【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 (1000)


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 ムィ’     リ:i:i} ¨  i! l/ .! ./! l i!   ㍉ / _ .ム
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           マi} i}  l  ̄/      /,.。ャ'ヽ. 》 }


このスレは
Fateシリーズおよび、みんなでかんがえるサーヴァント
(http://www13.atwiki.jp/minasava/pages/1.html)
の設定を利用した安価スレです。また独自の解釈なども含まれます。

サーヴァントによっては公式等の兼ね合いや>>1の個人的趣味により
一部ステータスやスキル、宝具等に変更が加わる場合がございます。

また基本的に召喚されるサーヴァントは皆鯖のものですが、
一部サーヴァントを選択した際に、敵に原作のサーヴァントが召喚可能になる場合がございます。
(例:アーチャーでアルジュナを召喚→ランサーでカルナが召喚される)

またコンマによる判定方法は、
1:ファンブル
2~4:失敗
5~7:成功
8~9:大成功
0:特殊判定(クリティカル)
となります。

基本的に遅筆ですがよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373984429


【過去ログ一覧】
31スレ目(ワムウ貴方~キング・ソロモン) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363368316/)
32スレ目(キング・ソロモン) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363799748/)
33スレ目(キング・ソロモン~保菌者貴方) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1365097428/)
34スレ目(保菌者貴方) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1366290105/)
35スレ目(魂魄塊貴方) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1366992134/)
36スレ目(魂魄塊貴方) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1367942652/)
37スレ目(魂魄塊貴方~姫鶴ちゃん) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370351816/)
38スレ目(暴君少女) 【Fate】みんなでかんがえたサーヴァントで聖杯戦争【皆鯖】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372960641/)

新すれ、乙 アルゴー船て宝具だろ、英霊の名前じゃないから

乙トルフォ!

>>6
……ネタ鯖に「あるごー」というアルゴー船単品のサーヴァントがいてな……まぁイアソンも船大工の宝具として存在しているが

なんだかんだでイアソン(宝具)が頑張って戦ってくれるのだろう
あとは船体で突進とか……?

イアソン
ティーチ
ドレイク
メフメト
神功皇后
坂本竜馬

今いる船乗りライダーはこのくらいですかね
水に入れるやつはもっと多そうですが

ヤス「キムクイ様の要塞なら水にも入れそうじゃな!ワシはアーチャーじゃが!」
ラーヴァナ「我が要塞はぁ……ぁあらゆるちけぇいを踏破するぅ!!」

判定5:成功


見稽古「――――壊れない黄金の鎧、でランサー、ね」

バーサーカー「どうしましたか、七草さま?」

「何思い当たる節でもあるの? あたしに話す許可を与えるわ。言ってご覧なさい?」


年齢差を考慮しない無礼極まりない貴女の言葉。
けれどバーサーカーのマスターは機嫌を悪くするようなことは無く、答える。


見稽古「うん。インドのマハーバーラタに『金の鎧を着てる限り不死身』っていう英雄がいてね。
     それを思い出したんだ。確か、弓の名手だけどインドラから貰った槍も持っていたはずだ」


弓の名手、という言葉に真っ先に反応したのはアーチャーだった。
確かに。あのランサーは遠く離れたところで構えていた
アーチャーの姿を捉えるほどの高い視力を持っていた。

本聖杯戦争最強クラスのサーヴァント、ランサー。
その名は――――


見稽古「太陽神スーリヤの子、カルナ。最強にして、それ以上の不幸を背負った太陽の英雄。
     僕もそのライバルのアルジュナの遺物を蒐集したけど、なるほどランサーがその兄だとはね」


片目を閉じて、小さく笑みを浮かべるバーサーカーのマスター。

まだ可能性とはいえ、得られたその情報の価値は大きい。
まずは、あの黄金の鎧の攻略から考えることにしよう。


《四日目終了》

《四日目まとめ》

性別:女性
家系:9(貴女は魔術師の中でも卓越するほど永い家系に生まれつき、)
素質:0(貴女自身の才能の高さはその中でさえ、間違いなく異常なものであった)
戦闘距離:6(中距離~遠距離を得意とする)
戦闘スタイル:9(貴女は過剰なまでの戦闘能力と技能を持つ)
生い立ち:7(大きな苦労のない生活)
職業:魔術師
拠点:双子館新都側→新都側家屋→冬木ハイアットホテル最上階フロア
礼装:
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】
・緋色の獣の持つ、特定領域内における支配能力の再現。
 支配領域内において、緋色の獣の権能である擬似的な十種の全能の再現が可能。
・完璧たる魔術特性『円環』が貴女の起源『君臨』によって変質したもの。
 しかし貴女は根源に接続していないため、『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の域にまでは至らない

【陣地作成を行った領域内における貴女自身の全ての補正に+3】
【スキル《根源到達者》の劣化スキルであり、同スキルを持つ相手にはこれらの補正は消失する】

特殊スキル1:【起源覚醒者】
・起源『君臨』に覚醒済み。このスキルによりいくつかのスキル効果が変質。
・起源『君臨』により対象への命令判定に補正が掛かる。さらに令呪効果に上方補正がかかる。  
 一方、性格・嗜好に一般的に『S』と定義される嗜虐的変態性のバッドステータスを得る。
・また起源に関する判定に+補正、反する判定に-補正。さらに反起源の行動を自発的に取れない。

特殊スキル2:【カリスマ(歪)】
・他者に対する支配能力。貴女の場合、起源覚醒に影響された威圧感。
・接触時、相対した相手は判定を行い、失敗した場合対象の戦意を喪失させる。
 この効果は精神防御スキル、または【天才】スキル等によって抵抗可能。

特殊スキル3:【加虐体質】
・戦闘補正+1。また有利判定を得た場合、さらに+1の補正を追加する。
 ただしスキル発動時の防御や逃走行動に悪影響が生じやすくなり、-補正が付与される。
・『S』と定義された嗜虐的変態性により、一部の感情判定時に補正が追加される。

特殊スキル4:【陣地作成(歪)】
・特定領域を自らの支配下に置く能力。魔術特性『円環』における技能が変質したもの。
 【十の支配の王冠】の発動条件であり、設置に最短一行動分の時間が必要。

【サーヴァント】
アーチャー:羿(ゲイ)
ステータス:筋力A+ 耐久B 敏捷C 魔力A(B) 幸運E 宝具A++
宝具:
『万斤丹弓』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:10人
 放つ矢に強力な「到達」の概念を宿らせることで速度を落さず、
 本来矢の届かない超遠方までのロングレンジ射撃を可能とする弓。
 この弓は元々幻想種を射殺すために製造された弓であり、
 通常の矢でさえ過剰なまでの破壊力を持つ反面、小回りが効かない。

『千斤神矢・陽』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:300人
 天帝の子である九つの太陽を射抜いた九本の矢。
 太陽を落とした際に、その高熱と炎を吸収している。
 着弾と同時に、天に吹き上げる火柱となり一帯を焦土に変える。残数7本。

『千斤神矢・陰』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1人
 生前に使われずに1本だけ残った、千斤の神の矢の真の姿。
 天を廻る太陽を撃ち落とすため、あらゆる熱と光を吸収する性質を与えられている。
 命中と同時に対象から全ての熱量を奪い去り、運動を完全に停止させる。
 太陽すらも凍結させる絶対零度の対神兵装である。

令呪:2

【人間関係】
アーチャー《友好》:「まさか、天竺の英雄でしたか」

市井遊馬《最悪・喪失》:「――――」

鑢七草《変態・支配下?》:「うん、ロリでSも悪くないかな!」

バーサーカー《支配下》:「あうあうぅぅ………」

【敵サーヴァント】
マスター:市井遊馬
セイバー:オリヴィエ(知性を湛えた目の騎士)
宝具:『天上聖刀(オートクレール)』
    『聖十字軍進攻(ホーリー・クルセイダー)』
令呪:3

マスター:沙条愛歌
ランサー:カルナ(豪華絢爛な鎧を身に纏った武芸者)
宝具:黄金の鎧、インドラの槍
令呪:3
 
マスター:????
ライダー:獅子に跨った扇情的な衣装の少女。
宝具:????
令呪:?

マスター:学生服の少年
アサシン:姿の見えないサーヴァント
宝具:????
令呪:?

マスター:鑢七草(変態)
バーサーカー:安徳天皇(艶やかな黒髪の童)
宝具:
『水天宮草薙剣(すいてんぐうくさなぎのつるぎ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:10人
 八岐大蛇の怨念を鎮めるため、その骨を削り出し神剣として祀り上げたもの。
 剣その物の能力は高いものの、未熟な安徳天皇には高度な使用は難しく、
 刀身から溢れる魔力を使って水を操り、攻撃や防御に転用するのが限界である。

『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』
ランク:A++ 種別:対城宝具 レンジ:- 最大捕捉:1000人
 草薙剣の内部に秘められた神代の大蛇の魔力を解き放ち、
 召喚された八筋の濁流を安徳天皇を核に纏う事で八岐大蛇の肉体を構築する。
 荒れ狂う魔力の渦に安徳天皇の自我は徐々に削られ、
 ターンとともに狂化のランクが上昇し、八岐大蛇としての側面が表面化。
 破壊力の上昇も相まって、最終的には制御不能の大災害と化す。

令呪:3

マスター:八雲麻尋(目つきのひどく悪い不良学生)
キャスター:H.P.L(白いドレスの少女?)
宝具:『異界幻燈・暗黒神話(プロジェクション・コズミックホラー)』
令呪:3

マスター:『沈黙(サイレンス)』(金髪赤眼の女)
ガーダー:ウィ-グラフ(全身鎧の堅牢なる男)
宝具:
『残火の右腕(フィール・ドラカ)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
 竜の火に焼かれた盾の残骸をガントレットに改造した宝具。
 燃え盛る竜の息吹は未だ消えずにガントレット内部の残骸に絡み付く。
 攻撃・防御に応じて、業火の瀑布と渦巻く熱風の奔流を引き起こす。

『遺志の左腕(キュニング・ベーオウルフ)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1 防御対象:2人
 主君より受け継いだ遺産のひとつ。竜種と戦うために造られた盾。
 盾を基点に魔力障壁を展開し、属性攻撃および魔力の放射を遮断する。
 更に、敵対者の体力数値が使い手の体力数値を凌駕していればいるほど、
 この宝具の対物理・対属性防御力も飛躍的に上昇していく。

令呪:3

【特記事項】
・【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→対城宝具で壊滅
・姿の見えないアサシン?のサーヴァント確認。
・対城宝具を自陣に撃ち込み、キャスター撃破。
・ライダー陣営は深山町側双子館、ガーダー陣営は柳洞寺に拠点を置く→拠点放棄
・沙条愛歌と遭遇。今次最強組み。
・愛歌戦時、セイバー陣営に救助される。
 しかし貴女との交渉失敗により、セイバー陣営死亡、敗退。
・バーサーカー陣営の拠点制圧。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。

【同盟】

【敗退】
キャスター
セイバー
ガーダー

今回はここまでです
お疲れ様でした

実はカルナはこのスレでは一度もまともに敗北したことの無いんですよね

七代目のとき:最後まで生き残る
九代目のとき:聖杯戦争優勝
十四代目のとき:聖杯戦争優勝
二十四代目のとき:アチャクレスと相打ち

今まで歴代の主人公ではまともに手も足も出なかった相手です

一方アルジュナくん

三代目:登場シーン無くマスターをやられ、そのまま消滅
五代目:登場シーン無くペルセウスに敗北
七代目:登場シーン無く聖杯を破壊され、消滅
十四代目:登場したもギャク聖杯、カレーで撃沈
二十一代目:プロローグで負ける
二十四代目:やっと活躍すると思いきや師匠のブラフマにまとめてやられる


尚、まともな金星は二十四代目でワムウ貴方がGAMEOVERになったときだけの模様

やはり公式チートは格が違った

ところでこのスレ的にはラーマ、師匠、カルナ、ミュウツーだと誰が一番強いん?

アサシンって中国拳法つながりで張三豊だったりして
圏境使えても違和感無いし、仙人だからチートも頷ける

そういえばここの>>1は作者スレできたの知ってる?

>>52
鎧装備カルナ(鎧の解決策がないと勝てない壁)>>>
儀式インドラジット(ブラフマの加護を破る手段が無いと勝てない壁)>>>
ラーマ≧師匠(えげつない補正の壁)>
カルナ(強力な補正の壁)>
インドラジット(中堅補正の壁)>インドラ

単純に勝つだけならこういう難易度です
鎧装備カルナは鎧の解決手段がないとコンマで勝てない
儀式インドラジットはブラフマー神の必勝の加護を突破する手段がないとコンマで勝てません

要はこの辺は無印エクストラみたいに戦闘前のイベント消化が必要な相手ですね


>>57
多分中国武術と圏境つけるだけでアカンサーヴァントになりますね

>>60
後で覗いてみます

直後、????判定

よし再開や!
今回はコンマ判定が二度ほどあるので頑張ってみてください

失敗してもペナルティはないんですが

でははじめます

【幕間/五日目・朝】



――――ある神(おとこ)の話。



古代中国のとある神話の中のひとつ。


ある時、地上に一つずつしか出ないはずの太陽が十も現れるという出来事があった。

当時太陽を運んでいたのは、上帝の子である十匹の火烏。
毎日一つだけ、太陽を運んでいた彼らであったが、
もし十個の太陽が現れたどうなるのか同時に運んでみよう、という悪戯を思いついた。


そして現れた十の太陽に、地上は灼熱の地獄となる。
作物は乾き、水は枯れ、民は口にするもの無く死んでゆく。
それは人だけでなく、妖怪や猛獣、湖や森でさえ、息絶え消え逝く。


三皇五帝が一人、当時の天子である堯(ぎょう)は上帝(天帝、帝俊とも)に願い出た。


“このままでは民が死に絶えてしまいます。どうかあの太陽達を止めて下さいませ”と。


その願いは直ちに上帝に聞き届けられ、天界から一人の射手が派遣された。


                                   _

                       _ ,. -──- .. _  /彡'三ミヽ
                   rヽ/´////////////`ヽ\/////// ヽ、
              ̄ ̄`ラ/|/i//////////////////\ヽ _/_/_/_/_ト、

                 ////|/l////////////////////ヾ,ヽヽー─、\ ニ=-
             ////// l/l//////////////////////',彡}リ ̄ヽ\\
            /////////l/l///////////////////////∨i!`ト、 ヽ ヽ 〉ヽ

               /////////i ∨///////////////∧////// Vl ト、ヽ V /\丶
            i/////////l_V/////////// ////∧//////,il |/,ヽ| |'∧ ` ミ ニ=-
            l/////// i/l  ∨///////////////∧///// | |///| |//ヽ
           `'ヽイ////l〒心ミ,∨/////////////////////,iヽト、/ j |/// \

               'l//l/ |癶弋゚冬\//////////////∧////l/|\.ノ/!///// \
             ,. -‐≦- |/ ト ^ ¨` i \\\ヽ、///////l////j/l |//| |////////\
         /  /´ /7'l/l!      ノ   丶ミー ヽ|/////l/// //| |//|/////////
       /  /    / /l/l!    丶         }l/////rヽ|ソ///7//////////////
.       /  /  _ // , l/∧   、         //// |/////////////////////
     ,/   i  /ヾヽ/ ///∧      ー - '     ////ヽ |/////////////////////
   //     l/7ヽノ  /////l \            ////ll i丶///////////////////
  /     / /i   //////l/ l ヽ    _ . イ /////lj |\_/////////////////
/        /_l-'/  ///////l  |         //////l ノ  j  ヽr‐-、///////////
        l i /  ///////∧  l         //////イ'  / / 彡⌒ヽ、///////
        l l /  /l //////l ヽ        ////// l! / //´     `ヽ ////
        lイ   i l////// l  i      ,. -//////i | r‐< /         \///
          イ   l l/////|ヽ!      '´ ///////l ! {ヽソ       /´ ̄  ト //
     ,. ´  j   { |//// l `     ///////イ/l/∧ヽ       /       l/


――――射手の名は、羿(ゲイ)。
弓の神とまで謳われた、天下無比の射手である。


地上に降りた羿は早速堯から依頼を聞き、
彼は天を廻る十の太陽に万斤の重さの弓に千斤の重さの矢を構えた。


始め、羿は火烏達に説得を試みた。
殺さずにすむならその方が良い、と彼は考えたのだ。

だが火烏達は威嚇に矢を撃った後でさえ、
太陽を運ぶのを止めず、地上を延々と休み無く炎々に照らし続けた。


        /.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

          /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      /.::::::::::::::::::::::::::ト ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::丶::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       i:::::::::::::::::::::::::::::| ヽ::ト :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       l:::::::::::::::::::::::::::::|  丶 \:::::::::::::::::::::::::::::::\    ̄\ ,ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
       |::::::::::::::::|:::::::::::l=====ヽ \::::::::::::::::::::::::::\r /、 _ノ \:::::::::::::::::::::::::::::::::
       |!:::::::::::::::|:::::::::::l    __   \::::::::::::::\::::::\_,. 彡  ヽl:::::::::::::::::::::::::::::
       |l:/l:::::::::::|!::::::::::丶`マ=ェ-ニ二ヽ\:\:::::.\\ \ ヽ ヽ  |l:::::::::::::::::::::::::::::
        | !::::::::::||::::::::::::l \ ミ、 ゝ-‘-'_ベ.\ \:::::.\\       l  |::::::::::::::::::::::::::::
           ̄`  -─-!   ヽ ^¨~´ ̄       丶\   ̄     /'l::::::::::::::::::::::::::::
                    \ヽ \             \         /:::::::::::::::::::::::::::
                   ,≧ 、l:ヽ        〈|             /:::::::::::::::::::::::::::::
                 / /  |:::::::..、                /::::::::::::::::::::::::::::
                / /   |:::::::::ゝ           ,. -‐=  /:::::::::::::::::::::::::::::
            / /       |:::::::::::::::::>        ̄     /::::::::::::::::::::::::


仕方なく、羿は十の火烏のうち、九を撃ち落すことを選んだ。
矢を撃つたびに天を飛ぶ太陽は貫かれ、三足の烏は地上で死んだ。
一羽を残し、他の全ての太陽が落とされたとき、ようやく地上は元の平穏を取り戻したのだった。

そして人々はこの灼熱地獄を解決した、堯の偉業に惜しみない賞賛を送る。


――――しかし羿は天界に戻ることを許されず、妻共に不老不死の証である神籍を抹消された。

理由はただ一つ。上帝の子である火烏を射落としたため。
天界を治める上帝は如何に子が原因とはいえ、
彼らを射殺した羿を許すことなどできなかったのだ。


当然、羿にしてみればあまりにも理不尽な決定であるということは上帝も理解していたい。

だが羿本人はそんな決定に反対することは無かった。


“わかりました、それが貴方様のご意思ならば”


彼は最高神たる上帝の決定通り、そのまま地上に残ることを受け入れた。
 

直後、判定
成功にて続き
前回大成功:+1

《五日目・朝》


見稽古「やあ、お目覚めかい?」

「…………死になさい」

見稽古「アッパーカットッ!?」


綺麗に一撃が顎に刺さり、
天井までぶっ飛ぶバーサーカーのマスター。

しかし朝の目覚めがよりによって何故コレなのか?


見稽古「いやぁ、折角ロリっ娘の寝顔なんだし、見ない理由はないさ」


あいてて、と言うだけで、何事も無く起き上がる変態。
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】で強化されたパンチを食らったのだ。
もう少し倒れていてもいいはずなのだが、これも変態がなせる技なのだろうか?

