貴音「ひとりぐらし そのに」 (180)
あらすじ
貴音さんがひとりぐらしを始めたようです
前回
→貴音「ひとりぐらし」
貴音「ひとりぐらし」 - SSまとめ速報
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――765プロ 事務所
貴音「おはようございます」ガチャ
律子「あらおはよう」
小鳥「昨日はお邪魔しちゃったわね」
貴音「いえ。こちらこそ天ぷらごちそうさまでした」
律子「どうだった? あの後」
貴音「そうですね。
昨日は春香たちもいましたので、夏に海に行った時を思い出しました」
小鳥「困ったことはなかったかしら?」
貴音「起きた時にお手洗いが混んだことくらいでしょうか」
律子「あー、そうかもね。何人もいれば」
貴音「それ以外は特に。とはいっても今日からが本番なわけですが」
貴音「そうでした。律子、小鳥嬢」
律子「ん?」
貴音「近々お時間をいただけないでしょうか?」
小鳥「私も?」
律子「時間?」
貴音「ええ」
貴音「本日家を出る前に再度確認してきたのですが、必要なものがまだまだ揃っていないのです」
律子「例えば?」
貴音「主に家具です」
貴音「失礼」ゴソゴソ
貴音「えー、箪笥、食器棚、てれび台、こたつ、椅子、てーぶるなどなど」
小鳥「い、今の時期にこたつ?」
貴音「ええ。一度プロデューサーにも見送りを勧められたのですが、やはり必要かと」
律子「まあ買うぶんにはいいと思うけど……他の物は昨日買わなかったの?」
貴音「ふふっ、それがですね」
貴音「どうやらそういった……なんというか、そう、家具など内装の類ですね」
貴音「そのようなものは律子や小鳥嬢と相談して決めたほうがいいのではないかとプロデューサーがおっしゃいまして」
律子「プロデューサーが?」
貴音「おそらく気を使ってくれたのではないかと。
男の自分が選ぶと実用的な、味気ないものばかりになるのではと考えたのではないでしょうか?」
小鳥「……そこまで気を使う人かしら?」
律子「ま、アイドルにはそうかもしれませんね」
貴音「なので、近々家具選びに付き合ってはいただければありがたいのですが」
小鳥「そういうことね。私はいいわよ」
律子「私も。ちょっと待ってね」
貴音「はい」
律子「今日は……ちょっと難しいかな。明日……午前中か」
律子「明日の午前中なら行けるわ」
貴音「明日ならば私も午後のれっすんのみなので大丈夫です。小鳥嬢は明日の午前中は?」
小鳥「あー、明日かー」
小鳥「ごめんね。明日は多分定時に出なきゃならないのよ」
貴音「そうですか……」
小鳥「でも家具選びだけなら律子さんと二人でいいんじゃないかしら?
代わりに明日の夜なら空いてるから、家具の配置と家事アドバイスに行くって事でどう?」
貴音「いいのですか?」
小鳥「もちろん。ふふふ、一人で暮らしてはやゴニョゴニョ年の極意を教えてあげるわ!」
貴音「ありがとうございます。では律子は明日の午前中ということで?」
律子「ええ」
貴音「助かります」
小鳥「他は大丈夫?」
貴音「そうですね。衣類は本日響と買いに行きますし、とりあえずは大丈夫かと」
律子「そう。何かあったら遠慮なく言ってね」
貴音「ありがとうございます」
OFAしながら待ってた
……
――夕方 貴音宅
ガチャガチャ ガラガラ
貴音「……」
響「……つ、疲れた……」
貴音「すいません響、荷物持ちのようなことをさせてしまいまして……」
響「な、なんくる……ない!」ドサッ
貴音「少し休憩しましょう」
貴音「ふむ、とは言っても私のうちには何もありませんでしたね」
響「炊飯器が床に置いてあるぞ……」
貴音「そうなのです。明日家具を買ってきます」
このSS好きだから支援
貴音の家で暮らしたい。
響「炊飯器が床に放置されてるってなんか哀愁漂ってるね」
貴音「こんびにへ行って参ります。飲み物は何がいいでしょうか?」
響「あ、自分も行くぞ」
貴音「いえ、私が買ってきます。せめてものお礼です」
響「えー。お礼はいいから一緒に行こうよ」
貴音「……響がそのほうが良ければ」
響「へへー、お礼はちゃんとお部屋が出来てからお茶でもご馳走してくれればいいぞ!」
貴音「ふふっ、ええ。良きさんぴん茶を買っておきましょう」
同居のやつ?
支援
……
貴音「今日は助かりました。ありがとうございます」
響「へへっ、なんくるないさー!」
響「でも今日は一人で寝るんだろ? 寂しくないか?」
貴音「それが一人暮らしというものです」
響「そっか。じゃあその内また遊びに来るぞ!」
貴音「ええ。それと例の件、考えておいてください」
待ってた
支援
響「うん。でもさ」
貴音「はい?」
響「ここの建物って動物は大丈夫なの? じゃないと……」
貴音「大丈夫です。ちぇっく済みです」
響「そうなんだ」
貴音「私が響の家族のことを失念するわけがないでしょう?」
響「……へへっ、ありがと!」
響「じゃ、ちゃんと考えておくから! また来るさー!」
貴音「はい。お待ちしております」
ガラガラ
時間も時間なのに見てくれてる人多いな
嬉しい
貴音「さて」
貴音「洗濯でもしましょうか」
貴音「……まず説明書を読まなければ」
……
貴音「それでは、いざ」
貴音「まずは、電源をおん」ピッ
貴音「……いいですね」
貴音「続いて」
貴音「えー、もーど選択……」
貴音「……標準……念入り……」
貴音「……標準で構いません」ピッ
貴音「おや? 標準ところの明かりが消えてしまいました」
貴音「……」ピッピッ
貴音「標準……」
貴音「脱水……絞る……これも必要ですね」
貴音「しかしたくさん明かりがついておりますね。いいのでしょうか?」
貴音「……」
貴音「自動乾燥……反転……どらい……」
貴音「……」
貴音「しょうがありません。ひとまずすたーとを押してみましょう」ピッ
ゴウンゴウン
貴音「!?」
貴音「ま、回り始めました! 回り始めましたよ!?」
貴音「これでいいのでしょうか……」
ピピッピピッ
貴音「……止まりましたね。はて」
貴音「待っていればいいのでしょうか?」
貴音「……」
貴音「何も起きませんね」
貴音「……」
……
*******************************
FROM:四条貴音
SUB:洗濯機
本文:使い方がまったくわかりません。あどばいすをいただけませんか。
*******************************
P「……」
