□目的
・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、
・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、
・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ
・略してSOA安価スレ
・イチャイチャが目的ではありません(棒)
□能力―ステータス―
・精神――
その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる
・麻雀――
麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない
・異能――
麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する
こんな感じ。あとは、
・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)
・5分経ってレスなしであれば連投も可
・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです
・麻雀判定は朝方であれば連投可
・判定・選択の安価において、ステルスモモは安価下とします
>>1000について
・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)
・番外として、本編無関係の小ネタも可
・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、
・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります
新らしいsswiki http://goo.gl/hddKF8 前週sswiki http://goo.gl/AY8HR
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391908760
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺が活躍する?」小蒔「憑いてますから」【2nd2スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する……」【2nd3スレ目】
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【安価】京太郎「……俺は、活躍しなきゃならないんだ!」【2nd5スレ目】
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【安価】京太郎「活躍しますよ!」小蒔「は、はい!」【2nd6スレ目】
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【安価】京太郎「俺と活躍してくれますか?」小蒔「………………」【2nd7スレ目】
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【安価】京太郎「俺は活躍してみせます!」小蒔「えへへっ」【2nd8スレ目】
【安価】京太郎「俺は活躍してみせます!」小蒔「えへへっ」【2nd8スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」小蒔「私もです!」【2nd9スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 小蒔「……クスッ」【2nd10スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 小蒔「……クスッ」【2nd10スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 霞「ふふっ」【2nd11スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 霞「ふふっ」【2nd11スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺を活躍させてくれ」 「契約じゃないのかい?」【2nd12スレ目】
【安価】京太郎「俺を活躍させてくれ」 「契約じゃないのかい?」【2nd12スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」【2nd13スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」【2nd13スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391715947/)
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀111(227/250) 、異能86(000/200) )
6月 第1週の2日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (深愛 12.0/12.0) >大星淡 (深愛 10.0/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/8.4)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (心友 7.5/8.7)
√>神代小蒔 (恋人 23.0/18.0) >神代小蒔 (恋人 22.2/17.2)
石戸霞 (親愛 13.9/11.3) >石戸霞 (親愛 13.9/11.3)
石戸明星 (敬愛 4.2/9.6) >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)
滝見春 (信頼 4.4/7.4) >滝見春 (信頼 4.4/7.4)
狩宿巴 (先生 3.2/5.0) >狩宿巴 (先生 3.2/5.0)
薄墨初美 (友人 3.9/3.8) >薄墨初美 (友人 3.9/3.8)
N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 ( 0.0/0.0)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 0.8/0.7) >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
前スレまでの簡単なあらすじ
京太郎永水へ→部活参加→3位落ち→姫様をお家まで→姫様とお散歩の約束
→姫様・霞とお昼→部活の特別顧問に→姫様と下校→姫様と寄り道
→姫様とお散歩→姫様との別れ→京太郎の変態疑惑→姫様との別れ2
→姫様への固執→霞との協力→永水合宿→姫様・巴とご飯→初美の疑惑解消
→姫様の涙→霞とともに須賀神社へ→オカルト入手→神代家に容認
→姫様と同棲→入院→大沼・戒能と対局(勝利)→姫様と初体験
→姫様とデート→野依プロの麻雀教室→交際を公表
→団体予選(男子敗退・女子進出)→咏たんと接触→姫様・奇稲田姫入手
→団体決勝→姫様伝説→妊娠疑惑→dead end回収→奈緒と接触→姫様登校【今ここ】
はやり「姫様って私のことだよね☆ ね☆」
イベントの圧倒的姫様率に改めて驚いたよ……
人はいるかな?
安価としては個人に対する言動以外は、重要と感じない限り
安価下・安価下2・安価下3のいずれかで
時間も取らずに行こうと思います
雪かきで死ぬかと思った……
小蒔「わぁーっ、テレビ見てください。雪ですよ雪!」
京太郎「雪好きなんですか?」
小蒔「好きと言いますか、本物を見たことがないんです」
京太郎「あー……鹿児島は降りそうにないですからね」
小蒔「……一度は見てみたいと思うんですけど」
京太郎「んー」
小蒔「京太郎さん?」
京太郎「雪、見に行きます?」
小蒔「でも、どこにいくんですか? あまり遠くは行かせていただけないかと……」
京太郎「忘れたんですか? 俺、長野から来たんですよ」
小蒔「え?」
京太郎「長野は雪が見れます。触れます。俺は長野に親がいます。つまり?」
小蒔「ぁ……ご挨拶に行きましょう!」
小ネタ カン!
京太郎「はよー」
「今日も2人で来るとか……倦怠期来いよ! 受け入れてやるから来いよ!」
京太郎「ははっ、悪いな」
「ぐぬぬっ」
今日もクラスメイトは元気なようだ
授業まではまだ時間あるからな……どうするか
1、電話(再選択)
2、メール(再選択)
3、クラスメイトと会話
4、会いにいく(再選択)
5、教室待機
6、自由行動
安価下2
京太郎「あ、そうだ」
「ん?」
京太郎「いや、ちょっと話があってな」
「話? おっおっ? 石戸先輩でも紹介してくれんの? それか別の女の子?」
京太郎「女の子しか聞こえなかったぞ……」
「言ってないからな」
京太郎「ふむ……」
女の子。ね
小鍛治プロか瑞原プロでも紹介するかなぁ
まぁ、それは俺がプロになってからでもいいか
1、女子団体 全国について
2、男子個人 予選について
3、今日も昼は小蒔さんと食べるから
4、誰か人について聞く(人名自由)
5、その他自由言動
安価下2
京太郎「今日も小蒔さんとお昼食べるから」
「ほーぉ?」
「ん? なんだって?」
「さぁ? 聞こえなかったなぁ」
やっば……面倒なこと言っちゃったなぁ
まぁ、わざとなんだが
「ほかに誰か行くのか? 人数合わせなら付き合うぞ? おっ? おっ?」
京太郎「いや、二人」
「………………で?」
京太郎「なんとなく話しておいたほうがいいかと」
「殴っていい? 殴っていいかな!?」
「顔はダメだ。いくなら腹だ! ボディだブローだ、レバーだ!」
京太郎「ちょっ……」
・攻撃力が1上がった!
・素早さが2上がった!
・体力が5減った!
・二人でお昼をする際、外野人数に補正が入ります
小蒔「京太郎さん、ようやくお昼ですねっ」
京太郎「ですね……どうします? 場所」
小蒔さんは少し考えると
俺を見上げて困ったように小首をかしげた
小蒔「京太郎さんとでしたらどこでも……できれば、二人きりがいいです」
京太郎「二人きり……ですか」
小蒔「えへへっ」
二人きりがいいのは俺もなんだが
そんな場所なんてあるんだろうか
部室にもたまに人がいるし、
確実に二人きりという保証はない
とにかく、場所は――
1、グラウンド(人数0~25)
2、屋上(人数0~10)
3、部室(人数0~1)
安価下
再判定の予定だったけどゾロなので……
小蒔「京太郎さんっ、誰もいませんよ!」
京太郎「あはは……」
あいつらだな
あいつらにばれると大抵人がいないし。確実だ
言ってることとやってくれることが違うのをなんとかすりゃいいのに
まぁ、それが良い所でもあるんだろうけど
小蒔「日頃の行いが良いからですね。さすが京太郎さんです」
京太郎「どっちかというと小蒔さんじゃないですか?」
小蒔「私も京太郎さんも。ですっ」
小蒔さんは嬉しそうに俺の手を引くと
日あたりの良い明るい場所で立ち止まった
小蒔「この辺りに致しましょうか。お日様もポカポカで気持ちいいです」
京太郎「陽が当たって暖かいですからね」
小蒔「そう言えば、昨日は何かあったのですか?」
京太郎「はい?」
小蒔「いえ……嬉しそうに悲しそうでしたから」
京太郎「あー……」
奈緒との対局で
強い人を見つけられたのは嬉しかったけど
自分の狙い撃ちが尽く防がれたことが悲しくて
ちょっと不安定だったんだよな
京太郎「ほら、メールしたじゃないですか。対局してくるって」
小蒔「負けて……しまったんですか?」
京太郎「試合に勝って勝負に負けましたね。他家を飛ばして勝ち逃げしたようなものですから」
小蒔「京太郎さんにそんなことをさせる相手いらしたんですね。男の方なんですか?」
京太郎「ええ、男の子。同じ1年生みたいで……彼も大会に出るらしいです」
小蒔「ふふっ、それは良かったです。京太郎さんは強い相手がお好きですからね」
1、小蒔さんも十分強いですよ?
2、俺が好きなのは小蒔さんですけどね
3、あははっ、まぁ麻雀馬鹿なんで
4、良く解ってますね
5、強い相手に浮気しちゃうかもしれないですね
安価下~下5
京太郎「俺が好きなのは小蒔さんですけどね」
小蒔「ぇ、ぁ、ぁぅぅ……そ、そういうのはずるいです!」
小蒔さんは頬を染め
気恥かしさに目を潤めながら頬をふくらませて見つめてくる
もちろん、それすらも可愛い
好きになるとフィルターがかかるという噂があるが
たとえフィルターがなくとも可愛い
小蒔「わ、私だって京太郎さんお一人ですっ!」
京太郎「一人? 1番じゃないんですか?」
小蒔「ぇぅ……そ、その、えっと……1番だと2番3番がいるみたいで……だから、その、愛してるのは京太郎さんお一人だと……」
だんだんと声が小さくなって消えていく
それに比例して下を向いていき、これ以上下がらないといったところで
横目で俺を見上げてきた
小蒔「……生涯、男性として好きになるのも愛するのも。私は京太郎さんお一人だと心に決めていますから」
京太郎「っ……っ……あははっ……ぅ、嬉しいです……」
その愛らしさに思わず吃る
小蒔さんと付き合えて本当に幸せだと
改める必要もなく思っていたことをより一層強く思った
その気恥かしさから沈黙してしまった俺たちだが
ご飯を早く食べ終わった学生の喧騒がグラウンドの方から響き
時間はまた動き出した
小蒔「……ぁ、そ、その……京太郎さん」
京太郎「な、なんですか?」
小蒔「け、今朝お約束した通り……私のご飯食べてください」
小蒔さんはそう言うと自分の箸で摘んだおかずを
俺の方へと差し出してきた
顔は赤いままだったが、しっかりと俺を見つめてきて
俺は目をそらすことはできず
小蒔さんと見つめ合ってしまった
小蒔「ぁ、あんまり見られると……そのっ……うぅっ……」
京太郎「す、すみません……でも、その、見ずにはいられないというか……」
小蒔「きょ、京太郎さん……」
恥ずかしそうに呟き、照れ隠しのためなのか
小蒔さんは俺に食べさせるはずだったご飯を自分の口に運び飲み込んでしまった
京太郎「あ」
小蒔「あ、あぁっ、食べちゃ……ぅぅっ、ごめんなさいっ」
京太郎「い、いえまだありますし。ね?」
小蒔「きょ、京太郎さんが食べる分が減ってしまいます……」
京太郎「俺の方は減ってませんし、大丈夫ですよ」
小蒔さんは潤んだ瞳で俺を見つめると
小さく笑って、ごめんなさい。と呟く
そのしゅんと落ち込んだ姿もまた可愛い
だけど、嬉しそうな小蒔さんの方が可愛い
京太郎「じゃぁ、俺の分から取ったのを俺にくださいよ」
小蒔「え?」
京太郎「数合わせ、簡単にできますよ」
小蒔「そ、そうですね……こ、今度こそ……」
小蒔さんは俺の分を取ると俺の方に差し出そうとして
何を思ったのか、一旦引き戻した
京太郎「小蒔さん?」
小蒔「そ、そう言えば……ですね? お祖父様から伺ったのですが……く、口移しというものが、男性は嬉しいそうで……」
またお爺さま……あんたは孫娘に何教えてんだよぉぉぉっ!
1、い、いやいやいや、それはやっちゃいけません!
2、ど、どういうものかわかってます……?
3、お祖父様にものを尋ねるのは止めた方が良いですよ。絶対
4、ぜ、是非!
安価下~下5
京太郎「ど、どういうものか解ってます?」
小蒔「は、はいっ。こう……」
小蒔さんはおかずを口に含むと
話すためにハムスターのように片頬へとおかずを寄せ口を開く
小蒔「そして……」
京太郎「っ!?」
小蒔さんはなんの躊躇いもなく俺の頭を掴むと
そのまま唇を重ね合わせた
弁当の美味しそうな匂いなんて気にならないほど
甘くて優しい匂いがする
その中で、唇が圧迫され押し広げられ
歯にヌルっとソフトな感触が触れてくる
小蒔「んんっ、んんん?」
開けて欲しいらしい
今更拒絶することもできずに開くと
おかずに染みた醤油のほんのり甘く、ほんのり辛い刺激が味覚を伝い
口の中に少しだけ噛み砕かれたおかずが小蒔さんの唾液とともに流れ込んできた
小蒔「っ……んっ……コクッ……えへへっ、こうですよね?」
そのやりきった微笑みに
思わずおかずを丸呑みし、手の甲で口元を隠した
京太郎「じ、実演して欲しいとは……言ってないんですけど……」
小蒔「ぇ、ぁっ……ごめんなさい……つい……」
小蒔さんは申し訳なさそうに言うと
しゅんっと俯いてしまった
ぶっちゃけると嬉しいんだけど
あまりにも唐突なことに色々な意味で味わえなかった
小蒔「嫌……でしたよね。汚らわしい……ですよね」
京太郎「そ、そんなことはないですよ」
小蒔さんの口移しが汚いなら
流れてる飲み水とかなんてもう飲めたものじゃない
小蒔「ほ、本当ですか……?」
京太郎「本当ですよ。美味しかったです」
……色々な意味で
2人で真っ赤になりながら、口移しはしなかったけども
時間いっぱい使っての食べさせ合うお昼ご飯となった
・小蒔は口移しを習得した!
・京太郎は口移しを習得した!
・お爺さんの育成レベルが上がった!
・お昼終了
とある森
キース「何者なんだ貴様は!(鳥人だと・・・しかも奇麗だな・・・)」
シューツモン(何故人間がここに・・・ここはデジタルワールドでは無いのか?)
キース「貴様だ貴様に言ってるんだ!何者なんだ貴様は」
シューツモン(偉そうに・・・仕方ない、名乗るか・・・。)
シューツモン「シューツモンです。」
キース「何処から来た!」
シューツモン「・・・デジタルワールドです。」
キース「デジタルワールド・・・何処だそこは!壁外か!?」
シューツモン(な・・・デジタルワールドを知らないだと!?)
夕方・部活前
京太郎「ん~……」
誰かに会いに行ったり
電話したりしてもいいかもしれない
特に用事はないし
まっすぐ部室へ向かってもいいけど……
1、電話
2、会いにいく
3、メール
4、まっすぐ部室
5、その他自由
安価下2
とある森
キース「何者なんだ貴様は!(鳥人だと・・・しかも奇麗だな・・・)」
シューツモン(何故人間がここに・・・ここはデジタルワールドでは無いのか?)
キース「貴様だ貴様に言ってるんだ!何者なんだ貴様は」
シューツモン(偉そうに・・・仕方ない、名乗るか・・・。)
シューツモン「シューツモンです。」
キース「何処から来た!」
シューツモン「・・・デジタルワールドです。」
キース「デジタルワールド・・・何処だそこは!壁外か!?」
シューツモン(な・・・デジタルワールドを知らないだと!?)
1、小蒔
2、霞
3、春
4、巴
5、咲
6、淡
7、照
8、初美
9、良子
10、奈緒
11、理沙
12、健夜
安価下2
京太郎「そうだ照姉に電話しよう」
ねぇ、TELしよう、照姉に
…………。
………………。
……わはは
京太郎「照姉、俺だけど」
照『うん、解ってる。口座番号言うから振り込んでくれるんだよね?』
京太郎「あれっ!? 俺が振り込むの?」
照『賠償手続きして貰うためにお金振り込んでくれるやつでしょ?』
京太郎「詐欺から詐欺!?」
照『実は……貯金がなくなっちゃって……』
京太郎「それで振り込む詐欺師は詐欺師になってないから!」
照姉は元気そうだ
まぁとりあえず、淡のことについて話すかな……
深夜に電話がかかってきたことなど
淡に関してのことは隠さずに話すことにしたのだが
それを言うよりも早く、照姉は切り出した
照『そういえば……淡から聞いた。電話をしたからもう大丈夫って』
京太郎「なんだ。聞いてたのか」
照姉は極めて自然にそう言うと
小さくくすっと笑って続けた
照『怖い夢を見たらしいね。京ちゃんがいなくなっちゃう夢』
京太郎「なんで俺がいなくなるんだよ……会えてないから寂しいのか?」
照『それもあると思うけど……やっぱり。京ちゃんとは仲良くしていたいんだと思う』
京太郎「………………」
照『あのままだと仲違いしたままで、それが嫌だって言う深層心理が悪夢を見せたのかもしれない』
照姉は珍しく知的な言い回しをすると
ところでね? と、話題を切り替えてきた
照『淡の気晴らしに私がお金を出すことになった』
京太郎「うん、お姉ちゃんだしな……」
照『ところが、私は本を買ったがためにお金がない』
京太郎「本好きだもんな」
照『ところが、淡の気晴らしに私がお金を出すことになった』
京太郎「…………断れなかったのか」
照『お姉ちゃんだから』
京太郎「お姉ちゃんだからお任せあれってしまったのか……」
照『うん……お任せあれっちゃった』
京太郎「……それで?」
照『ちょっと、ほんのちょっとでいいから。私の口座にお金入れて欲しいなって……』
京太郎「取材とかのお金は?」
照『お母さんに取られた』
京太郎「……oh」
1、解った。淡の件は俺にも責任あるからな
2、お母さんに頼んでみようぜ
3、淡に止めるよう言ってみるよ
4、えー俺も彼女のためにお金使いたいんだけど……
5、その他自由言動
安価下~下5
京太郎「えー俺も彼女のためにお金使いたいんだけど……」
照『………………』
京太郎「あれ? 照姉?」
照『……京ちゃんの彼女って先鋒?』
京太郎「そうだけど……」
照『点棒……』
京太郎「え?」
照『淡に振り込んだ金額分だけ、彼女から点棒取る。それでもいいの?』
なんつー脅し
というか淡に振り込んだ分って
いくら振り込んだんだよ……怖いんだが
照『大体四万円くらい』
京太郎「はぁっ!?」
照『……四万取ったら六万。絶望的……どうする? 京ちゃんの一言で四万が数千になるかも……』
それはちょっと怖いんだが……あれ?
これって……
試合の内容をお金で操作するみたいなもんだよな?
つまり――
京太郎「これ八百長じゃ……」
照『あっ』
照『………………』
京太郎「………………」
照『……無かった事で』
京太郎「だな。なかったことにした方がいいね」
まぁとりあえず
八百長未遂は2人の間でなかったことにすることにした
淡への奢りについてはなんとか頑張るそうだ
京太郎「まったく……発言には気をつけるように」
照『うん、ごめんね』
ちょっとしおらしい照姉の声に
ちょっとだけ可愛いと思ったのは秘密だ
1、じゃぁまたね。照姉
2、うちの先鋒は強いよ。照姉でも危ういかもね
3、小波学園の湖南奈緒って知ってるか?
4、実はさ……小蒔さん妊娠してるかもしれないんだよね……
5、照姉って、そういう声だと可愛いよな
6、その他自由
安価下~下5
安価下コンマ判定
1 3 7 ゾロ目 で知ってる
京太郎「小波学園の湖南奈緒って知ってるか?」
照『うん。知ってる』
京太郎「マジか……対局経験は?」
照『ない。ただ、プロと話した時に少しだけ聞いたことがある』
京太郎「なんて言ってたんだ?」
照『プロとの十数回の対局において一度も放銃せずに逆に飲み込むことから生きたバミューダトライアングルって言われてた』
京太郎「なにその変な呼び名……」
照『湖=水+飲み込む。それで海の魔境バミューダトライアングルだとか』
京太郎「へえ……照姉はどう思った?」
照『……危機を察知し、穴から抜けていくような牌譜……臆病者。もしくは兎。掴めない事を言うなら……ツチノコ』
京太郎「なんでツチノコ……」
照『丸くて可愛いから』
それは照姉個人のツチノコに関しての感想じゃねぇか
と、言おうとしたところで照姉は続けた
照『事実掴めていないから……牙を隠している可能性もある。だから兎や臆病者よりもツチノコ』
京太郎「なるほど……照姉はどう見る?」
照『手強いと思う。プロ相手で放銃なしの記録的に』
照姉はそう言いながら
携帯の奥で嬉しそうに笑う
強い相手と当たった時のような
悪い笑い声だった
照『京ちゃんにはその人。私には伝説の巫女。いい相手がいるみたいだね』
京太郎「……そりゃぁ、伝わってるよな」
照『地区大会全て先鋒戦トビ終了。決勝では倍満からの役満連荘3倍満落ちの役満』
京太郎「……あぁ」
照『それでも私は負けるつもりはない。すべてを見抜き、すべてを砕かせてもらう』
照姉の宣戦布告
俺に対してではなく、小蒔さんへの……宣戦布告
照『お姉ちゃんとして、神代小蒔の力量を測らせて貰うから。泣いても謝らない』
照姉はそう言うと、小さく笑ってから電話を切った
本気で来るか……
まぁ、抽選の結果が解らないからな
決勝まで対局できないかもしれないけど
絶対上がってくるだろうな
・照は本気のようです
部活
京太郎「ん~……」
小蒔「今日はどうしましょうか」
今日はどうするか……
今週に個人予選がある
だから、本来なら個人予選に出る
霞さん達を優先するべきなんだが
素戔嗚尊を出すなら小蒔さんを入れてみたくはある……
ぐぬぬ
1、会話(ただの会話)
2、対局(対局した人にのみ成長補正)
3、ミーティング(全体に補正 小)
安価下2
そういえば姫様の予選決勝の経験値って無いの?
