□目的
・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、
・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、
・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ
・略してSOA安価スレ
・イチャイチャが目的ではありません(棒)
□能力―ステータス―
・精神――
その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる
・麻雀――
麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない
・異能――
麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する
こんな感じ。あとは、
・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)
・5分経ってレスなしであれば連投も可
・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです
・安価連続取得は1度のみ
・ルート入った場合、>>1がルーザーとみなしたものは安価下にします
>>1000について
・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)
・番外として、本編無関係の小ネタも可
・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、
・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります
新らしいsswiki http://goo.gl/hddKF8
前週sswiki http://goo.gl/AY8HR
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387007461/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387718951
京太郎>=(精神10(94/100)、麻雀96(46/150)、異能66(83/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
第1週 5日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (お兄 9/9) >大星淡 (お兄 9/9)
Ss>宮永咲 (親友 6/7) >宮永咲 (親友 6/7)
Ss>宮永照 (親友 7/7) >宮永照 (親友 7/7)
神代小蒔 (友人 6/4) >神代小蒔 (友人 4/3)
石戸霞 (部員 1/3) >石戸霞 (部員 1/2)
滝見春 (部員 0/1) >滝見春 (部員 0/1)
狩宿巴 (部員 0/1) >狩宿巴 (部員 0/1)
薄墨初美 (部員 0/0) >薄墨初美 (部員 0/0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
開幕コンマ判定
安価下
4 霞
2 巴
5 初美
8 春
判定スルー
小蒔「須賀さん、おはようございます」
京太郎「おはようございます」
神代先輩だけだった
登校の約束は先輩だけだったけど
先輩は常に石戸先輩達が一緒にいる感じがしたし
登校にも一緒に来ると思ってたんだけどな
京太郎「ほかの先輩はいないんですね」
小蒔「居た方が良かったのですか……?」
なぜか悲しそうに言う先輩に対し
俺は首を振って答えた
京太郎「俺が誘ったのは、先輩だけですよ」
小蒔「ごめんなさい、意地悪な質問でした」
神代先輩は小さく笑うと
俺よりも先に学校の方へと歩いて行った
小蒔「霞ちゃんには、須賀くんと登校するって伝えてありますから」
先輩はさっきの質問に答えるように
静かに口を開いた
小蒔「せっかくお誘いして頂いたので……2人が良かったんです」
京太郎「あ、ありがとうございます」
なんだろう?
少し前までの先輩とは何か違うような気がする
いや悪い意味ではない。と、思うけど
小蒔「須賀くん、一つ。言っておきたいことがあるのです」
神代先輩は俺に並ぶと
無邪気さのない、真面目な声で言葉を紡いだ
小蒔「私は霧島神境が本家。神代の娘です」
京太郎「先輩……」
それは知っている
それは解っている
先輩と俺では身分に差があるということなんて
小蒔「それだけです。須賀くん」
京太郎「………………」
先輩は微笑んだ
それを伝えて……俺にどうして欲しいのだろうか?
1、いや、先輩は小蒔さんですよ
2、ここは流しておいた方が良いな
3、それで、俺にどうしろって言うんですか?
4、そうですか
5、お姫様ですか……大変ですね
6、その他自由明記
安価下2
京太郎「いや、先輩は小蒔さんですよ」
それは、本心だったし
先輩自身から言われたことだった
でも、それが必ずしも正しい答えではないと
誰が解るのだろう?
小蒔「………………」
京太郎「先輩?」
小蒔「……名前で呼ぶのは、やっぱり禁止にしましょう」
先輩は悲しそうにそう言った
なんで? とか
どうして? とか
言えるような空気でもなく
俺たちはせっかくの登校を沈黙を保ったまま終えてしまった
小蒔「それでは、また放課後に」
京太郎「ぁ、はい……」
先輩は笑顔でそう残し
俺とは別の方へ歩いていく
その姿しか俺には見えなかった
周りは騒がしいはずだ
誰かが俺の方にぶつかったはずだ
なのに、何も感じなかった
京太郎「……名前で呼ぶの禁止。か」
たった1日
いや、時間的に考えれば半日程度で終了
先輩はあんなにも喜んでいたのに
あんなにも嬉しそうだったのに。
自分から、言い出したことだったのに……。
それから教室に向かい
HRを終えて、授業が始まったりなんだりとしていたが
当然、授業など頭に入ってくることはなかった
とりあえず今日はここまで
おつかれさまでした
ネクスト小蒔sヒント:好感度6は既に意識し始めてます
前スレ>>1000
京太郎「はい、黒糖です」
春「……あり、がとう」
小蒔「……春ちゃん。酷いです。私の大事な人、奪おうとするなんて」
春「!」
槓ッ
菫ママみたいな大人の相談相手が欲しいよな…
あの人はかなり良いキャラしてたわ
お茶目だし目茶苦茶だけど真面目な話の時は
凄く頼りになったしさ
…そうだ霞ママが(ロンッ
明星ちゃんはまだ知らない子だから仕方がない
25日の出る単行本に欠片でも出ていれば……あるいは
>>39
菫さんと仲良くなれば、菫ママ出てくるんじゃないかな
いつの間にか昼休み
気づけたのは、隣のクラスメイトが
俺の肩を揺らしたからだ
「須賀っちどうした? 元気ねーな」
「あれか? もしかして、恋煩い」
「ばーか。俺達はみんな患ってんだろ。先輩たちとかやべーし!」
みんなが励まそうとして……くれているのかは分からないが
話しかけてくれた
落ち込んでいても、仕方がないか
1、屋上へ
2、彼らと昼食
3、3年生教室へ(巴、初美、霞 から、相手選択)
4、2年教室へ(小蒔)
5、1年生となり教室へ(春)
6、教室待機(イベント待ち)
7、その他自由言動
安価下
京太郎「ふむ……」
せっかく同学年だというのに
クラスが違うせいか
滝見さんとは殆ど
いや、全くと言っていいほどに会話をしたことがない
もちろん、部活で指導している時を除いて。だ
というか
部活を除いて交流した覚えがあるのは
狩宿先輩、石戸先輩、神代先輩くらいしかいない
せっかくだ、行ってみよう
滝見さんは普通にいてくれた
部室で見るときと違うのは
手にしているのが黒糖の袋ではなく
お弁当箱という点
それがなんだか新鮮だった
京太郎「…………」
さて、どうしようか
お昼だし
一緒に食べようと誘うのもアリといえばアリだと思うけど
果たして、受けてくれるかどうか
1、お昼に誘う
2、話があるんです
3、今日、打ちませんか?
4、話しかけずに見つめる
5、その他自由明記
安価下
安価下コンマ判定
4 春「嫌」
0 春「なぜ、貴方と食べなければいけないの?」
7 春「別に、良いけど」
ゾロ7 44=4
判定2=0
春「なぜ、貴方と食べなければいけないの?」
と、返されてしまった
まぁそれもそうだろう
特に親しいわけでも
プライベートを借りるような
何らかの貸し借りがあるわけでもないのだから
普通にそう返すだろう
むしろ、「嫌」と、一閃されないだけまだマシだ
京太郎「なぜって言われると、ちょっと返答に困るんですけど……」
この反応だ
仲良くしたいといったところで
私は別に。と
返されるのがオチだろうし
教室でそんなことを堂々と言えるわけもない
いや、頑張れば言えないこともないけどな
春「…………」
京太郎「…………」
滝見さんはお弁当を持って
ほかのクラスメイトの人のところに行くと
そのまま食事を始めてしまった
「え、あの人いいの?」
春「良い」
「あ、そう……」
滝見さんのクラスメイトの女の子は
同情するような目で、俺を見つめていた
京太郎「…………」
ぽつんと一人、佇む廊下には
周りのクラスの楽しそうな声が響いていた
やっぱりあれか
部活で教えてる人と教わってる人という関係では
お昼を食べるほどに仲良くなれはしないようだ
石戸先輩たちと食べれたのだって
向こうからのお詫びがあったりしたからで
普通に誘っていたら
断られてたんだろうな
どうしようか……
1、屋上へ
2、自分のクラスへ
3、3年教室へ(霞、巴、初美から選択)
4、2年教室へ(小蒔)
5、春にもう一度接触
6、その他自由明記
安価下
安価下コンマ判定
0 巴
2 初美
4 霞
7 小蒔
ゾロ目最安価
ミス
来てなければ無効で
安価下コンマ1桁と2桁同時判定
0 巴
2 初美
4 霞
7 小蒔
ゾロ目最安価
判定0
屋上に行くと
誰かと一緒にいるわけでもなく
屋上の端の方で狩宿先輩は佇んでいた
巴「…………」
黙り込み
空を見上げるその姿は
なんというか、危ない感じがするのだけど……
巴「……はぁ」
ため息をついた先輩はそこから離れ
京太郎「あっ」
巴「あっ」
京太郎「ど、どうも……」
俺と、目が合ってしまった
巴「ど、どうしてここに?」
京太郎「お昼を食べようかなと……」
友達は断ったし
滝見さんには拒絶されたし
残念ながら一人飯
どうせならと屋上に来ただけだ
巴「そうですか……じゃぁ、私はこれで」
狩宿先輩はそう言って歩いていく
なんだか悩み事があるようだけど
俺に何か出来ることだろうか?
1、話くらいなら聞きますよ
2、先輩、少し話しませんか?
3、何してたんですか?
4、今日は一緒に打ちませんか?
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「先輩、少し話しませんか?」
巴「………………」
先輩は俺から視線を外し
空を見上げ、視線を戻して頷いた
巴「いいですよ。実を言うと、私も話したいことがあったので」
京太郎「え?」
滝見さんのこともあって
断られることも覚悟していたのだが
狩宿先輩は快く受けてくれた
話があると言われたけど
狩宿先輩から話されるようなことなんてあっただろうか?
特別親しいわけではないし……
神代先輩とのことが見られていたりしたのか?
だとしたらヤバすぎるぞ
けれどそんな予想を覆して
狩宿先輩は申し訳なさそうに口を開いた
巴「私は麻雀。向いてないんじゃないかなって」
京太郎「なんでそう思ったんですか?」
巴「姫様たちはみんな強いのに私だけ……無力ですよね」
違うとも言えるし
違わないとも言える
狩宿先輩には特別な力はないのだ
神代先輩はもちろん
薄墨先輩達が持ち合わせる特殊なものを
狩宿先輩は持っていない
ゆえに、無力とも言えてしまう
だけど、それでも弱いわけじゃない
むしろ何もない一般人としては
十分強いほうだと思う
巴「なんだか……自信なくしちゃったんです」
麻雀の話だから
俺に対して話があるって言ったのか……
巴「どう思います? 須賀くん……須賀コーチとしては」
思えば
圧倒的だからと言って
俺との対局を避けてたんだっけ。と
今更ながら思い出した
1、先輩が嫌だって言うなら俺は止めませんよ
2、普通に強いと思いますけどね
3、俺より、先輩方に聞いたらどうですか?
4、弱くていいじゃないですか。弱ければ、強くなれるんですから
5、その他、自由明記
15分以降に安価
1、先輩が嫌だって言うなら俺は止めませんよ
2、普通に強いと思いますけどね
3、俺より、先輩方に聞いたらどうですか?
4、弱くていいじゃないですか。弱ければ、強くなれるんですから
5、その他、自由明記
安価下3
京太郎「俺は普通に強いと思いますけどね」
巴「え?」
京太郎「だって、特別な何かがなくても前年度のレギュラーに選ばれる実力があるじゃないですか」
巴「それは……」
狩宿先輩は言葉を失ってしまったのか
つぶやくような言葉を残して俯いてしまった
京太郎「まぁ……先輩が嫌だって言うなら俺は止めませんよ」
嫌だというなら止めることなんて出来ない
無理強いしたって何も良い事なんてないのだから
京太郎「俺が言えるのは……それだけですね」
そう言っても、
狩宿先輩は黙り込んだままで
合わせるように俺も黙り込むしかなかった
安価下コンマ判定
4 巴「しばらく……休みます」
0 巴「少し、考えます」
7 巴「私のこと……強くしてくれますか?」
44=4
ゾロ目=7
判定2
巴「少し、考えます」
京太郎「そうですか」
狩宿先輩はそれだけしか言わずに
立ち去っていってしまった
京太郎「…………」
考えると言ったが
このままでは多分止めてしまうかもしれない
でも、だからといって
俺に何かが出来る訳もなく
あとはただ、先輩が自分が後悔することのない考えにたどり着くことを願うしかない
もしくは、決める前に誰かに話してくれることを願うしかない
そして放課後
いつものように部活へと向かったのだが
いつもとは少し変わっていた
小蒔「ぁ、須賀くん……」
京太郎「ど、どうも」
巴「……………」
初美「何が起きてるんですー?」
霞「さぁ……ね……」
1、対局(小蒔、初美、霞、巴、春から選択)
2、会話(小蒔、初美、霞、巴、春から選択)
3、小蒔達で対局してもらう
4、その他自由明記
安価下2
京太郎「狩宿先輩、対局しましょう」
巴「っ……どうして?」
狩宿先輩は怯えた瞳で俺を見つめていた
彼女の言うとおり
俺と狩宿先輩の力量差は圧倒的だ
慢心でもなんでもなく
それは紛れもない事実
巴「……春ちゃんのように、めちゃくちゃにするつもり?」
京太郎「……………」
先輩は点棒を握り締め、
見つめていた目を、ぎゅっと瞑った
巴「お願いします」
京太郎「……お願いします」
そういえば、小蒔さんの雀力は修正しました(普通より明らかに上だったので) 68→48
安価下 京(96+66)
安価下2 巴(69+10)
安価下3 S(45)
安価下4 T(40)
安価下5 SSを使う場合、相手指定
1位 京(96+66+84)=246
2位 S(45+96)=141
3位 巴(69+10+22)=101
4位 T(40+08)=48
SS、未使用ルート
京太郎「…………」
巴「………………」
俺が狙い撃ちをするまでもなく
先輩は3位だった
格下よりも、下位だった
俺がツモ和了したからかもしれない
でも、こうしてればとか、ああしてればとか
ああしたからとか、こうしたからとか、
結果が出たあとでは何の意味もない
巴「須賀くんに狙い打たれるまでも……なかったんだね……」
巴「……ありがとうございました」
京太郎「…………………」
狩宿先輩は一礼して席を立ってしまった
空いた席には誰も座らない
石戸先輩たちは他の卓で打っているせいか
狩宿先輩が去っていくことには気づいていないようだった
京太郎「どうすればいい……」
既に、狩宿先輩は部室にはいない
1、そうっとしておくべきだろう
3、先輩の後を追う
4、会話(霞、小蒔、初美、春から選択)
5、対局(霞、小蒔、初美、春から選択)
6、その他自由明記
安価下3
安価下コンマ判定
0 初美
2 霞
4 小蒔
6 春
判定・・・・・・・・・・・2
俺は狩宿先輩を追うことにした
でも、
部室を出る前に
肩を掴まれてしまった
霞「……どこ、行くつもり?」
京太郎「石戸先輩……」
霞「なにかしら」
石戸先輩は笑ってはいないし
怒っているわけでもない
ただただ落ち着いた表情で、訊ねてきた
京太郎「その……」
霞「巴ちゃんのこと、追いかけるんでしょう?」
言うまでもなかった
先輩は気づいていながら
狩宿先輩が去っていくのを見逃したってことなのか
それとも
ここには先輩がいないことを確認した上で
そう判断したのだろうか
霞「良いわ。私が行くから」
京太郎「でも……」
霞「須賀さんに何かできるとは思えないのだけれど」
1、それでも、俺が行きます!
2、石戸先輩の力を貸してください
3、お願いします……
4、そのほか自由明記
00分以降
1、それでも、俺が行きます!
