【安価とコンマで】幻想に走り給うⅧ【幻想入り】 (1000)
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`¨`ー'ー- 、_ノ \ ヽ、
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「――すべての想いに、巡り来る魂の祝福を」
このスレは幻想郷を舞台に色々やろうっていう東方安価コンマスレです。
筆者が甘いので色々とご迷惑をお掛けすると思いますがご了承ください。
独自解釈、キャラ崩壊、パロディネタが多いと思われます。
更新は基本不定期です。ごめんなさい。
主は遅筆です。
以上で大丈夫だ、付き合ってやるって人がいるならば、よろしくお願いします。
コンマは基本的に>>1の采配で行っています。
補正とか色々で+-が付いたりします。
自由安価時にお下劣な内容などこれはダメだなーと判断した際は安価↓にすることもあります。あしからず
以下、過去スレ
第一幕
主人公:安藤(妖怪・細胞生物)
(始まり~)
【安価とコンマで】幻想に走り給う【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1357661533/)
(~第一幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365604576/)
第二幕
主人公:鎌足 零(妖怪・鬼)
(始まり~序章終了)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1368284855/)
(第二章)
【安価とコンマで】幻想に走り給う�【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373446161/)
(二章~終章 第二幕閉幕)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅤ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1375801188/)
第三幕
主人公:夢路 現(幽霊・怨霊)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅥ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383315512/)
(中盤~異変の途中まで)
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅦ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385033465/)
(夢路異変途中から~)
このスレ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1387368247
※皆さん!新スレですよ、新スレ!!
※22:00~23:00の間に再開予定
※再開場所は、前スレの布都登場の場面から
※再開しようと思えば、文が思い付かない不都合
※前スレ 935 選択:2
かつん、かつん、と。
この空洞の中に響いたのは、一人の足音だった。
カタナ
己を抱くようにしながら座っていた俺は、それに気付き入口の方へと視線を向けた。
布都「――夢、というのはとても良いものじゃ。誰もがその中で過ごす事を、拒みはせんじゃろう」
語りながら入って来たのは、布都だった。
ゆっくりと、少しずつ俺の前へと歩みながら彼女はその小さな唇を動かす。
布都「じゃが、それは決して強制出来るものではない。そして、夢は終わるから夢なのじゃ。……なあ、現よ。我は今、怒っているし、悲嘆しておる。その理由はわかるじゃろ?」
仙気を滾らせながら、俺を見据える布都は紡ぐ。
理由。ああ、そうだな。わかるぞ。わかっているが――。
現「知らんな。……俺は俺の為に、俺が望み俺が求めたものを俺がすると決めた。だから、お前のその『理由』とやら、どうでもいい」
布都「……そうか。ぬしはそう言うのか。太子様の言っておった通りじゃな」
現「ほう、太子から何か聞かされているのか?」
聖徳王、豊聡耳神子――俺を幻想に走り給う者と言ったものの、一人。
彼女から、何かを布都は聞いているらしい。
布都「……ぬしは赫子じゃ。唯我に侵された者じゃ。我は、そんなおぬしを救う為にここに来たのじゃ」
現「俺を、救う?」
唯我、ああ。そういうことか。確かに俺は、自らの失態でそうされたな。
そうか、そう言う見方もあるのか。
現「……ハハハ、ハハハハハハハハハッ!!」
布都「可笑しいか?我がぬしを救うと言ったことが」
知らんな。
布都「可笑しいか?我のこの行動が、滑稽に見えるか?」
知らんな。
布都「現よ、我が思いでおぬしを止めよう。……おぬしは、少し暴れすぎたのじゃ」
現「呵呵ッ!来ると言うならば、斬り眠らせるのみぞ。我は夢路に齎された現なれば、その天命を全うするまで」
そう、止めさせはしない。止まる事など許さない。
俺の歩みを邪魔出来るのは、俺を越え、その先へと歩める者だけなのだから。
……布都よ。その気持ちだけは、嬉しかったぞ。
※判定
コンマ偶数で現先攻 奇数で小町先行
判定直後
あ
※間違えて前スレに貼り付けるミス。あれ、何やってんだ俺。落ち着こう。そうだ、落ち着こう
>>8 コンマ:奇数 布都先攻
布都が両腕を広げた瞬間、俺を襲ったのは皿だった。
斬り払い、割れる音が響くと同時にまた皿が飛んでくる。
布都「おぬしがどれだけ強かろうと、我は倒れん!我は、おぬしを止めると決めたのじゃ!!」
現「それを言うならば、俺はそのままお前にその言葉を返そう。俺とて、倒れるわけにはいかんからな!!」
そう、どれだけ傷付こうが、どれだけ阻害されようが、俺は進むのだ。
この刃で、斬り拓くのだ。
その為に夢で斬り、ここで斬っている。
ここまで来たのだ。ここで倒れるのは、斬った者達にも申し訳が立たなくなる。
現「さあ、布都。この程度、というわけでもあるまい?」
布都「当たり前じゃ!」
そうして、展開されたのは幾多もの皿の弾幕。
どこにそれだけ隠していたのか、と尋ねたくなるほどの物量が俺へと降り注ぐ。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
判定直後
小手調べ
>>12 コンマ:2+1=3 ※布都有利
傷が疼く。反応が、鈍くなる。
体が上手く動いてくれない。こんな時に、疲れが顔を覗かせて来た。
現「ッ……!」
何とか皿を斬り払い直撃を防ぐが、腕や頬を回転する皿の淵が掠めていく。
布都「苦しいのじゃろう?疲れたのじゃろう?おぬしの心がそう訴え掛けて来ているのはないか?」
現「戯言だ、そんなもの。俺の覚悟は揺るがない。俺の信念を曲げるわけにはいかない。そう、この程度で歩みを止めるわけにはいかないのだ」
――迷いなど、無い筈なのだ。
だから、ここで負けるなどあってはならない。
歯を噛み締め、刀の持ち手を強く握り直し、再度集中力を高める。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
不利:-1
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
判定直後
ここで不調か…
>>15 コンマ:7 ※現有利
保て、痛みなど、疲れなど今は捨て去れ。
戦いの中でそんなものを感じる暇など無い。
そうだ、俺は誰かを斬り伏せるために生まれた存在なのだから。
現「喝ッ!!」
布都「なッ!?」
気合を哮らせ、地面を強く踏み込む。
俺の叫びで布都の動きが怯み、その隙を逃さんとして跳躍する。
現「お前の『正義』と俺の『正義』。どちらが上か、試してみせよッ!!」
布都「言われずとも、そのつもりじゃあッ!!」
肉薄を狙い、布都へと突進しようとするが、それをさせんとまた皿が飛んできた。
掠り、抉られるが俺は止まらない。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+1
判定直後
えい
>>18 コンマ:ゾロ目 ※現のカウンター
瞬歩による瞬間的な加速の連続。
少しずつ、少しずつだが皿を見切れる様になれてきた。
傷の痛みも、疲れも忘れて前へと進み続ける。
そう、この一撃が成すのは――。
現「まずは、その意気を削がさせてもらおうか」
布都「くっ……!?」
未来への、渇望である。
爆発的な加速を瞬歩によって行い、そのまま縦に回転しながらの前宙斬り。
それを薄皮一枚で避ける布都へと、俺は急停止からの急発進で体当たりを喰らわせた。
現「無拍子ッ!!」
布都「が、はッ……!?」
一瞬の内に肩と肘で繰り出される重い攻撃は、布都は地面を転がっていった。
構え直し、そのまま追撃に掛かろうとするが彼女はその途中で宙へと舞い上がり勢いを殺す様に旋回する。
布都「重いな、ぬしの攻撃は……」
俺を見ながら、布都はそう呟いた。
そのまま片手で印を結び始めた彼女の後方に、空間が開き始める。
そこから顔を見せたのは、木造の船首。
布都「ならば、見せよう。我が力を、ここにて!天符「雨の磐船よ天へ昇れ」ッ!!」
全貌を見せる、舟盛りの土台の様な小舟。
その上に乗った彼女は、俺を見下ろしながら掌を開く。
布都「往くぞ現よ、ここからが本当の勝負じゃ」
現「呵呵、船を斬るのもまた一興ぞ!!」
発進を始める船から大量の光弾が放たれ始め、布都からも矢が放られる。
俺はその中を掻い潜り、切り裂かんと気を高める。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
判定直後
ほい
>>25 コンマ:9-1=8 ※現有利
まずは、かく乱。
この弾幕の中を抜けるには、直線を行くのは蛮勇だ。
布都の死角を狙う様に、飛び回る。
布都「ぬしは何故、この様な真似をしたのだ!」
現「それを知って、お前にどうこう出来る事ではない!!」
布都「まずは話してみようと、おぬしは思わぬのか!!」
思わんよ。そんな事をしている暇が有れば、俺は先に誰かを眠らさなければならないのだから。
心の中でそう呟きながら、俺は徐々に接近していく。
現「布都よ。知らぬ方が幸せだという現実も、あると言っているのだ」
布都「我はそれでも――!」
現「だから、ここで眠っていてくれ。それが俺の、望みだ!!」
布都「最後まで、聞かんか馬鹿者ーッ!!」
さあな。聞く耳など、持っておらぬよ。
俺は、馬鹿者だからな。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+1
判定直後
ほい
>>28 コンマ:6 ※接戦
船の立ち回りが、厄介だと俺は感じている。
俺を上に行かせない様に、弾幕を放たれている。
引き剥がされてはいないが、どうもこれ以上接近を許されない。
嗚呼、何と歯痒いものだ。
布都「く、中々粘るな、現よ」
現「お前こそな」
それを、彼女も感じているらしい。
……状況を打破は、どちらかが隙を見せた時か。
その瞬間を待ち、耐え忍ぶ。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+1
判定直後
※すいません、眠いので今日はここまでで。
※明日もやります。再開の時間は未定。昼にやれればやるかも。
※では、お疲れ様です
おつー
※昨日やると言ったな。申し訳ない、あれは失敗に終わったんだ。
※というわけで、今日こそはやります。10:00頃に点呼して、人が居れば再開します。
午前中にやるのか…
仕事で出来んわ
出来れば夜にやって欲しいな
>>36
※昼間にもやるし、夜でもやる。そんなスタイル
※さて、再開しようと思います。書きながら人を待ちつつ、って感じになりますかね。
※とりあえず、現時点で参加してくれる人は居ますかー?
>>30 コンマ:9 ※現有利
少しずつ、ほんの少しずつだが接近することに成功している今。
布都も焦っているのだろう、やや狙いが甘くなってきている。
剣よりも弓と言われた時代を生き抜いて来た技術は、伊達ではない。
俺の中に培い、蓄積されたかつて主人だった男の技は、今でもちゃんと通用している。
現「布都よ、この程度か。……これならば、かつての戦場の方が辛く思えるぞ」
布都「ううう……!我を舐めてくれるな、現!」
現「ならば、この手負いの俺に届けてみせろ。その弾が、張子の虎でないことを、証明してみせろ。……尤も、その実力をお前が有しているのならばの話だがな」
煽り、逆撫でさせる様な発言をする。
これに掛ってくれれば、恩の字だ。
ムキになった状態の相手程、御し易いものはない。
……まあ、例外は存在するが。
さあ、お前はどっち側かな、物部 布都。我が、友人よ。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+2
判定直後
ほい
※昼の部はのんびりまったりやっていきましょう。内容は苛烈かもしれませんが
>>40 コンマ:8+1=9 ※布都が挑発に乗った様です
布都「言いたい放題言いおって……!現よ、その発言を今更後悔しても遅いぞ!!」
まるで、水を限界まで入れた桶をひっくり返した様な弾幕が、船から放たれる。
数による圧倒を、彼女は選択した様だ。
だが、密度はあれど狙いが更に甘くなっている。
……掛かったようだな。
現「感情を制御出来ない者程、戦場で負けるのだ」
呟き、冷静に隙間を縫って船へと接近していく。
この程度の事で、俺を撃ち落とせる等と思ってもらっては困る。
現「そして、その選択がお前を追い詰める」
布都「船底に潜り込まれたじゃと……!?」
布都から見て、死角と成り得る場所に潜り込み刀を構え精神を研ぎ澄ます。
船を斬る、というのは始めてだが――。
ヒ フ ミ ヨ イ ム ナ ヤ ココノ タリ
現「壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖 拾 」
祝詞を唱え、更にその階位を底上げする。
布都「斬れると思うでないぞ、我が船をそこらのモノとは違うのじゃ!!」
フルベ ユラユラト フルベ
現「布留部 由良由良止 布留部ッ!!」
知っているよ、そんなことは。
だからこそ、俺も本気を見せてやろうと言うのだ。
この大怨霊の欠片を持ち、神霊としての可能性を示せる俺の本気を。
トクサノカンダカラ
現「十種神宝、この呪法こそ、お前を斬るに相応しかろう」
そう、物部の祖神とされる櫛玉命(くしたまのみこと)を詠ったこの技を、披露してくれよう。
※判定
7以上、もしくはゾロ目で布都撃墜
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+3
判定直後
yasa
>>42 コンマ:4+2=6 ※撃墜ならず、継続
その刹那、全身に走ったのは激痛だった。
無理が祟ったのか、それとも警告なのか。
これ以上の力の行使を邪魔したのは、他でもない自分自身だった。
現(ぐ……!こんな時にッ!!)
心の中で悪態を吐き、歯を軋ませながら痛みを堪える。
絶好の機会と状況を、みすみす逃すわけにはいかない。
布都「どうした、現よ。船ごと我を斬るのではなかったのか?」
現「ッ!!」
刹那、目の前に降りて来たのは布都だった。
布都「絶好の機会を逃して、残念じゃのう!!」
そして彼女は、そのまま俺へと襲い来る。
動け、動け。まだ大丈夫の筈だ。
寧ろ、今こそが絶好。目の前に、布都がその体を曝してしている今こそが絶好だ。
現「斬るさ、今がその時だ……!」
嫌な汗が全身から流れ出る。痛みが俺を鈍らせる。
だが、ここで俺が倒れるなど、あってはならないのだ。
※判定
7以上、もしくはゾロ目で布都撃墜
龍脈を司る風水師:-1
天符「雨の磐船よ天へ昇れ」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+3
判定直後
ほい
>>44 コンマ:0 ※布都撃墜
動け、動け、動け、動け。
気を滾らせ、痛みを中和しろ。目標は目の前、それ以外は有象無象だ。
刀を強く握り締め、奥歯をしっかりと噛み締めろ。
そう、今こそが、飛翔の時なれば。
布都「現、おぬしを止めるのは、我なのじゃ!!」
現「違う、俺を止める者は――」
その刹那、脳裏に浮かんだのはあの少女の姿だった。
そう、俺が待ち望んで居るのは、彼女なのだ。
何処までも真剣で、何処までも愚直な彼女を俺は、待っている。
だから、俺は――。
現「――俺を超え、俺を斬る気概を持つものだけだッ!!」
回転する皿が風を斬りつつ俺へと向かってくる。
その全てを俺は斬り払い、布都へと肉薄する。
現「その船を、両断させてもらおう。……なに、この俺に斬れぬものなど――」
振り上げ、強大なまでに増幅させたのは剣気。
揺らめくのは、蜃気楼の様に纏われた巨大な刃。
現「何も、ない!!」
轟、と。
振り下ろしたその一瞬の後に巻き起こったのは唸りだった。
船は真っ二つに両断されると旋風の様に発生した空気の流れに巻き込まれ、木片へと瓦解していく。
布都「なっ!?」
布都に直撃することは叶わなかったが、その流れに巻き込まれて地面へと降下していく。
その際に、幾つかの木片が彼女の体にぶつかっていくのを俺は目にした。
布都「痛たた。酷い事をするものじゃな……」
それでも尚、眠らぬ布都に俺は嘆息を吐く。
お前ら皆、揃いも揃って粘り強いな。
現「……やはり、斬らねば眠れぬ様だな」
布都「ふん、次こそは負けぬ。戯れはもう終いじゃ!!」
やる気が満ちているのは構わんが。
現「そうだな。……戯れなど、している暇はない」
もうそろそろ、夢路へと落としてくれようか。
布都「……なあ、現よ。ぬしは何故こうも頑なになっておるのじゃ」
現「知った事。俺はこの異変を完遂しなければならぬのだ。……・俺だけで良い。この幻想郷という大地に立っているべきは、俺だけだから」
そう、その先に待っている存在が居るのだ。
それをどうにかする為に、俺はこの幻想郷を一度『終わらせる』必要がある。
布都「唯我の理で、ぬしは満足出来るのか?」
現「満足だとか、そういう話ではない。これは、俺という存在に課せられた天命ぞ」
布都「……やはり、ぬしは変わってしまったのじゃな。残念極まりない話じゃ。我はぬしを気に入っていたと言うのに」
――知らんな。
ああ、知らん。そんな寂しそうな顔をされても、そんな胸を締め付ける様な物言いをされても。
現「……知らんな。そんな勝手な幻想を、夢路を抱かれても、この現を破る事など、させぬよ」
――本当に?
布都「そうか。ぬしは、そう言うのか。ならば、致し方なしじゃ」
現「そうだ。そうだとも、そんな戯言は、夢なのだ」
――そう思うか?
布都「……なんじゃ、情けないぞ。そんな顔で我を斬るなどと言うのか」
現「そうだ。その為の覚悟と信念を俺は抱いている。……楽しい等と思えぬさ。だが、やらねばならないのだ」
――そこに、嘘があるとするならば。
布都「……・やはり我がぬしを止めないとなぁ」
――俺は、楽しい日常を、あの気ままに楽しく過ごせる日常を、今でも求めているということだ。
布都「ぬしが犯した罪は、我が炎で裁いてくれよう」
そうしている内に、彼女は印を組んで言葉を放ち始める。
地面全体へと広がる波紋。
それはやがて、火の粉を散らして炎を巻き上げる。
布都「――「大火の改新」。我が秘技を受けよ、現」
発生する炎の渦が柱の如く立ち連なる。
それが、彼女の秘技らしい。
布都「我が秘技を恐るならば、この炎を越える事など許さぬぞ」
現「冗談ッ!」
恐る事などない。俺は進まねばならない。
この体を焦がす炎が彼女の思いならば、それを踏み躙る事も厭わない。
俺は、屑だ。
だから、屑らしく、何事も超えなければならない。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
「大火の改新」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
判定直後
縺輔※
>>49 コンマ:0 ※現さんのカウンター
※……妖夢、本当に現さん倒せんのか?
炎の渦から、幾多の灼熱の弾が放たれる。
それを避け、斬り払い、肉薄する。
布都「……おぬしは、大馬鹿者じゃな」
接近した途端、呟かれた言葉と同時に俺と布都の間に炎の柱が新たに発生する。
布都「何も話さず、己から罪を被り、異変を起こした」
それを切り裂き、霧散させてから俺はまた突進を始める。
布都「この炎に焦がされながらも前へと進む気概を持っているのに、何故じゃ」
俺と一定の距離を離しながら、震える声で布都は語る。
布都「我らはそんなに頼りないか、現よ。おぬしから見て、我はそんなに頼り甲斐の無い存在なのか?」
現「そういう問題では、ないのだ」
布都「ぐッ……!」
言いつつ、急上昇と急降下で繰り出す踵落としを放つ。
布都はそれを防御するも、炎の海と化した地表へとぶつかりそうになる。
が、何とか体勢を立て直した様だ。地面に降り立ち、俺を仰ぎ見る。
布都「そんな、如何ともしがたい事が起こるのか?」
現「その為の、異変だ」
地面へと向けて、刃を振るう。
剣気を固めて放つ、所謂『飛翔する斬撃』だ。
布都は後方へと跳躍して、この技を避ける。
現「その為に、俺は皆を眠らせるのだ。先にも言っただろう。最後に立っているのは、俺一人だけで良いのだ」
そう、そうすることで皆を護れるのだから。
布都「そんな寂しい事を、何故自ら行えるのだ!」
現「そうしなければならないからに、決まっているだろうが!!」
迷ってはならないのだ。悩む暇などないのだ。
急を要する事柄だからこそ、そんな時間などないのだ。
この俺を越える事が出来るなら、それで構わない。
だが、それすら出来ない者を連れ立つ事など出来ない。
現「痛みを受け入れ、傷つくことも構わない。その先に安息を迎えるのは、俺だけでなく皆でもあるのだから!」
布都「その為に夢路へと、おぬしは落とすのか!!」
現「知らない方がいい事柄など、有り余ってこの現には多すぎるんだよ、布都!!」
この言葉こそ、俺の思いの真実なんだよ。だから眠れ、この地にて全てが終わるまで。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
「大火の改新」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
カウンター:+3
判定直後
ほい
>>51 コンマ:5+2=7 ※現有利
焦げ付く体の事など、どうでもいい。
痛みがどれだけ駆け巡ろうと、知らぬ。
現「どれだけ足掻こうと、届かぬ光が有るのならば――」
布都「そうまでして、そうまでなっておぬしの思いを折れぬならば――」
現「その行為こそ、愚かだとお前は思わないのか!!」
布都「我の思いこそ、おぬしを折る灼熱なのじゃ!!」
会話のぶつけ合いの中、俺の勢いが徐々に彼女を凌駕していく。
俺を折るなど、させはしない。俺を越えるなど、俺が許さない。
現「その力を持たぬ者は、眠っているべきなのだ。そうするのが、一番なのだと何故理解しない!」
布都「その先に、おぬしの孤独があるのを我は我慢ならぬのだと、言っておるのじゃ!何故孤独を欲しがる!!」
現「誰も、巻き込ませない様にする為だ!そうだ、この際だからお前だけには言っておこうぞ。……邪魔なのだよ、ここの住人がなァッ!!」
布都「なっ……!!?」
全て、ここに住まう者達を眠らせるのが一番だと判断した故の行動だ。
邪魔と言ったのは、わざとだ。そうしなければ、布都を割り切らせる事など出来ない。
俺だって、繋がりを断つ事など本来はしたくないのだ。
だが、俺の『正義』を行う為にはそうするしかない。
現「忘れ去られた者達の楽園がここならば、何故誰も彼もが繋がりを持っている。そんなこと、可笑しいだろう。ここは忘却の彼方にある場所なのだ」
布都「忘れ去られた者達だからこそ、繋がりを求めて何が悪いと言うのじゃ!!」
現「だからこそだ。……夢路の中に、繋がりなどない自己完結の現があるのだ。己のみを中心にした、己だけの世界が。それこそが、真理なんだよ。俺は、それに気がついただけのこと!!」
布都「おぬしという奴は……!!」
何も言うな、何も語るな。これ以上の深追いなどするな。
俺の声が震えていようと、俺の目に涙が滲もうと、この胸を締め付ける痛みがあろうと。
俺は斬らねばならないのだ。夢路に全てを落とさなければならないのだ。
幽々子に託された可能性を、彼女に託された願いを。
俺は、全うしなければならないのだ。
だから、これ以上俺の思いを揺さぶらせないでくれ。
だから、俺のやることを邪魔しないでくれ。
布都「この、大馬鹿者がぁぁぁああっ!!」
それで良い、それで構わない。
故に、だからッ!!
現「ここに眠れ、布都よ!!」
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
「大火の改新」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+1
判定直後
あ
>>54 コンマ:6 ※接戦
皿が割る音が何度も響いた。
轟々と唸る炎を、俺は何度も切り裂いた。
だが、布都はまだ粘る。
布都「眠るわけには行かぬのだ、おぬしを、我は救いたいから……!」
現「不要也、そんな思いなど、余計な世話だ!」
布都「我はおぬしを好いておるから、そう願って何が悪いというのじゃ!!」
知らん、聞く耳など持たぬ。
胸が、一層強く痛みを放つ。
現「知らぬ、存ぜぬ!それ以上語るな、話すな、喋るな閉ざせ!!俺の邪魔をするな!!」
布都「お断りじゃこの大馬鹿者ォッ!!ああ、もう知らせる事などないと思っていたのにおぬしは頑な過ぎるのじゃ!!」
嬉しい、と心の底で思う自分が居た。
こんな俺を好いてくれるのか。ああ、嬉しくないわけがない。
だが、ここでそれを受け入れてしまえば全てが無に帰してしまう。
受け入れる事など出来ない。今更過ぎるのだ、その言葉は。
そして、それに俺は応える術など持ち合わせていない。
俺の心はすでに――。
現「煩わしい、姦しい、五月蝿い止めろそれ以上語る事など俺は許しはしない!!」
布都「五月蝿いのじゃ五月蝿いのじゃ五月蝿いのじゃッ!!良いから我を受け入れるのじゃァッ!!」
現「それを、出来るわけがないだろうがッ!!」
知らん、知らん、知らん!!
