禁書「とーまが帰ってこないんだよ!」(510)


禁書「最近トウマはいっつもいっつも外をほっつき歩いて私のことを忘れてる気がするんだよ……」

禁書「また変なことに首をつっこんで死にそうな目にあったりしてないか心配なんだよ」

コンコン

禁書「あ、トウマが帰ってきた! 今日という今日こそは私も……」

姫神「」

ガチャ

禁書「トウマートウマー」


姫神「寒い。家、入れて」

禁書「仕方ないなあ……でもコタツは私が潜るんだからね」

姫神「せめて、足くらいは」

禁書「だってここのコタツはちっちゃいんだよ! 暖房は石油が切れてるし!」

姫神「そこに、財布」

禁書「あ!」


禁書「これはトウマの財布なんだよ……出かけるときに忘れるなんて、また神様のご加護を打ち消して……」

姫神「我らに、幸運」

禁書「石油買ってきちゃっていいのかな? あとお菓子とご飯も!」

姫神「金は天下の、まわりもの」

禁書「じゃあアイサ、どっちが行くかじゃんけんするんだよ!」


姫神「外、寒い。出たくない」

禁書「私だって出たくないんだよ。さっきまで出てたアイサが行けばいいんだよ」

姫神「小萌に呼ばれていた。好きで出てたわけじゃない」

禁書「むー、じゃあスフィンクスにお願いするんだよ」

姫神「それは、無理」


禁書「そもそも私の服はトウマのせいで風通しが異常によくなっちゃってるんだよ。アイサの服の方があったかい!」

姫神「寒いものは、寒い」

禁書「じゃあ電話でだれか呼んで石油をお願いするんだよ」

姫神「パシリ行為」

禁書「お礼は来てもらってから考えればいいんだよ!」


禁書「トウマのメモ帳はっけーん!」

姫神「こんなご時世に、レトロ」

禁書「えーっとねーえーっとねー……うわ、女の子がいっぱいなんだよ!」

姫神「けしか、らん」

禁書「これは小萌にちゃんと伝えておかないと……でもまずはだれか呼ばないと」

姫神「小萌は今から仕事だって言ってた」

禁書「じゃあ、えーっと」


禁書「料理が上手い人がいいんだよ」

姫神「同じく」

禁書「っていうことは、女の子かあ」

姫神「選択肢に困らないのが、憎い」

禁書「でも知らない人に頼むのも悪いし……ここは短髪女でいくんだよ」

ピポパ

御琴「えっ? あいつの家から電話……?」


御琴(家からってことは今あいつは家にいるってことでそこで私に電話をかけるってことは)

黒子「お姉さま、どうかしましたの? 電話でしょう?」

御琴「わわわわかってるわよ! ちょっといろいろモゴ」

御琴「は、はいもしもし! 私だけど!」

禁書「あっ! でた! もしもしー! 私なんだよー! インデック」

プツ


御琴「馬鹿みたい……期待して損した……」

黒子「期待とは?」

御琴「ななななんでもないわよ! ただちょっと、ねえ」

黒子「まさか例の類人猿から」

御琴「んなわけないでしょうが!」


御琴(ってあれ? あの子は今あいつん家で何やってるわけ?)


御琴「黒子、用事ができたから私ちょっと出てくるわ」

黒子「お姉さま! まさか本当に殿方とデートをするわけじゃ」

御琴「だーかーら違うってんでしょ!」

バタン

黒子「むむ……こんな正月早々にお姉さまは……」

インデックスといい、化物語のひたぎといい、ハーレム系のラノベで最初のヒロインが空気になるのはなんでだろ


禁書「きられたんだよ!」

姫神「リトライ」

禁書「分かってるんだよ! あきらめるわけにはいかないんだよ! 寒いし!」

トゥルル

御琴「はい!」

禁書「あっ! 今度は出た! ねえお願いがあるんだよ! おいしいご飯をいっぱいとストーブの石油を」

プツ

御琴「あの野郎! あんなちっちゃい子を家に連れ込んであまつさえ私をパシリに!? ふざけんじゃないわよ!」

御琴「そこのバス! 待ったあああっ!」


黒子「お姉さま、やはり何か必死になってますの……」

ピポパ

黒子「もしもし初春? 緊急事態ですの、お姉さまの貞操に関わる……」


御琴「乗れたはいいけど、体動かしてないと何かもどかしいわね……」

佐天「あれ? 御坂さんじゃないですか! どうしたんですこんなところで?」

御琴「あ、佐天さん。い、いやちょっとね、お正月の買い物なんかを……」

佐天「へえ! ちょうど私もスーパーに行こうと思ってたんですよ! 一緒に行きません?」

御琴「えっ? えーと……ああ、そうねそうね! うん! 行きましょ!」

御琴(どうしよう……)


初春「白井さん、第三区のカメラが御坂さんをとらえました。って、なぜか佐天さんもいます」

黒子「むう? おかしいですわね、佐天さんと会いに行くって様子じゃありませんでしたし……」

初春「でもいいんでしょうか? ジャッジメントの機材をこんな風に使っちゃって……」

黒子「学生の風紀を守るのも私たちの仕事ですわ、初春。引き続きカメラの情報を私に送ってくださいな」

初春「りょうかいでーす……はあ、お正月なんだしおいしいものとか食べたいなあ」

黒子「文句を言わない!」


佐天「やっぱりお正月っていったらお餅ですよねー」

御琴「そ、そうね」

佐天「あ、でもカレーっていうのもいいですね。お餅カレーなんて。あはは」

御琴(ああどうしよう、今頃あいつが部屋であんなことやこんなあああああああっ!)

佐天「み、御坂さん!? 急に頭なんか掻いてどうしたんですか!?」

御琴「な、なんでもないわっ! さーあおいしいものを買いましょう! で、えーと、何だっけ?」

佐天「何だっけって、こっちが聞きたいですよ……」


「甘くてお餅の入ったお雑煮を食べてみたいってミサカはミサカは」
「そりゃあ雑煮じゃなくて汁粉だ、間違えるんじゃねェ」
「じゃあお汁粉が食べたいって」
「知るか。俺じゃなくて黄泉川にでも何にでも……Q$#T%$YHU」
「いじわるしてるとずーっとそうするって、ミサカはミサカは脅しをかけてみる」


佐天「やっぱりお正月は賑やかですねー」

御琴「そ、そうね」

御琴(ん? 確かあいつはご飯と石油とか言ってたわね……? しかもたくさんってことは……パーティーか何か?)

御琴「あ! そ、そういえばこの後パーティーがあるの! たくさん買い出ししていきましょ!」

佐天「え? そうなんですか? へえー! 面白そう! ね、それって私も行けます?」


御琴「あー……うん! たぶん大丈夫! そんなに広くないとは思うけど!」

佐天「やった! じゃあうんと元気のつくもの買っていきましょう!」



黒子「ふむ……パーティー? それはまさか不埒な方々による……グフッ」

初春「ししし白井さん! なに下品な方に推理を走らせてるんですか!?」

黒子「常に最悪の事態を考えて行動するのはジャッジメントの鉄則ですのよ……ゲフッ」

初春「何ですか!? 電話の先で何を噴いてるんですか!?」


禁書「誰もご飯と石油に応答してくれないんだよ……」

姫神「打率、ゼロ」

禁書「いい感じの人もトウマが留守っていったら掌をひっくり返すんだよ」

姫神「けしからん」

禁書「もう私はスフィンクスを抱いてコタツで丸くなるしかないんだよ。そして寂しく飢えて死んじゃう……」

姫神「猫、食べれる?」

>>19
ライトノベルは1巻完結が前提で1巻でそのヒロインの話をやりつくしてしまうから
(特に新人の場合)


ガンッガンッガン!

禁書「うう……死神が階段を上ってくる音がするんだよ……」

姫神「私は、姫神」

禁書「死神さんはトウマの右手でどうにかできるのかなあ……それよりご飯がほしいなあ……」

ゴンゴン!

御琴「ああ、開けなさい! 来てやったわよ!」


禁書・姫神「!!」


佐天「あのお御坂さん、ここって誰の部屋なんですか?

御坂「え、えーとね、その、ともだ……あー! なんか分からないやつ!」

佐天「んん……?」

ガチャ

禁書「ごはんごはんごはんごはんごはんごはんー!!!」

御琴「いきなりお前の方かー!!!!」

ドガシャァ

ライトノベルで
4巻ぐらいから登場したり
4巻ぐらいでメイン話をやったヒロインとくっつくようなのってある?


トラどらも
大河×北村 竜次×みのりんで終われば新鮮な組み合わせだったんだけど


御琴「ドア開けるなり飛びかかってくる? 普通」

禁書「ごめんなさいなんだよ! それで、ごはん! ごはん!」

佐天「えーと……この袋の中に一通り食材が」

禁書「わあ! 何かいっぱい詰まってるんだよ! うれしいんだよ!」

佐天「あはは、なんか喜ばれて私も嬉しいな。はじめまして、あたし佐天涙子」

禁書「わたしはインデ」姫神「姫神愛沙、よろしく」

佐天「へえー! よろしくー!」


黒子「初春、初春! お姉さまがどこぞの学生寮に入りましたの! 詳細を!」

初春「はいはーい、そこの学区にある寮の……」

黒子「部屋の位置はさっき言った通りですの! そこを住所にしている学生は!?」

初春「えーっと、出ました。上条t」

黒子「ああああんの類人猿がああああああああああああああああああ!!!!!」


佐天「それじゃあ台所借りますねー」

禁書「わー! お願いするんだよー!」

御琴「言っとくけどあたしも作るんだから、感謝しなさいよ」

禁書「もちろんなんだよ短髪女!」

御琴「あーのーねー、それが人に感謝する態度?」

姫神「石油、ない」


ヒュンッ

黒子「お姉さまっ! 佐天さんまでも引き連れてこんな年明けから不埒なパーティーに臨むなどとはっ!」

御琴「黒子ぉ!? あんたいきなりこんなとこに飛んできて何を」

佐天「おー! 白井さんじゃないですか! せっかくだしご飯食べていきませんか?」

黒子「へっ?」

御琴「くーろーこー……あんたは一体どういう妄想をして……」

御琴「ここに来たのか言ってみなさいコラアァァッ!!」

黒子「ひいいっ!」


ビリビリ

黒子「ああああああっ、おおお、怒らないでくださいましお姉さま。それにこれには初春も加担して」

御琴「ど・う・せあんたが無理やり共犯にしたんでしょうが!」

黒子「か、かえす言葉もありませんの」

御琴「ったく……じゃあ罰として初春さんも連れてきなさい。パーティーするなら多い方が楽しいし」

黒子「お姉さま……」


黒子「で、では不肖わたくし、初春を迎えに行ってまいりますの!」

ヒュンッ

禁書「なんかトウマのいない間にどんどん人が増えていくねー」

御琴「せっかくだし妹も呼ぼうかと一瞬迷っちゃったわよ。面倒だからやめておくけど」

佐天「え? 御坂さん、妹さんがいたんですか?」

御琴「んー、まあ一応」

佐天「へえ! じゃあ呼びましょうよ! ここまで人が増えたらすし詰めの方が笑えますって!」

御琴「部屋どころじゃなくてこの寮がパンパンになるわよ」


佐天「え……? 御坂さんの妹ってもしかして……」

佐天「そんなに体がおっきいんですか?」

御琴「ぶっ! どこの巨人よ! そんな馬鹿でかい妹がいるわけないでしょ!」

佐天「ですよねー。ああびっくりした、学園都市を一踏みにする巨大御坂さんを想像しちゃいましたよ」

御琴「佐天さんも結構変な妄想するわね……」

禁書「いい匂いがしてきたんだよ!」

佐天「おお、いい鼻してるねー。今ちょうどコショウを挽いてたところ」


佐天「お雑煮から作ろうと思ったけど、そちらのシスターさんがえらく空腹っぽいし、がっつりしたものからね!」

佐天「佐天さん特製のハンバーグー!」

禁書「わー! おにくおにく! うう……ひさびさなんだよ、最近はいっつも納豆ともやしばっかりで……」

御琴「どんだけひどい食生活なのよ……」

姫神「食よりも出番が」

インララギさんの最大のライバルって誰だろう?
御坂美琴の最大のライバルは妹だと思うけど。

ヒュン

黒子「今戻りましたの!」

初春「わあ! なんか人がいっぱいですね!」

禁書「狭いのはしょうがないんだよ」

佐天「はいはーい、それじゃ焼くよー! 御坂さん、ご飯盛ってくれませんか?」

御坂「オーケー。ちょっとちびっ子、さっさと机の上の物をかたしなさい」

>>1
今更だけど「御琴」って「美琴」の誤字?
「御」坂美「琴」の略字?


禁書「みかんの皮とリモコンと漫画と……」

禁書「全部まとめて部屋の隅に放り投げるんだよ!」

初春「ちょ、そんなのでいいんですか?」

禁書「大丈夫大丈夫、後でちゃんとどうにかするんだよ。今はコタツから出たくないんだよ」

初春「だめですよー、こういうのはちゃんとゴミ箱にいれたり整理しておかないと」

禁書「あ、ごめんなんだよ。ところで、あなたはなんていうのかな?」

初春「そうでした、私は初春っていいます。おじゃましますね、あなたは」

禁書「えっとね、私はインデ」佐天「うっしゃー! 綺麗に焼けたー! さすが私ー!」

>>71
やべえずっと間違えてたwwww


美琴「わあ、美味しそうじゃない」

佐天「へっへー、結構得意なんですよ」

美琴「黒子ー、運ぶの手伝ってー」

黒子「はいはい分かりましたー」

コンコン

禁書「む、まさかこんなご飯時にトウマが帰ってきたんじゃ」

美琴「い、今開けるわっ!」

禁書「あー! まだダメなんだよ! ご飯が終わってからじゃないと」


御坂妹「明けましておめでとうございますお姉さま、とミサカは新年のあいさつを述べます」

美琴「あんた……何でこんなとこに来てるのよ」

御坂妹「あの方からお誘いがあったから、とミサカはお姉さまにカマをかけます」

美琴「えっ!? な、何であんたには直接……」

御坂妹「実はウソです。先ほど上位個体がお姉さまの不審な動きをキャッチしたので、その情報をもとにここまでやってきたのです。
    とミサカは真相を白日の下に晒します」

支援

「かたす」って全国どこでも通じるもんだと思ってたんだぜ


禁書「ねえ短髪、誰だった?」

美琴「ウチの妹、なんか嗅ぎつけてきて、参加したいって」

御坂妹「おや、今ここにあの方はいないようですね。とミサカは少し肩を落とします」

佐天「わ! すごい! そっくり! 双子なんですか?」

美琴「んー、まあ、似たようなものかな」

御坂妹「はじめまして、ミサカです、とミサカは恭しく自己紹介します」


――そのころの上条さん

                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /

                 (^o^)/ てめえが何でも
                /(  )    思い通りに出来るってなら
       (^o^) 三  / / >

 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /

 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち壊す


どこかでまた説教を垂れています

そこまで言ったなら「ス」までちゃんと言いなさい
ていうか、イソデックスの名前ネタはとっくに賞味期限切れだと思うの

>>87
磯は臭いよ

1巻2巻のヒロインが空気出番なし存在感なし
登場してもうざいと言われるのもすごいわ


禁書「人口密度がすごいことになってるんだよ!」

姫神「こうなると、私は、消えていく」

佐天「はーい、ハンバーグですよー。ご飯は丼によそってもらいました!」

美琴「はい。ぶっ倒れないようにちゃんと食べなさいよ」

禁書「なんだか短髪がすごく神々しく見えるんだよ!」

美琴「ったく、現金ね」

初春「あれ? このストーブつけないんですか?」

禁書「それは石油が切れてるんだよ!」

黒子「そこのエアコンは?」

禁書「あれは壊れてるんだよ!」

御坂妹「私にかかればエアコンの一つや二つお手の物、とミサカは不敵な笑みを見せます」

御坂妹便利だな
うちにも一人ほしい

>>88
ごめんなさい、つい魔がさして


御坂妹「む、コンピュータをいじるのは簡単ですが、原始的な家電は意外と難しいものですね。とミサカは悪戦苦闘してみます」

美琴「あーら、私に貸してみなさい。姉の力を見せてやるわ」

佐天「すいません御坂さんたちー、エアコンの埃が舞ってるから修理はご飯の後に」

美琴「あ、ごめん」

御坂妹「すいません」


初春「わ、やっぱり佐天さんの料理おいしいですね」

佐天「でっしょー? そんじゃ私へのご褒美に今日のパンツの色でも」

初春「な、何を言ってるんですか!」

御坂妹「私は白と水色の縞縞模様です」

佐天「へえー! 見せて見せて!」

御坂妹「どうぞ、このようになっています。とミサカは立ち上がっておもむろにスカートを」

美琴「やめんかあんたはっ!」

黒子「妹さんはこうも積極的なのにお姉さまといったら……」

美琴「あんたも黙っとけ!」


ごめん、朝がやばいしそろそろ寝る。昼には再開する

上条さんの不幸っぷりからするとストーブ使用で火事になる

石油ストーブ使用

火事

上条「誰か泊めてください」

姫神のアパートへ

インデックスもついてきて姫神は不満

翌朝、姫神と共にアパートから出る際にビリビリに遭遇

朝帰り チュンチュン 嫉妬

さっきググったけど、「東北・関東方言」なんだってよ>>かたす

方言スレになってきたぞwww
おいその道具高いからぼるんじゃねーぞ

>>1どこいったん?

>>125
>>99

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本日の禁書スレ(クロスは除外)

オルソラ「上条さん、好きですわ」
禁書「とーまが帰ってこないんだよ!」
禁書「とーまが帰ってこないんだよ!」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262715435/)
上条「黒子、もうやめにしないか?」
上条「黒子、もうやめにしないか?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262699632/)
佐天「御坂さーん!」ミサカ「?」
佐天「御坂さーん!」ミサカ「?」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262670455/)
禁書目録「とうまー、ごはんつくったんだよ!」
打ち止め「何このセーラー服?ってミサカはミサカは…」
打ち止め「何このセーラー服?ってミサカはミサカは…」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262530180/)
佐天「よーし、じゃあ初春にネコミミを授けよう!」
佐天「よーし、じゃあ初春にネコミミを授けよう!」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262353009/)
美琴「左手を掴めば……!」上条「しまった!」
サーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」
サーシャ「第一の解答ですが、私は既に上条当麻と付き合っています」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262443152/)
佐天「あの人、かっこよかったなぁ……」
美琴「なんで死んじゃったのよ・・・ バカ」
美琴「なんで死んじゃったのよ・・・ バカ」 - SSまとめ速報
(http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1262582781/)

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>>1ですただいま


禁書「あー、おなかいっぱい食べたんだよー」

佐天「お肉2キロくらい買ったんですけど、あっという間になくなっちゃいましたね」

美琴「食いすぎよあんた」

禁書「おいしいご飯があれば食べるのは当たり前なんだよ!」

御坂妹「ではエアコンの修理を」

佐天「お汁粉がまだあるよー」


禁書「おお! これがお餅なんだね! 初めて食べるんだよ!」

美琴「ああ、そういえばイギリスから来たとか言ってたわね」

黒子「ちなみにシスターさん、そのお餅は年内に数百人ほど人死にを出す恐ろしい食べ物ですのよ?」

禁書「えっ?」

御坂妹「正しい食べ方に失敗した場合、全身に酸素が巡らなくなり、苦悶のままに死を迎えることになります。とミサカはおどろおどろしく説明します」

禁書「で、でも見た目はこんなに白くて丸っこくてかわいくて」

佐天「甘いなあ、かわいいものには棘があるんだよ? ほらこの初春の頭の花を見て」

佐天「実はこれ、根っこの方は棘だらけで初春の頭に突き刺さってるんだ」

禁書「ええー!!!」

初春「デタラメ言わないでください!」


禁書「う、初春さん。実はそんな厳しい修行に黙々と耐えていたんだね……」

初春「だから違います! ただの髪飾りですから!」

黒子「むしろ下にいる人間の方が本体という可能性も、って固法先輩もおっしゃってましたよ?」

初春「私の頭について勝手な憶測を飛ばすのはやめてください!」

佐天「しっかたないなー、それじゃあパンt」

御坂妹 ピクッ

美琴「あんたら……」

>>160
>黒子「むしろ下にいる人間の方が本体という可能性も、って固法先輩もおっしゃってましたよ?」

えっ?


禁書「むむ……それなら私はこのお餅は遠慮しておくんだよ……」

姫神「わたし、食べる」

禁書「え? いいのアイサ?」

姫神「こうでもしないと、台詞が」

禁書「ありがとー! じゃあこれあげるんだよ! あ、でも残りの汁は私も飲むんだよ!」


美琴「なんかエアコン修理しなくても部屋が暑くなってきてない?」

黒子「これだけ人が多いですからねえ」

御坂妹「ですが、帰ってきたときにエアコンが綺麗に修繕されていればあの方は喜ぶでしょう。と、ミサカは変わらぬ意思を打ち明けます」

美琴「うっ」

>>161
逆に考えてくれ。『花が本体』がジャッジメントでは共通認識になっていると


ごめんミスった

~~その頃の上条さん

カエル「君は本っ当にここが気に入っちゃったんだねえ」

上条「常連ってことで治療費を少しまけてくれませんかね……?」

カエル「はっは、その時は命の保証ができないねえ」

上条「ふ、不幸だ……」

土御門「まあそう気を落とすなやカミやーん」

上条「そしてなんでお前は例のごとくピンピンしてんだよ……」


御坂妹「お姉さま、実は一つ報告が」

美琴「何よ?」

御坂妹「食事の最中にネットワークを介して、旧式エアコンの修理法を解析しました。これでミサカは一流の家電工です、とミサカはしたり顔でつぶやきます」

美琴「ちょっとあんた! それは反則でしょ!」

御坂妹「この手のことにルールはなく、常に乱戦である。とミサカは聞いたことがあります」

美琴「あんた、ちょっとは姉に敬意ってものを」

御坂妹「ふふふ」


美琴(やばい……このままだと手柄を全部持って行かれちゃう)

美琴「よ、よーし! みんなお汁粉を食べ終わったみたいだし、そろそろエアコン修理するわね!」

御坂妹「では、私が」

美琴「5分よ」

御坂妹「?」

美琴「5分で何もできなかったら降参してあんたに全て任せるわ。だけどそれまでは私にやらせて」

御坂妹「それは年功序列ということでしょうか? とミサカは旧来の優先順位に大きな疑問を抱きます」

美琴「あんたはかなり反則気味の技を使ったでしょーが、そのペナルティとして受けなさい」

御坂妹「……分かりました。では、ただ今この瞬間から5分をカウントいたします」

美琴「っしゃあ!」


美琴「電気を流して……正しい回路を成していない箇所を……ブツブツ」

初春「なんだか御坂さんがすごく必死なんですけど、どうかしたんでしょうか?」

黒子「お姉さまー、そんなに寒くもありませんしそこまで全力で修理しなくても」

美琴「ちょっと静かに! 今集中してんのよ!」

黒子「ははーん、さてはあの上条さんにいいところを見せようと」

美琴「黙っとかないと電撃で気絶させるわよ黒子お!」

御坂妹「ナイスな精神攻撃です、とミサカは密かにエールを送ります」


御坂妹「4分経過、とミサカは手に汗握りながら実況します」

美琴(ああ! もうちょっとなのに! そもそも無駄なパーツが多すぎるのよこの旧式エアコン!)

