【Fate】大河「聖杯大喜利戦争」ジャガーマン「座布団九枚目だニャ」【大喜利】 (97)

Fateのメンバーに大喜利をしてもらうSSの九スレ目です。

・大喜利回答者のサーヴァントは五次鯖です。

・全編Fateネタバレ&キャラ・世界観・設定崩壊、オリ設定ありですが、「あくまで洒落」で(ry

 今までイリヤの着物を「白桃色」って書いてきましたが、一応「今日のごはん」の雛祭り回でイリヤが着た着物を控えめにしたようなイメージで書いてます。

前作
【Fate】アイリ「聖杯大喜利戦争」 切嗣「座布団八枚目だね」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1572498728/)

一作目
【Fate】士郎「聖杯大喜利戦争?」【大喜利】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1551535083/)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1575020058

前回までのあらすじ

 大河 記憶 戻る

イリヤ「しっしょーー! 元に戻って良かったーーー!」ダッキ-

アイリ「ゼっちゃん……良かった!」ダキッ

大河「おぉ心配かけたな、師匠に我が弟子よ! 藤村大河、見ての通りの完☆全☆復☆活! アイム、バァァァァッァック!!」

凛「このテンション、相変わらずね……」

桜「でも、改めて聞くとなんだか安心しますね」

セイバー「今、大河の声が聞こえたのですが!」ズザッ

大河「イエ~イ、その通りだぜ、セイバーちゃん!」グッ



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

桜「そもそも、藤村先生ってどうしてアイリさんの弟子になったんですか」

大河「うむ。それはこの聖杯大喜利戦争の根幹に関わる、ふかいふか~い理由があるのです……」

セイバー「大河、嘘はよくない」

アイリ「えっと、まずジャガーマンが大河ちゃんを憑依体にして召喚されたんだけど、なんかイマイチうまくいかなかったみたいで、野生のジャガーみたいな状態になっちゃったのね。そうして山の中を彷徨っているところをウチで保護したの」

※ゼっちゃんがジャガーマンの着ぐるみを着ているイメージ。ジャガーマンリリィみたいな。

セイバー「それで、霊基が安定するまでこちらで面倒をみていたのです。そうしたら、アイリスフィールとキリツグにすっかり懐いてしまって」

セイバー「その後、私がアイリスフィールに弟子入りを志願すると、"ならアイリ師匠を先にリスペクトしていた私が先輩ニャ! そっちが弟子一号なら私は弟子ゼロ号だニャー!"と言い出したのです」 

凛「後付けかい」

大河「いや~、その節はどうも……でもでも近頃のセイバーちゃん、ちょーっと私の扱い悪くない? 姉弟子よ姉弟子」

セイバー「百歩譲っても私の姉弟子なのはジャガーマンであって大河ではありません。断じて」

大河「うぅぅ、英霊の憑依が抜けてからずっとこの扱い……世知辛いわね~」

言峰教会

璃正「良かったのかいカレンちゃん、司会をあっさり返して」

カレン「構いませんわ、お爺様。私としては、もうちょっと英霊をイイ感じに顎で振り回せると思っていたのですけれども、なかなか思い通りにならないのですよ。それに、あのまま続けていたら世間的に「父親はダニ」と知られてしまいますからね」

綺礼「全くだ。私も道を歩くたびに「お前の教育はどうなっているんだ」と言われてたまらんからな」

カレン「」ムッ

璃正「……」

カレン「さて、では先ほど掲示されたという聖句(キーワード)を確認しておきましょうか。最後に何かいい悪だくみの案が浮かぶかもしれません」

璃正(悪だくみて……)

カレン「!……こ、これは……」


カレン「お待ちどう様でした、聖杯大喜利戦争の時間です」

カレン「さて。皆様ご存じとは思いますが、先日まで療養中だった藤村大河の復帰が決まりまして、私、カレン・オルテンシアの司会は今回が最後になります。どうぞ、最後までお付き合いください」

<パチパチパチ

カレン「それでは、HFが完結してしまうと、そのまま最近登場したサーヴァントたちにお株を奪われ、忘れ去られてしまうんじゃないかと戦々恐々としている皆さんのご挨拶からどうぞ」

槍流亭 犬之介(紺)「いや、マジでそれは止めろよ……」

犬之介「いつも挨拶のネタ探しに祝日やら記念日やらを調べるんだが、この国の11月は「11(いい)~の日」の語呂合わせで、記念日がやたら多いのな。なんか癪に障るからここは一つ、故郷アイルランドの祝日で……と思ったら、アイルランドって11月は祝日無ェんだよ。祝日が無いなら記念日でいこうかと思ったんだが、よくよく考えたら俺、この時代のアイルランドの記念日って何も知らねーのよ……」

犬之介「11月29日はいい肉の日! ランサーだぜww」


弓屋 贋作(黒)「冬の足音が聞こえてきたな。地域によっては雪も降ったそうだが、季節の変わり目に風邪など引かぬよう、暖かくして寝るのだぞ。こういう時にはしゃぐのはランサーくらいで十分だ。何故ランサーか、だと。決まっているじゃないか。「犬は喜び 庭駆けまわる」だぞ?」

犬之介「オイ!」

贋作「アーチャーだ」


騎乗亭 蛇薔薇(桃)「別に身体まで蛇ではないのですが、やはり寒いのは苦手ですね。サクラに頼んで、早々にコタツを出してしまいました。コタツの中でとぐろを巻いている、ライダーです」

投魔亭 呪々(紫)「ランサーも言っていたけど、11月は記念日が多いわね。5日が縁結びの日。11日が恋人たちの日。そしてなんと言っても、23日はいい夫妻の日だったのよ! せっかくだから、腕に選りをかけて、夕飯にご馳走を作ったの。そうしてその夜は……宗一郎様がお腹を壊して大変だったわ。キャスターよ」


刀剣亭 竜征(水色)「11月11日はキリツグの誕生日でしたね……それが何か?」

竜征「あ、でも誕生日ケーキとか出るなら話は別ですよ! 元マスターを祝う、セイバーです!」

<セイバ-……

英雄王 切我滅狩(金)「今年のサンタがあの物騒な看護師になったそうだが、毎年毎年、クリスマスの備えが速すぎはせんか?土着の祭りでもないというのに浮かれ騒いで愚かなことよ。我はそのようなことにはまるで関心がないぞ。オルタでないセイバーが、サンタにならない限りはな!」

竜征「……」

切我滅狩「諦めない男の名は英雄王だ」


カレン「続いては、大喜利では影が薄くて、既に忘れ去られているバーサーカーのご挨拶です」

暴走舎 打阿須(赤)「■■■■……」エ-

イリヤ(白桃色)「11月はキリツグの誕生日もあるけど、11月20日は今度こそ私の誕生日だったのよ。え、結局7月も祝ってもらってただろうって? 別にいいじゃない、歳を重ねるって、こうやって無邪気にお祝いしてもらえる時期が終わるカウントダウンみたいなものなんだから」