炎に焦がされながら、互いにその持ち得る全てを使って争いながら。
しかし、痴話喧嘩さながらに言葉を交わしながら。
俺達は、お互いの思いをぶつけあう。
受け入れられるわけがない。
その告白には悪いが、俺には心に決めた相手がいるのだ。
だから――。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
「大火の改新」:-2
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
有利:+1
判定直後
あ
>>56 コンマ:1 ※布都のカウンター
※布都ちゃん、粘り過ぎて現さんの黄金の精神を揺さぶらせてる
布都「例え叶わぬ思い出も構わぬのだ。おぬしの事を好いている我がいることを知っていてくれればそれで構わぬのだ」
現「――やめろ」
布都「おぬしを一目見た時から、我はぬしが只者ではないと思っておった。太子様が何故おぬしを呼んだのかも合点がいった」
現「――語るな」
布都「そんなおぬしの強さと前向きさを、我は尊敬した。そして、その思いが好きという感情に結びついたのじゃ」
現「――それ以上、何も言うな」
布都「おぬしが好きだから、おぬしを愛そうと思った。だから止める為にここに来たのじゃ!救いたいと願ったのじゃ!!それを拒まないでくれ、現よ!!おぬしの罪を我は許す!だから、だから我と共に来い!!」
現「そんな事――」
そんな、今更過ぎる事を。
そんな、綺麗な言葉を。
そんな、純粋な思いを。
現「受け入れるわけには、いかないんだよ布都ォッ!!俺はもう、やりきらなければいけない所まで来てしまっているのだから!!」
涙が自然と流れ出す。
俺の覚悟と信念に皸が入る。
ああ、わかっている。この行動が、皆にとって悪行である事を。
だが、こうしなければいけない理由があるのだ。
現「皆を護る為に、俺が出来る事などこれしかないんだ!!だから――!!」
布都「共に分かち合えば良い事を、胸の内に秘めていれば誰も理解など出来るわけがなかろう!!」
現「それが出来れば、苦労など誰がするものかァッ!!」
そう、誰にも現実味がない事だからこうするしかなかったのだ。
『あの存在』を、誰も知らぬから。
その異常を、誰も察していなかったから。
幻想に走り給う者として、俺はこうしたのだ。
それが間違っていると言わないでくれ。
俺を惑わさないでくれ。
頼む、友人よ。
そう思った刹那、目の前には炎を纏った布都の姿があって――。
布都「目を覚ますのじゃ、現ゥウウウウウウウウウウッ!!!!」
その拳を振り上げた。
※判定
5以下で現撃墜 0・ゾロ目で現のカウンター(0・ゾロ目は補正を受けない)
龍脈を司る風水師:-1
「大火の改新」:-2
蓄積した傷:-2
カウンター:-3
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
判定直後
1
>>61 コンマ:5-4=1 ※現、撃墜 残機:2
酷い衝撃が、頬を突き抜けていく。
熱い痛みが、俺の意識を揺さぶらせる。
布都「はぁ、はぁ、はぁ……!」
布都が肩で息をするその声が、耳に入ってくる。
俺は大の字に倒れながら、目を瞑る。
布都「どうじゃ……。響くじゃろう、我が拳は」
ああ、響くな。痛いぞ。物凄く。
布都「さあ、これで観念してくれ、現よ……。出来るならば、これ以上おぬしを――」
現「知らんな」
布都「おぬし……!」
ああ、痛む。意識を一瞬でも持っていかれそうになるほどだった。
成程な、それほどの思いで俺に対峙してくれていたのか。
現「立ち止まる事など出来ぬと、俺は言ったぞ布都。……ああ、良いだろう。お前をまさしく、『強者』と認めよう」
そうだ。だから、もう形振りなど構っていられない。
そんな事など、するわけにはいかなくなった。
布都「おぬし、何をするつもりじゃ……?」
現「見せよう。お前がそうだと言うのなら、見せなければならない。……この異変を起こすきっかけとなった者の力、その端だけでも、お前は感じなければならない」
そうだ。あの時、同調してしまったが故に俺はこの力を持つ事となった。
それを感じて尚、越えていく事を決めさせなければならない。
本来、妖夢に見せてやろうと思っていた力だが――。
現「致し方なし。……唯我の理、お前が俺を止めるというのなら、これを越えて見せろ」
そうして、俺の中に巣食っていたあの存在の力をここに、顕現させる。
ナムダイテング ショウテング ウマナテング スウマンキテングライリンエイゴウ
―― 南無大天狗、小天狗、有摩那天狗、数万騎天狗来臨影向 ――
アクマタイサン ショガンジョウジュ シッチエンマンズイネンヨウゴ オンテキコウフク イッサイジョウジュノカァァジ
―― 悪魔退散、 諸願成就、 悉地円満随念擁護、 怨敵降伏 一切成就の加ァァ持ッ!!――
―― 罨 有摩那天狗 数万騎 娑婆訶・罨 毘羅毘羅欠 毘羅欠曩 娑婆訶 ――
ゲレツチクショウ ジャケンソクショウノドォォリ
――下劣畜生――邪見即正の道ォォ理 !!――
心臓の鼓動が、何よりも高く跳ね上がる。
早鐘を打つ。背中に感じるのはあの『異常』を持っている存在だ。
その視線を、背中越しに感じる。
布都「な、なんじゃそれは……」
だから、それを正面に見据えた布都が震えるのも、仕方ない事だ。
これぞ、唯我を至高と信ずる者の『一部』。
精神潜行で皮肉にも得てしまった、唯我の理の欠片。
現「唯我曼荼羅・射干。……これぞ、俺が超えなければならない者の『一端』にして、お前が越えるべき壁だ」
布都「おぬしは、こんなものを背負っておるのか……!?そんなものを背負って、何も思わぬのか!?」
現「思わぬよ。そしてこれに怯えている様では俺を超えさせるわけにはいかぬ。……俺という一人がこの幻想郷に立つことを、妨げることなどさせられぬ」
言いつつ、心を蝕むこの理を、精神で抑え付ける。
布都「そうなのだな。それが、お前を狂わせた原因なのだな……!!」
現「……並大抵で超えられると思わないことだ」
刀を振るう。
豪烈な風が、吹き荒れる。
現「今の己は――」
一歩踏み出す。
大地が、揺れる。
現「唯我の法を、持っている故に比例なく強いぞ」
そう。これを越える事が出来なければ、やはり眠ってもらうしかない。
これぞ俺の真実。俺の辿り着いた答え。
この『影響』を受けない夢路へと、皆を落とす事で護るのだ。
食い合いなどさせない。この射干を背負うのは、俺だけで良い。
現「往くぞ」
そうして、俺は轟音を響かせて翔ぶ。
※判定
1 ファンブル(布都のカウンター)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(布都が撃墜)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
判定直後
斬
>>65 コンマ:4+3=7 ※現有利
布都「ひっ……!?」
現「これを引き出せたお前に褒美をやろう。この異変を何故、俺が起こしたかだ」
怯えた声を出しながら、布都は俺の一撃を避ける。
それと共に地面が割れ、地響きと共に元に戻る。
現「この射干は、唯我を促進させる。俺とて、自分を保つのも限界がある。それがこの幻想郷を包み込めばどうなると思う?」
布都「……争いが、起こる」
現「そうだ。他人など知らぬ、我こそが最上。そんな思想が蔓延り満たされる。他人を殺す事など厭わぬ。他人を踏み潰してこそ存在を感じられる。他の者等有象無象、そんな者達の世界が現となる」
布都「だからおぬしは、夢路へと導いたのか……!?」
現「その通りだ。夢の中という自己で確立された世界であれば、そのような事など起こらぬ。……だから俺は、この射干の影響から皆を護る為に斬っているのだ」
それを越える者が居れば、それは間違いなく希望の光だ。
俺とて、それに成りたい。皆を護りたい。
だが、この射干はそれを許さない。だから、俺を今尚蝕み続けている。
布都「おぬしはその苦しみから逃れたいと、思わぬのか!?」
現「逃れてどうなる?誰かがやらなければならないことを、俺はしているだけの事だ。……俺に並び立つとは、この射干を乗り越えられる者のみに赦されることだ」
そう。だから俺はここで、強者を待った。
現「俺の夢から逃れ、この異変を止められる者こそ、それに相応しいのだ。……俺を止めて見せろ、布都。この射干を乗り越えて見せろ。そうすれば、認める。この幻想郷を護る者は、多いほど良い」
だが、それを出来るものは『あの領域』に登り詰められた者だけだ。
そこまでの渇望を持っている者だけだ。
布都「……そうか。それがぬしの本当の望みであるならば」
再び、地面から沸き立ったのは炎だ。
布都「その望みを、我は叶えたい。我はそなたの隣に並び立ちたい!そう思うぞ、現よ!!」
――「大火の改新」。
布都の思いが、炎となって渦巻き立ち連なる。
それで良い。お前もその一人に成り得る資格を有する者なれば。
現「その思いを、その渇望を俺に示して見せるがいい」
妖夢同様。お前も、そうなれる可能性があるのだ。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
「大火の改新」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
有利:+1
判定直後
※更に判定
8以上で妖夢推参
判定↓2
て
う
※いきなり推参ですか、妖夢さん。出番スタンバッてたんですね、妖夢さん
>>69 コンマ:5+2=7 ※現有利
>>70 コンマ:8 ※妖夢推参
炎を消し飛ばしながら、布都へと接近する。
まだ怯えている様子が、時々見えるのは気のせいではなさそうだ。
気丈に振舞っているが、それが彼女の限界なのかもしれない。
布都「く……ッ!!」
現「どうした、布都。俺を越えるのではなかったのか?」
やがて、肉薄。簡単なものだ。
怯えを持っている者など、取るに足らない。
それを克服出来ない者から、戦場では脱落していくのだ。
布都「我は、我はぁ……!!」
そう言って、歯を軋ませる布都。
ああ、頑張ったよ、お前は。
俺にこれを引き出させる程、お前の思いは強かったのだ。
だから、俺を一度でも捉える事が出来たのだ。
現「だが、それもここで――」
刹那の事だった。
言い終え、刀で斬りつけようとしたその時、衝撃を感じたのだ。
手を放す事はなかったが、その内に布都が俺の距離から逃げていく。
現「……遅かったな」
妖夢「し、しょう……!!」
ゆっくりと振り返ると、そこには刀を振り切った体勢の妖夢の姿があった。
斬撃を飛ばして、俺の邪魔をしたのか。
妖夢「何をしてらっしゃるのですか……!その凶つな空気は何ですか……!!貴方は、何をしたいんですか!!」
現「これは、とんだ邪魔をしてくれたものだな……」
妖夢「答えてください……!答えろォッ!!」
何時の間にか、炎は消えていた。
布都の姿が見当たらない。何処かへと隠れたのか?
……しかし、答えろ、か。
現「始めて会った時以来だな、お前が俺に敬語を使わないとは」
妖夢「貴方は、自身が何をしたのか理解してらっしゃるのですか!!?」
現「理解しておるよ。十二分にな。……お前こそ、そんな立ち振る舞いでよく俺の前に立つ気になっているな」
妖夢「ふぅ、ふぅ、ふぅ、ふぅ……!!」
恐怖と怒りと雑念と、色々と混ぜ合わせた様な表情で妖夢は俺にその刀を向けている。
……駄目だな。ああ、それじゃあ駄目だ。
現「下がっていろ。俺は今、布都の相手をしているのだ」
背を向けて、妖夢を視線から外す。
その瞬間、また新たな衝撃が俺を襲った。
妖夢「無視を、するな……!!」
現「するさ。今のお前は、布都以下だ。そんな状態で、俺に勝つ事など叶うものか」
布都「ならば、二人ならどうじゃ?」
継いで、風を切り裂きながら布都の皿が俺を襲う。
……成程。二対一をしようとでも言うのか。
妖夢「手出し無用!こいつを斬るのは、私の役目だ!!」
布都「そんな状態で何を申す。おぬしとて、我と同じく現に恐怖を感じているのじゃろ?」
妖夢「恐怖など……!」
見ていられないものがあった。
……思いが先走り過ぎていて、どうも望んでいた状況からかけ離れてしまっている。
妖夢「私は白玉楼の剣だ……!幽々子様を斬った者を、この手で私は斬らねばならない!!」
布都「……現、おぬしそんなことまでしたのか?」
無言で、俺は二人を見つめる。
それが答えである。
布都「……成程の。なら、やはり一人で相手させるわけにはいかぬようじゃ」
妖夢の隣に立ち、布都はそう言って皿を構えた。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 布都有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
龍脈を司る風水師:-1
蓄積した傷:-2
生命の二刀流:-1
バラバラな連携:+1
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
有利:+1
判定直後
※休憩を挟みます。再開は夜になるかな?
※判定に被っていた場合、このレスの↓で判定です
※では、一端お疲れ様でした
あ
乙
現的には己を単騎撃破しないのはOKなのか?
久々に見たらかなりスレ進んでてびっくりした、特殊設定って今どん位ある?
>>77
※現さん的には、自分の先を越える可能性を示してくれれば良いと思っているのでおーけー。
>>80
※特殊設定は26くらいですねー。使える種族や条件があったりするので実際に日の目を見てるのは少ないです
※炊事やったりしてから再開しますー。恐らく途中で飯抜けすると思われ
※20:30頃に再開します
※再開
>>74 コンマ:7+4=11(0) ※擬似クリティカルにつき、布都撃墜
妖夢が迫り、布都が皿と弾幕を張る。
一見、前衛後衛と役割を果たしている様に見えるが、その連携は見事に甘い。
妖夢「く……ッ!」
布都「なっ……!」
だから、要所でかち合う。お互いがお互いを邪魔しあう結果を生む。
布都「先走るな!我が援護しているというに、大局を見誤るでない!!」
妖夢「知った事か!私はこの人を――夢路 現という存在を斬らなければならないのだ!!悠長に、様子見などしている暇など――!!」
現「……そんな気持ちで、そんな考え方で俺を斬るだと?」
布都・妖夢「――ッ!?」
一歩、踏み込みながら俺は怒気を含ませながら呟く。
現「俺も舐められたものだな、妖夢。……布都の進言も聞き入れられない程に怒り心頭なのはわかるが」
そして、瞬歩を用いて、盛大な土煙を巻き上げながら潜行する。
現「そんなだから、お前は半人前なのだ。……何の為に俺を師事したのだ、お前という奴はッ!!」
妖夢「知らない、知らない知らない知らない!!今更師匠するな!!お前は幽々子様を斬った!私達はお前に裏切られたんだ!!」
現「……・物事を片面から見るのはやめろよ、魂魄 妖夢。ならばお前が無力なことを、ここに証明するだけぞ」
布都「がッ……!?」
その中で、俺が掴んだのは物部 布都の小さな頭だ。
左手でその頭蓋を鷲掴みにして、俺は力を込める。
現「見てみろ。お前が焦るからこうなるのだ」
妖夢「貴様は……!」
布都「う、つつ……!!」
――すまない、布都。お前を俺は利用する形になる。
好いてくれて、ありがとう。その気持ち、素直に嬉しかった。
……だが、ここで眠っていてくれ、我が大事な友よ。
目を覚ましたその時、全てが終わっているだろうから。
現「斬り捨て、御免ッ!!」
布都「ッ……!!」
そうして、右手で持っていた刀でもって布都の体を深く突き刺す。
血が溢れ、布都の口からも紅い液体が漏れる。
現「これが、お前の弱さだ。……妖夢、お前がちゃんとこの者と連携していれば、話も別だったろうにな」
妖夢「貴様は……!貴様は何処までェェェェェェエエエエエッ!!!」
力を失った布都の体を横たわらせてから、俺は妖夢の斬撃を受け止める。
その叫び声が、その悲痛な表情が、見ていて、聞いていて心を締め付けた。
いまさら師匠するなってとこは師匠面するなではないか?間違ってたらすまん
俺が、何の為にお前を鍛えたのか、わからないか?
心の中で、そう呟きながら俺は妖夢と刃を打ち合わせる。
何故俺が幽々子を斬ったのか、お前は問わないのか?
継いで、そう思いながら妖夢を弾き飛ばす。
それまでの剣士なのか、お前は。我を忘れ、俺を斬る事だけを考えているだけのお前に、何の意味があるのだ。
再び地を蹴り、向かって来る妖夢の顔を見据えながら、俺は拳を強く握る。
妖夢「夢路……!現ぅぅぅぅぅぅうううッ!!」
現「その意気や良しとしよう。……だが、その程度ではなぁっ!!」
お前はそこまでの女ではないだろう?
お前は俺を感嘆とさせた剣士だろう?
その才能を、ここで開花させずしてどうするのだ。
怒りに我を忘れて、どうするのだ。
打ち合わせ、何合も刃を交わす。
現「そら、そらそらそら!!」
妖夢「オォォォォォオオオッ!!」
猛る妖夢の咆哮が、空洞の中を響き渡る。
伝わらぬかな、この刃を通して。
気付かぬかな、この戦いを通して。
お前ならば、出来る筈だろう。
だから――。
現「俺を超えたくば、もっと気概を見せてみろよ、この馬鹿弟子がァッ!!」
お前が応えてくれなければ、俺のこれまでの積み重ねが無駄になるだろうが。
両腕を開き、剣気を増大させる。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
判定直後
は
>>84
※おうふ、脱字です。脳内補完していただければ幸いです
>>86 コンマ:9+2=11(0) ※擬似クリティカルにつき、カウンター
現「弱い、弱いぞ妖夢ッ!!俺を斬るのだろう?仇を取るのだろう?何故そうも弱々しい、へそで茶がわかせるぞ!!」
妖夢「私を、馬鹿にするなぁぁぁぁああっ!!!」
圧倒的に、俺の有利へと攻勢は転じている。
我を忘れた剣に恐怖など感じる事はなく、その太刀筋を見切るに容易い。
そうではないだろう、お前の剣は。
そうではないだろう、お前の武は。
現「お前はこの程度なのか魂魄 妖夢。お前が目指した白玉楼の剣とは、この程度なのか!!」
妖夢「それを今更お前に言われる筋合いなど、何処にもない!!」
現「あるんだよ、それがなぁッ!!俺が何故幽々子を斬ったか疑問に思わないのか?俺が何故異変を起こしたのか、疑問に思わないのか?」
妖夢「なぁっ……!?」
その言葉に、妖夢が動きを鈍らせる。
ああ、そうだ。それで良い。まずは俺の言葉に耳を傾けろ。
現「お前は知らなければならない。この語りを全て、この真相を全て!!」
刃が交差して、火花が散る。
鍔迫り合いに発展した中で、俺は更に叫ぶ。
現「まずはこの剣撃を、全て防いで見せろ!!」
妖夢の瞳を覗き込む様にしながら、俺は彼女を弾き飛ばした。
※判定
1 ファンブル(妖夢のカウンター)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(妖夢撃墜)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
カウンター:+3
判定直後
あ
>>90 コンマ:7+5=12(0) ※妖夢撃墜
叩き込むのは、多重の剣撃。
一瞬にして放たれる、陽炎の刃。
妖夢「が……・!!?」
現「防げないのか?情けない。情けなさ過ぎて涙が出るぞ。お前という奴は、それすらも出来ないのか?だから半人前と言われるのだ、お前はな」
膝を着く妖夢に向けて、見下しながら矢継ぎ早に煽り文句を言い放つ。
そうしてから語るのは、この先の『表向き』に考えた異変を起こした理由。
現「この異変は試練である。試練には、供物が必要だ。だからまず、幽々子を斬ってお前を奮い立たせる事にした」
妖夢「試練、だと……!?」
現「そうだ。これは俺の為に起こした試練だ。故に、強者たる者を集める為に夢で選定を行った。……そしてここに来た者を、俺は斬り伏せた」
ふらんどーる、博麗の巫女、小野塚、布都。彼女たちは、まさに強者足り得る者達だった。
現「試練とは、『流された血』によって終わる!!そう、供物から溢れた血こそが、俺に力を与えるのだ」
妖夢「その為に、そんな事の為に貴様は……!!」
現「そうだ。お前の言う『そんな事』が俺には大切なんだよ妖夢。……お前はどうだ?試練を乗り越える『強者』か?それとも、『血を流す供物』なのか?」
願わくば――。
そう、心の中で呟く。
何の為に、ここまで俺は罪を被る事を厭わず行ってきたのか。それは、紛れもなく『希望』を抱いているからだ。
俺を乗り越える『強者』。その存在が、『彼女』であると信じたからだ。
幻想に走り給う者として、そう信じて行動した。だのに――。
現「この様はなんだ魂魄 妖夢。怒りに我を忘れた剣士など、俺は望んでおらぬぞ。お前はそうではないだろう?」
妖夢「……・お前は、そうやって私を弄ぶのか」
……実際どうだろうな。
妖夢「そうやって、神様にでもなったつもりで、試練を与えるなどと言うのか」
現「……知らんな。その答えは、俺を倒した後に有るぞ?」
多分、であるがな。
この身は怨霊にして、神霊と成れる可能性を有していたのだ。
……神、か。誰もを護れる神など、何処にもいないのかもしれないな。
妖夢「私は、私はそんな貴方の姿など、見たくない!!だから、だから斬る!!真実は、斬って知るものだと教えられたのだから!!!」
妖夢の体から、異様な気配の片鱗が見え始める。
……後、ひと押しか。
妖夢「ああぁぁぁぁぁぁあああ!!!人鬼「未来永劫斬」ッ!!!!」
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
???:-2
人鬼「未来永劫斬」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
判定直後
やあっ
>>96 コンマ:ゾロ目 ※現のカウンター
※更に判定
コンマ6以上、またはゾロ目で――?
現の狙い:+1
???:+2
判定直後
ほい
>>101 コンマ:5+3=8 ※成功 フラグ1、設立
狙いを澄ませた反撃。
幾ら素早かろうと、その機微さえ捉えてしまえば合わせるに苦労はしない。
妖夢の動きを、俺は良く知っている。
修行の中で、見せてくれていたのだから。
だから、俺は、その現象に戸惑いを覚えた。
現「なん……ッ!?」
妖夢「壱ッ……!」
小野塚が行った、距離を操る事による瞬間移動。
それに似た事を、彼女はやってのけたのだ。
妖夢「弐ッ……!!」
現「くっ……!?」
妖夢「参、肆、伍、陸、漆ッ!!」
現(目覚め始めたのか、ここに来て……!?)
計、七つの斬撃。その全てを何とか防ぐが、しかし一か八かの状態である。
妖夢「捌玖、拾ッ!!」
そして来たるは、三連の斬撃。
それに合わせ、俺は目を凝らしながら刀を振るった。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
???:-2
フラグ1:-1
人鬼「未来永劫斬」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
カウンター:+3
判定直後
はい
>>103 コンマ:00 ※カウンター継続
※コンマ神よおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
現「お前は……!!」
妖夢「まだまだぁぁぁぁああ!!」
刀が空を斬り、虚しい音が鳴る。
この力がもしも、俺の狙いによるものならば喜ぶべき状況だ。
だがその発現を、はっきりと妖夢は『口に』していない。
ので、このまま負けるわけにはいかない。
現「……人に逢ては人を斬り、鬼に逢うては鬼を斬る」
妖夢「布留部 由良由良止 布留部ッ!!」
現「神に逢うては神を斬り、妖に逢うては妖を斬る」
この刀こそが、己であるならば。
彼女の行く道を示すのも、我が役目。
そう、俺を越える事が出来るのはお前なのだと定めたのだから。
現「――ツルギの理、ここに在り」
妖夢「この一撃で……!」
現「俺を越せると、思うなぁあッ!!」
互いに合わせた様に、刃と刃がぶつかり合う。
※判定
1 ファンブル(現が撃墜)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(現のカウンター)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
???:-2
フラグ1:-1
人鬼「未来永劫斬」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
カウンター:+6
判定直後
へい
>>109 コンマ:6+3=9 ※現有利
最初に体勢を崩したのは、妖夢だった。
が、刀を振るうと同時に、彼女の姿が消える。
距離を斬っている、とでも言うべきか。
……面白い。
現「か、呵呵ッ!そうなるまで、俺が憎いか妖夢ッ!!」
それでも、良い。
俺を斬るという渇望が、そうまでさせるのならば。
妖夢「貴方を、越える……。そう、それこそが、私がこれまで目指して来た道」
現「そうだ。その思いを糧にしてみせろ。俺の教えを、全て己の術に昇華させてみせろ!!」
彼女の表情が、何処か遠くを見ている様に思えた。
怒りに因われて居た先とは違い、その動きにずっとキレが出始めている。
……怒りが通り過ぎると冷めるというが、そういうことなのだろうか?
まあ、そんなことはどうでもいい。
彼女の中に眠っている筈のものが目覚めるのであれば。
オ レ
現「さあ、まだまだこれからぞ。……『■■』を越えるには、まだ足りぬ!!まだまだ足りぬ!!」
刀を強く握り締め、距離を斬って移動する彼女へと瞬歩で肉薄を目指す。
戸惑いがまだあるのだろう、簡単に近づく事が出来た。
その思いを消す程、俺の相手に集中してもらおうか。
妖夢「私は、剣だ。この剣で、誰よりも強くなりたいと願った……」
現「おおおおおおおおおっ!!」
※判定
1 ファンブル(妖夢のカウンター)
2~3 妖夢有利
4~6 接戦
7~9 現有利
0・ゾロ目 クリティカル(妖夢が撃墜)
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
???:-2
フラグ1:-1
人鬼「未来永劫斬」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
優勢:+1
判定直後
よ
>>113 コンマ:9-2=7 ※優勢継続
妖夢「だから私は、それだけは――譲りたくない。譲れるわけが、ない!!」
剣気を纏い、此方へと跳ぶ妖夢を俺は迎え撃つ。
その体は、一本の鋼。
強きを求めて、誰よりもそう有りたいと願うのであれば。
俺も、相応の力で応えなければならない。
そうして、まだまだ引き揚げる。
現「そうだ、お前はその願いを強く抱け。そして渇望しろ」
妖夢「私は、剣。何もかもを斬り裂く、ひと振りの鋼……!」
ユメジ
現「俺という『蜃気楼』を斬れるのは、お前だけだ。お前が良いんだ」
妖夢「白玉楼を護る、誰よりも強い剣……!!」
ウツツ
現「お前の力で、その『渇望』をここに示してみせろ!!そうして、俺の『希望』となって見せろ。……それが出来なければ」
妖夢「はぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!」
現「ここで眠れ、妖夢!!」
妖夢「チェストォォォォオオオオッ!!」
※判定
5以下、ゾロ目で現撃破
生命の二刀流:-1
蓄積した傷:-3
???:-2
フラグ1:-1
人鬼「未来永劫斬」:-2
大怨霊の欠片:+2
聖遺物:+1
精神【0】:+1
唯我曼荼羅・射干:+2
優勢:+2
判定直後
へい
>>116 コンマ:6-1=5 現、撃墜 残機:1
※更に判定
コンマ6以上、またはゾロ目で――?
現の狙い:+1
???:+2
フラグ1:+1
判定直後
もうだめだあ
>>118 コンマ:8+3=11(0) ※擬似クリティカル
※視点変更のお知らせ
◇
そこは、有る筈のない光景の中だった。
満開の西行妖が庭に咲き誇り、その前に居るのは私だ。
西行寺 幽々子。それが、私の名前。
幽々子「……これが、満開の西行妖なのね」
現さんに斬られて、夢の中に居るのだからこれが見られない筈がない。
だから、私はそう願ってみた。そうすれば、見れた。
ああ、なんて美しい桜吹雪。
誰もが魅入られたと言われる事がある。私もまた、この光景を何度も夢見たものだ。
幽々子「……でも、夢の中なのだから、こんなものよね」
実際に見ているわけではないのだから、美しいな、と。
そう思うに留まるだけ。
所詮、ここは夢路の中。現さんの導いてくれた、夢の中なのだ。
そんな夢の中に、突如としてすきまが開かれた。
……あら、意外。来てくれるなんて、思ってもいなかったわ。
幽々子「いらっしゃい、紫。私の夢路の中へようこそ」
紫「……」
幽々子「うふふ、そんな怪訝な顔をしないで頂戴。言いたい事、わかってるから」
紫「何故、こんな事になるように仕向けたの。幽々子」
……わかってる、って言ったじゃない。
私の話、聞いてなかったのかしら。
幽々子「会話の無視なんて、頂けないわねー」
紫「茶化さないで頂戴。……貴女、何が目的なの?」
目的、と言われてもそんなこと、一つしかないじゃないの。
敢えてそれを問うの?貴女らしくないわねぇ。
幽々子「幻想に走り給う者の為に、一石投じただけじゃない」
紫「あの彼が、それだと思ってるの?」
幽々子「そうよ。……彼こそがそう。そして、妖夢もそう」
紫「妖夢が……?貴女、何を仕組んだの?」
あら、貴女ほどの者がそれに気付いていなかったの?
