【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい3 (1000)

安価やコンマで、剣と魔法な世界で主人公が姫と結ばれる為に頑張りましょう
亀更新、深くは考えていない行き当たりのため、途中で色々変わってしまうかもしれませんがご容赦を

1スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1613877615/)
2スレ目:【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい2 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1614871959/)

~簡単な舞台解説~

剣と魔法のよくあるRPGな世界の大陸の一つ
三つの大国が大陸を統べていましたが……


【公国】:大公エルクラッド
広大な領地を貴族達が治める国
自国の発展に力を注いでおり、使えそうなものはなんでも使う主義
この性質により民を含めて異国民にも寛容な者が多い
幅広い種類の道具を取り扱い、商業に力を注いでいる

1スレ目開幕から怒涛のコンマを叩きだし、一躍世界の覇者となった
現在各地に展開している公国兵の多くは傭兵や賊である
まさかの海外侵略失敗で手痛い目にあうが、まだ諦めていない


【鉄国】鉄国王フリーデシルト
屈強な戦士の多い無骨な国
規模はまだ公国より下だが、鉱物や魔道を組み合わせ急速発展中
独自の工学文明により、高い技術力と戦力を保有
世界全体の工学発展を謳い、鉄工業に余念がない

1スレ目開幕から公国の奇襲により壊滅するという憂き目に……
しかし国王と騎士団長が揃って偶数ゾロ目を叩きだし生還するという意地を見せる


【森国】森国王カタリナ
深い森の中にある神秘の国
自然の恵みに感謝し、他国には無い魔法を操れる者が多い
人と異なる外見の者達も住む影響か、少々閉鎖的
変わらぬ安寧を良しとし、林業や農業が発展している

1スレ目から鉄国同様にコンマが荒ぶり、公国の奇襲により文字通りの大炎上
しかし国王が次々に荒ぶり、公国の隠し玉の一体を粉砕し逆襲の機会を狙う

~主人公や姫の簡易紹介~

【ジーク】
生きることと食べることに執着を持つフリーの傭兵。21歳
鉄国姫リアローズとは幼少期から出会っているが、お互いに覚えていない
このスレの主人公。頑張って姫と結ばれたいけど、正直今はまず生き延びることが大事
姫を護衛する固有スキルを持つが、超低確率な隙を突かれて護衛失敗
怒りの感情を爆発させ、公国は完全な敵とみなしている
・レベル127
・夜レベル100
・料理レベル100

【リアローズ】
鉄国の姫。18歳
メカクレで基本は大人しい。お人形大好きの優しい子
いきなり祖国を滅ぼされるわ重傷負わされるわで苦難の連続
それでもめげずにジークと共に祖国奪還を誓う
変装時は傭兵シェリルと名乗り、ジークを援護する
強力なスキルを習得したこともさることながら、技能レベルが異様に高くなった凄い子
・好感度104
・レベル87
・夜レベル48
・料理レベル90
・人形作成レベル100
・鍛冶レベル100
・装飾レベル100

【リュノ】
森国の姫。17歳
ぼんやり優しげな見た目とは裏腹に探究心が強い行動派
戦闘能力は妹に劣るが、拠点作成と防衛に凄まじい才能を開花させる
鉄国と森国が壊滅している為、完全な安全地帯は彼女の拠点しかない
夜のお勉強も意外としているようだ
もうすぐ公国の情報源がやってくるが果たして?
・好感度67
・レベル40
・夜レベル84
・料理レベル78
・龍知識99

【リーチェ】
森国のもう一人の姫。16歳
真面目で礼儀正しい妖精姫。羽の出し入れは自由自在
森国でジークに助けられて以後、彼と行動を共にすることに
回復魔法が得意だが、単純な戦闘能力はジークを上回る実力者
変装時は傭兵ルーチュと名乗り、ジークを援護する
コンマに翻弄され、ロリコン貴族に全裸に剥かれたり羽を引き千切られたりと大変なことに
それでもかなりの強メンタルで、心身共に持ち直した
・好感度107
・レベル134
・夜レベル19
・料理レベル82

【セレスティア】
公国の姫。18歳
表向きは大人しい金髪美少女
しかしその本質は欲しい物は絶対手に入れるという、公国の体現者
ここまでならまだよかったが、コンマが荒ぶった結果その執着心は限界突破
ひたすら愛しい人を求める乙女であるが、愛する人以外はどうでもいい
強力なペットと殺人的な料理の腕を持つなど、あらゆる面で突き抜け過ぎている
そして夜レベルもカンスト。他のフレーバー判定取る時が怖い
・好感度???
・レベル???
・夜レベル100
・料理レベル1

【ユージーン】
元・セレスティア直属の傭兵。25歳
見た目はヘラヘラした金髪糸目の男
情報を持ち帰ることに特化した傭兵だったが、ひょんなことからジークと遭遇
帰還用のワイバーンを倒されお縄となり、説得の末にジーク達に寝返る
約5%の厳しい判定を切り抜け、まさかの公国の情報の宝庫となった
・レベル46


※詳しいキャラ設定や他の登場人物は前スレにて

~その他解説・留意事項など~

・このスレは参加して下さる皆さんのおかげで成り立ちます
・頻繁にコンマ判定や安価が飛びます
・コンマ判定は連取有。安価や多数決の時は連取無効となります
・質問には答えられる範囲で答えます
・判定内容により、高コンマがよかったり低コンマがよかったりと変化します
・多数決時以外のゾロ目は、ボーナスがつくことが多いです↓

『奇数ゾロ目』
良結果判定。しかし判定内容次第では最悪の結果になることもあります

『偶数ゾロ目』
基本は良結果判定。しかし敵のレベルアップ判定、国の損害判定など極一部ではマイナスになることも

『コンマ00』
ハイパークリティカル。どんな判定内容であれ主人公にとっての確定最良結果となります


※コンマ結果は全て運です。誰かを責めたりせずに楽しみましょう。自分を責めるのもやめましょう
 ここが一番大事です


・メイン級キャラクターは、その都度安価募集。のちに多数決で採用キャラを決めたりします
・敵、サブキャラクターは私が拾えそうなものを勝手に拾うことがあります
・多数決が同票の場合、コンマ判定。コンマ合計値が多いものを採用します(ゾロ目優先)
・キャラクターはあまりに設定が細かすぎると私が処理しきれない可能性が高いです。ご了承ください
・どんな強いキャラクターも、基本は複数の敵に囲まれると負けてしまいます
・諸事情につき、竜の力を持つキャラクターの登場は難しいです
・展開巻き戻しはありません

※このスレは姫と結ばれることを目的としているため、主人公のハーレム化はまず無理です。ご了承ください

※展開によっては姫含むキャラクターの凌辱や死亡もあります。こちらもご了承ください

~キャラクターシートテンプレ~

【名前】
【年齢】
【性別】
【所属】
【外見】
【使用武器】
【性格】
【その他備考】

※このシートを元にしますが、フレーバー判定等で設定が増えることもあります


~自由行動基本表~



【○○での行動】(朝と夜二回行動)

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ下一桁判定。レベルは確定上昇)

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり。誰かとの遭遇も)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)


前スレ判定成功により、イアンとミナがジーク一行に加わります

なお、移動しながらミナ奮闘記が割り込む形になります

レベル2の彼女のままでは旅で普通に死にかねないので(白目)

このあとほんの少し再開です

※すみません、流石にこのまま遭遇したら壊滅します
※順当に遭遇域に到達するまでにレベルが上がっていれば大丈夫の筈なので勝ち筋ありとしました。勿論各対策も必要です
※大体ジーク憤怒+リアローズEX+リーチェ四元のスキル暴力をまとめて獲得したせいですが、まずスキンヘッド傭兵が犠牲者となります
――

辺境の町出発前判定(前スレ>>948

1引き裂かれたリーチェの変装服

73>15

※基準値を上回った為あたらしく用意
※タイムロス無しで出発可能

2※前スレイベント判定により合流に変化※

――


シェリル「だ、大丈夫です……!」

シェリル「この前のお店で、お洋服や生地も売っていましたから……」

ユージーン「急いだ方がいいかね。それじゃひとっ走り……」

ユージーン「……やっぱり、お姫様っぽい服にしとくかい?」チラ

リーチェ「あ、いえ全然そんな必要は無いです!?」ワタワタ

ジーク「煌びやか過ぎては、目だって変装の意味もないだろう……」

ユージーン「そりゃそうか。んじゃ控えめな高級品とジーク用の帽子か巻き布でも買って――」

リーチェ「あ、あの……」




リーチェ「できれば、またジークさんのようなお洋服があれば……///」モジモジ…



ユージーン「えぇー……」チラ…


ジークコート「……」クテェ…

ジークマント「……」ボロボロ…


ユージーン「最近の子の趣味はわからないっていうか、こんなくたくたな服って逆に売ってないぞ?」

リーチェ「そう、ですか……」シュン…

ジーク「俺の今着ている服でよければ」ヌギ…

ジーク「と思ったが、そうだ大きさが合わないんだったな……」

リーチェ「……///」ブカブカ

シェリル「……」ジー…

シェリル「じゃあ、ジークさんの新しいお洋服を買った方が……?」

シェリル「わ、私お裁縫、少しはできるから……」

ユージーン「お、そうなの? んじゃジークの服買った方が色々楽か」

ジーク「むぅ……」

ユージーン「お前さんそのくたびれた格好気に入ってんのかい……」

ユージーン「似たような物買って、ボロボロに自分で加工でもしときな」

ジーク「そうするか……」

リーチェ「ご、ごめんなさいジークさん」

ジーク「いや、構わない」

ユージーン「そんじゃ、さっさと行くぞー」


……

――

――



【辺境の町・宿屋】


パサ…


リアローズ「リーチェさん、ここに立っていただけますか……?」

リーチェ「はい」ピシ!

リアローズ「うん、大体このくらい丈をなおして、袖を……」ヌイヌイ…

リーチェ「……」ジー…

リアローズ「……?」

リーチェ「あ、ごめんなさい。私の我儘に、こんなに手際よく対応されているのが凄くて……」

リアローズ「お裁縫は昔から……ううん、何かを作ることは、昔から好きだったんです」

リアローズ「お父さんもお母さんも褒めてくれて……」エヘヘ…

リアローズ「お兄ちゃんは……何故かすげーすげーって叫んでばかりだったけど……?」

リーチェ「いえ、お兄様の気持ちはよくわかります」

リーチェ「こんなに丁寧に早く……森国にもこんな職人はいませんよ?」

リーチェ「流石は物作りに長けた鉄国のお姫様です……」ゴクリ…

リアローズ「そ、そんなことは……///」テレテレ

リアローズ「そ、それよりもリーチェさん?」

リーチェ「なんでしょう?」

リアローズ「その……どうしてジークさんの服を?」

リーチェ「そ、それは……何故だか安心するから、でしょうか?」

リーチェ「ジークさんに後ろから守られているような感覚と言うか……///」モジモジ…

リアローズ「あ、それはわかります……! 私もいつのまにか『シェリル』の格好でいることが多くて……///」

リーチェ「でも、結果的にジークさんの服を奪うようなことに……」

リーチェ「しかもこうしてリアローズさんのお手まで……」ガクリ…

リアローズ「そ、そんなこれくらいは大丈夫ですよ……?」

リアローズ「ジークさんも……あっ?」

リーチェ「?」




リアローズ「――機会があったら、ジークさんのお洋服、縫ってみようかな……///」

リーチェ「!! それはいい考えだと思います!」

リアローズ「今日……は無理だけど、今度は焦げ茶色の布地を――」


……

――

――


【辺境の町・お洒落な魔道具屋外】


焦げ茶色コート「……」ピシ!

新品マント「……」ピシ!


ジーク「……似たものがあったのはいい」

ジーク「が、落ち着かない」グシャア! ビリィ!

ユージーン「あーあー、可愛そうなお洋服だこと……」

ユージーン「まあ馴染んだ服の方が戦いやすいってのはわからないでもないが……」

ユージーン「さっきも言った通り、顔や頭は隠す様にしといた方がいいぜー?」

ジーク「わかっている……」フードカブリ

ジーク「しかしユージーン、偽名は使わなくていいのか?」ボソリ…

ユージーン「あの二人……特にシェリルちゃんの方は下の公国兵にまで名前と容姿が広まっているからな」ボソリ…

ユージーン「だから偽名と変装っていうのは正解だが、お前さんの場合はちと事情が違うだろう?」

ユージーン「セレスティア姫が探しているのは『白髪の男』ってだけで、名前がわかってないから隠す必要は無い」

ユージーン「俺がペットの『ジーク』と同名で嫌な感じがしただけだし、むしろジークは名乗った方がメリットも大きい」

ジーク「どういう意味だ?」

ユージーン「鉄国と森国から雇われているんだろう? これから公国軍とぶつかって勝ったとして……」

ユージーン「風の噂で『ジーク傭兵団が公国軍に勝利』って情報が流れた方が、雇い主にも情報が行くだろ?」

ユージーン「偽名だとこれがうまくいかない。ま、公国軍を倒しまくれば『いずれ大公様の耳に入っちまう』かもしれんがね」

ジーク「いや、それはそれでカタリナ達の助けになるだろう。いくらカタリナとはいえ、公国軍を一人で相手にはできん」

ユージーン「まあ話を聞くだけでも怪物だし、女王様はまず大丈夫そうだけどな」

ユージーン「ただ『反乱軍そのもの』には不安は確かに残るわな」

ジーク「ああ。『鉄国と森国の被害は限りなく甚大』だ。戦力のほとんどを失っている状態での抵抗だからな」

ユージーン「『国王率いる本隊が無事でも、末端から削り取られていく可能性』は十分あるってことだな」

ジーク「そうなる。それを出来る限り抑える為にも、拠点ともなる鉄国の奪還は急ぎたい」

ユージーン「なるほどね……それじゃあ、はやいところ行こうぜ。俺も留まり過ぎると見つかりかねないしな」


……

――

――

【辺境の町・街道】

ジーク「……準備はいいか?」

シェリル「はい……!」

ルーチュ「大丈夫です!」

ユージーン「食料と水と金と……忘れもんも無しと」ポンポン

ユージーン「それで大将? 次はどう動くつもりだい?」

ジーク「まだしばらくは身を隠していたいからな……」

ジーク「この『寂れた森の道』を通って……」スス…

ジーク「次は『港町』で補充と情報収集をしたい」

ジーク「流石にそろそろ、カタリナ達の動きを公国軍も把握し始めているだろうからな」

ジーク「俺達も、公国と反乱軍の状態は確認したいところだ」

ルーチュ「『現状の鉄国』の様子も気になるところですね……」

シェリル「『森国の隠し拠点』も、大丈夫かな……?」

ユージーン「欲しい情報は沢山あるねぇ……」

ユージーン「『安全に生き抜くためにゃ、情報は欠かせないから積極的に集めよう』な?」

ジーク「わかっている。ではそろそろ……」


ガサ…!


一同「「っ!?」」ピクン!

ジーク(公国兵か!?)


ガサガサ!


ユージーン(かなり速い。それでいて、重い……?)


バッ!


イアン「ぬおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ! 町はまだかあああぁぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドドド!

ミナ「」クテー…



ユージーン「うげ……子供の誘拐犯は読めねーわ。とりあえず捕まえて突き出せば小銭にはなるかね?」ヒキッ…

リーチェ「……」ブル…

イアン「んんっ!? お前達、よう……へ……」



シェリル「――イ、イアン!?」ジワ…


イアン「そ、その顔はまさか、姫様――」


シェリル「ど、どうしてイアンが、誘拐なんてしているの……!?」ポロポロ…


イアン「!?」ガーン!


ジーク(鉄国騎士団長イアン……! まさか本当に無事だったのか!)


……

――

イアン&ミナと合流したところで今日はここまで
この合流は今後を考えるとかなり大きいです
先に言ってしまうと、イアンが『団体鍛錬』スキル持ちなので効率がぐいと上がるのです
でもまずはミナのお世話をみんなで頑張りましょう

本日もありがとうございました!

こんばんはー

エルクラッドの変化理由はこちらで少し考えていましたが、確かに六将とセレスティアに対して判定を取ったなら
残る側室組にも取るべきかもしれませんね(クリスは駒扱いされているという認識のままですが)
適当なタイミングで拾っておこうと思います

少しだけ再開です

――――
―――
――



【森国森林・天幕】


イアン「――こうして私はミナに命を救われ、共に行動しているのだ」

イアン「断じて、私は誘拐犯などではない……!」

シェリル「う、うん。私は信じていたよイアン……?」アセアセ

ジーク「あ、ああ。しかし、よくワイバーンと戦って無事だったな」

イアン「私も死んだと思ったよ。なんとか一矢は報いたが、あとは記憶が無くてな……」

ジーク「助かった。お前がワイバーンを手負いにしてくれていたおかげで、俺とリアローズは逃げ切れたようなものだ」

イアン「役に立てていたなら何よりだが……」

イアン「ジーク、姫様を守り抜いてくれたこと、本当に感謝する……!」フカブカ…

イアン「姫様も、よくぞご無事で……!」ウッ…!

シェリル「うん、うん……! イアンも生きててくれて、よかった……!」ギュッ!

イアン「今度こそ、今度こそ貴女をお守りいたします! 騎士の誇りにかけて!」グッ!

シェリル「ありがとうイアン。でも……」

シェリル「私ももう、守られてばかりじゃ駄目だってわかったから……」ガコ…


フラネッタ「……」ズダン!


イアン「こ、これは……!」

シェリル「私も、戦う。イアンのことも、助けてみせる……!」キッ!

イアン「……」チラ…

ジーク「リアローズの意思を汲んでくれ。彼女も、立派な鉄国の姫だ」

ユージーン「そうだねぇ。見かけによらずこの嬢ちゃんかなり肝すわってるよー?」ヘラヘラ

イアン「……」ジャキン

ユージーン「おわぁ!? 真顔でいきなり槍向けてくるとか何考えてんのこのおっさん!?」

イアン「おっ、おっさんではない! 私はまだ30歳だぞ!?」

イアン「そんなことよりも貴様、姫様を嬢ちゃんなどと馴れ馴れしく……」

シェリル「い、いいのイアン……! 今の私は『傭兵シェリル』だし……!」ワタワタ

イアン「ぐっ……出で立ちが随分ことなっているのが気になったが、やはり身分を隠して……」

ジーク「ああ。イアンもそうだろうが、俺達は鉄国の奪還を目指している」

ジーク「簡単な戦術としては、森国王カタリナ率いる反乱軍が公国軍の注意を引きつけている隙に、だな」

イアン「そうか、カタリナ女王とも既に……」

ジーク「そして森国からも強力な仲間が同行してくれている」スッ

ルーチュ「初めましてイアン様。森国第二姫、リーチェと申します」ペコリ

イアン「!?」

ルーチュ「リアローズ様と同じく今は傭兵の身分で『ルーチュ』を名乗らせて頂いています」

イアン「し、失礼致しました。私は鉄国騎士団の長を務めておりますイアンと申します」

イアン「国が違えど一介の騎士に様付けなど不要。どうか――」

ルーチュ「ふふ、それならば私も不要です。一傭兵として扱って頂けると幸いです、イアンさん」ニコリ

イアン「ぬぅ、しかし……」

ジーク「いや、リーチェの言う通りだ。普段は傭兵ルーチュ……様付けは怪しさしかないぞ」

ユージーン「あ、もちろんリアローズ……シェリルちゃんの方も呼び方気をつけるんだぜ?」

イアン「……!?」

シェリル「イアン、私もお父さんも全然気にしないよ……?」クイ…

ユージーン「ほらほら、本人が――」


ジャキン!


イアン「――なんなのだ貴様はさっきから! 貴様だけあからさまに怪しい! その目つきもだ!」クワッ!

ユージーン「あっぶね!? この目は生まれつきだっての! んで敵がいないかって目を細め続けたらずっとこうなったの!」

ユージーン「すぐに槍抜くのはやめよーぜ!? 俺はユージーン、ジークに雇われた傭兵で今は仲間だっての!」

ユージーン「おっさん真面目なのはわかるけどさ、もうちょい肩の力抜かねーと――」

ブオン!

イアン「だから私はおっさんではない! 私はまだ30歳だっ!」

ユージーン「こん中じゃ最年長じゃねーか! しかもあんな小さい子抱えて走る辺りが犯罪の臭いするねぇ!」

イアン「歩かせたら大変だから担いだまでのこと! あとミナは20歳らしい!」

ユージーン「嘘だろ、あれで!?」

ワーワー!


ルーチュ「ふふ、イアンさんは真面目な方なんですね」

シェリル「うん、お父さんも凄く信頼している鉄国自慢の騎士なの……」

シェリル「私のこともよく見てくれて、もうひとりのお父さんみたいで」エヘヘ…

シェリル「でもミナさんが20歳って……びっくり……」

ルーチュ「確かに、背丈は私と同じくらいなのに……」

ジーク「……」

シェリル「やっぱり、ジークさんも驚いちゃった……?」

ジーク「…………いや」



ミナ「」



ジーク「……あのシスター、さっきからぴくりとも動かないんだが?」


一同「「!?」」

ミナ「」シーン…



ミナ「」シーン…




ユージーン「おいおい、マジじゃねえか……」

ユージーン「おいおっさん、あんたやっぱり……」

イアン「ち、違う! ミナはとにかく儚い子なのだ!」アセアセ

シェリル「ど、どうしよう……!?」ワタワタ

ルーチュ「お、落ち着きましょう! まずは回復魔法を――ッ!?」


ルーチュ(こ、この人……まさか?)


イアン「ミナ、しっかりするのだミナ!」ガシ!

ユージーン「だぁーもう落ち着けおっさん! 脈はあるからよ!」

ジーク「……これは、疲労の色が濃いが空腹もあるか」

ジーク「……」キュルル…

ジーク「俺も腹が減ったし、食事にしよう」ポン

シェリル「い、急いで用意します……!」パタパタ!



ルーチュ「……」パアアァァァ!

ミナ「……うっ……?」ムクリ…

イアン「おぉ、ミナ! 気が付いたか!」

ミナ「イアン様……?」

ミナ「ここは……」キョロキョロ…

ルーチュ「……まずは、ご飯にしましょう」

ルーチュ「私達のことは、またそこで」

イアン「そうですね、そうしましょう」

ミナ「……?」


……

――

――

……


コトコト…


ミナ「リ、リアローズ様……ほ、本当に!?」ズザッ!

シェリル「は、はい……」

クシクシ…

リアローズ「こ、この状態ならわかりますか……?」

ミナ「リアローズ様です……!?」

ジーク(思った以上に、髪型で欺けるものだな)

ジーク(付き合いが長いらしいイアンには気が付かれたが、鉄国民というだけなら通用しそうだ)

ミナ「あぁ、ジーク様……リアローズ様をお助けくださり、本当にありがとうございます……!」

ジーク「……俺に様をつける必要はない」

ミナ「いいえ、そういうわけには……!」フルフル

ユージーン「んー、さっきおっさんにも言ったけど、身分偽っている身だからなぁ」

ミナ「あなたは……」

ユージーン「俺はユージーン。ま、一応の括りはジークと同じ傭兵――」

ミナ「ユージーン様、しかし大恩のある方に失礼なことは……」オロオロ…

ユージーン「……俺なんかにまでつけちゃっているよ。筋金入りだねぇこのちびっ子シスター……」

イアン「貴様よりも、余程礼儀正しい素晴らしい振る舞いだと私は思うがな」

ユージーン「へいへい悪うございましたー。でもなんとかその癖は抑えてくれよー?」

ミナ「あう……わ、わかりました。善処致します……ユ、ユージーン……さん?」

ユージーン「ま、それが限界かねぇ」

イアン「ミナに無茶をさせたら、その頭にこの槍を突き立てるぞ?」

ミナ「お、おやめくださいイアン様! 全ては私が悪いのです……!」

ジーク(……どう頑張っても、イアンにだけは様呼びになりそうだな)

ルーチュ「……」

ジーク「どうしたルーチュ? 随分と悩んだ顔をしているが……」

ミナ「ああっ、申し訳ありません! やはり森国の姫であるリーチェ様にも当然敬意を――」

ルーチュ「い、いえ私は傭兵ルーチュですのでお気になさらず。ただ、少し気になることが……」

ジーク「気になること?」


コトコト!


シェリル「あ、ちょうどよく煮えたみたいです……!」

ジーク「……まずはみんな、食事にしよう」

ジーク「再会を祝し、これからの旅路にも幸があることを願って」

イアン「……そうだな」



「「いただきます!」」パン!



ユージーン「うーん、やっぱりシェリルちゃん料理の才能あるわぁ……!」ハフハフ!

ユージーン「下手すりゃまじでこれだけで寝返る奴ら一杯いるんじゃないかねぇ……」

イアン「以前、姫様が兵士達に料理を振る舞ってくださった時があったのだが……」

イアン「その日、当時の料理長が辞職を申し出てきた事件がある」

シェリル「私のせいでそんなことが……!?」ガーン!

ジーク「しかし、その気持ちはわかるな」モグモグ

ジーク「食べることは、生きること。人は美味いものを食う為に生きていると言っても過言ではない」

ジーク「美味い飯を食えるということは、それだけで生きている実感がわき、幸せな気持ちになる」

ジーク「兵士達の顔を見て、その料理長は悟ったのだろう」

ジーク「まあ、顔を見ずとも……」カラン…

ジーク「こうしておかわりを要求すれば、誰もが察するだろうが」オカワリ!

シェリル「す、すぐに///」

ルーチュ「は、はやいですねジークさん……」

ルーチュ「熱々だから、気を付けて食べないと」フー…フー…

ユージーン「はは、あとはよく噛むことってか? でもこの料理なら――」



ゴキュッ



ミナ「――――――!!!」バタバタバタ!




イアン「ミナ―――――ッ!?」ガーン!

ユージーン「なんか今すげぇ音したけど、なんか丸呑みにしたのかこのシスター!?」ガーン!

ジーク「み、水を! 頼むルーチュ!」

ルーチュ「は、はい!? 初級水魔法!」ジャパァ!

イアン「ミナ、はやく口の中を冷ますのだ!」クイッ

ミナ「ん~~~……!」ナミダメ

シェリル「ご、ごめんなさい~~!?」


……

――

――――
―――
――




ミナ「ご、ご迷惑を、おかけしました……」ゼヒュー…



一同「……」

ユージーン「……おっさん、誘拐犯扱いしたことは謝るよ。悪かったな……」

ユージーン「ありゃあ目が離せないわけだよ……」

イアン「わかってくれたか。だが私はおっさんではない……」

ジーク「まさか、スプーンを長時間持っていられないから急いで口に放り込むとは……」

シェリル「や、野菜はちゃんと食べられる大きさに切った筈なんですが……」

ルーチュ「……やっぱり」

ジーク「やっぱり?」

ルーチュ「さっき、ミナさんに回復魔法をかけた時に、まさかとは思ったのですが……」




★『庇護されるべき者』
このスキルを持つ者は耐久値が1になる




ルーチュ「――ミナさんの体力は、私達妖精や子供以下なんです……!」


イアン「やはりそうだったのか……!」ガーン!

ミナ「そ、そんなことはありませんよ!?」ワタワタ

ミナ「えっと、えっと……はっ!?」



空になった鍋「……」



ミナ「ちゃ、ちゃんと重たいものだって、こうして……」グッ…

ミナ「っ……」プルプル…


ミチミチ…


シェリル「だ、駄目ぇ!? 腕から何か軋む音が……!?」パシ!

ミナ「あ……」

ミナ(穏やかでお優しいリアローズ様ですら、あんな容易く持ち上げられるなんて……)

ミナ(も、もしかして……)チラ…

ジーク「いくらシスターとはいえ、これほどまでに……」←レベル127

ルーチュ「原因に、少し心当たりはあるのですが……」←レベル134

イアン「……待ってくれ。ミナも気がかりだが今姫様が凄まじく機敏な動きを……」←レベル76

ユージーン「だから言ったろ、シェリルちゃんあれでかなりやるぜ……?」←レベル46

シェリル「だ、だってミナさんが危なかったですし……」←レベル87






鍋の具材にされた獣「」←レベル5




ミナ(――――――私、虚弱だったのでしょうかっ!?)ズガーン!

↑レベル 2



ミナ「そ、そんな……」プルプル…

ミナ「イアン様達にご迷惑をおかけするわけには……!」

ミナ「今日から、すぐにでも杖の素振りを……!」ガシ!


杖「……」ズシ…


ミナ「おっ、おぉ……!?」フラ…


ミナ「ふわぁ……!?」グラ…



イアン「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!? やめるんだミナァァァァァァァ!?」ガシィ!

ミナ「あうぅ、イアン様……」ポロ…

ミナ「私、こんなに……」ポロポロ…

イアン「いいんだ……無理をしないでくれ……!」ギュッ…




ユージーン「今までとは違った意味で心臓にわりーよあの子……」ハァ…

シェリル「イアンが抱き抱えていたのが、よくわかります……」ウンウン…

ジーク「今まで、どうやって生きて来たんだ……?」ブルッ…

ルーチュ「……」

ルーチュ「――おそらく、こうなってしまったのはつい最近のことだと思います」

一同「「!?」」

ルーチュ「そしてその理由は――イアンさんです」

イアン「!?」ガーン!


……

――

――


ルーチュ「……こほん。それでは、僭越ながら解説をさせて頂きたいと思います」


一同「「……」」ゴクリ…


ルーチュ「まず、ミナさんがその……体力が控えめなのは、生まれつきでしょう」

ミナ「は、はい。教会のみんなからも、休んでていいとよく言われていました……」ガクリ…

ルーチュ「ですが、先程の様子を見ている限りでは……」

ジーク「……とても20年生き延びることができるとは思えん」

ルーチュ「……その通りです。今のミナさんは元々の体質に加えてある理由から『極端に体力が落ちている』と思われます」

シェリル「ある理由……?」

ユージーン「さっき、おっさんが理由って言っていたけど……」

イアン「や、やはり私が彼女に無茶を……!?」オロオロ…

ルーチュ「いえ、イアンさんは悪くは無いのです。ただ、結果的にそうなってしまったと言うべきでしょうか……」ウーン…

一同「「??」」


ルーチュ「――結論から言ってしまうと『イアンさんの命を救うために回復魔法を使い過ぎた』のでしょう」


イアン「なっ……!?」

ルーチュ「ジークさん、イアンさんとお会いした時の状態は?」

ジーク「……ワイバーンに追われ、既に手負いの状態だった」

ジーク「あの時はリアローズの傷も深く、庇ったのかもしれないが……」

ルーチュ「その状態で、イアンさんはワイバーンと対峙したのですね?」

イアン「う、うむ……」

ルーチュ「……ワイバーンはあの様子を見る限り、まず高空から獲物を雷で仕留める習性があるようです」

ルーチュ「鉄製装備であれをまともに受ければ、その時点で死んでしまいます……」

イアン「……」

ルーチュ「ですが、イアンさんは奇跡的に一命を取り留めました」

ルーチュ「……その後は?」

イアン「や、奴が油断していたので、思いきり槍を突きたてた……」

ルーチュ「安静にしてください。まずここで、身体は悲鳴をあげます」

ジーク「……ワイバーンの鱗は硬かった。反動の衝撃も大きかった筈だ」

ルーチュ「そしてどうなったのですか……?」

イアン「……暴れるワイバーンに翼と尾に巻き込まれ、遠くまで吹き飛ばされて意識を失いました」

ルーチュ「翼撃、尾撃、風圧、落下衝撃……もう、説明は不要かと思います……」ジトー…

ユージーン「おっさん、不死身なの……?」ヒキッ…

ルーチュ「いいえ、そんなことはないのです」フルフル…

ジーク「常人なら何度も死んでいる傷を、精神だけで耐えたのか……?」

シェリル「イアン……」

イアン「姫様を、お守りせねばと……それだけを考えて……」

ルーチュ「それは、まさしく騎士の鑑というべきなのでしょう」

ルーチュ「ですが身体はもうとっくに限界を通り越していた……」

ルーチュ「そこにミナさんが偶然通りかかり、治療をしたのですよね?」

ミナ「は、はい。イアン様の怪我はあまりにも酷く……」

ミナ「安全なところなどは何処にもなく、かといって全身鎧のイアン様を動かすことは私にはできず……」プルプル…

ミナ「公国の者に見つからぬよう神に祈りながら……」

ミナ「その場で、治療を続けました……」

ルーチュ「……『回復魔法は万能ではない』、『一人の回復術死では限界がある』ということはご存じですよね?」

ミナ「は、はい。ですが……」

ルーチュ「……私も、できることならすぐにジークさんの怪我を治したかったです」

ルーチュ「でも、それはできなかった……『下手をするとジークさんの身が危ないから』です」

ジーク「どういう意味だ?」

ルーチュ「回復魔法とは『術者の魔力を変換して人に分け与える』行為です」

ルーチュ「ですが魔力とは『どんな人の体内にも巡っているもの』であり、『適性が無いと他者との魔力とは混ざらない』のです」

ルーチュ「つまり『回復魔法で送られる魔力が強すぎると、その人本来の魔力を塗り潰してしまう恐れがある』のです」

ルーチュ「そうなってしまうと『当然、色々な支障をきたします。酷いと肉体変容や精神の異常もあるかもしれません』」

一同「「……」」ゾクッ…

ルーチュ「だから、重傷の人を治す時は『複数人』を用意するのです。『複数の魔力を少しづつ流し込めば影響が出ないから』です」

ジーク「なるほどな……」

ルーチュ「高位の使い手になれば『一人でも二人分以上の回復が可能』になりますが……」

ルーチュ「イアンさんの傷はジークさんの傷に匹敵するかそれ以上、限りなく死に近い傷だったのでしょう」

ルーチュ「ミナさんの魔力が『人の魔力を侵害しない優しいもの』であっても、『魔力量が足りなければ回復はしきれない』」

ルーチュ「そこでおそらくミナさんは、枯渇した魔力を補う為に、『ご自身の生命力そのものをイアンさんに譲渡した』のでしょう……」

イアン「な、なんということだ……」ワナワナ…

イアン「私の命を救ったが為に、ミナはここまで……!?」

ミナ「イアン様……良いのです」フルフル

ミナ「私の力でイアン様を救うことができたのならば……それで」

イアン「しかし……!」



ユージーン「んーっと、ちょっといいかい?」

ユージーン「魔力は時間が立てば自然と回復するんだよな? その生命力はどうなんだ?」

ルーチュ「――ええ、勿論回復します」


イアン「!!」パアアアァァ!


ルーチュ「ジークさんも実践していましたが……まずはよく食べよく眠る」

ルーチュ「自然の恵みに感謝しながら『生命』を頂きましょう」

ジーク「ああ。人間、食べなければ生きていけないぞ?」

ルーチュ「それと、運動ですね。あの様子では歩けていなかったでしょうし、更に体力が落ちているかもしれません」

シェリル「うん、私もよくたまには外で運動しなさいって言われました……」

ユージーン「つまりあれか、普通に入院してた病人の復帰方法と同じと考えていいのかね?」

ルーチュ「はい。ですが、一つだけ……」

一同「「!?」」

ルーチュ「今のは、あくまで少しは回復魔法を使える私の見立てに過ぎません」

ルーチュ「たとえば……そうですね。イアンさんの体力が9減っていて、それをミナさんが生命力も使って回復させたとして……」

ルーチュ「その『割合』がわからないんです。つまり……」カリカリ…

イアンダメージ9

ミナMP5・LP5→MP5とLP4を消費して回復


ルーチュ「これなら、ミナさんも普通の生活にすぐに戻れるでしょう」

ルーチュ「でも……」カリカリ…


イアンダメージ9

ミナMP8・LP2→MP8とLP1を消費して回復


ルーチュ「……これだと、完全回復しても不安な体力ですね」ダラダラ…

ルーチュ「あくまでこれは例に過ぎないのですが……」

ユージーン「い、いや、よくわかったよ……」

ジーク「つまり、これから体力を取り戻していき……いや、鍛錬もするとして……」




ルーチュ「ミナさんは『超魔力虚弱体質』の可能性が残っているということです……!」




イアン「」

ミナ「わ、私、頑張りますから、イアン様しっかり!?」



ユージーン(……待てよ? ということは、だ)



イアンダメージ9

ミナMP2・LP8→MP2とLP7を消費して回復



ユージーン(この可能性も……い、いやまさかな……まさか……)ハハ…


――

特殊判定!
↓1コンマ二桁!

ろん

あ(白目)

は、判定を取ったあたりで今日はここまでで……
一応レベルの低さを自分なりに考えた結果こうなりました

なお回復魔法の仕組みは元からの仕組みですので、シスターでなかった場合はまた別の理由を探していたと思います
そして別の判定も先に↓1~3コンマ二桁で

本日もありがとうございました!