……
貴音「……」
<アイアムプリンセススノーホワイト♪
貴音「はっ!? あ、貴方様!?」ピッ
P『もしもし?』
貴音「わざわざすいません。お電話いただきまして」
P『いや、洗濯機?』
貴音「え、ええ。先程まで何やら回っていたのですが……」
P『回ってた? じゃあできてるんじゃないのか?』
貴音「これで良いのでしょうか? すぐ止まってしまいましたが」
P『じゃあ重さを測定しただけなんじゃないか?』
貴音「……すいません、それすらわかりません」
P『わかった。どうしても今洗濯しなきゃまずいか? あと数日もたない?』
貴音「今日服を買ってまいりましたので大丈夫だとは思いますが」
P『じゃあさ、明日ベッド組み立てに行くからその時に教えるよ。それじゃダメか?』
貴音「……そうですね。わかりました」
P『うん。あとは何かあるか?』
貴音「いえ……貴方様?」
P『なんだ?』
貴音「一人暮らしとは奥が深いものです」
P『いや、まだ大分浅いって』
……
貴音「……仕事中……でしたね、きっと」
貴音「……」
貴音「……」グゥ
貴音「お腹が空きました」
……
貴音「調理器具などを本格的に出さないと、いつまでもこんびにのお弁当ですね」モグモグ
貴音「……」モグモグ
貴音「……おいしい」
真『貴音! かぼちゃ天おいしいよ!』
雪歩『あ、お茶どうぞ』
貴音「……」
貴音「……」モグモグ
……
貴音「さて、気を取り直して」
貴音「……」
貴音「はっ!? てれび!」
貴音「てれびの音でもあれば少しは明るくなろうというもの!」
貴音「しかし接続の仕方がわかりませんね」
貴音「プロデューサーがいずれ繋いでくれると申しておりましたが」
貴音「……明日でしょうか?」
貴音「……」
貴音「……めーる」
貴音「……」
貴音「いえ、ひとまず隣室に押し込めておいたびにーるやだんぼーるを片付けましょう。そうしましょう」
……
貴音「ふぅ……とりあえず片付きました」
貴音「おや、もうこんな時間ですか」
『21:41』
貴音「早いですがもう休みましょう。明日は律子と午前中から待ち合わせですし」
不器用な貴音可愛い
……
春香『よぉ~し! じゃあ歯磨きしに行こう!』
千早『……ふふっ』
貴音「……」シャコシャコ
貴音「……」
……
貴音「戸締りは……大丈夫ですね」ガタガタ
貴音「……」
貴音「それではおやすみなさい」
カチッ
貴音「……」
……
貴音「……」
貴音「……」
貴音「……」
貴音「……」
貴音「……」ゴソゴソ
パッ
色々手伝いたい
そういやsagaだけでいいんじゃない?sageてたらわからない人いるんじゃないかな
……
*******************************
FROM:四条貴音
SUB:お疲れ様です
本文:ひとまず今日も終わりました。
きちんとご飯も食べましたし、今日は早めに休みたいと思います。
横になると僅かにですが虫の音が聞こえ、真風情のあるものです。
誤解のなきよう申しておきますが、お腹の虫ではありません。
それでは貴方様も、お疲れの出ませんように。
*******************************
P「……」
P「ちゃんとやれてんのか? 貴音」
>>33
そうだね。いちおうあげとく
……
――765プロ 事務所
P「お疲れ様でーす」ガチャ
小鳥「あ、お帰りなさいプロデューサーさん」
P「お疲れ様です音無さん。社長いらっしゃいます?」
小鳥「ええ。社長室に」
……
コンコン
『どうぞ』
P「失礼します」ガチャ
高木「やあ、遅くまでご苦労様。お酒の誘いかい?」
P「全然違いますね」
高木「……そうか……」
P「少しご相談があるのですが」
高木「ふむ」
P「明日か明後日、少しお時間いただけませんか。音無さんと律子も交えて相談があります」
……
貴音「……こんなにつきがあおいよるは」
貴音「ふしぎなことが……」
<メールダゾ!メールダゾ!
貴音「!!」ピッ
*******************************
FROM:プロデューサー
SUB:遅くなった
本文:寝てしまったか? 遅くに悪い。
明日午後8時くらいにテレビとベッドを組み立てに行くから。
もし都合が悪かったら連絡をくれ。
じゃあ、おやすみ。
*******************************
貴音「……夜8時では、また暗くてベッドは組み立てれないのでは……」
貴音「……」
貴音「……ふふっ」
……
――翌日 貴音宅前
ブロロロロ
律子「お待たせー」バタム
貴音「いえ。わざわざありがとうございます」
律子「いいのよ。あ、一回家見せてもらってもいい?」
貴音「もちろんです。どうぞ」
律子「うん」
貴音「……」
律子「……うん?」
貴音「もういいでしょうか?」
律子「いや……え?」
貴音「はい?」
律子「あー……ごめん、家の中」
……
律子「……布団そのままじゃない」
貴音「すみません、まだべっどができていないもので」
律子「それにしてもリビングに布団が敷き詰められてるって面白すぎるでしょ」
貴音「して、何を見に来たのですか?」
律子「あ、うん」
律子「ほら、何か買うにしてもお部屋の大きさとか把握しておかないとね」
貴音「……ふむ」
律子「ん?」
貴音「律子、そういったものは一体どこで習うのでしょうか?」
律子「え?」
貴音「プロデューサーも一昨日同じことを言っておりました。買い物に行く前に部屋の中を見ておくと」
律子「そうなの?」
貴音「しかし私にはその発想はありませんでした。なので律子やプロデューサーはどこかで習ったのかと」
律子「習うというか……」
貴音「……」
律子「だ、大丈夫よ! 貴音も年を取っていろいろ経験すれば身に付くから!」
貴音「律子とは一歳しか違わないと思っていましたが」
律子「……そうね」
――某インテリアショップ
律子「さていきましょうか」
貴音「まずは台所に置くてーぶると椅子を」
律子「どのくらいの大きさがいいの?」
貴音「あまり大きなものでなくともいいと考えています」
律子「ふーん、じゃあ四人掛けくらいかしら? あ、この辺じゃない?」
貴音「ふむ、色々とありますね」
律子「これいいな……う、五万か……」
貴音「これがいいですか?」
律子「いや、選ぶのは貴音だから」
貴音「ではこれにしましょう」
律子「ちょおおい!?」
……
律子「ね? これなんか横にラックが付いてるタイプでしょ?
