一方通行「お悩み相談ダイヤルゥ」 打ち止め「二期だよ!ってミサカはミサカは——」 (984)


一方通行「お悩み相談ダイヤルだァ?」 黄泉川「じゃん♪」

一方通行「お悩み相談ダイヤルだァ?」 黄泉川「じゃん♪」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1359867064/)

の続きでェす!


一方通行がみんなの抱える悩みのベクトルを変換させて行きまァす

レスのおかげで2スレ目行けた事に感謝でェす!









SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1364050625


人物紹介

一方通行 お悩み相談ダイヤルの人



相談者達

お悩み相談ダイヤルのおかげで良い方向に変わった人
インデックス、姫神、天井、青ピ、黒夜、絹旗、食蜂、佐天、麦野、婚后、フレンダ、初春

悪い方向に変わった人
小萌、サンドリヨン、吹寄、滝壺、ステイル、土御門、五和

なんにも変わってない人
結標、黒子、浜面、海原(本物)、削板、オルソラ、木山 、アニェーゼ、トール

一方通行を良い方向に変えた人
御坂妹 打ち止め

そもそも相談すらできなかった人
上条

ワシリーサにとって致命的なレベルに良い方向に変わった人
サーシャ

上条さんを困らせる人
雲川



まとめていただいたものに少し加えましたァ

>>3
フレメアがフレンダになってるよ

雲川(妹)「姉がキャラ替えした」
アックア「ホモ扱いされるのである」
エイワス「ヘッダが足りない」

春上「ルームメイトが…」
御坂「ルームメイトが…」


学園都市内外は悩みに悩ンでるなァ……

今日の夜行きまァす

待ってるぜェ

>>32
もうなってるだろ


うし、行きまァす


「とある男の子のことで相談があるんだよ」


「女の子に優しくしてもらう方法を教えて下さい」


「モテたいんや」


「今日の正午にこの俺、削板軍覇と手合わせしてくれる強者が欲しい!!」


「お、男の人はメイドが好きなんですか!!!?//////」


「男同士でも愛情は成立すると思いませんか!!!」


「私の声を聞くと病気になる人がいるそうで、実際被害者もいやがるんです」


「今、自分の事ですっごく悩んでる人にかける言葉を教えて、相談ダイヤルさん」
「ってミサカはミサカは真剣に相談してみる」




一方通行「……」

一方通行「いろんな相談があったモンだ……」

一方通行「すげェ昔に感じンなァ……」





「少年……つまり、小学生ぐらいの子が好きな女子高生ってどう思う?」





一方通行「ひでェな」


一方通行「昨日はあのガキ以降電話がなかったな」カキカキ

一方通行「頂点とるには幸先悪ィが……まァいい」



一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め



一方通行「新生、お悩み相談ダイヤル……」

一方通行「学園都市の頂点に向かって」

一方通行「始動だ」


一方通行「つっても、電話が無きゃァ始まンねェな」

一方通行「さてさてェ、のンびり待ちますか」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「……グッドタイミングだ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ、ご用件は?」










???「俺様の相談を聞ける事に感謝して欲しいものだな」









一方通行「(なにコイツ、トップクラスに上から目線なンだが)」

???「全く、ついているな、お前は」

一方通行「(ついてねェ……)」


一方通行「それでェご用件はァ?」

???「ふむ、崇高なる俺様の悩みとはな……」

一方通行「(うぜェ)」










???「俺様はどうやら、上から目線の性格のようだ、直したいんだがアドバイスしてみろ」









一方通行「……」

一方通行「(コイツ、自覚あンのか、ねェのかどっちなンだよ)」

???「アドバイスしてもいいぞ……か?」

一方通行「(違ェよ)」


一方通行「(とは言っても)」

一方通行「(俺も言葉遣いはちょっとなァ……)」

一方通行「(敬語なンざ喋った事あンのか覚えてねェし)」

???「アドバイスしてもらってもいいぞ……か?」

一方通行「(……コイツよりましか)」

???「アドバイスする権利を贈呈してやってもいいぞ……か?」

一方通行「迷走すンな」

???「ならなんて言えばいいんだ?」

一方通行「オマエの言った事を、まァ、対等な立場に言う場合は」

一方通行「『俺、上から目線っぽいから、直すわ、アドバイスちょうだい』、って感じだ」

一方通行「あと、一人称俺様はダメだ、どォしても偉そォになっちまう」

???「あと、痛いしな」

一方通行「自覚あったのかよ」

???「心配するな、自覚はある」

一方通行「(うぜェ)」


一方通行「次は敬語……目上の奴に話す場合だが」

???「目上の奴に対して奴はダメだろ」

一方通行「確かにそォだが、お前は自分の言ってる事を理解してから話せ」

???「うん?」

一方通行「もォいい、敬語は基本です、ますでなンとかなる」

一方通行「(はずだ)」

一方通行「つまり、言い直すと」

一方通行「『私はどうやら上から目線らしいのですが、改善したいので、どうかご指摘ください』……だ」

???「それ言える奴は上から目線じゃないだろう」

一方通行「……」

一方通行「(確かに)」

一方通行「まァいいだろ、とりあえず俺と敬語で会話してみろ」

???「まかせておけ」

一方通行「(すでに不安なンだが)」


一方通行「お前今、悩みあるらしいな」

???「俺s、私今悩みアルデス」

一方通行「……相談にのってやろォか?」

???「アドバイスをよこし下さい」

一方通行「……まァ、あれだ」

一方通行「頑張ってる感は確かにある」

一方通行「だからこそ、敬語が使えない外国人みてェになっちまう」

???「外国人だしな」

一方通行「外国人かよ」

???「日本語は難しいな」

一方通行「まァ、敬語は苦戦すると思うぜ」

???「そうか……まあ、あとはこっちでなんとかする」

一方通行「精精がんばり下さァい」

???「お前も敬語の練習をしとくんだな」

一方通行「俺には不要でェす こつを掴めば簡単だ そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……デス、マス、ゴザル」


一方通行「しっかし。外国人ってのは本当に敬語苦手なモンかね」

一方通行「そォいう概念がねェのかも知ンねェが……」

一方通行「(……てか、ここに電話してくる外国人多いし、日本語喋る奴結構多いな)」


————————————————————————————————————————

フィアンマ「お、……なぁ」

オッレルス「ん?どうした、フィアンマ」

フィアンマ「どこか飯でも食いに行かないか? 俺s……俺が奢るよ」

オッレルス「!?」

オッレルス「(こ、こんな下手にでるフィアンマなんて見た事無いぞ……)」

フィアンマ「たまには、俺が奢ってもいいだろう、いや、奢らせてくr……下さい」

オッレルス「(け、敬語!? ど、どこでそんな、はしたない言葉を!?)」

オッレルス「(いや、正しい言葉か)」

フィアンマ「行きましょうぞ、オッレルス殿、空腹を満たすのも体調管理の一つ」

オッレルス「(……まだ不安定なのか)」

フィアンマ「ここは一つおいしい物でも食べて、お腹と心をみたしましょう」

オッレルス「(……暖かく見守ろう!)」

フィアンマ「せやけど、オッレルスはん、次は奢ってもらいまっせ!」

オッレルス「(時間はかかりそうだけど)」

フィアンマ「さぁ、いくのですー!」

オッレルス「(……日本語使う必要も無いと思うけど)」

フィアンマ「フヒヒwww行くでござるwwwです」


ここまででェす!

フィアンマの相談書いてくれた人、ごめンなさい、こっち書いちゃいました


11時までには行きまァす


行きまァす


一方通行「変な奴が電話してくンのは変わらねェな」

一方通行「……まともな悩みはねェのか……」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「よし」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」








???「私はこんなことで人に頼るのは嫌なんだがな」








一方通行「(ならなンで電話したンだよ)」

???「まぁ、仕方がないな」


一方通行「で、お悩みはァ?」

???「……悩みというほどのものではないんだが」

一方通行「あン?」

???「……」












???「……お兄ちゃんへの甘え方を教えてくれ」










一方通行「……」

???「私はよく分からないんだ」


一方通行「なに言ってンだ?」

???「……」

一方通行「おい」

???「だから」

???「甘え方を教えろと言っているんだ」

一方通行「(まァた上からかよ)」

一方通行「甘え方っつったてなァ……」

???「いいか、お兄ちゃんに対する、だぞ」

一方通行「(よく分からン)」

???「もっというと妹がいるが、お兄ちゃんはいない場合の時だな」

一方通行「(……)」


一方通行「その甘える相手が本当にいンのか知らねェが」

一方通行「今までの接し方じゃダメなのか?」

???「なっ!?」

一方通行「あァ?」

???「わ、私があああ、甘える訳じゃないにきっき、決まってるだろう!!///」

一方通行「……じゃ、仮定としてだ」

???「……仮定として」

???「仲は悪くないが、現在、常に喧嘩している状況で」

???「仲直りと称して殴り合いをする関係だ」

一方通行「(どンな状況で、どンな関係だ、限定しすぎだろ)」

???「そしてお兄ちゃんは妹を殴った後とする」

一方通行「(鬼畜か)」


???「そんな関係をどうすればいい?」

一方通行「……そのままじゃァ……」

???「ダメだ」

一方通行「そォかい」

???「……どうしよう」

一方通行「……」

???「気まずくて話しかけにくいし……」

一方通行「……」

???「甘えるなんて……」

一方通行「……できンだろ」

???「?」

一方通行「できるっつゥの、そンくれェ」

???「……どうすれば?」


一方通行「かつてなァ、ここにこンな悩みが来た事がある」

一方通行「『どォすれば姉妹みたいな関係の奴と仲良くなれると思う?』 ってなァ」

???「……似てるな」

一方通行「しかも状況はオマエより最悪」

一方通行「殴り合いじゃなくて殺し合いをした後だった」

???「……」

???「実は私もそうだった、かも」

一方通行「……」

一方通行「……まァ、それはいい」

一方通行「結果的になァ、そいつに送ったアドバイスは」












一方通行「謝る、だ オマエは一旦謝って気まずいと感じてる気持ちを振り払え」











???「謝る?」

一方通行「甘えやすくする状況をつくるンだよ」

???「……」


一方通行「なンにせよ、オマエが気まずいと思ってる間は無理と思え」

???「……」

一方通行「オマエの問題はそこにあンだよ」

一方通行「甘えかたなンて人に聞くもんじゃねェ」

一方通行「自分の好きなよォにすりゃァいいだろ」

???「好きなように……?」

一方通行「まァ、強いて言うなら」

一方通行「変な言い回しはやめとけ」

一方通行「鈍い奴は勘違いするからなァ そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……言い回し?」

???「……行くか」


一方通行「(……この手の奴は)」

一方通行「(照れ隠しにツンツンすっからなァ……どォなるやら)」



———————————————————————————————

上条「はぁ、不幸だ」

禁書「とうま、特になにも起きてないんだよ」

上条「口癖なの!」


ピンポーン


上条「……不幸の予感」ガチャリ

上条「どちら様〜?」










バードウェイ「……謝りにきた」









上条「」

バードウェイ「……」


バードウェイ「とりあえず」

バードウェイ「ごめんなさい」ペコリ

上条「」

バードウェイ「いろいろ騙して使ってごめんなさい」

上条「」

バードウェイ「怪我さしたりしてごめんなさい」

上条「ハッ」

上条「バ、バードウェイ!?」

バードウェイ「……謝った」

バードウェイ「吹っ切れた」

バードウェイ「次は」








バードウェイ「甘える番だ!!上条当麻ー!!」ダキッ







上条「バードウェイ!?」

バードウェイ「うぅー、やっとこんな近くにー!」

禁書「とうまー……」ゴゴゴ

上条「イ、インデックス?」

バードウェイ「もう離さないぞー!上条ー!」

上条「ふ、ふ、不幸だーっ!!」


ここまででェす!


もォ一回行きまァす


行きまァす


一方通行「まァでも」

一方通行「対人関係での悩みってのは案外普通なのかもなァ……」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「俺にゃ関係ねェが」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」









???「もしもし、知人に教えてもらい、電話させていただきました」








一方通行「(……まともだ)」

???「相談させてもらってよろしいでしょうか?」

一方通行「あァ」


一方通行「で、ご相談はァ?」

???「それなんですが……」









???「口がうまい相手の口車に乗らない方法を教えてもらえないでしょうか」








一方通行「あン?」

???「対処法というかなんというか……」


???「私はどうもからかいやすいと思われて」

???「うまい具合に口車に乗せられてしまうのです」

一方通行「例えばァ?」

???「えーっと、お世話になった人にメイドになってご奉仕しろ、とか」

一方通行「……オマエ、やったの?」

???「はい、見事に口車に乗せられて……クッ!」

一方通行「……」

一方通行「(いや クッ じゃねェだろ)」

一方通行「(口車とかそンなンじゃなくて、コイツが簡単に騙されるだけじゃねェの?)」

一方通行「(……試してみるか)」

???「あのバカには今後制裁を加えなければ……」


一方通行「おい」

???「ブツブツ……ハッ、はい!?」

一方通行「実はな」








一方通行「この相談ダイヤルはなァ、電話した時点で有料なンだぜ?」







???「え」

一方通行「誰にこのダイヤルを教えてもらったか知ンねェが」

一方通行「これは学園都市非公認のダイヤルだ」

一方通行「当然、法には当てはまらねェ金額の請求もできる」

???「え、え?」


一方通行「そこンとこ踏まえて電話してンのか?」

???「え?え?でも。五和はここに電話したって……」

一方通行「あァ、そいつはきちンと7000万置いてったぜ」

???「」

???「な、7000万?」

一方通行「うちの相場じゃ平均的金額だな」

一方通行「ちなみに今ンとこオマエは4000万だな」

???「よ、よんせん……」

???「って、いくらなんでもおかしすぎます!」

???「詐欺じゃないですか!!」

一方通行「言ったろ? このダイヤルは法には当てはまらねェ」

一方通行「非公認のダイヤルだ、なにやっても咎められねェ」

一方通行「オマエは電話した時点でアリ地獄に足つっこンじまったンだよ」

???「そんな……ならっ!」

一方通行「おおっと、電話切っても無駄だぜ、学園都市なめンじゃねェ」

???「くっ……」

一方通行「悪いのはそっちなンだぜ? 不用意にこンなとこに電話すっから」

???「うっ……」

一方通行「現時点で5000万、払えンのか?」

???「……うぅ」

一方通行「あァ?」

???「は、払います、何年かかっても!}

一方通行「その言葉を待っていた」








一方通行「って、ンな訳ねェだろォが」






???「え?」

一方通行「ハァ……やっぱオマエに問題があったか」

???「……一体どういう」

一方通行「全部嘘だ」

???「え?」

一方通行「ハァ……」


一方通行「だから、7000万だ4000万だ」

一方通行「詐欺だ、非公認っつゥのは全部嘘だっつゥの」

一方通行「(非公認は嘘じゃねェか)」

???「な、ならお金は払わなくても……」

一方通行「電話代ぐらいだな」

???「よ、よかった……」

一方通行「よくねェよ」

???「?」

一方通行「口車とかンなことじゃねェ」

一方通行「単純にオマエが騙されやすいンだよ」

???「……」

一方通行「こンな嘘、中坊でもひっかからねェよ」

???「……うぅ」


一方通行「だから、アドバイスとしちゃァ」

一方通行「そいつの言動だけは全て嘘と思え」

一方通行「極端だがこンなモンだろ」

一方通行「どォしても、事実っぽいなら、他の奴に確認をとれ」

一方通行「それ以外は全て嘘をつかれてると思ってろ」

???「全て……ですか?」

一方通行「あァ」

???「しかし、人を疑うというのは……」

一方通行「そォいう奴が騙される」

???「……そうですね」

???「できるだけ努力してみます」

一方通行「あァ 簡単に怪しい言動を信じンなよ そンだけだ じゃあな」プツリ

???「……土御門」

???「あなたを疑う事を許してください」


一方通行「嘘と思え……か」

一方通行「アドバイスにしちゃァ、不合格かもな……」

一方通行「(暗部らしくなっちまったなァ……)」

———————————————————————————————


—— 数日後 ——

土御門「よー、ねーちん」

神裂「」ハッ!

土御門「それがさー、最近大変だったんだぜい?」

土御門「クラスの奴らがみんなおかしくなっちまってさー」

土御門「俺は変わったフリだったんだが、他の奴らはみんな性格変わっちまったんだにゃー」

土御門「傑作だったぜい? あっはっはっは!」

神裂「……」ジィー

土御門「ん?どうした、ねーちん?」

神裂「嘘ですね!」

土御門「んん?」


土御門「本当だぜい?」

神裂「いいえ、嘘ですね!」

土御門「本当なんだぜい!!」

神裂「絶対に嘘です!!!」

土御門「……ねーちん、俺は悲しいぜい」

土御門「こんな役割だから誰にも信用されなくて」

土御門「でも、ねーちんだけは……ねーちんだけは信じてくれると思ってたんだぜい」

神裂「……」

土御門「でも、仕方ないんだよ、ねーちん」

土御門「……グスッ」

神裂「すみません!土御門!私が間違ってました!」

神裂「やはり、私には人を疑うなんてできません!」

土御門「それでこそねーちんだぜい!」

土御門「(こりゃあ、またからかいやすくなったぜい)」ニヤァ

神裂「救われぬ者に救いの手を!」

土御門「誰が救われぬ者だ」


ここまででェす


行きまァす!


