり信頼されてるおかげだと思うな♪」

マリリン「……」

マリリン「あと、ちょっと気になることがあったんだけど……」

ジーク「なんだ?」

マリリン「んー……」




マリリン「――ちょーっと、ジークとマリリンちゃんで模擬戦やってみたいなって♪」

ジーク「……何?」




ユージーン「うへぇ、あいつまさか本気で大将狙ってんのかね……?」

ユージーン(……単純な体捌きだけ見りゃ、二人はほぼ互角に見える)

ユージーン(いや、少しだけマリリンの方が小回りがきく分有利かもしれねぇが……)


マリリン(……の、筈なんだけどねぇ……)タラリ…

マリリン(なんだろう、ジークから感じるこの気配は?)

マリリン(それを、確かめてみたい)

ジーク:レベル147
マリリン:レベル156

……


マリリン「それじゃあ、いくよー♪」

ジーク「ああ……」


一同「「……」」ゴクリ…



イアン「……はじめっ!」バッ!



ジーク「……!」ダッ!

マリリン「……!」タン!



マリリン(基礎の力量はほとんど変わらない筈。だけど……)


ジーク(……こいつは、団長と少し似ている)

ジーク(性別が怪しい点もだが、指示が的確なところもだ)

ジーク(流石は、元公国六将。その名に恥じないということ――)ザワ…




ジーク(――そうだ。こいつは公国六将の中では、最も弱い)ザワ…

ジーク(――こいつくらいは、余力を残して倒せなければ……)ザワ…



ジーク(――他の公国六将を殺すことはできないっ……!)ギュッ!


マリリン「っ!」ゾクッ!



『感情爆発・憤怒』
公国の敵に対して、常時+100の補正を得る



マリリン(これだ、ニイハオの時にも感じた……!)

マリリン(公国軍への、怒りの感情……っ!)



――『煌破断』発動――



ズドオォォォォォン!




パラパラ…


ジーク「っ……す、すまん。少し、力み過ぎた……」スッ…

マリリン「あはは……ううん、いいよー。あっさり負けちゃったなぁ……」プルプル…

マリリン(あ、危なかった。最初からこうなることを考えておかなかったら、真っ二つだったかもねぇ……)

マリリン(……私の殺意も大概だと思うけど、ジークは何があったらこんな感情を公国に……?)


特殊判定
↓1コンマ二桁

個別鍛錬結果

コンマ91
ジーク:レベル147+9=156
マリリン:レベル156+1=157

鍛錬判定を取った辺りで今日はここまで

ユージーンとマリリンは『ジーク傭兵団所属』となっていますが、
一部敵が持つ『公国指定スキル』の影響も受ける特殊な扱いとなっています(なお、無効化可能なスキル持ちキャラクターもいます)
イアンは確かに微妙にコンマ運が無いような……?
ミナに抜かれた場合はイベント入れたいと思います(なおミナはレベル100越えでもイベント発生です)

この後は確定でリュノとの合流となります
各コンマの結果論ですが、火力は抑えたが総合的なバランスが非常に優れた傭兵団の完成ですね……


本日もありがとうございました

以前も疑問に思ったんだけどシャリオ戦ってユージーンは大丈夫なのかな?レベル上がらないままでいるけど

鍛錬内容を詳細に記述すれば場合によってはボーナスが入るのか。そうなると常に何かしら考えておきたくなる

ぶっちゃけ今回の行動、ボーナスと聞くと聞こえはいいけど結果的には集団鍛錬の劣k……裏で今後のスキル獲得の判定緩和等が発生していたりするならその限りではないけども

セレスティアといえば、サラダの強化条件ってやはりジークを運命の相手として認識することなんだろうか

こんばんはー

>>660
ユージーンは後方支援に徹している+逃げ上手の為、
シャリオに限らず開幕攻撃等の影響は受けません
彼の生死判定が出る状況は自由行動での調査時の特定コンマ、
傭兵団全体が分断された状況の時くらいです

>>661
全体のレベルを底上げしたいときは、現状団体鍛錬の方が効率がいいです
明確にスキルを獲得したい時に個別鍛錬を選ぶといいかもしれません

>>662
申し訳ありません、判定取ったところで中断したのが不味かったですね……
今回は元から想定していた『ジークの傭兵技術の向上』と『イアンの模索』と
ちょうど噛み合った為、ジークは確定スキルレベルアップ、イアンはスキルチャンス追加がありました

>>665
現在の状況だと、サラダの強化は入りません(アネットがセレスティアを抑えているので)
ただ、公国六将の半数が脱落すると色々と公国サイドにイベントが入り、
その状況次第でサラダ(セレスティア)の能力は変動します

ちょっとリュノ合流まで、できれば次の自由行動まで進めればと思います

個別鍛錬結果

コンマ91
ジーク:レベル147+9=156
マリリン:レベル156+1=157

――

マリリン「ふぅ……」ポンポン

マリリン「あっさりやられちゃったのは悔しいけど、今後を考えれば頼もしいかな♪」

ジーク「……俺も、冷静にならねばとは思うんだが」

ジーク「どうにも、ここ最近は色々と感情が渦巻く……」

マリリン「別に悪いことじゃないと思うよー?」

マリリン「そういうのって溜め込み過ぎるとお肌に悪影響だから気を付けること♪」キュルン!

ジーク「……ああ」


マリリン(……公国の所業を考えれば、ジークの怒りもわからないことはない)

マリリン(でも、ネーロちゃんにまであれを向けられたら……)


ジーク(……駄目だな。もっと、冷静にならなくては)

ジーク(俺が感情のままに飛び出し、それに失敗すれば……リアローズ達を危険に晒すことになる)

ジーク(傭兵団の長は、仲間を守る為にも動かなくてはならない)

ジーク(さっきの感じを、思い出せ。手と指の動きで、生き延びることができる動きを伝えられるようになれ)

ジーク(俺がやるべきことは、あいつらを殺すことじゃない)

ジーク(殺意を抑えろ。焦るな。たとえ敗れたとして、生きてさえいれば次があるのだから……)



――

ジークの『傭兵流戦闘術』が強化!

★『傭兵団の統率者』
戦闘時、常時補正+20
さらに逃走判定に20の補正を得る

――



イアン「ううむ……」

リアローズ「イアン?」


イアン(ジークのあの剣は、受けきることはできまい)

イアン(姫様の連撃も、状況が整えば恐ろしい。ただ守るだけでは、今後の戦いは……)ムムム…


――

※鍛錬を終了します

――


――『森国の賢姫、参上』――

……


マリリン「さて、陣形も大丈夫そうだし……」

ジーク「そろそろ、動くとするか。大丈夫かリーチェ?」

リーチェ「はい。ご迷惑をおかけしましたが、もう大丈夫です」


ゴソゴソ…


ルーチュ「行きましょう、『団長』!」

ジーク「ああ」



キィィィン…



ジーク「む?」

リアローズ「ゆ、指輪が光ってる……?」

ルーチュ「こ、これは……!」




ピカアアァァァァァ!




シュイン!



リュノ「ふぅっ! 到着~っと。リーチェは大丈夫かな?」スタッ!



一同「「!!??」」

ルーチュ「リュ、リュノお姉様!?」

リュノ「!!」パアァ!

リュノ「よかった、無事みたいですねリーチェ!」

リュノ「随分と、人数が増えたみたいですけど」キョロキョロ

一同「「……」」

リュノ「んー、まずはこっちの事情から話すべきですかねぇ?」





――説明中――




……

――

――


……


リュノ「なるほどなるほど……」

リュノ「鉄国の騎士団長さんにシスターさん」

リュノ「それに公国の傭兵さんにまさかの将軍様までジークさんの一団に加わったと」

ルーチュ「……」コクコク

ユージーン「……」ドキドキ

リュノ「これは戻って報せたいところですが、この指輪の転移は一度きりですからねぇ……」

リュノ「少し、しくじってしまったかもしれません」

マリリン「その、リュノ様? 本当なんですか? クリス様にユリーカ様が森国を拠点としているというのは……」

リュノ「ええ。お二人ともなかなか気持ちのいい人達で。民達も受け入れてくれていますよ」

ジーク「その二人は、信用できるのか?」

ユージーン「セレスティア姫とは兄妹だけど、似ても似つかない人達だよ」

ユージーン「クリス様は所謂人格者だが、大公様に妹姫があれでなかなかの苦労人だ」

ユージーン「ユリーカ様は末端の兵士にまで優しい子で……俺ですら、穢したくないって思う程だぜ?」

マリリン「クリス様達が公国を抜け出したってのは予測していたけど、場所は予想外だなぁ……」

イアン「大公の子供三人のうち二人が抜け出し、六将の一人も抜け出し……そして先日は一人を討ち取った」

イアン「公国の『人間』の戦力は削れていると見るべきだろうか?」

リュノ「クリスさんの情報によると、公国の持つ戦力は『七帝龍』と『銀の龍』、そして複数の『飛竜』とのことです」

リュノ「その内一体、炎帝はお母さんが倒して現在は森国にてお父さん達が色々と研究している状況」

リュノ「残り七体、これが健在な限り人間の将軍は倒してもあまり大勢に影響は無いかもしれませんね……」

ジーク「……いや、そうとは言い切れない」

リュノ「?」

ジーク「飛竜も帝龍も、強力な存在だろう。単純な力量で言えば、公国の将を上回っているのだろう」

マリリン「……」

ジーク「……だが、奴らは獣だ。知能があったとしても、人間は格下にしか思わない」

ジーク「――自分の力に絶対の自信があるからこそ、獲物に対して『妙な手』は使わないだろう」

ユージーン「……確かにな。人間の方がよっぽど『あくどい手』を使うだろうよ……」

リュノ「……そうですね。森国も、何者かが結界を先に破壊してから炎帝を呼び寄せた為に被害が拡大したようですし」

リュノ「六将も、龍も。依然として公国は警戒すべき相手である、と」

ジーク「そうなるな……」


ルーチュ「……それにしても、お姉様。そのクリスさんや帝龍のことを伝えにわざわざここまで?」

リアローズ「カタリナ様も不在の中で、リュノ様までいなくなって大丈夫かな……?」

リュノ「お父さんが張り切っていますし、クリスさんとユリーカさんの協力もありますから」

リュノ「私の役目は、あの空間を作った時点で半ば終わっています」

リュノ「……なんて。色々理由を口にしても、それは一番じゃないんです」

ルーチュ「え?」

リュノ「……ただ、リーチェが心配だったんですよ」ギュッ

ルーチュ「あっ……」

リュノ「あなたは、私の前では無邪気に私の実験とかにもつきあってくれますけど」

リュノ「民の前とか、少しでも公の場になれば姫であろうと、我慢しがちですからね……」

リュノ「それに相手はあの公国軍。何をされるかもわかったものじゃありませんからね!」プンプン!

リュノ「……心配で、そして私自身……寂しくて///」

ルーチュ「お姉、さま……」ウル…

リュノ「またこうして話せて、嬉しいです」

ルーチュ「私も、です……お姉様」ギュ…

リュノ「……ちょっと、大きくなりましたかね?」

リュノ「外の世界は、どうでしたか?」

ルーチュ「……外の世界は、決して全てが夢見たものではありませんでした」

ルーチュ「辛いこと、苦しいことも、ありました……」

リュノ「……」


ルーチュ「――それでも、私は外に出てよかったと。そう断言できます」

ルーチュ「――大切なものも、見つけることができたから」


リュノ「……そうですか」ニコリ

リュノ「……」クルッ

リュノ「ジークさん、皆さん」

リュノ「……本当に、ありがとうございます」フカブカ…

ジーク「……」

ジーク「ああ……」

ジーク(俺は、リーチェを守りきれなかったがな……)


……

――

――


……


リュノ「では、改めて……」

リュノ「森国第一姫、リュノ。これよりジーク傭兵団でお世話になります」ビシ!

マリリン「改めて考えると凄い傭兵団だねぇ……」

ユージーン「鉄国と森国のお姫様、それにおっさんは鉄国騎士団長……」

ユージーン「国王と女王が不在の亡国ってことを考えれば、最上位陣だもんな……」

イアン「私はともかく、姫様達が三人も所属するのは確かに予想していなかったな……」

リュノ「あ、私には別に敬意払わなくていですよぉ? むしろその方が気楽ですし」

ジーク「以前もそんなことを言っていたな……」

リアローズ「リュノ、さん……?」

ミナ「うぅ、私も慣れるのが大変そうです」

リュノ「難しく考えなくていいんですよー?」

リュノ「こう言ったら不味いんですけど、私あまりお姫様向きじゃないんですよ」

リュノ「……正直に言っちゃうと、今すぐこの辺りも探検して回りたいです」ウズウズ

ルーチュ「だ、駄目ですよお姉様!?」

リュノ「わかってますって。もうすぐ鉄国領みたいですからね……」

リュノ「リアローズさんの鉄国を取り戻すのが最優先というのは、私もわかっていますよ」

リュノ「鉄国の情報はこちらも掴めていませんが『あまりいい状況ではない』のは間違いありませんからね」

ジーク「ああ。『鉄国領に入ればこれまでよりも危険性は増す』だろうな……」

リュノ「戦力になれるかはわかりませんが、精一杯協力させて貰いますよ」

ジーク「……よろしく頼む、リュノ」

リュノ「ええ。お任せを」

ユージーン「……」

リュノ「ん? どうしましたユージーンさん?」

ユージーン「ああ、いやちょっとな?」


ユージーン「なんつーか、その……」

ユージーン「嬢ちゃん……姫様達って、このなりでかなり強いのよ」

リアローズ「そ、そんなことはないです……?」

ルーチュ「私もまだまだ……」

ユージーン「いやいや俺からみたら相当だっての……」

ユージーン「だもんで、リュノ様も何かえげつない技を持っていたりするのかなーってさ」ヘラヘラ

リアローズ&ルーチュ((えげつない!?))ガーン!

リュノ「あー……ご期待にはそえませんねぇ……」

リュノ「一応森国の方で魔力を取り戻して、こうして旅支度もしっかりしてやってきたわけですが……」

リュノ「言ってしまえば、これが私の出せる現状の限界。とてもリーチェには敵いませんよ」

リュノ「氷魔法も使えることはわかりましたが『何度か鍛錬をしないと』実戦で使うのは難しそうですし」

リュノ「あとは精々、こうやって植物を操ったり……」ウネウネ…

リュノ「こうしてお花を咲かせて気分を盛り上げることくらいしかできません」ポン!

ユージーン「あー、そうなんだ。いや、全然いいと思うぜ? 姫様が前線で戦うってのがまず普通じゃないし」




巨大な杖「……」ゴゴゴゴゴゴ…



ユージーン(……なーんであのでかい杖には触れないんだ?)



ミナ「あの、リュノ様……リュノさん? その葉の装飾のある大きな杖は……」

リュノ「ああ、これですか? って、よく見ればミナさんの杖もかなり大きいですねぇ」

ルーチュ(確かに、私の杖と比べるとかなり大型です……)

ジーク(ミナもリュノも、団長みたいに体格に恵まれたわけではない……むしろ小柄だというのに)


リュノ「……」

ミナ「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

おまけ・大杖使い二人の『殴打願望』

1ミナ

50>42

※基準値を下回った為、願望は無し

2リュノ(キャラシートお転婆補正+10)

56+10>50

※基準値を上回った為、願望有り


――


リュノ「――いいですねぇ!」ワクワク!

ミナ「そ、そうでしょうか? お褒めに預かり光栄でございます」







リュノ「――その大きな杖で、公国兵の顔面を粉砕するんですね!」ワクワク!







