モブ1「知らないのか？」

モブ2「お前は予選参加しないの？俺らは出てみようかと思うんだけど」

少年こと鋪流夏斗（以下夏斗）「うーん、考えとくよ」

モブ1「まあ、お前のナビなら負けちまうだろうがな」ハハハ

モブ2「お前すごく失礼だぞ」

夏斗「…………」

学校からの帰り道の河原

夏斗（本当は知ってた）

夏斗（ずっと前から出てみたくてしょうがなかった）

夏斗「でもなぁ、いわゆる市販のナビじゃ勝てないよ」

夏斗（そのためにオリジナルナビを作ろうとしているのだけど）

夏斗（なかなかうまくいかない）

夏斗「はあ………」

PET「遊香さんからメールが届きました」

遊香「夏斗くん！今日もスクエアで集まろうよ
19時にスクエアね、待っているから」


夏斗「そうか、ありがとう」

夏斗「とりあえず、それまでに時間があるから」

夏斗「今日できるかは分からないけどカスタマイズ頑張ろう」

夏斗「でも、ここがなんかうまくいかないんだよなぁ」ハァ

？「さっきから溜息ついてどうしたんだ？」

夏斗「ふぁっ！？」

？「そんな驚かなくてもいいじゃないか」

夏斗「すみません、というかあなた誰ですか？」

？「誰だっていいじゃないか」

？「もしかして、オリジナルナビを作っていたのか？」

夏斗「はあ、まあそうですけど」

？「俺も昔作っててな、よければどこにつまっているか教えてくれないか？」

夏斗「ここがなんかうまくいかなくて」

？「……少し貸してくれないかな？」

夏斗「はい、でも悪用しないでくださいよ」

？「悪いようにはしない、むしろいいように働くはずさ」カチャ

ピコピコカチャカチャ

？「これで多分問題は解決したはずさ」ポイ

夏斗「え？本当だ」キャッチ

夏斗「ありがとうございます」ペコリ

？「どういたしまして」

夏斗（家に帰って急いで絶対に完成させる！）ダッ

夏斗（ん？なんか見たことのないプログラムが入ってる？）

夏斗「さっきの人がなんかいれてくれたのかな？」

夏斗（悪い人じゃなさそうだし、大丈夫だよね）

夏斗「できた！」

夏斗「再起動っと」

夏斗「えっと……はじめまして」

夏斗「ジークマン」

ジーク「おう、よろしくな！」

夏斗「んー、よーしこれでしばらく休もうかな」のびー

夏斗「そういや、今時間どれくらいだっけ？」

時計「18時55分」

夏斗「やばい、遊香ちゃんの約束を忘れていた！」

夏斗「ジーク、秋原スクエアまで急いでくれ！」

ジーク「心得た」

夏斗「プラグイン！ジークマン、トランスミッション！」

しばらくした後

夏斗「なんでナビなのにネットで迷ってるんですか……」

ジーク「すまぬ、まだこの体に慣れておらんくてな」

夏斗「そっか、試運転とかしてなかったもんね、ごめん」

ジーク「気にする出ない、ん？」

ダッ

夏斗「おい、勝手な行動は…って」

ジーク「ウイルスにナビが襲われている」

ジーク「オペレートを頼む」

夏斗「分かった」

夏斗（ウイルスはキャノーダムとメットールか……）

夏斗「一体一体確実に倒してくれ」

ジーク「心得た」

ジーク「ジークビルジー！」

ブン

夏斗「なっ？」

夏斗（メットールを飛ばして、ぶつけてキャノーダムまで倒した）

夏斗（このジークは予想よりもはるかに強い！）

ナビ1「助けてくれてありがとう,」

ジーク「いや、構わない」

夏斗「って…トインじゃないですか、遊香はどうしたんですか」

ナビ1ことトイン「遊香ちゃんは、家の手伝いしててね、オペレートできないけど先に行っておいてって」

夏斗「嗚呼、なるほど」

夏斗（とても遊香らしいです）

秋原スクエア
ジーク「結局遅れてしまった」

夏斗「しょうがないですよ」

トイン「あっ、遅れてごめーん」

ナビ2「ウイルスに襲われていたんだよね、大変だったね」

ナビ3「……お前が夏斗のナビか」

ジーク「おう、俺はジークマンだ、よろしく」

ナビ2ことシング「ボクはシング、音羽のナビだよ、よろしく」

ナビ3ことソニック「ソニックマンだ、振哉のナビをやっている」

