チャラ男「あ~、彼女欲しいわ~www」 (778)
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チャラ男「夏になっったってのに、彼女できてねぇわぁwww」
チャラ男「(虚しい)」
チャラ男「(友達連中は、彼女できて遊んでるみたいだしさ)」
チャラ男「チクショウ、俺にも彼女欲しいwww」
チャラ男「あ、いい女みっけwww」
チャラ男「お姉さん、遊ばないwww」
「アンタみたいなのはパス」スタスタ
チャラ男「うわぁ、マジ傷つくわぁ…」
チャラ男「なんかいいことね~かな~w」
「おう、チャラ男。女見つかったか」
チャラ男「捕まんねぇわwww」
「もうすぐ夏休みだぜ。もったいない過ごし方にならねぇうちに、早く捕まえろよ」
チャラ男「言うまでもwwないww」
「やべ、あいつから呼び出しだ。行くわ」
チャラ男「あいあいよ~」
チャラ男「(あ~、リア充は爆発しろって思えばいいんだよな、こんな時は)」
チャラ男「はぁ、ナンパもうまくいかねぇし……あ、そうか」
チャラ男「こういう時に、女子にウケる話し方とかを、勉強すりゃいいじゃん、マジ簡単ww」
チャラ男「図書室いくべ~なww」
チャラ男「あ~、すんませ~んww」
「なんですか?」
チャラ男「女にモテる話し方の本とか、ない? w」
「ありませんね」
チャラ男「マジかよ……」ズーン
「………、人に好かれる話し方の本なら、あそこの棚にありますよ」
チャラ男「マジで! いや、あんがとww」
「いえ…」
チャラ男「あ、名前なんて~の? w」
「ナンパですか?」
チャラ男「だいじょぶだいじょぶ。あれだ、何だか辞令ってやつ?」
図書委員「社交辞令ですね。図書委員と言います」
チャラ男「俺はチャラ男~、仲良くしてな~www」
チャラ男「やっべ、よくわかんねwww」ペラペラ
チャラ男「(今更、黒髪にして、真面目になるとか面倒だから)」
チャラ男「(馴れ馴れしい態度だって、ナンパ教本に書いてたんだぜ?)」
チャラ男「ダメだこりゃwww」スト
チャラ男「あ~、図書委員さ~。これを知ったらモテモテみたいな、そんな占い本とかねぇの? w」
図書委員「呼び捨てですか」ハァ
チャラ男「あ、嫌かwww」
図書委員「えぇ、不愉快です…。そんな本はありませんが、近そうな心理学ならそちらです」
チャラ男「あんがと~www」
チャラ男「(聞いたことは答えてくれるのな)」
チャラ男「心理学とか、なんか勉強してる感じwww」ペラペラ
チャラ男「(でもこれって、相手ずっと見てなきゃなんないし、そもそも仕草とか覚えなきゃなんねぇわけだ)」
チャラ男「(マスターすりゃ、女関係無しに最強だろうけど。なんかな~だな)」スト
チャラ男「(これって本もうかばねぇし、とりあえずそれっぽいタイトルねぇか回ってみっか)」
チャラ男「(……)」プラプラ
チャラ男「(ねぇなぁ。いっそ女子買う雑誌読んだ方がマシかな)」
チャラ男「ちげぇなw」
チャラ男「(そろそろ昼休み終わるし、戻るかねぇ。あ、そ~だ)」
チャラ男「本教えてくれて、センキューなwww」
図書委員「…委員としての仕事をしただけです」
チャラ男「聞いた本の位置、ちゃんと覚えてるとか、あんまいね~ってww」
図書委員「私は、暇だから」
チャラ男「そうなんだ、あ、やべぇ時間ねぇwじゃあねぇw」
図書委員「はい」
チャラ男「(どうやったらナンパ成功っすかな~)」テクテク
とりあえずここまで。見切り発車だけど、100ぐらいで終わらせたいねぇ
乙
中身はそこまでチャラくないんだな
これは久々に期待できるよ
新スレ大発見!
チャラ男「ただいーまww」
妹「相変わらずうっとおしいね、兄ちゃん」
チャラ男「どうやったらモテると思う、妹ww」
妹「それがダメだって、いつも言ってない?」
チャラ男「しかしww今更ww」
妹「まぁ、そのキャラで定着しちゃったからね兄ちゃん」
チャラ男「ニュー俺ww」
妹「黒歴史になるよ。大学生で」
チャラ男「もう遅いwww」
チャラ男「少なくとも、友達は増えたwww」
妹「あんまり良い噂がない人達みたいだけどね」
チャラ男「話したらwwいい奴らだったぞww」
妹「本当かな…」
チャラ男「なんだ、最寄りひどいことされた奴いるのか」
妹「あ、それは大丈夫」
妹「(そっち方向は硬派だから、素になったね)」
チャラ男「ならよかったwwそうなら友達としてww絞らねえといけないからなww」
妹「怖いこと言わない」
妹「でも、前の兄ちゃんの方がモテてたよ?」
チャラ男「嘘言うなww誰も話しかけてこなかったぞww」
妹「あれはあれで話しかけづらかったからね」
妹「(リーゼント決めて、ガム膨らましてたからね…)」
チャラ男「くそwwどうやったらモテるんだww」
妹「そもそもなんだけど」
チャラ男「なにww」
妹「どうしてモテたいの?」
チャラ男「モテたら楽しんだろ? ww」
妹「兄ちゃんどうしてそう単細胞なの」
チャラ男「少なくともww彼氏がいるお前は楽しくないのか! ww」
妹「楽しいっちゃ楽しいけど、面倒っちゃ面倒だよ」
チャラ男「面倒といえることさえww羨ましいww」
妹「お兄ちゃんのその楽天的なとこ羨ましいかもね」
チャラ男「そうかwwそうかww」
妹「でも、家では普通にしてほしいかな。ね」
チャラ男「そうか……」モグモグ、プクー
妹「極端なんだよ兄ちゃん…」
チャラ男「……すまん」プクー
ここまで。考えてるのと違う方向いってるなー
期待してるぞー
ん?脇役メインってコトはこれから妹が大活躍するのかww
くそぅ、男をかわいいと思ってしまうとは…
悔しいビクンビクン
ヤンデレの人か
今回も期待
>>18
だから期待しちゃあかんねんな
>>19
確かにこの場合はそうなってしまうのう。
>>20
う、うん。いいんじゃないかな
>>21
ヤンデレの人です
だが、期待、ダメ、絶対
今後携帯とパソコンの合わせ技になりそうだから、酉つけるでや
まぁ、ちょこちょこ忘れるだろうけど
チャラ男「………」プクー
妹「(兄ちゃんは別に不良とかじゃない。頭は悪いけど)」
チャラ男「………」モグモグ、プスン
妹「(出席も皆勤賞。学校行事も積極的に取り組む。先生からとかの評判も悪くない)」
チャラ男「……」プクー、パン
妹「(おかげでこの変なことしてても、私はひどい目にあったこともない。大変だね、とはよく言われるぐらいかな)」
チャラ男「………」モグモグ、ゴクン
妹「(普通にしてた方がいいのにね)」
チャラ男「………ガム飲んじゃった」
妹「そうですかい」
チャラ男「今日は休日wwナンパしにいくかww」
妹「いってらっしゃい。お土産にアイスよろしく」
チャラ男「デート費用www無駄に使えないwww」
妹「できればいいね」ニッコリ
チャラ男「兄をwwなめるなww」
妹「はいはい、女捕まえてデート出来てから言おうね」
チャラ男「なめんなww行ってくるww」ガチャ、バタン
妹「(彼氏来るからって気にしなくてもいいのにね。普段休み、家にいるじゃん)」
チャラ男「さてww妹が家でリア充かます間wwがんばらねぇとww」
チャラ男「(つっても、どこいこ。俺のナンパスキルはたかが知れてる)」
チャラ男「いいことww思いついたww」
チャラ男「(学校の図書室に、ナンパに良さげな本無かったのは、小さいからだ。街の図書館行こ)」
チャラ男「俺ww天才ww」
チャラ男「(そうと決まれば、自転車〔マイマシン〕でひとっ飛びよ)」カタン
チャラ男「行くぜ~ww」ギコギコ
チャラ男「ついたwついたw」
チャラ男「(俺のリア充夏休みライフのために、いざ参る!)」ウィーン
チャラ男「広すぎるww」
チャラ男「(受付の姉さんに、ナンパの本あるか聞くのは怒られるよな。後、このノリはうるせぇか)」
チャラ男「ならwwこれだww」サッ、モグモグ
チャラ男「………心理系の本、どこ」プクー
「え、あ、二階のFと書かれたエリアです」
チャラ男「………ありがと」プクー
「(入って来る時、チャラそうだったのに……)」
とりあえずここまで。チャラ男は二重人格なんでしょうか?
超絶イケメンなんかな?
それならビッチギャルが寄ってくると思うのに
なかなか気のつく男
変にキャラ作ってなきゃ友達も多そう
チャラ男「……ここか」プクー
チャラ男「(見るからに心理学の本。人間の心は、とりあえず目の前にある本の分は知られてるんだな)」モグモグ、プクー
チャラ男「………」ペラペラ
チャラ男「(しかし、俺にはわからない)」モグモグ、プスン
チャラ男「………どうする?」モグモグ
チャラ男「(ここはやっぱり占い本だな。占いのコーナーはどこだ)」テクテク、プクー
チャラ男「……ここか」
チャラ男「(何だかここも小難しいぞ、おい)」スッ
「あ」
チャラ男「…うん?」
チャラ男「ん……、図書委員、さんか」モグモグ
図書委員「……、知っているなら、双子とかではなさそうですね」
チャラ男「……何の話だ?」プクー
図書委員「いえ……、モテるための方法でも変えたのですか」
チャラ男「………静かにしてる」モグモグ
図書委員「そうですか」
図書委員「(静か。なんだけど存在感がある)」
チャラ男「……勉強?」プクー
図書委員「そんなところです」
チャラ男「……エラい」プクー
図書委員「する事がないだけです。えっと…、チャラ男君はモテモテになるためと」
チャラ男「………なぜ?」モグモグ
図書委員「手に持ってるのが、占いの本」
チャラ男「……」コクリ
図書委員「……、まぁ、勉強へ戻る前に聞きます」
チャラ男「……?」プクー
図書委員「それが素?」
チャラ男「……いや?」
図書委員「(素じゃない!?)」
チャラ男「……じゃ、行く」スタスタ、プクー
図書委員「あ、うん」
図書委員「(チャラいのが素なのか…)」
チャラ男「(占いのやり方はわかった。奥が深い)」プクー
チャラ男「(ん。俺何しにここきたんだっけ?)」モグモグ
チャラ男「(あ)」パン
チャラ男「(本に熱中して、すっかり忘れてた)」
チャラ男「(でも、占い出来るのはモテるよな?)」
チャラ男「(結果オーライだ。帰ろ帰ろ)」ゴソゴソ、プッ、テクテク、ポイ
チャラ男「さぁwwアイス買ってww帰ろうww」ウィーン
図書委員「(あれが素なんだね…)」
乙 ガムとチョコを一緒に食うと…
>>40
美味しくはない
,ト--ミ、、_:::::::::::::::::`:"'':―┼――――l
/ミミ三三ミ'ー‐-- 、、_:::::::|:::::::::::::::::::::::j
{ミミミ三三、 、ー=、`'┴―――fミ',
,..、ミミミミミ三シ . . . . `―' l ii l (ヲ lミil
┏┓ ┏━━┓ //う{ミミミミf'" _,,.,,_:.:.:.:.. _j_ .:.:.:. lミリ. ┏━┓
┏━┛┗━┓┃┏┓┃ l V }ミミミミ ',ィでiンミ、:.:.、__, -,ィも=、',l:l. ┃ ┃
┗━┓┏━┛┃┗┛┃┏━━━ 'i l ,ノヾミミ' ´ ̄`゙`ラ .:. 三 f"´ ̄`' lj ━━━━━━┓┃ ┃
┏━┛┗━┓┃┏┓┃┃ ヽヽへ}ミミ `二ニノ ,、 jl ',` ―''" ,l! ┃┃ ┃
┗━┓┏━┛┗┛┃┃┗━━━ ヽ二ノミ' ,ィ'" ト、 ,! ━━━━━━┛┗━┛
┃┃ ┃┃ , -fソ!'ミ / `^ヽ,_ノi ,' ┏━┓
┗┛ ┗┛ ,/(/ {i,ミ' / _,,...,_,,..,、l / ┗━┛
/ ヽ lN, / ,ィiTTTTTト, ,} ,/
, -―/ ヽ ', ヽ { ,/⌒'ー'‐'‐'‐',リ l /
/ / ヽ'、 ヽ l {,ゝ、‐r‐'ン-i/ ,/ ,イ丶、、
"i {、 ヽヽ丶 丶 ヾ<Zェェェシ' ノ ,i'lヽ、 `ヾー-- 、
l, \ ヽヽ 丶、 ` ` ‐ -- ‐'"/ノ ,l \ \ ヽ
チャラ男「あっちぃww」ウィーン
チャラ男「(なんつうかこう、サッパリした暑さが欲しい)」
チャラ男「まwアイスだアイスwwん?」
チャラ男「(女性向け雑誌…、これも買っとくか)」スッ
チャラ男「よしww今度こそアイスww」
チャラ男「(あ~、早く彼女と一本のアイスを食べ合うとかしたい)」
チャラ男「やべぇwwカリカリ君ww小倉トースト味だってww買うべ買うべww」
チャラ男「(妹は、チョココーティングしてんの嫌いだから、ハーケンタッツのイチゴ味だな。彼氏さんはバニラでいいか)」
チャラ男「会計w頼んますw」
チャラ男「よしw帰んべw」ギシッ
チャラ男「(あ、盛り上がってる最中に乱入もアレだからな。連絡すっか)」タタタッ
To:妹
From:チャラ男
兄はこれより戻ります。お邪魔しますが申し訳ありません。
チャラ男「これでwwOKww」ピロリン
チャラ男「早すぎるwwどしたwアイス買っちゃったぞww」タタッ
To:チャラ男
From:妹
アイス楽しみにしてるね(^_^)/
チャラ男「任されたww溶けない内にww出発ww」ギコギコ
チャラ男「とうwwちゃくww」キキッ
チャラ男「(しかし、勢い余って早く帰ったけど、俺邪魔者ね?)」
チャラ男「まw引きこもればいいかw」
チャラ男「ただいま~w」ガチャ
妹「おかえり~」
「こ、こんにちは」
チャラ男「あれww友達? ww彼氏さんは? ww」
妹「この子が彼氏だよ」
チャラ男「…兄さんは、妹がそちらの道に進んでいるとは知りませんでした」
妹「久々の素だね。大丈夫、ちょっと女装して遊んでただけだから」
チャラ男「それはそれで問題です。妹」
>>45の訂正
×チャラ男「(しかし、勢い余って早く帰ったけど、俺邪魔者ね?)」
○チャラ男「(しかし、勢い余って早く帰ったけど、俺邪魔じゃね?)」
男の娘「始めまして……、男の娘といいます……」
チャラ男「単刀直入に伺います。そちらの気があるのですか?」
男の娘「ありません!」
妹「ノリノリだったけどね」ニッコリ
男の娘「妹さん!」
チャラ男「恋愛は自由と言え、兄さんはしばらく戸惑いを隠せません」
妹「兄ちゃんの素が久々に見れて、妹は感動しております」
男の娘「(なんなんだろう、この兄妹)」
チャラ男「しかし、義務は果たすべきでしょう。アイスです」ガサッ
妹「わ~い、じゃあ皆で食べよ」
チャラ男「はい」
男の娘「う、うん」
とりあえずここまで。登場人物がカオス
>>42
もちつけ
乙!
ガムとチョコ一緒に食うとガムが無くなるんやでww
騙されたと思って試してみてねーん
お客さんにハーゲンダッツを買う心底気のつく男
そのままで充分なのにねぇ
この兄モテないとおかしいよな(錯乱)
彼女がいない(モテないとは言っていない)
妹「兄ちゃん」
チャラ男「どうしましたか」
妹「これは頼んだっけ?」ガサッ
男の娘「女性向け雑誌ですか」
チャラ男「それは自分のです」
男の娘「(そっちの人!?)」
妹「こんなの読んでも女心は掴めないよ?」
チャラ男「ではどうすればいいのでしょう」
男の娘「え~と、お兄さんは恋人を作りたいのですか?」
チャラ男「当たり前です」
妹「ハーケンタッツと、カリカリ君かぁ」
チャラ男「カリカリ君は自分のです」
妹「小倉トースト味…。これって暖かいからおいしい味なんじゃないかな」
チャラ男「珍味ハンターとしては、見逃せない新味でした」
男の娘「(お兄さんがよくわからない)」
妹「じゃー、私はイチゴ味。男の娘君はバニラでいい?」
男「大丈夫だよ」
チャラ男「じゃあ、食べましょう」ガサガサ
妹「うん、おいしい!」パクパク
男の娘「おいしいね」
チャラ男「うわwwひでぇ味だww」
男の娘「(玄関で会った時みたいに、チャラくなった)」
妹「も~、もう元に戻ったの?」
チャラ男「これはww名古屋の人にwww謝るべきww」
妹「いつもそう言われて、気になって食べて後悔するんだよね」
チャラ男「食べるなw食べるなw」
妹「というわけでも~らい」シャク
妹「うええ、お水お水」バタバタバタ
チャラ男「だからww言ったやんww」
男の娘「すごくひどい味なんですか…」
チャラ男「食べないほうがwwいいよww」
男の娘「ごめんなさい。いりません」
チャラ男「だろうねwwそんでさwwいつから付き合ってるのww」
男の娘「一か月ぐらいです」
チャラ男「そかそかwwwふ~んwwあぁw言っとくとね」
チャラ男「――訳もなく妹泣かしたら、絞る」
男の娘「……!!」ゾクゥ
とりあえずここまでなり。
おつなり
乙
訳もなくってあたり、彼氏にも理解のある兄ちゃんやな
チャラ男「でもまww楽しんでww妹はいい奴だからww」
男の娘「あ、はい…」
男の娘「(すごく、まじめな人なんだな)」
妹「あ~、まずかった~」
チャラ男「だからww食べるなってwwゆうたやんww」シャクシャク
妹「うええ、よく食べられるよ」
チャラ男「うんwwまずいww」
妹「うぅ、イチゴ味で口直ししよ」
男の娘「ボクの食べる?」
妹「あ、ありがと」パクッ
チャラ男「(これが、リア充というやつなんだな。羨ましい)」シャリシャリ
チャラ男「うんww食った食ったwwまずかったww」
妹「私の一口いる?」
チャラ男「うんにゃwwいいやwwじゃあ部屋いるわ~ww」ガチャ
妹「は~い」パク
男の娘「……、変わったお兄さんだね」パク
妹「ん~、まぁ、そう見えるよねぇ」
男の娘「いつもああしてるの?」
妹「今はモテるために、あんな態度してるだけだよ」
男の娘「…モテたいんだ」
チャラ男「妹が羨ましいww俺もモテたいぞwwそして彼女を作るんだww」
チャラ男「(そうだ。買った雑誌読まないと、これで女心を掴まないと)」
チャラ男「なんだこれww見たこともないwwカタカナ文字オンパレードww」
チャラ男「(なんだろう、俺が読んでる本は本当に日本語で書かれているのか?)」
チャラ男「ていうかwwこれどの年齢層向けww」
チャラ男「(わりかし、俺ぐらいのやつら向けだと思うが、こんなえぐい話のってんのか。こういうの読むのに、なんで男の軽いエロ話でギャーギャーいうのか)」
チャラ男「女ってwwwわかんねwww」
チャラ男「……」スピー
妹「兄ちゃんご飯出来たよー」
チャラ男「……」スカー
妹「やっぱり寝てたか」
チャラ男「………」スピカー
妹「(…やっぱりそのままの方が良いと思うんだけどな。カッコいい訳じゃないけど、変に作るよりマシだと思う)」
妹「まぁ、眠っているほうが悪い。ということで」スチャ
妹「……」コショコショコショコショ
チャラ男「わう!」
妹「起きたね。ご飯だよ」
チャラ男「耳かきのふわふわで、耳をこすらないでください」
とりあえずここまで。
乙カリー
>>68
好きだが食えぬものだな
チャラ男「うまいwwうまいww」ガツガツ
男の娘「美味しいです」モクモク
妹「妹の手作りですから」
チャラ男「男の娘もwwどんどん食えww」ガツガツ
男の娘「あ、はい」
妹「(食いっぷりは、兄ちゃんが勝ちね)」
妹「それは、これをかけると美味しいよ」
男の娘「うん、ありがとう」
チャラ男「(こう見てると、彼氏というか、仲良い女友達みたいだな)」
チャラ男「ところでさwww」
男の娘「はい」
チャラ男「いつまでww女装してんの? ww」
男の娘「妹さんが満足するまでです…」
妹「しないけどね☆」
男の娘「そ、そんなぁ」
チャラ男「つまりあれかww罰ゲーム的なやつかww」
妹「罰ゲームといえば罰ゲームかもね?」チラッ
男の娘「うぅ……」モジモジ
チャラ男「(可愛らしい仕草だけど、中身女じゃなきゃ興味ないからな)」
チャラ男「んでww何に負けたのww」
妹「言っていい?」
男の娘「だ、ダメだよ!」バタバタ
チャラ男「すげぇww気になるww」
妹「残念ながら、当人の許可が出ておりませんので~」
チャラ男「くっそwwくっそww」
男の娘「(悔しがってるんだよね?)」
チャラ男「うしwwごっそさんww」ガタ、カチャカチャ
妹「あれ? もういいの?」
チャラ男「カリカリ君のせいでww腹具合わりぃww」
妹「あんなの買うから…」
男の娘「(ちょっともらえばよかった)」
チャラ男「じゃあwwごゆっくりww」
男の娘「あ、はい」
チャラ男「さてww風呂はいる前にww日課をこなさねえとww」
チャラ男「まずはww身体伸ばしてとww」
チャラ男「(まずは腹筋100回)」フンッフンッ
チャラ男「(腕立て伏せ200回)」グッグッ
チャラ男「(スクワット50回)」グンッグンッ
チャラ男「(シャドーボクシング、3分5セット)」シュシュシュッ
チャラ男「うっしww疲れたww」ハァハァ
チャラ男「(たるんだ体はモテないからな。頑張ろう)」
ここまで
不純なストイックもええやん?
____ r っ ________ _ __
| .__ | __| |__ |____ ,____| ,! / | l´ く`ヽ ___| ̄|__ r‐―― ̄└‐――┐
| | | | | __ __ | r┐ ___| |___ r┐ / / | | /\ ヽ冫L_ _ | | ┌─────┐ |
| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
| | / /\ \. | |└------┘| | | | | |__| | / / / /\ `- 、_ 丿 \| | ̄ ̄
 ̄ ̄ く_/ \ `フ |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | | |____丿く / <´ / `- 、_// ノ\ `ー―--┐
`´ `‐' ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`‐'  ̄ ` `´ `ー' `ー───-′
めっちゃwwww努力してるwwwwww
全然チャラくねぇwwwwww
乙wwww
チャラ男「(あとちょっとで夏休みなってしまうで)」
「ようチャラ男。女見つかったか?」
チャラ男「この顔ww見ればわかるだろww」
「いねぇかwwそりゃww残念」
チャラ男「お前ww死ねよww」
「マジで言うなら、夏休みに女漁りできると思えばいいじゃん」
チャラ男「俺wwお前らと違ってもてねぇんだよww」
「それは頑張れとしか、言えねぇよww」
チャラ男「くっそwくっそw余裕ぶりやがってww」
「(普通にしてた方が、モテる奴だしなこいつ)」
チャラ男「(モテるために、図書室きて本を探してるが)」
チャラ男「やっぱwwねぇかww」
図書委員「普通に考えて、モテるための教本なんて図書室にはありません」
チャラ男「あw図書委員さんwチッスチッスww」
図書委員「呼び捨てじゃないんだ」
チャラ男「嫌がってたじゃんww」
図書委員「(てっきり、不良モードだけだとね)」
チャラ男「そうだww閃いたww」
図書委員「(何をだろう)」
チャラ男「図書委員さんはwwどんな奴好きなのww」
図書委員「」
チャラ男「あれww変なこと言った? ww」
図書委員「ナンパするとは思わないから」
チャラ男「いやww女子とあんま話さないからww良い機会だから聞いたww」
図書委員「あぁ、そういう」
チャラ男「でwどんなやつw」
図書委員「騒がしくせず、チャラチャラしてなければ」
チャラ男「つまりww」ガサガサ、パクッ
チャラ男「…………こう?」モグモグ
図書委員「不良もね…」
チャラ男「………難しい」プクー
チャラ男「………嫌い?」モグモグ
図書委員「え?」
チャラ男「………俺」プクー
図書委員「思ったよりは嫌いじゃない」
チャラ男「………?」モグモグ
図書委員「とにかく、私は参考にはならない」
チャラ男「………そうか」プクー
図書委員「それと、彼氏持ちだから」
チャラ男「………羨ましい」モグモグ
図書委員「私は、君がある意味羨ましい」
チャラ男「………?」プクー
図書委員「そろそろ昼休み終わる」
チャラ男「………戻る」スタスタ
図書委員「…………アレも、素じゃないのかな」
とりあえずここまで
図書委員さんは彼氏持ち・・・・だと
俺は静かに失恋していたのか…
図書委員ちゃん…
チャラ男「……………モテたい」プクー
チャラ男「(そして彼女作って、リア充エンジョイしたい)」パンッ
チャラ男「…………難しい」モグモグ
チャラ男「(しかし、図書委員彼氏持ちか)」プクー
チャラ男「(大人しい奴のが、やることやってるつうから、不思議じゃねぇのかな? …、あ、良い女)」モグモグ
チャラ男「……………付き合え」プクー
「ゴメンナサイ、ゴメンナサイ視界から消えます!」タタタタッ
チャラ男「…………なんで?」モグモグ
チャラ男「………」プクー
チャラ男「(いろいろ自信なくしたぞ)」モグモグ
チャラ男「………ん」
チャラ男「(図書委員……だな。野郎と一緒…、てことは彼氏か)」プクー
チャラ男「(つか、あいつらいるとこ、ラブホ前じゃねぇか)」モグモグ
チャラ男「………お盛ん」プクー
チャラ男「(同級生が見てるとか、気付いたら互いに面倒か)」モグモグ
チャラ男「………別だな」スタスタ
「どうしたよ図書委員」
図書委員「…、誰か居た気がした」
チャラ男「……………」
妹「(ガム食べてないのに無言。何かあったね)」
チャラ男「……………」
妹「何かあった?」
チャラ男「何もないです」
妹「(こりゃ聞き出すの大変かな?)」
チャラ男「妹は」
妹「何?」
チャラ男「男の娘とラブホには行ったのですか?」
妹「」
チャラ男「…………」
妹「いやいや、彼氏だけどまだそこまでじゃないから!」
チャラ男「なるほど、行くとするならそこまで関係と」
妹「誰か言ったって聞いたの?」
チャラ男「いえ」
妹「(聞くって事は、そういうことが絡む………え?)」
妹「兄ちゃん、最低だね」
チャラ男「何故でしょうか」
妹「モテないからな、そういう人にお金払って行ったんでしょ?」
チャラ男「そんなお金はありません」
妹「違うのか。それはそれで残念」
チャラ男「…………」
妹「それで、何があったの?」
チャラ男「気にならせて悪いですが、相手の名誉に関わります。言えません」
妹「ふ~ん」
妹「(彼女候補が誰かとラブホに入ったの見たとか。ぐらいしか聞いた感じ想像できないや)」
ここまで。
知り合いクラスでも、それを想定できるところを目撃とか固まるよね
パンパンパン(^p^)
乙
義理堅くてかっけーなチャラ男
チャラ男「(家に帰ってから、衝撃光景だったと気づいた自分が居る)」プクー
チャラ男「………しかし」モグモグ
チャラ男「(ラブホもスマートに手続き済ませたら、カッコいいかな?)」パン
チャラ男「………ないか」モグモグ
チャラ男「(遊び慣れてるのは、残念な奴しか喜ばないよな)」プクー
チャラ男「………食うか」ガサガサ、ペッ
チャラ男「やべぇww好物の唐揚げだww妹気が利くww」モグモグ
チャラ男「旨いww旨いww」モグモグ
チャラ男「(木陰で涼みながら食う、昼休みの飯は最高だな)」
チャラ男「つうかww唐揚げと日の丸なご飯だけww豪快ww」
図書委員「どこでも元気そうだね」
チャラ男「」
チャラ男「図書委員さんwwどしたよww」ドキドキ
図書委員「別に?」
チャラ男「ならww良いけどさwww食う? 唐揚げww」
図書委員「重箱に唐揚げとご飯しか見えない」
チャラ男「多分ww手抜きww」
図書委員「…美味しい」モクモク
チャラ男「だろ、だろ」エガオ
図書委員「(チャラくない笑い方になった)」
チャラ男「妹は、料理うまいんだぜ、マジでマジで」エガオ
図書委員「仲良いの、妹さんと」
チャラ男「普通普通、たまにゲームするぐらい」エガオ
図書委員「多分、それは仲良いよ」
チャラ男「マジか。皆ゲームぐらい、するだろ」エガオ
図書委員「(可愛がってますオーラが全開)」
チャラ男「苦しいww苦しいww」
図書委員「全部食べる量?」
チャラ男「残したらww心配しそうだしww」
図書委員「ふ~ん」
チャラ男「あ、そうだ」ポチポチ
To:妹
From:チャラ男
美味しかったです。やはり妹は料理が上手です。ですが、量は半分で大丈夫でした。
チャラ男「これでwwOK」
図書委員「何が?」
チャラ男「妹にww感想メールwwあw返信早ww」
To:チャラ男
From:妹
だと思ったよ(・∀・)
チャラ男「くっそw確信犯wくっそ」
図書委員「(マメ。普通にしてた方がモテる)」
ここまで
チャラ男は何をこじらせたのか…
童貞やろなぁ
乙でございます
他の書いてないですさっさとかけや!
待ってんやぞ!
チャラ男「(あの後普通に分かれて、放課後になった)」
チャラ男「明日はww休みwwどうすっかなww」
チャラ男「(最近ナンパもうまくいってない。いったことは一度もないけど)」
チャラ男「しゃあねぇww少し遠回りに帰るべww」
チャラ男「(どうやったら、ナンパ成功すっかな~)」スタスタ
チャラ男「うん? wwこんなとこに公園がww」
チャラ男「(小さい、なんとなく通るか)」テクテク
チャラ男「砂場とwwブランコしかないww」
チャラ男「(この公園で遊ぶ子供居るのかな)」
チャラ男「(口元寂しいな。ガムでも食うか)」ガサガサ、モグモグ
チャラ男「………」プクー
チャラ男「(正直、この方が落ち着く)」モグモグ
「おっと、チャラ男。久し振り」
チャラ男「………?」クル
先輩「まさか、この先輩様を、忘れたとかは言わないね?」
チャラ男「………お久しぶりです」モグモグ
チャラ男「(中学の先輩。気っぷがいい姉御肌。後、手が早い、物理的な意味で)」モグモグ
先輩「ふ~ん、リーゼント止めて、金髪にしてんだ」
チャラ男「………えぇ」プクー
先輩「前のが似合ってたね」
チャラ男「………そうですか」モグモグ
チャラ男「(セットが大変だし、女子に怖がられるから止めたんだけどなぁ)」
先輩「つか、なんであんたここにいんの?」
チャラ男「………気まぐれ」モグモグ
先輩「そ。どうせ明日休みっしょ。あたしにつき合え」グイグイ
チャラ男「………どこへ」ズルズル
先輩「酒飲む?」ガサゴソ
チャラ男「………いえ」モグモグ
先輩「あのバカ共の酒残って邪魔なんだよ。まあいいか、今度の集まりはこれですませば」
チャラ男「………先輩は?」パンッ
先輩「ケンカ弱くなるから、のまねぇよ。ほら、ジュース」コト
チャラ男「………どうも」モグモグ
先輩「んで、きっちり鍛えてんの、まだ」
チャラ男「………はい」
チャラ男「(モテるために鍛えてます)」
とりあえずここまで
こんなにバンバンキャラを出していいのかね?
乙
むしろ
妹・男の娘
図書委員・彼
が出来ちまってるからチャラ男孤立状態じゃね?
>>110
まぁね。そもそも誰かにくっつけるのだろうか?
