―学園都市・長点上機学園中等部―
学園都市でも屈指のエリート中学校の中庭で電話をしている少年がいた
のび太「ごめん!その日だけはどーしても行けないんだ!」
少年の名前は野比のび太
のび太は長点上機学園中等部の2年・特別能力開発クラスに所属している
同時に学園都市でも7人しかいない“レベル5”の“第六位”の能力者
通称“射程圏内(オールレンジ)”
「オールレンジの射程…10km以内に踏みいれたら負ける」
とまで噂をされるほどの実力者だ(誇張表現あり)
それ程の実力者であるのにも関わらず
今は電話先の相手に頭を下げてばかりいる
静香『もう!次の演奏会には必ず行くって約束したじゃないの!』
電話の相手は源静香
のび太の友人の1人である
のび太「まさか『その日』だとは思わなかったんだよ~
次は必ず行くからさ!ね?ね?」
静香『…またミサカさんとの約束?』
『ミサカさん』
それは三年前のび太のクラスに転入して来た《黄泉川ミサカ》のことである
のび太「ギクッ!何のことかな…
あは…あはははははははははは」
静香『私との約束が先だったのに…もう知らない!』
のび太「違う!違うよ静香ちゃん!これには訳が!待っ…」
ブチッ!ツー…ツー…
のび太「怒らせちゃった…トホホ…そりゃあ怒るよなぁ…」
肩を落とし携帯電話を閉じるのび太
その姿にエリートの威厳は全く無い
のび太「ミサカちゃんと出会ってもう3年か…」
そんな時、のび太の背後に近寄る影があった
???「わぁっ!!!」
のび太「ひゃあ!!!…って何だスネ夫かよ」
骨川スネ夫
のび太と同じ長点上機学園中等部に通っている嫌味な少年
のび太とは幼少時からの腐れ縁だ
彼は“レベル5”では無いが、能力の稀少さから一芸入試で入学した切れ者である
スネ夫「のび太は静香ちゃんの演奏会行かないのかよ?
僕もジャイアンも…それに出木杉も行くって言ってる
そんなんでいいのか?出木杉に遅れを取るぞ?」
のび太「“心理定規”で心を覗くのはやめてくれよスネ夫」
スネ夫「のび太の心なんて能力を使うまでもないさ
それより演奏会に行けないなんて…ミサカちゃんとの約束でもあるのか…?
もしかしてお前静香ちゃんよりミサカちゃんのことが…」
のび太「…それこそ“心理定規”を使えばすぐにわかるだろ?」
スネ夫「紳士の僕はそんな野暮なことに能力は使わないのさ」
のび太「よく言うよ」
笑いあう二人
スネ夫「とにかくお前のチケットも買っておいたからな…ほら!
『大事な用事』があるならさっさと終わらせて演奏会に来いよ
それじゃあな」
のび太「うん…ありがとうスネ夫!」
チケットを受けとり日時を確認する
『公演日、12/24』…その日、大事な用事があるのび太はつぶやく
のび太「師匠が死んで…今年で三年目だな」
何時の間に第六位に!
前回は第十位で終わってたよな?
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
設定集のようなもの
野比のび太 “レベル5” “射程圏内(オールレンジ)”
あらゆる性質を持つ空気の弾を作り出し、射出する
『射出』までがのび太の能力であり、『命中』は能力に含まれない
驚異的な射程距離と命中率はのび太の天才的な技術とレベル5としての演算能力が可能にしている
3年前は能力に関して無頓着であったが、長点上機に入ってから自分の能力について勉強した
そのため、新しい技をいくつか開発した
骨川スネ夫 “レベル4” “心理定規(メジャーハート)”
ドレス少女との特訓の末、ついに距離変更まで習得した
女性の心は覗かない・変更しないというポリシーを持つ
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
このスレは禁書目録×ドラえもんのコラボスレですが
以前書いた禁書目録×烈火の炎スレとのリンクがあるので何とぞご勘弁を
3年前
魔術サイドと科学サイドの争いは激化し
ついには戦争へ、更には未来サイドまで絡む大事件へと発展した
しかし戦争はたった3人の男によって止められる
“上条当麻”“一方通行”“ドラえもん”である
12月24日
一方通行と上条当麻の手によってアレイスターの野望は砕け散った
その代償は…一方通行の死
それにより魔術サイドとの戦争は停戦し、平和が訪れたと誰もが思った
しかし悲劇は続いた
12月25日
上条当麻と禁書目録は魔術サイドへの交渉人として抜擢された
しかし、乗っていた飛行機がテロにより墜落、2人は命を落とした
戦争を望むものの報復であることは明らかであった
その事件によって戦火の再燃が予想されたが
土御門元春やドラえもんの暗躍により魔術サイドとの戦争は完全に終息した
それと同時に新たなる脅威が世界に迫っていた
アレイスターのプランによって改変されつつあった歴史を修正するために未来サイドが侵攻
大規模な洗脳による民衆の運命決定、戦争によって死ぬはずであった人間の暗殺が画策された
それらを防いだのはドラえもんであった
秘密道具を自らの身体に組み込み
タイムマシンジャミング装置となって未来サイドからの侵攻を阻止したのだ
その際に、“樹形図の設計者”の残骸も身体に組み込み
絶えず未来からのタイムトラベルを予測・演算し、未来からの扉を完全にシャットアウトした
それ以降ドラえもんは有機的なスーパーコンピューター“ツリードライアグラム”(のび太命名)として
死亡したアレイスターの代わりに学園都市の管理者となり平和を維持している
尊敬する師である一方通行の死
親友であるドラえもんとの別れ
それ以来、怠惰で意志の弱い野比のび太は改心した
一心不乱に努力と研鑽を積み
ついには学園都市の頂点である長点上機学園中等部に合格した
レベル5であるのび太は一芸入試なら問題なくパス出来たが、敢えて通常枠で入学した
「師匠と同じ長点上機学園に通う」
「ドラえもんに心配かけないように精一杯生きていく」
この二つを目標に掲げた結果だ
今では苦手な勉強に悪戦苦闘する毎日だ
3人の英雄を失って3年
事件は再び起ころうとしていた
射程圏内・亡き英雄の弟子・管理者の心の友 四つ名を持ってるな
12月23日
常盤台中学学生寮
のび太は寮門前である人物を待っている
打ち止め(ラストオーダー)と呼ばれる少女と会う約束をしたためである
打ち止めはのび太と一方通行が出会うきっかけを与えてくれた少女であり
今ではのび太の大切な友人の一人だ
一方通行の死
それは打ち止めの心に大きな穴を開けた
そんな中、心の支えがなくった打ち止めに救いの手を差し伸べたのは美琴であった
“量産能力者計画”の全てを両親に語ると彼女の父親―御坂旅掛はこう言った
旅掛「20001人全員を娘にしよう」
あまりに馬鹿げた話であったが旅掛はそれを実行した
9970人の妹達を全て養子として迎え…10031人の妹達の葬儀を行ったのだ
その際に御坂夫婦は20001人の妹達全てに名前まで付けた
御坂美里
それが打ち止めがもらった名前であった
その後、精神的な支えを取り戻した打ち止めは努力し
ついには姉と同じ名門常盤台中学校に入学したのだ
のび太(しかし人の視線が気になってどうにも落ち着かないなぁ)
常盤台中学のお嬢様たちが寮の窓に群がりのび太を見てコソコソと内緒話をしているからだ
のび太(僕が長点上機の制服だからかな…?)
視線を寮の玄関にずらす
その先には待ち合わせ相手がいた。こちらにはまだ気づいていない
常盤台の制服、肩で揃えた髪…打ち止めだ
その姿は3年前の御坂美琴とほぼ一致し(何故かアホ毛は残ったままであるが)
入学時、教師たちは腰を抜かして驚いたのはまた別の話である
のび太「あっ!ミサカちゃーん!」
のび太が手を振る
打ち止めもこちらの存在に気づき走って来た
否、全力疾走だ。顔もどこか険しく感じる
打ち止めは速度を緩めることなくのび太の腹部にタックルをお見舞いした
のび太「ふぐぉ!!」
そのままのび太は仰向けになって倒れ
打ち止めは顔を真っ赤にしながらのび太に馬乗りになる
打ち止め「ちょっとあなた何もこんなところで待たなくてもいいじゃないの!!」
のび太「…???
…あっ!そう言えば今は美里ちゃんだったねごめん」
打ち止め「今は苗字も御坂だから問題はないわよ
…ってそうじゃなくて!」
その時打ち止めはハッとして言葉を止めた
耳を澄ませば寮の窓がざわついているのがわかる
「美里様が…私の美里様が…」
「あの殿方…長点上機の“射程圏内”ですわ」
「会うなり抱きつくだなんて…なんて大胆なの」
打ち止めは冷静になって自分の状況を客観的に見つめ直す
男が門の前で待つ
自分の名前を呼びながら手を振る
勢いよく殿方に抱きつく
男に馬乗り
その答えとは…
寮監「…ほう…姉といいお前といい寮門前で男と逢い引きとは
…いい度胸だな…御坂妹?」
鬼の寮監がメガネを光らせる
打ち止め「…いやぁぁぁぁあああ」
打ち止めはのび太の手を引き全力疾走で逃げ出した
―1時間後―
のび太「…って時間経過がおかしくない!?
何でまだ全力疾走をキープ出来るの!?」
弛まない努力で運動神経も多少はマシになったのび太でも流石にきつかった
すると打ち止めはようやく足を止めて言う
打ち止め「少しは頭の整理をさせて欲しいのー!
ってミサカはミサカは混乱しつつ頭をぐるぐるさせてみたり!」
打ち止めは説明通り頭を抱えてくねくねしている
のび太「プッ…アハハハハッ!」
打ち止め「…何が可笑しいの?
ってミサカはミサカは訝しげに追求しつみる…」
のび太「いやー喋り方戻ったなと思って
学校ではあんな喋り方なの?」
先ほどまでいわゆる“強気なお姉様”のような喋り方をしていた打ち止めだが
今は以前と同じ喋り方をしている
指摘されることによって初めてそのことを知った打ち止めは顔を赤くしながら答える
打ち止め「…それはお姉様のせいなの…ってミサカはミサカは責任転嫁してみたり」
のび太「美琴ちゃんの?」
2年前
打ち止めが常盤台の寮に入って3日
ルームメイトと徐々に仲良くなり始めたそのとき、事件は起こった
寮監「御坂!部屋の移動だ」
突然の出来事であった
訳を寮監に尋ねたところ、『姉の部屋と同じ部屋の方が住み心地がいいだろう』とのことだった
…どうやらお姉様と同じ部屋になるらしい
新しく出来た友達は名残惜しいが、美琴の使っていた部屋となるとわくわくする
ミスった
×2年前
○1年前
打ち止めやのび太は現在中二です
その部屋には小柄でツインテールの3年生が待ち構えていた
御坂美琴の元ルームメイト―白井黒子である
黒子「神は…神は黒子を見捨てなったですの…!
いや興奮してはダメですわ…姿形は同じでもこの子とお姉様は別人…
でもこの御髪…この艶!この匂い!ジュルリ…あらやだ、涎を垂らしてはいけませんわ」
打ち止め「ひぃ!!ミ…ミサカは女の子だよ?ってミサカはミサカは認識の改めを提案してみたり
っていうか何でミサカのスカートをめくるの!?何で胸を揉むの!?
ってミサカはミサカは混乱しつつ抵抗してみるけどやめてくれなかったり」
黒子「愛に性別は関係ありませんのよ?
それよりお姉様の妹でもあろう貴女がそんな話し方でどうしますの!
もっと皆から慕われる“お姉様”のようにならなくては…この黒子が手ほどしますの!」
打ち止め「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああ」
こうして、ルームメイトの一年にもわたる熱心な指導が始まり
打ち止めは“お姉様作法”というものをマスターした
打ち止め「…それ以来周りのみんながお姉様のキャラをミサカに強要するのー!
ってミサカはミサカは困り果てた感を存分にアピールしてみたり
それにミサカはお姉様と違って“欠陥電気”なのに…
ってミサカはミサカは笑えないブラックジョークで自虐してみる」
のび太「でもミサカちゃんは努力して“レベル4”になったじゃないか」
打ち止め「(…そ…それはミサカの努力よりあなたの支えが大きかったからかも…
ってミサカはミサカはボソッと呟いてみる)」
のび太「ん?何か言った?」
打ち止め「ううん何でもない!ってミサカはミサカはしらを切ってみたり!
それより行こっか?ってミサカはミサカはあなたの腕を引きつつ誘導してみる」
そう言って打ち止めはのび太の腕を引き、大胆にも自分の胸を密着させる
しかしのび太は動じない
のび太「行くってどこ行くのさ
師匠の墓参りは明日でしょ?」
打ち止め「……その準備に行くの!ってミサカはミサカはムスっとしつつ返答してみる」
のび太「…??何で怒ってるのさ?僕何かした?」
打ち止め「何でもないの!!…ってミサカはミサカはあなたの鈍感さに辟易してみたり」
結局腕は組まずに2人は街へと出向いた
周りの目線が気になる…
街に買い物に出て1時間、のび太はどうも落ち着かなかった
すれ違う通行人がもれなくのび太と打ち止めを振り返ってはこそこそ話をしているからだ
「おい…長点上機と常盤台のカップルだ」
「それだけじゃないわよ…あの2人“射程圏内”と“電脳妖精”だよ」
「“射程圏内”ってあの“第六位”の!?でも“電脳妖精”って…?」
「“第一位”の“超電磁砲”の妹よ、顔もそっくり」
ずっとこんな調子だ
ちなみに“電脳妖精”とは打ち止めの呼称である
攻撃的な電撃は得意としない打ち止めだが、電気信号の読み取り・制御の才能は姉をも上回っていた
学園都市十指に入る凄腕ハッカー“守護神”を凌いだことからそう呼ばれるようになった
ただでさえ目立つエリート校の制服である上にカップル
おまけに第一位の妹と第六位ということもありのび太と打ち止めは歩くだけでかなりの注目を浴びている
のび太(でもそれだけなのか…?どうも落ち着かない…)
打ち止め「…ってちゃんと聞いてるの?ってミサカはミサカはあなたの目の前で手をひらひらさせてみたり」
のび太「あっ!ごめん聞いてなかった…何だったっけ?」
打ち止め「もー…だから遊園地行こ!!ってミサカはミサカは次なるデートプランを展開してみる!」
のび太「えっ!?デートって…墓参りの準備は?」
打ち止め「お線香はもう買ったしお花は明日買うの!だから行こ?
ってミサカはミサカは両手を合わせて懇願みる」
どうも様子がおかしかった
いつもならこちらの意見なんて聞かずにぐいぐい引っ張って行くのに
何かあるのだろうか…?
のび太「うん!行こうか」
真意を確かめるためのび太は打ち止めの提案に乗った
―第六学区・遊園地―
久しぶりの遊園地はとても楽しかった
中学生になってからというもの
一心不乱に勉強し続けていたのび太は遊ぶこと自体が久しぶりだったからである
打ち止め「あー面白かった!ってミサカはミサカは満足度100%の笑みをこぼしてみたり!
ねーねー次はどれに乗る?ってミサカはミサカは新たなるエンターテイメントの開拓を進言してみる!」
打ち止めは目をキラキラさせながらパンフレットの案内図を眺める
背中にはのび太が射的で当てたウサギのぬいぐるみをおんぶしている
のび太「ちょっと疲れたからどこかで休憩しない?」
打ち止め「じゃあミサカが飲み物買ってくるからここで待ってて!
ってミサカはミサカは姉さん彼女を演出してみたり」
そう言って打ち止めは走って飲み物を買いにいった
背中のウサギがひょこひょこ揺れる
のび太「楽しいけど流石に疲れるなあ」
のび太がベンチに腰掛けようとしたその時
背後に殺気が膨れ上がるのをのび太は察知した
のび太「ちィ!!」
のび太は即座に銃を引き抜き、発砲。
能力で作った空気の弾は完全な死角から飛んできたナイフを確実に撃ち落とす
のび太「ったく…ンだ出木杉かよ」
出木杉「全く…君はいつも隙だらけだよのび太くん
もっともその人間離れした早撃ちがあればこの通り死ななくて済むけどね」
彼の名は出木杉秀才
のび太の友人、出木杉英才の子孫であり姿形は瓜二つ
おまけに能力も共に同じ“念動粘土(テレキねんど)”である
3年前、未来サイドの“第三位”であり暗部でもあった秀才はのび太暗殺のため22世紀からやってきた
のび太とは激戦の末、和解。
後に暗部入りするはずであった英才を守るため
また、この時代に来て一目惚れした打ち止めを守るために
今では暗部の『グループ』という組織に所属している
のび太「会うたびに本気で殺しにかかるのはやめてくれよ出木杉」
銃をしまいながら出木杉に懇願する
この男の挨拶は毎回これなのだ
出木杉「あの程度で死んでしまうようならミサカくんは守れないよ」
のび太「で?何の用なの?出木杉がこうやって会いに来るってことは碌なことではないと思うけど」
出木杉「…ミサカくんが危険かもしれない」
のび太「っ!?どういうことだい?」
出木杉「本日…学園都市に“外”からの侵入者が入ったみたいだ
人数は不明…下部組織に調べさせたら侵入者の一人が君たちを尾行していたってわけ」
のび太「じゃあ今日1日感じていた視線は…?」
出木杉「その侵入者さ、僕が接触しようと思ったらすぐに退いたよ。勘のいいやつだった
…全く僕が頑張ってる中で君はデートに夢中になっちゃってさ
ってミサカくんが来た!?それじゃあ僕は行くよ!気をつけなよ」
のび太「ありがとう出木杉!お前も気をつけるんだよ」
のび太「ミサカちゃんが狙われている…?
やっぱり僕が…僕がミサカちゃんを守らないと」
ねんどうねんど ゴロが藤子っぽくていいな
“電脳妖精”の読み方はでんのうようせいでいいのか・・・?
>>55
考えてなかった/(^o^)\
誰か補完お願いします
―――――――――――――――――――――
一方通行(表の世界ではお前がアイツを守れ)
亡き師匠の言葉を思い出すのび太
一方通行が死んでから、“裏の世界”では出木杉が守り“表の世界”ではのび太が守ると2人で約束した
のび太(出木杉も頑張ってる…僕も頑張らなきゃ)
打ち止め「飲み物買ってきたよー!これ飲んだら次はどれに乗る?
ってミサカはミサカは期待を膨らませながら聞いてみたり!」
のび太「ありがとうミサカちゃん
じゃあ次は…2人っきりで観覧車に乗ろうよ」
打ち止め「っ!?///」
狭めの観覧車に2人は向かい合って座った
打ち止めは何故かもじもじしておりこちらに顔を向けない
のび太「ようやく2人っきりの空間になれたね…ここなら邪魔は入らないよ?
周りの目も気にしなくていいし」
そう言ってのび太は打ち止めの顔を覗き込む
打ち止め「っ!?いくら密室とは言えそのような行為をするのはいささか大胆かと
ってミサカはミサカは…その…」
のび太「???」
打ち止め「け…決して嫌ってわけじゃないよ?
ってミサカはミサカは嫌ではないが恥ずかしい理論を展開してみたり///」
のび太「何言ってんのさミサカちゃん
何か大切な話があって今日僕を呼んだんじゃないの?
そのために尾行の心配のない観覧車を選んだのに…ムグッ」
喋っている途中で口を塞がれた…打ち止めの細い指によって
打ち止め「今日は純粋にあなたと遊びたかっただけなの!
…『あの人』が死んでから…あなたは頑張りすぎだよ?
ってミサカはミサカは息抜きを提案してみる」
その言葉にのび太ははっとする…思えば打ち止めの言うとおりだ
今日一日は侵入者など気にせずに思いっきり遊ぼう
侵入者が来たら全力で迎え撃とう、それでいいじゃないか
のび太はそう思った
のび太「ごめんミサカちゃん。次は何に乗ろうか?」
そうして2人は遊園地の閉園ギリギリまで遊んだ
いつの間にか2人は手を繋いでいた
>>55
spiritcyber-「電脳に住む精霊」
全作もその前作もそのまた前作もリアルタイムで見てた
がんばってくださいな
そんな2人を尾行する2人の男がいた
その背中にはどこか哀愁が漂う
海原「…まったくあなたも損な役回りですね出木杉」
出木杉「…うるさいですね光貴さん。あなたも“超電磁砲”とはどうなんですか?
