【モバマス×ポケモン】凛・藍子「ガールズ・イン・ザ・フロンティア!!」 (114) 【現行スレ】


本スレは

凛「めざせポケモンマスター」
凛「めざせポケモンマスター」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397994922/)

凛「めざせ」 卯月・未央「ポケモンマスター!」
凛「めざせ」 卯月・未央「ポケモンマスター!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402064241/)

凛「ああ、あこがれのポケモンマスターに」
凛「ああ、あこがれのポケモンマスターに」  - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1407859621/)

【モバマス】凛「ああ、あこがれのポケモンマスターに」(続)
【モバマス】凛「ああ、あこがれのポケモンマスターに」(続) - SSまとめ速報
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【モバマス】凛・藍子「1・2・3で飛び込め!」
【モバマス】凛・藍子「1・2・3で飛び込め!」 - SSまとめ速報
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【モバマス×ポケモン】藍子「めざせポケモンマスター! …ポケモン、マスター?」
【モバマス×ポケモン】藍子「めざせポケモンマスター! …ポケモン、マスター?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1600443760/)

の6スレの続きです

・ポケットモンスター×アイドルマスターシンデレラガールズのクロスSSです
・アイドルたちがポケモン世界を冒険します
・本SSの舞台は架空のガラル地方です。地名は同じですが、ホップやダンデ等は出てきません
・各世代から色々なポケモンが登場します
・ゲームともアニメとも異なるオリジナル設定が存在する可能性があります
・基本デレマスの子が出てきますが、稀にゲストが混ざる場合もあるかも
・メガシンカ、Zワザ、ダイマックス全てが登場する予定です
・ときどき安価あり
・本SSは4スレ目より作者が変更しています

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1617452925



≪あらすじ≫
新たな冒険を求めてガラル地方へ降り立った凛は、ひょんなことから新人トレーナー、藍子と出会う
そして彼女のコーチになり、共にガラルのジムチャレンジに挑戦することになった
旅の最中、ついに全てのバッジを手にした藍子。しかし時期を同じくして革命家集団『クローネ』の脅威がガラル中を覆う
剣と盾の英雄、チャンピオン楓、ムゲンダイナを従えたつかさ、そしてアイマスにいたはずの親友…全員で結託し、ガラルの未来を賭けた壮絶な戦いは、凛たちの勝利で幕を下ろした
その後、再開されたジムチャレンジに挑もうとする凛に、藍子は突然の別れを告げる
長く旅を続けてきた二人は、トーナメントでの再会を誓い、袂を分かつのだった


凛 手持ちポケモン

ゲッコウガ ♂ Lv.80 げきりゅう
みずしゅりけん/ハイドロカノン/つばめがえし/かげぶんしん
やんちゃなせいかく まけずぎらい

ムクホーク ♂ Lv.78 いかく
ブレイブバード/インファイト/がむしゃら/???
いじっぱりなせいかく うたれづよい

ドリュウズ ♀ Lv.78 すなかき
ドリルライナー/アイアンヘッド/いわなだれ/みがわり
せっかちなせいかく ものおとにびんかん

サンダース ♀ Lv.77 はやあし
かみなり/シャドーボール/じゅうでん/でんじは
おくびょうなせいかく ひるねをよくする

サザンドラ ♂ Lv.77 ふゆう
りゅうせいぐん/あくのはどう/りゅうのはどう/きあいだま
なまいきなせいかく ちのけがおおい

チャーレム ♂ Lv77 ヨガパワー
しねんのずつき/ほのおのパンチ/みきり/????
おだやかなせいかく しんぼうづよい


藍子 手持ちポケモン

ゴリランダー ♂ Lv.61 しんりょく
ドラムアタック/ウッドハンマー/アクロバット/いやなおと
むじゃきなせいかく ちのけがおおい

マホイップ ♀ Lv.59 スイートベール
マジカルシャイン/てんしのキッス/デコレーション/あまいかおり
おだやかなせいかく のんびりするのがすき

サニーゴ ♀ Lv.57 はりきり
アクアブレイク/パワージェム/じたばた/ミラーコート
わんぱくなせいかく うたれづよい

ドロンチ ♂ Lv.53 すりぬけ
りゅうのはどう/ゴーストダイブ/りゅうのまい/みがわり
さみしがりなせいかく すこしおちょうしもの

ヤドン ♂ Lv.56 マイペース
サイコキネシス/なみのり/しねんのずつき/かなしばり
おっとりしたせいかく ぬけめがない


ナックルジム地下

ガシャンッ

凛「……すごい。街の地下に、こんな場所が……」

ジムトレーナー「ようこそチャレンジャー……おっと、こりゃまた久しぶりだな!」

凛「久しぶり。今度はちゃんと、ジムバッジ、7つ集めてきたよ」

ジムトレーナー「流石だな。嬢ちゃんならやってくれると思ってたよ」

ジムトレーナー「だがこの地下ダンジョン、今までのジムほど甘くはないぜ。オレも含めてここにいるヤツらは全員、エリート中のエリーt」

凛「……ああ、そう」ゴゴゴ

ジムトレーナー(! この嬢ちゃん、一緒にいた藍子って嬢ちゃんとは格が違う……!)

凛「悪いけどさっさと通させてもらうよ。こんな所で立ち止っている暇はないから――ね!」


ズドォン

ドンファン「ドンファ……」バタンキュー

ズドォォン

ハギギシリ「ハギ……」バタンキュー

ズドォォォン

ウルガモス「ウルガ……」ドサッ

ジムトレーナー「くっ……なんて強さなの、アナタ……!」

凛「……よし、これで全員か。後は珠美だけ」

ウィィィン

『おおっ、チャレンジャーが上がってきたぞ!』

『ウソ、もう!? 早くない!?』

ザワワワワ


卯月「あっ、凛ちゃんがスタジアムに!」

未央「ほんとだ! しぶりん、頑張れー!」

ザッ

珠美「ようこそ、チャレンジャー。ナックルシティジムリーダー、珠美と申します」

凛「お待たせ、珠美」

珠美「凛殿でしたか。まさかあのダンジョンを、これほど短時間で突破するとは」

珠美「やはり噂に違わぬ実力の持っておられるようですね」

凛「……噂?」


珠美「ええ。ここまで全てのジムを無敗で勝ち抜いていた凛殿のことは、ジムリーダーの間でもかなり話題になっていました。おそらく今年最強クラスのチャレンジャーではないか、と」

