イケメン「ナイスガイへの道」(115)
僕の名前はイケメン。
192センチの身長。
端正な顔立ち。
はっきり言って、モテる!
しかし、この外見しか見ない、女達に色々されて、少しずつ、女性恐怖症になっている。
こんな性格を直すべく、僕はナイスガイを目指すことにした!
高校二年の春。
僕は転校することになった。
新しい街。新しい学校。新しい出会い。
僕のナイスガイへの道は正にここから始まる!
転校初日。正に地獄だった。
僕の姿を見た途端、女子共がキャーキャー騒ぎ始めた!
勘弁してくれ、恐怖症に拍車がかかりそうだ…。
休憩時間はもっと地獄だった。
転校生と言うこともあり。多数の生徒に取り囲まれ、質問攻めにあった。
僕はこの、囲まれるのは得意ではない。
ダメだ。気分が悪くなってきた…。
そんな時、素晴らしい出合いがあった。
颯爽と表れ、その地獄から僕を救いだしてくれた。
「大丈夫か?気分悪そうだったから、無理矢理連れてきた、スマン」
彼は、初対面の僕を気遣ってくれた。
彼の名は、男。
まさにナイスガイだった。
先に言っておく。
僕はノーマルだ。ホ○ではない。
女性が好きだから、恐怖症を克服したいのだ。
この日から、男君は、僕の目標になった。
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