不謹慎ながらも上条当麻は死んだんでしょう?」
海原「私には御坂さんを幸せに出来ませんよ
私は影から見守るのみ」
出木杉「言っとくけど僕は諦めてませんよ光貴さん?あなたとは違うんです」
海原「ぐっ!人生の先輩として優しくアドバイスをしていると言うのに!!
だいたい君は私とキャラが被ってるんですから大人しく言うとおりにしなさい」
出木杉「あーあー言っちゃいましたね光貴さん!僕は絶対あなたみたいにはなりませんよ!」
ギャーギャー言いながら言い争う二人
土御門「全く…ホントにキャラが被ってるぜよ」
グループのリーダー土御門は呆れながらそのやり取りを見ていた
>>66と同じく
つ④
とりあえず12/23は終了
何か前作絡みで質問はありますか?
エツァリwww
現在の学園都市順位が気になる
>>72
第一位 “超電磁砲(レールガン)” 御坂美琴
第二位 “心理掌握(メンタルアウト)”
第三位 不明
第四位 “念動砲弾(アタッククラッシュ)” 削板軍覇
第五位 “八岐火竜(サラマンダー)” 花菱烈火
第六位 “射程圏内(オールレンジ)” 野比のび太
第七位 “念動粘土(テレキねんど)” 出木杉英才
下記四名は死亡したため、順位繰上げ。新たに現代出木杉がランクイン
旧第一位 一方通行
旧第二位 垣根帝督
旧第三位 佐古下柳
旧第五位 麦野沈利
※前作で烈火は“火竜”と表記していたけど語呂が悪いと指摘があったため
スレ内でいい案があったため採用しました
電脳妖精(ラピスラズリ)
ごめん
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
設定集のようなもの2
花菱烈火 “レベル5” “八岐火竜(サラマンダー)”
生まれ持った能力者である『原石』の1人
AIM拡散力場の集合体である“火竜”を8匹従え演算能力を補っている
烈火の出す炎は厳密には炎ではなく垣根帝督の操る“未元物質”に近い
そのため現実の炎ではあり得ない独自の法則を持つ
高校卒業後、たむろしているスキルアウトを締め上げて更生させ
自身が経営する花火工場の従業員として雇っている
しかしそれは表の姿、裏では情報収集組織“火影”として情報屋もやっている
学園都市で上がる打ち上げ花火は大概、烈火の会社で作ったものである
出木杉英才 “レベル5” “念動粘土(テレキねんど)”
小学6年生でとうとうレベル5になった
学園都市最強の風紀委員。目標・ライバルはともに野比のび太
テレキネシスによる“力場”を粘土細工のように成形し
あらゆる形・質量・性質を持たせることが出来るシンプルかつ強力な能力
出木杉秀才 “レベル5” “念動粘土(テレキねんど)”
未来サイドの“第三位”であり暗部の人間。出木杉英才の子孫。
能力は基本的に英才と同じだが暗部にいた経験が長いため英才よりも強い
今はエツァリ・結標・土御門と同じ『グループ』の構成員
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
では12/24再開
>>76
三位は未来出来杉が入る訳じゃないのかな
>>85
未来出木杉は存在自体が非公認
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
―第一○学区・集団墓地―
翌日
打ち止めは生花、のび太はその他備品を持ち
一方通行の墓へと向かった
もっとも死体回収が出来なかったため一方通行はここには眠っていない
集団墓地から少し離れた竹藪の中、そこに一方通行と上条当麻の墓がある
するとそこには2人の先客がいた
同じ学生服を着た双子の姉妹―御坂美琴と御坂妹だ
2人とも同じポーズで合掌している
美琴「しっかし和風の墓に一方通行って書かれているのもシュールなものね」
のび太「美琴ちゃんに美紀ちゃん…来てたんだね」
美紀(みのり)
それは妹達の10032号―上条からは“御坂妹”と呼ばれていた個体である
今は美琴と同じ部屋に住み同じ高校に通っている
ちなみに現在学園都市に妹達は打ち止めと御坂妹しかいない
美琴「のび太…久しぶりね
私と美紀は毎日来てるわよ」
御坂妹「彼がメインで一方通行はついでですがね
とミサカはつい本音を漏らしてみます」
打ち止め「ついでって何よー!
ってミサカはミサカは死者を敬う気持ちを下位個体に説いてみたり!」
御坂妹「週1しか来ないあなたに言われたくありません
とミサカは浮気性な上位個体を非難します」
打ち止め「う…浮気じゃないもん!
むしろ新しい相手を見つけない方が種の保存を怠っているため生物的に欠陥であるのだ!
ってミサカはミサカは生物学的観点から下位個体を非難してみたり!」
その言葉を聞き美琴が微妙に反応
「…クローンのアンタに説かれたくないわよ」などとボソっと呟いている
>>77
> 電脳妖精(ラピスラズリ)
乙
御坂妹「なんとでも言えばいいです…私はあの人一筋で生きていきます
とミサカは健気な片想い少女を演出します
それより私に対してその喋り方は何ですか“美里”?
ミサカは一○○三三女で美里は二○○○二女…つまりこのミサカは“お姉様”ですよ?
とミサカは姉妹間の序列を盾にとります」
打ち止め「ぐぐっ…」
美琴「はいはいアンタら死者の眠る場所で喧嘩しない
…って美里たちあの馬鹿の分まで用意してきたんだ」
あの馬鹿―上条当麻のことだ
打ち止め「ミサカもお世話になったもん…ってミサカはミサカはしんみりしてみたり」
のび太「僕もあまり会ったこと無いけど師匠と同じ英雄だしね」
そうして4人は墓の清掃を終え2人の墓石に水をかけ合掌した
すると一方通行の墓前に突然何かが現れた
誰だ?死体が出てないってことは生きてるフラグ?
のび太「テレポーター!?…何だこれ?」
美琴「ピリ辛フライドチキンにフライドポテト…脂っこいものばかりね
というか何でこんなものお供えに?」
打ち止め「これ…あの人の好物だよ
ってミサカはミサカは回答してみる」
そこで御坂妹はフライドチキンの下にメモ書きを見つけた
御坂妹「『だから早死にするって言ったでしょ?向こうではサラダも食べなさいよ』とミサカは音読します」
美琴「どうやら悪友がいるみたいね…それは持ち帰りましょ
じゃあ帰るとしますか」
前作ってなんて検索すれば見れる?
途中までしか見てないんだ
あわきんかー ④
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1266662030/)
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!」
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1267251192/)
>>93
結標・・・・
>>94
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る」
上条「…レベル5の転校生?」
以上三本です
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
4人は後始末を終え、帰ろうとしたとき
烈火「あれ?もう帰るのか?せっかく仕事抜けてきたのによ
やっぱ今日はのび太もいるんだな!来てよかったぜ」
作業着を着た青年―花菱烈火が現れた
烈火は『原石』の1人で学園都市“第五位”。上条と美琴の共通の友人である
烈火は2人の墓前で手短に合掌を済ませる
美琴「あんたも柳さんの…?」
烈火「いやぁ姫の墓は学園都市外だからな
それに姫は『ここにいる』しよ」
そう言って烈火は右腕の鉄甲をなでる
のび太「久しぶりだね烈火さん」
烈火「おう!元気してたか?今日はお前に用があったんだよ」
のくす牧場 : SS 書庫 - のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」
のび太「打ち止め?変な名前だなぁ」 - SSまとめ速報
(http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1266662030-8.html)
(なぜかタケコプターとヘリコプターが出てくるレスがない)
のくす牧場 : SS 書庫 - のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!」
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!」 - SSまとめ速報
(http://sea-mew.jp/nox/modules/webarc/2ch/ss/1267251192-0.html)
そう言って烈火はのび太に耳打ちする
烈火「(今日、お前と美里は尾行されているぞ…数は2人。例の“侵入者”だ)」
烈火は独自に作った情報収集組織“火影”の忍(元スキルアウト)を使って侵入者の情報を集めていた
のび太「えっ!?」
瞬間
烈火とのび太に殺気が放たれた
御坂三姉妹は気付いていない
烈火「(こっちが気付いていることもお見通しってことか)」
のび太「(でも襲って来ない…?)」
烈火「(こっちの面子考えろよ…“レベル5”が三人もいる
きっと俺らがバラけるまで待つんだろうな…)
よし!じゃあ帰るとしますか
美琴に美紀!お前ら暇か?」
美琴「内緒話したあとに何よ?何か企んでるの?」
烈火「(のび太少年の恋バナだよ!邪魔な俺たちは帰ろうぜ)」
美琴「(えっ!?あの子たちそういう関係なの?)」
御坂妹「(気付かなかったのですかお姉様?少なくとも美里はそうですよ
とミサカは鈍感なお姉様に愕然とします)」
烈火「というわけでのび太!『俺たちはこっちから帰るからな』」
のび太「うん『僕たちはこっちから帰るね』」
のび太たちが別れて間もなく
侵入者はのび太たちの前に現れた
場所は人通りの少ない自然公園
のび太(…1人?)
侵入者は全身黒ずくめの男であった
黒いコート、黒い髪…そして顔全体を覆う黒いサングラス
侵入者「…打ち止めとは中々離れないんだな」
打ち止め「えっ!?」
男の声は冷たい。そして放たれる殺気からもかなりの実力者だとうかがえる
のび太「やっぱり狙いはミサカちゃんか!?出木杉!!いるんだろ?」
のび太と打ち止めの背後に出木杉が突如現れる―テレポートだ
のび太「ミサカちゃンを頼ンだ!こいつは…俺がやる」
銃を構え出木杉に指示する
出木杉「わかった…ミサカくんを安全な場所に避難させ次第僕もこっちに向かう
死ぬなよのび太くん!淡希さんお願いします!!」
打ち止め「ちょっと待っ…」
ヒュ
出木杉と打ち止めがその場から姿を消す。結標淡希の座標移動だ
のび太「ミサカちゃンには指一本触れさせねェよ」
侵入者「いやそれでいい。俺の狙いはお前だからな…“射程圏内”―野比のび太」
侵入者が銃を取り出す…いや銃ではない
あれは“水圧銃”―22世紀の秘密道具だ
のび太「未来サイドの人間!?ンな馬鹿な!!」
侵入者「“ツリードライアグラム”の居場所…吐いてもらうぞ」
のび太「狙いはドラえもんか!?ハッ!…させねェよ!!」
侵入者は水圧銃を撃つ
のび太はそれを寸前のところで回避する
―いや、『回避させられた』
のび太が避ける方向を先読みした侵入者はのび太の右わき腹に回し蹴りを放つ
しかしのび太はその回し蹴りを右足で防御
すかさず相手の懐に銃弾を叩きこもうとする…が
侵入者に腕を弾かれることで狙いが逸らされた
のび太(コイツ…強ェ!)
放たれた銃弾は侵入者の後ろにあった木をへし折る
侵入者「…さすがにその銃は怖いな。射程圏内」
侵入者は水圧銃を牽制にしか用いず、のび太に接近戦を挑んでくる
そういった戦法をとってのび太に挑むチンピラも少なくは無いが、大概は早撃ちで対処できた
しかしこの侵入者の卓越した体術の前にはそれも通用しない
その後も侵入者は牽制・接近・照準ずらし・打撃の組み立てを忠実に守る
のび太は早撃ちで対処するも一向に当たらない
侵入者「無駄撃ちばかり続けてどうする?」
のび太も侵入者の攻撃を何とかガードするがダメージが蓄積する一方だ
のび太「…俺の弱点を知ってるンだなァ侵入者」
侵入者「全力で望まないと分が悪いんでね」
のび太「だがなァ…情報がちっとばかし古いンだよ!」
侵入者「何を?……っ!?これは!?身体が…動かない?」
のび太「無駄撃ちだって?舐めてもらっちゃ困るンだよ
俺がさっきから撃ってたのは『空気を固定化した糸』をつけた弾
オマエは自分でその糸を手繰り寄せて動けなくなったンだ」
エアロマスター
長点上機で自分の能力を完全に把握したのび太はその能力の頂点に立った
他のエアロマスターに出来てのび太に出来ないことは無いに等しい
今の弾は以前戦った絹旗最愛の“窒素装甲”をヒントにあやとりをイメージしてアレンジしたものだ
のび太「わかったかよ?これが“射程圏内”だ。俺の射程に死角はねェ」
のび太が侵入者に銃を突きつける
侵入者は冷たく笑う
のび太「観念して頭がおかしくなったか?」
バァ
侵入者が『右手』を振り上げると空気の糸が全て引きちぎれた
のび太「ンだとォ!?」
のび太が引き金を引く
巨大な空気の弾が侵入者を飲み込む…が空気の弾は侵入者の『右手』によってかき消された
その余波で男の顔の全てを覆っていたサングラスが吹き飛ぶ
のび太「お…オマエは!?ぐァっ!」
のび太が驚いた隙に侵入者がのび太のみぞおちに拳を叩き込む
のび太の意識が遠のく、視線の先で男は言う
上条「そんなもので俺の“幻想殺し”を破れるかよ」
侵入者は死んだはずの男―上条当麻であった
のび太(ごめんよスネ夫に静香ちゃん…演奏会…行けそうに無い…)
烈火のやつ読んできた
しかしNOBIさん、ぱねぇっす
なん・・・だと・・・?
―同刻、烈火一行―
烈火「まさか俺のほうに来るとはな」
美琴「なっ…何なのよこいつ?ってどうしたのよ美紀?」
杖をつく侵入者を見て御坂妹は震えている
御坂妹「そんな…生きていたのですか…一方通行?
とミサカは確認を取ります…」
烈火・美琴「っ!?」
一方通行「…バレてンじゃあ隠す必要はねェな」
杖をついた侵入者はサングラスを取る…それは間違いなく一方通行であった
美琴「一方通行!アンタ今までどこで何やってたの!?
のび太や美里…打ち止めがどんだけ心配してたと思ってんの!?」
一方通行「…こっちにも事情があるンだよ」
烈火「始めましてだな一方通行…悪いがのび太のところに行かせてくれねえか?」
一方通行「ハッ!そりゃあ出来ねェ相談だなァ“八岐火竜”
俺は“相棒”からアンタらの足止めを頼まれてンだよ」
美琴「のび太や打ち止めに何をする気!?」
一方通行「悪ィようにはしねェよ…どォしても通るってンなら相手になるけどなァ!」
一方通行は杖を格納モードにし、電極のスイッチを入れる
烈火「美琴に美紀は逃げろ!もうすぐ俺の手配した風紀委員が迎えに来る!」
美琴「ちょっと戦う気!?」
フッ
突如誰もいなかった空間から少女が現れた―白井黒子だ
黒子「行きますわよ…美琴お姉様に美紀お姉様」
烈火「2人を頼んだぞ白井」
美琴「ちょっとアンt」
フッ
三人は姿を消した
というか烈火とのび太はいつ会ったんだろうか
あと前回、一方通行が打ち止めに話した約束
あと、のび太ってまだタケコプターをズボンに入れてるのか?
烈火「アンタの話はよく聞くぜ一方通行
のび太の師匠らしいな?アンタには生半可な攻撃が効かないのも知っているぜ」
烈火が指を走らせる
虚・円・崩
一方通行の周囲を炎の結界が囲む
そして結界に点在する火球がうねりを上げる―虚空のレーザーを溜めているのだ
一方通行「へェ…これが火竜ってやつねェ
とてもじゃねェが炎には見えねェな
…どちらかと言うといつぞやの未元物質に近ェ」
烈火「余裕ぶっこいていいのかよ?」
一方通行「どォぞご自由に」
烈火「なめんじゃねえ!!のび太たちに手を出すなら容赦しねえぞ!!」
結界内で無数のレーザーが発射された
烈火「おいおいおいおいおいマジかよ?」
複数の虚空を逃げ場の無い結界内で撃つ
烈火にとって最強にも等しいコンボである虚・円・崩
しかし一方通行は無傷…逆に円の結界が破壊された
一方通行「力の大きさなンて関係ないンだよ俺には
そンなことはのび太に聞かなかったのか?
まったく…あいつは勉強が必要だなァ」
烈火「これが効かなかったのはちっとばっかしショックだったぜ…
だがな…」
虚・塁・円・刹・焔・砕・崩
7匹の火竜が烈火を取り囲む
一方通行「まだ何かすンのか?無駄だろォけどな」
烈火「見て驚くなよ」
裂
烈火は最強の火竜を召還した
一方通行「ンだそりゃあ!?」
烈火の背中から金色の翼が生えた
いや翼ではない―少女の姿をした天使だ
烈火「行くぜ…姫!」
柳『うん!』
柳は以前の魔術サイドとの戦争で命を落とし、
竜之炎捌式「裂神」によって不死鳥の力を得て復活したのだ
烈火「吠え面かきやがれ!!」
柳の羽から無数の金色の炎が舞い一方通行を襲う
一方通行「…ぐァぁぁあぁああ」
柳『あなたが無意識の内に受け入れるベクトルを炎に注入しました
あなたの負けです…一方通行』
一方通行「ハッ…やるじゃねェか!!」
ブシュゥゥゥゥ
一方通行から突如黒い羽が噴出し、金色の炎をかき消す
以前はこの状態になると暴走する一方通行であったが今は完全に制御できる
烈火「なっ…何ぃ!?」
一方通行が烈火に手をかざす
すると不可思議な力によって烈火が地面に叩きつけられた
烈火「…っかはぁ!!」
柳『烈火くんっ!!』
一方通行「殺しやしねェよ…そォいうのはもうやめたンだ」
打ち止め「あ…アクセラレータぁぁぁああああ」
一方通行「っ!?」
出木杉「ダメだミサカくん!…って一方通行!?…何で…死んだはずでは…?」
出木杉が後から追ってくる
打ち止め「やっぱり一方通行だ…何で…何で今まで…連絡も無しに
…ってミサカは…ミサカは…」
打ち止めは一方通行に抱きついた。涙を堪えきれずにいる
一方通行「ちィ…当麻のやつはガキを足止めするンじゃねェのかよ」
一方通行は電極をオフにして杖を展開する
結標「私が飛ばしたのよ」
土御門「説明ぐらいしてもいいんじゃないのか?」
海原「ここ数年何をしていたのです?」
『グループ』の面々も集まり、一方通行に詰め寄る
一方通行「…俺は未来サイドにいたンだよ」
一方通行が口を開いた
ちょっと休憩します
2時間後ぐらいに再開します
今のうちに他のドラメンバーの能力考えよーぜ。
金夫多目留君とか
>>147
5年2組の生徒全員能力者だからな
先生や雷さんとかは原石とかの類かもしれん
10時から再開します
無駄に世界観拡大してますがご容赦を
これ三作目だよな
>>168
烈火もあわせると4作目です
リンクしているんで一応
3年前、アレイスターを倒した一方通行は何とか上条を逃がしそこで力を使い果たした
アレイスターの最後の抵抗…窓のないビルの自爆
一方通行はそこを自分の死に場所と決めた
一方通行「悪党にはもったいないぐらいの死に場所だな…」
そこで一方通行は気を失った
次に目が覚めるとそこは22世紀であった
ドラミ「気が付いた?一方通行さん」
一方通行「…ここは…?未来サイドか…?」
ドラミ「あら?ずいぶん飲み込みがいいのね
お察しの通りここは22世紀、あなたたちが“未来サイド”と呼ぶところよ」
一方通行「知り合いにここ出身のクソガキがいたンでな…
ところで何で俺はまともに喋れるンだ?ネットワークからは外れているはずだろォ?」
ドラミ「ミサカネットワークのことね…あれの有用性はとても高くてね
今でも実験が続いているの…量産能力者計画
もっとも今では御坂美琴さんのクローンを作るという計画ではなく
意思を持つロボットに人為的に“電撃使い”の能力を発現させるって計画だけどね」
一方通行「おいおいロボットも能力が使えンのかよここは?」
ドラミ「もちろん限られたロボットだけよ?私は能力を持ってないわ
そういった技術に不可欠なのが…魔術」
一方通行「っ!?ここは学園都市じゃねェのか?」
ドラミ「紹介が遅れたわね。ここは魔術を科学する“新学園都市”
私は新学園都市統括理事のドラミよ、よろしくね」
ドラミと名乗るロボットは笑顔で挨拶をした
一方通行「統括理事…ってことは俺は厄介事を押し付けるために生かされたってことだなァ?」
ドラミ「あら?いい勘してるじゃないの。あなたに頼みがあるわ一方通行
…『飛行機墜落』という隠れ蓑の中で誘拐された上条当麻と禁書目録を助けて欲しいの」
ドラミは説明を始めた
ドラミ「今からおよそ600年前…魔術を科学する技術は既に存在したわ
火影忍軍って呼ばれる少数部族なんだけど、彼らは魔術を科学的に解明し
誰にでも扱える“装置”を生み出すことに成功したの
それが記録に残っている最古の魔科学」
一方通行「“魔導具”ってやつか…実際に見たことはねェな
だがそれとあいつらを助けるって話はどォ繋がるンだ?」
ドラミ「順を追って説明するわね。
新学園都市は火影の“とある禁術”によって生み出された装置が欠かせないものとなってるんだけど…
何だかわかる?」
一方通行「…それが“タイムマシン”ってわけか
ありゃどンなに理屈で考えても実在できるわけがねェ」
ドラミ「あなたってホント賢いのね!その通りよ!
