暗闇の中、あなたは走る。どこまでも、足が動く限り。
どれほどの時が経っても、その歩みは止まらない。
どこまで進んだだろうか。あなたは後ろに振り返り、目を凝らした。
ランタンの灯りが米粒に見えるほど遠く、その光は見失いそうになるほど淡い。
が、それでもまだ見えることには変わらない。
もっと離れなければ。再度決心したあなたは、また走り始めた。
フードで顔を隠し、身を屈めるあなたは、他人の目には何かから逃げているように映る。
それでもいい、と気を向けることもなく、更に足を速める。
草原を駆け抜ける一つの影。その正体が人間だと言われたら、誰もが首を傾げるほど速く、疾い。
手練れの一匹狼が獲物を追い立てている姿、と言われた方が納得出来るくらいに。
宵闇に浮かぶ双眸は、サファイアのように輝き、深淵のように淀んでいた。
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このスレッドは、なんかいい感じに神器の女性たちと冒険者生活をエンジョイするスレッドです。
主人公の簡素な設定や募集時のテンプレ、一例を置きます。
『あなた』
この世界に生きる主人公。過去には魔王軍相手に大立ち回りをしたが、平和になって束縛が嫌になったので家を抜け出した。
善悪で言うなら間違いなく善側だが、悲惨な戦争を経験しているだけあって生命に対する価値観は壊れている。具体的には、敵対しているなら老若男女交友関係問わず、一切の罪悪感無しに抹殺出来るくらいに。
現在は身分を偽り、新米冒険者として活動予定。
【人名】人としての名前。世を忍ぶ仮の名。
【真銘】神器としての名前。彼女らのあるべき姿、その証。
【固有能力】その神器にのみ与えられた唯一無二の権能。彼女らを神器たらしめる要因。
【魔法】神器を通じて『あなた』が行使出来る魔法。神器の記憶に関わるものしか扱えないため、必然的に固有能力に近い性質の魔法を扱えるようになる。
【伝承】神器の辿った数奇な運命、その調べ。神器である以上、そこには必ず物語が眠っている。
【詳細】彼女らの容姿、性格。神器は皆意思を持つ。彼女らの自身に対する認識が、人としての姿を形作る。
凡例
【人名】ラナ・デイラ
【真銘】終末呼ぶ緋刃『ラグナロク』
【固有能力】運命断つ渾沌(デイブレイカー)
物体の切断をトリガーとし、膨大な魔力の奔流と異世界に通じる穴を発生させる。
魔力の奔流は肉体を変質させ、やがては死に至らせる猛毒であり、穴からは渾沌に染まった龍の軍勢が押し寄せる。
文字通りの終末を生み出す悍ましき権能。
【魔法】各種耐性を強化する補助魔法。
【伝承】世界に終末を齎す彼女は、人々から忌み嫌われていた。しかし、そんな彼女を必要とする人がいた。
彼女はその声に応え、力を捧げる。力を受け取った勇ましき男は、自身を蝕む終末に抗い、国を脅かす巨悪を倒した。
大衆に拒絶されていた緋刃(彼女)はその日、大衆に祝福された聖剣となる。
しかし、英雄の死を以って、彼女はまた拒絶を受ける。
終末を越えた英雄は、人の姿をした化け物と成り果てた。その力に怯えた人々は、英雄を裏切り、弑逆する。
英雄が消えたその日より、彼女は世界と自身を、その力を、ただ只管に呪った。
【詳細】嘗て己とその保有者が辿った経歴により、やさぐれまくった白髪の少女。
何に対しても悲観的だが、自身を振るっても、一切肉体や精神に異常を来さない、何なら暗殺すら平気で回避する『あなた』に堕ちた。
今では現世をエンジョイし元気溌剌な元の性格を取り戻したが、相変わらず目は死んでいる。
現時点で保有する神器を三人分くらい募集します。選ばれなかった方も、後ほど出す予定です。
【人名】ルーナ・エルクシア
【真銘】星に接続せし鍵杖『スターロード』
【固有能力】星光の奔流(スターライトストリーム)
あらゆる生命が宿り、根付く星の意思へと接続する。
優しき星の光があらゆるものを癒やし、活力を与え、正しき道へと導く。
【魔法】治癒、生命力や活力、魔力を増幅する癒やしや生命の魔法。
【伝承】古代の大国の姫。
ルーナが親愛する姉姫の支えとなり、研鑽で身につけた治癒・補助魔法や知啓で人と国を救った英雄。
彼女には平民でありながら国の為に戦い、人々から同じく英雄と呼ばれた思い人がいたが、その思い人は姉と結ばれる。
姉と思い人の結婚後、実は思い人はルーナに心を寄せていたが、ルーナには婚約者がいるという嘘を吹き込まれ、身を引かされたことを知った。
ルーナは、国と民のためにその事実を胸に秘め、生涯民の為に尽くしたという。
長い歴史を持つルーナの祖国だが、数ある王族、英雄の仲で一番愛され、敬われている。
【詳細】青髪ポニーテールの美少女。
穏やかで明るく思いやりのある性格。真面目だが、冗談好きで知恵が良く回る一面も。
料理や掃除が好きで、良く鼻歌交じりに楽しそうにこなしている。
知的好奇心が旺盛で、新しい知識を得ることが好き。
祖国の伝承で美化されまくっている(と自分では思っている)ことに、すごいむずがゆい思いをしている。
【人名】アマネ・シズハ
【真銘】闇払う天翔の刃『アマカケル』
【固有能力】一ノ太刀(ジ・エンド)
斬ろうと思った「もの」を、距離や硬さなど関係なく斬る。
これは物体だけでなく、炎や水、魔法、あまつさえ呪いや死霊と言った概念でさえ斬ることが可能。
ただし、使用者が認識できないもの、信頼や愛情など強い想いは斬る事ができない
【魔法】風属性、破邪系統の魔法
【伝承】東の国で、とある剣豪の男と勝負した際に折られた龍の牙から造られたとされる刀
その龍は剣豪を認め、人の姿となって共に旅をしたとされる
折られた牙は、人の姿となった龍の力と強い親和性を持ち、龍や共に旅する剣豪の助けとなった
剣豪と元龍の世界を救う冒険譚は発祥の国のみならず、世界中で親しまれている
【詳細】かつての持ち主の龍の人(神)格そのままの、金色おさげ髪の少女
のんびり、ほんわか、マイペースだけど実はいろいろ考えてるし、気配りができる人
とても身のこなしが良く、歌や踊りは殆どの者を見惚れさせるほど上手
かつての旅の経験から、世界中の料理を好き嫌いなくなんでもおいしく食べるし、世界のいろんなところを見るのが好き
【人名】ヒミカ
【真銘】銀河を裂き穿つ天弓『ラーデイン』
【固有能力】『創世乃歌』
