ニセコイ キラーコンドーム事件簿 (196)

ゴム屋おのでら引退作となります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441078685

前回:「ゴム屋おのでら キラーコンドーム事件」
「ゴム屋おのでら キラーコンドーム事件」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437001462/)



コンドーム……それは愛を伝える魔法のゴム製品

コンドーム……それは己がため、愛する者のための魔法の防具

この物語は、そんなコンドームに運命の歯車を狂わさせる少年少女達の闘いを描いた性器の物語である。

ある日の放課後…

楽「ふあー、今日の授業やっと終わったぜ」

集「なあなあみんな、この後予定ある?」

楽「え、予定…」

楽「小野寺は何か予定あるのか?」

小咲「あ、ごめんね。私今日は春と一緒にウチの手伝いしないといけないの」

るり「私も今日は部活があるわ」

万里花「残念ですわ楽様、私も本日は都合が悪いですの。」

楽「そっか、今日はみんな都合が悪いんだな…」

集「それは残念、そうだ誠士郎ちゃん…この後デートでもぉ」

鶫「寄るな気持ち悪い!!」バキューンッ

集「グワアァァーー」バタッ

鶫「私はこの後、クロード様と予定があるのだ」

楽「そっか、そんじゃ俺も…」

千棘「ねぇダーリン、なら一緒に帰らない?」

楽「え、お前とか!?」

千棘「何よ、文句あんのッ」

楽「いや、文句はねえけど…悪い、今日は俺も都合悪いから、そんじゃまたなッ!!」

千棘「あ、ちょっダーリン……行っちゃった」

小咲「一条くんも何か予定があったんだね…」

千棘「もうッ、何よあいつ。あんなに急いで……」

集「もしかして…………彼女とか!」ニヤッ

小咲「えっ」
千棘「なっ」
鶫「なにっ」
万里花「……っ」

るり「いやまさか、それはないでしょ…」

その頃楽は…


楽「やっべー、早く帰らねえと。今日はアレの日だったのすっかり忘れてたぜ」
ガラガラガラ…

楽「ただいまー」

組員達「あ、おかえんなせーー坊ちゃん!!」

竜「坊ちゃん、坊ちゃんの帰りを今か今かと待ってやしたぜッ!!」

組員A「さぁ坊ちゃん、早くあっしのことを……//」

組員B「おい、何抜け駆けしてんだよ。俺が先だ!」

組員C「ふざけんな、俺が先だ!!」

楽「おい、落ち着けお前ら」

竜「野郎共、何してやがるんだ、アァンッ!! 坊ちゃんの身体は一つしかねえんだぞ、それにちゃんと今朝順番決めたじゃねぇかぁーーー!!」

組員達「す、すいやせん……」

楽「で、今日は誰からなんだ?」ヌギヌギ

竜「あ、あっしでさ〜坊ちゃん///」ヌギヌギ

楽「ほら、さっさとケツこっちに向けろよ」

竜「もちろんでさぁ〜、さぁ坊ちゃん、あっしのことを思う存分掘ってくだせぇ//」

楽「よし、そんじゃゴム屋おのでらで買ったコンドーム付けて…………」

ヌププププ……ズンッ!!

竜「アア…アッ、アッーーーーーー♂ ぼっちゃんのが、ぼっちゃんのがあっしの中にぃ〜〜〜〜!」

楽「うおぉ………竜の中、熱くてキツキツじゃねえか」

竜「ハァハァ……さぁぼっちゃん、遠慮せずに動いてくだせぇ///」

ズッコンバッコン

いつ頃だろうか…
俺は組員達とこうして定期的にホモセックスをするようになった。
きっかけはほんの些細な事だった。なかなか小野寺にこの想いを告げる事が出来ずモヤモヤとストレスが溜まり、仕方がなくトレイの個室でオナニーをしていた時のことだった。どうやら俺は鍵をかけ忘れていたみたいで、そこに竜の奴が入ってきた。
そのタイミングで俺は絶頂に達し、竜の顔面目掛けて顔射してしまったのだ。気がつけば目の前には俺の精液で顔面びしょ濡れの竜の姿が。俺は慌てて竜に謝りその場にあったトイレットペーパーで顔についた精液を拭き取ってやったら、竜の顔が変わっていた。

楽「オラッ、もっと腰振れやぁーーー!!」ズッコンバッコン

竜「アアーーーーッ♂ 坊ちゃん…坊ちゃんのがあっしの中で、アア…アアアーーーー!!」

楽「オラオラ、もっと声出せよ竜!」






あの時のことはよくは覚えていない。いや、覚えているのだが思い出したくないのだろう。
あまり振り返りたくないのだが、竜の顔は薄紅色に染まり目はとろけているかのようにウルウルしていた。竜は甘い吐息を出しながら俺の手首を握り、

竜『坊ちゃん……やりやせんか///』

と、一言。
それからの事はわざわざ言うまでもないだろう。俺はすっかりゲイセックスにハマってしまい、それ以来こうして竜とも肉体関係を結ぶようになってしまったのだ。

竜「アア……坊ちゃん、あっし……もうッ!!」ハァハァ…

楽「チッ、なんだよ竜。俺はまだまだなのに、しょうがねえな。ホラッ、行くぞーーーー!!!」

竜「アアッ……、アアアーーーーーーーー♂」

ハァハァ…ハァハァ…



今ではすっかり立場が変わり、俺がオフェンスで竜の奴がディフェンスとなった。
が、俺は断じてホモというわけではない。確かにこうしてウチの連中達としているわけだが、だからといって女に、それも小野寺に対する性的な興味がなくなったわけではない。現に、今こうして竜の尻穴を掘っているわけだが、俺は小野寺の事が相変わらず好きだ。今繋がっているのが竜なんかではなく小野寺であったらとすら思っている。
つまり俺はホモではなく、ちゃんとしたノンケなのだ。恋愛感情は小野寺に向いている。男とセックスしているが、セックスにおいてはバイセクシャルというわけだ。

楽「ふぅ……。ったく、竜はいっつもイクの早えよな。」

竜「ハァハァ…。すいやせん坊ちゃん。でも、坊ちゃんの………凄く…気持ち良かったっす///」

楽「まあ俺も、一人で虚しくオナニーするよりかは、こうして男相手でもやってた方が気持ちいいしな。」

竜「坊ちゃん、あっしでよかったら、何時でも相手になりやすいぜッ!」

楽(あ〜ぁ、これが小野寺とだったらなぁ。)

組員A「あの〜すいやせん坊ちゃん、コンドームありませんか?」

楽「はぁ?コンドームならこの間小野寺の店で大量に買い付けただろ。」

組員B「いやそれが、倉庫の方も見てみたんですがね、何処にも見当たらねえんです。」

楽「おいおい、あんなに大量に買っておいたのに、もう使い切ったのかよ!?」

竜「あははは、坊ちゃんをはじめ、ウチの若えモンはお盛んなもんで!」

楽「どうやら、たった今俺が使ったので最後だったみたいだな。」

竜「なら、また買ってきやしょう。ゴム屋おのでらから」

楽「ああ、明日俺が行く。お前達は留守番しといてくれ。」

竜「あいあいさー!」

こうして楽は、コンドームを買いに行くという名目で小野寺に会いに行くのだった。
それにしてもウチにはノンケはおろかホモしかいなくなっちまったみたいだ。
俺は男を相手にする場合は掘るのが専門で掘られるのは御免被る。
もちろん俺がバイセクシャルである事は、愛しの小野寺にはまだ告白していない。

そして次の日…


楽「よし、おのでらん家に着いたぜ」


〜ゴム屋おのでら〜

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楽「早速中に入ろうかな」



楽「こんにちわーー。」

小咲「いらっしゃいま…あっ、一条くん!」

楽「よう、小野寺!(今日も可愛いな〜//)」

小咲「えっと、いつものかな?」

楽「ああ。いつもので頼む。」

小咲「わかった。いつもの"ゴム屋おのでら特性コンドーム6個入り500箱"だね。用意するから待っててね!」


楽「あれ、そういえば今日お母さんや春ちゃんは?」

小咲「あ、お母さんなら今留守にしてるんだ。春なら出前に行ってるよ。」

楽「ふ〜〜ん。そうなんだ。」

楽(ってことは、今小野寺と二人っきり!?ラッキー〜〜〜〜//)

小咲(つまり、今私は一条くんと二人っきり………/// しかも、こんなコンドームだらけの空間でッ!!?)


楽「お…おい、どうした小野寺!?顔が赤くなってるぞ。」

小咲「ふぇ!?そ、そういう一条くんこそ顔が赤いよ///」

楽「え!?そ、そうか//」

楽(いかんいかん、何考えてだ俺は!! 俺はただコンドームを買いに来ただけ、やましいことなんて何もねぇぞ。)

小咲(もうッ、私ったら何考えてるのよ〜// 今は仕事中なのよ!)