彼ら火影忍軍は魔術によって時間という制約を超越していたの
もっとも彼らの科学をもってしてもそれを装置化することは出来なかったみたいだけどね」
一方通行「…ちょっと待て600年前ってことは俺から見れば500年前ってことでいいンだよなァ?
そんな昔ってことァ…俺のいた学園都市の技術ではタイムマシンが…?」
ドラミ「…その通りよ一方通行、あなたのいた学園都市は既にタイムマシンを実現化する技術を持っていた
あと足りないものは“とある禁術”を記した巻物―魔道書の原典…ここまで言えばわかるわよね?」
一方通行「禁書目録…あのシスターのガキってわけか」
ドラミ「同時に“幻想殺し”を持つ彼も拉致されたわ
魔術暴走の際の保険でしょうね」
一方通行「一つ疑問がある…何のためにオマエはそいつらを救う?
オマエたち未来サイドにとってタイムマシンの開発は必要なンだろ?」
ドラミ「そのテログループの目的が問題なの…
彼らは後に新学園都市の“急進派”と呼ばれる一派なんだけど
その目的はタイムマシンの独占とそこからの歴史改変…自分たちの都合のいいようにね
現“急進派”も彼らに接触を図ろうと試みているわ。それだけは絶対に避けないとダメ
お願い一方通行!未来のためにあの2人を助けて」
一方通行「ハッ!何が『未来のために』だ馬鹿馬鹿しい
…ただ上条当麻やあのシスターには借りがあるンで助けてやンよ」
ドラミ「…理由はそれで充分よ!交渉成立ね!」
一方通行(打ち止めやのび太にも無関係って訳じゃねェしな…)
その後、怪我が癒えた一方通行はドラミの手によって過去に帰還
学園都市深部の魔科学研究所で人体実験をされていた上条当麻の救出に成功した
がしかし、寸でのところタイムマシンは完成
急進派はインデックスを連れて未来へと逃亡してしまった
そこから先は急進派の思う壺であった
過去から来たタイムマシンは議会を通さず自由自在に使えるため
それを利用して大規模な歴史改変を決行したのだ
それに立ち向かったのがドラえもんであった
ドラえもんは秘密道具を駆使し、自らがタイムマシンに干渉するジャミング装置となったのだ
その後、樹形図の設計者の残骸を取り込みタイムとラベルを常に予測し
未来とのつながりを完全にシャットアウトした
それによって急進派の野望は砕け、誰もが平和が訪れたと思っていた
たった一人の男を除いて
上条「そんな…インデックスは!?インデックスはどうなるんだよ?
俺たちの世界が平和ならそれで納得しろって言うのか!?どうなんだよ一方通行?」
一方通行「クソっ…俺たちじゃもうどォしようもねェよ」
もうドラミとの通信は不可能…
一方通行は自らの無力さを呪った
上条「俺は認めねえぞ…インデックスだけが苦しむことで訪れた平和なんて
そんな幻想…そんな幻想を俺がぶち殺してやる!!」
その日以降上条は復讐鬼へと変貌した
たった1人の少女を救うために
上条は魔科学研究室で生産された秘密道具をありったけ持ち出し
力を得るためにエリザリーナ独立国同盟に亡命した
水圧銃もその魔科学研究所の産物である
一方通行はそんな上条を放っておけず、また責任を感じ行動をともにした
それから3年、上条は死線を潜り抜け力を得る
そしてついには“ツリードライアグラム”の情報を掴みんで学園都市に攻め込んできたのだ
なんというミス
×掴みんで
○掴んで
土御門「…話が複雑すぎるぜよ」
結標「どういうことなの出木杉?」
出木杉「“ツリードライアグラム”を破壊すれば未来に行けるってことだよ
一方通行や上条当麻の狙いはそれってことだろ?」
一方通行「そォいうことになるなァ」
海原「その話を聞くとますます思い通りにはさせられませんね
未来に行けるということは未来サイドの住人が攻め込むこともこちらに出来る
そうですね出木杉?」
出木杉「そうなるね…急進派は絶対にそのチャンスは見逃さない」
烈火「そんな…当麻やインデックスが生きているだって…?」
打ち止め「あの人も…生きている?」
一方通行が打ち止めを引き離す
打ち止め「えっ?」
一方通行「オマエらに邪魔はさせねェよ」
一方通行が電極のスイッチを入れる
それが意味するものは、明確な敵意
上条「そしてお前たちは俺たちに勝てない」
烈火「と…当麻!?ホントに当麻なのか?
っ!?のび太!!おいのび太しっかりしろ!!」
一方通行「っ!!」
現れた上条当麻の脇にはのび太が抱えられている
上条「心配するな烈火、気絶しているだけだ
こいつには心理掌握を通じてツリードライアグラムの場所を教えてもらう
それでいいんだよな一方通行?」
心理掌握
学園都市“第二位”の精神系能力者だ
人に触れるだけで記憶を読むことが出来る
一方通行「…あァ…さっさと終わらせっぞ」
打ち止め「そんな…そんなのあなたらしくないよ
彼はあなたの弟子だよ?ってミサカはミサカは説得してみる」
一方通行「それが最善策だ」
上条「打ち止め…これ以上誰も傷つけないって約束する
だから許してくれ」
そのとき、一本の閃光が上条を襲う
上条「くっ!!」
上条はとっさに右手を突き出し『それ』を受け止めた
上条「“超電磁砲”…!?御坂か」
美琴「ちょっとどういうことなのよアンタ!
生きてて良かったと思えば何キャラ替えしてんのよ!
カッコいいとでも思ってるわけ?」
烈火「美琴…何でお前ここに来た!?」
美琴「アンタもアンタよ!私差し置いて勝手にバトルしちゃってさ
ここの話なら美里を介して美紀から全部聞いて突っ走って来たわよ」
上条「話を聞いたんならわかってくれないか御坂
俺もお前を傷つけたくない」
美琴「アンタ本っ当にキャラ変わったわね…
のび太が気絶してる時点でその言い分は破綻してるのよ!!
そんなこともわからないアンタじゃないでしょうが!!」
上条「それでも俺は止められない…インデックスのために
あいつを守るために俺はやらなきゃいけないんだよ!!
邪魔をするな御坂ぁ!!」
上条が始めて声を荒らげる
『インデックスのため』
その言葉は美琴に何よりも深く突き刺さった
美琴(何もアンタが行かなくていいんじゃないの?
戦争を止めたアンタは戦争派に狙われるかもしれないんでしょ?)
上条(インデックスが行くって言うんだ。俺はインデックスのために力になるさ
それにこの不死身の上条さんが死ぬわけないだろ?)
あの時の言葉が胸を過ぎる
美琴「いいわ…アンタが何でも思い通りになると思ってるのなら
まずはそのふざけた幻想をぶち殺してやるわ!!」
美琴が雷撃の槍を放つ
上条「人の台詞パクってんじぇねえよ御坂ぁ!!」
上条はのび太を降ろし雷撃の槍を打ち消す
2人の3年ぶりの戦いは始まった
結標「あいにく私たち『グループ』もあなたには賛同できないわね」
出木杉「一方通行…目を覚ましてください」
土御門「俺は上やんの『友達』としてあいつを止めるぜよ
お前のやってることは上やんのためにはならない」
一方通行「俺もあいつを友達だなンて思っちゃいねェよ
あいつが望むならそれに全力で応える…それが俺の目的だ」
結標「誰か1人足りないわね…海原は?」
出木杉「光貴さんなら血相変えてあっち行きました」
美琴「クソっ…」
美琴はあらゆる手を使って上条を無力化させようとしたがどれも無駄であった
3年前の喧嘩と全く同じだ
上条「腕を上げたな御坂!技の切れが昔とは段違いだ
だがな…俺も死線を潜って来たんだよ!」
上条は一瞬で美琴の懐に入り、美琴の腕を極める
美琴「きゃあ!…クッ」
上条「降参しろ御坂!何度も言うようにお前を傷つけたくないんだ」
海原「上条当麻ぁぁぁぁあああああああ」
海原が黒曜石のナイフで上条を切りつける
上条「くっ…お前はあの時の魔術師!?」
美琴「えっ…あの偽海原?」
海原「あなたは私との約束を忘れたんですか!?
守らないどころか正反対のことをしてどうするんです!?」
電脳妖精と言ったらグレムリンだろ常考
御坂美琴と、その周りの世界全てを守る
それが上条と海原の約束であった
上条「邪魔すんな魔術師!」
上条は激昂し海原に回し蹴りを放つ
防御が間に合わずわき腹に直撃
海原の身体は宙に浮いた
海原「ぐはぁっ…」
出木杉「光貴さん!!」
出木杉が『クッション』を作り吹き飛ばされた海原を受け止める
結標「ちょっとあなた接近戦得意じゃないくせに何で真正面から挑むのよ」
上条「守ってやるさ…この世界も!御坂も!全部守った上でインデックスを助け出す!」
のび太「その世界に…ドラえもんは含まれていない」
上条「っ!?」
のび太が立ち上がる
>>216
機械を弄る妖精の事か、
タイムとりもち を使えば・・・
烈火の炎のやつもみたいんだけどまとめてるとこある?
これで浜面組や魔術サイドや日常サイドの人達やジャイアンズが出れば完璧だな
打ち止め「ちょっとあなた大丈夫なの…?ってミサカはミサカは――」
のび太「大丈夫だよミサカちゃん…
上条さん!あなたにツリードライアグラムは破壊させない!!
あれはドラえもんが自分を犠牲にしてまでこの世界を救った証なんだ!」
上条「くっ!!」
のび太「師匠ォ!!僕が上条さんに勝ったら諦めてください!」
一方通行「…あァ…好きにしろよ
だがのび太。当麻は強いぞ?」
上条「俺は負けない…インデックスは必ず助けてやる!」
のび太「僕は負けません…ドラえもんは僕が守る!その上で未来に行ける方法を考える!」
上条「っ!?」
その言葉が決定打であった
インデックスを守るゆえに目先の不幸に目が行かなかった上条
全ての幸せを模索したのび太。
2人の『覚悟』に明確な差が生まれ、勝負は一瞬で終わった
>>226
はみ出者が見てたm9(^Д^)
上条「…“レベル5”の転校生?」
http://teraharuhi.blog84.fc2.com/blog-entry-447.html
携帯の人には大きいかもしれんからモバジラ推奨
トウマとセロリ死亡はこのスレの172から?
>>236
いきなり三年後だもんな てっきし17巻のネタが来るのかと思った
(のび太達がどこでもドアで海外に行くとか、打ち止めや風紀委員達が秘密道具に驚くとか)
上条が目覚める
気がつけば美琴の膝の上で眠っていた
美琴「アンタも自分の言ってることの矛盾に気づいてたんでしょ?
だから迷いが出て負けたのよ」
上条「…そうみたいだな…結局俺は復讐鬼になんてなれなかったわけだ」
美琴「だから言ったでしょ?キャラじゃないって
昔のアンタなら迷わずのび太と同じ行動に出てたわよ」
上条「のび太はどうした…?」
美琴「アンタの水圧銃を喰らって相打ち…それでもアンタの負けよ
理由はわかるでしょ?」
上条「ああ…あいつ俺の銃口も狙いやがったな
こんな道具は俺に似合わないってか…全くあの瞬間に2発撃つとは…とんでもないやつだ」
美琴「アンタはこれからどうするのよ?」
上条が笑いながら答える
上条「のび太の言うとおりにするさ…その上でインデックスを助け出す」
美琴「…私も手伝うわ」
同じ地点に連続放射 当に人間イージス
のび太も目を覚ました
上条同じように、打ち止めの膝の上で眠っていたようだ
のび太「ミサカちゃん…っ!?勝負は?ドラえもんはどうなったの?」
打ち止め「あなたの勝ちだよ?ってミサカはミサカはVサインをしてみたり」
のび太「よかったぁ…上条さんもこれ以上苦しまなくて済むんだね」
打ち止め「ありがとう…ってミサカはミサカはあなたにお礼を言ってみる」
のび太「何でさ?」
打ち止め「あの人を止められないことで一方通行も迷ってたみたい…
ってミサカはミサカは推測してみる」
のび太「師匠…そういえば師匠は!?」
打ち止め「どこか行ったみたい…ってミサカはミサカは説明してみたり
でもね…『またな』って言ってたよ?ってミサカはミサカは補足説明してみる」
のび太「よかった…また会えるんだね!昔に戻れるんだね!」
打ち止め「うん!そういえば提案があるんだけど…
『グループ』は事件の後処理に追われていた
事件と言えどたかが侵入者二名が暴れたという事実をもみ消すのみ
そう難しいことではなかった…が
結標「ちょっと海原に出木杉!落ち込んでないで手を貸しなさいよ」
土御門「そう言ってやるな結標…目の前であれはさすがにきつい」
海原「あれを見たでしょう出木杉?所詮私たち闇の人間にはあの光に近づけないんですよ」
出木杉「何言ってるんですか光貴さん…上条さんも最早闇の人間じゃないですか
単純に差ですよ差。僕たちが闇の仕事してるとか関係ありません」
自分で言って悲しくなった出木杉は更に落ち込む
結標「はぁ、全くしょうがないわね…一方通行も何か…ってあなたもなの?」
一方通行「あァ!?そンなンじゃねェよ!!」
そう言い張っているが一方通行も若干苛立っている
土御門「娘を取られる父親の気持ちって感じだにゃー」
その後、『グループ』の情報操作によって
学園都市に来た“侵入者”は始末されたという形になった
また、上条と一方通行は烈火率いる“火影”の情報操作によって
不当な手順で学園都市のIDを手に入れた
上条「ありがとう烈火」
烈火「いいってことよ…お前が生きていて何よりだ」
上条「ああ…でも佐古下は…」
烈火「…でも俺たちはずっと一緒だからいいんだよ
それよりお前は美琴や美紀にちゃんと謝ったか?」
上条「いや…まだだけど…って何で焔って字書いてるんですか?
殴るの?俺殴られるの?」
烈火「お前なぁ…美琴は毎日お前の墓前で泣いてたんだぞ
それなのに1万人ぐらいいる妹たちの心配までしてたんだ」
上条「御坂が…?」
烈火「そこらへんはっきりしてから未来に行きやがれフラグ野郎」
そう言って烈火は上条を殴った…無論焔で
―窓のないビル跡地―
翌日、上条と一方通行と美琴はのび太と打ち止めに呼び出された
美琴「…何でアンタはそんなに顔が腫れてるわけ?」
上条「いや気にすんな御坂…ちょっとお灸をすえただけだ
そんなことよりツリードライアグラム…ここにあったんだな」
窓のないビルの地下
のび太たちしか知らない隠し扉の先にドラえもんがいた
のび太「久しぶりだね…ドラえもん。僕もう中学生になったよ」
ドラえもん「…………」
相変わらずドラえもんは答えない
こうしているうちにも未来からの侵略者と戦っているのだ
一方通行「ハッ!見上げた根性だなこいつも」
上条「俺はこいつを殺そうとしていたのか…我ながら情けない」
美琴「美里…これからどうするの?」
打ち止め「ミサカがドラえもんにハッキングしてジャミングの設定を変えるの!
ってミサカはミサカは提案してみる!
それには…あなたの力が必要なの」
打ち止めが一方通行を見る
一方通行「…どォするつもりなんだ?」
打ち止め「あなたの『反射』の設定をジャミングに応用するの!ってミサカはミサカは解説してみたり」
美琴「それってつまり…未来からのタイムトラベルだけ遮断するってこと?」
一方通行「まさに過去から未来への『一方通行』ってかァ?洒落が効いてンじゃねェか」
上条「タイムマシンはどうするんだ?もうインデックスもいないし作れないぞ?」
のび太「ドラえもんが使ってたやつを使いなよ!今も僕の引き出しの中に入ってる」
上条「ってことは俺はもう帰ってこれないってわけね…
いいぜ!インデックスを助けると決めたんだ!俺は行く」
美琴「えっ!?」
一方通行と打ち止めによるジャミング設定の書き換えは半日で終わった
一方通行「終わったか…」
打ち止め「うん…終わったね」
打ち止めはわかっていた。この作業が終わりが何を意味するかを
一方通行「打ち止め…達者でな」
一方通行らしい短めの挨拶であった
打ち止めは泣きながら一方通行に抱きつく
一方通行「泣くなガキが…オマエはもう中学生だろォが
おいのび太ァ!!」
のび太「…はい!」
一方通行「ガキをこれ以上泣かせるんじゃねェぞ?それが今度の授業料だ」
のび太「はい!!師匠!ありがとうございました!」
ジャミング書き換えが終わるまでの半日
美琴と上条はとことん語り明かした
出会い・喧嘩・妹達・大覇星祭
半日では語りきれなかった
そして美琴は上条に長い間秘めていた想いを告げた
上条の答えは…
上条「…それじゃあ行くとしますか」
上条と一方通行がタイムマシンに乗る
上条「俺とお前でお座敷タイムマシンに2人乗り…シュールな光景だな」
一方通行「うるせェよ…さっさと出せ!!」
美琴「…ホントに行っちゃうの?」
美琴は今にも泣きそうな目で上条を見る
上条「ああ…悪いな御坂…お前の気持ちは嬉しいけど
…やっぱり俺はインデックスを助けるんだ」
美琴は震えている
のび太「美琴ちゃん…」
打ち止め「お姉様…」
美琴「だぁぁぁぁああああああああああ」
上条「!?」
美琴「諦められるかってんだ!私も未来に行くわ!!
そんであのシスター助けて正々堂々と勝負してやるわ!!」
そう言って美琴はタイムマシンに乗り込んだ
上条「ばっ…馬鹿言うな!戻れ御坂!もう二度とここに戻ってこれないんだぞ!?」
美琴「3日よ!」
上条「は?」
美琴「3日で新学園都市急進派を滅ぼせばいいのよ!!そんでドラえもんに友好的な信号でも送る
それでここに戻ってくる!!一方通行もそれで問題ないでしょ?」
一方通行「…あァ!名案じゃねェか!!」
美琴「そういうことだから美里!美紀によろしく!
ちゃちゃっと帰ってくるんだから」
打ち止め「うん!頑張ってすぐに帰ってきて!!ってミサカはミサカは激励してみたり!」
上条「おいちょっと!本気か御坂?」
美琴「何よアンタ自身無いの?」
上条「…いやある!この三人なら不可能じゃないな」
一方通行「さっさと出ろ、狭くてうぜェんだよ」
上条「ああ…行くぜ!」
上条はタイムスリップのボタンを押す
一瞬でタイムマシンはその場から消えた
帰り道
打ち止めはのび太に聞いた
打ち止め「静香ちゃんの演奏会…いけなかったね
ってミサカはミサカは唐突な話を振ってみたり」
のび太「うげっ…何でミサカちゃんがその話知ってるの?」
打ち止め「だってミサカにもお誘いの電話が来たもん
ってミサカはミサカは当然のことを述べてみる
ミサカと静香ちゃんは今でも友達だよ?」
だから静香ちゃんはミサカちゃん相手だとすぐにわかったのか
などとのび太は勝手に納得した
打ち止め「…ミサカが転入してこなかった方がよかった?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
打ち止めが気にしているのは三角関係のことだ
正直のび太も若干気づいてはいたがうやむやにしていた
のび太「そんなこと無いよ!でも僕はやっぱりしず――」
打ち止め「そこから先はまだ聞かないの!ミサカもお姉様と一緒だよ!