そう思うと、くすくすと笑いがこみ上げてくる。
幽々子「私が投じた一石の波紋は、遠い彼岸へと届けられた。……そうして帰ってきた波紋が、共鳴したの」
そう。私が選んだ魂は『同調』を得意としていた。
護りたいと強く願う、そんな魂だった。
楽しく気ままに過ごしたい、そう願うが故に誰かと繋がる事が出来た。
幽々子「試練の供物は、良いもの程素晴らしい結果を生むらしいわ。……ねえ、紫。あの人と妖夢。どっちが供物だと思う?」
紫「……ッ!そんな事をして、そんなイレギュラーが認められると思うの!?」
幽々子「ええ、私が認めるわ。私は貴女を深く理解しているからこそ、こうしたの。この異常を解決するには、私達の誰かがその内の一人であるべきなのよ」
その為に、私は彼を選んだの。
妖夢がその一人に成る事を願って、そうなれると渇望した。
幽々子「最大の異分子は私よ、紫。私はこの幕劇をただで終わらせる気なんて更々ない。そうよ、私は貴女の考えを理解しているが故に、崩壊させるの」
紫「……そんな事をして、ただで済むと思っているの!?」
幽々子「思わないわ。……でも、そうせざるを得なかったのよ。だって、私は――」
狼狽する紫を正面に見据えて、私は笑う。
そう、この幕劇で生まれる絆だけではダメなのよ。
その中に、一人でも私達が元々居た場所の誰かが居ないと、そんなの他力本願で得た結果になってしまうのだから。
だから、私が動いた。私は貴女の『幻想郷を護りたい』という願いに深く強く共鳴出来る唯一の存在なの。
何て言ったかしら。宿主に寄生してから成長して、共々に滅びる病気って。
ああ、そうそう。思い出したわ。
アポトーシス
幽々子「紫。貴女の、『自滅因子』なのだから」
◇
私は、どうしてここに居るのだろうか。
最初は、彼が憎くて憎くて仕方なかった。
幽々子様を斬り、異変を起こし、それを自分の為だと言ったあの人に私は激しい怒りを覚えていた。
腸が煮えくり返るとは、まさにこの事だと思った。
……だが、今はどうだろうか?
彼と刃を交わして、そうして私は何かを感じたのではないだろうか?
かつて、この人と修行していた時の様に。
あの時と同じ、見守っている様な優しさを感じる太刀筋を私は感じたのではないか?
――あの時、彼は言った。
私に、白玉楼の剣に成れと。
ひと振りの鋼と成って、あらゆるものから白玉楼を護る者になれと。
妖夢「……私は、護る刃だ」
そう、誰よりも強く、誰よりもそう有りたいと願った。
それは不器用で、一途な想いが成れの果て。
それは不器用な、たった一つの誓い。
だから、私は我武者羅になっていたのだ。
妖夢「現さん。私は、貴方に並び立つ。そして、その先へと越えて行く」
互いに、傷だらけになった今。
漸く膝を着いてくれた彼に向けて、私は告げる。
幽々子様は、死んだわけではない。眠っているだけ。そう、彼の手によって眠らされているだけ。
彼を倒せば、幽々子様は目覚める。この幻想郷は目覚める。
その為に、私は両手の刀を強く握り締める。
現「その言葉、偽りはないな」
妖夢「無い。……この御前死合で、貴方の思いを私は受け取る。そしてその先を、私は見る」
そう、誰よりも強い剣として、白玉楼を護る者として。
彼に勝って、その証明を打ち立てる。
その為に、私は手に入れたのだ。
この沸き立つ思いこそが、渇望こそが――。
現「お前の力を、全て見せろ。……俺も、それに応えてやる。それが終わりだ」
妖夢「はい……。これで、終わらせて差し上げますッ!!」
そうして始まったのは、祝詞による詠唱だった。
ヒ フ ミ ヨ イ ム ナ ヤ ココノ タリ
現・妖夢「壱 弐 参 肆 伍 陸 漆 捌 玖 拾 」
フルベ ユラユラト フルベ
現・妖夢「布留部 由良由良止 布留部ッ!!」
妖夢「曰く この一児をもって我が麗しき妹に替えつるかな 」
現「ここに天の数歌 登々呂加志宇多比あげて 浮かれゆかまくする魂結の 聞こしめして幸給う」
妖夢「すなわち 頭辺に腹這い 脚辺に腹這いて泣きいさち悲しびたまう 」
現「我が身に阿都加倍奈夜米流 夜佐加美安倍久病をば」
妖夢「その涙落ちて神となる これすなわち 畝丘の樹下にます神なり 」
現「いと速やかに伊夜志たまいて 堅磐に常磐に守りたまえ聞こえしたまえと 」
妖夢「ついに佩かせる十握劍を抜き放ち 軻遇突智を斬りて三段に成すや これ各々神と成る 」
現「天の八平手打ち上げて 畏み畏み申す 」
妖夢「劍の刃より滴る血 これ天安河辺にある五百個磐石 我が祖なり 」
オン マリシエイソワカ
現「罨・摩利支曳薩婆訶 」
妖夢「謡え 詠え 斬神の神楽 他に願うものなど何もないッ!」
オン アビダヤマリシソワカ
現「罨・阿毘?耶摩利支薩婆訶 」
オトメラガ ソデフリヤマノ ミズガキノ ヒサシキトキユ オモイキワレハ
妖夢「未通女等之 袖振山乃 水垣之 久時従 憶寸吾者 」
キバク オン シン サンマヤギョウ ダイコンゴウリン
現「鬼縛――隠身 ・ 三昧耶形 ・ 大金剛輪ッ!」
妖夢「八重垣・佐士神・蛇之麁正――神代三剣、もって統べる石上の颶風 諸余怨敵皆悉摧滅 ッ!!」
現「ここに帰依したてまつる 成就あれッ!!」
妖夢・現「―――太・極―――」
妖夢「経津主・布都御魂剣 ッ!!」
現「紅楼蜃夢・摩利支天 ッ!!」
※判定
4以下で妖夢撃墜(残機:2)
7以上で現撃破(残機:1)
生命の二刀流:+1
蓄積した傷(現):+3
経津主・布都御魂剣:+2
幻想に走り給う:+1
大怨霊の欠片:-2
聖遺物:-1
精神【0】:-1
紅楼蜃夢・摩利支天:-2
判定直後
本番
>>125 コンマ:77(ゾロ目)
※コンマ神……。貴方って神様はホントに……
ちょっとイベントを長めに書くんで、時間ください(震え声)
※一応言っておきますが、妖夢の勝利ですよー
如何なるものも斬り裂く刃が、如何なるものを無に帰す蜃気楼を捉える。
ここに発生するのは、矛盾。
絶対に避ける事の出来ない斬撃を、避けるという無限の可能性を引き出す夢路が受けるのだ。
結果はどうか。
簡単に言えば、斬撃の方が圧し始める。
絶対に避ける事が叶わない―故に命中―という事象が発生するのだから、避けるという可能性が消滅し始めたのだ。
最小限の被害が現を襲う。
腕を裂き、足を斬られ、頬に傷が出来る。
普段の、全快の状態の彼ならば、それを受け入れて攻勢へと利用するだろう。
最小限の被害で、相手に競り勝つ術を彼は有しているのだから。
とどのつまり、『肉を斬らせて骨を断つ』。そんな、簡単な話。
しかし、今は違う。
同じ体技を用いる相手が目の前に居て、そしてこれまでの戦闘によって蓄積した傷が彼の足を引く。
見えない手に動きを阻まれる。それこそが、彼が斬り伏せてきた者達の意地でもあった。
彼を止める。その為に集った者達の作った道を、妖夢は走り抜ける。
妖夢「おおおおおおおおおおおおおおッ!!!!」
現「はぁぁぁぁぁぁぁぁああああっ!!!!」
鎌鼬の様な、あらゆる存在を断つ刃が妖夢から放たれ。
それを最小限の痛みとして受けながら、現が陽炎の様に幾多もの可能性を内包した刃で返す。
何合と打ち合い、何度も鍔迫り合い、何回も互いに弾かれる。
そうして、互いに上へ上へと引き揚げて行く。
妖夢「私は、貴方を越えて行く。……それが、私の思いを届ける唯一の術であるならば!!」
現「その思いを俺は受け止めよう。そして、お前を眠らせよう。……良く此処まで来た。ああ、お前を俺は誇らしく思う」
妖夢「師匠ォォォォオオオオオオオオオオオッ!!」
現「妖夢ゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウウウウウウウッ!!」
さながら二人は競う様に、そして噛み締める様にその刃を交差させていった。
高め合うには、独りでは成り立たない。
相手が必要なのだ。決して、独りではたどり着けない場所がそこにはあった。
唯我の理が、砕け始める。
汚染が釈かれ、現の精神を浄化していく。
幻想がそこに紡がれ、二人はその中をひた走る。
――幻想に走り給う者とは、この幻想郷に絆を紡ぐ者。
その輝きは、綺羅星の様に連なり煌々と照らす。
かつてのフランドールと安藤がそうした様に。
かつての霊夢と零がそうした様に。
彼らも、己が願いを曝け出し、紡ぐのだ。
そうして――。
◇
妖夢「……私の、勝ちです」
現「……ああ、お前の、勝ちだ」
妖夢の断迷剣が現の胸を貫く。
血が刃を滴り、彼の口から鮮血が漏れ始める。
これが、終わり。
これで、終わり。
夢路 現の起こした異変は、これで解決する事となる。
現「……俺は怨霊だから、こうするしか出来なかった」
妖夢「……はい」
現「それが間違いだったと、今も俺は思わない。俺は俺の思いに従い、俺は俺の『正義』を全うした」
妖夢「……はい、はいっ!」
現「喜べよ、妖夢。……お前は晴れて、俺を越えた。越えてくれた。俺の本当の望みを、お前は叶えたのだ」
抱き寄せる様に、妖夢の頭をその腕で包む現の表情は、穏やかだった。
憑き物が落ちた様なその顔で、彼は微笑み彼女の頭をゆっくりと撫でる。
現「俺の迷いは、断ち切られた。……異変で眠っていた者も、目覚めるだろう。申し訳ないが、ここで眠っている連中の看護を頼む」
妖夢「……はいッ!」
現「呵呵、泣いてくれるなよ。俺の罪を清算したのは、お前ぞ。その革新を喜ばぬか」
妖夢「ですが、師匠……!」
現「まだ、俺をそう呼んでくれるのか。嬉しいやら、悲しいやら。複雑ぞ……」
妖夢「私は、私は……!!」
現「そういえば、まだこの胸の内を語っていなかったな……」
妖夢「そんな、そんなこと、ここではなくても良いんです!!白玉楼で、ゆっくりと!!」
現「はは、そうもいかぬのだ。……もう、目が霞んで来ていてな」
妖夢「師匠ッ!!」
現「俺が、好いていたのは、な――」
※ヒロインレースです。ここでEDの分岐になりますが
※ちょっと諸用が出来てしまったので、抜けなければなりません。
※EDは多分、後日になると思います。それに伴い、後日談もまた。
※というわけで、ヒロインの選択をお願いします。
※選択
1:幽々子
2:妖夢
↓11までで多い方を選択
※では、また後日お会いしましょう。多分、一週間以内に更新はします。はい
※こんばんは。エピローグの投下を開始します。
※小ネタの方が難航しちゃってああだこうだとしてます。聖夜はもうすぐそこだよ!ちくしょう!!
※……エピローグが終わったら、キャラ作成ですね。今日はプロローグとちょっと先くらいまでやれればと思います。
※では、突発的な再開を致します
???日目
―三途の川―
「まだ、この場所に居たんですか?」
佇み、川の流れを眺めていた俺へと誰かが声を掛けてくる。
振り向くと、そこには二人の少女の姿があった。
「……まったく、せっかく私が送迎をしてやったってのにまーだ居たのかい、このろくでなし」
「まあまあ、落ち着きなさい。……心の整理が付かないようですね」
俺は小さく、首を縦に振る。
「……そうですか。なら、以前の様に慣れ親しんだ場所を回ってみては?」
その言葉に、俺は渋る。
「そんな複雑そうな顔しなさんな。良いんじゃないかい、まだ日の入りまでたっぷり時間もあるんだから」
……。
「あん?恨んでないかって?突拍子もないこと聞くね。……傷は治った。痕も残ってない。なら、なんでお前さんを恨む必要なんてあるんだい。ま、文字通り傷物にされたって意味じゃあ、お前さんに責任取ってもらうのも良いんだけどさ」
「こらっ!貴女はまたそんなことを!」
「っと、ははは。こんな風にどやされるから、そこまでの事とも思ってないよ。……本当に、お前さんを恨んじゃいない。私の言葉を信じられないかい?」
……首を横に振る。
「なら、気にすんじゃあないよ。そんな気の小さな男じゃないだろ、お前さんは。……それとも、長いながーい説法をこの方から聞かされたいのかい?」
「それを本人の前で言うんですか?」
「きゃんっ!?そんな怖い顔しないでくださいよ!冗談ですって!冗談!!」
そんなやりとりに、思わず笑みを溢す。
「……こほん。まあ、冗談とはいえ彼女の言う事にも一理あります。貴方には、役目を与えました。気持ちはわかりますが、その為にここへと連れて戻したのです。あまり、うじうじと悩まない方がいいと思いますよ」
「ほら、閻魔様が直々にそう言ってんだ。こんな所でぼさっとしてないで、さっさと行っちまいな」
ひらひらと手を振る死神は、そう言いながらも微笑んでいた。
その隣に立つ閻魔も、口元に笑みを浮かべている。
そんな二人の笑顔を胸に刻み、俺は一礼してからこの場から去ることにした。
「いつでも遊びに来なよ。お前さんと話すの、結構好きだからな」
「程々であれば、歓迎しますよ。彼女がサボっていれば、いつでも報告してください」
背中に受ける声に、片手を挙げて応える。
そうしてから、俺は幻想郷の空へと舞い上がった。
……まずは、あそこへ向かおう。
※選択
1:神霊廟へ
2:旧地獄へ
↓
―旧地獄―
ここに来るのも久方ぶりになる。
そう思いながら、相変わらず活気溢れる市場を歩き見回っていると。
「ん?あらあら、最近見ないと思ってたら、やっと顔を出しに来たの?」
ばったりと出会った土蜘蛛に、そう言われた。
「元気そうで何よりだわ。あ、怨霊にこういうのも変ね。……そうそう、そういえばだいぶ前に変な夢見ちゃってさ。それが異変だったって知ってた?」
……。
「え?それ、あんたが起こしたの?……へえ、意外とやるのね。凄いじゃない。幻想郷の殆どの住民がみんなして眠りから覚めない異変なんて、あんたよっぽど強いんだね」
頭を下げる。
「そんな、何で謝るのさ。寧ろ良い夢が見れたって、礼を言いたいくらいだよ。……へ?おかしな事を言うなって?馬鹿だねー。別に害を受けたわけじゃないんだし、気にしてる奴なんて少ないと思うよ?」
……。
「そんなこと気にしてたら日が暮れちまうさ。だからほら、頭を上げな。……寧ろ、怨霊らしいことしたんだよ、あんたは」
……。
「さってと、わたしはそろそろ行かなきゃ。……家建てなきゃいけないんだよ。日雇いの仕事でね。ああ、土蜘蛛ってのは、そういうの得意なんだ。勿論、私もそうさ。そうやって、その日暮らしをしてるのさ。ここ地底世界にはそんな連中が多いのよ」
頑張ってな、と伝えた。
「ありがとさん。……そうそう。家建てんなら言いなよ。格安で良い家、造ってあげるからさ。それじゃあね」
言うだけ言って、土蜘蛛は去っていく。
……すっかりと話込んでしまった。
そろそろ、あのあそこへと向かおう。
―仙界・神霊廟―
地底世界から、仙界へ来た。
ゆっくりと家屋へと歩みを進めていると、また見知った顔と鉢合わせた。
「あら、意外な奴が来たな。成仏したって聞いてたから、寂しくなると思ったんだが」
……。
「おいおい、そんな顔をするなするな。ただでさえ、布都が最近まで滅入ってしまってあたしらで――ああっ!だからしみったれた顔はやめろっての!」
両頬を抓まれた。
「ま、戻ってきたなら丁度良い。中入りなよ、太子様もいっからさ。……そういや、良い夢見れたよ。ありがとさん」
二股の尾を持つ亡霊の言葉に、俺は目を伏せる。
「礼を言われる筋合いなんかないって?なーに言ってんだか。ああいう無害な異変なら歓迎だよ。確かに、下手に目覚めちまった奴らにゃあ悪夢以外のなんでもないかもしれないけどさ」
……。
「不思議そうな顔してんな。ま、あたしはそう思ってるってこった。……んじゃ、またどっかでな」
そう言って、亡霊は去っていく。
……気は引けるが、中へと入ろう。
―神霊廟・家屋内―
「あら、いらっしゃったんですか。……ええ、お疲れ様でした、と言うべきでしょうか。賭けの方は彼女の勝ちだったみたいですね」
中で出会った神霊の言葉に、俺は疑問符を浮かべる。
「いえ、こちらの話です。……兎に角、貴方は駆け抜ける事が出来ました。これから先、幾多もの困難と真実が貴方を襲うことでしょう」
……。
「覚悟の上、と貴方は答えるのですね。……ふふ、やはり悔しく思います」
何が?と俺は問う。
「それも、こちらの話です。……ん?」
「太子様、そろそろ説法の……お、おおおおおおぬし!!何故ここに居るのじゃ!?いやそれよりも何故白玉楼に戻らん!!ま、まさかっ!?」
「なにがまさか、なの?」
「ははーん。戻ったは良いが追い出されたのじゃな?良いぞ良いぞー!我はぬしを何時でも歓迎するからの!」
とりあえず、でこを小突いた。
「痛っ!?な、何をするかこの大馬鹿者!!……え、違う?まだ戻っていない?寧ろ、なんで自分がまた戻って来たのかに驚かないのかじゃと?」
頷く。
「それは、信じておったからじゃよ。おぬしが我や白玉楼の者達を置いて消え去るなど有り得んじゃろ」
……。
「ふふ、そんな事言ってますが彼女。この間まで意気消沈していたんですよ」
「た、太子様っ!?」
俺は二人に、深く頭を下げた。
「……過ぎたことを、私は兎や角言いませんよ。それに、私が貴方を恨むのは筋違いというものです」
「恨むわけがあるか!何故我がぬしを恨まなければならぬのじゃ!……我は、おぬしに負けた。ぬしを止められなかったのは、我に力が足りなかった故じゃ。それで恨むのは、本物の弱者だけじゃよ。そこまで我の器は小さくないぞ、見くびるでないわ」
……。
「かかか、よいよい。もう頭を上げるのじゃ。我とぬしは『愛人』と呼べる程の仲じゃろうて」
空気が凍った。
「……貴方、彼女にいったい何を」
必死に首を横に振る。
「ぬ?『愛する友人』、という意味ではないのか?」
「違うわよ」
道士にそれとなく簡単に意味を説明した。
「な、なななななっ!?あやつめ!!我をからかいおったな!?」
顔を真っ赤にする道士。
亡霊にからかわれたらしい。
「何時になく落ち込んでいたから、そこにつけ込まれたのでしょうね。……ふふ、それにしても彼が来た途端に普段以上の元気さを見せるわね」
「……むう。太子様まで我をからかわないで欲しいのじゃ」
「だって、事実でしょう」
微笑ましく思えて、自ずと笑みを浮かべた。
「ぬしまで我をからかうのかー!?もう、知らん!どこへでも行くがよい!!」
どうやら、怒らせてしまったようだ。
……そっとしておこう。
「行くのですか?……彼女に行けと言われたから?ふふふ、間に受けなくとも」
……。
「そうですね。確かに、あまり引き留めても仕方ありません。……また、何時でもいらしてください」
俺はその言葉に頷く。
「……本当に行くのか?いや、寂しいわけではないぞ!」
……。
「あ、頭を撫でるな!……まったく、おぬしは本当にしょうがない奴じゃのう。ま、暇になったら何時でも遊びに来るが良い!我は待っているぞ!」
その言葉に、俺は笑顔で返す。
そうしてまた、一礼してから神霊廟を後にした。
……行き慣れた場所を回って、知り合いと語り、そうしていると自然と時間は過ぎて行く。
後は、あの場所に帰るだけ。
そう、帰るだけなのだ。
存分に、時間は掛けた。
あの日からずっと、俺はここへと戻る事を望んだ。
……閻魔の所で、その為に下働きをしてきたのだ。
俺の本当の気持ち。俺の本当の思い。
それを、彼女に伝える為に。
そして、俺は彼女に言うのだ。
そうして、漸く始まるのだ。
―白玉楼(夜)―
すっかりと、夜になってしまった。
『何時も通り』の時間に、俺はこの場所の玄関口の前で足を揃える。
最後にここへと来るのは、そう。『かつて』の日々と同じか。
玄関の引き戸を開けて、中へと入る。
そうして、最初に向かったのは西行妖の居る中庭だ。
……。
物言わない、五分咲きの桜の大樹。
満開になる事のない、あの日の様な大輪を咲かせる事のないこの木の幹に、手を当てる。
そうしていると、殺気が俺の背中を刺してくる。
「何奴かっ!貴様、そこで何をしている!」
叫び声と同時に、その少女は斬りかかって来る。
それを簡単な動作で避け、投げ飛ばす。
懐かしいと思う光景とやり取りだった。
「……は、はははは。敵いませんね、相変わらず、お強い」
震える声で、半人半霊は呟く。
「何故、と。どうして、と。今は問いません。ちゃんと、後で説明してください。……貴方には、まず会わねばいけない方がいる筈です」
……。
「ええ。ちゃんと、修行は続けています。一度勝てたからといって、また勝てるとは限りませんから。……はい。わかっていて、斬り掛かったんですよ。初めてお会いした時を思い出しましたか?」
俺は頷く。
「あの時から、思えば全てが始まっていたんですね。……はは、また貴方を師匠と呼ばせてください。やっぱり私は、未熟者ですから」
首を横に振る。
「そんなことはないって?……いいえ、私は思い知らされました。貴方を斬って、私は知りました。……独りでは強くなれないんです。私には、競い合える誰かが必要なんです。だから……」
……。
「はは、未練がましくなってしまいましたね。引き止めて申し訳ありません。……さあ、行ってください。貴方を待っている方の所へ」
俺は強く頷くと、屋敷の廊下を走り出す。
そうして、彼女の居るだろう部屋へと向かい――。
―白玉楼・幽々子の部屋―
「あら、どなたかし――」
最愛の人を、抱き締めた。
「――もう、何も言わずに抱き締めるなんて、少し乱暴だとは思わない?」
……。
「泣きながら謝るほど、私に会いたかったの?……へ?当たり前だって?ふふ、貴方らしくないわねー」
……。
「……そう。ずっとずっと、我慢していたのね。でも、貴方はやりきったじゃない。それは、誇るべきだと思うわよ」
……。
「ほら、何時までも泣かないで。私は貴方を恨んでないわ。だって、最初に申し出てお願いしたのは私よ?それを貴方は叶えただけ。そうして、貴方は私を勝たせてくれた。だから私は、貴方に感謝こそすれ、非難なんて絶対にしないわ」
……。
「……それと、閻魔様から聞いてるわよ。この白玉楼の御庭番になってくれるそうじゃない。おめでとう、そしてありがとう。貴方が戻ってくるのを、私はずっと待っていたのだから」
……。
「ええ、頼りにしているわ。……絶対に、私達を護ってね。例え、どんな強大な敵が現れたとしても」
俺は、その言葉に強く返事をする。
「ふふ、頼もしい限りねー。……えっと、それで。今更になってしまったけれど」
彼女は言葉を継いで、ぎこちなさそうにしてから頬をかく。
そして、その後に咲いたのは俺の知る最上の桜と同じ程綺麗だと思う、笑顔だった。
/\
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_, -‐/ ┏━┓ \ ̄`ヽ、
/ / . ┃ ┛ \丶 \ヽ
ノ | 丶/. ┗━━━ ヽ\ ゝ \
/ i i へ辷 r八マァ辷ヾ/r=≠ゞ
,'| ゞ{.´ヾ彡  ̄ ー´⌒ ー´丶人/ }
〈 \r=ヾノ i | ヘ ヽ ヘ | |
_ゝ/´- i | |{ ∧ ヘ |ヽ | ヘ | |:|
. \ー| | |、 |ヽ| ヘ |/__iノ |/'| / |、
. { | |ヘ | ヽ|‐, ヽ/ ,r=≠=、/ ./ {、\
. } | ', ヽ ,ィ气ミ、 ´ xxx /// ヽ\\
/〉',ヽ、\ ´xxxx. , ∠ , イ { ヽ \', \
// \\ _> , -‐、 ノヽ、\ \};ヘ. \
//| ∧ ノ ヽ、 、_ノ /| i \}、∧丿‐-ヘ ヽ
. / / .i/ ヽ | / |_ >r _ ´|ヽノ\| ∨ | }
{. /⌒ ̄ ̄ ∨ヽ,|___/イ ヽ`ー--r≠フ{ i ,/
\ i / {辷i┃ ヽ-、 .ー/ ┃}辷{ \ ´
. ` / }≠| ヽ / /フf/ ̄ ヽ
|⌒ヽ 〉-ヘ┃ , -ーVー、_ ┃/くフi / {,
. i\:. ヽ 辷ヘ_<´//|東yヽ >_/≠ {ノ ...:/i
|ヽ ヽ:. {彡 { | |. i | ヘ  ̄} ..::/ |
| ヾ,\ヘ ヘ,| | i .{,/ ゝ__/::/ /
rT≠YゞT⊥辷⊥ゝ ノ. ! ` || ヾT辷=≠ヾソtヽ、
_/ヾソ ´  ̄ ` ´ ̄ | / 人 ` 〈  ̄  ̄ ` ーヾくf,、
}辷/ i:; /-. . ' .:::. ゝ. ._} \フi
レ\ ',::ヽ, /レ ノ┘
\ __ , = = =ゝー ⌒ `´|= = = ヾ /_/ー-―‐ <Fフ
 ̄ヘ/ `\ / ノ ミ〉´ __ /辷{
, ' ヘ / i;:: ヽ ̄` ─/f≠ノ辷/
/ ∨ ヽ;. \ ノf{ ̄´ヾ/
/ _ ーイTヾ/ -ー 、 ヾ: ヽ /≠{、
, '十-―‐、´,」Z辷YノT≠ゞヾヽ、 ` :. ヽ/フ<´ \
ア⊥ヾソ┴´ : : ヘ=:/ ̄ `へ辷≠=z=fZゞ/ イゝ
}ニ辷⌒ヘ | : : ∨ | : `ヾi⊥⊥ノ_ ーヾ{
`/. ヽ ⌒ヘ i. / : :/ | : |´ゝヘ辷{´⌒
/ }/ / i : i ヘ´
/ / / ', . / ヘ
. / / i '、 ヽ { ヘ
/ / | ゝ \ ', ヘ
. / / ,' \ヘ ヘ
現「ああ、ただいま……!」
幻想に走り給う
夢 路 現
白 玉 楼
西行寺 幽々子√
終幕
※リザルト
名前:夢路 現
読み:ゆめじ うつつ
二つ名:白玉楼の御庭番
能力:守護する程度の能力
種族:怨霊(?)
危険度:激高
人間友好度:高(?)