おつです

教会のみんなからよく『休んでていい』って言われてたのが実は
休んでていい(体力が心許ないから)じゃなくて
休んでていい(力加減が出来ないから)だった可能性ワンチャン……?

ミナさん……
https://i.imgur.com/q65Hkel.jpg

こんばんはー

>>81さん
ミナ支援絵ありがとうございます!
果たして『ボキッ』はどういった意味合いになるのか……?
ミナの判定公開含め、ちょっとだけ再開です

――


――その日から、ミナの休養と特訓が始まった……


イアン「頑張れ、頑張るんだミナ! こっちへゆっくり歩いてくるんだ!」

ミナ「は、はい……!」ヨチヨチ…


ユージーン「おいおい、杖持たせなくて大丈夫かあれ……?」ドキドキ…

ジーク「だが杖の重さで腕が折れたらどうする……?」ドキドキ…



――本来であれば死んでいたであろうイアンの傷を治した代償らしいこの脆さ



シェリル「今度は、ちゃんと冷ましておきました……!」

ルーチュ「スプーンも、軽い木製です!」サッ!

ミナ「あ、これなら大丈夫そうです……!」

シェリル&ルーチュ「「よく噛んでくださいね!?」」



――先を急ぐ身ではあるが、彼女を放置する者は誰もいなかった



ジーク「ミナ、この枝をただ振り下ろすんだ。子供でもできる素振りの真似事だ」

ジーク「イアンは念の為に、ミナの後ろを頼む」

イアン「任せてくれ!」

ミナ(あわわ、後ろにイアン様が……し、視線を感じます///)

ミナ「あぁぁ~……///」フラ…

ジーク&イアン「「振る前に!?」」ガーン!



――敬虔な聖職者。慈愛の塊のような立ち振る舞い。幼さすら感じさせる容姿……

――これから先を考えればなおのこと、放置できるわけがなかった



ユージーン「いいかシスター? とにかく足下の確認は怠るな」

ユージーン「罠は勿論だが、段差で躓かないように気を付けるんだ」

ミナ「は、はい!」トテトテ…

ユージーン「うおおぉぉぉぉ!? 言ってる傍から足下に小石ぃぃぃぃ!」

イアン「ぬぅん!」シュートッ!


――気がつけば、立場も境遇も何もかも違う全員が……一つになっていた

……


ミナ「えい! えい!」ブンブン!


イアン「よかった……! 姫様の食事のおかげか顔色が良くなっています!」

シェリル「リーチェさんがこの辺りの薬草も使ってくれたおかげだね……!」

ルーチュ「効果があってなによりです。この調子なら……!」



――周りもさることながら、何よりも努力を続けたのはミナ自身であった



ミナ「……」グッ、グッ…

ミナ「力が、ちょっとずつついて……いえ、戻ってきた感じがします」

ミナ「もっと、もっと……」

ミナ「イアン様をお助けできるぐらいに……!」



――自分は見返りを求めて彼を治療したわけではない

――元からそういう性分。誰かに救いの手を差し伸べずにはいられない

――だから救われたのは、自分の方。これまで守り続けてくれた人の力になりたい



ミナ「イアン様、どうでしょう……!?」キラキラ!

イアン「おぉっ……ミナが、ミナが鉄器を持ち上げた……!」フルフル…!


ユージーン(……皿だけど、確かに最初と比べたらすごい進歩だな)ウンウン



――誰かの為に

――ミナというシスターは幼き頃よりそう過ごしてきたが、今もそれは変わらない

――今も、その想いは確かな原動力となった。





――そして、ついにミナの体調は従来のものに戻った!



一同「「……!」」


――そこにいたのは……!


――

ミナの本来のステータス配分(>>64
(貧弱だけど魔力莫大)0←50→99(強靭だけど魔力皆無)

コンマ94

魔力6<肉体94


( 回復魔法が珍しいなら低魔力でも使うしかありませんっ! )


※ゴリゴリの肉体派でした。鍛えれば『物理攻撃』スキルを習得します(白目)

※回復魔法は使えますが、基本はしっかり逞しい鉄国人の血筋です

――


ミナ「わーい! こんなに走れるようになりましたー!」シュタタタタタタ!



――そこには、元気に森を走り回るミナの姿が!!!


イアン「……私は、もう二度と瀕死の傷を負うまい」

ルーチュ「ま、まさか魔力が少ないから有り余る体力を魔力変換していただなんて……」

ユージーン「あー……俺の嫌な予感って、たまにあたっちまうんだよなぁ……」

シェリル「で、でもミナさんがあんなに元気になったのは嬉しいかも……?」

ジーク「鉄国のシスターらしいと言えば、そうなのかもしれないが……」

ルーチュ「だからと言って、まさか教会を訪れる人の回復にも毎回体力変換を……!?」

ユージーン「そりゃ周りも止めるわぁ……」

ルーチュ「自身の身を削ってまで、誰かを癒したい……献身の極地とも言えますけど……」

イアン「ミナには極力回復魔法は使って欲しくない……っ!」


――

※ミナの固有スキルが変化!

★『庇護されるべき者』
このスキルを持つ者は耐久値が1になる



★『エナジーコンバート』
自軍の全防御手段が枯渇した時に発動
劣勢判定を2回まで回復するが、発動後自身は虚弱状態(軽傷と同様のペナルティー)となる
このスキルは敵の回復妨害の影響を受けない

――

ルーチュ「……」

ルーチュ「……わ、私、もっと頑張りますっ!」ビシ!

――

※リーチェのメインヒーラーとしての責任感が増しました

※未収得スキル『???』の効果が強化されました

――

――


イアン「し、しかし確かによかった!」ウン!

イアン「私のせいで彼女があれ程までに弱ってしまったのかと思うと罪悪感で胸が張り裂けそうだが……」

イアン「あの元気な姿を見ていると、違った意味で癒される気がする……」ホッコリ…

ユージーン「なんつーか、全体的に血色がよくなったというか……」


ミナ「皆さん、本当にありがとうございました……!」ツヤツヤ!


ユージーン「あんな元気なのに、回復魔法に変換するだけであんなになっちまうものかね?」

シェリル「も、もしかして、今が前よりも元気になっているとか……?」

ルーチュ「もしそうだとすれば、原因は一体……?」


キュゥゥゥ…


ジーク「……ミナは元気になった。ならばそれでいい」

ジーク「とりあえず朝食を食べたら、そろそろ出発するとしよう」

イアン「そ、そうだな。我らの本来の目的を見失うわけにはいかぬ」

ミナ「……」




ミナ肉体極振りにつきおまけ特殊判定
↓1コンマ二桁

物理中心で回復もつかうってつまりベルゲタイプということかなんか嬉しくない

>>98ベルゲは全然別タイプです
――

大食い対決


01~50:ミナの勝利
51~00:ジークの勝利

コンマ30

01~50:ミナの勝利!

※ミナ虚弱克服後レベル

コンマ94×1/2+15(克服鍛錬)+5(大食い勝利)

=レベル67


――


ミナ「うん、うん!」モグモグ!


ミナ「ご飯が美味しい幸せ、久しぶりな気がします……!」モグモグ!


ミナ「あ、おかわりを……///」テレ…



ジーク「」ボーゼン…



シェリル「ジ、ジークさんよりもご飯を沢山食べている……!?」ガーン!

ユージーン「元気なかった理由、そこも一端かよぉ!?」ガーン!

ルーチュ「お、おそらくですが……」

ルーチュ「ミナさんは本当に心優しい方です。自分の身を削って誰かを癒すことを厭わない人……」

ルーチュ「そして教会のシスターともなれば、もしかすると食事も誰かに譲って……?」

シェリル「それが教会から解き放たれて、ご飯を初めて食べたいだけ食べられた……?」


イアン「うぅっ……! ミナ、好きなだけ食べていいぞ……!」ヨソイヨソイ


ミナ「ありがとうございます……!」

ミナ「美味しい、美味しい♪」パクパク!

ミナ「――私、なんだか生まれ変われた気分です!」パクパク!

ミナ「今度こそ、イアン様達のお力に……!」パクパク!


ジーク「」


……

――

※ミナが正式にジーク一行に加わりました

※戦闘外ではちゃんとした回復魔法も使えます

――

――


……その頃……


【???・???】


公国兵1「ぐわあああぁぁぁぁ!?」

公国兵2「ば、馬鹿な……」ドサ…



フリーデシルト「総員、気を緩めるな!」バキュン!

フリーデシルト「公国軍と正面から当たっては勝機は無い! こちらに引き込んで各個撃破に努めるんだ!」

鉄国残党「「はっ!!!」」バッ!




???「……」


???(あれは……)


――

――
三連特殊判定・鉄国残党VS公国偵察隊(>>69より)


1フリーデシルトレベル(コンマ×2。最低保証100+鉄国王補正+40)

コンマ83

83×2+40= 206(ワイバーンも頑張れば倒せただろうけどねぇ……あそこは逃げが得策だった)


2偵察隊長アネットレベル(1/2撤廃。隊長補正+10、セレスティア補正+10)

コンマ25

25+10+10= 45(偵察部隊が見つかっては話にならないでしょう……?)

3アネットの回避

50>38

※基準値を下回った為、姫(とついでに公国)への報告に向かいます

※注意がフリーデシルトに傾き、ジーク達のマイナス判定緩和

※代わりにフリーデシルト軍にマイナス判定増加

――


公国兵団「「うおおおおぉぉぉぉぉ!」」ダダダ!


フリーデシルト「新手か……!」ジャキン!


――『フリーダムアサルト』発動――


『フリーダムアサルト』
攻撃状態時、補正+20
敵の人数が自軍より多い時、 自軍の合計値に自身のレベル×(敵軍人数-1)を加算する



フリーデシルト「――悪いけど、僕の前に立ち塞がるなら容赦はしないよ!」バキュンバキュン!


公国兵団「「ぐああああぁぁぁっ!?」」



鉄国残党「「陛下に続け―!!!」」


ワーワー!



アネット(つ、強い……! あれが鉄国王フリーデシルト……!)

アネット(あの強さ……『将軍に匹敵するかそれ以上』か……!?)



公国兵「」ドサ…



アネット(こんな烏合の衆ではとても勝てない……!)ギリッ…

アネット(ここは、逃げの一択しかないわね……)

アネット(ユージーンの態度は嫌いだけれど、全てが間違っているわけではない)

アネット(大切なのは、情報を持ち帰ること。全てはセレスティア様の為に……!)

アネット(何しろ……)



公国兵「ここまで近寄りゃ銃なんて――」

フリーデシルト「近寄ったらそりゃ当然殴るよー?」バキャァ!

公国兵「うべっ!?」ドサリ…



アネット(――腰に二丁の武器! 白髪! そしてあの勇ましさ!)

アネット(もしかすると、彼こそがセレスティア様の求めているお方なのかもしれない……!)

アネット(ああ、しかしそうなると公国に対するいい印象などあるわけもない!)

アネット(全く、どこの誰なの戦争をふっかけた奴は……!)

アネット(……)

アネット(残党でこれだけ強い鉄国軍を一気に滅ぼせるとしたら……)

アネット(消去法でジラワークしかいないじゃない。本当に迷惑な犬っころね……!)

アネット(それにしてもこの勢力は完全に予想外……)

アネット(嫌だけど、一応姫様以外にも報告する必要はありそうね……)ジャリ…



フリーデシルト「っ、まだいるか!」バキュン!


アネット「っ!?」バッ!


チュイン!


アネット(これ以上は無理ね。撤退……!)



フリーデシルト(仕留めそこなった……!)

フリーデシルト(公国軍の動きも、より激しさを増すと見るべきかな……)


……

――

皆一国の王相手に初対面みたいな反応するけど、この大陸の人たちって外交を殆どしないのかな

ジラワーク対策するにはどうするべきなんだろう、超遠距離から攻撃とか鉄系統以外の武器で殴ったり魔法使ったりとかかな?

――

……同刻……


【森国・地下拠点】



ソウキ「よし、出来た……! この薬も保管庫に頼むよ」

森国兵「はっ!」




ソウキ「……」ハァ…

ソウキ「どうして俺は、戦うことが苦手なんだ……」

ソウキ「カタリナ……」


トテトテ…


リュノ「……また薬の調合ですか、お父さん?」

ソウキ「リュノ……ああ、俺にはこれぐらいしか取り柄が無いからね」

ソウキ「リュノも何か薬がいるのかい?」

リュノ「ええ、ちょっと」

リュノ「お母さんが先日倒した『龍』の調査で試したいことがあるんですよ」

ソウキ「……信じられないな。まさか、本の中だけの存在と思われた龍が現れるだなんて」

リュノ「外見の類似性で言えば、あの凶悪なワイバーンもそれに近い種族だと思います」

リュノ「まあ『龍は確実にワイバーンを凌駕する存在』ではありますけど」

リュノ「とにかく実在しない筈のものが実在している。これは好機ですよ!」ワクワク!

ソウキ「はは、相変わらず研究熱心だな。さて、それじゃあどんな薬が欲しいのか言ってごらん?」

ソウキ「これだけあれば、色々調合はできると思うから」

リュノ「……」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

モルスァ……(白目吐血)
えぇー……少々お待ちください

やっぱ種ごとに強さ限界設定されてるっぽい?

シャリオはワイバーンに姿が似ているだけの別存在の可能性濃厚?モンハンの黒レイアみたいな異常個体という線もあるけど

森国・後悔を背負う父親と娘


1・リュノの把握

91>85

※基準値を上回った為、カタリナとソウキのことは全て把握済


2・カタリナの???

85≧85

※基準値と同値の為……?

――


リュノ「――ふぅん、これとこれを掛け合わせて、お母さんの記憶を飛ばす薬を作ったんですね?」シゲシゲ

ソウキ「なっ……!?」

リュノ「私が気が付いていないとでも思ったんですかお父さん?」

リュノ「これでも私、お父さんとお母さんの娘ですよぉ?」

ソウキ「リュノ、どうして……」

リュノ「やれやれ……私だってもういい歳なんですよ?」

リュノ「外の世界に興味は尽きませんし、いつかカッコいい人と出会って私も子供を作るのかなって、色々考えます」

リュノ「それでお母さんに聞いてみたら、キスで子供が出来るって……」

リュノ「まさかと思って、ちゃんと本で調べましたとも!」

リュノ「いやぁ、性の世界もなかなか奥深いものなんですねぇ……」

リュノ「果たして男の人は私のような薄い胸とリーチェのような立派な胸、どちらを好むのか?」

リュノ「これも興味深いですけれど……」





リュノ「――お父さんはちっぱい派なわけですよね? お母さんに文字通り獣の如く襲い掛かったわけですし」





ソウキ「やめてくれリュノオオォォォォォォォォ!?」ガタガタ!

リュノ「なーんでお父さんはこんな薬をわざわざ作るんです?」

リュノ「この薬の材料の一部がこれから必要になりそうなんですから、無駄なことに使わないでくださいよ」ポイッ

ソウキ「ああっ!? 捨てないでくれ! それが無いとカタリナが……!」

リュノ「はぁ……どうしてお母さんの記憶を消したがるんです? お母さんのこと、嫌いなんですか?」

ソウキ「そ、そんなことはないっ! カタリナ以外の女性なんて抱く気にもならない!」クワッ!

ソウキ「カタリナは優しいだけじゃない。強くて凛々しくて、しかも身体は俺の理想の体現で……!」

ソウキ「そこにまさかの性知識が少ないという落差……! なのに、俺を見て、赤ちゃん欲しいなんて言われたら……っ!」

リュノ「獣の性が爆発した、と。ふむふむ、私もいい人が見つかったら試してみましょうかね?」

ソウキ「リュ、リュノ頼む、色々な意味でやめてくれ……」プルプル…

リュノ「……お母さんのこと、大好きなんでしょう?」

ソウキ「あ、ああ! だから……」

リュノ「……お母さんは無知だったけど、それでもお父さんとの子を欲しがったんです」

リュノ「そして、私が生まれたんです。危ないからって、外の世界には出してくれませんけど……」

リュノ「お父さんもお母さんも、私の自慢です」

ソウキ「リュノ……」

リュノ「見た目こそ私はお母さんの血が濃いです。お父さんの要素がどこにもないです」

リュノ「――でも、私のこの性格はお父さん譲りだと思いますよ?」ニヤリ

ソウキ「そ、そうかな? リュノはちょっとお転婆が過ぎるだけで――」

リュノ「――興味を持った対象に一直線にのめり込む辺りとか特に」

ソウキ「」グフッ

リュノ「お父さんは深く考えすぎなんですよ。お母さんが大切なら、がっつき過ぎた時に謝るべきだったんです」

リュノ「――お母さんは、歴代でも特に森の……自然の加護を受けた人ですよ?」

リュノ「――同じ自然由来の忘れ薬……いつまでも効くと思います?」

ソウキ「!?」

イベントの途中ですが、今日はここまで
安心はできませんが『各国王』と『拠点』に関してはかなり盛り返している状態ですね……
ジーク達はミナのまさかの結果でさらに戦力が高まっているのでしばらくは安全です

が、森国様子→合流クリス→港町の様子の描写の後にセレスティア判定を予定しています
そろそろこの人には穏便なコンマを出して欲しいところ……

本日もありがとうございました!

乙です
質問(?)、フリーデシルトはセレスティアに対して一応危険信号、程度だったけど、仮に捕捉されても運命と人認定される可能性が低いって事?

質問がいくつかあったので回答を……

>>114
トップは自国はともかく他国の平民とまで顔馴染みというわけではありません(加えて森国は近年まで閉鎖的)
ましてや王自らが戦う場面などまず目撃しようがありません

>>117
対策の一つは既に例示してあります。ジーク達が対策を取るには少し段階を踏む必要があるでしょう

>>126
基本的に通常魔物<人間≦上位魔物<龍な強さ設定です
シャリオは設定が明らかにワイバーンの限界を超えていた為、『覇銀龍』という最上位存在設定に

>>131
セレスティアの認知力判定であんまりな値を引かない限りはフリーデシルトは違うという判断を下します
が、『セレスティアが荒ぶって自らフリーデシルトのところに確認に向かう』or『フリーデシルトが敗れて攫われる』
とフリーデシルトの公国への敵対心は相当のものの為、戦闘→判定次第でシャリオが襲来し……
な事になる可能性はあります

ただ今回の判定で『国王二人』の敗北はほぼ無くなった(軍全体としての敗北はあります)ので、気にしなくても大丈夫かもしれません
なお低確率で公国六将の一部は国王とぶつかる可能性があります(その場合、討伐ボーナスはジーク達にいかず国王の方に入ります)




ミナのイベントで思ったんだが、生命力≒レベルだとするなら敵からレベルダウン攻撃食らってレベルが0を下回ったらそのキャラは問答無用で死亡するのか……?バフスキルあるならデバフもあるよな……

・一部敵は『逃走スキル』で敗北前に逃走を試みます。逃がしてしまうと次回遭遇でレベルアップ
・公国上層部が危機感を持った場合(反乱軍やジークが快進撃を続ける等)は公国兵全体の底上げレベルアップ
・その他、敵ターン時に奇数ゾロ目を引いた時

との事だから少し強化入りそう
それと海外侵攻大失敗してる分での地力の底上げもありそう

リュノ随分ぐいぐい行くと思ったら夜レベルかなり高いせいか。というか

リアローズ→巨乳。夜レベル平均以下
リーチェ→巨乳。鬱陵辱寸前でもわからないレベル
ミナ→巨乳。リーチェとほぼ同レベル
リュノ→貧乳。実の父親に夫婦の夜事情を容赦無く突っ込める
ユリーカ→貧乳。姉の影響とはいえ多分逆レイプ知識あり

夜レベルと胸のサイズは比例している…?

ジークたちは五人になったけど物理四人魔法一人のかたよった構成になってしまった
これがどう影響するかな

>>1の反応と基準値85ダブルクリア見る限り多分森国にとってのかなりの良判定だと思うし、どこかで姫揃い+魔法役でリュノ引き抜けないかね?
かなり色々知識あるみたいだし六将の対策にもなりそう

そういや>>2のリアローズとリーチェの好感度が前より10ずつ上がってるけど、もっと上げるといいことあるのか意味はないのか
昔似たシステムのあったスレは上げすぎると病むやばい仕様だったからちょっと怖い

ジークと姫達の関係を進展させる為には単純に好感度上げる以外の行動やイベントを起こす必要はありそう
実際そうなのかは分からないけど、最初の行動安価の時から書かれているジーク抜きの姫同士の交流でリアローズとリーチェがジークへの恋愛感情を自覚するのがフラグの一つかなと何となく思う

(個人的にはユージーンとも男の友情を育んで欲しいと思っている)

そういえば1スレ目の分岐で港町もその内危険域になるって言われてたし、今から行くとなると無事かどうかの判定入るのかね~

こんばんはー
すみません、ちょっとたてこみまして今日の更新はお休みです……
とりあえず質問の回答だけ

>>137
お察しの通り、レベルダウンスキルも存在しますが、
レベルが0(マイナス)になったキャラクターは戦闘参加不可扱いで死亡はしません

>>140
海外侵略失敗は完全にジークサイドに有利なだけです
ただフリーデシルトの進撃+アネット帰還分の強化はこの後入ります

>>142
カタリナさんは控えめで夜レベルも低め……

>>143
救済として、魔法キャラからの魔力譲渡が成功すれば万能(物理+魔法)攻撃が可能になる設定はありますが、
現状での影響は無いので大丈夫です

>>146
その通りで、先に言ってしまうとソウキの奮起でリュノ無しでも拠点防衛力が維持できるようになりました
なのでジークが拠点に帰還するなどでリュノをチーム入りさせることはできます

>>150
100越えで関係を持てる程度のラインだったので、これ以上上がっても特に大きな影響はないです
(姫スキンシップは増えるかも)
ただ今回はとある理由から100以上も上がるようになっているので、上げたい方は上げても大丈夫です
全くの無意味になることはありません、とだけ

>>152
一応、ジークから迫れば関係は持てます(リーチェは無知状態なのでされるがままですが)
ただ、各国の状態と姫と傭兵の立場等々を考える必要はあるでしょう

>>153
男性陣も好感度用意した方がいいですかね……?
(100越えても関係は持ちません)

>>155
別の港町ですが、判定は行います

セレスティアは身体つきは指定されていますが、胸への言及は無い……

なのでここは一発コンマに委ねましょう

セレスティア胸判定
↓1コンマ二桁(00は例外的に虚無です)

姫達とのイチャイチャ見てみたいが、今の状況や>>1の返信とか見るとかなり先が長く困難な道だと改めて思う

少なくとも鉄国奪還で功績を認められて英雄として貴族の地位を手にいれて身分の差を多少克服してからかな?

ヤンデレ姫をチンポでわからせてシャリオごと味方に引き込むとかいうトンデモ展開は有り得るんだろうか……?

>>168
むしろ相手も孕む気まんまんで下手すりゃこっちが尻にナニかを挿れられて堕ちそうなんですが
絶対あり得ないけど森国親子姉妹丼食べたい。無理でもリアローズとリーチェのセットだけでもどうにかならないものか

ユージーンが基準値を下回って逃走失敗してるのに対して、アネットの場合は基準値を上回ると逃げられないみたいな判定に見えるけど、この違いは何か理由があるのん?

事前に判定内容を公開して欲しい訳では無いけど、こういう判定が以下、以上ですという基準を教えて欲しいな

こんばんはー

>>167
R板である以上急がねばとも思うのですが、開幕ハードモードだったのが……
鉄国奪還が確かに節目かもしれませんね

>>168
わからせる前にシャリオが来ますね(白目)

>>169
地位を得れば複数人……もできなくはないかと思いますが
何しろ国が違う姫だという事実が……
まあ図らずもまだ先になってしまいそうなので、こちらも色々と考えておきます

>>170
わかり辛くてすみません
今回のアネットの判定は『逃走』ではなく『危険に乗り込むか回避するか』の判定で別物です
基準値以上だった場合フリーデシルトの動向を『追跡して調査』していました
(なおアネットのレベルがかなり低めになった為、高確率で捕縛されていたと思います)

『逃走』は主に『お互い顔を突き合わせている状態』で『敵前で逃げ出す(敗北逃走含む)』判定です
この場合は敵味方共に『基準値50』にスキル増減した値を『超えた場合に逃走成功』となります

正直に言ってしまうと味方の『戦闘』『奇襲』『逃走』『負傷』は基本『基準値以上』が良結果固定です
根幹を弄ると私もこんがらがるので……

またコンマを狙われる(ちょっと本当に狙っているぽい人がいたので最近ちょっと警戒気味です)
ことを避けたいので、イベントによっては『意味合いが近く成功率は変わらないが(同じ基準値)』
『コンマが高いと良い時と低い方がいい時』をあえて混ぜています

例)初対面の人物の○○

警戒心→『コンマが低いと』良
信頼度→『コンマが高いと』良

また同様の理由で『複数人の判定をまとめて取る時』などは『判定表のキャラ位置を動かして』います
ただ私の管理の関係である程度のグループで固めて動かすことも多いです

遅くなりましたが少しだけ再開です

リュノ「お母さんも多分、色々考えはあると思います」

リュノ「お父さんも悩んだ結果薬に手を出したのなら、それを問い質すことはできない……」

リュノ「多分、お父さんの言葉を待っている筈ですよ?」

ソウキ「俺の、言葉……」

ソウキ「カタリナ……」

リュノ「大体、何年経ったと思っているんです? そろそろ前を向いてくださいよ」

リュノ「お母さんが前線に出ている今、お父さんと私がこの場所を支えなければならないんですよ?」

リュノ「そしてあの子、リーチェだって頑張っているんです」

ソウキ「そう、だな……」

リュノ「森国が大変な今こそ、荒ぶるお父さんの真価を見せる時ですよ!」

リュノ「あ、そうだ!」パン!





リュノ「公国軍片付いたら明るい話題でお母さんに三人目の姫を産んでもらいましょう!」ワクワク!





ソウキ「ごほぉっ!?」

リュノ「うん、それがいいです。確かにリーチェという可愛い妹は予期せぬ形でできましたけども……」

リュノ「リーチェだって、妹や弟という存在は気になる筈ですからね!」

リュノ「おぉ!、これはますます頑張らないといけませんよお父さん!」

ソウキ「ま、待ってくれリュノ。流石に――」

リュノ「……お母さん、見た目は全然歳を取ってないんですよねー」

ソウキ「!!」ピク!

リュノ「――あの頃のままの身体で、お父さんを待っているんですよ?」

ソウキ「……」ゴクリ…

リュノ「お母さんの身体と声、堪らなかったのでしょう? その証拠が私ですもんねぇ……」

ソウキ「……」

リュノ「――今度こそ『ちゃんと』してあげるのが、正しい旦那様というものなのでは?」

リュノ「それに……」





リュノ「――お母さんの下着は紐なのでいつでも準備万端ですよ?」






ソウキ「カタリナアアァァァァァァァァァ!!!」ムラムラァ!

ソウキ「い、いかんっ! 鎮まれ俺……!」フシュゥゥ…!

リュノ(ほほー……本当に効果があるものなんですねぇ)

リュノ(よくわかっていないお母さんに勧めておいて正解でしたね)

リュノ(お母さん……大元のお父さんのせいでリーチェの知識も変なことになっていますし、困ったものです)

ソウキ「ふぅ……! ふぅ……!」

リュノ「人は目標があると前に進めるそうです」

リュノ「さぁ、お母さんに正直に謝って『本当の一夜』を経験する為にも、ここは踏ん張りどころですよ」

リュノ「こんな薬なんて用意しないで、これからに備えた薬の作成に取り掛かりましょう!」

ソウキ「そ、そうだな……俺がカタリナや民にしてやれることは、これぐらいしかないんだ!」

ソウキ「だけどリュノ、こっちの原料で作るということはもしかして……」

リュノ「流石お父さん。話が早いですね」

ソウキ「確かにその手法なら龍にも対抗できるか。待てよ、そうなるとあれも組み合わせた方が……」ブツブツ…

リュノ「のって来ましたねお父さん。さあ、お母さん達の為に一緒に頑張りましょう!」

ソウキ「ああ!」



……

――

――

……同刻……


【???・???】


ドォン! キィン!


公国兵1「ぐはっ……」ドシャァ…

公国兵2「どうしてだ……まったくダメージが……」ドサ…

ワイバーン「」ボトッ…


カタリナ「……ふぅ」


――『翠緑領域』――
劣勢判定を受けた時、常時その値を1減少させる


カタリナ(このくらいの手勢なら、消耗はせずに済みそうですね~)

カタリナ(……元々は、あの人の為に練り上げた魔法がこんな形で役に立つなんて)

カタリナ(やっぱり、私から打ち明けるべき……でも、あの人が忘れ薬を調合するくらい悩んだことだし……)

カタリナ(元々は、痛みに弱かった私がいけないのになぁ……)

カタリナ(いつかもう一度向き合えるように、こうして痛みに負けない、治せるように頑張ってきたけれど……)




カタリナ(――そろそろ、大丈夫かな……///)



カタリナ(今の私なら、あの時以上にあの人に乱暴されても……受け止めてあげられる筈)

カタリナ(そして、またキスをして――リュノとリーチェに弟か妹を作ってあげるのもいいかも……///)



カタリナ「――よ~し! そうと決まれば、負けていられませんよぉ~!」ブオン!


公国兵団「「ぐあああああぁぁぁぁ!?」」グシャァ!


森国兵団「「カタリナ様に続けー!」」


ワアアァァァァァ!


――

※ソウキが奮起し、拠点の防衛力が上昇しました
 これによりリュノがおらずとも防衛対応が可能となります

※カタリナに『薬物・状態異常耐性』が付加されました
 ベルゲとの交戦時、捕らわれる可能性が0となりました

――

――特殊イベント――

『森国と公国の邂逅』

――

……


リュノ「ここをこうして……」

ソウキ「いや、それよりも……」

リュノ「なるほど、流石お父さんですね!」


バン!


森国兵1「ソウキ様、リュノ様! 失礼致します!」ビシ!

森国兵2「担当区域にて哨戒中、公国大公エルクラッドの子息と遭遇致しました!」ビシ!


ソウキ&リュノ「「!?」」


森国兵1「しかし、交戦の意思はなく……」

森国兵2「何やら重大な情報も握っているようで、ここまで連行したのですが……」クイ…



クリス「……」ドキドキ…

ユリーカ「……」ドキドキ…


リュノ「……」

ソウキ「……」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

森国と公国の邂逅


1リュノの警戒心

50>15(……この人は大丈夫そうですね。むしろ胃薬あげたいです)

※基準値を下回った為、クリス達にも手のうち公開

2クリスの公国知識

85<
83>50

※第一基準を上回った為、公国の隠し玉の知識一部有

――

……


【地下拠点・客間】


リュノ「粗茶ですが、どうぞ」コト…

クリス「……」ドキドキ…

リュノ「あー、毒とか気にしています?」

ソウキ「先に俺達から飲んで証明した方がいいかな?」

クリス「い、いえ!」ブンブン!

クリス「その、私達がこのような状態に置かれるとは思ってもおらず……」

ユリーカ「……」コクコク

リュノ「ああ、拘束を解いた件ですか?」

リュノ「あなたからは、他の公国兵みたいに嫌な感じがしませんからねぇ……」

ソウキ「そちらの小さい女の子からもな。なんだかカタリナに近しい優しい雰囲気がして好感が持てる」

リュノ「えぇ。騙し討ちを仕掛ける気なら、そんな雰囲気の子を連れて歩きはしないでしょう?」

ソウキ「一体、どうしてここまで……?」

クリス「実は……」


……

――

――


……


ソウキ「……なるほど」

リュノ「公国にも、クリスさんやユリーカさんみたいな考えの人いるんですねぇ……」

クリス「我が公国の所業は、とても許されるものではありません……」

クリス「ですがリュノ様、民も全てが――」

リュノ「あー、私に様付けは結構ですよ? あんまりお姫様っぽく淑やかにって苦手なんですよ」

リュノ「私も軽くクリスさんとお呼びしますから、そっちも軽く呼んでください」

クリス「よ、宜しいのですか? で、ではリュノさん……そして、ソウキ様」

ソウキ「俺も、薬の調合以外は大したことができないからなぁ。公子にそう呼ばれるとなんとも……」

リュノ「元々閉鎖的な国で、外交もお母さん任せでしたからねぇ……」

リュノ「すみませんね、遠路遥々やってきて頂いたのに」

クリス「い、いえ……」

クリス(森国の王族……もっと、排他的な方々かと思っていたが……随分と印象が違うぞ?)

リュノ「んー、私もお父さんもこういうのは苦手なんですけどねぇ」

リュノ「仕方がないですから、クリスさんの話は私が。お父さんは先に例のものの調合をお願いします」

ソウキ「そ、そうだな。そうしよう」

ユリーカ「調合、もしかしてお薬を調合なさっているのですか?」

ソウキ「ん、ああ。俺はカタリナと違って戦えないから……いつもそればっかりなくらいだ」

ユリーカ「……」ソワソワ

リュノ「お? その目は私と同じ――興味津々といった顔ですね?」

ソウキ「わ、わかるのかその歳で、調合の素晴らしさが!?」ガタ!

クリス「も、申し訳ありません。妹は薬の調合や薬湯にはまっていまして……」

ソウキ「いやいや、それは素晴らしいことだ。回復魔法に頼り切りでは、全ての治療はできないからな」

ソウキ「……仮設だが、俺の調合室でよければ見せてあげよう」ソワソワ

ユリーカ「よ、よろしいのですか!? 本場の森国の技術をこの目で……!?」ソワソワ

クリス「……ユリーカ」

リュノ「いいじゃないですか。私、あの子とはいいお友達になれそうな気がしますよ?」

リュノ「お父さん、ではそちらとユリーカさんのことはお任せします」

ソウキ「ああ、任せてくれ」


……

――

――

……


クリス「すみません、妹までご迷惑を……」

リュノ「いいじゃないですか、探究心が強いのはいいことです」

リュノ「それにお父さんも嬉しそうでしたし、いいことづくめです」

クリス「……公国の所業を知ってなお、ですか」

リュノ「……確かに、この森を襲ってきた公国の連中の顔はぶん殴りたかったですよ」

リュノ「でも、クリスさんはそうは思いません。ずっと辛そうな顔で……心なしか、胃も痛めていそうです」

クリス「……顔に出ています?」

リュノ「かなり。まあ、お気持ちはわかりますけども」

クリス「リュノさんは逆に、表情にはあまり現れない方なのでしょうか……?」

リュノ「これはお母さん譲りの顔のせいですかねぇ。いつも眠そうとか、考えてなさそうとか言われますけど……」

リュノ「こう見えて、色々考えているんですよぉ?」

リュノ「――公国が送り込んできた龍、ドラゴンについてもね」

クリス「――!」ピクン!

リュノ「……その顔、やはりご存じなのですね」

クリス「全てを知るわけではありませんが……」

クリス「父、エルクラッドがいつの頃からか『飛竜や龍』を戦力として秘密裏に蓄えていたのは間違いないようです」

リュノ「あんな怪物を? かなりの巨躯でしたが……」

クリス「公国領には『巨大な樹海』が存在します。人が踏み入らず、恐らくはそこに……」

リュノ「ふむふむ……」

リュノ「クリスさん、いくつかお尋ねしても?」

クリス「構いません。私からもよろしいですか?」

リュノ「勿論です。まさか現実でドラゴンの話題ができるなんて、興奮してきますね!」ワクワク


――

※龍知識99のリュノ
※公国知識83のクリス

お互いに対する質問、聞きたいことがあれば

↓1~3自由安価

1:公国の魔物や龍の戦力で気をつけるべき存在について

――


リュノ「公子の立場であれば、公国戦力の把握もされていることとは思います」

クリス「ええ。ですが『参謀が自軍すら完全に信用していない』せいもあって、全てが正確とは……」

リュノ「大丈夫です。特にドラゴンなんてごまかしがききませんからねぇ」



リュノ「――ずばり、クリスさんが把握している中でも気を付けるべき龍や魔物は?」



クリス「そうですね……」フム…


――

↓1コンマ一桁

コンマ28

8→『七』帝龍+覇銀龍

※公国龍戦力が限りなく最大クラスとなりました

――


クリス「まずは『ワイバーン』でしょう。単純に個としても強力ですが、数もいつの間にかかなりのものに……」

リュノ「他の魔物はどうです?」

クリス「『公国軍の一部に人外の存在がいるかもしれない』とのうわさはありましたが……」

クリス「やはり魔物以上に『龍』が最たる脅威でしょう」

クリス「私も直接見たことはないのですが……」



クリス「――七帝龍という呼ばれ方をしていたのは、覚えています」



リュノ「七帝龍……わくわくしますが、思った以上に数がいるのですね……」

クリス「そもそも龍が実在している時点で、異常な事態です」

リュノ「さらに言えば、『どうして公国に従っているか』も疑問ですね」

クリス「すみません、私もそこまでは。ただ『エルクラッドが関与している』ことだけは確かです」

リュノ「書物のドラゴンであれば『自分よりも強い者には従う』そうですけどねぇ……」

リュノ「しかし、七帝、七帝……」ムムム…

クリス「いえ、正しくはもう一体……厳密に言えば『公国の戦力ではない』のですが……」



クリス「――私の妹セレスティアが飼育しているペット……銀の鱗と捻れた4本の角が特徴的な巨龍がいます」



リュノ「……私、よくお姫様っぽくないって言われますけど、公国も大概じゃないですか?」

リュノ「え? 龍をペットって……何それ楽しそう!」ワクワク!