ってミサカはミサカはお姉様に倣ってみる」
のび太「???」
打ち止め「諦めないんだから!!心配ごとも無くなったし今度から正々堂々と静香ちゃんと勝負するの!
ってミサカはミサカは宣戦布告を――そうだ今から電話してみる!」
のび太の静止を振り切り、打ち止めは静香に宣戦布告し、静香もそれに応えた
その後、のび太を巡る熾烈な争いが始まったのは言うまでも無い
打ち止めに出会って変わったのび太の生活
それはこの先の史実すら塗り替える劇的な変化になるかもしれない
―のび太「ミサカちゃんに出会って3年か…」 完―
乙!
楽しかったぜ>>1
これで全部終わり?
長らく保守ありがとうございました
蛇尾だったのは申し訳ないです
>>278
ストーリー的な構想はもう弾切れです
正直のび太を強くし過ぎて負けパターンを作るのも一苦労ですし
打ち止めと静香の争いや長点上機に入ったのび太の日常を書いても需要があるかは謎
静香ちゃんが空気な理由ですが
旧声版の大長編全て見尽くしてもいまいちキャラを掴みきれないってところにあります
静香ちゃんのSSが書ける人は凄いと思う
反面・スネ夫と出木杉の動かしやすさは異常
面白かったぜェ
だが一人報われないンじゃねェかァ?
>>296
海原ですね。わかります
ここまでフラグたててまさかの静香√なのかー!ってミサカはミサカは驚愕してみる
柳の説明頼む
海原イジメやめろwww
>>298
なんというかイチャイチャSSが書けないもので
のび太の打ち止めに対する対応は常にドライにしてみた
>>299
魔術サイドとの戦争で命を落とした…って程度にしか考えてないです
裂神として出したかっただけだんて口が裂けても(ry
>>285
そういうのが見たかった。
だってドラえもんってそういう話じゃないか、例えるなら、とある魔のSSみたいな話とか
>>300
彼らには美紀や他の妹達がいるじゃないか
ま、仮に付き合たとしてもプライベート筒抜けだけど、
一番みたいのは三年前の時間帯でセワシが来る話(未来サイドの行動を伝えるため)
で、セワシが誰に対して「おばあちゃん」と言うシーンが見たい。
でも、この世界じゃ作り話?でも「ジャイ子と結婚した未来」もあるんだよな
まけるな打ち止め。
,. -‐'''''""¨¨¨ヽ
(.___,,,... -ァァフ| あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
|i i| }! }} //|
|l、{ j} /,,ィ//| 『後日談SSを書こうと思ったらいつのまにか
i|:!ヾ、_ノ/ u {:}//ヘ “ドラえもんチックなギャグSS”になっていた』
|リ u' } ,ノ _,!V,ハ |
/´fト、_{ル{,ィ'eラ , タ人 な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
/' ヾ|宀| {´,)⌒`/ |<ヽトiゝ おれも何をされたのかわからなかった
,゙ / )ヽ iLレ u' | | ヾlトハ〉
|/_/ ハ !ニ⊇ '/:} V:::::ヽ 頭がどうにかなりそうだった…
// 二二二7'T'' /u' __ /:::::::/`ヽ
/'´r -―一ァ‐゙T´ '"´ /::::/-‐ \ 続編だとか大長編だとか
/ // 广¨´ /' /:::::/´ ̄`ヽ ⌒ヽ そんなたいそうなもんじゃあ 断じてねえ
ノ ' / ノ:::::`ー-、___/:::::// ヽ }
_/`丶 /:::::::::::::::::::::::::: ̄`ー-{:::... イ もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
というわけで試験的なギャグSSです
勇敢&クールなのび太は見る影も無いのでご容赦ください
――――――――――――――――――――――――――――――
あれから3日
一方通行たちは本当に未来から帰ってきた
未来からの攻撃の心配が無くなったため、ドラえもんはジャミング装置としての役割を終え
ドラミの手によって元のドラえもんに戻った
ようやくのび太に真の平和が訪れたのだ
チャカチャカン♪
ドラえもん『ダブルブッ王(キング)』
―長点上機学園中等部―
そこの中庭で電話している少年がいた
のび太「もしもし静香ちゃん?え?次の演奏会行けるかって?
うんうん行く行く~もちろん行くよ~
えっ!?その後デートしようだって?行こう行こう!」
彼の名は野比のび太
今は友人源静香と電話している
のび太「うんわかった!じゃあ日時が決まったら教えてね~バイバーイ」
ピッ!
のび太「ふんふふ~ん♪静香ちゃんとデート~」
ピリリリリリリ
のび太「おや?ミサカちゃんから電話だ
もしもしミサカちゃん?
えっ?次の日曜日暇かって?もちろん暇だよ~どうしたの?
えっ!?遊園地でデートしようって?もちろん行くよ~
また射的でミサカちゃんの好きなぬいぐるみ当ててあげるからね~
じゃあ日曜日楽しみにするね~バイバーイ」
ピッ!
のび太「ふんふふ~ん♪ミサカちゃんともデート~」
スネ夫「全く…2人の女の子とデートとはいい身分だなのび太」
のび太「やだな~僻まないでよスネ夫
僕は学園都市の“第六位”だよ?
みんなの憧れの的…つまりはモテるのです!」
スネ夫「別に僻んじゃいないさ
それより2人と約束して大丈夫なのかのび太?
もしダブルブッキングになったらどうするんだよ?」
のび太「…ダブルブッキング?」
スネ夫「二重約束…2人の約束が同じ日に被ったらどうするのさ?」
のび太は冷や汗をタラタラ流す
のび太「や…やだな~スネ夫
そんな偶然あるわけ無いじゃないかぁ…」
ピリリリリリリ
のび太「静香ちゃんだ…もしもし静香ちゃん?」
静香『もしもしのび太さん?
演奏会の予定がもう決まったの
“次の日曜日”よ
“もちろん来るわよね”?』
のび太は完全に凍った
―長点上機学生寮・のび太の部屋―
ドラえもんはどら焼きを食べてのんびりお茶をしていた
ダッダッダッダッダ…ガチャン!!
のび太「ドラえもーん!」
ドラえもん「わぁびっくりしたぁ!
どうしたんだい?そんなに慌てて」
のび太「ドラえもん!2人の女の子と同時にデート出来る道具出してよ~」
ドラえもん「なっ何てことを言うんだ君は!?
そんなのダメに決まってるじゃないか!!」
ダメに決まってる
その手の道具が存在しない時にドラえもんは
『そんな道具無いに決まってる』と言う
のび太「あるんだね?だったら出してよ~
静香ちゃんとミサカちゃん…同じ日に約束しちゃったんだよ~」
ドラえもん「ダメったらダメぇえええ
そんなことしたらミサカちゃんに惚れている秀才に殺されるぞ?」
のび太「大丈夫大丈夫!あいつには殺されないよ僕は」
声が完全に脳内再生されるのは俺だけだろうか
>>336
私もだ
ドラえもん「…じゃあ逆に考えるんだのび太くん
静香ちゃんがのび太くんと出木杉くん、同時にデートしてたらどう思う?
ミサカちゃんがのび太くんと秀才、同時にデートしてたらどう思う?」
のび太「う…そ…それは…」
ドラえもん「嫌だろう?そんなことしたら2人を傷つけるだけだぞ!!」
のび太「う…うわぁぁああああん」
のび太は滝のような涙を流した
ドラえもん「の…のび太くん?」
のび太「じゃあどうすればいいのさ?
急に予定が重なったんだよ?
どっちとも約束したのに断れるわけないじゃないか
それをどちらか断るほうが傷つけるだけじゃないか
うわぁぁああああん」
ドラえもん「そういう事情ならしょうがないなぁ…」
のび太の涙がぴたっと止まる
のび太「出すの?出してくれるの?」
ドラえもん「今日だけだよ…」
チャカチャカン♪
ドラえもん『ダブルブッ王(キング)ぅぅ♪』
のび太「ダブルブッキング?」
それはネックレス型の道具だった
ドラえもん「このネックレスをつけるとね
自分の分身を生み出すことが出来るんだ
まあ試してみた方が早いね」
ネックレスをのび太につける
のび太『おぉ!?』
のび太A「すごーい」
のび太B「2人になったー」
ドラえもん「それだけじゃないんだよ
こっちののび太くん目を瞑ってごらん?」
のび太Aが目を瞑る
のび太A「えっ?何でドラえもんが見えるの!?」
ドラえもん「ふふふ。驚いたかい?
これは五感も共有出来るんだよ
慣れれば集中しなくても自然に共有出来るようになるよ
これがあればありがちな『鉢合わせ』にもあわなくて済む」
のび太A「これがあれば完璧だね!」
のび太B「ありがとうドラえもん!!」
日曜日
―静香サイド―
のび太「静香ちゃーん!」
演奏会の会場前に静香が待っていた
静香「あっ!のび太さーん来てくれたのね?」
のび太「もちろんだよ~
当たり前じゃないかー」
静香「よかった。またミサカさんとどこかに行かないかと心配だったの」
のび太「ギクッ!」
これ最終章?
>>348
短編SS
とくに終わりとは決めてません
――――――――――――――――――――――――――――――
―打ち止めサイド―
のび太「ギクッ!」
打ち止め「どうしたののび太?
ってミサカはミサカは尋ねてみたり!」
打ち止めは静香に宣戦布告して以降
のび太を名前で呼ぶようになっていた
のび太「なっ何でもないよ」(やばい思わず反応してしまった)
―静香サイド―
のび太「な…何でそんなこと聞くの?」
静香「今日の演奏会にね…ミサカさんも誘ったの
でも『大事な用事があるからごめんね』って」
のび太は冷や汗が止まらない
のび太「へ…へー…他のみんなは?」
静香「武さんは野球の試合
スネ夫さんは能力の論文作成
出木杉さんは風紀委員のお仕事ですって
…みんな偶然都合の悪い日が重なったみたい」
そこでのび太は静香の手に握られているものに気づく
のび太「ヴァ…ヴァイオリン!?今日はピアノじゃなかったの?」
静香「あら?言ってなかったかしら?」
のび太(それで今日はみんな来ないのかぁぁぁあああ)
―打ち止めサイド―
のび太は頭を抱えて悶えている
打ち止め「の…のび太ホントにどうかしたの?
ってミサカはミサカは本気で心配してみたり
何なら別の日にして今日はやめる?
ってミサカはミサカは別プランを提案していみる」
のび太「いや!大丈夫!ホント大丈夫だから!」
よく見ると打ち止めは私服を着ている―常盤台は私服厳禁なのにだ
それに軽くお化粧までしている
せっかくのデートを無駄に出来るわけが無い
のび太「よし!遊園地行こうかミサカちゃん!!」
―静香サイド―
静香は音波操作系の“レベル3”である
得意な分野は“音色の操作”
自分の感情に相まって美しい音楽を奏でることが出来る―ピアノに限っては
ギィィィィィイイイイイイイ
ピギャァァァァァアアア
のび太(これは…ジャイアンの歌に匹敵する!!!)
観客には失神する客も少なく無い
しかし学園都市で静香の演奏は“一種の芸術”と一部の人間に評価されており評判がいいのだ
のび太(静香ちゃんの演奏…耳を塞ぐわけにはいかない!!)
―打ち止めサイド―
のび太は打ち止めのために射的でカエルのぬいぐるみ取ろうと頑張っていた
周りには人だかりが出来ている
「射程圏内と電脳妖精のカップルがいるよ」
「おい!射程圏内が射的をするらしいぞ」
「うそ!?10km先の針の穴を打ち抜けるあの射程圏内が!?」
しかし…
打ち止め「また外した…のび太がこんな近距離で外すのなんて初めて見た
ってミサカはミサカは本気でのび太の体調を心配してみたり」
のび太「こ…こういう日もあるさ…あはははは」
五感の共有
ダブルブッキングの副作用をのび太はまともに喰らっていた
「なんだよ射程圏内もたいしたことねーな」
「彼女の前で…ダッサ~」
のび太「………」
やっと追いついた
未来に行った三人の続きをいつか書いてくれるとうれしい
それとのび太が打って変わってクズすぎるwwww
―静香サイド―
静香は落ち込んでいた
芸術ともてはやされていてもさすがに失神する観客までいると静香でも気づく
静香「私のヴァイオリン…そんなにダメなのかしら?
私ピアノよりヴァイオリンの方が好きなんだけど」
のび太「…そんなこと無いよ!僕は音楽は全然わからないけど…
静香ちゃんのヴァイオリン…凄く気持ちがこもっていたよ!
それぐらい僕にもわかる!」
のび太は本心で答えた
静香「のび太さん…ありがとう!」
のび太「それより何かご飯食べに行こっか!」
―打ち止めサイド―
のび太と打ち止めはベンチで休憩していた
のび太「ふう…そろそろ万全だ!今なら絶対ぬいぐるみ取れるよ!
また射的に行こうよミサカちゃん!」
打ち止め「ミサカは…」
のび太「へ?」
打ち止め「ミサカはのび太が“レベル0”でもミサカのままだよ?
ってミサカはミサカは自分の正直な気持ちを伝えてみる」
打ち止めは気づいていた
先ほど馬鹿にされていたのび太が小学生のときに受けたコンプレックスを思い出していたことを
そこで初めてのび太は気づき、反省した
のび太(ミサカちゃんも静香ちゃんもこんなに一生懸命なのに…僕は何をしているんだ)
のび太「ミサカちゃん!話があるんだ」
打ち止め「へ?」
―静香サイド―
のび太と静香はファミレスで食事をしていた
静香「話って何?のび太さん」
のび太は正直に話し、2人に謝ろうとしていた
のび太「実は――」
静香「あっ!ミサカさんのお姉さんだ!
御坂さーん!!」
のび太「へ?」
のび太が振り返る
そこにはオープンハートのネックレスと軍用ゴーグルを付けた高校生―美紀だ
―いや、“妹達の10032号”だ
―打ち止めサイド―
ミサカネットワーク
同じ脳波を持つクローンである御坂美琴のクローン“妹達”はこのネットワークによって感覚が共有できる
そう『感覚が共有できる』のだ
のび太は冷や汗が止まらない
打ち止めを見る――打ち止めは無言で携帯でテレビ電話をかける
相手は
―静香サイド―
のび太は冷や汗が止まらない
美紀を見る―美紀はにっこりと笑っている…不気味なくらいに
静香「あら?ミサカさんからテレビ電話だわ
どうしたのミサカさん?」
ちょっと文ミスった
―打ち止めサイド―
ミサカネットワーク
同じ脳波を持つ御坂美琴のクローン“妹達”はこのネットワークによって感覚が共有できる
そう『感覚が共有できる』のだ
のび太は冷や汗が止まらない
打ち止めを見る――打ち止めは無言で携帯でテレビ電話をかける
相手は
―静香サイド―
のび太は冷や汗が止まらない
美紀を見る―美紀はにっこりと笑っている…不気味なくらいに
静香「あら?ミサカさんからテレビ電話だわ
どうしたのミサカさん?」
打ち止め『ミサカはね…静香ちゃんに謝らなきゃいけないの
ってミサカはミサカは』
のび太「そんなぁ!ってちょっと逃げないでよミサカちゃん!!」
打ち止め「はははー捕まえてみろーってミサカはミサカは全力疾走で逃走してみるー」
そう言って打ち止めは超スピードで走り去っていった
とてもじゃないが小学五年生の女の子とは思えない
のび太「ちょっと待…っ!?」
のび太は殺気を感じ、銃を抜き取った
出木杉「危なっかしいなあ君は
あと少し反応が遅ければ死んでたよ
のび太「何だ未来出木杉か、今はどうしてるのさ?」
出木杉「何とか学園都市に身を置けたよ…これもドラえもんのお陰さ」
のび太「ドラえもんの?」
出木杉「そんなことより僕との約束…覚えてる?」
のび太「覚えてるさ!」
のび太「ミサカちゃんは…僕が守る!
って待ってよミサカちゃぁぁああああん」
―大長編 ドラえもん・のび太と学園都市大炎上― ―完―
ここからの続きが>>1だよね?
更にミスったもうやだ
打ち止め『ミサカはね…静香ちゃんに謝らなきゃいけないの
ってミサカはミサカは謝罪してみたり』
静香「あら?どうして?」
打ち止め『これを見て』
モニターに移るもう一人ののび太
静香「のび太さん…これどういうこと!?」
―打ち止めサイド―
のび太「ミサカちゃん!違うんだこれは」
打ち止め「何が違うの…?ってミサカはミサカは弁明のチャンスを与えてみたり」
バチッ!バチッ!
打ち止めの周囲に火花が飛び散る
攻撃は得意ではないとは言え打ち止めも電撃使いなのだ
のび太「ち…違わない!けど僕は今ちゃんと謝ろうと!!」
打ち止め「謝って済めば風紀委員は要らないのぉぉぉおおおおおお!!」
電撃がのび太を襲う
のび太「あばばばばばばばばばばばばばば」
―静香サイド―
のび太「あばばばば…待って…あばばばばば…静香ちゃん…あばばば
ヴァイオリンは…あばばばばば…これ以上の追撃は…あばばばば」
静香「知らないんだから!!」
静香が指向性を持たせた怪音波をのび太に浴びせる
のび太「ぎぃぃゃあああああばばばばばぁあああああああばばばばばば」
その後、のび太は風紀委員が駆けつけるまで電撃と怪音波の二重苦を浴びていた
のび太「助けてよドラえもぉぉぉぉおおおおん」
その姿をドラえもんはモニターで見守る
ドラえもん「やっぱりフラグの二本取りなんて許されないんだよ」
ダッダッダッダッダッダガチャ!!
上条「ドラえもん!!2人の女の子と同時にデートが出来る道具を出してくれ!!」
ドラえもん「こっちのフラグ体質もか…やれやれ」
―ダブルブッ王(キング) 完―
>>363
別にクズくないような気も
糞ワロタwww
のび太や打ち止めの日常とはこんな感じでいいのだろうか
ドラえもんの典型的なオチパターンってのび太自爆のほかに何があったかな
ちょっくらネタを練ってきます
もしよろしければ案をください…ちょくちょく拾うかも
三角関係ネタは割りとすんなり書けるかも
黒子と初春をもっと出してほしい
佐天さんは・・・まぁ
美琴と上条さんのデートをのび太打ち止めが追跡
14:30に一つ投下します
遅れて申し訳ないです
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『あいあいパラソル』
―長点上機学生寮・のび太の部屋―
打ち止め「ドラえもんに頼みがあるの!
ってミサカはミサカは懇願してたり」
ドラえもん「どうしたんだいミサカちゃん?君が僕のところに来るなんて珍しいね」
打ち止め「えっとねー…人を特定の誰かに惚れさせる道具ってある?
ってミサカはミサカは尋ねてみたり」
ドラえもん「あるにはあるけど
…まっ…まさかそれでのび太くんを落とすつもりか!?」
打ち止め「っ!?ち…違うの!!ってミサカはミサカは全力否定してみたり!!
でもそんな使い方も出来るんだなぁってミサカはミサカは思わぬ盲点に驚愕してみる」
ドラえもん「じゃあ誰に使うのさ?」
打ち止め「上条当麻とお姉様なの!ってミサカはミサカはおばちゃん精神でお節介を焼いてみる」
インデックスを助けに行くために上条が未来に向かうとき
美琴は上条に告白した。しかし上条の返答はNOであった
打ち止め「詳しくは教えてくれなかったんだけどね
別に禁書目録が好きだから振ったわけじゃないって話なの
ってミサカはミサカは補足説明を加えてみる」
ドラえもん「それならスネ夫くんに頼めばいいんじゃないかい?