精神【0】:あなたは何にも動じず、強く揺るぎない黄金の精神を持っている
頭脳【9】:天才と呼んでも過言ではない。自分で様々な問題を解決することが出来るだろう
潜在能力【7】:様々な可能性を宿している。
幻想郷縁起
白玉楼の御庭番として、閻魔から任を受けた怨霊である。
かつて、この幻想郷全体を夢の中へと誘う『祟り』という名の異変の主犯らしい。
基本的に、人間の里へと訪れる事はない。
日中、三途の川で水切り遊びをしているのが目撃例として挙げられている。意外と子供っぽい所もある様だ。
神道の道士や聖徳王と仲が良いとも聞く。
強さは、同じ白玉楼に住む半人半霊が師匠と仰ぐ程。無闇にちょっかいを出せば簡単に返り討ちにされるだろう。
守護する程度の能力とは、自己申告である。本来、どの様な力を持っているのかは想像に難くないだろうが。
持ち物
八卦炉(試作):火を起こしたり、風を吹かせることが出来る便利道具。ただし、自爆装置が付いている。
特殊設定
勇者
あなたは大いなる勇気を持つ者だ。
あなたは優しく、どんな恐怖にも立ち向かうことが出来るだろう。
効果:精神判定に+2 悪行と思われる行動が出来ない
聖遺物
貴方は聖遺物、もしくはその所持者だ。
その力は比類なく、そしてその願いでもって次々と姿を変えていくだろう。
効果:様々な判定で補正+1
現在行ける場所
白玉楼※拠点
旧地獄
三途の川
神霊廟
相関図
『白玉楼』
西行寺 幽々子:絶対に護ってね?約束よ、愛しい人(33)
魂魄 妖夢:私は、また貴方と共に修行できるのが嬉しくてたまりません!!(28)
『八雲家』
八雲 紫:……こんな展開、私は望んでいない!(1)
八雲 藍:幽々子様のお気に入りらしいですね(3)
『神霊廟』
蘇我 屠自古:また騒がしくなるな。良い事だ(2)
物部 布都:おぬしは!そうやって!我を子供扱いするでない!!(11)
豊聡 耳神子:……さあ、これからが大変です(9)
『花映塚』
小野塚 小町:何時でも遊びに来ておくれよ。私をサボらせる為にね(7)
四季映姫・ヤマザナドゥ:貴方の選択が間違っていなかったと証明してください(11)
『妖怪の山』
犬走 椛:怨霊なのに、悪い気を感じない……(2)
『地霊殿』
星熊 勇儀:へえ、そうか。そうなのかい(2)
黒谷 ヤマメ:ん?増築や改修なんかお茶の子さいさいだよ。任せなさいな(8)
※はい、というわけで現さんの物語は一旦終了となります。
※勇者という名の死に設定。おい、どうしてこうなった。
※妖夢ルートでは、聖遺物として彼女の三本目の刀になるのがEDでした。他?考えとらんよ。目安としか考えてないけど、好感度数値が桁違いなんだもの。
※八卦炉については、まあ、なんていうか、使いどころ無かっただけなんだ。うん。
※それと、妖夢との戦闘は妖夢がヒロイン候補になった時点でああなる様に構想していました。
※そんな風に、ある程度ヒロインによってはどう展開していくのか決めてある場合があります。
※まあ、安価次第で色々変わっていきますが。即興で書いてるわけですし。
※というわけでキャラメイクしてアフターを>>1が後日書置きしてから投下するか。
※それともこのまま即興でアフターやってからキャラメイクするか悩んでます。
※他の所だと、よくアフターをそのまま流れでやってる事が多いみたいだけど。
※うちはどうしましょうか。ちょっとアンケートしてみましょう。
※アンケート
1:このままアフター行こうぜ
2:いやいや、四代目だろ。四代目作ろうぜ
↓5までで多い方を選択
※アフターですね。了解です。
※では、現さんが主役をこなす最後の幕を開きましょう。
――いつの日か、越えるべき『運命』の日がやってくる事を俺は知っている。
その日が来るまで、かの『座』に刻まれるまで、俺は愛する者や大事な弟子と思うままに楽しく過ごそう。
この白玉楼こそが、俺の守護するべき場であるならば。
その為の、ひと振りの鋼として、生きていこう。
そう誓った日から幾分か過ぎたとある日の事。
これは、そんな俺の日常の記録である。
数え方が“本”だから現さん脇差なのか。
……短小(ボソッ
―白玉楼―
季節が何度巡っても、この寒さは体に響くものがある。
御庭番としてこの白玉楼を護る仕事を仰せつかってから暫く経ったものだが、何とも平和だ。
幻想に走り給う者として、俺はその役目を既に果たしたのだととある日に幽々子から聞いているわけだが。
しかし、その実感というものを俺は抱くことはなかった。
……さて、そんな事はどうでもいい。
とりあえず、今日は白玉楼総出で人里に向かう予定だったか。
確か、近年稀に見ぬ豪雪で降り積もった雪を利用した雪祭りなるものを誰かが主催したらしい。
人妖問わず、参加可能らしくその事を妖夢から聞いた幽々子が面白そうだと参加を決めたのが事の発端だっただろうか。
そんな事を考えていると、防寒装備に身を包んだ幽々子と妖夢がやってくる。
幽々子「おはよう、現さん。今日も冷えるわね~。絶好の雪祭り日和だわ~」
妖夢「おはようございます、師匠。もう支度はよろしいんですか?」
現「おはよう。……支度もなにも、別に特別用意するものなどないからな。何時も通りの格好で良いだろう」
俺の言葉に、妖夢はそれもそうですね、と納得するように呟く。
幽々子「ほらほら、二人共。まずはこの冊子を見て頂戴な」
そんな中で、幽々子が差し出してきたのはチラシの様な紙だった。
そこには、雪祭りの概要と案内が書かれている。
……意外と色々やるんだな。
>>185 ※平家紋の鎧武者がそっち行ったぞ
妖夢「雪合戦ですか……。面白そうですね」
幽々子「雪像造り大会も良いと思わない?」
現「……俺は、どれでも良いんだが」
正味な話、俺がこの雪祭りに行くのは幽々子の護衛として、と考えている。
楽しむべき所ではちゃんと楽しむつもりだが。
幽々子「あら、女性に主導権を握らせると後が怖いわよー」
現「……いや、別にそれでも俺は構わん。二人の意見を俺は尊重しよう」
妖夢「そうですか。……ならば師匠!皆でこの雪合戦で勝利の栄光を掴み取りましょう!」
幽々子「あら、それなら雪像造りの方でも良いんじゃないかしら。弾幕勝負なら、何時でも出来るわけだし」
むむ、どうやら二人は別々の所へと向かいたいらしい。
冊子を見ると、どちらにも優勝者に景品が出る様だ。
妖夢「師匠!どっちが良いかまずは決めましょう!」
幽々子「勿論、私の意見よね?現さん」
決定権を委ねられてしまった。
現「……そうだな」
一つ回って、もう一つに参加、とはいかないようだ。
冊子に書いてある開催の時間が、被ってしまっている。
ならば……。
※選択
1:皆で雪像を作るか
2:雪合戦をするのも、また一興だろう
3:まずは、この食事処で腹を満たそう
↓3
―人間の里・雪祭り会場―
と、いうわけでやってきた会場で真っ先に向かったのは食事処だ。
この寒い気候の中で、何も食わずに動くのは愚策である。
簡易に作られた食事処で、まずは腹を満たす事にした。
現「腹が減っては戦は出来んからな」
妖夢「……最近、師匠の言うことが幽々子様に似てきている気がします」
幽々子「愛し合っているんだもの。当たり前よ~」
現「恥ずかしいから、そういうことを平然と言ってくれるな」
そう言って、照れ隠しに豚汁を啜る。
熱いが、美味い。
妖夢「それで、結局どうするんですか?」
全員が食べ終わった頃に、妖夢が問を切り出してくる。
どうするか、か。
幽々子は雪像作り、妖夢は雪合戦。
太陽の傾きを見るに、受付の時間も迫って来ている。
幽々子「雪像、みんなで作りましょう?良い思い出になると思うわ~」
妖夢「それなら、雪合戦もそうですよ。せっかくお腹も満たしたんですから、万全な動きで優勝を飾れる筈です!」
……未だ、互いに譲る気はない様だ。
うむ、と悩んでいると不意に後ろから声を掛けられた。
布都「おお、現じゃ現じゃ。おぬしらも雪祭りに来ておったのか」
神子「こんにちは。皆さんお揃いなんですね」
現「布都に太子か。こんにちは」
現れたのは、神霊廟に住まう二人だった。蘇我は居ない様だが……?
神子「屠自古であれば、まだ就寝中でしょうね。寒くて動いてられない、と言ってましたし」
布都「まったく、情けない奴なのじゃ」
苦笑するしか出来なかった。
その後、この二人も何に参加するか決めていないらしく俺達の輪に入る事になった。
そしてやはり――。
現「俺に選択を委ねるのか。お前たちは」
幽々子「だって、ねえ?」
妖夢「丁度半々ですし」
布都「現!我と雪合戦で勝負するのじゃ!!」
神子「雪像でどちらがより良いものを作るかを競うのも、趣があるでしょう?」
……わかった。わかったから、少し待て。
※選択
1:皆で雪像を作るか
2:雪合戦をするのも、また一興だろう
↓3
1
>>196 選択:1
◇
幽々子「ふふ、負けないわよー」
神子「こちらこそ、負けませんよ」
結局、俺が選んだのは雪像作りだった。
まあ、雪合戦はやろうと思えばこの雪の量を考えれば何時でも出来るだろう。
……人数が集まればの話ではあるが。
布都「むう、ここで憂さを晴らしてやろうと思ったのじゃが。……まあ良い。太子様がやる気な以上、我も誠心誠意手伝わなければ」
妖夢「残念ではありますが、私も一意専心。頑張らせて頂きます!!」
他の二人も、残念そうにはしているがやる気はちゃんとある様だ。
布都の奴は一体どんな理由で憂さ晴らしをしたかったのか気になるが。
深くは追求しないでおこう。
それから、受付を済ませて指定された番号の区画へと足を運ぶ。
続々と他の参加者も集まって来ていた。
幽々子「……さて、気合いを入れて頑張りましょう」
妖夢「良いものを作りましょう。絶対に、忘れられない様なものを」
二人の言葉に、俺は強く頷いて見せる。
制限時間は夕刻まで。
それまでに、一つの作品を作り上げて、審査員が評価をしてくれるらしい。
そして、結果の発表は後日人里に張り出されるそうだ。
……やはり、大会とあれば優勝を狙いたいものだ。
布都「絶対に勝ちましょうぞ!太子様!!」
神子「ふふ、そうね。……でも、一番の目的は楽しむ事よ。それが大事」
向こうも向こうで盛り上がっている。
負けてられないな。
そうして、それから数分が経った頃に開始の合図が鳴った。
※盛大な寝落ちをかました>>1がいるらしい。私です。ホントすいませんでした
※夜勤明けのまま一日起きてようとするとダメね
※つーわけで、アフターの続きを午後に人が居ればやろうと思います。夜?夜勤です(震え声)
※では、再開しますー
※雪像大会では、4回のコンマ判定で出来上がり具合の達成を目指します。
※達成率『0/20』
※早速やっていきましょう。
判定直後
1
>>215 コンマ:0 ※達成率『10/20』
※早いよ。この三人造るの早いよ……
◇
最初に、各々の役割分担を決めておく事にした。
幽々子が雪を運び、俺が型を作り、妖夢がその仕上げで細かい『荒』を削るというものだ。
どんな作品にするかは、三人で話し合った結果すぐに決まった。
後は、それをせっせと作り上げていくだけだ。
幽々子「現さーん、量はこれくらいで良いかしらー?」
現「もう少し追加を頼む。妖夢、準備の方は大丈夫か?」
妖夢「ええ。何時でも」
役割分担が効果を発揮したのか、手詰まる事もなく早急に半分程完成した。
こんな簡単に出来てしまって良い物なのだろうか。
布都達の方を横目に見るが、まだその土台を作っている。
他の参加者達も同様だ。
……俺達凄いな。などと意味もなく思って口元を緩ませる。
さて、続きだ。早く完成させれば、その余った時間で更に形を整えられるのだから。
※判定
1程手詰まり 9程完成に近づく 0・ゾロ目で完成
判定直後
てい
>>217 コンマ:2 達成率『12/20』
妖夢「んー……。もう少しだけ、ここを削った方がいいですかね?」
現「いや、そこはそのままでいい。幽々子、追加の雪は……」
そう言って振り向くが、滑車が一つ転がっているだけだった。
幽々子の姿が見当たらず、眉を顰める。
現「妖夢、幽々子はどうした?」
妖夢「幽々子様ですか?……そう言えば、雪を集めて居た筈では」
現「その為の滑車がここにあるわけだが」
幽々子「現さーん、妖夢ー。二人共見て頂戴、これこれ」
妖夢と幽々子の行方について話していると、当の本人が無邪気な笑顔を浮かべて戻って来る。
その手にはおぼんがあり、乗っている三つのお椀から蒸気があがっていた。
幽々子「近くの参加者の方がお汁粉を食べてたから、美味しそうだと思って買って来ちゃった」
現「来ちゃったって、お前なぁ……」
幽々子「ふふ、良いじゃない。あまり根を詰めても良い物なんて出来ないものー。一休み一休み」
妖夢「だ、そうですけど」
現「食うぞ。なんというか、言うだけ無駄だろう」
幽々子の自由奔放さを今更とやかく言っても仕方ないだろう。
というわけで、少しだけ作業を進めてから俺達はお汁粉を食べて温まった。
現「これを食べたら、作業再開だ」
妖夢「……餅が切れません」
幽々子「わはったわぁ~」
言うまでもなく、自由だった。
※判定
1程手詰まり 9程完成に近づく 0・ゾロ目で完成
判定直後
m
>>219 コンマ:ゾロ目 達成率『20/20』 ※完成
それだけ自由な俺達でも、本気を出せばすぐこれである。
出来上がった雪像を見ながら、何と言うか、達成感というものを味わう。
現「……簡単なものを作ろうと思っていたわけではないのだがな」
妖夢「私達三人で頑張ったのです。当たり前じゃないですか」
幽々子「そうよ~。っというか、現さんの作る早さが尋常じゃなかったのもあると思うけど」
幽々子の言葉に、そんな事はない、と返す。
確かに、普通の人間には出来ないであろう事はしていたが。
人妖問わず、誰でも参加できると謳っているこの雪祭りの中で行っても不思議じゃない程度の事だ。
ただ、幽々子の運んできた雪を高く積み上げて思い浮かべた型になるよう斬っただけ。
それだけの事である。
妖夢「師匠だけですよ、そんな破天荒な事が出来るのは」
幽々子「そうよ~。……まあ、そこが現さんの凄い所よね。自慢して回ろうかしら」
現「やめてくれ、恥ずかしくて死んでしまう」
二度も死にたくはない。
布都「なんじゃー?もう完成させたのかおぬしらは。早すぎじゃぞ」
神子「ほうほう、なかなかなものを作った様ですね」
そうしていると、後方の区画で雪像を作っていた太子達がやって来た。
※自由安価
※現達が作ったのはどういう雪像?
※無ければ>>1が勝手に決めちゃいます。
↓3
満開の西行妖
上
>>223 指定先:>>222
※図らずも来なかったらそうしようと思っていたものを出すとはやるな
神子「これは、桜ですか?」
布都「見事なものじゃな。……というか、雪でこんな造形を出来るとはどういう腕前なのじゃ、おぬしは」
俺達の作った雪像――俺の記憶を元に再現しようとした満開の西行妖を見た二人は感嘆としていた。
現「ああ。まあ、まだ手を加えられる場所はままあるがな」
妖夢「あとは師匠にしか出来ない事ですよね、これ」
幽々子「でも、妖夢にとっては嬉しいことなんじゃないかしら。満開の西行妖、貴女は見たことなかったでしょう?」
妖夢「え……。まあ、そうですけど。それを言ったら、幽々子様だってそうではないですか?」
幽々子「ふふ、確かにそうねー」
妖夢「……何か、含みのある言い方ですね」
俺の後ろで、妖夢と幽々子が雪像について色々語っていた。
その時、突如として地響きと共に彼方の方から巨大な白い柱があがる。
幽々子「あら……?」
布都「な、なななななんじゃ!?何事じゃ!?」
現「あそこは、確か雪合戦の会場だったな。……派手にやらかしているな」
ちらほらと、紅白の服と真紅の服が柱の周りを飛んでいた。
その近くには、翼を広げた誰かと四つ腕の誰かが居る。
……何をやってるんだ、あの者達は。
「はははははははっ!優勝して野菜一年分を手に入れるのはこの俺だァっ!!最近のもやし生活から絶対脱出するんだよだから邪魔すんなこの童女趣味野郎がぁぁぁあっ!!」
「そんなこと知らんな。こちらはそういう生活苦に陥っているわけではないが、やはり余裕というものを持つべきだと思うから副賞は譲れんッ!!」
遠くから聞こえてくる声。
……聞かなかった事にしよう。
布都「す、凄いものじゃな。雪合戦に参加せず良かったと思うぞ……」
妖夢「というか、その枠組み越えてますよね。あれ絶対に」
現「知らん。……さあ、最後の仕上げだ。時間までまだある。より良いものにするぞ」
幻想に走り給う者とは、どういう存在なのか。
より一層、俺の中で謎が深まった。
※完成度上乗せ判定
↓2まで
こいこい
縺帙>
>>225 コンマ:0
>>226 コンマ:9
※これは完璧な再現率ですわ
最後の時間まで、妖夢と幽々子と共にこの雪像を如何に本物に近づける事が出来るか頑張ってみた。
ユメジ ウツツ
見せたかった。それが例え、偽物であっても。雪で作ったものであっても、此処にかつて名を馳せた桜を咲かせたかった。
もう、俺しかそれを覚えていない。現物をこうだった等と語れるのは、俺しかいない。
だったら、別の形でも良い。あの桜がまた、人の目に映り語られる事を俺は望んだ。
だから――。
妖夢「これが、師匠やお爺様が見たという、満開の西行妖の姿……」
幽々子「……雪だからこその違った美しさがあるわねー」
現「そうだ。……本物は、これと比較にならん程美しいがな」
精一杯の再現を、ここに顕したのだ。
目の前に咲き誇るのは、雪で作られた西行妖。
誰もが見て、魅了された桜の大樹。
大きさとその美しさは実物よりも劣るけれど。
こうだったのだと、俺の中にあるあの光景の再現をここに成した。
幽々子「……」
そんな中で、傍らに立つ幽々子が涙を流している事に気付く。
現「どうしたのだ、幽々子」
幽々子「何でもないわ……。何でも、ないの。ただ、懐かしくて、嬉しくて」
現「そうか。なら、頑張った甲斐があったというものだ」
涙を流す程の感動を覚えてくれたのなら、何も言うことはないだろう。
彼女がかつて見たいと言って異変を起こした事があると、俺は妖夢から聞いている。
現「お前が喜んでくれるなら、俺も嬉しい」
最初は乗り気ではなかったが、この雪祭りに参加して良かった。
……雪像を作るという切っ掛けが出来て、こんなものまで作り上げられた。
幽々子「ありがとう、現さん。……ああ、今日という日を私は忘れない。こんなに嬉しくて、楽しかった日なんてこれまで無かったわ」
現「ああ、そうだな。妖夢はどうだ。楽しめたか?」
妖夢「はい、十二分に。……というか、師匠もお人が悪い。こんな特技があるなら、最初から雪像作りを選んでくれれば良かったのに」
現「いや、俺もこんな事が出来るとは思っていなかったのだ。……まあ、雪合戦に参加していたらもっと大変だっただろうがな」
妖夢「そ、そうですね」
そう言って、苦笑する妖夢。
結局であるが、雪合戦大会の方はあまりの苛烈さが災いして中止になったらしい。
……曰く、最早『超次元雪合戦』だったとか。
一部の子供達や妖精達が喜んでいたとは聞いているが、あれはもう遊びの範疇を越えていただろう。
どこかで「またもやし生活かよ」、という悲嘆に暮れた叫びが聞こえた気がした。
※雪合戦に参加していたら、巨大なフランの雪像とミニチュア博麗神社が出来ていました。どっちが平和だったかと言えば、こっちでしょうねぇ
布都「これはこれは、素晴らしいのう。こんな美しいものを見たのは、生まれて初めてじゃ」
神子「これが貴方が言っていた満開の西行妖の姿ですか。……こう、言い表す事の出来ない程の美しさですね」
現「ん、お前たちか。……褒めてくれるのは嬉しいが、そっちは作り終わったのか?」
布都「当たり前じゃ!見よ、この神々しい『太子様』の雪像を!!」
西行妖の雪像の完成で自然と集まって来た人々。
その中に居た布都と太子が俺達に話掛けて来た。
自信満々と言った風に布都が俺の手を引っ張り、自分達の作った雪像を見せてくる。
それは確かに、太子の姿を見事に模したものだったのだが。
現「……確かに瓜二つだが、それで良いのか太子」
神子「私は一応、信仰を集める者ですから。この様な事で人に覚えてもらえるなら、それも手段です」
現「俺なら、恥ずかしくて無理だな。自分の像があるなど……」
布都「どうじゃ、凄いじゃろ。褒めてくれても構わぬぞ!な!な!!」
これが果たして、布都がひとりで全部作り上げたのならば俺は褒めてやるのだが。
現「……褒められたいのか、お前は」
布都「べ、べつにそういうわけではない!……いや、まあお前がどうしてもと言うならば褒めてくれても構わぬぞという」
現「そうだ、太子よ。この後は暇か?良ければ皆で宴会をしようと思っているのだが」
布都「無視するな馬鹿者がぁっ!!」
背中に体当たりを喰らった。
雪を舞散らしながら、俺は顔面から雪の積もった地面へと倒れ込む。
妖夢「道士、貴女は一体何をしているの?」
布都「現が我を無視したからいけないのじゃ!」
神子「申し訳ない、後できつく言っておきますので」
幽々子「あら~、元気があって良いじゃない。……それで現さん?さっき宴会がどうのと言っていたけれど」
後から俺を追って来たのだろう二人が太子達と話している間に、立ち上がって服や髪に着いた雪を払い落としていると幽々子から尋ねられる。
現「ああ。せっかくだ、記念にと思ったのだが」
幽々子「私は別に構わないけど、お代は勿論現さん持ちよね?」
現「……何を怒っているんだ、お前は」
幽々子「さあ?なんででしょう?そこの道士さんに聞いたらわかるんじゃないかしら?」
布都「ふぇっ!?わ、我か!?我は何もしておらぬぞ!?」
いや、そんな事を言われても俺も皆目見当が付かないわけだが。
……まさか、手を引かれた事に対してか?
現「いやいや、お前以外に手を出そうなどと思ってはいないぞ幽々子」
幽々子「そうかしら~?貴方って、知らない所でよく女の子と仲良くするからちょっと心配なのよね~」
現「俺の愛する者はお前だけだ。……それ以外はただの友人だよ」
嫉妬しているのだろうか。それなら、心配は要らぬというのに。
まあ、それだけ愛されているというのなら、嬉しい話である。
布都「た、ただの友人とは……」
妖夢「割り切れ、私は弟子なのだ。私は弟子なんだから、別に良いだろう。割り切れ、割り切れ」
神子「罪作りな人ですね、彼も」
後ろで布都と妖夢がなにかぶつぶつと言い、それを太子が慰めていた。
……妖夢も、何だかんだで彼女達と仲が良いよな。
そういえば、太子が復活する時に戦ったと言っていたか。
昨日の敵は今日の友、という言葉があるがそういう事なのだろう。
幽々子「みんな~、現さんが宴会の代金を奢ってくれるそうよー。さっそく食べに行きましょー」
そうしていた中で、幽々子から突然の鶴の一声が掛かる。
おい、待て待て。
布都「……ほう、それは良いのう」
妖夢「幽々子様がそう仰るなら、仕方ありませんね。行きましょうか」
現「幽々子っ!俺はまだ奢るとは一言も言って――!」
幽々子「良いわよね?現さん?」
現「……ああ、もうわかった。今日だけだぞ」
布都は何か悪い顔をしているし、妖夢は言葉ではああ言っていたが妙に乗り気になっているし。
それに、幽々子の機嫌が治るなら安いものか。
神子「……布都と私の分は自分で払いますので、お気になさらず」
現「良いよ。……申し出はありがたいが、男として一度了承した事を曲げはせん」
小声で太子がそう言ってくれたが、断った。
別に、金を使う機会もそうそうあるわけでもなし。一応、閻魔から出た給金も貯めている。
暫く懐は寒くなるだろうが、こんな時くらいだ。
現「妖夢、人里に良い店があれば案内してくれ。高価な店でも構わん。美味ければな」
妖夢「は、はい!」
そうして、俺達は夕暮れの雪祭りの会場から人里へと降りて宴会をする事にした。
去り際に、西行妖の雪像に沢山の人が集まっているのを目に焼き付ける。
幽々子「優勝、出来ると良いわね?」
現「するだろうさ。……俺達の雪像であるし、何より西行妖を模したものだ。しない筈がない」
隣を歩く幽々子にそう言って返し、俺は小さく鼻を鳴らす。
それから、彼女の冷えた手を握り締める。
現「行こうか。今日は盛大にしよう」
幽々子「そうね。……ふふ、現さんのお財布、空にしちゃうかも」
そうしてくれても構わんよ。
お前の笑顔には、代えられんからな。
それから、俺達は妖夢の案内してくれた料理屋で宴会を行った。
飲み、食べ、笑い、思いのままに楽しんだ。
今日はより一層、楽しい一日だったと。
そう思う様な日だった。
そんな日常が、この先まだまだ待っているのだと信じて疑わなかったとある日の事。
俺は、俺達は存分に幸せを謳歌していたのだった。
―――――――――――――――――
―――――――――――――――
――――――――――――
――――――――――
――――――
―――
―
◇
あの雪像大会の結果は確か、優勝だった。
額に入れられた見事な写真を、表彰を受けに行った妖夢が賞状と一緒に貰って来ていたな。
……ふふ、あの日をきっかけに毎年人里に西行妖の雪像を作る依頼が来ていたっけ。
冬に咲く桜、などと一時期持て囃されたな。
そんな、事もあった。
この何も無い空間で、ふと思い出したのはそんな昔の出来事。
幽々子が笑い、妖夢が笑い、皆が笑って、俺も笑う。
思うままに楽しく、俺がそうしたいと思う事をやって過ごして来た日々。
そうして、俺にもようやくこの時がやって来たのだ。
「俺の中にある『正義』をここに示そう」
――この絆を誰にも断たせはしない。
「この思いを貫いていこう」
――彼女を護る剣として、その時を待つとしよう。
「この全てが夢路であったとしても」
――俺が走り抜けた場所が幻想であっても。
「その日々は、間違いなく俺達にとっての現であったのだから」
――その現実を、誰にも否定などさせはしない。
「ええ、師匠。私達という存在が、ここに刻まれるのはその為に」
「そして来る日を乗り越え、この夢路を終わらせる為に」
――俺達は、白玉楼のふた振りの剣は、ここに刻まれるのだ。
―― 我が名は魂魄 妖夢 ――
―― 我が名は夢路 現 ――
―― 我は刀 ――
―― 我は蜃気楼 ――
―― 我らは、我らが主の為の幻想に走り給う者也 ――
―逆さ五重の塔―
幻想に 給う者よ。
汝が名 場にて刻 れた。
その絆、例え 存在でさえ断ち る事能わ 。
我は待 。 を。
待つ。彼の日を 為の光を持つ者達を。
複数、円を描くように並べられた無色の石碑。
その中の一つの周りに三振りの刀が突き刺さり、その色を銀色に染め上げる。
それは異例の事態。
その地下にある、『二つ』の曼荼羅に亀裂が生じる程の異常事態だった。
そうして、その石碑に浮かび上がるのは二つの名は――。
その者、夢路を断ちし絆を持つ者 l その者、夢路を馳せる絆を持つ者
l
魂魄 妖夢 l 夢路 現
l
全てを斬り裂く、ひと振りの鋼也 l 無限の可能性を持つ、蜃気楼也
滅
尽
森 羅 万 象
滅
相
その時、どこからか聞こえたその声は。
どこまでも苦し気で。
どこまでも怒りに満ち溢れていた。
※幽々子ルートクリア、おめでとうございます。
※即興アフターはなんていうか、その場のノリで作っちゃうのでやっぱ書き溜めした方がストーリー性が出るな、と思いました。
※それと、改めてお詫びしまう。寝落ちしてホント、すいませんでした!!