一同「「」」

リュノ「いやぁ、私もかねてより公国兵の顔面はぶん殴りたいと思っていました」ウンウン…

リュノ「でも、私の腕力じゃ心もとないですし……なにより射程が短いですからね」

リュノ「そこで、魔力を取り返してから私は考えました」

リュノ「――魔力で腕力強化して、杖に遠心力を加えて顔面を殴ればいいのだと!」

一同「「」」

リュノ「ミナさんも、同じ結論に達したのですね。同じ考えの人がいるというのはいいものですねぇ」

ミナ「あの、その、私は……!?」オロオロ

ミナ(……あれ? でも確かにそれなら私でもイアン様達のお役に立てるかも?)

ミナ(先日の黒槍は、外への魔力放出を阻害するものでしたし、自分に巡らせれば……?)

リュノ「まだ実戦経験はないので、すぐには難しいかもしれませんけど……」

リュノ「一緒に、公国兵の奴らに目にもの見せてやりましょう!」

ミナ「は、はい!」


イアン「ミナァ!?」ガーン!

リアローズ「わ、私もハンマーの特訓した方がいいの……!?」オロオロ…

ルーチュ「お姉様……」アタマオサエ…

ユージーン「……最近の女の子ってたくましいなー」ハハハ…

マリリン「当たり前じゃない♪ 女の子舐めてると怪我するよ!」シュッシュッ!

ジーク(大木を振り回していたカタリナと比べると大人しいなと思った俺は、ずれているのかもしれない……)


――

※リュノも攻撃系スキル獲得の可能性が出て来ました

――

――

……

リュノ「この杖、先端の水晶はかなりかったいですよー?」

ユージーン「ははは……」

リュノ「あ、勿論ちゃんと魔法補助の役割もありますからご安心ください」

リュノ「野営の時とかは、簡素ですが木製のお家も作れると思いますので」ウネウネ

ジーク「そ、そうか。助かる……」

リュノ「あ、時間があったらこれまでの旅路とか、ジークさんのお仕事の話とかも聞かせてくださいね」ワクワク

ルーチュ「もう、お姉様ったら……」

シェリル(……でもリーチェさん、嬉しそう)

シェリル(お姉ちゃんと会えたんだから、当然だよね……)

シェリル(お兄ちゃんは大丈夫かな……)

ジーク「……そろそろ、国境付近の街に着くな」

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『鉄鉱石』×4

【国境付近の街での行動】1/2

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら自由行動安価多数決

それでは
自由行動安価多数決コンマ
↓1~3コンマ二桁

コンマ最大値採用で傭兵団の仕事ですね
先に↓1でコンマ二桁も取っておきます

なおリュノの杖の外見は頂いた支援絵を参考にさせて頂いております
殴りやすそうな杖+カタリナの血を継いでいるためおまけ判定を追加で行いましたが、本当に殴れるようになってしまいました

夜にまた更新できそうならば傭兵団の仕事から再開したいと思います

改めてこんばんはー
殴り追加設定入ったのついさっきなのに仕事早すぎませんか!?
傭兵団仕事から再開です

――
4:傭兵団の仕事

――

【国境付近の街】

シーン……


ジーク「これは……」

ユージーン「活気がねぇっていうか……」

シェリル「人が、いない……?」

リュノ「っと、危ない危ない。そういえば変装しておくべきでしたね……」

リュノ「とりあえずこのコートを頭から被って、イアンさんの後ろの方に……」コソコソ…

イアン「……お守り致します」

ルーチュ「余裕があれば、お姉様の変装や偽名も考えた方がいいかもしれませんね……」

――

※自由行動2回終了後、リュノの偽名と変装が強制イベントとして発生するかもしれません

――

マリリン「お化粧なら任せてね♪ でも、この街の感じ……」キョロキョロ…

ミナ「略奪の被害に、遭ったのでしょうか……?」

ミナ「お店が、あいていません……」

ルーチュ「……ジークさん」

ジーク「ああ。少し警戒をした方がよさそうだな」

一同「「……」」ゴクリ…


ザッ…ザッ…


住人「……ひっ!?」ビク!


ジーク「……この街の住民か? 何故怯えている……?」

住人「あ、あんた達は……」

ジーク「俺達は傭兵。……ジーク傭兵団だ」

住人「よ、傭兵……」

ジーク「ああ。……見合う報酬さえ貰えれば、雑事から荒事まで請け負うが」

住人「……」

コンマ72

67~99:討伐仕事

――



住人「あ、あんた……腕は立つのか……?」

ジーク「それなりだとは、自負している」

住人「か、怪物相手でも戦えるか……?」

ジーク「……連携すれば、飛竜もわけなく落とせるだろう」

住人「……!」

ジーク「……詳しく、話を聞かせてくれ」

住人「い、いいのか……?」

住人「俺は、満足のいく報酬を払えるか怪しいぞ……?」

ジーク「……世の中、金が全てではない」

ジーク「現物でも受け付けているが、それは後でいい」

ジーク「依頼を受けるかどうかは、話を聞いてからだ」

ジーク「その口ぶり、一体何があった?」

住人「じ、実は……」



※特殊地域の為、対象決定追加判定

特殊判定
↓1コンマ二桁

え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛ぇぇぇぇぇ!?(空中四散)

えーと、多分ゾロ目判定込み、かつ00オンリーのイベントあるところで00出たのは初めてかな……?(白目吐血)

少々、お待ちください……
ハイパークリティカルは確定の良イベントなので、最悪の出目の場合の対象児童討伐+???です……

コンマ00

ハイパークリティカル!!!

討伐対象:???

――


住民「あれは、突然のことだった……」

住民「この街も、最近までは賑わっていたんだ……」

住民「それがある日、あの化け物が現れた……」


住民「――地中から現れたそいつは、まさに伝説の『龍』だった……!」


ジーク「!!」

ジーク(地中、龍……)

リュノ(おそらく、『地帝龍』ですよ……!)コソコソ…

住民「あいつは動きが遅かったが、その分力は強いし堅かった……」

住民「誰も勝てず、動きは遅いから……我先にとみんなこの街を捨てたよ……」

ジーク「……お前は何故逃げなかった?」

住民「逃げ場なんて、ないからさ……」

住民「あの化け物が来てから見かけなくなったが、公国の連中まで近くをうろついている」

住民「財産持って逃げ出しても、あいつらに見つかれば全部取られてしまいだ」

住民「だったら、あの化け物のきまぐれに賭けた方が、まだいいと思ったのさ……」

住民「俺達みたいな弱者には、ほとんど興味を示さないみたいだからな……」

ジーク「……そうか」

ジーク「ではその龍とやらを見つけ、討伐できたら……その時に報酬を貰うとしよう」

住民「!? あ、あんた正気か!? 嘘だと思っているなら――」

ジーク「信じる。俺は既に炎の龍を見ているし、水の龍が存在することも知っている」

ジーク「今更地中から龍が現れたとして、やはりとしか言えん」

住民「」ポカーン…

ジーク「……そして、連中が危険な存在であることも知っている」

ジーク「そいつの移動経路を、教えてくれ」


……

――

――


【国境付近・荒野】




ヒュオオオォォ…




ルーチュ「酷い……樹が、みんな薙ぎ倒されています……」

リュノ「んー、これは元に戻すの結構大変そうですねぇ」

リュノ「とりあえず、応急処置はしておきますけど」ニョキニョキ…

シェリル「で、でも、龍だなんて……」ブル…

イアン「飛竜を上回る強さ……一体、どれほどの……」

マリリン「……動きが遅いっていうなら、最悪逃げれば大丈夫とは思うけど」

ユージーン「ははは、俺も同意見……いや大将、流石にこの依頼はまずくなかったか?」

ジーク「……だが、見過ごせる相手でもない」

ミナ「神よ……どうか、我らをお守りください……」




ゴゴゴゴゴゴ…!



ジーク「!!」

ジーク「全員、後ろに跳べ!」

一同「「!!」」バッ!



ゴゴゴゴゴゴゴ……!





バゴォォ!




地帝龍「グラアアアァァァァァァァ……!」



ジーク「で、でかい……!?」




地帝龍「グルル……?」ギロリ…

地帝龍「……」フシュゥゥゥ…

もう一部の人にはバレてるみたいですけど支援絵用に作ってたアカウントをここで教えても大丈夫ですか?作者以外の人間がでしゃばりすぎるのは良くないと思い、ひっそりと投下してたんですが……

売名の意図は決して無いです(フォローフォロワー共に0です)

ユージーン「く、そ……」ガタガタ…

ユージーン(『ジーク』に比べれば、マシだが……! それでもバケモンはバケモンだ……!)

リュノ「地を支配する龍、書物通りならば『鈍重な代わりに優れた防御と体力を持つ』種ですが……」ブル…





地帝龍「グルルルルアアアァァァァァァ……!」


ズン!



地帝龍:レベル350


ジーク傭兵団レベル総計:156+110+161+100+95+157+82
=861



地帝龍「……」ギロッ!



――『蹂躙する者』発動――

★『蹂躙する者』
戦闘時常時補正+30
敵対象が複数の場合、自身の基礎レベルを(敵人数-1)×140上昇させる


6×140=840

350+840=レベル 1 1 9 0



地帝龍「……」ゴゴゴゴゴゴゴ…



ジーク「うっ……!?」ゾクッ…

ジーク(なんだ、この、威圧感は……!?)

ジーク(ワイバーンの、比ではない……!)

>>705さん
全然大丈夫というか、わざわざアカウントを作ってまで支援絵を用意していただいて本当に感謝しかありません……!


――

ジーク(軽い策など、意味も無く捻じ伏せるような……力の権化……)


ジーク傭兵団「「……」」ジリッ…


ジーク(当然、皆も相手の力量がわかってしまうだろう……)

ジーク(六将を退けただけに、殊更に……!)


シェリル「っ……」ジリ…

ルーチュ「……お姉様、下がってください……!」ジリ…

リュノ「はは、可愛い妹を見殺しにできませんよ……!」ジリ…



ジーク「――だがっ!」ダン!


地帝龍「!!」


★『姫との生の誓い』★
敵の奇襲攻撃を無効化。判定を伴わない攻撃を受けた際は受けるダメージを半減させる(小数点切り捨て)
またこのスキルを持つ限り、補正差が50以上であったとしても35まで軽減し戦闘を行う
戦闘不能時は一度だけ耐久1の状態で復帰し、逃走判定に30の補正を得る
さらに姫と共に行動時は奇襲無効化時に優勢判定を得、姫への致死攻撃を肩代わりすることができる


最低保証・補正35で戦闘可能



ジーク「――たとえ勝ち目が薄くとも! 誰かを逃がす時間を作ることはできる!」ダン!




※特殊戦闘判定(ゾロ目チケット不可)


コンマ85以上で優勢
コンマ84以下で劣勢


↓1コンマ二桁

コンマ30

――ジーク劣勢!



ジーク「うおおおおぉぉぉぉぉ!」


シェリル「っ、駄目、ジークさんっ!!!」ギュリン!


フラネッタ「……!」バッ!


シェリル(駄目、間に合わない……!)



ジーク(こいつの瞳は、今俺を見ている……! 注意さえひきつけられれば……!)



地帝龍「……」スゥゥゥゥ…


――『ガイアバースト』発動――


★『ガイアバースト』
優勢取得時、初撃のみ敵に貫通する3劣勢を与える
以後優勢取得時コンマ偶数なら、自身の攻撃に貫通能力を付与する



ジーク「っ……!」ゾク…







???「――仲間を庇うのはいいことだ」



一同「「!?」」



???「――だけど、言っただろう?」



――『紅剛拳』発動――





ズガアアアアアァァァァァァ!




地帝龍「ガッ……!?」グラァ…





ソニア「――傭兵は、生きて帰ってこそ意味があるんだ」

ソニア「――忘れっちまったか、ジーク?」ニィ!


ジーク「だ、団長……!?」

シェリル「あ、あの人が……!?」

ユージーン「嘘だろ、あのバケモンを殴り飛ばした……!?」



ソニア「ほら、ぼさっとしてんじゃないよ! 俺の拳を受けて生きてる相手ってのは楽しめそうだが……」


地帝龍「ガ……ァ……」ヨロ…


ソニア「――今は、自分のことを考えな」

ソニア「――不本意だろうがなんだろうが、お前は命拾いをしている」

ソニア「――だったら次にすべきことは、なんだ?」


ジーク「――依頼を、こなすことだ……!」ダン!



――『煌破断』発動――



ジーク「であああぁぁぁぁぁぁぁ!」



ズガアアァァァァァァ!



地帝龍「ガッ……ァァ……」グラッ…


ズゥゥゥゥゥン…



地帝龍「」



ソニア「へぇ……」

ソニア(しばらく見ない間に、随分と腕は上がってるじゃないか)


ジーク「はぁ……はぁ……」

ジーク(くそ、これは、団長の一撃があったからこそ入った一撃だ……)

ジーク(ワイバーンの時も、イアンの一撃があったからこそ……)

ジーク(俺は、やはりまだ弱いままなのか……)


ソニア「……」


――勝利!!!

――

……


住民「ほ、本当に奴を倒せたのか……!?」

ジーク「……いや、俺は何もできていない」

住民「え?」

ジーク「……全て、彼女がやったことだ」

ソニア「なーに言ってんだこいつは!」ベシ!

ジーク「痛っ!?」

ソニア「お前がこの人から依頼を受けて、俺はたまたまそこを通りかかったから手を貸しただけ」

ソニア「しっかりあの龍の頭をかち割ったのは、紛れもなくお前だろうジーク?」

ジーク「しかし……」

住民「いや、本当にありがとう……! これで、この街も活気を取り戻せるかもしれない!」

住民「ああ、そうだ! 報酬だ! 俺に用意できるものなら、なんだって言ってくれ!」

ジーク「っ……」

ソニア「……依頼人の想いを無碍にしないことも、大切だぜ?」

ジーク「……では、どこか広い宿を手配してくれ。食事が出るとなおいい」

住民「そ、そんなことでいいのか? あんな怪物を倒しておいて……?」

ジーク「……ああ。俺は、金よりも食い物が好きだからな」

住民「わ、わかった! すぐに用意するよ!」タタタタ!

ソニア「……やれやれ」

ジーク「……」

ソニア「ったく! 久々に会ったってのにしけた面すんな!」ガシ!

ジーク「うおっ!?」

ソニア「少しは立派になったかと思えば、まだ俺がいなきゃだめかー?」ウリウリ

ジーク「くっ……」

ソニア「あーもう、仕方がねえなぁ……」ガシガシ…

ソニア「このソニア様が、また子守りをしてやんよ……」




ソニア「――なーんて、言うと思ったか?」



ジーク「!?」

ソニア「いいかジーク? あのくらいで落ち込むんじゃねぇ」

ソニア「――さっきから後ろで震えてるジークの連れ全員もだ! わかったなっ!?」クワッ!


ジーク傭兵団一同「「!?」」ビクゥ!


ソニア「確かに、あの龍は見たこともねえ相手だ。俺が本気で殴っても、一発で仕留め切れなかった」

ソニア「間違いなく、この世界でも特にやばい連中だ」

ソニア「――だからって、お前達が劣っているかと言えばそんなことはない」ニッ!

ジーク「だ、だが団長……!」

ソニア「あん? お前がやられそうになったことか?」

ソニア「ったりめーだろうがこの馬鹿が! 俺は、散々口を酸っぱくして教えたよなぁ!?」

ソニア「どんなに強い奴だって、一人じゃ限界があんだ! そんな時は仲間頼れってよぉ!」ギリギリ…

ジーク「ぐあああぁぁぁぁぁ!?」

ソニア「なんの為にこんなに連れてんだ、ああん!?」

ジーク「し、しかし皆萎縮して……」

ソニア「そりゃあんなんみたら誰でも驚いて竦むだろーが!」

ソニア「あんときお前がすべきだったのは、自分を囮に仲間を庇うことじゃない」

ソニア「――仲間を鼓舞し、全員で立ち向かうことだ!」

ジーク「……!」

ソニア「確かにまだ、個々の力量は発展途上ってところに見えるが……」

ソニア「――培ってきた技能を組み合わせれば、あいつは決してお前達だけでも倒せない相手じゃなかった筈だ」

ジーク傭兵団「「!?」」

ソニア「……ま、思わず飛び出しちまった俺も悪いか」ポリポリ…

ソニア「仕方がないね……半ば仕事を横取りしちまった感もあるし、少しだけ手伝ってやろう」

ジーク「団長……」


ソニア「――ただし!」


ジーク「!!」ビク!