イリヤ「毎月だって祝ってくれそうな、座布団運びのバーサーカーをよろしくね♪」


※ここから先は普通にクラス名で表記します。

カレン「座布団が十枚貯まると願い事が叶います。貯まらずとも一番多く座布団を集めた方には感涙にむせぶほどの素晴らしい賞品が待っています」

カレン「では、今回の聖句(キーワード)――「王様の命令ぜーったい!」 これを目指して励んでください」

槍弓騎魔剣金「!?」

キャスター「王様の命令絶対、ですって! もしかして、何かを服従させることが出来るとかなの!?」

ギルガメッシュ「何を言い出すかと思えば都合の良い妄想を。王様の命令絶対、だぞ? 我が貴様らを顎でつかうイベントが発生するに違いあるまい!」

セイバー「あの、私も王なのですが」

カレン「フフフ、詳細は知りませんが、どうやら誰かに命令できる賞品らしいことは確かなようですよ?」

アーチャー「ほとんど令呪ではないか!」

ランサー「コイツぁ負けるわけにはいかなくなったぜ!」


現在の座布団の状況

ランサー 1枚

アーチャー 1枚

ライダー 0枚

キャスター 0枚

セイバー 0枚

ギルガメッシュ 1枚


カレン「まずは一問目です。「愉悦」というのは喜び楽しむこと。ですが、どこぞの二人がために最近ではネガティブな印象が付いているようですね」

ギルガメッシュ「ハ。だから何だというのだ」

カレン「……そこで今回は愉悦復権都々逸。あなた達は「愉悦とは」で始まる、五、七、五、七七の都々逸を披露するのです」

カレン「はい、ではギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「オイ、挙げていないぞ」

カレン「まずは主犯からです」

ギルガメッシュ「主犯は言峰だろうに……」

ギルガメッシュ「あ―……『愉悦とは 蔵の財宝 数えては 数え切れぬと 匙投げること』」

カレン「かえってセコいですね。一枚持っていきなさい」

ギルガメッシュ「のおぉォッ!?」


カレン「はいライダー」

ライダー「はい」

ライダー『愉悦とは サクラと二人 長い髪 かわりばんこに 櫛で梳くこと』

カレン「ふむ、なかなか。一枚あげましょう」


カレン「それでは、セイバー。あなたです」

セイバー『愉悦とは 使う漢字が 難しく シロウに頼み 書いてもらいます』

全員「」ガク-

カレン「しかも字余りじゃないですか……」


カレン「はいランサー」

ランサー「おう」

ランサー『愉悦とは 身体に浴びた 返り血が 己の汗と 混ざりあうとき』

カレン「犬らしくて良いですね。一枚あげましょう」

ランサー「犬じゃねーよ!」


カレン「はいキャスター」

キャスター「男ってホント野蛮で嫌になるわ」

キャスター『愉悦とは 新たに下した 寝巻着せ セイバー人形 抱いて寝ること』

セイバー「野蛮どころか汚らわしいです!」

キャスター「そんなこと言っちゃイヤよ、いずれは本物の貴方を抱いて寝るんですものー」

セイバー「貴女の夫と三人川の字ですか!? 御免被ります!」

キャスター「そんなわけないでしょ!?」


カレン「ではアーチャー」

アーチャー「そうさな」

アーチャー『愉悦とは 脂質の低い 献立で 相手の舌を 唸らせること』

カレン「なるほど。年齢が下がるに比例して難しくなる勝負ですね。一枚あげましょう」


カレン「ではセイバー。今度はまともに詠むのですよ」

セイバー「はい」

セイバー『愉悦とは 空腹感に 身を任せ 包丁の音に 耳すますこと」ドヤッ

カレン「あら、食べ物ネタでも綺麗にまとめましたね。一枚あげてください」

セイバー「シロウ、やりました!」

カレン「今後は音だけで充分だそうですよ、衛宮士郎」

セイバー「それではただの拷問だ!?」


カレン「はい、ランサー」

ランサー『愉悦とは 振るう得物が 言葉より より饒舌に 物を言うこと』

カレン「いいですね。これも一枚あげましょう」

ランサー「うっし、いい調子だぜ!」

カレン「で、次に戦士もので真面目に答えたら座布団を取りますから」

ランサー「うぉいぃ!? なんでだよ!」

カレン「いい答えばかりだと皆が退屈なんですよ」

セイバー「……」


カレン「次、キャスター」

キャスター『愉悦とは 干したシーツに お日様の 光当たって 照りかえるとき』

カレン「洗濯の風景ですか、キャスターらしいですね。一枚あげましょう」

キャスター「♪」


ライダー「カレン。恐らく、実態は違うと思います」

キャスター「は?」

カレン「それではライダー」

ライダー「ではキャスターの代わりに」

ライダー『愉悦とは 宗一郎の 脱いだ服 残る香を 嗅いでいるとき』

キャスター「やっちゃいけないっていうの!」

ランサー「やってんのかよ」

キャスター「宗一郎様のワイシャツに染みた汗の匂いは、妻を養うために苦労して働いてくれた証なのよ! ちょっと嗅ぐのは家事をする者の特権なの。そうよね、アーチャー」

アーチャー「なぜ私に振るんだ!?」

<エッ,ウソデショ……

<アノヤロウ……

アーチャー「りぃぃぃん!? もっと私を信頼しろ凛!」


カレン「はい、セイバー」

セイバー『愉悦とは 荷物包んだ プチプチを ひとつひとつと 押しつぶすこと』

<wwwwwwwwwwwwww

ライダー「嫌ですよ、そんなアーサー王……」 

キャスター「なんで。可愛いじゃないの」

<ウン,アレハミテルト ナゴムナ

<ヤッテルノネ……


アーチャー「実に下らんな」

セイバー「」ムッ

カレン「では、アーチャー」

アーチャー「よろしい。私が本当の愉悦というものを教えてやろう」

アーチャー『愉悦とは ラーメンの上に 浮いている 油をくっつけ デカくすることww』ニガワライ

全員「」ガク-

ランサー「お前のがよっぽどくだらねぇじゃねぇか!」

カレン「ププッ……ww」

セイバー「そのようなことをしていては、ご飯を入れる前にスープが冷めてしまうではありませんか」

アーチャー「待て、そんなものまで食べていては塩分も炭水化物も取りすぎだろう。その程度の管理もできんのか、衛宮士郎」

<ショウガナイダロ, オボエチャッタンダカラ!