※これにて、現さんの幕劇は終了です。
※Tips.の方は後日何処かで公開します。……実はまだ書いていないとか言えない。
※クリスマス小ネタが年越し小ネタになりそうです。なんでや
※では、キャラの作成を始めちゃいましょうか。皆さんよろしいですかー?
※よし、今日はキャラ作成したら終わりやな。仕事の時間が刻一刻と迫っている恐怖
――声が聞こえる。頭の中に誰かの声が聞こえてくる。
『初めまして、と言っておこうかしら?これから幾つか質問するから、答えて頂戴』
何を?と問をかけたくても口が動かない。
否、動かしたくてもソレ自体がないのだ。
故に、何もすることが出来ない。感じない。
『頭の中で答える感じで大丈夫よ。今のあなたは何もないのだから』
――こんな感じ?
『そう、それでいい。……では、聞きましょう』
『貴方の性別は?』
↓3で一番二桁コンマが高い数値を採用
男
>>247
『うちには男ばかりが来るのね……。まあ、いいけれど』
――なんの話だ?
『いいえ、なんでもないわ。こっちの話よ……それじゃあ、あなたはどこのどういう存在なのか、教えて頂戴』
※選択
1:人間(一般的な存在である。能力を持つ持たないなどあるが、基本的に弱者である。外来人の場合完全なる弱者である可能性が高い)
2:妖怪(幻想郷に住まう(やってきた)存在である。様々な種族が存在する。力を持つ者、持たぬ者関係なく人間にとっては天敵)
3:妖精(自然の具現とされる存在。死の概念はない。基本的に力を持たず、頭が弱い。悪戯好きで子供の姿が多い)
4:幽霊(動植物の気質の具現。姿形を自らの意思で変化させることが出来る存在。また、どんなものでもすり抜けることができる)
以上から選択
↓5までで一番コンマの高い種族を選択
3
>>254 ※選択:3 妖精
※人間多しの中で妖精。コンマ神の導きはこうだそうです
『貴方は妖精なのね。自然の具現、死なない者』
――(・ワ・)
『唐突に変な顔をしないで頂戴』
――……ごめんなさい。
『それじゃあ、貴方はどれくらいの実力を持っているのか、見てあげましょう』
※判定
↓で身体能力判定
↓2で精神判定
↓3で頭脳判定
↓4で潜在能力判定
※判定まとめます
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
『貴方は狡猾な妖精の様ね。言うなれば、悪戯の指揮を取る様なタイプなのかしら?』
――さあ、どうでしょう。わからないです
『そういう態度も、侮れないものの裏返しなのかしら』
『そして貴方にはまだ、隠している力がある筈』
※使える設定出しますー
人形師
あなたは人形師だ。様々なカラクリにも精通している。
改造した人形で戦うことも出来るし、誰かを慰めることも喜ばせることも出来るだろう。
効果:人形を使った判定に+1 優性時に連続攻撃
変身
あなたは特定のアイテムを所持しているか、そうする術を持っている。
それを使い、変身することができる。
その使い方で、あなたは悪にも正義にもなれるだろう。
効果:戦闘時、あらゆる判定に+補正 他の所持している戦闘スキルの補正無効
ヘタレ
あなたは臆病者である。妖怪などの人外が恐ろしくてたまらない。
故に常に逃げ腰である。だが、逃げる事に関してあなたは得意である。
効果:逃走・回避判定に+1 劣勢判定の際動けなくなる場合がある
○○嫌い
あなたは特定の種族や人種が嫌いだ。故に、その相手への友好など望まない。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に+1 友好判定に-1
○○好き
あなたは特定の種族や人種へと好感を持っている。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
これ以外でも、本編中に目覚める可能性は大いにある。
選択出来るのは二つまで
『貴方の持つ可能性は、どれかしら?』
一個目、↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用
妖精好き
>>296
※この子は同族が大好きな様です
取得:妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
二個目、↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用
チャンスメイカー
>>306
取得:チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
※一旦まとめます
名前:
読み:
能力:
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
『仲間が大好きで、色んなチャンスを掴む妖精。……貴方に悪戯された者は、たまったものじゃなさそうね』
――楽しいことが、大事です
『ふふ、貴方にとってはそうかもしれないわね』
――そうです。それが大事です。でも怖いのはちょっと遠慮したのです
『そんな妖精君に、また質問。貴方の名前は?』
↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用 出来ればフルネームで
リンガー・ローゼス
>>320
――リンガー。ボクの名前は、リンガー・ローゼスといいます
『リンガーね。……ローゼス。貴方は薔薇の妖精なのかしら?』
――ボクは
※リンガー君はどんな自然が具現した妖精?
↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用
大地
ちなみに元ネタはring-a-ring-o' rosesだ
※ああ、そういえば性がありませんでしたね。頭良いし、そういう『誇張』をしている妖精なのだと思っていただければ
>>337 マザーグースのですか。起源を考えると最後には……。
>>331
――ボクは、大地から生まれたのです。それとバラが好きなので、勝手に名前にしているだけなのです!
『そう。薔薇が好きなんてロマンティックな子ね』
――そうですか?照れますね
『……じゃあ、そんな貴方の能力はどんなものなのかしら?』
――あ、今スルーしました?
※これまでの設定から来るそれらしい能力を考えてみてください
↓5まで募集
1:あらゆるモノの純度を操る程度の能力
2:天体を司る程度の能力
3:地面の性質を変える程度の能力
4:保持する程度の能力
5:地に落とす程度の能力
※能力決定安価
この中から一番早く3つ揃う、もしくはゾロ目が出たレスの能力に決定します
5
>>365
――ボクの能力は地に落とす程度の能力なのです!
『それはまた、強力な力を持っているのね』
――ふふふ、色々出来るのです!ぶったいには弱いですけど!!
『そうなの?でも、それで色々と悪戯出来るわね』
――ふっふーん。ボクのぶゆうでんを聞かせてあげたいのです!!聞きますか?
『時間がないから、遠慮しておくわ。それで、貴方はこの幻想郷でどんなことがしたいのかしら?』
――そうですね。ボクは
↓2~5までで理由、境遇、願いなどあれば(あまりにもこれはない、と思ったものは安価↓します)
※こちらで調整掛けて、それっぽくします。
――ボクは、毎日がおもしろおかしくなれば良いと思っているのです
――そして、その為の仲間をボクは集めたいのです!
『組織を作りたい、ということね。それで?』
――ボクはそんな妖精たちの為に、さいきょーになりたいのです!!
『大きく出たわね。……どんな最強になりたいのかしら?』
――それは、まだ考えていません!!
『……ドヤ顔で言うことじゃないわね。まあ、良いわ。そんな貴方が過ごすお話を、これから紡いで欲しいの』
――ほほう、それは僕にさいきょーの武勇伝を作れということですね!!
『そう。貴方がそう思うなら、そういうこと。そして駆け抜けなさい。忘れられない絆を、貴方が育む事を祈っているわ』
――おまかせあれ!!
――――――
――――
――
―
※リンガー君が住んでいる場所、もしくは拠点にしているのはどこ?
↓5までで二桁コンマが一番高い書き込みを採用
竹林
>>401
―迷いの竹林・リンガーの住処―
ボクの名前はリンガー・ローゼス。
巷で「あの妖精は、頭が良い」と評判されている妖精なのです!
ボクの住処は、迷いの竹林と呼ばれる場所なのですがここは色んな人が住んでしますし、迷い込んできます。
今日も今日とて、一日が始まります。
ボクの夢は、妖精の仲間を集めて、毎日を面白おかしく過ごすこと。
そして、そんなみんなの為にさいきょーになること!
弱ければ何も守れないと、誰かが言っていました。
なら、ボクは強くならないと!と決心したのです!!
さて、そろそろこの地下に掘ったボクの家から出て目標の為に頑張りましょう!
目指せ!悪戯の達人!!
じゃなかった。
さいきょーの妖精!!
なのです!!
幻想に走り給う
第四幕
リンガー・ローゼス
開幕
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
※というわけで、今日はここまで。次回は金曜日に出来ればと思っています。
※いい子になるか悪い子になるかは、皆さん次第。
※なのです口調は某艦これの娘と某ひぐらしの神が出てきますよね、私も出てきます
※妖精の中では頭は良いので、漢字や少し難しい言葉を知っていたり、記憶力がそこそこだったりします。
※今回、死んだら三回まで無条件で復活します。
※四回目からはコンテニュー選択方式になるのでご注意を。残機は無限ですけどね
※では、お疲れ様でした。また次回お会いしましょう
※23:30頃に再開します
一日目
―迷いの竹林・リンガーの住処(朝)―
ジリリリ、と人間の里でもらった目覚まし時計が鳴ります。
早朝なのです。ボクの一日は、この時間から始まります。
さいきょーの妖精を目指すボクは、けんこーにも気を使うのです。
リンガー「ふぁあ。……おはようなのです」
誰も居ない部屋の中、ボクは机の上に置いてある一輪のバラに挨拶をします。
さて、今日という日を始めるのです。
今日からボクは、ボクの夢の為に頑張るって決めたのですから!
※選択
1:朝ごはんを作るのです!(判定あり)
2:外に出て、竹林の中を探索するのです!
3:人間の里に行くのです!
4:風に任せて移動するのです!(判定あり)
5:自由安価(内容明記)
↓3
1
>>427 選択:1
リンガー「まずは朝ごはんを作るのです!」
さいきょーの妖精になるには、ちゃんと好き嫌いなく食べ物を食べなくてはなりません。
というわけで、まずは朝ごはん!朝の活力を作るのです!
リンガー「ふっふーん、ボクにかかればちょちょいのちょいなのですよー!」
※判定
1程不味い 9程美味しい 0・ゾロ目で蝶☆最高!
判定直後
あ
>>429 コンマ:9
我ながら手際良く、そして最高な朝ごはんを作る事が出来たのです。
リンガー「美味しいのです!おかわり!」
なんて、独りで言ってみますが誰も返してくれるわけもなく。
……はーあ。何時かは、集めた仲間と一緒にごはんを食べたいのです。
そしてボクの料理の前に賞賛の嵐を巻き起こすのです!
リンガー「その為にも」
ボクは、ボクの夢を叶えないといけません。
そう、ボクの夢は妖精の組織を作ること!
その為の仲間を、集めないと!!
リンガー「でもその前に、おかわりなのです」
美味しいごはんは幾らでもお腹に入るのです。
―迷いの竹林・リンガーの住処(昼)―
ごはんを食べ終えて、ちゃんと片した後ボクは考えます。
これからどうするのか。
妖精がよく集まるのは、霧の湖ですかね。
仲間を集めるなら、そこ?
でも、遠いけど太陽の畑に行くのもありですかね?
……あ、でも怖いのは遠慮したいのです。
それに、ボクはあまり長く飛ぶことができないのです。
体力がありませんからね!
リンガー「……言ってて、悲しくなってきたのです」
まあ、無いものねだりをしても仕方ないのです。
とりあえず、今出来る事をしましょう。
※選択
1:外に出て、竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓3
4
>>435 選択:4
―霧の湖(昼)―
住処から飛んで、頑張って霧の張っている湖に着きました。
……これだけでも、重労働なのです。
体力が無い無いと思っていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。
額をハンケチで拭いて、水辺の手頃な場所に腰を降ろします。
リンガー「ふぅ……。これだけでも辛いのです」
あ、別にボクが太っているわけではないのです。
もやし、なんて言われる事も多いですが、ボクはまだまだ成長の途中なのです!
なので、きっと大丈夫だと思いたいのです。
思うのです。
そんな事を思っていると――
※判定
5以上で誰かが来る
妖精の遊び場:+1
判定直後
あ
>>438 コンマ:0 ※クリティカル
※誰が来た?
1:三月精
2:チル大
3:その他(内容明記)
↓3
リグル
※その他の場合、そのキャラの名前や行動を書いて頂ければそれに対応することにしました
>>443 選択:3 リグル
「ん?あれ、誰かな?」
リンガー「先客の方がいたのです」
現れたのは、緑色の髪と特徴的な二本の触覚を生やした……女の子?
ああ、いえ、女の子なのです。
ボーイッシュな服装と見た目ですが、れっきとした女の子がここに居ました。
……気付かなかったとは、そこまでボクは疲れていたのでしょうか。
深くなのです。
※選択
リグルとリンガーは知り合い?
Yes/No
↓3
いぇす
※緑髪の女の子はJusticeッ!!
※そして不覚を誤字Strike!!
>>451 選択:Yes
リグル「今、凄く失礼な事を考えたでしょ。リンガー君」
リンガー「いえいえ、ボクはそんな事を考えていないのです、リグルくん」
リグル「君付けで呼ばないで頂戴って言ってるよね!?」
ジト目で聞かれたので、ひょーひょーとしながら返します。
おっと、また失礼。
リンガー「ふっふーん、だったらもっと女の子の格好をすれば良いじゃないですかー」
リグル「私はこの服装が好きだから良いのよ。……それで、どうしたの?今は竹林に住んでるんじゃないの?」
リンガー「ボクの計画を始める準備をしているのですよ」
リグル「ああ、仲間集めだっけ」
リグルちゃんの言葉に、ボクは強く頷きました。
彼女には、ボクの夢を話した事があります。
さいきょーの妖精、そして妖精の組織を作ることを。
リグル「ふーん」
そんなボクにリグルちゃんは――。
※好感度判定
1程否定的 9程協力的 0・ゾロ目で――?
判定直後
よっしゃこい
>>457 コンマ:5 ※どちらでもない。他人事と思っている
※リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】 を取得しました
リグル「まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?」
――否定的でも、協力的でもありません。
なんていえば良いのでしょうか。そう、完全に第三者の立場、でしたっけ?
そういう視点で、見ている感じなのです。
リンガー「言われなくても、頑張るのですよ」
リグル「そうだね。リンガー君は、頭は良いから」
胸を張って、ボクが鼻を鳴らすとリグルちゃんは少しだけ微笑みました。
リグル「まあ、何かあれば言って頂戴。普段なら、私も竹林に居ると思うから」
リンガー「ご近所さんなのですー。暇が有れば遊ぶのですよ」
リグル「君の体力がもつなら、ね」
それは言わないお約束なのです、リグルちゃん!
※リグルと出会いました
―霧の湖(昼2)―
リグルちゃんと別れて、湖の周りを歩いてみましたが誰も居ません。
んー、今日は別の場所で遊んで居るのでしょうか?
ま、まあ一人も嫌いじゃないので良いんですけどね!
強がりなんかじゃないんです!本当のことなのですよ!!
リンガー「なんて、言っても誰も聞いていないんですけどねー」
暇なのです。凄く暇なのです。
誰も居ないなら、別の場所に行くのです?
……でも、もうちょっと待ってれば誰か来るかもしれません。
うーん、悩むのですー。
※選択
1:外に出て、竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に残るのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓3
2
>>466 選択:2
―人間の里(昼2)―
また、体力を消費して人里へとやってきたのです。
い、息が乱れているのです。深呼吸、深呼吸。
リンガー「はぁー、ふぅー……」
落ち着いた所で、辺りを見回すとやっぱりこの場所は人間に溢れているのです。
そういえば、また外の世界という場所から誰かがやってきたそうなのです。
……こう、妖精としての性なのでしょうか。
悪戯したくなるのです。が、我慢するのです。
ボクは用意しゅーとーにしないと悪戯をしたくないのです。
だから、今は我慢の時なのです。今は……。
そんな事を考えながら人里の中を歩いていると――。
※遭遇判定
3以上で誰かと会う
判定直後
あ
>>472 コンマ:7 ※成功
※誰と会った?
↓3
もこたん
>>480 選択:妹紅
※妹紅とは知り合い?
Yes/No
↓2
知り合い
>>484 選択:Yes
リンガー「あれ?妹紅さんなのです」
妹紅「ん、ローゼスか。……珍しいな、お前が人里まで来るなんて」
人里の中を歩いていると、妹紅さんとお会いしました。
彼女は右目を瞑りながらそう言います。
リンガー「はいです!少し用事があって色んな場所を回ろうと思いまして!」
妹紅「体力の無いお前が?……倒れないようにしなさい」
リンガー「ふふふーん。ボクを見くびってもらっては困るのです!ボクはやりたいことの為に頑張るのです!だから、倒れるなんてありえないのです!」
妹紅「そうか」
リンガー「多分!!」
最後の一言で、妹紅さんがこけそうになっていました。
……何か可笑しな事をボクは言ったのでしょうか?
※好感度判定
1程どうでもいい 9程放っておけない 0・ゾロ目で……?
判定直後
1
>>488 コンマ:7 ※気に掛けてくれているそうです
※藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】 を取得
妹紅「……無理はしないようにな」
リンガー「ボクが無理をする様に見えますか?」
妹紅「意外とな。……倒れてもらっても、困る」
リンガー「あー……。まあ、そうならない様に気を付けますです」
昔、悪戯を仕掛けた時にちょっとありました。
その時、助けてくれたのが妹紅さんでした。
リンガー「……お気遣い、ありがとうございます」
妹紅「ああ。お前は、他の妖精と何か違うからな。……私が暇な時だったら、相手してやるよ」
リンガー「はいなのです!押し掛けます!!」
妹紅「やめろ」
それから、妹紅さんと色々と談笑したのでした。
※妹紅と遊びました
―人間の里(夕方)―
いつの間にか、夕方なのです。
うーん、今日は知り合いの二人とお会い出来ましたが同族に会えていないのです。
ボクは妖精のみんなと遊びたいのに……。
あ、別に皆さんが嫌いってわけでも、遊ぶのが嫌というわけではないのです。
さて、これからどうしましょうか。
まだ人間の里を回りきったわけじゃありません。もしかすると居るのかも。
でも、もう夕方ですし皆帰っちゃってるのかも……。
※選択
1:竹林に戻るのです!
2:まだ人間の里に残るのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓3
5
>>497 選択:5
―幻想郷(夕方)―
こんな時は、風に任せて行動するのです!
ボクは飛ぶのが遅いですが、風を受ければそこそこの速さを得る事が出来るのです!
……明日は筋肉痛かなー。
リンガー「いざ、行くのです!」
言っていても仕方ないです。さあ、風を受けて――。
※判定
6以上で何処かへと辿り着く
判定直後
は
>>501 コンマ:0 ※クリティカル
何処へと着いた?
↓4
―妖怪の山・はたての家(夕方)―
突風が吹いたのです。飛ばされたのです。くるくるなのです。
そして、何かにぶつかったのです。
ボクにとって制御が出来ない程の風が運んでくれた場所は、誰かのお家の前でした。
リンガー「イタタ……」
「なに?何の音?」
家の中から、誰かが出てきたのです。
ボクがぶつかったのは、この家の壁だったみたいなのです。
その音に驚いたのでしょう。
※選択
はたてとは知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程嫌な顔 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
知らぬ
>>515 選択:No コンマ:ゾロ目 ※妖精に興味津々なご様子
※姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい! を取得
出てきた方は、天狗の女の人でした。
……天狗、ということはここは妖怪の山なのです!?
リンガー「す、すすすすいません!こんばんわなのです!?」
「……わいい」
リンガー「ふぇっ!?」
「ななな、ナニコレ可愛い!超やばい!君妖精!?妖精の男の子って初めて見たし!」
リンガー「あうあうー!?」
いきなり、抱き着かれて持ち上げられたのです!?
どどど、どういう状況なのですか!?何があったのですか!?
冷静になるのです、リンガー・ローゼス!
「君、名前は?」
リンガー「り、リンガー・ローゼス、なのです」
はたて「私は姫海棠 はたてっ!リンガー君かー、よろしくね!」
リンガー「は、はいなのです……」
やっぱり、冷静になるなんて無理なのです。
ここはボクにとっての見知らぬ地で、ボクの知らない人が何か興奮してて怖いのです!
ああ、考えがまとまらないー!
はたて「あれ?……あ、ごめんね。怖がらせちゃった?」
リンガー「あぅー……」
はたて「ちょっ、え、待って。何でぐったりしちゃってるわけ!?」
予想外の事が置きすぎて、頭の中がぐわんぐわんなのです。
それに――。
はたて「ん……。今の音って」
お腹が空いたのですー……。
はたて「なるほど、そういうことね」
そうして、ボクははたてさんに抱えられたまま意識を手放してしまったのでした。
―はたての家・屋内(夕方)―
はたて「いやー、ごめんねごめんねー。男の子の妖精って初めて見たから驚いちゃって」
リンガー「……ボクはひどい目にあったのです」
はたて「もう、拗ねないで頂戴よー。お昼の残り物だけど、食べさせてあげてるじゃない」
リンガー「それは、ありがとうございます」
それから直ぐに目を覚ましたボクに、はたてさんはご飯を分けてくれました。
お詫びと友達の印、だそうですがボクはまだちょっとこの天狗が怖いのです。
はたて「警戒してるのー?もう、あんな風にはしないからさ」
リンガー「うぅー……」
でも、こうやってちゃんと謝ってくれているのでボクもそろそろ許してあげようと思い始めます。
信用はしませんけど……。ごはん美味しかったですけど……。
リンガー「本当にしません?」
はたて「しないしない」
リンガー「なら、許してあげるのです」
やった、と小さく声が聞こえて来たのはきっと気のせいなのでしょう。
まあ、介抱もごはんも頂いちゃいましたし、悪い天狗ではないのでしょうし。
リンガー「でも、はたてさん。今日はもう遅いので、ボクは帰らせて頂きますね」
はたて「ん、わかった。……何時でも遊びにおいでねー、リンガー君」
リンガー「……気が向いたらでよかったら」
でも、やっぱり油断ならないのです。
んー、これは見極める必要がありそうなのです。
ボクの気が向いたらですけど。
そのまま、ボクは帰ろうと思いましたが少しだけ妙案を思いつきます。
……ここは。
※選択
悪戯をする
Yes/No
↓2
yes
>>526 選択:Yes
リンガー(少しだけ、仕返しをするのです)
ぱっぱと、今出来るであろう思い付いた最小限で最大限の悪戯を仕掛けておきます。
家の扉の前に、開けたら靴が落ちてくる様にして――。
更に、目線が上になっている所で足に引っかかる様に紐をピンと張って置き――。
……ふぅ。ボク一人では、このくらいが限度でしょう。
前々から準備しておいたわけじゃありませんから、万全の策とは言えませんが。
シンプルなものほど、効果を発揮する場合があります。
……ふふふ、妖精を怖がらせた罪を思い知るが良いのです!
でも、結果は怖くて見に来る事はないでしょうけどね!仕返しとかされたくありませんし!
そう思いながら、ボクははたてさんの家から空へと舞い上がりました。
……着くのはきっと、夜遅くになるかもしれません。
明日は、絶対に筋肉痛なのです……。
※はたてと出会いました
※判定
5以下ではたてにバレる(判定:0のため好感度下方なし※初回限定)
判定直後
か
>>531 コンマ:ゾロ目
※はたては見事引っ掛かったようです。でも、色々と思い付いた様です
※今日はここまで。続きは明日にやりますー
※見事に妖精’sと会えないリンガー君には何かあるのだろうか
※では、お疲れ様です
※安藤の時は判定なしでこっちで全部てきとうに能力の増強とかしてましたし
※安藤のステータスを表すなら
名前:安藤
よみ:あんどう
種族:妖怪(細胞生物:現吸血鬼)
能力:何でも捕食する程度の能力
人間友好度:中
危険度:低(高) ※但し空腹時に限る
生息:紅魔館
二つ名:小気味の良い変身生物
頭脳【6】:学んだ事をそつなくこなせる
精神【7】:鋼鉄の精神を持っている
潜在能力【0】:きっと何にでもなれるよ
特殊設定
炭鉱夫
あなたは穴を掘る事が得意だ。
掘れば掘るほどその技術は上昇し、様々な鉱石を発掘出来るだろう。
条件:身体能力4以上
効果:クリティカルで特別な何かを入手可能
細胞生物
あなたは細胞生物だ。故に何にでも成れるし、あらゆるものを捕食することが出来る。
だが、体を変化させた後はしばらく休まなければならないだろう。
効果:戦闘判定に+1 種族を選択し、その種族へと成ることが出来る 空腹判定失敗時に暴走
原罪を持つ者
あなたは軒並みならぬ原罪を宿している。
それ故に自らのシンへと接続してその力を行使することが出来る。
効果:行動判定・戦闘判定に+1
※こんな感じかなー
※これから開始します。お酒飲んで来たの、酔っ払いの状態ですがきっと大丈夫でしょう。
※今から書いて再開しますー
―迷いの竹林・リンガーの住処(夜)―
妖怪の山から、自宅である迷いの竹林まで飛ぶのは苦労しました。
何回も休憩を挟んだので、やっぱり帰宅するのに時間が掛かりましたし疲れもぱないのです。
リンガー「あうぅ……。体が棒の様なのです。動くのも嫌なのです……」
体力の無さは、自慢じゃないけど一級品なのです。
きっと、ボクみたいな妖精は珍しいかもしれません。
ですが、ボクは諦めません。
ボクの様な妖精でも、組織を作りさいきょーに成れるのだと証明してみせるのです!
…・・でも、今日はもうお休みなのです。
さて、寝るまで何かしましょうか。
※選択
1:明日に備えて眠るのです!
2:仲間を集める計画を練るのです!
3:その他(内容明記 選択表示なしでも書いて頂ければ)
↓3
2
>>549 選択:2
リンガー「仲間を集める計画を練るのです!」
そう、これは大事なことなのです。
ボクの夢の為には、組織を作れるくらいの仲間が必要なのです。
だから、ボクは計画を練る事にしました。
思い着くのですボクの頭脳。回るのです、ボクの頭!