だが貴女はこれ以上わざわざ手を出そうと言う気分にはなれなかった。

判定2:失敗(※次回睡眠以降に再度判定発生)


それにしても、目覚めが悪いというかもやもやするというか。
これは紛れも無く―――――


見稽古「ああ、君もサーヴァントの夢を見ていたんだろう? 僕も同じだよ」


片目を閉じた青年は、そう口を開いた。


そうである。
あれはおそらくアーチャーの過去。
伝承ではなくアーチャー本人の過ごした生き方である。

そしてこの青年も貴女と同様に夢を見たのだという。
彼のサーヴァントはバーサーカー、安徳天皇。
貴女が見た夢とはまた別の、英雄の顛末だ。


ちなみに――――


「どんな夢?」

見稽古「あーうんと、実写版『平家物語』?」


よく分からないが、彼の見たバーサーカーの過去はそういう夢らしい。


さて朝だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択1:索敵


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.居場所が分かっている陣営を見張らせる(※ライダー陣営)
5.自由安価

下3

選択4:ライダー陣営の監視


直後判定
1ほど動きあり、9ほど動きなし
朝:+1

判定9:動きまったくなし


直後判定
奇数:既に不在
偶数:まだいる

判定7:既に移動済み


アーチャー『――――気配は皆無。既にあの拠点は引き払ったようです。
       建物の損傷もないことから、おそらく戦闘で脱落したわけではないようです』


アーチャーからの報告。
ライオンに騎乗したあの少女姿のライダーはもう深山町側の双子館にはいないらしい。
陣地の移動やランサーと戦闘している間に場所を変えてしまったのだろう。

その足取りが把握できなかったのは、致命的ではないが痛手である。


ランサーを攻略するときに邪魔として入らぬよう、
アサシンともども可能な限り、足取りを掴むか潰しておきたいところだ。


さて昼だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択2:会議


さて、一度ここで状況を整理するほうがいいかもしれない。
だが流石に一度に話し合うにはその内容が多すぎる。

一つに絞るべきだろう。


どれについて話し合うべきか
1.ランサーについて
2.アサシンについて
3.ライダーについて
4.それ以外自由安価

下3

選択1:ランサーについて

                                ゝヽ /          ゝ、     /   ノ /
                                 >、 冫 、''-、,     \\`~ " ´   /     _
_                               \/; l  \ \     \ \ー―''"    , -''" `''-、
/∧ ┌、         _,,. -、                < ヾ ',    \ \     \ \___ -''"二>、_,,. - ‐
> ∧ //´       -''"::::_ノ::',               <\ヽ\ヽ \\       >    ̄ ̄
> `´{        ',:::::::::::::::::::::::〉          / ̄"''''‐'" ̄ ̄ヽ、ヽ \               , -‐ 、
ー〉>ソヽ_     ',:::::::::::::::, -''|         /::::::::::ヽ::::::::\ \_\\_\ \          / -‐ヽ ヽ
┌// \/ /|_   ¨', ̄ ̄::::::::',    ,, -''ヽ/:::::::;;;;;;;;;l::::::::::::::\_  ヽ,,_\ \      //    ヽ ヽ,、-''"
└┘ └- _//}    ',::::::::::::::::::',  _| ∧>\:;;;;;;;;;;;;;//::::::::::::::::::::: ̄::::>   \ヽ    //   > '"ヽ ヽ
      ゝ>、\    ヽ:::::::::::::::-┘:::::\<∨ |;;;;;;;_|:::::::::::::::::::::::::::::::::l::::::::::∧  \ニニ/,. -‐''"´     \\
_         \\   `''-、,:::::::::::::::::::::::::|   |/7;;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::/::::',                  \\
ヽ::::: ̄""---- ,,,_\/´\__>、__」 , -//:;;;;;:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|:::::/;;:::::::ヽ`ー― 、,,__

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見稽古「―――カルナ。インド二大叙事詩の一つ『マハーバーラタ』に登場する太陽神スーリヤの息子。
     パーンダヴァ族の王子アルジュナ最大のライバルとして立ちはだかるクル族の猛将だ。
     その実力・武装は共にアルジュナ以上でありながら、それ以上の不運と策略により敗れる悲運の英雄」




見稽古「彼の伝説上の武装として最も有名なのは、父であるスーリヤから授かった黄金の耳輪と鎧だね。
     太陽の光で造られたこの鎧は最高神の化身であるクリシュナであっても破壊できないと言う話で、
     これをつけてる限りカルナは戦場では不死身なんだ。でも最終的にインドラが騙してそれを奪い取って解決した」


太陽神である父に祈るための日課の沐浴で高潔なバラモンに乞われた際は、
何であってもそれを渡すと誓っていたカルナは、
バラモンに化けたインドラの正体に気づいていながらその鎧を彼に譲り渡した。


見稽古「その高潔さに己の行いを恥じたインドラは自らの槍を一度のみという条件をつけてカルナに貸し出す。
     その槍の名前は神槍シャクティ。神すらもその一投で滅ぼすと謳われる一撃必滅の雷神(インドラ)の槍。
     おそらくランサーというクラスで召喚された以上、カルナはこの槍を切り札として持っている可能性は高い」


「――――他の武装は?」


見稽古「伝承だとパラシュラーマから授かった奥義ブラフマーストラ、神弓ヴィジャヤなども持ってるけど、
     ランサーならさっきの二つに関してはほぼ確定で持ってると考えた方がいい。とにかく鎧の突破は急務だ」

 



見稽古「叙事詩だとこの鎧はバラモンに変装したインドラが、カルナの誓いを利用して奪った。
     けど、残念ながら僕らの中にバラモン階級に該当しそうな人物はいない。それにカルナも沐浴するかどうか」

「どうしても鎧を突破しなくちゃいけないの?」

見稽古「………難しい、と思うけどね。維持神の化身であるクリシュナにも手が出せない代物らしいし。
     一応カルナには『車輪が地に埋もれれば破滅する』という呪いがあるから利用できるかもしれないけど………」


そもそもサーヴァントがバイクや車に乗るのかという問題である。
本当に運が良くなければ、この方法は使えまい。

ならば一体どのような方法があるというのだろうか?
貴女の疑問に、バーサーカーのマスターはそれなんだけど、と片目を閉じる。


見稽古「で、だ。あくまで可能性としての話だけど、神話でカルナは鎧と引き換えに槍を手に入れてる。
     おそらくシャクティさえ使わせる展開に持ち込めば、ランサーの鎧を消失させられるかもしれない」


ランサーに槍を使わせる――――つまりその状況にまでランサーを追い込むということ。

 




「…………できるの?」

バーサーカー「――――はい。ぼくの宝具なら、あのランサーでも切り札をだします」


貴女の言葉に答えたのはマスターではなく、サーヴァントの方だった。
貴女を幼くも力強い瞳がしっかりと捉える。
それは恐怖に震えながらも、確固たる意思を宿していた。

貴女は、言うのよ、と続きを促す。


バーサーカー「ぼくにはA++ランクの対城宝具があります。名前は『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』。
        八岐大蛇として力を解放するぼくの切り札。つかえる場所はかぎられてしまいますが、そのぶん能力は絶大です」


A++ランク対城宝具。
それは単純な一撃の威力で言えば、アーチャーのどんな武装よりも強力。
確かに。それならランサーにも打つ手が無く、槍を使わせることが出来るだろう。

バーサーカー脱落の可能性はあるが、確実性はかなり高い。

でも、貴女周りの被害気にする程人間出来ていないと思うが

>>125
神秘の隠匿



アーチャー「…………その鎧、太陽の光で出来ているということでしたか?」


その話に割って入ってきた思いもよらない人物は、アーチャーであった。


「あなたにしゃべる許可は出してないのよ、アーカス。………それで、どうしたの?」

アーチャー「ええ。おそらくですが、それならば私の切り札で破壊できるかもしれません。私の宝具は太陽を射るための特注品ですから」

見稽古「…………確かに、太陽を落とした伝承のある宝具なら可能かもしれないね」


アーチャーの言葉にバーサーカーのマスターは考え込む。
相手が太陽の鎧を纏ってるのなら、
太陽そのものを射殺したアーチャーの切り札は有効かもしれない。


『千斤神矢・陰』――――天を廻る太陽を射落とすために神造された絶対零度の冥矢。


あらゆる光と熱量を吸収する必殺の矢であるば、
確かに太陽の光を集めて造られたらしいカルナの鎧にも効果を発揮するだろう。
 


問題は――――


アーチャー「あのランサーはかなりの腕前です。確実性を増すため、対城宝具との併用が必要です。
       一射目に『陽』を。これを迎撃させて、その隙に二射目の『陰』で鎧を破壊します」

「…………ちょっとまって。Aランク対城とA++ランク対人をつづけて射るなんてあたしでももたないわよ」

アーチャー「ええ。申し訳ありません、令呪一画を頂きます。追加の魔力が供給があればできるはずです」


追加の魔力があれば、貴女の才能ならばこの作戦は可能だ、と告げるアーチャー。
成功すれば、令呪一画の犠牲に見合った成果を得られるだろうが、
失敗した場合はこちらの切り札を失った上、かなりの魔力ロスが考えられる。

あくまで他者の戦力であるバーサーカーが消滅するのとは、
貴女自身が被るだろう消耗はかなりのものになると考えられる。


見稽古「…………まだアサシンやライダーがどう動くかは分かってない。
     もしかしたらそっちにもランサーに対抗する手段がある可能性も否定できない」


考え込む貴女にバーサーカーのマスターは、まだ情報が少ない陣営に関して口を開く。
確かにその可能性もあるが、逆に時間が掛かれば先に相手から攻め込まれる確率などもあがるだろう。


貴女は――――
1.バーサーカーの作戦を選ぶ
2.アーチャーの作戦を選ぶ
3.まだ選ばず、状況を見る
4.自由安価

下3

選択3:まだ選ばず、状況を見る


貴女はまだ状況を見るという方針を取る。

二騎も詳しい情報が無いのだ。
もう少し情報収集に時間を割いてもいいかもしれない。


それに少なくともこちらはランサーに対して有効な手段がある。
それを確認できただけでも作戦会議の意味はあった。


さて夕方だ。
貴女は――――
1.索敵
2.会話
3.自由安価

下3

選択2:会話


誰と会話する?
1.アーチャー
2.見稽古貴方
3.バーサーカー
4.自由安価

下3

選択2:変態


何の話をしようか?
1.聖杯戦争に参加した理由
2.こちらに抵抗しない理由
3.どうして変態なの?
4.1,2,3以外の自由安価

下3

今回はここまでです
お疲れ様でした

やりますか

選択3:どうして変態なの?


見稽古「ひっどいこと言うなぁ。僕は変態じゃなくて単に可愛いもの好きなだけさ」

「性別関係ないの?」

見稽古「うん!」

「変態!!変態!!変態!!変態!!」

見稽古「っ! …………ロリの言葉責めも悪くない!」


うわぁっ、と流石の貴女のドン引く。
性別は気にしないと、可愛ければ何でもOKと目の前の青年は明言したのだ。

他人の性癖を否定する気はないが、こうも明るく答えられるのも非常に困る。
ああ、本当に。これは聞かないほうが良かった。


見稽古「ところで話は変わるけど、君は何故聖杯を必要とするんだい?
     今まで君の能力を評価させて貰う限り、この領域支配能力も含めて欠点はないように思うんだけど」

「…………」


そう言って、突然真面目な雰囲気に切り替わる変態。
確かに貴女の聖杯を欲する目的に関しては話していなかった。

が、果たして話していいものか。
バーサーカーへの貴女の威圧は完成していると言ってもよい。
だがこの青年に関しては力関係上では立場が上だが、心のうちに関してはまだ未知数。


貴女は――――
1.話す
2.話さない
3.自由安価

下3

直後判定
1ほど余裕、9ほど・・・・
天才:+1
加虐体質(防御力減補正):+1

コンマ神は逆転がお嫌いなご様子

いろいろご迷惑おかけして申し訳ありません
すぐ書き上げて続けます



「…………んっ。意外とじょうず。もしかしてなれてるの?」

見稽古「んー? いや、これが初めてだけど」


その言葉に、青年は貴女の足から少しだけ唇を離した。

堕ちる太陽は赤く断末魔を上げる。
それは貴女が腰を下ろす白のベッドシーツを鮮血の如き赤色で染め上げる。

こんな高みだからこそ邪魔なく美しく見えるのか。
最上階に差し込む斜陽に目を細め、それから身をかがめ、
差し出された貴女の白い細足に唇と舌で奉仕する青年に満足そうに目を落とした。

足の表、裏だけではなく、五指の一本一本からその間まで、
残された唾液の跡が窓からの斜陽に艶やかに照らし出されていた。


「ふふっ。こんな年下の娘にいいように命じられるなんて、今のあなたとってもみじめよ」

見稽古「いえ、我々の協会ではご褒美です」

 


そう青年は笑みを浮かべ、再び貴女の足へと舌を伸ばす。
湿った感触。ぬめった軟体。生ぬるい唾液。
まるで蛞蝓のような下等生物が、隅々まで身体を這うような感触。

だがそれは下等な生き物でもなく、知性ある霊長、
それも自分以上に長く生きているはずの本来は上の相手に奉仕させているという事実に、
貴女は言い知れぬ興奮と優越感とそして悦楽を感じていた。


舌は足首からくるぶしを回り、ふくらはぎに唾液の筋を残し、やがて太ももまで上がってくる。
そして貴女は、内腿まで舌が伸ばされた時点でそれを静止させた。

名残惜しそうに舌が貴女の甘い肌を確かめるように這い、
唇が微かな味を自身の唾液ごと軽く吸うような感触を残して、ようやく青年は口を離す。


こちらを見上げる青年の顔色は興奮のためか、落陽のためか、判断はつかない。
けれども彼の奉仕に満足した貴女は唇の感触をもう一度確かめるように、
唾液に塗れた足の指で青年の口元をやさしくゆっくりとなぞった。

そしてその正しき成果に対して貴女は、
黒髪に映える自身の紅唇を開き、この青年に正しき報酬を与えてやることにする。


「――――それで、あたしの願い?」

見稽古「え? ああそんな話もあった、ね? まあ今はいいから早く続きを舐めたいんだけど――――」

「えい☆」

見稽古「ハイキック!?」


――――台無しである。

 


………………………………………………………………………………………………………………………


見稽古「なるほど。つまり君は領域内部に限定される能力の上限を解除したいと――――そういうところかな?」

「ええ、物分りがいい人はスキよ」


話した内容は貴女の能力の半分に過ぎない。
けれどもバーサーカーのマスターはその半分に満たない情報だけで、
大まかながらも貴女の願いを言い当てた。


見稽古「まぁ、僕の願いも似たようなものだったからね。
    僕も自分の才能の制限を取っ払うために聖杯を使うつもりだったんだ」

見稽古「【物見稽古】―――他者の技術模写を代わりに、僕は本来の才能の高さを正しく活かせない。
     『他者の技術模写』という制限、限定を取っ払うため、僕は始めこの聖杯戦争に参加した」


技術の解析、理解、習得。
それに関して並外れた才能を持つこの青年。
けれども本来の彼自身の能力の高さに由来するそれらの技能は、
【物見稽古】――――『他者の技術模写』という制限を受けており、正しく活かせないというのだ。

その彼自身の制限を取り払い、欠陥を埋め、
十全に自身の能力を活かせるようにするというのが彼の本来の目的だったらしい。
 



けれどもそんな青年の話を貴女は半分ほどしか聞いていなかった。

それ以上に貴女は、この青年の天才性に目を向けていた。
強きものには、それに見合った優秀な下僕がいるべきだ。

そういう意味でも性格はどうであれ、
能力に関していえばバーサーカーのマスターたる青年は貴女に仕えるに相応しいだろう。


話の途中だということも気にせず、貴女は年齢からは考えられないほどの力で、
青年の身体を投げ飛ばし、深くベッドの上に沈み込ませる。

そして貴女はとっさに起き上がろうとする青年の首元を強い力で押さえ込む。


「抵抗する許可は与えないから」


白い少女の指がぱちりと首輪を嵌める。
それはアーチャーにも嵌めたのと同じものであり――――


「悦びなさい、ナナクサ。あたしがあなたのごしゅじんさまになってあげるわ」

見稽古「我々の業界ではご褒美です!」

「…………」

見稽古「モハヤムゴンッ!?」


――――やっぱり躾が必要かもしれない。

 

さて夜だ。
貴女は――――
1.索敵
2.会話
3.自由安価

下2

選択1:索敵


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.自由安価

下2

選択2:アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)


直後判定
成功2回か大成功1回にて
千里眼B:+2
夜:+1

判定9:大成功

直後判定
1,3,6,8:ランサー
2,4,5,7:ライダー
9:アサシン

判定5:ライダー


直後判定
1,4,7:怪物のみ
2,5,8:本体付き単独行動
3,6,9:拠点発見

判定0:特殊判定


直後、特殊内容判定
1,5:討伐令級の被害発生
2,6:他陣営と同盟
3,7:他陣営と戦闘中
4,8:こちらへの同盟意思あり
9:マスターも捕捉

判定4:こちらへの同盟意思あり


ごめ、ここまで
五日目までおわらせるつもりでしたがもう限界
寝ますお疲れ様でした

前回が時間掛かりすぎた上やる気もなくなって
投げ出したので今回はなるべくやる気がなくなる前に終わらせます
とりあえず今日中には何か最低一騎は落として話を進めますね
ではお疲れ様でした

よし、再開しますね

少し板の調子が悪いようですが・・・・

判定4:ライダー


アーチャー『マスター、サーヴァントのものと思しき鷲を発見しました。
       おそらくこれもライダーの騎乗物だと思われますが…………』


アーチャーからの報告。
新都上空を翼開長数メートル近い大鷲が飛翔・旋回しているようだ。

向こうもこちらの姿を捉えているようだが様子がおかしいという。
その足に何か魔術的な加工の施された紙を掴んでいるということらしい。
敵意を見せず、けれどもこちらに近づきたがっているそぶりを見せている。


おそらくはその紙をアーチャーに渡したいようだが、
弓を構えたアーチャーの姿に本能的な恐怖が近づけないように思われるとのことだが―――

果たしてアーチャーへの接近を許していいのか否か。

貴女は――――
1.構わず撃ち落とさせる
2.迎撃を待たせる
3.自由安価

下1

判定0:特殊判定
判定4:同盟の意思あり


「………弓を下ろしなさい、アーカス。少し気になるわ」

アーチャー『御意に』


貴女の命令通り、敵を目の前にしているにも関わらずアーチャーは素直に武器を下ろした。
そこには一切の抵抗も、躊躇の意思も見られない。

そしてそれを待っていたかのように、
大鷲はアーチャーの頭上を飛び、脚で掴んでいた何かの紙を離した。

魔術的処理の施された紙。
それはおそらく貴女とアーチャー以外のものの眼には読めないように加工されているのだろう。


内容はライダー陣営から。
――――こちらには現在貴殿への戦闘の意思なし。
ランサー攻略に関して貴殿らからの助力が欲しい、という内容だ。

要はライダー陣営もランサーに手詰まりしており、
そのために対ランサーの同盟を結びたい、という話なのだろう。


見稽古「僕からの意見は特に無い。君の判断次第だ」


首輪をつけられたパーカーの青年はそう返答する。
単純にランサーを倒すだけであれば、現状の貴女達でも可能。
回答は同じく、大鷲が行うということの事だ。


貴女は――――
1.同盟を許容する(※感情判定あり)
2.叩き潰す
3.回答自由安価

下2

選択1:同盟を結ぶ


直後、判定
反起源(難易度中):-2

判定3:失敗


「――――いいわよ、アーカス」

アーチャー『御意に』


ひゅっ、と短い風切り音がなる。
そして空を旋回していた大鷲は何が起こったか知る暇もなく、
羽毛と血霧を撒き、爆発四散した。

これで相手への返答は十分。
同盟などという対等な関係を、この貴女が呑む筈がない。
そういう意味でマスターやサーヴァントではなく、
使い魔を用意したのは、ある意味彼らにとっては正解であっただろう。


ひらひらと羽根が月光を受けて、舞い散る。
それは冷たく、貴女の無情さを示しているようであった。


《五日目、終了》

直後、今夜の判定
大成功以上にて動きあり
四日経過:+4

判定7:動きなし


みんな夜はおねむなご様子で
ではまとめます

《五日目まとめ》

性別:女性
家系:9(貴女は魔術師の中でも卓越するほど永い家系に生まれつき、)
素質:0(貴女自身の才能の高さはその中でさえ、間違いなく異常なものであった)
戦闘距離:6(中距離~遠距離を得意とする)
戦闘スタイル:9(貴女は過剰なまでの戦闘能力と技能を持つ)
生い立ち:7(大きな苦労のない生活)
職業:魔術師
拠点:双子館新都側→新都側家屋→冬木ハイアットホテル最上階フロア
礼装:
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】
・緋色の獣の持つ、特定領域内における支配能力の再現。
 支配領域内において、緋色の獣の権能である擬似的な十種の全能の再現が可能。
・完璧たる魔術特性『円環』が貴女の起源『君臨』によって変質したもの。
 しかし貴女は根源に接続していないため、『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の域にまでは至らない

【陣地作成を行った領域内における貴女自身の全ての補正に+3】
【スキル《根源到達者》の劣化スキルであり、同スキルを持つ相手にはこれらの補正は消失する】

特殊スキル1:【起源覚醒者】
・起源『君臨』に覚醒済み。このスキルによりいくつかのスキル効果が変質。
・起源『君臨』により対象への命令判定に補正が掛かる。さらに令呪効果に上方補正がかかる。  
 一方、性格・嗜好に一般的に『S』と定義される嗜虐的変態性のバッドステータスを得る。
・また起源に関する判定に+補正、反する判定に-補正。さらに反起源の行動を自発的に取れない。

特殊スキル2:【カリスマ(歪)】
・他者に対する支配能力。貴女の場合、起源覚醒に影響された威圧感。
・接触時、相対した相手は判定を行い、失敗した場合対象の戦意を喪失させる。
 この効果は精神防御スキル、または【天才】スキル等によって抵抗可能。

特殊スキル3:【加虐体質】
・戦闘補正+1。また有利判定を得た場合、さらに+1の補正を追加する。
 ただしスキル発動時の防御や逃走行動に悪影響が生じやすくなり、-補正が付与される。
・『S』と定義された嗜虐的変態性により、一部の感情判定時に補正が追加される。

特殊スキル4:【陣地作成(歪)】
・特定領域を自らの支配下に置く能力。魔術特性『円環』における技能が変質したもの。
 【十の支配の王冠】の発動条件であり、設置に最短一行動分の時間が必要。

【サーヴァント】
アーチャー:羿(ゲイ)
ステータス:筋力A+ 耐久B 敏捷C 魔力A(B) 幸運E 宝具A++
宝具:
『万斤丹弓』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:10人
 放つ矢に強力な「到達」の概念を宿らせることで速度を落さず、
 本来矢の届かない超遠方までのロングレンジ射撃を可能とする弓。
 この弓は元々幻想種を射殺すために製造された弓であり、
 通常の矢でさえ過剰なまでの破壊力を持つ反面、小回りが効かない。

『千斤神矢・陽』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:300人
 天帝の子である九つの太陽を射抜いた九本の矢。
 太陽を落とした際に、その高熱と炎を吸収している。
 着弾と同時に、天に吹き上げる火柱となり一帯を焦土に変える。残数7本。

『千斤神矢・陰』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1人
 生前に使われずに1本だけ残った、千斤の神の矢の真の姿。
 天を廻る太陽を撃ち落とすため、あらゆる熱と光を吸収する性質を与えられている。
 命中と同時に対象から全ての熱量を奪い去り、運動を完全に停止させる。
 太陽すらも凍結させる絶対零度の対神兵装である。

令呪:2

【人間関係】
アーチャー《友好》:「あのランサー、やはりただの英雄ではなかった―――」

市井遊馬《最悪・喪失》:「――――」

鑢七草《変態・支配下?》:「また足舐めさせてくれないかなぁ」

バーサーカー《支配下》:「………七草さまがとられた」

【敵サーヴァント】
マスター:市井遊馬
セイバー:オリヴィエ(知性を湛えた目の騎士)
宝具:『天上聖刀(オートクレール)』
    『聖十字軍進攻(ホーリー・クルセイダー)』
令呪:3

マスター:沙条愛歌
ランサー:カルナ(豪華絢爛な鎧を身に纏った武芸者)
宝具:黄金の鎧、インドラの槍
令呪:3
 
マスター:????
ライダー:獅子に跨った扇情的な衣装の少女。
宝具:ライオン? 大鷲?
令呪:?

マスター:学生服の少年
アサシン:姿の見えないサーヴァント
宝具:????
令呪:?

マスター:鑢七草(変態)
バーサーカー:安徳天皇(艶やかな黒髪の童)
宝具:『水天宮草薙剣(すいてんぐうくさなぎのつるぎ)』
    『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』
令呪:3

マスター:八雲麻尋(目つきのひどく悪い不良学生)
キャスター:H.P.L(白いドレスの少女?)
宝具:『異界幻燈・暗黒神話(プロジェクション・コズミックホラー)』
令呪:3

マスター:『沈黙(サイレンス)』(金髪赤眼の女)
ガーダー:ウィ-グラフ(全身鎧の堅牢なる男)
宝具:『残火の右腕(フィール・ドラカ)』
    『遺志の左腕(キュニング・ベーオウルフ)』
令呪:3

【特記事項】
・【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→対城宝具で壊滅
・姿の見えないアサシン?のサーヴァント確認。
・対城宝具を自陣に撃ち込み、キャスター撃破。
・ライダー陣営は深山町側双子館、ガーダー陣営は柳洞寺に拠点を置く→拠点放棄
・沙条愛歌と遭遇。今次最強組み。
・愛歌戦時、セイバー陣営に救助される。
 しかし貴女との交渉失敗により、セイバー陣営死亡、敗退。
・バーサーカー陣営の拠点制圧。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。
・ランサー攻略の戦法二つ判明。
 バーサーカーによるものとアーチャーの『千斤神矢・陰』を使った方法。
・脚舐めいべんと
・ライダー陣営に同盟の意思あるも貴女が破却

【同盟】

【敗退】
キャスター
セイバー
ガーダー

直後、夢イベント判定
前回大成功:+1

判定1:ふぁんぶる
ただの失敗ならまだしもファンブルってのが多すぎる・・・・

《六日目朝》


何も無い目覚め。
逆に言えば悪くない、
昨日とは違ったすっきりとした目の覚め方であった。


貴女は昨夜の様子をアーチャーに報告させる。
――――が、夜間の戦闘はなく、
ライダーからもあれ以上の接触は無かったようだ。

同時にここ数日、動きの見えないアサシンの行動も気になるが、
ライダーと同様、あのランサーに対して有効な手だてが無く、
状況の様子見に回っている可能性もあるだろう。


さて朝だ。
貴女は――――
1.索敵
2.会話
3.自由安価

下2

選択3:柳洞寺に拠点を移す


見稽古「場所を移動する?」

「ここ、霊地としては質が悪いの。だから柳洞寺の方に移動するわ」


ここの陣地を解除してもっと質の良い霊地の柳洞寺へと移動する方針を貴女は立てる。
そのためにここの拠点は破棄することになるが、問題は無いだろう。

だがバーサーカーのマスターはあまり乗り気ではないようだ。
彼は考え込み、やがて静かに口を開いた。


見稽古「…………念のために言っておくけど、日本の寺におそらくベッドはないし、ここより質素だし、
     テレビもここほどのはないし、食事の格は落ちるし、新都から遠いし利便性は悪いしで君には大変だと思うけど?」

「…………」

見稽古「まあ日本生まれの僕やバーサーカーは問題ないけど、その生活に耐えられるかは君次第だと思うね」


貴女は――――
1.移動する
2.移動しない
3.自由安価

下2

1
貴方とバーサーカーがその分楽しませるんでしょ?下僕なら当然よね

選択1:移動する

>>258

見稽古「そういう問題じゃなくて、居住環境の話だよ。君がいいなら問題ないけど。
     どーなっても知らないよ。一応、このフロアーはとったままにしておくことにするさ」


貴女は――――
1.柳洞寺へ向かう
2.アーチャーを向かわせて確認させる。
3.自由安価

下2

選択1:行く


直後、????判定
奇数:存在
偶数:不在

判定4:不在


さらに直後、貴女感情判定
奇数:生活不可
偶数:なんとか可

判定5:失敗


「…………ありえない。特に靴を脱いで板張りの上歩くなんて。日本人っておかしいのね」

見稽古「はははは、特にお寺だからね。修行の場が快適に作られているわけないじゃないか」


腹立たしいことだが、長い石段を上り、
本堂に上がったところで貴女は青年の言う通りギブアップを宣言した。

貴女の柔らかい足に突き刺さる板張りの冷たさにどうしても我慢できなかったのだ。
靴下(ソックス)程度では遮断することは到底出来ない。
どうしてこんなところにわざわざ住もうというのか、その気が知れなかった。


仕方なく貴女は山門に簡単な結界を張っておく。
強い魔力を帯びた何者かが通れば、すぐに貴女のほうへ知らせてくれるはずだ。


【柳洞寺への侵入者の把握が可能になりました】


さて、昼だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

舌3

選択1:探索


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.自由安価

下2

選択4:全員で索敵

どう動く?
1.アーチャー以外の三名でまとまって索敵
2.アーチャー組とバーサーカー組に分かれる
3.全員ばらばら
4.貴女は動かない
5.自由安価

下2

選択1:アーチャー以外の三名でまとまって索敵


貴女たちは何処を調べますか?

下2

選択:新都中心街


直後貴女側判定
昼:-1
人ごみ多し:-1
天才(見稽古):+1

判定0:特殊判定


さきに直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2
昼:-1

判定6:成功

さらに直後判定
千里眼B:+2
昼:-1

判定9:発見


一旦ここまで
また夜にでも、お疲れ様です

さて再開

直後特殊内容判定
9に近いほど戦闘など

判定2:戦闘などはなし


さらに直後接触対象判定
1:アサシン陣営
2,4,8:接触なし
3,5,7:ライダー陣営
6,9:お姉ちゃん

判定7:ライダー陣営


直後、見稽古耐性判定
天才:+1

その下、バーサーカー耐性判定

少し寝てたらこんな時間
予定より長引いているのではやいところ佳境まで話を持っていきたいところ
そろそろなんらかの強制イベント挟み込みでしょうか?

では再開します

判定0:特殊判定
判定2:戦闘の意思なし


バーサーカー「あっ――――」


甘い、淫靡な毒の香り。
不可思議なほどの暗闇に視界を閉じられた路地裏に広がる魔性の芳香。

それはたちまちにバーサーカーの意識を奪い、彼の肉体は地へと倒れ伏す。
軽い身体はとさっ、という小さな音だけ残し、そのままその場から動かなくなる。


見稽古「…………まずいね、これ」


その様子とこの甘い香りにマスターの青年も引きつった笑みを浮かべて、
自らの意識のうちに湧き上がる衝動を何とか誤魔化し、押さえ込んでいた。


完全に先手を取られていた、というほかあるまい。
いつもはアーチャー単独で索敵をさせ、
貴女が行動しなかったという不慣れが完全に裏目に出た。

すぐさまランサー陣営の監視を切り上げさせ、アーチャーをこちらへの護衛に回させる。
――――が遠方で弓を構えざるを得ないアーチャーと違い、敵はすぐ目の前まできているのだ。

判定7:ライダー陣営

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、 : ヽ从 _,.斗≠≦≠-:!: : : :..:|//ヽ : : : :.////
、:ヽ: :ヽ '"弋::’:ツノ ヽ: :..: :.|///|i: : : :ヘ

 ヽ:\:ヘ  ´ ̄ ̄`   jハ: : :i ̄ : | : : : : ヽ
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――――そして暗闇の中、姿を見せたのは大柄な獅子とその背に座る少女。



獅子の毛皮は竜の鱗の様に、亀の甲羅のように硬くしなやかな毛皮に覆われており、
一方の少女はその身に纏う身体のラインが透けるほど薄いドレスが、
彼女の人外の美しさと愛らしさを秘めたボディを浮かび上がらせる。

けれどもその中でも、彼女らを繋げる赤黒い手綱が一際毒々しく目立っていた。



????『このような場所でお止めして申し訳ありません。アーチャー、バーサーカーのマスター』

見稽古「………ライオンが喋った?」


まず口を開いたのは他でもない大柄のライオンであった。
バーサーカーのマスターはやや驚いた表情をしているが貴女から見れば何のことは無い、
ライダーのマスターがこのライオンを通じて貴女たちに話しかけているだけなのだ。

さて一度追い返されたにも拘らず、再びこうして出てきたということは、
このライダー達には本当にランサーに対し、打つ手が無いということなのだろうか。


確かに、現状はライダー陣営に一歩有利というべきか。
こちらのバーサーカーは無力化され、ライダー達はすぐ間近にいる。
だが同時にこちらのアーチャーは既に迎撃体制に入っているのだ。

ランサーよりも現在の優先順位はこちら。
既に弓を構えさせ、ライダーへと狙いを定めさせている。
アーチャーの性能であれば、精密にライダーのみを狙い撃つことも可能だ。


故に、自らが優位な立場にあると考えている彼女たちほど、貴女の癪に障る存在はいない。
貴女にとって、貴女に逆らうことそのものが悪なのだ。

貴女はライダー達に、彼女らへのはっきりと怒りとそれ以上の不快感を示す。


「…………あなた、昨日の? 返事はかえしたはずよ?」

ライダー「ええぇ、聞いているわ。―――――よくも私の息子を殺してくれたわねぇ」


漏れたそれは、背筋の凍るほどの低く冷たい。
愛らしい少女の外見からは程遠い、鋭い刃のような声。
それには流石の貴女は思わず後ずさりしそうになる。

一方のライダーのマスターも戦闘は望んでいないのか、
ため息を吐き、自らのサーヴァントを宥め様と声を掛けるが―――


????『――――ライダー。怒りは良く分かりますが』

ライダー「違うわよぉ、褒め称えているの。だぁって、あのエトンを撃ち落としたんですものぉ。
      喜びなさい! 貴女のアーチャーの性能の高さぁ、私が保証して差し上げますわぁ。
      優秀な遺伝子を後世に引き継ぐのは私の役目! だから早速お見合いからベッドインまでぇ!」

「―――――え?」

見稽古「これは、また…………」


一瞬にして静まり返る空気。
ライダー一人だけ状況を把握できていないようで、
あれ? あれ? と貴女たちの顔をきょろきょろとせわしなく眺めている。

そんなライダーに、ライオンは深くため息をついた。



????『…………申し訳ありません。本当に、申し訳ありません。
      彼女はこういうサーヴァントでして――――では本題に入らせていただきます』

????『貴女達の持つ情報を全て教えてください。代わりにこちらは現時点で、
      この聖杯戦争というものに関して、把握している可能な限りの情報を開示します』


――――意味がわからない。


そういわざるを得ない。『聖杯戦争』の情報?
だが貴女がこの聖杯戦争そのもの関する情報が少ないというのも確か。
七人の魔術師が7騎のサーヴァントを呼び出し、その中の一組が残るまで殺しあう大儀式。

勝者にはどんな願いも叶えられるという万能の願望機を与えられるという話。
その話を耳にして貴女はこの聖杯戦争とやらに参加したわけだが――――。


「…………」

見稽古「――――僕らへのメリットは?」


貴女からの合図に、口を開いたのはバーサーカーのマスターの方だ。
その言葉に獅子は一度だけ口を紡いで言葉を選ぶように考え込んだ。
 



そして――――


????『現時点でこちらが答えられること。「この聖杯戦争はおかしい」――――これだけです』

????『――――聖杯戦争そのものに関わる情報、興味はありませんか?』

????『――――どうしますか?』


貴女は――――
1.乗る(※not同盟 コンマ判定:難易度低)
2.乗らない
3.アーチャーに狙撃させる
4.自由安価

下3

選択1:情報交換に応じる


直後、コンマ判定
成功にて応じる

判定6:成功


????『まず第726聖杯とそれを巡る聖杯戦争に関して―――』

????『第726聖杯の正体はアインツベルン、遠坂、間桐の御三家が構築した大規模な降霊システムです。
      聖杯の大雑把なシステムですが、英霊のコピーであるサーヴァントを召喚・現界させる大聖杯、
      脱落したサーヴァントの魂をこの世に留め、願望機としての機能を果たす小聖杯に分かれています』

????『聖杯起動までに術者が行うべきことは三つ。聖杯の魔力源となる六騎のサーヴァントの殺害。
      聖杯を降臨させるための霊地の確保、そしてサーヴァントの魂を貯蔵する小聖杯の確保―――です』


待って、と貴女は話を止めさせる。


「――――小聖杯の存在なんて初めて聞いたわ」

見稽古「右に同じ。君はどうやってそれを知ったんだい?」


このルールは初めて聞いた。
おそらくは関係者しか知らないだろう内容。
それをどうして、このライダーのマスターは知っているのか?



????『――――まず、始めに伝えておきます』


????『既に、始まりの御三家は全滅しています。正しくは、全滅していました』

????『十年前の第四次聖杯戦争にて、冬木に拠点を置いていた間桐は何らかの原因で断絶。
      同時に遠坂家当主、遠坂時臣も死亡。その後、娘の遠坂凛が当主を次いだと記録されていますが―――』

????『――――この遠坂凛も既に死亡していました。時計塔へ送られた書類はまったくの偽造です。
      冬木市の公的書類を調べさせていただきましたが、彼女の記録は十年前を最後に途絶えていました』

????『遠坂家に残っていたのはただ一人。時臣氏が死ぬ前に婿養子として、
      遠坂家に加えられていた遠坂玄雄――――旧姓、明智玄雄という名の少年だけです』

????『無事に第四次聖杯戦争を乗り越えられたのは、
     冬木に本拠地を置いていなかったアインツベルンだけでした』



????『――――ですが、そのアインツベルンも一ヶ月前に壊滅しました。皆殺しです』


????『アインツベルン本城に一ヶ月前何者かが侵入し、城を全滅させました。
      犯人はいくつかの魔術礼装。そして本命であると思われる目的の小聖杯を強奪し、逃走しています』

????『アインツベルン製のホムンクルス達も全滅。それも抵抗すら出来ずに死亡したようです。
      魔術師に出来る業ではありません。これは間違いなくサーヴァントを使った犯行です』

????『僕が得た大まかな聖杯戦争に関する情報は、御三家たちが残した資料を分析したものです。
      これに関しては、ロード=エルメロイ2世の協力なくしては出来なかったことですが――――』


????『―――――結論から言いましょう。この聖杯戦争は始まる前から、狂っています』


????『最後にまだ調査中なのですが、冬木大災害跡地から高濃度の呪詛的な汚染が確認されています。
      ですが、僕も十年前の第四次聖杯戦争で何が起こったか把握できてはいません。
      当時参加していたロードも何故そのような事態になったのか、まだ結論に至っていません』


????『―――――もしかしたら、聖杯自体にも何かあるのかもしれません』


                  ト、   
                  { ::\\、
      \ー- . 、r==ミー―\ : \!:\

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     , . --―`― : : : ::;...--――― : : : : : ー――. 、
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.  厶イ: :;::::/: : : ::::|  |/T:卞ミミ、!/、..}   ト - ´ノ  |ノ
   ノ_:/: /: :::::r 、|  |:人::{!:丿>´ ./ }         !
    ∠: /:::/:| |!  |ヾ、 ニ/ ./ /}         '
     //ゞ‐| |   !彡/  , '  / / }       ∧
          | |   ヽ´  /  / .'         ..::::::\
.          、 !    ,.  '  / / - ‐ ´    イ ヾ::::::
        /::∧   {:.  :.    /   ー   , ´.ノ  i::::
       / ::!  、       |`   _    /    |:::::
      /  ::::|  ::.          !` ーv‐ 、 _ |f⌒ヽ  |:::::
.   /    :::| ::::::.        |  / ∧/:::::::::::|\!、::
.  /       ::|:::::::::::ゝ     /  / ∧/::::::::::::::: |   ヾ



????『いずれにせよ、僕から申し上げられることは唯一つ。
      アサシンのマスターであろう遠坂玄雄―――今は彼が小聖杯を握っているはずです』


  



「―――――」


貴女は何も言わない。
この情報を何処まで信じていいものか。

だが、アサシンのマスターが少年であり、
かつ彼が遠坂邸を拠点にしていたのは焼き払った貴女が一番知っている。

確かに、貴女が聞いていた当主であろう少女の姿かたちは、まったくといっていいほど存在しなかった。


????『――――さて、次はこちらの番です。アーチャーのマスター、貴女が遭遇したアサシンと
      そちらのバーサーカーの情報をください。特にバーサーカーは既に真名まで把握していると思うのですが――――』


そう、ライダーのマスターはこちらの情報を指定してきた。
だが何故か貴女のアーチャーではなく、こちらのバーサーカーの情報を聞いてきたのだ。


…………貴女は
1.全て答える
2.アサシンの情報のみ答える
3.バーサーカーの情報のみ答える
4.何も答えない
5.自由安価

下3

選択1:全て話す


????『古来より人を透明化させる魔術、道具は数多く存在します。特に宝具となるようなものも多い。
      攻撃時にも気配遮断が解除されない、姿を見せない。それだけの情報ではまだなんとも――――』

????『ですが事前に攻撃を察知できる上、あのアーチャーの武器を弾くことできる英雄――――』


貴女の提供したアサシンとバーサーカーの情報。
特にライダーのマスターはそのうちもっとも気になるであろう、
アサシンの情報を熱心に考え込んでいるようだった。


????『…………』

「何か分かったのかしら?」

????『いえ、まだなんともいえません。ですがその情報には感謝します。
      こちらは未だアサシンの情報をまったく掴めていないので、これだけでも十分です』


まだ確信にはたどり着けていない口ぶり。
どうやらアサシンは本格的に姿を隠しているらしい。
このライダーのマスターも今まで何一つ情報は得られていないということだ。



????『――――おそらくですが、あのアサシンもランサーに対する決定打がないのでしょう。
      彼らが姿を現すことがあるとすれば、最低でもランサーが黄金の鎧を失ったときです』


それは暗に、貴女達にランサーを倒すように仕向けているようにも取れ――――


ライダー「ねぇマスタぁー。あの子、欲しいんだけど?」

????『多分まだ精通迎えていないですよ、年齢的に…………
     じゃあ、ありがとうございました。何か情報が分かりましたらまた連絡します』


濠、と風が巻き起こる。
アーチャー、と吼えるが遅かった。


アーチャー『――――こちらにつけられないよう、彼らは令呪まで使用したようです。
       申し訳ございません、マスター。ライダー陣営は見失いました。影も形も残っていません』


アーチャーの謝罪を聞きながら貴女は、
脳を焦がす、甘い隠微な香りが消え去ったことに気が付く
それは同時にこの場から完全にライダーが退場したことを示す証拠であった。
 

さて、夕方だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択1:探索


見稽古「さっきの話を聞く限り、アサシンもライダーも完全に隠遁を決め込むだろう。
     そうなれば僕らとランサーがぶつかる確率が大幅に上がるはずだ。多分、ライダー陣営もそれが狙いだろうね」


バーサーカーのマスターは、そう息を溢す。

アサシンはランサーを倒すまで姿を見せない。
ライダー陣営は小聖杯を持っているだろうアサシンを引きずり出したいが、
ライダーはランサーを倒す方法を持ち合わせていない可能性が高い。

そう考えるなら、ライダーがランサーを貴女たちにぶつけようというのは必然の考えだ。


「…………」


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.自由安価

下3

選択1:この場所で見張らせる


直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2

判定5:成功

さらに直後、アーチャー判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2

判定1:ファンブル


直後、奇襲判定
失敗で奇襲、成功なら失敗
ファンブル:-2
千里眼B:+2

判定2:失敗


  \    \  ヘ      - ___        \   ノ  ソ  ::::
{   \    \ Y      ____  ̄ニ=-    \  /    ::::::
l l   \    /   ヽ《《       \      \   ::::::::
ゝ ヽヘ     /// llヽ  ヽ巛\<     \ __\   /::::::::
 ゝ ヽ  /ノ  / l .lllヘ  ヽ ヽ ヽ__<     \ ≧=-::::::::     _,,. -‐''"´
  ゝ     // l l::::ヽ  ヽxヽヽ ___jハ       ;;;;:::::::     /
      / /   l  l___:ゝ   ゝ r_tnソiハ \\  ;;;;::::    /::::::,. -‐''"´
 \    /l   l  .lヽ::::::`__ゝ  ゝ::::'''ヽ i l  \ヽ;;;;::::   /::::::/
   \  / l  /l  l X(fフ:::ヽヽ \   j ヘ   kヽニ=z__:::::::::/_,,. -‐ -- -
 \   > l  / l  l ‐ヽ:::::l  j \\   ヽ   l } l::::;;;;;;::::::: _,,. -‐'----
   ゝx__   l / l l  ヽ  :::ヽ 丶 `丶、,  l   l l l;;;;;::::::::: ____
      > l/ i ノヽ l ヘ\   x - ‐_- ' \リ   l l;;;;;,,. -‐''<"´ ゚~~~゚^^'' -x__
         /   リ /;;ヽ     ̄-     イ\ .l;;;/    >
         /    /;;;;;;;;;;;\       /:::l  l  ==-__    > __
        /    ./ `  <ゝ::> _ _/::::  l  j_\  ==-__      >
        /    /--- -‐'' ∧:::::::ヘ:::::::::  ./  ./l---\   ==-        > _
       /    /三三三三==- 7ヘ::::l  ./   ./\  l \     - _      > __
      /   ./三三三三ニl    l ヘ:ヽ/  /  ヘ .l   \  /   ニ= ---t    へ
      j   /ヽ ヽ三三三;;>   .l  /  /  /∧ .l  l lニ_/   /   ``='=-‐'')    へ
     l  /三ニヽ ヽ三三llj    .lミ/  /\/;;;;;;;;;/  l l/   /    ________,,-‐       へ
     l  j .l三三ヽ .ヽ三ニlj    ./   /;;;;;;;;;;\/  // ___     /_-''"´'' ‐- _______      へ
  _,,. - l  i l三 / ヽ .ヽ三j   /   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;/  /H ̄S ヽ  _,,.‐'"´   x      ノ       へ
    l  l l l / _ヽ .ヽzzzz /   / ヘ/\ /  /_z=X X 〆l    _,,. -‐''"´  ̄   ̄ ==-        へ
 _,,. -l   lニl l/  /  i  l彡ミ/   /  {;;;;;;;;;;;;} / l //l `ミ/       ̄ ̄ ̄  \__   ==-        へ
 三ニl   l三レl   ̄  ! } l三{  / \l;;;;;;;;;;/T //_ノ ミ丿       __ _   ` ヽ,  ==-         へ
 三ニl   l三lj △___ l / /三l  {  / \ lF//  ミ/     /ニニニ7   ` -- '    ==-         \
 三ニl  l三llj    //三ll  j /     \レ__ll__ミノ      /;;;;;;;;;;∧              ==-          \
 三ニl  l三ll   //三ニj  j/        \       /;;;;;;;;;;;;;;; /∧               ==-
 三ニl  l三ll / /三三/  /           \   f-‐'´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ /∧                ==-
 三三l  lニ/ /三三ニ/ /xzz            \  l l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ / ∧                 ==-

アサシン、ライダーは隠遁しているため、自動的に沙条愛歌/ランサー出現

今回はここまでです
次回はVSランサーより

お疲れ様でした

直後、アーチャーダメージ判定
9に近いほど大ダメージ
奇襲(ランサー):+1

あっ

判定0:クリティカル

直後、アーチャー生存判定
攻撃クリティカル(ランサー):-2

判定2:カルナ奇襲攻撃

: : : : : : : : : :.\\: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .:._::_ : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : //: : : : : : : : : : : : : : : : : : :
.: : : : : : : : : : : :.:.\\.: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :.:.γ´: : `Y'.,.: : : : : : : : : : : : : : : :.:.://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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                      /)\>´, <   / 〈.  ヘ.ヽ ハ.       `</(\
                      ////          ゝ‐-/-ヘ‐イ.         \〉〉〉
            <二工工ニ工三三三三三三三区匚二/==〈|<l〈|==========================|〉>-ハ---
                    /                /   _∨            .∧
                   ノγ´ヘ      ,.ィ …'7 _ノ ̄  |∨       >、    \
                  〈 /   .〉    ./   /./ {   ∧∨ > ´   ∨    〈
                  ヽl   /   /     //. ./     ∧∨         ` < ハ
                     〈 γ ´         \. 〈   _ ./            `i/
                      ヽl.          `Y\_./〈.〉
                                      ハ: :|: : :|
                                      ハ:.|: : |
                                      ハl.:.:.|
                                         |: :.!
                                    |: :|V
                                     |: :|: V
                                    ノ:.人:_ゝ、
                                        ̄   . ̄



――――夕暮れの空を純白の翼が翔る。
その速さは電光石火。天へ舞い上がる流星は、美しい死の輝きを纏う。

その光はそのまま真っ直ぐ、冬木ハイアットホテルの屋上で構えていたアーチャーへと襲い掛かり、
瓦礫・破片を撒き散らしながら貴女達の拠点である最上階フロアーへ突入してきた。
 

判定5:致命傷(-3補正)



――――魔力放出(炎)。そのスキルにより作り出した翼でランサーは空を駆る。



ランサーのマスター、沙条愛歌のとったアーチャー攻略の手段は極めて簡単だった。

令呪により魔力放出(炎)スキルの出力を極限までブースト。
数kmに渡る超長距離ジャンプを使って、
アーチャーに反応する隙を与えることなく、一瞬にしてその距離を詰めたのだ。

その奇襲に、千里の眼を持つアーチャーも咄嗟に対応できなかった。

いやアーチャーだからこそ、死なずにすんだというべきだろうか?


首を狩り落とすランサーの槍先。
それを寸でで逸らし、首を落とされることだけは避ける。
だが肩から深々と胴を裂かれた傷は、確実に致命傷となった。
 


その上、ランサーには距離を詰められている。
この距離は『万斤丹弓』の射程外――――まともに弓を引く前に、ランサーの追撃がくる。


「アーカス!」

アーチャー「…………申し訳ございません、マスター」


貴女の声にそう謝罪の言葉を溢すアーチャー。
だが侵入してきたのはランサーだけではない。

腐敗する大気。犯される貴女の領域。
世界を塗りつぶすという純粋な暴力を持って、廃頽の少女は不気味な笑みを浮かべた。


愛歌「残念、今度は逃がさないわ」


起き上がる触手の群れ。
圧倒的までの物量。部屋を呑み干す不浄の群れ。
鼻につく饐えた臭いに、思わず貴女は顔をしかめてしまう。


見稽古「――――逃げるか、戦うか。どっちにしても、令呪は使わざるを得ないみたいだね」


珍しく引きつった声で応えるバーサーカーのマスター。
同様に彼とバーサーカーの周囲を触手の群れが取り囲んでいるのが見えた。


勝ちの目自体は、ある。
無謀ではないが、無理ではない。
けれども、この状況で戦いを選ぶのは命知らず。

だが同時に逃げたところでアーチャーの消耗は激しい。
再度の襲撃されてしまえば、ジリ貧になる一方だ。


――――どちらにしろ、令呪が必要なのは確定事項だ。


貴女は――――
1.戦闘方針
2.撤退方針
3.自由安価

下3

選択1:戦闘


絶体絶命の状況。
無事逃げられるかも分かりはしない。


――――だから、貴女は、はっ、とそれを鼻で笑い飛ばした。


「あたしに逆らうこと自体が悪なの。たたきつぶす以外に、選択肢なんてあるわけないじゃない」


そして正面から水色のドレスを着た少女を睨み付ける。

状況は圧倒的に相手の優位。
けれどそんなことは関係ない。今からは貴女のターンだ。


まず動いたのはバーサーカーのマスター。
彼は、力なき幼童のもつ唯一にして、最強の切り札をここで切る。
 



見稽古「令呪を奉じ仕る――――『バーサーカー、神性の限定解放およびその制御を』」

バーサーカー「我戴く、八雲の冠。我纏う、氾水の衣。我が尾、八筋の峰。我が骨、踏鞴の鉄。
        ―――――――我こそは『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』なり!」


ごぼり、と水音が鳴る。
音の発生源はバーサーカーが両手で持ち上げた鉄の剣であり。

剣より溢れ出る怒涛の水流。否濁流は、周囲から群がる
悪性の触手を薙ぎ払い、バーサーカーを中心に水の核を形成する。


室内を所狭しと蹂躙する濁流は、そのまま勢いあまり天井を貫く。
だが、その動きは破壊的ながらも精密。

本来は力のまま荒れ狂うしかない神の力は、
その強さに枷を嵌められた代わりに正しく人の意思の元に制御されていた。


――――鎌首を擡げた四筋の大蛇(おろち)。水流に刻まれた龍鱗。


解放された規模こそ令呪により制御されているが、
見紛おう事なきその神威は、かつて出雲の国を支配した川神、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)。




――――『平家物語』でも仄めかされたそれこそが、バーサーカー安徳帝の真なる姿である。



愛歌「ランサー」

ランサー「――――問題ない。この程度、『梵天よ、我を呪え(クンダーラ)』の火力なら焼き払える」



――――否しかし、これほどの神威、蹂躙をもってしてもランサーの輝きは潰える事無し。



父なる太陽より与えられた彼の黄金の鎧は、
日本屈指の蛇神の力を持っていても、欠けることも傷つくことさえできない。
濁流の合間から姿を見せる太陽の輝きは途絶えることは無い。

その上、ランサーは現状であってもこの蛇神を滅する術を持っている、と答えたのだ。


このままでは敗北は必死。
バーサーカーの神性解放も、ただの徒労で終わるだけだ。


故に―――――



「このあたしが命じるわ、『この場を離れるのよ、アーチャー』」

アーチャー『御意に』


令呪を使い、貴女はアーチャーを『万斤丹弓』の有効射程域まで転送する。

目の前の莫大な魔力の奔流にその魔力の動きがかき消され、
一瞬だけランサーはアーチャーの気配を見失う。


再度その存在を捉えたときには、全てが遅かった。

剛弓は既に引かれた後。
死に体の身でありながら、アーチャーは白羽の尾の矢を番え、限界まで引ききっていた。


そして―――――
 


                      r‐          /               /ミz、/        r''´l≧,..-'''"
                      l l        /    ヽヽ             /ミz、/        _,.l  l  _,..''"
                      l l      /      l l     )l   /ミz、/  r''´l≧'''" _, l  l'''" ヽ
                ___     , ' , '_,..- ―/―― 、__ノ,ノ    , '/--、( ヽ、 _,.. ' l  l_,..-''" . l ∧ rz ヽ
       //   l r―‐ , )二二二二二''''‐/―― 、  ` < __, ' /l   l>'''"  _, .l ∧.     ヽヽ_ヽl l - '''"
.     /' ´ ̄ ̄ `ヽ //ニヽ_/     /、 ヽ ̄` 、` 、` 、 ___, '/ l  ヽ_,..-'''"l   ヽヽヽ _,..- '' "´ ノノ
....   , 'lヽ         ヽ__l l    /  ヽ__ヽ   ` 、`、`、二,..-'','  ヽ_ー) ̄ヽ  ヽ、_,..-'''"     , ', '
    / l ヽ           ヽ-'    /,,.-‐''二二''ヽ  _,..-'''"_,..-'''l    lー―‐ 、〉           ,,l l,,,
...  /  、  \        ヽ、-/'´ _///..-'''"_,..-'''"l l l l l ll、____ノー―、_ノ            彡 ミ
.   l    l\\\、_、_、\\\ r-///.-'''"_,..-'''"'  l::l  ヽヽヽヽヽ_/ミz、/__ノ             从、 )
.   l    l  \l,ィ弋ツ,r―― 、_,..-'''"_,..-'''" l: :l.     ヾヽ, -、 > '''´/ミz、/          、ー,   ノ ノ
...  ヽヽヽl  l ____ ̄/{、   <,..-'''" {{  {{  ll,l: :l      _,..-''" l  l. /ミz、/         _  ̄  /,(´
 _,..-'''"_ヽ_// //ll{ l, / i∧ ヽヽ ヾ ヾ  ヾz、: :ー/'´/l    l  l/ミz、/        /  ヽ__ノノ__)
 ̄ ̄ ̄    ヽヽl l lll{ l、 / ノlー'、 ヽ ヾ  ヾ  ヽ__/ ノ.     l /ミz、/        (´, -'   -―''´
.            > ヽヽヽヾ、 ´ /人 ヽ_ノー―'´ヾ___/___, '' l   l./   /          ヽ、 (
      _,..-'' ヽ/ ̄'''ー`ー 'ミ圭 ン       ヽ、___,ノ   /   /    __     )  ヽ
__,..-'''"ヽl l  l  l l l   ヽ-―''、 _,. .- '''""~ ̄`ヽ /  _,/   /  , '     ヽ _ノ ノ    l
  /// l l. ヽl  l  l l ヽ、  ` ―'''’   _,..-― 、 ヽ   ヽ/   /  ,' , '   _ ― '  , -<
  /// l ヽ__,l  l   l l  lヽ ...,,___,,..  -‐''―- 、ヽ ヽ  ヽ /   /  ,__ノ  , ', '    ̄ヽ_ノ



アーチャー「この一射はかつて太陽を沈めた冥矢―――果たして耐えられるか、太陽の子よ」



――――――『千斤神矢・陰』から、ひょう、と手が離された。



直後、命中判定
千里眼B:+2

判定0:クリティカル


直後、判定
大成功以上にて、本体に貫通
それ以外は鎧の破壊のみ

攻撃クリティカル:+2

判定7:鎧破壊のみ


――――白羽の尾の矢は吸い込まれるように、ランサーの鎧へと突き刺さった。


次の瞬間、黄金全体に亀裂が走る。
信じられないという表情をするランサーのマスター。
湧き上がる歓喜に口元を吊り上げるランサー。


――――そして、太陽の輝きを失った黄金の鎧は、黒く脆く冷たく崩れ去った。


愛歌「―――――ありえない。ランサーの、カルナの鎧が破壊されるなんて。そんなこと」

ランサー「我がマスター、マナカよ。ありえないことなどありえない。
      ――――見事だ、アーチャー。オレはお前と闘(あ)えて本当に善かった」


太陽の息子は珍しく感情的な言葉を溢し、
神々でさえも破壊できぬ鎧を砕いた太陽の射手に純粋なまでの殺意を投げかける。

だが、瀕死の身でA++ランクの宝具を放った後。
既にアーチャーは満身創痍だ。
バーサーカーも徐々に出力が不安定になってきている。


直後、愛歌思考判定
奇数:撤退
偶数:戦闘続行

判定3:奇数


愛歌「――――撤退するわ、ランサー」

ランサー「…………この勝負いずれ、また」


ランサーは身に纏う炎で周囲をなぎ払う。
それは物理的な障壁となり、貴女たちの前へ立ち塞がった。

そしてランサーの気配が遠ざかる。
バーサーカーでは到底終えまいが、アーチャーの腕なら…………


アーチャー『…………令呪で補助してくだされば、追撃が可能ですが』


アーチャーの言葉からは力が失われている。
今の状況では弓を引くことも不可能なのだろう。

令呪を使えば、逃げるランサー陣営を仕留められるという話だが、貴女の令呪は残り一画。
それをここで切っていいのだろうか?


………貴女の判断は、
1.令呪で使い、ランサー陣営に確実に止めを刺す
2.このままランサーの撤退を見逃す
3.自由安価

下3

選択2:見逃す


アーチャー『――――御意に』


追撃はしない、という貴女の言葉に、アーチャーは素直に従う。
しかしこれでようやくランサーを他のサーヴァントと同じステージに立たせる事ができた。

もうカルナは無敵のサーヴァントではない。
だが同時にこちらが払った代償も大きい。


令呪一画に、切り札の対人宝具。
バーサーカーも令呪一画と切り札を開放している。

その上、せっかくの拠点をまた潰されたわけだ。
貴女の陣地である以上、外部には神秘は漏れていないが、
屋内戦のせいで少なくとも居住可能な空間ではなくなってしまった。

これは再び拠点を移動する必要がありそうだ。


さて、夜だ。
貴女はどこに新しい拠点を作る?
1.深山町側双子館
2.柳洞寺(※貴女の感情判定あり)
3.新都側の別ホテル
4.自由安価

下3

選択2:柳洞寺(※貴女の感情判定あり)

直後判定
一度拒否済み:-2

ほい

>>476-480
コンマ判定がどんだけ嫌ってるの………


よって直後判定
1,3,5,7:双子館
2,4,6,8:新都のホテル
9,0:????

判定8:新都のホテル


見稽古「前よりは少しだけ質は落ちるけど、ここでも構わないかい?」

「うん、ごーかく。よく仕事のできる下僕なのね」

バーサーカー「………いちおう、ほめられてるですよね?」


新たにバーサーカーのマスターがフロア一つ貸しきったホテルは、
前の冬木ハイアットよりサービスは落ちるものの、それでも合格の範囲内だった。

さて、すぐに陣地を構築しておきたいところではあるが、
特にアーチャーの消耗がひどく今は休息に当てたほうがいい。
最低でも動ける程度には回復させなければ、まともに弓を引くことすら叶いそうにない。


少なくともこれでランサーの黄金の鎧は消えた。
残る二騎もこれからサーヴァントも動くことになるだろう。


《六日目終了》

直後、今夜の判定
大成功以上で動きあり
五日経過:+5

判定8:動きあり


動いたのは―――
1,4,7;アサシン
2,5,8:ライダー
3,6,9:ランサー

判定9:ランサー


直後、判定
1,4,7;アサシン
2,5,8:ライダー
3,6,9:貴女

判定2:ライダー


一旦ここまで
お疲れさまです

しかし鎧がぶっ壊れたってのに元気なやつだ

>>500
そりゃあもうこれでようやくCCCのカルナになっただけですからね

鎧剥がした後は傷も回復しなくなるから(震え声)
CCCみたいに鎧なしでも弱体化シャクティは使えるのかな?

しかし陣地作成まったく役に立たんな
壊されすぎ

バーサーカー特級とか言ってビビってたけど令呪一画程度でなんとかなるのか

日が変わってしまったな

>>507
コンマ次第ですかね
ブラフマーストラは健在なので火力自体はほとんど低下していませんが

>>508
自陣で対城宝具をぶっぱするのはちょっと・・・・

>>509-510
見稽古は素質9の最高ランクなので一画で済んでる感じですね
それ以下になると場合によっては二画必要だったり、
そもそもの発動そのものに補助が必要だったりと

>>511
すみません
判定まで済ませておきます


ライダーと鎧なしカルナさんの戦力評価が難しかったので結果判定だけ

直後、戦闘結果判定
1,6:ライダー敗退
2,7:ライダー撤退
5:引き分け
3,8:ランサー撤退
4,9:ランサー敗退

結果判定後、それぞれに状況判定

新参には置いてけぼりかよ…

判定2:ライダー撤退


それぞれ消耗判定へ
直後、ライダー消耗判定
1~2:令呪残数0+魔獣消滅
3~5:令呪残数1+魔獣消耗
6~7:令呪残数1
8~9:令呪残数2

その下、ランサー消耗判定
1:令呪残数0+シャクティ使用
2~3:令呪残数1+シャクティ使用
4:令呪残数0
5~7:令呪残数1
8~9:令呪残数2

判定6:ライダー令呪残数1
判定6:ランサー令呪残数1

ちょっとした消耗戦にもつれ込んだ感じですかね
ですがどちらも決定的な損失にはなっていない感じです


>>514
色々すみません
今回は難易度向上のため歴代の強いところを出しているので、次回以降は元に戻します


ではまとめます

《六日目まとめ》

性別:女性
家系:9(貴女は魔術師の中でも卓越するほど永い家系に生まれつき、)
素質:0(貴女自身の才能の高さはその中でさえ、間違いなく異常なものであった)
戦闘距離:6(中距離~遠距離を得意とする)
戦闘スタイル:9(貴女は過剰なまでの戦闘能力と技能を持つ)
生い立ち:7(大きな苦労のない生活)
職業:魔術師
拠点:双子館新都側→新都側家屋→冬木ハイアットホテル最上階フロア→新都側ホテル最上階フロア
礼装:
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】
・緋色の獣の持つ、特定領域内における支配能力の再現。
 支配領域内において、緋色の獣の権能である擬似的な十種の全能の再現が可能。
・完璧たる魔術特性『円環』が貴女の起源『君臨』によって変質したもの。
 しかし貴女は根源に接続していないため、『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の域にまでは至らない

【陣地作成を行った領域内における貴女自身の全ての補正に+3】
【スキル《根源到達者》の劣化スキルであり、同スキルを持つ相手にはこれらの補正は消失する】

特殊スキル1:【起源覚醒者】
・起源『君臨』に覚醒済み。このスキルによりいくつかのスキル効果が変質。
・起源『君臨』により対象への命令判定に補正が掛かる。さらに令呪効果に上方補正がかかる。  
 一方、性格・嗜好に一般的に『S』と定義される嗜虐的変態性のバッドステータスを得る。
・また起源に関する判定に+補正、反する判定に-補正。さらに反起源の行動を自発的に取れない。

特殊スキル2:【カリスマ(歪)】
・他者に対する支配能力。貴女の場合、起源覚醒に影響された威圧感。
・接触時、相対した相手は判定を行い、失敗した場合対象の戦意を喪失させる。
 この効果は精神防御スキル、または【天才】スキル等によって抵抗可能。

特殊スキル3:【加虐体質】
・戦闘補正+1。また有利判定を得た場合、さらに+1の補正を追加する。
 ただしスキル発動時の防御や逃走行動に悪影響が生じやすくなり、-補正が付与される。
・『S』と定義された嗜虐的変態性により、一部の感情判定時に補正が追加される。

特殊スキル4:【陣地作成(歪)】
・特定領域を自らの支配下に置く能力。魔術特性『円環』における技能が変質したもの。
 【十の支配の王冠】の発動条件であり、設置に最短一行動分の時間が必要。

【サーヴァント】
アーチャー:羿(ゲイ)
ステータス:筋力A+ 耐久B 敏捷C 魔力A(B) 幸運E 宝具A++
宝具:
『万斤丹弓』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:10人
 放つ矢に強力な「到達」の概念を宿らせることで速度を落さず、
 本来矢の届かない超遠方までのロングレンジ射撃を可能とする弓。
 この弓は元々幻想種を射殺すために製造された弓であり、
 通常の矢でさえ過剰なまでの破壊力を持つ反面、小回りが効かない。

『千斤神矢・陽』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:300人
 天帝の子である九つの太陽を射抜いた九本の矢。
 太陽を落とした際に、その高熱と炎を吸収している。
 着弾と同時に、天に吹き上げる火柱となり一帯を焦土に変える。残数7本。

『千斤神矢・陰』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1人
 生前に使われずに1本だけ残った、千斤の神の矢の真の姿。
 天を廻る太陽を撃ち落とすため、あらゆる熱と光を吸収する性質を与えられている。
 命中と同時に対象から全ての熱量を奪い去り、運動を完全に停止させる。
 太陽すらも凍結させる絶対零度の対神兵装である。 残数0本、使用済み。

令呪:2

【人間関係】
アーチャー《友好》:「…………」

市井遊馬《最悪・喪失》:「――――」

鑢七草《変態・支配下?》:「とりあえずこれで峠は一つ越したようだね」

バーサーカー《支配下》:「………Zzzz」

訂正:令呪1画

【敵サーヴァント】
マスター:市井遊馬(糸使いの女子生徒?)
セイバー:オリヴィエ(知性を湛えた目の騎士)
宝具:『天上聖刀(オートクレール)』
    『聖十字軍進攻(ホーリー・クルセイダー)』
令呪:3

マスター:沙条愛歌
ランサー:カルナ(豪華絢爛な鎧を身に纏った武芸者)
宝具:黄金の鎧、インドラの槍
令呪:1
 
マスター:????
ライダー:獅子に跨った扇情的な衣装の少女
宝具:ライオン? 大鷲?
令呪:1

マスター:学生服の少年
アサシン:姿の見えないサーヴァント
宝具:????
令呪:2

マスター:鑢七草(変態)
バーサーカー:安徳天皇(艶やかな黒髪の幼童)
宝具:『水天宮草薙剣(すいてんぐうくさなぎのつるぎ)』
    『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』
令呪:2

マスター:八雲麻尋(目つきのひどく悪い不良学生)
キャスター:H.P.L(白いドレスの少女?)
宝具:『異界幻燈・暗黒神話(プロジェクション・コズミックホラー)』
令呪:3

マスター:『沈黙(サイレンス)』(金髪赤眼の女)
ガーダー:ウィ-グラフ(全身鎧の堅牢なる男)
宝具:『残火の右腕(フィール・ドラカ)』
    『遺志の左腕(キュニング・ベーオウルフ)』
令呪:3

【特記事項】
・【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→対城宝具で壊滅
・姿の見えないアサシン?のサーヴァント確認。
・対城宝具を自陣に撃ち込み、キャスター撃破。
・ライダー陣営は深山町側双子館、ガーダー陣営は柳洞寺に拠点を置く→拠点放棄
・沙条愛歌と遭遇。今次最強組み。
・愛歌戦時、セイバー陣営に救助される。
 しかし貴女との交渉失敗により、セイバー陣営死亡、敗退。
・バーサーカー陣営の拠点制圧。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。
・ランサー攻略の戦法二つ判明。
 バーサーカーによるものとアーチャーの『千斤神矢・陰』を使った方法。
・脚舐めいべんと
・ライダー陣営に同盟の意思あるも貴女が破却。
・ライダー陣営からの情報入手。アサシンのマスター『遠坂玄雄』取得。
 さらに御三家と小聖杯に関する情報も入手。
・ランサー、カルナの黄金鎧破壊成功。
・拠点破棄のち、新たな拠点へ移動。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】未設定。
・アーチャー、消耗大(※致命傷:-3補正)。
 『千斤神矢・陽』残り七本、『千斤神矢・陰』残り零本。

【同盟】

【敗退】
キャスター
セイバー
ガーダー

直後、夢イベント判定
成功で――――

判定0:クリティカル(次回補正:+2)

【幕間/七日目・深夜】


■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



――――ある英雄(おとこ)の話。



神を降ろされた羿は妻の嫦娥(こうが)と共に地上に残ることになった。
だが嫦娥は下界の暮らしに耐え切れず、ついにそれを羿に訴えた。


“――――確かに、これは私のせいだ”


そう考えた羿は数多の山河を越え、昆侖山に住まう西王母へ向かった。

長い長い危険な旅の果て。
ようやく辿り着いた羿に西王母は快く天界へ戻るための霊薬を差し出した。

しかし残念なことにその薬は一つ分しかない。


“一人でこれを飲み干せば、神籍を取り戻し天界へと戻れるでしょう。
 二人で分けて飲めば、神には戻れませんが不老不死を取り戻すことはできます”


西王母の言葉に羿は礼をいい、妻の嫦娥の元へとその霊薬を持ち帰る。
そして羿は満月の夜にそれを嫦娥と分けて飲もう、と告げた。
彼は神に戻れずとも、地上で嫦娥と永く暮らせればよいと考えていたのだ。


              __/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
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            〉_∨/{i/ヽ|:i:i:i:{/≧=x、 }:i:i:i:i:i:i:i:i:i:}

            i:i:i:∨i:i{ b :|i:i:i:|{ ゞ‐‐' jハi:i:i:i:i:i:i:i:}
            i:i:i:〈∨〉ヽ .|i:i:i:|  ` ̄´  ゝ'´}i:i:i/
              }i:i:i:i:〉〈|∨ i|i:i:i:|      〉 i}//
               }i:i:i:/∧〉 v:i|i:i:i:ト、 ヽ  , /i:|
.             }i:i:i:i:i:i:i:| }:i:|i:i:i:| ≧   イi:i:i:|
           }i:i:i:i:i:i:i:|/” :|i:i:i:ト  : : T  i}i:i:i:ト
          /i:i:i:i:i:i:i/   :|i:i:i:| `、 `ヽ\:i:| \ _ ノ
         .:i:i:i:i:i:i/     |i:i:i:|‐- _`ヽ  \\_
         .:i:i:i:i:i:/      |i:i:i:|   ヽ\  } } '、
         }i:i:i:i:i:{/⌒''   从iル'    \\} } }
        /i:i:i:i:i:i{     `ヽ.         \} } /
       .:i:i:i:i:i:i:i:i{\         /     } } {
       .:i:i:i:i:i:i:i:i:i{  =‐     \       / /
       }i:i:i:i:i:i:i:i:i:{ \       }      / /  }
      /i:i:i:i:i:i:i:i:i:{         /     / /  }


けれども地上の暮らしに耐え切れなかった嫦娥は、
神に戻り、天界へ昇天するため薬を一人で持って逃げてしまう。

だが彼女はそのまま天界には戻らなかった。
やはり夫を裏切ってしまったことが心に引っかかっているのか、
天界へ行く事もできず、かといって今更地上に戻ることもできず、
彼女は結局どこへも行くことがなく、月で蟇へと姿を変えてしまう。


一方、一人地上に残された羿は悲しんだ。
だがそれでも彼は妻を責める事は無く、
満月の夜には月にいる妻へ地上から団子を捧げたのだった。

直後、判定
成功で最後の夢
前回クリティカル:+2




――――ある射手(おとこ)の話(さいご)。



その後、一人地上に残された羿は弓を取り、
各地で人々を苦しめる妖魔達を退治してまわった。

大平原を支配する人面牛体馬足の堕ちた天神、アツ寙(あつゆ)。
矛と盾を持ち、下顎を貫く鋭牙で人を食らう怪物、鑿歯(さくし)。
河を穢し、大水や大火を吐く九つ首の魔物、九嬰(きゅうえい)。
青丘を根城とし、暴風を巻き起こす大怪鳥、大風(たいふう)。
鎧の如き毛皮で覆われた大力の持ち主である大猪、封豨(ほうき)。
津波を起こす、全長が半里ほどもある大海蛇、修蛇(しゅうだ)。


これら様々な魔物を退治し、人々から讃えられた羿は、あるとき弟子に取ることになった。

弟子の名は逢蒙(ほうもう)と言った。
逢蒙は素晴らしい才能の持ち主であり、羿に教えられた技を次々と覚えていく。
その腕前は羿も感心するほどであった。


――――しかし次第に自らの腕前に逢蒙は驕り高ぶり始めるようになる。


 


        ////ィミミミミ///////////////l/ハ///ハ、
        〈//.,'/∧\ヽl////////////// V//////lト、
        |リ,' i///ヘ,-}l///////__,、//,'zzz}ト'/////ハ

        リ/,'///,ミ' iス|l//////////≦二ミ、,!'////l/|
        ヘ\'//∧ l .|l//////////,{ヽ弋サ.l////l|Ⅵ

        ,'l/|ヽイ//ヽ\|l//////////l{     V// リ .リ
       >!l| 〉////,ィ|l|||//,l' ' ' ´  ̄     _ 冫ノ /
      ///////// il||||l//トヽ   、____, 〉

      //--- 、/  ..l||||||l/,ミヽ、   ` ̄ィ′
   _ ∠、   ヽ   .l||||||l'//,>.     ハ|i
 ̄ ̄ー―zz、    \ ll|||||||li、メ'´./リ≧ー‐'l/l||

==- 、`ヽ \\    .',从||||||li、`l、/  ./////リ
     \:.\\\    Vノ州|||li`li ヽヾ/////



”師である羿を殺せば、俺が天下一の射手になれる”


そう考えた逢蒙は早速弓を手に、羿へ矢を射掛けた。
しかし逢蒙は自身の技術の全てを込めた矢は、難なく羿によって撃ち落される。


“その腕ではまだまだだな、逢蒙”


全ての矢を射落とした彼は自分を殺そうとして弟子を叱ることなく、そう笑みを向けただけだった。

 



羿には届かないと怒りに震える逢蒙の前に、あるとき九人の天女が現れる。


――――その正体はかつて羿が仕方なく射落とした九匹の火烏の転生。


彼女達は好色な野心家である逢蒙に色仕掛けを施し、
その上で師の羿に手を掛けさせ、自らの仇を討たせるため助言をする。

まだ逢蒙は羿の腕前に届いていないこと。
羿を殺すには、矢を放った後の決定的な隙を付くしかないこと。


その助言を聞いた逢蒙は野心を押し殺し、
まずは数年掛けて残る羿の技を受け継いだ。

そしてある狩りのとき、彼はついにそれを実行へと移した。
羿が獲物目掛けた矢を放ったその瞬間を狙い、
逢蒙は師から教えられた技を使い、羿を射抜いたのだ。
 


                    , 'i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:.
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          __┌一,/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i ニ=-/ i:i:i:i:\
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.       {ヽ /i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i,'| | <>  /     }i:i:i:i:i:.
.       {/i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/ | |. ||  /       iト、i:i:i:}
      /i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i/   | | ヾ/       } i:i:i:i}
     /i:i:i:i:i:/i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:i:{   | |   {        } /i:i:i/


逢蒙はほくそ笑み、倒れた羿に止めを刺す。
しかし羿は、最後まで何の恨み言を残すことはなかった。



■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



―――――以上が、弓の神とまで謳われた男(えいゆう)の栄光と破滅の顛末である。



これ以降は何も無い。
ただ黒々とした闇が続くだけであった。


【幕間終了】

今回はここまで
次回はおそらくアーチャー関連のイベントになるでしょうか?

ではお疲れ様です


身内を[ピーーー]、の喩えだよねこの話


ゲイは可哀想だけど本人にも問題があるよなぁ…

>>540
これですね
>このことから、身内に裏切られることを「羿を殺すものは逢蒙」と言うようになった。

どの話でも安定してドクズな逢蒙

中華のホモ英雄っているのかな?

まあとりあえずゲイの伝承はパターンが多すぎてなんとも
今回はなるべくオーソドックスかつゲイに特に非の無いエピソードで構成した感じですかね

他の話ですと、例えば『楚辞』には龍に化けて遊んでいた黄河の河神・河伯の片目を潰して、
その妻の洛嬪を奪ったとされる割とゲスなエピソードとかあります
『河伯』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%B3%E4%BC%AF
『洛嬪』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B4%9B%E5%AC%AA


>>546
逢蒙が悪くなさそうなエピソードとしては、
たまたまゲイの狩ったジャイアントラビットがその土地の神様だったらしくて、
怒らせた挙句、逢蒙に殺される呪いを掛けられたverとかですかね?

これは完全に間が悪かったのだ、のパターン


反対にさらにゲス度の増した逢蒙のお話としては、
前述の不老不死の薬のエピソードと絡めて、ゲイがいない隙を見計らって
嫦娥の元へ押し入り、不老不死の薬を出すよう迫るバージョンがあります。

このときは悪しき心を持つ逢蒙に渡してはならぬと、嫦娥は仕方なく薬を飲んでしまう展開になっているようです。
こちらは中秋節の伝承のようです

>>541
孟子曰くゲイの非は「弟子にとる人物をちゃんと選ばなかったこと」らしいです

>>549
元ネタの方の東方不敗はホモらしいですね


再開はまたのちほど

そろそろ再開します

《七日目・朝》


「―――――あさ?」


目を覚ました。
冬の朝の冷たさは、それでも先ほどの空虚さに比べれば幾分増しに思えてくる。

まだ覚醒半ばの貴女は、ゆっくりとベッドから体を起こした。


――――あれが英雄、羿の生涯。


少なくともそれは悲劇と呼ぶに相応しい、不幸の連続。

理不尽に裏切りの積み重ね。
羿に非と呼べるものは無く、ただ善行を続けた先に待っていた末路。
だが彼は最期まで何も恨み言を残さなかった。憎しみも無かった。


…………貴女には、羿という英雄がまったくもって理解できない。


さて朝だ。
貴女は――――
1.索敵
2.会話
3.陣地作成
4.自由安価

下3

陣地作成するがてらにアーチャーと会話

選択:>>564

直後、陣地作成判定

会話内容自由安価
下3

アーチャー公開して何の?

選択:>>568


アーチャー『申し訳ありません、マスター。治療のため、霊体化したまま失礼します』

「…………いいわ。それよりも、あたしの質問にはやく答えて」


魔力回復を優先させるためか、アーチャーは姿を消したままだ。

けれど今の貴女にそんな些細なことは関係ない。
貴女としてはあんな不快な夢の答えを、
一刻も早く聞かなければ気がすまないのだ。


アーチャー『以前申し上げた通り、上帝の息子達を帰し、嫦娥を天に戻し、逢蒙を――――』

「――――そうじゃなくて、あなたはあなた自身の人生に悔いはなかったの?」


だが、返ってきたのは以前と同じ答え。

腹立たしいまでの無益な回答。
それに貴女は怒りを滲ませつつも、
より明確にアーチャーに疑問をぶつけた。

だが――――


アーチャー『ありません。私はこの生で善かったと思っています』


即答だった。
この人生で善かった、と彼は満足げに応えたのだ。



「――――本当に、そう思ってるの?」

アーチャー『はい。もし私の言が信用できないというのなら、令呪で確認していただければ』

「…………」


まさか、貴女にも利益の計算くらいは出来る。
残った最後の一画をそんなことに使うつもりはさらさら無いが――――


「ねえ、もしあたしがここであなたに死になさいって命令したら?」

アーチャー『それが貴女のご意志なら私は異存ありません』

「…………」


理解できない。
この羿という英雄の本質を理解できない。
目の前にその答えがあるのに、
貴女にはそれを理解できないのだ。
 



「もういい、さがりなさい」

アーチャー『御意に』


アーチャーの気配が消える。
この部屋に残されたのは、貴女一人だった。


さて、昼だ。
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択2:見稽古


会話内容自由安価
下3

>>582+こっちはアーチャーの事がよけい理解できなくなった

ようやく動いた
すぐに書き上げるんでおまちくだせえ

選択:>>584


見稽古「アーチャーが理解できない? そりゃそうさ。アーチャーは君とはアライメントが真反対の英雄だ。
     彼を示す言葉があるとすれば究極のお人よしさ。行き過ぎた善い人、とも言えるかもしれない。
     どんな相手であっても、どんな命令であっても、必ず何か理由があると考え、それを疑わないんだ」

見稽古「けれど、それは人にとって毒となる。その高徳は輝かしすぎて見てられない。
     彼はね、魚が棲めないほど澄み切った水だよ。うん、それに人は耐えられない」

見稽古「僕から言わせてもらえば、真に羿と相性がよかったのは逢蒙じゃないかなと思ってる。
     彼と最期まで付き合えるのは同じくらい聖人な奴か、他者を一切省みない心無しくらいしかいないよ」

見稽古「少なくとも僕はアーチャーを使い潰せない。そこまで行く前に僕の中の常識が耐え切れない」

見稽古「―――――というのがまあ僕の考えなんだけど、どうかな?」


―――違う。そんなだけではない。
確かにあれはどんな人間であれ、受け入れるだろう。
お人よしというのも間違ってないだろう。

でもそれは、どんな理不尽な結果でも受け入れるとはイコールではないはずだ。


見稽古「…………だろうね。これだけじゃない。羿という英雄は、『もっと強い』。僕が言えるのはこれだけだ」


バーサーカーのマスターはため息を吐く。
それ以上は、どうやら彼にも想像がつかないようだ。

これ以上は役立ちそうに無い。


夕方だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3


選択1:探索


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.自由安価

下3

選択1:この場所で見張らせる


直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2

判定4:失敗


アーチャー『申し訳ありません、発見できません。どうやら他の組のサーヴァントは現在活動してないようです』

「そう、いいじゃない。あたしもたまにはゆっくりしたいから」


何の動きも無い、というアーチャーからの報告に、問題ないと貴女は返す。

結局、バーサーカーのマスターでは分からなかった。
あれは確かにアーチャーの構成要素のひとつだろうが、決定要素ではない、というのが貴女の直感だ。


そうではなく、もっと大きな――――青年はそれを『もっと強い』という言葉で表現した。


そこで貴女は思考を止め、窓から眼下に広がる街を見下ろす。
そこには有象無象の人々が行きかい、有象無象の人生が進んでいく。
その運命の行く先を見下ろすのは、まるで貴女に神にでもなったような全能感を錯覚させた。


――――夕暮れの中、部屋は赤から紫、そして黒へと色を変えていく。

夜だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択1:探索


貴女は――――
1.この場所で見張らせる
2.アーチャーに監視ポイントを作って貰う(※単独行動)
3.バーサーカー陣営に探させる
4.自由安価

下3

選択1:この場所で見張らせる


直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2
夜:+1

判定7:成功


直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2
夜:+1

判定0:クリティカル


直後判定
1,4,7:一騎
2,5,8:二騎
3,6,9:三騎

判定1:一騎


ではクラス指定
1.ランサー
2.ライダー
3.アサシン

下3

選択3:アサシン


アーチャー『マスター、アサシンのマスターを発見しました』

「………シカリウスの姿、まだ見えないの?」

アーチャー『はい。申し訳ありませんが、確認できません』


正体不明のアサシンとそのマスターたる『遠坂玄雄』という少年。
以前の二度の戦闘経験を考えるに、狙撃は察知される可能性が高い。

運がよければ打ち落とされない可能性はあるだろう、というのがアーチャーの意見だが。


貴女は――――
1.狙撃させる
2.様子見をさせる
3.自由安価

下3

3 対城宝具ぶっぱ

選択3:>>635


直後判定
奇数:街中
偶数:郊外

判定0:郊外


直後、探知判定
????:-3

判定0:特殊判定

直後、特殊内容判定
1,4,7:令呪を全て使ってアサシン撤退
2,5,8:乱入者
3,6,9:アサシン消滅+????

判定4:令呪を全て使ってアサシン撤退


アーチャー『申し訳ありません、これで三度取り逃がしたことになります―――が、』

「ぜんぶ使っちゃったみたいね、令呪。これで次は逃げられないわ」


アーチャーからの報告に、貴女は満足そうにうなずく。
魔力を多大に消費してしまったのは問題あるが、
手を焼かせられていたアサシンの逃げ道はこれでなくなった。

分かったことは一つ。
アサシンには、対城規模の宝具に対抗する手段は持っていない。



――――これでアサシン陣営に次は無い。



《七日目終了》

直後、今夜の判定
ファンブル以外で動きあり

判定5:動きあり


動いたのは―――
1,4,7;アサシン
2,5,8:ライダー
3,6,9:ランサー

判定9:ランサー

カルナさんハッスルしすぎィ!


直後、対戦相手判定
1,4,7;アサシン
2,5,8:ライダー
3,6,9:貴女

判定4:アサシン


直後、状況判定
1,4,7:アサシン奇襲攻撃
2,5,8:同盟判定
3,6,9:ランサー千里眼にて捕捉

判定7:奇襲攻撃

直後、まず奇襲判定から
????:+3

判定0:奇襲クリティカル

直後、攻撃対象判定
奇数:愛歌
偶数:ランサー

判定2:ランサー


直後、攻撃ダメージ判定
奇襲クリティカル:+2

判定5:ランサー負傷(-1補正)


よってランサーVSアサシン戦闘開始

今回はここまでです
お疲れ様でした

とりあえずランサーVSアサシン戦の消化を済ませておきますね
どちらが生き残るかで、その後の難易度が変わるぞこれは・・・・

前回判定より・・・・
判定5:ランサー負傷(-1補正)


よってランサーVSアサシン戦闘開始


1ターン目、戦闘判定
ランサーVSアサシン
1に近いほどランサー組、9に近いほどアサシン組有利

スペック差:-2
魔力放出(炎):-1
無冠の武芸:-1
黄金の耳輪(クンダーラ):-1
ランサー負傷:+1

サーヴァント級戦力:-1
触手:-3

????:+3
『?????』:+3

サーヴァント級戦力:+1
八極拳:+1
【君に誓う】《対象:故・遠坂凛》:+1

計:+1

判定7:アサシン有利


2ターン目、直後戦闘判定
ランサーVSアサシン
1に近いほどランサー組、9に近いほどアサシン組有利

スペック差:-2
魔力放出(炎):-1
無冠の武芸:-1
黄金の耳輪(クンダーラ):-1
ランサー負傷:+1

サーヴァント級戦力:-1
触手:-3

????:+3
『?????』:+3

サーヴァント級戦力:+1
八極拳:+1
【君に誓う】《対象:故・遠坂凛》:+1

アサシン有利:+1

計:+2補正

判定0:特殊判定


直後、特殊内容判定
1,5:同盟判定
2,6:ランサー宝具解放判定
3,7:乱入者
4,8:アサシン宝具発動判定
9:両者攻撃判定

判定8:アサシン宝具発動判定


直後、奇数ならランサー“行動不能”
成功した場合、愛歌の令呪使用判定へ移行

判定3:ランサー“行動不能”


直後、沙条愛歌令呪使用判定
成功で発動、ランサー状態異常回復
失敗でランサー生存判定へ移行

判定4:令呪使用失敗


直後、ランサー生存判定
状態異常“行動不能”:-2

判定3:カルナさん敗退

                   > ‐=ニ ヽ

                 /____       ',
              _   -‐=‐-≧、    |   /\
       ___≦ ̄          \   |   /  ' ,
       \                 ヽ |\ /     ',
        ヽ                 }| ./     i

       /{ミ             /\ へ  ニ=-、   }
    /二ニ',        r‐--=ニ       \   \ i
   /三二ニニir‐--------/                 \
   |三三二ニiヽ     /     i   i    /ヽ       ミ=-
   |三三二ニ', \    i      |   i/   /  i   ヽ    |
   |三三二ニ∧  >=i    i |  i |  /   i |!  }   .!
   |三三三二ニヽ   |i.     |  i  i | /    i | i  /ヽ   |
   |三二ニキ寸ニ∧   イ|!,   i .从{  |/     |i .!/  \i
   >=ニ三キ  ヘノ/   \   i/|   ●     |! ● f_} i\
         ',         \  |       、__,、__,   ,,,ゝ\{__乂
          乂___/___/ \{ ̄ ̄ヽ=ニ{ニニ}彡-‐‐‐ '
                    ̄ ̄ ̄ ̄

直後、愛歌お姉ちゃん判定
6か0以外死亡

判定7:愛歌おねえちゃん死亡


ということでアサシンが残りました
お姉ちゃんが残るとこのまま獣聖杯一直線でしたので・・・

ではまとめます

《七日目まとめ》

性別:女性
家系:9(貴女は魔術師の中でも卓越するほど永い家系に生まれつき、)
素質:0(貴女自身の才能の高さはその中でさえ、間違いなく異常なものであった)
戦闘距離:6(中距離~遠距離を得意とする)
戦闘スタイル:9(貴女は過剰なまでの戦闘能力と技能を持つ)
生い立ち:7(大きな苦労のない生活)
職業:魔術師
拠点:双子館新都側→新都側家屋→冬木ハイアットホテル最上階フロア→新都側ホテル最上階フロア
礼装:
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】
・緋色の獣の持つ、特定領域内における支配能力の再現。
 支配領域内において、緋色の獣の権能である擬似的な十種の全能の再現が可能。
・完璧たる魔術特性『円環』が貴女の起源『君臨』によって変質したもの。
 しかし貴女は根源に接続していないため、『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の域にまでは至らない

【陣地作成を行った領域内における貴女自身の全ての補正に+3】
【スキル《根源到達者》の劣化スキルであり、同スキルを持つ相手にはこれらの補正は消失する】

特殊スキル1:【起源覚醒者】
・起源『君臨』に覚醒済み。このスキルによりいくつかのスキル効果が変質。
・起源『君臨』により対象への命令判定に補正が掛かる。さらに令呪効果に上方補正がかかる。  
 一方、性格・嗜好に一般的に『S』と定義される嗜虐的変態性のバッドステータスを得る。
・また起源に関する判定に+補正、反する判定に-補正。さらに反起源の行動を自発的に取れない。

特殊スキル2:【カリスマ(歪)】
・他者に対する支配能力。貴女の場合、起源覚醒に影響された威圧感。
・接触時、相対した相手は判定を行い、失敗した場合対象の戦意を喪失させる。
 この効果は精神防御スキル、または【天才】スキル等によって抵抗可能。

特殊スキル3:【加虐体質】
・戦闘補正+1。また有利判定を得た場合、さらに+1の補正を追加する。
 ただしスキル発動時の防御や逃走行動に悪影響が生じやすくなり、-補正が付与される。
・『S』と定義された嗜虐的変態性により、一部の感情判定時に補正が追加される。

特殊スキル4:【陣地作成(歪)】
・特定領域を自らの支配下に置く能力。魔術特性『円環』における技能が変質したもの。
 【十の支配の王冠】の発動条件であり、設置に最短一行動分の時間が必要。

【サーヴァント】
アーチャー:羿(ゲイ)
ステータス:筋力A+ 耐久B 敏捷C 魔力A(B) 幸運E 宝具A++
宝具:
『万斤丹弓』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:10人
 放つ矢に強力な「到達」の概念を宿らせることで速度を落さず、
 本来矢の届かない超遠方までのロングレンジ射撃を可能とする弓。
 この弓は元々幻想種を射殺すために製造された弓であり、
 通常の矢でさえ過剰なまでの破壊力を持つ反面、小回りが効かない。

『千斤神矢・陽』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:300人
 天帝の子である九つの太陽を射抜いた九本の矢。
 太陽を落とした際に、その高熱と炎を吸収している。
 着弾と同時に、天に吹き上げる火柱となり一帯を焦土に変える。残数本。

『千斤神矢・陰』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1人
 生前に使われずに1本だけ残った、千斤の神の矢の真の姿。
 天を廻る太陽を撃ち落とすため、あらゆる熱と光を吸収する性質を与えられている。
 命中と同時に対象から全ての熱量を奪い去り、運動を完全に停止させる。
 太陽すらも凍結させる絶対零度の対神兵装である。 残数0本、使用済み。

令呪:1

【人間関係】
アーチャー《友好》:「ええ、悔いはありません」

市井遊馬《最悪・喪失》:「――――」

鑢七草《変態・支配下?》:「羿という英雄は『もっと強い』ってのが僕の結論かな?」

バーサーカー《支配下》:「むずかしいですが………」

【敵サーヴァント】
マスター:市井遊馬(糸使いの女子生徒?)
セイバー:オリヴィエ(知性を湛えた目の騎士)
宝具:『天上聖刀(オートクレール)』
    『聖十字軍進攻(ホーリー・クルセイダー)』
令呪:3

マスター:沙条愛歌
ランサー:カルナ(豪華絢爛な鎧を身に纏った武芸者)
宝具:『日輪よ、具足となれ(kavacha & kundala カヴァーチャ&クンダーラ)』
    『梵天よ、地を覆え(Brahmastra ブラフマーストラ)』
    『梵天よ、我を呪え(Brahmastra kundala ブラフマーストラ・クンダーラ)』
    『日輪よ、死に随え(Vasavi shakti ヴァサヴィ・シャクティ)』
令呪:1
 
マスター:????
ライダー:獅子に跨った扇情的な衣装の少女
宝具:ライオン? 大鷲?
令呪:1

マスター:遠坂玄雄(学生服の少年)
アサシン:姿の見えないサーヴァント
宝具:敵の行動不能化能力?
令呪:0

マスター:鑢七草(変態)
バーサーカー:安徳天皇(艶やかな黒髪の幼童)
宝具:『水天宮草薙剣(すいてんぐうくさなぎのつるぎ)』
    『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』
令呪:2

マスター:八雲麻尋(目つきのひどく悪い不良学生)
キャスター:H.P.L(白いドレスの少女?)
宝具:『異界幻燈・暗黒神話(プロジェクション・コズミックホラー)』
令呪:3

マスター:『沈黙(サイレンス)』(金髪赤眼の女)
ガーダー:ウィーグラフ(全身鎧の堅牢なる男)
宝具:『残火の右腕(フィール・ドラカ)』
    『遺志の左腕(キュニング・ベーオウルフ)』
令呪:3

【特記事項】
・【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→対城宝具で壊滅
・姿の見えないアサシン?のサーヴァント確認。
・対城宝具を自陣に撃ち込み、キャスター撃破。
・ライダー陣営は深山町側双子館、ガーダー陣営は柳洞寺に拠点を置く→拠点放棄
・沙条愛歌と遭遇。今次最強組み。
・愛歌戦時、セイバー陣営に救助される。
 しかし貴女との交渉失敗により、セイバー陣営死亡、敗退。
・バーサーカー陣営の拠点制圧。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。
・ランサー攻略の戦法二つ判明。
 バーサーカーによるものとアーチャーの『千斤神矢・陰』を使った方法。
・脚舐めいべんと
・ライダー陣営に同盟の意思あるも貴女が破却。
・ライダー陣営からの情報入手。アサシンのマスター『遠坂玄雄』取得。
 さらに御三家と小聖杯に関する情報も入手。
・ランサー、カルナの黄金鎧破壊成功。
・拠点破棄のち、新たな拠点へ移動。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。
・アーチャー、消耗大(※致命傷:-3補正)。
 『千斤神矢・陽』残り六本、『千斤神矢・陰』残り零本。
・アーチャーの夢を閲覧済み。ただし理解に必要な情報は未獲得。

【同盟】

【敗退】
キャスター
セイバー
ガーダー
ランサー

直後、アーチャー回復判定
大成功以上で全回復
成功で負傷(-1補正)
失敗で重傷(-2補正)

陣地作成:+1
時間経過:+1

判定0:全快

《八日目・朝》


アーチャー『――――マスター、ライダー陣営からの伝言です』

「あたしは聖杯の正体なんてどうでもいいの。あたしの願いが叶えられるならなんでもいいわ」


朝一番に貴女はアーチャーからの報告を受ける。

それによれば、ようやくライダー陣営が以前から調べていた
聖杯に関するもろもろの調査が終了しそうだという話だ。

それに関して、今夜こちらに情報提供を行いたいので、
是非時間を空けてもらいたい、という話である。


――――が、貴女としては聖杯の正体にあまり興味は無い。


使えるか使えないか、そちらの方が遥かに重要だからだ。


さて朝だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択2:バーサーカー


何を話す?

下3 自由安価

同じ英霊からみたアーチャーの所見について

わりと時間掛かりそうなのですみませんがお待ちください
一旦ここまでとします

カルナの鎧を単独で突破できるサーヴァントって現時点で何人ぐらいいますか?

回線が復活したので再開しますね

>>744
EX級の火力宝具か今回みたいに対太陽特攻能力持ちかですね
ラーマ、パラシュ、カルキ、ギル、エルキあたりですか?
槍を使わせられる奴ならもう少し多いですが力ずくで鎧を突破できるのはこの辺ですかね

選択:>>739


バーサーカー「………七草さまのおっしゃった極度のお人よしというのはあくまで『性格』。
       アーチャーさまの『本質』はべつです。あのひとの本質は『天命の英雄』だと、ぼくはかんがえます」

「―――――なに、それ?」


アーチャーはどういう英雄だと思うか。
そんな貴女の質問にバーサーカーは、アーチャーを『天命の英雄』だと答えた。

だが、貴女にその意味は分からない。
西洋魔術を基盤に置く貴女にとって、東洋思想はなんら興味が無かったもの。
故にアーチャーやバーサーカーにとって身近であろう考えも、貴女には理解できるものではなかった。


さてその問題の『天命』というものだが――――


バーサーカー「中国の思想のひとつです。天が一人ひとりの人生をさだめているという思想。
        運命や定命の方がわかりやすいかもしれません。すべては最初からきめられていたということです」


――――しかしバーサーカーが返したその答えは、貴女にとってはひどく失望的なものだった。

 



――――運命。定め。天の奴隷。
貴女がもっとも嫌いとする、他者に決められること。
既に定められた自身の生涯。それを喜んで享受する。


そんなのがあのアーチャーの本質だというのか?
あの青年の言った『もっと強い』という言葉は嘘なのか。

貴女が評価していたアーチャーとはそういう英雄だったのか?
まさか、まさかそこまで弱い英雄だとは思わなかった。
与えられた運命に満足して、それを受け止めるだけの英雄だったなど失望以外の何者でもない。


――――そして、それを知らずとはいえ高く評価していた貴女自身にも失望するほか無い。


「――――アーカスは運命なんてくだらないものを信じてるの? あたしの見当はずれってコト?」


けれど、その言葉に幼帝はいいえ、と首を横に振った。
それは違う、そうではない、と。



バーサーカー「天命には、もうひとつ意味があるんです。それは天よりあたえられた使命。
        おのれが一生をかけてでもなすべき役目。それが天命のほんとうの意味です」


人に決められぬ、人にはどうにも出来ぬ『天命』。
どんな不条理であっても、どんな理不尽であっても、それは『天の定めた運命』。

しかし、そうではない。そうではないのだ。
その正しき意味は、お前にしか果たせないと『天より与えられた使命』。



――――だからこそ、羿は「その運命で善かった」と応えた。



既に天に決められた運命、だからではなく、天に与えられた役目だからこそ、という誇り。

故にそれは――――



バーサーカー「――――『諦観』なんかじゃありません、『覚悟』です」



――――幼帝は真っ直ぐと、その黒い瞳で貴女を見据えた。


 



――――――貴女からすれば『運命』だろうが、
『使命』だろうが他から押し付けられたという時点で何も変わらない。

貴女は貴女だけのものだ。
貴女に命令できるのは貴女だけ。
貴女を支配できるのも貴女だけ。


それを天など、神など、いるかどうかもわからないものに命じられるなど―――――


「――――くだらない。そんなものに、あたしは縛られない」

バーサーカー「はい。そのほうが、あなたらしいとおもいます」


バーサーカーの言葉に、貴女は呪詛のように、静かに冷たい声を溢す。
けれどもそんな貴女にバーサーカーは小さく笑みを浮かべた。


バーサーカー「でも、アーチャーのことは否定しないでください」

「…………」


―――――貴女はそれ以上口を開かなかった。

 



夢を見たあとのはっきりしないものは消えたが、
今の貴女は今までの中でも一番機嫌悪いと言えよう。


………昼だ。
貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択2:アーチャーと会話


「アーカス」

アーチャー『御前に』


貴女の命令に速やかにアーチャーが実体化する。
既にランサー戦の怪我はなく、完全に回復しているようだ。


貴女は――――

下3 自由安価

貴方の生き方、気に食わないけど否定はしないわ

選択:>>763


「――――『天命』でいいのね? 気にいらないわ、その考えかた」

アーチャー「…………申し訳ありません」


鋭く尖った貴女の口調。
はっきりと不快感を露わにしたその言に、
膝を付き、頭を垂れるアーチャーはただ謝罪の言葉を溢すしかなかった。

だがそれ以上の言葉は無い。
つまるところそれは、『それだけは変えられない』というアーチャー自身の意志表示でもある。


―――――この英雄が歩くのは茨の道だ。


不幸、不運、理不尽、不条理の連続。

けれども羿という英雄(おとこ)は、
それを運命と諦めるのではなく、使命であるとその役目を自ら果たしに行く。


本人が喩えそうとは思わなくても、
傍目から見ればその足は血だらけなのだ。

けれども、彼はその足を止めない。
ただひたすら前へと進む。




―――――それは『諦観』ではなく、強大な『覚悟』から来るもの。



だから、貴女には否定できない。
貴女と同じだから。それは貴女の好きなものだ。

如何なる不条理であれ、理不尽であれ。
その使命を乗り越え、果たすという意志は間違いなくアーチャー自身のもの。



―――――誰に命令されたものでもなく、誰に支配されたものでもなく、その意志は彼のものだから。



だから、貴女には否定できない。
貴女にだけは、否定できない。

故に――――


「気にいらないけど――――――あなたの生きかたを、あたしは否定しない」

アーチャー「…………ありがとうございます、マスター」


貴女の微笑みに、静かにアーチャーは目を閉じた。
だがアーチャーの口元が安心したように上がっていたのには、貴女も気がつかなかったが。


【アーチャー《友好》→《信頼》を入手しました】
 



――――羿(ゲイ)という大英雄。


性格こそ『極度なお人よし』、されどその本質は『天命の英雄』。
それが貴女の得た、アーチャーというサーヴァントの答えであった。


さて、夕方だ。
夜にはライダー陣営から話があると聞いている。
よって今日動くのはこれが最後となるだろう。


貴女は――――
1.探索
2.会話
3.自由安価

下3

選択1:探索

直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2

ほい

>>773
残念すぎる


判定7:成功


直後、アーチャー側判定
成功2回か、大成功1回にて
千里眼B:+2

判定0:クリティカル


直後判定
1,4,7:アサシン
2,5,8:ライダー
3,6,9:????

判定2:ライダー
????は聖杯イベントですね


アーチャー『――――マスター、ライダー陣営を発見しました』

「………場所は?」

アーチャー『柳洞寺。どうやら今まで別の場所に隠れたようですが、拠点を移している最中のようです』


アーチャー曰く、今まで姿を隠していたライダー陣営が柳洞寺へと移ったらしい。
ご丁寧になにやら陣まで引いているそうだ。

貴女としてはよくあのような場所に住む気になれると思うが、
確かに不便さに目を瞑ればあそこは冬木最高位の霊地であろう。


ライダーのマスター自身が言っていた、
『聖杯降臨のための霊地の確保』を行っているということだろうか?
そうなれば、これは到底見過ごせない動きではある。


アーチャー『どうしますか?』


まだ向こうはこちらに気づいていないらしい。
今なら先手を取れるだろうが、この後の情報提供はないだろう。
だが、このまま放置してもいいのか?


貴女は―――――
1.狙撃させる
2.様子を見させる
3.自由安価

下3

選択3:威嚇射撃


アーチャー『――――警戒はしているようです。ですが、陣地の敷設は中断しておりません』

「………ホンキで陣をつくってるってこと?」


彼らのすぐ横を掠める位置に撃ち込んだアーチャーの威嚇射撃に、
ライダーたちは警戒しているようだ。

ライダーの連れている幻想種が複数体、護衛に回り込み始めたらしい。
例のライオンだけでなく、大猪、蛇女、二つ頭の狗、九つ首の蛇、大鷲―――――まるで幻想種のオンパレード。

そしてこれらの報告から流石にライダーの正体が分かった。
あの少女はつまるところ、貴女の能力のオリジナル。


「『百獣母胎(ポトニア・テローン)』――――ライダーの正体は、怪物に堕とされた元大地母神」

見稽古「それでハイドラがいるとなると………ギリシャ神話に出てくる怪物達の母『エキドナ』、だね」


エキドナ。それがライダーの真名。
ギリシャ神話の怪物どもの母にして、ヘラとは異なる意味での“英雄たちの母”。

産み落とした怪物たちは数知れず。
そのどれもがギリシャ神話のみならず世界的知名度でもトップクラスの怪物たち。

そしてその怪物を狩らせることで、
多くの英雄たちに名誉を与えた歪んだ意味での“英雄たちの母”だ。


思わぬ伏兵というべきか。
それが柳洞寺に陣を置こうとしているのだ。

貴女は…………
1.狙撃させる
2.撤退させる
3.様子を見させる
4.自由安価

下3

選択3:様子見をさせる


「どう、アーカス? イクイティム(騎乗兵)に動きはあったの?」

アーチャー『変化はありません。現在も陣を敷設中です』

「…………そろそろ時間よね」


アーチャーからの返答に貴女は窓から空を見上げる。

夕暮れが沈み、紫の夜が訪れる。
夜はライダー陣営が貴女に状況提供しにやってくるそうだが――――


アーチャー『動きがありました。ライダーとその他数体の魔物、新都方面へ移動中です』


アーチャーからの連絡だ。
ライダーとライオン、大猪、双頭の魔犬、大鷲がこちらに向かっているらしい。
一番の懸念事項だった魔獣ヒュドラは本陣の柳洞寺の防衛に回っているとのこと。

どうやらライダーのマスターはこちらに来ないようである。
しかしライダーが向かっていることから情報提供の意思はあると見るべきか、
それともさっきの威嚇射撃でこちらへの奇襲を狙っているとみるべきか。


さて夜だ。
貴女は――――
1.ライダー陣営の情報提供を受ける
2.ライダー陣営を迎え撃つ
3.自由安価

下3

選択1:ライダー陣営の情報提供を受ける


直後、イベント判定
1,4,7:アーチャー
2,5,8:ライダー
3,6,9:バーサーカー

判定2:ライダー


よってイベント発生はライダーに対して


今回はここまでです
お疲れ様でした

そろそろ始めますかなー
七月中には終わりたかったんですが今週いっぱいはかかるかもしれませんね

以前と同じようにこのスレではカルナさんの魂は三騎分として扱われます
既に聖杯の要件は満たしたので今回からイベントが発生します

でははじめます

《八日目・夜》


ライダー「随分とした挨拶だったわねぇ、アーチャーのマスタぁー?」

「ええ。このあたしに無断で霊地確保するなんて、あまりちょうしにのらないことね?」


貴女とライダーは共にホテルの屋上で睨み合う。

眼下に広がる光の洪水。
天から冬木の街に下ろされた夜の帳が、
下界の輝かしさをより強く見る者の目に焼き付けさせた。

貴女のところへライダー陣営が来たのは、聖杯に関する新たな情報するためという話だった。



――――が、今この場を支配するのは、刺々しい互いの敵意だ。



重々しく重圧を掛けるような貴女の敵意と反対に、
透き通るような衣装の少女が纏う敵意は、
甘く細胞単位で身体の奥深くまで侵食するような猛毒である。


           ,.ィ≦/////////////≧x、

          ,.イ/////////////////////心、
_        ,ィi/////////////////// ,ゝ - ―‐- 、ハ                                        /.)/.〉
:::.ヽ     //////////////////////!r',、´ 7777`/、ヽ                                   /./.'./

::::::::`ゝ   //////////,ィ斧三/¨´.: ト,ゝ'ミ刈//////リ\ヽ                    ,.イ             i゙),/ /'./ _,ゝ')
` ̄´ ,ィ/i{ {///////ィ才"´  ,' : . :  !      レ'`ヽ/  ヽヽ    _,:             ノ'´          /(,/ i i/,ゝ'')
   ////l| |イ⌒r( Y/  . .  i .: . :  l :   : ゛ ヽ、 \  ヽ.i   ,'ノ       、_                , ィノ/  ノ,ゝ'), '´
   /////l| | { ://}ヽノ. . .    !:: :::   | i  ノ!i!  、 ヽ\、ヽ リ           ヽ}            ,.   ,ィ::://'  , ィ',´イ、
   { {////{ { /:{/// .    . ::i::. :::  i .ノ / ノ' l .i 、ヽ. ゙i .ヾ`ノ'           ノi           }::)ィ:::´::::/,'―-、 /.:. :.`'⌒)
   Ⅵ///∧V V/{i、. : . . . l:::::::  .ソ!ナ彡',, !ノiノ!ハ)ノ     、-..、_       '´         , ィ::^´::::::::::::| l.. .  ⌒ヽ、゙   ⌒.!
    ヾミ///} }〉 V|!:{ ヽ:. 、:__!:::::: ー仗弌斥  乂_:.ヾ.\     `ー、!            , ィ:::::::::::::::::::::::::::::::| |:.. . :.. .  ,、ヽ.、  ノ
  ト、  `‐=彡' i  Yfハ : . . i ri!:::::::  i、`¨`     ,'::::::ヾ.、ー、_  , ,ィ         , ィ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i ト、 `ヽ:::i/:::i、_)`¨´
  ``    、 , }  :}(f ',: :::ヽヘ::::::::  :、゙、      iヽ:::::::::.ヽ`¨¨ ̄ '´.::>    _,.ィ ':::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::i i`ヽ、 ト、ヽノ.)ヽ__
       ,. `ー=、  } ヽ::ヽ:::、;ゝi、:::::. i i、゙、 ー=ニア i  ヽ、ー、:::ヽ._ ;イ-=≠<  ,ィ':::::::::::::::::::::::::;ゝ-‐‐、__,、:::::::::::::::.、゙、:、:`'ハ、..)`ヽ、 )
     ,^ノノ  /  ノ:| |ハ::;'  ヘ:::::. ゙、iヾ.、    !,__'〆ー、/^ ̄ヽノ,_,ゝ-'::¨´::::::::::::::::::::::::/        ` ==‐-ゝ、ヽ :.Y ト、_人ノ
   r'´ィ,''ノ / ,.ィ! ,| | |//`ヽ、  ヘ:.、:. i、!:..ヽ_ノ   }ィチ{;;..:..:..:..:..`|:::::::;;;;:::;::;;;:::;ゝ、 __/                `ヾ、 :i .!、_丿
  / i/./,.、 // j | l ,|   |ゥzzzzヽ、:.iヽ' メ´¨/-'::¨´ {;;;;::.:):..:..:..:..:..:ヽ::::::::::;iヽ'´ヽ                   <ヽ ヽノ

  ,′' i/./彡' / ,/ ,: | ,|   |    i`トメ、メ´      i:::::(:..:..:..:..::..:..ヽィ'´/``::r'"´                     `^
  !  ',/ ,、 / /  | |! |  /     l i゛ヾ'      ヾ人,,,,,,{:.:.:ゝ、:.::.:..:..:/
. i   i ,/´/ ,'イ  ,; ,| ;;---ー、、         ヽ   ,,ゝ'´ハ:..:/ー'ヽ、:./
、 i  ノi´゙ ノ!_/、/、/ : ,|/     `ヽ'       __,/ ヽ '"´   `ヽ.|  ノ}
、`!  i'´i! '_/,, ,ゝ'´ ,| i           ィ云x     ヽ        ,!ノ
ヾi  !:.,イ`,ゝ'!,イ‐'  |/          r(f迅ツ ≦三≧i      <)     ,.
、 |  i/,ゝ',ィ'´/、ヽ/      ハ      ≦三三三≧寸            ヾ!
:::゙|   i〃_ノ_ 'ー、::i/      /   ≦三三三≧''"´/}ヾ}Xi              ___
,ゝ') ,イー'´: :ヾ、::⌒ヽ     /  ニ≫i'"{"{ヽ\   //} }X}i              \::::::::::::.`ヽ.
!::ノ、ノ ::i、.: .:;: : : :: :. '、__,ゝ‐-'\才| { { ヾヽ\\ // ,} |Xji                 \:::::::::;、::)
'´.: i  ...i::::`i::!:..  ::、 `ヽ ,ノ!   ヽル ヾx :{ {  \//  } jxノi                   `ヽ' `


Aランクスキル『誘惑の蛇』――――理性を融解させる、魔性の芳香。
その影響を最小限に留められる様、バーサーカーは事前に霊体化させられ、
アーチャーも武器の有効射程を考慮に、ここから離れた遠方で狙撃体制に入っている。

女である貴女には効果は無いとはいえ、
ライダーのこのスキルのせいで、こちらの戦力が弱体化しているのは間違いない。
少なくとも貴女から見れば、それはこちらに対する敵対行為に他ならない。

本来であれば、有無を言わさず排除している敵であるが――――
 



????『双方そこまでに――――アーチャーおよびバーサーカーのマスター。
      こちらが無断で霊地に結界を敷設したことについてはお詫び申し上げます。ですが事態は一刻を争います』


そう割って入ったのは、ライダーに手綱を握り締められたライオン。
正しくはその魔獣を使い魔としているライダーのマスターだ。

残る二頭はこの周囲の警戒に当たっているらしく、
現在ライダーの傍にいるのは、このライオン一頭である。


前回は彼から聖杯戦争に関する情報、アサシンのマスターに関する情報、
そしてもしかしたら聖杯に異常があるのではないか、といった情報を渡された。

そのとき、さらに分かり次第情報を提供したい、という話は聞いていたが、
聖杯に異常がある、という話に追加の情報が得たのだろうか?


なんにせよ、まずはその話を聞かなければ。
貴女は続けなさい、とライダーのマスターに話を促した。
 




????『昨夜、敗北したランサーを持って六騎分のサーヴァントの魂が確保されたことを確認しました。
      よって我々は冬木三大霊地に聖杯降臨を防ぐための術式結界を構築しました。現状聖杯の降臨は阻止できていますが―――』



――――――だがライダーのマスターの言葉は、貴女の思いもよらぬ内容であった。



「まちなさい。―――――――それ、どういうこと?」


無理やり話を止めさせる貴女。
その声には隠し切れない強い怒気があふれ出ている。


見稽古「僕からも聞きたい。それだと、そもそも君達は聖杯自体を使わせないようにしたいと考えてるようだけど」


貴女の言葉に同調するように、同席していたバーサーカーのマスターも
鋭く敵意を込めた目でライダーのマスターを睨み付ける。


????『はい、その通りです。我々は聖杯の使用は許可しません。認められません。
      ―――――あれは、すべての願いを悪性へと捻じ曲げる「この世すべての―――――」』

 



ライダー「――――!?」


突然、ライダーの様子が変わる。
驚いたような表情。

それに真っ先に反応したのは当然、ライダーのマスターだ。


????『どうしましたライダー?』

ライダー「敵襲よ、オルトロスがやられたわ! まさか一瞬で――――」

????『でも、こちらの魔力探知は反応ありません!』


ライダーが連れていた魔犬、オルトロスが死亡した。
しかしライダーのマスターは何も探知していないと驚きの言葉を上げる。

だが彼ら以上に、混乱は貴女の方が大きかった。
この一帯は既に貴女の【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】で掌握済みだ。
故にこの周囲で何か異常が起ころうものなら、真っ先に貴女が気づいているはず。



―――――――でも、何も反応が無い。


それがたまらなく貴女にとっては恐怖であり、腹立たしかった。


「うそよ! うそ、ここはあたしの領域よ! なのになんでなにも―――アーカス!」

アーカス『――――! こちらも未確認。ですが、ライダーの魔犬はやられました。
      脱力させられた後、心臓を貫かれ即死です。間違いありません、アサシンです』


半ば冷静さを失いながらも貴女はこの場所を監視しているアーチャーに問い詰める。

帰ってきた返答は、アサシンの襲撃。
マスターをつれず、単身でこの場所に乗り込んできたようだ。


そして――――
 



ライダー「え」


何かが、少女の胸を背中側から貫く。
防御を許すことなく鮮やかに心臓を抉ったアサシンの一撃。

空洞から吹き上がる鮮血を見下ろしながら、
僅かに声を発した後、少女はその場に崩れ落ちる。


????『―――――タゲス!』


マスターの声に空を旋回していた禿鷲が急降下する。
同時にライオンは姿の見えないアサシンに襲い掛かる。

だが獅子はまるで見えない壁に止められたように、
宙で硬直するとそのまま力を失い、地に倒れ伏し頭を潰された。


直後、タゲス回収判定
攻撃直後:+1
???:-3

判定2:失敗
よって、ライダー陣営令呪撤退


急降下を仕掛ける大鷲。
けれどその魔獣も見えざるアサシンに攻撃により、
襤褸切れのようにホテルの屋上に羽根を散乱させ、絶命した。


だがそれは時間稼ぎであったのかように、ライダーの肉体は消滅する。
死亡したからではない。これは令呪を使った撤退だ。

つまりあの状況でライダーは死んでいなかったことになる。
エキドナは不死身と謳われた怪物でもある。
なるほど、ならば心臓が潰された程度では死ななかったということも理解できる。


さきほどの大鷲もアサシンを狙ったものではなく、
本来であればライダーを令呪を使わずに回収するのが目的だったというわけだ。

だが殺したはずのライダーに逃げられてしまった。
――――ということはつまり、アサシンは攻撃対象を貴女達に移したということ。

今までとは違い、アサシンはすぐそこにいるのだ。
だがその存在は魔力探知にも、
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】にも反応しない。


貴女は――――
1.戦闘する
2.撤退する
3.自由安価

下3

選択1:戦闘



「ここで殺すわ――――アーカス」


だが、それは貴女としても願ったり叶ったりだ。

今まで散々逃してきた相手。
これ以上患わせられるのは、貴女としてももうゴメンだ。

故にこの場で叩き潰す。容赦はいらない。
その血肉から骨に至るまで、全て残さず裂き殺す。


アーチャー『御意に』

見稽古「――――バーサーカー」

バーサーカー「はい、問題ありません。七草さま」


貴女の言葉にアーチャーとバーサーカーは共に頷く。

 


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――――アサシンの姿は見えない。



しかし夜の風の冷たさよりも、さらに凍えるほど冷たい殺気を貴女は確かに感じ取った。



1ターン目
直後、アサシンVS貴女戦闘判定

1ほどアサシン側有利、9ほど貴女側有利
スペック差:-2
サーヴァントと人間差:-3
????:-3
『????』:-3


【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】:+3
加虐体質:+1

天才(見稽古):+1
合気:+1
マスター連携:+1

『水天宮草薙剣』:+1
アーチャーの援護:+1

合計-2補正

判定1:ファンブル


直後、アサシン攻撃対象判定
1,4,7:貴女
2,5,8:見稽古
3,6,9:バーサーカー


判定4:貴女


直後、アサシン攻撃判定
貴女側ファンブル:-2

判定2:死亡


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-─ ' ̄    ___ヽ,       /__,.  __       ̄ ` ー- 、     ハ
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/_,. - ─t==rァ-、 `ヽ.   ',_ _ _   ;  /,.ィ=─tュ=ァ-- `、_`ヽ、    \ | / 〉
  ` ー--`ニ´-─    /      \  ` ー `ニ´- ' ´     ,ヽ       V ,イ}
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/`>ー-   - ' ´     ,    : |    \   ` ー─- 、='´ヽ、   V     ∨ト、
  '´             ,       |            `    \  V     レ′\
                ,       |                   ∨ ', .ハ
          /   ,      リ                 / .∧. ', ', |
         /   .  ,      , .ヘ   \            /  ./ ,ィV. ', 'ハ
\    /  /   /   ,     ' ハ__   ヽ    ',     ./ ,' 'ゝイリ:.V. ', ,.|
 ',\  /   /,. - '⌒ヽ ',    /   `ヽ、 ヽ   ',   ./  , _,.イ リ:::.∨,', ,|
  .' , / ,. -'´       ヽ ,  . /       `ヽ、   ',  /.  , /i. | リ::: ::.V, ,.|
    ,.>'´          ヽ_ノ           `ヽ , !.  ,. / ! リ ハ::::::.V, ト、
  /             ,,                \   从' ,イ ハ::::::::::.V.!
/              八               ヽノ !   !. ハ:::::::::::::.Vト
               ノ { i    ',             \  .| ハ:::::::::: :: :.|!:
               , /イノ   マ ',     ' ,               ヽ レ′:::::::::::::::::: ::