>>87
えっと……うん。奇稲田姫に奉納した
ごめん嘘
安価下コンマ判定 雀力
コンマ一桁÷2x1.5(優勝補正)
安価下2コンマ判定 異能
コンマ一桁÷2x1.5(優勝補正)x2.5(奇稲田姫 暴走補正)
巴(88+34)
・祓い屋
全体の相手の異能の効果を下げる(判定なし)
または、一人に集中して完全に異能を止める(判定アリ)
春(80+45)
・河住の巫女:
全体の和了点を下げる(判定なし)
または、誰かが和了判定に通った際、和了者の4位または3位に差込が可能(判定アリ)
霞(78+46)
・鬼神の巫女:自身の雀力を強化(判定アリ)
小蒔(72+92)→小蒔(75+95)
・九面の巫女:自身の和了判定に+補正(判定アリ)
・奇稲田姫:下4つの異能を持つ
・天叢雲の剣:コンマに+Y(コンマ判定x10)
・八塩折の酒:一度だけ、相手のコンマすべてを0にする
・豊穣の神:連荘時、相手よりコンマが低い場合。その差以上のコンマを判定で出せば和了を奪う
・大地の恵:【開示不可】
初美(72+57)
・方角の巫女:和了判定に+補正。さらに判定で和了を役満へと押し上げる
とりあえず対局しよう
それで……相手はどうするかな……
1、巴(88+34)
2、春(80+45)
3、霞(78+46)
4、小蒔(75+95)
5、初美(72+57)
安価下~下3 で1名ずつ
被った場合は安価下でずらし
※小蒔は個人戦には出場しません
安価下コンマ判定
3 7 ゾロでイベント
霞、巴、初美 はるるハズレにつきイベント
春「……私は?」
京太郎「えっと……ごめん。滝見さんは強いから後回しだ」
そう返すと滝見さんはしばらく黙り込み
卓について始めようとした俺の肩を掴んだ
春「なら……負けたら交代」
京太郎「え?」
春「負けた人が私と交代」
京太郎「いや、負けた人こそ強化しないと……」
春「なら2位と交換して欲しい。私も打ちたい」
滝見さんは真剣な眼差しで俺を見つめる
滝見さんもまた、小蒔さんのように強くなることを望んでいて
そして……個人戦に出場しようとしてる
1、すみません。誰か代わってもらえませんか?
2、良いですよ。それなら
3、今回は我慢してください
安価下~下5
京太郎「良いですよ。それなら。全然」
春「ありが――」
京太郎「それに元々そういうつもりでしたからね」
春「ぇ、ぁ……」
滝見さんは先走ったことが恥ずかしかったのか
俺からふいっと顔を背け
ポリポリと黒糖を齧り始めてしまった
小蒔「京太郎さん。神様はどうしますか?」
京太郎「神様は自分で試してみます」
小蒔「やり方は……」
京太郎「お義母さんに聞いたので大丈夫です」
さて……呼び出しは……
>奇稲田姫との繋がりにより、確定
体の内側から引き上げるように……
内臓、神経、筋肉、皮膚……と内側から順番に
包み込まれていくような感覚
京太郎「っ――よしっ!」
京太郎「……さて」
どうするかな……
憑依ができるかどうかを試したかったってのが一番だし
一応の目的は終えた
あとはみんなの指導なんだがな……
霞「………………」
巴「………………」
初美「………………」
みんなもそう弱くはなく
十分に手ごわい相手って言えるからな
安価下コンマ判定、一桁で霞 2桁目が 1 3 4 で初美北家
北 京(111+43) 荒の名を冠する者
西 巴(88+34-20) 全体低下 異能半減
南 霞(97+23-20) 判定0=10÷2=5雀力1.5倍=半限低下=1.25
親 初(72+28-20) 北家ではないので補正なし
どうやらみんなも本気みたいだな……
俺はまだ神様を降ろしただけだけど
どうする……?
狙い撃ちを使うか?
1、使う(霞、巴、初美から選択)
2、使わない
安価下2
悪いけど、霞さんを狙い打たせてもらうよ
地和はなし
あれを使ったら特訓の意味がないからな
それじゃ……いくか!
安価下 京(111+43+50) 荒の名を冠する者+狙い撃ち
安価下2 巴(88+34-20) 全体低下 異能半減
安価下3 霞(97+23-20) 判定0=10÷2=5雀力1.5倍=半限低下=1.25
安価下4 初(72+28-20) 北家ではないので補正なし
1位 京(111+43+50+72)=276
2位 巴(88+34-20+72)=174
3位 初(72+28-20+67)=147
4位 霞(97+23-20-50+30)=80
276-80=196
196=偶数≠ツモ→狙い撃ち=ロン
ん……これなら剣はしまって良さそうだ
京太郎「貰いです。霞さん」
霞「え?」
京太郎「緑一色。子なので32000。俺の発切りに合わせたのが運の尽きですよ」
霞「っ……私のことを狙ったのね」
京太郎「俺からしたら、まだまだ緩いですよ。霞さんの守り」
そう。緩すぎる
奈緒はもっともっと硬い、早い
俺の狙い撃ちでは追いつけないほどに早く、貫けないほどに硬いんだ
1位 京 25000+32000=57000
2位 初 25000-0=25000 (起家の為)
3位 巴 25000-0=25000
4位 霞 25000-32000=-7000
春「交代」
初美「むー納得いかない交代ですねー……仕方ないですけど」
in:滝見 春
out:薄墨 初美
京太郎「滝見さん。ですか」
春「私は守りには自信がある……霞ちゃんよりも」
霞「そんなこと言わなくたって良いじゃない」
春「狙われて、受けきってこそ勝負に勝てる。だから……やる」
霞「京太郎くん、私を狙って! 今度こそ防ぐから!」
京太郎「ふむ……」
滝見さんか霞さん
どちらを打つ……?
打たないという選択肢はないが……
1、霞
2、春
3、意表をついて、巴
安価下2
安価下 京(111+43+50-20) 荒の名を冠する者+狙い撃ち
安価下2 巴(88+34-20-20-50) 全体低下 異能半減
安価下3 霞(97+23-20-20) 判定0=10÷2=5雀力1.5倍=半限低下=1.25
安価下4 春(80+45-20) 和了点減少
京太郎「ふ~む……」
さっきのフェイントを巴さんは警戒してくるだろうな
ならドラ乗せで……ん?
嫌な気配を感じ、視線を向けると
霞さんが俺を睨んでいた
明らかにむくれている
そんな雰囲気の霞さんは牌をツモり、眉を吊り上げ
怒った口調で言い放つ
霞「京太郎くんの、馬鹿!」
京太郎「俺!?」
春「……点数は?」
霞「8000オール!」
1位 霞 25000+24000=49000
2位 春 25000-8000=17000
3位 巴 25000-8000=17000
4位 京 25000-8000=17000
※同点順位は起家からの順
巴「京太郎くんのせいで喰らっちゃったね」
春「とばっちり」
京太郎「いや、その理屈はおかしい」
霞「狙ってって言ったじゃない」
京太郎「え、えぇ……まぁ」
霞「それとも、私は狙うに値いない相手?」
京太郎「えっと……」
そんなことはないんだよな
隙が出来てないかなって狩宿先輩を狙っただけなんだけど……
春「とりあえず、続き」
京太郎「あ、はい」
1、狙い撃ちを使う(霞、春、巴から選択)
2、使わない
安価下2
京太郎「そこまで狙って欲しいなら狙いますよ」
霞「……絶対よ?」
京太郎「わざわざ嘘は付きません」
正直な話、霞さんよりも
滝見さんを狙うほうが俺のスキル上げにもなる
でも、俺の目的はみんなの指導
だから、願いに答えてやることも必要だ
京太郎「じゃぁ――行きますよ」
安価下 京(111+43+50-20) 荒の名を冠する者+狙い撃ち
安価下2 巴(88+34-20-20-50) 全体低下 異能半減
安価下3 霞(97+23-20-20-50) 判定0=10÷2=5雀力1.5倍=半限低下=1.25
安価下4 春(80+45-20) 和了点減少
京(111+43+50-20+2)=186
巴 77数え役満ロン確定
春(80+45-20+20)=125
霞(97+23-20-20-50+28)=58
最下位 霞=霞放銃
霞(狙われてるから……回避を――)
巴「あっ」
霞「え?」
巴「ごめんなさい、それロン……数え役満32000です。一本場で……32300」
霞「ぇっ……」
1位 巴 17000+32300=49300
2位 春 17000-0=17000
3位 京 17000-0=17000
4位 霞 49000-32300=16700
※同点順位は起家からの順
霞「私……私……」
京太郎「霞さん?」
霞「……まだ終わってないわ。終わらせましょう」
霞さんの悲しみで潤む瞳
瞼を閉じれば涙が――一瞬で拭われて消えていく
春「うん、まだ終わってない」
巴「数え、私が……うん、戦える……」
それに気づいたのは
対面にいる俺だけ……だろうか
……霞さんを最後まで打ち抜いて
その悲しみ諸共打ち壊すか
それとも、加減して見逃すか……さて
1、狙い撃ちを使う(霞、春、巴 から選択)
2、使わない
安価下2
霞「………………」
京太郎「…………」
すみません、霞さん
相手が弱っていたら見逃すのが人間です
でも、ここは戦場、狩りの場
だからこそ、その弱さは見逃さない
その傷口は見逃さない
京太郎「ふぅ…………さて」
安価下 京(111+43+50-20) 荒の名を冠する者+狙い撃ち
安価下2 巴(88+34-20-20-50) 全体低下 異能半減
安価下3 霞(97+23-20-20-50) 判定0=10÷2=5雀力1.5倍=半限低下=1.25
安価下4 春(80+45-20) 和了点減少
霞「………………」
これはもう、ダメかな
捨て牌を見なくてもわかるが、見れば明らか
打ち筋が狂ったとかどうとかじゃない
もはや適当だ
京太郎「――霞さん」
霞「……はい?」
京太郎「それ、ロンです」
霞「ぁ…………」
京太郎「……数え役満。32000です」
霞「っ、ぅっ……っ」
霞さんは自分の手配が倒れてしまったのも構わずに
顔を両手で覆い隠し
そのまま声も漏らさず、沈黙してしまった
京太郎「………………」
・石戸霞の自信を打ち貫きました
夕方・下校前
京太郎「個人予選まではあと五日。当日抜けば4日しかない」
京太郎「各自、体調には気をつけてくれ」
「「「「「「はい!」」」」」」」」
京太郎「……ふぅ」
あの対局の後
霞さんは部屋の隅で固まったまま動くことはなく
ただ黙ってどこかを見ている
このままほうっておくのはダメっていうか無責任か?
無責任だよな……
1、会話
2、下校
3、電話
4、メール
5、その他自由
安価下2
1、霞
2、春
3、巴
4、初美
5、小蒔
35分
おーう単体で頼む
能力強化イベントじゃけぇ、そんな面倒なことにはならんぜよ……多分
いくよー
1、霞
2、春
3、巴
4、初美
5、小蒔
安価下~下5
京太郎「狩宿先輩、ちょっといいですか?」
巴「京太郎くん? どうかしたの?」
京太郎「どうかしたっていうか、今日の対局。調子良かったみたいなので」
巴「そうかな……ありがとう」
狩宿先輩は嬉しそうに笑いながらも
褒められるとは思っていなかったのか
照れくさそうに頬をかき、眼鏡をくいっと上げた
巴「京太郎くんも相変わらず強くて……本当、羨ましい」
京太郎「ありがとうございます」
巴「もしも京太郎くんが1年か2年。もしくは初めからこっちだったら、私ももっと上手かったのかな?」
京太郎「ん~……どうでしょう」
俺が上手いのは
淡が従妹で俺が長野で、咲と照姉も長野で
そんな恵まれた状況だったからこそだ
初めからこっちにいたとしたら
麻雀を始めてるかも怪しいからな
巴「そうだよね。解らないよね」
狩宿先輩は小さく笑うと
俺のことを見つめてきた
巴「京太郎くんのおかげで上手くなれた……ありがとね」
京太郎「いえいえ」
狩宿先輩は本当に上手くなった
たった2ヶ月で力まで手に入れて
本当に……上手くなった
教えた甲斐があるってものだよな……
巴「そうだ……このあと時間ある? あるなら途中までなら一緒に……どうかな」
1、いえ……まだ話があって……霞さんのこと、お願いできませんか?
2、ええ、是非
3、いえ、小蒔さんが待ってると思うので
4、小蒔さんも一緒でいいですか?
5、いえ、まだ用事が――
6、その他自由言動
10分
そっちに変な投稿をしてしまいました!
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんorz
いくよ
1、いえ……まだ話があって……霞さんのこと、お願いできませんか?
2、ええ、是非
3、いえ、小蒔さんが待ってると思うので
4、小蒔さんも一緒でいいですか?
5、いえ、まだ用事が――
6、その他自由言動
安価下~下5
安価下コンマ判定
4 巴「え……?」
0 なし
7 巴「私には無理だよ。自分だけで精一杯だから」
ゾロ目 巴「うん、頑張ってみる」
44=4
京太郎「いえ……まだ話があって……」
巴「話? さっきとは別?」
狩宿先輩は少し困ったように訊ねてきた
さっきとは全く別の話
霞さんについてのことだ
京太郎「霞さんのこと、お願いできませんか?」
単刀直入にそう言うと
狩宿先輩は困ったような表情から驚きへと変えて
辺りを見渡し、窓際にいる霞さんを視界に収め、黙り込む
京太郎「自信、無くしてしまったみたいで……」
巴「で、でも……私に頼まれても困るよ……」
狩宿先輩は霞さんから目をそらし
そして俯いてしまった
京太郎「でも、狩宿先輩だって経験してますよね?」
巴「でも……」
狩宿先輩は少し渋りながらも
俺の方をちらっと見て、ため息をつく
巴「京太郎くんにはお世話になってるし……うん」
京太郎「狩宿先輩?」
巴「……なんとかお話してみるよ」
狩宿先輩の不安そうな笑みを浮かべ
霞さんをやや強引に連れて行く
お願いするのは止めておいた方が良かったのだろうか……
京太郎「俺がやっちゃったんだからな……ん~……」
とりあえず、戸締りをして部室を出ることにした
・石戸霞を狩宿巴に任せました
・成功・失敗・大失敗のいずれかになります
安価下コンマ判定
802 小蒔
4 春
6 初美
接触なし、一人下校
小蒔さんには車の迎えが来たらしく
【小蒔「お母様のお迎えが来てしまったので……待とうとも思ったのですが。先に帰っちゃうとのことで……」】
と、メールが着ていた
妊婦さん……の、はずだから
待たせるのも悪いからな
帰っていてくれたことに感謝しておこう
京太郎「さてと………」
1、家に帰る
2、和菓子屋へ
3、雀荘へ
4、石戸家へ
安価下2
安価下コンマ判定
奇数 いる
偶数 いない
ゾロ目ならいる
44は 爺さんーっ!
やっぱり少し不安になって
石戸家に向かってみたのだが
どうやら……霞さんはまだ帰ってないらしい
狩宿先輩に任せたから
多分どこかに寄り道でもしているんだろうけど……まぁ、あれか
お願いしちゃった以上
俺が割って入ったら、狩宿先輩の自信まで傷つけちゃうよな……
やっぱり任せられないんだ……とか
京太郎「仕方ない、家に帰るとしよう」
・石戸家に行きました
・夜に霞からの電話が来る……かもしれません
時間なので今日はここまで
お疲れ様でした
霞は夜行動が終わった時点で判定する。判定の結果は下
・成功(成長無し、大会には出場)
・失敗(成長無し、個人は欠場)
・大失敗(オカルト紛失、個人欠場)
心配しなさんな
私は小3の頃から修羅場すら作ったことがない
にわか鬱など相手にならんよ
放っておいたら無責任って感じてるのに他人に任すヘタレっぷり
これはまたhappy endから一歩遠のいたね
>>233
やり直し前は住民の選択だから自分は作ってない、と…
正しいけどなんかモヤモヤする
>>234
はややっ!?
この先にそんな話は用意してないって意味だぞ☆
キミ達はdeadendという対価を支払った
なら後はどんなハッピーエンドにするか。それを選ぶだけだ
夕方(神代家)
さて、例のごとく小蒔さんは自室に待機中だ
夕飯を作りたかったらしいが
残念なことに、お義母さんに阻止されたらしい
そしてやはり、お義母さんは料理中
爺さんは何やってるのかは知らないけど
自室にいるようだ
小蒔さんへの要らない知識に対しての注意をするのもいいが
誰かに電話とか、小蒔さんとのお話とか
なんでもいい
まぁ……言ってみれば暇なのだ
1、電話
2、メール
3、部屋に行く
4、爺さんと会話
5、お義母さんと会話
6、その他自由言動
安価下
安価下コンマ判定
イベント
4 電話
0 なし
7 小蒔「ぁっ……」
ゾロ目=7
44=4
暇なら暇で、とりあえず部屋に戻ろうと
自室の扉を何気なく開けた瞬間
小蒔「ぁっ……」
京太郎「………………」
小蒔さんの小さな声が聞こえた
どうして鍵をかけていなかったんですか……と
呆れたため息をつきながら相手に責任を擦り付けつつ
視線も擦り付けるといった行為のシュミレーションが頭をよぎることコンマ0000.1秒くらい
小蒔「きょ、京太郎さん……」
京太郎「ぁ、えっと……」
現実はそう上手くはいかず
脱ごうとしていた、または着ようとしていた服で白い柔肌を隠すだけの
それはもう、ヴィーナスの肖像画のような女神様は
真っ赤な表情と潤んだ瞳で俺を見つめてくる
視線をそらそうにも本能と理性の葛藤……いや激闘の最中
戦いが終わるまでは見ててもセーフだからというわけの解らない理屈の下
視線は隠しきれていない程よい弾力を持ち手触りなめらかな肌へとクギ付けになったままで
女神様もとい小蒔さんは、服を少し持ち上げ
下半身のギリギリのラインを晒すことで口元を覆い、目を伏せて呟く
小蒔「あの……見たいなら見たいと言っていただければ……」
京太郎「ぇっ」
小蒔「そ、そうすれば心の準備ができますし……あの、えっと……」
小蒔さんは口ごもりながら
真っ赤な顔をさらに赤く染めていきm伏し目がちな瞳だけを俺へと向けて
困ったように笑い声を漏らした
小蒔「だ、旦那様となる京太郎さんには、もはや隠すようなものでも……ないので……」
京太郎「」
1、おさわりオーケーです?
2、見たいです!
3、俺が着せてあげますよ
4、す、済みません(後ろを向く)
5、ま、マジですか……?
6、ルパンダイブ ヒァウィゴー
7、その他自由言動
安価下2
京太郎「男須賀京太郎……行きます!」
小蒔「へっ……きょうた――」
――秘奥義、ルパンダイブとは
水中への飛び込みのごとく、女の子に飛び込む技
だが、それだけではない
飛んだ瞬間から着地するまでの間に、衣服を脱ぎ去るという超高等テクニックだ
もちろん、俺はそんな練習をした覚えはない
でも、できる気がした
一瞬でも迷えば抵抗されてしまう……というか
身を引かれてしまうような状況では、体中の神経が張り詰められ
たとえPM2.5に触れたとしても察知できてしまうほどに鋭敏だ
ゆえに飛び上がった瞬間、摩擦が起き服がずれないように細心の注意を払いながら
腕を抜き、そのまま持ち上げるように上半身の服を脱ぐ
ズボンは脱ぐのではなく、重力等の自然の力に脱がせて貰う
ここで重要なのは
ズボンに足の毛一本でさえも触れさせないこと
触れた時点で抵抗力が出来、脱ぐのは失敗してしまうからだ
京太郎「こ~ま~き~さ~ん」
そして、ちょっと高音で伸ばしながら名前を呼び、突撃――で
小蒔「ぁ、危ないですっ!」
俺の初めてのダイブは軽々と躱され俺は布団に倒れ込んだ
もっとも、小蒔さんは妊婦……の可能性があるし
成功させるつもりは皆無だったが
小蒔「も、もうっ! 何してるんですか!」
京太郎「いや……小蒔さんのを見せてもらう代わりに、俺のも見せようかなと」
小蒔「ぇ、ぁ、ぁぅ……」
小蒔さんは俺が下着一枚になっているのにようやく気付き
肌色の中では異色で強調されてしまう下着へと
視線は向かってしまったようで
小蒔さんは思わず服を手放し、顔を覆う
もちろん、その服だけで守られていた小蒔さんの体は
その砦が崩れ落ちていくとともに顕になり
その裸体が俺の視界に映る
しかもローアングルで。そのせいか、
天井の明かりが小蒔さんを上から照らし、その姿を神々しく魅せ
俺は思わず見蕩れてしまった
京太郎「……………ぉぉ」
小蒔「きょ、た……さ……ぁっ」
小蒔さんは指の隙間から俺の反応が見えたらしく
慌てて体の大事な部分を手で覆う
手ブラと手パンですか――グッドですっ!