こっちはシンプルで椅子もカフェのやつみたいだし」
貴音「はい」
律子「こういう椅子だと長時間座ってるとお尻痛くなるかもしれない」
貴音「なるほど」
律子「そういったのを見ながら自分で決めるの。わかった?」
貴音「わかりました。最初のにしましょう」
律子「……」
……
貴音「食器棚」
律子「へー、これなんか真ん中に炊飯器とレンジ置けるわよ」
貴音「ふむ」
律子「お米炊くときはこうやってここを引き出して……」
貴音「ではこれにしましょうか」
律子「……そうね、ガラス戸付きでホコリも入らなそうだし」
……
貴音「てれび台」
貴音「律子、これは扉がついています。いいものですか?」
律子「扉付きだとホコリが入らないからね。でもよく使うなら扉が付いてると邪魔に感じたりするかも」
貴音「なるほど」
律子「あとはリビングに置くんだったら」
貴音「居間ですよ?」
律子「……居間に置くんだったら、買う物の色を統一するといいかもね」
貴音「律子は何色が好きですか?」
律子「私だと大抵黒とか白の無彩色になっちゃうのよね。シンプルなのが好きだから」
貴音「ふむ、では黒にしましょうか」
……
貴音「……」
律子「……」
律子(こたつは30分も悩んでる……なにかしらこのこだわり)
……
貴音「そふぁ」
律子「ソファは少し贅沢したほうがいいわよ」
貴音「その心は」
律子「安物だとすぐへこんだり腰痛くなったりするからね。
くつろぐ家具なんだから少し高くてもいいものにするべきだと思うわ」
貴音「なるほど」
律子「リビ……居間だいぶ広かったものね。L字型のやつとかいいんじゃないかしら」
貴音「える」
……
律子「そういえば居間にラグ敷かないの?」
貴音「らぐ?」
律子「えーと、絨毯?」
貴音「絨毯ですか。どうしましょう?」
律子「居間にローテーブルあったでしょ? あそこでこの前みたいに食事するんならあったほうがいいんじゃない?」
貴音「では買いましょう。このもふもふしたものを買いましょう」
……
貴音「箪笥」
律子「そういえば個室にクローゼットは付いてるの?」
貴音「そうですね。ついておりました」
律子「あの古さで押し入れじゃないのか……内装はリフォームでもしたのかしら?」
貴音「なので大きなものでなくともいいかと」
律子「そうね」
……
貴音「こんなものですかね」
律子「大丈夫?」
貴音「何かありましたらまた来ます。いろいろ教えていただいたので」
律子「まあたいして役に立ってなかった気がするけど」
貴音「では! お会計と配送を頼んでまいります!」
律子「え? うん……」
貴音「この手続きは先日やりましたので一人でできます!」フンス
律子「うん……」
……
律子「さて、ついでにどこか行きたいところは?」
貴音「よろしければほーむせんたーにも寄っていただけると助かります」
律子「あはは、早くも必要なものが出てきたの?」
貴音「すりっぱや台所まっとなど、あったほうがいいものを響に聞きましたので」
律子「なるほど。キッチン周りはプロデューサーも気がつかなかったと」
貴音「ええ、台所周りは」
律子「……」
貴音「それと、くっしょんもなぜか足りませんでしたね」
律子「なぜかって……この前は変に人が集まったからじゃ」
貴音「一度あることは二度あります」
……
――貴音宅
律子「よいしょー……っと」
貴音「助かりました、律子」
律子「気にしない気にしない。配置とかは小鳥さんとよろしくね。夜来るんでしょ?」
貴音「はい」
律子「よっし、じゃあ私はここまでね。ご飯食べて事務所行きましょうか?」
貴音「ええ」
律子「買ったものは何時に届くの?」ガチャ
貴音「18時以降です」ガチャ
バタム
ブロロロロ……
何だろう・・・
影から見守っていたいほのぼの感を感じるぞ!
……
貴音「戻りました」ガチャ
小鳥「あら貴音ちゃん。お疲れ様」
貴音「お疲れ様です」
小鳥「今日はもう上がり?」
貴音「ええ。荷物の整理をしなければならないので」
小鳥「そっかー。私もう少しかかるのよ」
貴音「お気になさらず。無理を言っているのはこちらですので」
小鳥「終わり次第行くから。あ、そうそう」
貴音「はい」
小鳥「今日って泊まっていってもいいかしら?」
貴音「ええ」
>>53
なんかソワソワするよね
小鳥「……」
貴音「……」
小鳥「……うん。ありがと」
貴音「なにか?」
小鳥(なんかあっさり許可されるのも物足りない……冷たい扱いに慣れてしまったのかしら……)
貴音「小鳥嬢?」
小鳥「ぴよっ!? な、なんでもナイワヨー」
貴音「そうですか?」
小鳥「ええ。あ、それと夕食の心配はしなくてもいいわよ」
貴音「夕食ですか?」
小鳥「ええ。楽しみにしておいて!」
貴音「?」
……
――貴音宅
貴音「さて、買ってきたものを開けておきましょうか」
ガサガサ
ビリビリ
貴音「またごみが大量に出てしまいますね」
コンコン
<コ、コンニチワー
貴音「小鳥嬢でしょうか?」
貴音「はい」ガラガラ
やよい「こんにt……こんばんは!」
貴音「……こんばんは」
……
貴音「すみません、まだ急須などを出していないので……ぺっとぼとるのお茶しかありませんが」
やよい「いえ! ありがとうございます」
貴音「それでどうしたのですか? 迷子ですか?」
やよい「ち、違いますー!」
貴音「ふふ、冗談です」
続き待ってたぜ
やよい「えっと、お夕飯を作りに来ました!」
貴音「……夕飯を? ということはこれは食材ですか?」
やよい「そうです!」
貴音「話が見えないのですが」
やよい「あ、すいません!順番に説明しますね」
やよい「えっと、貴音さんがお引っ越ししたことを聞きまして、お引っ越し祝いをしなきゃって思って」
貴音「ありがとうございます」
やよい「でもでも、その、私の家はあまりお金がないので、何もお祝いで持ってくるものがなくって……すいませんー」
貴音「いえ、ありがとうございます。気持ちだけで十分ですよ」
やよい「そしたら伊織ちゃんが」
貴音「伊織が」
やよい「『なら食材は私があげるから、貴音にご飯でも作ってあげたら』って」
貴音「なるほど」
やよい「えっと、でもそれだと伊織ちゃんに悪いなって。そう言ったら」
やよい「『じゃあついでにやよいのご飯を私にご馳走してよ。それならどう?』って」
貴音「ふふ、伊織らしいですね」
やよい「それでうちの家族にもごはんを届けてくれて、私も時間ができたので作りに来ました!」
このシリーズめちゃめちゃ雰囲気が好きで楽しみにしてます!
遅い時間ですが無理しないよう頑張ってください!
貴音「ふむ」
やよい「……えっと、ご迷惑でしたでしょうかー……?」
貴音「そんなことはありません」
貴音「ただひとつ」
やよい「は、はい?」
貴音「お祝いとは気持ちです。極端に言うと、祝う気持ちがあればものなど必要ありません」
貴音「なので手土産がないからなどとこの先考えないでください。
私はやよいに元気な声で『おめでとうございます』と言ってもらうだけで十分幸せな気持ちになりますので」
やよい「……」
貴音「わかってくれますか?」
やよい「……はい! ありがとうございます!」
貴音「ふふ、こちらこそ」
貴音「しかし、今日はせっかく来ていただいたのでぜひ作っていただきましょう。お願いします」
やよい「はい! うっうー! 私、頑張っちゃいますね!」
貴音「ところでやよい」
やよい「はい?」
貴音「先ほど伊織にもご馳走すると言っていましたね。ここで作った料理をどうやって運ぶのですか?」
やよい「あ、それは――」
ドンドンドンドン!!
やよい「ひっ!?」
貴音「何奴!?」
貴音「……」
やよい「……」
「お姫ちんはっけーん!」
「さあ観念してここを開けるのだ!!」
貴音「……」ガラガラ
真美「引っ越しのお祝いに来たよん!」
亜美「ついでにやよいっちのごはんをテイスティングにきたのだ!」
貴音「……ここは私の庭ですよ?」
ガンガン
<タカネー!?