小咲「はい一条くん。コンドーム用意出来たよ。」ガサゴソッ

楽「おう、サンキュー。はいお金。」
チャリーン

小咲「あ、そうだ一条くん。今キャンペーンやってるんだ。」

楽「キャンペーン?」

小咲「うん。コンドーム100個以上買った人にこれを渡してるの、はい。」

楽「なんだよこれ、コンドーム?」

小咲「うん。キャンペーン中はおまけでこの特性コンドームが付いてくるの!」

楽「特性ってことは、これも小野寺んちで作ってるのか?」

小咲「ううん。これはうちで作ったやつじゃないよ。なんかね、コンドーム取り扱うお店に配布されてるものらしいの。」

楽「へえ、そうなのか。」

そして帰宅…、

竜「おう、お帰んなせぇ坊ちゃん!」

楽「おう、ゴム屋おのでらから買ってきたぞ〜〜!」

組員「よっしゃーーー、これで今晩もヤリまくるぞッ!!」

竜「おうおめぇら、坊ちゃんがわざわざ買って来てくれたんだ!あんまし騒ぐなや。」

そして夜…、

楽「さ〜てと、風呂にも入ったし課題も終わったし、寝るか。」

竜「え、坊ちゃん!?今晩はやらんのですかいッ!?」

楽「いや、もう風呂にも入っちまったし、それに今日は男の気分じゃなくてな〜」

竜「そんなぁーーー、あっし、坊ちゃんのために今日は念入りにアナルと直腸を洗ってみたんでさッ!」

楽「いや、今日だけじゃなくて毎日洗えよ。」

竜「坊ちゃん、駄目ですか………」

楽「あぁーーーもうッ、わかったよ!!やってやるからさっさと服脱いでケツ突き出せッ!」

竜「っしゃーーー!!ありがとうごぜぇやす。坊ちゃん!」

楽(あ〜ぁ、これが小野寺とだったら毎日でも飽きねえのになぁ。)

竜「さあ坊ちゃん、遠慮せずにあっしのケツの穴へぶち込んでくだせぇッ!!」
ケツプリーン・・

楽「おう、待ってろ。今ゴムを付けて…あ、そういえば。」

竜「ん、どうしたんですかい坊ちゃん?」

楽(そういやキャンペーンでもらったコンドームあったよな。竜相手にわざわざ新品のコンドーム使うのは勿体ねぇし、キャンペーンのやつ使うか。)

楽「いや、実はお店で新しいコンドーム貰ったから、そっちを使おうかと思って。」

竜「何ですかいそのコンドームは?いつものとは違うようですが…」

楽「いやな、大量に買った人にキャンペーンで渡してんだとよ。」

竜「ええ、そんなんで大丈夫なんですかい!?あっしとしてはいつも使ってるやつがいいんですが……」

楽「まあ、ちゃんと店で渡されたもんだし、多分大丈夫だろ。」

竜「はぁ…まあ、坊ちゃんがそう言うなら。」

楽「よし、そんじゃ早速装着して……」

ゴム「ガサゴソ…ガサゴソ」

楽「ん!?」

竜「どうかしやしたか、坊ちゃん?」

楽「いや…今コンドームが勝手に動いたような。」

竜「まさか〜、坊ちゃんったらそんな冗談、通用しやせんぜ。ははは。」

楽「あ、ああ〜そうだような。悪い悪い。」

ゴム「ガサゴソ…ガサゴソ」

楽「ッ!?」

竜「あの……坊ちゃん?」

楽「やっぱり気のせいなんかじゃねえれ!!このコンドーム、勝手に動いてやがるッ!!」

竜「ええッ、そんな馬鹿な…」

コン「ガサゴソ…ガサゴソ…スタタタタ!!」

竜「ッうわぁぁぁ〜〜〜〜!!本当だ、コンドームが勝手に動いた!!?」

楽「うわぁ、袋から飛び出てどっか行ったぞ!!竜、探してくれ。」

竜「わかりやした坊ちゃん。」

楽「確かそっちの方へ行ったような。」

竜「あ、そこの隙間のところかもしれませんぜ。」

楽「おっと……こっちの方かな〜〜」

竜「気をつけてくだせえ坊ちゃん。動くコンドームですから、もしかしたら坊ちゃんの立派なイチモツを狙って………!!」

楽「いやまさか、そんなことは流石に………って、変なフラグ立てんじゃねえよ!!」

ゴム「………………」ジーーーーー



スタタタタタタタタ……

楽「あ、そっちへ行ったぞ竜!」

竜「なにぃ、こうなったら意地でも捕まえて見せやすぜッ!!」

楽「そこだ、竜!!」

竜「せいやッ!」バシンッ

ゴム「甘いッ!!」ササッ


竜「何ぃッ!?」

楽「コイツ、素早いぞ!」

竜「野郎……、男用のゴムならな、逃げ回らねえで堂々と向かってきやがれってんだッ!! おい野郎共〜〜、全員でこのコンドーム捕まえろやーーーッ!!」

楽「おいやめろって竜ッ、何もコンドーム捕まえんのに組のもの総出でだなんてみっともねぇだろ……」

ゴム「フンッ……、ならばお望み通りにしてやろう!!」



ゴム「ハァッ!!」

パスッ

竜「うぉ、なんじゃこりゃッ!?」

楽「コンドームが勝手に竜のチンコに飛びついたぞッ!!」

竜「クソォ……離れやがれ!」ギシギシッ

ゴム「フフフ……ガブリンチョ!!」


ブチィィィィィィーーーーン

竜「ギャアァァァァァァァァァァァァーーーーーーー!!!!」

楽「りゅ…竜ーーーーーーーッ!!?」


組員「ど、どうしたんすか坊ちゃん!?」

楽「大変だ、竜が…竜がッ!!」

組員「うわぁッ!? 竜さんの下腹部から大量に出血しとるじゃねぇですかい!?」

楽「コンドームに…、コンドームにやられたんだッ!!」

組員「コンドームに!?てゆうか、どうして二人とも真っ裸なんですかい……」

楽「詳しい話は後だ! それよりも今は、早く救急車を呼んでくれ!!」

組員「は、はい!!わかりやしたぜ坊ちゃん」

ピーポーピーポー

こうして竜は、救急車で凡矢理総合病院へと搬送されたのだ。


竜手術中……


楽「くそッ……俺のせいだ。俺があの時普通のコンドームを使っていればこんな事にならなかったかも知れねぇのに!!」

組員A「坊ちゃん、そう自分を責めねえでくだせえ。」

組員B「そうですぜ、坊ちゃんが悪いんじゃねぇ。そもそも、コンドームが生きてる方がおかしいんでさ!」

楽「お前ら………」

楽の父「しかしよ、こりゃ妙な話だな。まさか勝手に動く行きたコンドームがあるとなりゃ、只事じゃすまねぇぞ。」

楽「どういう事だよ、親父?」

楽の父「考えてみろぉ、コンドームが生きてるなんて知れたらそりゃニュースにもなるわな。それにそのコンドームってのはゴム屋おのでらでキャンペーンで配られてたんだろ? 竜の他にも被害者が出ててもおかしくねぇだろ。」

楽「ちょっと待てよ親父、まさか小野寺の店を疑ってんのかよッ!!?」

組員「落ち着いてくだせぇ、坊ちゃん!」

楽の父「まあ聞けや楽。竜のチンポに噛み付いたそのコンドームはよ、その小野寺の店で貰ったんだろ? おめえの気持ちもわかるが、今回の事に全く無関係だとは言えねえだろう。」

楽「クッ……、いや、小野寺はそんな奴じゃねえよ、親父!! 俺は小野寺の
店を信じる。」

楽の父「まあ好きにしろい。どのみち今は、竜の手術が終わるのを待つしかねえからな。」

ガラガラ…

組員「あ、手術が終わったみたいですぜ!」

楽「本当か、竜!!」


カタカタカタカタ…

楽「先生、竜のチンコは…竜のチンコはどうなったんですか!!?」

医者「手術は無事成功しました。しかし肝心のペニスの方ですが、完全に噛みちぎられていて縫合する余地がありませんでした……。」

楽「そ、そんな………」ガクッ

組員「坊ちゃん、しっかりしてくだせぇ!」

楽の父「てことは、竜にはもう、男の勲章がねぇってわけか……」

医者「はい。ただし食いちぎられていたのはペニスだけで、金玉は無事でした。」

楽の父「そうですかい。それだけでも不幸中の幸いってやつだな。」

起きたら続き上げます。
おやすみなさい。

ps. 加藤浩次って器小さいねw

ゴム屋おのでらです。
続きです。


こうして竜は麻酔で眠ったまま病室へと運ばれ、俺達は一度帰ることになった。

そして翌日の朝…、

組員A「坊ちゃん、昨日はあまり寝てねぇみていだ……」

組員B「ああ、竜さんのことが気になってまともに寝れなかったらしい。」

組員A「坊ちゃんのことだ、きっと竜さんのチンポコがあんなことになっちまったのも、自分のせいだと責めてるにちげえねえ。」

組員B「くそ……、坊ちゃんのために俺たちに何が出来ることはねえのか!!」

楽の父「おう楽よ、いつまでもそんなしょげた顔すんなや。」

楽「親父……」

楽の父「もしかしたら今頃病室で寝てんのは、竜じゃなくておめぇの方だったかも知れねぇぞ。」

楽「………」

楽の父「竜は確かに男にとって一番大切なもんを失った。でもそのおかげでよ、おめぇの大切なもんは失わずに済んだんだ。おめぇは集英組の跡取り、もしもおめぇのおチンポコが食われてたら次の代、世継ぎが産まれなくなるってもんよ!」

楽「…………俺は公務員になってこんなヤクザの家なんか出てやるよ!」

楽の父「へッ……、生意気言いやがる!」

楽「…………親父」

楽の父「うん?」

楽「…………………ありがとな。」

楽の父「……………へッ」

楽の父「………楽よ」

楽「うん?」

楽の父「おめぇも真の男を目指すなら、自分にしかねぇ"心の2本目"を見つけるんだな」

楽「はぁ…、なんだよその心の2本目ぁて?」

楽の父「おめぇにもわかる時が来るさ……」

そう言って親父は部屋から出て行った。
親父が言う"心の2本目"とは一体なんなのか。
確かにこのまま落ち込んでいても竜のペニスが戻ってくるわけでもない。でも、俺に一体何が出来るというのだろうか…