珠美「そんな強者と手合わせ願えること、光栄に思います」

凛「私も楽しみだよ。メガシンカを使えるトレーナーと戦えるなんて久しぶりだからね」

珠美「……と、いいますと?」

凛「実は私も使えるんだよ。メガシンカ」チャキッ

珠美「……!!」

ザワザワザワザワ


珠美「なんと……ガラル地方にも珠美以外のメガシンカ使いがいたとは! ということは、凛殿もガラルのトレーナーではないのですね?」

凛「うん、私はアイマス地方の出身なんだ」

珠美「アイマス……!」

凛「珠美が使うなら、私も使っていいよね? メガシンカ」

珠美「ええ、もちろんです。珠美も興味があります!」

珠美「それでは今回はダイマックスでなく、お互いメガシンカを使って戦いましょう!」


珠美「使用ポケモンは無制限です。ただし先に4匹が戦闘不能になった時点で決着とします」

珠美「道中の戦闘でお察しかとは思いますが、ナックルジムに専門タイプはありません。試されるのはトレーナーとポケモンとの絆、知略、勇気、そして意志です」

珠美「持てる力全てを存分に発揮し、この瞬間を楽しみましょう。……いざ、推して参る!」


ジムリーダーの珠美が勝負をしかけてきた!


凛 手持ちポケモン

ゲッコウガ ♂ Lv.80 げきりゅう
みずしゅりけん/ハイドロカノン/つばめがえし/かげぶんしん
やんちゃなせいかく まけずぎらい

ムクホーク ♂ Lv.78 いかく
ブレイブバード/インファイト/がむしゃら/???
いじっぱりなせいかく うたれづよい

ドリュウズ ♀ Lv.78 すなかき
ドリルライナー/アイアンヘッド/いわなだれ/みがわり
せっかちなせいかく ものおとにびんかん

サンダース ♀ Lv.77 はやあし
かみなり/シャドーボール/じゅうでん/でんじは
おくびょうなせいかく ひるねをよくする

サザンドラ ♂ Lv.77 ふゆう
りゅうせいぐん/あくのはどう/りゅうのはどう/きあいだま
なまいきなせいかく ちのけがおおい

チャーレム ♂ Lv77 ヨガパワー
しねんのずつき/ほのおのパンチ/みきり/????
おだやかなせいかく しんぼうづよい


短いですが今回はここまで。久しぶりに凛のカッコいい出番が作れる。
あとまたストックがなくなってきたので今月から週1投稿に戻ります。なんとか今年中には終わらせたいところ

ではまた


どうもー。なんか大変なことになってますね
主はkyodemoから投下してたんで普通に今もカキコできる状態です。なので平常運転でいける状態ではあります
ただどうしてもコンマしたい箇所がこの後控えていたり、せっかく投下しても読んでくれる人いるかどうかも不安なんで、暫くは復旧を待つことにします
移行などの代替案は状況次第ですかねー
というわけで暫くは書き溜めに従事して大人しくしてます。どんだけ読んでくれてる人がいるかはわかりませんが完結させるまではちゃんとやりますよ。ではまたー

投下します


珠美「ネギガナイト、先鋒はお任せします!」ポンッ

ネギガナイト「ネギガ!」

凛「いくよ、ムクホーク!」ポンッ

ムクホーク「ムクホー!」

ズギュン

珠美・凛「「ブレイブバード!!」」

ズドォォォン


未央「おおっとお! 開始早々、両者ブレイブバードで激しく衝突ー!!」

卯月「未央ちゃん、それって恵磨さんのマネ?」

未央「えへへ、私たちにできることはしぶりんを全力で応援することだけだからね!」

卯月「……うん、そうだね!」

珠美「さすがの威力ですね!」

凛「そっちこそ……!」

珠美「それでこそトレーナーとポケモンの真価が発揮できるものです! ネギガナイト、つるぎのまい!」

ネギガナイト「ネギガ」シャキーン


凛「ムクホーク、もう一度ブレイブバード!」

ムクホーク「ムクホー!」ズギュン

未央「ムクホークが無防備なネギガナイトを襲うー!」

珠美「ぶんまわすで応戦です!」

ネギガナイト「ネギガ!」ブゥン

ムクホーク「ムクホッ!」ズドン

未央「――が、それはブラフだったー! つるぎのまいからのぶんまわすという派生コンボでムクホークを鮮やかに撃退!」

未央「解説のしまむーさん。これはナイスプレーでしたね!」

卯月「えっ私いつの間に解説になってたの!?」

卯月「えっと……カモネギって進化するんだってことだけ考えてました! えへへ……」


ズドォォォォン

ネギガナイト「ネギガ……!」ズザァ

珠美「くっ、そろそろ体力も尽きそうですね……」

珠美「ネギガナイト、最後にもう一花、咲かせますよ!」

ググッ

凛「ムクホーク、来るよ! 気をつけて!」

珠美「紫電一閃! スター・アサルトォォォ!!」


ネギガナイト「ネギガァァァ!!」

ムクホーク「ムクホッ!」

ズドォォォォォン

未央「ムクホーク、ネギガナイトの一撃をモロに受けてしまったー!!」

卯月「凛ちゃん、避ける素振りを見せなかったね。何か考えがあったのかな?」

未央「両者、ぶつかり合いの結果は――?」


ムクホーク「ムクホーッ」バサッバサッ

ネギガナイト「ネギガ……」バタンキュー

ドローンロトム『ネギガナイト戦闘不能! ネギガナイト戦闘不能!』

ワァァァァァ

珠美「なっ……!? 必殺のスターアサルトを受けて、まだ耐えているとはっ!」

凛「ギリギリ間に合ってよかった。ネギガナイトをよく見てよ」

ファサ……

珠美「これは……フェザーダンス、ですか」

珠美「ムクホークが攻撃一辺倒だと高を括っていた珠美が迂闊でした……お見事です!」


珠美「ですが次はこうはいきませんよ。次鋒、ダイケンキ! 推参です!」ポンッ

ダイケンキ「ダイ!」

凛「戻ってムクホーク! いくよ、サンダース!」ポンッ

サンダース「ダース!」

珠美「シェルブレードです!」

ダイケンキ「ダイ!」

ズバッ


未央「まずはしぶりん選手が先制。次の対決はダイケンキvsサンダースとなりました!」

卯月「相性が悪いポケモンだけど……ジムリーダーの子、交代するつもりはなさそうだね」

凛「サンダース、じゅうでん!」

サンダース「ダース」バチチチ

珠美「まずはサンダースのスピードを奪いますよ!」

ダイケンキ「ダイ!」バババ

カチコーン

未央「ダイケンキ、れいとうビームを繰り出しましたが……凍らせたのはサンダースではなく、その周りの地面です!」


凛(周り……? たしかにサンダースの機動力は失われるけど、サンダースを凍らせた方が手っ取り早いはず)