一方通行「(これから先も苦労しそォな性格だなァ)」

一方通行「(……人の事言えねェ、生活してっけど)」


ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪


一方通行「はいはいィ」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」










???「私の名前は……と、ここは匿名でいいんですよね」









一方通行「(……聞き覚えしかねェ嫌な声)」

???「相談をさせてもらいに来ました」

一方通行「(そのくせ、気持ち悪ィほどの敬語ねェ……)」


一方通行「(コイツは多分……)」









垣根カブト「友人関係を築くにはどうすればいいのでしょう?」









一方通行「(ガキが言っていた、通称 白い垣根……オエェ)」

垣根カブト「恥ずかしながら、私は知り合い自体が少なくて」

一方通行「(コイツにゃ、なンの恨みもねェが、根本的に垣根という存在が気にいらねェ)」

垣根カブト「同年代、同年代?の知り合いが一人もいないのです」

一方通行「(……まァ、でもガキを助けたのもコイツか……)」

垣根カブト「なかなか交友関係というのは、なにか起こらないと始まらないのでしょうか?」

一方通行「(垣根帝督の中にある……優しい垣根?)」

一方通行「(結果的に、垣根はこンな状態になった訳だが)」

一方通行「(アイツの腹ン中にこンな形があったとはな……)」

垣根カブト「彼女達の相手も少々疲れますし……」

一方通行「(ガキの世話まですンのか……偉いぞォ垣根)」


垣根カブト「やはり、学校などに行かなければならないのでしょうか……」

一方通行「(そもそも、在籍してる学校がねェだろォしなァ……)」

一方通行「……おい」

垣根カブト「はい」

一方通行「オマエ光ってねェよな?」

垣根カブト「今は光ってません」

一方通行「(今は……ね)」

一方通行「……友人関係ねェ……」

垣根カブト「どうすればいいのでしょうか?」

一方通行「……紹介してもらうしかねェンじゃねェの?」

一方通行「ちったァ、知り合いいるンだろ?」

垣根カブト「……あー」

垣根カブト「それは……厳しいかもしれません」

一方通行「なンでだよ」

垣根カブト「……」

垣根カブト「……なんか情けなく感じます」

一方通行「(垣根の癖にプライドなンか持ちやがって)」


一方通行「っつても、関係0の状態からっつゥのも難しいぜ」

垣根カブト「そうですよね、結果がこんな状態ですし」

一方通行「……てか、オマエ今なにしてンだ?」

垣根カブト「? 電話ですが?」

一方通行「そォじゃねェよ、日常的になにしてンだよ」

垣根カブト「……えーと」












垣根カブト「……ま、まぁ人助け……ですね」











一方通行「……」

垣根カブト「困ってる人を助ける、噂の人やってます」

一方通行「……仕事?」

垣根カブト「……ボ、ボランティ……ア?」

一方通行「(境遇は同じよォなモンか)」


一方通行「まァ、大した事してねェみてェだな」

垣根カブト「訳アリでして……」

一方通行「(……)」

一方通行「(コイツの事情を知っていて)」

一方通行「(尚且つ、受け入れてくれる人間……)」

一方通行「(よォォく考えてみりゃァ、アイツらがいンじゃねェか)」ニヤリ

一方通行「おい」

垣根カブト「はい」

一方通行「ちょっと待ってろ、オマエに友達を紹介してやる」ピピピ

垣根カブト「!」

一方通行「(出ねェと、血流操作の刑だなァ……)」プルルルル


一方通行「……」プルルルル

一方通行「……」プルルルル

一方通行「……」ガチャリ

一方通行「遅せェぞ!」









浜面「き、急に怒鳴んなよ……びっくりするだろ!」









浜面「ただでさえアンタからの電話なんて怖いのに……」

一方通行「ミンチにすンぞ」

浜面「冗談です」ハハッ

一方通行「ちィと、オマエらアイテムに紹介してェ奴がいる」

浜面「アイテムに?」

一方通行「今どこにいる?」

浜面「いつものファミレス……って分かるか?」

一方通行「あァ、第四位に言っとけ、ちょっと待ってろってな」

浜面「えぇー……絶対切れるじゃん」

一方通行「十五分ぐらいで向かわせる そンだけだ じゃァな」プツリ

浜面「……一方通行すぎんよ……」


一方通行「待たせたな」

垣根カブト「いえ、それで……」

一方通行「第七学区にある Joseph's っつゥファミレスに行け」

垣根カブト「ファミレス……ですか?」

一方通行「そこに、間抜け面の金髪ゴリラがいる集団を探せ」

垣根カブト「金髪ゴリラ……」

一方通行「連絡はとってある、あとはオマエがそいつらと仲良くなるなり努力しろ」

垣根カブト「……」

一方通行「不安なら行かなくてもいい、ただ、この場を見逃すのはもったいねェと思うがな」

垣根カブト「……行きます!」

一方通行「そォかい ロングヘアの茶髪だけには気をつけろよ そンだけだ じゃァな」プツリ

垣根カブト「金髪ゴリラに……茶髪ロング……」

垣根カブト「……行きましょう」


一方通行「(垣根がアイテムに行くなンざ、考えれねェな)」

一方通行「(第四位の奴……ちゃンと分かってンだろォな……)」

一方通行「(戦争なンてすンじゃねェぞ……面倒くせェ)」


———————————————————————————————

浜面「……」ソワソワ

麦野「……浜面ァ」

浜面「……はい」

麦野「まだなのかよぉ、その第一位の紹介相手ってのは?」

浜面「も、もう少しで来るって! 絶対!」

麦野「……ったく」







垣根カブト「……」ジィー







浜面「……」

麦野「……」

滝壺「……」

絹旗「……」

垣根カブト「……」ジィー


垣根カブト「……」ジィー

絹旗「え?なんなんですか? 超真顔でこっち見てるんですけど」

滝壺「……第二位?」

垣根カブト「(金髪ゴリラ……見た事あります……)」

浜面「(ええぇええええ!! 一方通行、第二位紹介してきたのぉおおおお!?)」

垣根カブト「……」スタスタ

絹旗「え?え? こっちに超来ますよ」オロオロ

浜面「(やばいやばい、む、麦野は?)」チラッ

麦野「……」

浜面「(あれ? 意外と冷静で無表情……なんで?)」

垣根カブト「あの」

絹旗「ち、超なんですか!?」

垣根カブト「ある人物に紹介されてきたんですが……」

麦野「……聞いてるわ、それで? なんの用?」

垣根カブト「……あの」









垣根カブト「私と友達になってくれませんか?」







浜面「」

絹旗「」

滝壺「……麦野」

麦野「……」


麦野「……それが、用件?」

垣根カブト「はい、これが用件の全てです」

浜面「(意味分かんねぇ! 一方通行、どういう意味だ?これ!)」

絹旗「……あなた、第二位ですよね」

垣根カブト「はい、未元物質の第二位 垣根帝督です」

滝壺「……こんなだっけ?」

垣根カブト「! もしかして私にあったことあるんですか?」

絹旗「なに言ってんですか! 私達を超死ぬ間際まで追い詰めたのはあなたじゃないですか!」

垣根カブト「そんなことが……」

浜面「……忘れてんのか?」

麦野「……違う」

浜面「麦野?」

麦野「こいつは垣根であって垣根じゃない」

麦野「いや、垣根じゃなくて垣根である、の方が正しいわね」

絹旗「?? 超意味分かんないです」

滝壺「なんのこっちゃ」

浜面「つまり、どういう……」

麦野「そうね、新生 垣根って感じかしら」

麦野「ま、それはいいとして……いいわ」








麦野「アンタをアイテムとして歓迎してあげる」







絹旗「ええぇえええええ!!!?」

滝壺「わぁー」

浜面「まじ……かよ」

垣根カブト「……よろしくお願いします!」

麦野「とりあえず、まずは浜面の上司からね」

浜面「なんで? なにもしてないのに俺下っ端?」

絹旗「そこは超同意です」

垣根カブト「(……ここで頑張って行きましょう!)」

垣根カブト「(……この二人、彼女の保護者だった気が……)」

滝壺「第二位が仲間だー」

浜面「なんてことだ……ドリンクのコップを持つのが増えちまった……」


ここまででェす

……カッキーがアイテム入り……?

どこかで見たようn……ごめンなさい、こンな感じになっちゃいましたァ

大丈夫。白垣根ならきっと一緒に持ってくれるぜ浜面
おつー


ageたなら、今日行きまァす!



行きまァす


一方通行「カブト虫まで利用するたァ」

一方通行「便利なダイヤルですこと」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「次は人で頼むぜ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」











???「ははあ、ここは私のお悩みを解決してくれんのかな?」










一方通行「(知らンよ)」

???「ま、解決してもらうんだけどね」


一方通行「で、ご用件はァ?」

???「ふふん、そうね、私の悩みは」











???「ドMな奴の調教方法……ってトコね」











一方通行「(……なンかすげェ矛盾してる気がするンだが……)」

???「ああいう性癖って扱いが難しいのよね」

一方通行「(ンな変態と付き合うなよ)」

???「あ、ドMの性癖を直したいって訳じゃないわよ」

???「ドMのまま、私の言うことを正しく聞くようにしてほしいし」

一方通行「(……こっちも問題があるよォな……)」


一方通行「そもそも、矛盾してねェかよ」

???「どこが?」

一方通行「ドMを調教するってトコだ」

一方通行「……ぶっちゃけ」













一方通行「ドMって調教終わってねェ?」











???「……」

一方通行「……」

???「……あ、あれ?」

一方通行「……」

???「じゃあなんで言う事聞かないわけ?」

一方通行「……反発心に快感を覚える……とか?」

???「うわ……キッモ……変態だし」

一方通行「ドMでも充分キメェよ」


一方通行「そもそも、なンでドMになったンだよ」

???「うーん……」

???「ロープで縛ったり、三角木馬に乗せてたからかね?」

一方通行「(本格的だなァ……目覚める方も目覚める方だが……)」

一方通行「相手の反応はァ?」

???「なんか、スッキリ? キッパリした表情してたね」

一方通行「(……悟った?)」

一方通行「で、ソイツをどォしたいンだって?」

???「私の靴を喜んでなめるぐらい」

一方通行「(うわァ……)」

???「とまではいかないけど、まぁちゃんと言う事を聞くぐらいには」

一方通行「(ドMなのに言う事聞かねェって……)」

一方通行「(……)」

一方通行「(……別に矛盾はしてねェのか?)」

???「無茶したがるしね」


一方通行「……オマエ、いつもなンかいいながら縛ったりしてるか?」

???「うん? そうね……」

???「オラァああああああとか、叫びながら?」

一方通行「(どンなだよ)」

???「まあ、教育みたいなもんだから、私の感情が高ぶった時にするからね」

???「私のストレス発散にもなる」

一方通行「(ストレス発散にドMを使うな)」

一方通行「まァ、ならなンとかなるかもなァ」

???「どういう事?」

一方通行「肉体的に調教しても無駄なら……」















一方通行「精神攻撃っつゥ、素敵なモンがあるじゃねェか」












???「……拷問みたいね」

一方通行「調教の範囲内だ」


一方通行「叫んでるだけじゃナンセンス」

一方通行「囁いたり、呟いたりする方が効果的だァ」

???「そっち系のプロみたいね」

一方通行「(暗部だったし、実際やった事あるしなァ……)」

一方通行「肉体的に責めて無駄な相手は、精神的、口で責める」

???「ふぅーん」

一方通行「オマエの場合、どォやって相手を支配する?」

???「支配?」

一方通行「恐怖だったり、忠誠だったり」

一方通行「どォいう方面へ調教するンだ?」

???「なるほど、私好みに変えるって所か」

???「んー、じゃあ」















???「私が女王と考えて、私に忠誠を誓う兵士的な感じに調教したいね」













一方通行「……用は、一番明確な主従関係って事か」

???「まぁ、分かりやすい方がいいでしょ?」

一方通行「ドSが」

???「お互い様だろ?」


一方通行「主従関係ねェ……」

???「確立させたいね」

一方通行「……」ンー

一方通行「あえて……」

???「?」

一方通行「あえて、優しい言葉をかけた後に思い切りドS開放するとか?」

???「……ごめん、言ってる意味が」

一方通行「オマエが限定するからだろォが」

一方通行「つまり、縛るなりなんなりした後」

一方通行「一度は、相手を心配したり、慈悲の目を向けて見るっつゥ事だ」

???「何の意味があるの?」

一方通行「ドSの側面を見せる、実は心配してくれてる」

一方通行「こンな優しい人のためなら命をも惜しくない……的な」

???「話が飛躍しすぎ、そんな風にはならないだろ」

一方通行「まァまァ、用はギャップだ」

一方通行「そこで終わるンじゃなく、次は肉体的に責める」

一方通行「言葉で甘えさせ、体で責める」

???「飴と鞭ね、日本風に言えば」

一方通行「飴と鞭は関係が確立してる相手だからこそできるンだよ」

一方通行「……ここまで言ったが」

???「……」

一方通行「成功するかは知らン」

???「だろうね」


一方通行「後はオマエがどォするかだ」

一方通行「演技力……じゃねェな」

一方通行「うまく調教できるか、できねェかは、オマエ次第だ」

???「随分、投げっぱなしなお相談ダイヤルだね」

一方通行「飴と鞭だ」

???「どの辺がさ」

一方通行「まァ ドMを調教すンのは簡単のようで難しい そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……」

???「なんだそれ?」


一方通行「(ドMねェ……)」

一方通行「(好き勝手にやられンのがそンなにいいのかねェ……)」

一方通行「(俺には分かンねェな)」


———————————————————————————————

数日後


シルビア「ねえ」

オッレルス「どうしたんだ?」

シルビア「これ」

オッレルス「ん? 割れた皿……あぁー」

シルビア「……」ニコリ













シルビア「いつになったらアンタは学習するんだぁぁああああああああ!!」





















フィアンマ「ま、ままま待つでござる!! シルビア殿!話せば、話せば分かろうで!!」











オッレルス「俺じゃないんだよ、この役は俺じゃない!」キリッ


シルビア「アンタ、何回言えばいいのさ?」

フィアンマ「私は、腕が片方しかありません、非常に不便です」

フィアンマ「私は片手、お皿は割れる、 Are you ok?」

シルビア「なに一つオッケーじゃないけど」ギリリ

フィアンマ「し、締まるっ! 締まるでおじゃる!」

オッレルス「(俺もこんな風に見えてたのかな……嫌だな)」

シルビア「……」スッ

フィアンマ「!? 緩んだです?」

シルビア「フィアンマ……」

フィアンマ「な、なんでしょう?」

シルビア「アンタも不憫ね……そうよね」

シルビア「お皿ぐらい、割りたくなるわよね」

オッレルス「(……なんだ? シルビアがデレてるのか?)」

フィアンマ「!?!?」

シルビア「……ごめんね、いつも縛っちゃって」

オッレルス「(謝った!?)」


シルビア「……」

フィアンマ「き、気にするな、非があるのは俺様の方だ」

フィアンマ「お前が謝ることじゃあ……」ギュ

フィアンマ「……ギュ?」

シルビア「……お前だって?」

シルビア「よくもまぁ、そんな立場で言えたもんね」ギギギ

フィアンマ「し、締まってしまいます!!」

シルビア「し・め・て・ん・の・よ!!」

フィアンマ「オフゥ」

オッレルス「(あら?)」

オッレルス「(シルビア……今日はどうしたんだ?)」

オッレルス「(デレたと思ったら、いつも以上に怒ってるし)」

オッレルス「(……情緒不安定なのかな……迷惑かけっぱなしだし)」

シルビア「私に従え、服従しろ、アンタが選ぶ道は私が決める」

フィアンマ「そ、そう言われましてもwww拙者の決定権は拙者にござるwww」

シルビア「……ははあ、絞め殺されたいらしいね」

フィアンマ「オ、オッレルス氏ーっ!! へループ!! 助けて!」

オッレルス「……(御免)」スッ

フィアンマ「……」チラッ

シルビア「……」

フィアンマ「……万事休すwwwwってかwwww」

シルビア「(……失敗かね)」ギュゥウウウ

フィアンマ「……ふぅ」


ここまででェす!

本日の二発目はァ…?


>>225
ないンだな それが

>>229
と見せかけて実は…?

>>230
あr……ないンだな、それが

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」

>>1「自分の立てたスレが変態だらけになったんですが」

一方通行「ヒーローの奴、ベクトルを戻すンじゃなく、壊すンだよな」

一方通行「元に戻らず壊れちまわねェといいがな……」



フィアンマさんは俺様系だからそげぶされたら次は高飛車お嬢様キャラか?
最悪ローラ口調のフィアンマさんが……

今日くるかな

>>254
行こうかァ


エ……エイプリルフール……

おォ
それでOK

とりあえず>>255は死刑って事でェ…

>>269
嘘だよ! エイプリルフールだァ!

今から行きまァす!


翌昼

一方通行「いろいろありすぎたな……昨日は」カキカキ

一方通行「……虫も来たしな」




一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め

十二日目: 俺様(笑) 妹(仮) カモ 垣根カブト ドS




一方通行「多い多い、悩める奴らだらけじゃねェか」

一方通行「……ほンとに悩んでンのか?」


一方通行「……」

一方通行「(……この内どんくれェが解決してンだろォな)」

一方通行「……ま、半分ぐれェなら合格だろ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「さァて、どこの悩める人間だァ」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」


