やよい「た、貴音さん。今度は玄関のほうからー……」
貴音「……」
……
あずさ「ごめんなさいね~、急にお邪魔しちゃって~」
貴音「お気になさらず」
伊織「あんたね、この伊織ちゃんに一言もないなんてどういうこと!?」
貴音「すみません」
小鳥「まあまあ。ひとまず上がって上がって」
伊織「あんたのウチじゃないでしょ」
……
小鳥「面白そうだったからアポなしで連れてきた。後悔はしていない」
貴音「まあ私は構いませんが」
あずさ「あ、これ遅くなっちゃったけど、はい」
貴音「これは?」
あずさ「中身はバスタオルよ。何枚あっても困らないかなって」
貴音「ご丁寧にありがとうございます。使わせていただきます」
伊織「私も持ってきたんだけど、運んでいい?」
貴音「……運ぶ、とは?」
伊織「いいわね」ピッ
伊織「もしもし? いいみたい、運んでちょうだい」
一気に増えましたね
……
貴音「……」
あずさ「……」
小鳥「……」
やよい「……わー」
新堂「それでは失礼いたします」
伊織「ご苦労さま」
伊織「ま、何がいいかわかんなかったから消耗品ね」
あずさ「お米……洗剤……サラダ油……」
小鳥「あ、100%オレンジジュース」
やよい「トイレットペーパーが山積みですー!」
貴音「こ、これは……! かっぷらあめん!!」
伊織「バクバク食べるんじゃないわよ。体に悪いんだから」
小鳥「ホント、広くて良かったわねー」
あずさ「ひと部屋埋まっちゃいましたものね~」
伊織「言っとくけど、ちゃんと私が稼いだお金で買ったのよ?」
貴音「ありがとうございます」
……
ドタドタドタ
真美「お姫ちん、二階なんもなかったよ?」
亜美「探検隊は何も発見できず! 無念!!」
貴音「二階は何もしておりませんので」
伊織「アンタたちね、少しは落ち着きなさいよ」
真美「いおりん! それは無茶な注文ってやつだぜ!」
亜美「幽霊屋敷ッ! 探検せずにはいられないッ!!」
伊織「ほんと失礼な奴らね……」
やよい「そういえば二人はお祝いは?」
亜美「あ、お祝いね、うんうん!」
真美「お姫ちんおめでとう! お祝いは真美の笑顔だよ!」ダキッ
亜美「亜美も! 亜美スマイル!!」ダキッ
貴音「ふふっ、ありがとうございます」
あずさ「あらあら~」
やよい「……」
やよい「わ、私も! やよいスマイルですっ!!」ギュッ
小鳥「なにこれかわいい」
トントン
<サーセーン
貴音「荷物が来たようですね」
やよい「あ、じゃあ私お料理始めていいですか?」
貴音「ええ、お願いします。ただ今!」スタスタ
あずさ「このお布団畳んどいたほうがいいかしら?」
小鳥「そうですね」
真美「がんばれ!」亜美「ファイトだピヨ助!」
伊織「手伝いなさい双子」
……
<アリアシター
ガラガラ
真美「一気に部屋っぽくなった」
亜美「布団部屋も魅力的だったけどね」
伊織「ようやく人が生活してそうな雰囲気は出てきたわね」
あずさ「このソファいいわ~」
小鳥「ラグ敷かないとならないからソファ動かさないとね」
貴音「小鳥嬢、指示をお願いします」
やよい「貴音さん、伊織ちゃんのお米開けてもいいですかー?」
貴音「ええ。お米を入れておく謎の箱はしんくの下の棚にあります」
亜美「いおりんのお米だって。デコニシキかな?」
真美「デコめぼれ?」
あずさ「……んふっ」
伊織「……そこの三人。ご飯抜きにするわよ」
……
亜美「そーいえばお姫ちん、テレビないの?」
真美「あのダンボールそうじゃない?」
貴音「そうです。ただ配線がわからないのでプロデューサーに後ほど頼もうかと」
あずさ「そうね~。壊しちゃったらまずいものね~」
小鳥「配線だけならたぶん私でもできるけど、あの大きさダンボールから出すのはちょっと怖いわね」
伊織「なんだ、それならさっき新堂に頼めば良かったわね」
……
やよい「あ、あのー……」
小鳥「どうしたの?」
やよい「……もしかして、食器……」
貴音「……」
……
ブルルルル
P「ん?」
*********************************
FROM:水瀬伊織
SUB:指令
本文: 以下のものを買ってきてちょうだい!
茶碗×10
汁椀×10
コップ×10
お箸×10
お皿(大・小)×各10
センスいいやつ買ってきなさいよ! 貴音の家まで!
領収書切ってきてください。小鳥
*******************************
P「……経費で落とすつもりなのか?」
……
貴音「どんぶりは大量に買ったのですが」
あずさ「うふふ、貴音ちゃんらしいわね~」
やよい「ぷ、プロデューサーに頼んじゃって良かったんでしょうかー?」
伊織「どうせ来る予定だったんでしょ?」
貴音「まあそうですが」
伊織「じゃあついでよついで」
……
やよい「できましたよー!」
真美「いえーい!」
亜美「もう亜美お腹ペコペコだよー!」
伊織「まあ食器がないけどね」
貴音「そうですね」
真美「なるほど」
亜美「じゃあ亜美達が先に食べるということでどうでしょうか?」
小鳥「いや年功序列的に……うっ」
伊織「自分で言って自分でダメージ受けてるんじゃないわよ」
ガンガン
やよい「あっ、来たんじゃないですか!?」トタトタ
調べたら「まみずれたー」「自転車の旅」の人かな?
こりゃ今日寝れないかもしれん
……
ガラガラ
やよい「あっ! お帰りなさいプロデューサー!」
P「」
伊織「遅いわよ!」
あずさ「お疲れ様です~」
小鳥「プロデューサーさん? どうしたんですか?」
P「貴音の家に来たはずなのに、出迎えはエプロンを着けた天使だった。何を言ってるかわかr
小鳥「ぴよっ!? わ、私もやってみたい!」
>>81
そうだお
>>81
たしかに寝れない
小鳥「やよいちゃん!」
やよい「はっ、はい?」
小鳥「私が外から入ってくるから、プロデューサーさんが帰ってきた時みたいに出迎えてみて!」ガラガラ
ピシャッ
P「伊織、鍵」
伊織「ええ」
ガチャン
P「飯作ってたのか?」
やよい「えっと……はい」
トントン
P「俺の分もあるの?」
やよい「いっぱい作ったので大丈夫だと思います!」
ドンドン
<ヤヨイチャン?アレ?
P「ラッキー。あ、貴音。食器買ってきたぞ」
貴音「ありがとうございます、貴方様」
ドンドンドン!
<ヤヨイチャン!?プロデューサーサン!?
P(やよい)ヒソヒソ
やよい(はい?)