彼の心理定規ならどんな秘密道具より確実だよ?」
打ち止め「彼ねー…『気が進まない』って言ってやってくれなかったの
ってミサカはミサカはしょんぼりしてみる」
ドラえもん「うーん…キッカケでいいのならちょうどいい道具があるよ」
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『あいあいパラソルぅ~』
打ち止め「おお!」
ドラえもん「この傘の下に5分間
2人で並んで入ると、向かって右側の人が左側の人を好きになるって道具なんだ」
打ち止め「わかった!じゃあ次の雨の日にこれをお姉様に渡せばいいんだね?
ってミサカはミサカは確認をとってみる」
ドラえもん「どうせならこれ持って行きなよ『アメダスペン~』
地図に雨のペンで書き込めばそこの天気を雨に出来るよ!」
打ち止め「ほ~至れり尽くせりどすな~ってミサカはミサカは似非京都弁を使ってみたり!
ありがとうドラえもん!」
タッタッタッタッタ…
ドラえもん「ふふふ…あの子も一生懸命だなぁ」
ドラえもんがお茶をすする
ドラえもんの足元にはあいあいパラソルの取扱説明書があった
『傘の下に5分間、2人で並んで入ると、向かって左側の人が右側の人を好きになる』
日曜日
上条と美琴は街で買い物をしていた
打ち止めがセッティングしたものである
のび太「で?何で僕まで尾行するのさ?」
打ち止め「“この前”の罰なの!ってミサカはミサカはあの時の怒りを思い出してみたり」
のび太「うっ…そんな~…もうすぐ空力能力者学会の要旨提出日なのに…」
打ち止め「ほら!!お姉様たちが動いたよ!ってミサカはミサカはのび太の言い分をすっぱり切ってみたり」
上条「そういやさ御坂。何で傘なんか持ってるの?」
美琴「えっ…さあ?美里が『今日絶対に雨が降るのー』ってどうしても言うから」
打ち止め(絶対に左に入るんだよ?そしたら絶対にいいことあるからね!)
美琴(占いか何かかしら?まあたまには従ってみるのもいいかもね)
上条「でもよー御坂。全く降る気配なんてないですよ?」
美琴「まあ降らなくてもいいじゃない。そんなに邪魔にもならないし」
学園都市の天気って秒刻みに予報されt
のび太「じゃあここでアメダスペンの出番ってことだね
って何で僕らのところまで雨で囲もうとしてるの!?
そしてスタンバイしているその傘は何!?」
打ち止め「ただのジョークですよーってミサカはミサカは口を尖らせてみる」
打ち止めはぐりぐりと力任せに何回も美琴と上条の周囲を雨マークで囲む
のび太「ちょっ…それやりすぎ!!」
ザァァアアアア
滝のような集中豪雨が美琴と上条の周辺だけをピンポイントに襲う
上条「なっ!?何ですかこの超局地的集中豪雨は!?」
美琴「ちょっと傘!傘!」
美琴が傘をさし、2人はあいあい傘をする
立ち居地は――美琴が左、上条が右
美琴「ははは…本当に降ったわね///」
上条「しかしこりゃ傘があっても濡れるレベルだぞ!!逃げるぞ御坂!」
上条が美琴の手を引き走って逃げる
美琴は意地でもあいあい傘を崩さない
打ち止め「逃がすものかぁ!!ってミサカはミサカは追撃してみる!!」
上条と美琴が走る道にぐりぐりとアメダスペンで書き殴る打ち止め
のび太「これじゃあ僕たちも濡れるじゃないか!!」
打ち止め「じゃあミサカたちもこの傘入ろうよ。これは普通の傘なの
ってミサカはミサカはのび太の手を引っ張ってみたり」
3時間
逃げる上条・追う打ち止め
この両者の決着が付くのに要した時間である
辺りも暗くなった公園で打ち止めはとうとう2人を5分以上相々傘に入れることに成功したのである
打ち止め「やった!!これで彼はお姉様の虜に!
ってミサカはミサカはVサインをしてみる」
のび太「でも上条さんって全然様子が変わらなくない?」
>>437
禁書一巻以降は微妙にハズレがでるようになってる。
巨大超量子計算機搭載人口衛星がindexの暴走で破壊されたから
多分、ドラえもん自身も秘密道具で大災害は防げると考えているから修理はされてないんじゃない?
考え方は「自然はそのままに」(日曜農業セットとかみると)だし
ピリリリリリリリ
突然打ち止めの携帯電話が鳴る
打ち止め「あっ…ドラえもんからだ」
ドラえもん『大変だミサカちゃん!!あいあいパラソルについて問題が2つあった』
打ち止め「問題?」
ドラえもん『まず説明書を見たら右側と左側を間違えてしまった!』
打ち止め「ええ?それじゃあミサカの苦労は…ってミサカはミサカはげんなりしてみたり」
ドラえもん『もう一つが重大な問題なんだミサカちゃん!!
僕が買ったあいあいパラソルがリコール対象商品だったんだ!』
打ち止め「え?」
ドラえもん『効果が効きすぎるって報告例があったんだ
つまり好きになり過ぎておかしくなっちゃうってわけだよ』
上条「…冷静に考えれば屋内に逃げ込めばよかったな
…何見えない相手にムキになってたんだ…って御坂?」
美琴はうつむいたままである
上条「御坂?どうした大丈夫か?
ってお前ずぶ濡れじゃないか!!その服どうにかしないと」
美琴「そうね…脱がなきゃね」
そう言って美琴は大胆にも上着を脱ぎ始め
とうとう残すところブラ一つというところまで脱いだ
上条「みみみみみみみ…御坂さん!?」
美琴「寒いよぉ当麻ぁ…当麻の身体で温めて…」
そのまま上条に抱きつく
上条「ままままままさか魔術師か何かに操られてるのか!?
待ってろ御坂!そんなもの俺の右手で…」
上条の視線が下に行く
見えるのは美琴の谷間――意外と大きい…着やせするタイプだろうか?
美琴の胸に気を取られているとその右手を美琴に掴まれた
美琴「その右手で…滅茶苦茶にしてよ当麻ぁ」
………
2人はダラダラと汗を流す
のび太「どどどどどどうしようミサカちゃん!?
このままじゃあの2人ビデオでしか見たことのない光景になっちゃうよ!!」
打ち止め「ミサカはそんなビデオ見たことないもん!
ってミサカはミサカはあなたの思春期を垣間見て若干引いてみたり」
のび太「そ…そんなことよりどうするのさ!?」
打ち止め「これはこれでいいんじゃない?
『こういうのは既成事実から作っていくべきですの』って黒子お姉ちゃんが言ってたもん
ってミサカはミサカは無責任に開き直ってみる!」
のび太「そ…そんな~」
???「全く…これだから気が進まないって言ったんだよ」
美琴が掴んだ上条の右手が美琴の胸へと吸い込まれる
上条は抗えない…男の子だもん
上条(もうダメだ!!)
とそのとき
美琴「はっ!!えっ!?ちょっ…私何してるの??」
慌てて服を着る美琴
スネ夫「危機一髪だったね」
美琴「君は…?って美里にのび太!!…もしかしてこれ…アンタたちの仕業?」
打ち止め「…ごめんなさいお姉様…ってミサカはミサカは反省してみる」
のび太「僕から説明するよ」
のび太は今日の“計画”はなるべく伏せ
『間違って渡した傘が偶然あいあいパラソルだった』という苦しい言い訳をした
スネ夫「その道具暴走してるね…“性欲”の距離が5未満だったよ
これは発情期の猿レベルさ」
美琴「わ…私は猿になってたっていうの…?」
その事実に地味にへこむ美琴
スネ夫「もう大丈夫さ。僕の“心理定規”で不自然だった性欲の距離を元に戻したからね」
のび太「ところで何でスネ夫はここに?」
スネ夫「ミサカちゃんが『人の恋愛感情いじって』って頼んできたからさ
失礼だけど動向をうかがってたんだよ
今回を期にこういうのはやめるんだね…人の心はいじるものじゃない」
スネ夫は遠い目でどこかを見た
精神系能力者は人の心を知るが故に悲しい体験をするらしい
スネ夫もその1人なのだろう
打ち止め「じゃ…じゃあミサカたちはこれで…ピギャァァアアアアアア」
美琴から容赦ない電撃を浴びる打ち止め
のび太「あばばばばばばばば…何で…あばばばばばばば…僕まで…あばばばばば」
美琴「アンタたちは乙女心を弄びやがってぇぇぇえええええええ」
ドラえもんはその姿をモニターで見ていた
打ち止め『…ぁん…おねぇ…さま…ぁん…ごめ…んん!…なさ…ぁん!』
のび太『あばばばばばば…ドラえもん…あばばばばば…助けてよ…あばばばばばば』
美琴『ドラえもんの仕業なの!?あの青狸ぃぃいいいいいいいいいい』
ドラえもん「あわわわ…どうしよう」
ドラえもんは慌てふためいている
上条「どうせなら触ってから解けて欲しかった…なんていう生殺し」
―『あいあいパラソル』 完―
とりあえず>>404を元に作ってみました
ありがとうございます
あれ?終わりですか?
>>477
ネタ考え中です
基本ドラ・禁書キャラを半々ぐらいずつ出していきたいんですが
ビビっとくるネタがまだ無いです
打ち止めが一方通行の前で、のび太の話しかしなくてのび太に嫉妬してしまう一方通行をお願いします
ビビっと来たんで17:00に投下します
作品順番としては変な名前→烈火→僕が守る→出会って3年でおk?
>>491
書いた順は烈火→変な名前→僕が守る→出会って3年
時系列は変な名前→僕が守る→烈火→出会って3年
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『アンケーター』
―第三学区・高級ホテル―
最上階の高級レストランで食事をする2人の男女がいた
一方通行と打ち止めだ
一方通行は学園都市に復帰後、上条と共に花菱花火工場に就職した
暗部からも誘いがあったがもう殺しはしないと決めた一方通行はその誘いを蹴った
職が無いところ、花菱烈火に誘われたのである
真面目に花火を作っている上条とは対照的に、一方通行の主な仕事は―情報収集
花菱花火工場の裏の顔“火影”の忍として諜報活動をメインに行っている
“火影”の大半が元スキルアウトの“レベル0”で構成されているため
“レベル5”である一方通行の請け負う任務の危険度・重要度は非常に高い
何が言いたいかというと高級レストランで食事することが可能なぐらい給料が高いのだ
閑話休題。
原作の新しい話が読みたくなった・・・
最高級のフルコースを丁寧に食べながら打ち止めはひたすら喋る
それに応じて一方通行は相槌をうつ――これが2人のいつもの会話スタイルなのだが
今日は少し様子が違った
打ち止め「今日はねーのび太が犬に吼えられてビビっててさ――」
一方通行「あァ」
打ち止め「この前ねー不良に絡まれたときにのび太が助けてくれて――」
一方通行「…あァ」
打ち止め「こないだはね!のび太と遊園地でデートしたんだけど――」
一方通行「……あァ」
>>503
あと2333500秒だ
のび太のび太のび太のび太のび太
もともと打ち止めの交友関係は広いほうではないから話が特定人物になることは珍しくない
3年前はヨミカワの話ばかりだった――そうだ3年前と何も変わらないではないか
何も心配することは無い
一方通行は優雅にコーヒーを口に含んだ
打ち止め「それでね!こないだのび太の家に泊まったとき――」
一方通行「ブフォ!!…っと待てェェェェえええ」
一方通行が派手にコーヒーを噴霧させた
そして声を荒らげて立ち上がる
禁書の原作って面白いの?
>>509
15 19巻がおもしろいが、一巻から読んでくのがよい
お色気はドラえもん並みに結構多め
打ち止め「ひっ!?い…いきなりどうしたの?ってミサカはミサカは――」
一方通行「オマエのび太ン家に泊まったりしてンのか?オマエらまだ中学生だろォがァ!!
…まさかヤったりしてンのかよ?」
打ち止め「ヤるって!?///お…女の子の前でそういう台詞はもう少しオブラートに包んで欲しかったかも///
ってミサカはミサカは周囲の視線を気にしつつ答えてみたり…///」
一方通行「俺はヤったかヤってないかっつってンだよォ!!」
打ち止め「ヤっ…寝てないもん!ってミサカはミサカは身の潔白を主張してみたり!!
だいたいあの部屋の押入れにはドラえもんが寝てるんだよ?
ってミサカはミサカは状況的にそのような行為は無理だと主張してみる!」
一方通行「…じゃああの狸がいなければヤってンのかよ!?」
打ち止め「それは…///そんなことないもん…ってミサカはミサカは……ミサカは…///」
打ち止めは顔を真っ赤にしてうつむく
一方通行(な…なンだってンだよこのリアクションは!?)
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
ドラえもん「で?僕のところに相談に来たってこと?」
一方通行「相談じゃねェよガサ入れだっつってンだろォが!!」
ドラえもん「はいはい…君は人の気持ちがわからないみたいだね
そしてそれが不安でたまらないと見える」
一方通行「あァ!?人が何考えてンかわかンねェのは当たり前だろォが」
ドラえもん「普通は親密になって真剣に心を開くとわかるものなんだけどねえ…
わかる方法ならあるよ?」
一方通行「っ!?秘密道具でそンなことも出来ンのか?」
一方通行が食いつく
ドラえもん「ただし!この道具を使うからにはそれなりの覚悟が必要だよ?
それによってその人が何を考えているか全てがわかるからね!
後悔しないって誓えるかい?」
一方通行「…あァ…誓うよ」
ドラえもん「よく言ったぞ一方通行」
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『アンケーター』
一方通行「…超旧型のテレビにしか見えねェが」
ドラえもん「そういうこたぁ言っちゃダメだよ一方通行
これに髪の毛をセットするとね、その人の遺伝情報が読み取られて
擬似人格がこのモニターに投影されるんだ
この擬似人格はどんな質問にも答えてくれる!決して嘘はつかない
…ちょっと失礼」
プチッ
一方通行「痛ェ!」
ドラえもん「この髪をこういう風にセットする」
ブゥン
一方通行の顔が投影される
一方通行「!?」
ドラえもん「よろしく一方通行」
一歩通行『…あァ』
ドラえもん「早速質問…君は打ち止めをどう思っているんだい?」
一方通行「ちょっ…待――」
…………
ドラえもん「――とまあこんな感じに何でも答えてくれるんだよ」
一方通行「…あァ…こいつはすげェ代物だなァ
ちょっくら借りてくぜ…」
おぼつかない足取りで一方通行が出て行く
ドラえもん「自分の本心知ったことがそんなに衝撃的だったのかな?」
―第一九学区・とある廃墟―
『グループ』の一員、出木杉秀才は今日も仕事に励んでいた
任務はもちろん…反乱因子の暗殺
出木杉「まったく…今日も張り合いの無い仕事だったなぁ」
出木杉はあくびをして背伸びした
そのとき背中に銃を突きつけられた
まったく反応できなかった
一方通行「出木杉…振り向いたら殺す。能力を使っても殺す
わかったら俺の言うことをよォく聞け?」
出木杉「ア…一方通行?どうしたんですか?みんな何だかんだ言って心配してますよ?」
一方通行「いいから俺の言うことを聞け」
出木杉「…わかりましたよ。あなたの頼みならね…どんな用件ですか?」
一方通行「野比のび太の髪の毛を一本持って来い…なるべく新鮮のやつだ」
出木杉「…はい?」
―第一九学区・とある廃墟―
出木杉「持ってきましたよ…OBが現役パシるとかどこの部活ですか」
一方通行「悪ィな出木杉…っつうかその怪我どォした?」
出木杉「どうしたもこうしたも…のび太くんに返り討ちにあったんですよ」
― 一方通行宅 ―
一方通行「さてと…」
ブゥン
一方通行「よォ…のび太」
のび太「こんにちは!!」
一方通行「単刀直入に聞く…オマエ打ち止めをどォ思ってンだ?」
のび太「大好きです!」
一方通行「…ほォ」
のび太「僕の大切な友達の1人です!それに――」
一方通行「それに…?」
のび太「僕の誰よりも尊敬する師匠と約束したんです!!
何があっても絶対に守るって!!
それに見合うために努力もしました!
長点上機を選んだのも師匠の――」
ブチッ!ウゥゥン…
一方通行は電源を切った
一方通行は電源を切った
一方通行は自分の手を見る
用意していたもう一本の髪の毛―打ち止めから抜いたものだ
しかし
一方通行「こンなもン要らねェな」
のび太も、打ち止めも自分に何も隠さず話してくれる
あの2人は似たもの同士でいつも等身大で自分に接してくれるのだ
あの2人が何を考えているかわからなかったのも――
一方通行「俺が反射してただけだっつう話だな…」
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
ドラえもん「あれ?もう要らないのかい一方通行?」
一方通行「あァ…こンなものに頼っちゃダメだな
のび太が教えてくれた…全く…あの馬鹿弟子が」
ドラえもん「ふふふ…一方通行、今笑ってたよ」
一方通行「あン!?…そォかもしれねェな」
もう一度笑い、一方通行は部屋をあとにした
のび太「静香ちゃん?えっ?今度の金曜日?行く行く!
行くに決まってるじゃないか~!
えっ!?ミサカちゃんは誘わないでいいかって?
いいのいいの!来週はテストって言ってたから忙しいだろうしさ
うんわかった!じゃーねー!」
ピッ
のび太「ふんふふ~ん♪金曜は静香ちゃんとデート…って師匠!?
お久しぶりです!…って師匠?どうかしたんですか?」
一方通行「のぉぉぉび太ぁぁあああああああああああ
オマエはもう一回再教育してやるぁぁああああああああああああああ」
のび太「うぁぁあああああああああああああああああああああ」
―アンケーター 完―
ぎゃああああああああああああ痛恨の針ミスorz
――――――――――――――――――――――――――――
学生寮の廊下を歩いているとエレベーターの前にのび太がいた
誰かと電話中のようだ
一方通行「おゥ!のびt――」
のび太「静香ちゃん?えっ?今度の金曜日?行く行く!
行くに決まってるじゃないか~!
えっ!?ミサカちゃんは誘わないでいいかって?
いいのいいの!来週はテストって言ってたから忙しいだろうしさ
うんわかった!じゃーねー!」
ピッ
のび太「ふんふふ~ん♪金曜は静香ちゃんとデート…って師匠!?
お久しぶりです!…って師匠?どうかしたんですか?」
一方通行「のぉぉぉび太ぁぁあああああああああああ
オマエはもう一回再教育してやるぁぁああああああああああああああ」
のび太「うぁぁあああああああああああああああああああああ」
―アンケーター 完―
というわけで>>483を参考にしました
ありがとうございます
ジャイアン一家の話も見たいな、のび太達が里帰りするとか
そういや雷さん家ってオバQが居候してるんだよ 霊界サイドって奴だな
あとパーマンズ(大人)もいるから前スレで言われてた宇宙人サイドも
学園都市外はさすがに難しいっすね
長編になりそうですし
風紀委員に手を出したいがいかんせん絡みが難しい…
ジャッジメントよりアンチスキルを希望
巨乳コンビに出番を
>>564
えるしってるか
よみかわのくちょうは
ssごろし
>>561
そうかスマンナ無理な要求をして
じゃあ小学生の時の回想で禁書キャラを青髪やステイルや吹寄(薬系道具ネタ)や浜面を
ビビっと来たかもしれない
ちょっと長くなります
黒子「(ワタクシ空気と化してますわ・・・)」
何時位にかえてってくるかおしえてくれたっていいだろ
うーむ…ビビっと来たのは勘違いだった
秘密道具もの考えるのって難しいですね
>>591
入れ替えロープだっけ
>>593に補足
一般的に使われてるのが
入れかえロープ
http://ja.wikipedia.org/wiki/ドラえもんの道具_(いな-いん)
初期のが
ドラえもんの道具 トッカエバー
http://okonomimie.com/dora/tokkaebar.htm
基本はどっちも同じ能力
立場だけを入れ替えるのが
クロス・スイッチ [「あの道この道楽な道」(てんとう虫コミックス33巻に収録)に登場する。
ドラえもんの道具ってのは基本は同じでも
身体や立場や記憶を入れ替えたり、外見だけ違って中身同じのがあるからな
保守ありがとうございます
ビビっと来たんで22:00再開です
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『悪運ダイヤ』
―学園都市・とある高校学生寮―
通称“電磁姉妹部屋”
ここには御坂美琴と御坂妹―美紀が住んでいる部屋である
美琴「ねー美紀!美紀ってば!」
御坂妹「…何でしょうかお姉様?とミサカは返答します」
美琴「アンタ最近怒って…というより拗ねてない?何かあったの?」
ヾミ || || || || || || || ,l,,l,,l 川〃彡|
V~~''-山┴''''""~ ヾニニ彡| 22:00から書く・・・・・・!
