なぎさ「うん、何言ってるの?」
ほのか「プリキュアをビンタしても許されるスイッチなのよ」
なぎさ「いや説明されても全然意味が分からないから!」
ほのか「部活の息抜きをしてたら偶然出来たのよ」
ほのか「効果を検証したいから押してみてくれないかしら」
なぎさ「自分でやればいいじゃん。まぁ、成功するわけないけど」
ほのか「相手はランダムで選ばれるわ。プリキュア以外は無効だから安心して」
なぎさ「はいはい、そうですか」ポチッ
ほのか「ええっと…相手は>>2ね」
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キュアピース
やよい「ふんふふーん、帰って漫画読もうっと」
ドドドドドドドドッ!
やよい「?」
なぎさ「どおおおおおおおおおおおりゃああああああああ!!!」
やよい「ぴかりんっ!?」パチコーン!
なぎさ「はぁ、はぁ、はぁ…」
やよい「なっ、なぎささん?何で…」
なぎさ「…ハッ!ごっ、ごめん!!これはスイッチが、あの、その…!!」
やよい「そうか、分かりました!今のビンタはあれですね!?」
やよい「先輩ヒーローが後輩に喝を入れる的なあれですね!だから平気です!!」
なぎさ(本当に許された。もうそういうことにしておこう)
ほのか「なぎさ、なぎさ」
ほのか「カウンターは10よ。あと9回お願い」
なぎさ「…へっ、一回じゃないの?」
ほのか「ビンタする相手と回数もランダムなのよ。言ってなかったかしら」
なぎさ「聞いてないよ!っていうかもうやらないからね…!」
やよい「げそっ!!」パチコーン!
なぎさ「あれ!?なんで!?全然そんな気なかったのに!!」
ほのか「回数をこなすまでは終わらないわ。そういう設定なの」
なぎさ「うええええん!こんなのありえなーーーい!!!」
やよい「ぺぷっ!かぷっ!どぺろぷっ!!」パンパンパン!
・
・
・
なぎさ「おっ、終わった…」
やよい「えぐっ…ひぐっ…」
なぎさ(そして泣かれた。罪悪感半端ない)
やよい「あっ、あ”り”か”と”う”こ”さ”い”ま”し”た…」トボトボトボ
なぎさ「本当にごめん!ごめんなさい!ごめんなさい!!」
ほのか「実験は成功ね。まったく有用性が分からないけど」
なぎさ「だったらそんなもの作るな!もう実験は終わり!!」
なぎさ「…ん、あれ?なんか、スイッチが手から…離れないんだけど…!!」グググッ
ほのか「あと2回ほどやらないと手放せない設定なのよ」
なぎさ「設定って便利な言葉ね!こーんーなーもーのー…!!」グギギッ
ほのか「無理しないの。はい、スイッチオーン」ポチッ
なぎさ「ちょっ、こら!勝手に!!」
ほのか「えっと…次は>>8ね」
ゆりさん
なぎさ「…いやいやいやいや!ヤバイ!これはヤバイ!!」
ほのか「キュアフラワーよりはマシだと思うの」
なぎさ「人事だからってそんな!絶対許してくれるわけないよ!!」
ほのか「絶対に許さないは他の子たちよ。と言っても足が勝手に向かうんだけど」
なぎさ「…あっ、ちょっホントに!ああ、もう!」ダダダダダッ
ドドドドドドドドッ
ももか「でねー、おかしいでしょ?」
ゆり「そうね…ん?」
なぎさ「どっせいやああああああああああああ!!」
ゆり「ころんッ!?」パチコーン!
ももか「ゆりーーーーっ!?」
なぎさ「あばばばばば、ごめんなさい!ごめんなさい!!」
ももか「いや謝るぐらいなら最初から…っていうか何してるの!?」
ゆり「いえ、いいのよ…これはあなたからのメッセージ、そうでしょ?」
なぎさ「へっ?」
ゆり「確かに私は過去のことを振り切った。だけど、そう。まだ足りないのよ」
ゆり「あなた達の先輩としての威厳が!まだ私の中には弱さがある!!」
なぎさ(いや、威厳はたっぷりだと思います。ムーンライトさん)
ゆり「そうと決まれば特訓よ。あなた達のことを鍛えてあげるわ」
ほのか「…たち?」コソッ
ゆり「ももか、悪いけど急用ができたわ。今日はここでさようならよ」
ももか「えっ、うん…。ゆりがそう言うんなら、また明日ね」タッタッタッ
ゆり「さて、私自身も鍛えるため。全力でいかせてもらうわ」
なぎさ「ほのか!何とかしてよ、この状況!!」
ほのか「例え許されたとしても状況が好転するわけではないのね」メモメモ
なぎさ「こんな時にまで研究熱心ですね!?」
・
・
・
プシューッ
ゆり「次はつぼみ達ね。また一緒に修行しましょう」スタスタスタ
なぎさ「えっ、遠慮します…本気で」ゼエゼエ
ほのか「そっ、それについては同感ね…」ハァハァ
なぎさ「もーっ!変なスイッチのせいでとんだ災難だよ!」
ほのか「私も…流石に後悔してきたわ。けど、あと1回やらないと終わらないのよ」
なぎさ「そういう設定だから、ってわけね。だぁ、もう!やってやろうじゃん!!」ポチッ
ほのか「最後は…>>14!!」
響
なぎさ「許されないよ。絶対に」
ほのか「許されないわね。主にたおやかな人に」
・
・
・
奏「はい、カップケーキ」
響「わーい、いただきまー…ん?」
なぎさ「だあああああああああああああああっ!!!」
響「なーじゃッ!?」パチコーン!
奏「ひびきーーーーーーーっ!!!」
ほのか「ついにやってしまったわ」
奏「お二人ともどういうつもりなんですか!?」
なぎさ「違うの!スイッチのせいで!ほのかが作ったんだけど」ポイッ
なぎさ「あっ、取れた」
ゴゴゴゴゴッ…
響「私を殴ったことは許すよ。何か理由があったんだろうし」
なぎさ(すみません。バカみたいな理由しかありません)
響「けど奏のカップケーキを台無しにしたことは絶対に許さない!」
ほのか「絶対に許さない頂きました。なるほど、そっちの理由になるのね」
なぎさ「悠長に分析してる場合!?とっ、とにかく謝まr」
響「いくよ、奏!」
奏「ええ、響!」
響・奏『レッツプレイ・プリキュアモジュレーション!!』
なぎさ「ぎゃーっ、もうダメだ!逃げよう、ほのか!!」
ほのか「…いいえ、ダメよ」
なぎさ「何でさ!ゆりさんの時みたいな特訓とは違うんだよ!?」
ほのか「ダメなのよ…、ビンタカウンターが100なの」
なぎさ「えっ、ってことは…」
ほのか「響さんを100回殴るまで、なぎさの体は勝手に動くわ」
メロディ「爪弾くは荒ぶる調べ!キュアメロディ!」
リズム「爪弾くはたおやかな調べ!キュアリズム!」
ほのか「だああああっ!デュアル・オーロラ・こんなのありえない!!」
エレン「響たち先にやっちゃってるかしら」
アコ「全部食べられる前に急がなくちゃ」
ドゴーン!バーン!!
アコ「…ん?」
ブラック「てい!」
メロディ「へぷん!」パチコーン!
ホワイト「あと86回よ!」
エレン「…何あれ」
アコ「何だろうね。私、小学生だから分かんない」
・
・
・
なぎさ「………」トボトボトボ
ほのか「………」トボトボトボ
なぎさ「許してもらってよかったね」
ほのか「ええ、私のせいだって分かっても許してくれたわ」
なぎさ「アコちゃんのお説教はキツかったね」
ほのか「ええ、小学生に怒られるのは何か来るものがあったわ」
なぎさ「………」
ほのか「………」
なぎさ「ほのか」
ほのか「ええ、分かってる。言ってみて」
なぎさ「一発ビンタさせて」
ほのか「気の済むまでどうぞ。スイッチがなくても許すわ」
なぎさ「ハァ~~~ッ、てい!」
ほのか「みっぷるっ!」パチコーン!
【因果応報END】
終わりです。ありがとうございました
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