先輩「ケンカとかは? 話聞かねぇけど」
チャラ男「………特には」モグモグ
先輩「良かったじゃん。前よりのんびり出来てさ」
チャラ男「………はい」プクー
チャラ男「(むしろ先輩と絡まれてる時に、巻き込まれてケンカになっただけ。とは言えない)」パンッ
先輩「こっちは、あんま変わんないかな。名前知れてるから、絡む奴は絡む」
チャラ男「………大丈夫ですか?」モグモグ
先輩「はは、心配してくれんのは、チャラ男だけだね」
先輩「そっかそっか。変わってなくて良かったわ。うん」
チャラ男「………先輩」プクー
先輩「なに?」
チャラ男「………何か変」
先輩「あんたに言われちゃ、あたしも終わりだね」
チャラ男「………」ジッ
先輩「………誰にも言うなよ?」
チャラ男「…うっす」
先輩「レディース、辞めようかなと思ってさ」
チャラ男「……なぜ?」
先輩「いろいろあっけど、やっぱりこれから将来どうすっかってのが、あっからな」
先輩「別に三年ぐらいでもいいかもしんねぇけど、好き勝手やってて、勉強出来ねぇし、決めるなら今かなとか、考えてたのさ」
チャラ男「………なるほど」モグモグ
先輩「今日、メンバーと集まれたら、話そうかなとか思ったら、皆都合悪ぃし。そしたらアンタ居たからさ。グチ、聞いてもらおうかと思って、誘った」
チャラ男「………どうぞ」プクー
先輩「ほんと、アンタは変わんないね。羨ましいよマジで」
チャラ男「(先輩、今の俺の学校生活聞いたら、倒れるんじゃないか?)」
先輩「あ~、なんだ。2代目ってやつ? そんなのが居れば良かったんだろうけどさ。あたしを慕ってくれてる奴しかいねぇから、そのままバラバラんなる」
チャラ男「………暴れる」モグモグ
先輩「そ。どうしたって血の気の多いバカしかいねぇ。火種作って大火事、なんて大げさじゃねぇし」
チャラ男「…………」プクー、パン
先輩「頭痛ぇよ。これも好き勝手やったせいなんだろうけどさ」
チャラ男「………先輩は」
先輩「あん?」
チャラ男「………好き勝手してない」モグモグ
先輩「………かもね」
先輩「……飯食ってけよ。ありあわせだけどよ」スック
チャラ男「………うっす」
チャラ男「(妹に連絡しとくか。先輩ほっとけないし)」
To:妹
From:チャラ男
本日兄はご飯をよそで食べます。もしかしたら泊まりかも知れません。申し訳ありません。
チャラ男「(先輩だってのは、不良で嫌がってたから言えないしな)」
先輩「ほら、食いな」カチャカチャ
チャラ男「……」ガサガサ、プッ、ポイ
チャラ男「いただきますww」
先輩「」
チャラ男「あ」
ここまで
いつもやってるとウッカリすることあるよね
面白くなってキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
期待
>>118
期待、ダメ、絶対。
先輩「あははははは! モテるために今そんな感じにしてんだ! ははははは!」
チャラ男「笑いすぎです」
先輩「いやいや。これが笑わない方がおかしいって、くくくくっ」
チャラ男「先輩が嫌いになりそうです」
先輩「ひーひー、あー、悪い悪い。まさかそんなバカなことしてるとか…」
チャラ男「帰っていいですか」
先輩「いーや、ダメだね。こんなイジりがいあること、逃がせるかっての」
チャラ男「(誰か助けてくれ)」
先輩「まー、モテるためにリーゼントとガム食ってたのは知ってたけどね」
チャラ男「それでモテなかったので、現在は明るくしています」
先輩「明るいの意味が、違うんじゃないか、くく」
チャラ男「違いますか。どうすればモテるのでしょう」
先輩「(多分、まともにしてることじゃないか)」
チャラ男「あ、少しお待ちください」~♪
To:チャラ男
From:妹
折角ご飯作ったのに (´・ω・`)
チャラ男「(悪いことをしてしまった)」
To:妹
From:チャラ男
申し訳ございません。お土産買って帰ります。
先輩「妹さん? ほんと仲いいね~」
チャラ男「普通です」
先輩「結構、男兄弟とは仲悪いって聞くぜ? まー、うちのメンバーの話だから何とも言えないのは事実だけどな」
チャラ男「そういえば、皆さん元気なんですか?」
先輩「元気元気。それしか取り得ないっつーのもある」
チャラ男「なるほど」
先輩「おっと、ちょい待ち。こっちもメール……」ニヤ
チャラ男「(なんかすごーく、悪い笑顔が見えますよ)」
先輩「うん、メンバーが悪いってメールだったわ」
チャラ男「なるほど。そういえば、あの子はどうしてるんです?」
先輩「あ~、あいつか。多分」
後輩「チャラ男さ~ん!」ガチャバタン!
先輩「くる…、来ちまったね」
チャラ男「」
先輩「チャラ男いるよって言ったら、来るだろうなと思ったけど、早いねぇ」
後輩「思ったより早く手が空いたんで、向かってましたから!」
チャラ男「……」パク、モグモグ
先輩「(あ、モードチェンジした)」
チャラ男「………久しぶり」プクー
後輩「チャラ男さんひどいですよー、ここんとこ連絡もくれないし!」
チャラ男「………いろいろあった」
後輩「何があったんですかー?」
チャラ男「………秘密」
後輩「話してくれないと、くすぐりますよー!」
先輩「(ほんと、チャラ男大好きだな後輩)」
とりあえずここまで。
先輩でたら後輩もいるかなーと思ったら、なんか出てた。
先輩と後輩と3pで良いじゃん(良いじゃん)
チャラ男に光明が!?
先輩「(チャラ男…、タフだ。ケンカ強ぇ訳じゃねぇが、この一言に尽きる)」
後輩「それでこんなことあったんですよ。ヒドいですよね!」
チャラ男「………そうだな」モグモグ
先輩「(いくら殴り倒されても、当たり前のように立ち上がる。それこそ相手がビビるまで、何度でも)」
後輩「あとはアレなんですよ。友達の彼氏がこんなことしてー」
チャラ男「………大丈夫か?」
後輩「話はついてます~」
先輩「(おかげで何度か助けてもらった。ただ、妹さんには嫌われたけどな)」
先輩「そんで後輩、お前どうすんのよ」
後輩「何がですか~?」キョトン
先輩「お前、来年高校だろ。ウチらんとこ来るのか?」
後輩「それは~。その~。まだ決めてないって言うか~」
先輩「そうかい。なら、言っとく。お前来る時にはウチチームないかもしれねぇ」
後輩「え!? な、何でですか!?」
先輩「あたしがレディース辞めるつもりだからよ」
後輩「何でですか、聞いてないですよ!」
チャラ男「………後輩」モグモグ
後輩「え、あ、なんですか」
チャラ男「………最後まで聞け」プクー
後輩「は、はい」
先輩「あたしは頭よくねぇし、いろいろサボったから今から頑張らなきゃなんねぇ」
後輩「………」
先輩「知っての通り、ウチのチームはあたしを慕ってるバカ共で成り立ってる。だから、辞めるってなりゃ、あ~、なんだ。自然崩壊つぅやつになるのは、目に見えてる」
後輩「……そうですね」
先輩「となるとよ、この地域じゃバカでも入れるとこだぜ、ウチは。あたしらは居っけどさ、チームじゃねぇだろし、それで着てもらうのはアレだ」
後輩「………」
先輩「新しくチーム作るってなら、応援すっけど、それは何もウチじゃなくていい」
後輩「………」
先輩「なら、チャラ男のとこ行けばいいんじゃねって話よ」
チャラ男「」パンッ
後輩「で、でもそれ皆さんに話してますか?」
先輩「今日話すつもりだった。が、皆都合悪くてこの通りよ」
後輩「じゃあなんでチャラ男さんいるんですか? あ、もしかしてチャラ男さんがチーム作るんですか?」
先輩「ちげぇよ。チャラ男はマジでたまたま会っただけ。それに言ったろ、チャラ男は元々そう言うんじゃなくて、たまたま手助けしてくれてただけだっての」
先輩「元々どうすっか悩んでたんだろ? なら、ウチに無理してくることはねっつぅことさ」
後輩「でも…」
先輩「さて、話しすぎたらのど乾いた。コンビニいってくら、2人は留守番よろしく」
後輩「使いパシリなら私が行きますよ」
チャラ男「………後輩」モグモグ
後輩「は、はい」
チャラ男「………そんな気分もある」プクー
後輩「………」
先輩「じゃあ、行ってくるわ~」パタン
後輩「………先輩」
チャラ男「(さて、後輩励まさないとな…)」モグモグ
ここまで
当初の予定とはまったく違う展開に>>1もどうなるかわかんない
乙、誰もが予想していない方向に向かっていてるな笑
でも悪い方向ではないと思うからこのまま思うがままに話進めてくのも悪くないかもね
イチャラブセックスはよ!!!
パンツ脱いだ
>>134
感覚的な話だけど、チャラ男が勝手に動いてる感じ。
自分が書いてるけど、何にも考えてないから自動筆記を読んでるというか。
この方がホントにキャラが生きてる感じがするから、考えてたネタとかは分投げてる
故にどうなるかわからん
>>135
どうなるかわからんからなんとも
>>136
風邪引くよ?
後輩「………チャラ男さんは、今の話…」
チャラ男「………さっきな」モグモグ
後輩「そうですか……」
チャラ男「(今の高校入って、わりと関わりなくなったけど。世話んなったしな。知らん顔は男が廃るし、モテない)」
後輩「私、どうしたら…」
チャラ男「………何を迷ってた?」プクー
後輩「え?」
チャラ男「………先輩んとこ以外で」モグモグ
後輩「それは、その…」
チャラ男「………」プクー
後輩「チャラ男さんのとこも、良いかなって…」カァー
チャラ男「」パンッ
後輩「チャラ男さんといるのも、それはそれで楽しそうかなって。でも先輩達の義理もあるから、どうしようかなって」
チャラ男「………そうか」モグモグ
チャラ男「(俺より先輩達と居た方が楽しいと思うけどな)」
後輩「あ、でも、チャラ男さんも私達といなくなったから、静かに過ごしてるとこに、私なんかがいったら、アレですかね」
チャラ男「………気にはしない」モグモグ
後輩「……チャラ男さんはそうですよね…」
チャラ男「?」プクー
後輩「(きっと、妹ちゃんは。許してくれない)」
チャラ男「(また空気が重くなった。変なこといったか?)」モグモグ
チャラ男「………チームのことなら、こっちでも」プクー
後輩「それはダメなんです」
チャラ男「………なぜだ?」モグモグ
後輩「………ごめんなさい、言えません」
チャラ男「………そうか」ガサガサ、プッ、ガサガサ、モグモグ
チャラ男「(う~ん。一緒に遊びたいみたいだけど、俺と居ちゃダメみたいな感じに聞こえる)」
後輩「(チャラ男さん、勘がいいから迂闊なことは言えない…)」
先輩「ただいまっと。んだよ、お前らマジに考え過ぎ」
後輩「はは、そ、そうですかね~」
チャラ男「(先輩、空元気だな)」
先輩「それに、この話もメインメンバーとあたしでカタつけるべきでさ。だから2人は気にすんな」
後輩「………はい」
先輩「ま、後輩は進学絡むからよ。伝えときたかったから、ちょうど良かった」
後輩「…そうですね」
チャラ男「………話は聞きます」
先輩「そうかい………。ありがとよ」
ここまで
これからどないなるんやろか
この閉塞した空気を打ち破るのに必要なものは
セックス!!!!!
乙です
チャラ男「………」プクー
妹「(兄ちゃん。帰ってきてから、前みたいな調子に戻ってる)」
チャラ男「………う~ん」モグモグ
妹「兄ちゃん?」
チャラ男「………どうした?」
妹「まさか、あの人達に会ってた?」
チャラ男「………いいや」プクー
妹「ホントね?」
チャラ男「………あぁ」モグモグ
妹「また、傷だらけで帰ってくるとか、やだよ」
チャラ男「………もし」
妹「うん」
チャラ男「…会ってたとしても、そういうのはない」プクー
妹「信じるよ」
チャラ男「………おう」
チャラ男「(気分転換に、ナンパに街きたけど)」
チャラ男「カップルばっかwwリア充羨ましww」
チャラ男「(いつになったら彼女できっかなぁ。まずナンパ成功させねぇとなぁ)」
チャラ男「おw良さげな後ろ姿の女発見ww」
チャラ男「(第一印象が大事だからな、俺)」
チャラ男「お嬢さんw俺と遊ばないww」
「あら~、私と遊んでくれるのかしらん」
チャラ男「間違えました。申し訳ございません」ピュー
「あら、待って~ん」
チャラ男「(残念ながら、男はダメだ。うん)」
チャラ男「ひどい目にwwあったww」
チャラ男「(後ろ姿だけでいくのは、危ないな)」
チャラ男「しかしwここどこだw」
チャラ男「(裏路地に迷い込んだな。こんなところ通らないから、ちょっとした迷子だぞ)」
チャラ男「まwいっかw」
チャラ男「(そのうち、歩いてればどっかには出るだろ)」
「あ、こんにちは」
チャラ男「うん?」
男の娘「どうしたんですか、こんなところで」
チャラ男「迷ったww」
男の娘「え」
男の娘「どうぞ、麦茶です」
チャラ男「あんがとww助かるww」ゴクゴク
男の娘「ナンパしたのが男の人で、逃げてきたんですか?」
チャラ男「ナンパアイをもってしてww見抜けなかったww」
男の娘「ははは」
チャラ男「でもw男の娘の家がwこんなとこにあるなんてなww」
男の娘「はい、見ての通りこんなお店です」
チャラ男「懐かしい玩具wいっぱいw見たこと無いのもあるけどww」
男の娘「海外のボードゲームとかですね」ガララ
「男の娘ちゃ~ん。お父さんナンパされちゃ…あらぁ」
チャラ男「お父さん………?」
男の娘「はい、父です」
ここまで
なお、帰省準備やらなんやらで、しばらく更新できるか不明です
男の娘「お父さんにナンパしたとは思いませんでした」
チャラ男「惹かれる後姿をしていたものですから」
男の娘父「そうねぇ~、よくそういわれるんだけどねぇ~」
男の娘「お父さん、厚化粧ですから」
チャラ男「(そうじゃない)」
男の娘父「やっぱり男の娘ちゃんは優しいわぁ」
チャラ男「(しかし、親父さんってことは、将来男の娘もこうなる可能性があるって訳か)」ゴクゴク
男の娘「あ、麦茶注ぎますか?」
チャラ男「お願いします」
チャラ男「そんな訳で男の娘君とあった訳ですが」
妹「あはは、あそこの家族皆濃いよねぇ」
チャラ男「まだお父さんしかあってませんよ」
妹「それは残念。お母さんはお母さんで濃いのに」
チャラ男「(もはや想像がつかない一家…)」
妹「キャラが濃いだけで、人としては善良だから安心してね」
チャラ男「そこは心配はしていません」
妹「ふ~ん、そっか」
チャラ男「(妹が判断した人間なら問題ない)」
妹「それでナンパ成功しなかったんだ」
チャラ男「どうすれば成功するのでしょう」
妹「普通に学校生活したら、ナンパしなくても彼女ぐらい出来るよ」
チャラ男「普通にしてて出来なかった末の決断です」
妹「それを何度か間違ってるといった記憶もあるかな~って」
チャラ男「彼女が出来れば信じられるのですがね」
妹「はぁ~………」
チャラ男「(心底あきれられてしまった)」
妹「(兄ちゃんなんであんなに彼女欲しいんだろうな)」ポチポチ
妹「(多分中学校ぐらいだよねぇ。最初は思春期の何かだと思ってたけど。ん~)」
妹「(………本当に欲しいのかな~とか、思ったりして)」
妹「(それ以前に、興味あった素振りもなかったしさ)」
妹「(それさえわかれば、今の奇行を止められるのにな~)」
妹「(今の何が悪いって言えば、難しいんだけど)」
妹「(まぁいいか。もちっと探ってみよ)」
ここまで
カオスな男の娘一家
乙りんこ
>>162
ありんこ
妹「兄ちゃんいる?」ガチャ
チャラ男「おうwwどうしたよww」フンッフンッ
妹「あ、腹筋中か」
チャラ男「いつもの日課ww気にすんなww」フンッフンッ
妹「じゃ、まぁ甘えるとして、ベッド借りるね」
チャラ男「それでwwなによw」
妹「なんで彼女欲しいのさ」
チャラ男「あれwwいったやんww出来たら楽しいんやろww」
妹「誰に聞いたのさそんなこと」
チャラ男「う~ん…、忘れたww」
妹「(ウソくさいんだよなぁ)」
チャラ男「彼女ww欲しいのwそんな変? ww」
妹「そのキャラ作りが無ければね~。そいや、中学校頃だよねそうなったの」
チャラ男「あんまw覚えてねww」
妹「(大体中2ぐらい。そいや、男の娘と付き合ったのもそのぐらいだったっけ)」
チャラ男「……」フンッフンッ
妹「(そんで、彼氏出来た報告して………、あれ、その後からだっけ、こうなったの)」
チャラ男「(次はシャドーだな。上脱いでと)」シュシュシュ
妹「(もしや!)」
妹「に、兄ちゃんさ…」
チャラ男「どしたのwそんな改まっちゃってww」シュシュッシュシュッ
妹「もしかしてなんだけどさ」
チャラ男「うんwうんw」シュボボボ
妹「近親相姦物とか好きなの?」
チャラ男「………」ピタ
妹「(え、ビンゴですか!?)」
チャラ男「妹」
妹「は、はいぃ!」
チャラ男「そこに正座しなさい」
妹「え、え?」キョトン
チャラ男「早く」
妹「な、なんで?」キョドキョド
チャラ男「兄はそんな娘に育てた覚えはありません。説教します」
妹「(違うビンゴだったぁ!)」
妹「ひ、ひどい目にあった」
妹「(でも、そんな訳ないか。なんか早とちりしちゃったよ)」
妹「(可能性としては、あたし彼氏出来たの見て、楽しそうとか思ったとかかな?)」ピロリン
妹「ん、なんだろ」
To:妹
From:チャラ男
先ほどは、妹の話をちゃんと聞かず、説教して申し訳ありません。
こんな兄を許してください。
妹「……気にしなくてもいいのにねっと」ポチポチ
To:チャラ男
From:妹
気にしてないけど、明日お菓子お願い
(・∀・)
妹「うしし」
ここまで
上半身裸で妹を説教する兄
未成年の飲酒は法律で禁止されています
>>173
未成年は飲んじゃあかんね。
妹「はぁ~…」
「どうしたの。溜息なんてらしくないじゃん」
妹「ん~、ほら進路的なやつ?」
「どこの学校かってこと?」
妹「そんなとこかな~」
「いいよね~、妹は頭いいからどこに行けるかで悩めるでしょ~」
妹「この付近ならね」
「それで十分じゃんか~」
妹「はは、そうだね」
後輩「………」
後輩「(こういう時、妹ちゃんと同じクラスなのを恨んじゃうよ)」
後輩「(ご飯も食べ終わっちゃったから、どこか行こう)」
後輩「(屋上はチームの皆がいるから…、中庭にでも行こうかな)」
後輩「(……、もしあのことがなかったら、今でも私は妹ちゃんと仲良くしてたのかな?)」
後輩「(それとも結局…、似たようなことが起きちゃってこうなった?」
後輩「(ちゃんと、あの時妹ちゃんの話を聞いていれば、こうならなかったかな…)」
妹『兄ちゃん! 兄ちゃん大丈夫!』
妹『…、後輩、先輩さん。2人がいたから、兄ちゃんは…、兄ちゃんはこんなめに!』
妹『なんで、なんで2人じゃなくて兄ちゃんがこうならなきゃいけないの!』
妹『後輩、あんたはもう親友なんかじゃない!』
妹『兄ちゃんをこんな目に合わせる人なんか、親友じゃない!』
妹『兄ちゃんにまた会おうとしたら、2人とも』
妹『何もしないなんて保障できない……!』
後輩「………」
後輩「……あの後もチャラ男さんが、気を使って会いに来てくれたけど」
後輩「(それも、妹ちゃんがいったこと、守れなかったことになるよね)」
後輩「幸いチャラ男さんに、後遺症とかなかったのが不幸中の幸いだけど…」
後輩「(妹ちゃんが許してくれない限り、チャラ男さんと恋人には、なれない)」
後輩「(でも、それは。私の罪なんだよね)」
後輩「………、進学。どうしようかな。チャラ男さんのとこ、行きたいけど」
後輩「妹ちゃんはまた、許してくれないよね…」
ここまで。
あれ? ただチャラい主人公がナンパしてフラれるだけの話の予定だったのに。どうしてこうなった。
乙
複雑な事情がある話も良くないかい?
後輩ちゃんのスペックはよ
後輩のスペック
140cm/43kg
B:66.5cm W:46.9cm H:67.6cm
妹「待った~?」
男の娘「ううん、今来たところだよ」
妹「……ぷ、ははは」
男の娘「ど、どうしたの急に」
妹「いや~、完全に立場逆だよね。今のやりとり」
男の娘「その手の話はヘコむからやめてよぉ」
妹「ふ~ん。私はそれ以上にヘコまされたけど。もう忘れちゃった?」
男の娘「それは悪かったよ。でも、悪気はなかったんだ」
妹「ほほ~、一年以上弄んで、それですませますか、そうですか」
男の娘「うぅ、今日はどうして欲しいの?」
妹「内緒。とりあえず帰ろ」
男の娘「うん…」
男の娘「(すごくやな予感…)」
妹「そういえば、兄ちゃん男の娘の家に行ったんでしょ?」
チャラ男「うん。お父さん間違ってナンパして、逃げたとこがたまたま家の近くだったみたい」
妹「男の娘の父さん、後ろ姿いいもんねぇ。そのギャップに驚くことになるけど」
男の娘「お父さんがちょっと傷つくよ」
妹「う~ん。でも父さんは化粧がとにかく厚すぎだよ。下地がいいのにもったいない」
男の娘「それ、すごく言葉に困るよ」
妹「そのうち、男の娘も化粧させるからね?」
男の娘「い、あ、しないよ!」
妹「弄んだくせに」
男の娘「うぅ…」
妹「ふふふ」
妹「男の娘はいいよねぇ。肌きめ細かくて、指もスラって伸びてる。体つきもシュッとしててさぁ」
男の娘「一つもうれしくないよ…」
妹「だったら一つぐらい頂戴!」
男の娘「あげられるものじゃないから!」
妹「独り占めはダメ。よこしなさい」サワサワ
男の娘「ひゃ、くすぐったいよ!」
妹「なんで男の子なのか、不思議」
男の娘「そう言われても……、でも」
妹「?」
男の娘「ボクは男でよかったよ。妹さんの恋人になれたから」
妹「………あ、あそこでケーキ食べて帰ろ」グイグイ
男の娘「あ、引っ張らないで!」
妹「(顔赤いよね。着くまでに消えてますように)」
ここまで
これは百合ではないよね?
あ、昨日の酉違うのは気付かない内にスペース入ってたみたいだから気にせず
乙
3pはまだですか
>>187
わかりません
妹「ノリで入っちゃったけど、高そうな店だね」
男の娘「なんなら出ようか?」
妹「う~ん。メニュー見て決めよっか」
男の娘「そうだね。はい、どうぞ」スッ
妹「…、いつものファミレスよりは高いかな」
男の娘「そっか」
妹「払えないわけじゃないし、探すのも面倒だからここにしよ。何食べる?」
男の娘「このショートケーキとか、美味しそうだよ」
妹「いいねいいね。でもこのチーズケーキも捨てがたい」
男の娘「うんうん、おいしそう」
男の娘「おいしいね」
妹「うん」
男の娘「甘いものを食べると、幸せになるって言うよね」
妹「幸せ?」
男の娘「ボクは幸せだけど、妹さんは?」
妹「ちょっとアップルパイにすれば良かったかな~とか、思ってるかな」
男の娘「頼んでもいいよ?」
妹「私はショートケーキと身を共にするからいらない」
男の娘「なんだか大げさだよ?」
妹「女は一度決めたことに背を向けられないのです!」ビシッ
男の娘「う、うん」
男の娘「(それは妹さんがそうなだけだと思う…)」
妹「うん、おいしかった」
男の娘「そうだね」
妹「ここたまに来て良いんじゃないかな。他もおいしそうだよ」
男の娘「そうだね。またこよう」
妹「……!」
男の娘「どうしたの?」
妹「……ううん。なんでもないよ」
男の娘「そ、そう」
男の娘「(見たことない、怖い顔してる)」
妹「ごめん。ちょっと用事できちゃった。先行くね」タタタ
男の娘「あ、妹さ………。行っちゃった。どうしたんだろ?」
先輩「ふあ~、ねみぃ…」
先輩「………うん?」クル
妹「どうも」
先輩「…………ふ~ん。何かようかい」
妹「…兄ちゃんに会いましたよね?」
先輩「…さぁね」
妹「また、何に巻き込むつもりなんですか?」
先輩「戦争(ケンカ)は今してねぇし。巻き込むことなんてない」
妹「信じられませんね」
先輩「信じてもらえるとも、思ってねぇよ」
妹「……」
先輩「……行っていいか? 帰ってねてぇし」
妹「……どうぞ」
先輩「…………あ~、それから」
妹「…はい」
先輩「何遍も言うが、後輩は悪くねぇからな。じゃあな」スタスタ
妹「…………知ってますよそんなこと…」
ここまで
方向性が、見えない!
ええんやで
もっと明るく!
ぱっぱらぱー
乙
先輩「(まさかチャラ男の妹に会うたーね。顔会わせる気なんざなかったのに)」
先輩「(しかしま、あの様子だとこの間会ったのバレたみてぇだな。チャラ男が話すわけねぇから、まったく勘のいい兄妹だな)」
先輩「なんにしてもねみぃや。たく、店長最後に面倒なの押しつけやがって、クソが」
「…口が悪いのは相変わらず」
先輩「ああん?」クルッ
図書委員「………」
先輩「は、今日は妙なヤツ等と会う日だね」
先輩「それで、なんの用よ」
図書委員「あの子、またこの間あなたのところに?」
先輩「あぁ、後輩なら来たぜ。話があったからな」
図書委員「……また何をさせる気?」
先輩「何もさせねぇよ。むしろ、ウチの学校くんなって言ったぐれぇだし?」
図書委員「なんの気まぐれ?」
先輩「まるでなんも考えてねぇみたいに言うな?」
図書委員「………」ピリピリ
先輩「あたしにとっても、あいつは大切な仲間で後輩なんだぜ」
図書委員「口だけなら……」
先輩「言えるってか。は、そうだな、そりゃあお互い様だ」
図書委員「あなたに何が…!」
先輩「やべぇ雰囲気漂ってんの気づいて、あの時野郎といちゃこらしてたんだろ? とっても妹思いな姉なこったな?」
図書委員「………!」パン
先輩「………一回の平手打ちぐれぇなら、受けてやるよ。でもな、次やったら全力で殴る」
図書委員「………」
先輩「心配してることなんて、一つも起きゃしねぇよ」
図書委員「……引き止めてごめんなさい」
先輩「おう」
図書委員「例の人によろしく」
先輩「あぁ、あいつか。悪いが同じ学校じゃねぇよ」
図書委員「え?」
先輩「格好が不良な成りしてただけで、普通のやつだからな」
図書委員「そうなの」
先輩「ま、会ったら言っとく。会えるかはわかんねぇが」
図書委員「えぇ」
先輩「じゃあな。もう会うこともねぇだろ」テクテク
図書委員「…さようなら」
先輩「(は、あんな平手打ちで目が覚めるなんてな。どうすっかね、帰る気分じゃなくなっちまった)」
ここまで
複雑、複雑だねぇ
先輩「(あのことについては、あたしだって整理がついてない)」テクテク
先輩「(全部自分の力でやってきた。そんなのは嘘だったって気づかされちまったからな)」
先輩「(レディース辞めようと思ったのも、今更ながらそれが理由)」
先輩「(……、メンバーには、言えてねぇな。なんか集まりも悪い)」
先輩「(なんだかんだで、皆感づいてるっつーことか)」
先輩「(自然消滅がいい、なんて気楽なことはいいたかねぇしな。作ったチームなら、責任もって最後まで、だろ」
先輩「はは、ちゃんちゃらおかしい」
先輩「(目を背けて逃げようっつーのに、責任、か)」
先輩「お、ここは」
先輩「(この間、チャラ男とあった公園じゃん)」
先輩「ちっと、休んでいくかね」
先輩「(ふ~ん、思ったより整備されてんだなここ。ベンチ綺麗だ)」
先輩「(でも結局、チーム辞めた後どうするっていうんだろうな)」
先輩「(勉強しなきゃいけねぇけど、今更っつーかさ…)」
先輩「(あぁ、ダメだダメだ。こんな弱気なのあたしらしくないよな)」
先輩「(でも、こんな時って。誰に本音言やあいいんだ?)」
チャラ男「……先輩」プクー
先輩「はは……、ほんと一日でいろいろな奴に会う日だな?」
チャラ男「……?」モグモグ
先輩「気にすんなこっちの話…」
チャラ男「…………大丈夫?」プスン
先輩「……、なんでここにいるのわかったんだ?」
チャラ男「……会える気がした」モグモグ
先輩「そうかい」
先輩「(ホント、勘がいいというかなんというか)」
チャラ男「……ジュース、買ってきます」テクテク
先輩「センキュ」
チャラ男「……アップルジュースで?」
先輩「ふ~ん、覚えてるもんだな」
チャラ男「……よく飲んでた」モグモグ
先輩「好きだからな」
チャラ男「……チームのこと?」プクー
先輩「うんまぁ、まだあんまり踏ん切りついてねぇ」
チャラ男「………できることは?」モグモグ
先輩「ねぇよ。それにあんまりあたしに会わないほうがいいぞ。妹さんにどやされっから」
チャラ男「………、あいつは優しい。大丈夫」カシュ、ゴクゴク
先輩「そうかい」
先輩「どうすりゃいいかなんて、ずっと悩んでる」
チャラ男「………」モグモグ
先輩「あたしの勝手のために、チーム解散とか。まぁ、身勝手もいいところだからな」
チャラ男「………」プクー
先輩「お前に本音を言うなら、なんかこうやってることがバカくさくなったっていうか。そんな感じ」
チャラ男「……なるほど」
先輩「あいつらといた時間がバカくせぇなんて、思ってねぇぜ? そういう切った張ったすんのがもう、無性にむなしくなっちまったっていうかさ…」
チャラ男「………」
チャラ男「………先輩」
先輩「ん、なんだ?」
チャラ男「………、本音?」プクー
先輩「……、わりかしマジで話してるつもりだぜ?」
チャラ男「……そうとは思えない」
先輩「……」
チャラ男「……」ジーッ
先輩「一応本音。まぁ、全部本音じゃねぇから、間違いでもない」
チャラ男「………そう」
先輩「誰にでも言いづらいことの一つや二つ、あるもんだろ?」
チャラ男「………ん」モグモグ
先輩「今日も、ウチ来るか? どうせ誰もいない家だしさ」
チャラ男「……わかりました」プクー
先輩「はは、これだとまるで強制みてぇだな」
チャラ男「……違う」
先輩「わかってる、気にすんな。なんか、そーんな気分になっちまっただけだよ」
チャラ男「(先輩だいぶ悩んでるみたいだ、放っておいたら男が廃るな)」
先輩「あ、でも食いもんねぇや。コンビニよっぞ」
チャラ男「……はい」
チャラ男「(俺もガム買い足さなきゃ)」
ここまで。
チャラ男と先輩の関係なんか好き
チャラ男はゾンビだらけの世界でも生き残りそうな口調してるな
先輩「さて、どれ食いたい?」
チャラ男「……サンドイッチ」モグモグ
先輩「はいよ」ガサガサ、トッ
チャラ男「………」ガサガサ、プッ
先輩「(お、変わっかな?)」
チャラ男「いただきます」
先輩「なんだ、つまんね」
チャラ男「何がですか?」
先輩「ガムなくなったから、てっきりチャラモードになるかと思ったからよ」
チャラ男「少し、場に不釣り合いです」
先輩「…そうだな。演技したチャラさは、多分殴っちまうか」
先輩「うん、うまかった」
チャラ男「いつもこんな感じですか」
先輩「あぁ、金だけは置いてあるからな。コンビニとかスーパーの飯か、ご飯炊いといて適当に食い合わせるかだ」
チャラ男「そうですか」
先輩「自炊でもしてりゃ良かったんだろうけど…、得意じゃないからよ」
チャラ男「先輩は、細かな作業が下手ですね」
先輩「シバくぞこら」
チャラ男「勝てません。やめてください」
先輩「そういや、なんでチャラくなろうと思ったんだ?」
チャラ男「モテると思いました」
先輩「モテたとしても、ロクでもねぇ女捕まえるだけだと思うぜ?」
チャラ男「難しい」
先輩「やっぱりお前さんはあれだ、普通にしてた方が彼女できっと思うぜ」
チャラ男「それで今まで出来てません…」
先輩「中学の不良みたいな格好とかガムも、モテるためだったんだっけか」
チャラ男「そうです」
先輩「(方向性を間違えすぎだろ)」
ここまで
コンビニでよく買うのは、コーヒー牛乳
乙
何気に毎日の楽しみスレになってしまったアフィ
先輩「それで、なんでモテようと思ったんだよ」
チャラ男「楽しそうでした」
先輩「そりゃアレか、友達が彼女できてそう見えたからってやつか?」
チャラ男「…今にして思うと、いつそう思ったのか。わかりません」
先輩「なんじゃそりゃ? わりとどうでも良かったんだな」
チャラ男「そうかもしれません」
チャラ男「(そういえばなんで、そう思ったんだろうな?)」
先輩「そーいや。あの後、後輩には会ったのか?」
チャラ男「会っていません。メールぐらいです」
先輩「ふ~ん。会おうとか誘わねぇの?」
チャラ男「たまに遊ぼうかとは送りますが、何かと予定が入っているようです」
先輩「そうかい」
先輩「(あいつの性格からして、2人で会おうとはしねぇだろうな。それこそ、妹さんとの仲、マジで壊すことになる)」
先輩「今度まで、3人で会わねぇか?」
チャラ男「構いません」
先輩「おう、楽しみにしとけ」
先輩「(貸しにしとくぞ、後輩)」
先輩「ふぅ、もうこんな時間じゃねぇか」
チャラ男「そろそろ、お暇します」
先輩「泊まってけよ。最近何かと物騒だぜ?」
チャラ男「先輩は女性です」
先輩「あん? くく、そんな風に言われるとは思わなかったぜ」
チャラ男「?」
先輩「気にすんなってことだよ。なんかあったら、あたしが困るからな」
チャラ男「そうなんですか?」
先輩「そうなんだよ。あ~、めんどくせぇ、泊まれ。命令な」
チャラ男「……わかりました」
先輩「おう。かけるものとってくらぁ」
先輩「(女、ね)」
ここまで
全裸待機は風邪引くから止めてね
乙
ネクタイはしてるから安心しな
皮なら被ってるよ?
