イケメン「女の子が怖い」 (52)

イケメン(やっと高3になった...)

イケメン(この地獄に耐えてはや二年...)

イケメン(あと一年耐えれば卒業...!)

イケメン「やってやる...やってやるぞ!」

クラス女A「イケメンくんてほんとかっこいいよね」

クラス女B「しかもスポーツ万能で頭もいいらしいよ!」

クラス男たち(.....)







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〜始業式翌日〜

教師「はいじゃあ一人づつ自己紹介してってー」

イケメン(...ここは無難に答えよう)

イケメン「えっと、イケメンです。趣味は読書です。よろしく。」

クラス女A(読書とか知的...!)ジーッ

クラス女B(よろしくって言った時のはにかみがっ...!)ジーッ

イケメン(あばばばばばば!めっちゃ見られてる!なんか変なこと言ったか!?)

クラス男(.....)

〜昼休み〜


イケメン(さて、いつも通りぼっち飯と行きますか)

クラス女C「あの、イケメンくんもしよかったら弁当一緒に良い?」

イケメン「ふぉばひい!?」

クラス女D「あー!抜け駆けずるいよ!」

クラス女E「わたしも!」

クラス女たち「ワシモーウチモーアチキモー」

イケメン(あびぶぶべぼぼぼべびべ!?)

イケメン「ちょ、ちょっとお腹の具合が!?」

クラス女C「えっ?大丈夫?」

イケメン「だめえええええええ!!?」

クラス女D「行っちゃった...」

クラス男たち「チッ」

クラス男A「んだよあいつ、ちょっと顔がいいだけでちやほやされやがって」

クラス男B「ほんとだよなーなにするんでも上手いしよ」

クラス男C「ちょっと調子乗ってね?」

クラス男D「わかるわー」

〜昼休み・男子トイレ〜


イケメン「はぁ...今年は平気だと思ったのにな...」

イケメン(去年も何人かの女子に誘われて逃げたっけ...)

イケメン「今年もまた便所飯か...」

生徒A「スウガクカサー」

生徒B「ゴテントカマジデー」

イケメン「」ビクッ

イケメン「........」

生徒たち「マジパネェ」

イケメン「行ったか...」

イケメン(危ない...便所飯してるなんてバレたらどうなるか...)

イケメン(ビクビクしないでご飯食べたいなぁ)モグモグ

〜放課後〜

イケメン(ふぅ...今日もなんとか切り抜けたか...)

イケメン「あと一年...あと一年...」

クラス女F(ぶつぶついってるイケメンくんもかっこいいなぁ)

イケメン(はやく帰ろう...)

クラス女G「イケメンくん」

イケメン「うろぼろす!?」

クラス女G「イケメンくん運動神経良いって聞いたんだけど、3年だから引退までだけどうちの部活入らない?」(う、ウロボロス...?)

イケメン「あ...えっと、俺放課後忙しいからキツイ、かな」アハハ

クラス女G「そっかー助っ人でもいいからやる気になってくれたら声かけてね」

イケメン「ふぁ、ふぁい...」

クラス男A「またあいつかよ」

クラス男B「へーへー羨ましいこって」

イケメン(ばべびぶびぼぼぼぼいきなり話かけんなYO!)

教師「あ、おいイケメン」

イケメン「ぼまいぇ!?」

教師「すまんがこの書類美術室に持ってってくれるか?」(ぼ、ボマイェ...?)

イケメン「へ、へい...」

教師「部長がいると思うからそいつに渡してくれ」

イケメン「わ、わかりますた」

〜美術室〜


イケメン「美術室...美術室...ここかな?」

?「ソレデサー」

イケメン(うん、なんか話し声もするしここみたいだな)

イケメン(いやー特別棟の部室なんか入ったことないし緊張するな)

イケメン「あ、あのー失礼します」ガラッ

女「!?」

イケメン(あ、あれ?一人だ)

イケメン「あ、あの部長さんはッ!?」ガシッ

イケメン「!?」(な、なんだ!?いきなり胸ぐら掴まれて...)

女「み、見た...?」

イケメン「ふ、ふぇ?」

女「だから見た...?私がジョニーと話してるとこ...」

イケメン「じ、ジョニー?」

女「私の隣にある銅像!今私が喋りかけてた!」

イケメン「ど、銅像に喋りかけてたの?」

女「そ、そうだけど」

イケメン「な、なぜにそんなことを」

女「.....」カーッ

女「...ちょっとそこ座って」

イケメン「え、俺はこの書類を...」

女「いいから座って」

イケメン「は、はい座ります」ガダッ

女「...」

イケメン「...」(ほげぇえぇえ!?気まずい!)

女「...き、君名前は?」

イケメン「い、イケメンと申しまする」

ぼっち「わ、私はぼっち。美術部の部長です」(まする...?)

イケメン「...えっと、それでなんで銅像に喋りかけてたんですか?」

ぼっち「...寂しいから」

イケメン「そ、そうですか」

ぼっち「...」

イケメン「...」

ぼっち「敬語、やめていいよ」

イケメン「わ、わかった」(おぼぼびぼぼぼぼ!初対面でタメ口とか大丈夫か!?嫌われない!?)

ぼっち「は、話し相手がいなくてさ、つい銅像相手に喋っちゃったの」

イケメン「ほ、ほかの部員は?」

ぼっち「部長のあたしだけ、案外人気ないんだよね美術って」

イケメン「そ、そっか...」

ぼっち「だからあたし以外人はいないし、周りに部室もないから安心してジョニーと喋ってたのに...なんで今日に限って...」

イケメン「ご、ごめん!このプリントを部長にって...」

ぼっち「...君、何組?」

イケメン「G組だけど...」

ぼっち「あのクソ顧問め...!」

イケメン「あ、うちの担任て美術部の顧問なの?」

ぼっち「そうだよ、もっとも部員あたししかいないけどね」

イケメン「そ、そっか...」

ぼっち「と、とにかくプリントは確かに受け取ったよ」

ぼっち「そ、それと...」

イケメン「それと?」

ぼっち「じ、ジョニーのこととか、誰にも言わないでね!」

イケメン「ああ、大丈夫。話す人いないから」

ぼっち「話す人いないの...?」

イケメン(はっ!?しまった!)

ぼっち「もしかして友達、いないの?」

イケメン「...はい」

ぼっち「そっか...あたしと一緒だね」

イケメン「え?」

ぼっち「友達いたら銅像になんて話しかけないよ」ニコッ

イケメン「そっか、なら俺も一緒だ」

ぼっち「...君、おもしろいね」

イケメン「そ、そうかな?」

ぼっち「普通銅像に話しかけてる女子とか、ドン引きじゃない?」

イケメン「そ、そうかな?俺は気持ちがわからなくもないし...」

イケメン「それに、誰かに言おうなんて考えてないから安心してくれて大丈夫だよ」

ぼっち「あ、ありがと」

イケメン「じ、じゃあプリントも確かに渡したし俺は帰るよ」

ぼっち「ま、待って!」

イケメン「?」

ぼっち「あの...もしよかったらさ、美術部、入らない?」

ぼっち「きっと楽しいから、もし入ってくれるなら明日もここに来て」

イケメン「わ、わかった。考えておくよ」

ぼっち「うん、ありがと。じゃあね」

イケメン「じゃあね」

イケメン(...女の子とまともに喋ったのなんていつぶりだろ)

イケメン(ぼっちさんか...ぼっちさんと話してる間は割と普通に話せてた気がする)

イケメン(美術部か...どうしようかなぁ)

すいませんお待たせしました。
続き書きます。
ボンボヤジュベダイ語の人じゃないですw


〜翌日〜

イケメン(う〜ん...結局どうしようか...)

イケメン(別にバイトとかしてるわけでもないしなぁ)

イケメン(まあとりあえずぼっちさんのとこ行ってみるか)スタスタ

すいませんお待たせしました。
続き書きます。
ボンボヤジュベダイ語の人じゃないですw


〜翌日〜

イケメン(う〜ん...結局どうしようか...)

イケメン(別にバイトとかしてるわけでもないしなぁ)

イケメン(まあとりあえずぼっちさんのとこ行ってみるか)スタスタ

なんか二回同じ内容乗っちゃってますけどミスですごめんね


〜美術部〜

イケメン「ぼっちさんいますか?」ガラッ

ぼっち「あっ...」

イケメン「あの、まだ入るかはわかr」

ぼっち「ほんとにきてくれたんだ!」

イケメン「あ、いやその」

ぼっち「入ってくれるんだね!嬉しい!」ニコッ



イケメン「とむやむくん!?」

ぼっち「と、トムヤムクン...?」

イケメン(ちょ、なんかぼっちさんがだんだん可愛く見えてきてしまった...!?)

イケメン(いやいかん!俺は女の子にそういう感情を抱いたらいけないんだ!)

ぼっち「だ、だいじょうぶ?」

イケメン「あ、あはは!大丈夫大丈夫」

ぼっち「それで、その...きてくれたってことは入ってくれるんだよ、ね?」

イケメン(もういいか...笑顔にやられた...)

イケメン「うん、入ることにするよ。放課後することもないしね」

ぼっち「あ、ありがとう!」

イケメン(うんうん喜んでくれてる。やっぱり部活なのに一人は部の存続が危ういもんな)

ぼっち(話し相手ができるっ...!)

ぼっち「じゃあ、入部届け書いて。私が先生に出しておくから」

イケメン「あ、はいわかったよ」

イケメン「そういえば今日はジョニーと話してなかったけど」カキカキ

ぼっち「イケメンくんが来てくれるって、思ってたから」

ぼっち「ま、またあんなとこ見られたくないしね...」

イケメン「あはは...」

ぼっち「でも、もうジョニーはいらないと思う」

イケメン「どうして?」

ぼっち「こ、これからはイケメンくんがいるし...」

イケメン「ま、まあ俺でいいなら話し相手になるよ。俺も学校で話す相手いないからね」

ぼっち「そっか...」

イケメン「...」

ぼっち「...」

イケメン(き、気まずい!ぼっちどうしの会話には共感できるけど辛いものがあるな...)

ぼっち「あ、あのイケメンくん...?」

イケメン「う、うん?」

ぼっち「あ、あの嫌なら全然いいんだけどさ、私と...」

イケメン「私と...?」

ぼっち「と、友達になってくれてもいい?」

イケメン「...」

ぼっち「...」

イケメン「今更...?」

ぼっち「!.....ご、ごめん人と話慣れてないから...変だったかな?」

イケメン「いや大丈夫だけど...俺はぼっちさんのこともう友達だと思ってたし」

ぼっち「そ、そうなの?」

イケメン「う、うん。こんだけ話してるし、もう友達なんじゃない?」

ぼっち「わかった...あたしは今日からイケメンくんの友達ね」

イケメン「うん、これからよろしくね」

ぼっち「うん、こちらこそよろしくね」

イケメン「あ、入部届け書き終わったよ」

ぼっち「じゃあ私が先生に出しとくから、今日は帰っていいよ」

イケメン「あ、うんわかった」

ぼっち「あの、イケメンくん、明日から暇な時でいいか部室にきてね」

イケメン「うん、わかった。じゃあまたね」

ぼっち「うん、またね」

ぼっち(.....友達できちゃった、それにイケメンくんてすごい話しやすいし...)

ぼっち「ジョニー、今までありがとう...」

ジョニー「いや、良かったじゃないか部員が増えて!もう俺の助けもいらないかな?」(妄想ボイス)

ぼっち「うん、私ジョニーに助けてもらわなくても大丈夫になるね...!」

イケメン(流れで入っちゃったけど、ぼっちさんうれしそうでよかったな)

イケメン(ぼっちさんすごい話やすいし、話してて楽しいし)

イケメン(友達.....か)

イケメン「.....友達なら大丈夫だよな、きっと」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年08月08日 (土) 23:03:48   ID: A9ZlpTUR

続けないの?

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