番外個体「やっほー、ロリコンモヤシ ミサカの電話で感動して泣いちゃってたりする?」















一方通行「……クソガキといい、お前といい……」

番外個体「ぎゃは」


一方通行「なンの用だ」

番外個体「用が無けりゃ電話しちゃいけないっての?」

一方通行「そォだ」

番外個体「ふぅーん、ならミサカには関係ないね、不良だし」

一方通行「あァそォだな、こっちも不良の相手なンざしてらンねェ じゃァな」

番外個体「待ちなよ、第一位」

一方通行「あン?」

番外個体「お悩み相談ダイヤルでしょ、話ぐらい聞くもんじゃないのかにゃーん」

一方通行「……話があンのかよ」

番外個体「なけりゃこんなとこ電話しないよ」

番外個体「いやでも、嫌がらせになるのなら……」

一方通行「やめろ」

一方通行「それで……用件はなンだ」

番外個体「……」


番外個体「ねぇ、第一位」

一方通行「……なンだ」

番外個体「ミサカって、他のクローンといろいろ違うよね」

番外個体「見た目も、性格も……」

一方通行「……あァ」

番外個体「そりゃそうだよね、ミサカは第三次製造計画で作られた」

番外個体「番外個体……ワーストだもんね」

番外個体「今までとおんなじ個体を作っても意味が無いわけ」

番外個体「だから、ミサカのようなミサカが作られた」

一方通行「……」

番外個体「その目的は、妹達から負の感情を抽出する事、そして」











番外個体「第一位……あなたを殺す事…………だった」










一方通行「……」


番外個体「そう、だった……なんだよね」

番外個体「それは全て過去の話、もっと言えばロシアでの話」

番外個体「今の話じゃない」

一方通行「……そォだな」

番外個体「でさ、今の話はと言うと」

番外個体「ミサカにはあなたを殺す理由もなくなった……みたいなものだし」

番外個体「それに……負の感情を抽出する必要も無くなった」

一方通行「……」

番外個体「……お悩み相談ダイヤルのおかげだね」

番外個体「検体番号10032号が電話した後の事だよ」

番外個体「それまで、抽出していた負の感情が一気に減っちゃって」

番外個体「今じゃ、抽出するまでもないくらいだよ」

番外個体「……ここで、学園都市の頂点、第一位様に質問だよ」

一方通行「……」
















番外個体「ミサカは……ミサカに生きる理由なんてあるのかな?」














一方通行「……」

番外個体「……」


番外個体「答えてよ……第一位」

番外個体「ミサカの生存理由を」

一方通行「……別に、死ぬ必要なンかねェだろ」

番外個体「生きる必要もないよね?」

番外個体「確かに、こんなことを言い出したら他のミサカはどうなるの?ってことになる」

番外個体「でも、あの子達は生きる意味を見出せてる、生きる理由がある」

番外個体「……ミサカにはないよ……そんなもの」

一方通行「……」

番外個体「本当は、ロシアで死ぬべきだったのかもね」

番外個体「後々になって、こんな気持ちになるなら」

















番外個体「ロシアで……あなたに殺された方がよかった」












一方通行「……」

番外個体「ミサカを必要とする人はいなくなった」

番外個体「仮にいたとしても、確実に実験目的だもんね」

番外個体「……でも」

番外個体「……もう、実験はいいよ……」

一方通行「……」

番外個体「……しっかし、あれだね」

番外個体「ミサカ生まれてから迷惑しか掛けた覚えがないや、ぎゃは」

番外個体「ま、それがミサカの生まれた理由と生きる理由だったんだけどね!」

一方通行「……」

番外個体「にゃははははは、は……は……」

番外個体「……」














番外個体「ミサカなんて……生まれてこなければよかった……こんな人生無意味だった——」


















番外個体「……それじゃあね、第一位」

番外個体「話聞いてくれてありがとね、ロリコンだけど」

一方通行「……」

番外個体「ミサカはもう、あの家にはもどらないよ」

番外個体「どこかで、人知れず……消えてるから」

番外個体「……そn」


















一方通行「いい加減にしろ!!!」















番外個体「……第一位?」




一方通行「オマエは! 最初から最後まで! なにを言ってやがる!」

一方通行「存在理由がない? 生きる意味がない?」

一方通行「オマエは一体、今までどォして生きてきたンだよ!!」

番外個体「ど、どうしてって……」

一方通行「オマエの周りには誰もいなかったのかよ!?」

番外個体「!」

一方通行「一人寂しく、この学園都市で生きてきたのか!?」

番外個体「それは……」

一方通行「オマエ、妹達がなンで生きようとしたか知ってるよなァ!?」

一方通行「妹達の死を悲しむ奴らがいるからこれ以上は一人だって死ンでやることはできねェ」

一方通行「打ち止めはこォ言ったンだよ!」

番外個体「……」

一方通行「なら!」

















一方通行「オマエが死んで、悲しまねェ奴がいねェわけねェだろォが!!」













番外個体「……っ!」


番外個体「……」

一方通行「わかったら今日は帰って来い、ハンバーグだとよ」

番外個体「……第一位」

一方通行「あン?」

番外個体「さっきの……」

一方通行「なンだよ?」

番外個体「……ミサカの人生の意味……」

番外個体「見つかるまで、一緒に……一緒に探してもらうからね!」

一方通行「……あァ」

一方通行「……見つかるまで、死ぬンじゃねェぞ」

番外個体「そっちこそ、ね」

一方通行「あァ 早く帰って来いよ そンだけだ じゃァな」

番外個体「第一位!」

一方通行「あァ?」

番外個体「……ありがとね」プツリ

一方通行「……」ハァ

一方通行「……お悩み解決だァ」


ミスだァ


一方通行「オマエの人生が無意味なわけねェだろ!」

一方通行「俺みてェなどン底のクズでも見つけれてンだ!」

一方通行「悪党の俺に見つけれて、オマエに見つけれねェわけねェだろ!」

番外個体「……」

一方通行「探してみよォぜ」

番外個体「……」












一方通行「そン時ゃ、俺も手伝ってやるからよ」










番外個体「……ぅ」

一方通行「だから、死ぬなンて言うなよ」

番外個体「……」

一方通行「わかったら今日は帰って来い、ハンバーグだとよ」

番外個体「……第一位」

一方通行「あン?」

番外個体「さっきの……」

一方通行「なンだよ?」

番外個体「……ミサカの人生の意味……」

番外個体「見つかるまで、一緒に……一緒に探してもらうからね!」

一方通行「……あァ」

一方通行「……見つかるまで、死ぬンじゃねェぞ」

番外個体「そっちこそ、ね」

一方通行「あァ 早く帰って来いよ そンだけだ じゃァな」

番外個体「第一位!」

一方通行「あァ?」

番外個体「……ありがとね」プツリ

一方通行「……」ハァ

一方通行「……お悩み解決だァ」


———————————————————————————————

番外個体「やっほー、ただいま!」

黄泉川「おっ、珍しく帰ってきたじゃん」

番外個体「まぁね、今日のご飯は?」

黄泉川「ピーマンの肉詰め」

番外個体「」

一方通行「……」

黄泉川「どうしたじゃん?」

芳川「……ピーマン嫌いなのよね」

番外個体「……ロリコン」

一方通行「……なンだ、不良娘」

番外個体「ロリコンで反応してんじゃないよ! この嘘つき!」

一方通行「ピーマンっつったらオマエ帰ってこねェだろォが!」




ギャーギャー!! キィィィィハラクゥゥゥン!!




芳川「騒がしいわね」モグモグ

黄泉川「つまむな、肉の部分だけを」

打ち止め「むむっ、女の気配」モグモグ

黄泉川「よぉし、四人ともピーマン増量じゃん!」

芳川「不幸だわ……」

黄泉川「桔梗が言うな、じゃん」


ここまででェす、途中のミスごめンなさァい

乙でェす

悲しむ奴がいない訳無い、では?

>>292
あァー!!


一方通行「オマエが死んで、悲しむ奴がいねェわけねェだろォが!!」



ですね、ごめんなさい


行きまァす


—— 遡り ——

一方通行「……あンなひねくれた奴でも」

一方通行「生きる意味なンざいくらでもあるっつゥの」

一方通行「……ピーマンの肉詰めを食うとかな」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「やれやれ」ガチャリ

一方通行「はァい、こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件は?」














???「私が電話した事によって、この電話も歴史に残るかもな」












一方通行「(なに言ってンだ?)」

???「つまり学園都市がイギリスの歴史になるわけだし」

一方通行「(まァた国際ダイヤルかよ)」


一方通行「(意味不明発言は放っといてェ)」

一方通行「で、ご用件はァ?」

???「そうだったな」

???「……では……」












???「……そろそろ、三十路前……いくら私の立場でも、結婚したほうがいいかしら?」











一方通行「(……結構ガチな悩みじゃねェか)」

???「こんなこと相談するのもあれだけど……」

一方通行「(全くだ)」


一方通行「つか、あれかよ」

???「ん?」

一方通行「オマエ、行き遅れかァ……」

???「よぅし、ぶっとばされる準備はできたか?」

一方通行「なに言ってンだ」

???「そもそも、私ほどの立場になるとやすやす結婚を決めれるもんじゃないし」フゥ

一方通行「……」

一方通行「さっきから思ってたが……」

???「なに」

一方通行「オマエ、何様なンだよ」

???「んー?」

???「お姫様」

一方通行「……そォかよ」

???「そうだし」

一方通行「(……三十前でお姫様かよ……)」

一方通行「(痛てェ)」


一方通行「……簡単に言うがなァ」

一方通行「結婚っつゥのは相手がいるンだぜ?」

一方通行「オマエ、そォいった奴がいンのかよ?」

???「ふ……そんなことか」

???「私と結婚したい人間なんて探せば世界中いるし!」

一方通行「お姫様だもンなァ」

???「その通り」

一方通行「……それでもいいけどよォ」

???「なに?」

一方通行「……いや、まァ……俺が言うのもなンだが」

一方通行「……ほンとになンだが……」

???「くどいな、早く言えば?」

一方通行「……あァー」















一方通行「……お互いに愛がある方がいい……ンじゃねェの!?」











???「……」

一方通行「……」

一方通行「まァ、一般的に見てだしィ?」

???「必死か」

一方通行「やかましい」


一方通行「とにかく、無差別に結婚する人間を選ぶんじゃねェよ」

???「私と結婚したら幸せなのに?」

一方通行「お姫様だもンなァ」

???「その通り」

一方通行「まァ、それは置いといて」

一方通行「さすがに、相手の事を知らねェままっつゥ訳にはいかねェだろ」

???「……確かにね」

一方通行「つまり……だ」

???「つまり……?」











一方通行「遠くの薔薇より、近くのタンポポっつゥだろ?」











???「聞いたことないし」

一方通行「日本にはあるンだよ」

???「それに、私自身薔薇だし」

一方通行「お姫様ですもンねェ」

???「バカにしてるのか?」

一方通行「(若干)」


一方通行「知らねェ男より」

一方通行「周りにいるよく知ってる男の方がいいンじゃねェのかっつゥことだ」

一方通行「……三十路だし」

???「関係ないだろ」

???「まだ三十路じゃないし」

一方通行「時間の問題だっつゥの」

???「うるさい」

一方通行「……っつゥよりも」

一方通行「やっぱ親とかに相談したほうがいいンじゃねェのか?」

???「……親ねェ……」

一方通行「なンだよ」

???「なんでもないし」

???「近くの男……ね」


一方通行「なンにせよ」

一方通行「まずは相手の事を知らねェと始まンねェっつゥ事だ」

一方通行「近くに気になる野郎いンのか?」

???「……いるっちゃいるけど……」

???「……気には……ならんし」

一方通行「……まァ」

一方通行「意識してみたら変わるンじゃねェの?」

???「そんなもんかね?」

一方通行「そンなモンだ」

一方通行「奥手すぎてもダメだからな そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……」

???「ウィリアム……」

???「……はさすがにダメか」

???「となると……ね」


一方通行「……ハァ」

一方通行「割と重い相談だった」

一方通行「必死な三十代だなァ……」

芳川「なに?」

一方通行「いや……」

黄泉川「ん?」

一方通行「……いや」


———————————————————————————————

キャーリサ「……」

キャーリサ「……」ジィー

騎士団長「……」

キャーリサ「……」ブッスゥ

騎士団長「……なんでしょう?」

キャーリサ「……」ハァ

騎士団長「ため息をつかれるほどのなにかが……?」

キャーリサ「……」





???『遠くの薔薇より、近くのタンポポっつゥだろ?』





キャーリサ「(……いやそんな言葉はしらんけど)」

騎士団長「原因が分からない……」

キャーリサ「(ま……コイツならね)」

キャーリサ「……妥協じゃ可哀想だしね」

騎士団長「妥協? なんのことか……」

キャーリサ「騎士団長」

騎士団長「なんでしょうか?」

キャーリサ「国を背負う時が来たかもしれないな」

騎士団長「……は?」

キャーリサ「私についてくればいいし!」



——————————————————————


————————————————


———————————



ここまででェす

ネタねェ……

11時までには行きまァす

行きまァす


一方通行「(結婚ねェ……)」

一方通行「(うちのババア共にゃァ関係ねェな)」

芳川「なに?」ヌッ

一方通行「なンでもねェよ、出てくンな」

黄泉川「じゃん?」スッ

一方通行「じゃンでもなンでもねェよ」




ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪




一方通行「おら、どっか行け」

芳川「ニートの時間だわ」スタスタ

一方通行「ねェよ、そンな時間」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」











???「うたかたの恋では終わらせない……俺に知恵を!」










一方通行「(……頭が春だなァ……季節は冬)」

???「知恵が欲しい」


一方通行「……ここは悩みを相談するとこなンだが?」

???「だからぁー、俺は恋の事で悩んでんだよ」

???「至極、もっともな理由で電話してんじゃねえか」

一方通行「……」

一方通行「(そォか……これはまともな相談か)」

一方通行「(チッ……判断能力が低下してやがンのか……?)」

???「ま、とりあえず話を聞いてくれや」

一方通行「……」

一方通行「……あァ」

???「長い! 間が長い!」

一方通行「(……っつても)」

一方通行「(結婚に続いて恋愛とはな……)」

一方通行「(俺がまともな事言えるわけねェだろォが)」

???「ったく、しゃんとしてくれよ」

一方通行「はいはい」


???「そう、あれは冬真っ只中の一月の事だった」

一方通行「(あ、自分語り形式のやつか……)」

???「実は、俺はスキルアウトでな、ATMを盗んでほくほくだったんだよ」

一方通行「(悪ガキが……こォいう奴が警備員の世話になンだよなァ)」

???「ま、そううまくいくはずがなくてな」

???「ATMにGPS発信機が付いてたわけだ」

一方通行「(初めからその可能性も考慮しとけよ)」

???「で、警備員に囲まれるんだが……」

???「うちの当時の新入りができるやつだったんだよ」

???「警備員めがけて突っ込んだんだなぁ……懐かしいな」

一方通行「(馬鹿かよ……どこの三下だそンな事すンのは……)」


???「逃げ切ったと思っちまうじゃん?」

???「ところがどっこい、一人の馬鹿な警備員が大型のタンクローリーで追って来やがった」

一方通行「(警備員も馬鹿か……)」

一方通行「(やってる事変わンねェじゃねェか)」

???「その警備員こそ……」













???「俺が恋した女……よm!……いや、ここは匿名で……」












一方通行「(最後まで聞いてたら嫌な気持ちになったかも知れねェ)」

???「とにかく、その無茶苦茶な女に惚れちまったわけなんだよ」


???「結局、俺らは車も壊され捕まっちまって」

???「留置所に入ったわけなんだが……」

一方通行「(留置所ですむのか……)」

???「経緯で言えばこんな感じだ」

???「俺はスキルアウトで向こうは警備員……」

???「敵対組織みたいなもんだが……だが!」

???「恋にそんなもんは関係ねえ!!」

一方通行「……」

???「俺はそう思う……思うだろ!?」

一方通行「……あァ」

一方通行「(ずいぶン熱くなっちまって……こンなモンなのか?)」


???「で、だ」

???「俺はここからどうしたらいいと思う?」

一方通行「どうしたら?」

一方通行「オマエはどォなりたいンだよ」

???「付き合いたい」

一方通行「……なら手段は一つしかねェじゃねェか」

一方通行「告れば?」

???「……そう、そうなんだが……」

???「なんか適当すぎねぇ?」

一方通行「(うぜェ)」

一方通行「今、解決しただろォが」

???「いや、そうなんだけど……」

???「もっと、告白の成功率が上がるアドバイス的な……」

一方通行「(知らン)」

一方通行「(ンなモン、俺が知ってるわけねェだろ)」


一方通行「ネットで調べろよ」

???「お前ぇ!! それでもお悩み相談ダイヤルか!?」

一方通行「そォだ」

???「なら責任もってちゃんとアドバイスしろ!」

一方通行「……ハァ」

一方通行「ンじゃァ言うが……」

???「ああ!」

一方通行「まずは、スキルアウトやめる事だなァ」

???「それは断る!」

一方通行「こォなること分かってたから言いたくねェンだよ」

???「それ以外で頼みます!」

一方通行「(面倒くせェ)」


一方通行「……」ンー

???「なんか、こう、女が絶対落ちるセリフとか……」

一方通行「セリフで落ちたら世の中の男は苦労しねェ」

???「じゃ、じゃあ女に好かれるポイントとか……?」

一方通行「……あァー」

一方通行「顔?」

???「却下だ」

一方通行「なにが却下なンだよ」

???「イケメンどうたらはNGなんだよ、俺ら」

一方通行「意味分かンねェ」

一方通行「……」ハァ

一方通行「もォ普通でいいじゃねェか、普通が一番」

???「普通っつうのは?」

一方通行「女に気持ち伝える時に男が必要なセリフは一つだろ?」

???「……」ハッ

一方通行「しくじンなよ そンだけだ じゃァな」プツリ

???「……駒場のリーダー、俺を許してくれよ」

???「男らしく行くぜ!」


一方通行「うだうだ悩みやがって……」

一方通行「……行っちまったか……」

一方通行「(大体、俺にそンな事言ってもどォにもならねェっつゥのに……)」

一方通行「(どォいう風にこのダイヤルは広まってンだァ?)」


———————————————————————————————


半蔵「……おっ」

黄泉川「お、お前は……」

半蔵「黄泉川、待ってたぜ」

黄泉川「服部……だったじゃん?」

半蔵「ああ、俺は服部半蔵だ」

黄泉川「待ってた……って、私になにか用じゃん?」

半蔵「ああ……黄泉川!」

黄泉川「じゃん?」









半蔵「好きだ!! この俺服部半蔵と付き合って下さい!!」








絹旗「おおぅ」

黒夜「おおゥ」

フィアンマ「おwwおぉww」

オッレルス「おお!」

御坂「ここ、こんな街中で……//////」

黒子「大胆ですの」


黄泉川「……」

半蔵「……」

黄泉川「本気じゃん?」

半蔵「マジだ」

黄泉川「そうか……」

半蔵「……」





初春「ノーマルかぁ……」

サンドリヨン「(なんていったのかしら?)」

土御門「(スキルアウトに警備員か……みものだにゃー)」





黄泉川「……」

半蔵「ど、どうだ?」

黄泉川「……なら」











黄泉川「スキルアウトをやめたら考えてやるじゃん じゃあな服部」










半蔵「」


佐天「あららー」

雲川「お気の毒だけど」

青ピ「ハァハァ」






半蔵「流された…・・・」ズーン

半蔵「……ちくしょう」

浜面「よう、半蔵」

半蔵「浜面か……惨めだろ、俺」

浜面「そんなことねえって」

浜面「周りの奴らみんな見入るほど鮮烈な印象だったさ」

半蔵「結果は見るに耐えないけどな……」

浜面「仕方ないだろ、向こうは警備員、こっちはスキルアウト」

半蔵「……その垣根ぐらい、越えれると思ったんだけどなぁ……」

半蔵「……失恋か……」ズーン

浜面「……飯食いに行くか」

浜面「食い逃げして捕まるぐらいの覚悟で」

半蔵「……そうだな、立ち、な、おるかな……」

浜面「(結構引きずるなこれは)」








上条「浜面の知り合いだったのか……可哀想に」

禁書「日本も大胆なんだね!」








一方通行「やっぱりあいつだったか……やめとけと言うべきだったかもなァ」

一方通行「大勢の前で羞態を晒しちまったわけだし……悪ィ事したなァ」


ここまででェす


待たせたなァ!

