男「奴隷」 奴隷「ご主人様」 (29)
いやぁ、下の4つのどれか終わるまでは新作の予定はなかったんだけどねぇ。新作書きたい病が…。うん。
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奴隷「………」
若い女の奴隷が、どこかうつろな瞳で中空を見ながら部屋の隅で何もせず、静かに座っている。恩給で日々を生きている俺には過ぎた存在(もの)。
男「(何かの悪だくみを疑うところだ)」
娘は満足な食事を与えられていなかったからだろうが、全体的に肉付きがいいとは言えない。恐らく、同年代と比べれば、背も低いだろう。
異国の血が混ざっているためか、こちらでは珍しい黒髪が腰まで伸びている。ただ、整えられているわけではないから、ボサボサな状態だ。顔立ちは、綺麗なのだが生気はない。服装は麻そのままの色合いの布きれ一枚着ているだけで、下着すらもなかった。
『お久しぶりでございます』
にこやかな笑みの裏で何を考えているのかはわからない、そう思わせる雰囲気を持った人間が俺の家に訪れてから、まだ2時間も経っていない。ともかくそいつがあの娘を連れてきた。
その人間は、俺が以前戦地にいた頃、任務で訪れた街にいた商人で、どうやら俺が救ったらしい。らしいとしか言えないのは、俺はそいつのことを全く覚えてないからだ。
『慈悲深い貴方様であれば、この娘を気に入っていただけるのではないかと思いましてね』
言葉は綺麗だったが、その実態は押し付けだろう。女の奴隷の多くは、その飼い主の慰めの相手役にことが多いのだが、連れられてきた娘は奴としては『傷物』だったのだから。
なぜ傷物か、それは商人は物を紹介するように、服をめくり返した時にわかった。女の胸や恥部よりも何も、身体に刻み込まれた傷跡の方が目に焼き付くぐらいに、身体に刻み込まれていた。以前の飼い主はサディスティックで、それも綺麗な女が泣きわめく声と、自分の手でその美しい柔肌に傷をつけていくのが、何よりも快楽だったそうだ。
『見てのとおり普段は服に隠れる場所です。昨今の奴隷の扱いにうるさいこともあって、その方も目立つところに傷はつけなかったようでしてね』
その言葉よりも、女は自身の裸体を強制的に見せられているにもかかわらず、身じろぎもせずにただ滑稽に立っていることが、俺には関心がいっていた。
もし受け取るとして、商人に確認しておかなければいけないことがあった。俺がその前の飼い主はどうしたのか聞くと。
『殺されましたよ。お話してお判りでしょうが、なかなか良い性格をしておりましたのでね』
その時の笑みの方が、人間らしいどす黒さをにじませていて、俺には好感触だった。善人か悪人かよりも、そいつの素がわかった方が、楽なものだ。
『こいつにも値をつけるべきですが、そう言った理由で無料(タダ)で譲り受けたもので。傷物とはいえ上玉、なら、本来そこらの奴隷よりは料金は弾んでもらうんですが』
苦労もしないで得たあぶく銭は気に入らないから、同様にタダで俺に寄越すと言ってきた。
うまい話には裏があるのは百も承知だったが、俺は二つ返事でもらうというと、商人は嬉しそうにして商談は成立ですねと言った後。
『さぁ、お前の新たな飼い主だ。挨拶しろ』
それを聞いた娘は、一歩前に歩み寄り。
奴隷『初めまして、奴隷と申します。お引き取りいただきありがとうございます』
薄汚れた姿容姿に隠された美しい容姿と同じように、声もまた綺麗に通るものだった。
『では、私はこれで…。またお会いできましたらご贔屓いただければと思います』
要件は終わった。そう思わせるような速度で俺の家から商人は出て行った。
奴隷「………」
そんな経緯で娘を引き取ることになったのだが、部屋の隅に座ったまま身じろぎもしない。それもそうだ、奴隷は、それこそ指一本に至るまで主人の命令がなければ動かしてはならない。自身の体は飼い主の物であり、自身のためのものではない。そういう意味では、よく躾けられた奴隷なのだろう。
奴隷「…何かございますか?」
俺の視線を感じ取ったからだろう、何か命令があるのか確認してくる。
男「何もない」
奴隷「はい……」
そうしてまた、うつろな表情で中空を奴隷は見始めた。
俺は、それが面白くはなかった。
男「はぁ……。まぁいいや、とりあえず部屋の隅じゃなくて、カーペットに座ってくれ。俺はちょっと離れる」
奴隷「畏まりました」
娘が立ち上がってカーペットに近づいてまた座り込んだのを確認してから、俺はキッチンに向かう。昼ご飯はすませていたが、娘には最低限の食事しか与えられていないのは、想像できた。だから、彼女にそうではない食事をさせてみたくなった。
パン、スープ、サラダ。今日の昼に作ったものだが、夜のために余分に作っておいた分を、皿に盛り付けて持っていく。