先輩「(女………)」キュッ
先輩「(そういわれんの、ムカついた)」シャー
先輩「(なんでか言われたら、それでなめられてる気がしたからな)」シャー
先輩「(ま、ケンカ目的で言ったヤツは、全員のめしてやったけど)」シャー
先輩「(ただ、あいつが、チャラ男がそう言いやがった時は。なんつ~か)」シャー
先輩「ホッとしちまったな」シャー
先輩「(なんでだろうな。ムカついくんだぜ。いつもなら)」キュッ
先輩「あいつ、だからかな」ピチャン、ピチャン
先輩「お~い、上がったぞ~」ゴシゴシ
チャラ男「おかえりなさい」
先輩「なんだそりゃ。ほら、お前も入ってこいよ」
チャラ男「このまま寝ます」
先輩「わりと潔癖性なんだよ。汚ねぇ身体で寝かせられっか」
チャラ男「……わかりました」
先輩「そだ、洗濯籠なか、あたしの下着あるけど漁んなよ」
チャラ男「あ、漁りませんよ」アタフタ
先輩「くく。とっとと入ってこい」
チャラ男「(気になるから言わないでほしかった)」テクテク
先輩「ふ~………」ゴシゴシ
先輩「……髪、伸びてきたな」
先輩「…………」
先輩「しかし、あいつがそんなこと意識させるから、あたしもなんか、緊張してきたな」
先輩「(ルックスは普通だろうけど、悪くはねぇし、性格とかも嫌いじゃねぇ。一緒にいて、気楽な異性つ~か)」
先輩「(………後輩の片思いに手ぇ出すとか、それこそ笑えねぇよな?)」
先輩「ま、気の迷いだな」
先輩「(………そうだよな?)」
ここまで
なんかすべての事柄を回収できない悪寒
乙
ゆっくりやりなよ。多少長くなっても大丈夫
ネクタイとパンツ一丁だけだと寒いからはよ!はよ!
乙 回収できなくても良いんだ良いんだ
>>234の訂正
×先輩「(なんでだろうな。ムカついくんだぜ。いつもなら)」キュッ
○先輩「(なんでだろうな。ムカくんだぜ。いつもなら)」キュッ
>>235
×先輩「そだ、洗濯籠なか、あたしの下着あるけど漁んなよ」
○先輩「そだ、洗濯籠ん中、あたしの下着あるけど漁んなよ」
チャラ男「上がりました」
先輩「おう、じゃあ寝るか」
チャラ男「ソファー借ります」
先輩「いいよ、私がそっちで寝っから」
チャラ男「先輩は女性です」
先輩「いちおー聞くけどさ」
チャラ男「はい」
先輩「そういう風に意識すんの、あたしのこと?」
チャラ男「意識する。いえ、先輩はただ女性として接していたつもりです」
先輩「そうかい。いやいいんだ、気にすんな」
チャラ男「ではおやすみなさい」
先輩「ん」
先輩「(……チャラ男、もしかしたら天然ジゴロなんじゃねーか?)」
チャラ男「それではお邪魔しました」
先輩「おう。いろいろ話聞いてくれてありがとな」
チャラ男「いつでも聞きます。それじゃあ」ガサガサ
先輩「…おっと。後輩にメールしねぇと」
To:後輩
From:先輩
昨日、チャラ男家泊まった。
そん時、三人で会う約束したから、
都合いい日教えろ
先輩「ま、こんなもんでいいか…、って返信早えなおい」~♪
To:先輩
From:後輩
本当ですか!?
どっちかっていうと、昨日も相手から
教えてほしかったです!
何時でも空いてますよ!
先輩「チャラ男に関しちゃ、いつでも空いてるだろーなと。さて、こっちの都合いい日はっと」
>>243の訂正。面白いのでこっちを直そう。
×先輩「チャラ男に関しちゃ、いつでも空いてるだろーなと。さて、こっちの都合いい日はっと」
○先輩「誤字ってるぞ後輩。とりあえず、チャラ男に関しちゃ、いつでも空いてるだろーなと。さて、こっちの都合いい日はっと」
チャラ男「………」
妹「それで兄ちゃん、昨日はどこに行ってたの?」
チャラ男「友達の家にww泊まってたww」
妹「じゃあ、連絡の一つぐらい取れるよね?」
チャラ男「ごめんww本当にww忘れてたww」
妹「そのキャラ今うざい、やめて」
チャラ男「すいません」
妹「はぁ、せっかく特売あったから腕を振るって料理作ったのにさー」
チャラ男「以後、気を付けます」
妹「朝ごはんまだでしょ? 残ってるから出すね」
チャラ男「ありがとう。妹は優しい」
妹「…おだてても何か変わるわけじゃないからね」
チャラ男「?」
ここまで
チャラ要素を出そうとしたら、妹に阻止されたでござる。
妹がおそらく最強
先輩がギャルになって、ガム噛むとヤンキーに戻る大団円はまだ?
チャラ男「夏休みにwwなっちまったww」
チャラ男「(夏休み中に彼女作るしかないな)」
「は~、補習たり~」
チャラ男「つきあわされるw俺がたりぃわw」
「おいおい、終わってから連絡するったろ?」
チャラ男「終わってwまっすぐ街行った方がw早いっしょww」
「そりゃそうだけどよ~」
チャラ男「それでw相談て何w」
「……それはどっか落ち着いたとこでさ」
チャラ男「おうwじゃあカラオケだなw」
「そんでさ、彼女だけど……。二股してるっぽい」
チャラ男「マジか」
「最近ひどかった束縛ねぇし。男といたとこ、みてるヤツもいるし。多分、かなりクロ」
チャラ男「で、俺がその野郎を絞りゃいいのか?」
「お前の噂は知ってけどよ。それはナシでいきてぇ」
「そうか。俺、実は強くないからな」
「(人を血祭りにあげたっつ~話あんのにか?)」
「ご注文のメロンソーダとカルピスです」ガチャ
「あwどうもどうもw」
「(こういうとこ見っと、話がでかくなったパターンな気もすっけどな)」
チャラ男「でだ。どうしたいのよ」
「それがさ~。どうしたいのか、悩んでんのよ」
チャラ男「別れ話が億劫だってか?」
「あ~…、それもあるつ~か、寂しいつ~か」
チャラ男「ふ~ん」
「今更だけどよ、ホレてたんだなとか思う。できりゃ、話してよりは戻してぇ」
チャラ男「話す機会ね~の?」
「あんま連絡とれねぇのよ」
チャラ男「とれたらありのままさ、言ってみろよ。あっちもなんか、わだかまりあんだろ。そうするんならさ」
「…だよな」
チャラ男「(この手のは、話し合えとしか言えないしな)」
ここまで
わりと頼られるチャラ男
チャラ男さん俺の相談にも乗って欲しい
彼女が欲しい
>>254-255
それは、チャラ男には酷な相談を…
チャラ男「歌ったw歌ったw」
「わりぃな、付き合わせてよ」
チャラ男「気にすんなw」
「じゃあ、俺帰るわ」
チャラ男「おうw俺はナンパしながら帰るぜwwじゃあなw」
「お~う」
チャラ男「(俺が狙ってた彼女さんなんだから、頑張れよ~)」
チャラ男「(しっかし、浮気するような人にゃ見えなかったけどな)」
チャラ男「女はwわかんねぇなw」
「……またナンパ失敗?」
チャラ男「うん? あら図書委員さんじゃんw」
図書委員「どうも」
チャラ男「なにここwすげぇオシャレw」
図書委員「お願い」
チャラ男「うん? w」
図書委員「ガム食べて」
チャラ男「あwわりぃわりぃw」ガサガサ、モグモグ
チャラ男「………いいか?」プクー
図書委員「それが落ち着く」
チャラ男「………」コク
図書委員「おごる。何頼む?」
チャラ男「………自分が出す」
図書委員「そういう気分」
チャラ男「………」スッ
図書委員「私もそれにする…。ホットコーヒー2つ」
「畏まりました」
チャラ男「(しかし、どうしたんだろな?)」
図書委員「付き合ったことは?」
チャラ男「………ない」モグモグ
図書委員「そう」
チャラ男「………彼氏に何か?」プクー
図書委員「そうなるね」
チャラ男「………役には立たない」モグモグ
図書委員「男の子で話せそうなのは君だけ」
チャラ男「………聞かなきゃわからない」プスー
図書委員「マンネリ、のようなもの」
チャラ男「………それこそわからない」モグモグ
図書委員「想像でいい」
チャラ男「………慣れの問題」モグモグ
ずっこんばっこんの事やろなぁ
図書委員「一理ある」
チャラ男「………違うことするとか」モグモグ
図書委員「違うこと…」
チャラ男「………後は話す」プクー
図書委員「話す?」
チャラ男「………本音は話さないタイプ」モグモグ
図書委員「………見てるね」
チャラ男「………普通」モグモグ
図書委員「…どう言えばいいのか」
チャラ男「………考えないこと」モグモグ
図書委員「………」
チャラ男「………それだけ」プスー
図書委員「そうする」
チャラ男「ん」
図書委員「(なんで話したか、わかった気がする)」
ここまで
どこまでも止められるチャラモード
>>260
それを男子に相談て痴女やん
チャラ男「………」ズズッ
図書委員「そのまま飲めるんだ」
チャラ男「………飲めない?」カチャッ
図書委員「慣れない」トロー
チャラ男「………砂糖は?」モグモグ
図書委員「ミルクだけ」
チャラ男「………ふ~ん」プクー
図書委員「………おいしい」ズズッ
チャラ男「………解決した?」ズズッ
図書委員「まだ何もしてない」
チャラ男「………それもそうか」モグモグ
チャラ男「………そろそろ帰る」スック
図書委員「ありがとう」
チャラ男「………何もしてない」スッ
図書委員「話せば話すほど、印象が変わる」
チャラ男「………そうか?」モグモグ
図書委員「良い男になれるよ」
チャラ男「………」パンッ
図書委員「ふふ。またね」
チャラ男「………また」ガサガサ、プッ
チャラ男「(今日はもう帰ろ)」カランカラン
図書委員「(面白い人……、ん?)」ズズッ
図書委員「千円札…、いつの間に」
図書委員「(訂正、彼は良い男)」
チャラ男「(友達に付き合うとは言ってたから、遅くなるのは大丈夫だろうけど)」
チャラ男「(この間の泊まりで怒らせたから、連絡した方がいいかな?)」
「て~い」ドスッ
チャラ男「のわぁ!」
妹「驚いた、兄ちゃん?」
チャラ男「驚きました」
妹「よしよし、今日はちゃんと帰ってきたね」
チャラ男「泊まるとは言ってませんよ?」
妹「流れでグダグダして友達の家で雑魚寝され、夕食が冷える可能性があったからね」
チャラ男「その筋は申し訳ない」
妹「(……あの2人といるよりは、マシだろうけどさ)」
妹「とうちゃ~く」
チャラ男「荷物持ちにwされたw」
妹「男なんだからいいでしょ~。あ、そだ」
チャラ男「どうしたww」
妹「持ってあげるから、開けて」ニシシ
チャラ男「? わかったw」ガサッ
チャラ男「(何を企んでるんだろうか)」ガチャガチャ、ガチャ
男の娘「お、お帰りなさいお嬢さ、ま」
チャラ男「………………」
妹「どう? メイド服」
チャラ男「妹」
妹「ん?」
チャラ男「………やめてあげなさい」
妹「ちぇ~」
男の娘「(チャラ男さん、ありがとう…!)」ウルウル
ここまで
チャラ男のチャラが維持できない
チャラ男なのにチャラくないというイケメン
>>268
なんともいえない矛盾
来てた
乙りんこ?
チャラ男「それで男の娘」
男の娘「はい…」
チャラ男「嫌なら嫌というべきです」チラッ
男の娘「それはそうなんですけどね…」
チャラ男「無理やりというなら、妹を説教しなければなりません」
男の娘「妹さんが悪いわけじゃないんです」
チャラ男「……、そのうち、必要であれば話してください」
男の娘「はい」
チャラ男「(妹のことだから、本当に嫌ならさせないだろうけど。何かあったのか?)」
妹「と言う訳で、今日の夕食だよー」
チャラ男「いただきwますw」
男の娘「いただきます」
妹「召し上がれー」
チャラ男「うまいwうまいw」
妹「兄ちゃん、いっつもそれしか言わないよねー」
チャラ男「えwうまいものにwそれ以上何を言えとww」
男の娘「うん、妹さんのご飯は美味しいよ」
妹「いろいろ頑張ってるのに、それだけだとなんか寂しいかなーって」
チャラ男「肩でもww揉むかww」
妹「それはそれでありかなぁ」
男の娘「(それでいいんだ)」
チャラ男「ご飯も食べてwもろもろ終わったからw肩もみしてやろうw」
妹「え、真面目にする気だったの?」
チャラ男「だってwwなんかしろってww意味だったんじゃないの? ww」
妹「じゃあお願い。あ、男の娘もしてもらう?」
男の娘「いや、何もしてないから」
チャラ男「じゃあw背中むけろーいw」
妹「はいよー」
チャラ男「うんw凝ってる気がするw」モミモミ
妹「気じゃなくて凝ってるがなー」
男の娘「(本当に仲のいい兄妹だなぁ)」
ここまで
>>270
コメ返したところで、友達と電話してたらこんな時間に。
おっぱいも揉み揉み?
ったく仕方ねぇなー
ま~たネクタイ一丁待機だぜ
パンツはまだ履いてるから安心しなよ
チャラ男「こことかwどうよw」モミモミ
妹「んんあ……、いい感じ」
チャラ男「ここはw力加減が難しいからなぁww」コリコリ
妹「あは、ぁ……。効くぅ」
チャラ男「そしてw全体を馴染ませる」グニグニ
妹「あ、あ。いい感じ…」
チャラ男「そしてw最後に小刻みに叩き込むw」トトトトトッ
妹「あ、あ、あ、あ、あ、あ………ふぅ、楽になった」
チャラ男「明日も飯w頼むなw」
妹「うん」
男の娘「(ただの肩もみなのに、見ちゃいけないものみた気がした…)」
妹「男の娘もやってもらえば良かったのに~」
男の娘「なんかその、されちゃダメな気がして…」
妹「兄ちゃんテクニシャンだからね~。堕落しちゃうかも」
男の娘「テクニシャンって…」
妹「兄ちゃんのマッサージを受けたらそうとしかいえないし~」
男の娘「手先が器用…なのかな?」
妹「どっちかというと、反応よく見てるから、あれよあれよと弱いところをやられます」
男の娘「(マッサージだよね、マッサージの話だよね?)」
妹「明日はお店、定休日なんだよね?」
男の娘「うん」
妹「じゃあ、街にいって遊ぼうよ」
男の娘「うん、それはいいけど……」
妹「女装なんてさせないから大丈夫~」
男の娘「あ、はは…。良かった」
妹「……それにね、男の娘」
男の娘「う、うん」
妹「好きな人だから、人の目に触れさせたくないの、あるんだよ」ニコ
男の娘「そ、そっか」ゾク
妹「ま、兄ちゃんは別だけど」
男の娘「はははは…」
チャラ男「(しかし、女の子っぽいとはいえ、女装させるなんて妹はどの方向に向かっているのか…)」
チャラ男「兄はw心配だ」~♪
チャラ男「ん、先輩からだ」
To:チャラ男
From:先輩
暇だろ? 明日街で遊ぶぞ。メンバーはあたしと後輩だ。
チャラ男「マジかw断る理由はないなw」
To:先輩
From:チャラ男
わかりました。いつ合流しますか?
チャラ男「これで良しと」
ここまで
明後日 = 2015/09/05 00:00
>>289
寝てた
チャラ男「………」パチリ
チャラ男「………」ハ!
チャラ男「……早く起きすぎました」
チャラ男「(しかし、二度寝したら待ち時間に遅れそうな気もする)」
チャラ男「………仕方ねぇw起きようw」
チャラ男「起きたらw日課の柔軟だなw」
チャラ男「(まずは両腕のストレッチ)」ググー
チャラ男「(次は両脚を伸ばして)」グッグッ
チャラ男「(後は全身を適度に動かす)」グンッグンッ
チャラ男「(いざ体動かす時にヘマしたらモテないからな)」
チャラ男「まだw妹達は寝てっか? w」
チャラ男「うんwご飯はあってww書き置きやんw」
『親愛なる兄ちゃんへ
男の娘と街に行ってくるよ。映画とか見て、今度は男の娘の家に泊まるから、家のこと任せたよ。
勇敢なる妹より』
チャラ男「なんでwなんでw勇敢w」
チャラ男「ただw妹も街にいんのか~w」
チャラ男「(先輩達、後輩も含めて嫌ってるんだよな)」
チャラ男「どないすっぺかなw」
チャラ男「いいやw二人に会って相談しよw」
チャラ男「まずは飯じゃ飯w」
後輩「これとか、どうかな。チャラ男さん。落ち着いた雰囲気好きみたいだし、このカラーの組み合わせでいいかな?」
後輩「まだ、時間はあるからじっくり吟味しなきゃ」
後輩「でも、先に待ち合わせ場所で待ってるのも、甲斐甲斐しさをアピールできるよね?」
後輩「それも考えたら、時間足りないなぁ」
後輩「い、急がなきゃ。う~んう~ん」
「何してるの?」
後輩「あ、お姉ちゃん。これからその、人に会うの」
「………手伝う」
後輩「ありがとう!」
先輩「着るもんはっと……」
先輩「………2人に会うだけなのに、あたしは何気合い入れてんだ?」バサッ
先輩「………ま、まぁ。だらしねぇ格好はアレだろうしな?」
チャラ男『先輩は女性です』
先輩「………」ガシガシ
先輩「たく、あいつが変なこと言うから、気になっちまってるじゃねぇか」
先輩「こんなとこ、メンバーにゃ見せられねぇなぁ」
先輩「………やっぱ。チャラ男、天然ジゴロだぜ」
ここまで
どうなることやら
妹とイチャラブセックス
後輩もいいが先輩も捨てがたい
チャラ男「待ち合わせにはww少し早目に到着するww」
チャラ男「(こういう意識はちゃんとしないと。モテるモテないに関わらず、マナーだからな)」
チャラ男「っと、後輩いるから、ガム食べとくか」ガサガサ、モグモグ
チャラ男「(この感じ以外で接したら、多分びっくりするだろうからなぁ)」
チャラ男「……待ち合わせはあそこ…ん?」プクー
後輩「チャラ男さんまだかなぁ」ソワソワ
先輩「すぐ来るだろ」
チャラ男「(もう来てたか)」
チャラ男「…どうも」モグモグ
後輩「チャラ男さん!」
先輩「待たせるなんて、いい度胸だな?」
チャラ男「…すいません」プクー
後輩「先輩、別にそんな待ってないじゃないですかー」
先輩「待ったってことはかわらねぇだろ?」
チャラ男「…とりあえず、そこにでも」スッ
先輩「いいね。コーヒー奢りな」
チャラ男「…了解」モグモグ
後輩「あ、2人とも。チャラ男さん、私はお代出しますから」
チャラ男「…気にするな」
チャラ男「(これぐらいスッと出せねぇと、モテねぇからな)」
後輩「キャラメル味美味しいですー」
先輩「よくそんな甘ったるいの飲めんなぁ…」
後輩「えー、美味しいのに」
先輩「あたしゃ苦手なんだよ。それにコーヒーは何か入ってるのが違和感ある」
チャラ男「(先輩はオーバーオールに白が主体の文字入りシャツに、小さめの帽子。後輩は横縞模様の小さな七分丈の上着に大きなシャツが下から出てる。下はスッとした伸びた確かストレッチパンツとかいうの履いてる)」
チャラ男「(やっぱり、女の子は街に出るだけでも、オシャレするんだね。後輩なんて髪に軽くパーマもかけてるっぽいし)」
後輩「それで先輩、これからどこ行くんですか?」
先輩「あー…、わりぃノープラン。適当にぶらつくってだけでもいいんじゃねぇか?」
後輩「もー、こういうのは集まりに誘った人が決めるべきじゃないですかー」
先輩「んなこといったら、ゲーセンとかでもいいのかよ?」
後輩「それはー…、悪くはないですけどー」チラッ
チャラ男「(俺を見たってことは、それ以外に候補ないかっつーことだろうな)」
チャラ男「…カラオケとか?」
後輩「昼間から歌うのもいいですけどー…」
先輩「体力持たねぇよな」
チャラ男「……そうか」
ここまで
何をするか決めてない集まりの初動のグダグダさ具合といったら…。
チャラ男「…そうだ」プクー
先輩「お、なんか浮かんだか?」
チャラ男「…街に妹がいる」
後輩「!」
先輩「……なんでよ?」
チャラ男「…デート」モグモグ
先輩「あー、そりゃあタイミングがわりぃ」
後輩「…お開きにしますか?」
先輩「ん~、せっかく集まったんだぜ?」
チャラ男「…映画見てるらしい」
先輩「ふ~ん。ここらで映画館っていったら…」
後輩「調べてみますねー…」タッタッ
先輩「とりあえず、なんの映画見てるのかわかんねぇが、この周辺しばらく近づかなきゃいいのか」
後輩「はは、そうですねー…」
先輩「(…見つかった時は、あたしが話つけねぇとな)」
チャラ男「…離れた位置には何が?」モグモグ
後輩「えーと、なんか買い物できそうな場所とかありますねー」スッスッ
先輩「ま、そういうものを見て回るのもわるくねぇかもな?」
チャラ男「……行こう」プクー
先輩「そうだな、善は急げってやつだ」
後輩「あ、二人とも待ってくださいよ~」
先輩「これとかどうよ?」
後輩「あ~、いいですね~」
チャラ男「(服選びとかは男は辛いぜ。しかもレディースもんだから店にも居辛い」モグモグ
後輩「チャラ男さんは、どっちがいいですかー?」
チャラ男「(そしてこういうのもセンスが問われる…。が)」
チャラ男「…後輩ならこれだろう」スッ
チャラ男「(ファッション雑誌で勉強しているからな。ちょっとはわかるぞ)」
先輩「ふーん、やっぱお前センスあるな」
後輩「ですよね。今日の服装もバッチリ決まってますしー」
チャラ男「…照れくさい」モグモグ
先輩「…で、それはモテるために勉強してるからってか?」ボソッ
チャラ男「…はい」ボソッ
後輩「もー、二人とも何話してるんですか~?」
先輩「何、おごってやれっていったのさ」
後輩「だ、大丈夫ですよ!」
ここまで
もうチャラくなくていいんじゃないかな…。
妹「映画面白かったね」
男の娘「そうだね」
妹「個人的には、もう少し主人公がはっちゃけてほしかったかなぁ」
男の娘「(充分はっちゃけてた気がするよ)」
妹「さて、これからが問題だね~」
男の娘「ちょっと早いけど昼食とか」
妹「う~ん。なんか違うなぁ」
男の娘「じゃあ服とか見て回る?」
妹「そんな気分でもないかなぁ」
男の娘「う~ん。他には浮かばないよ」
妹「じゃあ。とりあえずあそこのベンチに座ろっか」
妹「お待たせ。はい、お茶」
男の娘「うん、ありがとう」
妹「……ふふ」
男の娘「どうしたの?」
妹「ん~。あんまり代わり映えしないんだな~と思ってさ~」
男の娘「え、何が?」
妹「はぁ、やっぱり男の娘は天然なのかな?」
男の娘「???」
妹「(ま、わかりづらいといえばわかりづらいか。兄ちゃんみたいに察するの得意じゃないし)」
男の娘「あの、妹さん?」
妹「思ってたんだけどね」
男の娘「あ、うん」
妹「いつまで、さん付けするの」
男の娘「あ~、やっぱりまだ恥ずかしいかなって」
妹「………」ガシッ
男の娘「(スゴい力で両手で頭を!)」
妹「ねぇ、そのまだって、いつから指すのかな~」ニコニコ
男の娘「ご、ゴメンナサイ」
妹「謝らなくていいんだよ? 答えてもらうだけでいいからね」ニコニコ
男の娘「そのやっぱりね。うん、今まで呼んでたのを変えるのは慣れないよね」
妹「………」ニコニコ
男の娘「……ついこの間からです」
妹「素直でよろしい」
妹「まぁ、この間の部分は置いておくとしても、それでも彼氏なんだから、呼び捨てでいいよね?」
男の娘「う、うん。そうだね」
妹「じゃあ、りぴーとあふたみ~。妹」
男の娘「え、え」
妹「りぴーとあふたみ~?」
男の娘「……、い、妹」
妹「ぐっど! ねくすととらい、おーけー?」
男の娘「お、おーけー」
妹「いえす! りぴーとあふたみ~、妹愛してる」
男の娘「いも、ええ!?」
妹「………」ニコニコ
男の娘「(無言の圧力が!)」
ここまで
妹のある種のフリーダムさに磨きがかかってきてる
磨きすぎて男の娘の手から滑り落ちるという悲劇
>>317
なんてことだ…
チャラ男「……目立ちすぎ」プクー
先輩「てめぇらの世界に入ってっから、気付かれねぇのは幸いか」
後輩「は、早くいきましょうよ」ヒソッ
先輩「は? 何言ってんだお前」
チャラ男「………行き先を見届ける」モグモグ
後輩「あ、危なくないですか~?」ヒソッ
先輩「この状況で街中歩き回るのが、すでに危ねぇだろ?」
チャラ男「………そう思う」プクー
後輩「お二人がそういうなら…」
妹「りぴーとあふたみ~?」
男の娘「は、恥ずかしいよ」
妹「おっと、もうこんな時間だ。お昼いこ」
男の娘「う、うん!」
妹「口の具合としては、ちょっと重いものがいいなぁ」
男の娘「ちょっと重い……、オムライスとか?」
妹「ん~、悪くない選択肢だね」
男の娘「違うのがいいの?」
妹「そうだね。ここは天ざるそばで決めたいかな」
男の娘「ソバかぁ」
妹「そば屋さんの仕事した揚げ物は、重くなくて軽いからね」
男の娘「言われればそんな気がするよ。じゃあお店探そっか」
妹「そうだね………?」クル
男の娘「どうしたの?」
妹「なんか視線を感じたんだけど…。気のせいかな」
男の娘「それは、その…」
妹「あのやりとりが目立ったからって言いたい?」
男の娘「…うん」
妹「あぁでもしなきゃ、私達って仲良い女友達みたいだしさ」
男の娘「………」
妹「私の彼氏なんだぞってしたくなっちゃったけど、やだった?」
男の娘「ううん、ごめんね」
妹「別に男の娘が悪いことじゃないよ。さ、いこ」グイッ
男の娘「あぁ、引っ張らないで」
妹「(多分、兄ちゃんかな? 声かけても良かったのに)」
ここまで
これは妹の言うなら女子力が高いんだろうか
先輩「雰囲気的にゃぁ…」
後輩「ご飯ですかね~…」
チャラ男「…あの先、飯屋がいろいろある」モグモグ
先輩「決まりだな。じゃああたしらは反対方面のとこいくか」
後輩「はい、お腹好きましたよ~」
チャラ男「…何食う?」プスン
先輩「あたしはなんでもいいや、二人で決めな」
後輩「チャラ男さんは何が良いですか?」
チャラ男「(この選択も、モテるのに影響があるな)」
チャラ男「…変わった店がある。来い」テクテク
後輩「あ、チャラ男さん待って!」
先輩「(どこ行く気だ)」
きたああああああああああああ
後輩「ここは……」
先輩「メキシコ料理?」
チャラ男「意外といける」モグモグ
「オ~チャラ男クン、また着てくれたのカイ」
チャラ男「…どうも」プクー
「後ろの2人はガールフレンド?」
後輩「ガールフレンド……」カァッ
先輩「(濃いなこの外人)」
チャラ男「…友達。ご飯食いにきた」
「イエス! ウチの料理は全部美味しいヨ! 入って入って!」
チャラ男「…言うとおり美味い」モグモグ
先輩「お前がそういうなら、大丈夫そうだな。な、後輩」
後輩「そうですね!」
先輩「なにこれ、すげぇ美味いぞ」モグモグ
後輩「美味しいです~」
チャラ男「…ここのタコス、たまに売り切れる」
「ハハハー! タコスは労働食、美味くないとやる気が出ないからネ!」
先輩「(テンションたけぇ…)」
後輩「それにしても、どうやって知り合ったんですか?」
「悪いヤツに絡まれてるところを、助けてくれたのサ!」
後輩「すごいですね」
「その時はリーゼントで、スッゴい眼でおいって言ったら悪いヤツ等逃げちゃったんだ!」
先輩「クク、そんな出会いか」
チャラ男「(俺としては困ってる外国人に声をかけただけなんだよなぁ)」
先輩「美味かったな」
後輩「美味しかったです!」
チャラ男「…また」モグモグ
「2人もまた着てネ~」
後輩「はい、また着ます~」
先輩「(そのテンションがなけりゃな)」
チャラ男「…たまにはいい」
先輩「郷土料理っつ~のか? なかなか入りづれぇけど、良い体験になったわ」
後輩「いいお店でしたね。インテリアも凝ってました~」
チャラ男「…さて、どこ行く?」
先輩「そいや、妹はいつデートから帰るんだ?」
後輩「…ですね。それがわかってから歩き回った方がいいかもです」
チャラ男「…彼氏の家に泊まりだ」
先輩&後輩『え』
ここまで
最近タコス食べてないな
>>326
落ち着けい
先輩「いいのか? 兄貴として心配とかさ」
チャラ男「…妹が認めた相手なら、信じるだけ」モグモグ
先輩「ふ~ん」
後輩「(……じゃあ、今日チャラ男さんは、1人なのかな)」
先輩「でも、泣かしたりとかしたらどうするよ?」
チャラ男「…訳もないなら絞る。もう言った」プスン
先輩「ククッ、お前らしいというかなんというか。あんまり怖がらせてやるなよ?」
チャラ男「…仲良くはしている」モグモグ
後輩「あの~」モジモジ
チャラ男「…どうした?」プクー
後輩「もうちょっとぶらっとしたら、チャラ男さんのお家で鍋しませんか~?」
先輩「このクソ暑いのにか…」
後輩「暑い時に熱いのを食べると涼が取れるらしいです~」
チャラ男「…構いはしないが」ガサガサ、プッ、ガサガサ、モグモグ
先輩「つーか行っていいのかよ?」
チャラ男「…問題ない」
先輩「…ま、そういうならそうするか」
後輩「(…あくまで鍋パーティーするだけだから、大丈夫だよ、ね)」
先輩「ただよー、それまでどこ行くよ?」
チャラ男「…そうだな」モグモグ
後輩「ショッピングはさっきやっちゃいましたからねー」
先輩「カラオケも、後で鍋やるとすっと、やっぱ体力残してぇしな」
チャラ男「(カラオケは歌好きな人がいないと行かないものなのか。まぁ、俺も流行の歌をマスターするための練習ぐらいでしか行かないしな)」
後輩「じゃあどうしましょうかー」
先輩「そういや、近くにゲーセンあったよな?」
後輩「…候補もないからそこでもいいかもしれないですねー」
チャラ男「(後輩、いつもゲーセンは渋いというか、苦手そうな反応するな)」
ここまでー
嫌いじゃないな、こういうのは
ついに妹が処女を捧げてしまうのか…
先輩「チャラ男、右頼む」パパパパッ
チャラ男「…了解」プクー
先輩「このゾーンはめんどくせぇ、手榴弾投げるぞ」パパパ、シュッ
チャラ男「…余ったのを処理します」モグモグ
後輩「2人とも頑張ってください~」
先輩「ここのボスはあたしに合わせろ」バババババッ
チャラ男「…左!」パンッ
先輩「おっとあぶねぇ…。クリアだな」カチャッ
後輩「先輩、ガンシューティング上手ですね~」
先輩「なぁに、アシストできるヤツがいるからな」
チャラ男「…そうでもない」
後輩「この問題はこれかな?」ピンポーン
先輩「お前よくわかんなぁ…」
後輩「なんとなくですよ~」ピンポーン
チャラ男「(そういってる間にも、正解当ててるんだけど)」モグモグ
先輩「昔の芸能人とかも、問題にされんだなぁ」
後輩「私も苦手です~、やっぱり」ブブー
チャラ男「……トップだな」プスン
後輩「あ、やった!」
先輩「(やっぱ後輩の姉〔あね〕が頭いいのもあんのかね?)」
チャラ男「…このタイプのクレーンは」ウィーン
後輩「端で引っかけるんですね。あ、落ちなかった」
チャラ男「…位置調整」モグモグ
先輩「位置調整?」
チャラ男「…一発では無理」ウィーン
後輩「あ、今度は落ちました」ストン
先輩「まどろっこしいなぁ。ガシッとボスッと落としてえぜ」
チャラ男「…仕方ない」スッ
チャラ男「(まだ腕は落ちてないな。ゲーセンで景品取ってなシチュエーションはまだいけそうだ)」
後輩「そろそろでませんか?」ソワソワ
先輩「ん~? あぁ、夕方になんな。チャラ男んチどこよ?」
チャラ男「…○○」モグモグ
先輩「って~なると。今から行って買い物したらいい時間か」
後輩「はい、そうですから行きましょ~」ソワソワ
チャラ男「(後輩、落ち着かないみたいだけどどうしたんだ?)」
先輩「急かすなっつ~の。わりぃけど、あ~、手洗いいってくぞ」
後輩「あ、私も行きます」
チャラ男「…外で待ってる」プクー
後輩「(妹ちゃん、ゲーセン好きだから早く出たいな…)」
ここまで
ハウスオブザデッド3、またやりたいなぁ。
2ステージクリアしたあたりで、腕重くなるけど
先輩「ふぅ」パシャパシャッ
後輩「何の鍋にします先輩~?」パシャパシャッ
先輩「…それよりもお前にとっちゃ大切なこと、あんじゃねぇのか?」キュッ
後輩「な、なんですか」キュッ
先輩「別に遊ぶためだけに3人で集まった、なんつーことはお前は考えないだろ」
後輩「…えっと」
先輩「あー、これでもだな。可愛い後輩のためにひと肌脱いだつもりなんだけどよー」
後輩「え?」
先輩「あたしは途中で帰っから、お前はチャラ男の家泊まってけよ」
後輩「ええええ!」
先輩「そんな驚くことかよ。妹いねぇって聞いて、あわよくば泊まるの考えたから家に行こうっつったんだろ?」
後輩「でも一人で泊まることは考えてないですよう」
先輩「お前なぁ、変なことで奥手だからあいつが好意に気づかねぇんだよ」
後輩「や、やっぱりそうなんですかー…」
先輩「まー、妹可愛がってっからなぁ。前に一回、もう一人妹ができたみたいだって喜んでたからな」
後輩「う~…」
先輩「一線超えるつもりじゃねぇと、多分無理だ。せっかくのチャンス、物にしねぇ手はないと思うけどよ」
後輩「…そう、ですよね」
先輩「やっぱり、妹が気になるか」
後輩「…そんなことは…その…」
先輩「あの事件はあたしが起こしたもんだ。妹だってお前が巻き込まれたことぐれぇ、わかってるだろ」
後輩「でも…!」
先輩「…」
後輩「でも…、そうでもそれでチャラ男さんは大怪我を負っちゃったのは、私の…」
先輩「お前が背負うことじゃねぇよ。背負うのはあたし一人で十分だ」
後輩「…先輩」
先輩「………、わかりきった忠告してやる」
後輩「……」
先輩「そう思うなら、妹ときっちり向き合わねーと。お前、一生そこから抜け出せねぇぞ」
後輩「…はい」
先輩「アイツ待ってから行くぞ」
後輩「わかりました」
ここまで
なんだろう。恋愛してるなぁ。
あついねぇ……
チャラ男が爆発するのはいつですか?