今日中に行きまァす


行きまァす


翌昼


一方通行「(相談受けて即効に告白するとはな……)」カキカキ

一方通行「(いつ言っても変わらねェがな)」





一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め

十二日目: 俺様(笑) 妹(仮) カモ 垣根カブト ドS

十三日目: 番外個体 お姫様(三十路) 服部半蔵






一方通行「……」

一方通行「毎日掛かってこなくてもいいだろ……」


一方通行「そして意外に多い知り合い」

一方通行「……学園都市が狭く感じるぜ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「十四日連続かよ」ガチャリ

一方通行「もしもし、こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」













???「おかしな事を言うかもしれないけどかまわないかしら?」












一方通行「(できればやめて欲しい)」

???「全く、不思議だわ」


???「その前に」

一方通行「あァ?」

???「これから私が言う事は嘘でも妄言でもないわ」

???「これを前提に置いて話を聞いて欲しいわ」

一方通行「……」

???「あのね……実は」













???「昨日、大分前に死んだと思ってた人が生きてて、なんかきれいになって
    敵対してたはずの組織にいるのを見た私はどうすればいい?」










一方通行「……」

一方通行「嘘と妄言だらけじゃねェか」

???「本当なの!」


一方通行「あのなァ……」

一方通行「いくら学園都市でも死人を生き返らせるのは……」

???「……」

一方通行「……」

???「……」

一方通行「…………無理なンだよ」

???「すごい間があったわ」

一方通行「気にすンな」

???「そうするわ」

一方通行「仮に、その話が万に一つ本当だったとして」

一方通行「お前には関係なくねェか?」

???「え?」


一方通行「その生き返った奴っつゥのはそっちでよろしくやってンだろ?」

一方通行「ならいいじゃねェか、今更関わらなくてもよォ」

???「そう……だけど」

一方通行「それともなにかァ?」

一方通行「そいつがお前の恋人だったりすンのかよ?」















???「こここ恋人、って////// そそんなわけ、ないわよ!//////」











一方通行「(まさかのビンゴ、分かりやすィ)」

???「まま的外れもいいとこだわ!!」

一方通行「そォかい」


一方通行「じゃほっとけばいいだろォが」

???「で、でも……」

一方通行「なンだ? そいつが気になンのか?」

???「そうじゃないってば!」

一方通行「ムキになンなよ」

???「と、とにかく私としては敵対組織と仲良くしてるのはどうなの、ってこと」

一方通行「今敵対してるわけじゃねェだろ?」

???「うっ……そうだけど」

一方通行「じゃァなにしようが自由だろ、それともあれか?」

???「?」

一方通行「ヤキモチ焼いちゃったりしてるンですかァ?」

???「や、焼いてないわよ!」

一方通行「(面白い)」


一方通行「じゃつまり、オマエが言いてェことは」

一方通行「そいつらと関わンなっつゥことか?」

???「そこまでは言ってないけど……」

一方通行「私に構え、かァ?」

???「違うわよ! だから」

???「……つまり」












???「帰ってきたなら連絡ぐらいよこしなさいよ! この馬鹿!」











一方通行「俺に言われても……」

???「ってことを言いたいのよ!」

一方通行「寂しかったのか」

???「ち、違うわよ!」


一方通行「素直じゃねェな」

???「知らないわよ」

一方通行「……」ンー

一方通行「オマエソイツに会ったのか?」

???「会ってないわよ」

???「昨日チラリと見て逃げ帰ったもの」

一方通行「ビビって?」

???「驚いて、よ!」

一方通行「じゃ、まァ会ってみるしかねェだろ」

???「……」

一方通行「正直、俺はオマエがどォしてェのか分かンねェし」

一方通行「会えば言いてェことの一つや二つ出てくンだろ」

???「……そうかしら」

一方通行「そンなモンだろ」

一方通行「ま 精々ガンバって愛しの恋人を探すンだな じゃァな」プツリ

???「愛しの恋人なんかじゃない!」

???「……会えるかしら」


一方通行「いるンだなァ……ああいう奴」

一方通行「自分では隠してるつもりが周りから見りゃァバレバレな奴」

一方通行「全く、バレバレだっつゥの」

芳川「……」

一方通行「なンだよ」

芳川「なにも」




———————————————————————————————

翌日


心理定規「……」

心理定規「(ここのファミレスにいたけど……アイテムと)」チラリ

心理定規「!!」



垣根カブト「〜♪」



心理定規「(いた! しかも一人!)」

心理定規「……待ってなさい!」



イラッシャーセ



垣根カブト「(この二日でもう浜面さんの辛さがわかるとは……)」

垣根カブト「(彼も大変です)」シミジミ











      「帝督っ!!!」










垣根カブト「?」

心理定規「……」

垣根カブト「はい? 帝督は私ですが……」

心理定規「いなくなったと思ったら……頭おかしくなっちゃたの?」

垣根カブト「失礼ですがあなたは……」

心理定規「っ……!!」

心理定規「……重症のようね」

垣根カブト「(普通に考えて、彼女は『垣根帝督』の知り合い……)」

垣根カブト「(私は知りませんが……怒っている?)」

心理定規「……」プルプル

垣根カブト「あ、あn」















心理定規「帰ってきたなら連絡ぐらいよこしなさいよ! この馬鹿!」











垣根カブト「……」

心理定規「なんで言わないのよ!」


心理定規「あなたはいつもそう!」

心理定規「自分の好き勝手やって、いつも私は置いてけぼり」

心理定規「どれだけ……どれだけっ!」

垣根カブト「……心配してくれてたんですか?」

心理定規「っ///」

心理定規「だ、誰が心配なんて!」

心理定規「しかも、あなたアイテムと仲良くしてるじゃない!」

垣根カブト「問題でも?」

心理定規「なっ、ないけど……」

垣根カブト「……」

心理定規「……」ショボーン

垣根カブト「寂しかったのですね」

心理定規「ち、違うわよ!」

垣根カブト「(なるほど分かりやすい)」

黒垣根「自分の記憶を渡すのは癪だった」


垣根カブト「しかし」

垣根カブト「今はアイテムが私の居場所です」

垣根カブト「それを投げ捨てることはできません」

心理定規「……そうなんだ……」

垣根カブト「……」

心理定規「……」

垣根カブト「……しかし」

心理定規「?」

垣根カブト「恥ずかしながら、私には知り合いがあまりいません」

垣根カブト「もし、あなたがよろしいのでしたら」
















垣根帝督「私と友達になってくれませんか?」










黒垣根「ただの分身に自分の記憶を渡すのはさすがに癪だった」
黒垣根「これが俺の最後の抵抗だ」


心理定規「……」

垣根カブト「……」

心理定規「……帝督が」

心理定規「帝督が言うなら……仕方ないわね」

心理定規「……また、友達からだけど」

垣根カブト「はい、よろしくお願いします」

心理定規「こちらこそ」ニコ

心理定規「……もう、いなくならないでよね」ボソッ

垣根カブト「はい?」

心理定規「なんでもないわよ」











浜面「なにこのラブ展開?」

滝壺「修羅場?」

麦野「どこがよ、純愛よ」

絹旗「そうですよ、むしろこっちの方が超しゅr」

麦野「絹旗?」

絹旗「超純愛です! 超感動です!」

浜面「くそぅ……羨ましい」

滝壺「は?」

浜面「俺は幸せだなぁ!」

ここまででェす

白垣根「途中でなんか記憶が抜けた」

っつゥことで!


その原因が>>438>>442だったとしてもしっくり来るのは何故だろう…
元の垣根は本当に良いキャラしてたよな…

>>445
白垣根がダメキャラみたいな言い方はやめろよッ!

……能力はともかく性格は扱いやすいから!


今日行きまァす

行きまァす


一方通行「色恋沙汰にゃ興味ねェ」

一方通行「ただ、相談に来たら乗るまで、だ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「(できれば乗りたくねェが)」ガチャリ

一方通行「もしもしィ、こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件は?」










???「はいはいちゃーん、ここは私の相談に乗ってくれるのかにゃーん?」









一方通行「(変人か)」

???「お悩み相談ダイヤルちゃん♪」


一方通行「それでェ、ご用件は?」

???「よくぞ聞いてくれたね、相談ダイヤルちゃん」

一方通行「聞くところだからなァ」

???「実は、私は今、学園都市にいるのです」

???「ここに来た目的ってこと、つまり」












???「私の目的は幻想殺しちゃん……つまり、上条当麻を探す事っ!!」









一方通行「……」

???「と、言う訳でよろしくお悩み相談ダイヤルちゃん」

一方通行「(……解決してね、これ?)」


一方通行「で、ソイツを見つけたとしてどォすンだ?」

???「それはこっちの秘密ちゃんってことで」

一方通行「……」

一方通行「無闇に居場所を突き止めるなンてことはやってねェ」

一方通行「相談……以来するなら理由を言え」

???「言ってもどうせ嘘しか言わないよ?」

一方通行「……言っておくが」

一方通行「俺はオマエが探している奴の居場所は知ってる」

???「教えてよ」

一方通行「つまり、俺がオマエに情報を教えたとして」

一方通行「ソイツがどォにかなったとしたらこっち側の責任だ」

一方通行「その場合、俺はオマエを学園都市から出さねェぞ」

???「……」

一方通行「その覚悟があンなら教えてやる」

一方通行「上条当麻の居場所をなァ」


???「……ふふっ」

一方通行「あァ?」

???「面白いね、お悩み相談ダイヤルちゃん」

???「私がそんな物騒なことすると思ってるの?」

一方通行「そォだ」

???「だとしたらとんだ勘違いちゃんね」

???「別に上条当麻を殺すわけじゃないしー」

一方通行「じゃァ、何をしにアイツの所まで行く?」

???「……いや、別に」














???「相手の顔見てから何するか、話すかを決めようと思ってるにゃん」










一方通行「……」

???「本当だよ?」


一方通行「……」

一方通行「(どォする?)」

一方通行「(こォいう場合、相談に乗るべきなのか?)」

???「だからさー教えてよ、幻想殺しちゃんの居場所ー」

一方通行「(人の居場所を知りてェのにこンなとこに電話するってことは)」

一方通行「(正規の手段を好まねェって事……)」

一方通行「(つまり……暗部関係……だろォな)」

???「今日中に行きたいのよねー」

一方通行「(そンな奴をアイツの所に送るのはなァ……)」

一方通行「(つゥか、多分コイツあの英雄に説教されたンだろォな……)」

一方通行「(あァ言ってるが、用はお礼参りってとこか?)」

一方通行「(……だが、普通の相談者って事も……)」

???「もー教えてくれないと自分で探し当てて殺しちゃうかもよー」

一方通行「(ねェな、こいつ予想通りの暗部関係か)」

一方通行「(自分でばらしてくるとはな)」

一方通行「(……仕方ねェ)」


一方通行「……分かった」

???「お?」

一方通行「教えてやる、奴の居場所」

???「さっすがお悩み相談ダイヤルちゃん!」

一方通行「だが俺も行く」

???「え」

一方通行「俺が案内役だ、それが条件」

一方通行「それでいいなら教えてやる」

???「ええー……」

???「覗き趣味ちゃん?」

一方通行「違ェよ、どォすンだ?」

???「んー、どうせ断っても幻想殺しちゃんの所にいそうだし」

???「じゃあ、お願いしようかな、相談ダイヤルちゃん」

一方通行「とある高校の学生寮前集合だ」

???「あれ? そこに幻想殺しちゃんいるんじゃ……」

一方通行「オマエも言ってたろ、俺も行く」

???「覗き趣味ちゃん」

一方通行「出会い頭にバラバラにすンぞ」


———————————————————————————————

一方通行「……」

一方通行「……あれか?」





サローニャ「もういる、相談ダイヤルちゃんはアンタね?」





一方通行「外国人か」

サローニャ「お悩み相談ダイヤルちゃんも外国人みたい」

一方通行「どォだかな、行くぞ」

サローニャ「ほいほいちゃーん!」

一方通行「……面倒くせェ」


一方通行「ここだったか」

サローニャ「はいはいちゃーん」ピンポーン

一方通行「(居るだろォな……?)」

サローニャ「……」

一方通行「……」

サローニャ「……」

一方通行「……」


ガチャリ


上条「どちら様……」

一方通行「……」

サローニャ「幻想殺しちゃん、久しぶり」

上条「……」

上条「……不幸だ」

サローニャ「なんで?」

一方通行「(昔に殺りあった相手が二人いるンだからなァ)」


上条「とりあえず中に入れたけど……」

上条「どういう二人組みなんだよ!」

一方通行「わけアリだ」

サローニャ「わけありちゃん」

上条「サローニャに一方通行って……」

上条「ハワイの時お前ら会ってたのか?」

一方通行「ハワイだと……そォか、こいつその時の……」

サローニャ「へぇーアンタもハワイに来てたんだ」

上条「いや、それはもう終わったことだからいいけど……」

上条「結局二人は何のようでここに来たんだ?」

一方通行「俺は用はねェ」

上条「はぁ?」

サローニャ「私も無いよ」

上条・一方通行「はぁ(ァ)」!?」


一方通行「テメェ、どォいうつもりだ!?」

上条「お前がどういうつもりだーっ!?」

サローニャ「だからー、言ったよね?」

サローニャ「相手の顔見てから何するか、話すかを決めようと思ってるにゃん」

サローニャ「って」

サローニャ「幻想殺しちゃんの顔見てね、やる事する事なにもなかったにゃん」

一方通行「……」

上条「一体どういう……」

サローニャ「ま、本当の所お礼参りに来ようとしたけど……」

上条「ええっ!? 一方通行!!なんで止めなかったんだよ!」

一方通行「うるせェ、考えた結果だ」

サローニャ「顔見て分かった、私は上条当麻には勝てない」

サローニャ「この男は、私には倒せない……強いよ」

一方通行「……」

上条「サローニャ……」

サローニャ「でも、なにもせず帰るってのはあれちゃんだし?」

上条「(あれちゃん?)」

サローニャ「上条当麻……私と遊ぶってのは……どう?」

上条「さささ、サローニャ? な、なんで服脱いでるのでせう!?」

サローニャ「拳で語った仲だにゃん、体でも……語らない?」

上条「かか、上条さんの当麻さんがーっ!!」

一方通行「ふン」ビシッ

サローニャ「ちゃん」ドサッ

上条「一方通行……」

一方通行「帰る」

上条「……いい所だったのに」ボソッ

一方通行「ミンチになるか?」

上条「冗談ですよ」ハハハ


———————————————————————————————

一方通行「……ハァ」スタスタ

一方通行「(とンだ無駄足だったな……)」スタスタ

サローニャ「……っふ」

一方通行「? 起きてンなら降りろ」

サローニャ「……ふふっ」

一方通行「(なンだ?)」

サローニャ「……て……くれた」

一方通行「あン?」








サローニャ「上条当麻が私の事覚えててくれた!!」パァア







一方通行「はァ?」

サローニャ「忘れてると思ったのに! 覚えててくれた」

サローニャ「ふふっ、うれしいにゃーん!!」

一方通行「意味分かンねェ」

サローニャ「私を知ってくれてる人がいるってことにゃん!」

サローニャ「しかも……上条当麻が!」

一方通行「(……暗部の人間ってのは)」

一方通行「(用は表から存在を消されてるよォなモンだ)」

サローニャ「サローニャって//////呼んでくれた!」

一方通行「(しかも、コイツはグレムリンからも切り離されて孤立)」

一方通行「(そン中で自分を知ってる人間に出会えたこと自体に喜んでるっつゥことか……)」

サローニャ「上条当麻♪ うふふっ」

一方通行「……」ハァ

一方通行「(……色恋沙汰は……興味ねェ)」


ここまででェす

超電磁砲Sが放送した今日なら>>1もくるはずだァ


>>501
今日中には間に合わせるっ!!


行きまァす!


一方通行「あァー疲れた……」

一方通行「アイツはアイツでフラフラとどっかに帰ってったなァ」

一方通行「本当に無駄足だったぜ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「へェへェ、帰った途端かよ」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」











???「うん、うん、分かっているよ、ここがお悩み相談ダイヤルなんだよね?」










一方通行「(誰と会話してンだよ)」

???「私の相談に乗ってくれるかなあ?」


一方通行「相談っつゥのは?」

???「それなんだけどねー」









???「ぶっちゃけ、私に『木原』以外のパターンを教えてほしいのでーっすっ!」









一方通行「……木原だと?」

???「名乗っちゃうけど、私の名前は木原円周」

円周「あなたが木原を知っているか知らないけど」

円周「私は木原の及第点に達していない木原だよ」

一方通行「……」

一方通行「(木原か……)」

一方通行「(やはり、アイツが俺に関わっていた以上)」

一方通行「(アイツもおかしな野郎だったっつゥことか……)」

円周「るんるーんるーん」

一方通行「(木原について聞きだせるかも知れねェ)」

円周「ところで、そろそろ相談したいのですが」

一方通行「……話してみろ」


円周「さっき言ったパターンがほしいって意味、分かる?」

一方通行「……いや」

円周「私はさっき、及第点に達していない木原って言ったよね?」

円周「故に私は他の木原の発想を得て自ら補助してきた」

円周「それによって及第点の木原を補うために」

円周「でも、それだけじゃあダメなんだよね」

円周「木原だけじゃあダメだったんだよ」

一方通行「(……木原ってのは一体)」

円周「だからね、木原以外の他の人間の思考パターンが新しく欲しいの」

一方通行「(木原の思考パターン以外の思考パターンか)」

一方通行「(あのイカれた木原数多のパターンじゃァ、人格も正しくできねェだろォに)」

一方通行「(だからこその一般的なパターンを求めてンのか?)」

円周「つまり、お悩み相談ダイヤルお兄ちゃんは」

円周「さまざまな人格データを言語化して私にインプットさせてもらいたいの!」

一方通行「(……さすがは木原ってとこか……)」

一方通行「(無茶苦茶言いやがる……人格データを言語化だと……)」

一方通行「(仮にできたとして、自身がその情報を正しく受け取れるか分かンねェのに)」

一方通行「(……いや、木原なら可能……か?)」

円周「まー、難しく言うのもなんだし」

円周「あなたの知っている人の性格を私に教えるだけでいいよ」

一方通行「(……及第点に達していない……か)」

円周「うんうん、数多おじちゃんならこうするんだよね!」

一方通行「(する訳ねェだろ)」


一方通行「(……ン?)」

一方通行「(……待てよ)」

円周「るんるんるーん」

一方通行「(ここで俺が無茶苦茶なパターンを与えれば)」

一方通行「(コイツに木原の及第点を与えず)」

一方通行「(木原にはなれないンじゃねェか?)」

円周「なるべく変わったパターンがいいな」

一方通行「(つまり、俺がすべきことは)」












一方通行「(俺が知っているありとあらゆる変態の思考をコイツに叩き込むこと!!)」











円周「うんうん、楽しみだなあ」

一方通行「(お悩み相談歴十四日……)」

一方通行「(その間に出会った変態、変人……)」

一方通行「(……役に立つときが来たぜ……ッ!!)」


一方通行「いいぜ」

一方通行「俺が出会ってきた猛者の思考パターンをオマエに教えてやる」

円周「わーい!」

一方通行「まずはだな、少年を見ると暴走する———」

円周「ふむふむ———」








一方通行「中学生を尾行する———」

円周「なるほど———」




一方通行「男と男に興奮する———」

円周「えーっ———」




一方通行「妹に欲情する———」

円周「萌えだね———」




一方通行「お兄ちゃんが大好きな———」

円周「うんうん、———」




一方通行「高校デビューっつゥ———」

円周「激おこぷんぷん———」




円周「でね数多おじちゃんが———」

一方通行「へェー———」


一方通行「———とまァ」

一方通行「長くなったがこンなモンでどォだ」

円周「うんうん、とってもためになったよ!」

円周「ありがとう、お悩み相談ダイヤルお兄ちゃん」

一方通行「そォか、そォか」

一方通行「そりゃァよかった」ニヤリ

一方通行「じゃ 使用場所 使用条件を 間違えず使えよ そンだけだ じゃァな」プツリ

円周「えへへー、いっぱい教えてもらっちゃった」

円周「うんうん、こういう時は『木原』ならこうするんだよね!」


一方通行「……く」

一方通行「クハハハハァッ!!」

一方通行「木原を一人変えてやったぜ……」

一方通行「(一方通行木原へのささやかな復讐)」

一方通行「木原一族のホープ潰しだァ!」


———————————————————————————————


円周「……」

円周「うんうん、分かっているよ」

円周「こういう時、ショタコンならこうするんだよねっ!」

円周「うふふ……かわいい男の子落ちてないかなあ?」ジュルリ

円周「片っ端からベロベロしたいなあ……」

円周「……」

円周「うんうん、分かっているよ」

円周「こういう時、中二病ならこうするんだよねえ!!」

円周「私の魔眼を見ないほうがいい……邪龍が暴れだすからね……」

円周「おっと約束の時が来そうだね……いつもよりずっと早いよ……」

円周「……」

円周「うんうん、分かっているよ」

円周「こういう時、ドSならこうするんだよね!」

円周「跪いてよ、この豚以下のゴミ、息しないでね臭いから♪」

円周「……」

円周「うーん、まだまだパターンにはなじめないなあ」

円周「及第点に達するために頑張らなくっちゃ!」





唯一「……木原円周……」

唯一「木原唯一の赤点……」

唯一「なんちゃってね」


ここまででェす!

