幼虫「ふぇぇ・・・お腹すいたよぅ・・・」(315)

お前らはなんでもありか

幼虫「ぱりぱり、ぱりぱり」
男「どうだ?」
幼虫「キャベツおいしいよー?」パリパリ
男「お前は意思の疎通さえ出来たら完璧なペットなのにな」
幼虫「そつ……かんぺき?わかんないのですー」パリパリ
男「虫なんかに知能を求めるのが間違ってんだけど」
幼虫「むむー、馬鹿にされたっぽいのはわかりますー」
男「うるさくないのは助かるけどな」
幼虫「聞こえてないだけですー」パリパリ

幼って文字つけときゃおk

>>14
正直で気に入った

3日前
幼虫「ふぇぇ……お腹空いたよぉ」クークー

幼虫「このへんのごはんは全部食べちゃったし……」クークー

幼虫(このまま死んじゃうのかなぁ……)

ドシドシ

幼虫(あ……なにか動物が来た)

幼虫(だめ……逃げる元気が残ってないです……)バタンキュー

男「うわ!草刈りされたのか!?丸裸じゃねぇか!」

幼虫(人間の声……ぁぁ、捕まったら変な薬を吸わされるのかな……)

幼虫(こ、ここは死んだふりで回避です!)

ドシドシ ヒョイ

幼虫(!!?掴まれ……ひぃぃ)バタンキュー

男「……こいつまだ生きてる。全くひでぇな、自然の事を考えちゃいねー」

男「……よく見りゃこいつ……見た事ない柄してんな」

男「育ててみっか」

幼虫(気が付いたら回りはごはんの山、透明の壁)

男「良い食いっぷりだなー」

幼虫(そしてニコニコしながら私を見つめる人間……)

幼虫(正直食べてる所を見られるのは恥ずかしいのでやめてほしいのです)

男「ほらほら、指だぞー」ヒョイ

幼虫「……はいはい、指です」ツンツン

男「……」ヒョイヒョイ

幼虫「ああもう!うっとおしいです!」プイッ

男「……犬、いや、猫みたいだな。変わった幼虫だ」

幼虫(うう……これさえなきゃ完璧なおうちなのにー)パリパリ

幼虫「……あ」ムズ

男「……」ニコニコ

幼虫「に、人間、少し席を外してほしいのです」ウロウロ

男(……行動が活発になってきた?一体……)

幼虫「は、早く!聞こないのですか!」ムズムズグネグネ

男「身をよじらせてる!?温度、いや、与えた草が悪かったのか!?」

幼虫「に、にんげ、あ、あぁ、だめぇっ!見ないでぇっ!!」ムキムキ

男「……脱皮?」

幼虫「ふぁぁ……きもひぃ……みないでぇ……」ニュルニュル

男「ふむ……ちゃんと記録しておかないとな、写真も取ろう」カキカキパシャパシャ

幼虫「いゃ……ぁぁ……」

幼虫(なんという辱しめを……人間、やはり油断できない存在……!)

幼虫「ふぅ……」クテン

男「ふうむ……一回りは大きくなったな。既にかなりの大きさだが」

幼虫「あぅ……うまうま……」パクパク

男「おっと!ちょっと失礼するよ」ヒョイ

幼虫「あっ!か、返せ!皮返せー!」フニフニ

男「ごめんな、ちょっとだけもらうよ」ピリ

幼虫「あっ!せっかく綺麗に脱いだのに破るなー!」フニフニ

男「ほら、返すから離れな」スッ

幼虫(……うう、諦めるしかないか……)ショボン

男(……しかし……)

幼虫「うう……うまうま……」パクパク

男(今の指にかぶりつく仕草といい、何度もこちらを仰ぎ見ながら皮の方に向かう仕草といい……)

幼虫「おやすみなさい……」マルマリ

男「……まさかな、考えすぎだろう」

そして蝶になるううううううううううううう

クモ「シャー」

幼虫「ひっ!」

クモ「シャーシャー」

幼虫「や、やだぁっ!こっちこないでぇ!」ヨジヨジ

クモ「グヒヒ」

幼虫「くっ、うう、なにか武器、武器は……」

幼虫(こ、これだ!)カプ

クモ「?」

幼虫「はあ、ふるははほい!」(さあ、来るならこい!)フリフリ

男「おわっ!ハエトリじゃん!あぶねっ!」ガタ ヒョイ

クモ「コポォ」

男「はは、まさか捕食はされないだろうけどな」

幼虫(に、人間……助けてくれた……の?)