※判定
5以上で何か思い着く
頭脳【8】:+1
判定直後
4
>>552 コンマ:8+1=9 ※成功
※続いて自由安価
※リンガーが仲間を集う為に思い付いた計画は?
↓3
引力を信じ風に身を任せて歩きまわる
>>555
ボクは、大地から生まれた妖精なのです。
この大地には、引力というものが存在します。引き寄せる力なのです。
ボクは、その力を持っているのです。能力はその応用なのです。他にも色々できますが、まあ今は置いておきましょう。
というわけで。
リンガー「とりあえず、歩きまわってみましょう」
とどのつまりが、風任せなのです。引力を持っていても、縁がなければ会うことも叶いませんし。
それに、足を動かすのは良い事なのです。
リンガー「ふぁあ。……ねむねむなのです」
今日は、このくらいにしておきましょう。
明日こそ、仲間に会えればいいな。
そんな事を考えながら、ボクは眠りに就くのでした。
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
相関図
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】
『英雄伝』
藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!
※失礼。はたての所が抜けていました
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
相関図
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】
『英雄伝』
藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!【愛玩】
※これが正解です
二日目
―迷いの竹林・リンガーの住処(朝)―
今日もまた、目覚まし時計のうるさい音に目を覚まします。
時刻は早朝。何時もなら、軽快に目覚める所なのですが――。
リンガー「いたたなのです……!」
全身、特に羽から発せられる筋肉痛のせいで爽やかではなく痛々しい朝になったのでした。
うう、体を動かせない程、というわけではありませんがやっぱり動かすと痛いのです。
……とりあえず、何かして気を紛らわせましょう。
※選択
1:朝ごはんを作るのです!(判定あり)
2:外に出て、竹林の中を探索するのです!
3:人間の里に行くのです!
4:風に任せて移動するのです!(判定あり)
5:仲間を探しに行くのです!(判定あり)
6:自由安価(内容明記)
↓3
4
>>563 選択:4
リンガー「今日は朝から風に任せてみるのですー」
体の節々が痛いので、昨日の残りを軽く食べてから外に出る事にしました。
筋肉痛は、動くと早く治ると聞いています。なので、風に乗って軽く運動なのです。
リンガー「うう、痛いのです。でも早く治す為の我慢なのです」
そうして、風が吹くのを待ってボクは飛び立ちました。
※判定
6以上で何処かへと辿り着く
判定直後
へい
>>565 コンマ:3 ※失敗
リンガー「あうっ!?」
ですが、その直後風が止んでボクの高度が下がっていきます。
痛い痛い痛い痛い!?
羽を動かすだけで、この痛みなのです。
攣りそうなるくらい、頑張って羽を動かしました。
リンガー「突然止むなんて、身勝手な風なのです!」
ぷんすかぷんなのですよ!
―迷いの竹林(昼)―
今朝は風を掴まえては失敗する、という繰り返しなのでした。
おかげで筋肉痛は治りましたが……。何処か納得がいかなかったのです。時間の無駄だったのです。
まあ、そんな日もありましょう。もうお昼なので、新しい事を始めることにしました。
そういえば、竹林の中には妹紅さんとリグルちゃんが居るのです。
会いに行ってあげても良いかもしれません。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
5
>>571 選択:5
リンガー「うーん、でもやっぱり」
失敗したままで終わるのは、やっぱり悔しいのです。
だからまた、頃合の風を掴まえて飛んでみる事にしました。
今朝は運が悪かっただけなのです。きっとそうなのです。
……まあ、ボクに体力があればこの幻想郷を一周くらいはしてみたいですが。
おっと、そう考えている間に良い風が吹いたのです!
これに、乗るのです!!
※判定
6以上で何処かへと辿り着く
判定直後
てい
>>573 コンマ:8 ※成功
何処へと着いた?
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
永遠亭
>>578
掴んだ風は、あまり長く続きませんでした。
着地の体勢を取って、地面に降り立つと目の前にはお屋敷がありました。
迷いの竹林の外まで行けなかったみたいです。
リンガー「うーん、永遠亭でしたっけ、ここは」
思い出しながらお屋敷の名前を呟くボク。
その時、誰かがボクに話掛けて来ました。
※誰が来た?
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
輝夜
>>583 選択:輝夜
※リンガー君は輝夜と知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程どうでもいい 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
もこたんから名前は聞いてたけど会うのは初めて
>>589 選択:知っていたけど初めまして コンマ:7 ※ちょっと感心を持つ
※蓬莱山 輝夜:貴方、面白いわね を取得
「あら、こんな小さなお客様なんて珍しいわね」
リンガー「あ、こんにちわ」
「ええ、こんにちわ」
話し掛けてきたのは、長い黒髪と長いスカートを穿いた女の人でした。
歩きにくくないのですかね……?
リンガー「もしかして、永遠亭の方ですか?」
輝夜「ええ、ここのお姫様。私の名前は蓬莱山 輝夜よ。貴方は?」
リンガー「あ、これはどうもご丁寧に。…・・ボクはリンガー・ローゼスなのです!」
輝夜「リンガー……?ああ、貴方が妹紅の言っていた子ね」
あれ、ボクの事を知っているみたいなのです。
輝夜「話は聞いているわ。貴方、妖精にしては頭が良いらしいわね」
リンガー「そんな褒めても何も出ませんよー!」
輝夜「そんな嬉しそうな緩い顔をしてたら、説得力ないわよ」
言われて、ハッとなります。
いやいや、褒められたら嬉しいに決まってるじゃないですか。ボクはそうやって伸びる子なのでもっと褒めてください。
輝夜「ふふ、貴方、面白いわね」
リンガー「ふっふーん!そうでしょうそうでしょう!ボクはさいきょーを目指す妖精なのです!」
輝夜「最強?」
リンガー「お姉さんは優しいので、特別に教えてあげます!……ボクは妖精の組織を作って、毎日を面白おかしく過ごすのが夢なのです!」
輝夜「……何それ、凄く面白そう!」
リンガー「そうなのです、面白いのです!ボクは、その為の仲間を募集しているのです!そして、そんな仲間の為にさいきょーにならないといけないのです!!」
……まだ一人も仲間に出来ていないのは、内緒なのです。
輝夜「ちっちゃいのに大変ね。それじゃあ、頑張らないといけないわね」
リンガー「はい!ボクは夢の実現の為に今、頑張っている最中なのですよ!」
輝夜「ふふ、そうなの」
優しく微笑む、輝夜さん。ああ、本物の美人ってこういう人を言うんだろうなー、とボクは思いました。
それから、ボクは輝夜さんにボクの武勇伝を聞かせてあげました。
全部、ボクのやった悪戯に関してでしたが喜んでくれたみたいで、僕も嬉しかったのです。
※輝夜と出会いました
―迷いの竹林・永遠亭前(昼2)―
輝夜さんと別れて、それじゃあこれからどうすると悩みます。
うーん、迷いの竹林から出てませんし、何気に近場だったので体力もそこまで消費していません。
リンガー「これから他の場所に向かうのもありですよねー」
どうしましょう。ここには多分、妖精はいなさそうですし。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:永遠亭に残るのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖に行くのです!
6:風に任せて行動するのです!
7:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
2
>>598 選択:2
◇
ちょっとだけ、ここに待つことにしたのです。
せっかく来たのだから、勿体無いのです。
リンガー「……誰か来ないかなー」
でも、誰か来ないとさすがに暇なのです。
※遭遇判定
4以上で誰かと会う
判定直後
1
>>601 コンマ:5 ※成功
※更に判定
1~:てゐ
3~6:優曇華
7~9:永琳
0・ゾロ目:妹紅
判定直後
n
>>603 コンマ:8 ※永琳
「あら、こんな所に妖精が居るなんて珍しい」
来た!
り・ワ・)「こんにちはー」
「あら、こんにちは」
凄い頭が良さそうな方が来たのです。
「どうしたの?何か用があるのかしら?」
リンガー「暇だったので!」
「そう」
簡単に流されたのです!!
※リンガー君は永琳と知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程どうでもいい 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
知り合い
>>608 選択:知り合い コンマ:4 ※悪戯さえしてくれなければどうでもいい程度
※八意 永琳:悪戯さえしなければ、良い子よね を取得しました
永琳「それで、そんなローゼス君はどうしてここに居たのかしら?」
リンガー「いやー、本当に暇だったのですよー」
永琳「あら、悪戯の下見にでもしに来たのかと思っていたのだけれど」
むむむ、信用されていないのです。
まあ、八意せんせーには過去、悪戯をしたことがありましたけど。
人里で病人を装って色々と振り回しましたからねー。いやいや、良い思い出なのです。
永琳「貴方って、まずは悪戯の下準備から計画を綿密に立てるから油断ならないのよね」
リンガー「ふふふーん!もっと褒めてくれても良いのですよ!」
永琳「褒めてないわ。……それさえなければ、良い子なのに」
悪戯は、ボクの妖生にとって欠かせない潤いなのです。
毎日を面白おかしく過ごすには、必要不可欠。
だから、いくら言われてもやめる気などないのですよ。
それから、八意せんせーと少しだけお話したのでした。
―迷いの竹林(夕方)―
さてと、そろそろ永遠亭から離れて別の場所に行くのです。
でも、家に帰るには勿体無いので日が暮れるまで外に居るのです。
……風は、あまり頼りにならないのです。
というか、今日も妖精の仲間に会っていないのです!これではボクの夢なんて何時まで経っても叶わないのです!
……まあ、皆さんと話すのも楽しいですが。悪戯もそのうちやりたいですし。
これからどうしましょうか。うーん……。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
そろそろ妖精とエンカウントしたいな
湖で
>>616 選択:4
―霧の湖(夕方)―
そんな感じで、頑張って羽を動かしてやってきたのが霧の湖なのです。
筋肉痛もすっかりと治り、全然痛みも感じなくなっていました。
まあ、また無理をすれば筋肉痛になるんですけどね!
リンガー「だっれかいっないかなー♪」
出来れば、妖精の誰かが居ればいいなー、なんて思うのです。
※遭遇判定
4以上で誰かと遭遇
判定直後
ksk
>>621 コンマ:3 ※失敗
……もうそろそろ、日が完全に暮れてしまうのです。
この時間まで誰とも会えないとなると、今日はもう諦めるべきなのでしょうか。
リンガー「……やっぱり」
いえいえ、そういう事はないと思うのです。
きっと、そんなことはないのです。
そうです。……さあ、帰りましょう。
また明日、会える様に願えば良いのです。
―迷いの竹林・リンガーの住処(夜)―
今日は昨日みたいに、体がきつくなるまで動くことはありませんでした。
日中はずっと永遠亭に居ましたしね。
リンガー「ふぅ、ごちそうさまなのです」
出来合いですが、夜ご飯を食べてボクは一息吐きます。
さて、寝るまで何かしましょうか。
※選択
1:明日に備えて眠るのです!
2:仲間を集める計画を練るのです!
3:その他(内容明記 選択表示なしでも書いて頂ければ)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
2
>>626 選択:2
リンガー「今日も計画を練るのです!」
そう、自分から行って会えないのであれば、向こうから会いに来る計画や。
自分から行って会える様な状況を作れば良いのです!
その具体案を出すか、それとももっと良い計画を考え付ければ……。
ふっふーん、ボクの頭脳を輝かせることが出来れば、他愛ないのです!
上手くいくかはわかりませんが!!
※判定
5以上で何か思い着く
頭脳【8】:+1
判定直後
ksk
>>631 コンマ:3+1=4
……上手くいかないのです。
ボクは駄目な妖精なのでしょうか。
夢の為の計画も、まったく進んでいませんし……。
リンガー「ああ、ネガティブは駄目なのです」
下を向いていても、仕方ありません。前を向いて、上を向かなければ。
今日がダメなら明日です。明日がダメなら明後日なのです。
ポジティブ!ポジティブなのです!
リンガー「……でも、今日はもう寝ましょう」
ねむねむです。……今日はもう、おやすみなのです。
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
相関図
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】
『永遠亭』
蓬莱山 輝夜:貴方、面白いわね【知り合い】
八意 永琳:悪戯さえしなければ、良い子よね【知り合い】
『英雄伝』
藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!【愛玩】
三日目
―迷いの竹林・リンガーの住処(朝)―
リンガー「うゅ……」
もそもそと、お布団の中から出て目覚ましが鳴った瞬間にそれを止めました。
小さくあくびをして、ボクはベッドから出ると背筋を伸ばします。
朝です。朝が来ました。
リンガー「よし、今日も一日頑張るのです!」
夢に向かって邁進なのです!
その前に、朝の予定を決めましょう。
※選択
1:朝ごはんを作るのです!(判定あり)
2:外に出て、竹林の中を探索するのです!
3:人間の里に行くのです!
4:風に任せて移動するのです!(判定あり)
5:仲間を探しに行くのです!(判定あり)
6:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
2
>>637 選択:2
―迷いの竹林(朝)―
簡単な朝ごはんを済ませて、今日の朝は竹林の探検なのです!
まずは体を温めて、今日一日をより良く過ごすのです!
リンガー「あう!手頃な毛玉を発見なのです!」
そうして竹林の中を歩いていると、見つけたのは一匹の毛玉でした。
ふふーん、ボクに見つかったが運の尽きなのです!
リンガー「待つのです!」
ボクは、なんとなく毛玉を追い掛けて走り始めました。
※遭遇判定
4以上で誰かと会う
判定直後
へい
>>642 コンマ:9 ※成功
※選択
1:てゐ
2:優曇華
3:永琳
4:妹紅
5:慧音
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
4
>>644 選択:4
そうしている内に、誰かの足に毛玉が当たって止まりました。
ボクはヘトヘトになりながら、そこまでようやく辿り着きます。
リンガー「はぁ、はぁ、やっと、追いついたのです……」
妹紅「何をやっているんだお前は……」
肩で息をして、膝に両手を置きながらつぶやくと、聞こえてきたのは妹紅さんの声でした。
妹紅さんは毛玉をむんずと掴むと、掌で遊び始めました。
リンガー「も、妹紅さん。おはようございますぅー……」
妹紅「ああ、おはようローゼス。……それで、お前はそんな汗だくのヘトヘトになってどうした?」
リンガー「べ、別に何でもないのです。ただ、その毛玉を追い掛けていただけなのですよ」
妹紅「……体力のないお前がよくやる。自分の事がわからんわけじゃあないだろ」
リンガー「だからこそ、なのですよ。体力、付けないとさいきょーには成れませんから」
はあ、と小さくため息を吐く声が聞こえてきます。
あ、今呆れましたね。
妹紅「まあ、お前がそうしたいというなら、止めはしない。……ただ」
リンガー「あはは、無理はしませんよ。大丈夫です」
ボクは乾いた笑いで、心配の声に返しました。
二回も妹紅さんに迷惑を掛けるわけにはいかないのです。
さすがに、倒れるまで自分の体を酷使するようなキャラでもないですしね。
それから、ボクは昼頃まで妹紅さんとお話するのでした。
※まだイベントはないのです。まだスタートラインを作っている途中なので
―迷いの竹林(昼)―
妹紅さんと別れる際に、追い掛けていた毛玉も逃がしてあげました。
追いかけっこは終わりなのです。あれ以上ボクは走れないのです。
お話している内に体力も回復したので、動けないという事もないのですが。
とりあえず、お昼なのです。
さあ、お昼は何をしましょうか。
※選択
1:まだ竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:風に任せて行動するのです!
6:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
4
>>652 選択:4
―霧の湖(昼)―
今日も、この場所に来たのです。霧の湖は、妖精の丁度良い遊び場なのですから。
だから、ここが一番同族に会える可能性があると思うのです。
必ず、というわけじゃありませんけど。
……さて、早速探しましょう!
今日こそ、仲間を見つけるのです!
※遭遇判定
4以上で誰かと会う
妖精の遊び場:+1
判定直後
へい
>>659 コンマ:9+1=0 ※擬似クリティカル
※選択
1:大チル
2:三月精
3:その他(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
こころん
※お前ら妖精と会わせてあげろよぉッ!変なイベントねじ込むはめになるぞぉっ!!
>>664 選択:こころ
※リンガー君はこころと知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程嫌悪 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
いいえ
>>672 選択:No コンマ:8 ※結構好感触
※秦 こころ:君は可愛く面白い子【知り合い】 を入手しました
湖の周りを歩いていると、見覚えのない女の子から声を掛けられました。
「妖精の男の子?」
リンガー「あぅッ!?」
「ごめんなさい。驚かせちゃった?」
見覚えのないこの女の子は、いくつか頭の周りに浮いているお面の猿のものをかぶりながら首を傾げました。
それから、お面が取れると無表情の顔が見えます。
リンガー「えっと、大丈夫なのです!この程度でボクは取り乱したりしません!」
「おお、可愛い」
リンガー「可愛いってなんですかッ!?ボクは男なのですよ!」
「男の子でも可愛いものは可愛いと思うけどなー」
そういうものなのですか?
今度はボクは首を傾げて、疑問を浮かべました。
リンガー「あー、成程。リグルちゃんの気持ちが少しだけわかった気がするのです……」
「独り言して、どうしたの」
リンガー「いやいや、何でもないのです。……あ、ボクはリンガー・ローゼス!さいきょーの妖精を目指しています!」
こころ「私は秦 こころよ。……へえ、最強ね。じゃあ、最強の称号を賭けて私と勝負する?」
リンガー「……ごめんなさい、今は勝負の時ではないのです。というか、秦さんはさいきょーなのですか!?」
戦いをするには、準備も何もしていないのです。
そして、驚きの言葉にボクは尋ねたのでした。
こころ「……最強、なのかな?」
腕を組んで逆に尋ねられました。
リンガー「さいきょーって、なんのさいきょーなのですか?」
こころ「寧ろ、最強ってどういうものなのかな?」
リンガー「さいきょーってどういう意味でしたっけ?」
さいきょーの定義が崩れた瞬間でした。
……そんな感じで、ボクと秦さんは暫く頭を捻り続けました。
そして、最後にそろそろ行かなくてはという言葉で、ボクたちは別れたのでした。
普段は、人間の里に居るそうです。また会う機会があれば、話そうと約束しました。
※こころと出会いました
※今日はここまでです。
※今年の更新は多分、これで最後になると思います。三が日の終わりまで夜勤なので。
※出来れば昼にやろうとは思いますが、多分出来ないと思います……。
※というわけで、お疲れ様でした。皆様、良いお年を~!
※こんにちは。明けましたね、おめでとうございます。
※まずは新年のご挨拶。そしてお詫びをさせていただきます。
※新年ネタやらクリスマスネタやら、見切り発車でやろうとか言った>>1は見事に間に合いませんでした。
※というわけで、SS方式での質問回答でその代わりとさせていただきます。会場は前スレ↓URL
※【安価とコンマで】幻想に走り給うⅦ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385033465/)
※こんな不甲斐ない>>1ではありますが、今年もこのSS、ひいては東方安価スレをご愛顧していただければと思う所存にございます。
※……長々とした挨拶は嫌われるので、ここまでとして。
※13:00頃に質問回答回、させていただきます。その後、時間に余裕があればこちらで本編も出来れば。
※では。お待ちしております。
※23:30頃に再開します
※再開の時間です。書きながら人待ちつつ、やっていきますー
※あと、前スレ>>1000 了解です。姫様イベントは、永遠亭に行った際に起こしますね
―霧の湖(昼2)―
秦さんと別れてから、湖畔を歩いて仲間を探してみましたが、誰もいませんでした。
最近は別の場所に遊び場が移ったのかな?
……やっぱり、ボクはみんなと遊びたいのです。
他の皆さんと話すのが嫌だってわけじゃないのですが、ボクは――。
リンガー「……駄目です。後ろ向きは駄目なのです!」
諦めたら試合は終わりなのです、と誰かが言っていたのです。
さあ、気を取り直すのです!
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖をまだ歩くのです!
5:妖怪の山に行くのです!
6:風に任せて行動するのです!
7:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
5
>>693 選択:5
―妖怪の山(昼2)―
霧の湖から、妖怪の山まで頑張って飛んでみたのですが、やっぱり疲れるのです。
雪は積もっていませんが、まだ冬なのです。
汗をかいて体は温かくなりましたが、冷やさない様にしないと風邪を引いてしまうのです。
リンガー「妖精って、風邪を引くんですかね……?」
思い返せば、そういえば風邪をひいたことはないのです。
……考えるのはやめましょう。
リンガー「ふんふんふーん♪」
手頃な枝を拾って、妖怪の山を鼻歌を歌いながら冒険していると――。
※遭遇判定
4以上で誰かと会う
判定直後
はい
>>698 コンマ:5 成功
※誰が来た?
1:はたて
2:文
3:椛
4:その他(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
博麗霊夢
>>700 選択:霊夢
「そこの妖精、待ちなさい」
リンガー「はい?」
歩いていれば、背後から誰かが声を掛けて来ました。
どうやら、ボクに止まれと言っている様で、振り向くと紅白の巫女服が視界に入ります。
あれは確か、博麗神社の?
※リンガー君は霊夢と知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程嫌悪 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
のー
※昨日は見事に寝落ちをかましてました。ご迷惑をお掛け致しました……。
※今日こそはまともに再開出来ればと思っています。エナジードリンクは準備しておきます。
※と、いうわけで今日は21:00頃に再開しようかと思います。今日もゆっくりしていってね
>>708 選択:No コンマ:2
※博麗 霊夢:狡賢い妖精は面倒以外の何でもないわ【嫌悪】 を取得
「こんな所に何をしてるの?」
リンガー「……いえ、ただ探検していただけなのですが」
「妖精が?……何か企んでるんじゃないわよね」
いきなり疑いを掛けられてしまいました。……人聞きが悪いですね。
リンガー「ボクは何も企んでなんかいませんよ?」
「……妖精が素直にそういう事を言うとき程、怪しいものはないわ」
むぅ、どうやら妖精っていう種族に対してプンスカプンの様子なのです。
まあ、彼女の意見にはかねがね同意するのですけど。
『今回』は、本当に何も企んでいないのですけどねぇ。
リンガー「……ボクはリンガー・ローゼスなのです。仲間がご迷惑を?」
霊夢「あら、律儀に自己紹介?……なら、私もしないとね。私は博麗 霊夢よ。その問を聞くに、今回の事にアンタは関わっていない様ね」
リンガー「……?」
霊夢「ああ、知らないなら良いのよ。……何もないなら、さっさとどっか行きなさい。今、私はとても怒っているし、イラついてるから退治するわよ」
それはとんでもないことなのです。
退治されたくはないので、この場から急いで、逃げる様に去る事にしました。
……しかし、皆は何をしでかしたのでしょう。
気になる事が、出来たのです。
※ちょっと質問っていうか、アンケート。
※リンガーは他の主要な妖精と知り合いという設定にしておこうと思うのですが、どうでしょうか。
※好感度に関しては、その会った際に判定します。
↓5まででYes/Noでお願いします
※では、チルノ達とリンガー君は知り合いの方向で話を続けます
―妖怪の山(夕方)―
……多分、博麗の巫女に何かしたのはチルノちゃん達なのです。
普通の妖精なら、あそこまで怒らせる様な力は持っていない筈なのです。
皆でなんて面白そうな――いえいえ、そうではなくて。
なんてことを仕出かしているのでしょうか。
リンガー「……それよりも」
ボクは何で、仲間はずれにされているのでしょうか。
最近、会えていないのはそういう理由があって……?
リンガー「……・会う理由が、増えたのです」
聞かなければ駄目なのです。
直接、その理由を。
その為には、行動あるのみなのです!
さあ、そろそろ体を動かしましょう!
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:妖怪の山をまだ歩くのです!
6:風に任せて行動するのです!
7:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
6
>>723 選択:6
会おうと思うから会えないという可能性があるのです。
なら、敢えて風に任せて移動してみる事にするのです。
リンガー「ボクを運ぶのです!風よ来るのです!!」
さあ!さあ!!さあ!!!
※判定
6以上で何処かへと辿り着く
判定直後
さあ!
>>728 コンマ:5
※妖怪一足りないが出たぞ!!祓え!祓え!!
―妖怪の山(夕方)―
……無風なのです。
何も起こらなかったのです。
リ´・ワ・)「……ふふ」
――虚しいだけだったのです。
とりあえず、今日のところは家に帰りましょう。
―迷いの竹林・リンガーの住処(夜)―
とりあえず、当面の目標ができたのです。
みんなに会って、ボクと会わない理由を聞くのです。
そして、その上でみんなをボクの夢に誘うのです。
リンガー「みんながいないと、絶対に成せない事だから」
ボクは、そんなみんなの為のさいきょーに成りたいから。
さて、ねむねむの時間までまだ余裕なのです。
何かするか、思い付かない様なら眠っちゃいますかね。
※選択
1:明日に備えて眠るのです!
2:仲間を集める計画を練るのです!
3:その他(内容明記 選択表示なしでも書いて頂ければ大丈夫です)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
1
>>732 選択:1
今日はもう、眠るのです。
色んな所を回ったし、疲れている状態で頭も満足に働かない筈。
なら、明日の元気の為にベッドに入るのも必要な事なのです。
リンガー「おやすみなさいなのです」
テーブルの上に置いてある、花瓶に入った一本の薔薇に向けてボクはそう言って目を瞑りました。
……明日は、もっと頑張るのです。
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【4】:普通の妖精に比べて少しだけ臆病な様です
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
幻想郷縁起
なし
持ち物
なし
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
現在行ける場所
迷いの竹林※拠点
人間の里
霧の湖
妖怪の山
相関図
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】
『永遠亭』
蓬莱山 輝夜:貴方、面白いわね【知り合い】
八意 永琳:悪戯さえしなければ、良い子よね【知り合い】
『英雄伝』
博麗 霊夢:狡賢い妖精は面倒以外の何でもないわ【嫌悪】
藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!【愛玩】
※判定
コンマ6以上でリンガーは夢を見る
判定直後
1
>>739 コンマ:4 失敗
※これからゾロ目・0でイベントを挟んで行きます
四日目
―迷いの竹林・リンガーの住処(朝)―
リンガー「おはようございまーっす!!」
バサっと布団を翻しながら飛び起きる様にして、ボクは朝を迎えました。
目覚まし時計は即ストップ!今のボクには必要ないのです!!
リンガー「今日こそは、前に進むのです!」
そう、その為に昨日は早く寝たのですから今日こそは夢に向かって行くのです!
さて、そうと決まればまず何をするのかを決めましょう!
※選択
1:朝ごはんを作るのです!(判定あり)
2:竹林を探索するのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖をまだ歩くのです!
6:妖怪の山に行くのです!
7:風に任せて行動するのです!
8:自由安価(内容明記)
※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
6
おりょ? こころちゃんは?
>>744 選択:6
―妖怪の山(朝)―
今日は朝から登山なのです!
気持ちのいい冷たい空気を味わいながら、寒さも気にせず散歩なのです!
こんな晴れた日には、こうするに限るのですよ。
リンガー「ちょっと疲れたですが、良い感じですねー」
散歩をしながら、妖怪の山を歩くのです。
いつ妖怪が出ても逃げられる様に、心の準備もしています!