2、石戸先輩の力を貸してください
3、お願いします……
4、そのほか自由明記
安価下2
京太郎「石戸先輩の力を貸してください」
霞「力を貸し借りするようなことなのかしら……」
石戸先輩はそう言いながらも
俺の横を通り抜け
そして、振り返った
霞「行きましょう。須賀さん」
京太郎「……はい」
何が出来るかは解らない
でも、何もせず、後を追うことさえせず
石戸先輩に全てを委ねることだけは避けるべきだと思ったのだ
京太郎「先輩。狩宿先輩の居場所は……」
霞「多分、屋上じゃないかしら」
京太郎「え?」
霞「落ち込んだ時なんかは、大体……風に当たりに行くのよ。巴ちゃんは」
石戸先輩の言う通り
狩宿先輩は屋上にいた
昼休みと違うのは
柵に寄りかかって座っていること
そして、そのおかげで
最悪の展開はないと
そう、僅かに安堵の息を吐いた
霞「巴ちゃん」
巴「霞ちゃん、須賀くん……どうして」
京太郎「先輩が出て行ったからですよ」
巴「……………」
霞「何があったの? 私には話せないことかしら?」
巴「話せます……いえ、話さないといけません」
狩宿先輩は
いきり立ち、石戸先輩をまっすぐ見つめたが
それに臆することもなく
石戸先輩は狩宿先輩の言葉を待った
巴「私……麻雀部を辞めます」
霞「……そう」
京太郎「せ、先輩!」
霞「巴ちゃんが辞めたいというなら、引き止めても辛いだけでしょう?」
石戸先輩は間違っていない
でも、だけど……本当にそれでいいのか?
1、狩宿先輩は弱くなんかない!
2、弱いなら強くなりましょうよ!
3、俺が強くする! だから……辞めるなんて言わないで下さい!
4、本当に……それで良いんですか?
5、逃げるんですか?
6、石戸先輩なら引き止めると思ったのに
7、その他自由言動
35分以降
1、狩宿先輩は弱くなんかない!
2、弱いなら強くなりましょうよ!
3、俺が強くする! だから……辞めるなんて言わないで下さい!
4、本当に……それで良いんですか?
5、逃げるんですか?
6、石戸先輩なら引き止めると思ったのに
7、その他自由言動
安価下3
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
ちなみに、これは雀力が高く
講師ルートを選択したから起きてるイベントです
小蒔の制限 巴マ……先輩の制限にも関係はありません
おそらく、石戸先輩に何を言っても無駄だ
この人は無情にとは断言できないが
狩宿先輩の退部を受け入れてしまうだろう
だけど、俺は……
京太郎「待ってくださいよ、狩宿先輩!」
霞「……………」
巴「須賀くん……?」
既に立ち去ろうとしていた先輩が立ち止まり
俺を見つめた
京太郎「教えてくれませんか?」
巴「何をですか?」
京太郎「俺は麻雀が楽しいからここまで来れた。それを教えてくれた人達が居た……」
照姉や、淡、咲、宮永夫妻、大星夫妻……
沢山いた
京太郎「じゃぁ先輩にとって麻雀って何なんです? 強いとか弱いじゃなくて……楽しくは無いんですか?」
巴「……楽しい、けど」
狩宿先輩は楽しいと言い
だけどと区切って止まってしまった
巴「…………」
京太郎「…………」
黙り込むことで生まれた沈黙は
周りの喧騒によってかき消されながらも
屋上という場所には確かに存在していた
霞「ねぇ……巴ちゃん」
そして、それを破ったのは石戸先輩
止めてくれると思ったのに、止めてくれなかった先輩
巴「…………」
霞「楽しいことを続けたいの? 続けたくないの?」
石戸先輩の言葉は何かに邪魔されることもなく
狩宿先輩を揺らした
巴「私は……」
霞「私は巴ちゃんが続けたいというのなら許可をする。辞めたいと言っても許可をする」
石戸先輩は静かに言葉を紡いでいく
それはとても優しい声だった
巴「……………」
霞「でも、小蒔ちゃん達は怒るかもしれない。止めるかもしれない」
神代先輩が怒るかどうかはともかく
止めようとするのは確実だろう
霞「小蒔ちゃんなんかはそれなら私もって、辞めちゃうかもしれないわね」
巴「っ……」
それはもはや、脅迫と言っても過言ではない
なにせ
大切な人を巻き込むのか? と言っているようなものなのだから
巴「そう……ですよね」
狩宿先輩は力な呟くと
出口へと向かっていき
俺たちの横を通り過ぎる間際
巴「……ごめんなさい、続けます」
狩宿先輩はそう言い置いて、階段を下りていった
京太郎「……………」
霞「……………」
狩宿先輩は退部するのを止めてくれた
それは喜ぶべきだ
でも、これで良かったのか?
このまま石戸先輩と部室に戻るべきか?
それとも、悪い手を使った石戸先輩を
叱るべきなのか……?
安価下コンマ判定
4 霞「ふふっ、一件落着かしら」
0 霞「先に行くわね」
7 霞「幻滅……したかしら?」
ゾロ目=7 44=4
判定0
どうこう考えているうちに
石戸先輩もまた身を翻し、階段を降りようと離れていく
京太郎「…………」
時間はない
先輩の姿が見えなくなる前に言うべきだ
もしくは、言わないと決断するべきだ
もしかしたら、止めるために仕方がないと判断した可能性だってあるんだから
1、先輩、さっきのはどういうつもりですか?
2、先輩……お礼なんて言いませんよ
3、先輩、一緒に部室に戻りましょう
4、待てよ!
5、腕を掴む
6、もっと言い方があったと思うんですけどね
7、その他自由明記
安価下2
京太郎「待てよ!」
思わず、
先輩と後輩という関係すらも忘れて
俺は石戸先輩の腕を掴み
鋭く言い放った
京太郎「もっと違う言い方があったと思うんですけど……」
霞「…………」
京太郎「どうなんですか? 先輩はあれしかなかったってそう思ってるんですか?」
石戸先輩は黙り
掴まれたままの腕を見つめていた
京太郎「どうなんですか!」
霞「っ……痛いわ」
さっきまでの優しさのある声でも
落ち着いた声でもない
石戸先輩は沈んだ声で呟く
霞「放してくれないかしら」
京太郎「先輩、その前に答えてください」
再度の要求に対して
石戸先輩は腕を強引に振り
それでも外れないことを理解してから答えた
霞「……思ってないから。したんでしょう?」
京太郎「え?」
霞「ほかに方法があるとは思えなかったわ」
それが、石戸先輩の答え
先輩にとって
あの脅迫が唯一できることだったらしい
彼女を掴む手から力が抜け
重力に負けて下がっていく
霞「……ごめんなさい。貴方が思うほど、私は有能ではないのよ」
石戸先輩は自分の腕をつかみ
軽くさすると俺に背中を向けて階段を降り始めた
1、本心ですか?
2、幻滅……しましたよ
3、最低ですよ。先輩
4、待ってください!
5、嘘だ!
6、そうですか
7、その他自由明記
安価下2
安価下コンマ判定
4 霞「執拗に迫る人は嫌いだわ」
0 霞「まだ、部活は終わってないわ」
7 霞「……もう、放っておいてくれて良いじゃない」
ゾロ7 44=4
判定8
京太郎「待ってください!」
その言葉はしっかりと届き
石戸先輩は立ち止まってくれたものの
霞「まだ、部活は終わってないわ。戻らないとダメよ」
それだけ言って降りていく
京太郎「……………」
先輩は酷い人だ
そう思っても仕方がない
とはいえ、何も知らない俺はどうしようもなく
新たに知った先輩が非情な人間であるということを
記憶の片隅に置くことしかできなかった
狩宿先輩は部室に戻っていて
神代先輩たちと普通に麻雀を打っていた
勝てないからと。
弱いからと。
麻雀を止めようとした先輩は
あの脅迫で納得してくれたのだろうか?
そんなわけがない
狩宿先輩は不満があるはず
でも、神代先輩たちのために……何も言えなくなってしまったんだ
霞「…………」
その原因とも言える石戸先輩は
黙り込んだまま、部室を見渡していた
安価下コンマ判定
4 春
0 初美
2 巴
5 霞
7 小蒔+(2桁目 012霞 345初美 67巴 89春 奇数ゾロ目単独)
偶数ゾロで最安価
判定4
春「待って」
俺が帰る準備を終え
生徒玄関から出たところを、滝見さんに呼び止められた
京太郎「どうかしたんですか?」
春「…………」
訊ねても
滝見さんは黙ったまま俺の横に並び
見上げてくるだけ
つまり……なに?
どうしろって?
悩む俺への答えは滝見さん自身が口にした
春「帰り。途中までは一緒」
と、そんな感じで滝見さんと下校することになった
普段あまり話さない女の子と
一緒に下校することになった場合
春「………………」
京太郎「………………」
大抵こうなってしまう
下校を誘ってきた滝見さんが
神代先輩みたいに
話しかけてきてくれれば楽なんだけどな……
1、春の言葉を待つ
2、滝見さんは石戸先輩をどう思いますか?
3、神代先輩の家について何か知りませんか?
4、石戸先輩って……酷い人なんですね
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「滝見さんは石戸先輩をどう思いますか?」
沈黙に耐え切れず
俺は滝見さんに訊ねてしまった
春「……………」
京太郎「……どう、思いますか?」
立ち止まった俺と、
遅れて立ち止まり、振り返った滝見さんの視線がぶつかる
春「……怖い人。厳しい人」
真っ先にそれが出てくるのか
そう、ため息ではなく納得仕掛けた俺の頭に、
でも。と、滝見さんの声が響いた
春「優しい。怖いのも厳しいのも。全部人の為にやるような……優しい人」
なら、
あれはなんだったんだ
石戸先輩が悪人にしか見えないような
狩宿先輩への言葉はなんだったんだ
春「……………」
京太郎「…………?」
黙り込む俺へと滝見さんは近づき
見上げつつも首をかしげた
春「なにかあった?」
京太郎「どうしてそう思うんです?」
春「途中、2人で抜け出したから」
京太郎「あー……」
狩宿先輩が出て行ってから
2人で追いかけたわけで。
そりゃぁ、そう見えるよな
春「……麻雀のお礼。話くらいなら聞く」
とか言われてもな……
正直、狩宿先輩が部活辞めようとしてたとか
石戸先輩が脅迫紛いのことしたとか
言いづらいんだけど…………
1、告白したら振られた
2、いや、何にもありませんよ
3、石戸先輩が脅迫紛いのことをしたりしなかったり……
4、狩宿先輩が部活をやめようとしたんです。それで……(全部正直に)
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「実は……」
俺は正直に話すことにした
隠したら隠したで面倒なことになりそうだし
何より
俺ひとりではどうしようもない悩みだったからだ
京太郎「……と、いうわけなんです」
春「………………」
滝見さんは口を挟むことなく
最初から最後まで黙って聞き
そして聞き終えてようやく口を開いたが
春「あの人には、あの人の悩みがある……と、思う」
出てきたのは
アバウトすぎるものだった
京太郎「いや、と、思うって!」
春「正直……解らない」
まさかの解らない
滝見さんは石戸先輩たちとの関係は薄いのか?
そんなはずはない
薄墨先輩からはるるとか呼ばれてるし
石戸先輩や神代先輩からも
春ちゃんって明らかに親しみを込めた呼ばれ方してるし
付き合いは長いはずだ
なのに、解らないのか?
春「力にはなれそうもない……ごめんなさい」
滝見さんはそう言って頭を下げた
京太郎「どういう事なんですか……それ」
春「私より、姫様の方が詳しい……かもしれない」
京太郎「かもしれないって……」
いや、姫様なら確実に知っているとしても
狩宿先輩達とのことを話さなきゃいけないし
姫様こと神代先輩に話すなんて無理だ
春「もしかしたら姫様も知らないかもしれないから」
滝見さんはそう言い残し
別の道だということで去っていく
もう石戸先輩本人と話すしかないのだろうか……とはいえ
親しい人たちが知らないことを
まだ付き合いの浅過ぎる俺に話してくれるとは
到底思えないわけだけど。
京太郎「もやもやする……」
悩みは増えるばかりだ
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
以前のように、考察等はご自由にして頂いて構いませんです
今回の霞さんイベントは
現状の好感度信頼度では少し難しいし
今すぐクリアしなければいけないというわけではありま.......(ここから先の閲覧にはグリーコインが足りません)
聖夜とか奉納してきたから再開
日本人にクリスマスなんて関係ねーんですよー……搾取される側だし
人いるかな?
いなそうなら安価は下1でやっていきます
最近はなぜか神代先輩と帰ることが多かった
終わった関係というわけでもないが
その名残というかなんというかのせいで
俺は門限までの間の時間
どうするかを悩んでしまっていた
前なら、よし帰ろう。よしネトマだ。
などと家に直行一択だったが
今は気分的には向かない
もっと賑わう場所に行くことは難しいけれども
一人になるなら部屋よりも外の自然の中
その方が気分的には楽になる
もちろん、中学あたりで一部が患った危ない思考回路的な意味ではなく
地元もそうだったからこそ、自然に囲まれて開放的な世界に一人でいるということの重要さを
知っているというだけだ
まぁ、開放感の中で一人になると
考え事を纏めやすかったり
嫌なことを忘れたりできるけど
ごくまれに孤独感に苛まれてしまうこともあるし
一長一短かな
京太郎「……淡達に電話するという手もありだけど」
とりあえず、ただ無駄に悩むだけでは
言葉通り無駄な時間でしかないわけで
1、寮に戻ってネトマ
2、寮に戻って電話(淡、照、咲から選択)
3、寮に戻ってメール(淡、照、咲から選択)
4、ぶらり一人歩き電話(淡、照、咲から選択)
5、ぶらり一人歩き(淡、照、咲から選択)
6、ぶらり一人歩き
7、霧島神社へ
8、その他自由
安価下2
遭遇判定安価下コンマ
4 霞
2 巴
0 春
7 小蒔
9 初美
判定4
特にこう何か考えたわけでもなく
なんとなくの流れみたいな感じで霧島神社へと
俺は足を運んだ
そこで何かが出迎えてくれることを期待したわけじゃないが
ありがたいのかそうでないのか微妙なラインにいる
霞「ぁっ……」
京太郎「せ、先輩」
石戸先輩と再会してしまった
霞「小蒔ちゃんに用事でもあるのかしら?」
京太郎「いえ……そういうわけではないんですけど」
部活中の屋上での一幕など
白昼夢だったかと思わせるかのように
石戸先輩は普通に声をかけてきた
霞「小蒔ちゃんは家にいるけれど、ご両親もいるわ」
京太郎「えっと……」
石戸先輩は勝手に話を進め
それだけを言って横を通り過ぎていく
霞「それじゃぁ、また明日ね」
石戸先輩はただ神代先輩を家に送り届けただけなのだろう
言葉を耳元に残し
動かす足は止まらない
呼び止めれば止まってはくれるだろう
だけど、話をしてくれるかどうかは別だ
1、家まで送りますよ
2、少し、話をしませんか?
3、先輩。俺はやっぱり納得できません
4、先輩、少し散歩しませんか?
5、そうですね……また明日
6、連絡用に電話番号を教えてはくれませんか?