食事をテーブルに並べている間も、娘はそれに気づいていないようにたたずんでいた。彼女に立つよう命令して、料理の前の席に座らせる。
奴隷「………」
食事を目の前にしても、娘はそれに興味を持った様子はなかった。自分のものではありえない、そう思っているようにも見えた。
男「それを食べろ」
奴隷「……?」
その考えが間違いではなさそうに、娘は少しだけ困惑した様子を見せる。
男「どうした? それがお前の食事だぞ」
奴隷「………しかし」
男「口答えするな。これは命令だ」
命令、という言葉が効いたのだろう。娘は少しの間の後、おずおずと食事を始めた。
食事の様子に、美味しさや楽しさという様子はなかった。どちらかと言えば、恐れや警戒心のようなものが見て取れて、落ち着きはない。
奴隷というもの自体は見たことはそれなりにあるが、接したことはないこともあって、俺はここまでの境遇だったのだなとはっきりと認識した。
奴隷「……お情けをいただき、ありがとうございます」
そうかと答えると、娘は少し間を置いてから。
奴隷「しかし、食事に関してはパンとお水をいただければ、十分です」
男「食事が気に入らないと?」
俺は、意地悪くもそう聞いてしまった。
奴隷「…そのようなことはございません。今までこの量の食事をいただいたのは初めてです」
男「そうか、ならば今後もこの内容でお前に提供する。拒否はさせない」
そう言われて娘は、黙り込んでしまう。食事の時と同じく喜びの様子より、困惑、いやどちらかというと警戒の様子が感じられた。
男「(こういう生き方をすれば、猜疑心が強くなるのだろうか)」
同情の念のようなものが沸く。娘が、仮に下流家庭に生まれ育ったとしても、その容姿からある程度の幸せな人生を歩めただろうと、想像できただけに。
夜になり、簡単な書き仕事を終えて一息つく。娘は用を足す時以外は固定されたように同じ位置で座り続けていた。
男「寝るとするか」
奴隷「……、ご主人様。私はカーペットのない床で眠らせていただきますが、問題ないでしょうか」
男「眠るところはある、ついてこい」
そういうと、娘はわずかに身震いして、身体を硬直させたのがわかった。その理由がすぐにはわからずにいたものの、前の飼い主がサディスティックな人間だったいう話と、あの傷跡を思い出した。
男「(俺がそういうことをすると、思ったわけだ)」
そんな連中と一緒にされることが、少し腹立たしかった。
奴隷との生活
2階にある寝室に向かい、娘も一緒に入らせる。彼女は生気のない表情に戻り、いや、戻るどころかどこか精巧な人形のように、無機質な態度になっていた。
男「じゃあ、お前はベッドで寝ろ。俺は今日ソファーで寝る」
奴隷「……え」
想像の中で受けるであろう拷問ではなく、柔らかなベッドで寝ろと言われたことへの理解が追い付かず、娘は少し遅れて人間の身のある声を出した。
男「聞こえなかったのか? ベッドで寝ろと言ったんだ」
奴隷「…なりません。奴隷の身で主人より良いところで寝る訳には」
男「そうか。だが、これは命令だ。お前はベッドで寝ろ」
命令、という言葉には逆らえないのか。戸惑いながらも奴隷はベッドに移動して、まずそこに座った。
奴隷「……勝手な発言を許していただけますか?」
男「構わん、どうした?」
生気のない表情はわずかに崩れたまま、娘は許可をもらったうえで話す。
奴隷「私を、これからどうなされるのですか? 私ごときでは想像できない、苦しい扱いを受ける。ということでいいのですか?」
男「ない。なぜその必要がある?」
奴隷「以前のご主人様は、私があげる悲鳴を喜ばれていました。痛めつけていただいて、苦しむ姿に快楽を――」
男「俺にはそんな趣味はない。わかったなら寝ろ。命令だ」
どうせ、どんな言葉も娘は信じないだろうから、そう言って俺はそのままソファーに横になった。
区切りがいいのでここまで。
>>13
そうそれ。エロの練習したくていろいろ漁ってそれの体験版やってこれやあああ! って影響もろ受けて書いてる。つか最初のとこでそれ書き損ねてるよ、重要なことなのに!
今冷静になって見直しても似てるってか同じだなぁとは思ったんだけども。折角だから投稿してる。問題になりそうなら依頼は出すけど。
期待
ステマかなにか?
期待
teaching feelingリスペクトやろなぁと思ったがやっぱそうだったか
製品版買って、どうぞ
買いたいなぁ
>>1の1行目までしか読んでないけどクッソ痛くて臭いスレだな
>>23
1 名前: ◆9W6PAVDo7.[saga] 投稿日:2015/11/08(日) 05:16:40.58 ID:gSEEkLAI0 [1/15]
確かに痛々しいわ。滲み出てる
このSSまとめへのコメント
最高におもしれえのに奴隷の話二つとも途中で終わってるな…残念
つ、っ続きをくれぇ。
お願いから書くなら完結させてくれ