神代家 (夜行動前)
―――――
――――
――
小蒔「いいですかっ!」
京太郎「すみませんでした……」
流石に悪ふざけが過ぎたらしく
夕飯が終わったあとに
小蒔さんに極めて優しく怒られることになってしまった
まぁそれでも、いつでも見られるとは言え
こういうハプニング的な展開で見ると
また一段と感じるものが変わってくるというのは素敵だと思う
小蒔「むっ、京太郎さんまた違うことを考えてますね!」
京太郎「あはは、そんなまさか……」
小蒔「いーえ、京太郎さんのお顔が綻んでいました! さ、さっきのことを思い出していたに違いありませんっ!」
京太郎「さっきのこと……?」
なんとなくからかおうと
とぼけてみると、正座する俺を見下ろす小蒔さんは
顔をだんだんと赤く染めていく
小蒔「と、とぼけないでください。ゎ、わた、私の……その、えっと……ぁの……うぅっ……とにかくさっきのことですっ!」
言いながらもじもじとし口ごもるその唇に右手指を当てがい軽く噛む
その逡巡の結果、小蒔さんは俺を潤んだ瞳でにらみ、怒鳴った
京太郎「いえ、さっきのことじゃ……赤くなるなんて……まさか俺の……」
小蒔「も、もうっ、京太郎さんの馬鹿っ!」
真っ赤になりながら、小蒔さんは怒る
怒るといっても、本気ではなく戯れあっているようなものであるが……
京太郎「あはは、すみません」
小蒔「今日はぎゅーってします。強くぎゅーってやっちゃいますからね」
自分で言いつつ赤面しちゃう可愛い小蒔さんの
優しい仕返しは甘んじて受けよう。なんて思っていると俺の携帯電話が鳴り響いた
相変わらず魅力的に書くよな……いっそ全体通してこういうの書けば良いのに
その方が良いと思うがどうだろう
賛成が一定数居れば変えてくれたりしないか……しないよな……(チラッ
>>260
その代価にキミは何を支払……いや、望むならそういうのも良いんじゃないかな
電話の選択肢が出るかと思った? 残念、強制だ!
京太郎「ん? 誰からだ?」
小蒔「霞ちゃんみたいですね、はい、京太郎さん」
小蒔さんは流れ作業のように
携帯電話を手渡してくると
少し困ったように顔をしかめ、俺の背後へと回ると
おもちが触れることも厭わずに、ぎゅっと抱きしめてきた
小蒔「今日の京太郎さんはちょっとやりすぎだったかと」
京太郎「……ですよね」
小蒔「でも、京太郎さんには京太郎さんなりの考えがあったのだと思います」
小蒔さんの声が耳の後ろから前へと動いていき
目線をやや強引に斜め下へと下げれば小蒔さんの顔がかろうじて見える
そんな位置から、小蒔さんは小さな笑みを浮かべ、続けた
小蒔「霞ちゃんのこと、お願いします」
京太郎「………………」
小蒔「すごく強そうに見えます。頼もしそうに感じられます。でも、それは霞ちゃんの周りが強固な殻に包まれているからでしかありません」
京太郎「殻?」
小蒔「正しくいうのであれば岩。でしょうか。とにかく……お話しましょう」
小蒔さんの指が勝手に通話ボタンを押し
霞さんとの通話は始まってしまった
安価下コンマ判定
巴による説得結果
01~10 大失敗
11~20 成功
21~30 失敗
31~40 成功
41~50 失敗
51~60 成功
61~70 失敗
71~80 成功
81~90 失敗
91~95 成功
96~00 大失敗
ゾロ目=成功
44=大失敗
霞『京太郎くん……? それとも、小蒔ちゃん?』
京太郎「俺ですよ」
霞さんの声は
部活後のあの沈んだ空気を孕んではいないようで
狩宿先輩は一応はなんとか出来たらしいことが伝わってきた
……ありがとうございます、狩宿先輩
京太郎「どうかしたんですか?」
霞『なんて言えばいいのかしら……ごめんなさい、電話をかけたのになかなか言葉が浮かばなくて』
霞さんは困ったように言う
姿が見えないせいで本当はどんな状態なのかは解らないが
多分、実際に困っていて
頬に手でも宛てがっているんじゃないか……なんて想像をしていると
霞さんは言葉を続けた
霞『……私はね? どこかで思っていたのよ。貴方だから仕方がないって』
京太郎「………………」
霞『貴方との圧倒的な実力差。だから守りきれなくても仕方がない。そう思っていたの……』
確かに圧倒的な実力差があると
~だから仕方がない。そう割り切れてしまう
それは俺も思うことだ
京太郎「それは仕方がないんじゃないんですか?」
霞『……1度ならまだ運が悪かったって言えるわ。でも、巴ちゃん含めて3回も私は役満に振り込んでしまった』
京太郎「そのうち2回は俺ですよ?」
霞『貴方の2回目はほとんど諦めていたのだけどね』
京太郎「それは知ってます」
あんな打ち方
真面目にやっているのだとしたら異質
だけど
今までの霞さんの打ち筋から見れば適当だとしか思えなかった
霞『……貴方には見抜かれちゃうのね。麻雀をすると。なんでも』
京太郎「なんでもはわかりませんよ。判ることだけしかね」
霞『なら……私の今思っていることも解らないかしら』
京太郎「……大会、出たくない。とか?」
霞『ふふっ。違うわ』
霞さんの綺麗な笑い声が響き
小蒔さんにもそれは伝わったらしく
少しだけ嬉しそうに微笑み携帯を握る手を優しく包んできた
霞『私ね……貴方の背中が追いたいの』
京太郎「え?」
霞『恋愛とかそういうことじゃなくて、ただ……須賀京太郎という人の背中を追いたい。追わせて欲しい』
京太郎「それって、どういう……」
霞「プライベートは小蒔ちゃんに譲る。でも、麻雀くらいは……貴方を満足させてあげられる私でありたいの」
霞さんのほんの少し切なそうで
力強く、希望に満ち溢れた声……俺は――
1、追うなんて止めてくれ。追わせてくれよ。霞さん
2、なら、もっと強くならないとですね
3、あははっ、できるなら……やって見せてください
4、小蒔に代わる
5、それはできません。俺は、きっと貴女では満足できない
6、その他自由言動
30分
いくよ
1、追うなんて止めてくれ。追わせてくれよ。霞さん
2、なら、もっと強くならないとですね
3、あははっ、できるなら……やって見せてください
4、小蒔に代わる
5、それはできません。俺は、きっと貴女では満足できない
6、その他自由言動
安価下~下5
京太郎「なら、もっと強くならないとですね」
霞『ええ、そうね……強くなるためにも、私はもっと周りを見ないと』
霞さんは苦笑を交えて言う
確かになぁ……狩宿先輩に数え振り込んだのだって
俺ばかりに気を取られていたからだ
京太郎「課題。解ってるじゃないですか」
霞『巴ちゃんに言われたのよ……霞ちゃんはちゃんと周りを見れてないって』
京太郎「狩宿先輩に?」
狩宿先輩が霞さんの課題に気づいてた?
……自信ないみたいに言っておきながら
ちゃんとわかってたんじゃないか。と
小さく息をつく俺の頭に声が響いた
霞『私はもう、盲目にはならない。小さな穴から外を覗くなんていうこともしない。京太郎くん……私は貴方よりも強くなってみせるわ』
・霞の【開示不可】が開きました
・霞は【開示不可】を習得しました
・霞はプロを目指すようです
・霞からの印象が変化します
安価下コンマ判定 春
一桁3分の1(雀力) 二桁3分の1(異能)
安価下2コンマ判定 初美
一桁3分の1(雀力) 二桁3分の1(異能)
安価下3コンマ判定 巴
一桁2分の1(雀力) 二桁2分の1(異能)
安価下4コンマ判定 霞
一桁(雀力) 二桁(異能)
ゾロ目で減少を一段階減らす
3分の1→2分の1 2分の1→半減なし 半減なし→1.5倍
春+2、1
初+3、1
巴+1、1
霞+ゾロ目11補正+3、3
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x0.4
安価下2コンマ判定(異能)
コンマx2x0.7
春(80+45)→春(82+46)
初(72+57)→初(75+58)
巴(88+34)→巴(89+35)
霞(78+46)→霞(81+49)
京太郎経験値 麻雀:異能=73:102
麻雀111(227/250) →麻雀111(300/250) →麻雀111→112(050/250)
異能86(000/200)→異能86(102/200)
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀112(050/250) 、異能86(102/200) )
6月 第2週の1日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (親愛 12.0/12.0) >大星淡 (親愛 12.0/12.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/8.4)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (心友 7.5/8.7)
√>神代小蒔 (恋人 23.9/19.2) >神代小蒔 (恋人 23.0/18.0)
N>石戸霞 (敬愛 16.0/13.0) >石戸霞 (親愛 13.9/11.3) イベントブースト
石戸明星 (敬愛 4.2/9.6) >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)
滝見春 (信頼 4.6/7.6) >滝見春 (信頼 4.4/7.4)
狩宿巴 (先生 3.4/5.2) >狩宿巴 (先生 3.2/5.0)
薄墨初美 (友人 4.1/4.0) >薄墨初美 (友人 3.9/3.8)
N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 0.8/0.7) >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
安価下コンマ判定
イベントがなければ個人戦まで飛ぶ
2 良子
5 はやり
8 理沙
4 健夜
7 大沼
ゾロ目……
水曜 朝
京太郎「ふむ……ん?」
それは突然の連絡だった
朝、目を覚ますと携帯の受信ランプが光っていることに気づき
誰からのものかと確認したところ、戒能プロからだった
だが、驚いたのはそこではなく――
良子『大沼プロが永水高校麻雀部に行くそうですよ』
という一文。そして続いた言葉
良子『個人戦までの特訓に付き合いたいそうです』
というわけで、今更断ることもできず
大沼プロを特別講師として招いた部活が始まったのだった
部活
京太郎「えー本日は大沼プロを特別講師としてお招きしてます。各自、いつも以上に真面目に取り組めよー」
大沼「私も真面目に取り組ませて貰うかの……のぅ? 須賀くん」
京太郎「あはは……俺よりも小蒔さんを見に来たのでは?」
大沼「ふむ、それもあるがね」
大沼プロの目的はあくまで俺か……
京太郎「とりあえず、みんな卓についてくれ。霞さん達はこっちだ」
霞「どうするの?」
京太郎「大沼プロとの対局は貴重な体験だ。できれば全員に体験して欲しいけど……」
少し考えてから小蒔さんを見つめると
こ首をかしげた小蒔さんは気づいたように呟く
小蒔「……私、ですか?」
京太郎「えっとですね……」
まだ小蒔さんが個人戦に出ないことは俺と小蒔さん以外は知らない
1、対局
2、会話
3、ミーティング(個人戦に小蒔が出ないことを報告)
55分
いくよ
1、対局
2、会話
3、ミーティング(個人戦に小蒔が出ないことを報告)
安価下~下5
>ミーティング
京太郎「みんな席に着いたままでいいから聞いて欲しい!」
小蒔「京太郎さん……」
京太郎「当日に突然欠場報告っていうのはアレですからね」
不安そうに言う小蒔さんの髪をさらっと撫で
各卓についたり
その横で余って立つ部員たち全員を眺める
みんなは手を止め、俺たちを見つめた
京太郎「小蒔さんは今回の個人戦には出場しない。だから、永水が個人戦で必ず全国に行けるという保証はない」
京太郎「出場するみんなは、自分が代表になる! と、強い気持ちで練習に望んで欲しい」
「神代さんはなんででないんですかー?」
小蒔「ぇ、ぁ……それは……」
安価下コンマ判定
4 7 ゾロ目
「この前具合悪そうだったからじゃない?」
「病院行ってたよねー確か」
小蒔「ッ」
病院という言葉に
小蒔さんはビクッと反応してその暖かい手で触れてくる
京太郎「えっとだな……」
さて、どうするか
勝手に広まっててくれたのであれば
それはそれで楽ではあるけど、問題だ
とはいえ、自分で言うのもちょっと怖くはある……
霞「京太郎くん、小蒔ちゃんが出られないって……何かあったの?」
京太郎「うっ……」
そう言えば、
霞さんにでさえ、まだ何も言ってなかったんだっけ
1、小蒔の調子が悪いからとごまかす
2、個人戦は一人でやるものだから、小蒔さんは嫌らしい
3、実は……妊娠してるかもしれないんだ
4、色々あるんだ。色々
17分
いきます
1、小蒔の調子が悪いからとごまかす
2、個人戦は一人でやるものだから、小蒔さんは嫌らしい
3、実は……妊娠してるかもしれないんだ
4、色々あるんだ。色々
安価下~下5
京太郎「実は……妊娠してるかもしれないんだ」
小蒔「きょ、京太郎さんっ!?」
京太郎「いずれバレることですし。みんなには嘘は付きたくないと思いますから」
小蒔「そ、それは……」
俺の手をギュッと握る温かい手
それは不安そうに震えながらも緊張も交えていた
報告を聞いたみんなは黙り込み
それぞれで顔を見合わせ、俺たちを見て
そして口を開いた
「えぇーっ!? 妊娠!?」
「マジかよーッ!」
口々に叫ぶその声は
俺達が恐れていたような軽蔑などはなく
その子供ができたということについての歓声しかなかった
霞「……まぁ、時間の問題だとは思っていたわ」
小蒔「霞ちゃん……」
初美「自分たちで考えた結果ですかー?」
京太郎「そうですよ。ちゃんと考えた結果です」
初美「ふーん……」
薄墨先輩は訝しげな視線で俺を観察し
小蒔さんの様子も見てから
呆れたような、嬉しいような、なんだか複雑そうな笑みを浮かべ、
俺のことを見つめた
初美「じゃぁ、私からはおめでとーとしか言えないですねー」
春「うん。姫様も須賀くんも嬉しそう。幸せそう。それなら良いんじゃないかな」
巴「問題は色々あるかもしれないですけどね。本家の問題を乗り越えられたなら……それ以外なんてあまり気にする必要もないでしょうね」
誰ひとりとして、否定の言葉はなく
誰ひとりとして、軽蔑することはなく
「アツアツだったもんねー、順当だよねー」
「ちょっと早い気もするがなー。まぁいいんじゃねーの?」
俺たちの報告を……なんの躊躇いもなく受け入れてくれた
大沼「まさか、そんな報告を受けることになるとはの……」
京太郎「済みません、わざわざ来てもらったのに」
大沼「なに、気にすることはないぞ。めでたい報告は大歓迎じゃ」
大沼プロは嬉しそうにそう言いながら
目の前の卓の席決め牌をめくると西の席に座り
俺のことを見上げてきた
大沼「席に着くといい。生憎、ご祝儀に出せるほどの持ち合わせはないのでな――」
言葉が掻き消え
それの代弁をするかのように、重く苦しい強い気配が俺の上にのしかかり
強く反応をするどころか
冷や汗が滴り落ち、手の甲を刺激するまで
俺は呼吸さえも忘れてしまう程に――強大な力を大沼プロは感じさせてきた
大沼「まだ本調子ではないが……特別指導というかたちで。補わせて貰うとしよう」
京太郎「……じゅ、十分ですよ……」
京太郎「え、っと……報告は以上です。みんな、ありがとうな」
「気にしなくていいって、だって」
「あたし達」
「仲間」
初美「ですからねー」
「あーっ、決め台詞が!」
騒がしい部室、活気あふれる部室
何とでも言えることだけど
ひとつ言うことがあるとすれば……それは
この人達と同じ部活で良かった。というものだろうな
小蒔「京太郎さん、私は見学でもいいですか? 最近、さらに眠くて……」
京太郎「ええ、良いですよ」
今まではサボらせてるように見えたかもしれないが
妊娠している可能性があるという報告もできた今
堂々と見学に回すことができる……さて
1、霞
2、初美
3、春
4、巴
安価下 下2 で対局相手を一人ずつ選択
被った場合は、更に下
霞「ふふっ……早速試してみようかしら」
春「……負けない。逃げない。勝つ」
大沼「ほぅ……流石は須賀くんの所属する麻雀部だ」
京太郎「俺だけじゃないですよ、。みんなが頑張った結果です」
俺の言葉に対して
小蒔さんが方に触れ、薄墨先輩が鼻を鳴らし
狩宿先輩が「そうだね」と答え
霞さんが微笑み、滝見さんもまた……微笑み、頷く
春「須賀くんとは何度も対局してきた……だから、プロにだって対抗できるはず」
霞「とにかくやってみましょうか」
京太郎「ですね……」
最初から全開で行く!
安価下コンマ判定 一桁(霞) 2桁(初美) 数字の大きい方が親 ただし、初美が奇数だと初美は北家 京太郎の親となる
春や……春
ゾロ目だし、親は決めていいよ
西は大沼で決まってます
1、霞
2、春
3、京太郎
安価下2
霞「あら……私が親だわ」
京太郎「霞……さん?」
霞「ふふっ……じゃぁ、行こうかしら」
霞から嫌な気配はしない
むしろ懐かしいような……
俺の中の素戔嗚尊が何を感じ取っているのか知らないけど
警戒はしておくべき……なんだろうけどさ
大沼「……………………」
この異常な気配、
滝見さんですら強く感じ取ってるのか
わずかに手が震えているようにも見える
それでも、逃げずに戦うんだよな……滝見さんは
なら、俺だって!
狙い撃ち判定
1、霞(同レスコンマ、91~00 で成功)
2、大沼(同レスコンマ 78以上で成功)
3、春(同レスコンマ 30以上で成功)
4、使わない
安価下2
安価下 京(112+86-20-35) 荒の名を冠する者 狙い撃ち(失敗)
安価下2 霞(81+49-20-35) 【開示不可】
安価下3 春(82+46-35) 河住の巫女
安価下4 大(190+120-20) 沼地の王
安価下5 コンマ一桁を使用 【開示不可】
安価下6 コンマ一桁を使用 天叢雲の剣
1位 大(190+120-20+46)=336
2位 京(112+86-20-35+32)=175
3位 春(82+46-35+27)=120
4位 霞(81+49-20-35+20)=95
>霞の【開示不可】:判定6=+60
>京の天叢雲の剣:判定55=5+5=10x10=+100
1位 大(190+120-20+46)=336
2位 京(112+86-20-35+32+100)=275
3位 霞(81+49-20-35+20+50)=145
4位 春(82+46-35+27)=120
>春の河住の巫女
安価下コンマ一桁判定 4 0で霞に差込 1 7で京太郎に差込
差し込み時の点数は 霞(2000) 京(2600)
春「っ!」
大沼「………………」
春「…………」
滝見さんは大沼プロの嫌な気配に隠れる
その手配の力強さを感じ取ったのか
俺の和了できるかなり弱い待ち牌を捨ててきた
京太郎「それロンです……2600」
春「はい」
大沼「……ほう」
霞「あら……親が流れちゃったわね」
※大沼は春の差込がなければ役満ツモです
1位 京 25000+2600=27600
2位 霞 25000-0=25000
3位 大 25000-0=25000
4位 春 25000-2600=22400
時間なので今日はここまでにします。お疲れ様でした
判定が多いよ……ぐぬぬ
異能有りだから仕方ないとは言え……くっ
春がいなければ即負け確定かもしれない
霞が解決したから
この週はもうシリアスとか鬱とかは考えてないから選択肢は気軽に選んでええよー
deadend書いたからね、まったり明るく行きたいよね
勝てばガッポリ、負ければタップリ経験値入るで
あるか解らない次週はイチャイチャ重視でも良いんじゃないかな!
はや……小鍛治プロとかはきっとそう望んでるよ!
あるとしたら条件クリアしてるし色々と追加かな
追加としては
□~編
・麻雀部員編(今まで通りのやつ)
・プロ雀士編(部員ではなく、プロ雀士として活動していく これの期間は半年、または1年のみ)
・プロコーチ編(赤土先生みたいな立ち位置。1つの高校に留まったり、各高校を巡ったりは自由 期間は半年、または1年)
□期間(麻雀部員編 のみ)
・全国大会終了までの短期決着型
・3年生が卒業するまでの1年をやる中期決着型
・2年生が卒業するまでの2年をやる長期決着型
・京太郎が卒業するまでの3年をやる超長期決着型
難易度は自由に選択できるようにするよ
・優しい(シリアス等なし)
・普通(シリアス(弱)有り修羅場(弱)有り)
・難しい(シリアス(強)有り、欝有り、修羅場(強)有り)
やるとしたらだけどねぇい
親―春
春「…………ポリポリ」
京太郎「……………」
さっきの、大沼プロの手がどれくらい大きいのか分からなかった
それほど大沼プロ自身の圧力に押し負けていたってことだ
滝見さんの差し込み
あれがなければ倍満以上は確実だった可能性が高い
狙ってみても、大沼プロは隙がない
遠くから狙っているというのに
まるで俺が狙撃しようとしていることを含め
居場所からなにもかもまで見透かされてしまっているような
そんな感じさえする……
狙い撃ち判定
1、霞(同レスコンマ、81~00 で成功)
2、大沼(同レスコンマ 78以上で成功)
3、春(同レスコンマ 30以上で成功)
4、使わない
安価下
京太郎「っ…………」
諦めるな、もう一度!
>京太郎:狙い撃ち発動
大沼「……温いな」
>大沼→狙い撃ち回避
京太郎「だめか……くっ」
安価下 京(112+86-20-35) 荒の名を冠する者 狙い撃ち(失敗)
安価下2 霞(81+49-20-35) 【開示不可】
安価下3 春(82+46-35) 河住の巫女
安価下4 大(190+120-20) 沼地の王
安価下5 コンマ一桁を使用 【開示不可】
安価下6 コンマ一桁を使用 天叢雲の剣
霞「あら……ふふっ」
春「……っ!」
京太郎「来るか……?」
霞さんの手、大沼プロの手互いに高めな気がする
滝見さんは俺をちらっと見てきたし
どうするか…………
1、春に差し込み(1500)
2、春に差し込まない(コンマ 7 2 1 で京太郎に差し込み)
安価下
ごめん、差し込むか差し込まないかの選択だよ
差し込まない場合のみ判定があるんだ
安価下選択
1、差し込む(1500)
2、差し込まない( 7 2 1 で京太郎に差し込み)
京太郎「っ……」
だめだ、滝見さんには差し込めない
差し込める牌自体がない
春「……………」
そして、逡巡の後出してきた滝見さんの一手
それは俺に当たることはなく
普通に流れて行く
霞「ふふっ」
霞さんが微笑み
大沼プロの鋭い視線が霞さんへと向けられた
大沼「……なにかね?」
霞「いえ……ただこの地、私には少々穏やかに感じます」
大沼「ほぅ?」
霞「失礼します、大沼プロ――ツモ、倍満、8000・4000」
1位 霞 25000+16000=41000
2位 京 27600-4000=23600
3位 大 25000-4000=21000
4位 春 22400-8000=14400
東3局――親、大沼
大沼「礼を言うぞ。太陽の子」
霞「…………」
大沼「ここからは私が親だ。四局目は来たりしない」
大沼プロがそう言い、賽を振る
たったそれだけなのにも関わらず
強烈なプレッシャーを感じ
足首だけでなく
体をどんどん飲み込んでいく
その底なし沼にはまったような感覚に
なんとかもがいて抵抗する
それでも……抜けられる気がしなかった
狙い撃ち判定
1、霞(同レスコンマ、81~00 で成功)
2、大沼(同レスコンマ ゾロ目で成功)
3、春(同レスコンマ 30以上で成功)
4、使わない
安価下
京太郎「見えない……」
思わず声に出てしまうほどの深淵
もがき、乱暴に振り回す手を包む温い感触
俺という存在を押し込めているにも関わらず
どんなに頑張っても掴むことはできない
掴もうと握り締めた手の隙間から逃げていき
苦しむ俺の口から流れ込み
体内までも冒していく……圧倒的な力量差
目を閉じれば……もう、開けたくなくなってしまいそうだ
安価下 京(112+86-20-50) 荒の名を冠する者 狙い撃ち(失敗)
安価下2 霞(81+49-20-50) 【開示不可】
安価下3 春(82+46-50) 河住の巫女
安価下4 大(190+120-20) 沼地の王
安価下5 コンマ一桁を使用 【開示不可】
安価下6 コンマ一桁を使用 天叢雲の剣
安価下コンマ判定
コンマ50以上で成功
春「ロン満貫、8000」
静かな空間に滝見さんの声が響く
霞さんからの和了
差込かどうかは問題ではなく
それが大沼プロにとっては驚きに値するものだったことが問題だ
この圧倒的なプレッシャーの中で
滝見さんは安手で和了を流し
さらに、大沼プロからではないとは言え
特に何の気配も感じさせずに満貫を和了した
つまり、滝見さんは……
春「私は負けるつもりはない」
大沼プロの影響下であっても
実力を損なったりはしていないってことだ
その精神力の強さが
大沼プロにとっても驚きであり
そしてなにより……嬉しいことだったのだろう
大沼「私も負けるつもりはないがの……はっはっはっはっ」
楽しそうに笑った
1位 霞 41000-8000=33000
2位 京 23600+0=23600
3位 春 14400+8000=22400
4位 大 21000+0=21000
オーラス――親:京太郎
京太郎「さて……」
天和を和了することはこの状態でも出来そうだ
でも、確実に成功とはいかないだろうな
この底なし沼に沈んだままでは……
せめて一矢報いたい
それは天和に頼ることでしか得られないものなのか?
普通に対局するだけでは……勝ち目がないのか?
安価下2選択
1、天和を使用(コンマ20以上で成功)
2、使わない
使わずになんとか出来れば良かったのかもしれない
でも、俺はまだまだ未熟だから
だから
できることは全部やっていこう
出し惜しみできるような相手はこの場にはいない
最初は弱いと、未熟だと
そう感じていた滝見さんはもう立派に成長した
京太郎「――ロン」
俺は成長しているのか?
何も変わってなんかいなかったんじゃないのか?
この力があるからと、慢心していたんじゃないのか?
大沼「まさか……」
すべてを晒せ、慢心に繋がる力なんて奥の手なんかじゃない
京太郎「天和……16000オール!」
俺も……俺ももっと強く、成長するんだ!
ツモです
>>459
うぁーお。なにしてんの。じゃぁチョンボで
>>458はなかったことにした
使わずになんとか出来れば良かったのかもしれない
でも、俺はまだまだ未熟だから
だから
できることは全部やっていこう
出し惜しみできるような相手はこの場にはいない
最初は弱いと、未熟だと
そう感じていた滝見さんはもう立派に成長した
京太郎「――ツモ」
俺は成長しているのか?
何も変わってなんかいなかったんじゃないのか?
この力があるからと、慢心していたんじゃないのか?
大沼「まさか……」
すべてを晒せ、慢心に繋がる力なんて奥の手なんかじゃない
京太郎「天和……16000オール!」
俺も……俺ももっと強く、成長するんだ!
1位 京 23600+48000=71600
2位 霞 33000-16000=17000
3位 春 22400-16000=6400
4位 大 21000-16000=5000
大沼「それが隠していた牙かの?」
京太郎「大沼プロは知ってたんですか?」
大沼「何かを隠しているということくらいはな」
大沼プロはそう言うと
俺たちのことを見渡して笑う
お見通しだったか……はぁ
ため息は心の中に押しとどめ
目を閉じ、そして見開く
まだ対局は終わってない
俺の親番はまだ――続いてる!
狙い撃ち使用選択
1、霞(同レスコンマ、81~00 で成功)
2、大沼(同レスコンマ 78以上で成功)
3、春(同レスコンマ 30以上で成功)
4、使わない
安価下2
安価下 京(112+86-20-50) 荒の名を冠する者 狙い撃ち(失敗)
安価下2 霞(81+49-20-50) 【開示不可】
安価下3 春(82+46-50) 河住の巫女
安価下4 大(190+120-20) 沼地の王
安価下5 コンマ一桁を使用 【開示不可】
安価下6 コンマ一桁を使用 天叢雲の剣
安価下コンマ判定
ゾロ目
大沼、満貫聴牌 和了拒否→通常判定
1位 大(190+120-20+55)=345
2位 京(112+86-20-35+92+20)=255
3位 春(82+46-35+68)=161
4位 霞(81+49-20-35+43+20)=138
345-138=207=役満ツモ
霞「だめ……ね……」
霞さんが残念そうに呟いて目を閉じ
牌を裏返しに倒していく
大沼「ツモ、32000の一本場は、32300だ」
1位 京 71600-16100=55500
2位 大 5000+32300=37300
3位 霞 17000-8100=8900
4位 春 6400-8100=-1700
京太郎「大沼プロ……?」
大沼「今の私では、キミのその力を超えることはできそうにないようだ」
俺と大沼プロとの点差は66,600点だった
つまり、俺に役満を直撃させても
親でない以上は足らない
聴牌流局をしても
俺が聴牌できなければ流局で終わり
でも、俺が聴牌すると点が入るために、
大沼プロが聴牌していても俺たちの点差は±0
つまり、どうあがいても逆転はできない
だけど……やっぱり
狙い撃ちを尽く躱された以上、
俺は試合に勝って勝負に負けたのと変わりはなかった
大沼「そこらのプロとの対局よりも滾るのぉ……実に素晴らしい子達だ」
霞「でしたら、永水高校麻雀部の監督など如何でしょう?」
大沼「ふむ……それも面白いかもしれんな」
霞「あら……」
大沼「だが、私はまだ引退するつもりはないのでな。時折訪れる程度で構わんかね?」
霞「ええ、それはもう……歓迎いたします」
霞さんと大沼プロは話を進めていき
いつの間にか、
来れるときは大沼プロがコーチに来てくれることとなった
大沼「須賀くん」
京太郎「は、はい」
大沼「まずは力をつけることだ。須賀くんは十分強いが、プロは十二分に強くなければいけない」
京太郎「………………」
大沼「力の衰えた私に言われるのも可笑しいかもしれんがの」
十分強い
それではダメなのがプロの世界……か
確かに、大沼プロは十分以上に強い
天和を使ったからこそ勝てただけで
使わなければボロ負けだったんだろうな……
俺が適当な椅子に座っていると
誰か――いや、小蒔さんの手が俺の頭を撫で、そしてゆっくりと下っていく
側頭部から耳、そして頬を伝って、最後には手ではなく二の腕の柔らかい感触が首元に触れ
肩甲骨のあたりにはそれよりも少し弾力のある柔らかい感触が当たった
京太郎「小蒔さん? どうかしました?」
小蒔「京太郎さんが落ち込んでいるように見えたので」
京太郎「あはは……まぁ、なんていうか。慢心していたんだなぁと」
小蒔「京太郎さん……」
小蒔さん達の指導を頼まれていた
だから、自分は少なくともみんなよりは強い
そんなふうにでさえ考えていたのかもしれないな
霞さんよりも、そして、滝見さんよりも……
俺はずっと弱いっていうのに
1、俺……自信なくしちゃいました
2、俺と一緒に大沼プロと打ってみませんか?
3、小蒔さんも大沼プロと打ってみますか?
4、少し、一緒にいてくれませんか?
5、……俺、馬鹿みたいですね。こんな力でプロになろうだなんて
6、その他自由
22分
6 皆が強くなったんでオレワクワクしてきましたよ
いくよー
1、俺……自信なくしちゃいました
2、俺と一緒に大沼プロと打ってみませんか?
3、小蒔さんも大沼プロと打ってみますか?
4、少し、一緒にいてくれませんか?
5、……俺、馬鹿みたいですね。こんな力でプロになろうだなんて
6、その他自由
安価下^下5
同票で数分以内なら下6も取ってるから>>502でいきます
京太郎「みんな……強くなってるんですね」
小蒔「……京太郎さんに教わっていますから」
小蒔さんは俺の後ろで小さく笑いながら
俺の体を抱きしめる力を少し強めてくる
耳元に口を近づけてきたらしく、呼吸がすぐ横で聞こえてきて
ほんの少しこそばゆく感じた
小蒔「それで、京太郎さんはどう思いますか? 自信、無くしてしまいましたか?」
京太郎「貴女って人は……」
小蒔「ふふっ、私は京太郎さんのことは良く知っているつもりですから」
小蒔さんはそう言いながら
重ね合わせるように体を預けてきた
京太郎「そうですね……」
少し考え込む俺の肩の上から
黒くしなやかな美しさを持つ髪が垂れてきて
小蒔さんの頭の位置を知らせてくる
京太郎「ワクワクしてますよ。みんなが強くなってきてくれた。俺は強いではなく、俺は弱いと思わせてくれるようになった」
小蒔「良かったですね、京太郎さん」
肩の上にあるその頭を撫でてあげれば嬉しそうな声が漏れてくるが
この人もまた……強い
きっと、俺よりもずっと……強くなってくれたんだ
そこに至るほどの思いを背負って、俺は個人戦に出る
だからこそ――呆けてる場合じゃない
京太郎「もう一回。行ってきますか……」
小蒔「ファイトです、京太郎さんっ」
可愛い声援を受け、俺は今一度大沼プロとの対局に入った
system
・スキルがひとつ進化しました
・荒の名を冠する者→益荒男
対局する?
巴、初美、大沼、京太郎の対局になるけど
なくても経験値の補正は入る
このまま夜行動に移って良いかな?
了解、飛ばしで
神代家 (夜)
京太郎「ふぅ……」
今日はかなりいい経験ができたな
個人戦に出るみんな
個人、団体どっちにも出られないみんな
それらに限ることなく
大沼プロとの対局が経験できた
プロとの対局でさえあんまり経験できない中で
突然の訪問そして、時々見に来てくれるという約束
これほどまでにありがたいことはない
京太郎「それにいしても、体力も精神も使っちゃったからなぁ……」
結構疲れた
1、爺さんと会話
2、お義母さんと会話
3、電話
4、メール
5、小蒔と会話
安価下2
小蒔「京太郎さん、タイミング良く来てくださいましたね」
京太郎「どうかしたんですか?」
小蒔「以前お渡ししたお守りをお借りしていいですか?」
京太郎「あ、はい」
以前貰った必勝祈願、大願成就、交通安全、家内安全、安産祈願のお守り
安産祈願は小蒔さん持ちでも良い気がするけど……
小蒔「もうすぐ個人戦ですから。ちゃんと……お願いが叶うようにしないといけませんからね」
京太郎「小蒔さんの方もですよ」
小蒔「ぇ?」
小首を傾げる小蒔さんに対して苦笑を返し
心音が二つ聞こえるような錯覚を感じさせるお腹に手を当てる
温かい、柔らかい
呼吸の度に膨らみ、萎むお腹
京太郎「安産です」
小蒔「ま、まだ気が早いですよ……出来ているかはあと2日3日待ってください」
京太郎「きっと居てくれてますよ。きっと」
ほんの少し恥ずかしそうに小蒔さんは微笑みながら
俺の手に自分の手を重ね
空いた手でお守りを返してきた
小蒔「京太郎さんのための……お守りです」
・お守りを手に入れた!
小蒔「そうでした……京太郎さんは何か御用ですか?」
小蒔さんは思い出したように手を鳴らし
俺のことを見つめてきた
京太郎「えっと」
小蒔さんと話に来たんだよな
特に話さなきゃいけない! ってものはなかった気がするけど……
小蒔「?」
1、一緒にお風呂入りません?
2、今日は対局をあまりさせずすみませんでした
3、妊娠のこと、バラしちゃって済みません
4、個人戦……本当は出たくありませんか?
5、キスくらいは、妊娠しててもできますよね?
6、不意打ちキッス
7、その他自由言動
27分
イキます
1、一緒にお風呂入りません?
2、今日は対局をあまりさせずすみませんでした
3、妊娠のこと、バラしちゃって済みません
4、個人戦……本当は出たくありませんか?
5、キスくらいは、妊娠しててもできますよね?
6、不意打ちキッス
7、その他自由言動
安価下~下5
京太郎「一緒にお風呂入りません?」
小蒔「ぇ……ぁ、はぃ……」
頬を赤く染め
口元を袖で覆いながらも、確かに頷く
その反応に思わず言葉を失い
慌てて視線をそらし、あははっ……と小さな笑い声が漏れてしまう
正直冗談のつもりだったのだが
小蒔さんが受け入れてくれるのなら。と
冗談だなんて言おうとしていた頭を切り替え
妄想……ではなく
冷静になるように理性を働かせる
京太郎「じゃ、じゃぁ……行きます?」
小蒔「そ、そうですね……はいっ」
デートをしているわけでもないのに
手をつなぎながら浴室へと向かう
爺さんにだけは見つかりませんようにと願っていたからか
嬉しいことに見つかることはなかった
小蒔「………………」
京太郎「………………」
2人して黙り込みながら
服を一つ一つ丁寧に脱いでいく
丁寧にといっても、ただ緊張しているというか恥ずかしいというか
ボタンひとつ、ジッパーひとつ
それらを外すのにさえ普段の倍以上の時間がかかってしまっているだけなのだが
視界からギリギリ外れた場所からは
シュルッと布と布の擦れ合う音とパサッと布製品が落ちる音が重なり合って
脳内にその状況を描き出していく
京太郎「ッ!」
頭を振り、慌てて妄想をかき消すが
脱ぎ終わった俺がとなりを向くと
小蒔さんはタオルを巻きつけたりはせずに
手でタオルを持って覆う程度の措置しか取っておらず
俺の視線が向けられたことに気づいたのか
白い肌に赤い頬、伏し目がちな瞳、裸タオル
そんな色香を漂わせる小蒔さんは目を合わせずに、答えた
小蒔「京太郎さん……には、その……隠さない方がいいような気もして……でも、ぁぅ……その……」
京太郎「……と、とり、とりあえず風呂場に行きましょう。脱衣所とは言えこのまま、その、アレですし……」
小蒔「そ、そうですね……」
小蒔さんはなんの躊躇もなく俺に背を向け、柔らかそうなお尻を曝け出し
歩く以上仕方がないことだが、わずかにフリフリと左右に振っていく
その誘うような動きに思わず生唾を飲み、鼻を押さえたティッシュを赤く染めつつ
小蒔さんのいる浴場へと入っていった
小蒔「はぅ……」
湯船にておもちを浮かせながら
小蒔さんは気持ちよさそうに息を吐く
浴槽の隅に背中を当て
俺のために場所を空けてくれているのか
体育座りのような感じで収まっている
それにはちょっと残念に思いつつも
蛇口を捻り、シャワーで髪を濡らす
俺の家のよりも水圧のあるシャワーの雨は
頭に当たると軽いマッサージをしているみたいで気持ちが良く
その感覚に浸っていると
ザパァッと浴槽のお湯が溢れ出ていき
小蒔さんの姿も既になく、鏡に映っていた
京太郎「小蒔さん……?」
小蒔「その……京太郎さん」
京太郎「ど、どうかしたんですか……?」
さっきまでは一応大事な守りだったタオルは
完全にお湯を含んで半透明になりながら小蒔さんの裸体へと張り付き
その艶めかしさをより一層際立たせていく
そんな中、小蒔さんは訊ねてきた
小蒔「ぇっと……ぁの……ぁ、洗いっこ……」
京太郎「?」
小蒔「荒いっこしませんか!?」
京太郎「洗いっこ……? 洗いっこ!?」
小蒔「は、はい……ぃ、嫌でしたら別に……その、別に、しなくても……」
小蒔さんは自分で言いつつ恥ずかしそうに俯き
濡れ濡れのタオルで顔を覆う
またあのじいさんか……と
漏れたため息はシャワーにかき消されていく
京太郎「………………」
前にも小蒔さんにはやってもらった覚えがあるが
あれはあくまで背中を流す。だ
洗いっこではない。断じて
京太郎「こ、小蒔さんは俺がやりたいって言ったらやってくれるんですか?」
小蒔「きょ、京太郎さんと触れ合うことは、好きなので……」
…………どうしよう
1、そ、それはさすがに理性が持たないので
2、良いですね。やりましょう
3、お爺さんからおもちをスポンジにする洗い方って聞いてません?
安価下3
安価下コンマ判定
4 7 ゾロ目
京太郎「お爺さんからおもちをスポンジにする洗い方って聞いてません?」
小蒔「え? いえ、そう言う言葉は覚えが……」
小蒔さんは申し訳なさそうに言いながら
ボディーソープを手に取って俺の背中越しに鏡を見つめ
その中の俺の顔を見つめてきた
小蒔「どうやるんですか?」
京太郎「え?」
小蒔「京太郎さんのご要望でしたら、やって差し上げたいんですっ」
京太郎「……ぇ、いや、ちょ……えぇ……」
小蒔「あまり口にしない方が良いような事なんですか?」
京太郎「な、なんていうかその……う~ん……」
1、説明する
2、ま、まずは俺がやりますよ
3、ふ、普通にやりましょう
4、やっぱりやめておきましょう
安価下2
京太郎「ふ、普通にやりましょう」
小蒔「あぅ……解りました」
小蒔さんはちょっとだけ残念そうに言うと
気分を入れ替えるためかため息をつき
ボディーソープからシャンプーへと洗剤を切り替えた
小蒔「では、失礼しますね」
小蒔さんの手が如何わしくない白濁した液で満たされ
俺の頭に触れた瞬間、わずかにひんやりとした感覚が走る
力強くはないはずなのに
小蒔さんの指先はしっかりと俺の頭皮にまで届き
そしてわしゃわしゃと動いていく
京太郎「んっ……」
小蒔「ぇっと……どこか痒いところなどはありますか?」
京太郎「いえ、大丈夫ですよ」
小蒔「では、少し力入れますね。痛かったら右手をあげ……るのは歯医者さんでした……ごめんなさい」
小蒔さんの伸びすぎていない爪が隅々まで走っていく
髪の一本一本、その根元、毛穴
余すところなく小蒔さんの手によって洗われていくその心地よさに
思わず眠ってしまいそうになり
小蒔さんの走る手先に引かれるように体は後ろへと傾き
ポヨンッと素敵な枕に乗っかる
ゆっくりと目を開ければ
膝枕でもしているかのように
小蒔さんの顔が目の前で、わずかに驚きながらその泡だらけの手を
俺の頬へとあてがった
小蒔「どうかしました?」
京太郎「いえ……ちょっと、寝そうになったというか……」
小蒔「ふふっ、寝るのはお風呂を上がってからにしましょう。流しますから、起きてください」
京太郎「はーい」
ちょっと気怠い体を起こすと
頭の上からシャワーのお湯が降り注ぎ、小牧さんの手が再びわしゃわしゃと髪を掻いていく
……なんか、いいなぁ
そんなほんわかした感想を抱いている間に
どっかのお店みたいな行為は次に移っていった
小蒔「右手をお借りして……」
右手で右手首を掴み、泡立つボディタオルを這わせていく
女の子だからか
あんまり力強くはないものの
しっかりと汚れを絡め取っていくように
タオルのざらついた部分が削っていく
小蒔「次、お背中をやらせて頂きますね」
京太郎「お願いしま――っ!」
小蒔さんの手が俺の胸元へと回り込む
胸が脇腹の辺りに軽く触れてくる
京太郎「ちょっ、こま……」
小蒔「こうしないと力が入れられないので……」
タオルが背中を擦っていくたびに
おもちがプニプニと焦らすようにぶつかってきたものの
大きくなっていくそれは足に挟んで隠蔽し
小蒔さんの精神攻撃のようなそれをなんとか耐え切った
小蒔さんと場所を入れ替わり
今度は俺が小蒔さんをやる番になったのだが
髪はちょっとテクニックが必要そうなので
申し訳なく思いつつもパスすることにした
京太郎「じゃぁ……やりますよ?」
小蒔「ぁ、はい」
小蒔さんの白い肌が目の前にある
現状に目が眩み、暴走しそうになりながらも
ボディソープを手に取り――
1、柔肌は傷つけないように素手で
2、タオルを使う
3、スポンジで
4、体で
安価下2
京太郎「……では」
小蒔「ひゃっ……」
ボディソープでヌルヌルする手を小蒔さんの肩甲骨の辺りに押し当て
揉みほぐすように、肩を洗いながら
指先で鎖骨の部分にまで範囲を伸ばし小指から順に斜め下へと
小蒔さんの鎖骨を滑っていく
小蒔「きょ、きょうたろうさ……んっ……こ、これは……」
京太郎「俺だと力があるので、手でやった方が良いかなと」
答えながら小蒔さんの二の腕を両手で挟みながら
ぐにゅぐにゅともみ洗いしつつ、肘の辺りまで進めては引き戻し
もう一度進めて小蒔さんの左手の平を握り締め揉み洗う
小蒔「京太郎さんっ……ぁのっ……」
京太郎「心配しないでください、ちゃんと洗いますから」
右手も同じように終わらせ
今度は片方ずつではなく、両手を同時に、
手から肘、肘から二の腕……と
流れるように戻していき、脇の下に手をすべり込ませる
小蒔「ひゃぁぅ!? ぁっ、きょ、うぅっっ……」
京太郎「くすぐったいですか?」
小蒔「そ、そうじゃなく――」
胸には触れないように親指を背中に当て、手のひらを脇腹に添えて素早く撫で下ろす
小蒔「っ~~~~っ!」
くすぐったいのか、
ビクビクッと小蒔さんの体がわずかに震える
小蒔「きょ、たろうさ……ん……」
浴室のせいか熱っぽい小蒔さんの声
でも、嫌がる様子もなく俺はそのまま
小蒔さんの魅力的な臀部へと手を滑らせ
愛らしく、頬ずりでもするかのように優しく撫で回す
小蒔「んっ、ひぁっ!」
その上ずった声に、思わず手を止めた
京太郎「だ、大丈夫ですか?」
小蒔「だ、大丈夫です……」
小蒔さんは両手を足で挟み込み
ほんの少し前屈みな姿勢で俯く
鏡は曇っていて見えず
どんな表情をしているかは解らない
京太郎「………………」
あと残っているのは前の部分
下半身には触れないべきだろう
などと今更の答えを浮かべながら
腕を洗ったのと同じ要領で
小蒔さんの柔らかくて張りのある
豊満な胸を包み込――めなかった
小蒔「ぁっ……んっ……」
京太郎「………………」
判ってはいたけど、小蒔さんのおもちはさすがに包み込めず
力のある右手を壁のようにして小蒔さんの片胸を押さえ
左手で絞るように、でも、優しく、ソフトに親指と人差し指でCの形を作り
その隙間の摩擦で洗っていく
その間漏れてくる小蒔さんの艶かしい声にそそられたか否かと聞かれれば、まぁうん……黙秘権だ
おもちを洗い終え
その下のお腹を更に慎重に、丁寧に撫でていく
この中に子供がいるかもしれない
そう考えるとついつい臆病になってしまうが
しっかりやらないと子供に悪影響が出るという手前
お腹が空いた時にさするように
優しく撫でながらも
自分の少しざらついた手のひらでしっかりと洗っていく
お腹といえばお臍である
で、やはりそこはでべそでない限りは凹んでいて
そうなるとお腹周りで一番汚れを溜め易い場所なわけで
人差し指と薬指を三脚のようにお臍の横に立たせ――
小蒔「ゃ、あ、そこはっ――ぁっ」
中指をその小さな凹みに潜り込ませる
皮膚を削らないように細心の注意を払いつつ
元々無いであろう汚れを落としていき……
小蒔「はぁっ、ぁ……うぅっ……」
気恥かしそうな声を漏らす小蒔さんは下半身のお尻を除く全身を泡に包まれている
さて……本来なら止めるべきかもしれないが……
1、次へ
2、ながしますよー
3、こっち、向いてくれませんか?
4、足、やっても?
安価下2
京太郎「次、行きますよ?」
小蒔「ふぇ――ひゃぁっ」
一旦腰へと手を回し
お尻をなでるようにしながら太ももの下へと手を這わせていく
程よい肉付きの太もも
膝枕をしてもらった時にはいい夢しか見れないことに定評のある太もも
小蒔「っ!」
それを少しぐにっと指で摘む
張りがあって、揉むには力が必要なのだが
力を入れれば小牧さんの体に痣を付けそうで怖い
と、怯えた末の逡巡のひらめきは摩擦
泡をたっぷりと手につけながら小蒔さんの両足の太ももに充てがった手を
上下に素早くスライドさせ泡が更に泡立っていく
小蒔「んっ……ふっ……ぁぅっ……」
女の子座りに近かった足
横になっていた足はだんだんと膝同士を接点にして持ち上がっていき
それはもはやM型になりつつあった
鏡さえ曇っていなければ
小蒔さんのえっちい姿が晒されていたのだが
それは運が良かったと考えることにして
小蒔さんの太ももから膝へと移り膝裏を指で軽く擦ってみる
小蒔「ひっ――んぅっ!」
ビクッと小蒔さんの体が跳ね
ペチンッと床と接触したお尻が綺麗な音を響かせ
小蒔「あぅぅっ……」
小蒔さんは小さく痛そうに唸る
京太郎「あとふくらはぎだけですから」
小蒔「は、はい……」
いつもよりちょっとふやけた感じの小蒔さんのふくらはぎへと手を伸ばし
ここもまた揉むように洗っていく
太くないが細くもない
おもちの重さに耐えられるようなその立派な素足は無駄な毛ひとつなく
ボディソープが潤滑剤になっているとは言えスベスベと滑らかに手の動きを許し
あっという間につま先へと到達し、その足の指のあいだへと指を滑り込ませてそこもくまなく洗う
小蒔「きょ、きょう……たろ……さん」
京太郎「なんですか?」
小蒔さんの艶かしく色っぽい声が、水に濡れて艶々とし
健康的な唇の隙間から漏れてくると同時に
小蒔さんは得きる限り俺の方へr振り向き
そして、恥ずかしそうに困った笑みを浮かべた
小蒔「ぁ、当たって……ます……ずっと、その……京太郎さんの……ぁの……その……」
京太郎「」
隠しきれなかった欲望は小蒔さんに体当たりをしていたらしい
小蒔さんは妊娠してるので。と申し訳なさそうに言いつつ――
京太郎「ちょ、こまっ、それはっ――」
疲れを取るための入浴で、
ある意味では元気に、ある意味では更に疲れる羽目になったのだった
・大沼プロの連絡先を手に入れた
・大沼プロは時折練習に来てくれるようです
・今回の特訓には成長にブースト補正が付きます
安価下コンマ判定 春
一桁(雀力) 二桁(異能)
安価下2コンマ判定 初美
一桁(雀力) 二桁(異能)
安価下3コンマ判定 巴
一桁(雀力) 二桁(異能)
安価下4コンマ判定 霞
一桁(雀力) 二桁(異能)
全員ブースト補正で+3
ゾロ目でさらに+5
春(82+46) +(5、6)=春(87+50)
初(75+58) +(7、11)=初(82+69)
巴(89+35) +(16、16)=巴(105+51)
霞(81+49) +(13、7)=霞(94+56)
小(75+95)+(3、3)=小(78+98)
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx4(プロ対1位)x2.7(強者)x2(敗北の悔)
安価下2コンマ判定(異能)
コンマx4(プロ対1位)x2.7(強者)
安価下3コンマ一桁分を 雀力、異能に+補正
麻雀:異能経験値=388:496 +0=10=5:5
麻雀112(050/250) →麻雀112(438/250)→麻雀112→113(188/250)→麻雀113→118(188/250)
異能86(102/200)→異能86(598/200)→異能86→88(198/200)→異能88→93(198/200)
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀118(188/250) 、異能93(198/200) )
6月 第2週の2日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (親愛 12.0/12.0) >大星淡 (親愛 12.0/12.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/8.4)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (心友 7.5/8.7)
√>神代小蒔 (夫 27.0/24.3) >神代小蒔 (恋人 23.9/19.2) イベントブースト
N>石戸霞 (敬愛 16.0/13.0) >石戸霞 (敬愛 16.0/13.0)
石戸明星 (敬愛 4.2/9.6) >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)
滝見春 (信頼 4.6/7.6) >滝見春 (信頼 4.6/7.6)
狩宿巴 (先生 3.4/5.2) >狩宿巴 (先生 3.4/5.2)
薄墨初美 (友人 4.1/4.0) >薄墨初美 (友人 4.1/4.0)
N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 0.8/0.7) >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
こ、コンマの決定だから……いやちょっとやめよう
ゾロ目の場合は、補正を+3→+5ってことで
巴(89+35) +(13、13)=巴(102+48)
あんまり変わらなかった……でも、こっちに変更で
大沼さんからの評価がちょっと気になるな…
>>589
大沼秋一郎(希望 5.0/5.0)
とりあえず今日はここまで、お疲れ様でした
暴走したっていいさ、あとはイチャイチャしながら全国大会やるだけだからね
なれない文章でえっちぃのを頑張った結果、頭を痛めた模様
再開
人がいなくても始まる大会。一人ポツンと佇む京太郎
京太郎「やっべ……ここ会場じゃねぇ!」
小蒔は病院、応援は午後から
ピンチにはお守りでも使うといい。多分必要ないけど
京太郎は個人予選
開幕安価下コンマ判定
0~9 ゾロ目はまた別
判定3=平常心
京太郎「…………大丈夫」
個人予選が今日から開始だ
会場に行き、アナウンスを聞き、打つ
それだけだ……が
奈緒や大沼さん。永水のみんなとの実力差や、その成長
それらを目の当たりにし、いつもの俺なら燃えていただろうな
その血沸き肉踊る激闘に夢を馳せ、希望を抱き
新たな強者を求め舌舐り……していただろうな
京太郎「舌舐りは三流だ」
でも、今は極めて冷静だ
俺は準備を終え、あとは家を出るだけ
小蒔「すぅ……すぅ……んっ……んぅ……ぇへへっ」
京太郎「寝てる」
それなのに小蒔さんが眠っているからかもしれない
でも、それは仕方がない
むしろ、起きていたら心配になってしまう
一昨日辺りから少し状態も変わったらしくお腹が痛いと言ったりするまでになった
前までだって、痛くても何も言わず
笑顔で撫でるくらいだったのに……けど
小蒔さんは痛いと言うようになっても表情は変えない
苦痛の表情を見せることはない。ちょっとだけ。と前置きして
俺には心配させないようにしていた
それもこれも……全ては俺が大会に出るからだ
京太郎「……行ってきます。小蒔さん」
俺はそんな思いを背負って大会に挑む
無様な戦いは見せられない
だからこそ――俺は冷炎のごとく燃えていく
・個人予選が開始します
『ついにきたねぇい、男子個人予選』
『プロを賑わし、あの宮永照選手に高校王者と言わせないほどの実力者がいるそうですね』
『へーそんなのいるんだ』
『三尋木プロも名前くらいはお聞きでは?』
『さねー知らんし。まぁ、神代小蒔みたいなヤツがいたとしたら――そいつがそうなんじゃないのかなー』
『そうですね。各地でも大注目の男子個人戦。まもなく開始です!』
京太郎「………………」
さて、ルールはこうだ
東風戦、持ち点は25000点
男子は人数が多いために、南入は無し
またもや人数が多いために、初日は3位および4位は予選落ちが確定
1位及び2位で32人程度まで絞る それが1日目
2日目はその32人でポイント制に移行
1位 5 2位 3 3位 0 4位 -1
で、その最終集計結果で上位三人がインハイへと進むわけだ
まぁまずは1位、2位になる
それを目的として頑張っていくかな
点数表はこれ
4倍満 121~125、146~150、181~300(48000、32000)
3倍満 116~120、141~145、176~180(36000、24000)
2倍満 111~115、126~130、171~175(24000、16000)
跳満 106~110、136~140、161~170(18000、12000)
満貫 100~105、131~135、151~160(12000、8000)
90符 96~99 (8700、5800)
80符 91~95 (7700、5200)
70符 86~90 (6800、4500)
90符 51~60 (4400、2900)
80符 46~50 (3900、2600)
70符 31~45、71~85(3400、2300)
30符 01~15、61~65(1500、1000)
00、77(数え役満)
11、22(3倍満)
33、66(倍満)
99、88(跳満)
55、44(トップが取ると、最下位者の数え役満 それ以外は満貫)
奇数 ロン、偶数 ツモ
周りにゾロ目がない場合、ゾロ目和了を拒否可能。その場合、通常通り計算していきます
・参加者は京太郎のレベルには合わせてません
モブA「しゃーす」
モブB「さえねぇ奴ばっか」
モブC「まずはトップだな」
京太郎「宜しくお願いします」
さて、まずは1回戦目をどう切り抜けるか……だ
素戔嗚尊憑依は必要か否か……
須佐之男憑依によって使用可能になる異能↓
益荒男:相手が自分よりも雀力異能が高い時に発動 判定にその差額÷2を補正
天に仇なす者:天和・地和を和了できる
天叢雲の剣:コンマに+Y(コンマ判定x10) 草薙に切り替えた場合、半荘2回は変更不可
草薙の剣:天叢雲の剣を切り替えて発動。相手の和了役を下げる 下げる大きさ、成功失敗は判定
1、素戔嗚尊を使用
2、使用しない
安価下2
京太郎「……いや」
まずは自分の実力のみで打つ
もしもそれで通用しないのであれば
俺はその程度の実力
十分で良いのは強者まで
十二分を必要とするのが俺の目指すプロの領域
十分になるためにすら、俺は力が必要なのか?
そうじゃない
そんな程度じゃないはずだ
十分を相手に俺は何をしてきた
その十分に届くためにどれだけの努力をしてきた?
京太郎「では、始めましょう」
力で隠してきた力を……もう一度、認識するために!
狙い撃ちの使用判定
1、使う(ABCから選択)
2、使わない
安価下2
親の判定忘れてたなー
安価下コンマ判定
一桁 A 2桁B
安価下2コンマ判定
1桁 C 2桁 京太郎
数字の高い順 同数は名前順(モブと京太郎が並んだ場合は 京太郎が先)
京 C A B の順
京太郎「………………」
俺の親番
この局で終わらせるなんて慢心はしない
もっと上の和了を目指すなんてことも出来るだけなし
上がれる時に上がれ
チャンスを逃さず確実にモノにしろ
奴らの捨てる牌は足跡だ
ひとつも見逃さず到達点を見極めろ
深く暗い森林だとしても
木々の隙間の僅かな穴さえあれば――
安価下 京(118+93+50)
安価下2 A(55+27-50)
安価下3 B(50+30)
安価下4 C(60+37)
1位 京(118+93+50+28)=289
2位 C(60+37+80)=177
3位 B(50+30+47)=127
4位 A(55+27-50+83)=115
289-115=174
174=ツモ→狙い撃ちロン=倍満ロン
京太郎「――ロン」
A「え?」
京太郎「足跡がくっきりだ。悪いな。親で24000だ」
見え見えの足跡
それだけでなく、表情からでも解る
簡単だ、簡単すぎる
でも、気は抜かない
張り詰めるだけ張り詰めて
針の穴よりも小さな隙間を
横風を受けてもブレずに打ち抜く
それが――俺の打ち筋
1位 京 25000+24000=49000
2位 B 25000+0-25000
3位 C 25000+0=25000
4位 A 25000-24000=1000
「い、いきなり倍満って……」
京太郎「麻雀ですから」
実力に差があろうとなかろうと
運がよければ聴牌できる
だけど、そこから先は実力だ
どれなら振り込まずに聴牌を保てるか
どうすれば崩してもまた聴牌に繋げるか
何を待てば確率的に有利なのか……全部考えながら打つ
それができなければ、聴牌しても振り込む
それが照姉たちとの経験
京太郎「一本場、いきます」
狙い撃ちの使用判定
1、使う(ABCから選択)
2、使わない
安価下2
Aに意地悪だ……
安価下 京(118+93+50)
安価下2 A(55+27-50)
安価下3 B(50+30)
安価下4 C(60+37)
1位 京(118+93+50+42)=303
2位 C(60+37+83)=180
3位 B(50+30+82)=162
4位 A(55+27-50+32)=65
303-65=238=役満ロン
京太郎「傷を負った獲物は……」
足跡だけでなく、更に大きく残していく
そうしたらもう、逃れられない
ゆっくり、ゆっくりと近づけていく
どこへ逃げる? 何処へ行く?
焦りが見える、恐怖が見える
京太郎「狩りは――非情に冷酷だ」
A「…………なっ」
京太郎「ロン……48000の一本場、48300!」
狩りに優しさも油断もない
狩りは命のやり取り――ゆえに、チャンスは逃さず徹底的に
京太郎「お疲れ様でした」
1位 京 49000+48300=97300
2位 B 25000+0-25000
上位二名が進出
3位 C 25000+0=25000
4位 A 1000-48300=-47300
午前は一試合で纏めちゃいますね 午後もだけど
『午前の部。圧倒的な実力を見せつけるのは、あの神代小蒔選手と同じ永水高校、須賀京太郎選手!』
『んー強いねぇぃ。同校なら、神代小蒔とも練習試合はする。だからこそ、この実力差かもねー知らんけど』
『確かに、それはありえますね……では、お昼の休憩の後、午後の部開始となります!』
数回の対局を終え
対局室を出て行くとそんな放送が響く
三尋木プロは解ってて言ってるのか
それとも、ただ適当に言ってるのか
相変わらず解らない人だ
京太郎「小蒔さんはまだ検査だろうか……」
応援に来て欲しいなんて思うけど
応援なんかに来ないで安静にしていて欲しいとも思う
京太郎「とりあえず、ご飯かな……」
安価下コンマ判定
1 健夜
3 咏
5 霞(メール)
7 小蒔
9 0 2 何もなし
それ以外で小蒔から連絡
4=小蒔からの連絡
携帯を見てみると
チカチカとメールが来ていることを知らせてくる
これでメッセージ系統だったら携帯を叩き割ってるところだったけど
どうやらそれは回避できたようだ
from:小蒔さん
京太郎さんごめんなさい
朝にお見送りもできず、午後の応援にも遅れてしまいそうです
こんなものでご報告もどうかとは思うのですが、
せっかくですし口頭で言うことを予定していたんですけど
午後にも間に合わないともなると残念ですが
こういう形でご報告させていただきますね
妊娠五週目だそうです!
京太郎「えっ?」
携帯を落としそうになりながら、もう一度文章をよく読む
文脈視点からの誤字も考えたが
そんな訳もなく……
京太郎「――っしゃぁぁぁぁーっ!」
「うるさい、そこ!」
・オメデタです
もしかしたらと思っていた
そうであってくれと願ってもいた
でも、本当にそうなってくると
なんというかこう……なんて言えばいいんだろうなぁ
京太郎「え、えっと……とりあえず返事だ」
歓喜に震える手で
携帯を握り、指で文字を打っていく
なんて返せばいいんだ?
こういう時に、何を言えば……
1、キタ━(゚∀゚)━!
2、応援は良いです! 家で安静に吉報を待っていてください
3、kどもの名前とかどうしましゅ?
4、俺も午前は問題なく突破しました。2人で会ってから……喜び合いたいです
5、その他自由
安価下2
京太郎「ぬぁっ……打ち間違えた!」
震えていたせいか
ちゃんと打てず変な文章になってしまった
お義母さんの作ってくれた弁当を食べながら
まだかまだかと連絡を待ちわびていると
ヴヴヴ……と携帯が震え
テーブル上のコップが倒れるのも厭わず
目にも止まらぬ速さで携帯を取る
from:小蒔さん
..sub: 落ち着いてください。京太郎さん
それは会った時にでも……ですから
京太郎さんは対局に集中してください
私から嬉しい話。京太郎さんから嬉しい話
その方が、この子もきっと喜ぶと思いますから
ただ、京太郎さんがあまり目立ってしまうと
プロの方々の間で名が通っているのが
京太郎さんであることが知られてしまいそうなのが心配です
でも、負けては欲しくないです
いっそのこと、一緒に有名になってしまうのも……良いかもしれませんね
あーそっか……
やりすぎると俺だってバレちゃうか
でも、やり過ぎないなんてそんなことは無理だろうな
狙い撃ちを使わなければ、まだ分からないけど
そんな余裕があるかどうか……
京太郎「ん~…………」
小蒔さんの言うとおり、本当にやりすぎて
ものすごく有名になってしまうのも一つの手かもしれないな
雑誌とかが煩くなるかもしれないけど。
まぁ、いずれバレることだし……
京太郎「それに」
今更だけど、あれだけ賑わせた小蒔さんが欠場している時点で
いろいろ騒がれそうだし
それで病院、しかも産婦人科っていうんだからな
バレたら煩いだろうなぁ……爺さんが何とかしてくれると良いけど
・午後の部、開始です
さっきのはCが起家に近かったから、Cが2位だったね
モブE「うえぇ……」
モブF「終わったな……はぁ」
モブG「起家になれればなんとか……」
京太郎「お願いします」
みんなはやる気無くしてしまっているようだ
確かに、圧倒的な実力差を前にして
絶望するなっていうのは難しいことなのかもしれないが
それができなければ、勝ちはなくなる
一筋の光でさえ……見えなくなる
安価下コンマ判定
一桁 E 2桁F
安価下2コンマ判定
1桁 G 2桁 京太郎
数字の高い順 同数は名前順(モブと京太郎が並んだ場合は 京太郎が先)
F G E 京
F「っしゃ!」
G「くっそ……負けた」
京太郎「まだ始まってもないんですけどね……」
E「みえ切った勝負だろうが!」
京太郎「ふむ……」
全力でやりすぎるなら……憑依を使うべきだが
前回の牌譜はないが
放送を録画し、テレビで対局は確認済み
E(66+10)
F(65+31)
G(55+29)
ざっとこんな感じか
特には何も感じないから、オカルトは無し……だな
1、憑依を使う
2、使わない
安価下2
憑依はなしでいいか
休んでてくれ、素戔嗚尊
さて、あとは狙い打つか否かだ
みんなやる気はほとんど無し
俺が誰かを飛ばしてくれるのを待つのがF高の人
京太郎「………………」
1、狙い打つ(EFGから選択)
2、使わない
安価下2
安価下 京(118+93+50)
安価下2 E(66+10)
安価下3 F(65+31-50)
安価下4 G(55+29)
1位 京(118+93+50+80)=341
2位 G(55+29+74)=158
3位 E(66+10+28)=104
4位 F(65+31-50+7)=53
341-53=288=役満ツモ→狙い撃ち=役満ロン
京太郎「自分は安全圏だと、思っているか?」
F「は……?」
京太郎「うかれていれば――」
F高の捨てた牌、それは
京太郎「ロン! 32000!」
F「くっ……くそっ」
目の前で小躍りしていたよな
俺に対して嘲笑を浮かべていたよな
まぁ、そんなことは別に良いんだよね
ただ……そうだな
京太郎「悪いが――お前も射程圏内だったんだ」
頭一発命中
致命傷……いや、即死だよ
1位 京 25000+32000=57000
2位 G 25000+0=25000
3位 E 25000+0=25000
4位 F 25000-32000=-7000
初日はいとも簡単に終わってしまった
俺のレベルについてこれなかったなんて格好つけたことを言うつもりはないけど
ちょっとあっさりしすぎていたような気がしなくもない
まぁ、俺が今まで相手にしてきた人達が強いし
そう感じちゃうのも仕方ないことなんだろうか……
小蒔「京太郎さん!」
京太郎「ん、小蒔さん。待っていてくれたんですか?」
小蒔「はいっ、京太郎さんの出番でしたからっ」
途中から応援に来てくれた小蒔さんは笑顔でそう言いつつ
俺の腕にぎゅっと抱きついてくる
そのせいで腕はおもちの双璧に挟み込まれ
温い感覚と柔らかな感触に、思わず目をそらした
小蒔「京太郎さん?」
京太郎「いえ……その……まぁ、ね」
巫女装束ではなく、普通の私服を着る小蒔さんは
お腹を縛るようにしないためか、ワンピースのようなものを着ていて
胸の張りに思いっきり引っ張られた襟首
そこから見える、おもちの上半分と鎖骨
そのチラリズムのような光景は欲望に直接来るため、直視はできない
小蒔「……とりあえず、帰ります?」
京太郎「そう、ですね」
歩くたびに腕を挟むそれは揺れ、腕を摩擦し熱を持つ
その感覚をある部分に集中しようとする頭を振り、俺達は会場から出ることにした
安価下コンマ判定
1 3 7 で咏
4で テレビ中継の人
だ、大丈夫だよ……
鹿児島県内のみの放送だから!
一応、お守り使って再判定にできるけどどうする?
無しで行くよー
もういっそ婚約センゲンシチャイナヨー
「ど、どうも~○○放送です~」
京太郎「ど、どうも……」
運が悪かったというべきか
麻雀の試合を生放送中だった撮影陣に見つかってしまったのだ
アナウンサーも
まさか男子個人戦の伝説的な鬼畜高校生(咏命名)と
女子団体戦での伝説を作り上げ
本来ならば個人戦の会場にいるはずの小蒔さんが
一緒に仲良く腕を組んで歩いてくるとは思わなかったのだろう
今はカメラを別の場所に向けてはくれているが
残念なことに、バッチリ映ってしまったわけで
もうすでに時は遅いのであった
トキ……止んでさえくれていれば……
と、思ったところで仕方がない
「イ、インタビュー……しても平気かな?」
京太郎「最初の部分……編集カットできます?」
「もう放送されちゃったかなぁ……中継だったから」
女の人も困ったように言う
それはそうだ
もうすでに放送されてしまったのであればどうしようもないこと
問答無用でインタビュー開始ってならないあたり
優しい人なのだろう
小蒔「ど、どうしましょうか……京太郎さん」
京太郎「……………………」
ここで取材を拒否して放送事故にするか
それとも
俺だけインタビュー……は、隣にいた人は誰だ! と、ネットで話題になりかねないしダメか……?
いっそ、交際を宣言したり
交際を超えて婚約を宣言してしまうか?
学校から煩く言われそうな気がしなくもないが……ふむ
1、インタビューを受ける
2、インタビューを受けない
20分
1、インタビューを受ける
2、インタビューを受けない
安価下~下5
京太郎「良いですよ。インタビュー受けますよ」
「本当にいいの? 大丈夫? テレビだから結構容赦ない質問することになると思うけど……」
京太郎「お手柔らかにお願いします」
といっても
俺と小蒔さんの関係は聞かざるを得ないだろうな
そうかもしれないって噂程度ならまだしも
もうすでに見られてしまったんだからな
小蒔「ゎ、私にも質問……なされますか?」
「ええ……神代さんの実力は超有名。ネットでも話題だし、今日発売の雑誌にだって載っているでしょ?」
にも関わらず
個人戦には出ずに俺といちゃついてるんだ
そりゃ、なんで個人戦には出なかったんだ。と
これもまた聞かざるを得ないだろう
「とりあえず……撮すからね? 3・2…………はいっ、こちら男子個人戦で大活躍した須賀京太郎選手です!」
そして、インタビューが始まった
大会での活躍についての質問
その強さはどこから来たのかなど無難な質問をする中で
そこはやはり中継中
ギャラリーが刻一刻と面白半分に集まりつつあった
「えー明日の個人戦ですが、今日のように難なく勝ち抜けるような気もしますが……」
京太郎「解りませんが、全力で当たらせて貰うつもりです」
謙遜のしすぎは嫌味にもなる
そんな曖昧な回答で終わりかと思えば
アナウンサーは困ったように首をかしげて、マイクを自分の方に向けた
「あの、つかぬ事をお伺いしますが。神代小蒔さんとは……どのようなご関係なのでしょうか」
小蒔「あ、えっと……その……」
京太郎「見た通りの関係ですよ」
ギャラリーもいて放送もされている今、言い逃れはできない
そう判断し、正直に答えると
周りから口笛も聞こえてくるが、舌打ちも聞こえたような気がした
「高校生ですからね。勉強に部活もいいですが、やっぱりこう……憧れますよねー」
小蒔「えへへ……」
女の人の言葉に
小蒔さんはほんの少し恥ずかしそうに俯いて
そんな笑い声を漏らす
俺の腕を掴んでいた手はいつの間にか離れ
俯く小蒔さんの視線の先で服をつまんだり、引っ張ったり
忙しなく動き
小蒔さんがどれくらい困惑しているというか、いっぱいいっぱいなのかが判る
しかし、アナウンサーの質問は止まらなかった
いや、止まるためにその質問をぶつけてきた
「神代選手はどうして今日の個人戦には出場せず、須賀選手の応援に来ていたんでしょうか。初めは応援にも来ていませんでしたよね?」
それはするしかない質問
誰もが思う疑問だからこそ
アナウンサーが聞かなければならない質問だ
「……………………」
小蒔「それは、ぁの……その……」
小蒔さんは口篭り、左手で俺の制服の裾をギュッと握る
その子供のような仕草に
今は可愛いとかどうとか、のほほんとした反応はできない
理由はいろいろ付けることができる
体調不良、家の用事、小蒔さんが寝坊したとか
俺とは正反対に、部のみんなで楽しむ団体戦が好きだからとかでもいい
いっそ……妊娠を告げてしまうのでも……
1、体調不良
2、家の用事
3、寝坊
4、部のみんなで楽しむ団体戦が好きだから
5、[禁則事項です]
6、とっぷしぃくれっと
7、実は……産婦人科に
8、俺は団体に出ず個人に出て、小蒔さんは団体に出て個人に出なかった。つまりはそういうことです
9、その他自由
10分
いくよー
1、体調不良
2、家の用事
3、寝坊
4、部のみんなで楽しむ団体戦が好きだから
5、[禁則事項です]
6、とっぷしぃくれっと
7、実は……産婦人科に
8、俺は団体に出ず個人に出て、小蒔さんは団体に出て個人に出なかった。つまりはそういうことです
9、その他自由
安価下~下5
京太郎「家の用事があったみたいですよ」
「家の用事……ぁ、神代さんといえば、霧島の……」
京太郎「まぁ、そういうわけなので。あんまり言うわけにはいかないんです」
小蒔「うぅ……ごめんなさい」
「あ、あぁ、いえ! こちらこそ……」
アナウンサーは特に余計なことは言わず
それなら仕方ないですね。と
インタビューを終わらせてくれた
ギャラリーにも何か質問をしに向かってくれたことで
俺達は変なふうに絡まれたりすることもなく
そのまま会場をあとにすることに成功した
・鹿児島県に京太郎たちの交際が知れ渡りました
・なお、ネットでは県内に留まることはなかった……かも
神代家 (夜)
霞『そう。良かったわ』
京太郎「ええ、本当に」
霞『京太郎くんがお父さんにねぇ……ふふっ』
京太郎「な、なんですか?」
霞『貴方達みたいな優しい子に育つでしょうね。きっと』
個人戦の結果も含めた霞さんからの電話
大会に関しての報告は終え
もう既に話してあるし、ごまかす必要もないと妊娠のことを報告する
自分のことのように喜び、嬉しそうに笑う霞さんは
そんなことを言い、続けた
霞『麻雀、させるの?』
京太郎「それは未定です」
霞『天才2人の子は何になるのかしら……楽しみね』
京太郎「天才だなんて止めてくださいよ。俺は努力しただけです」
霞『なら、努力する天才が産まれてくるのかしら』
そんなことになったら
もはや教科書に載ってもおかしくないんじゃないだろうか
そう思い、2人で笑い合い、そして
霞『じゃぁ……また明日も頑張りましょうね』
京太郎「ええ、頑張って代表になりましょう」
互いに応援し合って電話を終えた
一応、出場した霞さん達は
全員通過し、明日の大会にも出るとのこと
あと、赤山の藤原さんに小蒔さんのことを聞かれたらしい
そこは流石の霞さん
家の用事で出場はできない。と
無難に答えてくれたそうだ
京太郎「ふむ……」
奈緒は――……まぁ
聞くまでもなく突破しただろうな
みんな流石だよ。ほんと
強くて羨ましい
1、電話
2、メール
3、お義母さんと会話
4、爺さんと会話
5、小蒔と会話
安価下2
1、照
2、咲
3、淡
4、霞
5、春
6、巴
7、小蒔
8、初美
7、健夜
8、良子
9、理沙
10、奈緒
11、大沼
安価下2
京太郎「大沼プロに電話してみよう」
……………………
……………
大沼『大沼だが……須賀くんかね?』
京太郎「ええ、こんばんは」
大沼『こんばんは。キミの試合結果は既に聞いているよ。神代くんと同等とね』
京太郎「あはは……それは大げさですよ」
笑い飛ばし、聞こえないように息をつく
互いに能力完全使用、その上で対局したなら勝てるかどうか解らないからな
大沼『ふむ。しかし、キミも十分強いだろう?』
京太郎「でも、プロになるにはまだ足りない。ですよね?」
大沼『まぁのぉ……だが、キミはまだ経験が浅い。経験が濃いのと深いのとは。また別なのだよ』
ゆえに。と
大沼プロはそのまま続けた
大沼『経験を重ねていくことは普通だ。普通だが、特別なことよりも重要なことなのじゃよ』
大沼『キミは恐らく強敵と打ち続けてきた。だからこその実力を持つのだろう?』
京太郎「それは……」
大沼『須賀くん。それは長所であり、短所でもあるということを忘れてはいけない』
京太郎「え?」
大沼『強者との戦いで飛ぶように成長すれば確かに強い。だが、その足元は決して固くはないだろう』
京太郎「……………………」
大沼『キミの過去の相手に比べれば、大会の相手など取るに足らないかもしれん』
だが、と続く
大沼『一人一人との対局をしっかりと積み重ね、飛び越えた分の隙間をしっかりと埋めるのだ』
京太郎「……そうすれば、もっと強くなれる。と?」
大沼『それはキミ次第じゃよ』
俺は元々弱かった……だからこそ強くなろうと努力をし続けた
でも、その努力に携わったのは圧倒的な強者だけ
……俺は強すぎる相手しか知らなかったんだ
弱い相手には見向きもしないような、そんな奴だったんだ
部活に入ってからこそ、経験を積んできたけど
それでは足りないほど、俺は飛び級してきちゃったんだな……
大沼『キミに近い実力の少年がいるのだが……彼は経験が深い。キミよりも遥かに』
それって……
もしかしたらとかじゃない
間違いなく、奈緒のことだ
大沼『だからこそキミは経験をするべきなのだ』
試合に勝って、勝負に負けた
プロではない、高校一年生
大沼『勝負に勝つためにも……な』
あぁそっか経験の差
強者だけなら俺が上かもしれない。でも、弱者を含めた経験は奈緒の方が圧倒的
だから……俺は勝負に勝つことができなかったんだな
大沼『強くなれ、少年よ』
・電話終了
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x0.1
異能は使ってないし対局相手にもいないので無し
雀力経験値=11
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀118(188→199/250) 、異能93(198/200) )
6月 第2週の3日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (親愛 12.0/12.0) >大星淡 (親愛 12.0/12.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/8.4)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (心友 7.5/8.7)
√>神代小蒔 (夫 27.7/25.0) >神代小蒔 (夫 27.0/24.3)
N>石戸霞 (敬愛 16.5/13.5) >石戸霞 (敬愛 16.0/13.0)
石戸明星 (敬愛 4.2/9.6) >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)
滝見春 (信頼 4.6/7.6) >滝見春 (信頼 4.6/7.6)
狩宿巴 (先生 3.4/5.2) >狩宿巴 (先生 3.4/5.2)
薄墨初美 (友人 4.1/4.0) >薄墨初美 (友人 4.1/4.0)
N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 1.2/1.0) >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)
大沼秋一郎(希望 5.7/5.8) >大沼秋一郎(希望 5.0/5.0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
大沼プロが格好よく感じたなら養子入り
霞さんが頼もしく感じても養子入り
明日はできれば朝から
次周にはお腹の子は持ち越せますか?
>>772
この姫様ルートを引き継いでプロ編やれば行けるで
SSと狙い撃ちは点数減少無しの放銃確定にしたほうがいいかもね
神代家(朝)
小蒔「えへへっ、今日はしっかりと起きてますよっ」
京太郎「できれば寝てて欲しいんですけどね……」
小蒔「私達は京太郎さんの応援がしたいんです。ダメ、ですか?」
京太郎「ん~……」
個人戦は初日不参加2日目参加なんてことは出来ないから
小蒔さんが朝から男子の会場にいるのも何ら不思議ではない
不思議ではないけど
小蒔さんを一人にして対局するっていうのもなんか怖い
俺と小蒔さんの関係は公表されてるから男避けになってくれるだろう
ただ、どこかで躓いてお腹をどこかにぶつけてしまったりしないか
そういうのが怖いのだ
京太郎「どうしても……来たいですか?」
小蒔「はいっ」
1、じゃあ、行きましょう
2、お義母さんが来てくれるなら許可します。一人で待たせるのは不安なので
3、う~ん。やっぱり家で待っててください。お腹の子が心配です
4、その他自由 セリフ
安価下
京太郎「お義母さんが来てくれるなら……」
「あら、別に良いわよ? 京太郎くんの代表になるかならないかの試合でしょう? 見に行くわ」
小蒔「えへへっ、お母様が来てくれるそうです!」
京太郎「そんなあっさり……まぁ、俺も応援に来てくれる方が嬉しいですからね」
お義母さんは迷うこともなく即答し
小蒔さんが応援に来ることが決まった
「お弁当、できたわよ」
京太郎「ありがとうございます」
準備は万全
小蒔さんも応援に来てくれるし
これは負けられないな
「神代と付き合いのある男なら、無様な姿だけは晒すでないぞ。京太郎」
京太郎「……解ってます。勝てるとは言いませんが、負けるつもりはないとは言えますから」
「ふんっ、さっさと行って来い」
「じゃぁ行きましょうか。京太郎くん」
京太郎「はい!」
・個人戦二日目開始します
個人戦会場 (試合前)
「よっ、テレビで交際宣言したお兄さん」
京太郎「な、なんだよ。仕方ないだろ見つかったんだし」
「んー……見た通りの関係ですよ」
「キリッ」
京太郎「口で言うな。口で」
「はっはー。BDに録画してあるから、後でくれてやるよ」
小蒔「あぅぅ……恥ずかしいです……」
「あとね、霞先輩達の対局も一応録って置いてるんだけど。必要?」
京太郎「あぁ、ありがとうございます。大会後の見直しで使わせて貰います」
「ううん、私たちは負けちゃったから……あのね……」
京太郎「大丈夫ですよ。俺達が、みんなの思いを全国に連れて行きますから」
「……うんっ、絶対だからね!」
小蒔「京太郎さん、頑張ってきてくださいね」
京太郎「了解です」
男子だけじゃなく、何人かの女子まで応援に来てくれた
男女で二組に分かれてそれぞれの応援に来てくれているんだろうか
そこまでさせているんだ
爺さんに言われなくても、無様な戦いなんてできるわけがない
モブ1「ん……よろしく」
モブ2「負け試合、負け試合っと」
モブ3「やれるだけやるしかねぇかぁ」
京太郎「宜しくお願いします」
昨日の俺の試合で気が滅入ってしまっている人もいるみたいだ
だけど、だからって手は抜けない
目立ってしまったからこそ
手を抜けばバレてしまいかねないからな
京太郎「………………」
モブ1(72+40)
モブ2(61+15)
モブ3(60+30)
一応、残った全員は確認済みだ。抜かりはない
あとは――
1、憑依を使う
2、憑依は使わない
安価下
憑依は使用なし
親決め
安価下コンマ判定
一桁 1 2桁2
安価下2コンマ判定
1桁 3 2桁
数字の高い順 同数は名前順(モブと京太郎が並んだ場合は 京太郎が先)
東南 西 北
1 3 京 2 の順番
京太郎「……………」
昨日の奴らよりは実力が上だったり、同じだったり……か
総勢32人だから
強い人も中くらいの人も入ってくる
だからこそ、対局して下位者は切り捨てではなく
ポイント制にして全員が全員と対局できるようにするんだろうな
その上で上位に入れてこそ強者の証
さて……どうしたものかな
狙い打たせてもらうか
それとも、狙わずに好きなやり方をするか……
1、狙い打つ(123から選択)
2、狙い打たない
安価下(今回の狙い撃ちは+50-50はありません)
安価下 京太郎(118+93+30)
安価下2 モブ1(72+40)
安価下3 モブ2(61+15)
安価下4 モブ3(60+30)
狙い撃ち→モブ3
んー±30くらいは無いと弱すぎるかな
判定勝ちのときのロン確定か、格上には益荒男で緩和するから何とかしろと?
>>789
そうしようとも思ったけど
京太郎が強いだけで菫のSSは強すぎるわけじゃないから迷う
今までは
(雀力+異能+コンマ+50)-(雀力+異能+コンマ-50)だったけど
次からはSSを使った際の計算は
雀力半分+京太郎のコンマ+50-雀力半分-相手のコンマ-50
異能は抜こうか
後で考えることにしよう
1位 京太郎(118+93+57+50)=318
2位 モブ1(72+40+89)=201
3位 モブ2(61+15+3)=79
4位 モブ3(60+30+7-50)=47
318-47=271→狙い撃ち=役満ロン
京太郎「ん……頭が見えてるぞ」
「え?」
京太郎「ロン……国士無双 32000」
「っ…………」
1位 京太郎 25000+32000=57000 +5
2位 モブ1 25000+0=25000 +3
3位 モブ2 25000+0=25000 +0
4位 モブ3 25000-32000=-7000 -1
せや……忘れとったで数絵さん
午前の部を終えて俺はダントツのトップだった
周りのレベルが低いとは言わないけど
なんだろう……やっぱり物足りない
大沼プロの言った通りなんだよな
強い相手と戦ってきたから
みんなよりも弱い人とは物足りなく感じてしまう
でも、大沼プロはそれを大事な経験だという
京太郎「……大沼プロが言うなら、大事なんだとは思うけど」
小蒔「京太郎さん?」
京太郎「あっ……小蒔さん」
小蒔「どうかしたんですか? ぼうっとして」
京太郎「どうかしたというか、どうもしてないというか」
小蒔「?」
不思議そうに小首を傾げ、小蒔さんは俺の手を握る
身長差により見上げるしかない丸い瞳
口元はきゅっと結ばれている
その優しげな表情で、小蒔さんは微笑んだ
小蒔「良く解りませんが、京太郎さんは納得いかないように見えます」
京太郎「………………」
小蒔「実力的には物足りないのかもしれません」
京太郎「うっ……」
小蒔「でも、代表を目指す想いは……みんな京太郎さんと同じくらいに強いんです」
言いつつ、俺の手を取ると
小蒔さんはそれを両手で包み込み
自分の口元で祈るように構えた
小蒔「勝者がいれば敗者がいます。それは変えることのできない戦いの摂理」
京太郎「……………………」
小蒔「勝者には勝者の責任があります。知り合いではない他人のものだとしても思いを背負わなければいけない責任が」
京太郎「それは……」
小蒔「それを背負って戦う経験が、プロには必要なのではないのでしょうか」
小蒔さんは手を口元から離し
自分のお腹へと触れさせ、続けた
小蒔「知り合いや知り合いではない人々。その羨望の眼差しと希望を背負う意志の強さ。それが……プロの持つ二分の力。かと」
小蒔「えへへ……なんとなく言ってみましたが、合っていましたか?」
小蒔さんは電話を聞いていたかのように言う
でも、小蒔さんにはわかるんだろう
大沼プロが特別に来てくれた際
俺に似たようなことを言っていたから
それで、俺が悩むかもしれないということも……
京太郎「小蒔さん」
小蒔「なんでしょうか?」
1、ありがとうございます
2、弱いからと物足りないと思ったりする。それ自体が間違いってことですよね
3、抱きしめる
4、敗者に敬意を。ってことですよね
5、その他自由言動
安価下2
京太郎「ありがとうございます。なんとなく、解った気がしました」
小蒔「それなら、良かったです」
ニコッと笑みを浮かべながら
小蒔さんはほんの少しだけ頭を傾け、見上げてくる
そんな仕草を目の前で魅せられ、抱きつきたい衝動が――
「ガッとやって!」
「チュッと吸って!」
「「haaaaaaan!」」
京太郎「うるさいそこ!」
小蒔「ぁ……みなさん居たのに……」
小蒔さんはかぁっと顔を赤くして俯き
俺もまた思わず目をそらしてしまう
鼓動が高鳴り、体が熱くなっていく
周りでは男子や女子が小うるさく煽ってくる
とはいえ何かすることはなく
俺はなんとか自制し、何事もなく昼食を終えた
多数決やめたん
>>812 必要そうな時にだけ入れることにしてます
会場(午後の部 開始前)
京太郎「午後の部開始まではまだ時間あるか……」
時間があるとはいえ
どこかに出かけたりはできないし
電話するか、小蒔さん達と話すか
ウロウロ散歩でもするかしかないけど
京太郎「ん~……」
1、電話
2、メール
3、小蒔と話す
4、女子と話す
5、男子と話す
6、お義母さんと話す
7、ウロウロする
安価下2
京太郎「小蒔さん」
小蒔「ぁっ……うっ……」
さっきはあいつらに余計な茶々を入れられたこともあって
小蒔さんは照れ隠しの沈黙を保ったままだった
時間が経てば元に戻るとは思うけど。
しかし、あれだよな
平気で手を繋いだり抱きしめたり
そういう事が出来る時もあれば
全く出来ずにこんなふうに黙り込んだりする時もある
そんな所もやっぱり可愛いし、好きだ
なんて、耳元で囁いてみたらどうなるのか面白そうではあるが
怒られそうな気もする
京太郎「あの、小蒔さん」
小蒔「は、はい……」
京太郎「隣に座ってるんだし、手を……繋いだりとか……」
小蒔「そ、そ、そうですね」
小蒔さんの膝上にあった左手が
俺達の僅かな隙間に降り、その上に手を重ねると
少しだけビクッと震えた
小蒔「一度意識してしまうと……中々手が出せなくて……」
京太郎「見られながらって思うと、ダメですね。やっぱり」
俗に言うザ・ワールドという
二人だけの世界に籠り、周りからの影響を一切受け付けないような状態
そうでなければ、公衆の面前でイチャイチャするなんて無理な話だ
煩く響く心音によって音をかき消し
彼女の甘い匂いによって嗅覚を遮断し
黒くしなやかで光沢さえ放つ艶美な髪
綺麗な顔立ちの中の大きな瞳と
ふっくらとしていながら存在を誇張せず
周りとともに魅力を最大限まで引き上げながら
そこに艶めかしさを追加する唇
それによって視界には小蒔さんのみを映す
京太郎「……………………」
1、手を握る(恋人ッ)
2、キスを迫る
3、抱きしめる
4、家で、続きをしましょうか(夜行動固定)
5、小蒔さん、可愛い……と、囁く
6、お腹を撫でる
7、その他自由言動
安価下2
京太郎「…………」
相変わらずの沈黙を保つ小蒔さんの耳
髪の毛に隠れるかどうか
ギリギリのラインにあるそれの中で
最も柔らかい耳朶を視界に収めながら
気づかれないように顔だけを小蒔さんのもとへと近づけていく
呼吸を止めて一秒
数センチ程度の距離になってから囁く
京太郎「小蒔さん可愛い」
小蒔「ひゃぅっ!?」
突然のことに驚き真っ赤な顔で俺を見つめ
バッと離れつつ耳を抑えようと引き上げられた左手は
俺の手も巻き込み
そのせいで俺までもが小蒔さんの方へと引かれていく
――結果
長椅子の上で、俺は小蒔さんの上に跨るような体勢を取ることになってしまった
小蒔「ぁ……」
京太郎「っ…………」
椅子に施された刺繍のように乱れた髪
光を背中に受ける俺を映す瞳
半開きの唇からは妊娠しているせいか、
高くなった体温によるほんの少し熱い吐息が漏れていく
頬は赤く染まり、目尻には恥ずかしさ故か潤った瞳の水分が溜まる
周りの喧騒が轟く鼓動によって消えていき
熱くなっていく体に影響され
霞んでしまいそうなほど揺らぐ視界には小蒔さんしか映らない
二人だけしかいないようにも感じる。その時間
誰も見ていないし良いんじゃないのかと
唇を重ね合わせたいとさえ思う
どちらかは解らない汗が、握り合う手を滑らせ
その結束を更に強固なものへと動かしていき
そしてだんだんと顔が近づいて――
「京太郎くん、小蒔ちゃん。こんなところでははしたないわ」
小蒔「ッ!」
京太郎「ッ!」
お義母さんによって何度化現実へと引き戻された俺たち
だが、滾る欲望は消えることなく体に宿る
焦らされ続けた神様は
寸前のお預けにはお怒り模様か……
・憑依が強制発動します
安価下コンマ判定
一桁 4 2桁 5
安価下2コンマ判定
1桁 6 2桁 京太郎
数字の高い順 同数は名前順(モブと京太郎が並んだ場合は 京太郎が先)
京 5 4 0 の順
京太郎「……宜しくお願いします」
モブ4「宜しく」
モブ5「よろ~」
モブ6「まぁ、気楽に行こうぜぇ」
相手の見極めは済んでいる
一応、上位に入る可能性のある人たちだ
だがまぁ……悪いけど
さすがに素戔嗚尊を抑えきれなかった
お義母さんが言っていたように
素戔嗚尊の協力を得る上で小蒔さんと触れ合うということは重要だ
それなのにも関わらず、戦いには参加させず
挙句、小蒔さんとのキスを寸止めされたのだ
素戔嗚尊は俺の制止も聞かずに……憑依してきてしまった
モブ4(74+28)
モブ5(69+33)
モブ6(70+18)
狙い撃ちはどうするかな……
1、使う(456から選択)
2、使わない
安価下2
狙い撃ちは使わなくてもいいだろうけど……
あぁダメだ。剣を使おうとしてる
今更止めることもできないし
仕方がないな
この試合はドラ爆でいく!
安価下 京太郎(118+93)
安価下2 モブ4(74+28)
安価下3 モブ5(69+33)
安価下4 モブ6(70+18)
安価下5 天叢雲 コンマ一桁を使用
1位 京太郎(118+93+14+70)=295
2位 モブ4(74+28+81)=183
3位 モブ6(70+18+74)=162
4位 モブ5(69+33+48)=150
295-150=145=3倍満ロン
「お前のツモあぶねぇよ。そんな振りかぶんなよ」
京太郎「悪い……ちょっと吠える奴がいたんだ」
「何言ってんだよ……」
――9p
京太郎「それロン」
>天叢雲の剣発動
京太郎「首7つ――いや、イッツードラ7乗って3倍満、36000だ」
「は、はぁっ!?」
1位 京太郎 25000+36000=61000
2位 モブ4 25000+0=25000
3位 モブ6 25000+0=25000
4位 モブ5 25000-36000=-11000
『阿知賀にも似たのがいるらしいけど、ちょっとこっちは乱暴な気がするねぇ』
『はい?』
『いやぁ、こっちの話だよ。しっかし……今年は荒れるだろうね。全国』
『そうですね。神代選手、須賀選手ともに永水高校の2名が伝説を作り上げましたからね』
『最短で他校を容赦なく飛ばす伝説の鬼畜カップルだねぇい――――なぁ……あの2人とは』
『え?』
『なんでもないから気にするなよアナウンサー。放送は続いてるんだぜぇい?』
『そ、そうでした。上位の選手は――』
京太郎「……なんて言ったんだろうな。今」
言葉の流れからして
対局はしたくないってやつだろうか
そう言われると対局したくなってくるんだけど……
まぁ、とりあえずは小蒔さんたちのところ戻って
表彰的なのを終わらせて……帰りますか
・男子個人戦トップの成績で通過しました
・小蒔とともに雑誌に取り上げられます
・有名になりました
・伝説の鬼畜カップルと、三尋木プロに名付けられてしまった
インタビューを無難に躱しみんなの所へと戻ると
喜び合う中で、一人照れくさそうに微笑む小蒔さんが視界に映った
昼の時にあんなことがあって
俺だって、体が興奮せずにはいられず
あんな鬼畜な所業を許してしまったわけだしな
尾を引いているのは仕方がない
「おめでとう、須賀くん! 見事だったわ!」
「やるじゃねぇか。あの意味不明なツモり方で笑いを取りつつ――」
「それ、ロン」
「キリッ」
「なんてさぁーあははははっ」
京太郎「ぐぬぬっ……」
仕方ないだろ
やる必要はないけどやらされたっていうかなんていうかなんだよ
なんてことを言うと
中二病だのなんだの言われるんだろうなぁ……
コンマ判定
下 霞 コンマ+24(+9+4+5+6)
下2 春 コンマ+20(+8+7+5)
下3 初 コンマ+25(+8+2+6+9)
下4 巴 コンマ+24(+10+2+4+8)
下5 利仙 コンマ+20(7+7+4+2)
上位3名が女子代表
女子、個人戦結果
1位 狩宿巴 89+24=113
2位 薄墨初美 87+25=112
3位 石戸霞 70+24=94
4位 滝見春 68+20=88
5位 藤原利仙 64+20=84
上位3名が代表へ選出されます
「あのね、女子の方の結果も連絡来てるよ」
京太郎「早いですね、連絡」
「あのね、なんと狩宿先輩が1位だったんだよ! 特報でしょ?」
京太郎「え?」
いや、その可能性も考えてはいたけど
まさか霞さんたちまで抑えて本当に1位になるとは……
かなり強くなってるってことだろ?
一時期は自信なくして退部するかしないかまで行ったっていうのに
凄いなぁ……
「あのね、それで、薄墨先輩が2位、部長が3位だったみたい」
京太郎「あれ、じゃぁ……」
「うん。春ちんは残念ながら4位……あのね。でも、頑張ったんだよ? 1位から4位まで永水が独占したんだから!」
一応先輩である女子部員は
そんなことを言いながらも、滝見さんのために少し悲しそうに笑う
狩宿先輩、薄墨先輩それに……霞さん
みんなが代表になれたことは嬉しい
でも、俺よりも強くなると言いながら頑張ってきて
あの大沼プロをも押しと止めた滝見さんが代表になれなかったことは……悲しいし残念なことだった
「滝見さんは来年、再来年があるんだろ? そんな悲しまなくても……」
京太郎「かもしれないけど……」
来年は自分が勝てなかった3人はいない
滝見さんはただ代表になりたかったわけじゃないはずだ
霞さん達を抑えて代表になって
全国でまた強い相手を抑えて……
強いってことを証明したかったはずだ
京太郎「勝者が居れば敗者がいる。それが戦いの摂理」
小蒔「京太郎さん?」
京太郎「なんでもないですよ。とりあえず、今日はもう帰りましょうか」
大会が終わったのは夜になるかならないかという時間
俺達は代表になったことによる騒ぎは押さえ込み
それぞれ帰宅した
安価下コンマ判定
4 7 ゾロ目
イベントなし
神代家(夜)
淡『へっへーん。どんなもんだーい!』
京太郎「良かったな。照姉共々個人でも代表か」
淡『お兄ちゃんたちだって代表なんでしょ? 読んだよ。姫様の記事』
京太郎「買ったのか? お前が? 雑誌を?」
淡『照姉が買ってきたんだけどさ……ちょっとはさ。私がって思わないの?』
京太郎「ごめん……次からは気をつける」
淡『真面目に謝んないでよ! 反応に困るじゃん!』
京太郎「あはは。冗談冗談」
淡『もーっ、せっかく褒めてあげようと思ったのにぃ』
京太郎「お前に褒められてもなぁ」
淡『何それひどい……あっ、そう言えばさ。姫様が個人戦に出てないって本当?』
京太郎「え? あぁ、事実だよ」
淡『そっか……今ネットで話題なんだよね。伝説の鬼畜カップルって』
京太郎「まじかそれ……」
三尋木プロがてきとうにいった奴が広まったのか
昨日のあれで広まったのか
多分……後者だろうな
淡『お兄ちゃんやりすぎって、照姉も少し困ってたよ? なにあの数えと役満の連続』
京太郎「俺と打つなら10万用意しておけ。みたいな?」
淡『あははっ、確かにね。でも照姉が聞いた話、数えが無くなっちゃうかもしれないってさ』
京太郎「え?」
淡『今年はドラ爆が永水に2人、阿知賀に1人いるとかなんとかでさ』
永水は間違いなく俺達だ
でも、阿知賀ってなんだ?
奈良かどっかだっけ?
でも、晩成なんじゃ……
淡『まぁ、いきなり全国でルール変更っていうのもおかしな話だし分からないけどね』
京太郎「そうだな」
淡『個人戦でなら姫様とやることができるって思ったけど……まぁ、いっか』
淡はため息をつき
そしていつもの調子で言い放った
淡『私達と当たるまでに負けちゃダメだかんね!』
京太郎「そっちこそ」
こっちは県代表3人+県4位が小蒔さんのあとに控えてるんだからな
とは言わないでおいた
淡『じゃねー、おやすみ~』
京太郎「おう、お休み」
・照、淡が個人戦の代表のようです
京太郎「さて……」
もう寝てもいい時間だが
まだ寝るには惜しいような気もする
やっておくべきことはあったかな
代表になったみんなにお祝いメールか
それか電話で話すかな
あとは滝見さんに……は、どうするかな……
何も言わないほうがいい気もするし
何か言ってあげたほうがいいかもしれない
奈緒は……まぁ、普通に通過してるだろうな
1、電話
2、メール
3、爺さんと話す
4、お義母さんと話す
5、小蒔と話す
6、寝る
7、その他自由
5分
1、電話
2、メール
3、爺さんと話す
4、お義母さんと話す
5、小蒔と話す
6、寝る
7、その他自由
安価下~下5
京太郎「いや……止めておくか」
霞さん達は滝見さん達を負かしたことで
なんか思うことがあるかもしれないし
滝見さんに対して、言えることがあるかどうかは解らないしな
部屋へ戻ると
布団の横に座り読書をしていた
小蒔さんが顔を上げた
小蒔「春へのお電話はしましたか?」
京太郎「いえ……なんかしづらくて」
小蒔「そうですか……仕方ありませんよ。一人にして欲しい時もあれば声をかけて欲しい時もある」
小蒔さんは少し悲しげな口調で言いつつ
本を閉じ、机に置いたそれを寂しげな瞳で見つめる
小蒔「落ち込んでいるときに人が求めるのは、それぞれですから」
京太郎「……小蒔さんはどう思います? 電話するべきだと思いますか?」
小蒔「信頼し合う仲であれば必要だと思います」
京太郎「信頼し合う……ん~、俺と滝見さんってどう見えます?」
小蒔「むーっ、京太郎さんはいけずですっ」
ごく自然な流れでの質問なのに
小蒔さんはむっと頬を膨らませて俺を見つめると
ふいっと顔を背けた
小蒔「……仲は良いと思います。同じ1年生ですし」
京太郎「あはは……怒ってます?」
小蒔「怒ってません。京太郎さんはそう言う人だって解ってますから」
小蒔さんはそう言いつつ微笑む
浮気をしても怒られなさそうだが
浮気を絶対にしたくないって思わせる人だよな……ほんと良い人だ
小蒔「それで、どうかしましたか?」
京太郎「え?」
小蒔「京太郎さんがこの部屋に来た理由です」
京太郎「あ、あーそうでした」
ついつい相談に耽っていたけど
目的があるから来たんだった
小蒔「お昼の続き……ですか?」
京太郎「っ……ぇ、そ、それは」
少し赤らむ小蒔さんは
視線を横に向け、垂れてきた前髪を何度もかく
その色っぽい表情と仕草に
俺もなんだか恥ずかしくなって顔を背けてしまった
1、し、しますか……続き
2、淡達も個人戦代表だそうです
3、ね、寝ましょう
4、祝勝会、しようかなって考えてるんです
5、その他自由言動
安価下~下5
京太郎「祝勝会しようかなって考えているんです」
小蒔「良いと思いますっ」
小蒔さんは嬉しそうに手をパンッと鳴らすと
小首を傾げ、続けた
小蒔「お菓子は和菓子屋さんにお願いして、お料理は……みんなで作ったりするのもいいですね」
京太郎「小蒔さん?」
小蒔「あっ、お菓子を自分達で作るのも楽しそうですっでも、失敗してしまう可能性もありますし……」
京太郎「あの……」
小蒔「それに、お祝いするみんなが1から作ったりするというのもおかしな話でしょうか?」
小蒔さんの止まらない提案
声をかけても止まらないし
嬉しそうに、楽しそうに語るからなんかちょっと止めづらいし……
小蒔「やっぱり自分達で作るよりは開始した時点ですぐに食べられるほうが……場所を考える必要も……」
京太郎「………………」
小蒔「ぅ~……県代表ともなればどこかお店を貸し切ったりしても……でも、それでは何か違うような気もします」
京太郎「………………」
小蒔「京太郎さんはどう思いますか?」
ようやく、俺に発言権が与えられたようだ
で……どうするか
お店を貸し切る……となると
やっぱり、あの民芸村の美味しいお店だろうか
でも、それはできたとしてもお金がかかってしまうんじゃないだろうか?
金銭的コストを考えるなら
学生で出来る程度っていうのが望ましいかもしれない
大金使ってーってなると
なんていうか、学生の祝勝会って言う風にはならないような気もするからな
京太郎「ん~……」
1、霞さん達にも相談して決めましょうか
2、お店貸切はカッコいいかもですね
3、この本家の大きいリビングを使って、料理はお義母さん達に頼んで、デザートは和菓子屋さん。どうです?
4、自分たちで作るっていうのも良さそうではありますね
5、小蒔さんにお任せします
6、できる限り質素に済ませて学生らしい祝勝会にしませんか?
