P「もうすぐ夏が来る……」 (72)




P「……死にたい」

のヮの「!?」


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てのを思いついたから書いてく。
書き溜めはなし。


春香「ど、どうしたんですか急に!?」

春香「それとも私のことが好きなんですか!?」

P「いや意味がわかんない」

春香「だって夏と言えば私でしょう!?」

P「そうか?」

春香「そうですよ!私マーメイ!!」

P「……」


P「っていうか『春』香じゃん」

のヮの「」

P「……まあ、まだ17歳の春香にはわかんないよな」

春香「な、何がですか!?」

P「……春香は『もうすぐ夏だ』ってときどう思う?」

春香「やったー!夏が来たー!わっほい!って思います」

P「そうだよな……」


春香「プロデューサーさんは違うんですか?」

P「……大人になるとな」

P「田舎の夏の風景の写真を見たり、夏っぽいBGMとかを聞いたりすると凹んでくるんだよ」

千早「誰の胸が凹んでるんですか!?」

P「うるさい。おはよう」

春香「千早ちゃん、プロデューサーさんが元気ないの。きっとマタニティブルーだね!」

P「たぶんマリッジな。どっちにしても違うけど」


千早「つまりプロデューサーは私と結婚したいということですか?」

P「激しく違う」

春香「なんか夏が来るから気分が落ち込んでるんだって」

P「……うまく説明するのは難しいんだが」

P「千早は夏が好きか?」

千早「……あまり。どちらかと言えば冬の方が」

春香「千早ちゃんは寂しい方が好きだもんね。胸も……」

千早「……ふっ!」

春香「きゃあ!」ドンガラガッシャーン!!


P「千早、なんだか強くなったな」

千早「はい。真に格闘技を習ってますから」

P「格闘技?初耳だ」

千早「ええ、いつかプロデューサーを押したお……押し倒されてもいいように」

P「うん、まったく意味が分からんな」

真「でも教えてるのは本当ですよ」

P「おう真か。相変わらず唐突だな」

真「今春香がどんがらがってたみたいだけど……何かあったの?」


千早「ええ、プロデューサーが夏を前に落ち込んでいるらしくて」

P「答えになってなくないか?」

千早「それで夏が苦手な私とは相性ピッタリですね、という話をしていたの」

P「究極に話が飛んでるな。なに?千早の頭の中でどんなボソンジャンプが起こったの?」

真「プロデューサー、夏嫌いだったんですか?」

P「嫌いというか……どっちかと言えば好きな方なんだが」

千早「私は遊びだったんですか!?」

P「最初からそんな話はしていない」

春香「やっぱり私ですよね!」

P「転がってろどんがらマスター」


真「ボクもどっちかと言えば夏っぽい感じですけど」

P「ああ、確かに真は夏ってイメージかな。『自転車』とかそんな感じだもんな」

真(……プロデューサーは夏が好き→真=夏っぽい→プロデューサーは夏=真が好き→結婚してくれ!)

真「よろしくお願いします!!」

P「なにが?」

真「式はいつにしますか!?」

P「うん、まさか真までA級ジャンパーだったとはたまげたなあ」


律子「そうよ真」

P「律子……」

真「どういうこと?挙式はハワイでもチェコでもベネズエラでもダメってこと?」

律子「プロデューサー殿は夏が来ることによって落ち込んでるのよ?」

真(プロデューサーは夏が来ることで落ち込んでる→真=夏っぽい→プロデューサーは真が来ることで落ち込んでる→近づくな下衆野郎)

真「……死のう」

P「説得してくれたみたいだけど、間接的に致命傷を与えてしまったみたいだな」


律子「真の妄想力が高すぎましたかね?それでどういうことです?」

P「ああ、律子あたりならわかってくれるかな……実は」

律子「待って!」

P「え?」

律子「プロデューサー殿のことなら口に出さなくてもわかってます。いったい何年一緒に住んでると思ってるんですか?」

P「律子も駄目だったか。あとさらっと既成事実を作ろうとするな」


律子「……プロデューサー殿は夏が過ぎ去った後の寂しさがつらいってことですよね?」

P「……近い」

P(?)

律子「夏が過ぎ去ったあとの哀愁漂う雰囲気……楽しかった祭りの後……」

P「お、おお!近い!」

P(律子はまともなのか!?)