/ 二ー―''二 ヾニニ┤ 書くが・・・
<'-.,  ̄ ̄ _,,,..-‐、 〉ニニ| 今回 まだ それが何月何日か
/"''-ニ,‐l l`__ニ-‐'''""` /ニ二| 指定まではしていない
. | `ー゚‐'/ `ー‐゚―' l.=lへ|~| そのことを
|`ー‐/ `ー―― H<,〉|=| どうか諸君らも
| / 、 l|__ノー| 思い出していただきたい
. | /`ー ~ ′ \ .|ヾ.ニ|ヽ
|l 下王l王l王l王lヲ| | ヾ_,| \ つまり・・・・
. | ≡ | `l \__ 我々がその気になれば
!、 _,,..-'′ /l | ~''' SSを書き始めるのは
‐''" ̄| `iー-..,,,_,,,,,....-‐'''" / | | 10年後 20年後ということも
-―| |\ / | | 可能だろう・・・・・・・・・・ということ・・・・!
| | \ / | |
キテタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
御坂妹「別に拗ねてなんかいません。とミサカはすかさず返答します
美里にデートをセッティングしてもらうのはずるいとか
彼の下半身を直接刺激するような卑劣な手段を使ったお姉様がずるいなどとは思いません
とミサカは寛容な自分の心を自画自賛します」
美琴「ろ…露骨に拗ねてるじゃないの
それに美紀だって自分の胸触らせたこと何度もあるじゃない」
御坂妹「3年前のことを引き合いに出すのですかお姉様は?
とミサカは狭量なお姉様に落胆します」
美琴「ぐっ…」
言い返せない
御坂妹とは初めて出会ったとき《今はもういない9982号(美也子)》から口喧嘩では勝てないのだ
御坂妹「それにいいんです…ミサカには『これ』がありますから」
いつも首に下げているオープンハートのネックレスをさりげなく見せ付ける
3年前、上条が御坂妹に『美琴と見分けが付くように』と1000円で買ったネックレスだ
美琴(いいなぁ…アレ)
美琴はこのネックレスが羨ましくて仕方がなかった
上条が死んだとされた3年前、上条の遺品らしきものを持っていたのは御坂妹だけであったからだ
美琴「私もあいつに買ってもらおうかな…?」
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
上条「暇だなーのび太」
のび太「暇だねー上条さん」
今日は学校も休みで上条も休暇
ドラえもんは統括理事の会議があるため不在
この2人はとことん暇であったため
のび太の家でゲームしたりアレなビデオを見たりして暇を潰していた
のび太「インデックスちゃんは大丈夫なの?」
上条「あいつ今イギリス行ってるー
あいつの面倒見ないと俺ってこんなにも暇だったのかー」
のび太「…そうだ!ドラえもんのポケット探って何か面白いもの探さない?」
上条「…名案だぞのび太!」
のび太「よーし…これで…どうだ!」
ポン!
のび太「何だこりゃ…石?」
上条「宝石じゃないか?…ちょっと貸してみ」
上条がのび太から宝石を取り出し、腕で擦って磨いてみる
>>615
のび太なにやってんだwwwwww
そういえば学園都市ならビデオより発達した何かがありそうだ
>>606
90年代ので再生された(初めてビデオで見たブルートレインセット~)
やっぱキャラ画は太陽王伝説の時で再生されるな。
上条「へーこりゃあ結構綺麗な宝石じゃねーか…」
のび太「そうだ!それ美琴ちゃんにあげたら?こないだのお詫びもかねて」
上条「あげたらって…これもらっていいのかよ?結構高そうな宝石だぞ?」
のび太「上条さんはドラえもんの恩人だからいいに決まってるじゃないか!
それに美琴ちゃん喜ぶと思うよ?」
上条「そうだな…ありがとうのび太!ちょっくら御坂に会ってくる!」
のび太「言ってらっしゃーい!」
美琴「あ…アンタが私を呼び出すって珍しいわね」
上条「ちょっと御坂に渡したいものがあってさ
これなんだけど」
上条は綺麗な宝石が埋め込まれたブローチを美琴に差し出した
美琴「えっ!?これもらっていいの?凄く綺麗…これ結構高いんじゃないの?」
上条「いやこれ正直言うとのび太にもらったものなんだ
この間のお詫びってことで御坂にプレゼントしようと思ったんだが…嫌か?」
美琴「ううん…ありがとう!凄く嬉しい…」
美琴はそのブローチを握り締めた
上条「やべ…そろそろ特売の時間だ!じゃあな御坂!」
美琴「私も手伝おうか?」
上条「いいっていいって!気をつけて帰れよー」
>>619
「水は見ていた」 「時間指定アルバム」とか下手に狙ったビデオより素晴らしいの見てた
のび太が満足するビデオが気になるな。
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
のび太は上条に借りた『アレなビデオ』のパッケージを眺めていた
『21人の妹』『堕天使エロメイド』『拘束服シリーズ』『黒髪清純ギャル』etc...
のび太「うーん…上条さんのジャンルが読めない…」
ピリリリリリリリ
のび太「おっドラえもんからだ。もしもしドラえもん?」
ドラえもん『君はなんてことをしてくれたんだ!!
今日僕のポケットから道具とっただろう?』
のび太「ああごめんごめん!そんなに怒らなくてもいいじゃないか」
>>628
ドラえもんの脳内再生がやばい
のぶ代…(´;ω;`)ウッ…
ドラえもん『あれは“悪運ダイヤ”っていう恐ろしい道具なんだぞ!
今は君が持ってるの?』
のび太「えっ!?…いや上条さんに…」
ドラえもん『なんという…いいかいのび太くん?
あのダイヤを身体で擦った人が他の人に渡すと
擦った人にふりかかる不幸を全てダイヤを持った人が身代わりになるって道具なんだぞ?
上条当麻はあのダイヤを擦ったりしてたかい!?』
のび太「あっ…やってた…それを美琴ちゃんに渡すって」
ドラえもん『そ…そんな…超絶不幸体質の上条当麻の不幸が全て美琴ちゃんに行くぞ!!
早く美琴ちゃんを探すんだ!』
のび太「わ…わかった!」
のび太は家を飛び出した…鍵も掛けずに
>>628
>>黒髪清純ギャル 姫神忘れられてなかったんだな良かった(えっ、)。
ところで妹はシスターと読めるよな つまりインデックスも対象範囲なのか 違うのか
―上条サイド―
上条「特売!特売!急げ特売!」
上条は急ぐあまり足元の空き缶に気づかずに踏んでしまった
しかし不思議な力によって上条は転ばなかった
そのことに上条は気づかない
―美琴サイド―
美琴「あいつからこんなに綺麗なブローチ貰っちゃった…美紀怒るかな」
とそのとき
ツルン
美琴「えっ!?きゃあ!!」
ズゴーン
美琴「い…痛ぁ…何で急に転んだの…?」
これ、今なら上条さん最強だな
その後、美琴はあらゆる“不幸”に見舞わされた
いつの間にか目の前に野良犬がおり、その尻尾を踏むことによっ犬に噛まれた
ジャイアンが打ったホームランが飛んできて美琴の脳天に直撃した
蕎麦屋の原付バイクが美琴の横でスリップし、蕎麦の雨を頭から被った
こんなのがいくつも続き、最早美琴はボロボロ
携帯電話も壊れてしまっている
美琴「な…何なのよ今日は…いいことがあったと思えば不幸だらけ…」
美琴は度重なる不幸によって疲弊していた
とそのとき、頭上で工事していた高層ビルの屋上から、鉄骨が複数降ってきた
美琴「ちょ…ちょっとぉおおお」
ズゴォォォォオオン…
美琴「ハァ…ハァ…こ…これは洒落にならないわよ」
美琴は寸前のところで磁力を用いて鉄骨を逸らしていた
美琴「今日は早く家に帰ろう…」
>>636
逆に上条さんがいやらしい目にあったら....もしくは体に刺激を送ったら、
―学園都市・とある高校学生寮―
家に帰ると御坂妹が玄関に立っていた
美琴「ど…どうしたのよ美紀…?」
御坂妹「お姉様こそ…そんなに怪我をして…やはりダイヤが…
お姉様、今日“彼”から貰ったブローチを渡してください
とミサカは進言します」
美琴「ちょ…何で美紀がブローチのこと知ってんのよ?
これは絶対渡さないんだから」
御坂妹「そうじゃないんですお姉様…それは“悪運ダイヤ”というもので――」
御坂妹はのび太から聞いた悪運ダイヤについての説明をした
御坂妹「――というわけでブローチを渡してください、破壊します
とミサカは過酷な現実を突きつけます」
そういう御坂妹の胸にはオープンハートのネックレスが見える
美琴「…それでも渡さないわよ!」
美琴は外に駆け出していった
その後も美琴は度重なる不幸に見舞われ
ついには能力も使い果たして“電池切れ”した
今は回りに何もない野球グランドで大の字で倒れている
美琴「アイツ…毎日こんな不幸に会ってよく生きていられるわね…」
脳裏に過ぎるのは上条当麻
改めて上条の頑丈さに美琴は呆れた
とそのとき
巨大照明の根元が折れ、美琴の方をめがけて倒れてきた
美琴(ヤバっ…これはもう死んだかも)
ズドォォォォォン…
美琴は死んでいなかった
何者かに抱きかかえられ、間一髪のところで避けられたのだ
美琴「えっ…何でアンタがここに…?」
上条「バカヤロウ御坂ぁ!何でブローチ捨てないんだよ!!」
日本語おかしいな…
×避けられた
○避けることができた
美琴「だって…凄く綺麗で…アンタに初めて貰ったプレゼントだったから」
上条「ったく…まずは俺がごめんなさいだな…こんな不幸押し付けて」
そういって上条は美琴からブローチを取り上げた
美琴「あっ…」
上条「心配しなくても変わりのプレゼント用意してるよ」
上条が携帯を取り出し電話する
上条「烈火!準備いいぞ」
烈火『わかったぜ!』
ピュー…ドォン
打ちあがったのは一発の花火
特別綺麗でも大きいわけでもなく、平凡な花火
上条「俺が始めて作った花火だ…まあ手伝いのようなものだけどな」
美琴「綺麗…ありがとう」
御坂妹「これで完全におあいこですねお姉様…もう抜け駆けはなしですよ?
とミサカは公平性を主張します」
美琴「美紀…そうか…アンタが私を見つけてくれたのね…ありがとう!」
御坂妹「いいえ…私のほうこそ大人気なくて申し訳ありませんでした
とミサカは仲直りの握手を求めます」
美琴「私こそごめんね…美紀」
姉妹は握手をして仲直りした
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
のび太「美琴ちゃん無事でよかったぁ~」
上条と手分けして都市中で美琴を探していたのび太はくたくただった
のび太「あれ?そういや鍵開けっ放しだった」
自室の扉を開ける――そこには女物の靴がある
のび太「ミサカちゃん?来てたんだ」
のび太の部屋にいたのは打ち止め
両手に何かを持ち肩を震わせてわなわなしている
のび太「ミサカちゃん…?」
打ち止め「ひぃっ!!」
急激に振り返った打ち止めは怯えている、
その両手に握られているのは――上条に借りた『アレなビデオ』の『21人の妹』
その趣旨は…『顔が全く同じの妹たちとのわっふるわっふる』
のび太「ああああああああああああああああああああああああああああああ」
打ち止め「ご…ごめんなさい!勝手に上がりこんでこんなの見ちゃって…ってミサカはミサカは――」
のび太「違うんだよ!?違うんだよミサカちゃん?!何で震えてるの!?何で怯えてるの!?」
何も言わず打ち止めは走り去っていった
のび太「待ってよミサカちゃぁぁぁああああん」
ドラえもん「まったく…悪運ダイヤは不幸体質ののび太くんを助けるために買ったのに…遅かったか」
―悪運ダイヤ 完―
なんというか
データベースでこの秘密道具を見つけた瞬間
スタートからオチまで一直線に思い浮かんだ
今日丸一日かけて短編4つしか書けなかったのか…
もう少し速度を上げねば
_fう.、( _,O 、.ノ,o r‐'。うx //:::/::::::::::::i::::::ヽ::::::nヽ
z(_,o、_ノv廴人__)げ(__ノ、)ぅ、 /::/:::::/::{ ::i :::::: ト :i:::i::(`oうi
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そ.イ :::|::/::i::::|::::N::|:i:::|::::}::::{ろ |::::i∧:Nゝ、 ハi{ N/__ } ::: i:::}|
_ノ::::i|::::::Lト._l_,ハ__| |_N__レ}:::::| !:::il ィ'{(ヒ_] ヒ_ン )|::::::j/::|
ブ::::从:::::{ (ヒ_] ヒ_ン) |:::人 }:/|:| "" ,__, ""'}iイ }::::|
 ̄人}∧ト'" ,_____, "'''}イ:厂 从 ヽ.__ン /_ノ::::i|
ノイ人 ヽ _ン ノィ}′ |:::iヽ、 .イ::::!::: ::i|
}イイ:> __ . <:{′ |:::l:::i::> ----<}::l:::::|::::::::{
_fう.、( _,O 、.ノ,o r‐'。うx //:::/::::::::::::i::::::ヽ::::::nヽ
z(_,o、_ノv廴人__)げ(__ノ、)ぅ、 /::/:::::/::{ ::i :::::: ト :i:::i::(`oうi
(_ノ__)☆:/::::|::::i::i ::::: i:::::(人☆ /:::::i:::::/i:ハ:i|:::ト ::| 从::|:(人)|
そ.イ :::|::/::i::::|::::N::|:i:::|::::}::::{ろ |::::i∧:Nゝ、 ハi{ N/__ } ::: i:::}|
_ノ::::i|::::::Lト._l_,ハ__| |_N__レ}:::::| !:::il ィ'{(ヒ_] ヒ_ン )|::::::j/::|
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 ̄人}∧ト'" ,_____, "'''}イ:厂 从 ヽ.__ン /_ノ::::i|
ノイ人 ヽ _ン ノィ}′ |:::iヽ、 .イ::::!::: ::i|
}イイ:> __ . <:{′ |:::l:::i::> ----<}::l:::::|::::::::{
初春かぁ…書いてはみたいんだがてんでネタが思い浮かばないです
>>673
今日、もしヒマがあったらば、頑張ってもらえると一同喜びます。
初春の頭
春夏秋冬
wktk
見つけた…見つけたぞ初春への突破口!!
ちょっと苦しいかもしれないですが1:00再開で
ねさせてよ…
それか明日の昼まで引っ張って…
| 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i | |
〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
|,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|
. r´`ヽ / `"""`j/ | |くゞ'フ/i/ かまわん、続けろ。
. |〈:ヽ, Y ::::: ,. ┴:〉: |/
. \ヾ( l ヾ::::ノ |、
! >ニ<:| 、;;;;;;;;;;;;;,. /| ___,. -、
| | !、 .| | ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ| | ヽ\ _,..:::::::. / .| `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.| | :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_ _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| | | _;;;;;;;_ ̄ ̄ |  ̄ ̄ / _,. く / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐'''!-‐''"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~''‐-、_ / にニ'/,.、-t‐┴―'''''ヽ
\_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ / / .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\  ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/ / /  ̄ ) ノ__'-ノ
\ \::::::::::::::`''‐--‐''´::::::::::/ / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ ヽ\ \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ / ゝニ--‐、‐ |
l ヽヽ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ /‐<_ ヽ |ヽ
美琴は‘ちゃん’より‘さん’の方がよくね
>>693
のび太ってある程度年が近い年上の女性にはちゃん付けじゃなかったですか?
間違ってたらすみません
すみませんちょっとばかし遅れます
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『ミサカちゃんの悩み』
―常盤台中学校―
打ち止めは悩んでいた
原因は先日、のび太の家で見つけてしまった“アレなビデオ”
男の子にああいったものが必要だということは――知っていた
のび太がああいったものを持っているだろうとは――わかっていた
正直そういったものへの好奇心は―― ………
打ち止め(そりゃあちょっとぐらいはあるもん)
現に打ち止めは先日ドラえもんが統括理事会で不在なことを知りつつのび太の家に押しかけた
―お泊りセットを用意して
完全にないとは言い切れない
打ち止め(でも…あれはねえ?)
『21人の妹』『顔が全く同じの妹たちとのわっふるわっふる』
10032:お子様ですね美里。そんなのたかが設定です
ミサカネットワークからの信号――これは美紀だ
10039:それでも上位個体ですか?
13577:やはりガキですね
14333:ちっこいのにはまだ早い話です
19090:でも…さすがにアレはミサカたちにストライクすぎます
12083:たかが偶然ですよ
15327:よくある話です
17403:とにかく悩むことですらありません
16836:―――
16770:――
10854:―
途端始まる大議論
ミサカネットワークが出来て3年
妹達の“個性”は明確に現れ始め、意見が纏まらなくなってきている
20001:じゃあ“アレ”を上条当麻が見てたらどう思うのさ?
…………
20001:ほら!1万人規模で黙りこむじゃん!やっぱり嫌じゃん
実際見てんだもんな
打ち止め「もしかしてミサカは性欲の対象でしか見られてない…?」
思わず言葉に出てしまった――食堂のど真ん中で
周囲の前が一斉に打ち止めに集まる
生徒A「みみみ美里様!?今なんて言いましたの?」
生徒B「そんな酷い扱いを受けましたの!?誰です相手の殿方は!?」
生徒C「まさか噂の長点上機の“射程圏内”!?」
生徒D「許すまじ射程圏内…有志を集めて攻め込むわよ!!」
生徒E「いや相手が殿方とは限りませんわ…もしやあの白井様では?」
一斉に人だかりが出来る
白井黒子に“お姉様作法”を叩き込まれてからと言うもの
打ち止めは姉である御坂美琴のかつてのポジションと同じになってしまったのだ
打ち止め「はいはい聞き違いよアンタたち…さあ散った散った!」
完璧なまでの美琴対応で取り巻きを払う
あのさ
この流れでアレなんだけどさ長点上機ってなんなの?
アニメしか見てない俺に教えて
>>717
学園都市最高ランクの高校です
一方通行も後に席を起きます
のび太は中等部設定
>>718-719
どうもサンクス
てかなんなの・・・
まさかこんな高速で返ってくるとはおもわなんだ・・・
最近のVIPは教えて乞食に甘いんだな・・・
いや・・・教えてもらっておいてこんなことをいうのは失礼だが・・・
放課後
打ち止めは“とある人物”に相談するために足を運ぶ
―柵川中学校・風紀委員第一七七支部―
ここを通過するためには厳重なロックを通らなければならない
通常はここのパスカードを持たない限りは入れないのだが
打ち止め「ミサカにこんなもの無意味なのだ
ビリっとね」
ピー…プシュー!
初春「ま…また私のセキュリティを突破した…!?」
打ち止め「まだまだだねー初春のお姉ちゃん!“守護神”の名が泣くよ?
ってミサカはミサカは勝ち誇ってみたり!」
初春「うぅ…最近“電脳妖精”なんて呼ばれて調子乗ってませんかアホ毛ちゃん?」
>>生徒B「そんな酷い扱いを受けましたの!?誰です相手の殿方は!?」
生徒C「まさか噂の長点上機の“射程圏内”!?」
なんか能力名がいやらしい方に見える
>>721 サイバーテロを過ごした仲だからな 前回のアレがなければ>>1の短編が沢山見えたかもしれんしな
打ち止め「ミサカのこれはアホ毛じゃないもん!!ってミサカはミサカは――」
初春「はいはいアホ毛じゃありませんねー…って何しに来たんです?