7、その他自由
安価下~下5
京太郎「霞さん達にも相談して決めましょうか」
小蒔「そうですね……ごめんなさい、燥いでしまって」
京太郎「いえいえ、女の子っぽさが倍満でよかったですよ」
小蒔「……麻雀で例えられるのは微妙です……ぅ、嬉しいですけど」
京太郎「ぁ、あはは……はは……」
小蒔さんは照れくさそうに微笑みながらも
そんな微妙な言葉を口にする
いや、したのは俺か……
麻雀馬鹿であることを恨んだ瞬間であった
小蒔「では、京太郎さん。今日はもうお休みしましょう」
京太郎「そうですね」
相変わらずの2人で1つの布団
その狭さにも慣れ、今ではそれで十分なくらいだ
その中で、小蒔さんと静かで軽く優しいキスを交わす
柔らかく温かい唇
潤っていて、簡単に揺れたり押しつぶされたり動いてしまうそれは
唇どうしの接触の圧力に負けて開いていく
でも、その先に進めることはなく
けれど、短く離れることはなく
数分程度繋がり合って、離れてかかる熱く色っぽい吐息
俺達はそれに導かれるように、
抱きしめ合いもう一度キスをした――
・須賀京太郎が個人戦代表になりました
・石戸霞が個人戦代表になりました
・狩宿巴が個人戦代表になりました
・薄墨初美が個人戦代表になりました
・京太郎は有名な高校生になりました
0は0 1は1
安価下コンマ判定 春
一桁2分の1(雀力) 二桁2分の1(異能)
安価下2コンマ判定 初美
一桁2分の1(雀力) 二桁2分の1(異能)
安価下3コンマ判定 巴
一桁2分の1(雀力) 二桁2分の1(異能)
安価下4コンマ判定 霞
一桁2分の1(雀力) 二桁2分の1(異能)
ゾロ目で半減なし
春(87+50)→春(88+50)
初美(82+69)→初美(82+73)
巴(102+48)→巴(104+49)
霞(94+56)→霞(95+57)
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x3(優勝補正)x0.1
安価下2コンマ判定(異能)
コンマx2x3x0.1
雀力経験値:異能経験値=36:9
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀118(199→235/250) 、異能93→94(198→007/200) )
6月 第2週の4日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (親愛 12.5/13.0) >大星淡 (親愛 12.0/12.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/8.4)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (心友 7.5/8.7)
√>神代小蒔 (夫 28.3/26.0) >神代小蒔 (夫 27.7/25.0)
N>石戸霞 (敬愛 16.5/14.0) >石戸霞 (敬愛 16.5/13.5)
石戸明星 (敬愛 4.2/10.0) >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)
滝見春 (信頼 4.6/7.8) >滝見春 (信頼 4.6/7.6)
狩宿巴 (先生 3.4/5.8) >狩宿巴 (先生 3.4/5.2)
薄墨初美 (友人 4.1/4.4) >薄墨初美 (友人 4.1/4.0)
N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (鬼畜 1.3/1.2) >三尋木咏 (変人 1.2/1.0)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)
大沼秋一郎(希望 5.7/5.8) >大沼秋一郎(希望 5.7/5.8)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
はるるの特殊イベントはお流れだよ……
はるるはこんな感じかな。大丈夫、シリアスは続かない
家に帰ると、真っ暗な自分の部屋が待っていた
布団を敷くことさえも気怠く思えてきて
私は壁に寄りかかって座り込む
春「………………」
負けちゃった……
代表になれなかった
全国に、行くことができなかった
悔しい
悔しい……悔しい……
前はこんな事でなんて思ってた
でも、今は……今は泣く人の気持ちもわかる気がする
須賀くんに力を示したかった
私だって強いんだって、そう思って欲しかった
頑張って教えてくれた分だけ、強くなれたんだって……
春「…………っ」
沈黙する携帯電話は冷たいまま、須賀君からの電話なんてかかってこない
でも、自分から電話する勇気なんてなかった
春「……ごめん、なさい」
ぼそっと呟いた声は
冷たい空気に凍らされて床に落ちていく
目の前に残り続けるそれが嫌で、目を閉じる
夢は――代表に選ばれる。悲しい夢だった
再開は20時くらい
翌日でいく予定
かすみん、ともちん、はるるんの3人がイベント待機中かな
余裕があったら接触すると良いと思うの
安価下コンマ判定
4 8 0 でイベント(姫様登校不可)
妊娠5週目に入ると
つわりが始まったり、色の変化が起こるらしい
それを危惧しているのだが
小蒔さんは今のところは変わりないようだ
小蒔「奇稲田姫が手を貸してくれているのかもしれません」
京太郎「麻雀以外でも手を貸してくれるんですか?」
小蒔「占いなどでも、神様のお力を借りていることもありますよ」
京太郎「なるほど……」
って前にも聞いたような気もする
でも、奇稲田姫が手を貸してくれているなら
俺も、小蒔さんも少しは気が楽になるな
小蒔「えへへっ、なので一緒に登校出来ますよ」
京太郎「良かった……じゃぁ、準備をしたら行きましょうか」
小蒔「はいっ」
神代家 朝(登校前)
準備jは終わったし
小蒔さんと登校するんだが……
2人で登校するか
話すために誰かを誘うか
ふむ……
京太郎「……小蒔さん、準備終わりました~?」
小蒔「ぁ、あとちょっとです! ちょっと制服がきつくなって……」
京太郎「……制服がキツく?」
……具体的にどの当たりか聞きたい
聞いても素直に答えてくれるかもしれないが
それはまぁ……うん、あれだ
1、え、どの当たりがですか!
2、誰かを登校に誘う
3、電話
4、メール
安価下2
1、春
2、霞
3、巴
4、初美
5、モブ男子
6、モブ女子
安価下2
メールで巴さんに連絡を取ると
登校に付き合ってくれるそうだ
小蒔「京太郎さん、お待たせしました」
京太郎「いえ……って」
小蒔さんは高校2年生
だからといって、まだ成長するつもりなのだろうか
驚異的な胸囲のせいで
身長に合わない制服を着る小蒔さんだが
その合わないはずの制服があって見えるほどに
おもちによって制服は引っ張られ、張り詰められ
皺をつくるどころか、皺を作る余裕さえ与えていない
小蒔「えへへ……ちょっと、破廉恥でしょうか」
京太郎「い、良いんじゃないでしょうか……お義母さんに新しいの頼んでおけば、ね」
小蒔「そうですね」
小蒔さんはちょっと赤い表情で小さく笑いながら駆け寄ってくる
同時に漂う甘い香りに誘惑されながらも振り払い、小蒔さんと一緒に家を出た
京太郎「今日は狩宿先輩も一緒なんですけど、良いですか?」
小蒔「え? 私は別に……巴ちゃんは平気なんですか?」
京太郎「ええ、一応伝えてありますから」
小蒔「でしたら……ふふっ」
小蒔さんは嬉しそうに笑うと俺の手をギュッと握る
歩幅を合わせ、足音が重なり
呼吸までもが重なっていく
京太郎「小蒔さん?」
小蒔「いえ……京太郎さんはようやく、みんなとも登校するほど仲良くなったんですね」
京太郎「え?」
小蒔「京太郎さんは私ばかりで、みんなと仲良いとは言えなんだか麻雀だけの関係で終わってしまいそうな気がしてたんです」
麻雀だけ……か
ただのクラスメイトとかがそういう感じかな?
そういうのは、学年が上がってクラスが変わると疎遠になっちゃうんだよな……
小蒔「でも、登校にお誘いできるほどの仲のようで……安心しました」
小蒔さんはそう言いつつニコッと微笑む
普通、こういうのは怒られるべきなんじゃないんだろうか
勝手に誘ったこととか、2人きりが良かったのに。とか
そんなことを考えながら歩いていると
前の道で端の方に佇む狩宿先輩の姿が見え
足音が聞こえたらしく、俺たちの方へと近づいてきた
巴「姫様、須賀……くん、でいいのかな?」
京太郎「何言ってるんです?」
巴「もしかしたら神代の性になるかもしれないから……」
小蒔「そ、それは気が早いですっ!」
狩宿先輩はそんな冗談……冗談だろうか?
くすっと笑いながら
小蒔さんと挟むようにして俺の横に並んだ
巴「もう、結果は聞いてるんだよね?」
京太郎「ええ、おめでとうございます。凄いですよ。ホント」
本心でそう褒め称えると
狩宿先輩はいきなりそんな褒められるとは思っていなかったのか
髪色よりは少し優しいピンク色に顔を染め
俺から目を逸らしてしまった
巴「須賀くんのおかげだよ……須賀くんが特別な人たちと戦うための麻雀を教えてくれたから」
京太郎「でも、頑張ったのは狩宿先輩じゃないですか」
巴「そう……かな……ふふっ」
狩宿先輩は嬉しそうに笑うものの
顔を逸してしまっているせいで表情は見えない
小蒔「霞ちゃん達も抑えての1位ですからね。本当に凄いですっ」
巴「ありがとうございます、姫様」
狩宿先輩は小蒔さんに対しては
本当に嬉しそうな笑みを向けた
巴「ねぇ、須賀くん」
京太郎「なんです?」
巴「えっとね……須賀くんが私を登校に誘ったのはなんでかなって思って」
狩宿先輩は少し困ったように首を傾げ
俺のことを見上げた
小蒔「?」
巴「………………」
まぁ、そうだよな
前から約束していたならまだしも
当日にいきなり誘われたら
何かあるのかなって思うのも当然か
1、滝見さんは……どんな感じでしたか?
2、祝勝会をやろうと思ってるんですけど、狩宿先輩にも意見を聞こうかと思って
3、昨日の結果について話そうかと思って
4、そろそろ、巴さんって呼んで見たいなって
5、狩宿先輩とももう少し仲良くなりたいなぁ……なんて
安価下~下5
京太郎「狩宿先輩とももう少し仲良くなりたいなぁ……なんて」
巴「え、えっと、それは嬉しいけど……」
狩宿先輩は答えに困り
小蒔さんへと視線を送るが
小蒔さんは微笑みを向け、口を開いた
小蒔「別に気にしなくても良いですよ?」
巴「ですが……」
小蒔「みんな仲良しの方が私は嬉しいです」
小蒔さんはそう言うと嬉しそうに笑う
俺の言ったことはちょっと間違いだったかもしれない
でも、
小蒔さん的には問題なかったようだ
巴「……じゃぁ、京太郎くんって呼んでもいいかな?」
京太郎「え?」
巴「なんていうか……名前呼びに変えるだけでなんだか距離が近くなれたようにも感じるし……」
狩宿先輩はそう言うと
気恥かしそうに苦笑して斜め下へと視線を落とす
巴「須賀くんも、巴って……呼んでいいから」
京太郎「え、良いんですか?」
巴「よ、呼び捨てはダメだよ? でも、さん。とかなら……」
長く垂らしたままの前髪を人差し指にくるくると巻きつけながら
狩宿先輩は少し聞き取りづらくぼそぼそと呟いた
巴=サン、巴さん、巴先輩、巴ちゃん
ティロフィ……は違うか
とにかく、名前で呼んでいいって言うなら
いえいえ、狩宿先輩で平気ですなんて言えないからな
う~ん……
1、巴さん
2、ともちん
3、巴先輩
4、ともちゃん
5、巴ちゃん
6、マミさん
7、ともぴー
8、その他自由
35分
いくよー
1、巴さん
2、ともちん
3、巴先輩
4、ともちゃん
5、巴ちゃん
6、マミさん
7、ともぴー
8、その他自由
安価下~下5
京太郎「じゃぁ、巴さん……で」
巴「う、うん……」
巴さんは俺のことを見ずにそう答え
斜め下を見つめたまま髪の同じ部分を何度も梳く
巴「これからも……麻雀教えてくれる? 京太郎くん」
京太郎「ええ。もちろんですよ」
巴「ありがと……ねぇ、京太郎くん」
そこでようやく巴さんは顔を上げた
メガネの奥の瞼を閉じ
口元は三日月よりも綺麗な曲線を作り上げていて
赤みがかったポニーテールが靡き
小蒔さんよりもほんのりと果物っぽい匂いがする
そんな巴さんは
巴「私、頑張って全国1位目指してみるね」
笑顔でそう言い、光を受ける眼鏡を少しだけ直す
京太郎「霞さんたちもいますし、個人を特別応援なんてできないかもしれませんが……応援してますよ」
巴「……うん。ありがと」
表情は光によって色白に見えたけれど
ほんのりと、赤くなっているようにも見えた気がした
・狩宿巴との親睦を深めた
・好感度信頼度ともにイベントブースト補正が付きます
・互いに名前を呼び合う関係になりました
・巴からの印象に変化が生じます
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
巴さんの口調が安定しない……違和感があるかも
あと、残念ながら巴さんのルートが出現することはない……
バレンタインだしね
side:大星淡・宮永照
淡「お、おはよっ!」
京太郎「おはよ……なんだよ。どうかしたか?」
淡「えっと、その……さ……」
今日は2月14日バレンタイン
今日になって知ったわけじゃない
もうだいぶ前から知ってて、お兄ちゃんのためにって
色々と頑張ってみたりした……けど
淡「きょ、きょうたろーにチョコ、あ、あげようと思ってたんだけどさ」
京太郎「え、マジで!?」
喜ばれてしまった
用意できなかったのに
全部、真っ黒焦げになったりしてダメになっちゃったのに
泣きたい……
淡「そのっ無くなっちゃって……」
京太郎「な、なんだ……そっか……」
淡「っ――」
照「淡のチョコは私が貰った」
京太郎「へ?」
淡「て、照姉……」
照「ただ、ここにまだ残ってる」
照姉がそう言いつつ出すのは、綺麗に包装された小さな箱
あれは私のじゃない。私は全部失敗しちゃったから……
照「欲しい?」
京太郎「そりゃぁ、欲しいけど……」
照「なら上げる。大事に食べて……ちなみに、私は全部食べた」
京太郎「お、俺にくれる分は!?」
照「……私が残しておくと思うことが既に負けている」
京太郎「なににだよ!」
照「何かに?」
照姉は首をかしげて小箱を差し出す
照姉が作った、大事なチョコを
京太郎「……こういう場合、どっちにありがとうって言えば良いか解らないけど。照姉も、淡も。ありがとな」
きょうたろーは笑顔でそう言った
淡「え……?」
京太郎「大事に食べるよ」
きょうたろーは嬉しそうに去っていく
残された照姉は小さく笑って私を見つめた
照「京ちゃんはあれが私のだって解ってそう」
淡「……………」
照「でも、私が淡のだって言ったから、そう言わなかった」
淡「っ…………」
照「無粋な真似したお詫びにチョコの作り方教えてあげる。今日の23時59分まで時間はあるよ。淡」
淡「う、うんっ!」
私は照姉達にも負けたくないって意地を張った
でも、それが間違いだったみたい
照姉にやり方を教わりながら作ったチョコは
甘さが大部分を占めていたけれど、でも
京太郎「おぉっ、うめぇっ!」
淡「あははっ、心して食べるが良い~」
照「ふふっ」
みんなを笑顔にするには
十分な甘さと――優しさだった
side:狩宿巴
巴「きょ、京太郎くん!」
京太郎「巴さん?」
生まれて初めて作ったチョコは
生まれて初めて親しくなった京太郎くんへの贈り物
甘さは大丈夫かな
にがすぎないかな
自分に合わせちゃったけど……平気かな
そんな不安で胸いっぱいで
体は中々後ろに回した手を動かさせてはくれない
京太郎「どうかしたんですか?」
巴「あのね……えっと……」
きゅっと唇噛み締めて
京太郎くんの顔は見れずに首元を見つめて――
巴「チョコ……京太郎くんに」
京太郎「ぇ……俺、に?」
巴「う、うん……」
思い切ればすんなりと渡ったチョコ
京太郎「食べて……良いですか?」
京太郎くんの言葉にダメと言いそうな言葉は出せず
小さく頷いて反応を待つ
パキッと軽快な音が聞こえて、コリッコリッと噛み砕く音。そして――
京太郎「お、美味しいです! 俺ごのみの味です!」
巴「ほ、ほんと!?」
このチョコの味は自分の好きな味
それは京太郎くんも好きな味
高鳴る気持ちはちょっとだけ前に出てしまう
巴「京太郎くん、私――」
バレンタインは特別な日
チョコを送る日でもあり、私と京太郎くんの大切な――日
side:石戸霞
霞「京太郎くん、今日はバレンタインデーというものらしいわ」
京太郎「し、知ってます……」
霞「ふふっ……男の子はみんなそわそわしていたものね」
私の言葉で京太郎くんはドキッとしたのかしら
目を泳がせ
そんなことはありませんよ。という言葉を自己否定してしまう
……可愛い反応だわ
霞「実は、今私が着てる巫女服はホワイトチョコと、ストロベリーチョコでできているの」
京太郎「えっ!?」
霞「ふふっ、嘘よ」
京太郎「わ、わかってますよ……本当だったらすごいって思っただけで……」
京太郎くんの反応が面白くて
ついつい意地悪をしてしまいたくなる
そのせいか、京太郎くんには意地悪な先輩って思われてしまっていそう
だから、本当は甘いんだって教えたいけれど……なんでかしらね
素直に渡すことができないのは
霞「………………」
京太郎「………………」
悪戯心に隠れた思い
カバンの中に、隠れたチョコ
どっちも似たようなもので渡せない
気まずい沈黙の中で彼は動く
京太郎「それじゃぁ、おれは……これで」
京太郎くんが去っていこうとする
それがなんだか嫌だった
今はまだ朝、誰からもチョコはもらっていないと思う
でも、時間が経てばみんなからもらえてしまうその手
一番に触れて欲しいのは――
霞「待って!」
京太郎「霞……先輩?」
霞「受け取って……くれないかしら」
昨日から頑張って作ったチョコ
悪戯し続けたことへの謝罪も込めたチョコ
京太郎「お、俺にくれるんですか?」
霞「……貴方に上げるわけじゃないわ」
京太郎「え……だ、だれかべつに人に――」
霞「そ、そうじゃないの……」
恥ずかしくて、思わず顔をそらしてしまう
顔は真っ赤で熱く……チョコレートなんて溶けてしまいそう
でも、気持ちは決して溶けはしないから
霞「貴方にしか……上げないの」
京太郎「せ、先輩……」
霞「貴方は心の黒い嫌な先輩って思ってるかもしれないけど……」
小さな包装の中、ハートの形、気持ちの形のそのチョコは
霞「……貴方が好きだから、悪戯しちゃうのよ。本当は、白い……つもりなの……」
京太郎「……先輩」
なんて恥ずかしいことを言ってしまっているのかしら
変な人だって思われただけじゃないかしら
不安になって、怖くなって
現実から逃げたくなって京太郎くんに背を向けた――瞬間
京太郎「待ってください!」
手を掴まれた
霞「ぁ……」
抱きしめられた
京太郎「俺も……貴女が好きです」
告白――された
霞「……ずるい、こんなの……ずるいわ……」
京太郎「あはは……すみません」
私たちの思いは
チョコレートのように混ざり合って
甘く、優しい味わいの一つの形に……固まった
side:神代小蒔
小蒔「むーっ」
京太郎「ど、どうかしたんですか?」
小蒔「いえっ、なんでもありませんよーっ」
京太郎さんのカバンは不自然に膨らんでいて
みんなからチョコを頂いたというのは一目瞭然です
仲がいいことは嬉しいことですが
私からのチョコレートが入る隙間がなさそうなほど。というのは
ちょっぴり悲しいです
京太郎「明らかにむくれてるじゃないですか……」
小蒔「私がなぜむくれているか解らないんですか?」
京太郎「ん~……チョコを貰いすぎた。とか?」
小蒔「………………」
さすがは京太郎さん
私が言わなくても解っていてくれてました
小蒔「貰わないでなんて言うつもりはありません……でも、私のチョコを入れるスペース、欲しいです」
京太郎「あぁ……カバンですか……」
私のチョコは大きめで
きっと、あのカバンの中で砕けてしまうでしょう
みんなの思いの詰まったチョコレート達に
私の思いは砕かれて……しまうでしょう
京太郎「……小蒔さん」
小蒔「はい……?」
泣きそうな私に対して
京太郎さんは両手を差し出してきました
握れということ? いいえ違います
チョコをくださいというものです
小蒔「……嫌ですっ」
京太郎「え……」
小蒔「私のチョコはそのカバンには入りませんっ、砕けちゃうなんて嫌ですっ!」
自分で言いながら、酷いとは思います
自分勝手な人だなって自己嫌悪……だけど、嫌なものは――
京太郎「カバンに入れるつもりなんてありませんよ」
小蒔「ぇ?」
京太郎「なんでカバンがこうなるほどに詰め込んでるかわかりますか?」
京太郎さんの質問
残念ながら解らなくて、首を横に振る
すると、京太郎さんは自分のお腹を撫でて、微笑んだんです
京太郎「ここを空けておくためですよ」
小蒔「ぁ……ぅ……」
京太郎「一番最初に食べるのは、やっぱり小蒔さんのが良いですからね」
私の大切で、大好きな京太郎さん
今は一緒に暮らしている、大切な人
そんな京太郎さんは照れくさそうにそう言いながらもう一度手を差し出してきました
小蒔「……えへへっ、では」
チョコレートを咥えて、京太郎さんへと近づいて
京太郎「っ――」
今日のキスはチョコの味
幸せな、優しくて甘い……チョコの味
小蒔「京太郎さん――大好きですっ!」
END
はるる(小声)
はっちゃん(小声)
>>1000ならおもちチョコ祭
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