ソニア「お前の『仕事』には一切手は貸さない!」

ソニア「ひよっこでも傭兵団の長を名乗るなら、その責任は持たなくちゃなんねぇ」

ソニア「だから、俺ができるのは……」






ソニア「――もう龍を見ても怯まなくなるくらい……鍛えてやることだけだ♪」

ソニア「――餓鬼の頃は流石に死ぬと思って控えていたが、さっきの剣は見事だったぞジーク?」

ソニア「――だから、死ぬことはない。 当然、お前の仲間達もな?」グリン


ジーク「」

ジーク傭兵団「「」」


――

コンマ00

ハイパークリティカル

――『ソニアによる地獄鍛錬』――

のイベントが挟み込まれました

――

イベント途中ですが、今日はここまで
まさかここで00とは……
ジラワークが不憫になってきたかも……
なお既にメンバーは埋まっているため、ソニアは手助けをしてくれるのみですが、
その恩恵は大きいでしょう
そして先に↓1~4コンマ二桁判定も

本日もありがとうございました!

そういえば最悪(最高と読み換える)の出目の場合~との事だったけども、自力で倒してたらもっといいイベントが起きてたんだよね、多分

こんばんはー

>>738
地力で地帝龍を倒せていた場合は戦闘勝利大ボーナス発生
ですが00は最良の為、地帝龍勝利ボーナスは発生しないものの、それ以上の恩恵を受けられます

地帝龍戦のレベルアップ後のソニアイベントからゆったり再開です

――

地帝龍戦闘ボーナス(イベント撃破の為、コンマ1/2+固定ボーナス無し)

1コンマ04
ジーク:156+1=157
リアローズ:110+2=112

2コンマ51
リーチェ:161+3=164
リュノ:82+1=83

3コンマ10
イアン:100+1=101
マリリン:157+1=158


4コンマ83
ミナ:95+2=97

――

……


ソニア「んー、なんつーか、あれだ」

ソニア「経験積めそうな相手だったのに、どいつもこいつもイマイチって顔だな?」


ジーク傭兵団一同「「……」」


ソニア「だが、安心しな!」ドン!

ソニア「この俺が、あいつよりもより濃い鍛錬を実践してやる!」

ソニア「龍の気配だけは身体で覚えただろうが、それだけだ」

ソニア「ジーク以外、まだまだ余力は残ってるだろう?」

ソニア「まずは、俺をあの龍だと……討伐対象だと思って全員でかかってきな!

一同「「!?」」

ソニア「全力でな! 安心しろ、俺も鍛えてはいるから死にはしない!」ドン!




――模擬戦開始!!!

戦鬼ソニア:レベル500

ソニア「んじゃま……早速行かしてもらおうかね!」

『怪力無双』
戦闘時、敵に常時-20の補正を加える
自軍が一人で敵が複数の時、自軍の合計値に自身のレベル×(敵軍人数-1)を加算する


マリリン「……!?」ゾッ…!

マリリン「み、みんな散開――ッ!?」バッ!


★『偶像陣形』★
戦闘時、味方が複数人存在する時のみ特殊な『無双状態』となる
自軍の攻撃状態時補正及び防御状態時補正を全て常時補正として扱い、
さらに敵軍の攻防状態指定効果、全体攻撃スキルを全て無効化する


――怪力無双を無効化


ババババ!


ソニア「……そう、それでいい。どんな奴だって、攻撃対象があちこちに分散したら手こずるもんだ」

ソニア「そして、それでもそのうち誰かを潰そうと動く」ダン!


リアローズ「わ、私……!?」ドキィ!



ジーク「っ、流石に団長といえど許可はできん!」バッ!

イアン「私とて、壁にはなれる!」バッ!

リーチェ「と、通しません……!」バッ!


ソニア「そうだ。一緒に戦う仲間がいる。一人では防げない攻撃も、防げるかもしれない」


ジーク傭兵団:レベル総計872


ギィン!


ジーク「……?」

ジーク(団長の攻撃にしては、軽い?)


リュノ「お、おらー!」ブオン!

ミナ「て、てぇーい!」ブオン!


ソニア「うおっと! そう、そうだ! 仲間が抑えている間に手が空いた奴は攻撃することもできる!」

ソニア(……ちっこいの二人が杖で殴りかかってくるってのは、予想外だが……)

ガキン!

ソニア「それも防がれるかもしれない。だが、相手は奇襲の防御でどうしても身体が固まる」

ソニア「たとえすぐには効果がでなくても、一度隙を作りだせればそれは次の隙へと繋げることもできる……」


リアローズ「――フラネッタ!」グン!


フラネッタ「……」ズダァン!


ピタ…


ソニア「っと……ここまでか。俺の負けだな」オテアゲ

リュノ「あ、あれ……?」

リアローズ「勝っちゃった……の?」

イアン「信じられぬ……」

リーチェ「で、ですがソニアさん自らが負けを……?」

ミナ「リアローズ様の攻撃が当たりそうなところで、という場面でしたが……」

マリリン「でも、確かに今はみんないい動きができていたし……」

ユージーン「おぉ、見てた俺もそう感じたぜー?」

ユージーン「赤鬼も意外となんとかなる相手だったってことか?」

ジーク「……」


ソニア「だから言っただろうが。ちゃんと仲間と連携できれば、格上にだって勝てるんだよ」

ソニア「あの龍って奴は獲物が多い程怒りを募らせるのか、ちっとばかし戦いの常識が通用しないが……」

ソニア「それでもやることは一緒だ。みんなで強くなって、みんなで戦って、みんなで生き延びればいいんだ」

ソニア「わかったか、ジーク?」

ジーク「……ああ」






ジーク「――だが、団長は今手を抜いていただろう?」






一同「「!?」」

ソニア「いや、殺さないようにって気は使ったが動きは本気だったぜ?」

ソニア「でもどうやら、俺の教えの一つは覚えているみたいだな?」

ジーク「……ああ」

ジーク「自分の力を過信するな。手練れの軍勢を前にしたら、一人で突っ込むな」

ジーク「逃げるか、仲間を待つか」

ソニア「……」ウンウン




ジーク「――冷静に判断し、個々なら勝てると思えば、頭数を減らしてしまえ」


ソニア「――そうだ」



ソニア「お前達は、強いよ」

ソニア「ジークが団長やってなきゃ、俺のところに引き抜いていたかもな」

ソニア「だが……強いのはお前『達』だ」


ゴゴゴゴゴ…



ジーク傭兵団一同「「……!?」」ビクゥ!


ソニア「――お前達は、まだ原石だ。個々の力が、まだ不足している」

ソニア「仲間と一緒に戦うことは大切だ。だが、仲間がいれば自分が弱くていいわけでもない」

ソニア「ある程度は一人で戦えねぇと……」


ヒュン!



――『羅刹掌』発動――



ドゴオオォォォォォォォォ!



ジーク「――がっ!?」



ドシャアァァァ…



★『羅刹掌』★
戦闘開始時及び奇襲成功時、任意で発動可能
敵軍の中から一人を選択し、自身と一対一の戦闘を行う
1ターン撃破、確定勝利に成功した場合、この戦闘を連続して行う



イアン「ジーク!? はっ……!?」

ソニア「しっ!」


ドゴォォォォ!


イアン「ぬおおおぉぉぉ……!?」ゴロゴロ…



一同「「」」



ソニア「――って感じで、一人一人潰されちまうこともあるんだ」コキコキ

ソニア「自分が強くなること。そして仲間と共に戦うこと。逃げてでも生き延びること」

ソニア「全部が大切なんだ。わかったか?」

一同「「」」コクコク…

ソニア「ま、連携は大丈夫そうだからな。とりあえず模擬戦はここまでにしよう」


……

――

正直ソニアとかカタリナが積極的に動けばあっさり潰せそうなパワーバランスに見えるけどどうなんだろ

ソニア団長の登場で意識飛んでたけどソニア傭兵団の他の団員とか今近くに居たりするのかな?

カタリナの時点で帝龍全員倒せるって言われてるからぶっちゃけそこまで緊張感無いよね

複数体仕向けられたらやばいとはいえ、カタリナ側も無対策で棒立ちしているわけじゃないだろうし

――

……


リーチェ「ジークさん、大丈夫ですか!?」パアアァァ!

ミナ「イアン様もお怪我は!?」オロオロ

ジーク「だ、大丈夫だ。あれが来るのはわかっていたから、身構えてはいた」

ジーク(その構え越しに吹き飛ばされたがな……相変わらず団長の力は桁違いだ)

イアン「私も、加減されていたようだ。問題ない」

イアン(本気で撃たれたら、鎧ごと腹に穴を開けられているかもしれん……)



ソニア「それじゃあ、始めるとしようか」パン!

ソニア「とにかく、お前達に必要なのは経験だ!」

ソニア「みっちり、徹底的に扱いてやりたいところなんだが……」

ソニア「……生憎と、俺もあんまり長時間留まれないんだ」ハァ…

ジーク「……?」

ソニア「てなわけで――さっきもいったが、濃密な鍛錬にするぞ」

ソニア「確実にお前達を強くしてやる……」ゴキゴキ!

ソニア「それでその方法なんだが……」



――


※『ソニアの地獄鍛錬』が行えます

※鍛錬方法が選べます。今回はどちらか一方のみ

1:ジーク傭兵団全体に対する特大レベルアップ(地帝龍撃破~それ以上のレベルアップ。ゾロ目でスキルチャンス)

2:ジーク傭兵団全体に対する小レベルアップ+指定キャラ一人の超絶レベルアップ+★スキル確定獲得
(選ばれた後、人物指定を行います)

少ししたら多数決を取りたいと思います

>>752
>>754
『現状』ではソニアもカタリナもほぼ負けはありません
が、鉄国奪還後の公国の動き次第で二人とも窮地に追い込まれる可能性有りです
(加えてソニアはシャリオには勝ち筋がありません)

>>753
この後ソニアが語りますが、現在ソニアは単独行動中の為傭兵団の仲間は不在です

――

それでは地獄鍛錬多数決

1or2

↓1~7多数決コンマ

1:ジーク傭兵団全体に対する特大レベルアップ

――

ソニア「――お前達全員、しっかり満遍なく面倒をみてやるからな!」

ソニア「そう、満遍なくな!!!」カッ!

ジーク傭兵団一同「「」」



ユージーン(うわー、かわいそー……)

ユージーン(さっきの動き見てたけど、あいつやっぱ噂通りの悪魔だわ)

ユージーン(一体、どんな恐ろしい惨劇が……)



ソニア「 そ う ! 満 遍 な く な ! ! ! 」クワッ!



ユージーン(こえーよ……嬢ちゃん達泣いちまうんじゃねえの……?)

ユージーン(いやぁ、今日ほど戦闘員じゃなくてよかったと思ったことないわー……)





ソニア「――てめーに言ってんだよこのヒョロ男がっ!!!」ガシイ!


ユージーン「ぎゃあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!? お、俺ぇ!?」ガタガタ!

ソニア「ったりめーだ! なにさっきから我関せずで見てんだ!? その瞼引き千切ってやろうかっ!?」

ジーク「だ、団長。ユージーンは……」

ソニア「例外は、ない!!!」

ユージーン「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



地獄鍛錬判定
↓1~4コンマ二桁

地獄鍛錬結果(00イベントの為、ユージーン含む)

1コンマ28
マリリン:158+2×2+25=187
ユージーン:42+8×2+25=83
※調査時の死亡率が下がりました

2コンマ70
イアン:101+7×2+25=140
リアローズ:112+1×2+25=139

3コンマ47
リーチェ:164+4×2+25=197
ジーク:157+7×2+25=196

4コンマ92
リュノ:83+9×2+25=126
ミナ:97+2×2+25=126
※スキルイベント発生


軽く鍛錬描写も入れたいので、判定結果だけ公開して今日はここまで
ソニアの出現は00オンリーだった為、ご覧の通り強烈なブースト有りです(白目)
この後はソニアとの小交流→通常の自由行動→リュノ偽名(発生すれば)→バレット強制イベントの予定です

本日もありがとうございました!

こんばんはー
鍛錬は少し考えましたが

2:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)

こういう形式にしてみようと思います(模索してまた変えるかもですが)

遅くなってしまいましたが、フレーバー判定までいければと思います

……

ソニア「ほら、貸してやるからこれ担いで走りな!」

巨斧「……」

マリリン「なにこれマリリンちゃんより大きいんだけど!?」ガーン!

ユージーン「いやー、ははは……無理だって。常識的に考えて」

ソニア「俺は持てるぞ?」ヒョイヒョイ

ソニア「武器を携帯しながら走れなきゃ意味ないだろう」

マリリン(マリリンちゃんのは魔力を飛ばす補助具で厳密な武器じゃないんだよー……?)

ユージーン(重いと走れねえから、間合いも取りやすい鎖使ってんだけどなー……)

ソニア「ちなみに走らなかったら」

ユージーン「なかったら……?」

ソニア「……刃の部分じゃ死ぬから、この柄の方をお前達の鳩尾に突き刺す」

ユージーン「なんも変わってねぇ殺人予告じゃなぇかよぉ!?」ガーン!

マリリン(女性の身ながら、なんて怪力……やっぱり、憧れちゃうよね……)

マリリン「よ、よぉぉし! マリリンちゃんはしりまぁす……!」プルプル…

ユージーン「嘘だろおい!? ま、待ってくれ! この赤鬼と一緒にしないでくれぇ……!」プルプル…



……



ソニア「さてこっちには……」

イアン「……鍛錬ならば、私が倍引き受けよう」

イアン「だからどうか、彼女には……」プルプル…

リアローズ「イ、イアン……私は、大丈夫だから、ね?」

ソニア「……結構、いい男じゃないか」ボソ…

ソニア(だが鍛え方がまだ足りないな……)

ソニア「……いいだろう。お前達にはこの鉄輪を大量につけて素振りでもして貰おうと思ったが」

ソニア「この子の半分の量をお前が請け負ってみろ」

イアン「ぬおおおぉぉぉぉ……!?」ズシ…

イアン「……ぬぅん!」ダン!

ソニア「……へぇ」

イアン「こ、この程度……!」

リアローズ「だ、駄目だよイアン……! わ、私、だって鍛錬……」

リアローズ「ぉ、ぉぉぉ!?」フラ…

ソニア(……見かけどおりに逞しい男に、見かけよりも逞しい子だな)


……

……


ソニア「さて、ジーク。お前は武器の構え方からだな」

ソニア「腰をおろして、こうだ!」ブオン!

ジーク「……こうか?」ブオン!

ソニア「――そのまま身体を捻って背中で武器を逆の手に持ち替えて反対側に薙ぎ払え」

ジーク「!?」グキィ!

ソニア「上手く勢いを調節しないと、自分の身体が悲鳴を上げるぞ?」

リーチェ「だ、大丈夫ですかジークさん!?」オロオロ

ソニア「お前さんは魔法使いか。それでも、身体を鍛えておいて損は無いぞ」

ソニア「……とはいえ身体は小さいし細いな。なら入門でこの魔道書を使いな」ポイ

リーチェ「魔法の特訓、でしょう―――かっ!?」ズシィ!