P(ピンクの箸と茶碗は伊織専用だからな)
やよい(あ、はい。わかりました)
……
小鳥「ううっ……ひどい……」
P「アホなことやるからでしょ」
貴音「お盆も買うべきでした」
P「それは思いつかなかったなあ。一人暮らしだと絶対必要ないし」
亜美「あちちち……」
伊織「ちょっとプロデューサー!?」
P「なんだ?」
伊織「なんで私の茶碗だけプ○キュアなのよ!?」
P「うははは、センスいいだろ?」
伊織「箸までセットにして手の込んだ嫌がらせするんじゃないわよバカ!」
真美「んっふっふ~、それいおりんせんよーだね!」
亜美「ピンクだしちょうどいいじゃん」
P「律子が来た時のために青と白の縞模様の茶碗も探したんだがなかった」
小鳥「……」
やよい「うっうー! これで全部でーっす!」
P「ろ、ロールキャベツ……だと……!?」
やよい「あ、あれ……嫌い、ですか?」
P「いや久々に見たからテンション上がりすぎて逆に静かになってしまった」
小鳥「あー、一人暮らしではありえない食べ物だわ……」
あずさ「とってもおいしそうね~」
やよい「キャベツの残りは浅漬けにしました!」
貴音「この切干大根も自作ですか?」
やよい「はい!」
P「味噌汁はなめこと豆腐、わかめの赤味噌か。100点」
P「ときにやよい、ご飯は何合あるんだ?」
やよい「6合までしか炊けなかったので、6合です」
P「6合……」
貴音「……」ジュルリ
P「……どうだろうか」
亜美「ねえ兄ちゃん! いただきますは!?」
P「主よ。頼む」
貴音「それでは」
貴音「今宵も皆さんありがとうございます」
貴音「それではやよい、いただきます」
やよい「はい!」
「「「「「いただきまーす!」」」」」
……
小鳥「うわ、めっちゃ美味しい」
P「鼻血でそう」
貴音「真、美味ですね」
伊織「さすが、やるわね」
あずさ「ほんと、おいしいわ~」
やよい「ロールキャベツはまだあるのでどんどん食べてくださいね!」
亜美「うーむ、やよいっちはもうおよめさんにいけますなあ」
真美「やよい……真美んとこ来るかい?」
やよい「もう、なにいってるの!」
P「くそっ、切干大根うめぇ!」
貴音「ふむ、ご飯はまだありますよね?」
P「!?」
やよい「あ、はい! 私行きます!」
貴音「いいのです。やよいはゆっくり食べていてください」
P「俺も!」
貴音「はい」
小鳥「あ、私もちょっと」スッ
亜美「デコニシキ人気だねー」
伊織「……亜美?」
あずさ「んぐっ……!? げほっ、げほ!」
やよい「わわわ!? あずささんだいじょうぶですかー!?」
P「なんだデコニシキって?」
貴音「貴方様」スッ
P「サンキュ」
小鳥「よいしょっと」
真美「それいおりんのお米なんだよ。デコヒカリ」
真美「……デコヒカリ!? キタコレ!!」
伊織「うっさい! アンタはもう食べるな!!」
P「そっかー。伊織も米作れるまでになったか。立派なアイドルになったな」
あずさ「……ぷふっ」
伊織「……!」プルプル
小鳥「いよっ」カシュッ
P・あずさ「!?」
……
P「やよい、ごちそうさま。プ○キュアも食材ありがとな」
やよい「はい!」
伊織「……そろそろぶっ飛ばすわよ?」
P「さて、今日もベッドはできなかったわけだが」
貴音「そうですね」
真美「あ、兄ちゃん! 食べ終わったならテレビやってよ!」
P「そっか。テレビは繋いどくか」
貴音「お願いします」
デコヒカリいただきました
P「そういや布団どこいったんだ?」
貴音「隣の部屋に」
P「隣って電気つくの?」
貴音「ええ。ここと、隣と、台所のみ照明があります」
P「そっか」
貴音「ところで布団がなにか?」
P「ん?」
P「ああ、一応ほら、万が一の時に備えて布団の上で開封しようかと。
ここで開封して手を滑らせて液晶ガッシャーンは悲惨だろ?」
P「まあでもたぶん大丈夫だ。慎重にやるから」
貴音「私も見学します」
P「ん?」
貴音「次はひとりでやることになるかも。でしょう?」
P「……そうだな。いい心がけだ」
……
あずさ「やよいちゃん、片付け手伝うわ」
伊織「私も」
やよい「えぇ!? だ、大丈夫だよ?」
あずさ「ご馳走してもらったお礼よ。やよいちゃんは休んでて」
亜美「さすがあずさお姉ちゃんといおりん! じゃあ亜美応援するよ!」
真美「真美も!」
伊織「アンタたちは手伝いなさい!!」
……
P「いよ……っと」
P「ふむ、これでいい」
P「で、配線に関してはこれをここに挿すだけ」
貴音「なんと。それでおしまいですか?」
P「そうだな。アンテナのこのコードがここ。あとは電源コードもコンセントに挿す」
P「そしてこのカードをここに入れる」
P「リモコンに電池入れたか?」
貴音「はい」
P「うん。これであとは……」ピッ
ヴン
P「ほぼ画面に指示に従って操作するだけだな。自動でチャンネル設定してくれるし」
貴音「ほう」
P「あとはしばし待つ」
……
P「お、終わった」
P「あとはふつうだ。次からリモコンで電源入れるだけ」
貴音「ふむ。していること自体は簡単に見えますが、一人でやろうとするとできなさそうです」
P「まあ説明書読んでどうこうってのが苦手な人もいるからなあ」
P「録画の仕方とか必要か?」
貴音「あまり使わないと思います。てれびもぼんやりつけているだけのことが多いので」
P「んじゃいいか。必要になったら聞いてくれ」
貴音「はい」
……
P「えーっとなになに……まずは電源を……」
P「……」
貴音「貴方様でもやはり洗濯機は難しいですか?」
P「いや、難しくはないんだけど」
P「……ちょっと向こう行ってるから下着は見えないようにしてくれない?」
貴音「」////
……
P「電源入れるだろ?」
貴音「はい」メモメモ
P「そしたらこう色々なランプがつく」
貴音「はい」
P「基本はこのままでOK」
貴音「このままで?」
P「うん。洗剤は?」
貴音「こちらに」
P「まあ洗剤入れるよな」
貴音「洗剤……量はいかほど」メモメモ
P「正直適当だな。槽いっぱいに洗濯物があるならカップ一杯、少ないなら半分位でいいと思う」
貴音「……」メモメモ
P「水道を開く。これは毎回洗濯終わりに閉じるのが理想だが、よく忘れる」
貴音「よく……忘れる」メモメモ
P「そのメモ必要か? やわらか仕上げはここだな。ここに入れる」
貴音「量は目分量で?」
P「そうだな。キャップ半分ちょい多めぐらいでいいんじゃないか?
ちゃんとやる場合はちゃんとした人に改めて聞いてくれ」
貴音「はい」
P「んでこのスタートボタンを押す」ピッ
ゴウンゴウン
貴音「これは前もこうなりました」
P「そうすると洗濯物の量を勝手に量って、量り終わると洗濯が始まる」
P「ちなみにほら、量り終わるとここに今回の洗濯に使う水量がでる。
本来ならここで水に合わせた量の洗剤を入れるってわけだ」
貴音「……そろそろついていけなくなってまいりました」
P「うん。だからそこまでは覚えなくてもいい」
P「まとめ。
①電源入れる
②洗剤とやわらか仕上げ入れる
③水道開ける
④スタートを押して蓋閉めて放置 以上」
貴音「わかりました。やってみましょう」メモメモ
P「はい、じゃあキャンセルしたからやってみな。エア洗濯だ」ピッ
貴音「はい。まず電源を……」
……
P「うん、いいんじゃない?」
貴音「一人で出来そうです!」
P「洗濯物の量については、ほら、扉のここに線があるだろ?」
貴音「はい」
P「ここより上に洗濯物は溜めないこと。この線よりいっぱいに洗濯物が溜まった時は二回に分けましょう」
貴音「線より……上……だめ」メモメモ
P「ちなみに適当な洗剤の入れ方だからやよいとかには見られるなよ。怒られそう」
貴音「そうですか」
P「とりあえずこれを楽勝でできるようになって、その上でちゃんとしたやり方知りたかったらまた教えるから」
貴音「はい。早速明日やってみたいと思います」
……
やよい「貴音さん!」
貴音「はい?」
やよい「えっと、余ったロールキャベツと切干大根はラップして冷蔵庫に入れておきました!
