【R-18】京太郎「やめろ?」 咲「私に任せて京ちゃん!!」【18禁エロ】 (678)

【注意】

・ageずにひっそりとやっていきたいと思います

・成年指定要素がありますので、苦手な方は見ないほうが良いと思います

・京太郎がメインです。京太郎×○○の形になることが多いと思われます

・呼称については県予選全国編とごっちゃになってるので細かいツッコミは無しでお願いします

・進行はその場しのぎで。適当に書きあがったら投下していくスタイルです。


よろしくお願いします

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~長野のとある田舎の高校~

【放課後】

咲「京ちゃん!!」

京太郎「おぉ、咲か。どうした?さっそく迷子か?」

咲「馬鹿にしないでよ!!朝はたまたま迷っただけなんだから!!」

京太郎「そうだよなーたまたまだよなー」

むーっとふくれっ面になる。こいつは宮永咲。中学からの数少ない女の友達だ。
クラスも同じになって、その縁は当分続きそうでもある。


咲「そ、それより京ちゃんもこのまま帰るの?それなら一緒に」

京太郎「あー、帰ろうかとも思ったんだけどせっかくだし部活見学でもしていこうかなって」

咲「部活?京ちゃんどっか入るつもりなの?」

中学時代は見向きもしなかったのに? 言外にそう言ってるのがよく分かる一言だった。

京太郎「華の高校生活だしな。部活のひとつでもしてみようかと思ったり思わなかったりってな」

京太郎「クラスに同性の奴はほとんどいねぇ。せめて部活で友達のひとりでもほしいなって」

京太郎「そう思ったりもしたわけだ」

咲「そっか・・・ でも、うちの高校にいる男子生徒なんて数が知れてるよ?」

京太郎「まぁ、な。さっきの式典でも学生議会にいた男なんて副会長くらいだったしな」


京太郎「でも、それでもどっかに入ろうと思う。男友達は、できればいいなくらいなもんだ」

咲「そっかぁ・・・ じゃあ今日はこれでお別れだね」

京太郎「なんだよ、一緒に来ないのか?回るくらい一緒に来ても―――」

咲「ううん。私は部活に入るつもりはないし・・・」

咲「本読んでるほうが性にあってるよ」

京太郎「そっか・・・ もし気が向いたらその時は一緒に探してやるよ」

そんな高校生活最初の放課後。


~なんやかんやあって麻雀部~

京太郎(気が付いたら麻雀部に入部してたな)

京太郎(麻雀なんてしたことないから覚えるの大変だろうな)

京太郎(あの生徒会長・・・ いや、学生議会長だっけ?)

京太郎(パンフの隅に載ってたから気になってきてみたらこれだよ)

京太郎(まぁ、俺が美人に弱いってのが一番の問題だったんだろうけど)

和「ポン」カシャッ

京太郎(美人と言えば和もそうだ)

京太郎(ぶっちゃけ7割方は和の存在で決めたようなもんだ)トン

和「ロン。8000です」

京太郎「ふぎゅっ!!」


和「宮永さんは誰かとお付き合いしてるんですか?」

咲「そ、そんなことしたこともないよ!!」

久「あら、そういう和はどうなの?ラブレター貰ってるんでしょ?」

和「どこでその話を・・・」

まこ「毎朝下駄箱で悪戦苦闘してるのは有名な話じゃからな」ククク…

和「私は男性の方と付き合うつもりはありません!!」

久「じゃあラブレターは捨てちゃってるの?」

和「それは・・・ 一応残してありますけど読んではいません」

和「どうしても胸や身体をなめまわすような視線を思い出しますし・・・」

和「男性は女性の身体しかみてないので、嫌いです(キリッ」

こんな会話にも俺は入れない。
ぶっちゃけ居心地の悪い会話をしないでほしい。


京太郎「……」サッサッ

和「……」フキフキ

京太郎(掃除始めて何分経った?)

京太郎(ずっと無言ってのもやり難いもんだな)

京太郎(まぁ、もう何日も和と会話なんてしてなかったからな)

京太郎(嫌われてるってことくらい俺でも分かる)

和「須賀君…」

京太郎「ん?」

和「部活、やめませんか?」

唐突に話を切り出した。あまりに唐突過ぎて、苦笑いしてしまった程だ。


~夜-京太郎の家~

京太郎「まぁ、いつかこうなるだろうなって分かってたけどな」

風呂に浸かりながらおもむろに呟いてみる。

京太郎(部活での会話なんて、ここ最近部長に雑用頼まれるくらいしかなかったし)

京太郎(あー、あと優希に茶を入れるように言われるくらいか)

京太郎(部員っつーより雑用みたいな扱いだったしな)

京太郎(名門校ならいざ知らず、うちみたいなので俺みたいなのがいたら空気も悪くなるわな)

京太郎「とはいえ、だ」


~夜-京太郎の部屋~

=TEL=

京太郎「というわけなんだよ」

咲「そんなことがあったんだ…」

京太郎「急な話だったからな。ぶっちゃけ俺も驚いてる」

咲「私たちと話してる時はそんな素振りなかったけどなぁ」

咲「で、京ちゃんはどうしたいの?」

咲「やめちゃうの?」

京太郎「それをお前に相談してるんだよ」


京太郎「一応やめない方向で考えちゃいるけど、このままってのも気が引ける」

京太郎「続けるにしても、和をどうにかしないと空気悪くなるんじゃねーかなって思ってさ」

咲「それは…、あるかもしれないね」

京太郎「だろ?だからどうにかできないかなって」

咲「……」

京太郎「咲、どうした?」

咲「京ちゃんは、さ…」

京太郎「ん?」

咲「和ちゃんになんでそう言われたと思ってるの?」


京太郎「俺が麻雀弱いからじゃないのか?」

京太郎「事実、ろくすっぽ打ってないし」

咲「うーん…、それもあるんだろうけどね」

咲「私はたぶん違うところに原因があると思ってるんだ」

京太郎「違うところ?」

咲「うん。ちょっと電話では言いにくいんだけどね」

京太郎(電話では言い難い理由ってなんだ?)



咲「明日会った時にそれを教えてあげる」

咲「その後で京ちゃんにも協力してあげるから」

咲「だから、明日は部活はお休みしよ?」

京太郎「俺は別に構わないけど… いいのか?」

咲「一日くらい休んでも大丈夫だよぅ」

やっぱり咲は優しい。嫁さんは大事だわって実感した夜。


~放課後-とある喫茶店~

京太郎「それで、いったい別の理由って何なんだよ」

咲「せっかちだね京ちゃん。それじゃモテないよ?」

京太郎「ジュースもケーキも奢ってやったんだからそれくらい許せよ」

咲「ごちそーさまです」ペッコリン

そう言って、ショートケーキにフォークを入れる。

咲「うん、おいしっ!!」

思えば中学時代から何度かこうやって奢ってやってる気がする。


咲「昨日ね」

京太郎「ん?」

咲「京ちゃんから電話掛かってくる前にも、一本電話掛かってきてたんだ」

京太郎「ふむ」

咲「誰からだと思う?」

京太郎「話の流れから察するに、和か?」

咲「せーいかーい」ズビシッ

指を指すな指を。それになんだその喋りは。ドラマか?小説か?

咲「まぁ、和ちゃんから電話がかかってきてね」


咲「告白されたんだ」

京太郎「誰に?」

咲「和ちゃんに」

京太郎「何を?」

咲「愛を」

京太郎「……」

しばらくの間交わす言葉が見つからなかった。


京太郎「それで、どうしたんだ?」

咲「とりあえず保留中」

咲「返事は一週間以内にはするって言ってあるんだ」

京太郎「そっか…」チュー

アイス抹茶ラテってこんなに苦かったかな?

京太郎「ん?」

京太郎「でも、それが何の関係があるんだ?」

咲「わからないかな?」

京太郎「何が?」

咲「和ちゃんは京ちゃんが邪魔なんだよ」


京太郎「それは俺が弱いから ―――」

咲「そうじゃなくて」

咲「和ちゃんは、私と京ちゃんの関係を断ちたいの」

咲「男である京ちゃんを排除したいって思ってるんだよ」

京太郎「……」

京太郎「それってつまり」

咲「私たちってほら、中学からの付き合いでしょ?」

咲「和ちゃんは少なからず疑ってるんじゃないかな」

京太郎「俺と、お前のことをか?」

咲「私と京ちゃんの間に何らかの感情があるんじゃないかってね」


京太郎「いや…、でもそれは…」

咲「おかしい?」

京太郎「いや、おかしいだろ?」

京太郎「それならやめさせる必要はないはずだ」

京太郎「先にお前に告白して、付き合ってしまえば万事OKのはずだ」

咲「私も同じように思う」

咲「でも、和ちゃんはそうじゃないんだよ」

咲「法律で認められてるし、同性婚もだいぶ世間的には普及してる」

咲「それでも、不安要素は取り除きたい」

咲「その不安要素で一番大きいのが京ちゃんだったんだよ」


京太郎「……そっか」

咲「そうだと、私は思ってる」

京太郎「それじゃ仕方ないわな」

咲「和ちゃんの性格考えたら仕方ないのかもしれないね」

咲「それで、どうする?」

京太郎「どうするって…」

咲「やめちゃうの?」

京太郎「まぁ、何か反抗する気も失せた気がしないでもないしなぁ」

咲「私言ったよね。協力するよって」

京太郎「でも、どうしようもないだろこんなの」


咲「どうにかなるものだよ」

咲「和ちゃんは京ちゃんのことをちょっと勘違いしてるんだよ」

咲「それをちょちょちょいと直してあげれば済む話じゃない」

京太郎「そうは言うけどなぁ」

咲「まぁ、やめるやめないの話は私が手を施した後でも遅くないよ」

咲「どう、私に任せてみない?」

京太郎「咲がそこまで言うなら…」

そんな他力本願な夕方の喫茶店。


~一週間後~

優希「まさか驚いたじぇ。咲ちゃんと和ちゃんが付き合うなんて」

久「もう一週間か~」

まこ「付き合い始めたって聞かされたときは驚いたわ」

咲「ハハハ… それで今日なんですけど…」

久「分かってるわよ」

久「県予選までは時間もあるし、日頃きちんと練習もしてるしね」

久「プチ記念日のデート楽しんでらっしゃい」

和「ありがとうございます!!」

咲「それじゃいってきまーす」チラッ タタタ

京太郎「……」コクン

ガチャ バタン


京太郎(咲と和が付き合い始めて一週間が経った)

京太郎(俺と咲が喫茶店で話したあの日の翌日)

京太郎(咲は和に会って、和の告白を受け入れたらしい)

京太郎(咲にはしばらく大人しく部活に参加してくれと言われている)

京太郎(さっきの咲の目…)

京太郎(もうひとつ、咲に言いつけられてることがあるんだが…)

久「須賀君!!」

京太郎「は、はい!!」ビクッ

久「あなたの番よ?」

京太郎「あ、すんません」カチャ

不思議なことに久しぶりに麻雀をした。


トントントン

京太郎(咲と…和だよな多分)

京太郎(咲、一体何をしようっていうんだ)

咲「ここが私の部屋だよ」

咲「飲み物取ってくるからちょっと待ってて」

和「咲さん!!」ガタッ

ガタバタンドタンッ

京太郎(な、何が起こってるんだ!?)ソワソワ

和「咲さん、私…私!!」


咲「和ちゃん…」

咲「分かったよ。でも、少しだけ我慢して」

咲「私も準備してくるから、服脱いで待っててよ」

和「あっ… す、すいません。自制できなくって…」

咲「くふふ、待ちきれなかったんだね」

咲「すぐに準備してくるから、ここで待っててね」

ギィ バタン

京太郎(な、何が始まるんだいったい…)キキミミ


咲「和ちゃん、お待たせ」

和「はい、それではすぐに始めましょう!!」

京太郎(まさか、噂のレズ○ックスがはじまるのか…?)

咲「うん…、でも私あんまり女の子らしい身体してないから」

和「そんなの私は気にしてません!!」

咲「それは分かってるんだけど、ね」スッ

咲「これを付けて、最初の1回は私の自由にさせてよ」

和「手錠と…ヘッドホンですか?」

咲「私はこれを付けるから」ディルドー


咲「双頭のが手に入らなくって…ごめんね」

和(初めてなのは私も同じなのですが…)

和(咲さんも初めてで不安なのでしょう)

和(ここは咲さんの自由にやらせてあげるのが告白したものの務め)

和「えぇ、構いませんよ」

和「最初は咲さんの好きなようにやってみましょう」

咲「ありがとう、和ちゃん!!」

京太郎(手錠とか双頭とかなんかやべーぞこれ)


咲「じゃあ付けちゃうね」カチャカチャン

和「んっ…」

和(後手に手錠されるというのは結構キますね)

和(これはいわゆるSMというやつなのでしょうか?)

咲「次にこれを」スッ

和「ヘッドホン…これは何が流れて…」

和(これはまさか!!)

咲「分かった?私の声だよ」

咲「目一杯エロっちくしたから…」

咲「あとで持って帰っても構わないよ」


咲「じゃあ付けちゃうね」カチャカチャン

和「んっ…」

和(後手に手錠されるというのは結構キますね)

和(これはいわゆるSMというやつなのでしょうか?)

咲「次にこれを」スッ

和「ヘッドホン…これは何が流れて…」

和(これはまさか!!)

咲「分かった?私の声だよ」

咲「目一杯エロっちくしたから…」

咲「あとで持って帰っても構わないよ」


和「こ、こんな…」

和(これはマズイです。こんな声を聴きながらだと流石の私も)

咲「そして、最後にこれ!!」ババーン

和(何を言ってるのか聞こえませんが、それは…)ノドカチャン…

咲「アイマスク――― あ、ごめん。聞こえないよね」

咲「大丈夫だよ。私が付けてあげるから」パサッ

和(まさかアイマスクまで付けられるとは)イッパイキモチヨクナッテ

和(これで視覚と聴覚まで無くなってしまいました)ワタシモ…

和(触る感覚だけ、挿入とあそこを合わせる感覚だけを楽しめと?)イッショニタノシモウ?

和(そういうことなのでしょうか)モゾモゾ


ギィ…ガチャ

京太郎(ん?誰か部屋から出たか?)

コンコン

咲「京ちゃん、いるんでしょ?」コソッ

京太郎「さ、咲!!和を放っておいていいのか」コソッ

咲「いいんだよ。それよりちゃんと来てくれてたんだね」

京太郎「まぁ、お前に任せるって言ったからなぁ」

咲「京ちゃんなら裏切らないって信じてたよ」

京太郎「でも、お前これから一体何をするつもりなんだ?」

咲「すぐに分かるよ。ほら、ついてきて」


~咲の部屋~

和「咲さん!!咲さん!!どうして何もしないんですか!?」

咲が部屋に戻ると、和の大きな声が響いていた。

一向に咲が触れてこないため不安が募ったこともあるのだろう。
視覚と聴覚を奪われていることもその不安を増大させているのかもしれない。

咲はヘッドホンと耳の間に小さな隙間を作り、和に声を掛ける

咲「大丈夫だよ。私はここにいるから」

咲「一緒に、タノシモウよ」

和「は、はい////」ビクンッ


和(あぁ、咲さんが私のあそこを舐めてくれてます)

和「あっ…あぁああん、咲さんはげしっ!」

咲「もっと気持ちよくなってよ和ちゃん」

ジュルズズ ペロペロ グニュ…

和「だめっ、そんな舌入れたらっ、声が我慢できないっ」

和「あっあっあぁああああああ~~~~っ!!」ビクンビクン

咲「ふふっ、和ちゃんイッちゃったね」

ふ~ふ~

咲「あ、聞こえないんだったね」

咲「それじゃ、次のステップに行こうか」


ふ~ふ~

咲「ほ~ら、和ちゃん挿れていくよ」

グブリュっ

和「~~~~~っっ!!」

和「咲さん!!咲さん!!」

ジュブジュブジュブッジュブッ

フ~っフ~っ ハッ…ハッ…

和「いいですっ!!気持ちいっ」

ジュボッジュボッ

和「ディルドー気持ちいい!!咲さんの気持ちいっ…ひんっ!!」


パンッパンッパンッ

和「あっ、あっああん、待ってください、咲さんも一緒にっ!!」

和「わたしっっもうっっ!!」

咲「限界みたいだね」

咲「じゃあ、イっちゃう瞬間くらいは私も和ちゃんの顔をみたいな」

パサッ

和「えっ、アイマスク取って… !そんな!!」

和「い、いやああああああああああ!!なんでっ!!」ズクン

目の前には男がいた。それも、よく見知った顔だった。

京太郎「ううううぉぉぉぉ!!締まる!!」


京太郎「中、凄いぞっ!!腰も、ピクピク跳ねて!!」

和「いやっ!!ちがっ… ダメっ!!動くのやめっ!!」

京太郎「イクんだろ、もう限界なんだろ、イケっイケっ!」

和「いやっ、男でイクなんて、ありえませっ、止まって、くださあああああ~~~~っ!!!」

京太郎「うおおおおおおおっ!!」

どぷぅっ…ドビュルルドクっドクっドク

和「~~~っひぃぃっんんんん、あっあぁぁぁ」ビクッビクッ

ビュリビュリビュリビチュリ

和「ま、まだっ!?ウソっ、ですっ、おっ、ほっ、おおおおおぉぉぉ!!」


その瞬間、和の中の何かが壊れた

咲に裏切られたとか、そんなことを考える余裕など最早なく

真っ白になった頭の中に、ただただ気持ちいいというその感覚が

彼女のすべてを支配し、同時に何かが断ち切られたのを理解した


京太郎「んむぅ…おぉっくぅ…」ブルッ

ビュルッ…ビュルッ…ぐびゅぅ…

京太郎「……っっはぁああああ…」

長い長い射精がようやく終わる。

腰を限界まで押し付け、和の奥へと送り込めたことにある種の感動を覚えていた。

京太郎(男って……雄って…こんな幸せな生き物だったんだ!!)

性欲も、繁殖欲も、征服欲も、ここまで満たされたことなど今までなかった。

そのあまりの充実感に、胸は震え、涙が零れ、だらしなく涎すら垂らしていた。


和「ハァ…ハァ…ハァ…」ピクッピクッ

未だ腰の震えの止まらない少女を見て、さらにそれを実感する。

あんなこといいな。できたらいいな。

そんな軽い気持ちで入った部活だったが、間違っていなかった、と。

結合部をみると、互いの陰毛が絡み合うその間から、入りきらなかった白濁が零れ落ちている。

細かく泡立ったそれがさらにいやらしさを増幅させて、京太郎の股間を刺激していた。

和「ハァ…ハァ…」

先程の彼女の叫びを聞いてしまったためか、その吐息ひとつをとっても卑猥なものを感じてしまう。

京太郎「……」ゴクッ

しかし、その幸せの時間も長くは続かなかった。


和「こんなこと、許されると、思ってるんですか…」ハァハァ

和「私は、絶対に、許しません…」ハァ…ハァ…

和のその一言で現実に戻された。

京太郎「……どうするって言うんだ」

和「警察に…、父にも頼んで、訴えます」

京太郎「……そっか」

短い春だった、と思った。

にも関わらず、俺の股間は未だに萎えることなく硬さを維持したままだった。


京太郎(流石にこの状況でこれはまずいだろ)

未だ和の中に納まったままの己の逸物を抜き出そうと、腰を少しずつ引こうとしたその時

和「ひんっ!!」

再び、ピンク掛かったような声を耳にしてしまった。

マイサンもそれに反応して、さらに一段硬さを増していこうとしている。

咲「京ちゃん」

気が付けば和の側にいたはずの咲は俺の耳元に口を寄せ

咲「ホントに、このままでいいの?」

悪魔のささやきが如く、そうつぶやいたのだった。


京太郎(いいのって言われてもなぁ…)

咲「このまま終わったら、京ちゃんムショ行きだよ」

咲「強○は重罪だよ。何年か前に法改正されて、今は20年は塀の中になるんだよ」

咲「それでも、いいの?」

京太郎「仕方ないだろ。そういうことをしちまった」

京太郎「もう、終わりだ」

そんなことを言っているのに、俺の息子は未だ萎えようとしない。

咲「まだ、終わりじゃないよ」

咲「だって、京ちゃんまだ出来るでしょ?」

にっこりと、咲は微笑む。それは神か悪魔か ―――


京太郎(たしかに、まだできる)

京太郎(でも、ここで終わった方が後のことを考えれば…)

咲「ここで終わっても強○。あと何回かして終わっても○姦」

咲「同じ強○なら、出し尽くして終わろうよ!!」グッ

京太郎(俺の友人の脳みそは、いつのまにか腐ってました)

京太郎(しかし、咲の言うことも一理ある)

京太郎(同じ○姦なら、出し尽くすまで、か…)

京太郎「そうだな…」

和「……えっ?」

ズブンっっ!!


和「ひぃっん…」

和の両目が大きく開かれていく

和「なに、やって、ほ…ぉっ!!んひいいいいいい」

ずるるぅ…

京太郎「まだだ!!まだ終わらんよ!!」

ずぽっぬぽっぐぽっじゅぽっ

京太郎「するぞ!!何回でもセックス、うおぉおおおお!!」

和「んひぃんっ!これ、いじょうは、ダメ、でsううううううううううう」

ズパンッ

一気に奥深くまで男根が埋められ、和が意図せずとも身体が反応してしまった。

自分の中が大きな傘で抉られ、掘られ、削られ、作り変えられていく。

そして、それに一喜一憂している自分がいる。

恐ろしいまでの屈辱感。それなのに、それすらも気持ちいいと感じてしまっていた。


京太郎「のどかっ!!のどかっ!!」パンパン

ペロッチュッチュッちゅぅぅぅぅぅ

和「いやっ、くびすじ、ダメっ!!」ガクガク

京太郎「んっふうぅぅぉおおお!!」パンパン

チュッチュッハミックリュックリュッ

和「んひっぃ!!乳首、だめ、はあぁんっ!!」

遠慮なく体を弄繰り回してくる

夕方、部活の時まで触られるとすら思ってなかった男によって

その羞恥に身体が反応したのだろうか

咲「うわっ…和ちゃんやらしぃ…」

京太郎「すっげ…小指の第一関節くらいあるかな?」

和「み、みないで……くださいぃ…」


京太郎「まるでチンポみたいだな」

和「~~~~~~っ!!///」

そう言われ、和の顔が真っ赤に染まっていく。

和「抜いてっ!!抜いてください!!これ以上したら――」

京太郎「和、気付いてるか?」

和「…えっ?」

京太郎「お前の足が俺の背中に回ってるんだよ」

京太郎「それにさっきからずっと和の中ぎゅうぎゅう締め付けてきてる」

和「あっ…あぁ…」

自分の身体が自分を裏切っている。こんなことがあっていいのだろうか
いいはずがない。そう思って必死に身体を動かそうとしたその時―――


ズンッ!!

京太郎はここぞとばかりに仕掛けていった。

和「んっほおおおおおお゛お゛お゛~~~~」

強烈な快感が襲い掛かる

その瞬間、和は感じた

このままでは壊れてしまう、と

戻れなくなってしまう、と

奥まで差し込まれた男根が自分の身体を作り変えていってしまう

和「ち、ちがっ、おっほっ…足はっ、手がっ、つかえないからぁあああああ」

ズルゥ…ズズズ…

再びゆっくりと引き抜かれていく男根

このまま再度侵攻してくると思われた


咲「和ちゃん、本当に手は動かせないの?」

和「…っ!?」

気が付いたら手はすでに自由になっていた。

京太郎「ほら、これで手はもう自由に使えるな」

ズルズルゥ…

気が付けばカリの部分まで抜けていき

京太郎「和、抜くから足を放してくれ」

そう、言った。背中で組まれた足が邪魔だ、と
手が使えるんだから、足で固定しなくても大丈夫だろう、と

和「……」

返事ができない。

ここが分水嶺だ、と和は思った。

ここで戻らないと、自分が自分ではなくなる。

根拠はないがそう思ったのだ。

そして、同じように京太郎もまたそう感じていた。


京太郎「抜くぞ」

ズルゥ…

和「あっ…」

ガシッ

京太郎「……」

和「…ってください…」

京太郎「ん?聞こえない」

和「抜かないで…ください…」

京太郎「大きな声で、具体的に言ってもらわないと」

京太郎「俺、和みたいに頭良くないからさ」

和「……」


京太郎「抜くぞ」

ズルゥ…

和「あっ…」

ガシッ

京太郎「……」

和「…ってください…」

京太郎「ん?聞こえない」

和「抜かないで…ください…」

京太郎「大きな声で、具体的に言ってもらわないと」

京太郎「俺、和みたいに頭良くないからさ」

和「……」


和は理解した。理解させられてしまった。

自分はもう戻れないのだ、と。

もう少女ではいられない。ただのオンナになってしまったのだ、と。

和「…お願いします」

そしてこの男はこう言っているのだ。

和「須賀くんのチ○ポで…おもいっきりズポズポしてくださいっ!!」

堕ちろ、と

京太郎「ズポズポして…それから?」

雌であることを認めろ、と

和「中にっ…射精してください!!びゅくびゅく射精してください!!」


和「もっと…セックスっっ!!」

京太郎「うおおおおおおおおおお!!俺もだ和っ!!」

パンッパンッパンッグボッジュボ

和「んはあああっ!!これっ!!これ、です!!」

京太郎「このままずっとやるぞ!!全部なかに射精してやるっ!!」

和「ダメぇっ!!中はだめだけどぉ…でもでもでもぉおおおお」

京太郎「うるせぇ!!中以外じゃ射精しないからな!!」

京太郎「それとも抜いてもいいのか!?抜くぞ!?」パンパン

和「抜い…ちゃ…ダメぇ…んっほおおおお゛お゛お゛!!」

京太郎「うおぉぉぉ!!和!!和っ!!」ズコズコズコ

獣のような、いや、獣の雌声は夕方が過ぎ、夜になっても途切れることはなかった


入学して、気が付けば4月が終わっていた。


5月になり、世はGW。しかし、麻雀部は関係なく活動していた。

朝には朝練よりも遅いとはいえ、9時には活動開始。

3時過ぎまでは目一杯練習を行っている。

それは同じ麻雀部員である俺も例外ではない…と思っていた。


~別棟-男子トイレ~

京太郎「くそっ!!くそっ!!くそっ!!」

パンッパンッジュブッジュボッ

和「んっあっ、まだっ、ですかっ…ひぐぅっ!!」パァンッ

和のお尻に真っ赤な紅葉が咲く。これで2つ目の紅葉だった。

ぐりゅぅ…ズンッジュブッジュブッ

京太郎「なんでっ…ずっとっ…ざ、つよう、なん、だよっ!!」

ぐにゅぅぅぅ…

和「ひんっ!!だめっ…おっぱぃ、そんな、にしちゃあああ~~~~」ビクンビクン

京太郎「ぐぅううううううう、射精すぞ和っ!!」ズコズコズニュンッ

ドビュルッビュグッジュビュルルルルル

和「ふぅっ゛っ゛~~~ん゛ん゛~~~~~~」クンッククンッ

京太郎「ほぉ゛ぉぉぉぉぅん…」

ジュビュルッ…ビュルッ…ビュルッ…


麻雀部の部室は別棟に存在している。

今や麻雀部以外の部活でその別棟を使う部はない。

トイレはかつての名残なのだろうか。男女が棟の端と端に分かれて点在している。

そして、早朝。9時より活動が始まる麻雀部だが、京太郎と和は7時には登校していた。

京太郎がそれくらい早くに登校しなければならないのは雑用のため。

では、和は?

彼女は京太郎に言われて、この時間に来ている。

彼女自身、それを断れない状況に追い込まれていたからだった。

.


京太郎「……ふぅぅ…」

ズルルゥ…

京太郎(やっぱ和の腰の動きすげぇわ…もうちょい擦っとこ)

ズニュゥ…ずりゅっずりゅっ…

和「お゛っ…ほぉ゛ぉ…ぃひぃ゛っ…」

ずりゅりゅぅぅぅ…

京太郎「ぁあああ… すっきりしたぁ」

和「ハァ…ハァ…」

京太郎「じゃあ、和。今日は中に入れたまま練習しようか」

和「……はひぃ?」


~GW前-咲の家での出来事~

狂乱は夜9時を過ぎたあたりでようやく終わりを迎えた。

京太郎「ハァ…ハァ…もう、でねぇ…」

和「……」ヒクックンッ

咲「やっぱり京ちゃん凄いね…」

ベッドのシーツはすでに見るも無残なことになっていた。

可愛く置かれた白の小さなテーブルも、汗や汁で酷い惨状になり
買って二月と経っていないであろう和の服も黄ばみを帯びた汁を拭う布と成り果てていた。

京太郎「のど、乾いたぁ…」ゴキュッゴキュッ

無造作に置かれていたペットボトルを掴み、喉を潤す。

途中で咲がお腹がすくからと買ってきたパンを掴み、それも腹に入れていく。

全てを腹に収め、一息ついたところで、京太郎は和のことに思い至った。


京太郎(そういやこのままだったら俺、ムショ行きなんだよなぁ…)

京太郎(今はこんなに酷い有様だけど…)

京太郎(明日になったら流石に状況を理解して、警察に行くだろうし)

京太郎(これで終わり、だな)ハハハ

乾いた笑いがこみあげてきた

そもそも自分は何がしたかったのだろうか

抱えていた問題を解決するどころか、悪化しているのではないだろうか

そう思いながら顔を上げた瞬間、もっと頭の痛くなる光景が飛び込んできた。

おぉ、神よ。この友人を救ってください。もう間に合わないかもしれませんが…


咲「いやぁ…、ホント凄いねこれ…」ジー

ハンディカムを片手に和の惨状を楽しんでいる姿がそこにはあった

咲「ほら京ちゃん見てよこれぇ…」ニチャァ…

咲「和ちゃんのピンクの綺麗な髪もこうなったら形無しだよねぇ」

咲「こんなに黄ばんだザーメンだと落とすの大変そうだよぉ」フキフキ

そういって、まだザーメンが掛かっていなかった部分で手についたそれを拭う

自分も大概だと思ったが、よく考えたら咲の考えに乗ったわけで…

一番酷いのは咲なのではないだろうかと思ってしまった。責任転嫁ではあるが

咲「あーあーあー、おっぱいにもこんなにかかってるよ」

うつぶせになって気絶している和の、はみ出たおっぱいにも当然のように
大量に精液は掛かっていた。

我ながらよくここまで出したものだ


咲「綺麗な背中もこんなに…ダマになってるよこれとか」

咲「お尻も凄いことになってるね…パックみたいだよもう」

咲「極めつけはここだよねぇ。ほら、すっごいよこれぇ」キュフフ

笑いながら人差し指と中指で和の秘所を開いていく。

遠慮なく注がれたそれがタラリと太い糸、ときには塊になって姿を晒していく。

咲「私の時はこんなの撮れなかったから、ちょっと興奮しちゃうね」

そのある意味惨めな姿を、咲は躊躇なくカメラに収めていく。

京太郎(そういえば、咲のときもハンディ使って残したんだっけか)

京太郎(記念とかわけわからんこと言って撮ったんだっけ)

咲はなおも嬉々として和のあられもない姿を映していた。


咲「はい、京ちゃんこれ」ハンディ

京太郎「へっ?あ、あぁ…」

なぜかそのハンディカムを俺に手渡し、咲はニッコリと笑う。

咲「ちょっとそれ預かってて貰えるとうれしいな」

京太郎「へ、あぁ、預かるくらいは別にいいけど…」

咲「あと、京ちゃんパソコンもってたでしょ?」

京太郎「そりゃ持ってるけど…」

咲「ついでに撮った分をBDに落とし込んでおいてよ」

咲「たぶん、今日撮ったのでもう満杯になってるだろうから」

京太郎「……ふむ」

なんとなく全容が見えてきた気がしないでもなかった。


~その翌日の部活後-帰り道~

京太郎(ふぃ~、今日もお疲れ様でしたっと…)

京太郎(まぁ、一日中本読んで茶出して後片付けしただけだけどな)

京太郎(あー…、結局やめるうんぬんの話はうやむやにしちまったな)

京太郎(…県大会終わるまでは続けてもいいかな…っと?)

カガヤイテーココイチバンー

京太郎(メール…咲から?)

京太郎(和へ提示する条件…?なんだこりゃ)

咲からの謎のメールに目を通し終え、別棟の玄関を出る。

その階段を下りた先に見覚えのある姿が見えた。

和だ。どうやら俺を待っていたらしい。

うつむいたままなので表情は分からないが、この状況下で
明るい表情をしているとは到底思えない。

怒るか、泣くか、喚くか、冷静に訴えられるか。

京太郎(まぁ、そのどれかだわな)

覚悟を決めて階段を下りていく。


和「……」

咲「…京ちゃん」

和の後ろ、死角だったであろう場所には咲も一緒にいた。

和「須賀君、話があります」

毅然とした態度で対峙するその姿は、つい先日見せた姿とは縁遠いものであった。

京太郎「…ここで話すのか?」

和「いえ、今日は私の家にします」

和「須賀君の家や咲さんの家では何があるかわかりませんから」

当たり前だが、すでに敵意むき出しだった。


~和の家~

和「今日は両親はいません。東京に行っているので、明後日まで帰らないと言っていました」

和「ですので、この間の話をしても聞かれる心配はないでしょう」

京太郎「…そうか」

ん?

普通は親がいた方がいいのではないだろうか

そうすればすぐにでも警察に行ける。訴えられる。

そういうものでは、ないのだろうか?

京太郎(まぁ、恥ずかしい話は親に聞かれたくない…のか?)


和「それで、須賀君は一体どういうつもりなんですか!?」ツクエバンッ

京太郎「どうって…」

リビングに通され、咲と和はソファに、俺は絨毯の上に座らされていた。

和「昨日のことです!!忘れたとは言わせません!!」

京太郎(忘れてるわけないだろってツッコミは野暮なんだろうな)

和「私たちの邪魔をして、あんな卑劣なことを…」

和「どんな手を使ったか知りませんが、咲さんにまであんなことをさせて」ワナワナ

和「どうせ咲さんを脅したりして無理矢理協力させたに違いありません!!」バンッ

和「須賀君、返事次第によっては今すぐ警察に突き出しますから」ギロッ

咲「……それは無理だよ和ちゃん…」


和「えっ?咲さん…?」

咲「和ちゃんが京ちゃんを警察に突き出したら、撮られた映像はどうすればいいの?」

和「なっ!?いつのまにそんなものを!!」

咲「和ちゃんだけじゃないの。私も京ちゃんに同じように撮られてるの…」

和「くっ…スガぁ…」

京太郎「えっ…?いや、ちょっ」

咲「京ちゃんは撮った動画をいつでも流出できるようにしてるんだよ!!」

和「!!?」

京太郎「あれ?」

和「本当に、そんなことしてるんですか…?」ギリィ…

京太郎「えっ、いや、うん?」


咲「京ちゃんに逆らったら、いつ流出されるか分からないんだよ!!」

京太郎「えっ…?」

和「なっ…!?」

咲「きっと京ちゃんは時限式で流出できるようにしてるに違いないんだよ…」

咲「定期的にパスワード入れないと流出しちゃうとか…」

咲「ドラマとか本で犯罪者がやるようなことやってるかもしれないんだよ!!」

咲「私っ…私っ…そんなの流出したら生きていけないよ…」ウゥ…

和「くぅ…須賀ぁ…」ギリリィ

京太郎(なんか、いつのまにか凄い悪人になってるんだゾ)


咲「でも…京ちゃん、私はいいから和ちゃんだけでも助けてよ!!」

和「咲さん!?」

和「何を言ってるんですか!!須賀君、私はどうなっても構いません」

和「どうすれば咲さんの動画をこっちに渡してくれるんですかっ!?」バンッ

京太郎「どうすればって…」

京太郎(あっ…、そういやさっき咲からメール来てたっけか…)

京太郎(条件提示ってまさかこのことなのか?)チラッ

咲「……」コクン

京太郎「そうだな。咲の動画を返してほしけりゃ―――」


====
===
==


====

和「咲さんの前で…あなたとセックスしろっていうんですか?」ギリッ

京太郎「そう。それで和が気を失わなかったら返してやるよ」

京太郎「時間は…そうだなぁ、21時まででどうだ?」

和「よくもそんな悪逆非道なことを考え付きますね」

和「構いません。受けてたちます」

和「咲さんの前で私が気を失うなんてありえません」

和「愛している人のためなら何だってできることを見せてあげます(キリッ」

====


~和の部屋~

京太郎「ああああ和っ!!和っ!!」ノノジノノジ

グリュンっグリュッグリュッ

和「お゛お゛お゛お゛…ぅう!!こしっ、まわ、すのっ…だめっ」ビクッビクッ

京太郎「おっぱいおっぱいおっぱい!!」モミモミ

ジュブットンぐりゅっトン

和「お゛っ…くぅっ…突ぎぃながらぁあああ揉むのおおぉぉぉ…」ブルルッ

京太郎「いいのか悪いのかはっきりしてくれよ和ぁ」

和「だ、めっえええええだめだめだめぇえええ゛っえ゛え゛~~~~!!」

ビクンッビクンッビクンッ

咲「和ちゃん…」(もうこれで4イキ目だけど、どれくらい持つかな)ワクワク

和「ヒュー…ヒュー…」ピクッ…ピクッ…


京太郎「まだっ!!まだやるぞっ!!和っ!!…?」

和「…ヒュー…ヒュー…」ボ~…

京太郎「お~い、のどか~?」ヒラヒラ

京太郎(一応目は空いてるのか…これってまだ気は失ってないのか?)

京太郎(しょうがないな)

ひゅんっ!!

パァァンッッ

和「っっっっ!!!!?」

容赦なく振り落された手のひらが、白く真ん丸な和の桃に赤い痕を残す。

その衝撃で無理矢理に飛びかかっていた意識が戻され、同時に―――

和「おっ…ひぃ…っ!!~~~~~っっっ」ビクッビクッ

痛みが強制的に快楽へと導いていく

京太郎(あっ、またイッた)


咲「和ちゃんっ!!和ちゃんっ!!」

和「……っ!!」ハッ

和(私、一瞬落ちかけて…)

咲「和ちゃんっ!!」(落ちるの早すぎるよ!!)

和(さ、咲さん…)

和(咲さんが見てくれてるんでした…)

和(こんな、こんなことで気をやるわけにはいきません!!)

和(男とのセックスなんかに、負けません!!)

和(咲さん、見ててください!!)












ずぶぅっジュププゥッッ!!


その衝撃は、意識を取り戻し、気を持ち直した矢先のことだった

和「あ゛っ!!あ゛あおおお゛お゛……」ヒクッヒクッ

それは強烈すぎる一撃。取り戻した意識を刈り取らんばかりのものだった。

ジュブッズブッヌプゥジュブブッ

京太郎「まだ射精しきってないからっ!!奥に出すぞ!!」

ぐぃ!!

容赦なく腰を動かし、奥へ、奥へと本能に従うまま進んでいく

京太郎「射精るっぅぁあああああ!!!」

ドグッどぷんっドグッドプっ


すでになんの躊躇いもなく、突き進んだ先、和の最奥で放っていく。

無責任に、欲望のままに、数少ないとはいえ学校の男中から好かれているであろう女に

和「おっ…あ゛おお゛お゛お゛……んんっ♥」

幾度の衝撃に身体はすでに言うことを聞くはずもなく

現実と白い世界が交互に訪れる視界の中、獣声が響いていく

それが誰の声なのか、それすらも和は定かではないのであろう

京太郎「う゛っ…はぁっ…」ゴリュ…

ごぷっ…ゴプンッゴプゥ…

最後の最後。

竿に残っていた白濁すら奥にやるのだと言わんばかりに腰が押し付けられる

和「……っっ♥」


京太郎「……ふぃぃ」ブルルッ

和「……ハァ……ハァ」

絶頂後の気怠い感覚が全てを支配する。

女が一番無防備になる瞬間

その瞬間を狙っていたわけではないのだろう


京太郎「……あっ」ブルッ


ドプゥ…

最後の最後の一塊。

押し付けられた肉棒から放たれたそれは、当然のように和の最奥へと再度送り込まれ

和「ん゛っ!!?」ビクッビクッ

条件反射のように、和の腰は跳ねあがり、

和「~~~~~~~っっっ!!♥!!?♥」ガクガクガクッ


結果として、究極の不意打ちが和を白い世界へと導いていった。


結論から言えば、和は21時はおろか、19時を迎えるまでもなく意識を絶たれた。

さらに付け加えるのであれば、さらにそのあと、衝撃で意識を取り戻し
さらに繰り返される絶頂で意識を手放すこと四回。

何かを誓わされたような記憶がうっすらと和の記憶に残っているものの
それが何なのかはすでに定かではなかった。

彼女が覚えているのはただひとつ。

自分が、たしかに男とのSEXに屈してしまったという事実だけであった。

和はその重い事実をめちゃくちゃになったベッドの上で受け止めきれずにいる。

そして、気が付けば時計の針は24時を迎えようとしていた。


咲「和ちゃん、起きてる…?」

和「咲さん…」

いつの間にか別の部屋に移っていたのであろう咲が扉から顔を覗かせる。

和「…すいません、私っ…私っ…」グスッ…

和「咲さんをっ…守りたかったのにっ…」

咲「和ちゃん…」

半開きのカーテンから差し込む月明かりが酷く明るく感じられた。

ありとあらゆる体液にまみれた身体に、涙で濡れた顔。

醜い姿を見られてしまう。そんな思いで和は顔を上げられずにいた。

咲「大丈夫だよ和ちゃん…」

そんな和を咲は優しく抱きしめる。汚れることも厭わず。


咲「京ちゃんは優しいから」

咲「きっと和ちゃんにも優しくしてくれるよ」

咲「京ちゃんも動画を流出させるなんて酷いことしないよ」

咲「だから、大丈夫」

咲「私も一緒にいるから…」

咲「ね?」

優しく…優しく…すべてを正当化していく。

和「咲さん…」

咲の優しさに触れ、胸が震える和。

咲もまた、きっと和がそう感じてくれているだろうと理解していた。

だからこそ、これから続く言葉を言わなければならない。それもまた理解していた。


咲「和ちゃん…」

咲「ふたりでなら、何も怖くないよ」

和「えぇ…えぇ…」コクコク

咲「和ちゃんも私と一緒なら大丈夫でしょ?」

和「はいっ…」コクッ

その甘いささやきは、すっと和の胸に落ちていった。

まるで、つい3時間前まで行われいた狂乱など無かったかのように。


咲「それにね、和ちゃん…」

和「はいっ…」












咲「和ちゃんは、もうおち○ぽには逆らえないんだから」






和「……えっ?」





.


咲「ダメだよもう」

咲「和ちゃんは自覚がないかもしれないから、後でビデオ見せてあげるけどさ」

咲「雌だよ。雄に媚びてる雌そのものだよ」

和「咲、さん…?何を言って…」

ふらりと伸ばした手は咲に届くことなく宙を舞った。

咲は立ち上がり、さらに言葉を紡いでいく

咲「以前京ちゃんとした時は、初めてだったってのもあるんだろうけどさ」

咲「今日とか、京ちゃんが1回射精するまでに何回イッたか覚えてる?」

咲「4回だよ4回。もはやその時点で対等じゃないよ」

咲「結局、今日は京ちゃん7回射精したらしいんだけどさ」

咲「和ちゃん、その間に何度イッたか覚えてないでしょ」

和「…はい……」


咲「私も途中で部屋を出たから」

咲「全て数えてたわけじゃないけどさ」

咲「少なくとも30回は絶頂してるんだよね」

咲「最後の方とか声もなく、ただ腰だけ跳ねてただけだけど」

咲「ビクンビクンって」

咲「射精を促してるみたいにさ。あれって迎え腰っていうんだってね」

そんなことはしていない。そう、和は思いたかった。

だが、そんなことはお構いなしに咲の言葉は紡がれていく。

咲「あと、最後の2回の射精はSEXじゃないよ?」

その言葉はすでに和の理解の及ぶものではなくなっていた。


咲「あれは[田島「チ○コ破裂するっ!」]だよ」

咲「原村和という肉体を使った[田島「チ○コ破裂するっ!」]」

和「あっ…あぁぁ…」ボロッボロッ

あまりにも無情な言葉。

それが自分が愛した人間から紡がれた言葉とは、到底思えないほどに。

咲「意識の飛んでる和ちゃんを使ってね」

咲「自動でうねる穴を使った[田島「チ○コ破裂するっ!」]だよ」

咲「もっと言うなら射精すると同時に反応までしてくれる高性能オナホールだよね」

すでに人間扱いすらされていなかった。

その言葉の衝撃は如何程だったのか。和は涙を抑えることも叶わなくなっていた。

咲「究極の独りよがりだよ」

咲「これを[田島「チ○コ破裂するっ!」]と言わずして、なんていうのかって程に」

咲「それでも、和ちゃんの腰は跳ねて喜んでるように見えたけどね」

和「……」ボロボロ


咲「あれはオ○ニーだよ」

咲「原村和という肉体を使った○ナニー」

和「あっ…あぁぁ…」ボロッボロッ

あまりにも無情な言葉。

それが自分が愛した人間から紡がれた言葉とは、到底思えないほどに。

咲「意識の飛んでる和ちゃんを使ってね」

咲「自動でうねる穴を使ったオナ○ーだよ」

咲「もっと言うなら射精すると同時に反応までしてくれる高性能オナホールだよね」

すでに人間扱いすらされていなかった。

その言葉の衝撃は如何程だったのか。和は涙を抑えることも叶わなくなっていた。

咲「究極の独りよがりだよ」

咲「これをオ○ニーと言わずして、なんていうのかって程に」

咲「それでも、和ちゃんの腰は跳ねて喜んでるように見えたけどね」

和「……」ボロボロ


咲「それを見て私思ったんだ」

咲「意識の有る無いに関わらず、すでに身体が屈してるんだなって」

咲「中で射精してほしくてたまらないんだろうなって」

咲「意識を手放したら負けってルールだったけどさ」

咲「意識を手放した後からがある意味で本当の勝負だったのかもね」

咲「そこが一番、本性が出やすい部分だと思うから」

和「ほん、しょう…?」

咲「一突きされるたびにあられもない雌声をあげて」

咲「絶頂するたびに腰震わせて、足絡ませて、腰押し付けて」

咲「意識なんてないのに、イクたびに腰が跳ね上がるんだよ」

咲「そのたびにおっぱいが跳ねるの」

咲「それをみて、京ちゃんはまた興奮して壊れんばかりに突き上げるんだけど…」

咲「これって、最早ナチュラルに雄に媚びてるんだよね」


和「オスに…こびる…?」

咲「男とか女とかじゃないよ」

咲「そんな理性的なものじゃあないと思う」

咲「雄と…雌」

咲「それくらい原始的なものだと思うよ」

咲「男と女の関係なら、理性も介在するんだろうけど」

咲「雄と雌になったら、理性はもはや介在の余地がないよ」

咲「和ちゃんはもう無理だよ」

咲「そんな理性、無くなってると思う」

咲「京ちゃんを前にして、そんな理性を保てるとは思えないよ」


咲「雌は雄に敵わない」

咲「雌は雄に屈服して、そこに喜びを見出せるの」

咲「今日…、ううん、もう昨日だね」

咲「昨日の和ちゃんを見てそう思ったんだ」

咲「和ちゃん、私を見て、一度理性を取り戻したでしょ?」

和「え……」

咲「でも、そのあとの京ちゃんのたった一突きでその理性を手放したんだよ」

和「あ…、あぁ…」カタカタ

咲「和ちゃんの想いとか、そんなものよりも京ちゃんのたった一突きが重たかったんだよ」

咲「意識を、理性すらも手放してしまうほどに」

咲「それらを手放してもいいと思えるくらいの衝撃が」

咲「和ちゃんの身体や脳みそに走ったんだよ」

咲「ねっ?もうわかるでしょ?」







咲「和ちゃんは、京ちゃんのおちんぽには敵わないんだって」





.







和「……はい」





.


咲さんのその言葉に、力なくうなずいている私がいました

それを認められない私も確かにいました

ですが、その私を正当化するだけの材料は私にはありません

理論的であるからこそ、理論的であるがゆえに

それを認めなければならなかったように思います

男性は女性の身体しかみていないから嫌いです

自分のその言葉が酷く白々しく感じられました

雌は雄に敵わない

その言葉の方が、遥かに正しいと今では思えてしまうからです


その日から、私は須賀君に逆らえないようになってしまいました

動画とか、咲さんのこととか、そういうのを全てを抜きにしても

強く言われてしまえば、身体が彼を拒めない

そうなってしまっていたのです

あれからGWに突入し、朝から夕方まで部活動をしています

でも、部活が始まる前に、私は須賀君と男子トイレに入っていきます

清潔とは言えない個室の中で、彼は私を脅します

いえ、『脅してくれる』のです

私と彼の関係は、すでにそういう形になってしまっていました


どんなことを言われても、私はもう拒めないと思います

事実、今もこうして彼に言われるがまま皆と麻雀をしているのです

お尻についたザーメンを拭うことも許されず

それが染み込んだパンツを変えることすら許されず

秘所から少しずつ零れ落ちていく感触を我慢しながら

火照る顔を誤魔化すこともできないまま、打っているのです

まるで、家でネット麻雀を打っているときのような顔で…


それは、5月

GWも終わりを迎えるとある1日のこと

のどっちの兆しが現実世界で見え始めた記念すべき日

新緑の萌える爽やかな季節のことであった





幕間 ~黄金週間の悪魔のささやき~  


カン

投下は以上です

今回のお話は、前回のお話の直後から、その翌日翌々日のお話となっていました。
次はもしかしたら清澄から離れて、どこか別の高校と交わるお話になるかもしれません
まだ何も作ってないのでこれからですけど

では、また適当な頃合いに


久「須賀君、お願いがあるの」ニコッ

早朝の部室。

俺と部長以外に誰もいないこの部屋で、笑顔で部長は俺に迫ってきた。

京太郎「な、なんでしょうか…」タジッ

健全な高校生ならこの状況で当然のことを期待してしまうだろう

誰だってそうだ。俺だってそうだ。

部長は美人だし、スタイルもいい。和ほどのモノはもっていないが…

そんな部長にこういう形で頼まれてしまったら、それは断れない

もちろん、それを分かってやっているんだろうけれど

そして、今回も当然のごとく ―――




久「買い出し、お願いね!!」


京太郎「……はい」


笑顔で顔出しリストを渡されたのだった


~とある土曜日 長野市街地~

京太郎「なんか久しぶりにこの辺に来た気がするなぁ」

京太郎(別に今回の買い出しだって、別に近くのスーパーなりで済むんだけど…)

京太郎「まっ、たまにはな」

頑張ってる自分へのご褒美。それくらい悪くはないと思うわけだ。

それにどうやらこの買い出し、月末に予定されている合宿のものらしい。

それとなく部長から聞いた。もちろん、咲や和には内緒だ。

そして、その部長の申し訳なさそうな顔からある程度のことを察することもできた。

京太郎(まぁ、もうこの一ヶ月でそんなのも慣れっこだけどな)ハハハ

乾いた笑いを浮かべながら、街を歩いて行く。


京太郎(カフェでのんびりするだけってのも勿体ないし…)ズズズ…

京太郎(適当に服くらい見てみますかね、っと)ガタッ

『おっと!!』パシャ

京太郎「あっ…、すいません。大丈夫ですか?」

???「いや、こちらこそすまなかった」

???「服は濡れなかったか?」

京太郎「いえ、大したことないんで大丈夫ですよ」

???「いやいや、結構濡れてしまってるじゃないか!!」

???「すまない、どこかで乾かせるといいんだが…」キョロキョロ

京太郎(流石に店の中に乾燥機は無いと思うなぁ)

???「普通無いよな…申し訳ない…」


京太郎「いえ、どうせ服を買おうか悩んでたところです」

京太郎「ちょうどいいきっかけでしたよ」

前部分が水浸しになったこの服をずっと着るわけにはいかない

適当にTシャツでも買って着替えてしまおう

???「そういってくれるのはありがたいが…」

???「そうだ!!」

???「この後私も暇なんだ」

???「もしよかったら、その服を私に買わせてもらえないか?」

京太郎「えっ!?」

京太郎(別に水にぬれただけだから弁償とか考えなくていいのに…)

京太郎(でも、断るのは断るので申し訳ない気もするし…)


京太郎「それじゃ、ありがたく…」

???「あぁ、受け取ってもらえるとこっちもありがたい」

こうして、名も知らぬ人と買い物をすることが決まってしまった。

年上…、だと思う。

部長と同じくらいの身長。そして立ち居振る舞いが年上のそれであった。

年上の人とこうして並んで歩く機会などそうあるものではない。

京太郎(運がいいのか悪いのか…)

京太郎(まぁ、運がいいってことでいいか)

京太郎(美人だし…)ニヘラ


~裏通りのとある男性向け衣料店~

とあるブランドの店に二人は入る。

京太郎としては安物のTシャツでも良かったのだが、
それでは申し訳ないと言われ、この店に入ることとなった。

???「とはいえ男物なんて選ぶ機会がなかったからな…」

京太郎「俺もあまりこういう店には入ったことないですからねぇ…」

???「とりあえず君に ――― 」

???「そういえばまだ名前も聞いてなかったな」

ゆみ「私は加治木ゆみ。鶴賀学園の3年生だ」

京太郎「俺は須賀京太郎と言います。清澄高校の1年です」

ゆみ「清澄か… って随分と遠いな」

京太郎「そうですかね?」

ゆみ「あぁ、乗り継ぎがあるだろここまで」

京太郎「まぁ、慣れたらどうってことないですよ」

ゆみ「そういうものか?」


ゆみ「まぁ、なんにせよとりあえず買ってしまおう」

ゆみ「好きなのがあれば選んでくれ」

ゆみ「選べないなら、私が選んでもいいが…」

期待はするな、とそう言いたげな視線でこちらを見る。

自分の身長と体格と好みに合いそうなものを探してはいるが、
こういう時に限ってピンとくるようなものは見つかりそうもない。

京太郎(いつもならこういう時は買わないに限るんだけど…)

ちらりと京太郎もゆみの方に視線を向ける。

京太郎(そういうわけにもいかないよな)


京太郎「じゃあ、せっかくですし加治木さんに選んでもらってもいいっすか?」

ゆみ「おいおい、選んでも構わないとは言ったが…」

京太郎「ははは、大丈夫ですよ」

京太郎「加治木さんの選んだものなら喜んで着ますから」

ゆみ「むぅ…、そう言われたら断れないじゃないか」

そうだな、と呟いていくつかのシャツを手に取り広げていく。

そのうちの3着を京太郎に直接合わせ

しばらくして、これだな、と言って一枚のポロシャツを手渡し

京太郎「じゃあ、これということで」

あっさりと京太郎はそれを受け入れた。


~遅めのランチタイム~

ゆみ「でも、良かったのか?」パスタクルクル

京太郎「んぐ… 何がですか?」

ゆみ「私の選んだ服を即決したことだよ」

京太郎「良かったんですよあれで」

京太郎「どうせ選んでもらうなら、美人に選んでもらった方がいいでしょ」

ゆみ「びっ…」コホン

ゆみ「しかし不思議なものだな」

ゆみ「今日会ったばかりなのに、こうして買い物して昼食まで食べることになるとは」

京太郎「まぁ、それなりに良いものを買ってもらっちゃいましたから」

京太郎「昼飯くらいはおごらせてくださいよ」タバスコパッパッ


京太郎「あっ!!それとも拙かったっすかね」

京太郎「付き合ってる方がいたりとか…」モキュモキュ

ゆみ「いや、そういうわけ心配はしなくていい」

ゆみ「誰かに見られて拙いようなことはないからな」クルクル

京太郎「そうなんですか?」

京太郎「加治木さん、後輩の女の子から持てそうな感じじゃないですか」

京太郎「誰かと付き合っててもおかしくないなって思ったんですけどね」

ゆみ「やはり、君から見ても私は女にモテそうに見えるのか?」

京太郎「そう見えると言うか…」

京太郎「女子が好きそうなタイプには見えます」

京太郎「でも、あくまで女子がみたらそう見えるだろうなってだけで」モグモグ


ゆみ「君はそう見ていない、と?」

京太郎「まぁ…」モグモグ

京太郎「他の男が見たらどう見えるのかまでは分かりませんけど」

京太郎「女子の見え方と男子の見え方って違いますから」

ゆみ「ふむ…」

京太郎「あっ…」メニューメクリ

京太郎「新しく出た新作ピザ、食べてみませんか?」

京太郎「俺はまだ腹に入るんですけど、加治木さんはどうです?」

ゆみ「…せっかくだから頼もうか」

ゆみ(やはり男子は食べる量が違うな)

カランカランとアイスティの氷が小さく音を立てる。


~昼食後~

ゆみ「少し食べ過ぎたか…?」

京太郎「いやぁ、付き合わせちゃってすいません」ハハハ

ゆみ「なに、私も新作ピザが気になってたからな」

ゆみ「とはいえ、なかなか食べる機会もなかったんだ」

ゆみ「ちょうどいい機会だったということだ」

京太郎「それなら良かったです」

意味もなく、ぶらぶらと二人して歩いている

付かず離れず、微妙な距離感を保ちながら

京太郎「そういえば…」

京太郎「わざわざ街にまで出てるんですから、何か用事とかあったんじゃ…」

ゆみ「いや、特に当所もなく散策してただけだ」

ゆみ「勤勉な3年生なら、休みの日も受験勉強に勤しんでいるのだろうが」

あいにくとね、とゆみはつぶやき、京太郎もそれにつられて苦笑する。


ゆみ「君の方こそ特に用事はなかったのか?」

京太郎「やることは全部午前中に済んじゃいましたから」

京太郎「せっかくの土日も、あとは暇を潰すだけです」

ゆみ「それなら ――― 」

ポツッ… ポツッ…

何かを言い掛けたところで、空から落ちてくる雫に気が付く。

ゆみ「マズイな… 今日は雨の予報だったか?」

京太郎「いや、そんなはずは…」

ゆみ「まぁいい。それよりどこかで雨宿りしないと」

ザー!!!

京太郎「……手遅れっすね」ビショヌレ

ゆみ「……あぁ」ビショヌレ


~某所-とある一室~

京太郎「…よかったんですか?」

ゆみ「流石にあの格好で外は歩けないな」

ゆみ「君だってあのまま電車には乗れないだろ?」

京太郎「そりゃそうですけど…」

京太郎(だからといって、ラブホは拙いんじゃないですかねぇ…)ポリポリ

ゴウンゴウンと低い音が響き続ける。

外の雨は、未だ止む気配をみせることはない。


ゆみ「とりあえず、シャワーを浴びて来たらどうだ」

ゆみ「服が乾くまではまだ時間もあるだろうしな」

京太郎「それなら加治木さん先に入ってください」

京太郎「女性が体を冷やす方が良くないんですから」

ゆみ「年下なんだから遠慮するなと言いたいが…」

ゆみ「君の好意に甘えさせてもらって、先に入らせてもらうかな」

濡れた髪をかき上げながら立ち上がる

浴室に入る手前、顔だけ出して、こちらに一言

ゆみ「頼むから覗かないでくれよ」

きっちりと釘を刺すのを忘れなかった


京太郎「そのためにも今は我慢だ」

京太郎「ちょっとシャワーの音がエロいなとか思っちゃいけない」

京太郎「しばらく音楽でも掛けて誤魔化そう」

こういうとこには大抵その手の機械があるとモノの話で聞いたことがある

京太郎「これか?」ポチッ

ブゥン

京太郎「違うな。何も流れねぇ」

一瞬音がしたが、期待していた音が流れることはなかった

壁に設置されたそのボタンは一体何なのかは―――

京太郎「別のとこか?」

クルッ

京太郎「――――っっ!!!?」ギョッ

京太郎が背を向けていた側の壁に答えが提示されていた


京太郎「やばいなこれ…」

何のために探し物をしていたのか、それすらもすでに忘却の彼方に置かれていた

視線の先で、スラリとした手が滑らかに動いていく

程よい細さの腿

締まりつつも、女性らしさが出ているヒップ

引き締まったウェストを越えて

特別大きくはないが、身体のバランスに見合った主張をするバスト

細い首筋を過ぎ

うなじに掛かった髪をかき上げる

たったそれだけの仕草

何一つ、特別なものなどありはしなかった

にも関わらず、京太郎はそれらの動きから目を離せない

魔性、とまではいかずとも、不思議な魅力がそこにはあった


ドクン…ドクン…

自分の心臓の音なのか、はたまた下半身の音なのか

それすらも定かでないほどに、京太郎の“それ”は滾っていた

見た目痛々しいほどに、天を突き

呼吸をするごとに、その姿はさらに上へと言わんばかりに暴れていた

濡れた服の代わりに来ていたローブでは、京太郎のそれを覆うことは叶わず

京太郎自身も、たった一枚のそれすら煩わしいと脱ぎ捨ててしまった

姿が露わになる

そして、全てのしがらみを脱ぎ捨てた京太郎は ―――










暴挙に出た


ズンズンズン

歩く

脇目も振らず、それ以外などどうでもいいと言わんばかりに

狭い部屋を歩き、脱衣スペースへと向かい

湯気で曇った扉を前に、一呼吸も置くこともなく




無造作に、開け放った


バンッ!!

ゆみ「!!?」ビクッ

京太郎「……」

唐突に響く乱雑に開け放たれた扉の音

その音に驚いたのか、はたまた扉から現れた存在に驚いたのか

あるいはその両方か

ゆみ「なっ…なっ…」カァ…

ゆっくりと現状を認識していく脳内と比例するかのように、顔が赤く染まっていく

浴室に入る前までの『加治木ゆみ』からは想像もつかないようなうぶな反応

ゆみ「な、なにをやってるんだ君は!!」

右腕で胸を、左腕で秘所を隠しながらゆみは叫んだ


初めて会ったばかりの男だ

100%信用していたわけではない

しかし、この男はそういうことができるほどの男ではないと思っていた

いや、今となっては侮っていたと言うべきなのかもしれない

京太郎「……」

京太郎は何もしゃべらない

たっぷり20秒は静止した時間が流れていただろうか

ただひたすらにシャワーと乾燥機の回る音だけがしていた

ただひたすらに、互いが目を合わせるだけの時間が続いた

ゆみ(私は、何をしている…?)

ゆみ(目の前の男の頬を叩いてでも、ここから出ないといけないはずだ…)

ゆみ(それなのに…)


気が付けば、ゆみの両腕は役目を放棄していた

水の音だけが流れる世界で、一組の男女が向かい合う

今日会ったばかりの、互いのこともよく知らない男女が

何一つ隠すことなく、生まれたままの姿を晒していた

ゆみ(狂ってるな…)

明らかに現実感を失った世界

無駄に広い浴室が、それにさらに拍車をかけていた

20秒が過ぎ、30秒が過ぎ、50秒が過ぎ

それでも、ゆみはなぜか目を離すことができないでいた

口に唾液が溜まっていく


ゴクリ…


ゆみの喉が鳴る音が、響いた


バンッ

その音が引き金だったのだろう

浴室の壁を背にしたゆみの左右を、京太郎の腕が塞ぐ

京太郎「加治木さん!!」

互いの視線は未だ離れることはない

喋るべきことは山ほどある

だが、その言葉はきっと邪魔にしかならないとどこかで分かってしまっている

その言葉を紡ぐことすら億劫だと言わんばかりに

余計な言葉など、必要ないとばかりに

京太郎は、そのただ一言に全てを込める








京太郎「俺は貴女が欲しい!!」








自分を見る視線が違う

好意を持っているであろう女子から受けるそれとは別物なのだ

そして、その視線がどういう意味を含んだものなのか

それを痛いほどに感じ取らされる

そういう、視線なのだ

ゆみ(私が、求められている)

ゆみ(女である私を、欲しいと言っている)

女であるということを強く意識させる相手が目の前にいる

自分よりも背が高く、自分よりも力のある存在が

女子に言い寄られるときとは、まったく違うものを感じてしまっている

ゆみ「~~~っっ!!」ゾクッ

下腹部が強く疼くのが分かった

女の部分が彼の言葉に反応してしまっている

自分の中に、渦巻く何かが存在してしまっている

ただ、今の『加治木ゆみ』は、その渦巻く何かを表現する言葉を知らないでいた


チュッ

強引に伝えることを、彼女は選択した

口づけという手段を以て

京太郎「~~~~っ!!?」

先程までの怖いくらいの勢いは胡散霧消し

今度は京太郎が驚きを隠せないと言わんばかりの表情を見せた

しかし、言葉はたしかに伝わったのだろう

京太郎「もう、我慢できそうにないです」

その言葉と共に、京太郎はゆみの首筋に顔を埋めた


外はまだ、雨が強く降っている


第二部 前編 ~とある休日の逢瀬~ カン

これって前回の続きなのか?それともリセットしてのアナザー?
前者だったらクズっぷりがヤバい

今日の夜の投下するでー

>>207
一応続き物
でも、1章完結物でも見れるように作れたらいいなとは思って書いてる


降り始めた雨は、未だ止むことなく

流れ続ける水は、誰も止めるものがいない

足元に感じる水の流れが、まるで浮遊感を感じさせる

狂った現実、狂った理性

お互いに生まれたままの姿で、抱き合っている

彼の言葉に、自分の女が反応し

自分の行動に、一抹の喜びを感じてしまう

それが、彼を滾らせるに足るものだと分かったから

女子と相対するときとは、明らかに違う感情

明らかに違う、性欲


抱きしめられる腕の力が弱くなる

それが嫌で、腕に力を込める

今まで背中に回されていたそれが、頬を撫でる

少し冷たく、それでいて感じたことのない温かさを覚える

離されていた視線が、再び絡まる

余裕のない視線

余裕のない呼吸

それが自分のものなのか、目の前の男のものなのか

しかし、それもすぐに定かではなくなってしまう


ゆみ「んむっ…、んっ…」

強引な口付けが交わされる

一度目の軽く甘いものとは違う、力任せの強引な口付け

そして、彼の舌が私の口内を蹂躙していく

歯の表を優しくなぞり、もっと開けと促してくる

裏側を沿うように這い回り、私の口を好き勝手に暴れまわる

そして行き場のなくした私の舌は、お預けをくらった犬のような有様で

ひとしきり蹂躙を終えた後に、ようやく私の舌を絡め取って行ったのだった


粘膜と粘膜が絡み合う

私の舌を愛撫するかのように、舌をなぞっていく

そして彼の舌は私の舌を再び絡め取り、伸ばせと促すのだ

彼に促されるまま、私は舌を伸ばしてしまい

彼は私の舌を吸うようにして、唇で挟んでしまった


一部とはいえ、私の身体を彼に奪われてしまう

無意識に逃げようとして舌に力を入れるが、その都度彼の唇は私の舌を挟む

そして、優しく愛撫するのだ

次第にこのままでもいいと諦めてしまい

私の舌は彼にされるがまま

気が付けば、口の全てを彼に差し出してしまっていた


一体どれくらいの時間そうされていたのか

彼が満足して口を離したとき、腰から下が崩れているかのような錯覚さえ覚えた

彼に寄り添っていないと、自分の足で立てそうにない

これが腰砕けというものなのか、と自覚する余裕は最早無かった

京太郎「加治木さん…?」

ゆみ「ゆみ、でいい…」

息も絶え絶えの状態で、心配そうな彼の声に応える

呼吸が乱れている

大きく呼吸をして整えようとするが、それも上手くいかない

自分なのに、まるで自分ではないような

そんな曖昧な感覚が気怠く纏わりついていた


京太郎「えっと…、ゆみさん?」

ゆみ「もう、少し… 待ってくれ…」ハァハァ

彼の胸に身体を預けたまま、少しでもいいから呼吸を整えたかった

背中に掛かるシャワーが煩わしい

呼吸をするたびに、籠った湯気が身体を熱くしていく

あと少し、あと少しで私を取り戻せると

そう思った時だった

ゆみ「あっ…、まだっ!ダメだっ…」

首筋に跡を残そうとせんばかりに、チュッチュッと口づけをされる

首筋という部分がこんなに弱いものなのかと、何度目か分からない混乱に突き落とされた

呼吸は乱れたまま、流れるシャワーは止まることなく

彼の口づけは、首筋から耳へと矛先を変えていった


ゆみ「ふぁああああっっっ!!」ビビクンッ

耳たぶを食まれ、彼の舌先が耳の中をなぞっていく

その瞬間、今まで先程の口づけに匹敵するほどの快感が脳内を駆け巡った

ぐずぐずだった下半身が、すでに形すら定かでないほどの感覚に変わっていく

気が付けば、反対の耳も彼に支配され、犯されていく

下半身だけでなく、頭の中まで何もかも崩れていくようで

ゆみ「あ…あぁ…」ポロポロ

私は自分でも理解できないまま、涙を流してしまっていた


それでも、彼が止まることはなかった

ひとしきり耳を犯し終えると、彼は再び私を腕の中に収めてしまった

不思議なまでの安堵感

足りなかった何かが満たされていくかのような充足感

先程流した涙とは違う涙が零れそうになる

肌と肌が触れ合うのが気持ちいい

彼の胸に顔を寄せるのが心地いい

お昼までは触れそうで触れない距離を保っていたのに

付かず離れずの距離では、最早満足できそうにない

ゆみは無意識のうちに左足を彼の足に絡めていく

少しでも多く、触れ合う面積を求めるかのように

ひとつになりたいという欲求が顔を覗かせていく


そうしたゆみの欲求を見透かしたかのように、京太郎はゆみの右腕を掴む

背中に回されていた右腕を解き、ゆみの右手を自身の手を重ね合わせる

大きさの違うアンバランスさが際立つ

指と指を絡め合うようにして、京太郎はゆみの手を掴む

そして、それはすぐに終わる

京太郎はその指を今度は口元へと持っていき

舌を這わし、しゃぶり始めた


親指

人差し指

中指

薬指

そして、小指

丹念に、時間を掛けてそれは行われた

ゆみ「んぅ… あっ…」ゾクッゾクッ

ゆみ(指が、融ける… 私の指が…無くなる…)

口内を、舌を、首筋を、耳を犯されて

もうこれ以上はないと思っていたのに

指ですら、感じてしまっている

身体のありとあらゆる部分が融けていくようで

身体のありとあらゆる部分が支配されていくよう


ゆみ(私は、どこまで彼に差し出せばいい…?)

ぐずぐずのとろとろ

ゆみ(どうすれば、彼は満足する…?)

最早自分の輪郭なんて、形を為していない

ありとあらゆる部分が犯され

それでもまだ、ゆみは処女のままなのだ

処女のまま、融かされていく快感だけを追い求めさせられている

片腕で抱きついたまま、不自然に腰は動き

ゆみは必死に自らの女を主張させる

凛々しさを携えていた目は、すでにその面影を失い

トロンとした雄に媚びる目がそこにはあった


京太郎(なんで女の子ってどこ舐めても甘いんだろ…)

ひとしきり指を舐め終え満足したのか、京太郎はゆみを見る余裕が生まれる

和とは違う、それでいてたしかに雄に媚びるような目がそこにはあった

思わずそのまま襲い掛かりそうになる

京太郎(これはマズイデスヨ…)ビンビン

京太郎の愚息はゆみの身体に先程から何度も触れてしまっている

先走りはゆみのお腹に擦り付けられ

動きそうになる腰を抑えるのに四苦八苦しているのが現状だ

京太郎(まだしない… まだ舐める場所が残ってるんだよなぁ)

今まで舐めるために握っていたゆみの腕を大きく上へと伸ばさせる


京太郎(指であれだけ反応するなら、ここもしなきゃ…)

舌を伸ばす

露わになった、そして無防備に晒されたゆみの腋にむけて

ゆみ「なっっ!!?そこはっ…ダメ、だ…ひんっ…」

大きく一舐め

きちんと処理もされているのか、それとも元々薄いのか

あまりざらついた感触はなかった

ゆみ「は、ずか…しぃ…」

ゆみは顔を真っ赤にし、為すがままにされている

その表情を片目に楽しみながら、ゆみが反応する場所を探すように舌を這わす

ゆっくりと

舐るように

ある一点に辿り着く


ゆみ「ひゃうぅっっっ!!?」

バチッとゆみの視界が一瞬弾ける

京太郎(ここか…)

探るようにしていた舌がその一点にとどまる

優しく、時に強く、ゆっくりとした動きで弄る

ゆみ「あっ…だっ…めぇぇ…」

一瞬強張っていたゆみの身体は弛緩し、漏れ出る声を抑えきれていない

緩やかに融けていくような感覚だった先程までと異なる感覚

白い世界に落とされていくような、不安定な感覚に陥る

ゆっくりとしたリズムでひきつっていた腰のリズムが壊れる


ゆみ「もっ…やぁっ…」

ビクンッビクンッ

強引に高みに昇らされる

痛みにも似た快感が身体を支配していく

掴まれた腕だけが自分の形を覚えていた

足元から崩れていく感覚

最早何度目か分からない感覚が身体を襲う

すでに立つことすら叶わず、掴まれた腕で立たされている始末

引き攣ったように動く自分の腰をみる

ゆみ(もう、私じゃ、ないな…)

力を失った下半身を虚ろな目で眺めながら、そう悟った

いや、理解させられた


京太郎「足、上げてください」

京太郎の声が浴室に響く

ゆみの耳にもその声は届いていた

でも、身体が言うことを聞かない

ゆみ「……た、のむ…」

息も絶え絶えに言葉をひねり出す

言葉を紡ぐことすら億劫な気怠さが身体を支配しているのだ

京太郎はその言葉を聞いて、遠慮することなくゆみの両足を抱きかかえる

小さな子供を抱っこするかのように

ゆみもまた、その姿勢に羞恥心を覚えてはいた

しかし、それ以上に京太郎の身体に触れることで自分の形を取り戻したことに安堵する

ゆみ(重く、ないだろうか…)

今頃になって、少しだけ女らしい心配事が脳裏を掠めた


抱きかかえられたまま、京太郎は湯船へと入っていく

ふたりでも十分に入れるほどの広さを持ってはいたが、足を広げたままでは入れそうにない

京太郎が先に入り、それに向い合せになる形でゆみが湯船につかっていく

しばらくの間、ふたりで抱き合ったままの時間が過ぎる

ゆみの身体に流れていた気怠い感覚が少しずつ薄れていき

崩れていた身体の輪郭を少しずつ取り戻していく

それでもなお残る腰の気怠さ

抱き合わせで自分のお腹に感じる彼の熱が、その気怠さを増長させる

ゆみ(こんなに熱いものなのか…)

何度も身体に触れていたはずの、その熱を今になってようやく理解する

ゆみ(これが…入る…?)

ゾクッっと腰に痺れが走った


京太郎の首筋に埋めた顔が熱くなっていくのを感じる

自分の妄想にも似たそれが、あまりに恥ずかしく堪らなかった

あれだけ恥ずかしいことをされてもなお、羞恥心が残っている

たったそれだけのことが、自分を失っていないと感じさせる

京太郎「ゆみさん…?」

そして、次第にゆみの呼吸は荒くなり

興奮し、欲情しているのが自分自身で分かってしまった

穏やかに流れていた時間が、唐突に荒れた体を取り戻す

京太郎「っぅ!!ちょっ…」

熱を帯びた京太郎のそれに、身体を擦りつけていた

お腹だけでは物足りない

そう言わんばかりに、次第にゆみの腰は上へと昇って行く


京太郎(いきなりっ!? それなら)

ゆみ「んむぅっ…」

今日何度目かの口付けを交わす

荒れた息遣いを強引に抑え込むかのように

タガが外れてしまったゆみの身体を、取り戻すかのように

先程交わしたものとは違う、穏やかな口付け

ゆみの意識が、京太郎との口付けへとシフトしていく

奪われ、壊されていく口付けではない触れ合うだけのもの

ゆみ(あぁっ…あぁ…)

次第に治まっていく腰の動きと裏腹に、今度はゆみが京太郎を欲していた

奪われるのではなく、与える口付けを望むかのように

ゆみの方から、京太郎を求め口付けを交わしていた


たっぷりとどれくらいの時間が流れただろうか

狂ったように口付けを欲するゆみを制するように京太郎が口を開いた

京太郎「貰っても、いいですか?」

何を、とは言わない

言わずとも分かっているだろうとも思ってなどいない

ゆみもまた、何をと問う必要を覚えもしなかった

散々身体のあちこちを奪われ、犯されている

そしてそのたびに、自分はそれを受け入れてしまっている


彼を満足させるためにはどうすればいいだろうか

指をしゃぶられ、ぐずぐずに融かされたときそう考えた

ありとあらゆる所を犯され、支配され

それでも、まだ彼が満足をしない

自分に残っている場所を捧げれば、彼はきっと満足するはずだ、と

熱に浮かされたように、ゆみは自分がそう思っていたことを思い出す

最初に抱き合う以前のように絡み合う視線

ゆみは、京太郎の視線に促されるかのように

ゆみ「……あぁ」

小さく頷いた


身体を再び抱きかかえられ、浴室を出る

身体を拭くこともなく、髪も濡れたままベッドへと向かう

ベッドへ身体を降ろされ、息する間もなく京太郎がゆみへと覆いかぶさる

ゆみ「んっ…」

無言の口付け

これから始めると、無言で訴えていく

空気を欲するように、互いともなく口を離し

またその感触に恋い焦がれるかのように、口付けを交わしていく

口付けを交わしながら、ゆみの足は自然と開いていく

京太郎も、その間に身体を滑らせ、狙いを定めていく

無言のまま、互いが昂ぶっていくのを感じていた


ズブッ…ズブブ

長い長い口付けを交わしたまま

京太郎は当たり前のように、腰を動かし

ゆみの中へと、埋めていった

ブヂ…ブチッ

ゆみ「ふぐっ!?んんぅっ…」ポロポロ

唐突に襲った痛みと、声の出せない息苦しさが涙となり零れ落ちる

破瓜の痛みはどういうものかとあれこれと聞いてはいたが、想像を遥かに超えていた

その痛みに喘ぐゆみを尻目に、京太郎はなおも奥へと進んでいく

ズブブゥッ

ゆみ「あぁぁぁ…」

ゆみが空気を押し出されるような圧迫感を覚えたその瞬間

京太郎の動きが止まった

====
===
==


京太郎(すっごいキツキツぅ…)ホゥ…

長い前戯を経て、ようやく果たした挿入

半ば力づくで自分のチンポのサイズに拡げていくこの瞬間は
身体の血が沸騰しそうなほど征服感を満足させる

ジュジュッ… グリュッ… ムリュゥ…

暴れまわりたいという欲求を抑え込み、ゆっくりと腰を押し込む

ゆみ「ふ、うぅ… あぅ!」

ゆみの最奥まで辿り着くやいなや、ギュギュッと締め付けがさらに強くなる

京太郎「うおぉぉっっ!?」

少しの隙間も許せないと言わんばかりの手荒い歓迎

京太郎(やべぇ…思わず射精そうだった)

暴発しそうになる愚息を抑え込み、一呼吸を入れる


京太郎(ヤバいなこれ…)

竿、カリ、亀頭とすべてが真綿で包まれているような暖かさを覚える

咲、和とは違った感触

京太郎(咲や和と初めてしたときはここまで味わうような形じゃなかったしな…)

ズッ…ズッ…

小さく腰を前後させていく

ゆみ「あっ… んっ…」

まだ痛みが残っているのであろう。少し苦しさが残った声をゆみは出す

ズッ…ズッ…

ゆみ「ぅん… ふっ…」

しかしそれを繰り返すうちに、次第に快感の入り混じった声をゆみは漏らす

初めて他人を身体の中に受け入れている違和感に眉を歪めながら

一本の太い芯が身体に埋まっているような苦しさを覚えながら

それでも全てを征服された喜びの方が勝るのか、嬉しそうにゆみは京太郎にしがみついた


ゆみ「もっと… 好きなようにしてくれ…」

京太郎が我慢していたのを察したように、耳元でそう囁く

とても初めてとは思えない、悪魔のささやき

ゆみ「君のそれで、私をめちゃくちゃにしてくれ」

ズクン、と下半身に血が流れるのを感じる

京太郎「ゆみさんっ!!」

ゴリゴリとカリの太い部分でゆみの膣を荒らしていく

京太郎「ふんっ、ふっ…」

強引に侵入し、自分の形に、大きさに馴染ませていくこの感覚

ここは自分のものだと、自分専用だと、何よりも主張できるこの瞬間

京太郎(最っ高だ!!)

我慢していた欲求が、少しずつ姿を現していく


ズンズンズンッ

先程まで処女だったことなどお構いなしに突き上げていく

パンパンパンッ

ゆみ「うぅっ、あっ、うっ、ああっ!!」

ゆみの首筋に顔を埋め、少し勢いを落とす

亀頭でふかふかの子宮口の感触を楽しみながら、じっくりと形を覚えさせていく

荒し、馴染ませ、覚えさせる

京太郎(ぜったいに俺以外には使わせねぇ!!)

自分勝手な独占欲を丸出しにして、ゆみの身体を貪っていく


ゆみの身体をひっくり返し、四つん這いにさせる

上から見下ろすゆみの身体は、異常なほど女を感じさせた

柔らかい胸も、細く締まる腰も、腰を叩きつけたくなるヒップも

京太郎には、どこもかしこもオスを誘っているようにしかみえなかった

その獣染みた視線を感じたのか、ゆみが振り返る

ゆみ「……ハァ、ハァ…」

我慢できないとばかりに、ゆみも呼吸を荒げ

先程まで挿れられていた京太郎のそれに目を奪われていた

ゆみ(あんな、大きなのが入っていたのか…)

あったはずのものを失った喪失感

満たされない飢餓感

そのすべてがゆみを不安にさせる


その不安の色を感じ取ったのか、無言で京太郎はゆみに覆いかぶさり

ズブブゥッ!!

一気に貫いていった

ゆみ「~~~~~っっ♥!!」

獣のように後ろから貫かれ、それでもなお走る快感

支配される喜びと、満たされる充足感

来ると分かっていても我慢できない快感に、腰はすでに限界を迎えていた

京太郎はゆっくりとしたスライドを交えながら、時折激しいピストンを繰り返す

京太郎(こんないい女をっ!!誰がっ!!他のやつにっ!!)

例えそれが女であろうと許さない

そう言わんばかりに突き上げていく

自分以外では満足できないように

少しでも自分のモノを覚えさせるために



ゆみ「んぁっ、あっ、あっ、あっ」

揺れる胸を鷲掴みにされ、乳首も好きなように弄ばれる

ゆみ「後ろ、からっ…犯されてるっ、獣、みたいにぃ」

苦しさなど微塵も感じさせない嬉しそうな声が響く

その声が京太郎の鼓膜に響き、それだけで腰の動きが激しさを増していく

パンパンパンッ!!

腰から下の感覚がはっきりしなくなる

そこだけまるで別の生き物になってしまったかのように、動きが止まらない

京太郎「ぐぅ…あ、もう… ゆみさんっ、ゆみさん!!」

その声に反応するようにゆみは必死に腰を押し付け

枕に顔を埋めるようにして、イク瞬間を合わせようと耐えていた


全体重をかけるようにして、ゆみに乗り上げひたすらに腰を打ちつける

壊れたおもちゃのようにただ腰を跳ねさせ、ゆみの膣肉を貪っていく

京太郎「くっ…うぅっ、射精るっ!!」

ぶびゅるるるるっっっ!!びゅるるぅっびゅるっ!!

溜めに溜めたザーメンが穢れを知らない子宮を目がけて放たれ、流し込まれていく

京太郎「~~~~~っっっ!!!」ガクガクガク

チカチカと目の前が白く映っていくほどに、恐ろしいまでの射精感が京太郎を襲った

ゆみ「~~~~~~っっっ♥♥!!!」

ゆみもまた京太郎と同じように強い絶頂感に落とされていた


ドクッドクッドクッ

ゆみ「――っ!?ま、だっ…、す、ごいっ…」

絶頂感と同時に感じるお腹の奥が重くなるような感覚

ドクドク………びゅくっ…ビュックン!!

最後の最後まで、半ば無意識のように腰を押し付けながら京太郎は精液を流し込んだ

ゆみ「これ、が…せっくす…♥」

背中に感じる心地良い重みを感じながら、ゆみは意識を手放した


グイグイッ

それに気づかないように、京太郎はなお腰を押し付けていく

自分が射精したザーメンを、少しでも奥へと送り込むように

そして、それにも満足したのか

京太郎もまた、そのまま覆いかぶさるように倒れ込んだ

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~ラブホ-夕方17時~

京太郎「んあぁ…」ボー

目を覚ます。自分が寝てたのだと、起きたことでようやく気が付いた

ゆみ「目は覚めたかい?」

京太郎「おぉっ!!」

ゆみの身体に覆いかぶさるようにして、そのまま眠りに落ちていたらしい

流石に重いだろうと、身体を離そうとする

ガシッ

京太郎「ゆみさん…?」

ゆみ「もう少し…このままだ」

女に覆いかぶさったままの男

性行為をしていないのに、この構図は少し奇妙な感じだった


京太郎「重くないですか?」

ゆみ「重いさ。君は私よりもだいぶ大きいからな」

ゆみ「だが、今はこの重さが心地良いんだ」

京太郎「それならいいんですけど…」

ゆみ「そういえば…」

ゆみ「ここは時間は大丈夫なのか?」

京太郎「……ダイジョブデス」

ゆみ「だが、もう入って3時間近く経ってるんだが…」

枕元のデジタル時計は17時を示していた。

京太郎「なんなら明日の朝までいても大丈夫です」ボソッ

京太郎の小さな声が聞こえたのか、ゆみもまた小さく笑う


ゆみ「なんだ、宿泊にしてたのか?」

京太郎「……まぁ、ハイ」

ちょっと困ったような顔をして、それでいてどこか嬉しそうに

ゆみ「京太郎は最初からそのつもりだったのか?」

京太郎「そういうわけでは…」

ゆみ「随分と勢いがないが、最初の威勢はどこにいったんだ?」クスクス

京太郎「あれはっ…ちょっとタガが外れてまして…ハイ」

数時間前の俺はきっとどうかしていたのだ、と力なく項垂れる

京太郎「って、いつの間にか名前で呼んでくれてますね!!」ガバッ

ゆみ「……嫌か?」

まさか、と京太郎は笑ってそれを否定した。


ゆみ「とはいえ、だ。流石にこのまま泊まるってのは難しいな」

京太郎「そうなんですか?」

ゆみ「親には何も言ってないからな。電話一本でってわけにもいかない」

京太郎「それじゃ、仕方ないですね」

ゆみ「残念か?」

京太郎「朝まで一緒にいられないですからねぇ…」

ゆみ「ふふっ… そう言ってくれるのはうれしいな」

ゆみ「だから、それはまた今度だ」

京太郎「へっ?」

ゆみ「もう会うつもりはなかったのか?」

京太郎「いや、ちょっと強引にこういう形に持ちこんじゃいましたから…」

ゆみ「別にそれは気にしてないんだ。だから――」

ごそごそとベッド脇に置かれたバッグをあさり、とケータイを渡される


京太郎「ホントにいいんですか?」

いいんだ、と言われやるように促される

赤外線でデータを交換していく

あまり件数の入ってないアドレス帳に新しく登録される

ゆみ「これで大丈夫だな」フフッ

ゆみ「平日は…無理だな。土日のどちらかくらいか?」

京太郎「部活とか大丈夫なんですか?」

ゆみ「そこはまぁ、なんとかするさ」

ゆみ「それに部活も土日はそこまで遅くはならないからな」

覆いかぶさっていた体勢を崩され、ふたり横並びで抱き合う形になる

そして、ゆみは京太郎の耳元に寄って

ゆみ「泊まりにすれば、夕方からでも会えるだろう?」

そう、ささやいた


京太郎(やっぱ女ってすげぇわ)ブルッ

ついさっきまで処女だったとは思えないような妖艶な声色だった

その声だけで下半身が反応してしまうのは困りものだが…

ゆみ「っ!?」

お腹にあたるそれにゆみも気が付く

ゆみ「とりあえず、シャワーを浴びないか?」

京太郎「あっ、はい」

ゆみは立ち上がり、京太郎はベッドに座ったまま動こうとしない

ゆみ「一緒に行かないのか?」

京太郎「ほへっ!?」

さも当たり前のようにゆみは言う


仕方ない、という表情をしてゆみは屈むようにして京太郎に顔を寄せる

ゆみ「シャワーしながらなら、もう一回くらい大丈夫だろう?」ボソッ

京太郎「~~~っ!!?」ビクッ

その言葉に馬鹿正直なほど下半身が反応してしまう

京太郎(ほんと、この人処女だったのか?)

自分よりも年上というだけでこうも余裕があるものなのだろうか

京太郎(…やっぱ女ってすげぇわ)

そう思いながら、ゆみとふたり浴室へと入って行った










結局、その日ゆみが家に帰ったのは21時近くなってからのことだった



第二部 後編 ~とある休日の逢瀬~ カン

投下は以上です

次からまた清澄に戻ると思います
あと、次からは台本形式に戻すように善処しようと思います
地文の連続だと読みにくいという方もいると思いますので…

戻ってなかったら、そういうスレだと思って諦めてください

乙です
地の文あるほうが書きやすいならそっちのほうがいいんじゃないか

>>252
個人的には地文に慣れてるので、あると楽というのはあります
あまり他スレを見ないようにしてるので分からないのですが、今は地文ありもそれなりに受け入れられてるのでしょうか?
感覚的にKanonやLeafの二次創作SS全盛の頃のイメージしかないので
台本形式が基本線なのかと思っていたのですが…

そう言ってもらえると助かります
では、次からもてきとーに書きやすいように書いていきます

予定としては、予選前合宿()の話になろうかと思われます


===

~5月26日夜-電話での会話~

ゆみ『なんだ、明日は会えないのか?』

京太郎『すみません… 部活の合宿が入ったもんで…』

京太郎『てっきり自分は参加できないものだとばかり思ってたんですけどね…』

京太郎『今日の放課後にいきなり参加って言われたもんで…』

ゆみ『……それなら仕方ないな』

ゆみ『私も大会が近付いてるからな』

ゆみ『会えるとすると、それが終わってからになりそうだな』

京太郎『…ですね』

===


~5月27日放課後~

ガタンッ…ガタンッ…

京太郎(なぜか合宿に参加できたわけだが…)

京太郎(なぜ急に参加できるようになったのか)

京太郎(学校を出る段階になって、ようやく分かった)

バスの揺れに合わせて、隣に置いてある荷物が揺れ落ちそうになる

京太郎(このクソ重い荷物を持たせるためだ)

デスクトップPCに雀卓、その他etcetc

登山用のリュックですら収まりきらない大きさの荷物を誰かが背負わなければならない

学校からバス停まで

バス停から合宿所まで

それも往復で


京太郎(完全にそのためだけに呼ばれたんだろうな…)ゲンナリ

優希が騒ぎ、部長は物思いにふけっている

染谷先輩はその部長の隣で何やら話しかけ、咲と和はお喋りに興じている

ふと、前を見る。ようやく合宿所が見えてきた



京太郎(あの荷物を背負って、坂を少し登るのか…)

京太郎(帰りてぇ…)



合宿は、まだ始まってすらいなかった


~合宿所~

カタカタ…

京太郎「咲のアカウントはこれでよしっと…」

合宿所に到着して、女子一行は荷物の整理もそこそこに温泉へと駆り出していた

京太郎「PCのセットもアカウント作成も済んだし、少し休むかぁ」

畳の上に寝転がる

皆と同じように温泉に行ってもいいのだが、一人でいくのは馬鹿らしい

どうせ夜には入りに行くのだ。わざわざ何度も寂しい思いはしたくない

京太郎(あー…、ネト麻でもして時間潰すかな)ムクッ

咲の為に持ってきたものとは別のノートPCを起動させる

京太郎(つってもまだ夕方だからな… 人いるかな?)カタカタ…


京太郎がよく使う麻雀サイトはメジャーな場所ではない

その名もお屋敷麻雀館

某○鳳だと朝でも昼でも夜でも人はいるのだが、そこでは基本夜しか集まらない

たまに夕方でも人がいるときがあるのだが、4人集まることは滅多になかった

京太郎「あ~、やっぱ俺含めても3人しかいねーわ」

上手くいかない、と嘆きながらもチャットルームに入る

人がいないときはこうして集まるまで時間を潰すのが常だ


==お屋敷チャット==

鍛冶屋『相変わらずこの時間は誰もいないな』

黒髪メイド『そもそも利用者が少ない』

鍛冶屋『知名度無いに等しいからな』

鍛冶屋『URLがほとんど出回ってないから知りようがないんだろうが…』

黒髪メイド『管理人を前にしてそれは禁句』

鍛冶屋『気にしてるなら少しは宣伝すればいいものを…』

※雑用 さんが入室しました

雑用『ちわー』

鍛冶屋『おっ、珍しいのがきたな』

黒髪メイド『いつもは夜しかこないのに…』

雑用『そういえばそうですね』

雑用『たまたま時間ができたんでちょっとネト麻しようと思ったんですけど』

鍛冶屋『それは残念だな』

黒髪メイド『三麻しか無理』


雑用『三麻はルールしらないから無理です^^;』

雑用『それより何の話してたんです?』

鍛冶屋『ここの利用者が少ないという話だ』

黒髪メイド『多いときは15人越すから…』

鍛冶屋『いや、それは自慢にならないんじゃ…』

雑用『実際のとこ15人が毎日揃うことなんてないですからね』

雑用『少ないときとか夜中チャットだけって日もありますし…』

黒髪メイド『やっぱり宣伝して、リンク増やした方がいいのだろうか…』

黒髪メイド『でも、増えすぎるとサーバーが持たない…』

鍛冶屋『それは難しいところだな』

雑用『自分としてはこのままでいいと思いますけどね』

黒髪メイド『!?』

鍛冶屋『!?』


雑用『そんなに驚かなくても…』

鍛冶屋『いや、あまりそういう意見をいう奴をみなかったからつい』

黒髪メイド『他の人からももっと人数増やせって意見はあっても、ねぇ?』

雑用『そうなんですか?』

鍛冶屋『まぁ…』

黒髪メイド『でも、なんでそう思うの?』

雑用『あまり面子増えるとチャットとかが殺伐とするケースが多いですし』

雑用『ちょっとわけわかんない人も入ってくるかもしれないわけで』

雑用『今の人数程度で、決まった面子だったらあまりそういうのないじゃないですか』

雑用『それに自分みたいな初心者でも教えてもらえますし』

黒髪メイド『なるほど』

鍛冶屋『たしかに人数増えることでの弊害もあるな』


雑用『それに現実的にサーバーの問題があるなら』

雑用『無理せず維持して今の面子で適度に楽しめば』

雑用『それでいい気がします』

鍛冶屋『ま、私たちは一利用者だからな』

黒髪メイド『大手とは違う役割を担うってことか…』

※守護神 さんが雀卓を立てました

鍛冶屋『おっ、また珍しいのが卓を立てたみたいだな』

鍛冶屋 さんが離席しました

黒髪メイド『雑用さん』

雑用『なんですか?』

黒髪メイド『今日の夜時間ありますか?』

雑用『22時くらいからなら多分』


黒髪メイド『それでは個別チャットを立てておきます』

黒髪メイド『URLはあとでミニメールで送ります』

黒髪メイド『少しそこでお話したいのですが…』

雑用『分かりました』

雑用『それじゃ、22時にそこで』

雑用 さんが離席しました

黒髪メイド さんが離席しました

====


~21時-温泉・男湯~

京太郎「皆が麻雀打ってる間に温泉とか」

京太郎「俺ホントに雑用のために合宿参加してる感じだな」ハハハ

それでもやはり重労働での疲れが溜まっていたのか、温泉にも関わらず眠気が襲ってくる

入り口から少し離れた場所にある岩陰に背を預け、そのまま眠りそうになる

京太郎(あー…、このまま眠れたら最高なんだけどなぁ…)

パンッと顔を一叩きして、眠気を振り払う

ガララッ

京太郎(ん、誰か入ってきた?)

京太郎(俺達以外に誰かここ使ってたっけ?)

スタスタ パシャ…

京太郎(まぁ、誰か知らない人だと気まずいし…)

京太郎(話しかけられるまで無視だな)

キョロキョロ ザブザブ


咲「きゅふふ、ここにいたんだ京ちゃん」

京太郎「って、なんだ咲かぁ」

素っ裸で男湯に入ってきた少女の姿がそこにはあった

咲「なんだは酷いよ~」

咲「せっかく頑張ってくれてる京ちゃんを慰労にきたのに」

そう言いながら咲は俺の隣でお湯に浸かる

京太郎「慰労ってお前…」

京太郎「そんなに長く抜け出したら怪しまれるだろ」

京太郎「先輩たちが絶対に気付くぞ」

そう建前で言ってはいるものの、疲れもあってかチンポはすでに臨戦態勢だった


咲「京ちゃんのこれってホント正直だよねぇ…」

咲「建前とか一切無視だから、ここを握れば本心が分かるって感じだよ」

咲「でも、あんまり時間かけてバレたら困るしぃ…」

そういって咲は口を大きく開けて、舌をチロチロと艶めかしく動かす

咲「ほほへぇ…ふっひりはひへはへるぅ…」(ここでぇ…すっきりさせてあげるぅ…)

ザバッと大きな音を立てて立ち上がり、迷うことなく咲の口にチンポを突き立てる

咲「っんふぅ…」ヌロォ

京太郎(咲の場合何が凄いかって…)

咲は突き立てられたチンポを躊躇なく口に含み、舌を這わせていく

京太郎(俺が一切動かなくてもいいんだよな)

舌で亀頭を万遍なく、洗うように舐めていき

竿、睾丸と攻め立てていく

咲「もごぉ…」

陰嚢を口に含み、何か言いたげに咲がこちらを見る


京太郎「タマはそれくらいでいいから、な?」

京太郎はその視線の意味を分かっている

咲のその目はおねだりであり、京太郎の許可を欲している目だ

咲「ふふっ…それじゃいただきます」

あむっと再び大きな口を開けて、今度は喉奥を超えていくかのように飲み込んでいく

咲「っ…」フー…フー…

鼻で必死に酸素を求めながら、それでも奉仕は疎かにならない

喉奥で扱くようにして、京太郎のものを攻め立てていく

コキュッ…コキュッ…


京太郎「おおぅっ!!それ久しぶりっ」ビクッ

久しぶりに味わう咲の口内奉仕は、やはり和のものとはレベルが違った

ゆみに至ってはまだそういうことをさせてないので、どの程度かすら分からないのだが…

咲「ふふっ…」ズロロォ

ゆっくりと口から引き抜かれていく

その際も頬を窄めながら、刺激を与えることを忘れない

京太郎「おぉぉ…」プルプル

腰が抜けてしまいそうな程の気持ちよさが走る

フェラでまだ射精させてもないのに、ここまで気持ちよくできるのは
ある意味で天性だと京太郎は思っている

咲「んっ…ふっ…」ジュポジュポ

長いストロークのフェラが行われる

唇を窄めて、カリを刺激し、竿を刺激しながら、再度喉奥で亀頭をいじめる


京太郎(っっ!!射精感がもうっ…)ガクガク

その流れを京太郎の顔を見ながら、リズムを変え、射精を促していく

咲「んんっ… ぷふぅ…」ジュポッジュポッ

京太郎とこういう関係になって、3年目になるが、未だに京太郎が飽きることはない

京太郎「ぐぅぅぅ…、射精すぞっ!!」

ドビュルルルッビュルルッビュルッ

咲の頭を掴んで固定する。京太郎が射精をするときのいつものスタイル

咲「ふぐっ、むぅ~~~~~っっ♥」ゴキュッゴキュッ

咲も慣れたものだとばかりに、喉奥で直接射精されるそれを飲み下していく


京太郎「ほっ…おぉぅ…」ガクガクガク

ドビュルッ…ビュルッ…ドプゥ…ビュルッ

ズルルゥ…

最後の最後一塊を咲の口から抜きながら出していく

口内に最後の一塊を残させるために、いつもそうやっているのだ

京太郎「おほぅ…」ブルッ

ズポンッ

ヌラヌラでテカテカのチンポが力なく項垂れていた

咲「ほう、ひょうひゃん?」アーン

口に溜まったザーメンを、京太郎に示すように口を開けて見せる


京太郎(我ながらよくこんなに出るもんだな)

京太郎「飲んでいいぞ」

卑猥な動きをする咲の舌先を眺めながら、飲み下す許可を出す

咲「ん…」ゴキュッ…

とりあえず一発出したし、なんとか明日まで持ちそうな気がする

京太郎「ふぅ…、咲、サンキューな。これで何とか持ちそうだわ」

咲「きゅふふ、明日もしてあげよっか?」

咲はそういって、口周りについたザーメンを指で掬いとる

京太郎「……我慢できそうになかったらな」

自身なさ気にとりあえずそう言っておいた


~22時-男子部屋~

男子部屋と言う名の個人部屋

無駄に広い和室に、持ち込んだPC、あとは布団

一応隣は女子の部屋なのだが、棒でふすまはロックされているので開けれない

京太郎(まぁ、邪魔されなくてありがたいと思うべきか)

そう思いながら、お屋敷麻雀館へとアクセスする

京太郎(っと、ミニメールだったな)

新着1通とあるメールをみて、示されたURLをクリックする

個別チャットルームだ


==お屋敷チャット【屋根裏の密会】==

雑用 さんが入室しました

雑用『こんばんわです』

黒髪メイド『こんばんわ』

黒髪メイド『来てくれてありがとう』

雑用『チャットのお誘い程度断りませんよ^^;』

雑用『夕方に麻雀も打ちましたからね』

雑用『夜くらいこうやってチャットするのも悪くないです』

黒髪メイド『それならよかった。時間があったらこの後打ってもいいけど・・・』

雑用『うっ・・・、今日はもういいです』

黒髪メイド『夕方だいぶこっぴどくやられたからね』


黒髪メイド『まぁ、今はその話は置いておいて』

黒髪メイド『ちょっと相談にのってほしい』

黒髪メイド『いい?』

雑用『いいですけど・・・』

雑用『むずかしいことはなしですよ?』

黒髪メイド『実は、オフ会を計画してる』

雑用『オフ会?いつやるんです?』

黒髪メイド『時期的なものはまだ未定』

黒髪メイド『参加人数も、参加者も何も決めてない』

黒髪メイド『うちのサイトは利用者自体がとても少ないし』

黒髪メイド『ほぼ決まった面子しか利用してない』


雑用『やっぱりそうなんですか?』

黒髪メイド『完全アカウント制にしてるから、すぐわかる』

黒髪メイド『最近利用してないアカウントを合わせても15くらいしかない』

黒髪メイド『これくらいなら、もしかしたら全員参加のオフ会ができるかなって』

黒髪メイド『そう思った』

雑用『ふむ・・・いいと思いますけど』

黒髪メイド『とはいえ、利用者はどこに住んでるかわからない』

黒髪メイド『だから、あらかじめ参加するかどうかを全員に聞いてから』

黒髪メイド『人数を確認してからしようとは思うんだけど』

雑用『それがいいでしょうね』

黒髪メイド『とはいえ、いきなりオフ会っていうのは結構怖い』

雑用『まぁ、知らない人といきなり会うわけですからね』

雑用『いくらネット上で会話してても・・・ねぇ?』


黒髪メイド『特に私はあまり社交的ではない』

雑用『そうなんですか?』

雑用『自分でサイト立ち上げたりするくらいだから、てっきり・・・』

黒髪メイド『これは趣味みたいなものだから・・・』

黒髪メイド『そういう事情もあって、実際にオフ会をする前に練習をしたい』

黒髪メイド『それを踏まえて、実際にオフ会をするかどうかを検討したいと思う』

雑用『それはいいと思いますけど、練習ってどうやるんですか?』

雑用『どこか別の掲示板とかのオフ会にでも参加するとか?』

黒髪メイド『会ってほしい』

雑用『ん?』

黒髪メイド『直接私と会って、話をしてほしい』


雑用『自分とですか?』

黒髪メイド『雑用さんにしか頼めないと思ってる』

雑用『なんでそこまで買い被ってくれるのかわからないんですけど』

雑用『お会いできるならそれは構わないです』

雑用『でも、自分はまだ高校生なんで』

雑用『あまり遠くに行くことはできません』

雑用『どこで会おうと思ってるんですか?』

黒髪メイド『長野』

雑用『・・・』

黒髪メイド『ここでなら会えるはず』

雑用『どうしてですか?』

黒髪メイド『アクセスログからちょっと調べさせてもらった』

黒髪メイド『長野だよね?詳しい住所までは分からなかったけど・・・』


雑用『そうですけど・・・』

黒髪メイド『私も長野』

黒髪メイド『だからお願いさせてもらった』

黒髪メイド『でも、それだけでお願いしてるわけじゃない』

黒髪メイド『チャットで話してて、信頼できそうだと思ったからお願いしてる』

黒髪メイド『ダメ?』

雑用『・・・ダメじゃないです』

雑用『じゃあ、いつ会いますか?』

雑用『あと、できれば場所は篠ノ井線沿いでお願いしたいんですけど・・・』

黒髪メイド『篠ノ井・・・』

黒髪メイド『それなら松本駅ならどう?』

雑用『そこなら大丈夫です』

黒髪メイド『じゃあ会うのは ――― 』

====


ふたりのチャットは日付変更線まで続いた


第三部 前編 ~合宿と麻雀とチャットと~ カン


~合宿二日目-朝~

京太郎「うぅ・・・ ぐっ・・・」

奇妙な感覚で目が覚めた

強いて言うなら、小学生の時に夢精したときのような不快な爽快感

すでに5月で寒いことはないのだが、なぜか下半身が寒く感じられる

京太郎(具体的に言うと、ナニだけは温かいんだけど…)

ガバッと布団をめくる

チンコを咥えた和がそこにはいた


京太郎(・・・なにやってんだ和!!)ビクッ

和「っ!!」ビクッ

夢中になってチンポに奉仕していた和は、京太郎の身体が震えたことで
ようやく京太郎が起きたことに気が付いた

チラリと布団の中から京太郎に目を向ける

一瞬目が合ったものの、京太郎は何も言わず布団を元に戻し
再び頭を枕に戻した

和(ふふっ・・・)

和(ちゃんと分かってますよ)

和も京太郎のその行動で、どうしてほしいのかを察する

このまま続けろ、と

拙い口技と、いやらしい胸を使って奉仕しろ、と

あの一瞬の交錯で、そう言われたように感じた


早朝とはいえ、隣の部屋には他の部員たちがいるのだ

音を立てないように、やわやわと京太郎を攻め立てていく

浴衣の前開きから放り出した胸で挟み、優しく上下に動かしていく

和(須賀君はいつもこれが好きですからね・・・)

自分の一番の武器は胸だ、と自覚はしている

もっとも、その行為に慣れることは未だ無いのだが

それでもその初々しさが京太郎を興奮させるスパイスになってもいるのだった

少しの間上下運動を繰り返した後に、胸を揉むようにして全体を刺激していく

胸から飛び出している亀頭だけが刺激されず、放置される

それがもどかしいのか、少し苦しげな声が布団の外から漏れてくる

和(今楽にしてあげますから・・・)

精一杯大きな口をあけて、京太郎の亀頭を頬張っていく

京太郎「ふおぅっ!!」


まったく見えないところでされる奉仕は、視覚情報がないためか
京太郎はいつもよりも敏感に感じてしまっていた

見えないことで、脳内で布団の中の行為を想像させられ無理矢理に昂ぶらされていく

柔らかい胸に包まれる感触は、咲やゆみでは感じられない至高の一瞬だ

口技はまだ拙いものの、むしゃぶりつくような貪欲さがまた京太郎を昂ぶらせる

5月の頭から、もう少しで一ヶ月が経とうとしていた

最初こそ受け入れられない体を見せていた和だったが、徐々に
京太郎との行為を受け入れていき、今ではこうして自分から奉仕をしている

和「んっふぅ…」チロチロチロ

舌先を鈴口に宛がう様にして、刺激していく

胸での奉仕が少しずつ疎かになっていき、亀頭への奉仕が中心になっていく

和「んぼぅっ・・・ふぅ・・・」ジュロッズズッ

鈴口、カリと丁寧に刺激していき、和は射精を促していく


京太郎(和を見ながらやられてたら、即射精してたな)ブルッ

身体を少し丸めるようにして、和の頭を抱え込む

京太郎自身も布団の中に潜り込み、和に小さく声を掛ける

京太郎「このまま口に射精すから」ボソッ

頭を押さえつけられ、物のように、体の良いオナホールのような扱い

京太郎の股に顔を埋められ、それでも和は喉を開き京太郎のチンポを受け入れていく

京太郎「ぐぅっ・・・射精るっっ!!」

ビュルルッ!!ブビュルルルルル

朝一番の長い射精。いつもなら腰をお尻に打ちつけるようにして受け入れるそれを
今日は喉で受け入れる


布団の中で京太郎の腕に抱かれ、彼の股に頭を押し付けられ、喉まで支配され

究極の屈辱を受けながら、彼の子種汁を胃に流し込まれる

和(これっ…すごいぃ…)ビクンッビクンッ

和(咲さんに言われてたのより…ずっと…)ビクッンビックン

和はその扱いにすら、どこか恍惚の表情をしていた

ズルゥ…

京太郎の腰が引かれていく

ゆっくりと口から抜けていくチンポが名残惜しいのか、
和は吸い付くように口を窄ませ、最後の一瞬まで刺激していく

当然和の顔はひょっとこのように醜く歪んでいく

薄暗い布団の中ではっきりとは見えないが、あの和がそんな顔を見せたことに
少しばかりの驚きを覚えると同時に、酷く興奮させられた


京太郎(父親が見たら失神するんじゃねーのか?)

ズポンッと勢いよく口から抜け、完全に吸いきれないほどの量だったのか、
残ったザーメンが和の胸へとボタボタと零れ落ちてしまう

布団の中の暗闇で、和と目が交差する

どうしてほしいですか、と

この胸のザーメンどうしましょう、と

京太郎を挑発するように、和はいやらしく舌を動かす

いつもの京太郎なら和に胸を舐めて啜れと命じていただろう

だが、今日はいつもとは違った

布団の中の短い夢を少しでも長く続けたいと思ったのか

それとも、手塩にかけて厳しく親に育てられたであろう和を見て
別の何かがよぎったのか

京太郎は指で和の胸のそれを少し掬い ――


京太郎「ほら、どうするんだ?」

和の口先にその指を持っていった

和(ホントにこの人は…)ゾクゾクッ

犬か猫にでも対するかのような扱い

差し出されたその指を、どうすればいいのか理解できるのが悔しい

悔しい、という感情が機械的な感情でしかないとすら思えるほどに

悔しさよりも、喜びの方が勝ってしまった

布団の中で、京太郎の指に向かい

その可愛らしい舌先で

ドロリとした白濁液を

絡め取っていく


和(どうかしてますね…)

一心不乱に京太郎の指をしゃぶる

和(まだ・・・、まだ味がします)

すでにザーメンが指から無くなっても、指がふやけてしまうほどに

和(あっ…)

和の口の中を味わう様に、京太郎の指が歯を頬の裏をなぞっていく

そしてゆっくりと名残惜しそうに、指を抜き出していく

赤みの差した頬をしているのだろう

ほぅ、と溶けたような顔を和は見せる

京太郎(このまま一発やってもいいんじゃないだろうか)ムラムラッ

イケないことをすればするほど、興奮するものだと咲は常々言っている

和ほど、それに当てはまる存在はおそらくいないのではないかとすら思えてくる


再びチンポに力が戻りかけるが、それを気合で抑え込む

京太郎「和、サンキューな」ボソッ

和「もういいんですか?」コソッ

京太郎「もう戻らないと怪しまれるだろ」コソッ

京太郎「もう少しで7時になるぞ」

さっきから横の部屋で動く音が聞こえている

あと少しで、部長か染谷先輩が起きてくる頃だろう

和「そうですか…」シュン

少し残念そうな声で言いながら、京太郎の横に並ぶ

京太郎の胸に手を置きながら、あと少しの時間を惜しむように


その仕草に、さらに欲情を駆り立てられたのか

京太郎「今日は俺は22時に風呂に入るつもりだから」

脈絡もなく今晩の予定を和に伝えた

和「……はい」

今日の夜、22時

皆に見つからないように男湯に忍びこみ

京太郎との逢瀬をする

その自分の姿を想像し、下腹部がキュンと反応していた

浴衣の下の下着は愛液にまみれ、酷い様相になっていることに和が気付くのは
皆と朝食を囲む段になってからだった


~合宿二日目-昼~

朝ごはんもそこそこに、本日の予定通り特打が行われていた

京太郎は午前中に半荘4回に参加しただけで、残りは雑用とネト麻を続けていた

お茶くみ、お菓子の用意などはあらかじめ準備しておいたためすぐに終わる

実質今日は雑用らしい雑用など何もしていない

茶の汲み替えくらいは各自でやってもらえるとうれしい

咲もひたすらにネット麻雀を打ち続けている

他の4人はひたすらに雀卓で打ち続けている

京太郎「……」

ぶっちゃけ、暇を持て余していた

ひっそりとノートPCを片手に、部屋を抜け出す

息抜きのひとつでもしなければ、やってられない


京太郎「さ~て、そうとなったらいつものところでネト麻でもしますか…」

別室に移り、いつも通りPCを立ち上げお屋敷麻雀館へとアクセスする

いつもならそこで通常卓に入るのだが

京太郎「…なんか新しいのがある」

教習卓という新しい卓が設置されていた

もちろん数こそ1つだけだが、今までは無かったような取り組み

少し気になって、試しに入ってみることにした

誰もいないかもしれないが、ちょっとどんなものかだけでも見てみたい

京太郎「何するところなんだろ… 先にチャットで聞いた方がいいのか?」

とりあえず入ってみる

いつもとは違う音楽が鳴り始めた


==お屋敷麻雀~執事教育~==

※雑用 さんが入室しました

黒髪メイド『来ると思った』

雑用『ここ何なんですか?1卓しかないですけど…』

黒髪メイド『初心者~中級者未満の人向けの教育卓』

黒髪メイド『ルール解説、技術解説、打ち方指導』

黒髪メイド『時間があって、暇な経験者がチャットを使って教えるというもの』

黒髪メイド『とりあえずテスト導入してみた』

雑用『それって、打ちながら教えてもらえるってことですか?』

黒髪メイド『端的にいうとそうなる』

黒髪メイド『CPUも導入してるから、1人教官役がいればとりあえず教えれる』

黒髪メイド『1打ごとに止めることも、巻き戻すことも可能』

黒髪メイド『牌譜検討も可能になる予定 明日辺りには導入できると思う』


==お屋敷麻雀~執事教育~==

※雑用 さんが入室しました

黒髪メイド『来ると思った』

雑用『ここ何なんですか?1卓しかないですけど…』

黒髪メイド『初心者~中級者未満の人向けの教育卓』

黒髪メイド『ルール解説、技術解説、打ち方指導』

黒髪メイド『時間があって、暇な経験者がチャットを使って教えるというもの』

黒髪メイド『とりあえずテスト導入してみた』

雑用『それって、打ちながら教えてもらえるってことですか?』

黒髪メイド『端的にいうとそうなる』

黒髪メイド『CPUも導入してるから、1人教官役がいればとりあえず教えれる』

黒髪メイド『1打ごとに止めることも、巻き戻すことも可能』

黒髪メイド『牌譜検討も可能になる予定 明日辺りには導入できると思う』


京太郎『す、すごいですね…』

黒髪メイド『来る人が少ないから、上手い人がずっと勝ちやすい』

黒髪メイド『でも、それじゃ初心者が楽しめない』

黒髪メイド『初心者でも上手くなれば楽しく打てると思う』

黒髪メイド『少しでも多く勝つチャンスを持てるようになれば』

黒髪メイド『それが一番だと思うから』

京太郎『それじゃ、一番に使って見てもいいですか?』

黒髪メイド『もちろん』

黒髪メイド『今日は私が教えてあげる』

※教習卓が立ちました

====

=====
====
===
==


~合宿最終日-帰りのバス~

そんなこんなで無事合宿は終わりを迎えた

結局俺は4回の半荘をしただけで、残りはひたすらネト麻をしていたわけなのだが

ぶっちゃけ、二日目以降部長とか俺の存在を皆忘れてたんじゃないだろうかと思ったりもした

とはいえ、役作りとかオリ方、そのタイミングとかネト麻で勉強できたから良しとすべきか

車掌『え~、七久保駅前~七久保駅前~』

これで本当に合宿も終了―――


久「須賀君はその荷物、学校までお願いね?」

須賀「……はい」

結局はこうなるんだと分かってたけどさ


黒髪メイド?「あの…」

しばらくの沈黙の後、ようやく対面の彼女が口を開いた

黒髪メイド「雑用さん…ですよね?」

言語認識

視界認識

黒髪

清楚

巨乳

スタイル良し

脳内処理完了

京太郎「はい!!初めまして、黒髪メイドさん」

男とは、かくも現金な生き物である


京太郎「それで、どうです?」

智紀「……どうって」

京太郎「オフ会開いてみる気になりましたか?」

智紀「…まだちょっと怖い」

智紀「雑用さん…、須賀くんとはこうして話してても大丈夫だけど」

智紀「それってこういう雰囲気のお店だからっていうのもあるんだろうし…」

京太郎「みんなが集まるようなワイワイした場所ではダメかも?」

智紀「…そう、かもしれない」

オフ会への道のりは長く険しいらしい

俺自身、別に開催されてもされなくてもどちらでもいいのだが…

でも、出会いの場は大切にした方がいいと最近はちょっと思う様になってきた

ゆみさんや、沢村さんとこうして出会う機会にも恵まれたことだし

偶然も大事にしなければ、いい出会いは生まれないってね


麻雀の話や、オフ会の話、新しくできた教習卓の話

色んなことを話していたら、いつのまにか2時間が過ぎていた

いつの間にか3時を回っていて、夕方の買い物に向かう主婦の姿がちらほらとしていた

京太郎「そろそろ出ますか?」

智紀「…ん」

お茶代を払おうと思っていたら、なぜかお店の人にいらないと言われてしまった

特に沢村さんが払った様子などなかったように思ったが

京太郎(要らないって言われたんだし、まぁいいか)

結局財布を開けることなく店を出た

『R-tea』 良い店だった。でも、値段がお高いと思う

俺が来ることはおそらくもうない店だろうな

いや、彼女が出来たら一度は来てもいいかもしれない


京太郎「このまま、いいんですか?」

智紀「……」コクリ

京太郎「SEXに興味あるんですか?」

智紀「……少し」

京太郎「女同士と違って、子供作る行為って分かってます?」

智紀「…分かってる」

智紀「それに……わたしはレズじゃない」

もう、我慢の必要はなかった


京太郎「…やっぱり怖いですか?」

智紀「……少し」

ふむ、と少しだけ思案し一旦身体を起こす

智紀「っ!?」

そして、不安げな表情を浮かべた沢村さんをお姫様抱っこ

京太郎「お風呂、行きませんか?」

智紀「…いっしょに?」

京太郎「もちろん!!何なら身体も洗っちゃいますよ?」

智紀「~~~っっ!!」コク

その行為を想像したのか、顔を真っ赤にしながら頷く

許可を貰ったので抱きかかえたまま浴室へと向って行った


京太郎「このまま、挿れてもいいですか?」

挿れる… 挿入のことだろうか

そんなものは構わない

彼に分かるように首を動かす

京太郎「挿れても、いいですか?」

それが分からないと言わんばかりに、再度同じ質問を繰り返す

それに対し、全身で彼に答えを返す

言葉にするよりも、それが一番だと感じたから

京太郎「挿れてもいいですか?」

それでも足りない、と言わんばかりに三度同じ質問が投げかけられる

ここまでされれば私でも分かる

彼は私が言葉にするのを待っているのだ

私が、彼に完全に服従することを望んでいるのだ

大事な穴を、自分の意思で差し出せ、と

そう、言っているのだ


智紀「~~~っっ!!」

ハァ…と熱い溜め息が漏れ出る

自分の中に他人が入る

口腔内を支配されるだけで、あれだけ気持ちよくなれるのだ

それなら、ココを差し出せばどうなってしまうのか

その期待と、不安と、先走りの快感が背中を走る

小さく開かれた口から、とても自分とは思えないような媚びた声が聞こえた

智紀「一番奥まで、挿れて、あなたのものにして」

まるで雌犬が雄犬に媚びるような

人間の女でも、こんな声が出せるのかともう一人の自分が感心していた

それと同時に、その言葉に彼が喜んでいる

そのことが嬉しくて、自分が彼に求められる女だということに安堵した


京太郎「でるっ!!射精るっ!!!」

ズンッ

ぶびゅるっっっ!!ぶびゅるるるるる~~~

智紀「~~~~~~~♥!!!」

奥に無遠慮に注がれるそれが愛おしく感じられる

今日初めて会った男のザーメンを受け入れ、妊娠するかもしれないという現実

恐怖を感じなければならないはずが、それすらも快感に変わっている

支配され、荒らされ、犯され、精子すら許可なく強引に注ぎ込まれ

それなのに、身体が喜んでしまっている

智紀「おっ、ほぅ…♥」ブルルッ

ぶびゅるっ…

彼の肩にしがみ付いていないと最早立つことも叶わない

――― ドプンッ

最後の一滴まで、奥に押し込まんばかりに彼の腰が動く

私の腰も、その行為に喜びを感じているのか

小さく震えが止まらないままになってしまっていた

====
===
==


2時間で終わるはずだった休憩は、いつのまにか4時間に延長され

浴室からベッドの上へと戦場が変わっていた

後背位の体勢で、ひたすらに腰を打ちつけられ荒々しく犯される

座位の体勢で、ゆるゆるとゆっくりとしたSEXを味わわされる

正上位で、全身を密着させながら支配的なSEXに溺れていく

京太郎「ふぅ…」

今はこうしてベッドに腰掛け、足の間に智紀が跪き、奉仕をしている

智紀「んむぅ…ふっ…」チュッズズズ

四度の射精の後に智紀が二回目の軽い失神状態に追い込まれた

一回目の時は失神してもお構いなしにSEXが続き、強引に引き戻された

今回はチンポを頬に叩きつけられるようにして、引き戻された

普段なら、こんな屈辱的なことは受け入れなかっただろう

でも、それすらも最早受け入れてしまえるほどに堕ちてしまっていた


京太郎「今度はうちに招待しますよ」

それを見透かしたかのように、彼は小さな声で私に囁きかける

京太郎「次は、どんな体位でします?」

智紀「~~~~~っっ♥」ゾクゾクッ

ずぶり、と沼に足を踏み入れた

そんな気がした


~県予選団体戦-初日~

京太郎「うーわー人多いなぁ」

トーナメント表が張り出されている中央会場には人がごった返している

咲は当然のように迷子になり、染谷先輩が携帯を掛けようとしているが

まこ「あいつぁケータイ持ってきてないんかの」

どうやら今日の咲はケータイ不携帯のようだった

ワァァァァァ

京太郎「ん?」

まこ「お?」

にわかに周りの観衆が騒がしくなる


モブA「風越女子だ!!」

モブB「去年は県2位!」

モブC「部員80名を擁する強豪……!!」

ぞろぞろとたくさんの部員を従えて一団が会場入りしていく

京太郎「あれがうわさに聞く風越女子ですか」

久「長野の名門だからねぇ。周りの煩さも他とは違うわよ」

京太郎(さっきの先頭を歩いてた人は綺麗だったな)

京太郎の頭にあるのはそれだけだった

今日明日と団体戦が続き、京太郎がすることは何もない

来週の個人戦まで練習もできないので、こうして一緒に来て応援をしているというわけである。


オォォォォォォ

今度は反対側の入口付近から大きな歓声が聞こえてきた

しかしながら、そろそろ試合前ミーティングをしなければならないが、
和がマスコミに囲まれてしまっていた

咲も未だ見つかっていない

久「ふぅ…しょうがないわね」

久「とりあえずそこの座席あたりでみんなで固まって待ってましょ」

まこ「まぁしばらくすりゃ咲も和もくるじゃろ」

京太郎(この感じじゃ結構待たないとダメかもなぁ)

ぼーっとさっき歓声がした方を見ていると、見覚えのある姿が見えたような気がした。

京太郎(気のせい、か?)


京太郎(でも、麻雀してるしわかんねーけど…)

京太郎「あっ」

トーナメント表が映し出された大画面の横に一人の女性を見つけた

向こうも京太郎の視線に気が付いたのか、慌てて目線を逸らす

京太郎(なんで目ぇ逸らすんだよ…)イラッ

ポチポチとショートメールを打ち、送信する

もう一度その姿を見ようと目線を戻すと、すでにそこから姿を消してしまっていた。

京太郎(ちっ…、まぁ、いいけど)

咲「みんな~捜したよ~」

和「やっと取材から解放されました」

ようやくみんなが揃った。

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あれから応援席や試合会場をあらかじめみんなで見学し、オーダー発表が行われた。

それからすぐに1回戦の第一試合の先鋒がコールされ、優希が会場へと向かって行った。

10分ほど経って、ほどなく試合が開始され、E卓を観戦室で最初はみんなで観戦していた。

京太郎(……やべぇ、自分に関係ないと思うと思ったより退屈だわこれ)

実際こんなものである。

しばらくの間は…、いや、東場2局目で京太郎はトイレと偽って応援席を離れていた。

京太郎(今度こそきちんと呼び出す)

京太郎(メールメール…っと)

ポチポチ

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~風越女子控室~

ブーブーブー

パカッ

貴子「……」チッ

ポチポチ

未春(コーチ今日は機嫌悪いなぁ…)

文堂(キャプテンが今はいないから空気が悪い…)

貴子「ちょっと出てくる。しっかり見とけよ」

未春「は、はいっ!!」

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~第二仮眠室~

テレビ『I卓1回戦城山商業の先鋒○○は安定した立ち上がりで後半も~~』

京太郎「城山商業って去年3位のところだったよなぁ…やっぱすげぇな」クチュクチュ

アアアァ… ヒグゥッ… ダ、ダメッ

京太郎「何下向いてんすか、ちゃんとテレビ見てないとダメじゃないすか」

貴子「む、無茶っ…いうなぁ…」ガクガク

上半身はスーツを着たまま、下半身だけスカートもパンツも脱がされ、ガニ股に立たされている

足元に布団が敷かれており、不安定な足場も膝の震えに拍車をかけていく

京太郎「でも、別室で他の選手たちは試合見てるんでしょ?」クニュクニュ

貴子「それはっ…そう、だが…」プルプル

京太郎「それに当たるかも知れない相手なんだから、コーチも見とかないと」クニュグッ

そのある種滑稽な立ち姿の貴子の背後に京太郎は膝立ちになり、手で秘部を好き放題にいじっていた


貴子「ひぐぅっ!!それだめっ!!」ガクガクガク

膣内に挿れられた指をいきなり折り曲げられ、刺激の強いポイントを弄られる

もはや目の前で流れている先鋒戦を見る余裕などなく、立つだけで精一杯であった

京太郎「もうイっちゃいそうですか?」クニクニ

京太郎の問いに貴子は首だけでコクコクと答える

無理矢理に立たされているが、それも限界に近かった

京太郎「じゃあ、やめてあげましょう」ピタッ

貴子「えっ…?」

京太郎はそう言うとピタリと手を止め、立ち上がった

いそいそと自分のズボンを降ろし、パンツも降ろしていく


京太郎「でも、ほら…テレビはきちんと見とかないと後で困るでしょ?」

そう言って京太郎はテレビの近くまで貴子を連れて行き

テレビの上に手を付くように仕向けていく

京太郎「ほら、この体勢ならテレビもしっかり見れるし問題ないですね」ニッコリ

テレビの上に手を付き、尻だけを付きだすような姿勢を取らされていた

京太郎「しっかりと手を付いて、テレビごと倒れないようにしてくださいよ」

京太郎に言われるがまま、貴子は下半身を差し出すように仕向けられる

どんなに悔しくても、言われるがまま

年下の男に逆らえない状況が生まれてしまっていた


京太郎「しっかり濡れてるし、このまま~」

ヌリュヌリュ

貴子「やっ、やめっ!!」

京太郎「素股でもしてもらいますかね」

ズリュリュッ

貴子「ひんっぅ!!」

濡れそぼった秘部に擦りつけるように京太郎のそれが動く

腰をがっちりと掴まれ、挿入しているかのような動きで秘部の表を擦り刺激されていく

京太郎「ほらほら、また下ばかりみてますよ」

京太郎「ちゃんと前見て!!仕事しないと」グィ

腰を掴んでいたはずの手が離され、背中に体重を掛けられながら頭を掴まれ強引に上を向かされる

倒錯した状況に頭はすでに現実を認識できず

次第に脳みそが理解することを放棄しはじめていく

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ズリュンズリュゥ

貴子「ふっ…んぅ…」フゥフゥ

カリがクリトリスに引っかかり、それが絶妙な刺激を与えてくる

必死に画面を見てはいるが、何一つ頭に入ってくることはなかった

テレビ『城山商業の中堅は、3年の~~』

素股をし始めてもうどれくらい時間が経ったのだろうか

いつの間にか上着も脱がされ、ワイシャツのボタンも全部外されていた

京太郎「結構おっぱいもあるんですねぇ」

そう言いながら腰を器用に動かしながら、胸も自由にされている

畳まれてもいないスーツの上には、零れ落ちる愛液がわずかに掛かってしまっていた

貴子(あぁ…、あいつらにバレないように何とかしなきゃ…)

辛うじてそんなことを考えるだけの思考力が残っていたのに自分でも驚いた

自分でもあまり余裕がないことくらい、分かっているのだ

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テレビ『副将戦決着~~、城山商業が盤石の展開です!!』

貴子「ふぅぅ…ふぅぅ…」ガクガクガク

あれから京太郎は素股で細かい刺激を貴子に与え続けていた

カリがわずかにクリトリスに当たり、竿のわずかな起伏が陰唇を刺激する

ただそれだけのことをひたすらに京太郎は繰り返す

イクこともできない微妙な刺激

思い出したかのように胸を弄るものの、乳首を刺激することはしない

首筋のような部分を刺激したりはするが、最後の一押しをしないのだ

貴子(ま、まだ…終わらないのか…?)

太ももが震え、膝は今にも崩れ落ちそうな有様だった

崩れ落ちそうになるや、京太郎が腰を掴み崩させない

それを何度も繰り返されながら、長い長い素股が為されていた


京太郎「あー、もう副将戦終わっちゃいましたか」

貴子「……」ハァハァ

京太郎「そろそろ戻ってないと怪しまれるかな…」

京太郎「それじゃ午前はこれくらいにしときましょうか」

貴子(こ、このまま…生殺しぃ…)

京太郎「このままパンスト穿いて部屋に戻ってくださいね?」

貴子「え…?」

京太郎「それから、午後もこの部屋でやりますから」

京太郎「ちゃんと抜け出してきてくださいよ」

そう言うとてきぱきと着替え、一人早々に仮眠室を抜け出していった

イかされることもなく、生殺しのまま貴子はノソノソと着替えていく

貴子「午後もかぁ…」ボソッ

フラストレーションが溜まったまま、下着を身につけていく

濡れた感触が気持ち悪いが、もう諦めなければならなかった

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京太郎「よっしゃー!!一回戦突破だ!!」

咲が東福寺を飛ばしたのを見て、会場の後側で声を上げる

部長と染谷先輩が声に驚いてこちらを見るが、俺と分かるややれやれといった体で向き直った

京太郎(あぶねーあぶねー、まさか戻ったら咲の試合が終わりかかってるとは思わなかったぜ)

京太郎(とはいえ、何とか後ろで密かに見てました的な感じは演出できただろ)

色々と打算的な部分はあるが、仲のいい女の子の勝利は素直に嬉しいものだ

少しくらい素直に嬉しいという感情があると思いたいものだ

京太郎「さーて、昼飯昼飯っと…」ボソッ


~一回戦終了後-風越女子控室~

美穂子「これで二回戦で去年3位の城山商業と当たるわ」

美穂子「午後からの初戦、気を抜かないようにいきましょう」

ハイッ

美穂子「あの、コーチから何か…」

貴子「ぁん?」イライラ

貴子「城山くらい普通にやれば問題ねーだろ!!」

貴子「いいか!?無様な試合だけはすんじゃねーぞ」

ハ、ハイッ!!

未春(や、やっぱり今日のコーチの機嫌は最悪だよぅ)

コーチの機嫌が悪く、極力部員たちは目を合わさないようにしていた

そのおかげもあってか、その厳しいコーチのスーツの背中に残る愛液の跡には誰も気が付くことはなかった


~控室近くの女子トイレ~

貴子「んっ…ふぅ…ふっ…」クチュクチュ

先程イケなかったことが尾を引いているのか、食事もそこそこにトイレに駆け込んだ

それからというもの、ずっとこうして一人で慰めている

貴子(あと少し…あと少し…)クチュクチュッ

ブーブー

貴子「」ビクッ

パカッ

京太郎『勝手にオナニーするのは禁止』

貴子(なっ!?)ビクッ

あまりのタイミングの良さに、キョロキョロと周りを伺ってしまう

どこかで見られてるのか、それとも盗聴でもされてるのかと思ってしまう


~二回戦開始直前~

京太郎「二回戦はずいぶんとガラガラっすね」

久「午後は誰もうちの試合なんて観に来ないわ」

久「ほとんどの人は二回戦からのシードの二校」

久「龍門渕と風越の試合を観に行ってるんだから」

ほとんど観客のいない観覧席を見渡す

京太郎(上手いタイミングで抜け出さないと面倒だな)

京太郎「でも、確か風越ってとこは去年の三位のとこと試合ですよね?」

京太郎「どっちが勝つか、見ておいた方がいいんじゃないすか?」

久「う~ん、まさか風越が負けるとは思わないけど…」

久「そうね。須賀君、適当に確認しておいてちょうだい」

京太郎「うっす、了解です」(これで抜け出す言い訳ができたな)

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~第二仮眠室~

テレビ『二回戦H卓はシード校風越がここから参戦です。先鋒の主将福路は~』

午前中と同じようにテレビに手を付き同じ姿勢をとらされている

少し違うのは足を開いているところ

貴子「あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ」ガクガクガク

中指と人差し指の間でクリトリスを挟まれ、手の平で土手肉を包むようにして刺激が与えられる

右手で下半身を、左手で再度脱がされたワイシャツからこぼれる胸を弄られる

京太郎「ほらぁ、もう少し我慢してくださいよ」

京太郎「まだそんなに刺激強くしてないですよ?」

その言葉通り弱い刺激をずっと与え続けられている

午前中からの愛撫で、快感への我慢耐性が極度に弱くなっているのもあるのだろう

10分もしないうちに、貴子の下半身は崩れ落ちる一歩手前まできてしまっていた


貴子(な、なんでずっとこんなことばっかやってくるんだ…)ハァハァ

貴子(ガキはガキらしく猿みたいにしてりゃいいものを…)フゥゥフゥゥ

呼吸を少しずつ深くしながら、辛うじて崩れる一歩手前で踏みとどまる

それを京太郎も察したのか、柔らかく挟み込んでいた中指と人差し指の力を

貴子「ひぎぃっっっ!!?」プシャッ

唐突に強めた

今までのもどかしいだけの微弱な快感がいきなり針を振り切ったかのようにMAXへと向かう

テレビ画面に薄らと映る自分の顔が、痛みにも似た快感で歪んでいるのが分かった

ポタッポタッと下半身から水気のモノが落ちているのが分かる

京太郎「この年になってお漏らしなんて、ちょっと恥ずかしいですね」

軽い潮吹きと分かっているが、それをあえてお漏らしと表現するところがいやらしい

貴子もそう分かっていても、いきなり強い快感に襲われ反応する余裕すら最早残っていなかった


京太郎「でも、まさか名門風越女子のコーチさんがねぇ…」

京太郎「人身事故を起こしたのを黙っておくのと引き換えとはいえ」

京太郎「まさかこんなことさせてくれるとは思いませんでしたよ」

クリトリスを挟んでいた中指と人差し指を放し、今度はその指をゆっくりと挿入させていく

ツプ…プププ…

貴子「したくてっ…してるわけじゃ…」

ヌプッヌプッ

京太郎「そうなんですか?」

京太郎「まぁ、名門風越のコーチが人身事故起こしたなんて知られたら、出場辞退とか」

京太郎「少なくともバッシングはされるでしょうからねぇ…」

京太郎「バレないために仕方なく、って奴ですよね」

貴子「あ、たりっ…前だ…」フゥゥフゥゥ

今まで入ってこなかった膣内に指とはいえ侵入してきている

指だけなのに、自分の指とは違って太いからか、それが動くだけで酷い快感が生じてしまう

耳元でこの男が私を責め立てるが、そんな言葉がどうでもいいと思えるくらいに

あと少し、あと少しで ―――


テレビ『先鋒戦終了~~!!風越福路圧巻です!!』

貴子(あと少し、イきそう!!あとちょっとで ―――)

京太郎「何勝手にイこうとしてるんですか?」ピタッ

ピタリと京太郎は指の動きを止める

またしてもイク一歩手前で貴子を置き去りにしてしまう

京太郎「声に出さなくても分かりますよ」

京太郎「膣内が凄いうねりだして、絶頂が近くなるとギューって締まってきますからね」

こんなに良いもの持ってるのに女としか付き合ったことが無いって…と京太郎はつぶやく

しかしながら、繰り返し絶頂の手前で止められる苦しみを味わっている貴子に余裕などもはやなく

テレビに映る自分の教え子が、その苛立ちを余計に増幅させてしまう

噛み締めた奥歯がギリギリと音を立てているが、もはやその程度では何も解消されることはない

貴子(イきたいイきたいイきたいイキたいイキたいイキタいイキタいイキタイイキタイイキタイ)

思考に靄が掛かったかのように、それだけしか考えられないようなところまで追い詰められてしまっていた


京太郎「教え子が試合に臨んでいる最中に」

京太郎「こんな場所でおまんこいい様に弄られてるんです」

京太郎「最低な指導者だとは思いませんか?」

それとも、とユルユルと再び指を動かし始める

京太郎「それともこっちのことしか、考えられませんか?」

ゆっくりと指を動かしているだけだというのに、腰から下が勝手に動いてしまっている

ブジュブジュとオナニーをしている時とは明らかに違うと分かるレベルで濡れてしまっている

相手が男だとか

相手が高校生のガキだとか

脅されているとか

女としか付き合いたくないとか

好きな人がいるとか

頭の中で考えていたことのひとつひとつが、指が一往復するたびにかき消されていく

貴子(いきたいいきたいイきたいイきたいイキたいイキたいイキタいイキタいイキタイ!!)

頭の中がその言葉で埋め尽くされた瞬間 ―――


貴子「イかせてっっ!!」


叫んだ瞬間自分でも信じられないような思いだった

それでも一度言葉にしてしまったことで崩壊した防波堤は機能を失ってしまい

京太郎「イかせて?」

自分の口から出てくる言葉の数々がとても信じられないものだと後になって実感する

貴子「イかせてください!!お願いします!!」フリフリ

年下の男に、立場も忘れて、腰を振りながら、お願いをしている

これ以上の惨めなことがあるだろうか

惨めだと分かっていても、今はそうしなければ頭が焼ききれそうなのだ

なりふり構わず、今の自分なら何でもしてしまうだろう

頭の中にかかった靄を、絶頂の波で押し流してしまいたいと

そこにコーチとか名門とか生徒とかそんなものはどうでも良かったのだ

雌の部分だけが、この男に対しては必要とされているのだから


テレビ『次鋒戦も後半。風越は福路の作ったリードをさらに広げ ――』

ゆっくりと動かされていた指が、ヌププと音を立てて抜かれていく

愛液でヌトヌトになっている指が顕わになり、尻を付きだしたままの貴子に京太郎は覆いかぶさる

いきり立った逸物を秘部に擦りつけるようにしてあてがい、指を貴子の口に含ませる

自分の愛液を無理矢理舐めさせられる

こんな嫌悪することも、今は些細なことにしか感じられなかった

京太郎「イかせてほしいって言われてもさ」

京太郎「もう指使うの疲れちゃったんだよ」

嘘だ、とすぐに理解した

いつでも指でもイかせられる

でも、こいつはそれをしたくないだけだ

京太郎「こいつでしかできそうにないんだけど、それでもいいの?」

ちらりと自分の秘部に擦りつけられる凶悪なそれが目に入る

こいつ、というのはおそらくこれで

これを挿れさせろと、この男は言っているのだ


いつもならば、ふざけるなと一喝するだけだろう

こんなガキに挿れさせるとかまずありえない

というより、男に挿れさせるということがありえないだろう

貴子(分かってるっ!!分かってるけどっ!!)

だが、そんなことすらがどうでもいいと身体が訴えている

身体と心が一致してない

心の部分が、自分の意思が、身体の欲求に抗えなくなってしまっている

貴子「それで構わないから… せめてゴムだけは…」

せめてもの抵抗、ささやかな反抗

反抗になっているのかすら怪しいが、せめてゴムくらいはさせないとマズイと分かっていた

だが、それすらも届かない

京太郎「ゴムはしませんよ」

京太郎「生以外はありえませんから」

ただ、選ぶ権利など最初からなかっただけで


テレビ『風越の中堅はまさかの1年生を起用してきましたが ――』

力なく項垂れる

もうそれで構わないからと、小さく呟く

京太郎「そうっすか?それじゃ遠慮なく――」

いただきます、と京太郎も小さく呟いた

ツ…ププププ…ずぷぅ…

ゆっくりと時間を掛けて挿入していく

いつものような荒々しさはなく、強い衝撃を与えないような繊細な挿入

貴子もそのゆっくりとした挿入で圧迫感を感じさせられていた

イク一歩手前という綱渡り状態の自分を、振るい落とさないための挿入

意図してのことなのかどうなのかは分からないが、挿入されただけでもどかしさすら覚える

今まで感じたことのない感覚を覚えているのに

足りない部分が埋まったような充足感すら覚えているのに

その先に、必ずと言っていいほど見え隠れする飢餓感

にじむ汗で視界がぼやける


テレビ『副将戦後半も終わりが見えてきました。風越の圧倒的リードのまま――』

小さく奥で前後するように京太郎は腰を動かしていく

先程までとは違った動き

緩慢だったそれとは違い、追い込むように次第に動きが速くなっていく

ズッズッズッズッ

貴子「あっあっ、ダメッ、ひぃんっ!!」

ゆっくりとした抽送の時には押し殺せていた声も、気が付けば口から漏れたままになっている

ジュッジュッジュッジュッ

奥から溜まった愛液が漏れ出てくる

掻き出されて、次第にそれで音が変わっていくのが分かる

頭が真っ白に近づいて行く

腰を動かされるたびに、自分が高みに昇らされているのが分かってしまう

貴子「あっ、あっ、やっ、イ――――」


テレビ『副将戦決着~~!!ついに風越2位との差が10万点だ~~!!』

ピタッ

あと一歩

あと数センチも腰を前後してくれたら、おそらく絶頂できていたであろう

細かく小さな絶頂ではなく、大きな飲み込まれるうねりのようなアクメに

だが、それを京太郎は許さなかった

狂おしいまでの飢餓感を貴子は持たされたまま、あまりの絶望感に動けなかった

イケない

今動いてくれたらイケるのに、止まったまま波だけが次第に引いて行く

怒ることもできず、罵声をあげる気力も湧かない

目に涙を溜めて、京太郎の方を振り返る

京太郎「時間切れっすよ」

気が付けば大将戦が始まってしまっていた


午前、午後とひたすらに弄ばれて、一度も絶頂に達せられない

悪魔のような仕打ちに、もはや動く気力が湧かなかった

ぼんやりする頭で、きっと帰ったら狂ったようにオナニーをするんだろうなと考える

控室に戻るや一喝して、本番の明日に備えるよう言って

部屋についたら、狂ったようにするのだろう

たぶん今日は我慢など出来はしない

そう崩れ落ちた布団の上で貴子は考える

カチャカチャと自分の腰の辺りで音がする

そこでようやく、何かを履かされているのに気が付いた

力の入らない身体を起こすことはできず、首だけ何とか下半身の方へと向ける

貴子「――― なっ!?」

その瞬間カチャン、と小さな音が響いた


京太郎「貞操帯ってやつ?」

京太郎「俺も実際にこうしてつけるの初めてなんだけど」

京太郎「鍵は明日会った時に外してあげます」

貴子「な、な、なっ…」

腰の辺りに掛けられた鍵を茫然と見る

京太郎「帰ったらオナニーするつもりだったんでしょう?」

京太郎「そんな都合のいいことさせるわけないでしょ」

京太郎「明日になったら、もう一度挿れてあげます」

京太郎「それまではオナニーで勝手にイくのは無しです」

その言葉に言葉を失ってしまっていた

自分の行動を見透かされていたこともそうだが、これで完全に支配されてしまった

先程頭で立てた計算が音を立てて崩れ落ちていくのを理解した


京太郎「ほら、最後綺麗にしてください」

目の前に差し出された肉棒をぼんやりとみる

絶頂することすら許されず、自慰行為に浸ることすら許されない

明日、またこの部屋に来る時まですべてがお預けにされてしまっている

目の前の肉棒に口を寄せる

舌を這わし、緩慢な動きで舐めていく

これがまた挿れられたらどれだけ気持ちいいだろうか

これが膣内で暴れるだけで、もしかしたらあっという間に果てるかもしれない

これが自分の奥で射精したら

舐めるたびにそんなどうしようもない想像ばかりが頭をよぎる

次第に口での奉仕にも熱が帯びていた

だが、それもまた京太郎の声と同時に終わりを告げる


京太郎「へへっ…これ以上されたらこっちも暴発しちゃいます」

熱を帯びた奉仕を強引に打ち切らせる

イソイソと身支度を整えて、またしても早々に部屋を出ていこうとする

京太郎「明日もまたこの部屋で」

京太郎「どうしても限界だと思ったら、電話してください」

そう言うだけ言って、あっさりと部屋を出ていってしまった

部屋に一人残される

情けないやら何やらわけの分からない感情が渦巻いている

自由にならないことが多すぎて

届かないもどかしさにも似た何かが心を苛立たせる

叫びたいがそれすらもできない

そんなことをすれば、ばれてしまうかもしれないから

苛立ちが苛立ちを呼び、終わらない悪循環

ワイシャツを握る指に、知らず力がこもってしまっていた


~二回戦終了後~

アナ『二回戦H卓終了~~~!!!』

アナ『圧勝!!風越女子ーーッ!!』

アナ『『伝統の風越』が帰ってきたッ!!』


美穂子「おつかれさま」

池田「ありがとうございます!」


モブ「風越すげぇ!!」

モブ「去年三位の城山商業に快勝だ!!盤石鉄板!!」

モブ「これは歴代最強の五人かもしれない」

モブ「今年は龍門淵も―――」


~風越女子控室~

パァン!!

美穂子の頬が叩かれる

貴子「なんださっきの試合は!!」

貴子「キャプテンのお前が生温いから下があんな打ち方をするんだ!!」

貴子(あー、イライラするっ!!)

ザワッ…

貴子「池田ァァッ!!」

池田「ハ、ハイッ!!」

貴子「てめぇさっきの七筒切りはなんだ!!」

貴子「相手がちょろかったから良かったものの」

貴子「あんな腑抜けた打ち方が全国で通用するわけねーだろ!!」

貴子(イケないし、触れないし、オナニーもできないし!!)

貴子(イライラすんなぁ!!)


貴子「おまえ去年もそれでシクったよなァ?」

貴子「お前が倍満振り込んで、風越の伝統に泥ォ塗ったの忘れたのかよ!!」グワッ

ガシッ

美穂子が振り上げられた手を掴む

貴子(さっさと終わらせてぇんだよ、余計なことすんなよなぁ)

美穂子「彼女のミスは私の責任です。殴るなら―――」

何か福路が言っていたが正直どうでも良かった

これ以上怒るのが馬鹿らしくなったというのが正直なところだった

イライラがこの程度で収まるわけでなし

貴子「帰ったらみっちりミーティングするからな!!」

そう捨て台詞を残して、控室を去った

我ながらなんて大人げないことをしたのだろうかと、今頃になって思っている


県予選初日が終わった

少女たちの道はまだ半ば

明日の決勝に全国への切符が掛かっている

そんな熱き戦いの裏側で

どうしようもないクズの男と、どうしようもないクズに堕ちかかっている指導者

この二人の出来事がひっそりと進行している


久「今日は私のおごりだからみんないっぱい食べなさい!!」

駅の近くのラーメン屋台で清澄一同は明日の英気を養っている

その脇で、京太郎は掛かってきた電話に出ていた

智紀「…この間の件大丈夫?」

京太郎「あー、大丈夫です。きちんと相手の人とも話をしましたから」

智紀「警察には…?」

京太郎「いえ、警察沙汰にはしないつもりです」

京太郎「あと、写真撮ってくれてて助かりました。あれが無かったら――」


智紀「あれはたまたまだから…」

京太郎「たまたまでも助かりましたよ。それじゃ明日も俺早いんで」

智紀「……うん、それじゃまた…」

ピッ

咲「友達?」

京太郎「そんなとこ。ちょっと最近世話になったんだよ」

咲「ふーん… 女の子?」

京太郎「……それより、今日帰りうち寄ってかね?親いねーしさぁ」


それは梅雨入りしたばかりの六月のはじめ、長野県予選女子団体戦初日のこと

蒸し暑さが肌にまとわりつくそんな季節のことであった


第四部 前編 ~決戦!!県予選団体戦~ カン


~県予選団体戦-二日目~

貴子「ほ、本当に鍵を外してくれるんだろうな?」

京太郎「きちんと外しますよ。いいからさっさと車出してください」

ザ…ザザザ…

アナ『東一局鶴賀先鋒津山放銃~~!!』

アナ『龍門渕井上の鳴きが光ります!!』

タコスを買いに車を急発進させる

タコスの店など俺は知らないが、市街地に行けば何とかなると言っていた

京太郎(まったく、なんでこんな面倒なことになるのやら…)

ナビのテレビ画面には決勝先鋒戦が映し出されている

京太郎(……うち以外の三校全員良いスタイルしてるよな)

助手席に座りながら、そんなことを考える

京太郎(…風越の福路さん、鶴賀の津山さん、龍門渕の井上さんか)


京太郎(巨乳、ポニテ&うなじ、モデル体型ときたもんだ)

京太郎(四人の中に一人ちんちくりんが混じってるから余計に際立っちまう)

京太郎(……あー、さっさと抜きたい)

京太郎(それになー、まさか気付いてないのか?)

大会会場から離れ、市街地へと入っていく

ナビをいじり、それらしい名前をした店を探していく

京太郎「ここ、お願いします」

貴子「ちっ…」

ナビゲーション音声に従って車を進めていく

なぜかアジアンテイスト風の看板が見えてきて、音声が目的地だと伝える

京太郎「うぇっ!?と、停めて停めて!!」

京太郎(タコスってメキシコの食い物じゃなかったか…?)

京太郎「なんか納得いかないけど… まぁ、いいか」

京太郎「それじゃ買ってきますんで、少し待っててください」

===
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アナ『先鋒前半戦、南二局ですが龍門淵井上の独壇場です!!』

アナ『風越の福路が突き放されないようにと踏ん張っていますが、清澄は大きく失点』

アナ『鶴賀の津山は ―――』

ガチャ バタン!!

京太郎「戻りました。それじゃ急いで会場までお願いします」

貴子「おい、それより鍵 ――」

京太郎「会場に戻って、これを渡したらしてあげますよ」

京太郎「それとも、こんな場所でしてるところ見られたいんですか?」

京太郎「この車の窓ガラス、普通に外からも覗けるようになってるんですけど…」

貴子「ぐっ…」

貴子(さっきからずっと我慢してるのにっ…)

苦虫をかみつぶしたような顔で、車を急発進させる

京太郎(さーて、前半戦が終わる頃には何とか戻れるかな)

===
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試合会場で優希となんやかんやありながらも無事タコスを渡すことに成功した

とりあえず遊びに出る前に控室で一息つこうとドアを開けるなり

久「戻ってくるなり悪いけど、お昼ご飯の買い出しお願いね?」ニコッ

京太郎「……」ヒクッ

自分でもよくぞわずかに顔を引き攣らせる程度で済ませたものだと感心した

京太郎(とりあえずさっさと買うもの買って、それからだ)

京太郎(とりあえず、また車を出させよう)

一度覚えた楽な方法は徹底して使い切る

それが例えどれほどストレスを抱えている女であっても、だ

京太郎(今度は車の中でやるのもありだな)

そう思いながらメールを打ち、再度貴子を呼び出すのであった

===
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~風越控室~

華菜「キャプテン!!お疲れ様です!!」

華菜「龍門淵に圧勝じゃないですか!!」

しばらくして先鋒戦が終わり、美穂子を部員たちが出迎える

貴子も、何とか先鋒が終わるまでに控室に戻ることが出来ていた

貴子「おー、よくやったよくやった」

さも、別の場所で試合を全て見ていたかのような言いぶり

ナビで映像を流してはいたものの、それが頭に入るほどの余裕を持てていなかった

美穂子「ありがとうございます」

今もそうだ。正直、こんなことはどうでもいいとすら思える

ただ、辛うじて残っているコーチとしての義務感がそれを否定する

部長の福路が次鋒以降について部員にアドバイスを送る

また、吉留が昨晩別の部員たちが起こした牌譜を渡していた


ブー…ブー…

貴子「っ!!」パカッ

携帯のバイブ音が響くのが分かるや慌ててメールを確認する

先鋒後半戦開始時から何度もメールでされている呼び出し

静かに呼吸を整える

部員達には何も悟られないように

静かに立ち上がり、声を張り上げる

貴子「もうすぐ次鋒が始まる」

貴子「いいか!!無様な打ち方だけはするんじゃねーぞ!!」

部員「は、はいっ!!」

その声が響くのを確認し、控室を後にする

未春(きょ、今日もやっぱりコーチの機嫌が悪いなぁ…)

===
==


アナ『次鋒前半戦、スタートです!!』

貴子「……いい加減にっ」ギリッ

京太郎「いいからさっさとスーパーまで頼みますよ」

今日何度目かというようなアクセルのベタ踏みで車を急発進させていく

貴子(完全に良い様に使われてる)

貴子(くそがっ!!こんな貞操帯なんざつけられてなけりゃ…)

京太郎「信号、赤ですよ」

キキー!!!

京太郎「……だいぶ限界まできちゃってますね」

貴子「……分かってるならさっさと外して」

京太郎「そんなに外してほしいですか?」

貴子「当たり前だろ!!」ダンッ

余裕のない叫びが車内に響き渡った

京太郎「分かりましたよ」

京太郎「それじゃ、そこの公園のとこの側道で脇に寄せてください」


カチャ カチャン 

京太郎「ん…、流石に一晩放置してただけあって凄いな」

鍵を外し、貞操帯を脱がせるや京太郎はそういった

自分では分からないが、丸一晩脱げないまま貞操帯をして過ごしたのだ

お世辞にも良い匂いはしないだろうとは思ってはいたが…

京太郎「あぁ、違いますよ。そういう不潔な匂いじゃないですから」

シートを限界まで倒し、助手席側で貴子を横にさせ、京太郎はその上にのしかかる

そうして、貴子の耳元に口を寄せ一言つぶやいた

京太郎「雌の匂いがすっごいこもってたんです」ボソッ

貴子「~~~~っっ!!?」

顔が真っ赤になるのが自分でも分かった。

雌の匂いと言われても、自分では分からない

分からないからこそ、強い羞恥心を覚えてしまう

貴子(あー、もうっ!!)

恥ずかしさのあまり京太郎に抱きついてしまう

今は顔だけはどうしても見られたくなかった


京太郎「雌の匂いもこもってるし、おまけにこれ気付いてます?」

クチュ…

秘部を京太郎の指で遊ばれる

動くたびに響くいやらしい音が、さらに羞恥心を駆り立てていく

自分でも気が付いてなかった

いつからこんなことになっていたのだろうか

京太郎「やっぱり気付いてなかったんですか?」

京太郎「俺は最初にこの車に乗った時から気付いてましたよ」

京太郎「発情しちゃってるんだなって」

京太郎「これだけ雌の匂いぷんぷんさせてたら流石にね」

完全に遊ばれている

自分より何歳も年下のこの男に

バレてしまっている

昨日の夜も、オナニーすらできず発狂しそうだったことすら

すべてがこの男の掌の上


京太郎「もうこれだけ濡れてるなら大丈夫ですね」

そう言って、京太郎は大きくいきり立つそれを貴子の秘部にあてがっていく

ズ…ブゥゥ…

前と同じようにゆっくりと貴子の中に侵入していく

昨日の記憶を取り戻させるように

覚え込ませた形を、思い出させるように

ただ昨日と違うのは、向かい合っての正上位だということ

スーツを着たまま、スカートだけ脱がされて

下半身だけ露出して、男を迎え入れている

太陽の光が差し込む車の中で

いつ誰が通るか分からない道路の脇で

高校生の男のチンポを、受け入れてしまっている

到底認められる行為ではない

それなのに ―――


貴子「お……ほぅ……♥」

挿入されただけで下半身が屈服していた

身体が記憶を取り戻すたびに

覚え込まされた形を取り戻していくたびに

自分が本来こうであったかのようにすら思える間違った脳内信号が送られてしまう

抱きついたままの手が震える

きつく抱きついていないと、自分を保てそうにない

きつく抱き着けば抱き着くほどに

深く、深く自分の中へと侵入されると分かっていても

ぐにゅぅ…

貴子「は……ハァ…♥」

吐く息すら融けたような有様だった

己が最奥まで突きこまれ、完全に形を取り戻してしまっている

腰が震え、その意図がなくとも、勝手に膣が締まっていくのがわかる

もう、どうにもならなかった


貴子「んむっ…」

口を塞がれ、突きこまれたまま静かに時間が流れていく

上からのしかかられたこの体勢が、まるで全てを支配されてるような錯覚すら覚えさせる

京太郎の舌が中で暴れる

歯の裏側をなぞり、貴子の舌を絡め取るように動いていく

グニュ…ぐぃ…

その間もゆっくりと京太郎は腰を円を作るようにゆっくりと動かしていく

狭い中を解し広げるように

貴子「ふぅ、ん…むぅ…」

ゆっくりとした動きがもどかしい

オナニーをするときとは大きく違う緩やかな快感だけが身体を支配していく

少しずつ、少しずつ昂ぶらされていく身体

そのもどかしさがさせるのだろうか

抱き着き、押しつぶされた胸に感じる微かな快感すら強く望んでしまっている

気が付けば彼に抱き着いた腕をよじるように、彼に匂いを刻み付ける猫のようなありさま

自分から身体を動かしてしまっていた


スーツ越しに乳首が擦れるのがもどかしい

もどかしいのに、それを求めてしまう

ゆっくりとしか動かない下半身の動きがもどかしい

もどかしいのに、それが堪らなく気持ちいい

息苦しさすら感じるキスがもどかしい

もどかしいのに、その粘膜の触れ合いがどうしようもなく気持ちいい

唾液の交換すらすでに厭わない

垂らされれば、迷うことなくそれを飲み干していく

それを一度飲み干すたびに、身体に電気が流れるような快感が走っていく

じらされたままの己の秘部も、それに反応して彼を締め付ける

まるでそれを分かっているかのように、何度も、何度も、それが繰り返される

気が付けば、膣の中での円運動は終わり、小さく刻まれるようなピストンが始まっていた


貴子「あっ……んひっ…♥」

放された口から卑猥な喘ぎ声が漏れていく

狭いシートの上で、自分より年下の、自分より大きな男に組み敷かれている

脳はそれを拒否している

いや、拒否していた

そのはずだったのに

貴子「ふっ…♥ ひぃんっっ♥」

気が付けば自分から腰を押し付け、動かしていた

その動きを煩わしいと思ったのだろうか

京太郎は腰を掴み、動きを止めさせる

強い快楽を欲する貴子の身体はそれを嫌がるが、力で叶うはずもなく

京太郎は小さな前後運動を繰り返し、貴子の奥を荒らしていく

自分のリズムで、自分が一番気持ちいい方法で

相手のことなどまるで考えない

エゴ丸出しのセックスが続いていく


そんなエゴ丸出しのセックスだというのに

貴子の身体はそれを受け入れていく

もどかしさと歯がゆさを感じながら、奥に感じる小さな動きから与えられる刺激に集中していく

カリが膣壁を荒らし、鈴口で最奥にキスを繰り返す

貴子「あっ、あっ、あっ♥」

次第に喘ぎ声の感覚が短くなっていく

京太郎の動きは一切変わらない

ストロークの大きさも、リズムすら

いわゆる上手いセックスではないだろう

おそらくそれを分かっていながら、京太郎は単純運動を繰り返している

下手な小細工など不要だ

それすら必要としないまでに、すでに貴子の身体が出来上がっている

そう分かっているからこその動き

淫猥な音は鳴りやむことはない


腰の動きを制限されている

キスも自由にさせてもらえない

腰を突き動かされるたびに漏れる喘ぎ声

彼の背中に回した腕だけが自由なのに、その動きすら己を高ぶらせる道具でしかなかった

昨日とは違うセックス

昨日とは違うスタイル

動物のような昨日とは違い、人間がするセックスだというのに

それなのに、何一つ自由にならない

鍵はすでに解かれ、自由を手にしているはずなのに

支配されてしまっている

ズンッ

貴子「んむぅっ!!♥」

たった一回

子宮に鳴り響くかのような一突き


貴子「あっ…、おっ…ほぉ…♥」

ダルさすら感じる腰から一気に昇ってきた快楽信号をようやく脳が理解する

貴子「~~~~~~~~~っっ♥っっ!!!」

声にならない咆哮が車内に響く

何日ぶりか分からないアクメが全身を襲う

昨日からひたすらに身体を弄られ、昂ぶらされ、それなのに辿り着けない場所

己で慰めることすら許されず、理性が壊れるほどの狂おしさに襲われながら過ごした時間

その全てがどうでもいいと思えるほどの圧倒的な快楽の奔流に完全に理性が押し流される

このたった一突きがほしくてこんなことになっていたのだ、とようやく思い出した

全てを狂わせるような、麻薬のようなこの快感がどうしても欲しかった

支配されている、などと勘違いしていた

今の一突きでようやく理解できた

支配されることを、私は望んでいたのだ、と


爆発するような快感の波がゆっくりと引いていく

息をすることすら困難と思えるような快感から少しずつ解放され

ゆっくりと、深く呼吸をしていく

いつの間にか彼の背中に回していたはずの腕は、力なく垂れ落ち

身体全体が力を失ったように、ぐったりとしてしまっていた

京太郎「気持ちよかったですか?」

自分の上にいる彼がそう問いかける

ぼんやりとした頭で、彼の問いに首を縦に振って答えていた

それはよかった、と小さく彼は言い








ズンッ!!!

容赦なく、再度腰を動かしてきた


貴子「~~~~~っっ!?!?♥」

一度快楽の波が引いたとはいえ、未だ半ば昂ぶった状態の身体を襲う大きな波

ズッ、ズッ、ずぶぅぅ!!

浅い部分を突いてきたかと思えば、一気に深くまで押し入ってくる

貴子「ぁっは♥ んっ、んぅ~~っっ♥♥」

まるですべてを貪るような、今までと違う暴力的なSEX

我慢のできない子供のような

荒々しい呼吸をしながら、貴子の身体を京太郎は貪っていく

何度も何度も、浅く深くを繰り返す

貴子の両耳を両の手でふさぎ

酸素を求めるかのように、貴子の口を塞ぐ

すべてを塞ぎ、すべてを支配する

音を遮断され、強制的に口腔内と膣内の動きのみに集中させられる

先程まで見せたある種のエゴとは異なる形のエゴ

完全に、気持ちよく射精をするためだけのセックス

今度は無意識に動く貴子の腰を止めることはしない

それすらも、すでに射精を促すためだけのものだと京太郎は理解していた


貴子の腰が動き、膣も絞るように締め付けていく

一度キツイ絶頂を迎えたあとの身体は言うことなど聞きはしない

完全に無意識の動きだった

無意識であるからこそ、ある種の本能的な部分がむき出しになっている

上手く働かない頭で貴子はそんなことを考えていた

きっと、私の身体は彼の射精を促しているのだろう、と

以前の自分では信じられないような考え

それでも雌の本能ともいえる部分が身体に働きかけるのは、間違いなくそうなのだ

今なら、分かる

気持ちよく射精をしてほしい

気持ちよく自分の身体でなってほしい

そういう本能的な部分が、今の自分の身体を動かしているのだ、と

貴子「ひんっっ♥♥」

ずぶぅぅぅぅ!!

大きく一突き。そうして動きが一瞬止まる


ぐぐっ、と膣内で京太郎のモノが膨らむような感覚

腰をさらに押し付け、貴子の身体の動きを封じるかのように体重を掛けてくる

貴子(あぁ、これが…)

雄の支配下にあるというのに

自分が何をされるか分かっているにもかかわらず

奇妙なほど、これから起こることを貴子は受け入れてしまっていた

腰がさらに押し付けられていく

京太郎「うぐっ…でるっ!!」

ぶびゅるるるるるるるるっぅぅぅ!!!

貴子「~~~~っっ♥」

何一つ躊躇することなくザーメンが流し込まれていく

女が感じる不安の欠片すら理解せず

本能のまま、一番気持ちいいと思える場所で射精しているだけなのだ

形を覚え込まされ、支配され、犯され

その上こうして無責任に中出しまで許してしまっていた


それなのに、自分の身体がそれを望んでしまっている

ぶびゅるっ…びゅるっ…ぶびゅ…

貴子「は、ぁぁ…♥」

ぶびゅ…

最後の最後まで全て中に入れないと気が済まないと言わんばかりの射精

腰が重く感じられるほどの大量の精液が放たれていた

先程まで力の入らなかったはずの腕は、無意識のうちに彼に抱き着き

力なく放り出されていたはずの足は、ヒールを履いたまま彼にしがみ付くように回されていた

無責任な中出し

ゴムを着けるという考えすら、持ってもいない

きっと妊娠をしたとしても、責任をとるつもりすらないのかもしれない

そう分かっている

分かっているのに

射精が終わったはずの彼の身体を抱きしめたまま動けない

彼もまた、確実にそれを奥に押し込めるように、挿入したまま動かないでいた

===
==


アナ『次鋒戦も後半南3局に差し掛かりました』

中出しされたザーメンを掻き出すことなく、貴子は助手席に座る京太郎の股倉に顔を埋めていた

あれから急いで買い出しを済ませ、結局こうして時間いっぱいまでゆっくりしている

外に買い出しに出たときはさすがに自分の匂いが気にはなったが、仕方がないと割り切った

藤田『龍門淵の沢村にとっては、この試合不運だな』

藤田『デジタル派の彼女とは鶴賀の妹尾はあまりにも相性が悪い』

藤田『打ち筋をみるに、それは清澄や風越にも言えるのかもしれないが…』

貴子「ふぅ、んぅ…」

もご…

大きく口を開き、亀頭だけでもと挿れられていく

醜く歪んだ顔を風越の部員がみたらどう思うのだろうか、と京太郎はぼんやりと思う


京太郎「あっ…」

ナビの画面に映し出されたのは沢村智紀の姿

京太郎(もしかしたらとは思ってたけど、やっぱり出てたんだ…)

つい先日自分と交わったばかりの彼女が画面越しにいるというのは不思議な感覚だった

京太郎(大会が済んだら、また会ってヤりたいな)

股倉で別の女に咥えさせながら、さらに別の女のことを考えている

少し前、4月以前の彼を知っている人間からしたらどうしたことだと思うだろう

もちろん、咲以外のという注釈がつくのだろうが

咲を、和を、ゆみを、智紀を、そして貴子を

わずか2ヵ月程度の間にどんどんと貪っていく

そうして貪るたびに、京太郎は思いを強くする

いったい今まで自分は何を我慢していたんだ、と

雑用をさせられるだけの部活動なら、逆にそれを利用するくらいいいだろう、と

女が強い世の中だ

弱いはずの自分に屈する方が悪いのだ、と

何かが間違った方向へと京太郎を進ませていた


ぶるるっ…

腰に走る射精感

貴子「んむっ!!?」

それを我慢することなく、貴子の頭を掴み固定してしまう

京太郎「っっ!!」

ぶびゅるっびゅるるるっっ!!

貴子「ふぐぅっ!!んぐっ、んぐっ、ぐびゅっ」

遠慮なく口腔内に流し込まれるそれを必死に飲み込んでいく

頬を膨らませ、口から漏らすまいと溜めこみ、喉へと流し込んでいく

京太郎にそう言われたわけではなかった

ただ、そうしなければならないと

無意識のうちに貴子はそう思い込んでいたのだった


貴子「んはぁ…」

言われるまでもなく、だらしなく舌を垂らし口を大きく開けて見せる

すべてのザーメンを飲み込んだ、と京太郎に示すために

そこに最早『名門風越女子のコーチ』としての姿はなかった

強い快楽に溺れ、弱いはずの雄に支配されるだけの雌の姿

あるのはただそれだけだった

ボタンが外れ、シャツの隙間から露わになった胸の谷間に、口から引き抜かれたチンポを差し込む

秘部に挿入するように、さも当然のように腰を前後に動かす

二度、三度と腰を動かし、まるでティッシュの代わりの如く唾液やザーメンが拭われていく

その横暴なまでの行動に、普通ならば起こるはずの怒りすら今の貴子には起こらない

されるがまま、むしろ京太郎が動きやすい様に姿勢を整えてしまっていた

胸の中で、半勃ち状態のそれがゆるゆると動いていく

その動きを見つめる貴子の顔には、不思議と笑みが浮かんでいた

流し込まれたザーメンが、下着に染み込んでいくのを感じながら


~清澄控室~

京太郎「ただいま戻りました~」ガチャ

久「おかえり~」

まこ「買い出しご苦労~」

背負ったリュックに詰められた弁当の類を机に置いていく

京太郎(これは、一応聞かねばならない流れだろうか…)

京太郎「聞きづらいんですけど、次鋒戦何があったんですか?」

久「まこの親番4回ちゅう3回もツモられたのよ… しかも1つは役満」

まこ「不甲斐のぉてすまんのー」

京太郎(まぁ、別に俺に謝られても仕方ないのだが…)

久「まぁ、昼休みが終わったら私の番だから…」

久「なるべく取り返すよう、努力するわ」


~県予選団体戦決勝 午後~

アナ『県予選決勝中堅戦 ―――!!』

アナ『折り返しを制すのはどの高校か ―――!!』

京太郎(……おさげ姿の部長はなかなかイケるな)

京太郎(とはいえ、手を出したらなかなか面倒なことになりかねないしな…)

画面に映る久の姿を観つつ、飲み物を欲して机に手を伸ばす

しかし、あるはずのものがそこにはない

京太郎(あ、何か足りねーと思ったら自分の分のお茶買い忘れてた…)

京太郎(んー、自販機で買ってくるか)

京太郎「染谷先輩、ちょっと飲み物買ってきますけど何かいります?」

まこ「んー?さっき買ってきてもらったもんがあるけぇ特にないわ」

京太郎「そっすか。それじゃちょっと買いに出てきます」


=会場入り口付近ロビー脇自販機=

京太郎「あったあった」

京太郎「やっぱお茶は○鷹じゃないとな」ガチャン

京太郎「……あー、戻ってずっと観戦ってのも結構キツイな」

京太郎「応援する気が無いわけではないんだが…」

京太郎(ぶっちゃけ、自分に関係ないと思うとやる気スイッチが入らん)

フロアにいくつもあるテレビには中堅戦が流されている

もっとも、観客のほとんどは観覧席に行っているため、ここにはほとんど誰もいない

京太郎「……ん?」

自販機がある側とは逆側

フロアの隅っこの席で、テレビをじっと見つめている人がいた


京太郎「なんで観覧席に行かないんだろ…」ズズッ

熱心な眼差しで、テレビを見ている

しかし、テレビは首を少し上にしないと見れない位置にあるため少し見辛そうにしていた

京太郎(ん~…、どっかで見たことあるようなないよな…)

思い出せそうで思い出せない

近くで見れば思い出すだろうかと、さり気なく京太郎は近づいて行く

彼女が座る長椅子のひとつ隣に座り、横目でその姿を確認するが ―――

京太郎「って南浦じゃねーか」

数絵「ん? なぜ須賀がここにいる…」


かつての同級生の姿がそこにはあった


南浦数絵。同じ中学、2年生の時には同じクラスでもあった

麻雀が強いという話はそれとなく聞いていた

てっきり風越に行くものだと、周りも俺も思い込んでいたのだが…

目の前にいる彼女は、風越の制服を着てなどいなかった

数絵「……そんなにじっくり見るようなものが何かある?」

京太郎「あぁ、いや…」

中学時代からどこか大人びたというか、そんな感じの空気をまとってはいた

それは高校生になった今もあまり変わってはいなかった

京太郎「どこの高校行ったのかなって思って…」

京太郎「その制服、風越のじゃないだろ?」

数絵「あぁ、その話か…」

こちらに向いていた視線が、再びテレビの画面へと戻される


中学時代の話をすると、まず咲の話が大抵挙がってしまう

しかしながら、咲を女として見ることが出来たのは実は中学二年の終わりの頃の話になる

それ以前、咲で脱童貞を果たすまではどうだったのか

それを思い出すと、今目の前にいる彼女

南浦数絵のことがまず第一に思い出されることだろう

知り合ったのは中学一年の頃の委員会活動

特別な関係だったわけではない

普通に話す程度の『知り合い』の域を出ないものだった

それでも三学期の終わり頃には、他の男子よりも仲が良いと周りに言われる程度になっていた

二年になり、同じクラスになった時には恥ずかしながら内心喜んだものだった

仲が良いと言える女子が身近にいるというだけなのだが、当時の俺はそれだけで嬉しかったのだ

二年になっても、それなりに仲は良かったと思っていた

付き合うわけではなかったが、俺もその状態にどこか満足してしまっていた


二年の三学期になって、風向きが変わった

まず南浦が無愛想になった

今までのような付き合いができなくなってしまった

理由は分からなかった

彼女もまた、それを誰かに話すことはなかった

気が付けば疎遠になり、いつの間にか話すこともなくなっていた

二年の終わり。春休みになる頃には、俺は咲と一緒にいることが多くなった

流れに乗るように、咲で童貞を捨て中学生最後の一年を迎える

嫁さんだなんだと茶化される日常が新たに形成されていた

南浦は別のクラスで、会うことすらほとんどなくなり

いつの間にか、俺の日常から姿を消してしまっていた

彼女がどこの高校に行ったのか、という話すら聞けないままに…


数絵「平滝高校に今は通ってるの」

京太郎「それじゃ、昨日の団体では出てたのか?」

数絵「平滝に麻雀部は無いわ」

数絵「私が出るのは、来週の個人戦だけ」

画面から目を離さず、数絵はそう言った

その目に映るのは、羨望かそれとも別の何かなのか

京太郎「なんで風越に行かなかったんだ?」

京太郎「麻雀、強いって聞いてたからてっきり…」

数絵「別に風越に行くって決めてたわけじゃない」

数絵「それに、個人戦なら私は負けない自信がある」

数絵「だから、平滝に行ったことを後悔してなどいない」

京太郎「……そうか」


なぜこの会話が中学生の時にできなかったのだろう

京太郎はそう思わずにはいられなかった

彼女に何かがあったのは、間違いなく中学二年の時だ

その時に、こうして会話をしていれば彼女との関係は変わらずに済んだのはなかっただろうか

そう思わずにはいられなかった

そう思うと同時に、今こうして仲が良かった時のように話せることに嬉しさを覚えていた

互いに少し大人になって

角ばっていた何かが削れてしまったのかもしれない

だからこうして、隣り合って、目を合わさなくても自然に話せている

咲といるときとはまた違う、どこか穏やかな空気が流れていた


京太郎「それじゃ、今日はどうしてここに?」

数絵「来週の個人戦に出る面子が今試合をしてるんだ」

数絵「ここにいるってことは多くが上位グループにまで残る面子のはず」

数絵「牌譜を全て取るのは私だけじゃ無理だから」

数絵「せめてこうして試合を観て、どういうスタイルなのかくらいは見ておかないと」

京太郎「そっか…、部がないとそういうのも自分でしないとダメなんだよな…」

隣に座ったまま、京太郎も画面を眺める

京太郎(……真面目だよな。俺なんて、男子団体の試合なんて観てもないのに…)

京太郎(ここでずっとこうして観てるってのもアリなのかもしれない)

京太郎(旧友との穏やかな時間を過ごすと言うのもアリだろう)

京太郎(だが、それではきっと俺は中学時代から何も変わってないことになる)

京太郎(それじゃダメだ!!)


京太郎「なぁ」

数絵「なに?」

京太郎「ずっとここで見るつもりなのか?」

数絵「観覧席は人が多くて集中できないからそのつもりだけど…」

京太郎「首、痛くならないのか?」

数絵「……」

京太郎「長いこと上側ばっか向いてたら痛くなるだろ?」

数絵「……まぁ、ちょっとは…」

京太郎「だったらさ、ちょっと付き合え」

数絵「えっ?」

京太郎「もっといい落ち着いて試合を観れるとこ連れてってやるよ」


~第二仮眠室~

数絵「ここが落ち着いて試合を観れる場所か…?」

京太郎「結構大きなテレビがある」

京太郎「もちろん、試合も流れてる」

数絵「いや、それはそうだけど…」

京太郎「畳だから、寝ながらだって観れるんだぞ」

京太郎「おまけに、座布団や布団もあるから寝ながら観るのにも快適だ」

数絵「いや、それは別にどうでもいい」

数絵「……まぁいいか。たしかに落ち着いて観れると言えば観れるし…」

京太郎「じゃあ適当に見ようぜ」バサッ

数絵「おい、なぜ布団を敷く必要がある?」


京太郎「えっ?」

数絵「観るだけなら布団なんていらないわよ」

京太郎「でも俺はゴロ寝しながら観るのが好きだし…」

京太郎「楽だぜ?」

数絵「……まぁ、別にいいけど」

京太郎「ならこのままこうさせてもらうな」

京太郎「寝転がりたくなったらいつでも布団使ってくれよ?」

数絵「っっ!!?だ、誰がそんなこと ―――」

京太郎「押入れにまだ布団入ってるから」

数絵「――― っっっ///」マッカ

顔を真っ赤にしたまま数絵は画面へと向き直ってしまった


アナ『清澄高校竹井久―― 中堅戦最初の先制リーチです!!』

肘をつき寝そべりながら京太郎は試合を眺める

座布団に座ったまま、傍らにお茶を置いて数絵は選手の打ち筋を確かめる

時折ぶつぶつと記憶するように何かを呟きながら、真剣に試合を観ていた

京太郎(このままだと何も変わらない)

京太郎(それ以前に、俺が退屈だ)

ゴロン、と京太郎は仰向けになるように転がり

京太郎「なぁ…」

数絵に声を掛けた


第四部 中編 ~決戦!!県予選団体戦~ カン

??「ククク……」
??「ビンタを100にしませんか?」


目一杯腕を伸ばし、強引に数絵を布団に転がしてしまう

京太郎「な、こっちの方が楽だろ?」

数絵「……座ってみてるほうが落ち着くな」

ムスッとした表情でそう数絵は答える

数絵「そもそもお前と私はこういう風なことをできる関係じゃないだろ」ムクッ

京太郎「こういうことって?」

身体を起こした数絵に習う様に、京太郎も身体を起こす

数絵「つ、つまりだな…、その一緒の布団で寝るようなことだ!!」

京太郎「別にこの程度のことは友達同士なら普通にしたりするだろ」

京太郎「修学旅行とかだと女子同士ではやってたりするじゃん」

数絵「そ、それはそうだけど…」


京太郎「それじゃあさ、キスとかも恋人同士じゃないとダメなのか?」

数絵「あ、当たり前だ!!」

ガシッ

激昂する数絵の肩を京太郎は掴む

唐突なことに戸惑いながら、これはなんだと京太郎に問い質そうと口を開きかけたその時 ――

数絵「~~んむっっ ―― 」

極自然な動きで、その口を塞がれてしまった

数絵(なっ!!?なんでっ!!)

開きかけていた口を閉じることも忘れ、ヌルリと京太郎の舌までも侵入を許してしまう

ファーストキスだのなんだのということを訴えることもできず

文句を言うことすら叶わず

頭の中すら次第に霞掛かっていくような感覚だった

肩を掴んでいたはずの腕は、いつの間にか後頭部と頬を触れるように支えていた


歯をなぞるようにして京太郎の舌は数絵の口腔内を蹂躙していく

初めての感覚に戸惑いながら、明確に拒絶の意思を唱えることも出来ず
京太郎にされるがまま、京太郎の舌が歯の裏を丹念になぞっていく感触に酔いしれていく

恋人でもない

元彼でも、もちろんない

ただの昔の同級生

それだけの関係だったはずの目の前の男が、なぜか今自分の身体を蹂躙しようとしている

振り払おうと思えば、振り払えるはずだと脳みそのどこかで訴えている

でも、頭を掴まれているから無理だと強引な理由でそれを拒んでいる自分もいる

実際は彼の手は優しく包んでいるような力しか入っていない

拒絶しなければと思う部分と、甘受したいという部分がせめぎ合っている

恵まれない環境で麻雀に取り組むと決めた日から、女子高生らしいことなど
無縁なものだと決め込んでいた

当然のように、こんなことなどありえないはずだ、と

そう思っていた


だからだろうか

歯をなぞっていたはずの京太郎の舌が、いつの間にか数絵の舌を絡め取るように
愛撫をしてきても、それを拒むことすらできなかった

耳を弄られても

髪を撫でられても

何一つ拒むことができなかった

数絵(なんで…こんなに気持ちいいんだ…)

とろん、とした目を京太郎に向けながら思考の隅でそんなことを考える

与えられる快楽に酔いしれ、優しく撫でられる手の感触に浸っていると
京太郎はようやく口を離した

舌と舌が離れてしまい、伸びた糸もプツンと切られてしまった

無意識だったのだろう

京太郎の舌の感触を惜しむように、己が舌を目一杯伸ばすような滑稽な姿を晒していた

最後にその舌を唇で食まれた感触すら、今の数絵には刺激的なものであった


京太郎「それじゃ、これで恋人になったりするのか?」

長いキスを終え、未だはっきりしない頭のままの数絵に対して京太郎は言う

もちろん、京太郎が言ってることはおかしい

キスのようなことをしてもいいのが恋人同士というだけで

キスをしたら恋人になるわけではない

なるわけでは、ない

キスを許せる相手が、普通は恋人と認めた相手だということだ

数絵(それなら…、さっきの私はどうなんだ…)

拒絶できなかった

しようと思えばできたはずだ

だが、しなかった

拒絶の意思より、そのキスを甘受したいという欲求が勝っていたのか

荒く整えきれない呼吸の音が耳障りだった

まるで発情してしまっているようで

そんな自分が、嫌だった







        本当に?







.


流れるように布団の上に転がされる

京太郎が左右を塞ぐように腕を立て、数絵の上を陣取る

ここまでされて、ようやく理解する

数絵(犯される…)

恋人でもなく、好きだと告白すらしたこともない

好きだと言われたこともなく、恋人未満のような関係ですらなかった

久しぶりにあっただけの同級生

今は、強引に唇を奪われただけの相手

数絵「恋人でもないのに…」

思ったことが自然と口をついていた

その言葉を聞いて、なぜか京太郎は口の端を歪め

京太郎「……そうだな」

たった一言、そうつぶやいた


無言のまま京太郎は数絵を見つめる

数絵もまた、どうすればいいのか分からないままただそこにいた

再び互いに顔を寄せ合い

口付けを交わしていく

先程までの暴れるようなキスとは違い、ただ重ねるだけの口付け

それだけで満足できるような性質ではない京太郎は、当然のように下へと手を伸ばす

ロングのスカートをたくし上げ、露わになった太ももを内側から撫で上げていく

きめ細かい肌に、柔らかく程よい肉付き

制服の上からでは分からない女の部分がそこにはあった

未だ制服のズボンの中にしまわれたままになっている京太郎の逸物

その女の部分を欲するように、ズボン越しでも構わないと太ももに当て擦っていく

口付けを交わしたままの姿で、数絵は何かが自分の腿にあたっていることに気が付く

そして、それが何なのかと理解した

しかしながら不思議とそれに対して嫌悪感が湧くこともなく

再びされるがまま、口付けに没頭し始めてしまった


京太郎も、いつもならもしかしたら頭のどこかで多少はこれでいいのか、と考えもしただろう

買い出しの合間に射精も済ませ、そこまで逼迫した状況ですらないはずだった

にも関わらず、立ち止まる気配すら見せない

高校生になって、一段と大人びた雰囲気をしたかつてのクラスメイトが自分にされるがままになっている

その事実が立ち止るという選択肢を京太郎の頭から排除していた

太ももに擦りつけるのをやめ、少しずつ上へと動いて行く

クロッチ越しに感じる数絵の秘所の温もりに、興奮を隠せない

温もりと同時に、すでにクロッチに感じる濡れた感触

口付けを離せば、荒い息遣いに潤んだ瞳がそこにはある

その目を離さないようにしながら、京太郎はクロッチ越しの感触を楽しむために腰を前後させていく

ズリュッ ズリュッ

布越しに感じる肉棒をどう受け止めていいのか分からず、数絵は京太郎を見つめることしかできなかった

太ももに当てられたときにも感じたが、太く、熱い

それが今、自分の女の部分に近づき、それを欲しているのが分かる

心臓が飛び出そうなほど、血液が流れる音が聞こえそうなほど

呼吸がどんどんと荒く、激しくなっていく


繰り返し繰り返し繰り返し

布越しの秘所に覚えさせるように、京太郎は擦りつけていく

カリの大きさ、竿の太さ、亀頭の張り

微かに感じる程度だったクロッチの濡れた感触が次第に大きくなるのが分かる

口付けを離した数絵の呼吸が、収まることなくどんどんと荒さを増している

行くあてのない数絵の両手が、彷徨いながらも、いつのまにか自分の肩に縋りつくように触れている

自分がこの女を雌にするのだ

他の誰にも見せたことがないであろう姿を、自分がさせている

そのある種の満足感が、さらに京太郎を興奮させていく

女を、雌に変える

何も言わず、されるがままになっている姿も嫌いではないが

それではまだ物足りない

だからこそ、京太郎は ―――


ピタリ、と腰の動きを止め、わずかに肉棒を数絵から離した

クロッチ越しに感じていた熱を奪われ、一瞬戸惑うような表情を数絵は浮かべる

しかしながら、すぐにそれに気付き、表情を戻してしまう

沸騰しかかった頭は、そのままで

欲求を抱えたままの下半身は、当然のように不満を覚え、腰が自然と動き出す

強引に抑え込むこともできず、表情だけはいつもの体を装おうとするが

京太郎「どうする?」

その言葉に、保ちかけていた表情が崩れるのが分かった

たった一言に込められた意味を理解する

恋人ですらない

強引にキスしただけ

もしかしたら、恋人になるつもりもないのかもしれない

それでもいいのか、と


いいはずがない

こんなこと、普通なら絶対にさせない

キスだけでも許すはずがないのに

ましてやセックスなんてありえないとすら思える

言葉にしなければ

今すぐこいつを蹴り飛ばして

さっさとこのおかしな状況から抜け出して

張り手の一発でもお見舞いして

この部屋から退散すればいい

そうすれば、犬にでも噛まれた程度と思えないこともないはずだ

こんな場所で、強引に組み敷くような奴に捧げるものではないのだから

さっさと言葉にしてしまおうと口を開きかける

その瞬間だった


その瞬間、再び自分の秘所に熱を感じてしまった

目の前にいるこの京太郎が動いていないのは明白だった

この目で見ている

だからこそ、それがどういうことなのか理解できてしまった

口に仕掛けた言葉を飲み込んでしまう

こんな簡単に自分の身体が言うことを聞かなくなってしまっていた

それを見越して彼はあの言葉を口にしたのか、と悔しさを覚える

ちらり、と自分の下半身に目をやる

彼の醜いまでの肉棒に、縋りつくかのように腰が押し付けられていた

自分の意思ではない

意思ではないと、そう思っていた

だって、さっきまで自分は拒絶の言葉を口にしようとしていたのだから

それなのに、私の腰は惨めたらしく彼の逸物を欲して、女を主張するかのように腰を揺らしている


言葉に ―――

言葉にしてしまえば、いい

そうすれば、自分の身体だって言うことを聞くはずだ

戻りかけていた息遣いが再び荒くなるのを感じる

目の前の顔が、口の端を歪めているのが分かる

自分の腰が、彼を求めて擦りつけるように動いているのも分かる

耳に触れた指の感触を

髪を撫でた掌の感触を

口の中で暴れた舌の感触を

太ももに触れた肉竿の熱を

私は、全て覚えてしまっている

だが、それも言葉にしてしまえば全て忘れることができるはずだ

こんなおかしな状況を、終わらせるために

たった一言


肩に掛けていた手に思いっきり力を加え、彼との距離をゼロにする

そうしないと言葉が届かないかもしれないから

腰を跳ね上げるようにして、足を彼の背中に回す

その距離を嫌がられて、逃げられたら困るから

肩に掛けていた手を、背中に回し、抱きしめる

彼が逃げないようにするための最後の保険

彼がどんな顔を今しているのかすらこれでは分からない

これならば、きっと言葉にできるはずだ

全てを見透かしたかのようなあの表情が、言葉を遮っていたのだと勝手に結論付ける

彼の耳に、口を寄せていく

再びクロッチに熱を感じて、自分の息に熱がこもる

呼吸の音が聞こえてしまう

だが、そんなことは今はどうでもいいのだ

近づけた口を開き、ようやく私は言葉にする










数絵「……このまま、続けて」








.


その一言で、京太郎のタガが外れた

ついばむ様なキスを繰り返したかと思えば、深い口付けを交わしていく

その傍らで、腰を器用に動かしながら狙いを数絵の秘所へと定めていく

下着を横にずらすようにして、ようやく直接に熱が伝わる

数絵(…熱いな)

クチ…クチュ…

小さく腰を動かして、触れるその感触を確かめるように慣らしていく

京太郎の腰が大きくスライドされたら、あれが自分の中に入ってくる

そう思うとある種の恐怖を覚えないわけではない

痛いとも聞いたことがある

にもかかわらず、私の腰は落ち着くことなく彼に合わせるかのように動いてしまっている

ねだるように動く腰を諌めるように、京太郎が数絵の腰を抱えて抑え込む

数絵(あぁ、もうっ!!)

己の身体の動きの恥ずかしさに耐えきれなくなり、口付けをさらに深く求めていってしまう


少しずつ、少しずつ

ゆっくりと京太郎の腰が前へと動き、数絵の中へと入っていく

数絵「~~~~っっ!!?」

その圧迫感に驚きと身体の反応を数絵は抑えきれなかった

思わず声をあげかけたが、口付けによって塞がれ、声にならない声が響く

亀頭の半分が入っただけにも関わらず、感じる強い圧迫感

痛みというより、自分の身体がそれを受け入れられるのかという思いが強い

信じられないからこそ、声をあげそうになってしまう

数絵「っっっ!!!」

ミチィ…

処女膜に肉棒が触れる

背中に回された手に力が入るのが分かった

爪も立てられてしまっているが、それは仕方ない

背中の痛みをこらえながら、息を一度大きく吐く

数絵も、それを真似するように自分を落ち着かせるように一度大きく呼吸する


ズブブブチィズブブブ…

そうして、そのまま一気に数絵を貫いた

数絵「んぅっっ!!」

当然のように破瓜の痛みが数絵を襲う

思わず離された口から小さく悲鳴が漏れ、目には涙を浮かべていた

数絵の中で京太郎は動かないまま、痛みが去るのを待つ

京太郎(まぁ、このまま待ってても痛みなんて完全には消えないらしいけど…)

数絵の綺麗な長い髪を梳くように撫で、時間が解決するのを待つ

中学時代から綺麗だと思っていたこの髪をこうしているだけで、多少は満足感があるのだ

しばらくそうやって髪を撫でていると、痛みが多少は引いたのか数絵の呼吸が安定してくる

数絵「…女の髪に気安く触れるのはどうかと思うが」

目尻に涙を浮かべたまま、軽くにらむようにして京太郎を諌める

しかし京太郎も、その言葉を気にすることなく髪を撫で続けていく


どれくらいそのままでいたのだろうか

気が付けば中堅戦の後半戦が始まろうとしていた

数絵は抱き着いたまま動こうとはしない

京太郎もまた、彼女の痛みが引くまで動かないほうがいいと思っている

京太郎(思ってはいるが、結構ヤバい…)

締め付けだけなら我慢もできるが、中の襞が京太郎を攻め立てる

動かないとは言っているが、膣中はずっと絶え間なく動き続けているのだ

京太郎(…そろそろ動きたい)

そう我慢を切らしかけた時だった


数絵の呼吸が少しずつ甘いものを含んだものに変わっているのに気付く

抱き着いたまま動かなかった身体が、小さくではあるが次第に甘えるように
モゾモゾと動き始めていた

痛みが未だ残っているであろう下半身も、腰を切なそうに少しずつ動かし

何かを求めるように、潤んだ目で京太郎を睨んでいた

京太郎(…まじか)

予想外ではあった

耳元でささやかれた一言も衝撃ではあったが、こうして自分から求めてくるような
仕草をしてくるとは思いもしなかった

もどかしそうに

物足りないと言わんがばかりに

次第に腰の動きは大胆になっていく

だが、それを京太郎は両の手でもって腰の動きを諌めに掛かる

なんで、という顔をした数絵と苦笑いを浮かべる京太郎

徐々にではあるが、数絵の仮面が崩れつつあった


京太郎「このまま動いていいか?」

京太郎の問いに、今度は数絵もうなずいて応える

腰の動きを止められて、もどかしいだけの状態に落とされてしまっている

早く、早くと急かす心と、初めてのセックスに対する恐怖

それでも、痛みより強いもどかしさには勝てないのか動きを急かす心の方が勝っていた

頷いて応えたものの、京太郎は一向に動かない

ジッとこちらを見るだけで、腰を動かす気配がない

それだけのことなのに

たったそれだけのことで、何を求めているのか分かってしまう

雌は雄に勝てないのかとそう思わずにはいられない

再び彼の耳元に口を寄せ、今度はきちんと言葉にする

数絵「…うごいて、ほしい」

小さな声で、しかし確かに京太郎の耳元でそう言葉にした


京太郎「絶対に抜かないからな」

数絵「それでぇ…いいからぁ」

切なくて苦しくてもどかしくて

懇願に近いような声で京太郎の言葉に返していた

ズルルルゥ…

数絵「んひぃっ!!」

引き抜かれていく肉棒が数絵の膣内を荒らす

その感触に思わず声をあげてしまっていた

カリがいたるところを刺激し、痛みよりも最早快感が先走る

ズルゥ…

抜けるか抜けないかのギリギリのところまで引き抜かれたそれで

ズブンッッ

数絵「ん゛はっ!!」

一気に奥まで叩きつけるように貫いた


肺の中の空気が一気に抜けたかのような声を数絵はあげる

一気に貫かれ、奥の奥までこじ開けられるような錯覚さえ覚える一撃はあまりにも強烈で

先程までねだるように動きたがっていた腰は、ガクガクとその衝撃に打ち震えていた

痛みもある

でも、その中に確かに快感も存在している

肉棒が膣中で少し動くたびに、それは増大していき

次第に痛みを塗りつぶしていく

震える腰になど気にも留めず、京太郎は再び腰を動かそうとする

数絵「いやっ!!ダメ、今は!!」

数絵の声は京太郎の耳に届いている

しかし、京太郎は止まることなく腰を動かし始めた


ヌプッズブッズプッ

ゆっくりと、少しずつ速度をあげつつ腰を動かしていく

自分の形に躾けていくこの瞬間が一番たまらない

興奮を抑え込むように、数絵の口を強引に塞ぐ

上も下も全部荒らしてしまいたくなる衝動に従うように、数絵を蹂躙していく

京太郎「ふっ…んっ…んっ…」パンパンパンッ

キツイ膣内を無理やりに慣らして、堪能していく

男性器に個人差があるように、女性器にも個人差があるのだと感じさせられる

咲とも和ともゆみとも智紀とも貴子とも違う

フィット感はまだないが、逆にそれが刺激を強め興奮させられる

いかにも自分が今作り変えていると思えるからだ

腰だけを動かし、京太郎はなおも数絵の中を荒らしまわっていく

深く、浅くを繰り返しつつ、円を描くような動きをして少しでも自分の形を覚えさせようとする

数絵もそれを理解したのか、京太郎を求めるように口付けを深くしていった


ブジュッジュブッ

結合部から漏れ出る音が少しずつ大きくなる

恥ずかしいと思うべきなのだろうが、今はそれを考えられる余裕がない

数絵(私のっ…中がぁ…変わってるっ…)

絶え間なく与えられる快感に溺れながら、次第に自分の中が変わっていくのを感じていた

京太郎の方から強引に口が離されてしまう

嬌声を聞かれたくなくて、京太郎の首筋に必死に口付けを施していく

ジュブッジュブッ

浅く深くとリズムを作るように動いていたそれが、次第に狂い始めていく

首筋に京太郎の顔が埋められる

荒い呼吸を隠そうともせず、獣のような荒々しさすら感じさせる

リズムも何もなくなり、ただ京太郎が本能のままに腰を動かし始める

徐々に動きが速くなっていき、ついていくのすらやっとというような荒々しさ

数絵「あっ、んひぃっんぁ、ダメっ、!!」

それなのに、的確に自分の気持ちいい部分を突いてくるのだ


京太郎の動きから、次第に終わりに近づいているのだと数絵は察していた

押し上げられるように絶頂に近づけられる身体とは裏腹に、まだ辛うじて
頭の片隅で冷静な自分が存在していた

キスされて、愛撫されて、挿入されて

冷静だったとは到底思えないのだが、それでもまだ自分を保てていると思っている

だからこそ、だろう

気付いてしまった

気付いた時には、口をついていた

数絵「んっ…そ、外にぃ…出して」

動きが止まる

数絵の首筋に顔を埋めたまま

京太郎「……絶対嫌だ」

そう言って、再び腰を動かし始めた


子供のようなわがまま

でも、こうして組み敷かれてしまっていてはどうすることもできない

抜いてと懇願しても、抜かないと最初に宣言してしまっている以上してくれないだろう

京太郎「このまま奥で射精するからな!!」

言い聞かせるように京太郎は言葉にする

刻一刻と射精の時が近づいているのが分かる

腰の動きが余裕を失い、さっき以上の荒々しさで腰を打ちつけてくる

荒くなっていく呼吸を隠したいのか、何度目かの口付けを交わす

流される唾液を、何も考えず飲み込んでいく

自分が何をしているのか、だんだんと判断できなくなっていっている

言われるがまま

されるがまま

欲されるがまま


口腔内を蹂躙されながら、奥へ奥へと入ってくる肉棒への意識を断ち切れないでいる

どこまで入ってくるのかと、恐々としつつも、それが与える快感をどこかで望んでいる自分がいる

奥へ、奥へと

女にとって一番大事な部分へ少しでも近づこうとしているのが分かる

始まるのだ

一番奥で、何も考えることなく、欲求だけを追求した射精が

出会ってたったこれだけの時間で

恋人らしいことなど何一つとしてしていないにも関わらず

射精してしまうのだろう

無責任に、一番気持ちいい場所で、究極的に繁殖欲を満たせる場所で

数絵「おっ…おっ…ほ、ぉ…」

離された口から、あられもない声が漏れ出る

それが自分のものだと認識するまでにかなりの時間が掛かった

それほどまでに溺れてしまっていた

気が付けば、私の身体は彼の射精を促し、望んでしまっていたのだから


京太郎「う、ぐぅっ、射精るっ!!」

ズブゥッ

ぶびゅるるるっっっ!!ぶびゅる~~~!!!

数絵「っ~~~~~~~♥」

身体の奥に注がれるそれに恐怖を感じるどころか、自然と受け入れてしまっていた

こんなにふざけたような流れでのことだというのに

ドクドクと注がれるそれを愛おしいとすら思えてしまう

数絵「ほ、お、ぉぉぉぉ♥」

堕ちる

堕とされる

腰が跳ねるように喜んでいるのが、脳が沸騰するように湧き上がる衝動が

注がれていくたびに気怠さを増していく腰が

そのすべてが強烈な絶頂へと強引に押し上げていこうとする

背中に回した手は爪を立て、自分を必死に保とうと京太郎に抱き着く腕に力を込める


ぶびゅるっ…びゅるっ…

次第に射精の勢いが弱まっていく

数絵(もう少し、もう…少し、がまんすればぁ…)

ここで自分が保てなかったら、何を口にするか分からない

それが嫌で、必死に自分を保とうと全力で抗っていた

びゅるぅ… ブルルッ

これで最後というように、京太郎の腰が震える

数絵「はぁ…はぁ…はぁ…」

数絵(何とか…耐えれたぁ…)

息も絶え絶えの状態になりながらも、何とか自分を保てたと
安堵の表情を浮かべかけたその時 ―――


ぶびゅるっ…

数絵「お、ほぉっ……!!♥」

完全な不意打ちとなる、最後の最後が数絵の奥へと打ちこまれた

腰が震える

その震えが、腰だけにとどまらなくなっていく

それがやがて脳天にまで達するときに

数絵「~~~~~~~っっっっ!!♥」

声にならないアクメに全身が襲われてしまっていた

頭が真っ白になったまま戻ってこれない

抱きしめていないと、自分の姿形すら覚えていられないようで

貫かれたままのそこだけが嫌にはっきりと形を理解できてしまう

意識などしていないが、ぎゅうぎゅうと彼のペニスに奉仕を続けているのだろう

自分が自分で無くなってしまうような、不安になる感覚が身体を支配する

その不安を打ち消すように、私の口は無意識に言葉をやはり漏らしてしまう

数絵「す…きぃ…♥」

口の端から零れ落ちる涎を気に掛けることすらできないまま、私は意識を手放した

====
===
==


目が覚めたとき、私はなぜか丁寧に布団に寝かされ掛布団まで掛けられていた

制服もいつの間にか着せられて、下着も…多少濡れた感触がある程度で特に問題なかった

須賀は機嫌良さそうにテレビの前で身体を揺らしながら座っている

数絵(っ…)

数絵(まだ変な感覚があるな…)

数絵(それに比べて… やっぱり不公平だな)

テレビの前にいる京太郎を軽くにらみ、ままならない思いをやり過ごす

京太郎「おっ、目が覚めたか?」

数絵が目覚めたのに気付いて、京太郎が振り返る

数絵「~~~っっ」

普通に返事をすればいいだけなのに、言葉が出てこない

こういう経験がないし、自分の柄じゃないように思えてしまう


アナ『副将戦も南4局、オーラスです!!清澄がトップのまま ――― 』

京太郎「もうすぐ副将戦も終わりだぜ。身体は大丈夫か?」

いつもどおりの顔をして、さっき会ったばかりの時と変わらずに話しかけてくる

それをありがたいと思う反面、少しは私の気持ちも分かれと言いたくもなる

数絵「……まだ少し怠い」

数絵「あと…、布団と服ありがとう…」

恥ずかしいのを我慢して、何とか会話を繋げる

数絵(服…、ん?)

何かがおかしかった気がした

服は、まだ分かる

布団も、別にいい

数絵(………下着?)

一瞬で顔が真っ赤に染まるのが分かった


数絵「お、おまっ、な、い、何してるんだっ!!」

京太郎「へっ?」

数絵「し、下着!!なんで濡れてないんだ!!」

明らかに濡れてない下着

自分が濡らした分くらいは濡れてるのを感じてはいた

だが、明らかにそこになければならないはずのものがない

京太郎「あ?あ~、下着が濡れると困るだろ?」

京太郎「それにあれって、布に付くとカピカピになっちゃうからな」

数絵「~~~っっ」マッカ

京太郎「だからちゃんと、ふぎゅっ」

数絵「わかった。わかったからもう言うな」ゴゴゴ

京太郎の口を手でふさぎ、強引に言葉を封じるしかなかった


京太郎「ぷはっ…、まぁそれはそれとして」

京太郎「次は普通の時に聞きたいもんだな」ボソッ

数絵「えっ?」

テレビを見ると、副将戦もすでに終わりに向かっている

もう少ししたら、大将戦が始まってしまう

京太郎「南浦はここで大将戦見て行くのか?」

数絵「えっ?あ、えぇ…」

数絵「結局見逃しちゃった試合がいくつかあるけど、せめて大将戦くらいはみないと」ズバァ

ほとんど見れなかった中堅戦と副将戦の分の恨みを込めて、少しばかり意地悪に言ってみる

京太郎「うぐっ、それについてはごめんなさい」ペッコリン

少しばつの悪そうな顔をする京太郎

京太郎「じゃ、じゃあ俺はそろそろ行くわ」

数絵「えっ!?」

京太郎「飲み物買いに出てただけだからな。流石に大将戦くらいには戻ってないと怒られちまう」

そう言うや、慌てたように部屋から出ていってしまった


ヴーーヴーーーヴーーー

京太郎が部屋を出て、しばらくしてから携帯のバイブが鳴り響く

鞄の中に入れておいたはずのそれは、なぜか畳の上に転がっていた

数絵「お祖父様からか?」パカッ

携帯を開き、そこに表示された名前を見て少しだけ思考が止まってしまう

須賀京太郎という文字が画面に浮かんでいる

ゆっくりとメールの中身を確認する

数絵「………」

たしかに、メルアドは一度も変えてない

たしかに昔交換した記憶はある

数絵(……本当に何を口走ったんだ私は!!)マッカ

定かでない記憶を掘り返すように思い出しても、自分の発した言葉が思い出せない

京太郎しか知らない、数絵の口から不意に出た言葉

数絵(絶対に次に会ったら問い詰めるっ)

個人戦が終わったあとに再び会うその日に


それは六月のとある日の出来事

少女たちの熱い熱い戦いが繰り広げられた日の出来事

嶺の上に花が咲き、清澄が全国への切符を手にした日

梅雨の中、月の輝く晴れた日のことであった



第四部 後編 ~決戦!!県予選団体戦~ カン


中だしされて無防備なおまんこを晒したまま意識を手放して

無意識の中、好き好きって口走っちゃう数絵ちゃんに京ちゃんが興奮しても仕方ないよね

たっぷり出されたザーメンを見て、仕方ないなぁって言いながらザーメンを掻き出すためとか言って

何度も何度も数絵ちゃんのおまんこにチンポ出し入れしちゃってもしょうがないと思うな

掻き出すどころか、奥へ奥へと送り込むようになってもそれは仕方ないことだよ

それどころか、数絵ちゃんが無意識におまんこ締め付けちゃってて

京ちゃんが思わず二回目の射精を気持ちよくきめちゃっても文句言えないと思うな

結局掻き出せなくなっちゃって、仕方ないからって数絵ちゃんをまんぐり返しにして

出したザーメンを奥へと送り込んで、少しの間出てこないようにしたのはある意味優しさだよ

ほら、下着も少しの間は汚れずに済むんだしね

でも、京ちゃんのチンポは汚れたままだし、たまたまティッシュ切らしちゃってたから

数絵ちゃんのスカートの裏地で綺麗にしても、それはそれで当然のことのような気もするし

セックスしたときの名残がどのみち裏地には付いちゃってたから、今更だよね

赤みがかったザーメンがついてたから、高校生の間は見るたびに思い出せるね

京ちゃんも気持ちよくなれたし、何も問題ないよ



以上、第一仮眠室の押入れの穴から忍び込み盗み見してた宮○咲による所感

.

回を重ねる毎に、堕ちるスピードが速くなってる気がするけどそれは気のせいだ

気にしてはいけない

以後つっこみ禁止

あと、咲と和が仲良く眠ってる隣の部屋で京太郎と数絵ちゃんが
ギシアンしてたとか考えたら少し違った風に見えてくる気がしないでもない

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