7、その他自由明記
安価下2
安価下コンマ判定
4 霞「……話すことなんて何もないわよ?」
2 霞「ごめんなさいね。時間がないの」
0 霞「そうね、私も少し話があるわ」
7 霞「お説教とかは止めて頂戴」
ゾロ目7 77=別イベ 44=執拗に寄ってくる人は嫌いなの
判定8=0
京太郎「少し、話をしませんか?」
霞「そうね。私も少し話があるわ」
石戸先輩には意外にもあっさり承諾してくれた
けれど
俺が石戸先輩の件についての話なのに対し
石戸先輩は麻雀部についての話
全然違う話だった
霞「あと1ヶ月と少しで県予選が始まるわ」
京太郎「そうですね、確か6月の頭でしたっけ?」
霞「ええ、そうね」
霞「だから、聞いておこうと思って」
京太郎「何をです?」
霞「須賀さんが団体・個人両方に出るのか。片方にしか出ないのかを」
団体戦と、個人戦
ただ勝つことだけを考えるなら
団体戦は捨てて個人戦のみに出場が望ましい
なにせ、
現状だと男子は俺以外弱い
俺目線で考えているからそう感じるだけかもしれないが……。
霞「貴方がもしも偏るなら、空いた日程をみんなの特訓に借りたいの」
京太郎「みんなっていうか……神代先輩ですよね?」
霞「いいえ、みんなよ。誰を優先させるかは貴方に任せるつもり」
京太郎「なるほど……でも、それは俺が両方出る場合でも兼任できません?」
霞「貴方がそれで引き受けてくれるというなら、私は受けるけれど……」
石戸先輩は少し不安そうに俺を見つめると
優しい声で言い放った
霞「それだと貴方が大変だと思うのよ。だから、出来たらでいいの」
京太郎「ん~……」
みんなの強化を請け負うくらいは何ら問題はない
ただ、あまりにも多過ぎると
全体的に底上げできる分、成長率は低い
かと言って、特定人数なら
成長率が高い代わりに、切り捨てなければいけない人たちも出てくる
男子団体に出るなら男子を育てるべきだ
もちろん、それも絶対ではないけど
思考の波に飲まれかけた俺を覚ますように
石戸先輩はパンッと手を叩いた
霞「今すぐ決めてっていうわけではないわ」
京太郎「でも、日程考えると出来るだけ早いほうがいいですよね?」
霞「ええ」
さて、どうしたものだろう
優先順位等々、全て任せてくれるらしいし
ここで引き受けて狩宿先輩を勝てるようにするのもアリといえば有りだ
そもそも、コーチを引き受け――……ん?
京太郎「俺って既にコーチを引き受けてません?」
霞「団体個人、両方出る場合は邪魔になるだろうし、取り消そうと思ってたのよ」
なんでそれを先に言ってくれないんだか……
まぁとにかく、
団体に出るか、個人に出るか
両方共に出るか……だ
もちろん、強い相手と戦いたし勝ちたいという欲もあるが
それよりも俺は楽しめればいい人間だ
霞「そんなに深く悩むなら別に後で……」
京太郎「…………」
1、団体のみ
2、個人のみ
3、両方
4、また今度答えます
45分以降
これはルート云々関係ないストーリーイベなので投票にします
1、団体のみ
2、個人のみ
3、両方
4、また今度答えます
安価下~下5
55分までに満たなければ
そこまでの票で決めます
同数の場合は先に3票または2票に達したものを採用
33
222
5レスで決定なので2
3333
22222
頂いた票全てでも2
2で行きます
京太郎「個人戦にだけにしておきます」
霞「あら……理由を教えてもらえるかしら?」
京太郎「別に頼まれたからって理由じゃないですよ?」
色々と理由はあるが
一番はやっぱり楽しんで貰いたいからだ
京太郎「自分で言うのもアレですけど、俺は圧倒的なんです」
霞「ふふっ、その言い方ですら謙遜よね」
石戸先輩はそう言いながら頷く
京太郎「だからこそ、団体戦には出るべきじゃない」
団体戦はみんなで楽しむべきものだ
ある程度均衡した実力ならともかく
こうも圧倒的な差がある場合は
どうせコイツが何とかするんだからとか
やり尽くして展開を熟知したゲームのようになって
他の人は楽しめなくなり、飽きて辞めていく可能性がある
実際、照姉や淡はそれを経験してきたからな……
京太郎「団体戦は個人ではなく、みんなで頑張るもの。みんなでどれだけやれるかの挑戦なんです」
霞「……そこに、自分は要らないってこと?」
石戸先輩の少し暗くなった表情に対して
俺は静かに頷き、答えた
京太郎「俺が入った瞬間、それは俺個人の頑張りに切り替わるかもしれませんから」
霞「でも、出たくはないの……?」
京太郎「俺は楽しんでる人を見るのも好きですし、楽しんで欲しいんですよ。みんなに」
石戸先輩に対して微笑みかけ
彼女は安堵したように息を吐いた
霞「無理をした理由じゃないなら……私はそれでいいと思うわ」
京太郎「どうも、石戸先輩」
個人戦のみの参加を
石戸先輩は認めてくれたようだった
霞「じゃぁ、お願いの続き、聞いても良いかしら」
京太郎「特別コーチを続けるかどうかですよね?」
霞「ええ。立て続けに悪いわね、須賀さん」
京太郎「いえ、時間はまだありますし」
それに
まだ俺の話したいことは何一つ話せていないし。
とはいえ
石戸先輩は俺のことを考えて提案をしてきたし
団体戦には俺が不要と言った時
少し悲しそうにもしていた
そこで考えれば、石戸先輩は優しい人だと判断できなくはないんだよな
京太郎「…………」
霞「あら? 私の顔になにか付いてるの?」
京太郎「ぁ、あぁ、いえ。集中するあまり目が動かなかっただけです」
思わず見つめてしまったことへのものだが
なんとも苦しい言い訳だ
でもそれに対して石戸先輩は注意したりするわけでもなく
霞「それは大変。瞬きはした方が良いわ」
と、笑いながら言っただけだった
とにかく、特別コーチは
1、このまま続ける
2、中断しよう
安価下3
京太郎「当然、続けさせて欲しいですよ」
霞「良かったわ。なら、貴方に渡しておきたいものがあるの」
そう言って手渡されたのは鍵
石戸先輩の家の鍵ではなく
永水高校麻雀部部室の予備の鍵である
京太郎「どうしてこれを?」
霞「貴方には副部長になって貰いたいの。人数的に不要だと今までは作らなかったけれど……」
永水麻雀部が出てきたのは去年から
もしかしたらその前はなかった可能性だって無きにしも非ずだ
霞「貴方は実力があっても1年生。だから、一応役職として必要でしょう?」
ただの麻雀が強い1年生だと1年生のくせに何を生意気なとか思われるかもしれないが
部長に認められた証として副部長の位につけば
部長に認められるほどの人間なんだと、受け入れてくれると思う。
もっとも、永水麻雀部は結構フリーな感じだから
年上年下とかで生意気だなんだということにはならないが。
それでも、鍵を預かれるなら昼休みだって出来るようになるし
ありがたく受け取ることにした
石戸先輩は話したいことを話し終えたのだろう
満足したように笑みを浮かべ、そして頷いた
霞「……それで?」
京太郎「………………」
静かで優しい声だ
この前聞いた荒れていない海の波音のように
なんの不快感もない
霞「須賀さんは、私に何を話したいのかしら?」
きっと、俺が言いたかったことは理解しているだろう
それでも、石戸先輩は話を聞こうとはしてくれているようだ
1、俺はあの言葉、納得行ってません
2、俺にとって……やっぱり先輩は優しい人ですよ
3、屋上では失礼しました
4、神代先輩の家について少し教えて貰えませんか?
5、悩みがあるなら、聞きますよ
6、その他自由明記
安価下2
3+2了解
今日はここまでにします、お疲れ様でした
団体戦出場拒否はできる限り納得いくようにしたつもりです
納得いかなかった場合はぺっこりん
>>294 姫様より先に霞さんから落とさないと無理だろうな
>>295
その前に崖の上か、屋上に呼び出さないと……先は長いですよー
再開するですよー
ただ、石戸先輩は気づいていない
屋上で別れてから、今ここで俺からの話をするまでの間
色々と考えさせられることがあって
それで考えた結果
話は、話すつもりだったことになったことを。
俺は言葉を紡ぐ前に頭を下げ静かに言う
京太郎「屋上では、失礼しました」
霞「え……?」
驚くのも無理はない
最初はあれはどういうつもりだと問い詰めたり
あんなの納得できないというつもりだったし、そうだろうと先輩も思っていたのだから
でも俺は改めた。改めざるを得なかった
京太郎「俺にとって……やっぱり先輩は優しい人ですよ 」
滝見さんは優しいといった
そして、先輩はあんなことをした俺に対して
気遣いながらの提案をしてくれた
そんな人を、優しいと言わないでなんと言えるのだろうか?
もちろん、先輩がここで自分を偽り
俺に対してそういう印象を与え
のちのち裏切ったりしようとしている可能性がないとは言えない
でも、
話している最中の優しい声も
不安そうな表情も、悲しそうな表情も
全部偽りだとは思えない
それが偽りであるなら。
俺は今すぐ女優にでもなってくれと言うしかないしな
霞「私は言ったわ」
京太郎「ええ、言われましたね。俺が思うほど有能ではないって」
でも、有能ではないからって
その人が気遣いのできる優しい人ではないとはならない
京太郎「というか、小説とかだと有能なほど冷酷ですし」
霞「あらあら……」
現実に小説の話を持ち出すのもどうかと思うが
宮永姉妹に影響を受けたせいで
例えに出しやすいのだから仕方がない
霞「どんな反応すれば良いのかしら……」
京太郎「それを俺に聞くんですか?」
霞「ふふっ。じゃぁ、ありがとうって言っておくわね」
石戸先輩は自分の胸元で手を合わせると、にこっと微笑み
俺に背中を向けた
霞「また明日ね。須賀さん」
1、家まで送りますよ
2、俺はさんって呼ばれるような人じゃないですよ
3、狩宿先輩のこと。あとは任せてください
4、昨日、神代先輩に言った言葉の意味ってなんなんですか?
5、その他自由明記
安価下2
安価下コンマ判定
4 霞「ううん。大丈夫よ」
0 霞「気持ちは嬉しいわ。でも、良いわ」
7 霞「……ふふっ。せっかくだし、お願いしようかしら」
44=4 ゾロ目=7 77 イベ
判定9
京太郎「家まで送りますよ」
霞「気持ちは嬉しいわ。でも、良いわ」
やんわりと断られてしまった
霞「別に嫌ではないのよ? ただ、もう時間も時間だから」
石戸先輩がそう言い残して
階段を下りていく
京太郎「……ですね」
送ることはできても
帰りに間に合うかどうかは解らない
俺が階段を下りる頃には
石戸先輩の姿は既になく
さっさと寮へと帰ることにした
2週 1日目(夜)
京太郎「ん……メールか」
差出人は淡でも、照姉でもなく
宮永咲
長野での幼馴染だった
咲『京ちゃん、キーホルダーのお礼。遅れちゃったけど送ったよ』
京太郎「別に良いって言ったのにな」
キーホルダーが届いた日に
嫌というほどにお礼されたし
そもそも、今があるのは宮永姉妹に出会えたからだ
それだけで十分すぎるしな
咲からのメールはまだ続いていて
咲の入った清澄麻雀部のことが色々と書かれていたが
要約してしまうと
俺達がいなくても
楽しく過ごせているということらしい
まぁ、インターミドルチャンプや
悪待ち部長なんて面白い人がいるなら
楽しいんだろうな
京太郎「ふむ……」
1、俺は永水の特別コーチになっちゃったぜ
2、インターミドルチャンプか……どんな人?
3、悪待ち部長って?
4、俺も楽しくやってるよ
5、みんなで全国、行こうぜ
6、その他自由明記
安価下
京太郎「俺も楽しくやってるよ」
口にしながらメールをうち、送信すると
予想よりも早くメールが返ってきた
練習しているのか
それとも
俺がいない間に友達とメールして慣れたのか
照姉が連れ去られた時に携帯買ったはいいけど
姉妹揃って機械音痴だから
淡も俺を通じての連絡だったもんな……
最近使い慣れたんだろうか
咲『良かった……連絡あまりくれないから少し心配だったけど楽しいならなによりだよ』
メールの内容はそこまでは良かったのだが
続いた文章がアレだった
咲『でも、それならあんなに一杯本要らなかったかな……』
一杯の本
咲ほどの文学少女となると
一般人の思う一杯の本とは量が違う
京太郎「運び屋さんは腰……大丈夫だろうか」
などと思わず現実逃避してしまった
今更断るわけにもいかず
とりあえず「ありがとう。本は好きだから平気だよ」と送っておいた
さて……大量の本が送られてくるそうだし
少しだけでも場所を作っておかないとな……
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x0.35
安価下2コンマ判定
一桁の半分が巴の雀力に+
88x2x0.35=61
巴は0=10÷2=5
京太郎>=(精神10(94/100)、麻雀96(107/150)、異能66(83/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
第2週 1日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (お兄 9/9) >大星淡 (お兄 9/9)
Ss>宮永咲 (親友 6/7) >宮永咲 (親友 6/7)
Ss>宮永照 (親友 7/7) >宮永照 (親友 7/7)
神代小蒔 (興味 6/4) >神代小蒔 (友人 6/4)
石戸霞 (部員 2/4) >石戸霞 (部員 1/3)
滝見春 (部員 0/2) >滝見春 (部員 0/1)
狩宿巴 (部員 0/1) >狩宿巴 (部員 0/1)
薄墨初美 (部員 0/0) >薄墨初美 (部員 0/0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
特に連続したイベントがないので
金曜日に飛ばします
入学してから早くも約2週間が経過しようという頃
俺はいつものように準備をし
いつものように学校の寮を出ていく
麻雀部に朝練なんていうものはないが
県大会では早起きが必要だし
その準備にもなる
その上早起きは三文の得と言われてるのだから
しておいて悪いことはない……と、思いたい
安価下コンマ判定
4 巴
2 初美
0 春
6 小蒔
8 霞
ゾロ目最安価
判定5
誰かに会うこともなく
俺は学校にたどり着いた
良かったというべきか
寂しいなぁというべきか
少し悩ましいところだが
それ以上に悩むべきなのは
引き受けた麻雀部員の底上げである
誰を底上げするべきだろう?
あまり贔屓目にやると、それはそれで問題な気がしなくもない
かといって、一気に大勢は効率が悪いっていう……
淡か照姉か咲でもいてくれれば、やりやすいんだろうけどなぁ
京太郎「そんなのありえないし……」
願っても叶わないことは思うだけ虚しくなるだけだった
何はともあれ
いつまでも生徒玄関にいるのは無意味でしかない
もしも誰かを待ち伏せしているのなら意味はあるけど
別に誰かを待ち伏せしなくちゃいけないほど
何かで切羽詰まっているわけではないし。
京太郎「ふむむ…………」
1、屋上にでも行こう
2、部室にでも行こう
3、教室に行こう
4、っし待ち伏せだ(小蒔、霞、巴、初美、春から選択)
5、その他自由明記
安価下2
薄墨先輩を待ち伏せすることにした
理由は……特にないけど
強いて挙げるなら理由がないのが理由だろうか
石戸先輩や神代先輩なら
話したいこととか沢山あるし
待ち伏せする理由は十分ある
滝見さんだって石戸先輩のことを話したのだから
その件は一応の解決をしたって伝えるという理由がある
狩宿先輩なんかは言わずもがなだ
そんな中で
薄墨先輩だけ理由がない
まぁ、ただ単に接点が全くないだけなんだけど
やっぱり、それじゃ色々アレだと思ったのだ
待ち伏せすること30分程度
薄墨先輩が生徒玄関にきたところで
声をかけてみた
京太郎「先輩!」
初美「わぁっ!? だ、だだ誰!?」
少し驚かせてしまったようだ
気を取り直して……
京太郎「おはようございます、薄墨先輩」
初美「須賀くんですか……朝からなんなんですー?」
結構嫌そうな表情だった
それもそうか
接点が全くない上に、クラスメイトでも同学年でもない
ただの部員同士であるわけで
そんな相手に朝から近づかれたらなにか疑うのは当然である
初美「須賀くんに声をかけられる理由なんてありましたかー?」
京太郎「あはは……」
アリマセンヨー
なんとなく棒読みを心の中で響かせながら
理由を考えてみる
変な理由だと、余計に心象が悪くなるだけだ
ここは間違えられないぞ
薄墨先輩の情報は
東西南北の方角牌が集まりやすいこと
永水麻雀部の部員で3年生。以上
思い出すだけで関わりないんだなぁとしみじみ思う
1、いえ、特には
2、お昼、一緒にどうですか?