男「ん?……はは、葉っぱの茎なんかにかぶりついて、食いしん坊だな全く!」

幼虫(キー!)

これしかなかったhttp://beebee2see.appspot.com/i/azuY3pjIBAw.jpg

男「おまえ……いつ蝶になるんだ?」

幼虫「別に蝶になる予定はないですー」モグモグ

男「最近は鳴き声みたいなのまで聞こえるようになったし……」

幼虫「あー、やっぱり意味は理解できないんですねー」モシャモシャ

男「別に蝶とは限らないんだよなー、蛾かもしれないし」

幼虫「私がなる物はちょっと前に決めたんですー」

男「うーん……」ブツブツ

幼虫「ふふ、成虫になった私の姿を見てショック死しないでくださいね?人間」

男「ま、お前は幼虫のままが一番可愛いかな!」

幼虫「はいー?」

男「幼虫だとずうっと俺の所にいるしな!」ニコニコ

幼虫「!……う、さ、さっさと出ていってやるですよ、人間!」

>>46
もっと他にあっただろうよwwwwwwww

幼虫「……」

男「……うむ、キャベツだ、ほれ」

幼虫「チュー!」カブッ カジカジ

男「はは、丸ごとかぶり付いて食べれる訳が……」

ゴシャ!

男「……わお、すげーな顎の力」

幼虫「チュチュー」モシャモシャ

男(……彼は自重をどうやって支えているのだろうか、骨のような物があるのか……)

幼虫「チュー」ペコリ

男(……食事の後のこの仕草、まさかとは思っていたが、やはりそうなのか……?)

幼虫「チューチュー」ノビーン

男(俺は学会に一大センセーションを巻き起こすかも知れん……)ゾクゾク

もしもしの宿命
電池切れが近付いてきた

はいおまえら保守

ガサッガサッ

老人「……おお?」

男「あっ!見つかった!」

老人「おお!あんただったのか!」

男「ひぃ!ごめんなさい!」

老人「何を言っておる!立派な事ではないか!」

男「……はぇ?」

老人「連日の人目を忍んで、草刈りの奉仕活動!全く今時の若者と違って……」グダグダ

男「は、はは……」
老人「それに比べて君は……いやホントに……」クドクド

男(罪悪感が凄い)ズキズキ

男「ただいまー」

幼虫「おかえりです!ごはん!ごはん!」ノソノソ

男「あわてんなよ、ほら」

幼虫「うまうまー!野菜もうまいけど香り溢れる野草もうまいですー!」モシャモシャ

男「はは……お前は本当に可愛い……うん、この大きさだと無理があるっていうか」

男「ちょっとキモいな」

幼虫「!!」

男「お?どうした急に固まって、ほら食えよ」


幼虫「う、うまいですよ!人間!!さっきのは聞かなかった事にしてやります!」モシャモシャ

蚕のスベスベ感は異常

>>83
そうなん?