出木杉くんも白井さんも出払ってますよ?」
打ち止め「うーん…彼はいなくてもよかったかも
黒子のお姉ちゃんいないんだ…じゃあ初春のお姉ちゃんでいいや
相談に乗って!ってミサカはミサカは代替案を提示してみたり!」
初春「ついでのお願いじゃあ相談に乗ってあげられません
そして私は甘ぁ~いものが食べたい気分です」
打ち止め「…今度特大パフェを奢るので相談に乗ってくださいまし初春お姉様
ってミサカはミサカは懇願してみたり」
初春「よくできました…で?相談って何ですか?」
へへ、明日仕事だけど寝れるわけがないぜ…
打ち止めはことの一端を初春に伝えた
初春「あちゃ~…ちょっとそれはショックですね~
でも男の子ならそれぐらい当たり前じゃないですか?」
打ち止め「そりゃそうなんだけど…ってミサカはミサカは…」
打ち止め(うーん…やっぱクローンのこと知らない初春のお姉ちゃんにはニュアンスが伝わりにくいなぁ)
初春「でもアホ毛ちゃんの好きな人があののび太くんだってのは驚きましたね~
彼ヒーロー癖はちゃんと治ってます?彼のあれが心配で心配で」
打ち止め「うん!中学校に入ってからのび太は冷静になったんだよ!
ってミサカはミサカは自慢げに話してみたり」
打ち止め「それでね!のび太ってね――」初春「うんうん」
>>726
だな
ドラえもんのポケットが明日、風に吹かれて私の所に来てくれたら
とりあえずお医者さんカバンとタイム風呂敷で筋肉痛や寝不足を直したい
そこからしばらく、打ち止めはのび太の話をし、初春はひたすら話を聞いた
打ち止め「――なんてことがあったんだよ!ってミサカはミサカは近況報告してみたり!」
初春「え~同時にデートの約束したんですか?あははw
彼も見た目によらず中々のやり手ですね~」
初春は笑いながら答えた
初春「あ~面白い!…でもそれでいいじゃないアホ毛ちゃん」
打ち止め「へ…?」
初春「のび太くんの話してるときのアホ毛ちゃん凄く楽しそうでしたよ!
好きなんでしょ?それでいいじゃないですか」
打ち止め「…うん!そうだね!ミサカは間違ってたかも
ってミサカはミサカは反省してみたり」
初春「あとのび太くんには謝らないとダメですよ~?彼もアホ毛ちゃんと同様傷ついてますよきっと
そういうビデオを見つけても気づかないふりをするのが女の子のたしなみってものです」
初春が胸を張って言う
打ち止め「わかった!今からのび太に謝ってくる!ありがとう初春のお姉ちゃん!
ってミサカはミサカは走り去りながらお礼を言ってみたり~」
初春「いつも慌しい子ですね~アホ毛ちゃんは
全く…いつから戻ってたんですか白井さん?」
黒子「あなたがパフェをねだり始めた辺りからよ初春
年下に奢らせてどうしますの」
初春「白井さんが出てこないからですよ~
何で出て来なかったんです?恋話なら白井さんの得意分野じゃないですか」
黒子「私、お姉様や美里の恋話となるとまともでいられなくなると思うので」
初春「親離れ子離れ出来てませんね~。そういや出木杉くんは?」
黒子「はて…?一緒に帰ってきたはずでしたが…?」
海原「…せっかく『出木杉』として接触できるチャンスをどうして棒に振ったのです?」
出木杉「同じ立場だとして…
光貴さんならあのタイミングで入れましたか…?」
海原「いや…無理でしょうね」
海原・出木杉「はぁ…」
今日も2人の背中は重い
―長点上機学園学生寮―
のび太はエレベーターから出て部屋へと向かう――足取りは重い
先日“アレなビデオ”が見られたことのショックは大きかった
上条は上条で「すまんすまん」としか言ってくれない
のび太(何であのビデオ選んだかいつか問いただしてやる)
角を曲がり自分の部屋を見ると一人の女の子が座っていた――打ち止めだ
のび太「み…ミサカちゃん!?」
打ち止め「あ…のび太」
のび太「こんな寒い中ずっと待ってたの?」
打ち止め「うん…今日ってドラえもんいないんだね
ってミサカはミサカはげんなりしてみたり」
のび太「とにかく中に入ろうよ」
のび太(き…気まずい…)
部屋に入るなり2人は正座で黙り込んでいた
のび太(僕が謝るのも変な話だしなー…でも借りた身としては上条さんに押し付けるのも悪いしなー)
打ち止め「のび太…ごめんなさい!ってミサカはミサカは土下座をしてみたり!」
のび太「な…何でミサカちゃんが謝るのさ!?」
打ち止め「だって勝手に上がり込んで勝手にあんなの見ちゃって…許してくれるの?」
のび太「それはむしろこっちの台詞だよ…流石にあの内容はやばい」
打ち止め「えっ…?じゃああの趣味は…?」
のび太「れ…烈火さんが置いていったんだよ…」(ごめん烈火さん!!)
のび太(上条さんとは言えない…上条さんとは言えない…)
打ち止め「何だミサカの勘違いだったんだぁ~!
ってミサカはミサカは安堵してみたり」
打ち止めの顔がパァっと明るくなる
打ち止め「ごめんねのび太!お詫びに何か晩御飯作ろうか?
ってミサカはミサカは良妻アピールをしてみたり!」
のび太「えっ!?いいの?僕お腹ぺこぺこなんだぁ~」
打ち止め「待っててね!お姉様直伝の料理作ってあげる!!
ってミサカはミサカは本気を出してみる!」
打ち止め「ここに荷物置かせてね~…ってアレ?」
バッグを置いた先に何かが転がった
のび太「○☆△×□///!!!!!!???」
打ち止めはそれを手に取る
『狙われたお嬢様!常○台の性態は!?』というタイトルであった
表紙の女の子はどこか常盤台に似せたような制服を着ている
のび太がむしゃくしゃして学校の友人から借りたやつだ――ただ罪悪感からまだ見ないまま返すつもりだった
バチッ…バチチチチ
打ち止めが帯電する
のび太「違う!!いや違わないけど…」
打ち止め「持ってるのは別にいいとして
…ちゃんと見えないところに隠さんかぁぁああああああああああ」
のび太「あばばばばばばばばばばばばばばばばば」
のび太(また…また嫌われてしまった…トホホ…)
カチャカチャ トントントントン
打ち止めは料理を始めていた
のび太「…あれ?帰らないの?」
打ち止め「何で?料理作るって言ったじゃん。ってミサカはミサカは確認を取ってみたり」
10分後、特性オムライスが出来上がる
のび太「美味そぉ~!!…ただ手が痺れてまだ動かない…」
打ち止め「じゃあ…はいあ~ん?」
のび太「あ…あ~ん…ムグムグ…美味い!!」
打ち止め「ホント!?じゃあはいあ~ん?」
のび太「あ~ん…ムグ――打ち止め「あ~ん?」
噛み切らないうちに打ち止めがオムライスをどんどんぶち込んでくる
のび太「ムグング!?ムグッグムグングムグ!?」(怒ってる!?やっぱり怒ってる!?)
打ち止め「あ~ん♪」
打ち止めの悩みはもう無い
―ミサカちゃんの悩み 完―
初春の登場…これが限界ですた…
そろそろ寝ます…1000まで行きたかったけどネタ切れっぽいです
長らくお付き合いいただきありがとうございました
残りは適当に使うなり落とすなりしてください
保証
☆
保守ありです
終わりといいつついくつか思い浮かんでしまった
出来れば19:00以降に再開したいです
>>799
アリガタヤー ありがたやー
ちょっと早めに再開します
そして19:00から少々はずします
―――――――――――――――――――――――――――
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
晩御飯のオムライスを食べ終わったころにはもうのび太の痺れは消えていた
のび太「そういや帰らないで大丈夫なの?もう暗いよ?
寮まで送ろうか?」
打ち止め「今から帰ってももう門限すぎるしなー…ってミサカはミサカは――
あっ!!そうだ!」
打ち止めは何かに閃き携帯電話を取りだす
打ち止め「あっ私よ!頼みたいことがあって…そうそう上手く寮監誤魔化しておいてね~
たぶん明日の午前中には帰るから。えっ!?
ば…馬鹿そんなわけないでしょ!?適当にビジネスホテルにでも泊まるわよ」
どうやらもう寮には帰らないらしい
電話相手は恐らくルームメイトである後輩だろう
打ち止め「ホントよホ・ン・ト!…ったく何疑ってんのよアンタは
…うんわかった。ありがとうね!じゃ~ね~」
ピッ
のび太「しかしそう喋ると完全に美琴ちゃんだね。見分けがつかなくなるよ」
打ち止め「恥ずかしいから突っ込まないでよ!
ってミサカはミサカは顔を膨らませて怒ってみたり」
のび太「あははごめんごめん!じゃあ送ろうか」
打ち止め「何で?」
のび太「えっ!?ビジネスホテルに行くんじゃないの?」
打ち止め「ミサカはそんなお金持ってないもん!
ってミサカはミサカは苦学生っぷりをアピールしてみたり」
御坂家は俗に言うお金持ちである
しかし打ち止めは御坂家の二○○○二女
二女から一〇〇三二女は死亡しているが
それでも現在9971人の娘を御坂家は養っており、その全員を学校に通わせている
ゆえに自由に使えるお小遣いなどほとんどないのだ
美琴と御坂妹があえてルームメイトとなっていることもそれが原因だ
一方のび太はそれなりに裕福である。
レベル5になってからというもの、のび太は多くの研究に携わり多くの結果を残して来た。
そのため研究によって得られた利益の一部をのび太はもらっているのだ
加えて長点上機の学生寮は豪華であり、部屋は1つだがその広さはそこらのマンションと比べても遜色のないレベルである。
閑話休題。
打ち止め「ってわけでご飯も作ってあげたし泊めてよのび太
ってミサカはミサカは押し売り商法を展開してみたり」
のび太「まあそういう事情ならいいよ。泊まりなよ」
打ち止め「…っ!?え??いいの!?ってミサカはミサカは確認をとってみる」
のび太「何だよ聞いてきたのはそっちじゃないかぁ」
打ち止め「で…でも…今日ドラえもんは…?」
のび太「統括理事の仕事で今日は帰ってこないよ?また3人でゲームしたかったの?」
打ち止め「ううん!いいのいいの!泊まります!ってミサカはミサカは間髪いれずに答えてみたり」
のび太「???変なミサカちゃん…先に風呂入りなよ
僕は後で入るからさ」
打ち止め「っ!!!!!???」
完璧だった
一応『門限に遅れそうだからしかたなく』という体を装ったが実は準備をばっちりしていたのだ
お姉様が選んだパステル色調の下着では――無い。今日は下位個体に選んでもらったちょっぴりセクシーなやつだ
ミサカネットワークは――事前に切った。これで美紀や他の下位個体にばれて気まずくなることもない
『意中の相手を落とすには既成事実を作った後に周りから攻めるのが一番ですの』
1年間一緒だったルームメイト――白井黒子から教わった手法である
打ち止め(勝った!ようやく静香ちゃんに勝ったのだ!
ってミサカはミサカは卑怯な戦法とわかりつつ勝利宣言をしてみたり
だって静香ちゃんは“幼馴染”ってカードがあったからこれでおあいこだもん!
ってミサカはミサカは自分を無理やり納得させてみる)
風呂から上がった打ち止めは今はベッドで布団にもぐっている
打ち止めがのび太の部屋に泊まる際、
打ち止めがベッド、のび太が床で布団を敷くという形を取っていた
しかし夕飯の際、打ち止めは部屋の隅っこに畳んでいる布団にわざとソースをこぼした―今は洗濯中だ
つまり布団は無い…そしてのび太の枕は打ち止めの枕の横にスタンバイしている
打ち止め(か…完璧だ)
のび太は今風呂に入っている――後はのび太を待つのみ
のび太「ふぃ~いい湯だったぁ~」
のび太が台所で牛乳を飲んでいる…時は満ちた
打ち止めは布団をかぶって待機している――パジャマ姿で
まだ黒子のようには成り切れなかった
のび太「え~っと…布団…布団…あっそういや洗濯中だった
枕は…ここだ!」
打ち止め「っ!!」
心臓が跳ね上がる
打ち止めは覚悟を決めた
打ち止め(ごめんなさいお父様お母様にお姉様に下位個体…そして何故か一方通行も!
本日ミサカは…ミサカは――)
のび太「床でいーや」
のび太は床に枕を投げ、その場で横になった
打ち止め「えっ!?ちょ…ちょっと――」
その時のび太が真の力を発揮する
0.93秒
のび太は驚異的なスピードで深い眠りへとついた
こうなったらもう絶対に起きない
打ち止め「…もしかしてミサカは女として見られていない…?」
ってなわけで一時中断です
素晴らしいぜ!!実に素晴らしい!!
失礼しました
再開します
――――――――――――――――――――――――――――――――
翌日
打ち止めはとある人物に相談をした
―風紀委員第一七七支部―
初春「それは危なかったですね~」
打ち止め「えっ!?ミサカは危ないことしてたの?
ってミサカはミサカは驚愕してみたり」
初春「そこまで露骨な誘惑って引く――というより萎える男の人も珍しくないと思いますよ?
むしろ気づかないまま眠ってもらってラッキーでしたよアホ毛ちゃんは
まったく…この無駄な積極さは『誰さんに似ちゃったんですかね~?』」
初春がわざとらしく大きな声で言う
ガラガラガラガラ…
打ち止め「…?」
部屋の奥で『誰かさん』がそれに反応し荷物を落としたようだ
打ち止め「…これからミサカはどうアプローチすればいいの?
ってミサカはミサカは初春のお姉ちゃんにアドバイスを求めてみたり」
初春「う~ん…思うにのび太くんって積極的な女の子よりもっとおしとやかな――
いかにも『女の子!』って感じな子がタイプな気がするんですよね~
彼なんだかんだ言ってヒーローっ気のあるタイプですし」
打ち止め「はっ!静香ちゃんだ…ってミサカはミサカは思い当たる該当者を挙げてみる」
初春「思い当たる節があるんですか?じゃあその子は要注意ですよ?
いつの間にか取られる可能性が大――です!」
打ち止め「わかった!ありがとう初春のお姉ちゃん!ってミサカはミサカは惜しみない感謝を振りまいてみる」
初春「私でよければ何なりと!
…でもセキュリティを突破してから来るのはやめてくださいよ?――地味にへこむんで」
打ち止め「それは約束できないかも“守護神”さん!ってミサカはミサカは小悪魔的な笑みを残して立ち去ってみたり~」
初春「も~!アホ毛ちゃんったら~…行きましたよ白井さん?」
部屋の奥から白井黒子がやってきた
どこか肩を落として落ち込んでいるように見える
黒子「美里が…殿方とそんな関係を望むまでに成長していただなんて…
お姉様に顔向けできませんの……!!」
目を白くし劇画調な顔で落ち込む黒子
今にも「恐ろしい子…!!」なんて言いそうな顔である
初春「あれは明らかに白井さんの教育の弊害じゃないですか~
…それにアホ毛ちゃんはもう中学二年生なんですからそういうこともありますよ」
黒子「…以前から少々気になっていたことがあるんですが初春…」
初春「…??何ですか?」
黒子「あなた何故そんなに女と殿方の痴情に関してそんなに詳しいんですの?」
初春「何のことですか?」
黒子「いや…ですから殿方の――初春「何のことですか?」
黒子「うっ…」
初春の目の焦点があっていない
こっちを見ているようでどこか遠くを見ている
初春「ナンノコトデスカ?」
ぎゃああああああ日本語がおかしいorz
>黒子「あなた何故女と殿方の痴情に関してそんなに詳しいんですの?」
でお願いします
―第七学区・とある公園―
時刻は昼
源静香は休日だというのに朝からずっと悩んでいた
原因はのび太との電話にある
のび太『えっ!?みんなで遊びに行かないかって?
ミサカちゃんはいけないと思うよ』
静香「どうして?」
のび太『さっきミサカちゃんが起きてさ
時に今日の予定を聞いたらさ
「今日は用事があるの!」って言って家を出て行ったんだよ』
静香「…起きた時って…ミサカさんのび太さんの家に泊まったの?」
のび太『うんそうだよ?昨日門限に間に合わないって言ってたから泊めたんだけど…
それがどうかしたの?』
静香「もういいわ」
のび太『えっ!?ちょっとどうしたの待っ――』
ピッ!ツー…ツー…
静香「ミサカさん…もうそんな仲になってるんだ…」
打ち止め「おーい!静香ちゃ~ん」
静香「…!?…ミサカさん!」
公園の外から打ち止めが静香を見つけ、走ってきた
打ち止め「ハァ…ハァ…ちょうど良かった静香ちゃん
ってミサカはミサカは出会えた偶然に感激してみたり」
静香「どうしたの?ミサカさん」
打ち止め「ミサカね…静香ちゃんになりたいの!」
静香「え?」
打ち止め「静香ちゃんみたいな女の子になりたいの!
だから静香ちゃんのような女の子になる方法教えて!
ってミサカはミサカは懇願してみたり」
静香「…私だってミサカさんみたいな女の子になりたいわよ」
打ち止め「えっ?何で?ミサカは女の子らしさが足りないよ?
ってミサカはミサカは自分で言ってへこんでみたり…」
静香「そんなことないわ…私はミサカさんみたいな女の子になりたい」
打ち止め「そんなぁ…あっ!!そうだドラえもんに頼んでみよう!」
静香「…でもそんな都合のいい道具あるかしら?」
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
ドラえもん「あるよ」
打ち止め・静香「!?」
ちなみに今のび太は昼ごはんを買いに行っているため不在だ
ドラえもん「要するに自分は自分のままで性格だけを入れ替えたいんだろう?」
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『キャラ替えロープぅ』
静香「それって…入れ替えロープ?」
ドラえもん「ううん“キャラ替えロープ”だよ
心も体も一緒だけどその人の“キャラだけ”入れ替える新製品」
打ち止め「へーご都合アイテムだね~ってミサカはミサカはメタ発言をしてみたり」
ドラえもん「それを言っちゃあおしまいよ…とりあえず試してみよう」
静香と打ち止めはそれぞれロープの両端を持つ
静香「…って何も変化なくない?って静香は静香は――あれ?」
打ち止め「静香さんが私みたいになってるわ」
のび太「ただいまー!ってあれぇ?
ミサカちゃんに静香ちゃんじゃないか
どうしたの2人とも?」
静香「ちょうどよかったのび太!今日一緒にデートしよう!
って静香は静香はお誘いをしてみる!」
静香(すごい!自然かつ強引に誘える!)
のび太「えっ…静香ちゃんどうしたのさその喋り方…?」
打ち止め「のび太さん――私と一緒にどこか遊びに行かない?」
のび太「みみみ…ミサカちゃん?どうしたの急におしとやかになって」
打ち止め(のび太さんがドキドキしてる…いつもの私の時と態度が違うわ)
静香「ミサカちゃん!先に誘ったのは私だよ?
って静香は静香は早い者勝ち理論を持ち出してみたり」
打ち止め「そ…そんなことはのび太さんに決めてもらえばいいじゃない」
2人がのび太を見る
のび太「みんなで遊ぶってのは無しなの?
静香ちゃん朝そう言ってたじゃないか」
静香・打ち止め「駄目!」
のび太「そ…そんなぁ~ドラえもんどうにかしてよ~」
ドラえもん「しょうがないなぁ…」
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『ダブルブッ王(キング)ぅ~』
微妙に口調ミス
×誘ったのは私だよ?
○誘ったのは静香だよ?
――――――――――――――――――――――――――――――――
のび太「そ…それは痛い目にあったんでもうこりごりだよぉ」
ドラえもん「今日はのび太くんもいきなり誘われたわけだし…
いいでしょ2人とも?」
打ち止め「ええ…構わないわ」
静香「ホントは嫌だけど仕方ないね…って静香は静香は渋ってみたり」
ドラえもん「じゃあ気まりだね」
のび太A「わぁ…」
のび太B「2人になったぁ…」
―静香サイド―
第六学区・遊園地
まあ何だかんだいって2人とのデートは得なのでのび太は楽しんでいた
今は射的で静香にぬいぐるみをとっている
“射程圏内”野比のび太相手に重量など無意味
馬鹿でかいぬいぐるみの重心を算出しわずかなひずみを見つけ
のび太「えい!」
コルク一発で仕留めた
静香「わーいのび太すごーい!!