妹「…う~ん」
男の娘「(お昼食べてからなんか妹さん、考え事ばっかりだなぁ)」
妹「ねぇ、男の娘?」
男の娘「なにかな」
妹「兄ちゃん見なかった?」
男の娘「え、見てないよ」
妹「あの視線の感じは兄ちゃんだと思うんだよなぁ」
男の娘「えっと…、とりあえずいつ感じたの?」
妹「男の娘に私の名前を言わせてた時」
男の娘「(居たとしたら、よりによってそこなの!?)」
妹「兄ちゃんなら様子を見に来ても、おかしくない気はするんだけど」
男の娘「う、うん」
妹「声かけてもよかったのになーって思ってさー」
男の娘「はは、そうだね」
妹「…ま、私の勘違いかな」
男の娘「……やっぱり、お兄さん好きなんだね」
妹「そうだけど?」
男の娘「なんとなく、わかる気がするよ」
妹「妬いた?」
男の娘「少しだけ」
妹「それも嬉しいかな」ニシシ
男の娘「(やっぱり妹さんには敵わないや)」
妹「ま、それはそれとして」
男の娘「うん?」
妹「夕食食べてから行く? それとも男の娘の家で食べるの?」
男の娘「う~ん。あ、お父さん達に妹さん来ることいってなかった」
妹「じゃあ、どっかで食べよう。迷惑かかっちゃうからね」
男の娘「お昼は天ぷらとソバだったけど、夜はどうしよう」
妹「昼ご飯は私決めたから、男の娘が決めてよ」
男の娘「そうだなぁ。う~ん。そういえば、あの先に洋食屋さんあったよね、そこにしようよ」
妹「いいねー。じゃあれっつごー」
ここまで
きっちりとした距離感のある兄妹って、いいよね。
中出しレイプしたくなるよね
>>357
いや?
チャラ男「(お、いい女がいるなぁ)」チラリ
先輩「…チャラ男?」
チャラ男「…ん」モグモグ
先輩「女二人といんのに、ほかの女見るってのはどうよ?」ボソッ
チャラ男「…すいません」モグモグ
後輩「あの~、2人とも~?」
先輩「どうしたよ?」
後輩「随分と近づきますね~…」ムー
先輩「気にすんな、ちょーっと言わなきゃいけないことあったからな。な、チャラ男」
チャラ男「…面目ない」
後輩「(チャラ男さん、何かしたかな…)」
後輩「さて、何の鍋にしましょう?」
チャラ男「…任せる」モグモグ
先輩「とりあえず、鍋の素のコーナー見ようぜ」
後輩「さんせーです」
チャラ男「(料理は妹に任せきりだから、よくわかんないんだよな。ナポリタンならモテるために練習したけど)」プスン
先輩「よせ鍋とかいろいろあんなぁ」
後輩「がっつりいくかで、味も変わりそうですし~。2人は量食べたいですか?」
チャラ男「…腹は減った」モグモグ
先輩「あたしもそうだな」
後輩「じゃあ、ご飯が進む醤油味にしましょ~」
先輩「(別に空いちゃいねぇが、ここはな)」
後輩「ふんふふ~ん♪」トントン
先輩「へぇ、チャラ男の家。こんな感じなんだな」
チャラ男「……大したものじゃない」モグモグ
先輩「割と身ぎれいだな。妹さん?」
チャラ男「…2人でやってる」プクー
先輩「ふぅん」
後輩「先輩~、手伝ってくださ~い」
先輩「はいはい。あ、チャラ男ガスコンロと鍋出してくれよ」
チャラ男「…了解」
後輩「とりあえず、野菜洗ってってください~」
先輩「あいよ~」
チャラ男「(彼女出来て連れてきたら、妹とこんな感じになんのかな)」
ここまで
とりあえず具材をぶち込んでも鍋だよね。
ここまで
とりあえず具材をぶち込んでも鍋だよね。
先輩「もうそろそろか?」グツグツ
後輩「気持ちもうちょっと待ちましょー」グツグツ
チャラ男「(いい匂いだな)」モグモグ
後輩「そうだ、チャラ男さん」
チャラ男「…どうした?」プクー
後輩「タコスの時も言おうと思ってましたけどー、食事中はガム取った方がいいですよー」
チャラ男「…考えておく」
先輩「まぁ、こいつの個性みたいなもんだからな」
後輩「でもでも、出来ればせっかく作ったしちゃんと食べて欲しいかなーって、思います」
チャラ男「(……ガムなしでこのモード維持できるだろうか?)」
後輩「どうですかねー…」ドキドキ
先輩「うん、うまいぞ後輩。なぁ、チャラ男」モグモグ
チャラ男「………」コクリ
後輩「あー、良かったー」
先輩「後輩、わりと料理すんの?」
後輩「えーっと。前はちょこちょことしてましたよー」モグ
チャラ男「(妹ととだな。多分だけど)」モグモグ
先輩「そうかい。そういや、チャラ男は料理できないのか?」
チャラ男「………」フルフル
先輩「パスタぐらいできねぇと、モテねぇと思うぞ」ニヤリ
チャラ男「……」コクリ
後輩「チャラ男さんは、何しなくてもモテますよ!」
先輩「(本当にな)」
後輩「締めにご飯いれますかー?」
先輩「おう、うまそうだな。それでいこう」
チャラ男「(後輩の料理もすごくうまいな)」
後輩「チャラ男さんはどうですか。たくさん食べれそうですかー?」
チャラ男「……」コクリ
後輩「えへへ、良かった。じゃあ多めに入れますねー」
先輩「まぁ、食えなかったらチャラ男に食わせりゃいいからな」
後輩「食べられる量だけ取ってくださいよー」
先輩「食えなかったらの話。気にすんな」
チャラ男「(先輩ってそんなに食いしん坊だったっけ?)」
ここまで
鍋の締めのおじやは、スープにもよるけどご飯とチーズ混ぜると美味しいよね。
妹とと
>>372
?
先輩「久し振りに食ったって気がするなぁ」フー
後輩「美味しかったですねー」
チャラ男「………」コクリ
後輩「(あ、でものんびりしてられないや)」
後輩「じゃあ私が洗い物しちゃいますから、お二人は休んでてくださいー」
先輩「なんでよ、こういう時ぁ全員でやるもんだろ」
チャラ男「……」コクコク
後輩「自分のわがままつき合ってもらった訳ですしー、これぐらいしないとー」
先輩「……あ~、手伝いあったら言えよ」
後輩「はい、お願いします」
後輩「(妹ちゃんに、誰かいたの、気付かれないようにしないと)」
後輩「ふんふふんふふ~ん♪」ジャー、カチャカチャ
チャラ男「(そろそろいいか)」ガサガサ、パク
先輩「くく、なかなか大変そうだったな」ヒソッ
チャラ男「………仕方ない」モグモグ
先輩「演技のちゃらい奴はともかく、素のお前ぐらい見せてもいいんじゃねぇか?」ヒソッ
チャラ男「……」チラッ
後輩「ここの汚れ、落ちないなー…」ゴシゴシ、ジャー
チャラ男「……難しい」プクー
先輩「その方が、互いのためだと思うんだがなぁ」
チャラ男「……?」モグモグ
先輩「ま、こっちの話だ」
後輩「終わりましたー」
先輩「結局1人でやったのか」
後輩「そんなに量ありませんでしたからー」
チャラ男「……ありがとう」ナデナデ
後輩「あう、恥ずかしいですー…」プルプル
先輩「(その割には嬉しそうで、手を払おうともしないけどな)」
チャラ男「……何か飲むか?」モグモグ
先輩「コーヒーねぇか?」
チャラ男「……缶コーヒーなら」プスン
先輩「甘い奴か、まぁいい、くれ」
後輩「私は何でも良いです」
チャラ男「……見てみる」ガチャ
先輩「(……なんだろうな。さっきの撫でるとこみて、なんか納得できねぇ自分がいる)」
ここまで
チャラ男がチャラくなってくれない…
>>378
縦読みかと思った…
>>379
だね~
チャラ男「……後は麦茶だ」モグモグ
後輩「麦茶でいいですよー」
チャラ男「………先輩、先に」コトッ
先輩「センキュー」カシュ
チャラ男「………」トプトプトプ
先輩「甘いな~」
チャラ男「……嫌なら飲む」コトッ
後輩「ありがとうです」
先輩「気にすんな。言いたかっただけだ」
チャラ男「………そう」プクー
後輩「(……どのタイミングで、泊まるか言い出せば)」ゴクゴク
チャラ男「……泊まる?」モグモグ
後輩「」ブフー
チャラ男「……どうした?」フキフキ
後輩「え、あ、いろいろ早いというかー」アタフタ
チャラ男「……? 確かこの後は」ピッ
『天気予報です。○○の地域については本日の夜にかけて、雷を伴う豪雨に』ピシャン
先輩「うひゃ!」ゴロゴロゴロ
チャラ男「……ということだ」ザァー
後輩「あ、あはは。なるほどですねー」
後輩「(でもよかったかも、先輩もいてくれるもんね)」
先輩「う~、雷苦手だぁ」
チャラ男「……意外」
先輩「あ? んだよ、悪かったな」
チャラ男「……かわいいと思う」
先輩「え…、お前なぁ…」ボリボリ
先輩「(マジで勘違いするぞ、このやろ~)」
後輩「私も怖いですよ!」
チャラ男「……そうか」ナデナデ
後輩「えへへ~」
先輩「……しっかし、スゴい雨だな」ザァー
チャラ男「……そうだ」タッタッタッ
後輩「どうしたんです?」
チャラ男「……妹に連絡」
先輩「心配性だな」
チャラ男「……そうか?」ピロリン
先輩「あたしからすればな」
チャラ男「……風呂沸かす」テクテク
後輩「……本当に帰れそうにない雨ですね」ザァー
先輩「悪いな」
後輩「あ、そういう意味じゃないです。ちょっとホッとしたというか」
先輩「ふ~ん」
ここまで
馴染みの店で飲んでたら洒落にならない雨降って、そのまま過ごしたのを思い出した
先輩「雨、止みそうにねぇなぁ」チャプン
後輩「明日の朝には晴れてればいいんですけどー…」
先輩「夏休みだしな。このままひどい雨なら妹もすぐ戻ってこねぇだろ」
後輩「…だといいんですけどねー」
先輩「自分で考えたことだろ? リスクぐらいは負えよ」
後輩「……そうなんですけど」
先輩「あーもう、うっとしいことは雨だけにしてくれよ」ジャバ
後輩「う、すいません」
先輩「なんだったらあたしが奪い取ってやろうか?」
後輩「え…」
先輩「そうやって、あいつが誰かのもんになった方が、お前も諦めつくだろ」
後輩「いや、それは、ダメです!」ジャブ
先輩「安心しろっての。あいつは私に興味はねぇからな」
後輩「……」
先輩「でも、人が誰を好きになるかなんて、わからねぇからな。思い続けてりゃ、誰のものにもならねぇなんてのは、綺麗すぎるぜ」
後輩「…はい」
先輩「それこそ、まだあたしに取られたらお前もふんぎりつくかもしんねぇが。どことも知らぬ馬の骨だったら、嫌だろ」
後輩「はい」
先輩「わかったら頑張れよ。じゃ、もっかい背中流せ」ジャバ
後輩「わかりました!」ジャバ
チャラ男「……落ち着かない」モグモグ
チャラ男「(よくよく考えたら、知り合いの女の子を家に泊まらせたことなんてないからなぁ)」
チャラ男「(先輩の家に皆で泊まったのはよくあるけど、遊び疲れてそのまま眠りこけたからそういうの意識したことなかったしな)」
チャラ男「……バスタオルは渡した、何かあと必要なもの」プクー
チャラ男「(喉乾くよな。でも飲み物はそんなないし、外は雨で買いにいけない)」
チャラ男「(うーん)」ソワソワ
先輩「あがったぞ」ホカホカ
後輩「気持ちよかったですよー」ホカホカ
チャラ男「…麦茶」コトコト
チャラ男「(2人が色っぽく見える…)」
ここまで
湯上り美人。
湯上り美人には浴衣かバスローブって決まってるよな
乙
くそっ雨だから近藤さんを買いに行けねぇな...!だがヤるしかねぇ!
チャラ男「(いつもより長い時間お風呂に入っていたかもしれない)」モグモグ
チャラ男「(大切な仲間として接してたけど、いざ、ちゃんと女の子だと思ってしまうと、どぎまぎする)」パンッ
チャラ男「(それでなくても、先輩は凛々しくて、後輩は愛くるしい容姿な訳だ)」フキフキ
チャラ男「(やっぱりもう、彼氏とかいるんだろうな)」
チャラ男「(うん? そうなると、俺といて大丈夫なんだろうか)」ハキハキ
チャラ男「(……トラブルになりそうになったら、話つけりゃいいだけか)」
先輩「おう、上がったか。ほら、麦茶入れといたぞ」カランッ
チャラ男「……ありがとう」ゴクゴクっ
先輩「大雨警報出されてる、下手すりゃ増水とかありえるかもな」
後輩「うー、そうならないことを祈らないと」
先輩「こればっかりは天のみぞ知るかね。あーあ、憂鬱な気分になる」ザァー
チャラ男「…いる間は、責任もって面倒見ます」モグモグ
後輩「え、あ、そこまで気を使わなくても大丈夫ですよー」テレテレ
チャラ男「…?」プクー
先輩「(責任持つとか、言葉重いぞチャラ男…、お前だから真実味もあんだから)」
後輩「まったりタイムなわけですけどー、じゃじゃーん」
チャラ男「……トランプ」モグモグ
先輩「今ぐらいなら、いい暇つぶしにゃあなるか」
後輩「さて、何をやりますかー?」
先輩「ポーカー」
チャラ男「……先輩」プクー
先輩「や、純粋にポーカーやりてぇってだけで。いっとっけど、あたしは賭け事したことねぇぞ?」
チャラ男「…チップがない」モグモグ
先輩「チップ?」
チャラ男「ポーカーはチップがあって、疑似的に賭けたほうが面白い」
後輩「賭けのスリルというのですかねー?」
チャラ男「……そうだ」
先輩「チップねぇ…。マッチとかつまようじとかで代用すればいいんじゃねぇか?」
チャラ男「……準備する」スック
後輩「先輩、私ポーカーの役わかんないんですけどー」
先輩「役はそんな多くない。基本的に数字が同じか、並んでるかだけだ」
後輩「うーん」
先輩「例えば、同じ数字が2枚でワンペア、3枚でスリーカード、4枚でフォーカードになるわけだ」
後輩「はい」
先輩「で、これを応用して、同じ数字が2組あればツーペア、同じ数字が2枚と別で同じ数字が3枚でフルハウス」
後輩「ふむふむ」
先輩「特殊なのとしては、マークが5枚とも同じフラッシュ。あとは2からAの間で数字が順番に並んでいるのがストレート。Aから2とは数えないからそこだけ注意だな」
後輩「そういうのがなかった場合は?」
先輩「細かいことは抜きで、約無し(ブタ)ってことにする」
後輩「後はやってみてですかねー」
先輩「お前、頭いいからすぐ覚えるだろ」
チャラ男「…持ってきた」モグモグ
先輩「じゃあやるか」
ここまで。
あれ、どうしてこうなった。
先輩「じゃあ私は3枚チェンジ」スッ
後輩「えーと、2枚チェンジで」スッ
チャラ男「……1枚」スッ
先輩「さてと、ここからマッチ棒を賭けるわけだが。とりあえず、大ざっぱなルールを決めるか」
後輩「ルールですか?」
先輩「基本的に皆最初から参加費として、マッチ1本を場に出す」
後輩「はい」スッ
チャラ男「……」スッ
先輩「で、ここからだが、まずチェック。このままのマッチ棒の数で、勝負する意味になる。基本的には弱気な宣言だな」
後輩「ふむふむ」
先輩「で、ベット。とりあえず、ここでは今の本数に追加で1本足すってことにしよう。ある程度手に自信がある時にする行為だな」
先輩「次にレイズ、これは今の本数に1~3本追加するってことにしよう。自分が手が強い、という宣言になるな」
後輩「あれ? ベットも1本だけ増やす奴ですよね?」
先輩「そうなんだが、誰かが本数を上げたら、次の番の奴はそれをどう受けるかを決める訳だ。コールなら同じ本数でそのまま勝負、更に上乗せするなら追加本数を言ってレイズできる。だから便宜上1~3本ってわけだ」
後輩「なるほど」
チャラ男「……もちろん、勝つこと自体が困難なら、ドロップ、降りてもいい」
先輩「今まで出したマッチを失うが、その場での戦いには参加しないってことになる。やるなら早めだな」
後輩「ちなみにどの段階で、手札で戦うんですか?」
先輩「最初のベットないしレイズが入って、全員がコールしたらだな。そこで手を公開して、最も強いやつが場のマッチを総取りする」
後輩「手元のマッチ棒が、場にある本数より少なくて、それでも勝負したい時はどうすればいいんですか?」
先輩「それはオールインといって、全部出してくれりゃあいい。概ねこんなもんか、後は一応上限として10本が最大ってことにしよう。ゆるゆるやるのが目的だしな」
チャラ男「…じゃあ、ベット。2本」モグモグ
後輩「えっとえっと、こ、コールします!」
先輩「じゃあ、あたしはレイズで3本にする」
チャラ男「……コール」プクー
後輩「ど、ドロップします」パサッ
先輩「ドロップした時はその時点まで賭けてた本数を失うだけでいい、と言う訳で2本が場に流れて、後は私とチャラ男の勝負になる訳だな」
チャラ男「…オープン」モグモグ
先輩「ツーペア」
チャラ男「スリーカード」
先輩「あ? マジかよ」
チャラ男「……いただきます」
後輩「先輩、なんでマジなんですかー?」
先輩「普通、1枚チェンジなんてのはストレートかフラッシュ狙いってのが多いんだよ」
後輩「そうなんですか」
先輩「で、割とそのままワンペアか役無し(ブタ)なるってのが多くてな。こいつの最初の宣言、ベットだったろ?」
後輩「そうでしたね」
先輩「もしできてたらある程度強気の宣言が多いっつーこと。最初から3本でもいいだろうからな」
チャラ男「…早めにブラフを見せた」
先輩「弱い手に見せかけて、勝負を仕掛けさせたってことだ。逆に弱い手を強く見せるために賭けるのも、ブラフの一つだ」
後輩「ちょっとついてけないですー…」
先輩「まぁ、そういう嘘つきもあるかもしれねぇってことだ。あたしがワンペアと読ませられ、ツーペアだったから勝負にいったらってことよ」
後輩「…が、頑張ります」
ここまで
本編どこいった。ちなみに主観入りまくりのポーカー捨て読み
1枚捨て→本編でもあったストレート、フラッシュ。そこそこあるのはツーペアからのフルハウス狙い
2枚捨て→ワンペア+Aに近い強い数字、あるいはスリーカードからのフォーカード狙い。
3枚捨て→ほぼほぼワンペア。よくスリーカードになってる気はする。
4枚捨て→とりあえずAに近い強い数字は持ってる。とりあえずのワンペア狙い。
5枚捨て→大体自棄。これで読める要素もない。
まあ、後はマッチ(チップ)をどれだけ賭けるかで何となく相手の手配が想像できる(またはさせられる)。それがポーカーというゲームです。
おつ
ベットとレイズの違いがわかんない
>>405
ざっくり言うと、ベットは最初に賭け金を釣り上げる行為、レイズは更に上乗せする行為。と思えばいい。
最近やってないから曖昧だけどもそんな理解で良いかと。
さて、今日は会社の飲みでかつカラオケで更新しようがありません。
チャラ男「……ふむ」モグモグ(マッチ12本)
先輩「なかなかやるじゃねぇか、後輩」(マッチ41本)
後輩「なんとなく、わかってきましたー!」(マッチ37本)
チャラ男「(今は耐える場か)」プスン
先輩「チャラ男はなかなか運がないな」
チャラ男「……格上のストレートはキツい」モグモグ
後輩「スゴいマッチ積んでましたもんね。あ、次行きましょー」
先輩「それいいが、時間決めてその時点でマッチ多い奴が勝ちにしようぜ」
チャラ男「……了解」
後輩「はい」
先輩「で、一番少ない奴が、勝者のいうことを一回きくルールな」
後輩「勝ってる状態でそれはズルいですよー」
チャラ男「(フルハウス、勝負手だけど)」モグモグ(マッチ10本)
後輩「レイズで3本です」(35本)
先輩「ベットレイズか、じゃあ受けて更にレイズ。5本だ」
チャラ男「(周りも全体的に強気。もちろん、ブラフも有り得て、本当に手が入ってても勝つためにはリスクも必要)」プクー
チャラ男「………ドロップ」パサッ
チャラ男「(2人の、そういうツキみたいなのは、今、俺より強い気がする)」
後輩「じゃあ私はコールします」
先輩「じゃあオープン。フォーカード」
後輩「えぇ!? ふ、フルハウスです」
先輩「くく、悪いな」
後輩「イカサマですー」ジタジタ
先輩「シャッフルして配ったのは後輩だろ」
チャラ男「(読みは外れてない。勝てるはず)」モグモグ
チャラ男「………」チーン(2本)
後輩「先輩強すぎですよ…」シクシク(37本)
先輩「ま、今日は運が良かった。それだけだな」(51本)
チャラ男「……じりじりと押し負けた」モグモグ
後輩「チャラ男さんも、結構勝ってましたよね~?」
先輩「ポーカーっつーのは、一回の負けで今までの勝ちを吐き出すなんてのはよくある。つまりだ、チャラ男はデカい勝負で勝ってねぇってこと」
後輩「そう言われればそうですー」
先輩「つっても、チャラ男のやり方は、堅実の意味なら間違ってねぇけどな」
チャラ男「(先輩にそう言ってもらえるのは、嬉しいな)」プスン
先輩「が、敗者は勝者に従わねぇとな」ニヤリ
チャラ男「(忘れてた)」モグモグ
ここまで
>>1大体ジリ貧になるタイプ
やったことない俺はあまりイメージ出来んかった
>>411
それは書き手としては敗北ではあるけど。
まぁ、長くするつもりがなかったから、どんなカードが来てるとかそういうのはすべて省略したから、できなくても仕方ないね。
先輩「さて、どうすっかなー。どうすれば面白くなっかな?」
チャラ男「……お手柔らかに」モグモグ
後輩「(先輩、何を言うつもりなのかな)」
先輩「チャラ男さ」
チャラ男「…はい」プクー
先輩「どっちとだったらキスできる?」
後輩「ごふっ!」
チャラ男「……」カチーン
後輩「せ、先輩何言ってるんですかいきなり!」
先輩「ただの興味本位で聞いただけだぜ? で、どうよ」
チャラ男「(こ、これは何を求められてるんだ…!?)」プクー、パン
後輩「……」ドキドキ
先輩「……」ジッ
チャラ男「(……一応整理しよう)」モグモグ
後輩「……」ドキドキ
チャラ男「(後輩は、可愛らしいというか愛くるしいタイプだ。もう一人妹ができるなら、後輩みたいな子がいいと思う)」プスン
先輩「……」ジッ
チャラ男「(先輩は、それこそ凛々しい女性のイメージそのままだ。綺麗で、化粧気のない感じがちょうどよく映える)」モグモグ
チャラ男「…もう少しだけ」プクー
チャラ男「(はっきり言うなら、どっちでもキスできる。というか、そういうの意識したら、2人ならキスできる)」モグモグ
チャラ男「…どっちもできる」モグモグ
先輩「…くく、まぁどっちか、とは言ってないからな」
後輩「(…キス、できるんだ)」
チャラ男「…命令はこれで終わり?」
先輩「ん? 誰も強制で答えろ、なんていってねぇぞ?」クスリ
チャラ男「(確信犯だ)」
先輩「でもまぁ、命令の件だけど。保留するわ、今特に浮かばなかったからな」
チャラ男「…そうですか」
先輩「…、期限は決めてないから、いつ行使されっかはわかんねぇけどな」
チャラ男「…なら早めに」
後輩「なんか、先輩ずるいですー」
先輩「ずるくはねーだろ。ちゃんと決めたことにのっとってるだけだぜ?」
後輩「でもなんかずるいですー」ジタジタ
チャラ男「…仕方ない」ナデナデ
後輩「は、恥ずかしいですよ」プルプル
先輩「さてと、もうこんな時間じゃねぇか。そろそろ寝ようぜ」
後輩「そうですね…ひゃっ!」ピカゴローン
チャラ男「……止む気配なしだ」
後輩「…そうだなー」
ここまで。
雷ふると、PC切るか迷うよね。
つまんねーwwww
おつおつ
>>417
まったりな雰囲気だから合わない人にゃ合わないと思うおwwwwww
最近チャラくなってないのはまぁ...
まったりというかポーカーは分かる分からないに関わらずいらねぇよな
誰がポーカー強くて誰が弱かった程度のもんでいい
雷降ってくる地域に住んでなくて良かった
>>417 >>419
まぁ、うだうだしてるだけだからね。チャラ男をチャラみたいな状況にならないのが、最近の悩み
>>418
ありり
>>420
耳が痛いコメであり。事実だからねぇ。なんかポーカーやるシーン軽く書こうとしたら無駄に説明いれちゃったからなぁ。
>>421
どの地域に住んでるんだろう・・・。
>>415の訂正
×後輩「…そうだなー」
○前輩「…そうだなー」
>>415の訂正の訂正。なんだ前輩って。
×後輩「…そうだなー」
○先輩「…そうだなー」
先輩「…うひゃ!」ゴロゴロゴロ
チャラ男「……雷、苦手?」モグモグ
先輩「……ちげぇし」
チャラ男「……誰も気にしない」プクー
先輩「…お前、その立場ってのがあるだろ」
チャラ男「……可愛らしい」モグモグ
先輩「…あーっ、お前さ、なんなんだよマジで」
チャラ男「……何が?」プスン
先輩「この間から、すけこましみてぇなこといいやがってよ。気でもあんのかよ」
チャラ男「……そういうわけじゃ」
先輩「だったら余計にたち悪いっての」
後輩「ふぅ~、すっきりした…、あれ二人ともどうしたんですかー?」
先輩「なんでもねぇよ」
チャラ男「(すけこまし、思わせぶりなこと言ってたかな?)」ガサゴソ
チャラ男「(でも、先輩にいやな思いさせたなら、気をつけないと)」ガサゴソ
チャラ男「……布団はこれでいいか」
後輩「チャラ男さーん」ヒョコ
チャラ男「……どうした?」モグモグ
後輩「なんか、先輩不機嫌なんですよー」
チャラ男「……俺のせい」モグモグ
後輩「え、どうしたんですか?」
チャラ男「……わからないが」
後輩「わからない?」
チャラ男「……俺は思わせぶりなことを言った」
後輩「…、チ、チャラ男さんは、先輩のこと好きなんですかー?」
チャラ男「……尊敬してる」
後輩「そ、そうですかー」
チャラ男「……二人は俺の部屋の、布団かベッドで」プクー
後輩「はーい」
先輩「………」
チャラ男「(すごく気まずいな)」
チャラ男「……俺はソファーで寝る」
後輩「あ、でも私がソファーで」
チャラ男「…二人は女の子」プクー
先輩「だからさぁ……、まぁいい、寝る」スタスタ
後輩「あ、先輩。じゃ、じゃあ寝ますね。おやすみなさい」
チャラ男「…おやすみ」モグモグ
チャラ男「(女の人扱い、やっぱり嫌なのかな先輩)」
ここまで。
どうなるんやろかねー。
これはチャラ男がヒロインだな
>>429
ある意味そうかもしれない
先輩「………」ザァー
後輩「………」ピカ!