3、今日、一緒に帰りません?
4、今日は先輩を特訓します
5、先輩とはあまり話せていないなぁって思いまして
6、その他自由明記
安価下2
京太郎「先輩とはあまり話せていないなぁって思いまして」
初美「一応自覚はあったんですねー、驚きです」
割と手厳しい言葉を貰ってしまったが
立ち去らないあたり
どうやら間違ってはない……らしい
初美「須賀くんは姫様や霞さm……」
京太郎「ん?」
初美「霞ちゃんのような大きい人にばかり構ってますもんねー」
今言いかけたことも気になるが
言い切った事の方が今は重要そうだ。というか一大事だ
京太郎「ちょっと待ってください、それは勘違いで――」
初美「勘違いとは思えませんよー? 私みたいな薄い人には興味も薄いですしー」
京太郎「誤解ですってば!」
いやまぁ確かに?
石戸先輩も
神代先輩も結構どころじゃなく立派だし?
狩宿先輩たちも
相応には……っておいおいおいおい
初美「証拠はありますかー?」
京太郎「証拠って……」
何をどう証拠にしろというのか
これは巷で噂の悪魔の証明というやつではなかろうか?
などと考えている間にも
薄墨先輩の中では疑問が確信へと変わりつつあるだろう
ここは――
1、ちっぱいが好きだー!
2、大きければ良いってもんじゃないんですよ!
3、いや、ここで呼び止めてる時点で薄墨先輩に興味ありですよ
4、否定したらしたで、必死な否定は肯定とか言うんですよね?
5、あーバレちゃいましたか。ええ、好きですとも
6、その他自由明記
安価下2
京太郎「大きければ良いってもんじゃないんですよ!」
初美「ひゃわっ」
京太郎「良いですか? 想像してみてください。大きい人と自分を」
初美「え、私がするんで」
京太郎「貴女がしないでどうするんですか」
初美「ですよねー」
気落ちした表情で頷いた薄墨先輩を確認してから
俺は話を続けた
京太郎「その人を前から抱きしめてください、はい、ぎゅー」
初美「ふかふかですー」
京太郎「そうですね、ふかふかですね。で、す、が……」
大きすぎて体を抱きしめきれないんですよ
もちろん、こっちの身長が高くて
腕が長かったりすれば問題はないかもしれないけど
相手の大きい胸が自分たちを隔てる壁
そう、それはまるで冷戦の象徴とも言われるベルリンの壁のように
自分とその人を分け隔ててしまう
キスをしようにも少しばかり無理な姿勢を要求されるし
そのせいか長いキスは不可能
それだけでなく
圧迫されることでドキドキが押しつぶされ
いいムードでさえ台無しにしてしまう可能性もある
初美「も、もうい」
京太郎「それだけじゃないんですよ」
初美「あわわ……」
京太郎「若い頃は大いに満足でしょう。しかし」
歳を重ねるごとに
その大きな胸は段々としぼみ、垂れ下がっていく
そのあまりにも酷い姿を
終始見届けなければいけないのだ
まぁ人によっては
それはベルリンの壁崩壊のようにとは言わないが
月日の重なり、時の流れを感じさせて
ちょっとした感動を覚えるかもしれないけれど。
京太郎「まぁつまり何が言いたいかといいますと」
初美「……………」
京太郎「大きいだけが全てじゃぁないんですよ!」
初美「そうですかーそれはよかったですねーあははー」
よしっ
適当に言葉を並べた勢いだけの説得でなんとか乗り切れたぞ
大きい方が良いとも
小さい方が良いとも
俺は明言していないなんていうことには
あまりにも勢いがありすぎて薄墨先輩は気付けなかったみたいだしな
京太郎「…………」
ただこんなことを熱く語って
薄墨先輩からの評価はどうなることやら……
結構絶望的だよなぁ
などと悲しみに暮れながら
呆然とする薄墨先輩を見つめた
安価下コンマ判定
2 巴「」
4 小蒔「大きい人……嫌いなんですか?」
6 霞「少し……幻滅したわ」
8 春「変態」
イメージダウンの可能性もあるけど
イメージアップの可能性もあるこの胸についての力説聞いちゃったイベント
どうするかは貴方次第です
1、霞に聞かれた
2、小蒔に聞かれた
3、春に聞かれた
4、巴に聞かれた
5、初美復活
6、教師に聞かれた
7、イベントはスルーする
さして重要でもない(かもしれない)けど
55分以降に
1、霞に聞かれた
2、小蒔に聞かれた
3、春に聞かれた
4、巴に聞かれた
5、初美復活
6、教師に聞かれた
7、イベントはスルーする
安価下3
初美「ッ!」
京太郎「薄墨先輩?」
先輩ははっと気づいたように目を見開き
自分の体を庇うように抱きしめながら
数歩後ずさった
初美「よーく解りました。それ以上近づかないで欲しいです」
京太郎「…………」
こうなることは解っていた
力説した内容は
大きければ良いってものではないことを教えるために
あえて大きいことによるデメリットを述べたのだ
先輩は考えた
そんなことを力説する人が
大きい人を好きになるわけがない。じゃぁ何が好きか
その逆である小さい人が好きなんじゃないのか? と考え
誰が当てはまるんだろう……あっ私だ。と気づいたのだ
初美「霞ちゃんが私の巫女服は危ないという理由が今解りましたー……」
京太郎「い、いや先輩……」
初美「聞くべきじゃなかったですねー」
自己完結していく薄墨先輩を
俺は見ていることしかできないのか?
このままだと
薄墨先輩の中で俺は最悪な人間になってしまう
だけど、弁解は果たして出来るのか?
あれだけ力説しておきながら覆せるのか?
逆に小さいことのデメリットを語ったら
薄墨先輩を傷つけるんじゃないか?
いや、まて
俺は照姉と一度似たような話をした覚えがあるぞ
あの時は確か
水着の淡のおもちが照姉よりも優っていて
それを見てたわけではないが、見てたと怒られたんだっけか
で、確か俺は照姉に言ったんだ
なんて言ったんだっけな……
常套句だったような気もするが。
まぁとにかく、何か言うべきか……それとも
1、人は中身でしょ。中身
2、勘違いしないでくれ。俺は小さいのも大きいのも好きだ
3、え? 別に興味ないけど
4、そう思うならそうなんだろう。先輩の中ではな
5、生物学的興味はあっても、恋愛的興味はないね
6、小さいこと気にしてるから小さいんですよ
7、心が狭いってか小さいっす。だから胸も小さいんっすよ
8、その他自由明記
安価下3
京太郎「勘違いしないでくださいよ。俺は小さいのも大きいのも好きですよ」
初美「……うん。姫様達にも伝えときますよー。関わらない方が良いって」
京太郎「えーっ」
薄墨先輩は逃げるように走り去っていき
止めることもできなかった
京太郎「照姉とは付き合いが違うもんなぁ……同じのではダメだよな」
そもそも
照姉に言ったことが
本当に今口走ったものなのかどうかは定かではない
なんにせよ
薄墨先輩に引かれた挙句
他のみんなにまで影響を与える結果になってしまった……
説得大失敗
明記してない場合は
77も44も特にボーナスとかはないですよ
今回はただのゾロ目扱いで
誰とイベントを起こすかってだけでした
京太郎「昼休みかぁ……」
「ん? えらく落ち込んでんなどうした」
京太郎「まぁ色々とな」
いろいろあったんだよ、色々
殆ど自爆みたいなものだが
落ち込まないなんて無理な話だ
さてはともあれ昼休み
ただぼうっとしているだけでは勿体無い
1、彼らと食べる
2、屋上へ
3、3年教室(霞、初美、巴 から選択)
4、2年教室(小蒔)
5、1年教室(春)
6、部室へ
7、その他自由明記
安価下2
同レスコンマ 0または7でイベント ゾロ目で再安価 77で別イベ 00で別イベ 44で別イベ
判定4
今日はおとなしくこいつらと食べることにするかな
京太郎「とりあえず食べようぜ」
「そうだな、とりあえず飯だ!」
「ひゃっほう!」
「昼食をいただくとするか」
そういえば
男子と昼飯を食べるのは久しぶりな気がする
「んで、京太郎はここにはもう慣れたのか?」
京太郎「ん?」
「2週間経つしさすがにもうへーきだろ」
「都会ならともかく、ここは自然に囲まれてるだけだしな」
京太郎「まぁ……少しだけどな」
神代先輩と
デートのような散歩をして
霧島について知った。なんて口が裂けても言えない
「そうか」
「まぁ、困ったことがあったら言ってくれよな」
「力になるかどうかはともかく、話ぐらいは聞いてやるさ」
こいつらは良い奴だってそう思った
遠くから来た俺を
簡単に受け入れてくれたんだか――
「だから、生徒玄関で胸について力説はすんな」
京太郎「ごふっ」
「ありゃひでーわ。時間も時間だし聞いた奴はすくねーだろうけどさ」
聞かれていた……だと?
京太郎「き、聞いてたのかよ」
「まぁな、偶然聞いちまっただけさ」
男子に聞かれたところで
そこまで大事にはならないだろう
というか
もっとひどい会話になる可能性もある
「なんであんなことしたのか知らんけど、悩みあるなら言ってくれよな」
こいつらに話して何かあるのかどうか……
1、あれ、最後に薄墨先輩になんて言えばよかったと思う?
2、仕方ないだろ、大きいのが好きかってちっぱいに聞かれたんだから
3、また今度な
4、お前らはどっちが好きなんだ?
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「あれ、最後に薄墨先輩になんて言えばよかったと思う?」
「とりあえず胸から離れるべきだった」
「先輩には興味ありませんとか?」
「いや、外見はタブーだったろ」
俺の質問から
みんなは色々と意見を出し合い
そして最終的にベストだと思われる答えが決まった
「胸とか正直どうでも良いです。中身こそがその人なんで」
というのがベストだったらしい
まぁ、今更解ったところで意味はないだろうけど
京太郎「そうだったのか……」
「外見にコンプレックスあるならイチコロだな」
「そうかねぇ……アンタには女の子の気持ちなんてわからないわ! ってくるだろ」
「外見なんて男女共にどこかしら思うものあんだろ。どっちもどっちだっつーの」
「まぁ、その中身にコンプレックス有る人もいそうだけどな」
京太郎「例えば?」
「ん~……男だけど可愛いものが好きとか、女だけどかっこいいものが好き。みたいな?」
「性同一性障害だっけ?」
「なんだっけ……まぁそう言う病気関係なくだぞ」
そういう人に対しては
逆に傷つけてしまう可能性もあるってことか
人付き合いに関しては
割といいアドバイスをくれる……かもしれないな
頼りすぎるのは問題かもしれないけど
京太郎「まぁ、なんにせよ後の祭りだよな」
「諦めるのか!? 高校3年間、胸太郎って呼ばれてもいいのかよ!」
「諦めたら終わりなんだ! 気持ちをリセットしろ!」
何なんだよこいつら……
いきなり熱くなりやがって
「良いかね、須賀くん。キミが先輩方と仲良くなることで我々は友人として親しみ易くなるのだよ」
「ゆえに、キミにはスクールデイズを諦らめて貰うわけにはいかないのさ」
京太郎「…………」
本心か
それが優しさの本心ですか
「つーわけで、頑張り給え」
何をどう頑張れと言うのか
その答えは解らないまま
非情にも昼休みは終わりを告げた
安価下コンマ判定
2 巴
4 小蒔
6 霞
8 春
0 初美
ゾロ目再安価
判定スルー
部室ではみんなからあからさまに引かれていた
うん。仕方ないよな
自分が間違えた結果なわけだし……
霞「須賀さん、大丈夫?」
京太郎「!」
そんな女の敵のような俺に対して
石戸先輩は平然と声をかけてきた
もしかして聞いていないのだろうか?
京太郎「聞いてないんですか?」
霞「聞いたわ」
予想通りの答えだった
薄墨先輩も同じ3年生だし
聞いてないわけないしな
でも、それならなんで話しかけてきたんだろうか?
小蒔「須賀くん、おはようございます」
京太郎「神代先輩まで……」
1、俺には近づかない方が良いですよ
2、あの話は嘘なんです
3、なんで……話しかけてくれるんですか?
4、俺、酷いことを……
5、その他自由明記
安価下2
少し中断します
考察や質問等有りましたらどうぞ
京太郎「なんで……話しかけてくれるんですか?」
霞「貴方だって。月曜日に話しかけてくれたでしょう?」
小蒔「えっ……何かあったんですか?」
やばい、何か別の話にすり替わりそうだ
しかもありがたくない方向に
そんな予想を覆す言葉を、石戸先輩は答えた
霞「少し、悪いところを見られちゃったのよ。でも、彼は私を見捨てなかったってだけ」
石戸先輩はそう言って笑うと
俺のことを見つめた
あなたのことを信じてるから。と
そう感じただけで、本当にそう思ってかは解らないけど。
小蒔「当たり前ですっ須賀くんは優しい人ですから。どんな人だって見捨てません」
そこで何故神代先輩が胸を張り
2人して見合い、苦笑すると改めて俺を視界に収めた
霞「貴方って感情に任せて後々後悔する言動取るでしょう?」
小蒔「それじゃぁ、今回もそうだったりするかもしれませんね」
京太郎「……………」
過去の失敗が
今は俺の助けになってるのか……
霞「もっとも、私や小蒔ちゃんはそういう目で見られているから。本当でも気にしないわ」
小蒔「わ、私は少し気になります……けど」
京太郎「先輩……」
それは正直どうかとも思うけど
初日の時点で
そんな感じの光景を見た覚えがあるなぁなんて気づく
霞「助けて欲しい?」
小蒔「私なら鶴の一声です!」
1、霞に助けてもらう
2、小蒔に助けてもらう
3、自分で何とかする
安価下2
ここは麻雀部
つまり、麻雀部員の説得だ
そうでなかったとしても
このあたりを代表する霧島神社の姫様に頼るということは
もはや脅迫に近いものになってしまうかもしれない
だから……
京太郎「部長、お願いします」
小蒔「あぅ」
霞「ふふっ、良いの?」
京太郎「俺だって信じてますからね。先輩のこと」
質問に即答すると
石戸先輩は俺に背中を向けたけど
答えてはくれた
霞「信頼には……答えるわ」
霞「聞いたかもしれないけれど、須賀さんは今日危険な発言をしたの」
「そんな人と一緒の卓は……」
「ちょっと怖いよねー」
霞「でも、考えてみて欲しいの。初美ちゃんに胸についての発言は普通しないわ」
石戸先輩はみんなを見て
俺たちを見て
小さく息を吐き、続けた
霞「しかも、大きいことの否定。なら、きっと初美ちゃんから何かを言われ」
霞「初美ちゃん自身を気にしてそんな発言をしたんだって思えない?」
石戸先輩は聞いていたのか?
そう思うほどに、実際の流れを沿った言葉だった
霞「焦るあまり変なことを口走っただけで、本当はそんなこと思っていないんじゃないかしら」
初美「で、でも霞ちゃん。そんなこと証明できないですー」
霞「証明なんていらないわ。だって、私がそうだと彼を信じているんだもの」
それはどんな言い訳よりも強い言葉だった
部員全員が俺と石戸先輩を交互に見て
部室はざわざわと煩くなっていき
パンッと、石戸先輩の両手から音が響いた
霞「だから、私に免じて今回の彼の件は忘れてあげて欲しいの」
「い、石戸さんがいうなら……」
「霞さん程の人が信じてるなら。ねぇ……」
部員のみんなはそう言いながら
俺から避けるようにしていた距離を
いつもと変わらない普通の距離に戻してくれた
霞「信じた分、貴方は報われたかしら?」
石戸先輩はそう言い、微笑んだ
報われた?