クリス「いえ、あの巨竜は本当に規格外なのです……」

クリス「帝龍と違い公国に完全に従っている様子も無いところからすると『七帝よりもさらに上位種』なのかもしれません」

リュノ「つまり『8体の龍』は存在するわけですね」

リュノ「……銀、捻れた角……?」


特殊判定
↓1コンマ二桁

偶数ゾロ目付近危ない……
判定を取ったあたりで今日はここまで
……一応用意していた龍ほぼ全て出動決定って色々大変なことになりそうです
単純にジーク達が窮地になる可能性も高まりますが、遭遇時期では経験値扱いされるおそれもあるからです(白目)
というかカタリナが薬毒耐性も得てシャリオ以外にはほぼ不沈艦と化したのも問題です(白目)

本日もありがとうございました!

こんにちはー
今日中にジーク達を次の拠点に移動させたい為、少しだけ更新再開です
開幕安価で申し訳ないですが……

2白銀の竜(シャリオ)についての情報があれば

――

コンマ23

01~33:ほんの少しだけ……(スキル一つ公開)

――


リュノ「ちょーっと、お待ちください」

リュノ「えっと、どの本だったかな……」ゴソゴソ…

リュノ「一応それらしい本はここにまとめたのですが……」ドサドサ…

クリス「……」ドキドキ…



……



リュノ「あ、あったあった! ようやく見つけましたよ!」サッ!

クリス「本当ですか!?」

リュノ「とはいえ、龍の中でもそんな特徴の存在はさらに稀なようですねぇ……」

リュノ「空想世界、本の中だけでもほとんど書かれていません」

リュノ「でも、この本に少しだけ記載がありましたよ」


古本「……」ボロッ…


クリス「随分、古い本なのですね?」

リュノ「大元は、誰かの日記のようなものだったみたいですね」

リュノ「旅先で出会った最も恐ろしい存在として『銀の龍』のことが書かれていました」

リュノ「まあ世間一般では見間違え、妄想とまともに相手にして貰えなかったようですが……」

リュノ「それでもここに書かれている情報をまとめますと……」パラパラ…

リュノ「『龍は己の力に絶対の自信を持つ存在』だが『銀龍はその特色がさらに色濃い』ようです」

リュノ「『弱者を咆哮で排し』それでもなお立ち向かってくる相手には『ひたすらに激しい攻撃を行う』……」

リュノ「『小細工は一切使わず、自身も人間の小細工は一切受け付けない』……とのことです」

クリス「……おそらく、妹のペットと同一種でしょう」ゴクリ…

クリス「普段は大人しいようですが、その恐ろしさと佇まいにはただ圧倒されるばかりです」

リュノ「『逃げ出す者、敗れ一命を取り留めた者には興味を無くす』……これはどうです?」

クリス「私が知る限りでは、あれに敗れることは即ち死です」

リュノ「でしょうねぇ……『余程運が良くない限り』出会うことは死を意味する龍ですか…」ゾクリ…

リュノ「ん? これは……」パラ…

――

覇銀龍のスキル、知りたい系統を一つお選びください
(スキル一つだけマスク解除)

・耐久性
・攻撃スキル
・補助スキル

↓1~3多数決コンマ

攻撃スキル1、マスク解除

――

リュノ「……」ゾワ…

クリス「ど、どうされました?」

リュノ「……これを記した人は余程幸運だったのでしょう」

リュノ「そして同時に、とても不幸な人です」

リュノ「こんな生物がいると話したところで、誰も信じてくれるわけがありません……」ソッ…


――『俺は竦んで動けなかった。奴の口に虹の如き光が集まって……』

――『見間違いなんかじゃない。あらゆる属性を内包した死の吐息だ……』




――


★★『グランシャリオ』★★
覇銀龍のブレス。炎水風土氷雷光属性
戦闘開始時、敵に回避及びカウンター不可の各属性1劣勢を7連続で与える
以後、優勢取得時のコンマ一桁が7の時に発動
さらに負傷判定を2段階増加させる


――


クリス「……っ」ゾワ…

リュノ「『攻撃の激しさはお母さん以上』って、完全な怪物ですね……」

リュノ「でも、これも龍のブレスという括りなら『私達が今用意している策を応用できれば……』」

リュノ「……『用意する前に動かないことを』祈りましょう」ブルッ…

クリス「一体セレスティアは、どうやってそんな恐ろしい龍を……」

リュノ「この銀の龍は特に自分の力に自信を持つ種のようですからね」

リュノ「……まさか妹さん、とんでもない力を持っていたり?」

クリス「いえ……『妹は戦えないこともありませんが、とても龍と対峙出来る程ではない』ですよ」

リュノ「う~ん、謎が深まりますね」

クリス「ええ。ですが、少しはあの怪物のことがわかった。ありがとうございます」ペコリ

リュノ「いえいえ。こちらも貴重な情報をありがとうございます」ペコリ


3公国の防衛網に穴がありそうな場所は無いか

――

リュノ「では再び私からの質問をいいですか?」

クリス「ええ。龍以外のこととなると……」

リュノ「勿論――公国の防衛網についてです」

クリス「……!」

リュノ「私達としては……別に公国を完全に焼いて支配下に置こうだとか、そういうつもりはありません」

リュノ「ただ『他国への侵略を断念する程度の打撃は与えたい』と考えています」

リュノ「そして『森国から奪われた民』と『貴重な道具や資源』も取り戻すつもりです」

クリス「それは、当然でしょう……」

クリス「おそらくはフリーデシルト様も同様の目的で動かれるでしょうし」

リュノ「『お母さんと合流できれば』よりその動きを強めることでしょうね」

リュノ「とはいえこちらは半ば壊滅状態からの進軍。『国王に頼り切り状態』なのは否めません」

リュノ「龍の脅威もありますが、それを差し引いても……」


リュノ「――どこか、公国の防衛網に穴がありそうな場所はありませんか?」


クリス「……」ウーン…


――

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

ギャース!?(白目吐血)
公国は少しは隙を見せてくださいよ……

1公国防衛網の抜け穴

25>01

01(ガッチガチの難攻不落状態。どう足掻いても門辺りからもう上層部に気が付かれる)

※ゼルガー将軍仕事し過ぎです

※彼が動く前に公国を脱することができたクリスとユリーカは相当幸運でしょう

2公国保管庫の所在

61>50

※基準値を上回った為、クリス把握済

――


クリス「……控えめに言っても、外から公国を攻め落とすのは難しいでしょう」

クリス「元々我が国は『使えるものは使う』という思考の者が多いのですが……」

クリス「『鉄国の兵器』も『森国の魔法結界』も独自に発展させて使用しています」

クリス「そして今回の戦争で『両国から多くの情報や物資を持ち去った』ともなれば……」

リュノ「あぁー……『クリスさんが知る以上に、とんでもなく堅い守りになっている』だろうと」

クリス「はい。加えて公国将のゼルガーという男がいるのですが……」

クリス「この男は『兵士すら完全な駒の認識』です。まるでチェスをやるかのように、用兵するのです」

クリス「つまり『使わない不要な駒を惜しげもなく足止めとして放ち、その隙に新たな策を用いてくる』でしょう」

リュノ「その人絶対友達いませんね……」

リュノ「まあ『お母さん達も勝ち目が薄い戦いに自ら乗り込むことはありません」し、対抗策は追々考えます」

リュノ「では、保管庫などの位置はわかりますか?」

クリス「はい。それは把握しています。とはいえ『複数個所』』ありますけれど……」

リュノ「それは万が一に備えれば当然ですね。『うまく目当てのものが入った場所に行けるかは運も絡みそう』ですねぇ……」

クリス「ただ『火薬庫』は宮殿から少し離れた位置にあります」

リュノ「『最悪そこだけでも崩して打撃を与えれば、少しは公国軍も落ち着く』のでしょうか?」

クリス「父も妹も公国軍も、何もかもが正気ではない……」

クリス「ああ、胃が……」キリキリ…

リュノ「落ち着いてください。はい、予め用意しておいた胃薬です」

クリス「す、すみません……」

リュノ「クリスさん、お父さんとちょっと似てますね。あれこれ悩んで背負いこんじゃう感じが似ています」

リュノ「公国が強大なんてことはもうわかっているんです。大事なのは、少しでもそれに対抗できる活路を考えること」

リュノ「クリスさんも今の公国が間違っていると思うから、ここまで来たのでしょう?」

リュノ「ふざけたことをしでかしたお父さんの顔面を粉砕してやるくらいの気概を持ちましょうよ!」フンス!

クリス「っはは! リュノさんは本当に逞しいですね」

リュノ「女性に逞しいはどうでしょうねぇ……? まぁ、悩むよりは行動ですよ!」ビシ!

リュノ「その行動を失敗させない為にも、やっぱり行動あるのみです!」

リュノ「そろそろ用意ができているでしょうし、クリスさんも来てください」テクテク

クリス「?」


……

――

エルクラッドが他国侵略に踏み切ったきっかけも聞きたかったなぁ(???の干渉に関して)

――

……

【地下拠点・ソウキの調合所】



炎帝龍残骸「」



クリス「なっ……炎帝龍!?」ギョッ!

リュノ「あ、やっぱりこれが帝龍でしたか」

リュノ「そうなると『残り六体』ですねぇ」

クリス「信じられない、しかもこれは『かなり一方的に打ちのめされている』……?」

リュノ「お母さんもの凄く怒ってましたからね……」ブル…


ユリーカ「あ、兄様!」テテテ!


クリス「おおユリーカ。ソウキ様にご迷惑をおかけしていないか?」

ソウキ「いやいや、久々に俺も楽しかったよ」

ユリーカ「兄様、ソウキ様は凄いの! 色々なお薬をすぐに作りだせて……!」キラキラ

ソウキ「この子もよく勉強している。元々は兵士の傷を治す為だったと聞いたが……」

クリス「ええ。ユリーカを白い目で見る者もいましたが……」

クリス「『治療されたことがある兵士』などは、ユリーカにも好意的でした」

リュノ「回復魔法に頼らずとも兵士も満足する治療技術ですか……」フム

リュノ「『ここにしばらく留まってくれれば、より安心感が増します』ねぇ」

クリス「よ、よろしいのですか?」

ソウキ「今、下手に外を出歩く方が危ないだろう」

ソウキ「とりあえず『俺達が対龍防御策の一つを完成させるまでは』ここにいた方が安全だ」

クリス「対龍防御策……」ゴクリ…

クリス「炎帝の様子を見る限り『倒した龍を解析した』のですか?」

リュノ「その通りです。だから大変ですけど『他の龍の一部でもここにあれば』似た対策を取れます」

ユリーカ「そして、こちらがその対抗策だそうです!」バッ!


プシュゥ…


キラキラ…


クリス「こ、これは……」


ソウキ「――リュノと俺が炎の龍から作りだした、『耐炎の薬霧』さ」

ソウキ「――『人や物に噴霧すれば耐性を得られる』。それにこれはまだまだ応用ができそうなんだ」



リュノ(……リーチェ、お姉ちゃんも頑張るからね)

リュノ(どうか、無事に帰ってきて。もう、ここをあんな風に焼かせはしないから……)


……

――

>>232
クリスは『???』とエルクラッドの関係を知らない為無理です

――

……

【森国領・港町】


ヒュオオォォォォ…


ギャハハハハハハ!


サスガオカシラ!


ダンチョウトヨベダンチョウト!


ダンチョウー!



村人「あ、ああ……」ガタガタ…


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

カタリナならグランシャリオを撃たれても『翠緑領域』によって威力0の7回攻撃に出来るのかな

>>239
翠緑領域は1ターン辺りに受けるダメージの軽減のため、連続攻撃は防げませんが、
カタリナは次の防御行動をとります
――
1ルード傭兵団の町制圧

78>50

※基準値を上回った為、既に制圧済。傭兵団最大人数固定

※ジーク達到着後すぐにイベント発生です


2ルード傭兵団に対するゼルガーの信用(駒補正-25)

50>43-25

=18(少しは腕が経つようですが、所詮は駒の一つ……)

※基準値を下回った為、『花酒』を飲まされています

※傭兵団全員のレベル+5&さらに粗暴化

――

判定を取った辺りで一端ここまで
また夜に再開できればと思います

なお一応判定を取りましたが、どう足掻いてもこの傭兵団は悲惨なことになるでしょう
ただ制圧済+花酒使用なので、姫達にはあまりよろしくない光景もあるかもです

こんばんはー
それではゆったり再開です
なんとか港町での決着までは持っていきたいところ

――


【港町・酒場】


ドサ…


傭兵「」


ルード「ふん、雑魚が」ゲシッ

ルード「このルード様に敵うわけがねえだろう?」


ルード兵1「ぎゃはははははは! いきってたわりにゃあ、頭の一発で死んじまいましたねぇ」

ルード兵2「俺たちゃ泣く子も黙る公国兵様だぜぇ?」

ルード兵3「それも、ルード隊長に鍛えられたいわば精鋭よぉ!」

ルード「ばっかやろう! 頭でも隊長でもねぇ! 団長だ団長!」

ルード兵4「すいやせん団長!」バッ!

ルード兵5「いやぁ、しかし団長の下について正解だったぜ……」

ルード兵6「ああ、ゼルガー将軍から酒が送られてくるなんて栄誉なことなんじゃないか?」

ルード兵7「やっぱ団長が次の六将に選ばれるのか……?」

ルード兵8「ちげえねえ。大体大公様も見る目が無さすぎんだよなぁ」

ルード兵9「まあゼルガー将軍とベルゲ将軍は仕方がないとしても……」

ルード兵10「他の将軍はなぁ、犬みたいな奴と蛇みたいな奴と、それに小娘だろぉ?」

ルード「おいおい、変態を忘れてやるなよ?」

ルード「ま、あのネーロって奴は俺の女にしてやってもいいけどなぁ……」

ルード「ああいう女の心を圧し折って、俺に屈服させる……何度やっても気持ちがいいもんだ」

ルード兵7「へへ、団長の女になれるんなら喜んで尻尾をふるんじゃないですか?」

ルード「がはははははは! まぁなぁ!」

ルード「ああ、安心しろお前達。俺様が可愛がったあとにゃ、ちゃんとお前達にもまわしてやるからよお」ニヤリ

ルード兵達「「さっすが団長は話がわかるぜー!」」ヒャッホウ!

ルード「楽しいことや気持ちいいことはみんなで共有しないとなぁ」



ルード「――なあ、お嬢ちゃん?」ペロリ…

町娘「ひっ……!?」ビクッ!

ルード兵1「あーあ、可愛そうに。この正義の味方面した雑魚が、もう少し強ければなぁ」

ルード兵2「へっ、まあこいつに助けられたら助けられたで、その身体を要求されてたろうけどな」

ルード兵3「ちげぇねぇ! なかなかそそる身体してやがるもんなぁ……」


町娘「いや……いやぁ……」ジリ…


ルード「怖がるこたぁないんだぜ?」ジリ…



ビリビリィ!



町娘「いやあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」


ルード「へっへっ……思った通り、いい肉付きしてんじゃねえか……」

ルード「安心しなぁ。お前もいい気持ちになれる楽しいことをするだけさ」

ルード「酒も飲ませてやるぜぇ? こいつを飲むと、いつも以上にいい気分になれるいいもんだぜぇ?」グイ!


町娘「いや、いや、離してぇ……!」ジタバタ…


ルード「おっと、無駄無駄」ギチ…

町娘「かは……!?」

ルード「後がつかえてるからな。早めに慣れた方がいいと思う……ぜっ!」ズプン!

町娘「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁぁぁぁぁ!?」ブチブチィ…

ルード「くぁ、やっぱ初物はしまりが違うねェ……!」パン! パン!


イヤアアァァァァァァ…!


……


村人「くそ、くそぉ……!」ポロポロ…



……

――

――

……


ジーク「……よし、森を抜けたか」

イアン「ここは、どの辺りなのだ?」キョロキョロ

ユージーン「地図だとこの辺りか。まだ森国領だが港町の側だな」

ミナ「そういえば、どうして遠回りな道を選ばれているのですか?」

ミナ「鉄国を目指すのであれば、他にも道はあったと思うのですが……」

ジーク「俺とリアローズが通った国境付近は既に兵が回されていたんだ」

ジーク「今後も鉄国と森国が連携を取ろうと考えた場合、選ばれやすい道になるだろう」

ジーク「当然敵もそれがわかっている。だからこそ迂回し、敵の警戒が薄い箇所から鉄国に乗り込む」

イアン「我が国の現状はわからないが、『防衛用の兵器が敵の手に渡っている可能性が高い』からな」

イアン「正面から挑むのは得策とは言えないのだ」

ミナ「なるほど……」

ユージーン「あとは俺達や国王様が各地に散らばって抵抗することで、公国軍を分散させる狙いもあるんだろ?」

ジーク「ああ。各地で公国の戦力を削り、自分の経験も積む。そして最後に鉄国を取り戻すのが理想形だな」

シェリル「……」ギュッ…

ルーチュ「大丈夫、きっとうまくいきますよ……」

イアン「その通り。姫様も陛下も、皆が揃って再び鉄国に戻れるよう死力を尽くさせていただきます」

ユージーン「ほんっとまじめなおっさんだこと。俺はちっとばかし休憩……」

ユージーン「もとい、情報収集すべきだとおもうけどねぇ。港町なら前のとこよりいい情報あるんじゃないか?」

ジーク「それがいい情報とは限らないがな。……ん?」

ユージーン「どうしたジーク? って、あれがその港町か」

シェリル「で、でも……何かおかしい……?」

ルーチュ「前の町と違って……活気が無い……?」

ミナ「港町が、ですか……?」

ジーク「……気を付けて進もう」


……

――

――

……

【森国領・港町】



ジーク「これは……」

イアン「出歩いているものがいない……?」

ルーチュ「あ、待ってください! あそこに……」



村人「あぁ……」ガタガタ



ユージーン「ひでぇ怯えっぷりだな。だが格好からしてここの住民だろ」

ユージーン「おい、あんた――」


村人「ひいいぃぃぃぃぃ!?」ズザ!

ミナ「お、落ち着いてください! 何があったのですか?」

ミナ「大丈夫。ゆっくり、ゆっくりでいいんですよ……?」

村人「あ……あぁ……」ガチガチ…

シェリル「す、すごいミナさん。あっという間に落ち着かせちゃった……」

ルーチュ「流石ミナさん。ですが、この方の怯えようは……」

村人「お、女の子……旅人かい……?」ガチガチ…

村人「なら、今すぐこの村を離れるんだ……君達まで、あいつらの餌食にされてしまう……」

ジーク「……あいつら?」ピクン

村人「ああ、この前急にやってきた、公国の傭兵団だよ……」

村人「酒場を奪って、馬鹿騒ぎして……女の子をどんどん連れ込んで……」

村人「居合わせた傭兵に、討伐を依頼したけど……逆に、殺されちまって……!」

シェリル「そんな……」

イアン「おのれ、賊の様な振る舞いをしおって……!」ワナワナ…

ユージーン「賊のようなっていうか、元からそういう奴もいるくらいだからな……」

ジーク「……」ピキ…

ジーク「おい。その連中の酒場はどこにある?」

村人「え?」

ジーク「殺された傭兵への依頼、俺達が引き継ごう。俺達も――傭兵団だ」

村人「や、やめておけ! だって、この子達もなんだろう!? もし――」


ゴォッ!


村人「!?」

ルーチュ「……大丈夫です。今度こそ、必ず」ギュッ…

ルーチュ「民を脅かす森国領内での狼藉、許すわけにはいきません」

シェリル「うん……!」ガコン!

フラネッタ「……」ガシン!

ユージーン「はははー、相変わらず嬢ちゃん達はやる気のようで……」

ユージーン「それじゃ仕方がない。俺は外からの増援を警戒するとしますかねぇ……」

イアン「……確かに、それも重要ではあるか。では我らは直接内部を叩く!」ジャキン!

ミナ「お、お供致します! 今の私なら、少しは杖で相手を殴れると思いますから!」

イアン「ミナは私の後ろに!」

村人「ほ、本気かあんた達……?」

ジーク「ああ。堕落した傭兵に負けるわけにはいかない」

ジーク「報酬はそうだな……」


ジーク「――連中を片づけたら、どこかで一泊させて欲しい」


村人「え? か、金は――」

ジーク「いらん。今は困っていない」

ユージーン「それ暗に俺の財布から色々出すってことかい? 容赦ねえなぁ……」ショボン…

村人「待ってくれ! 相手は『全部で11人』もいるんだ!」

ジーク「……俺一人では厳しいかもしれないな」

ジーク「だが、言っただろう? 俺達は傭兵『団』だ」

シェリル「一緒に戦ってくれる人がいれば……!」グッ!

イアン「恐れることなど、何もない! 行くぞジーク!」

ジーク「ああ!」バッ!


村人「あ……!?」


……

――

――

……


バキャア!


ルード兵達「「!?」」ビク!



ズウゥゥゥン…



ジーク「……イアン、玄関を体当たりで破壊する必要は無かったと思うぞ?」

イアン「す、すまん。てっきり鍵をかけてあるものかと……」

ジーク「出入りを拒まない自信のあらわれか、それとも隙の多い馬鹿か……」




ルード兵1「な、なんだてめぇら!?」

ルード兵2「今は取り込み中だ。話なら後にしなぁ!」


パン、パン…!


町娘「」ガクンガクン…


ルード兵3「いや、もうすぐ終わるぜぇ?」

ルード兵4「もう反応が無くなって、つまんねえよなぁ……」

ルード兵5「この燻り、あの餓鬼と親父を殺って晴らそうか、ギャハハハハハァ!」


ズン…


ルード「ほぉー、珍しい客じゃねぇか。今度は団体さんとはなぁ。それにしても……」ジロリ…



シェリル「ひ、酷い……!」ワナワナ…

ルーチュ「うっ……」クラ…

ミナ「ル、ルーチュさんしっかり!?」ガシ!

イアン「三人とも、見てはいけない!」バッ!

ジーク(迂闊、これは見せるべき光景ではなかった……)ジャキン!



ルード「へぇ、マジでやる気か。だが――新しい女、それも上物が三人とはついてるなぁ!」ジャキン!

ルード「ルード傭兵団長、このルード様の手にかかることを光栄に思いなぁ!」


ジーク「――消えろ、傭兵の面汚しが!」



――戦闘開始!!!

ジーク:レベル127
★『姫との生の誓い』★
敵の奇襲攻撃を無効化。判定を伴わない攻撃を受けた際は受けるダメージを半減させる(小数点切り捨て)
またこのスキルを持つ限り、補正差が50以上であったとしても35まで軽減し戦闘を行う
戦闘不能時は一度だけ耐久1の状態で復帰し、逃走判定に30の補正を得る
さらに姫と共に行動時は奇襲無効化時に優勢判定を得、姫への致死攻撃を肩代わりすることができる
★『感情爆発・憤怒』★
公国の敵に対して、常時+100の補正を得る
『傭兵流戦闘術』
戦闘時、常時補正+10
『戦場を熟知する者』
戦闘時、地形や天候等による影響を受けない
また奇襲成功時、与えるダメージを1増加させる

リアローズ:レベル87
★『からくり戦操・魔鉄騎士フラネッタ』
鉄国特効を無効化し、戦闘時、常時補正+10を加える
さらに優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9なら判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ
★『からくり護操・蜘蛛糸』
劣勢判定を受けた時、一度だけ判定を無効化し敵を防御状態にする
さらに次ターン、敵の戦闘及び逃走に-25の補正をかける
★★『鉄姫の制裁』★★
戦闘時、常時補正+40。攻撃状態時さらに補正+30
敵の回避とカウンターを無効化
優勢取得時、そのまま敵に対し判定表から劣勢判定を除いた連続攻撃を仕掛ける
この効果は優勢を防がれても発動するが、1ターンに一度のみ
『絡み付く鉄の糸』
優勢取得時、コンマ一桁が3、6、9なら敵を防御状態に固定し-10の補正をかける
さらに敵の★以外のスキルを全て封じる


リーチェ:レベル134
★『癒しの大妖精』
戦闘時、劣勢を一度だけ無効化
さらに負傷判定を一段階緩和させる
★『四元の加護』★
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
また炎水風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる

イアン:レベル76
★『揺るがぬ騎士団長』
自身の耐久値を1増加させ、弱体補正を無効化する
『不動鉄の鍛錬』
防御状態時、補正+10
さらに鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる

ミナ:レベル67
★『エナジーコンバート』
自軍の全防御手段が枯渇した時に発動
劣勢判定を2回まで回復するが、発動後自身は虚弱状態(軽傷と同様のペナルティー)となる
このスキルは敵の回復妨害の影響を受けない
『小さな天使』
負傷判定を一段階緩和させる


VS


傭兵団長ルード:レベル65
【スキル】
★『傭兵団長の意地』
このスキルを持つ限り、受けられる劣勢回数を3にし、
補正差が50以上であったとしても40まで軽減し戦闘を行う

『剛腕傭兵』
攻撃状態時、補正+20
優勢取得時、追加で補正を+10していく

『反攻の大盾』
劣勢判定を一度だけ無効化
さらに次ターンに敵を防御状態、自身を攻撃状態とする

ルード傭兵:レベル30×10人

【状況:拮抗】

【ジーク傭兵団】
【攻撃状態】
レベル総計127+87+134+76+67=491
戦闘補正:220

ジーク:合計補正…110
『感情爆発・憤怒』+100
『傭兵流戦闘術』+10

リアローズ:合計補正…80
『からくり戦操・魔鉄騎士フラネッタ』+10
『鉄姫の制裁』+70

リーチェ:合計補正…30
『四元の加護』+30


VS


【ルード傭兵団】
【攻撃状態】
レベル総計65+30×10=365
戦闘補正±0

ルード:合計補正…20
『剛腕傭兵』+20

リーチェ弱体妨害
『四元の加護』-20


レベル差126=補正+120
スキル補正+220

合計補正+340

『傭兵団長の意地』により補正を40まで軽減


コンマ10以上で優勢
コンマ09以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ81

――ジーク傭兵団優勢!


ジーク「――公国が相手ならば、容赦はしない!」グオッ!


ルード兵1「ひっ!?」ギャリィン!

ルード兵2「な、なんだこいつ!?」


イアン「ずおりゃああぁぁ!」ブオン!

ミナ「え、えぇーい!」ブオン!


ルード兵3「ぎゃあっ!?」ブシャァ!

ルード兵4「うがっ!?」ドサ…


ルード「て、てめえら、やってくれるじゃねえか……!」

ルード「だがなぁ……!」


――『反攻の大盾』発動――
劣勢判定を一度だけ無効化
さらに次ターンに敵を防御状態、自身を攻撃状態とする


ルード「あんまり調子に乗ってると――」


キィィィィィン!


ルーチュ「もう、迷いません!」カッ!


――『四元の加護』発動――
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
また炎水風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる


――『反攻の大盾』を貫通無効


バキャアアア!


ルード「ぐあああぁぁぁぁぁ!?」ズザザ…

ルード兵達「「だ、団長!?」」



グオン!


シェリル「――今! お願いフラネッタ!」ギュリ!

フラネッタ「……」グオン!


ルード「!?」


フラネッタの追撃
コンマ10以上で優勢

↓1コンマ二桁

コンマ74

――追撃優勢!

ルード残耐久:1



ドゴオオオォォォォ!


ルード「がはぁ……!?」メキメキ…!


シェリル「どうして、こんな酷いことをできるの……!?」ポロポロ…

シェリル「どうして……!」


ルード「が、ぁ……!」ヨロ…


イアン(あ、あの男……!)

ジーク(まだ立てるとは……腐っても傭兵団の長ということか)


ルード「餓鬼がぁ……! この俺様を、舐めるんじゃねぇ……!」ブオン!


キィィィン!


ルード「うおっ!?」ギィン!

ルード(風の刃で、俺のトマホークを弾きやがっただと……!?)


ルーチュ「シェリルさん、一度距離を!」

シェリル「は、はい!」バッ!


ルード「くそがあああぁぁぁぁぁぁ!」ドドドドド!



コンマ10以上で優勢
コンマ09以下で劣勢

↓1コンマ二桁

コンマ25


――ジーク傭兵団優勢!



ルード「餓鬼どもが、俺様を誰だと思っていやがる……!」

ルード「すぐにひん剥いて――」



イアン「――貴様こそ、誰を相手にしているのか知るべきだな」

ジーク「――お前のような傭兵の名は聞いたこともない」

ジーク「そして今後広まることも無い」ジャキン!


ルード「ば、馬鹿な……部下達は――」



ルード兵1~10「「」」グシャァ…



ルード「――ッ!?」ゾクッ…

ルード「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」ブオン!


ジーク「……」ヒラリ…



ジーク「――道を踏み外した、自分を呪え」ブオン!



ザシュッ!



ルード「ば、ばかな……」グラッ…



ルード「こ、このルード様が、餓鬼ども相手に手も足も、でねぇ、なんて……」ドシャァ…

ルード「」


ジーク「……」チャキン…


――勝利!!!

――

……


イアン「……全員片付いたか」


ヒョイッ


ユージーン「外にそれらしい奴らはーって、うっわもう片付けたのかよ……」

ジーク「ああ。団長は少しは鍛えられていたようだが、部下達はそうでもなかったからな」

ジーク「何より……驚いたが、シェリルとルーチュの動きが格段に増している」

シェリル「お、お役に、立てましたか……?」

ルーチュ「もう、あのような目には遭いたくないですし……」

ジーク「ああ。それにイアンとミナが力を貸してくれたのも大きいな」

ミナ「わ、私ほとんど何もできていませんでしたけど……」

イアン「いや、そんなことはないぞ! ひ……シェリル達みんなが頑張ったのだ!」

ジーク「ああ、今度の報酬はしっかりと受け取ることができそうだな」


――


特殊判定
↓1~3コンマ二桁

ボス戦勝利ボーナスレベルアップ(コンマ1/2)+α

1コンマ85
ジーク:127+4=131
リアローズ:87+3=90

2コンマ69
リーチェ:134+3=137
イアン:76+5=81

3コンマ19
ミナ:67+5=72

コンマ偶数:町娘死亡
コンマ奇数:町娘生存(報酬微増)

コンマ19…町娘生存(報酬微増)

――


ミナ「そ、それよりも……!」パタパタ!

町娘「」グッタリ…

ミナ「酷い……一体どれほどの仕打ちを……」

ミナ「急いで回復させないと……!」パアアァァァ!

ルーチュ「い、いけませんミナさん! 私もお手伝い致します!」パアァァァ!


町娘「……う……?」


ミナ「よかった、気がつきました……!」


イアン「……一人でも、救えた命があったか」

ジーク「もう少し早く来ていれば、とは思うが……」




ジーク「――生きていれば、いつかいいことがある筈だ。死んでしまっては、それももうできない」



ルード「」



ジーク「……片すのは後にして、まずは報告に向かおう」



……

――

――


……


村人「ありがとう、本当にありがとう……!」

村人「ほ、本当に一泊だけでいいのか? あんた達は町を救ってくれた英雄だよ!」

村人「あいつらに色々取られちまったから、今はあんまりないけど精一杯もてなすからさ!」

ジーク「……悪いが、俺達も先を急ぐ旅の途中でな。宿を貰えるだけで十分にありがたい」

ユージーン「まあまあ大将、そう言うなって。人の厚意はありがたく受け取るべきだぜ?」

ジーク「むぅ……では、少しだけ長めに滞在するとしよう」


――

※生存ボーナスで三回行動が可能となりました

【港町での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁判定。レベルは確定上昇)※イアンスキルで全体化

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)※現在遭遇可能者0

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら多数決安価

自由行動その1
↓1~3多数決コンマ

1
ユージーンにニイハオについて聞いてみる

自由行動1が決定したあたりで今日はここまで

……ジーク憤怒+リアローズEX+リーチェ四元+イアン加入+ミナ戦闘キャラ化なんてなりゃそりゃこうなります(白目)
実は自由安価でもうまいことするとさらにスキルが増えたりしちゃいます……
現状、よほどコンマが悲惨なことにならない限りはこの周辺での戦闘の負けはないです

本日もありがとうございました!

おつおつ
そういえばユージーンをイアン団長の全体鍛錬で鍛えることって可能ですか?

おつおつ
補正値もだけど防御貫通からの追撃のエグさよ
でも余裕あるならリーチェおさわりもしてみた(ry

スキルあればあるほど有利になりそうだな……
前に告知されてた物理魔法両方可能になる魔翌力譲渡の方法は?

>>285
現状では不可能です。ユージーンがもし奇跡的にメンバー入りを果たした場合、
個別イベントで多少は他の仲間とのレベル差を埋められるようにすることはあると思います

>>286
現時点ではまだ『回復』は突破できない未完状態ですが、それでも強力なのは間違いありません

>>287
高い魔力を持った存在が、魔力を譲渡したい対象の手をしばらく握って流し込む感じです
なお血縁者以外の場合は少し成功率が下がります

こんにちはー
人がいるか怪しいですが、次の自由行動まで進めておこうと思います

公国将ニイハオについて

――

【宿屋・男部屋】


ユージーン「んじゃ、時間もできたことだし――」

ジーク「今の内に、公国将の話を聞かせて貰おうか」ガシ!

ユージーン「うげ……快勝した後にまだそんな話すんのぉ?」

ジーク「奴らの練度は、以前戦った公国兵よりは上だったが、将を名乗る域ではなかった」

イアン「うむ。あのルードという男も私と然程変わらぬ技量に思えた」

イアン「急速に武力強化を行った公国の者にしては、そこまでの脅威は感じない」

ジーク「おそらくは部隊長の一人。今後もこのくらいの相手が多いかもしれないが……」

ジーク「戦いは、慣れてきた頃が一番危ない。予期せぬ強敵に遭遇し、為すすべなく狩られることもある」

イアン「あのワイバーンが、まさにそれであった。私も早く勘を取り戻さねば……」

ジーク「だからこそ、落ち着いている今の内にお前の話を聞いておこうと思った」

ユージーン「真面目だねぇお二人さん……ま、生き延びる為に敵の情報を知るってのは間違ってないけどな」ハァ…

ユージーン「っても、前も言ったがネーロちゃん以外はやばい連中しかいない」

ユージーン「そん中で今から気を付けるべき奴と言うと……」

ユージーン「……」

ユージーン「あー……」ボリボリ…

ジーク「どうしたユージーン?」

ユージーン「いや、ここから先まだ森国領なんだろ? だったら『動きそうな奴』はいるんだよ」

ユージーン「――ニイハオって男なんだが……こいつは、世が世ならとっくに処刑されてても不思議じゃない奴だ」

ジーク「……!」ピク!