アサシン『―――――すまんのう、お若いの』


そう、声が聞こえた気がした。
けれど、そのときには全てが遅かった。

とん、と軽く手のひらで触れられる感触。
途端に全身から力が抜け、貴女はその場に崩れ落ちる。


ライダーの魔獣たちが抵抗できずに殺害された魔手。

攻防一体の毒手。それはまるで流水の如く。
即死させる力は無いが、これでは何も変わらない。


アサシン『さらばじゃ』


そして次の一撃で、鮮やかに貴女の命は絶たれた。


【GAMEOVER】

では再開場所選択

【再開場所指定】
1.夜の行動選択(>>797)から
2.イベント対象判定(>>801)から
3.ホテル屋上行動選択(>>835)から
4.アサシン攻撃対象判定(>>853)から

下4

【再ロードします】

判定2:失敗
よって、ライダー陣営令呪撤退


急降下を仕掛ける大鷲。
けれどその魔獣も見えざるアサシンに攻撃により、
襤褸切れのようにホテルの屋上に羽根を散乱させ、絶命した。


だがそれは時間稼ぎであったのかように、ライダーの肉体は消滅する。
死亡したからではない。これは令呪を使った撤退だ。

つまりあの状況でライダーは死んでいなかったことになる。
エキドナは不死身と謳われた怪物でもある。
なるほど、ならば心臓が潰された程度では死ななかったということも理解できる。


さきほどの大鷲もアサシンを狙ったものではなく、
本来であればライダーを令呪を使わずに回収するのが目的だったというわけだ。

だが殺したはずのライダーに逃げられてしまった。
――――ということはつまり、アサシンは攻撃対象を貴女達に移したということ。

今までとは違い、アサシンはすぐそこにいるのだ。
だがその存在は魔力探知にも、
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】にも反応しない。


貴女は――――
1.戦闘する
2.撤退する
3.自由安価

下3

選択2:撤退


「てったいよ。せんりゃくてきてったい!」

見稽古「同意だ。けどまあ、問題は相手が逃がしてくれるか、だけど」


貴女の言葉に、青年はアサシンがいるであろう場所を睨み付ける。

問題はそこだ。
以前のランサー戦と違い、今度はマスターの押さえは無い。


――――が、敵はランサーと違い、不可視、未感知、無認識。


いくらアーチャーでも始めから存在が分からないものを攻撃しようが無い。
今回は以前と違い、アサシンのマスター狙いという手段は不可能。

故に撤退するにはまとめて撤退するよりも、三人とも別れたほうがいいかもしれない。


バーサーカー「――――七草さま、以前のあれならば」

見稽古「………前と同じように、バーサーカーの宝具を令呪で限定解放させるって手もある。
     あれは分厚い水の障壁を生み出す宝具だ。アサシンから逃げられるだけの時間は稼げるかもしれない」


どうする? と青年は貴女に問いかける。
バーサーカーの令呪を使えば、いくらアサシンとはいえそれ以上追跡できないだろうという意見。


貴女の判断は――――
1.まとまって逃げる
2.三方向に分かれて逃げる
3.バーサーカーを使う
4.自由安価

下3

選択3:バーサーカーを使う



――――水天大蛇が首を擡げる。



神威蹂躙、龍帝暴君。
剣より吐き出された怒涛の水流がホテルの屋上で戸愚呂を巻く。

それは神代日本出雲を支配した、太古の蛇神。
河神であり、山神であり、鉄神でもある八首の大蛇。



――――その名を、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)という。



今は力に楔を打ち込まれているが、
それでも構わぬと溢れ出る神威は牙を向ける。


直後、撤退判定
ファンブル以外で逃走成功
0ならば・・・・

判定7:成功


だがこれほどの切り札を貴女達は尻尾切りに使わなければならない。
それほどアサシンというサーヴァントは異常な存在。

襲い掛かるバーサーカーの濁流は結局、
まるで流水の如くアサシンに受け流されるだけだ。


それでも構わない。
貴女達は屋上から飛び出した新たな水流に乗り、そのまま地面へと着地する。
アーチャーにも速やかに現在の地点から移動するように指示を出す。


アサシンをこれで撒けるかどうかは分からない。
最悪ただの一時しのぎにしかならないかもしれない。

こうなれば問題は何処に逃げるか、だが。

貴女は――――

下3 自由安価

柳洞寺に逃げる

選択:>>895


「―――――お寺にいくから案内して」

見稽古「…………あそこ、嫌いじゃなかったの?」


「ええ、でもあそこにはイクイティム(騎乗兵)がいるわ。せいぜいあたしのやくに立ってもらわないと」

見稽古「ああ、なるほど。それは、悪い考えじゃない」


今まで姿を隠していたのだ。
せいぜいこれくらいは役に立って貰わないと困る。

それに、彼らも『敵』だ。
その戦力を削ることができる方が良い。
可能なら、これでアサシンもろとも死んで貰うことにしよう。


如何なる理由があろうと聖杯は貴女のものだ。
使う、使わない、何に使うかは全て貴女が決めること。



―――――それを許可無く勝手に決める彼らは、間違いなく貴女にとっては敵なのだ。



《八日目終了》

《八日目まとめ》

性別:女性
家系:9(貴女は魔術師の中でも卓越するほど永い家系に生まれつき、)
素質:0(貴女自身の才能の高さはその中でさえ、間違いなく異常なものであった)
戦闘距離:6(中距離~遠距離を得意とする)
戦闘スタイル:9(貴女は過剰なまでの戦闘能力と技能を持つ)
生い立ち:7(大きな苦労のない生活)
職業:魔術師
拠点:双子館新都側→新都側家屋→冬木ハイアットホテル最上階フロア→新都側ホテル最上階フロア→柳洞寺
礼装:
【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】
・緋色の獣の持つ、特定領域内における支配能力の再現。
 支配領域内において、緋色の獣の権能である擬似的な十種の全能の再現が可能。
・完璧たる魔術特性『円環』が貴女の起源『君臨』によって変質したもの。
 しかし貴女は根源に接続していないため、『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の域にまでは至らない

【陣地作成を行った領域内における貴女自身の全ての補正に+3】
【スキル《根源到達者》の劣化スキルであり、同スキルを持つ相手にはこれらの補正は消失する】

特殊スキル1:【起源覚醒者】
・起源『君臨』に覚醒済み。このスキルによりいくつかのスキル効果が変質。
・起源『君臨』により対象への命令判定に補正が掛かる。さらに令呪効果に上方補正がかかる。  
 一方、性格・嗜好に一般的に『S』と定義される嗜虐的変態性のバッドステータスを得る。
・また起源に関する判定に+補正、反する判定に-補正。さらに反起源の行動を自発的に取れない。

特殊スキル2:【カリスマ(歪)】
・他者に対する支配能力。貴女の場合、起源覚醒に影響された威圧感。
・接触時、相対した相手は判定を行い、失敗した場合対象の戦意を喪失させる。
 この効果は精神防御スキル、または【天才】スキル等によって抵抗可能。

特殊スキル3:【加虐体質】
・戦闘補正+1。また有利判定を得た場合、さらに+1の補正を追加する。
 ただしスキル発動時の防御や逃走行動に悪影響が生じやすくなり、-補正が付与される。
・『S』と定義された嗜虐的変態性により、一部の感情判定時に補正が追加される。

特殊スキル4:【陣地作成(歪)】
・特定領域を自らの支配下に置く能力。魔術特性『円環』における技能が変質したもの。
 【十の支配の王冠】の発動条件であり、設置に最短一行動分の時間が必要。

【サーヴァント】
アーチャー:羿(ゲイ)
ステータス:筋力A+ 耐久B 敏捷C 魔力A(B) 幸運E 宝具A++
宝具:
『万斤丹弓』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:10人
 放つ矢に強力な「到達」の概念を宿らせることで速度を落さず、
 本来矢の届かない超遠方までのロングレンジ射撃を可能とする弓。
 この弓は元々幻想種を射殺すために製造された弓であり、
 通常の矢でさえ過剰なまでの破壊力を持つ反面、小回りが効かない。

『千斤神矢・陽』
ランク:A 種別:対城宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:300人
 天帝の子である九つの太陽を射抜いた九本の矢。
 太陽を落とした際に、その高熱と炎を吸収している。
 着弾と同時に、天に吹き上げる火柱となり一帯を焦土に変える。残数本。

『千斤神矢・陰』
ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:20~99 最大捕捉:1人
 生前に使われずに1本だけ残った、千斤の神の矢の真の姿。
 天を廻る太陽を撃ち落とすため、あらゆる熱と光を吸収する性質を与えられている。
 命中と同時に対象から全ての熱量を奪い去り、運動を完全に停止させる。
 太陽すらも凍結させる絶対零度の対神兵装である。 残数0本、使用済み。

令呪:1

【人間関係】
アーチャー《信頼》:「マスター、ありがとうございます」

市井遊馬《最悪・喪失》:「――――」

鑢七草《変態・支配下?》:「これは、いよいよ最終決戦ってところかな?」

バーサーカー《支配下》:「…………のこりは、あと一回」

????《敵対・協力関係?》:『あのアサシン、おそらくこのトラップなら――――』

ライダー《敵対・協力関係?》:「マスタぁー、あれがセンニンって言うヤツなのかしら?」

【敵サーヴァント】
マスター:市井遊馬(糸使いの女子生徒?)
セイバー:オリヴィエ(知性を湛えた目の騎士)
宝具:『天上聖刀(オートクレール)』
    『聖十字軍進攻(ホーリー・クルセイダー)』
令呪:3

マスター:沙条愛歌
ランサー:カルナ(豪華絢爛な鎧を身に纏った武芸者)
宝具:『日輪よ、具足となれ(kavacha & kundala カヴァーチャ&クンダーラ)』
    『梵天よ、地を覆え(Brahmastra ブラフマーストラ)』
    『梵天よ、我を呪え(Brahmastra kundala ブラフマーストラ・クンダーラ)』
    『日輪よ、死に随え(Vasavi shakti ヴァサヴィ・シャクティ)』
令呪:1
 
マスター:????
ライダー:エキドナ (獅子に跨った扇情的な衣装の少女)
宝具:
『幻想再誕・魔胎神殿(モンスターメイカー・テュポエウス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大補足:-
 エキドナの胎内に展開された固有結界。
 古今東西のあらゆる幻想種の因子が詰まった肉泥の海(スープ)であり、
 受精卵を媒介として、受肉した幻想種を結界の外に産み落とす。
 エキドナ単体でも自身の記憶を基に、以前出産した幻想種を再誕させることが可能。
 また膨大な量の肉塊をエキドナの『胎内』とみなし、結界を展開することで、
 一度に複数の幻想種の出産を行えるほか、肉塊を身体として運用し周囲を蹂躙することもできる。

『幻想再生・闇黒神殿(リジェネレイター・ゲリュオーン)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 『神統記』にて不死身と謳われたエキドナの肉体。
 闇の中にて発動する並外れた治癒能力であり、
 夜間や光源のない洞窟の中であれば、不死に近い耐久性を発揮する。
 逆に日中などの強い光の下では、再生能力は著しく劣化する。

『血脈の絆(クリュサオル)』
ランク:C 種別:騎乗宝具 レンジ:0 最大捕捉:1騎
 母であるエキドナと子を繋いでいた臍の緒。
 エキドナと産み落とした幻想種の霊格を上乗せさせ、
 両者のステータスを強化、能力・特性の一部を共有させる。
 産み落とした際の臍の緒を手綱に用いているため、
 騎乗する幻想種ごとに必要な手綱は異なり、一本ずつしか存在しない。  

令呪:0

マスター:遠坂玄雄(学生服の少年)
アサシン:姿の見えないサーヴァント
宝具:敵の行動不能化能力?
令呪:0

マスター:鑢七草(変態)
バーサーカー:安徳天皇(艶やかな黒髪の幼童)
宝具:『水天宮草薙剣(すいてんぐうくさなぎのつるぎ)』
    『斐伊遠呂智天叢雲(ひいおろちあまのむらくも)』
令呪:1

マスター:八雲麻尋(目つきのひどく悪い不良学生)
キャスター:H.P.L(白いドレスの少女?)
宝具:『異界幻燈・暗黒神話(プロジェクション・コズミックホラー)』
令呪:3

マスター:『沈黙(サイレンス)』(金髪赤眼の女)
ガーダー:ウィーグラフ(全身鎧の堅牢なる男)
宝具:『残火の右腕(フィール・ドラカ)』
    『遺志の左腕(キュニング・ベーオウルフ)』
令呪:3


【特記事項】
・【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→対城宝具で壊滅
・姿の見えないアサシン?のサーヴァント確認。
・対城宝具を自陣に撃ち込み、キャスター撃破。
・ライダー陣営は深山町側双子館、ガーダー陣営は柳洞寺に拠点を置く→拠点放棄
・沙条愛歌と遭遇。今次最強組み。
・愛歌戦時、セイバー陣営に救助される。
 しかし貴女との交渉失敗により、セイバー陣営死亡、敗退。
・バーサーカー陣営の拠点制圧。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み。
・ランサー攻略の戦法二つ判明。
 バーサーカーによるものとアーチャーの『千斤神矢・陰』を使った方法。
・脚舐めいべんと
・ライダー陣営に同盟の意思あるも貴女が破却。
・ライダー陣営からの情報入手。アサシンのマスター『遠坂玄雄』取得。
 さらに御三家と小聖杯に関する情報も入手。
・ランサー、カルナの黄金鎧破壊成功。
・拠点破棄のち、新たな拠点へ移動。【十の支配の王冠(ドミナ・コロナム)】発動済み→放棄
・アーチャー、消耗大(※致命傷:-3補正)。
 『千斤神矢・陽』残り六本、『千斤神矢・陰』残り零本。
・アーチャーの夢を閲覧済み。ただし理解に必要な情報は未獲得→条件達成、信頼獲得。
・ライダー陣営、柳洞寺に拠点作成済み。
 聖杯起動に必要な六騎分の魂は収集済みだが、現在はライダー陣営により霊地が封印されている。
・アサシンの襲撃により、貴女達は柳洞寺へ移動。

【同盟】

【敗退】
キャスター
セイバー
ガーダー
ランサー

今回はここまで、次回は最終決戦
アサシン戦、選択次第ではさらに追加の戦闘が入るかも

まあ今回拠点潰しが多かったですが、バーサーカー陣営を屋外で囮にすればもっと減った感じですね
バーサーカー陣営で足止め→アーチャー狙撃の鬼畜コンボとか
同盟者がいれば有効な戦法も変わりますし、幅も広がります

ではお疲れ様でした

AAというかイメージはわりと最初から
鯖としては候補のひとつでしたね

ちょっと判定

直後判定
1ほど無関心、9ほど関心あり

多分今日は更新するはず・・・・
ある程度書け次第再開していきますね

できれば今回でエンディングまでいきたいところではあるがさて

申し訳ありませんが深夜更新
変なイベントが入らなければ多分終わります

では再開

【幕間/九日目・深夜】


アサシンは夜の街をすり抜ける。
色もなく、音もなく、気配もなく。

不可視、無認識、未感知――――如何なる手段でも発見できないその能力。

しかしそれは魔術でも超能力でもなんでもなく、修練の果てに得た人外の魔技。


それを存分に活用し、アサシンは狩猟者となり、
柳洞寺方面へ逃走するアーチャー、バーサーカーの二騎を追い詰める。


アサシン「――――」

八極拳『そうか、わかった。ありがとう、アサシン。
    後一騎、後一騎落とせれば、外への扉が開かれる。遠坂の悲願を達成できる』


アサシンの現状報告に、マスターの声は静かに震える。

その訳を、アサシンは知っている。
しかしそれでもアサシンはもう一度己がマスターに問いを投げる。



――――本当にそれでよいのか、と。


そうだ、と主は即答した。
考える間もなく、思考など挟むことも無く、
聞かれるまでも無く既に確定していると、少年は口を開いた。


八極拳『俺は約束したんだ。10年前、果たせなかった遠坂の悲願を達成させるって。
     だから俺は遠坂の姓を受け継いだ。もう既に絶えた、魔術師の名を受け継いだ』


彼の吐き出した言葉は、呪詛の如く粘ついていた。
光も救いも希望も、何も無いただ深い闇色の呪言。

アサシンはそれに返答しない。
もはやこのマスターに掛けるべき言葉が見つからないのではなく、掛けるべき言葉は“無い”からだ。


既に彼を助けられる言葉は無い。
既に彼を救える方法は存在しない。
 



――――そも、救いを求めていない者を救う方法などこの世には無い。


故にアサシンは沈黙を持って、主の意志を肯定した。


八極拳『俺の名は、遠坂。遠坂玄雄だ――――明智の名は、当の昔に捨てた』

八極拳『アサシン、これが最後の戦いだ』


眩いほどの黄金ではなく、純粋なまでの殺意に塗り固められた漆黒の意志。

10年前の決着が違っていれば、
あるいは■■■が生きていれば、また別の運命があったに違いあるまい。


――――けれどそんなIF(もしも)に意味は無い。


そんな思考すら当に捨てた鬼はただ、終わりを待ち続けるのみ。
僅かな間の後、アサシンの気は主を願いを成すための凶器となる。


――――青ざめた月が冬の夜空から見下ろす。


…………終幕のときは近い。



【幕間/九日目深夜・終了】

《九日目・深夜》


ショタ「お待ちしていました、アーチャー、バーサーカーのマスター」


運びいる甘い毒の香り。
石段の上。山門の前で貴女達を待っていたのは、
魔獣を従えた淫靡な少女と中華服を着た、これまた幼い少年。

ライダーと初めて出会う、彼女のマスター。


もしかしたら貴女よりも若いかもしれないこの少年。
だが秘めた魔力、そしてその実力は貴女に匹敵、あるいは凌ぐ気配すら感じられる。

それは――――


「―――――ロード」

ショタ「警戒なさらないでください。今は敵対する意思も意味もありませんから」


警戒する貴女に対して、少年はそう笑顔で言葉を返す。
現時点で敵対する意思は無い。

つまりアサシンを打倒するという貴女の目的と彼らの目的は互いに一致しているということだ。





見稽古「――――君が、ライダーのマスター?」

ショタ「はい、そうです。バーサーカーのマスター、貴方ともこうしてお会いするのは初めてですね」


少年は微笑を浮かべ言葉を返すが、青年は無言のまま。
ねっとりと体中を這い回る視線はまるで品定めをするようかのよう。

あ、あの……、と少年は不安な表情で青年に声を掛けた。


見稽古「…………イケる」

ショタ「え”?」

バーサーカー「…………七草さま?」

見稽古「流石に僕も優先順位は理解してるよ。
    ただ協力する前に聞かせて欲しいか。肝心の聖杯は今どうなってるのか」

ショタ「…………はい。それについて先に説明しておきます」


バーサーカーの低く水底から響くような怒気に、冗談だよ、と笑う彼のマスター。
それにやや訝しげな目を向けながらも、
ライダーのマスターは小さく咳払いをして話を進める。



――――第三次聖杯戦争の際に召喚された復讐者(アヴェンジャー)のサーヴァント。


この世全ての悪たれ、と呼び出された反英雄。
如何なる手法に呼び出されたかは不明だが、
この完全なるイレギュラーは脱落後、システム通り聖杯の中に取り込まれた。

だがイレギュラー故か、このアヴェンジャーが聖杯のシステムを破壊する。
取り込まれたアヴェンジャーの魂により、聖杯とそのうちに貯蔵される無色の魔力は汚染される。

これにより聖杯は、『この世すべての悪』であれ、という性質を帯び、
そのうちに溜まった全人類への呪いの泥を吐き出す装置へと変貌してしまった。


ショタ「――――聖杯は『あらゆる願いを破壊の方向に捻じ曲げ叶える』願望機に成り果てています。
    今や聖杯への願いは何であれ、『この呪いをどういう姿で外に出すか』の決定権でしかありません」

見稽古「…………」

「…………ふざけるのも、たいがいにして」


黙ったまま何か考え込んでいるバーサーカーのマスター。
一方で貴女はライダーのマスターに食って掛かる。

あ、評判わるいようですし今次やめます?
前の中断と違ってこれ以上は消化試合にしかなってない感も否めませんし

とりあえず七代目は不人気みたいなんでぶっ殺す方向で
本当はgdgdすぎるんでこの回最初からやり直したいくらいなんですが終わらせますか

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