いや、それ以上だ
でも……これでは
京太郎「俺のミスが先輩の評価に繋がりますよ……?」
霞「あら。今更だわ。信じるってそういうことでしょう?」
京太郎「先輩って人は」
怖いし、厳しい
それではお釣りがくるほど優しいじゃないか
月曜日に
少しでも最低だと思った俺を殴ってやりたい
1、見返りはなんです?
2、ありがとうございます
3、そうですね……頑張ります
4、先輩はやっぱり、優しいですよ
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「ありがとうございます」
霞「良いのよ。貴方は大事な副部長だもの」
石戸先輩はそう言い
適当な卓に加わると
麻雀を打ち始めてしまった
小蒔「副部長ってなんですか?」
京太郎「えっと、俺は特別コーチを引き受けてるじゃないですか」
小蒔「そうですねっ助かってます」
京太郎「なので、一応役職的なものをということで副部長に」
別に隠すようなことでもないし
正直に話すと
神代先輩は嬉しそうに笑った
小蒔「おめでとうございます!」
京太郎「あははっどうも」
小蒔「霞ちゃんとも仲良くなれたみたいですし、良かったです」
神代先輩は
自分のことでなくても
自分のことのように喜んでくれる
でも、俺には違和感があった
神代先輩は俺とは微妙に距離を作っているのだ
今は2人きりじゃないから試すこともできないが
名前呼びを提案しながらも、翌日には無くしたり
石戸先輩に言われていた入り過ぎちゃダメという言葉とか
色々と気になることがある
だからといって
他人の事に入り込むのもどうかとは思うし
今の自分にどうにか出来るのかも判らないし
どうしようもないよなぁ……
小蒔「須賀くん、今日はどうするんですか?」
京太郎「どうするって……」
小蒔「特訓ですよ?」
京太郎「えっと」
さて、どうしようかな
1、対局(小蒔、初美、霞、巴、春から選択)
2、会話(小蒔、初美、霞、巴、春から選択)
3、小蒔達で対局してもらう
4、その他自由明記
安価下2
安価了解
今日はここまでにします、お疲れ様でした
霞さん、小蒔ちゃんが信頼度中くらいでよかった
じゃないと孤軍奮闘だったよ京太郎
初美ちゃんのところは地雷踏み抜いてた……ような、そうではないような
霞さんが突然全ての役職を解かれてから四日後に機関銃で銃殺刑された後火炎放射器で灰にされるんですねわかります
>>480
死なせるのは嫌なので、廃人状態で須賀くんに見つかるって展開ですねー
おねーさんは頑張っちゃいますですよー
いろいろ考えたいことはあるが
今は部活中だ
京太郎「先輩、対局しましょう」
小蒔「お手柔らかに」
神代先輩はそう言うと
2つ席の空いた卓につき、俺の様子を伺った
京太郎「さて……」
当然、手加減するわけにはいかない
京太郎「本気で行きますよ。手柔らかになんてできません」
小蒔「ま、負けませんっ」
「……俺達もいるんだけど」
「あははっ……勝てっこないよねー」
コンマ判定
安価下 京(96+66)
安価下2 小(48+58)
安価下3 A(40)
安価下4 D(37)
安価下5でSS使用、不使用を選択(相手を 小蒔、A、Dから選択)
1位 京(96+66+79)=241
2位 小(48+58+82)=188
3位 D(37+60)=97
4位 A(40+18)=58
京太郎「少しは良くなりましたね」
小蒔「まだ少し……ですか?」
京太郎「まだ一般人レベルだと思いますよ」
……多分だけどな。
俺の基準は照姉や淡達だし
基準が間違ってる可能性はなくもない
小蒔「なかなか難しいんですね。麻雀って」
京太郎「自分なりの覚え方、慣れ方でいいですよ。無理して従う必要はありませんから」
小蒔「自分なりの覚え方……お菓子とかでしょうか?」
京太郎「お菓子で覚えられるならそれでもいいと思いますけど……」
小蒔「餡子……餡子で四暗刻?」
京太郎「意味が解りませんよそれ」
小蒔「そうですね、ふふふっ」
神代先輩は楽しそうに笑う
笑ってくれている
だから、今は気にする必要ないだろう
小蒔「私は特別なことをするよりも、地道に頑張ったほうがいいみたいです」
京太郎「俺もそうでしたし、それが一番ですよ」
安価下コンマ一桁の半分が小蒔雀力に+
ゾロ目で倍
1は半減したら0.5
経験値50として作っておきます
部活が終わると同時に
俺は薄墨先輩に呼び止められた
京太郎「どうかしたんですか?」
初美「………………」
先輩は少し悩み、答えた
初美「私は須賀くんが変態だって印象は拭えないですー。でも」
立ち止まっていた先輩は
唐突に俺に向かって駆け出し
初美「……ごめん」
薄墨先輩はぼそっと呟きのような声でそう言い
俺の横を通り過ぎていってしまった
京太郎「…………」
薄墨先輩に植えつけられた俺のイメージは変態さんらしい
まぁ、危険人物っていうのよりはましだろうけど……
京太郎「なんにしても挽回はなかなか難しそうだ」
好感度が足りてないんで
イベント判定
コンマ 2 5 7 でイベント
4で小蒔
8で春
安価下です
訂正前に来てるとは思わなかった
一応、4で行きます
だってほら、4って悪い数j
薄墨先輩との一件も
先輩自身との問題は全く片付いていないように思えるが
部活内では一応、一段落着いたことに安堵しながら
生徒玄関へ向かうと
うろつく神代先輩の姿が目に入った
京太郎「……何してるんだ?」
声をかけようとも思ったが
見た感じ
先輩は道ではなく思考的に迷っているっぽいし
そうっとしておいてあげるべきかもしれない
いや、もしくは相談に乗ってあげるべきかもしれない
1、置いて帰る
2、話しかける
3、様子を見る
4、隠れて物音を立てる
5、その他自由明記
安価下2
さっきのはただの遭遇判定なので、良し悪しは選択次第です
京太郎「……………」
少し驚かしてみよう
邪魔をするというか
気を紛らわせてあげたいだけだ
自意識過剰って思われるかもしれないが
もしかしたら俺のことで悩んでいるのかもしれないしな
下駄箱の裏に隠れ
適当な上履きを落下させると
敷かれた木の板にあたって少しうるさい音が響いた
小蒔「っ、誰ですか!」
京太郎「………………」
小蒔「初美ちゃん? それとも、須賀くんですか?」
なんでその2人限定なんだよ……
小蒔「ポルターガイストを信じていないわけではありませんが、気配は感じられません」
神代先輩は
ゆっくり、ゆっくりと
俺の隠れている場所へと歩み寄ってくる
神社の姫様っていうだけあって
幽霊とかが怖いとかは一切ないようだ
小蒔「初美ちゃんなら良いんです。でも、須賀くんなら……ちょっと困ります」
京太郎「ッ」
思わず、えっ……と声を漏らしそうになり
慌てて口を押さえ込む
小蒔「そこにいるのは誰ですか?」
下駄箱を挟んで俺達は並んでいた
ここで俺ですよ。と出るべきか
走って逃げるべきか
それとも声を変えて偽ってやり過ごすべきか
京太郎「………………」
小蒔「………………」
こういう時に限って
誰かが来てくれることはない
まぁ、部活が終わったあとだし
来てくれる可能性なんてかなり低いよな
1、俺ですよ
2、走って逃げる(コンマ 奇数で逃走成功)
3、んー? 須賀って誰?
4、黙り込む
5、その他自由明記
安価下2
判定3=成功
きょうたろう は にげだした !! ▽
京太郎「…………」
小蒔「須賀くん、なんですか?」
神代先輩の
どこか悲しげな声が変に響く
何とかしてあげたいと思ってはいても
先輩自身の口から
須賀くんだったら少し困ると言われた以上
出て行くべきじゃ……ない
京太郎「……………………」
音を立てないようにその場から隣の下駄箱の裏に逃げると
小蒔「京太郎さ……っ、えへへっ……気のせい……でしたっ」
俺のいた場所にそんな寂しそうな声が響き、
すぐに、彼女の足音は遠ざかっていった
神代先輩に悪いことをしてしまったのだろうか?
さっきのあの反応を思い出すたびに
そんな罪悪感に苛まれてしまう……
京太郎「…………はぁ」
どうするべきだった。なんて
過去のこと考えてたって
今更過去は変えられないって解ってるはずなのになぁ
どうするか……
1、寮に帰る
2、ぶらりぶらぶら散歩
3、霧島神社へ
安価下2
京太郎「寮に戻ったってなぁ」
狭い部屋
一人ぼっちの部屋
そんな場所に居たって
どんどん悪い思考になっていくだけだろうしな
京太郎「適当に散歩するか……」
散歩。
散歩といえば……先輩
京太郎「あれ……逃げ道なくね?」
安価下コンマ判定
2 春
0 初美
6 巴
4 小蒔
8 霞
ゾロ目、イベント 44別イベント
判定6
適当に彷徨っていると
あまり会うべきではないかもしれない人に出会ってしまった
巴「あっ……」
京太郎「か、狩宿先輩」
巴「……ぐ、偶然だね」
狩宿先輩はバツが悪そうにつぶやき
俺をじっと見つめた
巴「ハッちゃんから聞いたことは一応……忘れましたよ」
京太郎「あ、あはは……」
そういう時点で覚えてるじゃないですかー
酷いですー
……………はぁ
まぁ、引かないだけマシと考えよう
巴「部活のことでは迷惑かけて申し訳ありませんでした」
京太郎「い、いえ……」
あれはほぼ完璧に俺が悪かっただろう
正直言ったやりすぎてしまった
巴「これからも続けていきたいと思うので、指導お願いします」
狩宿先輩はそう言い、頭を下げた
なんて返すべきだろう?
先輩自身が何も言わないなら
何も言わないべきか?
それとも……
1、ええ、こちらこそ
2、無理、してないですか?
3、石戸先輩にきつく言われてましたけど……
4、ところで……神代先輩について何か知りませんか?
5、その他自由明記
安価下2
とりあえず今日はここまでにします
お疲れ様でした
信頼度とかが足りない場合は、天国か地獄かコンマ判定です
何か質問等ありましたらお伺いします
再開は多分AM10時頃
人いるか解らないけど
予定通り再開します
安価下コンマ判定
4 巴「貴方には教えられません」
0 巴「姫様のプライバシーは言えません」
7 巴「……姫様、ですか?」
ゾロ目=7 44=4
もぅマジ無理。。。淡に電話しょ。。。
京太郎「ええ、こちらこそ」
巴「じゃぁ、私は」
京太郎「あ、ちょっと待ってください」
立ち去ろうとした狩宿先輩を呼び止め
少し悩んでから
神代先輩について訊ねた……が
巴「貴方には教えられません」
厳しい目で両断されてしまった
京太郎「どうしてもですか?」
巴「当たり前です」
狩宿先輩ははっきりと言うと
しばらく俺を見つめてから続けた
巴「それだけなら失礼します」
言い残し、狩宿先輩は帰ってしまった
いきなり訊ねたのは間違いだったかもしれない
なんていうか、
そう、あれだ負のスパイラル
別に連鎖してるわけでもないから
スパイラルではないかもしれない……って
それじゃ負のスパイラルでもなんでもないじゃないか
京太郎「……ははっ」
思わず乾いた笑い声が漏れてしまう
今の現状を
ちょっと笑い話にできるように
名前をつけようとしてみても、ダメだった
石戸先輩や、薄墨先輩に失敗して
それでなんとか持ち直して……また。これだ
ちょっと……先輩達に対して間違えすぎてるだろ。俺
安価下コンマ精神判定
0~2で1
8、3、5 で2
9、6、7 で3
4=4
判定2=1
寮(夜)
結局、神代先輩のことについては何もわからず
狩宿先輩に嫌われてしまった。かもしれない
京太郎「………………」
良い事なしだなぁ……全く
これじゃ淡達に報告することもできやしない
淡なんかは
【淡「バカじゃないの?」】
とか言うだろうなぁ
もう夜だし、寝てしまおうか
1、ネトマ
2、電話(淡、照、咲)
3、メール(淡、照、咲)
4、寝よう
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「こういう時は麻雀だよな。うん」
パソコンを起動し
馴染み深いネット麻雀のサーバーにアクセスすると
珍しく
とーかとのどっちの卓は分かれていた
とーか卓:とーか、あわあわ
のどっち卓:のどっち、リンシャン
今のところ、2人ずつ決まっているみたいだけど
どっちに入ろうか
1、とーか
2、のどっち
3、新しく開く
安価下
前回はとーかのところでやったし
今日はのどっちの所にしておくかな
>たろーが入室しました
のどっち>こんばんは、たろーさん
リンシャン>こんばんは、よろしくお願いします
たろー>今日はよろしくお願いします
リンシャンといえば
嶺上開花を得意とする、咲が浮かぶ
だけど本当にそうかは判らないし
ネットマナーに反するからな
個人に関することはあまり触れないべきだ
リンシャン>あと一人ですね
のどっち>そうですね、もう少し待ちましょう
リンシャン>私、ネット麻雀は初めてなので
リンシャン>色々失敗しちゃうかもしれませんが
リンシャン>よろしくお願いします。たろーさん
たろー>いえいえ
たろー>捨て牌をミスしてくれると嬉しいです
リンシャン>し、しないように頑張ります
文章的に
のどっちとリンシャンは知り合いなのか?
だとしたらのどっちと同等の強さかもしれないし
油断は一切できないぞ
安価下コンマ判定 一桁=強さのレベル
ひっく
安価下 たろー(96)
安価下2 のどっち(106)
安価下3 リンシャン(25)
安価下4 名無し@頑張らない(42)
1位 のどっち(106+57)=163
2位 たろー(96+65)=161
3位 名無し@頑張らない(42+45)=87
4位 リンシャン(25+48)=73
リンシャン>あぅ……牌が全然見えないよ……
名無し@頑張らない>何を言ってるのかが解らない
のどっち>もしかして、パソコンになにかあったのでは?
リンシャン>そういうことじゃないんですけど……
京太郎「…………」
これ、咲じゃね?
もしかすると、照姉……
【照「あぅ……牌が全然見えないよ……」】
京太郎「……ないか」
まぁ何はともあれ
ネット麻雀やって
牌がどうたら言うのは宮永姉妹くらいだろう
つまり、どちらかがこのリンシャンに違いない
それがわかったところで
どうすることもできやしないけど
たろー>あと少しだったんだけどなぁ
のどっち>そのあと少しが分かれ目でしたね
名無し@頑張らない>お疲れ様
>名無し‘頑張らないさんが退室しました
安価下コンマ
奇数 のどっち 偶数 リンシャン
ゾロ目なので、選択
ネット上交流です
1、のどっち
2、リンシャン
3、どちらとも交流しない
安価下2
のどっち>では、私も失礼します
のどっち>リンシャンさん、たろーさん。また後日
たろー>お疲れ様でした
リンシャン>うん、ありがとう。またね
>のどっちが退室しました
リンシャン>たろーさん、少し聞いてもいいですか?
たろー>はい?
リンシャン>たろーさんから見て、私ってどうでした?
急に何を聞くのかと思えば
どうでしたかって……まるっきり初心者にしか見えなかった
だから、咲か照であることは信じがたいわけで
そんな子に
正直にど素人だと思ったと言っていいのだろうか?
傷つけてしまうんじゃないだろうか?
狩宿先輩のように……
京太郎「………………」
でも、向こうから聞いてきているんだから
そこらへんははっきり言ってあげるべきな気もする
悩ましい。
非常に悩ましい……
1、悪いけど、ど素人だと思った
2、まぁ、中々じゃない?
3、これからだよ。これから
4、相手がどう思ったかじゃない。自分がどう思ったかだ
5、その他、自由明記
安価下2
たろー>相手がどう思ったかじゃない
たろー>自分がどう思ったかが大事なんだ
リンシャン>え?
思わず格好つけた言い方になったけど
別に間違いじゃない
相手から弱いとか、下手だとか言われたって
自分が上手いと慢心していたら意味がないし
その逆もまた然りだ
たろー>リンシャンは周りに勝てないと思った? 無理だって思った?
たろー>麻雀なんてつまらないって思った?
リンシャン>そんなことないよ
リンシャン>強いって思った。だけど
リンシャン>楽しいって思った。勝ちたいって、思いました
たろー>なら、それでいいだろ? やるべきことは1つだ
リンシャン>そうですね、ありがとうございます
かなり恥ずかしいことをしてしまったような気もするが
まぁ、ネット上だし別に問題はないはずだ
リンシャン>私、ネット麻雀をやれって部長に言われて
リンシャン>少し、嫌だったんです
リンシャン>でも、楽しいんですね。ネットの麻雀でも
たろー>何言ってるんですか
たろー>ネットでも、現実でも
たろー>麻雀は麻雀ですよ
リンシャン>そうですね、たろーさん。またお会いしたときはよろしくお願いします
たろー>こちらこそ
>リンシャンさんが退室しました
さて……俺も終わるとしようかな
リンシャン……中の人が誰かは知らないけど
これからに期待。だな
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2(1位)x1.5(2位)x0.6
安価下2コンマ判定
コンマそのままを精神経験値
安価下3
コンマ1桁をのどっちへ
コンマ2桁半分をリンシャンヘ
雀力=99x2x1.5x0、6=178
精神=60
のどっち+9
リンシャン+3
京太郎>=(精神11←10(54/100)、麻雀97←96(135/150)、異能66(83/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
第2週 2日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (お兄 9/9) >大星淡 (お兄 9/9)
Ss>宮永咲 (親友 6/7) >宮永咲 (親友 6/7)
Ss>宮永照 (親友 7/7) >宮永照 (親友 7/7)
神代小蒔 (好意 7/4) >神代小蒔 (興味 6/4)
石戸霞 (友人 2/5) >石戸霞 (部員 2/4)
滝見春 (部員 0/2) >滝見春 (部員 0/2)
狩宿巴 (部員 0/1) >狩宿巴 (部員 0/1)
薄墨初美 (変態 0/0) >薄墨初美 (部員 0/0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
姫様のところは別に間違ってはいませんでしたよ。うん
だって離れたからこそ気づけることもあるじゃない
土曜日だけど、予定もなんにもないね
安価下コンマ判定
奇数で部活有り
偶数部活なし
おめでとう、イベント判定や
安価下コンマ
コンマゾロ目or7でイベント
4で襲来イベント
イベントはなし
土曜日は朝から自由行動なので
何が起こるかはわかりません
一旦中断します
何か質問等ありましたらどうぞ
精神減少値は、リンシャンさん交流イベで回復済みです
好意になったってことはまたガンガン好感度上げてけんの?
>>628
制限が掛かるまでは普通に上げられますよ
あの逃走にそこまでの価値があったのか(驚愕)
2週、3日目(土)
京太郎「……暇だ」
麻雀漬けな俺にとって
部活がないということは
これ以上ないほどの苦痛だった
なにせ……暇なのである
まぁ、友人がいないこともないのだが
果たしてどう遊べばいいのやら
山で鬼ごっことか
迷子にしかならないし
かくれんぼは神隠しだ
咲から貰った大量すぎる本でも読むか?
1、電話(咲、淡、照)
2、散歩する
3、霧島神社に行く
4、部室に行こう
5、その他自由明記
安価下2
部室に行こう
何のための部室の鍵だ
こういう時に使うためだろう?
京太郎「まぁ、違うんだけど」
一人で部室に行ってどうするというのか
一人麻雀?
照姉曰くすごく虚しくなると言われる
恐怖の一人麻雀か?
それか、備品の整理とかだな
誰かがいてくれるなんて期待はしてない
だって休みだしな
京太郎「とりあえず……行くか」
安価下コンマ判定
0 巴
2 初美
4 小蒔
1、6 霞
8 春
ゾロ目は再安価
ほい
判定8
部室に向かうと
ドアの前で立ち尽くす滝見さんの姿があった
京太郎「滝見さん?」
春「部室の鍵……持ってる?」
京太郎「えっ」
かなり切迫しているらしく
滝見さんは俺を見るやいなや
そんなことを訊ねてきた
京太郎「どうかしたんですか?」
春「私のお財布が中にある」
京太郎「あぁ……なるほど」
滝見さんは昨日、財布を部室に忘れてしまったようだ
ドジっ子なのか? いや
スイカとかを使うわけでもないし
それでも置き忘れたりするから
そうとは言えないか
京太郎「でも、それなら石戸先輩に……」
春「我慢しなさいって」
財布を我慢しなさいってどういうことだ?
石戸先輩……
いや、先輩のことだから
何かあるからなんだろうけど
京太郎「なんでですか?」
春「黒糖……買いたい」
ですよね
いつもみたいにポリポリしてないのはそういうわけですか
で、先輩はそれを止めたいから
我慢しなさい。と
京太郎「ふむ……」
1、俺は石戸先輩の味方なので、開けられません
2、何かあったらあれですし、開けましょう
3、開けますけど、黒糖はダメですよ
4、その他、自由明記
安価下2
でも、さすがに土日お財布無しは可哀想ではないだろうか?
黒糖だって
体型を見る限り……
春「?」
京太郎「何かあったらあれですし、開けましょう」
見ていたことを誤魔化すように言いながら
部室を開けると
滝見さんは風のように俺の脇を抜けて
部室に入り込み、財布を取り出した
なくなってはいないようでなによりだ
いやしかし
滝見さんって意外と
……こらこら、ダメだぞ
頭を振り、邪な考えを吹き飛ばした
京太郎「用件はそれだけですか?」
春「そう」
京太郎「そうですか……」
滝見さんを遊びに誘ったとしよう
誘われてくれる可能性は……残念ながら低い
昨日の変態事件もあるしな
ダメもとで誘ってみるか?
それとも、普通に別れて
なにかほかのことでもするか?
1、二人で麻雀しません?
2、どこか、散歩に行きません?
3、お財布、無事でよかったですね(遊びに誘わない)
4、その他自由明記
安価下2
いや……誘うのは止めておこう
京太郎「お財布、無事で良かったですね」
春「……うん」
滝見さんはそう言って頷き
しばらく俯いたまま動かなかった
京太郎「滝見さん? どうかし」
春「貴方のおかげ。だから、ありがとう」
滝見さんはほんの一瞬だけ笑みを浮かべると
俺に背中を向け、走り去っていった
京太郎「…………笑ったの、2回目だ」
ありがとうと言われたのは初めてだ
それが嬉しくて
思わずガッツポーズを決めて、気づく
黒糖を買いに行くのなだから
一緒に出かけるのくらい、機嫌のいい滝見さんなら許してくれた……かも
お昼頃まで
雀卓などの掃除などをして
時間を潰しては見たものの
結局、誰かが部室に来ることはなく
俺はまだ一人ぼっちだった
休みの日だし
約束のない学生なんて
大抵こんなものだから
別に問題はないのかもしれないけど
寂しくないといえば、嘘になる
1、霧島神社へ
2、寮に帰る
3、小蒔お気に入りの和菓子屋へ
4、適当に散歩
5、電話(淡、照、咲)
6、その他自由明記
安価下2
5 テルー
安価下コンマ判定
奇数で出ない(部活中)
安価下2コンマ判定
0 巴 3 初美 5 小蒔 7 霞
ほい
恐怖の一人麻雀だな(確信)
そうだ。照姉に電話しよう
そう思い至ったのが5分前
京太郎「………………」
照姉だけにねぇTELしよ……
つまらないギャグは置いておいて
というか
そんなことを考えている余裕がある時点で分かる通り
照姉は電話に出てくれなかった
まぁ、普通に考えて部活中なわけである
京太郎「誰も来てくれないし……くそぉっ」
寂しすぎる土曜日である
だからといってモノに当たるわけにもいかないし
さて、どうするかと考えてみる
部室にいる意味はない
麻雀がやりたいならネトマでもやればいいし
誰かに会いたいなら外に繰り出したり
神社に行けば誰かしらに会う事ができるはずだ
照姉が虚しくなったという
伝説の一人麻雀をやってみるのも
面白そうではある……傍から見たら。だが
1、一人麻雀
2、寮に帰る
3、外を散歩
4、霧島神社へ
5、そうだ。誰もいないなら気になるあの子の教室へ(小蒔、霞、春、初美、巴から選択)
6、その他自由明記
安価下2
1
4
今日神社にいる人は?
安価下コンマ判定
0 小蒔
2 初美
4 巴
6 春
8 霞
ゾロ目、及び7で再安価
ほい
判定0
寂しさを拭うため
それと、厄除けではなく
人寄せみたいなお守りでもあればなぁと
神社に向かってみると、嬉しいことに人がいてくれた
それはまぁ、当たり前なんだけど
小蒔「…………」
いてくれたのは神代先輩だった
けれど、何やら浮かない顔付きで
境内をうろついていて
中々声をかけづらい状態だった
思い出すのは昨日の部活後の先輩
昨日も似たような雰囲気で
生徒玄関のところを彷徨きながら
何かに悩んでいる様子だった
京太郎「…………」
そこで俺は逃げたわけで
今回こそはと思うけども
神代先輩に対して何ができるのか
それが何一つ解っていないことが
俺の言動に縛りをかけてきていた
1、様子を見よう
2、物陰に隠れて「小蒔さーん」
3、物陰に隠れて「神代せんぱーい」
4、先輩、どうかしたんですか?
5、先輩、実は昨日。生徒玄関にいたの俺なんです
6、その他、自由明記
20分以降
重要かもしれなくもなくなくなくなくもないけど時間とります
様子みてたら「貴様!見ているなッ!」ってなって変態の誤解が加速するのではと考えすぎている
とりあえずいきなり5は論外だな
普通に出てきて普通に「神代先輩、こんにちは」でいいか
>>680
普通に出ていく選択肢を入れ忘れてたのか
6にそれ入れて7に自由行動にしておきます
いくよー
1、様子を見よう
2、物陰に隠れて「小蒔さーん」
3、物陰に隠れて「神代せんぱーい」
4、先輩、どうかしたんですか?
5、先輩、実は昨日。生徒玄関にいたの俺なんです
6、先輩、こんにちは
7、その他、自由明記
安価下3
無難にいったな
でもイッチが忘れてたなら大正解ではないか
京太郎「先輩、こんにちは」
小蒔「………………」
返事が返ってこなかった
機械なのかとちょっと疑ってみるが
現代科学の技術で
人間の動きを完全再現なんてできるはずもなく
すぐにその考えは振り払った
京太郎「先輩、神代先輩」
小蒔「は、はいっ、なにかごよ……」
二回目か三回目でようやく
神代先輩は俺に気づいて顔を上げたのだが
小蒔「す、須賀くんっ!?」
悲鳴に近い声をあげ
大きく後ずさっただけでなく
近くの物陰に隠れてしまった
京太郎「……え、えーっと?」
もしも気付かれなかったらと
伸ばしていた手は空気に乗っかったように動かず
俺は呆然と神代先輩の隠れた物陰を見つめていた
小蒔「………………」
京太郎「先輩?」
小蒔「こ、来ないでください!」
京太郎「っ…………」
まさか先輩からに拒絶されるとは思っていなかった
というより
拒絶されなければいけない理由が解らなかった
昨日、俺があそこにいたら不味いということは耳にしたが
俺は隠れた上に逃げ出して
それは神代先輩に目撃されたなんてことはないはずだ
神代先輩は俺よりも先に帰ったわけだしな
なら、なにか?
京太郎に関わると危険だとかいう
わけの解らない話でも誰かに吹き込まれたのだろうか?
そうでなければ……良くない話しか思い浮かんでこない
京太郎「先輩、どうしたんですか?」
小蒔「ど、どうもしてません……普通ですっ」
これが普通だったら
俺、これからどう生きていけばいいんですか……
さて、ここで問題だ
大人しく立ち去るか
このまま話を聞くか
先輩の意思を無視して
物陰に飛び込むか……さぁ、どうする?
いや、どうするって、自分しかいないわけだから
相談も何もないけど。
おもむろに携帯を取り出し
開かれていた送信履歴を見つめてみる
照姉、淡、咲
3人ほど、神代先輩ととしの近い女の子の名前が並んでいるわけだが
ここで電話して相談するというのも、配慮にかけているような気がするけど
正直言って、手詰まりだ
1、おとなしく立ち去る
2、先輩の反応を待つ
3、先輩、理由を話してくださいよ……
4、小蒔さん……
5、電話(照、咲、淡)
6、その他自由明記
50分以降
1と2は地雷かな?
どれ選べばいいか全然わかんねえ
先輩に嫌われたらどうしたらわかんないです、って言えばいいかな
>>702
これ良さそう(KONAMI)
いくですよー
1、おとなしく立ち去る
2、先輩の反応を待つ
3、先輩、理由を話してくださいよ……
4、小蒔さん……
5、電話(照、咲、淡)
6、その他自由明記
安価下3
一体感を感じる(AA略)
京太郎「俺……先輩に嫌われたらどうしたらわかんないですよ」
小蒔「き、嫌いじゃありません!」
返ってきたのは
想像以上に大きな声
けれど、先輩自身の姿は見えなかった
小蒔「嫌いじゃないです……」
京太郎「………………」
続いた切実な呟きは
小さいにもかかわらず、風に流されることもなく
俺の耳に届いた
小蒔「ただ……」
京太郎「ただ……?」
安価下コンマ判定
4 小蒔「これ以上、近づくのはダメなんです」
0 小蒔「な、なんでもないです」
7 小蒔「ドキドキ……するんです」
ゾロ目=7 77=別イベ 44=別イベ
判定0
小蒔「な、なんでもないです」
先輩はそう続けた
でも何かがある
じゃなければ言い淀んだりするわけがないし
こんなふうに隠れたりするわけがない
やっぱり、石戸先輩に言われた
【霞「――あまり入りすぎちゃダメよ?」】
っていうのが関係しているのか……?
小蒔「……須賀くん」
京太郎「はい?」
小蒔「ごめんなさい……帰ってもらえませんか?」
少し中断します
質問等ありましたらどうぞ
いつから失敗の選択肢があると錯覚していた?
ほげっ
大失敗がないとは言ってない
再開
あぶねーwww
京太郎「え?」
嫌いじゃないと言われたのに
次は帰ってくださいと言われるとは
一体何事なのだろうか
混乱する頭には
再び、神代先輩が割り込んだ
小蒔「今は、その……顔を合わせづらいんです」
京太郎「顔を合わせづらい……?」
【小蒔「須賀くんに見られると……虫唾が走るんです」】
いや、いやいやいや
ないないない。だって嫌いじゃないって言われたし
じゃぁ……なんでだ?
小蒔「…………………」
京太郎「………………」
さて、どうする?
顔が合わせづらいから帰って欲しいと言われた
ここは素直に帰るべきか
それとも……解決のために
もう少し話をするべきか
幸い時間はあるんだ
考える時間はないけどな
1、解りました、帰ります
2、俺は、先輩の顔が見たいです
3、なんでですか? 理由を聞かないと、俺は納得できません
4、石戸先輩に言われた件ですか?
5、その他自由
20分以降
3はちょっとしつこ過ぎる気がする
わかんねーけど2か4かな?
とりあえず4は良いと思う
1、解りました、帰ります
2、俺は、先輩の顔が見たいです
3、なんでですか? 理由を聞かないと、俺は納得できません
4、石戸先輩に言われた件ですか?