イアン「そんな男を、公国は将としているのか?」

ユージーン「使えるものは例え罪人でも使う。大公様は奴の強さとその異常性癖による戦果を期待したんじゃないかね……」

イアン「異常性癖……?」


ユージーン「――妖精を殺すことにのみ性的興奮を覚える。殺す前に羽を毟り取って、それで着飾ることに固執する」

ユージーン「これだけで、まともな人間じゃないってのはわかるだろ……?」


ジーク「……ッ!」ギリッ…

イアン「な、なんとおぞましい……!」

ユージーン「……こいつの話をするなら、ルーチュちゃんにも辛いだろうが同席して貰った方がいい」

ユージーン「知らずに近づいて、前みたいな目に遭わせたくないだろう?」

ジーク「……ああ」


……

――

――

……


ルーチュ「えっと、大事なお話があるとのことでしたが?」

ジーク「……すまない。嫌な思いをするかもしれないが、ルーチュの為でもある」

ユージーン「今後出会うかもしれない公国将……ニイハオについて話そうと思ってな」

ユージーン「まずはルーチュちゃんが迂闊に近づかない為にも外見の特徴を教えておこうか」

ユージーン「こいつは、そうだな……このおっさんをさらに一回り大きくして、髪色が真っ黒になったのを想像してくれ」

イアン「だからおっさんでは……しかし、私以上の巨躯の持ち主となると相当だな」

ユージーン「んでも身体つきは俺みたいにひょろっとした感じで、俺みたいに細い糸目……」

ユージーン「やだ、よく考えたら俺とおっさん足して割ったような男だよ。なんかマジでやだわぁ……」

イアン「私も嫌だが、話がずれているぞ。とにかく縦長な身体に糸目の黒髪の男でよいのだな?」

ユージーン「髪型もおっさんと一緒ー。でも中身はおっさんとは別物でヤバい奴。見た目に騙されちゃいけないぜ?」

ルーチュ「どういうことでしょうか?」

ユージーン「…………こいつは、妖精の羽を毟って殺すことに悦ぶ男なんだよ」

ルーチュ「―――ッ!!?」ビクッ!

ジーク「……ルーチュ」

ルーチュ「い、いえ。大丈夫です。続けて、ください」

ユージーン「……そんな男だから基本的に『森国領』の任務にしか出動しないらしい」

ユージーン「一応『処刑せずに登用してくれている大公様への恩義』や『性癖を咎めない将軍との仲は良好』ってこともあるらしいから……」

ユージーン「思考の優先順位としては『大公様の命令』>『自分の性癖』だな。『帰還命令や召集があればそっちを優先』する」

ルーチュ「あの、性癖とは……?」コテン

ユージーン「……」

イアン「……」

ジーク「……趣味のようなものだ」

ルーチュ「なるほど、つまりは……」ブルッ…

ユージーン「そういうことだ。遭遇する可能性があるとすれば『妖精のいる森国領』か『公国本土』のどっちかだろうなぁ」

ユージーン「まあここを制圧していた傭兵団を見る限り『まだ将軍級がこの辺りにいる確率はかなり低い』な」

イアン「だが『完全に無いわけではない』ということだな」

ユージーン「そーいうこと」

ユージーン「んで、このニイハオの得物は『特殊な黒槍』だ」

イアン「……武器まで私と同じなのか」ムゥ…

ユージーン「そしてやっぱりおっさんみたいな真っ直ぐな槍ってわけでもないんだな、これが」

ユージーン「奴の黒槍は『妖精に対する特効』があるって話でな……」

ルーチュ「……」ゴクリ…

ユージーン「相手に妖精がいるってだけで妖しい光を放って『通常の魔法を無効化』して『回復妨害で負う傷をより深刻なものにする』」

ユージーン「そして防御手段を持たない奴なら一突きで即戦闘不能……『一発劣勢をまともに浴びるだけできつい』ってことだな」

ユージーン「まさに普通の妖精なら、何も出来ずに殺られちまうんだろうけど……」チラ…


★『癒しの大妖精』
戦闘時、劣勢を一度だけ無効化
さらに負傷判定を一段階緩和させる

★『四元の加護』★
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する
また炎水風土属性の攻撃を受けた時、劣勢判定値を1減少させる


ルーチュ「……」

ユージーン「『覚醒したかのようなルーチュちゃんの今の魔力なら、槍の魔法封印にも抵抗できる』感じもするな」

ユージーン「ただ『被ダメージ増加は防げない』だろうから、そこは要注意だ」

ジーク「俺やイアンが、危険な攻撃を肩代わりすれば問題ないな。それに『フラネッタの防御で一発は防げる』だろう」

ユージーン「ああ。あと特筆することがあるとすれば『こいつは妖精を殺すことに執着しすぎて防御が手薄どころか皆無』だ」

イアン「守りを捨てているのであれば、こちらが短期決戦で押し切ることも可能だと?」

ユージーン「そう言いたいところなんだが『その執着心から攻撃状態を崩さないし、武器と合わせてとんでもない補正がかかってる』」

ユージーン「目の前にルーチュちゃんがいるなんてわかったら『気持ち悪いくらいやる気を漲らせる』だろうなぁ……」

ジーク「……この変装で誤魔化せるか?」

ユージーン「『無理だな。他はともかくあいつは妖精の匂いに敏感』だって話だからな」

ユージーン「それと『身体を彩る妖精の羽が、ダメージを受けて傷む度に逆上して攻撃が苛烈になる』のも想像に容易いな……」

ユージーン「あー、言っててマジで引くわ。とにかく『単騎でも十分手強い守りを捨てた攻撃特化型の将軍』と思えばいい」

ルーチュ「妖精の、羽を……」プルプル…

ジーク「……」

ユージーン「あー、すげぇ疲れた……」クタァ…

イアン「……他の将も、似た連中なのか?」

ユージーン「性癖が歪んでんのはニイハオが一番だが、頭がおかしいってならまだ他にもな……」ハァ…

ジーク「しかし改めて聞くと、公国が六人も将を抱えているのは意外だな」

ジーク「俺の中では、鉄国こそが一番軍事力がある印象があったが……」

イアン「……フリーデシルト様は、武力よりも民の生活を向上させる工業に力を注がれていた」

イアン「ベリィ様も、鉄国の印象を変えようと動かれていた矢先に、あのようなことに……」

ユージーン「森国も、そんな鉄国に対して警戒心を薄め……つまりは軍事的な力が弱まっていたってところか」

ジーク「そこを、中立のように振る舞っていた公国が襲い……全てを奪い去った」

イアン「……」

ユージーン「……そうなるな」

ユージーン「ま、今は今できることをやるしかないと思うけどなー?」ヘラヘラ

ジーク「……そうだな」



――

※自由行動2/3

【港町での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁判定。レベルは確定上昇)※イアンスキルで全体化

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)※現在遭遇可能者0

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)


少ししたら安価多数決

自由行動その2
↓1~3多数決コンマ

1
ニイハオの話を聞き不安になりジークの部屋に来るリーチェを慰めつつ魔翌力譲渡チャレンジ

ゾロ目最大値でお触り……ジーク溜まってるんですかね(白目)
小ボーナスで繋げられそうな>>302とあわせて実行しようと思います
少々判定が発生するため、もう少し進めます

リーチェとの交流+???

――


……

ジーク(しかし、公国将ニイハオか……)

ジーク(ユージーンの話を聞く限り、かなりの強敵だろう)

ジーク(だがそれ以上に、妖精の羽を毟り取って着飾るなど……)

ジーク(リーチェは、大丈夫だろうか……)


コンコン…


ジーク「ん?」


ルーチュ「ジークさん、少しよろしいでしょうか……?」


ジーク「あ、ああ」

ガチャ…

ルーチュ「お邪魔します」ペコリ

ジーク「どうした、ルーチュ――っ」


ルーチュ「……」プルプル…


ジーク「……無理をするな」

ルーチュ「っ……ごめんなさい……」ギュ…

ルーチュ「さっきの話を聞いたら、またあの時の恐怖が……」プルプル…

ジーク「……」ギリッ…



……

――

しばらく余裕はありそうなので、情報収集を慌てる必要もないでしょう
団体鍛錬は取りやめて個別にした場合、対象キャラ一人がコンマ一桁分レベルアップ(ゾロ目で20)になります


――

……

ジーク「……これでいいのか?」


リーチェonジーク膝「……はい///」チョコン


リーチェ「ごめんなさい。ジークさんの傍にいると安心できて……」

ジーク「……信頼してくれるのはありがたいが、これは……」

リーチェ「?」モゾ…

ジーク「……っ」

ジーク(……その信頼を裏切るな。鎮まれ俺……!)ググ…!

リーチェ「……」ホクホク

ジーク「……」

リーチェ「……ニイハオ将軍は、手強いのでしょうか?」

ジーク「……どんな相手だろうと、俺は退かん」

ジーク「敵が妖精を殺す槍を持つのだとしても、今度こそ……守ってみせる」

リーチェ「……っ」

リーチェ「……」

リーチェ「ジークさん」

ジーク「なんだ?」

リーチェ「……しばらく、手を握って頂けますか?」

ジーク「……それくらいならば」


ギュッ…


ジーク(……柔らかく、小さな手だ……)

リーチェ(お母様やお姉様、それにお父様とも違う大きな手……)

リーチェ(上手くいくかはわからないけれど……)


キイィィィン…


リーチェ(――もし、私が死んでも。それでもジークさんに遺せるものがあれば……)



――

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

魔力譲渡判定

1ジーク魔力

50>24

※基準値を下回った為、元々のジークに魔力は無し

※リーチェ側の強化はありません


2リーチェ魔力

60>50

※基準値を下回った為、魔力譲渡(基本属性)成功

※ジークにスキル追加決定

――


リーチェ「……ジークさん」ギュゥ…

ジーク「リーチェ……?」


コォォォォォ…


ジーク「こ、これは……?」フオォォォ…

ジーク(リーチェの、魔力……?)


リーチェ(良かった、この感じ上手くいったかな……)

リーチェ(……)

リーチェ(も、もう少し……!)ギュウゥゥ!




追加特殊判定
↓1コンマ二桁

げっ……(白目吐血)

リーチェ追加魔力譲渡(光)


94>85

※基準値を上回った為、追加譲渡成功

※ジークの必殺スキルがランクアップ

※次回鍛錬時、確定取得

――

判定を取った辺りでいったんここまで

本当に不味い安価などは私の方で弾きますので、安価やコンマでの揉め事は避けて頂けると助かります
リーチェは強化なりませんでしたが、譲渡二段成功によるジークスキルは非常に強力です
ますます余裕な状態にはなっているので、あまり焦らなくても大丈夫です

そして先に↓1コンマ二桁も

こんばんはー
これは結構大変なコンマになってしまいましたので、また多数決安価です(白目)

リーチェ追加魔力譲渡(光)


94>85

※基準値を上回った為、追加譲渡成功

※ジークの必殺スキルがランクアップ

※次回鍛錬時、確定取得

――

パアァァ……!


リーチェ「ふぅ……」クテ…

ジーク「リーチェ、これは……」

ジーク(身体の中に、感じた事の無い力を感じる……)

ジーク(この力……)グッ…!

リーチェ「ジークさんに、私の魔力をお渡ししました」

リーチェ「違和感とかは、ないでしょうか?」

ジーク「ああ。むしろ力が湧いてくる感じだが……」

リーチェ「よかった……」ホッ…

リーチェ「これで、もし私が倒れてもジークさんのお役に――」


ギュ…


リーチェ「あ……///」ドキッ

ジーク「……そんなことはさせない」

ジーク「ニイハオだろうが誰だろうが、もう公国兵を近づけさせん」

リーチェ「……ありがとうございます。でも、私も……」

ジーク「……ああ。頼りにしている」

リーチェ「はい、頑張りますね……!」


ジーク(妖精を、同族を殺され続け……リーチェはどんな気持ちなのだろう……)

ジーク(ニイハオは危険な男だ。リーチェには特に近づけるわけにはいかない)

ジーク(だが、妖精たちの仇を、リーチェに取らせるべきなのか……?)

ジーク(流石に、聞くことはできないな……)

リーチェ「……」ブル…

ジーク「……!」

リーチェ「でも、やっぱり少し怖いかも……」

リーチェ「妖精の羽を集める性癖、趣味……」

リーチェ「凄く、怖くて、痛いんです……」ゾクッ…

ジーク「リーチェ……」

リーチェ「……昨日の人達も、怖くて……」

リーチェ「覚悟は決めていた筈なのに、私は戦争というものを理解できていなかった……」

ジーク「……平和に暮らしていた一国の姫ならば、当然のことだ」

ジーク「俺は、傭兵だ。物心ついた時から戦場にいたが……」

ジーク「それでも、こんな事態は考えたこともなかった」

ジーク「姫が前線に出なければならない事態も、飛竜が飛び交う事態も、何もかもが異常だ」

リーチェ「……でも、ジークさんもリアローズさんも、皆さんが前を向かれています」

リーチェ「私も、しっかりしないと……!」

ジーク「……その心構えは立派だが、気の張りすぎもよくない」

ジーク「せめて寝床や食事中くらいは、楽にしていいんだぞ?」

リーチェ「ジークさん……」




リーチェ「――では、また以前のように触れていただけますか?」

リーチェ「ジークさんに触れられていると、辛いことも怖いことも……忘れられるから……」




ジーク「……っ」

リーチェ「駄目、でしょうか……?」ジッ…

ジーク(……落ち着け。リーチェはそういった知識が遅れているのは間違いないんだ)

ジーク(ただ、落ち着きたい。それだけが目的だ)

ジーク「……わかった」

リーチェ「!!」パアァァァ!


……

――

――

……


サスサス…


リーチェ「ん……///」ブル…

ジーク「大丈夫か……?」

リーチェ「はい……っ」


サスサス…


リーチェ「はぁ……ぁ……///」

ジーク(本当に、小さい身体だな……)

ジーク(妖精としては巨躯らしいが、それでも……)サワ…

ジーク(羽が無ければ、こうして後ろから覆えてしまう……)


サスサス…


リーチェ「ふわ……ぁ……?」

リーチェ(お腹……気持ちいい……?)モジ…

リーチェ(違う、これ……もっと、下の方……?)モジモジ…


サスサス…


リーチェ(ジークさん、全然触れてくれない……)

リーチェ(なんでしょう、このむずむずとした感覚は……?)



ジワ…



リーチェ(――もっと、こっちも触って欲しい……///)



リーチェ「あ、あの、ジークさん……」



リーチェ「――し、下の方も、触ってください……///」


ジーク「」



――

リーチェお触り判定

01~50:「いくらなんでもそれは……」
51~80:「……服越しに軽くな」
81~95:「……依頼されたなら、仕方がない」(下着越し)
96~00:???

コンマ96

96~00:???

――


ジーク「リ、リーチェ……」ゴクリ…

リーチェ「お願い、します……」


――澄んだ碧色の瞳が、俺を見上げてくる

――リアローズとはまた違う、綺麗な色だと思う

――穢れを知らない、無垢な妖精姫……

――こんな世になっていなければ、誰もが彼女を可愛がったのだろう


――こんな世になっていなければ、俺の膝の上に乗ることも絶対に無かったのだろう


――俺に向けられる、曇りの無い信頼

――たかが一傭兵の俺に向けるには、強く見えるそれ

――無知で、無防備で、優しく、気丈で……

――辛く苦しい顔よりも、笑っている方が似合う姫

――俺の中で、また知らない感情が渦巻いている気がする

――これは……




ジーク「リー、チェ……」ゴクリ…

リーチェ「……///」ドキドキ…


※重要安価※


※まさかのジーク理性敗北。どの程度のお触りにしますか?(本番NG)

※姫と傭兵という立場、リーチェの信頼やガーネルの件など諸々を考慮してください

※自由安価の行動次第では、ジークやリーチェのスキルが解放されるかもしれません


1:理性再稼働。少しだけ触っておしまいにする(81~95程度で踏み止まる)

2:あまりに無防備すぎるので性教育+あまり人に肌に触れさせないよう忠告

3:折角なので上も下着越しに触る

4:下着の中まで手を入れ、初めての絶頂を経験させる

5:その他自由安価(台詞などを含めてもオーケー)


15分後辺りに多数決安価

それでは……

↓1~7多数決コンマ

割れましたね……
折衷案も出ていますが票数とコンマから2番ですね
まずは反応を見るという案もあるのでその形式で行きましょう

2:あまりに無防備すぎるので性教育+あまり人に肌に触れさせないよう忠告

――


ジーク「……っ」ブンブン

ジーク(俺は何を考えている。何も知らないリーチェに手を出すなど、あいつらと何も変わらん!)

ジーク「……リーチェ。少しばかり、大事な話がある」

ジーク「まずは一度俺の膝から降りて、椅子の方に座ってくれるか?」

リーチェ「えっ……? わ、わかりました……」シュン…

ジーク「……」



ジーク(――森国の姫に性教育を勝手に行うなど、俺はカタリナに消されるのではないか?)ダラダラ…

ジーク(しかし、あのままでは俺も抑えが……)ムラァ…



リーチェ「す、座りました」チョコン


ジーク「あ、ああ。ちょっと待っていてくれ」

ジーク(だがここまで来たら、もう引き下がれん……)



バサァ!



リーチェ(壁に紙を張り付けて……何が始まるのでしょう?)

ジーク「……今から少し、大切なことを教えようと思う」

ジーク「もし、知っているのなら、俺が愚かだったというだけのことだ。気にする必要は無い」

リーチェ「?」

ジーク「まずはだな……」カリカリ…

ジーク(……絵も描かないと伝わらないのだろうな)カリカリ…



『男と女の違い』バーン!



ジーク「ここから始めたいと思うんだが……」

リーチェ「あ、それは知っていますよ!」エヘン!

ジーク「そ、そうか。それならいい」

ジーク(流石にこれは理解しているか。ならば次も大丈夫か……?)カリカリ…



『子供の作り方』ババーン!



リーチェ「はい! お父様とお母様が誓いの口付けをするのです!」エヘン!



ジーク「」

ジーク(かなり初期段階で躓いただと……!?)


……

――

――

……


ジーク「……男と女の身体は違う」

リーチェ「はい!」

ジーク「……だが、どう違うか具体的にはわかるか?」

リーチェ「……」ウーン…

ジーク「……花ならばわかるか?」

ジーク「おしべとめしべがだな……」



……



ジーク「――して、女の身体は男を受け入れる準備をする」

リーチェ「~~~!?///」パタパタ!

ジーク「そして受粉と同じように――」



……


ジーク「――こうして、男女の間に子供が産まれる」

ジーク「基本は結婚し、夫婦となったものが子を授かるものだ」

ジーク「リーチェは姫の身分であるわけだし――」

リーチェ「……」ゴクリ…



……


ジーク「――だから、本来であれば俺に触れさせることは不味い」

ジーク「勿論、俺以外の相手でもだ」

ジーク「本当に心を許した、相応しい相手以外に触れさせてはいけない」

ジーク「……わかってくれたか?」


リーチェ「…………」


特殊判定
↓1~2コンマ二桁

あ……(白目吐血)

いつも血を吐くわけではありませんよ?(白目)

性教育実習。どうなった?

1リーチェの欲求(好感度107→補正+7)

コンマ98+7


= 1 0 0 (ジークさんなら……いえ、ジークさんがいいです……///)

※明確にジークへの想いを自覚しました

※さらに……

2リーチェ夜レベル上昇(コンマ1/4)

コンマ58

19+15

=34(お勉強はしたけど、知識よりも想いが先立っちゃう)

――


リーチェ「……よく、わかりました」

リーチェ「私、何も知らなくてお恥ずかしい限りです……///」

ジーク「そうか……」ホッ…

リーチェ「お母様は、あえて私には教えてくださらなかったのですね」



リーチェ「――でも、まだわからないことがあります」

ジーク「!?」



リーチェ「今のジークさんのお話で……この前の人達や、この町を占拠していた人達の行動もわかりました」


リーチェ「――あの人達は……私に赤ちゃんを産んで欲しかったのですか?」


リーチェ「でも、それは変です。初めてあったばかりで、夫婦でもないのに……」


ジーク「それ、は……」


リーチェ「――何故ですか?」ジッ…


ジーク「……っ」

ジーク「…………性行為は、子供を作る為だけじゃない」

ジーク「快楽を得る為、己の性的欲求を満たす為に子供ではなく過程の行為を目的とする者も多いんだ」

ジーク「……浅ましい欲求だ。そこに、愛などありはしない。忌み嫌う者も多い」

ジーク「公国兵の奴らは、身体を目当てに女性を襲う者も多い……」

ジーク「辛い記憶だろうが、連中はリーチェの身体を狙って―」

リーチェ「私の身体を……///」

ジーク「ああ。だから、触れさせてはいけない。奴らの欲望は果てしないだろう」

リーチェ「……わかり、ます。触られた時、すごく怖かったから……」ブル…





リーチェ「――でも、ジークさんの時は、全然そんなことはありませんでした」

リーチェ「――むしろ、もっともっとって……身体の内側が、熱くなるんです……」ジッ…

リーチェ「――これは……これは、私の身体が受け入れているということなのではありませんか……?」




ジーク「――リーチェ。それ以上はいけない」フルフル…

リーチェ「……っ」ズキ…

ジーク「安易に身体に触れさせてはいけない。わかったか?」

リーチェ「でも……」

ジーク「……リーチェは一国の『姫』だ」

ジーク「俺の落ち度で、深い傷を負わせてしまった……その恐怖を、少しでも拭えればと思った」

ジーク「だがリーチェは、強い。俺が触れずとも、自力であらゆる困難を乗り越えられるだろう」

リーチェ「いいえ……」フルフル…

ジーク「本来、俺の様なただの傭兵が触れてはいけないんだ」

ジーク「……任務の為とはいえ、少し距離を近づけ過ぎた」

ジーク「イアンを見習い、俺も自分の立ち位置というものを見直そうと思う」スッ…

リーチェ「あ……」

タッ…!


リーチェ「………っ!」ギュゥ…!

ジーク「リーチェ……!?」ドキッ…

リーチェ「嫌……知識を得た今なら、わかります……!」

ジーク「やめるんだリーチェ! 正面から抱きつくなど――」

リーチェ「私、ジークさんの傍にいると安心できるんです……!」ポロ…

リーチェ「ジークさんに触れられていると、嫌じゃない……嬉しいんです……!」ポロポロ…



リーチェ「――この感情を……あなたが『好き』だという感情は、持ってはいけない想いなのですか……!?」ポロポロ…



ジーク「……少なくとも、俺に対してはもってはいけない」

ジーク「俺は、両親の顔も知らない。出自もわからぬ血に塗れた傭兵だ」

ジーク「一国の姫がそんな男に、気安く身体に触れさせるべきではない……」

ジーク「もっと自分を大切にしろ。然るべき相手に――」



リーチェ「――大切なことだというのなら、なおのことジークさんがいいです!」



ジーク「っ!?」ドキッ!

リーチェ「戦争の中で、私はいつか命を落とすかもしれません」

リーチェ「また、あのような人達に狙われないとも限りません」

リーチェ「怖いです、でも……ジークさんなら……」ポロ…

リーチェ「無知な私を騙し、如何様にもできたのに……私を案じてくれたジークさんなら……」ポロポロ…

ジーク「……『姫』! 気持ちはありがたいが――」




リーチェ「――私は正しくは『お母様とは血が繋がっていない』、『正式な姫ではない』のですよ?」




ジーク「なっ……!?」


リーチェ「――『元々は、ただの妖精の一人』なのです……」


リーチェ「――それでも、駄目なのですか……?」ウルウル…


ジーク「リーチェ……」

リーチェが爆発してしまった辺りで、今日はここまで……
一気に突き抜け+自覚してしまった為、少し堕ちちゃった系の感じもしますが正すこともできます
これは明日もう一度多数決取る必要あるかなぁ……連続で射抜かれ続けるのはちょっと想定外

真に大変なのはリアローズも着火した時でしょうか?
色々考えつつ、とりあえず先に特殊判定↓1コンマ二桁も

本日もありがとうございました!

リアローズも早く自覚して欲しいとは思いつつ、色々と用意されているであろう過去関連のイベントを考えると恋に発展するまでの過程は丁寧に描写して貰いたいとも思ってしまう

転移の護符って鉄国奪還に関して言えば攻めの一手にも使えるとの事だけど、戦力に余裕がある今のうちにさっさと奪い返して万全の状態でジラワークを迎え撃つのもアリ?

鉄国が今どうなってるか調べたいところ
放棄して無法地帯になってるらしいけど反乱が伝わったから防衛も増えてるだろうし

そういやお触りでふと気になったけど姫達の下着事情どうなってんだろ?
リーチェというか妖精は個人的に葉っぱや際どい紐の固定イメージついちゃってるけど

リーチェに関しては履いてなかったまでありそう……

こんばんはー

>>385
そこまで大量には無いです(白目)
なおペンダントの見せ合いはトリガーの一つでもあります

>>388
既にご指摘している方もいらっしゃいますが、あまりにも無対策で乗り込むと袋叩き確定です

>>390
町のイベントを今回のリーチェ+もう一個行った後、公国判定に入ります
その数値次第で防衛の程度も変わります

>>391
以前は私がキャライメージで勝手に決めていましたが、一部からはなんでーという
声もあったので、今回は適当な時に安価で決めた方がいいですかね?

>>392
流石になにかしらは穿いています

それではどうなるかわかりませんがリーチェ爆発の続きから
開幕多数決で本当に申し訳ないです

――

リーチェの踏み止まり

53>15

※基準値を上回った為、堪えます

――


ジーク「……」

ジーク(このまま、俺が拒まなければ……)

ジーク(俺は、本来であれば絶対に手を出せない姫の身体を好きにできる)

ジーク(娼婦達とは違う。リーチェは俺を、見てくれている……)

ジーク(そして、信じて……)

ジーク「……」ソッ…

リーチェ「……っ」

ジーク「リーチェは、知識を得たばかりで処理が追いついていない」

ジーク「だから、一度冷静になってくれ」

リーチェ「……っ……ごめん、なさい……」スッ…

リーチェ「森国の姫にあるまじき、発言でした……」

リーチェ「少し、頭を冷やして来ますね」


タタタ…


ジーク(……これでいい……これでいい、筈だ……)



……



リーチェ(私は、なんて愚かなのでしょう……)

リーチェ(ジークさんの仰る通り、冷静にならないと……)

リーチェ(私は森国の姫で、私の行動はお母様達や森国への評価にも直結する)

リーチェ(それに、ジークさんだって……小さい、妖精の私なんかより……)

リーチェ「……ぅっ……」ポロ…

リーチェ(この感覚は、なんなのでしょう……?)

リーチェ(辛い、悲しい……それだけではない、この身体の奥底が震えるような……)


ジワ…


リーチェ「――ジークさん……」



……

――

――



※重要安価※


※続けてで申し訳ありません

※リーチェが明確に想いを自覚しつつ、抑え込みました

※事が事なので行動回数無消費で、次の行動のいずれかを行います


1:身体の疼きを抑えるだけなら……(本番は厳禁。ジーク→リーチェのみの緩やかな夜の秘密の関係に)

2:ジーク、リーチェ以外に相談(対象複数可能)

3:リーチェ、ジーク以外に相談(対象複数可能)

4:リーチェの想いを受け入れる(公には明かせません)

5:その他自由安価(台詞などを含めてもオーケー)


15分後辺りに多数決安価

それでは……

↓1~7多数決コンマ

票数的には同じですが、ゾロ目を含む3、リアローズへの相談となりました
これはこれで追加判定が必要そうですがどうなるか……少々お待ちください

――【恋の自覚と姫対談】――

……

リーチェ「うぅ……」モジ…

リーチェ(駄目です、少し落ち着けたけど……)

リーチェ(結局ジークさんにお腹の下は触っていただけなかったせいか、むずむずするし……)モジモジ…

リーチェ(明日になれば全て忘れてなかったことに、などということは出来る筈もなく)

リーチェ(もやもやとした気持ちが残ったままでは、今後にも支障をきたすかも……)

リーチェ(ああ、はしたないですけれど思いっきり羽を広げて高速飛行する他の妖精の気持ち、少しわかる気がします)

リーチェ(でも町でそんなことはできませんし、もしまた羽を千切られでもしたら……)ブルブル…

リーチェ「……お姉様……」ポツリ…

リーチェ「はっ……!?」ブンブン!

リーチェ(いけません! お姉様は今、森国で必死に対抗策を模索しているのです!)

リーチェ(私も、ちゃんと前を見て……)

リーチェ(リアローズさんみたいに、姫に相応しい立ち振る舞いをしないと……!)グッ!

リーチェ(……)

リーチェ(そういえば、リアローズさんもジークさんに命を救われて……)

リーチェ(リアローズさんも、この苦しみを経験されているのでしょうか……?)

リーチェ(もしそうなら、振り払う方法もご存じかもしれない)



リーチェ(――この、身体の疼きの治め方も……///)モジ…



……

――

――

コンコン…


リアローズ「は、はい!?」ドキッ!

リーチェ「私です。リアローズさん、少しよろしいでしょうか?」

リアローズ「あ、よかった……」


ガチャ…


リアローズ「ごめんなさい、ちょっとフラネッタのお手入れで道具を広げちゃって……」

リーチェ「いえ、大丈夫ですよ。お邪魔して申し訳ありません」

リアローズ「そ、そんなこと……!」ワタワタ

リーチェ「……」キョロキョロ…

リーチェ「ミナさんはどちらに?」

リアローズ「ミナさんは、イアンと一緒にお散歩に……」

リアローズ「よく食べて、よく運動する。イアンったら、ずっとミナさんの心配ばかりで……」フフッ

リーチェ「『あの』ミナさんの状態を一度でも見てしまえば、イアンさんの気持ちがよくわかります」

リーチェ「……好都合、かもしれません」ポツリ…

リアローズ「え?」

リーチェ「……実は、リアローズさんに折り入ってご相談したいことが」

リアローズ「えっ!? わ、私に……!?」

リーチェ「はい。リアローズさんなら、わかっていただけるかもと思いまして……」




リーチェ「――ジークさんと一緒にいると安心できて、触られるともっと欲しくなって、身体が熱くなって……」

リーチェ「――これは、私がジークさんに恋をしているということで合っているのでしょうか?」



リアローズ「」ポト…


フラネッタ「」ガシャーン


リアローズ「はわ、はわわわわわ……!?///」パタパタ!

リーチェ「だ、大丈夫ですか!?」

リアローズ「だ、大丈夫……!」パタパタ!

リアローズ「ご、ごめんねフラネッタ。後でちゃんと元に戻すから……」ゴト…

リアローズ「……」スー…ハー…

リアローズ「も、もう一度聞いても……?」オソルオソル…

リーチェ「な、なんだか恥ずかしいです……///」

リーチェ「その、私も知識を得たばかりですので……」モジ…

リーチェ「上手く、説明できないもどかしさがあるのですが……」モジ…

リーチェ「ジークさんのことを考えると身体が熱くなって、これはつまり……」




リーチェ「――私の身体がジークさんを受け入れる準備を整えたということなのでは?」」




リアローズ「んぅっ!?///」

リーチェ「思えば、初めてジークさんにお会いした時から……」

リーチェ「炎の熱気とは違う、内からこみ上げてくる熱で身体が熱かった気がします///」ポッ…

リーチェ「もしかすると、私はもうあの時から……///」


リアローズ「……!?」パタパタ!


リーチェ「私はまだ、この気持ちの整理がつかないのです……」

リーチェ「そこで、私と同じくジークさんに救われたリアローズさんなら……」

リーチェ「何か、解決方法をご存じではないかと思ったのです」


リアローズ「はわ……はわぁ……!?」パクパク…





リーチェ「――あと、お腹の下がむずむずするので、それの治し方も///」モジモジ





リアローズ「」


リアローズ「」



――

特殊判定
↓1~3コンマ二桁

なん……だと……!?(白目射出)

1リアローズ、逃走の記憶と想い

58>50

※基準値を超えた為……?


2リアローズのリーチェへの嫉妬心

コンマ11

1 1

ゾロ目:大切な理解者

※コンマ11、ゾロ目最低値の為、微塵の嫉妬も無くリーチェを受け入れます(白目)

※さらに……

3教えて、リアローズ先生!

80>75

※基準値を超えてしまった為、夜レベル不足でももっと不足している子に講義決定!

――


リアローズ「……はっ!?」

リアローズ「ご、ごめんなさい。あまりの衝撃にちょっと意識が……」

リーチェ「す、すみません。ご迷惑ですよね、突然こんな……」


リアローズ「……そんなこと、ないです」フルフル…


リアローズ「リーチェさんの言う通り、私はジークさんにこの命を救われた……」

リアローズ「今回だけじゃない。その前も……」

リアローズ「だから、わかるの……リーチェさんの気持ち」






リアローズ「――私も、ジークさんのこと……大好きだから……///」






リーチェ「……っ!」

リアローズ「同じなの……私も、ジークさんの傍だと安心できる……」

リアローズ「は、恥ずかしいから、ジークさんに直接は言えないんだけど……!」

リアローズ「も、もっと……撫でたり、してくれたらなって……思っちゃうの……///」

リーチェ「リアローズさん……」

リアローズ「でも、私は駄目な子なの……」

リーチェ「えっ?」

リアローズ「……私は、鉄国の姫」

リアローズ「知らない人と話すのは苦手だし、顔を見られるのは今も恥ずかしい……」

リアローズ「お父さんやお母さんと違って、社交性に欠けているって自覚もある……」

リアローズ「それでも、沢山の人が私を受け入れてくれていた」

リアローズ「町の人は私なんかにも手を振ってくれた。上手く返事ができなくても、挨拶を欠かさずしてくれた……」

リアローズ「私が作ったお料理を、美味しそうに食べてくれた。壊れたお人形を直したら、子供達は笑顔になってくれた……」

リアローズ「みんな温かくて、頑張って色々な新しい物を作って、大変なこともあるけど……」

リアローズ「それでも、私は鉄国が……鉄国に住む人達が大好きだったの……」

リーチェ「……」グッ…

リアローズ「――それが、あの日突然奪われた」

リアローズ「何が起きたかもわからないで、私も大怪我を負って……イアン達に逃がして貰って……」

リアローズ「その騎士団も、イアン以外みんな殺されちゃった……」

リアローズ「あの時、たまたまジークさんが傍にいてくれなければ……私はあそこで死んでいた……」

リアローズ「でも、生き延びたから……私は戦わなければならないの」

リアローズ「鉄国の姫として、鉄国を取り戻して……民や兵達を安心させなければならない」

リアローズ「私は、鉄国の姫だから」

リーチェ「……っ」ズキ…

リーチェ(一時の感情に流されてしまった私とは違う、姫としての信念と責務……)

リーチェ(私とリアローズさんは、似て非なるもの……)



リアローズ「――それなのに」



リーチェ「……!?」

リアローズ「沢山の騎士が、私のせいで命を落としたのに……」

リアローズ「私は、意識を取り戻したら目の前にジークさんがいたことに『喜び』を感じていた……」

リアローズ「あの人に、また会えたって……」

リアローズ「すぐにジークさんが酷い怪我を負ってまで、私を庇ってくれたんだってわかって……泣いちゃったけど」

リアローズ「それでも、喜んでいたの。嬉しかったの。鉄国が、滅ぼされたばかりだったのに……」

リアローズ「そして……ジークさんに抱き抱えられながら逃げている最中……」







リアローズ「――私は、鉄国の姫であることを忘れて『生きたかった』」

リアローズ「――『姫』でもなんでもないただのリアローズとして……」

リアローズ「――この人なら、私をどこかへ連れ去ってくれるかも、だなんて……そんな考えを、ちょっとでもしちゃったの」





リーチェ「……!!!」

リアローズ「……イアン達はそんな時も頑張っていて、ジークさんは必死に私を逃がそうと馬を走らせていたのに……」

リアローズ「駄目な、姫でしょう……?」ポロ…

リーチェ「……いえ」ポロ…

リーチェ「私も……ジークさんを前に、思わず……『姫』の立場を忘れてしまいました……っ!」ギュッ…

リアローズ「そっか……やっぱり、リーチェさんも私と同じだったんだ……」グスッ…

リアローズ「えへ……なんだか、嬉しいな……」ダキッ…

リーチェ「私も……っ」

リアローズ「……きっと、ジークさんに話せば怒られちゃいます」

リーチェ「ええ……きっと……」

リアローズ「もう少し、このままで……」ギュッ…

リーチェ「はい……」ギュッ…


……

――

イベント途中ですが今日はここまで
リアローズのコンマが奇跡のような凪っぷりなので、合わせてリーチェも落ち着きを取り戻せます
なお今回の判定はあくまで嫉妬心でしたので、ハーレムに行けるかどうかは別問題です(ジークが信頼重視+国家間問題もありますし)
ただ確実なのは、リアローズとリーチェの親密度もこれで確固たるものに
=不仲による単独行動などは一切起こらず、フラネッタの強化イベを起こせればフルパワーを突き抜ける
ということですね……

なおこんな話をしていますが、三番目の判定も突破してしまった為、リーチェに対する自慰講義も控えています(白目)

本日もありがとうございました!