弓から放たれた矢の風を駆ける音が世界の理を作ったとされる逸話から歌を聞いた対象の”何か”を変える効果を持つ。変化が大きければ大きい程奏者の負担も大きい
【魔法】音域魔法
【伝承】世に生を受ける前から神々に選ばれたある勇者がその使命を全うさせる為に神々から送られた神器。
その使命とは地が魔に支配され天がその力を奪われてしまった世界を正すというもの。勇者は使命に基づく長く苦しい冒険と闘いの日々を駆け抜けた。そして遂に魔を討つ事に成功した勇者。
世界を正す為、弓の本来の力を発揮させたが起こったのは天変地異だった。神々曰く、魔に染まった大地は全てを祓う事は出来ない。故に今一度全てをやり直す必要がある。
勇者は絶望した。自分が世界を破壊したのか、己が神々の思惑によって魔王になってしまったのだ、と。天弓は神々の基へ帰り世界は1度破壊され、再び創造された
【詳細】穏やかで物腰が柔らかく、落ち着いている。歌う事が好きで暇があると歌いだしてしまうがそれを聞かれるのは恥ずかしがってしまう。(固有能力が発動しないようにしっかり気をつかってはいる)
【人名】メモリア・フィアット
【真銘】未来紡ぐ叙事詩『リユニオン』
【固有能力】掴み取る運命(ディスティニー)
無限に存在する未来から、使用者が望む一つを手繰り寄せる
ただし絶対に起こり得ないことを起こすことは不可能
また、自分以外の人物が関わる場合、その人物が思いもしないこと、知り得ない情報による行動の結果を手繰り寄せることも不可
この固有能力の使用には多大なる魔翌力が必要
【魔法】加速魔法。あとこの本を枕にして寝ると望む夢が見れるらしい
【伝承】
古代の大国において、平民でありながら故郷のため、ひいては国のために決死の想いで戦い、活躍し英雄と呼ばれるようになった男がいた
男の国には、優しく聡明で、強い癒しの魔翌力を民のために振るい続けるお姫様がおり、やがて互いに惹かれ合うようになる
だが、絶大な支持を得ている姫が、英雄とはいえ平民と結ばれることを危惧するものや、姫と同様に青年に想いを寄せる姫の姉の家臣達により、男は嘘を吹き込まれ、二人は結ばれることはなかった
時が経ち、真実を知った男は嘆き悲しむが、姫が愛し慈しんだ国に、姫と同じくその生涯を捧げた
だが男は晩年、後進に自分の責務を引き継いだ後、とある一つの魔法の研究に取り組んでいた
それは無限にある未来の可能性から、望む一つの未来を選び取る、夢物語と言われても当然の魔法であった
男は、愛し焦がれる姫と来世で、同じ時同じ場所で生まれ、巡り合う運命を掴み取ることに生涯の最後を捧げた
男の願いは叶ったのか、それを知るものは男以外にはいない
【詳細】赤髪で魔術師の服装で杖を持った少女
自信家で自負心が強いが、相応の努力はしており、また他人への思いやりはしっかりあり根はとても聡明で優しい子
ボケに律儀に反応するツッコミ気質
募集は只今を以って一度締切です。
今回当選したのは
星に接続せし鍵杖『スターロード』
闇払う天翔の刃『アマカケル』
銀河を裂き穿つ天弓『ラーデイン』
宵闇の短剣『エクリプス』
の四名様です。他の方も後々出てくるのでお待ちください。
投稿はもう少し待ってね。
日本人はカス民族。世界で尊敬される日本人は大嘘。
日本人は正体がバレないのを良い事にネット上で好き放題書く卑怯な民族。
日本人の職場はパワハラやセクハラ大好き。 学校はイジメが大好き。
日本人は同じ日本人には厳しく白人には甘い情け無い民族。
日本人は中国人や朝鮮人に対する差別を正当化する。差別を正義だと思ってる。
日本人は絶対的な正義で弱者や個人を叩く。日本人は集団イジメも正当化する。 (暴力団や半グレは強者で怖いのでスルー)
日本人は人を応援するニュースより徹底的に個人を叩くニュースのが伸びる いじめっ子民族。
日本のテレビは差別を煽る。視聴者もそれですぐ差別を始める単純馬鹿民族。
日本の芸能人は人の悪口で笑いを取る。視聴者もそれでゲラゲラ笑う民族性。
日本のユーチューバーは差別を煽る。個人を馬鹿にする。そしてそれが人気の出る民族性。
日本人は「私はこんなに苦労したんだからお前も苦労しろ!」と自分の苦労を押し付ける民族。
日本人ネット右翼は韓国中国と戦争したがるが戦場に行くのは自衛隊の方々なので気楽に言えるだけの卑怯者。
日本人馬鹿右翼の中年老人は徴兵制度を望むが戦場に行くのは若者で自分らは何もしないで済むので気楽に言えるだけの卑怯者。
日本人の多くは精神科医でも無いただの素人なのに知ったかぶり知識で精神障害の人を甘えだと批判する(根性論) 日本人の多くは自称専門家の知ったかぶり馬鹿。
日本人は犯罪者の死刑拷問大好き。でもネットに書くだけで実行は他人任せ前提。 拷問を実行する人の事を何も考えていない。 日本人は己の手は汚さない。
というかグロ画像ひとつ見ただけで震える癖に拷問だの妄想するのは滑稽でしか無い。
日本人は鯨やイルカを殺戮して何が悪いと開き直るが猫や犬には虐待する事すら許さない動物差別主義的民族。
日本人は「外国も同じだ」と言い訳するが文化依存症候群の日本人限定の対人恐怖症が有るので日本人だけカスな民族性なのは明らか。
世界中で日本語表記のHikikomori(引きこもり)Karoshi(過労死)Taijin kyofushoは日本人による陰湿な日本社会ならでは。
世界で日本人だけ異様に海外の反応が大好き。日本人より上と見る外国人(特に白人)の顔色を伺い媚びへつらう気持ち悪い民族。
世界幸福度ランキング先進国の中で日本だけダントツ最下位。他の欧米諸国は上位。
もう一度言う「外国も一緒」は通用しない。日本人だけがカス。カス民族なのは日本人だけ。
陰湿な同級生、陰湿な身内、陰湿な同僚、陰湿な政治家、陰湿なネットユーザー、扇動するテレビ出演者、他者を見下すのが生き甲斐の国民達。
冷静に考えてみてほしい。こんなカス揃いの国に愛国心を持つ価値などあるだろうか。 今まで会った日本人達は皆、心の優しい人達だっただろうか。 学校や職場の日本人は陰湿な人が多かったんじゃないだろうか。
日本の芸能人や政治家も皆、性格が良いと思えるだろうか。人間の本性であるネットの日本人達の書き込みを見て素晴らしい民族だと思えるだろうか。こんな陰湿な国が落ちぶれようと滅びようと何の問題があるのだろうか?