ソニア「ああ、それは前に鉄国で買った魔導書だ。魔力が空になった魔法使いでも打撃で応戦できる本」

ソニア「ちゃんと魔法文字も刻まれている本格派だぞ。素早く頁を捲りながら詠唱するんだ」

リーチェ「い、一枚だけでも重い……!?」プルプル…

ジーク「む、無茶をするな――」

ソニア「おらジーク! お前は人の心配する前に自分の心配しな! 今度はこう構えてこうだ!」


……



ソニア「……で、だ」


リュノ「……」ドキドキ…

ミナ「……」ドキドキ…


ソニア(この二人はどうしたもんか……)

ソニア(ちっこいし武器は杖、見た目からして治療師か?)

ソニア(仲間の回復に奔走することを考えりゃ、基礎鍛錬でもよさそうだが……)


ソニア「……そうだな。あの金髪の子が本を使っていない時は鉄本で鍛錬」

ソニア「あとはまずは走り込みから始めるとするか」


リュノ「そ、外は思っていた以上に過酷な場所のようです……」カタカタ…

ミナ「……」

ミナ「あの、ソニアさん? 少し、よろしいでしょうか……?」

ソニア「ん、なんだ?」

ミナ「ソニアさんは……前線で、戦われるのですよね?」

ソニア「ああ。傭兵団の長としても、俺の性分としても、死ぬまで前線で斧振るってるだろうよ」

リュノ「……地帝龍を殴っていませんでしたか?」

ソニア「んー……使い分けってやつだな。あそこで斧使ってたらジーク諸共ぶったぎってたかもしれねえし」

ソニア「あとアイツの鱗は斬撃に強そうな感じがしたしな。拳や打撃武器なら、衝撃を内側まで撃ちこめる」

リュノ(龍の鱗を素手で殴ったら、拳が砕けるのでは……?)

ミナ「……」

リュノ「ミナさん?」

ミナ(……あの日、イアン様と出会い……救われ……)

ミナ(身体が思うように動かなかったり、美味しいご飯をお腹一杯食べることができたり……)

ミナ(神にただ平和を願い続けるだけでは解決しない、人の争いというものもこの目で見て来ました……)

ミナ(私の力で、誰かの傷を癒せるのであれば……私は自分の身体が多少どうなろうとも構わない)

ミナ(今もこの気持ちは変わらない……)


ソニア「……どうした?」


ミナ(でも……)

ミナ(イアン様を見ていると……他の方とは少し違う感情が湧いてくる)

ミナ(私達は今は傭兵団。団長のジークさんは勇猛で、リアローズ様達も信を寄せているのだとわかります)

ミナ(そして新たにマリリンさんやリュノ様も加わられて……気が付いてしまった)



ミナ(――前線を維持できるのが、ジークさんとイアン様の二人だけ……前衛後衛の振り分けが偏っているということに)


    ジーク・イアン

     リアローズ

リーチェ・ミナ・マリリン・リュノ


     ユージーン


ミナ(そう、こういう状態なのです。リアローズ様はフラネッタを前線に繰り出す関係上少し前に出られることが多いですが……)

ミナ(やはり、ジークさんとイアン様の負担は大きいでしょう。戦いの知識が薄い私でも、前線が最も危険ということは承知しています)

ミナ(そして同じ前線でも、元より守りを重視されるイアン様は進んで盾になろうという節があります)

ミナ(揺るぎ無い鉄の騎士。フリーデシルト様やリアローズ様が信頼なさるのも当然のことでしょう……)

ミナ(ですが鉄も決して万能な素材ではありません。打たれ続ければ、いつかは壊れてしまう)

ミナ(龍という恐ろしい存在まで現れた今、イアン様が再びあのような大怪我をなされる可能性も……決して低くはない筈です)

ミナ(致命傷を受けてしまえば、回復魔法は無意味です。これからは、致命傷を受けないように……)

ミナ(そう。先程の模擬戦のように、複数人で戦う……つまりイアン様の負担を減らすには『前線の人数を増やす』ことが大切な筈)

リュノ「ミ、ミナさーん……?」

ミナ(……そして、もう一つ。ソニアさんの言葉で確信したことがあります)

ミナ(ジークさんが扱うのは剣。鋭い斬撃は実に見事なものです)

ミナ(イアン様が扱うのは槍。敵の僅かな隙も見逃さない鋭い突きは、やはり見事なものです)

ミナ(ですがあの龍の鱗は私が見てもとても堅そうなもので……)

ミナ(そして予想通り、歴戦のソニアさんもそう判断し――拳で、打撃で攻めた)

ミナ(前線、近距離で人が争う時にとれる大まかな行動……斬・突・打……)

ミナ(イアン様とジークさんをお助けするには、対応幅を広げる意味でも『打撃ができる前線』こそが最適解なのでは……?)

ミナ(リュノ様も仰っていた。この杖で、殴ると。そして確かに私の杖も、それができそうで……!)

ミナ(これからさらに厳しい戦いが待つのであれば……私が、回復魔法以外でもイアン様をお助けするには……!)グッ!





ミナ「――ソニアさん! 私に、杖での打撃特訓をお願いいたします!」ペコリ





リュノ「!?」

ソニア「……」



ソニア「――気に入ったよ、お前さん」ニィ!

ミナ「……!」パアァァ!

ミナ「が、頑張ります! ご飯を食べた私は、体力だってありますもの!」フンス!

リュノ(さ、先を越され……いやでも、いきなりソニアさんの鍛錬で無茶をすれば……)ウーン…


ソニア「まずは何も考えるな! 杖を振れ! 振れ! 振れ!」

ソニア「素人だっていうなら、変な癖もついていない筈だ! 今から、自分のやりやすい型を見つけ出せ!」

ミナ「は、はいっ!」ブオン!


……

――

――――
―――
――



……


一同「「」」チーン…



ソニア「おう、お疲れさん。まあ初回だしな。今回はこの程度にしておくか」



一同((もう、動きたくない……))



イアン「し、しかし、体力はついた気がするな……」ヨロ…

マリリン「うん……お肌も筋肉も何もかも犠牲にして得た感じだけど……」ヨロ…

ユージーン「……自分で言うのもなんだけどよ、俺上半身も鍛えないと身体のバランス狂うんじゃ……」ヨロ…

ジーク「ほ、骨が……」プルプル…

リーチェ「ご、ごめんなさいジークさん……腕が上がらなくて、回復できそうに……」プルプル…

リュノ「あんな本、二度と読みたくないです……」プルプル…

リアローズ「私も、もっとお父さんみたいに普段から動いていればもう少しは……」プルプル…


カッ!


ミナ「で、ですが……! おかげで、何かを掴めた気がします……!」グッ!


――

※ミナは『スイングクラッシュ』を習得した!

『スイングクラッシュ』
攻撃状態時、補正+20
優勢取得時、コンマ一桁が9なら敵にスタンの状態異常を与える

――


一同((自分の鍛錬に必死だった間に、ミナ(さん)に一体なにが……!?))


リュノ「……」

リュノ「……杖をこうもって、こう……?」

リーチェ「お、お姉様……?」


――

※地獄鍛錬を終了します

――

――

……


ソニア「実感はわかねーだろうが、その全身の痛みが引いた頃……」

ソニア「お前達はこれまでとは比べものにならないくらい強くなったことを実感する筈だ」

ソニア「ジーク、今度また龍がでてきたら今度こそみんなで倒せよ?」

ジーク「ああ、わかったよ団長」

ジーク(身体の節々が痛いが、確かに筋力も技術も増したような感じがするな……)

ジーク(やはり、団長は凄い……)

ソニア「それじゃあ……一仕事終えたあとにゃ、報酬――ご褒美が必要だよな?」


一同「「……ご褒美?」」


ソニア「ああ。みんな思った以上に根性あったからな」

ソニア「立派なもんだよ。俺の傭兵団でも、結構音をあげる奴は多かったからさ」

ジーク(当たり前です団長……)


ジーク(……いや、今はそれよりも……)



ユージーン「……褒美に楽に殺すとかいうのはやめてくれよなー……?」ハハハ…

ソニア「はははは! 流石にそれはない。実はな……」



フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁

ソニアェ…(白目)

フレーバー判定

花嫁に憧れるソニア団長、体型と女子力(料理)は?

1胸レベル

32(……戦いでは身軽な方がいいだろうがよぉ!?)

(21~40:微、美乳。慎ましおっぱい)

2料理レベル

05(大惨事としか言えない。誰か止めてくれ)

参考:ジーク料理レベル100


※もしかするとジークの料理の腕は傭兵団を救うために培われたのかもしれません(白目)

――


ソニア「――久々にジークと会ったからな!」

ソニア「――なんだかんだで成長はしてたみたいだから、お前の好物を作ってやったんだ!」

ソニア「――勿論、鍛錬を乗り切ったお前達の分もあるぞ!」


ガラガラガラ…





異臭を放つ何か「」ズゴゴゴゴゴゴゴ……




一同「「」」


ユージーン(な、なんだありゃぁ……)ガタガタ…

ユージーン(みんな固まっちまってる……いや、無理もないか……)

ユージーン(俺だって、セレスティア姫のアレ見てなかったら意識飛んでただろうし)

ユージーン(いや、だが、これは……)タラリ…

ユージーン(――蠢いていないだけまだマシなだけで……同レベルに近いんじゃないか!?)ドキドキ!



一同「「」」


ジーク「……団長、これは……」

ソニア「ん? 勿論お前の好物に決まっているだろう?」

ソニア「遠慮せずに食え!」



一同((ご褒……美……?))




ちょっと上の方でソニア団長の女子力の指摘があったので軽い気持ちで取ってみたら大変なことに……
そして以外と胸判定でみんな控えめというのも面白いものです
ほとんど進めていませんが、今日はここまで
明日はソニアとの軽い交流後、通常行動に戻れればと思います

なお追加のフレーバーで、ジークの好物案があれば緩く募集しておきます

本日もありがとうございました!

こんばんはー
ジークの好物は両採用で魚と甘い物とさせていただきます

そして皆さんシャリオを警戒されているようですが、まだ大丈夫+
残る将や帝龍撃破でもレベルアップ判定入りますので、キチキチに考えなくても大丈夫です
万が一負けても転移の護符残っていますし……

なおカタリナはコンマでこちらの想定以上に強くなっていますが、シャリオ側のとある判定次第では敗北、
そしてカタリナ自身のとある判定で基準値75を満たせなかった場合、帝龍の一体に敗れる可能性が高めです
ので、ソニア共々『あまりに頼り過ぎると危ない』とは言っておきます
まあ正直今後のゼルガーの出すコンマによるところが大きいのですが……

それではゆったり再開していきます

ソニア料理の山「……」ゴゴゴゴゴ…



ジーク傭兵団「「……」」タジ…


ジーク「……」

ジーク(久々にみたが、やはり団長の料理は凶器だ)

ジーク(前に傭兵団のみんなで食べた熊鍋……あの悲劇を、繰り返すわけにはいかない……)

ジーク(リアローズ達にこれを食べさせるわけには……いかない!)ダッ!

ジーク「う、うおおおーなんておいしそうなんだー」

ジーク傭兵団「「!?」

ジーク「がまんできんぜんぶたべずにはいられないぞーこれはー」バッ!

ソニア「こ、こらジーク! それはみんなのぶんのフィッシュケーキだぞ!?」

ジーク傭兵団((フィッシュケーキ!?))ガーン!

イアン「ジ、ジークの好物が、フィッシュケーキというのは本当なのですか……?」

ソニア「ん? ああ、あいつは食い物ならなんでも好きなんだが……」

ソニア「そんなかでも特に、魚と甘いもんが好きなんだよ。本人はばれてないつもりらしいけどな」

ソニア「だから、俺が特別にあいつの好物二つを混ぜて作ってやったんだよ」

リュノ「それが、フィッシュケーキ……」ゴクリ…

ソニア「普通に作っちゃ面白くないからな。色々考えたんだぜ?」

ソニア「とりあえず二つの料理の合体……ここがフィッシュケーキの肝なのは違いない」

ソニア「だから魚とケーキの部分をとりかえてみたり、まぜてみたり……」

ミナ「ど、どのような……?」ガタガタ…

ソニア「ケーキの苺の代わりに魚の頭を並べて立てて、逆に魚のフライの頭部分を苺にしたりとか」

ソニア「それだけじゃないぜ。魚の腸部分にクリームを入れて、ケーキのクリーム部分を魚の腸で作ったり」

ソニア「あとは――」

ジーク傭兵団「「」」ガタガタ…



リアローズ(ごめんなさい、ジークさん……!)ポロポロ…

リーチェ(いつか、いつか必ずジークさんの好物を作って見せますから……!)ポロポロ…


――

……


ジーク「――ゴフッ」



★『姫との生の誓い』★
敵の奇襲攻撃を無効化。判定を伴わない攻撃を受けた際は受けるダメージを半減させる(小数点切り捨て)
またこのスキルを持つ限り、補正差が50以上であったとしても35まで軽減し戦闘を行う
戦闘不能時は一度だけ耐久1の状態で復帰し、逃走判定に30の補正を得る
さらに姫と共に行動時は奇襲無効化時に優勢判定を得、姫への致死攻撃を肩代わりすることができる



ジーク(お、俺は死なない……生きてみせる……)プルプル…

ジーク「ご、ごちそうさまでした……」


皿「……」カンショク!


ソニア「ったく、本当に全部食っちまったのか」ヤレヤレ…

ソニア「悪いな。流石にこれ以上は用意していないし、今から作る時間もない」

ソニア「鍛錬のご褒美はまた今度ってことでいいか?」

ジーク傭兵団「「」」コクコク

ソニア「……しかし、あんな勢いで食べて貰えるとこっちも作った甲斐があるってもんだな」



ソニア「――これで俺も、少しは花嫁に近づけたってことか?」フフン



ジーク傭兵団「「」」

イアン(……花嫁、結婚を望んでいるのか……)

イアン(その気持ちは私もよくわかる。焦りに焦り、私も気が付けば上限としていた筈の30になってしまった……)

イアン(しかしソニア殿、流石にあの料理では……)

マリリン(女の子なら誰でも料理ができなくちゃいけないってわけじゃないけど……)

マリリン(平然としているけど、あれを食べられるの? あれ食べてお腹やお肌ボロボロにされないの……!?)

ユージーン(あんた、多分色々な意味で男は近寄らないと思うぜ……?)