先輩「……!」ゴロゴロゴロ
後輩「(……これは本格的にひどいなー)」ザァー
先輩「……後輩」
後輩「あ、はい」
先輩「わりぃ、眠れそうにねぇ。話付き合ってくれ」
後輩「いいですよ。私も…、ちょっと興奮してたのか寝れなくて―」
先輩「そうかい…、本当だったらお前とチャラ男が一緒に寝たんだろうけどな」
後輩「あー、それはそのー、仕方ないってやつですよー」
先輩「なぁ、後輩」
後輩「なんでしょー」
先輩「チャラ男好きってやつ、いなかったのか?」
後輩「…えーと、言ってるのがよくわかんないです」
先輩「チャラ男。あー…、あれだ。パッとした見た目っつーのか、そういうのはわりぃけど、性格悪くねぇし面倒ごと引き受けてくれる、良いやつだろ」
後輩「そうですねー」
先輩「顔はまぁ、ふつーってとこだけどさ。静かにモテるタイプっつーのは間違いねぇんだよ」
後輩「…怒ってたんじゃないんですか?」
先輩「…まぁ、聞けって。なのにあいつがモテたって話聞かなかったからさ。どんなもんだったのか気になったっつーわけだ」
後輩「うーん。恋人になりたいなんていうのは聞かなかったです」
先輩「そうか…」
後輩「どうしたんですか、先輩ー?」
先輩「…いや、うん。なんてこたーねぇよ」
後輩「…そう言って、勝手に抱え込むのが先輩の悪い癖ですよー」
先輩「抱え込んでるわけじゃねーさ」
後輩「だとしたら、何か聞いてもいいですよねー?」
先輩「…あー…、お前ってさ。いや、お前だったら逆に言われねぇか?」
後輩「何をですー?」
先輩「女の子らしいとか、可愛らしいとか」
後輩「可愛いぐらいなら皆に…」
先輩「そうかい。まぁ、あたしはまず言われねぇし、女に関わることは悪口ばっかだったから。言われんのやだったんだが」
後輩「はい」
先輩「チャラ男に心配で言われんのだけ、なんかやじゃねーってことさ」
後輩「……」
ここまで
終身間際の会話って、いいよね。大抵カオスで。
まあ死にかけてるとなに話しても許されると思う
>>435-439
誰だったかな。物書きが死の際にいる共に「死ぬのはどんな気分か」と聞いて、友は「これから死ぬからね、いろいろだ」みたいなことを答えたっていうのを、思い出した。
後輩「……先輩」
先輩「ん~?」
後輩「その、先輩はチャラ男さんのこと、どう思ってるんですか?」
先輩「……わっかんねーな」
後輩「わからない?」
先輩「ツルんで、一緒にバカやってさ。楽しかったのは、覚えてる」
後輩「はい」
先輩「でも、お前が意図してる。思いっていう部分は、わかんねぇ」
後輩「そうですかー…」
先輩「ククッ、ライバルが増えるのは嫌か?」
後輩「それはそうですよー」
先輩「意外にあっさりだな」
後輩「それで、思いが変わる訳、ないじゃないですか」
後輩「だから、先輩がチャラ男さんを好きになったとしても、私がすることは変わらないですー」
先輩「ほぉ……、いうようになったな後輩」
後輩「チャラ男さんのことだから、引けないだけですー」
先輩「そんなもんか」
後輩「…そういえば、先輩は彼氏いたことないんですか?」
先輩「ねぇな。まぁ、自分の周りにはろくでもねぇ男しかいなかったってのはある」
後輩「先輩美人なのに、もったいない」
先輩「こんなもの好き好きになる男も、そうそういないだろ」
後輩「そうですかねー」
後輩「(先輩も先輩でとーへんぼくだからなー)」
先輩「そういう後輩は、前誰かと付き合ってたりしなかったのかよ?」
後輩「私モテないから、そういうことはなかったですー」
先輩「ふーん。可愛がられるタイプだから、てっきりそういうのは大体済ませてるかと思ったぜ」
後輩「そういう雑誌の読みすぎですよ。そういうのは目立つ連中がそうしてるだけです」
先輩「ククッ、そうかもしれねぇなぁ」
後輩「……、先輩」
先輩「ん」
後輩「先輩がチャラ男さんのことが好きになるのは、それは自由です」
先輩「おう」
後輩「でも、負けませんから」
先輩「そうかい」
先輩「(あたしはあいつのこと、マジでどう思ってんだろうな)」
>>442の訂正
×先輩「こんなもの好き好きになる男も、そうそういないだろ」
○先輩「もの好きでもなきゃ、好きになる男もそうそういないだろ」
と言う訳でここまで。
乙りんこ
乙乙
後輩「……眠たくなって、きました」
先輩「もう寝るか。寝不足は肌に良くねぇらしいから」
後輩「そういうのは、気にするんですか?」
先輩「一応な」
後輩「…呑みとかはだいふ、遅くまで起きてますよね」
先輩「普段は早寝早起きだ。健康じゃなきゃ、喧嘩は勝てねぇからな」
後輩「そうなんでふねー…」
先輩「お前は、夜ふかしな方か」
後輩「本とか、読んで……、ついー」
先輩「本、ね。どんなの読んでるんだ?」
後輩「そ…、で」
先輩「……寝るか」
チャラ男「…………」チッチッチッチッ
チャラ男「(時計の音、こんなに耳障りだったかな。寝付けねぇぞ)」
チャラ男「あとはwww外の雨と雷wwwまだひどいぞwww」
チャラ男「(おっと、まだ後輩がいるんだった)」
チャラ男「(後輩にはガム食ってる時の感じでしか、接してないからな)」
チャラ男「(妹と仲良かったし、そこらのことも聞いてそうだけど)」
先輩「………ふぅ」ギシッ
チャラ男「……ん?」
先輩「起こしたか、わりぃ」
チャラ男「いえ、起きていました」
先輩「そうか」
先輩「……うひ」ゴロゴロゴロ
チャラ男「雨、止まないですかね」
先輩「ほんとにだよ…ったく」
チャラ男「そういえば、なんでこっちに?」
先輩「喉乾いてな。水かなんか欲しい」
チャラ男「ちょっと待っててください。電気着けて、ソファーにでも座っててください」ガサッ
先輩「わりぃ…」
チャラ男「気にしないでください」スタスタ
先輩「………!」ピカ
チャラ男「はい、お水です」カラン
先輩「センキュ―…」
ここまで。
夏時期の雨降る夜は、熱いのもあるけど、あの粘つくような湿気がねぇ。
先輩「………」ゴクゴク
チャラ男「後輩はもう寝たんですか」
先輩「あいつ寝つき良いからな。ぐっすりだよ」ゴクゴク
チャラ男「…………」ポリポリ
先輩「あー、起こして悪かったな」コト
チャラ男「寝てないから大丈夫です」
先輩「うん……、そうか」
チャラ男「(どう話したもんかな。不機嫌、なわけでもないみたいだけど)」
先輩「……うひ」ゴロゴロゴロ
チャラ男「苦手なんですね」
先輩「………トラウマ、だな」
先輩「……いつだったかな、とりあえずガキの頃だ」
チャラ男「……」
先輩「こんな大雨でな、雷も鳴ってた。ひたすら怖くってな」
チャラ男「はい」
先輩「ずっとずっと、物置の隅で隠れて。家族を待ってた」
チャラ男「……」
先輩「…来なかったよ。目が覚めて、雨は止んでたが、家は相変わらず暗かった」
チャラ男「…そうですか」
先輩「その時からだな。妙に、雷の音が、嫌なのは」
先輩「……、だから妙に嫌だからトラウマっていうんだろうけどよ」
チャラ男「…早く雨が止めばいいですね」
先輩「…。後輩とかメンバーには言うなよ? メンツの問題だからよ」
チャラ男「言われなくても」
先輩「……。水ありがとな。もう少し寝る努力してみるわ」
チャラ男「…よかったら付き合います」
先輩「……やめてくれ。今はそういうのに、甘えたくない気分でさ」
チャラ男「わかりました」
先輩「おやすみ」
チャラ男「おやすみ」
先輩「(……ダメだわ。後輩。あたし、やっぱ泊まっちゃダメだった)」
ここまで。
真面目にどうなるんだろうかねー。
後輩「ん~、良く寝た~」ノビー
後輩「あれ? 先輩いない。もう起きてるのかな?」
後輩「(じゃあ、私も起きなきゃなっと)」
チャラ男「………」スピー
先輩「………」スピー
後輩「え…」
後輩「(なんで2人とも今で寝てるの? チャラ男さんはわかるけど、先輩ベッドで寝たんじゃ…)」
後輩「(でも、離れて寝てるから、そういう一緒に寝たわけじゃないんだろうけど…)」
チャラ男「………んん」
後輩「あ、チャラ男さん。おはようですー」
チャラ男「………w……うん」
後輩「?」
チャラ男「(やばい、一瞬笑いかけた)」
後輩「先輩と、その、一緒に寝たんですか?」
チャラ男「……」サッ、モグモグ
チャラ男「………途中起きてきた。で、戻った」プクー
後輩「起きて、また寝ちゃったんですかねー」
チャラ男「……多分、俺も寝てからはわからない」
後輩「どうしましょー」
チャラ男「……とりあえず、風邪をひく。かけよう」ファサ
先輩「んぅ……」スー
チャラ男「(多分雷のせいで寝れなくて、ここにきて寝ちゃったんだろうな)」
後輩「あ、朝食私が作りますねー」トタトタ
チャラ男「…助かる」モグモグ
後輩「ふんふふ~ん♪」トントン
チャラ男「(女の子はみんな料理すると歌うんだろうか。妹も歌ってるな)」モグモグ
先輩「………」スピー
チャラ男「……しかし、いつのまに」プスン
チャラ男「(しかし、先輩は綺麗だな。なんで彼氏がいないんだろうか)」モグモグ
チャラ男「……やっぱり、強くなきゃダメなのか?」プクー
後輩「チャラ男さーん。もうそろそろでできますよー」
チャラ男「…わかった」
チャラ男「(先輩はあとで起きた後に食べてもらえばいいか)」
ここまで
寝て起きて、いなかった奴が横にいたらびっくりするよね。
>>463
そんなの俺が許さない
後輩「いただきまーす」
チャラ男「…いただきます」プッ、ガサガサ
後輩「どうでしょー?」
チャラ男「………」コクリ
後輩「よかったー」
チャラ男「(うん、美味しい)」~♪
チャラ男「(ん、メール。妹からか)」
To:チャラ男
From:妹
昨日の雨のせいで、列車泊まって帰るの遅くなるよ(´・ω・`)
チャラ男「(やっぱり影響でたか)」タタタッ
To:妹
From:チャラ男
わかりました。お気をつけて。男の娘によろしく。
チャラ男「(これでいいな)」モグモグ
後輩「もしかして妹ちゃんからですか?」
チャラ男「…………」コクリ
後輩「もう帰るっていう連絡ですかー?」
チャラ男「………」フルフル
後輩「そ、そうですかー」
後輩「(ならまだ、のんびりできる時間。あるってことだよね)」
チャラ男「(ご飯を食べたら、先輩起こさなきゃなー)」ズズ
先輩「ふあーあ、んだよ。お前らだけで先食ってたのか」
後輩「おはようございます。今ご飯よそいますね」
先輩「わりぃ。うーん」ノビー
チャラ男「………」テアワセ
後輩「あ、チャラ男さん。もうご飯良いですか?」
チャラ男「………」コク
先輩「うん、うめぇ」モグモグ
後輩「ありがとうございますー」
チャラ男「………」カチャカチャ
チャラ男「(テレビでもつけて、被害の状況でも見てた方がいいかな?)」ガサガサ、モグモグ
先輩「んで、妹さんはいつ帰ってくんのよ」
チャラ男「…昨日の雨で、列車が止まって遅いらしい」プクー
先輩「なるほど、ならのんびりできそうだな。ふああ」
チャラ男「(ちゃんと寝れてないみたいだな)」
ここまで。
>>464
堪忍したってや
先輩「ふぅ、ごっそさん」カチャ
後輩「お粗末様でしたー」
『○○地方を襲った豪雨は、各地で被害を及ぼしております。一部の列車の運行が止まり、生活にも支障が出ております』
チャラ男「(うーん、休みに入ったからだからいいけど。妹、帰ってくるとしたらバスになるかな)」モグモグ
後輩「天気どうですかー?」
チャラ男「…よくはない」プクー
先輩「まぁ、あたしらは歩いて帰れる場所だから大丈夫だろ」
後輩「そうですねー」
チャラ男「…まだゆっくりしていくといい、雲行きはまだ悪い」モグモグ
先輩「確かに、よくはない空模様だなっと」
後輩「じゃあ、私はこの隙に洗い物しちゃいますねー」
チャラ男「…ありがとう」プクー
妹「ん~、まだちょっと降ってるなぁ」
男の娘「そうだね」
妹「兄ちゃん大丈夫かな。ご飯食えてるかな」
男の娘「料理とかできないの?」
妹「モテるために本格的なナポリタンは作れるよ」
男の娘「それ以外はできないってこと?」
妹「炊飯器にお米といで入れて炊くぐらいはできる」
男の娘「だったらまぁ…、大丈夫じゃないかな」
妹「ほとんど私がやってるからね」
男の娘「大変じゃないの?」
妹「ん~、あれかな」
男の娘「何?」
妹「作ってくれたものを、うまいうまいってガツガツ食ってくれるの、嬉しいんだよ」
男の娘「そっか」
妹「その点は、男の娘は劣るね」
男の娘「う、ごめん」
妹「大丈夫だよ、男の娘に男らしさなんて求めてないから!」
男の娘「うぅ…」ショボン
妹「(美味しいもの食べてる時、静かにニコニコ笑いながら食べる姿も、またいいからね)」
男の娘「どうやったら、男らしくなれるんだろうなぁ…」
妹「そうだねー……」
妹「(多分無理だと思う)」
男の娘「やっぱり筋トレとかした方がいいのかな」
妹「あ、それはやめてね。絶対に」ズイ
男の娘「う、うん。いきなり近寄ってまで否定しなくていいでしょ…」
妹「(それだけは似合わないどころの騒ぎじゃないからね)」
ここまで。
やっぱり妹は自由な気がする。
もう先輩後輩男の娘妹図書委員のハーレムエンドでもいいよ
>>473-474
カオスすぎて何もいえないYO
妹「とにかく、男の娘は男らしくなんて考えず、自分らしくと考えたほうが楽だよ」
男の娘「自分らしく…うーん」
妹「それでなくても、男の娘は特徴しかないようなものだもんね」
男の娘「外見以外は普通だと思うよ」
妹「うーんとね、男の娘。私が知る範囲で、男の子がお菓子作り好きだとか、裁縫得意でよく小物づくりしてるとか、聞いたことないよ?」
男の娘「うーん、お父さんはよくやってることだからなぁ…」
妹「(完全にあの人の悪影響受けてる)」
男の娘「あ、でも、スカートは履いたことはないよ!」
妹「それが、世間では普通です」
男の娘「難しいなぁ…」
妹「(内気な方で、友達少なくてそういう交流ないから、あんまりズレに気づいてないんだろうなぁ)」
男の娘「筋トレがダメでも、野球とかバスケとか始めるのはどうかな?」
妹「いいとは思うけど、男の娘は普通の文科系の部活とか委員とかの方が良いと思うよ」
男の娘「うーん、あんまり男らしくない気がするかな…」
妹「クールな男の方がいいって人も、多いからね」
男の娘「クールかー」
妹「(これもまた、男の娘にはない要素だけど)」
妹「(男の娘は、陽の光の下でボーッといるのが、一番似合うよね)」
男の娘「でも、クールってどうやればいいんだろう…」
妹「うーん。私もクールな方じゃないから、よくわからないかな」
男の娘「月光の中で、クールな人は誰だろう」
妹「数学のあの先生とか」
男の娘「あの人は、皆に怖がられてるからクールとは違うんじゃないかな」
妹「それもそうか」
男の娘「どうやったら男らしくなれるんだろ…」
妹「(どうやったら諦めてくれるかな?)」
ここまで。
そうではないから、そうあろうとする。
隣の芝生は青いってやつか
>>480
いつだって青いよ。
>>478の修正。なぜに月光…。
×男の娘「月光の中で、クールな人は誰だろう」
○男の娘「学校の中で、クールな人は誰だろう」
妹「男の娘が男らしくなるのはいいとして、とりあえず、天気晴らしてよ」
男の娘「え、えぇ…」
妹「男の娘ならできるよ!」
男の娘「(すごく唐突な無茶ぶりだよ…)」
妹「何したら晴れる?」
男の娘「ごめん、晴れ男じゃないからわかんないよ」
妹「どこかの人は、美味しいものを食べると天気が晴れるらしいよ?」
男の娘「そうなんだ」
妹「この家に美味しいものはあるかな?」
男の娘「(何か食べたいだけかな…)」
男の娘「ごめんね、すぐ出せるのジュースぐらいしかなかったよ」
妹「そっかー」
男の娘「はい、どうぞ」コト
妹「ありがとう」
男の娘「(………、今でも、妹さんと付き合ってるなんて、不思議な感じだよ)」
妹「うん、おいしい」コクコク
男の娘「(なんで、僕なんかに興味を持ったんだろ)」
妹「……?」
男の娘「(僕ってカッコよくはないし)」
妹「人をジッと見て、惚れなおした?」
男の娘「え、え、そうじゃないよ」
妹「それはそれで傷つくよ?」
男の娘「そ、そういう意味じゃないよ!」
妹「知ってるよー」
男の娘「よくよく思ったんだけどね」
妹「うん」
男の娘「男らしいって言ったら」
妹「(せっかく、話題そらしたのに)」
男の娘「チャラ男さん、男らしいよね」
妹「え、何言ってるの?」
男の娘「え?」
妹「そんなの当たり前でしょ」
男の娘「あ、うん。ちょっとビックリした」
妹「ただねぇ、その良さがわかる人は少ないね」
男の娘「そうなの?」
妹「兄ちゃんがモテるために演じてる部分しか、目に入らない人のが多いってこと」
男の娘「そっかー」
妹「そもそも演じる必要もないと思うけど。まぁ、これは再三兄ちゃんには言ってるから…、はぁ」
男の娘「(なんだかすごく苦労してる表情だ…!)」
ここまで
この二人は、なんだか書いててほんわかする。
きたいしてまつ
松
チャラ男「……まだややひどい雨だな」モグモグ
先輩「まぁ、雨だけならいいんだけどよ」
後輩「すっかりすることもなくて、困りましたねー」
チャラ男「……どうしたものか」プクー
後輩「また、ポーカーでもします?」
先輩「気が乗らねぇな。昼間からやるもんでもなし」
後輩「それもそうですねー」
チャラ男「……今時期は、まだ面白い番組もない」ピッ
先輩「まー、とりあえずグダグダしながら話でもしてようぜ」
チャラ男「……了解」
後輩「はーい」
先輩「んん、このソファー座り心地良いな」
乙りんこ?
>>495
寝ちったい
先輩「………」スピー
後輩「先輩寝ちゃいましたねー」
チャラ男「……寝苦しかったからな」プクー
チャラ男「(後は雷のせいか)」モグモグ
後輩「そうですかねー、私そのまま寝ちゃいましたしー」
チャラ男「…後輩は寝つきがいいんだろ?」プスン
後輩「う~ん、そうかもしれないですねー」
チャラ男「……そうか」モグモグ
後輩「(うぅ、これじゃだめだ、会話続かないよ)」
チャラ男「(今日はあんまりベタベタしてこないんだな)」プクー
後輩「あ、雨早く止まないですかねー」
チャラ男「…夕方ぐらいには、晴れるんじゃないか?」
後輩「(それまでに、なんとか仲を進展させないと…)」
後輩「あー、そのー、チャラ男さん」
チャラ男「…うん?」モグモグ
後輩「彼女さんとか、まだいないんですかー?」
チャラ男「………」パンッ
後輩「あ、なんか、ごめんなさい」
チャラ男「…気にするな」モグモグ
チャラ男「(早く彼女ほしいよ、本当に)」
後輩「チャラ男さん、モテそうなのになー。髪型も変えて、前より接しやすくはなりましたしー」
チャラ男「…そうか」プクー
後輩「誰か言い寄ってきたりしないんですかー?」
チャラ男「…いや、話す女子がいるだけだ」モグモグ
後輩「そうなんですねー」
後輩「(それなら、まだまだチャンスあるよね…。あるよね)」
チャラ男「…後輩はどうなんだ?」
後輩「」
後輩「わわ、私がどうしたっていうんですかー」アタフタ
チャラ男「…後輩のほうが、モテるほうだろ?」モグモグ
後輩「そんな、わ、私なんてモテてないですよ!」
チャラ男「…意外だな」プクー
後輩「そそ、そうですかー?」ドキドキ
チャラ男「…じゃあ、好きな人はいないのか?」モグモグ
後輩「……ははは」
チャラ男「(あ、これいる反応だな)」プスン
後輩「気にしてる人はいますよー」
チャラ男「…そうか」モグモグ
後輩「でも、その人、よく話すけど気づいてくれなくてーー」
チャラ男「…残念だな」プクー
後輩「チャラ男さん、そういう人ってどうやったら気づいてもらえると思いますー?」
チャラ男「…そういう意味で好きだと、はっきり言うしかないんじゃないか」モグモグ
後輩「ちなみに、チャラ男さんもそういうタイプな気がしますー」
チャラ男「…そうか?」プク-
後輩「そうですよー」
チャラ男「…気をつける」モグモグ
後輩「(…いつもなら、勘がいいじゃないですか。もう)」
先輩「………んぅ」ゴソッ
チャラ男「……声が大きかったか?」モグモグ
先輩「…………」スゥスゥ
後輩「そういえば、先輩の寝顔。ちゃんと見たの初めてかもしれませんねー」
チャラ男「…そうなのか?」モグモグ
後輩「大体先輩が最後に寝てる気がします。それで、皆より早く起きてますねー」
チャラ男「……ふむ」プクー
後輩「寝るギリギリまで、何かしら話してるんですよー」
チャラ男「(そういえば、この間泊まった時もそんな感じだったな)」モグモグ
後輩「先輩、話すには話すけど。なんか話したがるイメージないから、なんか意外だったなー」
チャラ男「…それはわかる」モグモグ
チャラ男「(こうやって、寝顔を見ると。笑いはするんだけど、眉間にしわを寄せてるような印象があるから、それのせいで穏やかに見えるな)」モグモグ
後輩「……」ジーッ
チャラ男「…どうした?」プクー
後輩「なんでもないですよー」ムー
チャラ男「…そうは思えない」モグモグ
後輩「まぁ、先輩は美人ですから、見ちゃうのはわかるんですけどねー」
チャラ男「……確かに美人だな」プスン
後輩「(そう言われるとへこみますよ…)」
チャラ男「…後輩はどちらかというと、可愛いの部類か」モグモグ
後輩「え、え、ええ」ボッ
後輩「なな、何言っちゃってるんですかチャラ男さんー!」ワタワタ
チャラ男「…素直な感想」モグモグ
後輩「う、余計恥ずかしいですよぉ」プルプル
チャラ男「(そういうところが可愛いと思うぞ)」プクー
後輩「…さては、そうやって女の人に言い寄ってるんですか?」
チャラ男「…いや」モグモグ
チャラ男「(そういう言い寄り方もあるのか)」
後輩「そうですよねー。チャラ男さん、ナンパするイメージないですしー」
チャラ男「(後輩は、まぁ、そんなイメージかもな)」プスン
後輩「……チャラ男さん?」
チャラ男「…どうした?」モグモグ
後輩「ははは、そのー、私は、チャラ男さん的にどうなんですかねー」ドキドキ
チャラ男「」
ここまで
言っちゃったー
さぁどうなるのか
これはチャラ男の腕の見せどころ
チャラ男「(俺的に後輩はどうって、こと、だよな?)」
後輩「(も、もうちょっとストレートに言った方がよかったかな)」
チャラ男「…それは、あー」モグモグ
後輩「…あはは……」
チャラ男「…そうだな。うん、どういうのが正しいかはわからないが」プクー
後輩「な、なんでしょー」
チャラ男「…さっきも言った通り可愛いと思ってるぞ」モグモグ
後輩「あ、あー。はい」
チャラ男「…だから、その気になってる奴に話(なし)つけてやってもいい」プクー
後輩「ははは、それは自分で頑張りますよー…」シュン
チャラ男「(なんで落ち込んだんだ?)」
後輩「(やっぱりストレートじゃないとみたい…)」
なし?
先輩「…ん、寝ちまってたか」ゴシゴシッ
後輩「あ、先輩おはようです」
チャラ男「…おはよう」モグモグ
先輩「チャラ男、わりぃ。起きていきなりだが、コーヒーくんねぇか」
後輩「あ、私が」
先輩「後輩はいろいろしたろ、家主が動くだろふつー」
チャラ男「…後輩はいるか?」スック
後輩「あ、大丈夫ですー」
チャラ男「…いれてくる」スタスタ
先輩「………、あれじゃだめだわ。後輩」
後輩「え、もしかして…」
先輩「途中からだけどな、聞こえてた」
後輩「ううー」モダエ
先輩「とりあえず。あれだな。てめぇのことだと、そういうとこに思考回路回らないんだな」
後輩「そうみたいですねー…」
先輩「(彼女欲しがってるのはマジなんだろうけどな。好きだとか付き合おうとかストレートに言わねぇと、わかんねぇっていうか、思考回路つながってねぇんだろうな)」
後輩「はー…」
先輩「これ以上はあたしもどうしようもないぜ。まぁ、頑張れ」
後輩「…そうですよね」
先輩「それにだ」
後輩「はい?」
先輩「あたしだって知りてえよ。あいつが気づいてくれる方法なんてな」
後輩「え…、先輩」
チャラ男「…淹れた」テクテク
先輩「おう、ありがとうな」
後輩「(先輩、それって、そういう意味。なんですよね)」
ここまで。
当初はただ、憎めないチャラ男がナンパしてはフラれ、ナンパしてはフラれるだけのSSの予定だったんだがのう。
>>508
話をつけるの崩した言い方だよ
そうなんだ
なしなんて使ったことなかった
まあ乙
>>512-513
まぁ、普通の日常でナシつけるなんて言わんからねぇ。
どっちがいいんだろうね。言葉の意味を分からせるの優先した結果だけど。
チャラ男「……雨あがったな」プクー
先輩「じゃあ、そろそろお暇(いとま)するかね」
後輩「楽しかったですー」
チャラ男「…送る?」モグモグ
先輩「どっちをよ」
チャラ男「(そう言われると、結構困るな)」プスン
後輩「玄関先まででいいですよー、先輩もいますしー」
チャラ男「…そうか」モグモグ
先輩「…ふーん」
チャラ男「…?」プクー
先輩「気にするな、じゃあ行くか後輩」
後輩「はいー」
チャラ男「…じゃあ気を付けて」モグモグ
先輩「おう、じゃあな」ガチャ
後輩「じゃあまたー」パタン
チャラ男「………、寝るか」モグモグ
先輩「………」テクテク
後輩「………」テクテク
先輩「言いたいことあんじゃねーの?」
後輩「それはまぁ、いろいろと」
先輩「残念ながら、敵同士ってーわけだな」
後輩「こればっかりは、先輩でも…」
先輩「知ってる。昨日の夜聞いた」
後輩「…そうでしたね」
先輩「まー、あたしは明日無理でも返るべきだったかもしんねぇなぁ」
後輩「どういうことですか?」
先輩「ん~。あいつが好きなんだなって思わせることがあったってだけよ」
後輩「え、まさか」
先輩「キスもそっちもしてねぇぜ? ロマンチックなこたぁ、一つもない。人から見ても、なんでってなりそうな気もする」
後輩「そうですか」
先輩「マジか聞かねぇんだな」
後輩「先輩は嘘は言いませんから」
先輩「かもしんねぇなぁ」
後輩「…私は、チャラ男さんが好きです」
先輩「知ってる」
後輩「ぽっと出の先輩に、負ける気なんてありません」
先輩「想いの強さってやつか? くく、そりゃあ負けるかもしれないな」
後輩「…」
先輩「でも、あたし達はスタートラインにすら立ってねぇ。だろ?」
後輩「う…」
先輩「あいつに、きっちり気持ちぶつけられるか、どっちが早いだろうな?」
後輩「わ、私です!」
先輩「くく、だといいな。じゃあ、あたしはこっちだから、じゃあなー」
後輩「あ、はい。負けませんよー!」
先輩「あぁ、同じくな」スタスタ
後輩「……負けないもん。先輩綺麗だけど、負けるわけにはいかないもん」
ここまで。
おれ、2人の青春劇なんじゃないかな?
俺の青春劇じゃない。うん、なんでこんな誤字に。
乙
ドロドロがない女の子の好きな男子をかけた戦いほど見ててぽかぽかするものはない
男をかけたドロドロ(意味深)な戦いなら
とりあえずチャラ男は図書委員を図書館で抱けば良いんじゃね?(希望
妹「ただいまー」
チャラ男「おうwwwおかえりwww」トントン
妹「大丈夫だったー?」
チャラ男「何もwwwないぜwwwそっちは?」グツグツ
妹「男の娘が男らしくなるのを阻止してたよ」
チャラ男「えwwwあーww似合わねぇから?」ジャー
妹「そういうことー」
チャラ男「(彼女に男らしくなったらダメだからって、阻止されるのはどうだろうか)」ジュジュ
妹「そういうことなので、ご飯を希望します」
チャラ男「まだwww待っててやwww」グツグツ
妹「聞くまでもないけどナポリタンだよね」
チャラ男「おうwww」
妹「うん、美味しい。兄ちゃんの料理はこれだけ美味しいね」モグモグ
チャラ男「ひどいwww」モグモグ
妹「兄ちゃん料理に関しては、結構残念だからね」
チャラ男「畜生www畜生www」
妹「なんていうのかなー、旨味…。みたいなのが足りない気もするんだけど、とりあえず美味しくもないし、まずくもないんだよ。ある意味一番きついよ」
チャラ男「クソまずい方がwwwネタになるってやつかwww」
妹「そういうこと、美味しくなきゃまずいってことかもしんないけどね。いや、でもまずくも…。と思考が回る味だよ」
チャラ男「俺にはww普通にww食えるのにww」
妹「根本がバカ舌だからかな」
チャラ男「今日ww妹がwwひどいww」
妹「(……誰かいた匂いがするからね)」
チャラ男「ごちそうさまwww」
妹「ごちそうさま」
チャラ男「なんにしてもww男の娘の家は楽しかったかww」カチャカチャ
妹「うん。まぁ、いつも通りかな」
チャラ男「そうかwそうかw」
妹「それで、兄ちゃんはなんかなかったの?」
チャラ男「何もwwwないぜwww」
妹「なんか女の人の匂いがするんだよねぇ」
チャラ男「あんな雨の中ww家に来てくれる女はww間違いなく彼女だなww」
妹「ふーん」
チャラ男「(匂いは考えてなかったな)」
妹「(このぐらいの揺さぶりじゃ、兄ちゃんは効かないか)」
ここまで。
身内でも、異性の匂いがするって言われたら焦るよね(そうじゃなくても)
乙
女性特有の感知能力あるよな
なんだろねあれ
>>528
誰かが言ってたかな。女は自身の共感性に優れる、らしいよ。よくはわかんないが、そういうことなんじゃないかな。
チャラ男「ナンパ日和の天気www」ジリジリジリジリ
チャラ男「じゃねえなww暑すぎww蜃気楼でてっぞww」
チャラ男「(はー、やっぱりこんなタイミングで外出るんじゃなかったなぁ)」
チャラ男「大雨の後は晴天wwっていうけどww照りすぎだよww」
チャラ男「(人はあんまいないし、店の中でナンパするしかねぇのかなぁ)」テクテク
チャラ男「(でも、そこにいるのは買い物で来てる訳で。となるとゲーセンとかか?)」ウーン
チャラ男「あwまずいw」クラッ
チャラ男「(立ちくらみ起こした、とりあえずどっかの店に逃げこんでなんか飲もう)」
「………」
チャラ男「なんにwwすっかなww」チャリン
チャラ男「(ちょっと汗もかいたし、スポーツドリンク系かな)」ピッ、ガシャン
チャラ男「(店の中は店の中で冷房利かせすぎ。そんで店員さんは厚着してるしね)」パキキ
チャラ男「……生き返ったww」ゴクゴク
「……一人でも元気」
チャラ男「うん? ww」
図書委員「……やっほー」
チャラ男「やっほーwwあれ? そんなキャラ? ww」
図書委員「……なんとなく」
チャラ男「そかそかww」
図書委員「今日も、ナンパ?」
チャラ男「そんなwwところww」
図書委員「実入りはなさそうだね」
チャラ男「くっそww今に見てろww」
図書委員「……彼女出来たってこられても困る」
チャラ男「あwwそだww」
図書委員「うん?」
チャラ男「彼氏とはwwどーなんww」
図書委員「……今まで通り、かな」
チャラ男「(どうするか考えてる感じだな)」
図書委員「いろいろあるよ。長く付き合うとね」
チャラ男「そうなんかw」
図書委員「……若さにかまけて、真っ直ぐに。なんてできたらいいんだけどね」
チャラ男「まw図書委員さんはwそういう柄じゃないもんねw」
図書委員「……そういうこと」
ここまで。
久しぶりのチャラモード、だけど当人は至って真面目!
後輩いるとチャラくなれないのをどうにか解消するしかないね
ずっとチャラくてもうざそうだがww
>>534
どう解消するんだろう。モテないと気づいたらチャラモードはなくなると思うよ
図書委員「…君は不思議」
チャラ男「えwwなにがww」
図書委員「よく、誰かしらに相談されない?」
チャラ男「う~んwwたまにならww」
図書委員「…どうみても、相談される雰囲気じゃないのにね」
チャラ男「うっわwwひでぇww」
図書委員「だから、不思議」
チャラ男「うーんwwそうかな? ww」
図書委員「…君が思うほど、人はそれほど自分を明かさないよ」
チャラ男「まーww俺の相談もww大したものってわけじゃねぇしなww」
図書委員「そう」
チャラ男「あれかなww話しやすいのかな俺ってww」
図書委員「だと思うよ」
チャラ男「あれwwwでも前は嫌がってたやんww図書委員さんはww」
図書委員「今もそれほど好きじゃないよ」
チャラ男「ひどいww」
図書委員「…でも、なんとなく、話しかけてる」
チャラ男「あwそうなんだw」
図書委員「なんでだろうね」
チャラ男「知らないよwwまーw俺でいいなら話すぜww」」
図書委員「…そう」
チャラ男「ちなみにww今日は買い物? ww」
図書委員「妹に、何か買ってあげようかと思って」
チャラ男「へーw図書委員さんもw妹いんだww」
図書委員「うん。可愛いよ」
チャラ男「俺の妹もwwかわいいぞww」
図書委員「(猫かわいがりしてるんだろうな)」
チャラ男「でもww最近ちょっと趣味が気になるww」
図書委員「へぇ」
チャラ男「……まぁ、あいつなら間違ったことはしねぇだろうけどさ」
図書委員「…ふーん」
図書委員「(いきなりの真面目な感じは、かなりギャップだね。ちょっとドキッとした)」
チャラ男「図書委員さんの妹さんもwwやっぱり真面目なのかなww」
図書委員「そうだね。ただまぁ、いろいろ影響受けやすいかな」
チャラ男「そっかwそっかw」
図書委員「…邪魔したね。じゃあ、ナンパ頑張って」
チャラ男「おうwwまたなーww」
図書委員「(…妹に何か、小物でも買って帰ろうかな)」
ここまで。
この風呂敷はちゃんとたたまれるのだろうか?
時には風呂敷を投げ捨てる事も必要かもしれない
>>540
投げ捨てちゃうとこの作品が行き先不明になっちゃうの。
チャラ男「ちーっすwwお姉さんwwお茶でも飲まないww」
「暑苦しいのに暑苦しくよってこないでよ」テクテク
チャラ男「うんまぁwwそりゃあそうだわなぁww」
チャラ男「(じゃあ、こうするといいかな)」パク、モグモグ
チャラ男「(お、いい女発見)」プクー
チャラ男「………おい」モグモグ
「な、なんですか。こ、こないで!」スタタタ
チャラ男「……ダメか」プクー
チャラ男「(……そろそろ夕方になるなぁ)」モグモグ
チャラ男「……帰るか」プクー
チャラ男「(どうやったら彼女ができるんだろうなぁ)」モグモグ
チャラ男「(……そもそも、なんで彼女欲しいんだろうなぁ)」プスン
チャラ男「…………」パチリ
チャラ男「…ここはどこでしょうか」キョロキョロ
チャラ男「(ナンパ失敗して家に帰ろうとしたところまでは覚えてるんだけど)」
チャラ男「…どうみても、知らない部屋ですね」クラ
チャラ男「う、気持ち悪い」
「あらー、チャラ男ちゃん。目を覚ましたのねー!」
チャラ男「」
男の娘「お父さん、起きたばかりなんだから、静かにしなきゃだめだよ」
「それもそうねぇ。はい、お水」
男の娘「お母さんが多分熱中症だろうって言ってました」
チャラ男「……身体が重く、頭が痛いですね」
「あらまぁ大変。まだまだ安静にしてていいからね。じゃあ、私出るから頼んだわよ男の娘」
男の娘「うん、行ってらっしゃい」
男の娘「お父さんが倒れてるチャラ男さんを見つけて、ここまで運んだんですよ」
チャラ男「なるほど、お礼を言いそびれてしまいました」
男の娘「しかし、いったいどうしたんですか?」
チャラ男「真剣にナンパをしていました。水分補給はしていましたけれど」
男の娘「ははは」
男の娘「(ぶっ倒れちゃうほどナンパって頑張るものなのかな)」
チャラ男「うーん。申し訳ないのですが、まだ横になっていなければいけないようです」クラクラ
男の娘「大丈夫です。お母さんも安静にしていれば大事にはならないだろうって言ってましたから」
チャラ男「男の娘のお母さんは、詳しいのですか?」
男の娘「看護師してます」
チャラ男「なるほど」
男の娘「妹さんにも連絡しましたから、ゆっくりしてくださいね」
チャラ男「ありがとうございます」
ここまで。
ぶっ倒れるまで、全力投球
毎度思うがチャラ男じゃないww
>>546
まぁ、偽りのチャラ男だからねw
妹「兄ちゃん馬鹿なの?」
チャラ男「面目ない……」
妹「死んじゃったらどうする気なの?」
男の娘「妹さん、気持ちはわかるけど。まだ安静にしないとだめだから」
妹「……ごめんね」
男の娘「ううん、気にしてないよ」
妹「ありがとう」
チャラ男「…………」ZZzz..
男の娘「今は寝かせてあげよう。水もいくらか飲んだから、すぐ治ると思うよ」
妹「……うん」
男の娘「側にいる?」
妹「ううん、まだ頭冷えてないから、いったん部屋出るよ」
男の娘「じゃあ、居間にいこっか」
妹「そうだね」
妹「……ふぅ」ズズッ
男の娘「…チャラ男さんは」ズズッ
妹「うん?」コト
男の娘「なんで恋人を欲しがってるの?」
妹「私も何度か聞いたよ。答えは、楽しそう。だって」
男の娘「そ、そっか」
妹「でも、私はそれが本当の答えじゃない気がしてる」
男の娘「そうなの?」
妹「……兄ちゃん。いろいろあったから」
男の娘「…ごめん。謝らなきゃいけないことがあるんだ」
妹「え、何で?」
男の娘「この間、妹さん用があるから先に分かれたでしょ?」
妹「そんなこともあったかな」
男の娘「その、気になって探したんだ」
妹「…そう」
男の娘「チャラ男さんは…何に、巻き込まれたの?」
妹「……、興味本位?」
男の娘「違うよ!」
妹「…………、兄ちゃんは中学時代。先輩、その時見た人がリーダーの不良のグループに関わってたの」
男の娘「でも、不良じゃないんだよね」
妹「うん、当時はリーゼントしてて、ガム噛む時みたいな態度だったからね。よく知らない人は不良だと思ってたみたい」
男の娘「あれ? 見たことあるような気がするなぁ」
妹「男の娘は本当に人に興味ないよね。一緒の学校で目立ってたのに気づかなかったの?」
男の娘「うん…」
妹「……。原因は良く知らないけど、そのグループは他行のグループと喧嘩になったの。その時、グループの1人が捕まっちゃって、兄ちゃん、助けに行ったの」
男の娘「あ、もしかして学校集会で問題になったの?」
妹「そうだよ。兄ちゃんは助けに行っただけだから、罰も何もなかったんだけどね」
男の娘「そっかぁ」
妹「………、でも兄ちゃんは大怪我をした」
男の娘「そうなの!?」
妹「肋骨と鼻の骨が折れて、それ以外もいろいろ怪我してて私が見た時は包帯だらけでミイラみたいだった。喧嘩になった人達が、その捕まった1人をかばい続けた兄ちゃん、殴り続けた」
男の娘「ひどい、許せないよ!」
妹「大体は少年院に行ったみたい。まだ出たとかは聞いてないけどね」
>>551の訂正
×妹「……。原因は良く知らないけど、そのグループは他行のグループと喧嘩になったの。その時、グループの1人が捕まっちゃって、兄ちゃん、助けに行ったの」
○妹「……。原因は良く知らないけど、そのグループは他校のグループと喧嘩になったの。その時、グループの1人が捕まっちゃって、兄ちゃん、助けに行ったの」
妹「それから、兄ちゃんは変わった」
男の娘「え、何が違うの?」
妹「お医者さんの話だと、何回か強く頭を殴られた影響か、一部の記憶に混濁、だったかな。とりあえず混乱してて、思い出せないことがあるみたいなの」
男の娘「そうなんだ」
妹「その事件の前に兄ちゃんに彼氏が出来たって話してから、恋人作ろうとした。楽しそうだからなのは、今の兄ちゃんにとってだと思うの」
男の娘「あ、やっぱり前に彼氏さんいたんだね」
妹「男の娘のことだからね? 私はその時から彼氏だと思ってたんだからね?」
男の娘「ご、ごめんなさい」
妹「まったく…。だから、恋人が欲しがってる理由は、私もわかんない」
男の娘「そっかぁ」
妹「その事件については、その他校のグループがほとんど悪いみたいになった」
男の娘「そうだよ、だってチャラ男さんをそんなに痛めつけたんだよ!」
妹「でも、私はそうなる原因を作った先輩と、捕まったその人が許せない」
男の娘「…ダメだよ」
妹「…どうして?」
男の娘「妹さんが、辛くなるの見たくない」
妹「だから、恨んじゃダメだっていうの?」
男の娘「ダメだよ」
妹「……そう」
男の娘「すぐに、許すなんてできないのはわかるよ」
妹「……」
男の娘「だから、許せるように頑張れるまで、僕、助けするから」
妹「…そっか」
男の娘「妹さんの彼氏だもん。僕」
妹「ふふ、そうだね」
男の娘「(よかった、笑ってくれた)」
ここまで。
男気がないわけではない男の娘。
新ジャンル漢の娘か
乙 風呂敷拡張してない?大丈夫?
チャラ男『……ここは』
チャラ男『確か俺は、熱中症とかで倒れて、男の娘の家に…』
チャラ男『何も、思い出せない』
チャラ男『この真っ白な空間……、多分これ、夢かな』
チャラ男『こんな場所、あるところなんてしらないもんな』
チャラ男『…………』
チャラ男『暇だな』
チャラ男「…よう、俺」モグモグ
チャラ男『はい? へ?』
チャラ男「…間抜け面」プクー
チャラ男『夢ん中で自分に話しかけられるとは思わなかったぜ』
チャラ男「…重要な部分がない」モグモグ
チャラ男『え、なにがよ』
チャラ男「…俺は過去だ」
チャラ男『そりゃあ、昔のリーゼントでガム食ってんな』
チャラ男「…なんでこうした?」モグモグ
チャラ男『そりゃあモテるためにだな』
チャラ男「…本当に?」プスン
チャラ男『まぁ、勘違いしすぎてそうなったのは確かだけど』
チャラ男「……そうか」モグモグ
チャラ男『今考えても古いよなぁ』
チャラ男「…そのことはいい」プクー
チャラ男『え?』
チャラ男「…そろそろ思い出せ」モグモグ
チャラ男『思い出すって、何を?』
チャラ男「…お前にとって大事なこと」プクー
チャラ男『よくわかんないって』
チャラ男「…時間か」スゥ
チャラ男『あ、待てって』
チャラ男「…気づいてるんだろ? 事は動き出したぞ」
チャラ男『何いって――』
男「―――んだ」バッ、ムニュ
妹「兄ちゃん、女に飢えてるからって身内に手を出すのはどうかな」
男「何言って、おうふ」
妹「え、兄ちゃん」
男「わりーわりー、胸触っちまって」
妹「…口調、戻ってる」
男「ん? 怒ってんのか妹」
妹「兄ちゃん、記憶、戻ったの?」
男「記憶ってなんだよ。俺はいつもこうだろ?」
妹「うん、うん」グスッ
男「男の娘は? ちゃんとお礼言わなきゃ」
妹「ちょっと待ってね、呼んでくるから」タタタッ
男「……うーん。寝疲れたなぁ」
ここまで。
あんまりチャラくないから、お前はただの男に降格だ!
てか、夢のところも男にすべきだったかね。かなりカオス。
おお、こういう展開大好き。
超好き!(告白)
チャラ男からチャラ取り上げたら残るものはイケメン要素ばっかやん
リア充爆発しろ!!
男「ちぃーっす」
「え…」
男「うん? どうしたよ?」
「いや、すっげぇ違和感でしかねぇのよ」
男「何がよ?」
「お前そんな話し方だったか?」
男「妹にも言われたんだよな~。そんなちげぇか?」
「(違いすぎてあのチャラ男か疑っちまうレベルだよ! 夏休み終わったら人変わるとかそんな次元じゃねぇ!)」
男「それで、あの件はどうなったよ」
「え、あ。あいつな」
男「おう」
「…教室だとあれだし、後ででいいか?」
男「かまやしねぇよ」
男「やっぱり別れちまったか」
「俺の勝手さが許せねえとさ。振り回してたのはあいつだぜ。マジわかんねぇよ」
男「まだまだ未練たっぷりな訳だな」
「…ちげぇよ」
男「どうでもいい相手に、ムカついたりしねぇもんだよ。元恋人なのを差し引いてもな」
「……はぁ」
男「でもいいんじゃねぇか? あの束縛から解放された訳だし、また俺らと気晴らしに遊べるぜ」
「……わりぃな」
男「友達(ダチ)がマジで深刻な面してる時に、いじる度胸がねえだけさ」
「ははは、お前らしい。あ、お前は夏休み女できたのかよ?」
男「え? 俺別に恋人作る気ねえよ?」
「へ?」
男「え、へ、ってなによ?」
「いやいやいや、お前あんだけ彼女欲しがってただろ!?」
男「そうだっけか? なーんか、ここんとこの記憶が曖昧っつーかなー」
「え、どういうことよ。お前なんか、頭強く打ったのかよ」
男「おいおい、頭打ったとかで記憶飛ぶとか、俺病院いるレベルだっつーの」
「そ、そりゃそうだけど」
男「あ、でも熱中症では倒れたわ」
「それはそれでシャレになってねぇから!」
男「妹の彼氏の親父さんに助けてもらってさー。事なきは得たぜ」
「すげぇ遠いなまた…」
男「ま、俺のことはどうでもいいわ。フラれ記念で今日は帰りカラオケで歌おうぜ!」
「お、おう」
男「久しぶりにアレでも歌うかなー」
「(マジで、チャラ男なのか?)」
ここまで
あれ、こいつ本当にチャラ男か?
チャラ男「いやー、歌ったな!」
「おう、付き合ってくれてセンキュ―な」
チャラ男「いいってことよ。さてと、そろそろ早く帰んないと、妹にどやされるな」
「出たよこのシスコン」
チャラ男「うっせ」
「ま、仲いい兄貴と妹ってのは珍しいけどな」
チャラ男「そうかー?」
「俺の知ってるところだと、犬猿の仲なの多いな。歳離れてるとまた変わるみてぇだけどよ」
チャラ男「ふ~ん、あ、俺こっちな」
「あいあい、じゃーなー」
チャラ男「おーう」
チャラ男「腹減ったーっと、たでーまー」
妹「お帰り、にいちゃん」パタパタ
チャラ男「おう、遅くなって悪い」
妹「お友達の慰め会なんでしょ? 仕方ないかなーとは思うよ」
チャラ男「女子とかでもそういうのあんの?」
妹「あるけど、大抵めんどくさいよー」
チャラ男「そっかそっか、お、良い匂いだな」
妹「今日はカレーね」
チャラ男「じゃあ、ちゃちゃっと着替えて手洗いすませっかねー」テクテク
妹「……前の兄ちゃんなんだけど、やっぱり、ちょっと違和感あるね」
>>574と>>575の訂正。やらかした。
>>574
○
男「いやー、歌ったな!」
「おう、付き合ってくれてセンキュ―な」
男「いいってことよ。さてと、そろそろ早く帰んないと、妹にどやされるな」
「出たよこのシスコン」
男「うっせ」
「ま、仲いい兄貴と妹ってのは珍しいけどな」
男「そうかー?」
「俺の知ってるところだと、犬猿の仲なの多いな。歳離れてるとまた変わるみてぇだけどよ」
男「ふ~ん、あ、俺こっちな」
「あいあい、じゃーなー」
男「おーう」
>>575
○
男「腹減ったーっと、たでーまー」
妹「お帰り、にいちゃん」パタパタ
男「おう、遅くなって悪い」
妹「お友達の慰め会なんでしょ? 仕方ないかなーとは思うよ」
男「女子とかでもそういうのあんの?」
妹「あるけど、大抵めんどくさいよー」
男「そっかそっか、お、良い匂いだな」
妹「今日はカレーね」
男「じゃあ、ちゃちゃっと着替えて手洗いすませっかねー」テクテク
妹「……前の兄ちゃんなんだけど、やっぱり、ちょっと違和感あるね」
男「うまい、うまい」ガツガツ
妹「落ち着いて食べなよ」
男「でも、妹の料理はうまいぞ?」モグモグ
妹「でもの意味がわかんない」
男「プラカードとかもって、練り歩くことだっけか」
妹「誰もうまいことを言ってとは、言ってませんがな」
男「うまかったか」
妹「んーん。全然」
男「マジか。うん、うまい、うまい」ガツガツ
妹「(こういうとこは、ずっと変わんないね)」
男「明日の休みどうすっかなー」
妹「ナンパでもして来たら?」
男「え、やだよ。面倒くさい」
妹「(あんなに彼女欲しがってたのに、なんでこうなっちゃったんだろ。良い事、かはわかんないけど)」
ここまで。
後輩と先輩の攻略対象の難度が高すぎる気がする。
主人公♂がヒロイン系ってやつか
>>579
みたいだねー。
男「うーん、絶好の寝坊日和!」
男「そういう訳だから、今日はベッドから出ないぞ」モゾモゾ
男「……、ぬ、誰だろ」~♪
To:男
From:先輩
今日、暇なら顔出せ。
男「……。先輩の呼び出しは断れねぇよなぁ」タタタッ
To:先輩
From:男
わかりました。いつ伺えばいいですか?
男「じゃあ、寝ぼけた格好でいくのは先輩に失礼だよな」
男「ここは、いっちょ洒落た格好でいくとしますかね」
男「コーディネート的には、あの服とパンツで、小物の色合いはどうすっかなー」ガサゴソ
先輩「…、ん。思ったよりはええな」ピンポーン
先輩「それはそれで、長く一緒に居られるからいいか。今開けるぞー」ガチャ
男「どうもっす、先輩」
先輩「…へ?」
男「どうしたんですか先輩。鳩が豆鉄砲食らったみてぇな顔して」
先輩「お前、その口調どうしたんだよ」
男「あー、皆に言われるんすけどね。俺、元々こんな口調だと思うんだけどなぁ。あ、これ土産っす」ガサッ
先輩「お、おう。すまねぇ」
先輩「(口調にもびっくりしたが。男、気合入れて街に出かける格好じゃねぇか)」
男「じゃ、中入りますね」
先輩「あ、あぁ。ゆっくりしててくれ…」
先輩「わりいな、土産貰ってよ」コポコポ
男「先輩の家に来るんですからね。そりゃあそれ相応のもの持ってこなきゃ」
先輩「そんな気にしなくてもいいぞ?」トポトポ
男「うーん。あ、良い匂いっすね」
先輩「甘いものだったからな。ならやっぱりコーヒーだろ」カチャ
男「先輩コーヒー好きっすもんね」
先輩「まぁな」スト
男「あ、それで何かあったんっすか?」
先輩「あぁ、いや、そのあれだ」
男「はい」
先輩「ちょっとお前と話したかった。だめか?」ズズッ
男「先輩なら大歓迎っすよ。美人と過ごせるなんて幸せじゃないっすか」
先輩「!? ゴホッゴホッ!」
男「先輩大丈夫っすか!」
先輩「あ、あぁ。ちょっと気管入っただけだ」
男「背中さすります?」
先輩「大丈夫だ」
先輩「(なんだろうな。口調、前の男だが…。そこにナチュラルなチャラさが混じった感じになってねぇか?)」
ここまで。
あれ、このまま無意識に元チャラ男暴走する流れか?
乙 これは女子たちが大変になっちゃう
>>585
うん、真面目にどうなっちゃうんだろうか。
男「あー、そういえば先輩?」
先輩「ん? なんだ?」
男「前、レディース辞めるって言ってた件、どうなったんですか?」
先輩「あぁ、メンバーにはもう伝えてある。もうここにいるのは、ただの先輩って訳だ」
男「そうっすか」
先輩「すぐに何かが変わる訳じゃねぇし、そうであっても喧嘩売ってくる奴はいるだろうけどな」
男「まー、そんときゃなんか言ってください」
先輩「……、それは考えとくよ」
男「あぁ、俺じゃあんま頼りになんないかもしんないっすからね」
先輩「……。コーヒーおかわりいるか?」
男「あ、お願いしまっす」
先輩「あぁ」
先輩「(お前は頼りになる。だけど、それでまた同じ目にあわす訳にゃいかねぇ)」
男「じゃあ、勉強頑張ってんですか?」
先輩「馬鹿なりにな。全くわからんけど」
男「それなら、塾とか家庭教師とかに教えてもらえばいいんじゃないっすかね」
先輩「どうもな。この頭でついてける塾もねえし、家庭教師は、知らねえ奴家いれんのやだ」
男「それなら…、ん~、俺も頭いいって訳じゃないし」
先輩「とりあえず、独学でやってみるさ」
男「あ、良い事思いついた」スッタタタッ
先輩「うん、どうしたよ?」
男「今かけてる子に頼んでみようかなと」プルルル
『男さん! 男さんからかけてくるなんて珍しいですね!』
男「うん、だから先輩の家に今から来れる? 後輩」
『え、あ…、今先輩の家なんですか?』
男「そうだけど?」
後輩『はい、とりあえず行きますね!』
男「お願いねー」ピッ
先輩「お前…、よりによってなんで後輩に…」
男「でも、俺らより頭いいっすよ?」
先輩「そうだけどよ…」
男「?」
後輩「……、男さん、だよね?」
後輩「どうもです!」
先輩「よう」
男「きたねー、後輩」
後輩「えーと、男さん――」
男「だよ。なんか、皆に話し方違う違う言われすぎて、むしろなんて話してたっけな俺」
後輩「そ、そうですかー」
男「とまぁ、後輩を呼んだのは他でもなくてね」
後輩「なんでしょー」
男「先輩に勉強を教えてやってほしい」
先輩「………、はぁ」ポリポリ
後輩「え、えぇ?」
男「もうレディースもやめて、ただの美人さんだしさ。そういうことで上下ないから、良いと思うんだよね」
後輩「でも、私そんな頭いいわけじゃないですよー?」
男「俺らよりも頭いいのは間違いないって」
後輩「…まー、そう男さんが言うならー」
男「お、やっぱ後輩は頼りになるな。後輩の彼氏とか、幸せだろうな頼りになって可愛い彼女になるわけだしさー」
後輩「な、ななな、何いいいってっるんですかあーーー!?」
先輩「(むしろ悪化してねぇか、男)」
ここまで。
ダメだこいつ、なんとかしないと。
これはひどいただのチャラ男
少し見ないうちに全くの別人になったチャラ男
またいつか会いたいね……
ナチュラルな分タチが悪いな
男「なんか俺も教えてもらっちゃったなぁ」
後輩「男さんは基本勉強しなおしただけじゃないですかー」
男「そうだな。そういうの大事らしいから」
後輩「先輩もやっぱり頭いいから、その内教えることなくなりそうですねー」
男「そう思うわ」
後輩「…、男さんが私を選んだのって、先輩がレディースやったのが中学校からだから、ですよね?」
男「どうだろうねー。頭いいっていうのでパッと浮かんだのが後輩なだけっつーか」
後輩「そういうことにしてあげますー」
男「あ、いきなり呼び出したし、タコス屋どうよ」
後輩「行きます行きますー」
男「じゃあレッツゴーだ」
「オ~ウ男クン。来たのかーい」
男「どうもです。タコス2つ」
後輩「(相変わらず店長さんノリノリだなー)」
「オ。この間の子。今日はデート?」
男「そんなところかなー」
後輩「おおお、男さん。ご飯食べに来ただけじゃないですか!」カァ
男「フラれちゃった」
「今日のタコスは慰めの味になるネー」
後輩「…、デートするなら。ご飯だけじゃないほうがいいです」ボソッ
男「じゃあ、後輩は朝からべったりの方が良いんだ」
後輩「……」プシュー
「男クン。いじめるの良くないヨ」
男「いやいや、いじめてないいじめてない」
「(ウーン。後輩サンも苦労しそうだネ)」
「あらー、男ちゃんじゃなーい」
男「あ、男の娘のお父さん」
後輩「(お知り合いの人なんだ。いろいろ濃いなー…、でも男の娘ってどっかで…)」
「ア、タコス取りに来たんだネ!」
「うん、用意ある?」
「待っててネ。はい、どうぞ」
男「妹の彼氏のお父さん」
後輩「え、そうなんですか?」
後輩「(じゃあ、あの男の娘君のお父さんなんだ)」
男「この間、熱中症で倒れた時に運んでもらったんだわ」
後輩「え、大丈夫だったんですか?」
男「ちゃんと処置してもらえたからさ」
「じゃあ、またねー。男ちゃん」
男「はい。この間はどうもでした」
「うーうん。ウチの子、よろしくねー。ばいびー」
「また来てネー」
後輩「お腹いっぱいですねー」
男「だな」
後輩「それにしても、男の娘君のお父さん。初めて見ましたよ」
男「お店やってるよ。ボードゲームだっけかな、そういう変わった人生ゲームみたいなの売ってたわ」
後輩「へー。そうなんですねー」
男「タコスのおっちゃんの話だと、そういう商店街の集いみたいなので、割と好評みてぇだわ」
後輩「ちょっと興味出たかもしれません」
男「じゃあ、今度いってみっか?」
後輩「うーん。そうですね」
後輩「(でも、妹ちゃんと鉢合わせするかもしれないな…・)」
男「あ、そうだ」
後輩「?」
男「デートで思い出したけど、気にしてる人とはどんな感じよ」
後輩「うーん。まだまだ難しいですね。男さんはちなみにどうなんですか?」
男「俺? 俺は彼女作ろうとは思ってねーわ」
後輩「…………す」ボソッ
ここまで。
なんか今日で、おおよその最後まで頭に振ってきたから。後は書くだけだなー。
男「どうしたよ?」
後輩「ははは…、いえ、なんでもないです」
男「うーん。なんでもないように見えねえからさ。俺なんか言った?」
後輩「……」
男「(まずったか。しっかし、俺何言ったっけ?)」
男「(とりあえず、彼女いらねぇとは言ったな)」
男「(…うん? なんで後輩がそれでこうなってんだ?)」
後輩「……、やっぱり男さんはズルいですよねー」
男「え、なんでさ」
後輩「どうしてそう、都合のいい時だけ、気付かないんですかー?」
男「気づかないっつーのは――」チュッ
男「え――」
後輩「……、こっちがこうまでしないと気づかないなんて、ズルすぎですよ」
男「それって、どういう」
後輩「私のファーストキス、あげちゃいました」
男「(後輩の好きな人っつーのは、ここまできて、もしかしなくても…)」
後輩「ついで。なんて言うと怒っちゃいそうですけど、先輩も男さんのこと、惚れてますからね?」
男「…マジで?」
後輩「マジもマジで、大真面目です」
男「えぇ、えええ!?」
後輩「そもそも女子が、自分の家に、男1人呼び出す時点で何か気付きましょうよ」
男「だってさ、あの人にとって俺、舎弟みたいなもんだろ?」
後輩「あーもー、そうだったらそうなんです!」
男「(何か新しい悪戯、んなわけねぇ、後輩はそういうやつじゃねえし、それによ)」
後輩「……」ジッ
男「(嘘は言ってねぇ、眼だ)」
後輩「……まだ、答えとかは聞きませんよ」
男「そ、そうか」
後輩「私だってレディースの端くれです。そりゃあ、皆さんに可愛がってもらってて、そういう喧嘩とかしたことないですけど、正々堂々がウチはモットーですし」
男「……」
後輩「今、男さんに整理つけないままOKとかもらったら、私、先輩にも顔向けできなくなっちゃいます」
男「そう、か」
後輩「モテモテですね。男さん。これからは躊躇なく、2人からアタックされますからね! じゃあ、私こっちなんでー!」タタタッ
男「あ、おい。行っちまった」
男「(……、ダメだ。頭の整理、追い付かねぇぞ)」
後輩「(……でも、私はまだダメだ。妹ちゃんとの確執、きっちり埋めなきゃ、いけない)」タタタッ
ここまで。
これ、主人公誰だったっけ?
乙
名有り役達「俺が!俺達が、主人公だ!」
大丈夫だ...!まだ登場人物は多くない...!
先輩「そうかい」
後輩『出過ぎた真似してすいません』
先輩「いや、いい。ありがとよ」
後輩『…でも、負けませんからね!』
先輩「おう、望むところだ。じゃあな」
後輩「はい、またですー!」ピッ
先輩「……あー、あいつなんてことしてくれやがんだ」バタバタ
先輩「こっちにはこっちのペースってもんが、なぁ…。はぁ。しゃあねぇか」ピンポーン
先輩「(こんな夜更けにウチに用あんのは…)」ガチャ
女「よ! 暇してると思ってきたぜ!」
先輩「やっぱ女か」
女「おーい、もっとリアクションしようぜ!」
先輩「冷えるから中入れ」
女「おう! 先輩は優しいねー!」
女「で、勉強どうさ!」
先輩「後輩に教えてもらうことになった」
女「お、いいじゃんいいじゃん。私らって中学校ぐらいで勉強止まってるもんね!」
先輩「力強くいうことじゃねえっつうの」
女「はっはっは!」
先輩「(あぁ、タコス屋の親父のテンションにちょっとげんなりした理由。こいつのせいだわ)」
女「そういや、男会った? 連絡しても他に用事ある言われてさ。今日とかも用事ある言われたんたぜ!」
先輩「うん? 今日は私と会ってたからな」
女「あ、そうなんだ。あと夏休み、ほら雨ひどくなっちまった日も誘ったんだけど」
先輩「そん時も後輩交えて会ってたな」
女「………ずるいぜ!」
先輩「ずるくないずるくない」
女「それが長年の幼馴染を差し置いてやることかー!」ブンブン
先輩「揺らすなよ…」
女「お前ばっかり男いじるなよー、男いじりは私の役割だぞー!」
先輩「お前、弟欲しかったからって男をおもちゃにすんなよ…」
女「はっはっは!」
先輩「笑ってごまかす癖、どうにかしろよ」
女「いいじゃんかー」
先輩「はー…。頭いてぇ」
女「しっかし。先輩なんか女らしくなったね、誰よ相手」
先輩「気のせいだろ。それに、いい加減本題話せよ」
女「はは。うん、先輩の耳にも入れといた方がいいだろうと思ってね」
先輩「おう」
ここまで。
キャラは増やさないと言ったな? あれは嘘だ。
というか、女が書いてて楽しすぎて。うん。
>>611の一応訂正
×後輩「はい、またですー!」ピッ
○後輩『はい、またですー!』ピッ
乙です!
>>615
ありです!
男「と言う訳なんだよ。どうすりゃいいんだ?」
男の娘「えーと、僕もそういうのあんまり得意じゃないですから…」
男「でも、妹と付き合ってるっしょ」
男の娘「それはそうですけど」
男「うーん。俺が誰かにそういう、異性ってやつで好かれてるなんて微塵も思っちゃいなかったからな」
男の娘「男さん、男らしいから。気づかなかっただけなんじゃないですかね」
男「男らしいわけでもねぇけどなぁ。普通じゃねえか?」
男の娘「えーと。うーん」
男の娘「(妹さんの話だと。すごく気配りできて、女の子達から相談受けてたらしいんだけどなぁ)」ガラガラ
男の娘「あ、いらっしゃいませー!」
「あれ、男じゃん?」
男「おう、フラれ野郎」
「てめぇ」
「まさか男の娘に彼女いて、更にその彼女がお前の妹とか、世間狭すぎねぇ?」
男「ついでに、お前はここの常連っつーな」
「格闘王のカード集めてんだから仕方ねーだろ」
男「お前、そういうの好きだもんなぁ」
男の娘「お友達だったんですね」
男「友達っていうより、悪友じゃねぇか」
「少なくとも、傷心の俺の傷をえぐるような奴だしな。あっと、親父さんは?」
男の娘「さっき、商工会に顔出ししなきゃいけないからって出ちゃいました。すぐ帰ってくるとは思います」
「じゃあ、待たせてもらうわ」
男「一応客もどきも来たみてぇだし。油売りは帰るとするわ」
「おう、学校でな」
男の娘「また来てくださいね」
「……男の娘さぁ、あいつ、なんでここに来たの?」
男の娘「えーと…」
「言いづれえこと?」
男の娘「うーん。多分、勝手に話されるのは、嫌な感じです」
「じゃあさぁ、答えられるとこでいいんだけど。かなりヤバげな感じ?」
男の娘「いえ、そんなんじゃないですね」
「ならいいんだけどよ」
男の娘「男さん、なにか大変なことに巻き込まれたりするんですか?」
「結構首突っ込むタイプだからよー。それでなくても、街ん中。今ピリピリしててヤバげ」
男の娘「そうなんですか…」
「ま、それに関係ねぇことならいいや」
ここまで。
いつになったら友人の彼は名付きになるんだろうか。
名無し友人良いと思う
>>621
そうしよう
男「悩みは終わらず、腹はすっからかん、なしのつぶての街歩きっと」
男「(後輩は本人に聞いたからいいけど、先輩が俺好きなのはマジなのかなぁ)」
男「もっとも、後輩がテキトーなこと言うとは思わねぇけど」
「おー、いたいたー!」
男「(騒がしいやついやがんな。ん、でも聞き覚えあるような)」テクテク
「こらー、待たんかーい!」ズドドドド
男「(うーん。気のせいかー?)」テクテク
「うらああああ!」ドン
男「おおっと!」ズザザ
「ふう、止まらないから止めたぜ!」スリスリ
男「ちょ、誰!?」
「私を忘れたとはひどいぞー!」
男「後ろから抱き付かれて顔見えないけど、そのノリは女さんだな!」
女「いえーす!」
男「つーか、いきなりどうしたんすか」
女「最近私を構ってくれないからな、嫌がらせだ!」
男「たまたまタイミング合わなかっただけっすよ」
女「ほほう、先輩の方が優先か、そうかそうか」
男「先に約束してたら女さん優先してますっての」
女「はっはっは、当たり前だぞ!」
男「(しばらく会ってなかったけど、こんな人だったな)」
男「そういえば、俺に用だったんじゃないんですか?」
女「うん。連絡しても会えそうになかったから、知り合いに男の特徴教えて探してもらったぜ」
男「俺、犯罪者じゃないっすからね?」
女「構ってくれないから犯罪者だぜ」
男「んな無茶苦茶な…って、話しずれてるし」
女「そういやそーね」
女「ズバリ言うと、あの石頭の恋愛オンチを惚れさせたのがアンタなのかってこと!」
男「…、あの、誰のことっすかね?」
女「先輩に決まってるだろー」
男「…なるほど」
女「え、どんな手でやったん? 手口教えてよ」ヒヒヒッ
男「すげぇ悪い顔してますよ。女さん」
女「色恋のいの字もないやつを惚れさせるなんて、あんた、そんなネタ確認しない手はないっしょー!」
男「勝手に盛り上がらない。先輩からそんなこと聞いてねぇもんで」
女「あのバカがそんなことペラペラ言う訳ないぜ?」
男「(つーことは、あえて聞き出さなきゃいけねえのかな。聞き出して、どうすっかはわかんねぇけど)」
女「あらま、探してたらこんな時間だぜ。ちょっと行かなきゃ。またな!」ダダダダッ
男「相変わらず落ち着きねえ人だよなぁ」
女「(あーあ、大事なこと言いそびれたぜ。大丈夫だろうけど)
ここまで。
女の書き心地が楽しくて仕方ない。
女は場をかき回すだけかき回していざというときに全て棚上げしてちょっと良いこと言ってうやむやにするタイプに見える
俺を女の彼氏にしてくれ
女「ちーっすちーっす」
「お、女。待ってたぞ」
女「私は待たれるより、来てくれる方が好きだぜ」
「何の話だよ…」
女「ノリが悪いなー」
「そうやって話を脱線させんなっての。それともどっかで聞いたのか?」
女「うんにゃ。それでどんな感じさ」
「いや、なんもねーよ」
女「そ。それならそれでいいけど」
「じゃあ、そろそろ行くぜ。彼女待たせてるし」
女「はー、どっか拾ってくれる奴いねーかなー」
「無理だろ」
女「希望が欲しいぜ!」
「まずそのハイテンションをどうにかしろよ。じゃーなー」
女「あいよー」
女「街はいいねー、このけだるい雰囲気大好きだぜ」
女「(街は、あれだな。鉄筋コンクリートでつぎはぎした迷路)」
女「(居場所がないやつが、何かないかってぶらぶら歩くのに、ちょうどいい迷路)」
「あ、女ー!」
女「やーやー、元気だったか」
「元気元気、それでさー」
女「(その迷路で、誰かに会う――、これが人生ってやつ?)」
女「あー、まーそこそこ暇つぶしにはなったかな」
女「今日は帰って寝るぜっと」~♪
女「と、なんだなんだ…」
女「……ふーん」
後輩「はい、じゃあ今日はこれでおしまいですねー」
先輩「ふー、疲れた」
後輩「お疲れ様です!」
先輩「しっかし、先輩として後輩に教えてもらうっつーのは。どうなんだろうな」
後輩「いいんじゃないですかねー」
先輩「うーん。何にしても助かる。ありがとな」
後輩「自分も受験勉強の復習になってますから、気にしないでくださいー」
先輩「そう言ってくれると助かるな」
後輩「そもそも、先輩ちゃんと勉強してれば良かっただけです。頭いいんですから」
先輩「そうか?」
後輩「そうですよー」
ここまで。
自分もそれぐらい頭良かったらなぁ。
先輩「こんな遅くまですまねえな」
後輩「気にしないでくださいー」
先輩「…あー、最近物騒だからな。送っていくか?」
後輩「でも、それは先輩が一人で帰ることになっちゃいますよー」
先輩「あたしは強いから問題ねぇよ」
後輩「でも、男さんに風に言うなら、先輩も女性です」
先輩「………」ポリポリ
後輩「そんな訳で、一人で帰りますよ。じゃあまた明日です!」ガチャ、バタン
先輩「ったく、人の気も知らねぇで…」
先輩「(大丈夫だとは思うがよ…)」
後輩「う~ん、寒くなってきたなー」
後輩「(それに前よりすぐに暗くなってきた。慣れた道だけど、ちょっと怖いかな)」
後輩「(これなら先輩に送ってもらった方がよかったかも)」
後輩「でも、そういうのはやっぱり、ダメだよね」
後輩「(もう、お姉ちゃんは帰ってるかな? ご飯は炊いてあるし、味噌汁も余ってたけど、大丈夫かなー)」ガサッ
後輩「ん?」
後輩「(公園の中から物音…)」
後輩「(この公園、明かりないんだ。すごく暗い)」ガサッ
後輩「え?」
「……」
男「後輩か、驚かせてわりいな」
後輩「び、ビックリしましたよ本当にー!」
男「わりぃわりい、先輩の家行くのに、この公園ショートカットになるからよ」
後輩「…そうですか」
男「あー…。いや、アレだ。後輩からじゃなくて、先輩から本当にそうなのか聞きたくてな」
後輩「男さんらしいですねー」
男「生まれてこの方初めての告白が。なんつーか、複雑な状態になってる訳でさ」
後輩「はい」
男「そんな訳で、まだちょっと答えはお預けだ……。返ってるとこ引き留めて悪いな、じゃ」
後輩「はい、また」
後輩「(……引き留めたい。けど、やっぱりズルいよね。それは)」
ここまで
物陰からいきなり人とから自転車とか原付とか出てくるとビックリするよね。
そしてついでに>>636の訂正
×男「そんな訳で、まだちょっと答えはお預けだ……。返ってるとこ引き留めて悪いな、じゃ」
○男「そんな訳で、まだちょっと答えはお預けだ……。帰ってるとこ引き留めて悪いな、じゃ」
その後、後輩の姿を見た者は誰も居なかった…
>>638
俺の隣にいるからな
先輩「――そうか、わかった」ピッ
先輩「……、誰だよこんな時間に」ピンポーン
先輩「どうせロクなもんじゃねぇ。居留守だな」
先輩「……、ん? 男か」~♪
先輩「おう、どうしたよ」ピッ
男『あ、どうもっす。出来れば入れてほしいんすけど』
先輩「今のチャイム、お前か?」
男『そっす』
先輩「待ってろ、今開ける」ピッ
先輩「(用は…、それだよなきっと)」ガチャッ
男「うっす」
先輩「…入れよ」
先輩「……、それで何の用よ?」
男「ん~と、なんて言えばいいっつうか…」
先輩「あたしが、お前に惚れてるかどうかだろ?」
男「……」
先輩「好きだぜ」
男「…そうですか」
先輩「イヤか?」
男「そういうことじゃ全然ないんですけど」
先輩「後輩のことも考えるなら。か?」
男「…知ってるんすか」
先輩「知ってるも何も、互いにどっちが先にお前を彼氏にするかで勝負してるぐらいだからな」
男「えぇ…」
先輩「こういう時、レディースやっててよかったなと思う。普通の女同士なら、ドロドロするからな」
男「はは…」
先輩「もっとも、本心的にゃあドロドロした部分が起きるのは、どうしようもねぇだろうけどよ」
男「それは、なんとなくわかるっすよ」
先輩「…そんな訳で、あたしと後輩はお前を攻略中だ」
男「後輩はまだわからなくもないっすけど、先輩そんな素振りしてなかったじゃないっすか」
先輩「しっかり認識したのは、つい最近のことだからな」
男「あ、そうなんすね」
先輩「それに、この間、後輩に勉強教えてもらうことになった日も、そもそも一緒に居たかったから、誘ったわけだしな」
男「たまに呼び出してたから、わかりづらいっすよ…」
先輩「うるせぇ。こっちも慣れないことしてて、どうすりゃいいかわかんねぇんだよ」ガタッ
男「え、ちょっと」
先輩「それに、お前にも後輩にも納得できねぇことがあんだからな!」ズンズンッ
男「先輩、落ち着い――」チュッ
先輩「……ファーストキス取られやがって」
男「(人生二人目のキスだー!)」
先輩「ま、あたしのはお前にやれたからいいか。取られたの、どっかの骨の馬だったら殴ってたからな」
男「う、うっす」
ここまで。
青春だねぇ。
骨の馬ってちょっとホラー、乙
>>645-647
なぜに逆になってしまったのか。>>1もわからない。と言う訳で。
>>643の訂正
×先輩「ま、あたしのはお前にやれたからいいか。取られたの、どっかの骨の馬だったら殴ってたからな」
○先輩「ま、あたしのはお前にやれたからいいか。取られたの、どっかの馬の骨だったら殴ってたからな」
男「………」
妹「(なんか兄ちゃん。最近考え込んでるね)」
男「うーん…」
妹「兄ちゃん兄ちゃん」
男「おう、どした」
妹「お腹でも痛いの?」
男「痛くないけど、どうしたよ」
妹「うんうん唸って悩んでる姿見せられるこっちの方が、どうしたよなんだけど」
男「人生の岐路に立ってる」
妹「ほうほう」
男「…選べるっつーのは、幸せなことなんだよな」
妹「選べないことの方が多いからね」
男「…だよな」
男「(贅沢で、それでいて残酷な選択。つーことか)」
妹「兄ちゃん」
男「うん?」
妹「よくはわかんないけどね」
男「うん」
妹「選んで、それが間違ってたと思うのが、多分一番最悪だよ」
男「そっか」
妹「それじゃあ、そろそろ夕飯の買い出しに行ってくるよ」
男「おう、悪いな」
妹「兄ちゃんも料理できればよかったんだけどねー」
男「ナポリタンはできる」
妹「ナポリタンしかできない」ビシッ
男「へこむぞー」
妹「はいはい、じゃあ行ってくるよ」
男「(…妹の言うように、ちゃんと2人のこと考えなきゃダメだな)」ガチャッパタン
男「(こういうことは、初めてだけどよ。なんだかんだ言ったって、あのレディースの人達含めて、2人も大切な人達だ)」
男「(ちゃんと…考えねえと)」ピンポーン
男「ん? 妹忘れもんでもしたか?」
男「はいはーい、今出るぞー」テクテク、ガチャ
後輩「………」
後輩「ふぅ、緊張するなぁ」
後輩「(でも、こうでもしないと男さんとは付き合えない)」
後輩「(ちゃんと妹ちゃんと向き合って、私の思いを伝えないと)」
後輩「(そうじゃないと、先に進めないのは。ずっと、ずっとわかりきってたんだから)」
後輩「(これは、その一歩)」
後輩「(妹ちゃんに更に嫌われちゃうかもしれないけど。けど、私は男さんが好き)」
後輩「(私にとって男さんは、ヒーローだから)」
後輩「(だから、諦めるなんて、出来ないよ)」
後輩「行こう」
妹「あ~あ~、買い物重いなー」
妹「これなら兄ちゃん付き合わせればよかった」
妹「(予定外の特売とタイムセールが欲しいものばっかりで、思わず買っちゃった)」
妹「(だから仕方ないのである。まる)」
妹「ふう、仕方なくても重いのは重い。きゅうけーい」
妹「(家まであとちょっとかぁ。兄ちゃん呼ぼうかな?)」
妹「(よし呼ぼう。連絡連絡っと)」タタタッ
To:男
From:妹
荷物が重いので、○○まで迎えに来なさい。
妹「これでよしっと。後しばらく休もっと」
妹「………うん?」チラッ
ここまで。
さてさて。
>>655
どうなるんだろう。ワクワクはしちゃだめだ、失望するだけだYO
男「あれ、後輩か。どうしたのよ?」
後輩「あ、男さん。妹ちゃんいますか?」
男「ついさっき、買い物にいったとこ。すれ違わなかった?」
後輩「え? いえ、見てないですー」
男「そっか、夕食の買い出しだからすぐ戻ってくっから、中に居なよ」
後輩「…わかりました。お邪魔します」
男「(なーんか、緊張してる感じだな)」
後輩「……………」
男「…なんかあったんか?」
後輩「あ、いえ、何かあった訳じゃないですよー」
男「ふ~ん」
後輩「……、そうだ。先輩の勉強の件ですけど」
男「お。どうなん?」
後輩「それが、全然私いらないんじゃないかって感じですー」
男「へぇ」
男「先輩、本当は頭いいしな。後輩も教え方上手なんだろ」
後輩「いえいえ、私の力なんて微々たるものですよー」
男「そうかー? 少なくとも俺より頭いいだろ?」
後輩「それも男さんがちゃんと勉強すればいいだけですよ」
男「黒板見るだろ?」
後輩「はい」
男「それで、眠気と戦いながら、書いてることは全部ノートに書くだろ?」
後輩「…はい」
男「満足しない?」
後輩「それで満足しちゃダメですよー」
男「だよな。うん? 妹からか」~♪
後輩「……」
男「買い物しすぎたから、○○まで来いってか。しゃあねえなぁ」
後輩「あ、私も手伝います」
男「ありがとよ。一人残るのも退屈だろうし、じゃあ行こうぜ」
後輩「(男さんには悪いけど、その方が二人で話せるようにできそうもんね…)」
男「うーん、寒くなってきたなー」
後輩「そうですねー。もうマフラー出しちゃいました」
男「俺もちょっと羽織ってくればよかったかな」
後輩「そうですよー」
後輩「(男の人ってちょっとのお出かけでも、着る服選んで出る物なのかな? てっきり何か羽織るのかと思ってたら、別のオシャレな格好で出てきたけど…)」
男「えーと、もうちょっとでつくな」
後輩「…はい」
男「(うーん、妹となんかあったみたいだなー)」
後輩「……どこですかねー」
男「ここなんだけど……、あれ、なんか買い物袋置いてあんな」
後輩「ほんとですねー」
男「……んあ、妹から電話だ。もしもし」~♪
ここまで。
買い物袋だけ置いて消えるって人としてどうなの…
安易な鬱展開ならノーセンキューだぞ!
『よぉ、久しぶりだなぁ?』
男「…誰だてめぇ?」
『忘れちまうなんてひでぇなぁ、おい』
男「まず、てめぇみてぇのがなんで妹の携帯から電話してやがんだ?」
後輩「(一体、誰からだろう?)」
『あん? ちょっと一緒にいてもらってるだけさぁ』
男「………、何のつもりだ、てめぇ」
『ちょっと来てもらいてぇ所があってよぉ。来てくれよなぁ?』
男「…、妹に何かあったら。殺す」
『おぉ、怖い怖い。じゃあ、メールで送るから。ちゃんと来いよぉ』ピッ
男「……」ギリッ
後輩「男さん、一体…」
男「…後輩、悪い。この荷物、家まで頼むわ。鍵、これな」チャラ
後輩「男さん……」
男「…家、鍵かけて家族呼んで迎えに来てもらえ。よくはわかんねぇけど、俺が狙いだ」
後輩「どこ行くんですか! 男さん!」
男「ついてくんな! お前はとにかく、家に居ろ。いいな!」タッタッタッ
後輩「どうしよう…。妹ちゃんに何かあったんだ…。そ、そうだ、皆に連絡しよう!」
先輩「……ち、そういうことか。胸糞わりぃ」
後輩『な、何か知ってるんですか先輩!』
先輩「…昔、お前をさらった…。まぁ、覚えてるか、奴が出てきたんだよ」
後輩『え…』
先輩「てっきり、因縁になったあたしらレディースを狙ってくるもんだとばっかり思ってたんだが…、くそ。きっと妹をさらったんだ。男にどんな面(つら)合わせりゃ…!」
後輩『今はそれどころじゃないですよ。男さんどこいったかもわかんないです!』
先輩「お前は男の言った通り、家行って引きこもってろ。最悪、奴の手下がお前狙うことだって考えられる」
後輩『…嫌です!』
先輩「聞きやがれ! お前が動き回る方がやべえんだ!」
後輩『……男さんだけじゃなくて、友達が、妹ちゃんが危ないのに、ジッとなんてしてられませんよ!』ピッ
先輩「後輩! 後輩、くそ。切りやがった」
女「おーっす。元気かー!」
先輩「シバくぞてめぇ」
女「おー怖。やめて間もないけど、やっぱ現役って感じだぜ」
先輩「……ケリつける」スタスタ
女「そーやって一人で何でもしようとすんのが、あんたの唯一気に食わないところだぜ?」
先輩「元はと言えば――」
女「わーってるって。今、チクリ屋からの連絡待ち。見張りは人任せにしちゃ、やっぱダメだね」~♪
女「はいはーい。この落とし前どうつけんの?」
チクリ屋「……無事に済ませたら、パフェ大盛りで許してくれ」
女『いいねぇいいねぇ。それは乗ったよ。でもね、そうじゃなかったら、わかってる?』
チクリ屋「あぁ、これでも街で生きてるつもりだ」
女『ウチのチームのやつって訳じゃないけど。ウチらの大切な奴だから』
チクリ屋「…、不審なワゴンを見たって街の連中が言ってる。今のところそれだけだ」
女『はいはい、じゃー詳細わかったらよろしく頼むぜー』ピッ
チクリ屋「…やべぇ、な」
「…どうしたの?」
チクリ屋「図書委員、今日はちょっと街出る」
図書委員「…何かあったの?」
チクリ屋「なんでもねぇよ。じゃあな」ガチャッパタン
図書委員「……いつもそうやって…、ん、あの子か」~♪
男の娘「うーん、やっぱりここのタコスは美味しいですねー」モグモグ
「おじさんも男の娘がよく来てくれて嬉しいヨー」
男の娘「ご馳走様でした」
「うんうん、お粗末様でしたーだっケ?」
男の娘「そうです!」
「よしよし。じゃあ、早めに帰って方が良いヨ。なんか街、ピリピリしてるみたい」
男の娘「そういえば、なんだか人がまばらな気がします」
「そうネー。うん? あの走ってきてる娘…」
男の娘「あ、後輩さんだ」
後輩「はぁっはぁっ」タタタタッ
男の娘「後輩さーん。どうしたのー?」
後輩「はぁ、え…、あ! 男の娘君!」
男の娘「何かあったの?」
後輩「い、妹ちゃんが、はぁ、さらわれて…」
男の娘「ど、どういうことなの?」
「はーい、お水持ってきたヨー」
後輩「あ、ありがとうございます」ゴクゴクゴクッ
男の娘「妹さんがさらわれたって、どういうこと!?」
「ホワッツ!?」
後輩「わかんない…。でも男さんと妹ちゃん迎えに行って、妹ちゃんいなくて、あの人から電話かかってきて、男さん走って行って…」
男の娘「あの人って誰なの!?」
後輩「…昔、私を掴まえて、皆を罠にかけようとした人。名前は、族って聞いた……」ブルブル
男の娘「妹さん、妹さんが危ない。僕も探してくる!」タタタタッ
「男の娘、一人、危ないヨ!」
後輩「わ、私も行かなきゃ…」
「君、女の子、更にダメ!」
後輩「でも、妹ちゃんが…!」
「…ちょっと待っててね。行っちゃだめヨ」ピッピッ
後輩「警察はダメです!」
「ノン。そんなイリーガルなのはなんとなくわかるヨ。探す人、多い方がいいし、大人といたほうがいいからネ」プルルルル
男「……これとこれを」
「はーい、○○○円になりまーす」
男「どーも」テクテク、ウィーン
男「…………」ガサガサ、パクッ
男「…………」モグモグ
男「………」ガサガサ、パカッ
男「…………髪の量、ちぃと足りねぇか」ワシワシ
男「……」ガサガサ、チッ
男「…………」スィ、スィ、スー、スー
男「まぁ――」
リーゼント男「――こんな形だろうな」
リーゼント男「どこの野郎だが知らねぇが、覚悟しやがれよ」
リーゼント男「待ってろ妹、すぐ助けてやっからな」
ここまで。
ふむ、いろいろカオス。
チャラ男→男→リーゼント男→男の娘
なんだ優しい世界か…
>>669
うん…、うん?
男の娘「はぁ、はぁ…。どうしよう、飛び出したはいいけど、妹さんがどこにいるかなんて、これじゃわかんないよ」
「いよー、どうしたよ男の娘」
男の娘「あ、いつもありがとうございます」ハァハァ
「なんか慌ててるみてぇじゃん?」
男の娘「それが、妹さんがさらわれたって…」
「妹って…、リーゼント男の妹か?」
男の娘「そうです!」
「え、え。なんでよ。なんであいつの妹がさらわれるだよ?」
男の娘「わかんないですけど、族って人がさらったみたいです…」
「……、マジか。最悪じゃねぇか」
男の娘「前にも、後輩さんっていう人さらってて、危ない人みたいなんです…。僕、いてもたってもいられなくて…」
「らしいな。兄貴からやべぇって聞いたことある奴だ」
男の娘「どこにいそうとか、知らないですか?」
「お前がどうこうできる相手じゃねぇから。それに俺だって無理だ」
男の娘「でもでも、妹さんは僕の彼女です! 大事な人です!」
「あー…、マジかよ。はー」
男の娘「……」
「待ってろ。まず兄貴が何か知らねぇか聞く。で、俺らだけじゃどうにもなんねぇ」
男の娘「はい」
「友達(アイツ)らだって、なんだかんだリーゼント男に貸しあんだ。呼べば、多分来てくれる。俺だってあいつに感謝してる」
男の娘「……」
「ぶっちゃけこええよ。そいつ、この街にあるチーム問答無用で叩き潰して、暴れ回ってたやつだからな。もしかしたら、まだ、そういう奴らとつるんでるかもしんねぇし…」
男の娘「僕だって怖いです!」
「…だよな。でも、何にもしねぇのは、ダチって言えねえよな…。あー、ウダウダしてる場合じゃねぇんだ、とにかく兄貴だ、兄貴!」ピッピッ
族「さぁさぁ、あいつはどう出るかねぇ。どう思うよ、なぁ、嬢ちゃん」
妹「むうー!」ジタバタ
族「しっかし元気いいねぇ。普通こうなったら大人しくしてるもんだろうよぉ」
妹「むうあーー!」ジタバタ
族「騒がしいんだよなぁ。いいや、なんか言ってみろよぉ」カツカツ、ビリ
妹「いったぁ! もう少しぐらい女の子優しく扱えないのこの馬鹿!」
族「嬢ちゃんよぉ、もうちょっと立場わかんいてぇ!」ドカ、ドサ
妹「とにかくこの縄ほどきなさいよ!」ジタバタ
族「てめぇよぉ。ふざけんのもいい加減にしろや」グイッ
妹「いたたた、髪引っ張る普通!?」
族「ちょっとばかし痛いめがあ!」ガスン
妹「痛い目? 合わせるなら合わせたら? そうしたらあんたは、それじゃすまない目にあうだろうけどね!」
賊「この状況で頭突きたぁな」
妹「こんな状況ならなんだってするに決まってるでしょ!」ジタバタ
賊「はぁ、とんだ奴人質にしちまったなぁ」
>>672の訂正。間違いじゃない気もするが
×賊「この状況で頭突きたぁな」
妹「こんな状況ならなんだってするに決まってるでしょ!」ジタバタ
賊「はぁ、とんだ奴人質にしちまったなぁ」
○族「この状況で頭突きたぁな」
妹「こんな状況ならなんだってするに決まってるでしょ!」ジタバタ
族「はぁ、とんだ奴人質にしちまったなぁ」
族「まぁいい。お前ら兄妹を人質にして、あのレディース連中をおびき寄せて、今度こそ潰せりゃいいんだ」
妹「そんなくだらないことに、私達巻き込んだの!?」
族「ああ? くだらねぇだと?」
妹「くだらないよ! 折角ハーケンタッツの安売りしてたのに、溶けちゃったじゃない!」
族「それに比べられるのを、キレりゃいいのかわかんねぇなぁ」
妹「あーもー! とっととほどきなさい!」ジタバタ
族「はー。口塞ぎっぱなしにしときゃよかったぜぇ」
妹「うー!」ジタバタ
族「しっかし、あいつが俺にあった時、どんな面するか楽しみだねぇ」
妹「…あんたなんか、覚えてるわけないじゃない」
族「あん?」
妹「兄ちゃんはね。あんたに殴られたせいで、記憶が曖昧なの。特に後輩をさらった時とかの記憶はまったくない」
族「……」
妹「だから…。あんたなんかに言っても仕方ないか」
族「け、つまらねぇなぁ。あの電話の反応、そういうことかよぉ」
妹「(だから、そのことは、皆でなかったことにしたのに…)」
ここまで。
はてさて。
乙!
貸し→借りでは?
いろいろカオスだな・・・
リーゼント男「(指示があったのは、この場所か…)」モグモグ
リーゼント男「(おあつらえ向きの、使われてねぇ倉庫。ここに妹いんのか?)」プクー
リーゼント男「………」ドクン
リーゼント男「…うん?」モグモグ
リーゼント男「(なんでだ。前にもなんか、こういうとこ来たような気がする)」プクー
リーゼント男「……それどころじゃねぇ」モグモグ
リーゼント男「(この建物の中、か?)」ガラガラ
リーゼント男「…………」ザッザッザッザッ
リーゼント男「!」
「のこのこきやがったな」
リーゼント男「…囲まれたか」モグモグ
「悪ぃが、倒されてもらうぜ」
リーゼント男「…電話の奴は、誰だ?」プッ
「いねぇよ…」
リーゼント男「……じゃあ、答えてもらうか」
「おらぁ!」ガスン
リーゼント男「…ぬるい」ベキッ
「ぎゃ!」
リーゼント男「先輩のパンチより弱え」
「角材で頭殴られて、ピンピンしてやがる…、頭から血も出てやがるのに…!」
リーゼント男「で、次はどいつ――」ドゴォ
「こ、これでどう、ひ!」ガシッ
リーゼント男「不意打ち、ね」スィ、ドコ
「あが!」
「鉄パイプで頭の後ろ殴られたんだぞ…!」
リーゼント男「…どいつよ?」
「俺達で勝てる訳ねぇよ!」
「でも、やるしかねえんだ!」
リーゼント男「…うだうだと」ザッザッザッザッ
「ひ、ひぃ! 来るな!」
「血まみれで側に寄るなぁ!」
リーゼント男「…歯ぁ、食いしばれ」ペキペキ
チクリ屋「あぁ、そのリーゼント男らしい奴は廃倉庫向かった。気をつけろよ」ピッ
女「さっすが。この街の情報屋なんて言われてるだけあるぜ」
チクリ屋「話してた容姿と違うから、どうかはわからない」
女「だいじょぶだいじょぶ、昔のリーゼント男と同じ格好だもん」
チクリ屋「ならいいがな。問題は妹、という捕まった子か」
女「どうせ族が手元に置いてるかな。なんだかんだで臆病だから、やばい時のためにね」
チクリ屋「廃倉庫は良いのか?」
女「リーゼント男をなめちゃいけないぜ」
チクリ屋「不良ではないんだろ?」
女「不良じゃないし、ウチらより喧嘩の経験ないけど。身体鍛えてて異常にタフなんだよね」
チクリ屋「そうか」
女「喧嘩の技術はないから、それで殴られまくり、蹴られまくりでも立ち上がって、血まみれで相手を殴り飛ばすんだから。なかなかホラーだぜ? 見に行く?」
チクリ屋「やめとく」
ここまで。
序盤に絞るとか言ってたのは伊達じゃなかったリーゼント男。
これもしチャラ男のままでもホラーだな
>>683-684
血まみれの奴が平気そうに襲い掛かってきたら怖すぎるよね。
リーゼント男「…吐け」グィッ
「し、知らねぇ、知らねぇよ! か、勘弁してくれ!」ガタガタ
リーゼント男「…そうかい」スッ
「はい、そこまでだぜ」ガシッ
リーゼント男「…女さん」
女「はー、相変わらずなやり方。後先考えなきゃダメだって言ったぜ?」
リーゼント男「…一方的にやるのは、どうも」
女「だからって一回一回攻撃食らってから返すなんて、命いくらあっても足りないっての」コツン
リーゼント男「……」
女「とりあえず、そいつは離していいや。役に立たなさそうだし」
リーゼント男「…そういうなら」パッ
「うひ、ひ、ひぃ」
女「あんたらの身柄、レディース(うち)が引き取る。おい、てめぇら、こいつら連れてけ!」
「あいよー」
「やー、やっぱリーゼント男強いわ」
「そこのやつ、完全ノビてるから、誰か手伝ってよー」
リーゼント男「…何か知ってるんですか?」ワーワー
女「おおまかにはねー。ま、その前に血まみれじゃ出歩けないから、この水とシャツでさっぱりしなよ」ガサガサ
リーゼント男「すんません」
後輩「妹ちゃん…」
「大丈夫ヨー。もうそろそろ見つかると思うヨ」
後輩「でも、さらわれてから時間かかっちゃってます…」
「在日外国人コミュニティと、商店街ネットワークを舐めちゃダメネ」
後輩「(大丈夫かな…)」
「お、連絡来たネ。ここで待っててネ、ハーイ」
後輩「(うー、ダメだよ。私だけこんな待ってるなんて、行かなきゃ!)」ガタッ
「あらー、この間男ちゃんといた娘じゃないのー」カラン
後輩「え…、あ。どうも」
「おー、男の娘のお父さん。着てくれたネ!」
「そりゃー来るわよー。妹ちゃんのピンチなんでしょ?」
後輩「そ、そうなんです!」
「うんうん。なら笑えないわね」
「おぉ、お父さんやる気ネ! これは怖いヨー」
後輩「でも、どこにいるかわかんなくて…」
「もう調べてるんでしょ?」
「それっぽいところ、いくつカ。当てずっぽでかナ?」
「うーん。それしかないわね。いきましょー」
「見つからないネ」
「でも、この街の一部のチームが動いてるのよね?」
「間違いないヨ。その族とかいうやつも、最近出てきたみたイ」
「……。後輩ちゃん、でよかったわよねぇ?」
後輩「は、はい」
「あの、誘拐された後輩ちゃん?」
「エ?」
後輩「……はい」
「そういうことね…。懲りない訳か」
「ちょっと、男の娘のお父さん、あんまりついていけてないヨ」
「この娘は街にいるレディースに関わりあって、その族に前さらわれたの。で、リーゼント男ちゃんに助けられたのよ」
「なるほどネー」
「今回は、その報復なんだわ」
後輩「私も、そう思います」
「ひどい奴だネ…。ウチの国なら鞭打ちの刑にしてやるところだヨ」
「後輩!」
後輩「え…、あ、お姉ちゃん!」
図書委員「はぁ、はぁ、やっと見つけた…」
後輩「ダメだよお姉ちゃん。今、危ないんだよ!」
図書委員「…後輩、言ったはずよ。危ない事には金輪際関わらないでって」
後輩「そうだけど…」
図書委員「…なら、帰りましょう。他の人は、動いてくれてるんでしょ?」
後輩「……、それだけは、出来ないよ」
図書委員「…どうして?」
後輩「このまま何もしなかったら、あの時と変わんない。妹ちゃんにも認められない。それもある。けど、友達がどうなるかわからないのに、人任せなんて、絶対ヤダ!」
図書委員「…………」
後輩「私は探す! 止めないで!」
図書委員「(あの時、妹がさらわれたと聞いて、私は動けなかった)」
後輩「すいません、お待たせしました!」
「いいノ?」
図書委員「(チクリ屋に任せておけば、大丈夫なんて、甘えもあった)」
後輩「お姉ちゃんはわかってくれます!」
「そう。じゃあ行きましょ。時間が惜しいわ」
図書委員「(動けなかったことを知らず、今まで通り慕ってくれるあの後輩〔こ〕にそれを知られるのが、怖かった)」
図書委員「(……この時ですら、まだ私は動けないの?」
図書委員「(私は……)」
ここまで。
いやはや。
最初の男「彼女ほしいwww」
現在の男「妹何が何でも取り戻す」
どういうことなのか
>>694
どういうことなんだろう、ねぇ
族「ち、あいつらから連絡こねぇな」イライラ
妹「(後輩も……、こんな気分だったのかな)」
妹「(暴れてみたけど、この縄とかなかなか外れない。外れたら兄ちゃん直伝の金蹴りだよ)」
妹「(…何もできないのは、すごく虚しい気分だよ)」
族「(しかし、この妹ってやつ。かなり肝っ玉すわってるな)」チラッ
妹「見ないでよ、気持ち悪い」
族「可愛げのねぇ…」
妹「(兄ちゃん、今、どうしてるんだろ。呼び出したにしては、ここに来ないし)」
妹「(人質にするらしいけど、罠とかで兄ちゃん掴まえる気なのかな…)」
妹「(例えば、不意打ちとかで武器でボコボコにするとか…)」
妹「(いくら兄ちゃんタフでも、そんなことされたら…)」
族「うん、誰だ?」ガラガラ
妹「(兄ちゃん、かな?)」
「……いるとなったら、やべぇよなぁ」
族「…、ち、どこの野郎だっての」ボソッ
妹「(あれ、誰だろ。見たことある気がするけど…)」
「………覚悟決めねぇと」
族「んだ、あいつは…」
「おーい、出てきやがれってんだ!」
族「………」
「いんのはわかってんだぜ、出て来いよ!」
族「……んだよてめぇは」
「い、ほ、本気でいやがった…」
族「……ふ~ん」
「は、はは。ちょっとばかし用があってよ」
族「俺のこと知ってる訳ね。で、差し向けたのは誰、なんて言って答える訳ねぇか」ペキペキ
妹「どうしよう、あの人が危ない」
男の娘「助けに来たよ!」ボソッ
妹「男の娘!? どうして?」ボソッ
男の娘「後輩さんが、妹さんを探し回ってるのを聞いたんだよ!」ボソッ
妹「え…」
男の娘「と、とにかく早く出ないと。あの人時間稼いでくれる間に」
妹「う、うん」
男の娘「よし、このハサミで」ジョキン
妹「やった、これで自由だ!」
男の娘「早く逃げなきゃ…」
「いでぇ!」バキィ
族「んだよ、殴り込みかけるぐらいだからやれるのかと思ったのによ」
「(無理無理無理、俺こういうのマジでダメなんだよ!)」
族「とりあえず、消えろ」ブン
「うわっとと!」
妹「あの人大丈夫かな…」ソロー
男の娘「危なくなったら逃げるとは言ってたよ…」ソロリ
妹「とにかく逃げて、助け呼ばなきゃね…」
男の娘「うん…!」
「(早く逃げてくれよぉ、身体がもたねえって!)」チラッ
族「はー、逃げ回んなよ疲れる」
「こっちの勝手だろ!」
族「うるせぇ!」ドゴォ
「あが…」ドサッ
男の娘「あ、むぐっ!」パシッ
妹「静かにしてて…」
「(やべぇ、息出来ねぇ)」ハッ、ハッ
族「他愛のねぇ…」
妹「(よし、後ろ見せてる今のうちに金蹴りしな――)」
「おい、大丈夫かよ!」ガチャン
「コノヤロー、やりやがったな!」
族「なんなんだよ一体…」
妹「(あれ、あの人達も見覚えある…)」
ここまで。
いやさか。
ふむ
王道の総力戦だな!
「マジ、やべぇから逃げろって」
「うるせぇ。つか、リーゼント男どこよ!?」
「つーかwwこいつww顔こええww」
族「あ”ぁ”?」
「やべぇwwwwきれたwwww」
「お前、あほだろ!?」
「とりあえず、男A、男B、男C。来てくれてセンキューな」
族「……ダチってやつねぇ」
男A「つーか、マジ強そうなんだけど」
男C「こええwwwww助けてwwwww」
男B「来たら殴るぞ、こんにゃろ!」ブンブン
族「気にくわねぇよなぁ…」ズンズン
男B「だーくんな!」ブンブン
「お前のバットは飾りかよ…」
男B「飾りだバカ! 俺らこういうの専門外だろ!」
男A「とりあえず、逃げっぞ!」
男C「殺されるwwwwww」
族「にがしゃしねえよ。てめえら、入ってこい!」
男C「一斉に入ってきたwww終わったwww」
男B「うわああああ!」ブンブン
男A「おま、当たる、落ち着け!」
族「どうやって知ったかなんてどうでもいいが、しばらく、口きけねぇようにしねえと――」
男の娘「――妹さん!?」
族「あん?」
妹「ハーケンタッツの恨みー!!!!」ズゴン!
