※まみみねは正義。はっきりわかんだね。
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結華「あっ!やば!」
摩美々「どうしたの三峰ー」
結華「あーまみみん…。この後急に雑誌のスチル撮ることになったんだけど髪がちょっと伸びちゃってて…」
摩美々「あー最近美容室行けてないって言ってたねー」
結華「そうなんだよねー。前髪何とか誤魔化さないと」
摩美々「……良かったらー、まみみが切ってあげよっかー?」
結華「えっ?えっと…?」
摩美々「まみみの特技ー髪を自分で切ることー」
結華「あーそうだっけ?」
摩美々「この前髪も今日切ったばかりー」
結華「へえ!決まってるじゃん!」
摩美々「ということでー特別サービスでバーバー摩美々開店ですよー」
結華「うっうん…」
結華(どうしよう…まみみんの腕を疑ってるわけじゃないけど大事な写真撮影の前に失敗するのは怖いし…髪型変わっていたら事務所的にどうなんだろう…?)
P「大丈夫だ」
結華「ふぇ!?Pたん!?」
P「今回のスチル撮影は髪型指定はない。万が一変な髪型になっても摩美々に切ってもらったという付加情報でまみみねファンにも効いて隙がない」
P「では」シュタ
結華「……何しに来たんだろあのプロデューサー」
摩美々「じゃあ切ってもいいですかー?」
結華「…うん!じゃあお願いしますまみみんっ!」
摩美々「まかされたー。じゃあ準備するから待ってて―」
結華「手伝おっか?」
摩美々「いいのいいのー。お客さんは働かせませんー」
結華「あはは…すっかり美容師気分だね」
摩美々「~♪」
結華(なんだかすっごく機嫌よさそうだな~。鼻歌まで歌っちゃって)
摩美々「はーい。じゃあこっちの椅子にどうぞー」
結華「はーい。…よっと」
摩美々「足元の新聞紙に気を付けて―」
摩美々「あと眼鏡預かりますー」
結華「あっそうか!はいっ!」
摩美々「ふっふっふーこれで三峰の眼鏡はまみみのものにー」
結華「あとで返してくれるよねっ!?」
摩美々「どうでしょうー?ヘアアレンジ代として貰っちゃうかもですねー」
結華「あはは…。困った子だなぁまみみんは」
摩美々「じゃあー髪を霧吹きしますねー」
シュッシュ…
結華「おっ!本格的だねまみみん」
摩美々「これ霧子が持ってる私物ー」
結華「……霧子だけに?」
摩美々「言うと思ったー」
結華「ぐはっ」
摩美々「これでよしっとー」
摩美々「前髪整える感じでいいですかー」
結華「あっなるべくぱっつんにはしない感じでお願いできると嬉しいかな」
摩美々「……」
結華「まっみみーん?」
摩美々「大丈夫ダイジョブー」
結華「発音が大丈夫じゃないっ!?」
摩美々「……ちょっと失礼―」
カチャカチャ…
結華「マイ櫛?」
摩美々「そそー。前髪梳かすから目をつむってー」
結華「はいはい」
さらっ…しゅる…
すっすっ……
結華(あーまみみんの手が三峰の前髪さわってる…)
結華(分けてた髪、綺麗に梳かしている感じかな?)
結華(…まみみんの手、柔らかいなぁ)
摩美々「長さはどれくらいがいいですかー?」
結華「んっと、整えるくらいでお願いしまーす」
摩美々「目は見えるくらいー?」
結華「それくらいで!」
摩美々「はーい。じゃあ切っていきますねー」
…ちょき
結華「ん…」
摩美々「心配しないで」
結華「まみみん…?」パチッ
少しだけ目を開ける。
思ったよりまみみんの顔が近くにあった。
いつもはいたずら好きな気だるげなパープルの瞳に真剣な光が宿る。
結華「…っ!」
摩美々「見つめられると照れちゃうんですけどー」
結華「……ごめんまみみん」
摩美々「なんで謝るのー?」
結華「なんか、ちょっとだけまみみんを疑っちゃってた」
摩美々「……」
結華「でも、まみみんに切られるんだったら悪くないかなって思えた」
摩美々「じゃあぱっつんにしてもいいですかー?」
結華「まみみんはしないよ」
摩美々「……なんかずるいー」
結華「あははっ!ごめんね」
摩美々「今日は美容師まみみだからー許してあげる―」
結華「ん。ありがと」
摩美々「じゃあもう一度目を閉じてー」
結華「はーい」
多分真剣なまみみんの顔は見ちゃいけない。
普段のいたずらっ子のまみみんが摩美々なら。
きっとこっちの顔を見られるのは嫌なんだろうなって。
だから、それなら目をつむりましょう――
摩美々「…なんか三峰にやついてないー?」
結華「……ソンナコトナイヨ」
摩美々「バレバレだしー」
チョキチョキ……
さらっ……シュシュ……
摩美々「三峰の髪、さらさらー」
結華「まみみんは癖っ毛だよね」
摩美々「ストパーかければまっすぐになるからー」
結華「そうなね?見てみたいかもっ!」
摩美々「三峰には見せてあげないー」
結華「なんでさっ!」
摩美々「もしかしたらー2020年夏の水着有償ガチャで引ければ見れるかもねー」
結華「……何のお話カナ?」
摩美々「それはさておき―ほいさっとー」
カチャカチャ…
結華(何かポーチから出してるのかな?)
摩美々「はいー」梳きばさみで梳いていきますねー」
かしゅかしゅ…
結華「ん…」
摩美々「ちょっと失礼―」
さわっ…
結華「あっ…」
摩美々「頭、ずれないようにちょっと抑えるからー」
結華(手のひら、あったかい…)
かしゅかしゅ…すっすっ…
結華(あっ…やばい何だか眠くなってきた…)
結華(なんだっけこれ…?ASMRだっけ…?)
結華(ハサミのこすれる音、まみみんのあったかい手…)
摩美々「ん~ふふっ♪」
チョキチョキ…パシャッ
結華(まみみんの機嫌よさそうな鼻歌)
結華(そういえばまみみん現役アイドルだったよね…?これ激ヤバファンサじゃないかなこれ!?)
結華(いやードルオタ冥利に尽きますなー)
摩美々「……三峰ー、よだれ」
結華「はっ!?」
摩美々「よしっとー。はいおしまいー」
結華「えっ?もうそんな経った!?」
摩美々「15分くらいですけどねー。はい鏡と眼鏡」
結華「うんありがと…おぉっ!」
摩美々「いかがですかー?」
結華「うんうんすっごくいい感じ!ありがとまみみんっ!」
摩美々「いえいえどういたしましてー」
結華「この御恩は必ず返しますゆえっ!」
摩美々「もう貰ったから大丈夫ー」
結華「?」
摩美々「ていうかー時間大丈夫ー?」
結華「あっやばっ!まみみんありがとね!じゃあ行ってきまーす!」
バタバタ…
摩美々「……んふふー♪」
後日大口開けてよだれだらっだらな三峰の写真がアンティーカのグループチャットに共有されてさんざん弄られる三峰だったのさ。
おしまいっ!
次の三峰pSSRは摩美々に髪を切られたショート峰であることに花京院の魂を賭けるぜ
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