凛「……どんな策があるか、見せてもらおうじゃない」

珠美「サンダース、かみなり!!」

サンダース「ダースッ」ゴロゴロゴロ

サンダース「ダース!!」バリリリリリ

未央「充電して強化されたかみなり……これはダイケンキ、耐えられるか!?」

珠美「珠美は耐えも躱しもしません。ただ目の前の電撃を」

シャキン

珠美「斬り伏せるのみ!」


ダイケンキ「……ダイ!!」

ズバン

凛「――!?」

凛「かみなりが……斬られた!?」

サンダース「ダ、ダース!?」

ドゥオワアアアァァァ

未央「な、なんだってええっ! サンダース渾身のかみなりが真っ二つにされてしまったああ!?」

卯月「電撃を斬るなんて聞いたことないよ!?」

珠美「相性の有利不利など、珠美には些末な問題でしかありません」

珠美「鍛錬を積めば、苦手な電撃すら一刀のもとに斬り伏せられるのです。……つくづく、ポケモンとは無限の可能性を持つ存在だと思い知らされます」

凛「っ……!」


珠美「さあ、お覚悟を! ダイケンキ、れんぞくぎりです!」

ダイケンキ「ダイ!」ズバッ

凛「しまった……!」

サンダース「ダース……!」

ツルリ

サンダース「ダァス!?」

ダイケンキ「ダイ!!」

ズバズバズバズバ

ダイケンキ「……ダイ」イッチョアガリ

ドサッ


ドローンロトム『サンダース戦闘不能! サンダース戦闘不能!』

ワァァァァァ

未央「……私、今、ダイケンキの声が聴こえたよ。『またつまらぬものを斬ってしまった』って言ってた、あのダイケンキ」

卯月「み、未央ちゃん?」

未央「はっ、つい見入っちゃった。サンダース、ダイケンキに切り刻まれダウンです!」

卯月(まだ実況モードだったんだ……)

珠美「これで五分五分です、凛殿!」

凛「……へえ、面白いじゃない」

凛「ものすごい切れ味……まるで未央のジュカインみたいだ。その攻撃、今度は真っ向から打ち破ってみせる!」


今回は以上です。また来週

なんかまた落ちてたみたいっすね。先週末投下できなかった分を投下します


凛「いくよ、ゲッコウガ!」ポンッ

ゲッコウガ「ゲコ!」

未央「しぶりん選手、ここでエースのゲッコウガにバトンを繋ぎます!」

凛「ゲッコウガ、滑る地面に気をつけて! つばめがえし!」

ゲッコウガ「ゲコ!」シャキッ

珠美「水のクナイですか、面白い! ダイケンキ、れんぞくぎりです!」

ダイケンキ「ダイ!」シャキーン

ゲッコウガ「ゲコ!」

ダイケンキ「ダイ!」

ガキィィン


未央「おっとお! ゲッコウガvsダイケンキ、激しい攻防が始まりましたっ!」

ゲッコウガ「ゲコ!」ガキンッ ガキンッ ガキンッ

ダイケンキ「ダイ!」ガキンッ ガキンッ ガキンッ

卯月「す、すごい……どっちも全然退かないね……!」

凛(……今のところ、威力はどちらかが勝っているワケではない)

凛(だけど向こうはれんぞくぎりを使っている。このまま長引けば長引くほど、ゲッコウガの方が不利になっていく)

ゲッコウガ「ゲコ……!」


凛「ゲッコウガ、いったん退いて!」

ゲッコウガ「ゲコ」バチン

凛(一度でも攻撃が止まれば、れんぞくぎりの効果は途絶える!)

凛「ゲッコウガ、回り込んで!」

ゲッコウガ「ゲコ!」

珠美「させませんよ、せいなるつるぎ!」

ダイケンキ「ダイ!」シャキーン

凛(初めて見る技……リーチが長い攻撃か)

凛(あの構えは……薙ぎ払い!)


凛「ゲッコウガ、飛んで!」

ゲッコウガ「ゲコ!」ダッ

ワァァァァァ

未央「しぶりん選手、ダイケンキの薙ぎ払いを絶妙に躱したー!」

珠美「くっ!」

凛「よし、そのままつばめがえし!」

ゲッコウガ「ゲコ!」シャキン

珠美「れんぞくぎりです!」


凛「もうその動きは見切ったよ! たしかに斬撃は速いけど……ゲッコウガに比べて大振りすぎる!」

凛「懐へ潜り込んで!」

ゲッコウガ「ゲコ!」スルッ

ダイケンキ「ダイ!?」スカッ

珠美「躱された!?」

ズバンッ

ダイケンキ「ダイ……!」

未央「ダイケンキが斬り上げられたっ!」

凛「かげぶんしんして……一斉にみずしゅりけん!!」


ゲッコウガ「コウガ」シュンシュンシュンシュン

ゲッコウガ「ゲコ!!!」

シュバババババ

ダイケンキ「ダイ……!」

ズドンッ

珠美「ダ、ダイケンキ!」

ダイケンキ「ダイ……」ドサッ

ドローンロトム『ダイケンキ戦闘不能! ダイケンキ戦闘不能!』

ワァァァァァッ


未央「壮絶な斬り合いを制したのはゲッコウガだぁーっ!!」

卯月「すごく派手なバトルだったね!」

珠美「むむう……! 有言実行とはまさにこのこと。素晴らしい身のこなしでした」

珠美「ですが、まだまだこんなものではありませんよ! 副将はシュバルゴ、参ります!」ポンッ

シュバルゴ「シュバ」

シュバルゴ きへいポケモン むし・はがねタイプ
チョボマキから奪った殻を身につけて進化したポケモン
ガラル地方ではネギガナイトとの決闘を描いた絵画が有名らしい


凛「シュバルゴか……よし、このままいくよ、ゲッコウガ」

凛「みずしゅりけん!」

ゲッコウガ「ゲコ!」シュバババ

珠美「その程度、ドリルライナーで!」

シュバルゴ「シュバ!」ギュルルルル

バシィッ

凛(技の威力が落ちている……ゲッコウガも限界が近いようだ)

凛「ならつばめがえし!」

ゲッコウガ「ゲコ!」ダッ


珠美「おっと、先程よりキレがありませんよ!」

シュバルゴ「シュバ!」ガキィン

凛「っ……!」

珠美「かえって遅く見えますね! シュバルゴ、弾き返してください!」

シュバルゴ「シュバ!」ガキンッ

ゲッコウガ「ゲコ!?」

珠美「見せてあげましょう、これが師匠直伝のアイアンヘッドです!」

シュバルゴ「シュバ!」

ゴツゥゥゥン


凛「ゲッコウガ!」

ゲッコウガ「ゲ、ゲコ……」グラグラ

珠美「そして……メガホーン!!」

シュバルゴ「シュバ!!」

ズドォォォォォン

凛「ゲッコウガ!!」

ゲッコウガ「ゲ……コ……」

ゲッコウガ「…………ゲコ」バタンキュー

ドローンロトム『ゲッコウガ戦闘不能! ゲッコウガ戦闘不能!』

ワァァァァァ


未央「な、なんと、しぶりん選手の絶対的エース・ゲッコウガがここで敗れました!!」

卯月「そんな、あのゲッコウガが倒されるなんて……!」

未央「しぶりん選手、ここは無理せず交代しておくべきだったかもしれません……!」

凛「……お疲れ、ゲッコウガ」

凛「それにしても、今のアイアンヘッド、すごい威力だったよ。まさかゲッコウガを怯ませるなんてね」

珠美「当然です。師匠直伝の技ですから」

凛「師匠……」


凛(……なにか引っかかる)

凛(師匠直伝……アイアンヘッド……シュバルゴははがねタイプ……)

珠美『ということは、あなたもガラルのトレーナーではないのですね?』

凛(あなた『も』……?)

珠美「どうかされましたか?」

凛「……いや」


凛(そうだ、珠美はアイマスという言葉に反応していた。つまりアイマス地方のことを知っている?)

凛(アイマス地方……はがねタイプ……師匠……)

『それからガラルには……』

『いや、これは行ってからのお楽しみの方がいいかもな』

凛「……まさか」

珠美「?」

凛「珠美って、真奈美さんの弟子!?」


今回は以上です。次回は金曜日

結局珠ちゃんとゾンビランドサガは絡みませんでしたね。。。


珠美「……お」

珠美「おおっ! やはり師匠のことをご存知でしたか!」

珠美「いかにも。実は珠美はアイマス地方の生まれなのですが、まだ半人前だった頃、シジョウシティジムリーダーである真奈美師匠のもとに師事していたのです!」

凛「……!」

卯月「え、ええっ!?」

未央「あのジムリーダー……珠美ちゃんも、アイマス地方出身のトレーナー……!?」


珠美「……かつての珠美は見る影もないほど弱虫でした」



『お前みたいなチビがチャンピオンになるなんて、ぷっ、笑わせんじゃねーよ、あは、あはははは!』

珠美『うっ……ううっ……! えぐっ、えぐっ……!』

『また泣いた! やーいやーい弱虫ー!』


真奈美『そうか、そんなことがあったんだな。辛かったろうに、話してくれてありがとう』

珠美『……真奈美殿は……』

真奈美『ん、なんだね?』

珠美『真奈美殿は、笑わないのですか? ちびで、泣き虫で、意気地なしな珠美のことを』


真奈美『……珠美。君を笑う奴は、つまらない人間だ。もう二度と相手にしなくていい』

珠美『えっ?』

真奈美『こうして私のジムまで足を運んで、弟子にしてくれと志願しに来ただけでも、君は充分に立派だ。泣き虫でも意気地なしでもない。ましてや身長なんて関係ない』

真奈美『珠美。強くなるんだ。強くなって、君をバカにした連中を見返してやれ。そうすることで、君は君自身にも打ち勝つことができる』

珠美『……!』

真奈美『君がその気なら、私はいくらでも力を貸そう。明日から、よろしくな。珠美』

珠美『……ま、真奈美、殿……!』


後日

真奈美『そういえば珠美、君はカブルモを持っていたな』

珠美『あ、はい。あまり育ててはいないのですが……それがどうかしましたか?』

真奈美『実はそのポケモン、進化したらかなり強力なポケモンになるんだ』

珠美『ほ、本当ですか!?』

真奈美『ああ。ただ、進化条件が少し特殊でね――』


prrrrr

珠美『もしもし、あやめ殿ですか!?』

珠美『ええ……あやめ殿、少し前にチョボマキというポケモンをゲットされていましたよね? 実は――』



凛「そんなことが……」

珠美「師匠は一度も珠美をバカにしませんでした。その器の広さに感銘を受け、珠美はあの方のもとで修行することを決めました」

珠美「そしてこのシュバルゴは、師匠直々に鍛えていただいたポケモンなのです」

シュバルゴ「シュバッ」

珠美「やがて師匠の下を離れ、旅立つときに、珠美は誓ったんです。シュバルゴと共に、師匠が誇らしく思えるような立派なトレーナーになろうと」

凛(……それで努力を続けて、メガシンカも使えるようになって、今はガラル最強のジムリーダーになってる……ってわけか)


珠美「凛殿も師匠にお会いしたことがあるのですか?」

凛「会ったもなにも……私だって、真奈美さんにはすごくお世話になったからね」チャキ

珠美「そ、それは……メタリックバッジ!」

珠美「……そうですか、どうりで凛殿は強いわけですね」

凛「私の方こそ。まさかメガシンカを使える以外の共通点があるなんてね」

凛「なんだかすごく親近感が湧いてきたよ」

珠美「ええ。それと同時に……」

珠美「師匠の一番弟子の名にかけて、なおさら負けるわけにはいかなくなりました! ここから形勢逆転していきますよ!」


凛「私こそ! いくよ、ムクホーク!」ポンッ

ムクホーク「ムクホー!」

凛「インファイト!」

珠美「メガホーンです!」

ムクホーク「ムクホー!!」ズドドド

シュバルゴ「シュバ!!」ズドンッ

珠美「手数ではややこちらが不利……ならば、必殺の一手を磨く!」

珠美「シュバルゴ、つるぎのまいです!」

シュバルゴ「シュバ」シャキンッ


凛「フェザーダンス!」

珠美「振り払ってください!」

シュバルゴ「シュバ!」ブウンッ

珠美「そのまま突撃です!」

ゴツゥゥン

未央「シュバルゴのアイアンヘッドが決まったー!!」

ムクホーク「ムクホ……!」

珠美「体力は残りわずか。最後の一手……もらいました!」

シュバルゴ「シュバ!」ズギュン


凛「躱して!」

ムクホーク「ムクホ!」ヒョイッ

凛「この時を待っていたよ……ムクホーク、がむしゃら!」

ムクホーク「ムクホー!!」

ズドドドド

珠美「なっ!?」

凛「よし……ブレイブバード!!」

ムクホーク「ムクホー!!」ギュンッ


珠美「シュ、シュバルゴ!」

ズドォォォン

シュバルゴ「シュバ……」バタンキュー

ムクホーク「ムクホ……」バタンキュー

ドローンロトム『ムクホーク、シュバルゴ、戦闘不能!』

ワァァァァァァ

未央「なんと、土壇場でムクホークのがむしゃらが決まったことにより……この対決、まさかの相討ちー!!」

卯月「凛ちゃんすごい……あの状況から引き分けに持ち込むなんて!」


珠美「がむしゃら、ですか……」

珠美(あの技をくり出すために、凛殿はわざと手負いのムクホークで勝負されたのですね。そして体力が残りわずかになったタイミングを見計らって……)

珠美(ということは……まさか、先程のインファイトも、それを計算して?)

珠美(いや、インファイトだけじゃない。フェザーダンスを躱されることも計算の内に入っていた……?)

珠美(なんと底知れぬ実力……師匠を倒しただけのことはありますね……!)

珠美「……これでお互いに後は無くなりましたね」

凛「うん。でもここからが本番……だよね?」


珠美「勿論です。エルレイド、お願いします!」ポンッ

エルレイド「エル」

凛「チャーレム!」ポンッ

チャーレム「チャー」

珠美「チャーレム! エスパー・かくとうタイプ……まさかここまで同じだとは!」

凛「本当にね。偶然にも程があるよ……さあ、いくよ!」チャキッ

珠美「ええ! 全力でお相手いたします!」

凛「メガシンカ!」
珠美「メガシンカ!」


カッ

ズドンッ

メガチャーレム「チャーッ」
メガエルレイド「エルッ」

凛「いくよ、チャーレム!」

珠美「迎え撃ちますよ、エルレイド!」

ズドォォォン


今回は以上です。主はレンティル地方に行ってきます。探さないでください。
次回は水曜日です



珠美「サイコカッター!!」
凛「とびひざげり!!」

ズドォォォン

『すげえ、パワーもスピードもケタ違いだ……!』

『ダイマックスバトルとはまた違ったスピード感……こりゃ面白い!』

ドワアアアアアア

未央「まさかまさかのメガシンカポケモン同士の戦いに、スタジアムは大盛り上がりです!!」

卯月「あはは……私も、ガラル地方でこういうのが見れるとは思わなかったよ」

珠美「エルレイド、つるぎのまいです!」

メガエルレイド「エルッ」シャキンッ


珠美「そしてつじぎり!」

メガエルレイド「エルッ!」

凛「チャーレム!」

メガチャーレム「チャー」

ユラリ

珠美「躱された……『みきり』ですか!」

凛「懐にしねんのずつき!」

メガチャーレム「チャー!!」ドゴォッ

凛「よし!」

珠美「何のこれしき、反撃です!」


メガエルレイド「エルッ」グググ

ズドンッ

メガチャーレム「チャー……!」

凛「っ! 今の技は……」

珠美「『リベンジ』ですよ。インファイトでなくて驚きましたか?」

凛「なるほどね。藍子と戦った時と同じ技構成、そんなわけないよね……!」

凛「チャーレム、しねんのずつき!」
珠美「サイコカッターで応戦です!」

メガチャーレム「チャー!」
メガエルレイド「エルッ!」

ズドォォォン


未央「すごいすごい! どっちもイケイケだー!」

メガチャーレム「チャー」スタッ

メガエルレイド「エルッ」スタッ

凛(……状況はほぼ互角)

凛(でも攻撃力はあちらが上回っている。このままだと先に倒れるのはチャーレムの方だ)

珠美「つるぎのまいです!」

シャキンッ


凛(やっぱりあれが厄介だね……対策は考えてあるから、どこで仕掛けようか)

凛(中途半端な攻撃じゃさっきみたいにリベンジを受けてしまう。決めるなら一撃で……)

珠美「つじぎり!」

凛「! チャーレム、ほのおのパンチ!」

メガチャーレム「チャー!」ドガッ

珠美「ほのおのパンチ……やけど狙いですかな?」

凛「まあそれもあるけど、あまり期待はしてないかな……!」

凛「チャーレム、距離をとって!」

メガチャーレム「チャー」タンッ


メガエルレイド「エルッ……」ジリジリ

メガチャーレム「チャー……」ジリジリ

未央「お、おお、これが固唾を呑むってことか……!」

卯月「……」ゴクリ

凛「………………」

珠美「………………」

凛「…………」

珠美「…………」


凛「チャーレム――」

珠美「そこ! 足払いです!」

メガエルレイド「エルッ」ダッ

卯月「! エルレイドの方が早かった!」

凛「……読み通り!」

凛「地面にほのおのパンチ!」

メガチャーレム「チャー!」

ドゴォッ

珠美「なっ!?」


卯月「地面を叩いて飛び上がった……!?」

未央「ううん、それだけじゃない!」

メガエルレイド「エル……!」

卯月「足払いを狙ったエルレイドに攻撃できた!」

未央「よし、これで空中からエルレイドを叩ければ……!」

凛「今だよ、チャーレム!」

メガチャーレム「チャー」

……スタッ


卯月「あれ?」

未央「おっと……チャーレム、なぜか攻撃せずに着地した!?」

珠美「エルレイド、リベンジです!」

メガエルレイド「エルッ!!」

ズドンッ

メガチャーレム「チャー……!」ガクッ

凛「ぐっ……」

珠美「エルレイドの足払いがよく読めましたね。そこからの回避法もトリッキーでお見事でした」

珠美「ですがあと一歩及びませんでしたね。次の一撃で終幕です」


珠美「師匠の一番弟子の誇りにかけて、この勝負! もらったあ!」

メガエルレイド「エルッ」ダッ

凛「……師匠、か」

メガチャーレム「チャー!」ガキンッ

珠美「!」

凛「私にだってあるよ。先輩としてのプライドがね」


珠美「ま、まだこんな力が……!」

凛「……藍子は勇気を出して、私から離れる決断をした。なら私も、それに全力で応えなきゃいけない」

凛「私は先輩として、ライバルとして、藍子の前に立ち続ける。そのために、もっと強くならなきゃいけない。強くあり続けなきゃいけない」

凛「だからこんな所で負けられない。負けたくない!」

メガチャーレム「チャー……!」

凛「さっき空中でチャーレムが何をしていたのか、教えてあげるよ」


凛「渾身の……しねんのずつき!!」

メガチャーレム「チャー!!」

ゴツゥゥン

珠美「なっ――」

ズドォォォン

珠美「エ、エルレイド!」


バシュゥ

エルレイド「……エル」バタンキュー

ドローンロトム『エルレイド、戦闘不能! エルレイド、戦闘不能!』

ドローンロトム『勝者……チャレンジャー・凛!!』

ドワアアアアアア

卯月「か、勝った……!」

未央「こんなギリギリなバトルになるなんて……でもさすがだったね、しぶりん!」


珠美「な、なんと……。これほど劇的な幕切れは、いつぶりでしょうか」

珠美「凛殿、今の一撃はいったい?」

凛「攻撃力を上げていたんだよ。空中で、つるぎのまい二回分の攻撃力を上昇させたんだ」

珠美「そんなこと、あの一瞬でどうやって――」

珠美「――! 『じこあんじ』ですか……」

凛「インファイトも使ってくると思っていたから、けっこうリスキーな作戦だったけどね。うまくいってよかったよ」

珠美「うむむ、これは一本取られてしまいました……珠美もまだまだですな!」


凛「ううん、珠美もすごく強かった。さすが真奈美さんの一番弟子だね」

珠美「ありがとうございます。しかしお互いに師匠のことを存じていたとは。人の巡り合わせとはわからないものですな」

珠美「っと、御託はこの辺りにしておいて……これが最後のバッジです、どうぞお受け取りください!」

凛はソードバッジを手に入れた!

凛は技マシン「つるぎのまい」を手に入れた!

珠美「それでは今後行われる予選についての情報もお知らせしておきますね。スマホロトムはお持ちですか?」

ピピッ


凛「これは……『バトルサーチャー』?」

珠美「はい。ジムチャレンジを制覇したトレーナーにのみ配布されているアプリケーションです。同じアプリを持つトレーナーが近くにいると、時間や場所を問わずバトルを申し込むことができます」

珠美「予選が始まるのは2週間後。期間中はその『バトルサーチャー』を使い、多くの勝利を積み重ねてください」

珠美「バトルは3匹ずつのシングルバトルで、勝敗に応じて勝ち点が加算されます。10日間の中で勝ち点が上位8名だったトレーナーのみ、本戦へ出場することができるというシステムです」


珠美「狭き門となるでしょうが、珠美も精一杯応援いたします。再び凛殿の戦いがみられること、楽しみにしていますね!」

凛「ありがとう、珠美。……また、戦おうね」

パチパチパチパチ

…………………………

未央「いやあー、さすがしぶりん! カッコよかったね!」

卯月「うん! ポケモンリーグの時より、すごく強くなってたね!」


未央「よーし、今日はしぶりんの勝利を祝ってパーティーだー!」

卯月「おー!」

凛「そのことなんだけど……」

卯月・未央「??」

凛「ごめん。予選が終わるまで、しばらく一人にしてもらえないかな?」

卯月「凛ちゃん……?」


凛「正直、これまでは藍子のことばかりを見てきて、自分のポケモンたちの鍛錬が疎かになっていた。それが珠美と戦ってわかったんだ」

凛「別にサボっていたわけじゃないんだけどね。でも藍子がいなくなった今だからこそ、もう一度時間をかけて、自分としっかり向き合いたい」

凛「そうしないと、藍子に合わせる顔がないっていうか」

未央「……」

凛「……まずは予選を無敗で突破する。そのためには、やらなきゃいけないことが山積みなんだ」


凛「せっかく再会できたのに、こんなことを言ってごめん。でも……私の気持ち、わかってほしい」

凛「落ち着いたらさ――」

卯月「わかった」

卯月「でも、今日だけは……今夜だけは、3人で一緒に過ごしたいな」

卯月「それじゃダメ、かな」

未央「お、おお? しまむーがワガママ言うなんて、珍しいね?」


卯月「えへへ、だって久しぶりに会えたんだもん。ちょっとは欲張りになるよ……ね?」

凛「……ふふ、欲張りなのはお互いさま、だね」

凛「それじゃ、幹事は未央に任せるよ。よろしくね」

未央「……よーしっ! じゃあ今夜はパーっとやっちゃいますか!」

凛「何その言い方」

アハハ……


 一方その頃


運転手「おっ、ねーちゃん、めずらしーもん持ってるじゃねえか」

運転手「いいぜ、連れてってやるよ。ここからうーんと東にある島……ヨロイ島まで、な」


訂正 >>61
誤 凛「とびひざげり!!」
正 凛「しねんのずつき!!」

ポケモンスナップ、ガラルに上陸できなかった組がいっぱいいて嬉しかったですね
次回からヨロイ島修行編へ突入しますよ

投下します。久々にコンマやるですよ


予選開始1週間前 ワイルドエリア


藍子「キョダイコランダ!」

ズドォォォォン

サダイジャ「サダアアァァァ」

バシュゥッ

サダイジャ「サダ……」バタンキュー

藍子「ふうっ……お疲れ様、ゴリランダー!」

ゴリランダー「ゴリ」

藍子「わっ、もうこんな時間。今日はこの辺りでキャンプしようかな」


………………………

パチパチパチ……

藍子(……今まではずっと凛さんが一緒にいて、夜になったらこうして焚き火を囲みながら一緒にカレーを食べて)

藍子(それから今日どんなことがあったのか話し込んでいるうちに、お互いにうとうとし始めて)

藍子(起きたらまず朝練をして、それから朝ご飯を食べてキャンプを片付けて、また次の目的地へ……)

藍子(……)

ゴリランダー「ゴリ?」


藍子「あ……ゴリランダー。心配してくれてありがとう」

藍子「うん、私は大丈夫だよ。寂しいけど……一人でも、強く生きなきゃ。凛さんを超えるために」

藍子「それに、私は一人じゃない。ゴリランダーたちが一緒にいるからねっ!」

藍子「……それにしても」

ゴリランダー「?」

藍子「どうして私のゴリランダーは、キョダイマックスすることができるんだろう……?」


藍子「という疑問を持ちまして」

楓「なるほど。それで相談に来られたのですね」

エンジンシティ カフェの一角

藍子「はい。楓さんならなにか知っているかもと思って」

藍子「同じ種族でも、ダイマックスすると姿が変わるポケモン、変わらないポケモンとがいますよね。この違いって、一体なんなのでしょうか」

藍子「キョダイマックスを使えるトレーナーなら、それをしっかり理解しておかないといけないって、ふと思ったんです」

楓「ふふ、藍子ちゃんは勉強熱心ですね」


楓「……そうですね。藍子ちゃんになら、これを渡してもいいかもしれません」

スッ

藍子「楓さん、これは?」

楓「ヨロイパスというものです。このチケットをそらとぶタクシーの発着所で示せば、ガラル地方の東部にある、ヨロイ島という地域へ行くことができます」

藍子「ヨロイ島……ですか」

楓「はい。そしてヨロイ島は、ダイマックス発祥の地とも呼ばれています」

藍子「!」

楓「そこへ行けば、藍子ちゃんの疑問も解決するかもしれません」


楓「本来、このパスはとても貴重なものなのですが……藍子ちゃんはガラル地方を守るため、勇敢に戦ってくれました」

楓「ぜひ、その時のお礼だと思って、受け取ってください」

藍子「い、いいんですか?」

楓「はい。私は特に使う用事もありませんし、藍子ちゃんが持っていた方が有意義でしょう」

藍子「それじゃ、いただきます。楓さん、ありがとうございます!」

楓「いえいえ。ヨロイ島にはガラル本土より強力なポケモンが生息していると聞きます。いい特訓相手にもなるでしょう」

楓「そうそう、ヨロイ島には私の知り合いが住んでいます。もし出会うことがあれば、私は元気にしているとヨロしく伝えておいてください」



ヨロイ島


藍子「……!」

藍子「ここが、ヨロイ島……!」

スナバァ「スナスナ」ザッザッ

ミミロル「ミミロー」ピョンピョン

ヒトデマン「ヘアッ」ピチピチ

藍子「すごい! 海が見えるよ、サニーゴ!」ポンッ

サニーゴ「サニ、サニー!」

藍子「いい景色……こんな場所、ワイルドエリアになかったなあ……」


??「なんやアンタ、えらい珍しいポケモン連れてはるなあ!」

藍子「??」

サニーゴ「サニー?」

??「ほー、ピンク色のサニーゴかぁ。初めて見たけどめっちゃキレーやな! うちのほっぺたみたい!」

藍子「は、はあ……」

??「って、ここ突っ込むとこやで! んなわけあるかいなーって!」ペシン

藍子(自分で自分の頭を叩いちゃった……)


藍子「あの、あなたは?」

笑美「あ、ごめんごめん。ウチは笑美いうねん。この島に住んでるトレーナーやよ」

藍子「ここに住んでるトレーナー……じゃあ、あなたが楓さんの知り合いの方?」

笑美「か、楓はんやて!? いやいやぁ、ウチごときがチャンピオン様と仲いいなんて荷が重いわあ!」バシバシ

藍子「わわっ」

笑美「知り合いなんやとしたらウチのししょーのことやな。この先におるんやけど」

笑美「よかったら会いに来る?」


藍子「はい! よろしくお願いします!」

藍子「あ、自己紹介がまだでしたね。私は藍子です!」

笑美「藍子はんやな。よっしゃ、ウチについてき!」


藍子「ここは……道場?」

笑美「せや。ウチのししょーは道場の師範代をやっとるねん」

笑美「ししょー、ただいま帰りましたー!」

ガラッ


??「お帰りなさいであります! ……む?」

藍子「お、おじゃまします」

笑美「邪魔するんやったら帰ってー」

藍子「ええっ!?」

笑美「ちゃうちゃう! そこは「ほな帰るわ」って言わな! そしたらウチが盛大にズッコケて――」

??「こらこら笑美殿。お客人を困らせてはいけませんぞ」

笑美「はっ、ついいつものクセで。いやぁ、ごめんな藍子はん!」

藍子「い、いえいえ」


??「お騒がせしてどうもすみません。ああ、私はこのヨロイ島で道場を営んでおります、亜季という者です。よろしくお願いします」

藍子「初めまして、ポケモントレーナーの藍子です」

亜季「ほう。トレーナー、ということはジムチャレンジャーですかな?」

藍子「そうです。といっても、バッジは全部集めちゃったんですけど」

亜季「なんと! まだ予選が始まるまで時間があるというのに!」

亜季「はっはっは、これは面白い! 笑美殿、かなりの大物を連れてこられましたな!」


藍子「大物だなんてそんな……あの、あなたが楓さんのお知り合い、ですか?」

亜季「いかにも。楓殿は私の盟友にして、宿命のライバルでありますからな」

亜季「その様子だと、どうやら楓殿とも面識がある様子……どういった間柄で?」

藍子「間柄……ええと、なんて言ったらいいんだろう。たまたま知り合って、この前一緒に話す機会があったんです」

藍子「その時にヨロイパスを譲ってもらって、ここに来ました」

亜季「ほう、彼女から直接……」


藍子「あの、亜季さん。このヨロイ島は、ダイマックス発祥の地だと聞きました。私はそのダイマックスについて、知りたいことがあるんです」

亜季「と、いいますと?」

藍子「このポケモンのことなんですけど」ポンッ

笑美「ゴリランダーか。よう育ってはるなあ」

藍子「私のゴリランダーはキョダイマックスすることができるんです。でも、どうして普通のダイマックスをせずにキョダイマックスすることができるのか、理由はわからなくて」

藍子「その理由を知りたいんです」


亜季「…………」

亜季「己が戦友たるポケモンについての見識を深める。素晴らしい心意気です、藍子殿」

亜季「笑美殿! 今から表に出て、藍子殿と戦ってくれませんかな?」

藍子「……へ?」

笑美「戦う? ええけど、なんで?」

亜季「……見極めたいのです。藍子殿が、どのようなトレーナーなのかを」

亜季「藍子殿。そういうわけで、直ちにバトルの準備を」

藍子「ええっ?」


笑美「やってさ。ほな藍子はん、外に出よっか!」

笑美「大丈夫だいじょーぶ。ししょーにも何か考えがあるはずやから。まあ気張らず楽しも、な!」


亜季「勝負は一対一、交代なしの一発勝負であります。お互い、準備はよろしいですかな?」

藍子「はい!」

笑美「オッケー!」

亜季「では、始め!」

藍子「ゴリランダー!」ポンッ

ゴリランダー「ゴリ!」


笑美「いくでオトスパス!」ポンッ

オトスパス「オトス!」

オトスパス じゅうじゅつポケモン かくとうタイプ
全身が筋肉の塊。触手を使って繰りだす締め技は凄まじい威力
己の腕試しのために陸に上がってくることも

藍子「まずはこちらからいきます! ドラムアタック!」

ゴリランダー「ゴリッ!」ドンドコドンッ

オトスパス「オトス」ヒョイッヒョイッ


笑美「なるほどな、あのドラムが攻撃の要……ほんなら」

笑美「たこがためや!」

オトスパス「オトス!」

ガシイッ

藍子「ゴリランダー!?」

ギリギリギリギリ

ゴリランダー「ゴ、ゴリ……!」


笑美「ふふん、抵抗すればするほど痛なるで?」

藍子「っ……」

藍子(全身を縛られているから、ドラムアタックはできない。ウッドハンマーも、アクロバットも)

藍子「なら、いやなおと!」

ゴリランダー「ゴ……ゴリ!!」ォォォン

オトスパス「オトスッ!」

藍子「よし、締め付けが緩んだ!」

笑美「へえ、大人しそうな顔して、意外とゴーインなとこあるんやな……!」


笑美「オトスパス、根性でやり返したれ!」

藍子「させません!」

ゴリランダー「ゴリ!」ドゴォッ

笑美「ドラムでぶん殴ってきた!?」

藍子「そのままアクロバット!」

ゴリランダー「ゴリ!」

ズドンッ


オトスパス「オトス……!」ドシャァ

笑美「オトスパス! くっ、やるやん……!」

亜季「そこまで!」

藍子「……えっ?」

笑美「ちょちょ、もう終わりかいな! ここからがおもろいとこやのに!」

亜季「私は『どちらかが戦闘不能になるまで』とは一言も発していませんぞ?」

笑美「ぬぬ……」


亜季「お疲れ様でした、藍子殿。……さて、突然なのですが」

亜季「ぜひ私の道場に入門されませんか?」

藍子「……にゅ、入門?」

亜季「ええ。既にジムバッジを集め切られただけあって、藍子殿は強い」

亜季「……ですが、まだご自身でも気づかれていないポテンシャルを秘めておられる。先程の戦いで、そう感じました」

亜季「それを発見し、研磨する支援を、私にさせていただきたいのです」

藍子「……」


亜季「もちろん入門されるメリットもありますぞ。先程の話の続きですが」

亜季「そのゴリランダーがキョダイマックスする理由については、この島を探索すればいずれ判明することでしょう」

亜季「しかし、ここは大自然に囲まれたサバイバルフィールド。ワイルドエリアと違い、外でのキャンプは危険を伴います」

亜季「ですので、活動拠点として、私の道場を提供しましょう。衣食住もお任せください」

亜季「……悪い話ではないと思うのですが、いかがですかな?」


笑美「ははぁーん。さてはししょー、藍子はんを利用して道場の実績を作りたいんやなー?」

亜季「笑美殿、人聞きが悪いですぞ。私がそんなに疚しい人間に見えますか?」

笑美「冗談やって冗談。でも藍子はん、ししょーはめっちゃ強いトレーナーやねん。ししょーの力添えがあれば、トーナメント制覇も夢やないで!」

藍子「トーナメント……」

藍子(そうだ。ダイマックスのこともだけど、私はもっと強くならなきゃいけない)

藍子(凛さんを超えるために……)


藍子「……わかりました。そういうことでしたら、ぜひ入門させてください」

藍子「亜季さん……いえ、亜季師匠? 改めて、これからよろしくお願いします!」

亜季「うむ、こちらこそですぞ! それと呼び方は別に師匠でなくても構いませんからな!」

笑美「よっしゃ、ほなこれからウチらは同僚やな! よろしくな、藍子はん!」

藍子「はい! ……ん?」


>>111
コンマ(ゾロ目でイベント発生)


笑美「ん、どないした? 屋根の上になんかあったんか?」

藍子「……いえ、なんでもありません」


??「…………」ジーッ


特殊イベント「運命の出会い」発生!
ヨロイ島滞在中、藍子を追う謎のポケモンが至る所に現れます。
藍子がその気配に気づいた時、コンマが発生します。見事ゾロ目を引き当てれば、珍しいポケモンを仲間にすることができるでしょう!
タイミングは不定期に訪れます。

今回は以上です

正直ヨロイ島は行くかどうか迷いました。なぜなら行ってしまうと藍子の6匹目がほぼ確定してしまうから
それでは芸がないということで、コンマに成功したらゲットできることにしました
失敗したら今まで通り自由安価で6匹目を決めます
しかし軍曹はこういうポジションがよく似合う

来週からまた週一ペースに戻ります。ではまた次回

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