ライナー「なんか声掛けると嫌そうな顔するし、俺の何がだめなんだ……?」
アニ「別にあんたはそれでいいよ」シラ
ライナー「でもベルトルトと話すときは普通じゃないか!」クワッ
アニ「……とにかく今さ、あたし朝練の途中だから黙っててくれない?」バシッバシッ
ライナー「そんな木を相手にして格闘の練習する方が、俺と話すより大事なのか……?」ボソ
アニ(面倒な奴だな)
ライナー「……そういえば訓練兵になってから友達はできたのか?」
アニ「あんたに関係ないでしょ」バシッバシッ
ライナー「俺はお前を心配してだな」
アニ「あのねぇ、あんたはあたしのなんなのさ?」クル
ライナー「え、あ?そ、それはだな……」
アニ「心配しなくてもいるよ」ハァ
ライナー「そ、そうか……!!よかった!!」ホッ
アニ(朝からこいつ何なんだ本当)
アニ「で?何の用?」バシッバシッ
ライナー「だから最近お前が冷たいという話をだな」
アニ「それを最初に本人に相談するのはどうかと思うよ」バシッバシッ
ライナー「そ、それはそうだな、すまん」アセアセ
ライナー「だが今日はおまえが俺の納得する理由を話すまで帰らないことにした!」ドン
アニ(朝から騒がしい男だ)イラ
ライナー「単刀直入に聞く!!俺の何がだめなんだ!!?」
アニ「うるさい、汗臭い、気持ち悪い」バシッバシッ
ライナー「……『気持ち悪い』はないだろう……?」シュン
アニ「あんた見た目のごついクセしてメンタル面めっちゃ弱いよね」ハァ
アニ「ハイハイ、悪かったよ、これからは普通に接すればいいんだろ?」
ライナー「なんか違うなー……」ウ-ム
アニ(早く解放してくれないかな)
ライナー「よし、聞き方を変えよう!俺の何を直せばいい?」
アニ「だからアンタは何も直さなくていいってば」バシッバシッ
ライナー「じゃあ何故俺を避けるんだ?」
アニ「そりゃあ、あんた……」ピタ
ライナー「ん?」
アニ「……理由なんてないさ」ビシッバシッ
ライナー「」
アニ「ふぅ、今日はこの辺で終わりだね」ヨイショット
ライナー「オイ、まだ話は終わってないぞ!!」
アニ「ハイハイまた明日ね、訓練の時に話しかけないでよ?」ビシ
ライナー「むむむ……それは難しいかもしれん……」ウ-ム
アニ「なんでさ?」
ライナー「お前が一人で大丈夫か、心配で心配でたまらないんだよ」
アニ「」
アニ「……あんたねぇ」イライラ
ライナー「なんか変なこと言ったか?」
アニ「……今日のことは忘れてあげるからさ、じゃあね」タタタ
ライナー「おい、待て!話はまだ終わってないぞ!!!」ガシ
アニ「!!」
サシャ「うわ!!ライナーがアニを襲っています!!!」
ライナー「へ?」
ユミル「ライナーさんよぉ、金髪なら誰でもいいのかぁ?」ニヤニヤ
クリスタ「何それ不潔」
ライナー「」ガ-ン
ライナー「ちょ、これは誤解だ!!あ、アニ逃げるな!おい!!」
ライナー「……本当になんなんだあいつ」
講義中
教官「……であるから、この陣形は……」
アニ(……あれって告白だよね)
-----------------------------------------------------------
ライナー「お前が一人で大丈夫か、心配で心配でたまらないんだよ」
-----------------------------------------------------------
アニ「チラ」ドキドキ
ライナー「……」マジメ-
アニ(あいつがお父さんに似てるからホームシックにならないように避けてたのに……)
アニ(あんなこと言われたら余計話せないじゃないか……)
アニ(なんであんなにあいつ大丈夫そうなの?初めてじゃないの?)
アニ(あたし初めてなのに……)
アニ(いや、よく考えたら15歳でまだ付き合ったことがないって言うのがおかしいのか)
アニ(いや、でも、まて、ん?そうか?あれ?)
教官「レオンハート」
アニ「……」ウ-ム
教官「……レオンハート訓練兵、この問題の答えは?」
ミーナ「アニ、当てられてるよ!」ツンツン
アニ「……っ」ウ-ム
教官「レオンハート!!!!」
アニ「どうしたらいいか分かんないよ!!!!!!!」ドオン!!!!
教室全体「」
教官「そ、そうか、それなら仕方ないな……」アセ
ライナー(なにやってんだあいつ)
次の日 朝
アニ(朝練に集中できない)バシッバシッ
アニ(全然眠れなかったせいかな)ウトウト
アニ(なんで眠れなかったんだっけ?)バシッバシッ
-----------------------------------------------------------
ライナー「お前が一人で大丈夫か、心配で心配でたまらないんだよ」
-----------------------------------------------------------
アニ「……」バシッバシッ
アニ「……///」バシバシバシバシバシ
ライナー「……今日は一段と頑張ってるな」アハハハ
アニ「!!!!」 ドゴォオオオ!!!