律子「つまり……」

律子「プロデューサー殿はその心にあいた隙間を埋めてくれる次の季節を求めているってことですよね!?」

P「……ん?」


律子「夏の次の季節……つまり秋!」

律子「秋と言えば秋月律子!秋月律子と言えばエビフライ!そして伊勢海老!」

P「……」

律子「プロデューサー殿!新婚旅行は三重で決まりですね!」

P「やはり蟲に取り憑かれていたか……」

春香「じゃあ夏の前の……!」

P「帰れ」

千早「やっぱり全天候型の私が一番ですよね」

P「全天候型ってなんだよ」

真「じゃあボクも秋月になります!」

P「もうよくわかんない」


貴音「お話は伺いました」

P「貴音か。君、今どっから出てきた?」

貴音「もちろん、男子といれより」

P「ちなみにさっきまでいなかったのにどうやって話を聞いてたの?」

貴音「世の中には盗聴器という便利なものがございまして」

P「うん、普通に犯罪だね。犯罪×2」

貴音「そんなことよりあなた様」

P「そんなことかー」


貴音「夏の話題からいっそ離れてみてはどうでしょうか?」

P「……うん?」

貴音「先ほどから聞いているとあなた様は夏にとらわれすぎです」

律子「やっぱり秋ね」

春香「いや春ですよ、春!」

貴音「いいえ、夏から離れるためには対極の冬!そして冬と言えば……!」

貴音「わたくし、四条貴音!!」

P「……」

一同『……』

貴音「……」

P「そうか?」

貴音「なんと!?」


貴音「で、でも『princess snow white』とか貴音的にはいい感じかなーって……」

P「貴音、キャラが崩壊してるぞ」

真「まあわからなくもないけどねってカンジ?」

律子「うん、冬限定って程じゃないわよね」

のヮの「特徴なしってやつですね!」

千早「……ふふ、四条さんも全季節型、つまり私のなか…ま…」

貴音「」ボイーン

千早「敵よ!!」

P「まあ……やっぱり冬と言えば……」

雪歩「私しかいないですぅ!!」

P「やっぱり出てきたか」


貴音「……そうですか。私は不要ということですね」

P「いやそこまでは」

貴音「しょうがありません。妾というぽじしょんで妥協いたしましょう」

P「やっぱ不要だ」

貴音「ふよう?扶養家族でもいいとおっしゃるのですかあなた様!」

P「ああもう……」

雪歩「でも、私は冬をプロデューサーの逃げ場にはしたくありません!」

P「こっちはこっちで話が進んでるなあ……」


雪歩「プロデューサーには夏を好きになってもらいます。夏を本当に素晴らしいものだと思えれば夏が憂鬱ってことはなくなるはずです!」

真「言ってることはまともだね」

雪歩「ということで聞いてください!」

雪歩「萩原雪歩で……『夏影』」

『越えてゆく遥か夢も 流る川のほとりを いつもひとりで いつも歩いた——』

P「」ズゥーン

『遠くなる遥か夏よ 流る川の町で 僕ら遊んだ 僕ら生きてた』

真「めっちゃ凹んでる……」

千早「むしろ床にめり込み始めたわ」


雪歩「今も、覚えてる——」

雪歩「ふぅ……どうですか!?」

P「うっ……うっ……」

律子「ついに泣いちゃったわね」

真「自分が穴を掘るだけじゃなく他人を地面にめり込ませることもできるようになったなんて、雪歩も力をつけたなあ」

雪歩「泣くほどうれしかったんですね!」

P「……死のう」

雪歩「あれぇ!?」

律子「まあ過ぎ去る夏のことを考えてたのにあの歌聞かされちゃあねえ」

千早「とどめですね」


雪歩「うぅ……こうなったらもう体で慰めるしかないですぅ……」ヌギヌギ

P「脱ぐな!春香も!」

のヮの「」

P「もういいから……ほっといてくれ……」

貴音「なんだか初めのころより落ち込んでしまわれたようですね……」

美希「あふぅ……なんだかうるさいの……」

美希「あれ!?プロデューサーなんで泣いてるの!?」

P「美希か……いや……人生の侘しさというものを噛みしめてたんだ」


美希「もう!みんなプロデューサーをいじめちゃだめなの!」

春香「べ、別にいじめていたわけじゃ……」

千早「そう、むしろ愛を語らっていただけよ」

美希「……むー」

美希「プロデューサー、大丈夫なの?」

P「ああ……今のところ味方は美希だけだ」

美希「ふふ、美希は味方だから安心するの!」

P「ああ、ありがとう」


美希「ところでプロデューサー、ミキお腹すいちゃったの。何か食べにいこ?」

P「ああ、そうするか」

<ワタシモボクモコンヤクワタクシモー

美希(……今から行くの。手筈通りにお願いなの)