楽「くそ、親父はああいうけど、一体俺はどうすれば……」

次の日…


楽「あまり眠れなかったな。とにかく今は、俺に出来ることをやるしかねぇよな!」

prprpr……

楽「ん、小野寺からだ!!」


ガチャッ

楽「もしもし、小野寺かッ!?」

小咲「あ、一条くん。お店が、お店が大変なのッ!!」

楽「大変って、もしかしてあのコンドームのことかッ!?」

小咲「う、うん!!とにかく、今やってるテレビのニュース番組を見て!!」

楽「ニュース番組を……、わかった!」

ポチッ

アナウンサー『凡矢理市内のコンドーム取り扱い店で配布されたとされるコンドームを使用した消費者が、男性器を無残にも食い千切られるというチン事件が発生しております。』

楽「な、なんだって!!?」

アナウンサー『これを受け凡矢理市内において各取り扱い店へコンドームの販売を自粛を求める声が高まっており、市民からは不安の声が高まっております』

楽「これは一体どういうことなんだ!?」

小咲「どうしよう一条くん、ウチのお店……大変なことになっちゃったよぉ〜〜〜」

楽「お、落ち着くんだ小野寺。とにかく俺、今から小野寺の家へ行くから」

小咲「え、う…うん!」

ガチャッ

楽「こうしちゃいられね、一刻と早く小野寺のところへ行かないとッ」


ゴム屋おのでらです。

ssだけどちょっと長めに書こうと思うので、のんびりと書きます。
今日はこれまで、ではまた明日。

おやすみなさい。

続きです。



ゴム屋おのでらにて…、

楽「ハァ…ハァ、小野寺!!」ガタッ

小咲「あ、一条くん。急いで来てくれたの?」

楽「当たり前だろ。小野寺のとこが大変なことになってんだからよ!!小野寺のためなら何処へでも急いで駆けつけるさ」

小咲「い、一条くん…///」キュン


楽「そ、それで、店の方は!?」

小咲「うん……今回の騒動で店中のコンドームが消えたの。メーカーも自主回収する騒ぎにまでなってるみたいで……」

楽「よく見たら、店の中スッカラカンじゃねぇか……」

小咲「うん。ニュースでもやってたけど、今回のことでみんなしばらくはコンドーム買うの避けちゃうだろうし、それにうちはコンドーム専門店だから……このままだと生活も出来なくなっちゃうかも………」シュン

楽「小野寺………」

楽(小野寺の店、今回のことで大変なことになってんだろうな………。よしッいつまでもめそめそなんてしてられねぇよッ! 竜のこともあるけど、今俺に出来ること……小野寺の力になってやることだ!!)

小咲「ご、ごめんね一条くん。わざわざ息切らしてまで朝早くに来てもらって、こんな話なんてしちゃって………」

楽「………小野寺ッ!!」

小咲「ふぇっ」ビクンチョ

楽「店のことは大変だと思うけどさ………そのさ、俺に出来ることがあるなら何でも力になってなるよ」

小咲「一条くん……」

楽「辛えのはわかるけど、小野寺にも何か今の状況で出来ることがあるかもしれないだろ。俺でよかったら、いつでも力になるよ!!」

小咲「い…一条くん……ありがとう//」キュン

楽「いや……って、小野寺顔赤いぞ?」

小咲「ふぇっ…、いやこれはその、な…何でもないよぉ///」アタフタ



小咲(一条くん、そんなにも私の事を考えてくれて………/// 本当に優しいな)ポッ

楽「それにしても、本当に大変なことになっちゃったな」

小咲「うん……あ、そうだ一条くん?」

楽「うん?」

小咲「一条くんに渡したあのコンドームだけど、大丈夫だった?私……事件の事を知ってからとても不安で」

楽「あ、あぁ……実はなっ」

小咲「え、もしかして誰か犠牲に!?」

楽(いや待て、ここで竜の事を言っちまったら小野寺が責任を感じるかもしれねぇ。今小野寺の店は大変なんだし、竜の事は黙っておくか……)

小咲「あのコンドームだけど、一条くんは大丈夫だった?私、今回の事件の事を知ってからとても不安で…」

楽「あ、あぁ……実はな」

小咲「え、もしかして誰か犠牲に!?」

楽(いや待て、今ここで竜の事を言っちまったら小野寺に責任を感じさせるかもしれねぇ。小野寺の店は今大変なんだ。ここで竜の事を言うのは止した方がいいな…)

楽「いやぁ〜、俺のところは大丈夫だったぞ。あのサンプルのコンドームだっけ、アレは使わずに記念に取っとこうと思ってさ……いやぁ〜使わなくてよかったよかった」

小咲「本当に。はぁ…よかった」ホッ

楽「もしも使う事になってたら俺も被害に遭ってたかと思うと、ゾッとするよな……」

小咲「うん。一条くんが無事で、本当によかった」ウルウル

楽(グッ、心配してくれてる小野寺に嘘ついてるかと思うとスゲェー罪悪感感じる……事が落ち着いたら謝ればいいかな)

楽「そういえば、今は小野寺一人だけなのか?」

小咲「うん。お父さんもお母さんも春も今は留守にしてるよ」

楽「こんな大変な時に小野寺一人に店を任せて、一体何してるんだ?」

小咲「うん。いろいろ大変なんだ。朝早くからウチの方にも今回の事件の事でお客さんから問い合わせの電話とかかかったり、メーカーからも連絡が来たりしてたらしくてね」

楽「そっか……まあ、そうなるよな。」

小咲「うん。それでお父さんとお母さんが動いているの!」

小咲「お母さんならお父さんのことを無理矢理引き連れて『ウチの商売上がったりだぁーーー!!』って叫びながら、全日本コンドーム販売店協会の凡矢理支部に行ったみたいで…」

楽「お、おうっ……そうなんだ」

楽(まあらしいって言えばらしいけど……母寺は相変わらずだな)

楽「じゃ、春ちゃんは?」

小咲「あ、春なら昨日出前で周ったお客さんのところへ行って一軒一軒被害がないかとか、あのコンドームを持ってるかとか、確認してるみたいだよ」

楽「え、でもあのコンドームって100個につき一個だろ。そんな100個以上買うような奴いんのかよ?」

小咲「えっと……お得意様とかが一条くんの家みたくまとめ買いしてくれる時があるんだ。」

楽「なんだよ、そのお得意様って……」

楽(まあかく言う俺も、ここでコンドーム買いまくって家では野郎達とズッコンバッコン♂してたしな…………) ハァ〜

小咲「春は多分、夕方頃には帰ってくるかな。お母さん達はどうだろう…遅くなるなら連絡があると思うけど」

楽「そっか………ん!」



楽(って事は…………!?)
小咲(これってもしかして……!?)



楽・小咲(しばらく、2人っきりってことぉーーー////)


一方その頃、母寺たちは……

〜全日本コンドーム販売店協会凡矢理支部の前〜

ワイワイ…ガヤガヤ!!

母寺「おい、こりゃ一体どういう事なんだい!!?」

協会「いえ…私共でもただいま事実確認と被害に遭われた方の情報の整理をしておりまして……」アフフタ

母寺「こちとら商売上がったりなんだよッ!!」ビシッ

賛同者達「そうだそうだぁーー!」

協会「そう言われましても、こちらとしても今回のようなケースの事件が発生するのが初めてでして、お恥ずかしい話、対応に遅れてしまっているのが現状でありまして……」

母寺「ハァッ、そっちの都合なんて知るか!! 対応するなりなんなりはアンタらの仕事だろ!?」

賛同者達「そうだそうだーー!!」

母寺「それに……コンビニやドラックストアなんかはいいよッ!! あいつらはゴムがなくったって他に色々取り扱ってんだからさぁ………。」

協会「ええ、まあコンビニですからね。お菓子や飲み物に色々買えますからね……」

母寺「だけとね……………アタシらコンドーム専門店は、その名の通りコンドーム一筋でやってんだよぉーーーーーッ!!」ビシッ

賛同者達「おぉぉーーーーーーーー、その通りだッ」

母寺「ウチはね、伊達に"ゴム屋おのでら"と名乗ってないんだよ。コンドーム一筋にかける職人魂を舐めるんじゃないよッ!!」ビシッ

賛同者A「おおーー、さすがは小野寺さんのところは違うな」

賛同者B「あぁ、なんせ小野寺さんの店は凡矢理市内では規模も品揃えも頭一つ飛び抜けてるからな」

賛同者C「市内のコンドーム専門店を統べる大所帯ってとこかな。」

協会「もちろん皆さまのお気持ちは痛い程分かりますが、しかし今回の事件を受け市民の方々からコンドームに対する恐怖感やら何やらの電話やメールが大量に届いておりまして……」

母寺「なんだい、アタシらが悪いってのかい!?」

協会「いえいえ。ですがこの事態を一刻も早く脱する為には、市民の皆さまの安全が最優先です。それに、こんなチン事件が起これば、コンドームを買いたがる人なんていませんよ」