族「――――!!」ドタン、ゴロゴロ
「あれ…、もろだぞ」
男C「玉がwwwwwいてええええwwww」
妹「よし、満足!」
「あー…、妹さん?」
妹「ん~、誰でしょ」
「ひど! リーゼント男の友達だよ!」
妹「……あ、思い出した。通りで見た顔だなーと」
男A「てことは俺らもか」
男C「助けに来たのにwwwひどwww」
男B「つーかあいつ、大丈夫なのか。なぁ…!?」ブルブル
「バット持ってて震えるなよ」
族「てーめーえーらーあああ」
男の娘「は、早く逃げないと!」
妹「でも、出入り口。こいつのでくの坊達がポカンと立ちふさがってるし」
男の娘「あっちの窓が開いてたよ」
「(男の娘もわりとアグレッシブだな)」
妹「でも、私スカートだからやだ」
男の娘「こんな時にわがまま言っちゃダメだよ!」
族「ふざけんのもいい加減にしろ!」ブンッ
妹「!」
男の娘「ぐぅ…!」ドコォ
妹「男の娘!」
男B「この、女殴りやがったな!」ブォン
族「だからどうした!」ガッ、ガン!
男B「いだあ!」
男C「やりやがったなwwwwwこのwwww」ペチッ
族「効くか!」ドゴン
男C「ぎゃあwww」
男A「やべぇ…、マジでやべぇ」
妹「男の娘! 男の娘! 大丈夫!?」
男の娘「ごめ、ん。僕、強かったら…」
妹「ううん。私も、ごめんね…」
男A「どうすんだよ、マジでやべえって…」
「くそ…」
「族! あいつが来たぞ! 1人だ」
族「…け、まぁいいさ。1人ならな」
先輩「…………、サンピンはどけな」ザッザッザッ
「あぁ、いてこますぞ、て――」
先輩「……」ギロ
「…………」ガタガタブルブル
妹「…、先輩、さん」
先輩「すまねぇな、巻き込んじまって…」
妹「………」
先輩「わりぃが、言いたいことは後で聞く」
族「会いたかったぜぇ、先輩ぃー」
先輩「…また、街の制覇とか、くだらねぇことでもほざいてんのか?」
族「どいつもこいつも、人のやることにケチつけやがんなぁ」
先輩「そうかい」
族「あん時、あの野郎が邪魔さえしなけりゃあ、この街は俺のもんになったんだぜぇ?」
先輩「……街は、誰のもんでもねぇよ」
族「だからぁ、自分のもんにすんだろうよぉ」
先輩「馬鹿にゃ何言っても無駄か」スッ
族「いいねぇいいねぇ、そうこなくちゃよぉ――」
族「――てめぇが女だって、わからせてやる」
先輩「そんなもの」ダッ
族「うらぁ!」ボッ
先輩「とっくに知ってる」スッ、ガス
族「うぐ!」
ここまで。
なぜか、ちゃんとしたシリアスにはならない不思議。
無理せずに完結目指してくれればいいさね
>>710
そうするさー
族「……どうしたよぉ、先輩ぃ」
先輩「………」
族「前に比べたら、あんまし痛くねえぜぇ?」
先輩「そうかい」
族「は、これならこんなことしなくてもよかったなぁ」
先輩「そうだろうな。私に勝てないお前にはお似合いだ」
族「あ”あ”?」
先輩「知ってるか、本当の強者はこんなにまどろっこしいことはしないもんさ」
族「…」
先輩「どんな奴だろうと正面から潰す。それだけのこと」スッ
族「…じゃあよぉ、てめぇはその強者だってーのかぁ?」スッ
先輩「だといいんだが」ザッ、ヒュッ
族「当たらねえよ、おらおらぁ!」ビュッヒュッ
「あの人つええのは知ってるが、大丈夫なのか…?」
男C「あの族wwwパンチすっげえ痛かったwww」
族「せりゃあ!」ズドン!
先輩「……ふん」ビリビリ
「片手でパンチを防いだぞ…!」
先輩「はあああああ!」タンッ
男A「飛んだ!?」
族「あめ、ぐあ!」ガッ、ベキッ、ドスン
「防御を読んで、2回蹴った!?」
族「……あぁ、どっちかっていうとぉ、足癖のがわりぃんだったなぁ?」ノソリ
先輩「手癖がわりぃよりはマシだろ?」
いつの間にかバトル物に
なぜなのか
妹「………」
男の娘「妹、さん?」
妹「あ、うん。怪我大丈夫、痛くない?」
男の娘「それは大丈夫。大丈夫だけど…」
族「楽しいなぁ、先輩よぉ!?」ドゥン
先輩「くっ」
男の娘「今、妹さん。すごい怖い顔してるよ…」
妹「……そうだろうね」
男の娘「…なんとなく、あの人のこと僕はわかるよ」
先輩「おらあ!」ヒュボッ
族「どうしたぁ、もっと打ってこいよぉ!」
妹「何を?」
男の娘「不器用なんだろうなって」
妹「………」
族「はは、やっぱいいなぁ。なぁ!」ハァッハァッ
先輩「いてえのは、嫌いだよ」ハッハッ
男の娘「ねぇ、妹さん」
妹「……」
男の娘「きっと、妹さん。先輩さんと、捕まった人と、ちゃんと話してないよね?」
妹「……!」
先輩「でりゃあ!」ブンッヒュバッ
族「慣れてきたぜぇ!」ガッガッ
男A「ローして、素早く後ろから回って蹴ったのに防いだ!?」
男の娘「やっぱり…、そんな気がしたんだよ。だって、妹さんはちゃんと話を聞く人だから」
妹「………」
男の娘「聞いて、応えてくれる人なのに。まだ、わだかまりがあるなんて。きっとそうなんだろうって」
妹「…男の娘が、ちょっと嫌いになりそうかな」
男の娘「え…」
妹「……本当は…、本当はね。私、ひどいことしてるんだよ」
男の娘「どういうこと?」
妹「先輩のグループのメンバーが捕まった、その話したよね」
男の娘「後輩さん?」
妹「…そっか、聞いて助けに来てくれたんだもんね」
男の娘「うん」
妹「兄ちゃんが、後輩を助けに行く時。ううん、捕まったのを知った時、私もいたんだ」
男の娘「そうなんだ」
妹「その時、私は――」
先輩「ぐぅ」ドサァ
族「どうしたよぉ、先輩ぃ。お前、こんなもんだったかぁ?」コキコキ
先輩「舐めんなよ…」ハッハッ
男B「やべぇ、マジでやべぇ。手ぇ貸した方がいいんじゃねぇか!?」ブルブル
「あの間に入れねぇよ。くそ…」
男の娘「ど、どうしよう…」
妹「……」スック
男の娘「ど、どうしたの?」
妹「私が突っ込めば、多分、隙ができると思う」
男の娘「だ、ダメだよ!? そんな危な――」
妹「このクソやろー!」ダダダダッ
族「同じ手が通じると思うなぁ!」バキッ
妹「あが!」ドサッ
先輩「はああああ!」ベキッ、ドサッ
族「うらあああ!」ベキッ、ドサッ
「相打ち…?」
男の娘「妹さん!」タタタッ
妹「いたた、ちょっとドジしちゃった…」
男の娘「あの人、許せない…!」
族「俺のぉ、勝ちぃ、みてぇだなぁ…」ユラリ
先輩「…まだ、だ」
「おらぁ! 邪魔なんだよアンタら」
「うわ、族! あいつらが、ぎゃ!」ドサ
女「はっはっは、先輩、ずいぶん情けない状態だぜ!?」
先輩「そのキンキンした大声だすなっつの…」
図書委員「リーゼント男君、大丈夫…?」
リーゼント男「…どうもです」
族「よぉ、リーゼント男ぉ。楽しめたみてぇだなぁ?」
リーゼント男「…妹!」
妹「はは…、ドジちゃった」
リーゼント男「…お前ら!」
男C「やられちまったwwww」
リーゼント男「……、ダチまでも…、てめぇは…!」
族「こいよぉ。どの道ぃ、お前にはお礼参りしなきゃいけなかったんだからなぁ」
リーゼント男「………」ザッザッ
族「嬉しいぜぇ」
リーゼント男「………」ザッザッ
族「…おいぃ、どこにいくんだぁ?」
リーゼント男「……」スッ、ガンッガンッ
「リーゼント男! な、何してんだ柱に頭ぶつけて!」
リーゼント男「…アンフェアだ」
族「く、くく。てめぇ、思った以上に愉快じゃねぇかよぉ」
リーゼント男「…いくぞ」
族「こいよぉ!」
ここまで。
一応の真打登場。
リーゼント男のままと言うことは、頭から血を流すような戦いを経てなお崩れぬリーゼントということか
>>719-722
そりゃああんた、ぐっしゃぐしゃだよ。
族「おらああ!」ドゴン
リーゼント男「………」ズザァ
族「どうしたよぉ、とっとと立てよなぁ」ペキペキ
リーゼント男「………」ムクリ、ザッザッ
族「いいねぇいいねぇ」ベキッ
リーゼント男「………」ドゴォ
族「がぁ、ざけんなぁ!」ドガン
リーゼント男「………」ガクリ
族「知ってるぜぇ、まだ元気だって、なぁ!」ブォン、ドカ
リーゼント男「………」ドザザザァ
男A「け、蹴りでリーゼント男が浮いた…」
リーゼント男「………」ユラリ
族「あぁ…、その眼ぇ。その眼だ」
リーゼント男「………」ブォン
族「あめえんだよぉ!」ベゴン!
リーゼント男「………」ゴロゴロゴロ
族「どうよぉ、俺のパンチの痛さわぁ?」
リーゼント男「………」ムクリ
族「そうかぁ、そうかぁ。まだ味わいたいってかぁ」
リーゼント男「………」ゴソゴソッ、チャッ
族「んだぁ、ナイ…」
「なんでこんな時に櫛出してんだあいつ…」
リーゼント男「………」スィッスィッスィッ
妹「(髪、整えてる…)」
族「ははははは…、ドタマにきたぜぇ!」
リーゼント男「………」クィックィッ
族「はぁっ、はぁっ、おらぁ!」ドガア
リーゼント男「………」ドンガラガッシャーン
族「もう、満足だろぉ…?」
男B「5分以上殴られっぱなしだぞ、やべえ、マジで!」
リーゼント男「………」ムクリ、ガラガラ
族「いい加減、手ぇ、痛くなってきやがったぜぇ」ハァッハァッ
リーゼント男「………」クィックィッ
族「(……、あんなに血ぃ出して、ぶっ飛ばしてんのに、こいつ、効いてねぇのか…?)」ゾクッ
「助けに行かなきゃとは思うんだ、でも、今のあいつに近寄んのは…」
先輩「(……、見慣れたあたしらでさえ、恐怖を覚える。いくら叩きのめそうが、当たり前のように立ち上がりやがんだ)」
女「あればっかは、ほんっきでホラーよね」
チクリ屋「………」
図書委員「…リーゼント男、君」
族「だらぁ!」ベキ、ガス、ドコ
リーゼント男「………」
族「んでだよぉ、なんで倒れねえんだぁ!?」
リーゼント男「………喧嘩は」ガシッ
族「!?」
リーゼント男「……気合いだ」ブォン
族「が!」グチャ
先輩「出たか、得意のヘッドバット」
リーゼント男「………妹の分」ブォン、グチャ
族「ぎ!」
リーゼント男「………ダチの分」ブォン、グチャ
族「がが!」
リーゼント男「………先輩の分」ブォン、グチャ
族「ご!」
リーゼント男「………そしてこれが」ブォン
族「や、やめ、ぎぃ!」グチャ
リーゼント男「………後輩の分」パッ、ドサッ
「おい、男。大丈夫か…?」
リーゼント男「……、お前らなんで?」
「あぁ、それは――」
後輩「リーゼント男さん!」
「あらぁ、もう終わっちゃったみたいねぇ」
「あぁ、リーゼント男。血まみれじゃないカ!」
後輩「大丈夫ですか!」タタタッ
リーゼント男「…終わった」フラッ
「後輩、どけな」
後輩「あ、はい。男の娘のお母さん」
「額がパックリ開いてる。打撲傷もかなりある、この間熱中症で倒れた奴とは思えないぐらい、タフのようだな?」
リーゼント男「(加え煙草で、凛々しい顔つき…、すげぇかっこいいんだが。つか、男の娘のお母さんって言ったか後輩)」
妹「兄ちゃん…」
リーゼント男「…無事でよかった」
妹「うん…」
ここまで。
リーゼント男のヘッドバットは、とある素手居合いさんが食らったやつのイメージ。
ベジータ編の悟空さかよ
乙
鼻頭辺りから頭の形に凹んじゃったか…
スマートダゼェ…
後輩「妹ちゃん……」
妹「ん…」
後輩「無事で、良かった…」
妹「遅かったね」
後輩「ご、ごめんね…」
妹「ありがと……」
後輩「うん…」
「おらぁ! あんたらも大人しく捕まんなぁ!」
女「外に用意したワゴンにそいつら乗せな。チクリ屋、あんたのホテル借りるわよ」
チクリ屋「…ほれ」チャリ
女「お、何のカギ?」
チクリ屋「裏手から入れ、目立ってしゃあねぇ。従業員には言っとく。いっとくが、ちゃんと返せよ」
女「はっはっは、つまんないの」
「あれだよな。やっぱ」
男C「焼き入れんだろwwwこえーwww」
男B「俺ら、大丈夫だよな…?」
男A「まぁ、何も言わなきゃいいだろ。さすがによ」
リーゼント男「…つっ」
「我慢しろ、縫合はすぐに終わる。後は、骨に異常がないか確認はした方がいいだろう」
リーゼント男「…どうも」
「男の娘も見せな」
男の娘「うん、ごめんねお母さん」
「…、アンタも男らしくなったもんだ」
男の娘「そうかな…、えへへ」
妹「………」
妹「………ふぅ」
後輩「大丈夫? 怪我してない?」
妹「ちょっと殴り飛ばされただけ、大丈夫だよ」
後輩「殴られたの!?」
妹「先輩さんが、ちょっと危なそうだったから」
後輩「そっか…」
妹「………、探し回ってくれたんでしょ?」
後輩「う、うん。私もあの人に連れ去られたから…」
妹「…………」
後輩「………」
妹「一つだけ言わなきゃいけないことがあるの」
後輩「え…、うん。何かな?」
妹「私は、逆だったよ」
後輩「えっと、何が逆だったの?」
妹「後輩が捕まった時、私は兄ちゃんを止めた」
後輩「え…」
妹「兄ちゃんが聞く訳ないのにね」
後輩「………」
妹「親友とか言っておきながら、ひどいでしょ?」
後輩「…妹ちゃん」
妹「…だから、兄ちゃんと会ってても、何も言わなかった。ううん、言えるわけなかったんだよ」
後輩「………」
妹「…ごめんね」
ここまで。
しんみり、しんみり。
乙
大事なもの同士の二者択一は難しいよな
答えは沈黙
実際その場面に陥ったら…
難しいなんてモンじゃねえな…
後輩「いいんだよ、妹ちゃん」
妹「……」
後輩「私は気にしないよ。仕方ないことだから」
妹「……」グッ
図書委員「……後輩」
後輩「あ、お姉ちゃん」
図書委員「…、そういうのが、一番傷つく」
後輩「え…」
図書委員「人は時に、責められた方が、救われることもあるの」
後輩「でも、妹ちゃんそうするのもわかるから…」
図書委員「…後輩は優しいね」
後輩「違うよ」
図書委員「……、でもね。優しさの方が、扱いを間違えるともっとひどい傷を心に負わせるの」チラッ
妹「………」フィッ
図書委員「だから、もう少し、素直になりなさい」
後輩「………」
図書委員「…、お姉ちゃん。ちょっと彼氏のとこ、いくからね」
後輩「うん…」
妹「…………」
後輩「その、ね」
妹「…うん」
後輩「それを聞いて、その…、ショックだったのは、ショックだよ」
妹「…そっか」
後輩「でもね。さっきも言ったけど、そうするのは仕方ないよ。私も、お姉ちゃんが誰かを助けに行こうとしたら、きっと止めるもん」
妹「………」
後輩「妹ちゃんは、悪くないよ」
妹「………」ポロッ
後輩「悪いのは、あの族(ひと)なんだから」
妹「………」ポロポロッ
後輩「さ、リーゼント男さんのとこいこ。ひどい怪我だから病院連れて行かなきゃ」
妹「…うん」ポロポロッ
後輩「大丈夫、大丈夫だから…」
妹「………」ポロポロッ
後輩「………」
妹「…ごめんね」ポロポロッ
後輩「…ううん」
図書委員「チクリ屋」
チクリ屋「いいのか? 後輩と一緒にいてやらなくて」
図書委員「…、今、一緒に居たら言っちゃいけないこと、言いそうだから」
チクリ屋「そうか…」
図書委員「私も、あの妹(こ)と一緒よ」
チクリ屋「あれは、俺もちゃんと言わなかったから悪い」
図書委員「でも、後輩(いもうと)が誘拐されたかもしれないのに、ただ何もしなかった」
チクリ屋「………」
図書委員「これも、立派な裏切り行為。じゃないかしら」
チクリ屋「お前は、街の連中とは違うだろ」
図書委員「………」
チクリ屋「普通、事件とか起きたら、何もできなくて待ってるものさ」
図書委員「…珍しいね、慰めてくれるなんて」
チクリ屋「バカ、そうじゃないだろ」
図書委員「……、あの子が落ち着いたら、話すことにする」
チクリ屋「それがいい」
ここまで。
人それぞれ。
感動の場面なのにリーゼント男さん呼びで吹いた
>>742
今はリーゼント男だからしゃあない。
リーゼント男「……、つ」ズキリ
先輩「相変わらず無理しやがる…」
リーゼント男「…先輩も」
先輩「これは、あたしがこの道に踏み込んだから起きたことだ」
リーゼント男「………」
先輩「だから、引退してようが。あたしはこのことから目を背けちゃならねえ」
リーゼント男「…らしいです」
先輩「お前らを巻き込む気なんて、ありゃしなかったんだが…」チラッ
妹「………」ポロポロッ
後輩「……」ギュッ
先輩「…あたしはどうやら、疫病神みてぇだな」
リーゼント男「…そんなことはない」
先輩「いいっての。実際こうなってんだ」
族「………ぅ」
先輩「迷惑をかけたってのは間違いないだろ?」
リーゼント男「…これは俺の責任でもある」
先輩「はぁ…、お前はなぁ…」
リーゼント男「……」
族「………」ゴソゴソッ
先輩「……まぁいい。わかりきった結末ってやつだ」
リーゼント男「…どういう意味?」
先輩「あたしらはもうツルまない方がいい。本当はお前、普通の奴なんだから」
リーゼント男「…気にしなくていい」
先輩「…、ケジメってやつだ。あたし自身のな。そして族(ヤツ)にもそれが――」クルッ
リーゼント男「――!」
族「死ねやああああああ!」ドドドッ
「あの野郎、いつの間に!」
男B「あの手にあんの…!」
族「らぁ―――!」
先輩「(間にあわ――)」
リーゼント男「――!」ドンッ
先輩「んな」ドサッ
リーゼント男「ぐ!」ドッドサガンッ
族「………」ハーハー
『リーゼント男(兄ちゃん)!!!』
先輩「てめえええええええええええええ!」バッガシッ
族「く!」
先輩「おらあああああ!」ブンッ
族「ご、が」ドゴンッドザッカランッ
男A「肩に飛び乗って、そのまま足で首絞めながら地面にたたきつけたぞ…」
男C「リーゼント男! リーゼント男!」
妹「兄ちゃん!」
後輩「リーゼント男さん!」
男の娘「……、嘘だよ」
「くそ、なんで…!」
男B「救急車、救急車!」
「あんたらどけな! あたしが見る!」
「…ちょーっと、あの族(こ)。私に任せてもらえるかしらねぇ?」
女「………わかりました」
「男の娘のお父さん…。目が、怖いヨ」
先輩「……、くそっ!」ガンッ
リーゼント男「……う」
リーゼント男「……。ここ、夢、か?」
リーゼント男「…前にも見た。なら」
男『俺がいるのは、当たり前だよね』
リーゼント男「…そうだな」
男『思えば、中学校時代、いろいろあったな』
リーゼント男「…あぁ」
男『でも、やっぱり一番衝撃的だったのは、妹に彼氏ができたこと』
リーゼント男「………」
男『なんだか、自分から離れていくようで、寂しい気がしてさ』
リーゼント男「………」
男『でも、それは仕方ないことだから。それで、強い男になって、彼女を作れば、妹心配かけなくなる、そう思ったんだよな』
リーゼント男「…そうだ」
男『我ながら、シスコンだよなぁ。これで彼女にさせられる相手は、可愛そうすぎる』
リーゼント男「………」
男『な、わかってるだろ俺(おまえ)。人の気持ち察するのが下手じゃねえんだぞ俺らは』
リーゼント男「…あぁ」
男『じゃあな、しっかりしろよー』
リーゼント男「……他人事だと思って」
ここまで。
シスコンだー!
乙でした
烈さんも乙でした
>>748
ありでした。
烈、最新の単行本の帯にあった通りになってもうたん?
男「……うん」パチッ
妹「やっと起きたのか兄ちゃん」
男「ここは…」
後輩「病院ですー」
男「…ん? なんで俺ベッドで寝てるんだ?」
先輩「族のタックル食らっただろ?」
男「あぁ、そういえば」
先輩「ナイフは刺さっちゃいなかったんだが、それで倒れた時に後頭部が小さい瓦礫にぶつけて、気絶したんだよ」
男「おう、それを聞いたらちょっと頭痛が」ズキリ
「いやー、マジで焦ったぜ。男Bなんか救急車予防として時報にかけてるしさ」
男B「テンパるだろふつーよ!?」
男C「あれはwwwマジでwwwうけたwww」
男A「静かにしろっての、ここ病院だぞ」
男の娘「ここはお母さんが務めてる診療所の病室なんですよ」
男「うわぁ、世話になりっぱなしだな」
妹「打撲とかそういうの以外で、問題はないみたいだよ。頭は経過みなきゃダメみたいだけど」
男「丈夫が売りだったんだけどなぁ」
「バカは起きたか?」
男の娘「あ、お母さん」
「起きたみたいだな。全員出ろ、診察の邪魔だ」
妹「私もですか?」
「好きにしろ」
男「よし治ったぜ」
妹「全治2週間て、言われてなかった兄ちゃん」
男「んなもん、しっかり食って寝てりゃ治る」
妹「あの怪我してからそのまま家に帰ってきて、ご飯おかわりした時は人じゃないと思ったよ」
男「褒めるな褒めるな」
妹「褒めてないよ?」
男「えー」
妹「もう…、痛くないとしても今日はまだ休んでよ。学校には言ってあるからね」
男「アイアイサー」
妹「じゃあ、私は学校行くから」
男「おう、行ってらっしゃい」
妹「ちゃんと寝なきゃだめだよー」パタン
男「おう…、つ。まだ本調子じゃねえかぁ」
男「(骨にヒビも入ってないらしいから、治りは早いだろうつってたけど。仕方ねえな)」
男「とりあえず、寝てた方がいいかねぇ」ピンポーン
男「おろ、誰だこんな時間に。なんかの宅配か?」ピンポーン
男「はいはーい」ガチャッ
先輩「……よぉ」
男「ありゃ、先輩。学校は?」
先輩「今日は休む。どうせセンコーも気にしやしねえよ」
男「うーん。わかりましたけど、とりあえず中入ってください」
先輩「あぁ」
先輩「(……大怪我してのに普通にしてやがんだが、本気でタフなヤツだ)」
ここまで。
そろそろ、そろそろ。
男「いつつ」
先輩「何も出さなくていいぞ、すぐに帰るからな」
男「そう言っても、せっかく先輩来てるわけっすからねー。缶コーヒーで、いいですか?」
先輩「…わかった」
男「(なんか、すげぇ改まった感じだな)」ガチャ
男「どうぞっす」コト
先輩「あぁ、ありがとうよ」カシュ
男「それにしても、先輩は大丈夫なんですか?」
先輩「お前ほどじゃねぇが、私もタフな方だ」
男「俺の場合、避けれねぇから殴られるしかないんすよ」カシュ
先輩「普通だったら、何回殴り殺されてることだろうな」コクッ
男「怖い事言わないで欲しいっすよ」
先輩「大丈夫だろ。もうこんなことは今後起きやしねぇだろうしな」
男「あー…、気ぃ失ってる間、どうなったんすかね?」
先輩「……、レディースの奴らと、男の娘だっけか? あの親父さんがきっちり絞ったよ。もう街でデカい面はできねぇだろうな」
男「そりゃあよかった」
先輩「しかし、商店街連中の情報網バカにならねえな。例のタコスのおっさん、その情報網と外国人ネットワーク駆使して妹の居場所特定したみてえだし」コク
男「あのおっさんは、結構顔広いんすよ。それこそ、ちょっと危ない奴らとかも」
先輩「タコスに薬とか入ってねえよな?」
男「それはないと思うっすよ。日本来るのにいろいろ必死だったってつってますから。そういう絡みなんじゃねえかと」コク
先輩「なるほどな」
男「……、それで今日は見舞いですか?」
先輩「…それもある、な」コク
男「それは嬉しいっすが。なんかまだ問題があるんですか?」
先輩「…そうだな、ある」
男「何がですか…?」
先輩「…ん~」ボリボリ
男「(言いづらいってことは、かなりまずいのか?)」
先輩「わかりやすく言うとだな」
男「はい」
先輩「あたし、後輩、お前の関係についてだ」
男「え」
先輩「んだよ。その抜けた顔は」
男「いや、ちょっと違う方向で考えてたっつーか」
先輩「…それもそうか」
男「(二人が俺を好きだっつってること、か。俺ははっきりさせてねえ状態だ)」
先輩「今回のこともあってあらためて思ったが。あたしは、お前といない方がいいんだろうな」
男「へ?」
先輩「また、あたしが原因で、お前にここまでの大けがを負わせた。そんなあたしが、一緒に居たいなんて言うのは、最悪だろ?」
男「そんなことは思わないっすよ」
先輩「…あぁ、知ってる。言ってしまえば、あたしのわがまま、みたいなもんだな」
男「……」
先輩「だから、これだけは言わせてくれ」
男「…はい」
先輩「――あたしは、お前が好きだ」
ここまで。
好きだからこそ。
>>749
乙でした
最近のは見てないからわからん
>>760
そうかー。もう、あの世界よくわかんなくなってきたしなぁ。
先輩「…………」
女「おー、やっぱここにいたかー」
先輩「……」
女「よっこいしょっと」ポスッ
先輩「なんか用か」
女「はっはっは。どっちかっていうと、先輩のがなんかあるからこの河川敷にいるんだろー」
先輩「…ほっとけ」
女「あいつが、お前が心配だから頼むとさ」
先輩「………」ガリガリ
女「諦める宣言した割に、なかなか踏ん切りつかないみたいね」
先輩「…悪いか」
女「ううん、いいと思うぜ。苦い初恋も、青春の1ページになるぜ?」
先輩「………」
女「でも、マジでいいのか?」
先輩「……いろいろ考えて、だよ」
女「またあんな大怪我させたし、自分に関わるとロクでもない。そんなところかー」
先輩「…あぁ」
女「そっかそっか…、マジで言うなら、それでもあいつを自分のものにする! そんな気概っての見せてほしかったぜ」
先輩「…お前……」
女「知ってるっての。そんなことできるタイプじゃないことぐらい、いつからの付き合いよ私らさ」
先輩「……」
女「ちなみにさー」
先輩「…なんだ?」
女「私があいつにアタックしたら、キレる?」
先輩「………好きにしろ」
女「お、怒ったか」
先輩「……」
女「お前だって知ってるだろー、そんなことにはならないってことさー」
先輩「…そうかい」
女「そういやさー」
先輩「…うん」
女「あの時、確か男の娘だっけか。その親父さんいたろ?」
先輩「あぁ、あのゲイみたいな人か」
女「あの人、あの伝説の暴流気一乃(ぼるけーの)の初代総長だとさ」
先輩「……へ?」
女「そうなるよなー」
先輩「………、嘘だろ?」
女「なんなら会いに行く?」
先輩「…いや、いい」
女「でもよかったよ、おかげで族はビビりまくってさ」
先輩「だろうな」
女「側で見てた私もメンバーもさー、ちょっと固まっちゃったよねぇ」
先輩「…クク」
女「はっはっは。笑ったな!」
先輩「わりぃか?」
女「じゃあ、ポテト食べに行こうぜポテト! 先輩のおごりな!」グィ
先輩「お、おい、引っ張るなっての!」
女「青春は短いんだぜ、早くいこうぜ!」グイグイ
先輩「あぁ、わかったわかった。だから離せ!」
女「はいよー」
ここまで。
友達っていいもんだね。
親父さんはぼるけーのさんでしたか
>>765-766
ぼるけいのでした。お父さんは些細なことだと思ってそうだけど。
妹「…そっか」
後輩「まだ、納得できないかもしれないけど、私は男さんと恋人になる」
妹「んー、別にいいんじゃないの?」
後輩「え」
妹「だって、兄ちゃんの恋愛ごとに妹だから口挟む、なんて理由ないでしょ」
後輩「そう言われたらそうだけど…」
妹「まー、兄ちゃん大怪我した時。後輩と先輩を許さないって言ったけど」
後輩「うん」
妹「引き留めたのに、引き留めきれなかったことも許せなかった」
後輩「男さん。男気がすごいから」
妹「そうだね。でも、あの族(バカ)にとっつかまって、兄ちゃん戦うところ見たけど、あぁ、どうやっても後輩捕まった時に起きたことは、変わりようないんだなと思って、それも気が楽になったよ」
後輩「そっか。それで、男さんの怪我の調子はどうなってるの?」
妹「元気だっていうから今日一日休むように言っといたよ」
後輩「ははは…」
妹「どうせ、明日は土日だから。嫌でもまだ休ませられるよ」
後輩「うん。男さんは無茶できちゃうからその方がいいよ」
妹「だよねぇ」
>>768の訂正
×妹「どうせ、明日は土日だから。嫌でもまだ休ませられるよ」
○妹「どうせ、明日から土日だから。嫌でもまだ休ませられるよ」
妹「それで、今日は家に来ないの?」
後輩「うーん…」
妹「なんか気になることでもあるの?」
後輩「…、先輩のことがどうしても」
妹「恋敵なんだから遠慮しなくてもいいんじゃない?」
後輩「そうかもしれないけど、あれから先輩の様子が変だから…」
妹「はー…」
後輩「え、え」
妹「やっぱり後輩、いい人過ぎ。なんでレディースなんて入ったんだか…」
後輩「だって、もっと男さんの接点作りたかったから…」
妹「はー…」
後輩「うぅ」
妹「これがもし、仲良くなる前から兄ちゃんのこと言ってたら、縁切りしてるわ」
後輩「妹ちゃんはそういうこと関係なく仲良くしてるよ!」
妹「知ってるから」
後輩「そ、そっか」
妹「じゃあここでお別れかな。行くんでしょ、先輩のとこ」
後輩「…うん」
妹「そ。じゃあ頑張ってね」
後輩「行ってくるよ! じゃあね!」タタタタッ
妹「…まー、なんだかんだ言ってさ。後輩のその行動力、羨ましかったりするんだよねー」スタスタ
男「待ち合わせはここだったな」
男「ふぅ、ちぃと冷えるな。オシャレのためとはいえ、少し薄着過ぎたか?」
後輩「男さーん!」タタタタッ
男「後輩」
後輩「待ちました、あ―――」ツルッ
男「おっと」ボス
後輩「滑っちゃいましたー」テヘヘ
男「冬道に全力疾走してらそうなるだろうなぁ」
後輩「はい、でも男さんに助けてもらいましたー」
男「そうだけどさ。気をつけろよ?」
後輩「はい!」
男「じゃあ、行こうか」
後輩「うー、合格してるといいなぁ」
男「俺の高校、そんな頭いいとこじゃねえから大丈夫だろ」
後輩「でも万が一なんてことありますからー」
男「心配性だなぁ」
後輩「(大丈夫、大丈夫だと思うんだけど)」ドキドキ
男「そういえば、図書委員さんは?」
後輩「男さんがいるなら私は不要だろうって言ってましたー」
男「うーん。そんなもんかねぇ」
後輩「男さんのこと信頼してるんですよ!」
男「(出会い方が出合い方だったからなぁ)」
後輩「合格です!」
男「うん、おめっとさん」パチパチ
後輩「あんまり嬉しがってないですねー?」プスー
男「嬉しいよ。でも、合格するかなーみたいな不安感がなかったからさぁ」
後輩「むー」
男「そうフテるなよ。妹は…、うん、こっちも合格だな」
後輩「え、妹ちゃんは来てないんですか?」
男「野暮用で行けないかもしれないから、結果だけは見てほしいとさ」
後輩「えー…」
男「じゃあまぁ、結果も見終わったことだから。街でデートでもしようか?」
後輩「はい! …、男さん」
男「ん?」
後輩「――大好きです!」
ありふれた街の、ありふれたお話。
引き続きお話は続いていくが、一度幕間を挟むとしよう。
それでは、しばらくのお休みを。
完
はい、これにてこのSSは終了です。
また、まさしくどうしてこうなった。最初は本当にチャラい男が、ナンパしてフラれるだけの物語の予定でしたよ。
気付いたら、なぜかこんな物語に。うーん。
なので、プロットとか何にも組んでません。更新時も基本的には即興なので、>>1が気づいてない矛盾とか多々ありそう。
言いたいことはそこそこあるのでここまでとして。今書いてる作品で引き続きお会いしましょう。
(既存の作品を完結させるため、新作予定は特になし。ネタ帳は結構あるんだけどさー、時間が足りないだー!)
このSSまとめへのコメント
結構いい感じで好きです。頑張ってください。