P「ん……今何してたんだ?」

美希「なんでもないの!」

P「……今日はいい天気だな」

美希「うん、今日はなんだかネコさんとかトラックに会いそうな気がするの!」

P「……やっぱり外出はなしだ。嫌な予感がする」

美希「えー!?」

律子「じゃあ三重に行きますか?赤福もありますよ?」

P「ミエニハイカナイデスヨ……はあ」


あずさ「あらあら〜、みなさんで何のお話ですか〜?」

P「あずささん……あずささん!?」

あずさ「は、はい?」

P「あずささんならわかってくれるかも!」

あずさ「な、なにをですか〜?」

P「あのですね……」

カクカクシカジカマルマルウマウマ……

あずさ「ああ〜……なんとなくわかります〜」

あずさ「なんだか『ああ、あの楽しかった昔の夏はもう来ないんだなあ……』って少しさびしくなりますよね〜」

P「ああ!そう!そうなんですよ俺の言いたかった感覚は!」


美希「つまりどういうことなの?」

あずさ「う〜ん、この感覚は皆にはわからないかもね〜」

あずさ「『同じ世代の私たち二人にしか』わからないですよね〜、プロデューサーさん?」

春香「……」

P「そうかもしれませんね」

あずさ「やっぱり『お子様にはわからないこと』ってありますよね〜」

千早「くっ……」

P「そうかもしれませんね」

あずさ「ふふ、それじゃあ大人二人で〜」

あずさ「このあとホテ 雪歩「だ、だめですぅ!!」


律子「そうですよ!何を言ってるんですか!」

あずさ「……律子さんもあと一年たてば混ざれるわよ?」ボソッ

律子「さて、私たちは仕事をするわよ!十代のうちにがんばりましょう!」

真「ブルータス、お前もか!?」

美希「ヒキョーなの!ミキも体的には十分大人なの!」

春香「それより……プロデューサーさんが」

P「十代……そう、十代はよかったなあ……」

あずさ「あ、あらあら〜?」

雪歩「また落ち込んじゃってますぅ」


P「ふふ……ははは……」

春香「なんだかおかしくなってるね」

千早(……今なら押し倒せるかしら)