ミナ(……)

リアローズ(花嫁……)

リーチェ(……)

リュノ(外の世界の料理、危険な物も存在するのですね……)ドキドキ…


ジーク「そ、それよりも団長……」ヨロ…

ジーク「時間が無いと言うのは、どういう意味だ……?」

ソニア「ああ、そうか。言ってなかったな」




ソニア「――俺、今公国軍に追われてんだよ」




一同「「!?」」

ソニア「はは、悪い悪い。驚かせちまったな」ポリポリ

ソニア「いやな? どうにもあいつら、傭兵団には片っ端から声かけているみたいでよ」

ソニア「報酬は弾む―だの、色合いからしてゼルガー将軍もきっと気に入るーだの……」

マリリン(確かにソニアさんも赤色統一されてるけど、あのクソゼルガーとは色々違うよねぇ……)

ソニア「元々公国ってのはあんまり好きじゃなかったからな。金じゃ信用は買えねーぞって突き返してやったんだ」

ソニア「それでもあまりにしつこかったもんで、ついぶっ飛ばしちまったんだよ……」

ユージーン「はははは……」ミミイタイ

ソニア「俺としたことが、ちょっと迂闊だったな。勧誘しておきながらあっという間にお尋ね者よ」

ソニア「団長の俺がみんなに公国の依頼受けにくくさせちまったのも申し訳ないが、家族がいる奴もいるからな……」

ソニア「とりあえずソニア傭兵団は一時休業ってことにして、みんなには散って潜伏して貰っているんだ」

ジーク「そんなことが……」

ソニア「まあ、お前みたいに傭兵団から独立した連中にまでは手は伸びないと思うから安心しなって」

ソニア「公国としても欲しがっているのは俺の力っぽかったし、叛逆だなんだって罪も俺に対してみたいだからな」

ソニア「だからほかのみんなから注意を逸らす意味でも、俺は今一人であちこち回っているんだ」

ソニア「勿論、途中に公国の軍勢がいたら手当たり次第ぶっ飛ばしてるけどな」

一同「「」」

ソニア「ここまでくりゃ、目立ちつつ逃げた方がいいんだよ」

ソニア「俺を見つける為に多くの兵を動かしてくれりゃ、逆にこっちも公国軍の動向を把握しやすいしな」

ソニア「そんでどうやら公国が使役しているらしい龍の噂を聞いて、そいつもついでにぶっ飛ばそうとして……」

ジーク「俺を見つけたというわけか……」

ソニア「そういうことだ。そういえばジーク、聞いてなかったが」

ソニア「お前、ちゃんと食えているか? さっきの依頼でも報酬は控えめに言ってたが……」

ジーク「……団長、実は……」


……

――

――

……


ソニア「……」

ジーク「……」

ソニア「…………」ダラダラ…

ジーク「……団長」

ソニア「……」チラ…


リアローズ「……」ドキドキ…

リュノ「……」ドキドキ…

リーチェ「……」ドキドキ…


ソニア「……何か似ているなぁとは思ったが……」

ソニア「……本当に、鉄国と森国の姫なのか?」

ジーク「……ああ」

ソニア「おま……俺も言えた義理じゃないが……!」

ソニア「お姫様相手なら、こちらも相応の敬意と態度で臨めと……!」プルプル…!

ソニア「公国兵ぶん殴る以上に大問題だよ……! 姫様達を傭兵感覚で扱くなんて真似はさぁ……!」

ソニア「みんなになんて説明すればいいんだ……!?」


リアローズ「あ、あの……ソニアさん?」オロオロ…

リーチェ「私達、全然気にしていませんから……」オロオロ…

リュノ「そ、そうですよ。堅苦しいのは私も苦手で……」オロオロ…


ソニア「しかし……」

リアローズ「……今は、ジーク傭兵団の一員なので、大丈夫です」

ソニア「……感謝するよ。『元』に戻れた時は、今度こそ相応しい振る舞いをさせていただきますが」

ソニア「しかしまさか、ジークがねぇ……」

ソニア「俺よりも、もっと危ない橋を渡っているじゃないか」

ジーク「……」

ソニア「……姫様達を守り抜き、鉄国と森国を取り戻す」

ソニア「俺でも尻込みしちまいそうなとんでもない大仕事を、お前がなぁ……」

ソニア(……ジークがあの日、この鉄国のお姫様を助けた時から、か? 妙な因果もあるもんだ)

ジーク「……」

ソニア「……さっきも言ったが、なおの事俺は手を貸せないぞ」

ソニア「公国軍に追われている俺と行動すれば、お前達も戦いに巻き込む可能性が高い」

ジーク「……わかっている。これは、俺が引き受けた仕事だ」

ジーク「必ず、鉄国も森国も取り戻す」

ソニア「……そんな真似をすれば『公国軍の優先抹消対象になるのはお前』だぞ?」

ソニア「国を取り戻して終わりじゃない。どういう形であれ『公国軍に戦争をやめさせる必要がある』」

ジーク「それも、わかっている」

ソニア「……姫様達は、この依頼を後悔しているか?」

姫達「「……」」フルフル

ソニア「……そうか」

ソニア「……誇れジーク。各国の姫からこれだけの信用を得るなんて、並の傭兵じゃ何十年とかかる筈だぜ?」

ソニア「――絶対に、その信頼を裏切るな」

ジーク「言われずとも」

ソニア「ふっ……」

ソニア「わかっているなら、それでいい」

ソニア「……絶対に、その依頼は達成させろ」

ソニア「そして、お前『達』も誰も欠けずに生き続けろ」

ジーク傭兵団「「……」」コクリ

ソニア「……当面の敵は、同じだ」

ソニア「直接手はかせねーが、縁がありゃまた会えるだろうよ」

ソニア「……頑張れよ」ザッ…

ジーク「団長も、お気をつけて……」

ソニア「わかってるっての」ヒラヒラ…




ソニア「――全部終わったら、また好物作って酒も浴びせてやるから頑張んな」

ジーク「……はい、団長」



……

――

――

……


住民「待たせたな! 一番いい宿と……って大丈夫かあんた達!?」

ジーク「も、問題ない。少し疲れが出ただけだ……」

住民「そ、そりゃそうだよな。あんな化け物と戦ったってんだから……」

ユージーン(それ以上の化け物に扱かれたがな……)

ユージーン(……)

ユージーン(赤鬼は、噂に違わない化け物だった)

ユージーン(俺も、嫌々鍛えられたとはいえ……強くなれた気がする)

ユージーン(だが、それでも……)

ユージーン(あの赤鬼すら、『ジーク』には……)

マリリン「ユージーン?」

ユージーン「……いや、なんでもない。俺も疲れて休みたいなって思ってよ……」

マリリン「確かに……」

――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×3(上限5)
『リアローズハンマー』
『鉄鉱石』×4
『地帝の鱗』×1

【国境付近の街での行動での行動】2/2


1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

×:鍛錬
※団体鍛錬(味方全体のレベル上げ。各コンマ一桁+3のレベルアップ)
※共同鍛錬(2人を選択しレベル上げ。コンマ一桁レベルアップ+スキルチャンスがあればスキル獲得処理)
※個別鍛錬(一人で影の特訓レベルアップ。コンマ一桁×2+スキル獲得難易度緩和)

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)


4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら自由安価多数決

質問

マリリンが後鍛錬何回かしたら魔翌力障壁をはれるようになると言われていたけどそれって鉄国メタ対策以外でも有用だったりする?

>>832
先に言ってしまいますと、ジラワークのスキルは『自分のレベル以下の敵に対して発動』だった為(そのため海外侵略時無効化された)
レベル160を超えたマリリンは魔力障壁を展開できます
しかしそれ以上に強力な雷装フラネッタが完成しているため、対ジラワークの対策はこれ以上必要ありません
またリュノも合流した為、障壁展開の役割は森国姉妹の方に重点が置かれ、障壁目的であればマリリンを狙う必要性はありません
今回は特殊鍛錬後なので一回お休みですが、もしよりいざと言う時の防御を固めたいのであれば
『リュノ』を『個別鍛錬』が確実です(マリリンは援護系スキルで固まっています)

それでは
自由行動安価多数決コンマ
↓1~3コンマ二桁

1:リアローズの家族について

――

……


【国境宿屋】


ジーク「……」シュン…

リアローズ「だ、大丈夫ジークさん……?」

イアン「無理もないだろう。あの地獄のような鍛錬の後に、アレを食べたのだからな……」

イアン「すまない。私には、あれを食べる勇気が……」プルプル…

ジーク「いや、大丈夫だ。団長も、悪気はないんだ……」

ジーク「ただ、どこかずれてしまっただけなんだ……」

イアン「う、うむ……」

リアローズ「ソニアさん、色々と凄い人だったね……?」

ジーク「ああ。だが、俺達傭兵団の誰もがあの人の事を慕っていた」

ジーク「俺が今日まで生きてこられたのも……団長のおかげだよ」

リアローズ「ジークさんの、大切な家族……ですね」

ジーク「ああ……」

ジーク「親のいない俺には、本当に団長は……」

ジーク「……」

ジーク「そういえば、リアローズの家族について聞かせてくれないか?」

リアローズ「え?」

ジーク「……この調子では、鍛錬も外出も控えた方がよさそうだ」

ジーク「少しばかり話相手が欲しいと思っていたんだが……」

ジーク「ちょうどイアンもいる」

ジーク「折角だから、聞いておきたくてな」

リアローズ「あ、あまり面白いお話はできないと思うけど……」

イアン「私も立場上、深入りした話は言えないぞ?」

ジーク「構わない」

リアローズ「それじゃあ……」

リアローズ「私の……お人形以外の家族は、お父さんとお母さん……それにお兄ちゃんがいます」

イアン「姫様の父君、我が主君であるフリーデシルト様のことは知っているな?」

ジーク「ああ。とはいえ、そこまで詳しくも無いんだが……どういった人物なんだ?」

リアローズ「う~ん……」

イアン「……一言で言えば、とても無邪気で自由なお方だ」

ジーク「自由?」

リアローズ「お父さん、昔からあちこちに旅をしたりしてて……」

イアン「と言うよりも、今も変わらずなのだが……」ハァ…

ジーク「……国王が、城を抜け出していたのか?」

イアン「ああ。我々近衛騎士団も目を光らせてはいたのだが……」

イアン「いつのまにかふらりとお忍びで外出をされてしまうような方でな……」

リアローズ「でも、そのお蔭で各国でも個人的な関係を持てた人も多くて……!」アセアセ

イアン「……それは否定できません」

イアン「しかし、せめて我らには外出の旨を伝えて欲しいと言いますか……」ブツブツ…

ジーク「苦労したんだな……」

イアン「……姫様には申し訳ないのですが、かなり……」ガクリ…

イアン「姫様は大人しい方で、本当に良かったです」

リアローズ「ふぇ!?」

ジーク「……国王と姫が揃って脱走癖があれば苦労も倍以上だものな」

イアン「ああ。……だが、陛下もいつも脱走しているわけではないのだ」

イアン「普段の素行こそ……その……」

リアローズ「……イアン、思っていること全部言っても大丈夫だよ?」

イアン「……申し訳ありません。その、普段の素行こそ目に余るが……」

イアン「――あの方は、とても聡明な方でもあるのだ」

イアン「陛下が王位に就かれてから、鉄国は急速に発展している」

ジーク「ああ、それは俺も感じている。近年の鉄国の進歩は目覚ましいものがあるな」

イアン「陛下が鉄国の革新的な技術改革を行っているのだ」

イアン「公国に奪われるまでは、民の生活をより充実させるような絡繰の開発も進められていた……」

イアン「そして忘れてはならないのは、森国との融和政策だろう」

イアン「当初こそ、開発を中断してまでの森林保護に反対の声もあったものだが……」

リアローズ「……でも、お父さんがカタリナ様ともお話をしてくれていたから」

ジーク「……俺達も、森国で素早く保護されたということか」

リアローズ「はい。そして、リーチェさんやリュノさんとも知り合えて……」

リアローズ「私、人とお話するのは苦手だけど……ジークさんやリーチェさん達……」

リアローズ「ううん、傭兵団のみんなとなら……もう、普通にお話できるようになれて……///」

イアン「……良いことです、姫様」

ジーク「……ああ」

ジーク「……」

ジーク「思えば、俺もこの傭兵団になってから……」

ジーク「以前よりも、喋ることは多くなったかもしれないな……」

リアローズ「えへへ……」

イアン「そうだな。以前見たお前よりも、今のお前の方が……表情が豊かに見える」

ジーク「……そうなのか?」

イアン「ああ」

ジーク「そう、か……」

イアン「私も、あの日あの場でお前と出会わねば死んでいた。人の縁とはわからぬものだな……」

イアン「だからこそ、陛下も人とのつながりを大切にされるのやもしれん」

ジーク「他国との繋がりを国王自ら出向いて築き上げるぐらいだからな……」

ジーク「団長とは心構えは少し違うだろうが、それでもフリーデシルト王も『信頼』を大切にされる方なのだろう」

リアローズ「うん。だからきっとジークさんもお父さんのお気に入りになるかも……?」

イアン「そうだな。ジークよ、鉄国を奪還した際の報酬は期待してよいぞ?」

ジーク「……復興で多忙になる国から毟り取る程恥知らずではないつもりだぞ?」

ジーク「まあ……沢山の肉と酒は注文するかもしれないがな」

リアローズ「ふふ、それじゃあその時は……わ、私が……///」

ジーク&イアン「「飲酒は禁止(です)」」ビシ!

リアローズ「あうぅ……わ、私じゃなくてジークさんの為に……」

ジーク「……」

ジーク(フリーデシルト王にリアローズに酒を飲ませたことがばれたら、どうなるのだろう……?)

ジーク「……ふと気になったんだが……」

リアローズ「?」

ジーク「リアローズが酒にあそこまで弱いということは、もしかしてフリーデシルト王も?」


イアン「……」


フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁

鉄国王家酔いやすさ

1国王フリーデシルト

52(ほぼほぼ平均値。自由人だけどここら辺はしっかり弁えています)

2王妃ベリィ

70(かなり酔いやすい部類。淑女として醜態は晒せない為普段の飲酒は控えめです)

※リアローズの泥酔っぷりは遺伝ではないようです

――


イアン「いや、私が知る限りでは陛下は人並みの筈だ」

イアン「だがそうだな……姫様の母君、ベリィ様は少し酒には弱いかもしれぬな」

イアン「社交場で嗜むことこそあれ、あまり飲まれている姿は目にしない」

ジーク「そうか……」

リアローズ「な、なんだか恥ずかしい……///」

ジーク「そういえば今ベリィと言ったが、そちらは?」

イアン「ん? ああ。ベリィ様は若き鉄国の王妃」

イアン「こちらもフリーデシルト様とは異なる才で鉄国を発展に導いているお方だ」

ジーク「ああ。以前リアローズから聞いたが、鍛冶の技術に優れているのだったな?」

リアローズ「はい。お母さんはお裁縫やお料理も得意だから……なんて言えばいいのかな?」

イアン「あの方を一言で言うならば、多彩なお方だとしか」

イアン「幅広い分野の知識と技術、それは貴族間の交流では武力に勝る武器ともなる……」

ジーク「森国の辺境の町に、監修したらしいハンマーが売られるぐらいだからな……」

イアン「もっと鉄国の技術や作品を知って欲しいという思いからだそうだ」

イアン「決して無骨で閉鎖的な国ではないのだと……陛下と共に、鉄国を盛り上げておられるのだ」

ジーク「……俺には、よくわからないが……」

ジーク「互いが互いを支え合い、より発展していく……」

ジーク「それは国にとって、最も望ましい形なのではないか?」

イアン「ああ、その通りだ。鉄国は、必ずや再興するだろう」

リアローズ「お父さんとお母さん、仲もとってもいいんですよ?」

リアローズ「あ、勿論私も……///」

イアン「……並ばれると、時々勘違いされることもあるのだが」ボソ…

ジーク「……勘違い?」

イアン「あ、いや……そのだな……?」

リアローズ「……お父さん、凄く小柄で」

リアローズ「実は、私よりも背が低いんです……」

リアローズ「そしてお母さんはすらっと綺麗で……」

ジーク「……大体察した」

ジーク「だが身長など人それぞれだからな」

ジーク「……さっき見てわかったと思うが、団長は俺よりも背が高いしな」

リアローズ「驚きました……」コクコク…

ジーク「それに歳を取れば背も縮む……ん? フリーデシルト王は……」

イアン「まだお若い。今年で40歳になられる」

リアローズ「お母さんは今年で35歳かな?」

ジーク「……リアローズは?」

リアローズ「1、18歳です……///」

ジーク(……フリーデシルト王、随分と手が早いようだな……)ボソ…

イアン(……言っただろう、自由なお方なのだ……)ボソ…

リアローズ「?」

イベント途中ですが今日はここまで
この後、バレットの紹介で交流は終わりますが
状況次第でそのまますぐバレットイベント(鉄国状勢)に入って
もしコンマが荒ぶると本当に思い出話になりかねませんね……
リュノの身分隠しは半ば必須ですし、確定発動で挟んだ方がいいかな?

ということでなんとも微妙な位置ではありますが、先に

リュノの偽名&変装時の格好(髪型など)

を募集しておきたいと思います。後日、候補の中から多数決決定で

本日もありがとうございました!