バチバチ

禁書「ああっ! コタツの中でスフィンクスが騒いでるんだよ! 地震の兆候なんだよ!」

御坂妹「お姉さまの電磁波に反応しているだけです、とミサカは解説します」

佐天「おー、コタツの中に猫がいたんだ。ほれ、こっちこいこっちこい」


御坂妹「5分ジャスト経過です、とミサカはしめやかに告げます」

美琴「うう……あと少し、あとほんの少しだったのにい……」

御坂妹「電気関係の部分は完璧ですが、排熱処理の方が甘かったですね、とミサカは分析します」

美琴「そっちは専門外よ……」

御坂妹「ふふ、実はここのファンの根元にびっしりついた埃を取り除くだけでよいのです」

美琴「はあ!? そんなことで?」

御坂妹「原始的な家電は意外とこういうところでデリケートなものなんですよ、とミサカは得意げに講釈します」


美琴「ああ……まさか埃を拭くだけでどうにかなったなんて……」

黒子「いけませんねお姉さま。もう少し乙女らしい思考回路があればゴミを取り除くくらいすぐに」

美琴「うっさいわね! 普段の掃除はちゃんとしてるわよ! ちょっとあせってただけで」

御坂妹「あせっている時こそ人間の本質は出る、とミサカは」

美琴「あんたは反則技でしょうが!」


ゴォォォ

禁書「久しぶりにエアコンが動いてるんだよ! あったかいんだよ! コタツから出れるんだよ!」

美琴「テンション上がりすぎでしょ」

御坂妹「ちなみに先ほどの修理ですが、電気系統の修理はお姉さまがやってしまったので、手柄は五分五分でどうでしょう」

美琴「手柄ってもねえ……あいつが帰ってきたときに直接恩を売るのもあつかましいし」

御坂妹「人づてに知れたとしても、『修理してくれた』以上の恩情は持たないでしょうね」

美琴「あー、結局そうなのよねー」


佐天「ね、初春。なんか御坂さんたち妙にへこんでない?」

初春「うーん……どうしたんでしょうねえ?」


黒子「あら、もう飲み物がありませんの」

美琴「このちっこいのが飲みすぎなのよ」

禁書「失礼な! 私はボトル1本くらいしか飲みほしてないんだよ!」

美琴「結構な量よそれは」

黒子「どうします? わたくし、買い出しに行ってきましょうか?」

美琴「んー、この寒い中わざわざ行ってもらうのもなあ……」

黒子「んまっ! お姉さまのお心遣い、骨身に染みますわ……。ならばこそこの白井黒子、全身全霊で使いっぱしりに行ってきますの。とうっ!」

ヒュン

初春「あ、行っちゃいましたね」

佐天「ペットボトルじゃなくてお茶っ葉の方を頼みたかったんだけど……」

inスーパー

黒子「飛び出してきたのはいいですけど、何を買いましょうか」

黒子「携帯は置いてきてしまいましたし……」

上条「あんのカエル医者……ベッドが足りないからって俺を早々に叩き出しやがって……」

上条「ああまだ全身が痛い……不幸だ……」

黒子「あ」

上条「あ」


上条「えーと、お前は確かビリビリんとこの……」

黒子「白井黒子ですの」

上条「おう、久しぶりだな」

黒子「ええ……何か全身に包帯を巻いているようですが、いかがなさいましたの?」

上条「ちょっと階段から転げ落ちまして、そんなところですハイ」

黒子「ずいぶん派手な階段のようですね」

上条「それにしても、常盤台のお嬢様がこんな正月早々にスーパーなんかで何やってんだ?」

黒子「お正月パーティーの買い出しですの」

上条「うう……やっぱりブルジョワは違う……。上条さんはせいぜいパックの切り餅(半額)を買うのが精いっぱいで」


上条「家に帰ったら居候が腹を減らして噛みついてくるし、それでも何か買って帰らないと……」

黒子「あらら、そっちも大変ですわね。こちらも急いで帰らないと飲み物がないんですよ」

上条「ああ……そういえば俺ん家もお茶っ葉が切れてたな。サンキュ、おかげで思い出した」

黒子「では私はここで」

上条「んじゃ、またな」



黒子「ん? そういえば会場ってあやつの家でしたわ……」

こまけぇこたぁ


黒子「ただいま帰りましたの」

美琴「おかえりー」

黒子「先ほどスーパーでここの家主と会いましたが、そろそろ帰ってきそうですの」

禁書「わ! トウマが帰ってくるんだよ!」

美琴「黒子! それ本当!?」

黒子「不本意ながら事実ですわ」

御坂妹 ニヤニヤ

佐天「そういえば私たち、勝手に入ってるけどいいのかな?」

初春「大丈夫じゃないんですか?」

inスーパー

店員「800円になりまーす」

上条「財布が……ない……」

~~

禁書「このとんがりコーンってお菓子は指にはめたくなる不思議な魔力があるんだよ!」

黒子「シスターさん、さすがにみっともないですわよ」

美琴 ビクッ

黒子「お姉さま、今、もしやとは思いますが指にはめようとは……」

佐天「ほら見て見て初春ー、魔女の爪ー。頭に花を生やした子は食べちゃうぞー」

初春「なな、なんでやけに限定的なんですか!」


佐天「ねえシスターさん、トランプとかない? せっかくだしゲームか何かしたい!」

禁書「テレビ以外は驚くほど何もないんだよ……」

美琴「ゲーム機の一台くらい恵んでやりたくなるわね、何か」

御坂妹「ここにある物でできるゲームを考案しましょう」


御坂妹「ここにコップとコインがあります。表面張力ギリギリまで水を入れて、コインを落として水をあふれさせた人の負けというゲームです。と、ミサカは提案します」

美琴「それ、コンビニで立ち読みした漫画で見たことあるわよ」

御坂妹「さすがお姉さま。では、一回戦は私とお姉さまが見本を見せるということで」

美琴「オッケー」

黒子「では、審判は私がいたしましょう」


御坂妹「ちなみにお姉さま、負けた方は罰ゲームです」

美琴「どういう罰よ?」

御坂妹「耳を貸してください、とミサカは腹に一物抱えて言います」

美琴「?」

御坂妹「あの方が帰ってきた際に、鼻に割り箸を詰めてどじょうすくいをするというのはいかがでしょう」

美琴「!!」

グッド!!

美琴「原作の出番を賭けようっ!」
御坂妹「・・・グッド」


美琴「分かったわ」

御坂妹「グッド、とミサカは親指を立てていい笑顔を見せます」

美琴「ただし、本当に何でもありよ? そこんとこ分かってるわよね?」

御坂妹「もちろんです」

美琴(能力使ってイカサマするなら、同系統な分、レベルが上の私に優位があるはず……!)

御坂妹「では審判さん、コイントスで先攻と後攻を」

黒子「分かりましたの」


黒子「妹さんが先攻、お姉さまが後攻ということになりましたわ」

妹「ではまず様子見に、一枚……」

チャポン

黒子「セーフ」

美琴(ふふ。甘い、甘いわ。先攻のチャンスなんだからもっと攻めるべきなのに)


美琴「私は5枚いくわ」

佐天「おー! 大丈夫ですかそんなに!?」

美琴「大丈夫よ、大丈夫」

禁書「もう1枚も入らなそうな気がするんだよ」

美琴(コインはいつも使ってるレールガンのコイン……これなら……)

バリバリ

御坂妹(むっ)

チャポン

黒子「セ……セーフですわ!」

初春「うわ……すごい、あんなに水が盛り上がってるの初めて見ました」

美琴「ふふん」


御坂妹(お姉さま、コインを介して水の電荷をいじりましたね)

美琴(どうよ、分子間力を強くすれば普通よりも多く入るでしょう!)

美琴(電磁波で今もコントロールしてるけど、あんたがコインから手を離した瞬間に切ってやるわ!)

御坂妹(ふふ、しかしそんな回りくどい手段をとらなくとも、回避法はあるのですよ)


御坂妹「では、私は1枚」

美琴「さっきからずいぶん弱気ね」

御坂妹「ふふ、5枚も入れられるとさすがに余裕はあまりないのです。とミサカは狼狽しつつ答えます」

ピチャ

美琴「どうしたの? さっさと指、離しなさい」

御坂妹「落とすポイントを探っているのです」

バリバリ

美琴(こいつ……水を分解して容積を減らしてやがるわ)


チャポン

御坂妹「ふう……どうやらセーフ、のようですね」

黒子「ええ、セーフですわ」

美琴「ふうん……あんたもなかなか粘るわね」

美琴「だけど、このままだといつかコップの水が空になっちゃうわ。分かるでしょ?」

御坂妹「やはり見抜いていましたか、とミサカはうなずきます」

美琴「だから、コインは水に触れてから1秒以内に落とすっていうのはどう?」

御坂妹「ふむ……飲みましょう」


美琴(かかったわね、あんたはコイン一枚分の容積を分解するのに少し時間がかかるけど、私は1秒あれば十分!)

美琴(レベル5の底力、見せてやるわ!)

御坂妹「ではお姉さまの番です、触れてから一秒以内ですよ」

美琴「分かってるわよ、それじゃいくわよ……」

バチバチ

御坂妹(コインから既に並々ならぬ電流が……しかし……)

御坂妹「お姉さま」

美琴「何よ、手加減はしないわよ?」

御坂妹「明日は晴れでしょうか、とミサカは空模様を気にしてみます」


美琴「何言ってんのあんた?」

御坂妹「お姉さまのクマさんパンツは綺麗に乾くでしょうか」

美琴「……なるほど、動揺させようって腹ね? だけど私はそのくらいじゃ揺るがないわよ」

御坂妹「となると、私がどじょうすくいをする確率の方が高いというわけですか。ああ、割り箸を折っておかないと」

美琴「ええ、覚悟しておきなさい。じゃあ、行くわよ」

御坂妹「お姉さま、背後に亡霊が」

美琴「えっ?」

姫神「わたし」

御坂妹「見間違いでした、とミサカは無礼を詫びます」


美琴「何よさっきから、調子狂うわね……じゃ、いくわよ」

御坂妹「ええ、もう私も悪あがきはしません。どうぞコインを投入してください」

美琴(電流を込めて、波を立てないようスムーズに……!)

ガチャッ

上条「ただいまそしてすいませんでした財布を忘れて飯を買えませんでした今すぐ買い出しに行ってきまああああす!!!」

美琴 ビクッ

ビチャ

黒子「お姉さま、こぼれましたわ」

なんという盤外戦www策士wwww


美琴「ちょっ! 今のナシ! あいつが急に入ってきて大声で叫ぶから!」

上条「あれ? ビリビリ? ってかなんかやけに人が……白井も、もしかしてパーティーって」

美琴「ああああんたはどうしてこんなタイミングで入ってくんのよ! ちょっとは自重しなさい!」

御坂妹「言い訳は見苦しいですよ、お姉さま」

美琴「そもそもあんたがあんな無駄話さえしなければ、あいつの帰ってくるタイミングに被ることも……」

美琴 ハッ

御坂妹「外にいるシスターズの目は、私の目にもなるのですよ」

美琴「あんたああああああっ!」


御坂妹「では約束通り、例の罰ゲームを。強制執行班、よろしくお願いします」

佐天「なんかよく分かんないけど、たぶん私のことだね! じゃあ御坂さん、風呂場で準備しましょうか!」

美琴「うう……、正月早々にこんな生き恥をさらすことになるなんて……」

初春「あらら……」

禁書「ねえトウマ、どじょうすくいって何? 何?」

上条「宴会芸の一種だな。あんまりにもださいから最近じゃサラリーマンもほとんどやらねえけど」

美琴 グサッ


佐天「さあ割り箸と、お盆です! ちょうどいい感じに唐草模様の風呂敷があったんで、羽織ってください!あと下は短パン一丁でいいですね!」

美琴「佐天さん、どうして妙に楽しそうなの……?」

佐天「何か、お正月だなあって」

美琴「絶対に間違ってるわ、その感性……」



御坂妹「今からお姉さまが非常に面白い出し物を見せてくれます」

上条「ええ? 本当か? あのビリビリがそんなことするとは……それにしても悪いな、俺も食い物もらっちゃって」

初春「どうせ量が多すぎましたし、ねえ?」

黒子「ま、そうですわね」


佐天「はいはいみなさんお待たせしましたー! 御坂美琴さんによる一発芸の開始でーす」

上条「なんか知らんが頑張れよビリビリー」

美琴(あんたがこの場から消えてなくなるのが一番の応援なのに……)

美琴「あ、あ、あ、あら、えっさっさ。あら、えっさっさ。……えっさっさ!」

姫神「愉快」

美琴(死にたい……)

美琴「あははははははは! えっさっさのよいさっさ! えっさっさ! あっははははは!!」


上条「ビリビリの奴、微妙に泣きながら大笑いしてるけど大丈夫なのか?」

御坂妹「お姉さまはああいう芸風なんです、とミサカはニヤニヤしつつ解説します」


美琴「もういや……だれかこの世界を終わらせて……」

佐天「大丈夫です御坂さん! お正月っぽかったですよ!」

美琴「全然褒めてない……」

初春「あの……、その……すごく上手かったと思います!」

美琴「褒めてない……」

黒子「わたくしとしてはストリップの方がよかったですわね」


上条「にしても帰ってきたら部屋がこんな風になってるなんて、さすがの上条さんも驚きですよ」

禁書「久しぶりにご飯もいっぱいで私は大満足なんだよ!」

上条「いつから俺の部屋は集会所みたいになったんだ……」

美琴「ちょっと、アンタ……」

上条「どうかしたか? ビリビリ」

美琴「さっきの踊り、他言したら殺すわよ。アンタも見なかったことにしなさい、忘れ去りなさい」

上条「そんなに悪くなかったと思うけどな」

美琴「私が気にすんのよ! ああもう、脳天に雷落とすわよ!」

疲れたんでちょっと休憩

これって1万人近くの衆人環視状態他になるんだよなwwww

ttp://sukima.vip2ch.com/up/sukima007832.jpg

>>250
詩菜さんいつ見ても若いよな

           /ヽ  ,. . .-‐…‐- . .
        {_/)'⌒ヽ: : : : : : : : : 〉`: 、

        {>:´∧;;;;;/. : : : : : : : : : : : : :ヽ
      /: : : /;;;;;;Y: : : : : : : : : : : : : : : : : : .___
.   /: : : :/丁⌒: : :∧ : : /: /` }: : : : : :ハ;;;;;;}

