【安価】京太郎「俺が活躍する!?」【2nd13スレ目】 (1000)


□目的

・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、

・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、

・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ

・略してSOA安価スレ

・イチャイチャが目的ではありません(棒)

□能力―ステータス―


・精神――

その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる

・麻雀――

麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない

・異能――

麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する

こんな感じ。あとは、

・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)

・5分経ってレスなしであれば連投も可

・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです


>>1000について

・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)

・番外として、本編無関係の小ネタも可

・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、

・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります

新らしいsswiki http://goo.gl/hddKF8   前週sswiki http://goo.gl/AY8HR

【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する?」小蒔「憑いてますから」【2nd2スレ目】
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【安価】京太郎「活躍しますよ!」小蒔「は、はい!」【2nd6スレ目】
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【安価】京太郎「俺と活躍してくれますか?」小蒔「………………」【2nd7スレ目】
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【安価】京太郎「俺は活躍してみせます!」小蒔「えへへっ」【2nd8スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」小蒔「私もです!」【2nd9スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 小蒔「……クスッ」【2nd10スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 霞「ふふっ」【2nd11スレ目】
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【安価】京太郎「俺を活躍させてくれ」 「契約じゃないのかい?」【2nd12スレ目】
【安価】京太郎「俺を活躍させてくれ」 「契約じゃないのかい?」【2nd12スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391597371/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391715947


京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀111(225/250) 、異能85(196/200) )


6月 第2週の金曜日

   本日          >     前日

>大星淡   LOST >大星淡  (深愛 10.0/10.0)

>大星淡   (深愛 10.0/10.0)  >大星淡  (深愛 10.0/10.0)

Ss>宮永咲   (親友 6.2/8.4) >宮永咲   (親友 6.2/8.4)

Ss>宮永照   (心友 7.5/8.7) >宮永照   (心友 7.5/8.7)

√>神代小蒔  (恋人 23.7/18.0)  >神代小蒔  (恋人 23.7/18.0)

石戸霞   (求愛 16.2/12.8) >石戸霞   (求愛 15.0/12.0)

√>石戸霞  (恋人 25.0/20.0)  >石戸霞  (恋人 23.7/18.0)

石戸明星    (敬愛 4.2/9.6)  >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)

石戸明星    (義兄 13.9/11.3)  >石戸明星 (義兄 13.9/11.3)

滝見春   (信頼 4.4/7.4) >滝見春   (信頼 4.4/7.4)

狩宿巴   (先生 3.2/5.0) >狩宿巴   (先生 3.2/5.0)

薄墨初美 (友人 3.9/3.8)  >薄墨初美 (友人 3.9/3.8)

N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)  >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)

瑞原はやり (不満 2.0/1.0)  >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)

野依理沙 (知人 1.3/2.0)  >野依理沙 (知人 1.3/2.0)

三尋木咏 (変人 0.8/0.7)  >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)

藤田靖子 (興味 1.0/1.0)  >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)

小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)  >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)

×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)

N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)


……穏便に?

いっそ夢オチの夢オチにしちゃったらいいんじゃないですかねぇ

だからあと一回くらい転落してくれれば……いえ、なんでもないです


小蒔さんとの記憶が本物だ

小蒔さんとの関係の方が大事だ

京太郎「小蒔さん」

小蒔「ぁっ……」

腕を強く引き、抱き寄せる

その容姿からは考えられないほど軽い

でも、そこに詰まった想いは想像できないほど多い

なのに

自分の幸せを捨ててまで人の幸せを選ぼうとしている、選ばせようとしている

そんな小蒔さんだからこその申し出………でも――

京太郎「俺は……霞さんを切り捨てます」

小蒔「え?」

京太郎「どちらかを切り離す道しか選べないのなら、俺は小蒔さんを選びます」

困惑し、腕の中で微かにもがいた小蒔さんをより強く抱きしめる

絶対に離したくないという思いの表示

小蒔さんはそれを知ってもなお

放してください。ともがく

当たり前だ、小蒔さんにとってそれは嬉しいことであっても

して欲しい選択ではないんだから

自分よりも、霞さんを優先したいんだから

でも、俺はそれを良しとしない。だからあえてもう一度告げた

京太郎「俺は、霞さんを切り捨てます」

貴女を選ぶとか、どうとかではなく

霞さんを切り捨てるというあまりにも醜悪な言葉を放つ

それは自分が選んだ選択の酷さを俺自身に知らしめるためでもあった


小蒔「っ……ぐすっ……どうして、どうしてですかっ!」

京太郎「………………」

抱きしめた小蒔さんの顔があるであろう胸元からは

溢れ出る悲しみの涙による浸水が置き

それは服を濡らし、心に染みて痛みを生む

だとしても俺は……答えを変えない

小蒔「私には子供がいます! 京太郎さんを感じられる大切なものです! でも、でも霞ちゃんには……」

京太郎「すみません……それでもです」

小蒔「っ…………」

抱く約束をしているなんて言えない

契約をしてしまっているなんて言えない

いっそ……その約束を最後に果たし、別れの贈り物とすることもありかもしれない


小蒔さんへの秘密を抱えたまま

小蒔さんの体を強く抱きしめる

もがくことを止め、泣き出してしまった小蒔さんを止めておく

放せばどこかに行ってしまいそうで

放せばもう二度と戻ってきてはくれなそうで

どうしようもなく……怖かった

京太郎「……すみません、小蒔さん」

小蒔「ぐすっ、うぅ……っ、馬鹿です、京太郎さんはお馬鹿さんですっ!」

服が掴まれ皺があちこちへと走っていく

それは小蒔さんの怒りを表し

俺と霞さんの関係に入った皸を表している――と、そんな気がした


安価下コンマ判定 イベント


4 イベント

0 なし

7 「話は聞かせてもらったぞ」


ゾロ目=7

44=4

77=小蒔「京太郎さん……」


安価下コンマ判定 イベント   ちょっと訂正 こっちで


4 イベント

0 なし

7 「話は聞かせてもらったぞ」


ゾロ目=イベント

44=4

77=小蒔「京太郎さん……」


小蒔さんが泣き止み、怒りも収まりつつある昼時

誰かの来客があるわけでもなく

昼食を運ぶナースも

俺たちの空気に必要になったら呼んでね。と

直ぐに立ち去って行ってしまった

結果、俺たちは未だ2人きり、抱き合うまま

時間だけは刻一刻となくなっていく

その中で、拭えない不安があった

小蒔さんがそばにいるという安心感をもってしても

決して補うことのできない不安

それは多分……霞さん側の記憶からの警告

霞さんを求めるもう半分の乖離した思いからの警告



1、もう、霞さんのことは忘れよう(記憶をリセットし、京太郎の中の石戸霞の情報をただの部長と副部長の関係に正します)
2、小蒔さん、携帯……持ってます?
3、小蒔さん……霞さんとしっかり別れるために約束だけ……守らせて貰っても良いですか?(内容吐露)
4、何も言わずに、小蒔を抱きしめる
5、小蒔さん、霞さんがどこに行ったか知りませんか?
6、その他自由言動


あとで


いくよ


1、もう、霞さんのことは忘れよう(記憶をリセットし、京太郎の中の石戸霞の情報をただの部長と副部長の関係に正します)

2、小蒔さん、携帯……持ってます?

3、小蒔さん……霞さんとしっかり別れるために約束だけ……守らせて貰っても良いですか?(内容吐露)

4、何も言わずに、小蒔を抱きしめる

5、小蒔さん、霞さんがどこに行ったか知りませんか?

6、その他自由言動



安価下~下5


京太郎「小蒔さん、携帯……持ってます?」

小蒔「っ……携帯、ですか? 持ってますけど……」

小蒔さんはポケットを漁り白い携帯を取り出し

少し不安そうに俺を見つめる

小蒔「京太郎さんも携帯持っていますよね?」

京太郎「ちょっと色々あったので……今はないんです」

俺の携帯は壊してしまったのだが、回収したのはお母さんだ

多分、不安にさせるのを避けるために、小蒔さんにはその話をしてない

だから俺が自分のではなく小蒔さんの携帯を借りようとしていることに不信感を抱くのは普通だし

その前に霞さんとの関係を切るといったのだからなおさらだろう

京太郎「……貸して貰えませんか?」

小蒔「……貸せば霞ちゃんにお話するんですよね?」

京太郎「………………」

小蒔「……この罪、私にも背負わせてくださいますか? それなら、お貸しします」


黙り込んだ俺に対して

小蒔さんはそう訊ねてきた

この罪とは多分、俺が霞さんを切り捨ててしまうこと

小蒔さんを選ぶことで霞さんを切り捨てることになるのだから

関係がないわけではない。むしろ、関係が深いとも言える

だけど……決断は俺だ

小蒔さんに背負わせるようなことではない

そして、俺が背負えることでもない

霞さんを切り捨てるというのは

霞さんの思いを救いたいという気持ちを切り捨てるということ

切り捨てるというのは

霞さんへの何もかもも、霞さんからの何もかもも

全てを――置き去りにするということなのだから


小蒔「ダメですか?」

小蒔さんはそう言いつつ身を引いて携帯を下げてしまう

小蒔さんに許可をしなければ携帯を借りることはできない

携帯を借りることができなければ

霞さんに連絡をすることができない

最近は負の連鎖ばかりだ

やることなすこと

ほとんど全部裏目に出て

その結果がこうなってるんだよな

霞さんが今ここにいないのだって

あの時呼び止めたり追いかけたりしなかったからだ

いっそどちらかを消すのではなく、俺が消えるか?