明日か明後日くらいに投稿します。
今後の展開を考えてパンピー冒険者を二人くらい募集です。
良ければテンプレ使ってね。
【名前】名前。
【性別】男か女かその他か無いか。
【種族】人間獣人魔族エルフと色々いる。
【魔法】どのような魔法を使うのか。
【詳細】どのような人物か。
いつからか、孤独(ひとり)でいるのに慣れていた。
あのお方はもういない。命ある存在は、やがてこの世を去るから。
それは神の子孫であっても同じ。時が経てば身体は衰えて、病にも罹る。
あの人は最期に、何と言っただろう。
『お前は我の生きた証。お前は我の誇り。だから、我と共に消えてはならぬ』
『我が英雄に、王になれたのはお前たち神器があったからだ。この身一つでは、悪を打ち倒すことなど到底叶わぬ夢であった』
『故に。真に讃えられるべきは激闘を生き延びたお前だ。死にゆく老いぼれでは、ない』
そんなことを、言ってたっけ。
彼は何故、戦っていたのだろう。
富のため?名誉のため?
違う。苦しむ人を助けるためだ。
なら、私は何のために在り続けるの?
そんなこと、決まっている。
たとえ非力な神器でも、私を望む人がいるのなら。
その人のために、全てを捧げる。
私なんかの力で良ければ、いくらでも差し上げます。
だから、必要ならば私をお呼びください。私の名は。
王鎧袖『バヴルス』。
【戦友枠】
【名前】エルヴィス・レイヴンクロフト
【性別】男
【種族】人間
【魔法】相手の全能力を下げる強大なデバフ
【詳細】
常に不敵な笑みを崩さない金髪碧眼の美青年、華々しい貴公子然とした男。27歳。戦後も精力的に活動しており、民衆にとって最も有名な英雄
細剣使いだが、それ以上に知略面でパーティに貢献した参謀役。魔王軍との戦いでは知略をもって敵を翻弄し、権力者達の下らぬ嫉妬や陰謀をすべて見抜いて返り討ちにした
戦後は落ち目の公爵家に婿入りし全権を掌握。更なる地位と名声を得るべくその智謀を巡らせている根っからの野心家
善悪で言うなら間違いなく悪党だが、彼の目的は悪徳ではなく地位と名誉であるため、民衆に対しては美しき英雄、良き為政者として振る舞い、すべての陰謀は水面下で進行させる
栄誉を貪欲に望み権力闘争を楽しむという点で"あなた"とは正反対の人間だが、敵に対する冷酷さは一致しており、ウマは合うらしい
>>128 回答ありがとうございます
【戦友枠】兼【婚約者枠】
【名前】フィズ・クラウディア
【性別】女
【種族】人間
【魔法】彼女の蒼い目で見た魔法を解析し無効化する。彼女が生まれ持った異端の魔法
【詳細】薄い蒼色のセミロングの髪の、ぽかぽかなお日様のような雰囲気を持つ、あなたと同じ歳の女性。感情豊かで明るく、かつ優しく好奇心の強い性格
生まれ持った魔法を理由に、平民の両親ではフィズを護れないと判断され、エリューナ王国の軍の重鎮たる貴族家に引き取られる
フィズは自身が持つ魔法故に周りから一線を引いた目、畏れた目で見られふさぎ込んだ性格になっていた
ある日、あなたと会ったフィズはあなたの『再誕(リンカーネーション)』を『視』てしまう
今まで見たどんな魔法、自身の魔法よりも規格外の魔法だったが、しかしその術者は自分と同じように傷ついてる普通の男の子にフィズには見えた
同じ年頃の子と言うこともあり、フィズはあなたに積極的に交流し始め、それをきっかけに、クラウディア家の人や、使用人達とも親しくなり、生来の明るい性格を取り戻していく
同じ歳、同じ境遇の気になる男の子。あなたと交流を深めていくにつれ、フィズの感情は共感・興味から親愛、そして思慕に変わっていく
成長したフィズはあなたとの婚約が決まり、大喜び
花嫁修業だと様々なことに努力し、また規格外の力を持つあなたと一緒にいるために、他の魔法や護身術、杖術を磨き、様々な知識も学んでいった
あなたが魔王軍を討つ旅に出ると聞くと、周囲の反対を押し切り同行。魔法対策役兼、パーティーの重要な裏方として、旅の最初から最後まで共にいた
戦いが終わり、フィズはとうとうあなたと結ばれると喜び、あなたの失踪を知る
なぜ? あなたは本当は私を嫌っていたの? 私を疎ましく思っていたの? ……あなたのことを分かってあげられなかったの?