母寺「なんだい、この木っ端役人共がッ!! それじゃウチのゴム屋はどうすればいいって言うのよ!」

賛同者A「これは困りましたな……、コンドームを売れなければもはやそれはコンドーム専門店とは言えないではないかッ!!」

母寺「そうなんだよ。なんせウチの店は凡矢理市で最大規模のコンドーム専門店なんだよ。ウチはその品揃えのバリエーションと質の良さで売ってきたっていうのにさ……」

賛同者B「それだけじゃねェ、小野寺さんとこは凡矢理市でナンバーワンってだけじゃねえのに。」

母寺「そうさッ、ここ凡矢理市はコンドームの使用消費量が全国1位なんだよ。そこでコンドーム屋を始めたってのにこの有様さ!!」

賛同者C「はぁ………俺たちコンドーム専門の店は、一体明日からどうやって商売してけばいいんだよ………」シュン

母寺「何弱音吐いてんのよ!!アタシらゴム職人の魂がこんな事でめげてるようじゃ、ゴム屋の看板を背負う資格なんてないよ!!」

賛同者A「でも現実は厳しいですって!! 店が成り立たなければまず自分たちが食えないんですよ。」

母寺「もちろん、そりゃそうだけど…」

賛同者A「確か小野寺さんとこには凡矢理高校に行ってる娘さんが2人いるでしょ?」

母寺「あぁ、小咲と春のことね。」

賛同者A「高校にも通う娘さんが2人もいるんだから、どうにかしてでも店を成り立たなければ、そのうち途方に暮れた明日知らずの生活になっちゃいますよ!!」

母寺「へッ、だからって職人としてゴム屋おのでらのブランドをそうやすやすと棄てられるかいッ! アタシらはここまで努力してきて、コンドーム専門店数全国1位にしてコンドーム使用消費量全国1位のここ凡矢理市でナンバーワンのゴム屋にまで上り詰めたんだよ。」

賛同者C「もちろん、その功績は素晴らしいけど……」

賛同者B「まあ確かに、コンドームはこの凡矢理市の町興しにも使われるほどの名産品とも言える程になりましたしね」

賛同者B「でも店の存続云々より、このまま事態が悪化するば店の存続が危うくもなるし、今のうちからでも転職の準備でもしたほうが……」

母寺「フッ、呆れたね。ゴム屋の肩書きを棄ててこのご時世で転職とはね。アンタみたいなの雇ってくれる企業があるってのかい?」

賛同者B「うぅ……そこを突っ込まれると」

賛同者C「こういう時程コンビニやドラックストアのような百貨店経営の幅の広さが光りますね。コンビニの棚からコンドームが亡くなったとしても消費者はさほど困らない、むしろそこまで意識をしないかもしれない。」

母寺「そりゃそうさ。なんでも揃ってるコンビニやらドラックストアやらスーパーは幅は広いけどやってる事が浅いのさ。それと比べてアタシらのようなコンドーム一筋でやってる専門店は幅は狭いけどやっている事の深さが武器になるのさ」

賛同者C「しかし、今回の事件騒動でその深さが裏目に出てしまったと………」

母寺「たくぅッ、一体何処の誰なんだい?ウチらの店に人に噛み付くような狂暴なコンドームなんて物騒な物を配布してくれた輩は!?」

一方その頃、ゴム屋おのでらでは…


小咲(はわわ…一条くんと二人っきりだと思うと、変に意識しちゃうよ〜///)

楽(お、落ち着け俺! 俺は小野寺が困ってると思ってここに来たんだ。何にもやましい気持ちなんてないんだッ//)

楽「と、とりあえずよ〜小野寺、何か俺に手伝える事ってないか?」

小咲「え?」

楽「ほら、せっかく駆けつけたんだし、何か困ってる事があったら力になるぜッ」アセアセ

小咲「えっと……じゃあ、お店の整理のお手伝いをお願いしようかな。一応コンドームは粗方片付けたんだけど、ちょっと埃っぽくて」

楽「おう、任しとけよ」

小咲(はあ〜〜…一条くん、こんな時でも優しいな///)デレ

楽(とにかく、この場はこうして乗り切るしかねえな……///)

再び、母寺達は…



賛同者A「やはりここは事態が収拾するまでコンドームの取り扱いを控えた方がいいのでは…」

母寺「バカ言ってんじゃないよッ、それでもアンタゴム屋なのかい?」

賛同者B「でもこんなんじゃコンドーム売れませんよ」

母寺「そこをどう売るかがプロってもんだろ。」

賛同者「う〜ん……何か良い方法はないものか」

一方その頃……

春「はぁ〜もう疲れた。これで何軒目よ……だいたいコンドームが人を襲うだなんて普通に考えて有り得ないと思うけど」

ピンポーン

?「はーい」

春「あ、ゴム屋おのでらです。昨日出前で伺ったと思うんですけど〜」

?「今開けますー」


ガチャ

右助「あ、どうも。一体どうしたんですか?」
※機動隊隊長の人

春「あ、こんにちは。実は昨日配達したコンドームの事で」

右助「え、昨日届いたコンドームに一体何が?」

春「あ、えっと〜不備があったってわけじゃないんですけど、実は変わった事件がありまして」

右助「変わった事件?」

春「はい。実はコンドームが勝手に動いて人を襲うっていう事件が起きたらしくて」

右助「はぁ?コンドームが人を襲う!?」

春「ええ、信じられないけどでも本当らしいんですよね。それでウチのお店も大変で…」

春「信じられないんですけど、でもニュースにもなってて今凡矢理市内のコンドーム屋さんが大変な事になってるんですよ〜」

右助「へぇ〜そうなんだ……」

右助(やべぇ…休みだからずっと寝ててニュース見てなかったよ。俺警察なのに)

春「それで、昨日お届けしたコンドームの中に万が一その人を襲うのが入ってたらあれなんで、一応確認にまわってるんです」

右助「そういうことか、わざわざご苦労様。大変だね〜」

春「ええ、おかげでもう100軒くらいはまわってますぉ〜」グッタリ

右助(ニュースにもなってるってことは警察も動いてるのか。でも俺今日休日だからな〜)

右助「で、俺はどうすれば…?」

春「あっ、えっと昨日配達したコンドームってまだありますか?出来れば全部あった方が助かります」

右助「昨日買った奴かぁ……ちょっと待っててくださいね」


ガザッ…ドサドサ

右助「よっと、この箱全部かなッ?」ドサッ
春「うわっ!?」ビクッ


右助「えっ」

春「あっ、いやいやその〜。こ、こんなにたくさん買っていただいてありがとうございます」
ギコチナイエガオ

右助「え、あぁ…ども」

春(うわっ…この人1人でこんなに注文してるんだけど……。それにこの部屋は多分一人暮らし用だよね。なんか冴えない感じの人だし、連れ込むような相手いなさそうなのになんでこんなにたくさん注文したのかなぁ……)ジトーーー

右助(さっきこの子引かなかったか…。俺が運んできたゴムの箱の山見て『うわ!?』って一瞬聞こえたような…。いや、気のせいだのな。気のせいであってほしい!!)アセアセ


春「え、えっと…それじゃこの中に変なコンドームが紛れてないかチェックしますね」

右助「あ、はい。お願いします」

春「えっと…これだけたくさんあるのでちょっと時間かかるかもなんですけど、大丈夫ですか?」

右助「あ、別に大丈夫ですよ。てゆうか俺今日は休日なので一日中家にいるつもりだし」

続き。
※このssは長めに書くのでなんとかして9月までには完成させます。のんびり更新なのはご了承ください。



春「それじゃアタシここでコンドームに何も異常がないかどうかチェックしますね〜」ガサゴソ

右助「え、ここでって玄関の前でかい?」

春「はい、そうですけど…」キョトン

右助「いや、良かったら部屋に上がってきてもらってもいいですよ。その方が作業しやすいと思うし」

春「…えっ」

右助「あれ、どうしたの?」

春「いや、あの…お、お気遣いなくッ!!私、外で作業してますからッ!!」クワッ

右助「えっ、いやいやそんな遠慮せずとも……」

春「ホント大丈夫ですからッ!! 作業終わったら声かけますね。それじゃー!!」
ガタンッ



右助「………えぇぇ」シュン

右助「いや、別にあんな頑なに拒否らなくても……。俺別に疚しさで部屋の中へ上げようとしたわけじゃないし、ただチェック作業長引きそうだったから気を遣っただけなんだけど………」シュン


春「ハァ…ハァ…もうなんなのよあの客。こっちは仕事で来てるだけなのに下心丸見えじゃん!マジありえないし……。だいたい、1人でコンドーム大量に買い付けて相手もいなさそうなくせして女の子を部屋の中に誘い込むとか、マジキモいしッ!!!」

再びゴム屋おのでらにて……

楽「」

再び、ゴム屋おのでらにて…


楽「フゥ〜、こんなもんかな」

小咲「あ、一条くんお疲れ様」

楽「あ、小野寺。ザッとこんな感じで大丈夫か?」

小咲「うん。凄く綺麗になったと思うよ。ありがとうね」ニコッ

楽「お、おう///」

小咲「あ、そうだ!私やらなくちゃいけないことがあるんだった!」

楽「え、やらなくちゃいけないことって?」

小咲「うん。お店のHPとツイッターの更新をしないといけなくてね」

楽「そっか、しばらくは店出来なさそうだもんな…」

小咲「うん。お母さんが朝出る時にね、ツイッターやっといてってお願いされてたの」

楽「ふ〜ん……って、もう11時じゃねえか!早く更新した方がいいんじゃないのか?」

小咲「う、うん!そうだね。それじゃえぇ〜と」カチカチ…ポチッ


http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira088004.jpg


小咲「よし、更新できたよ。」


楽「なあ小野寺、これからどうする?もうすぐ昼の時間だけど、何か手伝えることはないか?」

小咲「う〜んそうだなぁ…。私はHPも更新しないといけないから、一条くんは休憩してていいよ。お掃除で疲れただろうし」

楽「え、いいのかよ俺1人だけ」

小咲「ううん、大丈夫だよ。HPの更新はパソコンの前にある椅子に座ってやるから平気だよ。それにそんなに時間かからないから、一条くんは休んでて大丈夫だよ。」

楽「そっか……ならお言葉に甘えて。」

小咲「うん、その辺りに座ってて構わないからね」

すいません。ゴム屋おのでらは現在体調を崩してしまいました。
キラーコンドームの更新が停滞しております。申し訳ありません。
早く治してみせます。
ツイッターで随分近況は報告できればいいなと思います。

体調戻ったので書きます。


一方その頃…

テレビ『……このように凡矢理市内でコンドームにまつわる不可解なチン事件が多発しており、コンドームの専門家は……』

右助「うわ、マジだ! 本当にこんな事件が起きてんのかよ!?」


コンコンッ

春「あの〜〜コンドームのチェック終わりましたよ」

右助「ああ、お疲れ様」

ガチャ

春「特に問題ありませんでした。全部普通のコンドームです」

右助「そっか、それはよかった」

無理すんなよ

春「それじゃ、ありがとうございましたぁ〜」

春「それじゃ、ありがとうございましたぁ〜」

ガチャッ

右助「行ったから。それにしてもあの子も大変だよな。大体、こんな事態になってコンドームなんてこれからしばらくは売れないだろ…。さてと、せっかくの休みだしもう一眠りしようかな〜」






ガザゴソ…ガサゴソ

???「ググウゥゥゥ…」

再びゴム屋おのでらにて…


小咲「一条くんと、良かったらお茶飲む?」

楽「お、サンキュー小野寺」

小咲「はぁ〜、一条くんに来てもらって本当に助かったよ」ニコッ

楽「い、いやぁ〜気にすんなよ/// 小野寺のためならいつだって駆けつけるから!」

小咲「そ、そう。ありがと…//」

小咲「はぁ……それにしても、これからどうなっちゃうのかな」シュン

楽「小野寺…」

楽(そうだよな。今回の事で小野寺の店だけじゃない。凡矢理市内のすべてのコンドーム店が営業できない状態だもんな。なんとかして励ましたいけど、でもこういう時って逆に励ますと帰って悪い気もするし。どうすればいいんだ……)

小咲「この様子だと、しばらくはお店出来ないよね……」シュン

楽「まあ、その……1日も早くこの騒動が収まればいいんだけどな」

小咲「もしもこのまま、お店が出来なくてお金がなくなっちゃったらどうしよう……」シュン

楽「お、小野寺…」

小咲「そうなったら学校にも行けなくなって、一条くんやみんなとも会えなくなって、私嫌だな……」シュン

楽「…………ッ」

ガシッ

小咲「ひゃっ!? いいい一条くんっ////」

楽「小野寺、その…俺なんかがこういうのはおこがましいかもしんねえけど……」

小咲「い、一条くん?///」
小咲(はわわわ〜〜〜ッい、一条くんの手が私の肩に////) アセアセ

楽「そのさ……もちろん当事者じゃない俺が言うのもなんだけどさ、そりゃ不安だよな。コンドームが全然売れなくて店の経営が成り立たなくなった時の事を考えちまうとよ………」

小咲「い、一条くん…」


>>105

ありがとう。病み上がりだけど頑張って書き終えるよ!

楽「でもな、小野寺ッ!!」

楽「でもな、小野寺!!」

楽「でもな、小野寺!!」


ガシッ

小咲「ひゃう!?」ビクンチョ
小咲(いいいいい一条くんの手が、更に私の肩を////)





楽「俺だって嫌だよ」

小咲「え!?」

>>113
>>114

この二つはミスです。

楽「俺だって、学校で小野寺と会えなくなるのは絶対に嫌だ!それにこの店がなくなっちまうのも死んでもごめんだッ!!」

小咲「一条くん……」

楽「だから、俺が守ってやるッ!!」

小咲「ふぇっ!?」

楽「俺がなんとかしてやる!この店も潰させねぇに、これからも小野寺と一緒に学校へ行きたい」

小咲(いい…一条くんが守るって///)

楽「だから、そんな暗いこと言うなよ…な?」

小咲「一条くん……///」

ガラガラガラ…

春「ふぅ〜ただいまーー」

楽「春ちゃんッ!!」

小咲「は、春ッ!?」

春「あ、お姉ちゃん……って、なんで一条先輩がいるんですかっ!?」

楽「や、やぁ〜春ちゃん。お邪魔してます」

春「先輩、これは一体どういう事ですか?」ゴゴゴゴゴ

小咲「ち、違うのよ春。別に一条くんと何かあったわけじゃないよ」

春「なら、どうして先輩はお姉ちゃんの肩に手を……」

楽「へっ」

小咲「あっ」

楽「うわぁ、いやあのその…これ、ちち違うんだよ春ちゃん!!」アタフタ

小咲「ちちちちち違うんだよ春!!これはね、その…そそ相談に乗ってもらってただけで、別に変な事があったわけじゃないんだよ///」アタフタ

楽「そ、そうなんだよ!!」

春「ふ〜ん…」ジトーー


春「で、先輩は一体お姉ちゃんのどんな相談に乗ってたんですか?」ジトーー

楽(うう、まだ疑ってるよこの子。てか、なんだか無理矢理小野寺に合わせたみたいな感じになってるし)

小咲「相談っていうのはね、春にも関係ある事なんだよ」

春「え、私にも?」

楽「ああ、そうなんだよ。実は…」


〜事情を説明中〜



春「うちのお店のために先輩がそんな事を……」

楽「ああ、だから春ちゃんが考えてるような事なんてなかったから安心してくれ」

小咲「そうよ春。一条くんはわざわざ駆けつけてくれたんだし、感謝しないとダメよ」

春「まあ、お姉ちゃんもこう言ってるし、そういう事にしてあげます……」

春「それで、どうやったらうちのお店は潰れないで済むんですか?」

楽「ああ、それを今から考えようとしてたところなんだよ」

小咲「それにしても春、早かったね。もうチェックは終わったの?」

春「ううん、まだ半分くらいだよ。昨日に限って出前の注文が多かったから疲れたよ〜」クタクタ

楽「春ちゃんも大変そうだな…」

楽「そうだな……春ちゃんの負担を減らすためにも何かいい案を考えないとな…」

春「え、今私のためにって…」ボソッ

楽「ん、どうかしたか?」

春「な、なんでもないですよッ///」

小咲「それにしても、一体どうすればいいんだろう」

楽「コンドームを売りたいにしても、こんな事件が起こっちゃったからな〜」

楽「あ、そうだ!いっそのことコンドーム屋を辞めて他の店にリニューアルするとかはどうだ?」

小咲「え?」キョトン

春「……はッ?」ピキッ

楽「あれ、どうしたんだ二人とも」

春「先輩、ウチの店を舐めてるんですか………」ピキッ

楽「いや春ちゃん、めっちゃ怖いんだけど。話くらい聞いてくれてもいいと思うんだけど」

春「先輩、ウチの店は"ゴム屋"おのでらなんですよ!!?コンドームを売らずして"ゴム屋"を名乗れるとでも思ってるんですか!!?」ビシッ

楽「いやいや、そもそもこんな状況下でコンドームを売ろうとしても難しい話だろって」

小咲「ああ、私達が許してもお母さんがね…」

楽「へっ」

春「先輩も知ってると思いますけど、お母さんは職人中の職人ですよ。コンドームに注ぐ情熱と拘りが誰よりも強いんです。だから絶対にコンドーム屋以外を営むなんて死んでもしませんよ!!」

楽「ああ、確かに仕事の事になるとうるさい人だからな〜」

小咲「でも現実的に考えると、コンドームを売るのは厳しいのかな…」

春「確かにそりゃそうだけど、でもお母さんがなんていうかな」

楽「う〜ん、何かいい方法はねぇのか。この状況下でもコンドームを売れるようなアイディアがあれば……」

小咲「あ、そういえばもうお昼なんだね」

楽「お、そういえばそうだな」

春「そうだった。私お昼ご飯食べるために一旦戻ってきたんだった。お腹空いたよ〜」

小咲「ちょうどいいしお昼にしよう。一条くんも、考えるのは何か食べてからにしよう」

楽「そうだな」

春「私疲れたから、何か甘いもの食べたいな〜」

小咲「甘いもの…冷蔵庫にあったかな」

楽「甘いもの…………はっ!!」
ピコーン!!

小咲「ひゃっ、どうしたの一条くん!?」

春「ちょっと先輩、いきなり大きな声出さないでくださいよ!!」

楽「閃いたんだよッ!!」

小咲・春「えっ!?」

数時間後…

数時間後…



ザワザワ…

客A「おい本当かよ、ゴム屋おのでらが営業するっての?」

客B「マジだぜ。ほら、ツイッター見てみろよ」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira088778.jpg


客A「あ、本当だ。でも大丈夫なのかよ。コンドームが噛み付いて襲われるって事件ニュースでもやってただろ?」

客B「おいおい、せっかく店の近くまで来てそんな事言うなよ。ゴム屋おのでらはここらじゃ一番のコンドーム店だぜ。なんでも、有名人や政界にもリピーターがいるって噂話まであるんだ」

客A「へぇ〜そうだったのか!」


ザワザワ…ガヤガヤ…

春「店の外、結構人がいるよ!!ツイッターで告知したから来てくれたんだ!」

楽「それも結構な数だ。思ってたよりも集まったな」

小咲「うん。これならどうにかお店やっていけるかも!」

春「でも、本当に大丈夫なんですか?てか、よくお母さんがOK出したし…」

楽「大丈夫かどうかは正直話からねぇ。でも、今はこれしか方法がねぇんだ!この店の為にも、やってみる価値はあると思う!」

小咲「そうだよ春。一条くんがせっかく閃いてくれたんだし、ここは信じてみようよ」

春「う〜ん……わかったよ」


ガラガラガラ…

客達「お、店の扉が開いたぞ!」

小咲「え、えっと…皆さん、お待たせいたしました。」

春「これよりゴム屋おのでら、営業再開しまった〜す!」





ワアァァーーーーー!

客A「よっ、待ってましたぜこの時を。相変わらず小咲ちゃん可愛いな〜//」グヘヘヘ

客B「いやいや、本当の通は小咲ちゃんよりも妹の春ちゃんでしょ!」デュフフフ

小咲「あは、あははは…」ニガワライ


楽(小野寺をそんな目で見やがって………ッ!!)ゴゴゴゴゴゴ

春(超キモいんだけどこの客達……てか、お姉ちゃんに手出したら殺すッ!)
ゴゴゴゴゴゴ

楽「…と、いかんいかん。これもこの店のためなんだし、ここは堪えて仕事しねえと!」

春「そ、そうですね!」

小咲「え〜と、皆さん。今回はいつもとは違ったスペシャルなコンドームをご用意しました!」

客達「え、スペシャルなコンドームって一体なんだ!?」ザワザワ

春「はい。なんと今回はゴム屋おのでら特性コンドームと、向かいにあるケーキ屋さんとコラボしたスペシャルな新商品をご用意したんです!」

客達「え、ケーキ屋って向かいにあるSWEET SYUEIの事か?」

数時間前のこと…

甘梨剛士『ええ〜!? 向かいの店のために協力して欲しいですって?』
※ケーキ屋の人

楽『なあ頼むよ。小野寺を救うために協力して欲しいんだ!』

甘梨『いや〜、でも向かいは確かコンドーム屋ですよね。もしかして坊ちゃんは今ニュースでやってるコンドームが人を襲うって事件、知らねえんですかい?』

楽『いや、勿論知ってるさ!その為にも小野寺の店を潰さないようにお前の協力が必要なんだよ!!』

甘梨『いやでも…向かいの店とは前にちょっとした小競り合いがあったしな………』

楽『……………』





ドンッ!

甘梨『ッ!? ぼ…坊ちゃん?』

楽『頼む、この通りだッ!』ドゲザ

甘梨『ぼっ坊ちゃん!!頭を上げてくだせぇー!!』

楽『無茶なお願いなのはわかってる。でも、それでも俺は大切な人のために、好きな人のために力になってやりてぇんだ!!』

甘梨『坊ちゃん………。』

甘梨『……………わかりやした』

楽『え、いいのか!?』

甘梨『坊ちゃんの頼みとあれば断るわけにはいかねぇでさッ!!それにこんなとこ竜さんにでも見つかったらただじゃ済みねえ。それに……』

楽『それに……?』

甘梨『惚れた女のために頭まで下げる坊ちゃんの漢気、見させてもらいやしたぜ……うぅぅ』オトコナキ

楽『本当かっ!?ありがとよ!!』




楽(てなことがあって何とか用意は出来た。後は客達がどう反応するかだ……)

小咲「お、お待たせいたしました。これが向かいのケーキ屋さんとのコラボ商品"コンドーム入りモンブランケーキ"ですっ!!」

バサッ

客達「おおおおーーー!」

客A「こ、これは……!?」

客B「一見ただの膨らんだコンドームだが、中にはギッシリとモンブランのクリームとケーキのスポンジ生地が詰まっているぞ!」

春「はい。先っぽの部分に特殊加工を施していて、そこから啜るようにしてお召し上がりください」

客C「ほおー、何とも斬新な。面白いではないか!!」

客D「コンドームの中に料理を入れるとは、こんな使い方もあったんだな!!」

小咲「一条くん!!」コソコソ

楽「ああ、やったな小野寺。お客さん達の反応、思ってたよりも良いぞ!!」コソコソ

春「ま、まさかここまで上手くいくなんて…」コソコソ


客A「実に面白い。よし、一つ貰おうか」

小咲「はい、お買い上げありがとうございます」

客B「よし、俺も買うぞッ!!」

春「はい、ありがとうございます」

ワイワイ…ガヤガヤ…


千棘「あれ?ニュースを見て心配になったから小咲ちゃんちに来てみたけど…」

鶫「何やら人集りが出来ていますね!」




ワイワイ…ガヤガヤ…


客C「よし、私は10本まとめて買うぞ!!」

客D「ならばこちらは20本買おうではないか!!」



千棘「これって……客!?」

鶫「そんな、みんなニュースを見ていないのか。何故コンドーム屋にこんなに大勢!!」

楽「はーい、いらっしゃいいらっしゃい!!」

小咲「危険なので押さないで並んでください〜」

春「ただ今品薄状態のためお一人様1本までとさせていただきま〜す」




ワイワイ…ガヤガヤ…


千棘「小咲ちゃんに春ちゃんに……ら、楽!?」

鶫「一条楽ッ、貴様こんなところでナニをしているのだ!?」


楽「あれ、千棘に鶫じゃないか!!」

小咲「あ、本当だ。二人してどうしたの?」

春「もしかして、お二人も買いに来てくれたんですか?」

千棘「え、買いにってナニを……?」

楽「おう、実はだな…」




〜事情を説明〜


千棘「ちょっとぉーー、アンタなんてモン売らせてんのよッ///」

鶫「ココ、コンドームにケーキを入れて売りつけるとは…///一条楽、貴様ぁーわーー!」

楽「うわぁ〜待て待て待てッ、これも小野寺の店を潰させないためなんだよ。な、小野寺」

小咲「う、うん…/// おかげさまでお店大繁盛だよ」

春「まあ、私は最初反対だったんですけどね」

楽「そういや、お前らはどうしてここに?」

鶫「うむ。今回の騒動を受けて小野寺様の家のゴム屋の事が心配になってな、お嬢が様子を見に行くとおっしゃったので実際に来てみたのだが」

千棘「でもこの様子だと大丈夫そうね。お客さんいっぱいだし」

小咲「そうだったんだ。心配してくれてありがとう」

千棘「いいっていいって〜、友達なんだし心配するのは当たり前じゃない〜」

鶫「しかし、大盛況してるようですね。この人の数…」


ワイワイ…ザワザワ

客達「おーーーい、コンドームの仕込みはまだなのかぁーーーッ!!?」

楽「やべ、そろそろ休憩終了しないと客が暴れだしそうだ」

春「仕込みなら終わりましたよ。」

小咲「よしみんな、午後からも頑張ろうね!」

千棘「ねぇ小咲ちゃん、私たちも手伝うよ!」

小咲「え、いいの!?」

千棘「だって元々小咲ちゃん達が心配で来たんだし、それにこのまま帰るくらいなら私達も協力するわ。いいわよね、鶫?」

鶫「もちろんですとも。お役に立てるのであれば!」

小咲「そっか、ありがとう二人とも」

ゴム屋おのでらです。
続きです……

楽「そういや春ちゃんは、まだ半分くらい残ってたんだよな?」

春「はい。そうなんですよ〜。なので私は見回りの方へ戻りますね」

千棘「え、見回りって?」



小咲「うん。春はね、昨日までウチのお店で出前注文をしてくれたお客さんのところへ見回りへ行ってた途中なんだ。」

春「そうなんですよぉ〜。あと半軒くらい残ってて今からまた危険なコンドームがないか見回りに行くんどすよ……ハァ」シンドイ

千棘「そっか……春ちゃんも大変なんだよね。」

鶫(いやそもそも、誰もツッコミを入れないのだが、コンドーム屋の出前とは一体………)

楽「なんなら俺が一緒に回ろうか?」

春「え?」


小咲・千棘・鶫「えっ!?」

楽「女の子一人でたくさんの家を回るのは大変だろうし、店は千棘達に任せてさん」

春「せ、先輩と二人でですかっ?///」

楽「なあ、別にいいだろ小野寺?」

小咲「えっ、う、うん………」シュン

小咲(うう…どうせなら一条くんと二人で店番したいのに)

千棘「いや、ちょっと待ったぁーー楽!!」

楽「なんだよ千棘?」

千棘「こ、ここはさ…私と楽の二人で店番やるから、春ちゃんの手伝いは小咲ちゃんと鶫に任せることにしない?」

春「え?」

鶫「ちょ、お嬢っ!?」

千棘「いやだってさぁ〜、見回る家ってお得意様なんでしょ?だったら楽が行くよりも小咲ちゃんがいた方が自然だし、それに怪しい奴が近寄って来た時のためにボディーガードとして鶫がいると安心だと思うのよねッ//」アセアセ

楽「はぁ、お前一体何言って…」

鶫「お待ちくださいお嬢、それでしたら私と一条楽の二人で店番をしますので、ここはお嬢と小野寺様が行かれるのがよろしいかとッ!!」グワッ

千棘「な、なんでよ!?」

鶫「小野寺様ご姉妹達が留守の間、屈強な者がいた方が安心できるかと。例えば繁盛していることをいい事に怪しい輩が凶器片手に押し入って来るやもしれまん。でしたらこの店を守るためにも、私が留守を預かるのが妥当ですッ//」

楽「いやいや、それならこの店の人間がいた方がいいだろ。それにどうして俺と鶫の二人なんだ?」

鶫「なぁッ、黙れ一条楽ッ////」カシャッ

楽「うわぁぁぁ、いちいち銃を向けるなよ、強盗よりお前の方が物騒じゃねぇか!」

小咲「そ、それなら私と一条くんの二人で店番するから、千棘ちゃん達が春と一緒に行ってあげて」モジモジ

春「お姉ちゃんまで!?」

楽「このままじゃラチがあかねえよ。ここは公平にジャンケンで決めようぜ」

小咲「ジャンケン…」

千棘「ふん、いいわよ。こうなったら仕方がないわね」

鶫「やむを得ん」

春(私は先輩と二人がよかったな…)

ゴム屋おのでらです。
持病の症状でなかなか書けない状況が続いてしまいました。
でも、これはもう書き上げます!!
多少無理しております。ごめんなさい。


では続き…


ーーじゃんけんの結果、小咲と鶫の二人が店番として残る事となり、春の付き添いには楽と千棘が選ばれたーー




ワイワイ…ギャーギャー!!

客達「コンドームはまだかぁーーーッ!?」


鶫「うおッ、待ちくたびれた客集が今にも暴徒を働きそうではないかという程の奇声を上げていますよ!」

小咲「えっと、もう仕込みは大丈夫だし、お客さん達も待ってるみたいだから再開しましょう」アセアセ

鶫「はい。わかりました小野寺様!」

小咲「それじゃ一条くんと千棘ちゃん、春のことよろしくね」

楽「おう、任せとけ!!」

千棘「それじゃ行ってくるね〜!!」

春「お姉ちゃん大丈夫かな〜……ふふ、でも私は……//」

客達「小咲たん家のコンドームはよせんかぁーー、ハァハァ」

小咲「ひゃっ、えっと…み、皆さん。危ないのでちゃんと列を作って並んでください。商品の方はたくさんご用意してますぅ〜」アセアセ

鶫「いかんッ、このままではこの下種な変態輩共が小野寺様を襲いかねん。えぇいかくなる上は…………」カシャッ




バァーーーーーーーンッ!!

小咲「ひゃッ!!」ビクンチョ

客A「な、なんだ今のは!!」
客B「じゅ…銃声!?」


鶫「ハァ……ハァ…」



小咲「鶫ちゃん……」キョトン

鶫「えぇい貴様らッ!! こんな大勢で店の前で我先にと押し掛けては危ないではないかッ!! ケーキ入りのコンドームが欲しければ、きちんと列を成して買い求めぬかッ!!」ビシッ!!

小咲「えぇぇ、ひょっと鶫ちゃん!!」


客達「………………………………」

シーーーーーーーーン



鶫「………あっ」

客達「うわぁーーー!!! あの女銃を持ってっぞ、逃げろぉーーー殺されるッ!!」

小咲「はわっちょ、ちょっと待ってーーーー!!」
鶫「うわ、待たぬ貴様らッ!! さっきのは銃口を上に向けての威嚇発砲だ。客である貴様らに危害を加えるつもりはない!!」






シーーーーーーーーン


小咲「あ…お客さん達が」




鶫「そして、誰もいなくなってしまった………」

シーーーーーーーーン

小咲「あ、あんなにたくさんいたのに…」
鶫「…………クッ」ガタンッ

小咲「鶫ちゃんッ?」ビク

鶫「申し訳まりません、小野寺様ーーーッ!!」

小咲「鶫ちゃん………」

鶫「小野寺様と共にこの店の番を任された身でありながら、あろう事かこのような迷惑を掛けてしまい、本当に申し訳まりませんッ!!!」ヒクホドノドゲザ

小咲「…………………」

鶫(クソッ、私ともあろう者が何たる失態を……。これではお嬢やクロード様にも顔向けできぬ。ましてや小野寺様はお嬢のご学友、普段から学校でお嬢がお世話になっているというのに、私は一体何をしているのだッ!!!)

小咲「あの…鶫ちゃん?」

鶫「………はい。わかっております小野寺様。この鶫誠…」

小咲「顔を上げてよ、鶫ちゃん」

鶫「へっ………………お、小野寺様!?」

小咲「確かにお店からお客さん達いなくなっちゃったけど、でも私…怒ってないよ」ニコニコ

鶫「おお…お、小野……さまぁ…」ウルウル

小咲「確かにね、お客さん達を黙られせるのに銃を使うのはやり過ぎたと思うけど、でもそれもお店のためにしてくれた事なんだよね。そのおかげで暴れてたお客さん達はどっか行ってくれし、ありがとう鶫ちゃん!!」マジテンシ

鶫「ウゥゥゥ…小野寺しゃまぁ〜〜〜〜〜」
ガシッ

小咲「うわぁぁ〜、ちょッいきなりどうしたのッ!?」

鶫「ウググ…このような失態を晒した私にそんな慈悲深いお言葉を……、小野寺様はなんとお優しい人なのですかッ!!?」



小咲「わわ、分かったから。だから一旦落ち着いて///」アセアセ

鶫「」

分かったから。だから一旦落ち着いて///」アセアセ

鶫「ウエェェェェェェンーー小野寺さま〜小野寺さまぁ〜〜」スリスリ








???A「なんだよあいつら、百合か?」
コソコソ


小咲「と、とりあえず落ち着いてよ鶫ちゃん!!」

鶫「あっ、ここ…これは失礼いたしました///」

小咲「よかった。少し落ち着いたみたい。」

鶫「小野寺様、その……本当にありがとうございます。ご迷惑をかけてしまった私のことを気に掛けて頂いて」

小咲「ううん。大丈夫だよ。でも次からは銃を撃つような事はしちゃダメだよ。」

鶫「ハッ、勿論です。次こそは必ずお役に立ってみせます!!」

小咲(あははは…大丈夫かなぁ)

小咲「と、とりあえず今はお客さん誰もいないから、一旦お店の中へ入ってちょっとリラックスしようよ。」

鶫「そうですか。分かりました。ここは素直に小野寺様の仰せのままに従いましょう!」









???A「店の中へ戻っていったか。ふッ、こちらとしても好都合だ。後が計画通りに事が進むのを待つのみだな」
フフフ…

寝ます。おやすみなさい。
具合良かったら続き書きます。

続きです。



一方その頃…

テクテク…

春(やったぁ〜〜一条先輩と同じだ///まあ桐崎先輩もいるけど……まあいいか)ルンルン

千棘(よしッ、なんとかダーリンと一緒になれたわ/// まぁ春ちゃんも入れけれど、しょうがないか)〜♪

楽「なんだよお前ら二人して、なんかいい事でもあったような顔してるけど?」

千棘・春「えッ!?//」ギクッ


千棘「ななッ何言ってんのダーリン/// 別に私達普通通りだし、ねぇ春ちゃん?」アセアセ

春「そそ、そうですよぉーーー/// てゆうか先輩、私達の顔ずっと見てたんですかッ!? ふ、不純ですよそんなのッ///」
ソワソワ

楽「はぁ!? いや、俺はただお前らの顔がそんな風に見てたってだけで…」

千棘「ダーリン……春ちゃんに変なことしたらわかってんでしょうねぇ?」ギロッ

楽「しねぇ〜よそんなことッ!!てか、早いとお得意様のところへ見回りへ行こうぜ!」

楽(ったく、何なんだよ二人とも。嬉しそうだったりいきなり怒り出したり、一体何がどうなってんだ?)

千棘(………もやしのバカッ///)
春(もうッ、先輩って本当に鈍感なんだから………//)

楽「で、どの家から回るんだ?最初に訪問する家はここら辺にあるのか?」

春「あ、すいません。それなんですけど、午前の時に見回りへ行ったお客さんのところへもう一度行かないと行けないんですよ」

千棘「え、その家で何かあったの?」

春「いえ、その…実は、さっきそこの家で落し物をしたみたいなんで、取りに行かないと行けないんです」

楽「え、忘れ物しちまったのか!?そんなんでコンドームのチェックとか出来るのかよ春ちゃん?」

春「はぁッ!?ば、バカにしないで下さい!!今日はたまたま忘れ物しただけです。普段からこうした仕事をしたこともないくせに偉そうな事言わないで下さいよッ」プンプン

楽「いや、そのまで言うことかよ!!」

千棘「はいはい、二人してケンカしないの。忘れ物はしょうがないんだし、まずその家へ行くことにしましょう。全く、アンタも少しは大人になんなさいよね、このもやしッ!」

楽「なッ、千棘まで………」







千棘・春(もうッ、私の……バカ///)

そして、目的地に着く…


千棘「春ちゃん、ここがその家?」

春「はい、そうですよ。午前もここへ来てコンドームのチェックやってたんです。え〜と確かお客さんは……"相葉右助"って名前の方ですね」

楽「うん?相葉……右助!!」

千棘「どうしたのよ楽?」

楽「いや別に、何でもねえよ」

楽(あれ? 確か"右助"って名前、何処かで聞いた事があるような………)

ピンポーン

春「ごめんくださ〜い。午前にお伺いしたゴム屋おのでらの者なんですけどぉ〜〜」


シーーーン

春「あれ? 反応がない…」

楽「もしかして、寝てるんじゃねぇのか?」

千棘「もう一度鳴らしてみれば?」

春「う〜ん……そうですね!」


ピンポーン

春「えっと…こんにちは。ゴム屋おのでらなんですけど、相葉さん、いらっしゃいませんか〜?」

シーーーーン

春「また反応がないですよ…」


続き


千棘「あれ、扉の前に何か落ちてるわよ」

春「ああッ、これです。私が置いてきたの」

楽「一体何なんだこれ?」

春「コンドーム測定器です。コンドームに何か異常があった場合音が鳴るんですよ」

楽「へぇ、そんなのがあるんだな」

千棘「そんじゃ、春ちゃんの忘れ物も見つかった事だし、さっさと行きましょうよ」

春「そうですね。何かいないみたいな感じですし」

楽「え、いいのかよ?」

千棘「いいじゃないの別に。どうせこれから何軒も回るんでしょう。なら、こんなところで時間を無駄にしてらんなんじゃない!」

春「そうですよ。行きましょうよ!!」

楽「う〜ん、まぁいいか…」




ガタンゴトンッ!!

3人「ッ!?」

千棘「ねぇ、今家の中から物音しなかった?」

楽「ああ、俺も聞こえたぞ!」


ガタンゴトンッガタンゴトンッ!!

春「ひゃっ!?」ビクッ

千棘「な、何よこの物音!?」

楽「もしかして、家の中で何かあったんじゃ………」

春「でも、チャイム押しても反応なかったですよ」

楽「まさか…泥棒か!?」

千棘「えぇ、泥棒ですって!?」

春「わ、私怖いです〜〜」

楽(クッ、落ち着け俺。ここは男である俺が千棘と春ちゃんを守らねえと!!)

楽「お、落ち着くんだ2人とも。まだ泥棒だと決まったわけじゃねえ。とりあえず様子を見てこねぇと」

千棘「様子を見るって?」

楽「千棘はここで春ちゃんと一緒に待っててくれ。俺が様子を見てくる」

千棘「わかったわ。気をつけてね楽!」

楽「ああ、もしも泥棒だったら直ぐに警察を呼んでくれ」

-----------


楽「扉は閉まってるし、裏側から回ろうか…」


トコトコ…

楽「カーテンが邪魔で中の様子が見えねぇな……」

ボリボリボリ…ムシャムシャ!

楽「うわ、また音が聞こえたぞ!!」

ゴム屋おのでらです。
持病とスランプから、なかなか書けない状況が続いてしまってます。
けど、ちょっとスランプを脱した気がしました。

無理は禁物ですが、なんとか頑張って書きます!!

では、続きです。




グチャグチャ…バリバリ!

楽「ッ!? は…なんだよ今の音。何かを貪ってるような、なんか生々しい音きてて気持ち悪りぃぞ!!」

グチャグチャ…バリバリ!

楽「………まさかだけどよ、これ………ヤバくねぇか!!?」

楽(くッ、どうするか。早速千棘に警察を呼ぶよう頼むか? いや、まだ中の様子もわからねえし、でもこの生々しい音はヤベェ………)



ーーこの時楽は知る余地もなかった。まさか自分が想定していた最悪の事態が、こと後に起こることを……ーー




グチャグチャ…バリバリ!

楽(くそ、とにかく落ち着くんだ。ここで焦ったら俺の身もヤベェ……。そうなったら千棘や春ちゃん達にも何か危害が及ぶかもしんねえんだし………)

グチャグチャ……………

楽「あれ?」

シーン…………

楽「急に静かになったぞ……一体どういうことだ?」

楽「あれだけおかしな物音がしていたのに、急に静かになるなんておかしいよな…。でも中の様子が見れね……あれ、この窓開いてるぞ」

ガラガラ…

楽「不用心な家だな……」スタスタ

楽「ってうわぁーー!!なんだよこれ!? すげぇ荒らされてんじゃん……一体何があったんだ? この部屋で……」


ボリボリ…ムシャムシャ…

楽「ッ!?」ビクッ

ボリボリボリ…ムシャムシャグシャッ!

楽「へッ!?」

楽(な、なんだよ今のは。すげぇ生々しかったぞ……)




???「ウググググ……ゲプン」

楽「お、おい!!奥の方に誰かいんのかッ!!?」

???「……………ジュルウゥゥ」

楽「隠れてねぇで姿を見せろ! 一体ここで何をしてた………?」


俺は、言葉を失った。
目の前の光景は、それはそれは悲惨で血肉片がビチャビチャと、なんとも耳障りの悪い音を立てていたのだろうということが伺えるほど、床の所々に赤い液体を広げていたのだ。
俺は、そのあまりの無残さに言葉を失い、身体の動きが止まってしまうのだった。
言い訳する男は格好悪いけど、でも…でもよ……………


楽「……はは、嘘だろ?」

どうすりゃいいんだよ…コレは。
目の前にいる"コレ"に、見覚えがある。
決して忘れてはならねぇ……憎むべき"コレ"の姿を見て、俺の世界は真っ白になった………。

何故なら……



http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira090204.jpg





謎の生命体「グシュ…シュルル…ギヤヤァァーーーーーッ!!」

楽「お前……ッ!!」


俺のせいだったな。
竜の片方の金玉がコンドームに食いちぎられたのは…。
そうだ、目の前にいるこいつと同じだ。








俺のせいで……
竜は金玉を一つ失ったんだよな……



END
※ニセコイ キラーコンドーム事件簿は、
引退作ではありますが、第2章で終えます。





筆者のゴム屋おのでらです。
最後に、かっこ悪いですが批判覚悟で言い訳をまずは書かせてください。

実は精神的な持病があって、例えば夜なかなか寝付けないとか、やる気になれないとか、そういった症状がここのところ見られ、書きたくてもなかなか書けない日が続いてしまいました。
なんとか無理して、気合を入れてラストまでスパートをかけて一気に綴ろうかともしましたが、そのやり方では今の自分の状態では肌に合わないことを気付き、ひとまずこのような形でゴム屋おのでらとしてのニセコイSSは一旦引退という運びとさせていただきます。
また僕自身、ツイッターなどで既に知ってらっしゃる方もいるかもしれませんが、どうしても別サイトで書いているオリジナル作品を集中してやりた。このssなどは、気軽に書ける楽しい息抜き程度として利用したかったのですが、やはり今の僕の体調面と、今自分に何が出来るのか、そしてやりたいのとが明確にビジョンとしてあるなら、やはり畑の数を増やさず一つの畑だけを一生懸命耕し、集中して深めたいなと至りました。

こんなくだらないssですが、読んでくれる人やコメントがある事には本当にありがたい気持ちがあります。
またゴム屋おのでらとして、ニセコイssを書く日がいつ訪れるのかは僕本人にもわかりませんが、オリジナル作品の方で行き詰まり気分転換したいなと思ったら、きっとここへ戻ってきます。
だから、この引退作のキラーコンドーム事件のストーリーの完結は、その時に書くこととなります。

カッコ悪くて、自分勝手でごめんなさい。
これからもよろしくお願いします。


続きです。
ついでなので、今迄僕がオリジナル作品ではない、こういったSS系のサイトで書いていた作品を一通り紹介しておきます。
良ければ、暇つぶし程度にご覧ください。

花澤香菜「グヘヘッ…可愛い子にセクハラだぁ~」
花澤香菜「グヘヘッ…可愛い子にセクハラだぁ~」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1425998156/)

結城明日奈「キリト君にエッチなことされたいな……//」※安価
結城明日奈「キリト君にエッチなことされたいな……//」※安価 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426786423/)

湊智花「あの…昴さん?」昴「なんだ い智花?」※安価
湊智花「あの…昴さん?」昴「なんだ い智花?」※安価 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426360058/)

楽「え、小野寺んちってコンドーム屋だったの!?」 小咲「……うん」
楽「え、小野寺んちってコンドーム屋だったの!?」 小咲「……うん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433688683/)

楽「小野寺んちの和菓子屋が潰れたーーーッ!?」
楽「小野寺んちの和菓子屋が潰れたーーーッ!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433477413/)

鶫「バイバイン?」
鶫「バイバイン?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434952320/)

春「ウチの向かいにコンドーム屋さんが出来た……」
春「ウチの向かいにコンドーム屋さんが出来た……」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435228035/)

集「なあなあ楽?」楽「ん?」
集「なあなあ楽?」楽「ん?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435513251/)


「ゴム屋おのでら キラーコンドーム事件」
「ゴム屋おのでら キラーコンドーム事件」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1437001462/)


楽「朝起きたらアソコが刃物になってた・・・」
楽「朝起きたらアソコが刃物になってた・・・」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439700862/)

千棘「妊娠したわ!」
千棘「妊娠したわ!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436275570/)


井口裕香「ラッスンゴレライwwww」 阿澄佳奈「!?」
井口裕香「ラッスンゴレライwwww」 阿澄佳奈「!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1427725602/)

小倉唯「私…松岡しゃんの事がずっも好きでした。」 松岡禎丞「え!?」
小倉唯「私…松岡しゃんの事がずっも好きでした。」 松岡禎丞「え!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430351808/)


http://pokemonbbs.com/sp/poke/read.cgi?no=73024

http://sstokosokuho.com/ss/read/119

島田紳助「俺、芸能界復帰しようと思っとんねん」
島田紳助「俺、芸能界復帰しようと思っとんねん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426087471/)






花澤香菜「え、小倉唯うんこ品評会!?」
花澤香菜「え、小倉唯うんこ品評会!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428511915/)

伊藤かな恵「お仕事くれるのならば、なんでもします!」{安価}
伊藤かな恵「お仕事くれるのならば、なんでもします!」{安価} - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426269046/)

伊藤かな恵「お仕事くれるのならば、なんでもします!」{安価}
伊藤かな恵「お仕事くれるのならば、なんでもします!」{安価} - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1426269046/)

http://ssmatomesokuho.com/thread/read?id=239377




それでは、ニセコイssのゴム屋おのでらとして復活する時まで、皆さんまた会いましょう。
これからは、別サイトのオリジナルに集中します。






キラーコンドーム事件簿 END


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