□目的
・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、
・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、
・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ
・略してSOA安価スレ
・イチャイチャが目的ではありません(棒)
□能力―ステータス―
・精神――
その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる
・麻雀――
麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない
・異能――
麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する
こんな感じ。あとは、
・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)
・5分経ってレスなしであれば連投も可
・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです
・安価連続取得は1度のみ
・ルート入った場合、>>1がルーザーとみなしたものは安価下にします
>>1000について
・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)
・番外として、本編無関係の小ネタも可
・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、
・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります
新らしいsswiki http://goo.gl/hddKF8 前週sswiki http://goo.gl/AY8HR
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】 - SSまとめ速報
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【安価】京太郎「俺が活躍する?」小蒔「憑いてますから」【2nd2スレ目】
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【安価】京太郎「俺は活躍してみせます!」小蒔「えへへっ」【2nd8スレ目】
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【安価】京太郎「俺が活躍する!?」小蒔「私もです!」【2nd9スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」小蒔「私もです!」【2nd9スレ目】 - SSまとめ速報
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SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1391179630
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
5月 第3週の1日目
本日 > 前日
>大星淡 LOST >大星淡 (深愛 10.0/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/7.9) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (親友 7.3/8.2) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
√>神代小蒔 (恋人 15.0/12.7) >神代小蒔 (恋人 15.0/12.7)
石戸霞 (親愛 10.4/8.7) >石戸霞 (親愛 10.4/8.7)
滝見春 (信用 3.2/6.2) >滝見春 (信用 3.2/6.2)
狩宿巴 (部員 2.0/3.8) >狩宿巴 (部員 2.0/3.8)
薄墨初美 (部員 1.7/1.6) >薄墨初美 (部員 1.7/1.6)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.0)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 1.7/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/1.8)
三尋木咏 (興味 1.5/1.0) >三尋木咏 (興味 1.0/1.0)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (興味 1.0/1.0) >小鍛治健夜 (興味 1.0/1.0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
ごめんよ……6は一番正解に見せかけた罠だったんだ
6だと>>786の小蒔さんの思い全否定って誰かが言ってたけど
まさにその通りだったんだよね
何が正解だったとかはちょっと言えない
挽回チャンス無しで良いならいうことは出来るけど
ああ、うん、そうか・・・全否定まで行くか・・・そうか・・・
これで初期から難易度が下がってるってのは………
初期は死にゲーの予定だった?
>>18
>>786の「寂しくて、切なくて、早く終わらせようと頑張った」
っていうのは麻雀のことだから
10万点飛ばせるほど強くないって言われるのは
本物or偽物小蒔さんからしたらその頑張りを否定されたのと同じようなもの
だから、>>786の本物or偽物小蒔さんの思いを全否定したようなもの。となるんだけど
なにかおかしかったかな?
>>19
ごめん、4+安価失敗っていうのもあって若干戻ってた
時間もアレなので
今日はここまでにします、お疲れ様でした
前スレ>>1000使って霞との接触イベント起こしていいかな?
そのイベントがいいものになるか悪いものになるかもまた安価次第になっちゃうけど
ふと思った、あの選択肢群には正解なんて無かったんじゃないかと
厳密に言えばその前の選択肢、またその前の選択肢で外れ(選択ミス)を幾度重ねた結果選択肢群は
1外れ
2外れ
3外れ
4外れ
5外れ
6外れ(大失敗)
7外れ
8外れ
9その他自由
10外れ
こんなラインナップになってたんじゃないかな
>>45
流石にそんな意地悪はしないよ
霞に関しては再開時に選択安価で決めてもらう予定です
冷静に考えると麻雀頑張ってきたのに「麻雀強過ぎるから偽物」って言われたら誰だってキレるな
努力全否定だし
なんであの時気づかなかったんだろうか…
そもそも選択肢間違えた結果出た選択肢なんだから難しくて当然だろ
ここの難易度からしてグッドエンドは消えただろうから次の周回に切り替えよう。
とりあえずヤケになったら負け
少しずつ戻して行くしかない
なお
>>64
まだだ、まだゴッドエンドが残ってる!
電波かー電波だったんだなー
まぁ前の週で電波なシナリオをやった事は認めるよ
妹になってくれ! で正解なんてまさに普通じゃないからね
結構悩んだんよー。普通じゃないから
でも、それなかったら淡転校でBADENDやったし
淡が望んでいることでもあるし良いかなって思ってたんだけどダメだったかー
とりあえず、霞さんはどうする?
1、接触(小蒔と別れてすぐ)
2、接触はしない
00分
相談したいしなぁ
接触で
いくよー
1、接触(小蒔と別れてすぐ)
2、接触はしない
安価下~下5
1
小蒔さんの姿は見えなくなって
それからどれほどの時間が経ったのか
時計のない外の世界では
携帯でも見ていない今は……何もわからない
重すぎる一歩を踏み出そうとしたところで
後ろからその声はかけられた
霞「京太郎くん……?」
京太郎「ぁ……」
返事をしようにも
茫然自失だった俺の口からはそんなカスレ声が漏れ出ていくだけだった
にも関わらず、霞さんは顔をしかめると
俺の頬をそっと撫でた
霞「酷い顔……何かあったのは解るから、何も言わなくていいわ」
霞さんは優しく言う
小蒔さんとの関係を公表した今
抱きしめることも、何も出来ないもどかしさの中で
霞さんはただただ……静かに俺の傍にいてくれた
それからしばらくして
俺達は帰り道を黙々と進んでいた
霞さんは何も言わない。何も聞こうとしない
ただ俺の傍を歩いてくれるだけ……
でも、今はそれがありがたかった
一人ではなかったはずの道
楽しく会話したりもしていたであろう道
それが一人になっていたかもしれなかったからだ
足音が一人分多く聞こえてくる
隣から自分ではない誰かの匂いがする
自転車が通れば、俺の前に入り込んでくる人がいる
それだけで、俺は少し気持ちが楽になった
4のお祓い→6の麻雀選んだ自分に生きる資格がない事がよく分かった
誰か市川に来て俺を殺しに来てくれ
死にたい
霞さんは何も言わなくていいと言った
何も言わなくてもついてきてくれている
隣で一緒に歩いてくれている……
だから、このままでもいいのかもしれない
何も言わず、何も聞かず
そのまま家に帰ってさようなら。と
別れてしまうのもアリかもしれない
霞「……………………」
隣を見れば、小蒔さんよりも背が高く
そして大人びている霞さんがいて
俺の視線に気づいたのか、優しく微笑んだ
1、今日、霞さんの家に行ってもいいですか?
2、小蒔さんは操られているんですか?
3、小蒔さんのこと、傷つけちゃったんです
4、寄り道……付き合ってもらえませんか?
5、……男子団体は予選敗退でしたよ
6、何も言わない
7、小蒔さんは憑依しているんですか?
8、その他自由
40分
>>97
おう、市小のあのでかい木の下集合な
>>103
どこやっけ(小声)
ちな菅野
いくよ
1、今日、霞さんの家に行ってもいいですか?
2、小蒔さんは操られているんですか?
3、小蒔さんのこと、傷つけちゃったんです
4、寄り道……付き合ってもらえませんか?
5、……男子団体は予選敗退でしたよ
6、何も言わない
7、小蒔さんは憑依しているんですか?
8、その他自由
安価下~下5
3
流石にこれはハズレじゃないと思いたいが…
>>106
バカ、居場所晒してどうすんだよ……
安価は1
>>112
ごめん、頭おかしくなってたわ
京太郎「小蒔さんのこと、傷つけちゃったんです」
霞「………………」
俺の唐突な告白に
霞さんは表情を変えることも
なにか答えることもなく
黙って……立ち止まった
京太郎「霞さん……?」
霞「……それを私に相談することがどういうことだか解っているのかしら?」
京太郎「え?」
聞き返したような俺の声に
霞さんは小さくため息を着くと、答えた
霞「私は貴方のことが今でも好きなのよ? その相手が喧嘩してしまった。そんな相談されたら……」
もったいぶるような少しの沈黙
そして霞さんは続けた
霞「直るどころか、壊れるようなアドバイスしたくなっちゃうじゃない」
また外れかよ…
もうやだ…
霞さんは怪しく笑い
呆然とする俺に対してそのまま続けた
霞「言ったでしょう? 小蒔ちゃんが相応しくないのなら、私は貴方を奪おうとするって」
立ち止まったことで開いていた距離を
ゆっくりと歩き、霞さんは俺の目の前にまで近づいてきた
霞「貴方が辛そうな顔をするのは小蒔ちゃんのせい……なら、やっぱり相応しくないと思うの」
京太郎「か、霞さん」
ようやく出せたのはそんな震えた声で、
霞さんは小さく笑った
霞「京太郎くん」
京太郎「は、はい……」
安価下コンマ判定
44 イベント
4 霞「私のところに来てくれないかしら」
0 なし
7 霞「………………」
77 イベント
ゾロ目は
霞「ごめんなさい……冗談よ」
霞さんはそう言って離れると
照れくさそうにとまではいかないが
困ったように笑った
霞「でも、貴方のことを今でも好きっていうのは本当なの」
京太郎「………………」
霞「だから相談にはちゃんと乗るし、貴方が望むなら……」
霞さんはその続きは言わなかった
笑ってごまかし、自分の髪をなでて
少しだけ下を向いてしまった
京太郎「霞さん、あの……」
霞「貴方が望まないことはしないから安心して? だって……貴方の不幸は私の不幸だもの。私だけ得でも意味がないわ」
霞さんはそう答えて
見上げた時には笑顔だった
俺が望むなら……
霞さんは何を言いかけたんだろうか
気にはなっても
言うべきではないこと……だよな
俺が霞さんを見つめると
霞さんは気恥ずかしそうに顔を背けてしまった
京太郎「か、霞さん……?」
霞「ごめんなさい、目を合わせたいのは山々なのだけど……」
俺とは全然違うところを見ながら
俺に対して言葉を紡いだ
霞「意識しちゃうから、しばらくこのままで話させて」
京太郎「え、あ、は、はい……」
こっちから相談を持ちかけたわけだし
話を出来るなら別にいいよな?
霞「その……小蒔ちゃんを傷つけたって具体的には?」
相談する以上は隠すわけにも行かず
俺は小蒔さんに言ったこと、言われたことを
ほとんど全てを話すことにした
京太郎「それで、憑依なしで10万点飛ばせるほど強くはないって……」
霞「そう……それで小蒔ちゃんは怒っていなくなっちゃったのね?」
京太郎「そうなんです」
霞さんは真剣に聞いてくれているものの
顔は全然違う方を向いているっていうのが
なんだかシュールだった
霞「それは小蒔ちゃんの寂しくて貴方に会いたくて頑張ったっていうのを否定したようなものだもの。仕方がないわ」
京太郎「っ……それは」
霞「……私だって、貴方のためなら何もかもを捨ててどこかへ駆け落ちすることも厭わないもの」
さらっと霞さんはそんなこと言うと
少し慌てて、「今のは聞かなかったことにして」と、訂正した
霞「でも」
霞さんはちょっとだけ崩れていた空気を
その一言でピンッと張り詰めさせ
見ることはできないって言ったにもかかわらず、
俺のことを見つめた
霞「それは本当に小蒔ちゃんだったのかしら」
京太郎「え?」
霞「積極的に迫る。10万点を飛ばす。そうね、普段の小蒔ちゃんだったらできないわ」
そう言いながら
また、「だけど」と、続けた
霞「寂しかったんだもの。積極的になるわ。元々努力はする子だもの。ありえないなんて言えないわ」
京太郎「じゃぁ……なんでそれが本当の小蒔さんじゃないって言えるんです?」
俺が訊ねると
霞さんはクスッと笑って「貴方にわかるように教えるわ」と、前置きして答えた
霞「貴方がお祓いをしたかどうか聞いたとき、私達は答えられなかったわ。それは、しても無駄だったから。と解ったと思う」
霞さんは静かに続け
俺が頷いたのを確認してから、言い放つ
霞「私達がお祓いを試みる時点で、あの子に憑依をしていることは疑えるわ。そして、あの子はこう言ったでしょう?」
【小蒔「お祓い程度では離れません。安心してください」】
霞「それは自分が憑依してる事認めてるって思えない? だって、してないならお祓いしても無駄。そう言えば良いだけだもの」
京太郎「それは……言われてみれば確かに……」
霞「にも関わらず、小蒔ちゃんは言ったのでしょう?」
【小蒔「憑依しているとも言ってないんですよ? ただ、内に眠る神様の思いが強いってだけで……」】
霞「……解った?」
京太郎「え、じゃぁ……」
霞「そういうこと。今の小蒔ちゃんは本当の小蒔ちゃんなんかじゃないわ」
霞さんははっきりと断言すると
俺に対して頭を下げた
霞「ごめんなさい。貴方にしかどうすることも出来なかったのに、そんな大事なことを。私達は貴方に言うことができなかった」
言うことは出来なかったというが
小蒔さんがいたし
小蒔さんにやや強引に連れ出されたようなものだ
霞さん達に責任なんてないのに……
京太郎「どうすればいいんですか?」
霞「今の小蒔ちゃんは神様の力を抑えきれていないの。だから、力を奪うか与えればいいの」
京太郎「え」
霞「つまり……小蒔ちゃんが望んでいた通りキスをしていれば何の問題もなく終わっていたのよ」
なん……だって?
じゃぁなんだ、あれか?
俺があそこで受け入れていれば
喧嘩することもなかったってことなのか……?
京太郎「で、でも……消えるのになんで望むんですか」
霞「強い神様を降ろしてしまった。でも、そうなったのは小蒔ちゃんがいち早く貴方に会いたかったから」
京太郎「………………」
霞「たとえ操られて言っても、思いは何一つ変わっていないのよ。だから、神様が望まないとしても、小蒔ちゃんが望むキスを望んだ」
霞さんはそう言うと
少し考えてから付け足した
霞「もっとも、あれほどに強い神様が控えていたのは別のことが関係していそうだわ。例えば、行ってきますのキスでもしたとか……ね?」
経緯は違うが
ほとんど同じようなことをしたがために
俺は何も言い返せなかった
やっぱりねーマジで使えねーのお前ら 愉悦ww
>>149
姫様何やってんすか
京太郎「じゃ、じゃぁ急いでしないと」
霞「それは多分心配いらないわ」
京太郎「そ、そんなの解らないじゃないですか。もしかしたら……」
霞「貴方のための憑依が、貴方に否定されたのよ? 小蒔ちゃんが望まれないことをし続けると思う?」
小蒔さんが望まれないことをし続けるなんてことはきっとない
そして操っている神様の言動が
小蒔さんの思いによるものだというのなら……
京太郎「神様自らが退くって言うんですか……?」
霞「不本意であれ退いてしまうでしょうね。貴方に嫌われてしまうことは小蒔ちゃんにとって最も辛いことだもの」
なら、もう心配はいらないのか?
小蒔さんが消えてしまうなんてことはないのか……?
霞「ただ、今回は特殊なケースだから、小蒔ちゃんが出来事を覚えている可能性もあるわ」
京太郎「え……っ」
霞「頑張ってフォローしてあげなさい。相談に乗った分のお礼はそれでいいから」
霞さんはそう言って微笑んだ
霞さんはそう言うけど
やっぱり、何かお礼はするべきなんじゃないかな……
死にそうな俺のことを
霞さんは助けてくれたわけだし
なにかお礼をしようとしたら
怒られちゃいそうな気もするけど
どうするかな……
1、ありがとうございました
2、明日、和菓子でもご馳走しますよ
3、これから少し時間ありますか?
4、抱きしめて、「ありがとうございました」
5、その他自由
50分
ちょっと席外します
いきます
4んでもいいのよ
↑しんでもいいのよ
いかんでしょ
1、ありがとうございました
2、明日、和菓子でもご馳走しますよ
3、これから少し時間ありますか?
4、抱きしめて、「ありがとうございました」
5、その他自由
6、頭を撫で撫で
7、ありがとう、かすみん
安価下~下5
1
安価下コンマ判定
ゾロ目、4 でイベント
(今回の選択肢は関係ない判定)
チェスト!
京太郎「ありがとうございました」
霞「気にしなくていいわ」
霞さんは小さな声でそう答えると
首を横に振り、俺のことを見つめたものの
黙ったままで、何も言うことはなかった
京太郎「霞さん?」
霞「早く行ってあげたほうがいいわ。寂しくて泣いているかもしれないでしょう?」
京太郎「でも」
霞「私は買い物とかしていく予定なの。だから……先に帰って」
霞さんは困ったように笑って
俺の体を押した
霞「またね……京太郎くん」
・霞と別れます
・霞からの印象が代わりました
・霞は【――――】※公開出来ません
・小蒔が憑依状態だと発覚しました
・小蒔の憑依が解けているようです
・小蒔は憑依中の記憶を継承しているようです
・帰宅します
俺が家に帰ると
小蒔さんは部屋に閉じこもっていた
と、言うのも
霞さんが懸念していた通り
小蒔さんは憑依中の記憶を覚えているらしく
小蒔「京太郎さんに合わせる顔がありません!」
とのこと
とはいえ、小蒔さんが閉じこもっている部屋は
俺と小蒔さんがシェアしている部屋であり
入れてもらえないと
俺は着替えることも、寝ることもできないのだ
京太郎「あの、小蒔さん」
小蒔「私、京太郎さんに怒鳴ったりして……」
京太郎「憑依してたというか、操られていたというか……だから仕方がないかと……」
不本意だけど本意で
だけど不本意であり本意……なんて
ちょっと複雑なことになっているが
そもそもの問題は憑依していたってことであり
憑依していないのであれば、今はもう気にしなくていいことのはずだ
小蒔「軽蔑しましたよね……あんなに迫って、否定されたら怒って……事実なのに」
京太郎「それは神様がさせていたことなんですよね?」
小蒔「それは……でも、そうしたいって思いは全部事実で、全部私の気持ちで……」
小蒔さんの泣きそうな声が
部屋の中から聞こえてきた
小蒔「させたのは神様かもしれませんが、したのは私なんですっ……だから……うぅっ……」
京太郎「………………」
なんて言ってあげればいいのだろうか
小蒔さんは憑依していた中で
俺に迫りに迫ったこと
俺の言葉に対して怒ったりしたこと
それらを後悔して、申し訳ないと思っているんだろう
でも、そうなってしまったのは
俺のせいだ
私情を挟まず男子の団体へ行った
それは仕方のないことだ
でも、そのあと小蒔さんと出会ってから、ほぼ全てのことを拒絶・否定した
そんなことしなければ
もっとよく考えていれば
小蒔さんと喧嘩なんてしなかった
小蒔さんがここまで背負い込むことだって……なかったはずなんだ
小蒔「あれも私自身なんです。人前でも構わず求めてしまったり、怒鳴ってしまったり……」
小蒔さんは悲しそうな声で呟く
小蒔「……ですから。しばらく、京太郎さんから離れようと思うんです」
京太郎「離れるって、なんでですか?」
小蒔「京太郎さんを困らせてしまった。怒鳴ってしまった。神様に体を取られてしまった……そんな不甲斐ない自分への罰です」
自分への罰なんてそんな
何もそこまでしなくても……っていうか
京太郎「俺はどうすれば……」
小蒔「私のお洋服など全てお貸しします。以前、京太郎さんは匂いがお好きだって」
シリアスな糞に気の中のそんな言葉に
思わず壁を叩きそうになってしまった
あれを覚えてるのかよ……普通忘れるだろ
いや、衝撃的すぎて忘れられなかったって方が正しいのか?
小蒔「私は京太郎さん関連のものは全て断ちます……でなければ罰になりませんから」
1、なら、俺も全部断ちますよ
2、俺、もう勃ってるんですけど……
3、そんな必要ありませんよ。否定したりした俺も悪いんですから
4、寂しくさせた俺が悪いんです、罰を受けるべきなのは俺です
5、小蒔さんが直前に使ったからこそ好きなんだ! そんな新品とか、使ってから時間経ったやつなんて意味ない!
6、開けてくれ。話はそれからだ
7、あれくらい可愛いものですよ。というか、可愛かったからこそ困惑しちゃったんですよ
8、あれは悪いことじゃありませんよ。だって、本心を知れたってことですよね?
9、その他自由
50分
>>190 ひどい誤字を見た
小蒔「あれも私自身なんです。人前でも構わず求めてしまったり、怒鳴ってしまったり……」
小蒔さんは悲しそうな声で呟く
小蒔「……ですから。しばらく、京太郎さんから離れようと思うんです」
京太郎「離れるって、なんでですか?」
小蒔「京太郎さんを困らせてしまった。怒鳴ってしまった。神様に体を取られてしまった……そんな不甲斐ない自分への罰です」
自分への罰なんてそんな
何もそこまでしなくても……っていうか
京太郎「俺はどうすれば……」
小蒔「私のお洋服など全てお貸しします。以前、京太郎さんは匂いがお好きだって」
シリアスな雰囲気の中のそんな言葉に
思わず壁を叩きそうになってしまった
あれを覚えてるのかよ……普通忘れるだろ
いや、衝撃的すぎて忘れられなかったって方が正しいのか?
小蒔「私は京太郎さん関連のものは全て断ちます……でなければ罰になりませんから」
1、なら、俺も全部断ちますよ
2、俺、もう勃ってるんですけど……
3、そんな必要ありませんよ。否定したりした俺も悪いんですから
4、寂しくさせた俺が悪いんです、罰を受けるべきなのは俺です
5、小蒔さんが直前に使ったからこそ好きなんだ! そんな新品とか、使ってから時間経ったやつなんて意味ない!
6、開けてくれ。話はそれからだ
7、あれくらい可愛いものですよ。というか、可愛かったからこそ困惑しちゃったんですよ
8、あれは悪いことじゃありませんよ。だって、本心を知れたってことですよね?
9、その他自由
50分
3~8あたりか
他は丁寧語なのに6だけ命令形なのは意味があるのか?
いきます
1、なら、俺も全部断ちますよ
2、俺、もう勃ってるんですけど……
3、そんな必要ありませんよ。否定したりした俺も悪いんですから
4、寂しくさせた俺が悪いんです、罰を受けるべきなのは俺です
5、小蒔さんが直前に使ったからこそ好きなんだ! そんな新品とか、使ってから時間経ったやつなんて意味ない!
6、開けてくれ。話はそれからだ
7、あれくらい可愛いものですよ。というか、可愛かったからこそ困惑しちゃったんですよ
8、あれは悪いことじゃありませんよ。だって、本心を知れたってことですよね?
9、その他自由
10、言葉は要らないッ! 俺と繋がってくれ……小蒔さん!
安価下~下5
6
2になるかとおもった
京太郎「開けてくれ。話はそれからだ」
怒鳴ったわけではなく
ただ静かに、そう返しただけで
小蒔さんはドアを開けてくれたのだが
とりあえず中に入ろうと
俺が小蒔さんに近づいただけでビクッと震え
何もないことを不思議に感じたのか
恐る恐る俺のことを見上げた
小蒔「お、怒って……いるんですか?」
京太郎「え?」
小蒔「京太郎さんが、開けてくれって言うなんて事はなかったので……」
京太郎「えっと……」
さすがに命令口調は怖かったのだろうか
小蒔さんは俺に怒られると思っているらしい
特別そんな気はなかったんだけどな
小蒔「京太郎さんに迷惑をかけてしまいましたし、そうですよね……」
京太郎「はい?」
何も言ってないのに
小蒔さんは一人で納得すると
俺のことを見上げ、言葉を続けた
小蒔「できれば、その……叩いたりするのは……でも、私が悪いわけで……」
京太郎「………………」
小蒔さんはぼそぼそと言いながら
やがて決心したように目を瞑った
小蒔「た、叩くなら一回の全力でお願いしますっ……何度もは……お願いですから許してください……」
叩く? 誰が? 誰を?
俺が、小蒔さんを?
いやいやいや、そんなことするわけない……っていうか
できるわけがないって
小蒔さんでないとしても
女の子のこと叩くなんてそんなことしたくないし
京太郎「あの……小蒔さん?」
小蒔「は、はいっ」
京太郎「俺、話はそれからって言いましたよね? 話はどこへ行ったんですか」
小蒔「京太郎さんがどのような罰を私に与えるのかをお話するんですよね……?」
京太郎「えっ」
小蒔「ち、違うんですか?」
小蒔さんは困ったように首をかしげると
なら、なんのお話をするんですか? と、聞いてきた
小蒔さんからしたら
自分が悪いことは絶対であり
罰せられるべきは自分。ということが前提のようだ
さて、何をどう話そうか
もういっそ、罰だって言って適当に軽いことでもして
話を流した方が早いんじゃないだろうか……
というか
それが小蒔さんにとっては一番いいことだろう
俺が小蒔さんに対して悪いことをしたっていうのをどうするかっていう問題もあるが……ふむ
小蒔さんにとって罰で、俺にとっても罰?
小蒔さんにビンタさせればいいんじゃね?
小蒔さんはそういうの絶対嫌だろうし
俺は小蒔さんに叩かれて一石さ……二鳥だし
いやいや、そんなわけの解らないことはダメだろ
そもそも、なんで小蒔さんを罰しなきゃいけないんだよ
面倒だから罰してしまえばいいっていうのは
ダメなんじゃないだろうか
まぁ両者が悪い。
だから俺が嫌なこと、小蒔さんが嫌なこと
それをすることで喧嘩両成敗っていうのも
あながち間違いとは言えないけどさ
小蒔「ど、どんな罰でも、ちゃんと受けます」
京太郎「ん~……」
さて……
1、すみません。小蒔さんの思いとか……否定してしまって
2、俺も悪いんです。だから、小蒔さんだけでなく俺も罰せられるべきです
3、紙に適当な罰を書いて、誰がどんな罰を受けるかをクジで決めましょう(自由安価、後コンマ判定)
4、俺のこと殴ってください
5、目を瞑ってください
6、じゃぁ、今着てる服を貸してください。目の前で一心不乱に嗅いであげますから
7、罰なんて良いんですよ。俺も間違ってましたから。今回のことを忘れず、次はミスしないようにしたらいいんですよ
8、俺のこと踏んでください
9、その他自由
30分
京太郎を傷つける行為(4、8)はまずいと思う
こっちが全面的に悪いんだし1で謝っとこう
5(姫様は罰かと思って怯える)からのキス→1→>>215の10
イキます
1、すみません。小蒔さんの思いとか……否定してしまって
2、俺も悪いんです。だから、小蒔さんだけでなく俺も罰せられるべきです
3、紙に適当な罰を書いて、誰がどんな罰を受けるかをクジで決めましょう(自由安価、後コンマ判定)
4、俺のこと殴ってください
5、目を瞑ってください
6、じゃぁ、今着てる服を貸してください。目の前で一心不乱に嗅いであげますから
7、罰なんて良いんですよ。俺も間違ってましたから。今回のことを忘れず、次はミスしないようにしたらいいんですよ
8、俺のこと踏んでください
9、その他自由
10、俺のこと罵ってください
11、メイド服着用でポスト瑞原を狙ってください
安価下~下5
>>247縺後げ繝?→縺阪◆
文字化け…
自由安価の内容は>>247でお願いします
1
化け
1
5
5
5
よって5ですすめます
罵り小蒔さん、可愛いのになぁ
京太郎「じゃぁ、目を瞑ってください」
小蒔「は、はい……」
小蒔さんは言われた通りにキュッと目を瞑った
閉じた瞼、結ばれた唇
何をされるかわからない恐怖からか
小蒔さんはわずかに体を震わせ
ゴクッ……っと生唾を飲む音が聞こえた
京太郎「………………」
小蒔「………………」
しんと静まり返った部屋で
目を瞑った小蒔さんと、俺は向かい合う
今から小蒔さんに罰を与えるわけだが
……さて、どうするべきだろうか
正直に、
ほんっと正直に言うと
このまま押し倒してみたかったりする
もちろん布団の上に。だ
だって、目の前でプルプル震えながら
目を瞑ってる小蒔さん可愛いし
だけど、それはなんていうか
罰とは違うような気もするからなぁ……
京太郎「………………」
小蒔「うぅ……」
1、このまま放置する
2、押し倒す
3、大きな音を立ててみる
4、耳にふーっ
5、ビンタ
6、キスをする
7、さようなら、小蒔さん。と、言い残して隠れる
8、抱きしめる
9、胸をスッパーンッ
10、お尻をスッパーンッ
11、その他自由
05分
いきます
1、このまま放置する
2、押し倒す
3、大きな音を立ててみる
4、耳にふーっ
5、ビンタ
6、キスをする
7、さようなら、小蒔さん。と、言い残して隠れる
8、抱きしめる
9、胸をスッパーンッ
10、お尻をスッパーンッ
11、その他自由
12、すみませんでしたぁぁあぁッ! と、叫んで土下座
安価下~下5
6
息を吸う音に気づかれないように
静かに空気を溜め込み
抜き足差し足忍び足
こっそりと小蒔さんの隣に回り込む
横から見ても可愛いなぁなんて思いつつ
溜め込んだ息を、小蒔さんの耳へと吹きかけた。瞬間
小蒔「ひぁっ」
小蒔さんはビクッと飛び跳ねて
足が引っかかったのか
小蒔「きゃ――」
小さな悲鳴と一緒に
後ろの布団へと倒れこんでしまった
京太郎「こ、小蒔さんっ?」
小蒔「ううぅっ………」
頭……ではなく耳を抑えながら
小蒔さんは涙目で俺を見つめ
首を横に振った
小蒔「耳っ……耳っ……」
京太郎「くすぐったかったですか?」
小蒔「そういう問題じゃないです!」
小蒔さんは少し強く言い放ち
俺に何も言わせずに続けた
小蒔「物音一つ立てず、居なくなってしまったのではって不安にさせておいてっ」
京太郎「いなくなりはしませんよ」
隠れようかなぁなんて考えたりもしたけど
と、小蒔さんに対してしようと考えたことをもう一度考えていると
小蒔「耳、弱いのに……」
そんな言葉が聞こえ
視線を向けてみると、真っ赤な顔の小蒔さんが映った
小蒔「……京太郎さん」
京太郎「はい?」
小蒔さんは真っ赤な表情のまま
俺のことを見つめ
ゆっくりと、顔を近づけてきた
小蒔「京太郎さんを感じさせてください……私の中の、神様に」
京太郎「……小蒔さんが制御しきれなかった神様。ですか?」
小蒔「京太郎さんに否定されることは、素戔嗚尊に否定されたのと同じですから」
そっか
神様は消えることが嫌で望んでいなかったんじゃなく
本当に、心から望んでいたのかもしれないな
小蒔さんと俺ではなく
奇稲田姫と素戔嗚尊の接吻を
京太郎「良いですよ」
小蒔「では……」
小蒔さんの手を取り
ゆっくりと顔を近づけてキスをする
何かが行き交うような感じはなく
心と体だけではない何かまでもが繋がった……ような気がした
・小蒔と奇稲田姫の契約が完了しました
・小蒔は奇稲田姫を降ろすことが可能になりました
・小蒔は奇稲田姫を制御下に置きました
・素戔嗚尊が奇稲田姫と再び結ばれました
・小蒔は【八塩折の酒】を習得しました
・小蒔は【豊穣の神】を習得しました
・小蒔は【大地の恵】を習得しました
・小蒔は【天叢雲の剣】を習得しました
・京太郎は【天叢雲の剣】を習得しました
さて、夕方の行動も終わったので夜の行動だ
1、電話
2、小蒔と話す
3、お母さんと話す
4、おじいさんと話す
5、家族麻雀
6、早く寝ようよ
安価下~下5
京太郎「小蒔さん」
小蒔「あっ京太郎さん、どうかしたんですか?」
どうかしたのは多分、小蒔さんだ
何やら嬉しそうなんだが……
京太郎「女子の団体戦、どうです? いけそうですか?」
小蒔「やってみないと解りません。でも、京太郎さんの前で負けたくはないので……勝ちますっ」
小蒔さんはぐっと握りこぶしを作る
頑張りますポーズを久しぶりに見せてくれたが
勝てるかどうかではなく
今日みたいなことがないか心配だ
京太郎「今日みたいなことはしなくても大丈夫ですからね? みんなもいるんですから」
小蒔「わ、解ってます。それに、もう……負けたりはしません」
あのあと
小蒔さんは奇稲田姫は落ち着いてくれた。と言っていたが
また制御しきれなくなったりしないとも限らないし
明日は使用禁止にしておくべきかな
京太郎「一応、明日のことなんですけど……」
小蒔「ま、また来てくださらないんですか……?」
まだ明日の事としか言ってないのに
小蒔さんは悲しそうに呟く
特に予定はないし
小蒔さんの試合を見に行くのもアリだし
男子を特別特訓で鍛えるのもありだろう
京太郎「えっとですね……」
1、奇稲田姫は使用禁止です(観戦に行く)
2、ちょっと……男子の特訓が
3、奇稲田姫は使用禁止です(観戦にいかない)
4、すみません、行くかどうかは未定です
5、その他自由
55分
使用可能で、なおかつ側にいて応援するってのはないの?
とりあえずなんとかなったのか?
1で
とりあえずなんとかなったのか?
1で
>>297
ごめんよ、入れ忘れた
6、応援、行けますよ
を追加しておくよ
連投失礼しました
>>298言葉なんて要らない。繋がっていればね
1、奇稲田姫は使用禁止です(観戦に行く)
2、ちょっと……男子の特訓が
3、奇稲田姫は使用禁止です(観戦にいかない)
4、すみません、行くかどうかは未定です
5、その他自由
6、応援、行けますよ
安価下から下5
6
京太郎「応援、行けますよ」
小蒔「本当ですかっ?」
聞いた瞬間
小蒔さんは満面の笑みを浮かべ
俺の手をギュッと握った
小蒔「京太郎さん、約束ですよ? 約束!」
京太郎「ええ、大丈夫です。予定なんてありませんし、一緒にだって行けますからね」
小蒔「えへへっ……私、もう負ける気がしませんっ」
小蒔さんの嬉しそうな笑顔
これからも、隣にあり続けてくれる笑顔
あの喧嘩は嫌な思い出となってしまうかもしれないが
でも、大事な経験としても俺達には残る
京太郎「……小蒔さん」
小蒔「なんですか?」
京太郎「油断は大敵ですよ?」
小蒔「はいっ、先生っ」
小蒔さんはニコッと笑った
―夜・就寝前 イベント―
小蒔さんと交代でお風呂に入り
部屋に戻る頃には小蒔さんは寝てしまっていた
京太郎「ん……お疲れ様です」
今までもそうだったが
最近、寝ることが多くなったし寝るのが早いが
小蒔さん曰く、女の子の日が近いとのことらしい
それに関係なく大会はあるし
女の子は大変なんだなぁなんてしみじみと思いながら
小蒔さんの横に滑るように入り込んだ
1、咲
2、照
安価下2(同レスコンマゾロ目、7で淡)
寝る前に
チカチカと受信を知らせる携帯を見てみると
咲からのメールが届いていた
咲『決勝はね、鶴賀と風越と龍門渕みたい』
咲『京ちゃんの真似して牌譜の確認してみたけど、あんまり良く解らないよ』
咲『あんなので良くどんな能力かなんて分かるよね』
咲はまるで初めから持ってたとか
簡単に習得できたかのように言うが
現実は全く違う
敗北に敗北を繰り返し、負けたくない。勝ちたいという執念から
努力に努力を重ねて勝ち得たスキル。技術だ
咲『京ちゃんのいる永水の人達はきっと凄く強くなってるから対局楽しみにしてるね。京ちゃんも……』
咲はそこで何を打つのか悩んだのか
慣れていないがゆえの無駄な改行が流れていく
咲『頑張ってというか……程ほどにね?』
ほどほどに……か
団体は参加してないけど、個人では一応気をつけることにしようかな
というより、永水と戦えることは決まってるのかよ
龍門渕だって強いんだぞ?
なんて心の中でため息をつきながら
咲が楽しそうに麻雀を打つ姿を思い浮かべた
京太郎「………………」
鶴賀は初耳だが
上がってきた以上は龍門渕と同格に見てもいい
いや、ダークホースだからこそ
知れ渡っている龍門渕、風越の両校よりも警戒するべきだろう
咲にはなんてメールするかな
1、おう、お前も程々にな
2、鶴賀には気をつけとけ。知らないからこそ、気を回せ
3、咲……実はさ。俺、彼女ができたんだ
4、咲……実はさ。俺、婚約したんだ
5、永水は強いぞ。清澄にも、白糸台にも。負けないぜ
6、その他自由
20分
5+今から通話できないか聞いてみる
婚約についてはメールで済ましてはいけない気がするわ
>>319
ごめんよ。電話は無理なんだ
姫様が隣で寝てるし、布団の中だからね
抜け出したら起きちゃうよ
婚約の報告がメールなのはまずい気が…
1か2で
聴いてるけどあえて言わない可能性
果てしない改行 のち さようなら
逝きます
牌譜で能力が分かるっててるてるの上位互換やんけ
1
1、おう、お前も程々にな
2、鶴賀には気をつけとけ。知らないからこそ、気を回せ
3、咲……実はさ。俺、彼女ができたんだ
4、咲……実はさ。俺、婚約したんだ
5、永水は強いぞ。清澄にも、白糸台にも。負けないぜ
6、その他自由
7、間違った振りしてえっちぃ画像添付
8、飯テロ。じゅるり吉野家牛丼画像
安価下~下5
やっぱ2
安価下コンマ判定
70~79 40~49 ゾロ目 でイベント
京太郎「鶴賀には気をつけとけ。知らないからこそ、気を回せ……っと」
メールを送ってすぐ……とはいかなかったが
少ししてから
咲からのメールが返ってきた
咲『うん。解ってるよ。清澄や鶴賀のこと。みんな無名だからって弱いって思ってるらしいから本気で当たらせて貰うつもりだよ』
メールを読む限りでは
予選では全然見向きもされなかったんだろうなぁ
照姉の妹だから期待する……なんてこともなかったとは限らないけど
そりゃ、有名校と無名校では扱いにも差が出るか
それに、インターミドルチャンプがいれば影も薄まるかねぇ……
咲『アドバイスありがとうね京ちゃん。おやすみ』
そのメールにお休み。と返してから
ゆっくりと目を閉じ、
意識は自然と微睡みの中に落ちていった
報告(総合)
・男子団体敗退
・女子団体進出
・神代小蒔は新たな能力を手に入れました
・須賀京太郎は新たな能力を手に入れました
・石戸霞は【非公開】
・京太郎は三尋木咏に悪い印象を与えてしまいました
・小鍛治健夜に目をつけられました
・神代小蒔は予選にて大活躍し、注目の的になりました
安価下コンマ判定
コンマ90以上で、小蒔の雀力 異能up
安価下2コンマ判定
コンマ90以上で、小蒔の異能 異能up
ゾロ目で数値関係なく上昇 77で2上昇
小蒔の上昇なし
追加で安価下コンマ判定
40~49 で【 no data 】
コンマは2桁1桁を入れ替え
縺昴l
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀111(225/250) 、異能85(196/200) )
6月 第1週の1日目
本日 > 前日
>大星淡 LOST >大星淡 (深愛 10.0/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
√>神代小蒔 (恋人 20.0/15.0) >神代小蒔 (恋人 15.0/12.7) イベントブースト
石戸霞 (求愛 11.7/9.1) >石戸霞 (親愛 10.4/8.7)
滝見春 (信用 3.2/6.2) >滝見春 (信用 3.2/6.2)
狩宿巴 (部員 2.0/3.8) >狩宿巴 (部員 2.0/3.8)
薄墨初美 (部員 1.7/1.6) >薄墨初美 (部員 1.7/1.6)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 0.8/0.7) >三尋木咏 (興味 1.5/1.0)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (興味 1.0/1.0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
……飛ばした分の補正してなかったよ
ちょっと待って
あんな状況でこのブーストは>>1に感謝
あとプロの認識バラバラで笑える
飛ばしたのは5月9日~5月21日と5月23日~6月3日
計25日
安価下 小蒔
安価下2 霞
安価下3 春
安価下4 巴
安価下5 初美
コンマ01~35でx0.05
コンマ36~70でx0.09
コンマ71~00でx0.12
ゾロ目でさらに+1
小蒔は判定に+1。ゾロ目なら+2
霞さんは44だから……ふむ
安価したコンマ追加判定
4で
7で
やったぜ。
これが正しい……sswikiはまたダメかな
6月 第1週の1日目
本日 > 前日
>大星淡 LOST >大星淡 (深愛 10.0/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/8.4) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (心友 7.5/8.7) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
√>神代小蒔 (恋人 22.2/17.2) >神代小蒔 (恋人 15.0/12.7) イベントブースト
石戸霞 (求愛 13.9/11.3) >石戸霞 (親愛 10.4/8.7)
滝見春 (信頼 3.2/6.2) >滝見春 (信用 3.2/6.2)
狩宿巴 (先生 3.2/5.0) >狩宿巴 (部員 2.0/3.8)
薄墨初美 (友人 3.9/3.8) >薄墨初美 (部員 1.7/1.6)
N>戒能良子 (宿敵 2.0/2.2) >戒能良子 (宿敵 2.0/2.2)
瑞原はやり (不満 2.0/1.0) >瑞原はやり (不満 2.0/1.0)
野依理沙 (知人 1.3/2.0) >野依理沙 (知人 1.3/2.0)
三尋木咏 (変人 0.8/0.7) >三尋木咏 (興味 1.5/1.0)
藤田靖子 (興味 1.0/1.0) >藤田靖子 (興味 1.0/1.0)
小鍛治健夜 (注目 2.7/2.4) >小鍛治健夜 (興味 1.0/1.0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
N=宿敵(自分と宿敵の取得経験値を負けた場合、倍にする 勝った場合、1.5倍)
春はコレが正しい
滝見春(信頼 4.4/7.4)
少ししたら再開
小蒔の対局は小蒔操作してみる?
しなくても勝ちはほぼ確定
朝、昼、夕の大会中は小蒔を操作することになるけど
操作するなら小蒔の異能の効果がどんなものか解ったりするよ
小蒔を操作して霞たちと接触することも可能
もちろん、京太郎とも
ちょっとやってみたいが、ペースが遅くなりそう…
じゃぁ念のため
1、小蒔を操作する
2、京太郎を操作する
安価下から下5
1
2了解
どうでも良いけど……知らぬが仏って良い言葉だよね。きゅっぷい
賽は振られた!
安価下コンマ判定
50以上で
49以下で
小蒔さんは具合が悪いらしく
起きるのも少し気だるそうな感じだった
京太郎「だ、大丈夫ですか?」
小蒔「大丈夫です……女の子にとってはいつものことですから」
いつものこと。とはいえ
毎日とか、週一とか
そういうペースなわけでもないし
流石に辛そうだ……
京太郎「……対局は止めておいた方が良いんじゃ」
小蒔「それは……ダメ、ですっ」
永水のメンバーには
一応補欠がいるし、やむを得ない事情である場合は
その補欠を代わりに対局させることが可能だ
とはいえ……補欠といっても強くはないし
大量失点の可能性は大だ
みんななら大量失点を補うことができると思う
思う……が
一応は決勝にまで上り詰めてくる高校が相手であり
大量失点なんてした場合には
勝てない可能性も出てくるわけだ
小蒔「大丈夫です、少し……その、眠かったりする。いつものことですから」
京太郎「言葉が正確に並んでませんよ」
小蒔「えっと……はい」
京太郎「…………………」
さて、どうしたものか
爺さんは麻雀なんてどうでもいいだろう。と言うし
お母さんは大事を取ったほうがいいという
爺さんは参考にならないが、お母さんは同じ女の人だし
意見は聞き入れるべきかもしれないが、小蒔さんは出たいという
でなければ敗退の可能性も高まってくる……さて
安価下コンマ判定
01~20=30
21~40=35
41~60=40
61~80=50
81~00=60
ゾロ目で異能持ち
控えの女の子で一番強いのは(雀力 30)の子だ
初期の小蒔さんと比べても雲泥の差っていうわけで
まぁ、オカルト持ちじゃないし
一般的な女の子としてはまぁまぁかもしれない
しれないが、
代表になれるほどではない
小蒔さんの要望通りに対局をさせてあげるか
代打の子を無理にでも出させるか
京太郎「………………」
1、憑依は絶対に禁止。良いですね?
2、解りました……出てもいいですけど、無茶は絶対にしないように
3、ダメですね。控えの子に出て貰います
4、その他自由
02分
ペ、ペナルティ……? なんのことかな……
いくよ
1、憑依は絶対に禁止。良いですね?
2、解りました……出てもいいですけど、無茶は絶対にしないように
3、ダメですね。控えの子に出て貰います
4、その他自由
安価下~下5
京太郎「解りました……出てもいいですけど、無茶は絶対にしないように」
小蒔「ありがとうございます、京太郎さん」
小蒔さんは笑顔を見せてくれたものの
少しだけ無理をしているようにも感じた
幸い、今日は決勝戦のみだし
みんなには悪いけど
先鋒の試合が終わったら寝かせたほうがいいかもしれないな
「京太郎くん、小蒔ちゃん。送っていくわ」
京太郎「済みません、お手数おかけします」
「娘とその旦那様のために親が手を貸すのは普通よ。そんなかしこまらないで」
とのことで
行きはお母さんの車で静かに会場へと向かうことができた
帰りも、必要な時間の少し前に連絡をくれれば迎えに来るということなので
甘んじて受けることにしよう
小蒔「……すぅ……すぅ……」
小蒔さんには放送が入るまでは眠っていて貰うことにして
俺は今回のことを他のみんなに話した
巴「仕方がないですね……先鋒には赤山高校の藤原さんがいますし」
初美「ですねー、代打の子じゃ飛ぶかもしれませんよー」
薄墨先輩の冗談はともかく
トップ差を遥かにつけられることは確実だし
恐らく、代打の子が再起不能になるほど
3校に執拗に狙われるのは間違いない
なにせ、先鋒に強い人を当ててるし
そこで代打なんて出すんだからな
京太郎「とにかく、圧倒的な差はないと思ってください」
春「須賀くんは私達を信じてくれれば良い」
巴「そうだね。特訓したのは姫様だけじゃないんですから」
みんなは自信たっぷりに頷く
以前は辞めたいとさえ言い出していた狩宿先輩も、笑う
霞「京太郎くん。大丈夫よ。私達は負けないわ」
京太郎「霞さん……」
霞さんは小蒔さんの頬を撫でると
そのまま流れるように
俺の手を握った
霞「小蒔ちゃんだけではないってこと……教えてあげないとね」
その言葉が合図だったとでも言うかのように
放送が始まった
『あと10分で先鋒戦が始まります! 各校の先鋒の選手は対局室にお集まりください! 繰り返し――』
小蒔「……んぅ」
京太郎「小蒔さん」
1、送りますよ
2、ほどほどに頑張ってください
3、幸運を(キス)
4、その他自由
安価下2
京太郎「送りますよ」
小蒔「ごめんなさい、手間をかけさせてしまって」
京太郎「良いですよ。頼ってくれた方がありがたいです」
辛いっていうことが分かっているのに
頼られず一人で頑張っている姿を見せられるほうが
頼られるよりもずっと嫌なことだからな
小蒔さんの足取りは重く
ゆっくりとしていた
京太郎「……藤原さんに圧倒されたとしても、ほどほどに。ですからね?」
小蒔「頑張ります……えへへっ、京太郎さん」
小蒔さんは俺に体を預けるように寄りかかり
そして腕を組み、手を握った
小蒔「キス……してもらおうかとも思ったんですけど」
京太郎「………………」
小蒔「しちゃうと、張り切っちゃうかもしれないので」
小蒔さんは苦笑しつつ自分のお腹に触れると
握る手に力を込めて
寄り添う体をさらに密着させてきた
より強く、俺のことを感じたいとでも言うかのように
京太郎「奇稲田姫は強すぎますから。できれば使わないようにしてくださいね」
小蒔「はいっ……気をつけます」
小蒔さんはそう答えて俺から離れると
元気な笑顔を一瞬だけ見せて
対局室の中へと入っていった
さて……俺は控え室に戻らないとだな
ごめん、いつの間にかこんな時間
お疲れ様でした
できれば昼前から再開したいと思う
藤原さんの能力わっかんねー
絵的には桜の花びらが流れているし、流れに関するものかもしれないけど
wikiではなんかの神様がモデルらしいし、それを見る限りでは神通力云々とかなんとか
やっつけで適当な能力こじつけるしかないかなぁ
尭深みたいな植物系だと、小蒔さんの豊穣の神に刈り取られちゃうんだけどね
寝て思ったことがある。>>1000の安価で
1・姫様要素無しで正規霞さんIFルート
2・ネトマにQB
3・姫様と奈良に亡命
4・はるるに餌付け
っていうのを残したままだけど……
1を2週目に記憶継承させてしまったら面白いんじゃないかな。色々な意味で……と
ともかく、1と3は単体でSS書けるよね……コレ
ネトマにQBはネトマやれば出てくるので
時間があるときにでもネトマやってくださいな
はぐれメタル的なボーナスキャラとして出すから
……最近選択肢に出ないのははぐれメタルだからだよ。忘れてるからとかじゃないよ
はるるに餌付けは不倫デートってことでイベント起こす方向性で
『決勝先鋒戦、開始です!』
京太郎「…………」
決勝戦は半荘2回
最速で16局
とはいえ、連荘が絶対にないとは言えないし
結構な長丁場になりそうだ
霞「小蒔ちゃんが心配?」
京太郎「ええ、結構辛そうでしたから」
霞「そうね……打ち方をちゃんと考えられているか心配だわ」
初美「99000点以内ならなんとかできますよー」
巴「大丈夫だよ。姫様がマイナスでも、私がちゃんとプラスにしてみせるから」
だから、
無茶だけはしないでください
と、俺だけでなくみんなが思っているのだろう
視線は画面の中の対局に集中していた
『昨日圧倒的な実力を見せつけた永水の神代選手ですが……調子が悪そうですね』
『だとしても、あの場に行った時点で一人の対局者でしかないからねぇい』
三尋木プロの言うとおりだ
だからこそ、
相手は手加減なんて考えてはくれないだろう
そして、そこには赤山の藤原利仙がいる
去年の牌譜を見た限りでは
藤原さん個人に対してだけではなく
周りに対して何らかの影響を与えていそうな気がする
というのも……周りの和了時ドラが中々乗らず
上がりの役も低めばっかり
小蒔さんと藤原さんを抜けば、半荘2回でザンク以上を和了した記録がない
もちろん高い手で上がれるのが普通ってわけではない
だけど、決勝まで上り詰めた高校のエースが集う先鋒戦で半荘で一度もザンク以上がないのは
少しおかしい気がする
周りはともかく
去年も押さえ込まれた雪辱の相手である小蒔さんが
今は本調子ではない
不本意ではあるかもしれないが
大会である以上、手を抜くなんてことは――
『ロン、7700』
『っ……はい』
『先制は九州赤山高校、藤原選手! 永水の神代選手から和了!』
『たはー、決勝ももしかして誰一人和了できない奇跡もあるかもしんないって思ってたんだけどねー』
『あんなことが決勝でも起きたら困りますよ』
『それもそだねー』
やっぱりないか
三暗刻三槓子でぶつけてきたか
単騎だったら90符で8700……風牌乗ってなければそれでも7700
どちらにせよ、結構な痛手か……
安価下コンマ判定
姫様の能力使用
01~50 不使用
51~64 憑依弱
65~84 憑依中
85~00 憑依 強
ゾ、ゾロ目……
奇稲田姫 降ろし の心体に影響なし
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
数値の高い順
利仙(……これは、跳満を狙えるかしら)
小蒔(…………………………)
利仙:運命の筋道
利仙:混老対々ホンイツ聴牌
小蒔:神のご加護>運命の筋道×(影響なし)
小蒔:三色同順 ピン・ツモ聴牌
小蒔:豊穣の神>運命の筋道×(異能 小蒔>利仙のため)
小蒔:天叢雲の剣 ドラ4+
小蒔:三色同順 ピン・ツモ ドラ4=倍満
小蒔「……8000・4000」
利仙「え?」
1位 小蒔 92300+16000=108300
2位 赤山 107700-8000=99700
3位 モA 100000-4000=96000
4位 モB 100000-4000=96000
京太郎「っ!」
霞「小蒔ちゃん、まさか……」
春「憑依してる」
俺たち全員が気づくほどの強さの波紋
これは間違いなく昨日の神様……なのだが
京太郎「さっきより表情が和らいでる……?」
巴「眠っているからでは?」
眠っているからとはいえ
辛そうな素振りは全くないし……
何もなければいいんだけどな
奇稲田姫 降ろし 心体に影響有り(良)
親番:小蒔
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
1位 永水 コンマ+(72+96)+50+30=248
2位 赤山 コンマ+(77+42)+85=204
3位 モブA コンマ+(50+20)-30+27=67
4位 モブB コンマ+(55+31)-30+9=65
差額 248-65=183
183=奇数=ロン
183=181~300=4倍満=役満
利仙(だめ……抑えきれない)
「っ……ぅぅ」
小蒔「……ロン、48000」
「ひっ……」
1位 小蒔 108300+48000=156300
2位 赤山 107700-8000=99700
3位 モA 100000-4000=96000
4位 モB 96000-48000=48000
『おー、すっごいねー』
『凄いって……倍満、役満を連続ですよ?』
『次はダブルかもねーあっはっはっは』
『三尋木プロ、今大会のルールでは――』
『そうなんだー、残念だねぇい』
三尋木プロは適当に、楽しそうに解説をしているが
相方はちょっと怒っていそうな感じの声だった
『相手の子は可哀想だけど、ちょっとこりゃきついかなー』
利仙(……親の連荘ですね。これはもう終わりでしょうか)
モB(やだ、やだよぉ……せっかく、せっかくエースになれたのにっ)
小蒔「……………………」
モA(……この巫女、祀ってるの邪神じゃないの?)
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
利仙:運命の筋道=満貫 手 聴牌
小蒔:神のご加護>運命の筋道×(影響なし)
利仙(この感覚、来てくれますね)
小蒔「………………」
利仙(私とて神道を歩む者、負けるわけにはいきません)
利仙(この満貫、逃すわけには――)
小蒔「ツモ 16000オール」
利仙(――え?)
利仙(聴牌の気配なんてなかったはず)
利仙(それに、私は満貫を……え?)
利仙(手配が……バラバラ? そんなはずは、しっかりと私は……)
小蒔:八塩折の酒 聴牌・和了を無効
連荘してるから16100オールなんじゃ?
『藤原選手、一体どうしたというのでしょうか……』
『聴牌してないように見えたんじゃないのー? 知らんけど』
『いえ、あれは素人の私が見ても綺麗な手でしたよ?』
『ふーん。そっかぁ。ならわっかんねーなー』
1位 小蒔 156300+48000=204300
2位 赤山 99700-16000=83700
3位 モA 96000-16000=80000
4位 モB 48000-16000=32000
京太郎「……アレ、どう考えてもやばくないですか?」
霞「ずっとしていられるわけでもないのでしょうけど……まだ東二局。終わりそうもないわね」
春「……強い」
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
>>462
そだった。表から出したから忘れてた(修正済み)
1位 永水 コンマ+(72+96)+50+68=286
2位 赤山 コンマ+(77+42)+47=166
3位 モブB コンマ+(55+31)-30+51=107
4位 モブA コンマ+(50+20)-30+16=56
差額 286-56=230
230=偶数=ツモ
232=181~300=役満
小蒔「ツモ 16000の二本場。16200オール」
1位 小蒔 204600+48600=253200
2位 赤山 83600-16200=67400
3位 モA 79900-16200=63700
4位 モB 31900-16200=15700
AとBの場所間違えた
モブB コンマ+(55+31)-30+51=107→モブB コンマ+(55+31)-30+16=72
モブA コンマ+(50+20)-30+16=56→モブA コンマ+(50+20)-30+51=91
だった。結果は変わらないから良いけど一応訂正
モB「……うぅっ、ぐすっ……先輩……」
最初は麻雀になんて興味なかった
適当な部活に入って
成績のちょっとしたプラスにしようとしか思ってなかった
でも、
そんなやる気のない私にも、先輩は教えてくれた
何度も同じミスを繰り返す私に
ちょっとだけ怒りながらも、しっかりと教えてくれた
そのおかげでいつしか麻雀が楽しく感じるようになって
役を作ることに一生懸命になって
ついに勝てた時には先輩まで一緒に喜んでくれて
それがすごく嬉しくて、もっと頑張って。先輩に恩返しがしたいと思った
ずっと憧れてた先鋒というポジション
私を部に招いてくれた先輩が背負っていたエースという肩書き
先輩と同じものを背負って全国に行って、優勝して、先輩に言いたかった
先輩、ありがとうって……なのにっ、なのにっ……
モB「こんなところでっ、こんなところで……っ、負けてなんてやれないッ!」
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
1位 永水 コンマ+(72+96)+50+96=314
2位 赤山 コンマ+(77+42)+70=189
3位 モブB コンマ+(55+31)-30+83=139
4位 モブA コンマ+(50+20)-30+71=111
差額 314-111=203
203=奇数=ロン
203=181~300=役満
小蒔「ロン」
モB「ッ!? ぁ、まだ……」
モA「死ぬって……というかもう終わりでいいじゃん」
小蒔「……3本場 48900」
1位 小蒔 253200+48900=302100
2位 赤山 67400±0=67400
3位 モB 15700±0=15700
4位 モA 63700-48900=14800
『親の連荘が止まりません! これはあの有名な白糸台高校の宮永選手を』
『おいおい、こっちは倍満からの役満4連だぜぃ? 格が違うって』
『それは……』
『2位とでさえ約235000点差……圧倒的なんて言葉じゃ、物足りないねぇ』
モA「どうにでもなーれっと」
モB「まだ、まだ終わってない……うん。まだ、まだチャンスはあるっ。だってまだ半荘1回目の東二局だもん……」
利仙(半荘1回目の東二局でこの差……という絶望はしないのね……良いわ。手を貸してあげましょう)
小蒔(…………………)
利仙(この暴徒を止めてどうなるかではなく。まずは止める。一つ一つ。確実に)
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)+50
モブB「っ……ダメ、だめっ……きて、来てよっ」
利仙(っ……ダメだわ。手が)
モブA「おっこれはもしかして――」
小蒔:豊穣の神>無能力
小蒔:豊穣の神
小蒔:二盃口・ピンフ・メンツモ
小蒔:天叢雲の剣 ドラ8
小蒔「ツモ、 四本場 12400オール」
モブA「……は? どうりでかぶらないと思ったよ! 槓しなきゃよかった……」
1位 小蒔 302100+37200=339300
2位 赤山 67400-12400=57000
3位 モB 15700-12400=3300
4位 モA 14800-12400=2400
安価下 永水 コンマ+(72+96)+50
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)+50
数え役満or満貫
再判定……とはいかない
利仙(数え……でもっ、これじゃ)
『藤原選手、これはーっ!』
『ツモっちゃったねぇい……数え役満』
でも、それで和了は他の高校のトビ終了
よって、数え役満は上がらず。結果
利仙(あげましょう……貴女に)
モB「ぁ……ロ、ロンです! 満貫!」
1位 小蒔 339300±0=339300 ±0
2位 赤山 57000-8000=49000 -290300
3位 モB 3300+8000=11300 -328000
4位 モA 2400±0=2400 -336900
安価下コンマ判定
90以上・ゾロ目で憑依継続
それ以外で終了
小蒔「ぁ……ぇ、えぇっ!?」
モブB「ひっ」
モブA「な、なに!?」
小蒔「点棒、点棒が溢れかえってます……」
モブA「あんだけ暴れておいて何言ってんのさ」
利仙(神は抜けた……ようですね。では、行かせて貰うと致しましょう)
小蒔「何か良く解りませんが、少しは楽になりました。全力で当たらせていただきます!」
モブB「あ、あれ以上があるの……?」
安価下 永水 コンマ+(72+96)-30
安価下2 赤山 コンマ+(77+42)
安価下3 モブA コンマ+(50+20)-30
安価下4 モブB コンマ+(55+31)-30
小蒔(点棒一杯……ということは力を?)
小蒔(……うぅっ、京太郎さんに怒られてしまいますね)
小蒔「あっ」
モブA「!」
モブB「や、やだ……」
小蒔「ご、ごめんなさい。なんでもありません」
小蒔(そうです。そうですよ。役満を上がれば良いんです)
小蒔(何もなしで役満を和了すれば実力で頑張りましたって……きっと)
小蒔(えへへっ、京太郎さんに心配かけないためなら頑張れますっ)
――結果
1位 永水 コンマ+(72+96)-30+57=195
2位 赤山 コンマ+(77+42)+75=194
3位 モブB コンマ+(55+31)-30+34=90
4位 モブA コンマ+(50+20)-30+7=47
差額 195-47=148
148=偶数=ツモ
148=146~150=役満
小蒔「ツモ! 九蓮宝燈! 16000・8000です!」
1位 小蒔 339300+32000=371300 ±0
2位 赤山 49000-8000=41000 -330300
3位 モB 11300-8000=3300 -368000
4位 モA 2400-16000=-13600 -384900
『え、えー……その、なんといえば』
『そのまんまでいいんじゃねー? 知らんけど』
『か、鹿児島県麻雀地区予選決勝……優勝は、永水高校です!』
アナウンサーの声が響く中
俺達は画面の中の小蒔さんから目を離し
そしてため息をついた
霞「京太郎くん、お願いしていいかしら」
京太郎「解りました。迎えに行ってきます」
元よりそのつもりだったしな
みんなはまぁ、なんというか
唖然としているし、行けるのは俺か霞さんだしな
京太郎「確か夜位までかかるんじゃなかったったけなー」
予定表を見ても
途中でお昼休憩があったりなんだりで
終わるのは夜となっている
にも関わらず、今はまだお昼にさえなりそうもない時間だ
京太郎「まったく……」
対局室に向かうと
ちょうど、小蒔さんがゆっくりと部屋から出てきた
小蒔「ぁ……」
小蒔さんは俺に気づくやいなや
申し訳なさそうに顔をしかめてから
アタフタと視線を右往左往させ、首を横に振り
小蒔「じ、実力ですっ!」
そう、言い放った
最後の九蓮宝燈が実力なのは解るけども
それまでは全部憑依によるものであるのだが……
小蒔「うぅぅっ……」
黙り込む俺の目の前では
叱られる寸前というか
捨てられていた子犬のように潤んだ瞳で俺を見上げながら
泣くのをこらえる幼気な少女がいる。
さて、ここで重要なのは
俺が使用禁止とは一言も言っていない点である
言っていれば罰則やむなしかもしれないが、【できれば】と重要な前置きをしておいたし
見る限りでは何の問題もなさそうだからお咎めなしでもいいかもしれない
小蒔「ほ、本当に、本当の実力なんですよ? 力は使ってませんから……」
と、小蒔さんは言い訳をさらに押し付けてきた
だけども、そう言いつつ
嘘をついているという自責の念からか
下の方へと視線を落としていく
嘘をついているのに、正直に表しちゃう小蒔さん可愛い
まぁ何はともあれ
頑張っちゃった愛しい小蒔さんに対して
俺は何をしてあげるべきか
頑張りすぎたことを怒るか褒めるか
いいことをしたのに怒られるなんて理不尽な話ではあるが
体調不良で頑張りすぎたのはあまりいいことじゃないんだよな。ふむ
1、まったく、やりすぎですよ
2、頭ポンポン
3、ほっぺむにぃ
4、耳にふーっ
5、顔上げてください からのキス
6、抱きしめる
7、最速で終わらせるのはいいことですよ。よく頑張りましたね
8、昨日は疑って済みません。10万点なんて余裕でしたね
9、パイ、タッチ、イェーイ!
10、まったく、もしものことがあったらどうするんですか!
11、その他自由
30分
いきます
あ、体の調子の選択肢を12に入れるよ
12、体の方はどうですか?
1分くらいしたらいきます
1、まったく、やりすぎですよ
2、頭ポンポン
3、ほっぺむにぃ
4、耳にふーっ
5、顔上げてください からのキス
6、抱きしめる
7、最速で終わらせるのはいいことですよ。よく頑張りましたね
8、昨日は疑って済みません。10万点なんて余裕でしたね
9、パイ、タッチ、イェーイ!
10、まったく、もしものことがあったらどうするんですか!
11、その他自由
12、体の方はどうですか?
安価下~下5
京太郎「顔を上げてください」
そう言うと小蒔さんは恐る恐る上を向いていく
潤んだ瞳は俺を見つめ
艶やかな黒髪が光によってより美しく輝きを放つ
ぷっくりとした柔らかい唇がちょっとだけ震えていて
白と赤の巫女装束を大きく膨らませる胸部からは
緊張と恐怖のドキドキを表しているのか
よく見ればちょっとだけ跳ねているようにも見える
そんな姿には情欲をそそられる……
だからこそというわけではないが
小蒔さんのきめ細やかですべすべであり
なおかつ柔らかくとも反発する肌を持つ下顎に触れ、持ち上げると
小蒔「きょう……たろうさん?」
小蒔さんの閉じていた口からそんな艶かしいとも取れる声が漏れてくる
言葉は耳へと運ばれて、言葉を包んでいた甘い息は真っ直ぐ俺の口の中へ消えていく
京太郎「良い事をした人が、俯くべきじゃありませんからね」
そう囁いて、唇を重ね合わせた
安価下コンマ判定
4 霞
92368 マスコミ
71 なし
5 咏
ゾロ目 すこやん
つなぎ合わせた瞬間から
それは俺達だけの世界であるかのように
周りの喧騒は雲のように掻き消えて
俺達はキスに没頭した――なんてことはなかった
小蒔さんの唇は柔らかく
体に入り込んでくる呼吸は甘く、熱い
だからこそ体に染み渡って
五感っていうかこか……まぁそれはともかく
すごく刺激的だった
にも関わらず パシャッ というあまりにも軽快
いや軽はずみな物音で遮られてしまったのだ
京太郎「何してるんですか……?」
「神代さんにインタビューって思ったんですがね、いやぁ、いい画が撮れましたよ。あぁ、気にせず続けてください」
小蒔「っ、っ……」
続けてくださいで続けられるほど、壊れた感性はしてないんだがなぁ
京太郎「俺たちの関係はもうすでに……」
「ええ、存じておりますとも。ただ今回のこの伝説的な記録でですね、強さの秘訣っていう記事でもと思いまして」
記者達は言いながらも
俺たちのことをパシャパシャとカメラで撮り
そして続けた
「やっぱり、須賀さんへの愛で成し遂げられたんですか?」
小蒔「ぇ、あ、そ、その……」
キスを見られたっていうか撮影された挙句
そんな質問をされ、小蒔さんは顔を真っ赤にすると
俺の背後へと回り込み、隠れてしまった
京太郎「小蒔さん、大丈夫ですか?」
小蒔「うぅっ……否定できません……」
俺にだけ聞こえるような古戸絵で呟き
小蒔さんは俺の背中側の服をギュッとつかみ
そのせいで服は皺を伸ばしながらも下へと引かれ
首が少しだけ締まった
京太郎「ちょ、小蒔さん首、首……」
小蒔「あっ、ごめんなさい!」
その声とともに体の締め付けられるような感覚は消え
一気に空気が肺へと巡り、体中を駆け巡っていく
さっきまで鼻腔をついていた甘いデザートのような小蒔さんの香りは
今や背後へと隠れ
背中にその匂いが染み付くことはあれど
決して体の一部として俺の中に取り込まれるわけではないし
ご褒美6割、私欲4割のキスも中断されてしまったし
それもこれもマスコミのせいだ
そのくせ、背中にはおもちの感触が押し付けられ
その温かさと柔らかさもさるものながら
女の子の日というもこともあって苦しみに耐えながら溢れ出ていた汗が
じっとりと俺のワイシャツを湿らせていくその感覚は
もう、なんというか、こう、あれだ
目の前でアイスを食べてる人がいるのに
自分は宿題を終わらせてからじゃないとダメ。とかいう状況を彷彿とさせる
今すぐにでもマスコミをなぎ払って行きたいが
そんなわけにもいかないのが現実だ
さて、どうしたものだろうか
今回の小蒔さんの伝説的な活躍は
全国の雑誌に載ること間違いなし
その結果、その秘訣は恋人!? 的な記事が出来上がり
今までは記事にはならなかった俺達の事が乗せられてしまう
淡や照姉には伝えたものの
咲にはまだ言っていない
もっとも、照姉から聞いている可能性もあるが……まぁとにかく
俺たちの関係が記事なることは……
1、関係まで記事にするのは止めて貰えますか?
2、小蒔さんは具合が悪いので今日はお引取りを
3、なんでもいいですけど、変に脚色したりしないでください
4、これからラブホいくんで、どいてもらえます?
5、その他自由
55分
いきます
1、関係まで記事にするのは止めて貰えますか?
2、小蒔さんは具合が悪いので今日はお引取りを
3、なんでもいいですけど、変に脚色したりしないでください
4、これからラブホいくんで、どいてもらえます?
5、その他自由
6、記事にすると……小鍛治プロに麻雀楽しませられますよ?
安価下~下5
京太郎「関係まで記事にするのは止めて貰えますか?」
「いや、しかしだね……」
京太郎「小蒔さんが伝説的な記録を作った。そこで留まることもできるじゃないですか」
小蒔「………………」
俺の背後にいる小蒔さんは
少し申し訳なさそうに、俺の背中に指で触れてきた
湿ったワイシャツが背筋にピトッと張り付き
指でなぞられていくことで含まれていた水分が漏れ出しているかのように
背中を水滴が伝い落ちていく
その感覚にびくつく暇さえも与えずに
小蒔さんは触れた指を上へ下へと走らせ
【迷惑をかけてごめんなさい】
と、記す。何も悪くないのになぁと思いつつ
俺は記者の人たちを少しだけ睨むようにみつめ、続けた
京太郎「それ以上はプライバシーに関わることですよ。それくらい解ってください」
とはいえ
それを弁えてくれているのなら
芸能人たちのプライベートつけ回した挙句
激写して大スクープなんてことをするわけがなく
「ほんの少しだから。ね? 少し」
と、言い出すのであった
何をとは言わないが
先っぽだけ。先っぽだけと言いつつ
結局ぶっ刺すこともあるこの世の中で
ほんの少しだから。いいでしょ? なんてものに頷けるわけがなく
話は平行線のまま走っていって
境界線上のA地点っていうか妥協点を模索し始めたところで
パンパンッと手を叩く音が響いた
「相手は高校生だし、誰も記事にしないっていう条件でこの話は終わらせましょうか」
「だけど……」
「だいたい、それが秘訣なら例のアラフォープロはどうなるんだって話だろ?」
「…………」
例のアラフォープロって誰のことだ?
なんてのは考えるまでもなく
アラサーだよ! なんて言葉が頭に響く
「なのに恋愛が秘訣なんて記事書いたら……」
記者の人は意図的に言葉を止め、余韻を持たせると
静まり返った空間の中で、ゴクリと数人が生唾のんだ
もちろん期待とかそういうものではなく
来るべき恐怖に怯えてるからであり
やがて、一人の女性記者が口を開いた
「や、止めておきましょうか」
その言葉を皮切りに、記者達は口々に記事の取りやめを呟き
最終的に、小蒔さんの伝説的な記録のみを取り上げることで落ち着いた
さて、何はともあれ控え室
俺達はお母さんの迎の車が来るまでそこで待機だ
本当ならだいぶ時間も空いたし
お出かけとでも行きたいところだが
今は調子が良いとはいえ
小蒔さんの体のことも考えて
お出かけはしない方向で決まっていた
京太郎「とはいえ……」
来るまで少し時間はあるし
その間ぼうっとしてるのもなぁ
1、会話
2、電話
3、適当にぶらつく(1人)
4、適当にぶらつく(誰かを連れて)
5、ネトマ(携帯)
6、その他自由
安価下~下5
相手選択
1、春
2、霞
3、小蒔
4、巴
5、初美
安価下から下5
京太郎「小蒔さん、体の方はどうですか?」
小蒔「えっと……だいぶ楽になりました」
小蒔さんのその笑顔はいつものような明るいものであり
辛さや苦しさなどを混ぜ込んだものではないことから
その言葉が嘘ではないことがわかる
今朝や対局前は存在を誇張していた光る雫も
今では全く影を通すこともなく
健康そうには見える……が
京太郎「…………」
小蒔「ほ、本当に本当ですっ、眠った。というより、その……憑依してしまったおかげで」
小蒔さんは正直にそう答えると
俺が居る方の前髪を軽く梳いて照れくさそうに頬をほんのりと赤く染めた
そんな可愛らしい仕草に抱きつきたくはあるが
それよりも巫女服の襟首と、綺麗な黒髪
その隙間から見える健康であることを示す綺麗な肌色の首筋
そこに目が行き、そのまま流れるように
エトペンのぬいぐるみでも隠しているのではと疑ってまいそうなほど大きなお持ちに向かってしまう
小蒔「京太郎さん?」
京太郎「はい?」
小蒔「さ、触るのは……お家まで我慢して頂きたいです」
京太郎「…………」
無意識のうちに手が伸びていたらしく
小蒔さんは恥ずかしそうに言って手をつなぐ
うん、血行にも問題ないな。と
無い知識から適当に言葉を選んで煩悩を拭い去り、思考を引き戻す
気になるのは、疲労するはずの憑依によって
体調が良くなった。ということだ
神様が神通力を使った
神様が身代わりになってくれた
実は呪術を使われていて
憑依をすることによって
その呪いを跳ね除けた……とか
嫌な想像はありえないと仮定して
理由がよくわからない
小蒔さんが女の子の日だと言っていたし
それが神通力だったり、身代わりだったりで和らぐものなのかどうか……
小蒔「あの、京太郎さん」
京太郎「なんですか?」
小蒔「えっと……その……少し言い辛いことなんですが」
小蒔さんはみんなが俺達から少し離れたところにいるのを確認してから
耳元に口を近づけ、囁いた
小蒔「……妊娠、しているのかもしれません」
おめでたですかーッ!?
京太郎「ちょっ、えっ」
小蒔「でも、絶対とは言えませんから……」
小蒔さんはほんの少し複雑そうな表情で
俺の手を握り、お腹へと触れさせた
小蒔さんの人肌が布越しに伝わってくる
呼吸のたびに膨らみ、そしてしぼんでいく
それは一人分の鼓動
でも、そこに隠れてもう一人の命の鼓動があると思うと
言葉にできない何かを感じてしまう
小蒔「先ほどお母様にメールしたのですけど……時期によってはまだわからないから病院に。とのことで」
小蒔さんらしい白い携帯を取り出すと
意外に慣れた手つきで開き、そのメールを見せてくれた
京太郎「じゃぁ、小蒔さんは病院に行くのか……」
小蒔「できれば付いて来て欲しいんです……このあと、時間をいただけませんか?」
小蒔さんは決して強制はしない
俺たちの事なんだから
付いてこいって強引な手段を取っても良いはずなのに
小蒔さんは時間を下さい。なんて
俺のことを優先しようとするんだからなぁ
いい人だよ。ほんと
このあと予定とかあったっけか……?
1、小蒔についていく(昼 行動固定)
2、ついていかない
30分
逝きます
1、小蒔についていく(昼 行動固定)
2、ついていかない
3、お金なら俺が出します、タクシーで今すぐ行きましょう
安価下~下5
霞さん達には悪いと思いながらも
俺達は迎えに来た車に乗り込み
一足先に家――ではなく、病院へと向かうことにした
「冗談じゃなく聞いていいかしら」
京太郎「は、はい」
「小蒔ちゃんとしたのっていつごろ? 大体でいいわ」
お母さんの質問に対して
俺達はふたり揃って顔を背け、互いの手をギュッと握り締める
そして何も言わずにやり過ごしたりはせず
正直に答えた。結構最近。と
まぁそんな回答で何かが発覚するわけでもなく
お母さんはただ静かに
「若いっていいわね……」
と、意味の深そうな溜息とともに呟いた
病院に着いてから30分程度
順番待ちをしている間にそわそわとしつつ
呼ばれてから結果が出るまでもそわそわと
母親同伴とは言え少年が女の子と産婦人科
しかも、入るのは母親ではなく女の子
とはいえまぁ、お母さんも経験者ということで中には入り
取り残されたのは少年一人
しかもその女の子達とは明らかに血縁者ではないというだけあって
その光景を奇異の目で見ない人はいないようで
チラチラと当たる視線が地味に痛かった
京太郎「まだですかね……まだなんですかね……」
と、思わず独り言ち。
小さい男の子が「ママー、あの人怖いよー!」なんて言ったけど
正直気にしている余裕はなかった
そんな時間を過ごしながら迎えた結果は
なんともはやもどかしく「1週間~2週間後にまた来てください」とのことだった
京太郎「せっかく来たのに……」
「仕方ないわ。まだ胎嚢は確認できなかったんだから」
小蒔「でも、違う検査では陽性反応だったんです……」
京太郎「違う検査?」
そう聞くのは禁句だったらしい
小蒔さんは一瞬で顔を真っ赤にすると両手で顔を覆って
指の隙間からその丸い瞳を覗かせる
一方で
お母さんはなんて人なのかしらとでも言いたいかのように
俺を見つめて顔をしかめため息をつく
好奇心は人を殺すとどこかで聞いたが
それは多分精神的に殺されるって意味なんじゃないのかなーわっかんねーけど
なんて自分の心に鞭を打つ
小蒔さんはトテトテと可愛らしい足取りで俺に近づくと
耳元で疑問の答えを教えてくれた
小蒔「ぉ、お小水の検査です……」
視線をやれば湯が沸かせそうなほど赤い小蒔さんが目に映る
言わなくても良かったのにと思いながら
聞いたら答えちゃうのがこの人だろ。なんて
デリカシーのない自分の思考を蹴り飛ばした
京太郎「でも、1、2週間って……」
蹴り飛ばした衝撃で漏れた言葉は
そんな麻雀個人戦予選の心配
淡の言うとおりほんと、麻雀馬鹿だな
と、今度ばかりは感心した。だって
俺はプロになる男だからな……と決めるには麦わら帽子が足りなかった
小蒔「わ、私はその……可能なら……」
小蒔さんはお母さんではなく俺を見て
お母さんもまた俺を見る
特別コーチ兼副部長兼小蒔さんの旦那様だもんな
俺に判断を委ねるのはごく自然なことかもしれない
団体戦で10万点飛ばせたんだ。大丈夫
と、そう簡単に決められることではない
というのも、個人戦はポイント制であり
団体戦みたいに飛ばせば試合終了、代表決定お疲れ様でした
とはなってくれないからだ
朝から夕方まできっちりと試合は有り
25000点の30000点返し
1位 5点 2位 3点 3位 0点 4位 -1
この得られるポイントが一番多い上位3名が代表となる
正直、気の長い対局……と言えるかもしれない
そんなものに、小蒔さんを出場させるかどうか……
1、出場させる
2、出場させない
35分
いくよー
1、出場させる
2、出場させない
安価下~下5
今までずっと頑張ってきた
強くなりたい、その思いを叶えるために
俺以上に小蒔さんは努力をしてきた
その結果が、今日の最後に決めた役満だ
神様を手放してのあの手配
恐らくは藤原さんの能力に絡め取られたのだろう
でも、それでも
わずかに一手先を進み役満をツモった
運があったのかもしれない
でも、その運を掴んだのは実力
その実力を手に入れたのは果てしない努力
それらは全てインターハイのため
だからこそ、この一言は小蒔さんにとって厳しいものになるのだろう
でも、俺には言えなかった
小蒔さんの望みを優先していいとは言えなかった
俺は小蒔さんの体が心配だからという理由で
可能なら対局したいという小蒔さんの気持ちを握り締め、抱え込む
京太郎「対局は――許可できません」
京太郎「……済みません」
間髪いれずに謝罪を口にする
車内ということもあって、頭を下げることができないのが嫌だった
謝罪をしっかりできていない
そしてなにより、今の自分の顔を見られたくはなかったから
でも小蒔さんはそんな俺のことを、優しく抱きしめて答えた
小蒔「良いんです。団体戦がありますから」
小蒔さんはそう言ってクスッと笑ったが
団体戦で無事に打てるのかどうか
それもまたわからない
最悪の場合は、団体戦でさえ辞退してもらう必要だってある
何もわからない
子供を作るということの大変さ
俺はもしかしたら、まだまだ軽視していたのかもしれない
小蒔さんの体から、暖かさと優しさが伝わってくる
そんな心地いい空間を心身で感じながら、ゆっくりと目を瞑ると
鼓動までも聞こえてくる気がして
そこには、もう一つ別の鼓動が紛れているようにも……感じた
・女子団体は代表になりました
・神代小蒔は女子個人には出場しません
・神代の伝説が全国に流れます(個人戦に影響 ただし出場しないため……【閲覧不可】)
・妊娠している可能性があります
・家に帰りました
安価下コンマ判定
4
2 良子「お久しぶりです」
0 なし
7 「ん、君か」
アウッ
安価下コンマ追加判定
4 意図的傷害(二桁目が偶数で小蒔 奇数で京太郎)
0 小蒔
その他 京太郎
7 健夜「あっ、京太郎くん」
それはなんというか不幸な事故だったと思う
いや、不幸な事故としか言い様がない
目の前から階段を降りて来るご老人が俺の方に倒れ込んできたのだ
直前に小さな悲鳴が上がったことからして
踏み外してしまったのは明白
なんとか押さえ込み
一歩だけ後ろへと足を下げた瞬間
思いっきり踏み外してしまった
踏んだと思った地面が踏み抜けてしまったかのような
ガクンッという強い衝撃に体を揺られ
目の前にいた小蒔さんがだんだんと遠ざかっていき
見えるのは地面ではなく夕空
落ちるな……コレ
と意外にも冷静だった頭は
咄嗟にご老人だけを小蒔さんに託し
小蒔「きょ、京太郎さんっ!!」
悲痛な叫びを聞き入れて
強く――地面に打ち付けられてしまった
「――――――――」
「―――――」
「――――――――――――――――」
「――――――――」
「―――――――――――――」
「――――」
「―――――――――――――――」
「――――――――」
「――――――――――」
「――――――――――――」
「――――――――――――――――――――――――」
声なのか音なのか
判別がつかないほどに、頭は鈍ってしまっているらしい
目を開けようともがいてみるが
その重さは鉄の扉のようでなかなか開かない
ミリ単位で光が差し込む視界
そこに影として立つ一人の人は
俺のことに気がつきでもしたのか
俺の腕らしきものを握った
でも……俺のものじゃなさそうだ
感覚はないし……でも、あれ?
俺の体に繋がっているような……気のせい……か?
迷い続ける思考は
唐突なフル稼働に耐え兼ねてズキッと異常なほどの痛みを訴えてきた
京太郎「っ!? っぁぐ!!」
思わず呻くと
俺のではない手が、胸が、優しく頭を抱え込んでくれた
「落ち着いて、冷静になって……まずはちゃんと体を感じ取って」
優しく落ち着いた声に誘われるままに
目を閉じて
ゆっくりと呼吸を整えていく
ズキンッズキンッと強い痛みから
ズキズキとだんだん弱まっていき、次第に頭の痛みは引いていく
毛布の感触が足から伝わってきて
両手もまた
女の人の優しく温かい感覚を感じ取れるようになってきたものの
強く握ったりなんだりはまだまだできそうになかった
安価下コンマ判定
4 7 ゾロ目 それ以外ではなし
「私のこと、解るかしら?」
女の人は不安そうに問う
でも、俺はそれ以上に不安になった
この人の言い方からして、俺はこの人を知っているはずで
でも、全く思い出せなかった
顔を見たことはあるはずなのに、なのに
名前が一向に浮かんでこない
過去の記憶を辿ろうとしても
その道は途絶えてしまっているかのように暗黒で
思い出すための記憶さえ見当たらなかった
「……そう。無理はしなくて良いわ」
女の人は悲しそうにつぶやいて
俺の頬を撫で、唇に触れ……顔を近づけてきたものの
すぐに離れてしまった
「今の貴方には……しない方が良いわよね」
その切なそうな声はなんだか胸が痛む
でも、俺はこの人を知らない
どんな関係かも知らない
だから、かけてあげられる言葉すらも解らなくて、黙り込むしかなく
女の人は来客用の椅子に腰掛けると、少しだけ笑ってくれた
「……私の名前は石戸霞。貴方との関係は……そうね。今は何も言わないでおくわ」
京太郎「そんな言い方されると困るんですが……」
霞「私だって言えないのは辛くて悲しいのよ? でも、貴方に否定されたりするのが怖いんだもの。許して欲しいわ」
京太郎「……石戸さんは、どうしてここに?」
霞「石戸さん……」
石戸さんはその言葉が気に入らなかったのか小さく呟きながらも
首を振って皮を剥いたりんごを一口サイズまで切り分けつつ
質問にはしっかりと答えてくれた
霞「京太郎くんが頭を打って、病院に運ばれたからよ」
京太郎「頭を打った……? なんでですか?」
霞「ごめんなさい。知らないわ。聞いた話だと神社の階段を踏み外したって話よ」
石戸さんは辛そうに言いながら
切り分けられたリンゴの乗った白いお皿を
俺の目の前の机に置いた
霞「とりあえず、疑問があれば聞くわ。なんでもいいから。思い出したこと適当に言ってもいいわ」
1、石戸さんとの関係は?
2、すみません、まだりんごが取れないので……
3、その他自由
40分
いきます
1、石戸さんとの関係は?
2、すみません、まだりんごが取れないので……
3、その他自由
安価下~下5
京太郎「俺の体の具合を聞きたいんですが……」
霞「貴方のことだから貴方自身がわかると思うけれど……」
石戸さんは少し困ったように言いながら
俺の手をギュッと握った
霞「外的にはほとんど問題はなし。頭を打って出血したことくらいよ……でも」
京太郎でも?」
霞「頭を打ったことで、神経に異常が出て動かなくなる可能性もあるし、記憶……無くしちゃってるわよね?」
石戸さんは悲しそうに言うと
俺の頭に触れようとして躊躇って
唇をきゅっと結び、俯いてしまった
霞「手足はどう? 感じる?」
京太郎「え、ええ。まだ完全ではないんですけど」
霞「なら大丈夫よ。全く感じないっていうのじゃなければ、ちゃんと戻るって先生は言っていたから」
石戸さんはそう言うと、
りんごを爪楊枝で刺し、俺の方へと差し出した
これ現実だよな…何かしらの呪いとかで夢の中とかじゃないよな。
>>759
これで霞さんの幻術とかだったら笑う
京太郎「え、あの……」
霞「喋る事ができるなら、食べることくらいは出来るわよね? 要らないなら良いけれど……」
石戸さんはそう言ってから
逡巡ののちに、ため息をついて付け加えた
霞「噛む衝撃が嫌なのなら……その、私が口移し……しても良いのだけど」
差し出していたりんごを口に含み
石戸さんはシャリシャリと音を立て咀嚼していく
潤っていてふっくらとした柔らかそうな唇
その艶めかしさに惑わされそうになっていることに気づいたのか
石戸さんは口元を押さえゴクッと喉を鳴らして飲み込むと
顔を背けて、呟くように漏らした
霞「あ、あまり見ないで……いつものこととは言え、そこまでまじまじと見られるのは恥ずかしいわ」
京太郎「す、すみません!」
咄嗟に謝罪して下を向くと
目の前のお皿からまた一つ、りんごが消えた
イザナミかもしれないぞ
コンマ4が1個でゲームオーバーはないからご安心
記憶喪失ゆえに選択肢も少ないから
自由安価を活用するのもありだし出された選択肢から選ぶのもありだよ
前回の白糸台の時の菫さんでも最後愛情14だったんだよな
霞さんがこれと同等で且つ求愛となると記憶喪失中だし安価は慎重にならないとな
一難去ってまた一難とはまさにこのスレのことだね
なあ…これってもしかして、子どもができたから京太郎捨てられたんじゃね?
俺とこの人の関係は
もしかしたら口移しも出来てしまうような深い関係かもしれない
でも、今の俺からしてみれば
石戸霞というこの人は初対面であり
いくら綺麗な顔立ちだとしても、どうしても目がいってしまいそうな胸部を持っているとしても
大人っぽさを含んだ雰囲気を、若々しさを物理的に表す高校の制服に覆い
高校生でありながら大人の色気を漂わせる
艶麗かつ婉然な女性だとしても……いや、
だからこそその行為を受け入れることはできず
既に呼んであった医者の到着という出来事をもってして
俺は口移しという行為を拒否した
検査中、担当医から聞いたことだけど
3日前、神社の階段を上っている途中
落ちてきた老人を庇って、代わりに落ちたのだという
一緒にいた中学生の女の子はそれはもう半狂乱で
今では部屋に閉じこもってしまっているとかで
俺自身の体のことより
目の前で人が落ちた挙句、頭から血を流すという
中学生……いや、女の子にはあまりにもショッキングなものを見せてしまったことの方が
正直に言えば心配だった
京太郎「……加えて記憶がないとか。俺、その子をどれだけ傷つければ良いんですかね」
霞「私が知る限りの貴方達の関係を話しておく? 何も知らないのと知っているのでは違うでしょうし」
「そうですね……須賀京太郎くんに関係することはできる限り話してあげて下さい。それによって記憶がもどるかもしれませんので」
霞「解りました。ありがとうございます……本当に……」
石戸さんは俺の担当医に深々と頭を下げると
担当医は「いえいえ、当然のことをしたまでです。何かありましたら、また呼んでください」と言い残し
部屋から去っていった
京太郎「石戸さんが俺のことを聞いたのってその女の子からなんですか?」
霞「ええ……と言っても正確には悲鳴を聞いて現場に行って、貴方が落ちたと聞いたのよ」
石戸さんはあまり思い出したくはないことらしく
苦悶の表情を浮かべると
俺の視線に気づいたのか、慌てて笑みを浮かべた
それはそうだ
石戸さんが大人びているといっても
まだ高校生で
人が血を流している現場を見て平然としていられるわけもなく
思い出すなんてもってのほかだろうからな
霞「えっと……どうする? 貴方のことについて話すことはあるのだけど……」
石戸さんはそう言っていくつかの選択肢を出してくれた
1、その中学生との関係
2、なぜ神社にいたのか
3、今いる場所と、その理由(地名、などなど)
4、俺自身のことについて
5、俺と石戸さんの関係
6、とりあえず携帯電話を確認
7、他に知り合いはいるのかいないのか
8、その他自由
後ほど
中断します
息子が倒れて3日間寝たきりで近くに両親がいないのはおかしいよな
過去改変+タイムスリップとかしてないかな
6+その他で母親に電話してみるとかはどうだろうか
姫様との関係も知ってるわけだし1,3,4を改竄なく聞ける気がする
いきます
1、その中学生との関係
2、なぜ神社にいたのか
3、今いる場所と、その理由(地名、などなど)
4、俺自身のことについて
5、俺と石戸さんの関係
6、とりあえず携帯電話を確認
7、他に知り合いはいるのかいないのか
8、その他自由
安価下~下5
京太郎「あの、すみません」
霞「なに?」
京太郎「とりあえず、今いる場所とかを教えて欲しいんです」
俺の質問に残念そうな顔をしながらも
石戸さんは答えてくれた
ここは鹿児島だと。その中の霧島市にある病院だと……
京太郎「なんでそんなところにいるんですかね?」
霞「全部忘れちゃったのね……」
京太郎「え?」
石戸さんの悲痛な声が
嫌な感じに頭に残り、心を突く
霞「貴方は……麻雀をするためにここに来た。私達と対局するために……っ」
京太郎「じゃぁ、俺……」
霞「ッ……今は6月8日! 3日前の女子団体戦の観戦の帰り、貴方は帰り道の神社の階段で落ちたの!」
京太郎「石戸さん……?」
涙ながらの大声に
思わずビクッと震えた
安価下コンマ判定
4 イベント
0 なし
7 イベント
44=4
ゾロ目=別イベント
霞「思い出して、思い出してっ!」
石戸さんが肩を強く掴み、鈍い痛みがビリビリと神経を刺激し
頭を活性化させていく中で
石戸さんは俺の体を掴み、揺らすのをやめ
刹那の開放、のち抱擁によって
全身が石戸さんに包まれていく
黒く艶のある髪は一見綺麗ではあったが
ほんのりと汗の臭いが混じっていて
目の前でようやくわかるほどだが、制服もまた汚れていた
京太郎「石戸さ……」
霞「石戸さんなんて止めて! 霞って、霞って呼んで……呼んで……お願いよ、京太郎くんっ!」
暗黒が晴れることはないけれど
石戸さんの強く熱く、何より優しい抱擁は
その中に小さな道を創りだす
霞「忘れないで……お願いっ……お願いっ……私のたった一つの我儘を……無かったことになんてしないでっ!」
俺なんかのために涙を流してくれる
優しい、優しい、霞さんを
俺はそっと抱きしめた
霞「きょぅ……たろう……くん」
さっきまで感じていた大人びた雰囲気はどこへやら
霞さんはそれはもう、可愛い声で俺の名前を呼ぶ
背中へと回っていた手が離れていくのと同時に
俺の体に押し付けられていた柔らかく温かいおもちの感触までも引いていく
それらを名残惜しみながらも、引いた代わりに見えた霞さんと見つめあった
京太郎「霞さん、ちょっと泣きすぎじゃないですか?」
霞「っ……女を泣かせたくないなら……無茶なんてしないでっ……危ないことなんて、しないで……」
未だ潤う涙の流れ
そこにそっと指を当ててせき止めて驚く霞さんに対して微笑みかける
京太郎「無事だったって事で……ここはひとつ」
ほんの冗談のつもりだったのだが
霞さんはかんに触ったらしく、眉をひそめ俺を睨みつけると
霞「馬鹿っ!」
と、声高に言い放ち
それと同時に、思いっきり振りかぶられた右手
頬への衝撃へと備えて目を瞑る
そして襲ったのは、痛みではなく柔らかな感触
しかも、それは頬にではなく……唇だった
ふにっとなって圧迫されていく口唇
甘く蕩けるような匂いが鼻腔から体内に広がっていった
あれ…ヒロインって霞さんだったっけ(すっとぼけ
ゆっくりと離れていく俺達の唇には
どちらのものなのか判別のつかない透明の一本橋がかかり
血色のいい潤った唇だけでも十分艶かしいのにも関わらず
霞さんはその唇を舐め、小さく笑う
その女性としての色気には男としてそそられない訳もなく
生唾を飲みかけ、首を振った
京太郎「きゅ、急に何をしてるんですか。病院ですよ。ここ」
霞「そうね。でも、貴方の部屋は特別な個室だから……2人きりだわ」
霞さんはそう言いながら俺の頬に触れる
指先ではなく手のひらの部分
女の人であり大きくはないとは言え
俺の頬の部分はしっかりと覆われ、砂山を扱うほど丁寧になぞられていく
手相にも使われる皺のそのほんの僅かなざらつきがこそばゆく感じさせる
その感覚が消えたかと思えば、手のひらの感触は首筋を伝い、肩へと降り
――不意に込められたその力に押し負け、俺は枕に後頭部をうずめた
京太郎「か、霞さん……」
霞「3日も待ったわ。ずっと……待っていたわ」
霞さんの悲しげで切なそうな涙混じりの声
それだけでかけた心配の量を図ることはできないが
少なくとも、「多大な」というには大きすぎる心配だったんだろうな。なんて息をつく
霞「……本当に、心配していたわ。不安だったわ。目を覚まさないかもしれないと言われたときは、私も死のうかと思うほどに」
京太郎「すみません……」
無事だったんだから良いじゃないですか。なんて軽口を叩いた自分を恨みながら
俺の上に跨り、見下ろしてくる霞さんの頬を手のひらで撫でて指先でその涙を拭う
霞さんもまた俺の目尻を同じようになぞって、嬉しそうに笑った
霞「感じるわ。貴方の人肌……生きてるっていう……温かさを」
京太郎「霞さんからも感じますよ……ちゃんと」
同じような言葉を返すと、霞さんは少しだけ頬を抓って
霞「貴方を残して死ぬわけないでしょう……ばかっ」
と……囁くように声を漏らした
霞「みんなにも連絡をしてくるわ」
霞さんはそう言ってベッドから降りると
少しだけ乱れていた制服を正し鞄を手に取る
その姿は正真正銘高校生のはずなのだが
なんかちょっと……危うい。なんて
前も思ったことをまた思う
そんな思考を覗かれたのか
霞さんは俺を見つめて、怪しく笑った
霞「リボンくらいなら、置いていってあげましょうか?」
京太郎「なんでリボンなんですか……」
霞「あら、着てる物は渡せないわ。3日間着ていたものだし……きっと酷いもの」
霞さんは自分の袖の匂いを嗅いで、苦笑すると
すぐに切り替えて続けた
霞「とにかく、京太郎くんは絶対安静。動いたらダメよ?」
そう言うと写真を撮って見せてくる
どうやら、この状態から動いていたらお仕置きとでも言いたいようだ
京太郎「じゃぁ、頼まれてくれます?」
霞「何を?」
1、すぐに戻ってきてください
2、みんなには心配ないから来なくていいって伝えてください
3、りんごの口移し
4、明星ちゃんに、病院に来てくれないかって
5、その他自由
後ほど
近くにいた中学生は明星ちゃんで確定か
1か4で悩むが危ういとまで書かれてるし1かな
いきます
1、すぐに戻ってきてください
2、みんなには心配ないから来なくていいって伝えてください
3、りんごの口移し
4、明星ちゃんに、病院に来てくれないかって
5、その他自由
安価下~下5
京太郎「明星ちゃんに、病院に来てくれないかって伝えて欲しいんです」
霞「明星ちゃん……そうね。貴方が目を覚ましたこと、2番目に知りたいのはあの子だものね」
京太郎「あれ、1番は誰なんです?」
その問いをあらかじめ予想していたのだろう
霞さんは静かに耳元へと顔を近づけ息を吐く
熱のこもった温い空気にゾクッと震えた俺に対して
霞さんはクスッと笑って囁く
霞「それはもちろん……私に決まってるでしょう?」
ヌルッとした何かによって耳たぶが挟まれ
ざらつく何かが敏感なその肌を焦らすように撫で回す
いや、舐めまわす
京太郎「っ、っぁ」
霞「んふ……明星ちゃん達に電話してくるわね?」
離れていく霞さんは自分の唇に人差し指で触れると
妖艶な笑みを浮かべ、部屋から去っていく
その姿を呆然と目で追いながら耳たぶに触れると
ほんの少し湿っていて、思わず……赤面してしまった
安価下コンマ判定
4 淡
2 照
0 無し
7 明星
ぞろ目 再安価
77 44 イベント
姫様の霊圧が…消えた…?
霞さんが出てから数分
誰かが来る気配もなく暇なことにため息をつく
京太郎「…………ふむ」
近くにある来客用の椅子には
ほぼずっと座っていたのだろうか
霞さんの柔らかいお尻に敷かれていたことを誇るように
未だにその形を保っていた
……からといって、クンカクンカなんてしない
してる時に誰か来たら困るしな
いや、来なくてもしないけど……うん。立とうとしたら偶然滑ることもあるからなぁ
1、携帯を見る
2、クンカクンカ
3、テレビでも見る
4、ちょっと病室を出る
5、その他自由
50分
1でアドレス確認したいな
姫様の生存を確認したいわ
いきます
1、携帯を見る
2、クンカクンカ
3、テレビでも見る
4、ちょっと病室を出る
5、その他自由
安価下~下5
1
安価下コンマ判定
一桁x3
ゾロ目でさらに倍
メール件数18件
なんでこんなに来てるんだよと困惑したが
大体が明星ちゃんということもあって納得した
明星ちゃんからは『お願いします、返事をください』と同じ文面が10件
それが3日前の夜から、昨日の夜まで
今日の2件はちょっと……まずい感じがする。というのも
『ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい……』
最大1万字まで使えるメールの5000字程度がそれで埋め尽くされているからだ
といっても、霞さんに来てくれるように頼んだし
小説とかで言う死亡フラグはきっと回避されたはずだ
残り6件は照姉1件と淡4件。そして咲1件だった
姫様が携帯持ってないだけかもしれないだろ
そうだそうに違いない(白目
照姉と咲はさすが姉妹というべきか
ほぼ同じ文面のメールだった
照姉からは『このメールを見てるってことは、京ちゃんは目を覚ましてるってことだね。信じてたよ』
と、ほんの一文だけ
咲からはそれよりも少し短く
『京ちゃんなら大丈夫だって信じてる。だから、メールだけでごめんね』
とだけ送られてきていた
信じてくれるのは良いんだが
もうちょっと……心配してくれたっていいんじゃないかと思う
いや、霞さんほど心配されるとそれはそれで困るが……
その一方で
淡からのメールは最後にした話についての謝罪が1通
その他の3件は、淡の心情の変化を表しているような内容だった
1通目は、俺の怪我の具合とかを気遣う内容で
ちょっとした絵文字で、ふぁいとー、おーっ! など、明るさが見える
2通目はねぇ? まだ? 返事待ってるのに……など
不安が全面に現れていて、絵文字から顔文字に切り替わっているせいか
全体に薄暗さを感じさせる
2通目の時点でも少し胸が痛むが、3通目はその比ではなく
俺がこうなったのは自分のせいだ。と
自虐的な言葉が羅列し、文脈はめちゃくちゃで
誤字や脱字を気にすることもなく
ただ一心に……俺の返事を切望しているというのが感じられた
>最後にした話についての謝罪
その内容が知りたいんです(切実
京太郎「……お前のせいじゃねーぞ」
それに関しては、メールを返さずにはいられず、
ばーか、お前のせいで怪我したって。いつだってちゃんと直ってただろ。と
冗談交じりの言葉を含めて
無事に目を覚ましたことを報告した……瞬間
1分もかからないうちに
淡『遅いよ馬鹿!! ばーか、ばーか!!(ノД`)』
というメールが返ってきた
怒っているのか泣いているのか
文章では解りづらいが俺にはなんとなく解った
俺が怪我した時とか、泣いて怒って笑って泣いて……それが淡だ
だからきっと、今も携帯が壊れそうなくらいに握り締めて
文章通りに、ばーかなんて言ってるんだろうなぁと
淡の姿を想像して、思わず笑ってしまった
安価下コンマ判定
4 イベント
2 明星「あの……」
0 なし
6 霞「あら、何がおかしいの?」
7 イベント
ゾロ目で別イベント
44で別イベント
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 霞「ふふっ」【2nd11スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」 霞「ふふっ」【2nd11スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1391433585/)
次スレ
再開は次スレです。きっと全部わかるはず
埋め
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