クラウディア家当主は、愛娘(フィズ)を置いかれたことに激怒し、惚れた男なら追い求めてでも添い遂げろとフィズに発破をかける
義父の発破に立ち直ったフィズは、あなたを追い求め、今一度旅立ったのであった
戦友
【名前】ツァルク・ティッツィ
【性別】男
【種族】エルフ
【魔法】補助・回復系、光属性、聖属性
【詳細】長い金髪で長身の神官で、人間で言えば30歳程度に相当する
寡黙だが繊細で思いやりがあり、仲間を気遣う頼りがいのある男
「あなた」の苦悩をある程度察しているが完全に理解できているわけでもないため
なんと声をかけたらいいか分からず見ていることしか出来ないのを人知れずもどかしく思っている
戦いが終わってからも「あなた」のことを気にかけて定期的に手紙を送っていた
妹
【名前】アリス・フォン・テアラント
【性別】女
【種族】人間
【魔法】中級程度の魔法なら大抵そつなくこなせる
【詳細】ロングの黒髪にカチューシャをつけた、年齢以上に大人びているクールでしっかり者の18歳
異常な身体能力を持ち考え方が貴族らしくない兄を見て「あっ、これ当主を継ぐのは私だな」と察して幼いころから当主になることを見据えて生きてきた
すでに当主としての高い意識を備えており、当主としてはめちゃくちゃなことをしてくれた「あなた」を許さないというスタンスだが妹としては「あなた」を気にかけている
人間離れした「あなた」を決して恐れてはいないが当主という立場があるせいであまり「あなた」に肩入れしすぎることもできず板ばさみになっている
【戦友枠】
【名前】ギルバート
【性別】男
【種族】人間
【魔法】重力魔法
【詳細】
通称"黒騎士"。全身鎧を纏った寡黙な騎士。魔王軍に故郷を焼かれ、家族も恋人も失った。魔王を倒せば復讐を終えられると思っていたが、憎悪の炎が消える事はなかった
今は魔王軍の残党狩り部隊を率いているが、職務の範疇を越えて暴走しているとの噂もある
「戦争は終わった」と割り切れる程彼の憎しみは軽いものではなかった。すべての魔族を[ピーーー]か、彼自身が死なない限り、その復讐は続くだろう
【妹枠】
【名前】ミラ・ルーファス
【性別】女
【種族】人間
【魔法】自身のIQ(頭脳)高める魔法。それにより高い情報分析や作戦などが可能になる
【詳細】黒髪ポニーテールの19歳の女性。無表情で感情を出さないがしっかり者ではっきりと言うことがある。生まれてから孤児で"あなた"の両親に引き取られる。その為、義妹で"あなた"とは本当の兄妹ではない。それでも"あなた"とは普通の兄妹として接している。"あなた"の行動に関して少し心配している。"あなた"に憧れて旅に興味はあるがどちらか言うと戦闘向きではないため執務に専念している(魔法も活かして執務を行っているので周りから本当の当主と思っている人も多い)。
【戦友枠】
【名前】ドノン
【性別】男
【種族】マイコニド
【魔法】生命力(マナ)を操る魔法。特に植物を生み出し操る魔法が得意
【詳細】大魔術師。ずんぐりとした体躯の二足歩行する巨大なキノコ。腐った沼のような色のローブを着ている
浮世離れした性格で、寡黙で鈍重でマイペース、何を考えているかわからない
マイコニドは魔族寄りの中立種族で、文明を持たず、意思疎通も難しいためほとんど魔物同然に扱われてきた。これは偏見ではなく、実際森に迷い込んだ者が襲われた事例は多い
この個体は文明に興味を持ち森を出た異端者で、幸運な出会いに恵まれ魔法を学び、大魔術師として大成した
彼は「文明」への恩返しとして人類に助力し、魔王討伐の英雄の一人にさえなった
しかし、人々はこの英雄になった野蛮人の扱いに困っており、腫れ物のように放置されている。嫉妬する魔術師も多いが、彼はまったく気にしていない
更なる知識を求めて気ままな旅を続けているようだ
七英雄的な総称ありそう
戦友枠は複数いても問題なさそう、妹枠は実妹と義妹でなんとか、けど婚約者だけはどうしたって一枠よね
>>139、あっても良さそうですね。【極天の七災】としましょうか。あなたは【天命の煌災】です。
意味は『死の天命を齎す厄災』となります。
>>140、本編で語る時が来たら詳しく話を入れたいのですが、お偉方の保身が絡んだ政略結婚なので婚約者は普通に何人もいます。
まぁぶっちゃけ(本人の感情はどうであれ)碌でもない理由で婚約させられてる人が多いです。全員が全員そうではないですが。
ちなみに魔王様はピンピンしてます。
魔王とあなた御一行の最終決戦→お互いに殺しきれないと悟る→とにかく戦争を終わらせて犠牲者を減らしたい思惑が一致する→終戦・和平協定を結んで終戦。平和な世の中に、が一連の流れです。
魔王は単体の戦闘力ならあなたより強いです。
再開予定は水曜を予定してますが、正直間に合うか微妙です。11連勤楽しい。
再開するまで募集はしてるのと、質問等あれば空き時間に少しずつ返答していきます。
お待たせして申し訳ありません。
お仕事お疲れ様です。
【戦友枠(2名)】
【名前】グスタフ・アインシュタッド
【性別】男
【種族】人間
【魔法】防御魔法特化
【詳細】
大柄で長身、黒の短髪。26歳。
とある国の元1兵士。
真面目で実直、だが堅苦しくというわけでもなく、接しやすく気配りができる好青年。
彼が扱えるのは防御魔法(水を出すとか火を起こす程度はできなくもないが)のみだが、その防御魔法と剣と盾で、敵の攻撃からパーティーを護る砦としてあり続けた。
幼少期に国のお姫様に恋をして、血が滲むような努力の末に「あなた」のパーティーに加わる。
そこで戦功を挙げて、本当にお姫様と結婚できる地位と名声を手に入れた実はやべー奴。
「あなた」のことを昔も今も気にかけており、自分では「あなた」の孤独を癒やすことはできないことをどこか悟っておりつつも、なるべく力になろうと思っている。
【名前】メルヴィ・アインシュタッド
【性別】女
【種族】人間
【魔法】幅広く使えるが、特に弓矢を強化し、高い連射性と火力と飛距離を兼ね備えた射撃が得意