夏斗「二人とも、元気そうでなによりです」

音羽「夏斗くんも元気そうでよかったぁ」

振哉「転校してからなかなか会えなくて心配していたんだ」

遊香「それに最近、セクターの動きが活発になってきてるらしいから
　　　　心配だったんだ」

ジーク「セクター……とはなんだ？」

ソニック「ネット犯罪組織だ、いろいろな事件をこれまで起こしている」

シング「最近はナビ誘拐事件かな、未だに解決されてないけど」

わいわいがやがや

振哉「そろそろログアウトしようか」

遊香「えー、もっと話したいよ」

音羽「ダメだよ、遊香ちゃん。
夏斗くんを困らしちゃ」

振哉「あー、そういえば、夏斗
オリジナルナビ作れたらN1出るって言ってたよな？」

夏斗「はい、出ますよ」

遊香・音羽「！」

振哉「俺も出るんだ、予選は確かその時にでも話そうじゃないか
　　　いいだろ？」

夏斗「いいですよ」

遊香（お弁当作らなきゃ……）

音羽（お菓子でも焼いてみようかなぁ）

解散後

夏斗「明日は学校ですし、早めに寝ますよ」

ジーク「夏斗、その前にあの3人組とはどういう知り合いなんだ？」

夏斗「ここに転校する前によく遊んでたんです
　　　あの三人で」

ジーク「そうだったのか」

夏斗「明日も早いですから寝ますよ、おやすみ、ジーク」

ジーク「おやすみ、夏斗」

朝　学校

夏斗「なんで、ナビが目覚まし機能忘れてるんですか！」ゼエハアゼエハア

ジーク「……面目ない」

夏斗「……もうしないでくださいね」

ジーク「……心得た」

モブ1・2「…………」ジー

放課後

モブ1「そういや、お前出るのか？」

夏斗「……出ますよ」

モブ1「お前の実力で行けるかな」フフフ

夏斗「そういう君はどうなんですか」

モブ1「じゃあ、ネットバトルしようじゃないか」

夏斗「いいですよ」

モブ1「じゃあ、チップショップアスカに行くぞ」

チップショップアスカ
店長「らっしゃい、新しいチップ入ったよー」

モブ1「スペースちょっと使うな」

店長「はいよー」

モブ1「いっけー、モブナビ！」

夏斗「がんばれ、ジーク！」

5分後
モブ1「負けた、お前意外と強いんだな……」

夏斗「まだまだですよ、僕なんか」

モブ1「今度のN1負けないからな！」

夏斗「僕だって！」

1話以上となります

ほんま遅れてすみませんでした！！

安価というかアンケートが２話の途中に入ります、よければ参加していただけると幸いです

N1グランプリ予選日

ジーク「今日は早起きなんだな」

夏斗「寝坊したら、大変だからね」

夏斗（ジークが目覚まししてくれそうにもないからね）

ジーク「今日はN1の予選だったけか、場所はどこなんだ？」

夏斗「セントラルタウンの万博会場跡地だよ」

夏斗「跡地っていっても記念に残されているらしいけれどね」

セントラルタウン

司会「はいはーい、みなさんついにこの時がやってきましたよ！」

司会「……日本で一番強いネットバトラーは誰だ!」

司会「司会は私上野さくらがつとめさせていただきます！」

さくら「協賛はみなさんおなじみのIPCでーす」

さくら「さて、今回はなんと予選参加者だけで200名を超えてしまいました！」

さくら「しかし、本戦に出場できるのは60名となります！」

ジーク「意外と削られるな」

さくら「予選の内容はいたって簡単！」

さくら「N1ポイントを50ポイント貯めることです！」

さくら「場所はセントラルタウン内とインターネットに限定されています！」

さくら「そして、参加者にはそれぞれ5ポイント持ってますので」

さくら「残り45ポイントをいかに早く貯められるかが勝負になります」

さくら「貯め方は隠されているポイントを探したり、クイズに答えたり」

さくら「もちろん、参加者同士でのポイントをかけたネットバトルはもちろんOK！」

さくら「60名になった時点で予選終了となります！」

さくら「それでは予選スタートです！」

夏斗（これからできる行動は地道にポイント探すか）