初期好感度が高すぎた影響もありますが、これでも制限は設けているつもりです……
姫と一線越える→もっと描写してから
姫と一線越えない→R版なんだから早くしろ
どう転んでもどちらからは批判されることは確実ですので……
こちらとしても阻止をする気はありませんが、展開の関係もあるため忠告文は入れています
多数決で一線越えが選ばれていたなら、そのまま進んでいます

事前にお伝えしていますが、このスレに巻き戻しはありません
私としても『極力死なないようにヒントや情報は流すようにしている』つもりです
ですが一部の方はより過酷な状況を望み、一時は難易度の上昇を考える程に悩みました
そしてそれにより対立が起きるのも私としては不本意である為、展開に影響を及ぼすものは多数決を取らせて頂きます
参加してくださる方々によってスレが成り立っている以上『より多数の意見を優先する』措置は取らざるをえません

正直に申しますとスレの趣旨から姫との交流は増やしたい反面、戦況が滅茶苦茶であり、
龍判定でほぼ全出動=ジークやフリーデシルトの事故死率が上がっています
将軍級も軒並み鬼畜系が多く、これから先は姫の精神衛生上よろしくないものを見ることも増えてくるのはほぼ確実
スキル獲得により現状は余裕があるため、個人的には(爆発しすぎとは思いますが)二姫の感情自覚は好機とも捉えました

しかし悪ノリ、多数決で阻止させるという受け取り方をされた方もいたのは辛いところです
リアローズ共々リーチェもこの後落ち着く予定でしたが……
確かに交流の度に解禁されているからと一線越え系を乱打されその度にどの程度のものかを多数決とってはきりが無いでしょう
かといって姫との交流を封印すれば延々と情報収集と鍛錬、一応Rスレでそれはどうなのとも思います……
なお、鍛錬でガチガチに強くなっても結局コンマ次第で事故は起こります

少し考えたいので、今日の更新はお休みさせていただきます……
申し訳ありません

皆さま、色々なご意見やご指摘ありがとうございます

R板でありながらエロが全然ないというご指摘は全く持ってその通りですが、
私個人の癖としまして、どんなイベントも『ある程度の過程を踏みたい』『大事なところはしっかり描写したい』というものがあります
それでもコンマが荒ぶり、多数決でも一気に関係を進めたいという方がいればそちらを優先させるつもりでありました
ですが結果として不快な思いをされてしまった方もおり、改めて考えた結果


『少なくとも鉄国奪還までは姫との本番NG。ストーリー進行度で徐々に深い交流の解禁』


というスタイルに変更したいと思います。現時点の安価争奪で揉めてしまう問題もありますが、完全なる私の我儘です
Rスレでふざけるなよというご指摘は甘んじて受け入れますが、いつか致すということを考えると表の方で書くことはできないのです
さらにいえば展開次第では鉄国を奪還してもすぐには行動に移せない可能性もあります

なお無理な安価は私自身はっきり無理とか厳しいと口にしてしまいます
この場合は再安価、次点高コンマ安価などの採用となります
コンマ判定につきましては、超特殊状況に追い込まれない限り原則一切変更致しません
これがありますので、姫との交流コンマ任せは流石に避けさせて頂きたいと思います……
成功の度合いを小~大でコンマ判定とかならばするかも?


こんな私とスレですが、それでもまだお付き合い頂けるという方は、どうかよろしくお願いいたします

そろそろ本編を再開しようと思います

――


……


リアローズ「ごめんなさい、落ち着きました……」スッ…

リーチェ「いえ、私も……」スッ…

リアローズ「……ジ、ジークさんには内緒でお願いできますか?」

リーチェ「ど、どうしてですか? だって、リアローズさんも……」

リアローズ「は、恥ずかしいし……///」

リアローズ「それにリーチェさんも……」

リーチェ「い、いえ私は……」アセアセ

リアローズ「……」

リーチェ「……」

リアローズ「……ジークさんは大好き」

リーチェ「……はい」

リアローズ「でもきっと、私もリーチェさんも同じことを考えていると思うんです……」

リーチェ「……」コクリ




リアローズ&リーチェ「「ジークさんに――生きて欲しい――」」




リアローズ「その為にも、ジークさんに無茶なことをしないで貰う為にも……」

リーチェ「もっと、私自身がしっかりしないと……」

リアローズ「ジークさんを守れるくらい……は、おこがましいかな……」エヘヘ…

リーチェ「いえ、それくらいの気持ちでいないと、また揺らいでしまうかもしれません」

リアローズ「……今は、姫の責務を果たさないと」

リーチェ「ええ……」




リアローズ(……でも、もし……鉄国を取り戻せたら、その時は……)

リーチェ(ジークさん、私はあなたの傍にいられるだけでも……)

リアローズ「……リーチェさん」

リーチェ「なんでしょうか?」

リアローズ「もう一つ、駄目な私の話を聞いて貰っても……?」

リーチェ「いえ駄目などではありませんし、私でよければ喜んで」

リアローズ「あ、ありがとう……」

リアローズ「私、外を歩いたり人が多いところでは……」クシクシ…

シェリル「こ、この傭兵シェリルの格好だけど……!」


チャリ…


リーチェ(ん? 今、リアローズさんの首に何か……?)

シェリル「この格好だと、恥ずかしいけど……本当にリアローズとは違う自分になった気もして……」

シェリル「シェリルなら、ジークさんも演技だけど距離を詰めて話してくれて……」



シェリル「――よ、傭兵シェリルとして頑張ったら、自然な流れでそのまま頭を撫でて貰えたりとか……///」



シェリル「そういうことを、期待しちゃうことがあるんです。駄目ですよね……」モドシモドシ…

リーチェ「そ、そんなことは!」クシクシ…

ルーチュ「私も、傭兵ルーチュとして頑張ればって、同じことを……///」

リアローズ「よ、よかったぁ。そこも同じなんだ……///」

ルーチュ「ほ、褒めて頂くくらいなら、姫の立場でも大丈夫ですよね……?///」モドシモドシ…

リーチェ(よく頑張ったなって、頭を撫でて貰うだけでもきっと……)

リーチェ「……」

リーチェ「…………///」モジ…

リアローズ「リ、リーチェさん……?」

リーチェ「ご、ごめんなさいリアローズさん。今度は私の懺悔を聞いていただけますか……?」

リアローズ「は、はい」コクコク

リーチェ「……ジークさんに触れられたい。でもジークさんは私に姫の立場を忘れないで欲しい」

リーチェ「その……頭はともかくとして……///」モジモジ…

リアローズ「?」




リーチェ「――この、身体の奥底が疼くような感じを、ジークさんに触れられる以外で治す方法はあるのでしょうか?///」




リアローズ「はわぁっ!?」ガターン!

リーチェ「リ、リアローズさん!?」ワタワタ

リアローズ(か、身体が疼くって……そ、そういうこと、だよね……?)ドキドキ…

リアローズ(どうしよう、私も知ったのは割と最近だし……)ドキドキ…

リアローズ「だ、大丈夫です。う、疼くってどんな風に……ですか?」

リーチェ「こんな感覚、今まで経験したことがないのです。ジークさんと出会ってからで……」

リーチェ「こう、服越しではなく、直接肌に触れて欲しいといいますか……///」

リーチェ「お恥ずかしいことに、私はこういう知識に疎かったようで……」

リーチェ「――私よりも大きく立派で、姫としての自覚も持たれているリアローズさんなら、何かご存じではないかと……!」

リアローズ「」

リアローズ(わ、私はそんな立派な姫じゃないよ……)

リアローズ(……でも、多分リーチェさんよりは存じてしまっている気がします……)ガクーン…

リアローズ(どうしようどうしよう、でも疼いたままだと辛いだろうし……)

リアローズ「……」ゴクリ…

リアローズ「だ、誰にも言ってはいけませんよ……?」

リーチェ「?」

リアローズ「ジークさんは勿論、他の誰にもです……!」ズイ!

リーチェ「は、はい!?」




リアローズ「――そ、そういう気分になったら、自慰をしましょう……///」カアァァァ…!

リーチェ「自慰、ですか……?」キョトン



……

――

――


……



リアローズ「は、恥ずかしいから見ないでくださいね……///」

リアローズ「普段も、誰からも見られないような場所で、お人形もいない部屋でやるべきです……///」

リーチェ「な、なるほど」カキカキ…

リアローズ「か、書かないで……!? リーチェさんなら頭の中で覚えられますからぁ……!?」ワタワタ

リーチェ「が、頑張ります!」ビシ!

リアローズ「うぅー……」ナミダメ

リアローズ「その……身体が疼いてきたら……」スス…

ムニュ…

リアローズ「んっ……! む、胸だとか、お股だとか……」クニュ…

リアローズ「っぁ……自分で、刺激すると気持ちいい場所を探して……」クニュ…

リアローズ「そ、そこを自分の手で、弄っていると……ぁ……ん///」ニュチ…

リアローズ「はぁ……/// どんどん、気持ちよく、なるからぁ……///」クチュ…

リアローズ「それをしばらく続けていれば、身体の疼きも、しばらくすれば収まります……///」ハァハァ…

リアローズ(は、恥ずかしいし、教えるだけなら私までイかなくて大丈夫だよね……?)

リーチェ「……や、やってみます」ゴクリ…

リーチェ(リアローズさんのお顔が真っ赤に……確かに、私もなんだか恥ずかしい気分……///)

リーチェ(でも、この疼きを抑えないと……!)

リーチェ「……ん」モニュ…

リーチェ(あ、そうだ。隠れながらやるのでしたね)

リーチェ(ベッドの中はリアローズさんが使われていますし……)チラ…


洋服タンス「……」


リーチェ(あの中ならば……?)

リーチェ(ジークさんのコートとマントがかけてあるだけですし、私の身体なら入れそうですね)


リーチェ「ちょっと、失礼致します」


ガタガタ……パタン


リアローズ「えっ……!?」


――


リーチェ(お、思ったより暗くて狭い……)ブルッ…

リーチェ(ですが、ここならばリアローズさんに見られることも無く……)


ファサ…


リーチェ「ひゃ!?」ビクン!


リーチェ(な、なんだ。ジークさんのコートですね。暗くて驚いて――)

リーチェ(――う、後ろからジークさんに触れられていたことを思い出しちゃう……///)

リーチェ(私はあの時、ジークさんにどう触って欲しかったでしょうか……確か、こう……)


クチュ…!


リーチェ「んぅぅ……っ!?」ビクン!

リーチェ(な、なんですか、今の……?)

リーチェ(こ、これが……)ゴクリ…

リーチェ(……)クチュ…クチュ…

リーチェ(ジークさんが、後ろから、私の身体を……///)クチュクチュ!

リーチェ「はぁ……はぁ……こ、これ、なんだか変な気分……///」クニクニ…

リーチェ(ジークさん、ジークさん……止められない……///)


――


洋服タンス「」ガタンガタン!

リアローズ「……」ドキドキ



洋服タンス「」イッーーー!?


ガタッ!


リーチェ「ふわぁ……///」ポテッ…

リアローズ「リーチェさん!?///」ドキドキ

リーチェ「こ、こりぇは、きけんなこういでしゅね……///」

リアローズ「し、しっかり!? 無茶は駄目だよ……!?」オロオロ


――

※リアローズとリーチェは秘密を共有し親睦が深まりました

※ジークへの好感度がそれぞれ20上昇しました

※リアローズはジークへの想いを自覚しました

※フラネッタ強化イベントが可能になった時、無条件確定イベントとなりました

※リーチェは自慰による疼きの発散を学習しました

――



――

……


ルーチュ「……先程は、大変なご無礼を」ペコリ

ジーク「いや、俺の方こそ……」

ルーチュ「いえ……私もちゃんと『姫』としての責務を果たそうと思います」

ルーチュ「で、でも……///」モジ…

ルーチュ「傭兵ルーチュとして成果を出せた時は……頭を撫でていただけますか?///」

ジーク「……あぁ、わかった」


シェリル(私も今度、お願いしてみようかな……?)



イアン「……何故か姫様にしばらく外で待つように言われてしまった」

ユージーン「おっさん、その呼び方は駄目だっての」

ミナ「イアン様の揺るがぬ忠誠心の顕れなのです。どうか……!」

ユージーン「いや、そこまで責めちゃいないけどね?」

ユージーン(これから先は、どうなるかわからんからねぇ……)



――


※港町最終行動。終了後、公国+セレスティアターンに入ります

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×1
『リアローズハンマー』

【港町での行動】3/3

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫まで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
※現状味方入りキャラクターとの遭遇はありません
※将軍級との遭遇もありません

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

しばらくしたら多数決安価

港町自由行動安価
↓1~3多数決コンマ

2鍛錬

――


ルーチュ(あの自慰という行為は、なんだか危険な香りがします)

ルーチュ(気を抜くと、またジークさんのコートを被りながら……///)

ルーチュ「――いけません!」ブンブン!

ルーチュ「気を引き締める為にも、ここは鍛錬です!」

ユージーン「ルーチュちゃん、ほんと真面目だよねぇ……」

ルーチュ「……そんなことは、ないんです」ボソリ…

ユージーン「?」

イアン「ひ……シェリル達は、皆立派なのだ。むしろお前こそ――」

ユージーン「……悪いね。ちゃんと鍛錬中の警戒はしておくからさ、許してくれよな?」ヘラヘラ

シェリル「イアン、ユージーンさんが警戒してくれるから私達も……」アセアセ

イアン「むぅ……」

ユージーン「そうそう、ちゃんと頑張るからさー」

ユージーン(……お人好し過ぎるんだよ、お前さん達みんながさ)

ユージーン(戦いに参加して、もしまた俺の癖が戻っちまったら……)

ユージーン(……俺は、何を気にしてるんだろうな……)

ジーク「……」

ジーク「では、今日は誰と誰が――」

イアン「待て、ジーク」

イアン「――私に考えがある」


……

――

――『不動鉄の鍛錬』発動――

『不動鉄の鍛錬』
防御状態時、補正+10
さらに鍛錬を『団体』とし、恩恵対象を増加させる



イアン「――諸君らには! これから激化するであろう戦いに備えて!!!」ビリビリ!

イアン「――全員合同の『団体鍛錬』を行って貰うっ!!!」ビリビリ!

イアン「――団体鍛錬は『味方全員のレベルを同時にあげる鍛錬』である!」

イアン「――『個別に強化したい、スキルを習得したい者は単体鍛錬でみっちりと』鍛えよう!」

イアン「――なお『鍛錬した人物の位置把握を避ける為、順番はその都度変わることがある!』」

イアン「――『私がいる限り団体鍛錬はどこでも可能』だ! 説明は以上!!!」ビリビリ!




ユージーン「おわぁぁ、耳いてぇ……お、おっさん急にどうしたの……?」ヒソヒソ…

シェリル「イアンは、鉄国騎士団でも恐れられていた教官なんです……」ヒソヒソ…

シェリル「特に鉄国だから、体力と忍耐力を鍛えるって……」ヒソヒソ…


ミナ「……」ゴクリ…


イアン「ミナ……皆の為にも、今日は基礎体力の向上を目指していくぞっ!!!」ビリビリ!



ユージーン「おい、今おっさんの言い方……」

ジーク「触れてやるな。それよりもこれは……」




イアン「――この重石を持って走るのだっ!!!」



ジーク「いきなり厳しそうだ……!?」ダッ!


――

特殊判定
↓1~2コンマ二桁、↓3コンマ一桁

――

コンマ41、25、51
コンマ1/2レベルアップ

1リアローズ:レベル90+2=92
2イアン:レベル81+1=82


3ミナ:レベル72+1=73
4リーチェ:レベル137+3=140

5ジーク:レベル131+1=132


――


シェリル「ふぅ、ふぅ……!」タッタッ!

シェリル「このくらいで、弱音を吐くわけには……!」タッタッ!


イアン「おぉ……! ご立派になられて……!」ウッ…!


シェリル「イアン!? 泣いてないでイアンも頑張ろうよ……!?」ガーン!


……


ミナ「お、重いです……!?」ズシ…

ルーチュ「ミナさん、今は杖は置いて大丈夫だと思いますよ……!?」ワタワタ

ミナ「でも、もし誰かが怪我をしたらと思うと……」

ルーチュ「わ、私も回復魔法は使えますので!」アセアセ

ルーチュ(ミナさんが頑張っているんです。この身体を理由に甘えず頑張らないと……!)グッ!


……


ジーク(リーチェがわかってくれて何よりだが……)

ジーク(……しかし、あの甘い匂いに柔らかさ……)ムラッ…

ツルッ

ドス!

ジーク「ぐあああぁぁぁぁ……!?」ズキズキ…


ユージーン「おいおい大将、今ちょっとぼーっとしてなかったか?」

ユージーン「おっさんに見つかってどやされる前に元に戻れよー?」

ジーク「そ、そうだな……」

ジーク(不甲斐なし……!)


……


イアン(うーむ、久々にやったが少し鈍っているか……)

イアン(姫様達と兵士達とでは、戦い方も身体つきも何もかもが違う)

イアン(もっと、姫様達に合った鍛錬方法は無いものか……?)

――

※団体鍛錬を選択した為、イアンにスキル獲得チャンスが発生しました

※団体鍛錬を終了します

――

――

……


【公国・???】



アネット「――報告は、以上になります」

ゼルガー「ふむ、そうですか……」

アネット「それでは、私はセレスティア様のところへ」ソワソワ!

ゼルガー「ああ、そちらへは適当な兵を飛ばしておきなさい」

ゼルガー「あなたにはまだまだ動いて貰わなければなりませんからねぇ……」

アネット「ぐぅ……!?」ガクリ…

ゼルガー「ええ、セレスティア様に自分自身で報告を行いたいという気持ちはわかりますよ?」

ゼルガー「ですが、流石にこれは公国全体に関わる問題です。今回は我慢をお願いします」

アネット「はっ……!」シュバ!


ゼルガー「……鉄国王、フリーデシルト率いる反乱軍ですか」

ゼルガー「……」



特殊判定
↓1~2コンマ二桁

1ゼルガーの警戒

危ない判定内容見えてる……

1ゼルガーの警戒

54>50

※基準値を超えたため、通常公国兵レベル上昇+追加兵士登場


2動き始める将軍

コンマ28

01~33:ニイハオ


※警戒度上昇+ニイハオの為、追加判定発生

――


ゼルガー「……普通の兵では、歯が立たないでしょうねぇ」

ゼルガー「正規兵を送ったところで、結果は同じ……」

ゼルガー「ジラワーク殿を送ってもよいのですが……」ウーン…

ゼルガー「今はまだ、様子見が正解でしょうかねぇ?」

ゼルガー「ちょうど、ベルゲ殿から『新作』も頂いたことですし……」ククク…

ゼルガー「もう少し、泳がせるとしますか」

ゼルガー「しかしかの王が生きているとなると当然……」


ニイハオ「……もしかしなくても、私の出番ですかああぁぁぁぁぁぁぁ!?」ヌルリ!


ゼルガー「……かもしれない、だけですよ」ハァ…

ゼルガー「それよりニイハオ殿、何をお持ちで?」

ニイハオ「ああ、これですか……?」


妖精兵「放せよぉ……!」ジタバタ!


ニイハオ「私もベルゲさんから、新しい玩具をもらいましてぇ……!」


ブチブチブチッ!


妖精兵「いぎゃあああああぁぁぁぁ!?」ブシャァァ!

ニイハオ「ああ、ごめんよぉ……! 力を入れすぎて背中の肉ごと千切れちゃったねぇ……!」

ニイハオ「大丈夫肉はちゃんと取り除いてから、羽は私の一部になるからねぇ……?」ニタリ…

ゼルガー「……変わりませんね、あなたも」

ゼルガー「しかし妖精、森国といえば――」


追加特殊判定
↓1~2コンマ二桁

あ……(白目吐血)

1隠し玉投入(炎帝未帰還により補正-10)

91>95-10

※基準値を上回ってしまった為、ゼルガーが『帝龍』を投入します

※現状ジークの遭遇率は2パーセントですが、万が一遭遇した場合は迷わず護符の使用を

2ニイハオの戦術

30>29

※基準値を下回った為……

――


ゼルガー「派遣した『炎帝』が戻らないんですよねぇ……」

ゼルガー「『彼らは決して徒党を組まない』存在」

ゼルガー「任務を終え、獲物を狩り尽くしているかと思えばそうでもない様子……」フム…

ゼルガー「――フリーデシルト王のことを考えると、女王カタリナに敗れた……?」

ゼルガー「少し……厄介な相手ですね。あとで新たな帝龍を偵察に――」

ゼルガー「ああ、それとニイハオ殿。やはりあなたも森国方面に向かってください」


ニイハオ「ヒョオオオオォォォォォォォォォォォ♪」グシャァ!


妖精兵「」ビチャッ!


ニイハオ「ああ、いけない! 嬉しさのあまりつい握りつぶしてしまった……♪」

ニイハオ「でも大丈夫。君の顔と名前はもう覚えたし、羽も貰ってるからねぇ……!」ギンギン!

ゼルガー「……ニイハオ殿。聞いていましたか? 兵は――」

ニイハオ「ああ、いらないいらない♪」

ニイハオ「妖精の素晴らしさがわからない木偶人形なんて、私の狩りの邪魔にしかなりませんよぉ……!」ジュルリ…




ニイハオ「――私にはぁ、ちゃんと相応しい同行者がいるんですよ……♪」




ゼルガー「……?」ピク

ニイハオ「実は、今ももう連れているんですけどねぇ……?」ジャラリ…

ニイハオ「――ほらみんなぁ、ゼルガーさんに御挨拶しようねぇ……?」グイッ!



捕虜妖精1「あ……う……」

捕虜妖精2「……っ……」

捕虜妖精3「たす……けて……」

捕虜妖精4「んぎぃぃぃぃ……!」ギシギシ…!


ゼルガー「これは……」

ニイハオ「可愛いでしょう……?」

ニイハオ「ベルゲさんがくれた他の玩具の子達ですよぉ」

ニイハオ「――木偶人形を連れて行くより、彼女達を連れて行った方がずーっといい♪」

ゼルガー「……ニイハオ殿。遊びではないのですが?」

ニイハオ「大丈夫ですよぉ……」



ニイハオ「――『この方が絶対に私はより素晴らしい興奮と戦果を得られる』のですから♪」



ゼルガー「……まあ、あなたが言うのであればそうなのでしょうね」

ゼルガー「準備を整え次第、ネーロさんに『飛ばして』もらってください」

ニイハオ「心得ました♪ さぁ、お家のそばに帰れるよ妖精ちゃん達……?」ニタァ…


捕虜妖精1~3「「」」ガタガタ…

捕虜妖精4「ふん……! お前なんて、リーチェ様に倒されちまえばいいんだ!」


ニイハオ「んん~?」


捕虜妖精4「リーチェ様はな、あたしたちよりもずっとずっと凄いんだぞ……!」

捕虜妖精4「お前なんか、お前なんか……! 絶対、みんなの仇を取ってくれる……!」ボロボロ…


ニイハオ「そうかいそうかい、そんな凄い妖精がいるのかぁ~……」






ニイハオ「――――――興奮しちゃうじゃないかっ!!!!!」ビンビン!


――

※『六将・ニイハオ』が公国正規兵の部下を全放棄

※代わりに『捕虜妖精』×4を部隊編成に加えました

※『六将・ニイハオ』戦の難易度上昇+イベント追加

――

公国判定が済んだ辺りで今日はここまで……
帝龍は初期段階の為弱い方の派遣ではありますが、現時点では勝ち目がありません
うっかりカタリナの方に飛ぶと撃ち落とされる可能性もある+護符をもっている為、まだ希望はあるでしょう
ただニイハオの方がというか、これはできれば遭遇するにしてももう少し後が好ましいですね……
次の予定はセレスティアサイドになります

本日もありがとうございました!

乙一番最初に当たりそうなのが一番の異常者とかついてないな
リーチェのこと知らないみたいだけど姫なのにあんま有名じゃないんだろうかジラワークが情報流してるらしいけどあいつ裏切ったの数年前だからそのあとのことは知らないだろうし

団体鍛錬だとスキルは覚えられないのか
ジークの必殺スキルは確定らしいしニイハオ前に覚えておきたいな
でも先に鍛錬強化ぽいイアン団長が先か?

どうでも良い質問なんだけど、シャリオは龍という括りにおける上位存在なん?それとも龍の上に銀龍という別種族がある感じ?

男三人での酒飲み大会とか女子三人のガールズトークとか交流でやってみた場合って好感度もないからただ無駄に時間経っちゃうだけ?
ちょっと見てみたいんだけどやっぱりまずいかな?

これ貰えるなら今2枚?
2枚使って確実に倒せる、強めの敵に挑んで格上撃破ボーナス欲しい

こんばんわぼぁー(白目吐血)

えー、既におわかりの方もいらっしゃるようですが、三連ゾロ目発生はゾロ目チケット贈呈です(白目)
まさかここで補充されるとは……

>>535
森国は元々閉鎖的+姫として表に出るのはリュノの方の為、リーチェの知名度は低めです
またジラワークは数年前に脱国、その後にリーチェがカタリナに拾われた為、面識はありません

>>537
団体でスキル習得も可能にすると、二人同時に習得もあり得るので……
イアンのスキル習得は基準値60と高めの為、確実に行くならばジークでしょう

>>539
龍種の中の上位存在です

>>540
基本的にどんな行動にもメリットorデメリット(散策・傭兵稼業)を用意するので大丈夫です
フレーバー判定、キャラの掘り下げ、内容次第では追加スキル等が主でしょうか

>>544
2枚目です。そしてその使われ方をされると大ダメージ確定です(私が)
多分味方全体のレベルが40オーバー上がっちゃうんじゃないかな……
ぶっちゃけ次の行動で????を選ばれた瞬間、チケット2枚込でシャリオとゼルガー以外のボスは多分全員倒せます(白目)


遅くなりましたが、少しだけ再開です

――

【公国・セレスティアの私室】



ズザザザァ…!


アネット「姫様ぁ……!」


セレスティア「あら、アネット。あなたにしては随分と慌てた帰還ね?」

アネット「申し訳ありません。ゼルガー将軍より次の仕事を頼まれてしまい……」クッ…

アネット「しかし、やはり姫様のお顔を一目焼き付けたく馳せ参じました!」

セレスティア「もう、そう言って実際のところは――」

アネット「――ええ、そうですとも! 姫様、ちゃんと食事は摂られていますか?」

アネット「睡眠は? 以前お会いした時よりも心なしかやつれてみえますよ!?」

セレスティア「ちゃ、ちゃんとしていますとも……」タジ…

セレスティア「アネットに言われた通り、朝食も手軽でも栄養がしっかり摂れるものを選んでいます」

アネット「ああっ! 姫様にようやく私の言葉が――」

セレスティア「ちゃんと毎朝、バナナを吸い潰す鍛錬は欠かしていませんからね」フフン

アネット「……」

アネット「夜だって、あの方がいつお越しになっても大丈夫なように……///」クネ…

アネット「……」



――

特殊判定
↓1~2コンマ二桁


――――――(心停止)――――――


誰かセレスティアを止めて……


少々お待ちください……

1セレスティアの白髪男報告反応(フリーデシルト)

コンマ55

5 5


奇数ゾロ目:『あの方』の偽者なんて、許せませんわね……


※……公国以外の存在全てに危機です


2アネットの滞在

96>85

※基準値を上回った為、アネットがゼルガーの仕事を投げます

※しばらくセレスティアの元に留まりお互いの動きに阻害……

※の、筈でしたが……(白目)

――


……


アネット「――わかりましたか、姫様っ!?」ガミガミ!

セレスティア「うぅー……」

セレスティア「アネットはどうして、そんなに口煩いのですか……」

セレスティア「私の事よりも、報告があったのではないですか?」ワクワク

アネット「――はっ!? そうでした、姫様が嘆かわしいことをなさっているからつい……」ヨヨヨ…

セレスティア「然るべき時に備えての鍛錬ですのに……」ムス…

セレスティア「それより、はやくはやく!」ピョン!

アネット「お、落ち着いて。遭遇したのは偶然ではあるのですが……」



アネット「――姫様が探されている『白髪の男』と特徴が一致する者を見つけたのです」



セレスティア「――まぁ♪」クネクネ!



……

――

……


アネット「――ですので、もしや鉄国王フリーデシルトこそが姫様のお探しの……」




セレスティア「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…



アネット「ひっ!? 姫様!?」オロオロ



セレスティア「――あの方を、真似たというのですか?」

セレスティア「――あの方を真似て、私を謀ろうと……?」



セレスティア「――違う違う違う違う違うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」ガシャァァン!



セレスティア「やめて、やめてぇ! 私の記憶を、光を、掻き乱そうとしないでえええぇぇぇぇぇぇ!」

セレスティア「はぁ……はぁ……!」ギュッ…

セレスティア「あの方は、私の光は、一人だけなのぉ……」

セレスティア「誰? 誰なの? 私の、邪魔をするのは……!」

セレスティア「――許せないっ!!!」




セレスティア「――――『ジーク』ゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」




ドスウウゥゥゥゥン……



シャリオ『……ワレヲヨンダカ、姫ヨ』




アネット「……っ!?」ガタガタ

セレスティア「はぁ……はぁぁ……!」プルプル…

アネット「姫様、何をなさるおつもりですか!?」

セレスティア「決まっているでしょう……?」

セレスティア「あの方の偽者を、この手で消し去るのです……!」

アネット「……!?」ギョッ!

セレスティア「この『ジーク』と、私の『あの方への想いを力に変換すれば』……!」


アネット(確かに『ジーク』の力であればフリーデシルトの軍でも塵芥同然の筈……)

アネット(しかし、如何に人智を超えた力を持つ銀龍と言えど、生物ではある……)

アネット(怒りで我を失っている姫様が、前線で敵の攻撃に晒され続け……守り切れるか!?)

アネット(姫様のお気持ちは尊い! 尊重したい! だがしかしその身をお守りしたい!)




セレスティア「ふううぅぅぅぅぅぅ……!」ゴゴゴゴゴゴ!




アネット「っ……!」

アネット(この、気配……姫様は本気だ……!)

アネット(……)ゴクリ…

アネット(……姫様、私は……)



アネット「――姫様」スッ…

セレスティア「……何です、アネット?」



※第二判定のアネット阻害により追加判定

特殊判定!
↓1コンマ二桁!

アネット頑張ったぁ!?(白目)

アネットの引き留め

98>95

※基準値を上回った為、アネットがシャリオ出動引き留め

※アネットがセレスティアに殺されることがなくなりました

――

アネット(……姫様に殺されるならば、本望だ)

アネット(だが、最期にせめて……)


アネット「――なりません、姫様」


セレスティア「……アネット?」ピキ…

アネット「……姫様のお怒りを招いたのは、私でございます」

アネット「私はこの後、喜んで『ジーク』の餌となりましょう」

アネット「ですが、ですがどうかお考え直しください……!」

アネット「『ジーク』が一度その力を振るえば、有象無象は死に果てるでしょう」

アネット「――その災厄に、姫様の想い人を巻き込んでしまってもよろしいのですか?」


セレスティア「―――ッ」

シャリオ「……」


アネット「如何に姫様の想い人とはいえ『ジーク』の力は姫様もご承知でしょう?」

アネット「偽りの存在であるフリーデシルトを始末するのに、『ジーク』は過剰戦力過ぎるのです」

アネット「それに、姫様の身に万が一があれば……」

アネット「――姫様の想い人も、深い悲しみに暮れることと思います……」

セレスティア「で、でも……」


アネット「……元より、フリーデシルトの軍は警戒すべき存在です」

アネット「――より多くの帝龍を飛ばし、フリーデシルトは我々の手で討ってみせます」

アネット「ですから、どうか姫様……ご自愛を……!」

セレスティア「……っ……」

アネット「姫様の悲願を達成する為にも、姫様は『生きねば』ならないのです」

アネット「『ジーク』、あなたも一番に為すべきことは『敵の殲滅』ではなく『姫様を守ること』だと思いませんか?」

セレスティア「『ジーク』……」

シャリオ「……」

シャリオ『ソウダ……ワレガノゾムハ『姫ガイキルコト』」

シャリオ『姫ヨ、イマイチドカンガエルガヨイ』

セレスティア「……」ウー…

セレスティア「そう、です……」

セレスティア「私は、『生きて』、あの方と……」

アネット「姫様……!」パアアァァ!

セレスティア「……ごめんなさいアネット、『ジーク』」ペコリ

セレスティア「怒りのあまり、私のただ一つの『芯』を見失うところでした……」ブル…

アネット「いえ、姫様は何も落ち度などありません。全ては私が……」

セレスティア「……」フルフル…

セレスティア「あなたは、私に許されざる者がいるという重要な情報を持ち帰って来てくれたのです」

セレスティア「あなたこそ、どこも悪くありませんのよ……?」ニコリ

アネット「ひ、ひめさまああぁぁぁぁぁぁ!///」

セレスティア「……小言はいりませんけど」プイ

アネット「ひめさまぁぁぁぁ……」ガクリ…

シャリオ「……」

シャリオ『……アトハマカセル。ワレハマタネムロウ……』


バサァ!


アネット「……」フゥ…

――

……


アネット「――ですので、しばらくは私もここに留まりましょう」

セレスティア「……」ジトー…

アネット「も、勿論我が部隊は動かしますし、帝龍の出陣も要請致します」アセアセ

アネット「ですが、やはり姫様の御心を考えると……」

セレスティア「本当に、アネットは心配性ですのね……」ハァ…

アネット「先程の様子を見て姫様の心配をしない輩は、漏れなく死罪です」

セレスティア「私も頭に血が登りすぎた自覚はありますわ……」クラクラ…



セレスティア「――でも、まだ怒りも残ってはいます」

セレスティア「――少しはこの怒り、発散しないと……」ゴゴゴゴ…


ゴポポポ…



サラダ:レベル132

サラダ1「サリャアアアアアア!!!」シャカシャカシャカ!

サラダ2「サリャリャリャリャ!!!」シャカシャカシャカ!

サラダ3「シャダアアアアアァァァァ!!!」シャカシャカシャカ!


アネット「ひ、姫様……」タラリ…

セレスティア「あら、また妙な生き物が生まれてしまいましたわ……?」

セレスティア「――でも、ちょうどいいですわね。お父様のお手伝いになりそうなのは嫌ですが……」

セレスティア「――お行きなさい。あの方の偽者を討ち取りなさい」



サラダ達「「シャララララララララ!!!」」シュバー!



アネット(……なんとか今回は説得できたが、次はどうなるだろう……)




――

※公国軍にセレスティアの創造生物が混じる可能性が出て来ました

※帝龍がさらに放たれました

※フリーデシルト軍の壊滅率が上昇しました

――

ほとんど進めていませんが、今日はここまで
セレスティアのコンマ運はどうなっているんですかね……?
アネットもかなりの低確率を綺麗にぶち抜いて生存したりと強運ですが

アネットが辛うじて留めましたが、ゾロ目の影響で不利な状況そのものは覆りません
今後どうなるかわかりませんが、次は再びジーク達のターン。
次の行動予定は

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
【森国領道での行動】


1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫まで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
※現状味方入りキャラクターとの遭遇はありません

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

となっています

本日もありがとうございました!

