シャニP「……事務所にはづきさんが居ないのは久しぶりだな」

円香「そうですか」

シャニP「……」

円香「……」

シャニP「……ノクチルのみんなも今日はオフだし」

円香「知っています」

シャニP「……」ﾊﾟｿｺﾝｶﾀｶﾀ

円香「……」ｽﾏﾎｲｼﾞｲｼﾞ

シャニP「……こんなに暑いと海とか行きたいよな」

円香「この前仕事で行きましたので大丈夫です」

シャニP「…………」ｼﾘｮｳﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

円香「…………」ﾒﾙﾒﾙ

シャニP「…………そろそろお昼だし出前でもとるか？」

円香「いえ、持ってきてるので」

シャニP「…………そっか」

円香「…………」ｼｭﾎﾟ

シャニP「……えっとうーぱるーぱーじゃなくて」

円香「UberEatsですか」

シャニP「そうそれ！あれ使ったことないんだけど使い方わかるか円香？」

円香「いえ」

シャニP「そっそうか……」

円香「……」ﾋﾟﾛﾘﾝ

シャニP「なあ円香…暑くないか？」

円香「いえ、私は快適です」

シャニP「そうか……」

円香「……ふぁ」

シャニP「眠そうだな」

円香「少し夜更かししたので…」

シャニP「あっ、あぁ昨日連絡遅くなってすまん」

円香「いつもの事ですから」

シャニP「……朝確認でも良かったんだぞ？」

円香「別にたまたま起きていただけですから……ふぁ…」

円香「すみません10分程寝ますので起こしてください」

シャニP「おっおい…」

円香「…すぅ」

シャニP「……」

シャニP「…………あと8分……か」

シャニP「……」ｶﾀｶﾀ

円香「……ん」

シャニP「……うるさいか」

円香「……」

シャニP「…………おーい10分たったぞ」

円香「……ん」ｵﾒﾒﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

シャニP「……ずいぶん気持ち良さそうに寝てたな」

円香「うるさい」ｺﾞｼｺﾞｼ

シャニP「…なあ円香」

円香「嫌です」

シャニP「まだ何も言ってないぞ」

円香「あなたが何を言いたいかくらい、わかってますから」

シャニP「だったら」

円香「言わないで」

シャニP「……」

円香「……」

シャニP「……いや、やっぱり言うよ」

シャニP「いい加減膝の上から降りてくれ」

円香「……」ﾏﾄﾞｶｵﾝｻﾞﾋｻﾞﾉｳｴ?

シャニP「……」ｼｬﾆPｱﾝﾀﾞｰｻﾞﾏﾄﾞｶ?

円香「嫌です」

シャニP「いやそもそも今日円香オフだよね！？ノクチルみんなオフだし！！」

円香「なら私が何をしていてもいいはずです」

シャニP「ノクチルみんなで海行くって聞いてたんだけど！？」

円香「暑いのでパス」

シャニP「……その二つあるお弁当箱はなに？」

円香「マードイーツです」

シャニP「マードイーツ！？」

円香「勘違いしないでください。マードイーツは1個頼むと2個になる特典付きなだけです」

円香「でも私1人では食べきれないので無駄になるくらいならあなたにあげます」

シャニP「流れるようにお弁当渡してきたな…ありがたいけど」ﾊﾟｶｯ

シャニP「……むっちゃハートの桜でんぶ入りなんですが」

円香「あらおそろいですね。最低」

シャニP「ていうか暑くない！？ずっと上に乗っかられてたから太もも汗だくなんだけど！？」

円香「変態」

シャニP「どの口が言うか」

円香「全く、さっきからなんなんですか」

円香「大体昨日あなたからいつ連絡が来るかわからなくてずっと起きていて眠たいんです」

シャニP「日付かわる前くらいだったからな」

円香「全くダメな人」

シャニP「再来週の予定連絡だぞ？返信不要って言っておいたよね？」

円香「こんなコンディションでは仕事にも影響が出るので、オフの日にしっかりとやりたいことをやっているだけなのに何で文句を言われないといけないのですか」

シャニP「自業自得なのでは？」

円香「は？」

シャニP「膝上から凄んでも全く効果がないんだが」

円香「ここがいいんです」

シャニP「……円香」

円香「だから気にしないで」

シャニP「いやもう足先に血が巡ってなくて感覚がないので下りてほしいんだけど」

円香「もう少し――」

ﾄﾞｱｶﾞﾁｬ?

雛菜「やは～❤急に海行くのキャンセルになったから来ちゃ……お邪魔しました」

小糸「ぴゃあ！？雛菜ちゃん急にどうし……ごっごゆっくりっ！！」

透「……ふふっ」

透「ジャングルジム、のぼろっか樋口」

この後ゲリラ豪雨に見舞われた甘奈がずぶ濡れになって駆け込んできて咲耶が捨てられた犬のような目をして事務所に駆け込んだりめぐるが恋愛感情に目覚めてなんだか結華じゃないみたいな冬優子がモンスターみたいなため息をついて凛世は水族館に行っていた。

おしまいっ！