こんばんはー
勝手ながら、頂いた支援絵で私も甲乙つけがたかったので、
リュノの髪型は固定ではなくその日の気分で変えているという体をとらせていただきたいと思います
名前の方はこの後多数決安価で

それではゆったり再開です

イアン「……だが、無理もないだろう」

ジーク「どういう意味だ?」

イアン「私も子供の頃に、当時のベリィ様をなんどかお見かけしたものだが……」

イアン「あの方は、他の貴族令嬢達とは違った。立ち振る舞いは当然洗練されていたが、それだけではない」

イアン「心優しく物静か……控えめな方かと思えば、鍛冶をする時は静かに燃えるようなお方だった」

ジーク「……動の国王と静の王妃と言ったところか」

イアン「そうだな。お二人にはその言葉が相応しいのかもしれぬ」

ジーク「話を聞く限り、リアローズはベリィ王妃に似たのかもしれないな」

リアローズ「お、お母さんみたいになるのは、ちょっと難しいかも……?」アセアセ

イアン「いえ。確かに姫様はベリィ様の血色が濃いかと……」

イアン「……大丈夫。社交界での立ち振る舞いも、いつか必ずできますとも」

リアローズ「それだと、いいなぁ……」

ジーク「……貴族の知識に疎くてすまないが、やはり大切なものなのか?」

イアン「私としても、姫様を無理矢理に舞踏会に連れて行くような真似はしたくない」

イアン「だが、わかるとは思うが国全体の産業は王家だけでどうにかなるものではない」

イアン「多くの者が仕事を引き継いで行っていく以上、各分野に秀でた貴族との交流は不可欠なのだ」

イアン「それと同時に、王家もその力を見せなければならない。信用を得られなければ、彼らも国の為に働こうとは思えないだろう?」

ジーク「確かにな。そしてベリィ王妃はその才を発揮し、支持を得ているということか」

リアローズ「鉄国だけじゃなくて、森国と公国にもお母さんを支持してくれる人は多いみたいで……///」テレテレ

イアン「ベリィ様は戦う術こそ持たないが、支援者の数は私も把握しきれない程だ」

イアン「きっと今もご無事で、どこかに潜伏なさっていることだろう」

リアローズ「後は、お兄ちゃんだけど……大丈夫、かなぁ……?」

イアン「……」ハァ…

ジーク「ど、どうしたイアン?」

イアン「……失礼。ベリィ様がまた頭を抱え込むようなことにならなければいいな、と……」

リアローズ「あ、あれは私のせいで……」アセアセ

ジーク「?」

リアローズ「私の二つ上のお兄ちゃん、バレットっていうんですけど……」

ジーク「……二つ上?」

リアローズ「は、はい。今年で20歳だったと思います」

ジーク「……」

ジーク(おい、イアン。フリーデシルト王、やはり手が早すぎないか?)ヒソヒソ…

イアン(……これだと思ったら、躊躇わず突き進むお方だからな……)ヒソヒソ…

ジーク(今年で35歳になる王妃に20歳の子供……最初に手を出した年齢は……)

イアン「ん、んん!」ゴホン!

イアン「とにかく、我が国には第一王子バレット様がおられるのだ」

リアローズ「私と違って、とっても活発で元気なお兄ちゃんなんです」

ジーク「王子はフリーデシルト王の血が色濃く出た感じか」

イアン「そうだな……」トオイメ

ジーク「イアン……?」

イアン「……いや、普段は真面目な方なのだ。妙な脱走癖もないし、銃の扱いも鉄国随一」

イアン「民の事も考えておられるし、姫様を筆頭に家族仲も極めて良好だ」

リアローズ「私にも優しいお兄ちゃんなんですよ?」

ジーク「……どこにも問題は無いどころか、良き王子に聞こえるのだが」

イアン「……家族仲が良好過ぎるのが問題と言っておこう」

リアローズ「大元の発端は、私のせいで……」

ジーク「?」

イアン「……ある日のことだ。王城にて、舞踏会が開かれてな」

イアン「ベリィ様の最新作のお披露目の目的もあって、多くの者が招かれていた」

イアン「だが、煌びやかな雰囲気と音楽に集められた貴族の令嬢達」

イアン「そのどれもが、姫様はまだ不慣れでな……」

リアローズ「あの時は、静かにお人形と一緒にお部屋に籠っていたかったなぁって……」

イアン「私も民も姫様が大人しい方だということは知っている。勿論、バレット様もだ」

イアン「慣れない場で戸惑う姫様に、バレット様は近衛兵以上に気を遣われてな……」

リアローズ「私が辛くないようにって、色々と……」

イアン「誰かに呼ばれてもすぐさま姫様の元に戻り、短距離を何度も往復されていた」

イアン「全然苦ではない、むしろ楽しいぞと言わんばかりに、満面の笑みでな……」

リアローズ「そして私、思わず口にしてしまったんです……」

リアローズ「――『お兄様、大型犬みたいですね』って……」

ジーク(成程。王子のおおまかな姿が思い浮かんだ)




リアローズ「――そして、それを真に受けてしまったお兄ちゃんは、大きな声でわんっ!!!って……///」




ジーク「」

イアン「……父君譲りの躊躇いの無い、見事なまでの一鳴きだった」トオイメ

イアン「会場は凍りついた。我々もどう動けばいいかわからず固まった……」

リアローズ「後から聞いたら、お母さんは立ったまま気絶……」

イアン「フリーデシルト様すら、真顔のまま汗を滴らせてな……」

イアン「だがバレット様はそのどれも意に介することなく、姫様の遊び相手を続行する算段だったようだ」

リアローズ「私が、すぐに反応できなかったから……『足りない』って思っちゃったみたいで……」

イアン「『犬っていえば散歩やボール遊びだよな! 待ってろ、今すぐボール取ってくるわん!』……」

イアン「凍りついた会場で、王子の声はよく響いたよ。そしてそのまま四つん這いになろうとしたところで……」

イアン「我々はようやく正気に戻り、全力で取り押さえた」トオイメ

イアン「……そしてあの日以来、バレット王子は公の場への出席が禁じられたのだ」

ジーク「」

リアローズ「本当に、普段は優しいお兄ちゃんなんだけれど……」

イアン「姫様達に害を為しそうな相手には、近衛騎士よりも早く敵意を向ける癖があってな……」

イアン「……陛下も、かなり悩まれているというのが現状だ」

ジーク「そうだろうな……」

リアローズ「……そして最後に血は繋がっていないけど……イアンも私の大切な家族///」ギュッ

イアン「ひ、姫様……?」

リアローズ「お父さんが国務や遊びでお城にいない時も……イアンはずっと私の傍にいてくれた」

リアローズ「私が今よりももっと人見知りだった頃から、根気強く接してくれて……」

リアローズ「イアンは私にとってかけがえのない騎士であり、もう一人のお父さん……かな?///」

イアン「……勿体なき、お言葉です」

ジーク「……ふっ」

イアン「ジ、ジーク? 今、笑ったのか……?」

ジーク「いや、すまない。……家族だと思うことに、血の繋がりなど些細なものだと改めてそう思ってな」

ジーク「イアン。リアローズからのその『信頼』は大切にな?」

イアン「勿論だとも」

リアローズ「あ、イアンがお父さんだとアインはどうなるのかな……?」

ジーク「アイン?」

イアン「ああ、私と共に姫様をお守りする近衛騎士だ。結構長いつきあいでな……」

イアン「お互いに体躯に恵まれ、名前が似ていたからか。あいつはよく私に絡んできたものだ」

イアン「俺とお前が組めばまさに鉄! 敵はいねぇ! などとよく言っていたよ」

リアローズ「アインも、イアンに負けないくらいとっても真っ直ぐな騎士で……」

リアローズ「近衛騎士団長の座を決める決闘も、すごかったなぁ」

イアン「槍を圧し折られてな。お互い素手で殴り合い……私が辛勝し、今に至るというわけだ」

リアローズ「アインとイアンも家族……兄弟みたいだったよね?」

イアン「兄弟とはまた違うような……あいつは、親友と呼ぶべきでしょうか」

ジーク「……意外だな。イアンの口からそんな言葉が出るとは」

ジーク「てっきり、リアローズのこと以外頭に無いものかと思っていた」

イアン「どういう意味だ!? 私とて人の子だぞ!?」

リアローズ「ふふっ……!」クスクス

ジーク「……もうすぐだ。国も、家族も、親友も」

ジーク「俺達の手で、必ず取り戻すぞ」

リアローズ「は、はい!」グッ!

イアン「そうだな。その日は近い……!」グッ!

――

※リアローズ好感度134→144

※交流を終了します

――

――『鉄国領に入る前に』――


……



ジーク「……ん? 話していたらもうこんな時間か」

イアン「そろそろ明日に備えて早めに就寝すべきか」

ジーク「そうだな。俺の体調もマシに……」


コンコン…


ジーク「誰だ? あいているぞ」


ガチャ…


リュノ「どうも、こんばんは。おや、リアローズさん達も?」

リアローズ「こんばんは。どうしたのリュノさん……?」

イアン「我々はもう退室致しますので、お気になさらず」

リュノ「いえいえ、ちょうどよかったです。どうせなら何人かの意見を伺いたいですし」

一同「「?」」

リュノ「えっと、今現在リアローズさんは傭兵シェリル。リーチェは傭兵ルーチュを名乗っているんですよね?」

ジーク「ああ。敵や人がいない場所では、こうして元の格好に戻って貰っているが」

リュノ「さっきまでリーチェとも相談していたのですが、やはり私も偽名と変装を用意した方がいいかなぁと思いまして」

リアローズ「あ、確かに……」

リュノ「森国は閉鎖的でしたし、私も部屋に籠って本を読むことが多かったとはいえ……」

リュノ「それでも、リーチェよりは多少外に知られている可能性がありますからねぇ」

リュノ「服とかは皆さんとお揃いにするとして……」

リアローズ「あとは、髪型……?」

リュノ「そうですね。見ての通り、普段の私はこういう三つ編みなのですが」ミツアミー

ジーク「……改めてみるとかなりの長さだな。リーチェと同じように結い上げるのも苦労しそうだ」

リュノ「頑張って伸ばし続けたんですよ。最初は、単なる切り忘れだったんですけど……」

リュノ「……あの子が、リーチェが私の髪を褒めちぎってくれましてね///」

リュノ「確かに言われてみると、お母さん譲りの見事な艶と滑らかさだと思いませんか?」エヘン!

ジーク「……」

リュノ「あ、酷い。信じてませんね? それじゃあ……」

シュル…ファサ…

リュノ「これなら、どうです?」サラサラー

ジーク「!?」

イアン「なんと!?」

リアローズ「綺麗……」

リュノ「……あ、いざそんな視線を浴びるとなんだか恥ずかしい///」

リュノ「と、とにかく。しばらくは慣れ親しんだ三つ編みをお別れして、こうやっておろしてみたり……」

キュッ…

リュノ「こうやって左右の側頭部で結んでゆらしてみたり、折角なので外の世界の髪型を色々試してみようかと思うんです」

ジーク「なるほど、確かにどれも印象が全然違う……」

イアン「髪の長い女性の特権と言ったところですか……」

リアローズ(……私も、もう少しだけ伸ばしてみようかな?)

リュノ「私も最初は普通でいいかと思ったんですけど、いざやってみると楽しくて……///」

リュノ「無事に許可もおりましたし、しばらくは色々な髪型でいこうと思います」

リュノ「そして、最後……偽名なのですが、これがなかなか決まらなくて」

リュノ「いくつか案を用意したので、ジークさん達にも選んで貰えたらと思います」

ジーク「どれ……」


――

※リュノ偽名案※

1ノエル
2ユノ
3ルナ

↓1~3多数決コンマ

綺麗に割れましたが高コンマ採用により1ノエル
……名前的にも妹を大切にしていそう

――


リュノ「どうです? 結構悩んだんですけれど……」

ジーク「そうだな……」

イアン「ユノは少し、本名に近すぎるような……」

リアローズ「ルナも、元の名前から少しずらした感じなのかな?」

リュノ「ええ。あまり大元から崩し過ぎるのもどうかと思いまして」

ジーク「……」

ジーク「このノエルは、なんだか語感がいいな」

リュノ「お、そう言ってくれますか?」

リュノ「実はリーチェもこれを推してくれていましてねぇ」

ジーク「そうだったのか。では、これにするか?」

イアン「私は異存ないな」

リアローズ「わ、私も」

リュノ「ありがとうございます。それでは、ちょっとこの服をお借りして……」


パサ…



ノエル「傭兵ノエル、今後ともよろしくお願いします!」ビシ!



――

※リュノの偽名がノエルとなりました

――

――

……


ザッ…


ジーク「……みんな、準備はできているか?」

シェリル「大丈夫です……!」

イアン「備品も補充してある。問題ない」

ミナ「私も、ソニアさんのおかげで何かを掴めました。今度こそ、お役に」

ノエル「いよいよ、鉄国領ですね……」

ルーチュ「気を引き締めましょう、おね……ノエルさん」

マリリン「逸材とは思っていたけど、髪をおろすとまた可愛い……」ムムム…

ユージーン「お前は何と戦っているんだ……」

ユージーン「あー、大将。一応昨夜のうちにちょいと調べてみたが、国境越えた先……」

ユージーン「すぐのところにゃ、公国兵の姿はなかったぜ」

ルーチュ「僅かに残っていた街の方にもお話を伺いましたが、鉄国の様子はわからないとのことです……」

ジーク「そうか……」

ジーク「……だが、一つの大きな山場が近づいているのは間違いない」

ジーク「敵がいようがいまいが、やることは変わらない」

ジーク「警戒し進軍し……目指すは、鉄国王都」

ジーク「秘匿されているという中枢部と玉座……」

ジーク「――鉄国を、取り戻す!」


ジーク傭兵団「「おぉーーーーーー!!!」」バッ!



ザッ!


――

※ジーク傭兵団が鉄国領に入りました

※判定の一部が変化します

※水帝龍との遭遇が一時的に消滅します

――

――

……


【鉄国・南鉱山】


ゴロロロロ…


鉄国民1「食糧の運搬、完了致しました!」

鉄国兵「すまない。本来であれば我々がすべき仕事だというのに……」

鉄国民1「なんの、俺達は元々これで飯を食ってきましたからね」

鉄国民2「この程度、まさに朝飯前でさぁ!」

鉄国民1「まだまだ備蓄はありますし、公国軍が攻めてきても……」

鉄国民2「……あれ? そういえばバレット様はどちらへ?」

鉄国兵「それがだな……」



――『少し、遠出してくる』

――『絶対に無茶はしないから、お前達は俺より民を守ってくれ』



鉄国兵「……数日前に、このような書置きを残してどこかへと」ガクン…

鉄国民達「「」」

鉄国兵「ああ、もう、王子……! あなたが無茶をしないことの方が珍しいでしょうに……!」

鉄国兵「どうしてあなたはこう、我々を心配させるのですか……!」ダン!




鉄国民達((間違いなく、フリーデシルト様の血筋だよなぁ……))




鉄国兵「しかし、王子は民を守れと命ぜられている……」

鉄国兵「我々は、その責務を全うせねば……」


……

――

――

……


【鉄国・???】


タタタタタ…!


バレット「……」チラ…



バレット(ここも、公国兵はいないみたいだな)

バレット(あれから何人か公国兵は仕留めたけど……)

バレット(『同じ場所で多数の兵が消息を絶っても何もしてこない』ってのは……)

バレット(あいつらが好き勝手に動いてるってのに加えて……『指揮官が気にしていない』ってことなんだろう)

バレット(末端の兵士が何人死んでも構わない? 俺達のことなんか眼中にない?)

バレット(――だったらとっとと鉄国から出て行きやがれってんだこの野郎!)ギリッ!

バレット(……あぶねえあぶねえ。冷静にならないとな)

バレット(……公国軍の用兵がガタガタだとしても、それがいつまでも0になっていない理由を考えろ)

バレット(……父さんが鉄国を取り戻すことを警戒して、王都に戦力を集中させている可能性)

バレット(……母さんが鉄国の本当に機密情報を抱えてどこかに潜伏していて、それを探している可能性)

バレット(どっちもありうる話だ。そして、父さんと母さんが生きているってことでもある……)



タタタタ!


バレット(籠城は続けられるが、それだけじゃ駄目だ)

バレット(あれから時間が経った、今の鉄国……)

バレット(良くなっていても、悪くなっていても……それを知る必要がある)

バレット(そうしないと、次に進めない。そうだろ父さん……?)



タタ…!





バレット「……!」ピタ!



特殊判定
↓1~3コンマ二桁

ジラワークェ……(泣)
そして3番ギリギリ回避かと思えばそうでもなかった(白目)
少々お待ちください……

鉄国侵略・ジラワークと公国の策謀

――

1不憫なジラワークへの戦力救援

15>01

※基準値を下回った為、皆無

※ジラワーク、完全孤立確定しました


2以前助け舟を出してくれたネーロの慈悲

85>64

※基準値を下回った為、ネーロ登場も無し

※ジラワーク、敗北時は死が確定しました

3ゼルガーの秘策

98>95

※基準値を上回ってしまった為……?


――


バレット(あ、あいつら……他の公国兵とはわけが違う……)ゴクリ…

バレット(特に、あの赤い奴はやばい……!)ダラダラ…

バレット(息を、殺せ……っ!)






ワイバーン「」グチャァ…


ゼルガー「……」ハァ…

ゼルガー「ジラワーク殿、何故にご自身のワイバーンを潰されたので?」

ジラワーク「あん? こいつが、いつまでも俺の周りをちょろちょろ飛びまわりやがったからだ」

ジラワーク「むかつくんだよ、こいつらの目……」イラ…

ジラワーク「まるで俺を見下しているような……鉄国を陥落させられたのは自分達の雷があったからだ……」

ジラワーク「そんな考えが、手に取るようにわかる……」

ゼルガー「……」

ジラワーク「だから、身の程を弁えさせたのさ。俺は! 俺の力で! 公国六将の地位を手に入れたんだ!」

ジラワーク「そう! 森国の連中が評価しなかった、俺の力でなぁ!」

ゼルガー「……ええ、わかっていますとも」



ゼルガー「――あなたは、強い。この鉄国においては本来以上の力も発揮できるでしょう」

ゼルガー「――そんなあなたに増援を、などという話はやはり無粋でしたねぇ」

ゼルガー「――エルクラッド様には、あなたのその勇猛さをしっかりお伝えしておきますよ」



ジラワーク「へへ……流石にゼルガー殿は話がわかるぜ」

ネーロ「……」

ネーロ「あの、ジラワーク将軍……」

ジラワーク「なんだ?」

ネーロ「その、これを……」スッ…

ゼルガー「! ネーロ殿、それは……」

ジラワーク「あん? なんだこの球っころは?」

ネーロ「その……いざと言う時の為の、保険です」

ネーロ「万が一、戦いで敗れそうになった時は……」

ネーロ「その球を砕いていただければ、私がすぐに察知してお助けに――」

ジラワーク「そうかい……」ギュリ…


ジラワーク「ふんっ!」ブオン!


ネーロ「え……!?」


ゼルガー「くっ!」パシィ!


ネーロ「あ……ゼルガー、将軍……」

ジラワーク「ちっ、なんだよゼルガー殿。なんで止めた?」

ゼルガー「あなたこそ、何故です? ネーロ殿は、あなたを思ってこの道具を渡そうとしたのですよ?」

ゼルガー「それを投げ返すなど……!」

ジラワーク「はっ! この小娘が俺の話を聞いてなかったのが悪い!」


ジラワーク「いいかっ!? 俺は強い! そしてこの俺に適した、鉄国という戦場!」

ジラワーク「鉄国王フリーデシルトの軍勢が手強い? 関係ねぇ!」

ジラワーク「俺が、ここにいる限り! 誰であろうと鉄国は取り戻せねぇ……!」

ジラワーク「保険? 馬鹿にしてんのかこの俺をよぉ!? 俺は負けねえ! だから必要無いんだよ!」

ジラワーク「フリーデシルトの軍勢も、俺が一人で始末してやるんだ……!」

ジラワーク「そうすれば、エルクラッド様はさらに俺を評価してくださる……!」


ゼルガー「……」

ゼルガー「いやはや、実に頼もしい……」

ゼルガー「実は私もフリーデシルト軍には手を焼いていましてねぇ……」

ゼルガー「正直なところを申し上げますと、これは腰を据えた持久戦になってしまうかと危惧していたのですが……」

ゼルガー「しかしなるほど、考えてみれば鉄国王であれば武器も当然鉄国製」

ゼルガー「つまりジラワーク殿の餌食になってしまう運命ということですか……」

ジラワーク「へへ、そういうことさ……」

ゼルガー「……」

ゼルガー「ジラワーク殿、恥を忍んでお願いします」ペコリ

ゼルガー「奴らがやってくるとすれば、それはおそらく王都、その玉座でしょう」

ゼルガー「どうかそこで待ち構え、至らぬ私に代わりフリーデシルトの軍を壊滅させては貰えないでしょうか?」

ゼルガー「も、勿論このことは私からしっかりとエルクラッド様に……」

ジラワーク「くくくく……! 天下のゼルガー様も、俺の魔法は使えないみたいだしなぁ……!」

ジラワーク「いいぜ、このジラワーク様に任せな。フリーデシルトは二度と玉座には座れねぇ……」

ジラワーク「皆殺しにして、俺が玉座に座ってやるんだからな!」

ジラワーク「はーっはっはっはっ!」

ゼルガー「……始末が完了したら、私の地位もおまけでさしあげます」

ゼルガー「それでは、どうかよろしくお願いします」

ゼルガー「……行きましょうか、ネーロ殿」

ネーロ「は、はい……」


……


バレット「……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

バレットの感情抑制

95>78

※基準値を下回った為、我慢

※ゼルガーやジラワークの追跡を諦めます

※バレットの死亡が回避されました

――

バレット「……」ドッ…ドッ…

バレット(無理、だ……)

バレット(あいつら、公国軍でも上位の奴らなんだ……)

バレット(倒せれば、父さん達の助けになれる……)

バレット(だけど……)ブル…

バレット(あの赤い男が、多分一番偉くて強い……見つかったら殺される……)

バレット(あの女の子は弱そうだけど、転移魔法の話をしていた……)

バレット(そんな高等魔法、どんな風に使ってくるか想像もつかねえ……)

バレット(そしてあの汚い犬……あいつが、あいつが鉄国を……!)

バレット(けど、あの自信だ。実際に、俺一人だったら軽く殺せるんだろうな……)

バレット(くそっ……くそぉぉぉ……!)ジワ…

バレット(なんで、俺は……! みんなの仇を前にしてるのに、何もできないんだよ……!)ポロ…

バレット(……)ポロ…

バレット(……いや、まだだ……!)

バレット(父さん、言ってたじゃないか……!)

バレット(戦いは、それが起きる前の情報も大切だって……)

バレット(そうだ、そうだよ……俺は今、公国の上位戦力の顔を三人も見たんだ……)

バレット(赤い男が特に強いことも、女の子が転移魔法を使えることも、犬が玉座の間で待ち構えることも……全部知れた!)

バレット(今、俺が取るべき行動は……一か八かであいつらを撃つことじゃない……)

バレット(この情報を、みんなのところに持ち帰って……次の作戦を考えることだ……!)スッ…


……


ジラワーク「くくくく……待ってろよ、フリーデシルトォォ……!」


……

――

イベントの途中ですが、今日はここまで
流石に不憫に思って予定になかった救援とネーロの判定入れたのにそれを華麗にかわすジラワーク……
ある意味持っているかもしれません
対してゼルガーは公国防衛網といいしめるところはガチガチにしめてきますね……
そしてバレットはこれで(鉄国領内では)生存確定となりました

そしてちょろっと判定を↓1コンマ二桁で

本日もありがとうございました!

こんばんはー
ちょっとスレ残量が微妙なので、判定3番のゼルガーの策部分が終わったら
先に次の1000代わりの自由安価イベントを取れればと思います
あとごめんなさい、ネーロの胸判定ではないんです……
折角なのでゼルガーが終わったらネーロの胸判定も取っておきましょう

さりげに今日のゼルガーの判定、値によっては今後の影響が出る可能性ありですが
ゆったり再開です

――

バレットレベル

コンマ47+15(キャラシート狙撃名手補正)

=レベル62


――

……


バレット(俺は、近づかれたら父さんみたいに戦えない)

バレット(遠距離から、反応される前に仕留めるしかない)


タタタタ…!


バレット(多分、あの女の子……ネーロって奴と、犬のジラワークには当たるかもしれないが……)

バレット(赤い男……ゼルガーは、多分無理だ)

バレット(仲間割れでもしてたのかジラワークの奴が何か投げた時に、あいつはすぐに横からそれを掴んでみせた)

バレット(あれは、飛び道具に対する鍛錬も積んでやがる……)


タタタタタ…!


バレット(俺が、もっと銃を上手く使えていれば……)

バレット(もっと強ければ、鉄国を守れたのか……?)

バレット(……)

バレット(…………余計なことは考えるな。しっかりしろ)

バレット(俺は、情報をみんなのところに持ち帰る)

バレット(そして、父さんにも……!)

バレット(あいつが言ってやがった。父さんの軍に苦戦してるって……!)

バレット(そうだよ、そうに決まってる! 俺は何を不安になっていたんだ!)

バレット(もうすぐ父さんが、きっと鉄国を取り戻す。俺はその手助けをするんだ!)



タタタタ…


バレット(……あの二人がどこに行ったのかだけは、気になるけどな……)