って静香は静香は褒め称えてみたり!」
のび太(しかしまぁ…)
―打ち止めサイド―
第九学区・とある美術館
打ち止め「すごく綺麗な絵…そう思うでしょ?のび太さん?」
のび太「うーん芸術はよくわからないなぁ~」
打ち止め「もう!のび太さんったら!」
いつになくおしとやかな打ち止めにどうもドキドキしてる
打ち止め(のび太さんドキドキしてる…)
のび太(ぶっちゃけこの2人“入れ替えロープ”使ってるでしょ
キャラが違いすぎるよ…ちょっとは互いの演技しなきゃ…)
―静香サイド―
2人は軽食をとった後、観覧車に乗っていた
静香「ねーのび太…
静香のことどう思う?」
のび太「えっ…!?」(えっとこの場合…ミサカちゃんが静香ちゃんのこと聞いてるんだよね?)
―打ち止めサイド―
ベンチで休憩している2人
打ち止め「ねえのび太さん…私のことどう思ってるの?」
のび太(うおっ!!同時に聞いてきたぞ)
のび太(この場合静香ちゃんが
『僕がミサカちゃんのことをどう思っているか』を聞いてるんだよね?
じゃあ普段言えないこと言っちゃえ!)
のび太「ミサカちゃんは僕の大切な友達だよ!
いつもいきなり話を振って来て強引なところがあるけど
僕はミサカちゃんのそういうところが好きだなあ」
打ち止め「えっ!?」
―静香サイド―
静香「そうなんだ…って静香は静香は反省してみたり」
のび太「どうしてさ?」
静香「静香ね…ミサカさんがうらやましかったんだ
って静香は静香は内心を吐露してみる」
のび太「???」
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
ドラえもん「もうよかったんだ?」
静香「うん!」
打ち止め「私たち反省したの
やっぱり自分が一番なのね」
ドラえもん「ふふふ、そういうことを知るための道具なんだよこれは
じゃあロープ掴んで」
のび太「やっぱり入れ替えロープ使ってたんだ
2人とも演技が下手だなあ」
静香「ふふふ」
打ち止め「のび太も鈍いですのーってミサカはミサカは老人口調を使ってみたり!」
のび太「えっ!?何!?何か間違ってるのドラえもん??」
ドラえもん「僕はなーんにも知りませーん」
のび太「ちょっと教えてよぉぉぉおおおおお」
―キャラ替えロープ 完―
保守ありがとうございました
…うーむ我ながらオチが弱いと思います
11:30に再開します
レス的におそらく次が最後
すみませんもうちょっとかかります
ホントすみません0:30に再開します
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『のび太ドッキリ大作戦』
―とある高校学生寮・“電磁姉妹部屋”―
美琴と御坂妹――美紀は部屋の大掃除を行っていた
美琴「あっ!美紀ちょっと見てよこれ懐かしい」
御坂妹「サボらないでくださいよお姉様、とミサカは横道に逸れるお姉様をたしなめます」
美琴「ちょっとぐらいいいじゃん…ほら?」
御坂妹「あっ…」
美琴が取りだしたもの――それは常盤台中学校の制服であった
美琴「これどっちが私のでどっちがアンタの?」
御坂妹「さあ?あの頃の服のサイズは2人とも同じだったのでどっちでもいいんじゃないですか?
とミサカは暗にそんなことはどうでもいいから早く掃除しろと促します」
美琴「アンタには遊び心ってもんが足りないのよ
ちょっと一緒に着てみるわよ」
御坂妹「やめておいた方が…」
,. -:―- 、 *
/: : : : : : : : :\
* /: : : : : : : !:.|^^ヾミヽ,
_!_ /: : : :/:./|:.ハ!、__ }:!ヽ
! /: :元仆七" , リ _人_
<: /f穴! '⌒ ⌒ム `Y´
厶: : `ー:.、 r- ァ 八!
_人_ 厶ィZ:_: > 、ー, ィ{:ゝ 美琴「ど…どう?こうしてみると美里にも見えなくもないし意外と――」
/ ヽヽ: ! /|゚|\八! ', *
r‐―く. |: |: :\ | ! /: : :! \__ n__
| |/ : : : :ヽソ: r:ォ| / /んれ
,. ‐‐、 ヽ. /: : : : : : : : : :ヾ:| /\ _,ノ ’ ノ¨
ムィ \____/ \,/ |: : : : : : : : : : : : :|\厶  ̄ ,. ‐'
` ー - 、 _ / ',: : : : : : : /: : : :リ \__, - '´
____
/=======ァ^ト┐
ト=======扣z<ヽ
人二二二二式 |:.:', / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/:/:{/-|/}/}/-ヾ :l|.:.:| | いやいやねーだろ
|イ:i:代ナ 弋ナ Ⅶ .:| < とミサカは
/}}} Nリ __ rjノ :| | お姉さまの相変わらずなセンスに
f爪n |jノif} }ゝ.└─┘イ:i.:|:i.:.| | 愕然を通り越して脱帽します
-={ j.{=|' ノ /イ:.i:|`r斤ー'>、:|:|八 \__________
ヽ ノ三 | jィT∨ヘ/} /\{ \
-= ヘ王│ _/V,' {」/ / {/ハ
',-ヘ! |∠、 V | |/ 〈†〉 }ノ '、
ヽ 乂 } │ {│ │ イ 〉
―長点上機学園学生寮・のび太の部屋―
美琴「ってなわけでドラえもんにも見てもらいたいんだけど…」
,-、 nn
.r-、 _00 /::::'┴'r'
.|::::'´::::r┘ !「`L00、|.l└ク_;厂 /
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、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
. \\`´ |:::|. l| l 〈::/ 、 ! '/
\ ̄ l ,>ィ''ヾト:r:‐、_
. , / ,.-、/ /::\ `‐'^ヾ;<´ いやいやねーだろwww
/ { ゝイ /.:::::....`丶、.__戈‐
! _ | ::| |::::::::::::::::::::::::::::::;イ:l その格好でここまで来たのかい?
/ `ヾl、 l:::(\____:::::::/ l::|
. { ,ム\\:`‐-‐':/ /:/ こいつは大笑いだ!!
ヽ;:-ィ'´,.、 `㊦、、 ̄´ /='ィ⌒i
! {. ヾ;| l \ `ヾ='´;: -‐'^'''゛
', '、 \\_,,> ノ::/ } !
ヽ,\ ヾ;、.__,/∠_ ノ/
丶丶、ヽ;:::::::;:ィ´ ゙, /
`'‐-<.___ノ
美琴「ぐぅ…」
ドラえもん「ごめんごめん…でも流石に高校生が中学生の制服は無理があるよ
一番成長盛りな歳なんだしさ」
美琴「うーん…これで美里になりすましてのび太にドッキリさせたかったんだけどなぁ~」
ドラえもん「それならいいものがあるよ」
チャカチャカチャン♪
ドラえもん『タイムふろしきぃ』
美琴「何よそれ?」
ドラえもん「てっとり早く説明するとこのふろしきに美琴ちゃんが入れば若返ることが出来る」
美琴「ざっくりした説明ねー。その道具知らない人に不親切じゃないの」
ドラえもん「まあまあとりあえずやってみよう」
美琴がタイムふろしきを被る
ドラえもん「3年前だと…だいたいこのぐらいか」
ドラえもんが風呂敷をとりだす
そこに現れたのは3年前の姿の美琴であった
美琴「おお!こりゃ美里と全く一緒ね
先生たちが驚いたってのも無理ない話ね」
ドラえもん「ふふふ、のび太くんも気づかないかもね」
美琴「よーし今日はいつまでのび太を騙せるか試すとしますか!」
ドラえもん「のび太くんならそろそろ帰ってくると思うよ」
のび太「ただいまー!」
ドラえもん「そら来た」
のび太「あれ?ミサカちゃん来てたんだ」
美琴「うん!のび太は今日早かったんだね」(こ…こんな感じか…?)
のび太「うん!もう学会終わったし最近は暇なんだ」
美琴(さすがにミサカはミサカは――なんて言えないわね
アレどう続けるかを考えるのが一苦労なのよ)
ドラえもん「ぷぷぷっ…!」
ドラえもんは笑いを堪えている
のび太「どうしたのさ2人とも?そうだミサカちゃん!今日まだ時間あるし外にでも行かない?
美味しい和菓子屋見つけたんだ!ドラえもんも行く?どら焼きもあるよ?」
ドラえもん「そりゃあ楽しみだ!でも今からスフィンクスたちと遊びに行くから無理なんだ
お土産待ってるよのび太くんにミサカちゃん」
美琴「うん!じゃあドラえもんの分も買ってくるね!」
のび太「じゃあ行ってきまーす!」
ドラえもん「ぷぷぷっ…!!」
,-、 nn
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、ヽ、 ,ゞ´_::::| l| |「二:::7 .|.l └′/ / /
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\ ̄ l ,>ィ''ヾト:r:‐、_
. , / ,.-、/ /::\ `‐'^ヾ;<´ あっはっはっはっはwww
/ { ゝイ /.:::::....`丶、.__戈‐
! _ | ::| |::::::::::::::::::::::::::::::;イ:l 美琴ちゃんのあの喋り方
/ `ヾl、 l:::(\____:::::::/ l::|
. { ,ム\\:`‐-‐':/ /:/ 可笑しいったらありゃしない!!
ヽ;:-ィ'´,.、 `㊦、、 ̄´ /='ィ⌒i
! {. ヾ;| l \ `ヾ='´;: -‐'^'''゛
', '、 \\_,,> ノ::/ } !
ヽ,\ ヾ;、.__,/∠_ ノ/
丶丶、ヽ;:::::::;:ィ´ ゙, /
美琴は異変に気付き、そして後悔した
美琴「の…のび太?」
のび太「どうしたのミサカちゃん?そんなに顔赤くして」
美琴「きょ…距離近くない…?」
並んで歩くのび太と美琴の距離…それは肩と肩がすれすれな距離であり
今にも手を繋いでしまいそうな距離であった
のび太「そうだっけ?いつもこんなもんじゃん」
美琴(そ…そういえばこの二人そんな仲だったんだっけ…?
アレ…?もしかして付き合ってる?そういう仲なの?)
のび太「美琴ちゃん…顔赤いよ?もしかして熱があるんじゃない?――」
美琴「!??」
そう言ってのび太は美琴の前髪を手で持ち上げおでこをくっつけた
今にも唇と唇がつきそうな距離で
のび太「うーん…そんなに熱があるわけじゃないなー」
美琴「ななななな…何すんののび太!!近い!近い!」
のび太「うわっ!!どうしたのさいきなり?」
◯ -――-
/:/: : : : :、: :\ ○ Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒
o/〔∨ / :/: :j ト、ヽ: :ヽ )そ…それはこっちのセリフだよのび太!
′∨:/ :/|: /|:| ヽ : : O )ち…近すぎじゃないの!
| レ^{/|:X_,|/、j/ |: : :∧ 人_人_人_人_人_人_人_人_人_人_人
{:/∨/////リ'´} :∧
〃 /: :{ / ̄ ⌒ヽ ノ:/:ハ
(\ 〃 /イ: 个 {_____ノY⌒¨ ̄}――--、
/ヽ ー、__ /⌒Y下、_>rく___ノ∨ |ー―--、 \
〈ヽ\と____ ̄} ∨ i ∨|∨ i 廴_」 \ \
// ̄ ̄ // \フ } i Ⅵノ i { { 、〉
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/ xく_レヘ :i i |
ヽ丶 {{ // } i i |
⊂ニ'⌒´ r' _ハ :i i ト、
└‐とノ\ 〈 ハ i i | 〉
―和菓子屋―
今ふたりはお茶を飲みながら注文した和菓子を待っている
そこでようやく自分のペースを取り戻した美琴はある決心をした
美琴(こ…この子たちの関係どこまで進んでるの!?
行きすぎのないよう確かめないと…姉として…そう姉として!
決して悔しいとかうらやましいとかそんなんじゃなくて――)
のび太「…今日のミサカちゃん…何かおかしくない?」
美琴「そ…そんなことないよ!」
美琴(まず世間話をしてこの子たちの関係がどこまでのものか調べなきゃね)
美琴「そ…そういやさのび太…“アレ”のことなんだけどさ」
のび太「“アレ”…?」
美琴「“アレ”ってったら“アレ”よ!!何度も言わさないで!!」(流石にこれは厳しいか…?)
冷静さを取り戻すために美琴はお茶を飲む
のび太「ま…まさか!!常盤台パロのアダルトビデオのこと!?」
美琴「ブフォォォオオ」
のび太の顔に熱いお茶がぶちまけられる
のび太「熱ぁぁぁああああああああああああああ」
慌てて美琴がハンカチでのび太の顔を拭く
美琴「ご…ごめんのび太!!ってかアンタなんてもの見てるのよ!!」
のび太「だからそれは見てないって言ったじゃないかぁ…」
美琴「そ…そうだったね」(えっちなビデオが話題になる関係なの!?)
美琴はお茶を再び口に含む
のび太「…じゃあ“アレ”って何さ?まさか前に家に泊まった時のこと?
さすがにミサカちゃんの相手しないで寝たのは悪かったと――」
美琴「ブフォォォォオオオオオオ」
のび太「熱ぁぁぁああああああああああああああ」
その後、一旦話を中止してとりあえず2人は店を出た
しかし美琴の不信は止まらない
/ . . : : : . . . . ミ .、
⊂ 、 / . . . . . . . . : : : : : : : . . . ヽ
/ . :/ . . . : : : : : : .\ : : : . . ハ (泊まるって?泊まるって言ったこの子!?
/「 V . . . : : : : : : : : . .ヽ: : : : . : .'. しかも相手しないって…普段は相手してるとでもいうの!?
′V. . . : : . . . : :| . . |:ハ : : . : .i わ…私ですらまだなのに…)
i :/ . : . :} . : : . }! . .厂ト: : {: . :|
|/ . : : :}. : :/ . :/ : : .ハ .′ }ミニヽ : .、|
/ , . :/ ;|: :/| : / : /:/ }/ u ノ `≧小: . {
. /:/i: :/l7T7^ト:/i: /}:廴ム -- 、 `フト}:ヽ'、
ノイ :|/{ :{rャ:ミ|/ |// ノ≦ニ ミ /⌒}:ハ:ヽ
/ ノ{ |:小 ヒ::ツ ` ´ヒ:ツ ノ′ r ,}/ : :.ト: :'.
_ 厶彡'}.:N:从 ,_‘ノ:.イ: ′ヽ:\
|/ 人小.:∧ ' u .仏/:/ノ:/ ` ー一
{ /イノ'ノィ个 ノ⌒つ-‐, .イ{/:/i:.{':人{
/´  ̄´ `/ /⌒i ̄ ..<} |:{イ/V′ 丶
.′ il { ' ノ⌒爪 _ノ 从|{ト{ 、
} { | ´ ̄ Yァ 、 /八li ハ
/ ∨| 瓜ノ i \ノ _rュ、′ ヽ
∧ }人 j、 } ノ } },./ rー-ヽ. i
/ } 、 / 人ヽ { / '/‘ィ, ---〈 |
′ !/⌒`>' /´ ', V i / ,イ (,r―‐y {、
i /} ,. -/ / ∧ V/ ,八 ´ しf´ ノ ハ
}/ /./ / ∧ ' / 廴 _ .イ ji ∧
〈_イ レ' 人 ノY ∧ ∨ ノ ∧
のび太「…やっぱり今日のミサカちゃんおかしいよ
なんでそんなにあたふたしてるのさ?」
美琴「えっ!?…ただ…その…
やっぱり私たち中学生だし…その…
こういう関係はよくないんじゃないかなぁ~と…」
のび太「ええ!?そんなあ!」
のび太が美琴の両肩を掴む
のび太「何でだよミサカちゃん!!僕は一生君を守るって決めたのに!!」
美琴「えっ…」
上条(御坂美琴と彼女の周りの世界を守る)
思い出すのは3年前――上条当麻がアステカの魔術師に放ったあの台詞
美琴(そうか…美里もやっぱり私のように――こんなのび太が大好きなのね…)
上条「あれ…のび太に御坂何してんだ?」
のび太「やあ上条さん…って御坂って…?」
美琴「…っ!!あ…あなたは…ご…ごきげんんようってミサカはミサカは――」
上条「何打ち止めのマネなんかしてんだよ御坂
あれ?御坂ちょっと背が縮んでないか?」
美琴は冷や汗が止まらない
のび太「御坂って美琴ちゃん!?…ええ?…っええええええ?」
のび太は肩を引き寄せて至近距離で顔を覗き込む
それこそ唇と唇がつきそうな距離で
美琴「ちょっとのび太!だから近いって言ってるでしょ!!」
のび太「うーん…違いが分からない…」
打ち止め「の…のび太にお姉様…何してるの…?
ってミサカはミサカは2人の距離に愕然としてみたり…」
打ち止め「…何で…何でのび太は…お姉様にキ…キッスをしようとしていたの?
ってミサカはミサカは――」
上条「何だ?お前らそういう関係だったのか御坂?」
美琴「ち…違うのよ美里!!これは勝手にのび太が!」
のび太「そ…その説明も間違ってるよ美琴ちゃん!!」
打ち止め「のび太は言ったのに…美術館で『ミサカちゃんが好きだ』って言ったのに」
バチバチっと打ち止めが帯電する
のび太「またそれ!?またそんなオチなの!?」
打ち止め「顔が同じならだれでもいいのかぁぁぁぁあああああああああああ」
のび太「あばばばばばばばばばばばばばばばば」
―のび太ドッキリ大作戦 完―
,.<: : ̄:ミ: 、 /{/
/;、 . . ./: : : :}ヽ. /¬/
ノ/V/:ィイ/ , /小: :'. ___
/イ:{/ル'(\|:イムイ}小} `7└― アンタが邪魔するからドッキリにならなかったじゃないの!!
/:人{_ ゙`´ `ー''/N  ̄ ̄
ノイ从人./⌒マ} 八{ \ 、
,.イ ̄〈 `≧ァ<:}:ノ <く
ハ . `《 {。V 「} \ ,、 /|
/ ハ∨ l Ⅵ〃i V,ハ |\|ヽ./:::V:::l .ィ
く\ ノ }' | ∨《ワ }ー, ヽ, ト、j:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.|/:./,..ィ
/ >、7! ' ′ / /__/∧ ト..ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:...:.:.:./:..厶..ァ
〈 〈 { {ノ ' / `ーく, ', <..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:...:.:...:.:.:.:.:::::<_
. ヽ. ヽ rヘ、 j′ __,} {. / / ヽ ̄.:.:....:.:...:..::::::.:.:::.:.:.::::::::...::::::::::::< すみませんでした…
\ v┴v 丁≧ =i┴ュ./ / <`.:.:.:.:.:.:.::..::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::弋_
`{ 三ア_{.__ ≦}〈r,ニi./ ≦.:.:..::.:::::::::::::::::::::::>一 、::::::::::::≧z
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| | | | | ヽ-― ¨¨¨¨¨¨ 丁 丁¨¨ ‐-ヽハ
| | l l | 丶 i | | } i|
保守&長らくつきあっていただきありがとうございました
それとこんな時間になってしまい申し訳ありません
ぶっちゃけ今回はaaを使いたいが故に作った話
AAが見れない人は申し訳ないです
あとネタがもう少しあるんですがレス的に終わりですね
来週あたりギャグショート10本ぐらい投下出来たらいいなあと思うんですが
スレタイどうしよう
>>943
おお、楽しみだ!!
何曜日くらいに投下予定?
スレタイは「のび太~」だったらすぐわかるけど
「のび太」と「ミサカちゃん」があれば検索余裕
>>944
おそらくは今度の土日のどっちか
>>945
おkわかた
じゃあ残りは適当にネタを提供していただけたら嬉しいです
ビビっとくるかもしれないので
このSSまとめへのコメント
ドラえもんが笑う度にモノクマが笑っている声が脳内再生される