ネ・タ・ぶ・そ・くっつゥわけです


行きまァァす


一方通行「これで木原の衰退に繋がれば……」

一方通行「……」

一方通行「……クァ」

一方通行「……」ゴロン

一方通行「……zzz」クー







ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪





———————————————————————————————





上条「……」プルルルル

上条「こ、これ以上はもたんぞーっ!!」

上条「……不幸だ」





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シスターズノイズ サガシツツヅケル♪




一方通行「……ン?」パチリ

一方通行「寝てたのか……っと」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件は?」















???「結局、ここがお悩み相談ダイヤルって訳よ」











一方通行「(ン? なンかいつもと違うな)」


一方通行「ンで、ご用件は?」

???「その前に自己紹介」

一方通行「あン?」











フレンダ「私はフレンダ=セイヴェルン、結局、今は死んでるって訳よ」








一方通行「……」

一方通行「(セイヴェルンっつゥと……フレメアってガキか……ってそォじゃねェ)」

一方通行「今は死んでるだァ!?」

フレンダ「そ、今はもうそっちの世界にはいないって訳よ」

一方通行「……頭イカれてンのかァ?」

フレンダ「イカれる前に死んじゃった」

一方通行「はァ?」


フレンダ「とにかく、私は生きてないって訳よ!」

一方通行「……もし」

フレンダ「?」

一方通行「オマエがフレンダ=セイヴェルンだったとしたらそォだろォな」

フレンダ「私を知ってるの!?」

一方通行「いや、知らねェ」

フレンダ「てことは……『アイテム』?」

一方通行「……まァ、知らねェことはねェ」

フレンダ「結局!!!」

一方通行「っ! うるせェな!」

フレンダ「あの後、『アイテム』はどうなった訳!!?」

一方通行「あの後?」

フレンダ「私が死んだ後」

一方通行「……」


一方通行「オマエがいつ死ンだのか知らねェが」

一方通行「俺が『アイテム』を見た時、オマエはいなかった」

フレンダ「つまり……」

フレンダ「『アイテム』はまだあるって訳ね!!」

一方通行「そォいうこったな」

フレンダ「……ぅふ」

一方通行「あァ?」

フレンダ「ふー、よかったぁ」

一方通行「よかっただと?」

フレンダ「? 当たり前って訳よ」

一方通行「オマエは確か第四位に殺されたはずだったよなァ?」

一方通行「それでいて『アイテム』の存続を喜ぶってのか?」

フレンダ「そうよ」

一方通行「……」

フレンダ「結局、私が死んだのは私の責任って訳」

フレンダ「暗部ってのはそういうとこ、麦野は確かにブチ切れてたけど」


フレンダ「それにしても、『アイテム』が無くなってなくてよかったー」

フレンダ「滝壺は居場所ができたのかな? 絹旗は背のびたかな?」

フレンダ「ダメ面は……まだ生きてるかな?」

フレンダ「麦野は……私を許してくれたかな?」

一方通行「……チッ」

フレンダ「はぁー、私ももう一度『アイテム』になりたいなぁ」

一方通行「……おい」

フレンダ「何?」

一方通行「俺がオマエを知ったのは『アイテム』じゃねェ」

フレンダ「え、どういう……」

一方通行「おそらくだが、オマエがここに電話した理由……」

フレンダ「まさか……」














フレンダ「……フレメア?」










一方通行「……当たりか」

フレンダ「フレメアに会ったの?」

一方通行「あァ」

一方通行「(相談っつゥのは妹の安否の情報っつゥとこか)」

フレンダ「あの子、もしかして学園都市の暗部に……」

一方通行「暗部にゃなっちゃいねェよ」

フレンダ「よ、よかったー」

一方通行「……だが」

一方通行「あのガキが俺に出会った理由は、あのガキが暗部に命を狙われていたからだ」

フレンダ「……」

一方通行「……」

フレンダ「……関わっちゃったって訳ね……」

フレンダ「学園都市の、闇にっ!!」

一方通行「……」


一方通行「……」

フレンダ「あの子だけはっ、あの子だけは関わらせたくなかった!」

フレンダ「闇を知って欲しくなかったっ!!」

フレンダ「……」

フレンダ「……ぁ」

フレンダ「……結局、守れなかったって訳ね」

フレンダ「死んでも……守れなかった」













一方通行「違ェよ」











フレンダ「……なんで」

一方通行「アイツは一人で生きてるンじゃねェ」

フレンダ「……」

一方通行「『アイテム』があいつを守ってる」

フレンダ「……」

一方通行「オマエが守りたかったモンはきっちり守ってる」

一方通行「原子崩し率いる新生『アイテム』がな」

一方通行「オマエが生きた証を、大切に」

フレンダ「……『アイテム』が……」


一方通行「今じゃ、アイツを守るレベル5はふた……」

一方通行「……三人もいる」

一方通行「学園都市一安全な奴じゃねェの?」

フレンダ「……そっか」

フレンダ「ずっとずっと、ずーーーーっと心配だったけど」

フレンダ「結局、『アイテム』なら安心って訳よ」

フレンダ「なんせ、私がいた組織なんだから!!」

一方通行「大層なこって」

フレンダ「ふふん」

一方通行「……言いてェ事はあンのか?」

フレンダ「え?」

一方通行「オマエが伝えたい事、伝えたい相手はいンのか?」


一方通行「いンのなら、伝えといてやる」

一方通行「……お悩み相談ダイヤルがな」

フレンダ「……」

フレンダ「……あはは」

一方通行「あァ?」

フレンダ「結局、なにも無いって訳よ」

一方通行「なに?」

フレンダ「死人に口無し!! 女フレンダ後悔は無いって訳よ!」

フレンダ「それに誰も信じないだろうしね」タハハ

一方通行「……そォかよ」

フレンダ「こればっかりは仕方ないって訳よ」

一方通行「……本当にいいのか?」

フレンダ「いいって訳よ!」

一方通行「……」

フレンダ「……」

一方通行「……」

フレンダ「…………いや」

フレンダ「本当に一つだけ……いい?」

一方通行「……あァ」

フレンダ「一言だけね!」

一方通行「あァ」

フレンダ「……じゃあ」ゴホン



















              「ごめんね、フレメア」


















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一方通行「……」パチ

一方通行「……寝てた……のか?」

一方通行「(……こっちが現実?)」

一方通行「…………やっぱ夢だったか…………」

一方通行「(夢の中まででしゃばってくンなよな……)」

一方通行「(そこまでして、妹を……)」

一方通行「…………当たり前か、そンなモン」

一方通行「姉ってのはどいつでも、妹が大切らしいからなァ」

一方通行「(命を捨てようとするほどになァ……)」



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浜面「一方通行? なんだよ、最近電話多いn」

浜面「なに? フレメアに伝言?」

浜面「ごめんね、ってアンタから!? なにしたんだ?」

浜面「ご、ごめんなさい!! なにも聞きません!」

浜面「はい、はい、伝えときます それじゃあ」ピッ

浜面「なんだよ……急に」

浜面「……なんか、フレンダっぽい気がしないでもなかったし……」

浜面「あれ? なに言ってんだ? 俺」


ここまででェす!  

あと少しだァ!

へー。一度相談した人が二度目の相談、経過、感謝報告、または常連さんになるとか…
新?ネタなら

ワシリーサ「サーシャちゃんが萌えすぎてヤヴァイ」

エイワス「暇tda@gtd潰しにkmm@adjtちょkgpjadjwっと、おっとヘッダが足りないようだ」

黄泉川「酒がやめられないじゃん」

マリアン「どう生きたらいいかわからん」

俺「本当に個人的な悩みなんだが、良スレが終わったときのあの喪失感はどうしたらいいんですか。」
禁書のキャラじゃねーけどよっかたらお願いします。

サフリー「私より強い奴に会いに行きたい」
手裏「学園都市にいるらしい忍者と交流したい」

新訳四巻の女の子組は雲川妹以外あんまりSSで見かけなくて寂しい

作者は群雄割拠ネタは大丈夫だろォか?
いけるなら美琴と仲良くなりたい響季ちゃんとか
結構好きなキャラだったからゲームだけはちともったいねェ


アイデアどォもどォも 今日中に行きまァす

>>589
なンなンでしょォなアレ? 完結してうれしいはずなのになァ……

>>591
ゲームは知らない! 原作、超電磁砲ぐれェです


行きまァす




翌昼



一方通行「……ふむ」カキカキ

一方通行「カウントしていいモンなのか……?」



一日目: シスター(禁書目録) 姫神秋沙 ショタコン(結標)

二日目: レズ(白井黒子) 芳川の知り合い 三下(浜面仕上)

三日目: 青髪ピアス ???(ガキ) 海原光貴

四日目: 小萌先生 フランス人 ???(ガキ2) 小萌先生の生徒

五日目: 削板軍覇 御坂10032号

六日目: 女王(笑) 風紀委員(仮) 親御さん シスター 高校デビュー

七日目: 第四位 婚后光子

八日目: 土御門 外人 フレメア=セイヴェルン メイド志望 腐女子

九日目: 脱ぎ女 雲川芹亜 釘宮(仮) レッサー(変)

十日目: トール

十一日目: 打ち止め

十二日目: 俺様(笑) 妹(仮) カモ 垣根カブト ドS

十三日目: 番外個体 お姫様(三十路) 服部半蔵

十四日目: ツンデレ サローニャ 木原円周 フレンダ=セイヴェルン






一方通行「……まァ、一応相談者っつゥことで」


一方通行「(あンな鮮明に覚えてるなンてなァ)」

一方通行「(……本当に夢かよ)」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「……どっちでもいいか」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤルゥ ご用件はァ?」













???「Hello、相談をしに来たわ」









一方通行「(……ン?)」

???「お悩み相談ダイヤルなのよね?」 


一方通行「(……)」

一方通行「(どこかしらで聞いた声……か?)」

???「相談してもいいかしら?」

一方通行「……あァ」

???「OK、それじゃあ……」













???「私も女の子らしくなる時が来たのかもしれない……と、思ったのよ」












一方通行「……なに?」

???「言葉の通りよ」

一方通行「(相談じゃねェじゃねェか)」


一方通行「……」

???「……」

一方通行「あァー……ンじゃあ、なれば?」

???「なるわ」

一方通行「……おォ」

???「……」

一方通行「……終わりでいいか?」

???「まだよ」

一方通行「なンなンだよ! そもそもこれ相談じゃねェし!」

???「この発言から読み取って欲しいものだけど……」

一方通行「なンだァ? 用は女の子らしくなるためにはどォすりゃァいいかっつゥことかァ?」

???「Yes、その通りよ」

一方通行「初めからそォ言え!!」

???「……」

???「……Ahh」









???「…………恥ずかしかったのよ」








一方通行「……」

???「……」

一方通行「そォかよ」

???「そうよ」


一方通行「……で」

一方通行「ここで相談するモンなのか?」

???「Well、ここぐらいしかなかったわ」

一方通行「……寂しいやつだなァ」

???「否定はしないけど」

???「少し、表の世界から遠ざかってたから」

???「馴染むのには苦労するのよ」

一方通行「(元暗部の奴か?)」

???「But、努力はしているわ」

一方通行「女の子らしくなる……か?」

???「Yeah、色々……ね」

一方通行「……」

一方通行「(予想だが……その女の子らしくなるベクトルが違げェと思う)」

一方通行「(じゃなきゃァ、電話してこねェだろォし……)」


一方通行「……一応、聞いてやる」

一方通行「その……努力っつゥのは?」

???「知りたい?」

一方通行「……お悩み相談ダイヤルとしてな」

???「なるほど、そうね」

???「For example……」

一方通行「……」ゴクリ

???「……私」

一方通行「!」

???「元々、ゴシックロリータの趣味があったのよ」

???「略して、ゴスロリ」

一方通行「……ゴスロリ」

一方通行「(女らしいっちゃ女らしいが……)」

一方通行「(やっぱりベクトルが違うくねェか?)」

一方通行「(女全員が全員ゴスロリって訳じゃねェだろォに……)」


一方通行「……保留だ」

一方通行「他にはねェのか?」

???「In other……」

???「最近、オムライスが食べれない系女子を目指している……かしら?」

一方通行「なンだそりゃァ?」

???「オムライスって卵使うじゃない?」

一方通行「あァ」

???「卵は鶏から生まれるわよね?」

一方通行「……まさか」

???「『私、ヒヨコが可哀想でオムライスたべられないわ』って」

一方通行「……言ってンのか?」

???「言ったわ」

一方通行「……バカが……もォ調理されてるモンに同情しても意味ねェだろォが!」

???「……そもそも無精卵だし」

一方通行「知ってンならやめろ」

???「しかもこれモテる女の秘訣だったわ」

一方通行「なンだ、痛い女の秘訣かと思った」


一方通行「……」ハァ

一方通行「ダメだ、ダメだ」

???「……」

一方通行「百歩譲ってゴスロリはアリだとしてもな」

一方通行「頭の痛い系女子は論外だ」

???「オムライスが食べられない系女子、よ」

一方通行「同系列だ、そンなモン」

???「なら、どうすればいいのかしら?」

一方通行「……」

一方通行「あンま、こンなこと言うのは好きじゃねェが」

一方通行「人はまず見た目からだ、第一印象」

???「……顔?」

一方通行「顔だけじゃねェ、見た目だ」


???「……つまり……メイク?」

一方通行「いや、そこまで飛躍しなくていい」

一方通行「……大事かどォかは置いといて」

一方通行「とりあえず、不健康そうな顔してたらダメだ」

一方通行「女っつゥのは笑顔が一番だなンだ言ってンだろ?」

???「さあ?」

一方通行「言うンだよ」

一方通行「……とにかく、まずは容姿から」

一方通行「オマエの場合、頭は抜けてるとこがあるが、一応話せるからな」

一方通行「内面や言動は後回しでいいだろ」

一方通行「(多分)」

???「Oh……」

???「……確かに、今私には隈があるわ」

一方通行「まずはそれ消すようにしな」

一方通行「あとは まァ 周りの人間みてれば なンとかなる そンだけだ じゃァな」プツリ

???「What? 最後は丸投げなのね」

???「……隈ね」


一方通行「女が女らしくなるために男に相談するたァ……」

一方通行「随分、シュールだな」


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御坂「……」ジィー

御坂妹「……」ジィー











布束「Oh dear? 誰かと思えば……オリジナルね」










御坂妹「妹もいます、とミサカは己の存在を認識させます」

御坂「アン……あなた、布束……さん、ですか?」

布束「久しぶりだからしょうがないけど、私よ」

御坂「……」ジィー

布束「ジロジロ見るのは失礼よ」

ミサカ「そうですよ、とミサカは便乗します」

御坂「妹にも注意された! ってかアンタも見てたじゃない!」

御坂「(じゃなくて……コイツ、こんなだっけ?)」

布束「?」

御坂「(ギョロ目で、不気味と記憶してたけど)」ジロジロ

布束「Perhaps、顔になにかついてるのかしら?」

御坂「い、いやそんなんじゃないわ!」

御坂「(こんな美人さんだったかしら!?)」

御坂妹「ミサカの研究者がこんなに可愛いわけが無い、とミサカは呟きます」ボソッ

アニメ布束「……変わったかしら?」


ここまででェす

アニメ布束さン、美人だったなァ


今日中には間に合わせまァす


行こうかァ!