【詳細】
金色ロングストレート、スタイルの整ったかわいい印象の美人。23歳。
とある国のお姫様(三女)。
優しく朗らか、親しみやすい性格で、柔らかくも凛とした佇まい。
研鑽により裏打ちされた広い知識と知見、高い魔法の手腕とその人柄。および魔王軍との戦いにおける功績により、国民から強い支持を受けている。
幼少期にとある平民の男の子に恋をして、血が滲むような努力の末に「あなた」のパーティーに加わる。
そこで、その意中の相手を陰日向に支え、知略を駆使し戦功を挙げさせて地位と名声を得させ、自分と結婚できる地位を手に入れさせた実はすごくやべー奴。
「あなた」のことを昔も今も気にかけており(以下グスタフと同文)。
【妹枠】
【名前】イーリス・エファーリス
【性別】女
【種族】人間
【魔法】一度でも見聞きしたことを完全に記憶する
【詳細】
ブラウンロングの髪の19歳の少女。
実年齢よりやや幼く見えるが、しっかりもので年齢離れした実務能力と器の広さ、周りを惹き付けるカリスマを兼ね備えている。
戦闘能力こそ皆無だが、別に病弱でもなく、運動神経はそこそこ良く足は速い。ただし武器の扱いは致命的にダメで、魔翌力はバカ高いくせに、完全記憶という魔法にリソースを割いているためか、攻撃魔法もまるで使えない。
幼い頃は兄である「あなた」に懐きつつも、運動能力を始め余りにも差があることに劣等感を抱いていたが、「あなた」に勉強がよくできることや、優しい気配りができることを褒められ、劣等感は徐々に薄れ自分の長所を磨いていこうと頑張るようになる。
「あなた」が魔王軍との戦いに挑むようになると、初期こそまだ幼い故なにもできなかったが、中期以降は急成長した政務力や渉外力を遺憾なく発揮し始め、「あなた」達の支援に尽力する。
その中で、神器の少女達や「あなた」の戦友達とも友好関係を築いていった。
終戦後は当主になるであろう「あなた」の補佐になる気でいたが、「あなた」の失踪を知るとショックを受けつつも当主の座に付き、混乱を即座に掌握。
領内の安定と近隣領の関係維持を短期で見事に果たし、元より認められつつあった家臣や領民から完全に当主として信頼されるようになった。
「あなた」には帰ってきたら文句を言ってやろうと思う一方で、「あなた」の境遇を思いしばらくは行方を抑えるだけで、好きにさせてあげ、自領を「あなた」が安心して帰れる場所としてあれるように準備している。
公式には自分の影響力で「あなた」の行方を追うのは不要として抑えているが、「あなた」の戦友や婚約者が個人的に素性を追う場合には密かに情報提供や支援をしている(イーリスのお眼鏡に叶う者に限る)
普段は全く表に出さないが、実はかなりの乙女思考な一面を持っている。
【妹枠】
【名前】シャロン・シーファー
【性別】女
【種族】人間
【魔法】生き物の言葉が分かりそれを使役する。(場合よっては魔物も可能)
【詳細】銀髪ショートの16歳の女性。"あなた"とは実の兄妹。おとなしい性格だが"あなた"に対して少しブラコン気味。"あなた"の事になると多弁になったり、"あなた"の事が心配で生き物を使って様子を確認したりしている。身体能力は高くないが頭が良く学力では一番になっている。自分より"あなた"のほうが当主に向いていると思っている。"あなた"の魔法の事も知っており、神器達の事も知っている。神器達に対してうらやましいと思う時があるも仲の良い友人と思っている。
【名前】フレア・カスタード
【性別】女
【種族】魔族
【魔法】超高温・大規模の火と爆発
【詳細】長身(170cm弱)、赤髪の美女。
周りに振り回される苦労人気質の魔王。
だが本来は奔放で快活、美味しいもの食べて、仲間達と騒ぎながら、いろんなことを楽しくやって生きたい性質。
エリューナ王国から遠く離れた、ろくに人がいない山岳地帯に遥か昔から、魔族の仲間と一緒に暮らしていた。
ある日、人間と魔族の争いが始まる。
「あなた」達の活躍で苦境に立たされた魔族は、遠く離れた地にいるフレアに救援を求める。殺し合いなど心底関わりたくなかったが、同族を見捨てられず参戦。
圧倒的な強さにより、フレアは(望んでないのに)魔族の王、「魔王」と人間、魔族の両方から畏怖されるようになった。
そんなことをしているうちに、(ストレスでさっさと終わらせたかった)フレアは、「あなた」達を倒すことで戦争の早期決着を図る。
爆裂魔法一発で終わらせるつもりだったが、「あなた」の仲間に魔法を無効化する魔法の使い手がいたため、やむなく直接対峙。
「スターロード」もあって戦いは泥仕合に終わり、「あなた」とフレアは休戦を結ぶ。
あまりの凄まじい戦いに、表立って「あなた」やフレアの突然の休戦に文句を言うものはほぼおらず、魔族側の少ない例外はフレアが黙らせた。
さっさと魔王を辞めて故郷に帰ろうとしたが、残存魔族に全力で慰留される。休戦こそしたが、勇者とその仲間達は健在だったからだ。
断りきれず、フレアは魔王を続けたが、勝手な魔族達に振り回され、気が休まらない日々を過ごす。
ストレスが溜まるのか、故郷から旧友を呼び寄せたり、また「あなた」を無理矢理呼び出してはルーナやフィズの料理が食べたい、アマネの踊りが見たい、ヒミカの歌を聴きたい、エリーや「あなた」の妹と遊びたいなど、ワガママも言うようになる。
そんなある日、「あなた」の失踪を知りあ然とする。
フレアは「今なら勇者の仲間達を各個撃破できますぞ!」とか宣う部下達をぶちのめしながら、パワーバランスを崩しやがった「あなた」に文句を叫んだという。
おはようございます。安価の部分まで投げます。
深夜のリビングに神器と冒険者が一人ずつ。遊び疲れた幼き少女は、男性の膝の上で眠っていた。
エリーを抱き抱え寝室に寝かせる。隣ではアマネとジーナがお休みしていた。
音を立てないように静かに部屋を出たあなたは、自分もそろそろ寝るか、とリビングで冷たい水をコップ一杯だけ飲む。
それと同時に、ご丁寧なノックが三回行われた。
