・ Fateのメンバーに大喜利をしてもらうSSの5スレ目です。
・大喜利回答者のサーヴァントは五次鯖です。
・全編Fateネタバレ&キャラ、世界観、設定崩壊していますが、「あくまで洒落」なので、なんとなく受け流してください。
月一で投下する予定だったのですが、前回無理してシリアスとか書いたせいで息切れして遅刻しました。ごめんなさい。
一作目
【Fate】士郎「聖杯大喜利戦争?」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1551535083/)
二作目
【Fate】アーチャー「聖杯大喜利戦争」 凛 「座布団二枚目よ」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1556421291/)
三作目
【Fate】ライダ―「聖杯大喜利戦争」 桜「座布団三枚目です」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1559276518/)
四作目
【Fate】キャスター「聖杯大喜利戦争」 葛木「座布団四枚目だ」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1561871528/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1565263059
セイバー「ええ、ですから出るときには出るのです。豪華賞品も、座布団十枚も」
ジャンヌ「そうなのですか……私は見始めて間もないので、昔のことはあまりよく知らないのです。どんなものがあったのですか」
セイバー「賞品で印象深いものと言えば……そうですね、「北欧へオーロラを見に行ける」というのがありました。あれは織田信長が獲得したはずです」
ジャンヌ「素敵ですね!」
セイバー「はい。帰ってから撮影した映像を見ましたが、レンズ越しでも実に美しかった……」
セイバー(何故か無理矢理同行させられて凍えていた沖田総司のほうが印象に残っているのですが)
セイバー「あとは征服王が獲得した「美女と社交ダンス」というのもありましたね」
ジャンヌ「イスカンダルが社交ダンス、ですか……で、そのお相手の美女というのは」
セイバー「茶々が呼ばれましたね。そして踊ったのは「チャ・チャ・チャ」でした」
ジャンヌ「……」
セイバー「しょうもないダジャレで呼び出されて怒髪天の茶々と、そんなことはどこ吹く風と頓珍漢なステップを踏む征服王の姿はなかなかに混沌としていました」
ジャンヌ(ていうか踊れたのかしら、身長差的に……)
ジャンヌ「ええと、肝心の座布団十枚の願い事が気になりますね」
セイバー「自慢ではありませんが、直近では私が獲得したのですよ」
ジャンヌ「まぁすごい! 一体どのような願いを叶えたのですか」
セイバー「はい、『ライダーの身長が大きくなるように』と願わせていただきました」
ジャンヌ「……」
セイバー「ん? どうされたのですか、ジャンヌ」
ジャンヌ「アルトリア・ペンドラゴン……私たちは互いにサーヴァント。中でも今の回答者達は異世界での遺恨がある者同士であることも確かです……」
ジャンヌ「ですが気高き騎士王たる貴女が、そのような陰湿な嫌がらせをするだなんて……っ!」
セイバー「ちょ、ちょっと待ってください! 何か誤解しています!」
セイバー「その少し前にライダーが座布団十枚を達成し、「身長を小さくしてほしい」と願ったのですよ。そうしたら……」
ジャンヌ「そうしたら?」
セイバー「確かに身長は縮まりました。しかしあれはなんというか……等身がおかしいというか、配分が悪いというか……」
ジャンヌ「あぁ……」
セイバー「さすがに哀れだったので英雄王以外は皆、暗黙のうちに次の願いでライダーを元に戻すということで一致していたのです」
ジャンヌ「そんなことがあったのですね。申し訳ありません、そうとは知らずに非礼なことを言ってしまって……」
セイバー「気にしないでください。私も伝え方が悪かった」
セイバー(しかし、ライダーの身長こそ元に戻りましたが、あの一件以来、彼女も厄介ごとを抱え込んでしまったようですね)
ステンノ「いいことメドゥーサ? 次に座布団が十枚貯まったら、また身長を小さくするように頼むのよ」
エウリュアレ「私たち、もう一度あのおもしろブザマな貴女を可愛がってあげたくて仕方ないの」
ステンノ「でも、また同じというのも芸が無いわね……そうだわ、次は縮めた分の身長に比例して胸と尻が大きくなるというのはどう?」
エウリュアレ「それはいいわね私。どんなバランスに仕上がるか見ものだわ」
ライダー「いやあぁぁぁぁぁぁ!?」
※七月某日収録
()の中は着物の色
大河(タイガー道場の道着)「はーいお待ちかね、聖杯大喜利戦争の時間がやってきました。司会は私、藤村大河です。どーぞよろしく!」
大河「まずは英霊の皆さんのご挨拶からどうぞ」
槍流亭 犬之介(紺)「7月8日はなんとなんとナンパの日だったんだぜ。ま、俺はいつでもナンパしてるけどな。が、うっかりバゼットにそれがバレると後がうるさいのなんの。やきもちかって聞いたら、『そっ、そうではありません! ただ貴方が無節操に女性に声をかけるので、周りに迷惑をかけぬようにと――あぁもう! とにかく、私以外の女とみだりに話してはいけませーん!』」
犬之介「……こうもわかりやすいと何も言う気が起きないのな。ランサーだぜ」
弓屋 贋作(黒)「生前からスマートフォンは使っていたはずだが、改めて触れるとあれはなかなか曲者だな。特に速度制限などかかると始末に負えん。検索結果を指をくわえて待つよりは、別な行動を起こしたほうが良い結果を得られるんじゃないか。何が言いたいかというと、道具の性能で行動の幅を狭められてはいかんということだ。物にばかり頼っていると、いつかむこうの傲慢な王みたいになるぞ。アーチャーだ]
切我滅狩「フェイカー風情が……っ」ワナワナ
騎乗亭 蛇薔薇(桃)「もう一年も半分を過ぎてしまいましたね。サーヴァントには現界自体が夢幻のようなものですが、人間は歳を重ねるごとに時間が短く感じるようになると言います」
蛇薔薇「サクラ、あまり悠長に構えていてはいけませんよ。ライダーです」
<モウッ ライダ-!
投魔亭 呪々(紫)「衣替えの時期ね。たまには新しいお洋服を買おうと思うのだけれど、自分が着ると思うと結構迷っちゃうの。やっぱり夫にも喜んでもらえる服が着たいじゃない? もちろん相手のことを考えずに自分の好みを押し付ける人は論外だけど、何にも主張がないのも困っちゃうのよね。宗一郎様って、オシャレにはとんと無関心なんですから。こういうときくらいは自己主張してほしいわ。私、貴方の求める理想の女でありたいの!」
呪々「もちろん、その服を着ても出歩いたりしません。見せるのは宗一郎様だけ。キャスターよ」
刀剣亭 竜征(水色)「えー……なんというか……」
竜征「また……増えましたね……」
<wwwwwwwwwwwwwww
竜征「やけ酒を煽る、セイバーです!」
英雄王 切我滅狩(金)「近頃、あの征服王臣下の小僧が主役のアニメが始まったらしいな。全く、そんな輩よりも我が主役の物語を描いたほうが遥かに益になるというに、わかっておらんな。しかし、あのグレイという娘はいい。セイバーには及ばんが我の審美眼に耐える女だ」
切我滅狩「座して放送を待つ男の名は、英雄王よ」
大河「バーサーカー、どうぞ」
暴走舎 打阿須(赤)「■■■■ーー!」
イリヤ(白桃色)「私の誕生日は11月20日だけど、あっちの私は7月の20日らしいのよね。だから何っていうわけじゃないけど、とりあえずキリツグになにかせびってみようかな」
イリヤ「向こうの私に会わせてみたい、バーサーカーをよろしくね♪」
大河「座布団を十枚貯めると(笑)聖杯が掲示した聖句(キーワード)に則った願い事が叶います」
大河「貯まらなくっても最後に一番多く座布団を持っていた人には賞品が出るから油断できないわよ」
大河「今回の(笑)聖杯が掲示したキーワード、「新しい風」 これを目指してファイトだ諸君!」
ギルガメッシュ「フム……」
現在の座布団の状況
ランサー 1枚
アーチャー 2枚
ライダー 2枚
キャスター 1枚
セイバー 0枚
ギルガメッシュ 2枚
ここから先は普通にクラス名で表記します。
大河「まずは1問目。シリーズを通して存在感があるヒロインといえば遠坂さんよね。最初のゲームで士郎と遠坂さんでダブル主人公にする案もあったって聞いて
わりと立ち位置がクリアになった気がするわ」
大河「そこで今回はね、初めに「凛と士郎」がついた都々逸を詠んでもらいたいの」
<マジカヨ……
<ソトボリカラウメラレルッテイウノハ シャクニサワルワネ
<ウゥッ モウズツウガシテキマシタ……
セイバー「……あのパスしてよろしいですか」
ランサー「おっ、さっそくヤキモチかw?」
セイバー「ちっ、違います! サーヴァントである私を差し置いてシロウと凛が二人一組で扱われるのが腑に落ちないというだけです!」
全員「……」
<アラアラ、アンナオッカナイヒトガソバイルンジャエミヤクンチニハトテモイケナイワネ-
<ガ-ン
<ガ-ンッテ! ソンナケッテイジコウミタイニ!
大河「はい、じゃあアーチャーさんからいってみましょう」
アーチャー『凛と士郎は ただならぬ仲 凛はタダでは 動かない』
<ア-チャ-!!
大河「はははははははwwwww 最初にしては悪くないわねw 一枚あげましょう」
大河「はい、セイバーちゃん」
セイバー「個人的な話になりますが」
セイバー『凛とシロウが イギリス行って 私を訪ねて くれました』
大河「あったわね~そんな話も。一枚あげて」
大河「はい、ライダーさん」
ライダー『リンと士郎の 秘密のレシピ サクラに教えた ものだろか』
大河「フクザツなところねw」
<ソッ、ソンナノアルンデスカ!?
<サ-テ、ドウダッタカシラネ
<アレッ サクラシラナカッタッケ ジャ、コンドオシエテヤルカ
<チョットォ!
<グスッ,シリタイヨウナシリタクナイヨウナ……
大河「お次はキャスターさん」
キャスター『凛と士郎の ドキドキデート そこになぜいる 居候』
セイバー「」
大河「ん、見張りかな?wwwwwww」
ランサー「サンドイッチ平らげる係だろwwww」
セイバー「あれはマスターと共闘相手を護衛していたのです!」
大河「はい、アーチャーさん」
アーチャー『凛と士郎が また痴話喧嘩 おかげでランサー 寄り付かぬ』
ランサー「何が言いてェんだオイ!?」
大河「そこは言わぬが花よw 一枚あげます」
大河「じゃ、流れでランサーさんいってみようかな」
ランサー「それなりにリアリティが無いとダメなんだよこういうのは」
ランサー『凛と士郎は 師弟の仲よ 坊主ムラムラ シてぇっていうwww』
大河「バーサーカー! 一枚持っていきなさい!」
ランサー「うおぉw」
<リ、リアリティッテ……!? フタリハモウソコマデ!?
<ケダモノォ!
<オレガイッタンジャナイ!
大河「はい、アーチャーさん」
アーチャー『凛と士郎が アニメを見たぞ 監督の名は りん●ろう』
大河「wwwwwwww」
大河「り●たろう監督ねw 9●9とか大好きよ」
イリヤ「はーい、自分も出来たっすー!」テテテテテ-
大河「ふふふw さすがにこの問題は座してみていられませんなぁ弟子一号? やんなさい!」
イリヤ「押忍!」
イリヤ『リンとシロウが 結婚したら リンは私の 義妹だ!?』ギャ-!?
<ギャ-ッテナニヨ ギャ-ッテ!?
大河「セイバーちゃんいってみよう」
セイバー「はい」
セイバー『凛とシロウは アヤシイ仲よ それもそのはず 魔術師だ』
全員「」ズコーッ
キャスター「妖しくて悪かったわね!」
ライダー「その点は大丈夫でしょう。妖しさでしたら士郎とリンにサクラを足しても貴女には勝てません」
キャスター「あ゛ぁ゛っ!?」
大河「はい、ギルさん」
ギルガメッシュ『凛と士郎が 結ばれたなら 残るセイバー 我のもの』
セイバー「!?」
大河「言うと思ったwww」
キャスター「負けてられないわ!」
大河「じゃ一応どうぞw」
キャスター『凛と士郎が 結ばれたなら あとはセイバー 私のよ』
セイバー「!?」
大河「よかったねセイバーちゃん。もし食費を請求されて士郎ん家から追い出されても貰い手はいっぱいだよ」
セイバー「大河! 並び順! 並び順を変えてください!」
大河「ランサーさんいきましょうか」
ランサー『凛と士郎も もう共白髪 共になるまで 長かったw』
アーチャー「」
大河「あははははははwwwwww 一枚あげてwwwwwwwww」
<ナァ トオサカ シキソヲマモル マジュツッテアルカ……
<ジブンデカイハツシナサイ
大河「はい、セイバーちゃん」
セイバー『凛とシロウが 力を合わせ あの、キリツグに会話に応じるよう説得していただけないでしょうか……』
全員「」ガク-
大河「可哀そうだから一枚あげるわよ……」
セイバー「シロウ、やりました!」
<ソンナンデヨロコブナ!
大河「ほらほらライダーさん、このままじゃ遠坂さんルートになっちゃうよ。なんか反撃しなきゃ」
ライダー「は、反撃!?」
ライダー「え、ええと……」
ライダー『リンと士郎が くっつかぬよう…… 先に私が 手を出した』
大河「コラコラコラーーーッ!? 完全に本末転倒でしょ!」
<ナニイイダスノ ライダ-!?
ランサー「おおっと、大河のねーちゃんが急かすから、本音が出ちまったかw」
ライダー「うぅ……///」
セイバー「ライダーめ! 主に屈辱を与えないために、シロウを殺めて全てを無に帰す魂胆か、外道め!」
全員「……」
ギルガメッシュ「ええい、まどろっこしいわ! はっきりと言えば良いだろうに!」
大河「じゃギルさん」
ギルガメッシュ『凛と士郎が 結婚する日 裏で桜が 散っている』
<ウッ ウワアアアアアアアアアン! ダッ
<サクラアァァァァァァァッ!
<チョ、チョット!? アアモウ、ヤッパリアンタハコウイウトキニオッカケチャウンダカラ! バカッ!
大河「……バーサーカー、ギルさんに一枚あげて」
ギルガメッシュ「ほほぅ?」
ライダー「なっ!? なぜあのような答えが!?」
大河「何がよくないって煮え切らないのが一番ダメなのよ。ねーキャスターさん」
キャスター「そうよ。『皆を幸せに』なんていって、一人も幸せにできないなんて典型的なダメ男じゃない、ね?」
アーチャー「」ズ-ン
大河「二問目。みなさんまずはこれを聞いてください」
『くすくすと笑って ゴーゴー』
大河「はい、桜ちゃんの怖可愛い謎ポエムでした。今回はこの「ゴー ゴー」を活かして
〇〇でゴーゴー、みたいに言ってほしいの。それに私が、いってらっしゃい、って言うから、
続けて何か一言」
<モドッテキタトオモッタラ コンドハコンナモンダイデスカ!? ヒドイッ!
<マ、マァマァ……
大河「はい、ライダーさん」
ライダー『アクセルを吹かして ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ライダー『盗んだバイクで ゴーゴー』
大河「尾●ですかwwwまぁ一枚あげますwww」
大河「次はキャスターさん」
キャスター『クラブへ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
キャスター『踊るのはもちろん、ゴーゴー!』
大河「キャスターさん……古すぎますよ」
キャスター「」
大河「はい、ランサーさんいってみよう」
ランサー『居酒屋へ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ランサー『帰るころにゃ ゲーゲー』
大河「きたなっ!? 一枚もっていきなさい」
ランサー「うおぉw」
大河「はい、セイバーちゃん」
セイバー『カラスが鳴くから帰りましょう ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
セイバー『お腹も空きました グーグー』
大河「あははw可愛いわね。一枚あげちゃう」
大河「はいアーチャーさん」
アーチャー『ランサーとバゼットが行くぞ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
アーチャー『犬の散歩か……』
ランサー「おいコラ!」
大河「ランサーさんが出ただけでだいたいわかったんだけどねwww」
ランサー「じゃ止めろよ!?」
ランサー「言われっぱなしじゃ済まさねーぞ!」サッ
大河「じゃランサーさんで」
ランサー『アーチャーの後をつけるぞ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ランサー『見慣れねぇ女だな……』
アーチャー「おい貴様!?」
大河「ははははははwww ちょっとバーサーカー アーチャーさんの一枚とんなさいw」
アーチャー「」
ランサー「へっ!」
大河「あらギルさん早いわね。じゃお願いします」
ギルガメッシュ『英雄王のお忍び旅行だ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ギルガメッシュ『だというのになぜ誰も我に気がつかんのだァァァッ!?』
大河「ジャンヌさんじゃないんだからwwww」
大河「はいライダーさん」
ライダー『急ぎ病院へ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ライダー『あの料理を作ったのがキャスターだったとは!? ピーポー』
キャスター「どーいう意味よォ!?」
ライダー「どういう意味って……」
ランサー「……ゲーゲーw」
弓剣金「ゲーゲーwww」
キャスター「覚えときなさいよ……」ワナワナ……
大河「気を取り直して、セイバーちゃんいきましょう」
セイバー『もうすぐ家に着きますね ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
セイバー『い、いま帰ってきたばかりではないですか!?』
大河「はははははははははwwwwwwこりゃ一本とられたわねwwww」
大河「一枚あげるわw」
セイバー「シロウ、いい調子です!」
<ソノママドクソウダ! セイバー!
大河「じゃ、ライダーさん」
ライダー『バイトが終わり 家へゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ライダー『帰ってみれば セイバーが布団で グーグー』
セイバー「」
大河「……バーサーカー、セイバーちゃんから一枚取って、ライダーさんにあげて」
セイバー「」ガ-ン
<セイバー……
大河「はいキャスターさん」
キャスター『船に乗って ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
キャスター『あんなことになると知ってたら乗らなかったわよ……』
大河「あー……」
大河「……とりあえず一枚あげます」
大河「はいアーチャーさんお願いします」
アーチャー『茨の道でも ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
アーチャー『力の限りゴー●ゴー!!』
大河「あはははははははははははははははwwwwwwwwww」
大河「普段この手のはwwwwww取るんだけどさwwww懐かしいから一枚あげちゃおうwwww」
ランサー「ケッ、なんだそりゃ」
大河「はい、ギルさん」
ギルガメッシュ『迷宮を行くぞ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい」
ギルガメッシュ『ガッシャガッシャガッシャガッシャ』
大河「騒々しいwwww」
大河「でもなんか面白いやw 一枚あげるw」
イリヤ「ししょー! 自分もやるっすー!」テテテテテ-
大河「あら、二回目とは出たがりさんめ! でも嫌いじゃないわ。やんなさい!」
イリヤ「押忍!」
イリヤ『シロウとプールだ! ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
イリヤ『お邪魔虫がいっぱいくっついてきたわ! ぶーぶー!』
大河「……ちょっと待った。それ本当にあった話?」
イリヤ「そーなのよ! リンもサクラも、セイバーとライダーも、おまけにセラとリズまで付いてきちゃったんだから!」
大河「ムキーッ! なんで私はハブられてんのよ! セイバーちゃんとライダーさんから一枚ずつ取んなさい!」
騎・剣「ええぇぇぇっ!?」
イリヤ「あーらご愁傷様。ほらどいたどいた」ムフフ
ライダー「い、いけしゃあしゃあと……っ!」
セイバー「大河も酷いです! 八つ当たりではないですか!」
大河「うっさいうっさい! どーせ士郎に狙いすましたラッキースケベとかかましたんだ! フケツーッ! 英霊ってフケツだわーっ!」
騎・剣「してませんから!」
<ナカッタヨソンナノ!
<……フマン?
<ソウジャナイッテ!
<モウッ,センパイッタラ……サキニソウトイッテクレレバ……
<<!?
セイバー「ええい、次の答えで挽回して見せます!」
大河「ほうほう、ならば受けてたとう」
セイバー「はい」
セイバー『キャメロットへ ゴーゴゴー!!』
セイバー「ん?」
全員「」ズコ-ッ!
大河「バーサーカーッ! セイバーちゃんの二枚持っていきなさい!」
セイバー「」ガ-ン
大河「仕切り直し。はい、ギルさん」
ギルガメッシュ『時代が進むぞ ゴーゴー』
大河『いってらっしゃい』
ギルガメッシュ『年の時を超えてなお輝く至高の王たる、この我の名よ!』
大河「はいはい偉大であらせられますこと……」
大河「三問目。皆さん、まずはこちらを聞いてちょうだい」
『この程度でくたばれるんならよ、オレは英雄になんぞなってねえ』
セイバー「ふむ、ランサーの屈強さが伝わる台詞ですね」
ランサー「ケッ、よしやがれ。所詮は敗者が粋がってみせただけだ」
ギルガメッシュ「負け犬の遠吠えともいうな」
ランサー「それは違ェだろ!?」
大河「ま、そんなわけで英霊の条件という問題。
皆さんは、様々な例を挙げて、●●ならば英雄にはなっていない、という具合で語ってください。
それを私が さすがだねっ!って褒め称えるから、続けて何か一言」
大河「はい、ライダーさんからいってみよう」
ライダー『人の世のために尽くしたのでなければ、英雄になんてなっていません』
大河『さすがだねっ!』
ライダー『おかげさまでなれませんでした』
大河「そーいやそうかwww」
大河「はいセイバーちゃん」
セイバー『凌ぎを競い合った好敵手の名が自身と共に伝わらぬようでは、英雄になどなっておりません!』
大河『さすがだねっ!』
セイバー『アーサー王の好敵手……そう、ディルムッド・オディナと佐々木小次郎です!』
大河「時空のwww法則がwww」
大河「一枚あげるw」
大河「はい、アーチャーさん」
アーチャー『止まった的も射抜けぬようでは、弓の英雄になどなってはおらん』
大河『さすがだねっ!』
アーチャー『そういうわけだ衛宮士郎。安心してリンゴを頭に乗せて立っていろ』
<ヨセヨ!?
大河「バーサーカー! 一枚持っていきなさい!」
大河「はい、キャスターさんお願い」
キャスター『自分をテーマに芸術作品の一つも作られないようじゃ、英雄になんかなってないわ』
大河『さすがだねっ!』
キャスター『まぁ見たくはないけど』
大河『ははははwwwwそういう人は結構いるわよねwww」
大河「はい、セイバーちゃん」
セイバー『聖杯戦争では困りものですが、一挙一側が真名を語らぬようでは、英雄になどなっておりません』
大河『さすがだねっ!』
セイバー『なのに私がアーサー王だと言っても誰も信じてくれないんですぅ!』
大河「あはははははははははははははwwwwwwwwww」
大河「そればっかりはしょうがないよwwwはい、一枚あげてちょうだいwww」
大河「はいギルさん」
ギルガメッシュ『己が偉業に最大級の賛辞が贈られぬようでは、英雄になどなっておらんわァ!』
大河『さすがだねっ!』
ギルガメッシュ『世界最古の王にして、世界の全てを手にした男。これ以上の何があるというのだ! ハァーッハッハッハッハッハ!』
大河「はい他に」
ギルガメッシュ「オイ司会ィィィィッ!?」
大河「はい、アーチャーさん」
アーチャー『己より強い敵を打ち倒せぬようでは、英雄になどなってはおらん』
大河『さすがだねっ!』
アーチャー『英雄王に止めを刺した男。これ以上に何がある?』フッ
ギルガメッシュ「おのれおのれッ……」
<タタカッタノハ オレダ!
大河「お次は、ランサーさん」
ランサー『獣のような強さを誇らずして、英雄になんざなってねぇよ』
大河『さすがだねっ!』
ランサー『アンタもな!』グッ
大河「!?」
ランサー「」ナ-イナ-イ
大河「……バーサーカー、ランサーさんに一枚あげてよ。あのまま床に座らせてたら何言いだすかわかんないもん」
ランサー「なんでそんな嫌そうにしてんだよ、ホメたんだぜ?w」
大河「半笑いでホメる奴があるかぁ!」
大河「えーと、セイバーちゃんいこうか」
セイバー『後世に模倣されるほどの影響を誇らねば、英雄になどなっておりません』
大河『さすがだねっ!』
セイバー『えぇ、ごまんといますよ、生き写しみたいなのがそりゃあもう!』ピキピキ
大河「wwwwwww」
大河「正しいリスペクトもされてるはずだけどねw」
大河「はいライダーさん」
ライダー『人並み以上のものを持っていなければ、英雄になどなってはおりません』
大河『さすがだねっ!』
ライダー『アラ……どこを見ておられるので……?』
魔・剣「」ギリッ
大河「うわーん! うらやましくなんかないやーい! 一枚持ってっちゃえー!」
大河「NEXT! キャスターさん」
キャスター『伴侶も幸せにできないようじゃ英雄になんてなっちゃいないわ』
大河『さすがだねっ!』
キャスター『私は貴方様の傍にいてとっっってもハッピー! 私の英雄(ヒーロー)ですわ! 宗一郎さまー!!!』パァァ
大河「バーサーカー、全部持っていきなさい」
キャスター「ちょっとォ!?」
大河「”伴侶も幸せに”何て言うから、私はてっきり元旦那に恨み節でもいうのかと思ったわよ」
キャスター「……」
槍弓騎剣金(言い返したいけど反論できないって顔してる……)
大河「はい、ランサーさん」
ランサー『多くの色恋なくして、英雄になんかなっちゃいねェぜ』
大河『さすがだねっ!』
ランサー『お前も、なるべくしてなったわけか』ポン
アーチャー「!?」
セイバー「アーチャー、いいかげん白状しなさい! 生前は何股かけていたのだ!」
アーチャー「二股以上を前提で話さないでくれ!」
大河「ライダーさんお願いします」
ライダー『後続の英雄にその名が冠されるほど名が轟かぬようでは、英雄になどなっていません』
大河『さすがだねっ!』
ライダー『仮●ライダーというのは私の名が起源です』
大河「しょーもない嘘をつくんじゃありません! 一枚持っていきなさい!」
大河「だいたいライダーはクラス名でしょ!」
ライダー「」ニガワライ
大河「アーチャーさんいこうかしら」
アーチャー『いざとなれば手段を選ばぬつもりでいなければ 英雄になどなってはいないな』
大河『さすがだねっ!』
アーチャー『藤ねぇ……今だから言うけどさ、オレが女の人を意識したのって、藤ねぇが最初だぜ……』
大河「」
<ウォォォォォォォォィィィィィィィィィッ!?
大河「えへ、えへへへへへへへへへへへへ……そんなこと……ほら、幼馴染は負けヒロインとかいうし、全然――ぜんっぜん嬉しくなんかないんだから……」
イリヤ「……一枚あげるの?」
大河「二枚で」
キャスター「ちょっと! バカにされてるって気づきなさいよ!?」
大河「い―の! い―の! 素直な士郎が見られただけでお姉さんはい―の! ホラ弟子一号! さっさと運ぶ!」
イリヤ 「うわ―ん! そんなんだから女たらしキャラになるんだー!」
イリヤ「やっちゃえバーサーカー! 座布団シュートよ!」
バーサーカー「■■■■ッ!」ビュンビュン!
アーチャ「ヌォッ!? グハァ!?」ボスボスッ
大河「はい、それじゃギルさん」
ギルガメッシュ『常識に囚われるようでは、英雄になどなってはおらんわ!』
大河『さすがだねっ!』
ギルガメッシュ『一度に獲得した座布団の枚数で過去最大は三枚だったと記憶しているが……?』
大河「……聞いた皆さん? あれで挑発したつもりなのよ。まったく英雄王ともあろう人がねー……」
大河「六枚あげて」
槍弓騎魔剣「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
イリヤ「倍!? 一気に倍なの!?」
ギルガメッシュ「ハァーッハッハッハッハ! それでこそだ猛虎よ!」
大河「だれが猛虎じゃー! ウガーッ!」
アーチャー「おい、漫才をやっている場合じゃないぞ! 英雄王の座布団を数えて見ろ」
大河「えっ? いちにい……」
セイバー「ま、まさか……」
大河「こ、これはっ!」
大河「ギルガメッシュさん、座布団じゅーーーまーーーいっ!」
イリヤ「おめでとーーーございまーーーす!!!」
バーサーカー「■■■■ーーー!!!」ハナフブキ-
セラリズ「」セッセセッセ
※お忘れでしょうが座布団運びのお手伝いとしてセラとリズがいます。
ギルガメッシュ「アーッハッハッハッハ! 当然の結果だァッ!」
結 果
ランサー 1枚
アーチャー 5枚
ライダー 1枚
キャスター 0枚
セイバー 2枚
ギルガメッシュ 10枚 ←WIN
キャスター「ちょっと! 絶対おかしいでしょ!」
ランサー「納得いかねーぞ!」
ギルガメッシュ「フハハハハハハハハ! 何を喚いている、我は問題に答え、それに司会者は座布団を与えた。何一つ後ろ指をさされるようなことはしておらん!」
セイバ―「大河も大河です!あの程度の煽りにまんまと乗せられて!」
大河「ふえぇぇ、だって「一度に貰えた座布団の最高枚数は藤村大河の六枚」」
大河「って記録に残りたかったんだもーん!」
全員(ショボい……)
ランサー「クソッ、迂闊だったぜ。まさか金ピカが獲りに来るとは……」
ライダー「人の神経を逆なでして喜んでいるだけと思わせておきながら……」
ギルガメッシュ「動揺されるというのも可笑しな話よ。元来この世の全ては我のもの。あるべき主の下に収まったというだけの話ではないか」
アーチャー「水を差すようで悪いがな英雄王。たとえ願いが叶おうとも、今ここにある全ての座布団を合計しても十九枚。貴様の欲望を満たせるような願いなど到底叶わんぞ」
ギルガメッシュ「我がそのようなことも判らぬと思うかフェイカーよ。今の枚数でも我の望みをかなえるには十分というものだ」
ギルガメッシュ「……時にセイバーよ、我がお前と共にこのふざけた聖杯戦争に加わって何年になる」
セイバー「嘆かわしいことに十年以上だ……だが、それがどうした」
ギルガメッシュ「はっきり言うがな、我はとうにこのような戯言に付き合うのは飽き飽きしている。今日まで続けてきたのは一重にお前が胸の内で
涙を流しながら阿呆を演じるのを傍で見たいがため」
全員(改めて言われるとホント趣味悪いなぁ……)
ギルガメッシュ「だがそれももはや新鮮味を失い、一日終えて思い返せど酒の肴にすらならん。セイバー、我はもうこの環境には喜びを見出せん。
故にこの聖杯でもって吹かそうというのだ。「新しい風」をな!」
キャスター「ハッ!? 貴方、まさか聖杯の力でセイバーに心変わりをさせるつもり!?」
セイバー「なっ、なんて卑劣な……っ」
<センパイ! コノママジャセイバ-サンガ!
<クソッ コウナッタラレイジュデ……
<……
<ドウシタノヨ シロウ!
<ダメダッ レイジュデセイバ-ノキモチニカンショウシヨウダナンテ ソレジャアイツノヤッテルコトトオナジダッ!
ギルガメッシュ「たわけがぁ! そのような方法で手に入れた女など人形ほどの興も起ぬわ! その程度の願いしか思いつかぬか愚物め!
ならば王が願うということがどのようなものか、その目でみるがよい!」
ギルガメッシュ「(笑)聖杯よ! 貴様のようなふざけた宝に我の望みを託そうというのだ! その身に余る栄光に酔いしれよ!」
ピカーッ
ギルガメッシュ「我の望みは――――」
ギルガメッシュ「聖杯大喜利戦争の司会者になることだァァァァァァァッ!!!」
大河「!?」
槍弓騎魔剣「!?」
イリヤ・バーサーカー「!?」
セラ「!?」
リズ「おー」
<<<!?
大河「ちょっ、えっ、なに!? どういうこと!?」
ギルガメッシュ「どうもこうもないわ。例えサーヴァントであろうと我は王。ならば褒賞を与えるのは我の役目! 自明な事だッ!」
ギルガメッシュ「(笑)聖杯よ、そこな玉座にあぐらをかいている女を早々につまみ出せぇェェェェェッ!」
カッ!
ゴォォォォォォォォォッ!
大河「うぇぇ!? なにあの穴! ウソウソ!? 私あの中に吸い込まれて、オルガマリっちゃうヤツですか!?」
大河「いやいやいやいやいやいや! どうしてこうなった!? だいたい私司会席であぐらとか掻いてないし! ちゃんと正座してたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁれぇぇぇぇぇぇぇぇ――――」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
イリヤ「ししょーー――っ!!!」
アーチャー「藤ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!」
<フジネェェェェェェェェェッ!!!
セイバー「英雄王……貴様ッ!」
<ソンナ……フジネェ……
<オチツキナサイエミヤクン! アレハオソラク ワ-ムホ-ル ノヨウナナニカヨ
<ソレジャア,フジムラセンセイハブジナンデスネ!
<ソウカッ ナライッコクモハヤクサガサナイト!
ギルガメッシュ「さあ、邪魔者は消えた。聴け、有象無象の雑種どもよ! 今日よりこの我がこの勝負の裁定を行う。これまでのようにいくと思うなよォ!」
全員「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」
イリヤ「やだ、やだ……アイツの言いなりになってバーサーカーに座布団運ばせるなんてやだよぉ……」
バーサーカー「■■■■………!」
セラ「落ち着いてくださいお嬢様! このようなときほど気を強く持たなければ!」
リズ「次回、波乱の予感」
続く
終わりです。
次回は8月中に投下できるよう頑張ります。
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