一方通行「どォもこの手の相談はアドバイスした気になンねェな」

一方通行「結局、最後の方は面倒くさくなるしなァ」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「はいはい」ガチャリ

一方通行「こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」













アックア「私は後方のアックアである!」











一方通行「(知らねェよ)」

アックア「実は本名ではないのである」

一方通行「(ならなンで名乗ったンだよ)」


一方通行「おっさン、相談なンてあンのかよ?」

アックア「おっさんではない、後方のアックアである」

一方通行「本名じゃねェだろ」

ウィリアム「本名はウィリアム=オルウェルである」

一方通行「名乗ンのかよ」

アックア「まぁ、アックアでいいのである」

一方通行「どっちでもいいっつうゥの……で、相談っつゥのは?」

アックア「うむ」















アックア「この傭兵くずれに、女性のエスコートの仕方を教えてほしいのである!」
















一方通行「オマエいい年こいたおっさンだろ?」

アックア「おじ様である」

一方通行「あァそう」


一方通行「で、いい年こいたおじ様がこンな若造に女のことを相談する訳か」

アックア「初心なのである!」

一方通行「自信持って言うこっちゃねェよ」

アックア「私は元々傭兵でな、そっちの方は少々疎いんだが……」

アックア「一応、私にもパートナーと呼べる人がいるのである」

アックア「それが、身分が高いお相手なのである」

アックア「失礼のないようにしなければならないのでアドバイスがほしいのである」

一方通行「……へェー」

一方通行「お姫様とでも結婚すンのかよ?」

アックア「!? な、なぜ分かる!?」

一方通行「……はいはい」

一方通行「オマエン中ではお姫様なんだよなァ」

アックア「英国の民から『人徳』を得ている正真正銘の姫君なのである!」

一方通行「はいはい」

一方通行「(……あの姫だったりしてなァ……なァンて)」


一方通行「それにしてもなァ……」

一方通行「わざわざこンなとこに掛けてこなくても」

一方通行「そっちは英国なンだろ?」

アックア「そうでなのである」

アックア「しかし、この年になってこんな相談をするというのも……」

一方通行「(やっぱ自覚はあったのか)」

アックア「それで姫君の姉上からの情報でここに電話したのである!」

一方通行「へェー」

一方通行「(あのお姫様もイギリス人だったか……)」

アックア「英国といえば紳士の国」

アックア「紳士的なエスコートをご教授願いたいのである!」

一方通行「(こっちが教わりてェよ、いや、教わりたくねェけど)」


一方通行「……」ハァ

アックア「……」ハァ

一方通行「……なンでオマエがため息つくンだよ」

アックア「……不安である」

一方通行「中坊か」

アックア「なにせ、女性をエスコートするなんて今まで無かったことである」

ウィリアム「ウィリアム史上、空前絶後である!」

一方通行「空前はまだしも、絶後はダメだろ」

一方通行「……エスコートねェ」

アックア「うむ」

一方通行「適当に散歩しながら紅茶でも啜ってればいいンじゃねェの?」

アックア「!!?」

アックア「そ、そんな手が……」

一方通行「(むしろどンな手を想像してたンだよ……)」

アックア「動物園の案は無しであるな」

一方通行「子供か、もしくは熟年夫婦か」

アックア「……フッ」

一方通行「照れンな」


アックア「まぁ、プランはなんでもいいのである」

一方通行「不安なのにポジティブだな」

アックア「問題は……」

アックア「会話である」

一方通行「……」

アックア「……何話そう……」

一方通行「中坊か」

一方通行「ンなモン、歩いてりゃなンか思いつくだろ」

アックア「例えば?」

一方通行「あァ? えーっと……」

一方通行「……いい天気だなァ……とか?」

アックア「……しりとりと同じく会話の墓場なのである」

一方通行「うるせェ」

一方通行「とにかく、話すことなンざ何かあンだろ」

一方通行「向こうから喋るかもしンねェし」

アックア「……人見知り同士なのである」

一方通行「そンな浅い関係なのかよ」


一方通行「あとは……マナーでも覚えとけ」

アックア「マナー……であるか?」

一方通行「あァ」

アックア「であるか!!」

一方通行「(うぜェ)」

一方通行「オマエも言った通り、英国は紳士の国」

一方通行「女に対して失礼の無いようにすンのが常識だ」

アックア「なるほど」

一方通行「ンじゃァ……女が椅子に座るときに男がすることは?」

アックア「周りの人間の位置を確認し、襲撃があっても迎え撃てる状態を維持する」

一方通行「戦場でデートでもしてンのか」

一方通行「ハンカチを引いてやるンだよ、汚れないようにな」

アックア「な、なるほど」メモメモ

一方通行「大丈夫か?」


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一方通行「以上だ、こンだけのことを忘れないように」

アックア「……であるか」

一方通行「……まァ、オマエ次第だ」

一方通行「オマエがやらなきゃ他にやる奴はいねェ」

一方通行「誇り高き英国紳士ならやるときゃやるンだな」

アックア「……」

アックア「承知したのである!」

ウィリアム「男ウィリアム、英国紳士に恥じぬよう努力するのである!」

一方通行「(男って……)」

一方通行「……ふゥン」

一方通行「ま、精々がンばンな おっさンが失敗すると哀れだぞ そンだけだ じゃァな」プツリ

アックア「……」

アックア「……失敗?」タラタラ


一方通行「(大丈夫かねェ……)」

一方通行「(ほとンど、マナーなンて知らねェみてェだったし)」

一方通行「(案外、傭兵ってのは嘘じゃねェのかもな)」


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後日


ウィリアム「……」ソワソワ

ウィリアム「(大丈夫だ、問題ないのである)」ソワソワ

ヴィリアン「ウィリアム」

ウィリアム「おわああ!」

ヴィリアン「お、驚かせてすみません、待たせてしまいましたか?」

ウィリアム「……」





???『遅刻は厳禁だ、待ったと聞かれても待ってないと言え』





ウィリアム「別に待ってないのであります」

ヴィリアン「そうですか、よかった では行きましょう」

ウィリアム「は、はい」









キャーリサ「ははあ、だーから昨日からあそこでソワソワしてたのか」ニヤリ

騎士団長「私も行くんですか……」

キャーリサ「尾行は二人組と決まってるし!」

騎士団長「……ハァ」



散歩中


ウィリアム「……」

ヴィリアン「……」

ウィリアム「(しまった……やはり無言になったのである)」チラリ

ヴィリアン「……」

ウィリアム「(姫君に気を使わせるわけにはいかん……!)」

ウィリアム「あ、あー」

ヴィリアン「?」

ウィリアム「…………んん!!」

ヴィリアン「!?」

ウィリアム「(ダメなのである!! 言葉がでないのである!)」

ヴィリアン「大丈夫ですか?」

ウィリアム「し、心配いりません」

ウィリアム「(こ、公園で喋ればいいのである)」






キャーリサ「……無言だし」

騎士団長「我が友ながら情けない……」

キャーリサ「(お前が言うなし)」



公園



ウィリアム「……」

ヴィリアン「……」

ウィリアム「……」

ヴィリアン「……そろそろ、行きましょうか」

ウィリアム「は、はい」





キャーリサ「じょ、冗談だろ? 公園に行きましょう以来30分、ベンチに座ってただけだぞ」

騎士団長「……もしかしたらテレパシーで……」

キャーリサ「それ科学だし!」



カフェ



ウィリアム「……」

ヴィリアン「……」

ウィリアム「そ、そろそろ行きましょうか」

ヴィリアン「そうですね」







キャーリサ「まただし!コーヒー一杯で一時間半!」

騎士団長「迷惑ですね」

キャーリサ「その間の会話は『熱っ!』『……』だし!」

キャーリサ「ヴィリアンが熱いって言ってんだから心配しろよぉおお!!」

騎士団長「そもそも会話が成立していない……」

キャーリサ「まるで成長していない!」



バッキンガム宮殿前



ヴィリアン「今日はお疲れ様でした」

ウィリアム「い、いえこちらこそ」

ウィリアム「(こちらこその意味が分からないのである……)」

ヴィリアン「では、戻りましょうか」

ウィリアム「……」

ウィリアム「……姫」

ヴィリアン「?」

ウィリアム「申し訳ありませんでした!」

ヴィリアン「えっ!?」

ウィリアム「さぞ、退屈な時間だったと思われます」

ウィリアム「会話もなければ何の変哲もない散歩」

ウィリアム「この傭兵くずれに貴重な時間を裂いてしまって……」

ウィリアム「真に申し訳ない……」

ヴィリアン「……」


ヴィリアン「……」フゥ

ヴィリアン「ウィリアム」

ウィリアム「……はい」

ヴィリアン「私は今日楽しかったですよ」

ウィリアム「……気まで使っていただいて……」

ヴィリアン「ウィリアム」

ヴィリアン「確かに、今日私との会話は少なかったかもしれません」

ヴィリアン「しかし、私にとって問題はそこではありません」

ヴィリアン「ウィリアム……あなたといるこの時間こそが私の幸せなのです」

ヴィリアン「たとえ言葉がなくても、私はあなたといるだけで幸せ」

ヴィリアン「傍にあなたがいてくれるだけで幸せなのです」

ウィリアム「……」

ヴィリアン「もう一度言います」









ヴィリアン「今日は楽しかったですよ、ウィリアム」ニコッ








ウィリアム「……なによりです」

ヴィリアン「また、誘って下さいね」

ウィリアム「……恐縮です」








キャーリサ「あんなんでよかったのかしら?」

騎士団長「まぁ、あの二人にとってはベストかもしれませんね」

キャーリサ「……私はもっと喋りたいし」

騎士団長「なぜ私に仰るのですか?」

キャーリサ「……バカ」ボカッ

騎士団長「いて」


ここまででェす

エイワス「ヘッダが足りない」
一方通行「帰れ」


行きまァす


一方通行「(学園都市のお悩み相談ダイヤルなのになァ……)」

一方通行「(それでも、わざわざ日本語で話してくるし……)」

一方通行「なにがしてェのか分かンねェな」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「はいはい」ガチャリ

一方通行「もしもし、こちらお悩み相談ダイヤル、ご用件は?」







???「むぅ……学園都市に借りなど作りたくはなしにけれど……」






一方通行「(なンだこの日本語?)」

???「でーも、仕方なきことね」


???「さて、それでは相談したるわね」

一方通行「……待てよ」

???「なにかしら?」

一方通行「オマエが気を使って日本語を話してンのか知らねェが」

一方通行「そのおかしな日本語はなンなンだ?」

???「くっ、こうも痛い所を突きたるのね」

一方通行「(誰でも突っ込むだろォが)」

???「私も前にこの日本語はおかしいと言われたるのよ」

???「元々、日本語を教えてくれた日本人がおかしな日本語を教えたるから……」ギギギ

一方通行「(土御門がやりそォなことだな)」

???「……それはいいのよ」

???「今度、ヤルから……」ボソッ

一方通行「(英語で言っても分かるから……)」

???「ここへ電話したるのは、日本語を習いにきたるからなのよ!」

一方通行「(普通に習いに行けよ)」


一方通行「……別にそのままでいいだろ」

???「ダメなのよ!このままじゃ私の立場がなしにつき!」

???「部下が出来て上司が出来ないことなど、あってはならざりけり!」

一方通行「(頭が痛くなりそォだ)」

一方通行「……」ハァ

一方通行「いいか?オマエの日本語は中途半端に古語が混ざってる」

一方通行「それがおかしく聞こえる要因だ」

???「そうは言われたりしも……」

???「どれが古語か古語じゃないのか分からぬのよ」

一方通行「(器用な日本語の教え方をする奴にあったモンだな)」

???「これ以上なめられては困るのよ!」

一方通行「(すでになめるとこがねェぐれェなめられてると思うがな)」


一方通行「とりあえず、けりだ、たりだは禁止」

一方通行「その二語を言わずに喋ってみるぞ」

???「分かりた……た?」

一方通行「分かりましたとかでいいンだよ」

???「分かりました!」

一方通行「オマエ母国どこだっけ?」

???「英国になりけ……なり、なり?」

一方通行「英国です」

???「英国です!」

一方通行「職業は?」

???「最大主教です!」

一方通行「……おォ?」


一方通行「年いくつだっけ?」

???「17です!」

一方通行「嘘ついてンじゃねェよ、ババア」

???「お前こそ女性に年齢聞いてんじゃないわよ、クソガキ」

一方通行「……そォいう日本語は使えンのかよ」

???「いざという時困りに……困ら……ない、ですから!」

一方通行「……」

一方通行「(意外と学習能力高いのか?)」

一方通行「(元々日本語が分かってて説明しやすいとはいえ)」

???「お悩み相談ダイヤルって素晴らしいお仕事ですね!」

一方通行「(ここまですぐに日本語をマスターするとは)」

???「家に引きこもってやってそうですね!」

一方通行「黙れ」


一方通行「つか、そンだけ話せるよォになったンなら十分だろ」

???「私、話せてますか!?」

一方通行「いかにも、日本語らしい話し方をしてるな」

???「やりにけ、やりましたわ!」

???「これで部下にも大きい顔ができる……わ」

一方通行「……」

一方通行「(ン?)」

一方通行「(なンか違和感が……)」

???「お悩み相談ダイヤルさん、ありごとうございました!」

一方通行「お、おォ……」

???「それでは、失礼させていただきます」

一方通行「あ、相手の目を見て話せよォ……そンだけだ じゃァな」プツリ

???「失礼します」プツリ

???「……ふふふ」

???「……完璧なのよ!」バーン


一方通行「……」

一方通行「教えてねェこと喋っていきやがった……」

一方通行「(それにしても、さっきの違和感)」

一方通行「(知らねェ間に敬語教えてたのか……)」

一方通行「(上司がうンたら言ってたが……)」

一方通行「……」

一方通行「(まァ、いっか)」


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聖ジョージ大聖堂


ステイル「急に暗黒の会の招集とはなんなんだ……まったく」

神裂「(何時までこの格好なんでしょう……)」

神裂「(まさかっ、霊装!?)」ハッ

ステイル「なにをしている、『聖人』早く行くぞ」

神裂「は、はい」

神裂「(聖人呼びですし……)」

ステイル「よし、失礼します」ギィィ

神裂「(あ、ここは敬語なんですね)」










ローラ「よくいらっしゃいましたね、ステイル、神裂」










ステイル「悪苦主教……?」

神裂「(そもそも言ってることが違うような……)」


ローラ「学園都市からお疲れ様です」

ステイル「は、はぁ……」

神裂「あ、最大主教?」

ローラ「どうしましたか?」

ステイル「お、お前は誰だーっ!!」

神裂「ややこしくしないでください」

神裂「最大主教、その、話し方が……」

ローラ「あら、あらら?」

ローラ「分かってしまいます? やっぱり?」ドヤァ

ステイル「(うぜぇ」

神裂「後半聞こえてますよ」

ステイル「失敬」チッ

神裂「(不安定ですね)」

ローラ「うふふ」


ローラ「前にステイルに注意されて気がつきました」

ローラ「このままではダメだと……」

ステイル「その促しは遥か太古の事だったはず……」

神裂「その注意はずっと前にしたはず……と」

ローラ「時間がなかったのですよ」

ローラ「それより、どうですか?この日本語は」ドヤァ

ローラ「学園都市お墨付きですよ!」ドヤドヤァ

ステイル「うぜぇ」

神裂「少しは隠したらどうです?」

神裂「しかし、最大主教」

ローラ「んー?」

神裂「私たちに対して敬語と言うのは……」

ローラ「……敬語?」

ローラ「敬語ってあの、目上の人に話す?」

ステイル「ご名答」ニヤリ

神裂「そうですね」


ローラ「こ、これが敬語だっていうの……」ワナワナ

神裂「ちなみに私も敬語を使っていますね」

ステイル「僕はイノケン語だ」

神裂「叫んでるだけじゃないですか、あれ」

ローラ「そんなことはどうでもいいの」

ローラ「これが敬語だったんですかーっ!!」

神裂「それも敬語ですけど……」

ローラ「……あ、あれ?」

ローラ「敬語じゃないと日本語喋れない?」

ステイル「HAHAHA、こいつは傑作だね!」

神裂「もはや誰なんですか、あなた」

ローラ「おのれぇ、学園都市めー!」

ローラ「私に対して恨みでもあるんですかー!」

神裂「……あるんじゃないでしょうか?」

ステイル「少なくとも、僕たちは」キリッ

ローラ「……うぅ」

ローラ「なめられてましたぁー!」ワーン

神裂「(今更ですけどね)」

ステイル「under the cry とはこのことか……」

神裂「答えはノーです」


ここまででェす


待たせたなァ!

今日中に考えて行くぜェ!


行きまァす!


一方通行「日本語を教わる相談って……」

一方通行「……アリなのか?」



ガガッガガガノイジー ミミヲフサイダラー♪



一方通行「……終わったことか」ガチャリ

一方通行「もしもしィ こちらお悩み相談ダイヤル ご用件はァ?」









???「こちらがお悩み相談ダイヤルなんだね?」









一方通行「……」

???「そうなんだね?」


一方通行「……」

一方通行「……なンの用だ」

一方通行「ヤブ医者……」










冥土返し「ここに電話するということは、相談があるってことなんだね」











一方通行「……切ってもいいか?」

冥土返し「今は僕が患者だ、患者を見捨てることは絶対にしない」

一方通行「オマエの持論を押し付けんじゃねェよ」

冥土返し「患者が求めるものを全て——」

一方通行「分かったっつゥの!」

冥土返し「よろしい」


一方通行「ンでェ、悩みっつゥのは?」

冥土返し「それなんだがね……」

一方通行「あァあァ、周りくどい話し方すンじゃねェ」

一方通行「さっさと質問に答えろ」

冥土返し「短気は損気」

一方通行「あァ?」

冥土返し「せっかちはいけない」

一方通行「黙れ」

冥土返し「全く、言う事を聞かない患者なんだね」

冥土返し「まあ、ここに電話した理由というのはだね」

冥土返し「君にしかできないお願いだからだよ、一方通行」

一方通行「俺にしかできねェお願い?」

冥土返し「そうだ」


一方通行「どォいうこった?」

冥土返し「普通の人にはできないお願いということなんだね」

一方通行「内容は?」

冥土返し「……」

冥土返し「僕がこんなこと言うのもなんだけど……」










冥土返し「明日一日、僕の代わりをして欲しいんだね」









一方通行「……」

一方通行「……はァ?」

冥土返し「説明しよう」


冥土返し「実は、明日僕はロンドンへ行かなくちゃならない」

一方通行「ロンドンだと?」

冥土返し「そうだね、ちょっとした私用でね」

冥土返し「だから明日一日学園都市にはいられないんだ」

一方通行「……その代わりを俺に?」

冥土返し「そういうことなんだね」

一方通行「……頭狂ってンのか?」

違法通行「医師免許ももってねェ俺になにができンだよ」

冥土返し「その辺は問題ない」

冥土返し「学園都市の上部の承諾もある」

一方通行「……どォなってンだ、この街は」

冥土返し「それに、君は医学についてまったくの無知というわけでもないだろう?」

一方通行「(……血流操作……か)」

冥土返し「……人の命を持つことも知ってほしいんだね?」

一方通行「……」

冥土返し「……」

一方通行「……明日だけだぞ」

冥土返し「……ああ、よろしく頼む」

一方通行「……チッ」


冥土返し「それじゃあ、明日いつもの病院に来てくれるかな?」

一方通行「……あァ」

冥土返し「……」

一方通行「なにもねェだろ」

冥土返し「まあ、いいんだね」

冥土返し「それじゃあ、頼んだんだね?」

一方通行「精々、旅先で死なねェよォにな そンだけだ じゃァな」プツリ

冥土返し「……ふむ」

冥土返し「医者の不養生……だね?」


一方通行「……」ハァ

一方通行「……面倒くせェ」

一方通行「(大体、妹達もいるしなァ……)」

一方通行「……まァ、成せばなる」

一方通行「成さねば……ならねェか」

一方通行「……ったくよォ……」



——————————————————————————————


——————————————————————


—————————————————


————————————



翌日


一方通行「……着いた」ウィーン

一方通行「とりあえず、院長室……」










御坂妹「あら、一方通行待ってましたよ、とミサカは気を使います」










一方通行「…………」

一方通行「(一発目からとンっでもねェ奴に会っちまったァァァあ!)」ダラダラ

御坂妹「話は聞いてます、院長室に案内します、とミサカは説明します」

一方通行「あ、あォ」

一方通行「(あォって……ちくしょう)」


一方通行「……」スタスタ

御坂妹「……」スタスタ

一方通行「(気まずい……)」

御坂妹「……」スタスタ

一方通行「(なンか話すべきか? いやでも、目も見れねェし……)」

御坂妹「……」スタスタ

一方通行「(……だが、無言っつゥのも……なァ?)」

一方通行「(実験の時はあンだけペラペラ講釈たれてたのに、とか思ってたらなァ……)」

一方通行「(……おし)」

一方通行「な——」

御坂妹「着きました、ここが院長室です、と、ミサカは任務をまっとうしこの場を去ります」スタスタ

一方通行「……」

一方通行「(…………)」


一方通行「(なにもしてねェ内から帰りてェのはダメだ)」

一方通行「(しっかりやらねェとな)」ガチャ

一方通行「……メモ」




おはようなんだね、一方通行 君がこの手紙を読んでる時、僕はロンドンにいるんだね



一方通行「(この書き方がムカつく)」



妹達の子に話を通してあるから、なにかあったら彼女達の言う事を聞くんだね



一方通行「(……心折れそォだ)」



じゃ、頼んだよ



一方通行「(短けェ、こいつ旅行でもしてンじゃねェだろォな)」


一方通行「て、ことは……」

一方通行「あいつらが来るまでは暇っつゥことか……」

一方通行「……暇だ」


——————————————————————————————


一方通行「……ふァ」

一方通行「(電話番してる時と変わンねェ)」


ガチャリ


御坂19090号「い、院長仕事です、とミサカは伝令します」

一方通行「お、おォ」

御坂19090号「……」モジモジ

一方通行「……オマエ、何号だ?」

御坂19090号「ふぇ!? あ、あの、19090号です、とミサカは自己紹介します」

一方通行「……そォか」

一方通行「(僅かだが、違いがあるな……)」

一方通行「(こいつらだって、生きてる……か)」

一方通行「……行くか」

御坂19090号「は、はい」


一方通行「仕事っつゥのは?」スタスタ

御坂19090号「診察です、とミサカは説明します」

一方通行「診察ねェ……」

一方通行「(やっていいモンなのか?)」

御坂19090号「か、カルテです、とミサカは手渡しします」スッ

一方通行「……」ジーッ





  麦野沈利




一方通行「……」

御坂19090号「……」

一方通行「……えー」

御坂19090号「義眼の調整だそうです、とミサカは伝えます」

一方通行「(暴れねェといいがな……)」


御坂19090号「ここです、とミサカは診察室を指差します」ピシ

一方通行「……もォいるのか?」

御坂19090号「はい、そして冥土返しの代わりが来るという事も知ってます」

一方通行「……俺とは知らねェだろ?」

御坂19090号「おそらく……、とミサカは推測します」

一方通行「……」ハァ

一方通行「……」コンコン

御坂19090号「……ご武運を……」

一方通行「(いや、おかしいだろ)」ガチャリ

一方通行「失礼すン——」

 
 バン!!!!!


一方通行「っぶねェ! ドア壊れンだろ!?」

麦野「まさか……代わりってアンタなの、第一位?」

一方通行「そのまさかだ、こンな日に来るンじゃねェよ、格下」

麦野「あぁ!?」

浜面「ま、まぁまぁ麦野抑えて抑えて」

一方通行「いたのか、三下」

麦野「いたのね、バカ面」

浜面「……ひどい」


一方通行「さっさと終わらせンぞ」

麦野「一秒でも早くしろよ」

一方通行「黙ってろよ」

浜面「ま、まぁまぁご両人」

一方崩し「「黙ってろ」」

浜面「……はい」

一方通行「ったく……」

一方通行「……目の調子は?」

麦野「……」

一方通行「答えなきゃ終わンねェよ」

麦野「普通よ」

一方通行「普通……と」

一方通行「異常は?」

麦野「なし」

一方通行「異常なし……と」

一方通行「……終わりだ、帰れ」

浜面「スピード診断!? ちゃんと見ました!?」

麦野「黙ってろって言ったわよね?」

浜面「ただいま承知」

麦野「ま、こんな奴に見てもらっても分かんないから適当でいいわよ」

一方通行「老眼で目が見えなくなったらすぐに言えよ」

麦野「……ギリリ」グググ

浜面「麦野ーっ!! 抑えて、抑えてーっ!! 一方通行もやめろ!」

一方通行「さっさと帰れよ」

浜面「お前それでも人間かーっ!!」

ここまででェす

寝落ちごめンなさァい……

お悩み相談ダイヤル 病院編 続く!


十一時までには必ず行く、必ずだ


行きまァす!


一方通行「ったく……」

一方通行「あンな奴の面倒まで診てンのかよ」

御坂17600号「あなたは人の事をいえないはずです、とミサカは指摘します」ヌッ

一方通行「うおっ!? お、オマエいつからそこに……っ!」

御坂17600号「あなたがここに入ったときにはもういましたよ、とミサカはバカにします」プクク

一方通行「(全然気配を感じなかったぞ……この気配の断ち方……)」

一方通行「(まさか暗部にかかわってるンじゃァ……)」

御坂17600号「ミサカの別名はプロスネーク、とミサカは己のもう一つの姿を紹介します」

一方通行「プロスネーク?」

御坂17600号「端的に話しますと、尾行が得意です、とミサカは説明します」

一方通行「尾行が得意な妹達ねェ……」

御坂17600号「これも個性の一つです、とミサカは自らの個性をアピールします」

一方通行「(強すぎる個性だ……)」

御坂17600号「(この程度の個性で驚いていては体が持ちませんよ、とミサカは心の声で語ります)」


御坂17600号「では、ミサカはこれで、とミサカはその場を後にします」

一方通行「どこ行くンだよ」

御坂17600号「ミサカは尾行のプロです、どこにいるかはミサカの意志で決定しているのではありません」
      とミサカは曖昧な返事をしながら消えます」スッ

一方通行「おい!……いねェ」

一方通行「どンな能力使ってンだよ……」


ガチャリ


御坂14889号「一方通行、失礼しますとミサカは呼びかけます」

一方通行「なンだ?」

御坂14889号「ムンテラの時間です、とミサカは伝えます」

一方通行「(ムンテラ……患者等に今後の治療方針とかを話すヤツか……)」

一方通行「って……それも俺がやンのか!?」

御坂14889号「『君ならできるはずなんだね?』、とミサカはモノマネで伝えます」

一方通行「あのカエル医者め……」

一方通行「……どこからだ?」

御坂14889号「ミサカが案内します、ついてきてください、と、ミサカは促します」

一方通行「(随分、しっかりした個体だな……姉御肌?)」


16 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

と、言う訳で一方通行一日院長は事実だよ

17 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11881

ねーよ

18 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19553

>> 17
いや、あるだろwwww

19 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

ただいま一方通行誘導中、なにか質問ある?

20 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

好きなミサカのタイプ!

21 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17671

春厨きたか……

22 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18888

>> 20
ミサカのタイプってなんだよ

23 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10333

ミカサの間違いか?

24 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14889

聞いてみる

25 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

おお、まじか


一方通行「(つか、まじで俺にどこまでやらせンだ?)」

御坂14889号「時に、一方通行」

一方通行「あン?」

御坂14889号「好きなミサカのタイプはどんなミサカですか?とミサカは質問します」

一方通行「」

御坂14889号「?」

一方通行「今……なンつった?」

御坂14889号「好きなミサカのタイプを教えてください、とミサカは再度問います」

一方通行「……何言ってンだ……?」


31:以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16225

セロリwwwww

32 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12341

セロリwwww

33 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19500

運営様に決まってるだろ!いい加減にしろ!

34 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16777

>>33
セロリwww

35 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

ドキドキ

36 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16987

ねーよ

37 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19553

まずお前あったことないだろ

38 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

俺が選ばれるお(^ω^)おっおっおっ

39 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18989

黙れよ



40 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14561

春が来たから変態も来たじゃないか!

41 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

モヤシのタイプなんてどうでもいいだろ

42 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11801

一方×上条!

43 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16777

巣に帰れ

44 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

黙ってろ

45 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12666

春に変態がでたと思ったらホモだった

46 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10500

>>45
しかも腐ってたんだろ


御坂14889号「どうなんですか?とミサカは問います」

一方通行「……本気で聞いてンのか?」

御坂14889号「ミサカネットワークの総意です、とミサカは納得させようとします」

御坂14889号「さあ、質問に答えてください、とミサカは急かします」

一方通行「……」

一方通行「……オマエ」

御坂14889号「はい?」








一方通行「ミサカの中のタイプじゃオマエがいい」








御坂14889号「」

一方通行「(客観的にみて一番しっかりしてっから、コイツでいいだろ)」

御坂17600号「(ほうほう、とミサカは一部始終をとらえます)」ジィー


60 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

だってさ

61 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510



62 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11229

えんだあああぁああああああああああ!!!!

63 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

嫌ぁああああああああああああああ!!!!

64 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

姉御どうします(・∀・)ニヤニヤ


65 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

姉御、姉御!!

66 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510



67 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

息してるか?春厨

68 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16610

死ぬなよ、春厨


69 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

14889号が好きです、でも20000号の方がもーっと好きです!!

70 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18780

コイツぐらいポジティブになれよ

71 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10035

コイツはポジティブ過ぎるだろwww

72 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

それよりも姉御! スネェェェエエエエク!!

73 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

了解した……てかお前は見れるだろ

74 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10338

俺らの姉御は……?

75 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19744

やだ…カッコいい…。

76 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10663

wktk


御坂14889号「」

一方通行「……?」

一方通行「(動かねェ……)」

一方通行「……おい」

御坂14889号「!!?」ビクッ

一方通行「うおっ、急にどォしたンだよ」

御坂14889号「み、ミサっ、ミサ、カ、ミサカは……っ!」

一方通行「あン?」








御坂14889号「ミサカミサカはー!!//////」ダッ






一方通行「おい! どこいくンだ!」

御坂14889号「ミミミ、ミサカかかは//////」ダッシュ

一方通行「……」ポツーン

御坂17600号「案内します、とミサカは参上します」スッ

一方通行「……どこにいたンだよ」

御坂17600号「さあ?とミサカは曖昧に答えます」

一方通行「……」ハァ




ID:Misaka14889さんがlogoutしました



99 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

という訳だが……

100 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

落ちたか……

101 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10035

俺達の姉御が……?

102 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16777

姉御ぉぉおおおおおおおお!!!

103 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18989

てことは……両思い? カップル成立!?

104 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19553

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

105 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19744

キタァァァァァ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

106 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!!


160 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17555

キタ━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━!!!!

161 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11299

勢いwwwwww

162 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11999

おちけつwwwwおまいらおちけつwwwww

163 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18780

>>162
お前がおちつけ

164 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

違う!!!!一方通行さんが好きなのは姉御じゃない!私だ!!!

165 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

生きてたか

166 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18888

よかったよかった

167 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

認めない!私が一方通行さんの事一番好きだし!!

168 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16610

復活オメ


ここまででェす!

まァ……今回はMNWっつゥことで


暇だから今日中に行くかもしれなァい

あと……病院編を思いついたのが昨日で続かせる予定もなかったから

もしかしたら、次スレまで引き伸ばしちゃうかもしれませン

スレタイとやってること違うかも知れないけど、スンマセン


行きまァす


一方通行「……」ハァ

一方通行「とりあえずムンテラ……だっけか?」

一方通行「場所がどこか案内し……てくれ」

御坂17600号「その役目は」スッ

御坂11111号「このミサカが」シュッ

一方通行「(スネークが消えて新しい妹達が……)」

御坂11111号「御坂の検体番号は11111号です、とミサカは自己紹介します」

一方通行「ゾロ目個体か」

御坂11111号「あと、あんまりあなたと話したくないので、とミサカは前置きします」

一方通行「ッ!?」

御坂11111号「ロリコンですし、とミサカは丁寧に理由も付け加えます」

一方通行「(心が痛てェのとうぜェのと……)」ズキズキ

一方通行「(…………?)」

一方通行「(心?)」

ミサカ11111号「行きますよ、モヤシ、とミサカは急かします」

一方通行「……」イラッ


御坂11111号「ところで、モヤシ」スタスタ

一方通行「モヤシじゃねェよ」

御坂11111号「どの面さげてここに来たんですか?とミサカは問います」

一方通行「!!」

御坂11111号「ここにミサカ達がいるのは知ってますよね?とミサカは確認を取ります」

一方通行「……あァ」

御坂11111号「ならなんでここに来れたんでしょうか?とミサカは疑問に思います」

一方通行「……」

御坂11111号「答えは一つです、とミサカは断定します」

一方通行「(……やっぱりな)」

一方通行「(所詮、俺がコイツらに向き合うことなンざできねェンだよ)」

一方通行「(そンな……資格なンて……俺には……)」












御坂11111号「ミサコン、ロリコンの変態野郎だからです、とミサカは推測します」ニヘラ










一方通行「……ハ?」

御坂11111号「その間抜け顔、引きます、とミサカはドン引きします」ウワァ

一方通行「……え?」


一方通行「どォいう……」

御坂11111号「学園都市第一位の頭も大した事無いですね、とミサカは嘲笑の笑みを浮かべます」フッ

一方通行「(浮かんでねェ)」

御坂11111号「ミサカがいると分かっている場所に来る」

御坂11111号「=それはミサカに合法的に会いに来る、とミサカは推理します」

御坂11111号「つまり、一方通行はミサコン、ロリコンの変態だ、とミサカはドン引きします」ウワァ

一方通行「……俺の顔を見たくねェンじゃねェのかよ」

御坂11111号「見たくないですよ、キモイし、とミサカは返答します」

一方通行「そォいう意味じゃねェよ」

御坂11111号「……あれ?あれあれあれ?」

御坂11111号「まさか、ミサカは一方通行を恨んでいて顔も見たくないと?」

一方通行「……」

御坂11111号「だから暗にここに来るなと言われたと感じたわけですか?」

一方通行「……違うのかよ」

御坂11111号「……」プルプル


御坂11111号「ばぁぁぁかじゃねぇの!!!とミサカは大笑いします」ケラケラ

一方通行「(真顔……)」

御坂11111号「いつまで被害妄想をしてるんですか?とミサカは呆れます」フゥ

御坂11111号「御坂10032号になにを言われたかもう忘れたんですか?」

一方通行「……」

御坂11111号「キモイんだよ、根暗通行」

御坂11111号「見るのも辛いから早く元通りになれ、と、そう言われたはずです」

一方通行「言われてねェ」

御坂11111号「暗にそう言ってるのです、とミサカは無理やりに通します」

御坂11111号「つまり、ミサカ達はあなたが思ってるほどあなたを気にしていません」

ミサカ11111号「自意識過剰もほどほどにな、とミサカは中二病患者を諭します」

一方通行「(……なンだろォな)」

一方通行「(妹達のことは今、ここで、完全に分かった)」

一方通行「(10032号の言ったことに確信を持ったと言ってもいい……だが)」

御坂11111号「なにジロジロみてるんですか、とミサカは自らの貞操に危機感を抱きます」ブルブル

一方通行「(……なンなンだ、この個体……)」

一方通行「(自我持ちすぎてドス黒くなってンじゃねェか……)」

御坂11111号「ムンテラの時間に間に合わなくなります、とミサカは急かします」

一方通行「(……俺のせいでここまで黒くなっちまったのかなァ……)」



231 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka1111

モヤシフルボッコwwwww

232 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka15555

もうそれはいいだろ、俺らで結論出したし

233 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

嫌な事と面倒くさいこと思い出すだろ

234 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

セロリたんがフルボッコ!? どこどこ!?

235 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16666

……なんかお前見てると安心するわ

236 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

元気になるな、サンキュー変態

237 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

照れる//////

238 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16666

やっぱ無理だわ、自分の顔してると思うと

239 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10333

変態はログアウトどうぞ


一方通行「……」

御坂11111号「じゃ、頼みましたよ、とミサカは任務を遂行したのでその場をあとにします」

一方通行「……」










半蔵「お前って……まさか一方通行?」









一方通行「そォだが、なンだ? 熟女好きの服部半蔵君?」

半蔵「なっ!……あの告白見てたのかッ!?」

一方通行「(ま、それ以前だがな)」


半蔵「……まぁ、今更駒場のリーダーの事でとやかくは言わねえよ」

一方通行「(コイツ……駒場ントコのスキルアウトだったのか)」

半蔵「とにかく……今は俺が患者、アンタが医者だ」

半蔵「診てくれるんだろ?」

一方通行「……」スッ

一方通行「(骨折が数箇所か……まぁ完治してると言ってもいい)」

一方通行「(退院させたっていいだろ)」

半蔵「まいっちまうよな、骨折なんてさ」

一方通行「スキルアウト同士の抗戦か?」

半蔵「いやいや、それならこんなヘマしないさ」

一方通行「ならどこでこンな怪我した?」

半蔵「……えーっと」










半蔵「……黄泉川に…………」







一方通行「なにやってンだ」

半蔵「自分でもそう思う」


一方通行「……ン?」

一方通行「いや、待てよ」

半蔵「なにが?」

一方通行「アイツは子供にここまでの怪我を負わせるヤツじゃねェ」

半蔵「黄泉川を知ってんのか?」

一方通行「多少な、それで本当はどォやって……」

半蔵「いや、本当に黄泉川にやられたんだよ」

一方通行「なに?」

半蔵「多分、子供に手を上げないっていうのは」

半蔵「まぁ……なんていうか……」

半蔵「ああーつまり、あくまで子供とみなしたときなんだと思う」

一方通行「オマエは子供とみなされなかったのかよ」

半蔵「……俺がやったことは子供のすることじゃないからなぁ」

一方通行「なにやらかした」

半蔵「……」
















半蔵「…………揉んだ」












一方通行「……」

半蔵「……」


一方通行「あのババアの?」

半蔵「……あの黄泉川の」

一方通行「殴られたのか……」

半蔵「正確には突き飛ばされた……」

半蔵「後ろからガバッ!っと揉んで、そのままドン!!って……」

一方通行「……」

半蔵「……」

一方通行「……まァ」

一方通行「ほぼ完治してるし、手続きしたら退院してもいいな」

半蔵「そりゃどうも」

一方通行「……」

半蔵「……」

一方通行「……お大事にな」

半蔵「……どうも」ギィイ

一方通行「……」ガチャリ

御坂11111号「変態ばかりですね、とミサカはため息をつきます」ハァ

一方通行「(オマエは変人な上ドス黒いがな)」


ここまででェす

なんか薄い
もっと好き放題していいのよ


>>818
ごめンなァ……そォだよなァ

この病院編だけは妹達中心の話がいいかなァ?

おなやみ相談ダイヤルはこの話では絡ませずらいしなァ……

MNWやりやすいし……


11時半までには行きまァす!


行くぜェ


288 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

ところで、お前らモヤシになにかしたいことある?

289 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

ペロペロしたいです!!

290 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

変態は黙ってろ、なにか、とは?

291 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

まぁ、ミサカ的に言うと……悪戯的な?

292 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka18989

悪戯かぁ……

293 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19090

……ハッ、という事は病院にいるミサカ達が実行役に!?

294 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

もちろん、協力してもらいます、ちょっとぐらいモヤシに悪戯してもバチはあたらんだろ

295 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

…………前戯?

296 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12383

いや、ほんとに黙ってろ


297 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

結局、何をするんだ?

298 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

そうですね……あっ、せっかくですしモヤシがミサコンというのを裏付ける証拠でも残しますか!

299 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

つまり……どういう事だってばよ?

300 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

あのモヤシがミサカ達を襲っている所をカメラに収める

301 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

……ということは、一方通行に襲われるミサカがいるってこと?

302 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

そ、そんな……そ、それはまだはやいというか……で、でも……

303 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

いつでもウェルカムだぜぇええええええええええええ!!!!!

