女「どんな子がタイプ?」 (37)

女「ねーどんな子がタイプ?」
男「色白な子かな」
女「わかった。五分待ってて」
男「わあ、急に自分の首を絞め始めないでよ」
女「血が通わなければ白くなるかなって」
男「青白いのは別に好きじゃないよ」
女「えー」

代行ありがとうございます

俺「人のこと陰で馬鹿にしてゲハゲハ言わない子」
女「そんな人いないよ~」
俺「……」

女「他には?」
男「元気がいいと良いよね」
女「そうだね!! 私もそう思うよ!!!」
男「語尾を強くするのとは、違うけどね」
女「そっか。私、実は今のものすごく無理してた。ごめんね」
男「うん」

男「あとはー」
女「まだあるの?」
男「うん。ダメかな?」
女「ううん。続けて」

男「気が利く子とか良いなーって思う」
女「肩にホコリついてるよ」
男「あ、ほんとだ」
女「取ってあげるね」
男「ありがとー」
女「寒くない?」
男「うん。暖かいよ」

男「パイパンの子が好きかな―」
女「ふーん」ヌギヌギ
女「うんしょ。うんしょ」ザッザッ
男「わぁ、いきなりマンマン毛抜かないでよ」
女「いっぱい抜けばパイパンになるかなって」
男「ジョリジョリしてるのは別にすきじゃないよ」
女「えー」

男「猫目も好きだよ」
女「最近、猫目の芸能人多いしね」
男「眼福だよ」
女「私も猫目、かわいいと思うよ」
男「そのつり目にしてるの。ふれないとダメ?」
女「どう?かわいい?」
男「言っとくけど、そこまでやると狐目だからね」

ちょっとだけ支援。

男「横顔が綺麗な人ってすごく良い」
女「あーEラインってやつね」
男「そうそう」
女「私、横顔が綺麗ってよく言われる」
男「僕がいつも言ってるからね」
女「そうそう」

もう一丁支援要るかな?

男「良い匂いのする女の子が横を通ると、嬉しいよね」
女「変態ちっく」
男「これは男の性だよ!」
女「ふーん。香水とか好きってこと?」
男「うーん。香水はあんまり好きじゃないかなー」
男「匂いってより香りって感じだし」
女「匂いと香りって違うの?」
男「僕の中では自然と漂うのが匂いで」
男「自分で何かを使って匂いをつけるのが香りって思ってるんだ」
女「私はどう?」
男「うん。良い匂い」

男「癒してくれる子も良いよね」
女「私も癒されたーい」
男「…………」
女「なあに?」
男「なんでもないよ」

男「知的な子には憧れちゃうよね?」
女「ふむふむ」
女「ヤン-ミルズ方程式を使って質量ギャップが存在することを示すには……」
男「何それ?わかるの?」
女「ううん、わかんない。でもこれが解けたらお金貰えるんだって」
男「へー。そうなんだ」
女「うん。ウィキペディアに書いてあった」
男「ウィキペディアはかしこいなあ」

女「まだ好みのタイプいっぱいある?」
男「まだまだいっぱいあるよ」
女「わがままな男だね! まったく!」
男「じゃあもう言わない」
女「あーん。全部教えてよー」

男「包容力のある女の人って良いよなぁ」
女「包容力って?」
男「うーん。一言で言うなら何があっても優しく包み込んでくれるような感じかな」
女「待ってて。私も包んであげるから」
男「ゴミ袋を僕にかぶせようとするのはやめてね」
女「透明なやつでもダメ?」
男「透明も半透明も不透明もダメだよ」

男「料理が上手だと嬉しいし」
女「はい! おにぎりだよ!」
男「ありがとう」
女「どう? 美味しい?」
男「……しょっぱい」
女「えー」
男「でも美味しいよ」
女「えへへー」

男「母性の強い子も好きかも」
女「マザコンなの?」
男「え?」
女「ダメ男なの?」
男「え? ええ?」

行間開けてくれるとエクスタシィィィィィ

男「趣味が合うっていうのも大事だよね」
女「あなたの趣味は?」
男「音楽かなー」
女「演奏するの? 鑑賞するの?」
男「どっちも好きだよ」
女「私もどっちも好きだよ! ギター弾けるし!」
男「へー、一緒だ。なに弾くの?」
女「いろいろ。アンジェロラッシュもできるよ」
男「まじか」

>>24

あー、そっちのが見やすいのか
統一したいから今回はごめんね
次から心掛けるよ

男「お洒落な子もタイプかなー」
女「モデルみたいな?」
男「うん」
女「そっかー」
男「服だけじゃなくて、アクセサリーも可愛いともっと良いよね」
女「あ、見て。あそこ鳥が飛んでる」
男「君のそのレザーブレスレット似合ってるね」
女「えへへ」

男「身長が低い子も好きだよ」
女「私、低いよ!」
男「そうだね。かわいいね」
女「あたま撫でないで!」
男「もー」
女「頭の上に、顔載せるのもやめて!」

男「身長の高い子も好きなんだけどね」
女「なんで?」
男「すらっとした立ち姿が綺麗だし」
女「あなたより高くても?」
男「うん。見下されたい」
女「ふーん。私は今あなたを見下してるけどね」

女「私、あなたの好きなタイプと全然違うね」
男「そう? それに好きなタイプなんて案外あてにならないもんだよ」
女「え?」
男「僕は君が好きだもの」

女「ねえ、方言って好き?」
男「好きだよ」
女「うちも、あんたのことが好きじゃけん」
男「嬉しいなあ」
女「今度の日曜日、デートしーひん?」
男「いいよ。じゃあまた日曜日ね」
女「したっけー」

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