こんばんはー
遅くなりましたが少しだけ再開します

――

……


【森国領・港町】


ユージーン「――てことだ。残念ながらよさげな情報の収穫はなかったぜ」

イアン「あの傭兵団に制圧されていたのだ。それどころではなかったのだろう」

ミナ「この町の人々にも、早く平穏な時が戻ればよいのですが……」

ジーク「……それは、難しい」

ジーク「根源を叩かない限り、あの手の輩はいくらでも湧いてくるだろう」

ジーク「平時ならば騎士団を警戒するとるに足らない賊ですら、今が好機と動くだろうしな」

シェリル「……それは、つまり」

ジーク「ああ。城を取り戻し……その報を広められれば、賊は減るだろう」

ジーク「同時に、公国からの攻撃はさらに激しくなるだろうが」

ルーチュ「『国を取り戻してからも、油断はできない』ですね……」

ジーク「だが、必ず成し遂げてみせよう」

ジーク「この町で情報を得られないのであれば……」パラパラ…

ジーク「次はここを通り、この町を目指そう」トントン

ユージーン「結構大きめ……『もう公国の手が回っている可能性もある』な」

ジーク「それならばそれで、公国の戦力を削げる」

イアン「いくら公国といえど、将の数は有限だろうからな」

ユージーン「町を抑えるにゃ、将クラスの可能性があるってことか」

ユージーン「できれば『六将』じゃないことを祈りたいねぇ……」

ジーク「ああ、流石に俺も今は避けたいところだが……」チラ…

ルーチュ「……っ」ブル…

ジーク「とりあえず、話ながら先に進むとしよう」


……

――

――

【森国領道】


ユージーン「……とりあえず、あれだなぁ」

イアン「どうしたのだ?」

ユージーン「いや、こうして静かな樹に囲まれた道を通っていると……」

ユージーン「事情を知っている俺ですら、森国が焼き滅ぼされた実感がわかねーんだわ」

ユージーン「辺境の連中にしろ、さっきの港の連中にしろ……」

ジーク「……まだ、危機感が薄い、か?」

ミナ「無理もありません……あまりにも、突然のことでしたから」

ミナ「私も……夢であって欲しいと。今でもそう思ってしまうのです……」

ミナ「教会の皆さんが……私を逃がす為に犠牲になったあの時の光景は……」ブル…

シェリル「ミナさん……」

イアン「……」


――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
【森国領道での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫まで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
※現状味方入りキャラクターとの遭遇はありません

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら多数決安価

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

申し訳ありません、リアローズとのお守りは現時点では見せ合いが不可能です……
(とある交流をもう一段階挟めば可能になります)
安価↓でもう一案募集です

すみません既に出ていましたね
コンマによりジラワークについて採用です

1公国将ジラワークについて

――


ジーク「ではユージーン、歩きながらで構わない」

ジーク「他の公国六将の情報を聞かせて貰えるか?」

ユージーン「大将さぁー……ちーっと真面目すぎない?」

ユージーン「せめてこう、のんびり散歩街道な時くらい明るい話題を……」

ジーク「……『確率は低いが、将と遭遇する可能性が出始めている』のだろう?」

ジーク「ならば今の内に、情報を聞いておいた方がいい」

イアン「うむ。公国の襲撃はあまりにも突然……その戦力すら未知数だ」

イアン「知っていることがあるのならば、聞かせて貰おう」

ユージーン「わーったわーったよ……あぁー、でも、覚悟はしてくれよな?」

ユージーン「――シェリルちゃん達にとっちゃ、嫌な話にもなる」

シェリル「……!」ゴクリ…

ルーチュ「それは、ニイハオ将軍と同じような……?」

ユージーン「いんや、あれほどイカれてはないんだが……違った意味でやばい奴さ」



ユージーン「『公国将ジラワーク』……こいつの存在自体が、鉄国への脅威なのは間違いない」

ユージーン「なにせ、『鉄国の制圧の功績を認められて六将の座に就いた』んだからなぁ……」



ミナ「制圧の、功績……」ゾク…

ジーク「……戦争における武勲、それはつまり……」

イアン「……多くの敵兵を葬り、拠点を破壊することだろうな」ギリッ…

シェリル「……っ」ギュッ…

ユージーン「まあ、まずはその外見だが……こいつは一発ですぐにわかる」

ジーク「どういう意味だ?」

ユージーン「こいつは六将の中で唯一の『獣人』、それも『獣の血が濃い』やつなんだよ」

ユージーン「黒い狼が二足歩行して人語を完璧に理解して喋っていると思えばいい」

ルーチュ「獣人……」

ユージーン「そ。まあそんな目立つ外見に加えて、こいつは野生の狼以上に飢えた目をしていやがるのさ」

ミナ「飢えた……ま、まさか鉄国の人々を!?」ガクガク…

ユージーン「いや、見た目は狼だが食う物は人間と同じ……獣人ってよくわかんないねぇ」

ユージーン「こいつが飢えているってのは、食欲じゃない。なんていうべきか……」

ユージーン「そう、自己承認欲求って奴だ。誰かに認められたいが為に、自分の力をひけらかす奴だな」

イアン「……認められようと思い行動するのでは、それは唯の自己中心的な行いなのではないか?」

イアン「ただ己の為に努力をするだけでも……それを認めてくださる方は現れると思うのだが」

ユージーン「まあ、おっさんは恵まれていたんだろうし、そういう考え方を持っているんだろうが……」

ユージーン「このジラワークに関しちゃその理屈は通用しねえし、実際問題としてこいつの魔法は認められても不思議じゃない代物さ」

シェリル「魔法……?」

ユージーン「俺も詳しくは知らないんだが……こいつが操る魔法は普通の火や水ってもんじゃない」

ユージーン「こいつの魔法は『磁力操作』……言い方を変えれば『金属操作』でもあるか」

イアン「……!?」

シェリル「金属操作、それじゃあ……」ワナワナ…

ユージーン「流石にお二人さんはその危険性すぐにわかるよなぁ……」ハァ…

ユージーン「そう。こいつの魔法は『無対策で受ければ金属製の装備を身に着けている奴はまず死ぬ』」

ユージーン「『操られて地面に叩きつけられる』『味方に斬りかかる』『自分の身体そのものをこいつの武器にされる』……」

ユージーン「鉄製装備で身を固めた鉄国の兵士が、どんな目にあったか……お察しの通りだよ」

イアン「くそ……っ!」

ジーク「……ようやく合点がいった。何故、鉄国があれほど容易く敗れたか……」

ジーク「ワイバーンの雷撃は確かに強力だった。複数体から拠点に落とされては、機能が麻痺することもわかる」

ジーク「しかし鉄国にはからくりの兵や迎撃の為の兵器、そして重装の騎士団もいた」

ユージーン「そうだ。単純な武力で言えば公国より鉄国の方が上だった筈なんだが……」

ユージーン「あの単体でも強いワイバーンの群れに、この鉄国と相性最悪なジラワークの組み合わせ」

ユージーン「それこそが鉄国王様も予測できなかった、想像以上の脅威になったってわけだな」

イアン「ぬうぅぅ……」

シェリル「……」ウツムキ…

ユージーン「はっきり言っちまって、こいつの魔法はどう対処すればいいのか俺もわかんねーな」

ユージーン「ぱっと思いつくのは『金属製の武具を外して格闘戦に持ち込む』ってことくらいか」

ジーク「だが、それでは勝てまい。金属操作が可能と言うことは『自分自身の身を守る』ことにも使えるんだろう?」

ユージーン「それが厄介なんだよなぁ……」ボリボリ

ユージーン「『こいつ自身の戦闘力は公国将の中でも下の方』だが『常に一定量の金属を持参している』からな」

ユージーン「『鉄球や武器を操作して遠距離攻撃』やら『鉄板を自分の前に高速で引き寄せて防御』やら汎用性が高い」

ユージーン「結果として『まともにやりあえば攻守に隙の無い強敵』になっちまうわけだ」

ユージーン「ネーロちゃんと同じように『魔力切れ』にしちまえば、多分囲んで倒せそうなんだけどねぇ……」

イアン「何か、対策はできぬのか……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

リーチェとジラワークの面識

85>10

※基準値を下回った為、面識なし

※鉄国全体での防衛策は無し

――


ルーチュ「……そのジラワークという方を知らないので、確実にとは言えませんが……」

ルーチュ「鉄国全体はともかく、私達だけならば対策はできないことは、ないかと思います」

シェリル「ほ、本当ですか!?」ガバッ!

ミナ「……!」ピコーン!

イアン「ミナも気が付いたのか!? 頼む、どうか……!」

ミナ「お、落ち着いてくださいイアン様。おそらく、ルーチュさんの方がより詳しく……」

ルーチュ「詳しく、も難しいですね。これはあくまで私の推測ですので……」

ジーク「いや、それでも構わない」

ジーク「ユージーンの話を聞いて確信したが……」


ジーク「『鉄国を取り戻すには、このジラワークの討伐が必須事項』なのは間違いない」


ジーク「いくら逃げ隠れし、隙をついて鉄国を取り戻したとして……」

ジーク「この将が来てしまうだけで、鉄国は再びあの悪夢を経験することになってしまう」

ジーク「欲を言えば『鉄国全体が磁力魔法対策できれば』いいんだが……」

ルーチュ「そ、それはやはり難しいですね。『対策ができない以上、鉄国到着前にジラワーク将軍を倒す』しかありません」

ユージーン「『戦功には目が無い』からな。『上手く情報操作すれば釣れる可能性は高い』か」

ユージーン「それよりも、俺達少人数ならできるかもしれない対策ってのは……」


ルーチュ「凄く単純なことです。どれだけ珍しいものであっても『魔法』の範疇なのであれば……」

ルーチュ「『こちらも魔法で対抗』してしまえばよいのです」


イアン「魔法で対抗……」

ミナ「私も、優れているわけではありませんが……」

ミナ「それでも珍しい回復魔法の使い手だと、傷を癒してくれるシスターだと……」

ミナ「みんな、嬉しそうに、私に感謝の言葉を……」ウッ…

イアン「ミナ……」ギュ…

シェリル「鉄国の人は、身体が強い人が多いけど……魔法はほとんどの人が使えないんです……」

ルーチュ「……ですが、種がわかり今はミナさんと私がいます」

ジーク「悲劇は、繰り返させん……!」グッ…!

ジーク「ルーチュ、対抗の具体的な方法は?」

ルーチュ「魔法には魔法で……仕組みまではわかりませんが」

ルーチュ「『操作する以上、その操作したい対象に自身の魔力を飛ばす必要がある』筈です」

ルーチュ「ですから『魔法障壁』を張り巡らせ、相手の『魔法を遮断』すれば操作されることはありません」

ユージーン「簡単に言うけど、それってかなり大変なんじゃないの……?」

ルーチュ「今、私達の中で魔法が使えるのは『私』と『ミナ』さんだけですが……」

ルーチュ「『魔法の使用者よりも力量が少しでも上回れば、私達が魔力障壁を展開』できます」

ジーク「……待ってくれ。『リーチェの魔法はルード戦を見る限り、盾の防御を貫通できる』のだろう?」

シェリル「そ、そうです。おかげですぐにフラネッタを動かせました……!」

ユージーン「『敵が鉄製の何かで防御してくる』のを『貫通』できるってんなら『相当有利』だわな」

ジーク「だがその有利は『こちらが磁力操作されない状況下』に限られる」

ジーク「俺は一応素手で戦えはするが、イアンとシェリルは戦法的に金属を手放せないからな」

ジーク「『魔力障壁』を展開しながら『四元の力』は使えるのか?」

ルーチュ「ちょっと難しいですね。障壁を皆さん全体にかけるとなると『障壁に手一杯で攻撃に参加できないでしょう』

ユージーン「そりゃきついな。相手の防御貫通できるルーチュちゃんは相手の虚をつけるし……ん?」

イアン「ということは、まさか……」タラリ…

ジーク「魔力障壁を展開する適任は……」タラリ…






ミナ「――わ、私ですか……!?」ドキドキ!






……

――

対抗策を提示したあたりで今日はここまで
一応この世界の魔法はどれだけ強力であっても仕掛ける側レベル<受ける側レベルだと効果が薄まる設定です
なお、既にジーク一行はジラワーク泣かせなスキルを獲得するチャンスがあったりします

本日もありがとうございました!

やっぱり強敵と明言されてるマリリンは強いんだろうか


ジラワークとワイバーンの群れと帝龍とサラダの全てを同時に相手する可能性が高いのやばいね

おつおつ
そういえば公国の六将ってジラワークが六将に加わって六将と言われるようになったんですか?
それとも公国には元々六将という形で将軍の席があってそこに誰かと入れ替わりでジラワークが入ったか、それとも空席があってそこにジラワークが入ったの?

ジラワークが一番最初に倒すことを推奨されてる六将なのかな
直接の強さは低い方らしいし鉄国との因縁もあるし

こんばんはー

>>644
マリリンはコンマ判定次第で最弱にも最強にもなりえる特殊枠です
荒ぶるとぶっちゃけ帝龍より面倒なことになるかと
ただ公国の防衛から外されたことで、確実に弱体は入ります

>>645
サラダは『セレスティア軍』所属で『それ以外を無差別攻撃』します
そしてジラワークとワイバーンは『公国軍』なので下手をすると襲われます

>>647
元々の公国将はゼルガーのみ
各国への侵略を機にさらに軍を拡張させることになりベルゲとネーロが志願
そこにニイハオ、マリリンが加わり、最後に鉄国攻略の功績が認められジラワークが繰り上げ
併せて六将という呼称になった……
という設定にしてあったりします

>>648
元々は兵士が対鉄国で戦績優秀で繰り上がった=将としては一番新参者
という扱いですので、公国六将の中では対策さえすれば一番倒しやすいように設定しています
後押しするようにエルクラッドからの信頼値も壊滅的で、彼のみ逃走判定も発生しなかったりします

ただ本来その対策も難しくする筈だったのですが……
大体ユージーンが早期に寝返ったばかりか、厳しい判定を抜けて将全員の情報持ってる
公国対策必須マニュアルみたいになったのが最大の誤算ではあります

ちょっと安価が多くなるかもしれませんが、ぼちぼち再開です

――

……


ユージーン「まぁ、流石に今すぐ出くわすってことはないだろうが……」

ユージーン「ミナちゃんを『ジラワークの域まで鍛えるのはかなり骨が折れる』かもなぁ……」

ユージーン「むしろルーチュちゃんの方が『個別鍛錬が上手くいけばジラワークも射程範囲』に入りそうだ」

ミナ「あうぅ……で、でも頑張りますっ!」

イアン「うむ。鉄国を滅ぼした一因ともなれば私も許しておけぬ相手だ」

シェリル「障壁以外もあるなら、色々な対策を考えておかないと……!」

ルーチュ「上手くいけばということは、今の私ではまだ力不足ということ。もっと魔力の精度を……!」

ジーク(……将軍の中では弱く、それでいてルーチュ以上か……)

ジーク(残りの将、ネーロ以外はそれ以上の実力者……俺も鍛えねば)


――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
【森国領道での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫まで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)
※現状味方入りキャラクターとの遭遇はありません

×:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

少ししたら多数決安価

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

お酒トラブル案件は発生させる場合、自動的に男性陣も巻き込まれます
コンマ次第で服を脱ぎ棄てます
――
下手すりゃ色々なボスさようなら案件

2 ジーク個別鍛錬

――

イアン「しかしミナ、無理は禁物だ」

イアン「いくら君の体力が戻ったとはいえその華奢な身体だ……万が一があるかもしれん」

ルーチュ「そうですね。攻撃魔法や回復魔法の精度は鍛錬で鍛えることはできますけど……」

ルーチュ「体内の魔力量ばかりはそう簡単には増やせません。障壁展開もかなりの負担になるかもしれませんからね」



ジーク「――もし、ミナかルーチュが障壁を張り、ジラワークのこちらへの磁力操作を無効化できたとして」

ジーク「戦いになれば、それ以外を操作するジラワークを相手取るんだ。鍛えるべきはミナだけではない」

ジーク「……仮にも俺は、この傭兵団の長のていだ。俺こそが示しをつけねば、話にならないだろう」


ユージーン「大将も十分強いと思うけどねぇ……」

ジーク「いや、おそらく今のルーチュとシェリルと戦えば、俺の方が高確率で負けるだろう」

シェリル「そ、そんなことは……」アセアセ

ジーク「いや、事実だ。フラネッタ抜きならば、俺の方に分があるだろうが……」

ジーク「とにかく、俺自身が自分の無力さを痛感している」

ジーク「イアン、こんな時間だが鍛錬につきあって貰えるか?」

イアン「……うむ。私も今一度自分を鍛え直したいところではあるが」

イアン「お前のその気持ち、受け取ったぞ。何かあれば伝えるが、存分に鍛錬に励むといい」

ジーク「ああ、感謝する」


……

――

――


ジーク「ふううぅぅ……!」


ジーク「……」ググ…


ジーク「……」シーン…


ユージーン「ありゃあ、一体なにをしようとしてるんだ?」

イアン「体術の構えの一つだろうか?」

シェリル「少し試してみたいことがあるって言っていたけど……」

ルーチュ「あれは、もしかして?」



ジーク「ぬぅ……」シーン…

ジーク(駄目か……)

ジーク(確かに俺の身体の中には新たな力……リーチェの魔力が馴染んだ筈だ)

ジーク(俺自身が彼女の様に、四元の力を操れればジラワークも或いはと思ったんだが……)

ジーク(この様子では、そもそも俺の体内魔力総量はミナ以下だったのだろう)

ジーク(魔力が馴染み複数の力を宿したとしても、これでは持ち腐れに近い……)

ジーク(全ての魔力を手に集中させれば放てはするのかもしれないが……)

ジーク(魔力が完全に枯渇した人間は動くこともままならなくなる)

ジーク(魔法の知識が浅い俺がそんな真似をすれば、単なる自殺行為。そして威力もリーチェに遠く及ばない)

ジーク(どうにかこの魔力、有効活用できないものか……)ムムム…


イアン「ジークのことだ。重石をつけて素振りでもするのかと思っていたが……」

イアン「む、そうだ。常日頃から服の下に重石を――」

シェリル「……」ジー…

イアン「……やめておきます」

シェリル「ジークさんは、別方向から強くなろうとしているのかも……?」

ルーチュ「ええ、恐らく……」

ユージーン「別方向って……剣でも拳でもなきゃ、魔法ってか? でも大将は魔法は……」

ルーチュ「……いえ。私がこの前、少し……///」モジ…

ユージーン「あー、噂では聞いたことあるけど魔力譲渡ってやつか。でもあの様子じゃ足りなかったってことかね?」

ミナ「で、では私の魔力も譲渡すれば!?」ハッ!

一同「「やめてください」」

ミナ「!?」ガーン!

ユージーン「魔法も使えりゃ、そりゃ便利だろうけどさー……」

イアン「うむ。しかしいきなり未知の領域に手を出せども、それを完全に体得するには時間を要する」

イアン「駆け出しの魔法では、付け焼刃となってしまうであろうな……」

ルーチュ「それはそうなのですが……」シュン…

シェリル「でも、ジークさんなら……」



――『魔法に精通した友達と心を通わせ、その魔力を武器に纏わせてもらうことができれば』



シェリル「……!」ハッ!

シェリル「ジークさんっ!」



ジーク「っ!?」



シェリル「一瞬だけ……! 剣を当てる時だけ『剣に全魔力を纏わせて』みてください……!」

ルーチュ「――そうか、『魔法剣』ですね!」



ジーク「わ、わかった!」


ジーク「すううぅぅぅぅ……!」タタタ!



バッ!



巨木「……」




ジーク(敵に防がれない、確実に一撃を与えられる場面を考えろ)

ジーク(その一瞬の隙を逃すな。そこで決められる程の一撃を、相手に与えろ……!)グッ!



グオオォォ!


ジーク(――ここだ! この瞬間だけ、剣に魔力を流し込め!)


キィィィィィィィン!



ルーチュ「あ、あれは……!?」

ジーク「……!」




ジーク「おおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ブオン!





――『煌破断』発動――




★『煌破断』★
優勢取得時、一度だけ発動可能
敵に対しダメージ軽減を無視する固定3劣勢を与える




ズバアアアアアァァァァァァァ!



巨/木「」


ズウウゥゥゥゥゥン…



ジーク「―――よしっ!」グッ!

ジーク(今のは、確かな手ごたえがあった!)

ジーク(この感覚、忘れないようにしないとな……)



イアン「な、なんと……!?」

ユージーン「今、確かに剣が光っていたよな……?」

ルーチュ(よかった、私の力……ジークさんのお役に立ったんだ……)ホッ…

シェリル「すごい……! ジークさんすごい……!」

ミナ(一瞬だけ魔力を爆発させる……)ゴクリ…

ミナ(うぅ、でも皆さんからは反対されそうですし、私は自重しておきましょう……)



ジーク「……ふぅ」チャキン…


――

特殊判定
↓1コンマ一桁

レベルアップ判定(個別の為コンマ一桁分アップ)

コンマ84

ジーク:レベル132→136

――

……


ユージーン「いやぁ、ぶったまげたわ」

ユージーン「まさかあんな芸当ができるなんてなぁ……」

イアン「ああ。あんな一撃をまともにあびれば、ひとたまりもないであろう……」

ジーク「この魔力をくれたルーチュと、ヒントをくれたシェリルのおかげだ」

ルーチュ「……///」

シェリル「そ、そんな……///」

ジーク「俺の魔力量が少ないせいで、ここぞという時にしか打てそうにないが……」

ミナ「む、無理をして何度も使おうとしてはいけませんよ……!?」オロオロ

イアン「ミナが言っても説得力がないぞ?」

ユージーン「まったくだな……そもそもあんな攻撃何回も使えたらバケモンだぜ?」

ジーク「これで少しは、公国に対抗する力が身についたと思いたいところだな……」




シェリル「……」

シェリル(ルーチュさんの魔力を纏わせた一撃……)

シェリル(でも、一度ジークさんに渡した魔力だから一瞬しか使えない……?)



シェリル(――それなら、もしフラネッタに『常時』ルーチュさんの魔力を流せたら……?)



シェリル(フラネッタの『核』の強化、『ルーチュさんの魔力を蓄えておける大きな鉱石』さえ手に入れば……)




――

※ジークが必殺剣『煌破断』を習得しました

※リアローズがフラネッタ強化のヒントを得ました

――

――

わかりにくくて申し訳ないですが、スキル解説

※『煌破断』の『軽減無視固定ダメージ』の効果は


自身の耐久値が減少する時、全てのダメージを半減させる(小数点切り上げ)


系統のスキルを持つボス群(最上位)を上から叩き潰せる効果であって


劣勢判定を3回まで無効化する


こういった劣勢判定そのものを防ぐスキルを突破することはできません。が

★『四元の加護』★
炎水風土属性。戦闘時、常時補正+30。敵の戦闘、逃走にそれぞれ常時-20補正
敵の所持する通常防御、回避スキル効果全てを貫通し無効化する

こちらは軽減を無効化できないかわりに劣勢判定無効化防御を貫通できます

端的に言ってしまうと現時点でジーク一行がワイバーンを相手に優勢を取れた場合

四元で竜麟を貫通突破→そのまま煌破断発動で一撃でワイバーンの体力を全て吹き飛ばせます
さらに耐久力が上の敵相手でも、リアローズの『鉄姫の制裁』で連続攻撃が可能です

レベル差があれば当然優勢は取れないのですが、ジークが固有スキルで最低保証戦闘可能
そこからチケットもぶち込めば格上も抹殺可能なのが現状です(白目)

――


【幕間・各地の情勢】

※ジーク達の行動、公国の動きが一段落しました

続きまして、気になる人物の行動にスポットライトを当てたいと思います
選ばれずとも、行動はしています。選ばれた場合、行動中の様子やイベントが発生したりします
敵将の場合、判定次第で進軍が遅くなることもあるかもしれません


・鉄国王フリーデシルト
・鉄国王子バレット
・森国王カタリナ
・森国姫リュノ+公国姫ユリーカ

・公国将ゼルガー
・公国将ネーロ
・公国将ベルゲ
・公国将ニイハオ
・公国将マリリン
・公国将ジラワーク

10分後辺りに投票開始

それでは……
様子を見たい人物を選んでください
↓1~7多数決コンマ

票数は同数ですが偶数ゾロ目を含むマリリンですね
少々お待ちください

――

――【幕間・大公に嫌われた偶像将軍】――


……


【公国・???】


マリリン「もう、なんなのよぉ……」

マリリン「このマリリンちゃんを任務から外すだなんて、信じられなぁい!」プクー!

マリリン「私、何も悪いことしてないもーん!」

マリリン「そりゃあ、自室待機……戦いがお休みっていうなら、お肌の手入れの時間はできるけど?」

マリリン「最新のお化粧道具や、可愛いドレスだって買いにいけるけど?」



マリリン「――でもやっぱり、マリリンちゃんのこの可愛さを公国以外にも広めたーい!!!」ジタバタ!



マリリン「……」

マリリン「そもそもエルクラッド様ったら、ちょっとやりすぎ感あるのよねぇ……」

マリリン「確かに公国が豊かになればもっともーっとマリリンちゃんの虜になる人や可愛い小物も集まるけど……」

マリリン「最近、鉄国でも可愛いドレスの発表があったっていうし、もうちょっと待って欲しかったなぁ……」

マリリン「あー、でも鉄国の技術を奪えたならマリリンちゃんのこの相棒ももっと強化できるかもしれないしぃ……」

マリリン「うーん、ままならないものねぇ……」ゴロン…

マリリン「私がもっと美しくなって注目されるには、どうしたらいいのかしら……?」

マリリン「そもそもこの待機命令って、いつまでなの……?」

マリリン「うぅー……」ゴロゴロ…


マリリン「……」

マリリン「…………」


特殊判定
↓1~5コンマ二桁

ごめんなさい流石にこれはもう笑うしかないですね(白目草)
ジーク達にとってはかなり有利なんだけど、約一名に涙を禁じ得ないです

マリリンの他の六将への友好度
(25以下で好きじゃない。50で将としての連携。75以上で友人として確定救援)


1ニイハオ

07 ( 妖 精 ち ゃ ん 殺 す な 屑 が )

※妖精は愛でるべき可愛い存在というのがマリリンの認識のようです

2ベルゲ

01 ( お ん な の こ は 産 む 機 械 じ ゃ ね ー よ 糞 が )

※人権ガン無視の鬼畜野郎は嫌いなようです


3ゼルガー

19 ( そ の ダ サ い 髪 型 と 服 や め ろ )

※全身真っ赤なゼルガーのセンスに辟易していたようです

4ジラワーク

コンマ55

5 5

奇数ゾロ目: 殺 意 

( く た ば れ 薄 汚 い 野 良 犬 )

※嫌悪を通り越して殺意。何をしたらそうなるの?

※ジラワーク私兵を全て虜にし、自身の戦力へと変えてしまいました

※ジラワークが戦闘時単騎固定になってしまいました……

5ネーロ

91(私に匹敵する可愛い子だけど、嫌いじゃない。むしろ守ってあげなくちゃ!)

※非常に友好的です。自らの私兵を割いてでもネーロを守ります

――

ちょっとこの偏り過ぎた好感度に展開構築に時間かかりそうなので結果だけ先見せで今日はここまで

……あれ? もしかしてマリリン言動以外は善玉の可能性出てきた?

でもそれ以上に今はジラワークをどうすべきか考え中です(白目)
本日もありがとうございました!

おつおつ
公国どうすんだよこれ……(恐怖)

公国どうすんだよこれ……(憐憫)
になってきてるの草

こんばんはー
色々考えましたが、それに伴い特殊判定を一つ
22時過ぎにまた来れそうならば更新再開致します

特殊判定
↓1コンマ二桁

マリリンさん……!?(白目射出)

こーれはまたとんでもないことになった……

コンマさん!???

こんばんはー
とんでもないコンマの連続で混乱しっぱなしですがちょっとずつ再開です

エルクラッドの信頼度は逆に奇数ゾロで最大の信頼だったりしたから、判定によって変えてるんだろうな

追加特殊判定
マリリンの大公エルクラッドへの友好度(低い場合ネーロ重視)

コンマ55

5 5


奇数ゾロ目: 殺 意

※本性を隠して六将の座に就いていたようです(白目)

最終結果……

マリリンはネーロちゃん以外の公国軍上層部全員ぶっ殺したいレベルで嫌いでーす♪

※ 大 惨 事

※これにより…… 


――


マリリン「…………あー」

マリリン(これ、駄目なやつだ。吐き出さないとお肌に悪い影響でちゃうやつ)

マリリン(外にどうせゼルガーの私兵がいるんでしょうけど、もう限界……)フラ…


マリリン「ねぇーえー? 親衛隊、そこにいるぅー?」


ゼルガー兵「はっ! ここにおりますマリリン様!」


マリリン(ばーか。お前の声は一度も聞いたことないんですけどー?)

マリリン(親衛隊の声と顔は全員覚える主義なの。マリリンちゃん舐めんじゃないよ?)ピキ…

マリリン「ちょっと、いいかなぁ? 前に話したとびっきりのご褒美のことなんだけどぉ……?」

ゼルガー兵(ろ、六将からの褒美!? ゼルガー様だけでなく、このまま騙せばさらに……!?)ゴクリ…

ゼルガー兵「な、なんでございましょ――」


マリリン「ふんっ!」ゴキャァ!


ゼルガー兵「」ドサ…

マリリン「私に対する『監視役』にしては、随分とお粗末ねぇ……」

マリリン「みんなに好かれるマリリンちゃんでいたつもりなんだけどなぁ……」ハァ…





マリリン「――流石に、この感情はお化粧や演技だけじゃ隠せないってことかしら……?」ピキピキ…!




マリリン「邪魔者は消えたし、ちょっとだけ障壁展開……」キィィィン!



マリリン「…………」スウゥゥゥゥゥゥ…






マリリン「―――ざっけんじゃないわよ、あの糞野郎どもがあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ビリビリ!

マリリン「なぁにが公国の為よ!? どいつもこいつも馬っ鹿じゃないのぉ!?」

マリリン「ニイハオが志願してきたのは、誰が見ても戦場でより多くの妖精を殺して自分の欲求を満たす為だけじゃない!?」

マリリン「あんなに綺麗で可愛い妖精ちゃんを苦しめて殺すだなんて、どこにも公国の利点ないでしょぉがっ!!!」

マリリン「それに行き過ぎた選民思想のベルゲの奴は、自分の実験欲を満たしたいだけ……!」プルプル…

マリリン「どこの生まれだろうが可愛い子は可愛いし、女の子を産む機械呼ばわりしやがってあんの野郎ぉぉぉ……!!!」

マリリン「それにあのクソダサ軍師のゼルガーも……っ!」ダン!

マリリン「あんたがやってんのは公国の為じゃなくて、エルクラッドの為だろうがっ! 公国と大公同一視すんじゃねぇっ!!!」

マリリン「あああああ! そしてあの薄汚い野良犬ジラワークゥゥゥゥゥゥゥ!」ガリガリ!

マリリン「誰かに認めて貰いたいならまずは地道に母国で頑張りなさいよ!? なぁに勝手に国を売ってんの!?」

マリリン「挙句思い通りにならないからって部下に八つ当たりって正気!? はっ! 所詮脳みそも獣ってことかしらぁ!?」

マリリン「そんな態度の奴、どこの国行っても認められるわけねーだろばーかっ!」

マリリン「誰かに見て欲しければ、それ相応の努力とすぐに成果が出ずともそれを続ける忍耐力身につけろぉぉぉぉぉ!」ダーン!

マリリン「はぁ……はぁ……」

マリリン「ほんっと、公国軍の上層部でまともなのネーロちゃんしかいないじゃないの……」





マリリン「――そしてそんなネーロちゃんを戦場に送り込ませるエルクラッドオォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」ガシャアァァン!





マリリン「そうよ、あいつこそが諸悪の根源じゃない……! あいつが、度を過ぎた戦争なんかしかけなければ……!」

マリリン「ゼルガーとベルゲはまだ悪趣味な気持ち悪い男、ニイハオも処刑されて、ジラワークも鉄国で派手に暴れることもない!」

マリリン「はーっ……はーっ……」


グチャァ…


マリリン「そろそろ、落ち着かないと……」スゥゥ…

マリリン「この戦争さえなければネーロちゃんも……いや、もっと沢山の人が普通の暮らしを今もできていた筈なのに……」

マリリン「……私だって、もっと普通に色々な人に見て貰えたかもしれない……」

マリリン「でも……」


コンコン…


マリリン「!!」

>>737
※大ボス個人の絡む判定は奇数ゾロ目が最良と他よりも少し歪曲した判定になっていたりします

――

マリリン「はいはーい♪ マリリンちゃんに御用の方はだーれ?」

???「す、すみませんマリリン様。私は――」

マリリン「あ、ジラワークの部下だった子だね? ちょっと待っててねー?」アセアセ


ガタガタ! ギュッ!


元ジラワーク兵「……?」


ガチャ…


マリリン「お待たせー♪ さあ入って入って―!」

元ジラワーク兵「よ、よろしいのですか?」

マリリン「ちょうどお茶にしようかなーって思ってたから。そこでくつろいで待ってて?」


……



マリリン「お砂糖は十杯くらい入れる?」ザザー…

元ジラワーク兵「い、いえ。私は一杯で大丈夫です。……いつもそんな大量に?」

マリリン「女の子の身体は、甘い物で作られているんだゾ♪」キュルン!

元ジラワーク兵「……」ポカーン…

マリリン「あ、ごめんごめん♪ 用事があって来たんだよね?」

元ジラワーク兵「はい。改めて、私達の転隊届を受け入れてくださり本当にありがとうございます……!」バッ!

マリリン「別にいいんだよー? あんなとこにいちゃ誰も生きた心地しないでしょー?」

マリリン「報復だって気にすることはないのよ? マリリンちゃんの親衛隊はあいつが操る鉄鎧兵よりずっと多いんだから!」

マリリン「もしあなた達の誰か一人でも危ない目に遭いそうならいいなさい? 親衛隊総出で潰してあげるから♪」

マリリン「あなた達はもう私の親衛隊。仲間なんだから遠慮しないの。この耳栓はその証ね?」ソッ…

新・親衛隊「マ、マリリン様……!」ジーン…

新・親衛隊「公国軍になってから、収入が上がる以外ろくなことないって思っていましたけど……!」

新・親衛隊「マリリン様やユリーカ様がいるなら、これからも戦っていけます……!」グッ!

マリリン「あ、ひっどーい! マリリンちゃんというものがありながら、ユリーカちゃんに浮気したなー?」ツンツン

マリリン「……気持ちはわかるけどねぇ。あの子も近い将来、このマリリンちゃんに匹敵する好敵手になりそうだし」

マリリン「あれ、でもそういえば最近みないなー? またアルテミシア様のところに行ったとか……?」

新・親衛隊「……そういえば最近、お見かけしませんね。クリス様は戦地調査に向かわれたそうですが……」

マリリン「……ふーん」


……

――

――

……

【公国・???】


マリリン「あ、やっと見つけた! ネーロちゃーん!」ブンブン!

ネーロ「マリリンさん? どうされたのですか、そんなに慌てて」

マリリン「いやぁ、ネーロちゃんがまたゼルガー将軍から特務を受けたって聞いたからさ。大丈夫?」

ネーロ「ええ、このくらいならまだ大丈夫です。ニイハオ将軍と帝龍を、遠方に転移させただけですから……」ハァハァ…

マリリン「……魔力を飛ばすのって思ったより大変なのよ? それが転移魔法ならなおのこと」

マリリン「この前の海外遠征でも相当無茶してたみたいじゃない。休みたいときは言わなきゃ駄目よ……?」

マリリン「――なんの為に私が六将に志願したと思っているの?」

ネーロ「……私などの為にマリリンさんが志願なさる必要、なかったのに……」

マリリン「もう遅いでーす♪ 大切なお友達が将軍なんて危ない職になるのを黙って見過ごせるわけないでしょー?」

ネーロ「いえ、将軍とは名ばかり。マリリンさん達みたいに戦う力はありませんし、安全なこの宮殿からただ転移魔法を使うだけ」

ネーロ「私は、それくらいでしかエルクラッド様のお役に立てませんから……」

マリリン「……ネーロちゃん」

マリリン「エルクラッド様がネーロちゃんを救った、大切な恩人なのは知っているわ」

マリリン「でもよく考えて……あの帝龍や飛竜は普通じゃない。そんなものをどこから持ち出したか、ネーロちゃんは知っている?」

ネーロ「……いえ。エルクラッド様にも、何かお考えがあるのでしょう」

マリリン「あんなものを転移させれば、あなたへの負担が大きいばかりか……公国の外がどうなるかもわからないのよ?」

マリリン「それに軍略を考えているのはエルクラッド様ではなくゼルガー将軍。あなたが従う義理もない筈でしょう?」

ネーロ「エルクラッド様は、ゼルガー将軍をとても信頼なされています。それならば、私が従うのも道理でしょう」

マリリン「……っ、あなたから聞いたエルクラッド様と、今のエルクラッド様……随分変わってしまったように思えるわ」

ネーロ「……そうかも、しれませんね。けれど、私のこの想いは変わっていません。今後も、変わることはないでしょう」

マリリン「そう……やっぱりネーロちゃんは素敵ね。揺るがない自分の道を持っているんだもの」

ネーロ「ふふ、マリリンさんこそ。我が道を突き進むその姿は私には眩しすぎます……」

マリリン「ふふん、何しろ天下の美少女マリリンちゃんだからねっ♪」キュルン!

マリリン「……ねぇ、ネーロちゃん」

ネーロ「なんでしょう?」

マリリン「しつこいかもしれないけど、自分を大切にするのよ?」

マリリン「誰かに虐められそうな時は、すぐに言うこと」パチン!



マリリン親衛隊「「我々にお任せあれ!!!」」ズラッ!



ネーロ「!?」ビクッ!

マリリン「マリリンちゃんが特に信を置いている精鋭中の精鋭だよ♪」

マリリン「私が傍にいてあげられなくても、この子達がネーロちゃんを守ってくれるからね?」

マリリン親衛隊「「愛しき人の親友は、我らの親友! この身を賭してお守りしましょう!」」バッ!