弱いですからね。餌になんかなりたくないのです。
※遭遇判定
4以上で誰かと会う
判定直後
やっ
>>748 コンマ:3 失敗
妖怪の山を散歩していましたが、誰とも会う事はありませんでした。
うーん、やっぱりこんな朝から活動している方は少ないのでしょうか?
それとも、ボクがたまたま会わないルートを歩いていたのでしょうか?
……まあ、どうでも良い事ですよね。
リンガー「はーあ……」
思わず吐いた溜め息は白くて、すぐに空気に溶けていくのでした。
>>746 ※あ、付け足すの忘れてました。申し訳ない……。
※行ける場所に太陽の畑を追加するのも忘れてたという……。
―妖怪の山(昼)―
綺麗な川で水を飲み、家から持ってきた木の実をお昼ご飯にしました。
たまには、外で食べるのも悪くないと思いました。
リンガー「もうお昼とは、早いですねー」
時間の流れは、止めることなんて出来ないのです。
時間が止まったら、きっと遊び放題なのです。
でも、それはきっと叶わないから良いのです。止まってしまったら、ボクは一人になってしまうのですから……。
そんなのは嫌なので、止まらなくていいのです。
時間は流れるから、大切なのです。
リンガー「なんて」
そんな事を考えていても、仕方ないのです。
さあ、休憩は終わり。これからまた、行動を起こすのです。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:た、太陽の畑に行くのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:妖怪の山をまだ歩くのです!
6:風に任せて行動するのです!
7:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
3
>>754 選択:3
―太陽の畑(昼)―
一年中、何時でもひまわりが咲いている場所が幻想郷にあります。
それがここ、太陽の畑なのです。
……とても素敵な場所ですが、ここには気をつけなければならない方がいます。
リンガー「来たはいいんですが」
あの方が居なければ、ここも凄く良い遊び場なんですけどね……。
※判定
4以上・ゾロ目で誰かと会う
判定直後
来たかッ…!!
>>759 コンマ:6 成功
※誰が来た?
※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント
1:幽香
2:チルノ
3:大妖精
4:ルナチャイルド
5:スターサファイア
6:サニーミルク
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
1
>>764 選択:1 幽香
※リンガー君は幽香と知り合い?
Yes/No
※そのレスで同時に判定
好感度
1程嫌悪 9程好感 0・ゾロ目で――?
↓3
no
※ここに来て、ゾロ目だと……!?馬鹿な!またかコンマ神!!(困惑)
>>771 選択:No コンマ:ゾロ目
※風見 幽香:君のこと、気に入ったわ【愛玩】 を入手しました
「あら、迷子かしら?駄目よ、ここには怖い妖怪が出てくるのだから」
リンガー「ピィーッ!?」
噂をすればなんとやらなのです!?
「あら、一目見るなり逃げ出そうとするなんて失礼な子ね」
ふ、服の裾を掴まれたのです!?
これでは逃げられません!大ピンチなのです!!
皆から聞いてた特徴と一致するから、絶対この方は『風見 幽香』さんなのですー!!
リンガー「ぼぼぼ、ボクは食べても美味しくないのですよーッ!!」
「取って食べるなんてしないわよ。……それとも、そうして欲しいのかしら?」
リンガー「いえ、滅相もないのです!!」
「だったら、大人しくお話しましょう?」
リンガー「イエス、マムなのです!!」
言われるがままに、その場に正座したのです。
……チェック柄を基調にした服装に、若葉の様な緑色の髪。日傘を差して、にっこりと笑うこの方は見ていて生きた心地がしません。
本来、大らかに見えるこの笑顔が怖くてガクブルなのです。
幽香「ふふ、聞き分けのいい子は好きよ。……私の名前は風見 幽香。あなたの名前は?」
リンガー「り、リンガー・ローゼスなのです。だだ、大地の妖精なのです」
幽香「……へぇ」
あ、口角が上がりました。
嫌な予感がするのです。
幽香「ちょっとこっちに来なさいな」
リンガー「は、はひッ!」
幽香「だから、そんなに緊張しなくて良いのよ?……ふふ、私の事を誰かに聞いたのかしら?」
リンガー「……い、一応は」
幽香「怖いことなんて、しないわよ。私が相手をするのは、強い者かこの畑を荒らした者だけなのだから」
優しく、諭す様に幽香さんは語りながら手を招いて来ます。
……ここは、大人しく言うことを聞く事にします。
幽香「いい子ね、ボク君」
リンガー「ボク君って……」
幽香「あら、あなたの事よ。そういう見た目じゃない。小さくて、可愛くて」
リンガー「あうー!?」
幽香「だから、何もしないって言ってるじゃない。逃げないで頂戴」
そう言われたって、怖いんだから仕方ないじゃないですー!!
と、口が裂けても言えないのです。
幽香「少し、お願い事を聞いて欲しいの。良いかしら?」
リンガー「……お願い事、ですか?」
幽香「そう。ボク君にしか出来ない事。それは――」
◇
リンガー「こ、これで良いのですか?」
幽香「ええ、ありがとうボク君。……この一角、最近土が痩せてしまって困っていたのよ」
幽香さんのお願い事とは、太陽の畑の一角の土地を蘇らせる事でした。
ボクはボクが生来持っている力を駆使して、この土壌を復活させたのです。
リンガー「……とはいえ、ボクに出来るのは応急処置なのです。肥料を使うか、あとはミミズが増えるのを待って欲しいのです」
幽香「そうね。気をつけるわ」
リンガー「本来なら、ここは良い土が多いのです。……きっと」
幽香「わかっているわ」
その言葉で、ボクは口を閉ざしました。
この土地が痩せてしまった理由は、きっとこの沢山のひまわりのせいなのです。
幽香「ふふ、それにしてもお疲れ様。見立て通り、出来るみたいでよかったわ」
リンガー「とっても疲れたのです。……って、何でボクを抱えるのですか!?やめてください!!」
幽香「あら、ご褒美よ。嬉しくない?」
リンガー「恥ずかしいのです!!」
子供扱いですか?子供扱いですね!?ボクは他のみんなよりも弱いですが、頭は良いのですよ!!
幽香「君のこと、気に入ったわ。ボク君、ここに住まない?」
リンガー「嫌なのです!!」
こき使われる未来が見えるのです!!
幽香「あら、残念。でも、気が向いたらまた遊びに来てくれるとお姉さん嬉しいわ」
リンガー「……まあ、それくらいなら」
とりあえず、離してください。
それから小一時間、ボクは幽香さんに抱きかかえられたまま太陽の畑で過ごしました。
みんなの言っていた印象と、全然違って驚きましたが。
……それでもボクは、この方が苦手だと思ったのでした。
―太陽の畑(昼2)―
それからようやく開放されて、ボクは一応他に痩せている場所がないかを歩いて探しました。
他の場所は特に問題はなさそうなのです。
これもきっと、幽香さんが管理をちゃんとしているからなのでしょう。
……うう、でもボクはあの方は苦手なのです。
なんていうか、こう、はたてさんと同じ感じがしたのです。
身の危険なのです。なすがままにされなくて良かったのです……。
さて、とりあえずこの場所からそろそろ移動しましょうか?
それとも、もう少し太陽の畑に居ましょうか?
……・どうしましょうか。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:人間の里に行くのです!
3:太陽の畑に残るのですか?
4:霧の湖に行くのです!
5:妖怪の山に行くのです!
6:風に任せて行動するのです!
7:自由安価(内容明記)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
1
>>788 選択:1
―迷いの竹林(昼2)―
うう、ひどい目にあったのです。
久々にちゃんとした能力を使ったので、だいぶ疲れてしまったのです。
でも、この程度ではへこたれないのです!
リンガー「ふぅ。……迷いの竹林は静かで良いですねー」
今住んでいる場所なのもあるのかもしれませんが、ホームグラウンドがやっぱり一番なのです。
少し散歩しながら、この辺を探索しましょうかー。
※判定
4以上・ゾロ目で誰かと会う
判定直後
はい
>>790 コンマ:0 ※クリティカル
※誰が来た?
※自由安価(二名まで可)
※その後、永遠亭の姫様とイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
もっこた~ん
>>795 選択:妹紅
歩いていると、竹が多く茂っている影に寄りかかっている人影を見つけました。
おどおどと近づいてみると、その人影はボクの知っている方でした。
妹紅「……なんだ、ローゼスか」
リンガー「も、妹紅さん?……って、どうしたのですかその怪我は!?」
妹紅「あー、あまり騒がないでくれないか?傷に響くから」
リンガー「す、すいません……」
妹紅「今度はか細すぎよ。普通にしてくれてかまなわいから」
いたるところに怪我が見受けられる妹紅さんでしたが、その表情は普段よりも明るく見えました。
口調も、少し弾んでいる様に思えます。
リンガー「それで、どうして貴女ほどの方がそんな怪我を?」
妹紅「……輝夜と少し、殺し合いをしたんだ。何時もの事よ、気にしないで」
リンガー「こ、殺し合いって……」
話には聞いていましたが、そんな軽いノリで言われても困るのです。
不死の蓬莱人とは言え、そんな……。
リンガー「輝夜さんと、そんなに仲が悪かったのですか?」
妹紅「ずっと昔からの話さ。……今は、なまらないようにする運動みたいなものさ」
リンガー「痛いのは苦しいのです!苦しいのは嫌な事なのです!そんな、そんな事で……」
妹紅「……ははは、なんだローゼス。お前は心配してくれるのか?」
リンガー「当たり前なのです!妹紅さんには、助けてもらったこともありますし……」
そう。そんな人が怪我をしている姿を見るのは、とても嫌な事なんだってボクは思うのです。
妹紅「そんな心配なんて、要らないんだけどな。私にとって、この行為は大事な事だから」
リンガー「大事な、こと?」
妹紅「死ねない人間は、どうやって生を感じれば良い?どうやって実感すればいい?……この痛みは、私に生を感じさせてくれる。輝夜との殺し合いは、それを唯一感じさせてくれるのよ」
リンガー「そんな難しい事……」
ボクには、わからないのです。わかりたくないのです。
痛い事が生きる事なんて、苦しむ事が生きる事なんて。
妹紅「……皮肉が過ぎたかな。そういえば、ローゼスは毎日を面白おかしく過ごすのが夢だったか」
リンガー「そうなのです!そんな毎日をみんなと過ごしたいのです!!」
妹紅「……私は、お前が羨ましいよ」
そう小さく呟いて、妹紅さんは目を細めながら微笑みました。
ボクには、妹紅さんがどうしてそんな事をいうのかわかりませんでした。
妹紅「……そろそろ帰るよ。服も変えなければいけない」
立ち上がった妹紅さんの体には、もう怪我が殆どありませんでした。
……。
妹紅「またな、ローゼス。あまり無茶はするなよ」
リンガー「はい……。では、また」
そのまま、その台詞をお返ししてあげたかったのですが、ボクは何も言えませんでした。
……少しだけ、妹紅さんが遠い存在に思えて、ならなかったのでした。
◇
そのまま、竹林の中を歩いていると永遠亭の近くまで来ていました。
お屋敷を見て、ボクは妹紅さんの言っていた事を思い出します。
妹紅『……この痛みは、私に生を感じさせてくれる。輝夜との殺し合いは、それを唯一感じさせてくれるのよ』
そういえば、なんで妹紅さんは輝夜さんと殺し合いをしていたのでしょうか。
昔から、とも妹紅さんは言っていました。
輝夜「あら、ローゼスじゃない」
リンガー「あ、こんにちは。輝夜さん」
輝夜「そんなに悩んでどうしたのかしら?……あ、もしかして私に会いに来てくれたの?」
リンガー「って、かかか輝夜さん!?いつの間に居たのですか!?」
輝夜「今さっき」
キョトンと、さも当たり前の様に何をいってるんだこいつみたいな顔で答えられました。
噂をすれば、なんとやらなのです。本当にあるんだなー、なんて思いますがそんな場合ではないのです。
リンガー「輝夜さん!なんで妹紅さんと殺し合いなんて物騒なことやるんですか!?」
輝夜「……いつものことだけど?」
リンガー「いつものことって……」
それこそ。――それが当たり前の、日常的なことの様に、この方は首を傾げて言い放ちました。
ボクは、愕然としました。
輝夜「蓬莱人は死なない。妹紅は蓬莱人だし、私も蓬莱人。人は長く生き過ぎるとね、『死』が遠すぎて『生』を感じられないのよ」
リンガー「……どういう、ことなのですか?」
輝夜「ふふ、妖精君にはわからない感覚かもしれないわね。……人間っていうのは、面倒な生き物なのよ」
輝夜さんは袖を口に持って行くと、小さく笑ってから遠くを見る様に目を細めました。
輝夜「毎日を面白おかしく生きられるなら、そう感じられる日常を歩めるなら、『生』を永遠に感じられるかもしれないわね」
リンガー「だったら……!」
輝夜「でも、常に真新しい『楽しいこと』を出せるなんてありえない。何時か、必ず終わりは来る。……人間に必要な『死』を取り払ってしまった蓬莱人は、『生』に餓えているのよ」
リンガー「だからって、殺し合いをするなんて」
ボクは、悲しい事に思えて仕方ないのです。辛く思えて仕方ないのです。
例え、妹紅さんが必要なことだと言ったとしても。
輝夜さんがそう思っているとしても。
二人がそれで納得しているとしても。
輝夜「ローゼスは優しいわね」
リンガー「……」
輝夜「でも、それは『子供らしい優しさ』よ。……傷ついている誰かを見て、何かを見て可哀想だと思う。そんな、『子供』特有の優しさ。私は好きよ、そういうの。大事なことだし、失ってはいけないものだとも思う。でも、私達には必要ない優しさ。見て見ぬふりをするのも、一つの優しさよ」
そんな事を言われても、ボクは、ボクは――。
※判定
1~4:……輝夜さんの言葉に、何も言えませんでした
5~7:ボクは、それが『優しさ』だと言うのなら、『子供』でも構いません。だって、ボクは二人が傷つくのを見たくないから
8~9:納得出来ません。だって、そんなの悲しすぎます。皆で楽しく過ごせる方法が有る筈なのです!
0・ゾロ目:ボクは思いました。……妖精の為だけじゃない。この方たちも巻き込んで、毎日を面白おかしく過ごしたいと
※補正
精神【4】:-1
※1(ファンブル)・0・ゾロ目は補正を受けない
判定直後
へい
>>804 コンマ:2-1=1(ファンブル)
※チャンスメイカー、発動
輝夜「……受け入れてもらえると嬉しいわ。これは私と妹紅の個人的な問題でもあるし、他人が首を突っ込むには複雑なことだから」
リンガー「……ッ!」
輝夜さんの言葉に、ボクは何も言えませんでした。
ダメです、ボクはこんなこと、認めたくないのです!
そんな事を言われても、やっぱり悲しいと思うのです!
余計なお世話なのだと言われたって。
二人の問題だなんて言われたって。
無責任なのはわかっています。
――だけど。
それで納得出来るほど、ボクは大人じゃないのです!!
※判定
1~4:……輝夜さんの言葉に、何も言えませんでした
5~7:ボクは、それが『優しさ』だと言うのなら、『子供』でも構いません。だって、ボクは二人が傷つくのを見たくないから
8~9:納得出来ません。だって、そんなの悲しすぎます。皆で楽しく過ごせる方法が有る筈なのです!
0・ゾロ目:ボクは思いました。……妖精の為だけじゃない。この方たちも巻き込んで、毎日を面白おかしく過ごしたいと
※補正
精神【4】:-1
※1(ファンブル)・0・ゾロ目は補正を受けない
判定直後
1
>>809 コンマ:0 ※クリティカル
リンガー「輝夜さん!!」
輝夜「……どうしたの?そんな大声を上げて」
ボクは弱いから、ボクは臆病だから、ボクはボクを奮え立たせる為に声を張り上げました。
そうしないと、きっと尻込みしてしまうから。
突き放されたまま、手を伸ばす事が出来ないから。
リンガー「ボクは、そう言われたって知らないのです!ボクはボクの思うままに、行動することに決めました!!」
輝夜「……それで?」
リンガー「殺し合いを止めろ、とは言いません。どんな事情があるかをボクは知らないし、きっとボクにはわからないことが沢山あるんだって思いました」
そう、だからボクは決めたのです。
リンガー「でも、きっと、それ以上に面白おかしく毎日を過ごせれば、殺し合いなんてくだらないって思える様になると思うのです!!」
だから、ボクは決意しました。
妖精の為だけじゃない。この方たちも巻き込んで、毎日を面白おかしく過ごすんだって。
その為のさいきょーを目指す事も、やめません。
でもそれ以上に、皆でそういう日常を過ごしたいんだって思ったのです。
輝夜「……ふ、ふふふ。あはははははっ!」
リンガー「何か可笑しい事をボクは言いましたか?」
輝夜「可笑しいことしか、あは、言ってないわよ。……あー、凄い可笑しい。だって、私たちもあなたの夢に巻き込むってことでしょ?」
リンガー「そうなのです!みんな面白おかしく過ごせれば、きっともっと面白おかしく過ごせる筈なのです!!」
輝夜「あははははははっ!あ、あは、あはははははッ!!」
まさに、抱腹絶倒と言わんばかりに輝夜さんは笑い声をあげました。
目尻に涙を浮かべて、そして笑いながらボクを見ます。
輝夜「可笑しい事を、そんな大々的に言うなんてああ、子供って怖いわ。怖すぎて、面白すぎて――」
リンガー「……」
輝夜「協力したく、なるじゃないの」
リンガー「っ!!」
輝夜さんの言葉に、ボクは目を見開いて驚きました。
協力したくなる、って。
そう、聞き間違いじゃないなら、輝夜さんはそう言ったのです。
輝夜「良いわ、最高。最高の暇つぶしを見つけたわ。……ローゼス。そこまで言い切ったなら、あなたの夢の先を私に見せてみなさい」
リンガー「あ、当たり前なのです!!ボクはこの夢を叶えることを、前から決めているのです!!」
輝夜「そう、その意気があるならきっとあなたは大丈夫。……望みなさい、渇望しなさい。そして行動して、巻き込みなさい。それがきっと、あなたのあるべき姿なのよ。そう、そうだって決まってる」
リンガー「……どういう、ことですか?」
メメント・モリ
輝夜「死を知らない私達だからこそ、言っておくわね。――『汝にこそ、死を思え』。私は、そうね。今回はあなたに賭けてみるわ」
最後の言葉に、ボクは首を傾げましたがつまり輝夜さんはボクの仲間になってくれるらしいのです。
……あまりにも、現実感がなくて。あまりにも、実感がなくて。
でも、ボクはようやく一歩を踏み出して。
ボクのやるべきことが、一つ増えた。
皆で毎日を面白おかしく過ごす組織を作ろう。
そんなみんなのために、さいきょーの妖精になろう。
そう、ボクは心の中で強く誓ったのでした。
※妹紅と輝夜の好感度があがりました
※リンガー・ローゼスの精神が【5】に成長しました
※今日はここまでです。
※イベントで各パラメータが上昇する様にしました。いい結果を出せれば、対応するものが上昇する感じで
※明日は23:30頃に再開する予定です。
※……他の妖精とはいつになったら会えるんですかねぇ。
※では、今日はここまでです。また次回、お会いしましょう。
※お疲れ様でした
※失敗しまくったら下がります。いくら励んでも成果が実らなきゃあ誰だって自信無くしますよね。そういうことです。
※精神が【1】になったら引きこもります。まあ、そこまで失敗することはないでしょうけど。……ないよね?
※ぼちぼち書きながら人待ちますかね。再開の宣言だけ、ここにさせていただきましょう
※あ、行ける場所に永遠亭が追加されました
―迷いの竹林(夕方)―
輝夜さんがボクの夢のお手伝いをすることになった――つまり、ボクの初めての仲間になってくれました。
妖精の組織を、と思っていましたがあのお二方を止めるにはこうするしかないと思ったのです。
でも、良かったと思っています。自分達だけじゃない。他の誰かともボクは最近、面白おかしく過ごせたらと思っていたのですから。
ちなみに、輝夜さんは笑いすぎて傷口が開いたとかで永遠亭に帰って行きました。
……ボクのせいじゃないですよ?違いますよね?
とりあえず。
リンガー「妖精の皆は元より。……妹紅さんも、みんなも巻き込んでしまいましょう」
毎日を面白おかしく過ごす組織。
組織名は……。まだ考えていませんが。
とにかく、その為にこれからも前に進むのです!
三歩進んで二歩ほふく前進なのです!
そんなわけで、今は夕方なのです。
帰る前に、何処かへ行くか探索を続けるのです。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:永遠亭に行くのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖に行くのです!
6:妖怪の山に行くのです!
7:風に任せて行動するのです!
8:自由安価(内容明記)
※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
3
※息をする様にゾロ目。もうこれは様式美ですね。いつものことです(白目)
>>839 選択:3 コンマ:ゾロ目につきメインイベント発生
―人間の里(夕方)―
自分がまず動かなければ、仲間を見つけることなんて出来ないのです。
ボクは、そう思って人間の里に行くことにしました。
人間の里なら、妹紅さんも他の妖精の皆も居ると考えたからなのです。
リンガー「良い匂いがするのですー……」
そういえば、もうお夕飯の時間なのです。
人間の作るお料理は、とっても美味しいのです!
いろんな工夫がされてて、ボクは人間のそういうところって凄いと思います。
まあ、遠慮なく悪戯する時はしちゃうんですけどね!
そんな事を考えていると、ボクに近づく気配がありました。
見られているのです。
……ちょっと、怖いですけど視線は背後から感じるのです。
ボクは、意を決して振り向いてみることにしました。
※選択 誰がいた?
1:大チル
2:三月精
3:妹紅&慧音
4:リグル&ミスティア
5:その他(今回は人間の里に居そうなキャラ限定で)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
※【速報】リンガー、やっと同族と会う【再会】
※さて、じゃあまずイベント判定から。好感度判定はまだですので、ご注意
※判定
チルノ
4以下で……
直下
大妖精
4以下で…・・
↓2
ほい
へい
>>852 コンマ:7 回避
>>853 コンマ:5 回避
※こいつらは大丈夫、と。
※それでは、続けて好感度判定
※判定
チルノ
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
直下
大妖精
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
↓2
へい
※……補正忘れてた。
※大ちゃんにチャンスメイカーが付いてるみたいなんで再判定します。
※もちろん、良かった方を採用するよ。
※(大ちゃんにゾロ目来い大ちゃんにゾロ目来い大ちゃんにゾロ目来い大ちゃんにゾロ目来い大ちゃんにゾロ目来い大ちゃんにゾロ目来い)
※判定
チルノ
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
補正
妖精好き:+1
同族:+2
直下
大妖精
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
妖精好き:+1
同族:+2
↓2
※1(ファンブル)・0・ゾロ目(クリティカル)は補正を受けない
は
※結果です
>>855の方がコンマが良いので、補正込みで限界突破
※チルノ:やっと見つけたわよこのすっとこどっこいしょーッ!!【?】 を取得
>>863 コンマ:6+3=9
※大妖精:心配したんだから、リンガー君【親友】を取得
チルノ「やーっと見つけたわよこのすっとこどっこいしょーッ!!」
リンガー「あうーッ!?」
振り向いた矢先、いきなり聞こえてきたのはチルノちゃんの声と強烈なドロップキックでした。
ボクはそれに反応出来る筈なんてなく、無残にも蹴り飛ばされてしまいます。
大妖精「ち、チルノちゃん!?だだだ、大丈夫?リンガー君」
リンガー「あぅあぅ……。お星様チカチカなのですぅ……」
続いて、ボクに近づいて体を起き上がらせてくれたのは大ちゃんでした。
大ちゃんは慌てながら、そして心配そうにしながらボクに声を掛けてくれました。
ボクは眩んだ目が元に戻ると、仁王立ちするチルノちゃんに叫びます。
リンガー「いきなり何をするだーですか!許しません!!」
チルノ「ここさいきん、ずっとあたいのところに来なかったあんたが悪いのよ!」
リンガー「会いに行ってもいなかったのは何処のどなたですかーッ!?」
チルノ「あんたでしょ!」
リンガー「チルノちゃんです!!」
ぐぬぬぬぬ、と睨み合いながらボクとチルノちゃんの間には火花が散ります。
そんな中で、大ちゃんがボク達の間に割って入りました。
大妖精「待って!待って二人共!喧嘩は駄目!」
チルノ「だって大ちゃん!リンガーが!!」
リンガー「でも大ちゃん!チルノちゃんが!!」
大妖精「リンガー君は体が弱いんだから、チルノちゃんが勝っちゃうでしょ!」
……。
見事に、胸の奥深くにまで突き刺さるお言葉、ありがとうございました。
ボクは大ちゃんの言葉を聞いて膝を地面に着け、うなだれました。
チルノ「そうよね大ちゃん!あたいはさいきょーだから、リンガーなんて『ゆびさきひとつ』よ!」
大妖精「チルノちゃんも、悪戯で勝てないからって力ずくは駄目だよ!」
あ、今度はチルノちゃんが沈みました。
リンガー「大ちゃん大ちゃん。もう喧嘩しないから、それ以上ボク達の胸をえぐるのをやめるのです……」
チルノ「大ちゃん、そのいいかたはひどいよ……」
大妖精「……?」
わかっていないみたいですね。天然なのですね。首をかしげないでください。
大妖精「喧嘩、もうしない?」
ボクたちは一緒に首を縦に振りました。
大妖精「良かった……。またこの前みたいに喧嘩しちゃうんじゃないかって思った……」
リンガー「あー……。その節は、ごめんなさいなのです。あの時は、ボクもかなり熱くなっちゃって」
チルノ「そんなことあったっけ?」
あ、覚えてないなら良いのです。無理に思い出す様なことでもないのですから。
大妖精「うん、大丈夫。わたしももう、気にしてないから。……でも、それが原因でリンガー君が会ってくれないのかもって」
チルノ「それで、あたいと大ちゃんで色んなところを回ったのよ!楽しかったよね、大ちゃん!!」
大妖精「リンガー君も一緒ならもっと楽しいのにって、チルノちゃんずっと言ってたんだよ」
チルノ「い、いきなり何を言ってるの!?」
リンガー「……そうですか」
大ちゃんの言葉に、ボクは目を二人から逸らしました。
リンガー「ご迷惑をお掛けして、その上で心配してもらって、申し訳ないのです」
チルノ「だから、何の話よ!」
リンガー「会えなくってごめんなさい、って意味ですよ。チルノちゃん」
チルノ「……そ。わかってるなら、許してあげなくもない!」
大妖精「また意地を張っちゃって」
チルノ「意地なんて張ってないわよ!」
リンガー「あははは。……大ちゃんもごめんなさい」
大妖精「ホントに。……心配したんだから、リンガー君」
リンガー「はい。ホントにごめんなさいなのです」
微笑む大ちゃんに、ボクもつられて笑いながらですが、謝りました。
……別に、避けてたわけじゃないんですけどね。
それに、ボクも『あの時』のこと、すっかり忘れてましたし。
ああ、確かに考えてみればそれが原因でルナちゃん達は会ってくれていないのかもしれません。
リンガー「でも、まさかすれ違いだったなんて、おかしな話なのです」
チルノ「いつもの場所にいつもどおりくればよかったのに。リンガーは頭が良いのに馬鹿ね!」
大妖精「ふふっ。だって、リンガー君」
手厳しい言葉でした。
◇
チルノちゃん達とは、気が付けば一緒に色んな遊びをする様な仲でした。
一緒に悪戯もしたし、一緒にご飯も食べたり、後は一緒にお昼寝とかもしました。
どれくらいの長さの付き合いか、と言われるともう思い出せないくらい、と言っても良いのです。
僕とよりちょっとだけ身長の低い、大ちゃんとチルノちゃん。
……そう言えば、あの話を二人にまだしていないのです。
ボクの、夢のこと。ボクの、やりたいこと。
……どうしましょう。このタイミングですが、話すべきでしょうか?
チルノ「リンガー?」
大妖精「リンガー君、どうしたの?眉間に皺が寄ってるよ?」
リンガー「あ、っと。すいません、少し考えごとをしていたのです」
チルノ「新しい悪戯!?」
目を輝かせて、チルノちゃんはワクワクとした表情でボクに詰め寄ります。
リンガー「えーっと」
……どうしましょう。素直に言うべきなのでしょうか。
※多数決
1:正直に話す
2:はぐらかす
↓3までで多い方
多数決:1
リンガー「……ボクは、夢を見つけました」
チルノ「夢?」
リンガー「……そうなのです。ボクは、やりたいことを見つけたのです」
ポツリ、ポツリと。
ボクは、二人に正直に話す事にしました。
普段なら、妖精以外の種族の方になら、自慢気に話せるボクですが二人は大切な同族で。
何故か、気恥ずかしく思いながらボクは口を動かします。
リンガー「ボクは、組織を作りたいと思っています。……毎日を、面白おかしく過ごせる日々をボクは仲間と作りたいのです」
大妖精「組織……?」
チルノ「どういうこと?」
大妖精「リンガー君はチームを作って、皆で毎日を楽しくしたいんだって」
チルノ「それのどこが夢なのよ。いつもどーりのことじゃない」
そう。チルノちゃんの言った通り。ボク達にとってそれは何時も通りの、当たり前のことなのです。
最初は、他のまだ知らない妖精達も巻き込んで、もっともっと楽しく過ごせればと思っていました。
……でも。それだけじゃあ、なくなったのです。
リンガー「ボクは、妖精だけじゃない。色んな方も巻き込んで、もっともーっと!楽しい毎日を作りたいのです!」
大妖精「それって、妖怪もってこと?」
チルノ「人間も?」
リンガー「はいっ!新しい『面白い事』を、ボク達で見つけて遊んでいくのです!ボクは、そんな組織を作りたいのです!!」
殺し合うなんて、くだらないと思える様なそんな面白おかしい毎日を感じられる様に。
時々喧嘩をするかもしれません。でも、その後でもみんなで笑いあえる。そんな、素敵な日常を送れる様な組織を。
チルノ「へぇ。何だかよくわからないけど、すごいことだってことはわかる」
大妖精「それが、リンガー君の夢なんだね」
リンガー「そうなのです!そして、その仲間を守る為に、ボクはさいきょーになりたいのです!!」
チルノ「……さいきょーはあたいだよ?」
リンガー「チルノちゃんとは違った意味の、さいきょーになりたいのです」
実際、チルノちゃんが指しているさいきょーが何に関してのさいきょーなのかをボクは知りません。
ボクもまた、どんなさいきょーになろうとか、まだ具体的に見えていないけれど。
リンガー「チルノちゃん、大ちゃん!二人にも、ボクの夢に協力して欲しいのです!」
大妖精「……うーん、だって、チルノちゃん」
チルノ「どうするの?大ちゃん」
二人は、そう言って互いに目線を交差させます。
ボクは、言い切りました。
もしここで断られても、良いのです。ボクはそれでも諦めない。そう、決めているのです。
でも、出来れば。二人にも協力して欲しいのです。仲間になって欲しいのです。
何より、大事な同じ妖精の仲間だから。ボクの夢の行き着く先にも、二人は居て欲しいから。
※判定
4以上でチルノ、大ちゃん参入
仲良しの関係:+2
判定直後
※れ、連続で 1 出したら失敗だからね?(震え声)
※これはコンマ神様、私の事弄んでますわ(白目)
※チャンスメイカー、発動
チルノ「……あたいたちのやってることとの違いって何?」
大妖精「確かに。いつもみたいに、みんなで一緒に遊ぶだけじゃダメなの?」
リンガー「え……。それは、その」
言われてみれば、ボクの夢はさいきょーになるっていうこと以外、普段通りの事なのです。
妖精にとって、ボクのやろうとしていることは日常的な事なのです。
……いいえ、違います。
ボクは、それだけに留めたくないのです。
それが目標になって、それに向かって頑張っていけるなら。
リンガー「違うのです。……組織っていうのが、大事なのです。ボクはもっと面白おかしく毎日を過ごしたいのです。それをみんなと共有したいのです。ただ遊ぶんじゃないのです。ただ集まるんじゃないのです。最高の仲間が居て、最高の遊びをしたいのです!!みんなが、もっと笑顔になれるように!!」
それが、ボクの夢。
それが、『あの時』の後にボクが抱いたこと。
二人に、この熱意が伝わってくれれば……!
※判定
4以上でチルノ、大ちゃん参入
仲良しの関係:+2
判定直後
さ
※1(ファンブル)・0・ゾロ目(クリティカル)は補正を受けない
※↑の一文を入れ忘れる今日この頃。
>>885 コンマ:8+2=0(10) ※擬似クリティカル 成功
チルノ「……よくわからないわね」
大妖精「うーん。そう言われも、私たちには難しいかも」
首を傾げるチルノちゃんと大ちゃん。
……駄目なのですか。
やっぱり、実績も上げずに、口だけではダメなのでしょうか。
リンガー「そう、ですか」
チルノ「一緒にする遊びを、それにするんじゃダメなの?」
……へ?
大妖精「そうだよ。……リンガー君。仲間になって、ってことじゃダメなの?」
えっと……?
リンガー「だ、ダメじゃないのです。勿論、仲間になって欲しいのです!」
チルノ「だったら最初からそう言えばいいのよ!あーもう、まだるるるっこい」
大妖精「チルノちゃん、『る』が二個多いよ……」
チルノ「とにかく、めんどくさいこといわないでよ!わからないから!まったく、そんなこともわからないなんてバカなの?」
リンガー「ば、馬鹿じゃないのです!これでも必死に考えたのですよ!!」
ボクの思いの丈を必死に言葉にしたのに、ひどいのです!!
不満気なチルノちゃんの言葉と態度に、ボクは『いかんの意』を示しました。
そんな時、大ちゃんが小さく笑います。
大妖精「ふふ、リンガー君。だから、ダメなんだよ。リンガー君は頭が良いから、難しいこと、いっぱい知ってるから」
リンガー「大ちゃん、どういうことなのです?」
チルノ「つまり、『細けぇこたぁいいんだよ』!ってことよ」
大妖精「わたしたちをつなげる言葉は、一つだけでいいじゃない」
それって、つまり……。
ボクは、一人で勝手に空回っていたって、ことなのですか?
……二人にわかってもらおうとしたのに、逆にわからないような言葉を並べてたって事なのですか?
リンガー「……今の言葉は、忘れてください」
チルノ「やだ」
大妖精「ごめんね」
忘れるのです!忘れろなのです!!
あー、もう!たしかにボクが悪いのに、二人はひどいのですよ!!
チルノ「あっはっはっはっは!」
リンガー「チ~ル~ノ~ちゃ~ん!!」
チルノ「やーい、バカリンガー、バリンガー」
その短縮はやめるのです!さすがのボクでも怒るのですよ!?
大妖精「ほら、チルノちゃん。そろそろやめてあげよう?」
チルノ「え~、こんなリンガー見れるなんてめずらしいし……」
大妖精「可哀想だから、ね?」
チルノ「うー、大ちゃんがそう言うなら」
大妖精「……・それで、リンガー君。まだ、聞いてないことがあるんだけどなー」
チルノちゃんを大ちゃんが止めてから、仕切り直す様にわざとらしくちらっとこちらを見てそう言います。
ボクがまだ、言っていないこと。
それは単純で。それは簡単で。それは、いつも誰かが言う言葉。
……そうですね。これを言わないことには、何も始まりませんよね。
ボクは、深呼吸をしてからしっかりと口を動かして二人に言います。
リンガー「チルノちゃん、大ちゃん!遊びましょう!」
大妖精「うん、いいよ!」
チルノ「リンガーが鬼ね!!」
チルノちゃんで台無しなのですー!!
※チルノと大妖精が仲間に加わりました。
※チルノと大妖精と再会しました
※今日の更新はここまでで。
※ある意味、本編的な進み具合的にもメインイベントでした。
※まあ、その分今日の更新で夕方しかこなせませんでしたけどね!(白目)
※というわけで、お疲れ様でした。次回の再開は、火曜日の予定です。
※では、また。次回でお会いいたしましょう。
※こんばんは。22:00頃に再開の予定です。
※PCを新調してWindows8にしたら、使い勝手が違いすぎてやばい(元XP)
※リンガー君にとって、死ぬ事=痛くて苦しいことです。そんな経験が彼にはある可能性も微レ存
※早速だよ、早速やらかしたよ。
※こんな感じで慣れるまで色々とご迷惑をお掛けすると思います。申し訳ない
※そろそろ再開の時間なのです。始めていきましょうか
―迷いの竹林・リンガーの住処(夜)―
ボクにとって今日は特別な日になりました。
仲間が三人も増えたのです。
チルノちゃん、大ちゃん、輝夜さん。
今日だけで、三人なのです。大型増強なのです。
そういえば、ボクはなんで『あの時』のことを忘れていたのでしょう。
あの出来事があったから、ボクは夢を持ったのに。
……チルノちゃんは知りませんが、大ちゃんはボクの心配をしていました。
ルナちゃん達と会えないのは、やっぱり『あの時』のことが原因なのでしょうか。
リンガー「……いえ、考えていても他の人の心はわからないのです」
それなら、直接会って、聞けばいいのです。それが一番合理的で、ボクにとっても都合がいいのです。
さて、ねむねむの時間は近いですがまだ眠れそうにありませんね。
そう言ってると眠気は来るものなのですが、その時まで何かしていましょう。
※選択
1:明日に備えて眠るのです!
2:仲間を集める計画を練るのです!
3:どんな遊びをしたいかを考えるのです!
4:どんないたずらをするか考えるのです!
5:その他(内容明記 選択表示なしでも書いて頂ければ大丈夫です)
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
1
>>904 選択:1
……でもやっぱり、今日は疲れたのでおふとんに入るのです。
ぬくぬくのぽかぽかなら、きっとすぐに眠くなって寝ちゃうのです。
あ、そう言ったそばから眠く……。
リンガー「ふぁ……。おやすみなさいなのです……」
テーブルに置いた花瓶に差してある一本のバラに向けてそう言ってから、ボクは眠りの世界へと旅立ちました。
明日も、いい日になればいいなと思いながら。
※現在公開可能な情報
名前:リンガー・ローゼス
読み:りんがー・ろーぜす
能力:地に落とす程度の能力
種族:妖精
危険度:低
人間友好度:?
身体能力【2】:妖精の中でも体が弱い様です
精神【5】:一般的な妖精らしい度胸を得ました
頭脳【8】:妖精の中では頭が良いようです
潜在能力【5】:普通です
幻想郷縁起
なし
持ち物
なし
特殊設定
妖精好き
あなたは同族である妖精が大切。故に、積極的に友好を深めようとするだろう。
効果:指定した種族の場合、戦闘判定に-1 友好判定に+1
チャンスメイカー
あなたはどんなチャンスでもうみ出し掴み取る。
だが、掴むまで貴方にとって吉か凶かはわからない。
効果:ファンブルの際、もう一度判定を行う
現在の仲間
蓬莱山 輝夜
チルノ
大妖精
現在行ける場所
迷いの竹林※拠点
人間の里
霧の湖
妖怪の山
太陽の畑
相関図
『妖精』
チルノ:やっと見つけたわよこのすっとこどっこいしょーッ!!【?】
大妖精:心配したんだから、リンガー君【親友】
『迷いの竹林』
リグル・ナイトバグ:まあ、頑張ってみれば良いんじゃない?【知り合い】
『人間の里』
秦 こころ:君は可愛く面白い子【知り合い】
『永遠亭』
蓬莱山 輝夜:最高に面白い妖精君。あなたなら、きっと――【仲間】
八意 永琳:悪戯さえしなければ、良い子よね【知り合い】
『英雄伝』
藤原 妹紅:倒れてもらっても困る。無理はするな【知り合い】
博麗 霊夢:狡賢い妖精は面倒以外の何でもないわ【嫌悪】
『妖怪の山』
姫海棠 はたて:ななな、ナニコレ可愛いぃい!【愛玩】
『太陽の畑』
風見 幽香:君のこと、気に入ったわ【愛玩】
※判定
コンマ6以上でリンガーは夢を見る
判定直後
ktkrさ
>>911 コンマ:6 ※成功
※どんな夢を見た?
1:チルノと喧嘩した夢
2:大ちゃんとのんびりした夢
3:その他(内容明記 選択表示なしでも書いて頂ければ大丈夫です)
↓3
死んだときの夢
※(リンガーに)トラウマを植え付けていくスタイル
>>915
―???―
雨が降っていました。
冷たい雨粒がボクの体を濡らします。
これは、夢なのです。
痛みが伴う夢なのです。苦しみが追従してくる夢なのです。
……何時の頃の話だったでしょうか。
最近のことかもしれませんし、ずっと昔だったかもしれません。
まず初めに、ボクは弾き飛ばされました。
首の骨が軋みました。
次にボクは、叩きつけられました。
足がおかしな方向に曲がりました。
血が視界を染めました。
ブラックアウトしたり、覚醒したり、気絶したり、鈍痛に目眩を起こしたり、エトセトラ、エトセトラ。
目まぐるしく視点は変わります。
その度に、ボクは死んで、蘇るのです。
妖精のボクは、死ぬことはありません。
決められた場所で目が覚めて、そして何処かで死ぬのです。
その繰り返し。この繰り返し。
痛みとは苦しみなのです。
ボクは、これが嫌いでならないのです。
……あ。
また、死んだのです。
※寝落ちしてました……。申し訳ないですが、今日はこれだけで。少し体調も崩れてしまったようでorz
※次回は金曜日にできるかと。もしくは、調子が良ければ昼頃にやったりします。
※では、おやすみなさいませ。お疲れ様でした
※21:00頃に再開予定
※昨日は飲み会で死んでました。そして風呂やら入ってたらこんな時間じゃないですかやだー。
※再開します
五日目
―迷いの竹林・リンガーの住処(朝)―
リンガー「……ああ、また見たのです」
目がぱっちりと覚めると、もう朝でした。
ボクが一番嫌いな夢は、ボクの最も求めていない夢なのです。
死なないからと知っていて、蘇ると知っているから、だからこそボクは死ぬということが嫌なのです。
リンガー「……おはようございます」
目覚まし時計は、鳴ることはありませんでした。
どうやら、セットし忘れていたようなのです。
リンガー「さて、気分をいつまでも落としていても仕方ありませんね」
この嫌な気分を、払拭するためにも何かしましょう。
※選択
1:朝ごはんを作るのです!(判定あり)
2:竹林を探索するのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖をまだ歩くのです!
6:妖怪の山に行くのです!
7:風に任せて行動するのです!
8:自由安価(内容明記)
※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
1
※どんだけコンマ:18が同立してんだよぉぉおおお
>>935 選択:1
まずは、一日の活力を得ましょう。
台所に立って、エプロンを付けて、作るのです!
リンガー「つっくりましょー、つっくりましょー、さてさてなにがーでっきるかなー」
鼻歌を歌いながら、作業をするのです。
※判定
1程不味い 9程美味い 0・ゾロ目で蝶?最高
補正
前回美味しく出来ました:+1
判定直後
へい
>>942 コンマ:0 ※蝶?最高
前に作った時、コツを掴んだのか今日のボクの料理は一味違うのです。
最高で完璧な料理が出来ました!これは自慢しても良いほどの出来なのです。
……ふふふ、これならいつ誰かに作ってあげても大丈夫ですね!
まだ誰かに作ってあげる予定なんてありませんが。
いつか、そういうことが出来ればいいのです。
それから、ボクは最高の朝ごはんを食べてから出かけるのでした。
※今後、朝ごはんを作る時の判定がなくなりました。そのかわりの判定で、知り合いの誰かが来ることがあります
―迷いの竹林(昼)―
朝ごはんを済ませて、迷いの竹林に出た頃には日差しも高くなっていました。
風は冷たいですが、日差しは少し暖かく思えます。
さーって、今日も色々と頑張るのです!
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:永遠亭に行くのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖に行くのです!
6:妖怪の山に行くのです!
7:仲間の誰かと遊ぶのです!
8:風に任せて行動するのです!
9:自由安価(内容明記)
※採用されたレスのコンマが末尾0・ゾロ目の場合メインイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
5
>>951 コンマ:ゾロ目 ※メインイベント
―霧の湖(昼)―
チルノちゃんや大ちゃんはこの前、遊ぶのだったら霧の湖の近くに居てと言っていました。
遊び場として、やっぱりこのあたりにしていたみたいです。
ボクが来た時はたまたまタイミングが悪く、いなかったみたいですが。
リンガー「今日は居てくれればいいなぁ」
羽を一生懸命動かして、遊び場に向かいます。
そうしていれば――。
※選択
1:大ちゃんが居ました
2:チルノちゃんが居ました
3:二人共居ました
4:ルナちゃん達(三月精)が居ました
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
4
>>959 選択:4
※さて、じゃあまずイベント判定から。好感度判定はまだですので、ご注意
※判定
ルナチャイルド
4以下で……
直下
サニーミルク
4以下で……
↓2
スターサファイア
4以下で……
↓3
1
ksk
あ
※スター……
>>962 コンマ:6 回避
>>963 コンマ:7 回避
>>964 コンマ:3 失敗
※スターサファイアは――
※続けて好感度判定
※判定
ルナ
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
補正
妖精好き:+1
同族:+2
直下
サニー
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
補正
妖精好き:+1
同族:+2
↓2
スター
1程険悪 9程仲良し 0・ゾロ目で……?
補正
妖精好き:+1
同族:+2
???:-4
↓3
s
や
ほい
※わけがわからないよ
※同族とは基本的に仲良く出来るようにしていますけど、これはおかしい(白目)
>>967 コンマ:0 ※チルノとリンガーを取り合っている
※ルナチャイルド:あんたもあたしたちと暮らせば良いのに【???】 を取得しました
>>968 コンマ:6+3=9 ※一緒にいるのが好きだなー
※サニーミルク:ルナほどじゃないけど、あたしもあんたの心配してたからね【親友】 を取得しました
>>969 コンマ:0 ※……
※スターサファイア:……わたしは、なんで?【???】 を取得しました
◇
サニー「あ、あああ!リンガーだ!!」
ルナ「え?ホントに?」
遊び場に行くと、そこにはルナちゃんたちが遊んでいました。
遊んでいた、というよりも三人で切り株を囲んでいたといった方が良いでしょう。
スター「りん、がー?」
サニー「あれ、どうしたのスター」
ルナ「それよりもリンガー。あんた、どうして今の今まで顔を見せなかったの?」
リンガー「それ、チルノちゃん達にも言われたのです。別に避けてたわけじゃないのですよ」
三人の近くに着地すると、彼女たちはボクへと歩み寄って来ます。
その時、スターちゃんの様子が少しおかしく見えたのは気のせいでしょうか?
ルナ「だったらなんで今まで来なかったの?……というか、チルノたちの方が先ってどういうことよ」
リンガー「偶然なのですよ。誤解しないでください、ボクも皆に会いたかったのですから」
サニー「だって、ルナ。よかったね!」
ルナ「べ、別にそういうわけじゃないわよ」
サニーちゃんの言葉に、ルナちゃんが何故か顔を赤くします。
リンガー「ルナちゃん、どうかしましたか?」
ルナ「別になんでもないの、気にしないで」
サニー「えー、一番心配してたじゃんルナ。あ、ルナほどじゃないけど、あたしもあんたの心配してたからね」
リンガー「ご心配をおかけして、申し訳ないのです」
まあ、その時の事を未だにおぼろげにしか思い出せないのですけど。
ルナ「本当よ。スターはあたしたちの所で復活したけど、あんたは住んでる場所が遠いんだから」
スター「……えっと、ルナ。サニー。なんで、彼とそんなに親しげにしてるの?」
リンガー「え?」
その時、スターちゃんが出した言葉はこの空間を凍らせたのでした。
ルナ「ちょっと、スター。何言ってるの?」
サニー「まさかの発言だよ!ルナ並にリンガーと仲良くしてたじゃん!」
スター「そう、だっけ」
サニー「そうだよ!あ、もしかしてあの時リンガーと一緒に逃げた時に何かあったの?」
ルナ「まさかリンガー、あんたスターに変なことをしたんじゃないでしょうね」
何故かいきなり二人から訝しげな視線を向けられました。
特に、ルナちゃんから元々ジト目なのに更に冷ややかな視線を向けてきます。
リンガー「何もしていません!……なにもして、ないですよね?」
スター「わたしに聞かれても困るんだけど」
ルナ「どういうことよ」
リンガー「ボクも、あの時のことをよく覚えていないのです。何があったのですか?」
サニー「えっとね。あの時は珍しく大ちゃんとチルノも一緒に玄武の沢の近くに出てきたなんかよくわからない泥みたいなぶよぶよしたのがあるって話を聴いて」
ルナ「それで、リンガーが指示を出しながらそれを回収しようって話になったのよ。珍しいものだったし、イタズラに使えるかもしれないからって」
……ああ、確かに、ちょっと思い出してきたのです。
リンガー「そこまでは、思い出してきました」
ルナ「それで、その『泥』みたいな何かを回収したのは良いんだけど、雨が降り始めちゃって」
サニー「それで――。あれ、スター?顔色悪いけど、大丈夫?」
スター「え、ええ。大丈夫よ……大丈夫」
ルナちゃんとサニーちゃんが説明してくれている時、スターちゃんの顔色が悪くなっていきました。
それに気付いたサニーちゃんが心配そうに話かけますが、スターちゃんはいつもと変わらない表情で返します。
リンガー「……・無理はしないでいいのですよ?」
スター「本当に、大丈夫だから」
ルナ「とか言いつつ、スターは無理するから話はここまでね。リンガー、聞きたかったら今度スターがいない時にしましょう」
サニー「そうだね。……ルナは二人きりの方がいいんじゃない?」
ルナ「ちょっと、サニー!?」
サニー「じょじょ、冗談だって!」
スター「気を使わせてごめん」
リンガー「いえいえ、こっちこそ変な話になってしまって申し訳ないのです」
気になる話ではありますが、スターちゃんの様子を見ていると確かに何かがあったと確信出来るのです。
なら、この話はスターちゃんがいない時。ルナちゃんかサニーちゃん、それか大ちゃんに聞いてみましょう。
チルノちゃんは……多分、素で覚えていない可能性ありますし。
こんな状況じゃあ、仲間に誘うのはちょっと難しいですね。
この話もまた、後日にするとして。
ルナ「スターも調子悪そうだし、一回家に戻る?」
リンガー「あ、でしたらボクもそろそろ帰ったほうが――」
そう言おうとした時、誰かがボクの服の裾を掴みました。
その手は、スターちゃんのものでした。
スター「ま、待って」
リンガー「スターちゃん、どうしたのですか?」
スターちゃんに顔を向けて、ボクは尋ねます。
スター「もう少しだけ、一緒に居て。何でかわからないけど、そうしてほしいの」
リンガー「えーっと……」
不安気な表情で、スターちゃんはそう言いました。
ボクの服を掴む手が、少しだけ震えていました。
ルナ「え、ちょっ」
サニー「あはー?」
スター「覚えていないのに、おかしな話だけど……」
リンガー「わかったのです。それじゃあ、ここでみんなと一緒にいるのです。良いですか?サニーちゃん、ルナちゃん」
スターちゃんの様子に、ボクはそうするべきなんだと思いました。
きっと、ボクの覚えていない『あの時』に何かがあったのでしょう。
スターちゃんが震えるほどのことが。ルナちゃんとサニーちゃんの知らない、ボクたちの間だけで。
ルナ「リンガーがそう言うなら、良いけど」
サニー「むしろ、歓迎だよね。ルナにとっても」
ルナ「だから、あたしは関係ないでしょ!?」
後ろで騒がしくルナちゃんとサニーちゃんが追っかけっこを始めました。
元気でなによりですが、スターちゃんの体調に障らない程度にお願いしたいものです。
スター「……ごめんなさい」
リンガー「気にしないでください。それに、今更のことなのです。スターちゃんがそうしてほしいって言うなら、それに応えてあげるのも良いのです」
スター「わたしはあなたのことを覚えてないのに?」
リンガー「なら、これからまた思い出すなり、思い出を作ればいいのです。ボクと一緒に、みんなと一緒に」
スター「……」
そのあと、スターちゃんは顔を俯かせてしまいました。
ボク、何かおかしなこと言ったのでしょうか?
そんなことを思いながら、スターちゃんの体調が回復するまでこの場所で休憩していたのでした。
―霧の湖(昼2)―
スターちゃんの体調が回復したけど、大事を取って家で寝かせることにしたそうでボクはみんなと別れました。
うーん、しかしあの時に何があったのかすごい気になるのです。
玄武の沢。魔法の森の奥にある、大きな岩があって洞窟も多い場所。
そこで見つけたぶよぶよした『泥』を手に入れようとして、何かがあったのは確実なのです。
……ボクはあの時のことを殆ど覚えていません。死んだわけではないのですが、その時のことがすっぽりと抜けているのです。
そしてボクは、あの人と出会った。
そして、この夢を抱いた。
リンガー「スターちゃんも心配ですが」
大丈夫と言われた手前、し過ぎても仕方ないこと。
そろそろ、何か行動を起こしましょう。
※選択
1:竹林を探索するのです!
2:永遠亭に行くのです!
3:人間の里に行くのです!
4:た、太陽の畑に行くのですか?
5:霧の湖に残るのです!
6:妖怪の山に行くのです!
7:仲間の誰かと遊ぶのです!
8仲間に誘いに行くのです!(判定あり)
9:風に任せて行動するのです!
10:自由安価(内容明記)
※採用されたレスのコンマガ末尾0・ゾロ目の場合サブイベント
↓4まででコンマ二桁が一番大きな書き込みを採用
9
※選択は>>992の9
※次スレ立てました。ここはもう埋めちゃってください。
※誘導
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅨ【幻想入り】
【安価とコンマで】幻想に走り給うⅨ【幻想入り】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389459001/)
次スレで続きやるんでまだ終わりじゃないっす
>>1000なら妹紅と何かイベント
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