大学構内

男「うーし、草刈りして帰るか」

女「あ、その……男くん!」

男「おう、女、どうした?」

女「あ、あのさ……」

男「……?」

女「君、最近付き合い悪くない?」

男「はぁ?そんな事……いや、うーん、そうかも知れん」

女「でしょでしょ!駄目だって!もっと人と関わり持たなきゃ!」

男「いや……でも別にそんなふうに言うほどじゃ……」

女「最近凄い勢いで痩せていってるし!ちゃんと食べてんの?」

男「あー、そういや最近はずっと野菜とプロテインしか」

女「……わかった、私、今から男くん家行く」

男「……は?」

何故ここまで伸びてるんだ

幼虫「……まだかなー、お腹空いたよー」

ガサガサ

幼虫「あ、帰ってきた!!おかえりー!!」ノソノソ

男「わ、わわ!ダメダメ、今日はダメだ!」ダキッ

幼虫「わっ!抱っこ!?離せー!」ウネウネ

スタスタ ポイス

幼虫「あう」

男「ほら、今日はケージの中で大人しくしとけって、な?」ヒソヒソ

幼虫「ふぇ?どうして……」

『男くーん、もう良いー?』

幼虫「!」

男「あ、ああ!いいよ!今行くから!」ドタドタ

幼虫「……別の人間の……声?」

幼蜘蛛
幼竜
幼ニート
幼韓国人
幼キモヲタ
幼ゾンビ
幼パソコン
幼ペットボトル

んーーーー…

『本当に野菜ばっかりね……』

幼虫「んしょ、んしょ」グイグイ

『あー、洗い物もこんなにー』

幼虫「ふぅ……ここでガタン!と」ガタン

ガチッ

幼虫「ふふふ、いつまでもこんな鍵さえ外せないお子様ではないのです!」エッヘン
幼虫「さて、別の人間は何をしに来たのか、隙間から覗いてみましょう!」スー

幼虫「ふふふ、何だかワクワク……す……」

幼ペットボトル「ふぇぇ……お口ちゅぱちゅぱされてるよう……」

中身がなくなったら死ぬのかな…

女「どう?おいしい?」

男「う、うん!美味い!こんなに美味いメシ食ったの久しぶりだよ!」ガツガツ

女「それは良かった……ねえ」

男「……ん、何?」ガツガツ

女「何か悩んでる事とかさ、有るんだったら、ちゃんと言った方がいいよ」

女「力になれるかはわからないけどさ……その、誰かに話して楽になる事とか、あると思うし」

幼虫「……」

男「……悩み、か、確かに今、すっげぇ悩んでる事があるんだ」

幼虫「!!」バタン!!

『誰かいるの!?』

『いっいや、風だよ!風!!』


幼虫「う、うう、う」ノソノソ

カチャカチャ スポン

幼虫「うう、うー、関係ないよ、絶対私の事じゃないー」

『じゃあねー』

『うん、じゃあね』

幼虫「……」

ドスドス カチャ

男「悪い悪い、待たせたな、ほら、今日のごはん、まだだろ」ドサドサ

幼虫「……」

男「んぁ?元気無いなー、寝てんのか?」

幼虫「……」

男「ふぁぁ……俺ももう寝よ……お休み」パチン


幼虫「……」

幼虫「…………人間のメス」

幼虫「キモい、虫、悩み」

幼虫「……いつまでも、お子様じゃない、か」

>>106
幼竜は普通にアリだな
てか幼ニートってただの子どもじゃねえか

調子に乗って貼り
http://imepic.jp/20110906/507850

>>139
全然違うぞ

幼ニート「ふぇぇ…働きたくないよう…」


とか

幼ニート「おかあさんにお金もらわなきゃ…」

ね?

>>140
アリに世話してもらうクロシジミの幼虫なんてのもいる

なんか上手く〆られないからもう俺のは良いよね

>>150
完結させなさいよ

>>150
おいおいふざけんな

ショボい地の文入れても怒らない?

>>147
アリ「オラオラ、もっと食え」
クロシジミ「あぁん、甘い蜜がでちゃうぅ」
のアレか

>>165
怒らねーよwwwwww

男「ふぁ、良く寝たー」

男「どれどれ……あいつ、ちゃんと食ってるかな」ドスドス

男「……あれ?」

幼虫「」カチンコチン

男「っおっおい!どうした!カチカチじゃねーか!!」

幼虫「」カチンコチン

男「温度……良し、野菜も茎の欠片すらねー」

男「……これは……蛹……か?微かに動いているが……」

幼虫「」カチンコチン

男「くっ、それすらもわからねー」

男「仕方ない、大学は休もう。大学に行ってる間に何かあったら……」

幼虫「」カチンコチン

男「……死ぬなよ、せっかくそこまで育ったんだ、立派な成虫になってくれ」

一生懸命育てたアゲハの蛹から黒いハチが出てきた時の絶望感

何とかしよう。男はまず、そう思った。
だが、今までに見て、触れ、学んできた虫とまるで異質な存在である彼に
一学生である男が手探りで何かが出来るはずもない。
何をしても反応が無いため、反応を見ながら解決法を探るといった事も出来ない。
彼の変化に、男はまるで無力であった。
だから、見張ろうと考え直した。今までと同じように観察しよう。
この固い皮を破って、中から成虫が這い出してくるのか、このままゆっくりと死んで行くのか。
その時まで何もする事が出来ないのなら。せめて見届けなければいけない。


彼の部屋を適温に保つ為の暖房から発せられる適温
適度に体に当たる温風、それが、彼の決意を挫く。
彼の意識は、ゆっくりと微睡みに捕らわれていった。

ぱりぱり、ぱりぱり

卵の殻を砕くような音に男が目を覚ます。
男は眠ってしまったのか、と意識の端で考えたが、その事に対する反省や後悔は
今まさに目の前で起きようとしている異変を前に吹き飛んでしまった。
彼の茶色く変質した体、その背中に、細かいひび割れが走っていく。
これは変態だ。ついに彼がその姿を見せる。
男は、彼に対する安堵と、愛情と、学術的興奮の入り交じった感情に目の前をスパークさせながら
彼の脱皮を見守った。

カブトムシの幼虫だと思ったらハナムグリの幼虫だったでござる

ぱきん

一際大きな音が鳴って、彼の背中が、割れた。
にゅっ、と、何か白くて長いものが突き出る。ついで、それを小さく、短くしたような物が
にゅっにゅっと次々に天に向けられる。
男は眼をこらした。あれは人間の腕のよう……に……。

人間の、腕?