ネーロ「こ、こんなに沢山……これでは、マリリンさんが!」

マリリン「大丈夫大丈夫。ネーロちゃんも聞いてたと思うけど、私エルクラッド様にしばらく暇を出されちゃったからさ♪」





マリリン「――ちょっと、何人か連れてだけど自分を見つめ直す修行にでようかなって」

マリリン「――ネーロちゃんも、機会があればもう一度ゆっくり考えるといいと思うよ♪」




ネーロ「……!」

マリリン「それじゃあ、まずはお化粧買ってから修業内容考えに行くよー♪」

同行親衛隊「「うおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」」



ネーロ「マリリンさん……」



特殊判定
↓1コンマ二桁

ノンストップマリリン……(白目射出)

ネーロのぐらつき

98>95

※基準値を上回った為……?

――


ネーロ「……っ」フルフル…

ネーロ(エルクラッド様は、私を救ってくださったお方……)

ネーロ(転移魔法しか取り柄の無い私は、エルクラッド様が望まれるままにこの力を使えばいい……)

ネーロ(たとえ、私がどうなろうとも――)


――


幼ネーロ「あぅ……!」ベシャ…!

若エルクラッド「ネーロ!? 無茶をするな……!」オロオロ

幼ネーロ「わたし、まりょく、あるそうなんです……!」

幼ネーロ「もっともっとがんばって、まどうしょもよめるようになって……」

幼ネーロ「いつのひか、エルクラッドさまをおたすけするんです……!」ググ…!

若エルクラッド「……ありがとうネーロ」ナデナデ

若エルクラッド「だが、もっと自分を大切にするんだ。気持ちは嬉しいが、無理はいかん」

若エルクラッド「戦いの訓練などせずとも、いつかもっと平和な時が訪れる」

若エルクラッド「私と妻と、みんなで……必ず公国を」

若エルクラッド「いや、この世界の誰もが豊かになれるようにしてみせるさ」

若エルクラッド「だからネーロ、もし――」


――


ネーロ「―――ッ」ズキッ…

ネーロ「……」ポロッ…

マリリン親衛隊「「!?」」ギョッ!

マリリン親衛隊「「ネーロ様!? どこかお怪我を……!?」

ネーロ「い、いえ、大丈夫です……」ゴシ…


ネーロ「――少し、疲労が溜まっていただけです。ただの欠伸ですよ……」ポロ…


ネーロ「……マリリンさんの言う通りですね。今日は、早めにお休みをいただきます」

ネーロ「ゼルガー将軍への報告、代わりにお任せしてもよろしいでしょうか……?」

マリリン親衛隊「「はっ! 承知致しました!」」



ネーロ(エルクラッド様、私は……)


――

※ネーロの護衛にマリリン親衛隊・強が就きました

※ネーロが????、????

――


コンマ編集、公国強くしすぎたので逆テコ入れする

――

……

【公国・???】


親衛隊1「それでマリリン様、どちらへ向かわれるのですか?」

マリリン「うーん、特に決めてないんだけどねー?」

マリリン「ただエルクラッドから暇を出されて、ゼルガーの監視もあったとなるとねぇ……」

マリリン「こっちはまだ行動する気はなかったけど、先手打たれると厳しいもんね♪」

マリリン「嫌われているならそれを逆手にとるだけ♪ しばらくは拗ねてふらついているって思われる筈だよ♪」キュルン!

親衛隊2「……と、いうことは……」ゴクリ…



マリリン「――うん、公国、出るよ♪」



マリリン「あーんな場所に居続けたら、マリリンちゃんの珠の肌がボロボロになっちゃうもん♪」

マリリン「それに心労で髪の毛がごっそり抜けおちちゃうね♪ みんなもそんなマリリンちゃん嫌でしょー?」

親衛隊達「「いやああああぁぁぁぁぁぁぁ!」」ガタガタ!

マリリン「とりあえずみんな――クリス様の足取りを追うよー♪」

親衛隊1「クリス様を、ですか?」

マリリン「そっ♪ クリス様はあの連中と違って本当の意味で公国のことを考えている人だったし……」

マリリン「同時期にユリーカちゃんも宮殿内からいなくなったのを見ると、多分クリス様が連れ出したんだと思う」

親衛隊2「なんと……!?」

マリリン「英断だと思うよ。ユリーカちゃんはマリリンちゃんと違って仮面は被れないだろうし、もっと繊細だしね……」

マリリン「クリス様とユリーカちゃんなら、マリリンちゃんの話も聞いてくれるだろうし……」

マリリン「もし会えなくても、別の相手がいる。隙を見て『ジラワークかニイハオを足止めないし撃破しちゃおう』か♪」

マリリン「ベルゲもぶっ飛ばしたいけど『あいつ引き籠りで出てこないから』ね……」

マリリン「確実に公国……というかどの国にとっても迷惑な存在あのあの二人をどうにかしないと♪」

親衛隊3「そして、それを討ったマリリン様の名がさらに世界に轟くのですね!」キラキラ!

マリリン「あはは、それだとマリリンちゃんすごーく嬉しいなぁ♪」

マリリン(公国の内輪揉めって流される可能性高いけどねー……)

マリリン(でもせめて、ネーロちゃんにも危害を加えそうな連中を引き離して……あの子が考える時間を作ってあげないと)

マリリン「さ、ちょっと大変かもしれないけど……みんなマリリンちゃんについてきてくれるかなー?」



親衛隊「「もちろんでぇぇぇぇぇぇぇぇす!!!」」


マリリン「いい声だよー! それじゃあしゅっぱーつ♪」



――

※『六将・マリリン』が公国を離反しました

※ネーロ以外の将への攻撃は躊躇がありません

※今後の判定次第でジーク達と出会う可能性が出て来ました



――幕間・おしまい

――

――

……

【森国領・大型都市近辺】


ジーク「そろそろ、次の目的地か……」

ルーチュ「森国領でも、大きめの都市がある場所ですね」

イアン「しかし、森国の街は全て木々で出来ているものとばかり思っていたが……」

ミナ「石造りの建物もありますし、人々で賑わっていたり……鉄国と変わらない印象を受けますね?」

ルーチュ「神秘的で、森の奥深くにある……そういった印象を持たれる方は多いみたいですね」

ルーチュ「ですがそれは王都周辺や、保護区域の森だけなんですよ?」

イアン「ううむ、陛下の自分の眼で見て回らねばならないというお言葉……まさにその通りであるな」

シェリル「お父さんは、ちょっと自由過ぎた気もするけど……」

ユージーン「今や俺達全員、負けず劣らずの自由派だと思うけどねぇ……」

ユージーン「……さて、港町がああだったんだ」

ジーク「……より大きな町ともなれば、公国の手が伸びている可能性もある」スッ…

イアン「規模が大きければ、そう易々と陥落もしないとは思うが……」

ユージーン「――その機会を窺っている連中が潜んでいてもおかしくは無いよなぁ」

ユージーン「さてさて、どうなるかねぇ……!」タタタ…!


特殊判定
↓1コンマ二桁

大型都市の不穏な空気

25>07(公国兵? その辺のなら追い返せるよ)

※基準値を下回った為、街中は平和な様子

※散策や仕事時以外のマイナスイベントが全消滅しました

――


ユージーン「……って気を張ってたのによぉ?」


ワイワイ…

ガヤガヤ…


公国兵「」プシゥ…


イアン「……どうやら、街の防衛隊が相当手練れだったようだな」

ルーチュ「結界の力を感じます。お母様だけでなく、民達も抗っているんですね……」

ジーク「……誰もが、黙って侵略されることをよしとするわけがないからな」

イアン「だが、この様子ならば落ち着いて行動ができそうだ。どうするジーク?」


所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
【森国領・大型都市での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

5:武具屋(通常装備品の購入が可能。装備品はスキル扱いとなり、戦闘補正を加える)

少しした後安価多数決

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

お酒は姫達には飲ませられないって言ってたしハプニング以外は無効安価になりそう。ずれて3が2票かな?

コンマ同値は考えてなかったぁ……

ここは行動回数一回で1のお酒チャレンジ→酔いをさますていで3の散策という流れにしたいと思います
(なお散策はマイナス判定ありです。ユージーンがいるため、かなり発生しにくくなっていますが)

>>776
お酒はフレーバーとはいえまとめて判定を取りたい為、初回は男女全員で飲む
というだけなので、このイベント後は個別のさし飲みも可能です
――

1みんなでお酒チャレンジ(上手くいけば情報もゲット)

――

ユージーン「……街中に敵の気配は無い」

ユージーン「んで、大きな街とくりゃあとうぜーん……?」





大きな酒場「……」ズドーン!





ユージーン「あるよなぁ、酒場!」

ユージーン「こりゃ行くっきゃねえだろ!」

イアン「ま、待てユージーン! 我々はそんな悠長な――」


ゴクリ…


イアン「……」

ユージーン「……ん?」

ミナ「今、イアン様の喉が鳴ったのですか……?」

イアン「……」ダラダラ…

シェリル「もぅ……」

シェリル「イアン、我慢しないで?」

イアン「が、我慢など……」プルプル…

シェリル「……ごめんなさい。イアンはこう見えて、お酒が大好きみたいで……」

ルーチュ「す、少し意外です……」

イアン「……///」カアァァ…

ユージーン「いやいや恥ずかしがる必要はねーっておっさんよぉー!」バシバシ!

ユージーン「それじゃあ、我慢してたおっさんの為にも酒場にのりこもうかねぇー♪」

ジーク「…………情報収集も忘れずにな?」


……

――

――


【大型酒場】


ザワザワ!


ユージーン「ほぉー……こりゃすげえな」キョロキョロ…

イアン「う、うむ。鉄国も酒場は多いのだが、ここはそれにも劣らぬ……」

ジーク「……つまみや酒の傾向が森国に寄っている以外は、鉄国とも変わらないみたいだな」


ミナ「ああ、神よ……イアン様の為とはいえ、私はついに酒場に足を踏み入れてしまいました……!」ドキドキ…

ルーチュ「酒場、私も初めてなのですが……これほどまでに賑わう場所なのですね」

ルーチュ(お姉様に、いいお土産話ができたかもしれません……)

シェリル「や、やっぱり大きい男の人が多いですね……」キョロキョロ…

ユージーン「心配すんなって。いざとなりゃ俺が守ってやるさー」ヘラヘラ

イアン「またお前はできもせんことを……」

ユージーン「まーまー。それよりおっさん、どれにするよ?」

イアン「そ、そうだな……」ソワソワ


ミナ「イアン様が……笑顔に!?」ガーン!

ルーチュ「お酒には、それほどの魅力が!?」ガーン!

シェリル「大人の、飲み物……」ドキドキ…


ユージーン「お? 軽めの酒もあるじゃねえか。これならお嬢さん方でもいけるんじゃねーかな?」

イアン「お、おい!?」

ユージーン「……この子達だって色々嫌なもん見てんだ。一時だけでも忘れるのも、いいと思うがねぇ」

イアン「……」

ジーク「……合わなければ、やめさせればいい。いずれは飲むものだ」

ユージーン「そういうこと。それじゃ、これとこれと、あとこれを注文しようかねー」

女性陣「「……」」ドキドキ!

――

フレーバー特殊判定
↓1~6コンマ二桁

※ あ あ っ と ! ※

ジーク傭兵団・酔いやすさ判定(50で並。奇数ゾロ目最強、偶数ゾロ目最弱。コンマ90以上で……?)


1リアローズ:94(恥ずかしがり屋のお姫様。でも酒の力には抗えぬ! 泥酔者その1)

2ミナ:39(教会ってお酒を出すこともあるからね。むしろ人並以上に強い方)

3リーチェ:14(まず酔い潰すことは不可能なレベル。ジュース感覚でごくごくといけちゃう)

4イアン:40(人並みよりちょっと酔いにくい。好きだからって酔わないわけでもない)

5ユージーン:36(イアンに同じく。でもこれくらいの方が節度を守れるのかも?)

6ジーク:27(かなり強め。傭兵団時代から慣れていたのも大きい。飲みつつ情報もちゃんと拾える)

※ジークが50を下回った為、情報収集も成功!

※でもリアローズが……

――


判定結果を公開した辺りで今日はここまで
まさかのリアローズ単体被弾……
これもしかするとあっちのイベントにも繋げないといけないかなぁ……(白目)

マリリンが暴れ回りましたが、依然公国全体の力は強いです
情報収集成功分の追加判定はまた後ほど

本日もありがとうございました!

そういやマリリンってクリス・ユリーカの好感度は高そうに言及されてるんだけどセレスティアに対してはどうなんだろ?
まぁ仮に好感度高かったとしても『セレスティアのためを想ってセレスティアの凶行を止める』方にシフトしそうだけど

死んでも巻き戻し出来ない以上、露骨な地雷踏み抜きでもしなけりゃ最終的には全ボス倒せるようにしてあるんだろうなとは思う

マリリンが暴れたのは公国に対してどう思ってるか特に書いてなかったのも影響してるんだろうな
残りは忠誠が高いと明言されてるからあり得ないだろうな
ジラワークに関しては二国に喧嘩売りまくったから公国しか場所がないしその公国からも好かれてないと自業自得とはいえ割りとひどい

>>739の反応見る限り
ジラワーク→俺は認められるべき存在。評価しない周りが悪い
マリリン→みんなに認められたい。評価されるように努力を重ねる
自己顕示って意味では似た者同士なのに思想が真逆なのが特に嫌ってる理由かな
部下の声まで覚えたり手作り耳栓あげたり部下への対応も真逆っぽいし
ところでリアローズ脱衣チャンス?なら前に言ってた姫下着判定もあったりするのかしら?

こんばんはー

>>812
セレスティアにはちょっと引いていますが、嫌悪感情まではない感じです
(将軍達に振り切りすぎた)

>>813
最初にこんなん勝てるか!なボスデータを作成し、そこから能力を下げたりスキルを削いでボスを作っていたり
コンマでボスが荒ぶるとそれが元に戻っていく感じです
ただ大ボスは誰もが最低保証戦闘をしかけてくるので、結局運が悪いと負けます

>>815
その通りです。そしてエルクラッドの為よりネーロの為に~な考察をされている方がいたので、
この際忠誠度合を決めておこうと思ったらまさかの殺意になりました(白目)

>>816
あとでリアローズとリーチェ、リュノ辺りは安価取っておきましょうか
まあ私がその設定を活かせるかは怪しいですが……

それでは少しだけ再開です

――

……

ゴキュ…ゴキュ…

ユージーン「くはぁー……!」タン!

ユージーン「いいねぇ、この喉ごし……! 身体が喜んでいるのがわかるわー」

イアン「……うむ。だが、羽目を外し過ぎないようにせねばな」グビッ…

ジーク「そういう割には、随分と飲んでいるな……」

ジーク「俺は麦酒もいいが、こっちの果実酒をゆっくり飲ませて貰おう」コク…

ジーク(そこまで強い酒じゃない。これなら潰れずに情報を探れそうだが……)

ミナ「んっ……私も、果実酒の方が好きかもしれませんね」コク…

ミナ「色合いも綺麗ですし、これならばイアン様のお供もできそうです」ニコリ

イアン「そ、そうか……すまないな///」テレ…

ユージーン「おーおー……」

ユージーン「ミナちゃんは平気そうだけど、嬢ちゃん二人は――」






シェリル「はへぇ~……?///」トロン…


一同「「!?」」


シェリル「なんらかみんながふえて、からだが熱くなってきました~……」ヌギヌギ…

一同「「!!??」」


バッ!



リアローズ「ふわぁ~、すずしい~♪」ゼンラー!




ユージーン「うおおおおぉぉぉぉぉ――」


ダン!


ジーク「見たら!」ガシ!

イアン「殺すっ!!!」ドゴォ!

ユージーン「すびばせんっ!?」グシャァ!

ルーチュ「あわわわ、いけませんシェリルさん! 色々な意味で……!?」ワタワタ!


ミナ「せ、せめて羽織るものを!?」ワタワタ!

リアローズ「やぁ~あ~、あついの~……」グイグイ…

ルーチュ「そ、そこをなんとか……!」グググ…!

ルーチュ「せめてコートだけでも……!」グググ…!

ルーチュ(リアローズさん、思った以上に力が強いぃぃ……!?)

ミナ「それが駄目なら、マントの方だけでも……!」アセアセ

ユージーン「いやぁ、あの身体でマントだけ何それ興奮――」

イアン「――貴様、酒瓶で頭を割られて死ぬか、酒の中で溺れ死ぬか選ばせてやろう」

ユージーン「冗談だってぇ……」ガタガタ…

ユージーン「でも、実際この状況はかなり不味いだろ……!」

ジーク「念の為に目立ちにくい隅の席を選んでおいたが、流石にこれは想定外だ!」

ジーク「このままにしておくのは、色々と不味い……!」

イアン「う、うむ! とにかく誰か一人を護衛にどこかへ避難させるしかあるまい……!」

ユージーン「一人って、全員じゃまずいのかよ!?」

イアン「あのようなお姿をこれ以上多数に見られるのは、我慢ならん……!」クッ!

イアン「とにかく、適任は……」


――

※リアローズがべろんべろんに酔っぱらって服を脱ぎ去ってしまいました

※彼女の尊厳を守る為にも、誰かと共にこの場を脱出させましょう

※なおリーチェが酒に激強の為、ジークが離れても情報収集は可能です

リアローズ、誰が運ぶ?


↓1~3多数決コンマ

鋼の精神、イアン団長

――


イアン「……私以外、いないようだな」ハァ…

ユージーン「……おっさん、もしかし――」

ジーク「殴られたくなければ黙っておけユージーン」

ジーク「あの状態のシェリルを無理矢理でも保護するには、それなりの力がいるからな」

ジーク「そうなるとルーチュとミナでは厳しい。俺とユージーンは傭兵の身だからな」

ジーク「体格と役職的にも、イアン以外にはできないだろう」

イアン「うむ。ひ……シェリルと落ち着かせたら、私も戻った方がよいか?」

ジーク「いや、やめておけ。酔い潰れたところを狙われてはたまらん」

ユージーン「酒を愉しむのはまたの機会になりそうだねぇ……」

ユージーン「俺らも少し情報拾ったら、ここを出ることにするよ」

イアン「すまぬな……」

ジーク「いや、流石にあれは……」チラ…

ユージーン「わかるわけねーよなぁ……」チラ…



ルーチュ「ミナさん、そちらから被せて!」

ミナ「はい!」

リアローズ「あー……!?///」



ユージーン「おほ……///」


ジーク「……」


追加特殊判定
↓1コンマ二桁

リアローズのお守り(遠目のため判定激化)

75>59

※基準値を下回った為気が付けず

――


ジーク「っ……」バッ!

ユージーン「ん? 大将今あっちみた? 見たよな?」

ジーク「ぎょ、凝視はしていない……!」

ユージーン「いや、わかるよ。あんないい身体なかなか――」


ガシッ!


イアン「……」メキメキ…

ユージーン「あ゛あ゛ぁ!? 不可抗力だって!?」

ユージーン「そ、それよりもおっさんはやくしないとまずいって……!」

イアン「ぬぅ……!」タッ!



イアン「ミナ、マントを貸してくれ!」

ミナ「は、はい!」サッ!

イアン「……ご無礼をお許しください」ボソ…


イアン「――わがまま厳禁!」グルグルグル!

リアローズ「ふええええぇぇぇぇぇぇ……!?///」スマキー!

イアン「――脱出!」


ダダダダダダダダ!


ユージーン「はー、おっさん手際いいなぁ……」

ジーク「……」

ユージーン「ん? なんだ、やっぱり見たりなかったのかぁ?」ウリウリ

ジーク「い、いや……」ムラッ…

ジーク「……」



ジーク(服を脱ぎ去ったリアローズには驚いたが……)

ジーク(そんな状態になっても、首からぶら下げていたらしい何かは投げ捨てていなかったな)


チャリ…


ジーク(俺と同じで、こういったものを信じる主義なのだろうか?)


……

――

――

……


【大型都市・茂みの中】


イアン「……ふぅ……」

イアン(本来であれば、すぐにでも宿屋に駆け込みたいが……)


リアローズ「ふにゃあぁ~……?///」トローン…


イアン(泥酔し、しかも布を巻きつけただけの姫様を私が担いで向かおうものなら……)

イアン(森国領の法がどういうものかは知らないが、まず私が不審者の類として扱われるだろう)

イアン(ジーク達もしばらくは情報収集で時間を費やす筈だ)

イアン(その間に、姫様が落ち着かれるかあるいはいっそお休みになってくだされば……)


リアローズ「イアン~……?///」


イアン「……大丈夫ですよ。少しの辛抱です」


リアローズ「ん~……///」


イアン(こうして姫様を、また抱える日がこようとはな……」

イアン(あの日も、無礼を承知で姫様を抱えながら馬を走らせた……)

イアン(自分の双肩に姫様の命がかかっているのだと、仕えるべき王と共に戦わずに私は逃げた)

イアン(崩落する建物に巻き込まれ姫様と部下は傷を負い……)

イアン(逃げて、逃げて逃げて逃げて……)

イアン(そうして、あの飛竜に追いつかれた)

イアン(もしあの時、偶然ジークが居合わせてくれなければ……)


リアローズ「ふへぇ~///」


イアン(このような表情を見ることもできなかった。私も姫様も、命を落としていた……!)

イアン(姫様どころか部下すら誰も守ってやれず、私は一体何をしているのだ……っ!)ギリッ…



ギュッ…



イアン「!?」

リアローズ「……なかないで、イアン?///」

イアン「姫、さま……」ツゥ…


リアローズ「イアンが悲しいと、私も悲しいよ……?///」

イアン「……泣いてなど、おりませぬ」

イアン「私は鍛錬を積んでいます。心も鍛えられております」

イアン「私は如何なる時も、鉄国を守る不動の盾であります」


イアン(どの口が言う)

イアン(私は、何も守れなかったではないか……)

イアン(ミナに無茶をさせてまで生き永らえて、私に何ができるというのだ)

イアン(鍛錬の様子ですぐにわかった。今や姫様も、屈強な鉄国の戦士の一人となっている)

イアン(私よりも強く、そして鋼のような精神で、鉄国の奪還を目指しておられるのだ……)

イアン「……本当に、立派になられて……」ナデ…

リアローズ「えへぇ……イアンのことも、ジークさんのことも守るのぉ……///」

イアン「……勿体なきお言葉」

イアン(姫様は、心優しいお方だ。これからの鉄国に、なくてはならないお方だ……)

イアン(ああ、ジーク。不甲斐ない私に代わり、この尊い姫を護り抜いてくれたことには何度感謝してもしたりない程だ)

イアン(姫様がこうして信を寄せるのも頷ける)

イアン(だが……)



イアン「――たとえジークには及ばずとも……私は誓いましょう」

イアン「――今度こそ、私もあなたを守り抜くと……!」



リアローズ「……ありがとう、イアン……♪///」ニコッ

イアン「……必ず……」ギュゥ…


リアローズ「んぅー……? うごきにくい熱い~……?///」モガモガ

リアローズ「これとってイアンー……///」

イアン「それとこれとは別です」キッパリ

イアン「お願いですから、どうか! どうかもうしばらくのご辛抱を……!」


……

――

――

……

【酒場】



ユージーン「……おっさん達は大丈夫かねぇ?」

ミナ「だ、大丈夫です! イアン様ですもの……!」

ユージーン「いや、俺もあのくそまじめなおっさんが間違いを犯すとは思えないけどね?」

ミナ「……間違い?」ハテ…

ユージーン「……」

ユージーン「……何でもない。ただ、あんまり少数行動はあぶねーかなって思っただけだよ」

ユージーン「それより、さっきのあれで忘れてたけどルーチュちゃんの方は――」



ゴッキュンゴッキュン…


ルーチュ「♪」


ゴッキュンゴッキュン…


ルーチュ「――はふぅ♪」


空の樽「」ゴロン…



ユージーン「」

ミナ「」

ジーク「……二人とも、気持ちはわかるが帰ってこい」

ルーチュ「お酒って、こんなに美味しいものだったんですね……♪」

ルーチュ「シェリルさんが急に脱ぎだしてしまったのは驚きましたけど……」


ルーチュ「――今日は私の人生初お酒の記念日として、刻み込まれました!」


ジーク(……その強さ、リアローズに少しわけてやってくれリーチェ……)

ルーチュ「さて……」

ルーチュ「記念のお酒も飲み干しましたし、そろそろ本来の目的を達成しましょう!」キリッ!

ジーク(全然酔った気配が無いだと……)


ザワザワ…


ルーチュ「……なんだか、先程よりも騒がしくなっているような?」

ミナ「そ、それはその……」

ユージーン「間違いなく『二人』のせいじゃないかねぇ……」

ルーチュ「私のせいなのですか……!?」ガーン!

ユージーン「いやだって、その小さい身体で樽飲み干すって……」ヒキッ…

ルーチュ「こ、これは残り少ないからと言われて……///」

ジーク「……残量が減った小ダルとはいえ、ボトル何本分かはあるだろうに」

ルーチュ「あうぅ……///」

ユージーン「初めてで酒を美味いと思ってくれたんなら嬉しいが、今度はもう少しゆっくり飲もうな……?」

ミナ「そうです。身体は大切にしないといけませんよ?」

ユージーン「いや……そうなんだがな?」

ルーチュ「世事に疎く申し訳ありません……」ペコリ

ルーチュ「こ、この失態はこの後の働きで……!」

ジーク「……失態ではないだろう」

ジーク「俺もそこまで酔いは回っていない。上手く情報を聞き出すぞ」

ルーチュ「はい!」


ユージーン「……え? 俺じゃないの!?」ガーン!


――

※酒耐久の高い二人が残った為判定機会増加

特殊判定
↓1~2コンマ二桁

1リーチェの酒場情報収集(酔いやすさ14)

16>14

※基準値を上回った為成功

2ジークの酒場情報収集(酔いやすさ27)

27>02

※基準値を下回った為失敗

※リーチェが情報一つ獲得!
――


ガヤガヤ…


ジーク「むぅ……」ダラダラ…

ジーク(お、俺としたことが飲み過ぎたか……?)

ジーク(喧騒の中から有用な情報を聞き出すことは、昔叩きこまれた筈なんだが……)

ジーク(いかん、俺がこんな有様ではリーチェはもっと――)バッ!




酒場利用者1「すっげえな嬢ちゃん! その身体でこれ飲んだのかよ!?」ゴロゴロ…

酒場利用者2「だーはっはっ! こりゃあお前のこの街一の酒豪の名は返上かもなぁ?」

酒場利用者3「……だな。俺じゃ飲めてもこんなしゃんとしてらんねえわ……」フラフラ…

ルーチュ「す、すみません/// つい羽目を外してしまって……」

酒場利用者1「おー……声も透き通ってて聞き取りやすい……」

酒場利用者2「本当に酔ってないんだなぁ。嬢ちゃん、もしかしてこの店の酒全部飲み干すつもりかい?」ハハハハハ!

ルーチュ「い、いえ! その……私達、傭兵団なのですが、お仕事が一段落ついたのでそれで」

ルーチュ「だ、団長!」テマネキ

ジーク「……」シュタタタ!

酒場利用者1「おっわ速っ!?」

ジーク「……うちの団員が何か?」ジロリ…

酒場利用者2「い、いやな。あまりにいい飲みっぷりだったもんでな」

酒場利用者3「俺、明日からは普通に飲むよ……」フラフラ

酒場利用者1「そうしとけ。しかし団長さんも随分と若いねぇ? まだ20代前半ってところかい?」

ジーク「……ああ。まだ経験は浅いが、ほどほどに腕は立つと思うぞ」

ジーク「こいつを含めてな……」サッ

ルーチュ「……///」

酒場利用者2「へぇ……酒もだけど、人はみかけによらねぇなぁ」

酒場利用者1「……でも、嬢ちゃんも兄ちゃんも気を付けた方がいいぜ?」

ルーチュ「え?」

酒場利用者1「下手に強い程、やばい敵にでくわした時に退けなくなっちまうもんだからな……」

ジーク「……どういう意味だ?」

酒場利用者2「……あんまりおおっぴらには広まってない話なんだがな?」ヒソヒソ…



酒場利用者2「――公国の奴らが『青い龍』を解き放ったって話があるんだよ……」ヒソヒソ…



ジーク&ルーチュ「「!?」」

情報を一つ獲得したあたりで今日はここまで

なお自由行動4の傭兵仕事がどういうものかという質問がありましたが、
内容はコンマ次第で『物資調達』『討伐依頼』『街に留まっての護衛』などがあります
基本的にはコンマ判定で成否を取りますが……
実はこれの成否のマスクデータで傭兵団としての『名声値』をカウントしています。これが高いと……?
なおまだ4番は選ばれていませんが、実はそれに近い行動をこれまでにとれている(街中でワイバーン撃墜、港町で酒場の少女速攻救出など)
ため、ある程度の名声値が溜まっていたりします

今日は遅いので安価多数決は明日以降になりそうですが、フレーバーで各姫達の下着案などを募集しておきます
一切の影響はないので気楽にどうぞ

本日もありがとうございました!

乙です

質問なんですけど、今後ってキャラ募集の予定はありますか?

おつおつ
セレスティアは夜レベル考えると下着もドエロいの着てそうなんだよなぁ
あとヒロインではないけど個人的にユリーカはコンマ判定してほしい
下着方面でセレスティアの影響受けてたら年齢に対してヤバそうなの、受けてなかったらまっさらな純白みたいな

ミナは清楚系なんだけど胸だけサイズ合わなくてちょっと小さいのみたいなイメージ
そういや胸の大きさってどんな順になってるのかな

同じ高夜レベルでもリュノとユリーカはいざ本番になると思考ショートしそうなおませちゃんな感じなのに、セレスティアにはそんな感じを微塵も感じられないのは何故なんだ……
自由行動で女性陣だけで下着買いに行けたりしないものかと思ったけど、そういや財源ってどうなってるんだろ

こんばんはー

>>846
色々と予定が変わってしまっているので、しばらくはないかと思われます
ただ、ジークの育て親の傭兵団長は用意しておく必要がありそうです

>>848
使う場面はほぼない&下手するとクリス胃痛加速ですが、かしこまりました
折を見て判定します

>>855
こちらである程度決めていましたが、最低保証をつけてコンマ判定でもいいかもしれませんね
こちらも折を見て判定したいと思います
なおセレスティアのみ判定済で28です
(21~40:微、美乳。慎ましおっぱい)

>>856
交流安価で可能です
財源はジークの貯蓄+ユージーンの貯蓄+辺境町でのワイバーン討伐報酬で賄っています
傭兵の仕事をしたら贅沢できるようになるとか加えた方がいいかもしれませんね

そして今日更新できるかわかりませんが、先にまとめてフレーバー姫下着安価

1リアローズ
・清楚な白
・上品なシルク
・その他自由安価

2リーチェ
・清楚な白
・ドロワーズorスパッツ
・葉っぱ
・その他自由安価

3リュノ
・大人な黒
・清楚&セクシー
・その他自由安価

4セレスティア
・シースルー紐
・ドエロ下着
・観音開きTバック
・その他自由安価

……セレスティアはこれどう足掻いても大変なのでは?

↓1~5多数決コンマ

リアローズ…上品なシルク
リーチェ…清楚な白
リュノ…大人な黒
セレスティア…シースルー紐

ですね。ユリーカに悪影響が出ていないことを祈りたい……
この後酒場からぼちぼち再開していきます

――

……

酒場利用者2「……ほら、あそこで片腕の剣士が酒飲んでるだろ?」


隻腕剣士「……」グビ…


酒場利用者1「あいつが、『青い龍』を見た……というか襲われたらしい」

酒場利用者3「ほとんどの奴が、酔って見た幻だとかホラだとか言ってるが……」フラ…

酒場利用者1「つくにしても、もう少しまともな嘘にするだろ?」

酒場利用者2「それに最初ずぶ濡れで逃げ込んできたあいつの様子、普通じゃなかったからな……」

酒場利用者2「公国の連中が妙な魔物を使っているってのも噂になっているし、龍もきっと……」ゴクリ…



ジーク(……まだ、一般人には『龍』の存在は知られていない。それでいてあの男がそんな話をするということは)

ジーク(カタリナが倒した龍とは別の存在。公国は『複数の龍』を飼いならしている……)

ルーチュ(ずぶ濡れ、青い身体……『水を司る』龍でしょうか?)

ルーチュ(真偽はともかく、森国を焼いた赤い龍はお母様だからこそ倒せたような相手です)

ルーチュ(同様の力を持っているとすれば、それは大いなる脅威……)ゴクリ…

ルーチュ「……」チラ…

ジーク「……」コクリ…



……


隻腕剣士「……」グビ…


コト…


隻腕剣士「……ん?」

ジーク「奢りだ。青い龍とやらの話を聞かせてくれたらだがな」

隻腕剣士「……はっ、どうせお前も冷やかし――」

ルーチュ「お願いします……!」ペコッ!

隻腕剣士「おぉっ!? し、しかたねぇなぁ……///」テレテレ

ジーク「…………」

――

……


隻腕剣士「……あの怪物は、突然現れやがったんだ」

隻腕剣士「晩飯の魚を釣るために海に出ていた、そんな時にだ」

隻腕剣士「当然、まともな武装もしていない。いや、していても勝てやしなかっただろうがな……」

隻腕剣士「全身青くて巨大な生き物。魚の様で魚じゃない。強靭な四肢と爪……そして口元から覗く鋭い牙」

隻腕剣士「あれは……間違いなく、伝説上の存在、『龍』そのものだった……」ブルブル…

ジーク「……よく、無事だったな」

隻腕剣士「ああ、片腕を持っていかれちまったが、生きているだけでも本当に儲けもんだぜ……」

ルーチュ「片腕を……」ゾク…

隻腕剣士「ああ……『俺が無様に逃げ出そうとしている時に、後ろから凄い勢いの水を吐き出しやがったんだ』」

隻腕剣士「少し息を吸い込んで溜めた感じだったし『たまに高威力の攻撃を飛ばしてくる』のかもな……」

隻腕剣士「だが、あいつの恐ろしさはそれだけじゃなかった」

ジーク「水撃以外にも、目だった攻撃があったのか?」

隻腕剣士「いや……俺が弱過ぎたせいかそれともあいつが『攻撃寄りの性格じゃあない』のかはわからないが……」

隻腕剣士「あいつは一鳴きすると『辺り一帯に大雨を降らせた』んだ」

ルーチュ「……雨による『逃走と構えの妨害』ですね」

隻腕剣士「そうその通りだよ。『あいつと出会ったら、俺くらい運が良くないとまず逃げられねえな』……」

隻腕剣士「それに陸に上がれば平気かと思ったが『あいつ地上でも泳ぐように動く』ときたもんだ……」

隻腕剣士「俺も必死で逃げて逃げて、森に飛び込んだ。『流石に森の中では上手く動けない』みたいだからな」

ルーチュ「森の木々は頑丈です。水圧で破壊できても、残骸が道を塞ぎますからね」

隻腕剣士「森国に生まれてよかったと、本当に心から思うよ……」

隻腕剣士「折れた樹が少しはあいつの身体を傷つけたみたいなんだが……」

隻腕剣士「どうにも奴は『自己再生能力』に秀でているみたいでな……すぐに傷は無くなった」

隻腕剣士「どうだ、恐ろしいだろう……?」

隻腕剣士「『逃げることを許されず』『こちらを弱体化させ』『立ち向かえば傷を回復される』んだぜ……?」ブルブル…

隻腕剣士「俺の腕を奪いやっがった落とし前つけさせてぇが、あれはいくらなんでも……」ガクリ…

ジーク「……」

ジーク(今の俺達では、勝ち目は薄そうだな……)

ジーク「……もし、俺達が出くわすことがあったとして」

ジーク「こちらが『有利』に動ける手はあるか?」

隻腕剣士「俺から言えることは『とにかく水場に近寄りすぎるな』ってことだな……」

隻腕剣士「何度も言うが、俺が逃げられたのは運が良かったからだ。まともにやりあって勝てるわけがねぇ……」

ジーク「……それでも、だ」

隻腕剣士「ははっ、俺の話が嘘で、倒せる相手だとでも思っているのか……?」

ルーチュ「……いえ。私達も、青ではなく赤い龍を見たことがありますから」

隻腕剣士「なっ……!?」ガタ!

隻腕剣士「アイツ以外にも、いやがるのか……!? いやでも見たって、なんで無事で……」

ルーチュ「……森国女王、カタリナ様に救われたのです。赤い龍は討伐されていますから、そちらはご安心ください」ニコリ

隻腕剣士「ちょっと前の俺なら信じられねえって言ったんだろうが、あれを見た後だとな……」

隻腕剣士「カタリナ様ってそんない強かったのか。森国が公国に負けたって噂も、やっぱ嘘なのかねぇ……」グビッ…

隻腕剣士「でも、確かにそれならあいつにも対抗できるかもしれねえな」

ジーク「……やはり対抗手段はあるか」

隻腕剣士「いや、俺らにはまず無理だ」

隻腕剣士「水棲生物には違いないだろうから『雷』の攻撃には弱いだろうし、水の回復は『氷』で妨害できるだろうけど……」

隻腕剣士「上級属性の魔法を、複数使うなんて真似はカタリナ様以外にはできないだろう?」

ジーク「……確かにな」

ルーチュ(綺麗に私の使えない魔法です……)シュン…

隻腕剣士「でもそうかそうか、カタリナ様が……」

隻腕剣士「カタリナ様なら、いつか俺のこの腕のかたきとってくれるかもな」

隻腕剣士「ありがとよ! ちょっと明るい話題と言うか、やっぱり公国なんかに怯えすぎる必要はないってことだな!」ハハハハ!

ジーク「……油断はするなよ?」

隻腕剣士「わかってるよ。俺もこっちの腕までぶっ飛ばされたくはないからな」


――

※『水帝龍』の一部情報を手に入れました

※散策時、水帝龍との遭遇事故がなくなりました

――

――

……


ユージーン「おーお疲れさん。なんか話し込んでいるみたいだったけど、どうだったよ?」

ジーク「……水の龍を公国が放ったようだな。既に被害も出ているようだ」

ユージーン「うへぇ、まじかよ……」

ジーク「話を聞く限りでは『空は飛べない』ようだ。追跡の厄介さで言えば『ワイバーンの方が上』かもしれないがな」

ルーチュ「ですが『現時点での私達とは、かなり相性が悪い』ですね……」

ルーチュ「お姉様とも相談できればよいのですが……」

ジーク「しばらく遭遇は無さそうなのが救いだ。いつか出会うその時までに対策をしておこう」

ジーク「今はとりあえず、イアンとシェリルが気がかりだが……」

ミナ「イアン様なら、きっと近くにいらっしゃると思うのですが……」

ミナ「リ……シェリル様のお酒も、解毒魔法でどうにかできるかもしれませんね」

ユージーン「酒は毒扱いかよー……」

ミナ「い、いえ! 私個人としては思ったよりも楽しめたのですが……」ワタワタ

ミナ「体内に入り込んだ異物という大きな括りで、解毒魔法の応用が効くのです」

ミナ「け、結構集中力がいるので、私は戦闘中とかは使えないのですが……」

ルーチュ「回復魔法も、戦闘中の使用はかなり大変ですからね……」

ジーク「だがあの状態を治せるならそれはありがたいな」

ユージーン「だな。あれはお互いの為にもはやくなんとかしてやらねーと」

ユージーン「……今度酒場に寄ることがあれば、専用のミルクでも注文しておこう」

ミナ「それがいいかもしれません……」


……

――

――

……

【宿屋】


包まリアローズ「~~~~~~~~っ!!!///」ゴロゴロゴロ!



イアン「ひ、姫様! どうか落ち着いて……!」

ミナ「しっかり解毒、酔いはさませた筈なのですが……」

ユージーン「いや、急に素面に戻されたから、余計酔った時の記憶が恥ずかしいんじゃないか……?」

ルーチュ「私も立場が逆であれば、同じくお布団に包まっていたと思います……」

ジーク「……流石に、あれを忘れろとは簡単には言えないか」



リアローズ「…………ジークさん、みちゃった……?」ヒョコ…



ジーク「見ていない」

ユージーン「嘘こけ結構――」

グリグリ…

ユージーン「っぉ!?」

ユージーン(こいつ表情を変えずに俺の足をぉぉぉ……!?)

ジーク「リアローズ、悪いのは酒を勧めた俺達だ」

ジーク「これからは俺達も気をつけよう。気分を変える為にも、少し出歩かないか?」



リアローズ「…………はい」コクリ…



イアン(私が抱き抱えていた時の記憶は、残っておられるのだろうか……?)ドキドキ…

イアン(ですが、偽りは口にしておりませぬ。私はただ、姫様をお守りするのみ……!)


……

――

3・散策

――

……


ルーチュ「夜風が気持ちいいですね……」

ユージーン「ああ、酔い冷ましにはちょうどいい」

シェリル「……///」

ジーク「……気にするな」

ミナ「夜のお散歩というのも、新鮮な感じがします……」ドキドキ

イアン「とはいえ、酒場で得られた情報を聞く限り……」

イアン「この辺りも、完全な平和とは言い難い。警戒を怠るわけにはいかんな」キョロキョロ

ユージーン「ま、そこは俺に任せて貰いたいところだけどねぇ」

ユージーン「なにしろこれくらいしか、役立てそうにないし……」キョロ…

ジーク「何もないのが一番だ。気晴らしの散歩に成果を求めるのは間違っている」

ユージーン「折角出歩くんだ。面倒事以外のいいこと……」

ユージーン「珍しい道具とか、落ちてないもんかねー」

ユージーン「それこそ、シェリルちゃんが気晴らしの口搾で使える鉱石とか?」

シェリル「い、いい鉱石はそんな簡単に落ちてないかも……?」

ミナ「でも、もしあったらちょっと嬉しいですね」


――

特殊判定
↓1コンマ二桁

※ユージーンにより緩和中

あっぶねぇ……(白目)

散策判定を取ったあたりで今日はここまで
なお雷帝は放出されていません(攻撃の苛烈さは一番なので)
水帝は弱めの部類ですが、あくまで帝龍の中での話なので気を付けましょう

そしてこれとは別の判定も先に取っておきます
↓1~5コンマ二桁

本日もありがとうございました!

こんばんはー
何か酷い誤字をしていましたが、脳内変換して頂けると助かります……

ちょっと今日明日は更新が難しそうなので、次の自由行動決定までだけ進めておきます

散策結果

81~94:資材(採掘)の入手
(初回ボーナスで5個獲得)

――

……



ユージーン「なーんて言ってたら……」



鉱床「……」ドーン!



ミナ「まさか本当に巡り合えるとは。神も私達の旅路を応援してくださっているのでしょう」

イアン「何故、唐突にここにだけあるのかは疑問だが……」

ルーチュ「流石にこれは、罠ではないと思います」

ユージーン「だな。もし罠だとしてもかかるのは――」




シェリル「……」ソワソワ…




ジーク「……まず俺が行く」スッ…

ジーク「……」ペタペタ…

ジーク「……」ゴンゴン

ジーク「……大丈夫そうだ」

イアン「ふむ、純粋に自然の恵みということか」

イアン「それならば……」


シェリル「……」E:ハンマー


イアン「――採掘してみようじゃないか!」



ガンゴンガンゴン!



ユージーン「うは、結構飛び散るもんだね。良い物ってどれくらいで出てくるんだ?」

ミナ「そうですね……」ウーン…

ミナ「鉱物資源の豊富な鉄国でも、場所によっては思うように採掘できない時もありますし……」

ミナ「運が良ければ金鉱石や銀鉱石がざくざく出ますが、こういった場所だとなかなか難しいかもしれませんね」

ルーチュ「でも、何が出てくるかわからないという楽しみはありますね」ワクワク

ジーク「上手くいけば『武器の作成』などもできるかもしれないが……」


――

資材のレベル

1:24
2:45
3:47
5:70

01~80:通常素材

4:90

81~95:星級素材

――


ポロポロ…


鉄鉱石1「……」

鉄鉱石2「……」

鉄鉱石3「……」

鉄鉱石4「……」


イアン「むぅ……」ガックリ

イアン「そう都合よくはいかないものだな」

ユージーン「あー、おっさんの反応見る限りだとハズレかね?」

イアン「使えないことはないのだがな。これでは作れたとしても普通の武器が限度だろう」




カン!



シェリル「あ……!」パアァ!



ミスリル銀「……」キラキラ…


シェリル「ちょっとだけど、いい鉱石見つかったよイアン……!」パタパタ!

イアン「なんと!? このような場所で……」

ルーチュ「綺麗……そしてとても堅そうです」シゲシゲ

ジーク「それはミスリルか。魔力付与もし易く、鋼以上に軽く頑丈な良質な素材だ」

ユージーン「へぇー……鉄国以外でも採れるのか。かなり希少なやつだろこれ?」

シェリル「えへへ、ちょっと嬉しいかも……///」

ミナ「やはり、神も見守ってくださっているのですね……」

ジーク「予想以上の収穫だな」

ジーク「欲を出してもう少し探したいところだが……そろそろ戻ろう」

イアン「うむ。引き際を見極めることも大切だな」


シェリル(……何に使おうかな?)ワクワク


――

※鉱石素材を入手しました

※ミスリル銀入手の為、フラネッタ強化フラグ進行

※一手順後、交流にてフラネッタの強化が可能となります

※場所を確保できれば、フラネッタ以外にも★武器の作成に使用することもできます

――

――

……


ジーク「昨日は予想外の収穫があったな」

ジーク「酒もいいが、ああいう息抜きも悪くないかもしれないな……」

ジーク「……」

ジーク(しかし、リアローズだけ酒を飲めずに疎外感を味わってしまわないか?)

ジーク(本当に、本当に軽い酒からリアローズに慣れて貰ったほうが……?)

ジーク「……」ムムム…

ジーク「……まずは今日の指針を決めるのが先か」


――

所持アイテム

『転移の護符』×1
『ゾロ目チケット』×2
『リアローズハンマー』
『ミスリル銀』×1
『鉄鉱石』×4

【森国領・大型都市での行動】

1:仲間との交流(好感度アップ、安価イベントなど。内容や交流対象の指定も可能。ジーク抜き姫同士なども可能)
※鉄国奪還までは、姫との本番はNG。現状は服越しの愛撫+αまで。ストーリー進行で徐々に解禁

2:鍛錬(レベル上げやスキル習得。コンマ一桁×1/2判定。レベルは確定上昇)
※イアンのスキルにより団体鍛錬可能。単体鍛錬の場合対象指定で効果2倍&スキル獲得難易度微軽減
スキルチャンス持ち
・ジーク
・リーチェ
・イアン
※ユージーンは対象外

3:調査(辺りを調べる。一定確率で情報やアイテムを入手。場所によってはマイナスイベントもあり)

4:傭兵団の仕事(街でのみ実行可能。コンマ二桁判定でランダムな仕事をこなし、情報や道具を入手。危険はあるが見返りもある)

5:武具屋(通常装備品の購入が可能。装備品はスキル扱いとなり、戦闘補正を加える)

少しした後安価多数決

自由行動安価
↓1~3コンマ二桁

1でリアローズの酒克服作戦ですね
弱点は放置せずにすぐ直そうという考えは立派ですが果たしてうまくいくのか?
金曜か土曜の夜には更新を再開できればと思います

そして間が少し空くので、その間に

『ジークのかつて所属していた傭兵団の長(親代わり)』

のキャラクター案を募集したいと思います
ジークの過去を語る時などに名無しではキツイと気づきました……
なおジークの育て親の為

・傭兵としての信頼を重視する
・危機察知能力が高い

ことは確定しています

本日もありがとうございました!

おそばせながらおつおつ
それと早速傭兵団長案も
【名前】ヴァイパー
【年齢】45
【性別】男
【所属】フリー
【外見】 黒髪短髪で緑眼、右目を眼帯で覆った引き締まった身体の男性、紺のジャケットを着てる
【使用武器】弓、鏃に様々な薬品を付与たりビンに詰めて射ったり、接近戦では矢で切りつけたり突き刺して攻撃や支援をする
【性格】慎重に物事を捉え危険を察知する冷静な気質で弱き者に手を差し伸べる優しい人間、一方で夜の人間関係で男女両方を相手にしていてだらしない一面も
【その他備考】
何処かの高貴な家系出身だが、15歳で出奔し傭兵稼業を始めた30年のキャリアを誇るベテランの傭兵
傭兵としての信頼を重視しており彼は傭兵の界隈では名の知れた存在であり時折貴族や名のある商人から名指しで護衛の依頼が届く程
しかし色事関係にはだらしないらしく、男女問わず相手に様々な経験が豊富で、色々修羅場になることもあるとか
戦闘では剣で切りあったりすより遠くから撃ったほうが切られて怪我もしないし、弓なら銃と違って矢をいくらでも使い回せる上、銃の弾薬と違って調達がしやすいからとこの戦闘スタイルを確立したらしい
矢には独自に調合した麻痺毒を付与して敵を妨害したり、回復薬や身体強化薬の詰まったビンを打ち出し前線の味方に振りかけて支援することもある

【名前】アルラウス
【年齢】外見年齢は20代半ば 実年齢はギリギリ3桁にはなっていない
【性別】男
【所属】森国→フリー
【外見】腰までの長さの薄い緑色の髪を持ち女性と間違える程の美形な顔立ちをしているが、服の下に隠れている部分は下記の呪いによって、獣皮・鳥毛・鱗などになっている箇所もある
【使用武器】杖(魔法)と後天的に受けた呪術によって可能になった魔獣化
【性格】物腰穏やかで穏和な性格
【その他備考】
かつては国や家族を愛する普通のエルフの魔法使いであったが、ある時家族を守る為に戦った呪術使いに徐々に魔獣化する呪いをかけられてしまう
呪術使い自身の命と引き換えにした呪いであった為か普通の魔法や薬で治すことが出来ず、結局国も家族も捨てて放浪の旅に出る
彼が多くの人と関わり、信頼を重視する傭兵団を立ち上げたのも、幼少時のジークを拾い親代わりになったのも、身も心も醜い魔獣になってしまう前に自分という存在を覚えてくれる人が1人でも多くいて欲しいという想いからである(ジーク含む傭兵団には信頼の証として自分の過去含めて全て話している)
魔獣化は自分の意思で好きな姿に変えることができ、複数の魔物・獣の要素を兼ね揃えた姿になることも可能であるが、強力・複雑化な魔獣化をすればするほど、人格を失い姿がもとに戻れなくなるリスクも高まる
また通常の状態でも、視覚や聴覚や嗅覚等の感覚だけをその昨日に優れた獣の物に変えることもでき、危機察知能力の高さに繋がっている

【名前】ルイーナ
【年齢】42
【性別】女性
【所属】フリー
【外見】
赤くぼさぼさ気味の長髪をしており、かなり長身の女性 無駄な肉が無く引き締まった身体をしており年齢を感じさせない
【使用武器】
黒く長い棒による棒術で戦うが実は刀の鞘であり、本気の時は刀の状態で戦う(この大陸に刀が無いなら一般の形状の剣を仕込み剣式に改造したものでお願いします)
【性格】
いい意味で子供っぽさと大人っぽさが同居している親分肌で姉御肌
単純明快な脳筋に見えるが実際はかなり頭の回転が早く、勘も鋭い
【その他備考】
ジークがかつて所属していた傭兵団の長でジークを拾った育ての親でもある
彼女の過去については「昔は名門のお嬢様だった」と語るが団員からは与太話扱いされており真偽不明である
しかし理由は違えど彼女の下に人が集まり傭兵団が形成される程には相応のカリスマや人望がある
彼女の武器はとある山に隠棲していた鍛治職人による特別製であり、自己流で編み出した独自の棒術と剣術で戦うが常に真っ向から戦うだけでなく、必要とあれば策略や絡め手、団員の指揮に専念したりと戦法を変える

【名前】フェスト
【年齢】 47
【性別】男
【所属】フリー
【外見】枯草色の少し長めの無造作ヘアーに金の瞳。年齢を感じさせない屈強な肉体を誇示するかの様に防具は最低限
【使用武器】一通り使えるがメインは大剣と肉体
【性格】豪快にして冷静沈着。傭兵団の仲間に対する面倒見はとても良い
【その他備考】
ジークの育て親でもあるベテランの傭兵。その実力と確かな仕事ぷりは傭兵界や各国の上層部にも知られる程
依頼は信頼関係を重視しており、信頼した相手ならばペット探しも引き受けるが、信頼できない相手であれば大金を積まれても依頼は受けない
その為実力と実績はあるが然程儲かってはおらず、ほとんど傭兵団の打ち上げ酒に消えていく
本人はそのことを気にしておらず、自由気ままに自分のやりたいことをして生きていければいい考えであり、ジークに大きな影響を与えている
戦闘の際も生存を重視した堅牢なもので籠城戦も得意だが、隙を見て一転攻勢に出た時は凄まじい強さ
剛と柔を併せ持つ彼を傭兵団の誰もが慕うが、なんでもかんでも拾って集めたり食べたりする悪癖だけには困っており、
実はジークもこの収集癖によって拾われていたりする

【名前】ルエラ
【年齢】?
【性別】女
【所属】フリー
【外見】
白髪に真紅の瞳。髪はそこまで長くなく、顔立ちも中性的な為男と間違われる事も。身長は160後半。身体は引き締まっており無駄な脂肪が殆ど存在しない(胸含む)

【使用武器】
希少な鉱石で作られた双剣。血液に反応して劇毒を生成するという物騒な代物。人間に限らず全生命体にとって脅威となるような物質で、龍にすら作用するとかなんとか

とある依頼主からの感謝の印として、報酬金とは別に貰ったもの。彼女にとっての『信頼』の象徴でもあり自らの命の次に大切にしている。

魔法も使えないことはないが不得手

【性格】
明るい性格だが冷静さも兼ね備えており、時には厳しさを見せることもある。基本的に砕けた口調で話す。

死については達観している節があり、団員の死に関しても悲しみはするが、ずるずると引きずる事は無い。

【その他備考】
傭兵団長兼ジークの育て親。年齢不詳。カタリナと違い流石に人間種の範疇だが見た目年齢がほとんど変わっていない(それどころか若返ってね?との声も)。公国の貧民出身

容姿的な特徴が非常に似通っていたジークに運命地味たものを感じて拾い、以降傭兵団の一員として育てるようになる。

人との繋がりを作る事に長けており、その上で相手との信頼関係を築く事は意識するまでもなく当然のことであると考えている(ジークも強く影響を受けた)。団員からの信頼度はほぼほぼカンスト状態。

危機感知能力の高さに加え生まれつきの勘の良さも備わっている為、傭兵稼業においても絶望的に危険な場所に自ら足を突っ込むという事は殆どない。

夜レベルはジークを超えている(ゾロ目相当?)らしく色々と教えてもらった(意味深)らしい。

【名前】スパーク
【年齢】49
【性別】男
【所属】フリー
【外見】自身の体並みに大きな盾を構えた少し光を帯びた軽鎧の戦士、金髪碧眼で歴戦の傷が体に刻まれている
【使用武器】大盾+帯電、大きな盾で攻撃を防いで防御するだけでなく盾を構えて体当たりしたり飛び上がって足手を盾で押し潰したりする攻撃をする他、魔翌力暴走による影響で電気を帯びた体を使って敵を感電させたりする。
【性格】明るく陽気で困った人間の手助けを率先して行う善性な気質の持ち主で女性からモテる色男…だが
【その他備考】
体が膨大な魔翌力暴走によって常に電気を帯びる特異体質、魔翌力暴走しているが本人的には全く体調に悪いところはないらしくむしろ人より健康で電磁波によって見に迫る危機などを察知する事ができる能力がある、魔法の使い手からはそんな状態で貴方はなんで生きてるの?とかその状態で平然としているとか化け物ですか!と言われているため誠に遺憾であるらしい。
実は帯電体質のせいモテるのに付き合い始めると女性があっという間にやけど等が原因で離れていく、それすなわち夜の営み等したたら相手が大変なことになるので生涯童貞が確定している、故に血の涙を流して団員達の結婚を祝福し裏では一人寂しく自家発電してるらしい。
傭兵としての面では信頼にたる相手であれば必ずその期待に応える優秀な存在で、傭兵団としてのポリシーとして信頼できる人であれと掲げ傭兵達や各地の有力者から慕われて居る。

【名前】ソニア
【年齢】35
【性別】女
【所属】フリー
【外見】女性としてはかなりの長身でジークより背が高い。ポニテにした緋色の髪と鎧がトレードマーク
【使用武器】戦斧と素手
【性格】面倒見のいい竹を割ったような女傑。男勝りで大雑把な酒豪だがたまに乙女な一面も
【その他備考】
信じられない膂力で巨大な斧も楽々振り回し熊も素手で倒せる、相対した敵からは鬼や悪魔とさえ称される傭兵団の長
口調も行動も男らしく鍛えられたその肉体は男以上に男らしく、外見中身合わせて多くの者から慕われている
行動力は抜群だが冷静さも併せ持ち、自身や仲間の力を過信せずに的確な指示で窮地も凌ぐなど長にふさわしい器の持ち主であり、
傭兵団の仲間にいつも教えるのは信頼関係とたとえ負けても逃げ延びることの大切さである
実は幼少期からの夢は『綺麗なお嫁さん』であり、この夢は現在も捨て切れていないが最近流石に達観している
恋愛に興味はあったが、持ち前の面倒見のよさで仲間達の恋路の応援や援護に奔走した結果、自分のタイミングを逃しており、
その強さと巨体から男も近寄らない悪循環。傭兵団が実質家族みたいなものと考えているが、花嫁ドレスがよく頭をよぎる
好みの男性のタイプは逞しくて自分より強い人

【名前】シタール
【年齢】40
【性別】女
【所属】フリー
【外見】
全身鎧を纏った重戦士で褐色の肌と赤い髪の女性。女としては高めの身長で長い髪をウルフカットにしている。目付きは鋭く頬に傷跡がある。
胸や尻など出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる色気のある体つきだが、普段は露出度の低い男物の服装や防具で隠されている。
【使用武器】槍とタワーシールド。タワーシールドは仲間への攻撃を防ぐ結界を張る逸品。
【性格】ぶっきらぼうで男の口調をしているが情に厚く仲間への面倒見は良い。無益な殺生は好まず、裏切りは決して許さない。
【その他備考】
フリーの傭兵でジークの師匠。
元々は公国の若き将で良識的な軍人だったが対立している派閥の将の陰謀により自身の率いる部隊が戦場の真っ只中で孤立。
その後多数の死者を出しながらも生き延びたが、独断専行の汚名を着せられて公国を見限り部下達と共に脱走し傭兵団を結成した。
元公国の将のためエルクラッドとは面識があり、若き日の彼を知っている。
戦場ではなんでも使う主義で槍以外に投擲や格闘術にも長け、必要とあらば女性としての魅力も武器にするため優れた夜の技能とそこそこの女子力もある。
ちなみに酔うと絡み酒でジークをベッドにお持ち帰りしようとしたことがある。

【名前】プリシラ
【年齢】39
【性別】女
【所属】フリー
【外見】とても若々しい身体ながら年相応の色気も醸し出す、露出の多い服を着て長い黒髪を後ろに纏めたスタイル抜群の妖艶な女性 
【使用武器】暗器+暗殺術+色仕掛けを用いた交渉
【性格】慇懃な姿勢を崩さない捉えどころの無い性格
【その他備考】
フリーの傭兵団の団長でジークの育ての親
公国の貧民街で生まれ育ったが、年齢一桁の内に両親に娼館に売り飛ばされた過去を持つ
そしてその娼館は表向きは上級階級向けの高級娼館であったが、密かに才能有りと見込まれた娼婦を暗殺者に育て暗殺依頼を実行する組織としての裏の顔があり、彼女も素質を見出され娼婦と暗殺者の両方の教育を受けことになった
しかしターゲットの子どもを見逃したことで組織から始末されそうになり、逆に組織のメンバーの大半を返り討ちにして脱走、紆余曲折あって傭兵団を率いることになる
暗殺者時代には「仲間」と呼べる人は誰もいなかったこと、子どもを見逃すまで組織の命じるままに人形のように生きていた事から、傭兵団員の団員には誰かを信頼できること、そして自分自身を信頼し信じた道を歩む事の大切さを強く説く
ただし必要とあらば女の武器を使うことを躊躇せず、娼館で磨いた技術は老若男女問わず骨抜きにする 彼女曰く血を流さずに解決できるならそれに越したことは無いとの事(流石に団員達にはそういうことはさせないが)
ちなみに彼女の真の好みは守りたくなるような可愛い男の子……身も蓋もない言い方をすればショタコンであり、拾われた直後の幼少ジークも危うく食べられそうになった
しかし既に夜レベル100の片鱗を見せつつあった下の息子を見て、賢者タイムになり普通の親として接するようになった

【名前】メロディア
【年齢】38
【性別】女
【所属】公国→フリー
【外見】
女性としては少し背が高い約170以上の身長
すらりとしたモデル体型で一見すると傭兵にはとても思えない茶髪のロングヘアーの美しい女性、漆黒のドレスに急所を守る革製の防具をしている
【使用武器】
フルートやハープをメインにした音楽魔術、楽器を演奏することで敵へ音を飛ばして鼓膜を割ったり内臓に直接ダメージを与えたり、幻覚を見せて錯乱をする
【性格】
基本的に明るく穏やかな女性であるが戦場や傭兵としては苛烈に攻める勇猛さを持つ
【その他備考】
ジークの所属していた傭兵団の団長で公国公爵家の元ご令嬢であり、エルクラットの兄の婚約者だったがとある事件により婚約破棄を突きつけられ公爵家から勘当、更には国外に追放されている。
国外に追放された後に彼女は傭兵として活動を始め、様々な功績を上げて傭兵としての地位を築き上げてきた。
公国で婚約破棄に至るまでの経緯から、人に信頼をされる存在となるように傭兵として立ち回り、常に自身の置かれた状況や時勢を把握する様に頭を回している。
ジークを含め保護をした子供たちを傭兵団の一員として時に厳しくそして優しく育て上げてきたため、半数以上の団員から彼女は母として尊敬される存在である。

こんにちはー
予定より遅くなってしまいもうしわけありません……
そして

1ヴァイパー >>918
2アルラウス >>920
4フェスト >>923
6スパーク >>927

3ルイーナ >>922
5ルエラ >>924
7ソニア >>935
8シタール >>936
9プリシラ >>937
10メロディア>>938

まさかこれ程にまで団長案を頂けるとは思っていませんでした。本当にありがとうございます
そしてこの人数だと日を跨いでの自己投票でもコンマ次第で通る可能性があるのも否めません

誠に勝手ながら、今回は既に何名かが提案して下さっている『私の動かしやすいキャラ』+『コンマ判定』
を組み合わせ、『こちらで半分まで絞った後はコンマに委ねる』という方式を取りたいと思います
まず各キャラの把握を行いますので、しばらくお待ちください

かなり悩みましたが、絞込みました……
あとはコンマに委ねましょう
なおゾロ目が出た場合は範囲内団長決定+ゾロ目チケット進呈とします

それでは

団長だーれだ?

↓1コンマ二桁

団長判定

01~20:シタール
21~40:スパーク
41~60:ソニア
61~80:ヴァイパー
81~00:フェスト

コンマ45

41~60:ソニア

熊を殴り殺すが乙女な面も持つ女性、ソニアがジークの育て親だったようです
色合い的にゼルガーとも悶着ありそうかも?

ソニアの大体のスキル構成を用意しましたが、流石に即時合流は難しそう

夜にリアローズお酒から再開しようと思いましたが、スレの残量が非常に微妙ですね……
人も意外といらっしゃるようなので、先に『自由安価イベント募集』をこのスレ内でやってしまおうと思います
コンマ最大値採用ですが、

・ゾロ目チケット増える
・○○を無条件撃破

等の無茶や急な無理のある展開は御遠慮ください

17時30分頃に募集予定。質問があれば受け付けます

マリリンと合流しやすくなるとかはありですか

傭兵団の仲間とは所属フリーであるが故に敵対する可能性もあるみたいな話してたし、無条件で仲間入りするよりは一度敵か味方かの判定して欲しいな

>>949
可能です
が、移動時間の関係でリアローズとのお酒+2回の自由行動が終わってから
合流緩和という形とさせて頂きます
なお万が一緩和前に合流できてしまった場合はゾロ目チケット進呈で補填します

>>950
当然行います。団長ソニアも低確率ではありますがしょっぱな敵につく可能性はあります

リュノが合流目指してくれるとかはあり?

>>952
イベントを少し挟みますが、マリリン同様可能です
(以前の判定突破により、拠点防衛はソウキが行ってくれます)

それでは……

『自由安価イベント』
↓1~5多数決コンマ

票数に加えて00も出ているのでマリリンの緩和ですね
……多分最初に遭遇するジラワークが悲惨なことになりますね(白目)
多数決時はクリティカルボーナス無しなのでご了承ください
(でも予定より+10遭遇率さらにあげておきます)

それではまた夜に再開できればと思います
質問は変わらず受け付けていますので、お気軽にどうぞ

そういえばソニアは傭兵団の規模や知名度の設定が無いですから、
折を見て判定しましょうかね
ちなみに
マリリンの将情報<ユージーンの将情報
ですが
マリリンの公国散把握>ユージーンの散把握
だったりします

ぼちぼち再開です

1リアローズとお酒特訓

――

ジーク「……」

ジーク「…………」ウーン…

ジーク(……生きることは、食べることであり飲むことだ)

ジーク(俺はそれこそが生の証だと思うし、食事が嫌いな者は稀だろう)

ジーク(そしてやはり酒も、苦手な者がいることもわかるが好む者も多い)

ジーク(わかっているだけで、イアンとユージーンは酒が好きだ)

ジーク(リーチェもあの様子では、気に入りはしている)

ジーク(ミナも控えてはいたが、悪い印象は持っていないだろう)

ジーク(俺も、嫌いではない)

ジーク(……)

ジーク(これから先、また酒を飲む機会は多いだろう)

ジーク(その度にリアローズを安全な場所へ誘導するのは、果たして正しいのか?)

ジーク(確かにあれ程酔う様は初めて見たが……)

ジーク(あれはいきなり無対策で酒を飲んだ影響も大きいだろう)

ジーク(我をあまり出さず、優しいリアローズのことだ……)

ジーク(俺達の中で一人だけ酒が苦手でも、誰かが飲みたいといえば酒場に同行するかもしれない)

ジーク(そして俺達が酒を飲む中、一人だけ飲めないともなれば……)

ジーク(リアローズはやはり疎外感を覚えてしまうのではないか?)

ジーク(……由々しき事態だ)

ジーク(よし。今日は、リアローズの為に動こう)

ジーク(団長は言っていた。動ける時は動けと)

ジーク「さて……」スク…


……

――

――

……


ジーク「……」


コンコン


リアローズ「は、はい!?」ビクン!


ジーク「俺だ。入っても大丈夫か?」


リアローズ「ちょ、ちょっとお待ちください……!」ワタワタ!


ガチャ…


リアローズ「ご、ごめんなさいジークさん。まだ変装できていなくて……」

ジーク「いや、構わない。返事次第では、着替える必要もないからな」

リアローズ「?」

ジーク「……」

ジーク「率直に聞こう。昨日、初めての酒を飲んだと思うが……」

リアローズ「~~~~っ!///」パタパタ!

ジーク「……記憶から消し去りたいのはわかる」

ジーク「だが、だからといって逃げ続けるのも俺は間違っていると思う」

リアローズ「う……」

ジーク「俺も酒の全てを把握してはいない」

ジーク「もしかすると、体質的に昨日の酒がとことん合わなかっただけかもしれない」

ジーク「何も考えずに酒を渡した俺達の落ち度でもあるが……」

ジーク「少し、酒とも向き合ってほしくてな」

リアローズ「……///」

ジーク「何も今すぐに飲めるように……とは言わない」

ジーク「少しづつでいいから、酒に慣れることができればと思うんだ」

ジーク「おそらく、だが……」

ジーク「リアローズは、誰かから酒を今後も勧められた時に強く断れないだろう?」

リアローズ「うっ……」アセ…

ジーク「それに……」

リアローズ「……社交界で困る、ですね……」シュン…

ジーク「……ああ」

ジーク「俺にはわからないが、やはり高貴な身分の者は高貴な者ならではの悩みがあるのだろう?」

リアローズ「は、はい……」

リアローズ「お母さんは、社交界の交流も大切にする人で……」

リアローズ「そういった場所では、やっぱりお酒も出てきます」

リアローズ「お兄ちゃんの一件があってから、お父さんもお母さんも結構そこには厳しくなっていたし……」

ジーク(……何があったか少し気になるな)

リアローズ「もしかしなくても、私も近いうちに飲まなければいけない、そういうことですよね……?」

ジーク「……無理は禁物だがな」

ジーク「しかし、嗜む程度……一口含む程度はできた方がいいだろう」

ジーク「少しは飲んだという姿勢を見せれば、後は酒に弱いから控えるという言い分も通用する」

ジーク「そういうわけだ。今日は、昨日を繰り返さないという願いも込めて」

ジーク「――リアローズの酒克服作戦を決行する!」

リアローズ「!!」

ジーク「まずは……」

――

1ジーク「このまま部屋で俺とゆっくり慣れよう」

2ジーク「酒場で自分にあった酒を探してみよう」

※どちらでも判定は発生します

――

↓1~3多数決コンマ

1(判定次第でイベント追加)

――


ジーク「このまま部屋で俺とゆっくり慣れよう」

ジーク「ここならば、万が一があっても俺がすぐに動けるからな」

リアローズ「……あ、あの……///」ドキドキ…

ジーク「……迅速に動く。安心してくれ」

リアローズ「は、はい……///」

ジーク「まあ、ここだと用意できる酒も限られてしまうんだが……」

ジーク「昨日ユージーンが注文していた酒が何か、覚えていないか?」

リアローズ「それが、昨日の事は記憶から飛んじゃってて……」

ジーク「そうか……」

ジーク「そうなると俺が独断で選んだ酒になってしまうが、大丈夫か?」

リアローズ「が、頑張ります……!」


ジーク(さて、どうするか)

ジーク(情報が無い状態では、どれだけの酒であれだけ酔ったのかがわからない)

ジーク(水を酒と偽って……それでは意味が無い)

ジーク(やはりどれだけ弱くてもいい。酒は酒で飲んでもらいたい)

ジーク(いや、それだけでは駄目か)

ジーク(食事というものは、楽しめなければ意味が無い)

ジーク(リアローズが気に入る様な、リアローズでも飲みやすい酒を選ぶべきか?)

ジーク(……)

ジーク(くそ、団長の情報はアテにならん。あの人とリーチェは例外として考えるべきだ)

ジーク(リアローズが気に入りそうな酒……何かないだろうか?)

――

お酒克服作戦
これなら、というお酒があれば(なければ適当な酒を薄めて出します)

↓1~2酒候補

おっとしまった
ちょっと次スレの用意をしてきます

次スレになります
【安価とコンマ】剣と魔法の世界で姫と結ばれたい4 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssr/1617461230/)

次の判定を取ったら埋めてしまって大丈夫かも

ジーク(……俺には、姫の口に合うような酒は判断しかねる)

ジーク(しかし、以前の様子からしてリアローズは庶民の飲食でも不満を漏らすようなことはしていない)

ジーク(それならば……)

ジーク「あくまで、慣れる為だ」

ジーク「リアローズが酒に弱いことは十分に理解している」

ジーク「だから、今日飲む酒は一種類だけにしておこう」

リアローズ「……」ゴクリ…

ジーク「一応、俺なりに考えたんだが……」


ジーク「今、簡単に用意できそうなものは二つだ」


ジーク「一つは、甘味の強いミルクを使った酒」

ジーク「もう一つは、果実の風味と酸味が飲みやすい酒」

ジーク「もちろん強さは抑えるが……どちらにする?」

リアローズ「え、えっと……」


特殊判定
↓1コンマ二桁

コンマ偶数:カルーアミルク
コンマ奇数:フルーツカクテル

コンマ28

コンマ偶数:カルーアミルク

――


リアローズ「……」ウーン…

リアローズ(確か、昨日リーチェさんとミナさんが飲んでいたのが果実酒だったかな……?)

リアローズ(もしかしたら違うかもしれないけど、果物を使ったお酒に弱いのかもしれないし……)

リアローズ(どっちに可能性があるかと言えば、ミルクの方なのかも……?)


リアローズ「そ、それじゃあミルクの方をお願いできますか……?」


ジーク「わかった。すぐに用意するから待っていてくれ」


パタン


リアローズ「……」

リアローズ「…………」

リアローズ「…………!?///」


リアローズ(あ、あれ……!? 考えてなかったけど……)

リアローズ(男の人と一緒に、二人きりでお酒って……///)

リアローズ「……!」ブンブン!

リアローズ(ち、違うよね。ジークさんは、私のことを心配してくれているだけだし……)フゥ…

リアローズ(ミルクのお酒かぁ……)

リアローズ(飲めるといいなぁ……)


……

――

それではこのスレは埋めてしまって大丈夫です

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom