ハンジ「巨人を小さくする薬ができたよ!」(132)
リヴァイ「くだらねぇな」
ハンジ「くだらないはないでしょー。もしかしたら人類の勝利に繋がるかもしんないのにー」
リヴァイ「そもそもそんなので本当にあいつらが縮むのか?」
ハンジ「縮むよーだ。それじゃ早速実験に行くか!モブリット、付いてこい!虫かご持って!」
モブリット「は、はい!」
ソニー「アアア…」
ハンジ「ほーらソニー?私の腕を食べるかい?美味しいよぉ?」
モブリット「分隊長!危険です!」
ソニー「ンガー…」パカ
ハンジ「今だ!そい!」ポイ
ソニー「!?」ゴクン
ハンジ「………」
ソニー「」シュワシュワ
一同「おおお!!」
モブリット「ほ、本当に小さくなった…」
ハンジ「きゃー!かわいいいいい!!モブリット!虫かご貸して!早く!」
モブリット「は、はい!」スッ
ソニー「ンビー」トテテ
ハンジ「あははは。まてまてー」
ハンジ「捕まえた!」
ソニー「!? ンビビー!」ジタバタ
ハンジ「はいはい。大人しくしてね!」ポイ
ソニー「ンビー」バンバン
ハンジ「試作品だけどここまで上手くいくとは思わなかったよ!かわいいねぇ」
ハンジ「それじゃあ次は…」クルリ
ビーン「ゴガー…」
ビーン「ギーギー」ドタバタ
ハンジ「2人共ちっちゃくなったねぇ…5cmくらいかな?」
ハンジ「大丈夫大丈夫!お前達を痛い目に合わせたりしないから!」
ハンジ「ウフフフ。リヴァイにみせびらかしに行こ!」タッタッタ
モブリット「行ってしまった…」
ハンジ「おーい!リヴァイリヴァーイ!」
リヴァイ「どうした奇行種。実験は失敗したのか」
ハンジ「じゃじゃーん!」
ソニビーン「」ドタドタ
リヴァィ「っ!?これは何なんだ」
ハンジ「何って巨人だよ?」
リヴァイ「この豆粒が巨人って言うのか」
ハンジ「そだそだ!こんなにちっちゃいのに巨人はおかしいよねー。小人?」
リヴァイ「これは元に戻るのか?」
ハンジ「んー多分戻らないよ」
リヴァイ「何故そういいきれる」
ハンジ「だってこれは巨人の細胞ごとちっちゃくしてどうこうしちゃう薬だから」
リヴァイ「随分都合がいいな」
エルヴィン「ハンジは虫かごを持って何をはしゃいでいる」
ハンジ「あっ!エルヴィン見てよこれ!」
エルヴィン「なっ!?まさかこれは1週間くらい前に言ってた巨人小人化計画の成功例か!」
ハンジ「おっしゃるとおりで!」
エレン「どうしたんですか?」
エレン「うわ!?なんですかそのちっさいおっさん!」
リヴァイ「あ?」
エレン「い、いや兵長じゃなくて…」
ハンジ「これはねぇ…巨人なんだよぉ…」
エレン「え…本当ですか?信じられません」
ハンジ「ある薬を飲ましたらこんなにキュートになったんだよぉ」ウットリ
エレン「へぇ…すごいですね」
ハンジ「エレンも飲んでみる?」
エレン「遠慮しときます」
エルヴィン「ところでハンジ、その薬の使い方は覚えているな?」
ハンジ「もちろん!かわいいくて小さい巨人を量産して巨人ハーレムを…」
ハンジ「…じゃなくて!壁外遠征で出会った巨人に飲ませ危機を回避するため!」
エルヴィン「そうだ。だからそれで多くの犠牲者を減らそうって訳だ」
リヴァイ「口に放り込む事はできるのか?」
エルヴィン「奴等の大口に放り込むのが難しいそうに見えるか?」
リヴァイ「……いや」
エルヴィン「例えば巨人に捕まったとしても手が空いていればそれだけで生存率が大幅に上がる」
リヴァイ「だが捕まった奴が腰抜けで冷静でいられなかったらどうする?」
エルヴィン「そこが問題だな…」
リヴァイ「まぁ…その辺りは訓練でもさせればいいだろ」