セイバー「ラーメンの追い飯には抗いがたい魅力があります!」

ギルガメッシュ「なんと下品な食べ物を食しているのだセイバーよ! 嘆かわしい。ならば我が言峰の奴に至高のラーメンを用意させようではないか!」

セイバー「それ絶対麻婆浮いてるやつですよね!?」


カレン「では、そのままギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「ま、月並みな楽しみではあるがな」

ギルガメッシュ『愉悦とは 編成パーティ セイバーに 全部そろえて 自慢すること』

セイバー「止めてください」

ギルガメッシュ「何がいけないのだ。いつか我が増えることがあれば、お前もオール英雄王パーティを組んで構わんのだぞ?」

セイバー「やるわけないでしょう!……いや、一人あの方を加えれば、それもありですね」

ギルガメッシュ「ほぉ、英雄王ハーレムの良さにようやく気付いたか。しかし、なぜ異物を混ぜねばならんのだ」

セイバー「それではお答えしましょう」


カレン「では、セイバー」

セイバー『愉悦とは 英雄王を生贄に 掎角一陣 敵に撃つこと』

ギルガメッシュ「ええい、なんと底意地の悪い考えだ!」

カレン「二枚あげてください」

ギルガメッシュ「なにィ!?」」

ランサー「ハハハ! そーだな、そりゃ俺もやりてーわww」

イリヤ「とりあえず普通のとキャスターのと子供のでやろうね♪」

バーサーカー「■■ッ」オッシャ

セイバー「シロウ、効果は抜群です!」

ギルガメッシュ「おのれおのれっ!」


カレン「二問目です。仲の悪い者同士が戦場などの極限下を潜りぬけ、最後には互いに生きている喜びに歓喜して抱き合うなどというのは時としてあることですね」

ランサー「確かに。戦友ってなぁ、普段の在り方とは違った関係だからな」

セイバー「ええ、私は王でしたので気軽に胸を貸すわけにはいかない身でしたが、それでも九死に一生を得た場面などは、共に戦った騎士と抱擁を交わしたものです」

カレン「実に不愉快な光景です。そこであなた達は今回、実際に仲の悪い者同士で隣の相手と抱擁を交わしなさいな」

全員「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?」


カレン「そこへ私が"どうしたの?"と尋ねますので――」

セイバー「ちょ、ちょっと待ってくださいカレン!」

カレン「なんです、人の話に割り込むとは。あの駄犬ですら"待て"ができるというのに」

ランサー「オイコラ」

セイバー「何とでも言いなさい! 貴女はこの状態を見て、そのような問題を平気で出そうというのですか!?」


キャスター「」ワクワク

ギルガメッシュ「」ニヤニヤ


カレン「いい笑顔ですね。お二人とも頑張ってください」

セイバー「カレェェェェェェン!?」


カレン「はい、出来た方」

魔・金「ハイハイハイハイハイハイハイハイ!」

ランサー「うっるせえな」

ライダー「あさましい光景ですね」

ギルガメッシュ「言えた立場か貴様らァ!」

セイバー「ええいあなたたちという人は! 少しは慎みというものを知りなさい!」

ギルガメッシュ「ハァーハッハッハ! 慎みだと!? 戯言の場で慎みを覚えろとは、それこそお笑い種だセイバー!」 

キャスター「そうよ! こんなチャンス逃してたまるもんですか!」

カレン「はい、ではギルガメッシュ」

キャスター「チッ!」

ギルガメッシュ「フハハハハハ! 褒めてやるぞシスター!」


ギルガメッシュ「さあセイバー、大人しく抱かれるのだ! この我の腕になァ!」

セイバー「その言い回しはやめろ! 誰が貴様になど!」

ギルガメッシュ「いいのか? 逃げるのか騎士王よ? ここで貴様がすべてを投げ出せば、これまでの座興の熱は一気に冷め、貴様のマスターはこの場で恥をかくことになるのだぞ?」

セイバー「クッ……卑怯な!」

<オレニカマウナ セイバ-!

セイバー「……あ、あまり胴を寄せないでください……真似をするだけです、真似を……」

ギルガメッシュ「そんな約束はできんなぁ!」

ギュウウウウ

セイバー「ひいぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

<セイバアァァァァァァァ!


ギルガメッシュ「ハハハハハハハ! いいぞ! 愛いぞセイバー! フハハハハハハ!」

キャスター「ちょっと司会! さっさと回して!」

カレン「言われずとも心得ています」

カレン『どうしたの?』

ギルガメッシュ『…………』

























ギルガメッシュ『……愉悦』

セイバー「それだけかぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ジタバタ

カレン「はい結構結構、良い慄き顔でした。ギルガメッシュ、一枚差し上げます」

セイバー「こ、こんな恥辱を味あわされた上に、座布団まで与えられて……」


カレン「はい次」

魔・金「ハイハイハイハイハイハイハイハイ!」

カレン「はいキャスター」

キャスター「やったわ!」

セイバー「に、二連続とは、貴女は鬼畜ですか!?」

カレン「いいえ、私は神に仕えるシスターです。キャスター早くやりなさい」

キャスター「ホラホラこっちに来て、セイバー♪」ミッシリ

セイバ-「うわあぁぁぁぁっ……!」

<セイバァァァァァァ……

カレン『どうしたの?』

キャスター『もう離さないわぁん!』スリスリ

セイバー「シ、シロォ! シロォォォォォォ!」

<クソッ オレハセイバ-ヲスクエナカッタ!

<シンコクニイウトコジャナイワヨ

セイバー「カレン! 並び順! 並び順を変えてください!」


カレン「さて、ちょっと小休止といきましょうか。ライダー、やりなさい」

ランサー「ケッ、向こうからこっちは刺身のツマかよ」

ライダー「ではアーチャー」スッ

アーチャー「いいのか私で……」

ライダー「向こうと比べたら天と地の差があります」

キャスター「フン、貴女となんてこっちから願い下げよ!」

弓・騎「……」ハグ-

<キャ-!

カレン『どうしたの?』

ライダー『サクラ、早くしないと将来こうなります』

アーチャー「」

<モウッ,ライダ-!

ライダー「で、結局あなたは生前、誰と結ばれたので?」

アーチャー「」ダラダラダラ 


カレン「はい、ランサー」

ランサー「おう、ちょっと胸貸せ」

アーチャー「またか……」

槍・弓「」ハグ-

ランサー「うっわ、気持ち悪りィ」

アーチャー「貴様が振ってきたのだろう!?」

カレン『どうしたの?』

ランサー『薄い本を厚くしてんだよ』

カレン「ンッフ……ww」

アーチャー「ええい、終わったらとっとと離せたわけ!」


カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ「遅いぞシスター!」

セイバー「うぅ……またですかぁ……」

剣・金「」ハグ-

カレン『どうしたの?』

ギルガメッシュ『スンスン』

セイバー「ギャーーッ!?」


キャスター「私もやるわよ!」

カレン「ではキャスター」

セイバー「また二連続……」

魔・剣「」ギュ-

カレン『どうしたの?』

キャスター『ペロペロ』

セイバー「ウギャーーッ!?」


セイバー(一矢報いたい……)

セイバー「」スッ

カレン「あら、自ら手を挙げるとは意外ですね。それではセイバー」

ギルガメッシュ「フハハハハ! とうとう我の腕に抱かれる喜びを理解したようだな、セイバーよ!」

<セイバ-!?

アーチャー(セイバー!?)

剣・金「」ギュ

カレン『どうしたの』

セイバー『さぁ、この崖の上から飛び降りればタイガー道場へ着きますよ。お先にどうじょーーーっ!』ド-ン!

ギルガメッシュ「な――ブベッ!?」ビッタ-ン!

ランサー「うわ―、顔からいったわ」

イリヤ「ざまぁ―ww」

ギルガメッシュ「お、おにょれ……鼻が折れていたらどうしてくれるのだ……」

セイバー「思い知りましたか。乱暴狼藉の報いです!」フンス

セイバー「」チラッ

キャスター「ヒッ! まさか女の私に同じことはしないわよね……」

セイバー「さぁ、それはどうでしょうね。ことと次第によっては……」

キャスター「わかったわよ! 少し控えるわよ、もぅ……」


カレン「ではライダー」

ライダー「見ていられません、ほら」

キャスター「えぇっ、やるの!?」

騎・魔「」ダキ-

キャスター「うぅ……まさかメドゥーサと抱き合う日が来るだなんて……」

カレン『どうしたの?』

ライダー『……愛しています!』

キャスター「!?」

ライダー『目を逸らさないで! 私の視線から逃げないで!』ギンギン

キャスター「いやあぁぁぁぁぁぁぁっ!?」ジタバタ

カレン「悪くないですね。一枚あげましょう」


カレン「はい、アーチャー」

アーチャー「ランサー、頼む」

ランサー「うへぇ」

槍・弓「」ハグ-

カレン『どうしたの?』

アーチャー『ヨ-シヨシヨシヨシ! ヨ-シヨシヨシヨシ!』

ランサー「ざけんなあぁぁぁぁぁぁっ!」

カレン「実に良い模範解答です。一枚あげましょう」

ランサー「なんでだよォ!?」


ランサー「だったら今度は俺だっ!」

カレン「よろしい。やりなさい犬」

ランサー「犬じゃねェ!」

ランサー「おう、じゃ胸貸せや」

カレン「おや獣●を電波に乗せるわけにはいきませんよ」

ランサー「じゅ……!? 何言ってんだよ!? 何度も野郎と抱き合うのはご免っつーだけだ!」

カレン「まぁいいでしょう。こんな汚れた女が好みなら」

ランサー「ヤレヤレ、口が減らねェな……」

カレン・ランサー「」ダキ-

カレン『どうしたの』

ランサー「……別に親の胸じゃなくたって、空いてるのはあるんだぜ」

カレン「!?」


カレン「あ……う……」オロオロ

ランサー「へへっ! そーやって狼狽えてると可愛いんだよなww」

カレン「は、離しなさい盛りのついた駄犬が!」

カレン「バーサーカー、全て持って行いきなさい」

ランサー「ありゃりゃ~ww」

カレン「ま、まったく……///」


カレン「はい、キャスター」

騎・魔「」ダキ-

カレン『どうしたの』

キャスター『おばあちゃん、背が高いから介護も大変なのよねー』

キャスター『これがホントの大きなお世話、なんちゃってー!』

ライダー「」イライライラ…

カレン「バーサーカー、一枚持っていきなさい」

キャスター「なんでよ……」


カレン「では、ライダーにしましょうか」

弓・騎「」ハグ-

カレン『どうしたの』

ライダー『ちゃんと(私より)大きく育ってくれて感激』

アーチャー「」ガク-

<ショウライ アイツトオナジ ミタメニナルッテオモウト チョットユウウツダナ……

ギルガメッシュ「うーん、その気持ちはよくわかりますよ、お兄さん」

全員「!?」

<<<!?

ギルガメッシュ「ハッ、今我は一体なにを!?」


カレン「はい、ランサー」

槍・弓「」ガシ-

カレン『どうしたの』

ランサー『オラァ! 借金のカタに身ぐるみ剥ぐぜ!』グイグイ

アーチャー「!?」

<…………?

キャスター「なによそれ」

ランサー「い、いや身ぐるみ剥ぐ(ハグ)っていう……」

カレン「もう少しスマートにできないのですか……座布団が無いから取りたいものも取れないし。マジさいてー」

アーチャー「まったく、無駄に着物を崩しおって」


カレン「それでは、そのままアーチャーにやってもらいましょうか」

アーチャー「では、ライダー」

ライダー「気安く触れないでほしいのですが」

アーチャー「な!? 今まで君のほうから――」

ライダー「女の私から振るのと男性の貴方から寄ってくるのとでは話が違います」

アーチャー「え、ええい今更ウブな女を気取るな!」ギュッ

<キャ-!

ライダー「!? なんて乱暴な!」


カレン『どうしたの?』

アーチャー『ライダー。生前から首筋に何かに噛まれたような不可解な傷跡があるんだ。見てはくれまいか』ホラココダヨ-

ライダー「!?」

ライダー「な、ななななななな!?」

<アイツナニイッテ……ン、ナンダコレ?

<ラ~イ~ダ~?

ライダー「サクラ違う! これは違う! 何かの誤解です!」

セイバー「」チャキ

ライダー「無言で剣を構えないでください!」

<アトデ キ チ ン ト オハナシシヨウネ ライダ- ?

ライダー「お……おぉ……」ガクガクガク

カレン「うふふ……引退前に思いがけないプレゼントですね」ホクホク

ランサー「うわぁ……」


イリヤ「はーい! 私も出来たわ!」テテテテテ-

カレン「あら、士郎だけでは飽き足らず、他の人にまで抱きついて媚を売ろうというわけですね」

セラ「お嬢様! 抱きつくなどそんな破廉恥な!」

リズ「セラ、頭固すぎ」

イリヤ「あーら、誰がシロウ以外にするなんて言ったかしら? ね、アーチャー」

アーチャー「お、おい。それは些か……」

イリヤ「ふふーんだ。問答無用よ!」ダキ-ッ

アーチャー「こらイリヤ!」

セラ「~~~~~~~~~~~~~~~!!!」ジタバタ

リズ「セラ、ステイ」グイグイ


イリヤ「」ギュ-

アーチャー「む、むぅ……」

セイバー「誰か警察を!」

キャスター「事案よ! 事案だわーっ!」

イリヤ「!? ちょ、ちょっと! それ言っちゃダメーッ!」

キャスター「え?」

<ア~……

イリヤ「何してくれんのよー! やること無くなっちゃったじゃない!」

ランサー「あーあ」

ライダー「これはひどい」

キャスター「さ、先に言われるような答えをやるほうが悪いんでしょ!? 大喜利の鉄則よ!」

イリヤ「うぅ~、せっかく考えたのに……」ウルッ

アーチャー(正直、先に言われて助かったが……)

アーチャー「わかった。私が何かやる。だから泣くんじゃないイリヤスフィール」

イリヤ「ほんとう……?」グスン

アーチャー「本当だとも。ほら」ギュッ

イリヤ「///」

ランサー「あー、今度はヤローの方からいったぜ。こりゃ言い逃れ不可だろ」

アーチャー「何を言うか! これはあくまで姉弟愛。やましいことなど何もない!」

セイバー(なら最初から堂々としていれば良いではありませんか……)

カレン「ようやくですか。待ちくたびれて居眠りしそうでしたよ」

カレン『どうしたの?』






















アーチャー『……もうロリコンでイリヤ!』キリッ

イリヤ「~~~~!/////」


ランサー「アウトォォォォッ!」

ライダー「やはり●しましょう」

セイバー「アーチャー覚悟」

――――――――――――――――――――――――――――

切嗣「舞弥、コンテンダ―の整備はできているか」

アイリ「キリツグ、落ち着いて!」

――――――――――――――――――――――――――――


カレン「個人的にはそこまで清いロ●コンならば誉めてあげたいですが……ここは取っておきましょう。イリヤスフィール、そのままアーチャーのを全部取りなさい」

アーチャー「」

イリヤ「うん、フツーにごめんね……」

カレン「三問目……あら、これは私の最後を飾るに相応しい問題のようですね。まずは、これを聞きなさい」


龍之介『こんな、こ、これが人間のやることかよォッ!!』


全員「……」

カレン「聞いていただいたのはFate屈指のシリアルキラー、雨生龍之介の魂の叫びでした。それでは、とりあえず皆で言っておきましょうか。さんはい」

『お前が言うな』

カレン「では、このセリフにちなんだ問題です。あなた方は様々な状況を想定し、龍之介よろしく"これが人間のやることか!"や、"それが人間のやることか!"と叫んでください。それを私が"もっと言ってやれ!"と煽りますので、さらに一言」

ランサー「そいつぁ、サーヴァントも人間の括りにしちまってかまわねーのか?」

カレン「そうですね。あくまで罵倒のレトリックであると認識していただければそれでいいかと」


カレン「まずはセイバー」

セイバー『望まぬ相手同士でハグなどさせて、それが人間のやることですかーっ!』

<wwwwwwwwwwww

カレン「バーサーカー、さっさと一枚取りなさい」

セイバー「」ガ-ン

カレン「仕方ないではありませんか、問題にそう書いてあるのですから」ペチペチ


カレン「はい、ランサー」

ランサー『有無を言わさず服を脱がすなんて、これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『衛宮の……ケダモノッ///』

アーチャー「」

カレン「ホモォ……ww」

ライダー「ホモォ……」

<ヨセヨ!?

<ソウハイッテモ アンタ ホカニオモイツカナカッタノ?

<イ,イヤ、アノトキハ ナリフリカマッテラレナクテ……ソレニ イッセイノコトハシンライシテイタカラ,キョウリョクシテクレルトオモッタンダケド……

<ハァ,ワタシモ セナカトカニ レイジュガアッタラ ソンナ イベントガデキテタノカナァ……

<<……


カレン「では、キャスター」

キャスター『公共の場で人の料理をマズイマズイって、これが人間のやることなのっ!』

カレン『それはもちろん、注意喚起をしなければいけませんからね』

キャスター「!?」


カレン「はい、セイバー」

セイバー『人を面白半分で断食させるなど、それが人間のやることかッ!』

<……

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『そのような輩は、目を穿ちて四肢を断ち、ジワリジワリとなぶり●しにしてやります!』

ランサー「そっちのほうが人間のやることじゃねーよ!」

カレン「この人から食べ物の恨みをかったが最後ですね……」


カレン「はい、アーチャー」

アーチャー『サーヴァントを呼び出して早々に掃除をさせるだと! それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『この悪魔! 地獄に落ちろ!』

<ア-チャ-!

カレン「お約束すぎます。しかし、足が痛いでしょうから一枚あげてください」

<ナンデヨ!


カレン「次は、ライダー」

ライダー『いたいけな少女に指を突き付けて処●認定するなど、それが人間のやることか!」

アーチャー「」

カレン『もっと言ってやりなさいw』

ライダー『この童●!』ズビシッ

アーチャー「なぜそうなるんだ!?」

カレン「ンッフ……フフ……w」

<エッ ア-チャ-サンッテ ソウナンデスカ……///

<マジカ……

<ソンナワケナイデショ!? イヤ,シラナイケド!

カレン「実際に認定されたのは、いたいけというよりは、イタイ系な感じでしたがね。あらゆる意味で……」

カレン「」ピ-ン

カレン「バーサーカー、私に一枚座布団をください」

全員「!?」


カレン「はい、キャスター」

キャスター『英霊の命をポンポン使い捨てにして、それが人間のやることなの!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『ほらアイツらよ、アーラシュ。一発ステラでドカーンとやっちゃってよ』

カレン「クフッ……w 本末転倒ではありませんか。一枚あげましょう」


カレン「ではランサー」

ランサー『毎日毎日牛丼ばっかり。これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『だからってホットドッグ買ってくるやつがあるかよ!?』

カレン「わがままですねぇ……」

ランサー「死活問題だよ!」


カレン「はい、アーチャー」

アーチャー『野菜をマッシュしただけで料理だと!? これが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『そんなことでは、いざカルデアの食堂に招かれたときに潰しが効かんだろう』

カレン「プw いいでしょう。バーサーカー、セイバーから一枚とってください」

セイバー「!?」

カレン「上司の責任です」

セイバー「くっ、わかりました。ガウェインを厨房に立たせはしないと、ここに誓います」

ランサー「安い誓いだなオイ!」


カレン「ではセイバー、あなたの番です」

セイバー『人を呼び出しておいて無視を決め込むなど、それが人間のやることですかーっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『この馬鹿! 間抜け! 不倫! 偏食! 親バカ! 悔しかったらちゃんと目を見て言い返しなさい、この!』

イリヤ「やっちゃえバーサーカー!」

バーサーカー「■■■■ーー!」バッキィ

セイバー「ゴハァッ!」

<セイバァァァァァァッ!

バーサーカー「■■■■ーー!」カラノ ゼンボッシュ-!


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

切嗣「舞弥、山の帰り道に対サーヴァント用のトラップを張り巡らせるんだ」

アイリ「キリツグ、冷静になってー!」


アイリ「……あれ、途中で不倫って言ってたような……」

切嗣「」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ランサー「そんじゃあ次は俺だな」

カレン「大した自信ですね。ではどうぞ」

ランサー『人を背後から襲うなんて、それが人間のやることかぁぁぁっ!』

カレン「」ハッ

カレン『もっと、もっと言ってやるのです!』

ランサー『こんの見るからに胡散臭くて妖しくて、悪趣味で味覚のおかしいエセ神父野郎!』

カレン「三枚あげてください」

ランサー「うおっしゃあ!」

ギルガメッシュ「この娘の反応の差よ」


カレン「次、アーチャー」

アーチャー『そんな裸同然の恰好でほっつき歩いて、これが人間のやることか!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『何人に言えばいいんだコレ!?』

カレン「……とりあえずそちらの御仁に言うべきではありませんか」

バーサーカー「■■!?」

<アトハ……ヤッパ イシュタル ダヨナ

<デスヨネ-

<カ-マ モ タイガイヨ!

カレン「サーヴァントは見る方も見られる方も肝が据わっている方が多いですが、我々はそうもいきませんからね」

ライダー「いやいや、貴方も十分際どいですよ……」


カレン「はい、セイバー」

セイバー『このニトクリスに風呂にも入らない不潔な姿で目通りしようなど、それが人間のやることですかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『フケですよ!』

全員「」ズコ-

カレン「では、ランサー。やりなさい」

ランサー『女が人前で放尿なんかして、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『このケダモノっ!』

セイバー『OUCH! バビロニア!』

カレン「ン……フフ……w」

カレン「もう、なんだかよくわからないことになっていますね、一枚あげましょう」


カレン「はい、キャスター」

キャスター『陳宮! 他人の命を犠牲にして攻撃するなんて、それが人間のやることなの!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『ほらアイツよ、アーラシュ。一発ステラでドカーンとやっちゃってよ』

ランサー「だから一緒じゃねーか!」

カレン「昔、力●徹のお葬式が行われたこともあったそうですが、そのうちアーラシュのお葬式とかもあるかもしれませんね」

アーチャー「イジメか!」


カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ『年端もいかぬ子供に、掃除や洗濯を押し付けて、それが人間のやることかァァァッ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ギルガメッシュ『貴様だ貴様ァ!』

カレン「何をしているのですバーサーカー、とっととギルガメッシュとランサーから全部持っていきなさい」

ランサー「うぉぉぉぉぉぉぉいぃぃぃぃぃ!?」

ギルガメッシュ「ハッハッハッハッハ! これはこれは、悪いことをしたなぁ犬よ」

ランサー「冗談じゃねーよ! アイツは一枚で俺四枚だぞ!? こないだといい今度といい、俺扱い悪すぎだろ!?」

カレン「何を言うかと思えば。貴方、死亡キャラのくせに大喜利では基本死にませんから、代わりにイジメて目立たせてあげようとしてあげたのですよ?」

ランサー「大河のねぇちゃぁぁぁぁん! 早く戻ってきてくれぇぇぇぇぇぇ!」


カレン「次はライダー」

ライダー『実の弟をバラバラに刻んで海に放るなど、それが人間のやることかッ!』

キャスター「な、何をっ!」

カレン『もっと言ってやれ!』

ライダー『そんな奴は石化させたあとに壊して、粉微塵にしてやります!』

キャスター「それが人間――じゃなかったわね……」


カレン「では、セイバー」

セイバー『ネコババをするなど、それが人間のやることですかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

セイバー『ネコのことはネコに任せなさい』

全員「」ズコ-

カレン「セイバー」

セイバー「はい」

カレン「バーカ」

セイバー「」ガ-ン


カレン「では、アーチャー」

アーチャー『ランサーに麻婆ドッグを大量に喰わせて●害するなど、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『この人でなしィィィィィッ!』

<wwwwwww

カレン「プ……ププ……w 二枚あげましょう……w」プルプル

ランサー「まーぼー……? どっぐ……?」ガクガク


レン「はい、キャスター」

キャスター『キャーッ!? 征服王! そっ、そんなTシャツ一丁の下半身丸出しで、それが人間のやることなの!///』

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『御覧なさい、この国は痴●でも下着くらいは身に着けているものよ!』

カレン「」

キャスター「おほほほほ。別に今さら一枚取られたって、どうってことないわ」

カレン「……また耳動かしてもらいましょうか……」

キャスター「ごめんなさい許してください勘弁してください……」ブルブル

カレン「とりあえず、あれは下着ではありませんので……」


カレン「はい、ランサー」

ランサー『バーサーカーを野放しにするなんて、それが人間のやることかっ!』

カレン『もっと言ってやれ!』

ランサー『エ●ループのために何人犠牲になったと思ってるんだァァァァッ!!!』

弓騎魔剣金「そーだ! そーだ!」

<ソ-ダ! ソ-ダ!

バーサーカー「■■■■ーーーー!?」

イリヤ「うるさーーーい! 戦う気もないバーサーカーに負ける方が悪いのよ!」


カレン「はい、ギルガメッシュ」

ギルガメッシュ『富める者は貧者を顧みることなく、貧者は貧者で刹那の快楽を追い求めるばかり。そのツケは全て後代に背負わせる。これが人間のやることか!?』

カレン『もっと言ってやれ!』

ギルガメッシュ『……いや、違うな。"これが"人間のやることか、というべきか』

カレン「その通りなのかもしれませんね。一枚あげましょう」

アーチャー「それに抗おうとするのも、また人間だと信じたいがね」


カレン「さて、現在のトップは……またしてもアーチャーですか」

アーチャー「やれやれ。とりあえず降りかかる火の粉は回避できたようだな」

キャスター「いっけない……二問目のインパクトが強すぎて、賞品のことを忘れていたわ!」

セイバー「いやしかし、アーチャーであれば我々に害をなすこともないでしょう」

アーチャー「ふーむ、とはいえせっかくの機会だ。宝の持ち腐れというのもつまらんだろう。たまには絶対服従から解放されてみるのも悪くはない。もっとも、マスターにも使えれば、の話だがね」

<チョ.チョット! ヘンナキ ヲ オコスンジャナイワヨ!?


カレン「盛り上がっているところで恐縮ですが、お開きの前にあなた方に確認したいことがあります」

カレン「私、今日で最後のはずなのですが、送別会も餞別も、何も無いのですか?」

槍弓騎魔剣「……!」

ギルガメッシュ「あ? 横暴シスターからの解放を祝す会ならあるがな」

アーチャー「ば、バカ! それは極秘の――」

カレン「そうですか、そうですか。私には何もないのですね。では、自力で退職金をせしめるとしましょうか」


カレン「バーサーカー、全員の座布団を全て私に!」

全員「こ、これが人間のやることかよォッ!!」


結    果


カレン 6枚 ←WIN?


ランサー 0枚

アーチャー 0枚

ライダー 0枚

キャスター 0枚

セイバー 0枚

ギルガメッシュ 0枚


カレン「さて、残念ながら10枚には届きませんでしたが、これで賞品は私の物です」

カレン「うふふふ、今回の"王様の命令ぜーったい!"は、「サーヴァントに一回だけなんでも好きな命令ができる権利」……簡易な令呪ですね」

ランサー「マジで予想のまんまかよ!」

ライダー「考えられうる限り、最悪のパターンです。一体、だれを生贄にするつもりですか……!」

カレン「あら、そんなものは決まっているではありませんか」



























カレン「アルトリア・ペンドラゴン 対 ネロ・クラウディウスによる泰山の麻婆豆腐大食い対決を催すのです」パァァ

セイバー「」

ギルガメッシュ「!」

槍弓騎魔「!?」


ギルガメッシュ「おぉ、覚えていたかシスターよ。その選択、褒めて遣わそう」

キャスター「え、ホントにやるの……」

カレン「当然です。あなたも見たがっていたではありませんか」

キャスター「い、いやさすがに現実でやるのはちょっと気が咎めるというか……」

セイバー「そうです! 死んでしまいます!」

カレン「そんなご謙遜を、騎士王さま。シリーズを通して謳われるあなたの胃袋はそんなにヤワではないでしょう」

セイバー「む、無理だ……あんなものを大量に摂取したら……」

アーチャー「クソッ、そんな企みは看破できん!」バッ

カレン「フィッシュ!」

アーチャー「ムゴッ!?」

<ア-チャ-!

<チクショウ! ヤラセルカッ!

<ダメデス,センパイ! イマトビダシタラ ギルガメッシュニ……

ギルガメッシュ「フハハハハハハ、そういうことだ小僧。この愉快な催しを邪魔立てしようなど、許してなるものか。
        貴様も我と共にみるがよい。セイバーが夥しい唐辛子と花椒の前に崩れ落ちる様をな」

ランサー「あー、なんだ。たぶん勝負には勝てると思うぜ、セイバー。生き残れるかはしらねーけど」

ライダー「安心してください。骨は拾ってあげます」

セイバー「あ……あ……」


セイバー「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」ダッ

<セイバァァァァァァッ!


イリヤ「あ、逃げた!」

ギルガメッシュ「かまわぬ、かまわぬ! 聖杯の力を使えば、地の果てからでも呼び出すことは造作もない」

ギルガメッシュ「さぁシスター、はやくその力を行使するがよい。あぁ、今から楽しみだぞ。食を愛する娘の端正な顔が、食によって苦痛に歪む様を想像するとな」

ギルガメッシュ「クククク……ハハハハハハハ!」

カレン「……」

ギルガメッシュ「ハハハハハハハハハ! 愉悦!」





















カレン「……」イラッ


カレン「気が変わりました。英雄王、次回の演芸のコーナーでダニ神父と一緒に漫才をやりなさい」

ギルガメッシュ「!?」

――――――――――――――――――

言峰「!?」

璃正「!?」

――――――――――――――――――

ピカーーーーーーッ!


ギルガメッシュ「ヌォォォォォォォッ!? シスタ―、何ということをしてくれたのだ!」

カレン「麻婆セイバーも捨てがたかったのですが、正直、ギリギリまで貴方と神父に何かさせる方がいいんじゃないかと思っていたのですよね」

ギルガメッシュ「ふ、ふざけるなァ! 何故我がそのようなバカげた真似を!」

カレン「もう賞品の権利は発動してしまいました。今更何をしても無駄ですよ。ふふふ、たまには大好きなセイバーのように、おバカになってみるのも一興でしょう?」

ギルガメッシュ「お、おのれおのれえぇぇぇぇぇぇっ!」

<ヨ,ヨカッタ……

アーチャー ※解放された
     「待て。そもそも、演芸のコーナー? 何なのだそれは」

キャスター「は? いつも大喜利の前にやってるじゃないの」

ライダー「トリスタンのポロロン漫談とか、ナポレオンが大砲に頭を突っ込んでグルグル回るのとか、おなじみではありませんか」

アーチャー「!? !? !?」


カレン「さて、最後に置き土産もしたところで、とうとう私が司会の聖杯大喜利戦争も本当にお開きの時間がきたようですね。次回からは、再び藤村大河が戻ってきます」

カレン「もし大河の雑な司会ぶりに耐えられなくなりましたら、いつでも教会を訪ねてくださいな。勤労奉仕と引き換えにミジンコ程度には考慮してあげます」

カレン「それでは、短いあいだでしたが、皆さまありがとうございました」


アサシン「今日もセイバーは走り去ってしまったか。最近、そんなことばっかりなような……」

イリヤ「でも一応答え作ってたんでしょ。聞いてあげるからやんなさいよ」

アサシン「かたじけない」

アサシン『愉悦とは 並み居る猛者と切り結び 己が一命 噛みしめる事』

イリヤ「えーなにそれー! つまんなーい! 超つまんなーい! 真面目なだけとか退屈ー!」

アサシン「くっ、子供には風情も武人の誇りも解せぬか……では」

アサシン『いつも山門の前でベタベタとイチャついて、私のことは思い出したときにクソマズイ料理を出すのが関の山で、気に入らなければ人の胸を乱暴に開くなど、それが人間のやることか!』

キャスター「へぇ」

アサシン「」

イリヤ「やばっ」ダッ


トボトボ……

セイバー「はぁ……サーヴァントの肉体……というか舌と胃袋というものは鍛えることが出来るのでしょうか……」ズ-ン

アーチャー「やれやれ、着物姿のままでよくこんなところまで走れたものだな」シュタッ

セイバー「アーチャー! 私を連れ戻しに来たのですね!?」バッ

アーチャー「そうではない。大食い大会は頓挫した。安心したまえ」

セイバー「本当ですか! あ、あぁよかった……」ヘナヘナ

アーチャー「代わりに英雄王と言峰神父が漫才をやらされるそうだ。よくわからんが……」

セイバー「……」

アーチャー「ん、どうしたのだね」


セイバー「アーチャー、私はなんという醜態を晒してしまったのでしょう。恐怖のあまり、その場から逃げ出してしまうなど……っ!」

アーチャー「退くも兵法だろう。恥じる必要はあるまい」

セイバー「軍略として撤退したならば、私も恥入りなどしません。しかし、私は感情に押し流され、そのまま駆け出してしまった……これは王にあるまじき振る舞いです」

アーチャー「セイバー……」

セイバー「……いや、でもこれで良いのかもしれませんね」

セイバー「大喜利での私はあくまで与太郎。ならば、いまさら私に高潔な印象を覚える人などいないでしょう。騎士王、麻婆豆腐の前に尻尾を巻いて逃げ出す……と。
     はは、これでまたひとつ話のネタが増えたというものです」

アーチャー「……」


セイバー「さ、それでは早く戻りましょう。皆に詫びを入れねば」

ア―チャ―「放送なら終わってしまったし、この距離では急ごうと急ぐまいと大して変わらんさ。どれ、そこの公園で少し休んでいこう」

セイバー「そんな暇は……」

アーチャー「そうだセイバー。実は先ほどの大喜利で披露できなかった答えがあるんだ。ひとつ聞いてはくれまいか」

セイバー「……申し訳ありませんがアーチャー、今はあまりそういう気分では――」


ギュッ


セイバー「――――」


アーチャー「……」

セイバー「……」



セイバー『……どうしたの』

アーチャー『なぁ、縮んだんじゃないか?』


セイバー「……何ですかそれ」

アーチャー「ふむ、やはりイマイチだったか。実をいうと自分でもそこまでいい出来だとは思えなくてね」

セイバー「そうですね。まぁ、面白くはないかもしれませんが……」

セイバー「"寒くはない"……でしょうか」

アーチャー「おやおや」

「フ、フフフ……」


一度中断します。前ほど長く途切れないよう頑張ります。


前作でゴルゴーンの身長についてネタにしましたが、アニメで見たら思った以上に大きかったです……


それから、少し遅れましたが木久扇師匠、笑点出演50周年おめでとうございます。
奈須 きのこ先生、昨日のお誕生日おめでとうございます。

 


お待たせしました。続きを投下します。


セイバー「アーチャー」

アーチャー「何だね」

セイバー「今でも、過去の自分を悔いることはありますか」


アーチャー「……愚問だな」

セイバー「そうですね……失礼した」

アーチャー「そうだな。だが、たとえ後悔とともにあっても、出来るだけのことをしたという気持ちもあり、何事かは成し遂げたという思いもある」

アーチャー「後悔はあるが悔やみはしない……と言えば、矛盾になるかね」

セイバー「いえ、わかります」

アーチャー「……」

セイバー「……」


アーチャー「だが……今だに"もしも"と考えずにいられないことがあるとすれば」

アーチャー「オレは多くの血を流したが、その代わりに多くの命を救うこともできた。だが、オレ自身にとって本当に大切な人のことは、救ってやることも、傍にいてやることもできなかった。今なお思い返すことがあるとすれば、それだな」

セイバー「本当に大切な人、ですか……」

アーチャー「さて、話すことは話したぞ。次は君の番だ」

セイバー「別に、話すようなことは……」 

アーチャー「こんな話までさせておいて、そんな誤魔化ししかできないのか。王様もずいぶんと俗な娘になられたものだ」

アーチャー「最近の君は、浮かない顔が多い。気づかないとでも思ったのか」

セイバー「……」


アーチャー「私の気持ちをわかると言ったな。ならば、今君の心をとらえているのは、今は亡きブリテンのことではあるまい」

セイバー「――」

アーチャー「ひとつ忠告させてもらおう。セイバー、私はあくまで結果だ。それもひとつのな。そこから逆算して働きかけるというのは、あまり利口なやり方だとは思わんぞ。人間、それほど単純には出来ていないのだから」

アーチャー「……と、どの口が言うのだろうな」


セイバー「……アーチャー。では、もう一つだけ尋ねても構いませんか?」

アーチャー「なんだね」

セイバー「……」

セイバー「アーチャー、貴方は生前――」


































セイバー「本当のところ、貴方は生前、何股かけていたのですか!?」

アーチャー「」ズコ-!


アーチャー「ききききききき、君な! なんだって今そんな話になるんだ!?」

セイバー「そうはいっても気になるではありませんか! 他言はしません。どうか私には教えてください!」

アーチャー「だから何故浮気が前提になるんだ!? だいたい君にそんなことを教える筋合いはないだろう!」

セイバー「なっ! 貴方は私との関係を"なんでもない"などと言うつもりですか!?」

アーチャー「そういう知恵はどこで拾ってくるんだ! ええい、付き合いきれん。失礼させてもらうぞ」バッ

セイバー「あっ、こら待ちなさい! 話はまだ終わっていませんよ! ア、アーチャーのスケコマシ! 次の大喜利で、散々女をたらしこんだ挙句に何の責任も取らず一人で勝手に死んだロクデナシと口汚く罵ってやるんですからねーーーっ!」

<グサッ


セイバー「はぁ……全く」

「セイバー!」

セイバー「! シロウ」

士郎「はぁはぁ……やっと見つけた。着物姿でよくこんなところまで走れたな」

セイバー「いえ。すみません、心配をかけさせてしまって」

士郎「いいって。それに、麻婆合戦は中止になったぜ。だから戻ろう」

セイバー「そ、そうなのですか。それはよかった……では、帰るとしましょう」


士郎「……」

セイバー「……」


「ならば、今君の心をとらえているのは、今は亡きブリテンのことではあるまい」


セイバー(思わず追い払ってしまいましたが……)

セイバー(その通りだ、アーチャー。私も、また過去を悔やみかけている。生前ではなく、この十年間を)

セイバー(アイリスフィールの弟子となり、もう一度大喜利に出ると決めたとき、私はシロウを笑わせたいと思うと同時に、自分と彼とを重ねていた。今ならよくわかる)

セイバー(私が王ではない私を獲得できるのならば、シロウもまた、別な可能性を見つけ出せるのではないか、と……)

セイバー(けれども、城を訪れたシロウは昔のままの表情をしていた。あれは過去に思いを馳せている顔ではなかった。シロウは、今でもまだ――)

セイバー(以前は私が愚か者を装うことで笑ってはくれたが、最近ではそれすらめっきり減ってしまった)

「――人間、それほど単純には出来ていないのだから」

セイバー(私は……私がやってきたことは……)

士郎「なぁ、セイバー」

セイバー「なんでしょうか」

士郎「……少しいいか。大事な話があるんだ」


続く


おまけ 没ネタ

カレン「はいセイバー」

セイバー『愉悦とは アイリを呼んだ キリツグの 声に私が 返事すること』

カレン「ンッ…www」プルプル……

ランサー「……虚しくねーのか、それ」

セイバー「いやいや、あの無視を決め込もうとしても困ってるのが透けて見える感じがいいのですよ」

<……ホントニヤッテルノ

<イヤ,サスガニ ネタ……トオモウンダケド……


やたらセイバーの答えが多くなってしまったので、らしくないやつから没


没ネタ2

アーチャー『ゲイ・ボルグで浣●するなど、それが人間のやることかっ!』

ランサー「!?」

カレン『もっと言ってやれ!』

アーチャー『次に使われる者の気持ちを考えろ!』

カレン「ン…………w」

ランサー「使われたら死んじまうんだから、気持ちもクソもねーだろ!」

ギルガメッシュ「……●腸だけにか」

キャスター「うわ、サイテー」

ランサー「ちげーよ!?」


キャスター『自分の子供を認知もしない、抱きしめてもあげないなんて、それが人間のやることなの!?」

セイバー「」

カレン『もっと言ってやれ!』

キャスター『父上は酷いんだぜーッ!』ギュ-

セイバー「うわぁ!? 抱きつくのはもう終わったでしょう!」


全部書き上げてから思いついたネタ


終わりです。

二問目は本家でも実際に出された問題ですが、ぶっちゃけこのネタ(セイバー・アーチャーのやりとりも含めて)をやりたいがためにここまで書いてきたと言っても過言ではない。 

あと既にお気づきかもしれませんが、次回で最終回です。

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