それらの中で一番長い腕が、ぺたぺたと周囲を確認するように動くと、容器状になった蛹のへりに手を起き……。

「人間、手を貸すー!出れないー!」

えっと……誰?

彼……いや、彼女は、まさに異形とも言える姿形をしていた。
白磁のように白く、吸い付くような潤いを持った肌。
その美しい肌に包まれた体、長い体。長い、いくらなんでも長すぎる。全長は俺の約1.5倍はあるだろうか。

それに比べて一番上と下にある手足は短く、特に足の長さは人間の物と比べて大体半分程度しかない。
もちろん直立する事は不可能だろう。

その間にある6対の手に至っては、存在する意義すら疑われる。
そして、彼女の異形に似つかわしくない、端正な顔立ち。
子供らしくないツンと少し上を向いた鼻の他には、
額に対称についている小さく赤い単眼とか、良く見ると複眼に溢れた大きな瞳とか
もうおかしな点はたくさんあった。
いや、それより何よりおかしな点は……

「人間!お腹減ったのー!ごはんー!」

ラモスが一言↓

男「……あ、のさ、ごはん?」

幼虫「あっ、通じてるー!喉が出来たんだー!」

男「や、じゃなくて、君は」

幼虫「とりあえずごはんー!」ノソノソペロペロ

男「わっ!あ、足を舐めるな!わかったから!」

幼虫「はやくー」ノタノタ

幼虫「野菜、野菜♪」ルンルン

男「はい、どうぞ」

幼虫「かぷかぷー!うまうまー!」モシャモシャ

男「……うう、間違いない、この食べっぷりはコイツだ」

幼虫「んぐんぐ……」ボリボリ

男「可愛くなっちまって……」

幼虫「!!」ガターン

男「わっ!」

男「な、なんだ!?」

幼虫「……えっと、そのう、可愛いの……ダメ?」

男「うっ!ち、違うぞ!!今のはあまりにもかわいくなっちまったな!っつう呟きでな!」

幼虫「ふぇ……///」トロー

男(何だこいつ……む、虫なのに……マジでかわいい!)

幼虫「ふふ……かわいい、かわいすぎる……♪」ルンルン

男「……」

>>140
まだああああああああああああああああああああ?

幼虫「じゃあお休みー」

男「待て!いつもどおりに生活しようとすんな!」

幼虫「もー何ー?」

男「お前には色々と聞きたい事が山積みなんだよ!」

幼虫「じゃあ早く言ってよー。私眠くてさー」

男「……まず言葉だ。普通に喋ってるが、どうしてだ?」

幼虫「私がそう願ったからだよ」

男「え?」

http://imepic.jp/20110906/581560

>>236
なにこれwwww

今日の芋虫スレ

幼虫「私が何言おうが全然理解してくんないしさー」

男「そ、それじゃ、俺が言ってた事はどうだ?理解してたのか?」

幼虫「わかんない言葉はわかんなかったけど、大体はわかってたよー」

男「」

男「君、は、何になろうか願った物に、なれるって事?」

幼虫「うん、そうだよー」

男「じ、じゃあ、君の、その姿は」

幼虫「……」

男(!……これは……)

幼虫「せっかく人間になれたと思ってたのに……」シュン

男「わかった!もう言わなくていい!!」ダキダキッ

幼虫「わわっ!!」

男(……人間、に、なろうとしたけど、なれなかったんだな……かわいそうに……)ギュウ

幼虫「わ、わわ、わ、に、人間」


男(しかし……このしっとりひんやりと吸い付くような肌触り……必死で掴んでくる小さな手……)
男(可愛くてどこかミステリアスな顔……何より、胸の中でウネウネと動く、やわらかな体の感覚……)

幼虫(脱皮を繰り返さなきゃ人間になれないなんてガッカリだと思ってたのに……こんな風に抱き締められるなんて……)キュンキュン

男&幼虫(幼虫も悪くないかも!!!)

おわり

お疲れ

絵師も乙

出来る人なら女と絡ませたりするんだろうけど俺には無理
とにかく眠い

皆さんもありがとうございましたー
http://imepic.jp/20110906/605810






しかし続きを期待…

だれか続きーーー

>>288
食費がかさんで金がねぇ

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