……

――

――

……

【鉄国・???】


ネーロ「……」トボトボ…

ゼルガー「……ジラワーク殿の事なら、忘れなさい」

ネーロ「い、いえ。私は……」



ゼルガー「――近いうちに、彼はいなくなるのですから」



ネーロ「!?」

ゼルガー「おや、貴女がそんな表情をするとは珍しい」

ゼルガー「もしかして、体調が優れないのですか?」

ゼルガー「いつもの貴女なら、あの思い上がった男に反論の一つでもすると思っていたのですが……」

ゼルガー「そもそも、何故です?」

ゼルガー「急に、ジラワーク殿に転移の球を渡しておきたいだなんて……」

ネーロ「……エルクラッド様に有益な人は、生かすべきだと思ったまでです」

ネーロ「ただ、それを急ごしらえした為に、少し疲労は溜まってしまったかもしれませんね……」

ゼルガー「やれやれ。貴女の苦労もしらず、あの男はそれを投げ返したわけですがねぇ」

ゼルガー「流石の私も、開いた口が塞がりませんよ……」ハァ…

ネーロ「……何故、ジラワーク将軍がいなくなると?」

ゼルガー「おやおや、本当にお疲れのご様子……視察は早々に切り上げ、戻った方がよさそうですねぇ」

ゼルガー「あなたもフリーデシルト軍の行動、敗走した兵士達の言葉は知っている筈ですよ」

ネーロ「えっと……あっ」

ネーロ「――フリーデシルト王は、素手で兵士を薙ぎ倒した……」

ゼルガー「そうです。報告通りならば彼は銃を扱いますが、それだけではない」

ゼルガー「鉄国の王であれば自国の武器に自信を持ち固執しそうですが、それをしていない……」

ゼルガー「――つまり『ジラワーク殿はフリーデシルト王と素手で殴り合う羽目になる可能性もある』ということですよ」

ネーロ「……それは」

ゼルガー「……お察しの通り、地力で殴り合いしたら十中八九ジラワーク殿が這いつくばるでしょう」

ゼルガー「――彼では、フリーデシルト王は止められない」

ネーロ「で、ではどうするおつもりなのです……!?」

ネーロ「救援を拒み、ワイバーンすら自ら殺し、今のジラワーク殿は……」

ゼルガー「ええ。磁力で多少鎧を操り兵力とはするでしょうが、完全な孤立状態です」

ゼルガー「……愚かなことです。エルクラッド様が望むのは、将の実力誇示ではない」

ゼルガー「――勝利。そしてそれによる公国の発展。これを忘れている彼には、もう用はない」

ネーロ「しかし、ジラワーク将軍は……」

ゼルガー「確かに彼の鉄国攻略、そして森国の結界情報……これらは、評価に値するでしょう」

ゼルガー「ですが一度大きな功績を挙げればそれで全て終わりかと言えば、そうではない」

ネーロ「……」

ゼルガー「フリーデシルト王を始末し、鉄国を完全に支配する。彼はこれをさらなる功績としたいようですが……」

ゼルガー「残念ながら、奇跡が起きてそれを実現できても……エルクラッド様からは然程お褒めの言葉は頂けないでしょう」

ゼルガー「勿論、代わりに私が実行したとしても同じこと。何故だかお分かりになられますか?」

ネーロ「……」

ネーロ「――鉄国に、もう価値はないということですか?」

ゼルガー「ふふ、流石ネーロ殿。正解ですよ」

ゼルガー「正しく言えば、鉄国の技術や資源は有用ですが、国そのものは不要と言うべきでしょうか」

ゼルガー「最初の襲撃で、鉄国のほとんどを我が公国は奪い取ることができました」

ゼルガー「お宝の詰まった宝箱も中身を持ちだせば、後に残るのは見た目が豪奢なだけのただの箱……」

ゼルガー「――エルクラッド様は、そんなものはもう眼中に入れていない。『外』のものを求めているのです」

ネーロ「……ですが、『外』は……」ブル…

ゼルガー「……えぇ、正直私も思い出したくもない悪夢ではありますが」

ゼルガー「それでもエルクラッド様は望まれ、私などに『期待』してくださっているのです」

ゼルガー「応えぬわけには、いかぬでしょう?」

ネーロ「……はい」

ゼルガー「……」フゥー…

ゼルガー「貴女が一番間近でその脅威を目の当たりにしている以上、わかるとは思いますが」

ネーロ「……ゼルガー将軍でも、まだいい策は思い浮かばない」

ゼルガー「はい……お恥ずかしいことに」ガクリ…

ゼルガー「もっと綿密に策を練りたいのですが、それの邪魔をしてくるのがフリーデシルトとカタリナの二王です」

ゼルガー「片や戦い方にも逃げ方にも型がなく足取りが掴めない鉄国の王」

ゼルガー「片や穏健派かと思えば帝龍すらも打ち倒す森国の王」

ゼルガー「この両名をどうにかしない内に海外への策ばかり考えるのは、流石に愚策でしょう」

ネーロ「で、でしたらやはりジラワーク将軍に援軍を出して……」

ゼルガー「言ったでしょう? もう鉄国は空の宝箱……」

ゼルガー「――フリーデシルトが取り戻したならば、それはそれで構いません」

ネーロ「!?」

ゼルガー「確かにフリーデシルトは敵ながら見事なものです」

ゼルガー「先程ジラワーク殿に語った私の言葉も、全てが嘘というわけでもありません」

ゼルガー「ですが彼は、優秀な将であるまえに――王なのです」

ネーロ「?」

ゼルガー「――考えてごらんなさい。国を取り戻した王の勇姿。さぞ鉄国の民は歓喜することでしょう」

ゼルガー「――そして王に願う。鉄国の復活をね」

ネーロ「……公国に軍を出す余裕が無くなるということですか?」

ゼルガー「そういうことです。宝箱の中身を元に戻すだけでも時間はかかるでしょう」

ゼルガー「そして彼らは同時に自国に縛られる。捜索の手間も省けます」

ゼルガー「国力が戻るまでは脅威にもならない空の宝箱を放棄するだけで、実質面倒な相手が一人消えるのですよ」

ゼルガー「それでも彼らは、気が付くことは無い」


ゼルガー「――本気で鉄国に固執しているジラワーク殿を討つことで、自分達は怨敵を倒して国を取り戻したのだと思い込むのです」


ネーロ「……!」

ゼルガー「その為にも、ジラワーク殿には『最期』の仕事を頑張ってもらいましょう。エルクラッド様の為にね……」ククク…

ゼルガー「……そしてこの策ですが、実はこれも副産物のようなものです」

ネーロ「ど、どういうことですか?」

ゼルガー「鉄国を取り戻させることでフリーデシルト軍を縛り上げることはできますが……」

ゼルガー「――真に厄介なのは、カタリナの方ですよ」

ネーロ「……まさか、森国も同様に放棄なさるおつもりですか?」

ゼルガー「同じ手を何度も使うわけにはいきませんよ」

ゼルガー「鉄国と森国は以前ならばともかく、今は連携さえ可能でしょう」

ゼルガー「一度滅ぼしたとはいえ、あの二王が手を組んだら面倒なのは間違いありません」

ネーロ「では……」

ゼルガー「……今度は、その連携寸前のところで――女王カタリナを叩くのですよ」

ネーロ「!?」

ゼルガー「フリーデシルト軍は捜索が困難ですが、カタリナ軍はそれと比べれば発見は容易い」

ゼルガー「それでいて何故、我が国は少しづつ押されているのか?」

ゼルガー「答えは実に簡単です。国王自身の力がフリーデシルトをも上回っているから」

ゼルガー「……まさか、鉄国ではなく森国が力にものを言わせた制圧前進をしてくるとは、私も予想できませんでしたが」

ネーロ「やはり、相当な手強さなのですか……?」

ゼルガー「奇跡的に逃げ延びた兵の報告を聞くだけで、私も耳を何回か疑うレベルですよ……」ハァ…

ゼルガー「おそらく私ですら、真正面から彼女とぶつかれば分が悪い。と言えばおわかりになるかと」

ネーロ「そんな……」

ゼルガー「――ですが、力押しで来る軍も時には御しやすいのも事実」

ゼルガー「――森国に関しては『軍』が強いのではなく『個』が強いのですから」

ゼルガー「我が軍を易々と破るその力は見事です。ですが同時に、手の内を私に知られ過ぎましたね……」

ゼルガー「兵の報告によると、女王カタリナは……」パラパラ…


特殊判定!
↓1~2コンマ二桁!


――

カタリナコンマ運強い……


女王カタリナ、残る魔法の才

1氷

91>75

※基準値を超えたため、氷魔法も操ります

2光
85>39

※基準値を下回った為、光魔法だけは扱えず

※カタリナの最終魔法適正が火水土風氷雷となりました

※『翠緑領域』とあわせてシャリオの『グランシャリオ』が無効化可能となりました

※しかしそれでも……?

――


ゼルガー「……」ペラ…

ゼルガー「…………」ウーン…

ネーロ「ゼルガー将軍?」

ゼルガー「……失礼しました」

ゼルガー「いえ、少し私の策に綻びができてしまったような……」

ゼルガー「……信じられないことに、かの女王は最上位の光以外の魔法全てを操るようですね」

ネーロ(……羨ましい)

ゼルガー「あげく樹を振り回して兵を沈めるんですから、本当に性質が悪い……」

ネーロ「えっと、手の内は……」

ゼルガー「見事に暴れてくれている為、手の内の把握はできているんですけどねぇ……」

ゼルガー「並の者では、予測可能回避不能といいますか」

ゼルガー(くぅ、せめて氷魔法の才がなければ確実に全滅させることができたのですが……)

ゼルガー(これでは、かの者を向かわせたとしても確実な勝利が掴めるかはわからない)

ゼルガー(……ですが、勝ち筋が無いわけでもない。これはどう転ぶかわかりませんね……)

ゼルガー(さらに戦力を投入すればよいのかもしれませんが、やはり公国の守りを疎かにもできませんし……)

ゼルガー(まごついている間に、より力をつけられてはかの者ですら歯が立たなくなる可能性も……)






ゼルガー(……私らしくありませんが、この策は賭けになりそうですね……)



ゼルガー「……まあ、もう少し時間があります。まだこれは煮詰めるとしましょう」

ゼルガー「さて、そろそろ戻りましょうかネーロ殿」

ネーロ「……はい」

ゼルガー「エルクラッド様への報告は私がしておきますから、ゆっくりとお休みなさい」


ゼルガー「――いずれまた、貴女に協力して頂きたい策もありますからね」ニヤリ…


ネーロ「かしこまり、ました……」





ネーロ(……)

ネーロ(ジラワーク将軍は、ゼルガー将軍が下した決断で処理される……)

ネーロ(だから、問題は無い……)

ネーロ(でも……私が見殺しにした、ニイハオ将軍は……?)

ネーロ(うぅ、マリリンさん、どうして……)


……

――

※鉄国奪還後、ゼルガーの手により???VSカタリナ軍のイベントが発生します

――

話が進んでいませんが、先に

『自由安価イベント募集』

を行いたいと思います

・ゾロ目チケットが増える
・○○を無条件撃破

等の無茶や急な無理のある展開は御遠慮ください

10分後辺りに募集予定。質問などがあれば受け付けます

そして↓1コンマ二桁ネーロ胸判定も

それでは……

『自由安価イベント』
↓1~5多数決コンマ

コンマ99が出ていますが、票数でユージーンとマリリンの料理イベントですね
折角なのでこの二人の料理技能はイベント実行時その場で判定を取りたいと思います

そして人もいらっしゃるようなので、このまま『幕間』の方も多数決取っちゃおうと思います。

選ばれずとも行動はしています。選ばれた場合、行動中の様子やイベントが発生したりします
敵将の場合、判定次第で進軍が遅くなることもあるかもしれません


・鉄国王フリーデシルト
・森国王カタリナ
・公子クリス+公国姫ユリーカ
・公国姫セレスティア+覇銀龍シャリオ

・公国将ゼルガー
・公国将ネーロ
・公国将ベルゲ
・公国将ジラワーク

日付変更前に終わるかな?
↓1~5コンマ多数決

次の幕間はセレスティアとシャリオですね
なおどんなコンマでも緊急出動はないのでそこはご安心ください

なお

胸リスト
01~20:無、貧乳。ちっぱい(ユリーカ10、マリリン17)
21~40:微、美乳。慎ましおっぱい (セレスティア28、ソニア32)
41~60:普乳。大き目もこの辺(リーチェ60)
61~80:豊乳。揉み心地抜群(リアローズ70、ミナ70、ネーロ79)
81~94:巨乳。埋まりたい大きさ
95~99:爆乳。凄いけど身体への負担大きそう

00:虚無

胸リストは現在こんな状況です

本日もありがとうございました!

こんばんはー
セレスティアとジークはほとんど言葉を交わしていない設定なので好物はしりませんが、
それとなくこの後の幕間で試してみましょうかね
今回は暴走系はほぼ無い、フレーバーと確率で情報公開の判定ばかりなのでご安心ください

それではセレスティア幕間からゆるりと再開です

――『幕間・公国姫セレスティアと覇銀龍シャリオ』――


……


グチャア!



【公国・セレスティアの私室】





姫私兵「」ビクンビクン!


アネット「……もうしわけありません。姫様のお部屋の前にあまりに目に余る兵がいた為に」

アネット「思わず全力で股を蹴りあげた結果、この駒はもう再起不能となってしまいました」

セレスティア「アネットが私への小言以外でそこまで怒るだなんて、珍しいですね?」

アネット「それがこの男、姫様には焦がれる大切な殿方がいるというに……」

アネット「あろうことか、この私と夜の関係があるだなどと口にしていたのです……!」ワナワナ…

セレスティア「まぁ……!」

セレスティア「……それはつまり、遠回しにあの方は私に相応しくない、と」

セレスティア「そう侮辱をしたのと同義ですね?」

アネット「ええ。姫様の純粋な想いまで踏み躙る赦されざる発言です。どうか、厳罰に……」

姫私兵「」ビクンビクン…

セレスティア「ええ、そうですね。とはいえ、私も知識があるわけでもないので……」



セレスティア「――『ジーク』! 久しぶりにおやつですよ!」


バサァ!バサァ!


ガチャ…


シャリオ「……」パク…


姫私兵「」


モグモグ…


アネット(ようやく、『ジーク』にも慣れてきた……)フゥ…

アネット(とてつもなく恐ろしいが、この龍は他の帝龍以上の品と知性を感じる)

アネット(恐ろしくも美しいセレスティア様に、まさに相応しい龍と言えるだろう……)





セレスティア「はぁ、それにしても……まだ見つからないのですね……」

アネット「申し訳ございません。部隊の者共も動員し、探し続けているのですが……」

セレスティア「いえ、良いのですアネット」

セレスティア「先日の報告によれば、憎きフリーデシルトの軍は敗走したのですよね?」

アネット「はい。正しくは、新種の魔物の乱入による両軍混乱状態の為……」

アネット「フリーデシルトを負傷させたかどうかも定かではない報告にすぎないのですが」

アネット(……この魔物扱いされている生物が、姫様のサラダらしきものということは黙っておこう)

セレスティア「……なんとなく、私の想いが通じたのだと感じますわ」

セレスティア「あの方を偽る……罪を犯したフリーデシルトを公国に近づけない……」

セレスティア「処理できなかったのは残念ですが、退いたのであれば私の前に姿は見せないでしょう」

アネット(……やはり、発散された方が姫様も心が穏やかになられるようだ)

アネット(あるいは、理由はほかのところに……?)

セレスティア「ああ、本当の私の光……あなたは今どちらに……?」

アネット「必ずや、我々が見つけ出してみせます。この命に代えても」

アネット「……ですので、引き続き姫様はどうかご自愛のほどを……」チラ…

セレスティア「もう、わかっていますわよ……」ムス…

セレスティア「確かに、私も急き過ぎていると、あなたに散々小言を言われてから少しは自覚しました」

セレスティア「だからこうして、あなたが勧めてくる本を読んでいるのではありませんか……」ペラ…


アネット「それも、後の姫様の為でございます。素晴らしき殿方が、姫様だけを見る為にも……」

アネット「姫様の美しさや技能は、いくら高めても問題ないのです……!」


セレスティア「……アネットの言いたいことはわかります」

セレスティア「私もこれでも、興味こそありませんが新しいドレスを纏うなどは考えましたのよ?」

セレスティア「ところでアネット、あなた……」


フレーバー判定
↓1~2コンマ二桁

セレスティアお付きアネット、その身体と知識


1胸レベル

18(……無くはない。むしろ偵察向きの身体だと自負している……!)

(01~20:無、貧乳。)


2夜レベル

85(姫様をそういう対象として見ることはない。無いが、素晴らしい逸材だと私は思う)

――


セレスティア「……あのお方は、胸は大きい方がお好みだと思う?」

アネット「私にはわかりかねますが……」

アネット「私個人の意見としましては、姫様の身体こそがまさに理想形……『美』だと思います!」

アネット「私のこの貧相な身体というわけでもなく……!」

アネット「かといって乳牛のように浅ましく揺らすでもない……!」

アネット「誰もが羨望する、理想なのですよ……!」ハァハァ…!

アネット「で、ですので。姫様は胸の大きさに関しては今のままが一番でございます」

セレスティア「そうなのですか……」ペラ…

セレスティア「――では、夜伽の技はどうでしょう?」

セレスティア「私のこの大きさでは挟むことはままならず……」ショボン…

セレスティア「せめて口を有効活用しようかと、バナナは変わらず吸い潰しておりますが……」

アネット「姫様、それは今すぐおやめになってください……」

セレスティア「ですが、兵の一人が持って来た密書によると……」

アネット「……そいつはあとで蹴り砕いておきます」

アネット「と、とにかく。確かに殿方を悦ばせる技も大切ではありますが……」

アネット「あまりにも凄まじ過ぎると、殿方にも負担がですね……?」

セレスティア「大丈夫です。きっとあのお方なら、さぞご立派ですわ……♪」クネクネ…

アネット(ああ、お労しい……)

アネット(私もそれなりに知識はあるつもりだが、その私の理解の外に旅立たれてしまうとは……)クッ…!

アネット「こほん。それよりも姫様」

セレスティア「?」

アネット「その……」

アネット「……」







アネット「――料理の、ほうは?」チラ…




シャリオ「……!」



セレスティア「ええ、勿論アネットに言われた通りに……」スッ…

セレスティア「以前は野菜が多かったですからね。今は別の物を作っていますの」



アネット「……!」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

な ん で や ! ? (白目爆散)


すみません、ちょっと混乱していますが先に次スレ用意してきます……
なんでピンポイントでそこ奇数ゾロ目出せんのセレスティア?

とりあえずまずは次スレを……

【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい5 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1620742232/)

ちょっとした救済のつもりが偉いことに……
もう少々お待ちください

セレスティアとシャリオの食生活


1シャリオの味覚(50で並。70以上でグルメ。偶数ゾロ目で神の舌奇数ゾロ目で味覚死亡だが……?)

コンマ71

(……ホントウハオヤツタベルノツライ)

※シャリオの味覚はかなり繊細でした。結構我慢しています

※繊細だった為、強化が行われません


2セレスティアの料理レベル上昇(コンマ50以上で+10。95以上で……?)


コンマ11

1 1


奇数ゾロ目: 悪 化


1-1 = 0


※セレスティアの料理レベルが下方向に限界突破してしまいました……

※サラダが強化されます……

――


ゴポゴポ……!



アネット「」


――何やら激しく煮立った鍋を見た瞬間、私の意識は飛びかけた

――それと同時に、悟った

――ああ、私ごときでは姫様の料理は御せないのだと

――だが、そんなところも愛らしい

――名も知らぬ殿方に焦がれ、その為に料理を頑張る姫様は実に美しい



シャリオ「…………」ジリ…



――だが、私は見てしまった

――あの銀龍が。あの『ジーク』が

――窓から首を入れていた『ジーク』が、ゆっっっくりと後退しているということに

――恐怖……ではないのだろう

――姫様と『ジーク』の詳しい関係は知らないが『ジーク』も姫様第一なのは共通している


アネット「……」ジリ…


――ああ、気が付けば私も似た動きをしている

――これは、そうだ。恐怖ではない

――私達が、姫様の料理に恐怖するわけがない。




――これは、本能的な拒絶反応だ


セレスティア「――さあ、できましたわよ!」



ズドン!



究極暗黒鍋「……」ズゴゴゴゴゴゴゴ…!



シャリオ「!?」

アネット「!?」




アネット(――以前よりも、より恐ろしいことになっているだと!?)


アネット「……ひ、姫様? これは……」


セレスティア「ブイヤベースです」

セレスティア「あの方を想って想って、沢山の想いを込めましたのよ……♪」


究極暗黒鍋「……」

究極暗黒鍋「……」っ足



アネット「!!??」


バッ!


魚「……」タタタタタタタタタ!



アネット(……暗い鍋から、足の生えた魚が飛び出してきた)

アネット(そして不作法にも、姫様の部屋を駆けまわっているこの状況……)

アネット(駄目だ。私では処理しきれん。ユージーン、お前は今どこで仕事をしている……)



セレスティア「まあ、流石鮮度がいいという魚ですわ!」

セレスティア「ほら、今の内にお食べなさいな」



セレスティア「――まずは『ジーク』から」


シャリオ「ガッ……!!??」

すみません、妙なところですがこのスレはもう埋めてしまって大丈夫です
次スレよりこの続きから再開します

このSSまとめへのコメント

1 :  MilitaryGirl   2022年04月20日 (水) 05:06:23   ID: S:9D36Wu

今夜セックスしたいですか?ここに私を書いてください: https://ujeb.se/KehtPl

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom