1学期編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」 - SSまとめ速報
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普久間島編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったででござるwww」普久間島編 - SSまとめ速報
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2学期編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」2学期 - SSまとめ速報
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キモオタ過去編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」過去編 - SSまとめ速報
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2学期 終盤編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」2学期 終盤 - SSまとめ速報
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3学期編
キモオタ「デュフフwww暗殺教室の世界に迷い込んでしまったでござるwww」3学期 - SSまとめ速報
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教室にて.........
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン!!
殺せんせー「さて、今から志望校に合わせて全員分を作り分けた小テストを行います」
殺せんせー「私立の受験日もいよいよ間近!!皆さんが先生の記憶を失ってても、ネガティブになりながらも、受験の事は忘れずに頑張っていた事を先生は知っていますよ」
殺せんせー「............受験の結果が出た後で再び皆さんと面談をします
それぞれが...........ここを出た後どういう未来を選びたいのか.............」
生徒たち「...............」
殺せんせー「高校受験で不安になる気持ちはよくわかります...........でも、大切なのは志望校に受かる事ではありません.........」
殺せんせー「例えどの学校で過ごそうが 最後に『この学校で過ごせてよかった』と思えるほど自分のいた場所で頑張れたかどうかが大切な事なのです」
生徒たち「................」
殺せんせー「一つだけ確かな事は、今の君たちにとって受験は先生を殺す事よりも遥かに簡単な事だという事です、
さあ、ペンを取って!!」
生徒たち「................!」
いよいよ、僕らも後少しで私立の受験...........僕らは未知の高校受験に、そして自分達のこれからの未来に、不安を感じずにはいられなかった..........
放課後........帰り道にて...........
前原「お前ら高校どこ行くんだ?」
岡島「ああ、ちょっとだけレベル下げて余裕あるとこに行くわ」
菅谷「殺せんせーに高3の基礎まで教わったしな、高校生活は目いっぱいスキルを高めるぜ」
不破「気楽でいいなー.........私達けっこう無理するよ」
三村「マスコミ志望はやっぱり学歴も欲しいですねぇって言われたしな」
渚「...........カルマはどの高校へ?」
カルマ「んー..........俺はここに残ろうかなって」
奥田「!?」
杉野「わざわざ外部受験で入り直すのかよ!?」
茅野「カルマ君ならもっと上...........最高峰の高校だって行けるでしょ?」
カルマ「本校舎の奴等の気持ちになってみ、追い出したはずの奴が戻ってきて.........自分達の上に立たれるんだよ
雑魚どもの屈辱的なツラをあと3年も拝めるなんて最高じゃね?」ニヤニヤ
渚「...........相変わらずステキな性格で」
カルマ「それに............平均的な学力だったら上の高校はあるけどさ、タイマンの学力で勝負して面白そうな奴って..........多分ここにしかいないんだ
目指す職業は俺だったら普通になれる ただ今は..........単純にバトルを楽しんどくのもアリかなって」
渚「.............カルマらしいや」
カルマ「渚も受けたいとこあんだよね、高校」
渚「.............うん..........茅野も、杉野も皆も............お別れだね..........もうすぐ」
生徒たち「................」
夜.........宿直室にて...........
キモオタ「.........未来か..........」
キモオタ「考えてみれば、拙者は中退を中退したから、これが初めての受験なのか............」
>>7 中退を中退になってた
正しくは中学を中退でした
※訂正
時は遡り、渚とカルマが宇宙に飛び立った日の話............
殺せんせー「........なるほど..........そんな事があったんですねぇ.........」
キモオタ「ああ..........,拙者をこの世界に飛ばした者がそう言ったのでござる」
殺せんせー「つまり........私を殺したとしても、キモオタ君の意志次第で元の世界に帰るのか、この世界に残るのか、選択が可能と言う事ですね..........」
キモオタ「ああ............」
キモオタ「殺せんせー..........教えてくれ............」
殺せんせー「..................?」
キモオタ「............拙者は.........どうすればいい............?」
殺せんせー「............もし、君がこの世界に残るのであれば、全国レベルで見てもかなりの難関校、『双海西高等学校』の文学科に進学する事をオススメします..........この学校は数多くの有名な小説家を輩出しています、君の学力ならきっと心配はいらないはずです............」
キモオタ「...............」
殺せんせー「私ができるのは、生徒たちが夢に向かって進む道をつくる事............だが、君がこの世界に残るのか残らないかは私が決める事ではありません...........」
殺せんせー「それを決めるのは 君一人ですよ、キモオタ君」
キモオタ「...............!!」
殺せんせー「.............この話は、皆さんの受験の結果が出たら再び進路相談を行うので、その時にまた聞きたいと思います、とにかく今は受験に集中ですよ」
キモオタ「..................」
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
キモオタ「.............帰るか帰らないか、それを決めるのは拙者自身か.............」
キモオタ「元の世界に戻らなければ、辛い目に合う事もない、でも、本当に拙者はいつまでもここにいてもいいのでござろうか.............」
キモオタ「あ"〜〜〜〜!!拙者はどうすればいいんだぁ〜〜〜〜!!」ジタバタジタバタ!!
キモオタ「............まだ考える時間はある...........今日はもうこれ以上小難しい事を考えるのはやめにしよう............」
キモオタ「そんな事よりオナニーだ♪」カチャカチャ ズルッボロロン!!
キモオタ「さてと.......今日のオカズは............女子トイレの盗撮ビデオでござるwwwデュフフwww」ハァ.....ハァ.....
キモオタ「実は皆には決して言う事はできないが、半年前くらいから女子トイレの便器に超極小盗撮カメラを仕掛けておいたのでござるwwwグヘヘwww」ハァ.....ハァ......
キモオタ「さてと..........では早速E組のレイディ達が用をたす姿でシコるンゴ〜♪それではカメラをテレビに接続して.........」ルンルン♪
テレビ「」チョロロロ〜
キモオタ「うっひょぉぉぉぉぉwwww神崎殿ぉぉぉぉぉwwwwwなんというお上品な放尿音wwwwwまるで川のせせらぎを聞いているかの如きハーモニーwwwwww」ドピュルルルルルルル!!
キモオタ「.................」ジッ........
キモオタ「おびょぉぉぉぉぉwwwww茅野殿ぉぉぉぉwwwwww中学三年生なのにまだ春毛が生えてないwwwwwロリコンにはたまらんでござるwwww」ドピュピュピュン!!
キモオタ「................」ジッ........
キモオタ「ゲヘwwwwゲヘへへwwwww倉橋殿wwwwww倉橋殿もまだおけけが十分生え揃ってないでござるwwwww辛抱たまらんwwwwww」ドピュドピュドピュ!!
キモオタ「ぐへ..........ぐへへへへwwwwwこれだから盗撮はやめられんでござる...........ノー盗撮ノーライフ!!!!ヒャッハァァァァァァァwwwwwwwww」ドッピュルルルルルルルルルル!!
前原「お〜いキモオタ〜!社会教えてくれよ〜!」コンコン!
岡島「一緒に勉強しようぜ〜!」
イトナ「俺も課題を見てもらいにきたぞ」
キモオタ「おぉ!これはこれは我が同志たちよ!こんな夜分遅く寒空の中よく来たでござるな!いい物があるから上がってくれ!」シコシコシコ
前原「おじゃま〜ッス♪ てかお前テレビで何見てんだよ!?」
キモオタ「ああ、 E組のレイディ達がトイレで用を足す姿を盗撮したからそれを見てシコっていたのでござるwww」シコシコシコ
前原「え.......ごめん......今軽くマジで引いたわ.......」
岡島「いくら俺でもさすがにそれはキモいと思うわ...........」
イトナ「死ねクズ」
キモオタ「まぁまぁ三人ともwwwwwそう言わずにとにかく一緒に見てみるでござるよwwwww同じクラスの女子のトイレ事情を知るのも立派な受験勉強でござるよwwwwデュフフwwwww」シコシコシコ
ーーー10分後ーーー
キ 岡 前 イ「グフフwwwグフフフフフフフwwww」ハァ.....ハァ......
前原「おい不破の奴ナプキン交換してるぞwwwwこりゃやべぇwww」ハァ.....ハァ.....
キモオタ「デュフフwwwどうでござるか?www女子にとって決して他人に見られてはいけない未知の一時を目撃する先駆者になる気持ちはwwww」ドピュルルルルル!!
岡島「たまんねぇなwww俺らは未だ誰も到達していない領域に足を踏み入れたんだwwwグヘヘwww」ハァ.....ハァ......
キモオタ「周期的に言えば、今日生理中の女子は片岡殿、速水殿、不破殿、中村殿でござるwww」ドピュルルルルルル!!
イトナ「クラスの女子の生理周期まで熟知しているとは、さすがは俺の師匠だ」ハナヂドバドバ!!
前原「おいwww見ろよwwwまた誰かが女子トイレに入ったぜwwwアッヒヒョwwwケツがどアップで映ってるぞwwww」
キモオタ「うひょぉぉぉぉwwwwケツゥゥゥゥwwww麗しいE組のレイディのケツがぁぁぁぁwwww」シコシコシコ
イトナ「...........おいちょっと待て、今 股の間に棒のような物が見えなかったか?」
キモオタ 前原「え............?」
キモオタ 前原「.................」ジッ........
キモオタ 前原「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!!」
前原「な"ん"でデメ"ーが女子ドイ"レ"に"入っ"でん"だよ"ぉ"ぉ"ぉ"岡島ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
岡島「だって、女子トイレでうんこするスリルを味わいたかったんだもん///」モジモジ.......
キモオタ「ハァ......ハァ........見てはいけないものを見てしまった............」
前原「ハァ......ハァ........気を取り直して次行こうぜ次.........」
キ 岡 前 イ「..............」ジッ........
キモオタ「うひょぉぉぉぉwwwww今度は矢田殿でござるぅぅぅぅwwwwwやばいwwwwwもう精巣が破裂寸前でゲスwwwww」パァァァンッッッ!!!!
前原「あっひょぉぉぉぉぉwwwww最高の口直しだぜぇぇぇぇぇwwwwwww」
岡島「透明なお聖水がwwwwwお聖水がぁぁぁぁぁwwwww」
イトナ「ブフォwwwwww」ハナヂブッシャァァァァァァ!!
キ 岡 前 イ「ハァ.....ハァ.......あぁぁ!!パンツ履き始めたぁぁぁぁ!!もう終わってしまうぅぅ!!名残惜しいぃぃぃぃ!!」
キモオタ「..........さて........次は誰でござるかなぁwwwww」シコシコシコ
イトナ「...........今度は岡野ひなたのようだな」
キ 岡 前 イ「.................」ハァ.......ハァ........
前原「あ、岡野の奴 下痢かよ〜、スポーツドリンクばっか飲んでっからうんこが水っぽくなるんだよ〜、ここは男として明日ビシッと言ってやんなきゃな〜」
キ 岡 イ「.........あ...........」ビクッ!!
前原「そもそもあいつちょっと足に筋肉がつき過ぎなんだよな〜、やっぱ女の子は女の子らしく、ちょっとムチっとしたぐらいが丁度いいんだよな〜」
岡島「前原............窓、窓...........」
前原「ん?」クルッ
岡野「.................」プルプル........
前原「あ..............」
前原「わ、悪りぃ岡野!ひょっとしてLINEした?全然気付かなくてさ〜」
岡野「一緒に勉強しよって何回もLINEしたのに返事どころか既読すらつかないからまさかと思ってここに来てみれば...........勉強もしないでこのバカ共とこんなモン見てたんだね〜、ま・え・は・ら・くん?」ニコッ!
キ 岡 イ「あぁぁ...........」ガクガクガク.....
前原「あ 岡野、お前今日うんこ下痢だっただろ?」
岡野「..................」ピキッ.......
キ 岡 イ「(........この.......バカ........!!)」
前原「お前水分の摂り過ぎだからうんこが水っぽくなんだよ」
岡野「.............」ピキピキ......
前原「後それから小便も黄色っぽかったぞ?ちょっとは食生活を改めた方がいいと思うぜ?」
岡野「..............」ブチンッ!!
岡野「死ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」
ドガッ!!バギッ!!グシャッ!!
「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ごめ"ん"な"ざい"ごめ"ん"な"ざい"マ"ジでごめ"ん"な"ざい"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"!!!!!」
「黙れ!!死ね!!」
グチャッ!!ボキッ!!グキッ!!
「ちょ!!なんで俺らまでぇ!!!!」
「お前らも同罪じゃボケェェェェ!!」
ガゴッ!!ドゴッ!!ガシャンッ!!
「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!拙者のカメラがぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
「テメーもカメラみたいに粉々にしてやんよぉwwww」
ゲシッ!!バガッ!!ゴンッ!!
「やっぱり貧乳には短気な奴が多いな、
巨乳こそ正義だ」
「なっ!?二度と喋れねぇようにしてやる!!!!」
ボゴッ!!ドスッ!!バゴッ!!
「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!殺ぜん"ぜぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"!!!!!!!」
そして次の日.............
キ 岡 前 イ「お"ばよ"う"ござい"ま"〜ず.........」ボロボロ.....
殺せんせー「はい、おはようございます!それにしても友達同士で仲良く宿直室で勉強するのは構いませんが、四人揃って寝坊は感心しませんねぇ、授業はもう始まってますので早く席に着きましょう」
キ 岡 前 イ「ごべん"な"ざい"...........」ソソクサ
磯貝「おい、何でお前らそんなにボロボロなんだ?」
前原「あ"ぁ"、ごれ"ば 岡.............」
岡野「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ.......
前原「...........お"が..........お"母ざん"に"びっ"叩がれ"だ.........」
磯貝「前原の母さんってそんなに怖かったっけ............?」
そしてその日の放課後........若葉パークにて............
渚「................」
僕の第一志望は.........『蛍雪大学付属高校』..........椚ヶ丘以上の超難関校だけど.............母さんが行かせたがってた大学への1番の近道だ
『親孝行にもなる良い志望だと思います、それに良い学校は目指して損は無い、将来の選択肢が広がりますから』
..........けど大学の後はどうするんだろう、そこから先は自分の意志で選びたい.............けど肝心の意志が決まってない
時代に合わない妙な才能を授かった僕
なれるものもなりたいものもよくわからない
皆は..............どんどん自分の道を決めているのに
さくら「渚ぁ!!問題集終わったってば!!」バンバン!!
渚「あ、う、ごめんさくらちゃん」ビクッ!!
さくら「なにボーっとしてんのよ、あたしが新学年になったら堂々と学校に復帰させるって
そんだけの学力つけさせるって息巻いてたくせに」
渚「.............い.......息巻いてはないけど、そうできたらいいなって........」
ー ー ー
ー ー
ー
さくら「...........ふーん、進路とか考えんだ、大変だねー中学生って」
渚「............うん、何になりたいのか自分でも...........」
渚「うーん............」
さくら「..............?」キョトン.....
さくら「............何があるの?」
渚「え?」
さくら「先生以外に何があるの?あたしにとって渚は..........出会った時から今までずーっと先生だけど」
渚「...............!!」
さくら「...........ま、先生が嫌ならカレシにしてやってもいいけどね///」ニコッ!
.........先........生...........
今 言われて初めて気付いた
人間は...........自分を変えてくれたものに憧れる
医者に命を救われた子供が..........医者に憧れ 医者を志すように
美しいスキルに魅せられた子供が..........
..殺し屋に憧れるように
僕はE組で...........あの先生に憧れていた
そして.........私立の受験日当日........
渚「..............」ザッ.....ザッ......
渚「ん..........?」ピタ......
通行人「.......おい何だあれ」「受験生の親族か?」ザワザワ
渚「あれは...........!!」
分身殺せんせー「「「フレーフレー!!な・ぎ・さ!!フレッフレッなぎさ!!フレッフレッなぎさ!!」」」」
渚「な、何やってんだよ殺せんせー!!///」ダッ
殺せんせー「もちろん君の激励です、大事な生徒の晴れ舞台に駆けつけなくてどうしますか」
殺せんせー「にゅやッ!!もうこんな時間!!あと4分以内に木村君と神崎さんとキモオタ君と千葉君と原さんの都内会場を回らなくては!!では頑張って下さいね!!」バシュンッッッッ!!!!
渚「.................」
..........なれっこない........あんな先生に...........
渚「.................」ザッ.....
でも..........進路の面談をやるのは全員の受験が終わる2月末だ
結論はその時までに出せばいい
今はただ目の前の標的に集中だ!!
そしてその頃........双海西高等学校の受験会場では...........
受験生「おい、おっさんが制服着てるぜ」「浪人したのかな?中学なのに浪人したのかな?」ヒソヒソ......
キモオタ「..............」ドス.....ドス.......
いよいよ、実質初めての高校受験の日が来た............
拙者はまだ、元の世界に帰るか、帰るまいかを決めかねている...........
でも、今はそんな事よりも目の前の標的.........高校受験の方が大事だ
果たして自分がどこまで、やりきれるのか.........それを極限の緊張の中で知ることができるいい機会だ.........
とにかく今は、帰る帰らない、受かるのか落ちるのかなどは考えずに、やれるだけやろう、
やりきってないからやりきれないなんて事にならないように、全力を尽くそう!!
そして............
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン!!
先生「はいそこまで、以上で筆記試験は終了です、この後は面接試験を行うので 廊下に各々が受験番号順に並び、受験番号と名前を呼ばれた人から順に入室してください」ガララ-バタン!
受験生「やべぇ......全然わからなかった.........」「予想以上にムズかったな........」
キモオタ「(ふぅー...........これで筆記は終了か.........思ったより簡単だった.........殺せんせーの作る問題に比べればさほど大したことはなかった...........)」
キモオタ「(筆記の方は恐らく心配はいらないが..............どうしよう...........いよいよ拙者が最も恐れている面接の時間が..........)」
キモオタ「(拙者はコミュ障でござるから........初対面の人を前にすると動悸が激しくなって嫌な汗が出てきて、喋ろうとすれば必ず吃る、おまけに拙者は初対面の大人が相手だと目を見て話す事が出来ない............どうしよう...........)」ダラダラ........
そして..........面接の時間..........
面接官「はい、それでは四人ずつで集団面接を行います、では右の人から起立して受験番号と氏名をお願いします」
キモオタ「(やばい.........)」ドクン....ドクン....
受験生1「はい!受験番号80番!多田野 光一です!よろしくお願いします!」ガタッ!
キモオタ「(来る..........)」ドクンドクンドクン
受験生2「はい!受験番号81番の林 信太です!よろしくおねがいします!」ガタッ!
キモオタ「(怖いよ........怖いよ.......)」ドクンドクン
受験生3「はい!受験番号82番!川野 弘です!よろしくお願いします!」
面接官「はい、じゃあ次の人 どうぞ」
キモオタ「(来た........!!)」バクンバクンバクン!!!!
面接官「どうしました?早く起立してください」
キモオタ「............!!」ビクッ.....
キモオタ「あ........あにょ.........ジュケンバンゴウ........バン........そのぅ...........タカシ........デシュ.........えっと.........あにょ........デュフwww」ガクガクガク.......
面接官「緊張せずに、落ち着いてからで大丈夫なので受験番号と氏名を元気に言ってくださいね」
キモオタ「シュ.......シュミマ......シエン.......」ガクガクガク..........
受験生たち「(プクク.......やべえwww)」「(おい笑うなwww笑ったら落とされるぞwww)」「(クッソwwwなんで俺らの番でこんな受験生キラーがwww)」クク....ククク.....
キモオタ「(クソ.........なんで.........なんで思い通りに口が開かないんだ..........)」ガクガクガク........
キモオタ「(やっぱり.......拙者は.......E組の皆じゃないと、心を開いて話す事が出来ない...............他人が怖い............)」
キモオタ「(これじゃあ1年前と何も変わらないじゃないか...........他人を信頼しないで自分から心を閉ざして離れていく.........やっぱり拙者は1年前から何も成長していない...........所詮、E組を出て戦えば、この程度の人間だったんだ..........)」ガクガクガク
キモオタ「(このまま拙者は何も出来ないまま終わっていくのか...........もう恐れるものなど何もないのに.............クソ.........!!クソッ!!)」
キモオタ「(ん...........待てよ...........恐れるものなど何もない............?)」
ー
ー ー
ー ー ー
ー ー ー ー
殺せんせー「いいですか?キモオタ君、過去に大人に辛い目に合わされ、大人を信じる事が怖くなってしまった君にとって面接は筆記よりも遥かに厳しい試験です」
殺せんせー「でもね、キモオタ君
君は一度、自分の『死』にも、他人の『死』にも触れました.......
『死』は、この世で一番恐ろしい事です
数え切れないほどの人を死に至らしめた私でも自分が死ぬ事は最も怖い事です」
「なら逆に考えれば、『死』以上の恐怖などこの世にないと思えば、ただの高校受験の面接で感じる恐怖など『死』の恐怖とは比較にならないはずです
だから、他人である面接官に心を開いて話す事は、一度『死』に触れた君ならば、決して怖い事などではありませんよ」
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
キモオタ「..............」ス.......
面接官「..............!」
そうだった...........一体拙者は何を恐れていたんだ...........
父さんや、おばあちゃんや、お母さんが死んだ恐怖に比べれば............
自分が死にかけた恐怖に比べれば...........
こんなの全然怖くないじゃないか
キモオタ「..............」スゥ........
キモオタ「受験番号83番!!!!大石 貴志です!!!!よろしくお願いします!!!!」
受験生達「.............!!」
面接官「............はい、素晴らしい自己紹介でした、では座ってください、これから質問に移ります」ニッ.....
面接官「ところで・・・ずいぶん大怪我してるみたいだけど、大丈夫かい?」
キモオタ「心配無用。名誉の負傷でござるよ」
キモオタ「(よし!!自己紹介は上手くいった.....!!後は面接官に対してひたすら自己アピールをするだけだ!!)」
『キモオタ君、面接というものは、面接官の人に、どれだけ自分の良いところをを知ってもらうのかが大事になります、なので、恐れずに、着飾らずに、ありのままの自分を晒け出して行きましょう!』
キモオタ「(恐れずに......着飾らずに..........ありのままの自分を晒け出す..........)」
キモオタ「(よし!!拙者はやるでござるよ!!殺せんせー!!)」
面接官「それでは、質問していきます、あなたが本校を志望した動機は何ですか?」
キモオタ「はい!!私は将来小説家になる事が目標なので、東京内では数少ない文学科があり、偏差値が高く、数多くの有名小説家を育成されている御校に入学すれば、目標への近道になると考え、御校を志望させていただきました!!」
面接官「..............!!」ホォ.....!!
受験生達「(おぉ.............!!)」
キモオタ「そして!!さらに言うならば...........」
面接官「..............?」
キモオタ「ズバリ!!パンフレットで見る限り、他の学校に比べて女子のレベルがかなり高かったからです!!(キリッ)」
面接官「................」
面接官「.......あなたには複数質問をしていきたいと思います.........まず、長所と短所を教えてください」
キモオタ「はい!!長所は早漏です!!短所も早漏です!!長所と短所は紙一重だということを中学で学びました!!」
面接官「...............」
面接官「では、あなたの特技は何ですか?」
キモオタ「はい!!私の特技は、匂いを嗅げば誰の生理用ナプキンなのか判別できる事です!!」
面接官「...........では、あなたの趣味を教えてください」
キモオタ「はい!!趣味は撮影です!!撮影現場は主に女子トイレや、クラスメートの家の風呂場などですwwwコポォwww」シコシコ ドピュドピュ!!