はて、こんな夜更けに来客の予定などあっただろうか。あなたは首を傾げ、しっかりと施錠をし、床に就く。
今日も充実した一日だった。願わくば、明日も同じような日にならんことを。
そう思いながら、目を閉じた。
「お嫁さんが来たのにその対応はちょっと酷いと思うわ」
がちゃり、と音を立て、何者かが家に侵入した。盗人許すまじ、とあなたは渋面を作り、侵入者と相対する。
犯人は見知った顔で、正直見たくない顔だった。
げっそりとした表情のあなたを見て、犯人も頬を膨らませた。
「そんな顔されると流石の私も傷ついちゃうわよ。女の子は繊細なんだから」
自宅に忍び込んだ犯人は、あなたの婚約者である『フィズ・クラウディア』だった。
この場所がバレたからにはしょうがない。口封じをして王都に強制送還するか。と物騒な対処を真面目に検討し始めたあなたを他所に、フィズはあなたの部屋を物色する。
箪笥の中からベッドの下まで、隅から隅まで調べていく。健全な大人の男性であるあなたは、何もやましいものを隠していない。
「あら、男の子はこういう場所にエッチな本とかを隠してるものだってパパが言ってたのだけれど」
悪いことは言わないからその父親は早急にぶん殴るべきだ。あなたの口からそんな言葉が出そうになったが、既のところで思いとどまる。
王都に連れ戻すために妹が差し向けた刺客なのか、とあなたは警戒心を顕にするが、フィズはきょとんとした表情を浮かべる。
「え?どうして私があなたを王都に連れ戻さなきゃいけないの?私はただ、大好きな旦那様と一緒に居たいだけなのに」
婚約者の返答に、あなたは警戒心を更に強めた。恋愛感情など皆無の政略結婚で結ばれる予定だったというのに、そんな理由があるはずがない。
「確かに、結婚を決めたのは王様たち。私たちの希望でそうなったわけじゃない。でも、私はあなたと結婚したかったのよ。心の底から、そう願ってた」
『龍帝の碧眼(アイズ・オブ・バハムート)』が、あなたを映す。あなたの眼とよく似た、しかし確かに違う色の、透き通るように綺麗な瞳は、その眼差しを愛した人に向けている。
全ての魔法を解析する、フィズの持つ『魔法殺し(アンチマジック)』の根幹となる眼。その瞳には、強い意志が込められている。
好き。大好き。とにかく好き。あなたが自分のことをどう思っていようが関係ない。私があなたを大好きなことに変わりはないの。そんな声が聞こえてきそうだ。
というか、実際に彼女がそう言った。
あなたへの愛を熱弁する婚約者に警戒するのが馬鹿馬鹿しくなったあなたは、溜め息と共にフィズの手を取る。
そして、少し外で話そう、と家から連れ出した。
人々の憩いの場である噴水広場も、深夜では人気が全く無い。ボルテージが高まりに高まったカップルが数人イチャイチャしている程度だ。
「ラブラブカップルだなんて、そんな…。あなたがそんなことを言ってくれるとは思わなかったわ…!」
頬をポッと赤らめて世迷言を宣う婚約者をジト目で睨む。少しだけでも乗ってくれたっていいのに、とフィズはほんのちょっぴり不機嫌になった。
が、一瞬で元に戻った。『虚無の麗災』の名を冠するほどに戦場を経験したフィズの流石のバイタリティと言えよう。
「…うーん。良い雰囲気の場所だけれど、他の人がいたらムードが台無しね。あなたにまた逢えたから、再会を祝したキスとかしたいのに」
視線をあなたに移したフィズは、その指先を街灯で艶かしく照らされている唇に近づける。
健全な一般男性なら見るだけで劣情を唆られる蠱惑的な姿だが、悲しいかな。
あなたの心は何一つ動いていない。彼女自身、そうなることを望んでいるわけではないので当然なのだろうが。
一番人の少ないエリアに移動し、ベンチに腰掛ける。何を言うでもなく、フィズはあなたの隣に座り、愛しの殿方に身体を預けた。
左肩に重みと温かさを感じながら、夜空を見上げる。幾千もの星が煌めき、鮮やかな空模様を描いていた。
こうやって夜空を見上げたのは何年振りだろうか、という考えが出たことで戦いに染まりきっていた自分を自覚し、あなたは視線を落とした。
そんなあなたを知ってか知らでか、フィズは腕をあなたの首に回し、抱き寄せた。
突然の奇行に眉を顰めたあなたは、何のつもりなのか問う。
「なんだか悲しそうだったから。そういう時は伴侶が慰めるものでしょう?」
耳元での囁きに、他人が勝手に決めたものに良くもまあ夢中になれるものだ、と冷めた返答をする。
所詮これは、親や王族が勝手に決めた政略結婚だ。
自身の保身のため。国民の安全のために、単騎で国の一つや二つを滅ぼしかねない力を持った獣に首輪と枷を付け、繋ぎ止める儀式にすぎない。
あなたは彼女らとの結婚をそう捉えていたし、実際それは間違っていなかった。
一人で満足しないなら二人。それでも満たされないのならもっと多くの美人を。そんな下卑た考えがあなたには見えていた。
彼らの判断が悪い、とは思っていない。国民の命は何よりも大切なものだし、こんな危険物が目の前にあるのに放置など以ての外だ。
だが、理解出来ることと同意出来るかは別問題だ。あなたは他人のために、自身が飼い殺されるのを良しとするほど、人間性は良くなかった。
だのに、彼女は。どうしてそこまで好意的に受け入れられるのか。自分はその現実が嫌で嫌で、王都から逃げ出したというのに。
「だって、元々あなたのことが好きだったし。そこであなたと婚約が結ばれたってなったら、喜ぶに決まってるじゃない」
こんな自分のどこに、好きになる要素があるのだろうか。間違っても好きにならない、なってはならない人種だと自覚しているあなたとしては、抗議を送りたい気分だ。
フィズは不満一色の視線に、微笑で答えた。
「あなたは確かに、人の道を誤ったのかもしれないわ。でも、それがどうしたっていうの?私はあなたと居たから自分を取り戻せたの。あなたが居たから、今の私が存在するの」