5、その他自由
安価下2
4
安価下コンマ判定
4 小蒔「ちょっとだけ……関係あります」
0 小蒔「ひ、秘密です!」
7 小蒔「それは……」
ゾロ目=7 77=イベント 44=4
京太郎「石戸先輩に言われた件ですか?」
いきなり核心? をつくのは不味いかもしれないとは思ったが
先輩の言動に違和感が出始めたのは
石戸先輩に気になることを言われてから
だからこそ
そこを突けば何か解ると思ったのだ
でも
小蒔「ひ、秘密です!」
先輩の答えはそれだった
言えない。
俺には言うことのできない秘密
そういえば
【巴「貴方には言えません」】
狩宿先輩も
何か知ってるけど言えない。そんな口ぶりだったなぁ。と気づいた
神代先輩は出てきそうもなく
帰って欲しいと言われてしまった以上
俺にはどうすることもできない
京太郎「解りました。今日のところは帰ります」
小蒔「ごめんなさい……須賀くん」
神代先輩のその答えを聞き
俺は神社に背中を向けた
京太郎「…………………」
先輩達のことで
もしかしたら俺には何も出来ないかも知れないけど
でも。
何も知らないままじゃ
何もできないってことすら……解らないから
いつか話してください。と、
声には出さずに呟いた
安価下接触判定
2 巴
4 初美
6 春
8 霞
判定0
神社から寮までの道が
不思議と長く感じる
神代先輩が何かで悩んでいて
それは俺に言えないことで
でも、俺とは顔を合わせづらいことで
さらに石戸先輩に言われた
入りすぎたらダメという言葉が引き金になった……可能性がある
京太郎「…………」
先輩が俺を避けるようになったこと以外
何もわからなかったんだよな
京太郎「しかも、避けられるって結構辛いんだよな……」
神代先輩に避けられているからなおさらだ
京太郎「……はぁ」
嫌いじゃないと言って貰えたことは嬉しい
でも、顔が合わせづらいと言われてしまった
そのことが、少しだけ引っかかってしまう
京太郎「どうしよっかなぁ」
今はまだ夕方になりそうでならない時間
時間はたっぷりあるというのに
その時間を使ってすることがわからない
1、寮に帰ろう
2、電話(照、淡、咲)
3、適当に散歩
4、小蒔行きつけの和菓子屋
5、その他、自由
安価下2
2 テルー
4
特殊判定、個別
安価下コンマ 3 7 1 で霞
俺はなんとなく
神代先輩のお気に入りである和菓子屋へと足を運んでいた
「おや、今日は小蒔ちゃんいないのかい?」
京太郎「いつも一緒なわけじゃないですよ」
「あら、せっかくの土曜日なのに……お勤めかしらねぇ?」
お店のおばさんはそう言って小さく笑う
そういえば、この2週間のうちに
今日を含めて3階ここに来たわけだけど
そのうち2回は先輩も一緒だったんだよな……
たった2週間が長く感じるよ
あるいは短く。かな
京太郎「注文は……」
「小蒔ちゃんがいつも食べてるのにして見たらどうかしら?」
なぜそんなことを薦めてくるのだろうか
気になって値段を見てみると、少しだけ高かった
「あら、お金は別にまけても良いのよ?」
京太郎「え?」
値段は500円程度の差だ
だけど
お店にとってはそれは十分大きい差になるだろう
もしかしたら
売上にマイナスに響くかもしれない
なのに……なんでだろうか?
1、どうして、そんなことを?
2、いえ、結構です
3、そうですね。たまには……食べてみようかな
4、その他自由明記
安価下2
京太郎「どうして、そんなことを?」
割と本気で気になったのだが
おばさんは笑うと手をパンパンと叩いた
「常連さんにサービスは営業の基本だからだよ」
京太郎「あぁ……そういうことですか」
もしかしたら
神代先輩のことでなにか解るかもしれないと少し、期待した
でもそうだよな
お気に入りのお店とはいえ
結局は他人だろう
話してるわけ……ないよな
安価下コンマ判定
奇数でイベント
ゾロ目でダブルイベント
判定1
精算を終え、手渡された和菓子の数は
明らかに1人分ではなかった
京太郎「おばさ」
「おねーさんよ?」
いや、明らかに40は超えてるおば……
考えを見透かされてるのか
睨まれ、思考を中断し本題に入ることにした
京太郎「これ、数が多いですよ」
「あら、正直者ねぇ? 入れちゃったんだし、貰ってくれて良いわよ?」
京太郎「い、いやでも……安くしてもらった挙句、こういうのは」
「言ったでしょ? 常連さんにはサービスを。貴方がいつも連れてる女の子は、とっても大事な常連さんなの」
それなら
先輩に直接サービスすればいいじゃないか
そう思わずにはいられない
でも、それさえも見透かしているのか
おばさ……おねーさんは微笑んだ
「小蒔ちゃんも、ここに来てサービスされるより、貴方にサービスされた方が嬉しいと思うのよ」
京太郎「何言ってるんですか? そんなことないですよ」
正直に答えたのに
なぜか顔を顰められてしまった……。
俺の方が不満なんですけどね
「そうかしら。お姉さん的にはイケると思うんだけどなぁ?」
京太郎「それはおb……店員さんから見たらですよね?」
「ええ、2人仲良く並んで和菓子を選び、仲良く並んで和菓子を食べてるのを見たら。ね?」
……なんていうか、あれだ
それってもう……お付き合いしているようなものだよな。と、乾いた笑い声が漏れてしまった
返すことはできず
店員さんには
どうするのも自由だからと言われてしまったのだが
さて、どうするべきだろうか
黙って寮に持ち帰り
お得だったなぁと食べるか
今一度霧島神社に赴き
そこにいる巫女様にお供えするか
適当に誰かを待って
その人にあげてしまうか
1、寮に帰る
2、霧島神社へ(小蒔固定 7、ゾロ目でイベント 4 44で別イベ)
3、誰かを待つ(012 春 345 霞 67 巴 89 初美)
4、その他自由言動
安価下2(2、3は同レスコンマを利用)
せっかくの厚意だもんな……無駄にはしたくない
神社の前にある階段を一段一段踏みしめながら
先輩には帰れと言われた
で、帰ってまた来ただけだ
何も問題はないなんて屁理屈を用意して
俺は霧島神社と正面から睨みあった
京太郎「来ちゃいました、先輩」
小蒔「ッ!」
神代先輩は辺りを見渡し
すぐに隠れられる場所を見つけられなかったのか
ものすごく似合う巫女装束の袖口で顔を覆った
小蒔「な、何しに来たんですか?」
京太郎「和菓子、食べません?」
理由はそれだけしかなく
神代先輩が乗ってくれなければ終わり……
小蒔「和菓子……ですか?」
京太郎「ええ、和菓子です」
神代先輩は迷っているのか
俺が差し出した袋をチラチラと見つつも
顔全体を晒そうとはしない
京太郎「毒とかは入ってませんよ?」
小蒔「わ、解ってます……でも、その……」
1、俺の奢りですよ
2、店員さんから、先輩によろしく。と
3、じゃぁいいです。俺が食べますから
4、その他自由
安価下2
京太郎「お店に行ったら、店員さんから、先輩によろしく。と 」
変におごりだとカッコつけることもなく
俺は正直に答えた
その方が受け入れて貰える可能性が高いと思ったのもあるが
嘘は嫌だと思ったからだ
小蒔「……なんで、須賀くんに頼んだんでしょうか」
京太郎「先輩?」
小蒔「私には、理由が……わかりませんっ」
先輩は顔を隠すのを止めたものの
その代わりであるかのように俯いてしまった
京太郎「俺も、正直分からないですよ」
俺からサービスされたほうが嬉しい
店員さんはそう言ってたけど
先輩の反応を見る限り、そんなことはない
小蒔「えへへっ、です、よね……」
先輩は笑い声を零したものの
別の何かを零してしまったかのように
それは少し、濁っているように感じた
京太郎「…………」
小蒔「分からなければ良い事もあるって聞いたことありますか?」
京太郎「なんですか? 聞いたら殺される。みたいな?」
小説とかでよくあることだし
思わず口にしてしまったのだが
先輩からの返答は沈黙だった
京太郎「こういう場所では不適切ですよね……済みません」
小蒔「……いえ。間違ってはないかもしれませんから」
安価下コンマ判定(重要)
コンマ 7 ゾロ目でイベント 4、44で別イベ
あと、このレスと同コンマでもイベント
姫様補正すごい(小並感)
判定7
そういった先輩は
顔を隠すこともなく
俺のことを見つめ、微笑んだ……けれど
小蒔「なにも、言わないで下さい」
京太郎「先輩……」
小蒔「何も言わず、私とその和菓子……食べてくれませんか?」
…………
……………。
何も言わないでと言われた
でも、言いたい。言いたくて仕方がない
けれど、先輩がそういうのなら
京太郎「解りました、何も言いませんよ」
小蒔「ありがとうございます、京太郎さん」
神社から隠れるようにして
俺達は2人、ベンチに座っていた
京太郎「この和菓子、結構美味しいんですね」
小蒔「はいっ、私のお気に入りなんです」
先輩のことを見たいと思っていたのに
今は、目を逸らさざるを得ない
だって………いや、今は何も
頭を振って考えを消すと
小蒔「でも……」
神代先輩はぼそっと呟き
手元に残る最後の一口を
自分ではなく
俺の口に押し込むように入れた
京太郎「せんぱ……」
小蒔「ちょっと、しょっぱいです……」
神代先輩は笑う
笑い続ける
これが最後だとでも言うかのように、
笑い続けていた
京太郎「……小蒔さん」
小蒔「京太郎さん」
先輩のその呼び方は
俺から先輩への呼び方を変えてという合図というわけではないが
なんとなく、変えていた
小蒔「京太郎さんと和菓子が食べられて、私は幸せです」
京太郎「………………」
何も言うなと言われ、俺は受け入れた
だから、それに対し何を思っても何を感じても
俺は先輩に対して何も言うことはできない
京太郎「そうですか……それは良かったです」
小蒔「……京太郎さん」
先輩はもう一度名前を呼ぶ
繊細なガラス細工のように
触れようとすれば砕けてしまいそうな表情で
風船のように
簡単に流されてしまいそうな声で
小蒔「全部……忘れてください」
京太郎「……………」
小蒔「この2週間、私としたこと。全部。私も頑張って忘れますから」
どうしてそんな無茶なことを言うのか
理由は決して語らない。でも、それが本意ではないことだけは解った
だけどどうしようもないことだった
小蒔「えへへっ……もう、戻らないと」
先輩はぎこちなく笑い、夕焼け空を見上げた
小蒔「……さようなら。京太郎さん」
先輩はそう言い残し、去っていった
それは物理的な意味であり、
言葉では言い表すことのできない
特別な意味
言い換えるとするなら……人間関係
そういった意味でもあると
言われたわけでもないのに
俺は直感でそう感じていた……
・神代小蒔に制限がかかりました
・学生寮に戻ります
10%で神が出るのかww
安い神だな
>>799
もうそこまでいったのか...
出会って何週間目だこれ?
学生寮(夜)
京太郎「…………」
ベッドに横になりながら
おもむろに伸ばした手は
電球を覆うように隠し、視界を暗くさせた
先輩のことを忘れる……か
簡単とか、難しいとか
そういう問題ではないけど
今は、考えても仕方ないこと……かな
1、もう寝よう
2、電話(照、咲、淡)
安価下2
現在、特殊状況化により、ネトマ消失中
もう寝ようかな……
今は特に何もやる気が起きないし
京太郎「………………」
まだ、2週間しか経っていない
でも、その2週間で
神代先輩との接触は多く、そして長く
何より、印象的だった
それをなかったことにしなければいけない
どれだけ……難しいことなんだろうか
忘れるほどのことを
これからすることができるのだろうか?
暗転していく視界の中に一度だけ……先輩の笑顔が浮かんだ気がした
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀97(135/150)、異能66(83/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
第2週 3日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (お兄 9/9) >大星淡 (お兄 9/9)
Ss>宮永咲 (親友 6/7) >宮永咲 (親友 6/7)
Ss>宮永照 (親友 7/7) >宮永照 (親友 7/7)
×>神代小蒔 (他人 0/5) >神代小蒔 (好意 7/4)
石戸霞 (友人 2/5) >石戸霞 (友人 2/5)
滝見春 (部員 1/2) >滝見春 (部員 0/2)
狩宿巴 (部員 0/1) >狩宿巴 (部員 0/1)
薄墨初美 (変態 0/0) >薄墨初美 (部員 0/0)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
たった2週間でどれだけ好感度上げてるんだろう……
割と厳し目に交流はさせてたはずなんだけど
交流イベントの大半を小蒔さんに奪われたから仕方ないといえばしかない
前回はどんな感じだったかな……確か
似たような感じで、ちょうど同じ頃に菫さん看病イベで加速したような……
そんなに調整したいなら強制イベントでも入れれば良いんじゃね
0.8は冗談にしても
ゾロ奇数、ゾロ偶数とかで分けることはあるかもしれない
普通のイベントが10%、特殊イベントが同じく10%っていうのは少し高い気がしなくもないから
>>816
強制イベント枠は制限イベを入れてるから
特殊な条件下では連鎖して起きる可能性もあるけど
よっぽどのことがない限りは起きません
もちろん、偶数奇数で分けるといっても
片方がイベント有り、片方は無しではなく。そこはゾロ目だし、7だし
片方が特殊なイベント
片方が普通のイベント(notスルー)になるだけ
とりあえず、入れるかもしれないとだけ思って頂ければ
つーかコンマ無くせば良いんじゃない?
難易度跳ね上がるけど
>>825
どうするにしても
既に姫様が全力で勝ち上がってる現状では
調整なんて裏目にしか出ないと思うので、するにしても多分次周からですよー
最後まで通してやってみないと
本当にダメかどうかは解らないですからねー
姫様一人勝ちでも、みんなは別に構わないですよねー?
了解です
では、再開致しますゆえ。コンマの準備を
とりあえず、この日曜日をやって
特殊なことがなければ五月に飛ばします
月2週間(8日間 月曜日x2 ?曜日x2 土曜日x2 日曜日x2 )設定でやっていきます
イベントがあるときのみ、そこに+で
安価下コンマ判定
7、ゾロ目でイベント
4、6 で襲来イベント
イベントなし
喪失感というか、なんというか
1日2日で簡単に忘れられるようなものではなく
俺は目覚めの悪い朝を迎えていた
京太郎「……はぁ」
どうするか
どうもしなくていいんじゃないか?
布団の中にいていいだろ
なんて考えしか浮かんでこなかった
1、部室へ
2、ネトマ
3、電話(咲、照、淡)
4、霧島神社へ
5、和菓子屋
6、散歩
7、ぼーっとする イベント待機
8、その他自由明記
安価下2(同レスコンマ判定 選択肢 1、4、5、6、7のみ)
1456(2 小蒔 4 初美 6 巴 8 霞 0 春)
7(23 照 45 淡 67 咲 8 春 9 霞)
なんとなく
履歴トップにあった照姉へと電話をかけることにした
昨日はとってくれなかった電話
今日もとってはくれないだろうと
諦め半分でコールを聞いていると
ガチャッと……繋がった
照『京ちゃん? 昨日は部活で出れなかったんだ。ごめんね?』
京太郎「いや……いいよ」
昨日電話したのだって
特に理由があったわけでもないし
今日だって……理由なんてない
照『どうかした? 淡引きの元気がないけど』
京太郎「そうかな?」
照『生きてきた時間の半分近い時間、私は京ちゃんを見てきたんだよ?』
だから、見てなくてもわかるんだよ?
と、続くであろう言葉を予想できてしまう
だから照姉も余計なことを言うことはなかった
京太郎「俺も、淡や照姉、咲を見てきたんだけどな」
照『そうだね……なのに、咲は清澄。京ちゃんは永水に行くんだから』
照姉はため息混じりに言うと
話を続けた
照『ついつい、妹なんていないって記者に言うところだった』
京太郎「えー……」
照『大丈夫、淡が止めてくれたから』
止められなかったら言ってたのか?