   /: : : :/: : :{: : 八: :{:>x/| /   |:i : : :}: : : };;;∧
.  /: : :/} : : :八Y⌒jY´んハ从  从-‐ノ: : :/Y: : :.   
 /: : / /: :/: : : V(.  弋ツ    心Yイ : ∧ノ: : ハ  
 !: : :!//i: : : : : 个i ''''     , {ツ /彡く: ハ: : : :i
 }: : :ヽ  / : : : i: :´{入   _     /: : : ∧: i i: : : |
〃. : : : ∨: : : :/l: :/⌒ヽ、  `  イ: : : :/ }: リ: : :ノ   ジャッジメントですの!
: : :/\: : V : /ノ:/     VT爪_八: : : { 彡. : イ{
: :( /: \:} /: :/{     rv\j  { >‐=ミー=彡ヘ: ヽ
`)' ){: (  ): : :{八   /ヘJ ̄ ̄ {_/ /   \j: : 八: :}
 (  ー=ミ  彡'  ト、 / / 〔o〕     `トしヘ. _ \{ j ノ
   r=彡' ー=ァ |\{.      . -‐、‐=ァ′  ヽ  \(
   `フ   (   |   \_/  x个彳)   ∧   \
             ヽ   | _/  ∨ {\  /、ヽ     ヽ
            ヽ  ー-ヘ.    ∨j   ヽ{__>  . _}
            〉    \   \
               /       \   \
           /           \   \
            〈               j\   \
          / ー--==ニニ=く  \

>>260
建宮と対馬か

>>261
そっちwww


上条「ん? そういえばエアコンが直ってるな」

佐天「あ、それは御坂さん姉妹が2人で修理したんですよ」

上条「おお! サンキュ、飯まで恵んでもらった上にエアコンまで、悪いな……」

上条(ってあれ? 電気代はうちじゃねえか……これは黒字? 赤字?)

美琴「ちょ、ちょっと寒かっただけよ。あんたのためってわけじゃ」

御坂妹「喜んでいただけて幸いです、とミサカは胸を躍らせて応じます」

>>1か?>>1なのか!

>>286
俺だ

以降は御坂妹をメインにしますのでどうぞごゆるりと


上条「にしても何か悪いな……何かお礼にできるものは……」

美琴「べ、別にいいわよ。あんたみたいなのから何かせしめようなんて思ってないし」

御坂妹「それでしたら、今度どこかへ連れていっていただければ。とミサカは大胆不敵な願いを申し込みます」

美琴「!!」

上条「おう、それなら大丈夫だ。あんまり金つかうようなところはきついけどな」

美琴「あんた……」

御坂妹「当然の権利を主張したまで、とミサカは開き直ります」


美琴「ちょっと黒子、初春さん、佐天さん、こっちきて耳貸して」

黒子「どうしましたのお姉さま?」

美琴「えー、おほん。見てわかるとおり、うちの妹が今あのツンツン頭にたぶらかされそうなの」

佐天「ですねー。妹さん、えらく積極的ですもんねー」

初春「別にいいんじゃないですか? 悪い人じゃなさそうですし」

美琴「そ、そうだけど……ダメ! とにかくウチの妹をあんな唐変木にやるわけにはいかないの!」

黒子「お姉さま、そう言いつつ、守りたいのは妹さんじゃなくて……」

美琴「ストップ黒子! それ以上言うなあ!」



禁書「スフィンクスー、ご飯の余りをあげるんだよー」

姫神「」

数日後

コンコン

上条「はいはーい」

御坂妹「こんにちは、約束の時間です。とミサカは若干緊張してあいさつします」

上条「わざわざ来てもらって悪いな。それじゃ行ってくるからなー……ってあいつはまだ寝てるか」

御坂妹「その『寝る』、には不埒な意味は含まれているのでしょうか? とミサカは少し不安になりながら問いかけます」

上条「いやいやいや、上条さんはそんな真似しませんよ? ちゃんと寒さをこらえながら風呂で寝てますよ」

御坂妹「それはよいことです、とミサカは胸をなでおろします」


美琴「うう……やっぱりデートし始めたわあいつら……」

佐天「なんかこうやって遠くから監視してるとストーカーみたいですね」

美琴「妹を守るためよ、これは正義よ」

佐天「んー、あたしは応援してあげてもいいと思うんだけどなあ」

美琴「と、とにかく! 今日は万一のことがないようにしっかり監視するんだからね!」

黒子「はあ……どうしてせっかくの休日にこんなことを」

美琴「あんたはよく私のストーキングしてるでしょうが、似たようなものと思いなさい」


初春「はいはい御坂さーん、こちらカメラでーす」

美琴「もしもし初春さん? どう? この付近に妹と似た子はいる?」

初春「いませんねー、大丈夫みたいです」

黒子「分身能力、と言ってましたよね? 先日、電気系統の能力を使っていた気がしたのですが……」

美琴「あ、あれは私の真似した手品よ、手品。あはは。本当は分身できるの、実は」

佐天「分身して個体間の情報をやりとりする能力かあ……珍しいですよねー」

黒子「ジャッジメントの資料に分身はありましたけど、情報のやりとり能力なんていうのはありましたかしら」

美琴「げ、現にあるのよ! さあ行きましょ!」


上条「それじゃ、とりあえず買い物にでも行くか? 俺はほとんど見る側だけど」

御坂妹「では、服を選ぶのを手伝っていただけないでしょうか。最近寒くなってきましたので、とミサカは震えながら呟きます」

上条「そういや制服のままだもんな。ほれ、上着貸してやろうか?」

御坂妹「ありがたく借り受けます、とミサカは頬を赤らめて感謝します」


美琴「ううう、上着の貸し借りなんかしてるわよ! ちょっと! どうにかしないと!」

黒子「落ち着いてくださいお姉さま、上着くらいなんでもないでしょう」

美琴「いや、でも、だって」

佐天「お、デパートに入りましたよ」


トゥルル

美琴「何? 初春さん」

初春「その、御坂さんたちの後方50メートルに、妹さんの分身らしき子が」

美琴「えっ?」

黒子「どうかしましたの? お姉さま」

美琴「黒子、佐天さん! とにかく物陰に逃げて、早く!」

美琴(まずい……ゴーグル付けてる、遠視機能を作動させてたら間違いなく見つかって……)