エルヴィン「そうだな…今度の壁外遠征にその薬を全調査兵に持たせいつも通り多くの者が生存できることを祈ろう…ハンジ」
ハンジ「なにー?」
エルヴィン「あの薬は大量生産できてるな?」
ハンジ「そりゃもうジャンジャンつくってるよ!」
エルヴィン「ならいい…」
壁外遠征当日
エルヴィン「全員例の薬は持ったか!!!」
全員「はっ!!」
エルヴィン「これより第○○回壁外遠征を始める!!」
エルヴィン「全員進めェ!!!」
巨人「ガオー」
調査兵A「ひっ!巨人!!」
調査兵B「落ち着け!あの薬の事は絶対忘れるな!死ぬぞ!」
ハンジ「おたべーーー!!!」ブン
巨人「!?」ゴクン
シュワシュワシュワ
調査兵A「す、凄い!」
巨人「キーキー」
ハンジ「えへへ。一匹げっと!」
巨人×7「ガオーガオー」
リヴァイ「チッ…多いな…」
リヴァイ「フッ!」ブンブンブンブン
巨人×4「???」ゴクン
シュワシュワシュワシュワ
リヴァイ「残りは削ぐ」
ハンジ「歩いてる歩いてる~♪」ヒョイヒョイ
調査兵A「うわあああ!!はなせええええ!!」
巨人「アーン」
調査兵A(そうだ!あの薬!)ゴソゴソ
調査兵A「あった!!食らえぇ!!」ブン
巨人「?」ゴクン
シュワシュワ
調査兵A「あ、ははは…やったぞ!!」
ハンジ「おーよちよち。びっくりちたねー」ヒョイ
ミカサ「………」
アルミン「………」
巨人「アーアー」
アルミン「かわいく見えたら末期」
ミカサ「分かってる…」
ハンジ「あははは、かわいいかわいい」チュッチュッ
アルミン「あの人は重症」
ミカサ「分かってる…」
リヴァイ「で、なんやかんやで帰還した訳だが…」
巨人×?「ワラワラワラ」
リヴァイ「なんだこの巨人の数は!」
ハンジ「えへへーいいでしょー?」
リヴァイ「てめぇまさか兵士が縮ませた巨人をいちいち拾ったんじゃねぇだろうな?」
ハンジ「ばれたー?」
ペトラ「わーかわいい」
リヴァイ「おい…」
ハンジ「お!仲間発見!」
ペトラ「一匹くれませんか?」
ハンジ「いいよー!好きなだけ持って行って!」
ペトラ「やった!」
エルド「うわ!すごい数だな!」
ペトラ「えへへーかわいいなあ…」ナデナデ
巨人「ガジガジ」
ペトラ「こら!噛まないの!」
グンタ「なんだかかわいらしいな」
オルオ「ふん…巨人をペット代わりとは馬鹿げた話だな」
ペトラ「むっ!じゃあよく見てみなさいよ!かわいいから!」
オルオ「ああ?そんな馬鹿げた面見せられたら今にもブレードを抜きそうになるぜ…」
ペトラ「あっ!とらちゃんに手を出したら許さないんだから!」
オルオ「え?とらちゃん?」
ペトラ「うん。さっき名前付けてみた」
リヴァイ「巨人に名前を付けるとはな…発想がどっかの奇行種にそっくりだな」
ハンジ「あははは!ペトラはいいセンスしてるねぇ!」
ペトラ「だ、だってこんなにかわいいんですよ!愛着くらい湧くじゃないですか!」
とらちゃん「ンガガー!!」ピョインピョイン
ペトラ「!?」
とらちゃん「ンギギー!!」ピョインピョイン
ペトラ「ど、どうしたの?怒ってるの?」
ハンジ「あーそれは奇行種だね!やっぱり巨人の見る目あるねー君!」
ペトラ「でもとらちゃんが楽しそうで何より!」
オルオ「全く…俺ははこんなバカな女房をもって苦労に…」
ペトラ「オルオ黙れ」
オルオ「」
リヴァイ「ところでハンジ…」
ハンジ「ん?」
リヴァイ「この大量の巨人はどうするんだ?」
ハンジ「んーどうしようかねえー」
リヴァイ「まさかかわいいって理由だけで拾ったんじゃねぇだろうな?」
ハンジ「あったりー!!」
リヴァイ「削ぐぞメガネ」
ハンジ「うそうそ!ちゃんと考えてるよ!」
リヴァイ「なんだ?言え」