面接官「...........では、中学校で、あなたが一番一生懸命に取り組んだ事を教えてください、また、本校に入学した場合、一生懸命取り組みたい事は何ですか?」
キモオタ「はい!!中学校で私が一生懸命取り組んだ事は、冬休み中にうんこを霧状に出す練習をした事です!!もし御校に入学できたら、階段の下から女子生徒のパンチラを盗撮する事に一生懸命取り組みたいと思います!!」
面接官「帰れ」
キモオタ「(よっしゃ!!もらったぁぁぁ!!!!)」ドピュルルルルル!!
こうして、それぞれが自分の輝く未来を掴むために全力で戦った私立受験が終わった
私立受験を終えたE組の生徒たちは、後は、戦いの結果が出る合格発表の日をつだけとなった
だが、合否が決まる日が来るのはもう少し先だ
そして...........2月には、受験以外に もうひとつ忘れてはならないイベントがあった
それは............
バレンタインデーである!!!!
2月14日のバレンタインデー..........
この日は女子が日頃より想いを寄せている男子に対して、自分の想いをチョコの甘さに乗せて伝える事ができる一日だ
女子からチョコを贈られた男子は、たとえそれが本命であろうと義理であろうとその日一日は、チョコの甘さと共に自分の内なる恋心も熱く甘くとろけだす事だろう
だが、その一方で、淡い期待とは裏腹にチョコを贈られなかった男子にとってはその日の気分はまさに敗北者、きっと、家に帰って部屋で一人で食すチョコは甘さよりも苦さが引き立つ事だろう
そんな、甘酸っぱくて、恋心をくすぐられる、まさに学生にとっては青春の1ページとなる、ある意味 受験よりも壮大なイベント..........
それが、バレンタインデーである.........
そして、この椚ヶ丘中学3年E組にも、バレンタインデーがやってきた
そんな中、敗北者になってたまるかと、女子からチョコをもらえるように、奮闘する二人の男がいた
キモオタ「................」ザッ.....!!
岡島「................」ザッ.......!!
キモオタ「........遂に.......この日が来たな..........」
岡島「ああ.........どれだけこの日が来るのを待ち焦がれた事か............」
キモオタ「我々は、非リア充同盟を結んだ中だが、遂にその同盟を解散する時が来たな..........」
岡島「ああ、今日でようやく、非リア充同盟を解散し、『非童貞同盟』と同盟の名を改める事ができるな............」
キモオタ「いいか?同志よ..........抜け駆けは許さないぞ.............」
岡島「そんなの承知済みだ..........お互いに、『非リア充』などという不名誉な称号から脱却するんだ...........」
キモオタ 岡島「さぁ!!いざ戦場(教室)へ参らん!!!!」ザッ!!
教室にて.........
キ 岡「ねぇね♪チョコちょーらい( ^ω^ )」
片岡「あ、ごめんね二人とも、これ磯貝君にあげるために買った物だから二人の分は用意してないんだ、ごめんね」
キ 岡「...............」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キ 岡「ねぇね♪チョコちょーらい( ^ω^ )」
岡野「いーやッッッッ!!なんでアンタらにチョコあげないといけないのよ!!」
キ 岡「...............」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キ 岡「ねぇね♪チョコちょーらい( ^ω^ )」
狭間「誰がアンタらにチョコなんか用意すると思う?」
キ 岡「...............」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
キ 岡「ねぇね♪チョコちょ 速水「うざい」
キ 岡「...............」
キモオタ 岡島「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"何で誰も"ヂョ"ゴぐれ"な"い"ん"だよ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"」ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!ドカッ!!
中村「..........なんか向こうに壁殴り代行が二人もいるんだけど..........」
カルマ「憐れだね〜」
昼休み.............
岡野「死ねッッッッ!!!!」ドガッ!!
前原「............最高に怒ると対先生ナイフでノド元を突いてくる、野生すぎんだよお前は...........」ガシッ.......
岡野「...........え?仕込みナイフがチョコに!?」
前原「今朝方すり替えておいたのさ 確かにお前から直接もらったぜ(キリッ)」モグモグ
岡野「(カッコキモい!!)」
前原「.........な、よく知ってるだろ お前の事、第一興味も無い女のカラオケのハモリ全曲覚えねーよ」
岡野「….......ん///」
前原「お前 照れると急に黙るよな、ホント単細胞はウソつけない」
岡野「やかましい!!///」ガスッ!!
前原「ぐはぁっ!!」
キモオタ 岡島「................」
杉野「ッシャ!!ッシャア、ウッシャア!!///」
神崎「よかった、喜んでくれて」クスッ
キモオタ 岡島「...............」
岡島「.............」クイッ
キモオタ「.............」コクン
ブリュッブリリリリッミチミチミチビチャビチャブリュリュリュ!!!!
杉野「あ"ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」
神崎「杉野君 大丈夫!?」
速水「尊敬してる、これからもよろしくね」ヒュッ
千葉「サンキュ」パシッ
キモオタ 岡島「...............」
狭間「想いのこもった手作りチョコよ、後で必ず返事してね、愛の手紙も添えとくから///」モジモジ
寺坂 吉田 村松 イトナ「「「「込めたの想いじゃなくて呪いだろ!!」」」」
キモオタ 岡島「あぁぁぁぁ.............」ワナワナ......
片岡「公立にする、磯貝君と同じ高校だよ」ニコッ!
磯貝「.........そっかぁ!一緒に受かれたら嬉しいな!」ニコッ!
キモオタ 岡島「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」ゴゴゴゴゴゴゴ
茅野「.........渚、ありがとう、1年間いつも隣にいてくれて」ス....
渚「........え、僕に?」
茅野「うん///」ニコッ!
キモオタ 岡島「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!」ブリッブリュリュリュッブリリリリリッミチミチビチャビチャ!!!!
キモオタ「もうやだ........なんで日本は......クリスマス.......初詣........バレンタインデーと........非リア充に厳しい社会を作るんだ...........」
岡島「一体俺たちが何をしたって言うんだ..........非リア充だから?非リア充は生きているだけで罪ってか?」
キモオタ 岡島「チョコぉぉぉ..........もうこの際 愛がなくてもいい.........誰か.........チョコをくれぇぇ.........」シクシク......
倉橋「やっほー♪オタりん♪岡ちん♪」ヒョコ!
キモオタ「倉橋殿ぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ドバドバ!!
岡島「倉橋ぃぃぃぃぃぃぃ!!」ドバドバ!!
倉橋「きゃっ!!その様子だとやっぱり二人はチョコもらえなかったみたいだね〜」
キモオタ「あのねっ.....グズッ.....皆がねっ....ヒッグ.....いじわるでねっ........エグッ......誰もねっ......オエッ......僕たちにチョコくれないのっ..........びぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!」ドバドバ!!
倉橋「よしよ〜し♪オタりん♪泣かないで〜、そんな可哀想なオタりんのために なんと!私がチョコを作って来ました〜♪」ニコッ!
キモオタ「え!?」ピタッ.......
倉橋「はい♪オタりん♪」スッ
キモオタ「それを.........拙者にくれるのでござるか.........?」
倉橋「うん♪」コクン!
キモオタ「.................!!」
キモオタ「フォァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」シコシコシコシコシコシコシコシコ
キモオタ「うひょぉぉぉぉ!!!!チョコォォォォ!!!!倉橋殿が作ってくれたチョコォォォォ!!!!」ドピュルルルルルル!!
岡島「キモオタァァァァァァァァァ!!!!!貴様ぁぁぁぁぁぁ!!!!抜け駆けは許さないんじゃなかったのかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!なんで貴様だげぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"ぇ"!!!!!」ガシッ!!ガクガクガクガク!!!!
キモオタ「オロロロロロロロロロロロロw
www」ガクガクガクガク!!
倉橋「こら!喧嘩しないの〜!」
岡島「だっ"でぇ"!!ギモ"オ"ダだげぇ"!!ギモ"オ"ダだげぇ"!!」グズッヒグッ!!
倉橋「岡ちんも、はい♪」スッ
岡島「え............?」ピタ......!
倉橋「ちゃんと岡ちんの分も用意してるよ♪だってせっかくのバレンタインなのに誰からもチョコもらえないなんて可哀想だもん♪」
岡島「.................!!」
岡島「ありがとうございます!!!!ありがとうございますぅぅぅぅぅ!!!!神様仏様倉橋様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドバドバ!!
倉橋「えへへ♪どういたしまして♪」
キモオタ「倉橋殿www早速食べてもいいでござるかwww早く倉橋殿の成分と拙者の唾液を融合させたいでござるwww」シコシコシコ
岡島「俺も!!早く甘ぁいチョコの味をじっくり噛みしめたいぜ〜!!」
倉橋「うん♪食べて食べて〜♪」
キモオタ 岡島「うひょぉぉぉぉwwwwではお言葉に甘えていただきまぁぁぁすwwww」パクッ
キモオタ 岡島「(..........え..........陽菜乃.........これチョコやない.........うさぎのうんこや............)」
キモオタ「(ちょ......これ......もはやチョコではない.........)」ガクガク....
岡島「(これ完全にテロじゃん......チョコという名の爆弾じゃん......)」ガクガク......
倉橋「ねぇねぇ♪おいしい?」ニコニコ
キモオタ 岡島「................」ブルブル.....
倉橋「.......ひょっとして、二人ともチョコ嫌いだった.......?」シュン.....
キモオタ 岡島「(やめてぇぇぇぇ!!そんな悲しそうな顔しないでぇぇぇぇぇ!!いくら殺人級にまずくてもせっかく自分たちのためにチョコを作ってくれた可愛い女の子に悲しい思いをさせてはならない..........かくなる上は.......)」ガクガクガクガク
岡島「い.......いや.........マジでこのチョコ最高だわ.........」ガクガク.....
キモオタ「美味すぎて言葉が出なかっただけでござるよ.........チョコは大好きでござるから心配しないで.........」ガクガク......
倉橋「ほんと!?よかったぁ♪一生懸命作った甲斐があったよぉ♪」パァァァ!!
キモオタ 岡島「(あぁやっぱりかわゆすwwwこの笑顔を守れてよかったwww)」ガクガク.........
倉橋「あ、二人とも♪私 昨日張り切ってチョコ作りすぎちゃったからまだまだ沢山チョコがあるの♪はい、どーぞ♪」スッ
キモオタ 岡島「!!!!!!!」
トイレにて..........
キモオタ 岡島「オゲロロロロロロロロロロロロロロロロロロ」ビチャビチャビチャビチャ!!!!
岡島「.......ひどい目にあった...........」ハァ.....ハァ.......
キモオタ「...........拙者らがチョコを食べる度に嬉しそうに喜んでくれる倉橋殿があまりにも可愛かったから、結局全部食べてしまった........」ハァ....ハァ......
岡島「まぁでも.......味はどうであれ.......女子からチョコをもらったのは事実だ........これで俺らはもう非リア充なんかじゃない..........」ハァ......ハァ.......
キモオタ「そうでござるな........これで拙者ら『非リア充同盟』は解散でござるな.........」ハァ......ハァ.......
岡島「あぁ......これからは俺たちは.......」ハァ.....ハァ.......
キモオタ 岡島「『リア充同盟』だ!」
キモオタ 岡島「フフフフフ..........」
キモオタ 岡島「ハーッハッハッハッハッハッハッハッハッハッ!!」
キモオタ 岡島「うっ..........!!!!」ピタ........
キモオタ 岡島「オゲェェェェェェェェェェェェ」ビチャビチャビチャビチャビチャ!!!!
そして放課後..........
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
生徒たち「じゃあね〜」「バイバ〜イ」
キモオタ「さて、拙者も宿直室に戻ってひとコキして糞して寝るでござるかな〜」ドスドス
キモオタ「マッスかき♪マッスかき♪」ズン ズン ガララ-バタン!
中村「入ってったね.......」ヒソヒソ.....
ビッチ「ホラ桃花、何モジモジしてんの!それを渡すんでしょ?昨日 一生懸命作ったそのチョコを」ヒソヒソ......
矢田「うん.......でも、どんな言葉をかけて渡せばいいのかわからないよ.....///」ヒソヒソ......
中村「かぁー、乙女だねぇwww」ヒソヒソ....
ビッチ「桃花ァ、アンタ いつもキモオタと一緒にいるのに今更何を恥ずかしがってんの、私仕込みのテクとアンタのその自慢の胸があればキモオタなんてイチコロよ!」ヒソヒソ....
矢田「ちょ///自慢なんてしてないし///それにチョコを渡しに行くだけだってば///」ヒソヒソ.....
中村「もぉじれったいなぁwwwここでウダウダ言ってても何も進まんよ、さっさとキモオタにチョコ渡してさっさと帰ろ!」グイッ
矢田「待ってよぉ〜///」タタッ
宿直室.......
キモオタ「さてさて.......本日のオカズはぁ〜 コ チ ラ ! !」
キモオタ「じゃじゃーん!女子トイレから拝借して来ました、矢田殿の生理用ナプキンですwww」ピラッ
キモオタ「デュフフwwwさてwwwそれでは不詳このわたくしキモオタと、E組の巨乳美少女 矢田 桃花さんとの融合の儀式wwwいってみよぉ!」カチャカチャ ズルッ ボロン!!
キモオタ「あぁ〜矢田殿ぉwwwギモ"ヂイ"イ"よぉ〜www矢田殿の中、あったかいナリ〜www」シコシコシコシコ
キモオタ(裏声)「あぁん、だめぇキモオタくぅん!赤ちゃんできちゃうよぉ///」シコシコシコシコ
キモオタ「赤ちゃんできちゃう?なら産めばいいじゃんwww」シコシコシコ
キモオタ(裏声)「ダメェェェェェ///」シコシコシコ
キモオタ「拙者らの間にできた子供の名前はァwww貴志と桃花の子だからぁwww」シコシコシコ
中村「キモオター!喜べー!アンタにチョコ渡したい子がいるんだけど........!」ガララー!
キモオタ(裏声)「あぁぁぁん///貴花ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ドピュルルルルルルルルルル!!
中村「..............」ガララー バタン
ビッチ「あら?莉桜、キモオタは?」
中村「.........ねぇ......矢田ちゃん......ホントにキモオタの事 好き?」
矢田「え........急にどうしたの.........?うん.......好きだよ///」
中村「これ見ても同じ事言える?」ガララー!
キモオタ「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"矢田殿の中でイクぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」ドピュルルルルルルルルルルルル!!
矢田「」
矢田「き........きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!///」
キモオタ「コポォwwwまさかの本人登場www本人に見られながらイクぅぅぅぅ!!」ドピュルルルルルルル!!
矢田「ちょっとキモオタくん!!何やってんの!?///しかもなんか私の名前叫んでなかった!?」
キモオタ「うむwww今しがた矢田殿の生理用ナプキンで抜いていたのでござるwww矢田殿www今日の矢田殿の経血ゼリーはいつもよりさらにドロドロしていてなかなか味わい深いでござるよwww」モグモグ
矢田「」
中村「(何でこいつは自らフラグを壊すような事ばかりするのか.........)」
キモオタ「ところで三人共、どうしたでござるか?急に押しかけてきて」
矢田「あ........えっとね.......えっとね.......///」モジモジ
中村 ビッチ「.............」コクン
中村「そいじゃ後は若いお二人だけでってことで!」ケラケラ
ビッチ「がんばんなさいよ、桃花♪」
矢田「え!?///待ってよ二人とも!!///」
中村 ビッチ「ごゆっくり〜♪」ガララー バタン!
キモオタ「おろろ......一体 ビッチ先生と中村殿は何をしにきたんだ........?」
矢田「(え!?///待って///これって密室で二人っきりって事!?///どうしよ〜///)」
矢田「................///」
キモオタ「どうしたでござるか 矢田殿?なんか急に喋らなくなったが..........まさか、さっきオカズにした事を.......申し訳なかった......許してくれ.......ナプキンは返すでござるから........」
矢田「(ハァ〜、相変わらず言動が気持ち悪い..........)」
キモオタ「ホラホラ、なんならさっき食べた経血ゼリーも返すでござるからぁ、オエッッ」ビチャビチャ!!
矢田「(思い返してみれば.........私、最初はキモオタくんの事 大っ嫌いだったなぁ.........ホントに純粋に気持ち悪かったから........)」
矢田「(とてつもなく気持ち悪い事には変わりないけど.........でも.........キモオタくんはただの気持ち悪い人じゃなかった.........)」
矢田「(沖縄で........私が鷹岡先生に人質にされた時、キモオタくんは私の事をボロボロになってでも助けてくれた..........その日から、キモオタくんの事を段々意識し始めて..........)」
キモオタ「矢田殿ぉ、矢田殿ぉ........」
矢田「(それで、いつからかキモオタくんと仲良くなって ずっと一緒にいるようになって............一緒にいるうちに..........好きになっちゃったんだ...........///)」
キモオタ「無視しないでぇ.......矢田殿ぉ.
...........」
矢田「(伝えたい..........私の本当の気持ちを...........///)」
矢田「.......ねぇ キモオタくん......?」
キモオタ「おぉwwwやっと喋ってくれたwwwどうしたでござるか?」
矢田「あのね........キモオタくんに言いたい事があるの..........」
キモオタ「コポォ?」
矢田「(落ち着け〜.........落ち着け〜私っ)」フゥ-.....
スッ......
矢田「キモオタくん、いつも一緒にいてくれてありがとう///」ニコッ!
矢田「(あれ........思ってたのと全然違う言葉が出ちゃった............)」
キモオタ「矢田殿.........ひょっとしてこれは...........!!」
矢田「う、うん///チョコだよ///いつも一緒にいてくれるからそのお礼だよ///」
矢田「(ちょっとちょっと!私が言いたいのはこんな事じゃないでしょ!?///)」
キモオタ「うひょぉぉぉぉwwwwww矢田殿ぉぉぉぉぉ!!!!早速食べてみてもいいでござるか!!??」ドピュルルルルルル
矢田「う、うん///食べてみて///」
キモオタ「いただきまんこwww」パクッ
キモオタ「うまいよぉ...........うまいよぉ.............」ポロ ポロ......
矢田「なんかまるで一週間ずっと飲まず食わずだった人みたいなリアクションだね」クスクス
キモオタ「甘いよぉ.........これが本当のチョコの味なんだ............うまぃぃぃぃぃ!!」バクバクモグモグ
矢田「............///」
キモオタ「そうそう.......矢田殿」モグモグ
矢田「ん?」
キモオタ「いつも一緒にいてくれてありがとうと、矢田殿は言ったが..........お礼を言うのは拙者の方でござるよ..........」
矢田「............!」
キモオタ「矢田殿、こんな拙者といつも一緒にいてくれてありがとう」
矢田「..............!!/////」カァッ....!!
キモオタ「どうしたでござるか、矢田殿?」
矢田「な、なんでもない!////じゃあ私帰るね!また明日ね!////」ガララー バタン!
キモオタ「コポォ?」
矢田「(あぁんもう!私のバカバカ!!あれじゃあただ単にチョコを渡しに行っただけじゃん!!)」
矢田「(伝えたい言葉は沢山思い浮かぶのに、キモオタくんの目の前だと全然言葉が出てこなくなっちゃう........///)」
矢田「(好きな人に自分の気持ちを伝えるのってこんなに難しいんだなぁ..........何でビッチ先生が烏間先生にはあんなに奥手なのかがよくわかったよ.......)」
その日の夜..........高級料理店にて........
烏間「バレンタインに高級ディナーか こういう気遣いはさすがだな」
ビッチ「フフン、日本のホワイトデーは3倍返しですってね、お返しのあなたのモノはぁ..........太さも長さも3倍はないと許さないわよカ・ラ・ス・マ・」
烏間「帰る」ガタッ
ビッチ「え、ちょっ.......待って待って食べてってよ!!お返しは標準サイズでいいから!!なんならポッキー並みでも我慢するから!!」
烏間「高級店だがお前の中身は低俗だな」
ビッチ「せっかくのバレンタインだってのに、ホント堅物なんだから!」
烏間「フン、生徒同士は?」
ビッチ「本命も義理も思ったより飛び交ってたわ、万が一なら地球最後のバレンタイン.........なぁんて思った子もいたのかしら..........まぁでも.........今日1番いいもの貰ったのは.......あのタコかもしれないわね」
ビッチ「..........で あんたの方はどうなのよ、暗殺の話.........あと残り僅かの時間しかないけどどうするつもりなの?」
烏間「(完全個室の信用ある店を手配したのは..........それを聞く為か)」
烏間「........そうだな.........お前には話しておこうと思っていた、今の俺の主な仕事はE組の指揮のみだ、従って俺には直前まで全貌を知らされてないが...........」
烏間「超国家間でとてつもない暗殺プロジェクトが動いているのは間違いない」
その頃..........とある場所では、殺せんせーを殺すための兵器が開発されていた........
研究員1「.........改めて見ると.........すごいサイズだな、これで計画のほんの一部とは...........」
研究員2「..........殺れるでしょうか?」
研究員3「殺せるとか殺せないとか、そんな次元の兵器じゃないよこいつは、残る問題はいかにスムーズにいかにスマートにやれるかだけだ
その為にホウジョウ、君を呼んだ、システムを理解しておいてもらう為にね」
ホウジョウ「...........恐れ入ります」
クロ「ほほぉ、これはこれは、随分と仰々しい物を作ってらっしゃる.......」ザッ.....
研究員3「クロか..........」
クロ「水を差すようで申し訳ありませんが、おそらくこの兵器の出番は無いと思われますよ............」
研究員3「何故そう言える?」
クロ「言うなれば、国の計画が始動する前に、私個人の計画の方が先に奴を殺すからです」
ホウジョウ「..............」
クロ「それに、国の計画は、準備だけでもかなりの費用がかかったはず.........さらに、計画を始動するためにも莫大な資金が必要になってくる...........あまり効率がいいとは言えない..........
だが、私の考えている計画ならば、コストもそれほどかからない上、シンプル且つ迅速に奴を仕留める事ができます
なので、残念ながらこの兵器を使用する機会は永久に無いでしょうねぇ........」
研究員3「ほぉ.........なかなか大きくでたな...........ならば、君の考えている計画........『最終極秘暗殺プロジェクトA』が始動される日を楽しみにしているよ」
クロ「ククク............では失敬」ザッ.....
研究員1「なんか、掴み所の無い人でしたね).....,」
研究員3「ああ、まったくだ.........」
その頃、E組校舎の教員室では........
殺せんせー「にゅやァ.........善良な心になんと凶悪な肉体美を..........」
シュバッ!!
殺せんせー「(!! 対先生ナイフ)」シュッ!!
理事長「感心しませんねぇ、我が校の教師が水着写真1枚で骨抜きとは」
殺せんせー「にゅやッ!?りっ、理事長いつの間に!!」
理事長「勤務態度に問題あり..........今月は減給としましょうか」
殺せんせー「ひぃぃ!!ご勘弁を!!」
理事長「..........雪村先生.........ですか、亡くすに惜しい人材でした.........
無尽蔵の体力(バイタリティ)と教育への情熱を備えていた、あと数年あれば卓越した教師になっていたでしょう」
殺せんせー「...........ええ」
理事長「もしもの話になりますが.....
.......もし、今後あなたの命が助かるようなことがあるのなら.............
彼女を継いで...........来年もここで教鞭をとりませんか?
そのわざとらしい顔と体は............この隔離校舎で教師をするのが1番似合う」
殺せんせー「..........嬉しいです、情や素性に惑わされず...........純粋に教師のみを評価する、そんな貴方の慰留の申し出は何より嬉しい通知表です
..............でもせっかくですが教壇に立つのは今年限りと決めています」
理事長「...........その後は?」
殺せんせー「............さぁねぇ、船旅で世界一周でもしましょうか、あなたという雇用主(ライバル)と戦えたから...........
この学校は本当に楽しかった 改めてお礼を言わせて下さい」
理事長「...........残念です、賄賂を渡す前にフラれてしまった」スッ.....
殺せんせー「にゅやッ!チョコ!」
理事長「(今思えば、私がこの学校を上から支配し、あなたや雪村先生が下から生徒を支える事が...........私の教育の理想だったのかもしれない)」
殺せんせー「ところでご子息の方は?」
理事長「ああ、高校での支配体制作りの準備をしてます、あの様子なら1年で全校を掌握しますよ」
殺せんせー「ヌルフフフ、さすがの傑物ですねぇ」
理事長「いやまだまだですあれは、足りない所を挙げるなら............」
........一方で、烏間とビッチは店を出て夜の街を歩いていた..........
ビッチ「..........私ね、カラスマ、万が一地球が滅びてもいいんじゃないかと思ってる、ガキ共にとってはね
殺せなかったら殺せなかったで挫折感や喪失感はどこかに残る、ましてや自分達の手の届かない巨大な暗殺に.......為す術なく担任が殺されたら?
あるいは愛憎に塗れた暗殺者の手で..........残酷で苦痛に満ちた恩師の死を見せつけられたら?」
烏間「...............」
ビッチ「怖いのよ、挫折・無力・トラウマ...........何が起きてもあの子達の将来を歪めそうで
無邪気な顔をしてたガキ共が...........,歪んだ心の大人になるのを見たくないの」
烏間「...........イリーナ、この仕事が終わったら 殺し屋を辞めろ、お前には向いてない」
ビッチ「..........何ですって?」ピク......
烏間「お前は情が深すぎる、この1年で致命的に深くなった、生徒達へそれだけの情を感じるようでは...........以後の仕事はつらくなるだけだ」
ビッチ「..............!!」ガチャッ!!
烏間「(銃!?)」ガシッ!!
ビッチ「.....ハァ....ハァ......カタギさんはずいぶん簡単に否定するのね、死ぬ気で積み重ねた私の人生を
沢山の命を奪ったのよ、罪で穢れた10年の経験は..............もう私が陽の当たる場所へ戻る事を許さないわ」
烏間「全ての経験は路を拓く道具(ツール)になる、それを教えてくれたのは生徒達だ
心配せずとも彼等は..........どんな困難に遭おうが暗殺を通した経験を糧に自分達の進路(こたえ)を見つけるだろう」
烏間「イリーナ、お前は防衛省(うち)で働け、その経験は平和の中でも必ず活きる」
烏間「過去が不問の諜報部がある、そこで奪った以上の人を救え、殺した人には毎朝神社に寄って祈れ、それでいい」
ビッチ「神社..........って私一応クリスチャンなんだけど、第一日本に身寄りも無いし」
烏間「わからないか?俺の家の近所に教会は無いぞ」
ビッチ「え.......?」
ビッチ「(ええええええええええええええええええええええええ!?//////)」
ビッチ「ちょっとカラスマまさかそれって..........////」
烏間「言った通りだ」
ビッチ「そ、そんな.........男女がひとつ屋根の下なんてふしだらな/////」
烏間「別に二人きりで住むわけではないからそこは安心してくれ」
ビッチ「へ..............?」
烏間「もしキモオタ君がこの世界に残るのであれば、俺とイリーナ、そしてキモオタ君の三人で一緒に暮らす事になるからな」
ビッチ「ちょ!!なんでキモオタが!?」
烏間「当然だ、彼もお前と同じく身寄りがない、それに彼は高校に進学するから学費も必要になってくる、だから俺とお前の稼ぎで高校を卒業するまで彼を保護する事になる、まぁ心配なのはお前がキモオタ君の餌食にならないかどうかだ」
ビッチ「キィィィィィィ!!!!やっぱり嫌いよ!!!!あの穀つぶしデブは!!!!」
烏間「嫌なら一人で住め」
ビッチ「いくいくいく!!行きます!!それでも行きます!!////」
数日後........通学路にて..........
渚「うう............補欠合格かぁ、締まらないなぁ.............高望みしすぎたかなぁ」トボドボ.....
モブ生徒「その顔は受験の成績が振るわないようだね〜www」「E組と違って僕等は受験が無いから楽で楽でwww」チリンチリ-ン
カルマ「へ〜そっかそっか、じゃ............これから3年よろしくね」ガシッ
モブ生徒「あ、赤羽!?」「あいつまさか..........!」シャ---!!
カルマ「必死なんだよあいつ等もwwwひょっとしたら..........これが最後のセリフかもしんないし」
渚「...............」
さすがというか、カルマは椚ヶ丘高校の外部試験にサラっと合格
受験バトルも前半日程の山を越え E組の中でも結果の明暗が分かれ始めた
教室にて..........
生徒たち「................」
竹林 キモオタ「................」ズゥゥゥン......
杉野「第一志望落ちたんだって、竹林とキモオタ..........」ヒソヒソ....
菅谷「仕方ねーよ、竹林が受けたのは国内最難関の高校で、キモオタが受けたのもかなり偏差値の高い高校だぜ......」ヒソヒソ......
竹林「なんであそこでマークミスなんてしたんだ、プレッシャーがかかるといつも僕はダメなんだ、E組を離れて1人で戦ったらこの程度さ、フヘヘヘ」ブツブツ......
キモオタ「フヒヒwwwなんかもう笑えてくるでござるな.........どうせ拙者は社会の底辺に掃き溜められたゴミ屑でござるよ............」ブツブツ......
殺せんせー「か、確率の問題でこういう不運もありますって!!90%は受かってたんです!!キモオタ君も!!滑り止めの学校にも文学科はあるんですから!!元気出して!!」アタフタ!!
前原「..........そーとー落ち込んでんな」
磯貝「こればっかりはなぁ.............」
前原「またあのタコが必死に盛り上げようとしてんのが..........」
片岡「逆効果ってかトドメだよね」
倉橋「オタりんと竹ちゃん、かわいそう........」
片岡「慰めてあげたいけど、今はそっとしてあげた方がいいだろうね..........」
竹林「.................」ブツブツ.....
キモオタ「..........竹林氏.......?」
竹林「........なんだい.......キモオタ君.......」
キモオタ「もうさ.........拙者ら、第一志望落ちて........なーんも残ってないわけじゃん............?」
竹林「...........そーだね.............」
キモオタ「だったらさ..............」
キモオタ「もう拙者ら付き合っちゃわない?」
生徒たち「へ...............?」
殺せんせー「へ................?」
竹林「................!!」
キモオタ「だって、自分の望んでない学校に行った所で勉強のモチベーション下がってるわけじゃん?だったらさ..........」
キモオタ「今から、2人で愛し合いましょ?/////」
全員「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
片岡「ちょ..........!!何ふざけた事言ってるの!!そんなバカな事は.........!!」
キモオタ「バカな事じゃないッッッッ!!!!!」カッッッッッ!!!!!
片岡「...........!!」ビクッ!!
キモオタ「だって.........拙者らは.........お互いに第一志望の高校に受からなかった身...........この悲しみは決して竹林氏以外とは共有できない.............お互い同じ悲しみを持ったもの同士..........2人でその傷を癒し合う事の何がバカな事なのでござるか..........?」
生徒たち「.................」
キモオタ「お願い!!あなたしかいないのよ!!私の渇いたこの気持ちを癒せるのは あなたしかいないのよ!!お願い..........私と一緒に二人が背負う悲しみ以上の愛を育みましょうよ.............」フルフル.......
キモオタ「ね..........?コウくん........?////」ギュッ........
竹林「..............!!////」ドキッ!!
竹林「それって..........詰まる所..........僕への愛の告白って事かい........?」
キモオタ「ええ......////」モジモジ......
竹林「(そうだ........確かに今の所志望校に落ちたのは僕とキモオタ君だけだ..........,この悲しみは..........決してキモオタ君以外の人間とは共有する事はできない..........でも、逆に言えば、キモオタ君だったら、僕の気持ちも理解してくれていて、僕もキモオタ君の気持ちを理解する事ができる.......)」
竹林「(そうなんだ!!僕らなら、幸せな気持ちだって共有する事ができるし、悲しい気持ちだって分かち合う事ができるんだ!!)」
キモオタ「........コウくん..........////」チラッ...チラッ.....
竹林「(それに........よく見れば.........)」
キモオタ「............////」ウワメヅカイキラキラ
竹林「(こんなにも可愛いじゃないか........!!////)」
ギュッ!!
生徒たち「!!??」
キモオタ「ちょ.....コウくん.......!?人前でそんな大胆な........!///」
竹林「僕らなら............きっと答えを見つけられると思う............『愛』の本当の意味がなんなのか..............」
竹林「僕と付き合ってくれ!!!!君じゃなきゃダメなんだ!!!!
貴志!!!!」ギュゥゥゥ......!!
キモオタ「コウくん.........コウくん........!!」ポロ ポロ.....
竹林「もう........ずっと離さないよ..........君が嫌だって言っても離してあげないよ.............」ギュゥゥゥ.......
キモオタ「コウくん........愛してる.........////」
竹林「僕も.........君を愛してるよ.......
貴志............」
チュッ!!
竹林 キモオタ「ん........んあ......../////」チュ...クチュ.....チュパ.....
生徒たち「................」サ---.......
イトナ「ええ話やなぁ、かぁー!!」グズッ....ヒグッ.....
昼休み.........
キモオタ「はい、あーん♪」スッ
竹林「うん、美味い!やっぱり君に食べさせてもらうポテトチップスはまた一段と味が上品になるよ」パクッモグモグ
キモオタ「んもぅwwwお上手ねぇwwwあ、コウくんお口にのり塩がついてるわよん、取ったげる♪」チュッ! ペロン
竹林「おいおいやめてくれよ 恥ずかしいだろ?///」
キモオタ「はい 綺麗になった♪んもぅコウくんってば子供なんだからwwwコポォww
w」
竹林「やれやれ、君は本当に可愛いやつだ///大切にするよ」チュッ!
キモオタ 竹林「デュフフフ///」
生徒たち「................」
杉野「ま......まぁ、元気になってくれてよかったんじゃないのか......?」
前原「いやよくねーだろ、どこに向かって進んでんだよあいつらは.........」
倉橋「私あんなオタりんと竹ちゃんやだー」
矢田「キモオタくん.........なんで私じゃなくて竹林君なの............」
殺せんせー「.........これはまずいですねぇ.
.........受験の失敗から立ち直ってくれるのは大いに結構ですが、このまま放っておくと、彼らは取り返しのつかないところまで行ってしまいます..........早急に彼らを正気に戻さなくては.........」
磯貝「よし!とにかくキモオタと竹林を元に戻すために色々と試してみよう!」
生徒たち「「おう!!」」
前原「おい キモオタ、キモオタ」チョイチョイ!
キモオタ「なによぅ!私達だけの世界に干渉してこないでよぅ!」プンスカ
岡島「ほら、これ見ろよ!お前が前 読みたがっていた巨乳熟女モノのエロ本だぞ!?」スッ.....
キモオタ「............」
キモオタ「ちょっとやめてよ!!私 女の裸なんかにキョーミないわよ!!私のタイプはコウくんみたいな優しくて誠実でかっこいい男の中のオ・ト・コ♪」
前原 岡島「え.............!?」
菅谷「嘘だろ.........あの性癖オールラウンダーのキモオタが女に興味を示さないなんて.........受験というものはこんなにも人の性格を歪ませてしまうものなのか...........」
生徒たち「恐ろしい...........」ゾ......
杉野「なぁ竹林!お前に耳寄りな情報があるんだけどさ!」
竹林「なんだい?」
杉野「お前が大好きなアニメの『ラブライフル』の初回限定版Blu-rayBOXを買うと今だけもれなくコウノトリちゃんの水着ポスターが付いてくるらしんだよ!だから今日買いに.......!」
竹林「言いたい事はそれだけかい?」
杉野「え............?」
竹林「悪いけど僕は二次元なんて低俗なものはもう卒業したのさ、僕はもう貴志だけを愛していくって決めたんだ、僕らの愛の邪魔をしないでくれ」スタスタ
杉野「ちょ!竹林!!」
木村「マジか.........あの竹林が二次元を捨てて三次元の.........それも男を愛そうとするなんて.........」
生徒たち「受験って怖いなー...........」
不破「てかこの世界も二次元じゃん」
渚「不破さん........」
キモオタ「コウくん........///」イチャイチャ
竹林「貴志.........///」イチャイチャ
キモオタ 竹林「////」キャッキャウフフ
磯貝「色気も二次元も通用しないなんてなー...........」
千葉「もうなす術がないな..........」
寺坂「仕方がねぇ!!こうなりゃ強行手段だ!!」
キモオタ 竹林「////」チュパチュパクチュ
寺坂「おいキモオタ!!竹林!!」ザッ!!
キモオタ 竹林「............!!」ピタ.....!!
寺坂「お前らいい加減目ぇ覚ませや!!オラッとっとと離れやがれ!!」グイッ!!
キモオタ「きゃぁぁぁぁ!!痴漢よぉぉぉぉ!!助けてぇ!!コウくぅぅぅぅん!!」
竹林「僕の愛する人に.............」
竹林「何をするッッッ!!!!」ドゴォッッッッ!!!!
寺坂「ぐはぁっっ!!」ドサッ!!
生徒たち「「寺坂ぁぁぁぁぁ!!!!(汗)」」
キモオタ 竹林「............////」イチャイチャキャピキャピ
村松「ダメだ.........もう何をやっても今のあいつらには通じねぇよ.........」
吉田「愛の力恐るべきだな.........」
カルマ「でもさー、なんか今の二人 すげー幸せそうだよね」
磯貝「うーん、確かに幸せそうではあるなぁ........」
原「今 幸せの絶頂にいるあの二人の仲を私達が引き裂いたりしていいのかな.........お互いに男同士とはいえ、愛し合ってる二人だって事実には変わりないから.........このままそっとしといた方がいいんじゃないかな?」
生徒たち「うーん............」
キモオタ 竹林「............////」ガララー バタン
岡野「あ!二人が一緒に教室から出てったよ!」
速水「ひょっとして...........私達の目を気にせずに二人きりでイチャイチャできる場所に行こうとしてるんじゃないの?」
三村「なるほど.........」
不破「おぉぉぉ.........!!」フルフルフル.....
渚「不破さん.........?」
不破「これは........スクープの予感.........」キラ-ン!
生徒たち「............!?」
不破「というわけで............」
不破「私達は今!キモオタ君と竹林君カップルが入っていった宿直室の窓の外に来ています!無用心にもカーテンは閉められていないので中の様子が視聴者の皆様にもご覧頂けるかと思います!」ヒソヒソ.....
不破「さぁ!キモオタ君竹林君カップルスクープ突撃部隊!メンバーは
三村、潮田、前原、岡島、矢田、倉橋、中村、そしてこのわたくし不破の計8名でお送りいたします!」ヒソヒソ......
三村「なんで俺らまで.......」ヒソヒソ......
渚「不破さん絶対この状況を楽しんでるよね.......」ヒソヒソ.......
前原「やっぱあいつらは正気に戻さなきゃな.........」ヒソヒソ........
岡島「ああ.....エロ仲間が減ってしまうからな.........」ヒソヒソ.......
矢田「お願いだからいつものキモオタくんに戻ってぇ〜........」ヒソヒソ......
倉橋「なんかこーいうのってスパイごっこみたいでドキドキするね♪」ヒソヒソ.......
中村「面白い事になってきたぁ♪やっぱいいねぇこーいうゲスなノリは♪」ヒソヒソ.......
不破「さぁそれでは早速 中の様子を解説していきたいと思います........まずは....
......おっと、二人とも向かい合って座ったままお互いにジッと見つめ合っていますね...........」
三村「なんか見た感じ会話は無いみたいだな..........ホントにただジッと見つめあってるだけみたいだ........」
岡島「お、照れ臭かったのか キモオタが顔を赤らめながら視線を逸らしたぞ」
中村「以外にウブみたいだねぇwww」
前原「時折可愛らしく竹林の方をチラチラ見るのがなんかムカつくな」
渚「まさにまだ初々しさがあるカップルって感じだね」
倉橋「なんか二人とも可愛い〜♪」
矢田「うぅ.........キモオタくんがあんなに竹林君を見つめて...........」
不破「おっと、ここで見つめ合うだけなのは少し飽きたのでしょうか、お互いにボディタッチを始めました」
渚「竹林君がキモオタ君のお腹を触って」
岡島「キモオタが竹林の........肋骨を触ってるぞ」
三村「お互いに体を触りながらなんか言ってないか?」
前原「ぱっと見『んもぅ、何よぅ おっぱいよりもお腹の方が好きなの?エッチねぇんwwwコポォwww』みたいな事言ってるように見えるぞ」
中村「なかなかキモいね、だが それがいいwww」
倉橋「あの二人、仲いいねー♪」
矢田「キモオタくん........グス.......」
不破「おっと?ここで急に両者共 眼鏡を外し始めました!」
渚「なんなんだろ.........」
岡島「おい、あいつらお互いの眼鏡を交換しだしたぞ」
前原「ユニフォーム交換ならぬ眼鏡交換か、眼鏡を通してお互いの愛をより深めようって寸法だな」
三村「『コウくん、これ度キツすぎるわよ?』『そーいう貴志だってこんなレトロな瓶底メガネなんかかけて、可愛い奴だ///』て言ってるっぽいな」
中村「アニメ好きでオタクでその上眼鏡、共通する点が多いからこそお互いに惹かれあったんだろーね」
倉橋「あ、見てみて〜♪二人共ギューッて抱き合ってるよ〜♪オタりんってギューッてしたらお腹が暖かくて柔らかくて気持ちいいんだよね〜♪」
矢田「キモオタくんが.......私以外の人にこんなに好意を寄せるなんて........しかも男に.....グスッ.......」
渚「ひとしきり抱きしめあって、少し名残惜しそうにお互いに離れたね.........」
倉橋「離れた後もまたジッとお互い見つめ合ってるね」
三村「おい..........なんか様子が変じゃないか.........?二人とも服脱ぎ始めたぞ..........!!」
矢田「きゃあッッ!!////」
前原「キモオタが仰向けに寝て........股を開いたぞ...........これってひょっとして.........」
岡島「.........間違いない........この体勢は
........正常位の構え.........まさかあいつら............!!」
中村「ちょ.....!これ流石にやばくない?
止めに行った方がいくない?」
不破「ダメよ!!二人共!!少年誌でそんな事したら映画続編公開前に打ち切り待ったなしよー!!PTAからの苦情の嵐よー!!キャー!!キャー!!(≧∇≦)」
生徒たち「................」
生徒たち「「うわぁぁぁぁぁ!!!!頼むから早まってくれるなよぉぉぉ!!!!二人ともぉぉぉぉ!!!!」」ダダッ!!
宿直室..........
竹林「おおぅ........凄いよ........びっしりと密林のように毛が生えていて、とてつもなく刺激的な香りが漂う君の穴........なんてファンタスティックなんだ........////さては君、排便の後にちゃんと肛門を拭いてないだろう........?////」ムクムクビ-ン!!
キモオタ「あぁん///恥ずかしいわん!その通りよぉぉぉん////そんなまじまじと見ないでぇん////
焦らさないで早くあなたのその立派なモノを私にちょうだい///」
竹林「あぁ、それじゃ挿れるよ.........」ズイッ.......
キモオタ「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ん"///女の子になっちゃう"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"ぅ"////」
ドタドタドタドタ!!
竹林「ん........?何の音だ.........?」ピタ....
キモオタ「あぁん///やめないでよぉ早く早くぅ〜///」
ガララー バタンッッッッ!!!!
前原 岡島「ちょっと待てぇお前らァ!!!!ストップ!!!!ストォォップ!!!!」
生徒たち「..........」アゼン.........
矢田「キモオタくん........」ワナワナ.....
キモオタ「キ........キャァァァァァァァァァ!!!!エッチィィィィィィィィ!!!!////」
竹林「な......なんなんだ君たちは!!ゾロゾロと勝手に入り込んで!!とっとと出て行ってくれ!!」
前原「竹林!!早まんじゃねぇ!!お前は人間としての尊厳を失ってもいいのかぁ!!」
岡島「お前もしこのまま挿れたらキモオタで童貞卒業した事になるんだぞ!?黒歴史確定じゃねぇかよ!!」
竹林「僕が童貞を捧げるのは貴志だと決めている...........それに、貴志も処女は僕に捧げると言ってくれた.........とにかく、誰になんと言われようと僕は儀式を続ける!!」ズイッ......
前原 岡島「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」ガシッ!!!!
竹林「何をする!?離せ!!離せぇ!!!!」ジタバタ!!
前原 岡島「させないぞぉぉぉ!!!!絶対にそんな事させないからなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ググ.......
竹林「邪魔だぁッッッッ!!!!!」ドガッ!!ドガッ!!
前原 岡島「ぐはぁっ!!」ドサァッ!!
渚「前原君!!岡島君!!」
渚「やばい........本当にもうどうしようもできないの.........?」
竹林「さぁ、待たせたね 子猫ちゃん、
続きをやろうか」ズイッ......
キモオタ「来てぇぇぇぇぇん////私のおまんこにコウくんのを突き刺してぇぇぇ////」
三村「もうあいつらが汚れゆくのを見届けるしかないのか............」
竹林「それでは!!男、竹林 孝太郎!!人生初の合体を開始します!!」ガシ!!
キモオタ「いつでもいいわよん!!早く私の処女膜破ってぇぇぇぇぇ////」
不破「ダメー!!!!キャー!!キャー!!////」チラッ チラッ
中村「やばい.......!!本当はこの手段はあまり使いたくなかったけど、今はそんなこと言ってらんない!!陽奈乃!!矢田ちゃん!!ちょっとこっち来て!!」
矢田 倉橋「.......?」トテテ!
中村「二人 横に並んでキモオタの方を向いて!!」
矢田 倉橋「........?」クルッ
中村「よし!!これで条件は整った!!いくよー!!せーのっ!!」
中村「それッッッッ!!!!」バッッッッ!!
ブワァッ
矢田 倉橋「!!!!////」バッ!!
男子生徒たち「ブファwww」ハナヂドババババ!!!!
倉橋「莉桜ちゃ〜ん!////」
矢田「...........!!///」
男子生徒たち「(ありがとう........)」ハナヂドクドク
中村「最後の手段、『幸せパンチラ!!』男ならこれに反応しない奴はいない!!.........でも問題は相手がホモの男だって事なのよねぇ.........」
キモオタ「..............!!」ブルブルブル......
生徒たち「..............!!」
キモオタ「うっひょぉぉぉぉぉ!!!!矢田殿と倉橋殿のパンチラァァァァァァァァァ!!!!!」ドピュルルルルルルル!!
前原「よっしゃ!!元のキモオタに戻ったぞ!!」
岡島「やっぱうちのクラスの女子で射精しないキモオタなんてキモオタじゃないもんな!!」
不破「なんかちょっとガッカリー.....」
渚「不破さん..........」
キモオタ「コポォwwwやっぱりホモプレイは拙者の肌には合わんようでござるwwwやっぱり生身のおなごの体が一番でござるwwwデュフフwww」シコシコシコ
倉橋「やったー♪いつものオタりんに戻ったー♪」
矢田「やっぱりキモオタ君はこうでなくちゃ♪」
中村「どう転んでもキモオタは男ってことだねー、てかキモオタが受けとか無理ありすぎるwww」
竹林「ねぇさっきからどうしたんだい貴志?早く続きをやろうよ〜、ンン〜♪マァイスイートハニ〜♪」ズイッ......
キモオタ「キャァァァァァァァァァ!!!!レイプ魔よォォォォォォォォォォォォ!!!!!」ドゴォッッッッッ!!!!!
竹林「ごべぁ!!!!」ガシャンッッッッ!!!!
生徒たち「「竹林ィィィィィィ!!!!」」
竹林「う.......うぅ.........」ググ.....
竹林「ハッ.....!僕は何を........
うわッ!!なんで僕は裸なんだ!?////」
矢田「きゃっ///」
前原「目ぇ醒めたかよ 竹林」
岡島「竹林.........お前、さっきまで自分が何をやろうとしていたのかを冷静になってよく思い返して見ろ.........」
竹林「...............」
生徒たち「..............」
キモオタ「竹林氏のキス、すごく気持ちがこもっていたでござるよ///」
竹林「!!!!」
生徒たち「お気の毒様です..........」
竹林「う"ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!オ"エ"ッ"!!オ"エ"ッ"!!ガァ"ァ"ァ"ッ"ッ"!!べッ"ベッ"!!ゲロ"ゲロ"ゲロ"ゲロ"ゲロ"!!!!」ビチャビチャビチャ!!!!
教室にて............
竹林「違う.......これは夢だ.......悪い夢でも見てるんだ.........きっとそうだ........そうに決まってる..........」ブツブツ.....
生徒たち「..................」
前原「しかし......ほんと今日は踏んだり蹴ったりだなー竹林.........」
渚「うん........厄日なんてレベルじゃないね.......見てるこっちが可哀想になってくるよ.........」
殺せんせー「........これでわかりましたね 竹林君、受験に失敗したからと言って自暴自棄になっても何も起こらない、むしろ悪い事ばかりが起こると言う事に.......」
竹林「................」
キモオタ「いつまでも落ち込んでても仕方がないでござるよ竹林氏www拙者はもう受験に落ちた事なんか気にしてないし、竹林氏も元気出していこうでござるwww拙者は元気だけじゃなくてちんこも出すでござるがなwwwデュフフwww」ボロン!!
竹林「..........さい.......」ボソ.....
キモオタ「コポォ.....?」
竹林「うるさぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!!」ドンガラガッシャァン!!!!
キモオタ「コポォ..........」ジョボロロロロ.....
竹林「う"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!も"う"どう"でも"い"い"!!!!どうせ僕はお先真っ暗なんだよぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!何もかも無茶苦茶にぶち壊してやるりゃがぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ドガシャンッッッ!!!!バギャッッ!!!!ドゴォッッッッッ!!!!
女子たち「キャーッ!!!」
男子たち「やべぇ!!竹林がキレて暴れ始めたぞ!!取り押さえるぞ!!」
竹林「う"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!!!」ドガシャッッッッ!!!!パリィィンッッ!!!!バキッッッ!!!!
磯貝「うわっ!!こりゃ手がつけられない!!」
前原「危なくて近づけねぇよ!!」
木村「どうすりゃいいんだよ!!」
竹林「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!」メキッ!!!!グシャッ!!!!バゴォッッ!!!!
片岡「ちょっと!!このままじゃ教室がメチャクチャになっちゃうよ!!殺せんせー!!」
殺せんせー「...........これはちょっと先生でも手に負えませんねぇ」シュン.....
片岡「.........!!ならキモオタ君!!元はと言えば竹林君を怒らせたのはキモオタ君でしょ!?ちゃんと責任持って竹林君を止めて!!」
キモオタ「くぅぅ〜ん.........」プルプル....
片岡「................」
キモオタ「ぼく怖いくぅ〜ん........ぼくチワワだから痛いの嫌いくぅ〜ん........巻き添えくらって怪我でもしたらどうするくぅ〜ん......」プルプル..........
片岡「あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!殺せんせーよりも真っ先にこいつをぶっ殺してぇよォォォォォォォォ!!!!」
殺せんせー「.........仕方がありません、もうこうなれば 彼の気が収まるまでとことん暴れさせてあげましょう」
生徒たち「え........!?」
茅野「でも..........!」
殺せんせー「いいんです、教室は壊れてもまた立て直せます、それに、暴れるだけ暴れれば彼の気持ちの整理もつくはずです、今は好きに竹林君を暴れさせてあげましょう」
生徒たち「...............」
竹林「ヒャッハッハァァwww我は破壊の王者なりぃぃぃぃぃぃwwww」バキャァッッッッ!!!!ガシャンッッッッ!!!!メキャッッッッッ!!!!
そして数分後..........
杉野「あちゃー........こりゃまた随分派手にやってくれちゃって........」
村松「またこれ俺らが立て直すのかよ..........」
竹林「ハァ........ハァ............」
殺せんせー「どうですか 竹林君?これでスッキリしましたか?」
竹林「殺せんせー.........」ハァ....ハァ......
ころせんせー「竹林君、落ちたっていいんです、高校受験の第一志望ごとき
君の刃は1本だけですか?2本目の刃でもちゃんと勝負が出来るでしょう?」
竹林「...........はい..........ひとしきり暴れてみてようやく気づきました.........滑り止めの高校だろうが僕の進路に影響は無いって事にね..........」ハァ....ハァ......
殺せんせー「なりたいのは医者ですか?それとも爆発物取扱?」
竹林「医者ですよ........色々迷ったけどやっぱりなりたい..........」ハァ.....ハァ.....
殺せんせー「それがいい、君に合ってる!君の細やかな知識吸収力、弱者ゆえに身についた強さ、全て大事に弱い人の味方になって下さい!」
竹林「........はい.......!!」ニコッ!
生徒たち「.............」ニッ!
滑って、転んで、落ちて、そんなのここで慣れっこだ
殺せんせー「.......渚君にもアドバイスです、君の受けた高校はレベルも高いが併願者も多い
君の実力での補欠合格ならまず確実に席は空く、ほぼ受かると思って気楽にね」
渚「........はい!」
受験前、僕らに言ったように、殺せんせーの本心は僕等がどんな高校に進もうがあまり気にしてない
どの川に棲んだかじゃなくて、棲んだ川でどう泳いだか.......それを1番重んじる教育方針だから
言ってる事は至極全うなんだよな.........この先生
殺せんせー「それと、キモオタ君にもいいお知らせを」
キモオタ「コポォ?」
殺せんせー「君が行く予定の滑り止めの高校は、偏差値の高さ以外は君が所望していた条件が全て揃っている高校です」
キモオタ「というと........?」
殺せんせー「その高校は数少ない文学科があり、さらに部活動の種類も豊富で漫画研究部やアニメ同好会など、他の学校にはないバラエティーにとんだ自由な部活動があり、さらに、文学科以外にも、芸能科というものが存在して、女優やアイドル、モデルの卵の女子生徒がたくさん在学しており、そしてさらにさらに!!学食を作るのは一流の料理人で、その学校の生徒ならば食べ放題と、君が受けた双海西高校よりもはるかに条件がいいです!!だから、落ちてラッキーだったと考えるべきですよ!」
キモオタ「うひょぉぉぉぉ!!!!マジか!!!!だったら落ちて正解でしたわwww双海西?なにそれおいしいの?
よっしゃぁぁぁ!!待ってるでござるよぉぉぉ芸能科のレイディたち!!学食と一緒に美味しく食べてあげるでござるからなぁwwwwグフフwww」
狭間「ホントめげないやつ.........」
殺せんせー「さて..........竹林君達も元気が出たところで、それでは皆さん校舎の立て直しに取りかかりましょう!」
生徒たち「そーいやそーだったなー」「ボチボチやるかー」
殺せんせー「...........と、言いたい所ですが..........立て直しに取りかかる前に、今日は皆さんに伝えなくてはならない事があります」
生徒たち「...............?」
殺せんせー「これは理事長と話し合って決定した事項なのですが............」
殺せんせー「3月13日が椚ヶ丘中学の卒業式の予定でしたが、1日早まって、3月12日に卒業式を執り行う事になりました」
生徒たち「.............!!」
殺せんせー「なので.........君達は、3月の12日で、学校からも、先生からも、そして 暗殺からも卒業になります..........」
渚「え..........どうして..........?」
殺せんせー「...........今から理由を説明します...........」
2月14日、バレンタインの日........E組教員室で...........
殺せんせー「.........ところで理事長、ちょうどあなたにお話しようと思った事があったのですが........」
理事長「ん?なんですか?」
殺せんせー「ひょっとして理事長なら、薄々気づいていらっしゃるかもしれませんが...........3月に、私を殺すための計画が国家ぐるみで企てられている事はご存知でしょうか..........?」
理事長「えぇ.......私もちょうどその事についてあなたに話そうと思っていましたが、驚いた.......まさか計画の標的であるあなたがその事を知っているとは........」
殺せんせー「私をこの体に改造した研究者と、その協力者が計画を匂わせる言動をとっていましたので............恐らく、計画が始動するのは3月13日..........私の体が地球ごと爆発する日だと思われます.............なので.......」
理事長「みなまで言わなくともわかってます、3月13日に、生徒たちを国の計画の巻き添えにしたくないから卒業式の日程を1日前倒しして欲しいと.............つまりそういう事ですね?」
殺せんせー「はい......本当に聡明なお方だ...........おかげで話がスムーズに進みます........」
理事長「私も少し胸がざわついていましてね、嫌な予感がするのです、その計画は、ひょっとして何らかの犠牲を伴わないと成功しないものかもしれないのでね..........」
殺せんせー「ええ.........その研究者も、協力者も..........私を殺すためには平気で生徒たちを巻き添えにしかねない............E組の生徒たちだけではなく、本校舎の生徒まで危険にさらされるかもしれない..........だから、生徒たちを巻き添えにしないためにも、3月13日は、生徒たちを自宅避難させて、その間に私は椚ヶ丘中学にとどまりたいと思うのですが..........」
理事長「ええ、わかりました..........私も、教育者として、生徒たちを危険な目に遭わせたくない...........卒業式は予定を1日早めて3月12日に行い、生徒たちの保護にあたりましょう」
殺せんせー「お願いします..........」
先週からこれもしかして来週のネタバレやってる?
生徒たち「..............」
殺せんせー「皆さんを死の危険においやったプール爆破にイトナ君を人質にした作戦............柳沢がどんな人物なのかは、君たちもよくわかっていると思います..............それに、渚君とカルマ君に直接的な危害を加えたクロさんも恐らく私の暗殺の件に絡んでいる.............」
殺せんせー「彼らは、私を殺すためには君たちを犠牲にする事だってなんの躊躇いもなくやると思います..........だから...........3月13日は.........安全を確保するためにも、椚ヶ丘中学の生徒は全員 自宅避難となります............」
生徒たち「................」
殺せんせー「つまり、君たちに残された先生の暗殺期限は3月12日まで............それまでに、全力で先生を殺しに来なさい!!先生も全力で君たちの暗殺に
受け答えます!!」
生徒たち「殺せんせー..........」
殺せんせー「暗殺の結果がどうなろうが、例えいくら国から頼まれようが、例え地球がどうなろうが、君達の暗殺は3月12日、卒業で終わりです
ナイフと銃を置き..........それぞれの道へ歩き出さねばいけません
1度きりなのは行事に限らず、殺せようが殺せまいが.........必ず別れは来るものです、それが............教室というものだから」
生徒たち「................」
>>161 ※一応ネタバレあるんで単行本派は注意
空白の時間から打って変わって、自分の未来を見つめる2月、別れと、旅立ちが目前に近づいてくるこの季節
卒業の日まで、殺せんせーの暗殺期限まで.............
あと.............25日...............
いよいよもうすぐで2月が終わるという頃...........僕らは最後の殺せんせーの暗殺作戦を考えていた
もう夏休みの南の島の時と同じような失敗はしたくないと、今までの作戦よりももっと綿密に、もっと効率的に作戦を一生懸命考えていた
全ては恩師を殺すために...........恩師の願いを叶えるために.............
放課後、教室にて..........
磯貝「ここでこう立ち回って...........不意をついて...........」
片岡「あ、でも確かその方法は前に防衛省の人たちに協力してもらってシミュレーションしてみたら成功率は4分の1だったよ、少し物理的には厳しいみたい.........」
前原「あ〜!やっぱ確実に殺せんせーを殺す方法なんて思いつかねぇな〜!」
磯貝「ああ、入試よりもよっぽどこっちの方が難しいよ........」
岡野「あ、でも確か殺せんせーってこれが有効じゃなかったかな?」
片岡「なるほど!」
磯貝「ああ!前にこれで惜しいところまで行ったよな!メモメモ........」カキカキ....
生徒たち「」ワイワイガヤガヤ
烏間「どうだ?奴を殺す事のできる作戦は思いついたか?」ザ.....
木村「あ、烏間先生」
磯貝「まだ決定的な所までは辿り着いてないですけど.........計画は結構順調に進んでますよ!」
中村「この調子で作戦を組み立てていけばなんか殺せそうな気がするよ!」
烏間「そうか...........それはそうと、もうそろそろ外が暗くなるから親御さんも心配する、今日の所はこれで終わりにして、また明日作戦を考えよう」
生徒たち「「はーい!」」
帰り道.........
茅野「皆 すごく気合いが入ってるねー、こんな感じで大々的に作戦を考えるのって夏休み以来じゃないかな?」
渚「うん、やっぱりこれが最後の暗殺作戦になるから皆いつもよりもさらに本腰を入れて作戦を考えてるね」
カルマ「しっかし、今更突っ込むのもなんだけど 冷静になって考えてみれば俺らかなりすごいことしてるよね、担任の先生を殺すための作戦をまるで文化祭の準備をするかのように考えてんだから」
茅野「うん、やっぱりハタからみれば暗殺教室ってかなり異常な空間だよね」
渚「でも、殺せんせーが作り出したその異常な空間のおかげで、僕らはここまで成長できた.........だからこそ、全力の暗殺で僕らの成長を、一年間学んできた事を殺せんせーに証明しなきゃ」
カルマ「そーだね」
茅野「やっぱりさ.........暗殺が成功してもしなくても、確実にお別れしなきゃいけないんだよね..........渚や、カルマ君や、皆とも...........キモオタ君だって、暗殺が成功すれば元の世界に帰らなきゃいけなくなるし...........やっぱり皆とお別れするのは寂しいな...........」
渚「うん.........僕も寂しいよ、僕もいつまでも殺せんせーや、キモオタ君や、皆と一緒にいたいけど、お別れはいずれ必ず来るから...........」
カルマ「................」
渚「でもさ.............」
カルマ 茅野「...........?」
渚「例え僕らか国、どっちかの暗殺が成功したとしても、殺せんせーは僕らの心の中でずっと生き続けると思うんだ」
茅野「渚...............」
渚「それに、キモオタ君や皆だって、死んじゃうわけじゃないんだから一生のお別れってわけじゃないじゃん、いつかきっとまた会える日が来るよ! .........ちょっと臭かったかな........」
茅野「ううん、そうだよね いつかはまた皆と出会える時は来るかもしれないもんね」ニコッ
カルマ「詩人だねー渚wwwでも確かにその通りだと思うよ、例えあのタコが暗殺されても、皆と会うことがなくなったとしても、ずっと今のこの関係は続くはずだからさ」
渚「..........うん!」ニコッ!
カルマ「あー、しっかしなんかすげー腹減ったなー、今からファーストフード店いかね?」タタッ!
渚「うん、いこう!」タタッ!
茅野「まってよーふたりともー!」タタッ!
そして........僕らが殺せんせーの暗殺作戦を考え、どんどん日々が過ぎ去っていく中、皆の受験の結果も全て出て、いよいよ自分達がどういう未来に向けて旅立ちたいのかを決めなければならなくなった
時は、もう2月の終わり頃、殺せんせーとの進路相談の日が来ていた
きっと、皆の様々な意志が飛び交ったと思う
思い描いた夢を掴むために、高校卒業後は、遠くに旅立ちたいと思う人、
高校卒業後も、自分の夢に必要なスキルを磨くために、地元に残りたいと思う人、
まだ、高校卒業後の進路までは思いついていない人、
親の後を継いで働きたいと思う人、
皆、思う事はそれぞれ違っているはずだ
でも、これだけは皆が同じ思いだったはずだ
決して後悔せずに自分の選んだ道を胸を張って進みたいという思いだけは きっと皆 同じだったはずだ
そして.........
殺せんせー「さて........次はキモオタ君の番ですか...........座りなさい..........」
キモオタ「...............」ガタッ ミシミシ.....
殺せんせー「受験の前に、私がした質問を覚えていますね?椚ヶ丘中学卒業後、この世界に残るのか元の世界に帰るのか............」
キモオタ「ああ.........」
殺せんせー「あれから数日が経ちましたが、その答えはもう決まりましたか?」
キモオタ「..................」
殺せんせー「.........その様子だと、まだ答えを決めかねているようですねぇ、しかし無理もありません、君の進路相談は、スケールがあまりにも大きいですからねぇ.............」
キモオタ「拙者は以前.........元の世界には何の未練もないと言った.........」
殺せんせー「.................」
キモオタ「なんせ、生きていて半生はろくな事がなかった世界だったから..........それに引き換え、この世界は こんなにも素敵で、優しさに溢れている素晴らしい世界だ...........普通ならば人は口々に言うはずだ、『そんなの選ぶまでもない、元の世界に帰らずにこの世界に残った方が幸せに決まっている』と..........」
殺せんせー「...............」
キモオタ「でも..........いつまでもこの世界にいてもいいのか.........考えるようになった...........確かにこの世界にいればずっと幸せだ...........でも、いつまでも幸せでい続けると............いつしかその幸せが『当たり前』になってしまうのではないのか............と..............」
殺せんせー「.................」
キモオタ「拙者は元の世界では、友達の
暖かさに触れる事ができないまま育ってきた.............でも、この世界では、E組の皆のおかげでその暖かさに気づく事ができた...........こんな風に、不幸な事があったからこそ幸せを感じる事ができた........でも、もしこのまま幸せな世界で生き続けたら.........いつかきっと幸せの意味を落としてしまうかもしれない...........それが怖くて...........もうどうしていいのかがわからない........」
殺せんせー「驚きました........まさか君がそこまで考えているとは.........一見、誰もがこの世界に残る方を選びそうな二択ですが..........やはり、君にとってはそんなに単純な二択ではないようですねぇ.............」
キモオタ「................」
殺せんせー「こればかりは私が口を挟む事ではありませんが...........ひとつ、担任として、君にアドバイスです」
キモオタ「...............?」
殺せんせー「幸せというものは、千差万別、人によって幸せの尺度は違います」
殺せんせー「私のように、大切な生徒たちの先生でいられる事を幸せに思う人もいれば、愛していた人と結婚する事を幸せに思う人もいる........ただ日々を生きるだけで幸せを感じる人だっている............何が幸せで、何が不幸なのかは、すべてが自分の捉え方で決まるものなのです」
殺せんせー「君にとって........一番幸せな生き方はどういう生き方ですか.........?」
キモオタ「..........拙者にとって..........一番幸せな生き方............」
殺せんせー「まだ、元の世界に帰るか帰らないかは決めなくてもいい..........まず、今は 自分にとって一番幸せな生き方はなんなのか............その答えを君の中で見つけてください、そうすれば、きっとこの先に自分がどう生きたいのかがわかってくると思いますよ」
キモオタ「...............!」
そしてその日の夜........宿直室.........
キモオタ「...............」シコシコシコ
キモオタ「...............」ドピュッ
キモオタ「...............」フキフキ
キモオタ「........拙者にとって一番幸せな生き方..........かぁ............」
キモオタ「今、拙者は間違いなく幸せなはずだ.........この世界にいれば、ずっと幸せでいられるけど..........いつまでも幸せでい続ける事が本当に幸せな事なのでござろうか............」
キモオタ「本当に拙者はここにい続けてもいいのだろうか............」
キモオタ「あぁぁもぉぉぉ!!考えれば考えるほどにわからなくなる!!思い返せば自分の幸せについてこんなに考えた事なんてなかったでござるからなぁ」
キモオタ「今日はもう一発マスかいて寝よう.......」
コンコン!
キモオタ「ん........?この時間帯に、この軽快に窓を叩くこの音.........ははーん...
......」ガララ-!
倉橋「やっほーオタりん♪来ちゃった♪」ニコニコ!
キモオタ「デュフフwwwやはり倉橋殿でござったか」ニコッ!
キモオタ「倉橋殿、夜分遅くにここを訪ねる時は必ず拙者に連絡をくれと言ったでござろう?女子が夜に一人でこんな山を歩くなど危ない故、家まで迎えにはせ参じるのに」
倉橋「ごめんごめん♪そんなに怒らないで♪」ナデナデ
キモオタ「はいwww怒りませんwwwところで今日はどうしたでござるか?勉強を教えてもらいに来たのでござるか?それとも性教育を受けに来たのかな?デュフフwww」シコシコ ドピュッ
倉橋「違う違う♪今日はね、オタりんとちょっとお散歩がしたいの♪」
キモオタ「おちんぽ?」
倉橋「おーさーんーぽっ!」
キモオタ「コポォwwwしかし何故に今から?」
倉橋「えっとねー、どうしてもオタりんに見せたいものがあるんだー♪」
キモオタ「ひょっとして今穿いてる可愛いおぱんちゅを見せてくれるのでござるか?ゲヒヒwww」ドピュ ドピュ
倉橋「ちがーう!バカな事言ってないで早く外に出て♪ほら早く♪」クイクイ!
キモオタ「デュフフwwwはいはい今出るでござるからちょっと待つでござるよーwww」ヨッコラセット
山道にて.......
キモオタ「........倉橋殿.......もう随分歩いたがどこまで行くでござるか?」ドス ドス
倉橋「ずっと遠いところ♪」テクテク
キモオタ「一体辿り着いた先には何があるのでござるか?」ドス ドス
倉橋「それは着いてからのお楽しみだよ〜♪」テクテク
キモオタ「............?」ドス ドス
それからしばらく歩いて........
キモオタ「なんか随分と寂しい所に来てしまったでござるなー、こんな道 初めて通るでござるよ」ドス ドス
倉橋「E組の生徒でもこんな所まで来ないからねー♪」テクテク
キモオタ「それにしても..........まだそこへは着かないのでござるか?」ドス ドス
倉橋「あともーちょっと♪」テクテク
キモオタ「とほほ........もうちょっとおじさんを労っちくりー」ドス ドス
そして、それからさらにしばらく歩いた頃..........
キモオタ「ねぇー、まだ着かないのー?僕もうおうち帰りたいよママー」ドス ドス
ギュッ!
キモオタ「オッヒョォwww倉橋殿www急に手など繋いでどうしたでござるか?www」
倉橋「えっとね♪この林を抜けたらそこに着くの♪あともうちょっとだから走ろー♪」タッタッ!
キモオタ「おろ〜〜〜〜!」ドスドス!
倉橋「オタりん早く早くー♪」タッタッ!
キモオタ「これこれ、そんなに走ると転ぶでござるよー!」ドスドス!
倉橋「こっちこっちー♪」タッタッ!
キモオタ「ハァー ハァー.......頼むからもうちょっとゆっくり走っておくれやす..........」ドスドス!
倉橋「やったー!着いたー!私がオタりんに見せたかったのはこれだよ♪」
キモオタ「ゼェー ゼェー.........一体なんだというのでござ............」
キモオタ「.............これは............!」
2人が林を抜けると、そこにあったのは 月明かりに照らされ、美しい紅色に輝いている夜桜の姿だった..........
キモオタ「..........これは実に美しい..........なんと綺麗な桜なのだろうか.........!」
倉橋「これはね、『河津桜』って言って、2月上旬から3月上旬にかけて開花する早咲きの桜なんだよ♪」
キモオタ「なるほど........河津桜かぁ..........これは絶景でござるなぁ.........まさかE組校舎の裏山にこんな場所があるとは.........」
倉橋「すごいでしょ?この裏山で昆虫採集してたら偶然見つかったんだよ♪私しか知らない秘密のばしょ♪」
キモオタ「でも........どうして拙者にこの場所を教えてくれたのでござるか.........?この景色を独り占めするのはさぞ気分爽快だろうに..........」
倉橋「それはね........見せてあげたかったから.........」
キモオタ「.............?」
倉橋「大好きなオタりんに...........この景色を見せてあげたかったからなの」ニコッ!
キモオタ「倉橋殿.........」
倉橋「この桜を初めて見つけた時ね........私 すごく嬉しくて、感動して、この幸せな気持ちを誰かと一緒に感じたいなって思ったの」
倉橋「その誰かを考えてたらね、一番最初に思い浮かんだのがオタりんだったの」
キモオタ「拙者の事を一番に..........?」
倉橋「うん、他の誰かじゃなくて、オタりん」ニコッ!
キモオタ「...........なぜ拙者を.........?」
倉橋「だって私、オタりんの事が大好きだから..........烏間先生も、殺せんせーも、ビッチ先生も、E組の皆も大好き」
倉橋「...........でも私ね、オタりんの事が一番大好きなんだよ.........///」
キモオタ「............!」ドキッ.....
倉橋「ひょっとして信じてない.........?私 今までずっとオタりんに気持ちを伝えて来たんだよ..........?」
キモオタ「..............!」
『私たちは......過去なんて気にしないよ........どんなオタりんでも......私たちは大好きでいられるから........』
『キャハハ♪やっぱりオタりんゲス〜い♪でも いつも通りのオタりんがだ〜いすき♪』
『だーいすきっ!』
キモオタ「じゃあ.......今までのは本当に...........!」
倉橋「オタりん、私 オタりんの事、友達として好きなわけじゃないんだよ?」
キモオタ「...............!」
倉橋「私はオタりんの事が、男の子として...........異性として好き.............大好き///」
キモオタ「く......倉橋殿.....///」
倉橋「やっと言えた..........これで諦めがつくよ..........」
キモオタ「諦め.............?」
倉橋「うん、私 これでオタりんの事は諦める、私はオタりんの事を好きになっちゃいけないんだよ」
キモオタ「倉橋殿........それはどういう事がでござるか..........?」
倉橋「だって、私 最初は烏間先生の事が好きだったのに、オタりんの事を好きになったりしたら、烏間先生がダメだったからしかたなくオタりんに乗り換えるみたいで、そんなのオタりんに失礼だから...........」
キモオタ「.................」
倉橋「それに、オタりんは桃花ちゃんと一緒にいる方がよく似合うから..........やっぱり私がオタりんにベタベタして二人の邪魔しちゃいけないから..........だから、オタりんにベタベタするのは今日で最後」
キモオタ「邪魔だなんて........そんな事.........!」
倉橋「だから、今日こうやってオタりんにちゃんと好きって言って気持ちに区切りをつけたかったの.........」
キモオタ「................」
倉橋「.......なんか自分の気持ちを全部話せたからすごくスッキリしたよ♪オタりん、桃花ちゃんと仲良くね♪でもエッチな事したらダメだよ〜?」ニコッ!
キモオタ「倉橋殿...........」
倉橋殿はそう言うとまたいつものように笑ったけど、
倉橋「..............!」ポロ ポロ.....
いくら作り笑いを浮かべても、溢れてくる涙を堪える事ができなかったようた
倉橋「あれ.......えへへ、ごめんね.....ごめんね..........」ポロ ポロ.....
キモオタ「倉橋殿...........」
でも.........どうしてだろう..........倉橋殿が涙を流しているというのに.........こんな
感情が湧く自分に嫌気がさす............
なんて綺麗な泣き顔なんだろう
キモオタ「倉橋殿........泣かないで........泣かないで..........」
倉橋「ごめんね........オタりんの事 諦めるって言ったのに.........」ポロ ポロ.....
キモオタ「..............」
倉橋「もうすぐオタりんとお別れしなきゃいけないんだって考えたら.......グスッ......寂しくて.........グスッ......」ポロ ポロ......
倉橋「私 オタりんとお別れなんてやだよぉ..........グスッ......う..........うぇぇん」ポロ ポロ
キモオタ「.............!!」
気付いた時には、拙者は倉橋殿を強く、抱きしめていた
倉橋「オタりん........!」
キモオタ「倉橋殿......グズッ......倉橋殿ぉ......ヒグッ.......」ギュゥ.....
拙者は何を迷っていたんだ..........
自分のために涙を流してくれる人がこんなにも近くにいるのに.........
自分を心から愛してくれる人がこんなにも近くにいるのに...........
どうして気づかなかったんだ..........
拙者にとって一番に幸せな生き方は........
自分を愛してくれる人といつまでも一緒にいる事だった
キモオタ「倉橋殿.......よく聞いてくれ.........これはいずれ皆にも話す事でござるが..........」
倉橋「............?」
キモオタ「拙者をこの世界に飛ばした者が言った、殺せんせーを殺したとしても、元の世界に帰るか帰らないかを自分自身で選ぶ事ができると.........」
倉橋「.............!」
キモオタ「それを聞いた時から、拙者はずっと迷っていた..........自分はここにいるべきなのか、帰るべきなのか........でも...
......今.........その答えを導き出す事ができた.........」
キモオタ「拙者はここにいたい、そして、ずっと倉橋殿や矢田殿と一緒にいたい」
倉橋「........じゃあ.......オタりんは元の世界に帰らないって事.........?」
キモオタ「ああ」
倉橋「オタりんと.....お別れしなくてもいいって事だよね.......?」
キモオタ「ああ」
倉橋「ずっと........ここにいてくれるって事だよね...........?」
キモオタ「ああ!」ニコッ!
倉橋「.......う......グスッ.....うぅ.......グスッ.....」ホロ...ホロ......
キモオタ「倉橋殿..........?」
ギュッ!!
倉橋「うわぁぁぁぁぁん!!」ポロ ポロ
キモオタ「よしよし、もう離さないでござるよ倉橋殿、だから、倉橋殿も諦めるとかベタベタするのやめるとか言って、拙者から離れないでくれ、今まで通りずっとそばにいてくれ」ナデナデ....
倉橋「うん.....」グス...
キモオタ「それと、知っての通り、拙者は下衆野郎でゴミ虫野郎で、スクールデイズのあいつよりクズでござるから........倉橋殿と矢田殿のどちらの方が好きかなんて選べないし、2人を性の対象として見る事もあるし.........2人をオカズにしてオナニーする事だってある..........でも......
...」
キモオタ「拙者も倉橋殿と矢田殿、二人の事が本当に本当に大好きだから...........こんな変態でバカで汚物の拙者だけど...........これからもずっと隣にいてくれ!!」ギュゥ......
倉橋「うん......これからもずっとずっと一緒だよ///」ギュッ.......
まだ風が冷たい2月の夜に、美しく咲く夜桜の下で、一つの誓いが交わされた
それは、今まで愛に裏切られ続け、愛を憎み、疑うようになったキモオタが、本当の愛を知り、誰かに愛され、誰かを愛する喜びを知った瞬間だった
殺せんせー「グズッ.....ヒグッ......」メモメモ
その頃.........とある場所の30階超の高層ビル............
アナウンス『破壊力測定実行2分前!!現場からスタッフは速やかに所定の場所へ退避せよ!!繰り返す、ただちに退避せよ!!』
ビルの中では..........
二代目「ゴフ-.......ゴフ-.......」
研究員「脳波がメチャクチャだ、精神汚染が大分進んでいるようだが...........大丈夫なのか?」
柳沢「ええ、全て計算内ですよ」
研究員「これがわが組織の最後の一手だ、月を失い信用も失った、その元凶を殺すしか............我等に汚名返上の道は無いぞ」
柳沢「ご安心を、今の私..........いや我々に死角は無い、その元凶こそが..........我々をここまで育ててくれたのです」
俺の人生は............あらゆる勝負に勝って来た、研究の世界でも会う敵全てを蹴落としてきた............だが俺には情熱が欠けていた
大学教授『............この研究は革命的です..............柳沢さん、エネルギー分野に軍事分野に応用は無限だ』
大学教授2『ぜひこのままうちの大学の研究室で続けてくれ』
柳沢『..........フン』
優れた者が必ず勝つとは限らない、高等生物が下等生物に殺される事などいくらでもある
強烈な情熱で一直線に突っ込んでくる野蛮人がいたら..........果たして俺は蹴落とされずにいられるだろうか?
『あっ!!』バサバサッ!!
柳沢『ん?』
あぐり『ごめんなさい!!生徒の資料読むのに夢中になってて...........あはは』
大学生たち『はは、雪村のやつ教育実習で大ハリキリだな』『変わってるよなー、雪村製薬の令嬢でこの名門学校で優秀な成績取っときながらフツーの教師になるのが夢なんだと』
柳沢『................』
ただ愚直に目標に向かって没頭する...........その目を見て俺は思った.........そうだ 俺にはこの目が欠けている
その少し後に、雪村製薬が経営破綻した、その時 俺は思った
...........会社も女も『買い』かもな、ああいう『熱』を俺の中に取りこめば俺の欠点を埋める栄養になるかもしれない
..........…だが、あの時の事件のせいで俺は全てを失った、屈辱的な誤算の果てに...........名誉も、女も
全ての元凶は『初代死神』お前だった
柳沢「さぁ二代目、始めよう、同じ殺意を持つ者同士..........我々の手で初代を殺すんだ」
ビルの中では..........
二代目「ゴフ-.....ゴフ-.....」ボゴッ ボゴッ!!
数年前..........
二代目『先生!!今回の仕事の潜入経路だけど東門からの方が警備が手薄じゃないですか?僕に任せてもらえれば侵入の手はずを整えますよ!!」スッ....
死神『............』ペラ......
二代目『...........』ドキドキ
死神『...........うん、変更はしない、計画通りここでナビを頼んだよ』パサ.....
二代目『.............』
また、別に日には........
二代目『先生!!殺傷力の高いナイフ術を考えたんです!!二刀の時のバリエーションなんですが.........』ヒュン ヒュン!!
死神『.........うん』
ガシッ!!
二代目『.............!!』ピタ......
死神『通用しないね?仕事のリスクを増やしたくないなら...........まず教えたスキルを極めようか」ザッ......
二代目『..............』
最初は自分のスキルが増えていくのがただ楽しかった、この人の教えを受けられて幸せだと
いつからだろう、あの男の柔らかく笑う眼の中に..........僕の存在は見えていないと感じたのは
生徒を育てているのではなく...........道具を磨いているだけなのだと気付いたのは
見えてないならむしろチャンスだ、技術は全て盗んだ、名前も顔もあいつの全てを盗んでしまおう
............ところが、次に僕の邪魔をしたのはあんたが作ったクラスだった
柳沢から真相を聞き驚いたよ、生まれ変わっても僕を妨げるあんたの存在に殺意を覚えた
生徒の進路を塞ぐ教師は教師じゃない...........敵だ!!
柳沢「.............」
死だけなら他の兵器でも与える事はできるだろう、だがおまえには安らかな死や平凡な死など許されない
我々2人がお前に与える死とは............
苦悶に満ち、無念に満ち、おまえの全てを否定する死であらねばならない!!
二代目「」ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッッッッッッッッ!!!!!!
ビル「」ガラガラガラドゴォォォン.....!!
二代目「............」スタッ!!
柳沢「おぉ..........素晴らしいよ二代目、人生とは思わぬ所で師に巡り会う、俺も君も奴によって教えられた
殺意以上に...........人の情熱を呼び起こすものはないと」
その頃...........
鷹岡「ひっ.......ひぃぃぃぃぃぃ!!!!頼む!!!!助けてくれぇ!!!!まだ死にたくねぇよぉ!!!!」ジタバタ!!
クロ「あなたのような生きる価値のない外道の死が、地球を救うかもしれない私の実験の役に立てるのですよ?名誉ある死を迎えられる事にむしろ歓喜すべきでは?」
鷹岡「うわぁぁぁぁぁ!!!!早くこの首輪を取ってくれぇ!!!!いやだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」ジタバタ!!
クロ「さて..........爆発まであと10、9、8、7、6、5、4、3、2.............」
鷹岡「い"や"だぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!死に"だぐな"い"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"」ジタバタ!!
クロ「1.........」
鷹岡「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!!!」ジタバタ!!
クロ「ボン!」
ボンッッッッッッッッ!!!!!!!!
グチャッボトボトボトッ
研究員たち「ひ......ひぃッ!!」「うぅ.......!!」
クロ「なるほどなるほど.........この程度の爆発の威力でも人間は死に至るんですねぇ...........案外人間も脆いものです」
柳沢「そちらの方も、実験は終了しましたか、クロさん?」ザッ.....
クロ「おや、柳沢さん、こちらの方も滞りなく実験が終了しましたよ」
柳沢「...........そうですか..........フフフフ..........やはりあなたもかなりの『殺意』を燃やしてらっしゃるようでなによりです...........」
クロ「ええ........私もこの数年間、ずっと殺意と憎悪の負の念を燃やし続けて生きてきましたからね..........遂に『奴』を殺せる日が来ると考えたら、嬉しくて小踊りでもしてしまいそうな気分ですよ........ククク..........」
柳沢「フフフ........我々はお互いに殺意の『標的』に全てを奪われた身..........利害が一致したからこそ手を組んで、ここまで一緒に計画を進めてこれた............3月は、盛大にそれぞれの『敵』をこの手で全てを否定して殺そうではありませんか............」
クロ「ええ........必ず殺してやりますよ..
..........奴から教わった何よりも強いこの『殺意』を持ってね.........ククク........」
柳沢は変わった、無闇に他人に当たり散らす事が無くなり
滾る憎悪と無二の才能を..........たった1つのターゲットに向けて集中している
成長した天才と脅威の怪物..........そして、復讐に燃える男.........敗北を糧に最強の殺し屋達が誕生した
二代目「ゴフ-......ゴフ-......」
クロ「これで、機は熟しましたね......柳沢さん..........」
柳沢「ええ..........では行きましょうか、クロさん、二代目、我々の受験日は3月だ、恩師を殺して生徒の成長を証明しましょう!」ザッ!!
そして翌日...........
教室でキモオタは事の全てをクラスの全員に話した
頃せんせーを殺しても、自分は元の世界に帰らなくても済むこと
そして、自分はこの世界にいたいという事も
前原「おいキモオタ、今の話 マジかよ...............!」
磯貝「それじゃ、お前は殺せんせーを殺してもずっとこの世界にいるって事だよな............?」
キモオタ「ああ」コクン!
生徒たち「.................!!」
生徒たち「「「やったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」」」ワッッッ!!!!
杉野「やったなキモオタ!!これで心置きなく殺せんせーを殺せるじゃん!!」ポン!
キモオタ「ああ、そうでござるな!」ニコッ!
渚「これからもよろしくね!!キモオタくん!!」
キモオタ「ああ、よろしくでござる!」ニコッ!
矢田「キモオタくん........グス.....キモオタくん.......ヒッグ......」ギュゥゥゥ......
キモオタ「矢田殿........」ナデナデ.....
磯貝「よっし!!じゃあキモオタとこれからもずっと一緒にいれる事がわかって盛り上がってきたところで、早速殺せんせー暗殺作戦の会議続行だ!!」
生徒たち「「「おぉッッッッ!!!!」」」
寺坂「オラッキモオタ、お前もこっちに座れや!一緒に作戦考えんぞ!」グイッ
キモオタ「ああ、今行くでござるよ」ニコッ!
キモオタ「................」ニコニコ
そして.........その日、教室にて
生徒たち「「卒業アルバムの制作!?」」
殺せんせー「ええ、卒業アルバムを作るんです、E組だけの!!」
岡野「そっかー、学校全体のは作っちゃったもんね、烏間先生が担任って事で」
矢田「そこに先生が1枚も写ってないのはかわいそうだね」
千葉「.........いや...........ちょいちょいマッハで写りこんではいる、バレない程度に」
生徒たち「「...........これじゃ心霊写真だな」」
殺せんせー「そう!!だからちゃんとこの写真を使いたいんです!!1年間あれやこれやでスキを突いては...........皆さんと一緒に写りこんだ秘蔵の自撮り3万枚!!
この中から...........皆でベストの思い出写真を選定しましょう!!」
磯貝「いつのまにこんなに」
狭間「さすが覗き魔先生」
中村「私自分の写真あんま見たくないんだよねー」
不破「なんで?」
中村「目え小っちゃいから」
殺せんせー「ご安心を、目を大きく加工したバージョンも用意してます」
中村「..........相変わらず手厚いことで」
殺せんせー「ね!?だから皆と選びましょう!!」
杉野「んー..........ベタな写真は正規のアルバムで充分使ったよな」
原「もう1冊作るなら..........意外性のある写真とか?」
殺せんせー「お任せあれ」ス.....
速水「...........?」ペラ......
速水「!!!!////」ボンッ!!
殺せんせー「クールビューティー速水、ペットショップにて」
キモオタ「うひょぉwww速水殿wwwネッコにめっさデレてますやんwwwぐうシコwww」シコシコシコ
速水「ううううううるさい!!////」ゴンッ!!
キモオタ「オゥフwwww」ドピュルルルルル!!
殺せんせー「あとこれ、エアギター三村、夜の校舎より」ス......
三村「!!!!////」ボンッ!!
速水 三村「(い...........いたのか後ろに!!)」
殺せんせー「まだまだありますよぉ、姫系の服を試着だけするプリンセス片岡」
殺せんせー「ゴキブリが飛び出た瞬間の乙女村松」
殺せんせー「夜中の校庭を裸で回るネイキッド岡島」
殺せんせー「女子全員のリコーダーを舐めながら自慰行為をするモンキーキモオタ」
女子生徒達「「死ねぇぇぇ!!!!」」ドガッ!!ドゴッ!!バギャッ!!
キモオタ「ごぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」ドピュルルルルル!!
岡島「............おいちょっと待て、ひょっとしてこの中には..........俺のスゲーヤバい写真も入ってんじゃねーのか?」
生徒たち「「(それ以上のがあんのか!?)」」
前原「おい.........ちょっと待て...........この写真..........!!」ペラ......
木村「ん........?」チラッ
前原「岡島がキモオタとアナルセックスしてるぞ...........」
タイトル『放課後、禁断の愛!!攻めの岡島、受けのキモオタ』
生徒たち「」
前原「ど........どーいうことだよ.......岡島........これ.........」ヒクヒク......
中村「いくら女子に手出しできなくて溜まってるからってよりによって何でキモオタ............」ヒクヒク.......
岡島「お........俺は知らねーぞ!!!!そんなの覚えてない!!!!覚えてないないとも!!!!」アタフタアタフタ!!
ドガァッッッッッッ!!!!!
岡島「ぐはぁッッッッ!!!!」ドガシャァンッ!!!!
キモオタ「人の処女を奪っておいて覚えてないなんてサイテーよ!!!!返して!!!!私の純潔を返してよ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"ぉ"!!!!!」ドババババ!!!!
生徒たち「.................」
「「「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!自分の探せぇぇぇぇ!!!!!回収して捨てるんだぁぁぁ!!!!!」」」
殺せんせー「おやおや、編集作業に熱がこもってきましたねぇ」
生徒たち「「(..........こんなとこまで撮られてたとは!!////)」」ガサガサ ビリビリ
矢田「ビッチ先生!!何とか言ってやってよ、あのパパラッチ!!」
ビッチ「.........4月から同居.........4月から1日10発/////」ブツブツ....
吉田「何なんだ最近ブツブツと」
片岡「............さぁ、宗教にでも入ったんじゃ?」
キモオタ「殺せんせー、卒業アルバムと言えば、拙者もこの一年間皆(女子限定)の写真を撮ってきたでござるから ぜひこの写真も卒業アルバムに使って欲しいでござるwww」ドサッ!!
殺せんせー「どれどれ!」ニコニコ!
『病室にて!!はじめてのチューの味が忘れられずのたうちまわる永遠の0!!』
『お着替え中のポニーテールと乳!!最近Eカップが入らずご困惑の様子!!』
『ハイキックの代償!!見えてるのに見えてないと思い込むすごいサル!!』
『ゆるふわクワガタ!!お風呂で貧乳を気にしておっぱいを揉んでみる!!』
『トイレにて!!お通じがなかなか出ずに便秘と奮闘中の神崎名人!!』
殺せんせー「これは.........教育者としてはちょっと............しかし私でも撮りきる事が出来なかった瞬間なので貴重といえば貴重ですが............」
キモオタ「デュフフwww卒業アルバムとは男子が当時の女子の若々しき姿で抜くために存在する書物.........すなわち、これぐらいの刺激がなければ卒業アルバムは卒業アルバムとして機能しないという事.........故に、これらの写真を載せる事は至極自然な事と思うでござるがなぁ、デュフフwwww」
殺せんせー「(ハッ.........殺気が..........!!)」ゾク........
矢田「キモオタくん.........?」ゴゴゴゴゴ........
倉橋「オ〜タ〜り〜ん?」ゴゴゴゴゴ........
茅野「殺してやる........」ゴゴゴゴゴ........
岡野「覚悟はできてるんだよね?」ゴゴゴゴゴ...........
神崎「キモオタくん、死のっか?」ゴゴゴゴゴ.........
キモオタ「あ..............あぁ..........」ジョボロロロロロロロロロ
キモオタ「コポォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」
殺せんせー「さぁ次は学校行事の写真選びです、この辺りはどうですか渚君?」
渚「................」ペラ...ペラ.....
............殺す気で試験、夏休み、学園祭...........ほんとに2度とない特殊な1年を過ごしたなぁ
殺せんせー「ああ、しかし撮り溜めた量じゃ全然足りない!!目標は1万ページの卒業アルバムを作る事なのに!!」
イトナ「俺らがどんどん破ってるしな」ビリビリ
寺坂「広辞苑でも3千ページねーぞ」
殺せんせー「外に出なさい!!衣装を変えて写真の幅を増やしましょう!!」
こうして、僕らは生物史、日本史、宗教史...........と色々なお題と衣装で写真を撮られていった
殺せんせー「良いですよ良いですよ!!どんどん着替えて撮るのです!!」パシャパシャ!!
茅野「..........なんかさ、この2月のころせんせー..........もちろん受験とか色々助けてくれたけど..........全体的に好き放題やってたよね」
渚「...........うん、僕ら振り回されっぱなしだった」
烏間「...........多分、君等に甘えているんだろう」ザッ.......
渚「烏間先生」
烏間「1月までの授業を通して君等はもう充分に育った、1人前になった生徒に今度は自分が少し甘えたい............そう思っているのかもな」
茅野「..........そっかあ」
渚「...........烏間先生にとっても僕等はそういう生徒になれたでしょうか?」
烏間「..............ああ、もしも俺が困れば迷わず君等を信頼し任せるだろうな」ニッ
ババババッッッ!!!!!
烏間「」タキシ-ド ピシッ!!
ビッチ「」ウェディングドレス キラキラ!!
烏間「!?何だこれは!?」
殺せんせー「烏間先生も皆に合わせてコスプレしなきゃ、試着と言うべきですかねぇ」
生徒たち「「ヒューヒュー!!」」
ビッチ「カラスマ、初夜待った無し////」
烏間「やかましい!!!!」
殺せんせー「...........さてこれで学校内での写真は充分でしょう」
生徒たち「「「ちょっと待て!充分なら何で俺らバッグに詰められてんだ!!」」」ギュウギュウ!!
殺せんせー「この校舎の中だけではとても足りない、世界中で皆さんと写真を撮るのです」
岡島「今から世界回るとか冗談だろ!?」
寺坂「普通の卒アルじゃ...........」
キモオタ「デュフフwwwこれだけ密集してたら嫌でも体と体が触れ合うでござるなwww」サワサワ
渚「ちょ!?キモオタ君!!お尻触らないでよ!!」
千葉「く.........臭いし......狭いし........地獄だ.........オエッ」ギュウギュウ......
キモオタ「オゥフwww千葉氏のナニが拙者のケツにwwwデュフフwww」ドピュルルルルル!!
殺せんせー「皆さん全員をゼロから持ち上げる力はありませんが...........こうやってたっぷり反動をつければぁ〜...........」ググググググ...........
生徒たち「「「聞いてない!!」」」
殺せんせー「そぉれッッッッ!!!!」
バヒュンッッッッ!!!!!!!!
生徒たち「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」ヒューーーーーンッッッッ!!!!
.........卒業の3月
殺せんせーの暗殺期限まであと.............
それから、僕らは、少しずつ少しずつ、過ぎていく日々を眺めていた
今、僕らの目の前を横切った風が二度と戻らないように、
今、葉っぱからこぼれ落ちた雫が二度とその葉っぱには戻らないように
僕らがキラキラ輝いていた日々はもう戻ってこない
二度と戻ることはない
だからこそ、残された時間を、大切に大切に僕らは過ごしていた
磯貝「やった.......できたぞ.......!」
片岡「うん.........!」
生徒たち「..................!!」
生徒たち「「「やったぁぁぁ!!!!!殺せんせー暗殺作戦 完成だぁ!!!!」」」ワッ!!!!
岡野「ハッ!!ちょっと待って!!まさかこれ殺せんせーが隠れて見てるってことないよね!?」キョロキョロ!!
原「大丈夫!殺せんせーなら本場のモンブランを食べにフランスに行ってるから!」
生徒たち「「(相変わらず隣町に行くノリで海外行くな あのタコは!!)」」
烏間「遂に作戦が完成したようだな、君達の最後の暗殺作戦が」ザッ.......
磯貝「はい!!後は下準備と、作戦実行のための訓練が必要ですけど...........」
烏間「道具や金銭面の事なら心配するな、我々防衛省は暗殺に必要な費用は出し惜しみはしないからな、それと、訓練もその作戦に即した内容で行おう」
片岡「ありがとうございます!」
烏間「さあ、今日はもう遅い、あと数日後に控えている大々的な暗殺作戦の訓練を行う体力を温存するためにも、今日は帰ってゆっくり体を休めてくれ」
生徒たち「「「はい!!」」」
放課後.........宿直室にて.........
キモオタ「ふぅー、ただいまっとー」ガチャッ! ドス ドス
キモオタ「今日は実に充実した1日でござったなー、最後の殺せんせー暗殺作戦の
方法は決まったし、残すは訓練のみでござるかー、拙者の苦手な分野でござるなー」ドス メキメキ.....
キモオタ「あともう少しでこの宿直室での生活ともお別れでござるなぁ..........一年間生活してきたこの場所を去るのはやはり寂しいでござるなぁ............」
キモオタ「...................」
キモオタ「おっといかんいかん、卒業が近づいて来て少々センチメンタルになってるようでござるな!」
キモオタ「そんな気分をぶっ飛ばす為にはオナニーが一番でござるなwwwデュフフwww」ムクムクムク ビ-ン!!
キモオタ「さてさて!それでは今日も景気良く行ってみよー♪」ドス ドス
キモオタ「きょ〜うはなんの日♪デュッフッフ〜♪」ガサゴソガサゴソ
キモオタ「さて皆さんお待ちかねのキモオタオナニータイムの時間がやって参りました!それでは本日のオカズはこちら!!」ババーン!!
ニワトリ「コケェェェコケココココ!!!!」バサバサバサ!!!!
キモオタ「そうです、今日のオカズは昨日のうちにそこらへんで捕まえたニワトリですwww今日はこのニワトリで久々に挿入する快感を味わいたいと思いますwwwグヘヘwww」
ニワトリ「クェェェェ!!!!クェェェェ!!!!」バサバサバサバサ!!!!
キモオタ「それでは、今日も元気に挿入行ってみよー♪ん...........なかなか締め付けが強いでござるな...........」ズズズ.......
ニワトリ「クェェェェェェェ!!!!」バサバサバサバサ!!!!
キモオタ「なんとか挿入ったでござるな..........それではさっそくレッツ シェイクヒップ!!!!」パンパンパンパン!!
ニワトリ「クエッ!クエッ!クエッ!クエェ!!////」ズボズボズボズボ!!
キモオタ「あぁ.........矢田殿.......矢田殿の中、あったかいでござるよぉ////」パンパンパンパン!!
ニワトリ「コケェェ.......!!////」ズボズボズボズボ!!
キモオタ「矢田殿.........もう拙者出るでござるよ?出してもいいかな?矢田殿の中に出してもいいかな?////」パンパンパンパン!!
ニワトリ「来てぇぇぇぇぇぇぇぇ////」ズボズボズボズボ!!
矢田「キモオタくーん?いるのー?入るよー?」ガチャッ
キモオタ「拙者の赤ちゃんでりゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」ドピュルルルルルルルル!!
ニワトリ「コケェェェェェココココココ!!!!////」
矢田「」
矢田「キ.......キモオタくん.......」ワナワナ....
キモオタ「おぉwww矢田殿wwwちょうどいい所に来たwwwどうでござる?www矢田殿も拙者とズボズボはめまくらんでござるか?www」パンパンパンパン!!
ニワトリ「コケココココココwww」ズボズボ!!
矢田「い..............!!」プルプル.....
矢田「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」バチコーン!!
キモオタ「コポォwww」ドサァ!!
ニワトリ「コケェwww」ドサァ!!
杉野「キモオターいるかー?って うわっ!!キモオタ!!お前何やってんだよ!!」ガチャッ!
キモオタ「おやwww杉野氏www杉野氏も
拙者とズボズボはめまくろうでござるwww」
杉野「いっいやだよバカ!!」
キモオタ「そんなこと言わないで杉野氏ぃぃぃぃぃ!!!!ブッチュゥゥゥゥwwwww」ブッチュゥゥゥゥゥ!!
杉野「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!!!やめれぇぇぇぇぇぇ!!!!」ジタバタ!!
杉野「」チ-ン
キモオタ「おろ?チューしただけなのに逝ってしまったでござるか、男の癖にだらしないでござるなぁ杉野氏はwww」
前原「まぁたお前はそんなアブノーマルなオナニーやってんのかよ熟女にスカトロにホモプレイに獣姦..........マジで性癖オールラウンダーだなぁ」ゾロゾロ.....
速水「気持ち悪い.........お願いだから私の視界に入らないでくれる?吐き気がするから.........」ゾロゾロ......
倉橋「オタりん?その子オスだよ〜?」ゾロゾロ......
渚「突っ込むとこそこじゃないと思うよ倉橋さん.........」ゾロゾロ......
中村「ホント絶倫だね〜キモオタは、よくそれで疲れないね〜」ゾロゾロ......
キモオタ「おろろ?皆集まって、どうしたのでござるか?」
倉橋「オタりん♪一緒に帰ろ♪」
キモオタ「帰ろって......ここが拙者の帰る所なのでござるが.........」
前原「帰るってよりは、これから皆でカラオケ行くんだけどお前も行こーぜ!」
キモオタ「カラオケかぁ.........これからニワトリが終わったらウジ虫で尿道オナニーしようと思ったのにぃ」
生徒たち「「ゲッ........」」サ-......
矢田「キ.......キモオタくん.........ど........どど.......どんなキモオタくんでも.........わ......わわわ私は受け入れる.......からね.........」ヒクヒク.......
中村「矢田ちゃん.........無理しなくてもいいよ、これは流石に純粋に完全無欠でキモいから...........」
倉橋「もう!そんなバカな事言ってないでオタりんも一緒にいくの〜!」ギュゥゥゥ!!
キモオタ「コポォwwwwやっぱり本物の女子の体が一番でござるwww喜んで行くでござるぅwwww」ドピュルルルルル!!
渚「.......ある意味殺せんせーよりも異常性があるキモオタ君を受け入れられる倉橋さんって.........よっぽど希少な存在なのかもしれないね.........」
速水「...........だね.........」
通学路にて........
矢田「キモオタくん歩くのおそーい!」
倉橋「オタりん早く早くー♪」クイクイ!
キモオタ「ほいほーいwwwそんなに急がなくてもカラオケは逃げないでござるよーwww」ドスドス
中村「よかったねー王子様ぁwww二人も可愛いお姫様に囲まれてwww」ニヤニヤ
速水「恋は盲目だね」
前原「チキショー!!そこ代われキモオタァァァァァァァ!!」
杉野「お前そんなこと言ってたらまた岡野に蹴り飛ばされるぞ」
渚「...............」
後もうちょっとで終わっちゃうんだ........こんな風に、放課後に夕闇に染まる町を皆で笑い合いながら歩いて帰るのも もう終わるんだ........でも...........
杉野「渚、どうしたんだよ?なんか難しそうな顔して」
渚「ううん、何でもない」ニコッ!
杉野「そっか、早く行こうぜ!」ニコッ!
キモオタ「渚氏ー!!早く来ないとマイクスタンドの代わりに渚氏のマイクをスタンドさせるでござるよー!」シコシコドピュ!
矢 倉 速 中「「キモい!!!!」」
前原「プッ........あはは!」
生徒たち「「ハハハハハ!」」
渚「.............!」
渚「うん!今行く!」ニコッ!
今はこのかけがえのない時間を目一杯楽しもう!!
そして数日後........グラウンドにて.......
烏間「これで........俺から教えられる体育の授業は全て終わりだ.........キツい訓練を課してきたし、厳しい事も言ってきたが、今まで君たちはよくついてきてくれたし、ここまでよく成長してくれた.........改めて、礼を言わせてくれ」
烏間「本当にありがとう!!そして他の誰でもない、奴は必ず君たちの手で殺してやってくれ!!」
生徒たち「.............!!」
生徒たち「「はい!!!!ありがとうございました!!!!」」
一年間、烏間先生が教えてくれた体育の授業が今日終わった
烏間先生は、あくまで殺せんせーを殺すために、僕らだけの先生になったけども、烏間先生は、一年間もの短い間でも、僕らの事をまるで何年間も付き添ってきたかのように、家族のように信頼してくれて、時に厳しく、時に優しく接してくれた
僕らはそんな烏間先生の温かみのある体育の授業が大好きだった
3月12日に実行される最後の殺せんせー暗殺作戦で、例え殺せんせーを殺せなかったとしても、全力で殺り抜いて、必ず烏間先生に僕らが成長した姿を証明する、それが僕らの烏間先生への恩返しだ
そして教室...........
キモオタ「さて、皆揃ったでござるな.........」
男子生徒たち「ああ............」
キモオタ「皆を招集したのは他でもない...........E組だけの卒業アルバムに載せようと思ってこの一年間撮ってきた約5000枚の女子の盗撮写真.........結局女子にはしばかれ、烏間先生には大目玉をくらい、却下されて、この大量の写真の行き場をどうしようか悩んだが..........女子が着替えで、男子しかこの教室にいない今..........やるべき事はただ一つだ..............」
男子生徒たち「..............」ゴクリ........
キモオタ「好きな写真を持って行きやがれやでーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」 バラバラバラー!!!!
男子生徒たち「ンゴオオオオオオオオオオオオオーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(歓喜)」 ドドドドドド!!!!
岡島「よっしゃあwwww女子全員のパンチラをコンプリートするぜぇwwww」シュババババ!!
前原「なら俺は風呂場だwwww」シュババババ!!
杉野「神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん神崎さん!!!!」シュババババ!!
イトナ「矢田桃花のアンダーヘアの処理姿........ゲット..........」ハナヂドババババ!!
磯貝「片岡さんはもらっていきますね」シュババババ!!
男子生徒たち「「神様仏様キモオタ様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」シュババババ!!!!
キモオタ「デュフフwww同志たちよww
wせっかくの一年間の記録、最高の思い出(オナネタ)を作って帰ろうな(キリッ)」
「へぇー、最高の思い出ねぇ」
男子生徒たち「..............!!」ピタ.....
女子生徒たち「..............」ゴゴゴゴゴゴ......
キモオタ「あ..........いや...........えと..........これは..........別に拙者が自発的にやったわけじゃなくて...........皆が欲しいというから気は進まなかったが渋々.............!!」ガクガクガク......
岡野「黙れッッッッ!!!!」ガンッッッッ!!!!
キモオタ「コポォwwww」ドサァッ!!
片岡「さぁて.........アンタたち全員にもお灸を据えてやらなきゃねぇ........」ニヤァ.......
女子生徒たち「...............」ゴゴゴゴゴ.........
男子生徒たち「................!!」
男子生徒たち「ひぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」
そしてその日の........ホームルーム.........
男子生徒たち「」ボロ ボロ....
殺せんせー「にゅや?男子の皆さん、やたらボロボロですが何かありましたか?」
男子生徒たち「あ"ぁ"........ごれ"ば じょ".............」
女子生徒たち「.............」ギロッ!
男子生徒たち「.........ジョ"リ"ジョ"リ"髭剃り"大会で剃刀負げじま"じだ..........」
殺せんせー「..........よくわかりませんが、
あともう少しで卒業式なのでケガがないように常日頃から気をつけて行動しましょう」
男子生徒たち「ばい"........ごべん"な"ざい"
.............」
それから............僕らは皆でたくさんバカな事をやったり、笑いあったり、そして放課後は殺せんせーの最後の暗殺計画のために暗殺が行われる予定の現地に赴いて下準備をしたりして、日々を過ごしていった............
残り少ない時間で、皆との思い出を残しながら、殺せんせーを殺すために、夏休みよりも より綿密に慎重に下準備を進めていった..............
そして..........
パンパァンッッッッ!!!!
生徒たち「「一年間、お疲れーー!!!!」」ワァッ!!
3月11日.........卒業式の前日..........この日、教室中にクラッカーの音が鳴り響いた
殺せんせー「うっ.......うぅ.........」グスッ...ヒグッ......
菅谷「泣くのはえーよ殺せんせー、卒業式は明日だろ?」
殺せんせー「だって.......だって........明日で君たちは私の元を離れて........グスッ.......いよいよ巣立って行くんだから.........ヒグッ.........最初はまだどこか頼りなかった君たちがこんなに立派になって.......それが嬉しくもあって.........エグッ........寂しくてぇ...........」ポロ ポロ.....
中村「.........ホント最後まで親バカなんだから........」
寺坂「前日にそんなんじゃ卒業式の前に涙が枯れて泣こうにも泣けなくなっちまうんじゃねーのか?」
殺せんせー「だってぇ.......だってぇ.........!!」ドバドバ!!
原「ほらほら、いつまでも泣いてないで早く料理食べようよ、せっかく防衛省の人たちが私たちの卒業祝いのために用意してくれたんだから、涙は明日にとっておこうよ」
殺せんせー「そうですね........そうしましょうか.........」グスッ.........
磯貝「それじゃ殺せんせー、パーティーを始める前に挨拶をお願いします!」
殺せんせー「.........はい、わかりました.......」ゴシゴシ......
殺せんせー「.........いよいよ君たちは、明日 この学校を卒業して、私の元を離れて巣立って行くわけですが.........まず、私が言いたい事は...........君たちは本当によく立派に育ってくれた という事です」
生徒たち「...............」
殺せんせー「最初にこの教室に来た時、君たちは落ちこぼれと呼ばれ、その境遇に君たち自身も甘んじて、暗殺さえ頑張れば他の事は頑張らなくていいと、頑張ったり努力したりする事を拒んでいましたね、
そんな君たちに私が言った事を覚えていますか..........?」
生徒たち「...............」コクン!
忘れるはずもない、あの時、殺せんせーが雑草だらけだったグラウンドを一瞬で平地にしちゃった後に言った言葉だけは.............
殺せんせー「もうわかっていると思います、そう.......『第二の刃を持て』と言いました、暗殺だけを頑張るのではなく、勉強も頑張り、自分のスキルをどんどん磨く...........そう私は君たちに教えてきました...........」
生徒たち「................」
殺せんせー「君たちは私の教え通り、ちゃんと自分の第二の刃を磨き、研ぎ澄まして、こんなにも立派に成長してくれました、それが何より、教師として一番嬉しい事なのです............だから、私は君たちに感謝の言葉を贈りたい..........」
殺せんせー「私の生徒でいてくれて、本当にありがとう、君たちは、私の自慢の生徒たちです」
生徒たち「殺せんせー...........」
殺せんせー「うっ.........グスッ.......うぅ..........エグッ........」ポロ ポロ.......
殺せんせー「びぇぇぇぇぇぇん!!!!!!!」ドバドバ!!!!
生徒たち「「結局泣くのかよ!!!!
」」
片岡「なんかこう、収拾がつかなくなっちゃったからもうとりあえず始めようか?」
磯貝「そうだな 始めようか、えーっと、殺せんせー、烏間先生、ビッチ先生、そして皆!一年間 ありがとう!!卒業しても、椚ヶ丘中学3年E組は永遠に不滅だという事で...........」
磯貝「乾杯ー!!!!」
全員「「乾杯ー!!!!」」カチャン!!
泣いたり、笑ったり、怒ったり、はしゃいだり、
この一年間、他の学校や他のクラスでは決して過ごす事のない濃密な時間を僕らは過ごした
でも、そんな濃密な時間も、明日で終わる
皆で笑い合いながら一年を振り返った3月11日
殺せんせーの暗殺期限は.............
明日だ............!!
そして..............来たる3月12日.............
この日、僕らは 共に過ごしたこのクラスから
僕らをここまで成長させてくれた先生たちから
そして、大切な思い出のつまった『暗殺教室』から卒業する
本校舎の体育館..........
校長『えー、いよいよ今日この椚ヶ丘学園を卒業される高等部の三年生の皆さん、そして、【ついで】に中等部でただひとクラス【だけ】卒業される3年E組の皆さん、卒業おめでとうございますwww』
本校舎生徒たち「プ-クスクスwww」
生徒たち「.............」
校長『えー、本来ならば、卒業という言葉は、この椚ヶ丘学園の6年間の課程を全て修了した高等部の三年生の皆さんにしかそぐわない言葉で、どこかの誰かさんたちには【中退】という言葉が相応しいのですが、特別にそんな誰かさんたちにも卒業という名目で卒業証書をお情けで授与したいと思いますwww』
ビッチ「相変わらずなんて陰湿な学校なの.........」ヒソヒソ.....
烏間「.............」
校長『えー、それでは、ちゃちゃっと3年E組の授与式から終わらせたいと思います、はい磯貝悠.............』
「今年の卒業証書授与式は私が執り行いましょう」
校長「あ........浅野理事長........!」
全校生徒たち「...............!」ザワ ザワ.....
理事長「おや、校長先生、少し顔色が悪い、体調が悪いのなら無理をなさらずに保健室に行って休んでください」ツカ ツカ....
校長「いえ、理事長、別に私は体調は悪くありませ............」
理事長「神聖な卒業式の場で生徒に対して嫌味を言うような校長が体調が悪くないはずがない」ゴゴゴゴゴ.......
校長「................!!」ガクガクガク.......
校長「.................」ドサァッ!!
理事長「おや、やはり校長先生は体調が優れていないようだ、申し訳ありませんが手の空いた先生方は校長先生を保健室へ」
教師たち「は、はい!」ダッ!!
烏間「(...........理事長.........)」
理事長『それでは、卒業証書授与式を行います、椚ヶ丘中学校3年E組、出席番号1
番、赤羽 業』
カルマ「...............!」
理事長「............」ニッ......
カルマ「(最後の最後でいいとこあんじゃん.........あの理事長..........)」
カルマ「はい!」ガタッ
理事長『磯貝 悠馬』
磯貝「はい!」ガタッ
理事長「...............」
私が作り出した..........3年E組........
理事長『岡島 大河』
岡島「はい!」ガタッ
今思えば、この制度は 私の理想とする教育から大きくかけ離れていた..........
合理性を求める故に、生徒を差別するなど........私は間違っていた.........
理事長『岡野 ひなた』
岡野「はい!」ガタッ
それを間違いだと教えてくれたのは、今年のE組の生徒たち、
そして、殺せんせー........あなただ........
理事長『奥田 愛美』
奥田「はい!」ガタッ
E組の生徒たちから光を奪ったのは紛れも無いこの私だ..........だが、殺せんせー、
あなたは光を失い、枯れかけていた芽たちに『希望』という名の水を与え、『夢』という名の花を咲かせた
理事長『片岡 メグ』
片岡「はい!」ガタッ
...........生徒たちに劣等感だけを与え続けてきたこのE組制度ももう今年で終わりだ.........これからは、光を失い、枯れそうになっている芽たちには水を与え、花を咲かせてみせる........それが本来 教師のやるべきこと........それが私の理想の教育だった........
理事長『茅野 カエデ』
茅野「はい!」ガタッ!
池田くん...........今の私は、自分の理想の教育から逃げていないかな?
ちゃんと、まっすぐに前を向いて 自分のやるべき事と向き合えているかな?
胸を張って君に会えるような先生になっているかな?
ー ー ー ー
ー ー ー
ー ー
ー
理事長『以上、男子16名、女子12名、計28名、椚ヶ丘中学校3年E組の卒業証書授与式を終了します』
理事長『............そして、今日でこの学校を去るE組の皆さんに、私から一言 言わせてもらいたい事があります』
生徒たち「...............?」
理事長『君たちが自分のいた教室で得たその【光】を、いつまでも消すことないように、どこにいてもずっと輝いていなさい!!そしてその光を胸に未来へ羽ばたきなさい!!』
生徒たち「..............!!」
ビッチ「フフ......いいコト言うじゃない、あの理事長なりのガキどもへのエールね」
烏間「(奴は.........あの理事長までも手入れしてしまったようだな........)」フッ.....
磯貝「理事長先生!!ありがとうございました!!」
生徒たち「「ありがとうございました!!!!」」
理事長「...............」ニッ.....
生徒たち「「あーおーげばー♪とおーとしー♪わーがーしのーおーん♪」」
保護者に変装した殺せんせー「グズッ.......ヒグッ.......」ポロ ポロ......
そして.......教室で.........
殺せんせー「お"ぉ"ぉ"い"お"い"お"い"!!」ドバドバ!!
不破「さすがにちょっと泣きすぎだよ、殺せんせー」
殺せんせー「自分が担当していたクラスの生徒たちが卒業証書を受け取る姿は非常に感慨深くて涙が出てくるものなのです.........」グズッ....ヒグッ......
前原「殺せんせー、忘れんなよ 俺らの卒業式は今からじゃねーか」
殺せんせー「............?」グズッ......
岡島「そーそ、俺たちE組の、暗殺教室流の卒業式はまだ開式されてねーんだから」
カルマ「俺らの集大成である、『殺せんせー最後の暗殺作戦』の事を忘れてもらっちゃ困るねー」
殺せんせー「私の......最後の暗殺作戦........?」グズッ.....
磯貝「殺せんせー、前に俺たちを世界旅行に連れて行ってくれたお礼に今度は俺たちが殺せんせーを旅行に連れて行く番ですよ」
渚「行こう 殺せんせー」
狭間「........死出の旅にね..........」
生徒たち「............」コクン!
殺せんせー「君たち.........」グズッ......
高速道路.........バスにて.........
磯貝「さあ、殺せんせー、まずは防衛省から特別に借りたこのバスで、俺たちが暗殺を実行する場所に向かいましょう」
前原「いやー、烏間先生が大型免許を持ってるなんてなー」
殺せんせー「うっぷ.......先生 船だけでは無く乗り物全般が苦手で........バスも例外ではありません.........なるほど........先生をバスで酔わせて動きを鈍らせる作戦ですねぇ........」ガクガク......
殺せんせーの弱点:乗り物で酔う
杉野「相変わらず乗り物弱いのな.......」
片岡「なんかさすがに気の毒になってきたね」
中村「大丈夫 殺せんせー?」プシュッ!
殺せんせー「うっ.......中村さん、今 何か吹き掛けませんでした.........?」
中村「アロマよアロマ、この香水 乗り物酔いによく効くんだって」
殺せんせー「ありがとうございます........うぇっぷ!」
岡野「ちょっ!殺せんせー バスの中で吐くのだけはやめてね!」
竹林「バスでの嘔吐は一瞬で車内が地獄と化すからね」
殺せんせー「ご安心を.......聖職者として、最低限のエチケットは守ります.........」
奥田「先生!キモオタ君が気分が悪いそうです!」
全員「「!!!!」」
キモオタ「やばい........なんかこう........胃袋からナニカがこみ上げて来てるでござる.........デュフフ...........」ガクガク......
岡島「やめろぉぉぉぉキモオタァァァァァァァァァ!!!!」
矢田「お願いキモオタくん!!!!堪えてぇぇぇぇぇ!!!!」
吉田「頼むからやめろよ!!!!テロだぞテロ!!!!」
キモオタ「案ずるな........拙者はこれでも成人した大人........中学生の前でそのような醜態晒すわけには..............うっ!!!!」
キモオタ「オ"ウ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"ェ"!!!!」ビチャビチャビチャビチャ!!!!
全員「「ぎゃ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!!」」
それから僕らはとある山のふもとでバスを降り、山の頂上にある高原を目指して歩き始めた..........
この山の名前は『のこりび山』 通称『袂を分かつ山』
この山の頂上にある『のこりび高原』が僕らの最後の決戦の場となる
キモオタ「ひぃ......ひぃ........リバースしてすぐの山登りはしんどい.........」ゼェ-....ゼェ-......
神崎「大丈夫、キモオタくん?」ザッ ザッ....
キモオタ「デュフフwww神崎殿に心配してもらえれば元気百倍でござるよwww」シャキ-ン!!
神崎「うふふ、よかった」ニコッ
岡野「殺せんせー、今度は頂上まで一緒に山登りだよ!」
殺せんせー「ふむふむ、バスの次は山登りですか、皆さんと一緒に山登りができる事が先生とっても嬉しいです」プク-!!
生徒たち「「(めっさ顔膨らんでる!!)」」
菅谷「(おい、今のところかなり順調に作戦が進んでるぞ)」ヒソヒソ.....
渚「(うん、予定通りだね)」ヒソヒソ....
なぜ今回 僕らがこの のこりび山を暗殺の場所に選んだのかには理由がある
それは、殺せんせーの最大の弱点が『水』だからだ
この山は海沿いに位置しているため、塩害がひどく、湿気が非常に強い、だから『水』が弱点の殺せんせーにとって ここは的確に自分の弱点をついてくる場所
『一年間、お疲れーー!!!!』パンパンッ!!
そして、昨日 僕らがパーティーの最初に鳴らしたクラッカー、あれは実は一学期に寺坂君が使ったのと同じ、殺せんせーにしか効かないスギ花粉のような成分をしきつめたクラッカーだった
その成分を吸った殺せんせーは涙や鼻水と一緒に自分の粘液を全て出し尽くした為、粘液で湿気を防ぐ事ができなくなり、もろに自分の体に水分を含み、顔が膨れ上がってしまった
さらに、幸運な事に今日の天気は雨、ますます水分を体に含んだ殺せんせーはいつもより遥かに動きが鈍るはずだ
今のところかなり順調に進んでいる僕らの暗殺作戦、もう、夏休みの時と同じような結果はこりごりだから、必ず全力を出し切って殺せんせーの望みを叶えてみせるよ
そして.........頂上ののこりび高原...........
生徒たち「..............」ザッ......
殺せんせー「なるほど........ここが、最後の暗殺の場ですか.........」
岡島「そのとおり、ここが俺らの最後の暗殺が行われるのこりび高原だ」
磯貝「まず手始めに俺たち全員で殺せんせーの周りを囲みます、それで、俺たち全員が一斉にこの銃を発砲した瞬間、暗殺開始です」
寺坂「俺らがこの銃を撃つ前に逃げんじゃねーぞ」
殺せんせー「ヌルフフフフ、分かってますとも..........私は君たちの暗殺から逃げるのではなく、全力で躱すのです.........決して逃げも隠れもしませんので、今までこの教室で学んだ事を活かし、全力で先生を殺しに来なさい..........」
カルマ「言われなくてもそのつもりだよ」
生徒たち「「...........」」ガチャッ
殺せんせー「................」
烏間「.............」
ビッチ「...............」ゴクリ.....
3月12日、僕らが一年間学んできた事全てをぶつける日.............
殺せんせーの暗殺期限は...............
今日だ!!!!
磯貝「撃てぇぇぇぇぇぇ!!!!」
ピッ!
バシャァァァァァァッッッッ!!!!
殺せんせー「!!??」
僕らが持っている銃は殺せんせーを囲う程の数あるホースを地面から出現させるためのただのリモコンだ
このリモコンをあえて銃型にした事により、殺せんせーは先入観から水の起動を予測できなかった上に体に水分を含んでいるせいで反応が遅れたため、水の檻に難なく閉じ込める事ができた
片岡「さぁ!ここからが本物の銃だよ!」ガチャッ
生徒たち「「...........」」ガチャッ
パパパパパパパパパパパパパパパパパパンッッッッ!!!!
そして、全員での一斉射撃、だけど今回も殺せんせーを直接狙わない、殺せんせーの逃げ場を無くすために殺せんせーの周りを撃ち続け、弾幕を作る
こうなれば地面から逃げるしか選択肢がないが、地面に逃げればセンサーが反応して地面に埋め込まれた竹林君特製の対先生弾入り爆弾が爆発する仕組みになっている
殺せんせー自身も、僕らが地面に何か仕掛けている事はお見通しのはずだ、だから迂闊に地面から逃げる事もできない
磯貝「よし!!じゃあそれぞれの場所に散ってくれ!!」
生徒たち「「了解!!」」ダッ!!
ここからは1、2、3、4班、班ごと別れて暗殺を行う
1班は殺せんせーの一斉射撃を続け、
その他の班は、それぞれ指定された場所にスピーディに散る
水の檻と弾幕、そして地面に仕掛けられた爆弾、こうなれば殺せんせーがとる行動は一つしかない
1班の生徒たち「................」パパパパパパパパパン!!!!
殺せんせー「(完全に道を塞がれてしまった.........だが下手に身動きが取れない!!)」キョロ キョロ!!
そして1分が経過した頃.........
磯貝「もう各班 配置についたか?」パパパパパパパパパン!!
中村『こちら2班、うちらはついたよー!』
原『私たち3班も配置についたよ!』
杉野『4班もオッケーだ!』
磯貝「了解!それぞれの班が配置についたみたいだから竹林 頼むよ!!」
竹林「了解」ピッ!
ドカァンッ!!
地面に仕掛けていた爆弾を起爆した、だがもちろんこれだけで殺せんせーを殺せるとは思っていない
殺せんせー「にゅやァッ!!!!」バッ!!!!
岡野「あ!脱出したよ!!」
前原「予想通り、脱皮して自分の抜け殻を盾にして水の檻からも爆発からも抜け出したな!」
殺せんせーが脱出する事までは僕らの予想の範囲内
むしろ今からの作戦は殺せんせーが脱出する事を想定して組まれた作戦だ
今までの経験上、殺せんせーは脱皮をした後、ある一定の行動を取る
それは..........
一旦、高い所に退避する事だ
一番最初に、僕が対先生用手榴弾で殺せんせーを殺そうとした時も
教室でイトナくんと戦って追い込まれた時も
脱皮した後、殺せんせーは必ず教室の天井に張り付いていた
だから、僕らは殺せんせーの脱皮後の行動パターンを利用して、班ごとにそれぞれ殺せんせーが脱皮した後に降り立ちそうな場所に散った
1班は僕らがそれぞれの配置につくまでの足止めために殺せんせーを一斉射撃、爆弾の起爆役は竹林君
僕ら4班は山小屋の屋根の上で待機し、殺せんせーの動向を連絡する役割
3班は草むらの茂みに隠れて僕らと同じく殺せんせーがどこに行くのかを観察し、連絡する
そして、2班は............
殺せんせー「ハァ.....ハァ.....危なかった........生徒たちの射撃の精度がより上がっていて驚きました........」スタッ!!
ボムッッッ!!!!
殺せんせー「(!! こっこれは.........煙幕!?)」
岡島「よっしゃ!!ビンゴォ!!」バッ!!
中村「まさかここに来るってヤマ張りが当たるなんて思わなかったよ!」バッ!!
不破「待ち伏せ作戦大成功!!」バッ!!
高原一帯を見渡す事ができる高い木の上で待ち構えていた
倉橋「見て!あそこから煙が出てるよ!」
前原「あれは奥田特製のカプセル煙幕!!」
木村「てことは殺せんせーがいるのは2班の持ち場って事だな!」
矢田「2班の待ち伏せがうまくいったみたいだね!」
磯貝「よし!俺たちも2班の所に行くぞ!!」
1班の生徒たち「「了解!!」」ダッ!!
全員分 用意された奥田さん製のカプセル煙幕、殺せんせーが来た場合、そこにいる班の全員がそれを投げつけて煙を巻いて殺せんせーの視界を奪う作戦だ
でも、カプセル煙幕はただ単に殺せんせーの動きを止めるためではなく、のろしの役割も果たしているため、2班のいる場所から煙が上がっていくのを見た皆が次々と煙が上がっている場所へと向かい、すぐに応援に駆けつける事ができる
千葉「よし、皆 今から『アレ』を流すぞ!耳栓型イヤホンの用意いいか!?」キュッ キュッ
2班の生徒たち「「オッケー!!」」キュッ キュッ
千葉「............」ピッ!
スピーカー『ボェェェェェェェェ!!!!!!!!』
寺坂「ぎゃあっ!!うるせぇ!!」キュッ キュッ
吉田「早く耳栓型イヤホンつけろ!!」キュッ キュッ
不破「あ!!寺坂君たち!!3班が来たみたい!!」
今、スピーカーで大音量で流しているのは以前教室でカラオケ大会をした時の
殺せんせーの歌声を録音したものだ
殺せんせーの弱点:音痴
殺せんせー「にゅやぁッ!!!!うるさいぃぃ!!!!」
生徒たち「「おーい!!」」ダダッ!!
速水「1班と4班の皆も来たみたいだね」
磯貝「よし!!全員揃ったし!!始めよう!!」ガチャッ!!
生徒たち「「.........」」ガチャッ!!
パパパパパパパパパパパパパパパパパパンッッッッ!!!!!!
全員が揃い、再び殺せんせーに一斉射撃を始める、さっきと同じように弾幕を張り、殺せんせーを逃さないようにする
こんな風に、迅速にそれぞれが持ち場に散らばり、のろしがあがればすぐに駆けつける事が可能な機動力を身につけるために、僕らは烏間先生の指導のもと、訓練を続けてきた
その結果、皆すぐに行動を起こせるようになり、暗殺作戦がかなりスムーズに進んでいる
湿気と雨により 体に水分を含み、それに加えて脱皮直後のために反応がいつもよりかなり遅れ、
奥田さんが作ったカプセル煙幕により、視界を奪われ、
自分の音痴な歌のせいで足音で僕らを見つける事もできず
そして、移動中のバスの中で中村さんにかけられた香水のせいで僕らを臭いで探す事もできない
まさに今の殺せんせーはほぼ五感を失った状態だ
さらに殺せんせーの弱点はテンパるのが早い事
殺せんせーは急激な環境の変化が苦手なため、目まぐるしく変わる環境の変化のせいでテンパりすぎて一斉射撃が始まる前の煙幕からの脱出のチャンスを逃してしまい、まんまと皆の一斉射撃の弾幕に捕まった
今の所、すべてが予定よりも遥かにうまくいっている
絶対に今日こそ願いを叶えてみせるよ!!殺せんせー!!
パパパパパパパパパパパパパパパパパパン!!!!!!
殺せんせー「くっ..........!!」
四方八方から降り注ぐ銃弾の雨、下手に逃げようとすれば弾が体に当たってしまう.........!!
こうなれば完全防御形態に.........いやダメだ!!前は水の中だったからよかったものの、今ここで完全防御になってしまったら私を囲んでいる生徒たちをエネルギーの爆発に巻き込んでしまう!!
マッハで煙幕を振り払うか...........それもダメだ.........そんなことをすれば生徒たちを巻き添えにしてしまう!!
..........逃げ場がない..........実に周到に考え込まれている作戦です............
夏休みの時より ひと回りもふた回りも抜け目がなくなりましたね.........実に見事...........!!
これで完全に殺せんせーを煙幕と弾幕に閉じ込める事に成功した.........
今の所、自分達でも驚いているぐらい順調にいっている...........
いよいよこのいまだかつてない大規模な暗殺の仕上げに入る............
殺せんせーを殺せるかどうかは.............今から始まる作戦で決まる..........今から始まる作戦は..........
僕のこの手で実行される.......!!
数日前.........教室にて..........
磯貝『.......とまぁ、こんな感じで殺せんせーの動きを止めるんだ..........』
生徒たち『なるほど...........』
磯貝『.........で、殺せんせーの動きを止めた後..........ここからが一番重要な所なんだけど............』
生徒たち『...............』
磯貝『渚、ここからの作戦はお前が主軸になって行われる』
渚『え..........僕が........!?』
片岡『うん、私 磯貝君から聞いたんだけど この作戦は渚が適任だと思ったよ』
渚『それってどんな作戦なの...........?』
磯貝『そうだな、一言で言ってしまえば...........』
磯貝『【クラップスタナー】で殺せんせーを行動不能にする作戦だよ』
渚『...............!!』
磯貝『煙幕と弾幕で殺せんせーの動きを完全に封じた後、渚が殺せんせーの懐に入り込んで、クラップスタナーを食らわせて、先生が麻痺した瞬間 トドメを刺す』
渚『でも........煙幕の中、どうやって殺せんせーを見つければ..........』
磯貝『バスの中で中村が香水を殺せんせーにかけて鼻を封じる手筈があるけど、その時に超小型の発信機を取り付けてもらう』
中村『なるほどねー』
磯貝『防衛省の人たちに、超体育着のフードについてるバイザーにナビ機能を搭載してもらうから、渚にはそのナビを見ながら発信機を頼りに殺せんせーを見つけてもらう』
生徒たち『おぉー........!』
前原『そっか、俺らが一斉射撃を続けてても 普通の人間には対先生弾はただのBB弾だし、作戦実行中は超体育着を着てフードもバイザーもつけてるだろうからダメージはゼロだもんな』
渚『..............!!』
磯貝『渚........やってくれるかな.........?恐らくこれがこの作戦の大きな決め手になると思うんだ』
渚『僕が.........作戦の決め手に.........?』
カルマ『やんなよ渚、多分 殺せんせーの動きを止める事ができるのって渚しかいないと思うんだ、このクラスで唯一 暗殺の才能を持っている渚にしかね』
渚『僕にしかできない事..........』
茅野『うん、渚なら絶対殺せんせーの動きを止められるよ!私信じてるから!』
渚『茅野............』
僕は、勉強についていけずにE組に落とされた時、絶望していた
所詮自分は誰からも期待されない、必要とされない人間なんだって
これから先も一生誰かに期待されることもなく、必要とされる事もなくこのまま終わっていくんだとずっと思っていた
でも、この教室で気づくことができた、自分にはなんの取り柄もないと思っていた僕に唯一あった才能
それが【暗殺】だということに..........
生徒たち『渚、お願い!』『たのむよ渚!』
そして今、僕のその異端な才能を必要としてくれる仲間がいる...........
初めて僕は誰かの期待に応えられるかもしれないんだ
だったら..........!!
磯貝『渚.........もし嫌だったら無理にやらなくてもいいからな?その時はまた皆でベストな作戦を考え直せば..........』
渚『.........やるよ........』ボソ......
磯貝『.............!』
渚『僕、やるよ!その作戦!殺せんせーの動きを止める役割、僕に担わせて欲しいよ!!』
磯貝『渚........!!』
生徒たち『よっしゃぁッッッッ!!!!決まりだぁッッッッ!!!!』ワッ!!
カルマ『頼むよ 俺らのエース』ニッ!
杉野『頑張れよ渚!!』ポン!
渚『う、うん!』ニコッ!
絶対に皆の期待に応えなきゃ!!
鳴り響く殺せんせーの歌声、飛び交う銃弾、目の前を覆う煙幕............
条件は全て整った.............
いよいよだ...........
次の瞬間.........全てが決まる..........!!
僕のこの手に全てが懸かっているんだ!!
渚「...............」ドクン......ドクン......
パパパパパパパパパパパパパパパパパパン!!!!
渚「..............!」ドクン ドクン
スピーカー『ボェェェェェェェェ!!!!』
渚「................!!」ドクン ドクン
ドクン............!!
ギュッ..........
不安と期待に押しつぶされ、何もかもが壊れてしまいそうになったその時
汗が滲んだ僕の手を、他の誰かの手が優しく包み込んだ
渚「茅野.............!」
茅野「..................」コクン!
殺せんせーの歌声と、飛び交う銃声が響く中で
茅野は何も言わずにただ、汗が滲んだ僕の手を優しく包み込んだ
ただ、手を握られただけなのに、茅野が何を伝えようとしていたのか、僕は理解することができた
『この手はひとりじゃない、皆ここにいるよ』
言葉がなくたって、僕らはいつだって繋がっているし、わかりあえる
それを知った瞬間、僕の心の中の迷いは晴れていった
ありがとう茅野...........
そうだ、僕ひとりで殺せんせーを殺すんじゃないんだ...........
皆で殺せんせーを殺すんだ.........!!
渚「................」ザッ....!!
もう何も怖くない、皆がいるから........!!
渚「............」ザッ....ザッ.....
生徒たち「(渚.........!!いよいよ殺る気だ..........!!)」
もう心の中の迷いは吹っ切れた
だから僕は
笑って
普通に歩いて近付いた
通学路を歩くみたいに普通に
殺せんせー「はわわ.........ど.......どうすれば.........!!どうすればこの煙幕から脱出できるのでしょうか..........!!」アタフタ!!
ドクン.......ドクン......
.........殺せんせー、動揺している..........
ドクン ドクン
殺せんせーは僕が見えていない
ドクン ドクン
殺せんせーの意識の波長は今、最も敏感だ
ドクンドクンドクンドクン
意識の波長が最も敏感な『山』になった瞬間、僕に出せる最大の音の塊を殺せんせーにぶつける
ド ク ン ド ク ン ド ク ン ド ク ン ! !
渚「...............」スッ.......
ド ク ン..............! ! ! !
今 だ ! ! ! !
渚「.............」バッッッ!!!!
殺せんせー「(なっ..........渚君...........!!!!)」
僕は 両手を大きく広げ、1年分の自分の想いと皆の想い、そして、持てる全ての力を込めて、思いっきり手を叩いた
パァァァァァンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
殺せんせー「................!!」ビリビリ........
渚「ハァー......ハァー........!!」
..........クラップ..........スタナー.........!!
まさか...........自分が編み出したこのスキルを.............自分の身をもって肌で感じる事になる日が来るとは............!!
殺せんせー「...............!!」ドサァッッ...........!!!!
見事............です.............渚君..........!!
生徒たち「や.............!!」
生徒たち「「やったぁッッッッ!!!!殺せんせーの動きを止めたぞ!!!!」」ワッ!!
殺せんせー「ぐっ.........!!」ググ.....
前原「喜んでる場合じゃねぇ!!殺せんせーはそんじょそこらの奴らとは違う!!早く止めを刺さねぇと麻痺から回復するぞ!!」
磯貝「よし!!皆、これでラスト!!『押さえ込みの陣』だ!!!!」
生徒たち「「了解ッッ!!!!」」ダッ!!!!
ガシィッッッ!!!!
殺せんせー「なっ...........!!」ググ.....!!
生徒たちが私の触手を全て押さえ込んで..........!!
ぐっ.........麻痺はとっくに回復したのに..........身動きが取れない............!!
寺坂「へへっ........!どうせ使えねぇだろうと思っていたこの弱点をまさか最後の最後で使う時が来るとはよ」ググ......!!
原「殺せんせー言ってたよね.........スピードに特化しすぎてパワーがないから皆で触手を押さえ込めば捕まえられるって.........!」ググ.......!!
木村「前は粘液でヌルヌル滑って捕まえられなかったけど、もう粘液は全部出し切ってしまったからな」ググ.......!!
殺せんせーの弱点:全員で押さえ込めば捕まえられる
殺せんせー「................!!」
磯貝「よっしゃ!!とどめ部隊!!今だ!!早くとどめを!!」ググ.....!!
渚、カルマ、前原「.............!」チャキン...!
千葉、速水「..............!」ガチャッ!
渚、カルマ、前原「.............!!」ダッッ!!!!
僕らは走り出した
自分たちの成長を証明するために
恩師の願いを叶えるために
恩師を殺すために
恩師が教えてくれた教えを全うするために
僕らは走り出した!!!!
渚、カルマ、前原「「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッッ!!!!!!!」」バッッッッ!!!!!
殺せんせー「.................!!!!」
渚「届けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッッッッッッッッ!!!!!!」
グサッッ!!ザクッッ!!ドスッッ!!
殺せんせー「ぐっ........ゴハァッッ!!!!」ビチャビチャッ!!
渚、カルマ、前原「.................!!」
生徒たち「.................!!」
千葉、速水「...............!!」
今なら、確実に殺せんせーを殺せる
でも、苦しむ殺せんせーの姿を見た瞬間、俺たちは引き金を引くのを躊躇した
この引き金を引けば、終わる、地球の危機も、暗殺ミッションも、この教室も
殺せんせーと過ごす時間も
全てが終わるんだ............
これが、『殺す』という事なのか..........
その思いがよぎった瞬間、俺たちは怖くなった
まだ終わらせたくない
皆と過ごす時間を、殺せんせーとの思い出を、自分たちを認めてくれた人の命を
終わらせたくない...........!!
殺せんせー「引き金を引きなさい........千葉君、速水さん.........」ハァ.....ハァ......
千葉、速水「...............!!」
生徒たち「殺せんせー.........」ググ.....
殺せんせー「約束.........したでしょう...........?必ず卒業までに..........私を殺すと...........」ハァ.....ハァ.......
速水「でも.........でも...........!!」
殺せんせー「君たちは.........いずれは必ず卒業しなければなりません...........この教室からも..........私からも.............その両方から卒業するためには............私を殺す事は避けて通れない道なのです...........」
千葉、速水「..............」
殺せんせー「さぁ、最後の授業です...........君たちはしっかり私を押さえていなさい............そして、千葉君、速水さん............引き金を.........引くのです...........」ハァ......ハァ........
生徒たち「................」ポロ.....ポロ......
速水「私........嫌だ..........できない...........」
速水「できないよ........大好きな先生を殺すなんて.........できるわけないよ.........」ポロ......ポロ........
ギュッ!!
速水「...........千葉.........!」グスッ.....
千葉「速水.........引き金を引こう........大丈夫.........俺も お前と一緒に引き金を引くから............殺せんせーは明日、死んでしまう...........それが自殺なのか、政府に殺されるのか、時間切れで爆発して死ぬのか..........わからないが..........どれも、殺せんせーの望む結末じゃない..........」
千葉「.......殺せんせーが一番望んでいる結末が『生徒に殺される』事なら............他の誰でもない、殺せんせーの生徒である俺たちが殺らなきゃダメなんだ............!」
速水「...............!」グス........
速水「.........わかった........私も殺るよ...........千葉が一緒なら..........怖くないから...........」
千葉「速水、ありがとう..........」
千葉「.............それじゃ..........覚悟はいいな、殺せんせー.........」ガチャッ....
速水「......グス......グス......」ガチャッ......
殺せんせー「覚悟なら........君たちの教師になると決めたその時からできています..........」ハァ.....ハァ.......
生徒たち「.................」
殺せんせー「さぁ........引き金を.......早く............」
千葉「..........わかった.........殺せんせー、今までありがとう」
殺せんせー「ええ........私も、君たちの先生になれて.........本当に楽しかったですよ...........ありがとう..........」
速水「うっ........うぅ.........」ポロ ポロ......
生徒たち「...............」ポロ ポロ......
千葉「さよなら...........」
パンパァンッッッッ!!!!!
二つの銃口から鳴り響いた銃声..........
確かに殺ったという手応え..........
降り続ける雨音が、僕らの非情な結末を嘲笑う旋律のようにポツポツと音を奏でる..........
僕らは殺した
この世界でたった一人の大切な恩師を、僕らはこの手で殺したのだ
生徒たち「.................!!」シィン.......
村松「殺っちまった.............」ガクガク.......
前原「俺らは........人を殺したのかよ..........」ガクガク........
渚「..............!!」ガクガク........
僕らは、この手で恩師を殺した事を実感した瞬間、とてつもない罪悪感と後悔、
そして自責の念に駆られた
千葉 「俺が.......殺ったんだ........俺が........引き金を引いて..........」ガクガク.........
速水「いや.......いや.......!!」ポロ ポロ.......
速水「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!殺せんせぇぇぇぇぇぇ!!!!」ポロ ポロ
生徒たち「................!」ポロ....ポロ.....
生徒たち「うわぁぁぁぁぁ!!!!ごめんよ!!!!ごめんよぉ殺せんせー!!!!」「許して!!!!許してぇ!!!!」ポロ ポロ
これが...........人を殺すという事なのか........
生徒たち「うわぁぁぁぁぁぁあ!!!!」ポロ ポロ
烏間「これが.........奴の作った『暗殺教室』の結末だというのか............一年間まるで本当の家族のように自分たちに接してくれた恩師をその生徒たちに殺させる事など...........あまりにも非情だ...........あまりにも残酷だ..........」
ビッチ「これが、自分の心を殺す殺し..........得るものは何もなく、残るものは罪を引きずる感情と一生癒えることのない悲しみ...........」
烏間「..............!」
ビッチ「でも..........なんで..........」
ビッチ「...........どうしてその苦しみを背負うのが、あの子たちでなければならないの.............」ポロ ポロ
烏間「..............」
俺は、何も知らなかった.............
本当に、何も知らなかった.............
『.............ねえ カラスマ』
『【殺す】って どういう事か........本当にわかってる?』
茅野「殺せんせぇ........殺せんせぇ.......」グスッ.....ヒグッ......
中村「..........もっと一緒にいたかった..........もっと一緒にバカな事をやったり、時には叱られたりして、色んな事を教えてほしかった...........」ポロ ポロ.......
渚「もう..........殺せんせーに会えないんだ............もう二度と、僕らと向き合って話してくれたり、一緒になってはしゃいだり、僕らをおちょくってきたりする事は、もうないんだ..........」ポロ ポロ.......
殺せんせー「先生は悲しいです」グスッ.....ヒグッ.....
渚「そうそう、こんな感じのなんか人を煽るような声を聞く事も二度と...........」
生徒たち「「えっ!!??」」
殺せんせー「びぇぇぇぇぇん!!!!卒業しないでぇ!!!!ずっとそばにいてぇぇぇぇ!!!!」ドバドバ!!
生徒たち「..................!!」
生徒たち「「殺せんせー!!!!」」
竹林「...........一体どうやって...........!?」
岡島「あぁぁぁぁぁぁ!!!!おい見ろ!!俺らが押さえ込んでた触手以外、殺せんせーそっくりな人形じゃねぇかよ!!!!」
生徒たち「!!??」
殺せんせー「............えー、皆さんの前ではやったことがありませんが、先生の触手はトカゲの尻尾のように自分の意思で切り離す事ができるというのを土壇場で思い出しましてねぇ、千葉君と速水さんが発砲した瞬間に急いで全ての触手を切り離し、先生そっくりの人形とすり替えたのです、いやーすっかり忘れてました、ヌルフフフフ!」
生徒たち「..................」
生徒たち「ふざけんなこのタコ!!」「そんなのできるなんて聞いてねーよ!!」「同情して損した!!」「俺らの涙返せ!!」パパパパパパパパパパパパパパパパン!!
殺せんせ「にゅやぁ!!!!ちょっ!!皆さん落ち着いてぇ!!!!先生今触手全部なくなってるんですから!!!!」
生徒たち「うるせぇぇぇぇ!!!!やっぱぶっ殺せぇぇぇぇぇ!!!!」パパパパパパパパパパパパパパパン!!
殺せんせー「にゅやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
殺せんせーが生きていた事を知り、僕らは少し複雑な感情を抱いていた
殺せんせーを殺せなくて悔しい気持ちが半分
そして、殺せんせーが生きていてくれて嬉しい気持ちが半分
結局、殺せんせーのペースに乗せられた僕らは全員で殺せんせーを一斉射撃
また、いつもと変わらない騒がしいドタバタ暗殺が始まった
殺し、かわし、そして教える
また、僕らは殺せんせーにしてやられた
やっぱりこの先生には敵わないや
でも............
やっぱり、このクラスは楽しい
そして.........
殺せんせー「ハァー........ハァー..........」
生徒たち「ハァー.......ハァー...........」
前原「結局またこーいう感じになっちゃうわけな...........」ハァ-......ハァ-......
木村「くっそー.......今回はうまくいくと思ってたのに...........」ハァ-......ハァ-.......
殺せんせー「皆さん実に見事な作戦でした...........今までの数ある私の弱点を利用し、私の行動パターンまで研究し尽くし...........そしてなによりも、この一年間で学んだ事がフルに活用されていた...........ここまで私が追い込まれたのは、君たちが初めてです...........先生大変嬉しいです...........」
生徒たち「..................」
殺せんせー「本当に君たちは私にたくさんの幸せを与えてくれた最高の生徒たちです...........ここまで立派に育ってくれた今、もう思い残すことなどありません」
殺せんせー「椚ヶ丘中学3年E組暗殺教室、卒業おめでとうございます、卒業証書の代わりに、私は君たちにこの言葉を贈ります、」
生徒たち「................」
殺せんせー「私は君たちが大好きです、好きすぎて好きすぎて仕方がないくらい大好きです」
生徒たち「..............!」
殺せんせー「君たちが卒業しても、私が死んでも、ずっとずっと君たちは私の大切な生徒たちです、きっと必ず夢を掴んでください、君たちならできるはずです」
生徒たち「..............」ポロ ポロ.......
殺せんせー「先生はいつまでも君たちの先生ですよ」フルフル......
生徒たち「グスッ.......グスッ.......」ポロ ポロ
殺せんせー「う.........うぐぅ.........!」ポロ ポロ.....
殺せんせー「びぇぇぇぇぇん!!!!」ドバドバ!!
中村「もー........結局泣いちゃうんだから 殺せんせーったら.........」ポロ ポロ......
岡野「ホント親バカなんだよね........最後までさー.......アハハ」ポロ ポロ.......
岡島「ちょっ.......なんか俺まで涙出てきたんだけど..........」ポロ ポロ.......
磯貝「今日ぐらい泣いたっていいんじゃないかな..........?いいよなぁ........今日ぐらい泣い"だっ"で..........」ポロ ポロ......
生徒たち「...............」ポロ ポロ.......
烏間 ビッチ「.............」ポロ ポロ......
生徒たち「うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」ポロ ポロ
僕らは泣いた、小さな子供のように大きな声をあげてみっともないぐらいにわんわん泣いた
気がすむまで泣き明かした後、ふと空を見上げれば、さっきまで降っていた雨は止み、雲の隙間から光が射していた
結局、僕らは殺せんせーを殺す事はできなかったけれど
今の僕らの気持ちは、まるで涙雨が去った後のこの空みたいに、晴れ渡っていた
思いっきり皆で泣いた3月12日の午後
僕らは『暗殺教室』を卒業した
そして.......その日の放課後、とある病院の病室にて..........
キモオタ「デュフフwwwこの少年が矢田殿の弟者でござるかwwwかわゆすwww」
矢田弟「わぁ!おじさん本当にくまさんみたいで喋り方もお侍さんみたいなんだねー!おもしろーい!」
矢田「こらっ 初めて会う人なのに失礼なこと言わないの!おじさんじゃなくてお兄ちゃんって呼びなさい!」
矢田弟「はーい、ごめんなさーい......」シュン.....
キモオタ「おろおろwwwいいでござるよ矢田殿 おじさんでも、そっちの方が親しみやすかろうwww」
矢田「ごめんね〜キモオタくん」
矢田弟「ねぇね!おじさん!」
キモオタ「コポォ?」
矢田弟「おじさんはお姉ちゃんの『かれし』なの?」
矢田「!!////」ボン!!
キモオタ「コポォwww」
矢田弟「お姉ちゃんが言ってたよ!おじさんはすっごく頼りになって優しくておもしろくて、かっこいいから だーいす..........」
矢田「こ........こらっ 余計な事言わないの!////」
矢田弟「えへへー!」
矢田「もう!///」
キモオタ「(あぁ.......やっぱショタええな........)」シコシコ ドピュッ!!
矢田弟「それとね、お姉ちゃん言ってたよ」
キモオタ「デュフ?」
矢田弟「おじさんは、クラスの『ヒーロー』なんだって!すっごく強くて優しくて頼りになる皆のヒーローなんだってお姉ちゃん言ってた!おじさん本当にヒーローなの?強いの?悪い奴がいたらやっつけちゃうの?」キラキラ!
キモオタ「...............」
矢田「キモオタくん..........」
キモオタ「..........なんと..........ついに拙者の正体がバレてしまったでござるか.........」ボソ.....
矢田弟「............!」
キモオタ「その通り!!何を隠そう、拙者は実は 正義のヒーロー!『ドコデモシコルマン』なのでござる!!」ドーン!!
矢田弟「わぁー!!」キラキラ!!
矢田「(ちょっと!キモオタくん!この子に変な事教えないでよ!なんでよりにもよってドコデモシコルマンなんて下品な名前なんかを!)」ヒソヒソ.....
キモオタ「(デュフフwwwヒーローとは人を救ってなんぼでござるwwwだからたとえどんなに名前が卑猥であろうが関係ないのでござるよwww)」ヒソヒソ......
矢田弟「すごーい!!かっこいいー!!おじさんは本当にヒーローだったんだね!!」
キモオタ「デュフフwwwその通り!!拙者の大技!!♂♂ビームで悪い奴を懲らしめるのでござる!!」ドピュドピュ!!
矢田弟「ねぇね!!ドコデモシコルマン!!」
キモオタ「ん?何かな?少年よ!」
矢田弟「どうやったらヒーローになれるのかな!!僕もヒーローになりたい!!」キラキラ!
キモオタ「ヒーローになる方法.......ね..........」
矢田弟「.............!」ワクワク
キモオタ「よし!特別にこのドコデモシコルマンがヒーローになるためにやるべきことを教えるでござるよ!」
矢田弟「やったー!!」
矢田「(うふふ、すごく嬉しそう、すっかりキモオタくんに懐いちゃってる♪)」ニコニコ!
キモオタ「よいでござるか?少年よ、ヒーローになるために必要な物は二つある、まず一つ目は...........」
矢田弟「............!」ワクワク!
キモオタ「どんな物も恐れない『勇気』でござる」
矢田弟「どんな物も恐れない勇気.........!!」
キモオタ「そう、ヒーローたるもの、悪者はもちろん、お化けや、怪人なんかを怖がってはいかん、時には自分にとって一番怖いと思うものにも立ち向かわなければならない時だってある」
矢田弟「............!!」
キモオタ「少年よ、少年にとって、一番怖い物はなんでござるか..........?」
矢田弟「..............」
矢田「.............」
矢田弟「..........僕ね、今一番怖い物はね.................」
キモオタ「................」
矢田弟「明日ある『しゅじゅつ』だよ..........」
キモオタ「..............」
矢田弟「もうすぐ自分のお腹を切られちゃうんだって考えたら、急に怖くなってお姉ちゃんに抱きついて泣いちゃうんだ..............」
キモオタ「..........そうか..........」
矢田弟「.................」
キモオタ「............じゃあ、もうひとつ、ヒーローになるために必要な物を教えるでござるよ、それは...........」
キモオタ「自分の大好きな人を幸せにしてあげる事でござるよ」
矢田弟「................!」
キモオタ「少年にとって、一番大切な、一番大好きな人は誰でござるか?」
矢田弟「お姉ちゃん..........」ボソ.......
矢田「................!」
矢田弟「僕、お姉ちゃんが一番好き!」
キモオタ「そうか、お姉ちゃんが一番好きか............」
矢田弟「うん!」
キモオタ「だったら、お姉ちゃんを幸せにしてあげるでござるよ」
矢田弟「幸せにするもん!」
キモオタ「...........でも、厳しい事を言うようだが今の君は手術を受ける事を怖がり、お姉ちゃんを心配させて悲しませているのではござらんか?」
矢田弟「...............!」
キモオタ「ヒーローたるもの、自分の一番大切な人を悲しませたり、心配をかけるような事をしてはいかん、ヒーローはたとえどんなに怖い事があっても『勇気』を振り絞ってその怖い事と闘い、大切な人を守り、幸せにしてあげなければならない」
矢田弟「.............」
キモオタ「だから少年よ、確かに手術は怖いかもしれないが、でも、本当に少しでもいい、泣きながらでもいいから『勇気』を振り絞って、手術に立ち向かってみぬか?さすれば、お姉ちゃんはきっと安心して、幸せになれると思うでござるよ」
矢田弟「................」
矢田「キモオタくん...........」
矢田弟「僕..........受ける..........」ボソ.....
キモオタ「.............!」
矢田弟「僕、手術受ける!もう泣かないもん!絶対お姉ちゃんを幸せにするんだもん!」
矢田「..............!」
キモオタ「よし!よく言った!今日から君を『大切な人を守る』ヒーローに任命しよう!!絶対お姉ちゃんを幸せにしてあげるでござるよ!」ニコッ!!
矢田弟「うん!!」
ギュッ!!
矢田「.........いい子.........本当にいい子........お姉ちゃんすごく嬉しいよ、ありがとう...............」ギュウ........
矢田弟「お姉ちゃん苦しいよ〜」
キモオタ「(ちょっ.......もろおっぱいが顔面に..........裏山死刑........)」シコシコ ドピュ!!
矢田「あ!もうこんな時間になってる!キモオタくん そろそろ帰ろ?」
キモオタ「うむ、もう外は暗いでござるからな」
矢田弟「えー、お姉ちゃんたち帰っちゃうの?」シュン.....
矢田「うん、お姉ちゃんたちもうそろそろ帰るね、明日の手術 頑張ってね、お姉ちゃん応援してるからね!」
矢田弟「うん!僕頑張る!」
矢田「おりこうさん♪」ナデナデ
矢田弟「えへへー♪」
キモオタ「しっかり手術を受けて、早く元気になるでござるよ!」ニコッ!
矢田弟「うん!」
キモオタ「よしよし、その様子だと安心でござるな、では拙者らはそろそろお暇するでござ..........」
矢田弟「待って!」
キモオタ「............?」
矢田弟「ねぇね、ドコデモシコルマン」
キモオタ「ん?どうしたでござるか?」
矢田弟「また、明日も来てくれるよね?明日、僕の手術が終わった後、また来てくれるよね?また一緒にお話してくれるよね?」
キモオタ「...............」
矢田弟「もう.......来れないの........?」シュン.......
矢田「................」
キモオタ「.........ううん、また必ず来るでござるよ、その時は、同じヒーロー同士、たくさんお話しよう!元気になったら拙者と矢田殿と君で、たくさん遊ぼう!」ニコッ!
矢田弟「.............!」パァ-!!
矢田弟「うん!!」ニコッ!!
そして.........病院からの帰り道.......
矢田「ねぇ キモオタくん?」
キモオタ「コポォ?」
矢田「今日は本当にありがとね、あの子が勇気を出して手術を受ける決心をしてくれたのはキモオタくんのおかげだよ」ニコッ!
キモオタ「いやいや、勇気を出して決心したのは少年自身でござるよ、拙者はただ少年が一歩踏み出すきっかけを探すのを少しばかり手伝っただけでござるよ」ニコッ!
矢田「キモオタくん.........あの子ね、生まれつき体の弱い自分の事が嫌で嫌で、ずっと元気がなかったの.........本当は外で思いっきり友達と一緒に遊びたいのに、それもできなくて悔しくて 毎日 泣いてた..........」
キモオタ「..............」
矢田「だから、私たち家族はあの子が大好きなヒーロー物のおもちゃや漫画を買ってきたりして、あの子を元気づけようとしたの..........でもどんな事をしても元気になってくれなかった...........」
キモオタ「............」
矢田「私ね、お見舞いに行く度に その日学校であった出来事を弟に話すの、もちろん暗殺や殺せんせーの事は伏せて話すんだけどね、そしたら、一つだけすごく興味を示してくれた話題があってね、 それが『私がいるクラスにはヒーローがいる』っていう話題なの」
キモオタ「.............」
矢田「他のどんな事にも興味を示さなかったけど、その話をする時だけはすごく元気になってくれるの、私 それが嬉しくてずっとキモオタくんの事ばかり話してた、そしたらすごくキモオタくんに会いたがるようになっちゃって、もしキモオタくんが来てくれたらもっと元気になってくれるのかな?って思って今日はキモオタくんにも来てもらったの」
キモオタ「矢田殿.........」
矢田「入院中なのに、あんなに嬉しそうに笑って元気にはしゃいでいるあの子を見るのは初めてで、私もすごく嬉しかった」
矢田「キモオタくん、弟を元気にしてくれてありがとね」ニコッ!
キモオタ「.............!」ドキッ
キモオタ「い............」
キモオタ「いやぁwwwそんな改めてお礼なんて言われたら照れ臭くて射精してしまうでござるよぉwwwほら、なんか今でも勃起の準備がはじま.............」
チュッ!
キモオタ「!!??////」
矢田「んっ........///」チュッ......クチュ........
キモオタ「(ややややややややややや矢田殿!!??///)」チュパ......クチュ.......
矢田「んっ.........ハァ..........///」チュプ....チュッ......
5HIT! 10HIT! 15HIT! 20HIT! 25HIT!
キモオタ「(うひょぉぉぉぉぉぉぉぉぉwwwww)」チュパ......クチュ.......
30HIT Critical!!
キモオタ「おろぉ〜.........///」クタァ.......
矢田「...........どう?上手でしょ?ビッチ先生から教えてもらったの........///恥ずかしいから秘密にしてたんだけど........ファーストキスはどうしてもキモオタくんがよかったから.........///」
キモオタ「ほぇぇ.........?///」ポワン.....
矢田「もうそろそろ家につくから.........じゃあね、キモオタくん...........大好きだよ///」タッタッ!
キモオタ「..........一生モノのズリネタ ゲッチュ...........」シコシコ ドピュッ!
そして............烏間の家にて..........
烏間「ここが今日から君の部屋だ、寝具や机、必要最低限の物しか置いてないが好きに使ってくれて構わない」
キモオタ「うっひょぉwwwここが烏間先生の部屋でござるかぁwww私、男の人の部屋に入るの初めて!」
烏間「とりあえず、俺はまだ仕事が残ってるから今から防衛省の方に向かう、カップ麺などが食べたい時は台所を使っても構わないが、火の元だけはしっかり確認するように」
キモオタ「やでござるよ 烏間先生、拙者はもう21でござるよwwwそんなこと言われなくたってわかってるでござるよww
w」
烏間「そうか、それはすまなかった」ニッ
キモオタ「拙者の事は心配しなくて大丈夫でござるから安心して仕事に行くでござるよ」
烏間「そうだな、じゃあ行ってくる」
キモオタ「いってらっさーいwww」ヒラヒラ
ガチャッ バタン
キモオタ「さてとwwwじゅうたんにチン毛落ちてないかどうか見たろwwwそれとゴミ箱にシコティッシュ入ってないか探したろwwwあとベッドの下にエロ本隠してないかチェックしたろwww」ガサゴソ!
烏間「それと、あまり勝手な行動を取るようなら即出て行ってもらうから そのつもりで」ガチャッ
キモオタ「御意」
そして、その日の夜............
キモオタ「...............」グォ-.....スピ-......
キモオタ「...............」ガァ-......ゴガァ-......
キモオタ「...............」パチンッ
キモオタ「...............」
キモオタ「..........トイレ.........」ムクッ
トイレ.........
キモオタ「..............」カチャカチャ.....ズルッ ボロン!
キモオタ「..............」チョロチョロチョロロ-!
キモオタ「..............」ピッ ピッ
キモオタ「..............」シコシコ ドピュッ!
キモオタ「..............」フキフキ
キモオタ「..............」クイッ ジャ-----!!
キモオタ「ふぅースッキリした.......」ドス ドス......
キモオタ「ん........?あの部屋から明かりが漏れてるでござるな.........もう深夜なのに烏間先生、まだ起きてるでござるか..........」
キモオタ「..............」ソ-.......
烏間「..........はい..........はい............ええ、いよいよ明日で...........はい............」
キモオタ「(電話...........?ああ、恐らく政府が動く明日の殺せんせー最後の暗殺計画の打ち合わせをしてるのか............)」
烏間「はい..........今が午前1時ですので.............もう7日目に入ってます.............」
キモオタ「(7日目..........?何の事だ..........)」
キモオタ「まぁいい.............部屋に戻るか..........」ドス ドス.........
ガチャ.........バタン.........
キモオタ「................」
キモオタ「明日が.........殺せんせーの最後の日か............」
キモオタ「明日、いよいよ政府が殺せんせーの暗殺に乗り出す...........柳沢も、二代目も、そしてクロも動き出す..........」
チャキン.........
キモオタ「明日で全てが終わるんだ............全てが............」
3学期 終盤編 完
卒業編に続く
ありがとうございました!!
長かったキモオタ暗殺教室もいよいよ次の章で最終章に突入しますが、ここまで読んでくれた皆さん、このSSが最後にどんな結末を迎えるのかをどうか見届けてやってください
よろしくお願いします!!
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