なんて姉だ……いや
まぁ、冗談なんだろうけどさ……
照『それで? 私に電話なんてどうしたの?』
京太郎「んー……」
照『今から悩まれても困る……』
今から悩むというか
そもそも理由なんてなかったんだから
理由なんてないって言うべきかもしれない。
いや……本当は理由があるんだ
ただ、それを言うべきかどうか
それをずっと迷ってるんだ
1、実は、女の子と……(状況を説明)
2、もし、仲がいい人に突然縁を切られたらどう思う?
3、理由、なくちゃダメか?
4、照姉に癒されたくてさ
5、なんとなくだよ、理由は履歴にいたから
6、その他自由明記
安価下2
安価下コンマ判定
4 照「それを女の子に相談する辺り、解ってないよね」
0 照「……ん~」
7 照「ちょっと待って」
コンマゾロ目=7 44=4
圧倒的スルー率
とりあえず今回はここまでにします
遅くまでありがとうございました
やれるときにやる、それがこのスレのモットーですー
京太郎「実はさ、色々とトラブルがあってさ」
照『トラブル? 宇宙のお姫様?』
京太郎「いや、違う……でも違くはないのか?」
照姉に相談するために
俺は何一つ包み隠さずに話した
もちろん、デートのような散歩の中身とかまでは
さすがにいうことはなかったが。
照『……ん~』
聞き終えた照姉は
そう唸り、静かに声を出した
照姉『京ちゃんらしさといえばそうかもしれないし、だから私は良いんだけど……』
京太郎「照姉?」
照姉『ううん、こっちの話。それより、姫様の態度から解ることはあるよ』
流石照姉だ
話を聞いただけで解ってくれるとは……すごい
照『でもね、それを私が言うべきかどうか……』
京太郎「どういうこと?」
照『そのままだよ。京ちゃんには言うべきではないってこと』
先輩にも言われた言葉
それを照姉は繰り返し
そして話を続けた
照『だって、姫様は忘れるし、忘れてって言ったんだよね? なら、もう流すべきだと思う』
京太郎「け、けどさ……」
照『姫様の気持ちは解ったし、置かれてる状況もなんとなくだけど解る。だからこそ、私は止めておくべきだと思う』
照姉はここに居るわけじゃない
見ていたわけでもない。ただ、話を聞いただけなのに……
1、それでも……教えて欲しい
2、解った……自分で調べる
3、忘れるなんて……できないんだ
4、なんでそんなこと言うんだよ……味方じゃないのかよ……照姉!
5、その他自由言動
05分以降
って、人いるのかな?
いるよ
自分で確かめてみる。
だけど、照姉はどう思った?それだけを教えて欲しい
了解、いくよー
これは2かな
もしくは自由安価で「1度離れてみるべきなのかな?」とかか?
1、それでも……教えて欲しい
2、解った……自分で調べる
3、忘れるなんて……できないんだ
4、なんでそんなこと言うんだよ……味方じゃないのかよ……照姉!
5、その他自由言動
安価下3
安価下コンマ判定
4 照『それは姫様も同じ。でもね……』
0 照『そっか……』
7 照『忘れさせてあげても良いよ。私が』
ゾロ=7 77=別イベ 44=4
京太郎「忘れるなんて……できないんだ」
照『そっか……』
照姉はそっけなく呟くと
黙り込んでしまい、電話を通して沈黙が広がっていく
京太郎「だ、だってたった2週間だけど――」
照『それは解ってる。聞いただけでごちそうさまって思ったから』
京太郎「なら」
言いかけた言葉を
照姉は「でも」と、遮った
照『どうしようもなかった時、どうしようもなく辛いと思う』
京太郎「…………」
照『それでも、京ちゃんがどうしても姫様を忘れたくないなら。私は止めない』
俺がどうしても忘れたくないなら止めない……か
忘れたいわけない
それは誰とのことだって当たり前だ
京太郎「照姉……なに、当たり前のこと言ってるんだよ」
照『だって、解ってるから』
照姉は言葉を抜いて話してくる
でも、抜いた部分は言われなくても分かってしまう
同じように、
照姉だって言わなくても分かるのだ
照『ごめんね、傍にいてあげられなくて』
京太郎「俺が選んだことだし……」
照『私は淡に選ばされたことだけどね』
照姉は小さな苦笑を交えて呟いた
京太郎「ごめん、淡が強引に誘って」
照『でも、私はそれが嫌だったわけじゃない。淡のことは嫌いじゃないから』
京太郎「本人に言ってあげてくれ」
照姉と淡は仲が悪いどころか
姉妹のように仲がいいってことは周知の事実だ
だから、咲も俺も
照姉が白糸台に行くことを止めたりはしなかった
照『役に立たないこと、一つだけ教えてあげる』
京太郎「ん?」
照『竹取物語って、面白いよね』
京太郎「竹取物語?」
照『うん。それだけ。もしももう駄目だと思ったら電話して。私が……迎えに行ってあげるから』
照姉はそう言い残し、電話を切ってしまった
来ないでください、迷子になるから。と、
言いそびれてしまった
学生寮(昼)
携帯の時間を確かめてみると
もう、お昼になるという頃だった
京太郎「…………どうしよう」
時間だけが無駄にある
いや、無駄ではないかもしれないけど
何をしたら良いか解らない今は
ただ、無駄に流れていくだけだ
京太郎「……先輩」
1、部室へ
2、ネトマ
3、電話(咲、照、淡)
4、霧島神社へ
5、和菓子屋
6、散歩
7、ぼーっとする イベント待機
8、その他自由明記
安価下2(同レスコンマ判定 選択肢 1、4、5、6、7のみ)
1456(2 霞 4 巴 6 小蒔 8 春 0 初美)
7( 45 淡 67 咲 28 春 39 霞)
気晴らしに散歩をすることにした
晴れでも雨でもない曇り空
なんだか今の自分みたいで
思わず苦笑が漏れてしまった
京太郎「……照姉は、絶対に迷うよなぁ?」
迎えに来てもらうつもりはないけど
遊びに来てもらう程度なら大歓迎だ
だけど……ここは駅から近いわけじゃないし、自然に囲まれてるし
バスを乗り間違えたりでもしたら……
京太郎「淡か、迎えが必須だよな」
などと、
段々と先輩のことから思考を切り離していったものの
途切れればまた、
となりに誰もいない寂しさからか
また暗い空気に戻ってしまった
京太郎「………………」
まだ少し冷たい風が吹き、
飛ばされていく落ち葉などが
今の先輩との関係にも思えて
見ないようにとうつむいた
京太郎「……照姉は何かヒントをくれた。か?」
照姉が言ってくれたのは
忘れないと辛いってことと
役に立たないという前置きの元、竹取物語って面白いよね? とかいう
良く解らないこと
照姉も本を読むのは好きだし
ただ単に気に入った物語を言っただけだろうか?
とりあえず
一人で悩んでいても
思考は同じ考えをめぐるだけで
なんの進展もない
京太郎「どうするかな……」
昼時だし……
その言葉につながったのは
先輩の好きなお食事処だった
1、部室へ
2、お食事処へ
3、霧島神社へ
4、和菓子屋へ
5、先輩と行かなかった場所まで行く
6、その他自由明記
安価下2(同レスコンマ判定)
(2 霞 4 巴 6 小蒔 8 春 0 初美)
選択肢4では、 2桁目奇数でイベント 7で追加イベ
選択肢3では、 2桁目4、44でイベント(44の場合、春ではなく、小蒔)
先輩のことから離れようと
先輩とは歩くことがなかった道を
ただひたすらにつき進んでいく
民家を通り過ぎ
通り過ぎる人さえも居なくなってしまうほどに
人気ないような場所を求めて
ただただ、歩いていく。そして
京太郎「………………」
獣道とも思えるような道
その先にあった
木に囲まれ、
神秘的だとも思えるような空間に残された岩というには小さく
石と言うには大きすぎるその席に
俺はゆっくりと座り込んだ
座り込み、精神集中で何かに目覚めるわけではないし
振動を利用したいわくだきを習得するわけでもなく
ただただ、落ち着ける場所にここを選んだだけだ
いうなれば…・…秘密基地のような
そんなくだらないとも言われてしまうような物
京太郎「………………」
周りには木だけしかなく
孤独感が増すこの空間は
精神的な意味で、無駄に達観させてくれるみたいだけど
残念なことに達観しているだけでは
何かが変えられるほど、世界は甘くないのだ
京太郎「……なんて、いつか読んだ小説っぽいなぁ」
少し、先輩の悩みから離れることができた
どうやら、静か過ぎて
軽く寝てしまったらしい
京太郎「……寒っ」
森の中という空間はただでさえ寒い外の中でも
一層寒い場所というだけあって
体が震えてしまった
京太郎「ふむ……」
ここに来て、どれくらいの時間が経ったのだろうか?
圏外になっている携帯電話は
夕方少し前の時刻を指しているようで
少し長く休みすぎてしまったようだった
安価下コンマ判定
4 6 8 コンマぞろ目でイベント(悪)
判定1
何の問題もなく森を抜け
元の道まで戻ってきた
京太郎「……どうしようか」
なんの予定もないと
休みの日って学校ある時よりも苦痛なんだなぁと
しみじみ思う
1、寮に帰る
2、部室へ
3、霧島神社へ
4、和菓子屋へ
5、その他自由明記
安価下2(同レスコンマ判定)
124(2 霞 4 巴 6 小蒔 8 春 0 初美)
3(02 小蒔 13 春 46 霞 57 初美 89 巴)
選択肢4では、 2桁目奇数でイベント 7で追加イベ
選択肢3では、 2桁目4、44でイベント(4と44は別)
※イベント有り ただし、巫女s接触なしイベント
昨日のことのお礼も含めて
俺は和菓子屋に行くことにした
京太郎「こんにちは、お姉さん」
「あらっ、いらっしゃい」
おb……さんは笑顔で迎えてくれた
もちろん、それは営業スマイル
とは……言い切ることはできない
「今日はなんの御用かしら。連日のサービスはなしよ?」
京太郎「いえ、そのお礼をしようと思いまして」
お礼をされることは嬉しいはず
なのに、お姉さんはつまらなそうに顔を顰めた
「お礼なんて要らないわ。お節介だもの」
京太郎「いえ、それでも……ありがとうございました」
神代先輩に別れを告げられることになったものの
先輩は笑ってくれた
例えそうでなくても
感謝はするべきだから
「要らないことされると、要らないことしたくなるのよねぇ」
なんですかそのやられたらやり返す精神は……
と、思ってはいても口にはしない
思った時点でアウトかもしれないけど
「小蒔ちゃん、今日も来てないのよ」
京太郎「はい?」
「毎日ってわけでもないけど、1週間に一度は来るの」
そうは言うけど
昨日、お姉さんのおかげで
神代先輩は食べることができたし
それなら来る必要はないはずだ
京太郎「そんなに来て、お小遣いとか平気なんですかね……」
「もちろん毎日じゃない。それに、霞ちゃん達が一緒に来るもの。止められるわ」
止められるようすが容易に浮かび
思わず笑ってしまった
そんな会話のおかげか
気分が軽く和らいだところで
お姉さんは小さく笑った
「ねぇ、小蒔ちゃんは貴方にどう見える?」
京太郎「え?」
お姉さんはそれが本題だったとでも言うかのように
真面目な表情で訊ねてきた
「楽しそうに生きてるっていうのはわかるんだけどね」
京太郎「…………………」
1、じゃぁ、なんなんですか?
2、別に見えるんですか?
3、俺には、幸せそうに見えましたよ
4、先輩は楽しいって言ってましたよ
5、その他自由明記
安価下2
京太郎「何かを抱えながらそれでも楽しそうに笑って見せてるように見えました」
「ん~……」
お姉さんは俺の言葉を吟味するように
黙り込み、俺を見つめ
「それもそうかもしれないけど……」
静かで悲しげな声で言うと
ため息をつき、出口を見つめた
「私には、鳥よ。籠の中の鳥」
その言葉を理解するのに
普段よりも長く時間が必要で
そのままお姉さんの言葉が続く
「どう? 後輩くんには、ちょっと難しい言葉かしら?」
そして、笑った
安価下コンマ判定
7 ゾロ目で 追加イベント
「まぁ、後輩くんが言うことも間違いじゃないわ」
お姉さんはそう言うと
一口サイズのお菓子をくれた
「小蒔ちゃんは困らせたがらないからね」
京太郎「………………」
だからこそ
俺に忘れろと言い、自分も忘れるといった
先輩は、そう言う人
自分が抱える秘密を、どんなにつらくても言わないような人なんだ
「また今度、2人で来てね?」
京太郎「……出来れば。来ます」
そう残し
俺はお店をあとにした
安価下コンマ判定
(0 初美 3 春 4 霞 7 小蒔 9 巴)
ちょっと中断
質問等ありましたらどうぞ
その帰り道
目の前から先輩は歩いてきた
それに最初に気づいたのは俺だが
先輩から隠れたりだとか
そういう余裕を与えてくれることもなく、
先輩は俺に気づいてしまった
小蒔「あっ……っ」
一瞬、顔を背け、
小蒔「こんにちは、須賀くん」
先輩は笑顔でそう言った
普通の挨拶のはずなのに
普通には感じられないのは
俺に気づく前の先輩が
あまりにも儚げだったからだろうか
小蒔「それでは、また部室で」
そんな数秒もない思考の間に
先輩は横を抜けて、振り返らずにそう告げた
京太郎「先輩……?」
本当に忘れたわけじゃないはずだ
なのに
今までのことが何もなかったかのように
先輩はただの部員に対する態度だった
何も言わなければこのまま終わりだ
何もしなければこのまま終わりだ
京太郎「………………」
1、先輩、待ってください!
2、先輩、俺は忘れませんよ!
3、後ろから抱きしめる
4、なにもしない、何も言わない
5、今、幸せですか?
6、俺は……先輩を諦めませんよ
7、いつか理由、話してくれますよね?
8、俺と……逃げませんか?
9、その他自由明記
00分以降
1、先輩、待ってください!
2、先輩、俺は忘れませんよ!
3、後ろから抱きしめる
4、なにもしない、何も言わない
5、今、幸せですか?
6、俺は……先輩を諦めませんよ
7、いつか理由、話してくれますよね?
8、俺と……逃げませんか?
9、その他自由明記
安価下2
京太郎「先輩!」
大声で叫ぶ
聞いてもらうとか、聞かれるとか
そういうことは関係なく、届けるために
京太郎「俺はいつでも小蒔さんの味方でいますから」
先輩は黙ったままで
振り返ることもなくて
でも、歩いていくこともなかった
京太郎「本当にしたいこと、後悔しないことを、よく考えてください」
小蒔「…………………」
京太郎「俺も……ちゃんと考えて行動しますから」
先輩は最後まで黙って聞き、そして振り返った
小蒔「須賀くん……」
京太郎「………………」
先輩は悲しそうに
俺のことを遠目に見つめると
言葉ではなく、態度で
首を横に振るという行動で
その心の内を明かした
小蒔「何が言いたいのか、私には解りません」
京太郎「っ………」
なんでだよ。と
叫びたくなる気持ちを抑えつけ
それでも抑止を逃れた視線は厳しく見つめた
安価下コンマ判定
44 イベント
4 霞
0 小蒔「……ごめんなさい」
7 小蒔「……でも」
77 イベント
ゾロ目なし
そんな俺に対して
先輩は笑顔を見せてもくれず
ただ、背中を向けて一言
小蒔「……ごめんなさい」
そう、残しただけだった
京太郎「…………………」
味方でいるって、言いましたよ
後悔しない選択をしてくださいって
その答えがごめんなさいって
京太郎「なんだよ……それ」
なんなんだよ……くそっ
何も出来ないことが悔しくて
やり場のない握りこぶしを強く、打ち合わせた
【安価】京太郎「俺が活躍する……」【2nd3スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する……」【2nd3スレ目】 - SSまとめ速報
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