少しですけどよかったら食べてください」
貴音「ありがとうございます。必ずいただきます」
亜美「お姫ちん! お皿洗い終わったよん!」
真美「真美たちもちゃんと手伝ったからね!」
貴音「……応援を、ですか?」
真美「うえぇ!? き、聞いてたの!?」
亜美「ちゃんと手伝ったって! ホントだよ!?」
貴音「ふふ、冗談です。ありがとうございます亜美、真美」
……
貴音「伊織」
伊織「なに?」
貴音「お皿を洗っていただいたそうで。あずさもありがとうございます」
あずさ「いいえ~」
伊織「ま、やよいに作ってもらったからこれぐらいはね」
貴音「それと」
貴音「やよいに機会を作ってくれたこと、私からもお礼を言わせていただきます。
ありがとうございました」
伊織「何言ってるかわかんないわね」
貴音「ふふ、それならそれでいいでしょう」
貴音「伊織の茶碗とお箸は専用としてしっかり保管しておきますので」
伊織「……」
……
P「さて、じゃあ中学生組は帰るぞー」
亜美「えー!?」
真美「まだいーじゃん!」
P「うん、ダメ」
伊織「はいはい、さっさと行くわよ」
……
真美「お姫ちん! 真美達は必ず戻って来るからね!」
亜美「それまで死ぬんじゃないぞ相棒!」
貴音「ええ。お待ちしておりますよ」
やよい「ありがとーございました!」
貴音「こちらこそ、ごちそうさまでした」
やよい「それで、あ、あのー……」
貴音「……またいつでも来てくださいね。お待ちしてますよ」
やよい「は、はい! ありがとうございまーす! おやすみなさい!」ガルーン
伊織「じゃあね。くれぐれもカップラーメンばっかり食べ過ぎるんじゃないわよ」
貴音「ええ。デコヒカリも大切に食べさせていt
伊織「オイ!」
P「はいはい、乗った乗った」
P「じゃあな。音無さんが飲み過ぎないように注意してくれよ」
貴音「はい、承りました」
P「一人暮らしは順調か?」
貴音「……わかりません。ただ日々新しい発見があります」
P「一人暮らしってのはそういうもんだ。失敗しながらいろいろ学んでいく」
貴音「貴方様も?」
P「ああ。コートにカビを生やして湿気取りの大切さを学んだりな」
貴音「なんと」
P「ま、そんなもんだよ。それと今日もベッドの組み立てできなくて悪かったな」
貴音「ふふ、わかっていて様子を見に来てくれたのではないのですか?」
P「なに?」
貴音「昨日の貴方様のめーるには午後8時頃と書いてありました。
ですが午後8時では既に暗くなっていて、前回と同じようにべっどは組み立てることはできません」
P「……あ」
P「確かにそうだ。なんという凡ミス」
貴音「なんと。本当に勘違いでしたか」
P「うん。なんだと思ったんだ?」
貴音「ですから……」
貴音「……」
貴音「なんでもありません」プイッ
P「プイッってするな」
貴音「まったく、貴方様はいけずです」
P「よくわからんが、なんか悪い」
貴音「ふふっ、まあいいです」
P「今度はちゃんと明るい時に来るから」
貴音「ええ。お待ちしております、貴方様」
ブロロロロ……
貴音「……さて」
……
貴音「お茶でも淹れましょうか」
あずさ「あら、いいわね」
小鳥「あれー? あずささんも飲みません?」
あずさ「明日少し早いんですよ~、すみません」
小鳥「んー、じゃあ私もこれでやめとこうかな。貴音ちゃん、私にもくれる?」
貴音「はい」スッ
あずさ「あ、手伝うわ」スッ
小鳥「……」
小鳥「わ、私も手伝う!」ガタッ
……
小鳥「結局することなくダイニングテーブルに座ってるだけですよ、ええ」
あずさ「全部新品なのね」
貴音「今日買ってきたものです」
あずさ「やかんもいいけど、雪歩ちゃんほど本格的に淹れないなら電気ケトルも便利よ」
貴音「電気けとる、ですか」
小鳥「あー、便利ですよねー。ウチもそれです」
あずさ「沸いたらスイッチが自動で切れるのが楽で安全ですよね~」
……
貴音「……」ズズズ
あずさ「ふぅ」
小鳥「お酒飲んだ後のお茶っておいしいですよね」
あずさ「そうですね~。おいしいし酔い覚ましにもなりますよね」
小鳥「ええ」ズズズ
小鳥「それでどう? 貴音ちゃん。一人暮らし」
貴音「いろいろとできないことが多いですね」
あずさ「そうなの」
貴音「ええ。濁して言ったのですがプロデューサーにはわかっていたようです」
貴音「失敗しながら色々と学んでいけばいいと言われました」
小鳥「わかるわー。一人暮らしってやらかすこと多いもの」
あずさ「ほんとですよね~」
貴音「……そうなのですか?」
小鳥「そうそう、そうなの。しかも一回失敗してもまたやっちゃうことも多々有り」
あずさ「そうですね。学習しないわ~って落ち込んじゃったりしますよね」
貴音「……そうですか」
小鳥「では代表であずささん! やらかした体験談をおなしゃす!」
あずさ「え、えぇ~!? 私ですか?」
貴音「私もぜひ聞きたいです」
あずさ「え? えぇ~っと、そうね~」
あずさ「じゃあ、少し前のことなんですけど」
小鳥「いよっ! 待ってました!」
あずさ「シャワーってお風呂より短時間で上がるじゃないですか?」
あずさ「だから、私時々洗濯機を回してからシャワーに入ってたんですよ。
シャワー浴びてる間に終わるように」
あずさ「その日もそうした日で、それで、シャワーを浴び終わってお湯を止めるじゃないですか。キュッて」
小鳥「キュッって」
あずさ「そしたら止めたはずなのに、なぜかシャーってまだ音がするんです」
貴音「面妖な」
あずさ「そう、私も面妖なって思って、シャワーヘッドとかに耳を近づけてみたりしたんだけど、どこで鳴ってるのかわからなくって」
あずさ「それで、諦めて浴室から出たらその音が大きくなったのよ」
貴音「はて?」
小鳥「……なんとなくわかったかも」
なんかごきげんようみたいだ
あずさ「そうなんです~。洗濯機と水道を繋いでる部分がなぜか外れちゃってて、水が吹き出してました」
貴音「なんと」
小鳥「うわぁ……それ笑えませんでしたよね?」
あずさ「その時は笑えなかったですね~……バスタオル手に持ったまま吹き出してるところに手を突っ込んで、なんとか蛇口ひねりました」
あずさ「床は水浸しですし、体は冷えちゃうし、洗濯物は中途半端なとこで止まっちゃってるしでもう散々でした~」
貴音「……」
小鳥「なんかそういう自分が悪いわけじゃない時って、ただただ凹みますよね」
あずさ「そうですね~」
あずさ「結局タオルで床拭いたんですけど、すぐビチャビチャになっちゃうから水絞って、また拭いての繰り返しで……」
小鳥「あらら」
あずさ「夜だったのが救いでしたかね。朝だったら悲惨でした」
あずさ「とにかくそれ以降はシャワーに入ってる時に洗濯はしなくなりました。ある意味学習しました……かな?」
小鳥「大変でしたねー」
貴音「……あの部分が外れることがあるんですか?」
あずさ「あ、私の場合ちょっと特殊だったのよ」
あずさ「なんだか元々水道の形がちょっと変わってたらしくて、引っ越しの時に言われたの。
これちょっと規格が合わないですねって。専用のパーツ買ってこないとダメだって」
あずさ「でもなんとか付きませんか? って頼んだらやってくれて」
あずさ「多分大丈夫だろうけど保証は出来ませんよ。できるなら早くちゃんとしたものに取り替えたほうが、って言われてたの」
小鳥「あるある。とりあえず何とかなっちゃうと放置しちゃいますよね」
あずさ「そうなんです~。とりあえず動いてるから大丈夫だろうって思っちゃって。
実際1年以上問題なかったんですけど……」
小鳥「あそこってすごい水圧かかってますからね。少しづつずれちゃったのかもしれませんね」
あずさ「どうなんでしょう? そこまではわかりませんが……」