「あなたが救世の英雄だろうが稀代の殺人鬼だろうが関係ないわ。私は何があってもあなたを愛し続けるし、あなたが何になろうと寄り添うだけ。愚かな女と思うのならそれでも構わない。あなたが私をどう思おうと、私があなたを愛する事実は、心は変わらないから」
抱き締める力が強くなり、あなたとフィズの身体が密着する。傍目にはそこらのイチャイチャカップルと思われるだろう。
だが、そのイチャイチャカップルは二人して化け物だ。
「…でもこの際、はっきりさせたいの。あなたにとって、私は何?愛しの婚約者?それとも、ただの戦友?」
「…それとも。目障りな小娘?」
フィズの問いに、あなたは瞑目する。
自分にとって、彼女は何か。その答えを探す。
彼女は幼馴染とも言える存在だ。幼少期、それこそ七歳の頃から今に至るまで絶えず交流がある。
あなた自身、彼女のことはそこら辺の人と比べれば信じられないほどに彼女を好意的に見ている。共に死線を越えた戦友だという色眼鏡で見ている事実はあるが。
だが、恋愛の対象としては見ていない。そもそも、あなたはそういう人と逢ったことがない。畏怖と好奇の視線を浴び続けた精神は、いつしか自身の感情の機微に疎くなり、麻痺していた。
それでもなお、闘争による高揚が残っているのは何という皮肉か。殺戮による高揚は微塵もないのが、せめてもの救いだ。
さて、どう答えよう。どう答えれば、彼女を納得させられる。
あなたは大真面目に、戦闘以外で初めて頭を使った。
ここまで。安価内容は『どう答えるか』です。
内容が内容なので、暫くの間シンキングタイムとします。
質問等ありましたら受け付けますし、皆さんで話し合っていただいて結構です。
今日の夜くらいに安価を出す予定です。
待つこと数分。痺れを切らしたあなたが硬直したフィズの前で手をプラプラ動かすと、我に帰ったフィズが反応を示す。
「ご、ごめんなさい。まさかそんな返答をされるとは思わなかったから」
そう答えるフィズの表情はよろしくない。どうやらこの答えはお気に召さなかったようだ。
「違うの。…いや、そう、なのかもね。嬉しさ四割、戸惑い四割。それが今の感情の割合ってところかしら」
では、残りの二割は何なのか。あなたの問いにフィズは逡巡の後に答えた。
「…後悔。もう少し段階を踏んでから言語化させた方がよかったなって。あなた自身、まだどう思っているのか解ってなさそうだし…」
あなたは少し気まずそうに視線を落とす。あなたの反応に慌てたフィズは、あたふたと弁解をする。
「う、嘘だと思ってるわけじゃないの!でないと、嬉しさなんて感じないし!ただ、言葉にするのが難しいのに無理矢理言わせるのは卑怯というか、なんと…いうか…」
尻すぼみになった声は、最後の辺りでは何も聞こえなかった。はうう、とフィズは項垂れ。
「なんだか、空回ってるわね。私たち…」
そんな言葉を漏らした。あなたは大きく頷き、肯定の意を示す。
二人の溜め息が、宵闇に溶けた。
重たい沈黙が場を支配して少しの時間が経った。熱が収まったカップルは既に退散したようで、噴水広場にはもう誰一人居ない。
「…これで解散にしましょう。寝る直前に起こしてごめんなさいね」
別にいい、とあなたは返し、背を向ける。フィアンセと別れるのだからもっといい感じの別れ方は無いの、なんて声が聞こえたが、とりあえず無視した。
「いけずー!…あ、私は暫くシャングリラホテルに泊まるから!部屋はVIPルームね!」
行く気はありません。
「そう言わないでよ。あなたの名前を出したら通してくれるようにガードさんにも言ってるから、気軽に遊びに来て。冒険する時に声を掛けてくれてもいいわよー」
神器がいるので大丈夫です。
「…むー。フレアさんみたいな極限魔法を使う敵と当たったらどうするのよー」
魔王様より弱いなら殺せるから平気平気。
そう答えたあなたは脱兎の如く逃げ出した。
「…むー!!!あなたの意地悪!にぶちん!でもそんなところも大好きー!!!」
一瞬で気配が消失した婚約者に、届かぬ叫びを上げた。
珍事を終えた日の朝。支度を終えたあなたはギルドに足を運んでいた。
「視線を浴びたくないのでお願いします…」
というジーナの懇願を受け、神器は全てアーマリーに保管してある。
食べ物の持ち込みは自由なのでアマネが大量に買い溜めし、皆で食っちゃ寝に興じている。
仲良しなのは良いことだ。価値観を共有出来る友人がいることほど恵まれたことはない、とあなたは神器が今を楽しんでいるのを感慨深く感じ、掲示板を眺めた。
が、ダメ。依頼は全て他の冒険者に受領されていた。
どうやらあなたが雑用も含めて片っ端から片付けていたせいで金欠に陥った他の冒険者が、日銭を稼ぐために形振り構わず依頼を受けているようだ。
これにはギルド職員もニッコリ。受付嬢メリッサも草葉の陰で泣いて喜んでいるだろう。
しかし、困った。これでは今日の仕事が無い。
報酬はちょっぴりでいいから、誰かパーティに一時的に入れてくれないだろうか。
あなたはそんな願望を抱きながら、冒険者に声を掛けることにした。
安価です。↓2を採用します。
A:パーティ名『付き合ってません。本当です』
墓場の死徒殲滅依頼に同行する。
B:パーティ名『人生何とかなるブラザーズ』
エルダの平原での薬草採取に同行する。
C:やっぱ何もしない。自由行動を記入。
乙です
神様も四天王もテンプレは>>57かな(神様は【魔法】→【権能】)
四天王枠(三冥雄)に条件はありますか?(魔族オンリーとか)
魔王枠は決まってますか?(四天王のキャラ付に影響するかもしれないので)
7歳から懇意にしてた、自分と同じような境遇で魔王討伐に無理矢理同行する女の子の好意を演技と思い込むって、改めて考えると相当追い詰められたんだね「あなた」
今は好意持たれてても、果てにこの子にまで怖がられたって想像して、そう思う故の自己防衛もあるのかもだけど
けど今回の件で誤解もなくなったし雪解けも近そう
返答の最後の方は(自覚してないけど)好きって言ってるようなものだし
ちょっとややこしいので既存のじゃなくて改めてテンプレ欲しい
ありがとうございます
【名前】ゼリウス
【性別】男
【権能】天候操作