律子「しょうがないなあ……なんか十代十代言ってるし……」

律子「……タッカラプト ポッポルンガ プピリット パロ!」

貴音「なっ……!まさか!」

千早「いつの間に七つ揃っていたの!?」

『呼ばれて飛び出てー!!』


亜美「覚悟とは!暗闇の荒野に!進むべき道を切り開くことだッ!」

真美「これより我ら、修羅に入る!!」

美希「びっくりするくらいバラバラなの」

律子「……前田ジョバーナさん、あの人を何とかしてください」

P「……ブツブツ……」

亜美「ふーむ……まあチミ達の手に負えなかったのも仕方ないのお」

真「どういうこと?」

真美「うむ、ここに揃ってるメンバーを見れば一石二鳥!」

雪歩「……一目瞭然?」


亜美「ここにいるメンバーには……!」

真美「情熱・思想・理念・頭脳・気品・優雅さ・勤勉さ!そしてなによりもォォォオオオオッ!!」

亜美真美『若さが足りない!!』

律子「!」ガーン

貴音「!!」ズギャーン

あずさ「!!!」ズキュゥゥゥゥン

美希「……ミキは?」


亜美「うむ、チミは歳はともかく体が成長してしまっているからなあ」

美希「……じゃあ千早さんは?」

真美「……ポルンガの口からはちょっと」

千早「美希、あとで屋上」

亜美「だから兄ちゃ……プロデューサーくんを何とかするには例の子を待つしかあるまいて」

律子「例の子?」

真美「うむ、765プロのロリドルと言ったらあの子しかおるまい」

亜美「正直ポルンガ達もロリ成分に関しては負けていると言わざるをえまいおまい」


千早「……」

貴音「……如月千早、呼吸が荒くなっておりますが」

千早「ミンゴスって誰ですか?」

貴音「わたくしはそのような単語は申しておりません」

やよい「こんにちわー!」

律子「あ、ちょうど来たわね」

やよい「う?皆さんでどうしたんですかー?」

律子「ええ、ちょっとプロデューサー殿がこれから来る夏に対していいイメージを持ってないというか」

真「うん、なんか夏に対してマイナスイメージが強いみたいで落ち込んでるんだよ」


やよい「そ、そうなんですかー?」

律子「だからやよい、プロデューサー殿に夏のいいところを話してやってくれない?」

やよい「わ、わかりましたー!がんばってみますー!」

春香「……二人は何もしなくてよかったの?」

亜美「なんのことですかなー?」

春香「だってやよいをプロデューサーさんのところに向かわせたら……」

真美「はるるんも気づいてるんじゃん。まあゆきぴょんがやろうとしたこととおんなじだね」


やよい「あの、プロデューサー!」

P「……やよい」

P「お前は……普通だよな……?」

やよい「ふ、ふつー?まあいつも通りですけど……」

P「そうか。よかった……」

やよい「それよりプロデューサー、夏が嫌いなんですか?」

P「いや嫌いってわけじゃなくてな……」

やよい「夏っていいこともいっぱいありますよ!」

P「やよい……」


おし、書き終わった。
あとはがしがし投下する。


やよい「暑くなってきたらみんなで縁側で冷やしたスイカを食べたりとかー」

P「う」グサッ

やよい「えっと、みんなであっついねーって言いながら強い日差しの中を歩いたりとかー」

P「ぅう……」グサッ

真「うわー見事に思い出の傷を抉ってるねー」

律子「一人暮らしの男性には記憶の中にしかないキラキラした体験ね」

やよい「夜になったらバケツに水を入れてみんなで花火をしたりとかー」

P「」ガクガクブルブル

あずさ「……それをまだまだ現役で体験できるやよいちゃんが言っているっていうのがまたエグイわねー」


やよい「あとは……やっぱりおっきな入道雲が浮かんでる青空とか!本当にきれいだと思います!」

P「ガハッ!」

春香「あ、血を吐いた。喀血ですよ、喀血!」

やよい「ぷ、ぷろでゅーさー!?」

P「……だいじょうぶ……大丈夫だ……」

P(……天使に……罪はない……!)