貴音「なるほど。あずさにもそんなことが」
あずさ「ええ」
貴音「勉強になりました」
小鳥「そうそう。だからきっと貴音ちゃんもいっぱい失敗するわよ」
貴音「……それと、少し安心しました」
あずさ「安心?」
貴音「ええ。失敗してもよい、ということがわかりましたから」
貴音「実際体験して、それをいかに活かすか、ですね」
あずさ「うふふ、失敗しないに越したことはないけどね」
貴音「そうですね。しかし自ら体験したことだからこそ身につくということもあるでしょう」
貴音「そうでした。あずさ、もしよろしければあずさもここに一緒に住みませんか?」
あずさ「あらあら、ホントに誘われちゃったわ~」
小鳥「言ったじゃないですか。きっと誘われますよって」
貴音「ええ。一人暮らしの先輩として一緒に住んでいただければ心強いです」
あずさ「そうね~。ちゃんと考えておくわ、貴音ちゃん」
貴音「ええ」
小鳥「さて、ではいい時間なのでそろそろ寝ましょうか! 貴音ちゃんも明日から本格始動でしょ?」
貴音「ええ、ここ数日引っ越しのために時間を作っていただいておりましたので。
明日からは忙しくなりそうです」
あずさ「うふふ。じゃあ、みんなで歯磨きしに行きましょ~」
小鳥「はーい」
貴音「ええ」
……
――翌日 765プロ会議室
高木「それでは始めようか」
律子「真面目な会議って久しぶりですね」
P「律子! 私語は慎む!」
小鳥「……」ポリポリ
P「音無さん、柿ピーしまってください」
うん!
小鳥「プロデューサーさんも食べます?」
P「あ、どうも」ポリポリ
高木「……音無くん」
小鳥「わかってますよ。どうぞ」
高木「うむ」ポリポリ
律子「うむ、じゃないでしょ」
……
高木「さて、では頼むよ」
P「はい」
P「本日の議題は貴音についてです。最近一人暮らしを始めました」
P「えー、それについては非常に喜ばしいことなのですが、一つそれに伴って問題が」
P「ご存知かとは思いますが、貴音が数人でのルームシェアを望んでいます」
P「まず現状把握できている事実について」
P「同居に誘われている者についてですが、ここにいる音無さん、律子」
小鳥「そしてプロデューサーさん」
P「ないですって」
P「アイドルについては一人暮らしのあずささん、響、千早」
P「また、春香、雪歩、真も誘われています」
P「貴音が同居を望んでいること、またそれに伴ってアイドル達もその気があること」
P「特に私は反対する理由はないかと思いますが」
律子「同じく」
小鳥「異議なし」
P「……では、同居しようとしていること自体については特に議論は無しとします」
P「次に、実際問題彼女たちが同居するとした場合、いくつか手続き等の問題があります」
P「まず賃貸会社、及び大家さんへの連絡」
P「これは賃貸会社に連絡を取って、居住者の人数変更を報告しなければなりません」
P「次、セキュリティの問題」
P「続いて引っ越しに伴う書類関係」
P「住所変更が必要な書類についてなど」
P「最後、未成年者の保護者への連絡。以上」
P「順番にいきましょう。最初の居住人数の変更についてですが――」
小鳥「はい」
P「はい? 音無さん」
小鳥「私、それと2つめ引き受けますよ。セキュリティ対策」
P「……えっ?」
律子「小鳥さん、具体的なプランを」
小鳥「はい」
小鳥「セキュリティについてですがざっと調べました」
小鳥「まず費用についてですが、初期費用はかかりますが月々の払いはそれほどかからないようです」
小鳥「防犯のおおよその内容は鍵破り、窓破りへの対策、監視カメラの設置、非常事態時の警備員への連絡、その他」
小鳥「この辺は大手会社を選びますので問題はないかと」
小鳥「それに伴って家にいくつか器具を設置することになるでしょう」
小鳥「念のためそのことも大家さんに伝えたほうがいいと考えます」
小鳥「なので、それも合わせて賃貸会社とのやり取りは私が引き受けます」
P「えっと……」
小鳥「まずはセキュリティ会社への見積依頼、続いて賃貸への連絡」
小鳥「この際報告する居住人数については最大を見積もる予定です。つまり9人ですかね」
小鳥「現在まだ引っ越しをしていないとうの理由で許可が降りなければ、引っ越しをする事に逐一賃貸会社に連絡、ということになるかもしれませんが――まあそこは上手くやります」
小鳥「ついでに防犯器具を取り付ける旨も相談」
小鳥「大事に使いますという意志がアピールできれば貸す側の心証もよくなるでしょう」
小鳥「あわよくばエアコンの工事等の相談もしてきます。以上」
P「……」
律子「プロデューサー殿? 進行」
P「あ、ああ……では」
律子「はい。書類関係は私が」
P「……」
律子「まあ個人個人への指導という形が主だとは思います」
律子「あずささんは成人してるから大丈夫だとは思いますが主に貴音、響、千早あたりですね。
住民票など届出が必要なものは面倒見ます」
律子「春香、真、雪歩についてはプロデューサーのおっしゃっていた『第二の部屋』にするのが理想かと」
律子「住所変更などはせず、芸能活動に伴い上手く使う、言うなれば『拠点』ですね」
律子「それであれば完全な引っ越しより親御さんもまだ納得しやすいかと思います」
珍しく有能なピヨ
律子「まあそれでもあの子達と親御さんとの間で摩擦がありそうな場合……プロデューサー?」
P「あ、はい」
律子「4番目の『未成年者の保護者対応』。これはお願いしますね」
P「あ、はい」
律子「以上ですかね」
律子「あ、追加」
律子「わかっているとは思いますが、中学生組へは毅然とした態度でお願いします。
基本親元を離れるとかありえないので。以上」
P「……」
律子「では社長、お願いします」
高木「うむ」
高木「今のところは特に問題はなさそうだね。
あとは実際に事態が動いた後どうなるか、といったところか」
高木「具体的に近々誰かが移動する予定はあるかい?」
律子「貴音に聞いてみなければわかりませんが、今のところはないでしょう。
貴音自身まだ引っ越して数日ですし」
高木「なるほど。ということはまだ仮定の話ということか」
律子「ええ。ですが誰かがいざ引っ越すとなってから動き出すのでは遅いですから」
高木「それはその通り」
律子「ただ、学生に関してはあくまでも彼女たちが本格的に言い出した場合の話です。
彼女たちの本業はアイドルであり、学生。
親に無理を言う、仕事に支障がでる、といった事態を押してルームシェアを認めることはありません。
ですね?プロデューサー殿」
P「……もちろんだ」
高木「……」
高木「よし、いいだろう」
高木「何かあったら責任は取ろう。それでいってくれたまえ。
あとは動きがあれば逐次報告を」
律子「はい」
小鳥「ぴよ」
P「はい」
高木「そうだ。ひとつ忘れていた」
律子「はい?」
高木「もちろん、その家には私も遊びに行ってもいいのだろうね?」
「「「貴音に聞いてください」」」
有能な小鳥さんに惚れたわ
……
P「……キミタチ」
律子「はい?」
P「モシカシテ、ジゼンニソウダンシテタノ?」
小鳥「ええ。まあそれなりに」
P「なんだよ……真面目にいろいろ考えてたのに……」
律子「あれ? なんか対策まずかったですか?」
P「隙がないように聞こえたから余計腹立つ」
小鳥「ぬふふ」
P「なんすか音無さん、さっきの。まるでできる社員みたいだったじゃないすか」
小鳥「自分、できる女ですから」
P「まあいいや」
小鳥「もう少し掘り下げて欲しい今日この頃」
P「しかし、社長も律子も反対しなかったな」
律子「はい?」
P「いや、ほら多人数でのルームシェアなんて人によっては『なにか問題起きるかも』って反対するだろ?