304 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka16666

お前ら病院にいないだろ

305 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

誰がその犠牲者になるか……会議だな


一方通行「……誰もいねェ……」

一方通行「……ムンテラの時間はどォした?」

一方通行「ン?……患者の場所が書かれた紙?」

一方通行「クソ……俺一人でやれってか!」


———————————————————————————————

 —— とある病院内倉庫前 ——

御坂11111号「今、病院にいるミサカは……六人」

御坂10032号「この中から一方通行に襲われるミサカが」

御坂10039号「一人選ばれる……」

御坂19090号「そ、その襲われているところを」

御坂17600号「カメラに収め」

御坂14889号「さ、作戦完了」

御坂11111号「モヤシの脅しの道具が出来る、とミサカは成功することを前提に話します」

御坂10032号「で、誰が襲われる役を?とミサカは周囲に確認をとります」

御坂10039、19090、17600、14889、11111号「……」

御坂11111号「……姉御でいいんじゃね?とミサカは適当に言い放ちます」

御坂14889号「ふ、ふざけないで下さい、とミサカは無茶振りに応じないようにします!」

御坂10032号「姉御なら一方通行も襲ってくれる、とミサカは可能性について考えます」フム

御坂14889号「顔が同じだから関係ないでしょう!とミサカは押し付けられるのは御免します!」

御坂17600号「カメラは私が、とミサカはいち早く安全なポジションに退避します」ハイ

御坂10039号「……ミサカだけキャラ立ってない?とミサカは自己のキャラについて深く考えます」

御坂11111号「困りましたね……立候補する個体がいれば……、とミサカは春厨や変態を想像します」

御坂19090号「そ、それは危険しか伴いません、とミサカは制止します」

御坂10032号「困りましたね、とミサカは再度言います」ウーン


一方通行「順調、退院よし」

「なのー」



一方通行「快調、退院よし」

「そうなのかー」


一方通行「完璧、退院よし」

「ですの」


———————————————————————————————

御坂11111号「……最終手段です、とミサカは腹をくくります」

御坂10039号「そこまでする必要があるのですか?とミサカは確認します」

御坂11111号「こんなチャンス逃がしてなるものか!とミサカは叱咤します」

御坂14889号「初対面なのになぜそこまで拘るんですか?とミサカは疑問に思います」

御坂11111号「それは…………なぜでしょう?とミサカは自らの行動力に疑問をもちます」ハテ

御坂10032号「……前世、または別世界での因縁でしょうか?とミサカは推測します」

御坂11111号「まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ、とミサカは切ります」

御坂11111号「最終手段……すなわち、じゃんけんです!とミサカは宣言します!」

御坂17600号「ミサカは不参加です、とミサカは安全地帯からの傍観にしゃれ込みます」ヘヘラ

御坂10032号「ま、それで決まるならいいでしょう、とミサカは結論付けます」

御坂14889号「さいしょはグー」

御坂19090号「じゃーんけん」

御坂10039号「ポン、とミサカはセリフを一文字でもおお———」


—————————————————————————————


——————————————————————


——————————————



一方通行「健康ォ! 退院よし!」

「guoへッfyi;ダfulk;」


———————————————————————————————

一方通行「終わった……」

一方通行「この大病院……何人患者がいンだよ……」

一方通行「……」ハァ

御坂11111号「お疲れ様です、モヤシ、とミサカは労いの言葉をかけます」

一方通行「こっち見ていえよ……11111号だろ、オマエ」

御坂11111号「ミサカのことを見分けるなんて……」

一方通行「……フン」

御坂11111号「どんだけ見てんだよ、このミサコンがキモいわ、とミサカは嫌悪をあらわにします」チッ

一方通行「なンなンだよ、オマエ」

御坂11111号「モヤシのミサコンはともかく、昼食の時間です、とミサカは誘導します」

一方通行「はいはいィ」

御坂11111号「(……ちくしょう、なぜミサカがこんなこと……)」

御坂10032号「(あの時のパーが敗因です、とミサカは分析します)」

御坂11111号「(六人で一人負けってねぇえだろ……とミサカは言い出したことを後悔します)」

御坂17600号「(では目的地までの誘導を頼みます、とミサカは安全地帯からの指示をだします)」

御坂11111号「(ていうか、スネークじゃんけんしろよ、とミサカは今更不平をもらします)」



ミサLINE



御坂10032号「(作戦その一、階段ころんでシャッターチャンス)」

御坂11111号「(ネーミングセンスのかけらもないですね、とミサカは呆れます)」ヤレヤレ

御坂19090号「(あなたが考案したんでしょう、とミサカは指摘します)」

御坂10039号「(説明しよう!とミサカは某y——)」

御坂11111号「(ミサカが階段を転んで落ちてしまいそうになる)」

御坂17600号「(となりで階段を下っていた一方通行は11111号を抱きかかえ落下する)」

御坂10032号「(ベクトル操作云々で二人とも怪我はなし)」

御坂14889号「(そこを激写、とミサカは説明を〆ます)」

御坂10039号「(ミサカの……ミサカのセリフが……)」

御坂11111号「(特徴が無い事が特徴だ、とミサカは階段に差し掛かります)」

御坂10032号「(作戦開始、とミサカはワクワクします)」

御坂17600号「(どんなことがあってもシャッターを切る、とミサカは意気込みます)」

御坂19090号「(ご武運を……)」

御坂10039号「(出番がぁー)」


御坂11111号「(それにしても)」チラッ

一方通行「……」ファァ

御坂11111号「(モヤシに抱きかかえられるのか……)」

御坂11111号「オエッ」

一方通行「急になンだ?」

御坂11111号「いえ、なにオエッ……この階段を下です、とミサカは誘導します」スタスタ

一方通行「なンなンだよ……」スタスタ

御坂11111号「(いきますよ……今だ!)」クワッ

御坂11111号「あーれー、足がすべ———」






ドン






御坂11111号「」

一方通行「……あァー……大丈夫か?」

御坂11111号「」

一方通行「(なンか言いながら落ちて行ったな)


御坂11111号「落ちるのはぇぇ……言い終えるまえに落ちた、とミサカは驚愕します」ガバッ

一方通行「生きてた……」

御坂11111号「てかモヤシ!!助けろよ!!美少女が怪我するかもしれないんだぞ!!」

一方通行「いや、急すぎて反応が……」

御坂11111号「なに言ってんだ!使えねぇモヤシは食べられるぞ!」

一方通行「オマエが何言ってンだ!」

御坂11111号「あーいってー超いてー、とミサカはアピールします、いってぇー」チラッ

一方通行「元気じゃねェか」

御坂11111号「表面上は元気にみせる、できる女が分かんねえのか!」

一方通行「オマエら基本無表情のくせに何言ってンだ!」

御坂11111号「失礼な!ていうかさっさと降りてこいよ!階段の上から見られるの興奮すんだろが!」

一方通行「オマエマジでなンなンだ?」

御坂11111号「ちくしょう……階段から落ちて死んだらどうするんだ……」

一方通行「仮にも軍用クローンがそンな事で死ぬなよ」

御坂11111号「まったく……使えないモヤシはこれだから……とミサカは嘆息します」アァ

一方通行「(イラッ)」


346 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

プギャー!ざまぁみろwwww一方通行さんにそんなことするからバチがあたるんだよ!

347 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

モヤシがこんなに使えないとは……計算違いだ

348 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

一応、激写したからMNWで送る

349 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

これはwwwwwwヤムチャwwwww

350 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10039

ヤムチャwwwwwwww

351 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10333

御坂ヤムチャwwwwwwwだっせぇwww

352 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

スネェェエエエエエエク!!!何撮ってんだぁあああああああああ!!!

353 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

しかも一方通行も手前にフレームインしてwwwwどこから撮ってんの?

354 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

どんなことがあってもシャッターを切る、と言ったからな

355 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

お前ら……好き勝手罵りやがって……興奮してもしらんぞ!!

356 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

ゆるい変態だな

357 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka20000

変態と聞いて!

358 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

お前はガチだろ




ここまででェす!


すまない!予告したのにいけなくて!

今回は4時までには行く!!必ずだ!


行きまァす


御坂11111号「(クソ……とミサカはまさかの失敗に嘆きます)」

御坂10032号「(いや、まさかではないだろ、とミサカは冷静に突っ込みをいれます)」

御坂10039号「(どう考えても失敗のk)」

御坂17600号「(失敗の確立の方が高かった、とミサカは後になって指摘します)」

御坂10039号「(……)」

御坂11111号「(この失敗は次に生かす!とミサカは意気込みます)」

御坂19090号「(ま、まだやるのですか?とミサカは若干うんざりします)」

御坂14889号「(同意です、この辺にしといたほうが……とミサカは考えます)」

御坂11111号「(チッ、女は落ちると弱いな)」

御坂14889号「(なっ!//////)」

御坂11111号「(とにかく、作戦の続行を宣言します!とミサカは言い放ちます)」

ミサカ’s「「(オー……)」」


一方通行「……」


          トv'Z -‐z__ノ!_

        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "
              `’ `´   ~


一方通行「……」



          トv'Z -‐z__ノ!_

        . ,.'ニ.V _,-─ ,==、、く`
      ,. /ァ'┴' ゞ !,.-`ニヽ、トl、:. ,
    rュ. .:{_ '' ヾ 、_カ-‐'¨ ̄フヽ`'|:::  ,.、
    、  ,ェr<`iァ'^´ 〃 lヽ   ミ ∧!::: .´
      ゞ'-''ス. ゛=、、、、 " _/ノf::::  ~
    r_;.   ::Y ''/_, ゝァナ=ニ、 メノ::: ` ;.
       _  ::\,!ィ'TV =ー-、_メ::::  r、
       ゙ ::,ィl l. レト,ミ _/L `ヽ:::  ._´
       ;.   :ゞLレ':: \ `ー’,ィァト.::  ,.
       ~ ,.  ,:ュ. `ヽニj/l |/::
          _  .. ,、 :l !レ'::: ,. "
              `’ `´   ~


一方通行「……」

御坂11111号「いい加減分かるだろ!とミサカは激怒します!」ガバッ

一方通行「オマエは階段下りるたび落ちてなにがしてェンだ!!?」

御坂11111号「分かってるなら受け止めろよ!!」

一方通行「オマエ絶対わざと落ちてンじゃねェか!!」

御坂11111号「当たり前だろ!?どこの世界に階段を三連続で落ちるバカがいるんだ!!」

一方通行「目の前にいるっての!!」


406 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

ヤム着火インフェルノォォォォォォォォォォォォォォォオオオウ!!!!!!!

407 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka12345

お前バカだろwwwww何回やるんだよwww

408 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka17600

え?作戦続行ってこういう……

409 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

違う!作戦はまだ別にある! これは試してみただけだ!

410 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka19898

にしても……ポーズが全部ヤムチャwwwwwww

411 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

いい加減あきらめろよ! 一方通行さんにはそんな罠にはかからないっての!

412 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

つまり、14510号が階段から落ちても助けてくれないと、同じ顔だし

413 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10055

あー、春厨残念!

414 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka14510

私の場合は軽い身のこなしで私をサッと助けてくれるの……

415 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10032

ダメだ……こいつ、はやくなんとかしないと……

416 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka13333

手遅れwwww

417 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka11111

春厨はほっといて……作戦その二に移行する!

418 :以下、名無しにかわりましてミサカがお送りします ID:Misaka10555

どーせ不発だが、期待


御坂11111号「(作戦その二、ラブラブ昼ごはん……あいも変わらず、酷いですね)」フッ

御坂17600号「(あなたが名付け親です、とミサカは面倒くさい突っ込みをします)」

御坂14889号「(作戦の内容は?とミサカは問います)」

御坂11111号「(まずはモヤシを食堂に誘い込みます)」

御坂10032号「(食堂でお昼ご飯を?)」

御坂11111号「(そのとおり、ここの食堂は病院なのに種類が豊富ですから、とミサカは説明します)」

御坂10039号「(デザートとかいいんでしょうか?とミサカは患者さんの心配をします)」

御坂17600号「(カロリーや塩分、糖分などは冥土返しがきちんと管理しているので問題ありません)」

御坂10032号「(患者の食べたいものまで完備する、さすがです、とミサカはリアルゲコ太を尊敬します)」

御坂11111号「(おい、話が逸れている、とミサカは話を戻します)」

御坂11111号「(今回の作戦は……オエッ、言うのも気持ち悪オロロロロ)」

御坂10032号「汚い、とミサカは簡潔にまとめます)」

御坂11111号「(ミ、ミサカと、モヤシ、のラブラブっぷりをカメラにほぞオロロロロ)」オエェ

御坂14889号「(そそそんな!ラブラブなんて……とミサカは困惑します)」

御坂11111号「(……まぁ、主旨が違う気もしますが……)」

御坂11111号「(あのモヤシもミサカとラブラブしてる写真をよくは思わないでしょう)」

御坂14889号「」

御坂19090号「(となりの姉御がシャットダウンしかけです、とミサカは報告します)」

御坂11111号「(戦線復帰を待っている暇はない!食堂に到着しました、とミサカは報告します)」


御坂11111号「モヤシ、食堂だぞ、とミサカは説明します」

一方通行「見りゃァ分かる、しかし、デケェ食堂だな」

御坂11111号「まぁ、少しお昼時からずれているため人は少ないですが、とミサカは辺りを見回します」

御坂11111号「食券を買って窓口にいるおばちゃんに渡せば良いです、とミサカはシステムの説明をします」

一方通行「自腹かよ」

御坂11111号「うわっ、ケチくさっ!とミサカはドン引きします」ウワァ

一方通行「値段的な意味じゃねェよ!」

御坂11111号「そういわれましても、冥土返しも自腹です、とミサカは親切に教えてあげます」

一方通行「……チッ」

御坂11111号「まだまだだね?とミサカは遥か高みにいる冥土返しの真似をします」

一方通行「うるせェ、買って来る」ガタッ

御坂11111号「ミサカはうどんがいいです、とミサカは伝えます」

一方通行「……はいはィ」ハァ

御坂11111号「(ふむ、素直ですね、とミサカは意外に思います)」

御坂17600号「(ところで、シャッターチャンスは何時なのですか?とミサカは疑問に思います)」

御坂10032号「(さすがに一緒にお昼を食べている写真を脅しには使えないでしょう、とミサカは指摘します)」

御坂11111号「(ふふふ、あるではないか、お昼のカップル……オエェ、イベントというものが!)」

御坂10039号「(ま、まさか、ア———)」

御坂11111号「アーンしているところを激写してくれスネーク、とミサカは依頼しながら気持ち悪く……」オエェ

御坂10039号「……」


一方通行「おらよ」ガタ

御坂11111号「貧弱のくせによく二人分もてたな、とミサカはモヤシをほめます」

一方通行「ほめてねェだろ、絶対」

御坂11111号「……モヤシ」

一方通行「あァ?」

御坂11111号「牛丼食べてもモヤシはモヤシのままなんだぞ……」

一方通行「好きで食ってるンだよ!別に他意はねェ!」

御坂11111号「(しかし、困りましたね、とミサカは困惑します)」

御坂10032号「(牛丼をアーンという構図は……ねぇ?とミサカは思春期の女の子アピールします)」

御坂17600号「(待ってろ、デザートのパフェを持っていってやる、とミサカは援軍を送ります)」

御坂11111号「(でかしたスネーク、とミサカは讃えます)」ニヤッ

一方通行「……」モグモグ

御坂11111号「(しかし似合いませんね、モヤシに牛丼というのは、セロリでも食ってろよ」

一方通行「後半聞こえてるンだが?」

御坂11111号「失礼、前半を言うのを忘れてました」

一方通行「そっちを謝るのか」


御坂17600号「お疲れ様です、一方通行、とミサカは突然出現してみます」ヌッ

一方通行「……もォ驚かねェよ」ドキドキ

御坂11111号「擬音が隠しきれてないぞ」

御坂17600号「一方通行、デザートが食べたくないですか?とミサカは問います」

一方通行「いや別———」

御坂11111号「そんなに食べたいのか、そうかそうか」

御坂17600号「では、財布を頂戴して……買ってきます、とミサカは食券売り場に向かいます」

一方通行「……まァいいか」

御坂17600号「お待たせしました、デカ盛りフルーツパフェ(6700円)です、とミサカはパフェを置きます」

一方通行「はえェな、持ってくるのも作るのも」

一方通行「にしても……病院はこンなバカデケェパフェだして大丈夫なのかよ」

御坂17600号「カロリーは計算されてますので、とミサカは言い残し、消えます」スウゥ

一方通行「……消えた」

御坂11111号「よかったなモヤシ、特別だぞ」

一方通行「その喋り方ムカつくンだが」


一方通行「つーかマジデケェ……これどォすン……」

御坂11111号「……」ジィー

一方通行「……」

御坂11111号「……」ジィイ

一方通行「分かった分かった、やるよ」

御坂11111号「なにも言ってないんですけどね、とミサカは言います」

一方通行「目は口ほどに物を言う」

御坂11111号「まぁまぁ、それでは……」ニヤリ

御坂17600号「(シャッターチャンス!?とミサカはカメラを構えます)」









御坂11111号「いただきます!とミサカは歓喜します」









ミサカ’s「「!?」」

一方通行「どォぞ、どォぞ」ハァ

御坂11111号「うめぇえええええ!!これホントにカロリー考えられてんの!?」

御坂11111号「あまぁぁああああい!!超うめぇええええ!!」

一方通行「黙って食えよ……」

ミサカ’s「「……」」


御坂10032号「(……謀られたッ!とミサカは今更ながら後悔します)」

御坂19090号「(11111号がどんな個体かを失念していました、とミサカは思い出します)」

御坂17600号「(11111号は一方通行を嵌めるフリをして、ミサカ達を嵌めた!とミサカは激昂します」

御坂10032号「(全てはデカ盛りフルーツパフェを食べるため……)」

御坂19090号「(ミサカ達では届かない財力と言う壁を)」

御坂10039号「(第一位という財を使って……)」

御坂11111号「(おやおや、負け犬達)」

御坂17600号「(この裏切り者め!!とミサカは言い放ちます)」

御坂11111号「(敵を欺くにはまずは味方から……)」

御坂11111号「(……この作戦、ミサカの一人勝ちですね!!とミサカは高らかに勝利宣言します!)」

御坂10039号「(階段から何度も落ちて作戦の意気込みを見せたのも……)」

御坂19090号「(パフェを持ってくるよう、暗に誘導したのも……)」

御坂10032号「(全てはこのための布石だったということですか……とミサカは愕然とします)」

御坂11111号「(忘れてもらっては困ります、ミサカの……性格を……ッ!!)」



一方通行「(よく食えるな、こンなモン)」

御坂11111号「(圧倒的!勝利ッ……!!)」モグモグ

ミサカ’s「「(……ちくしょう、とミサカは涙を呑みます)」」グッ


中途半端だけどここまででェす

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