初春「御坂さんダメです! そっちの物陰にももう一人!」

美琴「ええっ!?」


妹1「ご機嫌うるわしゅうお姉さま」

妹2「とミサカは獲物を狩る肉食獣のような視線を送ります」

美琴「あ、あなたたち……」

黒子「ほー、こういう場合の思考中枢はどの個体にあるんでしょうか」

佐天「変なとこで感心してる場合じゃないですよ白井さん……」

妹1「ご心配なく、とミサカは語ります」

妹2「10032号のネットワークはデートを開始した時点から寸断されています」


美琴「どういうこと?」

妹1「おそらくデートを一人だけで楽しみたいという欲望からであると、ミサカは端的に推察します」

妹2「ネットワークの演算で『妨害工作が入る』という結果は出たのですが、それを覚悟して遮断した模様です」

美琴「へえ……あの子も結構根性あるじゃない」

黒子「?? どういうことですの?」

佐天「えーと、この目の前にいる方々は妹さんで、だけど妹さんにそれは通じてなくて……」

美琴「つ、つまりね! 体調が悪いせいで、分身はできたけど伝達ができてないっていうことよ!」

妹1「そういう設定になっているのですか、とミサカは手を叩いて納得します」


美琴「で、あんたたちはどうするの? あの子に伝えに行くの?」

妹1「いろいろと考えましたが、やはり私たちにも私たちの気持ちがあるので」

妹2「ここはやはり10032号を応援しない方向でいこうと思っています、とミサカは現在の行動方針を告げます」

黒子「伝達しないとまるでそっくりな別人がいるみたいですわね」

美琴「そ、そうでしょ。あはは」


初春「御坂さーん、どうなったんですか?」

美琴「ああうん、いろいろあって無事。それと、デートしてる最中の妹以外は味方になったからそこんとこよろしく」

初春「え? 分身なのに?」

美琴「細かいこと気にしない、よくあることよ!」


妹1「ところでお姉さま、先日のどじょうすくいは非常に軽妙で愉快であったと、ミサカは率直に感想を述べます」

妹2「あまりに素晴らしい出来だったので、電気信号に変換して病院のロビーで毎日連続放送しています、とミサカは放送の事後承諾をとります」

美琴「えっ」


美琴「あんたらちょっとそこの路地裏にきなさい」

妹1「そんなことより10032号を追いましょう、とミサカは冷や汗を流しながら話を逸らします」

美琴「なあに勝手なことして私の生き恥を拡大させとんじゃコラァああ! 録画機材ごとぶっ壊してこの世界から速やかに抹消せんかああ!」

妹2「ですが、あのビデオは患者さんたちの間で非常に人気で」

美琴「壊さないと私が心労でぶっ倒れて入院するわよ! 早く病院に常駐してる妹に連絡して壊しなさい!」

妹2「やれやれ仕方ありませんね、とミサカはネットワーク内に永久保存版を構築しながら破壊の指示を出します」

美琴「余計なものを作成するなあ!」


美琴「もういい! さっさと行くわよ!」

妹1「ですから私たちも早く行きましょうとさっきから提案を」

美琴「余計なことしたのはあんたたちでしょうが!」

佐天「ね、ね。あの踊りのデータって保存してあるの?」

妹2「はい、ご要望があればいつでもデータを焼きますが」

佐天「わ、じゃあ今度お願いしていい?」

美琴「そこおっ! 破壊したそばから新しくデータを流出させるんじゃない!」


上条「なんでいきなりパジャマのコーナーに来てるんですかねミサカさん」

御坂妹「寒い時季になって一番暖かくしたいのは、やはり寝るときでしょう。とミサカは断言します」

上条「それじゃ、あそこのはどうだ? 確か前にビリビリがえらく気に入ってた様子だったやつだけど」

御坂妹「あんな子供っぽいのは私の趣味じゃありません、とミサカはふてくされます」



美琴「あんの馬鹿妹……好き勝手言ってくれるじゃない……」

黒子「ですがお姉さまの趣味の悪さには、私もいささか思うところがありますの」

妹1「いまだにキャラ物の下着を履くのはやめたほうがよろしいかと思うのですが」

黒子「妹さん、分かっていますわね」

ピラッ

佐天「おお、今日は猫さんパンツなんですね御坂さん」

美琴「ちょっと何見てるのよ!」


上条「あれなんかどうだ? 安くて厚手で暖かそうだぞ」

御坂妹「少しモコモコしすぎではないでしょうか、動き辛そうです。とミサカは第一印象を述べます」

上条「それじゃこれは? 防寒生地だから薄手でも暖かくて動きやすいぞ」

御坂妹「ふむ……貸していただけますか?」

上条「おう」

ピタッ

御坂妹「似合うでしょうか、とミサカは胸を高鳴らせながら体の前でパジャマを広げてみます」

上条「おう、似合ってるぞ」



美琴「ちょっとビルを停電させてこようかしら……」

妹1・2「手伝います」

黒子「お姉さまがた! 破壊活動はお止しになってくださいな!」

さてすまん、そろそろ眠いからアウトだ。また来る

短パンはいてない…のか…

>>326
めくってから短パンのゴムを引っ張って内側を覗いたわけですはい

禁書「とーまが帰ってこないんだよ!」

禁書「どうしたんだろう」

禁書「ん……?」

禁書「これは……」

『インデックスへ

 上条さんはインデックスの料理を作ることに疲れました
 最近ではエンゲル係数も非常に上がっており生活費も苦しいです
 とてもでは無いですが仕送りでは生活が回っていかない状態です
 一応一ヶ月の生活費として手紙と一緒に封筒に現金を入ってます
 これからは一人で生活するかステイルにでも仕送りを頼んでください
 いざとなったら■■さんか小萌先生、青ピにでも食事をたかってください
 探さないでください、探しても頼らないで下さい

                               上条当麻』

と言うスレだと思って開いたら・・・

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