アイツの示さなかった選択肢

自分で見つけた自分の選択肢

大切な2人のために、自分を殺す

京太郎「………………」


1、携帯を奪う
2、解りました……
3、小蒔さんに背負わせるくらいなら、全部自分で背負い込んだほうがマシです
4、少し空気を変えたいです。屋上……行きませんか?
5、その他自由言動


あとで


いきます


1、携帯を奪う

2、解りました……

3、小蒔さんに背負わせるくらいなら、全部自分で背負い込んだほうがマシです

4、少し空気を変えたいです。屋上……行きませんか?

5、その他自由言動


安価下~下5


京太郎「少し空気を変えたいです。屋上……行きませんか?」

小蒔「え?」

京太郎「4日……いえ、5日もこの部屋にいるので少しは外の空気をと思いまして」

小蒔さんは不安そうに俺を見つめながらも

俺の要望は極力叶えてあげたいと思ってくれたのか

小さく頷いた

小蒔「歩けますか?」

京太郎「骨折とかではないですからね……ちょっと歩きづらくはありますけど」

感覚が鈍いというか

ちょっと気を抜けば躓いてしまいそうだ

小蒔「私の体をお貸ししたいところですが……背が低いので」

小蒔さんは残念そうに呟くと

壁際に置かれていた車椅子を持ち出し、手を差し出してきた

小蒔「どうぞ」

京太郎「いえ……ゆっくりしか歩けないだけなので大丈夫です」

小蒔「ぅ……そ、そうですか……」


しゅんとする小蒔さんの手を取って立ち上がるが

久しぶりの重みに足が驚き膝が笑って

小蒔さんへと倒れこむ

小蒔「きょ、京太郎さん……」

京太郎「すみません」

小蒔「いえ……大丈夫ですか?」

京太郎「大丈夫です、行きましょう」

小蒔さんは少し恥ずかしそうに頬を染めるが

それに関係なく、ぎこちない空気が俺たちを包み込む

小蒔「はい、京太郎さん」

小蒔さんに少しだけ支えて貰いながら

屋上へと向かう

いかなる形であれ、俺の全てに……決着をつけるために


小蒔「ちょっと風が強いですね」

京太郎「そうですね、でも……ちょうどいいかもしれません」

小蒔「えへへっ、室内では無風ですからね」

小蒔さんは無理に笑を混ぜ

俺の隣で見上げてくる

その可愛らしい姿はいつも変わらない

ちょっと悲しそうだったり、より嬉しそうだったり

そういうものはあるけれど

隣で必ず笑みを浮かべようとする

その姿勢は変わらない

小蒔「あちらに私達の家があるんですよっ」

気分を変えるための明るい声

いつもの変わらない子供っぽい仕草

指差した先には緑しか見えないが

その中のどこかには小蒔さんの……いや、俺たちが住んでいる家があるんだろうな……


自分のせいで

自分が選ばれるせいで、自分の大切な人が切り捨てられてしまうのだから

きっと小蒔さんも辛いはずだ

きっと、悲しいし、苦しいはずだ

にも関わらず俺に対して笑顔を見せる

空気を変えたいといった俺のために

自分の悲しみ、苦しみ、辛さ

それを見せないように、悟らせないように

でも、無駄ですよ

俺は全部解っちゃいますから

それほど長い付き合いではない

でも、長い付き合いに匹敵できるほどの経験はしたと自負しているからな

さて……どうするかな


霞さんを切り捨てる選択はしたが

まだ、その選択の結果には辿りつけていない

だから、まだ何とかすることはできる

もちろん、小蒔さんに対して霞さんを切り捨てると言った今

やっぱり霞さんを選びます。なんて

そんなことはできないが

やっぱりどちらも切り捨てられないという選択ならできる

当然、そのあとに再び片方を切り捨てるなんてことはできないから

もうそれ以外の選択肢はなくなってしまうけど

小蒔「えへへっ」

小蒔さんが笑う。嬉しそうに、楽しそうに……笑う

いい加減、決めないとな……


1、小蒔さん、携帯を貸してください(小蒔に罪を背負うことを許可)
2、小蒔さん、やっぱり俺……霞さんと小蒔さんの両方と居たい
3、どちらかを切り捨てなければいけないなら……俺が消えよう。さようなら、小蒔さん
4、その他自由言動


50分


それでも世界は止まらない


いきます


1、小蒔さん、携帯を貸してください(小蒔に罪を背負うことを許可)
2、小蒔さん、やっぱり俺……霞さんと小蒔さんの両方と居たい
3、どちらかを切り捨てなければいけないなら……俺が消えよう。さようなら、小蒔さん
4、その他自由言動

安価下~下5


そのどちらかを切り捨てる道しかないなら……俺が消えよう

俺が俺を切り捨てるのであれば

2人は切り捨てずに済む

小蒔さんや霞さんを悲しませることになるかもしれない

でも、誰も悲しませない選択なんて残されていない

全員が悲しむ選択しか、俺には残されていない

だったら、どっちの罪も償える選択をするべきだ

こんな波紋を起こした俺自身が

取り除かれるべきだ

京太郎「……さようなら。小蒔さん」

聞こえないように呟いて、数歩下がる

俺の身長でも、へその上まで来る落下防止の柵に背中がぶつかって

風の音に混じって小さく音が鳴る

小蒔さんはまさか俺が……とは思っていないんだろうな

ごめんな、本当に……

俺は強く吹いた風を利用して、一気に体を外へと傾けていった


安価下コンマ判定

7 ゾロ目でイベント

44 4で別イベント


だんだんと体が斜めになっていく

そう言えば階段から落ちた時も似たような感じだったな……と

あの時の感覚が蘇ってきた

踏んだと思った床が踏み抜けて行ったんだよなぁ

あれは怖かったな、死ぬかと思ったし

でも、今は違う

宙に浮かぶ感じで、死のうと思ってる

京太郎「………………」

体の傾きは意外に早く、もう、誰かの助けなしでは後戻りはできない

そこまで来た時に、風に紛れて声が響いた

小蒔「京太郎さんっ!!」

京太郎「ぁ……」

気づかれてしまった

でも、すみません……もう遅いんです。

視界の端で、俺の足を掴み損なった手が空気を掴み

そのあとを追うように、黒い髪が見えた

遠のくのが早くて髪の色しか解らない。でも、どんな表情かは……解る

小蒔「いやぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

悲痛な叫び声が響き、それが風に運ばれ消えていくように

俺の意識もまた強い衝撃とともに……消えていった――


side:神代小蒔


小蒔「ぁぁ…………あぁぁっ!!」

自分の現状がわからない

今どこにいるのか、何をしているのか。何も解らなくなってしまった

それほど……私にとっては衝撃的でした

京太郎さんが空気を変えたいといった時

私はとても不安になりました

もしかしたら……と、でも

私は京太郎さんがそんなことはしないと信じてました

だから屋上に行くことを許したんですよ?

気を紛らわせるために、そのもしかしたらの可能性だってなくすために

無理して笑って、元気づけようとして……京太郎さん

それが、ダメだったんですか?

それが、いけなかったんですか……?

聞いても答えは帰ってきません

小蒔「京太郎さん、えへへ……私も、私も一緒に……」

離れたくなんてないです。一緒にいたいです。京太郎さんが去っていってしまうなら

私も一緒に行かせてください。京太郎さん

許可は――聞こえないので聞きに行きますね?


でも、神様は許しては下さいませんでした

「いたぞ! もう一人いる!」

男の人の声でした

京太郎さんではないので関係ないですね。と

柵に手をかけた瞬間

私の体は掴まれ、そして……引き剥がされてしまいました

小蒔「放して、放してくださいっ! 京太郎さんと、京太郎さんと一緒に!!」

「くっ……注射持って来い! このままじゃダメだ!」

男の人が声を荒げて

一緒にいた看護婦の方が戻り、そして戻ってきて

何かを私にしたのでしょうか……

悲しいのに、苦しいのに、辛いのに……

体の感覚が無くなって行って、瞼が重くなって

そして私は……京太郎さんのところに行くことはできませんでした


目を覚ますと、お母様がいました

お祖父様もいました

春ちゃん、巴ちゃん、初美ちゃん、和菓子屋さんまでも居てくださいました

でも、大切な人がいませんでした

……大切な人ではなく

大切な人達が、いませんでした

遺書が……あったそうです

私や京太郎さんに酷いことをしてしまった。と

合わせる顔がありません。と

自分さえいなくなれば……すべて解決するはずだから。と

私は全てを失いました

私が気持ちを伝えなければ良かったのだと……声を

私が人を好きになることがなければ………と、心を

京太郎さんに気に入られてしまった……感情を

京太郎さんが唯一私に残してくれた……生命さえも

全て、全て、全て、全てを……私は失ってしまったのです


side:大星淡


明日は個人戦だと意気込んでいた私に、それは伝わってきた

照姉が物凄く悲しい顔をしてたから、嫌な予感がした

でも、私はあくまで笑顔を見せた

淡「どうしたのー照姉? 限定お菓子の予約でも忘れたのー?」

なんておちゃらけてみせた私に対して

照姉は首を振って、血が滲むほど強く手を握り締めて

照「……落ち着いて聞いて」

淡「ん?」

照姉は私の体を抱きしめて……ううん

私の体を押さえ込んで、静かに言った

照「京ちゃんがね……? 死んじゃったんだって」

淡「え……?」

そのあまりにも飛びぬけた言葉に

私は笑いさえ漏れては来なかった

照姉がそんな冗談言うとは思えない

でも、冗談じゃないならお兄ちゃんは死んじゃったということになる……

だから、否定した

淡「何言ってるのー照姉。階段から落ちたけど、無事だったって連絡来たって言ってたじゃん」

照「淡……淡、嘘じゃ、ないよ……本当に、本当にね? 京ちゃんが……」

照姉が涙声でそう言ってきて、非情にも私の頭に浮かんだのは

そっかぁ……死んじゃったんだ……と

軽すぎる言葉だった


淡「バカだよねーおじいさん助けて自分が死ぬなんて」

ようやく、乾いた笑い声が漏れた

でも、それ以上に涙が溢れてきた

淡「絶対全国いくーとか言ってたくせにさー」

自分で何を言ってるのか解らなくなってくる

言いたい言葉が浮かんでこない

過のきょうたろーとの会話しか、浮かんでこない

淡「あぁ……そっか……」

なんでなのかと理由に気づく

後悔してるんだ

きょうたろーに気持ちを伝えなかったこと

きょうたろーを白糸台に連れてこれなかったこと

喧嘩したまま……お別れになっちゃったこと

淡「あはは……ほんと、ほんっと!」

バカだなぁ……私

なんで京太郎におめでとうって言ってあげられなかったかな

なんで最後の記憶を楽しいもので終わらせられなかったのかな

なんで姫様なんかに京太郎のこと……任せちゃってたかな

奪いに行けば良かった。会いに行って、連れ帰ればよかった

ねぇ……後悔しかできないよ

きょうたろーとの思い出、楽しかったとか、嬉しかったとか

ひとつも感じられないよ……きょうたろーっ、ねぇ……きょうたろーっ!

どんなに叫んでも、答えは……返ってきてくれなかった

きっついけど、これが俺らの選んできた選択の結果なんだよな…
>>1はどんな心境でbad書いてるんだろうか

>>154
喜んでんじゃないの?回避しようと思えば>>1にはいくらでも回避手段なんてあるわけだし

>>1が書きたいように書いたんだから良いんじゃないかな

>>172
私がいなければ全て解決するって書いてあるし、 やっぱ手遅れだったんじゃないかな…


side:宮永照


お墓は鹿児島と長野の両方にあり、私は神代小蒔に会うために

鹿児島の方のお墓を選んだ

二つあるのは、須賀家が返して欲しいと言ったから。

それはそうだよね、自殺させてしまうような人たちのところには納骨したくないよね

だから、鹿児島のお墓の中は空っぽ

でも、京ちゃんは好きな人と一緒に居たいと思うから特別

私が無理言って譲り受けた京ちゃんの骨の一部を渡そうと思う

それが嫌だったら、渡す前に祟で殺して欲しいって言ったけど

今お墓の前にいられるってことは、

京ちゃんはそうして欲しいってことだと思う

それで……鹿児島の京ちゃんにはまだ言ってなかったから報告するけど

でもその前に謝らないといけない

ごめんね、京ちゃん

悩み過ぎた末の不注意での転落なんてバカみたいな理由にして

自殺したのも選択。京ちゃんの悩んだ上での選択だったと思う

でも、咲達にそんなことは言えなかったから……そんな理由にしちゃった

本当に……ごめんね

>>173
同意 電話してる最中に自殺くらいなら間に合ったかもしれん


咲はね、こう言ってた

相談くらいすればよかったのに……

今までさんざん迷惑かけるの許してくれたくせに

私に迷惑かけることは許せないなんてそんなのバカだよ

そのせいで死んじゃうなんて大馬鹿だよ……馬鹿、京ちゃんなんて大っ嫌い!って

でも、咲は大嫌いじゃないと思うから、安心して欲しい

なんでかって? 私にはわかる。姉妹だから

……京ちゃんの声がないと寂しい

ごめん、なんでもない

あと、淡のことも一応……

淡が笑わなくなっちゃったよ、京ちゃん

麻雀も止めて、学校も止めて、家でただただ引き籠るだけになっちゃった

麻雀関連の言葉は聞くだけでダメみたい

麻雀=京ちゃんなんてなってて

聞くと思い出しちゃうからだと思う

照「………………」

……うん。ごめん、それは私も咲もだよね

だから……言いにくいけど

淡だけじゃなく、私達はみんな麻雀を止めちゃった

怒る権利ないからね?

それは京ちゃんが麻雀馬鹿だったせいなんだから


そんな報告を終え、振り向くと

一人の巫女さんが立っていた

初美「えーっと、あの人に会いたいってもの好きは貴女で合ってますかー?」

照「……うん。合ってる」

薄墨初美。

会わせてくれるといった人

初美「会うのは良いんですけどねー。いくつか約束してほしいことがありますー」

照「約束?」

神代小蒔の元へと案内される途中

彼女は唐突にそんなことを言いだした

初美「頭がおかしいとかそんな人はいないとか言わないこと。まぁ、あれですねー。否定するなってことですよー」

照「したらどうなる?」

初美「さぁ? したことはないですからねー」

巫女さんはおかしそうに笑いながら

その目は私を捉え、警告する

したらどうなるかは言わなくてもわかるはず。と

それもそうだよね

案内された先が精神病院なんだから


病院らしからぬ頑丈に施錠された扉

その前で、巫女さんは立ち止まった

初美「出たい時は声をかけてくださいねー」

照「貴女は会っていかないの?」

初美「私も好きな人ではあったんですけどねー……そろそろ限界なんですよー」

にこやかに笑うけど

喜楽の笑顔ではないことは明白で

私はそれ以上聞くのを止め

巫女さんに鍵を開けて貰い、中へと入っていった


小蒔「あっ、お客様ですよ! 京太郎さん」

小蒔「むーっ、見とれたりしちゃダメですよ。迷惑ですよね?」

照「……少し」

見た目は普通

だからそんなに警戒することもないと思ったけど

撤回する……これはダメ

咲や淡を連れてくるかどうか迷った挙句

連れてこない選択をした私を褒めてあげたい

小蒔「えへへ、お名前は?」

照「宮永照」

小蒔「私が神代小蒔。こっちが神代京太郎さん」

小蒔「え? もぉ、京太郎さんってば何言ってるんですか……えへへ、実は京太郎さんの言うとおりなんです」

照「………………」

何を言ってるのか解らない

この空間にいるのは私と神代小蒔だけ

京ちゃんの姿はどこにもない

でも、神代小蒔の目には自分の隣にいるように見えるらしい

>>199
ここの京太郎が地獄になんて行くわけ無いだろ


彼には辺獄(リンボ)がお似合いだよまったく

>>201
赤ちゃん扱いwwwwww まあマキャベリ乙だが


けど会話の内容……というより

二人とも神代と呼んだ時点で察しはつく

照「そっか、夫婦なんだね」

小蒔「ぁぅ……そんな、普通に言われると……」

小蒔「きょ、京太郎さんからかわないでくださいっ! 可愛いだなんて……」

小蒔「うぅっ、お客様の前なんですよ?」

小蒔「えへへ……自慢ですか? 嬉しいですっ」

あの巫女さんが限界といったのもわかる気がする

知人のこんな姿を見せられては

精神的に参ってしまうだろうし

手を出したくなってしまうだろうから……さて

京ちゃん、やるけど……良いよね?

私を祟り殺さなかったんだから

京ちゃんも望んでることだって信じるからね?

照「神代小蒔」

小蒔「ぇ、あ、はい」

照「貴女に渡したいものがあって今日はここに来た」

照ェ……


小さな、小さな小瓶

親指ほどの大きさしかないその中に

白い粉が入っている

薬にも見えるけど……いや

神代小蒔にとっては劇薬になりうるよね

照「これを、貴女に」

小蒔「ッ!」

それを掲げた瞬間、神代小蒔はびくっと震え

怯えた目で私を見つめた

小蒔「な、なんですか……それ」

照「貴女は解ってるはず」

小蒔「解りません! 解りません! いやっ、いやっ! いやぁぁぁああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

照「……ッ」

京ちゃんを死なせて

一人は自殺して、一人は気が狂って……それで全部終わり?

京ちゃんが死んだ意味は?

私達が京ちゃんを失った意味は……!?

神代小蒔をにらもうとした瞬間

握り締めた拳がピリッと痛み

気づけば赤い血がポタポタと滴っていた

知ってた。


血が少しずつ抜けていき

頭に登った血が引いていく

照「………………」

そうだね、冷静にならないとダメだね……

とは言っても京ちゃんの場合は

私を冷静にしたかっただけじゃなくて

私が暴走してこの子を殺したりするのを止めたかったっていう方がありえるよね

照「神代小蒔」

小蒔「っ……ゃ、ぃゃ……」

照「一応、渡すだけ渡す。これは貴女に渡ることを望んでいるから」

小蒔「京太郎さんはお隣に……お隣にいるんです……」

神代小蒔に小瓶を手渡し、部屋をあとにする

もう、ここに用はない

初美「もういいんですかー?」

照「用事は終わった……止めに来なかったことは感謝する」

初美「良いってことですよー。私も巫女の端くれ、憑き物くらい……感じられますからねー」

巫女さんはそう言うと、小さく笑った

ねぇ、私の役目はこれで終わりかな……京ちゃん

できれば、死ぬ前に頼って欲しかった

嫌なら迎えに行くって言ったのに………ばかっ

本当に、本当に……バカだね、京ちゃんは…………


・宮永照

 鹿児島訪問最終日、薄墨初美に「もう疲れた」と言い残し行方不明になる


・大星淡

 京太郎の死後、高校を中退
 以後は部屋に引きこもるようになる
 照が行方不明になってから五日後、部屋で死亡しているのが確認された


・宮永咲

 京太郎の死後。麻雀部は退部
 京太郎の葬儀で春達と初顔合わせし、
 春、巴と意気投合し、三人同じ大学へ進学
 大学では心理学を学び、臨床心理士を目指している
 照については、何も語らない


・神代小蒔

 照の訪問の翌朝、ベッドの上で静かに亡くなっているのが発見された


・石戸霞

 京太郎と別れてから家に帰り
 自責の念から自殺を決意し、死亡した


・石戸明星

 霞の死を受けて精神的に衰弱
 神代小蒔の死後、霞の部屋で霞と同じように亡くなっているのが発見された


・滝見春

 高校卒業後、京太郎の葬儀で出会った咲と同じ大学に進学
 世話になった分のお返しができなかったことが悔い。と言い
 咲、巴とともに大学で心理学を学ぶ


・狩宿巴

 高校卒業後、京太郎の葬儀で出会った咲と同じ大学に進学
 お世話になりながら、何もできなかったことを後悔していて
 同じ心境の咲、春とともに大学で心理学を学ぶ
 

・薄墨初美

 唯一霧島に残った巫女
 霧島神社の本家の座を流れるように得る
 照が最後に会ったとされる人物で
 「もう疲れた」という言葉を聞いたと言う
 生涯独り身を決意。子供を残さないことで、霧島神社最後の巫女となることを宣言した  

???「これで霧島に代わって我ら新子神社の天下よ・・・!」

(三週目に)切り替えてこう。

>>252
何時から三周目が有るものと錯覚していた?


階段転落の老人が当主様ルートでやろうか
助ける助けないの選択肢出すからさ

冗談はともかく階段転落直前からならやり直しできるけどどうする?

あそこからの展開は自分でも納得行かないし

助けないと小ネタみたく夜中に襲撃受けるんですねわかります

納得いかないならここまでなる前に修正してくださいよぉ!
まあするで 重傷くらいはなるべきだとは思うが

>>1は無能住民を見捨てないぐう聖
質問だが、正直辞めたいと思うことはあった?

一つ教訓がある

優柔不断は優しさではない

教訓まとめ
>>1に文句はなるべく言わない
・ルート入ったら他の人は切り捨てていい
・嘘も方便
・スルースキルは大事
・キャラクターにも心はある
・時には冷酷さも必要
・喧嘩しない
改めて小学生並みの教訓で草

>>283
いや小学生は
・ルート入ったら他の人は切り捨てていい
ないだろww

彼処からの展開可笑しくなったのはこっち側がアレ過ぎるのを考慮していない>>1さんサイドに問題があった


最後にあの選択しちゃうのだけはどう考えても擁護できんしね

>>287
いや最後はどれ選んでも悲惨だったぞ

>>1の心はセラミックかなにかで出来てるのかまだ続けてくれるとはな……
ペルソナ4的に爺でも助けるべきなのか悩む

>>291
助ける→「やっぱ分家ってクソだわ、粛清せんと」
助けない→「何が本家だお姫様だぁー!ヒャッハァー!」

ルーザーは頼むから投票すんのやめてくれよ

>>297
無自覚な人もいる ってかその方が多いな

安価スレなんだ がんばれ


>>273
ないよ。
始めた以上辞められない。どんな展開であれ終わるまで……永遠に。それが書き始めた者が払う代価だろう?



今一度問おう


コンマ判定は必要かい?

選択肢の数は少ないほうが良いかい?


了解、従来通りで行くとしよう


10スレ目>>681より



家に帰って夕方

妊婦かもしれない小蒔さんは部屋でのんびりして頂く事にして

お母さんが今日からまた料理をするようだ

今までは自分がやるとお母さんが言いつつも

小蒔さんに尽く仕事を奪われていたらしく

「休ませる理由ができたわ。年中妊娠していればいいのに」

なんてとんでもないことを言いだし

爺さんはそれに便乗して

「何人でも作って良いぞ。一向に構わん」

とか言い出していたが、軽く無視しておくことにした

だって年中妊娠なんてさせられるわけがないし

今できているであろう一人のことで俺達は手一杯なんだからな


さて、それはともかくとして

本来なら試合中の夕方だけど

小蒔さんの伝説的な記録により家にいるわけだが

なにをしよう……

お母さんの手伝いをしたり

爺さんと話したり

小蒔さんと話したりなんだり

あとはそうだな……小蒔さんの頑張りへのご褒美に

和菓子屋にお菓子を買いに行くというのもありだ

もしくは……小蒔さんを連れて和菓子屋までのデートとか

ん~でも、小蒔さんは妊婦かもしれないから

歩かせるのは控えた方が良いかもしれない


1、電話
2、お母さんと話す
3、爺さんと話す
4、小蒔との部屋へ(小蒔接触)
5、和菓子屋へ
6、その他自由行動


安価下~下5


和菓子屋に行くことにしよう

それはいいけど小蒔さんはどうしようかな

今日はもうゆっくりしていて貰うべきか

それとも、一緒に行くか

京太郎「………………そうだ」

小蒔さんをお姫様抱っこでもして行けばいいんじゃないだろうか

小蒔さんと一緒にいられて、小蒔さんは歩かずに和菓子屋へ行ける

実にwin-winじゃないか

って……いやいや

それはさすがになしだろ……いや、でもなぁ


1、小蒔さんを誘っていく
2、一人で行く
3、おじいさんを誘っていく
4、お姫様をお姫様だっこでゴー


安価下~下5


え……3じゃない、だと?



再開して直ぐで悪いけれど

中々文章が出て来ないのでまた明日にします。お疲れ様でした



姫様と仲良く、全国優勝しよう

ほかには……

恋愛的な意味で圧勝したし、あとは麻雀で打倒すこやんだね


再開します


一人で行こう

小蒔さんにはあまり負担をかけたくないしな

京太郎「ちょっと出かけてきます」

「あら、小蒔ちゃんには?」

京太郎「秘密の買い物なので」

「そう……階段には気をつけなさい」

お母さんは少し不安そうに言うと

俺の頭に触れ、そして撫で下ろし

頬を優しく包み込んだ

京太郎「お義母さん?」

「なんとなく、嫌な予感がしてね……ふふっ。親にもなると心配性になっちゃって困るわ」

京太郎「解りました、行ってきます」


安価したコンマ接触判定

4 「………やぁ」

1 霞

3 かいのー

5 初美

7 巴

9 春


接触なし


京太郎「こんばんは、和菓子屋さん」

「あらっ、いらっしゃい。見てたわよ試合」

京太郎「どうも」

地方テレビでは放送されるからな

小蒔さんの伝説はもう、広まっちゃってるよな

まぁ、そうならなくても記事になっちゃうんだけど

思い返して改めて実感するあの伝説の凄さ

京太郎「あれは、俺でも止められるかどうか」

「止められないと言わない辺り、可能性はあるって言ってるのと同じよ」

和菓子屋さんはにやっと笑う

食えない人だ……

まぁ実際、俺は可能性があるとは思う

小蒔さんが親番に入るのは危険すぎるが

入る前に決着をつけられれば良い

もし、起家が小蒔さんだったらまぁ……うん

草薙で収穫前に断ち切る

それしかない


といっても、奇稲田姫が入る可能性は低い

入らなければ普通に戦うことができるだろうからな

「ぁ、そうそう」

京太郎「ん?」

「なんかね、女の子が来てたわよ」

女の子?

和菓子屋さんが名前を言わないあたり

この辺の人ではなさそうだが

なぜそれを俺に言うんだろうか

「僕が期待していた男の人は個人戦かな? ってそこでテレビ見て言ってたのよ」

京太郎「男の人……?」

「そっ。団体戦に出てない京太郎くんのことかもしれないと思ってね」

ハートマークでも飛んできそうなウインクをすると

和菓子屋さんは厨房へと下がっていく

言わないでも通じる人って怖いな……

読心能力でもあるって言うんだろうか

小蒔さんでさえ、なんとなく感じるってくらいなのに


京太郎「女の子……か」

淡達は同じく団体戦に出場しているはず

であれば、この場に来ることは不可能

なら、誰が来た?

俺を知り、団体戦には出ていない人

過去、長野で潰してしまった人か?

いや、それなら麻雀で近づくなんてありえない

けど……なんにせよ

いずれぶつかることになるだろうな

楽しみにさせて貰うよ

女の子らしいし

大会では無理かもしれないけどさ


安価下コンマ判定

4  7   ゾロ目


「きょ~うくん」

京太郎「…………」

「……ごめんね、無理したっていうのは解ってるから。せめて鼻で笑って」

和菓子屋さんはしょぼんと俯きながら

和菓子屋の袋に包まれた何かと

手紙を一通差し出してきた

京太郎「これは?」

「お菓子はね、私からのお祝い。こまきちゃんと美味しく食べなさいな。あっ、人体に塗っても毒は――」

京太郎「塗りませんよ! で、手紙は何なんです?」

「それは女の子から。めぼしい人に渡してって」

京太郎「……めぼしい人。ね」

手紙を開けてみてみれば

初めから、目的は俺一人だったことが解った


敬具、須賀京太郎様

貴方のお話はプロの方々から聞き及んでいます

ですから、貴方のご活躍を拝見したいと思い訪れたのですが

どうやら、団体戦の方には興味がお有りではないご様子

であれば、諸事情により私も個人戦のみの参加ですので

是非とも、全国大会へお越し頂きたく思います

もし、今日中にこのお手紙をご覧になられたのであれば

霧島市の雀荘にお越し下さい

僭越ながら、私の実力も見て頂きたいのです


              ―東京都 小波学園 1年 湖南 奈緒―


京太郎「今日中ってことは……」

「ついさっきだから、今行けば多分会えると思うわよ」


ん~……聞いたこともない名前なんだが

プロの方々ってことは

プロと普通に話ができるレベルなのかな?

京太郎「でもなぁ」

今すぐ小蒔さんの元に帰るか

素知らぬ学園生徒の呼び出しに応じるか

どちらかといえば帰るほうを選ぶ

こんなん、振り込め詐欺に振り込むようなもんだしな

でも……聞いていながら名指しで来る

その度胸……試したくはあるな



1、行く
2、行かない


40分



1、行く
2、行かない


安価下~下5


京太郎「せっかくの誘いですからね、行ってみますよ」

「あら、浮気?」

京太郎「違いますよ。さっさと行ってさっさと打って、さっさと帰りますよ」

あまり遅くなっちゃうと

心配性なお母さんと

大切な人がそれはもう怒るでしょうからね

まぁ、一応連絡くらい入れておくけど

京太郎「楽しませて……くれますかね?」

「さぁ? 私の目で見ても……あの女の子は強いと思うわよ」

京太郎「ん?」

「小蒔ちゃんを見て、笑っていたもの」

京太郎「へぇ……」

あの圧倒的な対局を見て、笑うか

よしっ……楽しませてもらおうかな


0 咏
4 健夜
8 大沼
1372569 なし


ゾロ目で選択


安価したコンマ判定  1桁と2桁


「おじいさん。ごめんね。リーチ一発ツモ、4000オール」

「おぉっ……トビだな」

「次は俺がやるぜ」

「いや、俺にやらせろ。絶対討ち取ってやる」

雀荘に着くとかなり賑わっていて

一つの卓に観客が押し寄せている

その中で、一人の女の子っぽい声が響いた

間違いない、あの子だ

京太郎「――すみません、俺が入ります」

「ん? キミかな?」

京太郎「あぁ、俺だ」

「……本当に来てくれるとは思わなかったよ」

京太郎「強い人とは打ちたくなる性分なんだよ」

卓につき、女の子と見つめ合う

雰囲気は普通。しかしながら、この感じは……

「その嬢ちゃんは25連勝中だ」

京太郎「……そうですか」

「ふふっ。キミにとっては、所詮って程度かな?」

京太郎「いえ、そんなことはありませんよ」


25連勝

ここのおじさん達だって弱くはない

趣味とは言え……いや、趣味だからこそ

学ばずとも強くなっていくし

なにより、経験が違う

だからこそ、負けることがあってもいいはずだ

にも関わらず

25連勝しているとするならば………それは圧倒的な実力か

はたまた、オカルトか

京太郎「見せて貰うぜ、その力」

「うん。良いよ」


狙い撃ちは使う?

1、使う(奈緒、爺A、爺Bから選択)

2、使わない


安価下2


京太郎「…………ん」

聴牌気配は無し……?

いや、捨て牌から見て近づいてるか、入ってる可能性が高い

1m3m……来た牌との入れ替えで捨てる

ということは少なくとも一つは順子ではなく刻子

残していたのを見ると、間は2m

並び替えをしないなら当てにはならないが

1m飛んで3mだったんだ。それは確定と見ていい

んで……そっから2くらい飛んで4pを捨てた

三元牌捨て無し。俺が中を捨てれば……

「ポンです」

京太郎「…………」

なるほど、見えたよキミの手配

討ち取らせて貰う!



安価下 京太郎(111+85+50)

安価下2 奈緒(100+86-50)

安価下3 爺A(56+0)

安価下4 爺B(60+0)



※素戔嗚尊は無しです


1位 京太郎(111+85+50+83)=329

2位 奈緒(100+86-50+81)=217

3位 爺A(56+0+74)=130

4位 爺B(60+0+45)=105

329-217=112

112=偶数≠ツモ→狙い撃ち=ロン

112=2倍満


>京太郎:狙い撃ち→奈緒

>奈緒:【検閲不可】発動


奈緒「……あれ?」

5p(5p)5p 中(中)中 発 白白白 2m2m  9m

京太郎「…………」

奈緒(掴ま……された?)

奈緒(見えるのは……)

東(東)東 1p(1p)1p 

奈緒「……っ、これで」

京太郎「2m……?」

この子、気づいて降りたか……


京太郎「………………」

いい判断だ

東(東)東 1p(1p)1p  9m 1s1s1s 9s9s9s

だけど、甘いよ

それでも俺は……止まらない

>狙い撃ち×

>再計算


1位 京太郎(111+85+83)=279

2位 奈緒(100+86+81)=267

3位 爺A(56+0+74)=130

4位 爺B(60+0+45)=105

279-105=174

174=2倍満ツモ

京太郎「ツモ、混老対々ドラ乗って 8000・4000!」


奈緒「驚いた……」

京太郎「ん?」

奈緒「僕はキミに狙われた。それを僕は出さずに逃げた」

京太郎「だな。まぁ、見れば解る通り字牌は捨ててよかったんだけど」

奈緒「なのにキミはツモった」

京太郎「ただの偶然だよ。偶然」

奈緒「そうかな。僕にはキミに9mを掴まされた気がしたんだけど」

女の子は俺を少しだけ睨むと

小さく笑って首を振った

奈緒「そうだね。偶然だ……偶然」


1位 京太郎  25000+16000=41000

2位 奈緒    25000-4000=21000

3位 爺A    25000-4000=21000

4位 爺B    25000-8000=17000


狙い撃ちは使う?

1、使う(奈緒、爺A、爺Bから選択)

2、使わない


安価下2


さてと……

さっきのが偶然か否か

もう一度射抜いてみるとしよう

もしも、これでも躱すことができるのであれば

この子は正真正銘の実力者だ

京太郎「………………」

奈緒「……………」


安価下 京太郎(111+85+50)

安価下2 奈緒(100+86-50)

安価下3 爺A(56+0)

安価下4 爺B(60+0)


安価下コンマ判定

コンマ  01~10  41~50  71~80  91~00  で【臆病者】発動  



1位 京太郎(111+85+50+26)=272

2位 奈緒(100+86-50+50)=186

3位 爺A(56+0+50)=106

4位 爺B(60+0+32)=92


>京太郎:狙い撃ち→奈緒

>奈緒:臆病者発動!

奈緒(っ……まただ、また震える……)

西西(西)西 1m1m1m1m 4p4p 9m9m 1s1s 1p  

京太郎「………………」

奈緒(僕が1pを捨てたら、キミは和了するんだよね? だったら!)

――4p

京太郎「っ!?」


奈緒(トイトイで行かせてもらう予定だったけど……変える)

西西(西)西 1m1m1m1m 1p 4p 9m9m 1s   9m

――4p

奈緒(キミが僕を狙うなら……窮鼠猫を噛む)

西西(西)西 1m1m1m1m 1p 9m9m9m 1s  1p  

――9m


奈緒「僕は鼠でも、蟻でも良い! 象にだって噛み付いてやるんだ!」


臆病者により再計算


1位 奈緒(100+86+50)=236

2位 京太郎(111+85+26)=222

3位 爺A(56+0+50)=106

4位 爺B(60+0+32)=92

236-92=144

144=偶数=3倍満ツモ

西西(西)西 1m1m1m1m 1p1p 9m9m 1s  1s

奈緒「ツモ! 三暗刻・混老対々 ドラ乗って  3倍満  24000!」


1位 奈緒    21000+24000=45000

2位 京太郎  41000-8000=33000

3位 爺A    21000-8000=13000

4位 爺B    17000-8000=9000


京太郎「これは……」

奈緒「僕が相手が強いからって負けないよ」

トイトイからの三暗刻・混老対々への変更か……

普通、あと2回3回まで動いたら諦めるものなんだけどな

そこで諦めなかったからこその和了

すごいなこの子

奈緒「僕の親番だから連荘だ。キミに親番は回らない」

京太郎「あはは……」

いや、マジでありえそうなんだが……

「その前に俺がいるんだが……」

「やめとけ、この二人の間に入れば食いつぶされるぜ」


京太郎「ん~」

こりゃ、自分で憑依する方法聴かなきゃだな

地区予選はともかく

全国大会ではかなりやばいぞ

つっても、この対局をどうこうできるわけじゃないからな

奈緒「………ん?」

京太郎「いや、なんでもない」

女の子を見ていたわけじゃないぞ

考え込んでいただけだ

とにかく……ここは



狙い撃ちは使う?

1、使う(奈緒、爺A、爺Bから選択)

2、使わない


東横さんも安価も下


安価下 京太郎(111+85+50)

安価下2 奈緒(100+86-50)

安価下3 爺A(56+0)

安価下4 爺B(60+0)

安価下5 01~10  41~50  71~80  91~00  で【臆病者】発動


1位 京太郎(111+85+50+13)=259

2位 爺B(60+0+92)=152

3位 奈緒(100+86-50+9)=145

4位 爺A(56+0+10)=66


>京太郎:狙い撃ち→奈緒

>奈緒:臆病者発動!

>再計算

1位 京太郎(111+85+13)=209

2位 奈緒(100+86+9)=195

3位 爺B(60+0+92)=152

4位 爺A(56+0+10)=66

209-66=143

143=奇数=3倍満ロン


1位 京太郎  33000+24000=57000

2位 奈緒    45000

3位 爺B    9000

4位 爺A    13000-24000=-9000


奈緒「あははっ僕の完敗だ」

京太郎「何言ってるんだよ。俺こそ負けたぜ」

なんせ、俺が築き上げた技術である

狙い撃ちを3回全て避けたんだからな

それで勝ちとは……言い難い

でも、結果的には俺の勝ちなんだよな

試合に勝って勝負に負けた……やるせない気分だよ。ほんと

奈緒「キミが本当に強いというのは解った。だから、全国でまた会おう」

京太郎「そうだ――って、いや俺は男子だぞ? 無理だろ」

奈緒「何言ってるんだ。僕はこう見えても……男だよ」

「「「「なぁーにぃ!?」」」」

京太郎「ま、マジで!?」

奈緒「なんなら触るかい? 僕の体に」

女、いや男……の子は

そう言いながら俺の目の前まで近づくと俺の手を取った

男の娘か…(ゴクリ


女の子のようにきめ細かく、色白で近くで見ても産毛すら見えない綺麗な肌

触れれば低反発に返されそうな感じだ

髪の毛は綺麗な栗色で

シャンプーによる薄い花の匂いが鼻腔をくすぐる

顔立ちはもう完全に女の子で

睫毛も綺麗で奥に見える黒い瞳はブラックパールのように綺麗だ


――でも男だ


京太郎「ッ~~~~!」

掴まれた手は誘導され

奈緒ちゃん……改め、奈緒くんのアレに触れた

うん。ある

アルアルヨー

奈緒「っ……えへへ、ね? 僕も男でしょ?」

京太郎「ソウデスネー」


・奈緒と知り合いました
・連絡先ゲットだよー!


寒いから早さが……早さが……

なので中断


闘牌描写は無理と確信

奈緒は男の娘  名前の由来はコナミ

忘れてたけど、(10スレ目で姫様と戦っていた)藤原利仙さんは口調平気だったかな?

あの人喋ってないから雰囲気と容姿で口調判断しちゃったんだけど

すまんが闘牌描写いろいろおかしくないか
>>486は小牌だし
>>501はトイトイじゃなくてチートイ、しかも一般的には反則の四枚使い……

>>620
だよね
投下したあとあるぇーってなったんだよ

だから3回目は止めたんだ

>>653
ホモが嫌いな女子なんて(ry


>>655

はやり「彼女ちゃんに良い話があるんだよー★」

小蒔「私、ですか?」

はやり「ホモが嫌いな女子なんていない★」

小蒔「え? ほも?」

はやり「んー。いい本を貸してあげよう★ 彼氏くんには自分で買ったって言って一緒に読んでみると良いんじゃないかなー★」ガサッ

小蒔「えへへ、ありがとうございます! 瑞原プロ!」タッタッタッタッ

はやり「くふっ★」




小ネタはともかく再開


日曜(夜)


京太郎「来週個人戦か……」

奈緒……くんもちゃんも呼びづらいし

勝手に奈緒って呼んだけど

本人は嬉しそうだったしいいか

それはともかく

相手にとって不足無しっていうか

十二分に手ごわい相手だったな

これは個人戦の全国での試合は期待そうだ

さてと……


1、電話
2、メール
3、小蒔と話す
4、お母さんと話す
5、お爺さんと話す
6、ネトマ
7、ネット
8、その他自由行動

安価下~下5


京太郎「電話しよう」

とはいえ、誰にするかな

候補としては霞さんか奈緒だな

霞さんは憑依の方法

奈緒はちゃんと登録できていることの確認と

今日の対局についてのお礼だな

まぁ、どれも急ぎではないし

それ以外の誰かでもいいんだけど


1、小蒔
2、霞
3、春
4、巴
5、初美
6、良子
7、照
8、淡
9、咲
10、奈緒


安価下2


京太郎「奈緒にしておこうか」

………………

…………………


奈緒『こんばんは』

京太郎「おう、こんばんは」

奈緒『どうしたの? 京太郎くん。何か用かい?』

京太郎「いや、大した用もないんだけどさ。ちゃんと交換できてるよーと」

奈緒『あははっ、そのためにわざわざ? キミは優しいね』

京太郎「………………」

声も女の子なんだよな……

なに? もしかして転換手術でもしたのか?

いやいやいや、違うだろ

雑念を振り払うと

先に奈緒が声をかけてきた

奈緒『京太郎くん、今日は本当に楽しかったよ』

京太郎「いや、大した時間は過ごせなかっただろ?」

奈緒『んー僕は思うんだ。相対性理論という言葉があるけど、それは今日のあの時間にこそ相応しいんじゃないかって』

京太郎「んな、大げさな」

奈緒『あのたった半荘にも満たない対局。僕は心の底から震えた。1秒が1分、1分が1時間。それほどにね』

京太郎「………………」

奈緒『たった25000点では、キミとは本当の対局すら出来ないのかと……残念で仕方がなかった』


奈緒の声は本当に残念そうだった

悔しそうだった

勝負に負け、試合に勝ったのが奈緒だが

どうやら、本人は全敗っていう考えらしい

悔しいなぁ……俺の技術を持ってしても

その堅い守りを貫かせなかったくせにさ……

奈緒『僕はもう一度キミと打ちたい。全国という公の場で……リベンジする』

京太郎「……それで?」

奈緒『僕は今度こそキミに勝つ。団体戦の先鋒なら10万点あるのにね』

京太郎「みんなの点棒だぞ」

奈緒『うん……解ってる。そもそも、僕の高校に麻雀部はない。僕一人だからね』

京太郎「お前ほどの実力者がなんで……」

奈緒『学問の特待生で行けるってことでね。まぁ、色々あるんだ』


奈緒『話が逸れちゃったね。とにかく僕は全国に行く。だから、キミも来て欲しい』

京太郎「俺が行けないとでも?」

奈緒『ふふっ。勝負に絶対はないんだ。勝ちがあれば負けもある。当然、キミも、あの神代小蒔もだ』

京太郎「なるほどね……」

俺と同じ考え方をしてるんだな

そりゃぁ強いわけだ

勝負は勝利への執念も大事だ

負けることが解っていてもそこに勝利を探し求める

それが、勝負師

奈緒『僕はキミが同学年であることを嬉しく思うよ』



1、3年間、ずっとライバルでいられるからな
2、ん? なんでだ?
3、俺は嫌だね
4、俺も嬉しいよ
5、その他自由 セリフ

安価下3


京太郎「3年間、ずっとライバルでいられるからな」

奈緒『えへへっ……キミは手配も隠せなければ言葉も隠せないみたいだね』

京太郎「いや、俺も同じことを思ったってだけだよ」

奈緒『そっか。嬉しいよ。キミも同じことを思っていてくれたなんて』

電話の先で奈緒はクスクスと笑う

さっきとは打って変わって嬉しそうに

そして、その奥で女の子の声が聞こえた

奈緒『はいはーい。本は後でね』

京太郎「ん? いいのか?」

奈緒『ああ。少しなら妹も我慢してくれる』

京太郎「ふーん。妹ね……」

奈緒『正真正銘の妹だよ? 僕みたいに女の子みたいな男の子じゃないよ?』

焦るその声に思わず笑う

奈緒はそれに対してちょっと怒ったで

なんで笑うのさーっと少しだけ声を大きくしていた


淡……あれからずっと連絡なしなんだよな

照姉は任せてくれて良いって言ってたけど……

奈緒『京太郎くん?』

京太郎「ん、あぁ、悪い」

奈緒『キミと同じ学校ではないことは嬉しいけれど、幼馴染ではないことが悲しいね』

京太郎「奈緒?」

奈緒『いや、もし悩みでもあるなら――』


『お兄ちゃん、早くー』


そんな可愛らしい声に俺達の空気は引き裂かれ

清流のごとく静かな空気へと戻っていく

奈緒『すまないね。時間のようだ。また今度電話でもしよう』

京太郎「あぁ、こんな時間に電話して悪かったな」

奈緒『気にしないでくれ。僕は人と話すのは好きだからね』


・電話終了
・1日を終わります


安価下コンマ判定

コンマx2x0.6x2(敗北の悔)

安価下2コンマ判定

コンマx2x0.6x2(敗北の悔)

はい

(須賀だけに)


  雀力経験値:異能経験値=2:4

京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀111(225→227/250) 、異能85→86(196→200/200)up! )



6月 第1週の2日目

   本日          >     前日

>大星淡   LOST >大星淡  (深愛 10.0/10.0)

Ss>宮永咲   (親友 6.2/8.4) >宮永咲   (親友 6.2/8.4)

Ss>宮永照   (心友 7.5/8.7) >宮永照   (心友 7.5/8.7)

√>神代小蒔  (恋人 23.0/18.0)  >神代小蒔  (恋人 22.2/17.2)

石戸霞   (親愛 13.9/11.3) >石戸霞   (親愛 13.9/11.3)

石戸明星    (敬愛 4.2/9.6)  >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)

滝見春   (信頼 4.4/7.4) >滝見春   (信頼 4.4/7.4)

狩宿巴   (先生 3.2/5.0) >狩宿巴   (先生 3.2/5.0)

薄墨初美 (友人 3.9/3.8)  >薄墨初美 (友人 3.9/3.8)

N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (   0.0/0.0)

N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)  >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)

瑞原はやり (不満 2.0/1.0)  >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)

野依理沙 (知人 1.3/2.0)  >野依理沙 (知人 1.3/2.0)

三尋木咏 (変人 0.8/0.7)  >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)

藤田靖子 (興味 1.0/1.0)  >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)

小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)  >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)

×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)

N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)


安価下コンマイベント判定


4  7  ゾロ目

あれは阿知賀のドラゴンロード!?


side:S


私はその嫌な夢で飛び起きた

寝汗でべっとりじっとり

でもそれ以上に、涙が溢れてきて仕方がなかった

淡「っ、うぅっ……きょうたろー……」

最後まで意地張ってきょうたろーに本当のことも言えないまま

そのまま、きょうたろーとは永遠にお別れしちゃって

今までのことまでもが後悔の辛いものになっちゃう……そんな夢

……夢? 本当に?

しばらく連絡を取ってない

照姉がきょうたろーに関してのことで妙に優しい

もしかして……と、不安になった

淡「きょうたろー……」

きょうたろー……っ

慌てて携帯を手にとって、時間なんて無視して

電話をかけて

京太郎『んー?』

淡「きょうたろーっ!!!!」

京太郎『ッ!?』

小蒔『はい! 寝ていません!』

京太郎『おま、お前な………』

声が、聞けた

名前を呼んで、答えが返ってきた……

淡「あはは……あはは……夢、だった……」

京太郎「淡?」

淡「ごめん、ごめんねっ……ごめん……きょうたろー……」

涙で一杯の目を拭い、

口の中のものを全て飲み込んで、代わりに言葉を吐き出す

淡「おめでとー……お兄ちゃん。私、お兄ちゃんが幸せになってくれるならそれでいいから」

京太郎『淡……?』

淡「それでいいから……絶対、絶対に……死んじゃったりしないで」

淡…(´;ω;`)ブワッ


京太郎『ったくこんな時間に……』

淡「お、怒っていい! 怒っていいからっ」

京太郎『なんだよ……大丈夫か?』

淡「うん……うんっ……大丈夫」

きょうたろーの声が聞ける

それだけで本当に大丈夫だった

淡「きょうたろー、あのね?」

京太郎『ん?』

淡「きょうたろーのこと。今までも今もこれからもずっと好きだよ」

京太郎『……俺も好きだよ。妹として』

きょうたろーはあっさりとそう言う

まぁ、妹として。だもんね

淡「あはは。うん、ありがと。ごめんね……こんな時間に」

京太郎『んーいや、気にすんな』

電話を終えて小さくため息をつく

当たり前のことが当たり前のようにできる

名前を呼べば、返事が返ってくる

淡「……はぁ、照姉にデザートでも奢ってもーらおっと!」


・淡のLOST状態が解除されました


京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀111(227/250) 、異能86(000/200) )



6月 第1週の2日目

   本日          >     前日

Ss>大星淡   (深愛 12.0/12.0) >大星淡  (深愛 10.0/10.0)

Ss>宮永咲   (親友 6.2/8.4) >宮永咲   (親友 6.2/8.4)

Ss>宮永照   (心友 7.5/8.7) >宮永照   (心友 7.5/8.7)

√>神代小蒔  (恋人 23.0/18.0)  >神代小蒔  (恋人 22.2/17.2)

石戸霞   (親愛 13.9/11.3) >石戸霞   (親愛 13.9/11.3)

石戸明星    (敬愛 4.2/9.6)  >石戸明星 (敬愛 4.2/9.6)

滝見春   (信頼 4.4/7.4) >滝見春   (信頼 4.4/7.4)

狩宿巴   (先生 3.2/5.0) >狩宿巴   (先生 3.2/5.0)

薄墨初美 (友人 3.9/3.8)  >薄墨初美 (友人 3.9/3.8)

N>湖南奈緒 (友人 2.1/3.9)>湖南奈緒 (   0.0/0.0)

N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)  >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)

瑞原はやり (不満 2.0/1.0)  >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)

野依理沙 (知人 1.3/2.0)  >野依理沙 (知人 1.3/2.0)

三尋木咏 (変人 0.8/0.7)  >三尋木咏 (変人 0.8/0.7)

藤田靖子 (興味 1.0/1.0)  >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)

小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)  >小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4)

Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)

SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)

×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)

N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)


せっかくED回収したんだ。有効活用しないとだからね

淡の問題はこれでOK

全国に行ったあとの心配は無用だ

照姉の財布の心配だけしてればいいよ。うん


月曜日(朝)


京太郎「ふむ……」

深夜の電話はきつかったなぁ

まぁ、淡には淡の事情があったんだ

なにより

淡を追い込んじゃったのは俺かもしれないんだ

あのくらい、甘んじて受けるべきだよな

京太郎「何はともあれ……」

小蒔「すぅ………すぅ……ぇへへ」

まだ起こす必要はないし、どうするかな……


1、電話
2、メール
3、起こす
4、爺さんと会話
5、お母さんと会話
6、朝練(林の奥で瞑想)
7、その他自由

安価下2


お義母さんと話すことにするか……

今は朝食を作ってる最中だろうし少しくらい手伝おう

………………

……………………

「あら、おはよう。早いのね」

京太郎「ええまぁ。少し話をしたいなぁって」

「話? 私ができる話なんて面白いものはないわよ?」

お義母さんはクスクスっと笑うと

そのまま料理を続けていく

滑らかな手さばき

その腕前は小蒔さんに受け継がれている

「それで? 話って?」

白い正方形の豆腐が

味噌汁の中へと落ち、ポチャンポチャンっと感覚も開けずに音が響く

濃厚な赤味噌仕立ての味噌汁らしく

良い匂いがした


1、料理を教えてください
2、憑依の方法について
3、妊婦について
4、お義父さんは今どうしてるんです?
5、その他自由言動


安価下~下5


京太郎「憑依のやり方について教えて欲しいんです」

「憑依? 小蒔ちゃんがしてくれるでしょう?」

京太郎「それはそうなんですけどね……」

正直、自分でコントロールできないと

麻雀で勝つのはもちろん

いざって時に上手く扱えないかもしれないからな

体をのっとられて――なんて

あんなのはごめんだ

それで小蒔さん達に酷いことしようものなら

素戔嗚尊なんて祓い出してやる

「ん~……まぁいいけど」

京太郎「本当ですか?」

「こんなことで嘘なんてつかないわ」


お義母さんは料理の片手間に色々と話してくれた

重要なのは神様をよく知ること

そして手懐けること

よく知らなければ、憑依はおろか手懐けることさえできない

手懐けることはできなくても憑依はできる

出来ることにはできるが

自分からの呼びかけでの憑依は出来ないらしい

京太郎「でも手懐けるなんてどうやってやればいいんです?」

「上でも下でもない。中の関係を築くことが重要ね」

京太郎「中……ですか?」

「そう。上では支配。下でも支配。だからこそ、中。同等の存在として協力し合える関係だというのを教えればいい」

京太郎「なるほど……」

「貴方の中の神様……素戔嗚尊よね?」

京太郎「え、ええ」

「だとしたら、お酒とか女の子とかじゃない?」


お酒とか、女の子?

俺が首を傾げるとお義母さんは小さく笑い

料理する手を止め、俺と向き合った

「神様が求めてるものを与えることでこっちが求めているものを頂く。それが共存」

京太郎「え、えー……」

「支配する。支配される。それを避けたいならそうした方がいいわ」

お義母さんは少し小難しい表情を浮かべため息をつく

瞳は俺を見ていても

その奥の何かは俺を見てはいない感じがした

「支配すると、こちらの力が弱まった時にぶり返しが来るしね」

京太郎「っ……マジ、ですか?」

「そういう話よ。私のお母様なんかは……それでね」

そんなことがあったのか……

そういえば、確かにいないもんなお婆さん


俺までが暗くなることを危惧したのか

お義母さんは微笑み

そして俺の頭を撫でてくれた

「貴方は小蒔ちゃんそして奇稲田姫と一緒にいる。だから、呼ぼうと思えばいつでも呼べるはずだわ」

京太郎「え?」

「素戔嗚尊は貴方のおかげで奇稲田姫と触れ合うことができるんだもの。そんな相手を壊すことは絶対にしない」

お義母さんは俺の頬を撫で

そして離れていく

「手懐けているならあとは簡単。体の中の神様を感じたら引き上げるの。力を貸してってね」

京太郎「なるほど……」

感覚的な話はさっぱりだけど

やろうと思えばできるってことか

それなら、今日の部活ででも試してみるとするかな


・憑依の方法を学びました


安価下コンマ判定

1 春

3 霞

5 巴

7 初美

9 明星


判定=0


京太郎「小蒔さん、体調は今のところ平気そうですね」

小蒔「はいっ。なんだか調子がいいんです……奇稲田姫のおかげでしょうか?」

小蒔さんは普通に起きて普通に朝食をとって

普通に登校できているみたいで、体調は万全で問題はなさそうだ

京太郎「あんまり無理はしないでくださいよ?」

小蒔「解ってます。体育も辛そうなものであれば見学にするつもりです」

まぁ、参加したらしたで

男子にとっては辛い……いや、まぁいいか

小蒔「京太郎さん」

京太郎「はい?」

小蒔「えへへ……出来てると、良いですね」

京太郎「そうですね……」

個人戦で俺が対局中に検査に行くらしい

不安で対局に集中できないかもしれないが

早めに終わらせて、早めに応援に来る。とのことだ


京太郎「そう言えば、お昼はどうします?」

小蒔「可能であれば京太郎さんと……」

小蒔さんは頬を染め

恥ずかしそうに目を伏せながら下唇を指でつまむ

いつまでたっても

小蒔さんのこの初々しさは消えそうにない

まぁ、消えないでいてくれても可愛いから良いけど

小蒔「…………どう、しますか?」

京太郎「う~ん……」


1、小蒔と2人で食べる
2、俺のクラスでいかがでしょう
3、小蒔さんのクラスでいかがでしょう
4、たまには別にしますか
5、俺たち以外にも誰か誘いません?


モモも安価も安価下~下5


京太郎「やっぱり、2人きりがいいです」

小蒔「うぅ……お弁当が作れないのが悔いです……」

小蒔さんは残念そうに言うと俺の手をきゅっと握った

登校中にこんなことしていいのかどうかなんて愚問だ

学校中には知れ渡っているし

記者にも話は通してある

要するに、もはや隠す必要がないことだし

クラスメイトにだって

【「はぁ? 黙って神代さんと喰ってこいよ。夜喰ったからご馳走様ってか。リア充爆発しろ」】

【「いいっていいって、学年違うし、昼飯くらい一緒にいてやれよ」】

などなど

一緒に食べようと誘うものならこれだからな

京太郎「いいですって。小蒔さんのご飯は食べられるじゃないですか」

小蒔「え?」

京太郎「食べさせてくれればほら……小蒔さんのご飯です」

そうしたいという欲望に負けて出た言葉なのだが

小蒔さんは真っ赤になり、俺の手ではなく腕を抱きしめると

俺の体へと顔を隠し、答えた

小蒔「きょ、京太郎さんのも……食べたいです」

京太郎「」

半ばアウトな発言に心躍りながらも

頭の中は冷静に保ち、変な発言を飲み込み、笑う

京太郎「もちろんですよ」


・お昼の行動が固定されました


とりあえず今日はここまで

お疲れ様でした



シリアスなEDは回収した。だからもうシリアスなんていらない!

こっからはイチャイチャでいくんだ!

(笑)

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