ライナー「うご!!!!!!」
ドサッ!!!
ライナー「……やっぱりお前俺のこと嫌いだろ……」イテテテ
アニ「あ、あんたが突然話せかけてくるから驚いただけだよ」バシッバシッ
ライナー「さっきからずっといたが……?」ハァ?
アニ「う、うるさいよ」バシッバシッ
ライナー「よし、今日という今日は絶対理由を聞くまで帰らないし、帰らせないぞ!」ドン
アニ「……あんただって理由は分かってんじゃないの?本当は」バシッバシッ
ライナー「は?何が?」ポカ-ン
アニ「……べ、ベルトルトはどこにいるんだい?」アセアセ
ライナー「話をそらすんじゃない」ビシッ
ライナー「……ベルトルトならまだ寝てるぞ?」
アニ「……そうかい、あんたもまだ寝てたら?」バシッバシッ
アニ「エレンの格闘術の相手して疲れてるんじゃないの?」バシッバシッ
ライナー「いや、まぁ体はもともと頑丈だし、修復できるから大丈夫なんだが……」
ライナー「……お前が理由を教えてくれないと精神的にキツイ」(←思春期)
アニ「えっ……」ピタ
アニ「あんたって結構強引だよね……」
ライナー「そ、そうか?なんかすまん」アセアセ
アニ「別に……」バシッバシッ
食堂
アニ(あいつがあんなにあたしを心配してくれているとは……)
アニ(見た目の割して昔から優しいよね)
アニ「……」ボッ-
ミーナ「アニ、全然食べないけど食欲ないの?大丈夫?」
アニ(はっ、駄目だ駄目だ駄目だ!)ブンブンブンブン
アニ(また変なことばっかり考えてしまっている!)ガンガンガンガン
ミーナ「アニ!!!!ジャンを殴らないで!!ジャンが死んじゃう!!」
ジャン「チ-ン」
----------------------------------------------------------
ライナー「……お前が理由を教えてくれないと精神的にキツイ」
----------------------------------------------------------
アニ「……」ピタ
ミーナ「ど、どうしたのアニ?今日変だよ?」アセアセ
アニ「……やろ」ボソ
ミーナ「えっ?」
アニ「惚れてまうやろーーーー!!!!」ガタン!!!!!
食堂「」
ミーナ「あ、アニ……?」
アルミン「アニミナキタッー!!!」
ベルトルト(もしかして僕に惚れてる……?)ドキドキ
ライナー(なにやってんだあいつ)モグモグ
次の日 朝
アニ(あいつ、今日も来るのかな)ドキドキ
ライナー「お、今日はまだ朝練してないのか」
アニ(キターーーーーッ!!!)ガッツポ-ズ
ライナー(なんか様子が変だぞ……?)ウ-ム
アニ「きょ、今日は遅かったね」バシバシバシバシバシ
ライナー「え?いや、昨日も一昨日も同じ時間だっただろう?」
アニ「そ、そうだったね」バシバシバシバシバシ(あんたと一緒にいる時間が短く感じてしまうんだよ…)
ライナー「ところで早速だが、今日という今日こそは理由をだな」ビシ
アニ「や……優しいところかな」ボソ
ライナー「は?」
アニ「あ、あと頼りがいがあって……」ボソボソ
ライナー「お、おお……?」(あれ?俺の駄目なところを聞いてるんだよな?)
アニ「見た目の割に繊細なところも(好き)」ボソボソ
ライナー「そ、そうか」(結構気にしてるんだがな……)シュン
アニ「こ、これくらいかな……」ドキドキドキ
ライナー「……わかった」シュン
ライナー(つまり、優しくなくて、頼りなくて見た目通りだといいんだよな……?)
ライナー(それでベルトルトは大丈夫だったのか……)シュン
アニ「駄目……なのかい?」ドキドキ
ライナー「あ、あぁ……善処する」
アニ「!!!」パァ
立体起動訓練
教官「では、班を発表するぞ!!!」
教官「一班、ライナー、クリスタ、ジャン、アニ!!!!前へ出ろ!」
四人「ハイ!!!」
ライナー(お、クリスタと一緒だ、今日はラッキーな日か?)
ライナー(だが……)チラ
アニ「!!」
アニ「///」ソラス
ライナー(なんかアニがおかしい、これは今日の訓練で優しくなくて、頼りなくて見た目通りの俺を見せれば治るのか……?)
クリスタ「よろしくね、ライナー!」ニコ
ライナー「お、おぅ///」ニコ(女神にいいところを見せるか、アニを元に戻すか)
ライナー「はぁ……」
アニ(うわー、こんな日にこいつと同じ班になっちゃうなんてね……)チラ
ライナー「」チラ
アニ「!!」バッ
アニ(うわわわわ、目が合っちゃったよ!!!)