ましてやアイドルだし、正直その説得からしなきゃないのかと……」
小鳥「ま、そういう考えもありますけどね」
律子「悪い面ばかり考えるのも良くないでしょ」
P「そうだけど」
律子「せっかく貴音が面白い機会作ってくれたんだしね。問題起きないように対処するだけです」
小鳥「単純に楽しかったですしね。おそば食べに行ったとき」
律子「それにプロデューサー殿も」
P「ん」
律子「みんなの頼みは聞いてあげたいから会議自体開いたんじゃないですか?」
P「まあそうだけど」
律子「じゃあ私達だっておんなじですよ」
小鳥「まま。なにか問題起こったらいつものようにぶーたれつつ対処していけばいいですって!」
P「……」
P「……そっか、そうだな」
りっちゃんと小鳥さんが有能すぎてやばい
<Trrrrr……
P「ん」ピッ
*********************************
FROM:四条貴音
SUB:洗濯機
本文:使いこなせました。
もうめもを見なくてもできます。
また一つ、成長しました。
*******************************
P「……」
P「はっ」
P「愛されてるなぁ、貴音」
つづく?
続いて
お疲れ様
続きかなり期待して待っときます
はい、ということで以上です。
読んでくれた方ありがとうございました&お疲れ様でした。
仕事ある人は早く寝てください。
誰か過去作まとめてる人いる?
これとまみずれたー、自転車以外も読みたくてたまらん
乙です
面白いし良い雰囲気、本気で貴音宅に住みたい。
また忘れてた。一旦HTML化出します。
書くとしたら次スレになります。
質問あればうけます。
ベッドは次スレで完成しますよね?
>>149
たぶん
過去作まとめてたら貼ってもらってもいいですか?
出来たらでいいので…
部屋数は結構あるから、1部屋くらいは自主レッスンに使ってそうですね。
>>150
ほっ
>>151
まとめてはいないけどタイトル思い出せるだけ書いてく。
URLは省略、タイトルで検索してください。
少々お待ちを。
>>153
ありがとう!これで次回来る迄戦える!
前回の家電もそうだったけど、家具選びで勧められるがまま即決していくとか男前やなぁ。
貴音ならやりそうだなと納得してしまったけど。
>>151
P「いつもありがとう、雪歩」
伊織「あ~よかった」
P「受験か」伊織「そうよ」
律子「悪くないですね」
真「アゲハ蝶とあいのうた」
やよい「わたしとハクサイ」
雪歩「LOST」
雪歩「ドジな子ほどかわいい?」
春香「じわじわくる怖い話」
P「うちのアイドル達の人気の理由がわかった」
P「女の子のファンの人数が……」真「うぷぷぷ……」
P「もうすぐ夏が来る……」
P「もう夏が来た……」
律子「モンスターファーム?」
P「まみずれたー」
今のところ思い出せるのはこれくらい。
タイトル微妙に違ってたらすまぬ。
あと作風はモノによって結構違うよ。
>>156
あ、ありがてぇっ…涙が出る…
このような時間にでくわそうとは
あなた様もずいぶんと夜ふかしですね
乙
おつん!
じゃあ自分がいくつか貼っとく
P「いつもありがとう、雪歩」
伊織「あ~よかった」
P「受験か」伊織「そうよ」
P「受験か」伊織「そうよ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371233865/)
真「アゲハ蝶とあいのうた」
やよい「わたしとハクサイ」
雪歩「LOST」
雪歩「LOST」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369769060/)
>>160
GJ!ありがとう!
雪歩「ドジな子ほどかわいい?」
P「うちのアイドルたちの人気の理由がわかった」
P「うちのアイドルたちの人気の理由がわかった」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1374502311/)
P「もうすぐ夏が来る……」
P「もうすぐ夏が来る……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372939629/)
P「もう夏が来た……」
P「もう夏が来た……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373365109/)
真美「まみずれたー」
真美「まみずれたー」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1399645527/)
>>161
さげよう
律子「悪くないですね」
春香「じわじわくる怖い話」
P「女の子のファンの人数が……」真「うぷぷぷ……」
律子「モンスターファーム」
の4つは検索したけどSS速報VIPのは出て来なかったよ。
最後にも1つ!
春香「じ、自転車で!?」千早「北海道まで、ですか?」
春香「じ、自転車で!?」千早「……北海道まで、ですか?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377162278/)
響と同居したい。
同じく響と同居したいな
別にまとめサイトのでもいいんじゃね?
以下まとめサイトのURL
律子「モンスターファーム?」
http://m.morikinoko.com/article/51853791?guid=ON
律子「悪くないですね」
http://m.morikinoko.com/article/51834856?guid=ON
春香「じわじわくる怖い話」
http://m.morikinoko.com/article/51854429?guid=ON
P「女の子のファンの人数が……」真「うぷぷぷ……」
http://m.morikinoko.com/article/51859275?guid=ON
受験の人だったのか…
これは次も期待せねばなるまい
律子「悪くないですね」
http://ex14.vip2ch.com/test/sead.cgi/news4ssnip/1361625932
律子「モンスターファーム?」
http://ex14.vip2ch.com/test/sead.cgi/news4ssnip/1371923722
春香「じわじわくる怖い話」
http://ex14.vip2ch.com/test/sead.cgi/news4ssnip/1373460590
P「女の子のファンの人数が……」真「うぷぷぷ……」
http://ex14.vip2ch.com/test/sead.cgi/news4ssnip/1376142593
キーワードにvip2chを加えたら出てたので一応
乙乙
170お姫ちん
ハクサイの人か。納得
モンスターファームの人だったのか!
あれ凄い好きで時々読み返している。
伊織の受験の話はあなただったのか。
今作のテンポの良さ、雰囲気の良さは高い文章力の賜物なのね。
響モノ書いてくれないかな
ヒビタカならなお良し
貴音の可愛さエターナル♪
貴音と同居したい(真剣)
貴音とラーメン食べたい
どこかで見たタイトルがちらほら
こういうSS、悪くないですね
エプロン姿のやよいが玄関で「お帰りなさい」と出迎えてくれる……だと……!?
このSSまとめへのコメント
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