千早「……」ボタボタ

律子「それでこっちは鼻血ね……あの話で鼻血出るって何を考えてたのよ?」


やよい「あうぅ……私なんか悪いことをしてしまったでしょうかー……?」

P「いや、ほんとにだいじょうぶ……だよ」

春香「チャンス!」

真美「おおっと!」

亜美「そうはさせねえぜ!!」

春香「くっ……」

真美「まさかはるるんも『傷ついたプロデューサーを慰めてウハウハ作戦』に気づくとはね!」

春香「……」

亜美「ふふん、どうしたんだい!?」


春香「っていうか……」

春香「大声で言っちゃダメでしょ」

亜美真美『……あ』

貴音「なるほど……癒しと言えばわたくし!」

あずさ「わたしも癒し担当よ〜」

亜美「くっ……!」

真美「あの超巨大核弾頭相手には分が悪い……!」

貴音「わたくしはめろんでしょうか?」ボイーン

あずさ「じゃあ私はスイカかしら〜?」ドタプーン

千早「……」


千早「じゃあ私は傷ついたプロデューサーの心の洗濯を!」

真「もうやめて!千早のライフはゼロよ!!」

伊織「プロデューサー!」響「プロデューサー!」

亜美「……あちゃー、いおりん達まで来ちゃったかー」

P「伊織……響……」

伊織「もちろん盗聴器よ!!」

P「いきなり来て何言ってんの!?」

響「さっきまでの話はばっちり聞いてたぞ!」

P「もう勝手にしてくれ……」


伊織「ということで、プロデューサー。海外旅行よ!」

P「か、海外……?」

伊織「ええ!日本なんかにいるから憂鬱になるのよ!」

伊織「海外に行っちゃえば初めて見るものばかりで昔の思い出なんかに浸ってる暇ないわよ!にひひっ!」

響「プロデューサー!自分は沖縄旅行に招待するぞ!」

伊織「なっ……!」

響「海外とは違って本物の日本の夏を味わうには沖縄が一番さー!」

響「楽しい思いをすれば来年からもきっと夏が楽しみになるぞ!!」


P「カイガイ……オキナワ……」

律子「三重もありますよ?」

伊織「わ、私なんて高級ホテルを用意してるんだから!」

伊織「……もちろん部屋は一室だけど」

響「自分も!プロデューサーには自分の実家に泊まってもらう予定さー!」

響「にぃにと……プロデューサー……しまい……兄弟丼……!?」

P「ううう……」

春香「ありゃ?」

P「うう……もう……もうほっといてくれ……ぐす」

真「また泣いちゃった」


伊織「ぷ、プロデューサー!?大丈夫よ、式の準備もしてあるから!」

響「じ、自分も!ちゃんと伝統的なやつ用意してるぞ!琉装だって……!」

P「いいんだ……俺はもう日陰のダンゴムシのように生きていくよ……」

P「きっともう自転車で感じていたあの風も……」

真「『自転車』歌いますか!?」

P「あの縁側でのスイカも……」

あずさ「スイカ食べますか〜?ミルク味かもしれませんけど」

P「傾いた廊下でやったビーダマンも……」

やよい「びーだま?」

P「きっともう……」

P「ううう……」


真「……重症だね」

雪歩「やっぱり遭難したときには人肌で温めるしか……」ヌギヌギ

律子「やれやれ……そろそろ真面目に話しますか」

美希「律子、さん?」

律子「結婚……じゃなくて、プロデューサー殿?」

P「……」

律子「あなたが落ち込み始めた原因はこれでしょう?」

千早「パソコン……動画?」

春香「えっと……『死にたくなるほど夏を感じる動画』?」

律子「ええ」ポチットナ


やよい「うわー、すごいいい景色ですねー」

真「なんかほんとに」

伊織「……日本の古き良き夏、って感じね」

あずさ「……これは、わたしもちょっとくるわね……」

美希「ミキはよくわかんないの」

律子「……プロデューサー殿?私もなんとなくこの感覚はわかりますよ」

P「……」

律子「でも、プロデューサー殿だってまだ若いじゃないですか」

律子「やろうと思えばなんだってできますよ」

P「……」


律子「では……プロデューサー殿がまだ大丈夫だって証拠を見せます」

律子「ことりさーん!」

P「……!!」

小鳥「はーい?」

P「だ、ダメだ!律子!」

律子「……」

P「それを見せたら音無さんは……!」

P「人間に戻れなくなる!!」


律子「……ちょっとこの動画を見てくれません?休憩がてらに」

小鳥「なんですか? ……あ、まさかエッチなやつじゃ……! ……むふふ」

P「や、やめ……モガ!?」

春香「まあまあ」

——小鳥視聴中——

小鳥「ぴ、ぴよーーーーーー!!!!」

伊織「臨界を突破したみたいね」

真美「風に船を立てな!全速力!!」

亜美「引きずり込まれるよ!」

貴音「……エコエコアザラクエコエコアザラク」


P「ああ……音無さん……」

小鳥「……もう」

P「お、音無さん!?」

小鳥「もう……ゴールしても、いいよね……?」

P「……!」

小鳥「私……がんばったよね?」

P「……あかん!小鳥!ゴールしたらあかん!」

小鳥「ふふ……小鳥って呼んでくれて……」

小鳥「……うれしかったよ」

P「こ、ことりぃぃぃぃぃい!」


律子「……」

P「り、律子……!お前は……!」

律子「大丈夫です。小鳥さんはザオリク使えますから」

P「そうか。なら大丈夫だな」

美希「ザオリク使える本人が死んでるの」

真美「だいじょうぶ。ピヨちゃんはハンターでもあるから」

亜美「報酬金が500G減っただけだよ」

律子「わかりましたか?」

律子「あなたはまだこの動画で死ぬほどの年齢じゃないんです」

律子「それに……私たちがいるから、この先楽しい思い出なんていっぱい作れますよ」

P「……」

P「……そうかな?」


千早「そうですプロデューサー」

やよい「きっとみんなで遊んだら楽しいですー!」

貴音「真、仲間というものは良きものです」

雪歩「ぷ、プロデューサー!海とか行きましょう!」

真「山とかもいいんじゃないですか!?」

響「山でも海でも、いろんな遊びができるさー!」

伊織「ふん、まあ庶民的な夏ってのも悪くないわね」

美希「ミキは食べ物がいいの!」

亜美「スイカに!」

真美「かき氷!」

あずさ「あらあら〜練乳はいるかしら〜?」

小鳥「……更衣室……スケスケTシャツ……ハァハァ」


春香「だって私たちみんな——」



『仲間だもんげ!!』



P「……ああ!そうだな!」



おわり


ってことで茶番チックに終了。別に後悔はしていない。

追記
わた、雪歩の『夏影』聞いてみてね!すごくいい曲だよ!

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