ハンジ「ペットにするとか?」
リヴァイ「ふざけてんのか」
ハンジ「ふ、ふざけてねぇよ!これは真面目だよ!」
ハンジ「あれを見ろ!」
リヴァイ「?」
エルド「おお!こいつの目クリクリしてるぞ!」
グンタ「こいつなんてにこにこしすぎだな!はは」
ハンジ「ね?」
リヴァイ「あんなもん一部にしか人気でねぇだろ」
ハンジ「そう言わない!てわけでこの有り余った巨人たちをリヴァイ班の皆にあげるよ!」
リヴァイ「そんなにいるか。気持ち悪い」
ハンジ「全部じゃないよ!この中から一匹あげようって訳!」
リヴァイ「いらねぇよ」
エルド「俺はじゃあこのクリクリおめめだな!」
グンタ「俺はこのニコニコしてるやつだ!こいつの笑顔はなんとなく癒されるような…」
リヴァイ「お前らなぁ…」
エルド「兵長!見てください!このクリっクリしたおめめを!」
グンタ「これも見てください!最初は不気味ですけどだんだんかわいく見えてきます!」
ペトラ「オルオは貰わないでいいの?」
オルオ「ふん…あんなもの誰が…」チラ
とらちゃん「ンギーンギギー!」ピョコンピョコン
オルオ「」
ペトラ「あーもう欲しいんでしょ。顔で分かった」
オルオ「なっ!?俺は別に…」
ペトラ「あんたの持ってくるから待ってな」
ペトラ「うーんどれがいいかなー?」
エルド「2匹目か?ペトラ」
グンタ「欲張りだぞ」
ペトラ「違う違う。オルオに持っていってあげるの」
エルド「なに!?あのオルオが?」
グンタ「意外だな!」
ペトラ「ついでにエレンのも持っていってあげよ」
ペトラ「ほーら持ってきたわよー」
オルオ「し、仕方ないな。ペトラが持ってきた巨人なら受け取ってや…」
巨人「…」ズーン
オルオ「な、なんだこの落ち込んでるみたいな顔は!」
ペトラ「なんとなくオルオに似てたから」
オルオ「そっちの巨人はなんだ!」
ペトラ「これはエレンの」
オルオ「交換しろよ!こいつ見てたら俺まで落ち込みそうに…」
ペトラ「オルオうるさい。コテンパンにされたいの?」
オルオ「」ズーン
巨人「…」ズーン
ハンジ「あはは!皆仲がいいねぇ!」
ハンジ「てかリヴァイはいらないの?」
リヴァイ「いらねぇつってんだろ」
ハンジ「そう言わずにさぁ!」ギュウギュウ
リヴァイ「やめろ巨人を押し付けるな」
ハンジ「うーんこうなったら…リヴァイ手を出して」
リヴァイ「あ?こうか?」
ハンジ「そんで目を閉じて」
リヴァイ「こうか?」パチリ
スト
ハンジ「んじゃあリヴァイ班の皆さんさいならー」
リヴァイ「あ!?」
巨人「」キラキラ
リヴァイ「おいクソメガネ!」
ハンジ「ぶっはっはっはwww!リヴァイって意外とアホなんだねぇーww」
ハンジ「つーかこの大量の巨人どうしようか本当に」
ハンジ「ペットか…」
ハンジ「押し売りでもしてやろうか」
ハンジ「でも金をとるのはよくなさそうだしなー」
ミケ「ハンジか」スンスン
ハンジ「おお!ミケ!」
ハンジ「いいもんやるから手を出して目を閉じて!」
ミケ「巨人か?」
ハンジ「んふ…ばれた…」
ミケ「さっきからものすごく匂っていたぞ」
ミケ「だが一匹一匹があまりにも小さいな」
ハンジ「だってちっこくしてるんだもーん」
ミケ「持って帰ったのか」
ハンジ「いいじゃん別に!もうこいつあげるから許して!んじゃばいばい!」 タタタ
ミケ「おい………」
巨人「」コロコロ
一旦消える
再開する
その前に色々補足する
18の壁外遠征は第57回
なんで女型が出なかったのかは後で分かる
多分ネタバレあるから注意
バンジ「いい事思いついた」
バンジ「この子達を箱に入れて皆に取らせるねはどうだろう」
バンジ「中に巨人いますとか書いて置いとけば勝手に取っていくんじゃないか?」
バンジ「うん!ナイスアイディア!早速実行しよう!」
30分後
ハンジ「おーしできた。100匹はいるだろうからね。大きめに作った」
ハンジ「これに『巨人います。ご自由にお持ち帰りください』って書いた紙貼って」
ハンジ「その辺に置いてくか」
ハンジ「監視カメラも仕掛けとこ」
ハンジ「さーて誰がくるかなー?」
ユミル「クリスタぁー」
クリスタ「やめてよユミルー」
ハンジ「なんかレズビアンな子たちが来たけどどうかな?」
クリスタ「ん?…何だろこの箱」
ユミル「巨人いますだって!手突っ込んでみろよ!噛まれるぜ!」
クリスタ「うん!」ズボ
ユミル「ファ!?」
クリスタ「……あ…」
ユミル「だ、大丈夫か!?食いちぎられたのか!?」
クリスタ「違う…なんか指をあむあむされてるみたいな…」ススス
巨人「」カジカジカジ
ユミル「なっ!?小せぇ!」
クリスタ「か、かわいいい!」
クリスタ「これってあの薬を飲んだ巨人かな?」
ユミル「バカか!クリスタ捨てろんなもん!」
クリスタ「ダメだよ!この子きっと捨てられたんだよ…かわいそう…」
ユミル「お前巨人を犬かなんかと思ってんのか?」
クリスタ「ユミルも一匹貰ったら?」
ユミル「誰がいるか!」
クリスタ「えー私と一緒に飼おうよーお揃いだよー?」
ユミル(クリスタとお揃い!?)
ユミル「フン、クリスタがそう言うなら…」ズボ
ガブ
ユミル「うわ…噛まれた…」ススス
巨人「」ブラーン
クリスタ「あはは。この子もかわいい」
ユミル(こんなおっさん面のどこがかわいいんだ…)
クリスタ「じゃあ行こ!ユミル!」
ユミル「お、おぅ…」
ハンジ「やった!やった!大成功!」
ハンジ「仲間がどんどん増えていくねぇ」
ハンジ「お!また誰か来たな!」
ハンジ「あれは調査兵かな?ここは調査兵団がよく通る道だからね」
コニー「ジャン!おれこの前立体起動で巨人からにげれたぜ!」
ジャン「んなの誰でもできんだろ」
ハンジ「ふふふ。気付くかなあ?」
コニー「ん!?おい見ろよジャン!巨人がはいってんだって!」
ジャン「巨人だぁ?こんな箱の中に居る訳ねぇだろ」
コニー「穴が空いてるぞ!手を突っ込んでやるぜ!」ズボ
ジャン「おいやめとけよ!」
コニー「ん!?これは…」ススス
ジャン「なんだどうしたよ?食われちまったのかおい」
巨人「」ガブガブ
ジャンコニ「」
コニー「おっほほーー!?なんだこれー!?」
ジャン「こいつはあれだ!あの薬でちっこくなった巨人じゃん!」
コニー「ジャンの語尾にじゃんwwwクソワロwww」
ジャン「うるせぇしばき回すぞ!」
ジャン「俺も一匹捕ってやる!」ズボ
ジャン「こ、こいつは!?」ススス
巨人(刈り上げ)「」ガジガジ
コニー「その巨人刈り上げジャン!wwwジャンとお似合いジャン!www」
ジャン「殺す!コニー殺す!」
コニー「うわほ!?ww逃げろーー!www」
ジャン「待てコラァーーー!!」
ハンジ「なんか凄い子達だったね」
ハンジ「ジャンって子はともかく…コニーって子は喧嘩売りすぎじゃん…」
ハンジ「ん?また誰か来たな」
ハンジ「あの紋章は駐屯兵団かな?」
リコ「………」スタスタ
ハンジ「おほほー。こんな所に駐屯兵団とは珍しいじゃん」
リコ「……なんだ…この箱…」
リコ「巨人いますだって?んなのいるかバカバカしい」ズボ
カプ
リコ「!?」
リコ「…」ススス
巨人「」ブラブラ
リコ「な!?のわあああああ!!」ブン
巨人「」ドテ
リコ「ハァ…ハァ…。なんなんだこいつ!」
巨人「」コロコロ
リコ(こいつは…すっ裸で生殖機がなく中年の男性的な顔立ち…)
リコ(間違いない…巨人だ!)
リコ(しかし何故こんなに小さくなっている?)
巨人「」トテトテ
巨人「」ツルッドテ
リコ(あ…今ちょっとかわいく見え…)
リコ「って何を考えているんだ私は」
リコ「こいつら巨人は…イアンやミタビを殺した人類の天敵だぞ…」
リコ「こんなやつ踏み潰して…」グググ
巨人「」ウルウルウル
リコ「な、なんて目で見てやがんだ…」
巨人「」ウルウル
リコ「………チッ!」
ハンジ「結局持って帰っちゃったなあの人」
ハンジ「てかあの人駐屯兵団ってことはこのミニ巨人があっちにまで広がっちゃう訳!?」
ハンジ「これはすばらしい事だ!あの箱後で回収しようと思ったけどやっぱずっとおいとこ!」
ハンジ「監視カメラも仕掛けてるし大丈夫だよねー」
ハンジ「ちょっと席外してソニーとビーンの様子見に行こ!」
ハンジ「やっほー。ソニービーン」
ソニビーン「ンギーキー」
ハンジ「こいつらが餌食べてる所見たいなー」
ハンジ「でも人肉じゃないとダメなんだろうかねー」
ハンジ「パンくずとかは食べないかなぁ?入れてみよ」ポイ
ソニビーン「!」トテテテ
ハンジ「お!?」
ソニビーン「ムシャムシャ」
ハンジ「す、すごい!食べてる食べてるー!」
ハンジ「へぇーこの薬で小さくなると雑食になるのかー」
ハンジ「これは平和的ですごくいいね!」
ハンジ「でも巨人って飯を食う必要ないからなー。すぐ吐きだすし」
ハンジ「まいっか別に」
しばらく離れる
おk
続きい
ハンジ「それにしてもかわいいなぁ。もっとあげよ」ポイポイ
ソニビーン「キャッキャ」ムシャムシャ
ハンジ「ああもうパンごと突っ込んじゃえ!」ズボ
ハンジ「それじゃあ箱の様子見に行くか」
ハンジ「ん?誰かいるな」
サシャ「……」ゴソゴソ
ハンジ「1人かな?ゴソゴソしてるね」
サシャ「……」ススス
巨人「」ジタバタ
サシャ「……」グパー
ハンジ「ちょっ!なにあの子!巨人が喰われ…」
グチャ
サシャ「ぺっ!まずいです。まぁ食えない事なないですね」
サシャ「1匹貰っておきましょう」
ハンジ「はわわわ…巨人を食べるなんて完全に立場逆転じゃない…」
ハンジ「でも巨人って美味しいのかな?あの子はまずいって言ってたけど。今度私も食べてみようかな」
ハンジ「おや?誰か来たね」
ベルトルト「ライナー…この箱なにかな?」
ライナー「巨人がいるらしいぞ」
ハンジ「なんかゴツいが2人組がきたねー」
ライナー「手を入れてみるぞ」スボ
カプ
ライナー「ん?」ススス
巨人「」ガジガジ
ベルトルト「ライナー…これって…」
ライナー「ああ、間違いない。巨人だ」
ライナー「あの配られた薬で縮まされた巨人だろう」
ベルトルト「僕たちこんな風になるかもね…」
ライナー「……さぁな」
ハンジ「ん?今なんて言った?」
ハンジ「こんな風に?いいじゃんかわいいじゃん!」
ハンジ「いつか鎧の巨人や超大型巨人にも飲ませてたっぷりとかわいがってあげたいなー」
ベルトルト「う…今寒気がした…」
ライナー「…俺もだ…早くここから去ろう」
ベルトルト「うん…」
ハンジ「あああ!一匹くらい持って帰ってよー!」
ハンジ「てかもう夕方じゃん…」
ハンジ「いろんな新兵の反応が面白かったけど今日はやめにすっかー」
ハンジ「さーてソニーとビーンはパンどれくらい食べたかなー。みにいこー!」
その頃調査兵団の新兵たちは…
クリスタ「お手!」
巨人(クリスタ)「」ガブ
クリスタ「もぉー!噛まないでよー!」
巨人(クリスタ)「」チュパチュパ
クリスタ「しゃぶらないで!」
ライナー「俺もクリスタの手しゃぶりたい」
ユミル「禿同」
巨人(ユミル)「」コロコロ
ユミル「あ!こいついつの間に頭の上に!降りろコラ!」パンバン
クリスタ「乱暴しちゃダメだよ!」
ユミル「けどよぉ…」
クリスタ「めっ!」
ユミル「」シュン
ライナー(女神。結婚しよ)
コニー「皆見ろよ!ジャンとジャンの巨人でW刈り上げだぜ!!」
ぎゃははははは!!
ジャン「コニーてめぇまだ懲りてねぇみてぇだな!」
巨人(刈り上げ)「」ピョンピョン
コニー「お!?ジャンが跳び跳ねてるぞ!」
ジャン「誰がジャンだ!」
コニー「ああすまねぇ。同じ刈り上げだから気付かなかったぜ」
あはははははは!!
ジャン「くそぉ…」
モブ兵A「ねぇクリスタ!その子どこで拾ったの?」
クリスタ「んーあのよく通る道の端っこの箱にいっぱいいるよー」
モブ兵A「へー!私気付かなかったかもー」
モブ兵B「じゃあ今度そこ行って貰いにいこうよ!」
モブ兵A「いいよ!行こう!」
駐屯兵団では…
リコ「へぇー結構食いしん坊なんだねあんた」
巨人(リコ)「」ゲプー
リコ「私のパンを半分も食いやがって…」
リコ「そういや巨人って人間しか食わないんじゃなかったっけ?」ドユコト?
駐屯兵「リコー?」
リコ「おわ!?急に話かけんじゃないよ!」
駐屯兵「ごめんごめん。所でその小動物は何?」
リコ「これは…き、巨人だよ!」
駐屯兵「え!?巨人!?なんでこんなに小さいの!?」
リコ「よくわからん」
駐屯兵「ねぇその子どこにいたの?」
リコ「道に置いてあった箱の中なかにいたよ」
駐屯兵「今度その場所案内してよ!」
リコ「一人で行きなよ」
駐屯「それじゃ分かんないもん。ねぇ案内してよ!」
リコ「ああもう分かったよ!」
駐屯兵「やった!」
リヴァイ班では…
エルド「ほらクリクリ野郎!噛みついてみやがれ!」
巨人(エルド)「」ガチガチ
グンタ「お前ずっと笑ってて大変だろ?たまにはリラックスしていいんだぜ!」
巨人(グンタ)「」ニコー
エレン「二人ともたのしそうですね」
ペトラ「そうね。あ!思いだした!エレンにもあげようと思っててすっかり忘れてた!」
オルオ「やめとけ。そんなの渡しても喜ばねぇぞ」
エレン「何ですか?」
ペトラ「はいエレン」
巨人(エレン)「」グルグルグル
エレン「うわぁ!巨人ですか!ありがとうございます!」
オルオ「あ?」
ペトラ「ん?予想以上に喜んだ」
エレン「今調査兵団で流行りだしたらしいんです」
ペトラ「へぇ。エレンなんでそれ知ってるの?」
エレン「アルミンが言ってました。メールで」
ペトラ「うん?メール?」
ハンジ「へえー…やっぱり流行っちゃったかー…」
エレン「うわ!ハンジさんいつの間に…」
ハンジ「ちょっとかわいい巨人の匂いに引かれてねー」
エレン「巨人をこんな風にする薬を作ったのってハンジさんでしたっけ?」
ハンジ「そうだよー?それがどうしたの?」
エレン「ハンジさんは本当に何でも作っちゃいますよね。すごいです」
ハンジ「いやぁそれほどでも」
ハンジ「あそうだ!皆にいい知らせがあるよ!」
リヴァイ班「?」
ハンジ「その薬を飲んで小さくなった巨人は…」
リヴァイ班「……」ゴク
ハンジ「雑食になる事が分かった!」
ペトラ「え!?それ本当ですか!」
エレン「雑食って人以外のものも食べるようになったってことですか!」
ハンジ「そうそう」
エルド「やったなクリクリ!今度俺の手料理喰わしてやるから楽しみにしとけよ!」
グンタ「お前栗好きか?今度食べような!」
オルオ「こんな奴等の餌なんぞ生ゴミで充分だ」
一旦消える
再開す
ハンジ「そういやリヴァイはどこ?」
ペトラ「兵長なら部屋にいますよ。何か用があるなら伝えますが」
ハンジ「大丈夫大丈夫。リヴァイがちゃんと巨人の世話してるか見に行くだけだから」
ペトラ「兵長も飼ってるんですか!?」
ハンジ「うん」
ハンジ「ちょっと強引に渡したんだけどねww」
オルオ「やはり俺の判断は正しかった。兵長も持ってるのを予想して俺は…」
ペトラ「オルオは最初から知ってたでしょ!」
オルオ「そんな訳ないだろ?」
ハンジ「んじゃ行ってくるから夫婦喧嘩は程ほどにねwww」
リヴァイの部屋の前
ハンジ「おーい!リヴァーイ!」
<クソメガネが何しに来た?
ハンジ「ちゃんと巨人と世話してるー?」
<あんなもの知らん
ハンジ「ちょっと出てこいよー」
<2秒以内に消えろ。じゃねぇと削ぐ
ハンジ「分かったよ!ったくもー」
ハンジ「相変わらず無愛想だなー」
ハンジ「世話してるか見たかっただけなのに」
ハンジ「でももししっかりお世話してたら…」
リヴァイ『てめぇはチーズとしいたけならどっちを喰う?』
巨人(リヴァイ)『ピーピー』
リヴァイ『そうかしいたけか。しっかり噛んで喰えグズ野郎』
ハンジ「ブフォ!www巨人のお世話をする人類最強とかシュールすぎる!」
ハンジ「次は必ずリヴァイの部屋覗いてやる!」
ハンジ「ん…そういやエレンが巨人流行りだしたとか言ってたな」
ハンジ「てことはあの箱から巨人を沢山取っていってくれんの?」
ハンジ「やべ、明日が楽しみになってきた」
ハンジ「今日は久しぶりに早く寝よっと」
翌日
ハンジ「よーし監視カメラかくにーーん!」
ハンジ「誰かこないかなー」
ハンジ「仕事サボってまでして監視してんだから早く来てよねー」
ハンジ「お!誰かきたよー!」
モブ兵A「クリスタが言ってた箱ってこれじゃない?」
モブ兵B「本当だ!先に取らせてもらうよ!」ズボ
モブ兵A「あ!ずるい!」
ハンジ「クリスタって確か最初に巨人取ってくれた子だったっけ?」
カプ
モブ兵B「ん!?」ススス
巨人「」ダラーン
モブ兵B「かわいいい!」
モブ兵A「私も取る!」ズボ
ガブ
ススス
巨人「」プラーン
モブ兵A「とれたーー!」
モブ兵B「よかったね!それじゃもう戻ろ!」
モブ兵A「うん!」
ハンジ「あの様子からするとクリスタに巨人の場所を聞き出した感じだね」
ハンジ「まぁお持ち帰りしてくれてよかった」
ハンジ「あ!また誰か来たね!」
ライナー「天使クリスタが巨人を飼いだしたと聞いて」
ベルトルト「ライナーは時々兵士になっちゃうよね…」
ハンジ「あ!あの二人って昨日来てたじゃん!」
ハンジ「今日こそ巨人を持って帰ったりしてくれるのかな?」
ライナー「俺はできるだけクリスタとの共通点を増やしたいんだ。邪魔をするなら例えベルトルトだろうと容赦しない」
ベルトルト「邪魔をする気は全くないけどさ…」