夏斗（それともクイズ君探しか）

夏斗（参加者にバトルを挑むか）

どうしようか？
アンケートで多いほうを夏斗の行動として採用します

夜に投下予定です

夏斗「ポイント探しを主にしてみようかな」

夏斗「ジークはネットで探してくれ」

ジーク「わかった」

アスタランド
夏斗（アスタランド、4つ上の先輩が店番をよくやってたというか今もやってるチップ店だ）

夏斗（一番の謎は、先輩の名前が店についてることだ）

夏斗「ここ懐かしいなぁ」きょろきょろ

夏斗「ん？なんかチップの棚が光ってる？」

夏斗「これがポイントか、5ポイント増えて10ポイントか」

明日太「おお夏斗くんじゃないッスか！」

夏斗「お久しぶりです、明日太先輩」

明日太「予選ッスか？いいチップ入荷したッスから買っていかないッスか？」

夏斗（流石にただで出入りするのもだめだろうし）

夏斗「んー、じゃあこれとこれ買っていきますね」

セントラルエリア
ジーク「ここがセントラルエリアか」

ジーク（3つもエリアあるのか）ハア

ジーク（どこにポイントがあるんだか）

モブナビ「あのー」

ジーク「なんだ？」

モブナビ「予選参加者の方ですよね？」

ジーク「そうだが」

モブナビ「リフレクメットというチップを見つけてくれませんか？ポイントと交換しましょう」

ジーク（チップか、今ちょうど夏斗はチップショップにいるみたいだから）

ジーク「そんなことなら喜んで」

ジーク「夏斗、チップ買うんならついでにこれも買ってくれないか？」イイヨー

しばらくして

元万博会場
夏斗（あと10ポイント貯めれば本戦出場できるかな）

夏斗「ここもセントラルタウンに入るみたいだ」

夏斗「万博ということもあって広いな」

？？「そこの君」

夏斗「僕のことですか」

？？「君以外はここにはいないよ」

夏斗「何の用ですか？」

？？「ポイント多く集まっちゃってね、よければ貰ってほしい」ぽい

夏斗「え？10ポイント！ありがとうございます」

？？「じゃあ、本戦で会おう」

夏斗「あの人は一体……？」

ジーク「夏斗、早くいかないとやばくないか」

夏斗「あっ、そうだね、急がなきゃ」

会場
夏斗「最後らへんだった」

振哉「間にあったようでなによりだ」

夏斗「振哉さんも予選突破できたようでよかったです」

さくら「予選終了です！」ワー

さくら「集められなかった人はどんまいです」

モブ1「俺あと１ポイントだったんだけどなぁ」どよーん

モブ2「しょうがないから見に来ようぜ？」ぽんぽん

さくら「本戦は来週から始まりますので、観戦したい方はチケットちゃんと取ってくださいね」

夏斗（N1のチケットって争奪戦だもんなぁ…）

振哉（妹と遊香ちゃんはどうするんだろうな）

さくら「また来週会いましょう！」

音羽「お兄ちゃんも夏斗君も予選突破おめでとう！」

遊香「二人で協力して弁当とお菓子作ってみたから食べてー」

振哉「おいしそうだな」

夏斗「ありがとう」ニコ

音羽・遊香（！）

振哉「ところで、今日は泊るのか？」

夏斗「泊ってもいいんですか？」

音羽「いいよ、お母さんもきっと喜ぶよ」

夏斗（久しぶりだなぁ、振哉さんの家に泊まるの）

遊香（むむ、私の家に泊めたいけど私女の子だしなぁ）

遊香「じゃあ、みんなで遊ぼうよ」

夏斗「そうだね」

夜

遊香「あっ」

音羽「どうしたの？遊香ちゃん」

遊香「しまった、万博会場に忘れ物しちゃった」

振哉「忘れ物ってもしかしてカメラかい？」

遊香「そうです！雨降ったら壊われちゃうだろうし」

音羽「でも、万博会場って閉まってる筈じゃ」

遊香「どうしよう…」

夏斗「全く、遊香は」やれやれ

夏斗「振哉さん、鍵ってどこにあるかわかりますか？」

振哉「鍵のシステムはおそらくセントラルエリアにあるからいけるぞ」

音羽「もしかして夏斗君…」

夏斗「人がいないときに鍵をあけて侵入しましょう」

遊香「いいの？」

夏斗「友達なんだから当たり前です」

音羽「私も行くよ」

振哉「俺も行くよ」