クリスタ「よろしくね、ライナー!」ニコ
ライナー「お、おぅ///」ニコ
アニ「……はぁ」(敵は多いね)
そうです、私が醤油とソースです
ちょっと、用事があって今抜けてます、待ってね
ジャン(……ホモに氷の女に女神か、バラエティに富んでるな……)カチャチャ
ライナー「クリスタ、ベルトの調節が甘いぞ」グッ
クリスタ「え、ああ、ありがとう!!」ニコ
ライナー「どういたしまして///なんてことないぜ……」(最高だな)
アニ(私も全身のベルト緩めようかな……)カチャカチャ
ライナー「よし、三人とも調節は大丈夫か?」
ジャン「ま、大丈夫だろ?早く行こうぜ」(ミカサと同じ班が良かったぁん……)
クリスタ「た、多分大丈夫っ。緊張するなぁ……」ソワソワ
ライナー「大丈夫だって///」(結婚しよ)
アニ(あたしもあんな感じの方がいいのか……?)ソワソワ
教官「よし、一班前へ……!!!!」
ライナー「よし、行くぞ!!!!」
三人「おぉ!!!」
バシュバシュ!!!!!
ジャン「訓練だからって気を抜くなよ!!!」ジャ-----ン
クリスタ「ジャン速いなぁ……」
ライナー「まぁ、立体起動は速さだけじゃないさ」
クリスタ「そ、そうだよね!!!」グッ
アニ(あいつ、クリスタとばっか話して……いや、あたしが無口なのか?)ムッ
ライナー(さて、どうするか……アニの視線を感じるな……)バシュバシ
ライナー(確か優しくなくて、頼りなくて見た目通りの俺を見せればいいんだよな?)
ライナー(うむ、実践してみるか……ん?)
ライナー(そもそも俺の見た目通りってなんだ?)バシュバシュ
ライナー(よくホモっぽいって言われるけれどそれか?)ウ-ム
ライナー(いや、ホモを見せるのか?この場にはジャンしかいないが……)チラ
ライナー(できればアルミンが良かったな……)ハァ
ライナー(いやいやいやいや、俺はホモじゃないだろ!!!)ブンブンブンブン
ライナー(考えろ考えろ考えろ……)ムムムム
ジャン「オイ!!!ライナー!!!前!前!!!」
ライナー「ん」
-------------------------------------------
医務室
ライナー「……いってぇ……」
ライナー「ここどこだ?えっと確か--------」バッ
アニ「ZZZZZZZ」膝の上
ライナー「」
ライナー(状況がよくわからない……が)
アニ「ZZZZZZZ」
ライナー(だいたい俺が考え事していて木にぶつかったって感じか?)
ライナー(それにこりゃアニに世話になった感じだな……)
ライナー「情けねぇな……」ハァ
アニ「zzzzzzzz」ムニャムニャ
ライナー(……)
アニ「?」パチ
ライナー「かわいいな」ボソ
アニ「えっ///」パチ
アニ「あ、あんた……///」
ライナー「お、おう、起きたかすまないな」
ライナー「お前もしかして俺の面倒見てくれていたのか?」
アニ「え?ああ、まぁ……当然だよ、だってさあんたの……」シュン
ライナー「ありがとな」ナデナデ
アニ「」キュン
アニ「あ、あたしは……あんたが無事でよかったよ本当に……さ」アセアセ
ライナー(あれ?昔からこうすると落ち着いたのにな)ン?
アニ(なんか頭打ったせいなのかこいつより積極的になってる!!?)ドキドキ
ライナー「ただな」
アニ「?」
ライナー「やっぱり優しくなくて、頼りなくて見た目通りの俺になるのは無理だな、いくらアニの頼みでも」アハハ
ライナー「お前らのこと、守りたいしな」キリッ
アニ(いつそんな頼み事したかは覚えてないが、うれしい)
ライナー「まぁ、今、助けてもらってて頼りないんだけどな」ハハハ
アニ「!!!そんなことないよ!!!ほら、あの……」ドキドキドキ
ライナー「ん?」
アニ「あ、朝練の時話しかけてくれてうれしかったし!!!」ドキドキ
アニ「あ、あんたは親みたいで……その……頼りになるよ!」ドキドキ
ライナー「お、おお、そうかそうか!」
ライナー「じゃあ今日こそは教えてくれるな?」
アニ「えっ?」
ライナー「なんで最近お前が冷たかったんだ?」ん?
アニ「そりゃあ、まぁ……」ドキドキ
アニ「あんたのこと好きだからだよ」
廊下
ベルトルト「」
終わり
眠たいので終わらせる、ちょい無理ありますね
ごめんなさい
>>1の作品タイトルを教えてほしい
>>54
アニ「ライナー」 ライナー「ほらよ」
アニ「好き」 ライナー「え?なんだって?」
次も時間があればライアニ書きたいです
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