リヴァイ「また雪が降る」(48)
ベルトルト「また雪が降る」
ベルトルト「また雪が降る」 - SSまとめ速報
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のリヴァイsideです。
!今回は12巻のネタバレ含む!
・捏造あり
・リヴァイの壮絶なキャラ崩壊あり、ベルトルト以上の情緒不安定。
クールでかっこいい兵長はいません。こんなの兵長じゃない!と怒られるレベル
完全なる蛇足の為、長いだけの分かりづらい文章
前作のイメージは崩れるかもしれません。
初ssの続編なので、生温い目でお願いします。
それでも良い方はよろしくお願いします。
この世界に巨人はいない。
俺がいるのは、あいつらが言っていた『海』に囲まれた島国だ。
ここにはエルヴィンもハンジも居ない。
ハンジみてぇなのはたまにテレビで見かけるが、あそこまで狂っちゃいない。
エルヴィンとは比べものにならない数の人間を束ねている俺たちの代表は、エルヴィンには到底及ばねぇ
...と、思う。
実際会ったら違うかもしれねぇが、今の俺にはそんな権限もない。
ここには俺の部下だった沢山の奴らも居ない。
居るのは、なんにも考えてないような面した奴らか、死にそうな面しながら生きてる奴らだ。
少なくとも、人類に心臓を捧げる覚悟のやつは誰一人居ない。
ここはあの世界の後なのか、全然違うとこに一人だけ来ちまったのかはわからねぇ。
だが、俺はここでただの人として生きている。
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「おい、リヴァイ。社長の前くらいはもう少し愛想よくしろよ」
「あぁ...悪い。今度から気を付ける」
「いつもそれじゃないか!…ったくよ~…」
「......」
ここじゃ、あの世界のような俺の性格はあまり歓迎されない。
つい出てしまっていた舌打ちの癖はずいぶん前になくなっていた。
人間関係ってのはこんなにも厄介なものだと、ここに来てから知った。
それでも巨人のいる世界よりマシだった。
「また雪ですねー」
部下の言葉に窓に目をやる。
いつの間にか雨音がしなくなったと思ったら…
この間の大雪は電車がとまって違う電車で帰ることになった。
...めんどくせぇな
「やっぱりな...」
思った通り、電車はとまっていた。
毎度のことなんだからどうにかしろよと思いつつ、またいつもとは違うホームへ向かった。
運の良いことに、こっちの電車はちょうどすぐに来るようだ。
俺の前も後ろもずっと下を向いて携帯に夢中だ。
前を向いてるやつなんて居ない。
俺はこの光景をあまり好きになれない。
電車が到着する。
流れに従い、乗り込むその瞬間、混雑するホームに一人だけ顔をあげてる奴が目に入った。
一瞬だったが、目立ちすぎるんだよ...
俺はこの目立ちすぎる男を知っている。
しかし、ほんの一瞬だった。
まさかな...と、自分の考えをすぐに打ち消した。
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あの雪の降った日から、俺の通勤路は30分長くなった。
あいつなのか、確かめなきゃいけねぇと思った。
どうしても気になった。
あいつがこの平和な世界を生きていてくれるのかを......
...
通勤路を変えてしばらく経つが、結局まだあいつを見ることはない。
そんな都合の良いもんでもねぇだろ
今日も遠くなった通勤路を帰る。
電車が止まった。
雪が降った。
しかし、今回も別に期待はしていない。
会えねぇのが普通だろ。
そう思う自分とは裏腹に、ホームで乗るはずの電車を見送っていると、頭二つ分とびぬけた男の後ろ姿が目に入る。
あいつ...!!
急いでいつもより多い人混みに紛れて少し離れたところからじっと見つめる。
俺は人間の時ときのあいつの後ろ姿を知らない。
一目見れればいい。本当にあいつかどうか...
俺は接触するつもりは少しもない。
きっとここに居るなら、何も知らず幸せに生きているんだろう。
もし、記憶があったら余計に俺なんかにあっちゃいけねぇ。
見つかったらダメだ...!!
…
誰か探してんのか?
そうか、よかったな。
今のお前はちゃんと人と付き合えてんのか
誰かを探してあいつが横を向いたとき、俺は立ち去った。
横顔だけでもあいつの顔を忘れるはずがねぇ
あぁ、あいつだ......
__....
pcが再起動を繰りかえす
長文が入力できない
ちょっとpc休ませます
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