ライナー「まぁいい。取ろう」ズボ
ガブ
ライナー「きた!」スポン
巨人「」ガジガジ
ライナー「よし!これで俺もクリスタの仲間入りだ!」
ベルトルト「良かったね」
ライナー「お前は取らなくていいのか?」
ベルトルト「ぼ、僕も取った方がいいかな?」
ライナー「取っておいて損はないぞ」
ベルトルト「じ、じゃあ…」ズポ
ガブ
ベルトルト「噛まれた…」ススス
巨人「」ガブガブ
ライナー「よーし。じゃあそろそろ戻るぞ」
ベルトルト「う、うん!」
ハンジ「おお!持ってかえってくれた!」
ハンジ「昨日は捨てられてショックだったけどよかったよかった」
ハンジ「そういやクリスタって言葉を聞くようになったけどクリスタはそんなに有名なのかな?」
駐屯兵「ねぇまだー?」
リコ「もうすぐそこにあるよ」
ハンジ「お!駐屯兵団か!しかも昨日きた人の友達もいるね」
リコ「それ。その箱」
駐屯兵「へぇーこの箱かー」
駐屯兵「穴空いてるけど手いれても大丈夫かな?」
リコ「あんなちっこいのにかまれて大丈夫じゃない訳ないだろ」
駐屯兵「それもそうだね!じゃあ入れるよ!」ズボ
カブ
駐屯兵「んん?」ススス
巨人「」ブラブラ
駐屯兵「おお!おおお!」
駐屯兵「す、すごい!」
リコ「取ったならさっさと戻るぞ」
駐屯兵「うん、これヴェールマン隊長にばれないようにしないとね」
リコ「ん?ああそうかそれ見つけたら発狂するだろうな」
ハンジ「駐屯兵団って滅多に来ないよねー」
ハンジ「まぁ箱が遠いから仕方ないんだけど」
ハンジ「まだ2人しか持ってないだろうけどこれから増えないかなー」
ハンジ「おや?誰か来たけどあれは調査兵団か」
ミカサ「エレンが巨人を飼ったらしい。ので、私も飼おうと思う」
アルミン「あはは、結局飼うことにしたんだよね」
ミカサ「そう、かなり迷ったがエレンとの共通点が増えると思った途端即座にで決めれた」
ミカサ「早速貰う」ズボ
アルミン「怪我しちゃダメだよ」
ミカサ「大丈夫」
ガブ
ミカサ「ふん!」ズポン
巨人「」プラーン
ミカサ「釣れた」
アルミン「ははは、良かったね」
ミカサ「アルミンも貰えばいい」
アルミン「え!?いや僕はいいよ」
ミカサ「ダメ。手を入れるべき」
アルミン「痛くないよね?」
ミカサ「当たり前」
アルミン「じゃあ…」ズボ
カプカプカプカプカプ
アルミン「!!??」スポン
巨人×5「」ガジガジガジ
アルミン「う、うわあああああ!?」
ミカサ「5本の指全てに食いついてる…」
アルミン「み、ミカサ!助けてよ!」ブンブン
ミカサ「小さすぎてうなじを削ぐことができない。ので、私は見守ることしか…」
アルミン「ああああああ!!」フンフン
ミカサ「多分アルミンからは巨人が好むフェロモン的なものが出てるのだと思う」
アルミン「冷静に解析してないでこいつらをどうにかしてよ!!」
ミカサ「だ、大丈夫。その内放してくれる。もう戻ろう」スタスタ
アルミン「待ってよおおおお!!」
ハンジ「あの子達って確かエレンの幼馴染みだよね」
ハンジ「いいよねぇ…幼馴染みって…」
ハンジ「それより…」
ハンジ「巨人が好むフェロモンか…」
ハンジ「いいなぁ…」
しばらく離れる
このSSまとめへのコメント
エレクリ書いてー!
この薬実際に欲しい
小さい巨人チョー欲しい・・・
欲しい〜