【詳細】(現在の)神々の王。雷雲と力と正義を司る。かつては若い世代の神々のリーダーであった
しかし狡猾な神に唆されて、古き神々に戦争を挑んでしまう。多くの神が死んだ後に過ちに気付き、狡猾な神を追放した
結局戦争は若い神々の勝利に終わったため、その後神々の王となる
傲慢、尊大、明朗快活だが怒りっぽい、良くも悪くも人間臭い
化身は威厳ある老人、あるいは朗らかな美青年。いずれも美しい肉体美を誇る
ああ、名前はもう少しアレじゃないとだめか。>>231はこうで
【名前】"荒ぶる天神"ゼリウス
【性別】男
【権能】天候操作
【詳細】(現在の)神々の王。雷雲と力と正義を司る。かつては若い世代の神々のリーダーであった
しかし狡猾な神に唆されて、古き神々に戦争を挑んでしまう。多くの神が死んだ後に過ちに気付き、狡猾な神を追放した
結局戦争は若い神々の勝利に終わったため、その後神々の王となる
傲慢、尊大、明朗快活だが怒りっぽい、良くも悪くも人間臭い
化身は威厳ある老人、あるいは朗らかな美青年。いずれも美しい肉体美を誇る
色々な意味で疲れた身体と心を癒すために設けた数日の休暇。
あなたはのんびりと羽を休め、次の依頼に備えようとしていた。
何をして時間を潰すか。ルーナお手製の朝食を平らげつつ思考する。
神器と遊びに出掛けてもいいだろう。彼女らからも誘いは受けているし、自分の判断に委ねるとも言われた。
顔見知りと会うのもいいだろう。折角築けた交友関係だ。この機会により強固にするのも悪くない。
墓参りに行くのもいいだろう。先日墓場で大乱闘をしたのだ。それを墓参りの理由にも出来るし、最近は顔を見せてなかったから文句の一つや二つ言いたいはずだ。
食器を洗いながら、あなたは本日の予定を立てることにした。
安価です。↓2を採用します。
本日はこれで終わりです。
質問雑談などは特に制限してないですが、論争にならないように平和にお願いします。
A:神器と遊ぶ。(神器一名を選択)
B:顔見知りと遊ぶ。(今までに出てきた神器以外のキャラを選択。話に出てこなかった人は対象外)
C:墓参りに向かう。(自分が指定したキャラとのコミュになります)
D:その他。(上記に該当しない行動をする。あまりにヨクバリスな行動は却下されます)
提督「嫌われスイッチ?」明石「はいっ」
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」
提督「嫌われスイッチだと?」夕張「そうです!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428849410/)
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。
魔剣転生というスレの作者ですが、断筆する事に致しました。 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1602503948/)
外野の反応に負けてエタった先人たち
彼らの冥福を祈りつつ我々は二の舞を演じない様に注意しよう
有能妹(>>133 or >>136 or >>144 or >>145)とフィズが協力してあなたの帰る場所作ってくれるなら、あなたも報われるな
それだけ頑張った結果ってことだろうけど、家族と嫁に関しては果報者だな、あなた
魔王がフレア(>>171)なら、フレア健在の間は魔族もめったなことしそうになさそうだし
極天の七災
1.あなた 『天命の煌災』
2.フィズ・クラウディア>>130 『虚無の麗災』
3.エルヴィス・レイヴンクロフト>>123 『死想の冥災』
4.ギルバート>>135 『潰滅の黒災』
5.不明
6.不明
7.不明
つまりこういうことね
やたらおどろおどろしい名称だし、魔王軍から付けられた、魔王軍から見た特にやっかいな七人ってことかな
(人間側なら自分達の英雄を災害扱いしないだろうし)
あー、なるほど
元々「あなた」は普通の感性持ってたけど、恋とか愛とか知る前に戦争とかで歪んじゃったとばっかり思ってたけど
戦争前から「あなた」が他人への情とかほぼなかった(それが戦争で更に酷くなった)とすると腹に落ちる
フィズは、「あなた」にかつて持ってた人間らしさを取り戻して欲しいわけじゃなく、「あなた」に愛されることも、「あなた」が(自分以外も含む)誰かを愛することも諦めながらも、見返りを求めない愛情を振りまいてたってことなのか
ちょくちょく、もうちょっと大事にしてくれてもいいのにー! とか言ってるのは、あくまで一緒にいるための外向きの理由付けってことなのかな
「あなた」に取ってはこの前のフィズの気持ちに答える努力の、第一歩的な行動だったかもしれないが、十数年ずっと続けて、とっくの昔に諦めてたのに今更期待もたせるなってことなら、そりゃ泣く
(書いといてなんだが、大外れかもしれん)
侍従枠
【名前】デルタ・ベヤリス
【性別】男
【種族】獣人(タヌキの獣人)
【魔法】変身魔法 (男女とはず見た相手に変身する事ができる。変身すると容姿や声が変身した相手と同じになるが魔法は真似する事はできない。魔物にも変身ができる。)
【詳細】
オレンジ髪短髪でタヌキの耳がついている。身長は160cmでタヌキの尻尾がある。18歳だが侍従になったばかりの新人、それでも有能な妹たちの為に補佐など色々尽くしている。心配性で臆病な性格なので妹たちによくいじられる。あなたに対しても心配している。普段は臆病な性格だが武器を持つと落ち着いた性格に変わる(武器は剣2本使い二刀流)。変身魔法もその人に変身すると相手になりきる為、性格もその人と同じ性格になる。戦闘では戦友達ほどではないが冒険者達の中では結構強い。こんな自分を拾ってくれた屋敷の人達に恩を返す為、日々頑張っている。
このSSまとめへのコメント
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